約 5,031,228 件
https://w.atwiki.jp/otome-gamecatalog/pages/110.html
夢をもう一度 夢をもう一度~幸福の風~追加ディスク 夢をもう一度 夢をもう一度 タイトル 夢をもう一度 メーカー 美蕾 発売日 2006/6/3 機種 Windows 98/98SE/ME/2000/XP カテゴリー 恋愛アドベンチャーゲーム 対象年齢 18才以上対象 CV 犬神帝/沖野靖夫/須田勝也/鳥取砂丘/浜五郎/紫花薫/森上ショウ/山芋タロウ/山賀弘一 …他 備考 体験版あり 修正パッチあり 攻略サイト peche SIGNPOST 夢をもう一度~幸福の風~追加ディスク 夢をもう一度 ~幸福の風~ 追加ディスク タイトル 夢をもう一度 ~幸福の風~追加ディスク メーカー 美蕾 発売日 2006/6/3 機種 Windows 98/98SE/ME/2000/XP カテゴリー 恋愛アドベンチャーゲーム 対象年齢 18才以上対象 CV 犬神帝/沖野靖夫/須田勝也/鳥取砂丘/浜五郎/紫花薫/森上ショウ/山芋タロウ/山賀弘一 …他 備考 夢をもう一度~幸福の風~追加ディスクは単体では遊べません夢をもう一度が必要です 攻略サイト peche SIGNPOST
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/661.html
愛を取り戻せ! ◆2PGjCBHFlk 大地は揺れている。すでに度重なる破壊に蹂躙された後だ。 激戦の余波は一撃ごとに確実に地表の寿命を縮め、遂には崩壊を免れない領域にまでその身を追い込んだ。 不確かな足場の感覚にその悲鳴を感じ取り、ドモンは一瞬だけ瞑目する。 次の瞬間にはその身が、相対していたロボット兵の眼前にまで飛び込んできていた。 「兵隊さん!」 ドモンの圧倒的な白兵戦能力に戦慄を隠せぬシータの叫び。 主の命令に呼応して、鈍色の巨体が近接するドモンに対して豪腕を振るう。 鋼の腕はその強度に見合わぬ柔軟さでもって、接近する影を殴殺しにかかった。 大木をも一振りで粉砕する一撃――その暴威を前に静止した男の姿に、シータは白い手を握って必殺を確信。 その確信が裏切られたと知ったのは、横殴りの腕がまるで男をすり抜けるように通り抜けたのを視認。 ――光景が脳に伝達され、驚愕を咀嚼してからのことだった。 一方で悪夢のような回避をしてのけたドモンだが、その彼にとって今の攻防は驚きに値するものではない。 ドモンは繰り出される攻撃に対し、屈むでも飛び退くでもない選択肢を選んだ。 即ち、鼻先を掠めるほどの近距離、その僅かな空間だけ身を引くことでシータを錯覚させたのだ。 達人だけが到達することのできる見切りの境地――それがシータには理解できない。 「そんな……兵隊さん、どうして!?」 驚愕を孕んだままの悲鳴に、背中を押されるようにロボット兵は動く。 鞭のような変則的な軌道を描く腕が空気を殴り裂き、接近戦に挑むドモンの翻る体に追い縋る。 前髪を薙いでいく打撃の強力さに、ドモンはその脅威を推し量りながら迎撃態勢。 鈍重そうな見た目に反し、ロボット兵の動きは機敏な部類に入る。 もちろん巨体の行動力は小回りの利く人間とは比べるべくもないが、それを補うに足る破壊力も持ち合わせていた。 加えて恐るべきは機械故の無尽蔵の体力。 生身同士の打ち合いであれば、長期戦は疲労を招き、疲労は動きに停滞を生み、停滞は敗北を呼び寄せる。 その生物特有のハンディキャップを、ロボット兵は持ち合わせていないのだ。 その動力源を外側から窺うことはできず、持久戦に持ち込むのは愚の骨頂と結論づける。 また、ドモンは近接戦を挑んだ自身の判断の正しさを確信。 ロボット兵は先ほどから腕力に任せた隙の大きな攻撃を繰り返すばかり。 スパイクの腕を奪い、そして卸売り場をここまで大火で覆ったはずの熱線を一発も放っていない。 ――レーザーの威力が強すぎるのだ。 その威力が至近距離になれば自分を、ひいては主人をも巻き込むために使用することができない。 その脅威の一端を担う兵器を使用することができない理由。 従者が両腕で健気な格闘戦を強いられるのを、当の主人は気づきもせずに勝手な命令を口にし続けている。 「早く殺して! 何をしてるの、兵隊さん! 役立たず!」 「勝ちたいではなく、倒そう殺そう。その意思が拳を鈍らせる。このロボットの動きは貴様の憎悪で曇っている!」 「何を……何を言っているの? くすくす……おかしい人!」 一喝に対し、少女が返したのは見下すような嘲笑。だが、引き攣る口元がその内心の焦燥感を如実に示している。 一方でこの状況下で笑うことのできる少女、その存在がドモンにはあまりにも哀れだった。 主人の命に逆らわず、ロボット兵の攻撃は続いている。 暴風じみた連撃を前に身を捌きながら、生じた隙の合間にドモンの拳が打ち込まれていく。 ロボット兵の防御力は、あのスパイクをして愚痴を零させた代物だ。 貴重な銃弾を消費した攻撃を装甲が凹む程度で済まし、その後の行動に支障すら生じさせない超金属。 その鋼を越える超鋼に、銃弾と遜色のない凹みが幾つも穿たれる。 しかもそのサイズは銃弾と比較してはるかに大きく、何より数に限りがない。 ――キング・オブ・ハートの情熱の拳に、打ち止めの言葉は存在しないのだから。 「うおおおおおおお――!」 機関銃じみた衝突音が連発し、衝撃に打ちのめされる巨体が大地を抉りながら後ずさる。 その間も無痛の利に勝るロボット兵の己を顧みない攻撃は続いていた。 が、懐に飛び込んだドモンはロボット兵の打撃をいなし躱し、攻撃の手を緩めない。 まさしく攻防一体の猛襲が、そのロボット兵をして窮地に追いやらせていた。 「しぃ――っ!」 一際強力な拳――右の正拳がロボット兵の胴体の中心を打ち抜き、ドモンは一度身を離す。 とはいえレーザーを懸念し、超近距離から近距離程度の移動でしかないが。 連撃を叩き込んだ拳を握る。その拳に残るのは微かな痺れだ。 装甲の分厚さはドモンの想像をもう一つ上回っていた。 連撃によって生じた凹みの数は三桁に近いが、いずれも行動不能に追い込むにはあまりにも致命打に遠い。 拳によって致命打を引き寄せようと思えば、必要になるのは拳が千単位になるか。 なれば、ただの打撃をもってこれを打破せんとするのは、己の自惚れに他ならない。 拳を固め、意志を新たにするドモン。 その頭上を豪腕が裏拳気味に通り過ぎ、次いでロボット兵の両腕がドモンを挟み込むように左右から接近。 地を這うような低姿勢でこれを回避。打ち合わされる腕の間の大気が爆発し、銃声を上回る爆音が鼓膜を振動させる。 纏う衣の裾を翻らせる長身の胸中、ドモンがさらに思うのは眼前の哀れなロボット兵に対する同情であった。 歴史も文明も大きく違えば、そのロボットの設計思想さえドモンの知る全てと異なる。 だが、それをして彼の存在がその真価を発揮できていないことは手を合わせればはっきり伝わる。 武闘に身を置くものとして、その実力を出し切ることのできない戦いが如何ほど無念なものかは胸が痛いほどにわかる。 ガンダムファイターとして各国の代表と武勇を争い、覇を競った経験。 キング・オブ・ハートを真の称号へと昇華したドモンにとっては、敵であったとしても、 ましてそこに生物か無生物かの隔たりなどなく、その事実は等しく苦痛の一言であった。 単なる実力差であるというならば構わない。 ドモンはたとえ相手が圧倒的な弱者であったとしても、その全力で挑んでくるのであればファイトに価値はあると考える。 だからこそ、相手がその真価を発揮することのできないファイトは辛い。 その理由が戦いに身を置く本人ではなく、扱う側にあるとすれば尚更のことだ。 「兵隊さん、何してるの! 私の声が聞こえないんですか! 早く、殺して――!」 身勝手な主の紛糾にロボット兵の機動が上がる。 その長い両腕が高々と空に向かって伸ばされ、その直後に正面にある全てを粉砕せんと振り下ろされた。 刹那の破壊はまさしく爆斧の炸裂だ。 もともと脆くなっていた地面に縦横無尽の罅割れが走り、抉られた大地の土塊を散らせる。 鳴動は大地が上げた断末魔の悲鳴だったろうか。 脅威でいえばレーザーに勝るとも劣らぬ破壊の威力は、そこに生物の存在を許さない理不尽な鉄槌。 「未熟――!」 だがその暴威の前にドモンは無傷を保っていた。 打ち下ろしがくる一瞬の隙間を体捌きのみで潜り抜け、ロボット兵の脇をすり抜ける。 そして背面を合わせる形になった両雄――ドモンの体が捻られた。 流派東方不敗――背転脚! 繰り出された蹴撃がロボット兵の背中の中心を穿ち貫き、数百キロにも及ぶ重量を軽々と中空へと吹き飛ばす。 十メートル以上に渡って滑空した巨躯はそのまま勢いを殺せずに地面を転がり、土煙に翻弄されながら瓦礫の山へと激突―― 衝撃に続いて崩落する土砂に巻き込まれ、粉塵を巻き上げる砂塵の中にその身を埋もれさせる―― 蹴りは拳の三倍以上の威力を持つ。ましてやその蹴撃は流派東方不敗の一技。 直撃を受けたものは如何に超鋼の装甲を持つとはいえ、無事に済むはずもない。 「え……嘘……兵隊、さん?」 呟きは信じられないものを目にし、呆気に取られた響きを伴う。 少女はロボット兵を下敷きにした土砂の山を眺め、唇を震わせて、 「嘘……そんなはずありません。 だって、兵隊さんは固くて強くて…… 神様は私に優しくしてくれるはずで……くす、くすくす。だって、そうじゃなきゃ、くす」 「貴様を守ろうとしたロボットが負けたのが何故だかわかるか? それはな、それを扱う人間があまりにもその存在を蔑ろにしたからだ!」 「――ひっ!」 呆然と棒立ちになるシータの前に立ち、ドモンが見下ろす矮躯に怒声を投げ掛ける。 ロボット兵を失えば、先ほどまでの濃霧のような殺意はどこへやら。 消え去らぬ敵意と悪意を双眸に宿しながらも、少女は宿り木を失ったように足元をふらつかせる。 「あのロボットの力がどれほどのものだろうと、それを扱う貴様自身が見合った力を持たなければ勝てないのは道理。 弱いことが悪いことなんじゃない。弱さを盾に、与えられただけの力に寄りかかることが悪いんだ!」 それはドモンの自論でもある。 強くなろうとする意志。それが人の強さを生む。 流派東方不敗は肉体の強さだけではなく、精神の強さによって肉体に作用するもの。 己を高めるという気高き意志なきものに、真の武が宿ることなどない。 「借り物の力でファイトに挑むなど、自分と相手に対する侮辱だ!」 「あなたなんかに、何が……!」 シータに残っている感情は悪意の奔流。それは戦意とは似て異なるものだ。 戦意を宿すものとはファイトできる。だが、悪意しかないものと何を競えるというのか。 形勢不利の状況において身構えの一つも取れないシータは、完全に武芸の心得がないらしい。 その華奢な身はこのゲームの中で巡り合ったいずれの参加者にも劣るだろう。 侮るつもりは毛頭ないが、体つきと纏う雰囲気がそれを示している。 ならばドモンの一撃を防ぐ術も、耐え得る術も持ち合わせてはいまい。 (当身か何かで気絶させるか……) この期に及んでドモンは、この危険な少女の命を奪うつもりはなかった。 彼女の歪みがゲーム以前のものか、あるいはゲームの中で歪まされてしまったものか。 それはドモンには知る由もないことであったが、元よりドモンは女子供に甘い男だ。 彼女の実力が圧倒的にドモンに及ばないことも含め、動きを封じることは容易いと考えた。 そのドモンの心算を察したように、シータの表情が歪む。 微笑めば可憐な花のような愛らしさは、血と泥と恐怖に塗れ醜い食虫花の様相。 いやいやと首を振って後ずさるシータは、 「こ、こないでください……! わ、私はここで死んでしまうわけにはいかないんです。 だって、私が死んでしまったら……誰が、誰が……」 「殺しはしない。俺はそんなことのためには戦わない」 「嘘です! だってそれだけ強かったら、そんなに力があるなら、あなただって優勝したいに決まっているじゃないですか!」 「そんなことはない! 俺は! ガンダムファイターは! キング・オブ・ハートは! 流派東方不敗は! 相手を殺すために戦うことは絶対にない!」 戦いの果てに死という結果があることをドモンは身に沁みて知っている。 その一方で、ドモンは殺すための戦いをしたことはない。いや、かつてはあった。 だがその憎悪に満ちていた弱い己の心は兄との、そして師との戦いの果てに乗り越えたのだ。 キング・オブ・ハート――ドモン・カッシュは殺すための戦いになど断固参加しない。 「くす……くすくす。それじゃ、どうするつもりなんですか? 戦わなきゃ、殺さなきゃこのゲームは終わらないんです。殺さなきゃいつか終わってしまう。そうでしょう?」 「そのゲームを殺し合わずに終わらせようとしている。そのための仲間もいる。 気に食わない奴もいることはいるが、それでも全員がこのゲームの無意味さに辟易とした連中だ。 頭のいい奴も腕の立つ奴も、鋼の意志を持つ奴も。だから、こんなゲームは俺達が壊してみせる!」 握る拳に闘気が満ち、炎のような灼熱が掌に宿った。 非道を躊躇なく実行し、数多の命を死に追いやった螺旋王。 その野望を、悪道を、確実にこの手で打ち砕くための義憤からなる情熱。 力強い猛りを前に、しかしシータはさらに怯えるように首を横に振り、 「い、や……」 「なに?」 「いやです。だってそんなことしたら……誰も、誰も生き返れない。エドも、ドーラおばさまも……パズーも!」 なくなってしまったおさげ髪の余韻を掻き乱し、シータは正気の失われた瞳で叫ぶ。 「褒めてもらいたい! よくやったね。生き返らせてくれてありがとうって! パズーに! また一緒にゴハンを食べたい! パズーと! 悲しい時は傍にいてほしい! パズーに! 一人で寒くて寂しい時は、肩を寄せて一つの毛布に包まって温かさを感じていたいんです! イヤ……嫌ァ……パズー……パズゥ……」 その場で蹲り、両の目から零れ落ちる涙を手の甲で拭い続けるシータ。 流れる涙は止まる勢いを知らず、血塗れた彼女の着衣に涙の足跡をつけていく。 それを見下ろすドモンの胸中を、やり切れぬ想いだけが吹き荒れていた。 少女が狂気に走った理由の一端が、今の絶叫から読み取れたからだ。 幾度も呼ばれたパズーという名は、何度目かの放送で呼ばれた名前だ。 シータにとって、きっと大切だったに違いない名前。 大切な人を失った悲しみは簡単には癒えない。かく言うドモンも、未だに胸が痛む。 大切な人を生き返らせたいという気持ちもわからなくはない。 ドモンすらこの殺し合いが始まった当初、師であるマスター・アジアの生存に希望を見出した。 また師匠に会えると、失ってしまった絆に出会えると、そう思ったのだ。 時間と強さが必要だ。 殺し合いとは何の縁もない平和な世界から呼び出されたとして、大事な人を失った。 そしてそれからまだ半日程度しか経っていない。 立ち止まり、声嗄れるまで泣き喚き、自暴自棄になるのを誰が責められるだろうか。 やはり、殺すわけにはいかない。それがドモンの結論だった。 気絶した彼女を連れて行けば、おそらくは危険性から始末するべきだと主張する者は少なくないはずだ。 ギルガメッシュなど、その最たる候補といえるだろう。 ジンも人情味に溢れるようで、その実は合理的な思考をする男だ。感情ではなく理性によって、無情な判断を下しかねない。 その全員を説き伏せ、助命を請うのはあまりにも苦難の道だ。 だが、険しい山を歩くことを怖じる気持ちはドモンにはない。 シータを救い、師匠の心を再び改心させ、螺旋王の企みをも打倒する。 全部やらなければならないのが、キング・オブ・ハートの辛いところだ。 「無理を通して道理を蹴っ飛ばす……だったな。覚悟はあるか? 俺は、できている」 泣きじゃくる気力があるのなら、涙を流しきってしまう方がいい。 涙は悲しみを押し流し、その衝動を軽減する効果がある。 一頻り泣き終わるのを待ち、できるだけ優しい当身で意識を奪おう。 悲しみに沈む少女に対する、少し間違った思いやりを覗かせるドモン。 戦闘は静かな膠着状態を迎え、沈静化の方向に向かう――そのはずだった。 ――その気配の出現はあまりにも唐突で、ドモンですら予期することのできないものだった。 腕を組み、シータを見下ろしていたドモンは、突如として背後に出現した他者の気配に戦慄。 風を切る速度で振り返り、その拳を構えたのは流石は歴戦の勇者。 そうして戦闘態勢を取ったドモンの眼前、そこに立っていたのは―― 「あの、ここはどこでしょうか?」 水色の髪に花模様の瞳、今のシータとあまりにも対照的な一人の少女だった。 時系列順に読む Back アイが呼ぶほうへ(後編) Next アイが呼ぶほうへ side-I(前編) 投下順に読む Back アイが呼ぶほうへ(後編) Next アイが呼ぶほうへ side-I(前編) 260 小娘オーバードライブ(前編) ドモン・カッシュ 262 アイが呼ぶほうへ side-I(前編) 260 小娘オーバードライブ(前編) シータ 262 アイが呼ぶほうへ side-I(前編) 262 アイが呼ぶほうへ(後編) ニア 262 アイが呼ぶほうへ side-I(前編)
https://w.atwiki.jp/dhisidhiaff2-mousou/pages/12.html
こんなキャラが出て欲しい!(長いです…。全てスレから引用) 6 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/20(土) 13 06 50 ID G1E8Kdif0 1、2はよく知らない。 3:たまねぎ剣士の女の子 オーディン 4:カイン 風のバルバリシア 5:レナ(ファリス) ギルガメッシュかオメガ 6:セリス ケフカ 7:クラウド セーファセフィロス 8:キスティス オメガウェポン 9:ベアトリクス 永遠の闇 10:アーロン ユウナレスカ 12:フラン 誰でもいい 12 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/20(土) 14 50 30 ID 4S5b/cUNO コスモスにミンウ、カイン、ファリス、エドガー、ユフィ、リノア、ユウナ カオスにザンデ、ゼムス、ギルガメッシュ、サイファー、ペプシマン 18 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/20(土) 18 31 33 ID PcVeE8wL0 続編の追加、変更、削除 ◆秩序 03=ルーネス(EXモードはオニオン装備(たまねぎ剣士)) 04=セシル(暗黒騎士Verは削除) 11=ザイド(↑で削除された暗黒騎士セシルの技を使える) 12=アーシェ(EXモードは覇王の契約(覇王の剣と契約の剣装備)。EXバーストはミストナック) ◆混沌 04=ゼムス(EXモードは完全暗黒物質(ゼロムス化)。EXバーストはダークマター→コマンド成功でビッグバーン) 09=クジャ(EXバースト時のコマンド入力に成功したら、追加技でダークオブエターナル(永遠の闇が出現)発動) 11=闇の王(EXモードはガルカの憎悪。EXバーストはインプロージョン) 12=ヴェイン(EXモードは不滅なるもの。EXバーストはギガフレアソード→コマンド成功でテラフレア) ◆中立 01=マトーヤ 02=レオンハルト 03=デッシュ 04=ゴルベーザ 05=ギルガメッシュ 06=オルトロス 07=ルーファウス 08=イデア 09=ベアトリクス 10=ユウナレスカ(EXモードは死の螺旋(グロ化)。EXバーストはオーバーデス) 11=シャントット 12=ガブラス …を希望 30 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/21(日) 21 00 26 ID rFmTiKiP0 キャラを各作品4人は出してほしい モーションは既存のキャラから所々使い回しとかでも良いから あと召喚獣の効果をもっと幅広くしてくれ 数いるのにブレイブ増減だけじゃもったいない 33 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/23(火) 08 46 06 ID iq6PHzGQ0 使用できないキャラも技扱いで登場させてくれ 34 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/23(火) 18 21 13 ID pg3mqymw0 FFT参戦。もちろんキャラはオルランドゥかアグリアス。ラムザでもいいけど。 36 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/24(水) 01 28 31 ID kXA1JGtl0 キャラとかは人気投票とかあればいいんだけど どうせ出来レースだよな。 まぁ俺はガラフ、セリス、シーモア、ルーファウスがいれば満足。 43 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/25(木) 00 44 15 ID WHqNT2EhO 全作品のシド参戦 49 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/25(木) 09 11 05 ID u/0XLVgZO シーモアを出してくれ 親子だと緊迫感が無い 案の定カオスん中でジェクト浮いてるし 52 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/25(木) 20 20 02 ID jQfQ+OON0 49へ シーモアよりはユウナレスカだろ。 ユウナレスカは究極召喚を授ける使命という物語上重要な立ち位置にいるが、 シーモアがやった事といえば、これ見よがしにユウナの唇を奪ったり、 ロンゾ族を殺しまくった事を自慢してた印象しかない。 正直、小物臭いが漂う。 FF6のオルトロスみたいなもんだろ。 56 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/25(木) 23 24 52 ID TD2r0rysO 6へ 俺ならこうする↓ 1、2はよく知らない。 3:たまねぎ剣士の女の子 オーディン 4:カインかリディア ゼロムスかゴルベーザ 5:レナ(ファリス) ギルガメッシュ 6:レオ将軍 ケフカ 7:エアリス セフィロス 8:キスティス サイファー 9:ベアトリクス 永遠の闇 10:アーロン ユウナレスカ 12:パンネロ ヴェイン 60 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/26(金) 05 49 09 ID DFBOXfKNP おっさんだらけのディシディアも欲しいな 4 テラ・フースーヤ 5 ガラフ 6 ストラゴス 7 シド みたいな、これじゃじじいだらけか 63 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/26(金) 22 53 23 ID jeedVs1LO 俺はエドガー(CV子安)が実現すればそれでいい 65 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/27(土) 01 20 40 ID I6a2E0bh0 『ブロント』 【破壊力ばつ牛ン】 (FF11より参戦) ただの通りすがりの古代からいるナイト リアルでモンク属性だから相当の力持ち 自由自在の破壊力ばつ牛ンの連携を決めれる 色も黒っぽいのでダークパワーが宿ってそうで強い(リアル話) [地上ブレイブ攻撃] 雷属性の左 ギガトンパンチ →(派生)メガトンパンチ ハイスラ →(派生)ついげきのグランドヴァイパ [空中ブレイブ攻撃] 圧倒的な空中ハイスラ→(派生)ついげきのグランドヴァイパ ホーリ [地上HP攻撃] 見事なカウンターで返した(地上) 親のダイヤの結婚指輪のネックレスを指にはめてぶん殴る バスター(最強攻撃) [空中HP攻撃] 見事なカウンターで返した(空中) 鬼の破壊活動 グラットンスウィフト [EXモード] 俺の怒りが有頂天 全身からかもし出すエネルギー量がオーラとして 見えそうになる [EXバースト] ダークパワーっぽいの グラットんに光と闇が両方そなわり最強に見える 敵はそのまま骨になる 74 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/28(日) 05 38 08 ID vgqY/J6FO 4 ローザ 5 レナ 6 セリス 7 ティファ ユフィ 8 リノア セルフィ 9 ガーネット ベアトリクス 10 ユウナ リュック 水着・セーラー服・体操服・サンタ・チアなど、コスチュームを自由に選べるように 82 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/28(日) 22 48 00 ID Q9iD/F860 今回みたいにある程度キャラが立ってて なおかつ性能差というか戦い方も違う感じで選ぶとなると カオス側がダークナイト、カイン、ギルガメッシュ サイファー、シーモア、ヴェインぐらいか? コスモス側は結構いろんなのいるから選べると思うんだけどね 83 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/28(日) 23 30 20 ID DJTnTrBpO ユフィ ティファ セルフィ イデア ベアトリクス フライヤ リュック ユウナ パイン パンネロ 84 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 00 00 31 ID Arax9JYC0 セフィロスはいらん。2が出るなら削除して欲しい。 元々セフィロス好きなキャラじゃないのに、こういう作品出るたびに出て来るし 毎回、自分が使うと微妙なくせに敵として出て来ると激しくウザイ。 ディシディアとKHといたストでセフィロスが俺の一番嫌いなキャラになった。 セフィロスをリストラしてティファかレノの参戦希望。 87 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 01 24 09 ID cTPEkioXO エアリスとティファ、片方がコスモスで片方がカオスでいいじゃん。 ティファ好きな俺から見ても、ティファが混沌だけど。 98 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 09 55 26 ID r0dkOBiQ0 でも7からセフィロス外したらカオス側で他に当てはまりそうなのが・・・。 タークスは微妙な気がするしなぁ。 コスモス エアリス カオス ティファかな? あ、ヴィンセントはカオス側も結構似合いそうな気がする。 99 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 09 58 41 ID /8oDEj/F0 7でカオスっぽくて印象に残ってるのは社長か宝条くらいだな ビジュアル的には社長 あとガクト 101 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 10 04 01 ID r0dkOBiQ0 自分的にはエアリスは操作してても面白くなさそうだから他のキャラの方がいいなぁ。 7で出て欲しい順番としては ティファ>ユフィ>レッド13>シド>バレット>ヴィンセント>>>エアリス こんな感じだし。 104 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 10 27 59 ID HvjoqV3X0 各シリーズで出して欲しいキャラ 1 コスモス→最初に助ける姫 カオス→バンパイア 2 コスモス→マリア カオス→分からん 3 コスモス→白魔道師 カオス→分からん 4 コスモス→ローザ カオス→ルビカンテ 5 コスモス→レナ カオス→ギルガメッシュ 6 コスモス→エドガー カオス→出せそうな奴がいない件 7 コスモス→ティファ カオス→タークスの誰か 8 コスモス→リディア カオス→思いつかん 9 コスモス→ガーネット カオス→黒魔道師のロボットの誰か 10 コスモス→ユウナ カオス→ユウナの嫁候補 11 コスモス→知らん カオス→闇の何たらとかいう奴 12 コスモス→ヴァン カオス→分からん 13 コスモス→ライトニング カオス→知らん 105 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 10 28 00 ID I51U40f20 作品 コスモス カオス ザコ 1 WOL ガーランド デスマシーン 2 フリオニール 皇帝 キャプテン 3 オニオンナイト ザンデ クムクム 4 セシル ゼロムス フェイズ 5 バッツ エクスデス ムーバー 6 ティナ ケフカ ブラキオレイドス 7 クラウド セフィロス 各種神羅兵 8 リノア アルティミシア 歴代の魔女 9 ビビ クジャ アーリマン 10 ユウナ エボン・ジュ 神竜 12 ヴァン シド モルボル T ラムザ アルテマ 赤チョコボ TA マーシュ ? ? TA2 ルッソ ? ? USA ザッシュ 闇の王 ベヒーモス 110 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 10 40 06 ID r0dkOBiQ0 106へ それいいな。゚+.(・∀・)゚+.゚ それを使えば4も四天王で出せそうだ。 1256しらん。 3 オニオン以外の職業で主人公 ザンテだっけ? 4 リディアorローザ カインor四天王 7 ティファ タークス 8 リノア ラグナorサイファー 9 ビビ ワルツ 10 ユウナ シーモア 12 アーシェorバルフレア ヴェインorシド こんな感じかな。 106 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 10 28 23 ID INZ0SG4g0 103へ EXバーストの時に次々出てきて攻撃するグラバト方式 111 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 12 18 08 ID JVQPi0Jv0 12カオスは、ぜひとも 近接:ヴェイン 遠距離:シド のスイッチで 113 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 21 56 01 ID /gr6u9PK0 2 マリア ダークナイト 3 導師 魔王ザンデ 4 ローザ カイン 5 ガラフ ギルガメッシュ 6 セリス ガストラ皇帝 7 ヴィンセント 宝条 8 リノア サイファー 10ユウナ シーモア 因縁重視 (ラグナ アデル)とかは商業的に無理なんだろうと思って諦めてる 114 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/12/29(月) 22 34 46 ID JSUYZZebO アーロンとビビが使いたい
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/202.html
依頼主 クリシュナ 出現条件 親密度7以上 クリア条件 以下のモンスターを討伐するナーガリーダー:討伐数5 成功報酬 神技強化 依頼時 君の戦いってすごいな。僕にもう一度見せてくれない?フフ…お礼はするよ。 クリア時 君の戦いはこれからも注目させてもらうよ。…フフ。いいだろ?
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/2411.html
依頼主 オオカムヅミ 出現条件 オオカムヅミ第一進化後 クリア条件 5/31 12 00 までに 以下の神様を解放するオオカムヅミ(最終進化) 成功報酬 豪華骨付き肉の盛り合わせ脂したたる骨付き肉を贅沢に炙ったものを盛り付けた。肉の旨みがよくわかる、シンプルな味付け。親密度が2500も上がります! 依頼時 イザナギ様や君を守るためにも、俺は力を取り戻したい!2回目の進化も、手伝ってくれるか? クリア時 ありがとう!…これでもう魔神共には負けんぞ!待ってろよ魔神共!俺の大切な方々を苦しめる輩は、殲滅あるのみ!
https://w.atwiki.jp/haruka17/pages/982.html
愛を取り戻せ! ロンシャン 「向こうは、かわいい女の子のポケモンが出てきたけど・・・。」 〃 「コーシエン大丈夫かなぁ・・・。ここまで2連敗だし。」 アベノバシ 「大丈夫だべ。」 ロンシャン 「あ!お前はR団随一の策略家アベノバシ!」 アベノバシ 「本編では初にお目にかかるだべ。オラ奇策士アベノバシだべ。」 〃 「ロンシャンさまはコーシエンのこと侮(あなど)りすぎだべ。」 ロンシャン 「でも、あいつ童貞だしなあ・・・。」 アベノバシ 「フフフフフフフ。」 ロンシャン 「なんだよ?その意味ありげな含み笑いは?」 アベノバシ 「もうネタは仕込んであるべ・・・。」 【試合前・選手控え室】 コーシエン 「ああ、なんか緊張してきたなぁ・・・・・。」 アベノバシ 「フッフッフッフッフ。ふぅ・・・。」 コーシエン 「あ!あなたは策略家アベノバシ!」 アベノバシ 「んだ。R団随一の奇策士アベノバシだべ。」 コーシエン 「俺に何か用ですか?」 アベノバシ 「おめェに絶対に勝てる秘策を伝授しにきただ。」 コーシエン 「でも俺自信が・・・。ポリドリさんに続いてウエロクさんまで負けちゃってるし。自信がない・・・。」 アベノバシ 「オラに任せるべ。」 コーシエン 「何かいい作戦でも?」 アベノバシ 「これを飲むべ。ほれ。」 コーシエン 「な、なんですか?この青い三角の錠剤は?」 アベノバシ 「男の自信を取り戻す夢の秘薬だべ。」 コーシエン 「え?そんなドーピングみたいなことしてもいいんですか?」 アベノバシ 「何言ってるだ!そもそもポケモンバトルはドーピング自体認められてるだぁ!」 コーシエン 「え、でも・・・。」 アベノバシ 「心配するでねえ。これはHSウメダ様からいただいた クエン酸シルデナフィル ちゅう高価な薬だべ!」 コーシエン 「どんな効果があるんですか?」 アベノバシ 「ややこしいことは知らねえべ。まあ、高価なだけに効果も絶倫に違いねえべ。」 コーシエン 「なんか頼りないなあ・・・。」 アベノバシ 「まあ騙されたと思って飲むべ。」 コーシエン 「は、はい。」ゴックン!「・・・・・・・・・。」 アベノバシ 「どうだべ?」 コーシエン 「あ、あれ?なんかこう体中が熱く燃えてきたような!男として自信が沸いてくるような!!!」 アベノバシ 「大成功だべぇ!さあ、もっとたくさん飲むべ!オラこの薬使ってからすわこ♪に負け知らずだべ!」 コーシエン 「は、はい。ゴックン!!!うっ、うおおおおお!!!燃える!体が燃えさかるぞおぉぉぉぉ!!!」 アベノバシ 「よしよし。これでR団の初勝利間違いなしだべ。」 【回想シーン終わり】 ロンシャン 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 アベノバシ 「フッフッフッフッフ!」 ロンシャン (・・・不安になってきた。こいつに任せて大丈夫なんだろうか・・・) KTトバ 「さすがはR団随一の策略家アベノバシ殿ズラ!」 ロンシャン 「あ!お前は諜報部の凄腕KTトバ!」 KTトバ 「本編では初にお目にかかるズラ!ロンシャン様。」 すわこ♪ 「さすがオラのアベノだべ!惚れ直しただぁ!ちゅっちゅ♥」 アベノバシ 「すわこ♪ぉ。オラも好きだぁ!ちゅっちゅ♥」 ロンシャン 「コ、コホン!お前たち人前で何やってんだよ・・・!」 アベノバシ 「あ、ロンシャンさま紹介するだ。オラの嫁のすわこ♪だべ。」 すわこ♪ 「アベノの嫁のすわこ♪だべ。よろしくだ。ロンシャンさま。」ぺこり ロンシャン 「知ってるよ!そんなこと。」 イスズガワ 「さあ、両選手そろそろ試合を開始するぞい!」 パーコ♪ 「さあ、いよいよR団チームvsはるか♪チームの第3戦が始まろうとしています。」 あゆみ♪ 「どうでもいい消化試合ですね。」 パーコ♪ 「そう言わずに応援しましょう・・・。」 あゆみ♪ 「はい。」 カーーーーーーーーーーーーーーーン! イスズガワ 「ファイッ!!!」 愛を取り戻せ! (2011.3.6up byはるか♪)
https://w.atwiki.jp/sin-changerowa/pages/105.html
ツンツンとした黒髪に赤いハチマキの少年がいた。 彼は、自分の手足を興味深そうにジロジロと見る。 そして支給された手鏡で自分の顔を観察し、呟いた。 「マジかよ、オレ人間になっちまったのか」 彼の名はミルモ。 人間の少女、南楓をパートナーとする、妖精族の王子である。 ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 「うひょおおおお!チョコじゃねえか!」 リュックの中身を改めて確かめ始めたミルモが見つけたのは、これまたリュックであった。 そしてその中に入っていたのは、大量のチョコレート。 チョコが大好物であるミルモは、早速一つのチョコを取り出し、食べた。 「う……」 チョコを一口かじったミルモは、顔を俯かせて震え始めた。 味が気に入らなかった?あまりおいしくなかった? いや、そうではない。 「うっめええええええ!」 そのチョコは、物凄く美味であった。 見た目は市販のシンプルな板チョコなのに、その味は格別であった。 更に一口、もう一口と食べていく。 なんだろう。 食べるほどに、身体の底から力があふれてくるような、そんな感覚がした。 自分の中から、何かが生まれてくるような… ボン! 突然目の前に何かが現れた。 ミルモの目の前に現れた物、それは… 「チョコのマラカス…?」 ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 「鐘木チョコ…うまそうな名前じゃねえか」 チョコのマラカスが目の前に現れた後、ミルモは食事をやめて再びデイバックを漁った。 そして、タブレットを取り出す。 先ほど現れたチョコのマラカス。 あれが、この肉体と関係あるものなのではないかと考えたのだ。 そして、その予想は当たった。 「お菓子の力で戦う菓子能力者(カシマスター)…さっき食ったチョコは菓子能力者専用のお菓子ってわけか」 プロフィールによれば、チョコの世界はオアズーケ王国によって施行されたお菓子禁止令というものにより人々がお菓子を食べられないらしく、チョコはレジスタンスに所属して正義の菓子能力者として仲間たちと共に打倒オアズーケ王国を目指して日々戦っているらしい。 「お菓子禁止令…オアズーケ王国許せねえ!」 プロフィールを読んだミルモは、自分事のように激怒した。 彼ら妖精族はお菓子が大好物であり、彼らの国は三食おやつに至るまでお菓子づくめなお菓子を主食としたような国である。 そんな妖精族の一員であるミルモにとって、オアズーケ王国の蛮行はとても他人事とは思えない許しがたいことであった。 「こいつの身体、返してやらねえとな…」 空に浮かぶ月を見ながら、ミルモは呟いた。 たとえ殺し合いをしなくても、3日経てば月が落ちてきて、みんな死んでしまう。 ミルモも、チョコの肉体も滅んでしまう。 そんなのはごめんだ。 ミルモ自身まだまだ生きてチョコをいっぱい食いたいし、パートナーである少女の願いだって叶えてやってない。 鐘木チョコだって、彼が元の世界に帰らなければ彼の世界はいつまでもお菓子を自由に食べられないままかもしれない。 「待ってろよチョコ!魘夢とか言う奴をぶっとばして、お前の身体、帰してやるからな!元の世界で…絶対にお菓子を取り戻せよな!」 ミルモは先ほど具現化した2本のマラカスを握る。 既にチョコのマラカスは溶けかけていて、形が崩れつつある。 魔法のマラカスではないので当然魔法も使えないが、しかし… 「鐘木チョコは剣やシールドなんかを出してたらしいけど…やっぱオレの武器は、これがしっくりくるぜ」 【ミルモ@わがまま☆フェアリー ミルモでポン!】 [身体]:鐘木チョコ@カシバトル [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品、ランダム支給品0~2、大量の菓子能力者専用チョコ@カシバトル [思考・状況] 基本方針:魘夢をぶっ飛ばして身体を取り戻し、元の世界に戻る 66 スモール・ワールド 投下順に読む 68 鳴りやまぬ内、思いを馳せて
https://w.atwiki.jp/kof13/pages/342.html
表の見方 通常技・立ちCD ジャンプ攻撃・ジャンプCD 特殊技 通常投げ・空中投げ 必殺技 超必殺技 NEOMAX 表の見方 判定:攻撃判定の種類。打撃の場合はガード段をさす。投げ判定の場合は「投」 Cn:キャンセル。連…連打キャンセル。特…特殊技キャンセル。必…必殺技キャンセル。超必…超必殺技のみキャンセル可能。 Dm:ダメージ値 CH:カウンターヒット時のダメージ値 Stn:スタン値 Gcr:ガードクラッシュ値 発生:発生フレーム G ガード時の硬直差 H ヒット時の硬直差。ダウンする場合は「ダウン」「強制ダウン」と表記 自Gg:自キャラのゲージ増加量 相Gg:相手キャラのゲージ増加量 通常技・立ちCD 技 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 近A 25 遠A 30 近B 30 遠B 30 近C 70 遠C 70 近D 70 遠D 80 屈A 25 屈B 30 屈C 70 屈D 80 立CD 75 ダウン ジャンプ攻撃・ジャンプCD 技 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 小中JA - N大JA - 45 小中J時と同じ。 小中JB - N大JB - 45 小中J時と同じ。 小中JC - N大JC - 72 小中J時と同じ。 小中JD - N大JD - 70 小中J時と同じ。 小中JCD - N大JCD - 90 小中J時と同じ。 特殊技 外式・夢弾()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 追加入力式の2段技。必殺技以上でキャンセル可能。 通常版 キャンセル版 外式・轟斧 陰“死神”()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 踵落とし。 通常版 70 中段技。 キャンセル版 外式・百合折り()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 空中で後ろ側に向かって蹴りを出す。めくり専用技で前側に判定は無く、下方向の判定も薄い。他の空中技より相手の仰け反りが長いので、高めに当てても地上技がつながりやすい。 通常版 55 キャンセル版 通常投げ・空中投げ 逆剥ぎ()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 C投げ 投 100 D投げ 投 100 必殺技 百式・鬼焼き()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 弱版 70 単発技、発生が早い。上半身無敵なので、打点の低い技には無力。 強版 弱より発生が遅いが、3ヒット数し、威力も弱より高い。全身無敵で無敵時間も長い。 EX版 大きく前に進みながら、3回鬼焼きを出す。発生が早く、威力も高い。また、無敵時間も長いので対空技として非常に優秀。 百八式・闇払い ()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 地を這う飛び道具。中~遠距離の牽制に。 弱版 65 弾速は遅いが、隙が少ない。 強版 70 弱より弾速が速いが、隙が大きい。 EX版 ヒットすると、相手の動きを止めて追撃ができる状態にする。追撃の猶予はかなり長く、庵側はヒット後に小JCがつながるほど。全7段だが、追撃をした時点でその後の段のダメージは入らなくなる。 百弐拾七式・葵花()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 3段式の打撃技、3段目が当たれば強制ダウンを奪える。1段目で止めれば隙は少ない。 弱版 - 発生が早く、小技からつながる。コンボの締めに。 強版 - 発生が遅くなり、ガード時の不利Fも弱より増える。強攻撃からつながる、弱より突進距離が延び、3段目のダメージが弱より高くなっている。 EX版 - 発生は弱より遅く、強より早い。突進距離は強版程度になっている。弱攻撃からつながる。 弐百拾弐式・琴月 陰 ()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 突進技。突進がヒットすると、相手を掴み強制ダウンを奪う。ガードされても2段目まで自動で出るので、 ガード時の隙は大きい。 弱版 強攻撃からつながる。最大で画面9割ほど突進する。 強版 強攻撃からつながる。違いは突進距離で画面端までしっかり移動する。 EX版 性能が変わり、ダウン追撃可能が可能になる。威力は通常版より低い。外した場合はもちろん、ガードされた場合も大幅不利なため、専らダウン追撃用の技と割り切った方が良い。 屑風 ()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 相手の位置を入れ替えるコマンド投げ。入れ替えた後、追撃ができる。 弱版 強版 EX版 追撃猶予が長くなるので、追撃がやりやすくなる。 超必殺技 禁千弐百拾壱式・八稚女 ()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 突進技。通常版のみ最後の爆発を裏参百壱拾六式・豺華(後述)でキャンセル可能。 弱版 弱攻撃からもつながり、最終段は固定ダメージなので、コンボの締めに優秀。ガードされたら大幅不利。 強版 弱版と性能は同じ。 EX版 発生が早くなり、突進中は無敵が付く。ヒット数も増えダメージも上がる。裏参百壱拾六式・豺華へキャンセルは出来なくなるので注意。 裏参百壱拾六式・豺華 ()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 通常版の禁千弐百拾壱式・八稚女からパワーゲージ1本で出せる追加技。固定ダメージなので長めのコンボの締めに使うと ダメージを伸ばせる。 弱版 強版 EX版 裏千弐百七式・闇削ぎ ()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 共通 リーチの短い闇払い出し、ヒットするとロックしてもう一回闇払いを出した後、最後に裏参百壱拾六式・豺華の最終段で追撃する技。 最初の闇払いがヒットすると相手を目の前に引き寄せるので多少離れてもフルヒットする。空中ヒットした場合、2回目の闇払いで止まり、相手を高く浮かすので画面端なら追撃可能。 弱版 強版 EX版 NEOMAX 裏千弐拾九式・焔甌()属性 判定 Cn Dm CH Stn Gcr 発生 G H 自Gg 相Gg 480 移動投げ。強攻撃からつながる。
https://w.atwiki.jp/ta0rukettow0mouitid0/pages/341.html
概要 かなしみホッチキスさんによるRPGツクール2000使用のフリーゲーム。 RPG。シンボルエンカウント制。 もどる
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/195.html
本を取り戻せ ◆ARkjy9enog かつて人は、物事を伝えるために口伝を用いるしかなかった。 だが当然のように人から人、その人からまた別の人へと1つのことが伝わっていくにつれ、 やがて情報は今で言う伝言ゲームのように誰の悪意を一切受けることなく、自然と元ある形を歪ませていく。 このままでは間違った情報が蔓延してしまうことになると、当時の人々は頭を悩ませた。 そこで発明されたのが、本である。 様々な知識を正確に伝えるものとして歴史上他に類のないほど画期的な発明だったといえるこれは、 古代インカ帝国の石版を起源とし、中国における竹札、メソポタミアにおける粘土板文書、古代エジプトにおけるパピルス書物という風に 全世界に爆発的に広まっていった。 仮に世界中全ての本を読みつくすことが可能であれば、恐らくその人間は神と並べるほどの全知を有するであろう。 それどころかもしも運命的な本と出会えたならば、それまで自分が世界と信じてきたものの殻を一瞬で突き破り、新たな地平を見渡すことすらできる。 本とは世界。世界とは宇宙。宇宙とは全て。全てとは人。 嗚呼、神様。この世に本と、そして私をお作りくださって本当にありがとうございます。 「…………で?」 何やらどこぞの危ない宗教家のように語りだした眼前の女を、スパイクは冷めた視線で眺めていた。 工業区の波打ち際。コンクリートと海の段差はざっと見て2メートル前後か。 間違って足でも踏み外して落ちようものなら、少なくともここらへんでは二度と地上に上がってこれないだろう。 なのでスパイクは、海を背にして多少離れた位置にあぐらで座り込んでいた。 右手には相変わらず最初に支給された道具の1つであるやけに分厚い本を持っている。 昔の連中にとって画期的な発明だろうが至高の文化的財産だろうが、彼にとっては少なくともこの本は せいぜい角で殴れば少しは武器になるくらいのただのゴミという認識でしかない。 それこそ古本屋に売るしか価値がない。 ただ、そんなゴミを意地で渡そうとしないというのもまた滑稽な話ではあるのだが…… ともあれ、まだ辺りは暗いというのにそこだけ天から光が舞い降りて輝いているように見える女……読子・リードマンは 先刻まで胸のあたりで指を絡めて明後日の方向を向きながら陶酔していたが、スパイクがそう半分投げやりな言葉をかけると くるっとその長い黒髪を翻してこちらに向き直り、まったく邪気のない笑顔で要点を告げた。 「というわけでその○極○彦先生の本、読ませてくださいっ」 「なにが『というわけで』だ!? 前後関係まったくわかんねえよ!」 思わず体を前に乗り出して怒鳴り返す。 だが本人は特にその勢いに怯んだ様子もなく、形の良い眉を八の字に曲げつつ両手で黒縁メガネの端を押さえると どこか舌ったらずな口調で先ほどの論調について解説し始めた。 「えー? ですから私が言いたいのは本というものは素晴らしきものであって、読むことに価値があるっていうか読ませてくださいっていうかむしろ読ませろっていうか……」 「ダメだ。何度も言うが、これは俺のモンだ」 「そんなケチなこと言わなくてもいいじゃないですかぁ……」 大きな愛嬌のある瞳を涙で潤ませている。大抵の男ならここで思わず胸打たれるところだろう。 だが色々とスレきった半生を送ってきたスパイクには、女の涙は通用しない……ある程度までならば。 半泣きになっている彼女から顔を背けると、小さく舌打ちして毒づく。 「ちっ、これだからガキは嫌いなんだよ」 ガキという人種はスパイクの嫌いなものベスト3にランクインしている。 言うこと聞かないわ、無邪気に邪悪なことをやってのけるわ、すぐ泣くわ。まったくもってこちらとしてはいい迷惑でしかない。 ちなみにベスト3の他の2つは蓮っ葉な女とケダモノだ。 ……その割に彼は普段ビバップ号にてそれら全てと同居生活を送っているのだが、それはまた別の話。 読子はなおも涙ぐんでいたが、スパイクのその誰に聞かせるつもりでもなかった言葉を耳ざとく聞き取ると、 不思議そうな顔をして彼の前に座り込んできた。そしてその顔を覗き込むように凝視してくる。 彼は思わずたじろぎ、少しだけ後ろに後ずさる。 「な、なんだよ」 「いえ……ただ私もう30歳なんですが、それで子供っていうのならあなた実は相当お年を召してらっしゃるんですねえ」 一見皮肉とも取れる言葉。だが彼女は真顔で……混じりっ気なしの真顔でそう言ってのけた。 その言葉の意味するところを理解するため、スパイクは数秒の時間を要することになる。 ……やがて。 「30……ってアンタ俺より年上!? その面でか!?」 スパイクは目を見開いて彼女の顔を見る。それに驚いた様子で、今度は読子が少し後ろに後ずさった。 30歳。自分よりも3つ年上。 この女、どう見ても10代後半かハタチそこそこだと思っていた。 トーヨー人というものは見た目よりずっと若いとはよく聞くが、これほどまでに顕著な例は見たことがない。 そういえばトーヨーに出没するセンニンとかいうのは数千年も同じ姿で生き続けるものらしいとジェットあたりが言ってたような…… 対して自分が妖怪か何かの類だと疑われているとも知らず、読子はまた両手でメガネの位置を直すと笑顔で口を開いてきた。 「そういえば、自己紹介がまだでしたよね。私、読子・リードマンといいます。今は……無職です」 「……無職、ねえ」 多少落ち着きを取り戻すと……30という年齢に関しては多少疑いを持ちつつも…… 相手に気づかれない程度にスパイクは読子をじろりと観察する。 無職。道理でこんな野暮ったい服を着ているはずだ。曲がりなりにも女なら、少しは見た目に気をつかったらどうなんだ。 髪は寝癖がついてボサボサだし、微妙に埃でまみれているようにも見えるし…… ……………………。 「アンタ……リードマンだっけか? 言っちゃ悪いが、ちゃんと風呂入ってるか?」 「え? ああはい。ナンシーさんもいますし、ちゃんと毎日入ってますよ。 あ、でもここ3日くらいは引きこもってずっと本読んでたから……」 「…………」 あまり考えないほうがいいのかもしれない。 さりげなく本に伸ばそうとしていた彼女の手を払いのけると、スパイクもまた簡単に自己紹介をする。 「俺はスパイク・スピーゲル。賞金稼ぎをやってる」 「スパイクさんですか。かっこいいお名前ですねえ」 「そりゃどうも」 両の手のひらを合わせてわけのわからない褒め方をしてくる読子を適当に、本を狙おうと死角から伸ばしてきた彼女の左足と共にあしらう。 「それはともかくリードマン……アンタ、ここがどこかわかるか? 俺にはどうも見覚えがない場所なんだが」 「すみません私にもわかりません……いつものように本読みながら寝てたら、いつのまにかこんなところに来てまして」 目の前のこのリードマンとかいう女も、気づいたらここにいたらしい。 力づくで本を奪おうと、自分を押し倒して馬乗りの体勢になってきた彼女の両手を抑えながらスパイクは分析する。 あの時のヒーロー戦隊ごっこみたいなのは夢じゃなかったとしても、ならば何故このようなわけの分からない状況に陥っている? 何かのゲームの一環だというのならまだなんとか納得のしようがあるが、 だがそれにしたって強制的に、かつ気づかない内に一瞬で妙なところへ飛ばされたとあってはどうにも腑が落ちない。 あの禿オヤジの話していたことをもうちょい真面目に聞いておくべきだったと、今更ながらに少しだけ後悔する。 まあいずれにせよ、いつまでもここにいる義理はない。とっとと帰って相棒の作る不味い飯でも食べるに限る。 そう決めると、本を掴む右手の指を懸命にこじ開けようとしている読子を押し戻して立ち上がる。 「あ、本~」などとわめいてくるがその声は当然無視する。 「ったく本、本ってうるっせえなあ。アンタずっとそればっかだけど、帰りたくねえのかよ」 なおも右腕にナマケモノがごとくしがみついてきて いい感じの重みを自分に与えてくれる女を呆れた目で見つつ、問いかけとも愚痴ともつかぬことをこぼす。 すると彼女はキョトンと首をかしげ、即座に首を横に振ってきた。 ……中身が耳あたりからこぼれてくるんじゃなかろうかと他人事ながら心配してしまうほどに。 「そんなわけないじゃないですかスパイクさん。 私、もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっとも~っとも~っとも~~~~~~っと! たっくさん色んな本を読みたいんですから。なんとしてでも帰らないと! ……それにナンシーさん1人を放っといたままこっちに来ちゃいましたからね」 ……そのナンシーというのが誰かは知らないが、 まあともあれ彼女の帰りたいという意志が常人には理解しがたいベクトルで強固だということはわかった。 完全に右腕から読子をひっぺがすと、スパイクは1つ大きなため息をついた。 「ああ、そうかいそりゃよかった。んじゃ俺はこのへんで……」 「へ?」 突然自分から離れて適当に歩き出したこのスパイクの行動に、読子は目が点となる。 2秒ほど何が起こったのか理解できずに硬直していたが、やがて突然バッテリー満タンの電池が入ったおもちゃのように やけに素早い動作で離れて行こうとするスパイクの前に回りこんだ。 「なんだよ」 不審な目で見下ろしてくるスパイク。 それに対して読子はとりあえずスパイクの進行方向を阻もうと全身をあたふたさせる。 「スパイクさん、1人で行っちゃうなんてひどいじゃないですかぁ~」 「あん?」 この言葉に、今度はスパイクのほうが目が点になる。 一体何を言っているんだこの女は。 「おいおい俺とアンタが一緒に行動するなんていつ決まった? そこらへんのガキじゃないってんなら、1人で行動くらいできるだろ。 別にとって食われるわけでもあるまいし」 まさかこの空間で参加者同士の殺し合いが行われているとは夢にも思わず、スパイクは自身の頭を手に持った本の角でボリボリと掻く。 普通に考えればこんな暗い夜道に女性を1人置いていくという現代男性におけるあるまじき行為をしているのではあるが、 彼の場合周りにいる女性が女性なため、そのような考えが基本的に欠落していた。 それに彼の信条として『自分のことは自分でやる』というものがあることも起因しているかもしれない。 読子は困ったように両の人差し指をクルクルさせながら、上目遣いでもごもごと言葉を発する。 「決まってはないですけど……そっちの方が楽しいじゃないですか」 「楽しい……ってアンタなあ」 「それに、本もまだ読ませてもらってませんし」 「だーかーら! これは俺のだ!」 もう完全に無視を決め込んで強行突破してやる。 そりゃ多少はこの場に彼女を残すことに抵抗を感じないこともないが、男だろうが女だろうが自分の身くらい自分で守るべきだ。 そう決断して、前方を塞ぐ読子の身体をどけようとスパイクは空いている左手で彼女の肩を掴もうと腕をあげた。 と、その拍子に彼女のメガネに指が軽く触れる。 「あ、悪り……」 瞬間。 スパイクの全身に『何か』が走った。 後から冷静に判断してみればそれは悪寒というものだったのだろうが、脳がそうと認識するよりも早く身体が動いていた。 上体をギリギリまで逸らし、直後に数瞬前まで顔があったところで空気を切り裂く鋭い音がしたのを聞く。 何が起こったのか把握できない。ただ彼にわかることは、今何か身の危険に晒されるようなことが起きたということくらいだ。 「あ! す、す、す、すみませんつい条件反射で……あの、メガネはちょっと」 一拍遅れて、慌てたような読子の声がやってくる。 だがスパイクもそれがわざとだろうがそうでなかろうが いきなり攻撃されたとあっては「いや~別に構やしないさハハハ」と笑ってすますのは無理というものだ。 先ほどの音は経験上、刃物で切りつけようとした音だとわかる。 刃物なんてどこに隠し持っていたのか知らないが、とにかく一言怒鳴らなければ気が済まない。 どんな文句を浴びせてやろうかと思案しながら逸らしていた上体を元に戻す。 「お前なあ!」 ビシッと右手に持った本を人差し指がわりに突きつけ、抗議の意を示さんとする。 ……が、そこでスパイクはあることに気づいた。 1つは読子は刃物なんて持ってなく、かわりにメガネにかけた右手の指に1枚の紙が挟んであったこと。 先の攻撃は、たしかに刃物だったはずだ。まさかそんな、ペラペラの小さな紙で攻撃してきたわけじゃあるまい。 そりゃあ紙だってうまくすれば物を切ることだってあるかもしれないが、それにしたって先ほどの風切り音はあまりにも鮮やかすぎた。 そしてもう1つ……彼女が、時が止まったかのようにぴくりとも動かずにじっとただ1点を見つめていること。 その両の視線が注がれているのは、突き出している自分の右手。 (……あ) と思った時には既に彼女は行動を開始していた。 「はあああぁぁぁぁ~~~本! ○極○彦先生の本~~~~~!」 歓喜の奇声をあげながら右手の本を両手で掴み、そんな小っこい体のどこにそんな力があるのかと思うほど全力で引っ張ってくる。 相当見境がなくなっているが、腹を空かせた猛獣の目の前にいきなり小鹿が現れたようなものだろう。無理もないかもしれない。 たかだか本1冊に小鹿ほどの価値を見出すその気持ちは到底理解できないが。 「んなろっ!」 だがスパイクもむざむざこれを人にくれてやるわけにはいかない。 たとえ自分にとってただのゴミだとしても。他人にとってどれだけの価値があろうとも。 こちとら賞金稼ぎだ。少しでも金になりそうな可能性を捨てることなどできようか! ありったけの握力を右手に込め、一気にそれを後方に引っ張る! ……結論からいえば、それは成功した。 本とセットでそれを掴む読子も引っ張る羽目になるんじゃなかろうかと一瞬思ったが、幸いにも彼女の指から本は離れて右腕が一瞬で軽くなる。 だがそれは勢いが余ったためか、はたまた彼女に渡さずにすんだという油断があったためか、またはその両方か。 不覚にも後方にやった自分の手からもまた、本は離れていってしまった。 まるで時間がスローになったかのような錯覚。 スパイクからも読子からも自由となって空中に羽ばたいたその本は、後方……すなわち暗い海へ吸い込まれるように向かってゆく。 スパイクはそれを呆然と眺めていたが、視界の端から何か黒い影が躍り出たのを捕らえていた。 それは……いちいち確認するまでもなくわかってはいたことだが、まさしく読子・リードマン。 既に本は海に飛び出している。掴もうとするためには、自身も共に海へと投げ出さなければ無理だろう。 そしてこの女は間違いなくそれを何の躊躇もなくやってのけるであろうことを、既にスパイクは知っていた。 「本~~~~~~~~~っ!」 案の定、読子は地面を蹴ると海なんて眼中になく、本しか目に映っていないかのごとく……実際そうなのだろうが……飛び出していった。 伸ばした手が本に触れると、次の瞬間にはそれを 苦渋の選択で遠くに捨てたのに、帰巣本能で戻ってきた愛犬を涙ながらに迎える飼い主以上の愛情をもって抱きしめた。 先ほども述べたが、海とコンクリートの地面の差は2メートル前後。落ちたらここら辺では上がってこれない。 だがこのままだとそうなることは目に見えている。 いくら自分のことは自分でやれというスパイクでも、目の前で死地に向かう人間を助けないほど冷血ではない。 「くっそ、これだからガキは嫌いなんだよ!」 吐き捨てると全速力で海に駆け、なんとかギリギリ読子の右足を引っつかむ。 その時に彼女のデイパックから何かがこぼれ落ちていったような気がしたが、それを確認する暇などない。 さすがに女とはいえ人1人分が飛び出す勢いを止めるのは容易なことではなかった。 自身も彼女に引っ張られ、海に落ちそうになる。 (冗談じゃねえ! 今時無理心中なんて流行らねえんだよ!) 意地でも落ちまいと全身に力を込めるが勢いは止まらない。どんどん暗い海が近づいてくる。 これは本格的にやばいと、本能がそう告げてくる。 手を離せば自分だけは助かるのかもしれないが、その時は何故かその可能性については考えもしなかった。 もはやスパイクが地面に足をつけている部分はつま先しかなく、そして次の瞬間にはそこに感じる地面の堅い感触も消え去ることは決定事項だ。 これは本当に、落ちる……! 「えい!」 「!?」 読子が上半身の向きを陸地の方に変えたかと思うと、何やら白い紐のようなものが彼女の手から飛来した。 それはどこまでも伸びていき地面に立っている電灯に到達すると、見る見るうちに巻きついてゆく。 直後、先ほどまで海に引きずり込まんとしていた勢いが突然止まり、 電灯、紐を掴む読子、地面にギリギリつま先立ちしているスパイクの3点で支えられるトライアングルのような形で固定された。 「………………」 「大丈夫ですか? スパイクさん」 「……この体勢は大丈夫とは言いがたいな……」 つま先が震えてそろそろ限界が近いということを実感しつつも、 とりあえずスパイクはなんとか海に落ちるのだけは回避できたことを理解した…… ◆ 「つまりアンタは紙を自由に操ることができて、別に俺が助けにいこうがいくまいが大丈夫だった、と」 さっきの辛い体勢からようやく解放された2人は、最初にいた位置よりもさらに海から離れた場所に座り込んでいた。 確認してみたところ、読子のデイパックから海に落ちたのはどうやらあの飲みかけの酒だったらしいが、 まあ酒の1本や2本、命に比べればなくしたところで特に問題はない。 紙使い。その名の通り紙を色々な用途に扱える能力を持った人間。 正直どこのマンガの世界だと思ったが、実際見てしまったからには信用しないわけにはいかない。 それに紙を刃物と錯覚してしまったことについても、これで説明がつく。 「まあ、それでも結果的に俺自身もアンタに助けられた形になったわけで……いやどうなんだ? そもそもアンタが飛び込もうとしなきゃああいうことにもならなかったんだし……いやでも……」 彼の信条は『自分のことは自分でやる』というものだが、『受けた恩はなるべくできる範囲で返す』というのもまた存在していた。 この場合、自分は恩を受けた側になるのかそうでないのか、非常に判断が難しいところだ。 「まあでも、やっぱりこのまま放っていくのも寝覚めが悪いか……しゃあねえ、ついてってやるよリードマン」 決断を下すと、ここで初めて彼は読子に顔を向けた。 その彼女はというと……さっきからやけに静かだと思ったが、遂に奪い取った本を至福の表情で読みふけっていた。 スパイクの口元が軽くひきつる。 「……おい」 「あ~っ、何するんですかスパイクさん。本、返してくださいよぉ」 なんだか色々あって本に対する執着はもうあまりないのだが、これがあってはこの女、人の話を聞いてくれない。 読子から分厚い本を取っ払うと、再び彼女の手が届かない位置にまで持っていく。 当然本を取り返そうと躍起になってくるが、スパイクはそれを放って立ち上がるとさっさと歩いていく。 ただし、今度はちゃんと彼女に声をかけて。 「ほら、行くぞリードマン」 「へ? 行くってどこへですか?」 「あー……さっき地図があったから見てみたが、もうちょい歩けばオンセンがあるってよ。 天然の風呂みたいなもんだって相棒が言ってたことがある。別にこれといった行き先もねえし……」 いつの間にか一緒に行動してくれることになったらしいことに『?』マークを浮かべている彼女に、スパイクはしっかりと言い切った。 「とりあえずアンタはそこで風呂に入れ」 【G-1 一日目・黎明】 【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】 [状態]:疲労 [装備]:デザートイーグル(残弾8/8、予備マガジン×2) [道具]:デイパック [思考] 1.とりあえずオンセンに行ってから帰る。 2.読子と一緒に行動してやる。 【読子・リードマン@R.O.D(シリーズ)】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:デイパック、飛行石@天空の城ラピュタ、拡声器、○極○彦の小説 [思考] 1.○極○彦先生の本を読破する。 2.スパイクと一緒に温泉に行ってから帰る。 ※不死の酒@BACCANO バッカーノ!は海に落ちました。 どこに流されるかは不明。 時系列順で読む Back 業苦 Next 紙のみぞ知る 投下順で読む Back 業苦 Next その名は絶望 011 Cat Blues スパイク・スピーゲル 087 肉はない。が、監視はある 011 Cat Blues 読子・リードマン 087 肉はない。が、監視はある