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「明日菜さん。このかさん。おはようございます。」 「あ、ネギ君おはよー。」「もう…、遅いわよ。ネギ。」 朝、目が覚めると楽しい仲間がいる世界 「よし!さよちゃん、次行くよー!」 「次はどこの取材なんですか?」 「んー?ヤクザ研究調査同好会。」 「…なんか危なそうな同好会ですね…。」 そんな毎日が、当たり前に来ると思っていた 「やったー私の勝ちー!!それじゃあ2人とも明日のランチよろしくね~。」 「(あー、やっぱやんなきゃよかった…)」 「クソー!!桜子!もう一回勝負よ!」 「いいよ~。それじゃあ明後日のランチをかけて勝負!」 「(…美砂も懲りないな。)」 しかし、一枚のピースが崩れ落ちると同時に 「かえで姉~、遊ぼ~。」 「すまぬでござる。今日は古菲の鍛練に付き合う事になっているでござる。」 「え~。じゃあ僕たちもついて行く!」 「お姉ちゃん、あんまりかえで姉を困らせちゃだめです…。」 「ん~…。仕方ないでござるな。それじゃあ一緒に行くでござる。」 「わーい、やったー!」 周りのピースまでもが崩れていく… 「のどか、そこの本取ってください。」 「うん。ん…もう少し…あっ!!」 ドスン!! 「ハハハハ!相変わらずのどかはドンくさいなぁ。」 「あう~。」 崩れたピースを一人見つめる長身の男 「マスター、学園長からお電話です。」 「ん?今出かけてるとでも言っておけ。」 「オイ、御主人。イイ年コイテ居留守ツカッテンジャネーヨ。」 「うるさい、まったくめんどくさい…。」 それは偶然なのか?必然なのか? 「ハイ、小籠包2人前追加アル。」 「ふー。相変わらず忙しいネ。」 「あ、もうそろそろ学校始まりますよー。」 『それじゃあそろそろ店を閉めましょうか。』 今、32人と1人の男の奇妙な物語が始まる。 場【げんば】
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曲Data Lv BPM TOTAL NOTES TOTAL値 判定 平均密度 最大瞬間密度 ▽12+ Notes/s Notes/s 傾向 譜面URL コメント 名前 コメント
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664 選択肢を選ぶ時は慎重に。そんなの誰でも知ってる。 sage 2009/11/25(水) 12 54 40 ID cLiC5EBV 最近、妹の俺に対する依存度合いは少し異常なんではないかと、考えることも少なくない。両親も妹に対してそれとなく俺か ら自立するように言っている。しかし彼女は聞く耳持たずという調子だ。中学生になっても一緒に風呂に入ろうとしてきたし 、高校生の今でも朝気づくとベッドに妹が潜り込んでいた、なんて日常茶飯事だ。なんとかしないとあいつはこれから兄である俺 無しでは生きていけないかもしれない。……いや、そんな深刻に考える必要はないよな。あんなの思春期特有の兄に対する憧 れみたいなもんだよな。きっとそうだ。 ?「なぁに考え込んでんの?前向いて歩かないと危ないわよ?ていうかあんたが考え事なんて珍しい。」 妹と別れ、自分の部室に向かう途中聞き慣れた声がした。同じ部活の天王寺美佳だ。こいつとは中学から一緒だ。因みに同じ 都立高校を受けて共に落ち、この高校に入学した。要は腐れ縁ってやつだ。 『まあ、俺も色々考えるんだよ。それよりどしたんだよ?胴着姿で?』 俺の部活は弓道部だ。なんで弓道なのかというのは、まあ運動部の中で一番楽そうだったからという理由にもならん理由だ。 美佳「部長さんが遅いから様子を見にきたんです~。なんで部長のあんたより副部長のあたしの方が早いのかしらね~。」 理由にもならん理由で入った部活であったが、もともとそんなに人数も多い部でもないので、三年生の中で一番上手い俺が部 長になってしまった。 『ごめん、電車乗り違えたんだよ。』 美佳「まあ、良いけど。それよりさぁ、ちょっと見て欲しいのよ、私の型。最近調子悪くてあんまり当たらないの。あんたな ら何か分かるんじゃないかなって。」 『ああ、良いよ。お前に頼られるなんて珍しい。』 美佳「うっさい!ほら、来てよ。」 まだ誰も来ていない道場に俺と天王寺の二人だけがいる。二人だけだと小さい道場もゆったり としている気がする。 パシュンッ 美佳「……。ほらね、当たらないでしょ?自分では完璧な型だと思うんだけど……。」 665 選択肢を選ぶ時は慎重に。そんなの誰でも知ってる。 sage 2009/11/25(水) 12 55 48 ID cLiC5EBV 『確かに綺麗な型だよな。何が悪いんだろ。……もっかい射ってみてくれ。』 その後もああでもないこうでもないと天王寺の型について色々と語りあった。 『あっ、ちょっと肩を緩めてみたらどうよ?』 美佳「え?よくわかんないよ。」 『だからほら。こう。』 口では伝わり辛いようなので天王寺の背後に廻って彼女の肩を掴み、少し緩めるようにほぐしてみた。 美佳「ひゃ////ちょ、ちょっと!」 俺が肩を掴んだ瞬間、天王寺はビクッと反応しこちらを振り向いた。 『なんだよ。どうした?肩痛めてるとか?』 美佳「ちっ、違うわよ。別に痛めてるとかじゃないから。……い、いきなり掴んでくるからビックリしたのぉ!」 『だって、口じゃわかんないだろうから直接教えてやろうと……。』 美佳「いきなりは反則。……もう////」 なんだ?こいつ。肩が敏感とかだろうか?……そんな事聞いたら殴られそうだな。 そのあと他の部員が来て2時間 程で部活は終了。その間、終始天王寺のやつは俺の方をチラチラと見ていたが、目を合わせることはなかった。 さすが理由にもならない理由で入った部活ではあったがその理由もあって2時間の部活の後でもそんなに疲れてはいない。さ て妹はテニス部なのであと30分くらいで終わるはずだ。妹には 「一緒に帰りたいからちょっと待っててね。」 と言われているので待つことにする。 『暇だしテニスコートの方にでも行くか。』 妹の部活姿もそんなに見た事はないし、テニスに限らずサッカーや野球も見るだけなら結構好きだ。見るだけなら。 美佳「あれ?彩人どこいくのよ?」 彩人(あやと)、俺の名前な。テニスコートに向かう途中、天王寺に会った。 666 選択肢を選ぶ時は慎重に。そんなの誰でも知ってる。 sage 2009/11/25(水) 12 56 56 ID cLiC5EBV 『あぁ、妹がテニス部なんだよ。だからちょっと見てみようかと思って。』 美佳「そうなの?じゃああたしもついてくわ。」 そう言って天王寺も俺について来た。こいつもテニス好きなんだろうか。まあいいや。 パーンパーン 『おおやってるやってる。あ、いたぞ。』 美佳「一目見れば分かるわよ、あんな美少女。ほら、あんたに手振ってるみたいよ。」 天王寺も妹の事は知っている。中学から一緒なので、まあ当然と言えば当然か。妹も確かに美少女ではあるが天王寺もそ こそこだと思う。妹とは違った活発さを感じる可愛さだ、とクラスの連中は言っていた。確かに中学のころからクラス委員長 を勤めていたし、何かとクラスの中心的人物だった記憶がある。俺もよくこいつに振り回されたっけ……。よく告白されてい たみたいだし、今も結構人気はあるみたいだが何故か誰とも付き合ったりはしていないみたいだ。 俺に気付いた妹はこちらに向かって手を振る。俺もそれとなく返す。しかし妹はテニス姿も本当に絵になっている。普段は降 ろした黒髪をポニーテールに結び、ラケットを振るたびにそのポニーテールがぴょんと跳ねる。同時にテニスウェアに押し込 まれた大きな胸が揺れ、ブリーツスカートがひらりとめくれ、あどけない太ももがちらりと覗かせる。 美佳「なあに自分の妹に見とれれてんのよ?」 『別に見とれてなんかねえよ。しかしあいつ目当ての見学者らしき連中も多いな~。』 新入生挨拶での知名度もあり何しろ美少女の妹のことだ、彼女のテニスウェア姿を一目見ようと他の部活終わりの連中あたり が、テニスコートの周りにちらほらといる。 美佳「なぁに?兄としてはヤキモキしちゃう?ふふ。」 いたずら気に俺に微笑む天王寺。 『しねえよ。あいつの事だ、昔からあんな調子だからな。もう慣れたよ。』 667 選択肢を選ぶ時は慎重に。そんなの誰でも知ってる。 sage 2009/11/25(水) 12 58 14 ID cLiC5EBV 「お兄ちゃん!待たせちゃってごめんね。寒いし早く帰ろ?」 部活も終わり妹が俺と天王寺の方にやってきた。 『おつかれ。そうだな、寒いし帰ろう。天王寺はどうする?俺らと帰る?』 美佳「あ、うん。じゃあそうしよっかな~」 帰りは余り待たずにバスに乗れた。行きとは違い、他の部活終わりの生徒もちらほらいる。しかし朝程混んでいる訳でもない。 俺達三人はやはり一番後ろの席だ。俺が真ん中で右に妹、左に天王寺。妹はと言うと、行きのバスの中とはまるで別人の様に 大人しくしている。単語帳を静かに読んでいる様だ。やはり俺に対してあんな態度の妹でも人前ではさすがに普通にしている。 こういう訳だから何も常に兄である俺にべったりという訳ではない。 その後も電車に乗り換えても妹は大人しくしていた。ドア横に立ち、参考書に目を落としている。駅に着きドアが 開くと客が乗車してくる。妹は借りてきた猫状態なのだが、静かに佇む姿も凛としている。乗って来た客も一瞬目が妹に釘付 けになっている様だ。 電車から降りても俺と天王寺だけが話しているが、妹は俺の後ろを静かについて来るだけだ。 美佳「じゃあ私こっちだから。またね、二人とも。」 あいつの家は駅の反対側だ。天王寺と別れた後も妹は大人しくしていた。朝の登校時などは電車に乗るまではいつも、手を繋 ぎたいだのおんぶしてだの、幼稚園児の様に駄々をこねるのだが、今日に限っては本当に大人しい。俺も特に話す事はなかっ たので互いに無言であった。最近は冬の訪れを感じさせる匂いを感じる。一昨日辺り木枯らし一号も吹いたらしい。俺は冬は 好きでも嫌いでもない。暑いのよりは寒い方が断然好きだ。暖房の効いた部屋でこたつに入り寝ている時は至福の時だ。でも 寒くなってくると寝る前にいつも思い出す。 ―――おにい……ちゃん……?ほら、わたしがあたためてあげるからね……?あ……だめだね、わたしこんなにつめたいもん ね?……だいすきな……おにいちゃんにかぜひかせちゃうかもしれない……。ごめんね……ごめんね……おにいちゃん――― そんな事を考えているといつの間にか家に着いていた。両親は共働きなので家には誰も居ない。俺は鍵を開けると冷たいドア ノブに手をかける。 ガチャン ドアを開け、玄関で靴を脱ごうと屈もうとすると ガバッ 「寒い~。お兄ちゃ~ん、暖めてよ~ん。」 と言いつつ妹が後ろから抱き着いてきた。 『おい、靴脱げないから離してくれ。な?』 「だぁめ。帰りにお兄ちゃんが手繋いでくれないから私の手こんなに冷たいんだもん。だから暖めてぇ?ギュッ」 そう言ってさらに強く抱きしめるように引っ付いてきた。 668 選択肢を選ぶ時は慎重に。そんなの誰でも知ってる。 sage 2009/11/25(水) 12 59 19 ID cLiC5EBV 『わかったから、まず家入ろうな。ほら、こたつ点けとくからさ。着替えてこいよ。』 なんとか妹を引き離し、こたつを点けて、着替えた。すぐに妹が来たが、ブレザーとセーターは脱いでリボンも外していたが まだ着替えはいなかった。 『なんだ早く着替えろよ。』 「だって寒いんだもぉん。それにこういう格好好きでしょ?お兄ちゃん。よいしょっと。ふぅ~暖か暖か~。ほらお兄ちゃん もこっち来て?」 そう言って妹が自分の隣に入れとこたつの布団を上げる。 『はぁ……。はいはいわかったよ。ふぅ。暖っけ~』 その後はみかんを食べたり雑誌を読んでいるうちに眠くなってきた。 「お兄ちゃんも寝ようよ~」 『そうだな。』 妹とこたつに入ったまま寝転がる。 「うふふ。お兄ちゃ~ん。」 子猫の甘える様な声を出して妹が俺の胸に顔を埋めてくる。甘いシャンプーの香りが妹の髪から漂ってくる。 「私、汗臭くないよね??」 『ああ。別に汗臭くなんかないよ。でも女子って汗かいてもあんま臭くないよな。』 妹も自分の匂いとか気にする方だとは意外だと思った。 「うふ。だって乙女ですもの。それともお兄ちゃんはちょっと汗の匂いしてた方が好きとか?」 『そんな変態趣味じゃねえよ。』 しばらくして妹はすやすやと寝息をたてて眠ってしまった。俺に背を向けた状態なのだが、見ると白いブラウスに妹の下着が 少し透けている。ブラウスの上からも模様が分かる。可愛らしい花柄のだ。ブラウスは大きな胸のせいで身体にぴったり と張り付いているかの様だ。こんなに女性としては魅力的な身体を持ってるんだ、俺なんかにべたべたしてないでとっとと彼 氏でも作れるんだから作ってしまえと思ったりする。 ふあ~眠ってたのか……。昔の夢でも見てた気がするけど覚えてないや。今は……一時半か。明日一限サボるにしても早く風 呂入んないと。 しばしばした目を擦りながら、風呂場へと向かう。途中、妹の部屋の電気がついているのがドアの隙間から見 えた。あいつも来年は受験だ。そうでなくても彼女はよく勉強はしてる。見た目は美少女でしかも頭もいいと妬まれる事さえ ある妹ではあるが(実の兄にすら)、陰できちんと努力を怠らないからこその良い成績なんだ。そんな事を知っているのも俺く らいだろう。シャワーを浴びて髪を拭きながら、自室に戻ろうとする途中、まだ妹の部屋に電気がついていた。もう二時過ぎ だ、そろそろ寝た方がいいと言うべきか。……いや止めとこう。妹だって夜更かししても勉強効率はよくない事くらい知っている だろう。それを自分よりも出来の悪い兄に注意されてもうっとうしいだけだ。でも、もしかして勉強途中で寝てしまってそのま ま電気をつけっぱなしにしているのかもしれない。それにそろそろ夜は寒いし、風邪でも引いてしまうかもしれない。……一応部 屋を覗いてみるか。それで勉強してればそのまま何も言わなければいい。そう思って妹の部屋のドアの隙間から中を覗いてみ る。ガサゴソと音がする。布の擦れる様な音。それになんだか荒い息の様な音も。うなされてでもいるのだろうか。……っ!? 669 選択肢を選ぶ時は慎重に。そんなの誰でも知ってる。 sage 2009/11/25(水) 13 04 25 ID cLiC5EBV 「………ちゃん……。お兄……ちゃん……」 俺……?よく聞こえないが俺を呼んでいる……? 「お兄ちゃん……ダメ……。膣内はダメ……だよぉ……赤ちゃん……できちゃうぅ……。ひぁん……好きぃ……お兄ちゃあん……」 見えないけれど妹はおそらく自慰に浸っている。………しかも兄である俺をネタに。 「ひゃめぇ……そんな強いのぉ……おかひくにゃるぅ……いいのぉ……お兄ちゃん……」 声は微かだからあんまり聞こえない。しかし普段の妹からは決して聞く事のない甘えた様なとろける声。いやそんな事はどう でもいい。今だに妹のやつ……俺の事……。 朝になった。昨日の妹の事もあって余り眠れなかった。一限をサボって寝ていようかと思ったが目が覚めてしまったのでコー ヒーを飲もうと居間に行くと妹が制服姿で朝飯を食べていた。昨日の事もあってなんだか気まずい。しかし何食わぬ顔でコ ーヒーを入れて飲んだ。変に意識して挙動不審になれば妹に何か感づかれるかもしれないからだ。……いや、別に俺にはやま しい事はなく、寧ろ自慰をしていた妹の方こそやましいのだろうが、何故か俺の方が緊張してしまう。何食わぬ顔で朝ご飯を 食べている妹が本当に昨日の晩の妹と同一人物なのだろうか。そんな事を考えながら妹の顔を見ていると 「何か用?私の顔になんかついてるの?」 気付かれてしまった。俺は直ぐさま 『いや、別になんでもない……』 と言いさり、自室に戻る事にした。 妹との関係がぎくしゃく仕出したのは俺に彼女ができたから。相手は中学から一緒の天王寺美佳。 現在、大学も同じ学部だ。美佳と付き合うようになったのは高校の卒業式に美佳の方から俺に告白 してきたためだった。俺は全く気付いていなかったが、どうやら中学の時から好きだったらしい、というか本人がそう言って いた。俺も美佳の事は別に嫌いでは無かった。寧ろ女友達としては結構気も許せる相手だったし、魅力的なやつだとは思って いた。だから彼女の告白を受け入れ、付き合う事にした。付き合うとはいってもお互い気の知れた仲だし別段、二人の関係に 大きな変化はなかった。ただ、俺と妹の関係は大きく変わってしまった。しばらくして妹に彼女ができたと言うと、それまで 妹からは聞いた事の無いような怒号で 「何言ってるの!?お兄ちゃんにあんな女釣り合うわけないよ!!!そんなんじゃお兄ちゃんの方が腐っちゃうよ!?」 などと俺と美佳が付き合うのに猛反対した。それから一週間近く毎日喚きちらし、早く別れろだの、あんな女死ねばいいだの、 普段の妹からは到底想像出来ないような暴言を吐き続けた。俺も美佳の事は大事に思っていたので、 『そんな事を言うお前は嫌いだ』 的な事を妹に対して言った。すると妹はそれ以来、何も言わなくなり、その代わり、今までのようにべたべたくっついてきた りどころか、俺とは必要最低限の話しかしなくなった。少し寂しい気もしたが、あぁ、これでこいつも兄離れできる、とほっ としてもいた。前々から、甘えるように擦り寄ってくる妹の眼には兄に対するものとは掛け離れた、熱を感じていた。妹は単に 兄に甘えるというよりも、俺の事を異性として見ているんじゃないかと薄々感付いていた。だが、少々強引とはいえ、これで 妹も正常になって恋人でも作って、俺の事なんか忘れてくれるだろうと期待もしていた。美佳には悪いが、俺が彼女を作った のだって妹に俺の事を諦めさせるためでもあったのだ。
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【検索用 Acting 登録タグ A CeVIO アルセチカ 可不 曲 曲英 遊禾 白】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:遊禾 白 作曲:遊禾 白 編曲:遊禾 白 唄:可不 曲紹介 「皆の嫌いなとこ、私も嫌い。」 曲名:『Acting』 アルセチカ氏によるテーマ・投稿日統一企画、#eneeemy参加作品。 動画に出てくる女の子は桜井 茉季(さくらい まき)。出席番号7番。プロフィールはこちら。 Mix Mastering - cue 歌詞 (動画説明欄より転載) 暴く冬の手で暖まる 丸めた亡霊 私似のフェレット フラットな人の栄養 毒が混じりそう? あ~ ふやけた指の先と 致死量の愛を食む 想像じゃ錆び付いた ステンレスみたいね 独りじゃ息も出来ないから 遠回りだってしないと 嫌なコトや理解できないコト また笑って誤魔化すの? 分かるけど 真面目ぶった答えとか 例え話はもういいよ そういうの やめなって 自分らしく喋りたいな 時が経てば 大人になれば 自由にも成れるだろうか! 自分を偽る事で幸せに成れるのなら 破裂しそうな心でもいいの? もう知ってるよ これ私の悩みだもん 友達になっても 恋焦がれても ほんと、あくびが出ちゃうほど眠たいんだよ 晒す夏の陽でへこたれる 騒めく校庭 裸足のオペレッタ くらっとする街の喧騒 孤独に負けそう 嗚呼 カタチを持たぬ心だった まるで芝居がかった笑み と伝わるかな あっそう どれもこれも私の全てになり得る 人が望む 言葉を選ぶ 何時だってキャパオーバー!! 自分を偽る事で可愛く見せてるとかw 気付いたら そんなの笑っちゃうよ? でも可愛いよって取り巻く環境だった それで楽しいなら まるで正義だ 屹度 おバカには良い薬になるのでしょう これは唯の嫉妬だよ 情けない程届かぬ理想だよ お決まりの話題とか 好きな子とのしゃべり方も 心から楽しいね そんな毎日が酷く不快だわ 私は今もずっと 自分らしく居られないの 親の顔が遺伝した場所 自慢げに語らおうか!! 今日を少しだけ明るくするまじないだった 破裂しそうな私だってきっと 恵まれているって信じて居たいから 目の前の全部も 過度な期待も ぐーっと 周りに圧されアザになるのなら 朝、目覚めぬように願って ゴハンなんて未だ食べられないよ 陽が暮れるまで寝て居たい この暖めた毛布に包んだ 居た堪れない心は ほら、貴女みたく脆くは無いから 私ただ逃げ惑うように 本当の気持ち教えない コメント 名前 コメント
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にゅーすのお届け物です。こんにちは、うぃヴぇるんです。 珍しく新しそうなにゅーすをお知らせ。 今日(5月26日)午後、北朝鮮が短距離ミサイルを2発発射したようです。 地対艦ミサイルと地対空ミサイルが1発ずつらしく・・・両方とも日本海に向けて撃たれたとか。 昨日の夕方にも地対艦ミサイル2発が発射されていたようで、合計4発が撃たれた事になります。 まだまだ撃つ準備してるとかで・・・明日までは撃つ可能性大のようです。 ちなみにこのミサイルの射程は130キロメートルほどと予想されているとか。 スカッド-Aって奴の射程が130km丁度のようですが・・・地対地なんだよね・・・ 25日昼にも発射されたとかいう情報があったようですが、誤情報との事です。 警戒するのは良いけど下手に誤情報流れると怖い。 そうだったの!?。知りませんでした……。 中間テストは延期されて、27日になりました。 -- kurosi (2009-05-27 00 21 01) 軍事に資金をかけるより、国民の生活をもっと考えた方が。。。 と思うのは、りなだけではないでしょね。。。(´・ω・`) 核実験もそうだし、そんな事しても、人々は幸せにならないと。。。 そう気づいて欲しいです。。。 -- りな (2009-05-28 10 02 08) 軍事国家の割に武装が旧式っていうのが何とも・・・ 国民の生活水準上げて、お金が入るようにした上で軍事やればいいのにw その過程で核持って孤立してる虚しさが分かればそれで良し。 世界の国々よっ この無駄に平和ボケした日本人を見習えっ もう銃器の使い方どころか発砲音すら知らんぞっ -- うぃヴぇるん (2009-05-28 13 00 01) とりあえず、軍事などにお金ぐらいかけるぐらいなら国民のために使用していただきたいものですね。 それにしても、北朝鮮がミサイルを発砲し続けた場合、軍事に使用するお金が増大し、私たちの生活が厳しくなりそうですね。 世界の国々よっ 軍事にお金かけるぐらいなら、国民のことを考え、武装解除しなさい! -- kurosi・A (2009-05-29 00 30 34) 発砲じゃなくて発射な? とマジレス。 あと別に北朝鮮がどんだけ金使おうと日本に影響とか無い気がする。 …あるの?教えてうぃヴぇるんさん。 -- proto (2009-05-29 12 17 44) 北が打ち上げ宣言する度に騒ぎながらPAC3とか配備してっかんね・・・ ロシアあたりは国境警備強化やってたし・・・日米は偵察機の配備、その他諸国も偵察設備の調節やら何やらでお金掛けてるんじゃないだろうか。 まあ国民には関係ないっちゃ関係ないけど・・・防衛費はかかって当然だしぬ 消費税上げる口実には・・・なる・・・のか? 追記にゅーす:北朝鮮が長距離弾道ミサイルを打ったかも?詳細は調べ中です。 -- うぃヴぇるん (2009-05-30 01 42 40) 名前 コメント 参考URL 毎日jp(毎日新聞) 参考URL asahi.com(朝日新聞社) 参考URL 時事ネタドットコム
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2009年高校野球選手権大会・各出場校の初戦におけるブラバン演奏曲のまとめです。 正確な曲名がわからない場合、仮称や略称(プラカード表記など)でもかまいません。 曲名が合っているかチョット怪しいときは語尾に「?」を付けてください。 曲によっては、チャンテ(チャンステーマ)ではないにも関わらず、複数の打者に跨ったり打順が特定されないものもあります。 その場合、最初に演奏された時の打順のみの記載でお願いします(一人の打者に複数曲、または空欄ができても構いません)。 曲が聞こえたが、誰が打者だったか不明の場合は「その他」に記入をお願いします。 誰でも編集可能ですが、とりあえず現在のフォーマットだけはいじらないようお願いします。 8月11日(大会二日目) ※8月9・10日は雨天中止第一試合 常葉橘(静岡) - 旭川大(北北海道) 第ニ試合 長野日大(長野) - 作新学院(栃木) 第三試合 天理(奈良) - 南砺福野(富山) 第四試合 如水館(広島) - 高知(高知) 8月11日(大会二日目) ※8月9・10日は雨天中止 第一試合 常葉橘(静岡) - 旭川大(北北海道) 打順 旭川大(北北海道) 1 情熱大陸(1回)、キューティーハニー(3回) 2 風になりたい(1回)、夏祭り(8回) 3 サウスポー(1回)、猪木(3回)、?(9回) 4 マツケンサンバ(2回)、紅(4回)、エルクンバンチェロ(6回) 5 どかーん(4回)、若松(7回)、情熱大陸(9回) 6 狙い撃ち(5回) 7 スキスキソング(5回) 8 紅(5回) 9 ルパン(5回) チャンテ 仁義なき戦い、チャンス法政 その他 ロッキー2?(攻撃開始)、ロッキーのテーマ(攻撃終了)、天理ファンファーレ(ヒット) 備考 ほぼ毎回曲が変わる 打順 常葉橘(静岡県) 1 大進撃(1回) 2 3 ?(1回) 4 ?(1回) 5 6 コンバットマーチ(1回) 7 アフリカンシンフォニー(7回) 8 9 チャンテ その他 ヒッティングマーチ1番~はよやれ?~Viva Waseda(得点)、スパークリングマーチ 二戦目以降 備考 打者固定曲なし、大学系の応援歌メイン? 第ニ試合 長野日大(長野) - 作新学院(栃木) 打順 長野日大(長野県) 1 情熱大陸(5回) 2 エルクンバンチェロ(1回) 3 アフリカンシンフォニー(1回)、?(3回)、?(5回) 4 Sunny Day Sunday(1回) 5 鉄腕アトム(2回固定) 6 ダッシュKEIO(4回) 7 GO WEST(6回) 8 紅(6回) 9 チャンテ その他 信濃の国(4回長野県歌)、天理ファンファーレ(ヒット)、パラダイス銀河(得点) 二戦目以降 【二回戦】 愛は勝つ(3回)、コンバットマーチ(7回)、OVER DRIVE(8回)【三回戦】 学園天国(3回) 備考 打順 作新学院(栃木県) 1 ラ・マカレナ~アフリカン(1回)、VAMOS! NIPPON(3回) 2 狙い撃ち(1回)、魔訶不思議アドベンチャー(6回)、猪木(8回) 3 4 ?~ダッシュKEIO~?(1回)、マリオネット(3回)、紅(5回) 5 ?(1回) 6 エルクン~ルパン~ポパイ(2回) 7 ?(2回)、?(4回)、サウスポー~燃えてヒーロー(9回) 8 9 チャンテ その他 天理ファンファーレ(ヒット) 備考 第三試合 天理(奈良) - 南砺福野(富山) 打順 南砺福野(富山県) 1 サンライズ(1回)、若松(9回) 2 狙い撃ち(1回)、サウスポー(2回) 3 紅(1回) 4 どかーん(2回) 5 6 さくらんぼ(2回) 7 暴れん坊将軍(3回) 8 夏祭り(3回)、君の瞳に恋してる(5回) 9 アフリカン、猪木(9回) チャンテ その他 備考 ほぼ打者固定 打順 天理(奈良県) 1 天理教青年会会歌オブラディ・オブラダラブ・ミー・テンダーセントポール 2 3 4 5 6 7 8 9 チャンテ ワッショイ その他 天理ファンファーレ(ヒット、得点) 二戦目以降 備考 打者固定曲なし 第四試合 如水館(広島) - 高知(高知) 打順 高知(高知県) 1 ルパン(2回) 2 タッチ(2回) 3 アフリカン(3回) 4 夏祭り(3回) 5 サウスポー(1回) 6 ポパイ(2回) 7 紅(2回) 8 007のテーマ(2回) 9 狙い撃ち(2回) チャンテ その他 天理ファンファーレ(ヒット) 二戦目以降 備考 打順固定 打順 如水館(広島県) 1 ひとりぼっちのデュエット(1回)、サウスポー(2回)、アルプス一万尺(7回) 2 SEE OFF(1回)、猪木(7回) 3 ルパン(1回) 4 ポパイ(1回) 5 アフリカン(2回) 6 タッチ(2回) 7 We Will Rock You(2回)、Sunny Day Sunday(4回) 8 駒苫チャンス(2回) 9 狙い撃ち(2回) チャンテ その他 天理ファンファーレ(ヒット)、鉄腕アトム(得点?) 備考 ほぼ打順固定 Wiki編集できない方は、こちらで報告お願いします 名前 コメント
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「何してたんだよお前ら。毎日、放課後何やってたんだよ?」 ああ、そうだ、そうだった。放課後ティータイムをないがしろにしてまでの、何か。 それを聞きたかったんだ。 「……えっとな、その、」 「犯人を探してたんだよ。ね、澪ちゃん?」 「ゆ、唯……!? お、おまえ」 「本当のこと教えようよ。あのね、りっちゃん」 私達、ムギちゃんに協力してもらって、放課後、聡君を殺した犯人を探してたんだ。 唯の口からそんな言葉が出た。私は何も言わず、それを聞いてその言葉の意味を考え始めようとしたのだが、何も考えられなかった。 覚えているのは澪のとち狂ったような慌てた様子と、それを何とも言えないような表情で見つめているムギと梓。 そして、ペラペラと何か喋ってる唯。 私は何も言わずそれを聞いて、やっぱり何も考えられない。 気がつくと、家にいた。 「大丈夫だよ、澪ちゃん」 「な、なにが大丈夫なもんか! もし……もし律が」 「でも聡君が成仏しちゃう以上、いずれバレるよ。それだったらいっそ」 「変な勘ぐりを入れられるより、伝えても心配の無い本当のことだけ伝えてしまえばいい。そいうことなのね?」 「うん」 「でも、でも……!」 私を除いたHTTメンバーで聡を殺した犯人を探し出し、警察にその情報をリークしたらしい。 今、テレビではその犯人逮捕のニュースで一杯なのだという。 聡の言葉の意味がわかった。なるほど、犯人が捕まれば心残りは無くなり成仏するのか。 私に似て単純な脳味噌の弟はもう既にいない。 私は家にいる。 「私、律の家に行ってくる! あいつが心配だ……」 「ダメよ澪ちゃん。澪ちゃんがそんな状態で行ったらきっと」 「そうだよ澪ちゃん。澪ちゃんは狂ってなくちゃならないんだから。じゃないと」 「今の澪先輩、どうみてもただの澪先輩です。全然しっかりしてるし、それじゃあダメです」 「あっ……そ、そうだよな、あはは……しっかりしないとな」 「逆よ、逆。澪ちゃん」 「あ、そっか。うふふふ、うふふふ……よし、これでよし! それじゃあいってくる」 梓の言うとおり、澪はしっかりしていた。まさに狂う前の澪。何の心配もいらない澪。 なんだよ、私もう必要ないじゃん……はっ? 何がだよ。 よくわからない虚無感と、自分が自分でなくなるような危うい感じが胸の中に広がっていく。両親も良くなったし、聡も無事に成仏した。 頭がイカれたと思っていた澪は、どうやら狂ってなどいなかったみたいだし。 なんだ、やっぱり私もう必要ないじゃん。何が必要ないのかわからないし、必要が無いからといってどうなるのかも、よくわからない。 なんだか澪に会いたくなった。 ……。 ……。 ……。 気付くと、澪が目の前にいた。 私の部屋だった。 「よっ。どうした、そんなに慌てて」 「律に……キスしたくなったんだ」 「それは奇遇だな。私もだよ」 「えっ?」 驚きを隠せない澪にそっと唇を寄せた。ギュッと噛み締めていたのか、少し皮がむけて痛々しい。 私はそれを優しく舌先で舐めてあげた。 「もういいよ。そんなおかしなことしなくても。最後くらい、普通の澪と話がしたい」 「な、何言ってんだよ律。……あ、もっとキスしてくれ……全然足りないよぉ……」 「……ぷくく……改めて見ると、おかしいな、やっぱ」 変なこと言うなよぉ、と澪が声を震わせて言う。見る見るうちに目じりに涙が溜まっていった。 私はそれを優しく指先で拭ってあげた。 「な、なあ、律。私ってやっぱりおかしいだろ? なあ、そうだろう? 狂ってるよな」 息を切らしながら澪が必死になって、狂っているという言葉を連呼した。途中で息切れを起こし、前かがみになって苦しそうな様子を見せても、 「おかしいよな、私?」 と続ける。 だから私は言ってやるのだ。 「狂ってないよ。好きだよ、澪」 「あははは、何言ってるんだよバカりつぅ。ほら、パンツ脱ぐぞ、パンツ。もうここもこんなになって――」 「好きだよ、澪。だからもう、そんなことしなくていいってば」 「な、なんでそんなこと言うんだよぉ……ねえ、セ、セックスしようよ」 流石に、理解した。 「私、死んでたんだな」 気だるい。 静寂が私の部屋を支配して、澪の瞳の瞳孔が一気に開いた。 「私、死んでたんだな。なーんで気付かなかったんだろう」 「……は、はは。あはは。何言ってるんだよバカりつぅ。今度はお前が狂う番なのか?」 「お前のせいだよな、澪。色々手を回して、よくもまあ」 「何言ってるんだよバカ! お前は死んでなんかいない、死んでなんか……ない」 思い切り肩を掴まれた。流石はベーシスト、ミシミシと音が出るほど強く肩に痛みが走る。でも、それも痛くないのだから、やっぱり、 「よく思い出せないんだけど、私も聡と一緒にブスリとやられたんだな。さっきニュース見たよ。聡の横に私も写ってた」 「違う! お前は死んでない! 第一、ほら、私も唯もムギも梓も、お前の事が見えてるし、一緒にお喋りだってしただろ?」 「繋がりってすごいな」 「な、なにを言ってんだよ」 「軽音部メンバー以外には見えないんだろ? 人気者のりっちゃん隊員としてはちょっと堪えるなぁ」 「……お前、ホントにおかしいぞ? 今、おばさん達を呼ぶからな。おばさーん! おじさーん!」 大粒の涙を零して澪が大声を上げた。階段を上る音。 両親が現れた。私のことも聡のことも見えない両親が。 「律がですね、おかしなことを言うんですよ! 律が実は死んでるなんて言ってるんですよ!」 お母さんもお父さんも信じられないくらいに驚いていた。 律ったら何言ってるの、澪ちゃんをからかうのもほどほどにしなさい、とお母さん。 聡のこともあるのだからそういう冗談はやめなさい、とお父さん。 私は壁際に立って息を殺しているのに、二人はベッドの方を見ながらそう言った。 「もうやめようぜ。なんか切なくなる」 澪の表情を見て、両親の目に涙が浮かんだ。あまり見ていて気持ちの良いものでもない。 湿っぽいのは嫌いなのだ、昔から。 私は部屋を出た。 聞いた事の無い、両親の叫びにも似た嗚咽を背中に聞きながら、でもやっぱり私はそれを、自分と聡の葬儀で聞いた記憶を思い出す。 澪が追いかけてきた。 家を出て、道を歩く。 澪が追いかけてきた。 聞いてて痛々しいほど、声が震えた音程の整わない澪の声も追いかけてくる。 私はそれを無視して道を歩く。 「どこ行くんだよ! ま、待ってよ!」 「待てない。もうここにいる意味ねーし」 そう、もう私はここにいられない。というより、いる意味がない。 『……わ、わたし……りつが、律が一緒にいてくれるなら……』 私が今までここに居た理由は、単純に澪が心配だったからだ。おかしくなった澪、それを私は放っておけなかった。 でも実際は逆で、澪がおかしい風を装う事で私をここに引き留めていたのだ。どうりで澪がおかしくなった原因がわからないはずだ。 わからない、といえば、いろんなことが未だにわからない。でも心残りは感じていない。だから、思い出す必要も探る必要も無いのだろう。 「おねがいだよぉぉ! いかないで、いかないでくれ律ーっ!!」 「だからそれは無理だってば」 「あやまるから、騙してたこと謝るから、だから――」 「怒ってないよ。好きだよ、澪」 私にはお前が必要なのだと澪がクシャクシャな顔で言った。 「でもすげーよな、お前。犯人見つけるわ、気狂い演じるわ、両親と口裏合わせるわ。なんかお姉ちゃん的には寂しいな」 そんなことない、と澪。 「あ、わりーわりー。恋人的には、だったな」 いつの間にか見覚えのある道に出ていた。花が供えてあるところ見ると、どうやら私はここで死んだらしい。 帰巣本能っていうの? なんか違うか。 「それじゃあ、澪」 「待って、待って、待って待って待って待って待ってーーーーーーーーー!!!」 「おいおい、本当にキ○ガイみたいじゃないか……それじゃあな」 「あっ……ああぁ……」 「バイバイ澪」 ……。 ……。 ……。 ……。 土曜日。 何もやる気がおきない。律はいない。 気を利かせて軽音部の3人が遊びに来てくれたが、律はいないし、私はやる気がおきない。気だるい。律はいない。何も考えたくない。 「澪ちゃん、澪ちゃんの大好きなケーキ買って来たよ」 唯。 こいつがあの時余計な事を言わなければ律は消えなかったのだろうか。 いや、消えた。唯の言った事には関係なく律は消えたのだ。 「映画でも見に行かない? 私、映画館でポップコーンを食べるのが夢だったの~」 ムギ。 そもそも聡と律を殺した犯人を探したのが間違いだったのだろうか。 聡さえ成仏してしまえば、事件を連想させるものは無くなると踏んだ私の考えが愚かだったのか。 いや、そういうわけもないか。 「げ、元気出してください澪先輩! あ、私、最近、通販で面白いもの買ったんですよ?」 梓。 梓がもっと自然に律と接してくれていたら、律は私達を探しに出る事も無かったのではないか。 律とセックスして全てを忘れさせる事で満足していた。あれ自体が問題だったのか。 いや、どうでもいい。そんなことじゃない。 「そうだな。ケーキでも食べて映画でも見に行こうか」 全ては私のせいなのだ。律に甘えた私。律を求めた私。全ては私のせいなのだ。 でも……それをいつまでもウジウジと後悔していても仕方ない。私は考えを改める事にした。そう、考えを改めることにしたのだ。 「澪ちゃん……?」 「流石に寝巻きじゃ出歩けないから着替えるよ……ちょっと外に出ててもらえるか?」 Fin. 戻る
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[[メイプル=プロウシー]] [[メインキャラクター]] [[シナリオ]] **COLOR(#0000ff){ そんなエサで釣られないニャー! } 湖でいつものように趣味の釣りを楽しむリンゴ。~ たまたま居合わせたメイプルが、つれた小魚に飛びついて・・・ ***関連人物 ラティ~ メイプル~ リンゴ ***発生時期 ***関連シナリオ ★発生条件~ ★派生シナリオ~
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【名前】ヴァイオレット・エヴァーガーデン 【出典】ヴァイオレット・エヴァーガーデン 【種族】人間 【性別】女性 【声優】石川由依 【年齢】10代 【外見】見る者の目を奪うほどの美しさを誇る金髪碧眼の麗人で、精巧な人形を思わせるような物静かな佇まいをしている。 【性格】孤児や少女兵として育ってきた生い立ちゆえに感情の表現とそれを語る言葉を知る機会に恵まれず、傍目(はため)には喜怒哀楽の色の変化のない、無機質でどこか寂しげな性格の持ち主として映る。 【口調】一人称→私 【備考】 以下、バトルロワイアル - Invented Hell - におけるネタバレを含む + 開示する ヴァイオレット・エヴァーガーデンの本ロワにおける動向 初登場話 015 暗雲低迷 スタンス 対主催 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 高坂麗奈 友好 お嬢様 015 暗雲低迷 ディアボロ 友好 ブチャラティ様 015 暗雲低迷 鬼舞辻無惨 友好→敵対 月彦様 035 「あなたが、その気持ちを伝えられますように」 ロクロウ・ランゲツ 友好 053 深淵の入り口 オシュトル 友好 オシュトル様 053 深淵の入り口 東風谷早苗 友好 早苗様 053 深淵の入り口 流竜馬 友好 竜馬様 081 ささやかな揺らめき 岸谷新羅 友好→敵対 新羅様 098 例えようのない、この想いは 神崎・H・アリア 友好 アリア様 098 例えようのない、この想いは 折原臨也 友好 臨也様 116 狂騒曲の終末に ウィキッド 敵対 116 狂騒曲の終末に
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ぐるぐるだいこうかい【登録タグ く 曲 耳ロボP 重音テト】 作詞:耳ロボP 作曲:耳ロボP 編曲:耳ロボP 唄:重音テト 曲紹介 思わず歌いだしたくなるポップな曲調に乗せ、耳ロボPならではの歌詞が展開される一曲。 重音テトオリジナルの友情ソング。 飴屋Pの再調声バージョンも聞く価値あり! 歌詞 「冬は苦手なんだ…」 しょーもない話 ぼくらはいつもしていた 声が途切れてても気にせず過ごしてた 右か? 左か? とか 悩ましい課題をぼくは先送りした 時は すぐそばでぼくらを見つめてた キミはフラフラ ぼくはクルクル 過ごしてる そんな毎日は長く続かないと知ってるけど だけど 目の前の甘そうな世界に 飛びついた ぼくは いつしか キミの立ち位置を誤解し始めてた フラフラしてても ドタバタしてても 3月やってくる 1月が過ぎて 2月が終わって 3月やってくる 丸い枠の外へぼくらは おいそれと飛び出せやしないけど 予想してたよりも その円は でっかかった おひさしぶり こんにちは 遥か南は 快適か? 水に四方を囲まれて過ごす毎日 快適さ! ゆらりゆらりと漂えば 年は 遥か向こう岸へ のんびりしてても 職はなく 何もなくとも 時は経つ 数年先の世界で また ぼくら 会える 残念! キミの 下した予想 外れてる 罪念 あのとき ぼくは サイレンス ただ 見ていた サイエンス もしかなうなら サイエンス 時を止めて 過去の 三叉路で もいちど 考え直した挙句の果てに ぼくは 右手をあげ キミに こう告げたんだ バイバイ! 生きてゆけるなら 先に行きなよ 不確かなメロディ ぼくらを包んだ 立ってる位置は違うけど 枠の中 ぐるぐるぐるり ぼくらは 未だ 円の中 生きてゆけるから そうしてゆくよ 暖かい光 ぼくらを 包んだ 幸せのメロディ 頭のAは ぼくらのA コメント カラオケ配信決定オメ!!! -- 名無しさん (2009-09-02 20 35 03) 頭のAは ぼくらのA ってどういう意味? -- 名無しさん (2009-10-26 14 53 29) まさかUTAUのオリ曲までも配信されるとは…! -- 名無しさん (2009-11-13 18 32 20) カラオケでいつも歌ってくるけど、歌っててとても楽しい曲の一つ。UTAUオリ曲の中で一番好きだ! -- 名無しさん (2010-02-13 00 35 10) これ過去の死別を暗喩してる気がする。でもそれぞれお互いの世界で生きていこうね!みたいな気持ちを感じた。 -- 名無しさん (2011-07-11 18 55 57) 名前 コメント