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ときめきメモリアル 【ときめきめもりある】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 PCエンジン スーパーCD-ROM2プレイステーションスーパーファミコンセガサターンプレイステーション・ポータブル 発売・開発元 コナミ 発売日 【PCE】1994年5月27日【PS】1995年10月13日【SFC】1996年2月7日【SS】1996年7月19日【PSP】2006年3月9日 定価 【PCE】8,800円(税抜)【PS/SS・DX版】6,800円(税抜)【SFC】9,980円(税抜)【SS・SP版】9,800円(税抜)【PSP】4,980円(税抜) 書換 【SFC】ニンテンドウパワー1997年9月30日/1,000円/F×8・B×4 判定 良作 ときめきメモリアルシリーズ ※画像はPCE/PS版です。また、本稿は主にその両方についての記述です。 概要 ゲーム内容 基本的な流れ 爆弾システム その他 評価点 賛否両論点 問題点 総評 移植版 その他 余談 概要 恋愛シミュレーションのパイオニアであり、金字塔。ときめきメモリアルシリーズの第1作。 ギャルゲーファンならずともその名を知る人は数多い、同ジャンルの代名詞的存在といえる。 もともと、アーケードの冷え込みによるSTGの不調や家庭用作品の質低下、不法コピーの横行で劣勢に追い込まれていた当時のコナミが、「PCEだったら売れなくても…」という諦めムードで作ったイロモノ的ゲームであった。 当然低予算だったため、当時の水準でもグラフィックの質はそう高くなく、ファミ通クロスレビューでも低得点(*1)。他メディアでも騒がれるほどの作品ではなかった。 いくらPCエンジンとは言え、良質のアクションやシューティングで名を馳せていたコナミから突然ベタなギャルゲーが発売されたために「コナミご乱心」とまで評する人もいた。 だが電撃PCエンジン(現・電撃G s magazine)の「悪魔のゲーム」とまで表現した程の強烈なプッシュ、当時勃興したパソコン通信での口コミ等からジワジワと売れ出したという経緯がある(*2)。 作り込みは凄まじく、当時としては異例のフルボイス収録など、その斬新さ、面白さはそれ以上のものだった。 後続のギャルゲーの見本となり、また本作で初めてギャルゲーに触れたプレイヤーへ与えた影響は計り知れない。 ゲーム内容 基本的な流れ 主人公はきらめき高校の生徒として、憧れの幼馴染、藤崎詩織から卒業式の日に告白されることを目標に、3年間自己研鑽をしていく。基本的には、日曜日の夜にその週の予定を決め、休日は平日同様コマンドを実行したり電話をしたりして、また次の週へ……という繰り返しとなる。 女の子の電話番号を知っていれば、休日に電話をかけ、デートの約束をすることができる。デートでは三択の選択肢が表示され、それによって女の子の好感度を上げていく。 女の子の電話番号は友人の早乙女好雄から電話で聞き出すことができ、またその際好感度のチェックもできる。 EDは、イベント消化率やデート回数、パラメータに関わらず、卒業式の時点でときめき度(好感度)が最高のヒロインに決まる。フラグなどは気にする必要はない。 とはいえ、イベントを全て見たいならそれなりのプレイが必要となる。 登場するヒロインには一人につき参照パラメータが設定されており、その値によって登場したり好感度に影響したりする。要するに、「女の子の好きなタイプに合わせる」ので、パラメータが攻略に深く関わってくる。そもそも、参照パラメータが一定値に達していないと、そのキャラのEDを迎えられない。 また、後述の爆弾システムの特性上、ヒロインの登場を抑えることが重要になり得るので、登場条件を満たさないようなパラメータ調整も求められる。 ただしメインヒロインの藤崎詩織は全パラメーターを要求する為、嫌でも他のヒロインが登場する。出現させない方法もあるにはあるが、ほぼ裏技の部類である(*3)。 その他、一部のデート選択肢は関連パラメータによってヒロインに与える印象が変わる。 特に「容姿」(身だしなみ)は一定以上無いと(*4)デートで顔をあわせた瞬間に顔を顰められて帰られてしまう。 ヒロイン候補は「藤崎詩織」「如月未緒」「紐緒結奈」「片桐彩子」「虹野沙希」「古式ゆかり」「清川望」「鏡魅羅」「朝日奈夕子」「美樹原愛」「早乙女優美」の11人(*5)。詩織と優美は強制的に登場する。それ以外のヒロインは特定の条件を満たすことで出会うことができる。他に特殊な条件で登場する隠しキャラの「館林見晴」がいる。 所属部活候補が1つしかない、古式と清川は詩織と部活が被ると存在自体が消滅する(*6)(*7)。逆に登場ヒロインを減らす為(爆弾防止の為)に態と消滅させるプレイヤーも居たが…。 また、主人公のライバル的存在である「伊集院レイ」は典型的なキザでナルシストなキャラだが、ある条件を満たすと…? 爆弾システム 本作最大の特徴である。このシステムは、ヒロインの傷心度が高くなると好感度チェックの名前に爆弾が付き、さらに一定値まで上がると爆発。爆発した女の子ばかりかそれ以外の女の子全員の好感度が激減するというもの。一度爆発すると他キャラにも爆弾が付き、さらに爆発するとまた他キャラへと連鎖反応を起こす事もあり、攻略が困難になることもある。 定期的にデートを申し込んでいれば爆弾の発生は遠のく。爆弾爆発を阻止するためのデートを特に爆弾処理と呼んだりする。 爆弾が発生してなお放置されると、そのヒロインが怒りの形相で現れる警告イベントが発生するが、このイベントが発生する前に処理するくらいでなければ爆発を防げない。 ヒロインに対し冷たい態度を取れば当然相手は傷つくが、別のヒロインと仲良くしても傷つく。残念ながら誰も傷つけず本命まっしぐら、は不可能である(*8)。 その為、如何にヒロインの登場を抑えるか、ヒロインに爆弾を付かせずにプレイするか、という戦略が重要である。 ちなみに隠しキャラは爆弾の影響を受けない。と言うか爆弾自体が存在しない。 PS版とPS版ベースの移植であるWindows版のみ、「ラスト2ヶ月は爆弾が発生しても爆発しない」という一種の難易度緩和措置が取られている。これを逆手に取り、最後の追い込みとして本命以外の子とのデートをすっぽかしまくるという外道なプレイも可能。他のプラットフォームではこの仕様はないので注意。またPS版以降は爆弾発生から警告までの時間が短くなり、結果として警告から爆発までに若干余裕が出来た。 爆弾発生の速さはヒロインによって異なり、[(速い)鏡>優美>紐緒>清川>如月>美樹原>朝日奈>詩織>片桐>虹野>古式(遅い)]の順となっている。活発で感情起伏の激しめなヒロインほど速めに、おっとりのんびりとしたヒロインほど遅めに設定されている傾向があるが、中には性格とのギャップがあるヒロインも存在して、このあたりは中々興味深く面白い。 なお、爆弾の条件には性格以外に「そのヒロインがどれだけ主人公が好きか?」も絡むので、最初からこれの高い(そして上がりやすい)美樹原などは性格補正が中庸付近でも爆弾が発生しやすい。 その他 所々でイベントが発生するだけで実質ストーリーは皆無に近いが、その分自由度が高く、様々な縛りプレイも可能。また、それにより「プレイする毎に違う高校生活」という効果も生み出している。 電脳部の文化祭の出品物として遊べるミニゲームに『フォースギア』というオリジナルの横STGが収録。このクオリティが異常に高く、アーケードで名を馳せたコナミの技術を窺える。あくまでミニゲームの為1ステージしかないが。 別の年には『ツインビーりたーんず』というそのまんまなゲームが遊べる。原作では英語で男性の声で入っていたボイスが日本語で詩織の声になっている。「遂にスパイス大王よ!」 2020年に発売されたPCエンジン miniではこのミニゲームSTG2本を最初から単独でプレイ可能となっている。(*9) メインヒロインの藤崎詩織は一見受けの良さそうな「幼馴染み」であるが、主人公の能力値によって接する態度を大きく変えるために非難されることがある。 「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし……」の迷言(*10)はあまりにも有名(参考動画)。ちなみに家は隣同士である。別に嫌われていなくてもこんな言葉で下校の誘いをかわされる。 だが、こっちの能力が上がってくればむしろ詩織からついてくる。別に詩織に限ったことでもないのだが、顔合わせの機会が多いため態度の違いがいやでも目立つ。 なお爆弾連爆などの事故か、デートの約束をわざとブッチしまくるくらいやらないと、参考動画レベルで嫌われるのは難しい。 それでも人気投票で常に上位なのは、やはりメインヒロインゆえの為せる業か(*11)。 ちなみに1,2位は「頑張っている人を応援するのが好きな」虹野沙希と「主人公に一途な恋をしている」館林見晴で争っていた。3位を詩織と「ちょっと変人だけど気さくな芸術家」片桐彩子が争っており、3本の『ときめきメモリアルドラマシリーズ』では1巻が沙希、2巻が彩子、3巻は見晴と詩織がメインヒロインに選ばれている。 セガサターン版には「卒業の日に主人公から女の子に告白する」という他機種版にない独自要素がある。 もっとも「女の子から告白される」のを目的にしないとゲーム性が変わってしまうが(*12)。 登場済のヒロインなら誰でも告白できるが、好感度が低い相手にあえて告白したときの反応はどれもヒドイものばかりなので、ある意味必見。詩織ならば「あなたとは幼馴染みってだけでも嫌なのに……」と言ってくる。 詩織を演じた金月真美氏もかなり印象に残ったようで、2019年に発売25周年企画として行われた対談記事では、自分が演じて好きだったセリフとして、よりによってこのセリフを挙げている(「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし……」も挙げている。 念のため補足するが、別にキツイのは詩織限定ではなく、反応も好感度によって複数パターン存在し、普通にプレイすればたとえ駄目でももう少しやんわりと断られるので誤解無きよう。 告白に成功しても「男から告白したのでは伝説の木の加護が無いから心配」(要約)と主人公に言われてしまう。エンディングの曲と演出も違う物になる。 ただし、「逆告白するヒロイン=机の中に手紙を入れたヒロイン」であった場合は、探し回る途中で「もしやさっきの手紙…」と発し、従来の「伝説の木の下での告白」に切り換わる。 評価点 いわゆるギャルゲーブームを引き起こした、恋愛シミュレーションの原点にして傑作。 個性豊かな女の子との関係を作っていったり、パラメータを上げて学校生活を楽しむと言うゲームを確固たる一ジャンルに築いた点だけでも評価に値する。 全キャラフルボイス。CD-ROM中心の後期PCEソフトはボイス有りのものは多いが、フルボイスは珍しい。 ただし、前述のように低予算ゆえ(*13)新人や当時はあまり売れていなかった声優を起用。演技レベルは高くない。 それでも、当時無名だったうえだゆうじ(当時の芸名は「上田祐司」)など、後に大化けした声優も存在する。 移植の度に新録している為、都度演技が上達しており「昔のぎこちない方が良かった」と言う声もある。 声優に対する追っ駆けまで現れ、実態を理解していない報道機関が「人気声優を集めて大ヒット」と報道した事がある。正しくは「ときメモの大ヒットで人気声優になった」である。 ちなみに、モブキャラである男子生徒や不良などのボイスは主にスタッフが担当しており、いずれも凄まじい棒読みである。 バラエティ豊かなBGM。 本作のBGMは登場人物一人ひとりのテーマ曲に加え、季節、デートスポット、行事やイベントといった場面にそれぞれ専用のBGMが用意されている。演奏時間は30秒から1分程度でループする曲がほとんどであるが、ゲームのテンポに合った長さであり、短いと感じることはないだろう。 賛否両論点 恋愛SLGというシステムは多くのユーザーには「新しいもの」として受け入れられたが、“能力値で恋愛をする”というシステムに「打算的」という声や、育成ゲームに付きまとう冗長さに対する批判もあった。 もっとも、後に主流となるADVも「プレイヤーの実力を反映しにくくゲームとしての遊び応えがない」(*14)という批判があるため、この辺りは個人の価値観に左右されやすい。 デートイベントも、スチル付きのイベントを除けば全体的に内容があっさり気味であり、恋愛を楽しむというより友好度・ときめき度を上げるための作業と感じてしまうことも。爆弾処理のためのデートが加われば尚更である。 問題点 発売当初から突っ込まれていたことだが、グラフィックの出来がギャルゲーなのにあまり良くない。特にキャラクターに顕著。 94年当時でも古臭さを感じさせるキャラグラフィック。一枚絵はそこそこ綺麗なのだが、彩色も人によってはどぎつい印象を受けるかも知れない。キャラデザインを手がけた小倉雅史氏は決して下手というわけではないのだが…(*15)。いずれにせよ、人によって好みの分かれるグラフィックと言えそうである。 後のPS版もグラフィックに関してはほぼ同クオリティ(*16)。改善はSS版を待たねばならず、総入れ替えがおこなわれたのは96年のSFC版である。 続編の『ときめきメモリアル2』ではキャラデザインを一新。大いに歓迎されたが、一部の初代ファンの不興を買い、未だに『2』を認めないというファンも存在する。 自由度が高いのはいいが、それゆえ最初は迷いやすく、適当にパラメータを上げて手のつけられない状態に陥ることが多い。 プロローグでは主人公が「詩織を攻略するのが目的」という趣旨の発言をしており、最初から詩織の電話番号を知っているが、むしろメインヒロインの詩織は「ラスボス」と言われるほど難易度が高い。最終目標としては間違ってないかもしれないが… しかも当初売れるとは思われていなかった為、攻略本はPS移植を待たなければならなかった。 システムコマンドが平日コマンド時にしか使用できず、データのセーブ ロードがしづらい。デートに誘うのに失敗したり、選択肢を間違えたりした際にロードすることで安易にやり直せないようにしてあると思われるが、それでも面倒な仕様である。 運動系のクラブのデメリットの多さ 文化部は学力のステータスが幅広く上昇する一方で、運動部は運動以外はせいぜい根性が上がりやすい程度。大して能力が上昇しない割に体調と学力と容姿の低下が激しく、明らかに釣り合いが取れていない。 最大の欠点は、毎月第三日曜が部活(練習試合もある)で潰れてしまうこと(*17)。デートに誘える日が減っている関係で、女の子が登場し過ぎていると爆弾処理が追いつかなくなりやすい。 また、根性が非常に上がりやすいため、根性娘の虹野の登場がまず避けられない点がある。虹野狙いならともかく、他の女の子狙いの場合はとても邪魔になりやすい。 総評 非パソコンユーザーには無縁だった「恋愛シミュレーション」という新しいジャンルを紹介、なお且つ確立した。さらに、本作自体も高いゲーム性を持った良質な作品であることから、本作をギャルゲー最高傑作に推す声も少なくない。 PCゲームで好評を博していた『同級生』や『プリンセスメーカー』『卒業 ~Graduation~』から、前者からは恋愛要素、後者2作からは育成要素についての影響を色濃く受けている。故に本作の独自性はゲーム業界全体として見れば低い(*18)。 だが、本作が画期的だった所は、それらを一つにそつなくまとめ上げたという点と、PCエロゲ・ギャルゲーのヒット作を家庭用機に持ち込んだ点(余談にて記述)にある。 自分で自分のパラメータを上げ、女の子から告白されるように努力するというシステムは当時としては画期的であり、また当シリーズが後続のギャルゲーとも一線を画すものとなった理由でもある。 ギャルゲーファンのみならず是非とも触って頂きたい作品であるが、今ならゲームアーカイブスで続編ともども配信中である。 また、家庭用ならば特に理由がない限りセガサターン版が良い。インターフェースの強化や追加要素など、まさに完全版と呼ぶに相応しい内容となっている。 移植版 PCエンジン版が出た翌年、PSへの移植『ときめきメモリアル ~Forever with you~』が発売された。 オリジナルの評価が高く、さらに前評判と相まって、ギャルゲー史上稀に見る大ヒットを記録する(その記録は未だに破られていない)。そのヒットから、このPS版は後の移植やリメイク、ひいてはシリーズの礎となった。単純に『ときメモ』というと、PS版以降を指すことが多い。 PS/SSの他、SFC/Wind95/98/AC/GBC/携帯アプリ/PSP(UMD・ゲームアーカイブス)と数多くの機種に移植されている。 SFC版は立ち絵が描き直されているほか、映画とコンサートの演目及び一部テキストがPCEと同一である。また入学式は新規のデモが使われているが、エンディングのグラフィックはPCエンジン版準拠となっている。 GBC版『ときめきメモリアルPOCKET』は、当時流行りのポケットモンスターシリーズの如く、『カルチャー編 ~木漏れ日のメロディ~』と『スポーツ編 ~校庭のフォトグラフ~』の2バージョンに分割。カルチャー編には文化系クラブとその関連ヒロイン、スポーツ編には運動系クラブとその関連ヒロインが登場し、部活動もそれぞれ限定されるが、代わりに新たなヒロインや藤崎詩織に関するイベントが追加されている。 両作共通で登場:藤崎詩織・館林見晴・伊集院レイ・早乙女好雄カルチャー編のみ登場:如月未緒・紐緒結奈・片桐彩子・鏡魅羅・朝日奈夕子・早乙女優美・和泉恭子スポーツ編のみ登場:虹野沙希・古式ゆかり・清川望・美樹原愛・宗像尚美・パトリシア・マクグラス また、おまけとして発売を控えた『beatmania GB』をモチーフにしたミニゲームが入っており、同作から収録の2曲+文化祭イベント限定の1曲を遊ぶことができる。BGAもときメモキャラ。 PSP(UMD)版はほとんどPS版のベタ移植で、追加要素は皆無に等しい。中古でも価格が高めで、おとなしくゲームアーカイブス版を購入した方が安上がりである。 ただし、『ときめきメモリアル4』でとあるアイテムを入手したい場合はUMD版のセーブデータが必要になる。 その他 PS版の大ヒットをきっかけにゲーム市場は俄かにギャルゲーブームに沸き、さまざまな影響の下で多くの作品が生まれる。こうして、PCゲームの一ジャンルに過ぎなかったギャルゲーは、広く認知されていった。『サクラ大戦シリーズ』等と共に当時のギャルゲーを代表する作品とされている。 本作のヒットで、育成シミュレーション型のギャルゲーが濫造されることとなった。これらの形態のゲームは、ブーム終息後シナリオ型のギャルゲー(主にアダルトゲームからの移植)に取って代わられる事になる。 ブーム中には藤崎詩織バーチャルアイドル計画、ギャルゲー初の実写映画化等の企画が次々と打ち出され、ゲーム原作のメディアミックス展開としては、当時最大規模を誇っていた。 詩織バーチャルアイドル化計画のデビューシングル「教えてMr.Sky」は作曲に財津和夫、作詞に森雪之丞、B面は尾崎亜美が手がけるなど、凄まじいバックアップで為された。結果収録されたアルバムはゲームのキャラソンで初めてオリコン10位以内に入る(最高9位)快挙を遂げている。 1997年公開の実写映画は「藤崎詩織という名前の女の子」が出るだけのゲームとは全く関係ない作品になってしまった。出来も芳しくない。後に「ちゅらさん」などで知られる脚本家・岡田惠和がシナリオを担当していたり、広瀬香美が音楽を担当していたりと、スタッフは恵まれていたのだが…。 また、当時全く無名だった吹石一恵が詩織役でデビューを果たしたのは、案外知られていない。 2015年に吹石氏と結婚した福山雅治氏は「藤崎詩織を落とせるパラの持ち主」と言われることも。 スピンオフのアドベンチャーゲーム『ときめきメモリアルドラマシリーズ』を小島組(現・小島プロダクション)が製作している。 同社パズルゲーム『対戦ぱずるだま』及び『対戦とっかえだま』のキャラをときメモキャラに変えたスピンオフ作も登場。本編でもラスボスと揄揶されていた詩織が、詩織以外のキャラでプレイした場合、本当の意味でラスボスとして登場する。 『実況パワフルプロ野球』のサクセスモード導入当時のコンセプトが「野球版『ときメモ』」だったり、『みつめてナイト』など、同社の他ゲームにも影響を与えている。 パワプロクンポケットシリーズは、完全にギャルゲー扱いされている。 その後も同社がACでリリースした3D格闘ゲーム『FIGHTING武術(ウーシュ) 2nd』では、あるキャラクターにきらめき高校の制服が導入された他、『ラブプラス』などにも小ネタとして登場したりする。 アーケードには『ときめきメモリアル ~おしえてYour heart~』が登場。プレイヤーのときめき度を測る為の脈拍センサーを搭載しデート中の1シーンを実際にプリントしてくれる。後にWindowsにも移植された。 余談 限定版と通常版に分けて発売するいわゆる「限定版商法」や、ファン向けのCDなどのグッズを大量に売り出す「キャラクターグッズ商法」で、全体的に割高で、ファン以外にはハードルの高いものになってしまった。 限定版商法自体は昔から存在したが、本作のPS版が(悪い意味で)画期的だったのは「通常版限定特典(限定版には封入されていない特典)」を創った事であろう。 PS限定版は売り切れ後にプレミア価格で取引されるといった事も見られた。 実は初期開発段階では、複数のヒロイン候補からプレイヤーが選んで攻略するのではなく、純粋に藤崎詩織だけを攻略する作品で他のヒロインはお邪魔キャラだった(*19)。参考にされた『同級生』が「50人いたヒロインを減らし、ストーリー性をつけた」のと対照的である。 実際に詩織の攻略時には大抵のキャラが攻略のお邪魔キャラとなってしまう。 総評の「PCエロゲ・ギャルゲーのヒット作を家庭用機に持ち込んだ点」について 今でこそパソコンからのエロゲやギャルゲーのコンシューマへの移植が盛んだが、当時は一般ゲーム以外の移植はほぼ全く無く、大きな壁があった。情報的にもそれぞれの専門誌はあったが、インターネットも総合的な情報誌もなかったため隔絶していた。よって本ゲームは、コンシューマ機だけ持っている人や当時18歳以下の人には革新だったが、パソコン・コンシューマ両方を持っていたユーザーから見れば斬新ではない。 1994年(PS版は1995年)が舞台にしては、異常に時代遅れな(おおよそ1980年代的な)設定、ファッションセンス、言葉遣い、アイドル歌謡チックなOP・EDは、よく批判やネタにされる。 スタッフによると、これは80年代に高校時代を過ごした(当時20代の)人をメインターゲットとしている為。あくまで青春時代を懐かしむ(やり直したいと思う)オッサン向けゲームであり、現役高校生がやるゲームでは無いとのこと。制服のスカート丈だけは2000年代だけど(*20)。 本作を中心とした当時のギャルゲーブームの作品はこの路線までも模倣されており、どこか時代錯誤的なものが多い。でもスカートは短い。 舞台年は機種ごとに異なっており、『2』のスピンオフ作品では99年に入学した『2』キャラと同い年という設定になっている。ただ、後に『4』で『1』の年代設定がPCE版準拠とされてしまったため、いくつかの矛盾が生じている。 その知名度の高さ、付随するネタ性から、ギャルゲーの中でもパロディにされることが多い。特に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場した『どきどきメモリアル』は、恐らく最も有名な本作のパロディだろう(*21)。 ちなみに、アニメ版『こち亀』の『どきメモ』メインヒロイン早乙女沙織(*22)の声は、本作の館林見晴と同じだったりする。 ただしアニメの作画に関してはデザイナーから「元ネタには絶対に似せないでください」という注意書きがされている。 また、『2』で実装されるEVSを予言していたりと、中々に興味深い。 PCE版が発売された同日にはPCEのライバルともいえるMDのキラーソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』が出ていたため話題性を奪われてしまった。 本作と同時期にPCEにおいて徳間書店から、本作と似たような恋愛シミュレーションである『初恋物語』が発売され、出来も決して悪くは無かったのだが、本作の出来があまりにも突出し過ぎていた為に、話題を完全に持っていかれてしまうという不運に遭ってしまった。当事の電撃PCエンジンのレビューにおいても「及第点だが、どうしてもときめきメモリアルと比較すると見劣りしてしまう」「発売時期が悪過ぎた」と同情的な評価がなされていた(*23)。 本作にはRPG風に戦うバトルイベントがあり、以下のような相手がいる。主人公はパラメータがHP・攻撃力・防御力に反映される他、同じクラブの夏合宿に3年間参加するとクラブに応じて奥義を習得できる。帰宅部を3年続けていた場合も演出などはないがいつの間にか奥義を習得している。 鹿・グレート、キラー・ヒグマ、ハブ・ロード(*24):修学旅行で発生。行き先に応じて変わる。本作では自力で勝つことが出来ず、お助けキャラの力を借りて勝利する(絶対に負けないようになっている)。 不良:同じデートスポットで3回連続でデートをした場合に登場する。条件が厳しいので知らずに登場することはほとんどない。登場してしまうとデートは不成立となり、下がるはずだった傷心度が下がらなくなってしまうという弊害もある。番長の前座としても登場するが、この場合は普通に遭遇する時より少し弱い。 番長:不良を倒しているかクラブで奥義を習得している場合、3年目の9月にデートをすると登場。奥義を習得しているかどうかで強さが変化する。習得しているときの方が強い。 他に特定キャラクターのイベントでのみ登場する相手もいる。 ヒロインの一人、美樹原愛の色々な点での不遇ぶり。 お邪魔キャラとして。彼女の登場条件は「ときめき度が一定以上になると特定のイベントの際に登場」というものなので、主人公が試験や体育祭などで活躍していると高確率で登場する。厄介なのが詩織攻略時で、他のヒロインが進め方を工夫すれば登場を抑制することができる中、彼女は詩織を攻略可能なほどパラメータを上げると必ずと言っていいほど登場してしまう。彼女自身が非常に攻略の容易なキャラということもあり、詩織狙いのプレイで彼女に告白されてしまい涙を飲んだプレイヤーも非常に多かった。 詩織自身が親友の美樹原を主人公に紹介する(*25)ため、美樹原自身を恨めないのもつらい。 髪型について。ある意味彼女をネタキャラにしている最大の要因である。彼女の髪型はいわゆる「ぱっつん」「姫カット」と呼ばれる前髪が切り揃えられたスタイルなのだが、ゲーム中での質感がやけに硬質で異様にボリュームがあるため「ヘルメット」と形容されることになってしまった。 帽子をかぶったグラフィックは髪が隠れるため可愛いと好評なのだが、その場合の姿は「ノーヘル」などと呼ばれることも。 デザインを手掛けたこくら氏も、「原案では可愛くできたのですが、ドット絵では表現できなかったので個性的な前髪に」と書いている(*26)。 その他。上記の通り彼女の登場条件は少々特殊であり、最速でも一年目のクリスマスまで登場しない。そのため、後輩の優美を除けば唯一一年目に誕生日プレゼントを渡せないキャラになっている。 彼女が飼っている犬の「ムク」も『ときめきメモリアル 対戦ぱずるだま』での狂犬ぶりから「ケルベロス」と呼ばれたり度々ネタにされる。 ヒロインの制服立ち絵には、極一部のイベントでしか見られない「悲しみ」の表情差分が存在する。 その条件は甲子園やインターハイで決勝敗退すること。応援にやって来たヒロインが、主人公を慰めたり、悲しみのあまり泣き出したりするという内容である。ゲームに慣れたプレイヤーなら容易に優勝させることができるので、一度も見たことがないという人も多いだろう。 この表情は、『ときめきメモリアル プライベートコレクション』のギャラリーでも見ることができる。 3年目に入ると進路指導が行われ、現在のパラメータでどこに進学or就職可能かが判断されるのだが、本作の評価基準は何故か異様に厳しく、学年一位を取るレベルの学力をもってしても「浪人してしまう」と言われてしまうことも珍しくない。主人公より順位の低い詩織や如月が一流大学に進学できるにもかかわらずである。 ちなみに、詩織や如月を攻略できるレベルの学力があれば、一流大学or企業に合格するのは難しくない。あくまで進路指導の評価が厳しいだけである。 1996年に本作の改造セーブデータを入れたメモリーカードを販売していた業者がコナミに訴えられ、2001年にコナミに賠償金を支払う判決が確定した。その後、これ以降のシリーズではパラメーターを上げる裏技は実装されなくなった。(通称「ときメモ事件」) この事件以降、コナミは著作権遵守の姿勢を厳格に打ち出して二次創作に対して高圧的な態度で規制を振りかざすようになり、大きな批判を浴びるようになっていった。皮肉なことに、この姿勢が後年の『ときめきメモリアル ONLINE』において、スクリーンショット利用規約の厳格すぎる規定によるゲームの盛り上がりの沈静化を招き、その他の様々な問題も相まって、わずか1年4ヶ月足らずでのサービスの早期終了という顛末で、公式自らが墓穴を掘る格好となってしまった。 この頃の業界の風潮としてCD-ROMの普及によるコピーの増加に伴い中古販売や個人的な譲渡も含め禁止するという中古取引をメーカーにとって不倶戴天の敵とみなしたといっても過言ではないレベルの過激な状態に陥っていた。コナミは主導するメーカーの一つではあるが、業界全体の動きでもあった面もある。 そのためこの頃に販売された大半のソフトの裏面には「NO RESALEマーク」という中古販売を許さない、禁止するという強い姿勢を示したマークがよく見られた。過激なものだといかなる理由でも個人的な無償譲渡も禁止(*27)する条項があるソフトまで見られた時代だった。 1997年に本作の18禁同人誌アンソロジーがコナミに抗議されて絶版となった。また、1998年には本作の藤崎詩織をモチーフとした同人18禁OVAをコナミが訴え、ビデオ業者側が賠償金を支払う事件が起こっている(*28)。この影響でときメモ関連の同人誌が急速に姿を消し、人気に水を刺す結果になってしまった。 ヒロインの清純なイメージを守るためという理由、そして版権ものの同人誌自体がグレーゾーンであることを考えれば企業としては当然の対応ではあるが、上述のときメモ事件の翌年でコナミが著作権に過剰なまでに固執しだすようになった時期でもあったため、対応に関して否定的意見も見られた。 実際は以上のように二次創作そのもの狙い撃ちするものではなかったものの、この裁判が「コナミは二次創作、特に18禁作品は見つかり次第実力行使=訴訟に出てくる」というイメージを強く残してしまう結果となった(*29)。このイメージは時が経つごとに薄れてきているし、実際は上記のようなことはないとはいえ作品が盛り上がってもその割に二次創作界隈が発展しない傾向があるなど、長く尾を引いている。 ゲームラボ2014年3月号に特集が載っていたがPSP版がスルーされていたそうな。ベタ移植だから省いたのかもしれないが 2024年3月16日、2015年から毎年開催されているアメリカ・ニューヨーク州のストロング国立演劇博物館主催の「ビデオゲームの殿堂」の2024年殿堂入りのノミネート作品の1本として本作が選出されたことが報じられた。(*30) ノミネート選出理由は「デートシミュレーターというジャンルにまとまりのある物語、カラフルなグラフィック、他に類を見ない選択肢の広さが魅力的なゲームプレイをもたらした。」、「日本国外向けにローカライズされることはなかったが、そのゲームデザインに与えた影響は広く、グラフィックアドベンチャーゲーム、ビジュアルノベル、デートシム、ロールプレイングゲームがパーソナルな人間関係により力を入れる道を切り開いた。」というもの。 残念ながら殿堂入りは果たせなかったものの、「日本国外では発売されていない恋愛シミュレーションゲーム」が北米の地でこのような形で取り上げられたことは非常に感慨深いものだとも言えよう。
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登録日:2012/03/13 Tue 13 41 40 更新日:2024/05/27 Mon 22 53 28NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2001年 3D KONAMI PS2 ZARD ある意味黒歴史 ときめきメモリアル ときめきメモリアル3 ときメモ ときメモ3 キャラ口調解説 ゲーム コナミ 下着にしか見えない水着 今村卓博 安田未央 川口宰曜子 意欲作 服部加奈子 橋本涼子 片岡千珠 田中大文 町井美紀 皆川純子 神田朱未 鬱ストーリー多し コイをあげる。 『ときめきメモリアル3』とは、2001年12月20日にコナミからPS2用ソフトとして発売されたときめきメモリアルシリーズの第3作目。 CM1 コイをあげる。(*1)はいっ! ※推奨BGM:もっと!モット!ときめき そこにはない、ときめきがあります。 ときめきメモリアル3 約束のあの場所で CM2 ※推奨BGM:Seven Rainbow 「ときめきメモリアル」がちょっと照れるのは本当にときめくからだったりする… 恋をあげる。 ときめきメモリアル3 約束のあの場所で 概要 本作の舞台は「もえぎの市」。 主人公やヒロイン達はそこにあるもえぎの高校に通っている。 前作に比べると追加・変更された部分が多い。 デート前の服装選択の採用 ヒロインの個人情報(もちろん電話番号も)は基本的に自力で入手 追加デートでヒロインと様々な会話を楽しめる 予習・趣味コマンドの追加 育成コマンド(パラメーター)が一部変更 当時の時勢の影響か土曜日も休日扱い …など。 その中でも良くも悪くも話題になったのは、3Dグラフィックの採用だろう。(この部分についての詳しい説明は後述) あと主題歌をZARDが担当することになったり、ゲームファンドの募集も当時は話題になった。 登場人物 牧原優紀子(まきはら ゆきこ) CV:神田朱未 本作のメインヒロインです。 中学校まではお下げに眼鏡の地味子だったんだけど、高校でイメチェンし高校デビューを果たしたの。 心優しい内気な性格で、近所の駄菓子屋のおばあちゃんと仲が良いのよ。 2代目伝説の守護神…って呼ぶ人もいるみたい。 誕生日は9月11日、血液型はO型だよ。 所属クラブは、野球部かサッカー部か陸上部のどれか(ランダムで決まる)。 3サイズは82.2・58.8・85.0。 相沢ちとせ(あいざわ ちとせ) CV:川口宰曜子 関西弁と英語を使い分けるムードメーカーやねん。ゆっことは親友なんや。 イングリッシュはガチでなぁ、海外留学を夢見とんねん。 …って、何やねん!人気投票でウチが最下位かいなっ!! 誕生日は6月8日、血液型はA型やで。 所属クラブは、放送部やで。 3サイズは82.2・58.8・85.0。 河合理佳(かわい りか) CV:服部加奈子 本作の眼鏡っ子兼科学者枠だよ。 過去の出来事が原因で、動物が苦手なの…。なのでデートでは、動物園とペットショップは遠慮させてね。 誕生日は5月11日、血液型はB型なの。 所属クラブは、科学部だよ。 3サイズは79.4・55.0・81.6。 御田万里(おだ ばんり) CV:橋本涼子 私は有名女優のお母様と映画監督のお父様を持ち豪邸に暮らす、いわゆる「お嬢様」といった所ね。 幼少のみぎりには映画「少女時代」にも出演したわ。でもサラブレッド扱いされるのは嫌いよ。 もっとも世間知らずで簡単な嘘に騙されやすいのだけど…。 デートでバーゲン?何かしら、それは。 誕生日は8月14日、血液型はAB型でしてよ。 所属クラブは、演劇部にいてよ。 3サイズは91.6・62.2・89.4。 橘恵美(たちばな えみ) CV:安田未央 とても礼儀正しい清楚な大和撫子です。 大和撫子なのに水着がエロいと言われます…。 誕生日は2月6日、血液型はA型です。 所属クラブは、合気道部です。 3サイズは90.0・59.4・89.4。 神条芹華(しんじょう せりか) CV:皆川純子 ボーイッシュで、ミステリアスな雰囲気を漂わせているぞ。 私とのイベントを進めるととんでもない出来事に遭遇することになるかもね。 誕生日は4月18日、血液型はA型だ。 クラブには所属していないんだ。「てにぬ」?何の話だい? 3サイズは87.2・61.6・86.6。 渡井かずみ(わたらい かずみ) CV:町井美紀 おつかれー。私は隠しキャラの一人なんだけど、普通にやってたら出てくることも意外とあるんだ。 訳あってバイトに励む勤労少女よ。バイトが忙しくて県外エリアでデートすることができない上に、市外エリアでは追加デートも発生しないの。 誕生日は12月5日、血液型はB型だよ。 クラブ?帰宅部だよ。 3サイズは76.6・52.2・77.2。 和泉穂多琉(いずみ ほたる) CV:片岡千珠 隠しキャラの一人。 渡井さんと違って、私を出現させるのはかなり困難かもしれないわ。そのうえ告白条件も厳しくやり方によっては、歴代でも最高の難度を誇るわよ。 所謂ラスボス枠……にもかかわらず人気投票1位。 過去の出来事が原因で、デートでのスキーは遠慮するわ。 誕生日は10月12日、血液型はO型よ。 所属クラブは、テニス部か生徒会よ。どちらかランダムになるわ。 3サイズは85.0・58.8・86.6。 白鳥正輝(しらとり まさき) CV:今村卓博 いわゆるナルシスト野郎で、主人公を小馬鹿にしてくる…いわゆる嫌味な発言が多いな。 牧原さん狙い+2人と同じ部活だと勝負を挑んでくることもあるぞ。負けた時が非常に悔しいだろうな。 こんな俺でウザくはあるが、どこか抜けてるところはあるので、慣れたら矢部が言うには面白く感じてくるかもしれんぞ。 誕生日は1月16日、血液型はAB型だ。 所属クラブは、牧原さんと同じ部。 矢部卓男(やべ たくお) CV:田中大文 俺さ、見た目通り太ってて眼鏡、そして声オタや鉄オタって言うテンプレなオタなんだ。…ヤンス?誰だいそれは? でも女の子とコミュニケーションはちゃんと取ってるし、意外と女子ウケはいいんだな。 女の子の情報を聞こうとした時の対応がスゲームカつくって?悪かったな! ここだけの話、実は医者の息子なんだ。 ちなみに今作は俺ら男子に電話かけても女の子の情報は教えてやらんぞ。その点は注意してくれよな。 「一体何なんだ、アンタ達は!!!」なんて言われても困るよ…。 誕生日は11月19日、血液型はA型なんだな。 所属クラブは、天文部さ。 評価 ときメモファンならご周知の通り、本作の評判はハッキリ言ってよろしくない。 その中でも一番多くの批判点となったのが、前述したキャラグラフィックの3D化。 当時としては斬新だったもののお世辞にも出来がいいものではなく、多くのファンを失望させたのは想像に難くない。 一応設定原画や関連商品などのイラストの評判は悪くなかったので、何故2Dでやらなかったと言われる羽目に。 他にも服装システムの煩わしさや一部キャラの辛気臭いシナリオ、ウザいだけの男子キャラなど、とにかくマイナス面が多すぎた。 結局売上も人気も振るわず、派生作品や関連商品も過去作に比べるとかなり少ない。 そして男性向けときメモの新作が出るまで8年も待つことになった。 ぶっちゃけもう出ないだろうと諦めてた人もいた。 とマイナス面ばかり述べてはみたが、 EVSは前作よりしっかりと進化しているうえに全キャラに実装されている。 セーブとロードは割りと快適。 予習コマンドのおかげでパラ上げは快適。 趣味の要素は、意外とやり込みがいがある。 ミニゲームは種類もかなり多く、楽しめるものも結構ある。 …など過去作の不満点を解消していたり、やりがいのある部分もあるので決して駄作という訳ではない。 ベスト版も出ているし中古でも安く買えるはずだから、育成の部分が好きなら食わず嫌いせずにやってみるのも一興かもしれない。 ときメモに新しい風を吹かせようとしたものの、ギャルゲにおいて非常に重要な部分を失敗してしまったのは何とも言えないところである。 伝説の坂で告白されたことのある人は追記・ 修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 今だと当時と3D技術も違うだろうし、リメイクして欲しいところではある。 -- 名無し (2013-12-18 17 39 55) テクスチャーがしっかりしていればリメイクは可能じゃないの?でも4みたいなヤンデレを出すような余計なことはしないでね。 -- 名無しさん (2013-12-18 17 42 57) 2Dにしてリメイクなら希望 -- 名無しさん (2014-09-29 19 50 51) GSの方は今や完全に3D立ち絵になったんだよな、時代が早すぎたのか… -- 名無しさん (2014-11-16 16 38 17) ときメモって結局、誰も萌えなかったんだよ。だから薄い本も異様に少ないのだろう。 -- 名無しさん (2014-11-16 16 42 52) ↑ググれば分かるけど、ときメモの薄い本が少ないのは別の理由があるんだよ -- 半年近く前のコメにレスするのもアレだけど (2015-04-28 13 54 52) デバックにあるイベントもできるようにリメイクしてほしいわ。 -- 名無しさん (2015-04-28 13 59 03) もう数年練り込んで出していたらアイマスやラブプラスに及ばないまでも良い結果が出せたと思う -- 名無しさん (2019-02-08 19 26 07) 神田さんと皆川さんぐらいしかわからん…1,2,4もその後よく見るようになった人多いのになあ -- 名無しさん (2019-02-08 20 09 56) ↑ そこまで有名じゃない声優を起用するのは男性向けときメモの伝統。 4は声オタ狙いである程度有名声優を起用してるが。 -- 名無しさん (2019-02-08 22 28 05) コナミのギャルゲは元々キャラグラフィックを(美少女ゲー的な意味で)あまり強くしない方針だったが、さすがにこれはちょっとねw -- 名無しさん (2022-07-31 15 47 28) 名前 コメント
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各キャラとも、エンディングを迎えるには恐らく正解数をこなしていれば大丈夫かと思われるが、特殊イベントの発生には正解率も求められると思われる。 正解率100%でクリアしても特に何も起きないが、高いに越した事は無い。 特にイベントが発生するその月に、2問以上誤答をするとイベントは発生しないかと思われる。 特殊イベントは各キャラとも各季節に1つずつあるが、条件が厳しいものもあるので要チェック。 クイズそのものは、やっていくうちに知らない問題でも覚えられるようになる数だろうと思われる。 これもやはり、根性で何度も繰り返していけばクリアできるハズである。苦戦している人は問題文と解答をメモしておくと良いだろう。 パートナーとマンツーマンで臨む以外に体育祭や文化祭の時にも出題されるが、特に文化祭の問題は年度や部活の選択によって難易度が大きく変わるので、無所属か運動部所属の場合は自分の解きやすい部の問題を選択すると良い。 中でも美術部や吹奏楽部の問題はメモ戦法が効かないので、パズルや音楽が苦手な人にとっては一番難しいだろう。(一応、吹奏楽部の音楽は録音するという手段もあるが、そこまで手間を掛けるかは各人の判断にお任せする) 各キャラの攻略については以下の通り 各キャラの名前(参照ジャンル)(特殊エンディングの条件) イベント発生の注意点があれば記入 藤崎 詩織(文学・科学・社会・美術・音楽・スポーツ・雑学) (一流大学進学) 如月 未緒(文学・社会・芸能)(文芸部か演劇部でクラブマスター) 夏のイベントは8月には発生しない 紐緒 結奈(科学・動植物)(科学部か電脳部でクラブマスター) 夏のイベントは7月限定 秋のイベントは10月限定で同じクラブに所属している必要あり 片桐 彩子(美術・音楽)(美術部でクラブマスター) 春のイベントは4月限定 虹野 沙希(スポーツ・雑学)(野球部かサッカー部でクラブマスター) 夏のイベントは6月限定で同じクラブに所属している必要あり 古式 ゆかり(スポーツ・雑学)(冬のイベントで「下ろしたほうが好き」を選択) 春のイベントは3月限定 夏のイベントは8月限定 清川 望(スポーツ・動植物)(水泳部でクラブマスター) 夏のイベントは8月限定で水泳部に所属している必要あり 鏡 魅羅(美術・芸能・おしゃれ)(海外留学すること→バスケ部か美術部か吹奏楽部でクラブマスター) 春のイベントは5月限定、夏のイベントは体育祭、冬のイベントは12月限定 朝日奈 夕子(ゲーム・芸能・おしゃれ・雑学)(海外留学すること→バスケ部か美術部か吹奏楽部でクラブマスター) 秋のイベントは修学旅行なので、ここで必ず発生させておくこと 美樹原 愛(文学・科学・社会・美術・音楽・動植物)(海外留学すること→バスケ部か美術部か吹奏楽部でクラブマスター) 夏のイベントは8月には発生しない 早乙女 優美(スポーツ・マンガアニメ・ゲーム)(3年目の4月に、好雄をパートナーにしてイベントを発生させる事) 夏のイベントは8月限定でバスケ部に所属している事 館林 見晴(文学・科学・社会・美術・音楽・スポーツ)(クリアまでに他のパートナーを1回以上選んでいる事) 夏のイベントは8月限定で野球部かサッカー部に所属している事。 秋のイベントは文化祭時、冬のイベントは2月限定 伊集院 レイ(文学・科学・社会・美術・音楽・おしゃれ)(バスケ部でクラブマスター) 春のイベントは2年目の3月1日限定なのでここで必ず発生させる事 夏のイベントは8月には発生しない 早乙女 好雄(芸能・おしゃれ・雑学)(海外留学すること→バスケ部か美術部か吹奏楽部でクラブマスター) イベントは3年目の好雄の誕生日のみ発生
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31 名前: ◆NCMUZU.P5M [sage 移転中でびっくり…] 投稿日:04/05/08(土) 21 42 ID ??? _,.-‐ "´ ̄`゙ ー-、_ ___,,,...-‐‐‐-- 、_ ,. ´ `゙ヽ、 _,.-‐ "´ `゙ ヽ、 / ヽ、 \ ヽ / \ / / / / / ハi ヽ ヽ ヽ ヽ. 、 / ; ヽ / / / / !| ! ハ |l l |i ヾ;、 / / 丶 / / 〃 / l l l l l |l l |l lハi / l !l l ; / /l !l | l l l l l | |l i |l、 l lハ、 〃 !l l | !l ! l |l | !l | l__」L! l l !_」l-l‐l|、!l//ハ !l| ____」L_______ゝ、 l l i ! l| l _!-i_,!==、 l l ,r_ ニ,ヽくリレ〃! ヾ! ヽ `ヘrヽミヽ、 ` ̄`,ニ= !、;; l l i「 ,ゞ, ニ 、 i r ; ゙!`´ハノハl. !| ! レ ノ; } ^irヽミ、ヽ、 | ト、`i! ト。i ノリ !、。 ツ ハl l| l|i !l| ! j;シ ノ lレ ノへ〉/ l ハ ゞニス ´ ̄` ハ | l| |!i. l | } ´ 〈! j;シ / ! lト`、 , , , __ , ノ | l| ll i l| ! ´ / ! i |ー ヽ 「 ̄ ! /| l| | l| |l |i !l 丶 ` ー / l l i| |l ト 、 ヽ / / l l| | l| l| |l !l ヽ ( >‐‐‐‐‐‐‐,.イ i! ! !i |l l i `ト 、 /l| |l | l| | l| l| || lj /ノ二二 ̄`く !l !| i l l i l ` ´ ト、! |l | l| | l| l| l| ,.-, //「 ̄ ̄/ ` 二二二_ゝ \ l l ヾ、ヽ /^く 、 l 〉\l | l| | l| l| l! / / , -, / // l / `ー----, \`゙ ー--‐ァく/ lト ヽ | \ / l`ー┬-- 、l| / / / / / /// l/ _,.-ゝニ二 ‐、 \ /l iヽヽ i |l` ー l \__/ l l ∧li / / / / / // / | ____/ | ` ̄/ `ー--、 \ l l l | ! l| lト、 ヽ // ヽ、 l l / ヽ/__/_/ / /// // l ト、 l / イl | l l l l l !| |lヽー ヽ ∧ //∧ l l / / ___フ 二) l l l l l l l\ l / ,イ | !| | l l l l ! l l ヾー- ヽ / ヽ// ヽl l | ´ ‐-く l l l l | | | | ト ヽ / / | | | !| ! l l l !l l l l\ ヽ / //∧ l l l / `ー-/ l l l l ! | | | | |`l ´TTT´l | | | | !l ! l l l/ ときめきミッドナイト 江塔蘭世 ときめきトゥナイト 江藤蘭世
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ときめきCheck IN 55 名前: 名無したちの午後 投稿日: 03/03/16 20 11 ID P3wJZDuj 2-14 のリスト見たけど「ときめきCheck IN」(クラウド)が入ってませんね。 久美っていうツインテールの娘が露天風呂で後ろから胸を押し付けて手でシゴくっていうシーンがあります。 短いし、最終的には口だからあんまり実用性低いけど。 関連レス
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1999年11月25日発売各15ブロック ポケメモ アラーム・カウントダウンタイマー・ストップウォッチ機能を持った時計。 ときメモ2の登場人物が「おはよう」と話しかけてきたり、メッセージが届いたりします。 EVS(Emotional Voice System・エモーショナルボイスシステム)対応で、主人公の名前を自然な発音で読み上げます。 限定版にはクリアピンクのポケステとストラップが付いています。 【収録内容】 麻生華澄 / 白雪美帆 / 白雪真帆 / 陽ノ下光 / 赤井ほむら / 野咲すみれ / 水無月琴子 / 八重花桜梨 / 九段下舞佳 / 寿美幸 / 佐倉楓子 / 坂城匠 / 一文字茜 / 伊集院メイ / 穂刈純一郎 【全ポケステ用ソフト利用条件】 本編をクリアする。 【通信販売】 ときめきメモリアル2 (通常版) ときめきメモリアル2 (限定版) ときめきメモリアル2(コナミ ザ ベスト)
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ときめきメモリアル4 KONAMI 2009年12月3日 PSP (DL配信版あり) ときメモシリーズの一つ、恋愛ADV 3年間の高校生活で自分をどう磨き、女の子を口説くか
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「ドラスト伝説2018 10th Anniversary〜ときめきの夏〜」 は、に行われたイベント。 1.日時 2018年8月11日(土)~同8月14日(火) 2.参加者 ブライン、龍吉、竜久、夢茶、清水 3.場所 東京 4. 概要 2年連続開催となったお盆のドラスト伝説。 前回と同じく舞台は東京となった。 金曜日夜中予定通り22時頃に豊橋で愛知麺が合流し、出発。途中にコンビニに寄り、スムーズに東名高速道路に乗った。 浜松を過ぎた付近で交通事故に伴う大規模な渋滞に捕まり大幅な時間ロスを食らったが、特に大きなハプニングも無く車中ではwikiクイズやユーチューブクイズで盛り上がった。同時にバイト中の永井優作とビデオ通話などが繰り広げられた。 ハプニングが起きたのは夜中2時頃。清水SAで休憩し、出発する時に起こった。 何回もエンジンを付けようとしてもかからない。五分くらいエンジンをかけようと試みるもかからない。痺れを切らした久野がJAFを呼ぶことに。 「2時間くらいで清水SAに着きます」この言葉に3人は呆然としたが実際は3時ごろに到着した。 JAFに来てもらうも結果エンジンはかからずレッカーを呼ぶことに。レッカーで車を運んでもらい完全に足がなくなったことにより身動きができなくなった愛知麺。この時朝6時。途方に暮れている愛知麺。なんとかしようと久野くんが加入している保険屋さんに連絡を試み長い戦いが始まる。かけては折り返し待ち、かけては折り返し待ちの状況を繰り返し気づけば朝8時となっていた。この時色々な案が浮上していた(レンタカーを借りる。名古屋に戻って新幹線or水鳥の車で行く)が、清水SAのインフォメーションのお姉さんにことの状況を説明し、タクシーをすぐに手配してくれ、この状況を解決。清水SAに取り残されて6時間後、ようやくタクシーで脱出することに成功した。 尚、保険屋さんにタクシーを手配してもらおうと何時間もかけてやり取りしていたが、清水SAのお姉さんは二つ返事で解決してくれた模様。 タクシーが清水SAに来ると最寄りの興津駅まで連れて行ってもらいそこから静岡駅→東京と新幹線で移動。午前11時に西台へ到着。予定より7時間の大幅な遅れとなった。 西台へ到着すると同時に永井メンバーと合流ダイエーに布団探し、ゲオで欅坂46のCDを探したりと適当に時間を潰し永井家へ。本来ならばここで1日目の工程を敢行するつもりであったが、ハプニングの疲れにより永井家でのんびりすることに。昼食は永井御用達のウーバーイーツでマクドナルドを注文(水鳥はセブンのパスタ) 昼食を取り終えると筆者の清水は寝落ちして記憶がなくなる。 次に目を覚ましたのは19時頃。騒がしいギターの音と 15年前に流行したテツandトモのなんでだろうの替え歌の音。(詳しくは動画参照) ここで清水が目を覚ますと、大人気居酒屋チェーン店の鳥貴族で1日目の疲れを癒す。鳥貴族での飲み会を終えると一旦久野が愛知麺と離れて東京に住む別の友達の元へ向かった。 3人はカラオケbanbanに向かい2時間カラオケで楽しみ永井家へと帰宅した。 夜は旅の疲れもありすぐに就寝した模様。 2日目。昼12時30分過ぎに浅草で高虎、久野と合流し2017年。押忍って兜って〜で行った居酒屋へ向かい昼食を済ます。ちなみに漢気じゃんけんは開催されなかった。その後バッティングセンターへ出向き、去年と同じく賭けストラックアウトを敢行。1球差500円というレートで行い 清水5点 永井3点(ハンデ2球)久野2点の3点差で久野が清水に1500円を支払うという形で終わった。 その後は150キロチャレンジを高虎永井久野清水で行い見事皆んなバットに当てることに成功した。 その後、旅のメインイベント、押忍に出向き、高虎清水水鳥久野は吉原。永井はリフレ。(結局高虎は嬢のキャンセルで抜けず) 各々の押忍を終え、巣鴨のホームで待ち合わせた後、西台の焼肉屋に行き、食べ放題を注文。美味しかったね。 途中で後ろのおっさんがおばさん2人組にブチギレてちょっと肉が不味くなった。まあいい思い出だ。 夜、愛知麺と永井で1週間前から計画されていた、高虎ドッキリを敢行。永井が久野を怒らせて、清水と久野が途中で帰り、高虎がどんな反応をするかというものだった。 かなり伏線を張ったもので事前に水鳥が高虎に仕込んでいた。 ドッキリは見事成功し高虎の株がかなり上がる結果となった。「手はだすな」は名言。 高虎のドラストへの思いが伝わった所で2日目が終了。 3日目、予定通り丸源へ向かいここで今大会初の漢気じゃんけんが開催される。見事一撃で勝負を決めた男水鳥が5084円を支払った。相変わらず強すぎる。 その後電車に乗りお台場にある、大江戸温泉へ。20時頃まで温泉と休憩処でのんびりと過ごす。ドラスト麺が始めて高虎のおちんちんを見た瞬間でもあった。空き時間でワードウルフも行われ、まあまあの盛り上がりを見せた。 大江戸温泉を出ると、予定通り蓮根駅付近の松屋で、松屋チャレンジが行われた。(単純に牛丼並をどれだけ早く食べられるかの勝負。卵あり、味噌汁も飲みきるというルール) 水鳥がスポンサーとなり1位には1000円 2位には松屋タダという賞金付きの開催となり、1位清水 2位永井 3位久野 4位高虎というまさかの結果に終わる。(お前らなめんな!) 皆胃もたれしながら帰宅し、無事3日目が終了。 最終日。中目黒にある人気ピザ屋、ピッツエリア エ トラットリア ダ イーサに向かった。かなりの行列が出来ていたが3分くらい待ってすんなりと入ることに成功。何頼んだか覚えてないけどとりあえず美味しかった!!! その後新宿に向かい、高虎は押忍のホテル探し。水鳥は一足先にホテルを探し合流した後水鳥久野清水永井でファッション部を開催。(高虎はホテルで待機) かなりの時間を費やしたが、微妙な反応しか得られず、結局ユニクロで白Tを買った模様。(ゆーさんからの誕プレで清水も買ってもらえた!ありがとう!) ファッション部を終えるとここで久野が友達と会うため離脱。久野くんありがとう! 高虎水鳥永井がそれぞれ押忍を楽しみ、清水は新宿にある真っ白なマッサージ屋へと向かった。(60分3200円。これもまたゆーさんからの誕プレでした!ありがとう□) 高虎水鳥清水は新宿にいたため3人で家系ラーメンを食べに行った(永井は渋谷だった為食べられず) 永井が合流すると、昼にいったピザ屋に水鳥のトランクをみんなで中目黒まで取りに行った。(これ俺と高虎行く意味ありましたかね?) そのまま水鳥永井ペアで名古屋へ新幹線で帰り離脱。2人ともありがとう!!! 残った清水高虎ペアは新宿で清水の夜行バスの出発が24時45分だったため新宿で時間を潰すことに。星乃珈琲店で約1時間30分程ウイイレ談義に花を咲かすといよいよ終わりのタイミングに。 店員さんに半ばむりやり追い出される形で退店。(高虎が奢ってくれました。てかコーヒー2杯で1300円て高スギィ) 高虎が離脱し旅の終わり。 帰りのバスの休憩場所が皮肉にも清水SAでした。最近の出来事だったのになぜかめちゃくちゃ懐かしく感じた。みんなありがとう!!!! 計画の流れ 5/2 東京会withBで龍吉が言った風俗店の名前に掛けてブラインが発した「ときめきの夏」という言葉をきっかけにタイトルが決定 6/28 竜久の8/11〜8/15の休みが確定 6. 主題歌 東海キッド/Y z 7. 前回の相違点 17年に開催されたドラスト伝説とは対照的に男気じゃんけんの数が減少。 公式に行われたのは丸源の1回のみとなった。 水鳥の所有するBluetooth搭載のセルカ棒で動画を撮る回数が大幅に増加。ユーチューバーみたく長編での録画も行われた。 7.次回予告 2019年 夏 「ドラスト伝説2019〜お兄ちゃん大好き〜」 8.永井からの誕生日プレゼントとしてタバコ1カートン(10箱)が清水へ送られた。 永井ありがとう!!
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提供サイト コナミネットDX レビュー 2006/08/04(金) 【名前】ときめきメモリアル 【ジャンル】恋愛ADV 【サイト名】 コナミネットDX 【使用機種】W41CA 【課金体系】 月額315円 【通信機能】 (頻繁に)有 【プレイ時間】 5時間 【評価・点数】 ★★☆☆☆ 【感想・レビュー】 絵が古い。声なし(当たり前)。もっさり気味。バックログなし。時間がかかる上に、難易度高い。時間かけてプレイしてBADENDのむなしさは。セーブは一個のみ。 最大の欠点は、通信の多さ。テンポを悪くさせる上に、高校三年間プレイしただけで、3MB以上は通信してると思われ。すぐ糞BREWの3M制限(実際は6MB)に引っかかる。 以上愚痴ってきたが、好きな人は気にならないかな。携帯で出来るだけでも誉めるべき。他のアプリのついでに落とすのが吉。
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ときめきメモリアル4 【ときめきめもりあるふぉー】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション・ポータブル メディア UMD 1枚 発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント 発売日 2009年12月3日 価格 5,250円 プレイ人数 1人 レーティング CERO B(12才以上対象) 廉価版 ベストセレクション2010年7月15日/1,886円2011年1月27日/1,886円 配信 PS Store 2010年2月10日/4,000円 判定 良作 ポイント 『1』『2』の路線に回帰良くも悪くも昔ながらのシステム ときめきメモリアルシリーズ 概要 前評判 特徴 評価点 小ネタ 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 かつて一世を風靡した『ときめきメモリアル』シリーズの4作目。前作『ときめきメモリアル3』から実に8年のブランクを空けて世に出された、まさに「思い出したように発売された続編」である。 前評判 同年9月にKONAMIは恋愛シミュレーション『ラブプラス』を発売し、ギャルゲー古参メーカーとしての底力を見せつけたが、同時に『ときメモ』シリーズ復活の希望も俄かに沸くこととなった。また、『ラブプラス』がそれまでのどのギャルゲーとも一線を画した内容だったため、正統派のギャルゲーを求める声が上がってもいた。 そんな折、東京ゲームショウ2009にて『ときメモ』シリーズ最新作が突如として発表される。多くのファンが『3』の大ゴケ、続く『ONLINE』の最悪な運営体制による失敗から続編が絶望視されていた『ときメモ』の新作発表にファンは沸きたった。 しかし不安要素も多く、前評判は恐らくシリーズ最悪と言っていい状態だった。 メタルユーキのプロデューサー続投。 『3』及び『ONLINE』での失敗により、シリーズ凋落の元凶とも言われた氏の起用には多くの批判が見られた。 キャラクターデザインの大幅な路線変更。 『ときメモ』シリーズのキャラクターたちと言えば昔ながらのぶっ飛んだデザインがとにかく特徴的であったが、本作では「まさかのTLS系か」とまで言われるほど地味なものになった。デザイン及び作画監督は『2』の大塚あきら氏だが、それだけに『2』同様の画風を求めていたファンの失望を買った。 J-POP歌手のOP・ED起用。 特にOPテーマをアイドルグループ『アイドリング!!!』が担当したことには批判が殺到した。 そもそもJ-POP歌手起用は『3』でも行われた(そして成功したとは言い難かった)だけに「過ちを繰り返すのか」という声も上がった。 これらの不安要素に加え、舞台は『1』と同じきらめき高校……。ファンの中には「初代を汚すな」という者まで現れるほど。 こうしたファンからの不安と批判的な前評判の中、いざ発売されて見ると、それらの不安をいい意味で裏切る作品に仕上がっていた。 特徴 システムの試行錯誤が見られた前作から一転、基本システムは『1』『2』とほとんど変わらない形に回帰した。コマンドを実行してステータスを上げ、デートでときめき度を上げるという流れはもちろん、例によって、シリーズお約束の爆弾システムも搭載されている。 ただし、「雑学」パラメータの廃止に伴い「遊び」コマンドが無くなり、代わりに「リッチ」と「経験」ポイントが追加された。「リッチ」は女性向けの『Girl’s Side(GS)』から(*1)の輸入で、バイトや月の始めに貰うお小遣いで貯まり、デートや休日に行う「買い物」コマンドで使用する。「経験」はコマンド実行によって増減し、後述の特技習得で使用する。 「ストレス」パラメータは「体調」パラメータに統合されて無くなっており、ケガ・ノイローゼ・病気は発生条件が同じになっており、重複してかかることもある。 新要素「特技」 経験ポイントを消費することで習得できるスキルのようなもの。装備すると様々な恩恵が得られるようになり、どの特技をセットするかによってプレイが大きく変わってくる(例 「基礎体力」で体力を減り難くする、「鉄板」でコマンドの失敗を減らすなど)。 特技の習得・装備は新学期が始まるタイミングでのみ可能。特技は樹形図状に発展していき、当然発展していくにつれ消費ポイントは高くなる。一回に装備できる特技は最大6つ。装備した特技同士が互いに影響し合う場合もあり、より効果的になるよう考える必要がある。 また、メインヒロインたちも固有特技を装備しており、恩恵を受けたり良くない影響を受けたりする。なおこの発生を阻止できる特技もプレイヤー側に用意されている。 新要素「勲章」 いわゆる実績・トロフィー。ゲーム中に特定の条件を満たすことで勲章を獲得できる。CGギャラリーと並ぶ本作のやり込み要素。 勲章の中にはとてつもなく面倒な条件を要求されるものもある。 『〇〇との絆』は対象ヒロインのCGを全て蒐集し、さらに全てのエンド(*2)を迎えることが条件。もちろんヒロイン全員分ある。 『進路の証』は卒業後の進路のうち「Aクラス進路」とされる難易度の高い進路から20種以上を達成。特定の部活を極めるタイプの進路は1プレイで1つしか達成出来ないので、単純に時間が掛かる。 極めつけは『コレクター』で、アイテムを累計196種類以上入手するのが条件。これには戦闘で敵がドロップするもの、修学旅行のお土産、誕生日やクリスマスのプレゼント(男からのものも含む)、ヒロインの誕生日にこちらから渡すもの(各ヒロイン毎に毎年違うものを渡すうえ、同じ年でも2種類から選ぶ)なども含まれるためかなりの手間が掛かる。 ゲームシステムがほとんど変わらない以上、デートも相変わらず。電話を掛け、休日にデートの約束を取り付ける。当然、デートは伝統的な3択式である。 強いて新要素と言えるならば、相手がときめき状態・デートの印象が「わりと良い」以上の時に発生する「手つなぎ会話」か。デート後の帰り道で、2つの話題を選択しポイントを上げ、一定以上になったら手をつなぐことが出来るようになる、『GS』の大接近モードに少し近いシステム。 エンディングに到達する条件も基本的には変わらない。好感度が一定以上の中で、最大のキャラが選ばれる。ただし、『3』ほど厳しくはないが、一部フラグを立てなければクリア出来ないキャラも存在する。 ただし、本作では「ヒロインポイント」と呼ばれる数値が存在し、これもクリア条件の一つとなっている。 ヒロインポイントは、イベントをこなす事によって対象ヒロインに加算されていく。 これが足りないせいで、攻略していないキャラに告白されたりバッドエンドになったりすることもある。 狙ってるキャラが好感度で負けていてもヒロインポイントで勝っていれば、そのキャラに告白される。もちろん好感度が告白を受ける程度に高くないといけない。 前述のように、キャラによっては告白条件に進路やパラメータも含まれている場合があるので、たとえヒロインポイントが最大値だったとしてもパラメータ不足や望まれない進路に行った場合は告白されない。 各キャラで獲得可能なヒロインポイントの最大数は20ポイントで、ある1人だけは14ポイントとなっている。これはそのキャラだけ攻略ルートが二つ存在している関係上で、割り振り自体は合計20ポイントある。 ヒロインポイントの仕組みを分かっていれば1回のプレイで複数ヒロインの同時攻略も可能。 その他の細かい変更点 時代の流れか『GS』の影響か、使用する電話が携帯電話。従来の情報誌がメールマガジンとなり、キャラの情報も携帯で見る。また、キャラからメールが届く場合もある。 今まで突っ込まれていた「電話を掛けるだけで一日が終わる」仕様が無くなり、電話の後にコマンドを実行出来るようになった。また、バッテリーが許す限り、一日に何回でも掛けることができる。が、バッテリー制限があり、電話は一ヶ月につき(アイテムを購入して補充するか、ある特技で回復させるかしない限り)4回しか掛けられない。 SS版『1』以来の「自分から告白」が復活。特定の特技を装備することで意中の相手に自分から告白できるため、要領よくやれば複数のヒロインを同時攻略してエンディングを効率よく見ることもできる。ただし、ヒロインから告白される場合と比べてOKされる条件は厳しくなっている。 また条件を満たしていない相手にわざと告白した場合、サターン版『1』でおなじみの失恋シーンを拝める。相手の好感度が低かった場合は、かつての詩織(大嫌い状態)に勝るとも劣らない文句で振るヒロインもいるため告白の際は覚悟を決めること。 一部にバイノーラル録音の音声が収録されている。バイノーラル録音とは立体音響の録音方法で、実際にその場にいるかのような臨場感あるサウンドになる。そのため、一部場面では立体音響でヒロインの声が聞ける。プレイの際は是非イヤホン・ヘッドホンを。 EVS(Emotional Voice System)を発展させた合成音声システムSpeeCAN。 EVSは合成音声を作成するシステムで、ゲーム内のキャラに自分の名前を呼ばせることができる。『2』が初出で以降の作品にも発展を続けて搭載された。だが、システムの意図が意図だけに膨大な発音パターンの音声が必要であり、声優やゲーム容量に大きな負担を掛けていた。『2』がCD-ROM5枚という驚異的な規模を誇ったのも、これが最大の原因である。 だが、本作のSpeeCANはネットを介在してサーバーに接続、音声ファイルを作成・ダウンロードするというものであるため、容量もシステムもメディア媒体に依存せず、かつ流暢な合成音声になる。 ただしその性質上、オンライン環境の無いプレイヤーは利用できないという欠点もある。 またオンラインサービスという特性上、いつまでもサービスが提供され続けるとは限らず、需要がないとみなされればサービスが打ち切られる場合もある。その場合、合成音声の新規作成はできなくなる。 本サービスの提供は2022年7月31日をもって打ち切られた。結果的には本作の対応機種であるPSPが出荷終了となった時期をも越え、12年にわたって提供が続いたことになる。 評価点 サウンドノベルが主流となる中、伝統的な育成タイプのギャルゲーを踏襲。 決してバランスが良いとはいえないが(後述)、サクサク進む快適なインターフェース、能力調整によるキャラ登場・好感度抑制の駆け引き、高い自由度は全く変わらない面白さがあり、単純に育てゲーとして見ても高品質。 会話パターンがとにかく豊富で、シリーズでも最大。そのため、消化試合となってダレやすい後半でも楽しめる。 デザインやキャラ造詣も今までと比べて地味だが、それでも個性的なキャラクターは多い。 また、大塚氏のデザインのレベル自体は高く、十分魅力的なものに仕上がっている。 最新機だけあり、グラフィック・BGM共に高品質。特にBGMはCD音源そのものと言っていいほどの音質で、かつ出来がいい。 内容から少々外れるが、前作のものがすこぶる不評だったためか、本作の男キャラの七河正志と小林学は非常に良く作り込まれている。 小ネタ もともと本シリーズは小ネタが多い作品ではあったのだが、本作はそれに輪をかけて多い。シリーズネタのみならず、古参ファンすら分からないような内輪ネタや、他メーカー作品・アニメネタが盛り込まれている。 + 一例 「ヘアバンドの似合う完璧な女性」を親戚に持つメインヒロイン。 告白の時、壊れていたはずの鐘が鳴り出す。 きらめき高校とひびきの高校とを入れ替わって登校する双子。 『3』で封印された魔物を召喚するヒロイン。 映画のタイトル「悪魔嬢ドラキュラ」・「サイレントリバー」・「夢大陸のペンギン」・「メタルスネーク」・「ボーイズサイド」・「バイオ!ミラクルアカデミー」・「きらめきのメモリー」 ミニゲームの「射的」の的が『コナミワイワイワールド』のキャラクター。 独眼竜ビームを出し、外国かぶれな伊達政宗に怒るヒロイン。 観覧車での選択肢「人がゴミのようだね」 賛否両論点 良くも悪くも『1』『2』と変わらないシステム 「原点回帰」「安定した内容」と好意的に取るか、「進化していない」「新鮮味がない」と否定的に取るか。 上で何度も書いたように、キャラクターが地味。 今までと見比べてみるといかに本作が特異なのか良く分かるが、『2』と同じ人とはいえ当時の面影が全く見られないほど画風が変わっている。さすがに10年も経っていれば仕方ない……。 + 比較。上段左から1、2、3。下段が4のメインヒロイン2人 発売後はなんだかんだと好評だが、発売前はとにかく叩かれ、「ギャルゲーなのに女の子が可愛くないなんて」とさえ言われた。その一方で、「『3』よりよっぽどオタクっぽくない」と歓迎する声もある。 とあるヒロインがかなり癖のあるキャラクターである点。 そのキャラは、間違いなくシリーズで最も異色な設定で多くの人に衝撃を与え、シリーズでも屈指の人気を博しているキャラである。また、その人物のぶっ飛び方は、比較的現実味ある本作をときメモらしくしている面もある。 しかし、過去シリーズに類を見なかったその癖の強い設定を受け付けない人もおり、結果かなりの賛否両論に。 + 重大なネタバレにつき未プレイ者は注意 そのキャラは、主人公の幼馴染である大倉都子のこと。幼馴染キャラが情報屋であること自体異例で、更に情報屋を攻略できることもまた異例(*3)だったが、最も衝撃的だったのは、彼女がヤンデレだったことである。 あるイベントを起こすとキャラが豹変し(ヤミ化 公式呼称)、外見・BGMさえも非常に陰鬱なものになる。この状態の時他のヒロインとデートすると、彼女が大切にしているうさぎのぬいぐるみ(『SILENT HILL 3』に登場したロビー君が元ネタ)と戦うことになる。ついでにヤミ化している間は小遣いがもらえない(*4)ためとにかく金に困る。また、更にイベントを進めてヤミ化状態が解除されても、他のヒロインとデートすると、やはり戦闘が起きる。そのため、彼女を攻略しようとすると、実質他のヒロインは攻略不可になってしまう。更に他の女の子の情報が聞き出せなくなり、爆弾の除去も不可能になるが、都子自身は他のヒロインの爆弾の影響を受けない(*5)。「爆弾処理なんて必要ないんだよセニョール!!」それに加えて好感度の上がりやすさもトップクラスで、デート時に好感度の下がる選択肢も殆ど存在しない。 もっとも、ヤミ化以前に連絡先を聞いているヒロインとは普通にデート可能であるし、シリーズになれていれば爆弾の持ち主や爆弾がつきそうなヒロインの特定もそう難しくはない。そのため攻略不可能というほどでもない。またうさぎを返り討ちにすると小額ながら金が入るため、うさぎを倒せる実力が備わっているのであればむしろ得ではある。しかしヤミ化状態の都子は出会う度に全ヒロインの傷心度を上げる(爆弾を発生しやすくする)特殊能力を持っており、ヤミ化を解除するかマイナス能力無効化の特技を実践しない限り「爆弾処理のため他の子とデート⇔都子の能力でまた違う子に爆弾が発生」の往復となってしまい、面倒くさくなる。それ以前に都子のヤミ化する経緯を考えると外道まがいのプレイになる。 このようにヤンデレ的演出が多く含まれているが、殺傷沙汰などの過激な展開があるわけではない。また元々病んだキャラというわけではなく、あくまであるイベントによる傷心や、主人公への想いから来るものであり、そういった演出とキャラ性のバランスが人気に繋がったと見る声は多い。 さらに唯一『ときメモ1』当時と全く同じ「伝説の樹の伝説」を知っており、かつ信じているキャラクターでもある(他のキャラは覚え間違えているか知っていても半信半疑)。この事情から(後述する公式の過剰なヨイショは別にして)真のヒロインと言われても仕方がない部分もある。 問題点 特技をフル活用するとゲームバランスが崩れる。 最初こそ効果の薄い特技しか習得できないが、発展していくとかなり便利な特技のおかげでゲーム難度が大幅に下がる。また、一度習得した特技の樹形図が次回プレイで解放されているため、経験値さえ貯まれば序盤から下位特技をすっ飛ばし、上位特技をガチガチに装備して望める。そのため、従来は一つのハードルとされてきた一流大学や一流企業が非常に簡単。 もちろん歯ごたえが欲しいなら特技を縛れば良いのだが、それによる勲章などは無い。 もっともどれが有用な特技かどうかはプレイしながら自分で確かめる必要があるし、強力な特技は確率発動が多いため、発動までロードを繰り返すといったプレイをしないならバランス崩壊とまではいかない。 終盤のプレイがダレやすい。 2年目2学期の修学旅行でヒロインがときめき状態だと専用のイベントが発生する。しかしそれ目的で前半に好感度を上げきってしまうと、後半はパラ育成と爆弾処理の作業をこなすだけの消化試合になりやすい。 従来のシリーズにあった3年目のクリスマスイベントも一部のヒロインにしか無い。 「手つなぎモード」はヒロインの反応も少なくゲーム的にも単純。 似た構図の『トゥルーラブストーリー』シリーズの下校会話と比べるとかなり薄い。1度手つなぎが成功したらその後は同じ周回では再び発生することはないため、おまけ程度の要素である。 3人クリアすることで購入可能になる体力回復アイテムが強力過ぎる。 特技「節約上手」を装備して大量に仕入れれば、その後は休養コマンドを選ぶ必要はほぼなくなってしまうほど。高難易度キャラを攻略する際の救済処置と見るべきか。 自分から告白した場合も、告白される場合と導入が少し違うだけで内容は使い回し。しかし勲章取得には必要なので両パターン見る必要がある。 メインヒロインであるはずの星川真希の影が薄い キャラ自体に問題はないのだが、何せ『ときメモ』、彼女自身があまりにも設定が普通すぎるのに対して他のキャラが濃く、シリーズのメインヒロインとしては地味だった。 それに加えて、歴代メインヒロインと比較すると主人公の幼馴染では無いどころか高校入学以前の主人公との接点すら皆無(*6)ということと、その「主人公の幼馴染」というポジションには前述の大倉都子が存在し、その都子が発売前後で人気と話題を独占していたこともメインヒロインと認識されない一因となった。 一応ストーリー上では強制イベントが用意されてる等かなりメインヒロインっぷりを発揮しているのだが、設定やゲーム中での扱いでも明らかに都子の方がメインヒロインらしく描写されているために殆ど認知されていない(*7)。しかも、攻略対象としては最初からいるのに、星川の電話番号は都子に教えてもらわなければならない。 そのためか、電撃マ王で連載されたコミカライズ版では都子がメインヒロインに抜擢され、星川は主人公の事は諦めて都子との仲を応援するというポジションに位置づけられてしまった。 さらに言えば、コナミネットDXの『ときめきメモリアルメールドラマ』で『4』から登場したのも、星川ではなく都子だった。 だが、星川の好感度の上がりやすさは、シリーズでも『2』の光と並んでトップクラス。攻略が非常に容易であるが、立場上強制登場であるゆえに、やはり他キャラ攻略時にはかなりの障害になり得る(*8)。 また、本作で攻略難易度が最も高い、いわゆるラスボスである「皐月優」は他のキャラよりも爆弾が付きやすい設定になっており、星川と同じく他キャラ攻略時の障害となりやすい。1の「藤崎詩織」や2の「麻生華澄」は傷心度が上がりにくかったため(*9)驚いたプレイヤーは多かったと思われる。なお、皐月は固有特技が凶悪(*10)な点でも障害となりやすい。 総評 『1』の正統進化系として好評を得た『2』を更に発展、手堅く完成された作品である。相変わらず育成ゲームとしては面白く、ギャルゲーの「ツボ」もしっかり押さえられている。粗こそあるが、割と大きな問題が多かった過去作と比べるとそれも少ない方で、名実共に「シリーズの集大成」と言えるだろう。 長期間待たされたファンはもちろん、潜在的なファンの多さも手伝って、『ラブプラス』『初音ミク Project DIVA』『THE IDOLM@STER DearlyStars』などに客層が流れた中、6~7万本を売り上げる健闘を見せている。 一方、『1』から全く変わらぬストイック過ぎる恋愛・代わり映えしないシステムは安定感こそあるものの、さすがに時代遅れな感は否めない。キャラクターデザインに難色を示す者も多く、これらが売り上げに響いたとも言える。出るのが早過ぎた『3』とは逆に、本作は出るのが遅すぎた。ある意味、またしても時代に泣かされた作品と言えるだろう。 余談 過去作の登場人物についての小ネタが多い本作だが、そんな中で『2』の隠しヒロインであった九段下舞佳は、とある一枚絵において写り込むという形で本人が登場を果たしている。 過去作キャラの登場は『Girl s Side』シリーズでは行われていたが、本家シリーズでは初めてのことである。 その後の展開 「ときめきメモリアルシリーズ」から「ときめきシリーズ」へ 2022年現在では続編の登場・メディア展開の音沙汰が無く、本作は現時点での「ときめきメモリアルシリーズ」としての事実上の最終作になってしまっている。 本作の発売から4年後の2013年には男性アイドルとの恋愛を描くGirl s Sideシリーズの流れを継いだスマホアプリ『ときめきレストラン☆☆☆』が、2018年には同じく「ときめき」のタイトルが冠されたアイドル育成及びリズムアクションゲーム『ときめきアイドル』がそれぞれ配信された事から、これからは「メモリアル」のタイトルが外された「ときめきシリーズ」としてブランド展開していくと思われる。 なお、非学園物である「ときめきシリーズ」への変更に至った背景として挙げられるのは、「同時期にリリースされ大ヒットした『ラブプラス』と設定や内容が被ってしまった」という説が挙げられているとか。とにもかくにも、本作および『ラブプラス』が発売された2009年はコナミ製恋愛ゲームにおける転機の一年であったと言わざるを得ないだろう。 一方Girl s Sideシリーズは2010年に『ときめきメモリアル Girl s Side 3rd Story』、2021年に『ときめきメモリアル Girl s Side 4th Heart』が発売されている。 2022年7月31日をもって音声合成システムのサービスを終了することが公式からアナウンスされた。 これに先行して、2022年7月8日にPS Storeでダウンロード版が配信終了となった。その理由として上記サービスの終了に伴うユーザー体験の低下が挙げられている。