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『ストーリーテラー中野』 律「アスファールトータイヤを切りつけーなーがらー」ガチャ 梓「…」ガツガツ 律「暗闇ー走り抜けるー」パチッ 梓「…」ガツガツ 律「うわっ!?梓!?なんで電気もつけずに…」 梓「あ、おかえりです律先輩」 律「私の部屋にいるなんて珍しいな。なにやってたんだ」 梓「冷凍庫にあったハーゲンダッツ食べてただけですけど?」 律「あっ!やりやがったな中野!」 梓「ストロベリーもいいですけどクッキーアンドクリームも捨て難いですよね」ペロリ 律「二つとも食べ切りやがったのか!なんてことを!」 梓「まぁまぁ代わりと言っては何ですがこれを」スッ 律「…?なんだこれ」 梓「開けてみてください」 律「…」ビリビリ 律「…また箱なんだけど」 梓「…」 律「結局なんだよこれ」 梓「指輪です」 律「ああ…指輪?なんで」 梓「愛の形ですよ」 律「え…」 梓「好きです。律先輩」 律「あ、あはは…私も梓のことは好きだぞー…」 梓「…そういう好きじゃないんです。わかって、ますよね」 律「ッ…」ドクン 梓「もう、押さえられないんです。…今の関係が壊れるかもとか、そんなことを考える余裕もないんです」 律「…」 梓「…好きです。愛してます」 律「梓…」 梓「…気持ち悪いですよね、すみません急に」 律「…」 梓「…っ」 梓「私、帰りますッ…さよなら、律先輩…!」ダッ 律「待て」ガシッ 梓「…離して下さい。じゃないと私…私…」 律「…」 梓「うっ…」ポロポロ 律「…」グイッ 梓「へっ…?」 律「…」ジッ 梓「…ち、近いですよ…やめてください、やめて…」ポロポロ 律「…」ギュ 梓「…!」 律「…」チュ 梓「…!!!」チュ 律「…」チュー… 梓「…!…!」チュゥゥゥゥゥ 律「…」プハッ 梓「!」プハッ 梓「り、律先…輩…?」ハァ…ハァ… 律「い、今のが答えだ!」プイッ 梓「…」 梓「…」 梓「ヒッグ…うぇぇ…」ボロボロ 律「なっ、なんで泣くんだよ!」 梓「だって、うれしくて、なみだ、とまらなくて…」グスッ 律「…」ナデナデ 梓「ふぁ」ビクッ 律「…私もさ」 梓「…?」 律「私も梓のこと、す ―――――――― 律「ストップ」 梓「なっ」 律「長ぇよ!恥ずかしいし!」 梓「後ちょっとだったのに…いかがでした?今回のは」 律「と言われても…駄作」 梓「ひどい!前回は淡い恋心だったのに対して今回は告白編ですよ!」 律「前回って、もう何年前だよ…つーかなに?梓はやっぱりレズなの?」 梓「これで律先輩と出会ってから同じ質問をかれこれ200回はされましたけど答えは変わりません。普通です」 律「数えてるのか!?」 梓「いえ。たぶんもっとされてますし」 律「だって答えが曖昧なんだもの…」 梓「私はっきり断言するの嫌いなんですよね。責任が発生しますし」 律「政治家かよ…」 梓「これは大切なことなんですよ」 律「そうかなぁ…」 『時をかける系』 律「お前…タイムリープしてね?」 梓「とべよおおおおおおおおおお!!!!」 律「違ぇよバカなんでクロスオーバーしてんだよ」 梓「何かがおかしい。そう気付き始めたのは、お盆を過ぎた夏の盛りのことだった」 律「だから先輩のネタはダメだってもうかれこれ3年は言ってるだろうが」 梓「僕と契約して魔法少女になってよ!」 律「そいつは黒幕じゃねぇか」 梓「文句ばっかりですね律先輩は」ヤレヤレ 律「私はただ時かけとかサマーウォーズの話がしたいだけだったんだけど…」 梓「それならそうと言ってくださいよ」 律「えっこれ私が悪いのか?」 梓「そらそうでしょう」 律「ひどい」 梓「ちなみに私はウォーゲーム派です」 律「でもあれデジモン見てないと楽しくな」 梓「黙れ非国民」 律「デジモン見てなかっただけで!?」 梓「アグモン進化ァァァアァアアァァァァァ!!」 梓「テントモン!」バーン 律「お前も見てねぇんじゃねぇか!」 梓「だって私ポケモン派ですし」 律「久しぶりに今日は疲れるなお前」 梓「えへへ」テレテレ 律「褒めてない」 梓「げへへ」モヌンモヌン 律「モヌンモヌンって何の音だよ」 梓「グミ食べてます」モヌモヌ 律「なぜこのタイミングで!?」 梓「お、ナイス突っ込み。グミ3つあげます」ポイポイポーイ 律「…」ボトボトボト 梓「あーもう上手く受けてくださいよ~床に落ちちゃって…」 律「何かがおかしい…」 梓「とべよおおおおおおおおおお!!!!」 律「はっ!もしかしてお前、タイムリープしてね?」 梓「してるわけないでしょ。今日晩御飯当番律先輩なので早く作ってください」 律「当番なんて始めて聞いたぞ」 梓「え!?もしかしてこの世界は別の…」 律「わかった。私が悪かった。飯作ってやるからちょっと黙っててくれ」 梓「Yeah」 律「なんなんだ…」 『憂「仕方ないなぁ梓ちゃんは~」』 律「じょうぉねっつぅのぉ~かぬぁ~たからしぃんきぃ~ろぅぉ~」ガチャ 律「梓~焼肉行こうぜ~」スタスタ 梓「トマト祭りだぁぁぁ!!!ひゃひゃひゃひゃひゃははぁぁ!!!」ブン 律「なっ!」ベチャ 梓「あっ」 律「…」ドロリ 梓「い、いらっしゃい律先輩」 律「…なにしてたんだ」 梓「トマト祭りを…」 律「自室でか」 梓「はい…明日憂が来るので…」 律「思いっきり汚しても大丈夫だ、と?」 梓「はい…憂はすごいんですよ!どんな汚れでもすぐに消し飛ばしますし!」 律「…それは例えば私の服に染み付いたトマトの跡とか?」 梓「ひぇぇ~…久しぶりにがちおこデコ律丸じゃないですかぁ…」 律「反省する気はなさそうだな…」ゴゴゴ 梓「すみませんすみませんもうしませんごめんなさい」 律「…」ピポパ 律「…」プルルルルル… 梓「…?律先輩なにを…」 律「唯とムギを呼ぶ」 梓「!?」 梓「それだけは!それだけはぁぁぁ!!!!」 律「あ、もしもし?今から梓の部屋なー」 梓「ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!!」 ~憂が全部何とかしてくれました~ 『人もまた自然の一部也』 律「ちゃかちゃちゃん!どこでもドア~」 梓「わぁ私グランドキャニオンとか行ってみたいです!」 律「エアーズロックとか?」 梓「雄大な自然を感じたいんですよ」 律「そんなタイプだっけ梓って」 梓「年をとることで感覚と言うものは変わるんですよ」 律「そんなに変わっちゃいないだろ…」 梓「とにかく今の私は自然を感じたいんです!三大瀑布とかガラパゴス諸島とか」 律「よーしそこまで言うならしかたない」 梓「え?」 律「行くか!」 梓「どこにです?お金もなければ今は夜の1時ですよ」 律「明日行くぞー」 梓「…」 律「まぁ楽しみにしてな」 梓「…はぁ。嫌な予感しかしないんですけど」 ――――― 律「着いたなー」 梓「着きましたねー」 梓「科学館に」 律「入るぞー」 梓「おい待て」ガシッ 律「なんだよ」 梓「自然は?」 律「プラネタリウムでいいだろ」 梓「雑すぎてもうなにも言いたくないです…」 律「あとほらここ人工で竜巻起きる装置とかあるじゃん」 梓「はぁ…」 律「行くぞー」 梓「はぁ…」 ――――― 梓「案外楽しかったからなんも言えねぇ…」 律「プラネタリウムなめてたなー」 梓「いつか本当に満点の星空が見たいですね」 律「あかん、きれいな話になってしまう」 梓「いいじゃないですかたまには…」 律「いいや、それは許されない。帰りにコンビニでメントスとコーラ買っていこう」 梓「やめろバカ」 律「大丈夫大丈夫風呂場でやるから」 梓「それなら…うーん…」 ~ダメでした~ 『誕生日おめでとうございます』 律「…ん?」 梓「今日は誕生日ですよ」 律「…私のは明日だぞ」 梓「え?」 律「うん」 梓「…」 律「え?間違えたの?」 梓「そ、そんなことないですよ」サッ 律「ケーキは隠れないだろ…」 梓「クソッ、たまの思い付きでやってやろうと思ったのになんてこった」 律「ありがたいけど口は悪いな…」 梓「もう今日でいいじゃないですか。おめでとうございまーす」パーン 律「投げやりすぎてもはやクラッカーもうるせぇだけだよ」 梓「ケーキ食べましょうケーキ。コンビニのですけど」 律「…いただきます」 梓「はいどうぞ。あとプレゼントあるんで」 律「ほー?そりゃありがてぇなぁ」モグモグ 梓「これです」サッ 律「…なにこれ」 梓「クロノトリガーですけど?」 律「DS持ってねーよ」 梓「そういうと思ってスーファミ版のカセットも用意しまして」 律「DS用意しろよバカなんでスーファミなら持ってると思ったんだよ」 梓「いけませんか?」 律「プレゼントって善意だから言いづらいけどダメだろ」 梓「じゃあこれはもう用済みですね」 律「…いや、なんか悪いからもらっとくよ」 梓「はぁ…あ、ちゃんとしたプレゼントもありますけどどうします?」 律「くれよ」 梓「よくばりさんめ!受け取れ!」ドサッ 律「床に叩きつけるなよ…どれどれ」ヒョイ 律「…スティック?」 梓「しかも放課後ティータイムのマークをレーザー加工で焼きいれたやつですよ」 律「普通にすげぇ!ありがとう梓!」 梓「後もうひとつ」 律「?」 梓「スティックのお尻のボタンを押して下さい」 律「お?これか」ポチッ ボシュン! 律「…」ヒラヒラ 梓「なんとボタンを押すと先端が飛び出して私の写真をプリントアウトした紙が出てくるんですよ」 律「…これは戻せないの?」 梓「はい」 律「…」 梓「誕生日おめでとうございます」 律「…明日だけどな」 ~スティックとクロノトリガー(2種類)は律先輩の部屋にしっかり飾ってあります。ほっこりしますよね!ね!~ ※ 103 : あずにゃんはなんで自分の写真プレゼントしてるの レズなの 梓「普通です」 律「ちなみに猫耳に猫手袋で可愛らしいポーズの写真だったぞ」 梓「ぷれぜんてっとばいムギ先輩」 5
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「なんだよ…何見てんだよ…」(なんだよ…なにみてんだよ…) 遊戯王デュエルモンスターズGX第175話のセリフ。 このセリフ自体は何の変哲もないものだが、発言主がよりにもよって当時すっかり電波なイメージが定着していたヨハンであったために視聴者に笑いを呼んだ。 汎用性が高く、スレ内でも様々な行動に対する合いの手として使用されている。 コッチミルナ(゚д゚)の代用として使われる事もある
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帰りのHRが終わって帰ろうとした彼女にクラスメイトが声をかけてきた 「ねえ、一緒に帰ろうよ!それでさ、一緒に遊びに行こ!」 数日前に時期外れの転校でこの街にやってきた彼女はその誘いに笑顔で首を縦にふった 転勤の多い仕事の父親から今度は東京に行くと聞かされた時はやはり戸惑った 昔から何度も転校はしてきたが何度経験しても一向に慣れることはなかった ただいくら文句を言っても彼女にそれを拒否する権利がないことも幼いながらもなんとなく理解していた 引っ越しの日には仲の良い友達が思いをこめた色紙や花束を渡してくれて、嬉しくもあり悲しくもある 「新しい学校でも頑張ってね」なんて言われて胸が熱くなり、でも涙はみせまいといつもの笑顔で手を振って街を去る 転校したその日は転校生が珍しいからであろう、色々と質問される どこから来たの?お父さんは仕事なにしてるの?家はどこ?・・・質問は尽きることはない クラスメイトにとって彼女は新しく入ってきた人間であって好奇心をかきたてる存在なのだ それに対して彼女はこれまで何度もしてきたように笑顔で答え、時々冗談を交えて笑わせる ものまねをしたり冗談を言うようにサービス精神旺盛な彼女はすぐにクラスに溶け込んでいた ただ最初の数日は家の都合で母親から早く帰るように言われていたのでクラスメイトと遊びに行けなった でも今日は「ゆっくり帰って来ていいわよ」と親から許可が出たので問題ないのだ 「この街のこと全然知らないでしょ?私達が教えてあげる!」 特に親しくなった数人に言われて彼女は教科書やノートの入ったカバンを手に取って教室を飛び出した 人通りの多い通りには自分がもう少し大きくなったら入りたいと思えるような魅力的なお店がたくさんある 人気のクレープを買って、綺麗な洋服を買って、おしゃれなカフェでアイスコーヒーを飲むことに憧れる年齢 でも悲しいかな、まだお小遣いは微々たるもので夢見るだけで終わる 「見るだけタダ」なんて思いつつ女子高生がいいそうな台詞にコントテイストを加えて言ったので友達は笑った 「ホント面白いよね~」「羨ましいな~私って笑いのセンスとかないから」 特に人通りが多いところでは「はぐれちゃいけないから」なんて注意される 前の学校では見たことがないくらいの人の数に彼女は圧倒される 「びっくりしてるでしょ、こんなに人がいるなんて」 友達が彼女の心のウチを見抜いたように質問してきたので、強がって「べつに」なんて彼女は答えた 本当は驚いていることをわかっているよ、とでもいうように友達は「ほんと~」なんて半笑いで聞き返す 彼女は違うって、と精一杯の反抗をしながらあらためて回りの建物や人を注意深く見た ものまねが得意な彼女は人間観察が趣味であり特技でもあった 東京ではこれまで会ったことがないような人がたくさんいるのかもしれないと彼女は密かに期待していた (ああ、やっぱり面白い人がたくさんいる) 奇抜な赤髪に何個もピアスを開けている男性、緑のチェックシャツにリュックを背負っている男性 大きすぎるトランクケースを必死に引いている女性、着物を羽織って寒そうな女性 (やっぱり東京って面白い街だな) そんなことを思いながら歩いていると、急ブレーキの音、そして男の怒鳴り声が聴こえてきた 「なんだろ?行ってみようよ」 好奇心にかき立てられて彼女は友達に手をひかれ、その音の方向へと向かった そこで目にしたのは交差点で男が車から降りて立っている女性に向かって怒鳴っている光景だった 「おまえ、死にてえのか!信号見ただろ、赤信号だろうが!ふらふら歩いているんじゃねえ!」 男の怒鳴っている原因は女が突然赤信号なの車道に出てきた、ということらしい 「危ないね・・・」なんて話しかけて来る友達の声は彼女の耳に入ってこなかった というのも彼女は男よりも、その女のほうに目がいってしまったからだ 「ねえ、あの人変じゃない?」 彼女は友達にそう問いかけたが、「服装は変わってるけどそうかな?」なんてなんとも思わないようだ ―まあ、変わっている、とはその女の服装を見ていればだれでも思うことであろう この街に合っているとは到底思えない長い漆黒のドレスに銀色の髪飾りをつけた茶髪の長い髪 しかし彼女が「普通じゃない」と感じた原因はその女の眼であった 異様に鋭く獲物を狙っている肉食獣のように冷たさがあった ―そう、まるで人間じゃないみたいな雰囲気を感じていた 「おい、聴いていんのか!」 男の怒鳴り声が響き、関係ないであろう通行人も自然とそちらに目がいってしまう 「・・・」 「おい、聴いていんのかって!俺がブレーキかけなかったらお前死んでんだぞ!」 「・・・私は死なない」 「は?何言ってんだ?」 「・・・私は死ぬことを恐れていない、そうじゃなくては永遠なんて手に入らないから」 「わけわかんねえ・・・」 彼女はその女の放つ言葉一つ一つに何か底しれぬ恐怖を感じた。首に鎌を突き立てられているような… 危ない、と思い友達の服の袖を引っ張ったが友達は気付かないようで動こうとしない そう危険を感じていながらも男は文句を女に言い続けている 「とにかく謝れよ!てめえのせいで彼女とのデートが遅れているんだから!」 「・・・うるさい」 「あぁ!?てっめ、なんて言った!?もう一度いってみろやぁ」 「・・・うるさいって言ったんだよ」 男がキレたようで女の胸元を掴んだ 「生いってんじゃねえぞ、こい・・・」 その先を男は言えなかった というのも女の胸元を掴んだ手が凍り始め、手から腕、体、頭と男は凍りついたからだ 凍りに包まれた男に女は無表情のまま蹴りを入れる 男にヒビが入り、パラパラと音をたてて男は何百もの細かな結晶になって崩れ落ちた その光景を目にした通行人も凍りついたように一瞬動けなかった 眼の前で男が凍りつき、あっという間に崩れた、という普通じゃない光景が目の前で起きてしまったのだから 女は自分に向けられている視線に気づいたようでゆっくりと野次馬の方を振り返った 口元に笑みを浮かべて、先ほどとなんら変わらない口調でこう言った 「ねえ、固めてもい~い?」 女が言い終わると同時に蜘蛛の子を散らすように人々は叫び声をあげて逃げだした (警察に電話)なんて思ったがそんな余裕なんてなく、他の誰かがしてくれることを祈ってばかりだ 彼女も友達に手を取られ逃げだした『大勢』の一人になった 「速く速く」なんて言われても、その人の多さのせいかなかなか遠くに逃げられない そうしているうちに人の波に押され、彼女は友達から逸れてしまった 遠くから自分の名前を呼ぶ友達の声はするが姿はまったく見えない 「いたっ」 さらに足がもつれて彼女は転んでしまった 逃げまどう人波はまだまだ続くようで転んでいる彼女の脇を群衆が過ぎていくのが見える 立ち上がるだけのスペースもなく、彼女はなかなか立ち上がれない どれだけの人が逃げているのか確認するために彼女は後ろの方を振り向いた 「な、なに、あれは?」 彼女の目に入ってきたのは更に奇妙な光景だった 漆黒のドレス女の周りの空間に亀裂が入り、そこから黒づくめの男達が飛び出してきた 女の口元が動いているのをみると、男達に何らかの指示を出しているのだろう 男達は逃げ惑う人々を追いかけたり、周囲の建物を襲撃し始めた 「に、逃げなきゃ」 そうわかっていても、人波に巻き込まれてしまい立ち上がること自体が困難だった そんな彼女に気付いたのだろう黒づくめの集団が近づいてきた 覆面で表情はわからないがなんとなくうすら笑いを浮かべているように彼女は感じた 何者かまったくわからないが、ただ危険であることを第六感で感じ彼女は恐怖を抱いた 漆黒のドレス女、凍りついたチャラ男、黒づくめの男達、ほんの数分間で世界が変わったようだった 黒づくめの男達は手に何も持っておらず、見た目は某有名男の子向け番組の下っ端構成員のようだった あの番組では弱い存在として描かれていたが、彼女は別に変身することなんてできない単なる一般人だ しかもこちらは若く、男達は屈強なのであろう、立ち向かって助かるとは到底思えない そんなうちにも男達は彼女に確実に近づいてくる ようやく人が途切れ立ち上がることができたが、やはり足元は恐怖でふらつき、すぐに転んでしまう 少しでも逃げようと後ずさるが、男達が発しているのであろう、「イー」という叫びと共に男が目の前に迫っていた 「イヤーーー」 彼女は思わず叫び声を上げた その時、目の前に突然、本当に突然、何もなかった空間から新しい影が現れた 少し黒みを帯びた長い茶色のウェーブのかかった髪、動きやすそうな服装に身を包んだ女性であった 突然現れた女性は奇妙な叫びをあげて向かってくる男達に向かって言った 一本背負いの要領で地面に叩きつけたり、頭に蹴りを加えたり、腹に拳を入れ、ほんの数秒で男達は動かなくなった 女性は彼女を向くことなく尋ねた 「大丈夫?さあ、今のうちに速く逃げなさい!」 「は、はい!」 彼女はそう返事をしたが動けなった 恐怖からではない、彼女の動きに釘付けになってしまったからだ その女性が彼女を助けるとすぐに、まだ残っている男たちのもとへ向かっていく そして同様に華麗な動きで一人、また一人と倒していく それはハリウッド映画でしか見たことがないようなヒーローの立ち振る舞い (格好いい!) 思わず彼女は逃げるのを忘れてその姿に魅入ってしまった 「愛ちゃん、ミティはどこにいると?」 突然、聞きなれない方言が聴こえて来たのでその声の主を彼女は探した 声の主は派手な服装に身を包んだ小柄な女性であった その女性も黒づくめの男相手に素手で立ち向かい倒していく 先程助けてくれた女性が跳びはね男の背後に強烈な蹴りを加えながら答えた 「あのビルの上や、れいな、あとはみんなに任せて大丈夫?」 「愛ちゃん、私たちなら大丈夫だから行ってきてよ」 新たな声がしたので振り返ると顔の小さい女性がロープで男達を縛り上げている ふと周りを見渡せば、いつのまにか数人の女性達が男達に立ち向かっていた それぞれ男達にひるむことなく勇敢に戦いを挑んでなぎ倒していく キャーキャー叫んでいる長い黒髪の女性と一緒にいる黒髪の女性が両手を伸ばすと突風が吹き乱れ男達を飛ばす ショートボブの茶髪のおとなしそうな女性は聴こえはしないが常に口を動かし、何か指示を出している 腰まで伸びた茶髪の女性は腕力に自信があるのであろうか、次々と男達を殴り倒していく 笑顔が印象的なポニーテールの少女は手元に何か持っているのか、炎を生みだし男達を焦がしていく (この人達は一体何者なの?) 一人一人が華麗に立ちまわり、戦っているにも関わらずさながら踊っている、そんな余裕すら感じられた その女性達は全員が可愛らしく、それでいて格好いい事実に気付かずにはいられない 「ミティ、今日こそ逃がさんよ!」 先程彼女を助けてくれた女性の声がはっきりと聴こえて来た 女性と漆黒のドレスの女はさほど高くないビルの屋上に二人きりで向かい合っていた 「高橋、また邪魔しにきやがったな!」 漆黒のドレスの女が苦虫を潰した表情を浮かべ、女性を睨みつける 「ミティ、あっしらがいる限り悪事は許さんよ!手下はすべてみんなが倒してるから帰った方がいいよ!」 女性は独特の訛のある言い方でたじろぐことなく言い返す 「誰が帰るかよ!」 そう女が言い放つと同時に女の周囲が煌めき、氷の矢が構築される ドレスの女が腕を上げると同時にその氷の矢は女性めがけて飛んでいく 女性はシュンと音をたて女の後ろに現れ、女性めがけて飛んで行った氷の矢はビルの屋上に突き刺さる 女は女性が現れるのを予め知っていたように女性の放った右拳をしっかりと掴んだ 「高橋。知ってるか?直は早いんだぜ」「!」 女性は驚きの表情を浮かべ女から離れ、今度はビルの下にいる長い黒髪の女性の近くに現れた 「サユ、悪いけどすぐに治してくれるかな?」「わかりました!」 見れば女性の手は先程のチャラ男と同様に凍りついていた 離れるのがあと数秒遅ければあの男の二の舞になっていたことであろう 「サユ」と呼ばれた黒髪の女性が手をかざすと凍っていた手は完全に治っていた (すごい、この人達・・・) 感心してばかりの彼女の視線に気づいたのか治してもらったばかりの女性が声を荒げて注意する 「まだいたの!?時間稼いでいるから、早く!ここは危険な」 「おいリゾナンター!」 女性が最後まで言い切る前に漆黒のドレスの女の声が響き渡った 「今日は見逃してやる!ボスから撤退の命令が出たからな! だがこのまま帰るのは気が済まないんだ!こいつはミティ様からの置き土産だ!」 そういう女の周囲には先程の矢とは規格違いな巨大な氷の塊が数百個浮いていた 「それじゃあ、まただ、リゾナンター!!」 女が空間の切れ目に消える瞬間に手をかかげるのが見えた 女が消えると同時に先程の氷の矢のように氷塊が一斉に飛んできた 「みんな戦闘配置について!なるべく着弾させないように頑張って!」 女性の合図とともに7人はそれぞれ氷に向かっていく あるものは直接氷に打撃を加え破壊する あるものはロープで軌道を変えて氷同士を衝突させる あるものはカマイタチを起こし、空中で分解させる あるものはやはりキャーキャー叫んでいる あるものは他のものに指示を出し続ける あるものは小さくなった破片や空き缶などのゴミを氷に投げつけ破壊する あるものは火炎放射機のごとき緑色の炎を生みだし蒸発させる しかしそれでも数個の塊は撃墜できず、周囲の建物に突き刺さる バリンバリンという心地悪い音が響き渡るが7人は諦めず最小限の被害に留めようと氷に立ち向かう その時叫んでばかりの女性が「危ない、避けて!」と大声を出した 彼女が気付くともう目の前に氷の塊が迫っていた 8人の姿に見惚れていて自分に迫っている危険に彼女は全く気がつかなかったようだ 先程助けてくれた女性は自分自身のことに精いっぱいで助けてくれることは期待できなさそうだ この状況では自分自身を助けてくれそうな余裕のある人は誰もいない 彼女は自分の背丈の半分はあるであろう氷塊が近づいてくる恐怖に思わず眼をつぶる つぶった瞼の奥ではまだ短い人生の思い出が走馬灯のように巡ってきた 新しい学校の友達・・・(ありがとう)・・・前の学校の友達達・・・(大好きだよ)・・・ 田舎の祖父母・・・(ごめんね)・・・いつも自分のことを笑わそうとしてくれた両親・・・(くやしいよ)・・・ 白い服に身を包み、注射のアンプルを持った数人の男達・・・ (だ、だれ?今の人達って?でも、どこかでみたことがあるような) 幼い少女に氷塊が向かっていくのを何もできずに眺めている黒髪の女性は必死に「逃げて」と叫んでいる その叫び声に気付いたのだろう他の7人も彼女のほうに一瞬視線を向けた ただ、そんな視線に気づくことなく、迫りくる死の現実に彼女は強く、強く心のなかで叫んでいた (こんなとこで死ぬなんていやだよ!ねえねえ、誰か、助けて!) ドシャーンと大きな氷がぶつかる音が響き渡った ★ ★ ★ ★ ★ ★ ―それからしばらくして、静寂の中彼女はゆっくりと目を開いた。眼に映ったのは先ほどと変わらない風景 眼を丸くして自分が生きていることが信じられないようだった (た、助かったの、わたし?あ、あの氷の塊は?) ふと後ろを見れば氷の塊が道路に突き刺さっていた 「だ、大丈夫?」と先程の長い髪の女性が一番早く近寄ってきて言葉をかけた 氷塊が全て消え去って落ち着いたのだろう8人が全員彼女のもとにやってきた 彼女が無傷なのをみて、驚きの表情を浮かべて茶髪の派手な女性が隣の女性に言った 「・・・愛ちゃん、れーなには氷塊があの子の体を『通り抜けた』ようにみえたっちゃけど」 (通り抜けた?私の体を?) 「愛ちゃん、さゆみにもそう見えたの。もしかして、あなたって幽霊?本当に大丈夫?」 「え、どうなんだろうね?あっ」 自分で明らかに年上の人にタメグチで話したことに彼女自身が驚いたようだった と、最初に彼女を助けたリーダーらしき女性が彼女に優しく声をかけた 「・・・ねえ、とりあえず私達と一緒に来てくれない?私の名前は高橋愛、あなたの名前は?」 「・・・かのん、鈴木香音です」 はっきりと彼女―鈴木香音は答えた
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79: 名前:モネカ 花惠照☆01/11(火) 21 43 08 眼が覚めた。 私の視界に見えるのは、琴さんだけ。 外から聞こえるチューバの音。 そうだ…。 琴さんにお礼言わなきゃ。 「堺さんっ!さっきは有難うござます。」 「いえいえ、私は琴でいいからね。これから宜しく!」 今、正直言ってさっき何が起きたか分からないでいた。 でも初めて女子の友達ができた気がする。 「私のことも未衣で良いからね!こちらこそ宜しく!」 また新しい幸せな日々が遅れそうな気がする。 なのに… なのに… あの… 小さい白猫のせいで 幸せを 壊された。 81: 名前:モネカ 花惠照☆01/13(木) 22 14 08 保健室から抜け出し、大きな木の陰から運動会の様子を二人で見ていた。 「がんばれーっ。」 「優勝しろーっ。」 校舎内にいる先生に聞こえないように小声で応援する二人。 でもやっぱり未衣の頭からなかなか離れない‘あの姿’。 思うように応援できない。 でも心から応援はしている。 修学旅行に行きたいもの。 そしてずっと応援して、バトンがアンカーに渡った。 流石にアンカーになると運動会に参加する人、応援する人たちは盛り上がる盛り上がる。 そしてアンカーがゴールに飛び込んだ! ドキドキの瞬間。 審判さんが何か言いそうな仕草をする。 「勝利を勝ち取ったのは… 3の… A!」 82: 名前:モネカ 花惠照☆01/15(土) 17 50 04 「「やった~っ!!」」 未衣と琴は思わず顔を見合わせて叫んでしまった。 3-Aも喜びの顔。 未衣たちが通っている高校は修学旅行がなくて、お泊まり学習しかない。 『高校最後の喜び。』 をクラスの皆で分かち合えることがすっごく嬉しい。 なら部屋わけも「琴」と「竜輝君」と「クゥ」がいい。 クゥは本当は嫌だけど、このクラスに友達はこんだけ。 絶対琴とは一緒になりたい。 そしてあっという間に表彰式。 優勝したのは赤組。 そう。 Aクラスの組! 運動会でこんなにう嬉しいのは初めてだ。 これが高校最後だなんて… 寂しい。 83: 名前:モネカ 花惠照☆01/15(土) 18 23 20 運動会から、いつしか12月7日。 あのときのスローモーションもすっかり忘れていた。 ===================== 実は今日は修学旅行の日!!今から部屋わけをする。 やり方は、 まず好きな人と2人1組を作る。 次に、どちらかが、くじを引く。 そして同じ番号の男子の1組と同じ部屋になる。 私は絶対、琴と。 「はい!組を作って。」 先生が合図を出すとみんな一気に動き始めた。 のんびりな、未衣より先に琴がこちらに来た。 そして琴がくじを引いた。 番号は5番!! 「5番の人~!5番の人ってばぁぁっ!」 「はーい!俺等5番でーす。」 と来たのは… 竜輝君、クゥペア! ラッキー!! 楽しい修学旅行になりそう!! 85: 名前:モネカ 花惠照☆01/16(日) 14 10 39 賑やかなバスの中。 学級委員長がなぞなぞの司会。 私と琴と、竜輝君とクゥはそんな幼稚なことには参加せず 4人で今日のことを話していた。 「先生が言っていたけど、たしか、就寝と御飯以外はすべて自由らしいよ……」 「えぇっ!? 」 琴が言ったことに対して3人はびっくりした。 3人が言った声はバス中に響き、4人以外の人の視線はみんなこちらに集中している。 「な、何……?いきなり大声出して……」 「い、いや何でもないです。琴が些細なものを忘れたって……」 「なら、いいです」 と、この会話の順序でさっきまでのざわめきを取り戻した。 4人は肩を撫で下ろしまた話し合いを始めた。 まだまだ目的地までは遠い……。 86: 名前:モネカ 花惠照☆01/16(日) 14 44 14 未衣からの目線 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ファ~」 大あくびしちゃった。 バスの中はシーン。。。 としている。 みんな寝てる??? そう。 みーんなぐっすりと熟睡中。 すると、バスが『ガタンッ』と大きく揺れた。 「「「きゃっ! 」」」 「「「うわっ! 」」」 みんな一斉に起きだした。 すると垂れ目の運転手さんが 「もー到着しましたよぉ。」 「「「はーい」」」 まだうつろな目をしている人がいるが、みんな支度をはじめ、バスを出始めた。 目的地は、 高前町にある、【五十嵐旅館】は実は、今話題の雑誌、[piaru]で取り上げられた、人気の旅館!! 私ってこんな予約殺到の旅館に来れるなんて幸せもんだぁ! 88: 名前:モネカ 花惠照☆01/16(日) 15 47 42 クゥから目線 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 修学旅行3泊目は、未衣に伝えたいことがあるんだけどいつ言えばいいのか…… 読者の皆様には僕の正体は伝わっているだろうか。 知らない方は今見たほうがいいことをお勧めしよう。 僕は、実は 魔界からやってきた黒猫。魔界の大王のペット。 大王様は未衣が大事に持っている、代々伝わる黄金の猫の爪を取り返せ!と言われている。 僕はその日に帰らなければ 死刑…… それは絶対に嫌だ。それだけは。 そのチャンスを待とう。 89: 名前:モネカ 花惠照☆01/18(火) 21 14 50 更新でぇす!未衣からの目線なのだ! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「こんばんわ!今日は五十嵐旅館に来てくださってありがとうございます。私、大女将の「成瀬栄子」です。何か質問があったら言ってください。そして……。」 大女将さんの長ーい話が続く。 はぁー暇だなぁ。 ってか周りを見れば皆退屈そう。中には、友達とにらめっこしたり、恋話してる人もいる。 だろーねぇ。 しっかり聞いてるのは34人中およそ、5人ぐらいだと思う。 あたしはぼけーっとして大女将の話が終わるまで待っていた。 「……と、言うことですので守ってください。」 「ちゃんと守るんだぞ!じゃあ部屋番号はここに張り出しとくからちゃんと見て部屋に行くんだぞ。」 「「「はーい。」」」 気力のない返事を返された先生はちょっと引いた感じ。 「俺たちは……部屋番号、1052だ。早く行って昼食のバイキング行こうぜ! 」 そう言った、竜輝くんは廊下の奥にあるエレベーターに一直線に走って行った。 「おーい。早く早く!! 」 エレベーターの前で手を振る竜輝君。 高校2年生のくせに幼稚なことしてる。 そんな竜輝君をほかの宿泊様に昼食を私に行く中居さんがめっちゃ『ガン見』。 思わず3人で「ぷっ」と吹き出してしまった。 「早くしろよぉ!! 」 「「ごめんごめん! 」」 と3人で竜輝君のもとへとかけた行った。 90: 名前:モネカ 花惠照☆01/18(火) 21 28 53 「畳の部屋かぁ。自然の香りがするね。」 「ほら。早く荷物置いてバイキングに行くぞ。」 「「「はいはい。」」」 そして4人は竜輝君念願のバイキングに向かった。 「ん?このにおいは……何だろ。」 鼻の聞く、クゥは「クンクン」と鼻を聞かしてバイキングが行われる食堂に入った。 腹が減ったなぁ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 93: 名前:モネカ 花惠照☆01/19(水) 21 15 01 * * 「うまい。うまい、うまぁーいっ!最高だぜぇ。」 食いしん坊な竜輝君は私やクゥや琴のカレーに手をつける。 そのたびに「うまいっ!」とおたけびを上げる。 そしてみんな食べ終わり次はグループ自動行動。 私たちのグループは、部屋でトランプ。はっきり言って 『地味』だと思う。 でもこれはこれで楽しいよ?と琴は言ってくれるけどなぁ。 「じゃぁばば抜きねぇ」 クゥが 94: 名前:モネカ 花惠照☆01/19(水) 21 41 14 クゥがトランプを配り始めた。 全部配り終わった後、クゥがおもしろいことを思いついた顔をした。 「そーだ。もし負けた人は、好きな人を告白するでいいよね?いいよね?」 「別にいいけど」 琴は乗り気ではないようだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 95: 名前:モネカ 花惠照☆01/21(金) 18 15 12 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ そしてトランプをやり続けること30分。 負けた人は、 「琴」。 「うっわー。最悪。」 「じゃあ好きな人言ってくださーい!」 クゥは乙女心なんてわかってない。というより分かろうとしてない。 「……///わかったよ!言うよ!でも男子には聞かれたくない。出てって!」 「分かったよー。早く言えよー。」 そう言い残して、二人は出て行った。 「私の好きな人はね…… 空耶……君……」 琴は赤がみながらも告白する。 「空耶」と。 「え……?なんて言った……?」 「私は……空耶君が好き!初めて見たときから大好き。」 言いきったように、息が荒れる琴。 いつかは告白しないといけないと思っていた。 いつかは告白しないといけない。 空耶が私の魔法ペットであることを。 98: 名前:ゆいもん☆01/22(土) 13 18 21 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「そ、そう。あと……私も言わないといけないことがあるんだ。」 「何……? 」 言わなきゃ……言わないと…… 「空耶は…… あたしの魔法ペットなの……。」 言った。言えた。だけど、琴は。 「嘘ついてたの?なんで?如何して?ひどいよ。」 琴は口々に言う。 「嘘ついてたわけじゃないけど……」 言い訳をする未衣にことは飽きれて、 「ひどいよねぇ騙してたなんて。もう知らない。親友でも友達でもない。さようなら。」 琴は部屋から出て行った。 「言わなきゃよかったのかな。」 一粒の涙が出た。 そのまま初日の夜を通り越した。 100: 名前:ゆいもん☆01/24(月) 17 28 49 99様>>ですよねぇ。私も琴だったら許す! 99様、また来てくれる時はお名前よろしくお願いします! ぜひ来てくださいっ! 皆様へのお知らせ 皆様のおかげで、無事100レス迎えることができましたっ>A<これからも宜しくお願いします(・▽・/) ******* いつまでたったのかな?時計を見ると、午前3時。 横を向くと琴の目から涙が毀れ落ちた。 ―――あんなに琴がクゥのこと好きだったのに私のせいで…… そう思うと、胸がキュウンと苦しくなる。 如何して?そうしたのは自分でしょ?自分が悪いのに。 折角……折角……これぞ親友っていう人ができたのに。 琴に……私の大事なことに全て捧げようっと思ったのに。 馬鹿だ……。私、馬鹿だ……。 後で、ちゃんと謝ろう。 許してくれるまで謝ろう。 そう誓いまた眠り始めた。 101: 名前:ゆいもん☆01/24(月) 18 06 33 **** 朝……。重い瞼を開ける。カーテンから明るい木漏れ日が朝のチャイム。 ふと横を見ると、琴も起きていた。 なんだか気まずい雰囲気。 だけどなんか言わなきゃ何も始まらない。 何も……。 「琴……。後で大広間に来てっ。」 私はそう言い残すと、携帯を取って部屋を飛び出た。 ひどいよね私…… ごめんね琴…… 携帯を握りしめて、ギュッと我慢した。 泣きたいけど私は泣いちゃダメ。泣くのは琴。 私は朝の大広間で、一人で泣いた。 102: 名前:ゆいもん☆01/24(月) 18 19 02 タッ 足音がし、未衣は振り向いた。その人は琴。 「未……衣……っ」 琴は押し切った声で何かを言おうとした。 「未衣っ!昨日はごめんなさい。私、言いすぎた。親友じゃないとか…… 「もういいからっ……これ以上言わないでっ 私もごめん。 だからおあいこ。それでいい?」 「……ん……うん。分かった。」 仲直りの握手をし、旅館の中庭を二人で歩いた。 「親友でいようねっ」 そう言ってハグをした。 仲直り…… 103: 名前:ゆいもん☆01/24(月) 18 59 33 * * 【未衣side】 今からグループで「森林謎解きゲーム」をするみたい…… ルールは…… ① みんなで協力しながら進む ② 喧嘩をしたら、ほかのグループが、2つ先に行くまで待機 ③ 1位のグループは露天風呂 というルールみたい。 何かここのグループは、大丈夫っぽい * * 今、私たちのグループは10ステージ中10ステージ。 1位なのです!これが最後っ! 今ここで引っかかってる。 「この中で犯人は誰だ。」っていう問題。 実はうちら、全部「カン」で当たってる。 「なあここもまたカンでいく?」 「ぅ……うん」 そして ボタンを 押すと…… 「ピンポンピンポーン」 と、音が鳴った。 「やったぁ~っ!」「よっしゃぁっ!」 男子と女子の声が重なった。 「じゃあ、白猫達のグループは明日露天風呂だからな」 と、先生からのルールで私たちは明日露天風呂になった。 104: 名前:ゆいもん☆01/24(月) 19 11 29 * * 【ナレーションside】 「ふぇ~っ」 クゥは朝早く大あくびをかまし、朝を迎えた。 今日の24時までに、未衣が持っている、黄金の猫の爪を取り返さなければクゥは自殺しなければならない。 「おはよう。ちょっと先生のとこ行ってくる。」 未衣と琴は先生の部屋に向かった。 105: 名前:ゆいもん☆01/24(月) 19 24 16 「先生……今からお風呂行っていいですか? 」 「あぁいいよ。」 先生からお許しをもらい、お風呂に向かった。 「じゃあ後でなっ!」 男子は手を振り、男風呂に行った。 * * 「じゃあ、上がろっか。」 「そうだね」 そして廊下で4人は合流し、話し合いを始めた。 「ねえこのあとどうする?」 「じゃあ今日の夜は最後の日だし、夜更かしする?」 「うん、だから夜になるまで寝る?それいいねぇー。 」 「うちはそれでいいから」 との、話し合いで夜は夜更かしすることになった 107: 名前:ゆいもん☆01/26(水) 12 10 58 * * そしてあっという間に夜の11時40分。 クゥのカウントダウンは始まっていた。 「……ねぇ。堺田さんと、東君、ちょっと外で待っててくれないかな?」 「えっ?分かった。」 「う、うん……。」 二人は部屋から出て行った。 「ねぇ、如何したの?何か大切な話?」 「あの…… その猫の爪…… ちょうだい。ううん。 返してください」 私が恋した彼は妖精なんだ! 続き3
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あんな言葉じゃ伝わらなかったの?少しは頭を使ってよ。せっかくの私の気持ち、無駄にするつもり?生意気。気に入らない。のっちは、ゆかのことだけ見てればいいのに。ゆかのことだけ考えてればいいの。ゆかのこと、もっと大事にしなさいよ。 あの夜、ゆかが“好き”を伝えたあの夜から、のっちに触れてない。あんなに嬉しそうに笑ってたくせに。生意気。気に入らない。何考えてるわけ?ゆかのとこ来るわけでもなく、何してるわけ?ゆかは、ゆかは、、。のっちがいい、と。そう伝えたはずなのに。 真夜中に鳴る電話。表示を見る。のんのんからの電話。なんだかなぁ。いい加減“のんのん”やめよ、かな。だって、ちっともそう呼ばないし、呼んだら呼んだで、他の人まで、そう呼びだしたらたまったもんじゃない。 「・・・なに?」 「えっ?怒ってる、の?」 怒ってるよ。そんくらい気付け、ばか。だいたい、こんな時間になんなわけ?あれから、何とも言ってこなかったくせして。 「・・・べつに。なに?」 「ん、、うん、やっぱ、いいよ・・・」 はぁ?いい加減にしなよ?只でさえ触れることすらできなくて、苛々してて、電話が来てその気持ちがちょっとだけ浮上したってゆーのに、はっ?いい、わけないのに、いい、とかゆーな! 「もー!そーゆんめんどくさいよ。なに?」 電話の向こう、のんのんの眉毛はめっちゃ下がってることが明らか、だ。多分、シャツの裾かどっかに指を絡ませて、もじもじもしてるだろう。・・・てか、なんなん、ゆか。こんなに“のんのんのことはお見通しです!”みたいなのって、、。嫌な女。そんなふうには、なりたくない。 電話の向こうから、うー、って小さい唸り声が聞こえた、気がした。 「どしたんよ?」 さっきまでよりは、随分優しい声で聞いてみる。じゃないとこの子はこのまま何も言えない。 「んっとね?んーっと、、」 「うん?」 「・・・淋しくなっちゃったの」 「・・・そう」 「・・・うん」 「それで?」 「えっ、、?」 絶対にバレないようにしないと。ゆかが今、ニヤけてること。声に乗せて、伝わらないようにしないと。 片手に携帯を持ちながら、鏡の前で化粧をチェック。前髪を指で整えて。あ、そうだ。この頃夜は寒いから、なんか羽織るもの、っと。あ、カーディガンでいいや。 「それで?淋しいのはわかったけぇ、どしたん?」 「んっと、、えっと、ね?」 ばか。早く言いなさいよ、もう。器用に片手でグロスを塗った。もー、助け船出す、か。 「どしたん、じゃないか。どーしたいん?んー、、どーしてほしいの?」 あ、今、電話の向こうで、のんのんの犬耳はピクンって立ったな、どうせ。 「・・・あ、いに、来て?」 ふっ。困ったなぁ。どうしようかなぁー。ま、準備完璧だけどね。 「しょーがないなぁ」 ふふっ。きっと今頃シッポぶんぶん振ってるでしょ?ちょっと待ってなさい。ゆかが行くのを、お座りして、お利口にして、ちゃんと待ってるんよ? 部屋につくと相変わらずの甘い空気に頭がガンガンした。わかりきってることなのに、それでも来てしまうのは、きっと熱が足りてないから。うん。きっとそう。さっさとエッチして、のっちのヤラしい顔を見て、曲線を撫でて、秘めた声を聞いて、濡れたそこに突っ込めば、きっと満たされる。 「・・・ごめん、ね?」 あったかい紅茶をいれてくれた。手渡されると同時に、泣きそうな顔で、そう言った。 なんよ?そんな顔して。どしたんよ?そんな顔して。いんだよ?呼び出してくれて。いつだって呼び出してくれて、いんだよ?そんな顔するくらいなら、ゆかを呼べばいんよ。すぐ来てあげるのに。全部、あげるのに。 「別にー暇だったし」 でも、期待はさせてあーげない。そんな、“会いたかった”なんて言ったら負ける。負けたくないの。ゆかは絶対、優位でいたい。 「・・・そっかぁ、、」 下唇を突き出して、淋しそうにうなだれた。あ、可愛い。本当に犬コロみたい。犬なら“のっち”より“のんのん”のが、いいかも。 「なんよ?」 伏せた視線が向けられて、ちょっとだけ胸が鳴った。きゅん、って。今にも泣きだしそうなその顔で、ゆかの全てをさらってく。すっごい威力。それ、本当に天然?泣き顔なのに、圧倒的だよ。絶対に絶対に他の人には見せないで。 「ゆかちゃんは、、のっちに会えなくて淋しいって思ってくれない、の、、?」 うわ。もう。駄目だ。何、可愛いこと言ってんの?あぁー、言いたくないのに言葉がもう喉まできてるよー。駄目駄目駄目だ、め、、 「思うよ、ばか」 あーぁ。言っちゃった。強がりなんて、捨てるべきなのかもね。でも、なぁ、なんだか、なぁ。こんなの、嫌だな。強い女で、ありたいのに。 「ばかだもん」 うん。知ってるー。悲しいほどに知ってるー。でも、のっちのこと、ばかって言っていいのは、ゆかだけ、だからね。他の誰にも言わせないんだから。 「もーいいよ、ばかでも何でも」 「・・・ほんとぉ?」 「うん、のっちなら何でもいい」 ん?あれ?あっ、、。何言っちゃってだろ。こんなのゆからしく、ない。なんで?なんで、いつの間に、こんなにのっちが膨らんでるんだろ?心も身体も寝ても覚めても、熱しても冷めても脳みそも魂でさえも、なんでこんなに“のっち”なんだろ。それ以外に言葉も見つからない。 「のっちだってゆかちゃん以外いらんもん」 擦り寄ってきたのっちの頭を撫でたら、泣きそうな顔のまま笑った。早く会って、早く抱き締めたかった。エッチなんてしなくても、心はちゃんと満たされるんだ。熱より、ぬくもりのほうが、こんなにも幸せだ。 こんなのっち、誰にも渡したくないし、むしろ少しだって見せたくない。だから、ゆかのことだけ、考えてなよ。他を見る余裕がないくらいに。 いつからか、いつだって、ゆかの中の一番はのっちの特等席だった。 だから、のっちの中の一番も、ゆかのために、ちゃんと空けとくんよ? てか、無理矢理にでも、ねじ込んでやるけどね。 Part7.END
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780 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 20 46 32.01 ID Z0+KC46eO 唯「ねぇねぇ、りっちゃんりっちゃん」 律「なんだぁ?唯」 唯「軽音部のみんなを動物に例えるとなんになるかなぁ?」 律「ん~なんだろうなぁ~」 澪「律は猿だな」 唯「え~、りっちゃんはリスだよぉ~」 律「どういう意味だぁ?」 澪「悪戯好きでキーキーうるさくて 唯「ちょこちょこ動き回ってて前歯で木の実食べてて 澪・唯「「落ち着きのないところかな」」 律「そういうことかよっ!!」 785 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 20 52 05.73 ID Z0+KC46eO 律「じゃあ唯は犬だな」 唯「いぬぅ?」 澪「そうだなピッタリじゃないか。誰にでも懐いて愛嬌があって」 唯「わん!」 澪・律「おおっ!?」 澪「唯、犬のマネうまいなぁ~」 律「無駄な才能だなぁ~……」 唯「わんわん!」 788 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 20 59 54.64 ID Z0+KC46eO 律「ほ~ら、唯太郎おいで~お前の大好きなケーキだぞ~」 唯「わん!わんわん♪」タッタッタッ 澪「センスの無い名前だなぁ~……」 律「お前に言われたかねぇ!!」 唯「わんわん!!」 律「ホントにお前はかわいいやつだなぁ。ヨーシヨシヨシヨシヨシヨシ」ナデナデ 澪「何ゴローさんだお前はっ!」 789 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 21 06 55.02 ID Z0+KC46eO 律「あ~ん」 唯「あ~ん」パクッ 律「美味しいか~?唯太郎」 唯「くぅぅううん♪」 澪「犬と猿なのに仲がいいな、お前ら」 律・唯「「はっ!?」」 798 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 21 30 09.85 ID Z0+KC46eO 律「澪は寂しがり屋のうさぎさんだなぁ~」 澪「ニヤニヤしながら変なことを言うなよ!」 唯「そうだねぇ~驚かすとすぐ逃げてっちゃうし」 澪「唯まで!」 紬「わっ!!!!」 澪「ひぃぃぃぃぃ!!!?」 唯「あっ、むぎちゃんいつの間に入ってきたの~」 紬「ごめんなさい。みんながお話に夢中で気づいてなかったので、つい」 律「忍者かお前は」 澪「うぅぅぅ…………」ブルブルブルブル 805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 21 43 08.44 ID Z0+KC46eO 澪「じ、じゃあムギはなんなんだよ!」 紬「なんのこと?」 唯「みんなを動物に例えるとなにかなぁって話」 紬「そういうことですか♪」 律「そうだなぁ~ムギは……」 唯「亀○人の飼ってる亀」 澪「ラクダ」 律「村山○市元総理」 紬「え、えぇー……」 858 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 22 42 43.20 ID 4Cm2DeR00 律「失礼だな澪!」 澪「律こそ!村山総理ってそもそも動物じゃないじゃないか!」 紬「うふふ……。あながち間違ってないですよ?」 唯「へ?」 紬「親戚の叔父さんが1mくらいの亀を飼ってらしゃいますし、エジプト旅行に行ったときにラクダにも乗りましたし 村山元総理にもパーティでお会いしたことありますよ♪」 澪「エジプト旅行!?」 律「パーティ!?(何のだよ)」 唯「1m!?(オラワクワクしてきたぞ!)」 879 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/13(月) 23 02 52.05 ID 4Cm2DeR00 さわ子「ちょっと!あなたたち!お喋りばかりしてないで練習したらどうなの!もうすぐ文化祭でしょ!?」 律「ひーっ、ライオンがきたぞー!」 さわ子「誰がライオンだ誰がーー!!」 唯「逃げろぉー!!」 紬「逃げろぉー♪」 こうして今日もまた軽音部のどうでもいい1日が暮れていくのであった ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ
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444 :1/2:2009/06/04(木) 18 50 23 ID 6ub2saBA ツンデレをパシリに使ったら 「おい尊。焼きそばパン買ってこい。ほら、これ500円な」 『貴様…いつから私をパシリに使えるほど偉くなった?』 ちょっとした冗談で尊が怖い事になった。だが続行する。理由は面白そうだから。 「あ?いいから買ってこいっつってんだよ。ほら、お釣りやるから」 『まだ言うかこの阿呆は…そんなに食べたければ自分で買ってこいこの愚図』 「ちっ…使えない奴だな。いいよもう。そうだな、ここは俺に従順で優しくて可愛い○○ちゃんにでも 買ってきてもらうか…買ってきてくれたらちゃんとご褒美にキスとかしてやらんとな」 『おい貴様、私はそんな子がいるとは聞いてないぞ!いつの間に毒牙に掛けた!』 なんかえらく食いついてきたな…どんだけ爆釣れだよ。そんな子俺も知らないよ。誰だよ○○って。 「えー?焼きそばパンすら買ってきてくれない尊に話すことなんて何もないなぁ」 『くっ…貸せ!!今すぐ買ってきてやる!だから貴様はその子の事を包み隠さず話すんだぞ!』 やべ…ちょっとした冗談がのつもりが。…これは、本当の事話したら襲われそうだなぁ…。 『ぜぇ…ぜぇ…ほ、ほら…買ってきてやったぞ!!さぁ、今すぐ話せ!○○とはいったい誰だ!? 事と次第によっては貴様でも容赦せんぞ!!』 「あ、うん…ありがと。あー、それがその…なんだかなぁ」 『なんだ!?ちゃんと買ってきただろう!?そんなに私に話したくない事だと言うのか!?』 「あー、いえ…話したくないというか…話したら危なそうというか…(主に俺の命が)」 『何故だ…私は…例え○○というのが貴様の…か、彼女であっても…… その子に危害を加えるようなことはしないぞ……?本当だ。だから、教えてくれ。頼む』 「いや…そういうことではなくて!つまり…その…ごめん!尊!全部嘘だ!正直○○って誰だ!?俺も知らん!!」 『へ……?…嘘?じゃ、じゃあ、貴様○○とかいう子と付き合ってるわけじゃないんだな?』 「はい、そうです…というか、そんな子知りもしません……すみません。冗談のつもりだったんです…はい」 『そ、そうか…冗談だったのか…よかった。……………ん?冗談?』 やっべ、お気づきになられた。虐殺タイム始まるよー/(^o^)\ 『タカシ……つまり…なんだ?貴様、私をからかって愉しんでいた…ということか?』 「い、いい、いえ!そんな愉しむだなんてめめめ、滅相も御座いません!! ただ、ほんのちょっとした!ちょっとした冗談のつもりだったんです!!すみませんでした!!」 445 :2/2:2009/06/04(木) 18 50 46 ID 6ub2saBA 『…タカシ。覚悟は出来ている…という事だな?それならば私も容赦するわけにはいかないな?』 「あ、あの、尊さん?いえ!尊様!お許しください!どうか!どうか命だけは!!」 『……ふん、浅ましい事だ。そんなに命が大事か?貴様の命などに価値はないというのに…』 そりゃ誰だって死にたくはない。俺の場合、童貞だし尚更死にたくはない。 「な、なんでも致しますので!どうか御慈悲を!哀れなわたくしめにどうか今一度チャンスを!!」 もうなりふり構ってられねぇ!こちとら、生きるか死ぬかの瀬戸際なんだ! 『そうか、そこまで言うならば貴様にチャンスとやらを与えてやろう…』 「おおっ!尊様が輝いて見える!ありがとう尊様!このご恩は一生忘れません!」 『ああ、別に恩など感じなくてもいいぞ。来世でやり直すチャンスをくれてやるだけだからな』 「けっ、ぬか喜びさせてんじゃねぇよカスが。だが、例え俺を黄泉に送ろうともいずれ第二、第三の俺が」 『安心しろ。例え貴様が何千、何万と居ようが全て蹴散らしてやる。跡形も残らずぶっ潰してやる』 「………第二、第三の俺が辞表を提出したようです」 『賢明な判断だ。…さぁ、忘れ物はないか?遺言は?そろそろあっちに逝く頃合だぞ?』 「最期に一つ……。せめて尊と恋人になりたかったなぁ…と思いました」 『…高望みしすぎだ、馬鹿め。……だが、ゴミ屑のような貴様とて地球にとって貴重な資源には違いない。 ………条件次第で命までは勘弁してやってもいいぞ?』 「どうせ終わる命だ、何でもしてやるさ」 『……今度、私の家の物置を整理しようとしてた事を思い出してな。早い話が手伝え』 「…へ?…なんだ。そんな事なら言ってくれりゃいつでも手伝うぜ?そんなんでいいの?」 『それとも逝くか?』 「是非手伝わせてください」 『ふん…冗談とはいえ、私を弄んだのだからな。死ぬほどこき使ってやるから覚悟しておけ』 「…ま、死ぬよりはマシか……」 ……それにしても、なぜ尊は今回に限って慈悲を与えてくださるのだろう…? 考えてもわからないので、とりあえず物置の物色は念入りに行おうと思った。
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依頼主 フォルトゥナ 出現条件 フォルトゥナ解放 クリア条件 6/14 12 00までに以下の神様を解放するフォルトゥナ※6/14 12 00までに報告してください 成功報酬 きらめくオリーブの実ギリシャ地方の樹になるオリーブ。平和の象徴でもある。親密度が1500も上がります!※期間内に受け取れなかった場合は無効となります。 依頼時 進化石って、どんな石なんだろうね~?アタシの力も解放できちゃうんでしょ?ちょっと試してみたいなぁ!アタシのこと、1回進化させてみて♪ クリア時 力を解放してくれて、どうもありがとう!進化石ってすっごく素敵だったね♪はい、キミにもお礼をあげるね!
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わたし、こーんだけ練習したんだから! (2008:言葉:わたし、こーんだけれんしゅうしたんだから!) 2月三味線レッスンの先生の名言。 演奏を腕組みして聴いてるような人に対していいたい言葉! 演奏発表というほんの数分の時間のために私は今まで莫大な練習時間をつぎ込んだんだよ!!!!という意思表示。 「こーんだけ」は両手を広げて時間の長さを表現すればなお良し。
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律「……と、こんな台風の日に、校舎に取り残された生徒を その鉈を持った少女の怨霊が次々と惨殺していったっていう話だ」 澪「ミミミミエナイキコキコエキコキココ」ブクブク 梓「だ、大丈夫ですか、澪先輩! 律先輩! なんて話するんですか!」 律「いやぁ、台風で帰れなくなった美少女6人。時刻は午後6時。 こんなシチュエーションを生かすためのレクリエーションというか、あはは」 紬「わたし、こんな風に台風で学校に友達と取り残されるのが夢だったの」 和「なんでそんなピンポイントな夢なのよ。でもそうね、たしかにワクワクするわね」 唯「あ、憂からメールだ」 澪「憂ちゃんは雨風酷くなる前に無事帰れたみたいだな」 律「お! 澪ふっか ゴス 痛い!」 唯「あと1時間くらいで弱くなるらしいよ、台風」 律「よし、ならば1時間にわたるとっときの長編怪談を ゴス 痛い!」 唯「あ、そうだ和ちゃん。今日おうちにひとりでしょ? 憂の料理食べてってよ」 和「そうね、お邪魔じゃなかったら、久しぶりにおよばれされようかしら。 ところでなんでうちの事情知ってるのよ」 紬「デ、デザートは!? 憂ちゃんなの!? 唯ちゃんなの!? そそそれとも、の☆ど☆か?」 梓「わけわかりません、落ち着いてください紬先輩……ってあれ?」 フッ 澪「ひいぃぃミエナイキコエナ……あれホントに見えないぞ? バンザーイ」ブクブク 律「澪! 錯乱しながら気絶するな!」 和「停電、ね。風で電線が切れたのかしら?」 律「……なんだか嫌な予感が」 梓「しますね」 律「おおおい梓! 私か? 私のせいなのか?」 梓「律先輩があんな話するから、こんな推し量ったかのような事になっちゃったんですよ」 紬「和ちゃん。こう部屋が暗くなると、なんだか変な気分にならない?」ハァハァ 和「なりません。落ち着きなさい」 律「これ、絶対出るよなぁ……鉈少女……いや、自分で言っておいてなんだけどさ」 梓「と、とにかく、この部室から出ないようにしましょう。停電なんてきっとすぐ終わりますよ」 律「梓、それフラグじゃないよな?」 梓「! あわわ」 唯「あれ?」 律梓 ビクッ 唯「今どこかで悲鳴が」 律「な、なーに言ってんだよ唯! こんな風強いんだから、悲鳴なんて聞こえるわけないって!」 梓「そ、そうですよ! 風、そう! 風の音ですよ!」 澪「う、うーん、何?」 梓「澪先輩、パニクって部室から飛び出さないでください。 もう私一人で帰るとか言い出さないでください。 それが出来なければおとなしく気絶したままでいてください」 澪「……」ブクブク 和「あ、そうだ」 律梓 ビクッ 和「生徒会室に鞄置きっぱなしだったわ。ちょっと取ってくるね」 律梓「おおぉうい!」 和「な、なによ」 律「和! 聞いてただろ!? さっきの怪談!」 梓「それにこの台風! 停電!」 和「まぁ確かに状況は似てるけれど、でも律。あれ作り話なんでしょ?」 律「さっきまではそうだったけど、なんだか変なスイッチ押しちゃったかもしれないでしょ!?」 和「なによそれ」 梓「せ、せめて明かりがついてからにしてください」 和「大丈夫よ梓ちゃん。すぐ戻ってくるから」 律「ああぁぁぁぁもおうぅぅぅ」 和「非常灯もついてるだろうし、同じ校舎内でしょ。目つぶってたっていけるわ」 梓「あぁぁ和先輩はこれ以上しゃべらない方がいいです」 紬「和ちゃん。おいしい紅茶煎れておくから早く戻ってきてね」 梓「紬先輩も黙ってください!」 和「ありがと。じゃあ私生徒会室行くね」 唯「いってら~」 和「あ、そうそう唯」 唯「なぁに、和ちゃん?」 和「憂の手料理、楽しみだわ」 梓(はい死んだー。和先輩死んだー) … 和(停電だったからかしら? なかなか鞄が見つからなかったわね) 和(少し遅れちゃったわ。早く戻らないと) 和「あれ?」 和「廊下の奥に、誰かいる……」 … 律「……」 梓「……」 紬「……和ちゃん、おそいね」 唯「……」 澪「ブクブクそうだなブクブク」 律「なぁ、梓……」 梓「……なんですか」 律「やっぱり、わたしのせいなのかな?」 梓「今となってはどうしてこうなったかなんて、わかりませんよ」 律「それでも、和の死亡フラグをひとつでもへし折っていれば!」 梓「あんなへし折る隙もなく立て続けるなんて予想外ですよ……。 ……せめて、私がもっと強く引き留めていれば……」グス 唯「大丈夫だよ」 律梓紬澪「!」 唯「和ちゃんは、大丈夫」 紬「唯ちゃん……」 律「……そうだな。今は和の無事を」 梓「祈りましょう!」 ガチャ 律梓紬澪 ビクッ 和「ただい……なにこの空気。停電だからって気分も暗くなっちゃ駄目でしょ」ケラケラ 唯「お帰り和ちゃん!」 和「ただいま、唯。遅くなってごめんね。なぜか鞄が見つけにくかったのよ。 そろそろ風も弱くなってきたし、帰れそうね。憂の料理が楽しみだわ」 律「おい! 和!」 梓「なんで生きてるんですか!?」 和「なにふたりとも。私が生きてたら悪いの?」 梓「す、すみません……でも」チラ 律「だって、なぁ……」チラ 紬「和ちゃん。廊下も暗かったでしょう? 大丈夫だった?」 和「非常灯あったし大丈夫だったわ。あ、そうそう」 和「途中で何か持ってる子に会ったけれど、あの子も帰れなくなった生徒かしら」 律「! なぁ和。その持ってるって、鉈、とかじゃないよな」 和「そういえば鉈にも見えたわね。でも急いでいたからスルーしちゃった。悪いことしたかしら」 梓(死亡フラグも) 律(スルーした……だと?) 唯「ふたりとも和ちゃんを甘くみちゃだめだよ」 唯「和ちゃんのスルー力はホントすごいんだよ~」 和「ふふふ。おかしなこと言うのね、唯」 唯「和ちゃんってば、今までもいろんなおつきあいフラグをスルーしてきたんだよ。 これからもきっとスルーし続けて一生独身だよ~」 和「ふふふ。オカシナコト言うのね、唯」ギリギリギリ 唯「い、痛いよ和ちゃん!」 澪「おしまい!」 戻る ※立て逃げ・乗っ取り