約 2,714,691 件
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2148.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある不幸な都市伝説 5日目 後編 その2 第15学区。 ここは学園都市でも最大級の繁華街である。 百貨店や飲食店が数多く立ち並び、放課後軽くデートするにはうってつけの場所だ。 そしてここにも一組のカップルが存在する。 ただしこのカップル、他とは少し様子が違う。 ツンツン頭の少年の方は周りを常に警戒しキョロキョロしていて、 常盤台の制服を着た少女の方は壊れかけのロボットのように動きがギクシャクしている。 中に老人でも入っているのだろうか。 「…なぁ美琴。 俺達周りからちゃんとカップルに見えてっかな?」 「どどどどどうかしらね!!? ま、まぁアレなんじゃない!? 男女のペアが歩いてるだけでそれっぽく見えるんじゃないの!?」 「そっか……ならいいけど。 (ステイルや建宮の連絡はまだか……絹旗も情報が入ったら電話くれるって言ってたけど大丈夫かな?)」 「て、ていうか周りからどう見られてるかなんてどうでもいいじゃない!! た、大切なのはお互いのき、き、気持ちでしょっ!? あたし達がカカ、カップ…ルだと思ってれば…何も問題…ない……じゃない……」 「そうはいかねぇだろ。 折角恋人(役)になって(敵を引き付けるために)デートしてるんだから、 周りからカップルだと思われなきゃ意味無いだろ?」 「なっ!!!?」 上条のあまりに積極的な台詞に、赤い顔をさらに赤くする御坂。今なら通常の3倍の速度が出せるかもしれない。 普段の上条なら絶対に言わないような台詞なのだが、舞い上がっている御坂はその違和感に気付かない。 と、そこへ聞き慣れた声が聞こえてきた。 「そしたらよぉ、麦野のヤツ思いっきり原子崩しぶっ放してきたんだぜ? マジで死ぬかと思ったよ。」 「つーかデート中に思いっきり寝る彼女もどうかと思うぞ?」 「バッカ!そこが滝壺のカワイイとこだろうが! てかお前こそどうなん?郭ちゃんとうまくいってんの?」 「…何でそこで郭の名前が出てくんだよ、縁起でもねぇ。 俺はあの警備員のお姉さん一筋だっつの!」 「お前まだ黄泉川のこと諦めてなかったのかよ!! お姉さんっつーよりオバサン一歩手前じゃねぇか!!」 「んだとぉ!!? いくらテメェでも、もう一度俺の天使をオバサン呼ばわりしたらタダじゃおかねぇぞ!!!」 「ててて天使ぃ!!? えっどゆこと!? 撲殺天使ってこと!?」 言い争っている男が二人。 一人は分からないが、もう一人の茶髪の男は、 「浜面?」 「んあ? よう大将! ……相変わらず女の子引き連れて……」 「誰だ?」 「あー…そう言や、はじめましてだったか。 こっちの大将が上条当麻。ほら、この前言っただろ?」 「あぁ……すげぇモテまくって、酒池肉林のドンチャン騒ぎしてる人ってこの人か。 リア充って本当にいるんだな。」 浜面は一昨日の間違った知識【もうそう】を、そのままこの男に伝えたらしい。 こっちはこっちで面倒くさい誤解が広がっているようだ。 「その横にいるのが御坂美琴。」 「は、はじめまして……」 「御坂って…常盤台の超電磁砲!? お前LEVEL5の知り合い多くね!?」 「いや、まぁ、色々事情があんだよ…… で、コイツは服部半蔵。 俺がスキルアウトだった頃の仲間だ。」 「俺はお前がスキルアウトのリーダーになることを、まだ諦めた訳じゃ無いけどな。」 「服部ってまさか……」 「あ、やっぱ気付いたか。 そうコイツって実は―――」 「フクベエ?」 「そっち!? いや、確かに俺にとってコイツは友達だけども!!」 などと、どうでもいいことを聞いている場合ではない。 「あ、そうだ。 二人ともこの辺りで怪しいヤツ見なかったか?」 「……何かあったのか?」 浜面達の表情が険しくなる。 浜面も服部も、上条程では無いにしろそれなりの修羅場を潜り抜けている。 上条は何気なく言ったつもりだったが、そこから僅かな真剣味を二人は嗅ぎ取ったのだろう。 だが上条は先程、「狙われているのは恐らく自分一人である」という結論に至ったため、 浜面達を巻き込まないように、事件のことを言わずに説明する。 「あ、いや…そういう訳じゃないんだけど……ほら! 学園都市【ここ】って物騒なヤツが多いだろ? だから何があっても美琴を守れるようにさ。 一応聞いただけだよ、一応。」 「!!!」 上条の甘い言葉に、御坂はもはや限界寸前である。 そして浜面達は、「これが女にモテる秘訣なのか」と感心している。 「ア、ア、ア、アン…タに守って…もらわなく…たって… あた、あたしはLEVEL…5なんだから………別に…平気なん…だから………」 何だか御坂が後ろでゴニョゴニョ言っているが、声が小さくて上条の耳には届いていないようだ。 「で、別にいなければそれに越したことは無いんだけど……心当たりとかってないか?」 すると服部が腕を組みながら答えた。 「そういや昨日だけど見たぞ。 すげぇ怪しいヤツ。」 「!! どんなヤツだ!?」 「いや、何かパンツ一丁で走り回ってる男がいたんだよ…… あっ! アイツどっかで見たことあると思ってたら今思い出した!! 横須賀だよ横須賀! 浜面は知ってるだろ!?」 「あぁ、俺達とは別グループだったスキルアウトか。 たしかモツ鍋とかって異名の。」 「そうそう! モツ鍋の横須賀!! けどアイツならもう捕まってると思うぞ? 俺が風紀委員に通報しといたから。」 「……何でそこで警備員に通報しねぇんだよ。 うまくいけば黄泉川に会えたかもしれないのに。」 「バ、バッカ野郎!! そんなのキンチョーしちまうじゃねぇか!!」 何と、あの時モツ鍋さんを通報したのはこの純情少年半蔵くんだったようだ。 随分どうでもいい伏線を回収したものである。 どうやらこの二人は、事件とは全く関係が無さそうだ。 上条達は浜面達と別れ、デートを再開した。 上条と御坂はファンシーグッズの専門店にいた。 上条一人ではまず間違いなく、足を踏み入れることは無いだろう。 ただしこのお店、ゲコ太やらキティやらピカチュウやら、対象年齢12歳以下のキャラクターグッズが多い。 少なくとも中学2年生の御坂には、少々子供っぽい場所だ。 が、御坂は目をキラッキラさせていた。 ヨロシク仮面を見たマサルさんと同じ目をしている。 「カカカ、カッワイィ~~~!!!」 御坂は巨大ゲコ太のヌイグルミに抱きつき、モフモフし始めた。 お店の人にはいい迷惑である。 と、同時に反対側からも抱きつく人物がいた。 「この可愛らしさは犯罪です、とミサカは顔をスリスリさせます。」 「御坂妹か!?」 「はい。私は御坂美琴お姉様の体細胞クローン 検体番号10032号 単価にして18万円 貴方から貰ったあだ名は御坂妹【プライスレス】 現在無職【ニート】です、とミサカは懇切丁寧に自己紹介します。」 「いや…知ってるけど………」 「ア、アンタ何してるのよ!」 「その言葉をそっくりそのままお返しします、とミサカは返事をしながら再び顔をスリスリさせます。」 「やめとけって、一応コレ商品なんだから。」 上条に止められ、渋々ゲコ太から離れる御坂妹。 その後二人の目を真っ直ぐ見つめ、改めて問いかけた。 「お二人は何をしていたのですか、とミサカは再び質問します。」 「何って……」 言いかけて上条はハッとする。 御坂妹は基本的に無表情だ。 だがそれでも三ヶ月近くの付き合いがある。そしてそれは、今の上条にとって人生の半分以上の時間だ。 彼女ら妹達に、徐々に個性が出始めたことも相まって、多少は表情が読めるようにはなってきた。 だからこそ分かる。 御坂妹の表情は、期待と不安の混ざったような、そんな切ない感じなのだ。 そしてその顔は今日散々見てきた。 姫神や吹寄等クラスメイト。神裂や五和等イギリス清教組。 そう、魔術か能力によって無理やり上条【じぶん】に想いを寄せさせられている (と上条は思い込んでいる)少女達と表情なのだ。 上条は苦虫を噛み潰すような思いで質問に答える。 「何って…デートだよ。 見ての通りな。」 「!!! では…お二人は付き合っているという認識で宜しいのですか、とミサカは確認を取ります。」 「ああ、間違いねぇよ。 だよな?美琴。」 「しょ、しょうね……」 御坂はろれつが回っていない。 今ならサワーをシャワー、ローソンをローションと言ってしまうだろう。 今まで何とか我慢してきたが、もはや漏電寸前である。 二人が恋人同士になったことを知り、御坂妹はキュッと唇を噛んだ。 それでも彼女はいつも通りの無表情で、いつも通り無機質な言葉を言う。 「そうですか。 それはおめでとうございます、とミサカはお二人に祝福の賛辞を贈ります。」 だが上条には、彼女が今にも泣きそうな顔をしているように見えた。 「あぁ…ありがとな……」 そう言って上条は御坂妹の頭を撫でる。 それは幻想殺しが効くかもしれないから、という理由だけでなく、何となくそうしてあげたかったからだ。 御坂妹は一瞬上条の顔を見て、すぐに俯いた。 そして迷いを振り払うかのように明るく聞いてきた。 「ちなみに貴方はお姉様のどこが好きなのですか、とミサカは少しイジワルな質問をします。」 「ぅえっ!!?」 思わぬ質問に上条はたじろいだ。 助けを求めて御坂の方をチラッと見るが、御坂も興味があるようで顔を赤くしたままこちらをじっと見ている。 上条は頭をガリガリ掻いた後、御坂が好きな理由【せってい】を必死で考える。 だがそれは、自分が思っていたよりも、意外なほどにすんなりと口から出てきた。 「美琴って何て言うか…危なっかしいんだよ。 悩みを自分一人で抱え込んで、独りで解決しようとするからさ。 だからせめて俺くらいは支えてやりたいって言うか…… どこが好きってよりも、俺が自分から一緒にいてやりたいって感じかな。 悪い、うまく言葉にできねぇわ。」 それは上条が今考え付いた嘘なのか、それとも本心なのか、それは分からない。 ただひとつ言えることは、とうとう御坂が限界を超え、本日二度目の気絶【ふにゃー】したということだ。 店の外にあるベンチに御坂は座らされ、上条はその横で頭を抱えていた。 幸い漏電が広がる前に上条が右手で御坂の頭を触ったため、店の中に被害はでなかった。 だが騒ぎを聞いた店員が何事かと駆けつけてきたため、上条は御坂を抱えて非難す【にげ】るはめになったのだ。 今頃は御坂妹が、うまく誤魔化してくれていることだろう。 (何か分かんねぇけど、最近よく漏電するなぁ……) 例のごとく、自分のせいだという自覚は無い。 (それにしても御坂妹までとはな……俺は一日に何回女の子を傷つけなきゃならねぇんだ? あーくそ! ステイル達の連絡はまだかよ!! 犯人ぶっ倒せば洗脳も解けて、全部無かったことにできんのに!!) 一応傷つけていることは自覚しているようだが、無かったことにはできないだろう。 大嘘憑き【オールフィクション】でもない限り。 だって洗脳なんかされてないんだから。 だがそう思っていない上条にとって、仲間からの連絡が唯一の頼りなのだ。 なにしろ幻想殺しすら発動しない時があるのだから。 と、そこへタイミングよくケータイの着信音が鳴り響く。 ステイルからだ。 ここでは雑踏の音でよく聞き取れないため、少し離れた路地裏で通話ボタンを押す。 御坂をあのままにするのは気がかりだったため、ギリギリ目の届く距離ではあるが。 「ステイルか!? どうだった!?」 『……吸血殺しの彼女に魔力の痕跡は無かったよ。』 「ってことは相手は能力者に絞られたってことでいいんだな!?」 『それでいいんじゃないかな。』 何だかステイルにやる気が感じられない気がする。 まぁ能力に関してはステイルは門外漢だ。 自分の役目はここまでとでも思っているのだろう。 「そっか、ありがとな。」 『君に礼を言われると気色が悪いね。』 「じゃあ気色悪いついでにもう一ついいか?」 『何だい?』 「姫神の様子はどうだ?」 一瞬沈黙が流れる。 聞こえなかったのかと思い、もう一度同じ事を言おうと上条が口を開こうとした瞬間、 『それは、明日になれば分かるんじゃないかな。』 と、ステイルが言い残しそのまま電話を切られた。 気になる言い方ではあったが、さほど深刻そうな声ではなかった。 とりあえず向こうは大丈夫そうだ。 そもままケータイをしまおうとした時、再び着信が入る。 今度は建宮からだ。 「建宮か!? さっきステイルから連絡があったんだけど、犯人は能力者みたいなんだ!!」 『だったらビンゴかもしれないのよ!! 聞き込みして分かったんだが、お前さん達がいた公園の外で、妙な動きをしていた奴がいたらしいのよ。 ……まぁその目撃者ってのもミニの浴衣着て、やたらと露出が多くて、 おまけに全身デコレーションまみれの、自称「くの一」っつー怪しい人物だったけどな。』 「……確かに怪しいけど目撃者のことはいいや。 それより妙な動きって?」 『テレビのリモコン振り回してブツブツ言ってたらしいのよ。 後はそうだな…常盤台って所の制服を着てたらしいのよな。』 「常盤台!!? いや、ちょっと待てよ!? 常盤台には美琴の他にもう一人LEVEL5がいたはずだ!! 確か食蜂って名前で、能力は…『心理掌握』!! 学園都市最強の精神操作系能力者だ!!」 『!!!』 「絹旗も、そいつクラスのやり手の仕業だって言ってたし、マジでビンゴかも!!」 『……今から乗り込むか?』 「いや…常盤台がある『学舎の園』は基本的に男子禁制で警備も厳重だ。 こんな時間に男が忍び込んだら、こっちがとっ捕まるのがオチだろうな。」 『ならどうするのよ? 相手が出てくるまで待つのか?』 「今日はもう最終下校時間になっちまうし…… 明日美琴に連れ出してきてもらおう。 同じ学校の生徒なら簡単だし。 それに、まだソイツが犯人だと決まった訳じゃないから手荒な真似もしたくない。」 『…分かったのよ。なら動くのは明日だな?』 「あぁ……あっ!! それと建宮!!」 『?』 「その、神裂達のこと頼めるか!?」 『どういう意味なのよ?』 「だから…美琴の事で傷つけちまったからさ……」 『……了解。フォローを入れとけばいいのよな?』 「ああ! サンキュー!」 こうしてようやく事件の糸口をつかんだ上条。 このことを御坂にも報告しようと、彼女のもとまで駆けつけようとする。 しかし、その横には知らない男が立っており、 その男と御坂は、楽しくおしゃべりしているように見える。 (……誰だ? アイツ………) その瞬間、上条は何だか無性にイラつくのを感じていた。 目が覚めると、店の外のベンチに腰掛けていた。 (あれ…?あたしどうして……? あぁそっか…またやっちゃったんだ……) 目覚めて早々に、「せっかくのデートだったのに」と御坂は自己嫌悪に陥っていた。 そんな彼女に、何とも空気の読めない男が話しかける。 「むっ!? そこにいるのはいつぞやの、根性のある嬢ちゃんではないか!! どうした? 腹でも痛いのか?」 「ゲッ…アンタは……」 彼の名前は削板軍覇。こう見えてもLEVEL5の第七位だ。 しかし彼の能力は、ぶっちゃけ謎である。 あの木原一族ですら匙を投げる程の複雑かつ繊細な能力らしく、本人ですらよく分かっていない。 謎の衝撃波(らしきモノ)を放出したり、変な爆発を巻き起こしたり、何故か銃弾が効かなかったり、 どういう訳か電撃を叩き落としたり、何でか分からんが音速の2倍で動けたりする。 ムチャクチャである。 この80年代のバトルマンガのような超人的な能力を、「根性」の一言で片付けるのだから恐ろしい。 もしここが学園都市ではなく、ジャスティス学園の世界だったのなら、 彼は何の違和感も無く周りに溶け込めたことだろう。 御坂と削板は、以前一悶着起こしたことがあるが、お互いにLEVEL5であることはおろか、名前すら知らない。 「アンタこんなトコで何してんの?」 「うむ! 実は第2学区で『オブジェクト』とかいう兵器が開発中でな、 俺はその耐久テストに行っていたのだ! 中々根性のある仕事だろう? ……っと、このことは機密事項だったか? まぁいいか。 それにしても俺のすごいパンチを300発食らってもビクともしないとは、 かなり根性のある兵器【ヤツ】だったぞ!!」 確かに、生身で兵器と戦えて、砲弾が当たってもかすり傷程度で済む能力者など、 風斬氷華と一方通行を除けば彼しかいないだろう。 とはいえ、前者はどこにいるか分からない上に、世間一般的にはいないことになっているし、 後者は間違いなく断られるどころか、下手をすれば殺される。 彼は彼で何かとんでもないことに巻き込まれているらしいが、面倒なので別にいいや。 このオブジェクトと呼ばれる兵器が、後に戦争の道具として世界中で使われることになるのだが、 それは今から数十年も先の話だ。 「それで? 何で今は第15学区にいるのよ。」 「腹が減ったからだ。 ここはうまい店が多いからな。」 「さっきの話丸々関係ないじゃない!! 機密事項なんでしょ!? あたし意味も無く聞いちゃったわよ!?」 「まぁ些細なことだ。気にするな。」 「気にするわよ! って言うか気にしなさいよ!!」 と、ワーワー楽しくおしゃべり(?)している二人に、上条が声をかけた。 「お楽しみの所申し訳ありませんが! お宅はどこのどちらさんなのでごぜぇますかねぇ!?」 上条にしては珍しく、妙にトゲのある言い方だった。 御坂が説明しようとすると、 「ん?何だお前は。 …ははーん、分かったぞ。さてはお前、この嬢ちゃんにナンパしようってんだな?」 「ふざけんな! ナンパしてんのはテメェじゃねぇか!!」 「ナニッ!? 俺はナンパしてたのか!?」 「いや、知らねぇけども!!?」 「白昼堂々ナンパするだけでなく、そのことを俺に擦り付けるとはけしからん奴だ! 来い! 俺がその腐った根性叩き直してやる!!」 「…訳の分からんことを……あと白昼どころか、もう暗くなりかかってんだが……」 「えっ!? ちょ、ちょっと待ちなさいよアンタ達!!」 「安心しろ嬢ちゃん! お前は俺が守ってやる!」 その一言に、上条は益々ムカムカしてくる。 「上等だ特攻服野郎! とっとと来やがれ!!」 「ならば遠慮なく行くぞ! 食らえ!すごいパーンチ!!」 削板の拳から、何だか分からない「なにか」が出る。 だが原理など分からなくても関係無い。 その右手は、異能の力ならば問答無用で打ち消すのだから。 得意の念動砲弾が忽然と消えたことに、一瞬唖然とする削板。 その隙を突いて上条の渾身の右の昇龍拳【アッパー】が炸裂した。 銃弾も超電磁砲もオブジェクトの砲弾すらも効かなかった削板の体だが、上条の拳はきれいに決まった。 しかし削板も負けてはいない。 魔術や能力を過信して自分の体を鍛えていないような連中なら、今の一撃でKOとなるのだが、 削板はズザザッと数㎝後ろに下がっただけで、片膝すらついていなかったのだ。 「中々効いたぞ! ナンパ野郎にしては根性のある一発だった!!」 「かってぇな……右手の方がイカレそうだ。」 周りがザワザワし始める。能力者同士のケンカなど、野次馬達のかっこうの娯楽【まと】だ。 だがこれだけ騒ぎになれば、風紀委員や警備員が出てくるかもしれない。そうなったら面倒だ。 どうすればいいかと御坂は考える。 (ど、どうしよう……止めるにしたって二人ともあたしの電撃効かないし…… 何かないかしら…?) 能力【からだ】で止められないのなら言葉【くち】で止めるしかない。 しかし、彼女がとっさに思いついた言葉は、あまりに恥ずかしいものだった。 「今度こそ食らえ! すごい左ストレートオオォォォ!!!」 だがやるしかない。 「その幻想をぶち殺ぉぉす!!!」 二人が同時に拳を突き出す瞬間、御坂は思いっきり叫んだ。 「や、やめて! あたしのために争わないでっ!!!」 思わぬ一言に、二人は「急に何言ってんだアイツ?」という表情になる。 もう少し早ければ二人は止まったかもしれないが、遅かった。 突き出した拳は急には止まれない。ドゴッ!という鈍い音とともに、見事なクロスカウンターが炸裂した。 いや、確かに御坂のために二人が争っていたことに間違いは無いのだが…… 「え~と…まさかお知り合いだったとは……何て言うか、本当にすみません………」 「いや、俺の方こそ悪かった。早とちりするとは、俺もまだまだ根性が足りんな。」 そこは「根性」ではなく「修行」ではないだろうか。 あの後三人は、野次馬達から逃げるようにその場を離れた。 御坂のあの一言により、見物人達はさらに盛り上がってしまったからだ。 今時、マンガの中でも滅多に聞けない台詞を生で聞けたのだから、まぁ無理もないが。 上条と御坂はすぐにでも逃げたかったのだが、削板が「俺は逃げも隠れもしない!」 と、訳の分からない意地を張り動こうとしなかったので、二人が引きずってきたのだ。 「…今思えば、この人あの場に置いてきてもよかったんじゃない?」 「…いやでも、それはそれで後々後悔しそうじゃねぇか?」 色々ヒドイことを言われているが、当の削板本人は全く気にしていない。 彼にはそんなことよりも大事なことがあったのだ。 「あっ!! 忘れていたが、俺は腹が減ってるんだった!! そんな訳で俺は何か食ってくる。じゃあな!!」 そう言い残し、彼はあっという間に見えなくなった。 「な、何だったの? あの人……」 「さぁ……」 まさに嵐のような男だった。 落ち着いたところで、上条は改めて建宮からの情報を御坂に話す。 ただし、洗脳云々の所は御坂は知っている(と上条は思っている)ので、そこははしょる。 「美琴、明日何とかして食蜂って人を連れてきてくれないか?」 「……なんで急に食蜂さんの名前がでてくるのよ。」 途端に不機嫌になる御坂。 以前にも言ったが、御坂は食蜂を快く思っていない。 だがそれよりも、二人っきりの時に他の女の名前が出るのが気に入らなかった。 「もしかしたら、ソイツが犯人かもしれないんだ。」 犯人という言葉に御坂は反応した。 何をやったのかは知らないが、食蜂が上条に何かしらのちょっかいを出した、というのは直感で分かった。 なるほど。それなら今日の放課後に助けてくれたことも納得できる。 向こうだって御坂【こっち】のことを快く思っていないくせに。 (あたしを助けたフリして、コイツに近付こうとした訳ね。 友達に手ぇ出したら許さないって釘を刺してた筈だけど…… ま、まぁ今は友達じゃなくて、こ、ここ、恋人なんだけどね!!?) 心の中でもアレやコレやと忙しい娘である。 それにしても、概ね御坂の思っている通りなのだが、根本の所で何か間違っている気がする。 いや、確かに食蜂は絹旗を洗脳して、二人の仲を邪魔しようとはしたのだが。 「分かったわ。 明日何とかして食蜂さんを引っ張り出してみる。」 「あぁ、頼むな。」 「……っと、もうこんな時間ね。そろそろ帰りましょうか。(本当はもう少しアンタと一緒にいたいけど……)」 「送ってかなくて平気か?」 「大丈夫よ。あたしを誰だと思ってんの? それじゃあね。」 こうして恋人(役)になったその初日のデートは幕を閉じた。 そしてついに敵(?)の尻尾も掴んだ。 決戦は明日。 いよいよ全ての決着がつこうとしていた。 (それにしても、御坂とあの男が一緒にいた時、何であんなに気持ちがざわついたんだろ…?) その答えも、明日出るのだろうか――― 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある不幸な都市伝説
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/771.html
_ _____________ _____________ _____________ 当麻と美琴の恋愛サイド only my 美琴 とある恋人の日常風景 とある実家の入浴剤 未来からうちの子がやってきた Equinox memories fortissimo とある少女のマフラー計画 上条さんがちっちゃくなりました。 memory 例えばこんな三人の関係 とある少女のういういdays とある幼馴染の超電磁砲 素直になったら 白紙の未来設計図 とあるラジオのいちゃいちゃSS 素敵な恋のかなえかた 胸に抱く、想い 恋と嘘と信頼と 君の見る幸福な世界 Presented to you 一端覧祭大騒動 Time enough for Love~愛に時間を Plus Minus とある上琴の未来物語 壊れかけの超電磁砲 『好き』だから…… とある異世界の上琴事情 新約編 とある男女の恋愛生活 とある少年の猛烈恋慕 とある不幸な都市伝説 どっちも負けず嫌い とある2人の放課後喫茶店 居場所 みこにゃんの日常 還ってきてよ… とある世界の名作劇場 クリスマス狂想曲 我が家に妹がやってきた こぼれ話 とある二人は反逆者 とある幼馴染の幻想殺し とある科学の執行部員 記憶鮮明! 育児日記 学舎の園脱出作戦 とある科学の超荷電粒子砲(プラズマ・キャノン) 編集
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2164.html
20スレ目ログ ____ ________________ 20-012 ソーサ(14-457) The back alley of winter 20-025 ソーサ(14-457) お見舞い日和 20-036 くまのこ(17-598) 学園都市は今日も平和です 20-044 ソーサ(14-457) Love is blind 1 序章 デルタフォース 20-052 ソーサ(14-457) Love is blind 2 第1話 変化 20-061 くまのこ(17-598) とある鈍感の疑似恋愛【ギャルゲープレイ】 20-074 ソーサ(14-457) Love is blind 3 第2話 誤解 20-081 久志(18-529) 幸福へのプロローグ 9 第八話 不安 20-086 くまのこ(17-598) とあるギャルゲーの実況プレイ【コメンタリー】 20-097 ソーサ(14-457) Love is blind 4 第3話 不幸続き 20-109 ソーサ(14-457) Love is blind 5 第4話 突然の幸福 20-121 くまのこ(17-598) とある不幸な都市伝説18 5日目 佐天編 その2 20-138 ダニエル(19-956) とある少年の教育実習 1 20-150 ナナ氏(20-146) それでも私は、きっとアンタに生きて欲しいんだと思う 1 20-158 くまのこ(17-598) 色んな人に「上琴SS」書いてもらったらカオスだった 20-175 ナナ氏(20-146) それでも私は、きっとアンタに生きて欲しいんだと思う 2 20-194 ソーサ(14-457) Love is blind 6 第5話 積極的に 20-205 ナナ氏(20-146) それでも私は、きっとアンタに生きて欲しいんだと思う 3 20-222 ぐちゅ玉(1-337) しんやく・にいてんご 1 20-229 ぐちゅ玉(1-337) しんやく・にいてんご 2 20-257 夢旅人(15-189) とあるバレンタインデーの物語 ~ The_tales_of_a_certain_St Valentine s_Day. 前編 20-267 くまのこ(17-598) 小ネタ 義理じゃないなら…? 御坂美琴編 20-274 ダニエル(19-956) 能力? 20-281 くまのこ(17-598) 小ネタ 義理じゃないなら…? 上条当麻編 20-285 夢旅人(15-189) とあるバレンタインデーの物語 ~ The_tales_of_a_certain_St Valentine s_Day. 後編 20-301 琴子(4-448) ミサカは恋のキューピッド? 20-315 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第一章 20-334 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第二章 20-341 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第三章 20-345 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第四章 20-356 くまのこ(17-598) 上条当麻の彼女だけど質問ある? 20-361 久志(18-529) ― 切欠 ― 第一話 20-376 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 新訳・第1章 上条当麻の決意 20-399 くまのこ(17-598) とある不幸な都市伝説19 5日目 その他大勢編 20-412 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 新訳・第2章 御坂美琴の真実 20-424 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 新訳・最終章 上条美琴の未来 20-437 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 エピローグ 『私』と「わたし」の幸せ 20-442 寝てた人 ◆msxLT4LFwc 当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族― 14 14章 帰省2日目 観覧車 20-464 蒼(4-816) 友達、トモダチ… 20-475 ダニエル(19-956) とある少年の教育実習 2 20-483 久志(18-529) 幸福へのプロローグ 10 第九話 暗雲 20-488 い~む(16-135) それぞれのバレンタイン 20-510 夢旅人(15-189) 元旦の晴れ着は振袖で 20-516 夢旅人(15-189) 幸せを形に。想いを言葉に 20-528 くまのこ(17-598) 色んな方に「上琴SS」頼んでみたらドイヒーだった 20-541 ソーサ(14-457) Love is blind 7 第6話 不幸と幸福と漏電 20-559 くまのこ(17-598) 小ネタ 一方通行先生のお悩み相談室 20-563 ソーサ(14-457) Love is blind 8 第7話 アンタの彼女 20-579 ツキサカ(15-321) 仲良く入院 2日目 20-588 くまのこ(17-598) もしヒロインが毎回デレている御坂美琴だったら 20-615 くまのこ(17-598) もしヒロインが毎回御坂美琴で主役がニブくない上条当麻だったら 20-632 20-630 (無題) 20-642 マハラノビス(20-641) ベッドの上での座談会 20-656 ダニエル(19-956) 耐心補強 20-665 ソーサ(14-457) Love is blind 9 第8話 夢のような 20-676 またーり三世(18-440) 美琴「明日、一言も喋らないで欲しいの」 20-702 風花(19-114) 暖かい春の日には。 1 20-721 琴子(4-448) あの日の**を待つ君へ 第1章 取り戻した日常、失ったモノ(上条side) 20-742 ソーサ(14-457) Happy white day 20-756 くまのこ(17-598) 小ネタ 鉄橋は「変」の合図 20-765 風花(19-114) 暖かい春の日には。 2 20-798 いがど(20-796) とある二人の育児体験 20-822 アクセ(18-753) 秘密の代償 20-828 風花(19-114) 小ネタ Night story 20-837 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 1 20-846 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 2 20-862 ダニエル(19-956) とある少年の教育実習 3 20-872 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 3 20-886 くまのこ(17-598) 小ネタ 第8回 異教のサルでもわかるツンデレ語講座 20-888 くまのこ(17-598) 小ネタ それぞれのエイプリルフール 20-872 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 4 20-924 くまのこ(17-598) とある不幸な都市伝説20 6日目 その1 20-938 ナナ氏(20-146) 月と彼方と私とサクラ 1 20-956 ナナ氏(20-146) 月と彼方と私とサクラ 2 20-965 風花(19-114) Fine story 20-973 ナナ氏(20-146) 月と彼方と私とサクラ 3 ▲
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2163.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/ログ 20スレ目ログ ____ ________________ 20-012 ソーサ(14-457) The back alley of winter 20-025 ソーサ(14-457) お見舞い日和 20-036 くまのこ(17-598) 学園都市は今日も平和です 20-044 ソーサ(14-457) Love is blind 1 序章 デルタフォース 20-052 ソーサ(14-457) Love is blind 2 第1話 変化 20-061 くまのこ(17-598) とある鈍感の疑似恋愛【ギャルゲープレイ】 20-074 ソーサ(14-457) Love is blind 3 第2話 誤解 20-081 久志(18-529) 幸福へのプロローグ 9 第八話 不安 20-086 くまのこ(17-598) とあるギャルゲーの実況プレイ【コメンタリー】 20-097 ソーサ(14-457) Love is blind 4 第3話 不幸続き 20-109 ソーサ(14-457) Love is blind 5 第4話 突然の幸福 20-121 くまのこ(17-598) とある不幸な都市伝説18 5日目 佐天編 その2 20-138 ダニエル(19-956) とある少年の教育実習 1 20-150 ナナ氏(20-146) それでも私は、きっとアンタに生きて欲しいんだと思う 1 20-158 くまのこ(17-598) 色んな人に「上琴SS」書いてもらったらカオスだった 20-175 ナナ氏(20-146) それでも私は、きっとアンタに生きて欲しいんだと思う 2 20-194 ソーサ(14-457) Love is blind 6 第5話 積極的に 20-205 ナナ氏(20-146) それでも私は、きっとアンタに生きて欲しいんだと思う 3 20-222 ぐちゅ玉(1-337) しんやく・にいてんご 1 20-229 ぐちゅ玉(1-337) しんやく・にいてんご 2 20-257 夢旅人(15-189) とあるバレンタインデーの物語 ~ The_tales_of_a_certain_St Valentine s_Day. 前編 20-267 くまのこ(17-598) 小ネタ 義理じゃないなら…? 御坂美琴編 20-274 ダニエル(19-956) 能力? 20-281 くまのこ(17-598) 小ネタ 義理じゃないなら…? 上条当麻編 20-285 夢旅人(15-189) とあるバレンタインデーの物語 ~ The_tales_of_a_certain_St Valentine s_Day. 後編 20-301 琴子(4-448) ミサカは恋のキューピッド? 20-315 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第一章 20-334 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第二章 20-341 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第三章 20-345 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 第四章 20-356 くまのこ(17-598) 上条当麻の彼女だけど質問ある? 20-361 久志(18-529) ― 切欠 ― 第一話 20-376 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 新訳・第1章 上条当麻の決意 20-399 くまのこ(17-598) とある不幸な都市伝説19 5日目 その他大勢編 20-412 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 新訳・第2章 御坂美琴の真実 20-424 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 新訳・最終章 上条美琴の未来 20-437 澪標し(20-314) とある少年の告白成就 エピローグ 『私』と「わたし」の幸せ 20-442 寝てた人 ◆msxLT4LFwc 当麻と美琴の恋愛サイド ―帰省/家族― 14 14章 帰省2日目 観覧車 20-464 蒼(4-816) 友達、トモダチ… 20-475 ダニエル(19-956) とある少年の教育実習 2 20-483 久志(18-529) 幸福へのプロローグ 10 第九話 暗雲 20-488 い~む(16-135) それぞれのバレンタイン 20-510 夢旅人(15-189) 元旦の晴れ着は振袖で 20-516 夢旅人(15-189) 幸せを形に。想いを言葉に 20-528 くまのこ(17-598) 色んな方に「上琴SS」頼んでみたらドイヒーだった 20-541 ソーサ(14-457) Love is blind 7 第6話 不幸と幸福と漏電 20-559 くまのこ(17-598) 小ネタ 一方通行先生のお悩み相談室 20-563 ソーサ(14-457) Love is blind 8 第7話 アンタの彼女 20-579 ツキサカ(15-321) 仲良く入院 2日目 20-588 くまのこ(17-598) もしヒロインが毎回デレている御坂美琴だったら 20-615 くまのこ(17-598) もしヒロインが毎回御坂美琴で主役がニブくない上条当麻だったら 20-632 20-630 (無題) 20-642 マハラノビス(20-641) ベッドの上での座談会 20-656 ダニエル(19-956) 耐心補強 20-665 ソーサ(14-457) Love is blind 9 第8話 夢のような 20-676 またーり三世(18-440) 美琴「明日、一言も喋らないで欲しいの」 20-702 風花(19-114) 暖かい春の日には。 1 20-721 琴子(4-448) あの日の**を待つ君へ 第1章 取り戻した日常、失ったモノ(上条side) 20-742 ソーサ(14-457) Happy white day 20-756 くまのこ(17-598) 小ネタ 鉄橋は「変」の合図 20-765 風花(19-114) 暖かい春の日には。 2 20-798 いがど(20-796) とある二人の育児体験 20-822 アクセ(18-753) 秘密の代償 20-828 風花(19-114) 小ネタ Night story 20-837 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 1 20-846 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 2 20-862 ダニエル(19-956) とある少年の教育実習 3 20-872 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 3 20-886 くまのこ(17-598) 小ネタ 第8回 異教のサルでもわかるツンデレ語講座 20-888 くまのこ(17-598) 小ネタ それぞれのエイプリルフール 20-872 ナナ氏(20-146) 神(上)の見えざる(右)手 4 20-924 くまのこ(17-598) とある不幸な都市伝説20 6日目 その1 20-938 ナナ氏(20-146) 月と彼方と私とサクラ 1 20-956 ナナ氏(20-146) 月と彼方と私とサクラ 2 20-965 風花(19-114) Fine story 20-973 ナナ氏(20-146) 月と彼方と私とサクラ 3 ▲ 編集 Back
https://w.atwiki.jp/legends/pages/551.html
女装少年と愉快な都市伝説 なんか色々追加することとかあったので一新の最中でございます ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/legends/pages/552.html
プロフィール 女装少年と愉快な都市伝説 これまでのお話 メインのストーリー的なもの プロローグ的なもの 秋祭り2日目~夕方1 秋祭り2日目~夕方2 秋祭り2日目~夜1 秋祭り2日目~夜2 秋祭り2日目~夜3 秋祭り2日目~深夜1 秋祭り2日目~深夜2 秋祭り3日目~昼頃 秋祭り3日目~昼頃 とある組織の通話録1 秋祭り3日目~昼頃 小ネタ~将門様からの招待状~ vs《鎌男》 黒服Hさんによるピュアな少年のための淫語講座 宴会当日、宴会の準備 宴会の風景 宴会の風景~コアラの少年と姫君 宴会の風景~エンジェルさんの契約者 宴会の風景~姫さん とある組織の通話録2 女装少年の受難~マッドガッサー襲来 女装少年の受難~トバさん暴走 vs因縁の相手 Dさん宅にて~寝起き編 Dさん宅にて~朝ご飯その他 マッドガッサー達との接近遭遇~幼女マリ、路上にて マッドガッサー達との接近遭遇~マッドガッサー、教会にて 中央高校での決戦~高校潜入 中央高校での決戦~vsHさん 中央高校での決戦~vsラ〇ン、そして合流 中央高校での決戦~笛吹きとの顔合わせ クリスマス~メリー苦しみます クリスマス~花子さんの契約者(獄門寺君)宅にて クリスマス~深まる誤解 新年あけましておめでとう~同居人達の初夢 サブストーリーとか過去編とか脇役とか とある男の日記帳 蟲使いコンビの話 ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/legends/pages/180.html
とっぷり静かに夜がふける さぁさ、都市伝説の時間の始まりだよ さぁさ、みんな出ておいで 楽しい楽しい時間だよ 知ってるかい? 人々が噂すれば、都市伝説は生まれてくる たとえ、その始まりが作り話であろうとも たとえ、その始まりがささやかな嘘であろうとも たとえ、その始まりがただの勘違いであろうとも それでも、都市伝説は生まれるのさ だって、みんなが噂するから だから、都市伝説は生まれるんだ それじゃあ、噂しなければいいって? 無理無理、そんなの無理なのさ だって、人々は噂せずにはいられない 誰かに話さずにはいられない …都市伝説には、そんな魔力があるんだよ? 「…赤マントがやられたそうで」 こちらの報告に、彼女はあら、と驚いたような声を出した が、すぐに笑って、作業を続ける 「相手はだぁれ?」 「『トイレの花子さん』。人間とは契約済です」 あらあら、と まるで、世間話でもしている主婦のように、彼女は笑っている 同士の死に悲しむ様子は微塵もない 「多分、現場は女子トイレでしょ?」 「はい」 「やっぱりね。可哀想な赤マント。相手と場所が悪かったわね」 くすくすくす 彼女は笑う、ころころ笑う 鏡に書いたそのメッセージに満足しつつ とても楽しそうに笑う 「仕方ないわよね。あの子は、私たちの中でも、一番の小者だったもの」 言いながら、彼女は服を着始める …にしても、彼女はどうして、作業をはじめる前に服を着ないのだろう 長年彼女と付き合ってきているが、それだけが謎だ 「……さて、と。行きましょうか」 「どちらまで?」 「あなたが、送ってくれるなら、どこでも」 くすくすくすくすくすくすくす どこか、狂気を感じさせる笑み だが、私はそれに恐怖は感じない 自分と彼女は同士である そして、彼女の能力は、発動条件があるから…彼女の誘惑に屈しない限り、私は彼女に頃される事はない そもそも、彼女の能力に殺傷能力があるのか、否か? …私には、その事実はわからないのだが 「地獄行きだったら、どうなさるおつもりで?」 「あら、それもいいわねぇ」 くすくす 笑うその笑顔は、妖艶で ぞくり、背筋を悪寒が走る …知っている この笑顔は、男を誘う笑顔だ 獲物を誘う笑顔だ だから この笑顔に惹かれては、いけないのだ 彼女とともにホテルを出る …彼女が、男と入ったその個室 そこの鏡に残したメッセージを見て、男はどう思うやら 真っ赤な唇で 『エイズの世界へようこそ!』 と、そう書かれた…そのメッセージに 自分が運転するタクシーお後部座席に座り、女はすやすや眠っている …さて、どうしようか 彼女の片割れの所にでも、送るとしようか できれば、彼女とはあまり関わりたくないのだ 同士ではあるのだが…時折、彼女の行動にはついていけなくなってしまう 「…はぁ」 運転しながら、小さく、小さくため息をつく …自分たちは都市伝説だ そして、自分も、彼女も、あまり人間に歓迎される都市伝説ではない たとえ、歓迎されない生まれ方をした都市伝説であっても、改心し、人間と友好関係を築こうとする者たちもいる …だが それでは駄目だ、と唱えるのが、自分たちだ 都市伝説は、都市伝説らしく振舞うべし 衝動を抑える必要などない だから、彼女は男を誘い一夜を共にし、あのメッセージを残す だから、自分は酔った客を乗せ…地獄へと送り届ける それが、自分たち 人間の噂話から生まれた都市伝説 これでいい 自分たちはその道を選んだのだから、後悔などない …だが、それでも 同士が、人間と契約した都市伝説に倒されるたびに 次は自分なのでは、と 恐怖に支配されてしまうのだった ほらほら、都市伝説の時間だよ? みんなどうしたの?出ておいでよ? ねぇねぇ、君はどうするの? 君はどんな都市伝説? 人を助ける? 人を襲う それとも、人間なんかに関わらない? どんな生まれであろうとも 後の行動を決めるは君次第 後悔しなけりゃ、どうでもいいのさ …たとえ、それによって 誰かの命を奪おうとも 誰かに命を奪われようとも 結局は、自分が選んだ結末なんだから、さ fin 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/legends/pages/554.html
秋祭り2日目~夕方2 これでも、それなり以上には経験を積んだつもりだった。 とある事情によって都市伝説と戦うことになって数ヶ月。 そのなかには危険なんかいくらでもあったし、「あれ、これマジで死ぬんじゃね?」と 思わされたことも一度や二度ではない。 《ジェットばあさん》と契約した時などMS5(マジで死にます5秒前)な状態だった。 しかし、それら全てを合わせても、今後ろに迫る脅威には及ばないと断言できる。 「…っ、あああああぁぁぁぁァァァッ!」 全力で叫ぶ。そうでもしないと、この恐怖を振り切ることなどできないから。 《夢の国》のマスコットでなく、ましてや黒服なんかでもないその恐怖の名は。 “全裸のハゲたムキムキ筋肉ダルマがいい笑顔を(本当に、憎らしくなるほどこの上なくいい笑顔を)満面に浮かべ凄まじい勢いで後を追ってくる”。 「たぁぁぁすぅぅぅけぇぇぇてぇぇぇぇぇぇぇ!!」 叫んではみても、周囲には人っ子一人いないのでなんの意味もない。 《ジェットばあさん》の能力を発動させようとしても、条件が満たされないのでそれもできない。 ……《ジェットばあさん》の発動条件は“目の届く範囲に自分よりも速いものがある”こと、“ある程度封鎖された空間内である”こと、 “自分に危害が加えられる”ことの三つの内のどれかを満たすことだ。 先程の戦闘では、グーフィ〇の斬撃の余波によってその条件が満たされた。 今のこの状況ではその条件が一つも満たせない…というか、満たしたくない。 一度背後のマッチョマンに捕まってしまえば、“自分に危害が加えられた”と見なされ発動もできるだろう。 しかし、その手段はどうも嫌な予感がしてならない。 あのマッチョに捕まった瞬間何かが終わってしまうような、それと同時に何かが始まってしまうような、そんな気がする。 「だーもうちくしょう、不幸だーーーーーーっ!!」 叫びつつもさらに自らの足に力を込め、日が傾きつつある街をこっちは駆け抜けていった。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
https://w.atwiki.jp/legends/pages/682.html
とある組織の通話録1 ―――やあ、元気だったかな? む、何故無反応なのか…あぁ、私が誰かって? 私だよ私、君の担当者さ。 今何時だと思っているのか? そんなことは知らないよ、私はただ電話をかけているだけだからね。 まあ、もし君がこの電話によって睡眠でも妨害されたというのなら…ざまぁwwwとでも言わせて貰おうか……ってぬぉぅうああああ!! こ、コンクリートを爪で引っ掻くのは止めてくれたまえ、私はそれが大の苦手なんだ! …まあ、今の失言については謝罪しよう。 流石にレディ相手にあの態度は失礼だったからね。 さて、本題に入ろうか。 君が私達に敗北してから早三ヶ月、今回は君の初仕事について伝達するよ。 それでは、命令する。 ―――『日本の学校町という地にて、現在当該地域に在住している同士と共に、人に仇為す都市伝説達を殲滅せよ』。 ―――まあ簡単な仕事だよ、適当にぶらついて、襲ってきた都市伝説を返り討ちにすればいいだけだから。 ああ、家をどうするのかって? 新しい家を用意するのは無理だから、今学校町にいる同士―――まあ、これは私の息子なんだがね―――と同居してもらうことになる―――そう、かつて君が敗北した、あの少年だよ。 ほう、嫌だ、と。 成る程成る程、つまり働く気など無い、と。 おやおや、まあまあ。 いや、いいんだよ? それが君の意思ならば、私はそれを尊重しよう―――ただしこれまでしてきた援助の分は、利子付きでたっぷりと取り立てさせてもらうがね。 …そうか、やる気になってくれたか。 おじさんとっても嬉しいよ。 まあそれでだ、チケット等はこちらで用意するから、出来るだけ早く日本へ向かって欲しい。 何々、あいつなら大概の都市伝説は大丈夫だろうって? ふむ、そこまで息子のことを評価してくれるのは嬉しいが…そんなことはないよ。 確かにあいつの能力は物理的な戦闘力ならばかなりのものだ…だが、そのかわりに実体の無いものに対しては何の力も持たない。 それに、物理的な力という単純なものに特化しているからこそ、自らを遥かに越える力―――今回ならば数か、には対抗しづらいということもあるしね。 うん? 今回とはなんの話だ? ああ言ってなかったかな。 どうやら《夢の国》にこっぴどくやられたらしいよ。 まあその状況を聞いたら、負けるのも仕方が無いとは思ったけれどね。 …と、そういうことで、君の初任務、楽しい楽しいお仕事の始まりだ。 ―――それでは、グッドラック………ってなんだね、まだ聞きたいことがあるのかね? ……ふむふむ、成る程。 ―――私達の、目的が知りたい、と。 聞いていないのかい、息子から? む、説明しておくようにとあれほど言ったのに…あのドジッ娘め。 …なぜ息子なのにドジッ娘なのか、だと? よくぞ、よくぞ聞いてくれた! 私の息子は、とても女装が似合うのだよ! まずものぐさなせいで髪が長いし、体質なのか毛が生えん! その上同居人達と同じ風呂を使っているから匂いも甘い感じだし、声も高く家事万能! ついでに化粧水なんぞを作っているせいか、肌もスベスベだ! 更には―――むしろ私はこれこそが、凡百の女装と息子との差だと思考しているのだが―――微乳だ。 いや、息子は小さい頃はポッチャリしていてね…痩せたときに、何故か胸の脂肪だけ残ったのだよ。 ―――ああ、母さんとなんか離婚しても良いから女装した息子と結婚したい! あの甘~い声で「お父さんと結婚するー」なんて言われたい! ついさっき、母さんから息子に罰ゲームで女装をさせることにしたと連絡があってね…その写真が届くのが今から楽しみで楽しみで……ハァハァ。 …ハハハ、変態変態とそう誉めてくれるな、照れるじゃあないか。 それはそうと、私達の目的だったね。 まあ……一言で言うとするのならば、そう―――『世界を護るため』、そのために私達は存在しているのだよ。 む、なぜそんな嘘っぽいーだなんて言うのかね…ロマンが感じられないのかい、世界を護るだなんて? ふーむ…いまじド下手な詐欺師でもそんな陳腐なことは言わない、ねえ。 しかし、全ては本当のことなのだよ。 ……まあ、疑問を持ったままではお仕事の効率も悪くなるだろうし―――かるーく教授してやろうではないか。 ―――まずは、だ。 私達が戦っているものは何だね? そう、都市伝説だ。 ならば、都市伝説とは何か―――詰まる所、それは単なる人の噂話にしか過ぎないのだよ。 人のある所何処にでも現れ、そして忘れ去られて消えていく…そんな噂話にね。 ―――何を以て噂話が都市伝説と成り、それが現実と為るのか、それは解らない。 しかしそれは、確かに実現しているんだ。 ……例えば、日本のプロ野球界にはア○ロンという選手がいる。 この選手にはとある噂があってね…《アー○ンは空間を歪めている》というものだ。 本来はただの偶然だったのだよ。 少し他人より相手のエラーが多く、少し他人よりフォアボールが多かった、ただそれだけだ。 しかしそれが今となっては都市伝説となり、実際に彼に力を貸している…。 これは何を意味するか―――それはだね、『都市伝説は現実を上書きする』ということだよ。 さて、そのことを頭に入れた上で聞いてくれたまえ。 今この世にはどれだけの都市伝説と契約者がいるのか…それは分からない。 だがその中には色々な者がいるというのは、説明するまでもないことだ。 当然悪事を働く者もいるし、更にはそれを一般人に目撃されて何とも思わない者もいるだろう。 ならば、こういう噂が拡がることも、無いとは言い切れないだろう? ―――《都市伝説は確かに現実に存在する》という、噂がね。 そして噂は何らかの要因によって都市伝説へと変化し、実体化する―――。 ―――ほうら、これだけ…たったこれだけのことで、世界の危機の出来上がりだ。 …ふむ、それだけで世界が崩壊するものか、か。 ……《南米に潜むナチスの総統》の話を知っているかい? この世に最も大きな混乱をもたらす都市伝説の一つだよ。 それが何故表に出てこないのか…それは、数多くの人に認識された時、その存在は都市伝説でなく、ただの現実に成り下がるからだ。 そしてただの現実と成り下がった都市伝説は力を失い、消えていく……。 しかし、もし《都市伝説は確かに現実に存在する》という都市伝説が生まれ、実体化したら…そんな制約は気にすることではなくなる。 歴史は変わり、陰謀は全て実際に起こったこと、起こることとなり、そして人智を越えた怪物達が我が物顔でのし歩く―――。 ―――そんな世界が壊れていないと……君は本気で、そう思えるかい? ―――まあ、そういうことだ。 だから、私達…『メンバー』の目的が『世界を護ること』だというのも、 あながち間違いでは無いのだよ。 その為の手段として、人に危害を加える都市伝説や凶悪な犯罪を起こす契約者達を狩っているわけだ。 納得してくれたかね? ……そうか、良かった。 学校町に着いたら、また連絡してくれたまえ。 ―――ではまた、いずれ。 プッ、ツー、ツー、ツー………… 電 話を切った私は独りごちる。 「―――まあそれは『メンバー』の目的であって、"私達"の目的ではないのだがね」 そう。 先程少女に話したことは決して嘘ではない。嘘ではないが―――同時に真実でもない。 だが、その真実に辿り着く為のピースは与えたつもりだ。 あの聡明な少女は、きっと辿り着くだろう。 だが。 「…まあ、どうでもいいか」 そう、どうでもいい。 例え相手が何であろうと、"私達"には止まる気などないのだから。 くくく、と口から押し殺した笑い声が漏れる。 「―――それにしても、『組織』に『首塚』、『怪奇同盟』、『機関』。更に『薔薇十字団』にかの『第三帝国』、そして我らが『メンバー』か……学校町という地は、本当に異常なまでに都市伝説を引き寄せるな」 実際、それにフリーの者達が加われば…本当に、異常な都市伝説の密度だ。 確かに都市伝説が集まりやすい土地というのは世界中に存在するが―――流石にここまでのものは稀だ。 何らかの理由が存在するのだろう。 一人の探求者としては非常に興味をそそられるのだが―――"私達"にしてみれば、何の意味も無いものだ。 ―――"私達"は、多くの都市伝説が生まれ、そして消えて逝くのを、ただ観察できればそれで良いのだから。 「―――さあ、見せてくれ学校町。更なる戦いを、更なる死を、更なる生を! それを観てこそ、"私達"の目的は達成されるのだから!」 ―――その叫びを聞く者は誰も居らず、ただ、薄暗い部屋の闇へと溶けていく。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/
上条さんと美琴のいちゃいちゃSS 今日は - ;回いちゃいちゃしました 昨日は - ;回いちゃいちゃしました ◎短編 _ _____________ _____________ _____________ 当麻と美琴の恋愛サイド only my 美琴 とある恋人の日常風景 とある実家の入浴剤 未来からうちの子がやってきた Equinox memories fortissimo とある少女のマフラー計画 上条さんがちっちゃくなりました。 memory 例えばこんな三人の関係 とある少女のういういdays とある幼馴染の超電磁砲 素直になったら 白紙の未来設計図 とあるラジオのいちゃいちゃSS 素敵な恋のかなえかた 胸に抱く、想い 恋と嘘と信頼と 君の見る幸福な世界 Presented to you 一端覧祭大騒動 Time enough for Love~愛に時間を Plus Minus とある上琴の未来物語 壊れかけの超電磁砲 『好き』だから…… とある異世界の上琴事情 新約編 とある男女の恋愛生活 とある少年の猛烈恋慕 とある不幸な都市伝説 どっちも負けず嫌い とある2人の放課後喫茶店 居場所 みこにゃんの日常 還ってきてよ… とある世界の名作劇場 クリスマス狂想曲 我が家に妹がやってきた こぼれ話 とある二人は反逆者 とある幼馴染の幻想殺し とある科学の執行部員 記憶鮮明! 育児日記 学舎の園脱出作戦 とある科学の超荷電粒子砲(プラズマ・キャノン) 編集 ◎完結 _ _____________ _____________ _____________ シークレットメッセージ 遊園地デート X-DATE 帰省編 とある学園の執事喫茶 一端覧祭 とある両家の元旦物語 バイト生活 とある子猫な超電磁砲 どこにでもあるハッピーエンド 幸せへと至る道 side by side Daily Life とある未来の・・・ とある宣伝の超電磁砲 11月22日は何の日? こいぬのおくりもの 鶴の恩返し My... とある記憶の消失問題 とある男の本気告白 一本の白き道 ――ふたり―― 上琴の戦い 起きないあいつ 恋する美琴の恋愛事情 未来からの来訪者 わたしのヒーロー とある少年の帰還記念祭 とある10人のハロウィンパーティ 幸福へのプロローグ Love is blind とある少年の告白成就 神(上)の見えざる(右)手 月と彼方と私とサクラ 消えゆくあいつの背中を追って 上琴の奇妙な体験 とある二人の旅行物語 秋終わり、恋は終わり始まる とある不幸なHappy days とある底辺と頂点の禁断恋愛 全力で貴方たちを倒す! if√ とある乙女の小さな願い とあるファミレスのバカップル 被害者 とあるベランダの超電磁砲 御坂美琴の消失 美琴「素直になる…かー」 くっつく さよなら常盤台 編集