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序段 つれづれなるままに、日くらし硯にむかいて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 口語訳 なすこともない所在のなさのままに、一日中机にむかって硯を摺って、心に浮かんでは消えてゆく、つまらないことを、とりとめもなく書きつけていると、我ながら何とも押さえようもなく変になり、もの狂おしい気持がすることではある。 作者は誰でも作品を書くに当たっては、文の冒頭には相当神経を使うものである。どんな書き出しにするのか、読者の心を掴むためには、いかに流麗な文章でもって興味のある内容を書き綴るのかに工夫を凝らす。徒然草も出だしには当然心を砕いたことであろう。しかし、序段の冒頭を飾る文章は彼の独創ではなく、王朝文学にはよく見られる文型スタイルで、彼も抵抗なく使用したものと考えられる。さまざまな作品があるが、例えば 「この草子は、目に見え心に思うことを、人やは見むとすると思ひて、つれづれなる里居のほど、書き集めたるに、……」(枕草子 三百二十一段) 「訳─この草子は、わたしに見え、またわたしの心に思うことを、よもや人が見ることはあるまいと思って、所在のない里住まいの間に、書き集めてあるのだが……」 (NHK教育セミナー 古典への招待 徒然草より) 同じく、 「つれづれなるもの 所さりたる物忌。馬おりぬ双六。徐目に司得ぬ人の家。雨うち降りたるは、ましてつれづれなり」(枕草子 百四十二段) 「訳─所在のないもの いつも住んでいる場所を避けてよそでする物忌み。さいころを振っても一向に駒が進まない双六。徐目(官の辞令)に任官しない人の家。雨が降っているのは、まして所在のないものだ」 更に 「つれづれなるままに、いろいろの紙を継ぎつつ手習いをしたまひ、めづらしきさまなる唐の綾などにさまざまの絵どもを書きすさびたまへる……」(源氏物語 須磨) 「訳─所在なさにさまざまの色の紙を継いではすさびにお書きになさったり、また珍しい地の唐の綾模様などにいろいろの絵を興にまかせてお書きになるが……」 (NHK教育セミナー 古典への招待 徒然草より) など兼好は、王朝文学以降連綿と引き継がれているポピュラーな文型パターンでもって冒頭を飾り、今やつれづれなるままにと言えば徒然草を指す位の代名詞的な役割を果たすほどに名を高めるまでになっている。 これは、序段の結びの句─「あやしうこそものぐるほしけれ」があっての絶大なる効果だと思う。大方の解説書は、序段は原文の言葉とおりに訳して先を急ぐのが一般的であるが、ここは先ずは踏み止まりじっくりと吟味してもあながち無駄なこととはならないと思うので、いろいろと推量をして見ることにする。人間誰しも一日なり、半日なり机に向かいぱっなしの後には生理的に神経の緊張やら疲れで身体がもやもやして気が変になって、それを衝動的に発散するような気持で思いっきり背伸びをしながら奇声を発して畳の上に身を投げ出すことをまゝ経験するところであるが、徒然草を書くにあたって筆を持って机に向ったときの兼好の心境はいかばかりであったのであろうか。ただ単に生理的なものでしかなかったのであろうか。徒然草が成ったとも執筆を始めたとも言われているのが48才ごろと言われているので、西暦1330年あたりに相当し鎌倉幕府の晩期で、京都は後醍醐天皇の世に当たっていた。天皇の即位とともに社会は何故か騒然としてきて、各地の不満武士の蠢動が活発化してきて、きっかけさえあればいつでも倒幕の火が燃え上がる情況であった。騒然たる世の中で、彼の人生は決して平坦とは言えず挫折したり、俗世間の荒波に揉まれたりして、聖と俗の狭間を行き来してきた己の半生を振り返ったとき、─日暮れ、途(みち)遠し。吾が生(しょう)既に蹉跎たり─の心境ではなかったのではあるまいか。それが徒然草を書こうとしたときに知らずの内に湧き上がってきたときの狂わんばかりの感情でなかろうか。しかも、ありきたりの文型スタイルを踏襲しながら己の心理を極めて自然にわざとらしくなく吐露して読者と著者を一体化させているところに非凡な技を窺わせている。親しみ慣れた文型でもって深淵なる問題提起をさらりと示唆して、以後展開する多彩なる分野の話題に社会性や歴史性或いは文化を盛り込みながら説得力のある文章で読者の心を掴み、思わず徒然草の世界にのめり込んで行ってしまう。これが今までに長く人々に膾炙されて来た魅力ではいのか。 参考までに、徒然草と共に三大随筆とされている「枕草子」と「方丈記」の冒頭をそれぞれ読み比べて、時代の空気がそれぞれいかに反映されているかを僅かでも読み取ることができれば一興かと考える次第である。 <枕草子の冒頭> 1 春はあけぼの春は、あけぼの。ようようしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ蛍飛びちがひたる。雨などの降るさへをかし。秋は夕暮。夕日花やかにさして山ぎはいと近くなりたるに、烏のねどころへ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとおかし。日入り果てて、風の音、虫の音など。冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず。霜などのいと白く、またさらでもいと寒きに、火などいそぎおこして、すみ持てわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもて行けば、炭櫃、火桶の火も、白き灰がちになりぬるはわろし。 口語訳 春はあけぼのがよい。だんだん白んで行く山際が、少し明るくなって、朝焼けの紫がかった雲が細く横になびいているのがよい。 夏は何と言っても夜がいい。月のあるころはいうまでもないし、やみもやはり蛍が入り乱れて飛んでいるのはいい。雨などの降るのまで趣きがある。 秋は夕暮れがいい。夕日が華やかにさして山際にたいへん近くなっている時に、烏がねぐらへ行くというので、三羽四羽二羽など、飛んで行くのまでしみじみとした感じがする。まして雁などの列を作っているのが、たいへん小さく見えるのは、非常に趣きがあっておもしろい。日がすっかり落ちてしまって、風の音や虫の音などがするのもいいものだ。 冬は早朝がいい。雪が降っているのは、そのよさはいうまでもない。霜などがたいへん白く、またそうでなくてもたいへん寒い折りに、火など急いでおこして、炭火を持って廊下など通るのも、情景としてはたいへん似つかわしいことだ。昼になって、だんだん寒気がうすらいでゆるむ一方になってゆくと、いろりや火も、白い灰がちになってしまうのは何となく侘びしいものだ。 枕草子のほんの第一段だけであるが、先にも引用しているが、ご存知作者は清少納言で、彼女の仕えた主人中宮定子を中心とした宮廷生活の日常を核にして描き出した随筆である。時代は平安中期で十世紀末から十一世紀の初頭の頃にかけての主に朝廷を舞台にした出来事や話題を清少納言の目を通して綴られている。 中宮定子は関白藤原道隆の息女として一条天皇のもとに十四才で入内し、それに伴って清少納言が彼女に仕える形で宮廷に入るが、清少納言の宮仕えはほぼ八年ほどで、その間中宮定子の輝ける時期は初めのわずか一、二年だけで後楯である父の道隆の病没後、関白の座は伊周や隆家などの兄達ではなく叔父達の兼家や道長に奪われてからは定子の衰運も決定的なものになり、以後朝廷での光輝は復活することなく二十四才の短い生涯を閉じることになる。枕草子は中宮定子に大きく影響を及ぼした朝廷の政治的な争いには一切目も向けずに、清少納言が宮仕えの体験を通して中宮に対する明るく快い感動や賛美つまり「おかし」や「めでたし」などの語に代表される表現で作品全体のトーンを貫いている。定子の兄達と叔父達との政治的な暗闘、そうして政治的な敗北などは無縁のように明るい細やかな宮廷生活の世界を構築しているのである。しかし、水面下の語られない歴史的な暗い部分がどうあろうとも、宮廷を舞台にした別世界での藤原氏同族間の争いなのである。社会全体を揺るがすものではなかった。生々しい庶民感覚ではなく洗練された宮廷人の美意識に支えられた日常の生活が流麗に披露されている。この第一段について言えば四季折々の自然の特徴と季節の変化に合わせた生活振りを簡潔に細やかに、あたかも古今集の和歌の世界を散文調でリズミカルに奏でている様で、畢竟兼好の狂おしい心境とは全く縁のない優雅な王朝絵巻が繰り広げられている。今、時候挨拶の定番にもなっている。 平安時代の末期から鎌倉時代の草創にかけての時代の証言者の一人に鴨長明がいる。三大随筆の一つ方丈記は彼の著作である。その有名な方丈記の冒頭部分の一節は次の通りである。 方丈記〔一〕ゆく河 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。たましきの都のうちに棟を並べ、甍を争へる高き賤しき人の住ひは、世々を経てつきせぬものならど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。或いは去年焼けて、今年作れり。或は大家ほろびて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変らず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中にわづかにひとりふたりなり。朝に死に夕に生るるならひ、ただ水の泡にぞにたりける。知らず、生まれて死ぬる人いづかたより来りて、いづかたへか去る。…(略)… 口語訳 往く川は涸れることなく、いつも流れている。しかも、水はもとの水ではなく絶えず変っている。よどんだ所に浮かぶ水の泡も、あちらで消えたかと思うと、こちらにできていたりして、決していつまでもそのままではいない。世の中の人々を見ても、そのすみかである住居を見ても、やはり同じ有様である。玉敷きの壮麗な京の町に競いあって建っている貴賎の住居は、一見時代を経て永久になくならないもののようだけれども、ほんとうにそうかと一軒一軒確かめてみると、昔からある家というものは稀なものである。去年焼けて今年建てたものもあれば、大きな家が没落して小さくなったのもある。住んでいる人とて、これと同じことが言える。所は同じ京であり、人口も相変わらず大勢だが、昔会ったことのある人は、二、三十人のうち、僅かに一人か二人になっている。朝死ぬ人があるあるかと思えば、夕方に生まれる子もいるのが人生の習いである。まさに淀みに浮かぶ儚いうたかたとそっくりである。あゝ、私は知る由もない、こうして生まれたり死んだりする人がどこからきて、どこへ消え去ってゆくのかを。 …(略)… これも時代の激動を目の当たりした歌人にして下級貴族の座に列していた鴨長明の感懐である。透徹したリアリストの眼で当時の社会を写し取った貴重な資料であると同時に彼の強い無常観に裏打ちされた世界が展開されている。永らく栄華を誇ってきた摂関家藤原氏の衰退、新興階級の武士の平家の台頭、続く源平の合戦、西海での平氏の滅亡、源頼朝による鎌倉幕府の成立など到来する武家政権の幕開け等々、目まぐるしく変転する時代を肌で実感し、現実の認識として無常観にとらわれて日野の里で方丈の庵を結んで書いたものある。正に平家物語的な世界を実際に体験して記した記録であるといえる。しかし、方丈記には華ばなしい武士の活躍の記事は一切ない。社会的には武士の地位は未だ認知されて居なかったからだろうか、或いは身分は低くとも貴族の一員だかろうか、彼の向く眼はあくまでも貴族社会のものであり下賎の世界は全く欠落している。方丈記には、都の大火(安元三年 1177年)、つむじ風、遷都、飢饉、大地震などの自然災害や社会災害について書かれ、次に祖母の遺産を継げなかったことや後鳥羽上皇に目を掛けられながら実らなかった官途への道など己の身辺のままにならぬ人生の蹉跌の顛末が語られて、遂には方丈の庵を結ぶに至った事の次第と心境が綴られて終わっている。時あたかも武士の世がスタートしようとしている政治的変化については触れようともせず、ひたすら己の帰属する世界にとどまって、その殻の中からの価値観でもって変転する社会を照射し無常観を嘆じている。しかし、そこにはいかに彼が社会災害や自然災害を己の眼で確かめて書いても、また己に降りかかる不運をいかに嘆いて見ても貴族の範疇から脱却し得ぬ彼の限界があるのは見てとれる。方丈の中で遁世して風体は清浄だが心は世俗の濁りに染まっていると自省の弁は出来てもおよそ狂にはなれなかったのではないか。兼好よりおよそ百五十年ほど前の一知識人の時代の観察であり認識でもあった。逆に、兼好の時代よりもおよそ七十年も経て書かれた太平記の冒頭には、いかに軍記物とは言え以下のような厳しく容赦のない言辞でもって時の権力者を批判している。 太平記 巻第一 序(はじめ) 蒙ひそかに古今の変化を採って安危の由来を見るに、覆って外無きは天の徳なり。名君これに体して国家を保つ。のせて棄つることの無きは地の道なり。良臣これにのつとって社稷を守る。もしそれその徳欠くるときは、位有りといへども久しからず。いはゆる夏の桀は南巣に走り、殷の紂は牧野に敗らる。その道違ふときは威有りといへども久しからず。かつて聴く趙高は咸陽に刑せられ、禄山は鳳翔に滅ぶ。ここを以って、前聖慎んで法を将来に垂るることをえたり。後昆顧みていましめを既往に取らざらんや。 口語訳 ひそかに古今よりの歴史の変化とは何か、戦争や平和はどのようにして齎らされるのかその原因をつらつら考えてみると、天がすべてを覆い尽くすように天の徳が行き渡り、大地がすべてをしっかりと受けとめて載せるように臣下が国を支えているときが理想の状態、つまり平和な時代といえるようだ。これに反して、君に徳が欠けていれば、位についていると雖も治世は長続きしない。かの中国における夏の桀王、殷の紂王がその例である。一方、臣下も道に外れた行いをすれば、いくら強くてもこれも永続きしない。かつてのこととして聴くが、中国の逆臣、趙高、安禄山にみるとおりである。昔の聖人はこの原理を後世にのために示してくれた。この歴史的教訓を我々もよく考えてみる必要があるのではないだろうか。 長編のほんの出だしだけであるが、儒教的倫理観をベースに中国の歴史的故事を引き合いに、よき治世とは何ぞや、君主の在りようとは、臣下の心構えとは何かを著者は直球勝負でストレートに訴えている。更に太平記の巻一の冒頭部分をもう少し続けることとする。 後醍醐天皇御治世の事 付けたり 武家繁昌の事ここに本朝人皇の始め神武天皇より九十五代の帝、後醍醐天皇の御宇に当たって、武臣相模守平高時といふ者あり。この時、上君の徳に乖き、下臣の礼を失う。これより四海大いに乱れて、一日もいまだ安からず。狼煙天をかすめ、鯢波地動かすこと、今に至るまで四十余年、一人として春秋に富めることをえず。万民手足おく所無し。……(中略)……時政九代の後胤、前相模守平高時崇鑒が代に至りて、天地命を革むべき危機ここに顕れたり。つらつらいにしへを引きて今を見るに、行跡はなはだ軽くして人の嘲りを顧みず、正道正しからずして民の弊えを思はず。ただ日夜に逸遊を事として、前烈を地下にはづかしめ、朝暮に奇物を翫びて傾廃を生前に致さんとす。衛の懿公が鶴を乗せし楽しみ早尽き、秦の李斯が犬を牽きし恨み今に来たりなんとす。見る人眉ひそめ、聴く人唇ひるがえす。……(中略)…… 口語訳 さて本朝始めの神武天皇より数えて九十五代の帝、後醍醐天皇の時代に当たって鎌倉幕府の執権は相模守北条高時であったが、このとき、上たる天皇は君徳に背き下の臣下は臣としての礼に欠けるという状態だったので国中は大いに乱れ、一日として安穏な日がなくなってしまった。戦いの烽火は天日を蔽い、閧の声が大地をゆるがして、今にいたるまで四十余年、当事者誰一人として命を長らえて春秋を謳歌することができず、一般庶民も安心して手足をのばすところがないという有様が続いた。 ……(中略)…… 口語訳 ところが、北条時政の九代の子孫、高時入道崇鑒の時代になって、革命の兆しがここに近づいてきた。 つらつら昔のことを引き合いに今を比べて見ると、彼は軽率で人の嘲りをうけるようなことを平気でやり、しかも政道正しからず、人の困窮にも思い及ばず、遊びにふけって、祖先の名を汚すような行いを重ね、朝夕珍奇なものばかりを集めて喜び、まさに幕府の崩壊を招こうとしていたのである。衛の懿公が士大夫より鶴を寵愛して臣下から見放されて滅びたように、また秦の宰相李斯が宦官趙高の讒言により処刑されるときの犬にまつわる嘆きのエピソードのように闘犬を偏愛する高時にも終焉の時期が近づいている。この有様を見る人々は眉をひそめ、噂を伝え聞いた人はこれを非難するという具合で、危機は一歩一歩近づきつつあった。 ……(中略)…… 太平記には、表現において多少の誇張やら親政体制擁護の著者の立場があり、当時の情況は全く記述通りではないにせよ、大筋において大体鎌倉末期の政治的・社会的な雰囲気は伝えているのではなかろうか。そうして更に太平記を概略すると、こうした情況は一朝一夕でなったのではなく鎌倉幕府の草創からの大筋を説き起こし、頼朝、頼家、実朝と征夷大将軍が三代続き、血統が絶えて以後武家の実権が源氏より北条氏に移り、実朝の死後鳥羽上皇に依って惹き起こされた承久の乱の鎮圧により北条氏の権力は全国あまねく行き渡り、北条義時以後、泰時、時氏、経時、時頼、時宗、貞時の七代の間は仁政を敷き、しかも身をわきまえて礼儀を守り続けたので政情は安定を保ち、盈ちて溢れずといった状態が続いた。しかし、一方が輝けば、他方は影が薄れるのは道理で、武家の権力は日に日に強力になり、朝廷の力は年々衰えていったのは止むを得ない時の流れであった。代々の天皇は、承久の乱の恨みを晴らし、朝廷の衰退を挽回すべく、なんとかして幕府を滅ぼそうとして執念を燃やし続けてきたのであるが、力及ばず、また機熟さずで欲求不満のまま動くにも動けずで時間だけが空しく流れて行く状態が続いた。 ところが北条高時の執権就任で、幕府を打倒して朝廷の積年の怨念を晴らすチャンスが漸く巡って来たのである。先にも述べたような数々の失政で崩壊の機運は全国に沸き上がって、政局は流動化しつつあった。しかも、一方の朝廷側は、後醍醐天皇の登場で─皇位に就いたのは三十一才(1318年)の気力横溢のときであった─京都の期待は高まり、帝は儒教の影響を受け、中国の賢人の道に従い、政務を疎かにせず、聖帝の誉れ高い延喜・天歴の帝(醍醐・村上)の治世に倣うようにされたので、天下はこぞってこれを歓迎した。しかし、後醍醐天皇は不安定な立場からか功を焦り過ぎていた。理念がけが先行し、肝心の武力が伴わないまま事を起こし、倒幕だけは一応成功したものの目標の改革は─親政の確立─利害の異なる烏合の衆の寄り合い所帯の為、建武の親政は忽ちにして瓦解してしまった。天朝両統(北朝・南朝)の正統争いに加えて、朝廷対武家の権力争いが複雑に絡み合って、倒幕後七十余年の長きにわたって日本を二分しての大騒乱の火付け役になってしまった観が帝にはある。そうして皮肉にも貴族階級の没落と武家の覇権の確立の後押し役となってしまったことだ。 兼好(1283?~1352年?)は、正に騒乱に突入していったその時代に生きていた人である。後醍醐天皇、足利尊氏という巨魁も北条高時も、高師直も、鎌倉幕府の崩壊も、その他もろもろ鎌倉末期から南北朝の初期にかけてのことは人も事件も何もかも目撃し見聞したであろう。狂乱怒涛の時代を肌に感じて体験していったであろう。貴族の文化を十分に吸って生きてきた彼にとって価値観が一夜にしてひっくり返るような激変を身をもって体験しているのである。変転絶え間ない不確定な世情にしかも頼るところとて無い兼好のような者にとっては、如何にこの世を渡って行くかが最大の関心事なのである。 「建武二年、内裏にて千首歌講ぜられしに、題をたまはりて詠みてたてまつりし七首」の内の一首 久方の雲居のどかにいづる日のひかりににほふ山ざくらかな 歌の大意は、大空にのどかにさしのぼる日の光をうけ、照り映える山桜の美しさよ…後醍醐天皇の栄えある御代をたたえた歌である。(新千載集の雑の部に入集) かと思えば、足利尊氏の弟義直の発案による「宝積経要品」(言わば多くの死者のための鎮魂の歌)に所望されて五首献じている。当代の各界の名士の一人として名を連ねていたのである。その歌の一つ、 むさしのや雪ふりつもるみちにだにまよひのはてはありとこそきけ 歌の大意は、はるか武蔵野の地の降り積もる雪の下の道に迷いの果てはあると聞くが、人間の道には迷いの果てはあるのだろうか。迷いは果てしなく続くことよ。…と後醍醐天皇に激しく敵対した足利兄弟に協力している。 更には、このような歌の代作もしている。 「こよひと頼めけるおとこの、あらぬかたへまかりにければ、女のよませ侍し」はかなくぞあだし契をたのむとてわがためならぬ暮を待ちける 歌の大意は、その場かぎりの口先だけの約束を当てにして、わたしの所へ来てくださるのではなかった夕暮れを空しく待ったことでした。…約束を破った男に贈る女の歌を、兼好がアルバイトで代作した歌。 二条為世門下の四天王の一人と目されていた兼好が時代には逆らえずお呼びが掛かればどんな注文にも応じていたという図式ではなかったのか。しかし、人口に膾炙した歌が多かったと言われているので、望むとも望まざるともいわゆる職業的な(?)当代の人気歌人とでもいった所だったのだろうか。 それにつけても自分が今まで生きてきたのは何だったのだろうか。激変する世の中で一生懸命努力して学問を身につけたり、歌の道にも精進し、また出家して精神的に修養して営々と築いてきた己の存在や価値は一体何だったのだろうか、或いは人生の何の役に立ったのだろうか……と、現代風な自省のしかたはしなかったかも知れぬが、忸怩たる悔悟にも似た気分が息苦しいほど身体中に充満していたに違いない。それが、序の結び 「ものぐるほしけれ」と ─ 彼をして書せたのではないか。時代のあまりのもさまざまな出来事や多くの死が去来してどうにもならない運命に対して心の内奥から叫びに近いメッセージを発したものと、……私は想像する。 華やかな宮廷文化にどっぷり浸かっていた清少納言、貴族社会に拗ねながらも未練たっぷりの鴨長明、貴族社会の崩壊により留まりたくとも行き場のない狂おしい兼好と時代の相違による姿が浮かび上がってくるようだ。 鎌倉幕府が崩壊したのは、ひとへに北条高時の失政のせいとされて、曰く度々の遊宴、闘犬、田楽に耽り、人々の困窮にも思いが及ばず浪費に身をやつして、祖先の名を汚し、悪政を重ねたと評価が固定されている。 例えば、田楽(田の神事を祭る歌舞を芸能化したもの)を上方から鎌倉に招き昼夜を措かず田楽を舞わせ、褒美に与える衣装を執権以下家臣達が妍を競うが如く豪華なものにエスカレートして、貰う側が嘆息するほど止まるところを知らなかった。現代の常識を逸した浪費ぶりだったようだ。また、闘犬もたまたま高時が庭前で犬たちが集まって噛みあうのを目撃してからひどく興をそそられて、次第に闘犬に惑溺していったとある。早速諸国にふれを出して、大掛かりに犬を集めさせて闘犬に供させた。献上された犬は輿に乗り、その行列が道を通るときは通行人は跪いて見送らねばならなかった。大型犬で多いときには四、五千匹が鎌倉中に充満していたという。飼い方も贅沢で費用も莫大な大支出をせねばならなかったとある。前庭に百匹、二百匹の犬を一度に放して闘うさまを幕府の顕紳達が見物して楽しんだという。互い噛みあって組んずほぐれつの激しい動きとけたたましい鳴き声で天地をふるわせた。まるで戦場のようだと言って楽しんだ人がいる一方、心ある人は不吉だといって嘆いたとのことだが、これを月に十二回も行なわれ、とかく常軌を逸した娯楽であったようだ。しかし、高時の身体はあまり丈夫ではないと謂うのも確かなようである。称名寺に隣接する県立図書館金沢文庫の職員の方の話によれば、病弱な高時には放逸三昧を繰り返すほどのパワーはとても持ち合わせてなかった筈とのこと。たまに気分のいいときは田楽も闘犬も楽しんだことがあったかも知れぬが、それも短時間のことだったろうし、連日連夜のように乱痴気騒ぎに身をやつすなんて出来なかったし、考えられもしなかったとのことである。遊宴、田楽、闘犬は、多分彼の名を借りての側近の御内方(執権の血族)の武士達が権勢にまかせて好き放題やったことではないのか。しかし、名目的にも時の幕府のトップであれば、それらの放逸三昧を止めさせる責任は免れ得ないのも確かなことである。歴史は残酷である。すべて幕府崩壊の責任は彼に帰せられている。 しかし、それよりも幕府崩壊の真の原因は百五十年の長きにわたって専断してきた北条氏そのものにあるのだ。高時個人の器量などは問題ではないのである。鎌倉末期には、全国六十六か国のうち約三分の一の領国は、北条一族の七百余十人で押さえていたという。更に、鎌倉に所縁のある武士達も領地をいろいろと安堵されているだろうから、鎌倉に縁のない武士達に残された土地は全国に一体どの位残っていたのだろうか。数多くの寺院の荘園も考え合わせれば、更に心細くなってくる。主に西国の武士達の土地に対する不平・不満は、長年にわたり北条氏の専横に対して凝縮され、ちょっとしたきっかけさえあれば、忽ち導火線に火がつく過飽和の状態になっていたのである。北条氏が己の地位を安泰にするために、なりふり構わず長年にわたって強力なライバル達を次々と屠って、その領地を強奪して己の領国に組み入れて来たことが却って仇になったのである。権力を一手に永遠に握っていることは不可能なのである。見かけは強大でも人心が離れて土台がぐらついていれば、ちょっとした力でも倒れてしまう。 そのような情況に符号するかのように、後醍醐天皇サイドで幕府打倒の綸旨を出したときに、波紋は燎原の火の如く挙兵の動きは忽ち全国に波及し、無名に近い地方の小族の楠木正成や赤松則村などの活躍で、鎌倉は大軍を催して上方を攻めたものの軍の統制悪く、士気も上がらずもたもたしている内に、足利尊氏の裏切りもあって幕府は二年ほどであっけなく崩壊してしまった。最後は幕府を守るのは北条氏一族だけだったのである。 ここで思い起こすのは鎌倉幕府初期の試練 ─ 承久の乱がある。頼朝以下源氏の血統が三代であっという間に絶え、将軍不在後は北条政子が政務を執ったのだが、後鳥羽上皇の朝廷は倒幕の好機と捉え幕府打倒の綸旨を各地の発した。動揺した鎌倉は幕府内にぎっしり詰めた武士達を前に尼将軍の政子は明快な演説でご恩と奉公の倫理で鼓舞して士気を大いに高めた。吾妻鏡によれば、政子の演説は以下の通りである。…… 故右大将軍(源頼朝)朝敵を征罰し、関東(幕府)を草創して以降、官位と云い、俸禄と云い、その恩すでに山岳より高く、溟渤(深海)より深し。報謝の志浅からんか。しかるに今、逆臣の讒(訴え)により非義の綸旨を下さる。名を惜しむのの族(輩)、早く秀康・胤義(後鳥羽上皇側の武士)等を討ち取り、三代将軍の遺跡を全うすべし。 これを承けて義時以下の幕府は一つにまとまり、電光石火の如く息子の泰時を将に大軍を催して京都に迫り、一日足らずで後鳥羽上皇の野望を粉砕して事を納めてしまった。鎌倉幕府が若く団結力もありまだ健全な状態であった証拠と言える。しかし、権力が極端に北条へと寡占化して病んでしまった百年後の末期は、その北条のために戦うものは僅かで、抵抗も弱々しく攻めに攻められて空しく鎌倉の街に屍を累々と並べるだけであった。 高時の代に闘犬が流行ったと先に書いたが、鎌倉武士の特筆として平時の軍事訓練を怠らなかっことがある。 「犬追物」とか「笠懸」がそれである。馬上から騎射して犬を射たり、的を射たりして日頃鍛錬していた。その訓練が疎かになったのか、軍事訓練用の犬が闘犬用の犬と転化して各地から鎌倉へ容易に献上されたのであろう。その方が幕府の覚えも目出度かったからである。鎌倉武士の堕落・脆弱ぶりが窺える。 兼好の生きていた時代は正にこの時代であり、歴史の証人でもあった。幕府の崩壊は混乱の序章に過ぎず、以後前代未聞の南北朝の出現など、更に混乱が長く広く続いていくことになる。知識階層に属していて、貴族の周辺に生きてきた兼好にとっては、社会の混乱と価値観の逆転はいかなる影響を与えたのだろうか。先は見えず、考えても考えても迷うだけで空しく堂々めぐりするばかりで、「問ひつめられて、え答へずなり侍りつ」の心境になっていってしまうのではなかろうか。混沌とした状況の中、出来ることは唯狂うことだけではなかったのか。 「あやしうこそものぐるほしけれ」…即ち、狂おしいことが時代に対する、また人間に対する兼好のメッセージであり、徒然草のキーワードであると感じる。太平記の後半も怨霊の跋扈する世界となっている。後醍醐天皇を始めとする怨霊が生の世界と摺り合わせて出てきて尊氏等を悩ませる。言わば狂の世界を妖しく描いているのである。そうでもしなければ、南北朝時代は生と死、正常と異常のバランスが取れなかったのではあるまいか。 同時に、現代の深刻なモラルハザードの中で著しく不安な精神を抱えながら生きているわれわれも、時として妖しく物狂おしい心境に捉われるのを覚える。親が子を殺し、子が親を殺し、弱きものものが大人に理不尽に殺され、不正は堂々と罷り通り、富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しく、悪徳が栄える仕組みが日常のようになっている。この狂気のような現代を見て、誰が中世の混乱、乱雑、崩壊を笑えようか。物質的には豊かで進歩しても、心は七百年前と何ら変りのない寒さがあるともいえる。 この章の参考文献は以下の通りである。 枕草子・方丈記・徒然草 (日本の古典 小学館刊) 太平記 (新潮日本古典集成 新潮社刊) 全釈 吾妻鏡 (新人物往来社刊) 兼好法師集 (新日本古典文学大系 岩波書店刊) 「いにしへのひじりの御代の政をもわすれ……(二段)」につづく 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「あら…遅いお目覚めだこと」 舞園を見る時とは違い、愛しさのうちにも苛立ちを含んだ目で、セレスは朝日奈を見る。 言うことを聞かないペットをたしなめるような目つき。 「あ…私…」 ややあって、朝日奈は自分の現状を思い出し、そして舞園と目を合わせ、途端に顔を真っ青にした。 「あなたがなかなか起きないから、仕方なく私が舞園さんの相手をしていたのですよ」 セレスは舞園から手を離し、ベッドを下り、朝日奈の方へと歩み寄る。 朝日奈は上体を起こそうとして、 「んっ…」 どうやら下半身に力が入らないようで、腕で状態を支えたまま、床で突っ伏した。 今更という感じだが、片手で自分の胸を隠し、もう片手で自分の体を支え…ようとして、力が入らずに四苦八苦。 見かねたセレスが、朝日奈の腕をつかみ、その場で立たせた。 ――助かった… 咄嗟に、舞園は思った。 偶然とはいえ、朝日奈が目覚めてくれたことで、セレスの興味が自分から外れた。 そう、愚かにも、舞園は安心してしまった。 その一瞬の気の緩みが、 「ほら…ここからはあなたが舞園さんを責める番ですわ」 より深い反動となって、彼女を絶望へ突き落すことになる。 「「え…」」 朝日奈は胸の前で手を組み、青い顔のまま舞園を見る。 「む、無理だよ…私、出来ないよ」 セレスは目を細くして、朝日奈をベッドに突き飛ばした。 「あぅっ!?」 「ペットが飼い主に逆らうな、と言いましたわよね。あなたはただ、ワンワン吠えて、私が言うとおりにすればいいのです」 「そ、そんな…だって…」 「…まだ、イき足りないようですわね」 ビクッ、と、朝日奈が震える。 すでに心が折られている。舞園は把握した。朝日奈はもう、セレスには逆らえない。 「わ、わんっ…」 「…分かればいいのですわ。そうそう、くれぐれも舞園さんは丁重に扱うこと。あなたと違って繊細なのですから」 「…わん」 セレスは満足そうにうなずくと、例の道具群に手を伸ばした。 「さて、次はどれを…」 舞園は唾を呑みこんだ。 高鳴る鼓動に耳を閉ざし、絶対期待なんかしていないと、自分に言い聞かせながら。 セレスが道具を漁る間、朝日奈は居心地悪そうに、ベッドの上でもぞもぞとしていた。 時折舞園に視線を向けては、目が合うと気まずそうにそらす。 「?」 「…」 おそらく、何かを言いたいのだろうが、セレスの手前で喋ってしまえば、また絶頂させられるのだろう。 それでも朝日奈が、意を決して口を開こうとしたその瞬間に、 「はい、朝日奈さん」 セレスが振り向いて、途端に彼女は口をつぐんでしまった。 手渡されたのは、大きな注射器の尖端に、ゴムのチューブがついたようなもの。 「ふぇ…?」 「使い方は、以前教えたとおりですわ」 「…っ、…わん」 異議を唱えようとして、やはり朝日奈は口をつぐんだ。 「あ、あの…」 代わりに尋ねたのは、舞園。 「それ…浣腸器ですよね…何に使うんですか…?」 尋ねた声はか細く、細い方は頼りなく震え、目には怯えの色が浮かんでいる。 何に使うか、そんなの尋ねる必要はなかった。認めたくないだけなのだ。 「ねえ…『お尻で感じちゃうアイドル』なんて…そそるフレーズじゃありませんか?」 セレスがにこやかにそう言った途端に、どこかに潜んでいた恐怖心が、どっと噴き出してきた。 「やっ、やだっ!嫌ぁっ!」 拘束されていたことも忘れ、パニック状態で舞園が暴れ出す。 「大丈夫、ちゃんと気持ちよくして差し上げますから、安心してくださいな。 私じゃ舞園さんをバスルームまで運べませんから、朝日奈さんが起きるのを待っていたのですけど。 『アイドルはう○ちをしない』って都市伝説…ねえ、舞園さん…本当なのでしょうか?」 セレスは笑っている。笑っているということはつまり、本気ということだ。 舞園は真に恐怖した。背骨が震えていると錯覚するほど。 少しでも期待してしまった自分が、本当に恨めしい。 「嫌ぁあっ!たっ、助け…ふぁああっ!!」 再びセレスがローターの電源を入れ、舞園の助けを求める声もかき消されてしまう。 「んっ…しょ」 朝日奈に軽々と抱えあげられ、宙に浮いた状態で、太ももを掴まれている。 放尿を強制されているような、不安定な体勢が羞恥心を煽る。 背中に柔らかな朝日奈の乳房を感じて、舞園は更に顔を赤くした。 「ひぁっ…」 相変わらずローターで敏感な乳房を刺激され、地に足が付かない不安定さも相まって、 「あっ、あ、あぁああぁっ…」 再び舞園は、簡単に絶頂を迎える。 「あっ…やっ!あぁあぁ…」 辺りに潮を撒き散らし、大きく背をそらせた。 「ま、舞園…ちゃん?」 朝日奈が抱えたまま、心配そうに尋ねる。 「あら…期待しすぎて、先にイっちゃいました?」 セレスがからかうように、ニヤニヤと舞園の顔を覗き込む。羞恥に耐えきれず、舞園は目を潤ませてセレスを睨んだ。 「そんな可愛らしい顔で睨まれても、怖くありませんわよ」 本当に子供をあやす姉のような仕種で、セレスが舞園の頭を撫でる。 悔しさと羞恥心に身を委ね、舞園は唇を噛んだ。 バスルームの中には簡易便器が用意され、舞園はその便座の上に下ろされた。 セレスは汚れ役は嫌なのか、「終わったら呼んでください」と言って、ベッドに戻ってしまった。 朝日奈はローターの電源を切ると、居心地悪そうに扉に背を向けてしまった。 浣腸器を握り締めたまま、不安そうに視線を泳がせている。 やはり彼女としても、浣腸などしたくはないのだろう、なんて考えていると、 「…怒って、るよね」 おもむろに朝日奈が口を開いた。 「へ?」 何のことかわからずに、聞き返してしまう。 その舞園の問い返しを、何と勘違いしたのか、可哀そうなほどに肩を震わせた。 怯えたように後ろを向き、話しながらいそいそと浣腸器の準備を進めていく。 「ゴメンなさい…でも…」 「あっ…ちょっと…!」 何のことかを尋ねる前に、朝日奈が舞園に覆いかぶさった。 「やらなきゃ、私がやられるんだ…だから!」 「いっ、あ゛…!」 注射器にとりつけられた細い管が、肛門を押し分けて入ってくる。 舞園は、声にならない声をあげた。感じたことのない苦しさや嫌悪感が、背筋を駆け上がった。 鋭い痛みと、異物感。 「いくよ…!」 「いやっ、嫌ですっ…!朝日奈さん、待って、ダメっ!!」 問答無用に、注射器の取っ手が押し込まれた。 「うぁ…!は、入ってくる……やっ…あ、ぅあ、っく…いやぁああぁあっ…」 「うっ…ぐ…!」 余りの異物感に、吐き気さえ催す。 内臓が痙攣しているような錯覚さえ覚える。 「いやっ…ひやぁああ…気持ち、悪いぃ…」 舞園はその苦痛から逃れるように体を捩った。 しかし動くたびに、注射器の管が存在を主張し、より強い苦痛を訴えてくる。 朝比奈は注射器を管から外して、追加の液体を込める。 まるで自分がされているかのような、そんな苦悶の表情を、朝日奈は浮かべていた。 だが、舞園にはそれを確認する余裕すらもない。 「ふぅう、うぅううぅ……」 「ゴメン、ゴメンね…」 「ま、まだ…っ、入れるん、ですか?」 朝日奈も、舞園も、涙目のまま声と肩を震わせ、互いが互いに怯えていた。 朝日奈は肯定の代わりに、たっぷりと液体を補給し終えた注射器を、管に取り付ける。 追いつめられた顔のまま、朝日奈は舞園の肛門に注ぎ続ける。 「いやっ…いやぁあはぁああぁう…ダメ、だめっ…もう入らないっ、ですっ…くぁああぁあっ!!」 下腹が少し膨れたのがわかる。管から発射される液が、腸壁を刺激する。 どんどん注がれているのに、気を緩めれば全て出してしまいそうだ。 舞園は必死に足先に力を込め、苦痛と排泄欲に耐える。 キュルルルルル 可愛い音を立てて、腹が異常を訴えている。 「はっ、はぅ、はっ…」 苦しさの余り、肩で息をしてしまう。 「力抜いてね…お尻の穴、無理に力をかけると切れちゃうみたいだから…」 「力を抜いたら…っ、ぐ…出ちゃいますっ…」 それを聞いて、朝日奈は舞園の肛門から管を抜くと、朝日奈は舞園の膨らんだ腹部を、力強くさすった。 「やめっ…!…だ、ダメ、朝日奈さんっ…出ちゃう…!」 「いいよ、出して…もう入れてから時間経ってるから」 「なっ…!?」 舞園は驚愕の眼差しで、朝日奈を凝視した。 言葉が出ない。顔から血の気が引いていく。嫌な汗が額に浮かぶ。 「何…言ってるんですか、朝日奈さん…」 常識的に考えて、人が見ている前で、排泄なんかできるわけがない。 「わ、私…これでも、アイドルなんです!そんな、人の見ている前で、出すなんて…」 「舞園ちゃん…ここじゃもう、アイドルとか、関係ないんだよ。私たちはただ、女であるだけ。 ただ、女に生まれたことを後悔しながら、セレスちゃんのオモチャにされていくんだ…」 舞園に諭すように、自分に言い聞かせるように、朝日奈は言った。 朝日奈の言葉を、舞園は理解できないでいた。 舞園は、自分たちはまだ平穏な日常に戻れると、信じていたから。 「うぶっ!!」 そして、そんな儚い希望を押しつぶすかのように、朝日奈が体重を乗せて腹を押すと、 「ぐっ…うぁあ、ダメ…見ないでっ…!!」 滑稽な空気音とともに、液体が飛び散った。 いやだ。 こんな屈辱、耐えられない。恥ずかしすぎて、死んでしまいたい。 人前で、こんな… 「やだっ…朝日奈、さん゛っ!う、…ふぐっ!!…あ、…ダメぇ…」 何度も、何度も、舞園の腹を朝日奈が荒々しく押しつける。 余程必死なのか、手加減すらなく、殴打のように腹に鈍痛が走る。 しかし、痛みなど、舞園には些末な問題。 朝日奈が腹を押すたびに、我慢しているのに、肛門から飛沫が飛び散る。 そのうち朝日奈が押さずとも、緩まった肛門から、尿のように液体が押し出されてくる。 肛門を水が通り抜けていく。気持ち悪いはずなのに、肛門を刺激されるのが心地いい。 もう、いやだ。こんな羞恥、耐えられない。死んだ方がましだ。 目から、大粒の涙がこぼれおちる。 舞園が、声をあげて泣き出した。 「ふぇっ…うぇえぇええぇっ…っ、うぁあああぁあぁぁ…」 乳首を弄ばれて絶頂した時のような、すすり泣きではない。 本物の、号泣。 けれど泣いても、排泄は止まらず、彼女の肛門を刺激し続ける。 貫くような罪悪感に駆られたのは、朝日奈。 押さえつけていた、考えないようにしていた自責の念が、一度にあふれ出してくる。 テレビ画面の向こう側にいた、笑顔の眩しい、汚れを知らないような、あの憧れのアイドル。 それを裸に剥いて縛り上げ、浣腸器を指し込み、嫌がっているのに排泄を強要し、そして泣かせてしまった。 たちが悪いのは、罪悪感に責め立てられつつも、 この現状に興奮している自分が、ここにいるということ。 『泣いても、乳首をいじめてあげれば、すぐに彼女は泣きやみますわ』 ベッドに戻る前の、セレスの言葉を思い出し、朝日奈はローターの電源に手を伸ばした。 「ふぇえぇえ……っ!?あっ、う…ふひゃあぁ!!」 涙でゆがんでいた舞園の瞳が、一気に見開く。 「あ、さひな、さ…何を…」 ふるふると、顔が震えている。見開かれた目は朝日奈を捉え、懇願するような色を浮かべている。 ぞくり、と、背徳感を刺激される。 「大丈夫だよ、舞園ちゃん…乳首の気持ちいいのに、集中してて…」 「んっ…あぁ、はぅ…」 舞園の様子はまさに、セレスの言葉通り、といったところ。 まだ涙の跡を光らせてはいるものの、その頬にはもう赤みが差している。 「乳首、そんなに気持ちいの…?この器械のせい?それとも…舞園ちゃんが、特別敏感なの…?」 「やだっ、やだぁあ…変な事、言わな…っん、あぁああ…!」 「でも、こうやって耳元で恥ずかしいこと言われるの、ホントは気持ちいいでしょ…? 自分のエッチなところを容赦なく責められるの、ホントは大好きでしょ…? わかるんだよ?そういうの…私も、同じなんだから…」 今度は、朝日奈が舞園の痴態に当てられる番だった。 裸のまま縛られて泣きじゃくる舞園は、とても可愛らしくて、とても官能的。 小動物のような愛おしさがあるのに、これ以上ないくらいにエロい。 守ってあげたくなるのと同時に、もっといじめてやりたくなる。 胸の刺激に耐えきれないのか、大きく背をそらしているけれど、それで胸が突き出されて、 結局もっと刺激を与えられ、跳ねるように体を震わせて、背を丸め…という一連の仕種を、舞園は繰り返している。 「もっかい、入れるからね」 そう言って浣腸を準備する朝日奈を、舞園は蕩けた目で見ている。 「や、やめ…ふぁ…」 言葉だけでも抵抗しようと声を上げるも、意識は半分向こう側にイってしまっているらしい。 心なしか、浣腸を準備する自分の手つきが、焦って見える。 もっと彼女をいじめてやりたい。もっと彼女を堕としてやりたい。 管に注射器を取り付け、舞園の肛門へと差し込む。 一度経験したからか、それとも快感で緩んでいるのか、彼女の肛門はさっきよりも簡単に、奥までそれを加えこんだ。 「まだ、痛い?」 朝日奈が尋ねる。 「ふえ…よ、く、わかんない…です…っく、んぅ…」 蕩けたままの目で、舞園が答える。 乳首に意識を集中させたのは、正解だったかもしれない。 同じ要領で、何度も彼女の中に、ぬるま湯が流し込まれて行く。 「やだ、やだっ…ふあぁああ、乳首、ダメぇ…!」 管を抜くと、だいぶ抵抗なく、ほぼ透明なお湯が押し出され、流れ出てくる。 舞園も嫌がってはいるものの、乳首をこねくり回されて力が入らないようだった。 何度も、何度も。 自分の肛門にぬるま湯が注がれ、そして排泄を繰り返すうちに、 その排泄に、明らかに性的な心地よさを覚えてしまっていることに、舞園はまだ気が付けずにいた。 「そろそろ綺麗になりましたか?」 どれくらいの時間が経ったのか、下着姿のセレスがしびれを切らしたように顔を出す。 舞園は文字通り、『出来あがって』いた。 「はぁ…はぁう…」 パシャパシャと音を立てて水流がアナルを舐めあげ、そのたびに背筋を得も言われぬ感覚が走り抜ける。 たった今、直接内側を泡立てたボディソープで洗われたところだった。 朝日奈がシャワーのノズルを伸ばし、舞園の肛門に当てがっている。 もう力は入らず、時々肛門が物欲しげに開いてはヒクつく。 水流がもたらす、苦しみにも似たむず痒い刺激に、彼女は息を荒げていた。 「良い具合ですね、舞園さん」 セレスが舞園の頬を掴み、顔を自分に向けさせる。 力が入らず、睨み返すことさえできない。蕩けきった目で、舞園はセレスを見上げた。 「痛みや苦しみが消えて、別の感覚が肛門から伝わってくるでしょう? お尻の穴だって、ちゃんと開発してあげれば、立派な性感帯になるのです」 朝日奈に舞園を運ばせ、ベッドの上に横たえさせる。 舞園の身体は、とっくに弱りきっていた。 数分、いや数十分、肛門への刺激を耐え続け、我慢も限界に達している。 そして、結局一度も、まともに股間を弄ってもらえていない。 女としての欲が、絶頂へのフラストレーションが、徐々に肛門から感じる刺激を、性感と認識し始める。 さっきとは逆に、舞園はベッドの上にうつ伏せにされていた。 顔は枕に押し付けたまま、膝を曲げて尻を突き出すような格好を強要されている。 今度は、何をされるのだろう。 抵抗など頭になく、訪れるだろう未知の刺激を、顔を枕にうずめて待つ。 中々触れられず、セレスが朝日奈に何か命じているのも、自分を焦らすためではないかと思ってしまう。 「緊張していますか?」 セレスが身を乗り出し、ベッドの上の舞園に、自分の体を添える。 「あ…」 密着する、肌と肌。 セレスの肌から香る、香水に混じった、雌の匂い。 とても、いやらしく感じてしまう。 「大丈夫、力を抜いていれば、痛くはありませんから」 唐突に、冷たいローションが肛門に垂らされる。 「ふぁっ!?」 急な感覚に戸惑い、思わず尻を締めてしまう。 「ほら、力を抜いて…」 朝日奈に続いて、舞園もまたセレスに屈服しつつあった。 朝日奈のように心を折られたのではなく、純粋に女としての快感を期待させられて。 ほんの数時間前まで、舞園はアイドルである自分に、少なからず矜持を持っていたのに、 今ではその肩書は、『アイドルなのに』と、自分を辱めるための材料でしかなくなっていた。 力を抜いて、なんて言われても、そんな簡単に脱力なんてできるわけじゃない。 まだ感じたことのない、知識でしか巡り合ったことのない、アナルでの快楽に期待してしまう。 「うふふ…お尻の穴、弄って欲しそうにヒクつかせちゃって…もう我慢できないのでしょう?」 枕にうずめた顔の耳元で、セレスが囁いた。 表情を見られたくなくて、もっと力強く枕に顔を押しつける。 「言っておきますが、弄るのは、基本的に朝日奈さんですわ…」 「わん…」 なんでもいい。 とにかく早く弄って欲しい。 気を抜けばそんな、アイドルにあるまじき言葉を口走ってしまいそうで、枕に顔を押し付ける。 それでも体は、彼女の意思とは無関係に、腰をつきあげて誘惑するように振るのだった。 「うぅ…」 朝日奈の指が尻を掴み、その溝をなぞる感覚に、うめき声を上げる。 彼女はいささか力が強く、触り方もどこか乱暴に感じる。 けれど今の舞園には、それは十分すぎる刺激。 アナルの周りにローションをすりこむように、指の腹が円を描く。 「ふっ…う、んっ…」 枕に顔を押し付けているから、何とか声を我慢できた。 あまりにじれったくて、拘束さえなければきっと、今頃自分で自分を慰めているだろう。 「そう、もっと丁寧に…まずは周りのお肉を、ほぐしてあげてください」 「…わん」 こすったり、引っ張ったり、振動を与えたり。朝日奈の指が、単調ながらも変化を与えて刺激する。 「…ん……ふっ…ぅ…っ!!」 「あ…」 「どうしました?…ああ、人間の言葉で答えてよろしいですよ」 「お尻の穴…膨らんできた」 言われて、ビクッと舞園が震える。 顔から火が出る思いだ。 「あらあら…ふふ、顔が真っ赤ですわよ、舞園さん」 恥ずかしくて、思いっきり枕に顔を押し付けるのに、腰は刺激を求めて勝手に高く上る。 「もうそろそろ、指を入れてあげてもいいですわ」 「わん」 ぬるり、と、唐突に、何の抵抗もなく、舞園のアナルが朝日奈の指を咥えこんだ。 「あっ、ぐ…!!!」 余りの感覚に、顔をあげてしまう。 異物感。肛門がそれを排除しようと、力強く締まる。 朝日奈の指は、途中で躊躇いがちに止まったが、 「ほら、奥まで入れてあげなさい」 「っ、わん…」 セレスの言葉に逆らえず、指の根元まで舞園のアナルに突き刺していく。 「ふっ、う、ぅうう…」 「ゆっくり呼吸して…力を抜いてください」 そんなこと言われても、と舞園は当惑した。 天性の脱力の才能があった朝日奈とは違い、緊張した舞園の身体からは、そんな簡単に力を抜けはしない。 痛いくらいに、朝日奈の指を締め付けている。 「はっ、はっ……痛い、苦しい、です…っ、抜いて、ください…」 舞園が苦しそうに訴える顔を、セレスは楽しげに覗きこんでいる。 「…だ、そうですよ、朝日奈さん。ゆっくり、優しく、抜いてあげてください」 「わんっ…」 ずるり 「――っひ…!?」 なまめかしい音が、耳に届く。 実際はそんな音はなかったのだが、あまりの感覚に、舞園の脳がそれを知覚してしまった。 締め付けられたままの指を、ゆっくりと朝日奈が抜いていく。 ぬるぬると、内壁が擦れて引きずり出されてしまうような感覚。 「ふっ、うぁっ…!?……やっ、ダメっ!これダメですっ!!」 舞園は腰を大きく跳ねあげた。 けれども拘束されてろくに抵抗も出来るはずなく、結局自分で暴れて刺激を増長させてしまう。 「あなたが抜いてとお願いしたんですよ?」 跳ね上がった舞園の顔を、セレスがしっかりととらえる。 「あっ、あ、あぁああぁあ…!」 「お尻の穴を弄られて蕩けちゃうアイドルの顔…しっかりと見せてください」 「いやっ、あ、言わないで、くださ…んっ、う…!!」 入れられた時の苦痛とは全く異なる、全身の力を抜きとられるような感覚。 刺激される排泄欲に、自分から朝日奈の指を締め付けてしまい、ますます感覚が強くなる。 くぽっ、と、吸盤のはがれるような音がして、朝日奈が舞園の肛門から、指を引き抜く。 「ふぅ、んっ…ふぅ、んっ…ふぅ、んっ…」 「あら、一度指を出し入れしただけで、こんなになっちゃって…これからもっとすごいことをするというのに」 潤んだ目、真っ赤な頬。 荒い息、蕩けた顔。 もう、セレスに顔を見られていることすら、気にならなくなってきた。 震えながら息を吐く舞園の頭には、もうその一つのことしか浮かばない。 「も、許してくださ…」 「あら、まだまだこれからですわよ?」 「違…ちゃんと、ちゃんと…おまんこ、弄ってください…もう、切なすぎて我慢できないんです…」 結局一度も、まともに弄ってもらえていない。セレスも、それをわかって放置していた。 先ほどからずっと、緩んだ蛇口のように愛液が垂れ続け、膝を伝っている。 「…次は、舌で舐めまわしてあげてください」 「わ、わん」 朝日奈の顔をアナルに押しつけながら、またセレスが舞園の顔を覗き込む。 この、顔を覗きこまれるという行為が、たまらなく羞恥心を煽ってくる。 けれど、もう枕にうずめて顔を隠す力もない。 快楽で蕩けきった自分の顔を、まじまじと覗かれる。 それだけの行為なのに、ひどくドキドキする。 まるでセレスの瞳から、催眠でもかけられているかのようだ。 「ふふ…あのアイドルの舞園さんの口から、そんなエッチな言葉を聞けるなんて…」 すりすりと頬を撫でられる。 それまでは恥ずかしいだけだったのに、頬を滑るセレスの指が気持ちいい。 頭が熱い。 いいのだろうか、こんな。 自分はアイドルなのに。 こんな恥ずかしい恰好をさせられて。 あんな恥ずかしいことを言ってしまって。 「ふっ、うぁっ!?…んっ!」 アナルに入り込んだ朝日奈の舌が、舞園の思考を寸断する。 生温かいザラザラとしたそれが与える刺激は、先ほどまでの指とは比べ物にならない。 「私も鬼じゃありません…アナルでイけたら、ちゃんと前の穴も弄ってあげますわ」 「そ、そんな…無理です…ふっ、うぁあ、ん…」 舞園は泣きじゃくりながら、セレスに訴えかける。 朝日奈の舌が、器用に入口を舐め濡っている。 気持ちいいのに、感じてしまうのに、絶頂には辿りつけない。 「もう、頭おかしくなっちゃいます…んっ……ぁ、ダメ、ダメなんです… さっきからイきそうなのに、ずっと寸止めされてるみたいで、もう無理です…ふっ、ん…! おまんこでイかせてください…お願いします…!」 ゾクリ、と、セレスが恍惚の表情を見せた。 舞園のその懇願だけで、あやうくイってしまいそうなほどに興奮させられる。 「ふ、ふふふ…舞園さんの、こんな…苗木君あたりが見たら、一生もののオカズになるのでしょうね」 「…あっ、うぁあっ!!」 自分の声じゃない。 獣のようなうめき声が漏れた。 想像してしまう。彼の顔を。 全身に緊張が走り、忘れかけていた羞恥心がよみがえってくる。 「ふあっ……舌、押し出されちゃった…」 朝日奈が、口を離す。 舞園の顔を覗き込んでいたセレスは、いやらしく笑ってにじり寄る。 「へえ…」 「まさか、あなたも苗木君を…」 「な、なんの話ですか…」 聞くまでもない。舞園本人も、自身の反応の変わりように驚いていた。 自分の中にある彼への好意を隠すことは、恥ずかしいことではない。 しかし、この状況で、この女に知られることは、 何かとてつもなく致命的な弱みを握られてしまうことのように思えた。 「とぼけても無駄ですわ…体は正直でしたから」 「くっ…」 「…?」 朝日奈に気が付かれなかったことは、せめてもの救いかもしれない。 「…初めてお尻でちゃんと、感じてしまったのでしょう?苗木君のことを考えて…」 「…」 「それならそうと、早く言ってくれればいいのに…良い夢、見せてあげますわ」 セレスは例の小箱を漁る。 おもちゃ箱をひっくり返したように、様々な小道具がベッドの上に広げられた。 ただ散らばったその道具たちは、おもちゃと呼ぶにはあまりにも生々しい。 ヘッドホンが取り付けられた、大仰な目隠し。 男性器を模した、ピンク色のゴムのディルドー。 1㍍はありそうな、定間隔にゴムのこぶが付いているゴムの紐。 「今度は何を…するつもりなんですか」 弱弱しく震えた声で、舞園がたずねた。 答えずにセレスが、ヘッドホンの取り付けられた目隠しをする。 視覚と聴覚を奪われ、思わず舞園は口を閉じた。 どんどん、抵抗ができなくなる。 服を剥がれて体の自由も利かなくなり、目と耳まで塞がれて、忘れていた恐怖心を思い出す。 快感と恐怖の間で弄ばれ、舞園の心はもう壊れかけていて、 だからこそセレスの毒が、より深くしみ込んでいく。 『…舞園さん』 「え…?」 ヘッドホンから届く、その声は。 聞き違うはずはない、愛しい彼の声だった。 目隠しのその向こうでは、ただセレスが蝶ネクタイ型の変声器に声を当てているだけ。 しかしそんなことを、舞園が気づけるはずもない。 それがヘッドホンを通して、耳元で話しかけられているような錯覚を与えられる。 『今から舞園さんのお尻…本格的にぐちょぐちょにしてあげるからね』 「あっ…」 違う、これは彼じゃないと必死に自分に言い聞かせても、 彼女には、耳から流れ込んでくるその声だけが真実だった。 体は彼の声に反応して、じわじわと愛液を流し続ける。 何かがアナルに突きいれられ、そこから冷たい液体が流れ込んでくる。 「うっ、ふぁっああぁあっ…!?」 すぐにローションだと理解する。 冷たさがゾクゾクと背中を這い上がる。 「な、何を…」 『力抜いて…今からすごいの入れるから』 「っ…ふ、う…」 苗木の声に当てられて、本当に力が抜けていく。 耳が気持ちいい。 耳元で直接、彼に囁かれているような。 目を開けば、すぐそばに彼がいて、自分のこんなあられもない姿を見られているかのような。 そんな錯覚に陥らされる。 ぐ、と、肛門の壁を押し分けて、何かが押し入れられてきた。 「うぁあっ…!」 異物感を感じ取り、反射的に排泄を行うと直腸が収縮し、 『ホラ、力抜いて』 「んっ…!?」 苗木の言葉に、身体が従ってしまう。 『ゆっくり深呼吸するよ…吸ってー、吐いてー』 「んっ、ふ、ふぅうう…はぁあぁあ…」 逆らえない。逆らう気力さえ奪われている。 苗木誠の声に、逆らえない。 視覚も聴覚も奪われた彼女にとっては、快楽に似た異物感と、苗木誠の声だけが全て。 それだけが彼女の世界。逆らうことのできない、催眠の世界。 それを、セレスはこの短時間で作り出してみせた。 わざと秘部を弄らなかったのも、彼女のアイドル時代の秘密を暴露したのも、 乳首だけで絶頂を与えたのも、慣れない肛門での性感を覚えさせたのも、 全てはこのため。 もう舞園の意識は、苗木の声――セレスの命令には、逆らえない。
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民主党ですが海外進出を視野に入れます http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1242544008/ 827 名前:エロ要員 ◆EROTICQQQ. [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 52 07 ID ??? | | | |∧ |_|・*) マーボドーフ美味しかた |軍|.o | ̄| """""""""" | | | | 【エロ式マーボドーフ一人前】 | | 絹漉豆腐:適量 合挽き肉:適量 韮:適量 | | 干し椎茸:適量 サラダ油:適量 片栗粉:適量 | | 醤油:適量 砂糖:適量 辣油:適量 | | | | ①干し椎茸をぬるま湯で戻す | | ②サラダ油で肉を炒める | | ③お湯を入れて煮る | | ④干し椎茸を入れて煮る | | ⑤豆腐を入れて煮る | | ⑥韮を入れて煮る | | ⑦調味料を入れて煮る | | ⑧片栗粉を入れて煮る | | ⑨辣油を適量垂らす | | | | ※友人の感想:美味しいけど、これ中華じゃないよね? | | | |ハ |_| ゚) オイシカタ… |軍|.o | ̄| """""""""""""""""""""""""" 838 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 54 24 ID ??? 827 なぜニラが・・・(汗 839 名前:名無しウナギゼリー ◆MG151KK39k [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 54 39 ID ??? 827 ____ よけいなことですが | | | | ひき肉をいためる前に、にんにくとしょうがのみじん切りをいためることをお勧めします _|___|_ 良い香りが立ち、肉の臭みが消えるのです 〈( ・ω・ )〉 あと、ひき肉をいためたら豆板醤を投入して一緒にいためることもお勧めです 〈 |∞| 〉 豆板醤の香りと色が引き立ち、肉に味が染み渡るのです ノ イ-‐==ー-、 (___三__)))) 842 名前:名無しモスボーラー@なう りはびりんぐ ◆MothB.a5TA [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 55 06 ID ??? 838 韮んまいですよ、韮 843 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 55 28 ID ??? 827 要員、それ四川料理やない。揚州料理や。 844 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 55 29 ID ??? 827 ラー油入れなかったら和風料理じゃない? 849 名前:舞鶴の質屋 ◆Wcnk3S8mG6 [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 55 59 ID ??? 827 みじん切りの生姜と白ネギとニンニクを炒めて香りがでてから肉を炒める。 醤油をやめて、豆板醤と豆鼓にして、干し椎茸の出汁に鶏ガラスープを加える。 ぐらいはせんと… 852 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 56 29 ID ??? 827 ウチはその材料から干し椎茸→しめじ、合挽き→豚コマですな。 あとこのスレで味覇教えてくれた人に感謝。早速重宝しとります。 854 名前:CB400Zarigani ◆Kb19MD/h8Y [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 56 52 ID ??? 839 俺はニンニク生姜と一緒に豆板醤、ひき肉投下の時にテンメンジャン混ぜますねえ 860 名前:エロ要員 ◆EROTICQQQ. [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 58 36 ID ??? 834 838 | | | |∧ 母者直伝のマーボドーフなんです・・・ |_|・*) なぜこうなってしまったのか、詳細は解らにゃーのですが、 |軍|.o おそらくは「肉じゃが」と同じような過程でこのようなことに・・・ | ̄| """""""""" 864 名前:エロ要員 ◆EROTICQQQ. [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 20 59 46 ID ??? 839 | | | |∧ をを、大蒜と生姜を・・・ |_|・;) それに豆板醤、と・・・ |軍|.o むう、未知の調味料・・・ | ̄| """""""""" 869 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 00 30 ID ??? 860 豆腐+砂糖とラー油という組み合わせだと・・・江南か揚州に多かったような? と思ったら既に指摘されててワロタw 878 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 01 37 ID ??? 864 豆板醤は唐辛子味噌ッス。 ラーメンに飽きたのにラーメンしかないときとかに入れます。 炒め物に使ってもいい。 881 名前:エロ要員 ◆EROTICQQQ. [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 02 45 ID ??? | | | |∧ たぶん中華料理屋さんで食べたマーボドーフを、 |_|-) 適当にリバースエンジニアリングしたんだろうなー・・・ |軍|.o 豪快で適当でおおざっぱな母者のことですから・・・ | ̄| """""""""" 882 名前:・・・・・・ ◆OVNYPzgZN2 [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 02 47 ID ??? 864 味覇かいなされ、味覇。なんに入れても中華ぽくなるぞ。 888 名前:名無しウナギゼリー ◆MG151KK39k [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 03 51 ID ??? 864 ____ | | | | ソラ豆をすりつぶし、唐辛子を混ぜて発酵させた、四川省発祥のからし味噌です>豆板醤 _|___|_ さらに本格的にするなら、四川風甘納豆ともいえるトウチを使用します 〈( ・ω・ )〉 そして、本格四川風なら山椒(できれば花山椒)も入れます 〈 |∞| 〉 そらもう、たっぷりと ノ イ-‐==ー-、 舌がしびれるぐらいに (___三__)))) 893 名前:名無し整備兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 04 34 ID ??? 864 豆板醤は入れ過ぎると辛くなるので気をつけて。甜麺醤と合わせて使い、辛さをコントロール。 日本の豆腐は中国の豆腐と比べると柔らかすぎるので、十分水を抜くか、いっそ厚揚げを使うのも手。 827のレシピでも美味そうですが、たまには本格中華もどうでしょう。 896 名前:ブーメラン ◆FFR41Mr146 [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 04 52 ID ??? 888 豆板醤と山椒入れないと麻婆豆腐じゃないと思うのれす 899 名前:舞鶴の質屋 ◆Wcnk3S8mG6 [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 05 37 ID ??? 881 うちの近所の中華屋でも韮はいれますよ。 そのお店は「定年するよ」と言ってオーナーさん田舎に帰っちゃった…(遠い目 907 名前:名無しウナギゼリー ◆MG151KK39k [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 06 20 ID ??? 896 ____ | | じっかではマーボーに山椒はわりと賛否両論だったので | | 和風マーボーだと、レシピに入れない場合もありますし _|___|_ わてくしは入ってた方がすきですが>山椒 〈( ・ω・ )〉 〈 |∞| 〉 ノ イ-‐==ー-、 (___三__)))) 933 名前:食道楽 ◆EXhyPq5tSo [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 11 13 ID ??? Λ,,Λ 麻婆豆腐・・・うちは豚肉カリカリに炒めて汁少なめのスタイルです ( ´・ω)。 ニンニクは使わずネギと花椒と粉唐辛子 ( .. つニフ 肉をカリカリに炒める→余分な油除く→豆板醤+ミリン+味噌→豆腐入れて煮る→香辛料→片栗粉  ̄ ̄と とノ ̄ ̄ ̄干しシイタケあれば使いますが、前日から水で戻しておいて火にかけるという手間がある 海老粉いれたり、オイスターソース入れたりもします 味付けは味噌だったり醤油だったり適当 片栗粉投入後、すこしは煮込まないと緩すぎになります 967 名前:名無し整備兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 18 49 ID ??? 麻婆豆腐の豆板醤を極端に減らし、甜麺醤(味噌でも可)を主体にしてひき肉を炒め、細切れにした 厚揚げか戻した高野豆腐を入れ、お好みの味付けをした後に片栗粉でとろみを出し・・・ 刻んだネギとキュウリを添えて、ゆでた中華麺かうどんにかければ搾醤麺になります。麻婆豆腐の 応用としてチャレンジしてもいいですね。 民主党ですが代表代行に就任です http //anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1242562030/ 53 名前:|ωΦ)非常勤職人 ◆UkbE4zEYS. [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 37 39 ID ??? ちゅうわけで、マーボー豆腐のレシピ 材料は、ネギ・生姜・ニンニク・木綿豆腐 調味料に、ピーシェン豆板醤・甜麺醤・清酒・水・片栗粉・塩・こしょう・花椒・味噌・醤油(できれば中国醤油)・油辣椒 ピーシェン豆板醤や中国醤油はその手の食材やに行けばふつうにあります。 最後のはこれ↓ ttp //shop.gnavi.co.jp/Mall2/274/102907.html これがあると簡単に四川ぽいあじになります。そして安い。 池袋や新宿の中国食材屋だと250円くらいからあります。 作り方は、料理の本を参照してください。基本通りです。 ポイントは、味噌や豆板醤は炒めて香りを出すこと。 そして、一度煮詰めてちょっと香りが出るくらいになってから水を入れて片栗粉でとろみを少しつける事。 煮詰めることで味が深まりますです。 71 名前:名無し整備兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 43 00 ID ??? 1 乙です。 53 清酒の代わりに、紹興酒でも良さそうですね。日本人には清酒でしょうけど。 48 59 「変われば良くなる」というのは、かつての細川政権で明確に否定されたんですけどねぇ。 ある意味おじゃーさんは、自民党時代から細川政権時代を通じ現在に到るまで、一貫していると 言わざるを得ません。その一貫性でいいのか、というのは置いておいて・・・ 89 名前:|ωΦ)非常勤職人 ◆UkbE4zEYS. [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 46 32 ID ??? 71 どっちでも良いですよ。 これ相手に紹興酒をのむ場合、紹興酒X紹興酒になってしまうので、あえて清酒でやったりしてます。 ってか、行きつけの四川料理屋のレシピなんですよ。 まぁ、売り物はもう一つ二つ工夫してますけどね。 中華料理を作る際は、中国の調味料を使うことをお勧めしますデスよ。安いし。 味も本格的になりますです。 全部日本の調味料でやってもおいしいんですけどね。 煮詰めてから薄めるのはマジお勧め。 97 名前:名無しウナギゼリー ◆MG151KK39k [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 48 29 ID ??? 89 ____ | | | | 個人的には、お酢を少し入れるのもいいと思います _|___|_ 味が引き締まります 〈( ・ω・ )〉 〈 |∞| 〉 ノ イ-‐==ー-、 (___三__)))) 111 名前:|ωΦ)非常勤職人 ◆UkbE4zEYS. [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 51 37 ID ??? 97 ほんのちょっと香酢を入れたりするんですが、そこまで書くとやり過ぎかなぁと… 一度はプレーンで食べて、その後ラー油とか椒油(青い山椒の身を漬けた油)とか香酢を ちょっとかけて食べるといろいろな味が楽しめるのでオヌヌメです 113 名前:名無し整備兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 52 07 ID ??? 89 >中国の調味料 確かに、李錦記とか美味しいですが、安全性が気になる人にはオススメしてません。(例:ウチの両親) しかし、本国の食材を使えると有利ですね・・・って、2つ前のスレあたりで散々議論していたような。 124 名前:舞鶴の質屋 ◆Wcnk3S8mG6 [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 21 54 59 ID ??? 113 李錦記は香港ブランドですから、マシかもなぁと… 味覇は信頼の日本製ですので大丈夫。 153 名前:名無し整備兵[sage] 投稿日:2009/05/17(日) 22 03 03 ID ??? 教育の「指輪」終わったか・・・ああ、バイロイトに行きたい。 124 味覇は台湾でも売られてましたね。 173 名前:舞鶴の質屋 ◆Wcnk3S8mG6 [sage] 投稿日:2009/05/17(日) 22 06 55 ID ??? 153 聞いた話なので何ですけど、 「味覇」を作っているのが創味食品で、そっちにも中華系素材で類似品があるよって話が。 裏とってないので何ですけどね(ヲイ
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マイヤーとシュリのサイドストーリー 飛ぶ鳥は跡を濁さないのではなく、掃除されている 薄暗い建物に明かりは二つあった。一つは暖かい橙に近い色のもので、それはこの屋敷の主の部屋を意味している。 そうしてもう一つ。まるで魔法光のような色の、薄青い光は建物の一階から漏れていた。 ふっとその光が消え、辺りは再度暗くなる。 まるで、その光は命の灯火にも似ていて深くため息をつく度に抜け落ちるような、そんな温度の感覚に似ていた。 漆黒の影。それが彼にはふさわしい言葉だと思う。美しい砂金色の髪に深紅の瞳。これは砂漠に住まう美しい魔性の生き物たちの総意で、何よりも絶対に存在しうる最善の悪である。 その答えを打ち立てたかつての学者達に、ある種別の意味での敬意を払って彼を出迎えた。 声はない。その声は全て彼自身の命を繋ぐために使われている。きっと耳障りの良い声なのだろうな、と思った。 それはきっと目の前の男に、自身の思い出を重ねているからだ。 「シュリ、悪かったな。こんな仕事をさせたいわけじゃなかったんだが」 つい二ヶ月ほど前に拾ったこの男は、言葉を失ったもののその力を失っては居ないようだった。 本来大地を蹴り、歌を歌い、平和を願うその民族である彼らに、誰かの命を奪うような真似をさせることは如何なものか。 そう考えていたのは彼を拾って一週間くらいまでの間だけだった。 かの男は何を頼んでも表情一つ変える男じゃなかった。人を殺せと言っても、子供を殺せと言っても。 はたまた、貴族の物好きに体を開いてやれといっても、何一つとして文句も言わず、ただ戻ってくるときは笑顔だった。 その笑顔がまるで作り物のようで、彼の被る仮面が剥がれ落ちること無いのかと色々考えては行動をさせても、崩れない。 鉄壁とはこの事だと思う。 『できれば、子供は勘弁してね』 「うん?」 同じ笑顔からはこぼれたことのない言葉に、思わず目をこらす。彼の口は音を出さない代わりに、とても読唇しやすいようにゆっくりと動いた。 「子供は嫌か?」 『苦手なの。あの手の年頃の子供と、そして僕らくらいの女の人は』 初めて言った彼の不満は、殺すことへの不満ではなくて。その標的に対しての答えだった。 何とも面白いというのはこのことで、見た目からは想像出来ないほど的確にこなされる仕事は、この男が『ある意味』でぬるま湯で生きてこなかった証だろう。 「シュリ、お前」 『うん?』 「どこにも行くなよ?」 思った通りにはき出したその言葉に、男は目を伏せるだけだった。 彼にこの仕事を振ったのは、別に何の意味も無い筈だった。だが、自分に突っかかってきた部下の言葉に唖然とさせられたのも事実である。 自分は彼に固執している。そのために、今までの仲間を邪険に扱っていると。そんなつもりは無かったが、よくよく考えてみれば確かにそうなのだろう。 揺れる砂金色の髪が、彼女に似ているからではなく。直感で。 この男は使える、と思ったからだ。道具として、何よりも自分が飼う家畜として。 ----- 思えば相手に縛られる言葉を彼は期待している。そして、その言葉に縋って良いものかどうかをとても考えている。 襤褸雑巾のようになって帰ってきた日の夜、自分はとうとうこの男を捕まえる言葉を思いついた。 ゆるゆると伸びてきたその手を強く引いて抱き寄せる。彼は温度を恐れる。何よりも自分を愛してくれると思わせる人間達を愛している。 だからこそ恐怖するのだ。それを失うことを、何よりもの恐怖に感じるから。 「シュトリ、お前を」 『名を呼ばないでくれ』 否定するのは、その名前を呼ばれて引き留められると知っているからだ。 「私はお前を手放したくなどないんだ」 『ローマイヤー、貴方は間違っている。僕は貴方の恋人じゃない。僕を見て彼女を思うのは理解する。でも、僕は貴方の人形でもないんだ』 それは別離を意味する言葉だと分かっている。かの男にとって、一つの場所に留まることこそ現実的な悪である。 そっと引き離された手を、追いかける指を持たなかったのは自身だ。 その指を例えば繋いでいたならば、きっと彼は別離を望んだりなどしない。たとえ、誰かの代わりでもそこにいたいとねがうのだ。 「お前は私の側にいられないと、そう言うんだな?」 「そうだよ」 言葉を発するのに彼は何のためらいもなかった。音を放てば、自身の身が傷つくことを知っているのに。 彼は決して賢くはない。不器用で賢明だ。何よりもそれは彼自身が理解している彼の姿だ。 だが、自分は分かっている。彼が理解している彼の姿など、ただの幻想でしかないのだと。そうでなければ、ここまで自身が固執するわけもない。 彼は優しい生き物で、無害な存在。というわけではない。 籠絡し、他者を絡め取り、優しいその声で耳打ちし、最悪なストーリーへ誘う蛇だ。 「お前が私の側に居られないのは、私がお前に固執するあまり、今までの部下達から批判を受けているからだ」 「まさにその通りだな」 「ならばそんな批判など、なくしてしまえばいい」 その手っ取り早い方法が自身の除去だと彼は言う。そう、その通りなのだ。 多くの中から特別が生まれれば、それは不平不満の原因となる。そんなものは当たり前なのだ。 それを分かっていながら彼を特別扱いしているのは、間違いなく彼を気に入ったという事実と…彼は自分に限りなく近いと思ってしまったからだ。 「ローマイヤー、僕は…」 「私はお前を手放したりなどしない。何度も言わせるな」 これが答えだと言わんばかりに、翌日。 全ての部下の首を刎ねて、庭に飾ってやったら彼は盛大にため息をついた後、悪戯に笑った。 「最高、そして最低な男だなお前」 もしもネタ もしも、F様をシュトリが殺すことになったら 「貴女はどうして、僕を救ってくれるのです?」 「私は別に貴女を救いたいわけじゃないわ」 さら、と告げる彼女を見つめて、彼女が自分越しに違う何かを求めているのに気付く 「そう」 「どうしたのよ」 「貴女も僕をいらないの」 「そんなことは言ってないわ」 ふぅ、とため息をつくFを横目に空を見上げたあと、上空のPに目線を移す。 「僕は昔、自由になりたかったの」 「ふぅん、何から?」 「最初は国だった。自分を取り囲む石造りの塔から逃げ出したかった。だから全部壊してしまったんだ」 「まさかとは思うけど、壊してから初めて分かった、とか言わないでよ?」 「…そうじゃない。僕は壊してしまって、初めて世界を知ったんだ。今まで見てきたものが全てとても狭くて、堅苦しいものであったことを、家族を殺し、国を滅ぼして初めて気付いた」 目線をFに戻す 「大事なものっていうのは、意外と重たいものだものね」 「…貴女にとっては、家族だったりするの? F様」 「どうして?」 「貴女は自分の部下をとても大事にしている。美しいものを好み、執着するもの全てをその手に収めてきた」 「……そうね。でもそれが間違いだとは思わないわ」 「勿論、僕も思っていないですよ」 緩やかに笑う。 「僕は、貴女と自分が似ていると思っていた。根本的なところで、きっと凄く似たり寄ったりなのではないかと」 「そう?」 「でも、違ったみたいです。僕は貴女の求める者にはなれないし、貴女の望むものを与えることは出来ないでしょう。そして貴女もそう。僕が望むものを与えてなどはくれない」 「…貴女の求めるものって」 「僕が求めるものは、貴女のように貰えなかった愛情を注いでもらうような行為じゃない。愛して欲しいわけじゃなかった、僕はそれに気付くのに今の今まで掛かっていたんです」 そう、最初から分かっていたのではないか。 たとえ愛情が無くても育ててくれて、情もある人間達を殺して。 自分を守ってくれた存在達を失って。 それで悲しかったとか、そういうことではなく。自分はそこに依存できないことに心を揺らしていたのだと。 「大事なものを作れば、人は弱くなる。関係を持てば、それを守らずには居られない。僕らは人間だから」 「………何を言いたいの」 「僕は貴女を大事だと思ってしまった。僕を無条件で助けてくれた、貴女は僕に何を求めているのかは分からないけれど…でもね、F」 すっと手を伸ばして、ゆっくりと眼を細める。 「貴女を美しく保存する方法は分かっているから、どうか」 ーーーーーー美しく、愚かな貴女のままで眠って (と氷漬けにしたあと、首をはねて妹の所に首だけ届けに行こうと思っていました、途中まで) もしも、B●B最終章で、シュトリが生き残っていて、T君を殺したあとのRさんにあっていたら(関係者は全てアルファベットで表記しています) 「ほら、見ろ。そなたのいう神はこんな残忍な方法でそなたの友人を殺してしまったな」 「思ったよりも性格が宜しくないんだね、P。別に僕は気になど」 本当に気にしないとこの口は言えるのか。 既に精神と体がバラバラになっておきながら、僕は何を言おうとしているのだろう。 「シュリ」 「何だい?」 「動けぬ脚で、あの男と戦おうとすれば確実に死ぬぞ。奴は契約者で、そして何よりお前は術者。あの男は前線で体を張って戦うように見える」 「僕が敵討ちをするって?」 「あぁ、いまにもするという顔をしている。まるで、何かに裏切られたと誹る子供のようだ」 ふわり、と地面すれすれに脚を降ろしたPを横目に、首を振る。 「歩く力はあるまい」 「魔力装甲をする」 「それでは、武器に乗せられる魔力がなくなるだろう」 「それでも、聞きたいことがあるんだ」 背中に出ていた翼は消える。魔力で装甲したので、脚には魔法で覆われているようなエフェクトと手には槍。 「死ぬぞ」 「構うものか」 「そなたは妾が殺す約束だ、シュリ」 「ならば、殺される前に僕を殺せ、P」 ----------------- 「あらぁ、シュリくんじゃないの。どうしたの、すごくキラキラしたのを手に持って。君は暗部だったから、武器はそんな大ぶりの持ってなかったじゃない?」 「……お久しぶりです、Rさん。息子さんとお嫁さんは元気?」 ふわりと笑ったRが手をひらひらと振って 「面白いこというねぇ、シュリくんは。俺にお嫁さんも息子も……」 「そこに倒れてんのが、お前の息子だよ! どいつもこいつも、契約して、力を欲して理解しようとしたのを理解し合わないで!!」 「な、にを言ってるの?」 「Tは、お前を許せていなかった。死んだ妻を忘れて、生きていると錯覚して。いまも尚現実か逃げていたお前を許せなかった。Tは、Tは。 お前が大事で、口でいうのとは違って。誰よりも家族であるお前や母親を愛してた。だから……許せなかったのに」 「シュリくん??」 「お前が穏やかに殺したそれは、お前の息子なんだと言ってるんだ。きっと理解できないし、記憶から失われてしまっているのならば、それが契約の代償に奪われたんだろうよ。そこのドラゴンとの契約で、お前は何よりも守らなきゃいけなかったものを自らの手で殺したんだっ!!」 その言葉と同時にRから武器が振るわれる、それをはじき飛ばすように光り輝く、槍を振るう。 「ちょっと落ち着きなさいよ、ね?」 「………そうですね、そうなんだ。これが僕への代償だったわけだ」 それが神の与えた、最後の慈悲ではなくて。 最初から、神を呪った自分への粛正だったのだ。 「どうか、僕を殺して。そして貴方も僕に殺されて?」 ----------------って予定だったのにな--------------------
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◆16Rf2BBdUE 『風邪の諸症状に』 2008年11月 『風邪の諸症状に』 喉が、かわいていた。 理由は判っている。口で息をしていたからだ。 鼻が詰まりに詰まりきっていた。キムチラーメンの匂いさえ、今のオレにはわかりそうにない。 「う゛ー」 濁った声を漏らして、オレは重たい布団をはねのけ、体を起こした。 「くすりのばなきゃ」 ハンテンを羽織って、ベッドから降りる。フローリングの床の冷たさに、背筋が震えた。 台所に出て、水をコップに半分もらう。 何の変哲もない、秋も深まった週の火曜日だ。家族はあらかた出払っていて、オレのような病人が一人だけ、ぽつんと取り残されている。 体が弱っていると、そんなことが妙に寂しく感じられるものだ。 (藤枝みやこさん) 病人特有の脈絡のないインスピレーションで、クラスメートの女子の可憐な横顔を思い浮かべる。 (みたいな、かわいい女の子が看病してくれたらなあ) ……訂正。風邪とかあんまり関係なく、やっぱりオレは石和亮だった。あんまり嬉しくないことに。 オレは風邪薬をてのひらに出し、いっきにあおった。ぬるい水道水が、じわりと喉を滑り落ち―― 数秒もせずに、強烈な眠気が襲ってくる。 「……ふあ?」 半端なうめき声を、オレは絞り出した。 「えむ……ねぶ……」 ろれつが回らない。 何だこれ。おかしい。絶対おかしい。何か。なんだか。 そこから先の思考は、深い深い眠りに溶けてしまった。 ***** わたしは小さく咳をして、口元を押さえた。 喉が痛い。もう三日もこんな感じだ。 (日曜日、つぶれちゃったよー) 未練たらしくそんなことを考えて、がっくりと肩を落とす。 (あーあ……) 布団の中で、寝返りを打つ。 わたしとママしかいない藤枝家は妙に静かで、なんだかちょっと白々しい。まるで、自分の家じゃないみたいに。 (石和クンみたいな明るい男の子が、遊びに来てくれたらなあ) そんなことを考えてしまう。風邪をひいてても、考えることはあんまり変わらないようだ。わたしって子は。 わたしはベッドサイドへ視線をやった。お気に入りのビーンズテーブルに、ぬるま湯のポットと切り分けた錠剤の包みが置かれている。 寝ている間に、ママが置いてくれたみたいだ。 「ありがとねー」 がらがら声で呟いて、わたしは薬に手を伸ばす。 薬の封を外して、そっと飲み込んで―― コップに手を伸ばすころには、わたしは泥のように眠り込んでいた。 ***** 朝陽が差し込んでいる。 オレは目を覚ました。 体が軽い。鼻ももう詰まっていない。その代わり、喉が少しだけ痛んだ。 (……治りかけてんのに、今更別のことが痛み始めてきたんかよ) 明るい光の中で身を起し、喉をそっと押える。 三日も伏せっていると、人間も変わるものだ。オレの喉はなぜか、どきっとするほど細くなっていた。 「やつれたかなあ」 ――世にも妙なる可憐な声が、オレの耳朶をそっと叩いた。 「え?」 ああ、ほれぼれするほど可愛い声! 「あれ?」 いいなあ、実にいい! 「……」 オレが黙ると、声も黙った。 オレは恐る恐る、もう一度口を開く。 「拇印」 こら! そんな声でそんなこと言うんじゃありません! 「なめこのみそしる」 なんですかはしたない! 「……マンギョンボン号」 まったく! そんなこと! そしてオレはまた、ふつりと沈黙した。 当然のようにまた、声も聞こえなくなってしまう。 オレはおもむろに視線を下げ、自分の手をじっと見つめた。 白魚を並べたような、というのだろうか。そんななまぐさそうなのはみじんも感じられない、とにかく清潔で白く、美しい手だった。いつ見てもどの時期でも竹刀の握りダコや古傷でボロボロなオレの手とは、比べ物にならないくらいに。 オレの手とは、比べ物に―― オレは周囲を見回した。 綺麗な部屋だ。本棚その他には淡い色合いのカーテンがかけられ、勉強机の上には消しゴムのかす一つ落ちていない。 何よりマンガが見当たらない。オレのバイブルであるところの「六三四の剣」も、ぼろぼろになるまで読み返された「DRAGON BALL完全版」も、この清潔な部屋には影も形も見当たらなかった。 片付けられたとか捨てられたとか、そういうレベルじゃない。 これでは、まるで。 「女の子の、部屋?」 ああっ、戸惑い気味のこの声がまた可愛いったらありゃしないのだ! こんな至近距離で女の子の声聞いたこと、今までなかったぜ! 無駄にテンションを上げながら、オレはベッドを降りた。 もこもこした部屋履きがベッドサイドに揃えてあるのに気付き、恐る恐る爪先を差し込む。 すげえ、ちょう暖かい。何これ、文明の勝利? 部屋の隅には、学生鞄が置かれていた。オレと同じ学校の、同じくらいにすり減った、真っ黒な手提げ鞄。 カチリ、と音を立てて留め金を外し、中に手を突っ込む。 「……」 申し訳なくなるくらいにびっしり書き込まれてボロボロになった数学の教科書を、オレのやたらに美しい左手が掴んだ。 裏表紙に書かれた綺麗な字へ、目を通す。 『2-B 藤枝みやこ』 オレは迷わず、邪魔なパジャマを脱ぎ捨てた。 ***** 「何、これえ……」 律儀に学校に来ていながら、わたしは頭を抱えていた。 いや、うん。わたしは頭を抱えているけど、頭を抱えているのはわたしじゃない。 今って、そんな状況だ。 「よっス!」 勢いよく声がかけられて、わたしの背中を誰かがばあん! と叩いた。 「きゃあ?!」 そんなに痛いわけでもなかったけど、そんなに乱暴にされたことなんてなくって、わたしは思わずよろめいてしまう。 「イサワあ?」 なんかすごく嫌そうな声で、わたしの後ろに立っていた男の子が言った。 「何お前、今日はカマキャラで押すの?」 何を言っているのかいまいちよくわかんなくて、わたしは曖昧に微笑んだ。 詰まったままの鼻を、すん、と鳴らす。 クラスの男の子だ。いつも石和くんといっしょにいる。石和くんはこの子のこと、なんて呼んでたっけ―― 「キーチ、おはよっ」 ぎこちなく言ったわたしの言葉に、なぜだか彼は「うえー」と呻いた。 「面白くないとは言わねーけどさあ。たぶんアレだぜ、あとから思い出したらぜってー黒歴史だぜ?」 「歴史? 今日テストだったっけ」 「……イサワあ~?」 ああ、もう。会話できてないじゃない、わたしのバカ! ***** ブラジャーのつけかたはそんなに間違っていないはずだ。ただ妙に、背中がちくちくした。 オレはしきりに背中を気にしながら、鞄を片手にぶらぶら下げて道を歩く。 思ってたより短いスカートが、歩くたびにさらさら揺れて腿を撫でた。 またこの腿がほっそいのだ。ぴっちり閉じると丁度付け根のところに小さな逆三角形の隙間ができる。魅惑のバミューダ・トライアングル! かなうことならここにダイブして溺れ死にたい。 ――とりあえず間違いなく、オレは今、違う人間の体を動かしていた。 それもほぼ100%、クラスメイトの藤枝みやびの体をだ。 おへその横に小さなほくろがあるのと、右乳首の脇に薄茶のほくろのようなしみのような斑点がひとつぽつんとあるのだけは、朝の少ない時間の中でも確認できた。 あと、藤枝はたぶん母親似だというのも、この少ない時間で得た貴重な情報だった。 朝の食卓で見た、藤枝オヤジのごつさといったらなかった。ウチの道場の師範より、さらに一回りでかい。 だというのに嫁は妙に色っぽい、若々しい美人で、エプロンの上からもわかるボンキュッボン(死語)で、声もやっぱり妙に色っぽくて、畜生返す返すもうらやましいオレに代われ藤枝オヤジ。代わってくださいお願いします。 「おはよっ、みやこちゃん。風邪大丈夫だった?」 いきなり背後から掛けられた声に、オレはくるりと振り向いてスカートのすそをちょいと摘まんだ。 「おはようございませませ、ごめんうるわしくていかが?」 「……は?」 唖然と立っているクラスの女子に、嫣然と微笑む。 「あたくしたった今この瞬間に少々なんというか小用がこさえられてしまいましたの。ごきげんあそばせ」 「み、みやこちゃん?」 「チャーオ!」 二、三回勢いよくターンをしてスカートの裾を綺麗に開き、オレはそのままの勢いで、校門近くに立つ学ラン二人組の方へ突撃した。 ***** 「なんだよイサワよお、熱でちょっと頭アレしたのか?」 「ち、違うの。ほら、いや、うん、そう、まだ熱で頭が――」 あたふたと言い訳を続けるわたしの視界に、信じられないものが飛び込んでくる。 両腕を真っ直ぐ横に広げ―― 前のめりに走ってきて―― 「キーイィィィィン!」 そんなことを叫んでいる―― 「わたしいいぃぃぃぃ?!」 どん。 わたしが、人をはねた。 今までわたしを不信の目で見ていた男子生徒の顔があっさりと視界の外に吹っ飛んで、わたしの顔がそれに入れ替わる。 「あ……あ」 口をぱくぱくさせ続けるわたしに、わたしの顔はやたら可愛らしく、アイドルのような仕草で角度をつけてウインクしてみせた。 「おはよっ、オレ様ちゃん!」 「お、おれ?」 わたしの見慣れた腕が、分厚い学生服の下のたくましい右腕にそっと絡められる。 それを石和くんの視点から見るというのはなんだかとても倒錯的で、幻想的な感じがした。 「秘密のイケナイ密談のお時間でしてよ。さあさあゴアヘッ」 ――そんなわたしの思いをあっさり蹴散らかして、わたしの顔をした誰か――中身はたぶん、なんとなくわかるけど――は、石和くんの顔をしたわたしをぐいぐいと引っ張っていった。 ***** 朝の屋上に、人気はない。 冷たい風が屋上の砂埃を巻き上げ、鉛色の空に消えていく。 オレは風に乱れるさらさらしたショートボブを押さえ、優しい目つきで隣に立つ男――いや女? いややっぱり男――を、見た。 「あ、あの……」 おどおどした様子で、オレの顔をした何かが、オレの声で言う。 「い、石和くん? よね……」 オレは答えない。 くちもとにニヒルな笑みを浮かべ、一気に身を乗り出す。 どきりとしてのけぞるオレの、我ながら硬く鍛え上げられた背中へ腕を回す。 ちょい、と背伸びをすると、日焼けしたオレの顔が間近に迫る。 「へっ」 間抜けた声を漏らすがさがさした唇へ、オレの柔らかく小さく桃色でジューシーでとにかくビューティフルな唇が触れた。 「……!」 湿り気を与えるようにちゅっ、と音を立てて吸い、こぼれた唾液をなめとって、おもむろに唇を離す。 そこにはなんだか悪夢に見そうなくらいにとりみだし、うろたえ、顔を真っ赤に染めた、オレがいた。 ……ちょっと、これはキツいかも。 「あー、やっぱ戻らねーかー」 唇を親指の縁で拭いながら、オレは可憐な声で言う。 「キスすりゃ戻るもんじゃないかと思ったんだがなー」 「な、なっ、ななななななな」 拳を震わせ、俯き、目に涙をためる、うちの部随一の体格と剣勢を誇る剣道少年、石和亮。 オレ以外に見られなてよかったと、しんそこ思った。 「な、ななな、なにするのよう?!」 鼻づまりぎみの声――やっぱり治ってなかったか。痛む喉を、オレは軽く押える。 「だから、こーいうのってキスしたら治るパターンじゃね? って思ってさあ」 「こ、こーいうのって、どういうのなの?」 震える声で言うオレの鼻先を、細い指先でつん、とつつく。 「愛しあう男女に理不尽な災難が降りかかったときさ」 「あ、愛……」 また真っ赤になる。やめろよもう、オレの血が足りなくなっちゃうだろベイベ? やたらいい気になりながら、オレは頭の後ろで腕を組んだ。 「藤枝さんのコト考えながら寝てたんだよ、オレさあ。そしたらこんなことになっちゃって――」 にい、と口元を歪める。 「だから、藤枝さんもそうなんだろ? オレのこと、考えてたんじゃねーの?」 「お、おれって、だから、石和くんの――」 お茶を濁そうとするようなあいまいな笑みに、ぴしゃりと応える。 「そう、このオレ! かっこよくてすてきでハンサムなクラスメートであるところの石和亮くんのこと、考えてたんでしょ?」 沈黙が落ちた。 俺の鋭い目が潤みがちに宙を泳いで、乙女チックにそっと伏せられる。 「うん……考えてた、よ」 よっしゃオッケイ! 俺は勢い良くガッツポーズを決めた。 やべー俺こんなひょんなことであっさり大人の階段登っちゃったぜおふくろ! おやじ! ありがとう! なんかすごくいろいろありがとう! 感涙にむせぶ俺に、新品のマイハニーは勢いよく水を差してくる。 「って、そんなことじゃなくってえ!」 いきなりひでえな、オイ。 「そ、その……」 少し言い淀んで、オレの声は恐る恐る言った。 「あ、あたしのこと、見たの?」 俺は爽やかな笑顔で、親指を立てた。 「彼女がおっぱい大きいとかまじ嬉しい! ありがとな!」 「……ひどい」 あ、やっはりちょっとサイテーだったみたいだ。 涙を溜めて俯く俺の顔を、俺は慌てて覗きこむ。 「いや、べつにそーいうスケベ心じゃなくてだな……パッドはいらないんじゃないかとか、ほくろかわいいよねとか」 「ひどい!」 野太い一喝と共に、すさまじい衝撃が頬を殴りつけた。 「げぶあっ」 迫力満点の悲鳴をあげて俺は吹っ飛ぶ。回る。世界が回る。意識が回る。 ……ヘイ、マイハニー。 お前今、自分のパンチ力が三桁いってんの知ってたか……? たぶん、声には出なかったのだろう。 そもそも俺の惨状になど回す余裕は、ないようだった。 踵を返して走り去る俺の広い背中が、次第に暗くなっていく。 自業自得か。 わかってるんだよ、ンなこたあ…… 俺の意識は、また闇に溶けた。 ***** 元レス http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220262396/114-118 最終レス投稿日時 2008/11/23 16 06 55
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418 :休日:2012/12/11(火) 15 52 12 SS投下 提督たちの憂鬱とギアスクロス 嶋田さん独身で嶋田さんロマンス。 平和その物。 性格改変注意。 419 :楽隠居?と円卓の少女:2012/12/11(火) 15 53 32 嶋田は人生を終えるとまた嶋田繁太郎となっていた。 同じく友人の山本や辻を筆頭に、かつての世界で日本を率いてきた者達も共に。 彼自身は知らなかったが夢幻会の仲間達によると、此処はギアス世界ということらしかった。 北米にあるブリタニアという国名から間違いないとのことで、そのブリタニアは将来日本を占領し植民地にするというから大変だ。 彼らはその時に備えて最先端の科学技術の研究開発、ギアス日本以上の国力を持つための政策など多岐にわたり手を加えていった。 結果、勝てはしないが負けはしないくらい、例えブリタニアであっても迂闊に手は出せないというくらいの国力と戦争遂行能力を持つに至る。 しかし、この世界やブリタニアについて調べていく上で、戦争になる可能性がかなり低いということもわかったので原作を知る者達からすればホッとする反面拍子抜けになったのも確かだ。 何せブリタニアの基本方針が多国間協調路線なのだから。 更には将来侵略戦争を起こすはずのシャルル・ジ・ブリタニアが家族思いの気の良い人物であることも判明。 兄のV.V.共々嘘のない世界など欠片ほども望んでいないらしい。 「綺麗なシャルル・・・ですか」 苦笑いする夢幻会の面々は、この調査結果にブリタニアとの友好を深めていく方針をとり、世界が戦火に包まれるなど全く無いまま平穏に時は過ぎていった。 * 前世での激動の時代に比べてぬるま湯のような人生を送っていた嶋田は後進の指導を終え、漸くのことで政界を引退。日々平穏に過ごしていた。 そんなある日のこと。彼は行き付けの飲み屋で一人の酔っぱらいの話を聞いていた。 「なぜだっ! ぬわァぜなのだァァぁぁっ!!」 「ああもう、他のお客さんの迷惑になりますからもう少し静かにしてくださいっ、」 一息に大ジョッキを煽り、ビールを一気飲みした身体のごつい初老の男は大声で叫ぶ。これでもう三回目だ。 周囲の客が一斉に振り向くが「またあの人か」と、何事もなかったようにそれぞれの談笑に戻っていく。 世界的に有名な彼の男もこの店の常連達にとってはさほど気にならなくなっていた。 この男、それくらいこの店を訪れているのだ。それに一応申し訳程度に変装もしていた。 静かにしろと注意する嶋田も有名人ではあったが政界を引退して暫く経っているし、男の強烈な存在の前には霞んでしまっている。 「こ、これが、これが叫ばずに居られる物かっっ! あやつは遙々日本にまで会いに来た儂に向かって鬱陶しいと言いおったのだぞっっ!!」 「それはまあ・・・堪えるとは思いますけどね・・・」 「あやつは、ルルーシュはそんな子ではなかった・・・昔は“大好きなお父さん”という作文を書くような、父思いの優しい子だったのだ・・・それがっ、それがなぜこうなったのだァァぁぁ・・・・・・」 日本ではまず見ない豪奢な白髪を幾つものロール状に巻いた髪型の男の名はシャルル・ジ・ブリタニア。 何を隠そう、神聖ブリタニア帝国第98代皇帝その人である。 とても家族思いな彼は数居る子ども達の中でも、日本に留学中の第11皇子ルルーシュと、その妹ナナリー皇女を殊の外溺愛している。 それは子煩悩を通り越して鬱陶しいほどに。 ルルーシュが日本行きを決めたのもそれが原因と言っていい。とにかくウザイ父親から距離を置きたかったのだ。 当然心配してお忍びで様子を見に来たりするのだが、そのたびに邪険にされてはショックを受けて、 友人である嶋田と、日本に赴任中の一人の人物を連れてやけ酒を飲むというお決まりのパターンになっていた。 420 :楽隠居?と円卓の少女:2012/12/11(火) 15 54 35 (ああ、もうこんな時間か・・・それじゃそろそろ来るな・・・) 息子に冷たくされて悲しむシャルルを慰めていた嶋田がそう思って時計を見ていると、それを待っていたかのように簡素な作りの店の扉がガラッと開いた。 噂をすればというか、毎度のことなので大体この時間と分かってしまう辺り、この個性の強い皇帝陛下との付き合いも長いのだなと思う。 「シャルル、迎えにきたよ」 そう言って店に入ってきたのは、足首まで届くほどの長さの薄い金髪と、表が黒で内側が紫のマントを着用した10歳前後に見える少年。 「こんばんはV.V.さん」 「こんばんはシゲタロウ。いつも弟に付き合ってくれて悪いね」 「いやまあ、友達ですからね」 この子どもにしか見えないV.V.はシャルルの双子の兄であり、これでも御年63になる歴とした大人だ。 幼い頃に不老不死となっているため肉体が年を取らないらしく、いつまでも経っても見た目が変わらないという不思議な人である。 そんな彼は現在ルルーシュの後見人として日本に住んでいたりする。 甥っ子から日本留学の相談と後見を頼まれた際、彼も共に移り住んだのだ。 「まったく、いい加減子離れしないと、その内家族の縁切られちゃうよ?」 「オール・ハイルぅぅぅぅゥ、ルルーシュぅぅぅぅぅぅゥ・・・・・・」 既に半分寝ているような状態のシャルルには兄の言葉が聞こえていない。 「ルルーシュ君、そんなに嫌がってるんですか?」 「本人は大切にされてるからこそ構ってくるんだって分かってるみたいだけど、17,8にもなってやることなすこと口出しされたら嫌にもなると思うよ いつだったかな? 三者面談のとき『叔父上、明日の三者面談なのですが、叔父上が来て頂けませんか』って僕に頼んできたからね。 僕も叔父であの子の後見人だし、可愛い甥っ子の頼みでもあるから行ってきたけど、本来シャルルかマリアンヌが行くべき物なのに」 「それは・・・シャルルさんがそのこと聞いたら・・・」 「ショックで引き籠もっちゃったりするかも」 「は、はは・・・」 (ブリタニアの皇帝が親子喧嘩で引き籠もりになんてなったら、マスコミにとって格好の餌だろうな) 「それじゃ僕はシャルル連れてこのまま領事館に向かうよ。家に連れて帰ってもいいけどルルーシュが嫌がりそうだからね」 「わかりました。それじゃ私は彼女を連れて帰ります」 「うん。その娘にも宜しく言って置いて。それじゃ君も気を付けて帰りなよ」 「ええ、V.V.さんもお気を付けて」 421 :楽隠居?と円卓の少女:2012/12/11(火) 15 55 25 * 「さてと、こちらも帰りますか」 シャルルとV.V.を見送った嶋田は席を立つと自分の隣に座っていた人物を見る。 年の頃なら二十歳前、表の生地が黄緑色、裏側が紫色のマントを着た、腰の下まである真っ直ぐな長い金髪の少女。 日本に赴任中のブリタニア駐在武官で、現在宿舎として嶋田の家に同居中である、ブリタニア皇帝シャルル専属の騎士ナイトオブラウンズの末席、ナイトオブトゥエルブ。 そのブリタニア最強の騎士の称号を持つ彼女の名はモニカ・クルシェフスキー 「君も大変だなモニカさん」 碌に酒も飲めない彼女だが、皇帝に付き合えと言われれば飲むしかない。 それもまた皇帝に忠誠を誓う騎士の務めである。 「よっこらせっと」 すっかり酔いが回って泥酔状態で眠っているモニカを背負う嶋田。 身体の前に流して赤いリボンで束ねた彼女の長い髪の房が嶋田の肩を跨いで流れ落ちる。 頬や首筋をさらさらと擽る髪から香る甘い芳香は酔っていても分かるほどいい匂いがした。 「ん・・・」 「ん? 起こしてしまったかな?」 嶋田の首筋から肩に顔を埋める格好のモニカは歩く振動で目を覚ましてしまったようだ。 「ん、んう・・・? ・・・・・・嶋田・・・さん・・・?」 「寝てていいよ。かなり酔いが回ってるんだから無理に起きなくてもいい」 「あの・・・陛下は?」 「お兄さんが連れて帰ったよ、君にも宜しくってさ」 「そう、ですか・・・。その、いつも・・・すみません」 「大した事じゃないさ。お酒飲めない君に飲ましてるんだからこれくらいはさせて貰わないとね」 422 :楽隠居?と円卓の少女:2012/12/11(火) 15 56 24 「・・・・・・嶋田さんは・・・優しい方ですね・・・」 「どうしたんだね急に」 「いえ・・・なんでも・・・ありません・・・・・・」 モニカが日本に赴任した際、シャルルの友人として紹介された嶋田繁太郎。 現在ブリタニアの最友好国である大日本帝国を率いていた人物。 今はもう引退して隠居生活を送る彼はとても優しかった。 モニカの周りには厳しい人しか居ない。 帝国最強の騎士ナイトオブラウンズ。ナイトオブトゥエルブとして誰もが強さを求めてくる。 名家であり有力貴族であるクルシェフスキー家の一人娘として、将来は当主となることを求められる立場に在る彼女には家族ですら厳しい。 それは彼女が最強の騎士の一人であり貴族である以上仕方のない事なのだろう。 そんな彼女にとって彼は初めて出会った甘えさせてくれる人。 彼は貴族や騎士としてではなく、一人の少女として見て接してくれる。 それが彼女には嬉しかった。 甘えの許されない彼女が唯一甘えられて、年相応の顔を見せられる人なのだ。 背負われている彼女はぎゅっと彼にしがみつき、その首筋に顔を埋めて匂いを嗅ぐ。 (嶋田さんの匂い・・・) 還暦を迎える男性の匂い。 嫌がる人の方が多いだろうその匂いがモニカは大好きだった。 423 :楽隠居?と円卓の少女:2012/12/11(火) 15 58 23 * 「おやじ臭でもしてるかな?」 「・・・いいえ、いい匂い・・・です」 「そ、そうか・・・君の髪も、その、いい匂いがするね・・・」 嶋田の肩口から彼の身体に沿って流れ落ちている、赤いリボンの巻き付けられたモニカの長い金色の髪の房が右に左に揺れていた。 匂いを付けようとするかのように嶋田の服の上を撫でて揺れる束ねられた金糸。 そこから漂う香りに鼻腔を擽られながら彼は年甲斐もなく高鳴ってしまう鼓動を抑える。 最初は丁寧ながらも硬い物腰だったモニカ。 貴族としての、騎士としての自分を全面に出し、事務的な遣り取りとしか思えない雰囲気で接してきていた。 しかし、それは日を追うごとに少しずつ変化していき、最近になって漸く年相応の顔や反応を示すようになった。 同居人としてその方が接しやすいし、なにより嬉しい。 目に見える形で親しくなり、仲良く慣れたのだから。 だが同時にこれは少々行き過ぎでは? と思うことも多々見られるようになったのだ。 今のような状況の時に身体を匂ってきたり、休日などに二人で歩いていると腕を絡めて、更には身体を押しつけてきたり。 それに基本的には穏やかで物腰丁寧な彼女は最近不機嫌になることが多くなったように感じられた。 (怒らせるようなことはしていないのになぁ・・・) その都度そんなことを考える彼だったが、そこにはある共通点があった。 それは彼が女性と会っているときである。 付き合いの上での関係であり、特別な関係を持つ相手はいない物の、相手の年齢素性に関係なくとにかく機嫌が悪くなるのだ。 飲み会などで夢幻会の仲間達に相談したことはあったが 『死ねっ! 氏ねじゃなくて死ねぇっ!!』 と罵倒されたり、 『モブに近いからってファンがいないと思わないように。せいぜい夜道には気を付けることですね・・・』 などとよく分からないことを言われたりとまるで意味をなさなかった。 「寒くないかい?」 「マントを着ているので大丈夫です・・・。それに・・・」 「ん?」 「それに嶋田さんのお身体・・・とても、温かいですから・・・」 「ははっ、ちょっと照れるな。でも、モニカさんの身体も温かいよ」 「・・・・・・恥ずかしい、ですね」 「だろう?」 軽口を言い合いながら家路を急ぐ。 師走の風は冷たいが、二人の心はほっこりと温かい物に満たされていた。
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【ヒシ(ぬるぽ)】(ひし、ぬるぽ) ラジオタイトル ヒシらじお(旧ぬるぽらじお) 埋めちゃるけえのぉ カフェショコラ ぴょんちゃん 九州BBA苗 成り済ましレス職人 失恋レストラン 放送状況 2004年5月 放送開始。 2004年6月~ 放送を中断 2004年8月16日 バイクの交通事故で首を骨折し長期入院 その後自宅療養 2005年1月29日 放送再開 2006年3月26日 生まれて初めて美容院へ行く 2007/6/15~ ねとらじからスティッカムへ移行 2009/4/22~ ニコ生放送開始 2010/6月 Stickamのミーム部屋によく出没 2010/7/28~7/30 ある女性にフラれたとかで号泣配信 翌日、体調不良による病院診察をニコ生にて結果報告
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試練の塔二対の兵器の最初のバトルで出現確認。 -- 2012-12-16 21 54 45 試練の塔 二対¨でゲット! -- 2013-03-02 19 49 46 ↑情報ありがとうございます -- 2013-03-08 22 19 02 試練の塔二対の兵器10周くらいしたけど、ほぼ100%出現。 -- 2013-03-10 02 39 20 試練の塔二対の兵器 12周して出現数1 -- 2013-03-12 20 11 57 番竜、出現テーブル変わってない?前はプラントばっかりだったのに、今はフラワーばっかり出る -- 2013-03-13 13 05 12 ↑周回しても出ない上にドロップ率落ちてる感じ プラントくれよorz -- 2013-03-18 23 15 53 巨人の塔より試練の塔のほうが落ちる気がする -- 2013-03-23 16 57 14 二対全然出なくなった -- 2013-03-30 07 47 12 ↑数日前とテーブル変わったかもね。巨人の塔ですぐドロップした。 -- 2013-03-30 19 01 29 ゲリラの後絶対絞られてる。 ゴルドラ、メタドラは何回も出るのに全然でない -- 2013-03-31 03 16 49 今行ったら普通に出てきた。カラドラの日は調整はいってるっぽい -- 2013-03-31 08 18 43 ↑と同じく。昨日全然出現すらしなかったのに、今日出まくり -- 2013-03-31 09 48 11 ここ数日巨人でも二対でも全然でない、落ちないじゃなくでない、きつい -- 2013-04-03 02 03 37 昨日20回程回して23匹出現するも結果はゼロでした・・・orz -- 2013-04-03 10 09 30 コイツ全然出ないな。プラント待ちのモンスター多いんだけど。絞ったのかガンホー -- 2013-04-06 22 38 49 ほんとや、全然遭遇すらしないや、絞ったんだねガンホー -- 2013-04-12 16 14 01 巨人の塔で殆ど出なくなってる -- 2013-04-14 20 58 50 週末に番龍35周して泥ゼロ。確率的にありえないだろ。ぜったい操作しやがったわクソが。 -- 2013-04-16 17 42 00 木のダンジョンには出ないよね? -- 2013-04-20 11 13 27 逆に、プラントはポンポン出るけどシードが全然でねえ。プラント20匹いてシードが1匹とかありえんだろ…… -- 2013-04-20 13 12 17 ↑x3確率的にありえるだろ。どんな計算したの? -- 2013-04-27 23 50 49 ↑1000周回ってドロップ0も「確率的にありえる」よね -- 2013-04-29 16 51 41 ドロップ率変わったんじゃないの?ってことを言いたいんでしょ。元の確率知らんけど -- 2013-04-29 20 28 50 木のダンジョンには出ないのでは? -- 2013-04-30 15 05 39 13周まわって遭遇1 完璧いじってるわガンホー ばればれだしwwww -- 2013-04-30 19 36 43 木のダンジョンでるぞ 出現率は低いが… -- 2013-05-01 11 30 05 モンスターゲットしても育たなきゃ使えない。で、プラント集めを絞るわけだ。運営ズルイぜ -- 2013-05-01 19 11 08 慢性的な苗不足…新たな苗床はよ -- 2013-05-05 09 45 39 木曜ダンジョン行ってもフラワーの方が入手率高いっていう狂った仕様はいい加減何とかしてくれよ… -- 2013-05-05 20 24 07 大して使わないフラワーは確定ドロップな上、番龍 -- 2013-05-07 23 16 43 では高確率でドロップとか馬鹿にしてるようにしか思えないw -- 2013-05-07 23 17 39 糞癌砲が考えそうなことはお見通しwwww -- 2013-05-12 01 11 51 ↑4 巨人の塔でもフラワーの方がプラントより落ちるね(^^; -- 2013-05-12 09 11 19 最近巨人の塔でプラントが腐るほど泥する。一周で一匹はざら、二匹落ちることもある。俺はタイタンが欲しいんだよ涙 -- 2013-05-12 20 05 35 簡単に進化素材集まったらすぐ飽きるわ -- 2013-05-12 20 23 22 プラントは進化素材というより育成素材に近い -- 2013-05-12 23 56 00 育成素材の進化素材なんだろ -- 2013-05-14 21 59 49 プラントさんなんで泥しないん?・・・ -- 2013-05-14 22 49 40 木曜ダンジョン3回行ってやっと1匹って・・・ -- 2013-05-15 19 37 35 塔の番龍じゃ見かけることもなかったが、立ちふさがるものだとそこそこドロップしてくれた。経験値少ないけど、寝る前にやるならまぁ良いかな。 -- 2013-05-26 02 47 27 テクダン行けるようになってから今まで売り払ってたことを物凄く後悔 -- 2013-05-28 20 01 36 ちょっと(^ω^)シードさんを(^ω^)土に埋めてくるわ(^∀^) -- 2013-05-28 23 40 29 やめたげろ、シードがつぶらな瞳で首をふるふるしてるだろ -- 2013-06-08 07 55 19 どこからが首なんだ? -- 2013-06-11 13 13 45 シードを1週間BOXに置いておくとプラントに成長すれば嬉しいんだがなぁ -- 2013-06-11 23 02 10 それだったら放置してたらドラゴンフラワーになってしまうぞ -- 2013-06-12 22 48 58 200体は欲しい -- 2013-06-13 10 38 00 木曜Dで道中泥したら鞄ざまぁ ボス泥はたいして嬉しくない -- 2013-06-13 17 37 55 ↑3 つまり最終的にはフルーツになるんですねw -- 2013-06-14 15 51 34 ネギに食われまくる -- 2013-06-14 20 28 18 こいつでなくてねぎ70本レベルマなったわ・・・ -- 2013-06-14 23 04 00 サボテン、ネギ、ペンギンが食い荒らすせいで足りないのはよくある話 -- 2013-06-17 00 45 23 狙って取りに行くとなかなか落ちないよなあ。ノマダンだと出現率が低いし、周りの雑魚が泥する。木曜Dだとシードとフルーツばかり落ちる。 -- 2013-06-22 14 09 42 ↑9 別にそこまで言わんけど、シードにエメリットを食わせると進化してプラントになってほしいわ。 -- 2013-06-25 00 46 43 ↑俺は始めたばかりの頃、こいつシードの進化型かと思ってた -- 2013-06-29 11 27 02 おれも -- 2013-06-30 22 41 59 なぜか隣に鞄を置く羽 -- 2013-07-04 01 11 30 シードとフラワーとフルーツが腐るほどたまるのにコイツが足りん 使う上に泥も全然しない -- 2013-07-18 14 29 39 こいつ「俺?泥しないよ。鞄、お前が泥するように設定したよ」 -- 2013-07-18 20 40 59 番竜マラソン時代は邪魔くせーだったけど卒業したら足らなすぎて涙目 -- 2013-08-12 12 58 57 まさぁ -- 2013-08-19 17 50 58 大量にゲットしてもいつの間にか無くなってるイメージあるわw -- 2013-08-29 21 14 56 むしろシードが全然落ちない俺みたいのもいるけどね・・・ -- 2013-08-30 22 34 26 プラントは、きづくといない、そんなやつ -- 2013-09-08 04 59 24 すぐ足りなくなるからゲリラより木Dを優先することにした -- 2013-09-19 17 51 16 こいつこいつこいつ鞄 さあどうする -- 2013-09-22 19 19 03 昔みたいに木曜DのB4はプラント4体にしてほしいわ~ -- 2013-10-03 23 59 05 番龍で 鞄鞄鞄こいつ と出て泥 -- 2013-10-05 17 23 47 プラントは数がいるから使うときはあっという間になくなる -- 2013-10-13 19 21 02 プラントが慢性的に不足中…カラドラダンジョン終わったら番龍周りまくる>< -- 2013-10-18 22 30 36 塔の番龍70周で17体でした。 -- 2013-10-27 20 50 07 まだペンギン進化させてるやついたんだ・・・ -- 2013-10-29 15 48 12 ↑何言ってんだこのks -- 2013-11-02 08 43 02 ↑↑ただの釣り -- 2013-11-09 08 06 38 コイツすぐ足らんくなる -- 2013-11-18 03 13 48 最近ドロップ率いじった?? -- 2013-11-21 12 28 36 木曜Dでドロ率悪くなった気がする -- 2013-11-21 12 29 57 プラントの泥率がDOWNし、鞄の泥率が超絶x3UP!! -- 2013-11-23 02 46 09 どのダンジョンでも出にくくなってんな。ガチャしても進化させられないんじゃ、ガチャする気にもならん -- 2013-11-23 21 42 12 もっとほしい -- 2013-12-07 02 21 56 ゲリラダンジョンでドラプラ大発生なるものが... これはやっちゃいましたなぁ糞癌さんよぅ -- 2013-12-11 06 48 17 木曜Dの最大数4匹/10スタミナを超えるなら価値あるが・・・まぁ鞄がいないだけ精神的にはだいぶマシかw -- 2013-12-11 09 38 41 プラントが4/5でも出てくれりゃ嬉しいけど・・・。 シードばっかりじゃ意味ない。 どうだろう・・・ -- 2013-12-11 14 47 57 5/5もあった。だいたい4/5くらい?。確かにストレスはないかな(笑)。価値は微妙。 -- 2013-12-11 16 36 38 大体1週4匹、2匹以下はほぼない -- 2013-12-11 18 38 33 任務・鞄抹消 -- 2013-12-12 20 48 40 土日に試練行くのが一番効率いいな。今も5週=スタミナ10で4泥 -- 2013-12-21 11 43 46 降臨で攻撃力19万ww -- 2013-12-22 15 36 02 泥率高いよ・・・ -- 2014-01-16 18 58 31 最近ゲリラ回らないからペンドラが必要なくなり、プラントも使わなくなったお陰で深刻なドラフル不足になってる。他にいい処分法ねーかな -- 2014-02-05 00 12 58 進化等でドラプラが大量に必要になり2倍の木曜Dを回しまくったら草以外の鞄種花実でBOXが溢れかえった。と思ったら翌日にドラプラゲリラだなんてあんまりでございますぅ~^^ -- 2014-02-07 06 15 54 最近チョキ多いからペンドラ牧場やらなくなったらこいつが邪魔になってきた。代わりにドラフルが欲しくてたまらない。 -- 2014-03-20 14 16 58 かつてはプラント>シード>フルーツ>フラワーだったのに、今やフラワー>フルーツ>プラント>シード -- 2014-04-12 12 08 37 二対10して一回も会わなかったから立ちふさがる者行ったら2周で3回出現1泥。2対出なくなったん? -- 2014-05-04 09 02 07 こいつの用途もっと増やせやクソが。 -- 2014-05-08 23 50 34 これ以上増やしたらカツカツすぎるからやめてくれ、むしろ出現率増やせや -- 2014-06-28 21 27 36 チョキが通常のと同時に出るようになったから牧場の旨味が激減し、その結果ドラプラもいらなくなってる -- 2014-07-24 04 12 27 ペンドラ牧場するっつっても普通のカラドラダンジョンとか行く意味ねーからなー -- 2014-07-24 18 54 48 二対の兵器で今ドラプラ出たから少なくとも今は出るようになってるな -- 2014-08-11 09 53 03 こいつのせいで木曜ダンジョンが億劫 -- 2014-09-04 01 52 24 シードがとれん プラント邪魔 -- 2014-09-04 19 48 14 試練の塔でも巨人の塔でも落ちない。20周して2体って。。。 -- 2014-10-01 16 56 12 プラントシードフラワーフルーツが必要な内が花。三色フルーツでスキラゲ必要になると今までがどれだけぬるま湯だったか判るから。 -- 2014-11-01 01 21 01 ゲリラでペンドラの里見なくなったしプラント集めの必要性がなくなった -- 2014-11-09 03 23 18 進化素材変更でこいつの需要が高まるな -- 2014-11-24 11 16 06 レベルマペンギンが落ちるようになったからありがたい。どうせ木曜周回するし -- 2014-11-25 17 49 05 ノーマルやテクニカルの上位のダンジョンでも落としてほしいな、星空とか -- 2014-12-13 07 48 39 巨人の塔20週で2個とか搾り過ぎだろ・・・ -- 2015-02-13 21 11 54 素直にコインで買ったほうが気が楽。 -- 2015-02-17 07 59 50 909 -- 2015-03-10 22 45 35 これでチャレダンノーコンしましょうよ -- 2015-07-05 00 46 20
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最重要紀第一条 What is im semt of sinc sisytem of in derium set on demouset on fufuflende indede descloised im . Dast of if im the on demoi tha clauset of in. Dest of sink of in dest of sins in the on demorised in ded inded in. Daset of sink in demoised in demoised in dedoised in demoised in. ひとりの惑星は効果的に捕虜を要しないが、3つ惑星から捕虜を要するようになってくるのは仮説としてある。 だがもう一人の辺境にひとりいたなら、人は誰もまちがえはないといえるだろう。 それでなくても、意味を教えるのに、下降から人を要すべきでないと考える。 でも人が少なくても、人はイマジネーションは世界を飲み込むので、大事なのはダイレクトであり、密集は幼少のたすきでしかない。 最重要紀第二条 Whaltingsed insegusmet in mentesedesed insed in demoiniouseiniouinioinsed in dedede. iniousediniouniouiniouini sed in taglesed in deselget in. gold in becdiosedndeseiouniouiniouiniouiniouiniouiniouiniouin in. 殺しをおかしてあがめなければいけないのは感情であり、感情がなかった場合、枯れたフロンティアになる。 だが、気を惜しんではいけないのは、誰もがそのケースを持てない場合があることだ。 でもおかしいのは、本人の百度内が間違って他人に振れこんだ場合、その人が殺人犯と言われ、移動所の処罰をま脱げない場合だ。 そうなると、意味がある。 最重要紀第三条 What is im self in dast im sedimsednsend ims im send of sickendif in the on. saikeling self in dast in most im seven strike im. dasilmselk is im sendsednd imsed im sed im. imsend of imsend im send im send im saidelkesendsendik imsend im. 必要な事は確実性を高めるである。できないことではなく悪なことに確実性があるのは、曲げる前に、元が変な過程になっている。 興味本位な目測が目立たないようにするのではなく、実はカモを殺すことに意味があるとか、そういう意味の前に、おかしな過程をもっている。 それを確実になくすのに意味があると思わなければいけない。おかしなことがでるのは、誰かがおかしいからである。 それを末端から切らなくてはいいフロンティアにならない。これを定めるための10の例条がある。 ●1の条 二か所おいて、おかしさを省いているものは絶対に取り除く。 ●2の条 邪悪な用例をカオステライマリーとかいって、どけることを「1の条」と同値にするが、おかしなことを物語るのが目であり、 おかしいと思われないようにしているのは、おかしいを思ってもないと思うから。 つまり、自身が隠している風でなく、隠す場合、夢を見ると、一発でキトンか見ることができる。 おかしな夢を判事にしてもいいことにする。 ●3の条 自滅して笑うのはいいが、自滅が隠滅であり、おかしなくくりをいれると、事件を追わないといけないことを、自分だけ 事件を終わったことになってるのは隠しであり、これをする意味がないのにではなく、意味なくすることはないので、 文化根幹にこのような人間がいた場合、排除の牢がでる。 ●4の条 隔離した方が安全になるケースがあるが、隔離したら安全もなくなるケースもある。とられるである。だからこそ、楽しみとか つまらないとか、眼をうしなって待ってるのは闇である。だが隔離した方がいいのは、害ではなく見たくないからこそ、 人の眼を嫌うのもある。どうでもいいが、確実から興味翻本位で邪見にすると、なにもしなくてもいいと思い、本音を出す。 それでわかるのは至難だからやめたほうがいい。本当にわかるのは、名前のあとに夢グラムでカスタマーのサービス番号が あやまってついてないか調べることである。 ●5の条 「髄と肩をおうと書いて人と書く」を言うのにせがんで人を書くのは闇でなく人殺しでやっちゃいけないのをやったからである。 人を殺したらずいと深くなる。が、肩をおとさないのは、やってはいけない人殺しをやったからでない、国の人である。 でも、関係ない殺しをやるに染まると、眼が暗くなあると、朱でなく黄色に見える。だけど、戻すこともできる。 アオムという酒をつかうと簡単に戻せるから案外、曖昧だし、いやなのに殺させられたもやくざにある。 嫌いをきおうと、シクラムに見えるのはやめたほうがいい。でも、簡単にもどさなくてもいいじゃんとか、 恰好をきおつかっていうとゲイもそうだが、嫌いな人に言うなら違うが、人を殺して生きている人になる。 誰も思わないが、殺すとは、いなくなるで、人の文化呂を壊す行為であり、御難である。 しかし国の機能とか、間違ってたら、すごい殺している。人を気遣うなら、お前が生かされていることを知れと言う。 何を言いたいのかというと、十回の殺しの中で権弁を預かるなら勝ちだから良いが、負けて殺していくのは必命にどぼんである。 ●6の条 雑踏に子猫がいて、殺すなら何故と言う。何故を言わないで殺すのはアサシンならいい。何故とか言うと、邪魔を言う。 だが、あんたは人のことを邪魔と言う前に大きなしっくいを殺すなら、闇になったほうがいいと言う。 でも闇にならないで、殺すのは国だが、国本でもないのに殺したら、おしまいが出る。 何故かというと、殺すのは闇の方でも、使えないのが使うのを主流である。 これほどまでに国にいたくないなら、生まれ本を絶たないといけない。そうすると全員弱くなる。地風が吹かないからである。 国滅べよは国に帰化する国殺しである。 ●7の条 寄宿舎と考えて人の道を考える端は風が強いので使わない。が、こういうところに住むのがあぶない人である。 考えを持てばできないことを、無感覚でなく、できると思ってしまうのは、養分がプラスプラスされているからである。 考えを持たずにいけるのは、格素といって、蜜を持って生きていると生きたくなって、かっこつけをついそう扱いたがる。 が、かっこつけが一番致死率高く、弱い奴ほど、臆病だから大丈夫な例がある。しかし、意味を持つなら意味を持たないといけない。 騙されないのは、入らないからであるのは高いが、入るのは低いと考えると、邪魔なムードがある。 だが隠された人こそとか、隠しても無駄とか、馬鹿としか言えないものは、おねだりとか、差買いがあるとかいうと、 本当に誰もつまらないとかしか言わない。極端に自己中というのは、かっこよくならないとできない。 だからこそ、馬鹿は人の真似をする。けど、人の真似じゃないと生きてけないと考える。ゆえにかまってほしい。 夢の中に疑問を持たない。誰もが案外できてる。けど、それだけじゃ嫌。と思ってるのは、最初持たなかった人である。 だからこそ不徳例法といって、同じ学で生活させないとあぶない奴になってしまう。だからこそ人に渡す税をおろかに寝取ったら いけないのである。 ●8の条 キリシタンとか考えると宗教で一気に土着を変えることができる。死なないといけないのは革命者でも人でもありません。既存でもなく未来でもなく、不自由です。そのために一回入ってきた天草士郎という男がいますが、これは嘘です。キリシタンがつくった嘘を日本は一回飲み込みましたが、横着に金しかとらないということがわかり、その後駄目になりました。ですが、意味はありませんというわけではないです。格素という意味を考えると、養分は人のみならず仏法にとして、全ての宗教は仏法に吸収する代わりにあっていいとするなら、考えても駄目な意味がわかります。それは、白天という考えで、意味のない殺しを行うのは国か宗教かどちらかです。身分を明らかにしないで特殊な考えを持つのを阿門といい、夢までむしばむから、殺さないといけないと思わせます。だから国指定の宗教しか駄目なのです。あまりにも敗因がわかりますが、理論はすべて宗教につきます。特殊な宗教はパクって存在します。駄目です。理科や数学は馬毛雷の宗教、仏教的宗教の中にアミダされます。だからこそ、このジョイントを壊す者はすべて他の宗教です。深追いをやめましょう。 ●9の条 ファッカなるを殺すで処理する人がいます。デスメタとかコーリーソンギーとか、意味のないではなく、深い意味で知ってます。 本当にそれでいいのかというと、本当は悪くはないのですが、宗教的意義を見ると、その人がそれをつくったんだから それでいいじゃんかよって思います。ですが、音は敏さに殺します。生ある意義を。ほんとうです。生ある映画をつくると、 だんだんぬるま湯現象というのが映画監督であるべきなのですが、殺さないと色が意味を持ちません。 だからなんですが、なんにでも暴力はあります。ですが、暴力は視覚的であって実来的ではありません。 いま高い意味が問われます。というのもこれを壊した国は、文化が退廃するからです。 ビリーという男もいましたが、We will rock you.が怖いのは、声明が政治であり、スエーデン北部を言ってますが アメリカ人はこころよく受け取りました。オバマという男も大統領として、受理しました。 このぐらい音楽はマックスさあるんです。さて、馬鹿な人間はこれに上じて殺せ!砕け!破壊しろ!と叫びます。 ですが、この音楽の摂理は違っても、文化気温に変化はありました。ですが、国にも宗教にも反旗しないこれを無暗に破壊しろと いいますか? これは最重要な定義です。誰もが民族を破壊しないで楽しめる。だからこそ、暴力の視覚と実来は分けるべきです。 ●10の条 気軽に言います。人はマイナスイオンがなくなると破裂します。そのため植物が必要と書いてますが、植物はマイナスイオンを出しません。生き物なのでマイナスイオンを取って生きています。だからというか、マイナスイオンは人を焼くと20馬力という数値ででます。一人でなく地球目下で300経年生きれる数です。だからとにかくどこも人の体を欲します。でも負けない人より強い人の方が本当はいっぱいでます。だから宿命とかいう言葉があります。宿命とか終わらないとか謝れとかは、蛮人が使う言葉です。そういう人物は多種無形ではなく、実はカモフラージュして育成するとできます。でも終わらないのは闇です。とか言うのは、善良人ですが、簡単に騙される上、死んでも馬力はでません。だからカモフラージュによく使われます。弱点はとか気軽にとか闇はとかは解釈人です。これは静かに死にたい人が闇の中使います。馬力はでません。だから他人の星を終わらす時、このような人を大量に作ります。一度動いた文化加車はそんなに変動しません。これで終わります。だからこそ人は構わないとか、意味ないとか、思わない方がいいですが、普段から考えると無理です。だから人は可動を捉えると無意味になりがちなのを利用して、すべてを動かして、その中にいようとします。そういう論理を持つのもいいですが、国と宗教の段差の中で、それ以上に張り気だしたらみじめに殺さないといけません。理由はどうであれ。
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ザビーネ・シャル(Zabine Chareux)(CV 梁田清之) ザビーネ・シャル(Zabine Chareux)(CV 梁田清之)【解説】 【属性】 【台詞】 【解説】 生年月日…U.C.0099年 34歳 血液型…不明 身長…不明 体重…不明 趣味…不明 原作搭乗機…XM-02デナン・ゲー、XM-05ベルガ・ギロス、XM-X2クロスボーン・ガンダムX2、XM-X2exクロスボーン・ガンダムX2改 通称…キチーネ、ラリーネ、貴族、ゴミ 【属性】 ガンダム 海賊 【台詞】 選択時貴族主義社会、再興の為に! X2、ザビーネ・シャル、行くぞ! 戦闘開始時宇宙貴族主義の、再除幕だ…!(CPU戦) 行くぞ、フッフッフハッハッハ!(CPU戦) そうだ…私は、今この時のために!(CPU戦) この地も、やがて貴族の支配する美しい場所に変えてやろう(CPU戦) もし本当に早く戦いを終わらせる気なら、より速く確実に敵は撃つべきなのだ。躊躇わずにね(CPU戦) 敵に遅れを取るな! 貴族主義社会の理想を、実現するのだ! ザビーネ・シャル。以後お見知りおきを 私はザビーネ・シャルだ。友軍に告ぐ、我に従え! ザビーネ・シャル。お前の味方だよ。今は、まだ、な…! ザビーネ・シャル。私は、貴族主義をまだ捨ててはいない! (タッグ タッグLv.1) このまま行くぞ(固定 連勝) お前の過ちと正しさが、今の私にはよく分かる(僚機ザビーネ(ギロス)) お前の理想は、今まさに実現しようとしているぞ(僚機ザビーネ(ギロス)) あの方は、何があっても私が守る。この言葉だけは信じてもらえるだろう?(僚機キンケドゥ) ザ「推定戦力比は、40 1!」キ「だが、やらねばならん!」(僚機キンケドゥ) 本当に戦いを終わらせる気なら、敵はより速く躊躇わずに撃つべきなのだ!(僚機トビア(共通)) キンケドゥ…もしあの時…私が…(敵機シーブック) そうだ、私だ!逃がしはしないよ…キンケドゥゥゥ!!(敵機キンケドゥ) ハーッハハハハハッ!!キンケドゥ!どうしてここにいる?キンケドゥゥゥ!!(敵機キンケドゥ) フッフッフッ…結局貴様とは、雌雄を決しなくてはならぬ間のようだな、キンケドゥ!(敵機キンケドゥ) 攻撃そこ!(メイン射撃) 当たれ!(メイン射撃) 遅いぞ!(メイン射撃) 喰らえ!(メイン射撃) こいつっ!(メイン射撃) 当てる!(射撃CS) そこだ!(射撃CS) 逃さん!(射撃CS) 甘い!(Nサブ射撃) 墜ちろ!(Nサブ射撃) やってくれる!(Nサブ射撃) フフフフ!(横サブ射撃) どうやって躱す?(横サブ射撃) 沈め!!(特殊射撃) 墜ちろ!(特殊射撃) 消え去れ!(特殊射撃) 貴様さえ!(特殊射撃) やらせるか!(特殊射撃) 消えてもらうぞ!(特殊射撃) はっ!(特殊格闘) ふんっ!(特殊格闘) とぉ!(N格闘初段) この!(N格闘初段) くうっ!(N格闘初段) くそっ!(N格闘初段) はっ!(N格闘2段目) ふんっ!(N格闘2段目) とどめ!(N格闘最終段) させるか!(N格闘最終段) 終わりだ!(N格闘最終段) 死んでなきゃぁぁぁ!(N格闘後派生初段) ヒャッハハハハハ!(N格闘後派生最終段) 舐めるな!(前格闘初段) やらせるか!(前格闘初段) どぁあ!(前格闘2段目) 遅いぞ!(前格闘2段目) もらった!(前格闘最終段) でやぁぁ!(前格闘最終段) くっ!(横格闘初段) 甘い!(横格闘初段) この!(横格闘初段) おのれ!(横格闘初段) 貴様!(横格闘3段目) おのれ!(横格闘3段目) どぅああ!(横格闘最終段) 舐めるな!(横格闘最終段) 目障りだな(横格闘最終段) 死んでおけ!(横格闘最終段) 邪魔だぞっ!(格闘前派生) いけ!(後格闘) 今だ!(後格闘) こいつで!(後格闘) シザーアンカー!!(後格闘) どぉお!(BD格闘初段) 邪魔だ!(BD格闘初段) 逃がすか!(BD格闘初段) ふん!(BD格闘最終段) でぇい!(BD格闘最終段) フハハ!ヒャハハハ!さようならぁ!!(格闘特格派生) 死ね!!(覚醒技初段) 罪を償えぇ!!ヒャハハハハハッ!(覚醒技4段目) 頼んだぞ(ストライカー) 外すなよ?(ストライカー) どうやって躱す?(ストライカー) ふん、当然だ(連携成功) 誉めてやろう(連携成功) 邪魔だぞ!(誤射)(先述のものとは別) おっと、すまないな(誤射) わざとではないと言っておこう(誤射) フフフ、困ったな。どうしたら信じてもらえるのかな?(誤射) 邪魔をするな!(一定以上のダメージ) 無駄なことを…(一定以上のダメージ)※自信なし。要確認 サーチ敵機、発見 見つけたぞ ふっ…あれだな? こんなところに… 逃がしはしないよ… ベラ様!(敵機セシリー) 新しい指導者には、貴方をおいて他にはありません(敵機セシリー) そういう約束なのだよ…貴様だけは、私の獲物だとね!(敵機キンケドゥ) 私とキンケドゥの間に割り込むならば、容赦せん!(敵機トビア(共通)) ラスト…!(ロックした機体を撃墜で勝利) そうだ、私だ!(ロックした機体を撃墜で勝利) 貴様さえ、貴様さえいなければ!(ロックした機体を撃墜で勝利) シミュレーションでは7対3で、私の方が勝(まさ)っていたぞ?(ロックした機体を撃墜で勝利 キンケドゥ) ザ「どうした…?クック、押されているぞ?」キ「今の戦いでセンサーがまずい…!が、やるしかない!」(ロックした機体を撃墜で勝利 キンケドゥ) 被ロック前か! 正面だと? 右か 左だ! 後ろだと!? 死角からとは…! キ「ザビーネ!」ザ「そうだ、私だ!逃がしはしないよ…キンケドゥ!」(敵機キンケドゥ) ト「ベルナデットを、返せぇ!」ザ「トビアか…」(敵機トビア(X3)) ザ「貴様が、私の夢を…!貴族社会を潰したのだ!!」キ「お前が最も支配者にふさわしいといった女性はな、支配など正しいとは思っていない!」(自機被撃墜で敗北時 キンケドゥ) キ「ザビーネェェェェッ!!」ザ「キンケドゥゥゥゥゥ!!」(自機被撃墜で敗北時 キンケドゥ) 被弾時うっ! 何っ!? うおっ! うわぁっ! 直撃!?(ダウン) 馬鹿な!?(ダウン) うああぁ!(ダウン) フフッ、なかなかどうして…(ダウン) 初めて見る攻撃だぞ!(スタン) ぐっ!?ぐぁぁぁぁぁうぅ!(スタン) なかなか難しいものだな(誤射) まだ…信じてはもらえないようだな(誤射) 一応、礼は言っておこう(僚機がカット) 一度くらいの助けで、いい気になるなよ(僚機がカット) 被撃墜時味な真似を! こんなことで…! 馬鹿な…この私が…!? キンケドゥゥゥゥゥゥ!!(敵機キンケドゥ) 恩を売るには絶好の機会…(僚機被撃墜) やはり、あまり当てにはならないか(僚機被撃墜) 同じ支配者のもとに集った同志とはいえ…(僚機被撃墜) なかなかどうして、腕の立つ奴もいるものだ(僚機被撃墜) 回避時ふん!この程度で…!(ガード) 甘く見られたものだな(ガード) キンケドゥのほうが、筋はいい(ガード) 中々の防御性能だ(ABCマント防御 耐久残) むっ(ブーストダイブ) フフ…(ブーストダイブ) 弾切れ時何…? 弾切れだと!? なかなかしぶとい! くっ…私としたことが撃ち過ぎたか! チッ(ABCマント防御 耐久0) なめすぎたか!(ABCマント防御 耐久0) 敵機撃墜時こんな程度で… 歯ごたえのない… フッ、支配もされぬ平民など、愚鈍な存在にしか過ぎん 悪いが、こいつを傷つけられては困るのだよ…今はまだな! ほう…(僚機が敵機撃墜) ありがたい(僚機が敵機撃墜) キンケドゥの方が、筋はいい(僚機が敵機撃墜) 復帰時邪魔な奴がいる! チッ…!邪魔が入ったか…! ぬるま湯につかり過ぎたか…! サナリィめ、中途半端な装甲を… ふっ…まさか、こんな事で不覚を取るとは… そういう約束なのだよ…貴様だけは私の獲物だとね! かなりの被害だ…まずい(コストオーバー) 貴様さえ…貴様さえいなければ!(コストオーバー) 何度恥をかかされようと、私の夢は潰えぬ!(コストオーバー) 覚醒時準備は整った(ゲージMAX) ゆっくりと、確実に…(ゲージMAX) 今こそ、素晴らしき貴族主義の楽園を! 見える…私の理想とする、美しき世界の姿が! お前は死んだんだぞ!駄目じゃないか!!死んだ奴が出てきちゃぁ!!! まあ、いい…(覚醒終了) タイミングを誤ったか(覚醒終了) 何!?(敵機覚醒) 増援時 戦況変化時まずは…様子見だな(開始30秒) 一気に殲滅できれば楽なものを…!(開始30秒) これまでの相手とは、流石に違うか…!(開始30秒) コスモ貴族主義の夜明けは近い(独白) 惰眠を貪る平民共には理解できまい…(独白) これが!我らが生き延び、理想を手にする最良の策だ!抵抗は止めよ!(独白) む...静かすぎる…妙だ(敵機全滅) 所詮、こんなものか…(敵機全滅) こいつが本命か!(ボス出現) こんなものまであるとはな(ボス出現) もう隠れる場所はないぞ!(あと1機撃墜で勝利) フッフッフッ、いいぞ、いい!(あと1機撃墜で勝利) こんな輩に…!(あと1機被撃墜で敗北) だめだ…奴には死角がない!(あと1機被撃墜で敗北) こんなことで、時間を食うとは…!(残り30秒) くっ…!引き揚げるぞ!(タイムアップ) 時間切れ!?相手の策に乗っていたか…(タイムアップ) 勝利フ…フフフフ…フヒャハハハハハ!! 正しき者に支配されるしか、真の平和などあり得ぬ! そうだ。私の目的は、コスモ・バビロニアの復活だ! 罪を償え!キンケドゥ!(敵機キンケドゥ) なかなかやる!(僚機の攻撃で勝利) まぁ、良しとしよう…(僚機の攻撃で勝利) よし、作戦は成功した。帰艦するぞ!(僚機の攻撃で勝利) 自機被撃墜で敗北ここで…足元を掬われるとは…! 馬鹿な!?真正面から突入してくる奴が!? 致し方ありませんな、その程度の犠牲で済むのなら わ、私の手で、素晴らしい未来を…!(敵機キンケドゥ) 勝利時リザルトどうした?フフッ…!押されているぞ?(PERFECT・GREAT) これでクロスボーンを、貴族主義を名乗る者が!連中を倒した事実に違いはない!(PERFECT・GREAT) ッハハ…裏切り?違いますよ、初めから私の目的は、コスモ・バビロニアの復活です(PERFECT・GREAT) 引き上げるぞ! こんな程度なのか!? もっと、優雅な勝利を… 今日は、私の勝ちのようだな これよりマザー・バンガードは、木星帝国(もくせいていこく)に投降する!! そして、いずれはベラ・ロナ、貴方も…(僚機セシリー 自機とどめ) 貴方は将来貴族主義国家を再建した時に女王となっていただくべきお方!その時まで…生きのびていただかなくては…(僚機セシリー 自機とどめ) ザ「これで、少しは信じてもらえたかな、キンケドゥ?」キ「さて、どうかな…?」(僚機キンケドゥ 自機とどめ) 貴方には、共に来ていただきますよ?(敵機セシリー) フハハッフハハハハハ!さようなら!!キンケドゥうう!!!(敵機キンケドゥ) 敗北時リザルト無念… 今回は… 見逃すしかないな… わ、私の手で、素晴らしい未来を…! 正しき貴族の支配する、美しい世界を… ふっふっふっ…まさか、こんな事で不覚を取るとはな… くっくっく…ドゥガチ様が…私に世界をくれてもよいと…仰ったのだよ… ドゥガチ様の考えこそが…貴族主義の理想に最も近く…私はそれを実現するために…!