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ポーの一族 登場人物 コメント タイプ1:ゴースト 萩尾望都による日本の漫画作品。『ポーの一族』シリーズは漫画雑誌『別冊少女コミック』1972年3月号から1976年6月号に断続的に連載され、その中核となる単独作品「ポーの一族」は1972年9月号から12月号に連載された。2016年4月、連載終了から40年ぶりに新作の発表が告知された。 登場人物 オンバーン:エドガー・ポーツネル ドレディア:メリーベル・ポーツネル ドリュウズ:アラン・トワイライト アニメでは似ていたことでコイツを コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 登場人物 エンペルト:フランク・ポーツネル男爵 ミロカロス:シーラ・ポーツネル男爵夫人 ニドクイン:大老ハンナ・ポー ニドキング:大老ポー ジャローダ:エヴァンズ伯爵 ザシアン:シャーロッテ・エヴァンズ ザマゼンダ:エディス・エヴァンズ ゴチルゼルorニンフィア:ファルカ 女性的な外見だが♂が存在するので ラプラス:ブランカ うたう必須 スリープ:サルヴァトーレ・ルチオ 特性ふみん推奨 ヨルノズク:ダン・オットマー サルヴァトーレと被るが特性ふみん推奨 ラティアス:シスター・ベルナドット -- (ユリス) 2021-01-24 14 36 32
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フィンガー5 楽曲 コメント 1970年代を中心に活躍した男女混合歌謡アイドルグループ。メンバーは沖縄県出身の5人の兄弟(男4女1)であり、ダンスをこなしながら歌うスタイルと、メインボーカルの四男・晃の変声期前のハイトーンボイスとその歌唱力やルックス、独特の演出、良質な楽曲などで爆発的な人気となり、ミリオンセラーを飛ばした。 バンドという名目ではあったが、全盛期に楽器演奏を披露する場面はほとんどなかった。解散後も時折音楽活動を行ったり、テレビ出演などをしている。 楽曲 ダゲキ:ぼくらのパパは空手の先生 未定:学園天国 ノズパス:個人授業 ラブカス ヒトモシ:恋のダイヤル6700 デリバード:聖しこの夜 オドシシorメブキジカ(ふゆのすがた):赤鼻のトナカイ リザードン:帰ってくるよ スリープ:ぼくは眠れない 特性:ふみん コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 楽曲 ノズパス:個人授業 ラブカス ヒトモシ:恋のダイヤル6700 デリバード:聖しこの夜 オドシシorメブキジカ(ふゆのすがた):赤鼻のトナカイ リザードン:帰ってくるよ スリープ:ぼくは眠れない 特性ふみん推奨 -- (ユリス) 2015-09-05 19 39 39
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ドンカラス SVのデータ しゅぞくち たいりょく 100 こうげき 125 ぼうぎょ 52 とくこう 105 とくぼう 52 すばやさ 71 とくせい すいしょうど ふみん ○ きょううん ○ じしんかじょう ○ のあいしょう ばつぐん ふつう いまひとつ きかない *2 *1 *0.5 *0 *4 *0.25 ハンカラス カラスのドンなのに 汎用理論だと はんにんまえの カラスだよぉ たいめんのかた どうぐ とくせい パワフルハーブ きょううん じしんかじょう ふみん せいかく きそぽいんと わんぱく HB252のこり4 テラスタイプ ひこう うけたいタイプ かくていわざ ゴッドバード アクロバット ふいうち せんたくわざ ほうふく とんぼがえり フェザーダンス でんじは こうさつ しんわざ ほうふくに きたいしてたけど うまく きまらないことが おおかったんだよぉ だから たいめんよりの こうせいをしてみたよぉ しゅんかんかりょくと なみたいきゅうを めざしたかた わざ ほせい252 こうか ゴッドバード 40740 61110 ブレイブバード 34920 ドリルくちばし 23280 つじぎり 20370 30555 ふいうち 20370 アクロバット 16005 32010 ぼうふう 28380 あくのはどう 20640 エアスラッシュ 19350 エアカッター 15660 23490 サイコキネシス 15480 たたりめ 11180 22360 こごえるかぜ 9460 ひやみず 8600
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ポケモン図鑑 【152-251】(仮) ★ カロス図鑑 / 【001-151】 / 【152-251】 / 【252-386】 / 【387-493】 / 【494-649】 / 【650-???】 判明分を除き、暫定的に前作の情報を流用しています 「タイプ」について赤字は今作から追加・変更されたものまたはメガシンカによって追加された/変化したもの 「特性」について「隠れ」は、前作のPDW等で入手した場合の隠れ特性(PDW以外での入手方法は備考の*参照) 赤字は今作から追加されたもの青字は現在遺伝不可のもの紫字は上記の2つともに該当するもの 「入手」について交換、ポケモンバンク、PGL、GTSは考慮しない 詳細 記号 意味 ○ 野生で出現 進 進化させることで入手可能 進 メガシンカポケモン 卵 タマゴを孵すことで入手可能 △ トレーナー戦で見ることができGTSで入手可能 ※ 特殊な方法で入手可能。備考参照 × 入手不可 タイプ名の略称 ノーマル= ノ ほのお= 炎 みず= 水 でんき= 電 くさ= 草 こおり= 氷 かくとう= 闘 どく= 毒 じめん= 地 ひこう= 飛 エスパー= 超 むし= 虫 いわ= 岩 ゴースト= 霊 ドラゴン= 竜 あく= 悪 はがね= 鋼 フェアリー= 妖 No. 名前 タイプ 特性 主な出現場所・備考 入手 通常 隠れ X Y 152 チコリータ 草 しんりょく - 153 ベイリーフ 草 しんりょく - 154 メガニウム 草 しんりょく - 155 ヒノアラシ 炎 もうか - 156 マグマラシ 炎 もうか - 157 バクフーン 炎 もうか - 158 ワニノコ 水 げきりゅう - 159 アリゲイツ 水 げきりゅう - 160 オーダイル 水 げきりゅう - 161 オタチ ノ にげあし するどいめ おみとおし 162 オオタチ ノ にげあし するどいめ おみとおし 163 ホーホー ノ 飛 ふみん するどいめ いろめがね 164 ヨルノズク ノ 飛 ふみん するどいめ いろめがね 進 165 レディバ 虫 飛 むしのしらせ はやおき びびり 166 レディアン 虫 飛 むしのしらせ はやおき てつのこぶし 167 イトマル 虫 毒 むしのしらせ ふみん スナイパー 168 アリアドス 虫 毒 むしのしらせ ふみん スナイパー 169 クロバット 毒 飛 せいしんりょく - すりぬけ 170 チョンチー 水 電 ちくでん はっこう ちょすい 171 ランターン 水 電 ちくでん はっこう ちょすい 172 ピチュー 電 せいでんき - ひらいしん 卵 173 ピィ ノ メロメロボディ マジックガード フレンドガード 卵 174 ププリン ノ メロメロボディ - フレンドガード 卵 175 トゲピー ノ はりきり てんのめぐみ きょううん 卵 176 トゲチック ノ 飛 はりきり てんのめぐみ きょううん 進 177 ネイティ 超 飛 シンクロ はやおき マジックミラー 178 ネイティオ 超 飛 シンクロ はやおき マジックミラー 進 179 メリープ 電 せいでんき - プラス 180 モココ 電 せいでんき - プラス 進 181 デンリュウ 電 せいでんき - プラス 進 デンリュウメガデンリュウ 電 竜 かたやぶり - 進 182 キレイハナ 草 ようりょくそ - いやしのこころ 進 183 マリル 水 妖 あついしぼう ちからもち そうしょく 184 マリルリ 水 あついしぼう ちからもち そうしょく 185 ウソッキー 岩 がんじょう いしあたま びびり 186 ニョロトノ 水 ちょすい しめりけ あめふらし 187 ハネッコ 草 飛 ようりょくそ リーフガード すりぬけ 188 ポポッコ 草 飛 ようりょくそ リーフガード すりぬけ 189 ワタッコ 草 飛 ようりょくそ リーフガード すりぬけ 進 190 エイパム ノ にげあし ものひろい スキルリンク 191 ヒマナッツ 草 ようりょくそ サンパワー はやおき 192 キマワリ 草 ようりょくそ サンパワー はやおき 進 193 ヤンヤンマ 虫 飛 かそく ふくがん おみとおし 194 ウパー 水 地 しめりけ ちょすい てんねん 195 ヌオー 水 地 しめりけ ちょすい てんねん 196 エーフィ 超 シンクロ - マジックミラー 進 197 ブラッキー 悪 シンクロ - せいしんりょく 進 198 ヤミカラス 悪 飛 ふみん きょううん いたずらごころ 199 ヤドキング 水 超 どんかん マイペース さいせいりょく 進 200 ムウマ 霊 ふゆう - - 201 アンノーン 超 ふゆう - - 202 ソーナンス 超 かげふみ - テレパシー 進 203 キリンリキ ノ 超 せいしんりょく はやおき そうしょく 204 クヌギダマ 虫 がんじょう - ぼうじん 205 フォレトス 虫 鋼 がんじょう - ぼうじん 進 206 ノコッチ ノ てんのめぐみ にげあし びびり 207 グライガー 地 飛 かいりきバサミ すながくれ めんえき 208 ハガネール 鋼 地 いしあたま がんじょう ちからずく 209 ブルー ノ いかく にげあし びびり 210 グランブル ノ いかく はやあし びびり 進 211 ハリーセン 水 毒 どくのトゲ すいすい いかく 212 ハッサム 虫 鋼 むしのしらせ テクニシャン ライトメタル 進 213 ツボツボ 虫 岩 がんじょう くいしんぼう あまのじゃく 214 ヘラクロス 虫 闘 むしのしらせ こんじょう じしんかじょう 215 ニューラ 悪 氷 せいしんりょく するどいめ わるいてぐせ 216 ヒメグマ ノ ものひろい はやあし みつあつめ 217 リングマ ノ こんじょう はやあし きんちょうかん 218 マグマッグ 炎 マグマのよろい ほのおのからだ くだけるよろい 219 マグカルゴ 炎 岩 マグマのよろい ほのおのからだ くだけるよろい 進 220 ウリムー 氷 地 どんかん ゆきがくれ あついしぼう 221 イノムー 氷 地 どんかん ゆきがくれ あついしぼう 222 サニーゴ 水 岩 はりきり しぜんかいふく さいせいりょく 223 テッポウオ 水 はりきり スナイパー ムラっけ 224 オクタン 水 きゅうばん スナイパー ムラっけ 225 デリバード 氷 飛 やるき はりきり ふみん 226 マンタイン 水 飛 すいすい ちょすい みずのベール 227 エアームド 鋼 飛 するどいめ がんじょう くだけるよろい 228 デルビル 悪 炎 はやおき もらいび きんちょうかん 229 ヘルガー 悪 炎 はやおき もらいび きんちょうかん 進 230 キングドラ 水 竜 すいすい スナイパー しめりけ 231 ゴマゾウ 地 ものひろい - すながくれ 232 ドンファン 地 がんじょう - すながくれ 進 233 ポリゴン2 ノ トレース ダウンロード アナライズ 進 234 オドシシ ノ いかく おみとおし そうしょく 235 ドーブル ノ マイペース テクニシャン ムラっけ 236 バルキー 闘 こんじょう ふくつのこころ やるき 237 カポエラー 闘 いかく テクニシャン ふくつのこころ 進 238 ムチュール 氷 超 どんかん よちむ うるおいボディ 239 エレキッド 電 せいでんき - やるき 240 ブビィ 炎 ほのおのからだ - やるき 241 ミルタンク ノ あついしぼう きもったま そうしょく 242 ハピナス ノ しぜんかいふく てんのめぐみ いやしのこころ 進 243 ライコウ 電 プレッシャー - × 244 エンテイ 炎 プレッシャー - × 245 スイクン 水 プレッシャー - × 246 ヨーギラス 岩 地 こんじょう - すながくれ 247 サナギラス 岩 地 だっぴ - - 248 バンギラス 岩 悪 すなおこし - きんちょうかん 249 ルギア 超 飛 プレッシャー - マルチスケイル × 250 ホウオウ 炎 飛 プレッシャー - さいせいりょく × 251 セレビィ 超 草 しぜんかいふく - ×
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赤文字は100以上の種族値、または500以上の合計種族値についています 青文字は50以下の種族値、または400以下の合計種族値についています 太文字は、個人的に選んだ有用な特性についています 無制限ポケモン 29種類 +制限ポケモン 3種類 +メガシンカポケモン 0種類 = 合計32種類 無制限ポケモン ポケモン名 他タイプ 特性 H A B C D S 合計 ラフレシア どく ようりょくそ (ほうし) 75 80 85 110 90 50 490 パラセクト むし ほうし/ かんそうはだ (しめりけ) 60 95 80 60 80 30 405 ウツボット どく ようりょくそ (くいしんぼう) 80 105 65 100 70 70 490 ナッシー エスパー ようりょくそ ( しゅうかく ) 95 95 85 125 65 55 520 メガニウム なし しんりょく(リーフガード) 80 82 100 83 100 80 525 キレイハナ なし ようりょくそ(いやしのこころ) 75 80 95 90 100 50 490 ワタッコ ひこう ようりょくそ/リーフガード( すりぬけ ) 75 55 70 55 95 110 460 キマワリ なし ようりょくそ / サンパワー (はやおき) 75 75 55 105 85 30 425 ジュカイン なし しんりょく(かるわざ) 70 85 65 105 85 120 530 ルンパッパ みず すいすい / あめうけざら ( マイペース ) 80 70 70 90 100 70 480 ポケモン名 他タイプ 特性 H A B C D S 合計 ダーテング あく ようりょくそ /はやおき(わるいてぐせ) 90 100 60 90 60 80 480 ノクタス あく すながくれ( ちょすい ) 70 115 60 115 60 55 475 ユレイドル いわ きゅうばん( よびみず ) 86 81 97 81 107 43 495 トロピウス ひこう ようりょくそ / サンパワー ( しゅうかく ) 99 68 83 72 87 51 460 ドダイトス じめん しんりょく(シェルアーマー) 95 109 105 75 85 56 525 ミノマダム(くさきのミノ) むし きけんよち(ぼうじん) 60 59 85 79 105 36 424 チェリム なし フラワーギフト 70 60 70 87 78 85 450 マスキッパ なし ふゆう 74 100 72 90 72 46 454 リーフィア なし リーフガード( ようりょくそ ) 65 110 130 60 65 95 525 ヤナッキー なし くいしんぼう(しんりょく) 75 98 63 98 63 101 498 ポケモン名 他タイプ 特性 H A B C D S 合計 ハハコモリ むし むしのしらせ/ ようりょくそ (ぼうじん) 75 103 80 70 80 92 500 ドレディア なし ようりょくそ / マイペース (リーフガード) 70 60 75 110 75 90 480 マラカッチ なし ちょすい / ようりょくそ ( よびみず ) 75 86 67 106 67 60 461 メブキジカ ノーマル ようりょくそ / そうしょく (てんのめぐみ) 80 100 70 60 70 95 475 ゴーゴート なし そうしょく (くさのけがわ) 123 100 62 97 81 68 531 パンプジン(ふつうのサイズ) ゴースト ものひろい/おみとおし(ふみん) 65 90 122 58 75 84 494 パンプジン(ちいさいサイズ) ゴースト ものひろい/おみとおし(ふみん) 55 85 122 58 75 99 494 パンプジン(おおきいサイズ) ゴースト ものひろい/おみとおし(ふみん) 75 95 122 58 75 69 494 パンプジン(とくだいサイズ) ゴースト ものひろい/おみとおし(ふみん) 85 100 122 58 75 54 494 制限ポケモン ポケモン名 他タイプ 特性 H A B C D S 合計 ロズレイド どく どくのトゲ/ しぜんかいふく ( テクニシャン ) 60 70 65 125 105 90 515 モジャンボ なし ようりょくそ/リーフガード( さいせいりょく ) 100 100 125 110 50 50 535 ロトム(カット) でんき ふゆう 50 65 107 105 107 86 520 ブリガロン かくとう しんりょく( ぼうだん ) 88 107 122 74 75 64 530 他タイプの一覧表 ノーマル かくとう ゴースト ほのお みず こおり くさ むし どく でんき じめん いわ はがね エスパー あく ひこう ドラゴン フェアリー
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No. 名前 HP 攻撃 防御 素早 特攻 特防 タイプ1 タイプ2 特性1 特性2 001 チコリータ 45 49 65 45 49 65 くさ - しんりょく - 002 ベイリーフ 60 62 80 60 63 80 くさ - しんりょく - 003 メガニウム 80 82 100 80 83 100 くさ - しんりょく - 004 ヒノアラシ 39 52 43 65 60 50 ほのお - もうか - 005 マグマラシ 58 64 58 80 80 65 ほのお - もうか - 006 バクフーン 78 84 78 100 109 85 ほのお - もうか - 007 ワニノコ 50 65 64 43 44 48 みず - げきりゅう - 008 アリゲイツ 65 80 80 58 59 63 みず - げきりゅう - 009 オーダイル 85 105 100 78 79 83 みず - げきりゅう - 010 ポッポ 40 45 40 56 35 35 ノーマル ひこう するどいめ ちどりあし 011 ピジョン? 63 60 55 71 50 50 ノーマル ひこう するどいめ ちどりあし 012 ピジョット? 83 80 75 91 70 70 ノーマル ひこう するどいめ ちどりあし 013 オニスズメ? 40 60 30 70 31 31 ノーマル ひこう するどいめ - 014 オニドリル? 65 90 65 100 61 61 ノーマル ひこう するどいめ - 015 ホーホー 60 30 30 50 36 56 ノーマル ひこう ふみん するどいめ 016 ヨルノズク? 100 50 50 70 76 96 ノーマル ひこう ふみん するどいめ 017 コラッタ 30 56 35 72 25 35 ノーマル - にげあし こんじょう 018 ラッタ? 55 81 60 97 50 70 ノーマル - にげあし こんじょう 019 オタチ 35 46 34 20 35 45 ノーマル - にげあし するどいめ 020 オオタチ 85 76 64 90 45 55 ノーマル - にげあし するどいめ 021 ピチュー? 20 40 15 60 35 35 でんき - せいでんき - 022 ピカチュウ? 35 55 30 90 50 40 でんき - せいでんき - 023 ライチュウ? 60 90 55 100 90 80 でんき - せいでんき - 024 キャタピー? 45 30 35 45 20 20 むし - りんぷん - 025 トランセル? 50 20 55 30 25 25 むし - だっぴ - 026 バタフリー? 60 45 50 70 80 80 むし ひこう ふくがん - 027 ビードル? 40 35 30 50 20 20 むし どく りんぷん - 028 コクーン? 45 25 50 35 25 25 むし どく だっぴ - 029 スピアー? 65 80 40 75 45 80 むし どく むしのしらせ - 030 レディバ? 40 20 30 55 40 80 むし ひこう むしのしらせ はやおき 031 レディアン? 55 35 50 85 55 110 むし ひこう むしのしらせ はやおき 032 イトマル? 40 60 40 30 40 40 むし どく むしのしらせ ふみん 033 アリアドス? 70 90 70 40 60 60 むし どく むしのしらせ ふみん 034 イシツブテ? 40 80 100 20 30 30 いわ じめん いしあたま がんじょう 035 ゴローン? 55 95 115 35 45 45 いわ じめん いしあたま がんじょう 036 ゴローニャ? 80 110 130 45 55 65 いわ じめん いしあたま がんじょう 037 ズバット? 40 45 35 55 30 40 どく ひこう せいしんりょく - 038 ゴルバット? 75 80 70 90 65 75 どく ひこう せいしんりょく - 039 クロバット? 85 90 80 130 70 80 どく ひこう せいしんりょく - 040 ピィ? 50 25 28 15 45 55 ノーマル - メロメロボディ マジックガード 041 ピッピ? 70 45 48 35 60 65 ノーマル - メロメロボディ マジックガード 042 ピクシー? 95 70 73 60 85 90 ノーマル - メロメロボディ マジックガード 043 ププリン? 90 30 15 15 40 20 ノーマル - メロメロボディ - 044 プリン? 115 45 20 20 45 25 ノーマル - メロメロボディ - 045 プクリン? 140 70 45 45 75 50 ノーマル - メロメロボディ - 046 トゲピー? 35 20 65 20 40 65 ノーマル - はりきり てんのめぐみ 047 トゲチック? 55 40 85 40 80 105 ノーマル ひこう はりきり てんのめぐみ 048 サンド? 50 75 85 40 20 30 じめん - すながくれ - 049 サンドパン? 75 100 110 65 45 55 じめん - すながくれ - 050 アーボ? 35 60 44 55 40 54 どく - いかく だっぴ
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■基礎データ No. ポケモン 種族値 タイプ とくせい HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 とくせい1 とくせい2 かくれとくせい 354 ジュペッタ 64 115 65 83 63 65 ふみん おみとおし のろわれボディ 354 メガジュペッタ 64 165 75 93 83 75 いたずらごころ ■タイプ相性 倍率 タイプ ×4 ×2 ×1 ×0.5 ×0.25 ×0 ■どうしても使うなら ゆうかん/HA/ふみんorおみとおし@こだわりハチマキorいのちのたま 確定技 シャドークロー/ダストシュート 選択技 はたきおとす/かみなり/マジカルシャイン/サイコキネシス/テラバースト/ねごと ■考察 単タイプ紙耐久のゴミですぞwwww ボルーグの劣化ですなwwwww 野生から道具をいただくのが役割ですなwwww XYではメガシンカを得ましたが紙耐久なのは変わってないのでゴミですなwww んんwww技もありませんぞwww ちなみに一致シャドークローよりダストシュートの方が火力は上ですなwww おみとおしで持ち物を見て叩けるのは悪くなさそうですが、範囲は一致技のほぼ劣化ですぞwwwキリンリキとヤレユータンには入りますなwww 一覧リンク 個別育成論 - ヤケモン一覧 - タイプ別一覧 - ヤケモン落第生 - 超絶ボケモン一覧 - 禁止級一覧 世代考察 サンプルヤーティ - 診断所 - レンタル - 異教徒対策 - プレイング考察 データ ヤケモンの歴史 このページの登録タグ一覧 ゴーストタイプ
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★第8世代 ■基礎データ No. ポケモン 種族値 タイプ とくせい HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 とくせい1 とくせい2 かくれとくせい 711 パンプジン(ちいさいサイズ) 55 85 122 58 75 99 ものひろい おみとおし ふみん 711 パンプジン(ふつうのサイズ) 65 90 122 58 75 84 ものひろい おみとおし ふみん 711 パンプジン(おおきいサイズ) 75 95 122 58 75 69 ものひろい おみとおし ふみん 711 パンプジン(とくだいサイズ) 85 100 122 58 75 54 ものひろい おみとおし ふみん ■タイプ相性 倍率 タイプ ×4 ×2 ×1 ×0.5 ×0.25 ×0 ■どうしても使うなら とくだいサイズ いじっぱりorゆうかん/HA/ふみんorおみとおし@こだわりハチマキ パワーウィップ/ポルターガイスト/いわなだれ/タネマシンガンorはいよるいちげきorだいもんじ ■考察 火力はまともになりましたが、特殊耐久が中途半端で環境からの逆風も強めなのでゴミですなwww サイズで種族値が変わるポケモンですなwww 剣盾にてパワーウィップ、同DLC鎧の孤島にてポルターガイストとはいよるいちげきを習得しましたなwww これにより火力はかなりまともになりましたぞwww 所詮A100なので高火力とまではいきませんが、パワーウィップで火力指数3万超えなので最低限火力面は確保されていますなwww はいよるいちげきは対サザン技になりますが環境にいる他の悪には別の技の方が通りますなwww ニトチャは没収されましたなwwwトリルや受けループで使われるこいつに必要だったかは不明ですなwww 余談ですがハロウィンでの役割に関しては一軍レベルですなwww ボンプジンwww 生まれながらの凡夫ですなwww ちなみに剣盾でのオシャボ遺伝の仕様変更はこいつのためのようなものですぞwww♂からボール遺伝出来るようになったおかげで違うサイズのバケッチャをオシャボに入れられるようになりましたなwww 小サイズパンプジンはおみとおし+トリックorどろぼう+ゴーストタイプを全て揃えられるポケモンの中では最速ですなwww アイテム収集に役割を持てますぞwww + 剣盾以前の考察ですなwww ■どうしても使うなら ●物理型 とくだいサイズ いじっぱり/HA/おみとおし@こだわりハチマキ タネばくだん/いわなだれ/タネマシンガンorおんがえしorニトロチャージorかげうちorどろぼう ●特殊型 とくだいサイズ ひかえめ/HC/おみとおし@こだわりメガネ エナジーボール/シャドーボール/だいもんじ/きあいだま ■考察 種族値とタイプはまあまあですが、技があまりにも貧弱なのでゴミですなwww サイズで種族値が変わるポケモンですなwww 草タイプなので特性は不眠ではなくお見通しでいいですぞwww かげうち()は低威力()先制技ですが一応論理的にあり得ないゴーストダイブをのぞき物理ゴースト最大威力ですぞwww シャドークローどころかシャドーパンチすら覚えないとかありえないwwwボノワールもびっくりですなwww ちなみにどろぼうと同火力なのでどちらにするかは好みでいいですなwww ↑とは言えどろぼうを選ぶ人っているんですかな?wwwノーマルに無効化されない以外の利点が見当たりませんぞwww ↑霊獣ランドの叩きを耐え、泥棒でスカーフを奪って次ターンに上から再度攻撃することを考えましたなwww …ところがスカーフS無振りパンプはS無振り霊獣ランドと同速なんですなwwwまあそもそも奪ったところで感はありますがなwww + イカサマについて 火力が低すぎてイカサマの方がマシかと考えたので考察ですなwww まずヤンプジンのどろぼうの火力指数は10020ですぞwww イカサマがこれを越えるために必要なお相手のA実数値は106で火力指数としては10070になりますなwww 以下の表は、どろぼうよりイカサマの方が火力が高くなる時のお相手の条件ですなwww 性格努力値 必要な種族値 主なポケモン +補正A252 A種族値45以上 イワーク 補正無A252 A種族値54以上 アシマリ 補正無A0 A種族値86以上 エンペルト ー補正A0 A種族値113以上 (ルナアーラ) 1番下のみ個体値逆V、他は個体値Vで計算していますなwww 例えば、お相手が意地A252イワーク以上のAを持つならイカサマの方が入りますなwww 相手が物理ATであればイカサマ、特殊ATであればどろぼうの方が火力乗ることが多いようですなwww パンプジンに出てくる炎飛悪はAが高めのポケモンも多いのでイカサマの方が乗りやすいですかなwww (相手が物理ATでもイワーク未満ならどろぼう、特殊ATでもコケコ以上ならイカサマの方が良いですなwww) 総じて考えると、どろぼうの代わりにイカサマでも良いかもしれない程の火力ですなwww 特攻種族値はゴミですが、攻撃範囲が非常に広く技の威力も高いですなwww むしろ物理型より特殊型のほうが強いと思いますぞwww ORASでタネばくだんを習得ですなwwwパワーウィップシャドクロエッジを寄越せですぞwww 論理的に先制技とニトチャがありえるポケモンですなwww異教徒要素多すぎですぞwwwありえないwww 一覧リンク 個別育成論 - ヤケモン一覧 - タイプ別一覧 - ヤケモン落第生 - 超絶ボケモン一覧 - 禁止級一覧 世代考察 サンプルヤーティ - 診断所 - レンタル - 異教徒対策 - プレイング考察 データ ヤケモンの歴史 このページの登録タグ一覧 くさタイプ ゴーストタイプ
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『スナイパー』 ポケモンの特性の一種。 特性効果 わざが相手の急所に当たった時ダメージが倍増する。 第4世代では4倍になる。 第5世代ではダメージが3倍になる。 特性をもつポケモン、そのポケモンの別の特性 タッツー「すいすい、しめりけ(夢)」 シードラ「どくのトゲ、しめりけ(夢)」 テッポウオ「はりきり、ムラっけ(夢)」 オクタン「きゅうばん、ムラっけ(夢)」 キングドラ「すいすい、しめりけ(夢)」 スコルピ「カブトアーマー、するどいめ(夢)」 ドラピオン「カブトアーマー、するどいめ(夢)」 以下は夢特性でもっている↓ スピアー「むしのしらせ」 オニスズメ「するどいめ」 オニドリル「するどいめ」 イトマル「むしのしらせ、ふみん」 アリアドス「むしのしらせ、ふみん」 備考 バトルでの性能 「スナイパー+ピントレンズ+急所に当たりやすい技」のコンボが通称「ピントスナイパー」で広く知られている。 しかし、あくまでも急所ダメージが増えるだけで、きょううんのように急所に当たる確率が上がるわけではないので注意。 ドラピオンなら急所に当たりやすい「クロスポイズン、つじぎり」を覚えるので更に急所に当たりやすくなる『ピントレンズ、するどいツメ』などを持たせるといいかもしれない。
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『堕天使ひふみんのブログ』 9月28日 22 30投稿 こんばんは、ひふみんだよ。 みんなは元気にしてるかな。私は今日も会社に行ったの。 そしたら私のデスクにサボテンが置いてあって超うけた。 「誰が置いたのこれ?」って笑いをこらえながら、隣に座ってたゆんちゃんに聞いたんだけど、 「うちは知らんわ」って真顔で答えられた。それも超面白くて今度は腹を抱えて笑っちゃった。 しばらく笑ってたら青葉ちゃんがやってきた。みんなに「おはようございます!」って言ってた。 いつも青葉ちゃんは朝から声が大きくて元気な子だなぁって思ってる。私も負けじと、おはよう!って返したよ。 そしたら青葉ちゃん、私のことを一瞥しただけで自分のデスクに戻っちゃった。なにこの子、ちょうウケる。 少し、いたずら心がわいてきて私は自分のデスクにあったサボテンをそっと青葉ちゃんの机に置いてみたの。 どんな反応するかなぁとワクワクしながら青葉ちゃんの顔をみたらね、 「なんですかこれ、やめてください」ってまた真顔で言われてサボテンをつき返されちゃった。青葉ちゃん、いじわる。 しかたないからそのサボテンを食べてたら口の中が血だらけになって、ゆんちゃんに何かの新しいモンスターみたいって言われたよ。 『堕天使ひふみんのブログ』 9月29日 22 37投稿 今日は青葉ちゃんとお昼ご飯を食べたよ。 私はコンビニ弁当、青葉ちゃんはお弁当箱を持ってきていた。 お弁当の中身を見たら卵焼きとかタコさんウインナーとか春巻きとか色んなおかずが入ってた。 「すごいね、自分で作ってるの?」と聞いたら「いえ、お母さんが作ってくれるんです」と恥ずかしそうに笑ってた。 そういえば青葉ちゃんは実家暮らしでお母さんもいるからこうしてお弁当を作ってくれるんだなぁ、いいなぁって思ったけれど顔には出さないでいた。 ちょっとの間があって青葉ちゃんが急に「ひふみさんはいつもコンビニ弁当ですか?」と聞いてきた。 「そうだよ」って言うと、「コンビニ弁当っておいしいですか?」と青葉ちゃん。 「おいしく・・・ないよ」私、つい声がしぼんじゃった。青葉ちゃんの顔を見たら苦笑いしてた。どうして苦笑いするのかなぁ。 不思議に思ってそのまま青葉ちゃんの顔を見つめていると「なんですか?なにかついてますか?あ、春巻きいりますか?」と急き立てるように聞いてきた。 「いらない・・・」 私は一言だけ呟いて、それから持っていた箸で青葉ちゃんの弁当箱に入っていたハンバーグを突き刺してそのまま自分のところに持ってきた。 「このハンバーグもらうね」 突き刺したハンバーグを一息に口の中に入れてもぐもぐ食べた。青葉ちゃんは唖然としていた。 私は「ハンバーグ、おいしい・・・」と咀嚼しながら言った。私は青葉ちゃんの好物がハンバーグだって知っている。 なのに自分が苦手な春巻きを私に押し付けてきたからイラっとしたの。 あーすっきりした。 『堕天使ひふみんのブログ』 9月30日 22 48投稿 タイトル:制裁 今日は青葉ちゃんに「あたふたしているひふみさんも可愛いですね」と言われた。 青葉ちゃんはなにかにつけて私のことを可愛いと言ってくるので、どう反応していいのかわからずに私は困ってしまう。 可愛いと言われて嬉しいと思うのは素直なことだけれど、青葉ちゃんの言う可愛いはいじわるな要素を含んでいると思うの。 私がコウちゃんに資料を渡すとき手を滑らせてしまった。資料はばらばらになって床に散らばった。それは大事な資料だった。 ばらばらにしてはいけないものだったから私は慌ててそれらを必死に拾い集めては整えてからコウちゃんに私した。 「ごめんなさい」と言って頭を下げたんだけれど、その時、隣にいた青葉ちゃんはくすくす笑いながら、さきほどの発言をした。 このタイミングでいう「可愛い」ってどう思う?私、真剣になってるんだよ?それを傍から見ながら可愛いって・・・バカにしてるよね! 少しだけ腹が立った。青葉ちゃんが可愛いのも周りに気に入られているのは知っているし、それを羨ましいとは思わない。 でもだからって余裕があるのかしらないけれど、居丈高になったような物言いが最近増えてきているから、少し調子に乗っていると思う。 そんな青葉ちゃんに私は社会の厳しさを教え込もうと思った。制裁…出る杭は叩かれるもの。叩かれて人は大人しくなって処世術を身に着けるの。 というわけでお昼休みに百円均一に行ってぶーぶークッションを買ってきた。 それを青葉ちゃんの椅子(いつもクッションを敷いているからその下)にしかけておいた。 静まったオフィス内の中で、どんなに響くだろうと思って私は一人で笑いをこらえていた。 目論見はどうなったのかというと・・・お昼休みから戻ってきた青葉ちゃんは、何も知らずに自分の席に座った。 とたん、鳴り響く破裂音に、青葉ちゃんはうわぁ!と言って席を立った。みんなびっくりして青葉ちゃんに顔を向けた。 「なんや、今の音。青葉ちゃん、屁でもこいたんか?」とゆんちゃんがムフフと笑いながら言った。 「ち、違います!なんか座ったら・・・」自分のクッションの下には私がしかけたぶーぶークッション。 「なにこれ・・・」と青葉ちゃん。はじめちゃんは普通に笑っていた。 「これ仕掛けたの、絶対に八神さんだ!もうー!」とぷんぷんしながら青葉ちゃん、怒った。 コウちゃんじゃないけどね。でも今度はもっとびっくりするような仕掛けをしたいなぁ。 だってこれじゃあ、ぜんぜん青葉ちゃんはなんとも思わないもの。 むしろみんなにうけてぶりっ子もできておいしいと思っているからね。なんか変なサービスしちゃった。 徐々に、社会の厳しさを教えていかないといけないなぁ…。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月01日 22 22投稿 タイトル:コースター あれはなんて名前だっけ。コップのしたに敷くもの。あ、コースターだ。 私の職場ではみんな机に飲み物を置いているんだけれど、ゆんちゃんだけそのコースターを使っている。 最近、気がついたんだけどゆんちゃんが使うコースターの柄は毎日、変わっている。今日はうさぎ柄だった。 昨日はきりん柄、おとといは蜘蛛柄…その変化に気がついているのは私だけしかいないかもしれない。 なんで日替わりで柄を変えているんだろう、私の素朴な疑問は今日になって急に膨れ上がって、ゆんちゃんに直接、聞いちゃった。 「・・・コースターの柄って毎日変わってるよね・・・どうして?」 急に離しかけられてびっくりしたのかゆんちゃんは、「え!?」と振り返った。 「な、なんや急に、幽霊みたいに現れておどろいたわ」 ゆんちゃん、冷や汗かいてた。私って話しかけるタイミングが下手だからしかたないし…。 「ごめん、気になって…コースター、毎日変えてるよね?」 すると急にゆんちゃんはしらけた顔になった。 「ああ、これ?変えてるけどなに?」 「え・・・いや・・・あの・・・」 気になって、と言ったのに答えてくれなかった。そうなると私はもう二の句が継げなくなった。 「うん?黙ってたらわからへんで?」 いじわるな顔をして言う…。ゆんちゃんもいじわるだ・・・。 「き、気になったから、なんで変えてるのかって…」 「聞こえへんで。もっと大きな声で言いや」 ゆんちゃんは声を荒げた。 「うう・・・」 恐くなってひるんでしまった。もうどうすることもできなかった。 「な、なんでもない・・・」 そう言って席に戻ろうとしたら急にゆんちゃんが笑い始めた。 「うそうそ!うそやって!ごめんな、びっくりさせられたから、お返しに冷たい態度とっただけや。気にせんといてなー」 一人でけたけたと笑ってる…。私、からかわれただけだった。 しょんぼりして席についた。頭の中でそうじろうが浮かんできた。元気にしてるかなぁ。 早く家に帰りたいなぁ…就業までずっとそんなぼんやりしたことを考えていた。コースターとかどうでもよくなった。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月03日 00 35投稿 タイトル:霊 こんばんは、今日も愉快なひふみんだよお。 家に帰ったらそうじろうがねんねしていて悲しかった。私の唯一の家族、ただいまくらい言ってほしかった。 まぁ起きていたとしても「ただいま」なんか言わないけどね。ハリネズミだし。きゅーも言わないよ。 ただ、起こすのも可哀想だったので寝かせておくことにした。 冷蔵庫からビールを取り出してテレビをつけたら心霊特集がやっていた。 なんか廃墟のビルに女の人が潜入してきゃきゃーと悲鳴をあげていた。 だらな・・・と思いつつも、することないので眺めてた。12時を過ぎたころかな、急に眠くなった。 うとうとして、気がついたら寝てた。夢をみていた。夢の中で私と青葉ちゃんはラーメンの大食い対決をしていた。 何杯ものラーメンをつみあげていく私と青葉ちゃん。「ひふみ先輩!大丈夫ですか、休んだ方がいいんじゃないですか!?」 そんなことを言いながらも青葉ちゃんの顔もだいぶ青ざめていた。きついに違いない。 でも私に負けたくないという強い意志を感じる。私も私とて青葉ちゃんに負けたくなかった。デブになっても食べ続けようと思った。 「私は・・・できる・・・まだまだ、食える。」呪文のように唱えながらとんこつラーメンを食べ続けた。 後ろでゆんちゃんが言っていた。「あの2人すごいな。この調子やと胃が破裂して死んでまうで」。その時、はっとした。 胃が破裂・・・確かに胃はキリキリと痛んでいた、ともすれば裂けてしまいそうな感覚があった。おそらく青葉ちゃんも。 思考が巡った。このまま食べ続けると、負けるのは間違いなく青葉ちゃん。私よりも胃袋が小さい=私より先に胃袋が破裂する! 危険を感じた私は青葉ちゃんを止めにかかった。青葉ちゃんのラーメンを奪って思いっきり頬を叩いた。 いたっ!と頬を抑える青葉ちゃん。だけどもう遅かった。次の瞬間に青葉ちゃんの胃袋は破裂して床に倒れたのだった。 勝者、ひふみん!と店長が私の手をとった。記念写真をとった。素直に喜べなかった。 後で見返すと、その写真には青葉ちゃんの霊が映りこんでいた。そんな夢をみたんだ。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月04日 00 09投稿 タイトル:メロン ひふみだよーひらながみっつでひふみだよー。(ひふみんだよー) 今日はメロンの話をするね。メロンって果物のメロンだよ。メロンは好きかい?と聞いてきた人がいたの。 仕事中だったからびっくりした。振り返ると葉月さんがいた。葉月さんは私の上司の上司、偉い人だよ。 そんな人が私に声をかけてきてメロンとか言い出すから意味がわからなかった。だから黙ってた。 葉月さんは超しつこい。私のことを可愛いとか言ってくるからわざと白けた顔をするとまたその顔も可愛いと言ってくる。 私だけじゃなくてみんなに可愛い可愛いって言ってるから軽薄に聞こえて嫌になっちゃう。正直、苦手な人…。 とにかく耳元でメロンメロンってうるさかった。急にメロンとかバカみたい。「メロン、好きだろう?」 しつこいから適当にうなずいちゃった。そしたら葉月さんは私の頭になにやら大きな帽子みたいなものを被せてきた。 「ひふ!」思わずひふみ語が出てしまって慌てて口をふさいだ。「ふふ、可愛いね。今日はそれをかぶって1日を過ごすんだ」 そう言って葉月さんは去っていった。頭にかぶさっているのを取ってみると、それは大きなメロンの形をした帽子だった。 引き裂きたくなったよ。絶望的にかわいくないし。たぶんこれって青葉ちゃんあたりがお似合いだし。 そうだと思って仕事をしている青葉ちゃんにこっそりと近づいて、勢いよく頭にメロンの帽子を被せてやった。 青葉ちゃんの頭は小さかったから大きなメロンの帽子は青葉ちゃんの顔ごと包み込んだ・・・超うけたワロ。 急いで自分のデスクに戻って知らぬ顔。後ろで「ぐぬぬ・・・」って青葉ちゃんのうめき声が聞こえてきた。。 「うわ、青葉ちゃん何かぶってるの!?あぶね!」「なんやそれ!一人で意味わからんでそれ!!」はじめちゃんとゆんちゃんの声も。 振り返ってみたら全員で青葉ちゃんの取れない帽子を取ろうとふんばっている光景があって私は爆笑した。 「ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」これ、私の笑い声ね。 人によっては笑い声じゃないと言われるけど、正真正銘の笑い声ね。誰にも見られていない時に私は笑うの。 その時だってみんな青葉ちゃんの帽子を取ろうと必死だったからきっと私の笑い声には気がついていないと思う。 メロンの帽子は無事に取れたみたいで息を切らしながら「もーだれですかーこんないたずらしたのー」と言ってた。 私だよ、青葉ちゃん。今日はメロンパンを買ってから家に帰ろうと思った。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月05日 00 08投稿 朝からお酒を買って会社に出社した。ばれるとまずいので水筒に入れ替えた。 というか今日は朝までお酒を飲んでいたからすでにべろんべろんによっぱらってた。 そのせいかエレベーターに乗り込もうとしたらパンツ丸出しのコウちゃんが乗っていた。 絶対に幻覚を見ていると思ったから私は何も突っ込まないでだまってエレベータに乗り込んだ。 コウちゃんは突然、私に話しかけてきた。「わたし、パンイチだけど?」幻覚が話しかけてきたので無視をした。 足元をふらつかせながらブースにたどり着くと青葉ちゃんがいて小悪魔の格好をしてデスクに座っていた。 いつの日か青葉ちゃんを小悪魔の想像に駆り立てたことがあったけれど本当に小悪魔だったなんて。 天使である私にとって悪魔である青葉ちゃんは敵だ。やられる前に倒さないと大変なことになっちゃう。 しかし悪魔と違って天使は武器というものを身に着けていないのだ。しかたなかったから、机の上に飾っておいたサボテンを手にした。 以前に私が半分ほど食べていたから攻撃力は低下していたが、それでも十分なダメージになると思った。 勢いよくサボテンを青葉ちゃんに投げた。 「なんですか、ひふみさん」青葉ちゃんは振り向きもせずに、ツインテールの髪でサボテンを粉々にした。 明らかな殺気が漂っていた。これ以上は危険だと思って私はいったん身を引くことにした。 ふふふって青葉ちゃんの笑い声が聞こえた気がした。身震いしてるとゆんちゃんが話しかけてきた。 「ひふみさん、なんか顔あかくあらへん?大丈夫?」お酒、飲んでいることがばれそう。「…大丈夫だよ」 「ふ~ん、熱でもあるんやったら帰りや。うつされたらたまらんからな」侮蔑のまなざしをよこして戻っていった。 あの態度、なに。最近のゆんちゃんはひどい。冷たい。サボテンをぶつけたくなった。でも、やめておいた。 たぶんサボテンは役に立たない。ゆんちゃんだって伊達にロングスカートをはいていない。鋼鉄の武器があの中に隠されているのだ。 はぁって大きなため息をついて私はこのクソの役にも立たないサボテンをいよいよ全部、口にした。また血だらけになった。 そんな私の姿を見て青葉ちゃんはケタケタと笑っていた。やっぱり小悪魔だ…。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月05日 00 33投稿 タイトル:泥酔 お酒を飲みながら会社に行ったよ。べろんべろんに酔っ払った。 足元がおぼつかなくてなんども転げそうになった。それでも会社に行く私って素敵って思った。 エレベータにはパンツ丸出しのコウちゃんが乗っていてドヤ顔をしてた。おかしいんじゃないの。 無視してると「わたし、パンイチだけど?」と話しかけてきたのでにこって笑ってあげたよ。 「なんで笑ったの」って聞かれたから「…今日も、幸せだからです…」と言ってやった。 ブースにつくと青葉ちゃんの姿。小悪魔の格好をしてた。やっぱり小悪魔か、私はサボテンを小悪魔に投げつけた。 だけどサボテンは小悪魔のツインテールによって粉々に切り刻まれて地面に散らばった。完全に負けたって思ったよ。 「朝っぱらから元気やなぁ」とゆんちゃんが話しかけてきた。 「そう・・・でもない・・・」 いつものイントネーションで答えた。 「あ、おはようございます!今日も元気ですよ!!」 青葉ちゃんもいつもの調子で元気を振りまいていた。 ゆんちゃんは床に散らばったサボテンの残骸を見て「なんやこれ」って言ってた。 「元、サボテン。青葉ちゃんにより砕かれた」 私の言葉を聞いたゆんちゃんは鼻で笑った後に「へぇ~、いい気味やん」と冷たい目線を私に向けた…。 (この人怖い)と思った。 小悪魔の格好をした青葉ちゃんは屈託ない笑顔で、 「そうなんですよー朝イチで投げつけてくるものだから粉々にしちゃいましたー」 とか笑っていて、それに呼応するかのようにゆんちゃんもはじめちゃんも、あとおまけにコウちゃん(パンイチ)も来て全員で笑い始めた。 あははははははと、この小さなブースにけたたましい爆笑の渦が巻き起こった。 み、みんなで私をバカにしてる…。 私は耐えられなくなってそばにあったメロンの帽子を頭から首までかぶった。 何も聞こえない、何も見えない。そんな状況になった。 「あ~あ、ひふみさん、また閉じこもっちゃいましたよ~」 「心の壁はぶあついなー」 「まぁどうせ素知らぬ顔でそのうち出てくるでしょ」 「ひふみちゃん~帽子はかぶっても仕事はちゃんとしようね~」 聞こえないはずなのにみんなのバカにした声はやけに鮮明に届いていた…。 その日はずっとメロンの帽子をかぶりながら1日中、仕事をした。(進捗率は0.5%あがった)。 就業時間…やっとお酒が抜けてひどく冷静になった。周りを見回すとみんな黙々と仕事をしていた。私も仕事しよっ☆って思った。 地面に散らばっていたサボテンの残骸はそのままだった。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月05日 01 10投稿 タイトル:あおんば 今日から青葉ちゃんのことを「あおんば」と呼ぶことにした。 出社直後に早速あおんばと声をかけたら「へ?」という顔をされた。私は黙って青葉ちゃんの顔を指さした。 「あおんば」繰り返したら青葉ちゃんも理解してくれて「あおんば・・」とうなずいてくれた。よかったと思った。 デスクに戻るとまた例のサボテンが机の上に生えていた。どうしてサボテンは私の机に生えてくるのだろう。 この不思議現象に対して誰も突っ込む日とはいなかった。私のデスクなんて気にもかけていない証拠だった。 そう考えると腹が立ってきて私はそのサボテンをむしりとった。とげがいっぱい生えていたから手が血だらけになった。 「う・・・」私がうなっているとコウちゃんがきてくれて「どうしたの!?大丈夫!?」と言ってくれた。優しいコウちゃん。 思わずうっとりしてしまって私はコウちゃんの胸になだれこんだ。その様子を遠山りんは見ていた。 いきなりコウちゃんを跳ね除けて、私の身体を起こした。 「あら、手が血だらけね。でも包帯を巻いてたら大丈夫だわ。なにもそんな騒ぐことじゃないわよ」 凍てついた目をしていた。あたしのコウちゃんに気安く触るんじゃないわよと無言の気迫が伝わってきて私は震えた。 この人だけは絶対に敵に回してはいけない、改めて思った。しかしあおんばだった。そんな光景を見ながらクスクスを笑っていたのだった。 イラッとしたと同時に、また私のデスクに新たなサボテンが生えてきた。これで攻撃しろと、そういうことね。私は分厚い手袋を取り出した。 それからサボテンをむしりとってからあおんばに向けて勢いよく投げつけてやった。しかしサボテンはあおんばにあたることはなかった。 目にもとまらぬスピードでサボテンは粉々にされたのだった。あおんばのツインテールによって…。「なんか、蚊がいたみたいです」 屈託のない笑顔をみせてあおんばは勝利宣言した。負けたし。私、あおんばに負けたし。落胆してると、またサボテンが生えてきた。 今度はもう投げる気もなく、やっぱりまたサボテンを食べることにした。「あおんば・・・サボテン・・・おいしい・・・」。 口の中がぱちぱちと弾けて爽快だった。血もまたダラダラと垂れてきた。 そんな私を、ゆんちゃんが目を輝かせながら見ていた。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月06日 23 20投稿 タイトル:リンゴの芯 私はひふみん。会社が好きだから会社へ行く。 「おはよう」と声をかけるとみんな「おはようございます」と声を返してくれる。 可愛くて優しい。みんな、大好き。青葉ちゃんは今日も出社していた。 いつも可愛いけれど今日は一風変わっていた。頭にリンゴを乗っけていたから。 真っ赤なリンゴ。最初は嘘だと思ったけれど近づいてまじまじと見ると本物のリンゴだった。 色も形も完璧でおいしそうだった。私、思わずそのままリンゴにかじりついちゃった。 「わ、ひふみ先輩、なにしてるんですか!?」 もぐもぐって私はリンゴを食べ続ける。青葉ちゃんの髪の毛の匂いが混じっていた。 こんなにもおいしいリンゴを食べるのって初めて。なんてみずみずしいの…。 青葉ちゃんの頭を掴んで芯だけが残るまでリンゴを貪り食った。青葉ちゃんはじっとしてた。 芯だけになったリンゴを青葉ちゃんの目の前に垂らして「おいしかった。ありがとう」とお礼した。 どういたしまして…と青葉ちゃんはおどおどしながらリンゴを受け取った。ちょっと不思議な顔をしていた。 ふふってあまり出ない笑顔が出たことに自分で気がついた。私って最近、明るくなったかも。 それはきっと良いことだと思って席についたら、ゆんちゃんがやってきた。 「なんや、そのリンゴの芯。青葉ちゃんが食べたん?」 「いえ・・・そこの、ひふみ先輩が」 後ろの会話を聞いていたら鋭い視線が背中に突き刺さるのがわかった。きっとゆんちゃん。 ゆうちゃんは髪を金色に染めた不良っ子で私は苦手。だからあまりかかわらないようにしている。 でもゆんちゃんは人とあまり関わろうとしない私のことがあまり好きじゃないみたいで、 たまに冷たい目をして私を見てくるからどうしていいのかわからずに先輩なのに怯えてしまう。 ぷるって身体が震えるのを抑えて、横に飾ってあるソウジロウの写真をみた。 ソウジロウの写真を見るといつも癒される…現実のことなんてどうでもよく思える、強気になれる。 強気になった私はゆんちゃんに振り返った。それから「りんご、おいしかった!」と叫んだ。 ひるむゆんちゃんの隙を見て私はダッシュで青葉ちゃんが持っていたリンゴの芯を奪ってから、 ゆんちゃんのデスク上にある小鉢にそれを突き刺した。 「りんごの芯。植えると、いつかはリンゴが実る」 そう言って静々とした動作を心がけて席に戻った。 これで、私とゆんちゃんの関係はどうにか維持できている。 毎回、神経がすりへっちゃう…。 何気なく青葉ちゃんをみると、ぼーっとした表情をしていた。 シャッターチャンスだと思って、その姿をスマホで写真に収めた。みんな、可愛くて大好き。 (ちなみに私がスマホで撮った写真は自宅のパソコンへと自動転送される。 パソコンには写真認識機能がついていて、既に作成されているフォルダへと振り分けられる仕組み。 今の写真は【アオバン】と名づけられたフォルダに入ったはず。もう10GBは超えちゃった) 『堕天使ひふみんのブログ』 10月07日 23 15投稿 タイトル:ダイエット ゆんちゃんが太った。10Kgほど増量したらしくて、見た目もだいぶぽっちゃりになっていた。 その姿を見たりんさんが「自己管理がなっていない証拠。健全に生きていれば不健康にはなりません」と厳しいことを言っていた。 りんさんはそういう面がある。自己責任論者でけっこう他人には厳しい。 面と向かって言われたゆんちゃんは目に涙をためていた。 少し可哀想に思ったから私はだまって頭をなでたら、振り払われた。 「安い哀れみはいらんのや!」 そう言って走り出した。 どこに行くのかと見ていたらエレベーターに乗って、そのまま会社を出て行った。 窓から見下ろすと歩道を全力疾走するゆんちゃんの姿・・・その後、ゆんちゃんが戻ってきたのは20時をすぎてからだった。 「どこに行ってたの?」と聞いたら、息を切らしながら「ずっとランニングしとった」と真剣な顔で言った。 そこに青葉ちゃんがやってきた。 無邪気な笑顔で「チョコ、いりますか?」とゆんちゃんに差し出したから超うけた。 空気読めないのにもほどがあるし。天然ってこういうことをいうんだなぁと思ったよ。 キレるかなと思ってゆんちゃんをみたら口をぴくぴくさせながら笑っていた。怖かった。 「ありがたいけど、うちやめとくわ」 拳をみたらものすごい力んでいた。 ここで終わると思いきや、青葉ちゃんは「えーこんなにおいしいんですよー!」と目の前でチョコを取り出して食べ始めた。 しかも「おいしー!!」とか一人で恍惚の表情を浮かべていた。 どこまで青葉ちゃん・・・私はもう笑えなくて、冷や汗が出た。 たぶん、青葉ちゃんはふっとばされる、間違いなかった。だって、ふっとゆんちゃんの動く気配がしたから。 ボコボコにされる青葉ちゃんはみたくない!私はとっさに青葉ちゃんの前に出た。でも避けてしまった。 後ろにいた青葉ちゃんは、ゆんちゃんのストレートパンチを食らって10メートルほどふっとんでいった。 その軌跡に何粒ものチョコが落ちて点線を引いたみたいになっていた。私は何気なくその一つを口にしてみた。 意外に甘くない…。ふっとんで気絶している青葉ちゃんが手に持っていたチョコのパッケージを見た。 「ダイエットに最適!カロリーゼロのチョコ!ここに爆誕!!」と書かれていた。あおばん…。 なんでもっと早く言わんかったんや!後で涙しながら、ゆんちゃんはたくさんのチョコを口にほうばった。 ちょっとぽっちゃりになったゆんちゃんはハムスターみたいで可愛いなぁと思って写メを撮った。 あおばんはそのまま3日ほど眠り込んでガイコツみたいに痩せた。 私もふっとばしてや、とゆんちゃんは言っていた。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月07日 23 15投稿 タイトル:宇宙人 子供のころに滑り台から転げ落ちたことがある。 階段を上ろうとして手を滑らせてしまって地面に叩きつけられた。 体中が痛くてわんわん泣いた。その時は一人だった。親に怒られて家から脱走してたんだ。 周りには誰もいなかった。大人も子供も、犬も猫もいなかった。泣いても泣いても誰もこなかった。 本当は滑り台の天辺に座ろうと思っていたのに、こんな無様な姿になっている自分が恥ずかしかった。 泣きじゃくった後、急に寂しくなった。親がいないと滑り台にも登れない、落ちても助けてくれない、 その孤独さと恐怖を思うと無性に家に帰りたくなって、私は走り出した。夕暮れだった。 帰り道に私とよく似た女の子がいた。頭にはクローバーのリボンがついていた。その子も一人だった。 とぼとぼと道のはしっこを歩いていた。私はなんとなく気になって、その子の歩調に合わせて歩いた。 女の子がちらちらと自分を見てくることがわかった。どう反応していいかわからずに気づかないふりをした。 どのくらい2人で無言のまま歩いたのかわからないけれど、急に女の子が話しかけてきた。 「宇宙人って知ってる?」はっきり自分の顔を見ていたのがわかったから、私も勇気を出して女の子を見た。 透明な海の色をした瞳だった。こんな瞳の子を今まで見たことがなくて、かっこいいと思った。 私の顔はどう見られているのかな…と考えると途端に自信がなくなって顔を伏せてしまった。 「どうしたの?」黙っていると女の子は一人で話し続けた。「宇宙人がね、天体から私を見張ってるの。 私のお母さんはね、宇宙人の電磁波によって操られちゃってる。今まではずっと白ご飯だったのに、 急にパンに変わっちゃった。朝ごはんだよ。その理由を聞いたらパンのほうがすぐ食べられるからって言ってたの。 でもそれっておかしいと思うの。すぐに食べられるからパンにするのならご飯の量を減らしたらいいのにって、 私は後で思ったけれどその場では思いつかなかったから言い返せなかった。でも、私が思いつくことはきっと、 お母さんも知っているってわかった。じゃあどうしてパンにしたのかと考えた。私は、白ご飯が好き。パンは嫌い。 嫌いなパンにあえて変えたのはお母さんが私のことを嫌いなのかな、一瞬だけ思った。 でも嫌いだったら毎日、ご飯なんて作らない、私の送り迎えなんかしない。だったらどうしてって悩んだ。 その晩、UFOをみた。黒い夜空に豆電球をいっぱいつけたような円盤が空を飛んでいた。私の住む家のすぐ近くだった。 本でみたことがある。あの円盤には宇宙人がいて、地球をテイサツしているだ。彼らは何もしないとみんな思っているけれど違う。 宇宙人は私のお母さんに電磁波を送って、白ご飯をパンに変えろって命令したんだ。だから、パンに変わった。 証拠なんてないけれど、そう考えたらスジが通るから私は納得したの。宇宙人の仕業だって。 宇宙人は私をどういうわけか苦しめたいんだ。ねぇ、あなたも宇宙人に苦しめられてるの?」 際限なく語り続ける女の子の言葉を私はずっと聞いていた。宇宙人。そんなこと、考えなかったけれど、真実味があった。 「わ、私も宇宙人に苦しめられた…。今日、滑り台から落とされたの…」 「ひどい!宇宙人、ひどい!!」 女の子は私の手をとって、仲間にあえてよかった、といった。名前を聞かれた。ひふみって答えた。 「私はコウっていうの。よろしくね」 これが私とコウちゃんの出会い。きっとコウちゃんは覚えていない…。 休憩中にそんな物思いにふけっていると、コウちゃんが私に話しかけてきた。 「なにぼーっとしてんの。宇宙人と交信でもしてんのか?」 はっとして私はコウちゃんに「宇宙?コウちゃんって宇宙人を信じてるの?」と聞いた。 「信じてるよ!」 コウちゃんは親指を立てて笑顔だった。よかったぁ、まだあの頃のコウちゃんは残っているんだ、と安心した。 ゆんちゃんは一人で「宇宙人とかいるわけないやん」とぼやいていた。なのに宇宙人のイラストを描いててウケた。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月11日 01 33投稿 タイトル:メガ粒子なんとか あたしはひふみん、本当は明るいひふみん。今日も朝から頑張って仕事だ! 「邪魔!!」ドスの効いた声。背中の衝撃と共に私は前のめりになってこけそうになった。 ぎりぎり地面に手をついて起き上がったら30代くらいのOLが去っていくのがみえた。 人であふれたホームの流れの中で私はふいに立ち止まってしまって押されちゃったのだ…。 いけない、ひふみん!私は心の中の私に叱咤して頬を叩いた。久々の早朝出勤で疲れてる。 もともと私は朝が苦手。朝になるとすべてがリセットされちゃう。昨日、考えていたこと。 例えば「明日はもっと仕事をがんばろう!」というやる気、「もっと人と会話しよう!」 という克己心、そんな前向きな考えが夜の間で沸騰してその時は本当にその気になっているのに、 寝て朝に目が覚めると、もう昨日の夜の私ではなくなっていて、どうでもいい無気力の、 誰とも関わりたくない、そんなネガティブ思考が渦巻いたいつものひふみんに戻っちゃっている。 自覚しながらも起きて仕事に行くものの、心の中に住み着くもう一人の私は怒っていた。 今日も、心のひふみんに耳を傾けた。「何、ぼーっとしてるの!これから仕事でしょ!仕事場に行ったら、 ひふみんのデスクが用意されているの!みんなも待ってる!ひふみんしかできない仕事があるよ!! 仕事についたらみんなに最高のスマイルでおはようって挨拶して、それからぱぱっと仕事に取り掛かって、 後輩が困っていたらすかさずフォーローをしてお昼になったら気の効くお菓子を用意して和ませる!! そうしたらみんなキラキラした瞳でひふみんの事を見てくれるんだから!そうなりたくないの!? 本当の自分はどこなの、心のうちにしまっていていいの!いつもの、臆病なひふみんでいいの!?」 目を瞑って聞いていると、さらに冷静なもう一人の私が言う。「どうせできないよ。心はなんとでも思える、 でも身体に蓄積された今までのひふみんを取っ払うことなんて無理。いや、無理にしようとすればするほど 滑稽になる。みんなに笑われる。ひふみんも苦しむ。だから、余計なことなんて考えないで。ただいつもどおりにして」 騒がしい私の内は、いつもこんな調子で意見がまとまらないものだから、私は大きなため息をついてから深呼吸をする。 最終的に“どうでもいい”と思うことにして、私は今日も歩き出した。ただ、一つ、今日だけは変わったことをしようと思った。 会社につくなり青葉ちゃんがいたので、コンビニで買ったチョコクレープを黙って差し出した。 ありがとうございますと言って頭を下げる青葉ちゃん。私はその青葉ちゃんの頭を手で押えつけた…ワロ。 ぐぐぐってなって頭を起こせない青葉ちゃんは何をするんですかって言っていた。けっこうな力で起き上がろうとするので、 これは片手だと無理だと思って両手に切り替えてさらに渾身の力を込めた。あたしも、ぐぐぐってなった。 お互いに息を切らしながら、しばし謎の時間が流れた。ふと力を抜いたのは青葉ちゃんだった。それまで渾身の力を入れていた私は、 そのまま床に突っ込んで無様にこけた。というか顔ごと地面に激突した。私、あまりに力を入れていたから…。 「あはは」ってゆんちゃんの笑い声が聞こえた。その笑い声に呼応して青葉ちゃんも「ぷっ」っと吹き出し始めた。 内心、恥ずかしいと思いながらもこんな思い切った行動ができた自分に賞賛したくなった。「よくやったよ、ひふみん」 心の私もそうやって褒めてくれた。ありがとう、もう一人のひふみん…。 調子付いた私はそのまま起き上がって、あの皆がよくしている、メガ粒子なんとかー?のポーズを決めてやった。 その時のゆんちゃんの顔は忘れられない。(ああ、調子こきはじめた)って感じの苦笑いをしてたから。青葉ちゃんも。 やっぱりダメなんだ。なるべくみんなの顔を見ないようにして黙って席に戻った。後ろの視線が痛かった。 また自信をなくしちゃった。いつもの私にもどちゃった。…朝、OLに背中を押されたことを思い出した。 きっと私は流されるまま生きていくより他ないって思う。立ち止まらずに、みんなのひふみんを演じて今日も。 ねぇ、そうじろう、私、どうしたらいいのかな?本当は「ひふみんだよー☆」って振る舞いたいよ…。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月11日 21 00投稿 タイトル:あおばんの奇行 朝からオフィス内をぐるぐると旋回している青葉ちゃんの姿があった。 私は椅子に座りながらじっとその様子を見ていたけれど明らかに奇怪な行動だった。 両手を口に当てながらきょろきょろ辺りを見回して同じところをいったりきたりしている。 額にはおびただしい量の汗。たまに後ろを振り向いたりして、何かに追われているみたいだった。 見ていて面白かったから私はスマホを取り出して動画撮影をすることにした。後でネットにアップする。 「青葉ちゃんはどないしたんや。そぞろ神にでもとり憑かれたんかいな」コテコテの関西弁でゆんちゃん。 最近、それが鼻につく。今時、どないしたんとか言わないし。ドラマとか漫画の見すぎちゃうって言ってみたい。 そしたらどんな顔をするかなぁ。誰もゆんちゃんの口調に突っ込まないから不気味。でも、面白い。 30分くらい青葉ちゃんの奇行を動画におさめていると、コウちゃんがやってきた。 「なにダラダラしてんの。仕事、仕事!ちゃっちゃと取り掛かる!!」私たちは怒られて、慌てて仕事に取り掛かった。 でも青葉ちゃんは依然としてあたりをウロウロしていた。 「おい、青葉!なにしてるんだよ、大丈夫か?」 コウちゃんが声をかけるも青葉ちゃんは気がついていないようで、やっぱり何かに追い立てられるかのように歩みを止めなかった。 「おーい、りん。青葉がおかしいんだ。こっちに来てくれ」 しばらくするとりんさんもやってきた。 「どうしたの?」 「青葉を見ろよ、なんか同じところを行ったりきたりしてる。白目だし、汗も書いてる。喋りかけても答えてくれないよ。」 「あら、本当」 やけに冷静なりんさん。 「これって救急車を呼ぶべき?」 「う~ん、あまり大事にしたくないし、たぶん大丈夫でしょ」 なんでみんな冷静なん!?ゆんちゃんが一人突っ込みをしていた。 「ひふみ先輩・・・青葉ちゃん、おかしいと思いません?最初はなんとも思わんかったけど、もう何十分もたっとるし」 こっそりとゆんちゃんが私に耳打ちをしてきた。私は黙ってうなずいた。 「それにしても、りんさんの対応、恐いわぁ」 私もゆんちゃんの意見に同感だった。明らかに異常な青葉ちゃんを見ても腕を組みながら「何か悪いものでも食べたんでしょ」とか言ってる。 コウちゃんもコウちゃんでそんなりんさんの言葉を信じてしばらく考え込んでから「ま、ほっといたらそのうち直るか」なんて言い出した。 「いやいや青葉ちゃんは機械じゃないがな!!」 またゆんちゃんが寒い突っ込みを繰り出してきた。関西弁を気取っている割には突っ込みにキレがない。 もっと突っ込みはセンテンスを短く、ずばっと的確に表さないといけない。 "青葉ちゃんは~”なんて説明は蛇足。明らかな突っ込み下手。 私だったら「機械か!!」(頭をはたく)で終わらせる。 ゆんちゃんて本当に関西人かなぁ?私は関西人ないけどワロ。 でも、その突っ込み下手っぷりが逆に面白くてウケる。 だから私はゆんちゃんに「突っ込み、下手だよ」なんて言わないようにしてる。 話がそれちゃった。結局、青葉ちゃんは放置されることになった。私たちは気にしないようにして仕事に打ち込んだ。 私はそれほど気にならなかったけれどゆんちゃんは「しかしあれは新種のモンスターやでぇ」とブツブツ呟いていた。 結局、就業時間になっても青葉ちゃんの奇行は終わらなかった。廊下のところで、みんな青葉ちゃんをどうしようと相談していた。 りんさんは「このまま帰っても問題ないわ」、コウちゃんは「えーでも…」、ゆんちゃんは「いいモンスターを思いついた」とか言うばかり。 「青葉ちゃん、病院いこう」誰も言わないから私が言った。 それから歩き回る青葉ちゃんの前に出てその身体を受け止めた。それでも青葉ちゃんはぐいぐいと私に突進をやめなかった。 「なにが、そうさせるの・・・?」 まったくもって答えないし、顔もあげようともしなかった。強引に青葉ちゃんの顔を掴んだ。 ぐっと持ち上げると目と目があった。視線は定まってなかった。私はその瞳を見透かすようにじっと捉えた。 そうしていると少しずつ青葉ちゃんの瞳に光がよみがえってくるのを感じ取れた。ここだと思った、私はとんでもないことをした。 青葉ちゃんに口付け…。 「うわわわわ、ひふみちゃん何してんの!!」 コウちゃんが私の肩を掴んで引っ張ってきた。私はあらがった。 青葉ちゃんの唇はふわふわしていて柔らかかった。マシュマロのような感触…頭がぼーっとしてきた…。 そのまま意識が飛んでいきそうになったところで、青葉ちゃんに私は突き放された。 「ちょ、ちょっとひふみ先輩!!いま何して…!」 瞳の輝きはもうはっきりとしていた。正気に戻った。 私のキスが決め手だったみたい。りんさんとコウちゃんが目を丸くしていた。 さっとスマホを隠すゆんちゃんの姿が一瞬だけ見えた。 「な、何はともあれ青葉が正気にもどってよかったよ!」 ぽんぽんと青葉ちゃんの頭を叩く。 「私はどうしていたんですか!?なんでひふみ先輩が…」 「青葉ちゃん、悪い夢でも見てたんや」 みんなが場を取り直してくれた。 私にこんな度胸があったなんて、胸がずっとドキドキしていた。深呼吸をして落ち着かせようとしていたら、りんさんに肩を叩かれた。 「お互い、頑張りましょうね」 ふふっと笑っていた。不気味…。 その日の帰りは青葉ちゃんが執拗にちらちらと私を見てきた。私はそ知らぬふり。 全員一斉退社で、外はまっくらになっていた。月が綺麗ねー、といいながらりんさんはコウちゃんの方に寄りかかってた。 「とにかく青葉は明日、病院にいくこと」 そうコウちゃんが告げて解散となった。変な1日、おかしな青葉ちゃん。夢なのかな。 そう思っていたら私のスマホになにやら動画が送られてきた。それは先ほど青葉ちゃんに熱烈キスをした私が映っている動画だった。 きっとゆんちゃんが撮ったものだ。なんて陰湿な…。でもこの動画は保存しておくことにした。 【あおばんフォルダに新たな動画が追加されました】 『堕天使ひふみんのブログ』 10月12日 23 42投稿 タイトル:ゾンビやん ひふみん、疲れちゃったよ…。 ゾンビみたいな足取りで出社したらゆんちゃんに「ゾンビやん」って言われた。 腹が立ったから睨んでやったらひるんでた。青葉ちゃんは心配してくれたけれどそれだけだったよ。 椅子に座るなり顔面を机に突っ伏して「あー」って呟いていたら急にキュウイが食べたくなった。 「キュウイない?」って青葉ちゃんに聞いたら「キュウイ?ああ、廊下に実ってますよ」って言った。 廊下に行ってみると本当にキュウイが実っていてウケた。たくさんあったからいっぱいもぎとった。 その場でむしゃむしゃ食べているとコウちゃんがやってきて「仕事中になにやってるんだ!」って怒られた。 コウちゃんも食べる・・・?って言ってみたけれどいらないって言われた。キュウイ苦手なのかな。 たくさんキュウイを食べているといよいよ飽きてきて今度は喉が渇いちゃった。あまったキュウイは袋に詰め込んだ。 「水、ない?」って青葉ちゃんに聞いたら「水?ああ、そこの公園でいくらでも飲めますよ」って言った。 近所の公園に行ってみたら本当に水がいくらでも湧き出てくる魔法みたいな蛇口があってウケた。 喉が渇いてたからひたすらと飲み続けたよ。おなかがたっぷんたっぷんになって動けなくなっちゃった…。 職場に戻ろうにも戻れないからそのまま座ってたら、子供が何人かやってきて私のおなかをつつき始めた。 やめてって言ったけれどやめてくれなかった。「さしたら破裂するんじゃねぇの」男の子が恐ろしいことを言った。 フグと勘違いしているらしい。木の枝を持ち出した。枝の先は恐ろしいほど鋭利だった。 にやにやと笑みを浮かべた男の子は、私のおなかにそれを突き刺した…。超、激痛。同時に破裂音がした。 スパン!!多量の水があたりに飛び散って公園は瞬く間に洪水であふれかえった。私は破裂した勢いで空に飛んでいった。 上昇をしていく最中にイーグルジャンプ社の窓に差し掛かってゆんちゃんと目があった。ゆんちゃんは不気味に笑っていた。 気がついたら雲の上にいて、私はそこですやすやと眠ったよ。天国みたいだった☆ 『堕天使ひふみんのブログ』 10月14日 01 10投稿 タイトル:崩壊の兆し 朝8時起きとかマジ無理…。 今日も遅刻した。アラーム鳴ってたけど起きられなかった。無意識でアラーム止めてたからね。 目が覚めたらお昼過ぎてた。スマホみたら3件ほど着信があってぜんぶ会社からだったワロ 連絡するのめんどいと思ってそのまま二度寝したよ。15時くらいかな。やっと覚醒した。 しょうがないから会社に行ったらコウちゃんに呼び出された。なんで連絡しなかったのって聞いてきた。 寝てたからって答えたらふざけてるの?って真顔で言われた。ふざけてないし、だって寝てたら連絡できないじゃん。 心の中で思ったけれど言ったら怒り出しそうだから黙ってた。そしたら、「もういいよ、でも次はないよ」って釘をさされた。 次はないってなに?クビってことなのかな?私、社会をあんまり知らないからわかんないよ。 でも、どうでもよかったからアクビをした。コウちゃんが呆れ顔になってたから、私もいよいよ危ないかもしれない。 廊下に実っていたキュウイをもぎ取ってから職場に行ったらみんな真面目に仕事してた。私に目もくれなかった。 どんだけ真剣なのって軽く引いた。そっと自分のデスクに座ったらゆんちゃんからチャットが飛んできた。 「重役出勤おつかれさまです。たんまりお仕事が溜まっているのでがんばってくださいね」って書いてた。 これって嫌味なのかな?嫌味だよね、きっと。そのまま文を引用して青葉ちゃんに「ゆんちゃんからこんなメッセージが…」って送った。 しばらくしたらメッセージが返ってきた「それは、当然ではないでしょうか…」ムカムカ!私、ムカってきた!! デスクの下においてある大量に詰め込まれたキュウイを取り出してアオバンに投げ込んでやった。そしたら、アオバン、 金魚みたいにいくつものキュウイをぜんぶ口でキャッチしたもんだから驚いた。こんな芸を持ってるとか聞いてないし。 はぁ、私はまったく無気力になってパソコンに向かった。ゆんちゃんに返信するメッセージを考えた。 嫌味だから私も嫌味で返そうかなって思ったけれど、それだと子供のすることだから私は大人なメッセージを送った。 「おつかれー。みんなより遅く出社してごめんね…でも、その分だけ仕事を頑張るよ!応援よろしくね!!」 即効で返信がきた。「はい」だって。これ完全に私をなめてるよね、ゆんちゃん、私をなめてるよね…。 「なめんじゃねーよ、タコ」と打ち込んで送信にカーソルを合わせたところではっ!となって、慌ててウィンドウを消した。 こんなの送ったらしゃれにならないよ。人間関係、崩壊しちゃうよ…。だから、こっそり、後ろからキュウリを投げつけた。 ゆんちゃんの背中にあたったキュウイは破裂した。背中全体がベチャベチャになってて笑った。あははって声を出して笑った。 わたし一人の笑い声がオフィス中に響き渡った。だけど、みんな見て見ぬふり…私ね、最近、みんなに無視されてるんだ。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月14日 22 21投稿 タイトル:崩壊、始まった? 今日ね、会社に行ったら私の席がなかったの。 私の席、どこって聞いたらみんな知らないだって。 知らないってそれだけだよ。一緒に探してくれたりもしなかった。 みんなは自分の席があるからいいけれど、私は座るべき席がないんだよ…。 一人で途方にくれて仕方ないからコウちゃんのところに相談へいった。 「コウちゃん…私の席、ない…」 コウちゃんは、寝起きでボサボサになった髪を掻きながら 「あーひふみんの席?ないの?りん知ってる?」って割とどうでもよさそうな感じだった。 りんさんもりんさんで「私は知らないけれど…くまなく探してみた?」とか言う始末。 何が、くまなく、なの。落ちたペンじゃないんだから…。突っ込みたかったけれど言わなかった。 みんな適当だよね…それとも、私のことだから適当なのかな、そう考えると心が痛くなった。 「探したけれど・・・」 「じゃあ、余ってるこの席を持っていったらいいよ」 コウちゃんは隣に余っている席を私によこした。滑ってきたので両手でキャッチした。 「うん…」それだけ言って立ち去ろうとしたらコウちゃんが「あれ~ひふみん暗いね、どったの」 と言うものだから「どうもこうもないよ、私はいつもこうだから…」って私も適当に返事した。 ふ~んって聞こえてきた。椅子を持って自分のデスクに戻ったら、今度はサボテンが消えていた。 緊急食料用および観賞用として常備してあるはずのサボテン。それがない。異常事態…。 椅子についでサボテンもなくなるなんて不可解としか思えなかった。誰がとったの、と無意識に呟いてしまった。 ゆんちゃんに聞こえていたらしく、彼女は不快な顔をあらわにしながら、 「え、なに。悪意を持った犯人が存在しているって言いたいんですか」と私に刺々しい口調で言ってきた。 正直、怖かった。 「そ、そんなつもりじゃ、ないよ…」慌てて弁解したけれど意味なかったと思う。 青葉ちゃんにも「そういう考えはよくないと思います」と言われた。 「ご、ごめん・・・」謝りながら席についた。 デスクの横に置いていたはずのサボテン。空白の空間になっている。大きなため息をついて机に顔を伏せた。 あたまのなかで暗い思考が巡り始めた。 (なにこの空気。みんな冷たい。酷い。こんな場所、嫌だ)。 仕事をする気には到底、なれなかった。ディスク下においてある大量のキュウイ袋はあったので、一つだけ取り出して食べた。 皮も剥かずにまるかじり。イライラした感情をぶつける様に歯で噛み砕いてやった。(みんな、消えちゃえ)そう思った。 このままでは終われなかった。お昼休みになったと同時に、私だけ一人で残って、青葉ちゃんとゆんちゃんの椅子を隠した。 椅子はトイレの個室に持っていった。驚いたことに私の椅子もトイレの個室に放り込まれていた。イジメの三文字が頭に浮かんだ。 これは報復だと思って、容赦なくみんなの椅子を私と同じトイレの個室に詰め込んだ。ちょっとすかっとした。 お昼休み後に席がなくなっていて慌てふためく青葉ちゃんとゆんちゃん。その様子を心の中でにやにやしながら眺めていた。 「こんなん絶対ひふみ先輩が犯人やん!」とゆんちゃんが言い出すまでは…。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月15日 23 27投稿 タイトル:鉄の味 <前回の続き 2人の椅子を隠した犯人が私だと指弾するゆんちゃん。隠したのは私だけど、私も隠されたんだよ?> ゆんちゃんが声を張り立てた瞬間にオフィスの空気が水を打ったように静まり返った…。 なにこの静寂、私の胸の鼓動だけが聞こえていて緊張で視界がゆがみ始めた。みんなの視線が私に集まっている。 どうしたらいいの、何を言ったらいいの、さっきまでの「してやった感」がどこかに飛んでいっちゃって、私は冷静になっていた。 椅子を隠すなんてやめておけばよかった。こんな風に敵意をむき出しにされるなんて…。私は黙りこくった。口火を切ったのは青葉ちゃん。 「ゆん先輩…それはちょっと短絡的だと思います…」 さすが青葉ちゃん、私は心の中でグッドポーズをした。ゆんちゃんはしかし冷酷だった。 「短絡的やて?今日の朝の発言を思い出してみ。自分の椅子がなくなって、誰が盗ったのとぼやいてたのはひふみ先輩やん。 その時点でうちはひふみ先輩がうちらに敵意を持ってるってわかったで。そんで次の昼休みにはうちらの椅子がなくなってた。確定やろ」 「そ、それはきっと冗談ですよ…ひふみ先輩が私たちの椅子を隠すなんて…信じられません!」 その時、青葉ちゃんの純真な瞳が私に向けられた。私は思わず、目をそらせてしまった…。 「いやいや、ひふみ先輩はやるで。外面はいいけど、内側はドロドロや。なに考えとるんかわからん。 この前かてうちにキュウイぶつけたんやで?」 「た、確かに…」 なぜか青葉ちゃんは急に納得し始めた。 「私だって頭を意味なく押えつけられてたことがあります。あれは意味不明でした…」 「な、そうやろ?だいたいサボテンを一人で食うてることからして異常やで。びっくりしたわ。頭おかしいんとちゃうん」 「そこまで言わなくても…」 2人の会話を聞いているうちに私は目に映る光景から色が失せ始めていくのがわかった。グラグラしていて気持ちが悪い。平衡感覚も失われていく。 目の前で罵倒されるのって、こんなに強烈だったんだと知った。まともな思考ができなかった。勝手に湧き出てくる思いを私は口にしていた。 「でも…私だって椅子を隠されたんだよ…?サボテンも隠されたんだよ…?そんな私の気持ちを、ゆんちゃんは考えてくれた?ねぇ、私が朝に、 私の椅子はどこって聞いたら知らないって言ったよね。それだけだったよね。冷たかった。友達の椅子がなくなっているのにその一言だけ。 本当に私のことを友達を思っていたら知らないなんていわないよね。一緒になって探してくれるよね?私はそう思って声をかけたんだよ。 椅子がなくなっていることなんてどうでもよかったけれど、なによりゆんちゃんの一言がショックだった。みんなの反応も。 私って必要とされていない子なんだって思った。友達どころか嫌われているのかなって。そしたら怒りがわいてきたの。だから椅子を隠したの!」 喋っているうちに怒りが身体中にこみ上げてきて机を力任せに叩いた。 そしたら、いつぞやのサボテンがまたデスクの上ににょきにょきと生えてきた。 以前にもそんなことがあった。不思議なサボテン。でも、どうだっていい。 私はそれを素手で引っこ抜いた。手は一瞬で血まみれになった。 ゆんちゃんは冷めた目で、青葉ちゃんは心配そうな顔つきで私を見ていた。 この2人の正体を私は知らない。何を考えているのか検討もつかない。 「なにする気や。投げつけるんか、今度は本気で怒るで」 「ひふみ先輩…」 手に持ったサボテンを私は力強く握り締めた。激痛が走った。 結局のところ私だって何をすればいいのかわからなかった。勢いで怒ったらサボテンが生えてきたから勢いで引っこ抜いただけだった。 痛みで幾分か冷静になってしまって、次の行動はどうしようかなんて考えていた。 投げつけるのもいいけれど、前にも投げたら青葉ちゃんに粉砕されたし。 固まっている私にゆんちゃんは言った。 「ひふみ先輩、怒ったことないやろ。手が震えてるで。無理せんときや。素直に謝ったらいいんや」 その一言で私の怒りボルテージはMAXに達した。ムカ!ムカムカってきた!! 「あ、ひふみ先輩…!」青葉ちゃんの制止を振り切って、私は手に持っていたサボテンを口蓋に放り込んだ。 今までに味わったことのないミラクルな刺激が口中にほとばしった。超痛い。意識が遠のきそうだった。 「な、なにしてるのひふみん!」 コウちゃんが駆けつけてきて、私はついに倒れこんでしまった。コウちゃんの胸元に…。その次にりんさんがやってきた。 「コウちゃんどいて!」 りんさんがコウちゃんを跳ね除けて私の肩を揺さぶった。 「またサボテン食べたの?またコウちゃんによりかかったの?このバカ!!」 頬をパシンと叩かれた。 口の中に入っていたサボテンの刺激とあわせて、いよいよ私の意識は薄れ始めた。 最後に残った感覚は、鉄の味だった…。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月16日 22 50投稿 タイトル:明日もがんばろう 会社って超楽しい。ホップステップジャンプアップだ。 三段跳びで階段を駆け上がって(エレベーターは使わない)、オフィスに到着した。 午前9時を過ぎていてみんな出社していた。大きな声で「アオバン!!」って叫んだ。 みんな一斉に私を見てきたから「私はアオバンを呼んだんだけれど?アオバン以外の人は関係ないけど?」って言った。 ああそうって感じでアオバン以外は目をそらした。アオバンだけが私を見ていた。 アオバンの瞳…無数の星がキラキラと輝いていて見ていると夢の世界に引きずり込まれそうな感覚になっちゃう。 私、ぼーっとしてたみたい。 「ひふみ先輩?」 アオバンの声で我に返った。どうして、私はアオバンって叫んだんだっけ。 思い出せなかったから私はアオバンの肩を叩いて「オシゴトがんばりたまえよー!」と励ました。目をぱちくりさせてた。 席に着いたら足元でガサガサした感触があったので見たら袋に大量のキュウイが詰まっていた!超ラッキー。 みんなに配れるくらい充分にあったけれどこれは私で独り占めしようと思った。気のせいか、アオバンの視線を感じた。 パソコンを立ち上げたらデスクトップに出てきたのは巨大なサボテンの絵。こんなのいつ設定したのか思い出せない。 「誰!?誰が私のデスクトップにサボテンの絵を設定したの!?」 立ち上がって叫んだけれど、誰も反応しなかった。 でもゆんちゃんが一瞬だけくすっと笑ったのを見逃さなかった。 「ゆんちゃんなの!?」私はゆんちゃんの肩を掴んで揺らした。 「いやいや、うちじゃないです!きっと青葉ちゃんです!!」 そう言うもんだから、今度はアオバンに向かっていった。 「そうなの!?アオバンなの!?アオバンが私のデスクトップを変えたの?サボテン?サボテン、好きなの!?」 アオバンは首をふりふりして必死に否定した。どうも犯人じゃなかったみたい。急にどうでもよく思えた。 「そっかー、じゃあね、キュウイをあげる」私は袋から取り出してキュウイをアオバンに差し出した。 ありがとうございますと恭しくアオバンはキュウイを受け取った。でも内心、超嬉しいはず。 だってさっき私がキュウイを見つけたのを羨ましく見ていたに違いないもん。視線はきっとそういう意味だったんだよ。 いいことしたなーと思って私は気持ちよく仕事を始めることができた。サボテンなんてもう気にならなくなった。 時たまお腹がすいたら、そのたびに袋からキュウイを取り出してがっついた。ジューシーで超おいしい。 ちらっとアオバンも食べているかな~と思って見たら、なんとアオバンはキュウイを頭に乗っけて仕事をしていた!! 超・衝撃。信じられないことベスト3にランクインしてしまった。私は感激のあまり、アオバンに抱きついた。 「嬉しい!嬉しい!!」とあふれ出る涙を抑えきれずに、何度も何度もアオバンの頬にほっぺたをこすりつけた。 それでもなお、アオバンの頭上にあるキュウイは落っこちなかった。神秘の力を感じた。アオバンも涙を流していた。 ゆんちゃんが後ろで拍手をしていた。コウちゃんも、りんさんもいた。みんな、微笑ましく私たちを見守っていた。 (私は仕事が、大好きです。この職場でめぐり合えた人たち、たくさんの経験、全部が宝物です) 明日もがんばろう、と心から思った。 『堕天使ひふみんのブログ』 10月17日 22 50投稿 タイトル:さらば、ソウジロウ 家に帰ったらソウジロウが2mくらいの大きさになっていた。 ゲージを突き破って直立してたから一瞬、お化けかと思った。 驚いて腰を抜かしちゃった。ソウジロウは人語を話した。 「ひふみん…俺っち、こんなにでかくなったっち…」 けっこう渋い声してるじゃん!私、一気にテンションが上がった。 「ソウジロウかっこいい!どうして大きくなったの?ドーピング!?」 「いや、ドーピングじゃないっち…回し車で鍛えたっち…」 ゲージの中を見たら回し車が粉々になってた。どんだけ鍛えたの。 「すごい…夢にみたソウジロウの人間化…」 惚れ惚れとして私はソウジロウの巌のような巨躯に抱きついた。 めちゃくちゃゴツゴツしてた。「ひふみん、柔らかいっち…」 「ソウジロウ…」背中に手を回した瞬間だった。「いたっ!!」 指先に激痛が走って手を引いたら多量の出血をしていた。 「そ、ソウジロウの針…」 よくよく背中を伺うと、針が凶器のように尖っていた。 「すまぬ、ひふみん。俺っちの針もたくましくなったっち…」 「これじゃあ撫でることもできないじゃない!!」 「すまぬ、すまぬ…」 割れた腹筋だけが目に付いた。よく見るときもい。 「あの、元に戻れない・・・?」 「戻れないっち…」 なにこの怪物。もういらなくなっちゃった。 「じゃあ出て行ってくれる?邪魔なんだけど」 「ひふみん、心変わりが早いっち…」 「その喋り方も不快なんだけど?」 「すまぬ…出て行くっち…」 ハリネズミの化け物はノソノソと玄関を出て行った。 あれは外に出たら間違いなく捕獲されちゃうよ。 「それにしても…」ちらっと、壊れたゲージを見やる。 以前の可愛いソウジロウを思い出した。ため息が出た。 「また別のハリネズミを飼いなおそうかなぁ…」 そういうわけで物思いにふけってからお風呂に入ったとさっ☆ 『堕天使ひふみんのブログ』 10月19日 22 50投稿 タイトル:さようなら とっても疲れた。 疲れすぎてゾンビ歩きになってるって、ゆんちゃんに指摘された。 足を引きずるようにして歩いていたみたい。記憶がぼんやりとしている。 今日はいったい何があったのか、私はちゃんと仕事をこなせたのか。 思い出せないためか頭がガンガンしていて気分が悪かった。 家に帰ったらソウジロウがきゅーきゅー鳴いていた。 「ただいま、今からご飯あげるからね」 ミミズが入っているはずのパックを開けると中は空っぽだった。 「しまった、買うの忘れてた…」 もうペットショップは閉まっている時間だからどうしようもない。 「…今日はご飯ないみたい…ごめんね…」 ソウジロウは今度はきゅ~…と悲しい声で鳴いた。 自分に対する罰として私も晩御飯は抜きにすることにした。 はぁと大きなため息をついてベットに寝転がったら天井がみえた。 私のマンションの天井はいくつものクローバーが模様として施されている。 ポップに描かれているそれらを眺めていると、無性に幸せになりたくなった。 私にとっての幸せは自由に生きること。何者にも縛られず、私が私らしくいられること。 人と会話をするのは疲れるから、なるべく人の少ない物静かな街に行きたい。 思い浮かぶのは鄙びた田舎の風景。 田園ばかりがあって、空は晴れ渡っていて、私は子供のように、 「やっぽー!」って雄たけびを上げながら猪の真似をして畑を踏み荒らすんだ。 果物とかいっぱいあってね、取り放題。取っても誰も文句を言う人がいないから平気。 モモとかスイカとかミカンとか、どれもみずみずしくて夏なのに冷たくて頬っぺたが落ちるほどおいしい。 がつがつむしゃむしゃ、延々と食べ続けて満足したら土の上に大の字で倒れこむんだ。 視界いっぱいに飛び込んでくるのは、どこまでも広がる青。見ていると、落ちていきそう。 「ねぇ」って頭上から声が聞こえた。身体を起こして振り返ると、子供の頃の私が立っていた。 たぶん、本当の、子供の頃の私。その私は手に持っていた四つ葉のクローバーを私に差し出してきた。 「これは幸せの葉っぱ。あなたにあげる」だまって受け取ると、本当の私は一瞬にして姿を消した。 幸せの葉っぱって…なんか変な響き…そう思いながら、もらった四つ葉のクローバーをポケットにしまった。 雨の匂いが鼻腔をかすめて空を仰ぐと、さっきまで晴れ晴れとしていたのに、もう灰色に沈み始めていた。 帰らないといけない…でも、どこに帰ればいいのかわからない。 私は行くあてもなく、だだっ広い田園地帯を歩き始めた。 「起きなさい!部屋に戻りなさい!!」 突然、お母さんの声がして目が覚めた。 目の前には寝巻き姿のお母さんがいた。自宅の廊下だった。 また持病の夢遊病で家の中を歩き回っていたみたい…。 うとうとした頭でさっきまで見ていた夢の内容を思い返していた。 本当の私に四つ葉のクローバーをもらったんだ。 ポケットを探ってみると確かにクローバーが出てきた。 だけど、四つ葉ではなく三つ葉だった。平凡などこにでもある三つ葉のクローバー…。 「さっき子供の私に四葉のクローバーを渡されたんだけれど…」 夢の中の話をすると、お母さんはとたんに顔をしかめた。 「ひふみ、あんたもう30で!!」 いまお母さんが言ったことは聞こえなかった…。いや、聞こえた。30って、嘘でしょ。 「いつまでも夢見る少女気取りじゃやっていけないよ。いい加減、現実に戻りなさい。」 「はぁい…」 洗面台に行って顔を洗った。タオルで拭いて鏡を見ると自分の顔が映ってた。 荒れた肌に弛んだ頬、目の下の熊さん。これが私、ひふみんの顔か。想像してたよりも汚い。 さっきお母さんが言ってたことは本当だ。私はもう30になってたんだ…。 「いつまでも、ひふみんとか言ってらんない…」 三つ葉のクローバーを握りつぶした。 ブログやめよ、と思った…。 さようなら。 名前 コメント