約 3,917,826 件
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/120.html
夜半。一心不乱に回し車で走るハムポン・・・を見つめながら 僕はぽつりとつぶやいた。 「ハムちゃ・・・ハムポン。レイポンが全然答えてくれないんだ」 もう一週間がたとうとしている。どんな事があろうと、喧嘩しようと 晩御飯の洗物は翌日には綺麗に洗われていた。 「ふ・・ふん。気になっただけよっ」 朝目覚めると聞きもしないのに、そんな答えが返ってきたのに・・・ 「レイポン・・・そんなにいやだったのかなぁ」 一心に回し車を回すハムスターを見つめていると 「・・・なにやってんだか♪」 背後から弾む声がかかった。 「レ・・レイポンッ」 「レイポンいうなっ」 いつものあの声が返ってきた。僕はほろりと流れた涙を見られたくなくて、 ゲージに顔を向けた。 「・・・ふふ。ちょっと事情があって留守にしたの。寂しかったでしょ?ねぇねぇ」 たぶん僕の情けない顔を見たのだろう。悦に入った声が響く。 「あ・・ああ。帰ったんだ?ふーん」 ハムスターが沈黙の中、たまに様子をみながらカラカラと回し車を回した。 夜半にその音だけが響いた。 僕は事情は聞かなかった。レイポンもいわなかった。 ハムポンはひたすら走った。 それでいい。それが僕たちだったから。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/9551.html
740 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/07/27(日) 14 47 49.63 ID B72ukWWJ0 [1/3] 679をみて思い出したんでオンセの話だが PC1のアホな言動のせいでヒロインが二話目で塵となって消えてしまい PC1のPLが行方不明になったので、仕切りなおした新キャンペーンの話 GMの出した超強いNPC(GMの持ちキャラ)が暗躍して、超強いNPCを呼び覚まして 世界そのものを大変なことにしようとしているという導入 エミュレーターという侵略者から地球を守ってる私設組織もそこに絡んできて 新PC1だか新ヒロインだかが世界の鍵になっているという流れで GMの持ちキャラNPC、世界を守護する私設組織、エミュレーター側の組織(うろおぼえ) 三者から「うちの組織に無条件で降伏しろ、でなければ殺す」と全員から判で押したように同じことを言われました こちらが脅しても、すかしても、ブラフかけても「強者にそんな手段は通用しないよ」と言われ 挙句「別にお前らが居なくても何とかなる、他に行くぐらいなら邪魔になるから潰す」と言われる始末 導入部分の一話目を除いて、二話目で何で何処からも助けてもらえないプレッシャーを受けないといけないのか PL同士で困り果てて、GMにお願いしにいきました そしたら 679と同じことを言われ、追撃に「弱者を楽しめないお前らが悪い」 これに絶句&反論したらGMが最後に言い放ちました 「ああ、ああ、分かったよ。君たちは頭が弱かったんだね」 その一言でキャンペーンに参加拒否 GMとは絶縁しましたが、その後も一番与しやすそうなPLさんに Skypeチャットで何日にもわたって文句を言い続けていたそうです 思い返すとこの人のTRPGでの所業は問題だらけでした。 このGMこそ「弱者を盾にした強者」でしたから。 742 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/07/27(日) 15 21 50.33 ID 6C0aDnMm0 [4/9] 740 お疲れさまでした 前のレスで「いじりって言っていじめを正当化するタイプ」とか言ってきたけどこれってやっぱアレかなぁ 「人の嫌な事(嫌がる事)をしちゃいけない」っていう言葉に対して「俺は嫌じゃないから!」って言ってやめようとしない、 っていうのが一番端的にこの系統の困を表せる言葉なのかなぁ しかし 「馬鹿やってPL陣に拒否られキャンペーン空中分解して気の弱い相手に愚痴る」なんてやらかす時点で頭弱いのはどっちなのかというと… 743 名前:740[sage] 投稿日:2014/07/27(日) 15 39 27.78 ID B72ukWWJ0 [2/3] 742 ありがとうございます。 >「人の嫌な事(嫌がる事)をしちゃいけない」っていう言葉に対して「俺は嫌じゃないから!」って言ってやめようとしない、 そのことを指摘したら「そんなことを気にしていたら食い物にされる」と返されました。 どうやら「相手の意見を取り入れる」=「相手の言いなりになって支配される」と考えていたようです そのせいかよく「俺と俺の仲間は最高にすごい」自慢をする人でした 「D Dで全員1レベルでドラゴンを倒したことがある!」とも自慢してました (カタカナがロクに読めないのにD Dが良くプレイ出来たものだ)と、思って「すごいね」って言っておきました 746 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/07/27(日) 16 48 58.12 ID 6C0aDnMm0 [5/9] 743 なんか昔みたような気がする「隙あらば他人sageを入れようとする鳥取」の成れの果てみたいなGMだったんだな… 「自分の弱み」だと他人につつかれるから 「自分の失敗」→「他人の責任」、「自分の譲歩」→「他人への敗北」、「自分が理解されない」→「周りの理解が足りないから」っていう素敵変換を多用する羽目になる、と スレ390
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/150.html
射命丸の家の中、きめぇ丸は退屈をもてあましていた。 射命丸は取材に出ており二、三日は帰ってこないだろう。家にいるのは愛想の欠片もな い鴉たちと自分だけ。そんな空間には耐えられそうになかった。 家から出ることは射命丸から禁止されている。天狗のコミュニティ内部とはいえ、妖怪 の山はゆっくりが住むには余り安全な場所だとはいえない。 野生動物は元より、危険な妖怪も沢山いる。きめぇ丸が安全の内に妖怪の山に住み続け られているのも偏に射命丸の保護の元にいるからに過ぎない。 しかし、そんなことはきめぇ丸には関係なかった。鴉に馬鹿にされながら射命丸の遅い 帰りを待ち続ける、そんなことに耐えるだけの辛抱強さなど持ち合わせているはずもない。 ヒュンッ、ヒュンッ、と風切音を立てながら不満のダンスを踊ってみるも、カァ、と鴉 が嫌そうな鳴き声を上げるだけだった。 きめぇ丸は鴉に一つ眼を付けると、器用に窓を開け家の外へと飛び出していった。 外の危険性すら考えることなく、ただ本能の赴くままに。 カァ、とまた一つ。射命丸を見送るのは無感情な鳴き声だけだった。 『本当にやりたかったこと』 射命丸不在の無聊を慰めるためにきめぇ丸は家の外を探検する。 しかしそこにあるのもまた退屈だけだった。ある程度の発展を遂げているコミュニティ は多様性が薄れる。道から道へと歩いてみても、そこにあるのは似たような風景ばかりだっ た。 道行く天狗たちに嫌な顔をされながらも、我が物顔で進んでいくきめぇ丸。 少ないながら虫はいる。花もある。しかしゆっくりだけはいない。ゆっくりを飼ってい る酔狂な天狗は数少なかったし、その希少な人種もゆっくりを放し飼いにするようなこと はしないのだ。 小さな虫を追い掛け回しても、人の家の花壇に闖入して次々と荒らして回ってみても、 きめぇ丸の心が満たされることはなかった。 そうして彼方此方と歩き回るうちに、コミュニティのはずれにまでたどり着いた。悪臭 が漂い、人気の全くしない場所。そこは天狗たちが使っているゴミ捨て場だった。 生ゴミの臭気に顔をしかめながら、それでも退屈がきめぇ丸をその場に留まらせた。も しかしたら何か面白いものが落ちているかもしれない。ゴミ捨て場を不気味に跳ねながら きめぇ丸は“何か”を探す。 「――っ」 ふとどこからか声が聞こえたような気がした。先ほどから聞こえていた鴉の喚く耳障り な鳴き声に混じって、どこか人の声のようなものが。 堆く積もったゴミ山の向こう側、そこだけがきめぇ丸が行っていない場所だ。そこには きっと“何か”がある、そのことを確信したきめぇ丸は素早く、だが静謐に現場へと向か うのだった。 そこにいたのは大量の鴉。カァカァ鳴きながら何かを突付きまわしていた。 「ゆっ! やめてね、ゆっくりつつくのをやめてね!」 黒光りする羽の隙間から見えたのは赤いリボン。だとすると声の主はゆっくり霊夢に違 いない。 きめぇ丸は外に出て初めて興味の湧くものを見つけた。 鴉はゆっくりにとって天敵の一つでもある。雑食で何でも食べる上に、概ねゆっくりよ りも知能が高く、そして繁殖期を除いて集団で行動する。小さいゆっくりが家族と離れた 場合に最も餌食となりやすい相手、それが鴉なのだ。 しかしきめぇ丸は鴉を恐れなかった。きめぇ丸がある程度成熟しているとはいえ、十匹 以上もいる鴉に立ち向かうことは愚行以外の何物でもない。しかしきめぇ丸は鴉という生 き物を熟知していた。長年一緒に住んでいる"敵"だからだ。 颯爽と姿を現したきめぇ丸に一斉に鴉が振り向いた。その無機質な瞳は新たな獲物が現 れたことを喜んでいるかのようだった。 一匹の鴉が羽ばたいてきめぇ丸に近づく――ことは出来なかった。 ヒュンッ、ヒュンッと風切音を立て残像さえ残すほどの速度で上下左右に動き回る。き めぇ丸が長年の研究の末に編み出した闘いのダンス。それは見るものの気分を著しく害し、 発する音は頭痛さえ引き起こす。 一言でいえばただ単に不快なだけなのだが、不快さも極めれば武器にさえなってしまう。 初めは鴉たちも鳴き声できめぇ丸を威嚇していたが、きめぇ丸の動きが加速していくにつ れて一羽、また一羽とその場を去り始め、直ぐに鴉はいなくなった。 「ゆっ? ゆっくりしてくれるの?」 残されたのは不思議そうに辺りを見回すゆっくり霊夢だけだった。 きめぇ丸は踊りを止めると、ゆっくりと霊夢に近づいていく。その顔はいやらしい笑み に歪んでいた。 * きめぇ丸が思うこと、それは『仲間が見つかって嬉しい』などということでは毛頭ない。 いや後半だけは合っている。そして前半の文面を変えると次のようになる。 『嫌がらせをする対象が見つかって嬉しい』 きめぇ丸が好きなのは射命丸だけで、その暮らしは幸せだったが射命丸は家を空けがち だった。しかも射命丸が飼っているのはきめぇ丸だけでなく、大量の鴉も一緒である。射 命丸が鴉を可愛がるたびに、嫉妬に狂ったダンスを踊る。いつか鴉どもを亡き者にしてや ろう、などと考えてはみるも多勢に無勢。どうあっても生活に変化は訪れそうにない。 稀に他のゆっくりと出逢うことはあれど、それらは別の天狗に飼われている。軽い嫌が らせ以上のことをしようものなら射命丸に怒られてしまうのだ。 だから、ここでゆっくりを見つけたことはきめぇ丸にとって本当に幸運だったのだ。 ゴミ捨て場に一人、生まれてからそれほど経っていないであろう小さなゆっくり霊夢。 どのような経緯で妖怪の山に存在するのかは想像だに付かないものだが、確実にこの霊夢 は野生のゆっくりだとわかる。 このゆっくりには何をしても怒られることはないのだ。こんなに嬉しいことはない。 未だに辺りを見回して震えている霊夢に後ろから体当たりをする。 「ゆっ!? な、なに? ゆっくりやめてね!」 ゆっくりが振り返った瞬間、きめぇ丸は可能な限り不快な表情を作る。 「ゆ? ゆ?」 しかし霊夢からは何の反応もなかった。それもそのはず、未だに霊夢は両目を硬く瞑っ ていたのだ。 きめぇ丸は苛立ちにぷくっと膨れて見せるが、それを見るものは誰もいない。 何度も霊夢を小突いてみるが、 「ゆ~、やめてね! ゆっくりさせてね!」 と泣き叫ぶだけで目を開けようとしない。段々ときめぇ丸に苛立ちが募っていった。 何ど小突いても霊夢が目を開けようとしないので、きめぇ丸は頭を使うことにした。 北風と太陽、昔射命丸に聞かされた覚えのある話を思い出す。嫌がらせに関してはゆっ くりパチュリー並の知能を発揮するきめぇ丸は自分が何をすればいいのかを直ぐに悟った。 「ゆっ! ゆっ! ……ゆ?」 きめぇ丸は鴉に突付かれてでこぼこになった霊夢の体を優しく舐めていく。相手の姿が 見えない状態だったらそれは安心出来る友愛の行為に見えたことだろう。実際、霊夢も気 持ちがよさそうに「ゆ~♪」と声を上げていた。 しかしきめぇ丸の表情は陰湿を体現したかのような悪辣さを備えていた。控え目に言っ ても、猫が鼠を殺さずに何度も前足で獲物を撫で回す、そんな時に浮かべる表情である。 「ゆっ! もしかしてゆっくりできるひと? あなたがたすけてくれたの?」 きめぇ丸は一つ頷く。それを目を開いていなくても感じたのだろう。霊夢の体からは力 が抜け、ゆっくりと目を開いていった。 計画通り! きめぇ丸の表情は喜びに震え、更に凶悪なものへと変化した。 霊夢の目が開いたことを確認したきめぇ丸は一つ飛んで、自分の全身像が霊夢の瞳に映 る距離まで離れると喜びのダンスを踊った。 ヒュンッ、ヒュンッ、と音を立てるその踊り、先ほどのものと全く変化はないがきめぇ 丸の中では細かく分類されているらしい。その見るものの恐怖を誘う不気味な踊りを見て、 「ゆゆ? なんのおと?」 霊夢は体を傾げた。 おかしい、何でこいつは逃げ惑わないのか。きめぇ丸は自分の踊りが鈍ったのかと更に 速度と不気味さを上げていく。 既に速度は通常の倍以上。縄跳びで二重飛び、三重飛びをしているかのような音を発し ていた。 「ゆゆっ! これはさっきもきいたよ! やっぱりあなたがたすけてくれたんだね!」 霊夢はそのまま前方に突進していく。驚いたきめぇ丸は思わず動きを止めてしまう。 ゆっゆっ、と鳴きながら体を摺り寄せてくる霊夢。そうして間近に霊夢を見て漸くきめぇ 丸は気が付いた。 霊夢の瞳はきめぇ丸の姿を映していなかったのだ。 * 盲目のゆっくり、それはきめぇ丸が会った初めての異物だった。生まれつきなのか後天 的なのかはわからない。しかしハンデを持っていること、それは野生に生きるものに対す る死刑宣告に他ならない。弱者を守るだけの余力がある家族の下に生まれていれば、少し は違う生もあったのだろう。 しかし何も知らずに無邪気に笑うゆっくり霊夢を見ていればわかる。これは親に捨てら れたのだ。そしてそのことにさえ気が付かずに、ただ霊夢は来るはずもない親の迎えを一 人で待っているのだ。 霊夢の境遇や、どうやって妖怪の山に来たか。また何故今まで生き延びてこられたのか。 様々な疑問が浮かぶ霊夢の存在だったが、それらはきめぇ丸にとっては些事でしかない。 ようやくいじめ甲斐のある相手が見つかった、それだけがきめぇ丸の喜びだったのだ。 「ここはたべるものがいっぱいあるよ! あなたもなにかたべる?」 霊夢は言う、このゴミ山に住んでそこにある物を食べているのだと。そんなことを言わ れてもきめぇ丸にとってはゴミはゴミでしかない。より一層嫌な顔をするだけだが、それ を霊夢は見ることが出来ないのだ。 徒労感を覚え始めたきめぇ丸。ふと気が付くと辺りは薄暗くなり始めていた。ご飯のこ とを考えた所為かお腹も空き始めてくる。 きめぇ丸は霊夢を捨て置いて家に帰ることに決めた。 「ゆっ……? ど、どこいくの!?」 返答すらせず帰途を跳ねていくきめぇ丸。その背中に、 「あ、あしたもきてね! ぜったい! ゆっくりまってるからね!」 そんな言葉を投げかけられた。 * 霊夢の言葉があったからではなかったが、次の日はゴミ捨て場に行くことに決めていた。 家に居ても退屈だし、鴉との不毛な争いに疲れていたこともある。ゆっくりと寝て昼過 ぎに起き出し、射命丸の置いていった餌を貪り食うと家を抜け出す。今日こそは霊夢の泣 き声を聞いてやるのだと気合を入れながら。 しかしきめぇ丸を待っていたのは生物の気配のしないただのゴミ山だった。 歯噛みするきめぇ丸。自分が霊夢を虐めに来たと言うことを棚に上げ、約束を破った霊 夢に対する怒りをこみ上げさせる。 ヒュオン、ヒュオン。いつもの三割り増しの速度で上下に動く。 直後、ゴミ山の影から顔を覗かす影があった。 「ゆっ! きのうのひとでしょ! きてくれたんだね!」 ふらふらと右に左と揺れながら霊夢はきめぇ丸に近付いていく。音だけが頼りの霊夢は きめぇ丸から微妙に外れた方向へと跳ねていった。 きめぇ丸は口の端を吊り上げさせる。一息で一間の間を飛ぶと、そこでまた体を動かし た。 「ゆゆっ!? そっちなの?」 振り向いた霊夢が歩き出すとまた跳躍。 「ゆっ!」 容赦なくきめぇ丸は繰り返す。 「ゆ~!!」 二度三度、では済まなかった。十を越え、二十を過ぎると霊夢の動きも段々と鈍ってい く。等々疲れ果てて霊夢は立ち止まってしまった。 俯いて震える霊夢を眺めながら、きめぇ丸はようやく目的を達成できた喜びを噛み締め ていた。 喜びのダンスを踊ろうと跳躍した瞬間、 「ゆー! このあそびなんていうの!? つかれるけどたのしいね! もっとゆっくりや ろうよ!」 べちゃり、と音を立てきめぇ丸は跳躍した姿勢のまま地面に落下した。 「ゆっ! そっちだね! こんどはみつけたよ!」 音を聞きつけた霊夢がきめぇ丸に擦り寄る。「ゆ~♪」と機嫌よく声を上げる霊夢だっ たが、きめぇ丸は徒労の余りその日は夜の帳が落ちるまでその体勢のまま動けなかった。 * 「ただいまー」 射命丸の声が聞こえた瞬間、きめぇ丸は走り出していた。 廊下の曲がり角を華麗なドリフトで走り抜け、派手な擦過音を立てながら玄関の前でブ レーキング。そして靴を脱いでいる途中の主人に目掛けてダイブ。主人に抱かれることを 夢想しながら刹那の間、重力から解き放たれる。 そんなきめぇ丸を向かえたのは硬い鞄の感触だった。 「ごめんねえ、着替えを取りに返っただけだからゆっくり出来ないのよ」 ずりずりと落ちていくきめぇ丸に片手を上げて「ごめん」のポーズを作ると、射命丸は 慌しく家の中へと上がっていった。 そんなきめぇ丸を馬鹿にするかのように鴉が上空を飛びまわっていた。 * その日から射命丸は家を長い間空けることになった。そしてきめぇ丸もまた同じである。 きめぇ丸の向かう先はいつも同じ、霊夢のいるゴミ捨て場。毎日のように霊夢に会いに 行き、毎日のように様々な嫌がらせをした。 そして、そのどれもが空振りに終わった。 妖怪の山で一人で生きる、そんな奇跡の中を歩いてきた霊夢にとって、他人の悪意を感 じ取る能力が欠如していたのかもしれない。 体当たりをしても、不気味な音を立てても、怨念を込めても、念仏を唱えても、そのど れもが霊夢を喜ばせるだけに終わった。 だから今日は少し趣向を変えていた。 「ゆっ! きょうもきてくれたんだね。なにをしてあそぶ?」 霊夢はいくらきめぇ丸が探しても見つからない。唯一、霊夢を見つける方法はいつもの 踊りを踊ることしかない。きめぇ丸のことを風切音で認識しているのだ。 音に反応して現れた霊夢に対し、きめぇ丸は口に咥えていた器を放り出した。 「ゆゆ? これはなに?」 きめぇ丸は急かすように霊夢を突付く。 「たべものなの? ありがとう、おいしくいただくよ! むーしゃむーしゃ……」 何も知らずにきめぇ丸が用意したものを霊夢は食べる。それを見たきめぇ丸は心の中で 笑っていた。きめぇ丸が持ってきたもの、それは鴉の餌だったのだ。 それは憎むべき鴉と同一視することで霊夢を蔑むという陰湿な嫌がらせだったのだが、 「おいしー! こんなおいしいものたべたのひさしぶりだよ! しあわせー!」 またもや霊夢の反応はきめぇ丸の想像通りにはならなかった。 余りに美味しそうに食べる霊夢に、きめぇ丸の興味も刺激される。恐る恐るそれを口に すると――確かに美味しい。 おのれ、おのれ、おのれ、おのれ! きめぇ丸は鴉に対する嫉妬に狂い、狂気の踊りを披露する。 「ゆゆ? どうしたの? いっしょにゆっくりたべようよ!」 実のところ今日持ってきた鴉の餌は、不精をした射命丸がおつまみのナッツ類を適当に 鴉にやっただけなのだが、そのことはきめぇ丸には知る由もない。 「ゆっ、ゆっ、ゆ~♪」 その日もきめぇ丸の作戦は失敗に終わったのだ。 こうして二匹のゆっくりは日を重ねていく。 きめぇ丸は不満を、霊夢は愛情を募らせながら、ゆっくりと時間が流れていった。 * その日は珍しく射命丸が家で仕事をしていた。 机に向かって原稿を纏める射命丸。心なしか鴉たちも元気に飛び回っているようだ。 そしてそれはきめぇ丸も変わらない。ぐるぐると机の周りを駆け回り、何度も椅子に体 当たりをし、机の上を反復横飛びを――したところで手刀が飛んだ。 「ごめんっ、これ明日までに仕上げなくっちゃ駄目なのよ。終わったら遊んであげるから 大人しく待ってて!」 手刀はそのまま謝罪のポーズに変わり、射命丸は直ぐに原稿に戻っていった。 弾き飛ばされ、馬鹿にするかのように鴉が飛び回る。そこできめぇ丸の不満は頂点へと 至った。 原稿に集中する射命丸は、きめぇ丸がそっと家を抜け出したことに気が付かなかった。 * 妖怪の山でゆっくりが生き延びる、それは天文学的な確率に支えられた結果だった。い わばタイトロープ、秒の間に天秤にかけられているのと変わらない。奇跡という言葉すら 陳腐になるほどの僥倖。 だから――そんなもの、長続きするはずはなかったのだ。 霊夢はいつものようにゴミ山できめぇ丸が来るのを待っていた。変な音を立てる奇妙な 仲間。それでいて優しくて暖かくて――そしてとっても大好きなお友達。それが霊夢の中 のきめぇ丸像だった。 どこまでもすれ違う二匹。霊夢は真実に気が付かないまま、怒りを募らせたきめぇ丸を 待ち続けている。 友人を持ってから霊夢は明らかに周囲に対する警戒心が薄れていた。 今までは物音がする度に物陰に隠れていた。しかし今では物音がする度に友達が来てく れたのではと期待してしまうのだ。 「ゆ! きてくれたの!」 一度緩んだたがはもう元には戻らない。 だから、ゴミ山の影から飛び出してしまった。風切音を聞いたわけでもないというのに。 ――グゥゥゥルル! それは友達などではなく、生ゴミを漁りに来た野犬だった。 本来ならばわざわざゆっくりを襲うことはしない野犬だったが、食事中という気が立っ ている時に勢いよく現れたその物体に強烈な敵意を示した。 「ゆゆっ!? なに、なーに!?」 時既に遅し。恐ろしい唸り声に反転しかけた霊夢に野犬は躊躇なく襲い掛かった。 「やめてね! ゆっくりさせてね!」 余りの恐ろしさに霊夢は泣き喚き逃げ惑う。しかし盲目の霊夢に素早い野犬から逃げお おせることなど出来るはずもない。ゴミに躓き動きが鈍った瞬間、鋭い牙が霊夢を襲った。 「い゛! い゛だい゛よ! ゆ゛っぐりやめて゛ね!!」 既に犬は霊夢を敵だとは認識していなかった。それは敵ではなく、食べ物ですらなく、 ――玩具 犬は好き放題に霊夢を弄び始めた。 殴られ、噛まれ、振り回される。直ぐに鋭い牙が皮を突き破って中身の餡子にまで到達 した。 「や゛めでぇー!! ゆ゛! ゆっぐり……!」 今、霊夢が生きているのは犬の玩具になったお陰だともいえる。食べ物だと認識されて いたのならば今頃欠片も残らず四散していたことだろう。しかし、それは果たして幸せだっ たのか。悪戯に苦痛を長引かせるだけなのではないのか。 世界の存在する純然たる悪意、霊夢はその存在を生まれて始めて感じていた。そして最 後に残されたのは絶望だけだった。 たすけて。 そんな言葉にならない言葉。今、霊夢が助けを求める相手はきめぇ丸しか存在しない。 しかし、霊夢は知らない。きめぇ丸が持つ感情が、霊夢のものと百八十度違うという事実 を。 しかし、知らないからこそ彼女は祈った。 たすけて、たすけて。 犬の口に咥えられ、振り回され、傷口から餡子を迸らせながらただ一心に。 ――ゆ? 気が付くと地面に倒れていた。体に突き刺さっていたはずの牙の感覚は既にない。 ――なにがおきたの? もう体を起こすことさえ出来ない霊夢。目も見えず、体の感覚もない。しかし一つだけ 残っていた感覚は確かにその音を聞き取っていた。 ヒュンッ、ヒュンッ、という風切音を。 ――ああ、きてくれたんだ 恐ろしい獣のうなり声はまだ残っていたが、霊夢の体からは力が抜けていった。 最早一寸たりとも動かすことの出来ないほど体は傷ついている。大量の餡子が飛び出し て、いつ死んでもおかしくはない。 それでも――今は安心できる。ゆっくりできる。 この音があればもう大丈夫だ。 ――ごめんね、ありがとうね。ちょっとだけゆっくりさせてね その言葉を音にすることさえも出来ず、霊夢は意識を失った。 * きめぇ丸が目を覚ましたのは喧しい泣き声によるものだった。 いつもの鬱陶しい鴉どもが泣いているのか、そう思っていたがどこか違う気がした。 その声が何の声だったのかと頭を悩ましていると、段々と声が近付いてくる。 「ゆっ! おきた! おきたよ、おねえさん!!」 耳元で聞こえた声に、怒りをぶつけようと体を起こそうとし、そして全てを思い出した。 結局のところ、きめぇ丸が霊夢を助けたのはただ苛立ちをぶつける相手が欲しかったか らに他ならない。その対象が何故か自分以外の存在に虐められており、そしてそれが気に 入らなかった。 野犬に立ち向かうと言う蛮行にまで達するほど前後を見失ったきめぇ丸。相手は鴉とは 違う。きめぇ丸に待つ運命は霊夢と同じ――はずだった。 どこか様子がおかしい、射命丸の原稿の進みを遅らせていたのはそんな思いだった。そ してその思いが結実すると、射命丸はきめぇ丸がいなくなってしまったことに気が付いた。 そしてそこら中を飛び回り、後一歩できめぇ丸の餡子が飛び出すというところで助けるこ とに成功したのだ。 「全くあれほど外にでちゃ駄目っていっていたのに。でも――ちょっと安心したわ」 きめぇ丸を優しく介抱しているのは、主人である射命丸。横をみると霊夢は先に手当て を受けていたのだろう。全身に包帯が巻かれた痛々しい姿だったが、命に別状はないのか しきりにきめぇ丸を心配する声を上げていた。 きめぇ丸は歯噛みする。自分より先に手当てされていた霊夢に対し。 「こら、暴れないで! 手当て出来ないでしょう!?」 射命丸に言われてはきめぇ丸も大人しくするしかない。そう思ったのだが、 ヒュンッ、ヒュンッ。きめぇ丸は餡子がはみ出そうになるのも気にしないで上下に動く。 姿見の端に移っている自らの姿、それを見てしまえば抗議することしか出来ない。 「これが不満なの? うーん、でももう包帯がないのよねえ」 きめぇ丸の傷口を塞いでいたもの、それは餃子の皮だった。 「ほら、同じ小麦だし吸収されそうじゃない? 絆創膏だと剥がすときに皮が剥けちゃい そうだから」 下手糞なパッチワークのように体中を覆っている餃子の皮。それによってきめぇ丸の姿 は通常の三倍は気持ち悪くなっている。ダンスを踊ればさらに倍率ドン。 射命丸の手によって世にも恐ろしい生命体が生み出されたしまった。 きめぇ丸の怒りは射命丸には伝わらない。ただ霊夢をいじめたい一心、それだけで野犬 に立ち向かったというのに、その行為を射命丸は献身的な愛情と勘違いするのだ。 抗議のダンスを踊れば踊るほど射命丸は、 「はいはい、わかってるわよ」 と楽しそうに笑うだけ。それに対する抗議は最早聞き届けられることはなかった。 霊夢はというと力強さを増していく風切音に「ゆっゆっ♪」と楽しそうに口ずさんでい る。 「貴方の大切なお友達なんだから、きちんと怪我を治してあげなくちゃね。目は……どう なのかな。そうね、永遠亭につれていけば何とかなるでしょう。よかったわね、貴方」 微笑む射命丸につられ霊夢も笑う。 きめぇ丸だけがいつまでも不満気に踊り続けていた。 * 「ほら、出てくるわよ」 永琳に連れられて目を包帯で覆った霊夢がやってくる。 それを視認したきめぇ丸は胸いっぱいに空気を吸い込み、倍以上の大きさにまで膨らん だ。そしてウォーミングアップだとばかりに上下左右、斜め上にまで疾く速く反復運動を 繰り返す。 ヒュゴォウ、ヒュゴォウ。 きめぇ丸は巨大化しつつも、その速度には更なる磨きをかけていた。最早その残像には 質量さえ伴っているのではと幻想するほどに、奇怪を越え怪異の域にまで到達したダンス。 それを直視した永琳は顔を引きつらせて一歩後ずさった。目を逸らして吐き気をこらえ るように手で口を押さえた永琳だったが、何とか気を取り直したのか咳払いを一つ。霊夢 の包帯を解き、床に下ろした。 ゆっくりと目を開いていく霊夢に、きめぇ丸のダンスにも力が入る。 ――とうとう、とうとう自分の目的が達成されるのだ 霊夢の両目が自らの姿を捉えた。そして次の瞬間、 「ゆーーー!!!!」 永琳をして引かせるきめぇ丸の不思議な踊り。それを間近で目撃した霊夢のその叫びに は、果たしてどんな色を伴っていたのか。 きめぇ丸がそれを悟ることはなかった。 一分の躊躇もなく、両目一杯に真珠の粒を湛えながら、霊夢はきめぇ丸に飛び込んでいっ た。 「やったよ! みえる、みえるよ! これでまたいっしょにゆっくりできるね!!」 動きを止めたきめぇ丸に、霊夢は何度も何度も頬を摺り寄せる。 「あらあら」 「あやややや。情熱的な再会って奴ですねえ」 ヒュオン、ヒュオン、ゆっ、ゆっ。ヒュオン、ヒュオン、ゆっ、ゆっ。 きめぇ丸は霊夢を突き放すように奇妙なダンスを踊り続ける。霊夢もそれに合わせるよ うに踊りだす。それが気に喰わずきめぇ丸はどんどん速度を上げていった。 射命丸と永琳は二匹を微笑ましく見つめている。そんな中できめぇ丸は霊夢が疲れ果て るまで不満のダンスを踊るのだった。 ――自らの頬が安堵に緩んでいることにも気が付かないままに。 きめぇ丸の人?格や仕草以外の所を本気で可愛いと思えてきた俺はもう駄目かも判らんね -- 名無しさん (2008-09-12 02 54 38) いいなあ -- 名無しさん (2008-10-14 21 48 04) きめぇ丸かっこいいよきめぇ丸。描写がすごく上手くて想像しやすかったです。 -- 名無しさん (2008-11-27 00 21 13) 文章構成、表現、ネタ、そしてゆっくり愛。 どれも素晴らしいと評価せざるを得ない(つ∀;) -- 名無しさん (2008-11-28 17 15 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yuri_memo/pages/112.html
424 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 33 11.42 ID 3lFWggSD0 414 今見たが日本は男だがかわいい顔してるぞww 「もし私の好きとAの好きが同じ好きなら 今日桐に私の気持ちを伝えたよ。返事は保留だけどね^^; 同じ好きなら今すぐにはAの気持ちには答えられないんだ・・・。 私の気持ちは今すぐどうこう変わらないし、好きってそういうこと だと思うから。 桐にも言ったけど、Aも大切だからいっしょにいたい気持ちは わかってほしいな。関係ずっと壊したくないからね。」 だめだ・・タッチ! 426 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 33 54.11 ID 2To0sshR0 423 同意 そして桐さん呼び捨てにしてた 申し訳ない 427 :1:2009/01/29(木) 21 34 13.57 ID tue01Xi30 みんな本当にありがとう・・・・ありがとうって何回言っても足りないやw 私は言葉にして言ってなんか改めて実感というか自覚した。 やっぱり桐さんが好きで、桐さんと一緒にいたいと思う。 だから、その、Aの気持ちは嬉しいし好きだけど、桐さんへの好きとは違う。 でも自分も桐さんとの恋が叶った訳じゃなくてまだもやもやとしてるから、 Aがもやもやする辛いのも嫌・・・・ごめん、意味分かんないね。 我が儘だ・・・・自分orz じゃあ桐さんへは相談はのとこスルーして普通に返信すべきかな? 430 :1:2009/01/29(木) 21 35 59.27 ID tue01Xi30 桐さん呼び捨て構いませんよ^^ 桐さんっていうのも似てる漫画キャラから取ってきたんですしw 424Aに送りました 431 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 37 28.26 ID 3lFWggSD0 430 ま、まて!自分でカキコしといてゆーのもアレだが、 確かにAが百合的だと確定したわけじゃないから あえてそこは濁すべきだったと・・すまん・・マジで後悔した・・orz 死んできます 433 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 37 57.13 ID BzSSPw050 もし相手が本気だった場合流されたらそうとうショックだぞ 今日、告白するまで自分が同じように不安だったんじゃないか? もし友達でいたいと思うんであれば真剣に話を聞いてあげてほしい 聞くだけでいいから 434 :1:2009/01/29(木) 21 38 20.00 ID tue01Xi30 桐さんにはどう返したらいいかが全く分からない。 Aに対して真面目に応えたいって言うのもあるし、 桐さんといたいとか好きだってのもやっぱりあるし、 それと同時にAに対して何か思ったりしてるのかなって桐さんに対する、 こう何だろう・・・・汚いな、自分orz あわわわやばい送ってしまったぞよ・・・・・。 435 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 40 05.18 ID vXELujAv0 434 焦る気持ちは分かるけど、もうちょっと落ち着いてから送ろうねw その方が、皆の答えも纏まってより良い物に仕上がると思うからさw 439 :1:2009/01/29(木) 21 42 55.02 ID tue01Xi30 Aから返信来ました 「そっか・・・・1は桐に告白したんだ。 私も1のこと好きだよ。だから桐のこと好きなんだろうなって思ったけど、 1の照れてるとことか見てたら告白はしばらくしないだろうなって思ってたんだよね。 でも・・・・・・そっか、伝えれたんだ。 正直私1と桐が付き合えばいいって思うこと出来ない、ごめんね。 諦めることも、出来ない。 桐が答え出してないってことは期待しちゃ駄目?もう私に望み無い?」 ・・・・・・(つД`) そっか・・・・・・なんか、似たような感じだなって、そう思っちゃうなぁ・・・・・・。 嬉しいけど、桐さんが好きなんだよ・・・・・。 でも、Aのことも好きなんだよ、でもやっぱり恋愛感情とは違うんだよ。 最低だorz 440 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 43 40.07 ID BzSSPw050 切ないスレになってまいりました… 442 :1:2009/01/29(木) 21 44 03.45 ID tue01Xi30 以後気を付けます・・・・落ち着こう、ごめんねみんな。 桐さんから最後の返信は 371です 444 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 47 07.38 ID tWvmymeX0 もしかして桐さんは、Aの気持ちしってたの? でも私の気持ちは桐さんだけしか見れないから・・・ 的な返信になるのかな? 449 :1:2009/01/29(木) 21 48 26.03 ID tue01Xi30 桐さんへの返信しないと駄目だよね・・・・ 何だろ、Aからのメール読んでから桐さんに返信するの辛くなってくる。 現金だな・・・・何だか申し訳ないやorz 「本当ごめんね?」 ・・・・駄目だ、先が思いつかないw Aに言われたこといったほうがいいのかなぁ・・・・。 450 :1:2009/01/29(木) 21 49 37.56 ID tue01Xi30 あ、返信したんだっけ でも返ってこない・・・・・・ ごめん、ちょっと混乱して疲れてる 453 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 50 34.63 ID 3lFWggSD0 442 とりあえずAには 「私も正直こんな気持ちは初めてですっごい動揺してるんだ。 Aの気持ちは嬉しいんだけど、私もまだ答え出せないよ、ホントごめんね。 好きって気持ちに気付いたの最近だし、桐の答えがどうこうじゃなくて 私自身が混乱してるんだ。」 桐にはぶっちゃけホントのコト言うべきだと思う。 桐は真剣に考えてくれそうだからってことを考慮して 「私が桐のコト好きと同じ好きだって言われたよ。 何か迷惑かけっぱななしになっちゃう・・でも、私は 二人とも大事って気持ちが大きいから関係壊したくないよ」的な? 長くなってすまん・・みんなの意見を頼む 453 送りました・・・・ 返信来るといいな・・・・・・ 456 :1:2009/01/29(木) 21 52 48.21 ID tue01Xi30 本当どうしていままで恋愛してこなかったんだろう。 やばい、凄く辛い・・・・泣きそうorz もっと辛い思いしてる人沢山居るのにねw 458 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 54 12.82 ID vXELujAv0 439 こんなんどう? うん…思わず言っちゃったんだ。 泣いちゃって桐さんを困らせちゃったかもしれないけどね。 でも、まさかAが私を想っていてくれたなんて、全然気がつかなかったよ… Aの気持ちに気付かなくて、本当にごめん。 きっと私の桐さんに対する言動を見て、Aは辛かったのかもしれない…って思った。 だから、応援できないっていうAの気持は、仕方ないし当たり前だよね。 ただ、私も桐さんに言われたんだけど、期待をさせるような事を生半可な気持ちではAに言えない。 でも、気持ちはすごくうれしい。 ありがとう。 460 :1:2009/01/29(木) 21 55 06.84 ID tue01Xi30 Aの方送ってないんだけど、 458と混ぜた方が良いかな? 桐さんの方一応送ってみました 463 :1:2009/01/29(木) 21 57 24.42 ID tue01Xi30 453と 458のを混ぜてAに送って平気? ここの住民の優しさと文才に涙w 464 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 21 58 45.82 ID tWvmymeX0 463 俺はいいぞw 465 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 22 00 21.37 ID vXELujAv0 456 そんなこと無いよ。 恋愛は数多くしたって幸せになれるわけじゃないし。 数多く恋愛したって、成長しない人はいっぱいいるんだから。 確かに、自分より辛い経験してる人は、確かにいっぱいいるかもしれない。 でも、それは人それぞれのキャパってもんがあって、 辛いこともきっと【その人が耐えられること】を試練として与えられてるんだと思う。 1は、今の自分に見合ったキャパの試練を与えられてるんだよ。 だから、きっと乗り越えられる。 乗り越える手段は【一人じゃなきゃだめ】なんて誰も言ってないんだから、 このスレの住人と一緒に乗り越えていけばいいじゃないか! 465 ありがとう、経験だけが全てじゃないんだよね! みんなに滅茶苦茶支えられてるよ・・・・ まだまだ迷惑掛けるかもだけど、お願いします 私もみんなが幸せになれるように祈ってる! 470 :1:2009/01/29(木) 22 01 20.79 ID tue01Xi30 良かった・・・・桐さんから返事来ましたっ 「そっかー、Aに言われたんだ。 さっきメールでAから「1が好き」って突然言われて、 だから1のとこに何か来てるかな?って思いました。ごめんね、聞いたりして。 (空行) それで、正直Aが好きって言ったのを聞いて面白くないなって思っちゃったんだ。 Aが真剣に好きなんだろうなっていうのが分かったから、余計に(笑)」 期待してしまうorz いいのかなぁ・・・・Aのことも心配だけど、 やっぱり桐さん好きだからこういうのが来ると期待しちゃうし嬉しいやw 471 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/01/29(木) 22 02 05.29 ID puGYCtgiO 465 なんか泣いた(ノ_・。) →続き
https://w.atwiki.jp/w54s/pages/15.html
W54Sの良かった点 思ったよりもカメラ使える。アップデートで起動も速くなった。 -- 名無しさん (2008-03-26 17 01 41) 文字変換機能だけは優れていたように思う。 過去形なのは、すでにクレームで他のに変更したから。 3週間のつきあいでした。 なにしろこちらで報告されてる不具合、8割がた発生(爆)。 -- やんと (2008-04-09 17 11 14) データフォルダの容量とデザインとボタンが押しやすいくらいかな・・ ハードはいいんだけど中身が・・・ -- karura (2008-05-03 20 06 25) 自作着うたが登録できるところ。 -- bokasu (2008-06-20 17 31 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1591.html
「な・・・・・・んで・・・・・・?」 「ごめん・・・・・・」 目の前で血を流しながら力なく倒れる少女に謝罪をし、彼女の胸に刺さっている包丁を抜き刺す。 「これも南の・・・・・・夏奈のためなんだ!」 南夏奈。 先ほど放送で名前を呼ばれていた少女の名前だ。 藤岡は彼女のことを愛していた、故に最初の放送を聞いたときは何が起こったのかわからなかった。 名前を呼んだやつらは 『自分の知り合いが名前を呼ばれたとしても、死んでほしい奴が呼ばれたとしても このカオスロワは生と死はもはやペテン…誤報だったりすることもあるから覚えときな…! 』 と言っていたからそのとおりだと思って欲しかった。 次の放送でも死んだと伝えられた夏奈の名前がまた呼ばれたからさっきのは誤報だったのだと少し安堵した。 それと同時にこの放送は誤報なのかという疑問が訪れる。 前は死んだことは嘘だったけど、今回は嘘じゃなくて本当に死んでしまったのかと。 だから俺は一刻も早く彼女の安否を確かめたかったのだ。 だからろくに乗ったこともないトラックを運転してこの日本中 いけるところまで探した。 でもいくら探しても彼女の姿は見つからなくて、次第にトラックの燃料は切れて次の放送がなってしまった。 そしてまた彼女は死んだと告げられたのだ。 何度も聞いているうちに真実がわからなくなり、俺はついに人を殺してしまった。 自分のことを心配して手を差し伸べてくれた女を殺すなんて男として、人間として最低だ。 まったく俺も馬鹿だよな。 冬馬にあれほど手を出すななんて言った癖に自分が身勝手な理由でこんなことをしちまうなんて・・・・・・ でもこれしかないんだ。 この殺し合いで優勝して南夏奈に会う、それが俺にできる唯一のことなんだ。 たった今殺してしまった少女の胸から包丁を引き抜き、黙祷をすると誰かが歩いてくる音が聞こえてきた。 音のする方を向くと一人の女子高生がそこに立っている。 その肌は雪のように白く、眉一つ動かさない無表情で、控えめなボディラインでさえ彼女に一種の美しさを引き出していた。 だがガラス細工のような彼女の手にはそれに分不相応な無骨な斧がある。 一体どうやってあんな馬鹿でかい斧を持っているのかはわからないが、今確実に言えることは彼女は俺を敵視しているということだ。 死体から凶器を引き抜くところを見られたのだ。 どんな言い訳をしても聞いてはくれないだろう。 ああ・・・・・・俺はまた女を殺さなきゃいけないのか。 自分勝手に親しかった少女を殺した俺に対する神の罰だろうか。 ナイフ一本であの人に勝てるかどうかは不明だが、今更後悔しても遅い。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 俺はナイフを構えて女子高生に向かって走り出す。 すると女子高生は斧を大きく振りかぶった。 しかし俺は元々運動神経には自信があるほうだ。 サッカーでいうカットのように彼女を横切った。 瞬間俺の横を彼女の斧がかすめる。 危ない危ない、あれに当たっていたらすぐにあの世行きだ。 だがそれを喜んでいる場合ではない。 彼女の後ろをとった俺はすかさず次の行動にでる。 とは言ったものの単純なもので、ここから動脈を切るものだ。 動脈というものは人体にとって唯一、骨などに保護されてない重要な血管で、そこから血が溢れた場合は致死量に達する血液が出る。 仮に傷つけた場合は傷が深いと即死、薄くてもすぐに病院で処置を施さないと死に至る。 俺のナイフが彼女の首を捉えるのはもちろん彼女が武器を構えなおすよりも早く、ナイフの刃が彼女の首にさs・・・・・・ あれ突然暗くなって・・・・・・ 「情報消去完了」 ナイフ一本で襲いかかってきた馬鹿な餓鬼を消し去って当然のように私は呟く。 地面には私以外の誰かの血がついたナイフがコツンという音を立てて落ちる。 襲い掛かってきたもんだからつい情報操作をしてしまった私は少し後悔した。 今回は殺し合いに乗っているわけでもないのにいきなり力を行使してしまったのだ。 巻き添えとして何人か余分に消し去ってしまった。 5期の頃は彼に会うために、自分が唯一の『長門有希』になるためにマーダーとなったが生憎6期ではそんな気力はすっかり無くなってしまった。 よくよく考えれば主催の力を使わなくても死者を蘇生させる方法もあるのだ。 何万ってレベルじゃない参加者達を殺すよりも他の方法を探したほうが効率的であるだろう。 オリジナルの件に関してはもうどうでもいい。 私はあの『長門有希』とはほとんど完全に別の存在となったんだし、何よりこんな私を愛してくれる人・・・・・・というより畜生がいる。 その畜生、ディアボロモンと私は結婚し、死者スレで夫婦生活を営んでいたところだがカオスロワ6期が始まったので離れ離れになってしまったのだ。 ということで私は自分のするべき目的を整理することにする。 1:愛しの彼を探す 情報を収集してみた結果、愛しの彼は主催になって性転換してしまっているではないか。 まあ性別が変わったところで彼が彼女になってしまっただけだ。 見つけたら女となった彼女と楽しめばいい。 飽きたら男に戻せばいい。 ディアボロモンはどうしたって? あいつは強いからどうせ好き勝手やっても大丈夫だろう。 合流できたらするだけだ。 浮気? くだらない、どうして地球人はそのようなルールに縛られる。 以前の私は愛しの彼一筋だったが今はディアボロモンも愛するようになって結婚しただけのこと、何故そこから愛しの彼を求めてはいけない? 言ってしまえば重婚禁止というのは、知的生命体が倫理などいう偏見が作った法律であり、そのようなものに束縛される私ではないのだ。 愛しの彼とディアボロモンの三人もとい二人+一匹で暮らして何がいけないのだろうか。 まあそれを言ってしまえば結婚も同じことだ、所詮同じ戸籍に入れられるというだけだ。 勝手に暮らそう。 2:ディアボロモンを探す 上記で述べたようにあいつは放っておいてもいいだろう。 会えたらそのまま合流して、会えなくても愛しの彼を探した後ゆっくり情報探査で探せばいいだけだ。 いや、主催脅して探させるというのも一興か。 3:早く今の体をなんとかする お前は何を言っているんだ だって? 五月蝿い。 実は今の私の体は暗黒長門の私のものではなく、5期で本家長門と消失長門のと混じった、真・長門のものだ。 あの時はあいつらの体とともに意識が合体して私の魂だけが死者スレ逝ったから事実上、私の体が亡くなってしまったのだ。 そして私が死者スレから戻ってきて復活したから、元は私の体でもあった真・長門の体を使っているものだが、このままでは真・長門の魂が戻ってきたときどうなるのかがわからない。 私の意識が消されてしまうことはない、だがやつの目的は恐らくと言わず私とは違うものだろう。 よって前二つの目的が阻害されてしまう危険性が非常に高い。 情報操作でこの肉体から暗黒長門の情報のものを切り離すことはできないことはないが、消耗が著しく激しいことが懸念される。 なのでコピーロボットなりなんなり早いところ予備の肉体を手に入れておきたいところだ。 以上が今思い当たる必要事項である。 優先順位は 3>1>2 といったところか。 「現状把握及び必要事項を確認、これより任務を開始する」 【一日目・17時10分/インドネシア】 【暗黒長門@ニコニコ動画】 [状態]肉体は真・長門 [装備]ゲッタートマホーク、結婚指輪 [道具]不明 [思考]基本:主催からキョンを奪還する。 1:スペアボディの確保 2:できればディアボロモンと合流 3:力を温存するため極力戦闘は避けるが、危害を加えるものには容赦なく消去 【ケイコ@みなみけ 死亡確認】 死因:刺殺 【藤岡@みなみけ 死亡確認】 死因:情報消去 【内田 ユカ@みなみけ 死亡確認】 【冬木 真澄@みなみけ~おかわり~ 死亡確認】 【タケル@みなみけ 死亡確認】 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 死因:巻き添え
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/10120.html
178 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/01/18(日) 13 44 17.27 ID k8Vp48kh0 空気替えになるか分からんけど キャンペーンのラスボス戦で「緊張感を持ってもらうため」 と称して単体ボスのラスボスによる攻撃は軽減不可、戦闘中回復不可だった GM曰く「これまでどんなダメージ与えても回復役PCが軽減したり治したりするからPLが死の危険をあまり感じなかった気がするから」 結果はそれまでの与ダメと同等与えて回復もダメ減も効かなかった事で言わずもがな 回復役PLが一番落ち込んでた GMは責任転嫁して「そもそも回復役が防御と回復封じられた時に何も役立たずになる設計だったのが良くなかった」 など言って余計お通夜 夢だった事にして別日程でシナリオやり直したが次の集まりはそれ以降無くなった 179 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/01/18(日) 13 47 58.06 ID vhpmxWK/O [3/3] 何と言うか…酷いGMだな 180 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/01/18(日) 14 00 25.61 ID qrfcbK4B0 [3/7] たしかにあまり尖った特化キャラは運用に苦しむっていうのはあるが 「回復役が防御と回復封じられた時に何も役立たずになる設計」 これは意味不明すぎる 試行錯誤が視野狭窄に陥り、実際に試してひどい方向に進んだから パニクッたんだろうがそれでも論外。 バランスとりミス素直に認めて次回仕切り直しでいいのに なに他人を攻撃してんだろ 181 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/01/18(日) 14 04 26.43 ID sEFow2SfO [2/3] 178 乙。 ひどいな… キャンペーンなラスボスなら、GMは当然PCの性能わかってるんだし、 それで勝てないするのはGMが馬鹿か、狙ってやったクズかのどちらかしかないわな だいたい、ゲームの最終回で、特定PC役立たずにするような設定する時点で許せんレベル 184 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/01/18(日) 14 59 21.13 ID DDOdvoJT0 [1/2] 178 メインの仕事封じたら仮に小技あってもつまらないのはわからんのかなあ……… スレ405
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/574.html
183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/14(木) 00 18 00.01 ID CC/dlKZP0 [1/3] 「ほら、あの人…あの桐乃の…」 「そうそうお兄さんだよ、桐乃の」 京介「…何か指差してごにょごにょ言われてるよな…俺」 麻奈実「多分、私たちの中学校から来た桐乃ちゃんの先輩じゃないかなぁ?」 京介「あー…そういやあいつ雑誌に兄貴がいるって書いてるんだったな…」 麻奈実「同じ名字だし出身の中学校も同じだからわかるんだよ~」 京介「(ったく…高校でまであいつの名前聞かなきゃなんねぇのかよ…)」 「でもさぁ、何か期待はずれだよねー」 京介「………」 「桐乃のお兄さんなら超イケメンかと思ってたけど何か地味じゃない?」 「だってぇ、桐乃が雑誌には超かっこよくて超優しくて超素敵なお兄ちゃんなんて書いてるからぁ~」 「どんだけすごいお兄さんなのかと思っちゃった~」 「桐乃のお兄さんって感じじゃないよねーあははっ!」 麻奈実「きょ、きょ~ちゃん…?だいじょうぶ?」 京介「…心配すんな、こんなの慣れてらぁ。……ちっ」 京介「(桐乃のやろう…!勝手にハードル上げまくりやがって…!俺が何をしたよ!?何で勝手にがっかりされなきゃなんねーんだ!!)」 京介「(ブラコンキャラ作るのに俺を利用すんのも大概にしとけっつーの!!)」 高坂家リビング 京介「大体、一体どんな風に俺のこと書いてんだ?親父が欠かさず買ってる桐乃の載ってる雑誌を持ってきてはみたが…」 京介「………あぁ、これか。………楽しく、お買い物?クリスマスデート?……おい、どこの世界の高坂兄妹だよ。これ。 どこの世界の俺で、どこの世界の桐乃だこれ?特にこれなんだよ。あたしはおにいちゃんとすごく仲良しって誰だよお前!?」 185 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/14(木) 00 20 01.40 ID CC/dlKZP0 [2/3] 桐乃「あんた何、妹の載ってる雑誌見て騒いでんの?キモ。シスコン」 京介「うおっ!!?お、お前いきなり現れるんじゃねぇよ!」 桐乃「はぁ!?見られたくなけりゃ部屋に引っ込んでなさいよ、意味わかんないんだけど」 京介「お前なぁ!ブラコンキャラつくんのは勝手だけど空想の兄貴をここに書くんじゃねぇよ!!」 桐乃「はぁ?関係ないじゃんあたしが何書こうが。」 京介「お前がここに美化200%の兄貴像なんか書くと現実の俺に負担がかかるんだよ!何で俺が期待はずれとか言われなきゃなんねーんだ!」 桐乃「はぁ…。何?あたしがここに書いてる姿とかけ離れてるって言われて傷ついたわけ?じゃあ、地味で平凡でうざくてシスコン変態兄ですって書けっての?」 京介「そもそもお前にブラコン設定みたいなもん自体無理があんだろうが!」 桐乃「………っ」 京介「な、何だよ?」 桐乃「キャラづけしたほうがウケがいいんだからしょーがないじゃん。だいたい、あんたそれだから駄目なのよ」 京介「…はぁ?」 桐乃「あたしがハードル上げてるって言うんなら、そこで考えるべきはあたしにハードル下げろって言うことじゃなくて、 期待はずれだって言われないくらい自分を磨くことでしょ?情けなくないわけ、あんた?」 京介「ぐっ…。」 桐乃「あたし、何か間違ったこと言ってる?わかったらもっと自分を磨く努力をしろっての。」 京介「……わかったよ、俺が悪かった。」 桐乃「え…な、何?何でそんな素直に認めるわけ?」 京介「お前に努力しろって言われたら何にも言い返せねぇよ、桐乃。」 桐乃「……あんた、週末あけときなさいよ。今週の。」 京介「週末?なんでだよ。」 桐乃「あんたの自分磨き、付き合ってやるってのよ。まずその地味なファッションからどうにかしないといけないし。」 京介「…おい、俺はそんなに金は…。」 桐乃「金かけるのだけがファッションだと思ってんの?安くでキメるのもあたしの腕の見せ所よ!感謝しなさい!」 京介「へいへい、頼もしいよ全く。」 桐乃「それと…嘘じゃないし。」 京介「はぁ?何が。」 桐乃「……だ、だから雑誌の!」 京介「……お前、ブラコンってキャラづくりじゃなかったのかよ…」 桐乃「なっ…!!この…!死んでよバカぁっ!!!」 京介「意味がわかんねぇよお前!!」 -------------
https://w.atwiki.jp/canard3/pages/25.html
ビーマニネタ構成 解らない方続出 だがそれで良い 登場者 上白沢慧音 -ワーハクタク- 詳しくはGoogle先生を 東方永夜抄3面に出現 頭が良い 藤原妹紅 -宝来人- んな宝来人とか解りませんので簡潔に -不老不死- 東方永夜抄EXTRA出現 見た目は子供中身は…? 黒白赤 -ぺきし- 失礼 コレはまた別の機会に 最近…妹紅が音楽を奏でる遊戯に没頭している 無論、私にも遊んでみれば?と奨めて来たわけだ。 申し遅れた 私は上白沢慧音 少し私の話しに付き合ってもらおう 会話に出てくる妹紅は私の私のっっっ!!!! ~GAMBOL~ 妹紅『やっばっwGAMBOLって曲198000スコアなんだけどっ!!』 慧音『それは凄いのか?』 妹紅『ん~…まぁ☆1だしね。点数は高いと思うよ?200000スコアが理論値だしね』 慧音『後少しじゃないか?理論値にしないのか?』 妹紅『いくらなんでも理論値何て無理よw面白いから慧音もやってみなよ~』 慧音『…そこまで言うなら私もやってみるとするか…』 300円投入 先程、妹紅がやったGAMBOLとやらを選曲することにした ♪てんって~れ~てっずんちゃずんずんちゃ~♪ 私は冷静に画面に降り落ちてくる譜面を軽快に鍵盤を叩いた 慧音『…』 妹紅『…マジかよ…』 -199000- 妹紅『慧音…理論値取って!!お願い!!』 その日から私は妹紅の頼みに弱いので、ひたすらGAMBOLを叩いた しかし GREAT1の壁に当たる 見ている妹紅も、演奏している私にすらいつ出てるのか全く解らない状態である 妹紅『やっぱ理論値は無理なのかな~』 慧音『……してやる…』 妹紅『あぇ?』 慧音『こんなの無かった事にしてやる!!』 ~歴史食い1完~ ~nine second~ 妹紅『やっぱり5鍵盤で色々慣らしてから7鍵盤やったほうが良いよね』 慧音『そうだな。数も減るし、基本から始めてみるとしようか。』 妹紅『ファンクだってー!!ちょっと期待!!』 慧音『じゃあ、私は2P側でやるとするか…』 ♪アイジャストトゥハーッハー♪ 妹紅『うはw脳汁出るんだけどw』 慧音『…』←必死 妹紅100000 慧音95000 妹紅『慧音弱いねー!やっぱり感覚違うからやりにくい?』 慧音『…次だ。』 妹紅『そんなムキにならないでよーwあ、バラード辺り強そうだよね!』 ~Do you love me?~ ♪テレレレレン テレレレレン テレレレレレレン♪ 妹紅100000 慧音88000 妹紅『ほら…私結構やってるし…勝てなくて当たり前だから』 慧音『…無かった事にしてやる!!』 ~歴史食い2完~ ~General Relativity~ 慧音『気付いたらこの遊戯物も十作品目なのか…』 妹紅『けーねーサボりすぎだよ~全然やってないじゃん』 1ST STYLEからGAMBOLのせいで全く手を付けなくなった慧音さん あの悪夢から数年… 今はカードに記録を残せる程進化を遂げたコノ遊戯物 慧音『どれ…久々にやってみるか…』 軽快にコイン投入! 店は開店したばかりで客は居ない! やるこむなら今だ!! 慧音『ふふ…私は敢えて新しい曲はやらないぞ。昔の曲から埋めていこう』 妹紅『昔かー昔はジェネラルリラティビティが良い曲だよ』 慧音『そうなのか?どれどれ…コレか…』 決定 ♪ガァーンッ♪ 耳をつんぎる決定音 慧音にとってそれは未知の音でもあったため、思わず耳を塞いでしまった 妹紅『あははー初めはみんな今回の決定音にビックリするよー(笑)ほら始まるよー』 慧音『…』 妹紅『…』 聞こえてくる ブーイング音 妹紅『…落ちた…ね;やっぱやってなかったから仕方ないよ…;』 慧音『…無かった事に』 妹紅『無かった事ーって慧音がソレやるとおかしくなるからダメ!!』 ~歴史食い3完~ 時は流れ Version RED 最近、妹紅に知り合いが出来たらしい 何でも凄い実力あるとか… ~GENOCIDE~ 妹紅『ん~無理!こんなのHARD越えで必死だよー…』 慧音『ふーん』 妹紅『うっわーやる気無いw引退しちゃったからしょうがないか』 そう 私は10で二度と触れない事にした 今は妹紅がスコアグラフを出すのでソレを見て楽しんでいる 妹紅『あ…来たよ慧音ー凄いの』 慧音『お前が最近言ってるの奴らか?』 妹紅が顔をその奴らに顔を向けたので私も確認する事にした …黒いのと…白いのと…赤いの…か 見た感じ凄そうには見えないのだが… 妹紅『あの黒いのがねGENOCIDEをAAA出しちゃうんだよーホント凄いよー』 そう妹紅が言っていると黒いのは、やる気無さそうに3曲目まで適度に流していた そしてEXTRA もちろんGENOCIDEだった 自己ベストをすぐさま私は確認 妹紅の言う通り しっかりAAAラインを越えていた 妹紅『ホントすげー…普通に軽々ワンモア出しちゃうもんねー』 慧音『ワンモア?』 妹紅『あーEXTRA曲をHARDつけてAAA取るとONE MORE EXTRAに突入するのー通称ワンモアー』 慧音『なるほどな。それ出たみたいだな。AAAだしな』 ~ONE MORE EXTRA~ そのワンモアに突入すると白いのと赤いのが見守りに来た 白いのに至っては録画機を使う始末だ ♪ジャンッ…ちゃんちゃんちゃん…ジャン…ジャンチャラララン♪ 周りは固唾を飲んで見守るわけだ 妹紅いはく まだ全国にクリア者がいないらしいからな 曲も終盤に入り見ている方が力入る すると 妹紅『おおおおおお!! キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! おおクリアしたすげ!! マジすげ!! おおありえん!!! おおあはやべおれあごわはぁうあぁあ おおおすげ!! おめでとう!!!!!!!!! すげすげすげすげすげ、すげええええええええええええ、すげーーー!!! マジすげー! どんかんウゴガグボァー プリズムすげーーーーーーーーー!! すげーー!! すげすげすげヴォー!キタ━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━!!! すげー、すげすげすげ、すげすげすげヴォー!』 後に妹紅は言った あの人は最強難易度曲クリアした後にLV1曲を真面目に死んだと 世の中私にも解らない事は多いものだな ~歴史食い4完~ 妹紅『ねー慧音ー家庭用REDにガンボル』 慧音『知らん』 ~歴史食い5完~ まとめ GAMBOL クソ判定 nine second クソ判定 Do you love me? クソ判定 General Relativity 判定引き継ぐバグ つまり開店して即プレイすると… つまり判定引き継ぐ曲が前に無いわけだから 判定が無くなるバグ GENOCIDE と 蠍火 判定については何も問題無 GAMBOL ANOTHER JUST GREAT以外BADしか出ない仕様 スクラッチでGREATもたまにでますが… これらの判定仕様は慧音のせいかも知れません
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/133.html
『好き。あなただけが好き。愛してる』 『ああ、僕もだよ』 嘘だ。 二人とも、嘘をついている。そう感じた。 兄と義姉、二人の睦事が展開されるのを、アリサは微睡みの中で感じていた。これが夢だということは分かっていた。しかし、夢の中の自分が誰なのか――空中に浮いている霊魂のようなものなのか、はたまた義姉なのか。判断つかなかった。 視点は義姉のものだ。しかし、意識は遠く天井の彼方にあった。熱気溢れるベッドとは違う、薄暗い隅に。 目の前にある兄の裸体。耳に障る二人のあえぎ声。据えた体液の匂い。兄の体液の味。兄の体温と感触…… 義姉が感じている情報が止めどなく頭に流れ込んでくるが、全てに現実感がない。 『ああ、んんっ、もっと――』 二人がこのような行為をしているであろうことは、妹ながら当然予想していた。子供ではないのだから。 しかし、具体的な情事を想像、もとい妄想できるわけでもないし、覗いたことなどは当然ない。それに、親しい人間のこういった姿は見たいものではなかった。 だが今、まるで我が事のようにアリサはそれを感じていた。これは妄想だろうか?――いや、妄想のはずだ。夢の、はずだ。見たことないのだから。しかし、自分の発想にしては、その二人の姿は意外だった。 義姉が異常に乱れている。 二人の行為を、妄想したこともないと前述したが、全く予想しなかったわけでもない。なんとなくそう感じたというだけのものだが。その中で義姉は、もっと慎ましい人間だった。 兄もまた、大人しい人間だ。更に兄は、昔から内向的だったので、義姉が主導権を握っていたように感じてはいたが、どちらも性的なことには奥手だろうと思っていた。 だが今、その兄が激しく無言で腰を降り、義姉は半狂乱で叫んでいる。 気付けば体位が入れ替わり、何度も何度も交わっている。専ら義姉が求め、兄はされるがままだ。こんなところでも主導権を奪われているのか。 二人を見ながら、気付けばアリサも身の内から火照りを感じた。今は自分の身体はないはずなのに、何かが溢れだした気がする。素直に義姉を羨ましいと思っている自分がいる。いや、兄に貫かれるなんて…… 妄想を振り払おうとするが、意識は義姉の身体から離れないのだから、どうしようもない。なんでこんな夢を見ているのか。溜め息を吐こうにも、義姉の身体は有らん限りの息を大声に変えていく。自分の身体はわからない。 そんなことが続いていく内、はっきり羨ましいと感じている自分を認めざるを得なくなってきた。そこまで性交渉に飢えているつもりはなかったのに。しかも相手は兄だ。気持ち悪い。 だが、その願いは唐突に叶った。いつの間にか、義姉の身体では無くなっている。これは自分のものだ。 驚く暇もない。身体は勝手に義姉とバトンタッチをして、当然のように、今までずっと続けていたかのように兄と性交する。絶対に有り得ないことをしている。それはとてもリアルだったが、肝心の感覚は情報としてしか伝わってこないのが、やはり現実感を損なっている。まるで他人同士の絡みだ。 『いいえ、わたしはあなたよ。今も、さっきもね』 『その……ぇに、した……っては……い。君……は……』 声は突然、二つ重なるように聞こえた。一つは誰のものかは分からなかったが、馴染み深くはっきりしたものだ。しかしもう一つも誰のものか分からなかったが、こちらは完全に知らない人間の、掠れて上手く聞き取れないものだった。 アリサはそこで目をさました。 夕陽が頬を照らしている。アリサは机に突っ伏して寝ていた。その体勢のまま、つけたままになっていた扇風機の風を感じながら、寝起き特有のもやもやした感覚を味わった。 もやは形になろうとせず、頭から抜けようとしている。それが何なのかも分からないまま、煙に巻こうとしている。夢でも見ていたのだろうか。 ぼーっとしながら、アリサは頭と同じく、机の上にあるであろう携帯をまさぐった。時間を見る。夕方の、そろそろ夕飯の準備をする時間だ。今日も兄は遅いかもしれないが、二人分作らなければならない。 起き上がって、とりあえず顔を洗おうと動き出す前に、違和感があった。股間だ。 嘆息する。また、下着を変えなければならない。今日だけでもう三度目だった。 冷蔵庫を開いて、中身を確認する。といっても、この一週間でこの家の食糧は把握しきっている。兄が買い足しでもしない限りは、知らないものがある道理はない。 つまり、今しているこの作業は、溜め息を吐くためにしているようなものだ――本当は、今日買ってくる予定だった。 予定というなら、今日は実習の後に友人と出かけるつもりでもあった。そろそろ気分転換をするつもりで。 しかしそれは、二度目のアレが全てを台無しにした。まさか―― (犬はないわよね……犬は) 思い出すのもおぞましい。 犬のブラッシングをしている最中にアレに触れて、アレを…… アリサは全てを忘れるつもりで頭を振った。自分にそんなつもりはなかった。絶対に。 下着がまた濡れていたのは……乙女のアレだ。そうアレ。みんなあるアレだ。そうしよう。 さて。 半ば無意識で作っていたジャガイモの味噌汁を味見する。一口すすり、まあ、こんなもんかとアリサは妥協した。 料理なんて、実家住まいだったアリサは家庭科の授業でしたことくらいしかなかったけれど、中々いけるものだ。母が作る姿をいつも見て、手伝って―― (あれ……?) 違和感。次の瞬間、アリサはすぐに理解した。また記憶の齟齬だ。ワタシハ母ノ手伝イヲイツモ嫌ガッテ逃ゲテイタジャナイカ。シタコトナンテ無イト、カンガエタバカリダッタノニ。 (なんなんだろう、これ) まったく無いはずの記憶が捏造されている。自分を形作る記憶というものは、こんな曖昧なものだったのか。 ナスを手に取りながら、意識はまた現実から剥離しそうになる。このところずっとそうだった。 と。茄子。 実家から貰ってきたものだ。形がいいわけでも、殊更大きいわけでもない。これを―― 「挿入れてみたい……」 ぽつりと呟いたアリサは、端から見たら、恋する乙女に見えたかもしれない。この一瞬だけは。 「い、挿入れて……それを、素焼きに……」 それを、兄が食べたら。 どうせ今日も、兄の帰りは遅いのだろうけど――もし、もし家で夕食を摂ったら。 今ならなんでもできる。ケイイチは妹の手料理を無下にするどころか、怪しみもしないだろうから、毛を入れようが、唾や爪を入れようが、それこそ、尿や――あ、愛液でも。 変なものが入っているかと聞かれれば、愛する彼に嘘をつくつもりはないけれど、聞かれなければ教える義務もない。 ――いや、でも兄妹でそんなの、気持ち悪いでしょ。 冷静に呟く声にそれもそうかと思い直しかけたが、また別の声が囁いた。意思の濁流が心を押し流す。 ――いや、別にいきなり食事全てを自分まみれにしなくてもいい。最初は少し。ほんの少し。 ――でも――いや――少しだけ?――そう、少しだけだから。 どっちが正しくて、どれが間違いなのか。アリサは次第に分からなくなっていった。そもそも、間違いはどうして間違いだったのかすら、もう分からない。そして。 ――そう。まずは。この。手にしたナスに―― アリサはそっと口付けた。