約 2,967,168 件
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1307.html
180 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2011/01/31(月) 00 33 38 ID 5fJIUshQ0 唯「ハッピバースデーさわちゃ~ん」 梓「おめでとうございますさわ子先生」 さ「あら、あなた達私の誕生日覚えててくれたのね、ありがとう」 唯「だからほいこれ、あずにゃんと2人で作ったんだよ!」 梓「大きいケーキ作りは大変でしt・・・って唯先輩!間違ってチョコプレートにYUIAZUって書いてるじゃないですか!」 さ「あはは・・・相変わらず仲が良いわね・・・」 唯「あれっえへへ~ついうっかりてへぺろ」 梓「うっかりじゃないです!しかもローソクの数が多すぎます!一体何十年生きてるんですか!」 さ「まだそんな歳じゃないわよ・・・・」 唯「ところでさわちゃんは今年で何歳になったの?」 梓「ゆ、唯先輩っ それは禁句です!」 さ「・・・・」 唯「ブーブー・・・そうだ聞いてよさわちゃん、ケーキ作ってるときあずにゃんがね、自分のおっぱいに生クリーム乗せt 梓「にゃああああ!ダメです!その話はNGです!18禁です!あっ違っ」 さ「てめェらぁ・・・」 唯梓『ひっ・・・』 さ「一人身の私の誕生日にわざわざイチャイチャ見せつけに来るたぁ良い度胸じゃねェかあああああァァァア!!」 唯梓『キャアアアアアアア!!』 (作者別) 183 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2011/01/31(月) 01 39 25 ID kC6QPv8c0 【カップル襲来】 唯「えへぇーあずにゃんが渡しなよ~ほれほれ~♪」 梓「にゃぁん♪ ここは唯先輩ですよぉ~ふふふ~♪」 さわ「ケーキもってきてくれたの? 嬉しいわーありがとう!」ニコニコ さわ(むぐぐ……大人の余裕……ここは大人の余裕を見せるのよ……!) 唯「じゃあ一緒にわたそっか!」 梓「そうですね! せーのっ!」 『先生、お誕生日おめでとうございます!』 唯「さわちゃんのために愛を込めてつくりました! いえ、正確には愛しあいながら作りました!」 梓「も、もう唯先輩ったらぁ……それは秘密っていったのにぃ♪ あ、でも一生懸命つくりましたよほんと」 さわ「ぐぐ……まだ抑えろ……まだ……」プルプル 唯「でもでもさわちゃん。どうしてお誕生日なのに一人で家にいるの? 寂しくない?」 梓「そうですね。お誕生日といえば普通恋人と過ごしたり、いろいろ出かけたり」 唯「楽しかったよねーあずにゃーん♪」 梓「私たち、誕生日が近いから年末はイベンドだらけでしたね! えへへっ」 さわ「この子たちは教え子この子達は教え子この子達は教え子この子たちは」プルプル さわ(……しかしながら、教え子にとっくに先越される私って……ハァ) 唯「さわちゃんどうしたの? 震えてるよ? あ、ごめんドアずっとあけてると寒い?」 梓「あの……も、もしかしてすっごいお邪魔だったり?」 さわ「え、いやいや……えっとね……相変わらず仲がよくて嬉しい限りだわーってね……ハァ」 梓「当然ですよ! いまでもみんなみんな仲良しです! 誰一人欠けちゃいません!」 唯「桜高けいおん部は永遠不滅です! それもさわちゃんがいてくれたおかげだよ!!」 さわ「……梓ちゃん……唯ちゃん。そっか……まだみんなつながってるのね」 さわ「当然よね、あのけいおん部なんだから……」 唯「……さわちゃん? あ、そうだ! 澪ちゃんとりっちゃんとムギちゃんも後でくるよ!」 梓「憂と純もきます! さわ子先生にお世話になったけいおん部のみんなでお祝いしちゃいます!」 さわ「そ、そうなの……? ……う"っ、あら、あらら……」 唯「さわちゃん……? どうしたの」 梓「や、やっぱりお邪魔でした……? そうですよねいきなり押しかけてこんな」 さわ「あああちがうの、ごめんなさい。なんかね、年々涙腺がゆるくなってきて……」 唯「さわちゃん……泣くほど嬉しいの? プレゼントいっぱいもらえるから? もー子供だなぁ」 さわ「ち、ちがうのよ! そう言うのじゃなくってぇ、しんみりというか、ね!?」 さわ「ふー……まぁいいや! さ、あがってあがって。そんなとこ寒いでしょ」 さわ「せっかくつくってくれたんだからしっかり食べてあげるわよ。その愛のケーキとやら」 唯「うん! おじゃましまーす! わー、さわちゃんの部屋久しぶりー」 梓「ほんとだ、暖房きいててすっごく暖かいですね」 唯「あったかあったかー。 ねー? さわちゃーん♪」 さわ「うん、あったかあったか……!」 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/83452/pages/2373.html
1 2 3 4 5 6 7 8 9 短編 1レス1ネタ系 ※陵辱ネタはカットしてます。 2009/08/10 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1249904408/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 律「おっぱい」 澪「ん?呼んだ?」 律「呼んでねーよ・・・」 ワロタwww -- (名無しさん) 2014-10-18 21 34 31 お化け屋敷で澪ちゃんは誰に襲われたんだ… -- (名無しさん) 2014-09-03 17 12 27 1レス1ネタ系に外れってあまりないな -- (名無しさん) 2013-06-09 22 10 45 これ大好きだww 陵辱部分はエロいんだよな -- (名無しさん) 2012-09-10 19 38 15 もうやだ、腹痛てぇwww -- (あずキャット) 2012-01-27 21 17 59 正直ジャックバウアーが面白かったくらいで ツボったくらいで -- (名無しさん) 2010-10-27 22 33 17 何も言うまい・・・・・。 -- (通りすがり) 2010-10-27 22 31 18 変拍子を使ぃだす幼唯ww -- (名無しさん) 2010-10-27 21 16 21 あずにゃんwwww「なんでも頼んでいいよ」って言われて「じゃあ一番高いの!」 って普通に言うのはまずくねーかw -- (名無しさん) 2010-09-02 02 17 05 リアルタイムで読んでたなあこれ… ギスギスしてなくて、かと言ってほのぼのしすぎてなくて これぞけいおんの空気。俺は好きだぜ -- (名無しさん) 2010-07-15 23 28 28
https://w.atwiki.jp/nayaminashi/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/nayaminashi/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/vipnos/pages/16.html
あるところに、なめたけという一人のプレイヤーがいました。 最初は何か痛い名前のファミリー作ってる中の一人でした。 そんな彼がある日、VIPFAMIRYの中の一人と5分間ぐらいPTを組みました。 数日後、そのVIPPERになめたけから耳打ちが。 「あの・・・私の悲しい歌を聞いてもらえませんか・・・?」 なんでも彼は友達とノーステイルをやるためにファミリーを作って、友達のLVに追いつくために必死に徹夜までしてLV上げしたのだそうです。 ですが、いざ追いついたと思って友達に言うと反応は 「お前まだそんなゲームやってんのかよ(笑)」 その徹夜のせいで試験にも落ちたというのにこの仕打ち。 そしてなめたけも引退するということで、遺産は全てそのVIPPERに譲ることになりました。 今ではその遺産は、ミニランドの置物に変わったようです。 よかったね、なめたけ^^ _____\ \ / \/ \ __/─≡⌒ │ \ )\ / \ / │ │ │ │ │ レ─ ∧ ∧│\ / │ │ / \ / V \ │ │/ │ │ │ \│ / \│ │/ \ \ │ (●) | |(●)| \┌┐ あの・・・私の悲しい歌を聞いて下さい… \│ \| │ │ │ 6 \ \__/ 。 \__/ │/ \ ___ / \ / \____/ //│ │ |\ / / \___/ | │ │ │ │ │ │ │ │ | │ ∧ ∧ | │││ │| |
https://w.atwiki.jp/otonamida/pages/81.html
グループ:一般人 キャラ紹介 性別 男 年齢 17歳 職業 高校生 出身 香川 現住所 香川 趣味 ソシャゲ キャラ説明 大学生の彼女ができて、楽しい毎日を送っている高校生。 同級生の一人が最近学校を辞めて東京へ行ったらしいと風の噂で聞いた。 毎週末、彼女とイオンとかに行って遊ぶのが楽しい。 並行世界にはもう一人の30歳年上の自分が存在しており、その時分は高校生時代は不良で、その後、覚せい剤で刑務所を出たり入ったりを繰り返しながらボロボロの人生を送っているという… カード一覧 レアリティ 二つ名 スキル ノーマル 高校生活満喫 - レア 彼女とデート 判定緩和II・MissBAD→GREAT スーパー 彼女と長電話 判定緩和II・MissBAD→GREAT エクストラ 彼女と同じ大学目指して勉強中 判定緩和II・MissBAD→GREAT ウルトラ たけしの心は何もない 判定緩和II・MissBAD→GREAT 音涙での評価 所属リージョン:香川 お前のような一般人がいるか! と突っ込みたくなるレアスキルを持っている。 Miss/BAD判定をGREATに置換するため、難所をこのスキルでごまかすことで新規のフルチェイン・クリアが狙える。 その他 出典:『Heavy Rains』https //andymente.moo.jp/html/game2/heavy_rains/?p=top 第2話『ウラン』に登場。浦島涙の幼馴染でうどん屋の息子。浦島涙の幼稚園児の頃からの想い人でもあるがキャラ紹介にあるように大学生の彼女ができたことにより疎遠に。浦島涙のキャラ紹介中にある『同級生の親友に大学生の彼女ができた』の「同級生」がこのたけしのことであり、たけしのキャラ紹介にある「同級生の一人」は浦島涙のことである。つまるところ浦島涙がHeavy Rainsに加入するきっかけとなった人物なのだが本人はそれを知らない。 関連:『ジャスコの2階』https //www.nicovideo.jp/watch/sm23978684 キャラ紹介にある並行世界のたけしと思われる存在が登場する曲。(歌詞中の「フェニルメチルアミノプロパン」が覚せい剤の事であるため)こちらのたけしは今はなきジャスコのゲームコーナーを平日学校を休んで一人で回るのを楽しんでいる。 関連その2:『だんごむしのいちにち』https //www.nicovideo.jp/watch/nm7927425 カード『たけしの心は何もない』の出典元。上記のたけし達との関連は不明。
https://w.atwiki.jp/puyopuyodictionary/pages/16.html
桜高軽音部がほのぼのとした日常を送る深夜アニメ。 現在は原作とアニメを共に終了している。 違いが分かりにくく、2期から見始めた人にとっては一度放送されていた事は知っていても1期の内容などは知らない人が多い。 とりあえず違うところは「けいおん!」と「けいおん!!」と、「!」が一つ増えているというなかなか気づきにくい仕組みだった。 部員は4人。(1期9話で正式に5人目が入部) 廃部寸前だった軽音楽部を救ったのが田井中律で、色々と勧誘した。 唯は「口笛などの軽い音楽」を軽音楽と勘違いして入部したらしい。 ちなみにこのアニメが始まる前にやるCMは「宗教」などとネタにされている。 ぷよとの関連性は最近ぷよキャラスレに参加したばかり。 一応裏設定としては紬がイオナズンを唱えられるなどという超次元設定が適当に作られた。 また大辞典ではけいおん関連記事も少なくない。 下手をすればけいおん大辞典なのかぷよぷよ大辞典なのか分からなくなる、なんて現状も。 ちなみに第2話で律が「目指すは武道館ライブ! (高校)卒業までに!」と言っていたが、実際はその夢は儚くも虚しく叶わずに終わった。 原因は恐らくティータイムのグダグダ時間(タイム)の長さ。 練習をしなければ武道館なんて叶わないのだ。 また現実の世界でも2期最終回までに武道館ライブの夢を果たせず、結局武道館ライブの座はらき☆すたに譲ってしまった。 まあ現実では恐らくゲームの収録だった都合で暇が無かった可能性もあるが。 ちなみに軽音部は意図していないようだがどうやら映画化は決まったようだ。 山中さわ子役の真田アサミが映画予告を見た数分後にTwitterで「知らなかったよー(>< 嬉しい!!!」「映画化は嬉しいサプライズでした♪」等とつぶやいている関係上、どうやら声優にも知らされてなかったようだ。 声優すら映画化情報を知らなかったという事は相当極秘な物だったのだろう。 またファンも「まだ死なずにすむわ」「俺はまだ生きていられる!」などとどうやら自殺防止にはなったようだ。 しかしまだ映画の概要などは公開されていない。 実写という噂もあるがそれはまだスタッフの極秘らしい。 今後の情報を待とう。 ちなみに9月3日にリリースしたCD、「ごはんはおかず」だが、銀魂と関係していた事が判明した。 これにより銀魂の作者である空知英秋先生は意図してはいないだろうが、予言者と化した。 詳しくは銀魂本編の第66話かこの動画を見れば分かる。 ↓微妙に銀魂なけいおん!♯7 sm12465463 また神楽のくだらない言葉かと思われた発言も格言と化した。
https://w.atwiki.jp/reigaserver/pages/41.html
お知らせサボってました、すまそ 筆者・れいがくん (05/19) はい、鯖開いて閉じて繰り返したり、他の事してたので更新できませんでした。すいません。 更新できなかった間に起きた出来事をSSとかも交えて書いていきます。 ・一つ目「PvP鯖発展させた」 これは5月14日~5月16日のこと。 前にフィールド増やしたけど、まだ二つしかなかったので、もっと増やすことに。 そしたら現在の4つになった え?全然増えてないじゃんって?頑張ったからいいでしょ! 増やした物の一つ「Runic of the Sea」 ・二つ目「ロビー鯖に建物増えた」 これは5月17日 タイトル通り増えました。 にぎやかになりましたよ!壁とか増えたし。 というか壁が印象的過ぎる... かb...ロビーの画像をどうぞ。 因みに、壁を作った人は提督さんです。(わからなかったら運営チームを見てね!) ・三つ目「鯖が増える」 これは5月18日のこと 最初に僕が「マルチ鯖って生活鯖あるから生活鯖作っといたらいいんじゃない?」 っていう安易な考えから、生活鯖を建ててしまう、、、、 そして追い打ちおかけるように、提督さんが「Minigameあったほうが面白いって!」って言ったことから、ミニゲーム鯖を建てる.... はい....開発しなければならない鯖が2つ増えてしまいました WorldEdit多用してロビーとか効率的に作るのでご期待くださいな。 コメント コメントログ:お知らせサボってました、すまそ 名前
https://w.atwiki.jp/voicetwitter/pages/142.html
名 前 : 有栖川 みや美 ( アリスガワ ミヤビ ) 愛 称 : みやびん etc... デビュー作 : 絶対幸せ宣言っ!(立川 千夏) 有栖川みや美@arisugawamiyabi #twitter_widget_profile
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/44.html
ぷちん、と軽く小さな音と共に、手の甲に刺すような痛みが走った。 反射的に手を引っ込めると、今まさに纏めようとしていた髪がばさりと広がる。 やり直しか、と小さくため息をついて、そして私は初めて床に落ちる切れたヘアゴムに気がついた。 「…そっか、切れちゃったんだ」 実際、いつもの形に髪を纏め上げるなんて毎日繰り返していることであり、傍から見るよりずっとたやすいことだ。 だから、そういうアクシデントでも起こらない限り、ミスを起こしてしまうなんてことはまずない。 つまりは、最初からその可能性に思い当たるべきだったはずなのに。 「お気に入り、だったんだけどな」 別に特別なもの、というわけではなく、中学のころからずっと使っていたというだけの理由だけど。 そろそろそれが寿命を迎えることもわかっていたし、だからあらかじめ替えのゴムを用意していたりもしている。 そういうドライな自分にほんの僅かな嫌悪感を感じたりしたものの、適切な行為であることもまた確かで。 そう結論付けてしまうということは、その程度のお気に入りだったということなのだろう。 引き出しからそれを取り出して、髪を両側で結い上げる。 いつもよりも少し固めのそれは、私の髪型をいつもの形に固定してくれた。 「…そろそろ行こう。遅刻しちゃうし」 かばんを持ち、立ち上がる。最後にもう一度だけ振り返った、鏡の中の私は、いつもと変わらぬ姿で、それでも何処かやはり違って見えた。 放課後、私はいつもどおり音楽室へと向かって、廊下を歩く。 窓から差し込む光は、私の影を床に作り上げる。私の歩みに合わせて、ふわふわ動く黒い影。 丁度頭の部分の両側で、二本の尻尾がゆらゆら揺れている。 この髪形の私だからこそできる、いつものことだけど、少しだけ楽しく思えてしまう光景。 そっと、私の影をその形にしている二本のヘアゴムに触れる。 今朝下ろしたての、新しいヘアゴム。だけど、作る形は昨日までと同じ。 じっと見比べてみても、それをいつも見慣れてる私の目を持ってしても、その違いを見出すことはできない。 だけども、確かに昨日とは違うはずのそれ。 「誰も気付かなかった…な」 当たり前だけど。たとえばこれがきらきら光ってたり、特徴的な飾りでも付いていれば話は違ったのだろうけど。 少しだけ色が違うけど、それはもともと同じ色だったものの経年変化という些細なもので。 そう、スペアとして用意していたのは同じ種類のゴムだった。別に違うのでもよかったけど、そうしてしまう程度にはお気に入りだったということ。 そして、スペアになってしまったこのゴムは、私がお気に入りだと思っていたものと同じだけど違うものだということ。 ―違いといえるものは、その程度のことで。むしろ、気づくほうがおかしい、というべきなんだろう。 私でさえも、もし昨日の私と今の私をひょいっと置き換えてみたとしたら―今朝の記憶のない私を持ってきたとしたら―きっとこの変化には気付くことはないのだろうと思える。 それは何か、変な気分だった。何かもやもやしたような、そんなものが胸の底のあたりにたまっている。 だけど、それが何なのかはわからない。何かすっきりしないとしか言いようがなくて、その対処法なんてかけらも浮かんでこなかった。 仕方がない、とため息でそれを打ち消そうとして―そこで初めて私はその気配に気がついた。 今にも私を包み込もうとする、暖かくて柔らかくて、優しいものに。 「あずにゃんっ!」 耳を打つその声は、何故かいつもよりもずっと心地よく私に響いていた。 同時にぎゅっと抱きしめられる感覚。直前にそれに気がついていたこともあったけど、私の体はまるでそれを、その感触を待ち望んでいたかのように、ようやく与えられたそれに小さく震えをあげる。 細胞の一つ一つがそれを最大に感じようと、ふわりと開いていくような、そんな気持ち。 「あれ、あんまり驚いてない…?おかしいなあ」 「…びっくりさせようとしてたんですか」 唯先輩らしい言動に、思わずくすりと笑みが漏れる。本当に子供っぽい理由。耳元でえへへ、なんて笑ってる顔もきっとそんな表情なんだろう。 その全てが、不思議なほど暖かく感じていた。いつもなら恥ずかしがって逃げてしまうのに、今この瞬間は自分でも驚くほど素直になっている。 同時に、胸の奥のもやもやが、いつの間にかすうって薄まっていくを感じていた。あんなに離れてくれなかったのに、こんなにもあっさりと。 まるで魔法みたい、なんてそんな感想がぼんやりと浮かんできた。ああでも、とすぐにそれは訂正される。 いつだってこの人は―唯先輩は、私にとって魔法みたいなことを何事でもない顔をしてたやすくやってのけてくれていたのだから。 それに身を委ねるように、全身の力を抜いて唯先輩にもたれかかった。 唯先輩は突然の重みによろけて、それでも私を離したりしなかった。それはわかっていたことだったけど。 今はそれを確かな形として感じたかった。 「わっ…とっ…よいしょ」 ふわりとゆれた私の体が、きゅっと確かなものに支えられる。 先輩は私を抱えたまま、何とか体勢を整えると、とすんと音を立てて廊下の壁にもたれかかった。 「どうしたの、あずにゃん?」 私の重みを支えたまま、唯先輩はそう問いかけてくる。笑顔交じりの優しい声。 私の唐突な―私を受け止めてくれようとする先輩の形を感じたいと思うただそれだけの理由で行われた、我侭な行動にも先輩は変わらない。 それに気付いているのかそうでないのか、そんなもの全てを包み込んでしまっている。 「…なんでもありません」 だから私は、今このときだけはと言い訳をつけて、それに甘えることにした。 それ以上言葉を続けず、だけど退く気配も見せず、私は先輩にもたれかかった。 小さく小首を傾げる気配と、その一瞬後に伝わる、より強く私を抱きしめてる感覚。 壁に身を預けているせいでそれに集中できるのか、いつもより深く、私は先輩に包み込まれていた。 「あれ?あずにゃん、髪留め変えた?」 「…え?」 唯先輩分の吸収に集中していた私は、ふいっと投げかけられた言葉にきょとんとさせられる。 「うん、何かいつもと違うなーって思ってたんだけど、ほら、やっぱり新しいゴム使ってる」 私を抱いていた先輩の手がひょいっと離れ、くいっと私の髪を持ち上げた。 「あ、はい…今朝切れてしまったので」 「そっかぁ…」 ぱさりと私の髪が肩を打つ。先輩がそれを離したのだろう。そう思うのと同時に、私はさっきよりも強い力でぎゅーっと先輩から抱きしめられていた。 それにびっくりして、私は思わず首だけで後ろを振り返ろうとする。そんな私の頬に、ぴたっと先輩の頬が合わせられた。 「だから、あずにゃんは寂しそうにしてたんだね…」 「え…?」 ほっぺの感触にとろんと溶けそうになった私の思考に、先輩の言葉がとくんと響く。 「あずにゃんずっと同じヘアゴムだったもん。お気に入りだったんだよね?」 「ええ…そうです」 まるでそれは答え合わせのよう。そしてそういう時、先輩はいつも…満点を取ってしまうんだ。 「私の胸で泣いていいんだよ~」 「もう…そこまでじゃありませんから」 多分、それは嘘だったんだと思う。本当なら、私はきっと泣いてしまいたかったんだろう。 だけど、それくらいでそうしてしまうなんてとか、そんな思いが私を押しとどめていて。 だからどこにも行けなくなってしまった気持ちが私の中でもやもやを作り出してたんだと思う。 でも、今はもうそんな気持ちはなくなってしまっていた。先輩にぎゅっとされて、それでほとんどは解消されていたんだけど。 ―今こうしてそれに気がついてもらえたところで、もうそれは完全に無くなってしまったみたい。 そう、正しくはきっと、私がそういう気持ちになっているということに気がついて欲しかったんだろう。泣いてしまいたかったのは、きっとそういうことで。 そして今、一番気が付いてほしかった人は、こんなにあっさりとそれを私に投げかけてくれた。 誰にも気付かれないはずの、そして私ですらすぐに忘れてしまいそうなそれを、唯先輩はちゃんと拾い上げてくれたから。 「もー、そんなこといって。無理しちゃ駄目だよ」 「無理してませんよ…それはもう大丈夫です」 そう、それはもう本当に大丈夫で。今じわりと溢れ出てくるものは、それとは違う理由によるもの。 唯先輩の手が、それをぬぐおうと私の目元に伸び―その隙に私はくるりと体を反転させると、きゅっとその胸にしがみついた。 「これは…ただ嬉しかったから、です」 「そっかぁ…えへへ」 少し驚かせようという思いはあったけど、唯先輩にはやはり効かなかった。突然の行動にも動揺することなく、そうっと今度は優しく私の頭を抱え込んでくれた。 ひょっとしたら読まれてたのかも、そう思うと少し悔しくもあったけど。 だけどそれ以上に嬉しかったから、私は甘える子猫のように、先輩の胸に顔を擦りつけた。 「あずにゃん」 「…なんですか?」 「新しいのも、似合ってるよ」 「…もう」 先輩はやはり、魔法使いだと思う。そうじゃないと、こんなに私を嬉しくさせてしまえることに、理由が付かないから。 ―だから、唯先輩。きっと魔法にかけられた私は、ずうっと先輩の虜なんですよ。 口にはしたりしないけど、そんな想いを精一杯こめて、先輩を抱きしめる。先輩はそんな私の頭を優しくなでてくれていて。 それはとても気持ちよくて、そして愛おしい。 だからいつか、と思う。そんな想いを一杯こめて、私も先輩に魔法をかけられたらいいな、と。 そう思いながら、先輩の胸の中、今はまだ伝えきれない言葉を小さく囁いた。 最高です -- (名無しさん) 2010-11-20 16 12 05 見抜くとはさすが!あずにゃんの恋人! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-24 21 12 19 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る