約 2,144,081 件
https://w.atwiki.jp/64thblue/pages/238.html
中1から高2にとっては宿題も無く幸せな期間。高3にとっては毎日学校に駆り出され、重労働を強いられる地獄の期間。
https://w.atwiki.jp/2chroyal/pages/118.html
とうとう11月が来てしまった! ◆1vozJRRYq6 しぃという、ちょっぴり寂しがり屋な女の子がいました。 彼女のおうちはダンボール箱。 そこからずっと大好きなギコ君を見つめていました。 「ひろゆきサン、何でこんなことするのカナ……ギコ君、大丈夫カナ……」 いじめられることもあるけれど、2chは楽しい所でした。 おうちと日常を奪われ、殺し合いに参加しろと言われてしまったしぃと皆。 代わりに渡されたデイパックは彼女には少し重たくて、中身も確認せず座り込んでしまいました。 「寒いヨ……」 PDAを使えばここでも2chは閲覧出来るけれど、もうそこでしぃがいつもの生活をすることは出来ません。 それを確認するのが怖くて、手が付けられずにいました。 他の道具にしたってそうです。 ――武器はコワイ。いつだってしぃを酷い目に合わせるから。 美味しいものもいらない。こんな所で食べても美味しくないから。 今のしぃが欲しいものは―― 「その首輪、あなたも参加者なんですね」 眼鏡を掛けた人間の男の人。 しぃは頷くと同時に、またはそれよりも早く、こう言いました。 「ダッコ♪」 ◆ ◆ ◆ ◆ ――このヒトは暖かくて優しいヒト。 いわっちは嫌な顔ひとつせずダッコして頭を撫でてくれました。 「荷物が重たくて大変だったでしょう」 「ウン」 「私はいわっちと呼ばれています。あなたのお名前は?」 「しぃダヨ♪」 ダッコされてご機嫌なしぃは次から次に色々なことを話しました。 大好きなギコ君のこと。オトモダチの皆のこと。 「……デモ、皆死んじゃう」 ポツリと呟いたあと、今度は泣きだしてしまいました。 「しぃさんは殺し合いは嫌なんですよね」 「イヤ。デモ……」 「私も実はそうでして。そしてこれは私の勝手な考え、いえ、願望なんですが、そう思っている参加者の方が多いのではと思います」 「ウン、ギコ君も多分そう」 「まずは地道に情報と仲間を集めましょう。そして時期が来たらこの地図に載っているテレビ局から」 しぃを降ろして、笑顔を強くしました。 「“直接”停戦の意思をお伝えします」 【B-2・路上/1日目・深夜】 【しぃ@AA】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品(1~3) [思考・状況] 基本 皆死んじゃうのはイヤ 1.いわっち、もっとダッコ♪ 2.ギコ君が心配 【いわっち@ゲームハード】 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品(1~3・本人確認済み) [思考・状況] 基本 殺し合いをやめさせる 1.まずは色々な人に訊きたい 2.反抗の手はずが整ったらテレビ局からダイレクトを行う No.11 ワッフルワッフル 時系列順 No.13:殺し合い中?でもゆっくりしていってね!!! No.11 ワッフルワッフル 投下順 No.13:殺し合い中?でもゆっくりしていってね!!! しぃ No.36 すべては、セカイ動かすために。 いわっち No.36 すべては、セカイ動かすために。
https://w.atwiki.jp/ohshio/pages/3178.html
春休み揖西西招待サーッカー大会 ∪-9 日時 2019/03/31(日) 学年 3年(新4年) 会場 播磨光都サッカー場 詳細 ご案内
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/19885.html
消し方ボーナスは全て罠。ひたすら回復が欠損しないことと落ちコン高コンボを祈るだけの超絶ゴリ押しランダン。 -- 2019-04-02 13 46 19 今回王冠無理だ。王冠、王冠、無理だ俺の王冠。3パーセント昔よりもハードな気がする -- 2019-04-03 23 42 14 道中で落ちコン17コンボ来て漸く158950。これで王冠圏内かな。マジで石割って落ちコン来るの祈るゲームでしかないので、一に忍耐二に忍耐の心構えでひたすら祈る。パズルスピード自体はあんまり要らないけど、落ちコン少なくても153000程度はポンポン出るようじゃないと王冠狙いは不毛かもしれん。 -- 2019-04-05 01 37 35 ↑ちなみに自分はこの点数を引くまで石8個割りました。石10ガチャでハズレ引くよりは安い、の精神。 -- 2019-04-05 01 38 32 まだ参加していないワイ、期限内に石回収できればいいかなと考えている。なお、数字に追われたくないのと報酬に魅力を感じないのとで切断ソロ化を計画中な模様。 -- 2019-04-05 16 37 28
https://w.atwiki.jp/aflog/pages/71.html
千秋しまってこー!! 掲載雑誌 まんがライフMOMO(竹書房) 発表期間 2003~2008年不定期掲載分は2001年~ 単行本 全3巻 掲載ページ数 5~6P 見出しの書体 創挙蘭(1巻~2巻途中)→DF綜藝体(2巻途中~3巻) 概要 いわゆる「スポ根」系の4コマ作品である。ソフトボールを題材にしている。 最初は不定期で『まんがライフ増刊号』『フリテンくん増刊号』で5回分やった後、まんがライフMOMO創刊と同時に定期連載に移行した。 話数の単位は「ぶっこみ」。キャラクターは51話より進級している。 見出し・吹き出しの書体が途中から微妙に違っているが、これはグッティーと同じ理由である。雑誌のデジタル化はこちらが先だった。 初期から中期は5ページで推移していたが(その間4、6ページも稀にあった)、後期に入ると6ページになっていた。最終回は7ページ。カラー掲載は1度のみ。 最終回以降、同誌での作者の連載は持っていないが、ゲストとしてはよんこまのこで登場している。 あらすじ 連敗続きの桜井高校ソフトボール部。キャプテンの前田とも子とマネージャーの遠山みずほはその状況に頭を抱えていた。 試合の帰り、河原ですばらしいスローイングを見せる浅倉千秋という少女を見付ける。だが、彼女は元不良少女で問題児だった・・・。 ほかにも清らかな心の顧問や千秋が大好きな将棋部員が登場する。 千秋しまってこー!!の登場人物
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/749.html
52 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/05/31(木) 03 06 11 ID hi8v30i6 十八時十五分 浅原沙紀 すっかり暗くなった五月の夜道を私は歩いています。剣道部の部 員さん達と別れ、一人で歩くこの道はなんだか妙に長く感じます。 私が高校に入るまでは、いつもお嬢様が隣にいて、共に歩くこの 帰り道は私の毎日の小さな楽しみの一つでした。お嬢様は何にでも 直ぐに興味を示されます。それは帰り道も例外ではありませんでし た。お嬢様は、何度も何度も、それこそ何万回もこの道を通られて いるのに、その度に、何か新しい発見をなさいます。 例えば、それは木々の紅葉であったり、 例えば、それは燕の巣であったり、 例えば、それはタンポポの綿毛であったりします。 そうして無邪気にはしゃぐお嬢様の姿はなんとも微笑ましく、そ れだけで私はなんだかポカポカした気持になる事が出来ました。 それが変わってしまったのは、いつからでしょう? 私が高校に入った時からでは、なかったでしょうか? お嬢様は高校に入った私に、何か部活に入るように熱心に勧めら れました。最初は私も乗り気でした。私はお嬢様との連帯感をもっ と深めたかったのです。勿論、私はお嬢様と十数年の時を共に過ご していますから、それはそれは硬い絆で結ばれていることでしょう。 しかし、その頃の私の中には、「もっとお嬢様と語り合いたい」 「もっとお嬢様と解りあいたい」「もっとお嬢様と魂をぶつけ合い たい」そんな要求が生まれてきていました。簡単に言うと、私の中 でお嬢様が足りなくなってきたのです。 だからこそ、部活に入るのに私は乗り気でした。部活に入り共に 同じ目標に向って自他を研磨する…お嬢様と私の絆を更に深める絶 好の機会だと想ったのです。そうして、それが身勝手な要求だと解 りつつも、もしかしたらお嬢様も同じ気持なのでしょうか…と思わ ずにはいられませんでした。 しかし、直ぐに私はお嬢様の気持は、私が想像しているのと全く 違うと知らされる羽目になりました。 私が、新入生歓迎パンフレットを見ながら、何処の部活に入ろう か考えている時、お嬢様は友達の源之助さんが入る剣道部に入って はどうかと勧められました。私の入った高校の剣道部は、そこそこ の強豪なので毎日厳しい練習があります。だからこそ、私は直ぐに 賛成しました。厳しい練習に共に耐えてこそ、より絆が深まる。そ う思ったからです。 だからこそ、次の日の朝に、お嬢様が自分は剣道部はおろか何処 の部活にも入らないと聞かされた時はショックでした。 お嬢様と一緒に部活が出来ないのもそうですが、私が更に衝撃を 受けたのは「お嬢様が私から離れたい」という事実です。お嬢様は 自分のせいで、沙紀さんは自由な時間を取れなかったから、せめて 高校生活だけは…と仰せられましたが、お嬢様、そのような申し訳 なさそうな顔はやめて下さい。嘘であることがバレバレですよ。 53 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/05/31(木) 03 08 11 ID hi8v30i6 それなのに、お嬢様がこんなにも強く、剣道部の入部を勧める理 由は一つしかありません。お嬢様は一人の時間が欲しくなったので すね。 思えば、私がこの家に来たときから、お嬢様は一人の時間を取っ てこられました。 日に一回はある、やたら長いトイレ。 決して、私とは一緒に入らないお風呂。 それはお嬢様が大きくなるに従って頻度がましていき、そして中 ニの頃はそれがピークを迎えられ、とうとうお嬢様は自分の部屋に 鍵をかけられました。そして、最近は昼休みになると必ず身を隠す ようになられました。お嬢様…、私はそうしたお嬢様の変化を見る たびに、複雑な気持ちになってきたのですよ。 お嬢様…私がうとましくなられたのですか? そう思わずにはいられませんでした。 しかし、それをどうして聞けましょうか?しかしまた、それをど うして聞かずにいられましょうか? そうして結局、答えを聞かない事が答えのような曖昧な状態のま ま無為に時を過ごしてきました。勿論、お嬢様と過ごす時はいつも 楽しかったですよ。しかし、お嬢様が部屋やトイレに篭られる度に 私の中でお嬢様が段々と足りなくなっていきました。こんなに近く にいるのに、お嬢様が段々と遠くに行っているように感じるのです もっとお嬢様と一緒にいたいのに…、結局私はこの思いをお嬢様 に伝える事は出来ませんでした。なんだか、それを聞いてしまった ら全てが終わる気がしたのです。まるで獲らわれた麒麟(この時に獲 らわれた麒麟はお嬢様と同じく否命というそうです)よりも、もっ とおぞましい何かが出現するような、そんな不気味な予感というよ り確信に近いものが私を掴んで離しませんでした。 未だに、その答えは分からないままです。しかし、私は「お嬢様 は私から離れたがっている」その事だけは理解りました。 だから、私はこうして剣道部に入りました。お嬢様と離れるのは 心苦しかったですが、お嬢様がそう望んでいる以上、私はそれに従 います。 それに入ったら、入ったで剣道部はとても楽しいものでした。し かし、その楽しい時間も、私は心の底から楽しむ事が出来ませんで した。 54 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/05/31(木) 03 10 04 ID hi8v30i6 まるで、最新の液晶テレビを見たあとで、昭和時代の白黒テレビ を見るような感覚に襲われてしまいます。つまり、私はどうしても お嬢様と過ごす時間と、剣道部の時間とを比べてしまい、結果、剣 道部の時間が本当に楽しいにも関わらずなんだか色褪せて見えてし まうのです。私の心の何処かにはいつもお嬢様がいる故に…。 「難波潟短き葦のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや」 って、これは恋歌ですね。自然と口をついて出た恋歌に私は思わ ず赤くなりました。なんでこんな歌が思い浮かんだのでしょうか? これではまるで私が…。 そんな事を考えているうちに、ようやく私は家に着きました。 お嬢様…、やっぱりこの道は一人で歩くには長すぎます……。 55 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/05/31(木) 03 12 04 ID hi8v30i6 十八時二十分 秋月家 「あっ、沙紀さん」 「沙紀さん?」 そう言ってからの否命の行動は早かった。まず、さっきまであん なにも隆起していたマラがみるみる萎えていく。 そして電光石火の速さでパソコンの電源をスイッチを押して切り (パソコンのOSはXPである)、パンツとスカートを上げると、 足音一つ立てずに早歩きで自分の部屋へと駆け込んでいった。 「って、貴方、財布を渡しなさいよ!」 それからドタドタと足音を立てながら凛が今、まさに部屋に入ろ うとしている否命の腕をガッチリ掴んで引き寄せる。 しかし、その拍子にドアに手を掛けていた否命は大きく体勢を崩 してしまい二人はもつれあう感じで倒れこんでしまった。 ガタンッ!! 「お嬢様…!?」 何かの倒れる音に驚き、慌てて廊下に向った沙紀が見たものは… 上着がはだけ、血まみれのシャツを覗かせている見知らぬ少女を押 し倒している否命の姿であった。 「………」 「………」 「………」 三人が三人とも、それぞれ万感の思いを込めて固まった。沙紀は ただポカンと痴呆の如く口をあけ、否命はゆっくりと頭を動かし二 人の顔を見比べ、凛は突如現われた沙紀をひたすら凝視していた。 「ええと…」 気まずい雰囲気の中、最初に声を発したの凛だった。凛は視線を 自分の血まみれのシャツに注いでいる沙紀にニッコリと微笑むと、 「沙紀さん…でしたっけ?安心して下さい…このシャツの血は私の 血ではありませんから」 しばらくして…、沙紀の口から悲鳴が上がった。
https://w.atwiki.jp/tanosii/pages/54.html
義母の調子が悪いと少し前から心配していました。具体的にどこが悪いという理由らしい理由が有るわけではなく、ただ食が細いということだけだったのです。 そのころはまだ一緒に住んでいなくて、で、私が一日会社を休んで、病院に連れて行くという予定にしていました。その日、まだ眠そうだった義母を起こしてタクシーを呼んで病院に連れて行きました。日赤について、内科で食事が細い、食欲が無いと訴えた。当日は初冬で、風邪が流行り始めていることと、風邪の予防注射のために、いつもより患者が多かった。 実は、1週間前に内科の病院で風邪の予防注射はしたのだが、具合が悪そうなので改めて、総合病院につれてきたのだった。 あまりにも具合が悪そうなので、一時的にベットを借りた。順番を待つ間、義母はぐっすり眠っていた。こんなに良く眠れるのだから、病気ではないのかも?という気さえしてきた。医師の診察を待つ間、お世話になっていた介護福祉士で看護師の人に、”最近食が細い”と相談したら、”水がだめならとろみのついたものを飲ませること、ウイダーインゼリーなどは、栄養もあるので補助食品としてはいい”などのアドバイスを頂き、病院の売店などで買い占めてくる。医師が寝ている義母のベットにやってきて、上にかかっていた毛布をはぐと、特にどこか胸をみるとか聴診器一つあてることもせず、帰るようにと私に言う。 あっけにとられたけど、見るほどの病気ではないのかと思い、タクシーを予約する。 帰りのタクシーは、家からちょっと遠い場所に止まった。12月中旬のうきうきした時期で、家の近くまでタクシーが入らなかったのだ。夫も呼んで両側から義母を支えて少し歩いてもらう間、心臓がいつもより早いんじゃないか?という不安があったことは確か・・・その不安が的中するとは思わなかった。
https://w.atwiki.jp/childreninfukushima/pages/241.html
岐阜県多治見市で暮らしませんか? 中部地方で暮らしたい方。 築7年。4LDK+4帖の納戸・敷地面積58�� 中部地方で暮らしたい方。 築7年。4LDK+4帖の納戸・敷地面積58坪 延床面積37坪 駐車場2台可能 家賃 応相談 短期間・長期相談に応じます。 小学校保育園は徒歩5分・コンビニまで車で3分 スーパー・病院なども近くにあって便利です。 移住を考えていらっしゃる方、グループシェアでも可能です。 メールアドレス ----- baruhara@re.commufa.jp 情報元 母子疎開ネットワーク「hahako」 http //hinanshien.blog.shinobi.jp/Entry/508/
https://w.atwiki.jp/kskkskkskksk/pages/134.html
お菓子しけるから食べるっていったら 京「ちゃんとしまってー!」 お母さんか!
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1515.html
今日は人間の里で行う一日中お祭りをする日だ。 この日ばかりは仕事に追われる者や、友好な妖怪たちでも祭りを楽しむのだ。 そしてここにも… 「ごめんなさいね、待たせたかしら?」 「いや、こっちも少し前に来たばかりだから」 シンとアリスの二人もまた例にもれず、本日の祭りに来ていた。 「しかし結構色んな屋台があるんだな」 「基本的にイベントがある日は徹底的にやるからね」 見える範囲でも射的、くじ引き、金魚すくい、焼きもろこし、串焼き肉と多様だ。 現在二人とも未だその場から動いておらず、周りの状況を見るに留まっている。 残念ながら本日はアリスとシンのデートではなく、早苗も含めて本日は三人で行動する予定なのだ。 アリスは不謹慎ながらも今だけでもシンの隣にいられることが嬉しく、 もう少しだけこのままでいたいという思いが早苗には申し訳ないが少なからず心の片隅にあった。 (な、何か緊張するな…) シンはこの状況に何とも言えない気分になっている。 幻想郷に来てしばらくは外の戦争の影響か、幾分麻痺していた感情が最近になって正常になってきているようだ。 つまり女の子と二人きりという、しかもアリスのような綺麗な少女と一緒という状況にドキドキしているのだ。 しかもこの後に早苗も合流するのだからどうなることやら。 「あ、さな…え?」 待つこと数分、アリスが早苗を見つけたようだが何やら様子が変で、シンも気になりアリスの視線を追う。 相手は確かに早苗なのだが、頬を膨らませいかにも怒っていますと言わんばかりだ。 「お二人とも、大変お待たせしました」 「う、ううん。大して待って無いから…」 「ていうか、早苗どうしたんだ?」 「…聞かないでください」 何とも無茶な注文にシンとアリスは互いに何があったのだろうと首をかしげる。 少し時間を遡り、早苗がマーガトロイド邸から神社へ戻ってきた時のことだ。 (えへへ、シンさんと一緒にお祭りだ) この世の春が来たように満面の笑顔で神社の階段を上る早苗。 シンとアリスと三人で朝食を食べていたとき、今日の祭りの話の話題が出てきてどうするかと考えていると 「じゃあ折角だからこの三人で出かけない?」 とアリスの提案に早苗は即賛成した。 アリスがいるがそれは問題なしだ。昨晩の約束を果たすにも実に丁度良かった。 なので一旦神社へ戻り、準備をし終えた後すぐに待ち合わせの場所へ向かうはずだったのだが、 「あ~~う~~~早苗助けて~~~~」 「す、諏訪子様どうしたのですか!?」 自分の崇める神様が助けを求めるほど何か重大な異変が発生したのか!? そう思い急いで諏訪子の部屋に入ったのだが… 「ううう、私は何もわるくないんだ~…」 「か、神奈子しっかr…う~まだあのイメージがぁ~~~…」 二柱が揃って寝込みうなされているという何とも言えぬ状況だった。 とりあえず比較的ましな症状の諏訪子に事情を聴いたのだがそれがまずかった。 気分が優れなく、つい言ってはまずいことまで色々と喋ってしまったのだ。 つまり早苗を外泊させたのはシンとの後継者を身籠らせるためにしたことまで。 それをしったらさあ大変!早苗の怒りと恥辱心は臨界点を突破しそれはそれは大層激怒した。 結果、神奈子と諏訪子は三カ月のお小遣い禁止が言い渡されたのである。 神であろうと家庭を支えるものが勝つという実例であった。 「まあ、何があったかは深くは聞かないわ。でも折角のこの日にそんな顔で過ごしていたら損よ」 「そ、そうですけど、う~」 さすがにあんなことがあった後にデートというのもいまいち乗気になれない早苗。 シンもどうしたものかと腕を組む。すると、 「あら、シン様こんにちは」 「あ…シン」 「あ、咲夜とパチュリー」 紅魔館の咲夜とパチュリーが声をかけてきた。 シンは咲夜はともかく、パチュリーには胸を触ってしまったことからどうも避けられ気味で、謝る機会が無かった。 パチュリー自身、もう既にそれは許してあるが、どうしても恥ずかしさで避けてしまうのだ。 「あら、珍しい組み合わせで外出してるのね」 「あ、こんにちは咲夜さん、パチュリーさん」 「ええ、こんにちは」 「…たまには私も外出するわ」 だがさらにまた、 「あら、久しぶりねシン」 「あ、輝夜さん、鈴仙、お久しぶりです」 「…うん久しぶり」 永遠亭の輝夜と鈴仙までこの場に来た。 鈴仙は輝夜の若干後ろに隠れるような位置だ。 「…本当に珍しい組み合わせがいるわね」 「は、はい」 「…輝夜様と鈴仙、か」 「…まさか」 輝夜と鈴仙はシンの後ろにいる四人の少女たちに気づいた。 そしてこの場にいる女性6人は確信とも言える直感が過った。 ―――恋敵(ライバル)と――― 変わってしまった日常 東方版 6 お祭りだよ!全員集合!! 当初の予定とは大分増えた人数でお祭りを回るシン一行。 内心アリスと早苗は非常に残念であったが、とりあえず妥協し共にいる。 「へえ、じゃあ咲夜達はレミリアに休暇を貰ってきたんだ」 「というよりも、お嬢様から一方的に頂きました。『今日は二人で祭りに行け』と」 「ふ~ん、私は折角だから永琳に駄目もとでお願いしたら許可が貰えたわ。何故かすごく喜んでいたけど」 最も今の会話からわかるように殆ど咲夜と輝夜にシンを取られてしまっているが。 「ふむ、中々に積極的だな咲夜は」 「姫も意外に攻めるわ。やはり決意した乙女は違うわね」 「早苗もすこ~し頑張ればなぁ~」 さてシン一行らの後方にいるこの三人、察しの通りレミリア・永琳・諏訪子である。 目的は言うまでもなくシンに対して縁者がどう行動するか所謂覗き行為だ。 「しかし諏訪子、お前は少し懲りたらどうだ?」 「こんな一大事に大人しくしてる方がどうかしてるよ!それに神奈子に代わって私が見届けないと」 「一応診察したたけど、あの症状は安静にしておくしかないわね」 「…私とシンは無事だったのは運が良かったな」 あの歌は思い出すだけでも嫌になる。 「でも折角のお祭りなんだから楽しまないとだめよ三人共」 「ええ、縁者の恋愛見ながら楽しむことこそ真理だと思うけど」 「・・・何をしに来た?亡霊姫とスキマ妖怪?」 「あらつれないわねレミリア。よく紅魔館でお茶する仲なのに」 「勝手に来てよく言う。最もいきなり私の部屋から出て来なくなったのは嬉しい限りだが」 「で、二人共早苗達の恋路見に来たの?」 「それもあるけどね~」 視線を泳がす幽々子と紫。 「どうせ妖夢と藍から逃げてきて、運が良ければシンと両想いにさせて自分の風除けにしようってところでしょ?」 ギクッと永琳に図星を突かれた二名に何とも呆れる。 「ま、まあそれは今はどうでもいいことよ」 「そ、そうよ。藍達はこの際置いといて今はシン達の恋路を見守りましょう」 大分離れてしまったシン達を追いかける紫と幽々子。 やれやれと溜息を出し、後を追うレミリア一行はこれからどうなってしまうのかと若干不安を過らせながら後に続いた。