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医龍―Team Medical Dragon 12~13巻 [429] Client error `POST https //webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response { __type com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException , Errors [{ Code TooManyRequests , Message The request was de (truncated...) 注意!11巻以前のネタバレを含みます! いや~久々に読んだけど、やっぱり面白かったっす。教授選における心理合戦がたまりません。UCLAから来た国立、ミキと朝田の因縁の相手霧島軍司と、そうそうたる教授立候補達。磐石かと思われたバチスタチームが少しずつ揺らぎ始め、加藤はどうするのか。男性二人に比べると、加藤はやはり情が厚く、それを「計算高くあろうとする意思」で押さえ込んでいるのですが、ちらほら見え隠れする弱気な加藤が、可愛すぎてたまりません。ここに女性を持ってきたのはすごいなと改めて思います。 なんか怪しげな国立の息子、霧島に心酔する木原、まだまだお話はここからですよ!て感じで続きが気になってしゃーないです。 ここから先はネタバレです。 霧島は、ミキが去った時すっごい情けない顔をしていたので、プライドだけが高い所謂「アホな」ライバルになるのかと思いきや、凡人として攻めて来ました。根拠の無い自信を振りかざし、朝田や国立にコテンパンにやられるのかな~と考えていたのですが、いやいや立派なライバルです。下の名前を覚えてもらって木原は心酔しちゃうし、伊集院は霧島の中に朝田と違うものを見て、自分の成長のためにチームを離れるし、朝田はUCLAに行くとかやっぱりこいつだけはよく分からないし、ミキもなんか思い切っちゃうし。もうほんと、面白いです。 あまり動きも無い荒瀬と小児科医藤吉は出番は少なかったけど、いい味出してました。ああほんと荒瀬好き。「ひょうひょうとしているのにやる時はやるよ」キャラが好きだ。あと弱音を吐いた加藤を静かに受け止める藤吉もいいです。大人。 そしてやっぱり加藤。いいです。いい。「UCLA行けば?」みたいなことをいいながら心の中では「行 か な い で」。きゃああああ!もう私をどうする気ですか!可愛い!可愛いよ!好ーきーだー!それから伊集院の成長振りに目を見張って、ネクタイをあげるとことか!お母さんじゃん!若いのにその先輩ぶるところが好ーきー! ちょっと落ち着いて。情に訴えて伊集院や朝田を引き止めない、引き止められない加藤がとても好きなのです。あと野口は、霧島によって今回ちょっと小者っぽくなってましたね。それだけでも加藤と同等かそれ以上って感じがして、心配です。でももっと痛めつけられた加藤も見てみたいような、そうでもないような。 (2007/05/08) 医龍―Team Medical Dragon 1~11巻 [429] Client error `POST https //webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response { __type com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException , Errors [{ Code TooManyRequests , Message The request was de (truncated...) [429] Client error `POST https //webservices.amazon.co.jp/paapi5/getitems` resulted in a `429 Too Many Requests` response { __type com.amazon.paapi5#TooManyRequestsException , Errors [{ Code TooManyRequests , Message The request was de (truncated...) うわー、これめちゃめちゃ面白い。久々にハマりました。乗り遅れ感ありありなんですが、もったいない!もっと早く読んどけばよかった!ドラマ化前に読んどきたかったー! ドラマになってちらっとしか見たとき「かっこいいドラマやなー」と思ってたました。シーンひとつひとつが決まっていて。でもねーこれあれですよ、原作通りって感じしますよ。原作に負けないドラマだったんじゃないでしょうか。私、原作至上主義の自覚あるんですけど、これはいい。(ドラマ褒めとんか原作褒めとんか、わからなくなってきました。) このお話は俗に言う医療もの。現代医療の膿に警鐘を鳴らすようなお話になっています。舞台は大病院。権力争いに終始し患者不在の医療がまかり通っている、私達からすればありがたくない問題があることは、もはや知られまくっていると思います。それが真実かどうかは置いといて、医療を扱ったお話は大体そういう問題を取り上げているのではないでしょうか。見て無いけど、「白い巨塔」もそんなんちゃうんかな。 さてその権力争いの真っ只中で生きている、美人助教授加藤。この女性は「現代医療のあり方を変える」という崇高な使命を持ちながら、その為自分のいる場所医局で権力を掴むべく、日々尊敬できない狸親父の野口教授の下で政治活動を行います。彼女は野口に教授選に推薦してもらえなければ、出世できません。加藤が持ちだした武器は、バチスタという心臓の手術を成功させること。彼女はそれが可能な医者、朝田龍太郎を探し出してきます。一見いい加減で自堕落、つかみ所の無い性格ですが手術の腕、そして何より医療にかける情熱は熱い男。加藤は自分の駒としては制御しきれないであろうこの男に、自分の未来をかけます。 その他にも朝田が連れてきた優秀な看護士ミキ。何の因果か朝田に目をかけられた医局でくすぶっている研修医伊集院、熱い内科医や一癖ある麻酔医や、くえない救急の教授や、なんせキャラが立っていて面白い!物語は加藤や伊集院の目を通して進み、ヒーローであろう朝田は常に第三者です。常識人の目から物語を見ようとしてるんでしょうかね。 ストーリーが面白い、キャラが面白い、見せ方がかっこいい、あとなんだろう。とにかく「よくできてる」以上の面白さがありました。読みながら「うぉーおーもーしーろーいー」と転がりまくりました。なんかどきどきした。絵は好きではないですが、嫌いでもありません。下手ではないことは保障します、好みじゃないだけで文句は無いです。でも表紙デザインはイマイチ。表紙だけ見てたら多分読まなかったと思います。ただ表紙で引き返すのはめちゃめちゃもったいない!あぶねー。 まだ続いているみたいですが、一気に10冊近くを読めたこの幸運を喜びたいと思います。あれよあれよという間に、時間が過ぎてしまいました。そんでもう一回読み返した(アホ)。なんかねぇ、熱さがいいんですよ。すごく嫌なやつはわんさか出てくるんですが、なんか医療関係以外の嫌なことがないんです。政治的に脅したりはするけど、私生活ネタじゃなくて医療ネタで脅すとか(医療ネタもたいがい犯罪ですけど)。うーん、あまりいい例ではないけど、加藤はかなり美人ですが彼女の希望と引き換えに、彼女の身体を欲しがったりはしないというか。そういう嫌さがないんです。一応皆さん「医療」という舞台の上での欲望に対して、熱い。そういうとこが好きなのです。 あと小池徹平が演じてると思うと伊集院がもう可愛くて(結局そこかい)。 こっから先少しネタばれですが。 好きなエピソードですが、ダントツで麻酔医荒瀬。「こっから先はお前みたいな真っ白い医者しか歩けないんだ」的な台詞シーン。心臓がドキドキしました。泣いた。彼の過去やチームに入るまでのエピソードは、やろうと思えばもっともっとページを割いても面白いだろうに、かなり省略していて、それがまた私の妄想部分を刺激しました。ちょうどドラマでこの回を見たんですが、荒瀬を阿倍サダヲがやっていて、これがまたもう!適役!すきー!この一癖も二癖もあるやつを、見事に演じきっていまして、読みながらオーバーラップしていました。素敵すぎる。どうせ過去に陰を持つ奴が好きさ。素直じゃない人好きですよ。いいんだ。 それから加藤。好きなシーンはありすぎてあげられませんが、「チームは生きて、加藤は死んだ」のあたりは、私が挙動不審でした。漫画喫茶では読めんなこりゃ。加藤みたいな女キャラは今まであまり見たことがなくて、それがまた男気好きな私のストライクゾーンど真ん中です。「あんまりいじめないでよ」シーンでは、「この女に惚れた男は苦労するだろうな」とか考えたり。大きなお世話だよ。 朝田はキーマンですが、不思議キャラなので今ひとつピンときません。ワンピのルフィみたいな感じ?好きだけどわからないです。彼に振り回される周りが好きです。 (2007/01/16) [カウンタ: - ]
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基礎化粧品は安いものではありませんので、あれこれ買ってみて試すのも難事業です。購入を決める前にお試しセットやトライアルキットを使用することもできます。いずれの場合も半月ほど使ってみて、肌の調子を確認する必要があります。ランキングサイトを見ることで、効率よく基礎化粧品の情報を知ることができるといいます。ランキングサイトの利点は、新商品やリニューアル商品などの新しい商品に対する情報をすばやくチェックすることができることです。たくさんの人から人気を集めている基礎化粧品は何か、今の時点でよく売れている基礎化粧品はどれのかを、ランキングサイトから読み取ることができるでしょう。キャンペーン中の a href="http //wvt7f147.jugem.jp/" 商品 /a や、お得なセール中の商品情報もランキングサイトで得ることが可能です。すぐに良さそうな基礎化粧品のサンプルを取り寄せられるように、ランキングサイトによっては、通販サイトにリンクが張ってあるところもあります。
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登録日:2012/07/23 Mon 22 03 34 更新日:2024/06/17 Mon 06 54 31NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 SLAM_DUNK すれ違い どうしてこうなった まるで成長していない… アメリカ コメント欄ログ化項目 スラムダンク ターニングポイント トラウマ バスケットの国アメリカ バスケットボール 井の中の蛙 井の中の蛙大海を知らず 交通事故 信頼関係 努力の方向音痴 台詞 叶わなかった夢 名台詞 名言 地道な努力以上の近道など無い 基礎 基礎練習 安西先生 安西光義 実は鬱展開 悲しい過去 悲劇 挫折 暴走行為 消えた天才 漫画 潰された可能性 激突死 熱意の暴走 留学 白髪仏 白髪鬼 自殺 薬物 誤解されやすい台詞 谷沢龍二 鬱展開 iイ彡 _=三三三f ヽ !イ 彡彡´_ -_=={ 二三三ニニニニヽ fイ 彡彡ィ 彡イ/ ィ_‐- 、  ̄ ̄ ヽ し ま f彡イ彡彡ィ/ f _ ̄ ヾユ fヱ‐ォ て る f/ミヽ====== |-'いシ lr=〈fラ/ !フ い で イイレ、´彡f ヽ 二 _rソ 弋_ { .リ な 成 fノ /) 彡! ィ ノ ̄l .い 長 トヾ__ら 'イf u /_ヽ,,テtt,仏 ! : |l|ヽ ー '/ rfイf〃イ川トリ / .: r!lト、{'ー‐ ヽ ´ ヾミ、 / : / \ゞ ヽ ヽ ヽ / ./ \ \ ヽ / /〈 \ ノ-‐ ´ ヽ ヽ \\ \ 人 「まるで成長していない…」とは、SLAM DUNKにおける安西先生の台詞であり、同作品を代表する名言の一つである。 なお、彼のもう一つの名言「諦めたら試合終了ですよ」と違い、こちらは正確には心中で安西が発した呟きであって、実際に口に出した台詞ではない。 台詞だけで終わらせず「…」を最後につけるのがポイントである。 ※以下、本編(特に原作189話及びテレビアニメ88話)の非常に重要なネタバレを含みます <前置き> 桜木花道に顎をタプタプと叩かれる、頬や腹を引っ張られる、「オヤジ」呼ばわりされるなどの無礼を受けても怒らないほどに穏やかで、 指導方針も決して押し付けがましくせず、選手一人ひとりの個性を伸ばしてチームを育てている、湘北高校バスケットボール部監督・安西光義。 しかし、かつて大学のバスケ部で監督をしていた頃の彼は、そんな今の姿とは正反対に「白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)」とあだ名されるほど怖くて厳しい超スパルタコーチであったことは、安西先生が作中に初めて登場した時から示唆されていた。 湘北バスケ部がインターハイ神奈川県予選にて準優勝を果たし、インターハイ出場を決めた日から一週間後の午前。 安西先生の自宅を、湘北バスケ部員の流川楓が訪ねる。 一年生ながら湘北のエースと呼ばれる実力者である彼は、もっと上達するためにアメリカへの留学を志望し、安西にそのことを話しに来たのだ。 しかし── 「私は反対だ」 安西はそれを認めず、さらに 「陵南戦のビデオを見たが…」 「君はまだ仙道君に及ばない」 「今アメリカへ行くと言う…」 「それは逃げじゃないのかね?」 流川はその言葉に苛立って反論しようとするが、安西の話は続き、 「まして全国にはもっと上がいるかも」 と、流川にとっては耳が痛い言葉で現実を突きつけた。 「とりあえず…」 「君は日本一の高校生になりなさい」 安西のこの言葉に驚く流川。安西はさらに 「アメリカはそれからでも遅くはない」 と念を押し、流川もそれを渋々ながらも受け入れて帰った。 しかし、普段は選手の個性を尊重し、自身の方針を押し付けようとはしない安西が、流川のアメリカ留学には何故首を縦に振らなかったのか? その理由は、彼が過去に経験した悲劇にあった。 そして内心では不服であった流川も、自身を車で送迎する安西夫人を通じてそれを知ることとなる。 <バスケットの国> 時をさかのぼること10年ほど前、大学監督時代の安西のチームには、将来を期待された一人の一年生選手がいた。 名を谷沢龍二。2メートルの長身(*1)と、それに似つかわしくない優れた運動能力を持ち合わせていた。 白髪鬼と呼ばれていた当時の安西も、もちろん彼に少なくない期待をかけており、人一倍厳しい練習や叱責で彼をしごき上げていた。 「谷沢……」 「お前なぁんか勘違いしとりゃせんか?」 (や……) (ヤクザだよ ほとんど…) 「お前の為にチームがあるんじゃねぇ」 「チームの為にお前がいるんだ」 「…………」 しかし、そんな安西の思いとは裏腹に、 谷沢は安西に、そしてチーム全体に対して次第にうんざりし始めていた。 当時の安西流は「ガチガチのシステマチックなバスケットで有名」であり、 日々の谷沢に課せられるのは軍隊のような規律第一の指導、執拗に繰り返させる基礎練習、そして鬼のように圧の強い叱責。 もちろんそれらは全て、将来的には谷沢にバスケット選手として大成してもらいたい親心の裏返しであり、 そのために基礎的な部分を疎かにさせず、徹底的に叩き込む狙いがあった。 この基礎を何よりも重視する方針自体は至極正しい(*2)。 しかし、谷沢のためを考えてのこととはいえ、安西の指導法はいずれも彼にとっては厳しく、面倒、かつ不快で、何よりも無意味なものとしか映らなかったのである。 やめてやる!!オレがやりたいバスケはここにはねえ!! アメリカだ!!オレが憧れたアメリカのバスケットボールに挑戦するときが来たんじゃないのか!? アメリカでオレのプレイがどこまで通用するか… すぐには通用しなくてもいい でも1年か2年… 本場のバスケにもまれれば きっとデビルの想像も及ばないくらいの選手になれるはずだ!!いや絶対なってみせる!! 自信はある!!アメリカでオレの才能を試すんだ!! その時が来たんだ!! こう考えた谷沢は安西やチームメイトに無断でアメリカへ留学し、日本を去ってしまった。 期待をかけていた教え子に突然の一方的な離別をされたことで、安西もそれ以来どこか元気が無くなり、考えごとをすることが多くなる。 せめて消息だけでも掴もうと谷沢の友人に色々と聞き込むが、連絡は段々なくなっていったらしく、その消息は分からずじまいであった。 それから約一年後、誰もが谷沢を忘れかけた頃に、大学に一本のビデオテープが届けられた。 収録されていたのはアメリカでのバスケットボールの試合。 それに谷沢が出場していると聞き、チームメイトも、そして安西も食い入るように画面を見つめる。 そこには、風貌こそ変わっていたものの、確かに谷沢が映っていた。 「ヒゲなんか生やしてるよ」 「でも頑張ってるじゃねぇか あいつ1人だけ日本人で……!!」 「ああ 見直したぜ……!!」 異国の地で外国人選手を相手に戦う谷沢の姿を見て、彼を見損なっていた者も含めてチームメイト達は素直に賞賛する。 しかし、安西は試合を見る中で本質を見抜き、心中で呆然と呟いた。 (まるで成長していない………) …と。 そこに映っていた谷沢のプレーには選手としての成長など微塵も見られなかった。それどころか、彼は日本で安西が教えていた頃から全く進歩していなかったのだ。 (誰か谷沢に基礎を教える人間はいるのか…?) (あいつ英語はどうなんだ?チームメイトとうまくコミュニケートできていないようだ) 『走れる2メートル選手といっても、それは日本でのこと』 『自分より大きくて走れる選手を、谷沢はアメリカの地で何度も目の当たりにした』 誤解のないように書くと、谷沢は自分より格上の選手が何人もいる環境で成長したいと考え、更にすぐに通用するほど甘くもないだろう事も理解して渡米した。 つまり、その程度の情報は持っていたと思われるため、ここまでは彼も覚悟していたことだった。 しかし、だからといって高校時代に能力に任せたプレイ(*3)で基礎を疎かにし、大学入学後も安西の教えに反発して同様のプレイを続けた彼には、彼自身の言う「本場のバスケ」にただ揉まれたところで自身が期待していたほどの急成長は望むべくもなかったのである。 その上で、思い詰めていきなり渡米した彼の英語力ではすぐに円滑なコミュニケーションなど取れるはずもなく(*4)、基礎を教えてくれる者がいなかったり、チーム内で孤立したりするのも当然であった。 さらに、問題は谷沢本人だけでなく、彼が所属しているチームにもあった。 (そもそもこのチームは何だ…それぞれが勝手なプレイばかりだ まるでまとまっていない) (一体 指導者は何をやっとるんだ!?) 指導が杜撰で、選手は皆スタンドプレイに走ってばかり。 チームワークなど欠片もなく、チーム内の環境の悪さは明白であった(*5)。 余談であるが、元チームメイトの言葉の「頑張っている」という言葉は「頑なに張る」、つまり我慢して続けるという意味。そりゃ鬱の人に頑張れは死の言葉だわ。 即ち彼は、「頑張っているだけ」なわけである。 (これじゃ谷沢はダメになる…!!) 谷沢の将来を危惧した安西はその場で谷沢の友人に谷沢の連絡先を尋ねるが、近頃は引っ越したのか連絡が取れなくなったという。 (帰ってこい谷沢!!) (わしの監督生活の最後に お前を日本一の選手に育て上げるつもりだったんだ!!) (お前はまだ素材だ!!環境次第で白くも黒くもなる!! ) 安西は必死で谷沢を呼び戻そうとするが、相変わらず行方は掴めない。 谷沢の友人も谷沢からの手紙をもらわなくなって大分経った頃、安西は谷沢の在籍する大学に電話して問い合わせた。 だが、谷沢はバスケ部にも顔を見せなくなったという。 安西の不安通り、谷沢はついていけなくなり、バスケから離れてしまったらしいことは確実になった。 安西はその後も八方手を尽くして谷沢を探したが、その消息は掴めず、いつしか谷沢の同期生たちも卒業を迎えていた。 そして、谷沢が渡米して5年目となる、ある日の朝── 新聞を読んでいた安西の視線は、ある一つの小さな記事の上で凍りついた。 米で邦人留学生激突死 120キロの暴走(*6)、薬物反応も? 谷沢龍二さん(24) それは谷沢が薬物に手を出した末に死亡したことを匂わせる記事であった。 安西にとって、バスケで挫折を味わった谷沢が自暴自棄に陥った末の出来事であることを悟るのは、あまりにも簡単なことだった。 こうして、安西が日本一のバスケットボール選手になれると期待した男は、その大きな翼で飛翔しようとして墜落したかのような、極めて悲惨な形でこの世を去った。 谷沢の死後、彼が住んでいたアパートにあったという手紙を、安西は彼の母を通して眼にする。 彼の母が「出せなかったんでしょう…」と推測する、死の4年前に記したその手紙(*7)には、こう綴られていた。 「安西先生── いつかの先生の言葉が近ごろ、よく頭にうかびます。 「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」 ここでは誰も僕にパスをくれません。 先生やみんなに迷惑をかけておきながら、今おめおめと帰るわけにはいきません。 いつか僕のプレイでみんなに借りを返せるようになるまで、頑張るつもりです。 バスケットの国アメリカの── その空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていたのかなぁ…」 その年、名将・安西は白髪鬼の名を置き去りに大学バスケから身を引いた(*8)。 <それぞれの思い> 上記の通り、谷沢は流川のように人一倍強いバスケへの情熱や向上心の持ち主であった。 全ては当事者となった安西と谷沢の方向性のすれ違いから起きた悲劇だと言える。 谷沢の立場からすれば、いくら安西の言う基礎練習をやっても、 体が大きいだけで経験が浅かったり、体力から怪しい、あるいはルールもろくにわからない初心者ならともかく、 既に基礎を身につけ、日本の大学バスケ界では十分一流の域に入っている自身の成長にはつながらない。 「華麗で特殊なプレーを身につけた方が、自分は成長できる」等と考えるのは、決しておかしな話ではないだろう。 悪く言えば自信過剰でもあるが、自信は一流選手が向上を続ける原動力でもあるため、一概に否定すべきものではない(*9)。 加えて、向上心があればあるほど、辛い練習になればなるほど、その練習の内容が地味であればあるほど、選手は「こんなことをしていて、本当に上に行けるのか?」という不安にさいなまれる。 しかも元々実力があれば、どうしても成長は鈍化する。従って、「自分は成長した」という実感でもって不安を解消することは難しい。 ましてやバスケは団体競技であるため、個人の実力だけでは勝てない分、自分自身の成長を感じとることは困難になる。 作中での期待ぶりや描写から、チームメンバーについても彼より一回りは能力が劣ると思われ、その中で練習していても飛躍的な成長は期待しづらい(*10)。 自分と同格、あるいはそれ以上の相手がいるかもしれない試合も飛躍の機会ではあるが、日常的に試合ばかりしているわけにも行かない。 こうした発想は、決して「根拠のない不安」とは言えない。 他方、安西の立場からしてみれば、時に過剰な自信を抱きがちな選手に現実を突きつけなければならないこともある。 「大学界きっての名将」と称される安西の目に狂いもなかっただろう。 選手に少し反発されただけで引っ込めるようでは、どんなに適切な指導を準備しても絵に描いた餅になりかねない。 そのために厳格な指導方針で臨むこと自体は間違いではない。 だが、選手にも監督や環境を選択する自由がある以上、選手が監督についてくる動機付けは絶対に必要である。 とりわけ向上心の高い選手にとって、叱責されようと、一見不条理な行動を無理強いされようと、監督についていく最大の動機は「どんなに厳しくても、この監督についていけば、自分は名選手になれる」という信頼に他ならない。 安西には、谷沢が確実に抱くであろうこうした不安をしっかりと受け止め、彼が心を開くに足る関係性を築くことが必要だった。 つまり、安西はその関係性を築くことに完全に失敗したのである。 事実、谷沢は安西に対して恐怖心と不満を抱いており、結果安西の指導全てが谷沢にとっては向上につながらない、ただ辛いだけのものに成り下がってしまっていた。 安西が自分の真意を谷沢に説明していたかは不明だが、仮に説明したとしてもいわゆる「疲れるだけの古臭い根性論指導」と思われてしまえば効果はないだろう。 それどころかまるでヤクザの様に恐れていたことから褒めることはほぼなかったと思われるため、「俺のことを嫌っているからしごくのか?」とさえ思われていてもおかしくないだろう。 安西にとって留学が寝耳に水であったことからしても、安西が谷沢の心理を全く読めていなかったことは明白である。 それでも、谷沢が一度でも安西にその不安をぶつけていれば、安西も自身の考えや指導の意図を谷沢に理解させる必要性を悟り、関係改善に向けて歩み寄りができたかもしれない。 だが、常に厳格で高圧的な安西の態度は、谷沢からアメリカ留学について相談しようという意志さえも奪ってしまった。 こうして受け止めてくれる相手を失った谷沢の向上心は、間違った方向に暴走してしまった。 アメリカでようやく安西が正しかったことに気づいた谷沢であったが、その代償はあまりにも大きすぎた。 選手としての向上に重要な時期を棒に振ってしまっただけでなく、期待をかけてくれていた安西やチームの仲間を自ら捨ててしまった谷沢にとって、安西の指導の正しさに気づいたことはむしろ自己嫌悪の原因でしかなかっただろう。 安西に一度書いた悲痛な手紙さえ投函することもできずにいたのは、安西への恐怖ではなく、自己嫌悪から「安西に頼れない」という気持ちを抱いてしまったことが原因である可能性が高い。 こうして、最後の最後まで安西の「帰ってこい谷沢」という願いは届かぬままになり、谷沢との和解を果たすことも叶わなかった(*11)。 <その後の安西> 安西はその後、谷沢にかけた夢を引きずったまま、バスケット人生にピリオドを打つことができずに湘北バスケ部の監督となる。 しかし、そこでの安西に大学界時代の白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)と呼ばれたスパルタコーチとしての面影はなく、当時を知る者からすると信じられないほど優しげな雰囲気となったばかりか、指導方針までも180度真逆と化し、 一人称もそれまでの「わし」から「私」に変わり、自他校問わず選手やチームスタッフを「君(くん)」付けで呼び(*12)、敬語混じりの言葉で話し、選手を叱責する時ですら穏やかな口調で語るようになるなど、白髪仏(ホワイトヘアードブッダ)という新たな異名で呼ばれるほどに穏やかな人物へと変わり果てていた。 それほどまでに、谷沢の悲劇的な最期は安西に暗い影を落とし、安西の指導者としてのあり方すら変えるきっかけになったのである。 どれだけ理屈が正しくても、選手と心を通わせることを蔑ろにし、円滑な信頼関係を築かないまま、厳しい指導だけを一方的に押し付けるようでは、 第二の谷沢を生みかねず、そして谷沢と同じ末路を辿りかねない……谷沢の悲劇を経た安西は、そう考えていると思われる。 湘北バスケ部の監督としてバスケットへの携わりこそ続けたものの、谷沢にかけた夢は宙ぶらりんのままとなり、練習にもたまにしか来ないなど指導者としての情熱を完全に失っていた(*13)(*14)安西がその情熱を再び取り戻すには、谷沢を超える素質を持ち、暴走することなく進化を続けていく2人の1年生── 桜木花道と流川楓の入学を待たねばならなかった。 <日本一の高校生> 流川と安西の間には信頼関係が成り立っていた。だからこそ流川は谷沢と違い安西に相談を持ち掛けた。 そして安西も、その時点での流川の留学は許可せずとも、流川の向上心と彼の将来的な成長次第で留学することは否定していないことを示し、日本一の高校生という明確な目標を与えた。 また県内に流川を上回る実力者である仙道がいたことも流川を説得する材料となり、さらにインターハイでは山王工業高校のエースである沢北栄治というより強力なライバルにも巡り合えたことで、流川は日本一の高校生という目標とアメリカ留学への意識を一層高めることができた。 留学の否定に一時は反発を覚えた流川だったが、安西夫人により安西の過去を知らされたことで 安西は流川がかつての谷沢と同じになりかねないのではないかと、自分を心配してくれているのだと知る。 さらに安西夫人は、安西が流川と花道は今まで見たこともないくらいの素質を持っており、彼らの将来のことを嬉しそうに語ることを明かし、「流川の成長をもうちょっと見ていたい」と安西の気持ちを推測している。 これらの通り、基礎となる信頼関係と安西及び安西夫人の適確な対応があったからこそ、 流川と安西の信頼関係はこの件で揺らぐことはなかったのである。 また、インターハイ直前に静岡県への遠征合宿からただ一人外され、自身のみ別メニューとしてジャンプシュート二万本の練習合宿を行うことになった桜木に対しても、 この短期間でジャンプシュートをマスターすることのメリットを説き、自分の指導に従えば点が取れるという確信を持たせている。 そして練習の際もシュートフォームを撮影することで桜木に「自分は確実に成長している(*15)」という事を理解させるだけではなく、彼の練習に対する意欲も向上させた。 流川にしろ桜木にしろ、非常に我が強く自信家(しかも片方は不良である)である二人が、たった4ヶ月しか指導を受けていない安西にこれほどの信頼を寄せているのである。(*16) 谷沢との件を通じて、安西自身も変わったことを示していると言えるだろう。 そしてインターハイ2回戦の湘北対山王工業戦。 大差をつけられた中でも奮闘する花道と流川。 花道のプレーを目の当たりにした山王の河田雅史は、彼の才能を感じ取っていた。 「ズイブン長えこと宙にいるんだな そして着地するや速攻の先頭を駆ける あの脚力……!!」 「ブロックにフルパワーでジャンプしたあと、あれだけのダッシュは並じゃできねえ」 「誰もそんなとこ見てやしねーだろうが……」 しかし、安西はそんな花道の才能にいち早く気付いていた。そして、彼に比肩する才能がもう一人…。感情を抑えきれず、頭を抱えて震えながら、安西は… 「おい…」 「見てるか谷沢…」 「お前を超える逸材がここにいるのだ…」 「それも…」 「2人も同時にだ…」 「谷沢…」 と、今は亡き教え子に語りかけるのだった。 <ネットでの使われ方> 「諦めたらそこで試合終了だよ」や「バスケがしたいです」といった作中の他の名言には及ばないものの、その汎用性の高さからか、アニメや漫画の感想、或いはSNSなどの炎上騒ぎで目にする機会は多い。 大抵は作中の安西と同じく、一度何らかの失敗を犯した人物がそれなりの時間を経ているにもかかわらず、同じ失敗を繰り返しているシーンなどで、読者の呆れ・落胆を表す言葉として使われる。 ただし、ネットで使われるスラングが大体そうであるように、常に原作に忠実に使われているわけではない。 この言葉だけ抜き取ると「あーこいつまたやってるよ」「進歩の無いヤツだな」という受け取り方になるのが自然なので、 単純に呆れを嫌味ったらしく示すだけのニュアンスで使われる場合が多い。 あるいは軽いツッコミ扱いでもよく用いられる。 そのため、スラングからこの言葉を知って元ネタを調べた結果、このシーンの重さに驚く人も多い。 本記事などで元ネタのやりとりを知った君は、あまり軽はずみに乱用しないように気を付けよう。 <その他> 単行本22巻および新装版14巻における1コマ漫画では、谷沢の墓参りに来た安西を見て、谷沢の墓が「先生また太ったな」と呟いている。大学監督時代の安西はまだ(比較的)痩せていたので、太ったのは湘北に来てからの様子。この事から谷沢は未だ安西の事を「先生」と呼び、デビルであった彼のことは恨んではいない事(安西がそれを知る方法はないが…)と、「また」という言葉から安西はしょっちゅう彼の墓に来ているだろうというのはわかる。谷沢のエピソードは確かに悲劇であるが、その重苦しさがかなり緩和されており、このたった一コマで救われた読者は多いだろう。 花道が背中を痛めた際、安西は彼の異変にすぐ気付いていたものの、どんどん良くなる彼のプレイを見ていたかったから交代させなかったことを白状し、自らを「指導者失格」と自責の念を表した上で「あと少しで一生後悔するところでした」と語った。谷沢とは異なる形とはいえ、再び自らが手にかけて育てた逸材を失うのを安西は何よりも恐れていると思われる。と同時に、確かに名将ではあるものの、完璧な人間ではないことも描かれている(*17)。 (まるで成長していない…) (誰かアニヲタに追記・修正を教えるWiki篭りはいるのか? あいつBBS操作はどうなんだ? 他の利用者と上手くコミュニケートできていないようだ。 そもそもこの項目は何だ。それぞれが勝手な編集ばかりだ。まるでまとまっていない。 一体、冥殿は何をやっとるんだ!? これじゃアニヲタはダメになる…!!) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 当時そういう指導が当たり前だったというのを見て確かにそうだよなと納得すると同時にその時代にそういう指導の危険性描いた作者の先見性すごいな -- (名無しさん) 2022-01-21 20 57 45 谷沢の手紙は本人が死ぬ4年前に書いたものとして、もしかしたらビデオと一緒に送るつもりだったのかもしれないな。本当は一緒に送って安西にSOSを出したかったけど結局それが出来なかったということか。 -- (名無しさん) 2022-01-25 12 18 35 指導に対する無理解や反感よりも、矢沢の行動力を見誤っていた、ってのが一番大きいんじゃないかなあ。ただ反発されるだけだったらどうとでもできるって思ってたんだろうし、実際出来ていたから白髪鬼なんて異名で呼ばれるくらい名監督として名を馳せたんだと思うし。 -- (名無しさん) 2022-02-11 20 22 04 流川が自信付いて浮かれているいうても、後に仙道から「試合の時も1on1の時もやってることが変わらないままじゃ、お前は伸びる余地を自分で潰してるようなものだし、1on1もオフェンスじゃ選択肢の1つに過ぎないという意味理解していない今のお前には負ける気しない」と突き返されてたけど -- (名無しさん) 2022-02-12 03 33 28 安西「全く成長しとらんじゃないかーーーっ!!」 -- (名前は無い) 2022-02-12 06 48 41 これ安西先生自分に対しても言ってるよね -- (名無しさん) 2022-02-27 12 40 55 若いから比例的に成長するのも見込んで将来を嘱望される逸材が、微妙な結果になるのはリアルでも多い事象だよな。普通に経年成長出来ることが実は凄いってことだわ。 -- (名無しさん) 2022-02-28 19 28 29 谷沢の留学先のチームに関しては、「確かに強豪だったが、強かった頃の指導者が辞めて凋落しつつあったチーム」だった可能性もあるよなあ。そして、ネットもない当時は谷沢も事前にそれらの情報を調べようもなく、不運にもそこに在籍することになってしまったのかな。 -- (名無しさん) 2022-04-18 23 46 28 違う漫画の例えになるけど、ラーメンハゲの「若き日の勲章は大きな呪いになる」を谷沢は地で行ってるよね…増長した結果現実を叩き込まれて進むべき道を誤ってしまった… -- (名無しさん) 2022-06-23 16 54 38 選手に対し厳しく指導するのは分かるけど、谷沢一人だけピンポイントに叱責してばかりなのが見ていていい気がしなかった。 -- (名無しさん) 2022-06-27 19 48 23 谷澤自身が安西先生の指導の元で、「試合の終盤でも動けるくらいには足腰が鍛えられた気がする」とか、「シュートの精度が良くなった」とか練習の成果を実感出来ていたとしても、あまり変わらなかった? -- (名無しさん) 2022-06-27 20 26 04 ↑ 実感があればまた変わった可能性はあるんじゃないかな。ただ、谷沢は元々レベルが高かったみたいだから、そういう成果を実感するには時間もかかるし、その程度の課題は(学生バスケというレベルの中では)克服してしまっていた可能性が高いと思う。 -- (名無しさん) 2022-07-19 17 24 16 アメリカに高跳びする前の谷澤って日本には「上には上がいる」という挫折経験とかしなかったのだろうか?いくら動ける長身選手といえどパワーなりスキルで勝っている選手があの頃は居なかった結果アメリカでの上には上がいるという挫折とかそれもそれで悲しいわ -- (名無しさん) 2022-08-17 21 05 01 自分よりも強いであろう環境を求めて渡米したのだから上には上がいるってことで挫折したのではないよ。詳細の描写はないが孤立したり成長・プレイに行き詰まったりしたことが挫折の原因と思われる -- (名無しさん) 2022-08-17 21 11 04 実際、アメリカスポーツの下部リーグでは上位のリーグにアピールする為のプレーが多く、そこが議論されていたりする。「自分はこういうプレーが出来る」というのではなく「俺はこのレベルの選手じゃない!」というプレーが多く、たとえ日の目を浴びて上部リーグに行けたとしても所詮井の中の蛙状態になってすぐ下部リーグにまた戻る、みたいな事が多い。 -- (名無しさん) 2022-08-18 13 41 53 YOUTUBEでの無料配信で、実際どういうシーンか知った人も多そう -- (名無しさん) 2022-11-09 02 05 09 どんだけ実力あっても人間関係で行き詰まるときついだろうな。誰か目をかけてくれる人間が居なきゃ成長や上に行くことも出来んだろうし -- (名無しさん) 2022-12-29 17 29 26 自由の国アメリカの放任主義の弊害だと思う。なんでも競争者が吐いて捨てるほどいるから運にも恵まれ自力でサクセスする人間だけで全然成り立つしな。日本は逆に指導しすぎて狂わせる例もあるから一概に美化する訳ではないけど。 -- (名無しさん) 2023-02-27 14 06 56 谷沢を精神的に潰してしまった白髪鬼、花道を肉体的に潰しかけた白髪仏。しかし山王戦終盤、花道は交代を押し切って「オレは今なんだよ!」と安西先生の想定外まで逸脱したプレイを見せる。「ブッダの掌を飛び超える赤毛猿」というのも孫悟空のようで奥が深い -- (名無しさん) 2023-03-01 20 34 56 いくら選手のためを思っていようが言葉などで伝えないと分からない -- (名無しさん) 2023-05-09 11 13 01 多分谷澤の目からは「自由にのびのびとプレーしてる」チームに見えたんだろうなあ…ガチガチの指導嫌ってたなら尚更そういう風に美化して見えてそう -- (名無しさん) 2023-05-10 01 10 08 選手も指導者も優秀だったのに行き違いで悲惨な末路を辿るってのがリアル過ぎてコワイ -- (名無しさん) 2023-05-14 16 17 06 谷沢が亜米利加に留学したら覇気を無くして考え込むようになっていたのは、基礎が不十分なまま亜米利加に行ったあいつはどうなっているのかという不安や、自分の接し方が間違っていたのでは無いかと思い直していたからなのか -- (名無しさん) 2023-06-19 21 01 55 ↑いぜんも自分のやり方を否定されることがあったかもしれないけど、谷沢のような最悪なパターンはなかっただろうからな。たいがいは先生のやり方で成長を実感できたり(チームメイトがそう)、そもそも嫌ならさっさと(国内の)別のチームに移籍したり引退するだろうからな。だからこそ谷沢の場合は対策が打てなかったし、流川や桜木に出会うまで放任主義のスタイルを取っていたんだろうし。 -- (名無しさん) 2024-02-14 10 19 23 やはり、ちゃんとコミュケーションをとるってのは大事だな -- (名無しさん) 2024-03-07 17 59 48 最近のマガジンで、似たような話になりつつありそうなのがあった。しかも、別にアメリカに行かなくてもよくね?ってレベルはさらに上という。 -- (名無しさん) 2024-04-21 12 44 54 谷沢はどちらかと言うと、身から出た錆という気がするけどね。でも、安西先生も、相手に分かってほしいことは陵南の田岡監督みたいにきちんと言葉にして言わないと分かってもらえないよ。 「谷沢よ。お前はいずれ日本一の選手になるべき逸材だ。だが、そのためには、お前のタイプに合わせた適切な練習がどうしても必要なんだ。今はその時期なんだ。今はつらいだろうが、どうか耐えてくれ。今の練習を忠実に積み重ねていけば、お前は間違いなく最高の選手になれる」などといった感じにね。 それにしても、他の部員たちは安西先生が考えていることをよく理解していたのに、肝心の谷沢本人だけが全く理解していなかったなんて皮肉だよな……。 -- (名無しさん) 2024-06-16 01 27 15 そりゃ谷沢には期待が高かった分つい人一倍厳しい叱責としごきをしたはずだから割と安西先生が悪い。いくら鬼呼ばわりされているとはいえ時と場合選ばず常に怒鳴り散らかすような人だったら流石に他の人から慕われてはいないだろうし。 -- (名無しさん) 2024-06-16 08 05 10 成長の壁にぶつかり、指導者と信頼関係が築けず、物足りない実力のチームメイトに囲まれ…「環境さえ変えれば成長出来るはず」って焦ってしまった谷沢の気持ちもすげえ良く分かるのが切ねえ -- (名無しさん) 2024-06-16 10 39 50 死ぬ4年前に安西が正しかったことを悟れたのに帰れなかったのが辛いな、誤解したままよりはいいけど -- (名無しさん) 2024-06-16 11 50 18 名前 コメント すべてのコメントを見る
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上条は街を走っていた。 学園都市の道路。学生の利便性第一に創られたこの街は、歩道が広く設定されている。 だがそうは言っても今日は連休初日だ。道行く人の数は多く、その方向も点でばらばらである。こんな中を全力疾走すれば、50メートルも進まないうちに誰かに衝突してしまう。 そのため、いま上条が駆けているのは、表通りから一本裏手に入ったいわゆる裏路地だ。 登校時には各地区に点在している学園に向かうため、ある意味にぎわうこの小さな路地も、いまは上条以外に走るものはいない。 表通りから微かに届く有線と宣伝の音。いつもの日常が続くその僅か隣の道で、上条の非日常は刻まれていく。 (くそ! 間に合えよこんちくしょう!) 整っているとは言いがたい彼の顔に浮かんでいるのは、紛れもない焦りだ。 学生寮からの脱出に予想以上の時間をとられた。 彼の脳裏に、この夏に出会った錬金術師との戦いが思い起こされる。 いまはもう記憶を失い、顔も名も変わっているだろうその男は、十分に準備された結界の中であれば文字通り何でもできる男だった。 あのときと同じ術を―――少なくとも上条には同じにしか思えない―――使うものが、この都市の中にいる。 それだけでも焦燥感が募るというのに、今回はさらにやっかいだ。上条の足止めという先手を打たれている。 こちらから乗り込み、向こうが受ける側だったときと、明らかに状況が違う。 捕獲用の魔術でも仕掛けられていたら、朝、インデックスがエレベーターに乗った時点で、勝負がついている可能性だってあるのだ。 悪いことは重なる。 結界が張られたのはおそらく、上条が水銀燈と戦い、廊下に出たその直後。それまでは室内のものに普通に触れている。テーブルサンドイッチが、何よりあの段階では結界は張られていなかった証明である。 あの後、上条は部屋の中の物に何も触れることができなかった。ドア自体は開放状態だったので問題なかったが、中にある荷物はすべて『コインの表』だ。 (せめて携帯があれば、電話もできるっていうのによ!) 歯噛みする上条。 床に落ちた家具の破片すら拾えない上条。発見した携帯電話は幸いにも何かの下ではなく、床に落ちていたのだが、その端末には黒い羽がしっかりと突き立っていたのである。 携帯電話は壊れ、財布は残骸に埋もれて見つからなかった。小萌の家に電話して安否を確かめることもできないのだ。 すぐに駆けつけようとした上条であったが、それも叶わなかった。 エレベーターが使えないのは証明済み。その上、非常階段に通じる扉が、閉じられていたのである。 避難通路になるその階段の扉は通常閉じたりしない。設置義務でもあるのかいたずら防止のためなのか、一応設けられているその扉は少なくとも上条が入寮して―――いや『いまの上条』になってからこっち、閉じられているのを見たことがない。 誰かが閉めたのかはわからない。魔術師かもしれないし、寮生のだれかが異様な片付け魔で閉じていないのがいやだったのかもしれない。どちらにしても、その段階で上条は脱出の手段を奪われてしまっていた。 そんな八方塞の彼を助けたのは、 「当麻、少し落ち着くのだわ」 上条の耳に、静かな声が響く。 真紅だ。 魔術師が水銀燈と関係がない―――つまり、真紅も結界適用範囲外であることを指摘したのは、結界がどういうものなのかを把握していない真紅の方だったのだ。 エレベーターが危険なのは三沢塾で知っていたので、彼女の手で非常階段の扉ドアノブを開けてもらったのである。 人の多さに危険を感じたことと、左腕に座る真紅の存在が異様に目立つこともあって、裏路地に入ったのは正解だった。学生寮からの全力疾走は止まることなく続いていた。 上条の左腕に腰掛けて首に手を回した姿勢の彼女が、彼の顔をじっと見ている。 「落ち着いてなんかいられるか! こうしてる間にも、あいつらがやべぇかもしれねーんだ!」 全力疾走で荒れた息そのままで言い返す上条。 インデックス、小萌、姫神。 自分が大事だと思う人が危険に晒されているかもしれない。そう思うと―――八つ当たりだとはわかっているが―――冷静そのものの真紅の声が苛立ちを生んでしまう。 だが怒鳴り返された真紅は、 「落ち着きなさい、と言っているの」 「っ!?」 同じ言葉を繰り返し、上条の耳を右手で引っ張った。 「いてえっ!? 真紅何してっ、いててていってえ千切れる千切れる!」 くい、という可愛らしいレベルではない。耳たぶを引っこ抜こうかというほどの力で引っ張られて、上条は痛みに脚を止めた。 反射的に右手を真紅に伸ばそうとして―――あわててその手を止める。包帯で巻いていても、もし緩んでいて素肌が真紅に触れれば彼女を殺してしまう。 さきほど脱出の際に上条の『幻想殺し』について説明を受けた真紅だ。理解力と応用力はインデックス以上に思える彼女は、左手のふさがった彼は自分に抵抗できないことを承知でしているのだ。 「いいこと、当麻」 ぱっ、と耳たぶを放し、真紅が上条の顔を覗き込む。 「貴方が焦ることで走る速さがあがるのなら、私は止めない。でも、そうではないのでしょう?」 「そ、そりゃそうだけどだからって落ち着いてなんか・・・」と、上条。 だが真紅は、いいえ、と首を振った。 「自分では気がついていないでしょうけれど、いまの貴方は倒れる寸前よ。生身で水銀燈と戦い、契約した私が力を振るった。その上で、今までずっと走ってきている。このままじゃ先に貴方が倒れてしまうのだわ」 「・・・・・・」 上条は荒く息を吐きながらも沈黙を返した。 そんなことはない。 彼はそう思う。もっともっと体力を失った状況で戦ったこともある。 だが真紅の瞳に浮かぶ光が、その反論を喉元で押しとめていた。自分を真摯に心配してくれる相手の言葉を、大きなお世話だ、と切り捨てられるような人間ではないのだ。 真紅は言葉を続ける。 「お願い当麻。無理を言っているのはわかる。だけど、少しでいいから冷静になってちょうだい。貴方がここで気を失っても、私にはどうすることもできない。私には行き先がわからないし、迂闊に人前に出ればそれどころじゃなくなってしまうのだわ」 ここは学園都市だ。精巧な人形も自立駆動する機械も珍しくない。それでも真紅はそれとは別格だ。彼女が他の誰かに見つかれば、騒ぎにならないわけがなかった。 魔術を理解しないこの都市において、彼女は研究材料として格好の的になるだろう。 「・・・・・・」 上条は真紅から目を逸らし、大きく息を吸った。腹に息を呑み、ゆっくりと吐き出す。それを数回繰り返した。 いままで魔術師や能力者との戦いで、いつの間にか身についた腹式呼吸だ。バクバクと動く心臓が着実に酸素を全身にめぐらせ、代わりに本当に不要な分の二酸化炭素を排出していった。 荒い呼吸は容易に過呼吸を引き起こす。息が切れるような状況ほど、的確な呼吸が大切なのである。 そうしてわかるのが、予想以上の自分の疲労だった。上条は体力と打たれづよさ、回復力には自信がある。 その彼にして、体の芯にねばりつくような疲労を明確に感じた。 「ごめんなさい当麻」と、その表情を見て取った真紅が言った。「・・・契約は私の力を引き出すために必要な手続きに過ぎないのだわ。私が力を振るうには、どうしても、貴方の体力を奪ってしまう」 「そうなのか?」 「ええ」 平静だがどこか申し訳なさそうな響きを持つ声の真紅。 だが上条は、そんな彼女にちらり、と笑みを浮かべてみせた。 「んなもん、気にするこたぁないさ。必要ならどんどん使ってくれりゃいい」 彼の口調は先ほどよりもずっと落ち着いている。呼吸はまだ乱れているが、荒いわけではない。 「でも・・・」 「それにさっき、真紅は俺を助けてくれただろ? この程度で文句言ってたら、バチが当たっちまうよ」 ぐっ、と右手を握る上条。先ほどよりも力が入る。重かった脚も、幾分軽くなったようだ。 「・・・よし」 それを確認し、上条は前を見る。 路地の隙間から見える表通りの風景で、現在位置を確認。改めて小萌の家まで距離とルートを再検索した。 やや遠い。だが回復したいまの体力なら、途中数回の呼吸調整でたどり着けない距離ではなかった。逆に言えば、さっきまでの体調では途中で動けなくなっていた可能性のある距離だ。 「真紅、しっかり掴まってくれ。ここからなら一気にいけると思う」 「わかったのだわ」 真紅がうなずき、上条の首に手を回した。 「・・・真紅」 「?」 駆け出すと思ったところで名前を呼ばれて、真紅は上条の方に目を向けた。 彼は横目で彼女を見ながら、 「さんきゅ、助かった」 「え・・・」 それだけ言って、上条は地面を蹴った。 もう彼は真紅を見ない。前だけを見て、路地を疾走する。 「・・・・・・」 再びゆれ始めた視界。 真紅は振り落とされないよう、両手に力を込めながら、 「まったく、世話のやけるマスターを持つと苦労するのだわ・・・」 と、言った。 「・・・見えた!」 ビルの密集によって迷路のように張り巡らされた路地を疾駆し続け、もういくつかわからないほどの路地角を曲がった先。 頬といわず額といわずに大粒の汗を浮かべた彼の目が、ついに目的地を視界に納めた。 真正面。大通りに面した路地の切れ目。 その大通りの向こう側に、築何十年かわからない二階建てアパートが見えた。 アパートをはじめとする賃貸住宅が並ぶ、この住宅街。人口のほとんどを学生に占められているこの都市において、大人といえば教師と研究者がほとんどで、それ以外には商店デパートの従業員と言った所だ。 家族と同居している学生は、せいぜいそれらの家族である場合のみでほとんど皆無である。ここはそんな比率的に圧倒的少数である大人たちの一角だった。 昼時ということもあって、商店街と異なり往来はほとんどない。 これなら上条の左腕に腰掛けた真紅も、そう目撃されることもあるまい。仮に見えたとしても、せいぜい学生が何かの悪乗りをしていると思われるだけだろう。 「すまんっ、このままっ、行くぞっ!」 機関銃のように呼吸を繰り返しながら―――もう腹式呼吸をするだけの体力もない―――上条が真紅に告げる。 「ええ」 対する真紅は必要最低限の返事だけを返した。 上条の言う目的地の場所はわからない。だが彼の視線と表情から、もうそれが程近いのだろうということが伺えた。そこまでわかれば十分だ。 真紅は上条を見る。 いくら冷静さを取り戻し、幾たびか呼吸調整をしたとは言っても、彼は人間だ。連続して動き続ければ疲労の蓄積は早くなり、回復は遅くなる。 顔色は赤をとっくに通り越して青くなっている。迂闊に話しかければ、この男は律儀に質問に答えようとするだろう。これ以上負担はかけたくなかった。 (インデックス、姫神、小萌先生、頼む無事でいてくれ!) 三人の無事を強く祈りながら、大通りに飛び出す上条。 歩道を行く幾人かの主婦らしき人影が、赤色の人形を抱えて路地から出てきた少年を見て、ぎょっとした顔を浮かべる。 それを視界の端に収めながらも、上条は無視。走る勢いそのままに、車のいない車道をつっきるためにガードレールを跳び越えた。 平日の朝であってもラッシュとは無縁の車道を一息に走りぬけ、上条はアパートの敷地内に入った。 小萌の部屋はアパートの二階だと、インデックスから聞いていた。 視線を巡らし、階段を探す。 それはすぐに見つかった。長方形型のアパートの角にへばりつくように、鉄製の外階段が設置されていた。 一直線にそれに向かい、今にも崩れ落ちそうな階段を二段飛ばしで駆け上がる。 一歩踏みしめるごとにギシギシと音が鳴り、それが4回響いたところで階段が終わった。 (―――っ!) 外階段から続く外廊下。洗濯機が並ぶその廊下の先に顔を向けた上条が息を呑んだ。 ドアの開けっ放しになった部屋がある―――小萌の部屋だ。 ドアは小さく揺れている。つい先ほど開け、そのまま放りだしたかのように。 (ちっくしょう!) かっ、と頭に血が昇るのを感じる。全身に力が入った。 「当麻?」 それを感じとった真紅が上条の顔を見た。 犬歯をむき出し、歯噛みする上条。その形相で事態を悟ったのか、真紅の表情にも緊張が走った。 そこに――― びゅうっ、と一陣の風が吹いた。 大通り向こうのビル。その隙間から来る、ビル風だ。 「っ!」 上条の見ている前で、風に吹かれたドアが動きはじめる。一度完全に開き、反対側の壁に当たって、今度は収まるべき枠組みの方に戻り始めた。 もしもいま、このアパートに結界が張ってあったら、ドアが閉まった段階で開けることができなくなる。 学生寮では真紅が効果範囲外だったが、今回もそうだと言う保証はない。 「―――っ!」 もつれる脚を無理やり動かし、ボロボロの鉄筋の廊下を踏み抜こうかと言う勢いで走り出す。 だが。 (ちょっと待てこのやろうっ!) 駄目だ。上条がドアの前に立つより、ドアが閉まってしまう方が早い。 このままのスピードでは、文字通り一歩だけ間に合わない。 「扉が!」 真紅が叫ぶ。 結界の何たるかは知らずとも、どういうものかの察知はついていた。 あの扉が閉まれば、やっかいなことになる。 真紅は左手を持ち上げ、ホーリエに命じようとして、 「・・・っ!」 その腕が、凍りついたように止まった。 上条だ。 もう限界に近い彼の体にこれ以上の負担をかければ、それこそ命がどうなるかわからない。 迷いが真紅の心を縛り、それ以上彼女は動けない。 「このっ、ふざけんっなぁっ!」 しかし上条は一瞬たりとも迷わなかった。 彼は右足を一歩として踏み出す代わりに、体を限界まで捻って蹴りを放った。 ドアは動いている。結界内ではほかのものに影響を与えることはできない。だが、今現在動いているものに触れることができれば、三沢塾で経験したように『引っ張られる』こともある。 うまくいけば中に入ることができるかもしれない。 それは諸刃の刃どころか、あまりにも無謀な賭けだ。もしも挟まれれば、まるで卵のように上条の足は押しつぶされてしまうだろう。 だが―――だがそれでも、僅かでも開いてさえいれば。 もしこの中に、いままさに攫われようとするインデックスたちがいたら。 インデックスが連れ去られていても、小萌が、姫神がいたら。 残された彼女たちが、怪我でもしていたら。 上条にはわかっている。結界が張られていたら、その怪我をした彼女たちにすら触れることができない。 そうだとしても、上条には外から見ているだけしかできない自分など、認められない。 そして。 放物線を描いて戸枠に戻るドアの側面。そこに上条の靴が突き刺さる―――その直前。 「あ、ドアが開いてる」 ひょい、とその部屋の中から、見覚えのありすぎる白装束が顔を出した。 「はあっ!?」 上条が自分の目を疑い、 「へっ?」 白装束―――インデックスが上条の方を見た。 「ちゃんと閉まってなかったんだよ閉めないといけないんだよ」とでも言うように平和な顔を向ける白装束の左手には、ちょうど当麻が真紅を抱えているように、スフィンクスが納まっている。 彼女はそのスフィンクスが出て行かないようにドアをきちんと閉めようとしたのだろう。彼女の右手は内側から、まさにいま上条の靴が突き刺さろうとしているドアのドアノブを握っていた。 不幸にも、インデックスはドアをそのまま閉めるのではなく、勢いをつけようとして少しだけ前に押し出していたようだ。 上条の狙い通りなら、ドアの側面―――鍵等の機構がある部分に突き刺さるはずだった彼の右足は、タイミングよく、僅かに開いたドアの内側に突き刺さった。 「うひゃあっ!?」 インデックスの可愛らしくも間抜けな悲鳴があがる。 彼女にしてみれば、閉めようとしていたドアが、いきなり開いたのである。それも閉める勢いをつけるため、僅かに押し出したまさにそのタイミングで。 人間の反射行動として強くドアノブを握ってしまうインデックス。それが災いし、白い少女は大きく前につんのめった。 一方、上条は疲労していた。水銀燈と戦い、真紅が能力を発揮したことで体力を使い、その上の全力疾走。いくら途中で多少の休憩を挟もうとも、体力はともかく筋力はそんな短期間では回復しない。 脚がもつれ、正直に言って、いま走っている勢いを殺すこともできそうになかったのだ。ドアを蹴ろうとしたのは間に合わないということももちろんだが、反作用で自分を制動しようと言う意図もあった。 通常、開き戸のドアノブは、ドアの外周から僅かに内側にずらして設置されており、その外周とドアノブの間には僅かな隙間がある。 上条のつま先はその隙間を上から下に綺麗に滑り、鉄製廊下をダァン!と踏みしめた。 ビリビリと廊下どころかアパート全体が揺れ、小萌の部屋の天井からパラパラとなにやら砂のようなものが落ちる。 それだけで事態は終わらない。上条が先ほど学生寮で実感したように、悪いこととは重なるものだ。 勢いよく振り下ろされた上条の脚は、元々の蹴り位置の高さもあって彼女には当たらなかったのだが、 「ひゃあああっ!?」 前につんのめったインデックスの脚が、思いっきり上条の足に引っかかった。 某牛丼超人のようにインデックスが前に倒れこみ、僅かに遅れて右左の順に脚が浮く。 結果として空中で水平状態になったインデックス。 だが上条の蹴りの慣性力を得たドアは、まだ開く方向に動いている。 ドア自体に引っ張られるようにして、インデックスは空を舞う。 上条の目には、その光景が異様なほどスローモーションで見えた。 インデックスの体が描いた華麗な放物線は、上昇最高点でちょうど外廊下の手すりを跳び越え、そのまま下降に転じる。 野生の勘で危機を感じ取ったのか、スフィンクスは手すりを跳び越えるまさにその瞬間にインデックスの腕から脱出した。 廊下の手すりの向こうには、約5メートルほど下方に地面があるのみだ。 後日、それを室内から見ていた姫神は、 「びっくりした。人が空を飛ぶのなんか。初めて見た。綺麗だった」 と、述懐したという。 そんな風に、インデックスがアパート二階から強制紐なしバンジージャンプをしていたころ。 見た目十二歳趣味嗜好は三十歳レベルの女教師小萌先生は商店街を歩いていた。 彼女の両手には、スーパーの買い物袋が左右でひとつずつ。中身は、左は缶ジュースやらウーロン茶のペットボトル。右は各種ビールと、煙草が1カートン。 今日は朝からインデックスと姫神との三人で様々な食材をやっつける作業に勤しんでいたのだが、飲み物が切れてしまったのだ。 いくら食べ物が美味しかろうと、飲み物がぬるい水道水ではそれも半減と言うもの。 そんな理由で、小萌は軽い運動も兼ねて、商店街まで脚を伸ばしたのである。 インデックスも姫神も自分が買いにいく、と言っていたのだが、 (シスターちゃんに任せたら迎えにいく手間が増えるだけですしー、姫神ちゃんは何を買ってくるのかわかりませんからねー) はふー、とため息をついた その吐息はすでに若干の酒精が混じっているが、それを咎める者はいない。この界隈で、小萌は有名人なのだ。当然、見た目どおりの理由でだが。 小萌は両手にかかる飲み物の重さを安心の代償と考えることにして、いつも『趣味』で使う路地に入ろうと、手近なビルの角をひょいと曲がった。 普段から家出少女を探して歩く身だ。ビルの乱立で複雑化した路地の中でも、彼女は完璧に把握している。どこが危険でどこがそうでないかのさじ加減はよくわかっていた。 (今日は連休初日ですからねー。もしかしたらその辺りにいるかもしれませんし) 家までの近道を選択しながらも、一応周囲を気にしながら歩く小萌。 その様は客観的に見たら、初めてのお買い物で迷子になった少女、という風情。間違っても家出少女を保護しようとしている教師には見えない。 そんな妙と言えば妙、教師らしいといえばそうも言える『趣味』に勤しんでいた小萌が脚を止めたのは、ちょうど次に角を曲がれば大通りと彼女のアパートが見えてくる、というところだった。 ぽてぽてと歩いていた小萌は、自分の呼吸を細く緩やかにして、右手側の細い細い路地の方に耳を傾けた。 ビルの間の隙間が細すぎるため、昼にも関わらずかなり薄暗い路地。 高い音をたてて吹く隙間風に混ざって、 「ン・・・スン・・・ゥェ・・・」 聞こえた。 小さな、ほんとうに小さな泣き声。 それは、小萌が『そういう声』がしないかどうか注意していたゆえに聞こえたと言っていいほど、か細いものだ。 彼女の表情が一瞬にして教師のそれになる。そしてそっとその場に買い物袋を置くと、じっ、と路地に目をやった。 「・・・・・・」 しばらくそうしていると、目が慣れてきて、路地の奥がうすぼんやりと見えるようになってくる。 「グス、スン、ウエェン・・・」 それと同期するように、風にまぎれてはっきりしなかった声が、幾分はっきりと聞こえた。 「誰かいますかー? どうしたんですかー?」 そう声をかけながら、小萌は路地の中に脚を踏み入れる。 小柄すぎる小萌にして、ギリギリの狭さ。そして、 「ひうっ!?」 幼さのある声が、驚きを乗せて耳に響いた。 (あらら、どうも迷子っぽいですね) その予測を裏付けるように、少しだけ進んだ奥に浮かび上がった人影は、小萌よりもなお小さい。 何か箱のようなものの傍で、両手を顔に当てて蹲っている。 襟元までだが軽くウェーブした髪に、薄暗闇でもわかるひらひらとした服。間違いなく女の子だろう。 もう少し近くに寄ろうと踏み出した小萌の足が、ざっ、と音をたてた。 ビクッ、と震える少女。 「あ、ごめんなさい、驚かしちゃいましたね。大丈夫ですよー怖くないですよー」 そう言いながら、小萌はひょい、としゃがみこんだ。相手と目線を合わせたのは、上から見下ろして不安がらせないための措置である。 それが功を奏したのか、少女がそろそろと顔を上げた。 「グス・・・だぁれ・・・?」 予想通り。ずいぶんと、幼い声だった。 「わたしですかー? わたしはねー、先生ですよー」 「先生・・・?」 「そうですー。小萌先生って言いますー。よろしくですお嬢ちゃんー」 「う、うぃ」 小萌の方が路地入り口側にいるせいで、こっちの顔がよく見えないのだろう。どこかビクビクとした口調で返事をする少女。 なるべく刺激しないよう、無駄だとはわかっているが小萌はにこりと笑顔を浮かべる。 「でー、小萌先生はー、お嬢ちゃんに教えてほしいことがあるんですー。いいですかー?」 「う・・・? なぁに・・・?」 反応があり、小萌は内心で手を打った。ここまでくれば、とりあえずは大丈夫だろう。後は、ゆっくりゆっくりと聞きたいことを言えるように誘導してやればいい。 「お嬢ちゃんのお名前ですー。小萌先生、お嬢ちゃんのお名前が知りたいですよー」 とりあえずは名前だ。子供の安心を得るには、きちんと名前を呼んであげる必要がある。きちんと自分のフルネームでなくても問題ない。その娘が言った名前で呼んであげればいいのである。 すると、少女はある程度警戒を解いたのか、目元に当てていた両手のうち片方を、胸元に下ろした。 「うゆ・・・名前・・・」 「そうですー。お嬢ちゃんとっても可愛いですからねー。小萌先生はお嬢ちゃんのお名前も聞いてみたいのですよー。きっと可愛らしいんでしょうねー」 「うぃ・・・」 ぐすっ、と涙を引き上げる音。続いてゴシゴシと少女は目元を擦った。 「名前・・・」 「はい、名前ですー」 「ヒナは・・・ヒナの名前は・・・」 「はい、ヒナちゃんのお名前はー」 「ヒナは・・・雛苺・・・」 ひくっ、としゃっくりに似た音が響き、少女が顔を上げる。 「ヒナの名前は・・・雛苺なの」 薄暗闇の中。 涙で濡れた少女の翡翠の瞳に、小萌の姿が映し出された。
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756 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 21 56 21 発信元 58.91.113.50 前話 349-359 前作 ( A`)ドクオの退屈な日常のようです http //sogomatome.blog104.fc2.com/blog-entry-334.html では投下始めます 757 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/14(金) 21 56 53 発信元 111.89.140.2 支援しますNE! 758 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/14(金) 21 57 37 発信元 58.91.113.50 ≪シベリア学園3年B組にて≫ 放課後 ( ● ● ) …… ( ● ● ) ペラ (* ● ● ) ククク…!こち亀が面白いことはワカッテマス、でも笑ってしまいます、ククク ( ● ● ) ペラ (; ● ● ) おう…今週もめだかボックスはハラハラドキドキしますね… ( ● ● ) ペラ ( ● ● ) 読み終わってしまった… ガラガラ ( A`) お!ブルーベリーアイくんまだ残ってたんだ (; ● ● ) ブルーベリーアイじゃないです!名前間違えないでください、ワカッテマスです! ( A`) わかさ生活? (# ● ● ) ワカッテマス! 759 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 21 58 36 発信元 58.91.113.50 ( A`) ハハハ冗談だよ、君のお笑いセンスを試してたのさ (; ● ● ) とりあえずドクオくんにお笑いセンスが無いことがわかりました ( A`) ハハハ御冗談を、僕ほどお笑いセンスの塊な人間は他にいないよ (; ● ● ) (絡みづらいです…) ( ● ● ) ところでドクオくんは掃除当番のハズでは?行かなくていいのですか? ( A`) ああ俺はやらなくて結構らしい ( ● ● ) なんでです? ( A`) 俺が居ても仕事が増えるだけらしい ( ● ● ) 役立たずってことですねワカッテマス… 760 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 21 59 34 発信元 58.91.113.50 ( A`) ところで君はなに読んでるんだい? ( ● ● ) ああこれですか、ジャンプですよ ( A`) ビジネス? (; ● ● ) 少年ジャンプです!ビジネスジャンプ読むなんてどんだけ渋い高校生ですか! ( A`) 少年ジャンプか、俺ほとんど読んだこと無ェなぁ ( ● ● ) 珍しいですね、普通の高校生ならジャンプ読んでるものですけどね ( A`) 俺は週刊漫画ゴラク派だから (; ● ● ) おっさんですかあなたは! ( A`) 天牌が熱いのなんのって (; ● ● ) 知りませんよ… 761 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/14(金) 22 00 54 発信元 111.89.140.2 ドクオが良いキャラしてるぜ 762 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 22 01 13 発信元 58.91.113.50 ( A`) ゴラクの他にヤンマガとかヤンガン読んでるよ ( ● ● ) やっと高校生らしくなりましたねぇ、それでもまだおっさんくさいですけど ( A`) ジャンプでなにが好きなの? ( ● ● ) やはりワンピースにブリーチ、ナルトが好きですね、熱いバトルモノが大好きですね ( A`) メジャーどころやね ( ● ● ) ドクオくんはジャンプと聞いてなんの漫画を思い浮かべますか? ( A`) 山田太一の奇蹟、ごっちゃんです、ツリッキーズピン太郎…… ( ● ● ) なんですかその微妙なチョイスは… 765 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 22 06 22 発信元 58.91.113.50 ( A`) ジャンプ好きなんだね ( ● ● ) 漫画大好きです、いつかはぼくも漫画家になりたいと思ってます ( A`) 漫画家か!すげぇじゃん!そういう夢持ってるっていいね! ( ● ● ) そのために毎日絵の練習をしているのです ( A`) マジか!ちょっと描いてみてよ! ( ● ● ) 良いですよ、なにを描きましょうか? ( A`) フレディ・マーキュリー! (; ● ● ) (なんでQueen?)ドクオくんの似顔絵描きますね… カキカキ 10分後 ( A`) うおぉ!すげぇうまいじゃん!そっくりだよオレに! (* ● ● ) テヘヘ… ( A`) 良い感じにデフォルメされてるしセンスあるよワカッテマスくん! (* ● ● ) 褒めすぎですよぉ… ( A`) ただブーン系小説の特徴上、読んでる人にこの絵の上手さが伝わらないのが悲しいね ( ● ● ) あなたはなにを言ってるんです 767 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 22 10 50 発信元 58.91.113.50 ( A`) どういう漫画が描きたいの? ( ● ● ) やっぱジャンプ伝統のバトルモノが描きたいですね! ( A`) ああちょっといいかな ( ● ● ) なんですか? ( A`) そんなオリジナリティの無い漫画で君は良いのかい ( ● ● ) オリジナリティですと? ( A`) ジャンプ系のバトル漫画はもう飽和状態、新鮮さが無いんだよ、これからの時代には合ってない (; ● ● ) じゃあどうすればいいんですか! ( A`) これからの時代、大衆に支持されるのはそう!”萌え”さ!! ( ● ● ) なん…だと… 768 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 22 13 55 発信元 58.91.113.50 ( A`) 女の子がキャッキャッウフウフする漫画がウケるのさ! (; ● ● ) そうだったのか…ぼくとしたことが全く知りませんでした… ( A`) またひとつ勉強になったな ( ● ● ) しかし萌え漫画はぼくの不得意なジャンルです ( A`) 大丈夫、萌え漫画マスターのこのオレがアイディアを授けてやろう (; ● ● ) 本当ですか!?お願いします! ( A`) まずはあれだ、女子高生たちのゆるーい日常を描いて最終的にバンドを組むという… (; ● ● ) いやそれはもう実際ありますし ( A`) それじゃあ足に機械を取りつけて空を飛びながらパンツ姿で世界を守る女の子たちの物語… (; ● ● ) それもありますよ…しかもあれはパンツじゃなくてズボンです… ( A`) だったらパンツ穿いてない女の子たちが麻雀で日本一を目指すという… (; ● ● ) だからそれもありますよ!アニメも放送しただろっ! ( A`) いっそのことイカを主人公にした漫画で… (# ● ● ) お前わざと言ってんだろさっきから! 770 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 22 18 00 発信元 58.91.113.50 ( A`) ああごめんごめん、イカ娘は萌え漫画じゃなかったでゲソね (; ● ● ) そういうことじゃないです…すでにある漫画じゃなくてもっと他の… ( A`) OKOK、いままでのはただのユーモアさ、ほんとはもっと他にアイディアがあるんだ (; ● ● ) そうですか…(この人と会話するのはホント疲れます…) ( A`) 超美少女が総理大臣に就任する話は? (; ● ● ) 2,3巻で連載が終わりそうな漫画ですねぇ ( A`) 美少女女子プロレスラーをテーマにしてみては? (; ● ● ) ジャンプなら10週で打ち切られそうですね… ( A`) そうだなぁ…借金まみれの女の子がマグロ漁船に乗って金を稼ぐストーリーってのはどうだい? (; ● ● ) なんかマガジンでさえ9週で打ち切りそうな物語ですね… ( A`) じゃあ女の子がシロアリ駆除する漫画は? (; ● ● ) 誰が読むんですかそんな漫画… 771 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 22 21 16 発信元 58.91.113.50 (# A`) ああもう取りあえず可愛い女の子を出しときゃ読者は喜ぶんだよ! (; ● ● ) 急に投げやりにならないでくださいよ… ガラガラ ( ・∀・)ドクオ帰ろうぜぇ ( A`) しょうがねェなぁ一緒に帰ってやるか ( ● ● ) モララーくん… ( ・∀・) おうワカッテマスじゃないか、珍しいな組み合わせだな (* A`) なんか一人じゃ寂しかったんだって! (; ● ● ) 気持ち悪いこと言わないでください! 774 ( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2 2011/01/14(金) 22 32 25 発信元 58.91.113.50 ( ・∀・) 二人でどんな話してたんだよ ( A`) ワカッテマスくんは将来ジャンプ家になりたいんだって (; ● ● ) ジャンプ家ってなんですか!漫画家ですよ漫画家!ごちゃまぜにしないでください! ( ・∀・) ドクオの相手は疲れるだろ… (; ● ● ) はい…モララーくんはいつも大変ですね… ( ・∀・) 慣れればなかなか面白くなるよ、それじゃまた明日 ( ● ● )ノシ バイバイ ( A`) また明日ね若林くん ガラガラ (; ● ● ) 若林じゃないです!なんなんですかあのひとは! ( ● ● ) さてそろそろぼくも帰りますか ( ● ● ) …… ( ● ● ) ジャンプが無くなってる… キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン 『( A`)ドクオのあいかわらずな日常のようです その2』 775 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/14(金) 22 34 39 発信元 58.91.113.50 以上です、支援ありがとうございます 次回のためのお題を3つほどください
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咲さんが男になって一週間後くらい 咲「えっ!?麻雀打つ時は男になって打つんですか!?」 久「えぇ。麻雀にも何か影響あるのか調べたいのよ。和もデータ取って欲しいって言うからね」 咲「まぁ、麻雀打つくらいなら構いませんが…」 久「しばらく頼むわね」 しばらく経って 咲「今日もだよね?」 和「はい、データが足りないんですよ。データがね(咲さんの隠れモッコリ、ハァハァ)」 咲「わかったよ」 水、ザバー 咲(♂)「じゃあ、打とうか」フキフキ 優希「ツモ、倍満だじぇ!」 咲「・・・」ピクッ 優希「」トン 咲「ロン、倍満。ごめんね」 まこ「」トン 咲「ロン、満貫です」 まこ「おっと、わしの飛びかー」 久「」トン 咲「ロン、跳満です」 久「あららー、飛んじゃったわ」 京太郎「」トン 咲「京ちゃん、ごめん。ロン、役満上がっちゃった」 京太郎「げぇー!また俺が飛びかよー!」 咲(最近、妙にイライラするんだよね…。麻雀でヤツ当たりみたいになっちゃう…) 和「ふぅー、暑い暑い」パタパタ→胸元チラッ 咲(ドキン!?) 京太郎(おおー、一瞬だがブラが見えた!これは、今日のオカズ決定だな) 咲「・・・」ムクムク 咲「すいません、ちょっとトイレに!」タッタッタ 咲「男子トイレと女子トイレ…、どっち入ろう…」ウロウロ 咲「今は男の子だし、男子トイレだよね」 ショワーーーー 咲「はぁ…、男の子の体って、アレが勃起するとしばらく収まらないから不便だなぁ…」 咲「収まるまで、しばらく時間を潰してないと…」 京太郎「おーす。咲。男子トイレに入ってたのか」 咲「き、京ちゃん!?」 京太郎「なーに、驚いてるんだよ。ここ男子トイレだぞ」ジョー 咲「あっ、そっか…」ジョー 京太郎「連れションだな。女子もよくやるだろ?」ジョー 咲「女の子は会話しながら、オシッコしたりしないよ」ジョー 京太郎「個室だからな。ってか、咲も個室に入れば良かったじゃん」ジョー 咲「あぁ!?しまったー!男子トイレにも、個室あったんだ!」ジョー 京太郎「しかもスカート姿で、立ちションだからな。俺以外のヤツが来てたら、腰抜かすと思う」フルフル 咲「か、考えてなかった」ゾー 京太郎「まぁここは、滅多に麻雀部以外の人が寄らないトイレだからな。来ないとは思うが」 咲「良かった…」フルフル 京太郎「さて、部室戻るか」 咲「ごめん…。ちょっと待って」テント 京太郎「咲wwwお前、何で勃起してるんだよwww」 その頃、部室 久「これが咲が男になった時の、闘牌データよ」パラッ 和「なるほどなるほど」 まこ「女の時より、平均和了スピードが下がってるが、打点の高さが目立つな」 久「えぇ。平均打点は男の子の時の方が、高いわね」 まこ「男だと、放銃率も上がっとりゃせんか?」 久「どうも男の子だと、結構無理に追いかける事もあるみたいね」 まこ「まぁ、男でも女でも、どれもとんでもない成績なんじゃが…」 久「男、女。どっちの大会に出ても、優勝は狙えるわね」 優希「私は、男の子の咲ちゃんの方の闘牌が好きだじぇ。なんかこう…、三回の3900より一回の12000みたいなのが」 久「攻撃力の男の子で、スピードの女の子って感じなのかしらね?」 和(それにしても、咲さんと須賀君、遅いですね) トイレ 京太郎「おいおい、いつまでここに居る気だよ」 咲「だって仕方ないじゃん!私の股間、まだテント張ってるんだから!」ギンギン 京太郎「そんな萎えない物かね…。って待てよ。おい、咲。お前、まさか男になってから、抜いてないんじゃないのか?」 咲「抜く?なにを?」ギンギン 京太郎「だよなー。咲が知ってるわけないよな」 京太郎「抜くってのは、自慰する事。つまりオ○ニーだ」 咲「ふぇぇぇぇぇええぇぇぇぇ!?」ギンギン 咲「おおおお、おな…オ○ニーって…」 京太郎「女でもするヤツは居るそうだけど、その様子じゃしてなさそうだな」 咲「…してないよ!」ブンブン 京太郎「まぁ、女の性事情は知らん。が、男で一週間以上抜いてないとなると、かなりしんどいな」 咲「えっ?そうなの?」 京太郎「最近、無性にイライラしたりしないか?」 咲「う、うん。頭に霧がかかったように、なんかモヤモヤして、モンモンとするような…」 京太郎「ふむふむ」 咲「すごく攻撃的になったり、ヤツ当たりしたくなったり…」 京太郎「オナ禁とか、ストレス貯めこんでるわけだからな」 咲「の、和ちゃんの胸とか見てると、ドキドキしたり」 京太郎「ありゃー、性の凶器だからな」 咲「それから…それから…」ギンギン 京太郎「まだ萎えないのか…。こりゃ、一度教えてやった方がいいな」 京太郎「咲、いい物やるよ。ちょっと、俺の家に着いて来いよ」 咲「ふぇ!?」 ピンピロリーン♪ 久「あら、メールだわ」 久「なになに、咲の体調が優れないため、須賀君が連れて帰りますってさ」 和「はっ!?」 京太郎の家 京太郎「おぅ、待たせたな。目的のブツは持って来たぞ」 咲「き、京ちゃんの家でするの?」ドキドキ 京太郎「いやー、お袋が居るからな。ちょっとなぁ」 咲「ごめん、そうだよね!あっ、私の家、今日はお父さん帰って来ないから…」 京太郎「へぇーそうなのか。女の子一人じゃ不用心だな。って今は男一人で、別に大丈夫か」 咲の家 咲「…どうぞ」 京太郎「高校になってからは、来るのは初めてだな。お邪魔しまーす」 咲「私、ちょっと部屋を掃除してくるね」 京太郎「えっ?別に汚くても気にしないけど?男同士だろ?」 咲「心は女の子だよ!すぐ終わるから、ちょっと待ってて!」ドヒュー 咲「急いで片付けないと!お姉ちゃんのポスター…、変なのかな?」 咲「ええーい、剥がしちゃえ!」ビリビリ 照「ぎゃあああああああ!?」 淡「どうしたのー照?」 菫「いつものシスコン発作だろ。ほっとけほっとけ」 照「ハァハァ、なんか心が破かれたみたいに痛い気がする」 咲「匂い消し、匂い消しっと」プシュープシュー 咲「シーツも変えてっと…」 咲「まぁ、こんな感じかな?シャワーとかどうするんだろ//」 京太郎「おーい、まだかー」 咲「う、うん!もういいよ!入って来て!」 咲「お、お待たせしました」チョコン 京太郎「へぇー、ここが咲の部屋か。男の部屋だって言うのに、女の匂いがするな」 咲「先月までは女の子部屋だから!」ムクムク 京太郎「あのな、咲。スカートだと、勃起すると目立つぞ」 咲「きゃああああああ!!!!!」パチーン 京太郎「痛い」ヒリヒリ 咲「ご、ごめんね。つい条件反射で、叩いちゃった…。京ちゃんがデレカシーないから…」 京太郎「男の世界に、デレカシーも何もないよ。会話の半分は下ネタだしな」 咲「そうなんだ…」 京太郎「別に俺は、咲のチンチン見て、ドキドキとか興奮したりとかないしさ。安心しろよ」 咲「う、うん。わかってる」 京太郎「さて、では須賀先生のオ○ニー教室始めるか」 咲「シャワーとかは//」 京太郎「お前は、お菓子食べるのにシャワー入るのか?こんなもん、男の世界だと5分もあれば、済むよ」 咲「そんなお手軽な物なんだ…」 京太郎「おぅよ。慣れれば、学校に行く前のオ○ニー、昼休みのオ○ニー、学校から帰ってからのオ○ニー。まぁ、三回くらいは普通だな」 咲「へぇー、男の子って不潔なんだね」 京太郎「本能だから仕方ない」キッパリ 京太郎「それに抜いとかないと、イライラしたりして、みんなに迷惑かかるぞ?」 咲「わかった…。男の子の体は力強かったり、疲れにくかったりで便利だから、男の子の体にならないってのもちょっと不便だしね」 京太郎「そうそう、プラス思考で考えれば、男の気持ちも女の気持ちもわかるって、すげー事だぜ」 咲「まぁ普通の女の子にはもう戻れないし。そうゆう風に考えるようにするよ」 京太郎「で、抜くとは…。とりあえず、咲。脱げ」 咲「ふきゅう!?」プシュー 京太郎「チ○コだよ。チ○コ出せ。上は脱がなくてもいいから」 咲「こ、心の準備が…」 京太郎「男同士で何、恥ずかしがってんだよ。中国旅行で、俺が見ただろうが」ポロン 咲「きゃあああああああ!!!!!!!!!!」 京太郎「とまぁ、このように簡単にチ○コくらい出せ」チャック、シメル 咲「うぅ…、京ちゃんのチンチン、大きいんだね」 咲「わかった。脱ぐよ」ヌギヌギ 京太郎「うむ。親父さんに見られたら、かなり誤解されるシチュエーションだからな。今日は誰も居なくて助かる」 咲「はぁ…、私、何やってるんだろうね…」 咲「はい//脱いだよ//」ギンギン 照「」カタカタ 淡「それロン。どうしたの?すごい体調悪そうだよ」 照「わわわわ、わからん。何か昔、家が燃えてしまった時のような嫌な予感がするだけだ」カタカタ 京太郎「ふぅーむ、なるほどなるほど」 京太郎「咲の点棒は、嶺上開花してないんだな」ヤレヤレ 咲「えっ?なにか変なの?」 京太郎「いや、別に。おもちと同じで、個性が違うだけさ。今度、辞書で包茎って調べてみろ」 咲「わかった」 京太郎「あぁ、そこは汚れが溜まりやすいからな。むいて、洗わないと…」 咲「こう?」ムキムキ 京太郎「そうそう。汚れ溜まってるだろ」 咲「ホントだ!白いのがいっぱい!」 京太郎「チンカスって呼ばれてる。ってか、女にもマンカスあるだろ?」 咲「あぁ、アレか//」 京太郎「さてっと。もう咲のは準備万端だから…。アレをアレして…」グニュグニュ 京太郎「ほれ、咲。これは俺が使ってた中古だが、我慢しろ」スッ 咲「このピンクの物体、なに?」 京太郎「睾丸の精液を全部搾り取る君、クラッシャーカスミンだ」 咲「なにこれ…」 京太郎「オ○ホだよ。まぁ、オ○ニーする時に使う道具だ」 咲「へぇー、変な形…」 京太郎「女の子宮がイメージなんだけどな。まぁ、このカスミンは、俺が愛用してたオ○ホだが、咲にならプレゼントしてもいいと思ってる」 咲「これをどうするの?」ギンギン 京太郎「咲の点棒にはめてみろ」 咲「うん」カポッ 咲(あっ…、ヌルヌルが気持ちいい…) 咲「むふふ」ポワー 京太郎「気に入ってくれたみたいだな。あれ、俺、昨日使って洗ったっけか?」 京太郎「次は、そのカスミンを上下に動かしてみろ」 咲「うん。うぅ…、うぅ…、なにこれ!?頭がボーとするよ!」シコシコ 京太郎「うん、その調子その調子」 咲「うっ…、うっ…、あぁん。こんな快感初めて!」シコシコ 京太郎「さて、オカズは俺じゃ可哀想だから…。おい咲、こっち向け」 咲「あふぅ…」シコシコ 咲「そ、その人は!?」 ババーン 京太郎「牌のお姉さんの瑞原はやりプロの写真集だ。ほれー、この水着カットが、すごいだろー」ドン 咲「お…も…ち…」 和(咲さん、一緒に全国に行きましょう!) 咲「あれ…、なぜか和ちゃんが頭に浮かんで…。い…イクーーーーーー!!!!!!」 びゅるるるるるる!! 咲「ハァハァ、人はなぜ争い合うの…、ハァハァ」スッキリ 京太郎「おぉー、いっぱい出たなー。流石、初めての射精。うわー、ばっちぃ」ネチョ 咲「ご、ごめんね…。今、拭くから」フキフキ 京太郎「おぅ、これが抜くって事だ。とりあえず、男の体で過ごすなら一日に一回は必ず抜いとかないとな」 咲「わ、わかった。これから、このオ○ホ使わせてもらうね」 京太郎「大事にしろよ」 咲「あの…、私、ちょっとシャワー浴びて来るね」 京太郎「そうだな。オ○ホも洗ってやれよ。使うたびに洗わないと、カビとか生えるんだ」 咲「へぇー、そうなんだ」 (。-ω-。)----------咲さんシャワー中----------(。-ω-。) 京太郎「しかし、咲のくせにいい匂いがする部屋だなー。俺も一発抜いとくか」ガサゴソ 京太郎「おっ、女物の下着。咲パンかなー照パンかなー」シコシコ 照「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ベータが!ベータが!白いベータが襲って来る!」 菫「ロン、おいバレバレの清一色だぞ」 淡「照がまた発作だよー。ジタバタしてるねー、面白いー」アハハ 京太郎「ふぅ…、牌効率とは…うんたらかんたらで…、うんたら…。デジタル麻雀とは…」ブツブツ 咲(♀)「お風呂あがったよー」 京太郎「おぉ、咲。今の俺なら麻雀、強い気がするぜ」ニカッ 咲「はぁ、しかし男の子の体と、女の子の体って色々と違うんだね」 京太郎「そうなの?」 咲「うん、生理がないだけでも、男の子の体っていいなーって」 京太郎「そうなの?」 咲「この辛さは、男の子にはわかんないよー。私は、重い方だから、生理の日は多分男の子の姿で過ごすと思うよ」 京太郎「へぇー、女は大変だなー」 咲「あっ、そういえばオ○ニーとオ○ホのお礼に、何かお礼するね♪何でも言って」 京太郎「なんでも?」ピクッ 咲「うん、なんでも」ニコッ 京太郎「…」ムクムク 京太郎(お風呂上りの女の子っていい匂いするよなぁ…)ギンギン 京太郎「なぁ…咲。ひかないか?」 咲「えっ、何が?お金はあんまり持ってないけど、何か私に出来る事なら…」 京太郎「…挿れたい」ボソッ 咲「へっ?なにを?」 京太郎「オ○ホじゃなくて、女の子の本物のオマ○コに挿れたいんだよ!!!!!!!!!」ドン 京太郎「咲ッッ」カバッ 咲「ちょ!ちょっと!?」アタフタ 京太郎「もう我慢出来そうにないんだ!」ハァハァ 咲「まままま、待って待って!?心の準備させて!」 京太郎「心の準備…?」 咲「ゴホン、一生に一度だからね//初めては痛いって聞くし…」 京太郎「じゃあ…、いいのか!」パアー 咲「う、うん//その前に言って欲しい言葉があるかな…」 京太郎「えっと…、そうだな。順番が逆になっちまったな…。すまんな」 京太郎「俺は咲の事が女の子として…」 ピンポーン! ピンポーン!ピンポーン! ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン! 咲「あっ…、チャイムが…」 京太郎「ははは、お父さんかな?ちょっと気まずいなー」 咲「こんな時間に男の子を連れ込んでるのがわかったら、倒れちゃうかもね//でも、今日は帰らないはずなのになぁ…」 ピンポーン 咲「はぁーい。ちょっと待って下さい」 ガチャ 和「こんばんわ、夜分遅くに…」チラッ 和(玄関に清澄高校の男子の靴) 和(湯上がりの咲さん) 和(はだけたパジャマ、火照った頬) ブチッ!!!!!!!!!! 和「すがぁ!!!!!!!!!!ちょっと、面かせやぁ!!!!!!!!!」ズンズン 咲「の、和ちゃん、誤解!誤解!」 キングクリムゾンして、次の日。 和の家 プルルルルル 和「お義姉さん、お義姉さん。緊急事態です」 照「淫乱ピンクか…。なんだよ?私、昨日から悪寒がしまくりで、寝込んでるんだけど」ゴホゴホ 和「風邪すらも忘れてしまうくらい、緊急事態です」 和「実は…」 照「ななななななな、なんだってーーーーー!!!!!!!」 バキィ! ツーツーツー 和「あーもう。怒りで電話機を壊してしまったようですね。スカイプ、スカイプ」ポチポチ 淡『やっほー、全国大会ぶりじゃない』 和『ちょっと、お義姉さんを呼んで来て下さい』 照「あぁ、すまない。興奮して暴れまわってた」 和「お気持ちはわかります。私もエトペン以外のぬいぐるみがボロボロになってます」 照「そうか…、咲ちゃんの童貞&処女の危機。どうりで、私が寝込むわけだ…」 和「えぇ、その須賀とか言う類人猿は、私がボコボコにして二週間ほど入院が必要な状態にしました」 照「二週間後には、学校に戻ってくると?」 和「はい、『転校』して貰った方がいいですかね?」 照「『転校』は…、私が前世でした事あるけど、平成の今はかなり難しい」 和「ですよね」 照「もしお前が捕まったり、須賀とか言う雄猿が消えてしまうと、咲ちゃんが悲しむ」 和「はい…」 照「だが転校で、私は閃いた。二週間後だな?ちょっと待ってろ」 和「は、はい?」 二週間後 咲「京ちゃん、退院おめでとう!」 京太郎「ふー、久しぶりの学校は緊張するぜ…」 咲「和ちゃんの事、怒らないであげて欲しいな…」 京太郎「わかってる。俺が咲を襲ったと思ったから、あんなに怒ったんだろ?友情パワーだよな。わかってるよ」 咲「うん。和ちゃんも反省してるから」 和「サーセンしたー。チッ、反省してまーす」ペコリ 京太郎「お、おぅ。き、気にして無いぜ」カタカタ 咲「良かったー。仲直りだね!」 和「須賀君、これからも仲良くして下さいね」ゴゴゴ 放課後 咲「京ちゃん、ごめんね。この間の続き…、する?今日はお父さん、居ないから//」 京太郎「ほぅ…、陰茎の角度が少しばかり…」ムクムク 京太郎「お邪魔しまーす」ドキドキ 咲「今日はもうちゃんと掃除してるからね」 京太郎「へぇー、そーいや病院でオナ禁してたから、前の咲みたいな状態になってるぜ」ギンギン 咲「あー、それは辛いよね。男にもなれる私だから、少しはわかるよ//」 京太郎「じゃあ、咲。脱がすぞ」スルスル 咲「う、うん」 京太郎「このブラを外せば…、咲のおもちが…」ゴクリ 咲「和ちゃんみたいに大きくないから、恥ずかしいな//」 咲「じ、自分で外すから…//」 プチン 咲「ど、どうかな」クルリ クルクル、バシャーン! 咲「へ、へ、へくち!」 照「あぁ、偶然にも飲んでた、いろはすが咲ちゃんにかかってしまったー(棒読み)咲ちゃん、ただいまー」 京太郎「おおおお、おもちが…消えてしまった…」 咲「…」ペターン 照「おいおい、男二人で何しようとしてたんだよー。ホモかー。ホモなのかー」クスクス 照「とゆーか。おい、そこの男。咲ちゃんになにしようとしてたんだーーーーー!!!!!!!!」 照「コークスクリューパンチ(物理)」ゴゴゴ 京太郎「へぶらっ!?」 咲「お姉ちゃん、誤解!誤解なんだってば!?」 後日 久「えー、こんな時期に麻雀部に新人が入ってくれました。と言っても三年生だけど」 照「みなさん、お久しぶりです。白糸台元エースで、旧姓宮永照です」ペコリ 照「家庭の事情で、転校せざるおえなくなりました」スットボケ 和「まさかお義姉さんが転校してくるなんて…」ワナワナ 咲(♂)「毎日、朝から水かけて来るんだけど…」 照「大学生になっても、ここの麻雀部に顔出すし、咲ちゃんの隣の家に住んでるけど、みんな仲良くして下さい」チラッ 京太郎「…」カタカタ 終わり
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部屋で柱有りなしで人気の差はありますか? 考えられます。売抜ける時に部屋の間取りを気にする方もいるかもしれません
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選挙には見えない格差がある。視覚障がい者にとって。 1日限りのお得な目玉商品をご案内 Yahoo! JAPAN ヘルプ トップ カテゴリ ランキング 専門家 企業公式 Q A一覧 回答コーナー My知恵袋 知恵ノート条件指定 すべてのカテゴリ 政治、社会問題 質問・相談 知恵ノートを書く 登録情報 プロフィール画像 知恵袋トップ ニュース、政治、国際情勢 政治、社会問題国民は★憲法を守る... 【重要】知恵ノート終了のおしらせ 知恵コレに追加する:7人 国民は★憲法を守る義務★は有りません!知ってましたか? ライター:kaninisetudanさん(最終更新日時 2014/8/23)投稿日:2012/2/22 ナイス!:48閲覧数:41577 ノート 関連Q A 履歴 印刷用のページを表示する はじめに まず日本国憲法には勤労の義務、納税の義務、教育を受けさせる義務等、憲法に定められた義務を果たさなければならない小学生でも分かる事実だろ!と言うツッコミが入りそうですが、実は国民にこれ等の義務を課しているのは、憲法では無いのです。 何故なら以下に記す様に、国民は憲法を守る必要が無いからです。 憲法99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ これが理由です、国民って言葉は一つも有りません。一般国民は憲法を尊重する必要も無いですし、擁護義務も無いのです。 つまる所一般国民は憲法を守らなかったからと言って咎められる理由は有りません。 実際に裁判所での違憲か?合憲か?の判断が国民にされる事は有りません。 働かなかったり、脱税したり、義務教育受けさせなくても良いの? 勿論そんな事は有りません、理由は簡単です。 各種法律によってこれ等がしっかりと、規定されており基本的に逃れることは出来ないのです。その各種法律は憲法を元に定められています。また法律以外にも都道府県市町村が定める条例もそうです、憲法と法律を元に定められています。つまり国民に義務を課したり、国民を縛っているのはこの法律や条例と言う事です。これ等は憲法99条に定められた人たちが、制定や運用を行います。なぜ行うのか?は憲法99条によりこれらの人たちは憲法を無視することが出来ないからです。守らないと憲法擁護義務の違反になると言う事ですね。この人たちが憲法を遵守する為に行っていることです。 国民には違法か?合法か?の判定しか行われないのです。 果たして憲法とは何なのか? はっきり言いますと、憲法は国民から国や憲法99条に定められた人々への命令書と言う形式を取っていると言う事です。国民は憲法擁護義務が無いので当然の事です。一例上げると国民に税金を払わせなさいと言う命令を国民が国に行い。それを実行する為に国が法律を定めて国民に税金を払わせているのです。第26、27、30で国民の義務との規定は有りますが、これは義務を課しなさいと国民が国に命令してるのです。 命令されたら憲法擁護義務の有る人々は法律を定めて納税させたり、法律を運用して脱税が起こらないように監督、場合によっては刑罰に処す必要が出てくると言う事です。 個人的にはこれが日本国憲法の最大の特徴と思ってます、そんな国他に無いですから。平和憲法も良く上がりますが、程度は違えど似たようなものはそこそこ有ります。 憲法99条は日本国憲法とは何か?を定める重要条文です。 あとがき 勿論これは一種の憲法解釈問題で、別の解釈も有り得ます。しかし一種の憲法解釈としては間違った物ではないと思います。そして憲法は日本国民が国に下した命令書だからこそ、その命令がしっかり運用されているかどうかを、国民が監視する必要が有るんだと思います。今政治がぶっ壊れいるのも全て国民の監視が緩んでいるからだと思います。 後自分が出している命令内容についても考えないといけません。 最後に、完全に個人的な事を言って終りたいと思います。 憲法99条を守れ!憲法99条は日本国憲法の誇りだ! 憲法.jpg このノートのライターが設定した関連知恵ノート ★一般人が気付かず最も犯し易い犯罪★自販機のつり銭着服!一体何の何罪に当る? 本当は★楽しい政見放送★ 知らずに損してませんか? ナイス!48違反報告 このノートに関するQ A 解決済み前文には先祖から主権を命をかけて子孫に与えられ、自由と恵択を与えられたにも関... もっと見る このノートについて質問する このノートについてライターの方に質問できます。 ※ライターの方から必ず回答をいただけるとは限りません ※別ウィンドウで開きます あなたにおすすめの知恵ノート ③政権を握った政府は国家運営と国民の生活を 守る義務がありますので。 国民の為にテロ等準備罪作ったのではありません。 厚生年金と国民年金の違い 国民年金保険料の後納制度を賢く利用する ドコモショップにおけるSIMロック解除手続き【義務化前の端末】 あなたにおすすめのQ A なぜ憲法は国民の過半数が賛成なら改正だけど法律は国民に法改正賛否がない? 法律は国会議員達が勝... 献血を国民の義務にしたらどうですか? 16~29才の男性は半年に一回、献血をすることを義務にする も... 憲法九条改正を問う国民投票があったら、改正に賛成しますか、反対しますか 日本国憲法第九条 第一項... 憲法改正の行方について。 今国民が一丸となって国会前でデモ活動しています。 渡辺謙、笑福亭鶴瓶、... 憲法改正の行方について。 今国民が一丸となって国会前でデモ活動しています。 大勢の文化人、著名人... このページのトップへ この知恵ノートのライター アップロード写真 グレード知恵ノートのグレード:2-3 kaninisetudanさん 男性 その他の知恵ノート(18件) 【ネタ】もしドラクエの呪文が... ストーカーは男が多いは完全に... 都道府県でペアを作ると余るの... ★東京は日本の首都だと公式に認... 七夕は7月7日にやるべきではな... [ノート一覧] 知恵ノートランキング 閲覧数 1位耳鼻科の先生に聞いた、しゃっ... 2位特殊記号・特殊文字リスト 3位vape?icos?国内で人気の売れ筋... 4位偏差値とは ~初心者向けのカン... 5位高いプロパンガス料金を電話1... [一覧] ランキング対象日:2017/06/29 ピックアップ お尻や足の贅肉にさよなら、「... 本にできない「正しい」下半身ダイエットなぜ「本にできない... Android向けアプリ Yahoo!ブラ... 基本的な使い方(メニュー・操作)便利な使い方オススメの使... 痛いの飛んでけ! ツラい口内炎... ポイント自分の体験を元にしたノートなのである程度信憑性は... [役に立つノートをもっと見る] やくみつるさんが選んだ増毛法 www.zoumou.net あのTV番組で紹介されたのが、実はスヴェンソンでした。資料請求はこちら 歯科医師・技工士の悩み解決へ www.suikokai.net セミナー同時受講により悩みを解決知識・技術レベルにあった講義を受講! まさかの調査結果にオドロキの声 ikumo-daijiten.com 30代-70代男性、2万人以上に聞いた育毛剤の人気ランキングを発表!/提携 Yahoo! JAPAN広告 Yahoo!Japan ウェブ検索 Yahoo!検索データ 急上昇ワード プライバシーポリシー - 利用規約 - メディアステートメント - ガイドライン - ヘルプ・お問い合わせ JASRAC許諾番号:9008249113Y38200 Copyright (C) 2017 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.
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2006年8月映画館にて 手間もお金もかけまくった作品でした。CGすごい、ロケ地すごい、メイクすごい、小道具っちゅーか演出がすごい。普通の映画の一番の見せ場が、いくつもあるって感じでした。 内容ですが、とても面白かったけど三作目に続くので若干消化不良の部分があります。しかも三作目公開まだまだだし、そこまで待たせんのか!と思いました。あと、一作目見てないと多分さっぱり分かりません。それもしっかり人物設定覚えてないとついていけないみたいです。私はそれを聞いていてパンフレットで予習しましたが、顔覚えてないので脇役設定がきつかったです。メインキャラ三人はOKでした。レンタルしてでも見てから行くことをお勧めします。一度見た人もそうでない人も。 さて前作の一番の見所はやはりキャプテン・ジャック・スパロウでしょう。彼の魅力の前には若い男前オーランドブルームも霞んで見えました。今回は二度目ということもあり、充分心の準備が済んでいたので前作程の衝撃は受けませんでしたが、やっぱりキャプテン格好良かったっす。飄々としていつつも何かに怯えたり、ピンチの時のリアクションとかもうたまりません。ジョニー・デップはすごい。一本筋が通った役を演じるのはそれはそれで難しいのでしょうけど、男らしくて小悪党っぽくて余裕の顔してるけど実は焦ってるみたいな、いくつもの矛盾した性格を見事に演じきっていると思います。いそうでいなさそうな人だけど、ちゃんと人間ぽいというか。 また前回私の感想はけちょんけちょんだったウィル役のオーランド・ブルームも今回はいい顔していました。美形ではなく、味のある表情。私は綺麗な顔は勿論好きなんですが、いい顔をしている人が好きなのです。年を取ってしわがあっても、いい顔はいい顔なんです。デップはブルームに比べると年上だししわもあるけど見惚れてしまう、ブルームはまだ味がない感じなんですよね。私がおっさん好きなのは、年齢が問題なのではなくいい顔するには時間や経験が必要だからかもしれませんね。今回のウィルは腹が据わった感じというか、すごく良い表情をしているように思いました。綺麗な顔ではなく、男らしくて見惚れました。格好良かった。 そうそう、エンディングの後におまけ映像がありました。エンドロール長いですけど、そういうの好きな人は待ってみたらどうでしょう。 [こっからネタバレ] 「さらばジャック・スパロウ」の宣伝文句を見て、「三作目ある癖にさらばなんて書いたって説得力ないんじゃ」と思っていた私。大間違いでした。このまま三作目にキャプテン出てこなかったら、それはそれでいさぎよくていいなぁ。他にも今回のCMの作りは上手いと思いました。エリザベスがジャックとキスするかしないかのシーンと、ウィルとキスしてるシーンがCMに出てきてて、まぁどうせジャックとは冗談かなんかなんでしょと予想させて、映画の途中までは「やっぱりね」と思いきやラストシーンでぶちゅーって、やられたーって思いました。分かりにくいねこの文章。深読みしてたらそれも覆されちゃったよ、っていう感覚が好きなんです。 ウィルには悪いですが、エリザベスとジャックの恋模様はちょっと面白かった。ジャックにもそういう感情があるんだーってどきどきしました。最後船から逃げようとしたジャックはコンパスを見て引き返しますよね。あれはきっとエリザベスを指してたんだと思うんですけど、結局エリザベスにはめられて船に残ってしまう。エリザベスが自分に傾いた!と思ったら裏切られた!でも悪あがきしない!潔く戦うぜ!って一連の流れがすごく好き。勿論そのシーンを見てしまうウィルも好きです。気が強くて向こう見ずで正直なエリザベスに、振り回される二人が好きだー!まぁジャックとエリザベスがまかり間違ってくっついたとしても、戦いみたいなお付き合いになると思いますけどね。ちょこちょこと挟まれる恋愛模様が好きなの。もう何度も言ってるけど。 どっかの島の原住民のエピソードは面白かったです。檻から脱出するシーンはワクワクしました。子供だったら絶対楽しい!あそこもそうですが水車の上での格闘といい、練られてるなーと感心しました。ただ練られすぎてるのと、前作ありきで作られているのでついていくのに大変でした。ところどころ意味がわからないところありましたし。最初の監獄島みたいな所はよく意味わからなかった。あそこに鍵の布を盗みに行ったって解釈でOKなのかしら。それから最後に出てきた人ってジェフリーラッシュ?元提督なんて全然覚えていなかったし。ジャックのよれよれの部下二人も目玉云々でかすかに覚えている程度だし。エリザベスの父は、ホットペッパーCMの「居酒屋クーポン」て歌い出す人に似てたし(関係ない)。 まぁ総括すると面白かったよ、って感想です。次作も絶対見に行くぞー。 [カウンタ: - ]