約 1,091,092 件
https://w.atwiki.jp/onimomo/pages/657.html
■ 英語学習アプリ「鬼桃語り」の攻略サイト■ 鬼桃語り攻略メニューへ戻る もくぽよけも No ★ 属性 桃トモ名 MAX LV 313 2 木 もくぽよけも 15 HP ATK DEF HEAL 111 35 6 24 MAX HP MAX ATK MAX DEF MAX HEAL 147 46 8 32 SKILL名 SKILL あげぽよぉ~! 次の味方の攻撃力アップ・中 進化先 もく樹ぽよけも ■ 英語学習アプリ「鬼桃語り」の攻略サイト■ 鬼桃語り攻略メニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/onimomo/pages/658.html
■ 英語学習アプリ「鬼桃語り」の攻略サイト■ 鬼桃語り攻略メニューへ戻る ひかぽよけも No ★ 属性 桃トモ名 MAX LV 314 2 光 ひかぽよけも 15 HP ATK DEF HEAL 108 32 8 27 MAX HP MAX ATK MAX DEF MAX HEAL 143 43 10 36 SKILL名 SKILL あげぽよぉ~! 次の味方の攻撃力アップ・中 進化先 デカ光ぽよけも ■ 英語学習アプリ「鬼桃語り」の攻略サイト■ 鬼桃語り攻略メニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/omocha/pages/65.html
汽車・電車おもちゃ一般
https://w.atwiki.jp/gazoures/pages/431.html
第十七話 うつけ祭りの夜に 信長「さて、見せてもらおうか。未来から来た者達の力を」 メロン「お…なんか来た」 今川「フフフ…信長殿。此度の勝負、楽しみにしているぞ」 ネロ「あれが今川義元……何かキャラ違くない?」 斗貴子さん「いやあの白いおじゃるは作られたキャラだ」 信長「…」 今川「見えるぞ…我が兵勝ち、信長殿がひれ伏すその姿がな」 そして戦いが始まった。 アイン「この時代、今川軍としてあなた達信長軍を完膚なきまでに叩き潰してあげます」 超太郎「知らなかったのか? 信長は今川義元に勝つんだぜ?」 アイン「あら、それは桶狭間の戦いの事でしょう? それまでは負ける事はありません。つまりここであなた方が負けたとしても、歴史には何の悪影響もないという事です」 超太郎「な、なんだってー!?」 カズキ「超太郎…お前な…」 セイバー「無駄口を叩くとは、ずいぶんと余裕だな!」 カズキ「!?」 セイバー「戦闘コマンド04!」アウレアハーモニー セイバーの背中に、黄金に輝く宮殿が出現した。 その輝きに飲み込まれ、カズキは膝をついてしまう。 セイバー「わははは! どうだ、我が黄金劇場は!」 真紅「金ぴかの成金趣味かよ! お前らの好きにはさせねぇ! サザンクロスカット!」 右手に宿した宇宙のエネルギーを解き放つと、二人の間は黒い闇に包まれる。 素早い動きでセイバーの隣を駆け抜けると、次の瞬間、宇宙エネルギーが十字状に爆発し、彼女を吹き飛ばした。 セイバー「ぐぁぁ!」 真紅「どうだぁ!」 アイン「その程度で喜んで良いんですか?」 真紅「アイン!」 アイン「虚空の女神、アテナ! 攻撃コマンドK04!」アテナ・アサルト その化身が両手に持った二丁拳銃の引き金を引いた。 高エネルギーの波動は真紅を吹き飛ばし、防御に入った超太郎をも、自慢の新技を使うよりも早く吹き飛ばした。 超太郎「くっ…なんて奴だ!」 真紅「エルドラドの洗脳は強力だ。それに加えて、こいつらの基礎能力が高いんだよ」 今川「ふふふ。どうだ、信長殿。我が兵の実力は」 信長(…ふん。どうする、異国の娘たちよ…) たから「だからと言ってここで負ける訳にはいかないわ。私達には負けられない理由がある」 エヴァ「そうだ! ここで勝つ! 来い、白銀の女王ゲルダ! アームド!」 しかしゲルダは答えない。 まるで掌に触れた雪のように、儚く消えてしまう。 エヴァ「まだだ…まだ何かが足りないというのか!」 明夏羽「だったら…」 静水久「私達で時間を稼いでやる…なの。さっさと見つけろー…なの」 エヴァ「お前たち…」 るな「戦闘コマンド05!」ヘブンズタイム 瞬間、時が止まった。 彼女はその5秒間の間、襲い掛かってきた二人の妖怪にその拳を叩き込む。 るな「そして時は動き出す…!」 彼女が指を鳴らすと、再び時は刻み始める。 止まった時の中で攻撃を受けた二人はそのダメージによってうめき声をあげる間もなく、倒れこんでしまった。 花子さん「よくも二人を…みたまヨーヨー!」 しかしその攻撃も、あっさりとかわされてしまう。 その後もプロトコル・ファントム2.0の猛攻は続いた。こちらの攻撃がまったく通じないわけではなかったが、相手はそれ以上の力を持って返してくるのだ。 エヴァ(攻めてはそれ以上の攻めが返って、守っては攻められる…どうすれば…) 隼人「戦闘中に考え事か!」 エヴァ「くっ!?」 竜馬「はっはぁ! 食らえ」 號「おらぁ!」 たから「エヴァさん!」 エヴァ「好き放題しおって…!」 信長「…」 信長はエヴァの言葉を思い出していた。 「残念ながら、信長公。貴方は天下を取る事が出来ない」 ずっと天下を取るために生きてきた。 うつけものと罵られようと、魔王だと言われようと、ただこの日本を太平の世に導くために生きてきた。 しかし、それが叶う事は無いとはっきりと断言した人間は初めてであった。 どんな言葉にも揺るがなかった信長は今、突然やってきた少女の言葉に揺るがされ、複雑な思いで戦いを見つめていた。 信長「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル、か…」 家来「お館様?」 信長「何でもない」 アイン「…そろそろ遊びは終わりです」 カズキ「なに!?」 アイン「ゴーストミキシマックス!」 アインの力が、プロトコル・ファントム2.0のメンバー全員に付与される。 力を得たPP2.0のメンバーはその圧倒的な力でたから達を次々にねじ伏せていく。 沙砂「行カセナイヨー!」 沙砂&静水久&加耶『一夜城!』 アイン「その程度…ねじ伏せて上げます! 虚空の女神アテナ、アームド! 攻撃コマンド05!」ダブルショット 沙砂&静水久&加耶『うわァー!』パリーン 超太郎「うぉぉぉ! 異次元・ザ・ハンド!」 咄嗟に技を出してアインの攻撃を止めようとするが、間に合わなかった。 超太郎を含めた4人は彼女の攻撃によって吹き飛ばされてしまう。 アイン「何度やっても無駄無駄…おとなしくやられてしまいなさい」 超太郎「くそっ…まだだ!」 今川「おお、信長殿の兵は気合だけは立派だのぅ!」 信長「…」 エヴァ「くそっ…」 たから「まずいわね…流れが完全に向こうのもの。何とか流れをこちらに向ければ、勝機はあるはず…」 エヴァ「ならば私が!」 たから「エヴァさん!」 エヴァ「白銀の女王ゲルダ! アームド!」パーン るな「気は済みましたか?」 エヴァ「うわぁ!」 アイン「無様ですね」 信長「…」スッ 家来「お館様! どちらに!?」 信長「いちいち五月蠅い奴だ。そこに座っていろ」 たから(まずい…今のエヴァさんはいつもの冷静さを失っている) エヴァ「!? しまった、囲まれた!」 竜馬「おらおらぁ!」 エヴァ「うわぁー!」 ネロ「エヴァー!」 たから「パトリオットミサイルキック!」ドカーン エヴァ「さ、冴木殿…すまない」 たから「…」 たからはエヴァの右頬を思い切り叩いた。 乾いた音が周囲に響き渡り、静寂を起こす。 エヴァ「さ…冴木殿?」 たから「私が叩いた理由、分かるわよね?」 エヴァ「うっ…」 たから「頭を冷やしなさい、エヴァさん」 ???「その娘の言うとおりだ」 皆「!?」 家来「お館様! お待ちください!」 信長「エヴァンジェリン! 此れへ参れ!」 エヴァ「信長公…」 たから「私より、彼の方が良さそうね」 エヴァ「冴木殿…その…」 たから「昨日、言ったでしょう。それが全てよ」スタスタ エヴァ「…」トボトボ 信長「エヴァンジェリン、何だ今の戦いぶりは! 我が軍が押されているのは、貴様のせいではないか!」 エヴァ「うぅ…」 信長「…ふ。何を焦っているか知らんが、貴様は肩の力を入れ過ぎだ。相手の攻めに対して攻めをぶつけては勝てぬのは当然であろう」 エヴァ「しかし…!」 信長「相手の攻めに対しては動かず、逆にこちらが攻める時には動く。簡単なことだ。お前が何かに拘り、冷静さを欠いた。かような状態ではその判断を下せるはずがなかろう」 エヴァ(遠くから見ただけでも分かるというのか…なるほど、これが) 蝙蝠(石)「人を見抜き大局を見抜く、静と動を併せ持つ真実のレスラー」 エヴァ(そうだ。化身アームドが出来ないのなら、別の方法で戦えば良いだけの話だ) 信長「静と動を使い分けろ。貴様ならそれが出来るはずだ」 エヴァ「貴殿の言葉、しかと承った!」 超太郎「え、俺?」 斗貴子さん「君は空気を読みたまえ」 アイン「そろそろ、良いですか?」 斗貴子さん「ほら、彼女もちゃんと空気を読んで待ってくれているようだし」 カロメ「エヴァさんっ、頑張ってくださいねっ!」 エヴァ「ああ、行くぞ!」 (続く)
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2642.html
799 名前:ぽけもん黒 最終話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2013/08/12(月) 20 19 13 ID F.d9Ljgs [2/12] 強すぎる日差しと、塩の混じった波しぶきが私の肌を焼く。 手すりに寄りかかり、きらきらと光る海面を眺めながらため息を吐く。 彼が難しい話に夢中で、退屈だったから甲板に出てきたのに、失敗だったな。 ため息をつく私の眼下に広がるのは、どこまでも続く大海原。 ここは洋上。私は今、船の上にいる。 「もう、香草さん。日焼け止めも無しにこんなところにいたら、体調を悪くしちゃうよ」 物思いにふけっていると、後ろから声をかけられた。 私に尻尾がなくてよかった。 もしそんなものがあれば、恥も外聞もなくぶんぶんと振り回していただろうから。 「ごめんね、つい話が白熱しちゃって」 その言葉に、私は少し嫉妬してそっぽを向く。 私以外のものに、夢中にならないで。 「馬鹿にしないでよ。自己管理くらいちゃんとできるわ」 馬鹿。どうしてこういうとき悪態しか吐けないの? 素直になれない、自分の性格が心底嫌になる。 「君の健康を守ることは僕の仕事なんだから、ね」 そういってゴールドは私を抱き寄せる。 無意識に、顔が真っ赤に染まり、彼の顔を直視できなくなってしまう。 こうされたら、私が逆らえないのを知っているから彼はこうするのだ。 まったく、酷い男だ。 「ばか。ばーか」 私は照れ隠しに悪態をつきながら船内に戻る。 私達は、トレーナーとそのパートナーとなって世界を回っている。 ゴールドの夢でもない。私の夢でもない。私達、二人で作った夢。 シルバーのことがあって、ゴールドはすっかり生きる気力を失ってしまっていた。 私はそんなゴールドの隣にただ居ることしか出来なかった。 私が話しかけても、彼は暗い作り笑顔で答えるだけの毎日。 そんなある日、彼が言った。 「もう、ここで旅を終わりにしようと思うんだ」 心臓が一拍止まった。 「そ……それってどういうこと?」 私と一緒にいるのが嫌になったの? 旅を終えれば、私達はまた他人同士に戻ってしまう。ゴールドと離れ離れ。永遠に離れ離れ。 そんなのは、絶対に、嫌。 「私は! 私はどうなるのよ! 勝手に決めないでよ!」 違う。言いたいことはそんなことじゃないのに。私が、私が本当に伝えたいことは…… 「ごめん、でも、もう……。それに、これ以上君に迷惑は」 そこから先は聞きたくなかった。私は頭が真っ白になって 、そして気づいたら、ゴールドにキスをしていた。 私の口から吐息が漏れる。彼が呆気にとられた顔で私を見ている。 「私は……私は、ゴールドが、好き」 彼が息を飲むのが分かった。 「ゴールドとずっと一緒にいたいの。だから……終わりなんて言わないで! そばにいさせて! 迷惑なんかじゃない! 迷惑なんかじゃないからぁ!!」 涙と嗚咽交じりの必死の告白。お世辞にも綺麗なものじゃなかった。だけど、それが私の精一杯だった。 彼は少し間をおいた後、私の頬に手を這わせた。 そして、少し微笑んで言葉をつむぐ。 「僕はもう、旅をする理由を失ってしまった。身勝手だけど、もう僕は旅を続けられない」 ゴールドは笑いながら私の涙を拭う。 「でも、僕が君に迷惑をかけることを許してくれるのなら……二人で暮らそう。戦いなんてない世界で、二人で、平和に」 不覚にも、心が満たされる心地がした。 彼は、私と二人で、私だけいればいいといってくれたのだ。 私だけいれば、他になにもいらないと。彼はそういってくれたのだ。 それもいいと思った。それはとっても幸せなことだと。 ……だけど、私はそれを断った。 「何言ってるの! ゴールドはまだまだこれからなんだからね! だってゴールドはこの私が好きになった人なんだから、だから……ゴールドの人生は、これから始まるのよ!」 私は思ったのだ。ゴールドは、狭い世界しか知らず、偏見に凝り固まっていた私に本物の世界を見せてくれた。 同種以外何も価値を感じられなかった私を変えてしまった。 世界はこんなに素敵なものなんだと、私に教えてくれた! だから、思ったのだ。 今度は私の番だ。 だって変じゃない。 私に世界の広さを教えてくれたゴールドが、今度は自分から狭い世界に閉じこもろうとするだなんて。 だから今度は、私がゴールドを変えてみせる。ゴールドの支えになってみせる。 それに、私はゴールドが特別な人間であることを知っている。。 彼は今とても弱って、そのせいでこんなことを言っているだけだ。 彼は、世界に羽ばたく人間なのだ。 私がいるところは、広い世界で、皆の前で輝く、そんな彼の隣だから。 驚く彼に、今度は深い口付けを交わした。 そうして、私達はまた歩き出した。 今度は、二人で。 800 名前:ぽけもん黒 最終話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2013/08/12(月) 20 19 43 ID F.d9Ljgs [3/12] 本当に世界は広く、険しく、そして美しい。 負けそうな戦いもあった。眠れない夜もあった。それでも、隣に彼がいてくれたから、私はずっと幸せだった。 私は今、船室で彼と二人でいる。 そして、船内での供覧試合で傷ついた私の体を労わってくれていた。 彼の暖かい手が、私の全身を揉み解す。 そのせいで、私の中の熱は静まるどころかますます高ぶっていた。 「ねぇ、ゴールド……もっと」 高ぶっていたせいだろう。私は普段はとても口に出来ないことを、半ば朦朧として口走っていた。 「そうだね。けっこう攻撃をうけちゃったからね。ごめん、僕が未熟なせいで」 そういいながら、彼は私の肢体をより丹念に揉み解す。 私は彼の冷静な切り替えしに、急に恥ずかしくなってしまった。 「もう! 本当に鈍感なんだから! バカ! バーカ!!」 彼は困ったように頬を掻く。 「だって、ご両親へのご挨拶もまだなのにさ。こういうのはちゃんとしたいんだ。君が好きだから」 「ま、まだ早いわよそんなの! 何勘違いしてんのよ!」 ああ、顔が真っ赤に染まっていくのが分かる。彼には私の心なんてすべてお見通しなんだろう。 私が心の中でいっぱい慌てさせられてるのに、彼はいっつもにこにこしてるのだ。それが私は大好き。 ゴールドはこうやって本当に私をドキドキさせる。もう、彼のいない生活なんて想像できない。 そ、それにしても、私のお父さんとお母さんに挨拶なんて、それってけ、けけけ結婚のことよね? もう、ゴールドったら気が早すぎ! どれだけ私のこと好きなのよ! ホントに私のこと大好きなのね! わ、私と結婚なんて、どれだけ光栄なことか本当に分かってんでしょうね!? ず、頭が高いわ! ……でも、いずれは、ね? 彼は穏やかに微笑んでいる。 私の愛しい人。私のすべてを変えてくれた人。 ―――――――――――――――――――― 「やどりさん!」 それは、なんとも形容しがたい音だった。 乾いているとも、湿っているともいえる。破裂音の様でも打撃音の様でもある。 全身が総毛立つ。純然たる嫌悪。叫ばずにはいられないほどの恐怖。 生暖かいものが背後から降り注ぐ。 同時に、僕自身も落ちていく。 僕を抱くやどりさんの両の手から、急速に力が抜けていく。 重力に従って、あっという間に地面が近づく。 どうすることも出来ず、もがく間もなく。 僕は、柔らかな彼女を下敷きにして地面に落ちた。 思いのほかに乾いた音が聞こえた。同時に、鉄の匂いが辺りに立ち込める。 「や、やどり……さん?」 地面に投げ出された僕は、恐る恐る周囲を見回しながら、彼女の名前を呼ぶ。 怖くて、体が満足に動かない。 殆ど狂乱状態でさまよっていた僕の手が、力の抜けた彼女の手を、強く握り締める。 違う。 これじゃない。 確かに、これはやわらかく暖かい。 だけど、これはただの肉の塊だ。 違う。これは人の腕なんかじゃない。 「やどりさん! やどりさん!!」 お願いだから、返事をしてよ! 強く握り締めた肉の塊が、ビクリと一回跳ねた。 よかった! 無事だったんだ! 「やどりさん! 心配し……た…………」 起き上がり、振り返った僕の眼に入ったものは、頭の無い、肉の塊だった。 「う、うわああああああああああ!!」 う、嘘だ! 何だ、何だこれ!! あるべきところにあるべきものが無い。 それだけで、僕は目の前の物体が人間だとは、いや人間だったとは思えなかった。 頭部以外は、綺麗なままの肉体だ。 まだ熱もある。先ほどまで僕はそれに抱かれていた。 だけど僕はそれを受け入れることが出来なかった。 人が死ぬのを見るのは初めてでは無いというのに。 僕は半ば狂乱のままに這い、ソレから遠ざかる。 801 名前:ぽけもん黒 最終話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2013/08/12(月) 20 20 14 ID F.d9Ljgs [4/12] ―――――――――――――――――――――― 仕留めた! 石を放った直後。彼女は確かな手ごたえを感じた。 ゴールドを受け止めに行きたい。 彼女はそう思ったが、しかし視線をゴールドとは正反対の方向に向ける。 目線の先には、狂気に目を血走らせた、怪鳥染みた、童女と呼んでも差し支えがないような少女の姿がある。 彼女の渾身の攻撃を喰らったにも関わらず、ポポは平然と空にある。これは彼女が決して手加減をしたわけなどではない。 香草チコが放った攻撃は間違いなく以前のポポなら致命傷を負わすに足る攻撃だった。 しかし今のポポは、以前よりはるかに強くなっていたのだ。香草の想像も、やどりの想像も超えて。 香草チコの脳内は煮えたぎっていた。それはまさに狂乱する獣のような、感情の濁流そのもの。体系的な思考など微塵も存在しない。 だが彼女の行動は獣のそれと違い、機械のごとく極めて合理的なものだった。 例えば虫は複雑な神経回路を有さず、それゆえに高度な論理思考を行うことは不可能とされている。 しかし虫は、その神経回路の簡素さとは反対に極めて優れた戦闘行動を行う。純粋な戦闘に、高度な思考は不要だと主張せんばかりに。 今の香草の状態は、それとある種同一の状態であった。 彼女の焼け付いた、論理とはもはや無縁の脳は、それでも高い合理性でポポを見据える。 彼女らはやどりが絶命の刹那、自らの体を下に回し、ゴールドの安全を確保したのを確認した。 科学的には、外界からの刺激に対し、残った脊柱が成したただの反射行動である。しかし頭部を丸ごと喪失し、欠片の思考も持ち得ない彼女が、それでもまるでゴールドを庇うように動いたのは、まさに彼女の深い愛がなした奇跡と言っていいだろう。 だが、そんなことに彼女らは興味を示さない。 彼女らが意識するのは、自らの愛しい彼が無事であるということ。 そして、その自らの愛しいものを傷つける存在を一片の生存の可能性も無く完全に抹殺すること。 それのみである。 素早く自らに向き直ったチコを見て、ポポは内心舌打ちをする。 もしあのままチコがゴールドを助けに行けば。 いや、そこまででなくても、あとほんの少し長く、自分から意識が逸れたのなら。 彼女には、その一刹那の間にチコを絶命せしめ、そしてゴールドが地面に到達するより早く彼を救い出せる確信があった。 しかし実際は、香草チコはその一刹那の隙すら与えてはくれなかった。 ポポの目の前の生き物はどこまでも合理的で、しかしその相貌は合理性など微塵も感じさせない、歪な怪物へと変じつつあった。 ―――――――――――――――――――――― 前方では香草さんとポポの二人の攻撃が激突し、炸裂した空気の余波がこちらにまで及んでいる。 僕はその様子を見てわずかにだけど正気を取り戻す。 しかし正気を取り戻したところで、あの怪物たちに一体何が出来るというのか。 僕が出来るような小細工で何とかなるような段階はとうに超えている。 何をやったところで、濁流に石くれをひとつ投げ込むようなものにしかなりはしないだろう。 やどりさんに視線を這わせる。 まだ彼女の肉体は緩慢に痙攣を繰り返している。 しかし生死は確認するまでも無い。 美しかった彼女の、あまりにも痛ましい死。 今の僕には、彼女を弔ってあげることが出来るかどうかさえ不明だった。 ポポの薙ぐような低い翼の一撃を、香草さんは木に蔓を巻きつけ、手繰り寄せることで回避した。 森の中じゃ香草さんの方が有利だ。 香草さんは木々を利用してポポを撹乱できるし、ポポは飛行範囲も攻撃範囲も制限される。 速度で圧倒的に勝るポポを、ここでなら香草さんは完全に翻弄できる。 もちろん、ポポは勝つことが難しいというだけで負けが決まったというわけではない。 ポポはただ逃げればいいだけなのだ。それだけで香草さんには何も出来なくなる。 遅いやどりさんと違いポポなら先ほどのようなことも起こりえない。 しかしポポの中にその選択肢は存在し得ない。 彼女は狂気に満ち満ちているにもかかわらず、冷静さも失っていない。 だからこそ彼女は引き下がれない。 802 名前:ぽけもん黒 最終話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2013/08/12(月) 20 20 42 ID F.d9Ljgs [5/12] 彼女は十分に理解している。今、香草チコを逃がせば、もう生涯僕を見つけることが出来なくなるということに。 通常の手段では、この広い世界のどこかに逃亡したたった一人の人間を見つけることなど、ましてその相手が社会とのかかわりを完全に避けるというのなら、見つけることなど絶対に不可能だ。 今回、それがなされたのは、やどりの超能力と、他にも何か私には分かりえない細工があったのだろうと、そうポポは考える。 ポポにとっての敗北は香草チコに二度と再起不能なまでに叩きのめされることでも、まして殺されることでもない。 僕を失うこと。 それこそが彼女にとっての敗北である。 一度距離をとれば、木々に紛れてすぐに二人を見失う。そしたら、もう一度見つけられるかどうかは運頼り以外の何者でもなくなる。 だから、彼女に逃走という選択肢は絶対に存在しない。 彼女は必至に勝機を探す。 状況はすべて彼女にとって不利に働いている。 しかしだからといって僕が何か余計なことをし、現在の均衡が崩れれば……その先に待っているのは香草さんかポポ、どちらかの無残な死。 たったいまやどりさんを失ったばかりの僕に、そんな危険な選択はとても取れない。 僕は戦況を、ただ見守ることしか出来なかった。 ―――――――――――――――――――――― 先に状況を変えたのは香草だった。 十数の蔦で小石を拾い上げ、高速でポポ目掛けて弾丸のように射出する。 同時に、自身は数本の蔦で地面を打つと共に、周囲の木々に蔦を巻きつけ、弾かれるように飛んだ。 行き先はゴールドの倒れている地点。 彼女にとっての勝利条件はポポを殺すことなどではない。 ポポ同様、ゴールドを確保し、そして危険を排除することだ。 危険の排除の方法が殺傷か、それとも逃走かなど、考慮するまでもないほどに瑣末な問題に過ぎない。 理性を失っているように見える彼女は、しかし極めて合理的にゴールドの確保に動いた。 対するポポはわずかに出遅れた。 先ほどまで自分に向けられていた殺意は極めて強烈で、それは自分を殺戮することを第一に優先していると錯覚させるのに十分な強さであった。だから彼女にとって、香草が自分からの逃避行動を開始することなど、まるで思考の埒外にあった。 常識で考えれば、それが間違いなく真実だろう。しかし今回はそれは通用しなかった。相手は理性ある人でも、理性を失った獣でもない。彼女が今まで相対したことの無いモノなのだ。ポポは最初から、香草を正確に測るものさしを持ち合わせていなかった。そして彼女は今この瞬間の失敗をもって、初めてその事実に気づいた。 冷静であったがための油断。そしてその油断がこの失態を招いた。 彼女は頭の中で刹那のあいだ短い罵倒と呪詛を吐き、そしてそれが終わらぬうちに急降下体勢に入る。 小石を避けるだけの猶予は無い。しかし弾丸にも匹敵するそれを正面から受け、傷を負うのは今後の戦闘行為において致命的であることを意味した。 しかし、今を逃せば私は全てを失う。戦う意味も、いや、生きる意味すらも。ここで引いても死ぬことになるというのならば……! その恐怖が、彼女の神経を極限までに研ぎ澄まさせた。 音速に迫る体で、瞬時に殆どの小石を識別する。そして彼女の追う損傷の程度が戦闘行動に大きな影響が出ない航路を刹那で見極め、そのまま急降下した。 いくつかの小石は彼女の周囲をすり抜け、そして残る数発の小石が彼女の羽毛を打ち、筋肉と神経に打撃を加えながら砕け、そして二発の小石が彼女の薄い皮膚を抉った。 彼女は着弾と出血の事実を知覚する。しかし痛覚も恐怖も無かった。 もちろん、傷は浅くは無い。平時であれば激痛に顔を歪め、苦悶の声を漏らし、攻撃行動にも支障をきたすのだろうが、彼女は彼女の脳内に多量に分泌されている脳内物質のお陰で、怪我を知覚しながらも苦痛などの要素を排し、殆どパフォーマンスを落とさないことに成功した。 その速度のまま、彼女は香草の首を掻き斬らんと翼を広げる。 その刹那、彼女の全身に衝撃が走る。 803 名前:ぽけもん黒 最終話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2013/08/12(月) 20 21 09 ID F.d9Ljgs [6/12] ポポの全身には緑の刃が生えていた。 刃と呼んで差し支えのないほどに研ぎ澄まされた無数の葉が彼女に突き刺さったのだ。 ここは下草の生い茂る森。 そんな場所で、地面へ急降下しながら、同時に自分に向かってくる飛来物を認識しつつ、さらにその下草の色と似た暗器の存在まで知覚することなど不可能であった。 香草の口が歪み、笑顔を作る。 狡猾な策だった。まるで狂乱している生物が、激しい戦闘の最中に思いつくことの出来るような策ではない。 いや、狂乱していなくとも、通常の精神状態でこれを成しうる生き物は存在しないだろう。絶え間ない訓練の末に、精神と無関係に戦闘行動を行うことができるほどに研ぎ澄まされた兵か、あるいは、ただただ狂気に身をゆだねるものだけが到達しうる領域。 しかし狂気に身をゆだねているものはこの場に一人ではなかった。 ポポの口がぐにゃりと歪んだ。 なんだ、この程度か。 そう嘲笑するように。 ポポの有す武器は速度のみである。翼に鋭い爪があるわけでも、刃がついているわけでもない。 しかし、そこに香草は鋭利な刃物を生やしてくれたのだ。 彼女の羽は元来、自然物に強い。 木々生い茂る森の中を棲家にするのだから当然のことである。 自然界にはそこここに肉体を傷つけるような植物が存在する。 彼女は種としてそれらに適応してきた。種として強いわけである。 いかに研ぎ澄まされようと、例外はない。 香草の放った刃は、ポポの表面を切り裂いたのみで、殆どは風圧に押し付けられる形で刺さっているように見えているだけに過ぎない。 もちろん、それによって速度は落ちた。速度が落ちれば当然破壊力も低下する。 ポポはその速度の低下を、体を捻ることによって改善した。 彼女のやわらかくしなやかな体がまるでムチのように捻られ、打ち付けられる翼の先端の速度は音の速さを優に凌駕した。 ただまっすぐ飛行する際に音速を突破することとはわけが違う。 平素であれば何のこともない動作も、速度が増すに比例して筋繊維や骨格にかかる負担は跳ね上がる。無論、衝撃を逃し損ねれば低速とは比べ物にならない負荷が肉体を襲うだろう。ほんの数ミリの体軸のずれが、全身の筋をばらばらに裂くことになるほどの複雑な動作を彼女は音速で行っているのだ。 それほどまでに、彼女は完璧に肉体を制御していた。 音の壁を突き破る衝撃波と共に、植物の刃が生えたポポの翼が香草に振り下ろされる。 香草が放った植物の刃は諸刃。つまりポポに刺さった刃の反対は香草のほうを向いていた。 ポポは、それを香草につきたてようというのだ。 しかしいくら浅いとは言え、自らに刺さった刃物をそのまま相手に押し付ければ、相手だけでなく自分にもさらにその刃を深く差し込むこととなる。 正気では行おうと思うものはいないだろう。 しかし彼女からもとうに正気などという、この場においてはなんの有用性もない愚物は保持されていなかった。 だからこそ、彼女にはそれが成しえた。 トゲを持つ植物が自らのトゲによって傷つけられることがないように、本来ならば香草の皮膚を植物の刃は裂きはしない。 しかし、それが音速を越えて振り下ろされるとあらば話は別だ。 香草はその音速の刃に切り裂かれ、後方に飛ばされる。 が、彼女もただ攻撃を受けたわけではない。 空気中に放たれた、光を反射して輝く微粒子。 ポポがそれを認識したときには、すでにそれはいくらかポポの肺の中に取り込まれていた。 強力な沈静作用と催眠作用を持つその粉は、ポポから容赦なく急激に意識を奪っていく。 空中に逃げようとするが、コントロールを失った彼女はもがくように地面と木々にぶつかりながら後退する。 これを好機と見て香草は追撃の蔓を伸ばすが、ポポはすぐに地面を蹴り、宙に舞った。 凶悪なまでに強い睡眠薬に、彼女の痛みと精神が打ち勝ったのだ。 本来、強力な睡眠薬の効果はどんな苦痛や精神を持ってしても抗いがたい、強制的に脳神経を停止させる毒のようなものである。 毒といえば、それに対し意志の力で打ち勝つことがどれほど馬鹿げたことかは明白である。 804 名前:ぽけもん黒 最終話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2013/08/12(月) 20 21 34 ID F.d9Ljgs [7/12] しかしその馬鹿げたことは現に起きた。 現象があるのだから、それがどれほど荒唐無稽であろうと否定することは不可能である。 それが起こってしまったのは、陳腐な言い方をすれば狂愛が毒に打ち勝った。常識で考えれば、激しい戦闘中において、相手を昏倒させるほどの眠り粉を摂取させることに失敗したのだろうという推測が成せるのみである。 宙に舞ったポポは、しかしはっきりとした冷徹な目で香草を凝視した。 対する香草の表情はもはやようとしてしれない。嗤っているようにも、激怒しているようにも見え、それはもはやまともな生物の表情ではない、狂相そのものもだった。 驚愕するべきは、これほどの手数のやり取りが、わずか数秒の間に交わされたものだということだ。 ほんの数秒前にはほぼ無傷であった両者が、今は全身に打撲痕と無数の切り傷、そして流血に塗れている。 怪我の程度はポポのほうが重かった。 この怪我の差は、そのまま一瞬間の油断の差、それが齎したポポへの罰といえよう。 先ほどの小競り合いとは打って変わって繰り広げられた高速戦闘。 それは膠着を打破し、お互いを撃滅せんとする殺意の嵐そのものだった。 吹き荒れる嵐の果てに、深手を負ったポポは焦りを覚える。 このまま正面からぶつかっても、もはや負ける可能性の方が高い。 幸い、ここしばらくのゴールドとの蜜月の間に、この周囲の地形は殆ど把握している。入られたら最後、追跡が不可能となるような洞窟や抜け穴の類は無いはずだ。 また、このようなフィールドはポポにとって機動力を活かしきれない場でもあるが、しかし本来であれば彼女の生活の場、狩りの場でもある。この地は彼女にとって不利なだけの場ではない。 獲物が森に紛れようと、彼女が獲物を見失う可能性は低い。 ましてゴールドには自分の匂いがたっぷりと染み付いている。 追跡できないわけがない。 持久戦、という言葉がポポの脳裏を掠める。 ゴールドの確保という点においては、そもそも香草の方が不利なのだ。 彼女は飛べず、また木々に蔦を巻きつけ、手繰り寄せることで瞬間的にはある程度の速度を出すことはできるが、それも空を翔るポポにとっては大した速さではない。 一方のポポは、ゴールドを捕まえ、一度宙に浮かびさえすればもはや何者にも決して追いつかれることはないだろう。 さらに超能力でこちらを探知するやどりは死んだ。 とすれば香草ひとりで、逃走するポポに何が出来よう。 ゴールドを確保し次第、逃げる。 屈辱的だが、その選択が最善に思えた。 しかし果たしてそれは可能なのだろうか。 この傷、出血は決して軽くはない。これ以上の時間をかけることは、彼女にやや不利と現実が告げている。 元々体重の軽い彼女、血液の量は決して多くはない。 これほどまでに神経が高ぶっていなければ、思考判断力が低下するに十分な量の血がすでに彼女の体内から流れ出ていた。 さらに、彼女にとって、ゴールドが錯乱して見えることも懸念の材料だった。 ゴールドの精神はある程度真っ当なものであったが、彼女にとっては、ゴールドが彼女を拒む時点で狂気の沙汰なのだ。 狂人にとっては、正気の人間こそ狂気に映るものだ。 結局、彼女は消極的な策として、香草を少しずつ削ることを選んだ。 そもそも彼女は狩る側だ。攻撃者と防衛者の関係において、どちらも同条件であれば攻撃者は絶対優位である。守る側は守るタイミングを選ぶことは不可能であり、行動の自由に絶対的な制限がある。一方、攻撃者にそれらの制限は皆無だ。攻めたいときに自由に攻めることが出来る。防衛者は常に襲撃者に神経を張り詰めざるを得ない。それによる消耗は隙を生み、そして隙は敗北を生む。 私の体力が尽きるのが先か、香草の精神力が尽きるのが先か。 分のいい賭けには思えなかった。 しかし、今は他に選択肢が無い。 そうして、持久戦の覚悟を決めたポポは、次の香草の一手で息を飲んだ。 香草の全身にが、燐光に包まれる。 そしてその燐光が、束ねられた蔦の先、その一点へと収束している。 蔦の先端の輝きは見る見る増し、周囲から光を奪っていると錯覚するまでになる。 ポポは驚愕する。 あれは太陽の光。彼女は、蔦の先に極小の太陽を作り出し、それを打ち出そうとしているのか。 しかし次の瞬間のポポの顔に浮かんだのは、驚愕ではなく歓喜の表情。 笑わせる。この私を目の前にして、そんなものなど。 805 名前:ぽけもん黒 最終話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2013/08/12(月) 20 21 55 ID F.d9Ljgs [8/12] そしてポポの体も陽光に包まれる。 そう、ポポも持っていたのだ。 一撃で確実に相手を絶命せしめる、必殺の一矢を。 その絶大な破壊力ゆえに、『ゴッドバード』の名を冠され、畏怖された、壮絶な一撃を。 ポポはむしろ好都合に思えた。 相手は一撃へと賭けに出た。しかし自分のほうがより強い一撃を持っている。 この勝負、私の勝ちだ! その時点では、両者に慢心があった。 しかし互いに、互いの業の輝きを目にし、そして双方、ほぼ同時に悟る。 目の前の敵は、今まで戦ったことのある敵の中で最も強い相手である。 そして自分達の持つ技の数々は、その強敵を抹殺するのには十分ではない。 もはや、自分達は、「一点」を除いて相手を絶命せしめることが不可能である、と。 だから、その一撃は双方の命をかけた最後の一撃となり、そしてそれは正面から、自らの全てをぶつける大技となった。 回避すらここに到っては愚策だった。 回避などを頭においていては、攻撃の威力が減算する。それでは殺しきれないかもしれない。打ちもらすかもしれない。 それに、双方共に、一切の打ちもらし無く、一撃で相手を確実に殺しきる。心からのその確信があった。 双方、互いの業の破壊力を高めることに集中する。 その結果、この激しい闘争のさなかにおいて、唐突に静寂が訪れた。 周囲の木々が恐怖で呼吸を止めるような、大気が怯えてこの場から消え去ったかのような、凄惨なまでの静寂。 しかし、その静寂も幾許も続かなかった。 周囲の木々が恐怖のあまり発狂するより早く、二人はほぼ同時に業の予備行動を終え、最大の威力まで高められた二人の業が発動する。 まばゆいまでの光に包まれたポポが怪鳥染みた奇声をもって急降下を開始し、その中心目掛けて香草の光線は放たれた。 勝った! 殺した! 互いにそれを確信した。 彼女達の計算に、誤りは無いはずであった。 ただ一点。彼女達の犯したミス。 それはゴールドの存在を、自らの愛しい人の介入を考慮にいれていなかったことにある。 「二人とも、もうやめてくれ!」 彼女達が知覚したときには、すでにゴールドは目の前にいた。 互いに、渾身の力を持って相手を撃滅せんとしたばかりに、周囲への注意がおろそかとなった。 しかし誰が予想しうるだろうか。 岩を砕き、鉄を裂くような攻撃に、傍目から見ても想像がつくような破壊の権化の只中に、自ら飛び込む人間がいようなどと。 結果。すべては手遅れとなってしまった。 一度放たれた銃弾が再び銃口に戻ることがないように、もはやすべてが手遅れであった。 「やめろー!!」 ゴールドはすべてが手遅れであることを内心悟りつつ、それでも二人を助けるために、二つのエネルギーがぶつかる、その光の中へと飛び込んだ。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2459.html
653 名前: ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2011/12/10(土) 23 55 17 ID OxvbpP8c [3/7] どうするか。 やっぱり警察に相談したほうがいいんじゃないか? まっさきにそんな思考が浮かぶ。 如何に警察内部に内通者がいようとも、たまたま僕の話を聞いてくれる警察官がそうとは限らない。 しかしすぐにそれを否定する思考が頭を巡った。 これだけの大計画だ、かなり偉い立場の人間にロケット団の協力者がいないわけが無い。いくら下の方に僕の話を聞いてくれる警官がいても、上に行くところで揉み消されたら終わりだ。 それに、そんなことになったら、報告だけじゃなく、僕達も消そうとしてくるだろう。つまり警察に相談するのは悪戯に僕達を危険にさらすだけだ。 でも、こんな大事を僕達だけで解決することなんて出来るのか? 僕は事態の大きさに相当怖気づいていた。 少なくとも、普段の僕なら、こういう事態で、警察の力を借りようだなんて思わない。 まして、警察内部に内通者がいると分かってるっていうのに。 「ゴールド、どうしたの、難しい顔して」 気づかなかったけど、香草さんは涼しげな顔をしている。 「どうしたのって、どうして君はそんなに平気そうでいられるんだ」 654 名前: ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2011/12/10(土) 23 58 08 ID OxvbpP8c [4/7] 「だって、ことに及ぶ前に全部倒せばいいだけでしょ。簡単じゃない」 簡単じゃないって……それはそうだけど、言ってくれる。 「見てよここ」 僕はそう言って送られてきた内部資料の一文を指差す。 「ロケット団はこの作戦に実働部隊だけでも八百以上の人員を投入するつもりだって。八百人だよ!?」 対するこちらの実働部隊は資料によれば十五人にも満たない。戦力差五十倍以上の相手。絶望的な数字だ。はじめから勝負にならない。 唯一の救いは、ロケット団員は基本的に練度が低く、個々人の戦力はたいしたこと無いということだ。 それにしたって、戦力差は絶大に思える。 「大丈夫よ。ゴールドがいれば……私は無敵だから」 そういって彼女は穏やかに微笑む。僕にはどうにもその顔が本物の殺し合いを間近に控えた者の笑みには思えなかった。 僕には何がどう大丈夫なのかさっぱり分からない。 しかし彼女の言うことにだって理はある。 どの道やるしかないんだ。絶望なんてするだけ無駄だったんだ。 「そうだね、なんとかするしかない」 僕は自分に言い聞かせるようにそう呟くと、再び計画書に目を落とす。 計画書によると、やはり目立つのは避けたいらしく、建物の内部から制圧していく作戦らしい。 これは僕らにとっては好都合だ。 八百人の人間が陸から空から一斉にラジオ塔を攻め落とそうとすれば、僕達にそれを防ぐ術はないけど、内部から制圧していくだけなら、建物の構造上一度に動ける人数も行動の内容も大きな制限を受ける。 香草さんもやどりさんも仲間の傷つける心配なく全体攻撃を行えるからこの場合こちらに利がある。 地の利を生かせば勝機は十分にあるかもしれない。 いや、まて、戦わなくても目立てばそれで十分騒ぎになるんじゃないか? そうすればすぐに多くの人が集まってきて敵の作戦は崩壊す……いや、駄目だ。 もしその間に電波を発信する設備を抑えられ、あの電波を流されたら、打つ手は無くなる。 やっぱり直接戦って止めるしかないのか。 いや、それでも正面から戦うことは避けられるはずだ。 もし彼らが密集しているのなら、そこに怪しい光曳光弾を一発打ち込めばそれだけで彼らを撹乱できる。 そういう風に、数が多いのならば、それと正面から向き合うのではなく、数が状況を不利にするような作戦で挑むべきだ。 僕の隣にいる子はどうもそういうことを理解していないみたいだけど。 見取り図と味方の戦力、ロケット団の侵入経路から、相手を迎え撃つのに効率的と思われる箇所を模索する。 基本、上下階を繋いでいるのは階段とエレベーター。 ロケット団は主力部隊を階段で送り込み、エレベーターを挟撃のために使用するみたいだから、適当なところでエレベーターは落としてしまおう。 空洞と化したその跡を上ってこようとするならば、放水なり何なりで全部叩き落してしまえばいい。 攻撃の性質上、階段も上を押さえてしまえば同じ要領で一方的に攻撃し続けるだけで勝てる気がする。 発信施設を押さえる意味でも、如何にロケット団に先んじて上の階を占拠するかの勝負になりそうだ。 ダクトの類はどうも人が移動できるようなものじゃなさそうだし、となるとラジオ塔の中を移動するには階段かエレベーターを使うしかない。 しかし階段には警備員がいるし、エレベーターは一般解放エリアと一般立ち入り禁止エリアで別々に分離している。 そして立ち入り禁止エリアに入るためには警備員に通してもらう必要がある。 つまりどの道警備員を何とかしなくてはならない。 どうしようか。ここは一つ、眠り粉か何かで眠っていてもらおうかな。 ロケット団の手先ならこれくらいは自業自得だと思って諦めてもらうし、仮にそうじゃないとしても、ただ眠らされるだけで済むんだからロケット団にやられるのに比べればはるかにマシだろう。 仮に眠り対策があるなら、やどりさんに気絶させてもらおう。 彼女にかかれば瞼一つ動かせず、声すら出せなくすることなど簡単だということを、僕は身をもって知っている。 とりあえずここを抜けたら、人が騒ぐようであればやどりさんと香草さんに昏倒させてもらい、特に何の反応もないようだったらそのまま社長室あたりを目指させてもらおう。 社長がロケット団とグルでないことは確実だ。 なぜなら、社長がグルならば最初からラジオ塔を乗っ取る意味がない。 同様の理由で電波の送信を行っている立場の人間も白だろう。 しかしここの人間すら抱き込まれていないとなると、ラジオ塔側にはほとんど内通者はいないのかもしれない。 と、ここまで考えたところで、香草さんが僕の首筋にぬるりと手を這わせた。 突然のことに、僕は思わず跳ね上がる。 655 名前:ぽけもん 黒 26話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2011/12/10(土) 23 58 34 ID OxvbpP8c [5/7] 「ご、ごめん、驚かせちゃった?」 「う、うん、びっくりした。どうしたの?」 「どうもしないけど……ゴールド、全然私を見てくれないから……」 なるほど、僕がずっと思案顔で資料とにらめっこだったのが気に食わなかったらしい。 「ごめんねチコさん。でも、これはさすがにちゃんと考えないといけないからさ」 「もう、何も考える必要なんか無いのに」 そう言って彼女はすねた顔をする。 「万が一に備えるのも、作戦って奴だよ。もしすべて上手くいっても、チコさんが大怪我なんかしたら何の意味もないからね」 「わ、私は別に……」 彼女は顔を赤くしてなにやらブツブツ呟いている。 情けない話だけど、香草さんに何かあったとき、僕は守る自信がない。 香草さんクラスの人相手じゃ僕は避けることすらままならない。 だから、そんな事態にならないように、逃走も含めて、事前にしっかり策をめぐらせておかねば。 最悪、電波の発振装置かアンテナを壊すことも視野に入れなければならない。 不謹慎な話だけど、作戦計画を考えていると、少し楽しかった。 まるで昔の、他愛の無い子供の探検ごっこを思い出すのだ。 この日と翌日をかけて計画をまとめ終え、シルバーに送信した直後、示し合わせたようにポケギアが震えた。 発信者は不明。しかし相手は言うまでもない。 「俺だ」 電話口の向こうから、そんなぶっきらぼうな声が聞こえてくる。 「で?」 「作戦決行日前に集会があることは知っているな?」 送られてきた資料の中にそんなものもあったな。 「うん」 「もし来るなら変装して来い。こっちに裏切り者がいるという可能性もあるが、それ以上にランに見つかるとまずい」 「ランはてっきりこういうのには興味が無いかと思ったけど」 「ああ、無い。ただ、突然俺についてくるとか言いかねんからな。念には念を、だ」 「分かった。……その割には、来るなとは言わないんだな」 「実際に参加する人間の能力を見たほうが、お前も作戦を立てやすいだろう」 「作戦って、僕の考えたのでいいの? ただの一意見のつもりだったんだけど」 送信した直後に着信があったから、僕の作戦にまともに目を通す時間も無かったはずだ。 そこそこの人数が関わっているこの作戦。いくらシルバーがリーダー格だとはいえ、僕のような一介の子供の意見が通るとは本気で思ってはいなかったんだけれど。 尤も、子供と言う意味ではリーダーであるシルバーも変わらないか。 それにしても、組織にこういう作戦立案を行うような役とかいないのかな。 「ああ。お前はスパイである可能性がゼロだからな。それだけである種十分ともいえる。そもそも、俺が人を指揮する立場に向かないというのは、お前もよく知っているだろ」 「よく言うよ。リーダーなんかやってるくせに」 「ただの成り行きだ」 シルバーは苦々しげにそう吐き捨てる。 「用件はそれだけだ。では、予定の時間に、予定の場所で会おう」 彼はそう言うと、僕の返事も聞かずに電話を切った。 656 名前:ぽけもん 黒 26話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2011/12/10(土) 23 59 17 ID OxvbpP8c [6/7] 変装って言われてもなあ…… 帽子にサングラス、マスクとロングコートとかか? これはこれで目立つ気がする。 「変装かあ……どうしたらいいかなあ」 呟きを漏らすと、電話を聞いていた香草さんが、いかにも名案を思いついたといった様子で言う。 「そうよ! 二人羽織をすればいいんじゃないかしら!」 ……アホの子がいる。 「ホラ、そうすれば体格とか全然分からないし、完璧だわ!」 うん、完璧だ。 その後僕は香草さんをこんこんと説得して二人羽織を諦めさせ、変装に必要な道具を買いに行った。 帰ってくると、部屋にやどりさんがいた。 「おかえり……どこに、行っていたの?」 「あ、うん、例の作戦の前にこちら側の人間が集まる集会があるんだけど、それに参加するための変装道具を買いに」 僕はそういって袋から鬘を取り出して見せる。 「そういえば、やどりさんの変装道具もいるよね。一緒に買いに行くべきだったかな」 「必要……ない」 彼女はそう言ってきぐるみの背中に手を這わす。きぐるみをおろすと、中から白い肌が垣間見える。 「な、ゴールドは見ちゃダメー!」 香草さんの蔦が飛んでくるより前に、僕は慌てて後ろを向いた。 「き、着替えるなら部屋出るから、終わったら呼んで」 僕はそういって急いで部屋を出る。 ふう。やどりさんはこういうのに無頓着だから、時々びっくりさせられるよ。 「……見た?」 いつの間にか隣にいた香草さんが険しい目つきで僕を見る。 何をどこまで、と聞きたかったけど、とりあえず反射的に口からでるのはこの言葉。 「み、見てないよ!」 「……本当に?」 香草さんは明らかに疑っているようだ。 いったいどこからアウトなのか分からない以上、余計なことはいえない。 「本当だよ!」 「ならいいけど……ゴールドは私の彼氏なんだから、私以外の女の裸は見ちゃだめなんだからね」 「私以外のってことは、チコさんの裸は見ていいってこと?」 何気なく口にしたのがまずかった。何余計なことを言ってるんだ僕は。 彼女の顔がみるみる真っ赤になったかと思うと、すぐに蔦が飛んできた。 「な、ゴールドのバカエッチスケベへんたーい!!」 どれか一つに絞ってほしいなんてこの状況で言えるわけもなく。 僕は数十の蔦に打たれて地面に伏すことになってしまった。 「あ、ご、ごめんなさい! でも今のはゴールドがいけないんだからね!」 確かに僕は悪かったと思うけど、それでも反射的に蔦が伸びるのはどうかと思うな。 そんな言葉が首まででかかったところで。 がらりと部屋のドアが滑った。 「終わった……着替え」 僕はそういって部屋から出てきたやどりさんを見て、わが目を疑った。 やどりさんはいつものもこもこしたきぐるみではなく、扇情的な赤く、薄く、そして露出部の多いドレスを身にまとっていて、しかもそれを着た彼女はびっくりするくらい魅力的だった。 彼女の恵まれたバストと引き締まったウエスト、そしてまたふくらみを持つヒップ。 かつてやどりさんが「自分は脱いだらすごい」と言っていたことがありありと思い出される。 この派手さから言って、このドレスは誰でも着れるような代物ではない。選ばれし者のみが着こなせるドレスと言っていいだろう。 香草さんではこうはいかないはずだ。 香草さんも、部屋から出てきたやどりさんを見て、あんぐりと口を開け、やどりさんの胸部と自分の胸部で視線を往復させている。 何とか事実をゆがめようと彼女の頭は必死に働くが、それでもなお認めざるを得ない現実。 そこまでの圧倒的なリアル(胸)がそこにはあった。 やどりさんは香草さんに向きなおり、彼女の頭の天辺からつま先まで眺め、そして、 「ふっ」 と冷笑した。やどりさんのこんなにも勝ち誇った笑みははじめてみる。 いくら傲慢な香草さんでも認めざるを得ない、歴然たる敗北がここにはある。 さあ香草さんはどうでる。 「ふ、ふふふ、ふ」 彼女は不敵な笑みをどこか飛んだ表情で浮かべながら、ゆらりと蔦を伸ばした。 657 名前:ぽけもん 黒 26話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2011/12/10(土) 23 59 53 ID OxvbpP8c [7/7] 「そうよ、そんなもの、削ぎ落とせばいいんだわ。そ、そうよ、平らに、平らにしなくちゃ。私よりももっと平らにしてあげなくちゃ」 まさかこうでるとは。 思った以上の過剰反応だ。予想以上に恐ろしいことを言いだした。 対するやどりさんは余裕の笑みを浮かべながら――今僕には彼女のドレスのぱっくりと開いた白磁のような背中しか見えないから本当のところ表情は分からないのだけれど、これには確信があった――、ゆっくりと戦闘態勢に入る。 なんてこった。まさかスタイル――いや、おっぱいが戦いの引き金となるとは。 そうだ、これをおっぱい大戦――そう、第一次おっぱい大戦と名づけよう! そこまで思考がずれたところでハッと正気に返った。 どうして僕はこんなおかしなことを考えていたのだろうか。 これもすべてやどりさんのおっぱいの魔力が生み出した幻惑作用によるものだというのだろうか。 それの真偽のほどはおっぱいのみぞ知るとして、ともかく、今はこの戦いが起こるのをとめなくてはならない。 どうする。 生半可な言葉で今の香草さんは止まるだろうか。 否。今の彼女を止めること、それはすなわち両者のおっぱいの差を埋めることと同義である。 おっぱいの差を埋める。 果たしてそんなことは可能なのであろうか。 おっぱいの差を埋めるなんて、それこそおっぱいをそぎ落とすか、豊胸でもしない限り不可能。 豊胸。 そのとき、僕の脳裏に閃光が閃く。 そうだ! あるじゃないか! やどりさんのおっぱいをそぎ落とさずとも、香草さんのおっぱいにシリコンを挿入しなくても、おっぱいの差をなくすことができる、簡単で、すばらしい方法が! そうだ! おっぱいを差を埋めるもの、つまりおっぱいはすでに僕の手の中にあったんだ! 「香草さん! これを!」 僕は袋を漁ると、手につかんだものを香草さんに投げつけた。 香草さんは見事にそれをうけとり、彼女はそっと手を開く。 彼女の手の中に納まったもの――それは…… 「……それは」 「胸……パッド?」 張り詰めていた空気が、ふっと緩んだ。 そう、これこそが、両者の埋まるはずのない差を埋める奇跡のアイテム、胸パッドである。 そう、これさえあれば小さなおっぱいでも大きなおっぱいのように振舞える。 おっぱいの格差がなくなる。 つまりそれは世界からありとあらゆる争いが消えうせ、世界に平和が訪れると言うこと。 そう、胸パッドとは平等と博愛を象徴していたのだ! こうして、世界に平和が訪れた。 ……わけもなく。 ああ、これから僕は香草さんの手によりハンバーグの材料にされる運命なのね、とおずおずと彼女の攻撃を待っていたが。 顔を覆うようにした左右の腕を上下にずらし、香草さんを見ると、彼女は確かに顔を真っ赤にしていたが、それは怒りによるものというより…… 「ゴールドの……ゴールドのばかぁぁぁぁぁぁぁ!」 香草さんはそう絶叫し、胸パッドをリニアモーターカーに匹敵するんじゃないかという速度で僕めがけて投げつけると、そのまま走り去った。 パッドは見事に壁にぶつかると、壁ごと爆散し、それが起こした兆弾が僕に降り注いで僕を悶絶させる。 さすがに息もできず、僕にできることと言えばうずくまって口をパクパクさせながら走り去る彼女に向かって手を伸ばすことだけだった。 「……だいじょうぶ?」 そう言って屈みこんで僕を伺うやどりさんのドレスの中が見える。 ああドレスに負けず劣らず、何と過激で扇情的な下着なんだろう。 数分後、ようやくまともに呼吸できるようになったので、香草さんを追う。 やどりさんはとりあえずその格好だと目立つから、と部屋に返した。 闇雲に走っても見つかるわけない、と思うかもしれないが、この間の行方不明事件以来、僕は彼女に発信機を持たせている。 だからそれを確認すれば彼女の位置は一目瞭然なのだ。 ……どこか犯罪の臭いがするような気がしなくもないけど、本人同意の下なんだから問題ないはずだ。 とにかく、それで香草さんの位置を確認すると、香草さんは案外近くにいた。 人気のない路地裏。彼女はそこにうずくまって泣いていた。 「香草さん!」 僕は泣きじゃくる香草さんに呼びかける。 彼女は涙とその他でぐしゃぐしゃになった顔を上げ、僕を見る。 「ごめんね、そうだよね。ゴールドも私みたいみたいなのよりおっぱい大きい子のほうが好きだよね」 彼女は涙ながらにそう語る。 658 名前:ぽけもん 黒 26話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2011/12/11(日) 00 00 27 ID 7f.9q1S6 [1/3] いやおっぱいとかそういうレベルではなく、やどりさんとの差はもっと総合的な話なんだけど、もちろんそれは口にしない。 ごめんねごめんねと謝る香草さんを抱き寄せると、僕は彼女の手にそっと神器という名の胸パッドを握らせる。 「ゴールド……」 「大丈夫だよチコさん。胸パッドはすべてを許してくれるよ」 そう、胸パッドは世界平和の象徴なのだから。 再び香草さんのばかぁぁぁぁぁぁ! という叫び声と、バシーンという盛大な僕の頬が張られる音が辺りに響いたのは言うまでもない。 「おかえり」 帰ってくるとやどりさんはいつものきぐるみに戻っていた。よかった。 「ただいま。変装の話の続きだけどさ、確かに服装変えただけでもかなり変わるけど、やっぱり何か顔を隠すものがあったほうがいいと思うんだ」 「大丈夫。それも用意してある」 彼女はそういって、スッと何か取り出し、目の部分に当てた。 「……蝶?」 「そう、蝶をモチーフにしている」 彼女が取り出したそれは、蝶を象った、顔の半分が隠れるような大きく派手なアイマスクだった。 先ほどのドレスとこれをあわせると、どこの仮面舞踏会だと思わなくもない。 変装としては由緒正しいんだろうけど、正直、場所にあっていないような。 どう考えても、あからさまに怪しい。 いや、これくらいインパクトがあったほうが、普段とのギャップがあってちょうどいいのか? それに、これだけ目立ってくれればやどりさんが印象的過ぎて一緒にいる僕たちの印層も都合よく薄れそうだ。 というわけで黙認する。 二人の現在の能力の確認と作戦の考案で数日を過ごし、いざ集会。 場所はビルの地下倉庫だった。 事前に送られてきたサインを入り口の警備員に提示すると、簡単に入ることができた。 少し危機管理が甘い気もする。 特に今のやどりさんはどう見ても不審者だ。 やどりさんは例のアイマスクと赤いドレス。 僕は金髪のカツラをつけ、髪で顔を隠し気味にし、頬にはそばかすが書かれていて、さらにシークレットブーツで身長までごまかしてある。 香草さんは長い赤の鬘に派手な化粧、胸は無数のパッドの力によりやどりさん以上に膨らんでいる。 どう考えても一緒にいるのがおかしい取り合わせだ。 その辺のバランスも考えるべきだったかもしれない。もちろん、二人羽織は却下だけどさ。 しかし変装だというのに、やどりさんはむしろ普段より衆目を惹いていたような気がする。いや、多分気のせいじゃないけど気のせいだと思いたい。 都会だからきっとみんな気にしないはずさ。 シークレットブーツの歩きにくさに苦戦しつつ、積まれた荷物の間を抜けて進むと、少し開けたスペースにでた。 三十人くらいだろうか、怪しげな人たちがそこに集まっていた。 きっとみんな大なり小なり変装しているんだろうけど、この怪しさはそういうところから出るものではない気がする。 それと、蝶マスクが男女合わせて十人近くいた。 多すぎだろ! 流行ってるのか? それともこれが正装なのか? そんなわけがないと頭を振っていると、香草さんが不安げに耳打ちしてくる。 「ねえゴールド、本当にここって安全なのかしら。なんだか怪しげな人ばかりじゃない」 隣にも一人いるんだけどな、怪しい人。 それに、もしかしたら怪しいのは僕たちのほうかもしれない。 こんな普通にそこらにいそうな人間ではなく、もっとぶっ飛んだ方向に変装すべきだったのかもしれない。 不安を覚えながら待っていると、予定の時間を十分ほど回ったところでシルバーは表れた。 傍らにランの姿はなく、変わりに五十代くらいの黒髪で浅黒い細身の男がいた。 見た目は一見普通だけど、なんとなく、物々しい雰囲気がある。 会場の人間はあれからそこそこ増えて五十人を超すほどになっている。 実働部隊は十五人程度という話だったから、彼らがにわかに集まった増援でないのなら、ここにいる多くは諜報系やバックアップの人間ということになる。 ロケット団に私怨があるけど戦力にならないのか、それとも、単に危険に自らをおきたくないのか。 シルバーは大勢の人間を前にあわてる様子もなくゆっくりと歩を進め、皆の前に立つ。 悠然と全体を眺めると、彼は落ち着いた調子で話し始める。 「諸君。今までの協力、感謝する。私が、反ロケット団のリーダーであり、今作戦の隊長を勤めさせていた頂く、シルバーだ」 659 名前:ぽけもん 黒 26話 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2011/12/11(日) 00 00 54 ID 7f.9q1S6 [2/3] 数人の間に、どよめきが広がる。 こんな子供が? という声がちらほらと聞こえてくる。 あまり多くはないけど、シルバーがリーダーだってことを知らない人間もいたらしい。 シルバーは決して幼い印象はないけど、それでもせいぜい二十代前半くらいにしかみえない。 そんな若い人間が自分達の命運を握ることになるんだ、不安を覚えるのも当然だろう。 そんな不安を切り裂くように、彼は言葉を発する。 「見てのとおり、私の若さに不安を覚える者もいると思う」 場内が軽くざわつく。ばつが悪そうに視線を反らす者もいる。 彼は少し間を開け、淡々と話し出す。 「私は昔、ロケット団のせいで人生を台無しにされた。私はそれから、ずっとロケット団を憎んで生きてきた。ロケット団を潰すことために尽力してきた。私の功績は、ここにいる諸君ならばよく分かっていることと思う。ロケット団に大きな怨みを持つ諸君よ。私は、十年前からずっとロケット団を憎み続けてきた私は、果たして諸君らにとって信じるに足らない存在か?」 場内がシンと静まり返った。 ロケット団を潰そうと、怨みを晴らそうと集まったここの人間の中でも、十年以上、ずっと憎しみの中ですごしてきた人間というのはそう多くはないだろう。 ロケット団から大切な何かを奪われたであろう人たちであるだけに、この話は彼らにとって見過ごすことのできない力を持っているだろう。 ただ、僕としては少し腑に落ちない点もある。十年前といえば、僕ら三人がまだ普通に生活していたころだ。 シルバーが家を失うことになった遠因はロケット団であることは確かだけど、それならまず警察を憎むほうが筋が通っている。 あの後、シルバーが逃亡生活を始めてから何かあったのか、それとも…… シルバーは静まり返った会場を見て、一転、今度は強い、人々を鼓舞するような口調で話す。 「年齢、種族、性別……多くを異にする我々がこの一所に集まっているその理由、ロケット団を潰すというその志こそが、我らの共通点であり、絶対の正義であるはずだ。一時、壊滅状態に陥ったロケット団はその実、財界各所にその根を蔓延らせ、雌伏して時を窺っていたに過ぎなかった。ロケット団は復活し、その悪意の結晶として、まもなく、ロケット団復活後最大規模である作戦が決行される。多くの人員が投入され、幹部も動かざるを得ない。これは我々、ロケット団に怨みを持つものにとって唯一無二の好機である! 今度こそ、この手でロケット団を徹底的に叩き潰し、この世からロケット団という組織を根絶するのだ!」 シルバーがそう言い放つと、場内は熱気と歓声に包まれた。
https://w.atwiki.jp/kemonokaiwai/pages/61.html
2020年アニメ関連脅迫事件(2020ねんあにめかんれんきょうはくじけん)は、『けものフレンズ2』でキュルルを演じた声優・石川由依、『けものフレンズ2』スタッフ、たつき、福原慶匡に対する脅迫文・殺害予告が匿名掲示板・5ちゃんねるに書き込まれた事件。 概要 犯人 犯人の人物像岸本福太と思われる人物の自供 たつきの反応 関連項目 外部リンク 概要 2020年4月18日、5ちゃんねるのブラウザゲーム板のスレッド「艦これ愚痴スレ」にキュルル役の声優・石川由依への脅迫文が書き込まれた。 この書き込みには、『けものフレンズ2』の関係者である吉崎観音、木村隆一、細谷伸之の名前も対象として書かれていた。 4月22日の書き込みでは、対象にたつきと福原慶匡が加えられており、さらにKADOKAWA本社とヤオヨロズへの放火予告までも追加された。 まとめサイトを通じて各界隈の対立煽りが続いたのち、6月3日に犯人は逮捕。 石川の事務所であるmitt managementとたつきから、それぞれ犯人逮捕の報告ツイートが上がった。 時系列 2020年4月18日 石川由依への脅迫文と、吉崎観音、木村隆一、細谷伸之への殺害予告が5ちゃんねるのブラウザゲーム板のスレッド「艦これ愚痴スレpart2111」に書き込まれる。 2020年4月20日 「けものフレンズ【2】580人目」において、「艦これ愚痴スレpart2111」で脅迫文を書き込んだ人物と同一人物と自称する人物によって石川由依、吉崎観音、木村隆一、細谷伸之への脅迫文が書き込まれる。 2020年4月21日 脅迫文を書き込んだ犯人がたつき信者であるとしてやらおんに記事が載る。 2020年4月22日 5ちゃんねるのブラウザゲーム板のスレッド「艦これ愚痴スレpart2114」にたつき、吉崎観音、福原慶匡、木村隆一、細谷伸之を対象とした殺害予告が書き込まれる。「俺は正直【石川由依】には興味が無い。あんなキュルカス声優そもそもどうでもよかった」と石川由依を誹謗中傷する内容、『けものフレンズ』『ケムリクサ』とそれぞれのファンへのヘイト感情の表明、KADOKAWA本社とヤオヨロズへの放火予告も書き込まれる。 2020年5月5日 石川由依の所属事務所・mitt managementが被害届を提出。 2020年5月6日 たつき、やらおんの4月21日に投稿された記事を批判。 やらおん管理人が該当の記事を削除。 2020年6月3日 脅迫と威力業務妨害の疑いで岸本福太が逮捕される。 たつきが自らのTwitterアカウントで犯人逮捕の報告をツイートする。 2020年6月4日 石川由依の公式Twitterアカウントに犯人逮捕を報告するツイートを投稿される。 じぇみにの2020年4月22日のツイートより(魚拓) じぇみに™@2020年代突入 @BB62NewJersey たった今京都府警に通報した もう立派な逮捕案件だろこれ 午後7 26 · 2020年4月19日·Twitter for Android じぇみにの2020年4月22日のツイートより(魚拓) じぇみに™@2020年代突入 @BB62NewJersey 同一人物か分からないけどまた類似の書き込みが 午後2 11 · 2020年4月22日·Twitter for Android 犯人 2020年6月3日、警視庁新宿署は脅迫と威力業務妨害の疑いで、京都市中京区大黒町在住、職業不詳の岸本福太を逮捕した。 人気アニメ監督に殺害予告容疑(ロイター)より(魚拓) 人気アニメ「けものフレンズ」の監督たつきさんを「ナイフでメッタ刺しにして殺す」などとインターネット掲示板に書き込んだとして、警視庁新宿 署は3日までに、脅迫と威力業務妨害の疑いで、京都市中京区大黒町、職業不詳、岸本福太容疑者(21)を逮捕した。 新宿署によると、容疑を認め「監督に個人的な恨みがあった。実際に傷つけるつもりはなかった」と供述している。投稿後、掲示板には非難のコメン トがあふれ、同署は発信元を解析し岸本容疑者を割り出した。 ネット上には、他にも声優や制作者に対し殺害を予告し、京アニ事件などを連想させる内容の投稿も確認されており、関連を調べている。 【共同通信】 犯人の人物像 陰謀論 ここでは、根拠の乏しい主張や陰謀論について取り扱っています。あくまで解説目的で取り上げるものであり、当Wikiの見解・主張では御座いません。予め御了承下さい。 殺害予告の動機や、犯人がどういった趣向の持ち主なのかについてインターネット上では議論が交わされたが、議論は界隈同士の対立により平行線をたどっており、現在でもいまだに統一的見解は示されていない。以下に主な言説を掲載する。 真のフレンズ(たつきアンチ)説 たつきが殺害予告対象に入っているため、たつきを憎悪する「真のフレンズ(たつきアンチ)」であるとする説。KFPアンチやたつきファンの間で唱えられている。 殺害予告の対象にはKFP関係者も挙げられていること、艦これ愚痴スレに書き込まれた最初の殺害予告では「たつき」「福原慶匡」の名は書かれていない(*1)ことが矛盾となっている。 最終的な報道では「声優とたつきへの殺害予告」として取り上げられたため、事件について詳細に調べない者、また、KFPアンチとしての主張を曲げたくない者は「犯人が真フレである」という確信に至りやすい。 たつき信者(けものフレンズアンチ)説 元々の殺害予告ではたつきの名前がなかったこと、コアメンバー多数と「キュルル役の石川由依」と指していたことから唱えられた説。主にたつきアンチやKFPアンチアンチの間で唱えられているほか、やらおん!のまとめ記事を参照している者の間で支持されている。 事件から半年ほど、岸本福太を名乗るTwitterアカウント・モナラー(@rideryryr)が石川由依のファンとしての立場から「石川を駄作(*2)に出演させたことに怒りを覚えて犯行に及んだ」ことが述べられている。 同時に本人である証拠として、石川や石川が演じたキャラクターのグッズのコレクション、京都市より発行された障害者手帳と思わしき書類、Twitterのアカウント名が書かれた紙切れが映された写真を投稿している。 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太のツイートより(魚拓) ※現在凍結により閲覧不可 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太 @rideryryr 率直に言ってしまえば、石川由依さんの顔に泥を塗った キュルルとけものフレンズシリーズというもの自体が大嫌いということです けもフレ2なんか今でも反吐が出るほど憎しみと怨みの感情で支配されるほどですし 石川さんのWikipediaからも出演歴から消し去りたいと思ってるんです 午後2 38 · 2021年3月10日·Twitter for iPhone 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太のツイートより(魚拓) ※現在凍結により閲覧不可 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太 @rideryryr しかもニコニコ動画で石川由依さんが演じるキャラが登場した途端に「あ、キュルカスだ」「おうちにおかえり」のコメが多々見られ ミカサやヴァイオレットや2Bやエンタープライズのイラストに 「キュルルの人だw」みたいな軽蔑するコメを今でも偶に見ます 石川さんやそのキャラへの侮蔑が許せなかった 午後2 38 · 2021年3月10日·Twitter for iPhone KFP批判派への印象操作説 諸味⋈(@moromijagism)は殺害予告の書き込みを「おそらくKFP批判派への印象操作が目的だと思われます」と推測している。 諸味⋈の2020年4月20日のツイートより(魚拓) 諸味⋈ @moromijagism 石川由依さんへの殺害予告が行われたのは「艦これ愚痴スレpart2111」の148番で間違いないようです。 おそらくKFP批判派への印象操作が目的だと思われます。 https //rio2016.5ch.net/test/read.cgi/gameswf/1587267883/ 午前9 24 · 2020年4月20日·Twitter Web Client 諸味⋈の2020年4月22日のツイートより(魚拓) 諸味⋈ @moromijagism けものフレンズ2スレ580人目328番において、艦これ愚痴スレに石川由依さんおよびKFPメンバーへの殺害予告を行った人物と同一人物であると自称する人が、同様の内容の殺害予告を書き込んだ模様です。 https //matsuri.5ch.net/test/read.cgi/anime2/1586703622 午後5 13 · 2020年4月22日·Twitter Web Client 諸味⋈の2020年4月23日のツイートより(魚拓) 諸味⋈ @moromijagism ・・・懲りずに「艦これ愚痴スレpart2114」640番にて、また殺害予告を書き込んだ模様です。 https //rio2016.5ch.net/test/read.cgi/gameswf/1587520796 午前10 17 · 2020年4月23日·Twitter Web Client 艦豚(艦隊これくしょんファン)説 殺害予告が書き込まれたのが「艦これ愚痴スレ」であること、殺害予告では「アズールレーンでエンタープライズ役の石川由依」と名指ししていたことから、『アズールレーン』と競合関係にあるゲーム『艦隊これくしょん』のプレイヤー(「艦豚」はその蔑称)であるとする説。ただし、同じく競合している『戦艦少女R』は考慮されない。主に『艦隊これくしょん』のアンチによって唱えられている。 そもそも殺害予告の主要は「エンタープライズ役としての石川由依」であったため、他に挙げられた人物はついでのように書かれていたことを根拠とする。 事実上の艦これアンチスレである艦これ愚痴スレでは、これを事実とした上でこの事件が詳細にまとめられている。 また、犯人を「真のフレンズ」と断定するKFPアンチとは意見が食い違っているが、現在この2つの勢力による議論は発生していない。これは両勢力の共通の敵がKADOKAWAであることから敢えて互いに触れないようにしていると考えられるほか、ワイトキングのような二つのスタンスを兼任している人物が多いのも原因であるとされている。 39 ななしのよっしん 2022/06/01(水) 07 10 02 ID qV+u7PJp9U 急上昇入りして草はえる このもみあげは「艦これ半ば引退ぎみのアズレン・けもフレアンチ」とセルフ開示してたみたいだから提督扱いされてもしょうがないね 後、自身の界隈に都合の悪いことは全てアズレンのせいにしたい所詮とくさん達はこやつをアズレン過激派にしようとしてたが、とくさんが「アズレンファンの駐屯地」ということにしたい愚痴スレでもみあげが真っ先に暴れてた点で聞くに値しないんだよなぁ 専門的なことはともかく、とくさんは死ぬまでとくさんだってことがここからもわかるだろう? 愉快犯 『けものフレンズ』とたつきおよびirodori、『艦隊これくしょん』と『アズールレーン』はインターネット上で非常に対立が起こりやすい界隈であり、それを狙って対立煽りを楽しむために殺害予告を行ったとする説。 実際に、KFPアンチでは「真のフレンズ」説が、艦これアンチでは「艦豚」説が有力であり、自らの思想に基づいて敵対対象にレッテル張りをしているケースが多い。 また、殺害予告の主な対象は石川であるため、その関係で対立煽りが行われやすい人物や作品に言及して、自身に注目を集めるのを目的としたという視点もある。これに従って考えると、上記のTwitterアカウントでの「告白」も、未だに対立煽りを狙って書いたものだと考えられる。 岸本福太と思われる人物の自供 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太のツイートより(魚拓) ※現在凍結により閲覧不可 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太 @rideryryr 声優の石川由依さんに脅迫して逮捕された 岸本福太です。自殺失敗して先月まで入院してました 某界隈でまた噂になっているので証拠だけ 由依さんのファンでした。守りたいが故に歪んだ愛を打つけてしまいました 今でも大好きです(応援する資格なんてもう無いですが) 本当に申し訳ございませんでした 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太のツイートより ※現在凍結により閲覧不可 石川由依さんに脅迫した犯人@岸本福太 @rideryryr いつも笑顔を絶やさず心優しくてヴァイオレットのように純真無垢で潔白で ミカサや2Bやエンプラのように真のある強さをお持ちで 更に玲瓏なお声と清楚さを持っている石川由依さんが大好きです 傷付けてしまってごめんなさい… 由依さんが、良い男性と結婚して幸せになってくれる事を切に願っています たつきの反応 自身への殺害予告、及びやらおんがたつき信者が声優に殺害予告をしたというまとめをしたことに反応。 被害届と該当まとめサイトに即時削除と謝罪を求めた事をツイートした。 たつきの2020年5月6日のツイートより(魚拓) たつき/irodori @irodori7 嫌なツイートですが、先月〇害予告を受け被害届を提出・捜査していただいてます。詳細は後日書きますが犯人は僕以外にも複数に対し脅迫しており、現在これについて一部まとめサイト等が僕やお客さんの名を加害者側と誤読させアクセス稼ぎに利用している様です。あまりに悪質なため抗議させて下さい。→ 午後5 09 · 2020年5月6日·Twitter Web App たつきの2020年5月6日のツイートより(魚拓) たつき/irodori @irodori7 @irodori7 →まだ全て把握できていませんが即時削除と訂正謝罪掲載を求めます。 また先の警察での被害届提出の際これらまとめサイトの悪質さについての話も出ており、内容により今回の犯人・犯罪と関連付けて捜査も可能とのことです。各種サイトが改善されないようであれば追って報告し打診します。→ 午後5 09 · 2020年5月6日·Twitter Web App たつきの2020年5月6日のツイートより(魚拓) たつき/irodori @irodori7 @irodori7 →かねてから大手まとめサイトは真摯な人間や真剣なお客さんを外野から茶化し、怒りや対立を煽り、業界に泥をかけながら反社会的な金稼ぎを増大させている印象ですが、最近これら扇動の実害が笑いごとでなくなりつつあります。皆様、観賞のこれからの為に下劣なデマや悪意を育てぬ様ご協力お願いします 午後5 09 · 2020年5月6日·Twitter Web App 「笑いごと」とは 最後のツイートに「最近これら扇動の実害が笑いごとでなくなりつつあります。」とされているが、これは自身やたつきファンやKFPアンチが大手まとめサイトにされた事を指している。 この事から、けもちゃんが意見として記事にされたツイートを投稿した人物に対しコメント欄の書き込みを行うけもちゃん住人が誹謗中傷を行なっている事、石川由依殺害予告事件以前のKFPアンチの過激な行動、京都アニメーション放火事件に伴いKFPやその関係者に誹謗中傷が向けられると同時に放火事件にKFPが関わってるとする陰謀論が展開された事、過激なKFPアンチによる『けものフレンズ2』に対する営業妨害といった問題行動など、たつきショック以後に起きた炎上騒動に纏わる出来事を「笑いごと」として捉えていたのではないかとして、KFP擁護派の間で波紋を呼んだ。 関連項目 石川由依 細谷伸之 木村隆一 吉崎観音 たつき 福原慶匡 岸本福太 けものフレンズ2 外部リンク 2020年アニメ関連脅迫事件 - ニコニコ大百科
https://w.atwiki.jp/torostation/pages/30.html
おもちゃ まいにちいっしょから引き継ぎ可能。 庭で遊ぶためのコスプレと同じような感じのアイテム。 最初から"お面"を使った遊び"おにごっこ"ができます おもちゃ 価格 説明 備考 追加日 鬼の面 無料 鬼の面をつけたトロから逃げる 最初からあるおもちゃ 07/12/13 ホッピング 150円 逃げるトロをホッピングに乗ったニャバターが追う 着地する寸前に○ボタンで飛べる 08/01/18 RCカーブルータイフーン3000セット 300円 庭の中でラジコンを自由に走らせる事が出来る 付属品の庭用アイテムラップタイム計測機を使う事によってタイム計測が可能 08/02/14 鬼太鼓 円 鬼ごっこ 鬼として追うことも追われることも可能。トロ・クロが参戦するが、友達のニャバターを呼んで遊ぶことも可能 08/03/27 ローラースケート 円 ローラースケート アナログスティックを交互に動かして前進SIXAXISの傾きセンサーで曲がる 08/05/15 ハーモニカセット 200円 ハーモニカの演奏 SIXAXISの傾きセンサーを利用した新感覚の楽器 08/06/26 トロッコ 円 トロッコの操縦 別売りのレールが設置されていなければ方向転換できないレールの無い部分は直進するので途切れていてもよい 08/07/24 釣り竿 円 釣り モーションセンサー・振動機能対「釣り堀」を変えると他の魚が釣れるようになるまいいつSTOREで同時発売釣った魚は魚拓にして部屋に飾れるその他伝説のアイテムが釣れる事も 08/09/18 ミクロマシン 円 ニャバターのミクロ化 ミクロ化して遊べるアイテムをまいいつSTOREで同時発売メニューからではなく庭に設置して遊ぶ(メニューは使い方のみ表示) 08/11/13
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11938.html
唯「私、平沢唯、12歳!」 澪「ぽ…ぽけもん?」 紬「ぽけもんよ!」梓「ぽけもんですね」 唯律「ぽけもん!!」 唯律「ぽけもんだぜー!!」澪「ぽけもん…」紬「ぽけもんね~」梓「ぽけもんです!」 唯律澪紬梓「ぽけもん!!!」 ※完結済み 戻る
https://w.atwiki.jp/okura/pages/350.html
( 。 )( 。 )( 。 ) ω・) ( 。 )( 。 )( 。 ) (・ω・)⊃< 。 )( 。 )( 。 ) ((*・ω。・))もちゃもちゃ ω・) ( 。 )( 。 ) ( 。 >⊂(・ω・)⊃< 。 ) ((*・。ω・))もぐもぐ *・ω・) 川゚д゚)ノリ゚д゚)|∥゚д゚) 697 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/05(土) 12 40 53 ID uAJewR5d 》696 いやあぁぁぁぁぁぁ!!!!! (; O ) 698 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/05(土) 13 15 39 ID fQCTnC8h 元就様…? 699 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/05(土) 13 36 33 ID yNQwihwu 》696 逃げてー!三兄弟逃げてー! …ごめん、余談だが「さんきょうだい」を変換したら 「サン兄弟」になったんだ。 日輪の申し子たち…(* 。 *) 700 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/05(土) 14 16 07 ID K2pI0QrY 太陽戦隊サンバルカン思い出した 701 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/05(土) 14 30 44 ID 9Tq3k26k レッダー、ブルース、キース ♪ 702 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/05(土) 15 35 38 ID WtQfoTy+ 捨て駒の認識が可愛いから美味そうに変わったw