約 3,555,317 件
https://w.atwiki.jp/tekitoudng/pages/205.html
■虎子エピローグSS■ そして、 「やっと……やっと……。」 遮光カーテンで閉ざされた一戸建て住宅のリビングに、枯れた低い男の声。 昼間だというのに薄暗い室内。 その中央に置かれた52インチの薄型テレビに映し出される「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」。 テレビの前のくたびれた虎柄のハイセンスな1人掛けソファーに、脱力した様子で体を預けていた男性はリモコンを手にし――――― ―――――テレビの電源を切った。 ―――――2年間休むことなく、1万回視聴したその映画との決別。 そして男は立ち上がる。 「昨日辺りから頭が冷静になってきて、今日の“敗退”で遂に完全に目が覚めた気がする。この数年私は何をやっていたんだろう。悪い夢を見ていたようだ。」 “敗退”とは何のことであろうか。 前後不覚に陥っているのか、それとも彼は精神世界で何かと戦っていたのか……? そんな男の背後に、虎のような奇天烈な出で立ちをした少女が――――― ―――――いない。 「涙子さん……? 都子さん……?」 最愛の妻と娘の名を呼ぶ。 返事は無い。 ちらかり放題のリビングを、ゴミを避けるように窓際まで移動し遮光カーテンを引いた男。 数年ぶりにその部屋に日光が差し込む。 明るくなった部屋を改めて見渡し、その雑然とした様子に男は首をひねる。 「これは一体……。」 陽に照らされた凛々しい表情は、前日までの曇ったものではない。 そこにあるのは魔人犯罪者達が名を耳にすることすら忌避する鬼の魔人公安、“炎の赤”の姿であった。 ■虎子エピローグSS■ そして、 ■“炎の赤(スカーレット)”プロローグSS■ ダンゲロスWar Wall・福篠単波エピローグ「ゆにばちゃんと『おおきなはち』」へ移動<<|生徒会SSへ移動|
https://w.atwiki.jp/niconicokaraokedb/pages/1185.html
そして煌めく乙女と秘密^5 そしてきらめくおとめとひみつのこしよう【登録タグ アダルトゲーム作品 品そ】 曲一覧 煌めく空へ 映像にそして煌めく乙女と秘密^5を使った動画のある曲の一覧 まだ曲が登録されていません コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/srpgbr/pages/131.html
森。 そこは、生けとし生けるものの楽園。 そこは、生けとし生けるものの戦場。 青々しい植物が芽を吹き、力強く根付く木々が葉を揺らす。 その植物たちを愛でる動物たちが根城にする、森。 禍々しい狩人が待ち構え、力強い生き物をその歯牙にかける。 その狩人たちを狙う狩人たちがうごめきあう、森。 森の中で、人の頭二つ分くらいの大きさの石を運んでいる青年がいた。 その青年は運んでいた石を、盛った土の上へと置いた。 森の中にしては日当たりのいい場所に置かれたその石が、陽の光を鈍く反射させる。 青年―――リュナンは、盛られた土の前でひざまずき、黙祷した。 彼女を殺してしまったのは間違いなく自分だ。 襲われたからといって、殺してもいい状況であったとは思わない。 ここは戦場であったとしても、殺していい相手ではなかった。 彼女の墓を作ったのは、些細ながらも、彼女への謝罪の意である。 だが、ここで自責の念にとらわれている余裕はない。 軍を指揮していた身だ。一つの場に長く留まることがどれほど危険なのかは分かっている。 後悔している場合ではない。 反省は後だ。今は、考えるべきだ。 土を掘ったことで汚れた手で、自分が殺してしまった女性の支給品を自分の荷物へと移す。 良心が痛む。 だが、ここで遠慮することはない。 自分には、このゲームを抜け出し、抱きしめたい人がいるのだから。 自分には、このゲームを抜け出し、民や部下のためにも戻らないといけないのだから。 ホームズ隊に、こういった強奪行為を得意としていた人がいたような…… …思い出せない。気のせいかな。 そういえばそんな人いなかった気がしてきた。 やはりこの環境下に置かれてこんなことになって、自分の心労は蓄積されているのだろうか。 ―などと思いつつも手を動かす。 そこで目に入ったのは、名簿。 そういえば、竪琴の音色のほうが気になってまだ確認していたなかった。 自分以外の知っている名前は6人。 ホームズはきっと大丈夫だろう。 ティーエは聡明だ。そう簡単には不覚は取らない。 リチャードは……………問題を起こしてないといいが。 オイゲンとカトリ、不安なのはこの二人だ。 どちらとも、性格は随分と違うが妙に簡単に騙されそうな気がする。 誰か、親切な人と出会えているといいが。 そして――レンツェンハイマー。 やはり、見間違いではなかった。奴は生きている。 奴以外にも、好んで殺戮に手を染めるものがいると考えるべきだ。 考えを巡らせながら、地図を開いてみる。 今自分がいるのは、F-2もしくはF-3の森の中だ。 近くで人が集まりそうなのは………北にある城だろう。 だが、とてもではないが行く気にはなれない。 当然である。人が集まる場所ということは、それだけ『ゲームに乗った者』にとっても 都合のいい場所、いい狩場だ。 不慣れな武器しか持っていない自分が行くにはあまりにもリスクがありすぎる。 とりあえず、森の北に行こう。 そこから、街道を見張る。 この状況で堂々と街道を歩いていく人がいるかどうかは疑問ではあったが、 城周辺を見渡せる場所としては最適だ。 運が良ければホームズ達にも会えるかもしれない。 リュナンは立ち上がり、森を北へと歩き始めた。 「チクショウ、畜生、ちくしょうッ!!」 薄暗い森の中を駆け抜ける青年、アルガス。 頭に血が昇りすぎて逆に脳以外貧血なんじゃないだろうかというぐらい、動きには迫力がない。 それはメトラルの魔眼の呪縛からまだ完全には回復していないからか。 完全に頭に血が昇っている彼の考えることは一つ。 「あの出来損ないの角のガキめ…このアルガス・サダルファスを侮辱しやがって……! 家畜は所詮家畜だってことを教えてやるッ!!」 突然、よく分からない術で自分を動けなくし、剣だけを奪って逃げた緑のガキ。 ぶん殴って剣を奪い返さないと気が済まない。 というわけで、レシィが逃げた森の中に踏み込み深追いしているのである。 アルガスもこれではバカまんまだが決して真性のバカではない。 もう少し冷静になれば自分がどれだけ危険なことをしているか分かるはずなのだが。 いくら遮蔽物が多くて暗い森の中とはいえ、叫びながら走っていては、 近くにいる人が気付かないわけはないのだ。 「…さて、どうするべきか…」 そういうわけで、森を北上していたリュナンとアルガスが鉢合わせしかけているのは 必然といえば必然だった。 接触すべきか否か。考えるのはこの一点だが。 声だけでも十分だ。相手が冷静でないと判断するのは。 声の主に見つかった場合、強力な武器を持って襲ってくる可能性は低くはない。 とりあえず様子を見ようと、声の主が突進してくるであろうルートに目星をつけ、 そのルートの近くの茂みに身を潜めていた。 ほどなくして、激情に表情を歪める青年が現れた。 見た感じ、支給品が入った袋しか持っておらず、武器も装備してないようだったが… (やり過ごそう) リュナンはそう決意した。 指揮官のカンというか。本能的に察したというか。 関わるとロクなことにならないとなぜか断言できた。 失敗だったのは、アルガスの通るであろうルートを、若干であるが推測し誤ったこと。 アルガスは思ったよりもリュナンが潜んでいる茂みの近くを通った。 そして、そのルートよりも風上にいたことも失敗だった。 「…ん?」 リュナンが潜んでいた茂みのすぐそばを通過し、 そのまま全力に近い速度で疾走していたアルガスが足を止めて、こちらを振り返った。 「なんだ……このゴムのような不快な臭いは?」 「……………」 どう考えても荷物の中のハンバーグです。本当にありがとうございました。 リュナンはそんな謎のフレーズを聞いた気がした。 森で青年を見つけた瞬間は、肝を冷やしたというか、少しは冷静になった。 誰が誰に殺されるかわからない状況だ。 それなのに大声で喚きながら移動するとは愚の骨頂だったことに気付いた。 しかし、この青年は自分が目の前を通ったのにも関わらず攻撃してこなかった。 ということは、少なくとも自分に危害を加えるつもりはない。 もしくは武器がないといったところか。 いや、もしかしたら大層な鎧を着込んでる割に対して強くないのかもしれない。 そうだ。オレはアルガス・サダルファスだ。 あのザルバッグ・ベオルブ将軍がジークデン砦攻略の指揮官に選んだほどの貴族だ。 そうだ、たとえ素手だろうとこんな軟弱そうな男に負けるはずはない。 あの緑のガキから剣を奪い返すとしても、アイテムが多いに越したことはない。 そうと決まれば善は急げだ。 言うまでもないが、アルガスは既に冷静には程遠い精神状態であった。 「くらえっ!」 アルガスは地面に転がっていた石を拾い、目の前の青年に投げつけた。 目の前の青年はいきなりの行動に驚いたようだが、難なく投石を身体を振って回避。 さすがにこんな程度の攻撃が避けれないとは思っていない。 相手が体勢を崩している間に素早く近づき、体当たり。 そのまま相手に覆い被さり、顔面をしこたま殴ってやる算段だった。 のだが――――。 素早く近づくまではよかったが、体当たりは予想以上に素早い身のこなしで 軽く跳躍するようにして回避された。 しかも、相手は何か金属質なL字型のものを両手で握っていた。 相手は跳躍した反動で―――いや、自ら身体を低く沈めていた。 相手の攻撃を回避すると同時に、カウンターのために『溜め』ていたのだった。 マズい、と思ったときには既に後の祭り。 「飛竜の技!!」 青年の振り上げた手が持つ金属の塊が、アルガスの顎を打った。 青年の腕の、足の、身体全ての力が伝わり脳が激しく揺すられる感覚。 視界が白黒し、上下も分からなくなる。 しばらく滞空した後、アルガスは腰から地面に落ちた。 なんとか上半身を起こすと、目の前にはさっきの青年が立っていた。 「手加減はしておいた。痛みはあるだろうが軽い脳しんとう程度で済むはずだ。」 そのセリフはまさに、勝者の弁。 「私は無闇に人を殺そうとは思わない。しかし、武人だ。 必要とあらば容赦はしない。」 それに比べて自分はどうだ。地に臥して、手加減までされて。完全な敗者だ。 「…単に錯乱していただけなら謝る。起きれるか?」 その青年は手を差し伸べてきた。 青年の目は、慈愛に満ちていた。 リュナンは先程、事故で錯乱していた女性の命を奪ってしまった。 だからこそ、相手が動きを止めたことで安堵し、話ができると思ったのだ。 リュナンは攻撃してしまい、本当にすまないと思っている。そういう慈愛の目だ。 アルガスがそれをどう感じたか。 勝者が敗者に対する慈愛。それは何か? ―――力なき者への同情? オレは――― 地に臥して。 手加減されて。 同情までされたのか? パシッ! 森に、乾いた音が木霊した。 アルガスが、青年の手を払いのけたのだ。 「ふざけるな!オレはアルガスだ!! 貴様なんかに同情されるほど落ちぶれてはいないッ!」 アルガスはそうとだけ言い、すぐにその場を走り去った。 「チクショウ、畜生、ちくしょうッ!!」 人気のない街道を走る青年、アルガス。 叫んではみるが、怒りは全く収まらない。 「チクショウ…畜生!ちくしょうッッ!!!」 腹が煮えくり返るような先程のことを思い出し再び咆哮し、街道をただ走る。 先程自分でその行為が危険だと気付いたのに今はお構いなしだ。 だが、頭に一撃もらったおかげか。先程とは違いやや冷静だった。 (武器も道具もない今のオレじゃあ、あの怪しい術を使う緑のガキを追うのは危ない。 このオレが、あんなみすぼらしいガキに対して退くのは癪だが…クソッ! いや、これは退いたんじゃない、あいつを生かしてアイテムが集まったところで 一網打尽にしてアイテムを稼ぐ、素晴らしい作戦なんだ!!) もう支離滅裂である。 だが、闘志だけはあるようだ。 緑のガキだけじゃない。あの軟弱者。オレを同情したことを後悔させてやるッ! 余談ではあるが。 その軟弱者は、元いた世界では、自らの地位を追われ、敗走ながらも奮闘し、 家臣の信頼も厚く、武人としての使命も完全に果たし、あまつさえ大国の国王となった青年。 ―――つまり自家の復興を志すアルガスの理想ど真ん中の人物であるなんてことは アルガスには知りようもない。 【F-3/森の中/1日目・午前】 【リュナン@ユトナ英雄戦記ティアリングサーガ】 [状態]:脇腹に打撲、肩に軽い痛み(痛みは大分引いている) [装備]:ロマンダ銃/弾切れ@FFT [道具]:潰れた合成肉ハンバーグ@TO ラミアの竪琴@FFT、不明道具(シーダのもの) 支給品一式、食料2人分 [思考]:1:ホームズ達他、仲間を探す 2:レンツェンは見つけ次第抹殺 3:出来ればヴォルマルフを倒したい 【F-3/街道/1日目・午前】 【アルガス@FFT】 [状態]: 激しい苛立ち、顎・腰を強打(行動に支障なし)、若干の疲労 [装備]: なし [道具]: 支給品一式 [思考] 1:武器・道具などで自分の戦力を高める。 2:緑のガキを追い、剣をころしてでもうばいとる 3:リュナンに自分を見逃したことを後悔させる 4:ラムザとディリータを殺す 031 もつれあう現実 投下順 033 勇者と巫女とゾンビと 031 もつれあう現実 時系列順 035 平行線な想い 018 炸裂王女様 リュナン 055 俺様全開! 009 家畜にガムはいらないッ アルガス 040 アルガスの受難
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/9735.html
499 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 20 06 52.18 ID hZi6Rm7G0 [1/4] 全然流れ違う報告で済まん。一個投下させてくれ 501 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 20 09 46.40 ID r0EhXccf0 [2/2] リロードしてなかった 499 どうぞどうぞ 502 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 20 27 15.11 ID hZi6Rm7G0 [2/4] 数か月前にやったシャドウラン(この時代に2版だよ!) 護衛対象の依頼人があらかじめ犯人に殺されていて、整形して入れ替わってる所から依頼が仲介され 犯人は真のターゲットである、以前に犯人の恨みを買った人物を殺すために護衛対象に化けてると言うのが後から分かったんだが 真のターゲットを殺すために高性能爆弾を仕掛けたって言うのが曲者で 爆弾を止めるなら理由は忘れたがPC全員がいる必要があり、解除している間に逃げて、シナリオ外でPCの手が届かなくなった所で真のターゲットを改めて殺す 爆弾解除を別のNPCに依頼して犯人を追うなら仕掛けてあった別の爆弾(ご丁寧にもPCには絶対分からないそうだ!)を起爆させて殺す どちらにせよ後味の悪い思いをする上に、なんと冒頭で既に入れ替わっていたと言う状況から開始にも関わらず 護衛対象を守れなかったって所だけクローズアップされてPC達の評判は落ちると言う仕様 実際のプレイでは犯人及び犯人が金で雇った手下達と最後銃撃戦になって、犯人が爆弾を起動させて復讐を果たした後自殺して終わり 連休で規制してきたOBが「たまには"ちゃんとした"サイパンをやりたい」と言い出して GMを買って出たんで参加した結果がこの有様だよ ちなみに正解は「真のターゲットは別にPCに直接関わりのある人物じゃないんだから放置しても別に良い」 その他「犯人を殺したから死体の検視とかで依頼対象が既に死んでた事が公になった。あれは保身を考えるんだったら犯人を追いつめずに見届けるのが一番の正解だったね」 「犯人の復讐を手伝えば別途雇った手下を雇うための金額がPC達に入ったはずだったのにね」 などのアリガタイお言葉をいただいた。 OB曰く「これが本当のサイバーパンクなんだよ」らしいんだが、血も涙もない集団をやるのが正解だったり、結局NPCの復讐譚でしかない吟遊シナリオが本当のサイパンであるはずがねーと思っている 昨日でようやく追い出しが完了したので記念投下 505 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 20 36 19.86 ID TBHTvr0E0 502 乙、追い出しはめでたいが、周囲に悪評をまき散らされないようにアフターケアは万全に 護衛対象を守れなかったって所だけクローズアップされてPC達の評判は落ちる この手のネタ、このスレの報告じゃなくても動画やリプレイで見る時があるが、なんのために 仲介屋や冒険者の店が存在してると思ってるんだ・・・。こういう事態を防ぐためだろうに 506 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 20 39 21.84 ID CXOL4Wti0 サイバーパンクは血も涙もない世界で、ギリギリのところで義理人情を通す浪花節こそが楽しいんじゃないかな 507 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 20 43 14.49 ID hZi6Rm7G0 [3/4] シャドウランの一件でPL参加した者たちの嫌悪感が一気に高まり それまで色々口うるさく言ってくるだけだったOBをどうにかしようと Skype使った話し合いとかやって来たが完全平行線の上に「俺に逆らうとは順列をちゃんと考えろ」 などと言う発言をいただき(何時代だと思ってるんだろう) 「オンセでお前らの根性を鍛え直してやる」とか言われたけどスルーして 「泊まり込みでこっち(OBが仕事で今住んでる都市。田舎)来れば強化合宿をやってやっても良い」とかも言われたけどお断りして 「そんな温いセッションやってて楽しい?人間が腐るよ?」と言われたので「楽しいです」だけ一名除いて皆で返して(除いた一名はわざわざアヘ顔ダブルピース写真入り) それでOBが切れて「絶縁だ!」→「どうぞどうぞ」 その後しれっと「俺も言い過ぎた。本心じゃない」とか言ってきたけど「こっちは本心なんで」で返し 「俺を一人にして良いと思ってるの?」に対しては「ええ別に」 「お前らは血も涙もない奴だ」→「OBさんのシナリオで学んだことですから」 こんなやり取りを数か月に渡って繰り広げた後に昨日ようやく 「TRPGなんかで人間関係壊す何て、お前らは幼稚な奴だ。お前らみたいなのと関わってるとこっちまでおかしくなるからお前らを切る、じゃあね」 というメールが来て「さようなら」と返信したらメアドが変更されたのか着信拒否なのか届かなかったので完全に切れたと判断 もしかしたら知らないアドレスから迷惑メールが来るかも知れないのでメーリングリストのアドレス変更して今に至る 元々個別メアド知られてないしな 508 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 20 57 56.38 ID PIppXcJp0 乙。なんで最初から真のターゲットとやらを倒す話にしなかったのかねぇ。 フェイク入れたり爆弾のくだりとかは、PCには必要ない要素だろうに 509 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 21 02 41.35 ID hZi6Rm7G0 [4/4] 確か護衛対象に化けないと近寄れないとかそんな感じだったような気がするけど詳細忘れてしまった。ゴメン 510 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 21 09 48.15 ID 8kc/KnQG0 508 物語に懲りすぎて 裏やフェイク、騙しをいっぱい作ってしまう人はいるんだよ・・・ 511 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 21 23 22.49 ID WXyfgaVu0 [2/2] うん、ただの幼稚な馬鹿だな 512 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 21 33 44.29 ID VbU+BV9s0 [2/2] 507 お疲れさまでした >「絶縁だ!」→「どうぞどうぞ」 >「俺を一人にして良いと思ってるの?」に対しては「ええ別に」 >「お前らは血も涙もない奴だ」→「OBさんのシナリオで学んだことですから」 OBがことごとく真正面からのカウンターで粉砕されてて笑える やっぱ素直が一番だね あと >「TRPGなんかで人間関係壊す何て、お前らは幼稚な奴だ。お前らみたいなのと関わってるとこっちまでおかしくなるからお前らを切る、じゃあね」 完全に自己紹介です本当にありがとうございました 実際には(自分が)切り捨てられただけなのに俺の方から捨ててやったんだってアホいるよね そしてこの場合「順列」じゃなくて「序列」じゃないんだろうかOBさんよォ…… 513 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 21 36 19.45 ID sQWdrKRO0 というか、このやり取りの中数ヶ月も粘ったのか そっちの方が驚き 514 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 21 41 58.82 ID g80jdOa10 他に友達もいないから縋りつくんだよな、こういう人 515 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 21 53 58.87 ID sdcUG9n20 502 ちなみに正解は「真のターゲットは別にPCに直接関わりのある人物じゃないんだから放置しても別に良い」 護衛っていう依頼からすればこれ自体は確かにそうなんだが、そうやって行動すると結局護衛対象が人殺すのをぼけーっと見てるのが正解って事になるんだよな それのどこが面白いと思ったんだろうか? 516 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 22 08 46.76 ID cCRZM4b50 [2/2] 「サイパンが誤解されていた頃の間違いまくった何か」って当事でもつまらなかったんだぜ 血も涙もない世界で血も涙もないセッション、なんてパンク要素が欠片もねぇ 517 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/16(火) 23 06 13.91 ID J52KimAiI 21世紀に間違ったサイパンが生きてることが奇跡 522 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 01 17 27.13 ID GpjQgZg30 サイパンが一番勘違いされてた頃のシナリオは 「依頼を断ると口封じに殺される」 「依頼をしくじると見せしめに殺される」 「依頼を成功させるとやっぱり口封じに殺される」 だったんだぜ。 冷静に考えれば、そんなハイリスク・ノーリターンな仕事、 受ける奴があっという間にいなくなるだろうに、なぜ変だと思わなかったのやら。 529 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 05 16 13.00 ID 7zCGKioli R&RのシャドウランGMガイドにもジョンソンの裏切りについて書かれてたな 「ランナー達は貴重で価値ある存在。わざわざ仲介してもらって仕事を依頼した彼らを裏切り、信頼・コネ等を失うのは多くの場合割に合わない」 「裏切りが異常事態であるからこそドラマが生まれるのであり、ジョンソンが必ず裏切るという常識を作ってはいけない」 「どうしても裏切らせたいなら相応の理由や背景をしっかり設定すること。前フリがなければ唐突なだけ」 実にごもっともな解説だった 530 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 06 21 47.98 ID oPzOw6zP0 [1/2] 529 わざわざそういう記載するあたり PCを裏切ってハメて悦に入る自称サイバー上級者GMが跋扈してたってことだろうなあ 531 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 06 51 54.77 ID Wqfw4xLV0 この手の連中は裏切りイベントがやりたかっただけなんだごめん! という主張ならともかく殊更リアリティがあるやらこうするのが正解だったとかこう考えるのが普通とかさもそのイベントが正当だったかのように振舞うのがムカつくよなぁ 532 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 07 15 21.61 ID AYgwtQJ10 リアルリアリティとか鬱憤晴らしとか露悪趣味とかがGMの脳内でマイムマイムした結果なんだろうなーとは思う 突き合わせるならやり方はあるとは思うが 533 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 07 43 28.74 ID i1HqDaZnO [1/2] 522 亀だが、企業がランナーハメで皆殺しシナリオ(ランナーを標的に自社兵士の戦闘訓練)ってシナリオは当時流行ったなぁ 公式監修のシャドウラン漫画が、依頼人が裏切る→リサーチして倍返しだ! ってパターンばっかだったからかもしれないが 534 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 08 56 09.53 ID ST/+4PlY0 [1/3] 裏切りの部分はオープニングでさくっと演出して「リサーチして倍返しだ!」の部分を セッションでプレイすべきなんだか、そこを勘違いしちゃったんだろうな 535 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 09 16 41.78 ID i1HqDaZnO [2/2] 534 今なら当たり前なんだが、当時は情報収集技能判定で手に入れた、“情報の確度やリテラシー”までシステムが保証してくれなかったからなぁ いちいち情報が正しいかどうか裏取していかないといけない 自販機と笑われることもあるが、情報やコネクション判定は段取り、収集、精査まで含みますって一文は感動したね 539 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 11 11 42.71 ID ZDcbPX1s0 サイバーパンクに限らないけど、 TRPGってのは「ミンナで楽しむ」ゲームであって「正解を探す」「最善手を構築する」ゲームじゃないんだよねえ。 そこを誤解してるGM(PL)の、なんと多いことか・・・ 540 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 11 33 08.94 ID eJnx0L0P0 [2/3] 539 非主流ではあるがいまだにボドゲ・ウォーゲーのノリを保って「ミンナで楽しむ」かつ 「正解を探す」「最善手を構築する」遊び方もあるからその断定もまた極論に陥ってる 結局のところ面子の嗜好にあった遊び方をしよう。 嗜好が合わない相手が混じったら遊ばないか、お互いが納得できる水準で 541 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/09/17(水) 11 35 26.20 ID ST/+4PlY0 [2/3] PLGMみんなでワイワイやりながら正解を探すのは楽しいよな 問題はこのスレに報告されるような奴は確実にまず思いつかないような正解()を 脳内当てさせるような糞GMばかりだと言うことだな スレ395
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/477.html
0356:そしてだれもいなくなった 漆黒の闇に包まれた四国の地にハイエナが一匹… 志々雄は、既に物言わぬ屍となったナルトらの荷物から支給品、食糧を根こそぎ強奪していた。 ―—この世は所詮、弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ。弱者は強者の肉になる運命なんだよ。 と、明治の世なら強盗殺人で死刑に値する行動をとりながら、全く罪悪感を感じていない。 それどころかこの状況を楽しんでいるようにも感じられた。 ふと、乾の手帳に目が止まる。 そこには今の惨状を予期していたかのような文章が書かれていた。 最も、現実の被害はそれを遥かに超えるものなのだが… 「文章から考えるに、乾とかいう奴は最後に俺を射殺しようとした小僧のことだな。 鵺野とかいう奴は、以前俺が見逃した小僧に殺された男だな。 全く、こいつほどの阿呆はいねぇな。弱者は弱者らしく尻尾を巻いて逃げてれば殺されずに済んだのによ。 キジも鳴かずば撃たれまい、か。まぁいい。こいつらには仲間がいるみたいだ。 そのうちここに来るかも知れねぇな。よし、この悲壮感溢れる文章を俺がもっと面白くしてやるよ」 ―――残念だったな。鵺野とかいう男はもう、この世にはいない。俺が殺したんだ。 おっと、言っとくが、俺はナルトとかいう男じゃねぇ。 俺の名は志々雄真実。かつて薩摩長州にその人ありと言われた維新志士だ。 もし、この俺を殺す勇気があるのなら奥州まで来い。俺はそこにいる――― 「これでよし。こいつらの憎しみは深まるはずだ。 まぁ、夜明け前にこいつらがここに来ればこの手帳を見ることなく逝けるんだがな。 」 手帳の2ページ目に支給されたペンで文字を書くなり、志々雄は近くの草むらに腰を下ろし、横になる。 「さてと。だいぶ動いちまったからな。体のためにも少し休むとするか。」 ―――3時間後――― 結局、両津とダイは四国には到着しなかった。正確に言えば、いくつかのアクシデントがあって、到着できなかったのだが。 瀬戸内海に2度目の陽が昇る。眩しい朝日とともに、剣士は再び目覚める。行く先は、現在活動可能な範囲で最北端である奥州。 「やはり来てねぇか。主催者の宿敵とやらと一戦交えたかったものだがな。」 残念そうに呟くなり、強奪した沢山の武器をカプセルに戻し、 腰には愛刀となった飛刀をぶら下げ、左手には篭手を装備し、元来た瀬戸大橋を渡った。 太陽が昇り、夜とは違った中国地方が目の前に広がっていた。 その中でも志々雄の目を引いたのは、見えなくなるまで遠くに延々と続いている線路と、粗末な駅のプラットホームだった。 「へぇ、俺が生きてる時代じゃ関東の方でしかお目にかかれなかった汽車が、ここではこんな田舎にも通ってるのか。 面白れぇ。どうせ急いで奥州まで行くこたぁねえんだ。 のんびり日本の景色を眺め、弁当でも食いながら行くとするか。」 対主催者との対決で基地として機能するはずだった四国。 太公望が最重要地点として考えていたその地には最早誰一人いない。 数時間後、それに気付く者が現れるかもしれないが… ある島に5人の漂流者が足を踏み入れた。 途中で2人増え、7人になった。 そのうち4人は偵察に行ったきり、戻ってこなかった。 夕方になり、新たに3人の旅人が現れた。 また2人が出て行き、4人になった。 夜、2匹の猛獣と1人の人間が無人島にやってきた。 2人と1匹が食べられ、島には3人と1匹が残った。 深夜―――猛獣が牙を剥き、1人が食べられ、2人になった。 そこへ1人の騎士と1匹の悪魔、1人の子供がやってきた。 旅人と騎士は力を合わせ、猛獣を倒したが、子供と一緒に悪魔に殺された。 悪魔が去った後、島には誰もいなくなった。 【岡山県/早朝】 【志々雄真実@るろうに剣心】 [状態]:全身に軽度の裂傷 [装備]:衝撃貝の仕込まれた篭手(右腕)@ONE PIECE、飛刀@封神演義 [道具]:荷物一式 八人分(食料、水二日分消費)、コルトローマンMKⅢ@CITY HUNTER(ただし照準はメチャクチャ)(残弾1) 青雲剣@封神演義、パチンコ@ONE PIECE(鉛星、卵星) ゴールドフェザー&シルバーフェザー(各5本ずつ)@ダイの大冒険、キメラの翼@ダイの大冒険 弾丸各種(マグナムリボルバーの弾なし) 、ソーイングセット、半透明ゴミ袋10枚入り1パック [思考]:1:第5放送を聞いた後、関東に着くまで休息。 2:長時間戦える東北へ向かう。 3:無限刃を手に入れる。 4:少しでも多く参加者が減るように利用する。 5:全員殺し生き残る (乾の手帳は鵺野の死体の側に置かれています。) 時系列順で読む Back グッバイ・ブラックキャット Next ニアミスの朝 投下順で読む Back グッバイ・ブラックキャット Next ニアミスの朝 353 舞台演舞 志々雄真実 371 地獄の車窓から
https://w.atwiki.jp/dattai/pages/3007.html
55-751 751 :(○口○*)さん [sage]:08/03/01(土) 13 37 ID 78snk9IE0 壁育成しといて一人立ち出来る様にとかないわ 一人立ちさせるのなんて、お金の稼ぎ方や狩場の相談やアドバイスするだけで十分 これだけではあれなので、十分寝かした脱退報告 特定されそうだけど、ほぼ半引退状態なんでいいや 脱退理由:単体ギルド、もしくは個人で自由にやりたいので(建前) 脱退理由:某掲示板スレでの評判、気にしすぎる同盟とはやってられません(本音) 以前加入していたギルドでの話だが、単体じゃ人数厳しいので同盟を組んでGvGに参加していた 当時自分はGvGの出来事を戦記として、Blogで書いていた ある日GvG中で疑問に思ったことを、Blog内で一度綴った事があった これが事の始まりだった 内容は「WP超えのスクリームやジョークはバグか?仕様なのか?」、といったもの 当時はまだ開発や運営の方から正式に「仕様」という発表がまだ成されていない時だった そしてこれが某掲示板の、某スレッドで一度取り上げられる 取り上げられるといっても、10レスに満たない程度だった そして1週間もしない内に、話題にはでなくなった しかし、これに同盟組んでいたギルドが過敏に反応し、こちら側に抗議してきた 抗議の内容は「某所で話題なるような事は、できるだけ書かないでくれ」、といったものだったはず 何故某所で話題になる事ができるだけ避けたかったのか?これには理由があったようだ 当時、某所では同じ同盟内のギルド(抗議してきたギルドとは別のギルド)所属者数名が、某所で「あのPCはBOTだ」と言った話題がよく出ていた 抗議してきたギルドは、この話題に過敏に反応して、これ以上某所で話題に上がるのを避けたかったらしい それに対し自分の返答は「Blogなんか個人の物なんだから、自由に書かせてくれ」と主張 しかし向こう側は納得せず、結局平行線のまま話は終る 数日開けて再度話し合いが行われ、ギルドにもこのままでは迷惑掛かると思い、結局自分が妥協して話し合いは終了 その結果Blogで書くことに色々制限が付けられた(戦記のみで、他の事柄にしては制限無し) しかし結局制限が原因で自分的にはやはり納得できず、その後GvGは不参加を経て上記の理由で脱退という事に 結局その後同盟解散という流れになり、自分はギルドに舞い戻る事ができましたが 正直ギルドの方々、巻き込んでゴメンナサイ それにしても某所でなんか、何書いても話題上がる時は上がるんだけどな 某所の話題や評判気にする所とは、正直やってられないわ 前ページ次ページスレ55
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/564.html
第459話:そして、不運はあまりに永く 作:◆l8jfhXC/BA 賛美する者は、それを知らない。 軽蔑する者は、それを受け取れない。 語る者は、そもそも資格がない。 それは誰にも掴めない。 ボラフェス・リド「狭間について、我らの認識」同盟歴三六年 「これはタンスと壁の隙間の埃のことだと思うのだがどうだろう」 「知るか。そもそも何の話だ」 「俺の頭に突如響き渡ったお告げについてだが、知らなかったのか?」 「帰れ」 黒いのが放った裏拳をマントを翻して避ける。うむ、我ながら華麗な回避。俗に言うまぐれだが。 だが勝利の舞(360度回転)を眼前でする俺を無視し、黒いのは掴まれていた肩を振り払って背後へと向き直った。 その視線の先には、先程まで遺産相続バトルを繰り広げていた銀髪黒服の男(仮に黒いのハーフとする)の姿。 そいつは救いの神を見つけたような笑顔を黒いのに向けていた。やはり俺の危惧通りだったか。 「フラグが立ったか。これで争いが更に泥沼になるだろう。 まぁ人生なんて常に泥沼の中に落としたハサミを捜すようなもんだが」 「頼むからお前は黙っててくれ。 ……で、あんた今、なにやらとても不穏で俺に縁がない単語を言ったような気がしたんだが、気のせいか?」 「我が愛しき娘を治療してくれた親愛なる友に感謝の意を表明しただけだが、何か問題が?」 「…………いや、何でもない」 大きく溜め息をつく黒いの。なにやら人生に疲れたような顔をしている。 人生に必要なのは諦念と枕を正しく膨らませることだと知らないのだろうか。 「へこたれる黒いのにはまず正しい水たまりの飛び越し方から伝授した方がいいのだろうかと悩む俺。 うむ、こうやって行動を口に出せば無視されることもないだろう。我ながらいい案だ」 「……先程から気になっていたのだが、このガユスを煮詰めて発酵させたような羽虫はなんだ?」 「ただの幻覚で幻聴だ。そういうことにしておいてくれ。 ……感謝の気持ちだけは受け取っておく。だが俺は娘だかなんだか知らんが椅子を直しただけだ。このまま行かせてくれ。 頼むから、これ以上俺をトトカンタ時代に引き戻さないでくれ……」 羽虫と言われあげく幻扱い。いくらなんでもこれは裁判に訴えていいと思うのだが。 精霊権侵害相談所を捜す旅路について真剣に考える俺を相変わらず無視して、黒いのと黒いのハーフの会話は続く。 「後半が理解不能だが少なくとも前半は断る。 私の命よりも大切な愛娘を治してくれた偉人に対して、恩を返さないでおくことはできない」 「そこは恩を受ける側の意志を尊重しろよ」 「おまえよりも私よりもヒルルカの意志を優先する。 何より彼女を救ったという素晴らしい行為に対して、何らかの代償を支払わなければ私は納得することができない。 現状で私の助けが必要でなければ、このまま同行して機会を待とう」 「ぐ……」 一度立ってしまったフラグを回避するのは、ハンター共が仕掛けた残虐拘留装置を回避するのと同じくらい難しい。 俺の言葉に素直に耳を傾けておけばよかったものを。やはり牢屋番にはこの辺りが限界なのか。 「ここはその黒いのハーフに優秀な弁護士を捜してきてもらうのが一番いいと提案する。 俺の意見を無視して黒いの一人で考え込むのは、綿の寝間着と同じほど愚かだと思う」 「ここに弁護士なんているのかよ。……あ、いや、それだ!」 一縷の望みを見つけたのか、黒いのの表情が一転して明るくなる。どうやら弁護士に心当たりがあったらしい。 「おいあんた、ええと──」 「ギギナ・ジャーディ・ドルク・メレイオス・アシュレイ・ブフだ」 「コルゴン並に長いな。……ギギナ、恩を返したいなら俺の知り合いを捜して保護してくれないか? 俺と違って戦闘能力がないから、あんたが手を貸してくれるとありがたい」 「……一つ問うが、その人物は実在するのか? 私を遠ざけるためだけの虚言だった場合は、いかにヒルルカの恩人といえど許しはしないが」 「恩人の言い分くらい信じろって。 名前はクリーオウ・エバーラスティン。長い金髪の小柄な少女だ。名簿にもちゃんと名前が載っている。 俺の名前──ああ、そういや名乗ってなかったな、オーフェンだ──を出せば、信用してちゃんと同行してくれる」 黒いのが名簿を取り出し、黒いのハーフに名前があることを確認させる。 そういやなんでこれに俺の名前は載っていないんだ? 小娘は載っているのに俺が省かれているのは差別だと思う。 「……確かに名前が掲載されているな。情報もはっきりしている。 ならばその依頼、受けるとしよう。娘一人を守ることなど造作もない。 だが、いつまでも私と同行していても意味があるまい。受け渡し場所と時間を決めておくべきだ」 「なら……ここから少し東に行ったところに小屋があるんだが、そこに0時に集合でどうだ? もし禁止エリアになったら──そうだな、ここから北のC-5にある石段の前にしよう。そこもだめならその石段の終点のB-5だ。 クリーオウを見つけられなかった場合でも一度集合だ。それでいいか?」 いつの間にか話がまとまってしまった。 牢屋番が交渉上手とは思わぬ発見。いや、もしや黒いの自身が隠れ弁護士だったのか? 少し黒いのに対する評価を改めてもいいかもしれない。7%くらい。 「了解した。……では我が友よ、再会と再戦の時を楽しみに待っている。──剣と月の祝福を」 「再戦はできれば遠慮したいが、クリーオウのことは頼んだ」 そう言って黒いのハーフは地面に刺さったままだった黒い剣を抜き、腰に差した。 そして愛娘とやらをデイパックに入れて背負った後、背を向けて歩き出した。 椅子が娘ということはあの黒いのハーフは実は椅子なのだろうか? 椅子精霊? それなら納得だが。 「……なんとか、切り抜けられたか」 その姿が霧の中に完全に消えた後、黒いのが小さく安堵の息をついた。 「だが安心するのはまだ早いぞ。 その金髪小娘が実は黒いのハーフの宿敵と一緒にいて、血を血で洗う昼下がり的展開になる可能性も否定できん」 「まさかそこまで悪くはならんだろ。考えすぎだ」 「まぁ、どんなひどい人生にも乾燥した鳥の餌よりはまともなものはあるからな。 さながらたった今お買い物フラグをお使いフラグにうまく置換できた黒いののように、必ずどこかに抜け道ってのはあるもんだ。 お、しかも今回のは知人との再会フラグのおまけつきだったな。うひょーって言ってもいいぞ」 「何でだ」 俺の提案を拒否し、黒いのも霧の中へと歩き出す。やはり小娘時代よりも数段扱いがひどくなっている。 そのことには大いに不満があるが、他に特にすることもないので俺もその後に続いていく。 まあ、人生なんてこんなもんだ。 【E-5/森周辺/1日目・17 40】 【オーフェン】 [状態]:疲労。身体のあちこちに切り傷。 [装備]:牙の塔の紋章×2、スィリー [道具]:デイパック(支給品一式・パン4食分・水1000ml) [思考]:クリーオウの捜索。ゲームからの脱出。 0時にE-5小屋に移動。 (禁止エリアになっていた場合はC-5石段前、それもだめならB-5石段終点) 【ギギナ】 [状態]:上機嫌 [装備]:屠竜刀ネレトー、魂砕き(ソウルクラッシュ) [道具]:デイパック1(支給品一式・パン4食分・水1000ml) デイパック2(ヒルルカ、咒弾(生体強化系5発分、生体変化系5発分)) [思考]:クリーオウを見つけ次第保護。ヒルルカを守る。強者を捜し戦う。 0時にE-5小屋に移動。 (禁止エリアになっていた場合はC-5石段前、それもだめならB-5石段終点) ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第458話 第459話 第460話 第454話 時系列順 第460話 第455話 ギギナ 第519話 第455話 オーフェン 第488話 第455話 ヒルルカ 第519話 第455話 スィリー 第488話
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/1744.html
熊の仮面をつけた人物「ヒュォォーーー………(暗い夜道から風とともに現れる) 」 レインド「……(スっとリンゴを降ろす)……ミシェル、またあったな…(仮面をかけた人物に) 」 熊の仮面をつけた人物→ミシェル「(仮面をゆっくりと外す)……ああ、また、だね。キミも夜の散歩か何かかな? 」 レインド「そんなんじゃないさ…ただ……月が紅いな…ってよ…(闇夜に紅く光る月を見てリンゴをかじる) 」 ミシェル「月が紅い…?……ああ、そうだね。キミの命日を飾るのにもってこいだね…。(月を見上げると同時に右手に刃を握る) 」 レインド「……一応予め言っておくよ…俺はまだお前と”も”友達だよ…(スッとライトセイバー化したクロリアーを抜剣し、片手に持っていたリンゴを握りつぶす) 」 奏「 ………(ミシェル達を見ていて) 」 ミシェル「――――――――ブワサッ…シュッ!!(ローブを巻き上げ、爆発的な脚力でレインドに向かって駆け出す) 」 レインド「ヅンッ!(同じく爆発的な脚力で、ついていた地面にクレーターが出来る勢いで駆け出し、ミシェルにクロリアーを振りかざす) 」 ミシェル「――――ッ(刃で受け止めようと試みるが、流石にクロリアーを受け止める事は出来ずに刃は折れ、ローブが切り裂かれる)……ボクにはキミたちの絶望が必要だ。チャキンッ……シュンッ!(日本刀を取り出し、再び駆け出す) 」 レインド「ブオンブオンブオン…(光線的な音がクロリアーから鳴り続ける)絶望か……そんなに欲しいならくれてやる……だが、その前に俺から、お前への四重奏(カルテット)を贈ろう!(駆け出して来たミシェルに蹴りをいれる) 」 ミシェル「ありがとう、でも結構だよ。(いつの間にか背後に移動していて背中を一閃) 」 奏「 ………(懐からパイナップルを取り出して じっと見つめ) 」 クレッペ「(レインド達を眺めながら、小刀を研いでいる) …ブツブツ 」 レインド「なっ!?(気を探りとって瞬間移動で間一髪避ける)こ、こいつ…速さはモララーと同等かもしれない…!(クロリアーを両手で握り構える) 」 ミシェル「(両手を前に突きだし、猫背になってふらふらし始める)………黒帝…。(某神族が使用していた技を発動し、姿が一瞬にして消える) 」 俊「(走ってくる)レインド・・・ゼェゼェ・・・俺も・・・ゼェゼェ加勢すべきか?・・・ゼェゼェ。(バテてる) 」 龍翔「クレアさんも大注目の戦いだ…見とかないとどやされちまうよ(冷汗をかきつつレインドとミシェルの戦いを見てる) 」 レインド「くっ…瞬間移動を多様できないのが難点だな……(ギュッと柄を持ち、歯を食いしばる)……(目を閉じ、精神統一) この戦い、俺に任せてくれ…… 」 ……ズシャッ…!(レインドの周辺にある大木に切り傷ができる) 俊「わかった・・・ゼェゼェ、ただし・・・無茶はすんな・・・ゼェゼェ、無理だと感じたら・・・ゼェゼェ・・・交代する・・・ゼェゼェ。(超バテてる) 」 ……ズシャッ!!……ズシャッ、シャッ!!(レインドの周辺であらゆる物が無差別に斬り裂かれていく) ミシェル「――――――(0.1秒の世界でレインドの周辺を移動している。それも日本刀を振り回しながら) 」 クレッペ「…誰も、介入は許されない、か…あの方の戦い… 」 龍翔「ダッ(斬り裂かれてる周辺からダッシュで逃げる)無理無理死ぬ死ぬ絶対死ぬ 」 レインド「……ピクリ!(気を感じ取ったか、真後ろに逆袈裟斬り) 」 奏「 ………(涙を必死に堪えているような様子で 二人の戦いをただただ見続けている…) 」 ミシェル「―――――!つあっ…!(切り裂かれると同時に姿を現す) 」 龍翔「俺はなんの力もないただの人間なんですよ…いくらクレアさんの頼みでもこれは…!(戦いをちらちらと見て) 」 レインド「…ミシェル…ミィィィシェェェェェルーーーーーー!(ミシェルの名を叫びながらクロリアーを上に構えて駆け出す) 」 フィリア「……(ミシェル達の戦いを観る) 」 ミシェル「チィッ…本当、つくづく思い知らされるよ、キミにはああぁぁッ!!(こちらも駆け出すが……) 」 黒髪の青年「――――――!!(何者かがレインドとミシェルの間に割り込む) 」 レインド「――ッ!?(クロリアーと同時に体の動きをピタリと止める) 」 ミシェル「――――!(青年を見て足を止める) 」 黒髪の青年「盛り上がっているところ申し訳ないけど………ゲームはもう終わりだ。ね…?(ミシェルに) 」 ミシェル「……誰。邪魔なんだけど…。 」 レインド「……(クロリアーはとめているものの、構えたまま) 」 黒髪の青年「……。(やれやれとでも言いたげそうな顔で俯き、その瞬間、ミシェルの顔面を思いっきり殴りつける) 」 ミシェル「な――――あぐっ…!?(吹っ飛ぶ) 」 黒髪の青年→ミシェル「(ポケットからピエロ帽子を抜き出して頭に被る)……ボクが誰かって?…ボクはミシェル、この世界にたった一人しかいない――――ミシェル・ザ・ノンボーレだ。 」 レインド「…おかえり…友よ…(クロリアーを降ろし、空気を一斬りしてクロリアーを消す) 」 ミシェル「あいてて……やっぱ無理しない方がよかったかな…。(左手に包帯を巻いている)ああ、ただいま…♪ 」 ミシェル(?)「―――――――ッ!!? 」 奏「……!! (ミシェル以下略を見て) 」 ミシェル「 ハハッ…♪何をそんなに驚いているのかな?うん?………。(もう一人のミシェルを見つめ) 」 ディーヴ「 あれ、ミシェルが二人もいる………ってかなで、あんたらしくないわよ、どうしたの? 」 フィリア「 あれは……真なる神、天空神ミシェル…!?(驚く) 」 ミシェル(?)「そんな……な、何で……。(唖然) 」 奏 「 ……あたしらしい……… あたしらしいって…なんなの………(ディーヴに) 」 レインド「…まぁ…俺は最初から気づいてたぞ!ミシェルがこんなやつな訳ないしな!(← 」 クレッペ「わけが、わけがわからんぞぉ! 」 ミシェル(?)「……!い、いや…違うね。キミは偽物だ。何者かが創り出した、真っ赤な偽物…レプリカのようなものだ…!!ボクがミシェルだ…!! 」 ディーヴ「 何がなんだか状況が理解できないけど、ミシェルはミシェルよっ!キャー!ミシェルサーン!! ・・・・えっとねー・・(汗)(かなでの反応に困ってしまう) 」 龍翔「アレは偽物だったか…これだけ報告できれば怒られないだろ どうにでも治せるようには出来ると思いますけどね…なんせこの世界は常識が無いからなァ…(溜息をつく) 」 奏「 …っ……(ミシェル?を見ながら 拳が強く握り締められていて震えている) 」 ミシェル「うんにゃ、キミはボクなんかじゃない。ボクは……ボクしかいない。いい加減、本性を現したらどうだい…? 」 レインド「往生際は悪い方…か…フフフ 」 浦橋龍助「どういうことだ・・・・ミシェルが二人だと!?・・・・。俺の親友(キルビス)を怪我させやがって・・・・ 」 ミシェル(?)「………はぁ…残念です。実に残念です。…後もう少しだったのに……残念です。ブワサッ!!(ローブを空にへと脱ぎ捨てる) 」 ミシェル(?)→アバラ「(ローブを脱ぎだすと、そこに立っていたのは……まさかの人物だった)…お久しぶりです、ミシェルさん、レインドさん。 」 レインド「…(予想はなにげなく的中か……だが性格等も全てまねるなんて…やるな…) 」 奏「………?(アバラを見て) 」 ミシェル「 ―――――!……そうか、キミ……だったんだね…。(表情一つ変えず) 」 アバラ「どうです?私の演技もなかなかの物でありましたでしょう。今度は口調も性格も、そっくりそのまま真似させていただきました。誠に申し訳ござ―――――ッ!?(突如殴られる) 」 フィリア「 ……!?……嘘でしょう?貴方は………(アバラに近づき) 」 ディーヴ「 えっとー、あたしが居なかった間に何が起きたの?(キョロキョロ) 」 奏「……?(みんなの反応を窺って) ………? 」 レインド「うぉー…いったそ… 」 アバラ「ははは……かっこ悪いところを、見られましたね…。(仰向けに倒れてフィリアに) 」 ミシェル「 (アバラの顔面を二度も殴った)……そんなことはどうだっていい…。許せないのは、皆を巻き込んだ事だよ…っ!! 」 奏「 ……誰…?(アバラを見てレインド達に) 」 アバラ「ああ、あれですか…。あれに関しては本当に申し分ないです。キルビスさんやレインドさんを殺して、絶望エネルギーを集めてくるという仕事を受けていたもので…。 」 レインド「…(腕組みをして様子をうかがう)殴られて当然か?俺もキルビス刺したことには腹立ててるからな… 」 フィリア「 (アバラに手を差し出し)………今からでも、きっとやり直せる筈です……(アバラに) 」 クレッペ「え、ええと…あれが確か…名の神… 」 ミシェル「 ……誰の差金だい?……T.T.か…? 」 アバラ「(起き上がる)……。(しかしそんなフィリアには目もくれず、ただ俯いたままだった) 」 牛の仮面をつけた人物「―――――ボクさ。(ミシェルたちに) 」 レインド「…おんや…この前の…(仮面に体を向ける) 」 ミシェル「 ……!(仮面の人を見る) 」 アバラ「ハッ……!(牛の仮面をつけた人物を見て) 」 フィリア「 ……。(無言) ……え?(牛をつけた人物を見る) 」 牛の仮面をつけた人物→ベガ「……そう、アバラ君をキミになりすませ、事件を起こさせたのも…部下を使ってキミを車で襲わせたのも、ボクだ。久しぶりだね。天空神さん、そして……この前の人。(レインドに)」 ミシェル 「 べ、ベガ…!?……なんで、何でそんな事を……。 」 レインド「……俺はレインドだ…(キッとベガに) 」 ベガ「ああ、失礼。レインド君だね。……何故かって、決まっている。全ては天空神ミシェル、キミへの復讐の為だ……! 」 フィリア「 ……今度は誰でしょう、次々と増えていきますね……(警戒) 」 レインド「…復讐…か…(腰にてをあてて)執念深いねぇ…… 」 ミシェル「 なっ―――――!?……そうか、あのギアの時の事……まだボクを恨んでいたんだね。 」 ベガ「あの時は本当、やられたよ。キミさえいなければ、ボクは今頃…この世界の頂点に立っていた。それがどうだい。地獄に落とされ…挙句の果てには狂った囚人共に舐められて、酷い仕打ちを受けたものさ。――――だからボクは、脱獄することと共に、キミへの復讐の計画を考えていたのさ。 」 ミシェル「 ………。(黙って聞いている) 」 クレッペ「れ、レインド様、一体これは…(西洋槍を背負ってレインドの後ろへ) 」 レインド「…(腕を組んで聞いている) クレッペ…神様は信じてるよな? 」 フィリア「 また、神との戦いですか………其程、憎まれてしまうだなんて…… 」 ベガ「車を使ってキミを襲わせたのは…アバラ君の能力を発揮させるためのものだった。キミが世間から姿を消せば、もう一人のミシェル、即ちアバラが自演を始めてくれるからね。これもキミに対しての復讐さ。けど、たった今…それは失敗に終えたようだね…。がっかりだよ…。 」 クレッペ「ええ…特に信仰は有りませんが、実在される…というのは 」 ミシェル「 それはよかったね。こっちは堪忍袋の緒が切れる寸前なんだけど。……キミだけは、絶対に許さないよ…。(ベガを睨む) 」 レインド「その神様達の…恐ろしい戦いってもんが今あるんだ…(クレッペに) 」 アバラ「……!(何か申し訳なさそうな表情になり…ふと、フィリアと目が合う) 」 ベガ「お言葉だけど、ボクには強力な助っ人がいる。……かつてはキミもお相手したことがあるだろう。――――――シリウス君だよ。 」 フィリア「 ……?(……どうしてアバラさんは手を組んだのかしら……?) 」 ミシェル「 ――――!シリウス……まさか…… 」 レインド「…シリウス……(少し組んでいた腕に力が入る) 」 クレッペ「…戦い、ですか。噂には聞いておりました、が… 」 レインド「まぁその噂は事実…恐ろしいってもんじゃないな 」 俊「(寝てた)ん・・・シリウス?あいつ確か逃げてたよな(レインドに) 」 ベガ「おや、キミも知っていたのか…レインド君。まあいい、いずれキミたちとはまた、何処かで会う事になるだろう。フフッ……行くよ、アバラ。作戦は失敗、撤退するよ。(牛の仮面をつけ、闇の夜道に消える) 」 アバラ「……(フィリア…さん……。)……!は、はい…。(追いかけるように去る) 」 フィリア「 ……………♪(アバラさんなら、絶対に今からでもやり直せるはずです……)(そう信じ、アバラに切ない様な、憂いを帯びている笑顔を送る) 」 レインド「……あっ!ま、まて――(ベガを追い掛けようとするも立ち止まる)……(頭を掻きながら立ち尽くし)あぁ。逃げてたな 」 ミシェル 「 ………。(完全に消えていくまで見送る)……はぁ……これで、一安心かな…。 」 フィリア「 ………。(心配そうに、アバラを見送る。) 」 レインド「……ミシェル…(振り返って) 」 ミシェル「 ……ん、なに…?(こちらも振り返る) 」 レインド「……おかえり――(微笑) 」 ミシェル 「 ……ただいま――(微笑み返す) 」
https://w.atwiki.jp/hourai2020s/pages/447.html
そしてもうひとつのはじまり トップ > SS置き場 ■星河空:遥の幼馴染であり、ライバルでもあるSS大尉。 イラストは らぬきの立ち絵保管庫 から ■天野遥:航空部と海洋冒険部に所属する飛行機バカ。彼女のティアを大切に大切にしている。 イラストは らぬきの立ち絵保管庫 から ■北大路ティア:もとはストクのAI。遥の想いによって肉体を得た。 イラストは らぬきの立ち絵保管庫 から その少女はあまりにも無防備に立ち尽くしていた。 南部密林のとば口、普通の生徒はあまり立ち寄らない場所。探検部員が装備を固めた上で、十分に注意を配りながら踏み込む場所のはず。 それなのに少女は通常の制服のまま、のんびりした表情で目を閉じている。 「おい、そんなところで何をしている?」 空は思わず声をかけた。 少女はぱちりと目を開くと、にこっと笑う。 「風が気持ちよくて、ちょっとのんびりしてました」 「は?」 空は一瞬唖然としてしまった。 「お前、ここがどこかわかってるのか?」 「ここって‥‥」 少女は子供のような所作でことんと首を傾げる。と、その表情が曇った。 「そう言えば、ここはどこなんでしょう?散歩してたらいつの間にかこんなところまで‥‥」 「はぁ?」 彼女の言葉は、完全に空の理解を超えていた。何を言ってるんだ、こいつは。 「いったいどうやって南部密林の入り口まで散歩できるんだ!」 「歩いてです」 平然と答える少女に、空はついかっとなった。 「お前、俺をからかってるのか!?」 「からかう?どうして?」 少女の表情は心底不思議そうで、空がなぜ怒ったのか本当に理解していないようだった。 「お前‥‥」 なんなんだ、こいつは?訳がわからない。入学したばかりの1年生だって、南部密林の危険さは教えられているはずだ。 「いいか、ここは南部密林のとば口だ」 「そうだったんですか!知らなかった。ありがとうございます」 少女はあくまで真面目に頭を下げる。本当に知らないのか? 「南部密林って何なのかわかってるのか?」 「いえ、知りません。南部密林‥‥南の、ジャングル?」 「そのままだろうが!」 思わず怒鳴ってしまった空は、額に手を当てて大きく息をついた。 「お前、1年生か?」 「いえ、2年です。2年癸卯組」 「2年生がなんで南部密林について知らないんだ」 「まだ教えてもらってないので」 「よくそれでこの学園で生きてこれたな」 空はため息をつきながら首を振る。この学園の常識をここまで知らないとは。 「どこから来たんだ?」 「日向荘です」 「ああ、新町の寮か。帰れるか?」 「道がわかりません」 一瞬もう放っておこうかと空は思った。が、ここまで何も知らない少女を放り出すのも気が咎める。 「‥‥学食横丁まで送って行ってやる。さすがにそこからなら帰れるだろう?」 「はい!ありがとうございます!」 学食横丁で路面電車を降りたとき、少女の表情がぱっと輝いた。 「あっ、ハルカ!」 「え?」 聞き覚えのある名前にぎょっとしたとき、ばたばたと1つの影が駆け寄ってきた。 「どこに行ってたんだよ、ティア!探したんだぞ!」 「ごめんなさい、ハルカ。道に迷って、この人に送ってもらったの」 「そうか。ありがとうございます‥‥って空!?」 「遥‥‥」 「どういうことなんだ!?」 男2人の声がそろった。 とりあえず、とあるカフェに入って情報交換することにした。 ティアのことは上陸しかかったストク配下のアンデッドからかろうじて逃げたところを遥に保護された女子生徒で、その恐怖から記憶があいまいになったとした。もちろんそこは、ティア自身とも口裏を合わせてある。 元は自意識を持ったAIが周辺の善意と統合し、エステルと接触したことでストクと対立する意志を持ち、さらに何らかの奇跡で肉体を持ってしまった存在など、軍事機密以外の何ものでもないし、誰に狙われるかわかったものではない。 ほいほいとSSにばらせるような情報ではない‥‥たとえそれが空であっても。 「‥‥で、自分の名前もわからなくなってるから俺がティアって名づけたんだ」 「ほぅ」 明らかに疑っている表情。それはそうだ。学防軍のカバーストーリーを鵜呑みにしてしまうようでは、SSで大尉になどなれないだろう。 カバーストーリーのほうもお粗末だ。遥がアンデッドの上陸阻止チームに入る意義などない。遥の腕ならば、ストク改に対応するのが当然だ。 しかもストク改への対抗戦力には、巨大化した副会長や普段学食横丁にたたずんでいる「T」の他に、見たことのない可変メカの存在すら報告されている。 執行部とは何かと縁の深い遥のことだ、その可変メカに乗っていたと考えるのが一番現実的だろう。 しかし空は、そのお粗末な作り話に敢えて乗ってやることにした。もっとも、少しいたずら心が動いたのも事実である。 「なるほど、それで助けられて恋に落ちたというわけか。王子様だな、遥。あ、いや、実際に大南帝国の皇子だったか」 「やめてくれ‥‥」 たちまち遥の表情がげんなりする。 大南帝国の皇位継承権を持っているのは事実だし、政治上「皇子」と名乗ったほうがうまくいくケースも何度もあった。 しかし彼自身はごく普通の家庭育ちであり、自分が「皇子」であることにはどうしてもくすぐったいような落ち着きのなさを覚える。違和感しかない。 「でも、ティアの王子様ではありたいな」 ぼそっと漏らした呟きはしかし聞こえていたらしく、空の失笑をかってしまった。 カフェを出た時点で、空は拠点に戻るつもりだった。しかし。 「私、空さんともっとお話ししたいな」 無垢な目で見つめられて、思わずたじたじとしてしまう。 「だってハルカのお友達なんでしょう?ハルカの小さい頃のお話、聞きたいです」 「小さい頃と言っても、俺と遥が会ったのはたった1日だけだぞ」 「それでも聞きたいです。私は何にも知らないんだもの」 見かねた遥が、 「俺が話すんじゃだめなのか?」 と口をはさむが、 「他の人から聞きたいの。物事はいろいろな角度から見なきゃだめだって輝美さんが言ってたし」 言われてみればもっともな理由で却下されてしまった。 「‥‥仕方ないな」 なぜかこの少女の言うことには逆らえない気がする。不思議に思いつつ、空はうなずいた。 公園のベンチに場所を移して、語り始める。 「あれは俺たちが7歳のころ。小学1年から2年になる春休みのことだった‥‥」 目を輝かせて聞き入るティア。 「‥‥ということがあって、俺と遥は友人になった。で、俺は引き取られた親戚がたまたまここのOBだったんで、ここに入学した。そして遥に再会したわけだ」 「ふぅん、そうだったんですか。じゃあ空さんはパイロットになるのはやめたの?」 「え?」 「だって、航空部に入ってないでしょ?私も航空部なのに空さんに会ったのはこれが初めてだから」 空は内心慌てた。自分がSSだと知られるのは避けたい。秘密保持という点でもそうだが、なぜかこの少女に知られたくない、敵視されたくないという気がしたのだ。 「別に航空部に限らないだろう。飛行委員会でだってパイロットにはなれるぞ」 助け船は意外なところから来た。 「遥‥‥」 「航空部だと軍用機に乗せられちゃうからな。卒業して就職するときのことを考えるとあまり向いてない」 「そっか。そうよね」 納得するティアの横で、にやりと笑ってみせる遥。明らかに「貸しイチな」と言っている表情である。 空は苦笑すると、 「まあそんなわけで遥との再会も遅くなった。この学園では所属してる団体が違うと、なかなか会えないからな」 「でもすごい確率ですね!子供の頃1回会っただけの相手に、この学園の10万人以上の中からまた会えたなんて!いいなぁ」 少し遠い目をするティア。ストクの贄とされた40,000の姉妹たちに想いを馳せているのだろうか。 そんなティアの肩を抱き寄せる遥に、空はなんとなく面白くないものを感じた。 「おい、見せつけるなよ」 ことさらに冗談がましく言うと、遥の顔がさっと真っ赤になった。 「あ、いや、その、何と言うか‥‥」 「さては俺の存在を忘れてたな?」 「そ、そんなことは!‥‥あったかもな」 「許さん!」 ふざけてボディにパンチのふり。遥もそれに合わせて、大げさに苦しむふりをする。 楽しそうに笑うティアの姿が、なぜか空にはとてもまぶしく見えた。 第一印象は、変な奴。 その次は手のかかる面倒な奴。 そしてその次は‥‥ 空は自室で目を閉じた。なぜか無邪気に笑う少女の顔が頭から離れない。 純真。無邪気。無垢。そういった自分がどこかに置き去ってきたものを、彼女はすべて持っているような気がする。 「北大路ティア、だったな」 写真がほしい。 そう思った空は、自らに驚いた。自分がそこまで誰かに興味を持つなんて。 誰かに会いたい、そう思ったのは幼い日の遥以来だ。そして今抱いている感情は確実にそのときのものとは違う。 「ふむ」 今、空は確かにティアに対してプラスの感情を抱いていた。 それが恋愛感情であるかは、自分でもわからない。これまで持ったことのない感情だから。 だが、もしそうであるならば。 「遥は二重の意味でライバルになるわけか。これもまた奇遇なことだ」
https://w.atwiki.jp/cutenasm/
SM、性欲、そして愛☆ @ Fantasy Earth Zero Access: - / - お知らせ HP、wikiでさくっと作成、まだ仮Verですにゃ^-^ 画像掲示板に関して、画像に編集しなきゃ!って方は、ここのフリーツールで☆ 画像☆BBS オシャレ画像や、おもしろ画像を^-^b