約 1,516,216 件
https://w.atwiki.jp/yokohanai010/pages/13.html
一昨日、京都市中京区西ノ京に住んでる大久保さんのお宅で報道ステーションとか100人の学者が教えます!これが正解アカデミーのテレビ番組を見てました。 ふと思ったんですけど、カメオインタラクティブ ロジテックの製品って、いいですね~ お家もおシャレな20階だてマンションでほんと、うらやましくなりましたね。 部屋からはきれいな夜景が一望できて、ほんと、うらやましくなりましたね。 さてさて、朝食はご飯と、ツマグロアオメエソ(アオメ)、それとコーンスープ ボクの大好きな定番です。 朝の連続ドラマ見ながら20分かけて食べ終わり、9時13分に家をしゅっぱつです。 普段と違うセブンに寄って、冷たいコーヒーをサクッと買いました。 最寄りの南大東駅まで大阪空港交通バス、だいだい45分。駅のなかにある古めかしい自販機でジンジャーエールを買う。 普段通り。これが大事。。 南海電気鉄道 難波-岸里玉出間の電車内では、読書三昧。 お店に着いたら、日課のニュースの確認をする私(^^) 目立つのがこれかな ↓↓ 「シーズンが始まる前からスクランブル態勢だ」(友利投手コーチ)。試合後、首脳陣は一様に厳しい表情を浮かべた。オープン戦最終戦で投手陣が毎回走者を許し、計16安打5失点。投手陣の立て直しが迫られる事態となった。 先発ローテーション内定の小杉が、2回7安打3失点と一番の誤算だった。初回、死球と暴投も絡んでの2失点が響いた。「自分はコントロール派ではないのに、コースばかり狙おうとして慎重になりすぎた」。腕の振りが弱いため、スピードが乗らずコースも甘かった。中畑監督は「これでは先発に疑問符がつく」と入れ替えを示唆した。 小杉も「これでは開幕1軍は無理だと思う」とうなだれたが、代役が見当たらないのがチームの現状。先発の切り札として考えられた三嶋は2番手として2回無失点に抑えたものの、打者11人に57球と粘られた。球種が少なく決め球がないため、1アウト取るのに平均9球。これでは先発は難しいというのが首脳陣の判断だ。 友利投手コーチは「明日一日で(小杉の先発を)ゆっくり考えたい」と頭を悩ます。先発の駒がそろわぬまま、迎える中畑ベイスターズの2年目。前途多難な船出となりそうだ。 (この記事はカナロコから引用させて頂きました) さすがですね~ 本当かな~ ではでは。 たぶんNEXT記事はこの後数時間後になると思います。 ということで、一旦さようなら。
https://w.atwiki.jp/nioka/pages/2559.html
1 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 31 23.45 ID d93Jz52B 二岡、アスファルトに咲く花のように 2 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 31 58.20 ID wwOmSpJX 二岡、明日は来るよ君のために 3 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 32 57.64 ID 6hHmXGH8 二岡、見るもの全てにおびえないで 4 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 33 43.46 ID m0LndaNP 二岡、突然会いたいなんて夜更けに何があったの 5 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 33 50.34 ID Tl6gzrs+ 二岡、CD売上企画で目標に届かず涙目 6 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 33 54.29 ID z0XM4BJ2 二岡、かっこつけないで 8 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 34 32.41 ID JEZzDv1K 二岡、プライドとか捨てたらまたいいことあるから 9 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 34 42.77 ID gPYsF0xt 二岡をスレタイに入れただけの野球と関係ない馴れ合い雑談スレ 10 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 34 45.39 ID 3Cks1/xr 二岡、「この人でしょうか?」 11 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 34 57.64 ID fapco15t 二岡、夢をあきらめない 12 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 35 12.20 ID KunBHw/B 二岡、プライドとか捨てたのにいいことがなくて涙目 13 : 忍法帖【Lv=19,xxxPT】 :2011/05/31(火) 00 35 19.70 ID M2u/jH8H 二岡、ビルの上にはほら月明かり 14 : 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/31(火) 00 35 46.37 ID EFMqrcju 二岡、逢いたくて逢いたくて震える 15 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 36 01.00 ID G/Uuvuip このまま二岡だけを奪い去りたい 16 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 36 39.82 ID geYWYzC0 二岡、アスファルトに咲くファイブミニプラス 17 : 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/05/31(火) 00 37 24.76 ID Nnu3kTRq 神戸、アスファルトの花を踏みつけはしゃぐ 18 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 37 26.39 ID sWVCkaGp 二岡、虫も殺さぬ顔してキツイことを平気で言う 19 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 37 52.68 ID N2JUQsim 二岡、何でもない様なことが幸せだと思う 20 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 38 06.25 ID 6IZJvWr4 二岡、これから一緒に殴られにいく 21 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 40 17.83 ID nD3pjFDc だけど二岡も頑張っているから負けないよ 22 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 40 18.45 ID uWp65eNS 愛のままにわがままに僕は二岡だけを傷つけない 24 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 51 16.54 ID Ba6SUGZk 二岡、愛してるの響きだけで強くなれる気がした 25 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 51 52.35 ID QkAETCm2 二岡、昔は良かったねといつも口にしながら生きていくのは本当に嫌だから 27 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 53 37.19 ID hcuuoevf 二岡、そして輝くウルトラソウッ 28 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 54 33.68 ID 6IgCSLjk 二岡、都会のお尻は苦かった 30 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 56 45.57 ID 6IgCSLjk 二岡、明日が来るなら何もいらない 31 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 57 34.99 ID qn2j7bn4 二岡、それが大事 32 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 58 55.88 ID PJEDVKfx 二岡、突然モナからの手紙 33 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 59 36.78 ID PJEDVKfx 二岡、何でもないようなことが幸せだったと思う 34 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 00 59 42.74 ID 8oZn0Oa4 二岡、なんでもない夜のこと 35 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 00 39.93 ID yMAASrtB 二岡、10年前の僕らは胸を痛めて「いとしのエリー」なんて聴いてた 36 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 00 42.04 ID Swi6agXC 二岡、アスファルトに咲く 37 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 00 59.75 ID PJEDVKfx 二岡、運命のルーレットを回す 38 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 01 44.29 ID 9VyDABhR 二岡、踊るライト見つめ忘れない 39 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 01 49.15 ID 6IgCSLjk 二岡、手と手の温もりが心を引き寄せてく 40 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 01 50.72 ID shT2XPP4 二岡 このままじゃ終われないんだ~ Give me a ジャイアンツ 41 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 01 55.55 ID hzI6RhCI ニ岡、モナとか9800とか最初に言い出したのは誰なのかしら駆け抜けていく 42 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 02 15.36 ID pQNnVvVV 二岡、幸せは歩いてこない 44 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 03 10.35 ID FSB6q8OT 二岡、近づきたいよ君の理想に 45 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 03 10.79 ID 6IgCSLjk 二岡、真夏の恋が凍えてる 46 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 03 24.67 ID 6hHmXGH8 二岡、ダイヤル回して手を止めた 48 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 05 09.76 ID HKJ6GsMQ 二岡、愛されたいと願ってしまって世界が表情を変えた 49 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 05 37.89 ID hzI6RhCI ニ岡、時にはなぜか大空に旅してみたくなるものさ 50 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 05 54.04 ID 7UO/uzeX 二岡、もう恋をしないなんて言わない 51 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 06 14.85 ID 8oZn0Oa4 二岡、勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく 52 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 06 49.80 ID FSB6q8OT 二岡、15で不良と呼ばれたよ 54 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 08 17.95 ID m0LndaNP 二岡、悔やしいけどあかんあんたよう忘れられん 55 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 08 19.05 ID 9VyDABhR 二岡、せめて枯れたい 56 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 08 29.39 ID 1x4YuDtA 二岡、イタズラなKISSをして何食わぬ顔をする 57 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 09 37.15 ID 6IgCSLjk 二岡、その思いを感じてる 二人一緒なら強くなれる 58 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 09 40.13 ID EwgUBWLP 二岡、It's automatic 60 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 10 28.50 ID oBOYGpw2 終わらない歌を歌おう、糞ったれの二岡のため 61 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 11 11.58 ID hcuuoevf 二岡、三年目の浮気ぐらい大目に見ろよ 62 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 11 40.69 ID 9VyDABhR 二岡、誰かに金を貸してた気がする 63 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 12 41.26 ID HKJ6GsMQ 二岡、お前の墓の上にビルを建てる 64 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 16 13.43 ID Wos+z14Q 二岡、ブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくりくだってく 65 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 16 22.09 ID aeedcAFf 二岡は夢に出るか 未来を信じているか 66 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 16 46.98 ID 6IgCSLjk 二岡、終点のない列車ならよかったのに 67 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 17 55.80 ID KwZuU0D1 二岡、あるがままの心で生きられぬ弱さを誰かのせいにして過ごしている 68 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 18 16.76 ID 6w5rDQ11 二岡の顔が好きだ 70 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 19 41.86 ID bwAMUjAD 二岡をスレタイに入れただけの野球と関係ない歌詞スレ 71 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 19 49.83 ID m0LndaNP 二岡、あの時のエネルギッシュなお前が欲しい 72 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 20 57.45 ID 9VyDABhR 二岡、問題は今日の雨 傘がない 73 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 21 17.81 ID +3E/d2FQ 二岡、1993恋をした 74 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 25 24.56 ID HKJ6GsMQ 二岡、今魂が求めてる、ただ君に会いたくて 76 :風吹けば名無し:2011/05/31(火) 01 29 28.10 ID pfFoL09z 岡本真夜をポイ捨てして俵に走った谷は許さん。
https://w.atwiki.jp/poke-seitai/pages/182.html
●質問 ここはコンテストの質問は受け付けているでしょうか? 私の相棒のウインディが、普通に暮らしているにしてはコンディションがいいからと 友人にコンテスト出場のお誘いを受けたので、近々エントリーする予定です。 その際、何か気をつける事や、指示のコツなどがあったら、教えていただきたいです 友人は「出場してるうちにわかってくる」と言っているのですが、最初はやっぱり不安で… ●回答 ・コンテストでは実技やプロポーションなど様々な視点より審査されますが、何より貴方自身も緊張しないことが大事です。 もし、指示を出す際に貴方が緊張していた場合、ポケモンにもそれが自然と伝わってしまい、演技が頼りなくみられてしまう事があります。 とは言え、初めてのコンテストで緊張してしまうのは当たり前ですから、事前にご友人とリハーサルをするといいでしょう。 ・ウィンディの事を信じてやれ。 お前の相棒なんだろう? オレからできるアドバイスは以上だ。
https://w.atwiki.jp/tretre1/pages/15.html
868686bbb ラブサーチ 現在の出会い系サイトの約90%以上が悪質な出会い系サイトといわれています。限られた残りの10%の出会い系サイトの中で、最も利用価値の高い出会い系サイト。それがラブサーチです。塾長は真面目な出会い塾というサイトも運営していますが、その中でも唯一100点満点を獲得しています。 左記がラブサーチのトップページですが、みてわかるように非常に清潔感のあるサイトです。悪質な出会い系サイトは、基本的に「エロイ」デザインです。悪質な出会い系サイトの見分け方で説明しますが、エロいサイトは100%悪質です。 ラブサーチのように清潔感のある出会い系サイトを選ぶことが大事です。 ラブサーチラブサーチラブサーチラブサーチASOBOASOBOASOBOASOBOASOBOASOBOASOBOASOBOASOBO恋ナビ24h恋ナビ24h恋ナビ24h恋ナビ24h 18歳未満の入場は、条例により禁止しております。
https://w.atwiki.jp/hyakukami/pages/1564.html
依頼主 コタンコロカムイ 出現条件 クエスト「よからぬ輩」クリア クリア条件 以下の神様を解放するアペフチカムイ 成功報酬 神技強化 貢物値+60 依頼時 アペフチカムイが魔物に捕まっているかもしれん。あれは私の大事な飲み友達でな。そなたの力で解放してくれないか? クリア時 ありがとう。そなたなら信頼に足ると思っていた。今度は3人で杯を酌み交わすか?
https://w.atwiki.jp/jnro/pages/677.html
リア狂とはゲームに参加していながらゲームを意図的に混乱させる人。ゲームの勝敗を気にせずゲームそのものをぶっ壊したり混乱させようとする人。 -- まなまな (2014-11-21 00 16 32) 上記のようにまなまなの師匠は発言していた。引用元はtest国1の村番号#59801の雑談村より -- まなまな (2014-11-21 00 19 58) もっといえばゲーム破壊を目的に人狼のルールを違反した人がリア狂。マナー違反をリア狂とするかどうかは個人次第だと私は思う。ちなみにリア狂は「リアル狂人」の略。 -- まなまな (2014-11-21 00 26 00) 以下、発言が自己撞着しますが、最近の状況が目に余るので、意見投稿します。自分の所業を認知してもらい、自分のことが話題になることを望むのが、リア狂の特徴の一つです。村を台無しにされた憤懣やるかたないお気持ちは本当に理解できますが、ここのようなページ、ロビーチャット、さらには村内で話題にすること自体、リア狂を喜ばせ、行為を助長させることにしかなりません。戦歴数表示や評価ポイントなどシステムによるリア狂予防策が存在しない現状では、リア狂か?と思っても全体チャット等では話題にせず、「通報機能を使用する・RMにササ報告する」程度にとどめ、RMの判断に任せる、RMの対応に不満で同村できないと思ったら、(リア狂の存在以外の)適当な理由を残し退村する、これが現在できるベストの対応と考えます。あなたの基準でリア狂だと思ったら非難とかせず表面上は積極的に無視。これが大事です。長文失礼しました。 -- 名無しさん (2014-11-23 10 11 05) 一つ上の名無しさんの言う通りなんだけど、通報すべきなのはどこまでなのかが分からないのはいけないことだと思う。それを話し合うのがここの場なんじゃないかな? -- まなまな (2014-11-29 13 52 49) 2014/11/23の名無しです。お返事遅くなりました。通報の基準ということであれば、ルールとは何か・サイトが掲げているルールとは・多くの参加者がルールと思っているものとは、という話になり、「リア狂とは」という話題に留まらないかと思います。ページを作成しましたので(① ② ③)、そちらをご覧になり、ご意見をいただければと思います。 -- 名無しさん (2014-12-21 16 13 17) つまり俺はグレーゾーンと -- 白銀 (2015-02-15 10 23 47) 通報してもこの鯖は意味ないはずだろ。 -- Rizuki (2015-04-19 21 19 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sjef93999f/pages/6.html
こんにちは(^^) 3日前のことなんですけど、栃木県宇都宮市内のとある夜間高校の同級生だった石ノ森さんと、北海道釧路市の龍馬街道で、秋刀魚ときのこの秋の炊き込みご飯や豚ひきとキャベツの焼きビーフン、それからウォッカを堪能してきましたよ~ いや~溶けるような幸福感でしたね~ おっとー、話しが方向転換、おいしそうな朝ごはんは青森県八戸市産の筍ご飯と、出汁巻たまご、それとコーンスープ メチャクチャ美味そうでしょ? 今朝は8分で食べ終わり、8時20分にアパートを「でっぱつ」です たま~に立ち寄るホエールズマートに道草して、フリスクを買いました(^^) 最寄りの八川駅まで京都ヤサカ観光バス、だいだい25分。駅のなかにある古めかしい自販機でお気に入りメーカーのコカ・コーラを買う。 普段通り。これが大事。。 京成電鉄 京成成田-駒井野分岐部間の電車内では、いつもの音楽を聴く。 店舗に着いたら、眠い目をこすりながら毎度毎度のニュースを覗いてみると 今日の話題は・・・ ↓↓ 【ロサンゼルス=水野哲也】米サンフランシスコ国際空港で6日発生したアシアナ航空機事故で、サンフランシスコ総合病院は12日、重体だった少女が同日朝、死亡したと明らかにした。これで死者は3人となった。 同病院は国籍や年齢は公表していないが、ロイター通信は中国人の少女だと伝えた。 地元警察当局は同日、これまでに死亡が確認されていた2人の中国人女子学生のうち1人は、消防車両にひかれたと断定した。その前にすでに死亡していたかどうか、さらに調べている。 (この記事は読売新聞から引用させて頂きました) さすがですね~ 本当かな~ では本題、 恐らく次のブログ記事更新は明日の午後になるはず(^^) ということで、一旦さようなら。 ほんとにこれがラストになりますんで 3日前に、突然夜間高校の同期だった稲荷山からメールがあったんです。 もう40歳と11ヶ月ちょいとばかりだよ、とか3日前に、青森県八戸市に店舗を構えている龍馬街道で秋刀魚ときのこの秋の炊き込みご飯や豚ひきとキャベツの焼きビーフンを食べたよとか、3日前に栃木県宇都宮市の量販店で買ったカメオインタラクティブ ロジテック製のカーボンヒーター 自動首振機能付 700W コスモネーチャー SZC-11が故障しちゃんたよ、とか本当どーでもいい話ばっかり 彼は、過去に頚椎捻挫や上腕骨近位端骨折などの病気を患ったことがあるので、治療の一環としての温泉に詳しんですよ。今度、安慶田さんと小金湯温泉か石田温泉のどっちかに行くみたい。おすすめは石田温泉よりかは小金湯温泉みたいですよ。
https://w.atwiki.jp/hshorizonl/pages/355.html
松坂さとうとの通話を終えてすぐのことだ。 しょうこは自室のベッドにぐったりと倒れ込んだ。 可能性の器とか呼ばれていてもしょうこの中身は年相応のありふれた少女である。 二度と会えないと思っていた友人との再会。 そこでしょうこはなけなしの勇気を絞り出して頑張った。 通話が終わって気が抜けたらしいしょうこは申し訳なさそうな声でこう言った。 『あ〜……ごめん、アーチャー。ちょっとだけ休んでもいい?』 勿論ダメだと言う理由はない。 別に状況が切迫しているわけでもないのだ。 休みたい時は休んでいい。 キミが眠っている間は、ボクがちゃんと気を張っておくから。 そう伝えるとしょうこはへにゃりと力なく笑った。 『ん…じゃあ、お言葉に甘えるね。私、これ、ちょっともうダメだわ……』 それからすぐにすうすうと寝息を立て始めた辺り、余程気疲れしたらしい。 いや……張り詰めていた糸が切れたというべきか。 それを軟弱だと責めるGVではない。 さっきのしょうこの頑張りを見ていれば、そんな言葉は口が裂けても出てこない筈だ。 “……今は静かに寝かせてあげよう。休める内に休んでおくべきだ” 憑き物が落ちたような穏やかな寝顔。 GVはしょうこが点け忘れていた冷房のスイッチを押すと、踵を返して彼女の部屋を出た。 “この先、こうしてゆっくり眠れる機会がどれだけあるか分からないんだから” だから今はゆっくり休ませてやろう。 その間自分は、サーヴァントとしてやるべきことをする。 霊体化して飛騨家の門前に立ったGV。 次の瞬間彼が始めたのは、思考と思案だった。 “……マスターは松坂さとうのことを大切に想っている。その気持ちを蔑ろにするつもりはない” さとうとしょうこの間にあったことはGVも聞いていた。 GVに言わせれば、松坂さとうはこの世界でも依然変わらず危険人物だ。 自分のマスターである飛騨しょうこを一度とはいえ殺した女。 必要とあらば友人だろうと構わず殺せる人物。 しょうこには悪いが、そんな人間のことを信用しろと言われても難しい。 “けどもしも松坂さとうがマスターを裏切ろうとする素振りを見せたなら……その時は、ボクが手を汚そう” その時は、GVの独断で松坂さとうを殺す。 しょうこの意思はあえて確認しない。 彼女が罪と後悔を背負わなくて済むように、自分が全ての咎を被る。 一度目の邂逅が終わった時点でGVはそう心に決めていた。 尤も、あくまでもしもの時の話ではある。 それに……出来ればGVは、しょうこからさとうを奪いたくなかった。 マスターから聞いた松坂さとうの"愛"。 それを肯定するのも否定するのもサーヴァントである自分の役割ではない。 GVは自分が悠久に続く人類史からこぼれ落ちた一滴でしかないことを自覚している。 しかししょうこはさとうが死んだら泣くだろう。 どんな形での別れであれ、あの心優しい小鳥はきっと泣く。 GVは小鳥の涙を見たくなかった。 願わくば二人がお別れをするのは最後の最後……この世界がどちらかの願いに溶ける瞬間であってほしいと思う。 時間が流れていく。 こうしている間も、この空の続くどこかで戦いが起こっているのだろう。 もしかしたらもう脱落者だって出ているかもしれない。 本戦がどれだけ激しいものになるのかは未知の領域だが、決して生易しいものにはならないだろうことだけは分かった。 いつの間にか電信柱から伸びる影は四時を示している。 季節柄日が沈むにはまだ早いが、もう夕方と言っていい時間帯だ。 “……少し索敵でもしておくかな。マスターが眠っている以上、戦闘はするべきじゃないだろうけど” 一時とはいえ肩の荷を下ろして眠れているしょうこを起こしたくはない。 かと言ってこのまま棒立ちで彼女の起床を待つのは賢い時間の使い方とは言えないだろう。 しょうこの身の安全に関わらない程度で索敵と調査を進める。 その方針を固めたGVが、飛騨家の門前から一歩踏み出した――瞬間。 “……ッ!?” 実体化すらしていないにも関わらず、全身の毛が総毛立つような感覚に襲われた。 それはあまりにも巨きかった。 そしてあまりにも凄絶だった。 いつからそこにいたのか。 何故自分はこの巨大な何かの存在に気付かなかったのか。 GVは、いくつもの場数を踏んでこの地に立っている。 その彼ですら我を忘れて戦慄するほどの圧倒的な武威の気配。 固唾を呑み、意識を張り詰めさせる。 そんなGVを嘲笑うように虚空から重々しい声が響いた。 「――居るだろう。出てこいよ、サーヴァント」 「こっちのセリフだ、サーヴァント。姿を現せ」 声に応えて実体化する。 それと同時に声の主も、遥か上空で実体化を果たした。 もう一度言う。遥か上空でだ。 「……!」 思わず息を呑む。 戦慄と驚愕の二つがGVの脳裏を埋め尽くした。 上空、目算にして百メートルほどだろうか。 そこで……巨大な魔力反応を隠そうともせず四方に放ちながら、青い龍がとぐろを巻いていた。 「……場所を変えようと言っても、聞く耳はなさそうだな」 こんな噂話を耳にしたことがあった。 予選期間中、東京都内で時折起きた爆発事故。 それが起こった時には決まって、青く巨大な龍の目撃談が殺到したという。 メディアでは単なる集団ヒステリーだろうと片付けられていたが…… 「予選の内から随分好き勝手暴れていたな。どれだけ犠牲が出たか分かっているのか」 全長を正確に測ったなら、一体何百メートルになるのか分からない。 それほどの巨体を見上げながらもGVの声は凛と鋭く張っていた。 「それで大将首を十六個取れた。死んだ奴らも報われるだろう」 「理解した。彼らの命を薪にして願いを叶えようとしている身で言えたことではないが……お前は、いてはいけない存在だ」 「ウォロロロロ…! 止そうぜ眠てェ偽善を吐き出すのは。興が削げちまう」 「言っただろう。ボクに言えたことではないと」 GVは聖杯を求めて此処に立っている。 彼は勝ち残ったらこの世界を踏み台にしてしまう存在だ。 それだけはどんな綺麗事で取り繕っても変わらない。 それなのにGVは、自身の出した犠牲を嘲笑う龍の一言一言に義憤の念を感じてしまう。 さもそれは最愛の歌姫と別れる前……いや。 英霊の座に登り詰める前の"彼(GV)"のように。 「お前を非道と罵る資格は……ボクにはない」 生前の彼ならどうしていただろうか。 お前の身勝手は断じて許せないと吠えていたかもしれない。 でも今のGVにはその資格はとうになく。 だから熱い言葉の代わりに――彼の象徴である蒼い雷霆をバチ、バチと虚空へ灯す。 「ならばどうする。出来損ないの英雄がこのおれに勝てると?」 「勝つさ。何故ならボクは、英雄なんかじゃないから」 見据えるは遥か高みの青龍。 対峙しているだけで分かる。 これは怪物だ。GVが今までに戦ったどの敵よりも恐らく強い。 「ボクは英雄でも何でもない、ただ一筋の雷霆だ」 「龍(おれ)を射落とすとでも言うつもりか? たかだか雷が」 龍の身体が天空を背に鳴動する。 それだけで押し寄せてくる突風と豪風。 それに髪を揺らしながらもGVは動じない。 その無言を、龍は肯定と受け取った。 「――ウォロロロロロロロ! ……ならやってみろよ、小僧ォ!」 龍を中心として拡散する覇気と風。 この戦いは自分の死地にすらなるかもしれない。 覚悟を胸に、それすらも電力に変えてGVは立つ。 名乗りと共に、天の青龍へとGVは地を蹴った。 ◆ ◆ ◆ 何時間くらい寝ていただろう。 何か懐かしい夢を見ていた気がする。 そんなしょうこを現実へと帰還させたのはGVからの念話だった。 彼らしからぬ、聞いたこともないような切羽詰まった声。 “敵襲だ、マスター! すぐに起きて、家の裏口から逃げるんだ!” 困惑したし混乱した。 しかししょうこにもそれが異常事態であるというのは分かった。 これまで既に二組の敵を倒しているGVがこれだけ余裕のない声で警告しているのだ。 “ボクも必ず追いかける。だから今は、早く……!” どういうわけかこの場に現れたという敵は、きっと恐ろしく強いのだろう。 そうでなければあのアーチャーがこうまで急かすとは考えにくい。 幸い服は着替えていない。 すぐさま寝室を出て、玄関口から靴だけ取って裏口を使い家を飛び出した。 その瞬間しょうこの耳に入ってきたのは、風の音と何かが崩れる音。 そして、大勢の人の悲鳴だった。 “どんな戦いしてんのよ…此処、住宅街の真ん中よ……!?” GVは聖杯戦争に否定的な思想を持つサーヴァントではない。 ただ、彼の根っこの部分は決して悪人のそれではないことをしょうこは知っていた。 その彼が進んで人を巻き込む場所で戦いを始めるとは考えにくい。 であれば必然、敵がそういうことを顧みない相手なのだろうという結論に達した。 振り向いている暇があるなら逃げるべきだ。 頭ではそう分かっていても、振り向いてしまった。 いや……見上げてしまったという方が正しいか。 「な…な、なあっ……!?」 ――腰を抜かすかと思った。 サーヴァントがぶっ飛んだ連中ばかりだというのは知っている。 そのしょうこでもそれほど驚いてしまうような怪物の姿が、空に浮かんでいた。 青く巨大な一匹の龍。 暴風を撒き散らしながら君臨するそれに、見慣れた蒼い雷霆が向かっていくのが見えた。 “な、によ…あの化け物……!” 目に見える龍のステータスは冗談じみている。 特に筋力と耐久が異常だった。 あんなものと戦って本当に勝てるのか。 いや、GVが自分でさえ抱くような危機感を持っていない筈はない。 彼ならば分かるはずだ。 あれと正面から戦って勝とうと思うならば、こちらも相応の犠牲を払うことが大前提になってしまうことくらい。 「何やってんだ嬢ちゃん! 早く逃げろよ、巻き込まれちまうぞ!」 「あああああっ、もう! どうなってんのよ此処最近の東京は!」 「死にたくねえ、死にたくねえ! あんなバケモンの巻き添え食ってたまるかよ!」 恐怖に怯えて逃げ惑う住民達に押されて、しょうこも止めていた足を再び動かす。 念話で状況を確認することも考えたが、それが彼の妨げになってしまうのではないかと考えると躊躇われた。 大丈夫、彼ならきっと大丈夫……! そう自分に言い聞かせながら。 しょうこは走り、走り――鼓膜が使い物にならなくなるほどの爆音を聞いた。 ◆ ◆ ◆ “マスターはもうこの場を離れてる。出来れば、この住宅地を戦闘に巻き込むことはしたくなかったが……” GVに抜かりはない。 戦闘になると確信した瞬間に念話を飛ばしてしょうこを起こし、端的に事情を伝えて自宅から退避させた。 場所の悪さを理由にして撤退へ移るのが利口な選択だったように思える。 だがGVがそうしなかったのには勿論理由があった。 “この龍は話の通じる相手じゃない。かと言って事情を伝えて見逃してくれるようにも見えない” 最悪、有無を言わさずこの一帯を吹き飛ばされる可能性だって大いにあった。 そんな状況ではしょうこに逃げるよう言い含めるだけで精一杯だった。 胸を刺す罪悪感と後ろめたさを纏う雷の熱で消し飛ばす。 “……出来れば此処で倒したいが――” 思案するGVの視線の先で龍が動く。 最初に放たれた攻撃は、しかし初撃の規模ではなかった。 「"壊風"」 龍のあぎとが大きく開かれた。 その瞬間、そこから無数の真空波が解き放たれたのだ。 それに触れた建造物は、まるで巨大な斧や鉈で一閃されたように切り崩される。 巻き込まれれば、当然ひとたまりもあるまい。 “分の悪い戦いだ。けど……!” 研ぎ澄ませ第七波動(セブンス)。 意識は常に最大の集中を維持する。 GVは絶望をしない。 暗闇を照らす雷霆の彼がそれを知る時は即ち、その存在の終わりに等しい。 「向かってくるか!? 天を統べる龍に!」 「当然だ……すぐ地に叩き落としてやる!」 電磁結界(カゲロウ)。 それがGVの進軍を、反逆を後押しする。 魔力消費を代償に避け損ねた鎌鼬を無効化しつつ、まさに雷霆の如く天へと駆けた。 地から天に駆ける雷という不条理が、しかし此処でだけはれっきとした理屈として成立していた。 先ずGVが行った攻撃は避雷針(ダート)による射撃だった。 避雷針ナーガ。如何なる巨体であろうと貫通する一矢。 しかしそれは、青龍に一滴の血を流させることすら叶わなかった。 「ウォロロロロ! そんな豆鉄砲でおれの肉体(カラダ)を貫けると思ったか!」 GVは歯噛みすると同時に分析する。 頭抜けた耐久度。 そしてナーガの貫通力をして傷一つ負わせられない圧倒的な基礎性能。 “肉体そのものが宝具に昇華されている……そういうタイプのサーヴァントか!” まさしく神話の悪竜そのものだった。 巨体が嘶くだけで英霊さえ吹き飛ばす突風が舞う。 それに紛れ潜んでいる致死級の鎌鼬は、直撃すれば雷撃鱗の防御でさえ防ぎ切れるかどうか。 ブービートラップのように死線が張り巡らされた空――GVの敵はそこにいる。 「迸れ、蒼き雷霆よ! 傲慢な龍を撃ち落とす遠雷となれ!」 閃く雷光は反逆の導―― 轟く雷吼は血潮の証―― ――貫く雷撃こそは万物の理。 第一宝具の真名解放が第七波動の急速な躍動を引き起こす。 スペシャルスキル展開。GVを起点に空へと這った雷霆は鎖の形をしていた。 「VOLTIC CHAIN(ヴォルティックチェーン)!」 龍の目が驚愕に見開かれる。 全長数百メートルに達する彼の巨体を、GVの生み出した鎖は同じく規格外の長尺で絡め取っていた。 ヴォルティックチェーンは視界の全ての敵を同時に攻撃するスキル。 敵がどれだけ大きかろうと、蒼き雷霆の鎖はそれを逃さない。 「ォォオオオオオオオオ……!?」 龍の呻き声が大きく響く。 効いている、その手応えを得られただけで十分だった。 願わくばこのまま押し切れれば最高だが、そこまでの高望みはしない。 “此処で削れるだけ削ってやる……!” 惜しみなく波動を注ぎ込んで火力の底上げを図る。 どの程度通じているのかは未知数だが、効いているなら好都合。 驕った悪竜をやれるだけ痛め付けて次に繋ぐ。 雷光に包まれて上空の龍は激しく瞬いた。 超新星の爆発を思わせる、神々しくすらある光――その中から。 「"熱息(ボロブレス)"」 地の底から響くような声がした。 GVほどの実力者ですら背筋を粟立たせ、破滅のイメージを頭に浮かべる破局の気配。 急いで防御に集中する構えを取ったGVの姿が次の瞬間かき消えた。 彼が移動したのではない。 相対的に豆粒ほどの大きさに見えるそのシルエットが、業火によって塗り潰されたのだ。 竜の吐息(ドラゴンブレス)。 竜種が持つ最強の武装である破壊。 それがGVを襲った灼熱の火球の正体だ。 一撃で城を、山を吹き飛ばす大火力のブレス攻撃。 ヴォルティックチェーンへの返礼としては十分すぎる炎だった。 しかし、熱息の火球は内側から弾けた。 亀裂状に出現した雷が、龍の吐いた火を花火玉のように爆ぜさせたのだ。 そして火球の残滓を彗星の尾のように引きながらホバリング機動で龍に迫るのは――GV。 「なかなかいい雷だった。ゼウスの野郎を思い出したぜ」 「その様で言われても、嫌味にしか聞こえないな」 「素直に受け取れよ。誇っていいぜ……この聖杯戦争で痛みを感じたのは初めてだ」 十六体もの英霊を斃しておいてこの発言。 虚仮威しのハッタリと片付けるには、この龍は強すぎた。 GVが渾身のスペシャルスキルで灼いた筈の体は軽く表面が焦げた程度。 そんな怪物にこう言われたなら、信じるしかないだろう。 「さあ次は何をする? 撃ってこいよ小僧。出し惜しみしてんなら……」 龍のアギトが大きく開く。 そこに熱が収束していくのが分かって、GVは歯噛みした。 “……このままじゃジリ貧だ。ボクも攻撃に転じなければ” 一撃目の熱息は初見であったこともあり、防御態勢を整えて受けるのが精一杯だった。 だがその代償は大きかった。 雷撃鱗で凌ぎ切れる限界を超えた火力がGVの肌を焼き、少なくないダメージを負わされた。 龍は今、聖杯戦争で初めて敵から痛みを与えられたと笑ったが。 GVもまた、この世界で受けたダメージの中では今のが最大だった。 雷撃鱗だから何とか凌げたが、電磁結界のみで当たっていたなら最悪五体のどこかが吹き飛んでいたかもしれない。 「消し飛ばすぞ…!? "熱息"!」 ――煌くは雷纏いし聖剣。 ――蒼雷の暴虐よ敵を貫け。 押し寄せる炎の吐息を見据えながら、魔力の消費を度外視してスペシャルスキルを再度使う。 英霊になった今のGVは生前ほどSP(スキルポイント)に縛られてはいない。 しかしその分別なエネルギーリソースの消費を要求される。それが魔力だ。 しょうこに負担をかけるのは忍びなかったが、この戦いはどう締め括るにせよ出し惜しみしていられるものではない。 「SPARK CALIBUR(スパークカリバー)――!」 熱息の火球が雷撃の剣に両断される。 その勢いは死なぬまま龍の玉体に肉薄した。 “避雷針じゃ通らない。だが出力を上げていけば、奴の耐久も超えられないわけじゃない” 最低保障のラインとしては少し高すぎるが。 スペシャルスキルに分類される攻撃であれば、通じるようだ。 そしてヴォルティックチェーンは面での範囲攻撃だった。 それで倒せなかったなら、では点で貫くアプローチはどうか。 「貫き穿つ。受けてみろ、悪竜――!」 「青二才が! "龍巻(たつまき)"――!」 空中でとぐろを巻く龍。 その円を解放すると同時に、驚異的な威力の竜巻が溢れ出した。 そこに突っ込んでいくGVとその雷剣。 二つの強大なエネルギーが零距離で衝突した瞬間、世界が爆ぜた。 そう錯覚するほどの巨大な衝撃波が住宅地の上空で炸裂して……数秒。 世界から、音が消えた。 ◆ ◆ ◆ 既に住民達は逃げ惑っている。 もしかするとその中には、家に帰ろうとしたしょうこの親もいたのかもしれない。 だとすれば申し訳ないことをしたと思いながら、GVは口元の血を拭う。 額からも血を流し、全身に傷を負いながらも二本の足で立つGV。 誰が見ても分かる満身創痍、這々の体だ。 そんな彼の前方に一つの巨大な影が立っていた。 いつしか空の龍は消えている。 しかしあの龍が放っていた覇気と闘気は、影の主に確かに引き継がれており。 その事実が、GVの見据える鬼と先の龍が同じ英霊なのだと物語っていた。 「効いたぜ」 「噓を吐け」 頭から生えた巨大な角。 人間の限界を確実に超えた身長。 岩山がそのまま人の形を結んだような堅牢な肉体。 龍の鱗を思わせる紋様と長い髭に龍形態の名残が見える。 彼の胴体には出血の痕跡が窺えたが、逆に言えばただ血が出ているだけだ。 注いだ魔力と失った余力には決して見合わない戦果だった。 「腐るなよ。おれは世辞は言わねえんだ」 最強という二文字をGVは思い浮かべた。 GVが今までに戦ってきた敵と目の前の鬼とを単純に比べることは出来ない。 だがただ単純に、"最も強い"のは誰かという観点で測ったなら。 間違いなく今目の前にいるこの鬼こそがそうだと認めざるを得なかった。 “クードスの蓄積はまだ不十分だ。もう、退くしかないか……” こいつを倒すには最低でもクードスを最大まで蓄積させなければ話にならない。 それがGVの見立てだった。 クードスの最大蓄積を条件として解放出来るGVの最大攻撃……グロリアスストライザー。 それがあって初めて倒せるかどうかの話になる相手だったが、今はまだその手を頼れない。 理由は、シンプルにクードスの蓄積が不十分だからだ。 ヴォルティックチェーンにスパークカリバー、二つのスペシャルスキルを連続で放ってもこの程度の傷しか与えられなかった相手だ。 このまま意地になって戦い続けても、GVが鬼の首を獲れる可能性はごくごく低い。 そうなるともう、撤退以外の選択肢はなかった。 何よりタチの悪いことに……鬼の姿になったこいつは、龍だった頃よりもずっと強大な存在に感じられた。 まるでそれは、さっきまで戦っていたあの龍形態が相手の実力を測るための小手調べだったとでもいうようで。 「お前のクラスは何だ」 「……教える義理がない」 「お前、おれの部下になれよ」 そうすれば殺さないでおいてやる。 そう言って鬼は不敵に笑った。 「別に聖杯を諦めろって言うわけじゃねェ。他の連中を全部叩き潰した後で、またおれに挑めばいいだけだ」 悪い話じゃねえと思うだろ? ニヤリと口元を歪め、誘う鬼。 その巨体を睨むGVの目は鋭い。 蒼き雷霆、彼の象徴。 それによく似た鋭い光がそこにはあった。 「断るなら、今此処で殺す」 鬼は金棒を持っていた。 宝具ではないようだがサーヴァントの武装である。 ましてそれを使うのはこの怪物なのだ。 あれでただ殴り付けるだけでも十分に致死級の威力があるに違いない。 「おれのマスターはその気になれば戦場にも立てる"力"を持ってるが……お前のマスターと来たら顔一つ見せねェな。同情するぜ、腰抜けのマスターを持つと大変だろう」 鬼が金棒を持っていない方の手をGVの方へと伸ばす。 身長差があるので成立はしないが、それはまるで握手を求めるような仕草だった。 「望むならこっちで替えを用意してやってもいい。どうだ?」 「笑わせるな」 その勧誘にGVが返した答えはにべもない一蹴だった。 鬼は無言だ。 それをいいことにGVは話す。 「マスターに恵まれていないのはお前の方だ。同情するよ、鬼。お前のマスターはそんなことも教えてくれないんだな」 「お前の価値観なんぞ聞いた覚えはねェな」 GVの痩身に襲いかかる圧力が数段強まる。 鬼が一歩、二歩と前に歩くだけで地響きが鳴る。 彼の眼光とGVの眼光とが二対の稲妻として交差した。 「確かに、ボクのマスターに戦う力はない。悩み、迷い、そうやってしか進めない普通の人間だ」 「無能だな。そんな奴を庇って何になる? お前ほどの能力者が」 「人間を侮るな。ボクのマスターは……お前のような戦いが上手いだけの愚か者よりずっと強い」 鬼の言葉に間違いはない。 GVのマスターは弱いのだ。 何故なら普通の人間だから。 戦いだとか殺し合いだとか、そういう世界にはてんで似つかわしくない子供だ。 とてもではないがGVと目前の鬼の戦闘に立ち会うなど出来ないようなひ弱な少女。 しかし、他の誰が彼女のことを雑魚と無能と謗ろうと。 GVはいつでもどんな時でもそれに毅然と否を返せる。 GVは知っているからだ。 彼女が……しょうこが持つ、"弱さ"という名の"強さ"を。 苦しみ、のたうち、迷いながらも自分の思いを貫こうとする姿の美しさを。 「思い上がるな、怪物。ボクの守るべき小鳥は……お前に見下されるほど弱くない!」 「そうかよ。なら死ね、小僧」 鬼が金棒を腰の位置で構えた。 奴の誘いを蹴る判断は、とてもじゃないが合理的なものではない。 しかし愚かな選択と罵られても構わない。 その時は甘んじて受け入れよう。 どれほど愚かでも、阿呆でも、あの少女を見捨ててこの男の部下になるなんて選択は下せなかった。 「"雷鳴八卦"」 GVの詠唱よりも早く紡がれる一声。 鬼の姿が視界から消えた。 それは見切れなかったということの証拠であり、故にGVは鬼の一撃を直撃という形で受け止めるしかない。 されどGVは諦めない。 先手を取られた痛恨を甘んじて受け止めながらも雷撃鱗を鳴動させ、鬼の一撃を受け止め切れた場合にすぐさま切り返せるよう準備する。 一撃与えて、そして撤退する。 そのために全意識を集中させる。 姿を消した鬼がGVの目前に現れるまでコンマ一秒の十数分の一。 そして、次の瞬間が訪れるまでの一瞬の内に異変が起きた。 GVの姿が、突如としてこの場から消失したのだ。 「……あ?」 苛立たしげな鬼の声をしかしGVはもう聞いていない。 鬼の声が届くよりも遥かに早く、彼の耳を叩いた声があったからだ。 サーヴァントの身では絶対に抗うことの出来ない命令(こえ)が。 “令呪を以って命ずる――私と一緒に逃げて、アーチャー……!” その声を聞いた時GVが浮かべた表情は苦笑だった。 マスターに救われる情けなさに対する自嘲が半分。 もう半分は、"彼女"がマスターでよかったという安堵の念だ。 令呪による命令は時に空間移動をすら可能とする。 どれほど怪物じみたサーヴァントでも、空間を飛び越える速度に比肩して追いかけるのは不可能だ。 「逃げやがったか。つまらねえ……」 残された鬼はただ一人、不機嫌そうに金棒を振るう。 しかしそれだけで、飛騨しょうこの自宅はただの瓦礫の山と化した。 とはいえ一応理由がないわけではない。 この聖杯戦争において、多くの場合マスターの動静は自身の社会ロールに依存する。 皮下のようなタイプは例外中の例外なのだ。 地位にも能力にも恵まれていないマスターに対してなら、こうして帰る家を失くしておくだけでも十分な損害になる。 ……まあ、八つ当たりの意味合いが完全にゼロかといえばそんなことはなかったが。 “だがなかなかに愉しめた……これなら"本戦"には期待してもよさそうだな” GVの雷撃は、カイドウにも確かにダメージを与えていた。 予選の間に蹴散らされた十六体は誰もそれを成し遂げられなかったのにも関わらずだ。 本戦が始まって最初の戦いで、敵はカイドウに痛みの味を思い出させてくれた。 此処からの戦いは今までの退屈なものとは明らかに違う。 その確信が得られただけでも、カイドウにとって今回の巡遊は大満足の結果となった。 「ウォロロロロロロロ…! 今回は逃げられたが、顔は覚えたからな……! このおれに唾を吐いて逃げられると思うんじゃねェぞ……!?」 龍に姿を変え、そして霊体化。 住宅街一つを恐怖のどん底に落としたことには何の関心も示さずに、ライダー……百獣のカイドウは去っていく。 巡遊は終わりだ。 骨のあるサーヴァントに出会えたおかげで酔いも冷めた。 皮下のもとに帰り、今後について話し合うなりするとしよう。 彼の名はカイドウ。 四皇、"百獣のカイドウ"。 クラスはライダー。 龍に化ける最強の鬼。 その暴力はいつだとて理不尽、いつだとて最強。 彼が去った後の住宅街には、気まぐれな暴力の残骸だけがただただ無残に残されていた。 【板橋区・住宅街/一日目・夕方】 【ライダー(カイドウ)@ONE PIECE】 [状態]:ほろ酔い(酔い:10%/戦ったことで冷め気味)、全身にダメージ(小)、腹部に火傷(小)、いずれも回復中 [装備]:金棒 [道具]: [所持金]: [思考・状況] 基本方針:『戦争』に勝利し、世界樹を頂く。 1:一旦病院に戻る。 2:『鬼ヶ島』の浮上が可能になるまでは基本は籠城、気まぐれに暴れる。 3:リンボには警戒。部下として働くならいいが、不穏な兆候があれば奴だけでも殺す。 4:アーチャー(ガンヴォルト)に高評価。自分の部下にしたい。 [備考] ※皮下医院地下の空間を基点に『鬼ヶ島』内で潜伏しています。 ※飛騨しょうこの自宅がある住宅街の一部に壊滅的な被害が出ました。 ※飛騨しょうこの自宅は崩壊しました。しょうこの家族は不在だったので無事です。 ◆ ◆ ◆ 「ごめん…ごめん、アーチャー……! 私、我慢出来なくて……!」 GVに抱えられながら爆心地となった住宅街を離れていくしょうこ。 その目からは大粒の涙がぼろぼろ溢れ出していた。 彼女の右手の令呪は数を一画減らしている。 三度限りの絶対命令権を……時に今回のような不条理をも可能にする大切な令呪を、しょうこは一つ失ってしまったのだ。 「分かったの、あなたが危ないことになってるって…! 私、アーチャーのことを信じられなかった! もしかしたらって、考えちゃった……!」 GVはしょうこにこう言った。 後で必ず追いかけるからと、そう言った。 その言葉をしょうこは信じられなかった。 もしかしたらと心をよぎった不安に勝てなくて、令呪を使ってしまった。 そんな彼女を抱いて走るGVの姿は惨憺たるものだったが…… 彼の顔に浮かぶのは、少女を安心させるための微笑だった。 「謝らないで。キミは、何も悪いことなんかしていない」 「でも……!」 「むしろキミは正しい決断を下した。あまりにも分が悪いから退くつもりだったけど、キミが令呪を使わなかったら……逃げ切れずに殺されていたかもしれない」 しょうこを慰めるための方便ではない。 あの龍であり鬼であるサーヴァントはそれくらい異常な強さだった。 そして……危険な男であった。 この聖杯戦争を勝ちたいと思うなら彼との戦闘は避けて通れないと、GVをしてそう確信するほど。 「だからお礼を言わせてほしい。ありがとう、マスター。キミのおかげで助かった」 「……ずるいって、そんなこと言うの」 とにかく命は助かった。 命運は繋がった。 だが、今の戦いで被った損害は甚大なものだ。 GVが受けたダメージについてはまだいい。 かなり手痛い傷を負わされたが、GVは自己回復のスキルを所有している。 魔力の供給が微量とはいえ自動的に為されるのだから傷の回復も他のサーヴァントに比べれば大分容易だ。 しかしもうあの家には帰れないだろう。 その旨をしょうこに伝えると、彼女は泣き腫らした顔で苦笑いをした。 「……アーチャー、私の家の前で戦ってたもんね」 「あれだけ派手に戦ったんだ、他のマスターの目や耳に触れる機会もあるだろう。それにこれはボクの予想だけど、キミの家は多分壊されてしまったと思う」 あの鬼はGVのマスターが戦う力のない一般人であることに気付いていた。 たかが家といっても、しょうこのような一般人には替えの利かない貴重な拠点である。 GVが敵の立場だったなら確実に壊しているだろうし、あの鬼もきっとそうしたに違いないと彼は考えていた。 「どうしよ、これから」 カイドウの襲撃に関してはしょうこもGVも悪くない。 全ての巡り合わせが悪かったのだ。 巡遊に出ていたカイドウが偶然この住宅街に近付き、サーヴァントの魔力の残滓に気付いた。 あの場でGVが呼びかけを黙殺していたとしても、その時は無差別な攻撃による炙り出しが始まっていただろう。 天災に遭ったようなものとそう割り切るしかない不運だった。 “って言っても、私の知り合いなんて一人しかいないんだけどさ……” 頼れる相手なんて一人しか思いつかない。 しかししょうこが彼女を頼ったとして、当の彼女はそれを受け入れてくれるだろうか。 ……分からない。 それにもしも受け入れられなかった時のことを思うと怖くて怖くて仕方なかった。 ポケットの中の携帯電話を小さく握り締める手は、哀れに震えていた。 【板橋区・住宅街近辺→移動中/一日目・夕方】 【飛騨しょうこ@ハッピーシュガーライフ】 [状態]:魔力消費(中)、焦燥(大) [令呪]:残り2画 [装備]:なし [道具]:鞄 [所持金]:1万円程度 [思考・状況] 基本方針:さとうを信じたい。あさひくんにお礼を言いたい。そのためにも、諦められない。 1:さとうを頼る? ……どうしよう。 [備考] ※松坂さとうと連絡先を交換しました。 【アーチャー(ガンヴォルト(オルタ))@蒼き雷霆ガンヴォルト爪】 [状態]:疲労(大)、全身にダメージ(大)、いずれも回復中、クードス蓄積(現在3騎分)、令呪『私と一緒に逃げて』 [装備]:ダートリーダー [道具]:なし [所持金]:なし [思考・状況] 基本方針:彼女“シアン”の声を、もう一度聞きたい。 1:マスターを支え続ける。 2:ライダー(カイドウ)への非常に強い危機感。 3:松坂さとうがマスターに牙を剥いた時はこの手で殺す。……なるべくやりたくない。 [備考] ※予選期間中にキャスター(童磨)と交戦しています。また予選期間中に童磨を含む2騎との交戦(OP『SWEET HURT』参照)を経験したことでクードスが蓄積されています。 時系列順 Back I will./I may mimic. Next 霽れを待つ 投下順 Back ZONE/ALONE(前編) Next 愚者たちのエンドロール ←Back Character name Next→ 025 深海のリトルクライ 飛騨しょうこ 052 ガラテアの螺旋 アーチャー(ガンヴォルト(オルタ)) 030 龍穴にて ライダー(カイドウ) 051 オペレーション・ドクター〜包囲せよイルミネーションスターズ〜
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2540.html
放課後の掃除当番に当たってしまった俺は、かなり遅れて部室へと向かっている。 ハルヒは先行くわねとの言葉を残して消えてしまった。 おとなしく部室に行くのか、それともどこかほっつき歩いているのかもしれん。 部室棟への渡り廊下を歩けば、新鮮な風が心地いい。 軽く喉の渇きを覚えたものの、部室に行けば朝比奈さんがいれてくれるお茶が楽しめるだろう。ペットボトルのような無粋なものは不要だ。 早いもので4月も中旬だ。 佐々木や橘はまったく音沙汰がない。一体何をやってるのかはわからんが、できればあと100年ほどでいいから、おとなしくしていてほしいもんだと思う。 部室の扉を開けると、団長席に座ったハルヒの姿が見えた。うっかり飲み物を零した幼稚園児のような笑顔を浮かべた。 「あれ?みんなは?」 ハルヒは肩をすくめて話し出した。 「古泉くんはなんかバイトが忙しくて、みくるちゃんは風邪でお休み。有希はとなりで遊んでるわ」 「そうか」俺は長テーブルにカバンを置き、定位置におかれているパイプ椅子を引いて腰掛けた。 「そうなの。とりあえずあんたとあたしだけってことね」 ハルヒは頬杖をつき、ついでにため息までついてから、そう言った。 そのまま見つめ合うこと数秒。話す言葉も見つからずに、二人同時に視線を逸らせてしまった。 ハルヒを見るのがなんとなく恥ずかしいのは何故だ。部室に二人しかいないからか。時間遡行までして、ハルヒの想いを知り、自分の想いに気づいたからなのか。 そこまで考えが届くと、とたんに恥ずかしさが倍増し、喉の渇きも増してしまうのは、本能のなせる業なんだろうか? 「お茶、飲むか」 俺はハルヒの返事も聞かずに立ち上がり、冷蔵庫に向かった。 確か冷蔵庫にペットボトルのウーロン茶があったはずだ。 冷蔵庫のドアを掴んだところで、ハルヒと手が触れた。お互い驚いて、手を引っ込めてしまう。 「お茶ぐらい入れたげるからさ、座ってなよ」ハルヒは視線をうつむき気味にしながら言う。 「あ、いや、おまえこそ座ってろよ」俺はハルヒの手元を見ながら言う。 お互いに立ち尽くし、相手の出方を伺っている。 「じゃ、こうしようよ。あたしが湯飲みを準備するから、キョンがそれにお茶を入れるの」 「そ、そうだな」口の中がねばつくようだ。「それがいいな」 なにがいいのか自分でも分からないままに、冷蔵庫を勢いよく開け、ペットボトルを見つけた。まだ半分ウーロン茶が残っている。 ハルヒは俺と自分の湯飲みをなぜか自分の机に置いてから、俺を振り返った。 俺はペットボトルを冷蔵庫から取り出した。ボトルキャップを外して、冷蔵庫の上に置いた。 俺はペットボトルを手に団長机まで歩み寄ると、まずハルヒの湯飲みを取り上げてウーロン茶を注いだ。 ハルヒに湯飲みを渡した。ほんの少しだけ指が触れて、あやうく湯飲みをおとしそうになるが、すんでのところで悲劇は防げた。 ハルヒは深いため息をつき、たったまま湯飲みに口をつけた。つややかな唇が、湯飲みに触れるのを、ぼんやり見つめてしまう。 「やだ。なに見てるのよ?」ハルヒは視線を合わせようとせず、小声でささやくように言う。 声が照れていた。 「あ、すまん」あわてて背を向け、自分の湯飲みにウーロン茶を注ぎ入れた。 そのままの態勢で、立ったままウーロン茶を飲んだ。味なんてしねえ。超純水だといわれればそう信じてしまうほどにな。 客観的に考えれば、お互いにお互いを意識しすぎている状態だ。以前はもっと気軽にやってたじゃないか。どうしたってんだ? 気恥ずかしさが先に立って体が動かない。 なるほど、初恋がうまくいかないってのはこういうことなのかと得心したが、いまさら後の祭りだ。 ついさっき起きた崩落で、引き返すルートが断たれた登山家のような心境になるな。いろいろ装備は不十分で、雲行きも怪しい。それでも前に進むしかねえ。 もっともハルヒもそう思っていればの話か。またはそう思わせることができるのか、だな。 まあハルヒにも苦手分野があったのかと思わなくもないね。 「そこ、座りたいんだけど」遠慮しているかのようなハルヒの声に我に返った。もうどうしようもないね。俺は肩を落として、自分の定位置に戻った。 ハルヒが冷蔵庫にペットボトルを戻すのを見て、落胆する思いで一杯だ。 まったく、これまでは平気だったじゃねえか。それこそハルヒとなら一つのコップで、お茶飲むことさえ気にもしなかった。 ハルヒが女で、俺が男なんて意識の外だった。それが告白騒動で意識するようになっちまった。特別教育を受けたばかりの小学生じゃあるまいにな。 席に戻ったものの、なにもする気になれないな。カバンの中に、読みかけのマンガ雑誌があり、携帯電話には清水の舞台から飛び降りる覚悟で入手したRPGが収まっている。 が、どれにも触手が伸びない。ほんの少し居心地の悪さを感じながら、長門蔵書を眺めるぐらいしかできない。 「ため息、多いんじゃない?」ハルヒが遠慮しがちに声を掛けてきた。「どうかしたの?」 言われるまで気がつかなかった。 「あ……いや、ちと息がつまるようでな」 「そう……ね」ハルヒは小首をかしげながら言う。「どうしたのかしらね、あたしたち。すっごく恥ずかしいのはなんでだろ」 そしてハルヒは小さなため息をひとつついた。視線は机の上に落ちている。 「ああ。どうもな」 「こんなんじゃなかったのにね」ハルヒは、肺の中の空気をすべて吐き出すような長いため息をついた「なんで?」 「おまえもため息だらけだな」 ハルヒは、クスクスと笑った。 「お互い様ね」 すっと緊張が抜けて行くような感覚を味わう。ハルヒもそうだったのか、いつもの顔に戻って、俺を見つめている。 「初めてづくしでなんにもわかんないな」ハルヒは両手を机の上において、その上に顎を乗せた。俺を見つめる瞳は銀河系をひとつまるまる収めたように輝いている。 「ハルヒにも苦手分野があったとは思わなかったぜ」 「なんのこと?」キョトンとした顔でハルヒがたずねる。 「恋愛系は苦手分野じゃねえか?」 ハルヒは俺をにらみながら、口をとがらせた。 「あんたのせいでしょ。どんだけ悩んだと思ってんのよ。まったく、人の気も知らないで、何回あたしが枕を濡らしたか知ってる?」 「そんなことがあったのか? そりゃすまん。いや、まさかそんなに思い悩んでいたなんて知らずに」 だが、ハルヒはにっこりとほほ笑んだ。罠にかかったイタズラキツネを見下ろす猟師のような表情を浮かべている。 「嘘よ」ハルヒは弾けるような声で言った。「バーカ」 「ったく」完全にやられた。ああ、クリーンヒットを認めてやるよ。いいパンチだ。「やられたぜ」 「ふふん、このあたしが泣くなんて思うの? そんな必要がどこにあるってのよ。この涼宮ハルヒがよ? どーやってあんたから告白させてやろうか、それを考えてただけよ。 遊びに誘いまくれば、それとなーく空気読むかと思ってたら、遊びには乗るけど、普通に楽しく遊んで終わり。小学生が公園で遊んでるのと同じじゃない」 ハルヒはがばっと体を起こして、何を思ったか椅子の上に立ち上がった。 そしてびしっと音をたてて、俺を指さした。 「あんたがねぇ、もうちょっと空気読んで、あたしに告白してれば済んだ話なのよ。それとなくきっかけ作っても、全部スルーじゃない。何度スルーくらって、メゲそうになったと思ってんのよ。 そのくせ、あたしがわがまま言っても、なんだかんだ言いながらも付き合うし。ホント、訳わかんない」 「すまんな」としか言いようがねえよ。 「それだけじゃなくて、有希とはなんか変な信頼関係あるみたいだし、みくるちゃんにはでれでれするは、おまけに妹ちゃんの友達まで手を広げて。 あの佐々木って変な女まで出てくるし。 無自覚なドンファンっぷりに呆れかえる毎日よ。 あんたね、そういう無防備な優しさはね、女の子を泣かせるのよ? ホント、あの佐々木も裏で実は泣いてたんじゃないの?」 「んなこたねえと思うがなぁ」 「どーだか。中三にもなって好意もなしに、一緒に塾通いなんてするわけないじゃない。絶対噂になるし、好意がなけりゃ無理よ。 そういう女の敵を野放しにしとくことは出来ないの。第二第三の佐々木が現れる前に、あたしがあんたの首に縄つけとくことにしたの。 これはね、あたしがあんたのことどう思ってるなんて、小さな問題じゃないの。逆にあたしはこの身を投げ出して、これ以上の被害拡大を防ごうと立ち上がったのよ」 「おい、論点がズレて」 「なによ、『論点がズレて』って。ずれちゃいないわよ。いい事?あんたがあたしに『好きだ』とか『愛してる』とか『もうおまえなしにはいられない』なんて言えば、それで済む話じゃない。違う? そりゃ、あたしは恋愛は精神病の一種だと思っているわ。いまでもね。 それはそれとして、あんたがあたしのこと好きだって言うなら、あたしだって少しぐらい考慮するわよ。 それをラブコメマンガじゃあるまいし、だらだらだらだらあたしの気も知らないで、延々引っ張ったのは、あんたでしょう?」 さらに論点がずれたが、もはや突っ込みを入れるような状態じゃねえ。 ハルヒは有頂天になって、演説を続ける気のようだし、突っ込みを入れれば入れるほど、単に火に油を注ぐだけだ。 「それは済まなかった」 「いい? あんたとあたしは普通のカップルじゃないの。あんたをね、野放しにしとくと被害者が増えるばかりなの。そう、あたしはあんたの首に縄つけておくために、カップルになってやるのよ。 分かった?分かったのなら、はいといいなさい?」 「はい」なんか新興宗教にでも入団した気分だぜ。 「素直でよろしい」ハルヒは腕を組み、大きくうなずいた。「その素直さがほしかったわね、最初から」 「最初から?」どういう意味なのか分からず、思わず聞き返した。「いつのころからだ?」 「最初からは最初からに決まってんでしょうがぁ!」ハルヒはなぜか顔を赤らめながら、吠えるように言った。「乙女心だけじゃなくて、日本語も分からないの?」 「そ、そうか」 「とにかく、カップルになった以上、まずひとつやることがあるわ」 ハルヒは椅子から降りた。団長席の横に回って、腰に手を当てた。なにが不満なのか、怒ったような表情を浮かべている。 「こっちにきなさい」 有無を言わせぬせりふに、仕方なく立ち上がった。なにをするつもりなのだろうか。キスしろとか言い出すんじゃねえだろうな? この神聖なる部室を穢す不届き者には、天罰が下るぞ。 ハルヒが使っている甘いシャンプーの香りを感じるまで近寄った。 満足げにハルヒが見上げた。あどけない笑顔を浮かべている。大きな瞳が潤んでいるのは気のせいじゃないだろうな。 「いつ覚えたのよ」ハルヒはすこし視線を反らせながら言った。 「なにが、だ?」 「腰に手を回してるじゃない」 おや? 言われてみれば、ハルヒの腰に俺の右手が回っているではないか。おかしい、これは実に驚くべき現象だな。 「ばか」ハルヒは俺の肩に手を置いた。「いやらしい」 「んー谷口がこうすると女の子が安心すると言っててな。無意識のうちにそれが実行されたんだな」 「ふん、何言ってんのよ。バカみたい」 ハルヒはすこしだけ唇を尖らせた。リップでもつけているのか、うるおいたっぷりの唇に目が釘付けになる。 「なに見てるの?」ハルヒは体を俺に押しつけながら言う。柔らかい感触に思わず堅くなるね。 「ハルヒの唇」 「ほんと、男っていやらしいんだから」 体を押し付けているおまえはどうなんだと思いながら、ハルヒの瞳に封じ込まれた銀河系に、果たして我らが太陽系第三惑星は含まれているのか探しはじめた。 「なんか言いなさいよ……」ハルヒは深いため息をつきながら、瞳を閉じた。 この部室で男女が体を必要以上に密着させた状況で何を言えというのだろうか。 まあ言うことなんて、ひとつしかないんだがな。 「好きだ、ハルヒ」 ハルヒはバカと唇を動かさずに言った。ような気がする。唇が近づくにつれ、やはりこちらも目を閉じなければならないのだろうか。 俺も初めてなもんで、勝手が分からないのさ。少なくともこの世界ではな。 目を閉じて、ハルヒの柔らかい唇を感じた。かすかにイチゴの香りがする。昼に食ったのか、それともリップの香りか。 そんなことでも考えていなければ、暴走しそうだぜ。 ハルヒが軽く声を上げたような気がするが、聞かなかったことにしないと理性がもちそうにない。頼むからこれ以上の刺激は勘弁してくれよな。 ハルヒの右手は強く俺の肩をつかんでいる。左手が俺の背中に回り、俺の上着を強く握り締めているようだ。 唇を放したが、光るものが唇をつないだ。ハルヒはそのまま顔を俺の胸にうずめ、深いため息を一つついた。 腰に回していた手で、ハルヒのつややかな黒髪に触れた。そのまま撫でれば撫でるほど、いとおしさが増していくようだ。 こんなことを部室でするなんて思いもよらなかったが、まあ天罰も下らずに済んで良かったぜ。 ハルヒが顔を上げ微笑んだ瞬間、思いもよらぬ声がかかった。 「終わった?」長門の声だった。 恐る恐る声のする方向に首を向けながら、ハルヒと体を離した。 いまさらどう言いつくろうことも出来ないが、抱き合ったままはさすがにまずいだろう? 長門は、お取り込み中なのでおとなしく順番をまっていただけというような表情を浮かべている。 「ゆ、有希、なんでノックとかしないのよ」 すこし乱れた制服をあちこちひっぱりつつ、ハルヒが言った。 「した。聞こえなかった?」 「き、聞こえなかった…」ハルヒが俯きながら答えた。 「あちらでの作業が終了したため、戻ってきた」長門は淡々した口調で説明し、そのまま本棚で適当な本を一冊取り出し、いつもの椅子に腰掛けた。 「そ、そう」 俺は絶句したまま、長門を見つめていることしか出来ない。 長門は本を開いたが、ふと思いついたように部室の扉を指さした。 「もし続きがしたいのであれば、外で」 そしてページをめくりながら、長門は言葉を続けた。 「暑苦しいのは勘弁」 これには俺もハルヒも言葉がなく、俯くことしか出来なかった。 おわり
https://w.atwiki.jp/misabox/pages/16.html
ミサさんとヤガミ 5 /20071209 ミサ:イベントはデートがよいです。 芝村:OK。場所はどうする? ミサ:うーん・・・現地のことをあまり知らないので、どこかよいとこありますか? 芝村:いやもう、場所は移ってる。鍋の国だよ ミサ:あ、なるほど。 ミサ:(ウチの国温泉と遊園地ぐらいしかないんじゃ…)(過去の観光地設定を見ながら 芝村:どうする? ミサ:じゃあまずは買い物行きたいです。 芝村:はい。 芝村:では2分待ってね ミサ:はい、よろしくお願いします。 芝村:/*/ 芝村:気持ちのいい朝だよ。 芝村:ヤガミは眠そうに、待ち合わせ場所の噴水前に歩いてきている。 ミサ:「ヤガミおはよー!」駆け寄ります ミサ:ちなみにがんばっておんなのこしてきました ヤガミ:「おはようだが、元気そうでなによりだ」 芝村:ヤガミはあくびして、貴方を見た。 ミサ:「眠そうね。もうすこし時間遅らせたほうが良かったかな?」 ヤガミ:「なんかへんじゃないか?」 ミサ:笑<なんか変 ヤガミ:「?……なにかあったのか」 ミサ:「ううん、何もない。ただあんたとゆっくりどこかに行くとか、あんまり無かったからね」 ミサ:「うれしいの」 芝村:ヤガミはあなたの格好をまじまじと見た後、少し頭を傾けた。 ヤガミ:「変な奴だな。だがまあ、おかげで眠気が吹き飛んだ」 ヤガミ:「今日はどこにいくんだ?」 ミサ:「んーとね、お買い物。デートらしいでしょ」 ミサ:「それとも、ヤガミの行ってみたいとこがあったらそこがいい」 ヤガミ:「デート?」 ヤガミ:「……」 ミサ:「ヤガミのデートのイメージとはだいぶ違うのかな。」 芝村:ヤガミは貴方をチョップした。 ミサ:「んぎゃ」 芝村:照れている。 ヤガミ:「聞いてない」 ミサ:「…。ごめん」微笑みます<きいてない 芝村:ヤガミは盛大に照れている。 ヤガミ:「あやまるな。恥ずかしい」 ヤガミ:「悪かった。せめて洒落た格好の一つでもしてやればよかった」 ミサ:「いいじゃない。私はいつものあんたが好きよ」 ヤガミ:「で、お前だけいい格好をするわけだ。ふふん。そうはいかんぞ」 ミサ:「えー」<そうはいかんぞ 「じゃあどうするの?」 ヤガミ:「もっとも、俺の場合は服を買うところからだな。あー」 ヤガミ:「……まあ、なんだ」 芝村:ヤガミは下向いた。 ミサ:「どうしたの?」覗き込みます 芝村:なんかつぶやいている。 ミサ:聞き取れますか(笑 ヤガミ:「似合ってるといったんだ」 ヤガミ:「もういい、いくぞ」 ミサ:ああとびつくたいみんぐが ヤガミ:「こんなところで話をしていると、熔けそうだ」 芝村:ヤガミ、あしらいかたうまいなあ。 ミサ:「うん」 「あ、ねえ。 手、つないでもいい?」 ヤガミ:「……?」 芝村:ヤガミは手をだした。 ヤガミ:「許可事項なのか、それは」 ミサ:「ふふ」握ります 「じゃあ今度から確認とるのやめる。」嬉しそうにします ミサ:(前は人前ではあまりOKしなかったのになあ。 芝村:ヤガミ昔はもっと複雑な愛情表現だった気もするが・・・) ヤガミ:「変な奴だ。いや、俺の感覚のほうが変なのか」 ミサ:「変じゃないよ。よし、行こう行こう」 ヤガミ:「ああ」 芝村:商店街にいきました。歩く速度は貴方のほうがはやいので、引っ張ってる感じだよ。 ミサ:ぐいぐい。笑 ミサ:何か面白そうなのはありますか ヤガミ:「デパートはさすがに人が多そうだな。どうする?」 ミサ:少し速度を落とします。女性の買い物に付き合うのは男性は相当のエネルギーを消費する ミサ:「んー。・・・ものすごく照れるんだけど、一個おねだりしていい?」 ヤガミ:「なんだ?」 芝村:ヤガミはうっかり文房具店を見ていた。 ミサ:「私ね、もうすぐ誕生日なの。6月8日じゃないのよ。」 ミサ:「私が大事にしそうなもの、見立てて欲しいなー、なんて…」 「…あまりこういうの言い慣れないからはずかしいな」 芝村:ヤガミは貴方の熱をはかった。 芝村:手を貴方の額にあてている。 ミサ:いいヤガミだ ヤガミ:「誕生日祝いか」 ヤガミ:「わかった。だが俺にいいものを期待するなよ」 ミサ:「あえて聞かないでおくわその行為」ちょっとしょげます。 ミサ:「あんたが選んでくれたら、それでいいの。」 ミサ:「それが大事なのよ」 ヤガミ:「・・・」 芝村:ヤガミは貴方を抱えあげてどこかいった。 ミサ:んなー 芝村:ヤガミの家に戻りました。 芝村:ヤガミはドアをしめた。 ヤガミ:「どうしたんだ?」 ミサ:「…」抱きつきます ヤガミ:「……なにかいや・・・え」 芝村:ヤガミは抱きしめかえした。 ヤガミ:「嫌なことでも?」 ミサ:「いやなことは、ないよ」 ヤガミ:「なぜしょげる?」 芝村:ヤガミは貴方の髪をなでている。優しく。 芝村:ヤガミは待っている。 ミサ:「ただね、私甘え方がよくわからないから。よくわからないの」 ヤガミ:「甘えたかったのか?」 芝村:ヤガミびっくり。 芝村:というか、ショック受けてる。 ミサ:わははは ヤガミ:「いまだかつてない状況に俺は驚いている」 ミサ:「ふつーのおんなのこらしく、一度してみたかったの。」 ミサ:「どうして?」<驚く 芝村:ヤガミはえー。でも昔は男だったじゃんとか俺をダシにあそぼうとかばっかりしてたよなとか色々考えている。 ミサ:くそうおなじことかんがえやがって。笑 ヤガミ:「いや、別に」 ヤガミ:「ただ、とまどっただけだ」 芝村:嘘ついた。 ミサ:「いやならいい」 ヤガミ:「いじけるな。お前はいじけると長い」 芝村:ヤガミは笑うと、貴方の頬にキスした。 ヤガミ:「俺の好みを長年話し続けてきたのがくやまれるな」 ミサ:「ううー」 ヤガミ:「好きだ」 ヤガミ:「愛している」 ミサ:「うん。」顔をうずめます。 ヤガミ:「だからいじけるな。すねるな、へんなところで傷つくな」 ミサ:「へんなところじゃないもん」 ミサ:「ばか」 ミサ:抱きしめます ヤガミ:「耳噛むぞ」 ヤガミ:「いや、あのな。甘え方もなにも」 芝村:ヤガミは照れて自分でなにいってるかわからなくなってきた。 ヤガミ:「いやだから、お前がやってるのが甘えてるんだ」 ミサ:「耳はだめ。きっとすごい恥ずかしい」 芝村:ヤガミは貴方をだきしめた。 芝村:ヤガミは耳たぶをかんだ。 ミサ:「うあ、ば、ばかー」顔を真っ赤にしながら ヤガミ:「そういわれるとやりたくなるだろ」 芝村:ヤガミは急に身を離した。 ヤガミ:「それはそうとして、プレゼント買いにいくか」 ミサ:「私まだ顔赤い…けど、いく」 ヤガミ:「悪かった」 ヤガミ:「顔冷やすか?」 ミサ:「ううん。外歩いてたらすぐ戻るよ。私平静を装うのは得意なの。たぶんね」 芝村:ヤガミは再度貴方を抱きしめた。 ヤガミ:「だから、変なところで傷つくな」 芝村:ヤガミは少し離れた。 芝村:優しく微笑んでいる。 ミサ:「傷ついてない。どういう顔していいかわかんないだけ」 ミサ:そばによります<少し離れる ヤガミ:「ば、ばか」 芝村:固いのがおなかに当たった。 ミサ:「近くにいたいの。」 固いの? 芝村:ヤガミは重大な精神ダメージを受けてソファーに座った。シクシクいってる ミサ:あはははは ミサ:「だ、だいじょぶ?」 ミサ:「あんまり側にいるのよくなかったら、 がまんする」 ヤガミ:「なんというか、素直な自分の体が恨めしいというより盛大に恥ずかしいんだが」 ヤガミ:「よりにもよってお前だぞ。うー。わー。しまった、不覚だ。最悪だ」 ミサ:笑<よりにもよって ミサ:「とんだ貧乏クジひいたわね」少し笑いながら ヤガミ:「まったくだ」 ヤガミ:「いやなんというか」 芝村:ヤガミは立ち上がった。 ミサ:? ヤガミ:「すまん。真面目な話だったのに」 ミサ:「気にしない」 ヤガミ:「気にしろ」 ミサ:「ふふ。へんなの。」 芝村:ヤガミは微妙な距離まで手を引いて引き寄せた。 芝村:貴方の顔を間近で見ている。 ミサ:「もっと近くがいい」 ミサ:見つめ返します。 ヤガミ:「さっきと同じ展開になる」 芝村:ヤガミは貴方を見ている。 ミサ:「きにしない」 キスをします ヤガミ:「俺のほうが先にキスすると思っていた」 芝村:ヤガミは貴方を抱き寄せた。 ミサ:「あは。意外?」 ミサ:身を預けます。 ヤガミ:「いや。意外じゃない。今までがずっとそうだったから」 ヤガミ:「たまには違うことを見せたかった」 ヤガミ:「つまり俺のほうも好きだと。もう何いってんだおれは」 ミサ:かわいいなあ ミサ:「うん。わたしも、そんな感じ。」 ヤガミ:「その、だからあまり下半身はくっつけるな。買い物いくんだろう?」 ミサ:「…うん、いく。」 「続きは帰ってからね?」笑います ミサ:というかヤガミはだいじょうぶなのでしょおか 芝村:大丈夫じゃないが平静を保ってる。 ミサ:がんばるなあ ヤガミ:「買い物だ。買い物にいくぞ。うん」 芝村:ヤガミは深呼吸←このへんバカ ミサ:が、がんばれ!<深呼吸 ヤガミ:「服に乱れはないな。よし、いくぞ」 ミサ:「うん!」 芝村:ヤガミはドアをあけた。 ミサ:「どこ連れてってくれるの?」 ヤガミ:「それは今考えている」 ヤガミ:「ブリリアント梅鉢よりいいのを」 ミサ:「わーそれは期待できそう」 ミサ:(そしてそれはあなたにこそ必要なものでは)(持たせたら廃人のように働くので途中でやめたけど ヤガミ:「真面目だぞ」 ミサ:「うん、期待してる」微笑みます 芝村:ヤガミは洋服店の前で足をとめた。 芝村:まだ早いなと思って別の店にいった。 ミサ:(笑<まだ早い 芝村:時計屋だ。 ミサ:ヤガミは時計屋に入りそうですか? ヤガミ:「時計はどうだ? 宝石はもらっても嬉しくないだろうが」 ミサ:(やばい、あるいみ爆笑の事態が待っている byPL発言) 「どんな時計があるかな?」 ヤガミ:「今となっては女物だな。金属アレルギーは?」 ミサ:「ヤガミが選んでくれたらなんでもいいよ。選んで欲しいの」 「ないよ~」 芝村:ヤガミは貴方の胸元を見ている。 芝村:ペンダントはしてる? ミサ:してませんね 芝村:ヤガミは貴方の手を引きながら言った。 ヤガミ:「革でもいいが、どうするか迷うな」 ミサ:手をにぎにぎします。わくわくしながら。 ヤガミ:「チェーンタイプと幅広の革と、どちらがいい?」 ミサ:「んー、チェーンタイプかな。」 ヤガミ:「金と銀が主力だが、どちらがいい?銅色もあることはある」 ミサ:「銀色がいいな。金はちょっと私にはハデかもしれない」 ヤガミ:「黒髪には銀が、金髪には金が似合うものだ」 ヤガミ:「だが銀もいいな」 芝村:ヤガミは微笑んだ。 ミサ:「そうなんだ。うん、ヤガミの選んだほうがいい」 ヤガミ:「機関部は円形でなくていいだろう?」 ミサ:「うん。 あ、でもかわいーのがいい」 芝村:ヤガミは選ぼうとしていたのをやめた。 ミサ:しまった長考させた(笑 ヤガミ:「これかな」 芝村:さすがヤガミクオリティか。ダイヤモンドの花を見つけてきた。 ミサ:ヤガミクオリティ! 芝村:一見してどこが時計かわからない ミサ:「わ、綺麗~!」 ミサ:どの部分が時計なんでしょうね 芝村:大きさは2cmくらい、チェーンはその半分だ。ブレスレットみたいだね。 芝村:ヤガミは貴方の手に時計をした。 ミサ:あ、かわいい<2cmくらいの 芝村:これは蓋なんだよ。 芝村:ずらすと時計が現れる ミサ:なるほど。 ミサ:嬉しそうにずらしてみてみます ミサ:「すごいね、かわいいの見つけたね」にこにこしながらヤガミを見ます ヤガミ:「合計21カラットか。よしこれにしよう」 ミサ:(値段を聞かないであげるのが彼のプライドを守ることになるでしょうか 芝村:ちなみに600万円くらいかな。今の価格だと ミサ:高いよ!!!!!!!!!!!!!!!! ミサ:「いいの?」 ヤガミ:「藩王が身につけるのに、庶民的では困るだろう」 ミサ:「そういうのはあまり気にしないのよ」 ヤガミ:「普段使うのはまた今度な」 ミサ:「わかった。お仕事中はずっとつけるね」腕に抱きつきます 芝村:ヤガミは笑った。 ヤガミ:「影で見守ることにする」 ミサ:「日なたに来てくれたほうが、嬉しいけどね。がんばる」 ミサ:「ありがとう」 ヤガミ:「さすがに俺は冴えないからな」 ミサ:「そうでもないよ?」 芝村:留め金部分も小さなダイヤモンドの花が咲いている。 ミサ:ヤガミクオリティすごいなあ 芝村:ふだんつけていてもあんまり変には見えないね。近寄るとあからさまなクオリティ差に気付くけど ミサ:じゃあ自然に付けられますね、よかった 芝村:ヤガミは買った。 芝村:上機嫌だ。 ミサ:時計とヤガミを交互にみて嬉しそうにします。 ミサ:「ありがとう、大事にするね」 ヤガミ:「そうだな。さすがに毎年買うのは無理そうだ」 芝村:ヤガミは控えめに言った。 ミサ:がんばりすぎー! ミサ:「もう一生分もらったよ」(笑 ミサ:「そしてその、こんな素敵なの貰った後でわりと出しづらいんだけど…」 「これ、もらって」 ミサ:爆笑するといいですよ ミサ:「ひねくれた私が彫った文字があるけど。」(目を逸らしながら 芝村:ヤガミは微笑んだ。 ヤガミ:「そうじゃないかと思った」 ミサ:「あんたを大事に想ってるのに、かわり、ないから。」 「少し早いけど。ヤガミも、おたんじょうびおめでとう」 ミサ:「黒髪には銀が似合うんでしょう?」微笑みます ヤガミ:「そうだな」 芝村:ヤガミは苦笑した。 ヤガミ:「俺の墓にはこれを入れてもらうことにしよう」 ミサ:「あれ?私は入れてくれないの?」<墓に ヤガミ:「それは考えてなかったな」 芝村:ヤガミは微笑んだ。貴方を抱き寄せた。 ミサ:「ずっと一緒にいたいの」 ヤガミ:「自分でふって悪かったが、どうせなら一緒に」 芝村:ヤガミ、またかぶった。 ミサ:わははは ヤガミ:「そ、そうだな」 芝村:照れている。 芝村:/*/ 芝村:はい。お疲れ様でした。 ミサ:お疲れ様でした。時計かぶりにいちばん吹いたんですがあれはいったいどうなって 芝村:ヤガミの予想能力 芝村:24(というおもちゃ)なみの機能はあるんだよ。 ミサ:おもちゃですかー。うーんあんまりかぶると悔しいですね! 芝村:しょうがないよ(笑) ミサ:出し抜けない~ 芝村:出し抜くのは難しいかなあ。 ミサ:しょうがないんですか!わーん 芝村:このヤガミは対貴方用に性能限界が1桁あがってるから 芝村:通常の人間なら100%思い通りにあつかわれるよ。ヤガミに。 芝村:なんという屈辱 ミサ:なんという。 あ、ところで洋服店では何みてたんですか? 芝村:ランジェリー。 ミサ:うおおおい 芝村:残念ながらウェディングドレスではない ミサ:そりゃ早いですわ<下着 芝村:(笑) ミサ:ドレスではないなあと思ってました。微妙に反応が違う 芝村:ヤガミもそう思った。 (以下省略)