約 4,451,864 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/6555.html
このページはこちらに移転しました ひとりじゃない 作詞/ありたけんじ ある日の夜に ひとりじゃない夢を見た ずいぶんのこと食べてない バースデイケーキ ずいぶんのこと会ってない 懐かしい顔が ぼくに 拍手をしてる夢 うそでもかまわない 幻だっていい それで 朝日を見られるのなら ぼくは ひとりじゃない ある日の夜に ひとりじゃない夢を見た 今まで食べたこともない バスケット・ブランチ 今までしゃべったこともない 好きだった人が ぼくを 手招きしてる夢 うそでもかまわない 幻でもいい それで 明日に進めるのなら ぼくは ひとりじゃない うそでもかまわない 幻でもいい ぼくは 明日に進みたいんだ それで… 笑っていたい
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/1439.html
凛「プロデューサーのことなんか別に好きじゃないけど?」 執筆開始日時 2013/02/05 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359993808/ ログ速 概要 「お疲れ様でしたー!」 凛「お疲れ様です」 凛「……ふぅ」 P「お疲れ、今日も良かったよ」 凛「ん、ありがと」 P「今日の仕事はこれで終わりだから……このまま送って行こうか?」 凛「あー、いや、事務所まででいいよ」 P「分かった。なら裏に車回してくるから……」 凛「」 テクテク P「その間に控え室で着替えといて……って、あれ? もう凛行っちゃったし」 タグ ^渋谷凛 まとめサイト SS森きのこ! SSだもんげ! えすえすMIX
https://w.atwiki.jp/aimi-mcc/pages/76.html
初心者ナビ 15 目標 タイプちぇんじする 報酬 ナビ限定マイロイドの服 ≪≪ 前の目標 【初心者ナビ一覧】 次の目標・・・? ≫≫ 開始 初心者ナビの最後の目標はマイロイドのタイプをちぇんじ!することです! 育成メニューのタイプちぇんじ!を押すとセットされているタイプ一覧が表示されます。 メインタイプが主にマイロイドの言動に影響します。サブの2つはたまに影響することがあるオマケです。 いつもクールな杏奈が実は甘えん坊ってな感じですかね、えへへ それはありえないけど、天然を装った赤髪の小悪魔を見たことあるの。アンタも見たでしょ? ま、いいわ。 メインタイプをデフォルト以外にちぇんじ!したら達成ね。 条件 育成メニューの「タイプちぇんじ!」から「メインタイプ」を選択して取得した性格タイプをセットする。 【アドバイス】性格タイプをセットすると、マイロイドの台詞が半角カタカナのカタコトから大きく変化する。性格タイプ名から想像するものとはイメージの異なるタイプも多いので、下記リンク先の台詞内容を参考にするといいかもしれない。 各ページ先で、タイプを選択して下さい。 ※通常会話の一覧 ※お出かけ台詞の一覧 ※フレアイ会話の一覧 ※ガールズトークの一覧 ※イベント台詞の一覧 ※写真を撮る台詞の一覧 ※声をかける台詞の一覧 ※補足※ メインタイプは、通常の会話やリアクションの際に出てくる基本的な性格。 サブタイプ2種は、稀に会話内容がそちらに切り替わることがあるが、メインタイプと性質が混ざったりするわけではない。 そのため極端に異なる性格タイプを付けていると、突然自称や精神年齢が変わったかのような状態になる。 なお、スペシャルお仕事の募集で必要とされる性格タイプは、メインとサブのどちらに付いていても構わない。 完了 タイプちぇんじ完了ですね! よくできました!花丸です! 報酬のハッピーパンダをどうぞ! ハッピーパンダを1個貰った タイプを変更すると会話した時の内容や、お出かけした時のリアクションが変化するから試してみてね。 これで初心者ナビの目標は全て完了です!パチパチパチ! おつかれ!アタシのおかげで成長できたじゃないの。 これからは自由にゲームを楽しんでくれればいいから。 ・・・・・・またね! 【報酬内容】 服 画像 条件 ハッピーパンダ 好奇心:500 ≪≪ 前の目標 【初心者ナビ一覧】 次の目標・・・? ≫≫
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2443.html
書きたかった事(設定) 幻想郷の猫は賢いよ 阿求はゆっくりちぇんには甘いよ ゆっくりちぇんは猫と会話できるよ(ニャーリンガルだよ) ゆっくりは単純な生物(なまもの)だから対外的要因であっさり形質変化するよ ZUN帽ならぬゆっくり帽は植物型増殖ではヘタが変化したものだよ 作者 チェンマガツ 獣は夜の森を行く。 しなやかな体をバネにして木々の間を颯爽と擦り抜けていく。 時々足を止めては耳を立て、満月の瞳で様子を伺う。 誰かの許しを請う叫びを聞いてから一刻は経っただろうか。 同種の生物の危機を感じて主人の家から飛び出たものの、 既に助けの声が聞こえなくなったことに焦りを感じていた。 それからまもなく開けた場所に出た。正しくはこじ開けられた場所だろうか。 月の光が差す夜にしては重い影に包まれているこの場所こそ目的地であった。 その獣にはあまり理解は出来なかったが、この広場はまさに地獄と呼べた。 絶望的ではあったが質量のある影を踏みしめながら声の主を呼ぶ。 すると広場を吹き抜ける風に弱々しい呼吸音がのって流れてきた。 獣はその方を向き、蠢くものを確認すると飛んで近寄った。 クヌギの根元に転がっていたのは黒ずんだ塊だ。 獣は声の元に鼻を近づけて相手を識別してみた。 自分とは随分違う匂いではあったが、尻尾をみるにやはり自分の仲間のようだったと思った。 「…そ、そこに、だれ…かいるの?……」 ようやく出された言葉で既に限界であることは容易に感じ取れた。 「ち、…ちぇんのからだのしたにちぇんのこどもたちがいるよー……」 そういうと黒い塊は黒い物を吹き出しながら動こうとするが動けていない。 獣はその様子を判断して前脚で塊をどかしてみて驚く事になる。 子供!これが子供なのか。なんと弱い。なんと儚い。鼠の子供より小さいじゃないか。 頭に植物のヘタを付けて、かろうじて目と口だけが見て取れた。まるで笑っている穏やかな表情だ。 「ちぇんのこどもを…ゆっくりさせてー……ゆっくりわかってほしいよー」 それ以上の言葉は必要なかった。 理解の印に親の頬を舐め、潰さないように子供らを口に入れて主人の家に戻った。 獣は今夜味わったざらざらとした塩辛い涙をずっと覚えていようと誓った。 翌朝、幻想郷のある集落ではいつもの一日が始まった。 昨晩多くの者は森の中で惨劇があった事を知らない。 知ったところでそれを酷い事だと思う人も多くはなかろうが。 そのうちの一人が住む、集落でも一際大きい家にも新しい朝がきた。 この家の現当主、稗田阿求は側近の女中に起こされて眠い目をこすった。 寝間着のまま縁側に出て庭の様子を伺っているとどこからとも無く飼い猫が集まってきた。 あちこちから飛んでくる朝飯を催促する鳴き声に笑顔で返しながら、 各々の顔をじっくり覗いていく。これが彼女の朝の日課だった。 ふと一匹の猫が顔を出していない事に阿求は気が付いた。 「またあの子は迷子を拾ってきたのかしらね」と彼女は顔を綻ばせた。 飼い猫の一匹に親のいなくなった仔猫を育てる変わった雌猫がいるのだ。 給仕係の女中に自分の朝御飯も少し遅らせるように頼み、敷地内の蔵に足を向けた。 少し埃っぽい蔵の中に藁を敷き詰めた木箱を阿求は設置してあった。 床下ならまだしも屋根裏で出産してしまう飼い猫がいたため、 慌てて静かに産める場所を用意したのだ。 結果件の雌猫がよく利用するようになったというわけだ。 「サク、ここにいるのかしら?」 そう呼ばれた黒猫は主人にニャァと返事した。 今回の仔猫はどんな子かしらと覗き込んだ阿求は目を丸くする。 横たわるサクと呼ばれた猫の乳を吸っていたのは仔猫ではなく大豆の様なものだった。 虫、かと一瞬思ったがこれは、 「ゆっくりじゃないですか」そう呟くと阿求はゆっくり狂モードに入っていた。 こうなればもう誰にも止められない。無論本人でさえだ。 阿求は一気に拳を振り落としていた。 あの潰れる感覚を既に拳に覚えて、ドーパミン全開でヒャッハー。 その凶行を寸前で止めたのはサクだった。 引っ掻く事も噛みつくことも間に合わぬと判断したサクは、 赤ゆっくりらを自分の腹にくるむようにかばった。 危うく飼い猫を殴ってしまうところだった阿求は想定外のことで固まってしまう。 その猫は我が子に手を掛けようとした主人に険しい表情を向け激しく威嚇した。 さすがの猫狂い、こちらは好物という意味だが、もこれには相当まいったようだ。 凍り付いたその場に呑気な声が割り込んできた。 「わかる、わかるよー。ごしゅじんさまはここにいるんだねー」 何匹もの猫の鳴き声と共に飼いちぇんがやってきたようだ。 ゆっくりが嫌いな阿求も猫が好きな気持ちが勝り、 このゆっくりちぇんは特別に稗田家のペットになっていた。 またここに住む猫達の言葉も理解できるようだからそれなりの待遇であった。 「あら、ちぇんじゃない。こんな所までどうしたの?」 「おねえさんがさがしてたよー。しんぱいしてるのわかるよー」 なるほど、女中達は自分で探さずにちぇんにまかせて、ちぇんは後ろの猫達に 私の居場所を知って駆けつけたわけか。 「丁度良かった。ちぇん、この子達はどのゆっくりか見て頂戴」 ん?と首を体全体で傾げるちぇんを抱いて木箱の赤ゆっくりを見せてみた。 腕の中でちぇんは悩んでるようだ。何せ小さすぎる赤ゆっくりは目と口しか見て取れず区別が付かないのだ。 「わからないけどわかるよー。みんなあかちぇんだねー。ゆっくりしていってねー」 見た目ではわからないけどオーラというか雰囲気でちぇん種だとわかるということか。 阿求に悩みの種は尽きないがとりあえず様子を見てみることにして、 今は皆の空腹を満たすために母屋に戻る事にした。 サクが赤ゆっくりを拾ってきてから一月が経過した。季節は夏真っ盛りで庭の木から蝉の合唱が毎日聞こえてくる。 順調に赤ゆっくり達も成長して今やソフトボールサイズになっていた。 親代わりのサクや自分たちより年上のちぇんと一緒に遊べるようになってから 持ち前の活発さを披露している。 しかしこの子ゆっくり達はかなり普通のゆっくりとは違っていた。 サクにはどうでもいいことではあるが、ゆっくりちぇんは少し憂慮しているようだった。 そのちぇんの心を読んだように都合の良い客が訪れた。 この日は稗田家の珍しいゆっくりの噂をどこからか聞きつけて永遠亭の調査チームが来ていた。 「おねえさんはゆっくりできるひとだねー。わかるよー」 「ゆっくちしてるねー」「こっちにきちぇにゃー」「かけっこするにゃー」 「師匠見てくださいよこの子達!今までこんな子見た事無いですよ」 とはしゃぐウサ耳娘をよそに、月の頭脳と生きる幻想郷は複雑な顔をしていた。 「まさか貴方ともあろう人がゆっくりブリーダーになるとは思ってもみませんでした」 と永琳は肩をすくめつつ手元の資料をめくる。 「しかもちぇん種の変種を生み出すとは……。これが経験の差というものかしら」 「皮肉は結構ですから、早速八意様の意見を聞かせてくださいな」 永琳は頭を抱えながらどこから話せばいいものかと呟く。 「まず、貴方は猫の出産を見た事はありますね。かの子供達はほとんど親の柄と 異なった物になることは承知ですわね。これは遺伝と呼ばれるものの仕業なん ですが、あのゆっくり達に現れたのはまさにそれでしょう。」 その辺りは阿求でも察しが付いていた。しかしサクの遺伝の影響を受けた事はどうも腑に落ちなかった。 「確かにあのゆっくりから通じて聞いたサクちゃんの話では、あの子達はすでに生 まれていた。普通の動物なら生まれた後から遺伝することはありえないでしょう。 だがゆっくりにはその常識が通用しなかった。ここからは私の推論ですが聞いて もらいましょうか」 ゆっくりの植物型妊娠では産み落とされるまでの間に茎を通して親の餡が子供に移動する。 その餡の影響を受けて未熟なゆっくりの実は次第に親に似た形に変化していくのだ。 しかしこの子ゆっくり達は産み落とされるのが何らかの原因で早すぎて、 ちぇん種になることだけしかその身に刻まれなかった。 普通ならこの状態では栄養が足りずすぐに枯れてしまう。 だがゆっくりの餡の代わりにサクの乳が与えられ、その命を無事繋げる事ができた。 「つまり授乳の行程でサクちゃんの遺伝要素を引き継いだ、と考えました」 「ということはあの子ゆっくり達はゆっくりちぇんとサクの子供みたいなものですか?」 「そうね。さらにちぇん種だったのがより一層サクちゃんの影響を強めてる結果になっているようね」 二人が見つめる方向には、すっかり調査を忘れて遊んでいるうどんげと黒猫のサク、普通のゆっくりちぇん、 そして髪の毛から尻尾の先まで真っ黒な子ちぇん、猫目の子ちぇん、耳が垂れた子ちぇんがいた。 「他にも普通のゆっくりと違う点が……」永琳の顔を覗き込むように阿求が言うと 「全くここまでゆっくりがでたらめな生き物とは思ってもみなかったわ」 と阿求の言葉を遮るように永琳は匙を投げたような台詞を吐く。 「えぇ、分かっています。まずはあの身体能力ですわね。通常の子ちぇんに比べて 遙かに高いポテンシャルを持ってるでしょう。あとはゆっくりのどの種も持ち合 わせてない語尾の"にゃー"。これら二点はサクちゃんの遺伝ということでいいで しょう」あくまで推論だがほぼ結論とみていいだろうと永琳。 「なんと適当な……」 「あとはあのゆっくり達は帽子を被っていない。貴方が故意に外したわけでも何者 かに奪われたわけでもないのよね?」その問いに阿求はうなずく。 「となると考えられるのは植物型妊娠の時に実についている"へた"がどうやらポイ ントになりそうね。つまり、あのへたは親の餡の影響を受けて彼らの個体識別に 用いられるパーツに次第に変化していくのでしょう。それが今回の場合……」 これ以上の情報は阿求には必要なかった。後は永遠亭のメンバーの仕事だ。 ゆっくりの遺伝継承や成長過程の調査の仕事まで関わる必要は彼女にはない。 わかりました、と永琳の話を切り上げゆっくり達の元へ向かう阿求。 「とりあえずこの子達はこれまで通り世話をしていきますので気になる事がありま したらいつでもいらっしてください」 永琳は頷くと未練がましい弟子の耳を掴み引きずりながら稗田家の庭を後にした。 門のところまで来たとき見送りにきた阿求に永琳はそうそうと言って 「最近この集落の近くにゆっくりの群れが近づいてるそうよ。」と続けた。 「それは大変ですね。気に留めておきましょう。それではお二人ともごきげんよう」 このとき浮かべた永琳と阿求の黒い笑顔にうどんげはガクブルするだけだった。 続きかこうかと思ったけど書きたかった事書いちゃったからいいや(*´∀`) このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2189.html
「ふーんふーん。」 レポートを提出し終わった翌日が土曜日というのは気分が良い。 朝食を準備するのに自然に鼻唄が出るのも仕方のないことだ。 今日の朝食はトーストした食パンにオニオンコンソメスープ。 スープはちゃんとタマネギを切ったもので、固形のコンソメの素を使っている。 今朝の食パンはバターよりも、蜂蜜とかイチゴジャムとか甘いものをかけて食べたい。 確かイチゴジャムは切らしていたが、蜂蜜はまだ残っていたはずだ。 冷蔵庫を開けてみて蜂蜜を探すが、残念ながら蜂蜜はない。 「んー、食べたんだっけ?」 そういえば、先日の夜食に使い切った気もする。仕方がない。バターにするか。 「おいしそうなんだねー!わかるよー!!」 「とかいはなもーにんぐだわ!」 「わきゃるよー!」 「わきゃるわー!」 換気のために開けた窓の網戸にちぇん一家が張り付いている。 親ちぇん、親ありす、赤ちぇん、赤ありすの四匹だ。 赤ゆ二匹は親ちぇんの帽子の上に載っている。 あまあまさんが向こうからやってきた…! と、言いたいところだが、野良ゆっくりなんぞ汚くて喰えたものではない。 理論上は全てが餡(この組だとチョコとカスタードか)に変換されるが、無菌というわけではないのだ。 ヘタをすると腹を下す可能性がある。 「どれいはいますぐここをあけてもーにんぐさんをよこすんだねー!」 「はやくしなさい!!いなかもの!」 「そーじゃそーじゃ!」 「ゆゆーん、とかいはにゃもーにんぐしゃんまっててね!」 おうおう、くそにんげんを通り越していきなりどれいですか、「ゆっくり」の名前のわりに気が早いですな。 …と、そうだ。こうしよう。 「おいゆっくりども、朝食をやるからちょっと待ってろ。」 「ぐずなどれいだねー!ゆっくりしないでここをあけるんだねー!」 一応、網戸を破壊されて侵入されないように窓を閉める。 ゆっくりどもが閉め出されたと勘違いして大声で騒ぎ立てる。 近所迷惑にならないうちに、書斎から諸兄お馴染みのアレ、加工所の透明BOXを持ってくる。 「よーし、待たせたなお前ら。今入れてやるぞ。」 窓を開けると、親ちぇんは何処から持ち出したのか、石を咥えていた。 赤ゆたちが帽子から降ろされているところからするに、帽子の中に入れていたのかもしれない。 この程度の大きさの石では大したこともできないだろうが、網戸が破られる可能性はある。 「ゆっ、さっさとするんだねー!」 「はやくするのよ、このいなかもの!」 「「そーじゃそーじゃ!」」 「ほいほい。」 網戸を開け、まず親ちぇんと親ありすを透明BOXに入れて床に置く。 「ゆっ?おちびちゃんたちもいれるんだよー!?はやくするんだよー!」 「おうおう。」 そして、 赤ちぇんと赤ありすを手に取ると、二匹とも親ちぇんにおもいっきり叩き付ける。 ぶちゅ!べちゃ! 「ゆっ…!?」 「おちびちゃ…?」 さすがに赤ゆを叩き付けたところで親ちぇんが怪我をすることはない。 赤ちぇんと赤ありすは半ば親ちぇんにめり込む形で潰れる。 当然ながら、一瞬で潰れたので「おしょらをとんじぇるみちゃーい!」は、ない。 「わがっ、わがらないよおおおおおお!?」 「おちびちゃんたちがあああ!?ありすとちぇんのとかいはなおちびちゃんたちがあああ!」 一気にパニックになる親ちぇんと親ありす。 だがそんなことはどうでもいい。 二匹の入った透明BOXを少し持ち上げて、揺らす。 「わがらっわがらっ!!………ゆっ、ゆっ?」 「とかいはなおちび……んっ…んほほっ?」 もう少し小刻みに揺らしてやると、二匹は発情し出す。 親ちぇんにべっとり赤ゆがついて死臭まみれであっても、だ。 「あ、ありすううう!すっきりいいい!」 「んほおおお!!ちぇえええええん!!」 すっきりーを始めたのを確認すると透明BOXを床に置く。 御存知だと思うが透明BOXは中でゆっくりが暴れても動くことがないように重量がある。 すっきりーが終わるまで持ち続ける必要なんぞ無い。 いつ見てもあまり目にしたくない分泌物(まああれも砂糖水なんだろうが)を身体全体にまき散らしながら二匹はすっきりーをする。 透明BOXは狭いのですーりすーりだ。当然、植物妊娠を狙っている。 「「すっきりー!!」」 ニョキニョキと親ちぇんの額から生える茎と四匹の赤ゆ。ちぇんとありすが二匹ずつ。 「ちぇんとありすのあかちゃんたちゆっくりしてるんだねーわかるよー」 「とってもとかいはね!」 死臭が付いてるのにゆっくりできるのか。相変わらず目先のことだけに全ての意識と感情を持って行かれるな、こいつらは。 「おお、よしよし。半分ずつだな。」 満足な結果。そして実ちぇんをまず一匹もぎ取る。 ぷちっ。 「わぎゃっ!?」 「お、おちびちゃんになにするのよこのいなかものおおお!!」 無視。今の目的は虐待ではない。 実ちぇんのあにゃるがトーストしたパンに向くように握り、中身を絞り出すように強く握る。 ぶりゅっ。 実ちぇんのあにゃるからチョコレートが飛び出し、トーストの上に載る。 「ちぇんのおじびじゃああああああ!!!」 「ゆんやああああああ!!」 残った皮とお飾りは透明BOXの中に適当に投げ込む。 ぺちっ。 実ちぇんの皮は親ありすの額に当たる。 「ありすの…おちびちゃ……ゆがああああ!!くそじじい!!くそじじいい!!」 死臭がするのにも拘わらず怨嗟の言葉をぶつけてくる親ありす。無視。 諸兄も御存知の通り、赤ゆは生まれたては無菌状態で極めて清潔だ。 そのまま口に含んで食べても全く問題はない。 最初にいた赤ゆ二匹を潰したのはもちろん、食べられないものを生かしておく必要はないからだ。 ………いや待てよ、「ちぇんのいもうちょたちぎゃあああ!!わぎゃらないよおおお!!!」とか鳴かせてみた方が良かったかな。 まあいいや。また今度の機会に。 同じように実ありすを茎からもぎ取る。 ぷちっ。もぎ取った瞬間の苦悶の表情がまたそそられる。 「やめろよおおおお!!ちぇんとありすのおちびをかえせよおおおお!!!」 「とかいはなおちびちゃん!!かえせ!くそじじいはいますぐかえせ!!」 先ほどの実ちぇんと同じように実ありすもあにゃるがトーストの上に向くように握り、絞る。 ぶりゅっ。 カスタードクリームがトーストの上に載る。 しかし、実ゆはやはり小さいし、茎とまだ繋がっているものを採取したので量は少ない。 「足りないね?」 茎に手を伸ばす。二匹は少しでも魔の手から実ゆを守ろうとこちらから離れようとするが、透明BOXの中に入れられては身動き一つ取れない。 「やめろ!やめろよおおお!!」 「くるなっ!いなかもののくそじじいはくるなあああ!!」 残り二匹も絞り出して、計四匹分のチョコレートとカスタードクリームを綺麗に混ぜて塗り合わせる。 「うん、一枚分としてはやはり四匹くらいがちょうど良いかな?あんまり溢れかえるほど塗りたくるのもねー。」 実ゆの絞りカスのくっついた親ゆっくりどもの悲鳴をバックコーラスにトーストを頬張る。 うん…美味いな。今朝はバターよりも蜂蜜辺りを塗ろうかという甘々気分だったし、チョコレート&カスタードクリームというのはいけてる。 さくさくと進む食事。あっという間にトースト一枚を平らげる。 そして甘くなった口に塩味の効いたオニオンスープを流し込む。んまい。 当然ながら、食欲はこの程度では満たされない。 「たりないよー?ちぇんとありすはわかってねー?」 「わがるわげないだろおおおお!?」 「いますぐおちびちゃんをかえせこのいなかものおおお!!」 二匹が喚き散らそうが関係ない。透明BOXを再び持ち上げて小刻みに揺らす。 「「すっき…りー……!!」」 「ちぇんの…おちびちゃんたちが………」 「こんなの…とかいはじゃないわ………。」 食欲旺盛なのであれから二回すっきりーを追加し、合計四枚ものトーストを平らげた。 透明BOXは計19匹分(4匹以上生まれる時もあった。)の実ちぇん、実ありすの絞りかすで埋まっている。 その実ゆたちの死臭と、すっきりー過剰で親ちぇんと親ありすは完全にげっそりとして、最初の頃の大声で抵抗することは無くなった。 二匹がめそめそ泣くのを尻目に、トーストの皿とスープの皿を流し台に片付ける。 「げふっ。」 机に戻ってからわざとらしく二匹の前でげっぷをする。 「お前らのちびどもはおいしかったです(^q^)」宣言の代わりだ。 「わがらないよー………。」 「とかいばぁぁぁ………。」 うむ、満腹になったしな。 再び立ち上がり、台所からゴミ袋を持ってくる。 そしてありすをその中に乱雑に放り込み、袋の口を縛る。 「ゆべっ!」 「ありずううう!?にんげんざん!だしてね!ありずをだじであげでね!!わがっでよー!!」 おやおや、体力が無くなると気弱になるのはゆっくりも人間も一緒か。 「広くなって良かったじゃないか。」 「ぞんなごどはどうでもいいよー!ありすをかえじでよー!!」 「イヤっぷー。」 ありすはぐったりとして抵抗しない。弱々しく透明のゴミ袋からちぇんを見つめるだけだ。 対話を始めたのは言うまでもない。食後のヒャッハータイムに移行したからだ。 「せいっ!」 ゴミ袋の中のありすを踏み抜く。 「ゆびゅっ!!」 ありすがゴミ袋の中で四散する。 「わぎゃっ!!ありず!!ありずううう!!」 「ちぇんとのお楽しみタイムに余計な邪魔者は要らないからな。」 ゆっくりの中でも特に俺はちぇんとイチャイチャするのが大好きなのだ。 ヒャッハーワカルヨー!! 「わがっ…わがらっ…」 ゆっ経新聞の敷かれた机の上にはボロボロになったちぇん。 足焼きのためにフライパンを出すのが面倒だという理由で足の皮をぐちゃぐちゃに剥かれて身動きができないちぇんは、 帽子を真っ二つに引き裂かれ、尻尾を引き抜かれ、耳のリングを投げ捨てられ、実ゆの皮とお飾りを口に突っ込まれ無理矢理咀嚼させられた。 「わぎゃ…わぎゃぎゃ…」 既にちぇんは精神的に壊れつつあるようだ。 ふーむ、最初にオレンジジュースですっきりー分の体力回復させても、精神的な疲れはあまり取れないのかな? 単純に個体差なのか?今度、捕獲したての野良ちぇんを今日と同じコースで拷問してみよう。 「ゆぎっ…わがら……」 「飽きたな。」 中枢餡めがけて口から手を突っ込む。 「ゆぎゅあ!!!」 ゆがゆがと反射的に手を吐き出そうとするちぇん。もちろんそんなことはできない。 確かな感触。中枢餡だ。触れたと思ったらそれを握り潰す。 「!!!」 ちぇんはピクピクと痙攣するとそれきり動かなくなる。 ちぇんをゴミ袋に詰めて透明BOXを洗浄して部屋を片付けると既に11時を過ぎていた。 今日は土曜日。さて、長い朝食も終わったし、これから何をしようかな。 とりあえずカロリーを随分と摂ったので今夜はランニングに行こう。今から行くのは夏場だから熱中症が恐い。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1359.html
書きたかった事(設定) 幻想郷の猫は賢いよ 阿求はゆっくりちぇんには甘いよ ゆっくりちぇんは猫と会話できるよ(ニャーリンガルだよ) ゆっくりは単純な生物(なまもの)だから対外的要因であっさり形質変化するよ ZUN帽ならぬゆっくり帽は植物型増殖ではヘタが変化したものだよ 作者 チェンマガツ? 獣は夜の森を行く。 しなやかな体をバネにして木々の間を颯爽と擦り抜けていく。 時々足を止めては耳を立て、満月の瞳で様子を伺う。 誰かの許しを請う叫びを聞いてから一刻は経っただろうか。 同種の生物の危機を感じて主人の家から飛び出たものの、 既に助けの声が聞こえなくなったことに焦りを感じていた。 それからまもなく開けた場所に出た。正しくはこじ開けられた場所だろうか。 月の光が差す夜にしては重い影に包まれているこの場所こそ目的地であった。 その獣にはあまり理解は出来なかったが、この広場はまさに地獄と呼べた。 絶望的ではあったが質量のある影を踏みしめながら声の主を呼ぶ。 すると広場を吹き抜ける風に弱々しい呼吸音がのって流れてきた。 獣はその方を向き、蠢くものを確認すると飛んで近寄った。 クヌギの根元に転がっていたのは黒ずんだ塊だ。 獣は声の元に鼻を近づけて相手を識別してみた。 自分とは随分違う匂いではあったが、尻尾をみるにやはり自分の仲間のようだったと思った。 「…そ、そこに、だれ…かいるの?……」 ようやく出された言葉で既に限界であることは容易に感じ取れた。 「ち、…ちぇんのからだのしたにちぇんのこどもたちがいるよー……」 そういうと黒い塊は黒い物を吹き出しながら動こうとするが動けていない。 獣はその様子を判断して前脚で塊をどかしてみて驚く事になる。 子供!これが子供なのか。なんと弱い。なんと儚い。鼠の子供より小さいじゃないか。 頭に植物のヘタを付けて、かろうじて目と口だけが見て取れた。まるで笑っている穏やかな表情だ。 「ちぇんのこどもを…ゆっくりさせてー……ゆっくりわかってほしいよー」 それ以上の言葉は必要なかった。 理解の印に親の頬を舐め、潰さないように子供らを口に入れて主人の家に戻った。 獣は今夜味わったざらざらとした塩辛い涙をずっと覚えていようと誓った。 翌朝、幻想郷のある集落ではいつもの一日が始まった。 昨晩多くの者は森の中で惨劇があった事を知らない。 知ったところでそれを酷い事だと思う人も多くはなかろうが。 そのうちの一人が住む、集落でも一際大きい家にも新しい朝がきた。 この家の現当主、稗田阿求は側近の女中に起こされて眠い目をこすった。 寝間着のまま縁側に出て庭の様子を伺っているとどこからとも無く飼い猫が集まってきた。 あちこちから飛んでくる朝飯を催促する鳴き声に笑顔で返しながら、 各々の顔をじっくり覗いていく。これが彼女の朝の日課だった。 ふと一匹の猫が顔を出していない事に阿求は気が付いた。 「またあの子は迷子を拾ってきたのかしらね」と彼女は顔を綻ばせた。 飼い猫の一匹に親のいなくなった仔猫を育てる変わった雌猫がいるのだ。 給仕係の女中に自分の朝御飯も少し遅らせるように頼み、敷地内の蔵に足を向けた。 少し埃っぽい蔵の中に藁を敷き詰めた木箱を阿求は設置してあった。 床下ならまだしも屋根裏で出産してしまう飼い猫がいたため、 慌てて静かに産める場所を用意したのだ。 結果件の雌猫がよく利用するようになったというわけだ。 「サク、ここにいるのかしら?」 そう呼ばれた黒猫は主人にニャァと返事した。 今回の仔猫はどんな子かしらと覗き込んだ阿求は目を丸くする。 横たわるサクと呼ばれた猫の乳を吸っていたのは仔猫ではなく大豆の様なものだった。 虫、かと一瞬思ったがこれは、 「ゆっくりじゃないですか」そう呟くと阿求はゆっくり狂モードに入っていた。 こうなればもう誰にも止められない。無論本人でさえだ。 阿求は一気に拳を振り落としていた。 あの潰れる感覚を既に拳に覚えて、ドーパミン全開でヒャッハー。 その凶行を寸前で止めたのはサクだった。 引っ掻く事も噛みつくことも間に合わぬと判断したサクは、 赤ゆっくりらを自分の腹にくるむようにかばった。 危うく飼い猫を殴ってしまうところだった阿求は想定外のことで固まってしまう。 その猫は我が子に手を掛けようとした主人に険しい表情を向け激しく威嚇した。 さすがの猫狂い、こちらは好物という意味だが、もこれには相当まいったようだ。 凍り付いたその場に呑気な声が割り込んできた。 「わかる、わかるよー。ごしゅじんさまはここにいるんだねー」 何匹もの猫の鳴き声と共に飼いちぇんがやってきたようだ。 ゆっくりが嫌いな阿求も猫が好きな気持ちが勝り、 このゆっくりちぇんは特別に稗田家のペットになっていた。 またここに住む猫達の言葉も理解できるようだからそれなりの待遇であった。 「あら、ちぇんじゃない。こんな所までどうしたの?」 「おねえさんがさがしてたよー。しんぱいしてるのわかるよー」 なるほど、女中達は自分で探さずにちぇんにまかせて、ちぇんは後ろの猫達に 私の居場所を知って駆けつけたわけか。 「丁度良かった。ちぇん、この子達はどのゆっくりか見て頂戴」 ん?と首を体全体で傾げるちぇんを抱いて木箱の赤ゆっくりを見せてみた。 腕の中でちぇんは悩んでるようだ。何せ小さすぎる赤ゆっくりは目と口しか見て取れず区別が付かないのだ。 「わからないけどわかるよー。みんなあかちぇんだねー。ゆっくりしていってねー」 見た目ではわからないけどオーラというか雰囲気でちぇん種だとわかるということか。 阿求に悩みの種は尽きないがとりあえず様子を見てみることにして、 今は皆の空腹を満たすために母屋に戻る事にした。 サクが赤ゆっくりを拾ってきてから一月が経過した。季節は夏真っ盛りで庭の木から蝉の合唱が毎日聞こえてくる。 順調に赤ゆっくり達も成長して今やソフトボールサイズになっていた。 親代わりのサクや自分たちより年上のちぇんと一緒に遊べるようになってから 持ち前の活発さを披露している。 しかしこの子ゆっくり達はかなり普通のゆっくりとは違っていた。 サクにはどうでもいいことではあるが、ゆっくりちぇんは少し憂慮しているようだった。 そのちぇんの心を読んだように都合の良い客が訪れた。 この日は稗田家の珍しいゆっくりの噂をどこからか聞きつけて永遠亭の調査チームが来ていた。 「おねえさんはゆっくりできるひとだねー。わかるよー」 「ゆっくちしてるねー」「こっちにきちぇにゃー」「かけっこするにゃー」 「師匠見てくださいよこの子達!今までこんな子見た事無いですよ」 とはしゃぐウサ耳娘をよそに、月の頭脳と生きる幻想郷は複雑な顔をしていた。 「まさか貴方ともあろう人がゆっくりブリーダーになるとは思ってもみませんでした」 と永琳は肩をすくめつつ手元の資料をめくる。 「しかもちぇん種の変種を生み出すとは……。これが経験の差というものかしら」 「皮肉は結構ですから、早速八意様の意見を聞かせてくださいな」 永琳は頭を抱えながらどこから話せばいいものかと呟く。 「まず、貴方は猫の出産を見た事はありますね。かの子供達はほとんど親の柄と 異なった物になることは承知ですわね。これは遺伝と呼ばれるものの仕業なん ですが、あのゆっくり達に現れたのはまさにそれでしょう。」 その辺りは阿求でも察しが付いていた。しかしサクの遺伝の影響を受けた事はどうも腑に落ちなかった。 「確かにあのゆっくりから通じて聞いたサクちゃんの話では、あの子達はすでに生 まれていた。普通の動物なら生まれた後から遺伝することはありえないでしょう。 だがゆっくりにはその常識が通用しなかった。ここからは私の推論ですが聞いて もらいましょうか」 ゆっくりの植物型妊娠では産み落とされるまでの間に茎を通して親の餡が子供に移動する。 その餡の影響を受けて未熟なゆっくりの実は次第に親に似た形に変化していくのだ。 しかしこの子ゆっくり達は産み落とされるのが何らかの原因で早すぎて、 ちぇん種になることだけしかその身に刻まれなかった。 普通ならこの状態では栄養が足りずすぐに枯れてしまう。 だがゆっくりの餡の代わりにサクの乳が与えられ、その命を無事繋げる事ができた。 「つまり授乳の行程でサクちゃんの遺伝要素を引き継いだ、と考えました」 「ということはあの子ゆっくり達はゆっくりちぇんとサクの子供みたいなものですか?」 「そうね。さらにちぇん種だったのがより一層サクちゃんの影響を強めてる結果になっているようね」 二人が見つめる方向には、すっかり調査を忘れて遊んでいるうどんげと黒猫のサク、普通のゆっくりちぇん、 そして髪の毛から尻尾の先まで真っ黒な子ちぇん、猫目の子ちぇん、耳が垂れた子ちぇんがいた。 「他にも普通のゆっくりと違う点が……」永琳の顔を覗き込むように阿求が言うと 「全くここまでゆっくりがでたらめな生き物とは思ってもみなかったわ」 と阿求の言葉を遮るように永琳は匙を投げたような台詞を吐く。 「えぇ、分かっています。まずはあの身体能力ですわね。通常の子ちぇんに比べて 遙かに高いポテンシャルを持ってるでしょう。あとはゆっくりのどの種も持ち合 わせてない語尾の"にゃー"。これら二点はサクちゃんの遺伝ということでいいで しょう」あくまで推論だがほぼ結論とみていいだろうと永琳。 「なんと適当な……」 「あとはあのゆっくり達は帽子を被っていない。貴方が故意に外したわけでも何者 かに奪われたわけでもないのよね?」その問いに阿求はうなずく。 「となると考えられるのは植物型妊娠の時に実についている"へた"がどうやらポイ ントになりそうね。つまり、あのへたは親の餡の影響を受けて彼らの個体識別に 用いられるパーツに次第に変化していくのでしょう。それが今回の場合……」 これ以上の情報は阿求には必要なかった。後は永遠亭のメンバーの仕事だ。 ゆっくりの遺伝継承や成長過程の調査の仕事まで関わる必要は彼女にはない。 わかりました、と永琳の話を切り上げゆっくり達の元へ向かう阿求。 「とりあえずこの子達はこれまで通り世話をしていきますので気になる事がありま したらいつでもいらっしてください」 永琳は頷くと未練がましい弟子の耳を掴み引きずりながら稗田家の庭を後にした。 門のところまで来たとき見送りにきた阿求に永琳はそうそうと言って 「最近この集落の近くにゆっくりの群れが近づいてるそうよ。」と続けた。 「それは大変ですね。気に留めておきましょう。それではお二人ともごきげんよう」 このとき浮かべた永琳と阿求の黒い笑顔にうどんげはガクブルするだけだった。 続きかこうかと思ったけど書きたかった事書いちゃったからいいや(*´∀`) このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/moecc/pages/765.html
◆ あいまい!ショップへ戻る ガチャコスチュームを新しいカラーに色替えちぇんじ!出来ます。 カラーちぇんじ用アイテムは、娘天堂 と きゃんでぃ で購入可能です。 画像 アイテム 効果 金額 あいまいカラー 特定のコスチュームの色をどの色にもちぇんじ!できる 80Can ¥400 あいカラー * 特定のコスチュームの色を-色にちぇんじ!できる 60Can ¥300 一度ちぇんじ!しても元の色にもう一度変更する事で、戻す事が出来ます。 どの色にでもちぇんじ!可能ではなく、アイテムごとに色が決まっています。 7回ちぇんじ!する毎に、もっとハナシタイン10とあいまいカラーが交互に貰えます。 ※ 2011-09-13のメンテで、貰えるアイテムが無料アクセガチャチケットと無料ガチャチケットから変更になりました。 ※ ガチャ終了後でもカラーちぇんじ!は可能です。 ◆カラーちぇんじ 通常ガチャ◆ 2012/04 エレメント 2012/03 卒業 入学 2012/03 ぬいぐるみ 2012/02 天使第2弾 2012/01 ジョブちぇんじ 2011/11 マジカルちぇんじ 2011/04 運動部第2弾 2010/09 運動部シリーズ (2012-02-29 ガチャ終了) 2010/08 夏の海シリーズ (2012-02-15 ガチャ終了) ◆カラーちぇんじ お手軽ガチャ◆ 2012/04 エレメント 2012/03 卒業 入学 2012/03 ぬいぐるみ 2012/01 ジョブちぇんじ 2011/11 マジカルちぇんじ 2011/04 運動部 ◆期間限定 特売 2012-03-16 ~ 2012-03-28 あいカラー¥100、あいまいカラー¥150 にて販売 コメント一覧 ・あいカラーとあいまいカラーのどっちも所持している場合はカラーちぇんじ!する時にあいカラーから優先して選ばれる ・カラーちぇんじ!できるコスチュームは所持していないと一覧に並ばない ・カラーちぇんじ!した後も元の色のあいカラーを使用すれば元に戻せる ・カラーちぇんじ!を7回する毎ににボーナスとして無料アクセガチャチケットと無料ガチャチケットが交互に貰える ヘルプより。ガチャ券貰えるんですね。 -- (名無しさん) 2011-08-08 13 36 37 ありがとうございます。説明文と、ヘルプを追加しました。 -- (管理) 2011-08-09 08 34 00 スク水橙はスク水紺やスク水赤からではカラーちぇんじ! できませんでした。 おそらく同シリーズのスク水白からカラーちぇんじ!できると思われますが未所持のため未検証です -- (名無しさん) 2011-08-19 02 17 56 スク水紺は赤、スク水白は橙へ変更可能です。 ニーソ版も同様です。 -- (名無しさん) 2011-08-19 17 46 39 スク水、スク水ニーソ訂正しました。 -- (管理) 2011-08-22 16 08 59 運動部シリーズ、運動部第2弾の追加していました。 -- (名無しさん) 2011-08-30 21 34 39 7回ちぇんじ!する毎のプレゼントはもっとハナシタイン10とあいまいカラーに変更になっていました。 -- (名無しさん) 2011-09-14 11 08 30 新しいガチャのマジカルちぇんじもカラーちぇんじ出来ましたよ。 -- (名無しさん) 2011-12-06 08 57 32 エレメントシリーズは両方ともちぇんじありますね -- (名無しさん) 2012-05-01 20 40 33 この機能今廃止されてますよね・・・ -- (名無しさん) 2013-02-09 21 06 53 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/56982.html
【検索用 きれいしゃない 登録タグ Peg Synthesizer V き さぶろう 井上カワズ 曲 曲か 花隈千冬】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ヤマモトガク 作曲:ヤマモトガク 編曲:ヤマモトガク 映像:井上カワズ (X) マスタリング:さぶろう 唄:花隈千冬 曲紹介 口では何とでも言えるし 曲名:『綺麗じゃない』(きれいじゃない) 「放蕩レコーズ」によるコンピアルバム『完全変態』収録の書き下ろし楽曲。 歌詞 (動画より書き起こし) もう誰のことも 信じれないよ 「劣等感なんかは誰でもそう 一番良いのはありのまま」 ダウト、ダウト、ダウト 「言っちゃいけない事言うけれど お前はただのよくいるかまちょ 病んでる自分が好きなだけ」 ダウト、ダウト、ダウト? 鏡よ鏡。この世で私以外 口が裂けてしまったら、いとをかし 愛しいくらい私も人並み そしたら私、綺麗? 嘘つくな 正論なんか聞きたかないけど ねえ私、綺麗? 嘘つくな 分かるから。目を見て言ってよ ねえ私、綺麗? 綺麗? 可愛くなくてごめん 生まれてきてごめん 『狂気』な私の月は綺麗? 仰る通りこの世の私以外 好きじゃないし どうなろうが構わない 「せめて心だけは綺麗でいなさい」 こんな心は綺麗? 嘘つくな 正論なんか聞きたかないけど ねえ私、綺麗? 嘘つくな 分かるから。目を見て言ってよ ねえ私だけ? 不織布の下を世に晒す時は 私はひとりの修羅なのだ 不織布の下を晒して問うから 変わらずずっと綺麗と言え 縞麗? 嘘つくな 正論なんか聞きたかないけど ねえ私、結麗? 嘘つくな 分かるから。目を見て言ってよ ねえ私、綺麗? 「綺麗」 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1801.html
なつかないちぇん 愛で 虐待 思いやり 愛情 現代 家の胴付きちぇんは懐かない、兎に角懐かない、もう家に来て1年になると言うのに 頭を撫でようとすれば、ビクリと身体を震わせ飛び退き、遊んでやろうとすれば、無視をされる よっぽど機嫌の良い時でもないと近寄ってすらこない だが、そんなちぇんも身体を拭いてやる時だけは大人しい 服を脱がせ、焼き鏝を押し付けられた後を優しく拭いてやる 脇腹の、熱したドライバーを何度も何度も刺された後を拭いてやる 肘から先の無い、左腕を拭いてやる 閉じたままの右目を、千切れた左耳を、半ばからもげた尻尾を 全身の傷跡を出来るだけ優しく、優しく、痛みよ消えろと願いを込めて そして、人間によって心に負った傷も・・・何時か拭ってやりたいと思っている うちのちぇんは懐かない、だけど、何時かは無邪気に遊ぶちぇんが見たい 俺から逃げて、それでも遠巻きにこちらを伺うちぇんを見ると、そう思わずにはいられない ビチビチ・・・ブチン! 甲高い叫び声と共に、その左耳が永遠にちぇんの身体から失われた 元々飼いゆ同士の間に産まれたちぇんは、貰われて来たこの薄暗い家に入るなり いきなり家主に帽子をビリビリに破かれ、耳飾りを耳ごと引き千切られた 男は、ちぇんに見えるようにその左耳を口に含み、ぐちゃぐちゃと音をたてて租借する 激痛と恐怖でガタガタと震えながら、家主にどうしてこんな事をするのか問いかけるちぇん その弱弱しく哀れな姿が、よりいっそう家主の嗜虐心を刺激した 家主は笑いながら泣き叫ぶちぇんの髪を掴むと、ブチブチと髪が千切れるのもお構い無しに その小さな身体を引き摺りながら家の奥へと奥へと入っていく そして、家の地下にある、大きな大きな扉を開けた そこは・・・ちぇんにとっての地獄だった 一瞬の出来事だった ちぇんが、俺の手からちぇんの食事を盛った皿を、ひったくるように奪い 部屋の隅でこちらに背中を向け手掴みで食べ始める ちぇんの食事は常にこうだ、他者の介入を絶対に許さない ・・・一度、無理を言って、同じテーブルで食事をしようとした事がある 俺が醤油を取ろうと伸ばした手に怯え、箸が茶碗に当たる音に怯え 俺の一挙一動を警戒していた そして結局、その日ちぇんは一口も食事に口をつける事は出来なかった ちぇんは、頭では俺は自分に危害を加えないと解っている それでも、身体に刻み込まれた人間への恐怖が 本当に些細な、食事中の安らぎさえもちぇんから奪っていた 今は、これで仕方がない、でも ちぇんの寂しげな背中を見ながら何時もこう思うのだ 何時か、俺とちぇんが向かい合って食事が出来る時が来たら その時は・・・家族の団らんをちぇんに教えてやりたい・・・ 嗚咽と痙攣と共に、ちぇんが胃の中の物を全て吐き出した ちぇんの吐瀉物の中に混ざっていた物・・・それは小さな小さなちぇんの残骸 家主が面白そう、というだけの理由で用意して、ちぇんに無理矢理食べさせた物だ 泣き叫ぶ赤ちぇんを無理矢理口に押し込まれ、無理矢理噛み砕かされ、飲み込まされた そして、全て戻した 戻したりしたらどんな拷問を受けるのか解っている だが、口の中いっぱいに広がる自分の同種族の味に、嘔吐を抑える事が出来なかった ケホケホと咽ながら怯えた目で家主を見る、必死に謝りと許しを請う 家主がにやにやと笑いながら、その様子を眺め ちぇんの背中に焼き鏝を押し付けながら、今吐いた物をもう一度食え、と無慈悲に命じた ちぇんは、戻した罰として受けた焼き鏝の痛みと悲しみに涙しながら 自ら戻した吐瀉物と、同族の死体と、床の汚れを全て胃の中に流し込んだ ちぇんは、甘い物を食べない ちぇんが俺の所に来てすぐの頃、ゆっくりだから甘い物が好きだろう、そう単純に考えて 弱りきっていた、ちぇんに少しでも栄養を与えようと、ゆっくり用のお菓子を口に入れた瞬間 ちぇんは胃の中身を全てぶちまけた 慌てて連れて行ったゆっくり専門の医師によれば、心因性のトラウマが原因らしい いったい何をされたのか、ちぇんは喋らなかった 元々恐ろしく無口だが、この事に関しては特に一切喋らない この事件以来、ちぇんに出す食事は全て薄味の甘味以外の物 茹でた鶏肉に軽く塩をふった物などにしている ゆっくりにとって、甘い物を食べると言う事は、何にも増して幸せを感じる瞬間らしい それすらも出来ないちぇんを見て いったい、このちぇんは生きていく内にどれだけの物を奪われてきたんだろう、と考えてしまう 奪われた物全てを取り返すのは無理だ でも、俺が与えられる物は、このちぇんに全て与えてやりたいと、心からそう思う それが、俺の罪滅ぼしなのだから 家主が、ちぇんの眼孔に突き刺さった鉄串を引き抜く ドロドロにシェイクされた、眼球だった物が涙とチョコレートと一緒に地面に零れ落ちた 強烈すぎる激痛に声にならない悲鳴をあげるちぇん、叫びすぎて声が枯れてしまい、大声が出せないのだ これは罰だった 口を開くだけで、それを理由に拷問される、ちぇんの口数は延々と続く拷問の日々に極端に減っていった 飼いゆだった頃の明るさなど微塵も感じられない濁った瞳、それが今のちぇんだった そして、何時ものように拷問を受け、家主がこの部屋を退出した時に閉め忘れた僅かな扉の隙間 ちぇんの瞳に僅かな光が戻る、この地獄から抜け出せるかも知れない 僅かな希望を混めて光挿すドアを開け、部屋の外に躍り出る そこに救いは無く、代わりにうすら笑いを浮かべた家主が、ちぇんを無慈悲に見下ろしていた 鎖で全身を固定された状態で眼孔内を鉄串でシェイクされ 気絶した瞬間に目が覚めるような激痛を味わい、普通のゆっくりならとっくにショック死しているだろう だが、家主はそれすらも許さなかった オレンジジュースの点滴をちぇんに施し、死ぬ自由すらも奪った 死ぬ事も狂う事も許されず、ぐったりとうな垂れるちぇんの脇腹に 男がわざわざ傷跡を残す為に熱したドライバーを根元まで一気に突き刺した 再び声にならない悲鳴をあげるちぇん、家主はそんなちぇんの様子に満足げに微笑みながら 何度も何度も脇腹を熱で赤く変色したドライバーで抉る 何度も、何度も、何度モ、何度モ、ナンドモ、ナンドモ、ナンどモ、なンどモ・・・ 深夜2時、うなされ泣き叫ぶちぇんを慌てて起こし優しく抱きしめる 必死に何かから逃れようと無我夢中で暴れるちぇん だが、その姿は余りにも弱弱しかった 俺は、そんなちぇんに、大丈夫、大丈夫、とずっと囁きかけ続けた このちぇんをこんなにしてしまったのは、俺の兄貴だ 兄貴は小さい頃から、アリの巣に水を流し込んだり、虫の足をもいで遊ぶと言った様な惨酷な奇癖があった そしてそれは歳を経ると共に次第にエスカレートしていった 最初は虫、次は小動物・・・ 家の裏手の土蔵を改造し、そこに頻繁に長時間引き篭もり、その中で動物虐待をしているらしい 俺達家族、父さんと母さんもその事で悩んでいた だが、何も出来なかった、いや、しなかった 家族を裏切るような真似は出来ない、いや、ただ面倒ごとを避けたかっただけだ 毎晩の様に土蔵から聞こえる動物の悲鳴を、聞かなかった事にして、臭い物に蓋をした その結果・・・兄貴にちぇんをここまで壊させてしまった 俺はその日、なんとか兄貴にそんな事は辞めてくれと頼みに行くつもりで 兄貴が良く引き篭もっていた家の裏手の土蔵へと向かった 珍しくドアが開いていた そして、薄暗い土蔵の中へ、床下から洩れてくる声を目印に 階段を降り、目の前にある大きな扉を開け そこで、俺は見てしまった 夥しい動物やゆっくりの死体の中で、兄貴が笑いながらぐったりとしたちぇんの腕をのこぎりで切り落としてる所を 俺は兄貴を突き飛ばすと、ちぇんを抱えて土蔵を出て そのまま警察に通報した 兄はその後すぐに逮捕された 土蔵の中から、周囲の家で失踪届けが出ているペットや飼いゆっくりの死骸も大量に見つかったらしい そして、結果家族を売る事になった俺は、このちぇんを連れて家を出て 今の家に移り住んだ 最初は、罪滅ぼしの気持ちと同情だった 兄貴がしでかした事への罪悪感 その兄貴を放置した事への罪悪感 あまりに惨いちぇんへの同情 でも、今は違う、ちぇんと一緒に過ごす内に、なつかないこのちぇんと過ごす内に 俺は、このちぇんを家族だと思うようになった 同情だけでも罪悪感だけでもない、家族であるこのちぇんに、幸せになって欲しいと思うようになった 俺の前では絶対に遊ばない癖に、俺がいない所で俺が使ったねこじゃらしをしきりに弄っていたちぇん 一緒に食事は出来ないが、声をかけると少し嬉しそうに尻尾を動かすちぇん お礼のつもりなのか、寝てる間に俺の枕元に捕まえた赤ゆの死骸を置いておいてくれたちぇん そして今、俺の腕の中で再び安らかな寝息をたて始めたちぇん 俺はちぇんの家族だから、ちぇんには無邪気に遊んで欲しい、遊べるようになって欲しい 俺はちぇんの家族だから、ちぇんと一緒に食事がしたい 俺が失ってしまった家族の団らんを、思い切り楽しんで欲しい 俺はちぇんの家族だから、ちぇんが今まで失った物を取り戻してやりたい 全部は無理でも、俺に与えられる物は全て与えたい 俺はちぇんの家族だから、もう泣かないで欲しい、苦しまないで欲しい もっともっと、世界中の誰よりも幸せになって欲しい 頬を伝う涙を拭う事もせず、俺はすやすやと眠るちぇんにこう囁いた 「ちぇん、これからずっと、俺がお前を守ってやるからな」 ちぇんは、みみさんがかたほうないんだ ちぇんは、めさんもかたほうないんだ ちぇんは、からだじゅうきずだらけなんだ そして、いま、かたほうのうでもとれちゃうんだよ どうしてこんなことをするのか、わからないよ にんげんさん、どうしてちぇんにいじわるするの? ちぇんがわるいこだから? ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい あ、ぽとり、うでがとれちゃった ああ、ぜんぶたりなくなっちゃった、きっともうずっとこのままなんだ だんだんまわりがまっくらになってきた さむい、なんだかさむい、さむいよ、わからないよ あれ・・・?すごくさむかったのが、なんだかきゅうにあたたかくなった めをがんばってあけると いつもちぇんをいじめてたにんげんさんとは、ちがうにんげんさんがちぇんをぎゅっとしてないてて ああ・・・おにいさんのなみだが、とってもあたたかかったんだね、わかるよー ちぇんが寝ている横で書類整理を始める どれだけ使命感に燃えようが、家族を守ると誓おうが、やっぱり働かざる者食うべからずな訳で 持ち帰り仕事はしないなどと甘えた事も言っていられず、夜遅くまでこんな事をする羽目になっているのである さっきまで上げていたテンションの所為か、単調な仕事により虚無感が付き纏いなんとも !? その時、背中に突然柔らかく暖かい感触を感じた、恐る恐る肩越しに覗いて見ると ちぇんが俺の背中に背中をくっつけるように座っていた 思わず飛び上がりそうな程嬉しかったが、グっとこらえる ちぇんの性格を考えると、ここで俺が大喜びしよう物なら十中八九、驚いて逃げてしまうだろう 「・・・おにいさん」 ちぇんの方から話しかけてきたのははたして何ヶ月ぶりだろうか? 「おにいさんは・・・あったかいんだね、わかるよ」 俺は喜びをグっと噛み締めながら、書類整理を続けた この幸せな時間を迂闊な事をして壊したくなかったから ちぇんも、無言で俺に背中を預け続けた それから、俺が仕事に行くまでの時間、俺達はそのままだった 俺が立ち上がろうとした瞬間に、ちぇんは驚いて逃げた、案の定だ 少しずつでも良い、亀の歩みでも良い、ゆっくり二人で歩いていこう とりあえずは 俺はドアの隙間から少しだけ顔を出してこちらを伺う、ちぇんの無言の激励を背中に受け、勇ましく仕事場へと向かうのだった
https://w.atwiki.jp/hutaba_ranking/pages/137.html
なつかないちぇん 愛で 虐待 思いやり 愛情 現代 家の胴付きちぇんは懐かない、兎に角懐かない、もう家に来て1年になると言うのに 頭を撫でようとすれば、ビクリと身体を震わせ飛び退き、遊んでやろうとすれば、無視をされる よっぽど機嫌の良い時でもないと近寄ってすらこない だが、そんなちぇんも身体を拭いてやる時だけは大人しい 服を脱がせ、焼き鏝を押し付けられた後を優しく拭いてやる 脇腹の、熱したドライバーを何度も何度も刺された後を拭いてやる 肘から先の無い、左腕を拭いてやる 閉じたままの右目を、千切れた左耳を、半ばからもげた尻尾を 全身の傷跡を出来るだけ優しく、優しく、痛みよ消えろと願いを込めて そして、人間によって心に負った傷も・・・何時か拭ってやりたいと思っている うちのちぇんは懐かない、だけど、何時かは無邪気に遊ぶちぇんが見たい 俺から逃げて、それでも遠巻きにこちらを伺うちぇんを見ると、そう思わずにはいられない ビチビチ・・・ブチン! 甲高い叫び声と共に、その左耳が永遠にちぇんの身体から失われた 元々飼いゆ同士の間に産まれたちぇんは、貰われて来たこの薄暗い家に入るなり いきなり家主に帽子をビリビリに破かれ、耳飾りを耳ごと引き千切られた 男は、ちぇんに見えるようにその左耳を口に含み、ぐちゃぐちゃと音をたてて租借する 激痛と恐怖でガタガタと震えながら、家主にどうしてこんな事をするのか問いかけるちぇん その弱弱しく哀れな姿が、よりいっそう家主の嗜虐心を刺激した 家主は笑いながら泣き叫ぶちぇんの髪を掴むと、ブチブチと髪が千切れるのもお構い無しに その小さな身体を引き摺りながら家の奥へと奥へと入っていく そして、家の地下にある、大きな大きな扉を開けた そこは・・・ちぇんにとっての地獄だった 一瞬の出来事だった ちぇんが、俺の手からちぇんの食事を盛った皿を、ひったくるように奪い 部屋の隅でこちらに背中を向け手掴みで食べ始める ちぇんの食事は常にこうだ、他者の介入を絶対に許さない ・・・一度、無理を言って、同じテーブルで食事をしようとした事がある 俺が醤油を取ろうと伸ばした手に怯え、箸が茶碗に当たる音に怯え 俺の一挙一動を警戒していた そして結局、その日ちぇんは一口も食事に口をつける事は出来なかった ちぇんは、頭では俺は自分に危害を加えないと解っている それでも、身体に刻み込まれた人間への恐怖が 本当に些細な、食事中の安らぎさえもちぇんから奪っていた 今は、これで仕方がない、でも ちぇんの寂しげな背中を見ながら何時もこう思うのだ 何時か、俺とちぇんが向かい合って食事が出来る時が来たら その時は・・・家族の団らんをちぇんに教えてやりたい・・・ 嗚咽と痙攣と共に、ちぇんが胃の中の物を全て吐き出した ちぇんの吐瀉物の中に混ざっていた物・・・それは小さな小さなちぇんの残骸 家主が面白そう、というだけの理由で用意して、ちぇんに無理矢理食べさせた物だ 泣き叫ぶ赤ちぇんを無理矢理口に押し込まれ、無理矢理噛み砕かされ、飲み込まされた そして、全て戻した 戻したりしたらどんな拷問を受けるのか解っている だが、口の中いっぱいに広がる自分の同種族の味に、嘔吐を抑える事が出来なかった ケホケホと咽ながら怯えた目で家主を見る、必死に謝りと許しを請う 家主がにやにやと笑いながら、その様子を眺め ちぇんの背中に焼き鏝を押し付けながら、今吐いた物をもう一度食え、と無慈悲に命じた ちぇんは、戻した罰として受けた焼き鏝の痛みと悲しみに涙しながら 自ら戻した吐瀉物と、同族の死体と、床の汚れを全て胃の中に流し込んだ ちぇんは、甘い物を食べない ちぇんが俺の所に来てすぐの頃、ゆっくりだから甘い物が好きだろう、そう単純に考えて 弱りきっていた、ちぇんに少しでも栄養を与えようと、ゆっくり用のお菓子を口に入れた瞬間 ちぇんは胃の中身を全てぶちまけた 慌てて連れて行ったゆっくり専門の医師によれば、心因性のトラウマが原因らしい いったい何をされたのか、ちぇんは喋らなかった 元々恐ろしく無口だが、この事に関しては特に一切喋らない この事件以来、ちぇんに出す食事は全て薄味の甘味以外の物 茹でた鶏肉に軽く塩をふった物などにしている ゆっくりにとって、甘い物を食べると言う事は、何にも増して幸せを感じる瞬間らしい それすらも出来ないちぇんを見て いったい、このちぇんは生きていく内にどれだけの物を奪われてきたんだろう、と考えてしまう 奪われた物全てを取り返すのは無理だ でも、俺が与えられる物は、このちぇんに全て与えてやりたいと、心からそう思う それが、俺の罪滅ぼしなのだから 家主が、ちぇんの眼孔に突き刺さった鉄串を引き抜く ドロドロにシェイクされた、眼球だった物が涙とチョコレートと一緒に地面に零れ落ちた 強烈すぎる激痛に声にならない悲鳴をあげるちぇん、叫びすぎて声が枯れてしまい、大声が出せないのだ これは罰だった 口を開くだけで、それを理由に拷問される、ちぇんの口数は延々と続く拷問の日々に極端に減っていった 飼いゆだった頃の明るさなど微塵も感じられない濁った瞳、それが今のちぇんだった そして、何時ものように拷問を受け、家主がこの部屋を退出した時に閉め忘れた僅かな扉の隙間 ちぇんの瞳に僅かな光が戻る、この地獄から抜け出せるかも知れない 僅かな希望を混めて光挿すドアを開け、部屋の外に躍り出る そこに救いは無く、代わりにうすら笑いを浮かべた家主が、ちぇんを無慈悲に見下ろしていた 鎖で全身を固定された状態で眼孔内を鉄串でシェイクされ 気絶した瞬間に目が覚めるような激痛を味わい、普通のゆっくりならとっくにショック死しているだろう だが、家主はそれすらも許さなかった オレンジジュースの点滴をちぇんに施し、死ぬ自由すらも奪った 死ぬ事も狂う事も許されず、ぐったりとうな垂れるちぇんの脇腹に 男がわざわざ傷跡を残す為に熱したドライバーを根元まで一気に突き刺した 再び声にならない悲鳴をあげるちぇん、家主はそんなちぇんの様子に満足げに微笑みながら 何度も何度も脇腹を熱で赤く変色したドライバーで抉る 何度も、何度も、何度モ、何度モ、ナンドモ、ナンドモ、ナンどモ、なンどモ・・・ 深夜2時、うなされ泣き叫ぶちぇんを慌てて起こし優しく抱きしめる 必死に何かから逃れようと無我夢中で暴れるちぇん だが、その姿は余りにも弱弱しかった 俺は、そんなちぇんに、大丈夫、大丈夫、とずっと囁きかけ続けた このちぇんをこんなにしてしまったのは、俺の兄貴だ 兄貴は小さい頃から、アリの巣に水を流し込んだり、虫の足をもいで遊ぶと言った様な惨酷な奇癖があった そしてそれは歳を経ると共に次第にエスカレートしていった 最初は虫、次は小動物・・・ 家の裏手の土蔵を改造し、そこに頻繁に長時間引き篭もり、その中で動物虐待をしているらしい 俺達家族、父さんと母さんもその事で悩んでいた だが、何も出来なかった、いや、しなかった 家族を裏切るような真似は出来ない、いや、ただ面倒ごとを避けたかっただけだ 毎晩の様に土蔵から聞こえる動物の悲鳴を、聞かなかった事にして、臭い物に蓋をした その結果・・・兄貴にちぇんをここまで壊させてしまった 俺はその日、なんとか兄貴にそんな事は辞めてくれと頼みに行くつもりで 兄貴が良く引き篭もっていた家の裏手の土蔵へと向かった 珍しくドアが開いていた そして、薄暗い土蔵の中へ、床下から洩れてくる声を目印に 階段を降り、目の前にある大きな扉を開け そこで、俺は見てしまった 夥しい動物やゆっくりの死体の中で、兄貴が笑いながらぐったりとしたちぇんの腕をのこぎりで切り落としてる所を 俺は兄貴を突き飛ばすと、ちぇんを抱えて土蔵を出て そのまま警察に通報した 兄はその後すぐに逮捕された 土蔵の中から、周囲の家で失踪届けが出ているペットや飼いゆっくりの死骸も大量に見つかったらしい そして、結果家族を売る事になった俺は、このちぇんを連れて家を出て 今の家に移り住んだ 最初は、罪滅ぼしの気持ちと同情だった 兄貴がしでかした事への罪悪感 その兄貴を放置した事への罪悪感 あまりに惨いちぇんへの同情 でも、今は違う、ちぇんと一緒に過ごす内に、なつかないこのちぇんと過ごす内に 俺は、このちぇんを家族だと思うようになった 同情だけでも罪悪感だけでもない、家族であるこのちぇんに、幸せになって欲しいと思うようになった 俺の前では絶対に遊ばない癖に、俺がいない所で俺が使ったねこじゃらしをしきりに弄っていたちぇん 一緒に食事は出来ないが、声をかけると少し嬉しそうに尻尾を動かすちぇん お礼のつもりなのか、寝てる間に俺の枕元に捕まえた赤ゆの死骸を置いておいてくれたちぇん そして今、俺の腕の中で再び安らかな寝息をたて始めたちぇん 俺はちぇんの家族だから、ちぇんには無邪気に遊んで欲しい、遊べるようになって欲しい 俺はちぇんの家族だから、ちぇんと一緒に食事がしたい 俺が失ってしまった家族の団らんを、思い切り楽しんで欲しい 俺はちぇんの家族だから、ちぇんが今まで失った物を取り戻してやりたい 全部は無理でも、俺に与えられる物は全て与えたい 俺はちぇんの家族だから、もう泣かないで欲しい、苦しまないで欲しい もっともっと、世界中の誰よりも幸せになって欲しい 頬を伝う涙を拭う事もせず、俺はすやすやと眠るちぇんにこう囁いた 「ちぇん、これからずっと、俺がお前を守ってやるからな」 ちぇんは、みみさんがかたほうないんだ ちぇんは、めさんもかたほうないんだ ちぇんは、からだじゅうきずだらけなんだ そして、いま、かたほうのうでもとれちゃうんだよ どうしてこんなことをするのか、わからないよ にんげんさん、どうしてちぇんにいじわるするの? ちぇんがわるいこだから? ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい あ、ぽとり、うでがとれちゃった ああ、ぜんぶたりなくなっちゃった、きっともうずっとこのままなんだ だんだんまわりがまっくらになってきた さむい、なんだかさむい、さむいよ、わからないよ あれ・・・?すごくさむかったのが、なんだかきゅうにあたたかくなった めをがんばってあけると いつもちぇんをいじめてたにんげんさんとは、ちがうにんげんさんがちぇんをぎゅっとしてないてて ああ・・・おにいさんのなみだが、とってもあたたかかったんだね、わかるよー ちぇんが寝ている横で書類整理を始める どれだけ使命感に燃えようが、家族を守ると誓おうが、やっぱり働かざる者食うべからずな訳で 持ち帰り仕事はしないなどと甘えた事も言っていられず、夜遅くまでこんな事をする羽目になっているのである さっきまで上げていたテンションの所為か、単調な仕事により虚無感が付き纏いなんとも !? その時、背中に突然柔らかく暖かい感触を感じた、恐る恐る肩越しに覗いて見ると ちぇんが俺の背中に背中をくっつけるように座っていた 思わず飛び上がりそうな程嬉しかったが、グっとこらえる ちぇんの性格を考えると、ここで俺が大喜びしよう物なら十中八九、驚いて逃げてしまうだろう 「・・・おにいさん」 ちぇんの方から話しかけてきたのははたして何ヶ月ぶりだろうか? 「おにいさんは・・・あったかいんだね、わかるよ」 俺は喜びをグっと噛み締めながら、書類整理を続けた この幸せな時間を迂闊な事をして壊したくなかったから ちぇんも、無言で俺に背中を預け続けた それから、俺が仕事に行くまでの時間、俺達はそのままだった 俺が立ち上がろうとした瞬間に、ちぇんは驚いて逃げた、案の定だ 少しずつでも良い、亀の歩みでも良い、ゆっくり二人で歩いていこう とりあえずは 俺はドアの隙間から少しだけ顔を出してこちらを伺う、ちぇんの無言の激励を背中に受け、勇ましく仕事場へと向かうのだった