約 4,055,736 件
https://w.atwiki.jp/novels_ukyo/pages/40.html
好きということ もう一度、思い出してみよう。 その日は、チョコを渡す日だった? 「で、俺にどうしろと?」 テーブルを挟んだ向かいで、若月佑真が眉を顰めた。 外はうっすら雪が積もっていたけれど、掘っ立て小屋と呼ぶに相応しいプレハブの部室は、古さの割に足元に置いたストーブのせいかいい感じにあったかくて、椎名美琴は佑真と対照的にゆるみきった顔をしていた。 「うん、だからね、さぞかし恋愛経験の豊富であろう若月に助言を」 「その前にそれ、冷蔵庫に入れた方がいいぞ」 佑真は美琴がテーブルの上に置いた包みを指した。 もちろん中身はチョコレート、だ。残念ながら佑真宛てではない。 言われなくたって知っている。 そのチョコレートはここにはいない彼、月岡航へのものだと。 「そんなすぐ溶ける?」 「高けりゃ高いほどあっという間だぞ」 「じゃー大丈夫かも」 美琴が苦笑する。 直前まで渡すか渡さないかも迷っていた(しかもそのときから佑真も巻き込まれていた)くらいだから、前々から準備していたわけではない。 その慌ただしさ相応の値段、というわけだ。 最も仮に美琴と航がつきあっていたとしても、美琴が驚くほど高いチョコレートを用意するような性格でないことは十分承知しているけれど。 件の航は授業に出ていていない。 4限目の授業が終わって彼が戻ってくるまでの間が、美琴にとっては勝負だ。 美琴が一応チョコレートを冷蔵庫に入れて座り直す。 「んで本題だけど、俺は何について助言すればいいわけ?」 「何て言ったらいいかなあ、って」 そんなの自分で考えろよ、と言いそうになって慌てて口をつぐんだ。 美琴は助言が欲しいというよりも、多分落ち着かなくて話を聞いて欲しいだけなのだ。適当に本音を引き出してやればいい。 「なんかこう……これだけは言っときたい、みたいのない?」 「だからそれ、自分の中でまとまってたらこんな苦労しない」 「歌えば?」 「チョコ渡す前にちょっと待って、とか言っていきなり歌うの? やだそんなミュージカルみたいなの」 「だったら直球勝負しかねえじゃん」 「そうなんだけど……。うーん……」 美琴は唸りながらテーブルに突っ伏す。 何がどうまとまらないのかよくわからないので、佑真はそれ以上何も言えず黙っていた。 自分と美琴は出会って半年くらいの、バンド仲間だ。 と言っても、大学に入ってバンドサークルに入って最初にバンドを組んだのは今授業中の航に誘われて、だった。 航は人当たりのいいフレンドリーな性格で、ギターも上手かった。佑真も高校のときからしていたベースをそのまま続け、もうひとりドラムのメンバーも含めてそれなりにやっていた。 ただ、ボーカルだけはライブの度に変わっていた。どうしても馴染まなかったのだ。 そんなとき、どこでどう知り合ったのか、高校の頃天才ボーカルとしてちょっと有名だった美琴を、航が連れてきた。 美琴はデビューを目前にして声が出なくなり、デビュー構想から外された。 航のことだ、上手いこと説き伏せて断れない状況も作って、引きずり込んだに違いない。 普段見せている面とは裏腹に、殊に音楽に関してはものすごい熱意を見せる。歌うことがトラウマだった美琴を再び歌わせるあたり、只者ではないなと佑真は踏んでいる。 そして、これは今の美琴には絶対言わないが、航は多分美琴が好きだ。 その美琴は目の前で、もうすぐ航にチョコレートを渡そうとしている。 両方の気持ちを知っている佑真としては大変楽しめる状況だった。 「やっぱり、渡すだけにしよっかなぁ……」 ぽつりと美琴が呟く。 「何にも言わないで?」 「うん。いろいろ考えたけど、ダメ。一回しゃべりだしたら多分、わけわかんないこと延々しゃべってそう」 「その方が伝わるってもんじゃねえの?」 「かもしれない。でも、せっかくだから……落ち着いて普通に渡したいっていうか。それに、渡したらわかってくれそうじゃない?」 確かに、航なら拒みはしないだろうし、もしかして自分のこと、くらいまでは思うかもしれない。 でもそれだけじゃ。 「……椎名が、どういうつもりで渡したかは、いくらあいつでも絶対わかんねーと思う」 知らない間に、言葉が転がり出ていた。 美琴が驚いて目を見開く。 「どういうつもりって?」 「要は義理か、本命かってこと」 「やっぱ、そこまで伝わるって思うのは虫が良すぎ?」 「良すぎ」 「はー。やっぱしちゃんと言った方がいっかー……」 佑真は頷く。 「ねえ! 航はあたしのことどう思ってると思う!?」 「なんだよまたいきなり……」 「だってそれわかってたらちょっとは伝えやすくなるかもしんないし。若月のことだから何か知ってんでしょ? ねー教えてーー!」 「だからそれ確かめんのに渡すんじゃなかったのか?」 う、と美琴が言葉に詰まる。 本末転倒とはこのことだ。 「もういっぺん、シンプルに考えてみろって。椎名は世間一般の『好き』に囚われすぎ。自分に正直になってみ?」 「シンプルに、ね……」 言われた通り、航のことを考える。 どこが好きとか。 なんで好きとか。 正直、そんなのよくわからない。 知り合って長いわけでもないから、そんなに航のことを知っているわけでもないし。 だけど。 でも。 例えば、帰り道で夕焼けが綺麗だったとか、 星がよく見えるとか、 気に入ったCDを見つけて、聴かせたいと思うとか、 逆に、単位落としたとか、 ライブのチケット取れなかったとか、 バイトで怒られたとか、 自分が好きなことやへこんだことを一番に聞いてほしいと思うのは、決まって航だ。 それだけで、充分『好き』ってことに、なると思う。 『好き』の形はさまざま。 百人いたら百通りの形があって当り前。 佑真の言うとおり、よく言われる『好き』に、足元をすくわれていたかもしれない。 正直に、いま思ったことを言おう。 わかってもらえたら、チョコレートを受け取ってもらおう。 「なんかつかめた?」 「うん、そんな気がする。若月、ありがと」 「俺は何も」 「ううん、あたし勘違いしてたから。バレンタインは、チョコを渡す日じゃないよね。本当は、気持ちを伝える日なんだってこと、忘れてた」 「それだけわかれば上等」 佑真は含みのある笑顔で頷いて、時計を見た。 「考えてる間にちょうどいい時間になったな」 美琴も時計を見る。 4限終了、5分前。 美琴は冷蔵庫に入れたチョコレートを取り出す。 部室を出ようとして、振り返った。 「結果がどんなんでも、聞いてくれる?」 「もちろん」 「ありがと。じゃあ行ってくるね!」 ぱっと笑顔になったと思ったら、次の瞬間いなくなっていた。 美琴がさっき何をつかんだかは佑真にはわからない。 けれど、一生懸命伝えようとするだろう。 それを聞いたときの航の顔を想像して、佑真はひとり肩をすくめた。 甘いものが好きではなかったはずの航が、その日、さっきまで美琴の持っていたチョコレートをそれはそれは大事そうにまた部室の冷蔵庫に入れていたのを佑真は見た。 美琴の『好き』は、ちゃんと航に伝わったようだ。 fin.
https://w.atwiki.jp/tonpeirikujo/pages/40.html
https://w.atwiki.jp/nenrei/pages/2065.html
【作品名】どことなくなんとなく 【ジャンル】藤子・F・不二夫のSF短編漫画 【名前】地球人(どことなくなんとなく) 【属性】生命体 【年齢】永劫(1秒×無限歳) 【長所】これを描いた藤子F先生が素直に純粋に凄いと思う 【短所】人間の細胞1個に記憶が残ってたってどういうことなの・・・ 【備考】地球がなくなった後に、最初のナレーションで永劫の時が流れ過ぎたと語られている。 地球の人間以外の何者かが軌道付近でたった一個の地球人の細胞を採取した。 おそらくこの細胞が地球がなくなる前の主人公の細胞(理由は後述)。 細胞である生命体から記憶があって、地球の人間以外の何者かはその記憶を投影して地球人の生活圏を再現。 さらにこの細胞が主人公の元となり、生命体(というか普通の人間)として復元された。 地球が滅んでから永劫の時間が流れた後で、かつ記憶もあるので年齢は永劫。 vol.3
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/3050.html
【作品名】どことなくなんとなく 【ジャンル】藤子・F・不二夫のSF短編漫画 【名前】地球人(どことなくなんとなく) 【属性】生命体 【年齢】永劫=無限歳 【長所】これを描いた藤子F先生が素直に純粋に凄いと思う 【短所】人間の細胞1個に記憶が残ってたってどういうことなの・・・ 【備考】地球がなくなった後に、最初のナレーションで永劫の時が流れ過ぎたと語られている。 地球の人間以外の何者かが軌道付近でたった一個の地球人の細胞を採取した。 おそらくこの細胞が地球がなくなる前の主人公の細胞(理由は後述)。 細胞である生命体から記憶があって、地球の人間以外の何者かはその記憶を投影して地球人の生活圏を再現。 さらにこの細胞が主人公の元となり、生命体(というか普通の人間)として復元された。 地球が滅んでから永劫の時間が流れた後で、かつ記憶もあるので年齢は永劫。 vol.3 修正 vol.8
https://w.atwiki.jp/newhorizon/pages/12.html
___,,___ / ,_.))ノヽ (/ .ノ _ ._ i.) どういうスレなんですか? (^'ミ/.´・ .〈・ リ| .しi r、_) || What is this thread? しj| `ニニ' /ノ ノ `ー―i´ ___,,___ / ,_.))ノヽ (/ .ノ _ ._ i.) (^'ミ/.´・ .〈・ リ| .しi r、_) || しj| `ニニ' /ノ ノ `ー―i´ わかっていること いつの間にか現れては、毎回20レス程度でそのままdat落ちする 特に意味は無いらしい あまり役に立たない文章がいつも書かれている 文法が間違っている事もあるが気にしないらしい 内容のセンスから見て、立てている人物は多分同じ人。あるいは少数の人達 その雰囲気から、かつての ふかわりょう や よゐこ有野晋哉 のようなシュール系にも見えるのだが、多分何も考えていないだけと思われる 板内が殺伐としている時でも静かに現れ、そのまま素通りする マジレス議論や喧嘩に疲れた人、リアルで疲れている人を脱力させる事がある 2ちゃんねる・ニュース速報VIP板のゴールデンタイム(20~24時前後)に現れる
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/444.html
そういうことは… 935 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2009/01/11(日) 02 34 07 ID kZWLfiuh ≫915 ≫918(921) ぼくらのなやみ
https://w.atwiki.jp/watanabegatuyoi/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/electribe/pages/12.html
どういう仕組み? EMXは大きく分けて2つの音源で構成されています。 1つめはドラムマシン。これはテンポに合わせて、入力されたタイミングで、予め用意された音を鳴らすもので、主にリズムパートを担当します。用意されている音色は207種類で、バスドラム、スネア、ハイハットなどの基本的なものがそれぞれ何種類かあり、スクラッチやシンセドラムなどの単発ネタも色々あります。これにモジュレーションをかけたりピッチを変えたりすることで、音の表情は変えられますが、波形自体は変えられません。 こんな楽譜が… EMXでは パート 音色 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ドラム6B ハイハットオープン 〇 〇 〇 〇 ドラム6A ハイハットクローズ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 ドラム2 スネア 〇 〇 ドラム1 バスドラム 〇 〇 〇 〇 2つめはデジタルシンセサイザー。テンポに合わせて音を鳴らすところまではリズムマシンと一緒ですが、シンセサイザー(合成器)というだけあって、波形を合成して複雑な音を作り出せます。さらに発音する長さや音程なども指定でき、メロディーを奏でたりバッキングを担当したりします。シンセサイザーは何音色という数え方はできず、どんな波形をどう合成するか指定していくことで音を作っていきます。とはいえピアノやギターなどの、生音をサンプリングしたものもソースとして用意されているので、無機質な電子音しか出せないわけではありません。もちろんそれに波形を合成して、フィルターを通してと手を加えて、ビキビキな音にすることもできますが。 こんな楽譜が… EMXでは パート 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 シンセ1 A#2 C3 C2 C2 E3 ちなみに、EMXのシンセサイザーはモノフォニックシンセサイザー(wikipedia)といって、1つのパートで1音ずつしか出せませんので、いくつも音を重ねて壮大な和音を出すことはできません(何重にも音が出せるのはポリフォニックシンセサイザーといいます)。EMXのシンセパートは5つなので、最大で5重和音かと思われますが、実は波形を合成する仕組みの中に、CHORD OSCやUNISON OSCと言った和音を構成するものがあるので、案外厚みのある音が出せます。 また、EMXには3本の独立したエフェクターが存在し、これを使って音に様々な変化をつけることができます。エフェクターは何パターンか組み合わせることも可能で、エフェクター1でフェイザーをかけた音をエフェクター2へ通してディレイをかける、など色々な使い方ができます。ここにもピッチシフターという、音程をずらして多重化するエフェクトがあるので、上手に使えば音が寂しくて困るということはないでしょう。さらにEMX最大の特徴である真空管アンプ「VALVE FORCE」を通せば、独特の歪みがかかった迫力ある音を作り出せます。 そしてこれらの音源を使って、各パートごとに、各小節のどのタイミングで発音するかを並べていくことで曲を作ります。 EMXは1小節16分割なので、楽譜で言えば16分音符が最小単位になります。本体下部にボタンが16個あるのはそのためです。もし32分音符を使うような曲を作りたければ、テンポを2倍の速さにして2小節ずつ作っていくか、32分音符のタイミングで連打したいだけならドラムロール機能(同じ音を素早く連続で出す機能)を使います。 この16分割された小節を、最大で8個まで並べて1パターンを構成します。さらにこのパターンという単位を、指定した順番に演奏していくソング機能もあります。普通はこの8小節を使って曲を作っていくのですが、1小節をとことん作りこんで、繰り返し再生中にパートのオンオフや、エフェクトの調整などを行って曲に仕上げてしまう、1レングスショーという遊び方もあります。 再生中にリアルタイムに打ち込み直してブレイクさせている猛者もいました…
https://w.atwiki.jp/watanabegatuyoi/pages/11.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/750.html
「こなたは私の恋人なの!まつり姉さんは関係ないでしょ!」 「何言ってるの!こなたちゃんは私のものなの!」 ちょっ、物扱いですかまつりさん…… わたくし泉こなたは只今、修羅場に立たされてます。何でこうなってしまったかっていうと…… 私がかがみに告白されたのは7月の上旬だった。真っ青な空の下、屋上に呼び出されて、 「私、ずっと前からこなたのことが好きだったの!だから付き合って!」 顔を真っ赤にしながら叫ぶかがみ。まさにツンデレの鑑、などと下らないことを考えていた。 私もかがみのことが好きだったから、その場でOKしてめでたく付き合い始めた。 夏休み中、よくかがみの家へ勉強と称して行っていたんだけど、やっぱりお年頃で身体を持て余した女子同士がすることは一つ、なのかは分からないけど、身体を重ね合わせたりもした。 でも、かがみの家に泊まりにいったある日、いつもどおりにキスで締め括った後、かがみがお風呂に入りに部屋を出ていった。すると、なぜかまつりさんが部屋に入って来て、いきなり尋ねられた。 「何してたの?随分と艶っぽい声が聞こえたんだけど?」 「え?あっ!あ、あのそれは……」 「かがみとえっちなことしてたんでしょ?こなたちゃん?」 私は驚いたと同時に聞かれていたことに恥ずかしさを覚えて何も言えなかった。 するとまつりさんはベッドの端で座っていた私に近づいて来て……押し倒された。 「へ?」 思わず声が出る。 「かがみとやってたんだから私もいいわよね?」 ……何を言われたかすぐにはわからなかった。 冷静に状況を考えてみよう。 今私はベッドの上にいて、私の上にはまつりさんがいて、つまり押し倒されたってことで、さっき言ってたかがみとやってたことって、つまりその…… 「ええっ!?まつりさん、冗談じゃなくてですか?」 「冗談に見える?」 明らかに真剣な表情です。本当にありがとうございました。 「私ね、こなたちゃんと初めて会った時から気になってたの。かがみともつかさとも違って、いつも余裕そうに見えるけど本当は一生懸命になって生きてるっていう感じがして、その無理してる感じが可愛くって……」 「そうですか……」 そうなのかな……? 「だから一回強く抱きしめてみたかったの、こなたちゃんが無理しなくてもいいように、ね。」 と言って、私の身体をぎゅっと抱きしめられた。 私も何となくまつりさんの背中に手を回して抱きしめかえす。 「ん、可愛い……」 そう言って、今度はキスをされた。唇に触れる唇の感触、軽いキスだったけど私の頭はぼんやりしてしまっていた。 ……こんなキスも嫌じゃないかも。 まつりさんがふと時計を見る。 「あ、もうすぐかがみが帰って来ちゃうわね。じゃあ、また今度ね。」 そういうと、脳内が溶けてしまった私を置いて行ってしまった。 それからというものの、私がかがみの家に行くと、時々まつりさんは私が一人の時に部屋を訪ねてきた。 時間の都合上、いっつもキスで終わりになってしまうけど、そういうわけで私はかがみに悪いと思いながらも、まつりさんにも気持ちを寄せていってしまっていた。 それで今は、まつりさんが帰る前にかがみが帰って来ちゃったってわけだ。もちろんキスの最中で。 「ちょっと!?姉さんなにやってんの!?」 「ん~、こなたちゃんとキス。」 ……かがみが怒ってるというか、今まで見たことのない怒り様だ。 これでやっと冒頭に戻った。 で、二人の私をめぐる論争は現在進行形なわけで、 「だいたい、なんで姉さんがこなたを……」 「あら、それを言うなら、かがみがこなたちゃんの恋人っていうのはなんでかしら?」 「それはこなたが私が好きだってって言ってくれたからよ!ね、こなた?」 「でもこなたちゃんは私の事も受け入れてくれたわよ。こなたちゃんは私のほうが好きなんじゃない?ね、こなたちゃん?」 「こなた!どうなの?」 「え!?あ、私は……」 ついに本当の修羅場になっちゃったというか、ありがちなドラマみたいな展開だよ~…… 私はしばらく考えた後答えた。 「……私は、二人とも好き。うん、すごい優柔不断だと思うけど、多分考えても考えても答えは出ないような気がするから。」 私は二人に悪いと思いながらも、結局どちらか一人を選ぶことはできなかった。 「……そっか。それじゃあ、まつり姉さん、こなたは二人で共有ということで手を打たない?」 だけどかがみは私の言ったことを受け入れてくれた。しかし、かがみんよ、あなたも物扱いですか…… 「こなたちゃんが言うならしょうがないかな。いいわよかがみ。」 まつりさんも認めてくれたらしい。よかった、一件落着だ。 「でも、今日は私の日なんだからこなたは私が使うわよ!」 ちょっ!使うって…… 「かがみはさっきやったでしょ!だから今度は私がこなたちゃんを可愛がるんだから!」 「だめー!今日はこなたは私のなの!」 結局また二人とも言い合いをしてる。私は確かに取り合ってもらえるっていうのは嬉しいんだけど、 「喧嘩はだめだよ~……」 そしたらいきなり、 ガチャ、 「はいはい、うるさいですよ。」 聞こえたドアの音と4人目の声。 「い、いのり姉さん?」 「もう、ふたりとも喧嘩なんかしないで。」 現れたのはいのりさんだった。……このタイミングはまさか? 「こなたちゃんが原因なのね?じゃあこなたちゃんは私が持って行きます。」 と、予想通りの展開で私はいのりさんに半ば引きずられるようにして部屋を…… 「あー!ちょっと!」 「待てー!私のこなたー!」 今夜は寝れなさそうだよー……。 コメントフォーム 名前 コメント エロゲ展開にこなたWKTK -- 名無しさん (2011-04-27 03 45 24) つかさはなさそうだけど、みきさんは出そうだよな…… -- 名無しさん (2008-11-15 09 20 33) みきさんはただおの嫁かつ俺の獲物 -- 名無しさん (2008-07-11 16 32 33) このままじゃこなたが柊姉妹に食い尽くされるwwwwwww -- まじかる☆あんばー (2008-07-10 13 39 37) 姉妹自重www -- 名無しさん (2008-04-02 11 34 25) みきさんも出してください -- jio (2007-12-22 23 39 42) いや、ここはつかさでww -- 名無しさん (2007-12-22 11 53 26) 美樹さんも出して -- jio (2007-12-07 23 29 27) 柊姉妹丼WWW -- ABA (2007-11-07 16 52 20)