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おあらりらり -- (樹努彩夏) 2006-05-08 16 31 22 名探偵!-- (名無しさん) 2006-07-29 12 33 28 くんくん・・・・・どゅわ~~~~~~~~~~~~~いっすきィ~ -- (日高安曇) 2006-10-08 15 58 17 hh -- (名無しさん) 2008-10-01 17 42 53 ereeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeexxxxxxeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee -- (名無しさん) 2008-10-01 17 43 46 やるじゃんくんくんwwww -- (名無しさん) 2009-03-30 23 15 07 名前 コメント すべてのコメントを見る
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758 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/04/02(水) 19 55 29.87 ID ROtquQSO はじめまして。 希望(のぞみ)です。 少しだけ、私の話に付き合って下さい。 あ、私の自己紹介だけしておきますね? 私の名前は希望。 「きぼう」とかいて「のぞみ」。 生まれてから五年目の幼女です。 幼女についてはご存知ですよね? え?知らない? ここには色んな世界があるみたいですけど、私達がいる世界では「人工的に作られた、一定以上見た目が成長しない、人権がない人間」の事です。 私は……自分で言うのもアレなんですが、幸せなんです。 間違いなく、世界で一番幸せな幼女ですよ。 では、お話をはじめますね?。 つまらなかったらごめんなさい。 759 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/04/02(水) 19 56 22.70 ID ROtquQSO 私が、あの方達に出会ったのは二年前の春でした。 生まれた時に引き取って下さった方がいたんですが……。 私は愛してもらえなかったんです。 違うかな。 普通じゃない愛され方、だったのかな。 毎日毎日えっちな事をして、私の爪を剥がして、私を叩いて……。 そしてある日、叩かれて気を失っている間に公園に捨てられてしまったんです。 春とはいえ、夜は寒くて、寂しくて……。 そんな時、私は出会ったんです。 私のおねえちゃんと、私のおにいちゃんに。 「ねぇねぇ、祐樹くん。幼女が泣いてるよ?」 そんな声に私は顔をあげました。 「……俺、コーヒーか何か買ってくるわ」 そう言うと、男の人が走っていきました。 私はもう虐められるのは嫌だったから、逃げようとしました。 でも足がうまく動かなくて……その場にへたりこんでしまったんです。 そんな私に女の人は優しく、優しく声をかけてくれました。 「大丈夫だよ。いじめないよ?ほら、おいで」 女の人が私を抱き上げて、抱きしめてくれました。 暖かくて、優しくて。 私は泣き出してしまいました。 760 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/04/02(水) 19 57 00.37 ID ROtquQSO そこに男の人が帰ってきました。 手に、あったかいカフェオレを持って。 「ほら、飲めよ。あったかいよ」 私はそれを受け取って一口、口を付けました。 甘い。 すこし熱すぎるけど、甘くて、優しい味。 驚いた顔をしていた私に、女の人は言いました。 「あ、この子私に似てない?」 「確かに。髪ちゃんとすれば瓜二つじゃないか」 「ねぇ、幼女ちゃん。あなた、私の妹にならない?」 妹。 どういうものかは知っていました。 でも……私は人間じゃない。 何より、怖い。 「大丈夫だよ。何かあっても祐樹くんが助けてくれるから!」 「俺かよ!」 「頼りにしてるよ、祐樹くん♪」 戸惑う私に、自己紹介をはじめました。 「私は愛。お姉ちゃん、て呼んでね。で、こっちのイケメンが……」 「イケメン言うな。祐樹だ。よろしくな」 「幼女ちゃん。貴女の名前は?」 私に名前はありません。 名前なんか、必要なかったから。 761 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/04/02(水) 19 57 37.51 ID ROtquQSO 「わ、私に名前は、無いです」 怖かったけど、少しだけ勇気を出して、言ってみました。 「そっか。なら、貴女は希望。きぼうって書いてのぞみ。よろしくね、希望」 希望。私の名前は希望。 何故かはわかりませんが、しっくりきて、すごく気に入りました。 「何で希望なんだ?」 「私が「あい」。祐樹くんは「ゆうき」。愛と勇気ときたら後は希望だよ!これからよろしくね、希望」 そして私は家についていきました。 ゆーきくんとお姉ちゃんは恋人同士。 同棲してるけどお姉ちゃんは体が弱くて、いつもは家で養生してるんだよって言っていました。 ゆーきくんはカッコイイ顔をした社会人。 お給料はすごくいいけど、大変なお仕事なんだって。 お姉ちゃんと結婚する為にお仕事を頑張ってるんだ。 お姉ちゃんは家にいるけど、お掃除したりお洗濯したり、御飯作ったり。 大人しくしてなきゃダメだろっていつもゆーきくんに怒られてる。 762 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/04/02(水) 19 58 24.65 ID ROtquQSO だから私はお姉ちゃんのお手伝いをして、楽しく、幸せに過ごしました。 夏になると、みんなで海に行きました。 すごく綺麗で、びっくり! 普通だったら恋人同士、二人だけで行きたいかなって思ったけど……二人とも、希望がいかないならいかないって。 嬉しくて、また泣いちゃいました。 秋になると、みんなで公園に行きました。 私がオニで、かくれんぼ。 お姉ちゃんもゆーきくんも見つからなくて、泣いちゃいました。 またやろうねって、約束して帰りました。 冬になると、クリスマスデートです。 恋人+私。 お仕事が遅くなってゆーきくんは遅刻です。 ゆーきくんが来る前に作戦を練りました。 「やぁ、わりい。遅れた!」 作戦開始です。 「あーあ。祐樹くんは私達と過ごすクリスマスなんかどうでもいいんだー」 「あーあ。私も泣いちゃいます。えーん」 ゆーきくん、わたわたしてて面白いです。 763 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/04/02(水) 19 59 02.50 ID ROtquQSO 「え、あ、ご、ごめん!どうでも良くないから!二人とも愛してるから!」 私とお姉ちゃんは顔を見合わせると 「「うそだよー!お仕事お疲れ様!」」 って言って買っておいたチョーカーを渡しました。 三つ買って、みんなお揃いのチョーカー。 お姉ちゃんと三時間も悩んで買った、クリスマスプレゼント。 「愛、希望……ぁ、ありがとうぅ……」 ゆーきくんが泣き出しちゃいました。 すごく嬉しそうなゆーきくんを見てると、私もお姉ちゃんも嬉しくて……私達、みんなで抱き合いました。 寒い冬だって、みんなで居ればあったかい。 前のご主人様のとこであった事なんて、夢だったかのように幸せで……私はまた、泣いていました。 私、一年中泣いてばかりですね。 でも、嬉しくて涙が出るなんて……二人に会うまで知らなかったから、私はその涙が誇らしくもありました。 784 名前: SS@感想屋 投稿日: 2008/04/03(木) 18 58 44.59 ID jup.uwSO そして皆で迎えたお正月。 お姉ちゃんと一緒にお節を作った。 ゆーきくんもおいしいよって笑ってくれて、すごく嬉しかった。 それから、神社にお参り! そこでお姉ちゃんがお守りを買ってくれました。 ピンク色で、刺繍が施してあるかわいいかわいいお守り。 「お釣りは全部五円玉で下さい!」 って。 四枚の五円玉。 私は二枚もらいました。 「「「今年も、三人一緒にいられますように!」」」 みんなで同じねがいごとをして、笑い合いました。 今年も、良い年でありますように。 春が過ぎようとする頃、お姉ちゃんの体調が崩れました。 詳しい事は聞いてもわかりませんでした……。 私が二人に出会ってから二度目の夏が来ても、お姉ちゃんは寝たままでした。 そして、少しお姉ちゃんの体調が安定した時、ゆーきくんが言いました。 「愛、結婚しよう。愛は俺の妻として、希望は俺達の娘として……幸せに暮らそう」 お姉ちゃんは、もちろんこう答えましたよ。 「はい」 って、最高の笑顔で。 785 名前: SS@感想屋 投稿日: 2008/04/03(木) 18 59 10.32 ID jup.uwSO 夏が終わる頃……結婚式が行われました。 ゆーきくんはタキシード。 お姉ちゃんはウェディングドレス。 私も、私のサイズのドレスを着せてもらいました。 綺麗な、綺麗な、純白のドレス。 お姉ちゃんとゆーきくんは着付けで別々の部屋でしたが、二人ともずっとにやけていて、幸せそうです。 いえ、幸せだったんです。 その瞬間は間違いなく。 ゆーきくんが着付けた時、着付けのおばちゃんがゆーきくんの控室に駆け込んできていいました。 「花嫁様が、倒れました!!」 私もゆーきくんも、走りました。 僅か10メートルも無いはずの部屋への距離が長くて、息が切れながらも何とかたどり着きました。 救急車が来て、私とゆーきくんは付き添います。 お姉ちゃんは、目を覚ましません。 まだ……まだ、かくれんぼしてない。 まだお姉ちゃん達の娘になってない。 神様。 お姉ちゃんを、助けて下さい。 ずっといい子にしますから。 もう、泣きませんから。 786 名前: SS@感想屋 投稿日: 2008/04/03(木) 18 59 42.72 ID jup.uwSO 二時間程立ったでしょうか。 お姉ちゃんが目を覚ましました。 「祐樹くん、希望。ごめんね?結婚式、中止になっちゃった……」 そんなの、いいよ。 お姉ちゃんが無事なら、それでいいよ。 「馬鹿。そんなんまたやればいい。愛が目を覚まして良かった……」 そんな私達にお姉ちゃんはいいました。 「ありがとう、祐樹くん、希望。愛してる。私ね、本当に幸せだよ。きっと、ずっと。だから……」 そう言って、お姉ちゃんはまた、眠りました。 でもその眠りは覚めない眠りで……。 こんなのって、ないよ。 それからゆーきくんは仕事を辞めて、ずっと家にいるようになりました。 毎日、毎日、泣いてる。 私も、ずっとずっと泣いて。 こんな私だから……神様はおねがいを聞いてくれなかったんだなぁ。 そんな日が何日も続いて、私の話はもう終盤です。 ここからは、ついさっきの事になります。 あぁ。もううまく考えられない。 まだ。 まだ話し終わってないのに。 787 名前: SS@感想屋 投稿日: 2008/04/03(木) 19 00 10.31 ID jup.uwSO ゆーきくんが、私に言いました。 「なぁ、希望。お姉ちゃんに会いたいか?」 私は迷いなく、会いたいって。 そしたら、ゆーきくんのおっきくてあったかい手が、私の首にかかりました。 「ごめん。ごめんなぁ……俺もすぐ行くから……また、皆で……」 あぁ。 白い。 何も考えられないよ……。 ゆーきくん。 ありがとう。だいすき。 お姉ちゃん。 ありがとう。だいすき。 ……お姉ちゃんが、見えます。 少し困った顔で、私を見ています。 言わなきゃ。 今度はちゃんと。 「お…ねえ、ちゃ、ん……みぃ、つけ……た……」 788 名前: SS@感想屋 投稿日: 2008/04/03(木) 19 00 38.63 ID jup.uwSO お姉ちゃん、みーつけた! ――希望。祐樹くんを許してあげてね。 私、何も怒ってないよ? ――そっか。希望。これからはずっと一緒だよ。 ゆーきくんも!! ――そうだね。じゃあ、駅前で待とうか! うん! ――また、怒った振りして困らせちゃおうね♪ えへへ。それから、結婚式したいな。 ――うん。ずっと三人一緒だよ。また公園に行こうね。 お姉ちゃん、私、幸せだよ。 ――お姉ちゃんも。きっと、祐樹くんも。 へへ。あっ! ――あっ。 ――――ごめん。おまたせ。 のぞみ~新幹線的な意味で~END
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きくやで中華そばを。 魚系のあっさりスープ。メンマはちょっと変わった味がしました。 (住所)宮城郡松島町松島字町内75-23 by 灯 名前 コメント
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きくやで中華そばを。 魚系のあっさりスープ。メンマはちょっと変わった味がしました。 (住所)宮城郡松島町松島字町内75-23 by 灯
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雑談、要望など自由に書き込んでね! だぞーー!! - かぶるくん (2023-05-02 00 37 39) 名前
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島の露天風呂 かのん 収録パック [TD+]ラブライブ!スーパースター!! カード番号 LSP/W92-012 レアリティ R、SR カード名 島の露天風呂 かのん 種類 レベル コスト トリガー 色 ソウル パワー 特徴 キャラ 2 1 ソウル 黄 1 6000 音楽 フレーバー ちぃちゃんにも見せてあげたかったなぁ… 【永】 他のあなたの《音楽》のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+1000。【自】【CXコンボ】 このカードのアタックの終わりに、クライマックス置場に「どこまでも飛んでいける」があり、他のあなたの《音楽》のキャラが4枚以上なら、あなたは自分の控え室のキャラを1枚まで選び、手札に戻し、自分の控え室の《音楽》のキャラを1枚まで選び、ストック置場に置く。 CXコンボの対応カードはどこまでも飛んでいけるでソウル2つのアイコンを持つ。 盤面が埋まっているという条件から、パワーは基本10000と考えてよい。 CXコンボはリバース要求をしないので、一見条件は簡単に見える。 しかし盤面が埋まっていないといけないので、助太刀でレベルオーバーを除去されたり、思い出送りにされると不発となる。 メタ次第だが、レベルオーバーと共存しない方が良さそう。 このカードは助太刀で返り討ちにあっても効果は発揮するが、思い出送りになってはいけない。 相手の助太刀を確認しておこう。 まだ名もないキモチ 恋で確実に攻撃を通すのもいいだろう。 同じCXに対応しているカードとして…好きなのにね かのんがある。 こちらはレベル0の後列キャラなので共存可能。 その場合、まだ名もないキモチ 恋と場所を取り合うので枚数は調整しよう。 関連カード カード名 レベル 色 備考 どこまでも飛んでいける 黄 CXコンボ、ソウル2つ …好きなのにね かのん 0 黄 CXコンボ、同じCXを参照している まだ名もないキモチ 恋 1 黄 レベル応援、攻撃サポート
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654 :かんきんされてるのは、ぼく :2010/08/24(火) 23 08 35 ID KnMWpfd0 テーブル、本棚、デートで買った大きなぬいぐるみ。 一見してごく普通の女の子の部屋だ。 ただし、その部屋の奥には普通で無いモノがある、というかいる。 ベッドの上で四肢を拘束された男、つまり僕だ。 そんな部屋に、一人の女性が帰ってくる。 「ただいま、アキラくん!」 長い髪を後ろで束ねた一見快活そうな女性、ユカリさんだ。 彼女がどこか歪んだ笑みを僕に向ける。 「おかえり、ユカリさ…」 僕がそう言い終わらないうちに、ユカリさんはベッドの上の僕に飛び込んでくる。 そして、濃厚なキス。 互いの舌が絡み合う。 「フフ、アキラくんに会うの、待ち遠しかったぉ、ボク…」 しばらく僕の口の中を味わうと、ユカリさんは言った。 「おかえり、ゆかりさん」 僕は改めて言う。 「遅かったね」 僕の言葉に、意外そうな顔をするユカリさん。 「ユカリさんの毎週金曜の帰宅時間は午後7時。今日は7時15分。―――毎日きっかり同じ時間に帰ってくるのに、どうしたのかな、今日は?」 僕は穏やかな笑みを浮かべて言った。 けれど、ユカリさんの顔からは一瞬にして笑みが消えていく。 「…何で、そんなこと気にするのかな?」 ユカリさんの細い指が、僕の首にかかる。 「アキラくんはもう何も心配しなくて良いのに。良いはずなのに。そんなにこの部屋の外の世界のことが気になるの?そんなに外の世界のコが気になるの?ここにはボクがいるのに!何で何で何で!?」 ユカリさんは大学の陸上部に入っている。 だから、体力に関しては文系人間の僕なんかよりずっとある。 もちろん、筋力や握力だって。 「…んなんじゃ、ないよ」 喉をしめつけられながらも、僕は何とか声を出す。 弁解の言葉に、ユカリさんの手が緩む。 「そんなんじゃないよ。ただ、ユカリさんが僕に会いたかったように、僕もユカリさんに会いたかったからね。少し、意地悪したくなっただけさ。ゴメンね」 僕の言葉に、ユカリさんの顔に笑みが戻る。 「ううん。ボクこそゴメンね~、アキラくんを待たせちゃって。あんな女が絡んでこなかったら、もっと早く帰れたんだけど…」 「あんな女?」 ユカリさんの不穏当な言葉に、僕はピクリと反応した。 「もしかして、また妹が?」 僕には、仲の良い妹が一人居る。 そして、その妹は僕がユカリさんに監禁されている、と思っているらしい。 ……そして、それは事実である。推理小説なら妹は探偵役になれるところだ。 「あんな女と血縁だからって、アキラくんが責任を感じること無いよ。……あの女、お兄さんと結ばれるなんて冗談みたいな夢物語を本気で信じているのかな?あんまりしつこいようなら、しっかりきっちり殺しておかないと…」 ユカリさんは言った。 後半は小声で言ったつもりらしいが、僕と彼女は同じベッドの上である。全部しっかりきっちり聞こえた。 「ハハハハ、それこそ冗談だよ。そんなことでユカリさんを殺人犯にできない」 僕は、乾いた笑いと共に言った。 「…アハ」 その言葉に、ユカリさんはまるで面白い冗談を聞いたかのように笑い出した。 「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」 狂ったようなとしか形容しようのない、見事な笑い声だった。 こんなに笑ったユカリさんを見るのは久しぶりかもしれない。 「アキラくんおかしい!ボクとアキラくんの邪魔をするモノに人権なんて無いのに!でも、そう、そうだね。確かに、殺すと後が面倒かも。アキラくん賢い!」 その時、ユカリさんのバッグから振動音が聞こえた。 携帯電話だ。 「電話?」 「ううん、つまんないメール」 携帯電話を確認すると、ユカリさんは鮮やかな手つきで携帯電話をゴミ箱に投げ捨てる。 「ボクとアキラくんの邪魔をする携帯電話なんて、この世からひとつ残らずしっかりきっちり消えてなくなれば良いのに」 不満げに(かわいらしく)そう言うユカリさんだったけど、すぐに笑みを浮かべた。 「…携帯電話?」 そう言って、改めて僕に向き直る。 655 :かんきんされてるのは、ぼく :2010/08/24(火) 23 09 26 ID KnMWpfd0 「ねぇ、アキラくん」 不気味なまでにほがらかに。 「何だい、ユカリさん?」 「ボクのこと、好き?」 その手に握られた切れ味よさそうなナイフはどこから出したんだい、とは聞けない。 「うん」 首筋に突き付けられたナイフに冷や汗を垂らしながら、僕は答えた。 「愛してる?」 「うん」 「だったら、ボクたちの邪魔をするモノなんて、嫌いだよね?」 「……うん」 僕の答えに、ユカリさんは満足そうにナイフを手放す。 「じゃあ、同じことを、あの女にも言って?」 そう言ってユカリさんが僕の手に握らせたのは、『僕の』携帯電話だった。 まだ、解約してなかったんだね、とは言わなかった。 「………うん」 妹に嫌われるのは悲しいことだ。 しかし、それで妹の命が救われて、ユカリさんが人殺しにならないのなら、安い代償だ。 656 :かんきんされてるのは、ぼく :2010/08/24(火) 23 10 21 ID KnMWpfd0 ユカリさんが僕を監禁して、もう随分になる。 人一人監禁するというのは、人一人養わなくてはいけないということだ。 一人暮らしの大学生であるユカリさんには大変なことだろう。 なのに、どうして僕なんかを監禁しようなんて思い立ったのか? 疑問に思って聞いてみたことがあったが、彼女はただ「昔から大切なモノはしっかりきっちりしまっておくことにしてるんだ」と言うだけで多くは語らなかった。 ―――つまり、歪んだ独占欲か――― 僕の中の冷淡な部分が、その時そう評した。 さて。 妹への電話を終え(それはいささか以上に苦痛に満ちたものだった)、僕達は夕食をとった。 夕食はユカリさんの手料理だった。 その味は―――聞かないでくれ。ただ、先ほどの電話と合わせて色々な意味で苦い夕食となったとだけ言っておこう。 ……いや、これでも随分上達したんだよ? 「おいしかった?」 ユカリさんが聞いた。 自分も同じものを口にしているのに、何でそんな言葉が出るのか不思議に思わなくもないが、彼女の頑張りを無下にするのもかわいそうだ。 「もちろんさ」 僕は答えた。 そう答えたのは、別に彼女の両手に食事の時に使ったナイフとフォークが握られっぱなしだったからじゃない。 ともかく、僕の言葉に満足そうな笑みを浮かべたユカリさんは僕の衣服に手をかけた。 「ねえ、…しよ?」 彼女の言葉に対して、僕の答えは決まっている。 657 :かんきんされてるのは、ぼく [sage] :2010/08/24(火) 23 12 31 ID KnMWpfd0 「ねぇ、アキラくん!気持ち良い!?気持ち良い!?気持ち良い!?」 僕の体の上で、ユカリさんは言う。 彼女の手に凶器は無く、ただ僕の手を握っている。 「うん、気持ち良いよ」 その答えは、ユカリさんを更に悦ばせることになったらしい。 「アキラくん、アキラくん―――!」 ユカリさんと僕は同時に絶頂を迎える。 彼女という器に、僕という存在が満たされるような錯覚を覚える。 ―――いや、こんなことをするまでもなく、彼女の中には僕の存在で満ちているのだろう。 正確には、僕への狂った愛で。 絶頂を迎えた彼女は、僕の上に倒れこんだ。 僕の四肢は拘束されたままだ。 この光景を他人が見たら、僕がユカリさんに縛りつけられているように見えるかもしれない。 しかし、一方でユカリさんの心は僕への狂愛で満たされている。 いや、僕への狂愛に縛られている。 そして、―――僕はそれを知っている。 知った上で、この状態を変えようとしていない。 「ユカリさん…」 僕は彼女のぬくもりを感じながら、穏やかな笑みを浮かべる。 穏やか?いや、それはとてもとても歪んでいることだろう。 これもまた、歪んだ独占欲。 さて、本当に監禁されているのは誰だろう?
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特徴:打鍵中の右手中指と薬指は基本くっついている。ku,mu,kiは大体98で取る 出現場所:Twitter,歌謡タイピング劇場 使用配列:Qwerty
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シロコメ 世界的に有名な会社。 主にゆるかったり可愛らしいキャラクターを専門に売り出している。 幼児から大人まで様々な層に向けてグッズを売り出している。 看板キャラクターははくまいくん。 しかし、たこやきくんブーム以来少し露出が控えめになっている・・・。 はくまいくん はくまいレディ たこやきくん あかしやきちゃん たこやきくんの弟