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ある所に、ゆっくり魔理沙とゆっくりアリスの家族がいた。 親まりさ、親ありす、そして赤まりさ2匹に赤ありす5匹。 この一家は、とてもゆっくりできる群れがあるという噂を聞き、その場所を目指して移動中であった。 「もうすぐつくはずだよ!」 「うわさどおりのゆっくりできるばしょだといいわね!」 「「「「「「「ゆっきゅり~♪」」」」」」」 それから小一時間ほど歩いた時、一家は一匹のゆっくりと出会った。ゆっくりアリスである。 ゆっくりアリスは一家と出会うと、ビクッと怯えた表情になり、逃げようとした。 「ゆ!もしかして、むれのゆっくりかな?」 「たぶんそうね!ゆっくりしていって…………ね…………?」 その時、一家は確かに見た。 出会ったゆっくりアリスには、本来持っているはずのカチューシャがなかった。 ゆっくりには、ゆっくり霊夢ならリボン、ゆっくり魔理沙なら帽子といったトレードマークがある。 それを持っていないゆっくりは個体識別をされなくなる上に、他のゆっくりから爪弾きにあうのだ。 このゆっくりアリスが逃げようとした意味を瞬時に理解し、憎しみが湧きあがってきた。 「ゆー……ゆっくりしね!」 「いなかものはしんでね!」 「「「「「「「ゆっきゅりちね!」」」」」」」 「たすけてえええええ!!!!」 ゆっくりアリスは必死に逃げようとするが、とうとう運動神経のいい親まりさに追いつかれてしまった。 そして強烈な体当たりを喰らう。 「ゆっくりしね!」 「ゆ゛っ」 跳ね飛ばされて木に衝突し、カスタードクリームを噴き出すゆっくりアリス。 そこに他の家族も追いつき、全員で踏みつけ始める。 ものの数十秒もせぬうちに、ゆっくりアリスは絶命した。 「やったね!ゆっくりできないやつをかたづけたよ!」 「さ、きにしないでゆっくりさきをいそぎましょ」 「「「「「「「ゆっきゅりいちょごうね」」」」」」」 先ほど殺したゆっくりアリスのことは意に介さず、森の奥へと進み始めた。 そしてまたしばらく進んだ頃、ついに一家はゆっくりプレイスへと辿り着いた。 そこは森の中でもかなり開けた場所であり、そこには百匹ほどのゆっくりが遊んでいた。 群れの中にはここにはいないゆっくりも多いはずだから、総勢何匹の群れになるのだろうか。 しかし周りの木々は住居の提供もしてくれるし、豊かな自然の中では餌にも不足しなさそうだ。 「うわさどおりだね!ここならゆっくりできるよ!」 「とかいはのわたしたちにふさわしいばしょだわ!」 テンションの上がる一家だが、彼女たちは気付かなかった。 ゆっくり達がある者は憎しみ、またある者は哀れみの視線を向けていることを。 喜び続ける一家の前に、一匹のゆっくり魔理沙が近づいてきた。 このゆっくり魔理沙は百を軽く超えるゆっくり達の群れの中で、リーダーを務めている。 「あたらしくここにきたゆっくりだね」 「ええそうよ。わたしたちもこのむれにいれてほしいわ」 「「「「「「「ゆっきゅりいれちぇね」」」」」」」 「いれるのはいいけど、はいるからにはむれのるーるにしたがってもらうよ!」 「るーる?どんなものなの?」 リーダーまりさが説明を始める。 そのルールとは、以下のようなものであった。 食料は全ゆっくりに群れから一定量支給される。足りない場合は自分で取るよりない。 成体のみ一日に群れに提供する食料のノルマがある。 ノルマを達すれば、自分で取った食料を赤ゆっくりや他のゆっくりに与えることは可能。 赤ゆっくりは親とは別の場所で過ごし、群れの教育係から教育を受ける。 親が赤ゆっくりに会えるのは食事を与える時のみ。それ以外では教育係の許可が必要。 群れを抜けたい場合は、決められた量の食料を群れに提供しなければならない。 その量は、一家における成体ゆっくりの数に比例する。 ルールを破ったり、他のゆっくりに害をなした者は群れで裁かれる。 思った以上に厳しいルールであった。 特に親が子に会えるのは食事を与える時のみというのは、一家にとって痛いものである。 「あかちゃんたちがおとなになれば、いつでもいっしょにいることもできるよ!」 「ゆー……どうしようか、ありす?」 親まりさと親ありすはしばらく話し合った結果、群れに入ることにした。 しばらく親子で会えなくなるのは寂しいが、ここ以上にゆっくりできそうな場所は浮かばない。 それに食料が群れから支給されるというのも魅力的であった。 「じゃあむれにはいるんだね」 「そうするよ」 「これからよろしくおねがいするわ」 「「「「「「「よろちくね!」」」」」」」 「わかったよ!それじゃあむれにはいるためのぎしきをはじめるよ!」 リーダーまりさがそう言うと、周りのゆっくり達が一家の元に集まってくる。 そして一部のゆっくり達が親ありす、赤ありすのカチューシャに口をかけた。 何をするのだろう、と思いきや、 「むれへようこそ!」 ゆっくり達が親ありす達のカチューシャを外す。 カチューシャを目の前で外された場合は個体識別は可能である。 しかし、ゆっくりアリスにとってカチューシャが非常に大切なものには変わりはない。 「ゆゆっ!」 「ちょっとなにするのよ!かちゅーしゃをかえしてね!」 「「「「「ゆっきゅりかえちちぇね!」」」」」 一家は騒ぎ始めるが、周りには自分達より遥かに多いゆっくり。 力の上では敵うはずもなかった。 「それじゃあまりさはこっち、ありすはあっちにいって」 「あかちゃんまりさはこっちについてくるんだちーんぽ!」 「あかちゃんありすは、ぱちゅりーのところへきなさい」 半ば強引に、一家は4つに引き裂かれてしまった。 「どういうことなの!せつめいしてよね!」 親まりさはとある洞窟に連れてこられた。 この洞窟は群れのなわばりの一部であり、目の前には一匹のゆっくり霊夢がいる。 「……きのどくだけど、このむれではありすはゆっくりできないんだよ」 「ゆ?」 れいむがぽつぽつと説明を始める。 この群れは元々、ゆっくりアリスに恨みを持つものが集まって出来たものである。 ある者は望まぬ妊娠をされ、またリーダーまりさのように、ある者は家族を犯し殺された。 そのような者が集まって、「ゆっくりアリス許すまじ」の元に小さな群れを形成した。 しかしいつの間にか群れは大きくなり、今ではこのれいむのようにゆっくりアリスに恨みの無い者も多いようだが。 「ここではありすは、ほかのゆっくりのどれいみたいなものなんだよ」 「ど、どれい!?まりさのおくさんありすはすごくゆっくりできるありすなのに!?」 「……このむれでは、ありすというだけであくなんだよ……」 さらに重ねられたれいむの説明によると、まずゆっくりアリスには食料は全く支給されない。 しかも成体アリスの場合、一日の食料ノルマも他種のゆっくりより多い。 こっそり群れを逃げようにも、カチューシャを奪われているため逃げられない。 返して欲しかったら、一定量……大量の食料を集めなければならない。 「ゆううううう!!!!!」 聞けば聞くほど、ゆっくりプレイスにはほど遠い。 もし妻がゆっくりアリスでさえなければ、ここは最高の場所であることは否定できないのだが。 「つらいだろうけど……がんばってね!」 「ゆ……かぞくのためにがんばるよ……」 その頃、別々になった親ありす、赤まりさ、赤れいむも同様の説明を受けていた。 「なによそれええええええ!!!!!」 「「「「「ゆっきゅりできないよおおおおお!」」」」」 翌日から群れでの生活が始まった。 そのまま洞窟に泊まった親まりさは、食料配達係であるゆっくりちぇんの声で目覚めた。 「みんなのあさごはんだってわかるよー!ゆっくりしていってね!」 洞窟にいる各ゆっくりに食料が配られていく。朝食としては十分な量だ。 そして親まりさにも配られたが、おやっと思った。他のゆっくりの半分ほどの量しかない。 近くにいた昨日のゆっくり霊夢に話しかける。このゆっくり霊夢も親まりさ同様半分ほどしかない。 「なんでまりさだけこれっぽっちしかないの!?」 「……ねぇまりさ、まりさのおくさんはだれ?」 「そんなのありすにきまって…………!!」 そこで親まりさは気付いた。 この群れにおけるありす差別は、ありすの家族にまで関わるということに。 ということは、おそらく赤まりさ達も他の赤ゆっくり達の半分ほどしかないのだろう。 「じゃあ、なんでれいむまでこれだけしかないの?」 「……それはれいむが、れいむとありすのこどもだからだよ……」 このゆっくり霊夢は子供の頃、ゆっくりれみりゃによって家族を失った。 何とか成長してこの群れに辿り着いた時に、親の種を聞かれたのだ。 そこでれいむとありすの子だと言ってしまったため、他のゆっくりより低い身分となってしまった。 「でもわたしたちはごはんがもらえるだけ、まだましだよ」 「ゆうう……ありす……」 ゆっくりアリス達が集められている部屋には、食料配達係が回ることはなかった。 食事の後は食料探し。 成体が一箇所に集められ、説明を受ける。その中にはカチューシャのない親ありすの姿もあった。 よく見ればカチューシャのないありすは結構いる。 親まりさも親ありすも本能的に憎しみが湧いてこないわけではなかったが、ありすを『できるだけ』攻撃しないように言われていたので我慢した。 何と言っても、今の自分達はそんなことをできる立場にないのだから。 説明を受けた後、それぞれが食料集めの持ち場へ移っていく。 持ち場は多くのゆっくりが左に、親まりさやれいむを含めた少数が真ん中、ありす達が右に。 右のほうは、まりさ一家がこの群れに来た時の方角である。 親まりさは隣りのれいむに話しかける。 「なんでみんなばらばらになるの」 「……ごはんのりょうと、あんぜんどのちがいだよ」 「ゆ?」 れいむは親まりさに再び説明をする。 左の方はありすの餡子が流れていないゆっくり。そちらは食料が豊富で、安全度も高い。 真ん中は食料はそこそこ、安全度もそこそこ。右は食料は少ない割に、安全度は低い。 ここでもありす差別は起きていたのだ。 「ひどすぎるよ!ありすはなにもわるいことしてないのに!」 「しかたないよ……がんばってごはんをあつめて、むれをぬけようね」 2匹は愚痴をこぼしながら、食料集めに性を出すことにした。 赤ゆっくり達、特に赤ありすはお腹をすかせていることであろう。 その頃、赤ありす達は一室に集められ、ぱちゅりーの教育を受けていた。 「あなたたちゆっくりありすはほかのゆっくりをおかしころす、わるいゆっくり。 だから、あなたたちはほかのゆっくりにつくさないといけないわ」 「「「ありちゅ、そんなひどいことちないよおお!!!!」」」 よく見ると地面にいくつか潰された赤ありすの残骸が転がっている。 これはカチューシャの無い他の赤ありすを攻撃しようとして『教育的指導』を受けたものだ。 本来はありすといえど殺せば罰則があるが、このぱちゅりーは特別に罪に問われない。 「ゆっくりありすは、いきるかちのないゆっくりなのよ。 ほかのゆっくりにつくせるありすだけが、よいゆっくりありすなの、むきゅ」 「「「いやああああああああ!!!!」」」 赤ありす達には、ゆっくりアリス=悪と植え付けるための教育を施す。 そして別の場所で教育を受けている赤まりさ達も、同じようにゆっくりアリスは悪と教えられた。 こうすることで、将来的にこの群れの伝統を継ぐゆっくりを育てることができるのだ。 昼頃、狩りに出ていた成体ゆっくり達は一旦巣に帰る。 昼食の支給を受け、午後は一日のノルマに達しなかった者のみ出なければならない。 左へ行ったゆっくりのほとんどはノルマを達し、友人と遊んだり子供に会いに行ったりしていた。 親まりさは親ありすと、取った食料の報告をし合っている。 「ゆ……これしかとれなかったわ……」 「まりさはそれなり……」 親まりさはある程度食料を確保することができた。午後も働けばノルマは余裕で越えるだろう。 一方、親ありすは午後をフルで働いて、ようやくノルマにギリギリ届く程度だ。 赤ゆっくり達のことを考えると、親まりさもフルで働かねばならないだろう。 午後のことはひとまず置いておき、親まりさは赤まりさに、親ありすは赤ありすに食料を渡しにいった。 親まりさが洞窟の中の赤ゆっくり部屋へ来た時、赤まりさ達はうかない顔をしていた。 「おかーしゃん……なんでまりちゃのごはんはすくないの……」 「おなかへったよー……」 「だいじょうぶだよ!いまおかーさんがごはんをあげるからね!」 口に含んでいた食料を吐き出す。 空腹の赤まりさ達は凄い勢いでガツガツと食べ始め、親まりさは一安心だった。 ふと周りを見ると、同じくらいの大きさの赤ゆっくり達が大勢いる。 その中の八割方は十分な食事を与えられていたのだろう、楽しそうに遊んでいた。 ゆっくりアリスの餡子が流れていないというだけで、自分の子とはこれほどの違いがある。 可愛い赤ゆっくりであるが、親まりさは多少の憎しみも感じた。 と、突然一匹の赤まりさが親まりさに聞いた。 「おかーしゃん、まりちゃのいもーとのありしゅは、わるいゆっくちなの?」 「ゆゆゆ!な、なんでそんなこというの!」 「だって、さっきそういわれちゃよ。みょんのおねーしゃんに」 「そんなことないよ!ありすはいいゆっくりだ……ぶぎゃ!」 親まりさは体当たりを受け、跳ね飛ばされた。 起き上がってみると、一匹のゆっくりみょんがこちらを睨みつけている。 「ごはんをわたしおわったら、さっさとかえれちーんぽ!」 「だ、だれなの!?」 「みょんはここのきょういくがかりだちーんぽ!」 「どうしてありすがわるいゆっくりとかおしえるの!ひどいよ!」 「うるさい、ありすはあくだちーんぽ!でていかないとばつをあたえるちーんぽ!」 罰を与える、と言われてはどうしようもない。ただでさえノルマもいっぱいいっぱいなのだ。 親まりさは苦虫を噛み潰したような顔をして、洞窟を後にした。 一方、親ありすは赤ありす部屋で食料を渡していた。。 もっとも赤ありすには全く食事が与えられていないため、空腹度は赤まりさの比ではない。 「おかーしゃん……ごはん……」 「あかちゃんたち、ごはんもってきたわよ!」 これまた一瞬で食べつくすと、一匹の赤ありすが親ありすにたずねる。 「ねえ……ありしゅ、うまれてきちゃいけないゆっくりだったの……?」 「な、なによそれ!?」 「だっちぇ、そういうふうにいわれ……」 「むきゅ、そこまでよ!ごはんをあげたならさっさとでていってね!」 これまた教育係のぱちゅりーに、強引に追い出されてしまった。 仕方なしに、再び外で狩りに行くことにした。 親まりさと親ありすの狩りは暗くなるまで続いた。 結局一家の食事分とノルマを差し引くと、わずかな食料しか残らない。 これでは一体、この群れを抜けるのに何日かかることだろうか。 「ゆうう……それじゃあね、まりさ……」 「あしたもがんばろう、ありす……」 ありす種は群れの中でも隔離されている。 親まりさと親ありすは自由に会うことすらできないのだ。 ふと近くを見渡すと夫婦なのだろう、ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙のペアが寄り添って眠っている。 自分がゆっくりアリスを選んだから、子供達までゆっくりできなくなってしまった。 だが、それでも親まりさは親ありすを愛している。 「だいじょうぶ、まりさ……」 「ゆ!だいじょうぶだよ!」 心配そうに、例のゆっくり霊夢が話しかけてくる。 親まりさは作り笑いで返したが、少々やつれているような感じも受ける。 だが、自分がやらなければならない。食料を集め、群れを抜け、再び一家でゆっくりしよう。 それまではこの程度の差別があっても、めげずに戦っていこう。 そのような強い意志を持って、親まりさは眠りについた。 しかし、親まりさは知らなかった。 ゆっくりアリスに対する差別はこの程度では済まないということに。 続く 過去作 ゆっくり鉄骨渡り ゆっくりアトラクション(前) ゆっくりアトラクション(後) このSSに感想を付ける
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『メタメタな話~誕生日編~』 11KB 愛で 小ネタ 思いやり 調理 飼いゆ 希少種 幻想郷 現代 愛護人間 独自設定 色んな意味でタイトルの通り *この作品は餡娘ちゃん誕生日記念SSです。* *作品中のキャラの発言、および地の文章の暴言はネタです。* *メタな発言が山盛りあります。* *私=ウサミミお姉さんではありませんが、今回はちょっと混ざってます。* *書いたのはウサミミ薬局あきです。つまり虐待要素は皆無です。* 私の名前は…とりあえずウサミミお姉さんとしておこう。 顧客の家を廻りつつ、常備薬を販売している薬屋だ。 ついでにゆっくり向けのグッズなんかも製造販売している。 今日は私の日常に起きた、ちょっとした出来事について語ろうと思う。 「……うーん」 私は机の上に置いた手紙を何度も読み返して、本日何度目かになる唸り声をあげた。 この手紙は昨日、私が仕事に出ている間に我が家の郵便受けに入っていたものなのだが… 正直な話、我が家の住所を知ってて手紙を投げ込む輩が居るとは思ってなかった。 まぁ、私の自宅を知ってる相手は基本的に直接押しかけてきて話をするのばっかりだったし。 「しっかし…ここまで露骨に来るとは予想外だったわね」 もうくどいくらいだが、改めて手紙の文面を読み直すと… + + + + + + 餡娘ちゃんがスポーンと飛び出してきたのは2009年の2月17日だった気がします。 三歳の誕生日まで、あとX日となりました。 …さて餡娘ちゃんは永遠の8歳らしいので、あくまで月日の流れを換算する意味になりますが、 三歳までやってこれたのはとしあき達と素敵な作品を魅せてくれる絵師作家さんがいたからです。 誕生日に”必要な物”ってありますよね。 世の中にはいろんなサイトや保管庫がありますが、その中でも綺麗に丁寧に大切に使ってもらえた餡庫は 今でもスベスベのもっちり肌です。 成長期だから”ケーキとかいくら食べても大丈夫”です。 またフォームメールなどの皆からは見えない所でも色んなアドバイスやサポートをしてくれたとしあき達もいます。 ありがとうございました。 ”両手はいつでも空いています。” 先月から2012年版のゆっくり餡ケートを始めましたが、 当初は古参の人達から「以前より盛り下がった」という意見がたくさん来るのかな?と思っていました。 けれど「人は減ったが小説などの品質は洗練されてきた」など、 また絵師作家さんからも「自分でもスレが盛り上がるように励む」というコメントが多々ありました。 ”誕生日まで、あとX日です。” 以前より絵や小説の投稿は「ゆっくり」して来ましたが、どうぞ今年もゆっくりよろしくお願い致します。 ”誕生日まで、あとX日です。” + + + + + + とまぁ、こんな事が書かれていた。 「これって、誕生日に何か(絵とかSS)寄越せって意味よね。どう考えても」 手紙の主である幼女を思い出す。 赤毛と白衣、そして金庫がトレードマークの一見するとチャーミングな少女の姿は、良くも悪くも目立つ容姿だ。 そんな彼女が、なんだかんだで強かな人物なのは間違いない。 去年はお祝いのカード(即興)だけ贈ってお茶を濁したが、たぶん今年はもっと上のものを寄越せと言ってるんだろう。 そりゃまぁ確かに、彼女には色々とお世話になってるし、プレゼントするのは吝かではない。 かと言って、いきなり請求されても準備も何もしてないのだから困ってしまう。 「別に私が何かしなくても他の人が贈り物はするだろう…とは思うけど、ねぇ」 「そいつは、ちょっと薄情じゃないかと思うんだぜ?」 唐突に私に話しかけてきたのは、我が家で飼っている最古参のゆっくり…まりさだ。 片目に残っているギザギザの稲妻傷が特徴で、私は彼女の事を軍曹と呼んでいる。 その軍曹まりさが、ちょうど手紙を挟んで反対側から手紙を覗きこんでいた。 「ちょっと軍曹。人の手紙をのぞき見とはマナーが悪いんじゃない?」 「それは失礼したんだぜ。でも、さっきからお姉さんが唸りながら手紙をずっと見てるから、気になったんだぜ」 言われて壁の時計を見れば、なんと1時間近く経過していた。 そんなに長い事唸ってたのか。 「簡単なケーキ(短編)とか作ってあげてもバチは当たらないと思うのぜ」 「いやいや、簡単なケーキなんてありえないよ?ケーキは全部作るの大変なんだから」 そうでなくても普段の仕事(即興連載)とか抱えているんだし、ネタだってもう枯れ気味なのだ。 というか、立派なケーキ(長編)なんて作った事すらないんだけどさ。 「だったら、まりさたちが手伝うんだぜ」 「え?」 「まりさたちも餡娘ちゃんにはお世話になってるんだぜ。プレゼントを作ってお礼が言いたいんだぜ」 ゆっへんと胸(?)を張ってお手伝い宣言をする軍曹。 ”まりさたち”という事は、我が家で飼っている14匹のゆっくり全員が参加するという事だろうか? いやでも、金バッヂの軍曹や他数匹は頼りになるかもしれないが、中にはれいみゅ、まりちゃといった 赤ゆっくりもいるんだが…ついうっかりでケーキの中に巻き込まれてしまいそうで怖い。 ……殺しても死なない”おいっしゅ”とかもいるけどさ。 「まぁおちびたちは大人のゆっくりたちが面倒見るから大丈夫なんだぜ」 「…うーん、じゃあやってみようかなぁ」 こうして、ゆっくりたちに押される形で誕生日ケーキ制作がスタートしたのだった。 + + + + + + 「ゆんせ!ゆんせ!ゆっくりおすよ!ゆっくりひくよ!」 「ゆっちー♪ゆっちー♪ゆんゆゆーん♪」 ゆっくりたちが口に咥えた棒を押したり引いたりすると、棒の先の歯車が回る。 するとボウルの中の材料をマジックハンドに装備した泡だて器が掻き回す仕組みだ。 これは普段から我が家のゆっくりたちが料理の手伝いをする為に使っている絡繰り仕掛け。 歯車の組み合わせやマジックハンドに持たせる道具を切り替える事で、かなり多彩な事が可能になっている。 そして今日は、その機械が今までにない大勢のゆっくりによって操作されていた。 「あーんこちゃーんのたーめなーら、えーんやこーら♪」 「おいっしゅー!おいっしゅー!まりちゃ、がんばりゅのじぇー!」 棒を押したり引いたりの単純作業は赤ゆや子ゆたちが主にやっており、 歯車や道具の交換は軍曹と”いく”の金バッヂコンビがテキパキとやっている。 特にいくはお飾りの羽衣を自在に扱えるので、細かい作業に向いているのでこの機械の主のようなものなのだ。 更に言うと、2匹は我が家の最古参でもあり、付き合いが長いせいか息もぴったりだ。 「いく、そこの歯車をBに替えて速度を上げるんだぜ」 「了解しました。じゃあ、軍曹は子供たちを一度止めてくださいね」 「道具をゴムべらさんに換装するんだぜ。それから…」 「ざっくり切り混ぜる動きにギアを変えるんですね。了解です」 「生地の固さをチェックしながら混ぜるんだぜ」 「もちろん、抜かりありません」 相手が何か言う前に動いてる。まさに以心伝心ってやつだ。 …あれだけ仲が良いのに番じゃないんだよね。 なんだかもったいない、と私はいつも思うんだが… 「ほらほら、お姉さん。手が止まってますよ」 「おっと、ボーっとしてる暇はなかったわね」 チョコを加工する担当は私と しんきだ。 包丁とアホ毛で板チョコを割ったり削ったりする作業はなかなか大変だ。 これが薬の調合なら得意なんだけどな。 …薬か。こっそり試験前の新薬でも入れてみようか? まぁ、ちょーとだけ肉体が変貌したり、精神がアレな事になる程度だし、実験として入れても… 「お姉さん?今、何か悪い事考えてませんか?」 「うぇええっ?!そ、そんな事ないよ?!」 「すごく目が剣呑でした。というか、赤かったです」 「ソ、ソーナノカー?」 …しんきは色々と鋭い。 というか、私、そんなに顔に出てた? いかんなぁ…人体実験とか私の師匠じゃあるまいし…変な影響受けちゃってるのかも。 うん、変な事は考えずに普通に作業しよう。 + + + + + + スポンジを焼く段階になると、今度はもこうの出番だ。 まるでピザでも焼く為にあるような石窯の中へ入って炎を放つ。 普通のもこうならライター程度の火がやっとだが、ウチの子は過去に色々あって、かなりの火力を放てる。 これで窯の中を170度くらいに温めてスポンジを焼くのだ。 「ぼるけいの!ぼるけいの!ぼぅおおぉぉるぅぅけぇぇええぇぇいぬぉぉおおぉぉ!あとかぐやしねぇぇ!」 「こぉら、もこうちゃん!殺意なんかこめちゃ、めっ!」 窯の中に灼熱を通り越した青い炎が吹き荒れる。 あまりの剣幕に慌ててしんきが止めに入るが、ちょっとこれは近づけない。 いやしかし、なんだか薬仕込もうとした私より怖いよ、もこう。 これじゃスポンジが消し炭になっちゃうよ。 …でもさ、ウチにかぐやはいないんだけどな。 どこの かぐやを恨んでるんだろ? それにつけても、ウチのゆっくり共は揃いも揃って個性が強い。 全員が訳アリだから仕方ないといえば仕方ないんだけどさ。 とりあえず、色々とバイオレンスな厨房から意図的に視線を逸らし、居間の方へ眼を向けよう。 「ゆぴー…ゆぴー…もうたべられにゃいよ…」 「…のじぇー…zzz」 序盤の作業で疲れた子ゆたちは軍曹に見守られつつお昼寝中。 体力がないから、やっぱり長時間の労働は無理なんだよね。 寝相の悪い子にミニタオルの布団をかけ直してあげる軍曹の表情は母親のそれだ。 「ゆふふふ…天使の寝顔なんだぜ」 貴女もいい顔してるわよ、軍曹。 私もなんだか癒されるようだわ。 「ぱぜすとぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉ!!!」 「もこうちゃーん?!」 後ろ、うっさい。 + + + + + + さて、最後に焼きあがったスポンジケーキに果物や生クリームをつかってデコレーションをしよう。 私が慣れない手つきでクリームを塗り、その土台に全員で少しづつ果物を盛っていく。 小さい子たちは私が代わりに乗せてあげたりもしたが、置く場所の指示は本ゆんにさせてあげる。 「いちごしゃんは まんなかにおいちぇね!」 「はいはい」 「きういしゃんをまわりにならべりゅと、とっちぇもきれいなのじぇ」 「えーっと、こんな感じ?」 そして最初に加工しておいたチョコレートのメッセージプレートを置いて完成だ。 …形は正直、ちょっと歪だ。 スポンジの形はともかく、生クリームがちょっとデコボコしてしまったみたい。 ゆっくりのデザインセンスで飾り立てられた色とりどりのフルーツは偏っていたり、無造作に散らばってたりで、 それはあまり美しいとは言えないだろう。 メッセージプレートには私の書いた不格好な文字が、 『あんこちゃん たんじょうびおめでとう!』 という形にのたうっている。 テンプレなメッセージだが、それがいい…と私は思う。 そしてそれはケーキの形も同じ。 見た目は悪いかもしれないけど、作り手の一生懸命さが伝わるケーキだと、自画自賛しよう。 大丈夫、餡娘ちゃんはちゃんと中身も見てくれる良い子だから!良い子だから!! 大事な事なので2回言いました。 味はもちろん悪くない。自信を持って言える。 「…それは…お姉さん?つまみ食いしました?」 「味見と言ってよ、しんき。クリームの出来はバッチリだったわ」 初めて作ったにしては上出来だろう。 …うん、こっそり食べたのは悪かったから、そんなジト目で私を見ないでね? 「さぁて、それじゃあみんな、餡娘ちゃんへのメッセージをこのカードに録音しましょうか」 「ゆゆ?お姉さん、それはなんなのぜ?」 私が取り出した名刺サイズの真っ白な紙を見て、首を傾げる軍曹。 ふっふっふ、これこそが私の新発明。 短時間の音声を魔法技術で録音して再生出来るという優れものなのだ。 え?科学で同じ事が出来るカードがある? 甘いなぁ、このカードは吹き込んだメッセージを文章でも再生して表示できるんだよ。 しかも、再生タイミングもかなり細かく指定可能だから、餡娘ちゃんが箱を開けた瞬間に 声と文章が飛び出してくるという仕掛けなの! …まぁ、私が力を込めないといけないから量産は無理なんだけどね。 「へー、それは凄いんだぜ」 「でしょうでしょう。もっと褒めてもいいのよ?」 「さー、それじゃ録音するんだぜー(棒読み」 「ちょっとぉ!スルーしないでよ?!」 何だか終始ドタバタしたままだったケーキ作りだったけど、予想外に楽しかった。 やっぱり、みんなで一つの事に取り組むって凄く有意義な事だよね。 我が家のゆっくりたちも皆笑っている。 たぶん、皆も同じような気持ちなんじゃないかと思う。 また何か機会があったら、こんな風にイベントをやってみるのもいいかもしれない。 さぁ、それじゃあ最後の仕上げといきますか! 「じゃ、録音スタート!なのぜ」 ピッ 「せーの!」 私の合図で、みんなが一斉に「おめでとう」の大合唱をした。 (おわり) + + + + + + ピッ (メッセージ再生中) 餡娘ちゃん、お誕生日おめでとうございます。 思えば1年と10か月前、まだ愛でというジャンルが珍しかった餡庫に 「愛で専門」などと銘打って突撃した私はきっと相当に捻くれた異端児に見えた事でしょう。 そんな異端をそっと見守り、許容してくださった貴女にはどんなに感謝しても足りません。 今は即興メインとなり、あまり餡庫にSSを投下できていない不肖の作家ではありますが、 これからも餡娘ちゃんと、ゆっくりスレの彩りの一欠けらになれれば幸いと思います。 少々不格好かもしれませんが、これが私の精一杯のケーキです。 どうか受け取ってください。 そして、来年もその先も、貴方にケーキを届けられ…るかしら?(汗) 『餡娘ちゃん!ゆっくりありがとう! これからも、ゆっくりしていってね!』 (再生終了) * * * * * ウサミミ薬局あき過去作品 anko1695 01)出遭った話 anko1696 02)おうちを作った話 anko1740 03)バッヂの話 anko1778 地走りデカ走る! anko1810 おかえりなさい anko1905 愛で愛で・ゆっくリウム anko1953 ゆっくりレポート「れいむを愛でよう」 anko1963 リオれいみゅの話 anko2058 まりさのほうき anko2183 ゆっくりの家 anko2255 出遭った話 ウサミミ編 anko2399 青空の約束 anko2692 こたつむり愛で完全版 anko3099 今も未来もきっとずっと飼い続ける anko4000 お人好しには向かない作業
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タイトル的にゴースト・むしタイプが良いと思います。 -- (名無しさん) 2013-01-14 08 51 37
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Re 板倉論文 (でりちゃん、おひさ) 2006/ 4/21 6 17 [No.35781/ 39216 ] 投稿者 ja2047 こんなサイトが… ごくろうさんだけど、読んでみたらまるっきりウソが書いてあるな。 自由主義史観研究会「ご意見箱」99/11 MAIN 「田中さんの「松井大将日誌」には誤りが多いと言うことを指摘したのは、板倉由明氏でした。「歴史と人物」(昭和60年冬季号)で、草書体で読みにくい原文の判読に不正確なところがたくさんある、というもので、決していわゆる「改竄」したというものではありませんでした。」 で、その「歴史と人物」(昭和60年冬季号)の板倉論文の題名は 「松井石根大将『陣中日記』 改 竄 の怪」 なんだけどね。 文中にも次のような記述が出てくる。 「この 改 竄 は弁解の余地なしというべきで、素人の筆者が何度眺めても「治安」とか「洵に遺憾」などの文字は見つからない。」 「こうした事実関係を後世の人が正しく判断するためにも、原史料の 改 竄 は許されないのである。」 どう読んだら板倉論文が 「決していわゆる「改竄」したというものではありませんでした。」 ということになるんだろうね。 自由主義史観研究会と言うところが平気でウソを書くところだという証拠で出してくれたのかな。 返信 これは メッセージ 35779deliciousicecoffeeさんに対する返信です もどる
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『ありふれたつまらない疑問』 25KB 観察 自業自得 日常模様 群れ 野良ゆ ゲス ドスまりさ 現代 虐待人間 独自設定 あつがなついと変なことばかり思いつく 気ままあき ゆっくりは何故ゆっくりできないのだろうか? 俺は時々そういうことを考える……何故ならば疑問だからだ。 ゆっくりはどうしてもゆっくりできない。彼女たちが求めるものは人間とそう大差ないというのに。 「おでがいじまずぅぅぅっ!でいぶたちをかいゆっぐりにじでぐだざいぃぃぃっ!」 「もうのらはいやなのじぇぇぇっ!おにゃかすいちゃのじぇぇぇぇっ!」 「きゃわいいれいみゅをゆっくちしゃせちぇぇぇぇっ!ゆんやぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁぁっ!」 街の歩道のすみっこでゆっくり親子が悲痛な叫び声を上げている。 親でいぶのリボンになにか引きちぎられた跡がある所を見るに、 元飼いゆっくりがおちびちゃんを作ったことで怒った飼い主に捨てられ 野良生活に適応できず飼いゆ生活に戻ることを夢見て道行く人間に懇願……といういつものパターンだろう。 「でいぶはもときんばっじのかいゆっぐりでじた!ごはんざんにもんぐいいまぜん! おといれもきめられたばしょでできまず!だがらでいぶをかってぐだざいぃぃっ! せいしんっせいいっ!にんげんざんをゆっぐじざぜまずがらぁぁぁぁっ!」 もちろん通行人たちはでいぶ親子になんか目もくれない。 もうみんなわかっているのだ……このでいぶは人間をゆっくりさせる気などさらさらないという事に。 今はただ腹がすいてひもじいから安いプライドを捨てて下手に出ているだけ。 本当に欲しいのはあまあまと快適なゆっくりプレイスと美ゆっくりだけ。ただそれだけ。 それさえ手に入れれば元の飼い主相手にしたように手の平を返して新しい飼い主を奴隷呼ばわりするだろう。 ……何故ならゆっくりは反省する事ができない生き物だから。 「ゆんやああああああっ!どぼじてでいぶのおはなしをだれもきいてぐれないのぉぉぉぉっ!?」 「まりちゃしゃまがおにゃかすいちゃっていっちゃるでしょぉぉぉっ!」 「いいかげんにちないとれいみゅおきょりゅよ!ぷきゅー!」 通行人にことごとく無視されている内にたちまちゲス気質をあらわにするおちびちゃんたち。 この様子だと飼いゆのでいぶが野良のゲスまりさを引き込んで勝手にすっきりー!をしてできた子供だろう。 そのゲスまりさがこの場にいないという事は元の飼い主に潰されたか、 もしくはでいぶにこき使われた挙句に過労死したか……いずれにしろロクな末路ではなかったはずだ。 「もうがまんのげんっかいなのじぇ!まりちゃをゆっくちしゃせないげしゅにんげんにゆっくちち」 ぐしゃっ 無視され続けたことに逆上したまりちゃが通行人の方へ飛び出していき……そしてあっけなく踏み潰された。 踏み潰したのはイヤホンで音楽聴いている学生だ。 おそらく音楽に夢中でまりちゃが叫んでいたことも、足元に飛び出してきたことも、 そして踏み潰した事にも気がついていないに違いない。 「ゆっ?…………ゆぎゃあああああっ!でいぶのかわいいおちびじゃんがぁぁぁぁっ!?」 「れいみゅのおねえちゃんがぁぁぁぁっ!」 「ゆがあああっ!でいぶのおちびじゃんをごろじたげすにんげんはゆっくりしないですぐでてぎでねぇぇぇっ! ぞじだらしゃざいとばいっしょうっをせいきゅうするよぉぉぉぉっ! あばあばをでいぶにたくさんよこしてねぇぇぇぇっ!もちろんたくさんでいいよぉぉぉぉっ!?」 「はやきゅよこちゃないとれいみゅがぷきゅー!ちゅるよっ!」 これだ。自分の子供が殺されたというのにあまあまの方が大事なのかと言いたくなる物言い。 一見怒り嘆いてるように見えるが実際でいぶは子供の死を悲しんでなどいない。 考えている事はどうやって人間からあまあまをたくさんせしめる事ができるか?だ。 死んだ子供など、もはやでいぶにとって路上のゴミ同然なのだ。 子供が殺されたというのに考える事は自分のゆっくりだけ。自分さえゆっくりだけできればそれでいい。 その為に理不尽にも子供を人間に殺されたかわいそうなでいぶという悲劇のヒロインを装っているだけなのだ。 こういう俗物すぎる所もゆっくりが人間に見捨てられる原因の一つといえよう。 「はやくでてごいぃぃぃっ!ゆっくじごろじのぐぞにんげんんんっっ!でいぶにどげざしてあばあばよこぜぇぇぇっ! ぞじだらでいぶたちをかいゆっぐりにじろぉぉぉっ!でいぶはかわいぞうなんだぞぉぉぉぉっ!!」 「はやきゅちてにぇ!どれだけれいみゅをまたしぇればきがしゅむのぉぉぉっ!?ばきゃなの?ちぬのぉぉぉ!?」 歩道の隅っこでいつまでもいつまで醜く顔を歪ませて叫び続けるでいぶ親子。 俺はその様子を見て場を離れた。もうあの野良親子はダメだろうと思ったからだ。 下手に出ていれば万に一つぐらいの確率でお人よしに拾われる可能性もあったが、 親子揃ってゲス気質を剥き出しにした時点でその万に一つの可能性も消えた。 ゲスの行き着く先などたかが知れている。 「ゆっ?ようやくでてきたねこのゆっぐりごろじ!ぐぞに……に、にんげんさん!?でいぶになんのようなの!? も、もひかんのにんげんさんはなんかゆっぐりでぎないよっ!や、やべてね!やべてね!? ゆんやあああああああっ!でいぶおうちかえるぅぅぅっ!?」 「れ、れいみゅきゃわいいでしょ?だきゃらぎゃくたいちないでにぇえ?ぎゃくたいちないでにぇぇぇぇっ!?」 「ヒャッハァ――ッ!ゲスでいぶどもを虐待だァァァァァっ!」 ほらな。ゲスゆっくりに引き寄せられるのはお人よしの愛で人間ではない……虐待鬼意惨だけだ。 虐待鬼意惨。ゆっくりに対して悪意しかもたない人間。 幼稚園児以下の知能しかもたないゆっくりをあの手この手で嵌めて痛めつけて虐め殺すことに喜びを見出す人間。 まあ虐待する事がいけないと言うほど俺はゆん道主義者じゃないが……ただ疑問なのだ。 他の生き物ならば殺されることはあってもこうまで執拗に痛めつけられ虐待されることはないはずだ。 何故ゆっくりだけが人間にここまで虐待される……? 「ゆっへっへっ!おいそこのくそにんげんっ!そのてにもったごはんさんをまりささまによこすんだぜぇぇぇっ!」 とあるスーパーの前でこれまた野良と思われるまりさが、ちょうど店から出てきた主婦相手に恐喝をしていた。 ゆっくりは……主にまりさ種は己を最強だとなんの根拠もなく思い込んでいる。 最強。その仮初めの称号がまりさ種のアイデンティティーのすべてである。 まあ最強という言葉に憧れるという気持ちはわからんでもない。 人間の男ならば誰しも最強に憧れることがあるだろう。 だがほとんどの男はやがて上には上がいることを思い知りその妄想の具現化を諦める。 自分が最強だと生まれてから死ぬまで本気で思い続けるのはまりさ種だけだ。 誰と出会っても、いい年した成体になっても、ボロクソに負け続けても、 死ぬような目にあって惨めに命乞いしたとしても、いやたとえ殺されたとしても。 それでも自分は最強だと自負する。負けたのは卑怯な手段を使われたからノーカウントなのだと。 最強のという幻想の中にひたすら逃げるのだ。ここまでくるともう一種の宗教にしか思えない。 「おい!どこにいくのぜぇぇぇっ?さいっきょうのまりささまにおそれをなしてにげるきなのかぜぇぇぇっ!?」 恐喝された主婦は野良まりさなどまるで相手にせず、 さっさと駐車場に停めてある自分の車にいき荷物を積み込んだ。 野菜だの肉だの一週間分はあると思われる量を買い溜めしたのだろう大きな袋を四つもぶら下げていたのだ、 さっさと重い荷物から解放されたかったに違いない。 「ゆひぃ……ゆひぃぃぃっ……ま、まつのぜこのくそばばあぁぁぁ……!」 積み終えたその頃になってようやく野良まりさが息を切らせつつ駐車場にやってきた。 車に辿り付いた時にはもう主婦は車に乗り込んでエンジンをかけている。 野良まりさは軽自動車の前にいくと勝ち誇った顔をして挑発を再び繰り返した。 「ゆふんっ!すぃーにのりこんだのかぜ?たかがすぃーにのったていどで さいっきょうっのまりささまにかてるとでもおもったのかぜ? おおっおろかおろか!そんなわけないのぜぇぇぇぇっ!でもまりささまはかんだいだから、 ばばあがすぃーにのったままでまりささまとたたかうことをゆるしてやるのぜ!」 ブロロロロ……! 「ゆふふっ!みえる!みえるのぜ!めをとじればまぶたのうらがわさんに、 まりささまのさいっきょうっあたっくでふっとぶばばあとすぃーのすがたが! さあじゅんびはいいのかぜ?まけたらどげざしてあまあまをよこすのぜ! そう!いまここからはじまるのぜぇぇぇっ!まりささまのさいっきょうでんせつが……ぶびゃっ!?」 「あら…?なにか轢いたかしら?」 野良まりさは発進した軽自動車の前輪に轢かれ一瞬で潰されて死んだ。 車内の窓をすべて閉めきって冷房をつけてた為、主婦は当然まりさのセリフなんぞ聞こえていなかった。 まりさが勝手に一人で盛り上がって勝手に一人相撲をして死んだだけだ。 誰にも相手にされず。戦うことすらさせてもらえず。 車が走り去った後の駐車場に残されたのは轢かれてアスファルトにこびりついたまりさの皮と餡子のみであった。 と、俺はその様子を駐車場の外から見ていたのだが…… そのとき近くでゆっくりのものと思われる不快な笑い声が聞こえてきた。 どこから聞こえてくるんだと辺りを見渡してみたら、 すぐそこの物影に野良まりさが3匹ほどいてニヤニヤほくそえんでいる。 「ゆぷぷ!ばかなのぜあのまりさっ!なにがさいっきょうっなのぜ?たかがすぃーごときにつぶされる さいっじゃくっがそんなことばをいうのはひゃくねんはやいのぜ!」 「まったく、ゆっくりしていないまりさはよわいよわいなのぜ!おなじまりさとしてはずかしいのぜ!」 「ゆっくりしているまりさだったらあんなすぃーなんてしゅんっさつっなのぜ!」 「「「よわっちいまりさはまったくゆっくりできないのぜぇぇぇっ!げらげらげらげらっ!!」」」 ゆっくりしている自分なら勝てる。負けるのはゆっくりしていないから。 これほど状況分析がまったくできてない感想というものは他の生き物ではちょっとないだろう。 ゆっくりしていようがいまいが軽自動車に轢かれたら死ぬというのに。 だがこの反応は自身の「強さ」をゆっくりの基準とするまりさ種に相応しいものともいえる。 死んだゆっくりは弱い、ゆっくりできない奴だと見下し、自身の強さ?に酔いしれる…… まりさ種は死ぬまでそうやってゆっくりしようというのだろう。もっとも… 「フーッ!」 「ゆっ?のらねこがなんのようかぜ!これはまりささまがみつけたなまごみさんなのぜ!」 「ミャーオ……シャーッ!」 「やるのかぜ!さいっきょうっのまり…ゆぎゃああああっ!まりざのおべべがぁぁぁっ!」 「ニャアッ!」 「やべでええええっ!ばりざのびはだをひっががないでぇぇぇぇっ!?」 「おかざりがぁぁぁっ!まりざのおぼうじざんやぶがないでぇぇぇぇっ!」 「うごきがはやすぎるよぉぉぉぉっ!どぼじでくそねこにがでないのぉぉぉっ! ばりざはゆっくじじでるんだよぉぉぉぉっ!?ゆっぐじじでいるゆっぐりはつよいんだよぉぉぉぉっ!?」 もう行くかと歩きはじめた俺だが、突然背後から悲鳴が聞こえたので思わず振り返ってみた。 すると車に轢かれたまりさを見て馬鹿笑いをしていた三匹の野良まりさが野良猫の襲撃にあっている。 ふむ……恐らくこの三匹は野良猫の餌場(ゴミ捨て場)を荒らしたのではないだろうか? 猫の爪で片っぱしから引き裂かれた野良まりさどもの帽子の中から生ゴミが出てきて地面に散乱したからだ。 猫だって野良となれば生き抜くのに必死だ。自分の餌場を荒らす者に容赦はしないだろう。 「ウニャアッ!フゥゥゥ――――ッ!」 「もういやじゃ!おうちがえるぅぅぅっ!ゆぎゃっ!」 「やべでよぉぉぉっ!なんでごんないじわるずるのぉぉぉぉっ!?ばりざたちだっでいぎで」 「ニャッ!」 「ゆぎぃぃぃっ!ずびばぜん!ずびばぜんっ!もうくちごたえしないからひっかくのやべでぇぇぇぇっ!」 野良猫に容赦はない。人間と違って言葉も通じないから命乞いも抗議も通用しない。 ただひたすら小さな爪で全身をひっかかれ、帽子を引き裂かれ、髪の毛に噛み付かれてぶちぶち引き抜かれ、 肉球パンチやキックでころころ転がされる。 人間が見たら猫がゆっくりとじゃれあっている微笑ましい光景に見えるかもしれない。 だが当のまりさ達にしてみれば遊んでいるどころの騒ぎではない。 強い野良猫に暴力でもって一方的にいたぶられているだけだ。 「そろーり!そろーり!くそよわなまりさたちがくそねこにやられているすきにせんせんっりだつっするのぜ! これはにげるんじゃないのぜ!せんりゃくてきてったいっなのぜっ! あとでむれのみんなをひきつれてくそねこをせいっさいっするのぜぇぇぇぇぇっ!」 一匹だけ無傷な野良まりさが他二匹が野良猫にいたぶられている隙に逃げようとする。 だがそんなトロい逃亡を見逃すほど猫はノロマじゃない。 たちまち大声で好き勝手なことを言いながら逃げる野良まりさに気付いて襲いかかった。 「ウゥゥゥ――ッ!ニャンッ!」 「ど、どぼじでごっちぐるのぉぉぉっ!?や、やべでね!ばりざにひどいごとじないで……ゆんやああああああっ!」 後はもう見るまでもないと思い俺は背を向けて歩き出した。 まりさ種が盲信する「最強」のなれの果てとは大抵こんなものだ。 彼女らが求める最強はいつも妄想の中だけにある……現実には存在しないものなのだ。 「ゆゆーん!きゃわいいまりちゃがゆっくちうまれりゅよ!」 「せかいじゅうのみんなでれいみゅのたんじょうをしゅくふくちてにぇえ!」 「あみゃあみゃをいっぴゃいよういちて、れいみゅたちがうまれりゅのをまっちぇちぇにぇ!」 自販機で缶コーヒーを買って公園で一息ついていたら、赤ゆっくり特有のキンキン声がどこからか聞こえてきた。 どこから聞こえてくるのだろう?とその辺を歩きながら公園内を見渡してみたら なんとゴミ箱の中から聞こえてきた。俺は思わずゴミ箱を覗いてみたのだが…… そこには汚いなにかがが無造作に捨ててあった。 それは元れいむ……だったのだろうか?ゴミ箱の中にはゆっくりのなれの果てと思われるものが捨ててあった。 全身に打撲の跡があり、片目は潰れ、髪の毛やお飾りも引きちぎられている。口から餡子を吐いていた。 恐らく人間にやられたものだろう……これはどう見てももう死んでいる。 虐待鬼意惨にやられたのか、それともれいむの方から人間につっかかって返り討ちにされたのか…… その詳細はわからない。わからないが母体がすでに死んでいるのにもかかわらず 頭に生えた茎からまりちゃとれいみゅが合わせて三匹ほど生れ落ちようとしていた。 「ゆぴっ!……ゆっくちちていっちぇにぇえ!」 「ゆっ?おかあしゃん?おとうしゃんどこにいるにょ?ゆゆっ?く、くちゃいぃぃぃぃっ!?」」 「ゆえええん!おにゃかちゅいたぁぁぁぁっ!くちゃいのやらぁぁぁぁぁっ!! はやきゅきゃわいいれいみゅにあみゃあみゃをたべしゃせちぇにぇぇぇっ!たくしゃんでいいよっ!?」 俺は赤ゆどもが誕生したとたんにゴミ箱を覗くのをやめてすぐ近くのベンチに腰掛けた。 なぜって野良ゆっくりとは関わり合いになりたくないからだ。 どうせ目を合わせればあまあまよこせだのゆっくりさせろだのと命令されるだろうし。 のんびり缶コーヒーを飲んでいると最初はお父さんお母さんだのとビービー泣き喚いていたが、 すぐに少ない体力が尽きたのかブツブツ呟くだけになってきた。 そんなに腹がすいているのなら母親のなれの果てでも食べたら?と思うのだが、 れいみゅのセリフから考えるにどうも死臭が酷くて食べるどころの話ではないようだ。 「どぼじでぇ……どぼじておとうしゃんもおかあしゃんもいないのじぇぇぇぇ……」 「おなきゃかすいちゃ……くちゃいのやりゃ……あみゃあみゃたべちゃい……」 「にゃんでだりぇもれいみゅをゆっくちしゃせちぇくれにゃいにょ……?こんにゃのりふじんりゃよぉぉぉっ……」 それにしてもなんでゆっくりさせてくれないの、か。 ゆっくりならば誰もが自分は世界中から祝福されて産まれたとか、特別な存在だとかそういう事を言う。 そして人間ならばその言い草にピキィ!とくる人は多いだろう。 しかしどうしてなのだろう?どうしてゆっくりの誕生はごく一部の例外を除いて誰からも祝福されないのだろうか。 どうして人間は赤ゆっくりの言動行動ごときにこうまで心をかき乱される程のイラつきを覚えるのだろうか? そう問われれば人は理由なんかいくらでもつけるだろう。 言葉使いがムカつくだとか、キリっとしたドヤ顔が気に入らないだとか、 頭がバカのくせに態度がでかいのが癇に障るとか、身の程をわきまえずに奴隷呼ばわりするとか…… いくらでも理由はあるはずだ。だがそれでも俺は思うのだ。赤ゆにイラつくというその感情は…… もっと言葉では言い表せない別の……何かが根底にあるのではないかと。 理屈抜きに人間をイラだたせる「何か」がゆっくりにあるのではないかと。 ひとつ分かっている事はゆっくりという種は基本的に単独では生きられない種族だということだ。 弱肉強食のこの世界にあって弱いという事は致命的だし、 何故か絶滅はしないが繁殖力もとりわけ高いというほどでもない。 野性の群れを見れば一目瞭然だろう。ゆっくりが自活しようとしてもその愚かさ非力さゆえに 短いサイクルで興亡を繰り返していることがよくわかる。 ゆっくりは……そう誰か強者の庇護を受けてはじめて満足に生きることができる脆弱な存在なのだ。 その強者とは誰か?もちろんこの惑星の支配者である人間しかいない。 ゆっくりという種族は人間の庇護を受けなければ生きていく事も、ましてやゆっくりする事もできないのだ。 なのにゆっくりはこんなにも本来守ってもらうべき存在である人間に嫌われている。 それも嫌われている主な理由というのがはっきりとした理屈ではなく曖昧な感情的な何か。 よくわからないがとにかくゆっくりは見ててムカつくという理不尽。 だから俺は思う。ゆっくりはどこかでボタンをかけ間違えたのではないか……?と。 本来ゆっくりは人間に愛され庇護されるべき存在になるはずだったのではないか? だがいつかどこかで人間となんらかのすれちがいが起きたのではないか? そのすれちがいとは具体的にどういったものなのかは俺にもわからない。だが何かが起きた。 きっとそれはほんの少し何かがズレただけの些細なことに違いない。 だがそれだけで充分だったのだろう。結果人間はゆっくりのやる事なす事にいちいちイラつきを感じるようになった。 愛らしいとか、ゆっくりしているとか、かわいいとか、そんな事はほとんど思わなくなってしまった。 やがてゆっくりは人間にとってうっとおしい害獣や敵として認識されるようになった。 その命は紙のように薄くなった。無造作に群れごと滅ぼされる虐殺も当たり前になっていった。 そして……今ではもう通常種のゆっくりは虐待鬼意惨と一部の愛で派を除いてほぼ誰にも相手にされなくなったのだ。 「ゆぴぃ……ゆぴぃぃぃ…」 「もっちょ……ゆっくち……ちたちゃかっ…ちゃ……」 「……」 ……と、ぼけーっとそんなことを考えているうちにゴミ箱の赤ゆっくりたちは永遠にゆっくりしつつあるようだ。 誰からも祝福されず、なにも与えられず、なにも教えられず、なにも理解しようともせず、 なにも得られず、何も残さず無意味に生まれそして死んでいく。 あの赤ゆっくり達の死に様はゆっくりという種そのものを象徴しているといっていいかもしれない。 俺は飲み終わった缶コーヒーを缶専用のゴミ箱に放り投げると公園を後にした。 「えーと。きょうのおかいものはたくさんあるのぜ!じゃがいもさんに、にんじんさんに、おにくさんに…… ゆっ?ばんごはんさんはかれーさんなのかぜ?」 公園を出てしばらく歩いていると、買い物メモをもってブツブツ言ってる胴付きまりさに出会った。 身なりは清潔そのもの、黒帽子に金バッジが燦然と輝いているところを見るに当然飼いゆっくりなのだろう。 胴付きゆっくりは通常種であっても希少種と並んで人間に特に愛されるゆっくりだ。 ……ゆっくり、特に通常種は人間の庇護を失った。だからもう自分たちの力のみで生きていかなくてはならない。 だが自然環境はゆっくりにとってあまりにも苛酷である。 それでも生きていかなくてはならないがあまりにもゆっくりできない生活を強いられる。 そのゆっくりできない状況を打破したいという思い込みの強さからか、 ごく稀にゆっくりの中でこの状況に合わせて進化……というか突然変異した種が2ついる。 その1つがこの胴付きゆっくりだ。 胴が生やして人間に近い容姿になり、人間に近付こうとするゆっくりの変異種。 胴付きになると思考もゆっくり寄りから人間寄りになるのか、 人間のルールをよく理解し、番を欲しがったりするとかしなくなるらしい。 ゲス化も稀であり、飼い主にとって理想的なまでに善良な個体が多いのだそうだ。 飼い主が男性の場合は特によく懐くようで時としてHENTAI行為をする仲にすらなるらしい。 胴付き化はまさにゆっくりが人間の寵愛を取り戻そうとする願望の表われといえるのではないだろうか? 俺にはそう思えてならない。 そして突然変異した種の2つめは…… 「にんげんさんはどすのむれにおやさいをちょうだいね!たくさんでいいよ!」 「「「「「ちょうだいね!」」」」」 ……男が物思いにふけっているちょうどその頃。 どこぞの山あいの村にドスまりさとその群れのゆっくりが山から降りてきた。 そして畑で働いている村の人間達に野菜を差し出せと要求する。 ドスに率いられたゆっくりの数は40~50体ほど。ドスと共に来たのは成体ばかりなので 群れに残してきた非戦闘員の家族を含めると総数はだいたい100~120体ぐらいの群れであろうか? ドヤ顔決め込んでいるゆっくり達とは裏腹に、村の男たちは冷めた目でドスとその群れのゆっくりどもを見ている。 「ゆっ?なにしてるの!どすはおやさいがほしいっていったんだよ!」 「むきゅきゅっ!しかたないわよどす!にんげんはあたまがわるいいきものなんだから!」 「おおっあわれあわれぇぇぇっ!これだからくそにんげんはゆっくりしていないというのぜぇぇぇっ!」 「ゆふんっ!どうでもいいからさっさとでいぶにおやさいよこしてね!ぐずはきらいだよっ!」 「ちぇんはおなかすいてるんだねー!わかれよぉぉぉぉっ!」 「ゆっくりしているおやさいはとかいはなありすにこそふさわしいわ!」 ドスまりさ。ゆっくりをゆっくりさせてくれる存在として崇められているまりさ種の突然変異種。 なぜドス化するのかは胴が生えるのと同じで今だにその原理は明らかにされていない。 ただ俺は……ドス化もゆっくりがゆっくりしたいという願望の表われなんじゃないかと思っている。 ゆっくりは人間という絶対的な強者の庇護に代わる、新たな拠り所が欲しくなったのではないだろうか? 父親のように偉大で……力強く……頼りがいがあってそしてゆっくりさせてくれる、そんな大きな存在を。 ドスまりさはその条件をすべて満たしているといっていい。 ドスまりさが出現した場合ドスが群れの長を務る場合が多いのだが、 群れのゆっくりがゆっくりしている度合いが他の種が長をしている群れのゆっくり達とでは全然違うらしい。 群れの長というよりは群れのゆっくりみんなの父親……それがドスまりさという存在なのだろう。 父親みたいな存在だから群れのゆっくりはみんな自分のおちびちゃんのようなものでかわいい。 出来の悪いゲスがいても困ったものだといいつつも余計にかわいく思うのかもしれない。 ドス化したまりさがゆっくりをゆっくりさせようと強烈に思うのは大体こんな所ではないのだろうか。 だがかわいいかわいいと群れを甘やかしてゆっくりさせてばかりいると 群れ全体が身のほど知らずのゲスとなるわけで……当然ドスも単なる親バカになる。 「むれのみんながおやさいをたべたいといっているんだよ!はやくもってこないとどすすぱーくをうつよ!」 「いいからどすすぱーくをうっちゃいなさいよどす!おやさいをひとりじめするいなかもののにんげんに ちからのさをおもいしらせてやるべきだわっ!」 「そうだぜぇぇぇっ!やっちまうのぜぇどすぅぅぅぅぅっ!」 「くそにんげんをひとりやふたりころさないとばかだからおやさいをさしださないんだねー!わかるよー!」 「ゆゆっ!むれのみんながそういうんならどすはいぞんないよ!むーしゃ!むーしゃ!いくよ!どすすぱー……」 「うっるせぇぇぇぇっ!!」 「ゆぼぉっ!?」 ドススパークの発射体制に入って身動きできないドスの身体に、若いお百姓さんがいきなり鍬を突き立てた。 そのまま農耕で鍛えた膂力でドスまりさの無駄にでかい身体をを鍬でめった刺しにする。 「黙って聞いてりゃ好き勝手抜かしやがってよぉぉぉ!夏野菜の収穫で忙しいこの時期に来るとは舐めてんのかてめえ!」 「ゆぎぃ!ゆぎゃぁぁぁっ!お、おばえぇぇぇっ!どすにこんなことしてただですむと」 「やっかましぃぃぃぃっ!仕事の邪魔なんだよォォォォっ!早く死にやがれぇぇぇぇっ!!」 「ゆげごっ!?」 若い農業技術者さんは軽くジャンプして、ドスまりさの脳天に鍬をどすっ!とばかりに突き立てた。 そのまま体重かけて落ちながらつき立てた鍬を力任せに真下に振り下ろす。 そして鍬がガスッ!と地面に突き刺さった時には……ドスまりさは脳天から目、口、そしてぺにまむに至るまで 縦一文字に皮と餡子と各機能がごっそりと鍬によって削りとられていた。 「ゆっ……げ……ぐ……も、もっど……ゆ……」 ドサァッ! ドスまりさは鍬で削り取られた傷から餡子を大量に出したのちに地面に倒れて死んだ。 群れのゆっくりたちはドスがまさにあっという間に殺されたことをまだ理解できていないのだろう みな一様に唖然とバカ面下げてただただ見ているだけだった。 ちなみに他のお百姓さんたちはドスのことなんかまったく気にせずに農作業を続けている。 と、年配のお百姓さんがいましがたドスを葬り去った若い男に声をかけた。 「おい吾郎……お前がそいつ殺ったんだから責任もって残りもちゃんと全部殺しとけよ?」 「しょうがねーなあ。糞忙しいってのにまったくもう……」 若い男は鍬をぶんぶん振り回しながら群れのゆっくり達に近づいていく。 ここまできてようやくゆっくりどもはあれだけ絶対的な存在だと思い込んでいたドスがあっさり殺されたこと、 そしてドスを殺した人間がいま自分達を皆殺しにしようとしている現実をようやく把握した。 「ど、どぼじでどすがしんでるのぉぉぉぉっ!?」 「むきゅぅぅぅっ!ありえないわ!ありえないわ!どすはだれにもまけないそんざいなのにぃぃぃぃっ!?」 「どすはやくたたずだったんだねー!わか……わきゃらにゃいよぉぉぉぉぉっ!!」 「な、なにがどうなったのぉぉぉぉっ?でいぶのおやさいはどうなったのぉぉぉっ!?」 「よお糞饅頭ども。俺さこれからお前らを皆殺しにするつもりだけどー」 「「「ゆゆっ!?」」」 「まあ心配すんな。お前らが群れに残してきた連中も後でちゃーんと全ゆんブッ殺してやるからな」 「「「ゆっ?ゆゆゆゆゆっ……!?」」」 「群れがある場所はさとっくに知ってンだよ。ドスが長になったと聞いたときうまく群れを治めるかと思って あえて手を出さなかっただけでな。わざわざ駆除すんのもめんどくさかったしさあ…… まあいいや。さーて、んじゃいくぞー?俺忙しいんだから余計な手間はかけさせるなよなー。 とっとと一撃でみんなきれいに死んでくれや」 「「「「「ゆ、ゆ、ゆ、ゆんやあああああああああああああっ!!?」」」」」 とある路地裏で野良れいむの親子が全身をハリネズミのように何十本もの焼き鳥の串で刺されて死んでいた。 虐待鬼意惨によってじっくり時間をかけて生き地獄を味わされた末に死んだのだろう。 その顔にはこの世のものとは思えないほどの苦悶と絶望があった。 とある野良ゆっくりの群れで奴隷として働かされているまりさ達がいた。 この三匹のまりさはかつて群れのえいゆんと呼ばれていたが野良猫に黒帽子も片目も髪の毛もなにもかも奪われた。 以後ゆっくりできないゆっくりとして群れのみんなに軽蔑され暴力による虐めを受け、 誰もが嫌がる汚物処理のような仕事ばかりをさせられている。 当然毎日まったくゆっくりできていなかった。 公園のゴミ箱の中で死んだ赤ゆっくりたちは清掃業者にゴミ袋ごと回収されて廃棄物処分施設行きとなった。 赤ゆっくりたちはゴミとして生まれ、ゴミとして死んで、ゴミとして処理された。 胴付きゆっくりのまりさは暇さえあれば飼い主の家でお手伝いをしていた。 誰に命令されたわけでもない。常に動くことが好きな胴付きまりさはお手伝いをしていればゆっくりできた。 誰かの役に立っているという実感が胴付きまりさの生きがいだった。 掃除、洗濯、買い物から庭の草むしり、簡単な料理までなんでもやった。 おかげで飼い主との関係は非常に良好であり死ぬまでゆっくりさせもらったという。 とある山にドスまりさの群れがあった。今はもうない。 人間の若い男ひとりにドスまりさから生後1分の赤ゆっくりまで、たった3時間たらずで全ゆん殺されてしまった。 その若者は鍬ひとつでゆっくりの殺害から巣の埋め立てまでなんでもこなす、まさに群れ潰しの達人であった。 そしてしばらくはこの地に群れを作ろうというゆっくりは現れないだろう。 何故なら男は殺したゆっくりの死臭つきお飾りを周囲にまんべんなくバラまいておいたのだから…… 結論として……ゆっくりは弱い。ゆっくりがゆっくりできないその理由はこの一言に尽きるだろう。 ゆっくりが自分の大言壮語を実現できるほどの力さえあればゆっくりはゆっくりできるようになったはずだ。 だがそれはできない。何故ならゆっくりは弱いから…… さらに他者の力を借りようにも人間に嫌われている。 そして人間を騙す知恵もないから虎の威を借りる狐にもなれない。 いっそ人間に完全服従するか、もしくは先ほどの胴付きまりさのように ゆっくりの立場を人間より下に置いて共存の道を選べばまだゆっくりできる目も少しは出てくるだろうに、 無駄に高いプライドが邪魔してそれさえもできない。 弱く、愚かで、中途半端な精神構造。他生物を支配もできなければ共生もできない。 だからゆっくりできない……どこまでいっても。考えてみれば至極当たり前のことだった。 なんかグダグダと色々難しく考えてしまったが結論はたったひとつのシンプルな答えだったようだ。 疑問に一応満足できる答えを得て満足した俺は、足元で「あまあまよこしてねー!」と ぎゃーぎゃー言っている野良ちぇんを蹴っとばすと、飼いゆのすいかが待つ我が家に帰ることにした。 今夜は思う存分あいつと酒盛りして気持ちよく酔っぱらうとするかなー。 今まで書いたもの anko3367人間に飼われるというのは… anko3370野良ゆは人間に関わってはいけないという話 anko3379親の罪は anko3401たすけあい anko3410世紀の凶悪立てこもり事件 anko3416選んだのはお前だ anko3440ぷくー!をしてみた anko3479この世はでっかいゴミ捨て場 anko3486胴つきさんはゆっくりできない anko3501胴つきさんはゆっくりできるね! anko3503じゃまもの anko3509ゆっくりいーたー anko3522野性のゆっくりとゆっくりしてみた anko3526気持ち悪い! anko3534ゆっくりしているゆっくり anko3537野性のゆっくりとゆっくりしてみた2 anko3545霊園の野良ゆ対策 anko3570自画自賛 anko3582親と子の契約 anko3585賢いゆっくり anko3605ゆっくりできるモノを分け合う
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『ぴょんげハッピー』 14KB 番い 飼いゆ 赤ゆ 現代 虐待人間 11作目 目が覚めると、俺は椅子に座っていた。 両手は背もたれの後ろ側に回されていて、そこに拘束具でも付いているのか動かせない。 そのうえ椅子は床に固定されている。 つまり、俺は全く動けない状況にあった。 「起きたかね? A君」 俺の名が呼ばれる。そちらに目を向ければ一人の男が立っていた。 俺が何かを言うよりも先にその男が言った。 「君は○○国のスパイだね。今から拷問をするから、好きなタイミングで白状してくれ」 男は部屋の隅においてあった大きな透明な箱を持ち上げ、俺に被せた。 俺は「何言ってるか分かんねぇよ! 誤解だ!」と叫んだが男は涼しい顔だ。 男は透明な箱に取り付けられたスピーカーにジャックを差し込み、マイクのスイッチを入れて箱の上に置いた。 「あーあーテステス。聞こえるかね? まぁスピーカーは内側にしかないので返事されても聞こえないんだが」 「どうやら君はゆ虐家らしい。良い趣味をしている。実はかく言う私もゆ虐家でね」 「白状する気になったら首を上下に大きく何度も振りたまえ。では拷問を始めようか」 金玉が縮み上がる。痛いのは嫌だ。勘弁してくれ。 と、思っていたら男は部屋の外に出て、ゆっくりを連れて戻ってきた。 成体のまりさとれいむ。赤ゆっくりのまりさとれいむ。典型的なゆっくり一家だ。 「今日からここが君たちの新しいお家だよ」 「ゆぅ~~ん! ひろくてあったかくて、すてきなぷれいすなんだぜ!」 「すごいね! とってもゆっくりできるね!」 「ゆっくち、ゆっくち!」 「ゆわぁ~~い!」 「あれ? でもここには おにいさんがいるよ?」 「あのお兄さんはこのぷれいすの主さ」 「……なんだか おこってるみたいなんだぜ?」 「れいむたち、ここにいていいの?」 「あのお兄さんは最近おちびちゃんが永遠にゆっくりしちゃったんだ」 「それは……ごしゅうしょうさま なんだぜ」 「おちびちゃんの、ごめいふくをいのるよ」 「ゆぅぅぅ、おにいしゃん、かわいしょう」 「ゆっぐ、ゆぐゆぐ」 「だから、皆がお兄さんをゆっくりさせてあげてくれるかな?」 「わかったんだぜ!」 「れいむ がんばるよ!!」 「おにいしゃん、ゆっくちしよーね!」 「ゆっくち がんばるんだじぇ!」 「それじゃあ、私はもう行くよ。ゆっくりしていってね」 「「ゆっくりしていってね!!」」 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!」 そして(ゆ虐家にとっての)地獄が始まった。 「れいむ れいむ」 「ゆ? なに?」 「みんなで おうたをきかせてあげれば いいとおもうんだぜ!」 「まりさはかしこいね! おうたはとってもゆっくりできるね!」 「おうちゃ! おうちゃ!」 「うちゃう! うちゃう!」 「「ゆっくりのひ~♪ まったりのひ~♪ のんびりのひ~♪」」 「「ゆっきゅりのひ~♪ まっちゃりのひ~♪ にょんびりのひ~♪」」 暴れた。俺は暴れた。 罵詈雑言を吠えたてて、奴らの垂れ流す雑音が耳に届かないように努力した。 だがゆっくりの歌声はどんどん大きくなってくる。別の部屋からスピーカーの音量を調節しているらしい。 そして唐突に背後から風を感じた。 どうやら箱にはチューブが繋がっているようで、そこから気体が流れ込んできているのだ。 気体の正体はすぐに分かった。麻酔ガスだ。 「おきゃーしゃん! みちぇみちぇ!」 「どうしたの? おちびちゃん」 「おにいしゃんが、わらっちぇるよ!」 「ほんとだぜ! ゆっくりしてるみたいなんだぜ!」 「ゆふふ。みんなのゆっくりした おうたのおかげだね!」 「ゆわぁ~い! ゆわぁ~い!!」 違う。笑ってなんていない。 ガスの所為で筋肉が弛緩して暴れられず、顔も力が抜けて笑ったように見えているだけだ。 「おうたが じょうずしゅぎて ごめんにぇ!」 「かわいすぎちぇ、ごめんなんだじぇ!」 「ゆぅぅぅん。おちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるよぉぉぉ」 「もっともっと おうたをきかせてあげれば もっともっとゆっくりしてくれるはずなんだぜ」 「そうだね! もっともっともっとがんばろうね!」 「れいみゅ、ぎゃんばる!」 「まりちゃもやるのじぇ!」 騒音による拷問は延々と続いた。 体力が無いはずの赤ゆっくりも「自分が人をゆっくりさせてあげる」という使命感の所為か、 それとも単に歌うのが楽しくて疲れを忘れているのかやたら元気だ。 対する俺はストレスによって禿げそうだった。 どうやらこいつらは善良なゆっくりらしい。 「ゆっくりしていってね!」の言葉通り、他者をゆっくりさせようとする意志がある。 それがムカついてムカついて堪らない。 喧しい声で喚き立てるこいつらがいなければ、どれだけゆっくり出来ることか。 清掃業者の前でゴミをポイ捨てしながら「お掃除がんばってね!」と言うに等しい行為だ。 いや、むしろ悪意がない分だけゆっくりの方がタチが悪い。 本気で俺をゆっくりさせたいなら今すぐ目の前から消えてくれ! だが俺の思いは通じない。 箱に阻まれ声は届かず、俺の緩んだ笑顔を見てゆっくりがはしゃぎ続けている。 「おきゃーしゃん、まりちゃ おなかがすいたのじぇ!」 「れいみゅも ぽんぽんさんがぺーこぺーこしてりゅよ!」 いったいどのくらいの時間が経ったのか。 赤ゆっくり達が空腹を訴えだした事で騒音が止んだ。 「それじゃあ みんなでかりにいくんだぜ!」 「おちびちゃん、ぷれいすのたんけんをしながら かりをしようね!」 「「たんっけんっしゅるよ!!」」 ゆっくり共がウゾウゾと部屋を這い回る。 腹を空かした赤ゆは親の頭に乗せられて「おそらをとんでるみちゃい!」とか騒いでた。 さして広くない部屋を一周し終えたゆっくりは俺の前にやってきた。 「おにいさん。このあたりの かりばを しらないんだぜ?」 「しってたら おしえてほしいよ!」 「「おしえちぇね!」」 先ほどから俺の目に入っているモノがある。恐らくそれはゆっくりの餌場。 俺は「誰が教えるか!」とそっぽを向いてやったのだが、突如としてブザー音が部屋に響く。 ブザーはその餌場らしき場所から鳴っていた。 「ゆっ! あそこにあるんだぜ? おにいさん ありがとうなんだぜ!!」 「ありがとうね!」 「「ありがとうごじゃいましゅ!!」」 (「おい、ちょっと待て!」)という俺の声は当然届かずゆっくり達が餌場へと跳ねていく。 その餌場は壁に取り付けられており、宙に浮いていた。 一家全ゆんでぴょんぴょん飛び跳ねているが餌場の高さは大人の背丈ほどもある。もちろん届かない。 だがその餌場に辿り着く為の道が、用意されていやがるのだ。 「まりさ、まりさ」 「ゆん? なんなんだぜ?」 「あっちからいけば のぼれるんじゃないかな?」 「…………そうなんだぜ! むこうからならいけそうなんだぜ! さすがはまりさのれいむなのぜ!」 「「おきゃーしゃん、すぎょーい!!」」 それは『ゆっくり用アスレチック』とでも言うべき代物。 壁に取り付けられた様々な障害を乗り越え、登り、餌場へと向かう道のり。 最初はなだらかなスロープ。皆でずーりずーりと登っていく。 続いて階段。これは段差が大きいため成体のゆっくりでなければ上れないだろう。 「ゆぅ~ん……あとはまりさに まかせるんだぜ!」 「わかったよ! れいむはおちびちゃんと いっしょに まってるよ!」 「「ゆっくりまっちぇるよ!!」」 「まかせておくのぜ、おちびたち。すぐにおいしいごはんさんを もってくるのぜ!」 まりさは段差をポンポンとリズミカルに上っていく。 階段の次は一本橋。成体ゆっくりのあんよ幅よりも狭い所を通って行かなくてはならない。 「こ、これは、たかくて……こわいんだぜ……おちたらきっと……」 「まりさーー! がんばってねーーー! おうえんしてるよーーー!!」 「「おちょーーしゃーーーん!! がんばっちぇーーーー!!」」 怖気づくまりさ。応援する家族。 まりさはしばらく逡巡していたが、やがて意を決したのか、ゆっくりと這い進んだ。 砂糖水の汗を垂らすまりさ、騒ぐ家族。そしてまりさは何とか渡りきった。 「「「やったあああああああああああああああ!!」」」 (「うるせえええええええええええええええええええええええ!!」) 「ゆはぁ……ゆはぁ……ど、どうなんだぜ!? これが れいむとおちびのまりさなんだぜ!!」 「すごいよぉぉぉお! れいむ、ほれなおしたよおおお!!」 「おちょーしゃん、しゅごい! しゅごい!」 「かっこいいんだじぇ!!」 その後も急な坂を上ったり、水が入った水槽を帽子を使って渡ったりと色々な仕掛けがあった。 まりさが挑戦する度に応援の声が上がり、クリアすれば歓声が上がる。 俺は目を閉じた。そして素数を数えてゆっくりの声を頭から追い出そうとした。無理だった。 やがてまりさはブザーが鳴っていた場所、餌場へと辿り着いた。 そこに盛られていたゆっくりフードを帽子の中に入れ、まりさは今来た道を引き返す。 そしてまた応援、歓声。 愛で派からすればご褒美かも知れない。いっしょに応援して、いっしょに歓声を上げられるのかも知れない。 だが俺には無理だ。辛い。辛すぎる。 白状したくなる。俺がスパイです、と。知りうる限りの情報を渡し、楽になってしまいたいと思う。 しかし我慢だ。 『ゆっくりしたゆっくりを見せられて機密漏洩しました』では、スパイとしてあまりにもお粗末すぎる。 「いま かえったのぜ!」 「おかりなさい!」 「「おかえりなしゃい!!」」 「かっこよかったよ。おつかれさま」 「あれくらい、どうってことないのぜ。さぁおちびたち、むーしゃむーしゃするのぜ!」 「ちゃんと いただきますをしようね」 「「ゆっくち いただきましゅ!」」 「「「「むーしゃむーしゃ しあわせーー!!」」」」 そうかいそうかい幸せかい。俺はとっても不幸だよ。 ゆっくりが腹いっぱいメシ食ってるのを見せられる俺。 そんな俺は手首に刺された点滴から栄養補給ですよ。 「ぽんぽんいっぱいになっちゃら、うんうんしたくなったのじぇ!」 「れいみゅも うんうんしちゃい!」 「ゆぅ。まりさぁ、どうしようか?」 「ぷれいすのすみっこぐらいしか するばしょがないとおもうんだぜ」 「でも このぷれいすは おにいさんのだよね? おこらないかな?」 「じゃあ おにいさんにきいてみれば いいんだぜ!」 「おにいさん。ここでうんうんしても いいのぜ?」 (「ダメダメダメダメ。絶対ダメ。許さん。却下。不許可。お断り!」) 首をブンブン横に振る俺。 そして「プシューーー」と流れ込む麻酔ガス。 ガクリとうな垂れる俺。 「ゆっ! おにいさんがうなずいたんだぜ! ありがとうなんだぜ!」 「じゃあ みんなでうんうんしようね!」 「れいみゅの すーぱーうんうんたいむ はじまりゅよーー!」 「のーびのーび、おしりふーりふーり……でるのじぇ! たっぷりでるのじぇ!」 「まりさもでるのぜ!」 「れいむもだよ!」 「「「「すっきりーーー!」」」」プリッ モリュン プリリ ボテッ …………ああああああああぁぁぁぁぁぁもおおおおおおおおおおおおおおおお!! そして拷問はまだまら終わらない。 夜。部屋の電灯は多少薄暗くはなったものの室内ははっきりと見えた。 俺はまだ起きていたが、また麻酔ガスによって動けなかった。 寝ている赤ゆ共にまりさが帽子を被せると、れいむと一緒に俺の方に跳ねてきた。 「おにいさん。おきてるんだぜ?」 「(……………………)」 「寝てるみたいだね」 「よかったんだぜ」 「おにいさんの すーやすーやの じゃまにならないようにしないとね」 「そうなんだぜ。しずかにやるんだぜ」 そうして二匹は俺や赤ゆから離れた位置で体を摺り合わせ始めた。 「「すーりすーり」」 ぴちゃぴちゃぬちゃぬちゃという音が響く。 ご丁寧にもスピーカーの音量が上げられているのか、二匹が出す音がしっかりと聞こえてくる。 「れいむ、そろそろ」 「うん。いいよ、まりさぁ」 重なり合って腰をヘコヘコ動かす二匹。 粘液質な音や二匹の息遣いまで聞こえてくる始末。 しらばくして、 「「すっきりーーーーーーー!!」」 …………そこは大声なのかよ! こんな事が毎日続く。あれから十日は経っただろうか。 ゆっくりフードには成長促進剤が混ざっていたらしく、実ゆはたった一日で生れ落ちる。 安全な環境ということもあり、親ゆ二匹は次々とすっきりーし、ぽこぽこ赤ゆを産んだ。 「れいむの しゅっさんしーんをみせてあげれば おにいさんも きっとかんっどうしてくれるよ!」 「おにいさんも いっしょに あたらしい いのちを しゅくっふくしてほしいんだぜ!」 「れいみゅのいもーちょ、はやくうまれちぇね!」 「まりちゃがたーーっぷり、しゅーりしゅーりしてあげるんだじぇ!」 すぽーん すぽーん すぽーん 「「「ゆ、ゆ、ゆ…………ゆっきゅち ちちぇいっちぇにぇ!!」」」 「ゆぅ~~ん! とってもゆっくりした おちびちゃんだよぉ!」 そして親まりさが餌を取りに行く時の声援も益々やかましくなる。 俺はもう限界だった。 麻酔ガスが切れるのを待ち、首を上下に大きく振った。 「――――その気になったのかね?」 首を縦に振る。 するとしばらくして男が部屋に入ってきた。 「ゆっくりしていってね!」×2 「ゆっきゅち ちちぇいっちぇにぇ!」×多数 「ゆっくりしていってね。さて、A君。話を聞こうか」 男が透明な箱を取り去る。 憔悴しきっていた俺は機密を包み隠さず喋ってしまった。 「ふむ。知りたい情報は手に入れた。君を楽にしてやろう」 男は俺の後ろに回ると、点滴に薬剤を追加した。 「毒を入れた。君は三時間後には意識を失い、そのまま死ぬだろう」 「………………」 「だが同好の士を殺すのは心苦しい。という訳で少しだけサービスする事にした」 男は一度部屋を出ると、様々なものを中に運び込んできた。 カセットコンロ、フライパン、針、スプーン、釘、金槌、鋏、ライター、ペンチ、 オレンジジュース、小麦粉、注射器、輪ゴム、etc.etc... 「今から五分後。君の拘束は解かれる。残された時間を楽しんでくれ」 「え……」 「この部屋のドアは容易に壊れるような代物ではない。時間を無駄にしないようにな」 男は俺の肩をポンポンと叩き、部屋を出て行った。そしてガチャリと鍵の掛かる音。 ゆっくり達は男の行動を興味深そうに見ていたり、無視して遊んだりしている。 俺の所にやってくる奴もいた。 「おにいさん。ゆっくりしていってね!」 「…………ははっ、ゆっくりしていってね」 挨拶が返ってきたのが嬉しいのか、パァッと笑顔になるゆっくり。 俺は黙して待つ。手枷が外れるまであと五分。 その間にゆっくりの姿を目に焼き付ける。 この幸せそうなゆっくり共の姿が、これからやる事への最高のスパイスになるから。 そして―――― ヒャッハアアアアアアアアアアア!! ゆっくりは虐待だあああああああああああ!!! ゆんやあああああああああああああああああああああああああああああああ!!! 「――――――ハッ!?」 体をビクリと震わせて身を起こし、辺りを見回す。 見知った部屋だ。 頭を二、三度叩いて意識を覚醒させる。 「ゆ……夢……だったのか」 俺は開発お兄さん。ゆ虐の経験を生かして様々な物を開発する加工所職員だ。 ゆ虐グッズは現在下火なので愛で派向けのグッズを作らないといけないのだが、 幼い頃からゆ虐に励んでいた俺は愛で派の思考がサッパリ理解できない。 そこで加工所の資料室から借りてきた愛で派向けDVDを視聴していたのだった。 そしてゆっくりを見て溜まっていくストレスを誤魔化そうと酒を飲み、そのまま寝入ってしまったのだ。 PCの画面上ではゆっくりの家族が微笑んでいる。 リピート再生になっていたので延々とこいつらの「しあわせー」を聞かされていた訳だ。 それであの悪夢を見たのだろう。 はぁ……疲れた……………… しかしグッタリもしていられない。 さっきの夢で俺は新たな着想を得た。 それは夢の中に出てきた『ゆっくり用のアスレチック』だ。 これはこれで面白そうだが、このまま採用するのではない。 ゆっくりは貧弱でのろまなナマモノだ。夢の中ではクリア出来ていたが、実際にやればどうなることやら。 重要なのは『父役が狩に出る。家族がそれを応援し、労う』という点にある。 働く父親の姿を子供が見る。そして子供は父親を尊敬するようになる。テレビ番組とかで偶に見るシーンだ。 一人暮らしを始めた頃、俺が思ったのは「働いて金を稼ぐのは大変」ということ。 それはそのまま父親の偉大さを思い知ることへ繋がる。可愛くないガキだった俺をよく養ってくれたと思う。 これをゆっくりで行うのだ。 ゆっくりしているだけで食事が出てくる飼いゆっくりという環境。俺はここに一石を投じる。 ゆっくりを働かせるのだ。人間への依存を減らし、自立を促す。その上で野良の大変さ、人間が庇護者である事を教えてやる。 そうすればゆっくりは人間の偉大さを知り、舐めた口はきかなくなるだろう。 ではどんな仕事をさせようか。相手がゆっくりだから簡単なものじゃないと無理だ。 出来れば赤ゆの頃からしっかり上下関係を教え込みたい。 赤ゆが出来る事と言えば、騒ぐ、むーしゃむーしゃ、すーやすーや、うんうん、しーしー、こーろこーろ、ずーりずーり、ぴょんぴょん。 ……ぴょんぴょん、か。これが良いかも知れない。 ぴょんぴょんはゆっくりにとって楽しい遊びらしいから嫌がらずにやるだろう。 体内の餡子を流動させ、着地の衝撃であにゃるにも刺激がくるから赤ゆにありがちな便秘の予防にもなる。 『ゆっくりがぴょんぴょんして餌を手に入れる装置』 名前はどんなのが良いだろうか。客受けしなさそうな名前だと営業部の判断で名前を変えられる恐れがある。 ん~、そうだなぁ…………『 ぴょんぴょんゲット「しあわせ~!!」 』 とか、どうだろうか? 可愛い雰囲気が出ているし、どんな装置なのか分かりやすくて良いと思う。この名前なら営業部もGOサインを出すだろう。 略称は「ぴょんげ」か「ぴょんげハッピー」で決まりだな。 よし、テンション上がってきた! 泉のごとく次々とアイデアが湧き上がって来る! 俺はノートを開き、勢い良くペンを走らせるのだった。 了 術式あき
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おわった【登録タグ お 曲 立秋 鏡音レン】 作詞:立秋 作曲:立秋 編曲:立秋 唄:鏡音レン 歌詞 (ピアプロより転載) 朝目覚めた 寝坊してた ケータイ見た 電池切れた 家飛び出た 雨降ってた 傘を差した 柄が折れてた 構わずチャリに乗り込んだら 路面悪くてパンク ずぶ濡れで 学校着いたら 宿題忘れに気付く 風邪気味で部活したら 具合悪くて嘔吐 なんとか終わった帰り道 濡れた階段 転倒 鼻血 寄り道したコンビニ 出来心で買ったエロ本 なんとなく店員さんの顔を見てみると 同じクラスのまりちゃん 最悪で 最低で こんな日も あるけれどね 明日は 今日より いい日になれたら いいね ね! コメント この歌詞、面白いですね♪(*´∇`*)レンくん可哀想WW -- レジ@ (2012-06-24 23 32 22) まりちゃん見逃してあげてw -- 痲琥菟屡 (2012-08-17 17 29 30) オワター\(^q^)/ -- カルアミルク (2012-11-02 19 32 29) リンちゃん話聞いてあげて -- 死神 (2013-11-08 16 56 41) やばッ!レン君可愛い!! -- 名無しさん (2015-12-26 20 26 45) 名前 コメント
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723 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/30(水) 17 08 37.72 ID /7ZjpweAO 部活が早めに終わったので今から久しぶりに4人だけでちょっと寄り道してだべってきますww また色々聞かれそうでちょっとどきどきなんですが(^_^;) あ、今日はたぶんモスかなってwwww 724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/30(水) 17 12 41.69 ID DP246N8DO 赤裸々なトークになる? 724 それはもう赤裸々にwwww 725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/30(水) 18 01 10.42 ID XIrLi5fHo みなちゃんの目が輝いてるのがわかるww 725 さては見てましたねww 726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/30(水) 18 31 30.67 ID 71e/bnXt0 そして4人で悶々としながら家路につくんですね 726 えりちゃんは『いい仕事した~』みたいなすっきりした顔してましたよwwww 727 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/30(水) 19 03 31.77 ID /7ZjpweAO ただいまです。 ・・・HAHA(^_^;) 728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/30(水) 19 15 27.99 ID FwG/q5oLo おかえり これはお楽しみだったようですね(`・ω・´) 728 お楽しみでしたというか、お楽しまれましたって感じでした(変な日本語ww)wwww 730 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/30(水) 19 35 37.48 ID /7ZjpweAO や、ちょっと勉強とかもしなきゃなので、報告はいつもくらいの時間になったらしますね。 731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/30(水) 20 07 02.58 ID 9VGPIOcbo えらいなー いてら ノ 732 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/30(水) 22 46 31.42 ID Q1g0weu90 やっぱりこの時間が一番落ち着く気がします(*^-^*) じゃあ報告を。 てか報告って言っても今日はマック(結局マックでしたww)で だべってきただけなので、そんなに書くこともないんですがww 733 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/30(水) 23 14 48.86 ID Q1g0weu90 夕方ここに書き込んだ後みんなでマックへ。 私と千夏ちゃんとえりちゃんはモス押しでしたが、 みなちゃんのお小遣いがピンチだったみたいなのでやむなく?マックになりました。 で、最初はまぁ普通に部活のこととか話してたんですけど、 途中から、 み「先週お泊まりしたんだよね~??ww」 ふ「や、まぁ・・・したけど」 み「どうだったの?」 ←興味津々 ち「どうだったのって何が?ww」 み「何がって何?」 ち「・・・え?」 み「な~に~??wwww」 ち「や、・・・その・・・」 み「な~に~(超強調)したの~?ww」 ち「///////////////」 え「諦めて楽になりなってww冬美はもう諦めてるよ」 ふ「・・・は??」 え「ね?」 ふ「///////////////」 え「つーかさ、学校で聞くのを我慢してあげた私たちに感謝の言葉はないの?」 ち「どんだけ!?ww」 ふ「wwwwww」 って感じに。 たぶんこの辺の会話のノリは仲間内じゃないと理解してもらえない気が・・・(^▽^;) で、結局話すことに。 一応最後の抵抗として、『まいちゃんと一緒にゲームして~』とか 『先輩のライブがね~』とか話してたんですけど、 え「あ、私が聞きたいのはそこじゃないから(´・ω・`)」 って。 なんていうかえりちゃんが強すぎでしたwwww 734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/30(水) 23 19 15.72 ID 9VGPIOcbo wwwwwwwwww楽しそう 734 なんだかんだですっごい楽しかったですよ~ww 735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/30(水) 23 37 21.55 ID vJWLllcGO そこじゃないから で笑ってしまったwww 735 完全にえりちゃんが場を支配してましたww 736 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/30(水) 23 43 49.24 ID Q1g0weu90 続き 抵抗むなしく夜のことを洗いざらい話すことに。 基本的にみなちゃんが質問して千夏ちゃんが答えて、私は相槌をうってるって感じでした。 ちなみにえりちゃんはひたすら『ほう』とか『よし、続けて』とか言ってましたww で、最初は渋々~って感じで千夏ちゃんが話してたんですが、話し続けてたらだんだんノリノリになっていって、 ち「冬美は○○が弱くてね~ww」 み「あ~そこは私も弱いかもwwww」 ふ「ちょっ!!?」 え「ここ?」 ←軽くタッチ ふ「や、・・・んっ!?」 み「ほんとだ~ww」 ち「勝手にさわらないのww」 え「ふふんww」 ふ「//////////////」 って感じに。 私は途中からずっと顔真っ赤状態ですごい恥ずかしかったんですけど、 千夏ちゃんが楽しそうだったのでまぁいいかなって感じになってましたwwww てかやっぱり、千夏ちゃんの方が私よりもみなちゃん達との付き合いが長くて、 で、茶化されながらではあっても、あんな感じで気軽に話せるようになったことが すごい嬉しかったのかな~って。 まぁ今度私がタチの時があったら、絶対詳しく話してやる~とかも思ってたりしますけどwwww 737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2013/10/30(水) 23 44 21.43 ID 75wmPltz0 え「そこじゃない、もっと下の話だゆ(^o^)」 って? 737 だいたいあってますww 739 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/30(水) 23 54 20.84 ID Q1g0weu90 今日の報告はこのくらいなんですけど、それとは別に今週末の予定が決まりまして、 土曜日に『図書館デート☆リベンジ』が決定しました~~(*^^)v ちなみに日曜日はまだ決定ではないんですけど、ひょっとしたらあや・兄カップルと一緒にかなりの遠出をするかもって感じになってます。 740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 00 01 01.79 ID ox9Sj65wo 今週末…そこはもうノーベンb 740 オクトーbが終わっちゃいますね。 なんだかちょっと寂しいです。 747 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 00 54 21.21 ID 550vVuP40 今日はそろそろ寝ようかと。 明日で最後ですけど、まぁいつも通りにやっていこうかなって思ってます。 なので夕方くらいからちょくちょく覗いてくれたら嬉しいです。 ではおやすみなさい~。 748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 00 59 27.29 ID RyAcFLFx0 おはよう(≧∇≦) 748 いくらなんでも早過ぎじゃ・・・ww 749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 06 33 11.70 ID EXGis0Aq0 また良スレがひとつ終わるのか・・・ 百合好きのおじさんにとっては寂しい限りだ 二人とも末永くお幸せに 749 お、おじさん・・・。 げ、元気出してくださいね(~_~;) 750 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 07 16 41.62 ID vxRseuMAO おはようございます。 すっかりモーニングコールの習慣がついちゃいましたww やっぱり朝から好きな人の声が聞けるっていいなぁとp(^^)q てか毎回千夏ちゃんの第一声が『ふぁい』とか『あうぅ』とかで、なんだかもう可愛すぎですwwww 753 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 18 11 25.89 ID QJjNGDRJ0 |ω・`)コソコソ 754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 18 16 53.80 ID I441mg7h0 冬美ーーー!^^ 755 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 18 31 44.34 ID QJjNGDRJ0 |_・。)<キョウリアルタイムデミルテイッテタ・・・ハズカシイ・・・ 756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 18 34 53.67 ID I441mg7h0 ほおおおお! んじゃ最後だしーちなっちゃんも参加して! 758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) :2013/10/31(木) 18 40 19.48 ID McU3kaQko リアルタイムってッ! マジですか! 758 今見てくれてるかはわかりませんが、『今日見てていい?』って聞かれたので『いいよ~ww』ってwwww なのでまぁ、もしかしたらって感じですww 759 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 18 43 16.34 ID QJjNGDRJ0 あ、ただいまですww PCを早めに手に入れたのでちょっと遊んでみたくなりましたwwww 今日はもう特に報告することとかはないので、のんびり雑談でもできればと。 てかひょっとしてほんとに来てくれたりするのかな~って私も期待してたりしますwwww 761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 18 48 40.20 ID kL9b3P2RO おかえり^_^ ついに最終日だねー 千夏ちゃんも今見てるのかな??www 761 最終日ですね~ww てか終わる日指定したら、なんだかカウントダウンしてるみたいになっちゃいましたねwwww 763 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 19 12 59.27 ID QJjNGDRJ0 あ、ご飯食べてきます。 で、せっかくなので質問とか雑談とかなんでもいいのでネタください(*^▽^*) 764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 19 15 39.24 ID kL9b3P2RO じゃあ質問しまーす! ベタな質問だけど、千夏ちゃんのどんなとこが好き?? 764 優しいところ。 可愛いのに性格おやじなところww でもたまに恥ずかしがりになるところ。 性格Sっぽいのに、何かするときには必ず『大丈夫?』って優しく聞いてくれるところ。 意外に嫉妬深いところ。 たまにすねるところ。 私を大切に思ってくれてること。 てかこれあげるといっぱいありますよ~(^▽^;) なんていうかもう二ヶ月以上付き合ってるのに、いまだに一緒にいるといつもどきどきしちゃいますwwww 765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 20 02 57.10 ID i8pZG9zWo 千夏さんとやってみたい事ありますか? えっちいのも含めて 765 まだすぐには無理かもですけど、いつかお泊まりで旅行とか行ってみたいです。 一泊二日の温泉旅行~みたいなwwww えっちぃのは秘密ですww あ、でも千夏ちゃんの中学時代の制服姿とかは見てみたいかもですwwww 768 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 20 24 14.01 ID QJjNGDRJ0 ちなみにですね、たぶんOKもらえそうです。 769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 20 25 48.41 ID i8pZG9zWo 高校生のうちは泊まりで旅行は難しいかもね~ なるほど… 浴衣とか中学校の制服や体操服とか着てエッチしたいと( ゚∀゚) 769 一度はいってみたいですよね~ww てか別にえっちしたいというわけでは・・・(^_^;) それに体操服はどこからきたのでしょう?? 770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 20 26 08.78 ID zBAvNwiSo 千夏ちゃん書き込まないのー? 770 交渉中なうwwww なんだか恥ずかしがってますww 773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 20 51 28.04 ID RyAcFLFx0 千夏ちゃん恥ずかしいことなんかないぞ ここにいるみんな千夏ちゃんと同じぐらいエロいからね(^^) 待ってるw 774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2013/10/31(木) 20 53 16.54 ID ac0hFNHJo エロいとか何とか気持ち悪い書き込みばっかしてんじゃねーよ…引くわ 775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 20 56 14.75 ID +TBKcSnDO 774 KY 776 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 21 06 13.64 ID QJjNGDRJ0 まぁまぁ(^▽^;) で、千夏ちゃんのOKもらえまして、10時くらいになったら来てくれるそうです。 でもかわりに条件いっぱいつけられちゃいましたww 777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 21 07 01.57 ID i8pZG9zWo wwktk 条件とは? 777 終わるまで私がみないことと、土曜日に何かお願いをひとつ聞くことだそうですww てか前のペリーさんの分のお仕置き(おねだり?)と合わせるとこれでもう2つだったりww 779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 21 20 29.33 ID kL9b3P2RO 出た!お願いwww また楽しみが増えたねww 779 あんまり変なのじゃないといいなぁとwwww てかなんだか千夏ちゃんが来るって思うとなんだか変に緊張してきちゃいましたww あとで見るのが怖い気がwwww 780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/10/31(木) 21 24 49.40 ID i8pZG9zWo 二人して恥ずかしがりやww お願い事きいてみたいけどこれも秘密なんだろうなー 780 秘密というか、私も知らないのでww 783 :冬美 ◆tjRT06g056 :2013/10/31(木) 21 41 17.15 ID QJjNGDRJ0 じゃあそろそろ私はROMりますね。 なんだかすごいドキドキしてきましたww →続き
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鈴音(すずね 女 16歳 160cm 狐亜人 白いショートヘアに優しげな黄色い瞳 狐耳に9本の狐の尾が生えており、見た目からして狐。 十二単とまでは行かないが何枚か重ねた着物 動きづらそう 声は鈴のように奇麗で威厳がある 俗に言う白狐というものであり、九尾である 目の周りには赤と黒のアイメイクに見える模様がある 多くの亜人や動物たちを動かすことができる王女的な存在 彼女の生み出す炎は何処までも白くとても炎とは思えないが熱い。とにかく熱い。 額にはわかりづらいが白い宝石があり日の光が当たると奇麗 その宝石がどうやら彼女の炎を生み出す力の根源らしい