約 2,263,500 件
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/429.html
「じゃあばーちゃんいってくるから」 「ああ、いってらっしゃい」 いつものように、ばーちゃんに挨拶してから自分の家を飛び出してゆく。 ばーちゃんといっても、自分の祖母ではなくタマムシマンションの管理人のことだ。 わけあって一人暮らしをしている自分にとってはとても頼りになるので親しみを込めてそう呼んでいる。 で、何処に向かっているかとゆうと、シオンタウンのフジ老人のところだ。 そこには、たくさんの子どもや、萌えもんがいるので保育士(のようなもの)をしているわけだ。 「こんちはー」 「あー、にーちゃんだー」「はやくあそぼー」 萌えもんたちにせがまれ、少し遅れたことを後悔する。 そして、今日はいつもと様子が違うことに気づく。 「そういえば、じーちゃんどこにいった?」 そばにいたコダックに聞いてみる。 「じーちゃんねー、ぽけもんたわーにいくっていってたよー」 「そっかーありがとねー」 「えへへ、どういたしましてー」 しばらくしたら帰ってくるだろ、と思い萌えもんたちと遊ぶことにする。 夜になっても帰ってこない。 さすがに遅すぎるだろ。なにしてんだあのじーさん。 萌えもんたちもさすがに不安そうな顔をしている。 「しょうがないか…」 家にいる萌えもんたちのことを、隣の家の人に頼み、ポケモンタワーに行くことにした。 4階まできたけどじーさんの姿は一向に見当たらない。 (そういえば、俺自分の萌えもんもってないんだよな。野生の萌えもんとかに襲われたらやばいよな) などと思っていたら、何かにつまづき思いっきり転んだ。 「いって~、何だこれ骨?」 その骨を手に取っていたら、なんだか背中が痛い。 後ろを向いたら、見慣れない萌えもんに背中をポカポカ叩かれていた。 (あれ、俺もしかして襲われてる?) 大して痛くないが、無言で叩き続けるためどうしていいかわからない。 (この萌えもんどっかで見たことあるような気が…) …思い出した。確かじーさんの昔の写真に写っていた萌えもんが骨をもってた気がする。 「これ、おまえのなのか?」 とりあえず聞いてみる。するとその萌えもんはこくこくとうなずいてこっちのほうをみている。 「今度は落とすなよ」 そういって骨をわたす。無言のままだが、すごく安心しきった顔をしている。 「助けられたらお礼ぐらい言うもんだぞ」 萌えもんはよくわからないと言った顔をしている。 俺はため息をつきながら、 「『どうもありがとう』っていうんだぞ?」 そのとき、周りからすれば口を動かしているようにしか見えないけど、本当に、本当に小さな声で、 「……どうもありがとう」 そう言われた。実際には言われた気がした。けど俺は、 「どういたしまして。今度はもっと大きな声で言おうな」 と言いかえした。 その萌えもんの元を去って最上階に向かう。 途中で黒ずくめの男たちとすれ違ったけど無視しておいた。 最上階につくと一人のトレーナーとじーさんがなにやら話し合っていた。 「おいじーさん。こんな時間まで何やってたんだよ」 「おお、君も来たのか。じつはガラガラのお墓参りにきたらロケット団とか言う連中に襲われてな、この人に助けられたところじゃったんじゃよ。」 「勘弁してくれよほんと…、そっちの人も悪かったな。じーさん助けてくれてサンキューな」 「いや、べつにたいしたことじゃ…」 「そんなことはないぞ。今日はもう遅いからわしの家泊まっていきなさい。君もついでに泊まっていきなさい」 「俺はついでかよ…」 じーさんを連れて帰った後、じーさんにたずねられる。 「ところで、そのお前さんの後ろにいるカラカラはどうしたんじゃ?」 へ~、この娘カラカラっていうのか、ってええ!? 「おま、いつからいた!?」 「いや、タワーのときからずっとついてきていたぞ」 トレーナーにツッコまれる。きづいてたなら言えよ。 「すごくなついてたみたいだから、てっきり君の萌えもんかと思ってね」 そういうことじゃなくてだな、ああもうほんとどうしようか… などと悩んでいたら、 「だったら手持ちにすればいいじゃないか」 「でもボール何か持ってないぞ?」 なんていったら差し出してきやがったこのやろう。じーさんも見てないで助けてくれよ。 「いい機会じゃないか。お前さんよりも年下のものが旅に出て萌えもんを手持ちにしているというのになにをためらうことがあるのかの」 ……言い返すことができなかったね。 「あとで返すからな。それまで貸しにしとくからな」 この後、カラカラをボールに入れようとするもののボールを10個ほどつかい、しかもトレーナーの萌えもんにまで手伝ってもらった。 貸しは高くつきそうだな、こりゃ。
https://w.atwiki.jp/bemanilyrics/pages/2276.html
在るが儘に/Des-ROW・組スペシアルr おもしれーが先走ればご無沙汰するイマイチ 未だねーモノをでぃぐって雷雨に立つ避雷針 七転べば八起きして 何事にも8の字 後ろ向きに後ずさればしらぬままのたじろぎ 面倒やトレンド 予定帳や予定調和 殴りつけて破り棄てて手繰り寄せる桃源郷 三日三晩寝れてねぇって馬鹿に愛の空手チョップ 皆が寝てる夜に起きて鼻ほじって朝寝坊 ご機嫌いかがですかこんちはって金の棒 握りしめて声荒げてニヤけ倒す金土曜 あ?もうどーしよう??楽しすぎて今日以上の 明日が来るか悩んでいためでたすぎる年頃を 懐かしんだ脂ぎった中年のお中元は 家で馬鹿にせずにここで生で感じな 雪が全てを白く染めるように 月が静かに世界照らすように 花が涙を流さず散っていくように あるがままに あ~あ~あ~ Ah ~あ~ あ~ あー Ah 限界の向こう渕行ってみろや地平線 突き抜けろー (Full ver.) おもしれーが先走ればご無沙汰するイマイチ 未だねーモノをでぃぐって雷雨に立つ避雷針 七転べば八起きして 何事にも8の字 後ろ向きに後ずさればしらぬままのたじろぎ 面倒やトレンド 予定帳や予定調和 殴りつけて破り棄てて手繰り寄せる桃源郷 三日三晩寝れてねぇって馬鹿に愛の空手チョップ 皆が寝てる夜に起きて鼻ほじって朝寝坊 ご機嫌いかがですかこんちはって金の棒 握りしめて声荒げてニヤけ倒す金土曜 あ?もうどーしよう??楽しすぎて今日以上の 明日が来るか悩んでいためでたすぎる年頃を 懐かしんだ脂ぎった中年のお中元は 家で馬鹿にせずにここで生で感じな 雪が全てを白く染めるように 月が静かに世界照らすように 花が涙を流さず散っていくように あるがままに あ~あ~あ~ Ah~あ~ あ~アーAh- 限界の向こう渕行ってみろや地平線 123今日も、三球スリーボール ど真ん中を避けて敢えて垂らす釣り糸 後ろ指にズリィ方 夏場だけのスキー場 上げて褒め称えてちゃんと落とすフリーフォール 何が良くて何が悪ぃのさじ加減がたち悪ぃ エゴなエロス股開いて来てじゃたち悪ぃぞ 思った事を思ったままにドヤな面で辻褄 合わせていく三日坊主振り逃げても首振らず 好奇心の大喜利リプレゼント帳尻 ハート鷲掴んで真っ二つにまた銀杏切り 思い込みと無茶に無駄に執着 ノリで先走った奴が皆をしてく誘惑 あーせーこーせー喧しいぞ三下 ごとくほざくよりもまずは肌で感じな!! 風が全てを優しくつつむように 水が密かに世界を巡るように 空がふり返りもせず移りゆくように あるがままに あ~あ~あ~ Ah~あ~ あ~アーAh- 狂痴明酔 突き抜けろ崖っぷち! 雪が全てを白く染めるように 月が静かに世界照らすように 花が涙を流さず散っていくように あるがままに あ~あ~あ~ Ah~あ~ あ~アーあ- 限界の向こう側行って見ようぜ水平線
https://w.atwiki.jp/kana1127/pages/189.html
「かなえキッチン」復刻とお取り寄せ - ごはん日記 09年6月-6 « prev next » ごはん日記 お取り寄せ情報 2009年6月12日 (金)「富貴豆と切りイカ」 2009年6月13日 (土)「100万人のキャンドルナイト・電気を消してスローな夜を」」 2009年6月13日 (土)「フライパン焼きでお赤飯を温める」 2009年6月13日 (土)「たねや・本生水羊羹」 2009年6月13日 (土)「グリコ・PRETZのつれてって君パッケージ」プリッツが可愛らしいパッケージに☆つれてって君というネーミングのパッケージなので、旅行に連れて来てあげました♪ 2009年6月13日 (土)「風神のうどんすき」 2009年6月14日 (日)「石臼挽き自家製粉・蕎麦屋「あらさと」」 2009年6月15日 (月)「花豆もんぶらんと会津山塩ごはんシュー」 2009年6月15日 (月)「2種のケーキの断面写真」 2009年6月15日 (月)「アロマテラス①」 « prev next »
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/33857.html
ここを編集 1989年7月発売。雨ふり小僧に続くライオンブックスシリーズ第3弾。第4弾に山太郎かえるがある。 https //tezukaosamu.net/jp/anime/83.html 原作 手塚治虫 絵コンテ・演出・作画監督 西村緋祿司 動画チェック 瀬谷新二 美術監督 宮本清司 色指定 飲郷ちとせ 撮影 ACC 特殊効果 前川孝 編集 井上和夫 効果 横山正和 録音 東北新社 音楽 小六禮次郎 プロデューサー 松谷孝征 アニメーション制作 手塚プロダクション ■関連タイトル DVD ライオンブックス るんは風の中 雨ふり小僧 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/eternal-light/pages/16.html
まだ豚さんはスキルを発動しないのです・・・(ノ◇≦。) 猟団ランク6にがんばって上げましょう! 温暖期 寒冷期 繁殖期 発動確率 現在のHR⇒ 偶数 奇数 偶数 奇数 偶数 奇数 1~5回目 ブタせんべい ブタせんべい レッドオイル ブタせんべい ブタせんべい ブタせんべい 10% 6~10回目 米虫 ブタせんべい 10% 11~15回目 ブタせんべい 米虫 頑固パン ジャンゴーネギ ロイヤルチーズ 15% 16~25回目 ブタせんべい ブタせんべい ジャンゴーネギ ブタせんべい ブタせんべい 15% 26回目以降 ブタせんべい 15% ※一度スキルが発動したら、ログアウトするまでずっと有効なのです^^ ※団部屋に入り直すと餌パターンが1回目からにリセットされまー 素材の入手先 素材 売り場 ブタせんべい 猟団ストアで(10z) 米虫 食材屋or猟団ストア(30z) レッドオイル 食材屋or猟団ストア(100z) 頑固パン 食材屋or猟団ストア(350z) ジャンゴーネギ 食材屋or猟団ストア(50z) ロイヤルチーズ 食材屋(特売日)(880z)、エクストラ(440z)、ネットカフェ(264z) プーギースキル一覧 スキルを使用可能にするためには、みんなで協力して服を作ってあげる必要があります。 猟団Lv6~ ブーブー倹約術 笛、ピッケル、虫あみの壊れる確率が軽減する 猟団Lv6~ ブーブー値引き術 家具屋の購入価格(素材/ゼニー)10%引き 猟団Lv6~ ブーブー体術 回避とガード時のスタミナ消費半減 猟団Lv6~ ブーブー異常攻撃術 状態異常攻撃の属性値が少し上昇 猟団Lv8~ ブーブー報酬術 クエスト報酬の出る確率が少し上昇 猟団Lv8~ ブーブー防御術 稀に攻撃を受けた際のダメージ軽減される 猟団Lv8~ ブーブー逃走術 逃走時のスタミナが半減される 猟団Lv8~ ブーブー運搬術 運搬時の走り中のスタミナ消費が半減 猟団Lv9~ ブーブー罠名人術 罠の調合がうまくなる 猟団Lv9~ ブーブー忍耐術 攻撃を受けた際、稀に鋼の如く皮膚が硬質化する メニュー 一覧 に戻る
https://w.atwiki.jp/dora-eroparo/pages/228.html
静香が重大な過ちに気付いた時には手遅れだった。 のび太は事ある毎にドラえもんの道具を悪用し、調子に乗って失敗してきた男なのである。 そんなのび太が一度味わってしまった、温かい中での解放感を手放すわけが無かった。 最初のうちにもっと厳しく釘を刺しておくべきだったのだ。 月のものが来ないことに気付いた時は、「しまった」と思った静香だったが、 あれこれ考えるうちに、のび太は責任を取ってくれるだろうと思うようになっていた。 あれ以来数ヶ月、コンドームの使用をめぐって多少の言い合いはあったが、 それでものび太のセックスはいつも優しくて、いつでも最高の満足感を与えてくれたのだった。 そんなのび太だから、もう信用しても大丈夫。静香はそう考えていた。 偽名を使って自費診療で確認を済ませた静香は野比家を訪れた。 昔と変わらぬ野比家の外観を、静香は感慨深げに眺めていた。 のび太の悪戯に悩まされながらも楽しかった日々が昨日のことのようで、 それでいて自分はママになりつつあるのだという気恥ずかしくて満ち足りた感覚だった。 チャイムを鳴らすとすぐにのび太が顔を出す。 「やあ、今日は遅かったね」 二階に上がると、静香はまず初めにドラえもんにお土産を渡す。 「ドラちゃん、今日もどら焼きを持ってきたわよ、慌てないでゆっくり食べてね」 決まり文句になりつつある静香の言葉を無視して、ドラえもんは大好物を貪り食った。 餌を横取りされかけた野良犬のように油断の無い目付きをしながら、 静香が封を切ってやったものを次々に引ったくり、瞬く間に三十個ものどら焼きを平らげた。 「ほら、ポンコツ、しずかちゃんにありがとうは?」 ドラえもんは億劫そうに鼻を鳴らす。 「感謝したら明日は四十個になるのかね~? 僕にはそうは思えないけど」 「いいのよ、ドラちゃん。じゃあ明日は四十個ね」 のび太はドラえもんにゲンコツを張りながら言う。 「キリがないからやめときなって。とうとう十個単位で要求しだしただろ? もういい加減、こいつのことは諦めなよ」 「いいえ、きっとドラちゃんは元気になるわ。だから、のび太さんもポンコツなんて言っちゃだめよ」 ドラえもんは窓の外を眺めながらゴロンと横になった。 「やることをやって、さっさと帰ってくれよ。君達がヒィヒィうるさくて、近頃昼寝も出来やしないじゃないか」 初めは静香に対する羞恥プレーだったのだが、ドラえもんに聞かれながらのセックスにもだいぶ慣れてきていた。 「そのことなんだけど……わたし達、赤ちゃんを授かったのよ?」 のび太が答えるよりも早く、ドラえもんが呟く。 「ほら見たことか、まったく君達は愚かだな~」 のび太はドラえもんを蹴って転がす。 「わかったよ、しずかちゃん。責任を取るって約束したもんね。僕に任せておいて」 「じゃあ、……ありがとう、のび太さん!」 静香は思わずのび太に抱きついた。そのまま濃厚なキスが始まったのだが、静香は急に顔をそむけた。 「どうしたの?」 「ごめんなさい、病院で確定したら急につわりが始まったみたい。わたしったら単純ね」 「じゃあ、今日は無理しないほうがいいよ。家で安静にしてたほうがいい」 のび太はどこでもドアを取り出して静香の家に接続した。 「ありがとう、のび太さん。じゃあまた明日」 軽いキスを何度も交わして別れを惜しむ二人は、まるで熱々の新婚夫婦のようだった。 「送ってくよ」 「もう、のび太さんったら、すぐ近くじゃないの」 源邸に踏み込んだ二人の背中にドラえもんは呟いた。 「君達は実に馬鹿だな~」 自宅に帰った静香は慣れない手料理など作って朝比奈を驚かせた。 味はそんなに良くなかったが、 これから練習すれば赤ちゃんにママの手料理を食べさせられるとワクワクしていた。 疎かになりかけたヴァイオリンが奏でる『愛の喜び』が、 練習不足に反比例して上達しているようにも思えた。 ぬるめの風呂にゆったりつかって、膨らんでもいないお腹に話しかけたりもした。 両親や許嫁にはどう説明したらいいだろう? そんなことをチラッと気にもかけたが、いざとなればのび太が秘密道具でなんとかしてくれるはずだった。 はしゃぎすぎて疲れを感じた静香は早めに床につく。 「お休みなさい、わたしの赤ちゃん。ゆっくり眠って、また明日ママと遊びましょうね?」 下腹部をさすって満足げに微笑むと、五分と待たずに深い眠りについた。 のび太は自室でタイムテレビを眺めていた。映っているのはもちろん静香の姿だった。 「さて、責任を取るとしようか」 のび太はおもむろにどこでもドアを取り出し、静香の部屋に侵入する。念のため石ころ帽子もかぶってきた。 必要の無い抜き足差し足をして、のび太はベッドに忍び寄る。 ――よく眠ってるな~。お腹に赤ちゃんがいるのって、すごく負担なんだろうな。 四次元ポケットをまさぐり、のび太はタイム風呂敷を取り出す。 掛け布団をめくると、静香はウ~ンと気持ちよさそうな声で唸った。 「今、楽にしてあげるからね」 静香の下腹部にタイム風呂敷をかけると、のび太は頭の中でカウントして、計算しておいた時間を待つ。 「よし、これで元通りのしずかちゃんだ。また一緒にいろんなエッチを試そうね」 掛け布団を元に戻し、寝顔の頬にキスをして、のび太は自宅に戻った。 なかなか具体的な行動を起こしてくれないのび太に苛立ちながら、 健康保険証を使えぬまま、静香は産科の定期検診を受けた。 頼んでもいない数々の検査を強制され、静香は戸惑った。 最終的に院長と事務長の二人から丁重な謝罪を受け、病院をあとにしたのだった。 ――誤診だったなんて……。つわりまであったのに……。 毎日学校帰りに通っていた野比家に寄らず、静香は自宅に戻り、ベッドに崩れた。 しばらく経つと、どこでもドアからのび太が現われた。 「どうしたんだよ? どこか具合でも悪いの?」 静香はハッと気付いた。のび太はまだ誤診のことを知らないはずだ。 それなのに、『どこか具合でも悪いの?』というのは不自然である。 『つわりがひどいの?』とか、最低でも『具合が悪いの?』と言うのが普通のはずなのだ。 『どこか具合でも』ということはつまり……。 「……赤ちゃんを返して」 震える声だが、静香は泣いていなかった。 「な、なんだよ?」 「赤ちゃんを返して……この人でなし」 自殺未遂をからかわれ、初めて恥辱を受けた晩よりも恐ろしい形相でのび太をにらみつける。 窓から差し込む真っ赤な西日を受けて、小刻みに震える静香の顔が血塗れのようにさえ見える。 「楽しい学生時代はまだまだこれからじゃないか。何をそんなに怒ってるのさ? 責任は取っただろ?」 「赤ちゃんを返せ!」 静香はのび太の襟首をつかんで押し倒し、馬乗りになって何度も顔を殴打する。 「やめて……やめてくれ……やめろ……やめろって言ってるだろ!」 あまりの剣幕に殴られっぱなしだったのび太だが、しまいには静香を突き飛ばしてビンタを張った。 「僕はまだ父親になる気なんかないぞ! ちゃんとタイム風呂敷で体を元通りにして、責任を取ったじゃないか!」 「……あなた人間じゃないわ。……返しなさいよ! この人殺し!」 何度突き飛ばしてもつかみかかる静香に恐れをなして、のび太はどこでもドアをくぐった。 静香の絶叫にも似た泣き声に、朝比奈が駆け込んできた。 朝比奈の腕にまで爪を立てる静香をなんとか引き剥がし、朝比奈はホームドクターを呼び付けた。 男二人がかりでなんとか静香を押さえ込み、肩に鎮静剤を打って騒ぎは終わった。 数日経って、静香の父が学院に休学届けを提出した。 取引先その他の令嬢の前で『病んだ娘』が失態など犯さぬよう先手を打ったのである。 静香の情緒不安定ぶりを朝比奈から聞いていた両親は、月に一度の精神科受診を条件に、 「好きなことだけしてのんびり過ごしていればいいんだよ」と、静香を再び放任した。 『心の病』に対する紋切り型の姿勢だけを見せる両親に失望した静香だったが、 この時ばかりはそれを有り難くも思った。 子殺しの男を抹殺するためには、雑事に追われている暇は無かったのだから。 休学から数日のうちに『無事に』生理が始まり、六日ほどして終わると、 静香は『謝罪』のために野比家を訪れた。 媚びを売って油断させるため、のび太お気に入りの黒いメイド服を着てきた。 さらにはノーパンノーブラという初めての試みまでプラスしていた。 黒いオーバーニーソックスの上端よりもスカートが短く、 ほんの僅かでも油断すればお嬢様の秘貝が見え放題といういでたちに、 送ってきた朝比奈の目も釘付けだった。 車を降りる間際に静香は問う。 「……わたしを軽蔑してるかしら?」 「とんでもございません。強い欲求は生きるための原動力ともなります。 野比様という特定のお相手とのことですし、 若いお体がいくら欲しがったとて恥じることなどございませんよ。 ただ、ご自分の体はきちんと守ってくださいませ。 それだけはこの朝比奈と約束してくださいますな?」 「ありがとう、約束するわ……」 静香の姿が野比家の中に消えると、朝比奈は財布を取り出し、リアシートに小銭を撒き散らした。 「おっと、これはいかん」 後部ドアから上半身だけ突っ込んだ状態で、息も絶え絶えの変態翁は革シートを夢中でねぶる。 僅かに汗ばんだシートに、お嬢様の名残蜜が光っているのを見付けたからだった。 ドラえもんへのお供えが終わり、深々と頭を下げて暴力の件を詫びた静香だったが、 のび太は腕組みして「フンッ!」とそっぽを向いてしまった。 静香は構わず、のび太の横顔に、首筋に、ゆっくりと口付けて、じっくりと重く舌を這わせる。 おもむろにのび太のチャックを下げ、トランクス越しの男根に頬ずりして甘いため息をつく。 言葉で媚びを売れば手の内を悟られるような気がして、黙々と痴女を演じ続けるのだった。 四つん這いになって、あぐらの中心にそそり立つものを口に含む静香。 後から見ればジワリと湿った花園や、しとやかな肌色の菊門が丸見えだった。 この時ののび太は既に粗チンではなくなっていた。 ビッグライトとスモールライトを駆使して『静香専用』に微調整した日が懐かしい。 お互いスッポンポンのまま、ライトを当てては跨り、少しグラインドしては抜いてライトを当て直す。 そうやって笑い合った日々の思い出を無理矢理反芻しながら、汗臭い専用玩具を涎まみれにしてゆく。 落ちてくる髪を左手でかき上げながら本格的に首を振ると、すぐに塩気の利いた粘液がにじんできた。 肌色の部分を唇で噛むようにしながら、ズボンのボタンを外し、のび太の股ぐらを解放する。 フリルカチューシャで下腹部をくすぐりながらのフェラチオに、肉鈴の先端が小刻みに震える。 まだ横を向いて強情を張っているのび太のあぐらに無理矢理のし掛かり、 天井を向いてこわばる青筋棒を左手で導き、対面座位で女陰にくわえ込んだ。 頑なにそっぽを向き続けるのび太の横顔に、フリルエプロン越しの柔らかい乳房が押し付けられる。 ノーブラの熱い水風船は音が出そうなほど激しいバウンドを繰り返している。 中に着込んだ黒いワンピースとの摩擦が、小さな突起を固く敏感に引き締めてゆく。 短いスカートの衣擦れが白けきった静寂の中に虚しく響いた。 懸命に腰を振っても相手にされない寂しさが、刹那的に本来の目的を忘れさせた。 無言のお仕置きがM女メイドの疼きを加速させ、絡み合う恥毛をメカブのように粘らせてゆく。 泡になりそうなほどの淫汁がヌチャヌチャと卑猥な音を立てるにつれ、のび太の頭をかき抱く腕にも力が入る。 押し殺して泣くような悲痛な喉音がのび太の脳を直接舐め回すようだった。 「……きそう……いきそう……」 静香が小声で恍惚の始まりを訴えると、 のび太は小馬鹿にしたように鼻を鳴らし、突然静香の中でダラダラと果てた。 ため込まずにさっさと放出した射精は力が弱く、静香の奥底には届かなかった。 ピクピク蠢く感触に気付いた静香は、悔しそうに唇を噛んだ。 「のび太さんの意地悪……。 お詫びのしるしにピルまで飲んで準備してきたのに……。 熱いのをいっぱいかけてほしかったのに……」 本気で名残惜しくなって腰を揺する静香だったが、萎んだのび太はあっさり抜け落ちてしまった。 静香は再び四つん這いになり、愛液と白濁に塗れ光ったフニャチンをグチュグチュと唇でしごく。 「やめろよ、くすぐったいじゃないか」 「……やっと口をきいてくれたのね。わたし、嬉しいわ」 亀頭への無謀な攻めを諦めた静香は、いなり寿司や敏感でない皮付き部分を舌でくすぐった。 「やい、ポンコツ、あれ持ってこい」 「なんだよ、面倒だなあ~」 ドラえもんは机の引き出しからイチジク浣腸を取り出した。 新しいバイブかディルドだろうとタカをくくっていた静香の菊穴に、ブチュっと液体が注入される感触があった。 「な、何をしたの、ドラちゃん?」 「い~ち~じ~くかんちょ~」 道具を紹介する本家本元の口調に感動すらおぼえる静香だったが、その内容に頭が真っ白になった。 「い、いやよ! そういうのはオシッコと汗だけだって言ってたじゃないの! それだけは許して!」 「どうしよっかな~? さすがに僕もスカトロは好みじゃないんだけどさ。だから、漏らしたらひどいぞ~?」 のび太の視線を受けて、ドラえもんは子どもの二の腕ほどもある大きなバイブを用意した。 「さてと、僕は誰かさんのせいでスッキリしちゃったから、『大好きなドラちゃん』に遊んでもらいなよ」 のび太は机の椅子に腰掛け、両腕を枕のようにしながら高見の見物を決め込んだ。 「ちゃんとイケたらトイレのことも考えてあげなくはないと思うけどな~。 可愛い子ぶって『いっちゃう……いっちゃう』なんて言うんじゃなくてさ、 もっとこう、雌の獣みたいによがり狂って見せてごらんよ?」 色々な抗議の言葉が頭をよぎったが、下腹部がグルグル鳴りだしてそれどころではなかった。 「ど、ドラちゃん、お願い……早く……いかせて」 静香は自ら仰向けになり、膝立て開脚の姿勢でドラえもんに懇願する。 「実に汚い女だな、君は。僕の手に漏らすんじゃないよ?」 大抵の屈辱に慣れつつあった静香も、人前で脱糞しそうな恐怖に気が狂いそうだった。 そんな状況でも、真性マゾヒストの淫裂からはドロリとした本気のジュースが幾筋も伝っている。 元々投げやりなドラえもんは、右手に持った極太バイブを無造作にねじ込んだ。 「ひぃいいい……」 濡れきっているとはいえ、太すぎる張り型を押しこまれる苦痛は相当のものだった。 切迫した便意と相まって、一瞬意識が遠のいた。 ドラえもんがスイッチを入れると、膣癖と腸壁がおぞましい二重奏を奏でる。 「ポンコツ、忘れ物してるぞ」 ドラえもんはすぐに気付き、左手で小ぶりの桃色鞘を割りながら、 張り裂けそうなピンクの小豆に枝分かれの先端を当てる。 「ひぃやぁあああ!」 ウネウネとこね回す動きに微妙なピストン運動、 そこに剥いたクリトリスへの直撃までが加わると、 静香の全身に玉の脂汗が浮かんでくる。 のび太は歓喜の表情で立ち上がり、静香の部屋から盗んであった水色のパンティーで汗を収集する。 「きったないな~。学院のマドンナともあろうスーパーお嬢様が汗だくだよ。 『汗ばんでいる』なんて可愛いもんじゃないね、こりゃ」 絞れそうなほどに濡れたパンティーを嗅ぐと、のび太は意地の悪い笑みを浮かべる。 「うへっ、酸っぱいな~。静香お嬢様の汚い脂汗はくっさいな~」 真に受けた静香はもげてしまいそうなほどに首を振る。 その動きで気が緩んだのか、固く閉ざされた裏穴から、か細い悲鳴が漏れる。 「うひゃ~、しずかちゃんのくせにオナラしてるよ。あ~汚い、僕は幻滅したよ、まったく!」 ドラえもんの手がグチャグチャと乱暴にバイブを出し入れすると、 クリ豆が引っかかれて、痛い快感が静香を襲う。 「だ、だめ! そんなにしたら漏れちゃう!」 いってしまえば脱力して漏らしてしまいそうだったが、いかなければ結局は漏らすことになる。 常人なら数分ともたないはずの葛藤に、お嬢様のプライドが首の皮一枚で耐える。 切なすぎる腹痛に裏門を締めると、どうしても正門まで狭めてしまい、 ピストン運動を止めてしまいそうなほどに膣圧が高まる。 食い込むようなうねりとピストンが静香を急速に追い詰めていった。 「ひぐっ……ひぎぃ……!」 濁点混じりのしゃっくりのような浅ましい喘ぎ声を出し、静香の腰がビクビクと跳ね回る。 力ずくのピストンを諦めたドラえもんは紅真珠への圧力に集中し、ググッと持ち手を押し下げる。 「だめっ……ぎ……ぎぢゃっ……ぎぃいいいいい……ぃいいやあああああああ!」 演技などせずとも、のび太の望み通り咆哮に近いような絶叫を上げて、静香は達していった。 透明人間に犯されているように腰をくねらせ、男が腰を振るような動きでビクン、ビクン、と痙攣を起こす。 「いや~、よく我慢したね。僕が試したときなんか一分も持たなかったよ?」 荒い呼吸に喘ぐ中、蒸し上がった巨大バイブを抜かれるや否や、 捲れ上がったスカートを腰に貼り付けたまま、静香は『がに股』で歩き出す。 安心したときが危ないと気を引き締めてふすま戸を開けると、 画鋲でしっかりとめられたタイム風呂敷に引っ掛かって足を止めた。時間を進める向きになっていた。 静香は訳が分からくなり、歯を食いしばって振り返る。 「ああ、それね。君が大喜びしてる間にちょっとした悪戯をしてみたんだ。 そういえば、君は急いでるんじゃなかったっけ?」 静香はその意味に気付いて悲鳴を上げた。 「いや~~~~~見ないで~~~~~~!」 「しずかちゃん、残念賞~」 凄惨な音と飛沫を上げて、粉々に砕かれた静香のプライドは散々に飛び散ったのであった。 嫌がるドラえもんに汚物掃除を任せたまま、のび太は泣きじゃくる静香にハメ狂った。 最大級の汚辱を与え、のび太自身深く幻滅したことで、最も理想的な造形の肉便器を手に入れた気分だったのだ。 愛しい『しずかちゃん』のパーソナリティでさえ、もはや小うるさく夢見がちな馬鹿女でしかなかった。 それからというもの、のび太は静香を部屋に監禁し、風呂もトイレも禁止して、 徹底的に壊れた『静香型ダッチワイフ』の作成に乗り出した。 朝比奈宛にメールなどを送ることも怠らず三週間ほどが過ぎると、 のび太以外は誰も触りたがらないような『元は静香だった汚物』が出来上がっていた。 それでものび太は毎日毎晩愛しげに、舌で『静香人形』を清掃し、 足腰が立たなくなるほど何度も何度も犯しまくったのだった。 初めは脱走を警戒していたのび太だったが、 飛び散った糞尿で汚れたメイド服に身を包み、うつろな目でバケツに用を足し、 手伝ってやらないと拭くことすらしなくなった静香を放置して出掛けるようになった。 その日、のび太はサボりがちだった学校に出掛けた。単位を取り戻すために補習まで受けることになっていた。 うつろだった目に光を点した静香は、ドラえもんに話しかける。 「ドラちゃん、シャワーを借りていいかしら?」 ドラえもんは幽霊でも見るような目をして跳ね起きた。 「なんだ、君はまだ口がきけたのか?」 「ええ、残念だけど心がまだ死んでいなかったみたい」 ドラえもんは再びゴロンと横になり、知らんぷりを決め込む姿勢になった。 「……ありがとう、ドラちゃん」 不況続きでのび太の母も長時間のパートに出ていた。 だから、のび太さえ出掛けてしまえば、あとはドラえもんと静香の二人きりなのである。 予想外に過酷な道のりになったが、ようやく静香に逆転のときが訪れていた。 のび太が引き返してこないかと怯えながら何度も何度も体中を洗い流し、静香人形はようやく静香に戻った。 脱いだメイド服を手に真っ裸で部屋まで走る静香だったが、一応気は確かである。 羞恥心がだいぶイカれてはいるが、異常事態において、それは無理もないことだった。 ひどく臭うメイド服は諦めて、のび太の収納ボックスを漁ると、未使用と思しきコスプレ衣装の数々が出てきた。 いつの間にか紛失したと思っていた静香のパンティーも、年代別に区分けされて大切に保管されていた。 職業を感じさせない衣装は数点しかなく、仕方無く真っ黒なゴスロリを身に付ける静香。 フリルとレースがいっぱいのワンピースはまたしてもスカートが短く、 一緒に保管されていたパニエでスカートを膨らませるようになっている。 野暮ったいカボチャパンツは履かず、レースの付いた黒いオーバーニーソックスを選ぶ。 パンツが見えたら見えたとき、などと考えるあたり、羞恥から開き直って露出に目覚めたようでもあった。 洗面所で身だしなみをチェックして、静香は満更でもない顔をする。 ――こんな時だけど、こういうお姫様みたいな格好って、ちょっと興味があったのよね。 ヘッドドレスをキュッと結んで戦闘準備完了。静香は階段を駆け上る。 ――いけない、靴を忘れたわ。 押し入れの反対側には衣装に合わせた靴も保管されていた。 サイズが全て静香と同じだったのには少し鳥肌が立った。 その中から黒いエナメルのストラップシューズを取り出して手に下げる。 「ドラちゃん、起きてるの?」 何度も階段を往復してうるさかったはずだから、とても眠っているとは思えなかったが、 ドラえもんはわざとらしいイビキをかいていた。 ――ありがとう、やっぱりわかってくれているのね、ドラちゃん。 静香は机の引き出しを開け、タイムマシーンに飛び乗った。向かった先は二十二世紀だった。 次話に進む 戻る 小説保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/ukulelecco/pages/364.html
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/70.html
ここ、空き地では、今日ものびたたちがDSのポケモンバトルを繰り広げていた。 彼らが熱中しているのは、最新作「ダイアモンド&パール」である。 ジャイ「オーダイル、波乗りだ!」 のび「ああ、僕のゴウカザルが・・・」 スネ「これでジャイアンが10連勝だね。」 ジャイアンの高笑いが聞こえるなか、のびたがふと気になったことを聞いてみた。 のび「そういえばさっきのポケモン何なの? シンオウでもカントーでもホウエンでも見ないポケモンだけど。」 ジャイ「俺も知らん。WIFI交換で偶然もらったから。」 すると、スネオが自慢げな笑みを浮かべて言った。 スネ「あれはゲームボーイカラーのソフト、「ポケモン金銀」にでてくる最初の3匹、ワニノコの最終進化系のオーダイルさ。アドバンス以降の作品しかやったことのない君たちは知らないと思うけど。ぼくはだいぶ前にプレイしたけどね。」 のび(ジャイ)「金銀か、そんなゲームがあったんだ(あったのか)。やってみたいな(ぜ)。」 するとそれを横から眺めていたドラえもんがポケットからなぞの機械をだしてきて言った。 ドラ「ゲームワールドプレイヤー」 三人「何それ?」 ドラ「これはゲームの世界に入って冒険できる道具なんだ。これを使って皆で金銀の世界に行ってみない?」 その案にすぐに賛成した3人は、しずかと出来杉も誘って、ポケモン金銀の世界に入っていった。 5人と1匹の冒険が今始まる。 目をあけると、そこはさっきまでの空き地ではなく、緑色に茂った草木が綺麗な町、ワカバタウンだった。 ドラ「それじゃあさっき設定したルールを説明するよ。 最後にポケモンリーグのチャンピオンだった人が勝ち。 技、特性、道具などが全て最新版。ジムリーダーからもらえる技マシンも変更。 秘伝マシンなどの必須アイテムは6つ用意されているが、1つしかないアイテムもある。 自転車は使用不可。 みんなの足もとにあるバッグにポケモン図鑑、ポケギア、最初のポケモン、モンスターボール5個が入っているから確認してみて。」 みんながそれぞれ好奇心に満ち溢れた目でバッグを見ているとき、だれもが気になっていた話題をのびたが切り出した。 のび「ねえ、最初のポケモン、見せあいっこしよ!」 まず最初にポケモンを出したのは、ジャイアンだった。ボールの中から元気な青いポケモンが飛び出した。 ジャイ「ワニノコかぁ、こっちの世界でも同じポケモンをつかうとはな。」 つぎにスネ夫がボールからポケモンをだした。」 スネ「ヒノアラシ!うれしいな。あ、炎タイプのポケモンだよ。」 しずかと出来杉もポケモンをだした。 しず「イーブイだわ。かわいい!」 出来「僕のポケモンは、図鑑によるとチコリータっていうみたいだ。」 ドラえもんはちょっと不安そうな顔で恐る恐るポケモンを見てみた。中からはピチューが現れた。 ドラ「ぎゃあああああ、ネズミだあああああああああ!」 慌てて逃げ回るドラえもんを笑いながら、最後の一人、のびたもポケモンを出した。マヌケそう顔のポケモン、ヤドンだった。 ジャイ「のびたにぴったりなマヌケ面じゃねえか!」 一同から笑いが起きる。のびたはショックだったようで言葉を失っていた。 ようやく落ち着きを取り戻したドラえもんが言った。 ドラ「これからは皆敵どうし。さあ、チャンピオンを目指す旅の始まりだ!」 その言葉を聞いた皆が、いっせいに西のヨシノシティを目指して旅立った。 ワカバタウンを出発したのびたは、マイペースなマヌケヤドンに苦戦していた。 のび「ヤドン、体当たりだ!」 しかしヤドンはなかなか反応してくれず、命令を無視することも多かった。 なんとかヨシノシティにつき、回復をすませたところで、のびたは最も会いたくない男、ジャイアンに出会ってしまった。 ジャイ「おいのびた!勝負しようぜ!」 断ることができないのびたは勝負をした。結果はもちろんジャイアンの圧勝。ポッポやコラッタをたくさん倒していたジャイアンのワニノコは、すでにみずでっぽうやいかりを使えるようになっていた。 ジャイ「じゃあな、のびた。」 ジャイアンに所持金をとられたのびたは落ち込んでいた。しかし、それはのびただけではなかった。 この日からヤドンがちゃんと命令を聞くようになったのだ。そう、ヤドンも敗戦がショックだったのだ。 そのころ、出来杉は一人で計画を練っていた。 出来「チコリータはあまり使えないな。一人目のジムリーダーはどうしようか・・」 迷ったすえ出来杉はポッポを捕獲した。 出来「雑魚だけど、この辺では一番ましか。将来は移動用にも使えるしな。」 ヨシノシティまでもう少しというところまで来た出来杉は、野生のポケモンをヒノアラシで倒しているスネ夫に出会った。彼は声をかけてきた。 スネ「この辺の野生はポッポ、コラッタ、オタチしかでないから見飽きてきたよ。」 出来「え?夜になるとホーホーもでるはずだけど。」 スネ「あ、忘れてた。そういえばなんで出来杉がそんなこと知ってるの?」 出来「そ、それは・・ さ、さっきその辺にいたトレーナーから聞いたんだ。」 スネ「ふーん。じゃ僕はもうヨシノに行くよ。」 スネ夫はそれ以上の追及はしなかった。残った出来杉は、 出来「危ない危ない。もうちょっとでばれるところだった。次からは気をつけよう。」 と呟いた。 実は出来杉は、皆の前ではダイパからポケモンを始めた素人のふりをしているが、メンバーで唯一初代をふくめた全シリーズを経験し、各ソフトのプレイ時間がそれぞれ300時間近くという、いわゆる「廃人」なみだったのだ もう全員がヨシノについたかという時に、ドラえもんはまだピチューに手こずっていた。 ピチューはドラえもんの命令に忠実で、よくなついていたのだが、ドラえもんが一方的にピチューを拒絶していたのだった。 だが、そんなドラえもんも、愛くるしい目で自分を見つめるピチューをだんだんかわいいとおもいはじめるようになっていた。 ドラ「これも何かの運命だ。この際ネズミの1匹や2匹、気にするな!」 そう決心した矢先、ピチューは野生のコラッタと友達になってきて、ドラえもんはコラッタを捕まえるはめになった。どうやらドラえもんはまだしばらくここから進むことができなさそうだ。 ヨシノシティに到着したしずかは、お爺さんからマップカードをもらって、つぎの目的地を見ていた。 しず「えーと、つぎは北にあるキキョウシティね。それにしてもなんなのあのジジイは!妙にいやらしい目でこっちを見てたわね。あのジジイに、街中歩かされて足が痛いわ。」 しかし、周りに遅れをとるわけにはいかないので、キキョウシティにすぐ向った。ジャイアン、スネ夫、出来杉は先に進んでいるようだった。 30番道路のトレーナーは、ポッポやコラッタなどの雑魚ばかり使うので、手ごたえがなくて退屈だった。そんな時、しずかの足もとに一匹のキャタピーがくっついていた。 しず「きゃああああああああああああ!」 虫は軽く苦手というぐらいのレベルでしかなかったが、30cmほどあるイモ虫に驚き、おもわず悲鳴をあげてしまった。それからいくら歩いてもそのキャタピーがついてくるので、結局捕まえることにした。 しず「まあ、進化したらかわいいバタフリーになるから。」 新たな仲間を加えたしずかは、再びキキョウを目指して歩き出した。」 全員の中で経験者ということを隠している出来杉を除けば、唯一金銀経験者であるスネ夫は、だれよりも早く31番道路に到着していた。 スネ「経 験者は僕だけだし、楽勝かな。」 しかしさすがにヒノアラシ1匹ではキツイと思ったのか、スネ夫はマダツボミを捕まえて育成していた。と、そこにのびたに勝って調子に乗っているジャイアンが現れた。 ジャイ「おいスネ夫!俺と勝負しろ!」 スネ「いいよ!僕に挑んだことを後悔するがいいさ。」 ジャイ「なんだと、スネ夫のくせに生意気だぞ!ぶっ殺してやる! 」 スネ夫とジャイアンのバトルが始まった。スネ夫はヒノアラシを、ジャイアンはワニノコを繰り出した。 ジャイ「ワニノコ、水鉄砲だ!」 ヒノアラシはいきなり大ダメージをくらった。しかし、スネ夫は冷静だった。 スネ「ヒノアラシ、煙幕を使いながら逃げ回れ!」 ジャイ「くそ、攻撃が全然あたらねぇ。ワニノコ、水鉄砲を撃ちまくれ!」 しばらくして、ようやく水鉄砲が命中し、ヒノアラシは倒れた。 ジャイ「よーし、俺の勝ちだ。」 スネ「馬鹿が、もう一体いるんだよ!行け、マダツボミ。つるのムチだ!」 ここからの勝負は一方的だった。ワニノコの攻撃は煙幕のせいでまったく当たらず、マダツボミの効果抜群のつるのムチでワニノコはあっさり倒れた。 スネ「なんだ、ワニノコ1匹しかいなったのか。それじゃあ、お金は貰っていくよ。」 日頃の恨みを返したスネ夫の上機嫌な高笑いが、ジャイアンの怒りを高めていった。 スネ夫に敗れたジャイアンの肩は怒りで震えていた。 ジャイ「くそ、スネ夫の野郎、調子に乗りやがって!」 いままで最初にもらったポケモンと伝説のポケモンぐらいしかストーリーで使わなかったジャイアンは、ワニノコ1匹だけ育てても他の奴らに勝てないことを悟った。 ジャイ「そうと決まれば、さっそく他のポケモンも捕まえて育てるか。」 しかし、この辺に出てくるポケモンは、ポッポ、コラッタ、キャタピーなどジャイアンの目から見ればザコばかりだった。とりあえずかたっぱしからゲットしていったが、どのポケモンも育てる気にはならなかった。 ジャイ「くそ、もっと俺様に似合う強そうなポケモンはいないのか!」 怒りに震える拳を木に叩きつけると、木から一匹の始めて見る鳥ポケモンが現れた。 ジャイ「お、始めて見る奴だ。名前は何って言うんだ?」 ジャイアンが開いたポケモン図鑑には、「オニスズメ」という名前が表示された。 ジャイ「オニスズメ、鬼かぁ。強そうな名前じゃねえか。よし、こいつを捕まえよう。」 オニスズメをものすごく強いポケモンだと勝手に思い込んだジャイアンは、どうやらオニスズメを気に入ったようだ。しかし、木で寝ていたところを叩き起こされたオニスズメは、怒り狂ってジャイアンに襲い掛かってきた。 ジャイ「うわ、わわわ、ワニノコ、水鉄砲!」 ワニノコの水鉄砲が命中すると、以外にもオニスズメはあっさり倒れかけた。 ジャイ「あれ、まあいいや。早くゲットしよう。」 オニスズメを捕まえたジャイアンは、早速キキョウシティに向かった。 ジャイ「オニスズメは飛行タイプ、これであの憎いマダツボミを叩きのめせるぜ。見てろよ、スネ夫!」 今の状況 のびた 30番道路でレベル上げ中 ヤドンLV10 ドラえもん ヨシノシティ到着 ピチューLV6 コラッタLV5 ジャイアン 31番道路 ワニノコLV11 オニスズメLV6 スネ夫 キキョウシティ到着 ヒノアラシLV10 マダツボミLV9 しずか 31番道路でレベル上げ中 イーブイLV10 キャタピーLV6 出来杉 31番道路 チコリータLV9 ポッポLV10 ついでに全員のポケモンに関する能力 のびた 特に誇れるものは何もない。射的のうまさはゲットに活かせるかも。 やったことのあるソフトはルビー、リーフグリーン、パール。 ドラえもん 知識はなかなか豊富 ネズミポケモンは苦手。 ポケモンはやったことがないが、のびたのプレイをいつも見ていたのである程度は知っている。 ジャイアン 頭は悪いが、豪快かつ大胆なプレイという点ではNO1である。 やったことがあるソフトはルビー、ダイヤモンド スネ夫 豊富な経験とセコイ進み方が自慢?初代を除く全てのシリーズを持っている。 しずか 運のよさとなかなか切れる頭脳を持つ出来杉に次ぐ優勝候補。 やったことがあるのはパールのみ。 出来杉 脅威の知識と切れる頭。おまけに冷静さと腹黒さも兼ね備え、優勝候補筆頭。 皆の前では遊ぶとき専用のダイヤモンドを使い、無知を装っているが、実は全シリーズを極め尽している。 コラッタ恐怖症を克服し、ようやくヨシノシティに着いたと思ったドラえもんは、30番道路にいるポケモン爺さんにウツギ博士という人物へのおつかいを頼まれ、再びワカバタウンに戻らなければ行けなくなった。 ドラ「早く遅れを取り戻さなきゃ!」 29番道路を全速力で走っていたドラえもんは、同じく向こう側から走ってくる赤色の髪をした少年にぶつかってしまった。 赤髪「痛ぇな!こっちは急いでるんだよ。気をつけろ、この糞青狸!」 ドラえもんは謝ろうとしたが、少年のひどい言葉にムッときて、 ドラ「僕だって急いでるんだ。そっちこそ気をつけなよ!」 と怒鳴り返した。すると少年はモンスターボールを取り出し、 赤髪「なんだと、じゃあバトルで負けたほうが悪いってことで!」 と言った。 どうやら相手もトレーナーのようだ。ドラえもんはその案に乗り、バトルをすることになった。 赤髪「行け、ヨーギラス!」 少年はドラえもんが始めてみる緑色の小さいが重そうなポケモンを出してきた。おそらく岩タイプだろう。 ドラ「ピチュー、負かせたぞ!」 ドラえもんはピチューを出した。バトルが始まった。 ドラ「ピチュー、電気ショックだ!」 だがピチューの電気ショックはまったく効いていなかった。ドラえもんは1目で相手が地面タイプだと悟った。 赤髪「馬鹿め。ヨーギラス、かみつくだ!」 ドラ「ピチュー、よけるんだ!」 素早いピチューはかみつくをあっさりかわした。 ドラ「ピチューの攻撃技は電気ショックしかない。よし、ここは・・・ ピチュー、甘えるだ!」 赤髪「あまえるだと、調子狂うぜ。」 ピチューの甘えるは次々と決まり、ヨーギラスの攻撃力はどんどん落ちていった。さらにドラえもんはしっぽを振るでヨーギラスの防御力を下げさせた。だが結局、ピチューはやられてしまった。 ドラ「向こうはだいぶ弱くなっている。コラッタ体当たりしまくれ!」 コラッタはたった2発の体当たりでヨーギラスをしとめた。どうやら少年は他にポケモンを持っていないようで、ドラえもんは少年に勝利した。 赤髪「ちっ、まあいいか。俺の名前はブラックだ。こんどあったときは覚えておけ。」 そう言うと赤髪の少年、「ブラック」はお金もよこさず走り去っていった。 ドラ「赤髪なのにブラックか・・・」 そう呟き、ドラえもんもワカバタウンを目指して走っていった。 ドラ「すいませーん。」 ウツギ研究所を尋ねると、研究所内はなにやら騒がしかった。ドラえもんを見つけた1人の男が驚いて叫んだ。 男「うわ!青い狸が喋ってる!」 ドラ「僕は狸じゃない、猫型ロボットだ!ウツギ博士を出してくれ!」 男「僕がウツギだけど、何か用かい?」 目の前の男はとても偉い博士には見えなかったが、ポケモン爺さんから預かった届け物を渡した。届け物はどうやらポケモンのタマゴのようだ。 ウツギ「ごくろうだったね。今研究所は忙しいから、後でお礼するよ。」 ドラ「何があったんですか?」 ウツギ「今さっき研究所にいたヨーギラスというポケモンが盗まれたんだ。犯人はどうやら赤い髪の少年みたいだけど・・・」 まさにさっきあった少年、ブラックだ。」 ドラ「ついさっきそいつとバトルしましたよ。名前はブラックとか言ってました。」 ウツギ「そうなのかい、ご協力ありがとう!」 ウツギはそう言うといきなりドラえもんの持っていたボールを手に取ったと思えば、研究所の奥へ行って石を持ってきた。 ウツギ「とりあえずこの雷の石をあげるよ。君のピチューが進化したら使うと思うから。ちゃんとしたお礼はまた今度するよ。」 ドラえもんは今度貰うお礼に期待をしながらウツギ研究所を出て、遅れを取り戻すため再び走りだした。 だれよりも早くキキョウシティに着いたスネ夫は、フラッシュの秘伝マシンをてにいれめにマダツボミの塔へ向かった。中のトレーナーはマダツボミしか使わないので、全員ヒノアラシの火の粉で瞬殺した。 スネ「ははは、雑魚をいたぶるのはいい経験地稼ぎになるぜ。」 スネ夫は坊主たちに怒られるのは怖いので、彼らに聞こえないように呟き、ジムリーダーの元へ向かった。 スネ夫とジムリーダー、ハヤトの勝負は一方的だった。スネ夫のヒノアラシはさっきの経験地でマグマラシに進化していたので、ハヤトのポケモンなど相手にならなかった。 ハヤ「乾杯だよ。バッジと技マシンを受け取ってくれ。」 貰った技マシンは泥かけ・・・ではなく影分身だった。そういえば、技マシンも最新作の物に変更されていることをスネ夫は思い出した。 スネ夫の次にジムに挑戦しに来たのは出来杉だった。マダツボミの塔でゴースを捕まえていた出来杉は、ハヤトの攻撃をまったく受けずに勝負した。受け取った影分身の技マシンを受け取った出来杉はにやついた。 出来「こいつは使える。あの片目キザ野郎も少しはまともな物をよこすようになったじゃないか。昔泥かけなんてゴミを渡されたときはキレかけたぜ。」 そして出来杉は次の目的地であるヒワダタウンを目指して歩き出した。 キキョウシティに着いたジャイアンは、早速町の民家へ行ってスネ夫を見なかったかそこの子供に尋ねた。 子供「ああ、そのリーゼントっぽい人ならもうジム戦をクリアしたみたいでどっか行ちゃったよ。そんなことより、マダツボミもってるならイワークと交換してよ!」 民家でもらったイワークにはダサいニックネームがついていたが、それが気に入らないジャイアンは忘れさせられないニックネームを無理やり忘れさせた。だが、イワーク自体は気に入ったようで、ジム戦でもイワークを愛用してあっさり勝利した。 ちなみに、マダツボミの塔はオニスズメでクリアしたようだ。 ジャイ「早くスネ夫の奴を追いかけてぶっ殺してやる。」 急ぎ足でヒワダタウンに向かおうとした時、ジャイアンは今からジム戦に行こうとするしずかに会った。 しず「あら剛さん。いまからジム戦だからバトルは勘弁してね。」 ジャイ「わかった。がんばってね。」 そしてしずかもまたハヤトに挑むのだった。 しずかはジム戦で苦戦していた。マダツボミの塔はキャタピーが進化したバタフリーで簡単に突破できたが、ジム戦ではバタフリーは相性が悪く、イーブイもピジョンに苦戦していた。 しず「イーブイ、体当たり!」 ハヤ「ピジョン、かわしてこちらも体当たり!」 おもにお互い体当たりでのぶつかり合いとなったが、ピジョンの方が能力が高く優位に立っていた。 しずかはイーブイを1度引っ込め、バタフリーを出した。 しず「バタフリー眠り粉で眠らしてから硬くなるよ!」 複眼の特性を持つバタフリーの粉技の命中率は高く、ピジョンはあっさり眠った。 しず「バタフリー、後はとにかく念力よ!」 ハヤトのピジョンはやっと目を覚ましたが、防御力を上げたバタフリーに風起こしはあまり効かず、イーブイ戦のダメージもあってあっさり倒れた。 しず「やったわ!ありがとう、イーブイにバタフリー。」 喜ぶバタフリーの影で、あまり活躍できなかったイーブイは次こそは・・・と燃えていた。 4人の挑戦からだいぶ後、のびたも夜にキキョウシティにたどり着いた。 のび「もうヘトヘトだよ。でもジム戦を終わらしてから寝よう。」 マダツボミの塔をさっき捕まえたホーホーと一緒に素早く駆け上がった後、のびたは緊張しながらジムに入った。 ハヤ「また子供の挑戦者かぁ、今日は多いな。」 ハヤトの言葉など聞いている余裕はのびたにはない、早速ジム戦が始まった。 のび「ヤドン、水鉄ぽ・・ってもう敵があんなところに! ノロマなヤドンはピジョンの動きについていけない。しかしのんきなヤドンはのびた気など知らずのんきにあくびしている。 のび「何してるんだヤドン・・・ってあれ?」 のびたが驚いたのも無理はない。さっきまで動き回っていたピジョンがいきなり眠りだしたからである。これはヤドンの技、「あくび」が原因だ。 のび「よく分からないけど、ヤドン!今のうちにのろいで能力を上げて体当たり!」 ヤドンの強力な体当たりが炸裂し、ピジョンは倒れた。 ハヤ「ノロマなヤドンなんか余裕だと思っていたけど、君なかなかやるね。」 のび「え、いやぁー、それほどでも。」 ヤドンの勝手なあくびが偶然かそれともヤドンの作戦だったのかは分からないが、のびたはジム戦をなんとかクリアしたのだった。 しかしこの後のびたはどこの宿にも泊まれず野宿することになってしまった。このとき、のびたが寝ているところのすぐ近くの宿にはしずかが泊まっていたのだった。 現在の状況 のびた キキョウシティで野宿 ヤドンLV14 ホーホーLV9 ドラえもん キキョウシティに猛スピードで接近中 ピチューLV9 コラッタLV9 ジャイアン つながりの洞窟付近で野宿 ワニノコLV15 オニスズメLV11 スネ夫 ヒワダシティの高級ホテルに滞在 マグマラシLV16 マダツボミLV12 しずか キキョウシティの宿に滞在 イーブイLV12 バタフリーLV14 出来杉 ヒワダシティの宿に滞在 チコリータLV14 ポッポLV16 ゴースLV14 昨日猛スピードでキキョウシティに到着し、野宿したドラえもんは、ジムリーダーをピチューの電気ショックであっさり撃破した。 しかし、その後ハヤトからマダツボミの塔の話を聞き、急いで塔を登った。だが、思ったより時間がかかってしまった。 ポケモンセンターに戻ったドラえもんに、ウツギ博士の助手と名乗る人物が話しかけてきた。 助手「ドラえもんさんですよね。まあきかなくても分かりますけど。これえ、例のお礼の物です。」 ドラ「こ、これかい。どうもありがとう。」 助手から渡された物は、この間運ばされたタマゴだったので少し戸惑ったが、ありがたくいただいておいた。 タマゴをポケットに入れ、32番道路をレベル上げしながら進んでいったドラえもんは、1匹のポケモン、ウパーに心を惹かれた。 ドラ「これはダイパに出てきたポケモンだな。こんなにかわいかったんだ。」 ウパーを捕まえたドラえもんは、つながりの洞窟へと入っていった。中の敵は山男や火吹き男などだったので、ウパーで楽々突破した。 その少し前、キキョウシティで野宿したのびたは、目を覚ますとすぐに冒険を始めた。いつもと違い、とても寝起きがよかったのだ。 進みはじめてすぐ、昨日泊まれなかった宿からしずかが出てくるのが見えた。のびたは迷わず声をかけた。 のび「おーい、しーずーかちゃーん!」 しず「のびたさん!どうしたの。」 二人はこれまでのお互いの冒険についての話をした。 しず「へぇー、昨日は野宿したのね。大変だったわね。」 のび「いやー全然平気平気。それより、あのさ、しずかちゃん・・・」 のびたはしずかに提案を持ちかけた。 のび「しばらく僕と一緒に行動しようよ。お願い!」 しず「え、まあいいわ。よろしく、のびたさん。」 のび「やったー!それじゃあ早く行こうよ。」 こうしてのびたとしずかは共に行動することになった。2人は32番道路で他のトレーナーとダブルバトルをしている。のびたにとっては至福の時間だった。 そんな感じで進んでいると、2人はいつのまにかつながりの洞窟を抜け、ヒワダタウンに到着したのだった。 同じ頃、ヒワダタウンにいたスネ夫は、いままさにヤドンの井戸でロケット団とたたかおうとしているところだった。 スネ夫は町のボール職人、ガンテツという爺さんがヤドンの井戸にロケット団を倒しに行ったのを追いかけているところだった。戦う前にアイテムを充実させたかったが、昨日普通の宿が嫌で高級ホテルに泊まったので、あまり金がなかった。 スネ「くそ、普通の宿に泊まるんだった!」 ヤドンの井戸に入ってすぐ、ガンテツにロケット団を倒してくれと言われた。スネ夫は彼を、わがままだし、カミナリ爺さんっぽいし、いやなジジイだ、と思っていた。 したっぱ「何だ、ガキが、やんのか?」 したっぱたちは口先だけでたいしたことはなく、ガンテツは安心したとか言って先に帰ってしまった。スネ夫は、「うざいジジイだ」、と思っていた。 だがその後、幹部と名乗る男が現れ、スネ夫は苦戦した。最後の1匹である新入りのズバットもやられかけ、もう駄目かと思っていたら、いきなり敵が攻撃をやめ、スネ夫に話しかけてきた。 幹部「君、なかなかやるじゃないか。1つ私と取引をしないか。」 「取引」と聞いたとき、スネ夫は恐ろしいことを想像していた。だが、相手は意外なことを言ってきたのだった。 幹部「実は君の仲間と思われる少年たちが、ヒワダタウンにいる私の仲間と戦っているんだ。君に負けず劣らずの力の持ち主だ。彼らを野放しにしておくことはできない。 そこでだ、君に彼らの行動を定期的に報告してほしい。 わかりやすくいえば、「スパイになってくれ」ということだ。」 スネ「取引、というには僕が得することもあるんですよね?」 幹部「ああ、もちろんだ。この場で君を逃すのはもちろん、この町のロケット団を撤退させ、さらに君に定期的に資金援助もしよう。君は普通にバッジ集めを続けてくれればいい。」 スネ「わかりました。やりましょう。」 幹部「それはよかった、これは契約の証だと思ってくれ。」 スネ夫は連絡を取る通信機に加えて、デルビルをもらったのだった。この取引は、スネ夫にとって思わぬ幸運となった。仲間への罪悪感など彼には無かったようだ。 井戸を出たスネ夫は、ガンテツにロケット団を追っ払ったと嘘をついてジム戦にいくと、出来杉にであった。 出来「やあ、スネ夫君。僕は先にジム戦をクリアしてきたよ。君もがんばってね。あ、君のおかげでジム戦ができたから、君が先に進むまで待ってるよ。」 そう言われたスネ夫は、やはりこいつは性格もいいなぁ、と思っていた。ちなみにロケット団と町で戦っていたのは出来杉ではないそうだ。多分ジャイアン辺りだろう。 そのとき出来杉は、 出来「めんどくさいイベントは全てこいつにやらそう。こいつがカモネギイベントを終わらせてくれるまで、僕はレベル上げでもしているか・・」 と考えていた。 今、しずかはヒワダジムの前に立っていた。 話は少し前に遡る。ヒワダタウンに到着したしずかは、 のび「うわぁ、見て見て。僕のと同じヤドンがいっぱいいるよ。」 と呑気に話しかけてくるのびたを軽く流し、のびたとどうやって別れようか考えていた 実はしずかがのびたと組んだのは洞窟を通るのが怖かったからであり、実際洞窟はあまり怖くなかったし、もともと1人で旅したかったしずかはこれ以上のびたと組んでいる理由が無かったのだ。 しず「のびたさん、私ちょっと買い物しなきゃいけないから、先に進んでて。」 のび「ああー、まってよしずかちゃーん。」 走っていくしずかを追いかけているのびたは、大柄な男、しかもロケット団の団員にぶつかってしまった。なんて不幸な男なんだろう。 団員A[何だこのガキは、前向いて歩けやコラァ!] 蹴り飛ばされ、さらに現金を奪われそうになったのびたは、泣きながらも戦う決心を心に決めた。しかし、しずかはすでにどこか行ってしまったようだ。 ジャイ「おーい、のびたぁー!どうした。」 そのとき、のびたの耳にいつもの聞きなれた声が聞こえた。そう、ジャイアンが現れたのだ。後ろからジャイアンを追いかけてくる団員もいた。どうやらジャイアンもロケット団と揉めている様だ。 2人はダブルバトルで戦うことになった。だが、2人とものびたとジャイアンの相手にもならず、駆けつけた援軍も次々と2人にやられていった。ジャイアンはイワークが命令を聞かなくなったのでイライラしていた。 この一件以来、2人はロケット団、そしてスネ夫に目をつけられることになったのだ。 しずかがジムに入ると、ジムの入ってすぐのところにある看板にこう書いてあった。 「ヒワダジムジムリーダー、ツクシ認定トレーナー 出来杉 スネ夫 ジャイアン のびた」 どうやらこの4人はすでに戦いを終えたようだ。ここのジムリーダーが使う虫タイプに有利なポケモンを持っていた彼らはあっさり勝利したのだった。 早速しずか対ツクシの勝負が始まった。ツクシが出してきたキャタピーとビードルはバタフリーですぐ撃破したが、最後に出てきた切り札、ストライクの翼で打つでバタフリーは一発でやられてしまった。しずかは次にイーブイを出した。 しず「イーブイ、体当たりよ!」 ツク「高速移動でかわして電光石火だ!」 しず「く、イーブイ戻って!」 ツク「甘い!追い討ちだ!」 イーブイもストライクの素早さに翻弄されてやられ、しずかは最後の一匹、新戦力のメリープを出した。さっきまではこいつを育てていたのだ。 ツク「くそ、相性が悪いな。ストライク、高速移動で電気ショックに当たらないようにしろ。」 しず「メリープ、電磁波で麻痺させて動きを止めるのよ!」 冷静に麻痺させて相手を鈍らせたメリープは、電気ショックでストライクを倒した。しかも、メリープはモココに進化した。 ツク「僕の負けだよ。バッジと技マシンを受け取ってくれ。」 渡された技マシン「銀色の風」を早速バタフリーに覚えさせたしずかは、居合い切りを貰うためにツクシから聞いた炭職人のところへ向かった。 その時、またしても活躍できなかったイーブイは、次のジム戦こそ・・・と思っていた。 現在の状況 のびた ウバメの森 ヤドンLV18 ホーホーLV19 ドラえもん ヒワダタウンでジムに移動中。 ピチューLV14 コラッタLV15 ウパーLV13 謎のタマゴ ジャイアン ウバメの森 ワニノコLV17 オニスズメLV18 イワークLV14 スネ夫 34番道路 マグマラシLV19 マダツボミLV16 ズバットLV15 デルビルLV16 しずか 居合い切りゲット イーブイLV15 バタフリーLV17 モココLV15 出来杉 34番道路 ???
https://w.atwiki.jp/nyaruemon/pages/36.html
// !l // }} -‐ 二二 ‐- 、 // / j_/_ `ヽ、 \ // / / ヽ `ヽ、 \ ヽ // / j Y \ ヽ 、 l l / / l } Y \ハ { { / / l { ト ト、} }ー- ニ=- l l / / l 、 l l‐YT''Yハ j } j l l λl // l い ゙、 ト l }ノ ノ }ノl ノ`j j、 人 i みんなと一緒に ゙、 ∥ j lヽト、\ l ヽ 〃_ j/ l } ヽl \ { ノ ノ トl ==ァ """" ノ j/ \ レッツ安価!! / { ト、 ハ 〃 __ ノイ j \ 乂 メ ゝ { r-''" ` j ハ \ ニャルえもんスレに参加するための _______ r^ 、_ {//} ト.._ ゞ ノ ィノ /┐ _r-、\ {三三三三三三ニフ二[{" ハ二〕 / j j r^>---‐''ノ// メ く /ハi^i^} \ 入門講座の総合ページです!!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄\ `ヽ、/ ノ'"トr┴^L、r-L「j j ヽ) / ー--┘ \ \ 7 /__〔 Y^ー、__r-十{ ト \/ / \ / \_j 「 〈 /r)/o/ζ 人 、 λ\ / ヽ / { { j L! j-} Yヾト\ `ー j \ Y / 人ト l { (_{ 0 { 〕 ノ __ l \ l\ } / / _r`''┴┴--‐イ/ } l ヽ } )ノ j / / r、/ `ー -‐へ \ { i ハ {/ { >「 { }__-‐┘} 八 、 l / 下記のリンクから i /〈 〈 i__ __ノメ ̄〉 \ ノ \ \ ノノ ∨ У \ヽ-、_r-、-‐fr-へ / /⌒ヽ  ̄ どうぞ! \ / `十'''~‐ l ヽ _У /⌒\ハ \ l--l __「こ rフ / ;;;;ノ } T_r、_`T ̄ 〈彡'" Χ / 乂_ノ `r---イ 辷彡" / 廴;;;;;;j、 \ / T^~^Y l ! l ! V l V i _} i γ ヽ;;ト、 └―― '''" 【最新版】 新 なぜなに【安価】ニャルえもんの秘密道具【R-18G】入門 2013年7月7日版 ※スレ本編で2012年とありますが2013年版での間違いです。その他誤字少々 旧 なぜなに【安価】ニャルえもんの秘密道具【R-18G】 システム解説と安価への参加の仕方 2013年6月27日版
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4260.html
ドラえもん きみとペットの物語 【どらえもん きみとぺっとのものがたり】 ジャンル RPG 高解像度で見る 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) メディア 8MbitROMカートリッジ 発売元 エポック社 開発元 オーパーツ 発売日 2001年3月16日 定価 4,515円(税込) セーブデータ 3個 判定 良作 ポイント オーソドックスなRPG主人公がゲームオリジナルキャラやりこみ要素「カード集め」が楽しい ドラえもんシリーズ 概要 ストーリー 評価点 賛否両論点 問題点 総評 概要 説明不要の知名度と人気を誇る漫画・アニメ『ドラえもん』のゲーム。 喧嘩をして家を飛び出したペットを救うために、主人公がドラえもんたちと一緒に冒険するというストーリー。 ドラゲーでは『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』以来となる、プレイヤーの分身としてのオリジナル主人公を採用。システムも同作に類似している。 ストーリー (説明書より引用) ある晴れた日、”きみ”が外を歩いていると、道路の端っこにダンボール箱があり、ダンボール箱からちょこっと顔を出しているとても愛くるしい動物を発見します。”きみ”「あっ かわいい。おまえ、捨てられてるの? うちにおいで。ママに頼んであげるから、うちの子になりなよ」そう言うと、その愛くるしい動物を家に連れ帰ります。この日から、”きみ”とペットの生活は始まりました。それから1年…いろいろなことをして一緒に過ごしました。そんなある日のこと、”きみ”が家に帰ると、いたずらをするペット。しつけのためにしかると、ペットは家を飛び出してしまいます。ペットは夜になっても帰ってきません。ちょうどその頃、巷では、ペット泥棒が話題になっていました。ペットはペット泥棒に捕まったの?ペット泥棒は誰なの?”きみ”はペットを探すために、隣町のペットショップへ向かいます。 これから大冒険があることも知らずに… 評価点 ストーリーが大長編ドラえもんを彷彿とさせるもので、オリジナルにしては出来がいい。 ジャイアンの性格はまんま映画版準拠。 他のドラえもんゲーにありがちな原作破壊要素もあまりない。 主人公の性別を「おとこの子」「おんなの子」から選べ、それぞれ顔のパターンも2種類から選択可能。 男の子はペットが猫、女の子はペットが犬になり、男女でシナリオの細部や覚える技なども微妙に変わってくる。 デフォルトネームはないが、パッケージイラストでは女の子&犬の方が描かれている。 難易度が選べる。 難しくすると大人でも結構手応えがある。 原作メインキャラの各家庭の母親が全員登場する。 いずれもチョイ役で物語に関わらないものの、地味だが嬉しい仕様。 GBの解像度の関係で小さなドット絵ではあるものの、各キャラクターの特徴をよく捉えている。 また、会話ウィンドウには顔グラフィックも表示され、こちらの絵も原作のイメージを壊していない良い出来。 各キャラクターにそれぞれ個別の技が用意されている。 ドラえもんは秘密道具、のび太は射撃というように、原作のキャラを尊重した技。 連携技「ゆうじょう」が存在する。 敵を倒す、ダメージを受けるなどで仲間との会話が発生するとポイントがたまり、それを消費して発動。 キャラの組み合わせで効果が違い、「キャラA」から「キャラB」、「キャラB」から「キャラA」では会話のパターンが違う。 敵が一部映画から取っているものがある。 『ドラえもん3 魔界のダンジョン』とは違い、量産キャラクターだけなので、矛盾していない。 この作品の特徴、やり込み要素として「カード集め」がある。 カードは種類がとても豊富であり、200種類もある。 一定の期間でしか獲得できない隠しキャラやアイテムのカードもある。 2周目からは性別と難易度を変更してプレイできるため、カードを全部揃えられる。 また、前述の通り性別によって細かい部分が違うため、再プレイでも1周目との違いを楽しめる。 説明書に特技一覧が載っているので、技で困らない。 賛否両論点 RPGではあるが、序盤は移動や会話のみのおつかいでストーリーが進み、初戦闘までが非常に長い。 ただしその後はザコ戦も含め戦闘は多くなる。 もっとも、序盤は平和な町中だけで話が進むのでむしろ戦闘が無いのが正しいのだが。 主人公がゲームオリジナルキャラ。しかも『ギガゾンビの逆襲』とは違い、ストーリー自体もドラえもんたちではなくオリジナル主人公を主軸にしている。 ただし主人公は隣町に住んでいる設定でドラえもんたちとは初対面のため、原作に一切登場しない点については矛盾はない。言わば大長編のゲスト主役キャラに近い。 また、キャラクターは最初から戦闘に参加できる3名として「しずか」「ドラえもん」「のび太」が揃っているので、ほとんど主人公を出さなくてもいい。 とはいえ、主人公の特技や友情技が使えないわけではない。また終盤のパーティー選択ではドラえもんと主人公とだれか1名(任意)になるので、主人公をメンバーに入れる必要がある。 各家庭の母親は全員出てくるくせに父親はのび太の父親ですら出てこない。 ただし母親たちも話に深く関わるわけではなく、原作メインキャラたちはきちんと活躍しているため、出ないことが多少残念な程度。 ジャイ子に関しては妙に性格が悪く、アニメ・原作双方のファンから見ても違和感が強い(原作初期に近い)。 ストーリーのプロローグでの主人公の言動。 女主人公はともかく、男主人公に至っては「俺がお前を拾ったんだから言うこと聞け(要約)」というものである。それでペットが逃げたら困り出すのだからはた迷惑である。 問題点 全体的なストーリーは良いのだが、終盤の展開や伏線の回収は打ち切り漫画の如く駆け足で進む。 旅に同行する店長や、終盤に出てくるキャラの設定も描写不足。 ラスボスに至っては「シンジケートのボス」という肩書きしか語られず名前すらついていない。スタッフが途中で力尽きてしまったのだろうか。 バランスが破綻しているというほどでは無いが、特技が若干冷遇気味。「レベルを上げて(ry」というレベルではないにしろ通常攻撃の方が効率が良い。使える特技も多いが…… 技の間の格差もある。たとえばジャイアンは「歌」と「リサイタル」という特技を両方習得しているが、どちらも全体攻撃でダメージはほぼ変わらず、歌の方がコストが低いためリサイタルを使う意味が無い。 デバフ系はボスにも効果抜群でありとくに主人公男とのび太の友情技とジャイアンの「にらみつける」は相手の攻撃力を大幅に減らすことができ 2回重ね掛けすると相手の攻撃力が大幅に減少するためほぼ負ける要素がなくなる。 また、一つだけあからさまなバランスブレイカーが存在する。それはスネ夫がレベル23で覚える技「いじわる」。 これは敵を戦闘から強制的に逃がす技なのだが、耐性の設定を誤ったためかラスボスにすら効いてしまう。いじわるぐらいで逃げるボスって…。 装備品の数値がまともに機能していない。 攻撃力の数値はそのまま反映されているのだが素早さは表記上は上がっているのにもかかわらず内部的には一切上がっていない。 そして防御力に関してもなぜか防御力が2倍になるバグが発生している。そして本来魔法防御的な役割の運の数値にいたっては上げれば上げるほど逆にダメージが増えるという逆転現象が発生している。 ミニゲーム(クイズ、早食い競争、シャッフル、記憶力の計4つ)が飽きやすい。 早食い競争とシャッフルは上位ランキングに入ればカードがもらえるので、ランキングに入る程度に手を抜くと良い。 クイズはかんたんからカルトまである。主に映画版からの出題だが…… 「難しい」「カルト」は普段アニメしか見ない人にとっては難関。カルト難度に至っては劇場版と大長編の違いまで熟知し、一部原作漫画も知らなければいけないレベルである。 種類はそんなに多くないので、答えを覚えてある程度答えればいいが、出題文と回答欄が同じで右上の「だいちょうへん」と「えいが」で見分けるしかない問題があるためカード回収の難易度と疲労感が増している。 さらに隠しキャラ「ラムー」をスルーすると、2周目以降ではこれのカードが取れない。 音楽の質があまりよろしくない。 「アタック」と言われる「音が鳴り始めてから最大の音量になるまで」の期間がかなり長く設定されているため、リズムが崩れてしまっている。また、メロディ自体も個性が薄い。 総評 下手なドラゲーよりも原作をきちんとリスペクトしており、キャラゲー要素のほか、ストーリーの出来も良く、RPGとしても複雑な要素こそ無いがオーソドックスにまとまっている。 音楽さえ除けばキャラゲーとしてかなりの出来だと言えるだろう。