約 2,676,090 件
https://w.atwiki.jp/kasunaito/pages/39.html
~前書き~ 1名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/24(土)02 38 43ID InuUou4I Wyetisが所属する裏LSの旧HP http //hujisiroseiji.hp.infoseek.co.jp/ WyetisのHP http //black.ap.teacup.com/tote2doubleplus/82.html 10名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/24(土)02 44 06ID InuUou4I ブログではグチグチ泣き言しかないようですがLSの詩人からこんな事言われたから 何も取らずに抜けた!みたいな感じですが・・・ ヴァルハラ胴SS (今年3月くらいに手に入れたと予想 (第一希望? http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24874.jpg ヴァルハラ取れたのであだまんwとの比較^^ http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24876.jpg (他人視点) はじめた時より装備が揃いました^^ before http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24879.jpg after http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24878.jpg 実は武王:胴の免罪も手に入れてました^^v (抜ける直前に手に入れた感じ? 第2希望 http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24880.jpg いらなそうだけど一応置いとく 以下 とある氏の裏LS物語をお聞きください(*´ω`*) ~前章までのあらすじ~ Wyetis「貴方達のポイントは何Pですか?ちなみに私のポイントは50Pです」 他LSm「50・・・ダメだ勝てっこない。おわりだ」 リディ「みんな大丈夫だ。なんとかなる。51Pだ」 Wyetis「いいでしょう。私の本気を見せましょう。90Pです。 ちなみに私は後2回も変身を残しています。」 他LSm「これ以上があるって言うのかよ。バケモンだ」 Wyetis「サービスです。更に変身を見せてあげましょう。光栄に思いなさい。 この姿を見たのは貴方達が初めてですよ。103P」 リディ静かな怒りで104P 戦いは終わったかに見えた リディ「もういいだろう。お前は限界を超えている。これ以上戦っても意味がねぇ。 再戦ならまたポイント貯めてからやってやる」 Wyetis(この私が・・・LS内最強ナイトの私が負ける?認めない。認めるものか!! しめた!奴め油断したな。まだ公開してないポイントが実はあるのだ。 うはははッ最後は俺の勝ちだ。背後から105P叩きつけてやる!!) リディは騙まし討ちを先読みして109Pを静かに叩き返していた Wyetis「ぽいとおぉぉぉぉおぉぉぉ」 絶叫が空しく響き渡っていた --どこに入れるか・・・質問いっぱい-- 354名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/24(土)22 17 20ID 0aq7aDlf さすが活動日だから、いっぱいカキコミあるね 332にも答えるカタチで、話を進めます 332名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/24(土)20 07 28ID ZtBwojMY 325 kwskと言われても俺はヒラ部員だったんで当時の幹部に聞きたいんだが 流れとしてはこんな感じ ・2chへの晒し(当時はまだ協定とのトラブルは無し)やHPの掲示板への執拗ないやがらせが多発 ・内部にリーク者がいるという流れに何故かなる。(揉め事が起こると何故か内部スネークがいるって事になる) ・ある土曜日の夜、突入前になにやらゴタゴタと幹部が揉めていた。 その後、LS会話にてZirが脱退宣言! ・排出後の反省会で説明を求めたところ 「犯人はあいつで確定、問い詰めたら認めた様なものだったので 彼には脱会してもらう」 そのような説明だった。 ・その後、それは行き過ぎ、証拠もない、Zirさんはそんな人じゃない等々、擁護が多発し、渋々アルケミさん 辺りが間に入ってカニ兄弟が戻って来てくれ。すまなかったと詫びいれてZirが戻ってきたと記憶している。 当時はなにも思わなかったんだが、とあるLSさんの書き込み見てると妙な疑問が浮かぶ。 なにを根拠にスネークはZirと決め付けたのが? すぐ侘びを入れたってことは結局証拠はなかったんじゃないのか? 単純にライバルZirを排除したい兄弟の企みではなかったのか? 聞く限り「ぽいと」事件と時期が重なるだけに妙な感じだ。 --------------------------------------------- ========================== ∥ 第三章 ∥ ========================== ~ぽいと、工作を隠蔽する~ 24名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/24(土)03 04 11ID 96bm+Vti その日の裏は、初ザルカと言う事もあり、殲滅戦も少なく(砦NMで死者出まくり)、 結局ウ゛ァラー胴は出ませんでした。(白手と忍手だったかな・・・うろ覚え) しかし、問題はそんな事ではなく、昨夜の件をどう処理するかでした。 すると突入前に、テルが届きました。 371名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/24(土)23 46 29ID TUKS5Pq4 テルは、昨夜のオークションを攻防を目撃したメンバーからのものでした。 自分以外にも、目撃者がいること、そして人気AFでこうしたグレーゾーンギリギリの 手段が用いられた事から、今回の件はうやむやに出来ないと考えた私は、 突入前のブリーフィングでLS会話にて報告し、以下の点をハッキリさせようと思いました。 (突入前に希望品とポイント、優先順位のアナウンスがあるため、突入後ではモメると思ったため) ・今回被害を受けたリディラーの消費ポイントを、 優先順位(兄貴ではない)の人よりちょっと上か103Pまで引き下げる ・兄貴の希望品の確認。 ポイントなのか、ナイトなのか、そもそも全く別のモノなのか 。 WACでは、ウィンで赤を希望する事もできた。 裏ドロップ表を見ればナンセンスなのはわかるけど、前例のないモノを希望は可能。 しかし、告発すれば、間違いなく兄貴が取った行動をメンバー全員が知る事になってしまう―― 悩んだ末、LSで挙手をしました。 ノ(WACの発言は挙手制) 378名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/24(土)23 58 40ID TUKS5Pq4 その時、予想外の人物が突然口を開きました。 「突入前に、言わなければいけない事があるノ」 俺の発言を遮るようにそう言ったその男は、昨夜ロットバトルで敗北した兄貴本人でした。 「実は、不正をしてしまった。」 驚きました。告発すれば認めるだろうとは踏んでいましたが、自分から切り出すとは・・・ 同時に、彼が認めなかった場合に、目撃者にまで 証言させてやろうと息巻いていた自分を、恥じました。 俺は黙っていればよさそうだな。 そう思い、兄貴の話を聞きました。他のメンバーは、兄貴の突然の話に集中しています。 380名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)00 05 44ID oWCTlNeW /linkshel前回のポイントの計算を忘れてたままオークションしていて、 /linkshelこれはまずいと思い慌てて直したら時間過ぎてたんだ /linkshel今回希望品なし、ポイントも無しの覚悟はできてる。 ―――――――おい。 ~~以下、姑息な隠蔽発言に対するネ実の反応~~ 381名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)00 08 05ID mu93q23E うはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 382名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)00 09 30ID fxGwyZNy ぽいと? ねえ、ぽいと?w 383名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)00 10 02ID iqEpEGiP あ、あるぇー?wwwwww 384名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)00 11 07ID 2bePbrEE ベットいじったことなかったことにするなwwwww 386名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)00 13 07ID q5fHeJKV ここまで卑劣なやつはそうはいないw 387名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)00 13 19ID D4n5vX4O 元々ポイントで負けているし、自分から申告することで一番傷が浅くなるようにしたか さすがカスナイト汚い 取得ポイントリセットのペナルティぐらい言い出せば見直すのに 389名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)00 14 35ID YT91a3Tq 汚いなさすがカスナイトきたない あまりにも汚すぎるでしょう? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 390名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)00 15 31ID oWCTlNeW 「更新時間過ぎちゃったんだw」 「wwwどんまいwww」「せっかくザルカなのにw」 「ポイントって意味で書いてあるじゃん、ポイント無しまでしなくていいでしょ」 ―――違う 「兄貴、さすがに笑えないな@@;」 「ウ゛ァラー胴もう二度と取れないんじゃw」 「運なさすぎw」 ――――――違う 「じゃあ兄貴のウ゛ァラーサーコートはあたしが持って帰りますね^^w」 「あほ」 「希望無しはかわいそうじゃないか?せめて第二希望だけでも・・・」 兄貴「いや、こういう事はしっかりしないといけない」 「リディラーさんが気付いてくれたみたいで、 余計なポイント使わせてしまった。すまない。 消費ポイント下げてやってくれないか、俺の責任だ。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 402名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)00 26 04ID oWCTlNeW 攻防に見入ってSSは00 00を回ったあとのものだけだった事を、激しく後悔する。 そんな中、リディラーが、兄貴に答える 「気にしてないんで、いいっすよ」 この一言で、事件は強制的に収束した。 兄貴は第一希望無効、参加P有効 リディラー第一ウ゛ァラー109P 初ザルカだったこともあり、ナイトはドロップせずに終わる 突入後は、闇王のBGM、クリスタルラインの囮抜きなど、 反省会が終わった後もLSメンバー全員が興奮しながら感想を語った。 夜12 30を回り、さすがにお開きとなる。 D2をぶっきらぼうに断り、歩いてOPへ帰路につくリディラー。 しかし、その後ろ姿を、じっとりと見つめる視線があった―――― =ぽいと降臨!?= → 1irNlyhW 周辺を擁護の記録へ記載予定 451名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)00 47 37ID C6rxyZ8F 【新章・リディラー脱退事件】 初ザルカから二ヶ月近く経過した頃、再びWACにザルカ挑戦のチャンスがやってきた。 この頃はまだ協定にも所属し、新規加入者の四国クリアーもあったので、 北国は長くご無沙汰だった。 しかし、LSは少しずつ戦力が増えていき、氷河などは道中、魔のコーナーでのリンク (これだけでどこの事言ってるか分かる貴方はマニア)で やっぱり死ねるものの、ドラのマラソン含めボス戦は安定していた。 初ザルカでポイント有利に立っていたリディラーは、 四国回りを経て再び着実にポイントを伸ばす一方、 兄貴はゆっくりと、確実に差をつけられていた。 時を同じくして、リディラーを廃人とささやく晒しが鯖スレや掲示板で起こっていた。 第二回ザルカ、初回の怨念の炎は未だ消えていなかった。 467名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)00 54 32ID C6rxyZ8F ここで一般的な話なのだけど、レアアイテムはどんな人に持っていって欲しいだろうか ・初参加者が赤帽子を持っていたきり来なくなった ・たまにしか参加しないリーマン戦士が白虎にロットした。 ・手伝いに来たフレのフレがソボロをロットした よくある話だと思う。 では、ウ゛ァラー胴はどうだろうか ・古参と新規 ・いつも戦士で来る奴と常にナイトの奴 ・LSから慕われている者と嫌われている者 どちらがふさわしいだろうか 489名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 08 48ID C6rxyZ8F みんないろいろ意見があるようですね ただ一つ言えるのは、より自分にとって親しい人間が取得した方が嬉しいということですね。 さて、件の兄貴ですが、WACでは非常に慕われていた存在でした。 弟赤の兄弟補正を除いても、フランクな意見、 単純な性格、違反者や裏中のサボりにはしっかり喝を入れる一方で、 終われば優しく切り替えのよさ、そしてロストを恐れず敵に向かっていく兄貴は、 多くのメンバーに、お世辞じゃなく愛されていました。 506名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 22 26ID C6rxyZ8F LSに長くいると、アイテムを取得した場合に心からおめでと言える人と、 そうでない人が出てくると思います。普段の付き合いや態度が、それを決めますよね。 集団の中で群れる事は、付き合いも含め、大きなアドバンテージを生みます。 そして発言力も増していきます。 こういう馴れ合いを、ネ実民なら嫌う者も多いはずです。 そして、そういう輪の中から一歩引き、白けた目で見る者の気持ちも。 そして、群れているだけの者が持つ権力に、嫉妬するのが常です。 兄貴とは対極に、リディラーは、以前書いた様に、LSでは基本的に浮いた存在でした。 511名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 29 39ID C6rxyZ8F リディラーを偏見の目で見る人もいたけど、ほとんどのメンバーは、とかく嫌ってはいませんでした。 しかし、前回のウ゛ァラーの一件から、状況は一変していました。 みなさんも、親友とどうでもいい奴が対立すれば、どうでもよかった奴は、【敵】になりますよね。 リディラーはウ゛ァラー胴を狙う奴 そうした認識がみんなの中にありました。 加えて、ウ゛ァラー希望のメインナイトに兄貴がいたのが大きかった。 そこそこ欠席はあっても、毎回、他のピクミンや、 ただ参加するその他大勢とは違って、働きがちがいます。 誰がウ゛ァラー胴をもらうべきなのか、暗黙の了解があり、 その禁を犯したのがリディラーでした。 516名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 34 13ID C6rxyZ8F オークションでは空気が読めない――― ――HNMLSはやっぱりアイテムしか頭にない ポイントだけは多い――――――― ――ナイトあるのに戦士でしか来ない― こいつがゲットしても、LSの戦力向上につながらない―― 集団の中で、譲り合いの精神を忘れると、思わぬ非難を浴びるものです。 522名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 36 39ID C6rxyZ8F リディラーの発言にも、露骨なスルーが目立つ様になり、 ウ゛ァラーが誰のものなのか、もう一度再認識する必要がありました。 ~~リディラーへの同情~~ 523名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)01 36 44ID t7sCmp0h リディルさん悪くねえのにwwwwwwwwwww 524名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)01 36 58ID vHOjN2hY 518 昔の話だよw 当時は75ジョブって1~2個ぐらいが主流だったから 「私のジョブはメイン○○」ってのが多かった。 今はメインジョブっていう考え方してるのはほとんどいないね。 525名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)01 38 56ID KcnBzqIm 初期から中期まではドロップの悪さと仕事の量とか諸々理由があって 特に赤と黒の帽子とかで起こってた気がするね(自分は裏行ってた期間短いけど 赤帽子希望しているのに赤で来ない(来なくなる 黒は当時75が少ない割りに黒必須のコンテンツが多く戦力として貴重なのに(以下同文 てな具合で、あとナとシとか囮役やる人とかかな 526名前:既にその名前は使われています[sage]投稿日:2009/10/25(日)01 39 39ID FB4Q5hEp リディラー ・削りに特化しているから普段は戦士,構成によってはナ赤にも着替える ・ジョブの融通だけでなく立ち回りもうまい ・皆勤賞 カスナイト ・ナイトのみ ・面倒臭い役職を積極的に担当する ・仕事の都合で欠席することがある カスナイトがLSでのナンバーワン盾の座をリディラーに取られたくなくてガクブルしているだけで どっちが胴をゲットしても団体の戦闘力はアップする。 =順序違いだけどこっちに記載= 528名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)01 42 09ID vHOjN2hY リディラーもナイトで参加してないからヴァラー胴のロット自粛しろってことになったら ナイトで参加するわけだからLSの戦力はダウンするよな。 そもそも裏でナイトっていらないよな。 529名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)01 43 17ID uSHThjta なるほどーw 今だとリディル戦で状況によって赤やナも出してくれるような神なら みんなこっちを応援しそうだが それにしてもリディルさんかわいそうだな 時代が付いてきてなかったのか ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 527名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 40 22ID C6rxyZ8F LSでの居場所を失っていくリディラーの想いに、気付く者はいませんでした。 彼自身が無口なのもあいまって、コミュニケーションで取れていなかったのが大きな原因です。 孤立するリディラー。 そして、それを見てほくそ笑む存在がいました・・・。 そして遂に、第二回ザルカオークションの火蓋が切って落とされました。 534名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 46 59ID C6rxyZ8F 火曜夜――― オークションのゴングが鳴らされました。 今回は、オークション中に問題があれば、 土曜まで待たずに即テルで対処しようと、意気込む反面、前回の兄貴の言葉に、 ウ゛ァラーを巡っての攻防は夢だったのではないかと思う自分がいました。 兄貴は、今度は最初から全P投入して来ました。 その数、138P――! 入念に調べた結果、今度はきちんとポイントも計上されており、へそくりPはない事を確認しました。 しかし、不思議な点が一つ。 リディラーのリストがまったく更新される気配を見せていませんでした。 551名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)01 57 57ID C6rxyZ8F 一方で、鯖スレのみならず、LSの掲示板にまで、メンバーを誹謗中傷する書き込みが多発し、 LS内スネークを巡って疑心暗鬼がはびこっていました。 こういう場合、得てして、孤立した人間に疑いの目が向きます。 WACの場合、それはリディラーでした。 ネ実に疎い人間には、廃人=ねらーの構図があるものです。 証拠もないまま、いや証拠がないからこそ、噂は広まっていきます。 「空気の読めないウ゛ァラー泥棒」 どう思われようと、彼はじっと堪えていたんだと思います。 ~~挿絵~~ 552名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)01 59 42ID 0BGquXU7 格上のナイトは絶対に写さない! http //minus-k.com/nejitsu/loader/up24974.jpg そして雄弁だった「1irNlyhW」はトリつけろと言われて急にだまるw ~~~~~~ 556名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)02 03 57ID C6rxyZ8F 水曜日――― ザルカを前に日に日に動いていくオークションとは反対に、 リディラーのリストは更新されませんでした。 兄貴がウ゛ァラー胴を取得する期待感が高まっていましたが、 いつまたリディラーがポイントの暴力でウ゛ァラー希望を出してくるのか、 みんな固唾を飲んで警戒していました。 560名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)02 10 48ID C6rxyZ8F 木曜日―――。 この日、ついにリディラーの動きを見る事ができました。 メンバー伝いに、リディラーがHP係にクレームをつけた話を聞いたのです。 「リスト接続できないんだけど、パス変えたのか?」 どうやらサイトへのアクセスに問題が生じている様子でした。 オークションに出遅れたリディラーは、口調も厳しいものになっていました。 この後の一言がなければ、事件は起こらなかったと思います。 ―――俺をアクセスできないようにしてるんだろ!――― 574名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)02 20 48ID C6rxyZ8F リディラーは、自分が晒し犯だと思われている事を知っていました。 しかし、どんな噂をされようが、真っ当に参加した上で、 ルールに従ってAFを取得する目標が、彼を堪えさせました。 興奮するリディラーを、迅速に原因を調べると諭し、HP管理人は動きだす ・・・かに見えました。 HP管理人・オナは、兄貴とリアルでも親交のある人間でした。 587名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)02 31 48ID C6rxyZ8F 金曜日――― 原因が不明という回答をオナはリディラーに返し、対応を検討すべく自分にテルが来ました。 「アクセス拒否られる」 「なんとかしてほしい」 「できればオナ以外の奴に原因調べさせて」 リディラーはさすがに焦っていました。 しょうがないので、特例として、LS掲示板での希望表明を提案しました。 リディラーは、即座に、144Pの提示を行いました。 (更新しにくいため、おそらく、他の高P所持者が直前にナイトにくら替えする場合を考慮した) 締め切り前に、希望を出せてよかったねと声をかけるも、 リディラーはいつになく、口数が少なめでした。 611名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)02 55 47ID C6rxyZ8F 裏ザルカ当日――― 『突入前リディラーへの特例を、事情とともに説明し、 リディラーの希望が有効である事を確認。リディラーはこのとき、集合場所にいなかった。』 HPへのアクセスについて、リディラーと同様の症状が出ている者がいないか、確認が行われました。 C「僕のパソコンもかも・・・WACのURL忘れそうになる。google検索で入れないんですか(^_^;)」 C君は基本的にKY+池沼のコンボなのでいつも通り軽くスルー。 リディラーだけが接続できない事が確認された。 弟赤「今のところ、一人だけみたいだし、時間あったら調査おねがいb」 オナ「了解」 リディラー「・・・・」 C「でもオークションはメンバーリストでやらなきゃダメですよね(^_^;)」 C「僕はこないだメールで希望書いたらダメって言われたのに(^_^;)」 リディラー「入れねえんだからどうしろと」 614名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)02 59 34ID C6rxyZ8F 実は、リディラーが嫌われた原因は、もうひとつあった。 それは、リディラーが集合時間に現地にいないと言う事。 主に、HNMの張り込みで、ベヒ巣やねぐらから来る事が多い(準備はしている様子だったが) 20 00突入で、19 10に集合ははてダルいが、ほとんどのメンバーが守っていた その日は、リディラー、19 30を過ぎてもモグから動こうとしない 621名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)03 05 17ID C6rxyZ8F C君を黙らせ、今回の件と君の件は違うというのを分からせるのに、10分消費した。 時間がおしたため、とりあえずHP問題を反省会に回す事とし、 急いで出欠係がリディラーを含め出席を取り、会計がそれを確認して、 その日の時計代を伝えたその時、 「俺、抜けるわ」 リディラー、遂に堪忍袋の緒が切れる 630名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)03 13 40ID C6rxyZ8F リ「俺がいなくなればいいんだろ」 「えっ」 LSが騒然となる リ「ホームページのアクセス封じられちゃどうしようもないわ。お前らの勝ちでいいよもう」 「ちょっと待って」 「何言ってんの、どうしたのリディラーさん」 他人事だと思っていたメンバーも焦る。 「時間あるとき調べてみるって」 「最初からみんなグルじゃん」 もはや誰の声も届いていなかった。 リ「それと兄貴」 リ「お前恥ずかしいな」 リディラーは、そっとパールを外した 646名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)03 22 47ID C6rxyZ8F 「えっ、恥ずかしいってなに?」 「兄貴なにかしたの?」 「リディラーさんにちゃんと聞いてみよう。」 LS内がざわめく 兄貴、非常にマズい流れ。 しかし、ここで 兄貴「もう八時になる。」 リディラーを欠いて、裏突入へ――― 730名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)11 19 32ID 1gfIB7Kh 事態が飲みこめず沈黙するメンバーを尻目に、兄貴直近のメンバー『兄貴派』が次々と口を開く。 「w」 「ここで言わなくてもw」 「まあ一目瞭然だよねー、彼の取った行動見れば」 「今までの全部彼だよね?」 待っていたかのように、兄貴が制す 「ここであまり話過ぎるのはやめよう。」 暗に何が言いたいのか、少しずつみんな理解していった。ぼかされた事で、妄想が膨らむ。 事実、それまで裏の攻略中に誰がAF取っただのリアルタイムに起きていた晒しが、 その日は起きていなかった。 731名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)11 21 31ID 1gfIB7Kh しかし、一方でもう一つの疑念が皆の頭に浮かぶ ・ウ゛ァラー胴 ・兄貴とリアルで親しいHP管理人 ・一人だけリストから弾かれた あまりにも出来過ぎた構図だった。 今回のLS追放を認めれば、事実上、ポイントで勝っていても 古参に盾突く事は認められない事が暗黙となる。 オークションでアクセス拒否・・・もはや回避不可能な攻撃だった。 それらを考慮せずとも、所持Pを蓄えた古参、しかも周りと馴染まない廃人が消える事は、 メンバーにとってメリットだらけだった。 加えて、結束の出来上がっている兄貴派に比べ、メンバー一人一人は、 場の流れに逆らう発言をしがたい状況だった。 黙っているほうが、楽だ―― しかし、今回の一件がこのまま進めば権力の前にポイントは無力―― そう皆が感じた矢先、一人のタルタルが口を開く /lsちょっと待って。決めつけで話を終わらせるのはよくないです マキちゃんだった 733名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)11 34 31ID 1gfIB7Kh マキちゃんはどちらかと言うと兄貴周辺のメンバーだったが、考え方は大人で、 弟赤はじめ古参にもきとんと注意できるお母さん的な存在だった。 晒しやネ実に疎い部分もあったが、その場の雰囲気が何を暗示しているのか、 彼女は察し、止めようと動いたのだ このマキちゃんを皮切りに、LSの偽善者軍団が、リディラーの擁護を始める。 あともう少しのところで、兄貴派は思わぬ逆流に飲み込まれそうになるが、 必殺の一言を確認する ――じゃあなんで、今日の裏活動の内容は晒されてないの?―― 誰も、反論できなかった 738名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)11 50 16ID 1gfIB7Kh この一件は、リディラー側の主張を聞くまで保留。弟赤の決断だった。 後味の悪い想いを残したまま、ザルカ反省会は解散となるが ・リディラーのいないその日に限って活動内容の晒しがなかった ・裏攻略中に再びWACへの嫌がらせが書き込まれたこと ・HPへのアクセス拒否が起きたのはリディラーだけ ・信頼のある兄貴の発言 ・リディラーのとった短絡的な行動 ・リディラーの増えすぎた所持P ・ウ゛ァラーを兄貴に取らせてあげたい 全ての要素は、リディラー脱退で丸く収まる様相を呈していた。 スネークが、リディラーになる事は、LSメンバーにとって都合がよかったのだ。 740名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)11 54 46ID 1gfIB7Kh 弟赤がリディラーと話し合おうとするが、リディラーは聞く耳を持たなかった 「お前もグルだろ」 「兄貴の実弟じゃ信用できない」 「他の奴を連れて来い」 「お前の兄貴が管理人と結託して俺を嵌めた」 「クズしかいないLSにはもういられない」 さすがにここまで言われて、弟赤もキレる。 748名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)12 04 55ID 1gfIB7Kh ※貨幣と素材はかばんに入ってきたらお持ち帰り 希望ないときの100は運営が吸収、売却 これがオイシかった・・・ さて続き リディラーが指名したのかは分からなかったが、なぜか間をとりもつ事になる俺。 LSはユニクロやアクションに不慣れ(未だに百烈で後ろ向くのが遅れる奴がいた)な前衛も多く、 トップエースのリディラーが抜ければ、間違いなく攻略に支障をきたすこと、 リディラーが他と競ってオークションする事で、ポイントのインフレを止められること、 兄貴派の増長を許せば、俺の思うようにLSを動かせなくなること。 リディラーを引き止める方が、自分には都合がよかった。 晒しの元がリディラーだったとしても、他にもいただろうし、 中傷がなくなるとは思っていなかったので、どうでもよかった 754名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)12 14 32ID 1gfIB7Kh HPへのアクセス拒否に関して、管理人が怪しいと感じつつも、 リディラーの思い込みもやばいと思ったため、なんとかなだめた。 オナを呼び、HP問題について、次回までに原因究明に努める事を約束してもらった 一方、LSでは。兄貴派が活性化していた。 もともと、馴れ合いの流れで兄貴の発言に真っ向から反対するのは、 弟赤と、リディラーを始めとした一部のアウトロー達だったが、アクセスの一件で、 兄貴の持つ絶対的な力の前に、リディラーの二の舞を演じる者はいなかった そして、初期より兄貴は、その場のノリでとんでもないアイディアを次々と提案する男だった。 このとき、兄貴は、所持Pを飛躍的に増加させる妙案を思い付く。 ――MVPにボーナスポイントを付けよう―― 768名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)12 29 16ID iUpdKkVs また、リディラーがスネークかどうかを問わず、 一度脱退宣言した者が戻ってくる場合のペナルティについても話し合いが起きていた どちらにせよ、思い込みからみんなに被害を与えたのだ ポイント半減、もしくはゼロポイントから これを提案したのは、珍しくC君だった 「リディラーさんはリディルとかダルマ廃アイテムいっぱい持ってるし、問題ないかと(^_^;)」 とてもリディラーが戻って来れる状況ではなかった ~~閑話休題~~ 780名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)12 37 46ID iUpdKkVs C君は全身緑AFで貨幣を盗みまくる、いわゆるツーフで、廃装備に対する偏見が凄まじかった バーミリHQ杖ないから赤上げれない(^_^;) 誰か装備いっぱい持ってる人で使ってない人いないかな(^_^;) このバザーぼったくりばっかりだ(^_^;) こんな会話を下層や白門でsayし、晒されていた しかし、のちに、ホマム胴を一発ロット勝ちした直後から、ユニクラーに上から目線でモノを言うようになる ホマム胴にカメムシパンツのシーフだった ~~~~~~~~ 791名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)12 45 42ID iUpdKkVs さて、HPアクセスの件は、オナの尽力により、一応の解決を見た。 (ブラウザ?クッキー?だかの話はよく覚えてない) それが解決すれば戻ると約束していあリディラーは、LSのパールを付け、会話に入ってきた。 「おかえりなさい」 すぐにそう言ったのは、わずか三人。弟赤、マキちゃん、そして参謀のミスラ将軍だった 少し間を置いて、四人目 兄貴「よく戻ってくれた」 801名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)12 51 45ID iUpdKkVs C「リディラーさんのペナルティについて話してたところです(^_^;)」 まだペナルティを課すかどうかも決まっていないのに、Cが余計な事を言う 緊迫するLS―――その陰でほくそ笑む数多のメンバー・・・ リディラーが再びキレると思った瞬間・・・ リ「皆さん、すみませんでした。迷惑かけたぶん、罰でも何でも受けます。」 ~~質問コーナー~~ -その1- 805名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)12 53 27ID Ui+S/qQk 800 ブラウザのどの設定を変えると見れなくなるんだ? 806名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)12 54 13ID iUpdKkVs 一時期HP作成にはまってた事あるけど、あの手のCGIは、サーバーに保存されてる IDとPASSのファイル書き換えれば、特定個人弾けるんじゃないのかな 816名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 02 21ID iUpdKkVs ファイル書き換えについては可能性なだけ 俺からみたオナは、そんな事しないと思うけど -その2- 871名前:既にその名前は使われています[sage]投稿日:2009/10/25(日)13 35 59ID Z0ZjZYDG 百にセンチネル被せる以外は蝉前衛で回しゃ済むから 百を寝かせてやり過ごすLSなら盾って役割は特に無いんじゃない 873名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 38 20ID iUpdKkVs 871 センチが強化される前の話ねw ~~~~~~~~~~ 813名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 00 43ID iUpdKkVs ポイントをリセットしてくれて構わないと言うリディラーに C君だけが「いいみたいですね(^_^;)」と乗り気だったが、 他のメンバーは、とてもそんな事出来る雰囲気じゃなかった。 裁いてくれと譲らないリディラーに、 数回AF希望なしという妥協案を提示した程度でペナルティは済んだと思う。 そして、討論されていたMVP案に、リディラーから待ったがかかる 「目立たないジョブはどうすんの?」 地獄の底から舞い戻ったリディラーによって 兄貴の計画が、ここにきて阻止されようとしていた。 ~~この辺で擁護多数→別途まとめ~~ 872名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 37 13ID iUpdKkVs 盾が囮と同程度の待遇を希望する背景には、WACの盾の死亡率の高さがあった 裏LS創設期は、モンクの百烈を殴って起こす前衛が一人や二人どころではなく、 C君に至っては、寝かせたモンクにアシッドを撃ちこんでいた (これは俺が実際にフレと一緒に目撃した。裏サンドモグ前出てすぐのモンク三連チャン、 寝たはずのモンクが、パシュッ、ポシュウウゥゥ~という音と共に目を覚まし、 盾を殴り殺した。周囲にいた射撃持ちは奴のみ) モンク二匹やる間に、盾か後衛のどちらかが死んでいた。殴ったアタッカーは無事。 盾から一瞬でタゲを取るリディラーなどは、もうピクミンはハナから信用せず、 グラビデを見てすぐさま戦士マラソンに切り替えていたが 兄貴など、仲間を信頼する不動ナイトは、手塚ゾーンの中で ひっそりと息を引き取るケースが多かったのだ 884名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 44 09ID iUpdKkVs また、囮の出来るシーフが常に1-2名、そのうちのミスラ将軍は、指揮を兼任。 衰弱中に補佐のできる者がいなかった。シーフ自体は結構いたけどね。 C君に囮任せても、まず「(^_^;)」と嫌な顔をし、攻略を予習してないから、説明で時間を取られた。 最初の囮では、POPした敵の大群にびっくりし、みんなの下に逃げ帰り、全滅 囮ルートと抜きルートを間違え、キャンプに敵の本隊を引き込んだ回数は数え切れない。 酷いときは、ルート全ての敵を一気にPOPさせ、正規の攻略を断念した事もあった そんな事もあり、赤やナイトが囮する事も多かったんだ。 889名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 48 23ID iUpdKkVs WACのナイトはサポ戦が基本だったよ サポ忍の有用性を訴えててパラ忍やってた首ナイトいたけど(普段はアタッカジョブ)。 アタッカ気取りやめろって叩かれてこなくなった 叩いたのは兄貴だけじゃなく、当時はLSメンバー全員がサポ戦以外ナイと思ってたよ 895名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 53 21ID iUpdKkVs 886 でも讃えられてたのは殉職した兄貴だった。 リディラーは戦士ならまあいいか的に見られてたけど、 ナイトのときもスリプルグラ入ったら挑発離脱して。 構わず殴り続けてタゲとって死んだ前衛からめっちゃ恨まれてた 902名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)13 57 49ID iUpdKkVs 反省会で何回も指導したよ。 バタリアでわざわざ、ターゲットロックOFFにしろとか、講習会まで開いた でも結論は、盾がしっかり取ればアタッカは死なないってのがまかり通る時代だった 906名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)14 01 19ID iUpdKkVs ピクミン 「リディルさんも最後までタゲ取ってくれれば(MVPに)選ばれると思う、公平な投票で決めるんだし」 リディラーが反対している理由が、自分が選ばれないからだと勘違いしたピクミンが、反論する リ「そうじゃなくて、白とか詩人とかはどうするの?」 兄貴派「とりあえずやってみましょうよ、試しにでも」 920名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)14 08 01ID iUpdKkVs リ「そういう身内の工作をやめろよっての」 LSが凍り付いた。 リ「兄貴、今回の件についてもここできちんと話し合おう。」 リ「みんなが証人だ、小細工は要らない。」 928名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)14 11 01ID iUpdKkVs 沈黙する周囲を余所に、リディラーは続ける。 リ「今回の件、俺はまだ事故だと納得したわけじゃない」 リ「何もしてないなら、ここでそう誓ってくれ、 そうすれば俺は金輪際、今回の件について何も言わない」 リ「MVPの件も、下手な算段なしに、本当にLSにとって、みんなにとってプラスなのか考えて言ってくれ」 リディラー反撃 935名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)14 15 57ID iUpdKkVs このリディラーの行動は、あらかじめ了承していた。 MVP議論のせいで予想よりも感情的だったが、兄貴派の増長を止めるカギだと思っていた。 LSメンバー全員を人質に、もとい観客にした話し合いだった。 しばしの沈黙の後、兄貴が開口する。 兄貴「俺が何か」 兄貴「関与していると?」 941名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)14 21 14ID iUpdKkVs リ「少なくとも俺は、現時点ではそう思ってる」 リ「確かにHPにアクセス出来るようになった、だけど、これは本当にそっちで裏でいじってないんだな」 え、どういうこと・・・? 何も知らないLSメンバーにざわめきが起こっていた 兄貴「ふむ」 952名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)14 27 49ID iUpdKkVs 兄貴「リディラーさんの言いたい事は分かった。」 兄貴「俺と肩を並べるリディラーさんをおとしめようと、オナ達に指示したって言いたいんだな」 兄貴「じゃあ先に聞いていいか。ずっと続いてるLSメンバーの晒しは、リディラーさんじゃないのか?」 リ「俺は」 リ「誓ってやってない」 兄貴「そうですか」 兄貴「じゃあ俺も、本音を言う。ウ゛ァラー胴すごく欲しい」 兄貴「だが、それに関して、HPのアクセスを拒否させるような事は関与してない」 兄貴「みんなで取った、このウ゛ァラーガントレに誓う」 /hurrayで篭手を高く掲げる ~~名言:『ヴァラーガントレに誓う』!~~ → 語録へ 954名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 29 09ID YT91a3Tq みんなで取った、このウ゛ァラーガントレに誓う(キリッ くさすぎてさぶいぼでちゃう^^;;;;; 956名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 30 05ID J23oqLbD ガントレすごいですねwwwwww 958名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 30 27ID KyNbJ/SC 鬼剃りヴぁーんが高らかに手を挙げて臭いセリフ吐いてるとこ想像して吹いたじゃねーか 959名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 31 30ID BNxNSq/l ヴァらーぽぴぃ;; と 誓って~ の差が…。 960名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 31 58ID QLdPJbal 後に言う ヴァラーガントレの誓い である 962名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 32 38ID sgblq2f+ 俺と肩を並べるリディラーさん これ、名誉毀損だろw 964名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 34 25ID hCEE5GVF Wyetis糞すぎ さっさと死ね 966名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 34 28ID XtVO0SG5 なんだこのロープレwwwwwwww 草はえるwwwwwwwww このヴァラーガントレに誓う(キリッ うはwwwwwおkwwwww 967名前:既にその名前は使われています[]投稿日:2009/10/25(日)14 34 31ID wyOsc+hj リディラーにほれたわ・・・ シャウトで集めたメンバーだからこういういざこざが起こったんだと思うけどなw 970 スレを立てると、このガントレに誓ってくれ・・ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 970名前:とある裏LSの悲劇◆7Hhbsv7/Wk[]投稿日:2009/10/25(日)14 34 57ID iUpdKkVs ミスラ将軍が、聞きに徹していたみんなの口火を切る 将「双方違うと誓うなら、この件は終わりだわね」 リ「そうですね」 兄貴「だな」 将「でも覚えておいて。この誓いが嘘だと分かったときは」 将「あたしが容赦しない。全力で潰す。」 C「でもアクセスがたまたまでも、僕を晒してる人はこの裏にいるんだよね(^_^;)」 アイタタタタ・・・・ ・ ・ ・ そしてスレの最後にこんなのがPOP -------------------------------------------------------------------------------------- 997名前:側近3号[sage]投稿日:2009/10/25(日)14 48 52ID O3/4Vr24 とある氏の言ってることは80%は正しい。でも肝心な所はとある氏は知らないんじゃないかな? 微妙に時期がずれている時の事を重ねて誇張したりしてるのは当事者としては眉唾物。 私も今は鯖移転してるので関係ないっちゃないんですが当時はカニさん、HP係りさんとも 親しくして頂いていたのでおそらくあなたも知らないことでしょうが、あのリディルさんへのアク禁は 故意に行われていたものです。 そしてその事は兄貴は知らなかったはずです。 思い出してください。 HP係りが数週間ほど前からHP上の掲示板が荒らされて困ってる。 なのでこれからは見張らせていただきます。その上でアク禁等の処置を取りますと宣言していたはずです。 あと、HP係りはオナさんではなかったはずです。 -------------------------------------------------------------------------------------- 次章をお待ちくださいw
https://w.atwiki.jp/kasunaito/pages/41.html
==第五章== ※力尽きたのでとある氏の部分中心 ※他はあとで反映します。 71 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 23 05 14 ID XoHdagLF 【師匠最後の裏突入の日】 その日は、季節外れの雨が降り、外では雷が鳴っていた。 誰か回線落ちでいなくなるんじゃないの?など冗談を飛ばしていたと思う。 一見、和気藹々とした突入前のひとときだったが、この頃のWACは以前と少し違っていた。 その日の突入場所は裏ウィンだった。前回、石の区の池の中に2名のメンバーが落下し、 GMを呼ぶ騒動があったが、四国中、最難関と呼ばれるウィンの攻略も、 ミスラ将軍の指揮によって安定感を増し、時間内にどれだけ多くの敵を倒せるかがテーマになっていた。 当然、より多くの敵を倒せば、より多くのAFがドロップする。必然的ニロットルールへの関心が高まっていき、 新規がよりAFを取得し易く、そして古参の貢献度も維持できるルールの究極形を目指して、議論が積極的にされていた。 最も議題として挙がっていたのが、フリーのAFの扱いについてである。 廃棄されているAFをロット可能、もしくはパス不要にしようと言う話が絶えず出ていた。 無償でのロットがダメなら、1Pにてロットという案が最も支持を得ていたと思うが、 Wyetisを頭とする古参、保守派の同意を得られず議論が停滞していた。(弟赤は中立を保つ) そんなもどかしい状態の中で、あのC君がある提案をする。 「そろそろポイントをリセットするのはどうです?」 72 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 23 06 36 ID XoHdagLF この発言をきっかけにロットルール改革の急進派が発足する。 「新規さんがかわいそう」 「新規さんは奴隷じゃない!」。 新規さんのモチベーションを本気で心配した急進派の案は、 既にポイントを使い切った古参の後押しも受ける。 ポイントのリセット、そしていっその事PA制度そのものを廃止しようと唱える彼らの主張は一見無茶だったが、 同時に完全ガチロット制度への移行をエサに新規加入者を次々と取り込んでいった。 当のC君は、戦士AFでポイントを大幅に消費し、メインのシーフ篭手第一位から転落していた。 「フリー廃棄のルールがあるからパスミスなんて事故が起きる。 →ルールを守り切れない人がいるのはルールが厳し過ぎるから。 →それならルールを廃止してガチロットへ移行するべき」 それが彼らの主張だった。 これ以上現状のルールで不都合が起きれば、さらに急進派を増長させる。 素早いパスが出来ない師匠は、保守派にとって邪魔な存在となっていた―― 76 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 23 20 06 ID XoHdagLF そんなわけで、師匠の一挙一動に、皆が注目し、突入前に意識を失わないよう、 積極的に師匠に挨拶エモを飛ばしていた。 しかし、そんな重々しい場の空気も、WAC最凶のムードメーカー、霧猫ちゃんにかかれば一発だった。 「あちきの新ネタ見るかにゃ?」 霧猫は、しっぽで弟赤をつんつんつついた。 霧猫は、しっぽで弟赤をつんつんつついた。 霧猫は、しっぽで弟赤をつんつんつついた。 霧猫は、しっぽで弟赤をつんつんつついた。 霧猫は、しっぽで弟赤をつんつんつついた。 霧猫は、しっぽで弟赤をつんつんつついた。 霧猫の両手槍スキルが、0.5上がった! 霧猫は、喜んだ。 まだまだWACは安泰だ、そう思った瞬間だった。 そして、いよいよPT編成を終え、師匠の卒業旅行が始まる。 79 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/27(火) 23 35 37 ID XoHdagLF 師匠と兄貴は別PTでした。 これは兄貴が避けたからじゃなく、あまり忙しいPTに師匠を配置できないという攻略編成側の判断でした。 WACのPT編成は、 ┏釣りPT ┣アライアンス壱 ┃├盾PT ┃├アタッカーA ┃└アタッカーB ┣アライアンス弐 ┃├盾PT ┃├アタッカーC ┃└黒PT ┗遊撃PT 人数にもよりますが、この様な編成が多かったです。 遊撃PTは創設当初、名前の通り機能していましたが、時を経るうちに、編成が終わって 何となく余ってしまったアタッカや、人数過剰の赤や白などが詰め込まれるPTとなっていきました。 盾PTには、ナや忍、赤白といったキージョブが手厚く配置される一方、 アタッカーPTは白or赤が一枚ほど配置され、事実上納金祭りでした。 82 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/28(水) 00 00 39 ID lOeV31Ma 師匠は、余りものPTに入れられました。 そのときの師匠のPTは、モ獣召黒(黒PT満杯)だったと思います。 「どれを殴るすんですか?」そう尋ねた師匠に、アラをつないでいる盾PTの忍者さんと 同じ敵を殴るように指示が出されました。 一方の兄貴はと言うと、釣りPTに配置されていました。 当時、WACでは、釣りPTの盾こそがNo.1ナイトの誉れとされていました。 俺は釣りやってたと思います。 何でかと言うと、WACは最初、突入日までに『参加希望ジョブ』を書き、 その希望をなるべく踏まえた上で編成係がジョブを指定します。 将軍は割と狩人で希望出していたのですが、他に攻略を把握している者も少ないため、シーフでの参加がほとんどでした。 そんな訳で、たまには好きなジョブをさせてあげようと言う事で、他に釣り役を募ったのですが、 C君よろしく、他のシーフ参加者から名乗りは出ませんでした。 (囮役すら立候補が無かったので、当たり前と言えば当たり前でした。 そんなこんなで、何回か横で将軍の釣りを見ていた自分が釣り役。 釣りPTは、俺、弟赤、兄貴の三人だったと思います。 弟赤は、釣りPTで指揮をする事が多かったですが、アタッカPTで殿を務める事もありました。 俺と兄貴は別PTがほとんど。 いつもは他のメンバーも聞こえるLS会話か、テルで話す事が多かったのですが、 三人だけのPT(アラなし)ということで、半分冗談でぶっちゃけ会話していました。 85 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/28(水) 00 18 11 ID lOeV31Ma 俺「ハイハイ、リンクしちゃったよーww」 弟赤「おk、おkw 問題ナッシィンおんぷ」 弟赤「みんなには予定通りっぽく報告しよう」 弟赤「どうせ、ここで何匹沸くかなんて将軍くらいしか分からない@@b」 俺「w」 俺と兄貴はあまり仲良くないので、うちら三人だと、兄貴は結構無口になります。 ウィンは縦長なので、釣った敵を俺がマラソン、最初は盾PTのメンツがひっこ抜いて、 その後は、適当に、兄貴が引っ張って親鳥します。 早く持って行き過ぎたり、取りすぎた分は、各PTの赤が寝かせ。 俺「うは、××さん今モンク起こしたよね?w」 弟赤「想定内。始めから期待してないb」 俺「w」 俺「兄貴、うち大丈夫そうだから、アタッカとずっと殴っててもいいよ」 兄貴「了解。」 競売前に差し掛かったあたりでしょうか。遂に、AFがドロップします。 Vanguard Visionaryは、白AFを持っていた! 88 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/28(水) 00 30 21 ID lOeV31Ma 第一希望のいるドロップにLS会話が沸く中、さっきまでのふざけた態度とは一変して、釣りPTには緊張が走ります。 俺「きた、ついにきた」 「師匠パスどうだ」 弟赤「LS会話でアナウンス後一分経ったら、アラリダに確認してもらう」 兄貴「今度ミスったら辞めてもらうしかなくなる」 さすがにいきなり名指しLS会話で師匠に指示を飛ばす訳にも行かず、見守るのみでした。 俺「んっ・・?」 弟赤「ほへ?」 俺「師匠がいない・・・」 俺と弟赤が辺りを見回しますが、オプチスコハ黒ズボンの師匠が見当たりません。 益々緊張が深まる釣りPTを尻目に、霧猫ちゃんが、念願の白AFドロップに興奮し始めます。(以下、元ネタ分かりますか? 霧猫「こうやって魚の鱗がキラキラしてきれい・・・・・だっちゅーの!!!!」 霧猫のパイレーツ!CHRアップ↑ INTダウン↓ 霧猫「こうやって魚の鱗がキラキラしてきれい・・・・・だっちゅーの!!!!」 霧猫のパイレーツ!CHRアップ↑ INTダウン↓ 霧猫「こうやって魚の鱗がキラキラしてきれい・・・・・だっちゅーの!!!!」 霧猫のパイレーツ!CHRアップ↑ INTダウン↓ 兄貴「余計なログ流さないでくださいな」 93 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/28(水) 00 42 28 ID lOeV31Ma 俺「師匠どこだwww」 弟赤「いないね。LS会話で呼びかけてみる?」 俺「迷子放送っすかw」 兄貴「さがしてくる。」モグハウスの方向へと走りだ出す兄貴。 /ls ごめん、盛り上がってるとこアレなんだけど、師匠さんどこにいるかな えっ・・・? LSがざわつきます。AFは今だ戦利品の中です。みんな、「またか」的な反応です。 そして、自分のAFが危険に晒されている事に気付き、霧猫がさらに興奮します。 「師匠さん出てきてあちきのAFをパスして!!」 既にロットインをしてるので、AFが師匠に流れる事はありませんが、 この後の事を考えると不安です。 師匠のいるPTのリダが、口を開きます。 「師匠さん、回線落ちしてます。」 103 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/28(水) 01 18 39 ID lOeV31Ma ほどなくして、白AFが霧ちゃんのポシェットへと滑り込みました。 霧猫も、みんなも、無事ルール通りにAFが動いた事にほっと安心しました。 俺「誰か、師匠以外にパス遅い人がいたね・・・」 兄貴「あの人がいなければ問題は起こらない。戻ってくる前に終わらせちゃおう」 師匠がAFを希望していれば、かわいそうな発言でしたが、前述した通り、 師匠は前回のペナルティによって参加P以外の取得を禁じられていました。 たまに回線落ちなどで早退が出ますが、ポイントは認められています。 うちのLSでは、石の区を右回りにまず半周し、トライマライ水路前の石造を 橋の上から狙える位置まで行ったら、赤三名だけ残して、本隊はきびすを返して左周りに進軍、 残った赤の連続魔で石造撃破し、デジョンで戻り再突入していました。 再突入後は、左回りの中ほどで合流、そのまま英雄の家を目指します。 この日は、思いのほかAFのドロップがよく、しかも希望のあるAFが多かったので、 「おめでとう」が絶え間なく続いたと思います。 師匠がいないのもあってか、ドロップ後のAFの移動も速やかで、 この間に、希望者のいない戦士頭が流れたと思います。 師匠回線落ちから、既に30分以上が経過し、 元々、リダ経験のない遊撃PTのリダは、特に師匠の帰りも気にしていませんでした。 英雄の家手前まで掃除中、ここで、本日の目玉で黒手がドロップします。沸き立つ黒魔導士たち。 AFは素早く第一希望の元へ移動し、みんな口々に、 「おめでとう!」 タイミング的に囮抜き前の打ち合わせ中だったので、ほとんどのメンバーの手が空いていました。 40人近いログで埋まるLS会話。「ありがとう^^」の返事。 釣りPTは盾二名と黒NM抜きの打ち合わせ中でした。 高速で流れるログの中、誰にも気付かれず、つぶやいた男がいました。 「ただいま」 136 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/28(水) 12 27 31 ID N2/MxRiM 「ただいま」 回線落ちから戻り、そうsayで呟いた師匠でしたが、周囲に仲間は見当たらず、 再度、LS会話で報告します。しかし、最悪のタイミングで、黒AF取得を称賛するログが流れました。 「おめでとうw」 「おめwww」 「オメデトサンバq(≧∇≦)pシャカシャカ」 「どこ」 「才☆×☆〒”☆卜☆(^▽^笑)」 「おめでとおおおおおう!」 「攻略中です、あまりログ流さないようにー☆」 「たった17Pでゲットか(^_^;)」 「おめ」 「おめでとうございます~♪」 「おめでとー^^」 「おめおめw」 (以下略) /ls これから囮抜きします。LS会話使用禁止 /ls ヒーリング、詠唱、アビ中断して下さい このアナウンスが皮肉にも、師匠の動きを止めました。 316 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/30(金) 23 56 57 ID GwHlm1HU 師匠は、止まっているログは普通に読めるようになっていたのです。 師匠はたぶん、競売横で黙ってうずくまっていたんだと思います。 だってLS会話で囮終わるまで静粛に、と指示が出ましたからね。 そして、ご想像の通り、囮抜きのNMから再び黒AFがドロッポします。。。 希望者AF、速やかなアナウンスが流れ、次々にメンバーがパスを行ったはずでした。 しかし、希望者の鞄に入らないAF・・・ 規約係「誰かパスしてない人いませんか?」 規約係「各PTリダ、速やかに確認して下さい」 PTリダ、アラリダ「確認しました。」 兄貴「【パス】徹底しよう」 兄貴「ログも読めないような人がまだいるのに驚きだ」 兄貴「ルール遵守できない人はいっそ一緒に落ちてくれ」 321 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 00 17 14 ID JOZ4zxEp ここで、師匠の復帰に気付いたメンバーが、外部釣りPTの兄貴に注意を促します /say ちょww師匠さん戻ってるよwww 各PTでは、「うはwww」「ひどいww」「いつ戻ったんだろう」 焦る兄貴でしたが・・・強気に出ます 兄貴/say 問題ない、名前言ってない メンバー/say wwww メンバー/say おkwww 兄貴/say しかし戻ってきたんなら何か言えよ 兄貴/say パス遅いし足引っ張るだけ メンバー/say どまww 攻略/ls 師匠さん、現在位置どこでしょう。英雄の家手前まで来れますか? 無反応の師匠。 イライラが募る周囲でしたが、一瞬で凍り付きます。 /em 霧猫は、師匠をつんつんつついた。 えっ?師匠――いつからそこにいたの――― ~~住人の反応~~ 322 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 00 21 04 ID 3mq3Ngp5 wwwwwww というか、師匠は何でそんなに行動が怪しいんだろう ディスプレイが5インチとかでチャットの文字見れないとか? 323 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 00 22 15 ID l1YforIJ 聞こえないと思って大勢で陰口とか、ぽいと以外もクズぞろいでワロタ 324 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 00 23 44 ID xNOhU29U なるほどwwww全員ログも読めないカスLSかwww 325 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 00 32 18 ID +uQdcWSH 続き来てた! 【かばう】どころか一緒になって陰口とかw さすが期待を裏切らないカスぽいと ~~~~~~~~~ 326 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 00 35 45 ID JOZ4zxEp 師匠は必死に壁際を伝い、自分達の位置まで来ていました――攻略も読んでこない師匠がどうやって? ――そんな疑問よりも先に、師匠がどこまでログを見たのかが心配でした。 しかし、全く喋らない師匠。視線の先には、兄貴がいました。 兄貴「戻ったんなら何か言いなよ」 兄貴「ずっと待ってたのにすみませんくらい言えないの」 兄貴「おまけにパスも遅すぎる。さっきまでちゃんと素早くAFは移動してたんだよ。」 兄貴の一言で、このとき、ふと戦利品が気になりました。 釣りPTの戦利品ボックスを覗くと・・・「?」マークがついたままの人が一人・・・ 俺/party 兄貴・・・パスした・・・? 兄貴/party あ 330 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 00 43 09 ID JOZ4zxEp 師匠はパスをしていました。 それはそうでしょう。師匠が読めないのは滝のごとく流れるログなのであって、 みんなから離れて一人移動中、ポツンと流れる規約のアナウンスは読めます。 兄貴のパスと同時に、希望者へと流れるAF。 もう、どう見てもパス遅れてたのが誰なのか「釣りPTの三人には」明らかでした。 しかし、ここで目を疑うような一言が発られます。 兄貴「うん、そうやってパスしてくれれば問題ないのよ」 332 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 00 50 56 ID JOZ4zxEp 意図してかどうかは分かりませんが、この一言が、全メンバーをミスリードへと導きました。 周りには、師匠がパスしたと同時にAFが動いた様に見えたのです。 「またこいつかよ」 そんな空気が流れました。 さすがに次々と文句を言うメンバー 「フィルタちゃんと使ってますか師匠さん?」 「師匠さん眠いならちゃんと寝た方が・・・」 「画面壊れてるの?ww」 兄貴の勝利でした 337 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 01 05 44 ID JOZ4zxEp その後は、PTに誘われた師匠は一切口を開かなかったそうです。 寝かせも石像も、おかまいなしにひたすら殴っていました。 しかし、誤解されて悔しい師匠の気持ちもわかり、注意できませんでした。 そしてこの後、師匠は遂に、三回目のパスミスAF取得をしてしまいます。 今考えると、この三回目だけは、わざとパスしなかったのかも知れません。 PTメンや規約の怒声を浴びせられる中、師匠は完全無視を決め込んでいました。 この三回目に、完全に周囲がぶちギレます。 反省会――師匠の三回に渡るパスミスに、遂に全ポイント剥奪の決定が下りました。 しかし、弁解する事もなく、パールを外し、師匠は消えていました。 ~~住人の反応~~ 338 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 01 06 37 ID Di4Egqvo カスぽいとひどいなwww師匠キングカワイソス;; 341 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 01 13 28 ID +uQdcWSH うわあああ なんというどんでん返し。 ここにきてカスぽいとに繋がるとは。 342 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 01 19 14 ID US7hQGaL 結局兄弟揃ってクズだったってことじゃねえか。 てか、とある氏も知っててその場で言わないんだから、同罪だろ、これ。 こいつら全員、禿で祭ってやりたくなってきたわ。 343 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 01 20 36 ID GdvIYEv1 332 真実がどうあれ 「画面壊れてるの?ww」 これは「カスナイト」と同類と思った うちのとこはこんなんじゃなくて良かったぜ ~~~~~~~~~ 361 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 10 52 05 ID Xh3WVoM2 パス遅れていたのが兄貴だった件については、自分と弟赤は口に出しませんでした。 むしろ話して師匠が戻ってくる事の方が問題でした。 そして、仮にも主催の実兄である兄貴が、あれだけルールについて大騒ぎしていたにも関わらず、 ルール守れませんでした、じゃ、ルール廃止派に付け入る隙を与えてしまいます。 一切弁解せずにいなくなった師匠は、まさに死人に口なし。 師匠は三回に渡るパスミスを行い、追求されるとパール叩き割って逃走した事にされました。 ログが読めない子だったとは言え、師匠の急激な態度の変化に疑問を抱くメンバーもいましたが、 パスミスで取得し、廃棄したはずのAFを装着していた、という尾ひれまで付いていた事、 そして、師匠のいなくなったメンバーリストのコメントには、 「パスくらいいいでしょ^^;」という謎の捨て台詞が残されていた事から、師匠の擁護は一切なくなりました。 362 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 10 56 02 ID Xh3WVoM2 しかし、今思えば、後の二つには明らかにおかしい点があったと思います。 まず一つ目は、誤取得したAFを装備できるジョブを師匠は持っていなかった事。 二つ目は、メンバーリストの操作が分からず、オークション参加ですら四苦八苦していた師匠は、 日記のコメント欄などそれまで一度も使っていなかった事です 後に問いただしてみた所、後の二つについて、師匠は否定していました。 ~~住人の反応~~ 363 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 11 08 05 ID ZDKGgGBX 明らかにHP管理関係者が関与していたということだなw IDパスが分からないと他人のコメント欄もいじれないだろうしな 364 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 11 17 08 ID l1YforIJ HP管理者の捏造か マジでカスぞろいだな ~~~~~~~~~ 365 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 11 27 31 ID Xh3WVoM2 師匠が苦し紛れに嘘をついていた可能性も否定できず、 この事件はこれ以上の詮索なしに終わりました。 当時、IDとPASSを共に名前にしていたメンバーも多かったため、 師匠の日記へもそれでログイン出来たかも知れません。。。 どちらにしろ、この一件によって、ログが絶望的に読めないモンクがいなくなったこと。 そして、C君をはじめとする急進派が突破口を見失ったことは確かでした。 しかし、ポイントリセットだけでも実現させたいメンバーは、 運営側の、公表できない裏事情を少しずつ探り始めていました。 そして彼らは、遂に開けてはならないパンドラの箱に手を伸ばします。 気付いたきっかけは、運営に近い位置にいるメンバーの行動の変化でした。 以前は保険も稼げない、金策する時間もないと言っていたそのメンバーは、LSに借金までして突入費用を工面していました。 しかし、ある時を境にそのメンバーの羽振りが急に良くなっていたのです。 LSに、新たな波乱が迫っていました。 ~~ちょっと雑談~~ 366 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 11 42 15 ID ZDKGgGBX 現実でも家買った車買ったと普段と違う行動から足がつくしなw 367 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 12 39 50 ID jCZmPxwF ヴァナの汚い部分が凄く出てて面白すぎるんだが・・ 368 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 12 54 29 ID 9mMLwUSr そういやぽいとの裏今日じゃね? 3国ならSSが楽に撮れるな。 370 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/10/31(土) 12 57 43 ID USgdNRfj サポ戦オンリー全身フルアダマンだと思われたカスナイトが、 実はウ゛ァルハラ胴取得、クリム脚確約、イージスをLSで無料作成してもらえる神ナイトと分かってから 妬みしかこのスレには感じない 371 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 13 05 06 ID sufUSqSm 370 神は神でも貧乏神とか疫病神って感じだけどナー。 クリム脚確約ってのは誰の証言? 空でも何か裏工作wとやらで優先権利主張してんの? ついでにエインだとヴァルハラ胴は誰もほしがらず、ヘタすると流れる物件。 せめて風呂敷広げるならアレス胴作ってからにしとけw 372 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 13 07 58 ID UlcbN/0w 371 エインLSでひどい扱い受けてるって愚痴ってたわりにヴァルハラとか持って抜けたというのも重要なとこだから ヴァルハラどうでもいいみたいなレスはその、困る 373 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 13 11 34 ID axWwYsSe でもアレスあったらヴァルハラどーでもいいってのも分かる。 外人が自慢で街中で着てるぐらいだしな。 375 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/10/31(土) 13 15 28 ID Axprg8Wx 371 370はまた自爆したんじゃねw クリム脚確約なんて過去スレのどこにもないし。 ヴァルハラは新規エインLSではそこそこ需要はあったりするよ。 370 ヴァルハラ装着する前に、ホマム3部位つけてくださいね、おにーさんw ~~~~~~~~~~~ 376 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [sage] 投稿日:2009/10/31(土) 13 17 29 ID J8wwR1of 「そのカンパニーソード、引き取ろうか?」 業者が流砂洞に住み付き始めて、ようやくカンパニーが30万を切った頃だったと思います。 LSメンが突入費用ギリギリで、カンパニーが早く売れないかなと呟いたとき、 『その男』が名乗りを上げました。 しかし、周囲の反応は、驚きの様相を呈していました。 なぜなら『その男』は、つい数週間前まで、三万程度の突入費用すら 、 実弟に土下座して借りていたからです。 「分割はちょっと・・・」 「見くびるな、ちゃんと全額今払う」 384 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 13 30 52 ID J8wwR1of 「『その男』さん、BCで当たりでも出したの^^?」 無邪気なタル姫の質問に、『その男』は、 「イン出来る時間を有効に使うことにした」 と答えをはぐらかしていました。 疑念が生まれたのは、立て続けに希望者のいない百貨幣がLSに貯まっていたときでした。 メンバーの一人が口を開きます。 「百貨幣あれだけ回収して、なんで参加費徴収し続けられてるの?」 389 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 13 40 38 ID J8wwR1of ここで、関係者以外の人のために、WACの会計システムを解説しておきます。 最初の突入費用、則ち時計代は、弟赤の立て替えでした。 当時、弟赤もとても貧しく、よく100万も用意できたなと思います。 そして当初は、100万を突入人数で頭割り。端数はLSで資金として回収の流れでした。 希望のない100をLSで回収する案は当初からありましたが、 第二で希望する人も多く、中々LSには転がり込んできませんでした。 実際、LSに存在していた百貨幣も、土曜の裏でドロップしたものではなく、 WACが有志で行っていた火曜のサブ開催で回収した貨幣をかき集めたものだったと思います。 392 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 13 46 24 ID J8wwR1of WACのメンバーには貧弱一般人も多く、毎週三万~四万の参加費に苦しむメンバーも多くいました。 そこで提案されたのが、火曜裏で回収した貨幣の半分を、土曜の突入費用に充てること、 そして、協定の妨害によって裏に入れないとき、ウォルヴォーのガリスンを行うことでした。 貨幣は弟赤が売却を担当。ガリスンのマネキン、火曜マイティ装備は流れてきたメンバー、もしくは有志が売却でした。 そしてLS資金から、毎週の参加費の50万までを出し、残りの50万を頭割りすることになりました。 そして、盾、囮のリレイズ装備や、パウダーブーツなどの消耗品も、LS資金から提供されていました。 393 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 13 49 29 ID J8wwR1of 毎週の収支は弟赤と会計がLSHPに報告していましたが、 いかんせん、バザーによる売却がほとんどであったため、明細は各個人の報告でした。 また、ここで一つ興味深いのが、WAC特別ルール『貨幣の8割買い』と、 リディラーの貨幣買い取り宣言でした。 570 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 23 01 36 ID ikNci50D まず、『貨幣の8割』から説明しようか これは、LSが所持している貨幣を、メンバーに限り、相場の8割で買い取れるシステム。 買った後は転売するなり自由。 リディラーの買い取り宣言については、リディラーの知り合いが当時、 エクスか何か目指してて、オルデール銅貨に限り、ちょっと安めに譲ってくれないかとLSに持ち掛けた。 所持金さえ豊富にあれば、WACを利用した貨幣転売で、簡単に利益が出せた。自分もよく利用させてもらった。 だがしかし『その男』は当然、百貨幣に投資する資金は持っていなかったし、 リディラーの様に貨幣を捌くルートも持っていなかった 575 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 23 27 19 ID ikNci50D 話を戻します。 『その男』はなぜ急に羽振りが良くなったのか、そして―― LS資金の横領はあったのか? まず、なぜ百貨幣の所持率の割に、突入費用への還元が少なかったのか? それは単純に弟赤が寝バザできるほどインしておらず、売れずに貨幣が余っていたからです。 しかも百貨幣の枚数については、メンバーの監視の目も厳しかったので、 いくら『その男』と言えど、ちょろまかして懐に入れるのは難しい状態でした。 また、LS資金の収支報告がある以上、ギルを直接拝借すると、 Etigoya(WACの会計用日記の名前。メンバーなら誰でも閲覧可能)からソッコーでバレます。 また、資金の大半と貨幣は弟赤が所持していたので、 例え『その男』と言えど、手の出せる状態ではありませんでした。 一気に大金をLSから動かせば、すぐにバレる状態。 『その男』はこの件に無関係かと思われた矢先、 ガリスンにて、『その男』の不審な行動が目立ちました。 当時、ガリスンでドロップしたマネキンや、マイティ装備は、 バザー役の立候補がない限り、流れてきた者が売り捌く貧乏クジルールでした。 相場では中々売れないものが多く、売り捌いた者にはポイントの加算もあったと思います。 しかし、その誰もが嫌がる仕事を、率先してこなす『その男』の姿がありました。 577 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 23 33 25 ID ikNci50D ガリスンのアイテム売却は、バザーで売った金額を報告して、 ガルカのWac(弟赤の総合。消耗品から資金まで、全て預かる事実上の金庫番)へ宅配、 もしくは弟赤へトレードする方式でした。 アイテムの売却価格は、売った本人の申告頼みです。 579 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 23 48 15 ID ikNci50D もしや・・・ そう思った時、既に複数メンバーが、『その男』の怪しい動きに気付いていました。 /tell 『その男』さんの売却価格安すぎない? そう密告受け、すぐに調査を開始しました。 誤解なら誤解で、調査をすれば潔白が証明されます。 ここでうやむやにしてしまっては、メンバー全体の不利益になりかねません。 そして、調査の結果が出ます。 『その男』の報告した売却額は、確かにどれも相場を下回る額でした。 581 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/10/31(土) 23 53 53 ID ikNci50D しかし、本当にその値段で売ったと言われれば、それまででした。 『その男』はLS内での信頼もあり、不用意に反省会で疑いをかければ、こちらの身さえ危険に晒されます。 白か黒かの『証拠』を手にするべく、メンバーの一人、シュウ゛ァが一計を案じます。 ――『その男』のバザーを倉庫で買って、本当に正しい値段を申告してるか調べてみない?―― ■582~754までやり取り大杉の為省略■ 755 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 15 40 22 ID 5zcEn46Q ――『その男』のバザーを倉庫で買って、本当に正しい値段を申告してるか調べてみない?―― 息を飲むメンバー。 『その男』の潔白を証明するなら、それが一番手っ取り早い。 しかし、その一方で、もしもガチでピンハネしてるのが判明したらどうしよう・・・ ワクワクとドキドキが胸の奥から沸き上がってくるのを感じました。 しかし、ここでLSの良心、マキちゃんが止めにかかります。 「そこまでしなくても^^ 調べるならみんな平等にやらなきゃだめですね」 当時、子供ばかりのWACで大人の意見を言えるのは、マキちゃんと弟赤くらいでした。 他は一見、客観的な意見を言っているようで、何かしら感情の入るメンバーばかりだったと思います。 「バザーを任せてるんだから、信頼しませんか^^」 この一言で、LSメンバーの気持ちの高ぶりが萎えます。 流石にやり過ぎだよね、冗談だよね、的な雰囲気が流れる中、 事件大好きの俺の心の高ぶりだけは消える事はありませんでした。 ――兄貴の無実を証明したい―― その想いを胸に、サンドに配置していた俺のタル♀は、ジュノへと進路を取ります―― 773 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 16 51 31 ID 06cQkbXV 黒16という微妙なレベルだった自分のタルっこは、巧みにオークとトラを回避してジュノを目指します。 ここで、以前、自分は鯖移転したと書きましたが、 鯖移転して最初に驚いたのが、ガル鯖と他鯖のバザーエリアの違いです。 その後もいくつか鯖を巡る内、鯖ごとに特色がある事に気付きました。 (サチコメも鯖によってかなり違いますが、それは割愛) ロランバザー、バタリアバザーがそれぞれ半々くらい、そしてソロムグバザーのレア鯖がたまにあります。 ガル鯖はロラン派で、たまにバタリアでバザーしてる外人がちらほらいたと思います。 そして、とうとうロランベリーのジュノ前に到着しました。 サーチすると、『その男』はエリアにいます。 そっと辺りを見回します。 見つけた。 784 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 18 06 22 ID kSHDW9VM カシミヤ糸、プリンスソード、百貨幣にスナリンHQ・・・ 驚愕の品が並んでいました。 目を疑いました。 百を弟赤以外の人間が売っている話は聞いていません。 いやそれ以前に、これだけの高額品をなぜ『その男』が―? 何が何だか状況が理解できませんでした。 何かの見間違いだ、そう信じたい気持ちでいっぱいでした。 ―― 兄貴、何やってるんだよ ――― そして左手の指に目をやると、そこには燦然と輝くサットウ゛ァリング・・・ 人違いのアダマンナイト(?)でした 788 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 18 26 50 ID kSHDW9VM 『その男』は当時まだアダマン一筋の首ウ゛ァーン AF手のせいで、遠目から見ると、青い全身タイツに白い手袋をはめているような出で立ちでした。 ―― 兄貴、どこだよ ―― 再び辺りを、頭上の名前と、青い姿を頼りに再び見回します。 ―― あれ、いない? ―― 直立不動するバザーキャラの中に『その男』の姿、 アダマンナイトの姿は他に見えませんでした。 そのときです。 /em 『その男』は、Oreをじっと見つめた。 790 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 18 37 28 ID kSHDW9VM 背後を動く気配よりも先に、ログに気付いた自分は、 一瞬、自分が倉庫タルなのも忘れて反応しそうになりました。 今度こそ本物の、『その男』が、アダマンにAF2の姿で立っていました。 当時、サンドで気まぐれのレベリングで得たクリスタルや素材を1G投げ売りしていた倉庫タル。 バザーにはまだいくばくかのクリスタルがバザーされていました。 『その男』は、炎のクリスタルを7個、バザーから購入しました。 『その男』は、土のクリスタルを12個、バザーから購入しました。 『その男』は、土のクリスタルを3個、バザーから購入しました。 『その男』は、野兎の肉を2個、バザーから購入しました。 突然流れるログに、ビビる自分。 もうすっかり、『その男』のバザーを見にきた目的も忘れていました。 ――いや、バレてない―― 自分のバザーを書い上げると、フラフラと木陰に向かっていく『その男』。 意を決して、見つめました。 793 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 18 52 12 ID kSHDW9VM 『その男』のバザーを覗いて、まず頭の中に湧いた言葉 ―― たっかwwwwwwwww ―― いくらマネキンクエが拡張されたと言っても、当時マネキンレッグ20万じゃもう売れない様な時代 『その男』のバザーでは、50万という信じられない値が付けられていました。 他のアイテムも軒並み、倍近い値がついており、周りのバザーを見比べても、明らかにぼったくりでした。 まさか、本当に、ピンハネしてるんだろうか―― 一瞬、疑念とともに、 「『その男』は裏表あるよ。俺知ってる。」 そう言ったメンバーの言葉が頭をよぎります。 しかし、冷静~によく考えてみると ―― この額じゃ売れなくね? ―― こっそりハネようにも、売れなければ話にならないはず。 そして何より、いくら検証のためとは言え、この値段で『その男』からバザー購入するのはイヤでした。 躊躇していると、突然 /em 『その男』は、Oreにうなずいた。 えっ・・・・ ―― 囮捜査が、バレてる!?―― 810 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 22 41 02 ID lgS+bA1u まさか倉庫の名前は把握してないだろうと思い、ガン無視を決めたところ、 しばらくして『その男』の動きも止まり、ロランの木の陰で放置し始めました。 とりあえずこの値段のまま売れていたら何らかの手掛かりもあるだろうと、 キャラを残したままそのままお風呂♪ 戻って『その男』のバザーを覗いてみると、先程の半値以下の値段になっていました。。。 どうやら30分ほど50万で売れないか試して、寝る前に値下げした様子です。 相場よりも値が下がったマネキン足を購入し、自分も落ちました。 バザーで購入した額は、12万ギル・・・ あとは、『その男』バザー売却報告を待つだけです。 後から思えば、ここで捜査などしなければ良かったと心から後悔します。 ここで思い止まっておけば、何も知らずに済んだのですから―― 811 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 22 46 22 ID lgS+bA1u 数日後、日記への売却益の申告と共に、Wac(LSの金庫番ガル)へギルが送金されました。 下手な言い訳はかえって周りの不信を煽ると思い、 送金まで完了するのを待ってから、弟赤に直接、売却額を尋ねました。 819 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 23 40 58 ID E6/kC+Ox 『その男』の申告した売却額は、12万ギル――― 自分が購入した買値と寸分違わぬ価格でした。 兄貴の潔白が、証明されました。 勝手にやった倉庫書い検証だったので、周りには話せませんでしたが、 今後、横領の話題が出れば、全力で擁護しなければ、と思う一方 兄貴を疑った自分が恥ずかしくなりました。 倉庫をわざわざ移動させ、他人を装ってまで馬鹿な事をしたと、後悔しました。 穴にも入りたいとはあんな気持ちです。 後に残ったのは、虚しさと、完成させるアテもないマネキン足・・・(翌日18万で売却) 弟赤とも久しぶりに活動時間外でテルしたので、 今後のメンバー募集の件や、百の売れ具合などを聞き、二枚ほどLS価格で譲ってもらったりしました。 落ち際に、弟赤が思い出した様に言いました。 弟赤「あ、 自分の名前 、ちょっと頼まれてくれるかな@@」 なに~?と聞き返したところ、 弟赤「このところ蘇生アイテムの消費が早くてさ、お使い頼まれてくれるかな@@」 弟赤「今日も貨幣売れなかったら髪飾り補充できなかったんだ」 弟赤「競売履歴より安く買えたら、おこづかいにしちゃってOKよおんぷ」 820 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 23 41 46 ID E6/kC+Ox 二つ返事でOKし、競売で頼まれた蘇生の髪飾りと、リレイズゴルゲを見ていると、 しばらく見ないうちに、結構高値に推移していました。 こりゃ節約できないな~と思いつつ、脳裏にある記憶がよぎります。 ―あれ・・・?リレイズ・・・ゴルゲ・・・? どこかのバザーで、すごく安く売っていたのを見かけた気がします 822 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/02(月) 23 51 03 ID E6/kC+Ox 関係者以外の人のために繰り返し書きますが、WACではLS資金から、盾役、釣り役、囮役に リレイズ2相当の蘇生アイテムが、突入前にアイテム係から支給されます 勿論複数回分もらえ、エンチャント残り回数が少ない場合は、新品も併せて支給、 裏が終わったら、エンチャントが残っている方をWacに宅配で返すか、弟赤に直接手渡す方式です。 蘇生アイテム購入は、経費として収支報告に記載されます。 どこのバザーだっただろう・・・ しばらく思い出せませんでしたが、まだ鞄の中にあったマネキンを見て、思い出しました。 ――兄貴のバザーだ!―― ~~住人の反応~~ 821 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/11/02(月) 23 45 18 ID IfInsU/L 820 支給品の横流しかよw 823 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/11/02(月) 23 53 56 ID RB8qsiiP oioioioioiwwwwwwwww なんという急展開wwwwwwww 824 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/11/02(月) 23 55 37 ID 6iuZ+AI7 横領ってレベルじゃねえぞwwwwwwwwww 横流しwwwwwwwwwww 825 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2009/11/02(月) 23 56 56 ID bo5w+SZg 受け流しスキル0のカスナイトは 横流しスキルはMAX青字だったと言うわけか 826 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/11/03(火) 00 01 04 ID xqFKk6T9 そっちかよwwwwwwwwwwwwww 827 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/11/03(火) 00 15 19 ID AwlyZbW8 825 ざぶとんをおごってやろう 829 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/11/03(火) 00 28 01 ID 4fWHVeaO 当時の相場だと6~8万ぐらいかな。 結構高価なアイテムだった記憶がある。 ~~~~~~ 850 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 12 30 54 ID aWNwy413 慌てて書いに走ろうと兄貴をサーチする手が、止まりました。 ―なんで兄貴がリレゴル売ってるんだろう― リレゴルは骨・・・?錬金・・・? いや、どっちにしても兄貴は合成など儲けられるだけ上げてなかったはずです すぐにLSのアイテム購入履歴を調べたところ、ある時期を境に急激に増える購入額 意識して見ているかで、人の態度は大きく違って見えるものです。 テム係への新品要求が心なしか増えていました。 また、以下の不可解な言動も気になりました。 兄貴「その、残り一回になった髪飾り、もらう人がいないなら俺が使い切っておく」 兄貴「残り回数わずかになったのは引き受けるから回してね」 この発言の意図が理解できませんでした。普通、残り回数少ない蘇生アイテムは、 鞄のじゃまになるからと敬遠されがちです。 しかし、突入後の兄貴の行動で、さらにもう一つの「ある可能性」が浮かび上がります。 そして、遂に兄貴の、衝撃の金策が明らかになるのでした。 851 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 12 32 26 ID aWNwy413 突入前、アイテム配分時、 三ヶ月に一回の、役職の入れ替えがあり、新人のアイテム係に対する発言 兄貴「このリレゴル6回分しかないな、新品がもう一個欲しい」 兄貴「盾をあなどらないで欲しい、蘇生は命綱だ」 アイテム係「すみません><」 兄貴は、新人の後衛さんやアタッカー、そして後輩のナイトに、 先輩として指導や、時にはダメ出し、お説教なども行う立場でしたが (空蝉の仕様がよく分からず恥をかいた事があるので、忍者には絶対何も言わない)、 アイテム係への新品要求が心なしか増えていました。 また、以下の不可解な言動も気になりました。 兄貴「その、残り一回になった髪飾り、もらう人がいないなら俺が使い切っておく」 兄貴「残り回数わずかになったのは引き受けるから回してね」 この発言の意図が理解できませんでした。普通、残り回数少ない蘇生アイテムは、 鞄のじゃまになるからと敬遠されがちです。 しかし、突入後の兄貴の行動で、さらにもう一つの「ある可能性」が浮かび上がります。 そして、遂に兄貴の、衝撃の金策が明らかになるのでした。 861 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 15 52 41 ID 5yzVbcc1 調査の結果、 突入後、誰に頼まれた訳でもなく 「蘇生アイテムはまとめて(宅配で倉庫に)返しておく」 と、盾役一人一人にトレード連打してくる兄貴の姿があったそうです。 兄貴の金策はこうでした。 まず、新品のリレゴル含め、突入前に蘇生アイテムをもらえるだけもらいます。 突入後は、絶対に新品には手をつけません。端数エンチャントから次々に使い切ります。 この時点で残るのは、新品の蘇生アイテムと、まだ使える微妙なエンチャント回数の蘇生アイテム、 そして、エンチャントを使い切ったリレゴルと髪飾りです。 突入後、可能な限り他のメンバーから使い切った蘇生アイテムを回収。 反省会解散後を尾行したところ、ホームポイントであるルルデに着くと、 宅配NPCに寄り、まだ使える蘇生品を宅配でWacへ送った後、一目散に競売下の子ミスラへダッシュ ここで使い切った蘇生品をひたすら店売り売却していた模様です。 店売り後は、ほくほく顔で競売を物色、そしてロランで、新品のリレゴルをバザーする―― 兄がイベントやハクタク手伝いの時ですら、 ガチりながらリレイズを惜し気もなく使っていた理由を知り納得しました。 869 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 16 09 50 ID zicMB3BO 弟赤が直接回収した使い切りのアイテムは、店売り後収支に計上されていましたが、 自分と時を同じくして、この兄貴の金策に、ルール改正派が気付いていました。 彼らは、なぜ盾役にも蘇生アイテム支給が支給されるのか、 盾がそもそも死ぬの前提で動くのはおかしい、と唱えます。 それがまかり通るなら、狩人の矢弾も支給されるべき、と主張してきました。 この発言に、兄貴がブチギレます! 870 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 16 20 46 ID zicMB3BO 「AFは一人で取ったもんと違うんぞ!」 主張を聞き終わらない内に、ものすごい剣幕でLS会話に響き渡る兄貴の怒号。 周りは静まり返ります。 当時WACでは、死ぬ事こそ誉(ほまれ)、とされていました。 囮役、釣り役を志願する者が主要メンツ以外に育たず、 盾ですらジョブ指定しないとアタッカになる者もいたためです。 しかし、この考え方が、ナイトの増長を招きます。 攻略に携わっていた者からすれば、増えて欲しかったのは忍者や、引き付けも出来る戦士でしたが、 兄貴は、純粋な盾ジョブであり、保険を減らし続ける自分こそ誉の塊であると思い込んでいました。 加えて、前にも書きましたが、 ナイト時のリディラーや忍者達が、モンクの百等に危険を感じた場合に、 タゲを保持したまま離れる、マラソンする、といったテクニックを日常的に使っていたのに対し 手塚ゾーンにこだわる兄貴は、不動のままひっそりと裏世界で幕を閉じる事がほとんどでした。 また、WACでは、例え衰弱中でも立ち向かう事が美徳とされており、衰弱の中、何度も特効し、散る兄貴を 「攻略に携わらない」メンバーは、憧れの目で見ていました。 ~~挿絵(たぶんずれる)~~ 871 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/11/03(火) 16 26 58 ID cYGDr9RY ,,--´ ̄~`-、,, ,,-メ/ / ノ ヽ、 /// vレヽ、 ノヽ ┛┗ヽ 「AFは一人で取ったもんと違うんぞ!」 || |イノ,● `´´__|ノ┓┏ノオ| ヽ⌒|、 ´ ▲ ´●`/ ノ| | ソソ`/⌒ヽ,-フ ノリノ´⌒ _\○) 、_,,-;リ´ ̄´ノノ //ヽ//ヽノ_,,-/ヽ ’’ /|ノ`ヽ\_ヽYヽ| (/ _人 `ー/-´ ヽ、|´|| |`┬´ヽ / | ||. || ヽ `ヽ ~~~~~~~~~~~~~~ 882 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 16 51 46 ID zicMB3BO 兄貴を主に死にいたらしめていたのが、 未だに後ろを向けない納金と、 絶対に下がらない兄貴が織り成す百烈地獄と、 当時空蝉しか回避手段がないと思われていたイーグルアイでした。 兄貴は、百烈で下がる前衛たちを、単にビビって逃げ回っているだけだと思っていた様子です。 その証拠に、百烈に対し、「そんな怯えるものじゃないよ、落ち着いて慣れれば」と 見下した意見を言っていました。 まだセンチ強化前、そう言いながら、落ち着いて兄貴は倒れて行きました。 そして、兄貴が忍者を嫌う最大の理由が、自分には直撃するのに、忍者は回避できるイーグルです。 サンドの噴水直後などは、狩人オークが一気に沸くため、ナイトではなく蝉持ちのタゲ取りが推奨されていましたが 遅れを取りたくない兄貴は、積極的な挑発ランパートで、次々とイーグルを、避雷針の様に引き込んでいきました。 兄貴の中では、 百烈どころか、モンクが来た瞬間に逃げるしかない忍者 システムの裏をかいてイーグルを不当にスカす忍者は、 ナイトよりも劣る存在だったんだと思います。 そんな忍者参加者の一人が、口を開きます 884 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 17 06 13 ID QKmyqgXe ニンジャS「最近死ぬ事も減ってきたし、蘇生アイテムは持参でもいいですよ」 盾役から賛成意見に、兄貴が慌てて反論します。 「ナイトと忍者じゃ守れる数が違う」 ※注釈 ジョブ差別? 実はかつて、裏攻略中に、兄貴死亡、ボスの抜きを誰がやるかと話になったときに 「衰弱でも他のジョブがやるよりはタゲ取れる」 と、明らかに忍者を意識した発言で、一度雰囲気が悪くなった事がありました。 WACでは、ジョブ差別、種族蔑視はルールによって禁止されています。 ちょっとしたジョブ論争が再び再発しそうな雰囲気を感じ取り、弟赤がこの議題を制止 LS資金の他ジョブへの検討を約束して、反省会は終わりました。 兄貴の逆ギレにより、秘密の金策は守られたのでした。 ~~予告~~ 886 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/03(火) 17 13 15 ID QKmyqgXe のちに、サポ忍ナイトが兄貴を筆頭にLSから叩かれますが それはまた別のお話 ~~番外~~ 976 名前:とある裏LSの悲劇 ◆7Hhbsv7/Wk [] 投稿日:2009/11/04(水) 12 36 47 ID CmaWgbIF 一息ついてアイタタC君の伝説 ※自分が「直に目撃、体験」したものだけでこれだけあります。噂を含めたらキリがない ・盗賊のナイフツアー一本目主催優先SH。 ・裏でカジェル二刀流をスネークにパパラッチされる。 ・囮任されるもPOPした敵の数にびっくりして本陣に戻ってくる。味方全滅 ・釣り任されるも実は攻略読んでなくて適当釣りで敵一斉POP。味方全滅 ・(^_^;)連発でリディラーをキレさせる ・神威参加者18人中13人がBL。 ・ハクタク戦で格闘スキル上げ。古代にタックル。 ・ボヤ芋でナイトの真後ろに仁王立ち。白に見捨てられスリップとブレスで死亡 ・戦闘時が始まると頭はAFに着替え。 ・修道窟鍵取りスキル上げで金貨盗む。なぜか終了後に銀貨配る。 ・外人も敬遠する。 quot;Croire, no ! quot; ・赤Lv54、HQ杖とバーミリがないからレベル上げ行けないと一ヶ月白門sayで愚痴る ==========以下編集中========= ■582~
https://w.atwiki.jp/yonta/pages/176.html
登場人物紹介 よんた・・・言わずと知れたよんた藩国の王。食べることが大好き かくた・・・よんた王の側近。藩国1の紳士で城内職員の羨望の的 言 成・・・自称音楽家。一人称や語尾が独特 ゆみさん・・・藩国内にある北国食堂の女将さん。なぜか王城内にコネが・・ その日、よんた藩国は平和だった。そうその日は・・ 日付が変わろうかという時間に北国食堂へよろよろと向かう影が一つ 「今日は最悪な一日だったッス・・お腹減ったッス・・お腹と背中がくっつきそうッス・・・一刻早く胃に何か入れないと死んでしまうッス・・・」 その影はとてつもなく空腹だった 「もう少しッス・・・」 目当ての食堂まであと20mほど・・・ ドォーン! 周囲に爆音が鳴り響き、突風が影を吹っ飛ばした 影は10mほど転がり、「なんでッスか・・・」そう言い残し気を失った 時は5時間ほどさかのぼる 王城の執務室 よんたはメガネをなおしつつ、隣に控えている男に話しかけた 「ふぅ~・・お腹がすいたね、食事休憩はまだかな?」 「何をおっしゃっいます。さきほどおやつを食べられたではありませんか」 「そうは言ってもかくたさん。あれだけじゃ足りないよ」 「ダメです。今はそんな余裕ありません」 「いやぁでもね・・」 「ダメです。この机の上をご覧になってください」 そういってかくたは机の上を指し示した。正確には机の上にある山のような書類を 「これを今日中に片付けていただかないと、国が立ちゆかなくなります」 「いや、そうは言ってもね。ほら、腹が減っては・・って言うじゃない」 「ダメです。なぜなら、満腹になりますと眠気が生まれ、それにより集中力が落ちてしまいます。そうなられては困りますので・・」 「じゃあ、間を取って腹八分目にするから。ねっ?」 「小首をかしげながら言っても、ダメなものはダメです。だいたい、このような状況に陥ったのも、元はといえば藩王が・・」 しばらくそんなやり取りが続いていたが、そこに来訪者が現れた 「ものすごく不毛なやり取りッスね」 「おや、成くん。何かごようですか?」 「はいッス。藩王に手紙が来てるッスよ」 そう言って右手を掲げる。 「手紙ですか。誰からです?」 「えーと、差出人欄には『Y』としか書いてないッスね」 「ありがとう。手紙をこちらへ」 「あ、はいッス」 「その、Yという方は?」 「古くからの知人・・みたいなものですよ。色々とお世話になっていましてね」 文面を軽く眺めたあと、それを懐にしまって目を閉じる 「どうかなされましたか?よんた藩王」 「いや、少し考え事を。そうだ成くん。ちょうど君に話があったんだ。ちょっとこっちに」 「なんスか?」 よんたは言 成を手の届く範囲に呼ぶと、「実は・・・」と言うや否や羽交い絞めにした 「な、なにをするんスか!?」 「藩王!?何をなさるおつもりですか?」 その場の空気が一瞬で張り詰める 「私はこれから、どうしても外せない用事が出来てしまったのだよ」 「それで、なんでおれっちにこんなことを?話が見えないッス・・」 「もしも素直に用事ができたと言っても、かくたさんがここから出してくれないのはわかっているからね。君は人質のようなものだよ」 「藩王。やめてください」 「そうッス。やめるッス!」 「すまない成くん。大義の為だ、死んでくれ」 「まずいッス、かくたさん。藩王の目がマジッス。ここは言うとおりにするッス」 「しかし・・・」 「ふはははは、どうするね?」 「くっ・・・」 そのような押し問答が5分ほど続いた。その間もよんたは少しずつ扉に近づいていった その結果、よんたたちは扉の前まで来ることに成功した 「かくたさん。残念ながら時間切れだ」 そういうと、よんたは言 成をその場に放って走り去った。 「助かったッス・・」 かくたはすぐにあとを追おうとしたが、書類が気にかかり動けなかった。 「この書類を放っておくわけには・・」 と、言 成と目が合った 「何スか?」 「申し訳ありませんが成くん。この書類をお願いします」 「えっ?いや、それはちょっと・・・」 「23 30までに戻ってこない場合は帰っていただいて構いませんので」 「あの、ちょっとかくたさ・・」 「では!」 そういうと風のように去っていった 「この量を一人で・・・ありえないッス」 言 成はひざから崩れ落ちた (まずはよんた様見つけなくては) かくたは近くの窓を開け放ち外へ躍り出た。 その後、二人だけの鬼ごっこは熾烈を極めた 徐々に追い詰められたよんたは北国食堂に逃げ込む。 「姐さん。何も言わずにかくまってくれ」 「おや、よんたじゃないかい。また何かやらかしたのかい?」 その言葉には返事をせずに机の下にもぐりこんだ その直後、食堂のドアが静かに開いた。 「こんばんは。ゆみさん。藩王はいらっしゃいますか?」 「おや、かくたさんじゃないか。藩王ならそこらへんにいるよ」 その会話を聞いて机が揺れた。 かくたはゆっくりと近づき声をかけた 「よんた様、見つけましたよ」 「ちょっと、姐さんひどいじゃないか!いきなりばらすなんて」 「あたしゃ、そこらへんとしか言ってないよ」 ゆみさんはそういって厨房に引っ込んだ 「さあ、よんた様書類が待ってますよ」 「断る。ここでラーメンを食べるまでは」 そういうと懐からスタングレネード取り出し、投げつけた。 一方厨房では独特の異臭が立ち込めていた 「ん?・・しまったあたしとしたことが!?」 「ガス漏れだ!気をつけておくれ!」 と食堂内に響いたとき、スタングレネード宙を舞っていた 気を失っていた影・・言 成が目を覚ました 「なんだったんスか・・いったい」 ふと、横に目をやるとそこには一人の足跡と何かを引きずったような跡が残されていた そしてそのまま視線を前に向ける・・そこには何もなかった。そう気を失う前にあったものも・・ 「今日は厄日ッス・・」 そう言い残し気を失った 了 (文責:言 成)
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/792.html
【種別】 タイトル 【初出】 電撃大王2007年4月号〜連載中(2007年2月21日号〜) 原作:鎌池和馬 作画:冬川基 キャラクターデザイン:はいむらきよたか(灰村キヨタカ) 【概要】【『超電磁砲』からの派生・関連作品】 【時系列】 【連載開始まで】 【アニメ】【備考】 【刊行】 【関連】 【概要】 本編『禁書目録』の外伝漫画。 正式タイトルは『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲』。 鎌池和馬氏によるプロットを元に、冬川基氏が詳細なストーリーと作画を担当。 キャラクターデザインは、『禁書目録』からのキャラクターと各編ごとの主要キャラクターをはいむらきよたか氏。 帆風潤子など、主に『超電磁砲』が初出のキャラクターは、冬川基氏やゲストのイラストレーターらが担当する。 担当編集は『超電磁砲』および後述の『アストラル・バディ』、『心理掌握』いずれも荻野謙太郎氏。 主人公は御坂美琴。 主要キャラクターとして、白井黒子、初春飾利、佐天涙子、食蜂操祈、上条当麻などが登場する。 舞台は主に学園都市内で、『禁書目録』三巻を美琴視点で再構成した『妹達(シスターズ)』編など、 『禁書目録』本編では描かれなかった科学サイド(主に美琴の周辺)の出来事を描いてゆく。 『禁書目録』との密接とリンクしており、青髪ピアスなど禁書目録側の主要キャラクターのゲスト出演も多く、ファンからの評価も高い。 作画担当の冬川氏のこだわりにより、単行本での加筆・修正シーンが極めて多い。 中には雑誌連載時にエピソードごとカットされる場合もある。 (例:天賦夢路編で美琴がインディアンポーカーで見た夢の数々) 単行本と雑誌を見比べて違いを見つけるのも一つの楽しみ方かもしれない。 【『超電磁砲』からの派生・関連作品】 『超電磁砲』と密接にリンクする派生作品や関連作品として、以下の2つがある。 『とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ』 『超電磁砲』10周年を記念した作品。 食蜂派閥の縦ロールさんこと帆風潤子が主人公。 タイトルにあるように「禁書目録の外伝である超電磁砲の外伝」として、帆風や食蜂操祈、蜜蟻愛愉などの過去と現在が描かれた。 作画担当は乃木康仁氏。2017年4月〜2020年7月まで連載。 『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の心理掌握』 食蜂操祈を主人公として、食蜂派閥をはじめとした常盤台中学の派閥や警策看取などを中心に描かれる。 漫画担当は『アストラル・バディ』に引き続いて乃木康仁氏。2021年7月より連載中。 詳細はそれぞれの当該記事を参照。 【時系列】 『禁書目録』一巻の冒頭は七月十九日であるのに対し、 『超電磁砲』第一話は、それよりも前の七月十六日から始まる。 各編の時系列を『禁書目録』本編に大まかに対応させると、 「幻想御手(レベルアッパー)編」:本編一巻とその前後、ニ巻 「妹達(シスターズ)編」:本編三巻とその前日譚 「大覇星祭編」:本編九〜十巻 「天賦夢路(ドリームランカー)編」:本編十四巻〜十六巻の間 「獄門開錠(ジェイルブレイカー)編」:本編十六巻直後〜十八巻の間 となる。 なお、「御坂美琴一年生編」は本編一年前の春からスタートしており、現時点では『禁書目録』側に相当する話は存在していない。 各編への分類が難しい話や、『禁書目録』との時系列のリンクが複雑な話も数多く存在しているため、詳しくは 超電磁砲 年表 統一年表 も参照のこと。 【連載開始まで】 電撃大王編集部が『とある魔術の禁書目録』の漫画化を持ちかけたところ、 担当から「(スクウェア・エニックスの)ガンガンでやるからダメ」と断られてしまう。 しかし、あきらめきれない電撃大王側は、人気キャラクターの1人である御坂美琴に注目。 そして、「科学サイド……いや、御坂美琴は電撃大王に寄越せ」と言ったのがはじまり。 (『とある魔術の禁書目録ノ全テ』超電磁砲担当編集の荻野謙太郎氏の談話より) なお「初期案では白井黒子が主人公だった」というネット都市伝説が存在するが、 これは 荻野氏によって否定されている 。 ただし原作者の鎌池氏は、『電撃PlayStation』『オトナアニメ Vol.16』所収のインタビューにて 「漫画化の話を貰った当初、自分は黒子が主人公の話を考えていた」(要約)と語っており、 このコメントを素直に読み下せば「初期案では黒子が主人公だった」という言説も間違いとは言えない。 これに対して荻野氏は「鎌池氏が黒子を主人公にしたプロットを書いたのは事実だが、 それは『超電磁砲』の案が練られる以前の話で、実際に連載されている『超電磁砲』とは全く別物」 (したがって『超電磁砲』の初期案では黒子が主人公だった、とは言えない)としている( 出典 )。 ただし「初期案」という言葉が具体的に何を指しているのかがそもそも曖昧であるため、 「どこからどこまでを『とある科学の超電磁砲』と呼ぶのか」によっては荻野氏の説明は反論として成立しなくなる。 結局のところ「初期案では黒子が主人公だった」という都市伝説は、 「正確な表現ではないが、デマとまでは言えない」程度に見るのが妥当と言えよう。 【アニメ】 第一期『とある科学の超電磁砲』が、2009年10月から2クールに渡って放送された。 前半は原作版『超電磁砲』の「幻想御手(レベルアッパー)編」をアレンジした内容。 後半はオリジナルストーリーの「乱雑開放(ポルターガイスト)編」となっている。 「乱雑開放編」は、「幻想御手編」と「妹達(シスターズ)編」の間に設定のみ存在したエピソードである。 前期オープニングの「only my railgun」はオリコン3位を獲得。 後期オープニング「LEVEL5-judgelight-」はミュージックステーションで放送され、 BDとDVDは初動で2万枚を超える売上を記録するなど 大ヒットした事により、とあるシリーズが多くの人々に認知されるようになった。 第二期『とある科学の超電磁砲S』は、2013年4月から一期同様に2クールで放送された。 前半は原作版『超電磁砲』の「妹達(シスターズ)編」。 後半はオリジナルストーリーの「革命未明(サイレントパーティ)編」。 第三期『とある科学の超電磁砲T』は、第二期から約7年後、2020年1月から9月まで放送された。 全25話(2クール)予定だったが、新型コロナウイルス感染症流行の影響によって通常体制での制作が困難となり、途中で何度か再放送を挟みながらの変則3クールでの放映となった。 前半は原作版『超電磁砲』の「大覇星祭編」。 後半は原作版『超電磁砲』の「天賦夢路(ドリームランカー)編」。 一期・二期のような長編のアニメオリジナルエピソードはないが、これについては当初から「 原作マンガに忠実にアニメ化する方針 であり、長編アニメオリジナルエピソードは無い」と明言されていた。 【備考】 原作ファンからも全体として評価は高いが、アニメオリジナルエピソードの評判は分かれがちであり、 特に第二期後半の「革命未明(サイレントパーティ)編」は批判的な意見も見られる。 原因としては 原作に登場しないロボットが追加される 本筋に関係がない日常描写を増やす 本来白兵戦をしない佐天にバットを持たせて前線に立たせる 細かな設定の齟齬(『超電磁砲S』においてフレンダがレベル4とされることがあった) etc… 等、アニメと原作漫画の間の様々な変更によるものである。 また、アニメでは原作版『超電磁砲』を忠実にアニメ化する方針が最初から出されていた第三期を除いて、 本来の『超電磁砲』で重視されていた『禁書目録』本編とのリンクが排除される傾向にあった。 一例として、『禁書目録』一巻の冒頭と『超電磁砲』六話・七話がリンクする「7月19日の夜」についても、 ・ファミレスで美琴に絡んでいる『不良を』上条が助けようとしてしまう ・大量の不良に追われ、上条が「不幸だ」と叫びながら街中を逃走 ・鉄橋の上で美琴と上条がやりとり。上条の異能を打ち消す力や『妹達』の件に触れる までの一連のシーンに関して、上条の存在が完全に排除された結果、 内容が全く異なるオリジナルストーリーに差し替えられ、『禁書目録』とのリンクが失われている。 このように、ストーリーや登場キャラが大幅に改変されることが多くあり、特に第一期ではその色が濃い。 なお、アニメ第一期の第二十話~第二十四話の「乱雑開放(ポルターガイスト)編」は、 原作『超電磁砲』の三〜四巻の間に設定上は存在するも、描かれることなくお蔵入りした幻のエピソード。 放送後には原作に逆輸入され、春上衿衣が写真で登場することもあった。 アニメ第二期『超電磁砲S』の「革命未明(サイレントパーティー)編」については以降全ての媒体で言及がない上、 PSPゲーム『とある科学の超電磁砲』(こちらは原作でも触れられている)と時系列が被っていることから、ファンの間で正史として扱われることはほとんどない。 しかし、荻野氏によると「 アニメのエピソードはすべてあったものとして(漫画を)描いている 」との事なので設定上は正史に組み込まれているようである。 『超電磁砲』第一話と第二十四話で美琴が発した台詞 「ホント退屈しないわねー、この街は」 は、科学サイドを舞台にしたその後のアニメシリーズでお決まりのセリフとなっている。 『超電磁砲S』第一話:上条「全く、退屈しませんねー。この街は」 『超電磁砲S』第二十四話:美琴「ホント退屈しないわねー……」 白井/佐天/初春「……御坂さん(お姉様)と居ると!」 『一方通行』第十二話:一方通行「ったく、退屈しねェなァ。この街は」 『超電磁砲T』第二十五話: 食蜂「ホント退屈しないわねぇ、この街は」 【余談】 編集の荻野氏は「獄門開錠(ジェイルブレイカー)編」完結前に、 「 ナンバリングをリセットする予定はないが、次のエピソードはデザイナーを変えたほうが面白いんじゃないかなと考えているところ 」 と発言した。 デザインについては以下のように、実際に過去に一度変更されている。 「妹達編」が完結した単行本7巻まで 『禁書目録』と全く同じデザインのタイトルロゴ。 目次ページの話数表記も「第十一話」のような縦書き漢数字表記。 単行本8巻以降 別のデザイナーが起用され、タイトルロゴも『超電磁砲』専用の新デザインが起こされた。 目次ページの話数表記も、「第45話」といった横書きのアラビア数字表記となっている。 【刊行】 一巻(2007年11月10日) 二巻(2008年6月10日)「禁書目録ポーカー」同梱版 三巻(2009年2月27日) 四巻(2009年10月27日)根付ストラップ付き限定版 五巻(2010年6月26日)小冊子「偽典・超電磁砲」付き特装版 六巻(2011年2月26日) 七巻(2011年12月17日) 八巻(2012年10月27日) 九巻(2013年8月27日) 十巻(2014年7月26日) 十一巻(2015年10月27日) 十二巻(2016年11月26日) 十三巻(2017年11月27日) 十四巻(2018年10月11日) 十五巻(2019年10月10日) 十六巻(2020年10月26日) 十七巻(2022年2月26日) 十八巻(2023年3月27日) 十九巻(2024年3月27日) 【関連】 とある魔術の禁書目録 漫画版 とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ とある科学の一方通行(とあるかがくのアクセラレータ) とある科学の心理掌握(とあるかがくのメンタルアウト) とある科学の未元物質(とあるかがくのダークマター) アニレー 長井空間(クローバーフィールド)
https://w.atwiki.jp/isokangas/
本屋でゆったり。 私は本屋でゆったりするのが好きです。 近所に大型の本屋があるのですが、わざわざ立ち読みならぬ座り読みコーナーまで置いてあるほどの親切さです。 そこでみんな座り込んで本を読んでいます。 これで経営大丈夫かと思うほどの寛大さです。 しかし私は根が臆病なもので、がっつり座り込んで読ぬのは恥ずかしいなあ、と立ち読みで終わってしまいます。 立ち読みでも、本屋で流れるゆったりとしたあの時間、とても気持ちいいです。 周りに人がいるのに、自分の世界に入れるところって自分の家と本屋くらいじゃないでしょうか? http //www.wxdax.com/
https://w.atwiki.jp/vip_rpg/pages/789.html
ダウンロード ゲーム紹介 弟子五郎がどんな一日を過ごすか、ムシャの視点からそれが語られる作品だ スクリーンショット タイトル画面 彼女のミルミとともに歩いてるところを中堅三人がつけまわしてる様に見えなくもない 師匠の独白から始まる。 魔王軍の新人を招くための宣伝PV的な物を作るためだそうだ 起床、隣の部屋は彼女のミルミの模様 恋人が隣の部屋というのは良い事なのか、それともやりづらい物なのだろうか 五郎は五郎で苦労やら悩みに四苦八苦しているようだ。 しかし魔王把握なんて吹っ飛ばされるだけだろうに出たいものなのか? 魔王軍の収入源の一つでもあるらしい。 ムシャの弟子である五郎の腕は野良の魔物からするとどれほどのものか 疲れながらも仕事を終えて帰宅 行くのは師匠の元か、彼女の元か 感想など 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/407.html
カーテンの隙間からの陽射しに目を細めつつ、時計を見てみると既にいつも起きる時間より十分近く過ぎている時間だ。 もうそろそろ起きて学校の準備しないといけないのだが、そんな気になれない。 布団の温もりを感じていたいという事もあるが、一番嫌なのは下腹部に来る鈍痛と不快感と悪寒…。 どう見ても生理痛だ。昨日からそんな気配はあった気がするが、こんな一気に来るなんて思わなかった。 朝の寒い空気から逃げるよう布団に包まり直すと、先に起きた水銀燈がベッドの脇に立って見下ろしているのに気が付いた。 「めぐ、そろそろ起きなさぁい。遅刻するわよぉ」 「…分かってるわよ…」 顔をしかめたまま顔を見上げると、水銀燈は少し訝しげに首を傾げた。 「どうしたのぉ? 今日はずい分と不細工な顔ねぇ」 「…生理痛よ…」 軽口に答える気にもならず、少し恨めし気に睨む。 だが水銀燈は頭にハテナマークでも浮かべるような顔をするだけだ。 「生理痛ぅ? 何それ」 「…そうか、あなた人形だから生理が無いのね…羨ましい…」 同じ女だというのにこの苦しみを分かってくれないことに落胆し、深い溜息を吐いた。 その様子に、水銀燈の顔にも少しずつ心配そうなそれが浮かんできた。 「…辛いの? どんな感じ?」 「…お腹痛いし寒いし腰は痛いし…あと、大事な所から血が出るわね…」 「血が!?」 血という言葉に驚いたのか、水銀燈は思わず大声を上げてしまった。 それが腰に響き、痛みに顔をしかめる。 水銀燈もその様子に気付き、しまったと言ったような顔で口元に手を当てた。 「…学校行けそう? 休むぅ?」 「…正直行きたく無いけど、これで休む訳には行かないから…」 痛い腰にイライラしながらもそもそと布団から抜け出し、冷えた空気に身を強張らせる。 それで余計に痛みが増し、学校を休もうかと本気で一瞬考えた。 ―※―※―※―※― 「ああそっか…のり、今日朝練だったっけ…」 食欲が無く大して物も食べれず、身支度して外に出た時に思い出したのがそれだった。 朝練が無い時は一緒に途中まで登校したりするのだが、今日は朝練がある日だ。 心細くて一番会いたい時に会えない、それで余計にイライラして深い溜息を吐く。 まあ考え様によってはこんな不細工な表情をしている時に会わなくて良かった、と考える事も出来るが。 いつもよりも重たく感じる鞄を手に、めぐは渋々と学校へ向かって行った。 透き通るような冬の青空も、今は全く興味を示さない。 ただただ顔をしかめて、時折お腹を擦りながら一歩一歩進んでいく。 そうゆっくりと学校に向かっていると、曲がり角から人影が現れてぶつからないようにそれを避ける。 「…あら…」 「……おはよう」 その人影は巴で、めぐの姿を確認すると目が一瞬少し大きくなったような気がした。 それに気の無い返事で「おはよう」と言うと、そのまま何も言わず隣に並ぶ。 重い沈黙の空気が二人を包んだまま歩き続ける。正直あまり関わりたくないが、露骨に避けるのも嫌らしい。 めぐとのりが付き合っていることがばれた日から、巴とは気まずい関係が続いていた。 別に今までそう交流があった訳ではないが、こういう空気は正直うんざりだ。今日みたいな日は特に。 そりゃあ巴の想い人であるのりを奪った――向こうからすれば――のだから、向こうが良くない印象を持っているのは分かるが。 「…そう言えば今日の合同体育はハンドボールだったわね」 しばらく無言だったが、仕方無しといった様子で巴から話を振ってきた。 「…そうか、今日体育があったっけ…」 この痛みですっかり忘れていたが、今日は体育がある日だった。 とは言えこの痛みではとても体育なんて出来そうに無い。 「…悪いけど、今日の体育は見学するわ…。体育頑張ってね…」 「あら? 風邪でも引いたの?」 「…風邪の方がまだマシね…。…生理痛よ…」 巴はそれを聞いて無表情に少し同情の色を浮かべ、めぐはお腹を押さえたままそう告げる。 「…酷いの?」 「いつもは軽いんだけど、今日のは正直キツイわね…」 冷たい風を少しでも防ごうとマフラーに顔を埋めて体を縮ませる。 それでも服の上から体温が奪われて、顔がしかめっ面になっていくのが分かった。 「…そう。残念ね、あなたを負けさせられなくて」 「…それはどうも…」 巴から心配そうな表情は引っ込み、元の澄ました表情に変わっていった。 「私はクラス委員の仕事があるから先に失礼するわ。それじゃ」 「あ…」 それだけ言うと巴は軽く手を振って足を早め、めぐを残して先へと行ってしまった。 遠くなっていく巴を見て、さっきまで一緒に居るのが面倒臭いと思っていたのに、今は酷く心細くなっていくような気がした。 ―※―※―※―※― 学校に着いても当然痛みが治まるわけでもなく、休み時間はもっぱら席に着いたままじっとしたままだ。 体を動かせば痛みと下腹部から何かが流れ出る感触が気持ち悪く、何もする気が起きない。 休み時間は友人達がめぐの席にやって来てくれて少しは気が紛れるのだが、授業中ははっきり言って苦痛でしかなかった。 教師のつまらない講義を痛みにじっと耐えて受けなければならない。 悪寒と痛みで授業に集中できるはずも無く、ただただ黒板に書かれた文字列をノートに写すだけで精一杯だった。 普段よりも長く感じる授業を耐えていき、午前中最後の授業、体育の時間になった。 時間が経てば少しは痛みも引くかと思っていたが、それは引くどころか強くなってきている。 おまけに朝食をちゃんと食べて来なかったせいで、空腹感も手伝ってますます気持ち悪い。 (…次で給食か…それまで我慢しないと…) それを食べれば少しは元気になるだろう。 少し卑しいかもしれないが、それだけを支えにして残り一時間乗り切ろう。 「…柿崎さん、大丈夫? 無理しないで保健室で休んだら…?」 友人達と一緒に授業場所である校庭へ行く道すがら、めぐの険しい表情を見てそう心配された。 スカートの下にはジャージを履いて、学校指定のカーディガンを羽織り、マフラーを巻いためぐの姿。 それで険しい表情をされては、心配するなという方が無理な話だ。 そんな友人達に、めぐは無理に笑顔を作って軽く手を振る。 「大丈夫よ。これが終われば給食だし、ここまで来たんだからあと一時間ぐらい耐えられるわ」 「…そう…?」 それでも友人達の表情は心配そうなままだが、めぐの空元気を見てもう何も言えなかった。 校庭に出ると既に生徒達が多く出てきており、その中には巴の姿も見受けられた。 巴はめぐの着こんだ姿を見て、こんな寒い校庭へ出てきた事に呆れたような表情を浮かべる。 それを受け流して先生に訳を話し、体育倉庫の壁にもたれかかって座り授業の見学に入った。 今日の授業は朝に巴が言っていたようにハンドボールだ。ちなみに男子は体育館でバスケットである。 何で今日に限って体育館じゃないのか、冷たい北風に吹かれながらめぐはそう男子達を恨んだ。 準備体操とチーム分けを終えた生徒達はキャッキャッとはしゃぎながらハンドボールの準備に取り掛かる。 そして準備も終わると教師のホイッスルが鳴り響き、最初の試合が始まった。 繰り広げられる試合をただただ眺めていると、段々ダウナーな気分になってくる。 友人達は楽しそうに応援したり試合に挑んだり、その表情からはめぐの事は既に頭に無い様に見える。 まるで自分は忘れられた存在、切り離された存在であるような…疎外感。 (…素直に休めば良かった…) 友人の言う通り保健室で休めば…いや、そもそも水銀燈の言う通り学校を休んで家でゆっくりしておけば良かったかも知れない。 寒気はするし下腹部の痛みは強いし気分は悪いし、精神的にも酷く惨めだ。 抱え込んだ膝に顔を埋めて目を閉じる。こうしていれば何も考えずに済むだろう。 嫌な事も余計な事も、何もかも。 だがそれは数分後、足に何かが当たる感覚で終わることとなる。 目を開けて見てみると、そこにはハンドボールが一つ転がっていた。 顔を上げると、ボールを取り損なったと思われる生徒が手を振っているのが見えた。 「ごめーん、取ってー!」 悪びれる様子が見られない態度にやれやれと思いながら、一つ溜息を吐くとボールを手に取った。 それを投げて渡そうと立ち上がる。 その瞬間。 (あ…れ…?) 急に全身から力が抜けていくような感覚が体を襲い、目の前の景色が歪んで波打っていく。 それに、まるで体が重油に飲み込まれたように動きが取れなくなっていき、自由に動きが取れなくなっていく。 歪んで見えていた景色はやがてチカチカと白く染まっていき、体のバランスはどんどん無くなっていった。 「柿崎さん!?」 遠くでそう呼ばれた気もしたが、もはやそれに答える余裕も無い。 (…ちょっと急に…立ち上がり過ぎたか…な…) そう思ったのを最後に目の前は白から一転、真っ暗へと変わって意識も闇に飲み込まれていった。 ―※―※―※―※― 「うるさい、出てけ!!」 力任せに投げ付けた花瓶は看護婦…佐原の足元で砕け、破片と水と花が辺りに飛び散っていく。 佐原は狼狽しながらもめぐを落ち着かせようとこちらへと近付いてきた。 「めぐちゃん、落ち着いて…」 「触るな、近付かないでよ!」 その瞳の奥にはおざなりな同情が浮かんでいるように見えて、それが余計に腹立たしかった。 そんな同情など欲しくない、構わないで欲しい、頭に血が上ってそうとしか感じ取れない。 その一方で、冷静な自分が頭の中にいるような錯覚。 自分はもう退院したはず。それなのに、何故病室に戻っているのか…そこまで考えて、ああ、と思った。 これは夢か、と。 そう思っている間にも佐原は近付いてきて、ヒステリックに叫び散らし続ける。 「私は本当にめぐちゃんの事を思って…」 「嘘だ、本当はさっさと死んじゃえば良いって思ってる癖に!!」 「そんな事…」 「黙れ!!」 床頭台にある物を手当たり次第に投げ付ける。 その内の一つが目測を誤ったのか、佐原の頭に当たってしまった。 「っ…!」 「あ…」 当たったのは時計で、それをぶつけられた佐原は頭を押さえてその場に蹲った。 めぐはそれでしまった、と思い手が止まる。 本当に当てるつもりは無かった。ただ出て行って欲しくて、牽制に投げたつもりだったのに…。 「…そうね」 数秒に沈黙の後に佐原から発せられた声は、恐ろしく冷たいものだった。 聞いた事の無い冷たい声に、背筋が底冷えするような感覚が走る。 「だったら、さっさと死になさい」 目も合わせること無く佐原は背を向けて、そのまま遠ざかっていく。 冷や水を浴びせられたような思いがして、めぐは慌てて呼び止める。 「待って! 待ってよ佐原さん!」 だが聞く耳を持たず佐原は消えてしまい、めぐの心に怖さが湧き上がった。 「…佐原さん…」 「また看護婦さんに迷惑掛けたのか、めぐ…」 今度は背後から声を掛けられ、その方を向くと父親が立っていた。 その顔は失望と落胆が混ざったような表情で、これまで見たことが無い表情だ。 「…もうお前の面倒は疲れたよ」 「な…、パパ…?」 「…じゃあな。今度会うときは、望み通りお前が死んでからだな」 信じられないその台詞に、めぐは完全に言葉を失ってしまった。 父親も同じように背を向け、手を振って遠ざかっていく。 「や、やだ…待って…」 「まったく、私もとんだミーディアムを持ったわねぇ」 今度は水銀燈の声で、顔を見上げると声の主が侮蔑に満ちた表情で自分を見下ろしている。 「水銀燈…」 「あなたみたいなジャンクなんかとは、もう付き合ってられないわぁ。悪いけど、契約は打ち切りよぉ」 それだけ言うとさっさと飛び立って行き、あっと言う間に遠くへ行ってしまった。 「やだ…いやだ…! 一人にしないで…置いてかないで…!」 言いようの無い喪失感と恐怖が胸を覆いつくし、力が抜けその場で泣き崩れた。 次第に辺りが闇に包まれていき、気が付くと足が闇に飲み込まれている。 それは腰、胸へと浸食して行き体が闇に溶けていく。 「助けて! 誰か、誰か…!」 助けを求めて必死に手を伸ばすが応えは無く、それは空を切るばかり。 そうしてる間にも浸食は進み、ついには顔まで飲み込まれ何も見えなくなって声も出せなくなってしまった。 (死にたくない…死にたくない…!) 必死に心の中で叫ぶが、意思とは裏腹に体からは力が抜けていく。 もう駄目か…そう思った時、伸ばしていた手が温かい何かに包まれた。同時に、頭の中に声が響いてくる。 『めぐちゃん…めぐちゃん…』 (…この声…) ―※―※―※―※― その瞬間目は覚めて意識は現実に戻り、自分がベッドに寝かされていることに気が付いた。 嫌な汗を顔中にかいていて息苦しく、消毒の匂いが鼻に付いた。保健室か、ここは…。 「めぐちゃん、目が覚めた?」 声が聞こえてその方を見ると、のりが心配そうな表情をして自分の手を握ってくれていた。 「のり…」 「何だか酷くうなされてたけど…大丈夫?」 最も愛しい人が来てくれた。それが嬉しくて、安堵と同時に心のタガが外れ思わずのりの胸に抱き付いた。 のり温もりを逃さないようにしっかりと背中に手を回す。 「めぐちゃん…?」 「お願い…。少しの間、こうさせて…お願いだから…」 堪えていた心細さと不安が涙となって零れ落ち、のりの服に染みを作っていく。 最初は少し狼狽していたのりだったが、やがてめぐの背中に手を回してしっかりと抱きしめてくれた。 そうしてくれて、心が少しずつ穏やかになっていくようだ。 「…ずっと怖い夢見てた」 数分間のりの胸で泣き続け、ホットココアを貰って落ち着きを取り戻すと、夢の事を話し始めた。 「…夢の中じゃ私は入院してて、それで昔みたいに暴れてたんだけど…。それでみんなに見放されて…」 目を閉じて夢の事を思い出し、ポツリポツリと続けていく。 「一人になりたくない、置いてかないでって泣いて…気が付いたら、体が闇に溶けていっちゃうの」 「うん…」 「…凄く怖くて…もう死ぬんだって思った…。でも、手が温かいのに包まれて…そこで目が覚めた」 ココアを一口すすり、一つ溜息を吐いた。 「…何だか自分勝手よね。昔は人を拒絶してたのに、死にたがってたのに…今は正反対な事言ってるんだから」 のりは何も言わず、真剣に話を聞いている。 「今は…取り残されるのも、人から拒絶されるのも…。独りになるのが…凄く、怖い」 ココアのカップを握る手に力が入り、不安と怖さが再び湧き上がって来た。 そんな気持ちで黙っていると不意に手を握られ、顔を上げるとのりが優しい表情を浮かべていた。 「大丈夫。めぐちゃんは独りなんかじゃない」 眼鏡の奥の優しい瞳が、真っ直ぐ、力強く自分を見つめている。 その目を外さないまま、のりは続けていく。 「今のめぐちゃんにはお父さんも水銀燈ちゃんも、新しく出来た友達みんなが付いてる。みんな心配してたわよ」 一言一言、優しく語り掛けるようなそんな口調。 その言葉一つ一つが胸に染み込んで行き、凝り固まった不安を溶かして行くようだ。 「…もし仮にみんなが見放したって、私は絶対にめぐちゃんを見放さない。約束したでしょう? 死ぬまで…死んでもずっと一緒だって」 のりの言葉にめぐは静かに頷いた。忘れもしない、手術する前に交わしたあの誓い…。 鼻の奥に少しツンとした物が抜けて、再び流れそうになる涙を堪える。今度の涙はさっきまでとは違う、嬉しさと安堵の物だ。 「ありがとう、のり…」 それだけ搾り出したように言うとのりも笑顔で頷いて、持っていた鞄を開けて中から弁当の包みを差し出してきた。 「ホッとしたらお腹空いたでしょ? お昼の時間終わっちゃったから、これ食べて」 「え…でもこれってのりの弁当じゃ…」 「私はいいから、ほら」 「いや、でも…」 そうしていると不意にめぐのお腹がグゥゥ、と情けない音を立ててしまった。 呆気に取られて二人の間に一瞬の沈黙が流れたが、すぐに可笑しくなってきてやがて二人とも笑い出した。 「それ食べて薬飲んだら、今日は帰ろう。早退届は出してもらってあるから」 めぐは頷き、受け取った弁当を早速食べ始めた。 「そういえば、さ」 校門に向かう道すがら、ふと疑問が湧き上がって聞いてみた。 「私が倒れたって誰から聞いたの? それに、学校は…?」 時間は今六時間目が始まる前。のりだって学校だったはずなのに、どうしてあの事を知っていたのか。 その質問を聞いて、のりは少し笑って口を開いた。 「巴ちゃんから聞いたの」 「巴…柏葉さんが?」 意外な人物に思わず聞き返してしまった。 あの巴が自分のためにそんな事をしてくれたなんて思いもしなかった。 「うん。めぐちゃんが倒れたってメールがあってね。心配で午後から早退して来ちゃった」 「そうなんだ…」 意外な事実だが、めぐは巴に対して初めて感謝の念を抱いた。意外と良い人なんだな、と言う思いも。 「今日はこのままめぐちゃん家まで送ってってあげる。お父さんが帰ってくるまで付いててあげるね」 「うん、ありがとう」 のりの腕に抱き付き、校門を抜けて帰路に着く。 その胸からは既に、抱いていた不安と恐怖はない。あるのはただ、愛しい人から感じる温もりと安らぎだけだった。 ―※―※―※―※― 巴が六時間目の準備をしていると、由奈が廊下から戻ってきて近付いてきた。 「今、桜田さんが柿崎さん連れて帰ったって」 「…そう」 努めて感情の含まない声でそう返したが、由奈はその様子に苦笑いを浮かべ肩を竦めた。 「巴も優しいわね。柿崎さんって恋敵なんでしょ?」 「…仕方ないでしょう? 事態が事態だったんだから…」 あの時、放っておこうかと一瞬でも思ってしまったが、悲しむのりの姿を思い浮かべたらそうも出来なくなってしまった。 それに、そんな冷酷な事を一瞬でも考えた自分が腹立たしく、嫌気が差したのもある。 頬杖を着き、苦虫を噛み潰したような表情で溜息を吐いた。 (…今回は特別だからね。感謝しなさいよ、柿崎さん…) 鳴り響くチャイムを聞きながら、そんな事を思った。 終わり 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/4041.html
【種別】 タイトル 【初出】 2023年3月10日(電撃文庫) 著者 鎌池和馬 イラスト ニリツ キャラクターデザイン はいむらきよたか、ニリツ コミカライズ版作画 strelka 【解説】 『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ小説。 主人公は麦野沈利。 学園都市の暗部を舞台に、『アイテム』に「四人目」が加入した時の事件を描く。 時系列は本編より一年前の7月であり、新約11巻の回想や警策看取による統括理事長へのテロ計画と同時期。そのため、ドラゴンモーター(未編集)や拡散攻撃など、本編に繋がるギミックも登場する。 また、公式のあらすじに「これは、やがて「凄惨な事件」へと至る少女たちの、出会いと友情と暗闇の物語」とあるように、『アイテム』メンバーの人間関係や過去、加入経緯なども描写されている。 【余談】 SSや記念小説等を除外すると、スピンオフが小説という形で展開されるのは初。
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/1128.html
【種別】 タイトル 【解説】 とある魔術の禁書目録 十四冊目のタイトル。(→巻別索引)また、十八冊目にSS2が刊行されている。(→巻別索引) 通称:ステイルSS。電撃文庫MAGAZINEにて連載された、ステイル=マグヌスを主役とした作品のタイトル。(→巻別索引)電撃文庫MAGAZINE Vol.3付録の文庫「とある魔術の禁書目録SS SPECIAL EDITION」に、第一話~第四話+番外編が収録されている。 ステイルSS他、単独短編の読み切りを収録した、とある魔術の禁書目録SPのこと。 通称:神裂SS。アニメ『とある科学の超電磁砲』BD DVD初回特典の、神裂火織を主役とした作品のタイトル。(→巻別索引) 『必要悪の教会』特別編入試験編。通称:天草SS。アニメ『とある科学の超電磁砲S』BD DVD初回特典の天草式十字凄教がメインの作品のタイトル。(→巻別索引) アニェーゼの魔術サイドお仕事体験編。アニメ『とある科学の超電磁砲T』BD DVD初回特典のアニェーゼ部隊がメインの作品のタイトル。(→巻別索引) バイオハッカー編。アニメ『とある科学の一方通行』BD DVD初回特典。(→巻別索引) 単純に「SS」と言う場合はSS1巻を指す場合が多い。 2.を指す場合は「ステイルSS」、4.を指す場合は「神裂SS」、5.を指す場合は「天草SS」と呼ぶ。 2020年6月10日にとある魔術の禁書目録 外典書庫①が刊行。 未収録だったアニメの特典が文庫化された。 ①の収録内容は神裂SS、天草SS、劇場版BD DVD特典:(『ロードトゥエンデュミオン』)の3作。 更に、2020年8月7日にとある魔術の禁書目録 外典書庫②の刊行。 ①と同様アニメの特典である学芸都市SS、能力実演旅行SSに、電撃大王の付録だったコールドゲームを加えた3作となっている。
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/813.html
これはとある日のとある一時に起きた、当事者以外には誰も知ることのない出来事。 その出来事が何を意味するかは現時点では誰にもわからない。意味など無いのかもしれない。 しかし、事実として2人は出会った。偶然という名の運命に導かれて。 それは、幕間の如きお話。故にここに記そう。似て非なる、とある2人の男達の出会いを。 煙草が地に落ちた瞬間、両者は動いた。 傭兵ウェイン・メディスンが内ポケットに隠し持っていた拳銃を引き抜き発砲する。 対する成瀬台高校生、界刺得世はサーモグラフィによる探知能力によりウェインの行動を先読みし、迫り来る銃弾を危うくかわしていく。 早々に銃による戦闘に見切りをつけたウェインが尋常では無い速度で界刺に肉薄、強烈な回し蹴りを放つ。 それすらもしゃがむことでギリギリ回避する界刺。しかし、ウェインは回し蹴りによる勢いを利用した裏拳を界刺に見舞う。 反応が遅れた界刺は腕で防御しながらも、その勢いを利用して後方に転がり、距離を取る。 続いてウェインはズボンのポケットよりナイフを2挺引き抜き、再度急接近する。 同時に界刺も護身用に所持している伸縮式警棒2本を展開。ウェインの斬撃に応戦する。 さながら剣戟の如き一撃を交わす2人。しかし、純粋な格闘能力ではウェインが勝る。 警棒での応戦に努める界刺の隙を十数秒で見極め、仕掛けるウェインだったが、突如視界が暗転した。 それは、界刺の『光学装飾』によりウェインの目に入る可視光線を全て“黒色”にしたのである。事実上の失明状態である。 突然の事態にウェインの挙動が緩む。その隙を狙い2本の警棒を接続した長棒による一撃を叩き込もうとする界刺。 しかし、その一撃は空を切ることになる。それはウェインの張った保険+罠。 ウェインが予め仕掛けていた『蛋白靭帯』によって生成された糸による張力を利用し、上方に大ジャンプしたのである。しかも界刺を引き連れて。 それは、回し蹴りの後に仕掛けた裏拳が原因。裏拳が界刺の腕に接触した際に目にも映らない極小の糸を一本巻き付けていたのである。 そして、ウェインが上方に大ジャンプする際に極小サイズの糸を1cmに拡大。更に、飛行機さえ造作も無く吊り上げる糸の大群が界刺に殺到する。 ウェインが糸の上に着地したのと同時に、糸によってぐるぐる巻きにされて地面に叩き付けられる界刺。 そのまま糸で締め上げることでバラバラに引き裂こうとするウェイン。しかし、その瞬間界刺が『光学装飾』の真髄を発揮する。 それは、超至近距離内での全力による赤外線輻射を用いた瞬間的な強大熱量の発現。 糸に巻かれた現状では自身にも危害が及ぶ可能性があったが、背に腹は代えられない。 躊躇無く全力で赤外線を放射・輻射する界刺。瞬間的な強大熱量を受けて、界刺に巻き付いた糸はボロボロに焼け落ちた。 焼かれた糸の振動を受けて、未だ視界が暗転状態のウェインは少しだけ驚きを露にした。対して界刺は大きく息を吸い、息を整える。 「ほぅ・・・やるな」 「ふ~・・・うわっ、服があちこち焦げてるじゃん。こりゃもう一回制服を新調しないと駄目かあ?」 思わぬ歯応えに感嘆の言葉を漏らすウェインであったが、当の界刺は目の前に差し迫った己の命の危険より、焦げた制服について考えを巡らしているようだった。 「フッ、己の命より服の惨状に気を向けるとは・・・変わった奴だ」 「あ?いきなり人を殺しに掛かってきた殺人鬼にとやかく言われる筋合いは無えんだけどな・・・」 憤慨の意思を露にする界刺。すると、 「誤解しているようだが、俺は無差別に殺戮を繰り返す快楽殺人者では無いぞ?まあ、今回貴様を殺そうとしたのは・・・暇潰しも兼ねていたがな」 「何それ!?暇潰しで殺しって、それって快楽殺人者と変わらなくね!?」 「フッ、確かにある意味ではそうかもしれん」 「開き直りやがったよ、コイツ」 「だが、俺は仕事に無関係の人間は『無闇』に殺さない。その例外があるとすれば、それは俺が興味を抱いたということに他ならない」 「興味?」 界刺の疑問にスラスラと答えるウェイン。 「ああ、そうだ。貴様とあの女の話・・・中々に興味深かったぞ。特に貴様の考え方に、俺は興味をそそられた」 「うわっ、何だコイツ!?気色ワリィ!!」 「貴様は自身を世界の一部と捉えている。心の底から。俺も同感だ。俺も世界の一部足る人間だ」 「・・・?」 「故に、俺と貴様はある意味では似通った人間だということだ。性質は正反対かもしれんがな」 「・・・殺人鬼と同類にされるのってすんごく不愉快なんですけどー」 「そうか?まあ、貴様が『いわれなき暴力は世界によって淘汰される』という立場ならば、俺は『いわれなき暴力の存在さえも世界は認めている』という立場だからな。 確かに俺と貴様は、厳密に言えば同類では無いのだろう」 「・・・よくわかんねえ」 界刺にはよく理解できなかった。目の前の殺人鬼は自分と同類だと言ったり同類では無いといったりする。わけがわからない。 「まあいい。今日の所は十分に楽しんだ。この辺で俺は引き上げさせてもらおう」 「ああ、何処にでも行ってくれ。ったく俺はバリバリの戦闘タイプじゃねえっつーの。死ぬかと思った」 「・・・『バリバリの戦闘タイプじゃ無い』?・・・ククッ、本当に面白いことを言うな、貴様は」 「ああ?」 「俺の目を騙せるとでも思ったか?貴様は何かを隠し持っている。そして、先程の戦闘ではついぞ見せなかった。 つまり、貴様は『本気』では無かったのだろう?全く、この俺を相手にそんなふざけた真似を貫き通したのは貴様が初めてだ」 「・・・それはアンタも同じだろうが」 「ほう、気付いていたか?」 「・・・当たり前だろ」 「イイ目をしている。そして観察眼も鋭い。ククッ、次にもし相見える時があれば全力でもって貴様を殺してやる。・・・その時を楽しみにしているぞ」 「・・・いや、絶対にお断り」 界刺の言葉を無視するかのように漆黒に覆われた夜の暗闇に姿を消すウェイン。 それを確認した後に、ようやくウェインの暗転状態を解いた界刺。 「・・・ったく。『本気』?んなもんメンドくせっつーの」 何とか命拾いした彼は、そんなことを呟きながら仲間が待つ光輝く夜の街に戻っていく。 光の世界に戻る界刺。闇の世界に消えるウェイン。似ていそうで似ていない2人のこれが、最初の出会い及び最初の会話であった。