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ねんまつのうた【登録タグ yukiwo ね 初音ミク 曲】 作詞:yukiwo 作曲:yukiwo 編曲:yukiwo 唄:初音ミク 曲紹介 暖かみのあるピアノによる引き語り曲 嬉しかった事悲しかった事、今年の思い出を皆こんぺいとうにして小瓶につめ眺めます。 「だいじょうぶ」との姉妹曲 歌詞 (PIAPROからの転載) らんらら らんらら ららららららるら らんらら らんらら ららーららん。 春の眠りにありがとう らら ほのあたたかな ひるさがり 夏の草にありがとう らら とおくきえてく せみしぐれ うれしいことと たのしいこと みんな とうめいなこびんのなか らら 春はピンクのこんぺいとう 夏はみどりのこんぺいとう らんらら らんらら ららららららるら らんらら らんらら ららーららん。 秋の小鳥にありがとう らら みなもにおちたおつきさま 冬の天使にありがとう らら もやもやのあさ しんこきゅう かなしいことと さみしいこと みんな とじこめた こびんのなか らら 秋はオレンジのこんぺいとう 冬はましろなこんぺいとう ほら おっことしてこわさないで コメント 名前 コメント
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,イ >´{,. -‐ '"≧ ヘ レ'´ ;r `ー‐-ァ , -‐'" / /,==弌 ヽ.丶 フ (/ / 、(イj Y _;ムヽ .ヽ ノイ / /  ̄ レ゙fツヘLl ; 、 l i、 ./ / / / ヽ ヽ、ノ川ハ!リ .{ `--'´ / /r / / f ヘ. /' イ ト;.i {ヽ / 八 {./ /_ レ_|__\`_ー≦-<ヽ ヽ -─-、 /´l / Y/{ .`ヽ仁ノ_ ヽ \ / . . `ーヾ、 { { l' ヘ {. ヾ `ゞ、 `ー ‐ ‐ 、 {ー/´ ヽ ´、 __ 〉__! ヽ、__| . ヘ{ イヽ }/ }`丶、 ヽ / / ̄ヾく/ `ヽ_ ヽ ヽ. 〈 〉 / /〉 `丶;; ヽハ / / }⌒ヽ . }ぃ .`ヽ . ヽ . ; ;;∨z; / ノヘ! } .| /r⌒l ./ / / }__ /ハノjンノ ;;_} _ ≦ ´ ヽ、ヽ \ {_ _」-‐<_ノ-┴┐ 〈 / / | ヽ / r、 .|_ ,. -─ ¬ーミ;}_... --`─<_ 、 て 〈 ヽ / / / } .几ノ__ゞ ___,.. -‐/´ ´/¬ーゝ- ´ 〉 \ .;; / / / 「,r 〈_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` < `ヽ . ノ /.} / 〃 . ) ヽ \_;; _ .;;. .,;ノ / l _ヽ . て ̄ }、  ̄ ̄^_ー '"r─ ´ | 厂´ \)────────ヘ ヽ ヽ ─────────────────────────────────────── 名前 やんねえ香 役職 アマゾネスの四天王 種族 ゴリラ系アマゾネス 性格 猪突猛進 HP 5000 戦闘能力 魔族上位レベル(上の下) 戦闘方法 物理・拳 やる夫評価 《能力》 【自動】 燃え上がる闘志 HPが低いほど攻撃力が上がる 【選択】 捨て身の破壊王 被ダメージが二倍になるが攻撃力も二倍になる 【自動】 ゴリラのど根性 どんな攻撃を喰らっても一度だけHPが1残る 《装備》 《備考》 『そのキャラを一言で表す作中の言葉』 概要 アマゾネス族の一員にして傭兵団《キルゼムオール》の四天王、「剛力のやんねえ香」の異名を持つ 本編では今のところ名前が出ただけだが、小ネタ「勇者やんねえ香と三人の仲間」ではドラクエ3の勇者として登場。 魔王を倒しに旅立つものの、仲間として加わったやる夫、ジャンヌ、イタチの3人に騙され、性奴隷にされてしまった。 本編でも彼女の活躍が楽しみでならない。 人柄/経歴 能力 やる夫に対する評価 コミュ考察
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ローデシア 宿屋:2G/1人、ギルドあり、教会あり せんねんじゅ 100G きぬのころも 75G かわのたて 80G まほうのうでわ 60G かわのぼうし 40G フレイム 50G エルフレイム 360G セイレーン 400G フィール 80G リポイズン 120G アンティマ 480G アンティ 480G ふたばのハーブ 4G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G ストーンハーブ 200G ラーム 宿屋:6G/1人 せんねんじゅ 100G チェインメイル 180G きぬのころも 75G かわのたて 80G まほうのうでわ 60G かわのぼうし 40G ふたばのハーブ 4G みつばのハーブ 16G ポイズンハーブ 6G ナザル 宿屋:7G/1人、ギルドあり、教会あり てつのつるぎ 160G てつのやり 180G チェインメイル 180G かわのたて 80G まほうのうでわ 60G てつかぶと 150G フリーズ 120G コンフューン 840G リポイズン 120G アンティマ 480G アンティ 480G フォース 620G ガーディン 840G ふたばのハーブ 4G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ポイズンハーブ 6G ストーンハーブ 200G ルーヴル 宿屋:4G/1人※、ギルドあり、教会あり てつのつるぎ 160G てつのやり 180G レッドクリスタル 400G チェインメイル 180G しろのほうい 230G てつのたて 250G ぎんのうでわ 290G フリーズ 120G エルフレイム 360G エルフリーズ 720G ターニング 280G フィール 80G リポイズン 120G リパライズ 980G ふたばのハーブ 4G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G ストーンハーブ 200G ※復興前の宿屋は3G/1人。 リポナ 宿屋:10G/1人 てつのつるぎ 160G てつのやり 180G はがねのゆみ 310G しろのほうい 230G てつかぶと 150G てつのたて 250G ぎんのうでわ 290G ふたばのハーブ 4G みつばのハーブ 16G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G リットン 宿屋:11G/1人、ギルドあり はがねのつるぎ 600G まほうのつえ 530G はくぎんのつえ 870G ブルークリスタル 400G プレートメイル 530G まどうしのふく 440G オーブリング 840G フィール 80G オルフィール 1200G フィールド 1600G リポイズン 120G リストーン 2600G リパライズ 980G マインド 2700G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G マリアのこうすい※ 80G ※町にイデア教が広まっている間は、「マリアのこうすい」ではなく、「イデアのこうすい」が売られる。 イザルロ 宿屋:12G/1人、ギルドあり みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G エリクスハーブ 500G ペガサスのはね 30G ドルギス 宿屋:14G/1人、ギルドあり フレイム 50G エルフレイム 360G エルフリーズ 720G コンフューン 840G リパライズ 980G アンティマ 480G ガーディン 840G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G ペガサスのはね 30G リュイター 宿屋:5G/1人、ギルドあり、教会あり ミラージュソード 1600G てつのやり 180G ナイトアーマー 1200G かがみのふく 1300G ナイトシールド 1600G オーブリング 840G ナイトヘルム 1380G エルフリーズ 720G トマルーン 1200G フライング 450G ターニング 280G フィール 80G リポイズン 120G リパライズ 980G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G ストーンハーブ 200G ペガサスのはね 30G ファルテシス 宿屋:15G/1人、ギルドあり ミラージュソード 1600G シルバーランス 1800G シーフボウ 3400G クリスタルメイル 6500G ナイトシールド 1600G オーブリング 840G ふたばのハーブ 4G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G ストーンハーブ 200G ペガサスのはね 30G エムロンド 宿屋:16G/1人、ギルドあり、教会あり ミラージュソード 1600G まほうのつえ 530G すいしょうのふく 6000G クリスタルリング 2000G まほうのぼうし 480G ナイトヘルム 1380G みつばのハーブ 16G よつばのハーブ 48G パライズハーブ 24G ストーンハーブ 200G エリクスハーブ 500G ペガサスのはね 30G マイネルト 宿屋:8G/1人、教会あり ほのおのつるぎ 3500G シルバーランス 1800G クリスタルメイル 6500G すいしょうのふく 6000G まほうのぼうし 480G みつばのハーブ 16G ポイズンハーブ 6G パライズハーブ 24G ペガサスのはね 30G ボルダ 宿屋:9G/1人 ヴォルト 1000G エルヴォルト 4000G ネムルーン 1600G フライング 450G フィールド 1600G リソース 4800G マインド 2700G カーリンツ クリスタルソード 7800G クリスタルランス 10000G すいしょうのつえ 4000G ゆうわくのまち 宿屋:18G/1人 Footnote このページの編集者はBill閣下です。 編集者の連絡先は、電子メール riverport@s27.xrea.comです。 このページは 2018年10月1日に作成されました。 このページの内容はWeb上に自由に転載してください。
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787 1 ◆3GcCm7z.d2 06/10/31 21 05 44 ID qeLNkWjl がちゃ 1「!」 たたたたた おとうと「ただいま」 1「おかえり おそかったなw」 おとうと「めっちゃ 怒られたw」 1「おお ぶんなぐったったんか」 おとうと「いや 授業中 シャーペンで 刺してきたから 後ろ向いて 机蹴った そいつ ぐえっ って なってたわ」 1「うんうん で」 おとうと「そのあと 「なにしとんねん お前 コラ」 って 練習したとおりに ゆうて 次 顔蹴飛ばした」 1「授業中にかw やるなあ」 おとうと「そんで 先生に ごっつ怒られて 昼休みに 呼び出されたw」 791 1 ◆3GcCm7z.d2 06/10/31 21 18 19 ID qeLNkWjl おとうと「タイマンせえ いわれて 蹴飛ばした奴 と ケンカになった」 1「まあ 勝ったわな」 おとうと「まあ ほっそいやつ だったし なんか 面白いくらい いわれたとおりだった」 1「で 終わった後は」 おとうと「なんか 他の奴よくわからん顔してた から 「もうええ?」 ってゆうて 教室帰った」 1「かっこええわw」 おとうと「そのあとは なんにもなかったけど 担任に 放課後おこられた」 1「まあ 全然よかったな。 まあ しばらくは孤独やろうけどな」 おとうと「やっぱり?」 1「おお。 でも 今までよりは全然ええわ。 もともと お前 ひ弱なわけでも チびなわけでもないから これから 教えたとおりにやれば 負けへんわ。 それで いじめられんけど 友達もできんかもしれん。 でも 堂々としとけ。」 792 1 ◆3GcCm7z.d2 06/10/31 21 24 48 ID qeLNkWjl 1「でも 普段は 全然 普通にしとけ。 ちゃんと 勉強 も しろ。 弱いものいじめも ケンカ売ったりも 絶対するな。 もし そうなったら いらんことする前に 俺がお前をコロス」 おとうと「せえへんよ」 1「そう思うやろな。 でも 中途半端に 暴力をおぼえると 人は 使いたくなんねん。 目が合っただけでも 気に入らん って 思ったり するように 絶対なる。 人間って そういうもんや。」 おとうと「・・・・・。」 795 1 ◆3GcCm7z.d2 06/10/31 22 21 09 ID qeLNkWjl おとうと「1ちゃん は むかし よく いじめられてるやつ たすけたんやろ」 1「たすけてた? んー。 よくわからんけど」 おとうと「どうやってたん? なんか どうやるのか おもいつかへん」 1「んー。 まあ 昔のいじめは ひどかったからな。 ボコボコにされてて。 そんで まず 教師に チクんねん 職員室で」 おとうと「うわ めっちゃ 意外やw」 1「まあ それだけで 教師が なんにもしてくれへんのわかってるやん せやから 俺がチクった って どこかしらからか ばらすねん そいつらに」 おとうと「まずいやん」 1「それで 俺に文句つけてくるやろ? そこで 全員ボッコボコにして 恥かかしたんねん。 おとうと「はあ~。 なんか むちゃくちゃやなあ。 敵視を 自分に向けさせるってこと?」 1「まあ そうやな。」 おとうと「1ちゃん 孤立せんかったん?」 1「周りに 人は 減ったけど 周りに流される ダサい奴が 離れていったんは むしろよかった。 そういうもんやで。」
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せんねんのあめのおわりに【登録タグ くらげP せ 初音ミク 曲】 作詞:くらげP 作曲:くらげP 編曲:くらげP 唄:初音ミクAppend コーラス:miki・歌愛ユキ・結月ゆかり 曲紹介 くらげP の12作目。 夏さんの絵を見て曲を作りました。(作者コメ転載) イラストを 夏氏 が、マスタリングを 友達募集P が手掛ける。ベースは nim氏 が演奏。 シューゲイザーコンピCD 『mikgazer vol.1』 収録曲。 「サヨナラチェーンソー」と同時リリース。 歌詞 彩るのは、言葉だった。 千年の雨が上がって 終わりのない 時の流れに 産まれ落ちた あなたを。 独りきりじゃないよ。 ずっとそばにいるよ。 消えては浮かんでく 言霊になって はじめまして、ここがあなたの世界です。 歓びに 満ち満ちた 未来へ、未来へ進め 産声が 彩る恋のはじまりを やがて強くなる 脚で 未来へ、未来へ歩んでゆけ 導くのも 言葉だった。 暁が虹を運んで、 浮かぶ音と 揺らぎの中を、 歩き始めるのでしょう。 やがて脚を止めて 朽ち果てる刻が来たら きっとまた会えるよ。 言霊になって あの時代の 罪は雨に流されて 今ここにいる あなたは 綺麗で自由だから 言葉だけ残しておくよ 受け取って。 私達と同じ過ちは けして繰り返さないで。 はじめまして、ここがあなたの世界です。 苦しさも 乗り越えて 未来へ、未来へ進め 痛みが やがて雨に変わるから 朽ち果てる その刻へ 未来へ、未来へ歩んでゆけ コメント くらげPさん好きすぐる(^p^) -- 名無しさん (2012-07-24 19 40 47) 歌詞がいい -- ヴぃーなす (2012-09-08 10 19 36) このテンポにミクの良さがハッキリと出ていていいですね…!! くらげPさん素晴らしい! -- 後追い新人潰しに定評のあるさっちゃん (2012-12-22 09 36 31) 名前 コメント
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*2ちゃんねる 2ちゃんねる(にちゃんねる)は、日本屈指のアクセス数を持つ電子掲示板サイトである。略して「2ちゃん」「2ch」などとも表記される。西村博之(通称「ひろゆき」)のほか、削除人などで構成される運営陣によって管理されていたが、2009年1月2日PACKET MONSTER INC.という企業に、譲渡されたと発表された。ユーザーは2ちゃんねらーと呼ばれる。 基本情報 2ちゃんねるは、いくつもの電子掲示板の集合体である。オープンは1999年5月30日(歴史については後述)。 『「ハッキング」から「今晩のおかず」まで』というキャッチフレーズの通り、2ちゃんねるの中では幅広い分野の話題が投稿されている(2ちゃんねるの板の一覧参照)。 2ちゃんねるに関連した出来事、あるいは発信源として起きた出来事は2ちゃんねるの歴史を参照。 2ちゃんねるは、「あやしいわーるど」や「あめぞう」などの一部利用者から「痰壷」などと蔑んで呼ばれることがある。だが、開設者の西村博之は、それをブラックジョークとして、2ちゃんねるのトップページに「壷」を表示している。このトップページの画像は、イベントや各種出来事に連動して変わることがある(後述)。 2ちゃんねるの主要な運営資金源は、サイトの広告収入や、2ちゃんねるビューアと呼ばれる過去ログ有料閲覧システム(過去に存在したスレッドの内容を閲覧できるシステム)と言われている。 2008年10月現在、2ちゃんねるは主としてアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコにある365 Main社運営のデータセンターにあるPacific Internet Exchange所有スペースにある約60台のサーバ群で運営されている。OSにはFreeBSDを用い、数年にわたって改良が続けられてきた投稿を受け付ける掲示板システム群(各ユーザはこれらの入っているサーバにアクセスする)と、各種ロギングや投稿チェック、そして「実況」と呼ばれる最大で秒間数百以上にのぼる大量投稿を捌く…などの役割を与えられたバックエンドシステムによって構成されている。 利用者数および年齢層 ネットレイティング社の調査によると2ちゃんねるの利用者数は1170万人で、電子掲示板としては世界最大規模である(2008年11月現在)[3]。 上記の調査では職場での利用時間比率が全体の約3割を占め、職場でも重用されるコンテンツを有する知識共有系CGMサイトとして利用されていることがわかる。 ITmediaの調査によると、年齢層は10代が20.0%、20代が15.0%、30代が30.7%、40代が21.9%、50代以上が12.5%となっている。この調査は訪問者数の統計であり、例えばブログ利用者は2005年から2006年までの1年間で2倍の2000万人超となっている[4]のに対し、 2ちゃんねるは、ブログ、SNS(mixiなど)、動画投稿サイト(Youtube、ニコニコ動画等)、携帯専用サイトなどの、他のCGM系サイトの台頭の影響もあり、2003年の770万人から2割程度の増加に留まっている。また、Alexa Internet社の世界ウェブサイトのアクセスランキングでは294位、参考のデータとして、Yahoo! JAPANは17位、Google日本は58位、FC2は61位、mixiは89位である[5]。2004年は34位だった2ちゃんねるは、年々相対的に順位を下げており、書き込み数の方も2005年をピークにやや減少傾向である。 掲示板のシステム 2ちゃんねるはスレッドフロート型掲示板と呼ばれる形態を採っている。 それぞれの掲示板は、「カテゴリ」と呼ばれる大きな分野単位(ニュース、食文化、ネット関係など)で区切られている。 そして、その中で分野ごとに「板」(いた、ばん)と呼ばれるジャンルに分けられている。2ちゃんねる内には多くの板が存在するが、利用者数は板によって大きく異なる。極端に利用者が少ない板は過疎板と呼ばれ、その逆に極端に利用者が多い板は過密板と呼ばれている。 更に、各板には、その分野に属する話題ごとに細かく分けられたスレッド(スレ)が存在する。掲示板への書き込みや閲覧は、このスレッドの中で行われる。スレッドに書き込まれた文章をレスと呼ぶ。 2006年5月現在、およそ730個の板があり、各板には数十から数百のスレッドがある。板は時折新設されるほか、「バーゲン板」のように特定の季節にだけ開設される板もある。2004年8月には、オリンピック期間中限定の専用の板が新設されたこともある。また過去には、管理人・西村博之の誕生日に彼を祝福することのみを目的とした板が新設されたこともある。 各板の概要は2ちゃんねるの板の一覧を参照のこと。 各スレッドでは、匿名での投稿が可能となっており、利用者が名前を入力しないで投稿を行うと、板ごとに設定された仮の名前が自動的につけられるようになっている。仮の名は「名無しさん」を基本として板により様々なバリエーションがあるが、ほとんどの利用者は匿名で投稿を行うため、一見すると「名無しさん」という名前の人間が連続して投稿を行っているように見えることがある。このため、以前は「名無しワールド」と呼ばれることもあった。 スレッド 概要 2ちゃんねるでは、一つのスレッドに投稿できる書き込み数が1000回またはデータ容量が500KBまでと制限されている[6]。 人気のあるスレッドでは投稿数が1000回に近づくか、スレッドの容量が500KBに近づくと「2スレ目」や「Part2」などと連番をタイトルにつけた次のスレッドを作成し、スレッドが終了する前に次スレへと誘導するパターンが定着している。次スレを立てる人をあらかじめそのスレッドのルールとして決めておくことも多い(900回目の書き込みをした者が次スレを立てる、など)。 また連番には、スレッドの話題に関係ある助数詞を用いることも多い(学校関連スレなら○時間目、事件関連スレなら○件目、2ちゃんねる各板にある「ホームランスレ」なら第○号など)。他にも語呂合わせが使われることもある。 参加者の人数や書き込み数が増加し、特定のサーバの負荷が高くなった場合には一般のブラウザではアクセスできなくなる「人大杉」(=「人が多過ぎる」)と呼ばれる現象が発生する。この状態で板を利用するには、2ちゃんねる専用ブラウザを使用する必要がある。 また、上記の「容量上限制」を逆手に取ったスレッド潰し(巨大アスキーアートなどをいくつも貼り続ける事で容量オーバーに追い込み、書き込みをできなくする)がされることもある。 通常の板での1スレッドが消費された最短時間は2分といわれる(テレビ等で何らかの発表やサッカーのゴールなどがあった瞬間のほか、実況板などでは1分以内に1000レスがつくこともある)。 終了後 発言数が1000番を超えたスレッドの1001番目および、データ容量が500KBを超えたスレッドの次番目には、もう書き込めないことを表す表示(板によって異なる)がされ、書き込めなくなる。書き込めなくなったスレッドは、約1日後に板のスレッド一覧から削除される。 以下では、スレッドの終了に関する2ちゃんねる特有の用語を説明する。 dat落ち 終了したスレッドが圧縮判定か即死判定(後述)にかかり、掲示板のスレッド一覧から削除された状態。 dat落ちしたスレッドは通常のウェブブラウザでは見ることが出来ない。「●(まる、2ちゃんねるビューア)」と呼ばれる有料閲覧システムと2ちゃんねる専用ブラウザを併用するか、または50モリタポを払えば、自由に読むことだけはできるようになる。 それ以外で閲覧する方法には、ガイドライン板にある「読めないdat落ちスレのミラー作ります」などというスレッドで依頼をする・外部サイトの「みみずん検索」、「23ch.info」、「にくちゃんねる」を利用する・2ちゃんねる検索を使う(モリタポと呼ばれるポイントを消費する)などがある。 圧縮判定 スレッドの数が板ごとに設定された一定数(400個、500個、600個など)に達するとこの判定が行われ、板の中で書き込みが最後に行われたスレッドから順に、板ごとに設定された数(100個など)のスレッドがdat落ち状態になる。 即死判定 書き込み数が980回以上か、データ容量が板ごとに設定されたある容量以下(5KB以下、30KB以下など)という条件を満たす時にこの判定が行われ、最後の発言から丸1日以上経っているスレッドはdat落ち状態になる。書き込みの多い板では最後の発言から12時間、6時間と判定がより厳しくなっている所もある。また、実況系板では一定の時間が経過するとスレの書き込み数に関係なくdat落ちする判定がある。 HTML化 スレッドのデータがHTML化され、過去ログ倉庫に掲載されている状態。通常のウェブブラウザで読むことができる。しかし最近ではスレッドのHTML化が行われることは少ない(運用情報板などの運営カテゴリに属する板は例外)。 「名無し」の存在 名前欄を無記入で投稿した場合、「名無しさん」もしくはそれを意味する名前で書き込まれるという特異なシステムから、2ちゃんねるは「名無しワールド」とも呼ばれる事がある。 この「名無し」のシステムにより、利用者間の個人的な交流が減少した結果、以下のような特徴が生まれた。 メールアドレス欄にもメールアドレスが書き込まれないことが多い(スレッドフロート式のシステムも原因の一つ) 敬語がほとんど使われない(板によって傾向は異なる) 簡潔な会話をよしとし、個人的な事情などは不要とする雰囲気のスレッドが多い(雑談系の板では若干異なる) ハンドルネームをつけた人間(コテハン)が叩かれる(これも板によって傾向は異なる。また、煽り荒らし行為の口実とされる場合が多い) 敬語が使われないことについては「わずらわしさがなくてよい」という肯定的な意見と、「無味乾燥、殺伐としている」という否定的な意見が存在する。肯定的な意見の多くは2ちゃんねる利用者のものであり、否定的な意見の持ち主は2ちゃんねるをあまり利用しない層と、比較的はっきり分かれている。 「名無し」について、管理人のひろゆきは「例えば安倍首相(当時)が実名でネット掲示板に書き込んだら議論どころじゃなくなる。純粋に議論をするのなら、人格は無いほうがしやすい」「ほかの日記やブログサイトというのは、個々人のコミュニケーションが目的としてサイトが作られているわけですが、2chの場合は情報を蓄積することを目的としている」などと語っている。ただし「名無し」のシステム自体は単に前身のあめぞうより引き継いだに過ぎない。 名無しの匿名性を利用した自作自演を防ぐために、IDが取り付けられた(一部の板では適用されていない)。IDは主にIPアドレスと日付の情報を暗号化したものが使用される。ただし、このID機能は利用者が個々の書き込みについて、書き込んだ者を特定・名寄せすることを意図したものではない。自作自演を発覚しやすくすることで、単純な自作自演や荒らしに対して、他の利用者がそれと気づかずに構うことで、結果的に無意味にスレを浪費することを緩和するために導入されている。従って、もともと参加者数が少ない板においては、仮に荒らしが常駐して全く機能しないスレがあったとしても、それ自体を理由に、ID機能の導入を運営側に申請しても受け入れられない。また当然、単発の無責任な書き込みにはID機能は無力である。 なお、管理者側もこれを考慮して、無責任な書き込みを減らす一環として、2004年11月頃から「be@2ch掲示板」システムを実験的に導入している。もちろん直接個人の特定ができるわけではないが、そこにログインしている者の書き込みについては、どの書き込みをどの利用者が行ったかはある程度判別できるようになった。 一方で「名無し」の存在とは別に、固定ハンドルネームを名乗る利用者(コテハン)も多数存在しており、スレッドによっては議論の要になっていることもある。ほとんどのコテハンはトリップと呼ばれる騙り防止機能を利用することで、一連の書き込みが同じ人間によるものであることを証明している。中には、ハンドルネームを持たないままトリップ機能を利用する「名無し」のコテハンも存在する。 キャップ★ 2ちゃんねるでは、各種の管理作業をボランティアで行う人間などに対して★(騙り防止の印)が発行される事がある。 これは主にキャップと呼ばれ、トリップ導入以前はメールを送れば簡単に手に入れることができた。用途に応じた種類があり、代表例として「削除人★」「案内人★」「記者★」など。キャップは、キャップを管理している運営陣が不定期にメールで公募する。論文を書いて、合格しなければならない場合もある。スレ内で活動する◆がついたコテハンとは違い、スレ外の利用者の目には触れにくい運営の部分で活動するのが主な特徴である。 また、2ちゃんねる中の質問スレッドで時折出る「どうしたら削除人になれるか?」という質問だが、詳細な実態は不明である。こぞって「そういう質問をしないことから」が謳い文句だが、これはいわゆる「くれくれ君」を除外するためであり、そういう質問をせず自力で削除人になる方法を探し出せる人物が求められているということらしい。肝心の手続きは、案内人(案内人制度以前は復帰屋)から下積み修行を行い、募集に応えること(および他の削除人からの推薦)で手にできるということである。 キャップの種類 削除人 2ちゃんねる内の発言を削除する権限を持つ。 復帰屋 元々は各掲示板のスレッド一覧が壊れた時に修復していたが、耐障害性の向上による形骸化が進んだため新規募集は皆無。 案内人 批判要望板などで継続スレッドを立てたり、運営カテゴリ内の板のスレッドの案内など。削除人の一歩手前であり、まず案内人になることによってキャップが始まる。たびたび募集している。 記者 ニュースカテゴリ内で、スレッドを立てる権限を有する。名前の後に付く「★」が顔文字でペンを持つ手として用いられることの多いφを加えて「φ★」となる。 お止め組。 2004年の夏に設立された組織。実況によるサーバー負担を防ぐために実況中のスレッドを止める権限を有する。 その他、色々なことが自由に出来る上級運営人なども存在する。たとえば「root▲▲ ★」氏はその名の通り、管理者特権が使用できるサーバのシステムチューニングを担当している。 ちなみに「記者φ★」がどんなスレッドを立てているかは、+板 最近立ったスレ / 記者別一覧で一部垣間見ることが出来る。 (旧)キャップについて (旧)キャップとは、コテハン騙り防止のためのシステムであった。名前は「騙り防止」→「帽子」→「キャップ」に由来する。管理人であるひろゆきにメールで申請することによって取得できた。投稿者名欄に事前に発行されたパスワードを入力することによって使用する。 例:「二桁%」という投稿者名に「po5253」というパスワードのキャップが設定されていた場合、 投稿者名欄に「二桁%」と入力……表示は「"二桁%"」 投稿者名欄に「po5253」と入力……表示は「二桁%」 投稿者名欄に「ヘタレ二桁%ノック派」と入力……表示は「ヘタレ"二桁%"ノック派」 投稿者名欄に「ヘタレpo5253ノック派」と入力……表示は「ヘタレ二桁%ノック派」 なお、スペルミスなどの理由で漏れてしまうことがあった。fusianasan機能は、元々漏れてしまったパスワードの対策目的であった。fusianasan機能とは、2ちゃんねるに投稿する際に、名前欄にfusianasanと記載することで自分のパソコンなどの機器のホスト名を2ちゃんねるに公開する機能である。コテハン機能とは別に個人を証明するために存在する機能でもあるが、fusianasan機能を知らない2ちゃんねらーを騙し「危険な情報が裏2ちゃんねるにある」と偽り、名前欄にfusianasanと書かせ匿名性を無くさせるような投稿が多い。これに騙され、業務中に2ちゃんねるを使っていたことが判明し処分された公務員や会社員も多数いる。 なお、パスワードは2000年6月頃から既に流出していたが(掲示板cgiスクリプトの流出)、同年12月、あるコテハンによりロビーに転載され、同日対策され、現行のキャップシステムに変更となった。 現行のシステムで実際に使用するときはメールアドレス欄に「#パスワード」を入力する。するとサーバーに登録されている「ハンドルネーム★」での書き込みとなる。通常、メールアドレス欄において「#」以降の文字列は無視されるため、万が一スペルミス等があった場合でもパスワードが漏れる可能性は低くなっている。 2ちゃんねるの別名 一般的にはそのまま2ちゃんねるのほか、2ちゃん、2chといった呼び方が広く浸透している。 他には希に「名無しワールド」などと呼ばれるほか、「痰壷」などの蔑称も存在する。このような蔑称を使用している者は主あめぞう、あやしいわーるどなどといった2ちゃんねるの前に勢力を誇った掲示板群の住民の一部であり、それらのウェブサイトより利用者が多い2ちゃんねるに対する妬みも含まれていると見る向きもある。また、1ch.tvなどの利用者からも、上記のような呼称で呼ばれることがある。 2001年8月12日に東京・渋谷の株式会社アスキー本社で開催された「アスキーの西氏が取締役を退任」スレッドのオフ会で、西和彦が「2ちゃんねるは便所の落書きみたいなものだ」とオフ会に参加していた2ちゃんねる管理人ひろゆきの前で語ったことから、現在は便所の落書きという異名が主に使用されている。この名称は2ちゃんねる内でもしばしば利用される。 社会への影響と問題励起 2ちゃんねる発足当初はネット上でも関心は薄かったが、2000年5月3日に当時17歳の少年が起こした西鉄バスジャック事件が起きて以降、知名度は跳ね上がる。以下では、それ以降のものと考えてよい社会の影響、さらに2ちゃんねるおよび西村によって引き起こされた問題を分野別に整理して述べる(但し下記の『負の方向』だけでなく、『ボランティア』として行動する面があることも付記しておく。詳細は2ちゃんねらー#団体行動の項目のボランティアを参照されたし)。 ネットワーク社会への影響 まず2ちゃんねる自身が所属するネットワーク社会について述べる。良くも悪くもネットワーク社会への影響を与えている。 2ちゃんねる上で不評な団体・作品のサイトの掲示板は、2ちゃんねらーと思われる訪問者により集中的に煽り、荒らしの被害を受けるケースが多い。標的にされたウェブサイトの利用者も2ちゃんねらーの攻撃対象にされて、罵詈雑言を浴びせられることが多々ある。このため、2ちゃんねるからと思われる閲覧者をリファラやNGワード機能を用いてアクセス禁止にしているサイトもある。しかし、これらの対応がさらに煽り人たちや、荒らしに火をつけることもある。このような活動をする2ちゃんねらーは、ユーザー各自が責任を持つなり適切な対応するなりスルーするなりすればいいという反論をすることもある。これは少々堅い言い方に置き換えるならば「2ちゃんねるを利用するときにはメディア・リテラシーの高さが要求される」ことに他ならない。いかに投稿に秘められた情報の把握や取捨選択ができるかが2ちゃんねるの利用や2ちゃんねるへの影響行使には欠かせないといえよう。しかしながら、ユーザー層が比較的若いこと、日本における情報教育が未達の現状を考えれば、迷惑行為を楽しんで開き直るのは、単なる詭弁という見方もある。 また2ちゃんねるは、西村をはじめとした運営ボランティアおよびユーザのほとんどがセキュリティに関する意識が低いといわれており[7]、アクセス量に対して管理者が少ないのでDoS攻撃やゼロデイアタックの実験場に適しているとも言える。[8]。2003年にはクロスサイトスクリプティングの手法で半角二次元板にブラウザクラッシャーが埋め込まれたこともある。また利用者が急激に増加しため、ユーザのコンピュータ・リテラシーは平均して低いとされる[9]。近年は減少傾向にあるものの、しばしばブラウザクラッシャーへのリンクが貼られる。サーバのURLを2ちゃんねるに書くだけでも、ユーザーのアクセスが集中してDDoS攻撃となることもある。いずれにしても、総じてトラフィック上の負荷に与える影響は大きい。このため、2ちゃんねるのサーバはそのほとんどが安定性に定評のあるTyan製マザーボードが用いられており、また膨大なネットワーク負荷に耐えるためにアメリカ・サンフランシスコ市内の通称「365 Main」と呼ばれるインターネットエクスチェンジ網直結のインターネットデータセンターに設置されている。 訴訟と賠償責務を抱える管理人 誹謗中傷や名誉毀損、第三者の個人情報、著作物の無断転載などが書き込まれた際に削除依頼があっても、依頼者の望む対応が遅かったり、程度によって削除がされない場合がある。また独自の削除ガイドラインを守らない依頼者からの依頼は全く受け付けてもらえない[10]。しかしながら、現実の法での不法行為だと明確でも、2ちゃんねるが勝手に設定したルールに振り回される申請者が多い。そもそも、2ちゃんねる上での削除依頼は2ちゃんねるのルールに基づいて行われているのであるが。そのため、2ちゃんねるの管理人の西村に対する訴訟があとを絶たない。西村は、弁護士を立てず主張もしないためほとんどの裁判で敗訴している。さらに、最近は裁判に出席することさえしていないためその管理責任が問われている。ちなみに、掲示板はプロバイダー責任制限法の特定電気通信役務提供者にあたるため、きちんと削除や、裁判所の発信者情報開示命令に応じれば賠償責任を負うことはない。なお、西村は 「僕は沖縄から北海道まで訴えられているので、自腹で日本中を回るか、1件100万円以上払って弁護士をつけるかなんです。でも『(裁判を)やらない』という選択肢をとったら何も起きなかった。これが現状。勝とうが負けようが、払わなければ一緒なんですよ」 「もし僕に金を払わせたいなら、国会議員に言って、そういう法律を作ればいい」と主張している。なお、裁判に勝訴した原告がこの法的決定を用いた削除要請を行うことが少ないと言い、西村は困惑しているようである[11]。また、夕刊フジによると2007年1月12日、東京都の会社員男性(35)が東京地裁に対し「2ちゃんねるのドメイン(2ch.net)」を含む西村の財産仮差し押さえの申請をした。しかし2008年12月現在、本件に関する何かしらのアクションはないのこと これまでには2006年8月に同男性が東京地裁に情報開示を求める申し立てをしたにも関わらず西村博之が出廷しなかったことや、同年9月に下った仮処分命令を西村が放置していたことから一日あたり5万円の延滞金を要求し、それが100日以上分に膨れ上がった、という経緯がある。加えて16日には西村に対する破産宣告の第三者申し立ても行なった。このように繰り返し警告をうけていても、西村本人が十分な対策を行っていないため、同じトラブルが繰り返されている。 プライバシーと犯罪行為との兼ね合い 2ちゃんねるはその特性上、匿名の投稿によるプライバシーの暴露が頻発している。2ちゃんねるに限った話ではないが、総務省が匿名掲示板で度々発生する人権侵害事案に対処するため、「名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」を改訂、書き込まれた内容について被害者本人に代わって法務省人権擁護局が削除を要請出来るようにする方針を決めた。このガイドラインに基づき、各地の法務局の人権擁護課が未成年犯罪者の実名掲載などの削除要請を行っているが、西村は 無関係の一般人のプライバシーが公開されることに関しては無条件に削除するべきだとは考えますが、犯罪者の疑いの強い容疑者に関しては、一般市民と同レベルの権利が保証されるべきとは思えません。 また、一般市民と同レベルのプライバシーが保証されるのだとしたら、今回の犯人以外にもプライバシーが公開された被害者がいるわけで、そちらの方々にも同等の救済措置をすべきだと考えます。 一般の人への救済措置を差し置いて、容疑者の救済措置を優先するというのが法務局の考えなのでしたら、従う用意はありますが、この件に関しては明確にお答えを頂きたく考えています。 と述べ、要請に応じていない(法務省もこれに対する明確な答えを出していない)。 少年法の観点からは法務省側の対応は至極当然ではあるのだが、西村の主張も含むところがある。ただし、日本は法治国家であり、たとえ悪法であったとしても有効なうちは厳守すべきで、代議士を選任し立法することで解決すべきであり、法律を前提にするならば、西村の主張は破綻をきたしているとの批判も存在する。 しかしながら、西村の先述の主張は法律やその運用のありかたがおかしいのでは、という思想が明白に含まれている。法の厳守は当然であるが、法が齟齬をきたしているのであれは改善の余地があるわけで、以前から指摘されている少年法と重大犯罪との関連もあり、国民的議論が必要なところだろう。 さりとて、「そもそも犯罪を犯したかどうかわからない人物の顔写真が晒されるケースがある以上、西村の発言は責任逃れ以外の何物でもない」との批判もある。実際に誤認だったケースとして、佐世保小6女児同級生殺害事件が挙げられる。事件に先だって、無関係な女児の名前が多数掲示板に書き込まれており、その女児らは自殺願望を抱くほど精神的被害を受けたといわれる。このようなケースへの対応は、いかにプライバシーを保ちつつも冷静かつ厳格な判断が要求される。なぜならば、対応をほんの少しでも誤れば最悪の場合、時間の経過以外に被害拡大を止められなくなるためである。 ちなみに法務局が削除要請を行うことで、かえって本物とのお墨付きを与えてしまうのではないかという意見もある。 本節の内容については実名報道も参照のこと。 犯罪予告と投稿監視 西鉄バスジャック事件以降、誘発されるように犯罪予告を書き込んで逮捕される人間や、それを実行に移し逮捕される人間が現われる。また、爆破・殺人の予告書き込みによる逮捕者を輩出しているため、大きな事件があると、各板で頻繁に書き込まれている殺害・襲撃予告と事件の関連性を関係機関がチェックしているとされる他、警察庁のサイバーフォースが定期的に検索を掛けている。また明らかにいたずら目的と思われる些細な犯罪予告の書き込みでも、他のユーザーが運営側などに通報して(「通報しますた」)逮捕などに至ることがあり、多くのユーザーの間では犯罪予告は禁句となっている。犯罪予告であるというだけでは2ちゃんねるでの削除基準に触れないし、証拠保全すべきものとして扱われているので、犯罪予告を削除依頼してもまず削除されない。ただ、一部の監視が頻繁に行われている板では管理人が犯罪予告と判断したスレッドを強制的に停止するという措置もとられている。 最近では秋葉原通り魔事件を受けてサービスを開始した予告.inに通報・自動通報されることで、ある程度は抑制・逮捕することが可能であるが、抑止にまでには至っていない。 さらに、デマや悪意のある書き込みで企業が不利益を被らないよう、それらの監視を専門とする部署を設けたり監視を外部に委託する企業が、大企業を中心に増えているとも言われており、実際に大手広告代理店の電通がガーラと組んで、掲示板における自社に関する書き込みを監視、通報するシステムを顧客企業に有償で提供している。これらの2ちゃんねるを使ったサービスの提供により利益を得ることはユーザーや運営側も当初から問題視されており、トップページの下部にもそれに対する注意を喚起する記載がある。 特定の国家や団体・集団に対する批判方法を巡る論議 一部の「板」や「スレッド」において、中華人民共和国(中国)、大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)および、日本などの国およびその国民に対して、時には、差別的用語を使用するなど相互の批判の応酬があまりにも激しいとの指摘がある。これらの批判は開設当初は目立った動きではなく、むしろ避けられたためハングル板などに隔離されていたのだが、時代と共に2ちゃんねる内だけでなく社会的にもその内容がかなり一般化していった。そのため、これに関しては、本来覆い隠されていた真実が広がっただけであるとの反論がある。また、ウィキペディアに対しても、事実に反する内容を是正するため、あるいは、報告するためのスレッド[16]やまとめウィキ[17]が存在している。 その他、同和利権などを理由にした同和、創価学会・公明党や新興宗教への批判、学歴による差別(特にブランド大学至上主義、「高卒や中卒=まともな人間でない」というレッテル張り)、精神障害者や知的障害者に対する差別(『キチガイ』や『池沼』などの差別用語の連発)を含む書き込みがなされることがある。ただし同和関係に関しては人権問題板以外ではタブー視されている(あからさまに同和地区を書くと削除されるため、人権問題板に於いてすら大量の削除跡が残り、伏せ字や当て字で書くことが一般的である)。これは前身のあめぞうの閉鎖原因の一つに同和問題があったためと考えられている。荒らしや気に入らない意見を書き込む人を障害者呼ばわりする者もいる。地理お国自慢板で見られるような地域対立感情(特に関西地方などへの罵倒、東京至上主義、県や都市同士での罵倒)も各板で噴出しており、ことあるごとによその地方住民たちを侮辱している。また、一般ユーザが作成するレスやスレッドばかりでなく管理人が直接作成する板の中にも「地下アイドル(AKB48)」というような差別表現を含み、特定個人・団体を誹謗中傷する名称の板が存在する。 これに対し、差別や偏見を臭わせる書き込みは2ちゃんねる以外のYahoo!掲示板などにも見られるほか、掲示板以外の場でも差別、偏見は存在する。差別や偏見は社会現象として表れるものであり、そうした書き込みが2ちゃんねるで見られるのは社会現象の反映でしかなく、2ちゃんねるだけを差別、偏見の場と主張するのはおかしいのではないかとの主張がある。また、2ちゃんねるの利用者は1100万人~1200万人おり[要出典]、様々な思想を持った人間が存在することから、その中から一部の極端な例だけを取り上げて差別、偏見、罵倒の温床と批判すること自体が、2ちゃんねるを差別と偏見の目で見ているのではないかと主張する意見もある。 少年・児童に対する教育上の問題 2ちゃんねるは、18歳未満の閲覧が望ましくないとされている「エロ」・「グロ」・「バイオレンス」サイトではないが、全ての掲示板で「アダルトサイト」かと見まがうような、「出会い系サイト」などの広告を多数掲載している。これらは18歳未満の少年・児童が2ちゃんねるを閲覧する際や、あるいは検索サイトの検索結果にもひっかかってしまい、必然的に目に入ってしまうため、彼らに過剰なエロ分野への興味を抱かせる恐れがあることや、情報の真偽や価値を見抜く力をまだ十分に持たない場合(これは少年・児童だけに限らないが)には大きな悪影響を受けてしまう危険性があること、出会い系サイトを媒介して事件性を持つ少年被害が散見される現状をかんがみると、何らかの規制が必要ではないかとの意見がある。実際に、キッズgooの様な子供向けサイトではフィルタリングされている。その一方で監督する立場である保護者などがアクセス遮断などの対応をとることはほとんどない[要出典]。ゆえに実際には児童らは自由に2ちゃんねるを閲覧できる環境がほとんどであるといえる。西鉄バスジャック事件の犯人が「ネオむぎ茶」のハンドルを駆使して多数の投稿を行っていたことや、中学生時代から2ちゃんねるに入れ込み諏訪連続放火事件を起こした「くまぇり」と自称する容疑者など、折に触れて2ちゃんねると少年・児童の人格形成との関連性が取り沙汰されている。 2007年2月にWebフィルタリング業者が行った調査によると、「小・中学生の2ちゃんねる利用率は12.2%」という結果が出ており、すでに小・中学生の1割以上が「2ちゃんねらー」であるとする統計がある[要出典]。上記のアダルト広告による悪影響への危惧はもちろん、一部の「板」において見られるような殺伐とした雰囲気を身に付ける危険が強いほか、他者への誹謗中傷をいとわなくなったり、ネットいじめや荒らし行為を通じて排他的・破壊的行動を行うことに快感を覚えるようになる危険性があるなど、成長期にある彼らの人格・精神の形成上、非常に好ましくないとする意見もある。 一方、「こういった環境に慣れることにより上記の行動、言動などに耐性をつけることにより精神的に成長し、また、何が嘘か真実かなどといったを判断をすることにより、判断力、メディア・リテラシーを教育できる」とする意見もある。ネットワーク社会への影響でも述べられているように、特に「嘘を嘘と見抜く」メディア・リテラシー能力は情報化社会で生き抜くには必須の能力であるのは確かであり、(方法の是非はともかく)その習得自体は好ましいものである。しかし、その過程で嘘の情報を信じ込んでしまったり、意見や考え方が偏ってしまったり、人間不信になってしまったり、ネット中毒になってしまう可能性もあるため、リスクがあることを理解し、自分や周囲の人間も含めて利用には細心の注意が払われるべきであろう。
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魔族は嘘をつきません ◆MADuPlCzP6 「さて、多少は立ち直ってますかねぇ」 そうつぶやきながら砂ぼうずを見送ったゼロスは、先刻少年の処刑場となった場所へ歩を進める。 キン肉スグルに近づくほど感じるのは強い後悔、自責の念と繰り返される謝罪。 少年を殺した、私が…… ヒトゴロシの、私が…… ……スマナイ。 ……スマナイ。 ――どうか、許してくれ (おや、まだ立ち直られてませんか。困りましたねぇ) どうやらスグルは精神のどん底を行軍中らしい。 たしかに首輪の採取を考えると多少は落ち込んでいてくれたほうがありがたいのだが、いかんせん落ち込み過ぎだ。 あまり気力が弱まりすぎたら今度はセイギノミカタとしての行動が期待できなくなってしまう。 動かない筋肉の塊はただのお荷物でしかない。 (いけませんねぇ。変わった力をお持ちのようなのでもうちょっと使えるかと思ったんですが……ここで動けなくなるようならそこまでですかねぇ) 無言で穴を掘るキン肉マンの背後、数メートルのところで立ち止まる。 キン肉マンは振り向かない。 ゼロスは黒い錐をひとつ生み出すと、そのまま何気ない動作で打ち出した。 ごうと音をたててキン肉マンに迫る黒い闇。 しかしそこは腐っても落ち込んでも正義超人。シンジの遺骸を抱えたまま横に跳び、射線から逃れた。 「何をするんじゃゼロス君!」 体をゼロスのほうに反転し、噛み付くようにそう叫ぶ。 「反応は鈍っていないみたいですねぇ。いやぁ、再起不能になってしまってたらどうしようかと思いましたよ」 これくらいも避けられないような役立たずになっていたらそれはそれで仕方なかったですけどね。 などとはおくびにも出さずにこやかに笑う。 「今の攻撃を私が避けられなかったらどうするつもりだったんじゃ!」 「避けられたんだからいいじゃありませんか」 「そういう問題じゃなかろう!」 「おやそうですか。」 嘘くさく驚いてみせながらニコ目の視線を巡らせると、スグルのいた場所に人ひとり入れるくらいの穴を見つけた。 「あぁ、またお墓を掘られてたんですね。だいぶ疲れたんじゃありませんか?」 「私は超人だからな、これくらいどってことないわい」 そう言いながらキン肉マンはシンジの亡骸をさきほど掘った墓穴に横たえようとする。 ふとシンジの開ききった目が視界に入った。 その瞳を閉じさせてやろうとして自分の土で汚れた手に気づく。死者の顔を汚すわけにはいかない。 少し考えて手の甲で閉じてやった。 「あ、ちょっと待ってください。」 「なんじゃ、ゼロスくん。」 「すみませんねぇ、あいにくですけどまだその子を埋めてもらったら困っちゃうんですよ」 「なんでじゃ?私は少しでもはやく静かに眠らせてやりたいんじゃが」 一刻も早く、一人の気高い魂を救うことが今の私には大切なのに。 そう思いながら顔をゼロスの方へ向かせる。 「その子は首輪をつけたままじゃないですか」 シンジを指差し、にこにこと笑いながら黒衣の神官はそう言った。 「そりゃあ、この子は我々とおなじようにこの島に放り込まれたんじゃからなぁ。 首輪がついとるのはあたりまえじゃろう?普通の子に見えるのに…かわいそうに……」 「いえ、そういう意味ではなくて」 再び思考の海に陥りかけるキン肉マンの前に人差し指をたてながら、ゼロスはことばをつなげる。 「首輪を採ってからじゃないと首輪が調べられないでしょう?」 「取ってからってこの首輪を外してやれるのか?」 「今のところ首輪に何かするのは難しいですねー。けど首輪は無理でも本体の方はなんとでもなりますよ。スグルさんは刃物をお持ちだったでしょう?」 本体。それが意味するところはシンジの遺体。 にわかにキン肉マンの脳裏に浮かぶのは先ほど埋葬した金の髪の女性、そしてその首だった。 「ゼロスくん、君は……こ、この子を……さっきの女性のように……首を……」 最後まで言いきることのできないキン肉マンのことばをゼロスはあっさりと肯定した。 「まぁそういうことになりますね」 にこりと笑顔をすこしも崩さずに。 そのことばも態度も、正義超人の怒りの沸点を超えさせるには充分だった。 「こんな不憫な目にあった子どもに……さらにむち打つようなまねをしろというのか!?」 「……」 「死んだ子どもまで利用するというのか、なんて卑劣な!」 「……」 箍が外れたように怒り続ける正義超人と表情を保ったままの獣神官、2人を取り巻く風がざわりと、木々の葉を揺らす。 「だいたいゼロス君もなんじゃ!あの目つきの悪い少年と一緒になってあれは渡せるこれを払えこれは譲らない!」 キン肉マンは吠える。ゼロスは答えない。 「少しもこの少年の死を悼む気持ちはないのか!」 ゼロスは答えない。 「あんなに残酷に、かわいそうに!死んでいった子を!」 ゼロスはこたえない。 「まだこの子は子どもだったんだ!生きていれば輝かしい未来があっただろう子に、かわいそうだとかそういう気持ちはおこらんのか!」 ぜろすは……こたえない。 「なぜだ、なぜなんだ!?なぜ君は笑っていられるんじゃーーーーーー!!!!!!」 怒りを吐き出しきって荒く息をつく正義超人を前にして、獣神官の口がようやく開く。 「スグルさん、あなたはご存知ですか?」 キン肉マンは叫びすぎてやや酸欠になった頭をあげてゼロスをひたと見る。 視線をそらさずにゼロスは口を動かし続ける。 「極限状態の人間はね、心の支えをほしがるんですよ。」 「こころの、支え……」 「僕も諸事情でいままで結構修羅場をくぐってきてましてね、そういうことはよく知ってるんです。 ギリギリまで追いつめられた人間の集団ってたいていはヤケになったり仲間割れだとかで自滅するんですよねー。 だけどそうじゃない集団っていうのもたまにあるんです。」 スグルは突然始まった違う話に動揺しながらも、何かを伝えようとしているのをかんじて 耳を傾ける。 「それはね、芯となる人間の存在です。希望と言い換えてもいいですかね。 そういう存在がいる集団はその時の戦力に関係なく粘ることが多いんです」 そんな一筋の希望を信じてすがる集団をあっけなくひねり潰す時の負の感情が何よりも快感だ、などとはまちがってもここでは言わない。 「崖っぷちでも不適に笑う人間ってなぜか惹かれたりしませんか?」 「む、むぅ。そんな人がいれば、強い人なんじゃなあと思うじゃろうなぁ」 「僕は熱く正義を説いたりするのはあまり得意じゃないですからね。僕のスタイルはこうなんです」 「な、なるほどのう」 スグルは今までの戦いで正義超人が人間たちの希望であった場面を思い出してうなずいた。 「それに笑顔のほうが、怒ったり難しい顔したりしてるよりずっとスムーズにお話できることが多いですからね。 まぁ、たまにそのせいでうさんくさいなんて言われちゃうんですけど」 ほんと、人間は表面の事柄にだまされやすいんです。そう心の中で付け加えながら口に 新たな話をのせる。 「それにね、ここには僕を動かしているものがあるんですよ」 「動かしているもの……じゃと?」 「それは悲鳴です。実は僕は人の感情に人一倍敏感でしてね。 今この島からは負の感情をすごく感じるんです。叫び、悲しみ、絶望、嘆き、怒り、憎しみ……そんな負の感情が私の背中を押すんですよ」 「そうか、そういうことも…あるかもしれんのう」 キン肉マンはそんなにもこの島で悲劇が起こっていることを実感するとともに、今までの自分の背中を押していたものを思い出す。 彼を後押ししていたのは守るべき者たちの声援、そして仲間たちの友情と信頼、その足音。 目には見えない何かに背中を押されるということを彼はよく知ってしまっている。 本当の意味で負の感情がゼロスに力を発揮させているとはついぞ思わない。 「ゼロス君、さっきは怒鳴ってしまってすまなかったのう」 「いいんですよ。なんと言われても僕は痛くも痒くもないですから」 キン肉スグルは怒りで体に力が入っていたことに気づき背筋を伸ばす。 ふと空を見上げると夕闇が空の端を染めていた。 「スグルさん、僕たちにできることをしましょう。あなたは人類の平和を守る正義超人の筆頭、キン肉スグルさんでしょう?」 「うむ、いかにも! 私は正義超人、キン肉スグルだ!」 「ならばあなたはいつものように悪を倒してください。 急に慣れないことをしてもうまくいかないことが多いですからね。 闘って、悪を断罪するのがあなたの役割ですよ。スグルさん」 ゼロスは紫の瞳をすこし開いて断罪を口にした。 正義ということばに少しだけ、聖王都の姫君を思い出す。 目をニコ目に戻すとすっと自分の首輪に指を当てた。 「この首輪のことを訊ねたときに『機械』と言った人がいました。 僕はこの中に歯車やらが入っているようには見えないんですが、そういうことに詳しい人もいるかもしれません。 その人たちをあなたが守ることでもっと救われる人が増えるでしょうね」 ゼロスはキン肉マンに近づき、腕の中にいるシンジの首輪に手を触れた。 「だから、この首輪をそのまま埋めてしまうわけにはいかないんですよ」 「む、むぅ。だったら……だったら仕方ないのう……。たくさんの人の命が懸かっとるかもしれんのじゃから。 ……なら、はやくしてやってくれ。」 1秒だってこの酷い地上にいさせてやりたくない。そう思いながらシンジの遺体を地面に横たえ、その前をゼロスに譲ろうとする。 「いえ、これはスグルさん、あなたにしてもらいましょう」 「何ィーーーッ!?」 背を向けようとしていた体を思いっきり反転させる。 「わ、私はその子に本当に謝っても謝りきれんようなことをしてしまったんじゃ!これ以上、これ以上その子に酷いことをするなんて……」 「だから、あなたがするんです。この子はあなたが近づいていっただけで心が耐えきれなくなるほどひどい目にあってきたんですよ。 さっきの人の話からもたぶんひどい目に遭わされたのはひとりやふたりじゃないでしょうねぇ。怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ。 今はもう死体とはいえこの子にひどいことをする人間が増えるのは申し訳ないと思いませんか?」 「グ、グムー……っ!!し、しかし!」 苦渋の表情でうなるキン肉マンに畳み掛けるようにことばを続ける。 「それにね、あなたはこの子のことをしっかりと覚えててやるべきじゃないかなーなんて思うんです」 「覚えてて、やる?」 「言ってませんでしたが、僕はこの子の前に一人、すでに目の前で死ぬのを見てるんです。 一緒にいる間ずいぶんとツライ思いをさせましたし、最後は熱い火に焼かれて死んでしました」 「なんと……ゼロス君」 「けど僕は、あの人が負った背中の傷も苦悶の表情も感情も全部覚えています。忘れられるものじゃありませんね」 そう、あんな甘美な感情は。 キン肉マンは立ち尽くしたまま悲痛な表情をゼロスに向ける。 ゼロスは一転、口調をもとの軽い調子に戻す。 「個人的意見からいうと、本当はどちらでもいいんですよ」 (首輪が手に入れば多分誰かが解析できますしねぇ。誰のものでもかまいませんし) 「あなたの意思を尊重します」 スグルはゆっくりと噛み締めるように目をとじた。 西からの風がかさかさと葉をくすぐって逃げていく。 闇が空の中程まで支配を進めた頃、キン肉スグルは首輪を持って即席の墓の前に立っていた。 血と土にまみれた手で持つ首輪の裏側に刻んであるのは少年の名前。 その名をゆっくりとなぞりながら、こんなものからではなく本人からその声で名前を聞きたかったと、強くそう思った。 「Shinji Ikari……シンジ君、君がその命をなげ出したことで、私はこのバトルロワイアルの戦いでやるべきことを教えられたよ」 先ほど己が手でかぶせた土の山に目線をうつしてさらに独白は続く。 「私の目の前で起こる悲劇は君を最後にしたい。そして愛と平和、笑顔の溢れる世界を守りたい」 スグルは首輪を握りしめたまま墓の前にひざまずいた。 「だからこの悪趣味な戦いを終わらせられたらもういちど……もういちど君にあやまらせてほしい」 そう言った後、スグルは頭を垂れて少しだけ、すこしだけ泣いた。 墓の前で死者に語りかけるスグルを見ながらゼロスは思考を巡らせていた。 いやー、今回の説得はすこし骨が折れましたね。 あの手のひとを立ち直らせるのには怒らせるのが手っ取り早いとはいえ、そのあと首輪を手に入れるまでにだいぶ無駄話をしてしまいました。 ちょっとしゃべりすぎましたかね。 でもまぁ僕は嘘をついてませんよ。言ってないことがたくさんあるだけです。 けどスグルさんに首輪の回収をさせたのは正解でしたね。 この罪悪感があるかぎり、いろいろとうまく仕向けられるでしょう。 スグルさんが、ここでは敵を倒すことが殺すことに直結してるのを理解してるのかは疑問なんですけど、まぁそれはいいでしょう。 そういえばそろそろ放送の時間ですね。 スグルさんは森の中にいるせいで気づいてないようですけど北の方で大乱闘があったみたいですし、だいぶ人が減ったかもしれませんね。 知識ある者とセイギノミカタが生き残っていてくれればいいんですが、どうでしょうかねぇ。 この後の方針も考えたいところですし、とりあえずは放送を待ちましょうか。 しかしゲンキさんといい、スグルさんといい、僕はいったい何人のセイギノミカタを励まさなくちゃいけないんでしょうか。 そんなことを思いながらゼロスは空を見上げた。 向きの変わった風が死のにおいを運んでくる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもうすぐ闇がやってくる。 【E-4 森林地帯/一日目・夕方放送直前】 【ゼロス@スレイヤーズREVOLUTION】 【状態】絶好調 【持ち物】デイパック(支給品一式(地図一枚紛失))×2、草壁タツオの原稿@となりのトトロ 【思考】 0:首輪を手に入れ解析するとともに、解除に役立つ人材を探す 1:放送を聞く 2:A.T.フィールドやLCLなどの言葉に詳しい人を見つけたい。 3:悪魔将軍の元へ行くか朝倉と合流するかをスグルと話し合う。 4:ゲンキとヴィヴィオとスグルの力に興味。 5:ヴィヴィオの力の詳細を知りたい。 6:セイギノミカタを増やす。 【キン肉スグル@キン肉マン】 【状態】脇腹に小程度の傷(処置済み) 、強い罪悪感と精神的ショック 【持ち物】ディパック(支給品一式)×4、タリスマン@スレイヤーズREVOLUTION、 首輪(碇シンジ) ホリィの短剣@モンスターファーム~円盤石の秘密~、金属バット@現実、100円玉@現実、不明支給品0~1 【思考】 0:悪を倒して一般人を守る 1:ゼロスと協力する。 2:学校へ行って朝倉とヴィヴィオと合流する。 3:ウォーズマンと再会したい 4:キン肉万太郎を探し出してとっちめる 5:一般人を守り、悪魔将軍を倒す。 6:シンジのことは忘れない ※砂ぼうずの名前をまだ知りません。 時系列順で読む Back 輝く光輪 Next 痛快娯楽復讐劇(前編) 投下順で読む Back 輝く光輪 Next 笑って、笑って、君の笑顔が――― 贖罪 ゼロス 炎のキン肉マン キン肉スグル
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22 名前:1/6[] 投稿日:2012/05/27(日) 12 12 24.92 ID qa9h/lI/0 [2/7] お題作成機:後輩・おねんね・えっちな本 その3 「こっちは……JKマガジンとか、妹の秘密……とか、何でこんなエロ本ばっかりが……」 先輩が本のタイトルを読み上げるのを、私は無言で聞いていた。恥ずかしさと悲しさで いっぱいいっぱいで、もう何にも考えられなくなっていた。 「あのさ――」 先輩がついに、私に声を掛けて来た。ビクッと大きく体を震わせ、私は顔を上げた。先 輩の顔は、まだ状況を理解していないようで、困惑した表情を浮かべている。しかし、私 は先輩の顔を見続けることが出来ず。すぐに顔を逸らしてしまった。 『なっ……何……ですか……?』 一言、声を出すたびに体の熱が高くなっているのを自覚する。胸もキリキリと痛い。も うどうやってもごまかしようの無い状況で、私はただ、先輩の言葉を恐々と待つしかなかった。 「これって……一体、どういう状況? 何で起きたら、エロ本が散らばってるんだ?」 ストレートに疑問をぶつけられて、私の心臓がギュッと縮こまる。一瞬、答えに迷った が、私と先輩の二人しかいないこの家で、答えなんて一つしかないに決まってる。私はも う、やけっぱちな気分で答えた。 『何でって……わ、私が散らかしたからです。他に誰がいるって言うんですかっ!!』 怒ったように叫ぶ私に、先輩がびっくりした顔をする。確かに先輩からしてみれば、何 で怒られるのかさっぱり分からないだろう。 「待て待て待て、落ち着けって。いや、ちょっとまだ事情がよく飲み込めないけどさ。大 体、何で椎水がこんな本を散らかしたりするんだよ?」 寝起きのせいか、本当に先輩は事情が分かっていないらしい。きっと、私とえっちな本 が結び付かないんだと思う。かと言って、言い逃れしたり出来る状況でないという現実に 変わりはなかったが。 『……片付けようとしたからです。さっき地震で落ちて来たから…… そうしたら、机の 角に足ぶつけて、その拍子に落っことしてバラまいたんです。これで納得出来ますか?』 開き直って、私は聞かれたことに対する答えを全部答える。黙ってたってどうせ辛いの は一緒だ。どのみちバレるのだったら、自分から言ってしまった方がまだスッキリする。 「そっか。片付けようとして……って、お前……ぶつけた足は大丈夫か?」 23 名前:2/6[] 投稿日:2012/05/27(日) 12 12 48.38 ID qa9h/lI/0 [3/7] 『そっちですかっ!!』 予想外に心配されて、私は思わずツッコミを入れてしまう。こういうところで、先輩っ て何かズレてるのだ。 「い、いや。机の角っこに小指ぶつけるのって、超痛いじゃん。俺もたまに柱の角とかぶ つけた事あるけど、骨折れたんじゃねってくらい痛かったからさ。だから、大丈夫なのか なって……」 『平気ですってば!! その……まだちょっと、痛いですけど……でも、指とかちゃんと 動きますから!!』 むしろ今まで足の痛みなんてさっぱり忘れていたのに、今の一言で思い出してしまう。 答えつつ、自分でぶつけた箇所に触れて確かめてみるが、強く押すと痛む程度まで治まっ ていた。 「そっか。それなら良かったけど」 何の気なしに呟いて、先輩は手にした本を見つめる。それは何だか、自分の裸を見られ ているくらいに恥ずかしくて、私は正視出来なかった。 『……私は、全然良くないです……』 ただ、それだけ答えて、私は唇を噛む。やや脱線したが、次は絶対に聞かれるだろう。 その時を覚悟して、私はギュッと体を硬くした。しかし、先輩は、予想外の言葉を発した。 「ほれ」 『え?』 顔を上げて先輩を見ると、私に向かって先輩が本を差し出していた。 「……片付けるんだろ? これ」 真面目な顔で、まっすぐに私を見る先輩の差し出す本を、私は無意識に受け取ってしま う。それを床に置き、私は先輩を見た。先輩は、自分の周りの本を拾って積み上げている。 その感情を消した様子に、私は先輩が、敢えて聞いて来ないんだと察した。 『何で……聞かないんですか?』 「は?」 先輩が手を止め、顔を上げて私を見た。挑むように先輩を見つめる私に、先輩はしばら く無言でいたが、私が何も言わないのを確認して、視線を落とし、エロ本を見つめて答える。 「……聞かれるの、嫌なんじゃないのか?」 24 名前:3/6[] 投稿日:2012/05/27(日) 12 13 15.05 ID qa9h/lI/0 [4/7] そして、窺うように私をやや上目遣いに見つめる。しかし、私にとってはこの状況で気 遣われても、却って痛いだけだ。だから、私は先輩を睨み付け、キッパリとした口調で言った。 『……気になるんだったら、聞いて下さい。むしろ、先輩に変にあれこれ考えられる方が、 よっぽど嫌ですから』 「いや。椎水が忘れてくれって言うなら、俺は――」 『無理です!!』 先輩の言葉を遮り、私は叫んだ。 『先輩に出来るのはせいぜい、知らなかったフリをする事だけです。一人になれば……絶 対に、思い出すに決まってます。私は、それも嫌なんです。だけど……聞いてくれないと、 答えられないから……だから……』 泣き出しそうになるのを懸命に堪えて、震える声でもう一度お願いする。せっかく先輩 が気を遣ってくれているのに、それを自分からブチ壊すのもどうかと思うが、結局のとこ ろ、真実は一つしかなくて、あとはごまかしでしかないのだから。 「分かった。椎水がそこまで言うなら聞くけど……」 先輩が了承して頷く。そして、途中で言葉を切り、私が止めないのを確かめてから、た めらいがちに質問してきた。 「その……何で、椎水の部屋にこんなのが仕舞ってあったのかなって、それが不思議でさ。 片付けるのに、わざわざ部屋に持ってくるはずもないしと思って。だから……」 私は、両手を拳にしてギュッと握った。心臓がバクバクして、体が震える。しかし、も う逃げ道はないのだ。自分で塞いだんだから。私は、必死で口を動かして、答えた。 『……私の……だから……です……』 「椎水の?」 鸚鵡返しにそう問い返され、私はうつむいたまま、チラリと先輩の顔を見上げる。しか し、何の表情も浮かべず、ただ真っ直ぐと真面目な顔で私を見つめているだけだった。私 は、コクンと縦に首を振る。 『そうです。私の……です。これ……全部……』 それだけ言うと、もう限界になってしまい、口をギュッと真一文字に結ぶ。先輩の顔は もう見れなかった。先輩がどう思っているか、考えるだけでも胸がはちきれそうだった。 なのに、先輩は何も言って来ない。動いたような気配も感じられない。感情が次から次へ と沸いて出て止まらなくなり、とうとう漏れ出してしまう。 25 名前:4/6[] 投稿日:2012/05/27(日) 12 13 37.09 ID qa9h/lI/0 [5/7] 『……軽蔑……しましたか?』 「は……?」 私の言葉に、先輩が意外そうな声を上げて返す。それがきっかけで、僅かであった感情 の漏れが、とうとう奔流となって溢れ出てしまった。 『軽蔑……してますよね? だって女の子がこんな本持ってるなんて、普通有り得ないで すもん!! 私の事……スケベだって思ってますよね? エッチな本ばかり読んで淫らな 妄想してる、下半身の緩い、ビッチだって、そう思ってますよね?』 「ちょっと待て。俺は誰もそんな事――」 『言ってなくたって、思ってるんでしょ!!』 顔を上げて、先輩を睨み付けた。ボロリとその瞬間、目から涙が零れ落ちる。泣くまい と腕で目を拭ったが、一度決壊した涙腺は、もはや止まる事はなかった。 『ごまかさなくたっていいです!! 嘘なんて……気を遣わなくたっていいです……だっ てだって……持ってたのはホントなんですからぁ……』 「お……おいおい。ちょっ……泣くなって!!」 慌てて先輩が傍ににじり寄り、近くにあったティッシュで私の目から零れ落ちる涙を拭 う。私は、先輩のされるがままに顔中を拭われながら、嗚咽交じりに言う。 『だってだって……先輩……絶対軽蔑してるからぁ……ヒック……ヒック……』 それに先輩が、即座に反論して来た。 「誰が軽蔑してるなんて言ったよ。別に椎水がエッチな本持ってたからって、軽蔑なんて してないし」 『嘘……うそです!! じゃあ……どう思ったか、言って下さい……』 両手で目を擦り、霞む目で先輩を見つめる。先輩が答えに困ったら、すぐに追求するつ もりだったけど、先輩の答えは早かった。 「……いや。椎水がこういうの好きだったってのは意外だったけど……別にいいんじゃね ーの? 女の子がえっちなマンガや雑誌見たって、俺は構わないと思うんだけど」 充血した目を瞬き、私は先輩を見る。ちょっと困ったようなその横顔に、私はさらに追 及を重ねた。 『それは、えっちな本を見る女の子一般に対しての事ですよね? 私……私の事は……ど う、思ったんですか?』 先輩はチラリと私を見て、また視線をずらす。 26 名前:5/6[] 投稿日:2012/05/27(日) 12 13 58.42 ID qa9h/lI/0 [6/7] 「どう思ったかなんて……まあ、椎水もエッチな事に興味あるんだなってくらいしか…… 潔癖でそういうの嫌いだとばかり思ってたから、意外だとは思ったけど、でもまあ、女の 子だってそういう妄想したり本読んだり、実際にマンガとか描いちゃう子だってたくさん いるんだから、別にそんな特別って訳でもないだろうし……」 先輩の答えを聞いていると、どうにも一般論に逃げたがっているようにしか聞こえなかっ た。しかも、何か答えにくそうで、何かまだ隠している事がありそうに思えて仕方が無い。 だから私は、もっと突っ込んだ質問をした。 『……それじゃあ、知る前と後で、私の印象って何か変わりました? 変わったとしたら どう変わったかも教えて下さい』 こう聞けば、もっと率直な思いが聞けるだろう。そう思って私は先輩ににじり寄る。先 輩は戸惑ったように体を後ろに逸らし、エラの辺りを指で掻く。 「変わったかって言われても……ただ、椎水の趣味の一つを知ったってだけで、それほど 何かが変わるって訳でもないし……」 『しゅ……趣味って!!』 ボフッと擬音が付くくらい顔を真っ赤にして私は思わず叫んだ。やっぱり、実はエッチ な事が好きな女の子だという印象は付けられてしまったらしい。いや、それ自体は否定し ようも無かったが、こうもさり気なく言われると、むしろ酷く恥ずかしい。 「ご、ゴメン。上手い言い方が見つからなかっただけで、気に触ったなら謝るよ」 私が怒ったと思ったのか、先輩の方が慌てて謝罪する。私は小さく首を横に振ると、不 貞腐れたような顔で横を向いた。 『いえ……もういいんです。ただその……趣味って言われるとちょっと…… もともとは、 そっちに興味があって集め始めたわけじゃないので……』 納得の行かない気持ちを口にした時、つい余計な事まで言ってしまう。すると案の定、 その言葉に先輩が食い付いて来た。 「そっちって……エッチな事? エロ本買うのに、エッチな興味以外で、何があったの?」 私は僅かに顔をしかめた。これを答えるのも自分の恥を晒すような物だったが、しかし どうせもう、晒すだけの恥は晒したのだ。今更多少上塗りしたところで、どうって事は無い。 27 名前:6/6[] 投稿日:2012/05/27(日) 12 14 27.33 ID qa9h/lI/0 [7/7] 『……それは、その……男の人に色っぽく見られようと思ったら、どうすればいいんだろ うって…… 私、胸もお尻も小さいし、友達にも子供っぽいって言われるから…… だか ら、男の人に……少しでも興味を持って貰えるのには、男の人が読んで興奮するような本 を読めば少しは勉強になるのかなって思って……』 「それで、エッチな本で勉強しようと思ったって?」 言葉を途切れさせた私の後を、先輩が受け継ぐ。それに私は、頷いて答えた。 『だってだって、女の子目線じゃなくて、男の子目線で知りたかったから…… それで、 買い続けてるうちに、いつの間にか量は多くなるし、捨てられないし……』 溜まった理由までぶちまけると、初めて先輩が笑った。 「あはっ。それって、男にとっていつも悩みの種なんだよな。溜まったエロ本どうしよう かってのは」 『まさか、先輩も悩んでるとか言わないで下さいよ?』 思わず、いつもの調子で詰問する態度になった私に、先輩がおどけてワザとらしく両手 を広げて肩をすくめる。 「おいおい。もしそうだと言ったとして、まさか俺を責めるつもりじゃないだろうな?」 その言葉は、ザクッと鋭い槍のように私の心臓を突き刺す。弁解の余地無く、私は頭を 下げざるを得なかった。 『……すみません……ドスケベな女の子で……』 ガクッと頭を垂れると、上に何かがそっと乗っかるのを感じた。顔を上げると、それが 先輩の手だと分かる。先輩は優しく私の頭を撫でながら、頷いて苦笑する。 「全く、椎水って本当に真面目なんだな。こんな事まで勉強する為にエッチな本買うなんて」 『茶化さないで下さい!! 私は、その……私なりに、真剣だったんですからっ!!』 バカにされたような気がして思わず手を払いのけると、それでも先輩は頷いてみせた。 「分かってるよ。だから真面目だって言ったんだよ」 『うう……』 言い返せなくて、私はまたも頭を垂れてしまう。そんな私の顔を覗きこむように見て、 先輩が聞いてきた。 「で、成果は出たのか?」 続きます
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このページはこちらに移転しました ごめんねテキトーでごめんね 作詞/にんぢん 作曲/197スレ87(一部)、よーし お池に写る あのお月様 満月までは行かないけれど あの姿でも美しい こんなに綺麗な夜空の真下 一人でいるのは勿体無い 出来れば貴女とこの空へ 舞ってみたいと思うばかりです お空に虚ろ お月様 三日月とまで行かないけれど あの姿でも僕の理想 こんなに綺麗な青空の下 二人っきりでいいのでしょうか? 出来れば一人か二人くらい 助けてくれと思うばかりです こんなに綺麗な夜空の真下 一人でいるのは勿体無い 出来れば貴女とこの空へ 舞ってみたいと思うばかりです 音源 ごめんねテキトーでごめんね(一部)(歌:197スレ87) ごめんねテキトーでごめんね(よーしver.)
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320 名前:ほんわか名無しさん[sage] 投稿日:2012/07/14(土) 16 25 26.01 0 妄想が止まらなかったので、 317のおまけ 「なあ、いずみさん」 『……な、何や?』 「いや。ここ、俺の家の前なんだけど。そろそろ手、離さない?」 『……その事なんやけどな。ウチも手ぇ離したいのはやまやまなんやけど、その……』 「その、何だよ。ハッキリしないのって、いずみらしくないな」 『やかましいわ。あたしかて言いづらい事あんねん』 「で、何なんだよ」 『……そ、そのな。何か、離そう思ても、手ぇ離れなくなっとんねん。どういう訳か』 「ハァ? そんな訳ないだろ? って、お前が離さないと離れないって」 『せやかて、無理言うてんやん。時間掛ければ離せるかも知れへんけど』 「じゃあ、まあいいや。よく分かんねーけど、いずれ離せるって言うなら待ってる」 『ドアホッ!! こないな場所で二人きりで立っとって、他人に見られたらどうすんねん!! それが知り合いやったら、勘違いされてしまうかも知れへんやろ?』 「……じゃあ、俺の部屋、来る?」 『……この際、しゃあないわ。アンタの部屋なんて招待されたくもないけど、背に腹は代えられへんし』 「まあ、確かに女の子をご招待出来るほどの綺麗な部屋じゃないけどな。ま、我慢してくれよ」 『御託はいいから、はよ上がらせて。アンタの部屋なんて期待してへんし、離れたらすぐにお暇させて貰うさかい、カッコ付けへんでもええわ』 「はいはい。それじゃあ、どうぞ。いずみさん」 『……ほ、ほな……失礼させてもらうわ……』 『(こんな下手くそな演技せんと寄らせて貰えへんなんて、あたしもようヘタレやわ……)』 あとはご想像にお任せするという事で。