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164 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/06/10(金) 18 59 26.55 ID ??? 160 では兄弟達に改めて聞きます DS版DQ5で結婚する相手は誰にしますか? 167 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/06/10(金) 19 52 57.14 ID ??? 164 ガロード「ティファ!」 シン「DQ5だっつっとろーが!」 ガロード「でもほら」つ【DS】 ウッソ「なんで嫁がティファさんになってるんですか! おかしいですよカ(ry」 ガロード「へっへー、これぞ愛の奇跡ってやつ?」 キラ「お金無制限とかレベルカンストとかもできたんだけど、 本当にそれだけでよかったの?」 ガロード「ういうい」 ウッソ「ちょ」 シン「あんたって人はー!」 シロー「…あー、キラ、キラ君、俺のはアイナでだな」 ドモン「(レインで…い、いや、もし万が一、データを誰かに見られたら…)」 169 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/06/10(金) 20 42 35.03 ID ??? 168 レ○ト○「俺なんて月にエ○レカと相合い傘描かれた(?)んすよ。それに比べたら///」 ゲ○ナー「心読み取る奴の出鼻挫くため、好きな所叫びまくったさ!悔いはない」 ガロード「いつもどこでもティファの事で胸がいっぱいさ!」 シロー「(連邦を辞める覚悟を持った)勇気で(アイナとの)愛を補った」
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最近、妙な気分になるときがある。 ムカムカというか、モヤモヤというか。 胸が詰まるような、嫌な気分だ。 「(………なんだろうね。)」 どうしてなのかは、解からない。 けれど、そんな気分になるときは、いつも決まって、藤岡が家に来ているとき。 それから。 「………この歌は、好きか?」 「うん。好きだな、この人の歌。」 「………私もだ。」 決まって………チアキが、藤岡の膝の上に居るとき。 2人が、楽しそうに話をしているときだ。 「………どうした?」 「へ?」 チアキが、不思議そうにこっちを見ている。 慌てて、睨むように見つめていた視線を外す。 「あ、いや………別に。」 適当に誤魔化して、視線をテレビに移す。 「あ………もう、こんな時間だ。」 「あら、すっかり遅くなっちゃったわね………お家に、連絡した方がいいかしら?」 「いえ、お構いなく。」 藤岡がチアキに声を掛けて、チアキが少し寂しそうに立ち上がって、そして、藤岡を 3人並んで玄関で見送る。 「じゃぁ、お邪魔しました。」 「また、いつでもいらっしゃいね。」 「………今度は、いつ来るんだ?」 「解からないけど………また、来るよ。」 藤岡は笑顔でそう言って、玄関のドアノブに手を掛ける。ドアを開ける。 そして………去り際に。 「じゃぁ、南、また明日。」 私に向かってそう言って、同じように、微笑む。 どうしてなのか、解からないけれど………ムカムカとモヤモヤが、一気に吹っ飛ぶ。 「お、おう。またな。」 私は笑わずに、いつもの様に、ぶっきらぼうに別れの挨拶を済ませる。 「番長は、本当にいい人だよ。」 「………。」 「いや、いつまでも『番長』と呼ぶのも、申し訳ないな。」 「………。」 リビングでテレビを眺めている隣で、チアキはずっと藤岡の話をしている。 テレビの中で、好きな歌手が新曲を歌っている。それなのに、その音が全然頭に入って 来ない。 ムカムカが、モヤモヤが、再発する。 「一緒に居て、凄く落ち着くんだよ。」 あのチアキが、いつも私に毒ばかり吐いているチアキが、そんなことを言っている。 見ると、何か、少し顔が赤み掛かっているように見える。 「(………ッ!)」 それを見た瞬間、私の中で、何かが弾けた気がした。 乱暴にリモコンを掴んで、テレビの電源を落とす。中途半端な音を残して、テレビが 黙り込む。 「………?」 私はそのまま、チアキの顔も見ないで、早足でリビングから出て行く。 「おい、見てたんじゃ………?」 「うるさいよ!!」 叫ぶように言って、私は、一目散に自分の部屋に駆け込んだ。 カナが去った後のリビングに、ハルカが顔を出す。 「今の、カナの声………?」 心配そうな声で言いながら、ハルカはチアキの顔を伺う。 チアキはチアキで、何がなんだか解からない、というような顔をしながら、ハルカの 顔を見つめ返す。 「………そっとしておいた方が、いいんじゃないですか?」 「そうかしら………。」 2人はしばしお互いの眼を見つめた後、小さく頷いて、視線を外す。ハルカは台所に 戻り、チアキはさっきまで見ていた番組の続きを見ようと、投げ出されたリモコンを 拾う。 テレビの電源が入る。カナの好きな歌はまだ続いている。眼に痛いほどの赤い照明が 照らすセットの上で、4人組の男性ユニットが、歌っている。 部屋に入って、そのまま、電気も点けずにベッドに倒れ込む。 「………。」 眼を閉じると、なぜか、真っ暗な中に藤岡の顔が浮かんでくる。 「(………なんだい、顔なんか赤くしちゃって。)」 続いて、チアキの顔と、声が浮かんでくる。 藤岡の話をするときの、あの楽しそうな声。赤みが掛かった頬。 「(なんだってんだよ、全く………。)」 今度は、2人が一緒に出てくる。藤岡の膝の上に乗って、お気に入りの『ふじおか』 を抱えて、幸せそうにテレビを眺めるチアキ。楽しそうに話しかける藤岡。 「(ホントに………。)」 そして。 「(どうしちゃったんだろう。)」 考えることが、切り替わる。 「(どうしたんだよ………私は。)」 またいつの間にか、心の中に浮かんでいるムカムカとモヤモヤ。 息苦しいような、妙な感じがする。喉の奥に何かが詰まっているように、胸が苦しい。 「(なんなんだよぉ………変だよ。どうしたんだよ。)」 行き場の無い気持ちが湧いてきて、どうしようもなくなる。何も無い空中で両手を 振り回す。心は、晴れない。 自分の気持ちが、なんだか、理解できなかった。 藤岡が自分じゃなくてチアキを構っていると、どうにも面白くない。 2人が楽しそうなのを見ていると、声が詰まって何も言えなくなる。 チアキが藤岡のことを楽しそうに話すのが、なんだか頭にくる。 独りでそれを思い出して、またムカムカモヤモヤする。 そして………いつも、無意識のうちに。 『もしチアキじゃなくて、私が藤岡膝に座っていたら。』 そんなことを、想像してしまう。 そのくせいつも、帰り際に藤岡が笑顔を見せると、それが一瞬どこかに消えてしまう。 学校で話をしたら、前の日の嫌な気分を全部忘れられる。 「(………藤岡………。)」 理由も解からないまま、無意識に、心の中で名前を呼ぶ。 心臓の音が、凄く、大きく聞こえた。 そして。 「………カナ?」 「!」 部屋の前で、ハルカの声がする。 「お風呂、沸いたけど………。」 私は、少しベッドの上で固まってから。 「………今行くから。」 出来るだけいつも通りの声で、返事をした。 中編へ→ 名前 コメント 1-798氏 1スレ目 保管庫
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ゆめタウン佐賀で多数すれちがい通信が可能。 特にDSステーションのあるトイざらすですれちがう確立が高いのでオススメ 激アツスポットは2階のフードコートや紀伊国屋近くのベンチ、100円ショップ、喫煙所周辺ですれ違えたりする。 北バイマック、アルタマックなどで会合とレア地図配布・マルチをやってる。 マルチ参加で魔王でのオーブ獲りができやすい。 攻略サイトの掲示板にて配布場所を告知してる。 対面でのすれ違いを希望。 チートとは関わらないようにしている。 九州のマルチの主要地点になっている。 レア地図大量所持者 佐賀市民(ロベルタ)、SINS(SAGA)(シンズ)、佐賀んモン(シン)、ヴォルグ、おしりさん、 あむろ、大佐(パズー)、まぁ(マサヒロ)、佐賀錦(みつる)、しゅうや、男爵(アスラン) 福岡ゲストプレイヤー ギャバン、たーつ(ゴクウ)、Shin(シンディ)、リロ(まぁご)
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そして、すれ違い・・・ 【投稿日 2005/12/29】 カテゴリー-笹荻 夢を見つづけられるなら私はずっと眠っている方を選ぶ この言葉に、心底共感した時期があった。 現実で許されないなら、悪夢を見続けたほうがいい。 ・・・きっと、現実で私が許されることはないから。 「ちわー。」 「あ、こんにちは、笹原さん。・・・ごめんなさいね。」 笹原が現視研につくと、大野がコスプレを広げててんやわんやだった。 「や、いいよ。」 そういって苦笑いすると、空いてる席に座る。 「夏コミに着る衣装?」 「そうですねー。どっちにしようか悩んでるのがあるんですけどね・・・。」 「ふーん。」 そういってそのコスチュームの方を見る笹原。 「FFかー。」 「あ、わかります?」 「そりゃね。中学のときやったの思い出すなあ。」 大野が広げていたコスはFF第7作目のヒロインの衣装だ。 発売からもうすでに9年近くが経過していた。 「今年、AC出ましたからねえ。」 「あー、そっか。でもこれは原作バージョンでしょ?」 「そうですねえ。」 ACとは、その作品の映像作品。今年発売され、話題を誘った。 「これいいんじゃない?話題性もあるしさ。」 「そうですか?じゃ、そうしようかな・・・。」 「あはは・・・。ま、俺の個人的な意見だけども。」 そういって、笹原はポケットに入っていた携帯ゲーム機を取り出す。 「あ、何かやってるんですか?」 「いやー、古いゲームなんだけどね。ドラクエの3を。」 「そういえば、一番好きなゲームって言ってましたねえ。」 ドラクエといえば、知らぬものはいないほどの国民的RPGだ。 3はその中でも完成度とストーリーともに評価が高い。 はじめファミコンで出たが、年を経てスーファミ、GBCと移植された。 「中々就職も決まらんしねえ。気晴らしにやるにはいい感じだよ。」 「へえ。ドラクエは確かに面白いですからねえ。」 「大野さんは何が好きなんだっけ。」 「何でもやりますよお。好みのキャラがいれば・・・。」 にっこり笑う大野。 「たとえば?」 「FFは全部やりましたねえ。一人はいるんですよ。好みのキャラが。」 「あ、そういえばそうだ。」 「後はトライエンブレムのとか、ポポロとか。」 「ポポロ・・・。あ、ガミガミ。」 「そうそう!ガミガミさんは最高ですねえ~。」 大野はうれしそうに語る。 「やっぱ結構やってるんだねえ。」 「コスプレしたくなることも多いですしねえ。」 ガチャ。 扉が開く。荻上だ。 「こんにちは。」 「やあ、こんにちは。」 「こんにちはー。」 荻上は入ってくるなり、怪訝な表情を見せた。 「・・・またですか。」 「ごめんなさいねえ。」 「いえ。いいんですけど・・・。」 笹原の顔を見て、少し気まずそうに顔をそらす。 「あはは・・・。」 笹原も同様。この前の件がまだ響いているよう。 (むむ・・・。この反応は・・・。) 口をへの字にして二人の反応をうかがう大野。 (まさかとは思いますが・・・。) 咲が言ったことを思い出した。 『あの二人、気にしあってるように見えない?』 (あの時は否定してしまったけど・・・。まさか??) しかし、大野には荻上が笹×斑を妄想してることを知っていた。 だが、あの発言からは、妙な感覚は受けてはいた。妙な頑なさを。 『私がオタクと・・・!』 (ふーむ?) 二人は気まずそうに座っていた。お互いの視線を合わせないように。 「荻上さんは、RPGやりますか?」 大野は気まずそうな二人の雰囲気を察して、話題を振る。 「・・・まあ、それなりに。」 「へーえ。なにが好きですか?」 「テイルズはシリーズ全て良いですよね・・・。」 「確かに!」 空気を明るくしようとわざと明るくする大野。 「それも良かったですけど・・・。一番好きなのはヴァルキリーです。」 「ヴァルキリーですか!あれもいいですねえ・・・。」 ヴァルキリープロファイリング。 トライエンブレム会心の名作。 ストーリー、システム、ヴィジュアル、どれもPS最高峰といっていいだろう。 癖があるから、万人に受けるとはいえないが。 「そうねー。ヴァルキリーはいいゲームだよね。」 ようやく笹原が言葉を挟む。 「・・・ですね。」 それに答える荻上。まだどこかぎこちない。 「俺歯科とか、元帥とか、ヴァイオレンスアームズとか、 いいRPGはPSで出尽くしちゃってる感はあるよね。」 「まあ、しょうがないですよね。ネタ切れ感はありますし。 たまにPS2でもいいの出ますけど。」 「そうですね・・・。私と魔王とか、好きですよ。」 「PS2は続編が多くて、それも面白くないってよく言われてるけど、 たまにある当たりは、すごくいいよね。」 「田中さんがサガのリメイクが面白かったって言ってましたよ。」 「あれはいいリメイクだったね。ヴィジュアルで文句がありそうだけど。」 「私としては、ラジストには・・・。ちょっと・・・。」 「ああ、あれはちょっといただけませんでしたねえ。」 そんな感じでわいわいRPG談義が続いた。 「あ、ちょっと電話しないと。」 そういって、笹原は席を立ち、外に出て行く。 「・・・就活のことですかね?」 「まあ、そうでしょうねえ。」 荻上は、出て行った扉の方を見た。 「やっぱ、迷惑ですよね。」 「え?売り子頼むことですか?」 「・・・ええ。」 表情には見せないが、その言葉の端に落ち込みが見えた。 「笹原さんがいいって言ってるんだから、断るのもあれでしょう?」 「まあ、そうなんですけど・・・。」 「だったらいいじゃないですか。」 「まあ、そうなんですけど・・・。」 (むむむ?やはりそうなのかしら?カシラ?) 荻上の表情は相変わらずだ。しかし、なにか感じられる物はあった。 「あ!」 少しの間の後、大野は声を上げた。 「・・・どうしたすか?」 「田中さんに電話しなきゃいけなかったんですよ・・・。 やばいー。怒られちゃうー。ちょっとごめんなさいね。」 そういって、大野はあせった顔で外に出て行った。 「・・・。」 一人残った荻上は、少し思いをはせた。 (・・・笹原さんは・・・。何でこんなにも・・・。) (手助けをしてくれるんだろう?) そんなことを思いながら、ボーっとする。 テーブルの上にある携帯ゲーム機が目に入る。 (あの色は・・・。笹原さんのだ。) 刺さっているソフトはドラクエ3。 (ドラクエかー。本当に好きなんだなー。そいや、ドラクエといえば、 よく貸し借りがあったなあ。小学生ん時だけども。) そう考え、ゲーム機に手を伸ばす。 (そんで、入ってるセーブに女の子の名前が入ってたって、 騒いでる男子いたなあ。貸した方は災難だぁ・・・。) その携帯ゲーム機を目の前にして。 この中に。笹原の本意が入ってるのかもしれない。 (小学生じゃあるまいし・・・。周りの人の名前とか付けるか?) 顔を少し赤くして、首を振る。 (じゃ、つけてみるか?いやいや。人のもんだぞ? でもちょっとくらい・・・。いやいや・・・。) その問答が長い間続いた。 ガチャ。 心臓が跳ね上がる荻上。つい、ゲーム機を自分のかばんに入れてしまった。 「いやー、参ったよ、ちょっと急がなくちゃいけなくなっちゃった。」 そういって、笹原が入ってきた。苦笑いをした後、かばんを持つ。 「それじゃあね、荻上さん。・・・どうかした?」 「い、いえ!また!」 荻上の顔から出ている冷や汗。それに気付いた笹原。 「・・・?そう?うん、また。」 ゲーム機のことを忘れたまま、笹原は出て行った。 (返しそびれた・・・・!これじゃ泥棒だ・・・!) そう思ったときには、遅かった。 家に帰った荻上は、そのゲーム機を持ってきてしまっていた。 「どうすべかな・・・。」 テーブルにのせたゲーム機。それを見つめる。 「今頃気付いてるよな・・・。」 そうはいっても、今日とりに来ることはないだろう。 「明日、それとなく戻しとくべ・・・。」 その前に。やりたいことがあった。 電源を入れる。 (わりいとは思うけど・・・。) 出てきたデータには、カンジ、と入っていた。 (自分の名前入れてる・・・。まさか・・・。) データを選ぶ。城に移る。 『おお、カンジよ、よく戻った!』 出てきた仲間の名前は。 盗賊ハルノブ、武道家サキ、賢者マコト、だった。 「・・・。そっか。」 それを見て電源を切る。 「明日の朝、ちゃんと返しとこ。」 残念なような、ほっとしたような顔をした後、 寝るためにベッドにもぐりこんだ。 「あ、あった。」 翌日昼、現視研部室内。笹原は来るなり、自分のゲーム機を見つけた。 「やっぱここだったかー。よかったよかった。」 「なんだ、お前のだったのかよ。」 飯を食いに来てる斑目がいった。他には誰もいない。 「あはは・・・。昨日ばたばたして出てっちゃったから。」 「ドラクエ3か?相変わらず好きだな。」 「まあ、こういうときは好きなのをやるのが一番かと。」 「まあなあ。で、もうとっくにクリアはしてんだろ?」 「はじめなおしたんですけどね。クリアしちゃって。 いま、いろんな職業育てて遊んでます。」 「ふーん。」 笹原は、家に帰ってドラクエ3をした。 「久々にエンディングでも見ようかな・・・。」 レベルアップ中のサキ、マコト、ハルノブをはずし、 元のメンバーであるキャラに入れ替えようと、酒場へ行く。 「クリアメンバーって転職できない性質なんだよね・・・。」 そう独り言を言って、メンバーを入れ替えた。 戦士ソウイチ、レベル99。 僧侶カナコ、レベル99。 そして。 賢者チカ、レベル99。 「初めてやったときからパーティはこれなんだよなあ。」 笹原にとって、特に魔法使いと賢者はお気に入りだった。 「やっぱ、魔法使いから賢者への転職が王道だよね。 昔から・・・。この職には好きな名前付けてたけど。 このこと知られたらめちゃくちゃ恥ずかしいな・・・。 ま、誰も見てないだろうけど。」 笹原がこのデータを始める前にした会話。 「ドラクエ3でいうと、先輩は盗賊っすよね。」 「え、俺盗賊?じゃあ、春日部さんは?」 「武道家です。」 「おお、確かに。」 「高坂君は遊び人から賢者って感じですよ。」 「ばっちりだ。」 「じゃ、田中は戦士で、大野さんが僧侶?」 「まあ、そういう感じですかね?」 「ふーん。・・・荻上さんは?」 「魔法使いかなあ。」 「久我山は?」 「残ってるので言えば商人?」 「トルネコかよ!じゃあ、お前は?」 「勇者?」 「ふざけんな!・・・じゃ、朽木君は?」 「えーっと・・・。」 「もう、残ってないな。」
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すれ違い続ける剣士達◆cNVX6DYRQU 夜明け前。 日の出が近付くにつれて東の空は白み始めていたが、酒蔵から出た少女の眼は、その逆の方向に向けられていた。 「新見さん……」 「いやあ、来ませんねえ、新見さん」 桂ヒナギクの呟きに答えたのは、見張りに立つという名目で一足早く酒蔵を脱出していた沖田総司だ。 「芹沢さんは寝たみたいですね」 少し前とは一転して静かになった酒蔵を見て言う沖田。 「あの調子だと昼まで飲み続けるんじゃないかと心配してたんですけど、よく寝かし付けましたね」 ヒナギクは「酔っ払いの扱いには慣れてるから」と応じかけて思い止まる。 酒飲みという点では共通していても、あの粗暴な芹沢を姉と同列には考えたくなかったのだ。 「そんな事より、新見さんは本当にここに向かってるのかしら」 話を戻すヒナギク。確かに、新見がこの酒蔵に向かっているのなら、とうに着いていなくてはおかしい。 「新見さんは芹沢さんと仲良しでしたからね、僕が予測できた事に気付かないって事はまずないでしょう」 沖田の言葉が正しければ、新見の身に何かあったのではというヒナギクの懸念が当たっている公算が高くなる。 思い出してみると、酒蔵に来る為に抜けて来た城下町には殺気とも妖気ともつかない嫌な気配が満ちていた。 自分達は運良く、もしくは二人組だったおかげで襲われる事はなかったが、単独だったであろう新見はもしや…… 悪い想像で表情を暗くするヒナギクを慰めようというのか、沖田が明るい声で話し掛ける。 「さっき、西の方でこんなの見付けたんですよ。川を流されて来て下流で打ち上げられたみたいなんですけど」 そう言って沖田は扇子を取り出す。 「ほら、正義なんて大書してあってお洒落ですよ。襟元にでも差しておいたらどうですか?」 「お洒落って……」 沖田の妙なセンスに呆れるヒナギクだが、ふと気になって、差し出された扇子を手に取る。 (これって……) ヒナギクはその扇子に見覚えがあった。 といっても、実物を見たわけではなく、見たのはテレビを通して。そう、あれは確か…… ヒナギクが記憶の中からとある有名時代劇の名を手繰り寄せかけた時、鐘と太鼓の音が辺りに響いた。 「そんな、新見さんが……」 主催者による放送の後、芹沢鴨を仮の頭目とする男女は、酒蔵の中に集まり、話し合っていた。 放送で告げられた二十三の死者の中でも、彼等に最大の衝撃を与えたのは、やはり新見錦の名である。 ヒナギクはショックで呆然としているし、芹沢もすっかり酔いが醒めた様子。 お気楽な沖田ですら、珍しく真面目な顔で考え込んでいるようだ。 「新見殿が死んだというのは何の証拠もなき事。あの者の言葉を信じるのは早かろう」 重苦しい雰囲気を打開しようと、石川五ェ門が声を上げる。 といっても、口から出任せを言った訳ではない。 五ェ門は、死んだ筈の者が実は生きていた、という現象を、今までに数多く体験しているのだ。 相棒であるルパンなどは、衆人環視の前で殺されて全世界にその死が報じられた事もあるが、しぶとく生きていた。 それを考えれば、得体の知れない声に死を告げられた程度で諦めるのは早すぎるだろう。 「ここに来てないという事は、死んではいないとしても、新見さんに何かあったのは確かですよね?」 「うむ。新見殿が生きているとしたら、おそらく、御前試合の主催者に囚われているのだろう」 「なるほど。でも、新見さん程の人を捕らえるのはかなり大変だと思うんですけどね」 しばらく、五ェ門と沖田の会話を瞑目して聞いていた芹沢は、眼を見開くとヒナギクを睨み付ける。 「娘!お前と別れた時、新見君は丸腰だったのか?」 イエスと答えれば切り掛かりかねない目付きでヒナギクに問い掛け……いや、詰問する芹沢。 「え?いや、新見さんは、私と交換した刀を持ってたはずですけど」 「あ、じゃあ、桂さんのあの面白い刀は、元は新見さんの物だったんですか?」 刀の交換だの面白い刀だの、話が見えずに芹沢は眉を顰める。 五ェ門も問い掛けるような視線を向けて来るのを感じたヒナギクは、そっと無限刃を抜いて皆の前にかざす。 無限刃が明かりに照らされた瞬間、剣客達の眼が鋭く光った。 剣士達が無限刃に反応したのはほんの半瞬、彼等は、すぐに何事もなかったかのように話し始める。 「これ、やっぱり刃こぼれとかじゃなくて、初めからこういう風に作られてますよね」 「聞くところによれば、源義家公の父君、頼義公は、捕虜を鈍刀でもって鋸引きににし、嬲り殺したとか。 その逸話を知った誰やらが、頼義公にあやかって作ってみたというところだろう」 沖田に己の学識を誇示する芹沢だが、無限刃を拷問用の刀と見なすその意見に、ヒナギクの顔色が悪くなって行く。 だが、示刀流を学び、刀の製作についても一家言ある五ェ門は別の見方をしていた。 「拙者の見る所、これは鈍刀とまでは言えぬ。むしろ、鋸のような形でも最低限の切れ味は保つよう工夫されておる。 おそらく、あらかじめ刃を欠けさせておくことで、人を斬った際の刃こぼれによる違和感を減らすのが狙いであろう」 斬鉄剣のような例外を除けば、剣で何かを斬れば、刃が毀れるのは不可避。 いや、斬鉄剣ですら時には刃毀れし、そのせいで本来の実力が発揮できずに苦戦した経験が五ェ門にはあった。 それくらい剣、そして剣士はデリケートなものであり、刃毀れの違和感を消す為に切れ味を犠牲にするという選択は有り得る。 五ェ門の推論はそれなりに理に適ったものであったが、それだけに、己の説に異見を唱えられた芹沢は苛立つ。 ムキになって反論しようとするが、ここでヒナギクが割って入った。 口論で雰囲気が悪くなるのを防ぐという思惑もあったが、自分の剣を肴に物騒な話をされるのを阻止したという面も大きい。 強引に、剣そのものではなく、新見の件に話を引き戻す。 「とにかく!私の行李に入ってたのは普通の刀だったんですけど、新見さんがこの刀と交換してくれたんです。 変な刀だけど質はいいからって。私は人斬りじゃないんで切れ味とかは関係ありませんし」 そう言って無限刃を納めるヒナギク。 「じゃが、その刀は人を斬っておるな」 唐突な一言に、その場が凍り付いた。 不用意な言葉を発したのは、細谷源太夫。 細谷は、酒量が過ぎたか、参加者に知人がいないせいか、この会合でも転寝していたのだが、何時の間にか起きていたようだ。 いきなりの言葉にヒナギクは戸惑い、他の三人は「空気読めよ」的な眼で細谷を睨む。 「そ、それにしても佐々木小次郎さんや伊良子清玄の名前も呼ばれたのには驚きましたね。 どちらも相当の腕だったのに。あ、佐々木さんに関しては、呼ばれたのが僕が会った佐々木さんなのかはわかりませんが」 露骨に話題を逸らしにかかる沖田。もっとも、小次郎や清玄の名を聞いて驚いたというのは嘘ではない。 あれほどの剣士がこの短時間で死んだというのが本当なら、この御前試合は凄まじく過酷な物だと言えるし、 囚われているなら、主催者は相当の戦力を抱えているという事になる。 まあ、沖田にとっては敵が強ければ強いほど楽しめるわけで、この場合の驚きは嬉しい驚きな訳だが。 「そう言えば、人別帖によると、佐々木小次郎が三人も参加してる事になるけど、どういう事かしら」 血生臭い話に辟易していたヒナギクも沖田の話題逸らしに乗って来た。 「そんなもの、巌流島で死んだ佐々木小次郎の子孫か弟子が仮名を継いだに決まっておろう。 武士の世界にはよくある事だぞ。我が神道無念流でも、岡田十松殿や斉藤弥九郎殿は……」 芹沢もここぞとばかりに薀蓄だか自慢だかよくわからない話をし出し、無限刃の事はひとまず忘れられる。 「同じ名前と言えば、犬塚信乃さんも二人参加してますけど、この方達も親子か師弟なんですかね」 「うむ。確か八犬伝によれば、八犬士の子や孫も、親の名乗りを継いだ筈。 一人は初代として、子孫の中の傑出した者をもう一人連れて来た、というところだろうな」 話はもう一つの複数参加者である犬塚信乃の事に移るが、こちらはもう少しややこしい問題がある。 「ちょっと待って。犬塚信乃って、八犬伝の登場人物でしょう?そんな人が本当に参加してるって言うんですか?」 ヒナギクの疑問に、沖田はきょとんとした顔をする。 「八犬伝?何か聞いた事ある気がしますけど、犬塚さんも有名な人なんですか?」 「やれやれ、沖田君は本当に剣以外は駄目だな。八犬伝も知らぬのか」 沖田の無学を笑う芹沢だが、問題はそこではない。 「あのね、八犬伝っていうのは小説なの。犬塚信乃はそれに出て来る架空の人物で、実在しない人なのよ」 丁寧に教え諭すヒナギクだが、沖田は納得できない。何故なら…… 「でも、桂さんも犬塚さんに会ったじゃないですか」「え!?」 「ほら、義輝様と一緒にいた……そう言えば、犬塚さんが名乗った時はヒナギクさんはまだいませんでしたね。 あの人は確かに犬塚信乃戍孝と名乗ってましたよ。そんな有名人なら無理にでも立ち合っておけば良かったなあ」 「あの人が、犬塚信乃……!?」 「つまり、フィクションの登場人物が実体化して、この島に来ているって事?」 そう呟いてヒナギクは、横で瞑目している石川五ェ門の顔を盗み見る。 先程まで積極的に発言していた五ェ門だが、親の名を子孫が継ぐという話題が出て以来、黙りこくっていた。 「何だ、知らぬのか?里見八犬士は完全に架空の存在ではなく、その名はちゃんと記録に残っておるのだぞ? もっとも、実在の八犬士に関して伝わっておるのは名だけで、八犬伝にある事績は全て馬琴の作り事だがな。 まあ、水滸伝が宋史にある宋江の僅かな記述を基に書かれたのに対応しておる訳だ」 だから、犬塚や犬坂がこの御前試合に呼ばれていてもおかしくないと芹沢は言うのだが、ヒナギクは納得できない。 仮に八犬士と同名の武士が実在していたとして、そんな無名の者をこの御前試合に呼ぶ意味は何なのか。 また、犬塚信乃の名乗りが子孫に受け継がれたというのは八犬伝の設定な訳で、犬塚が八犬伝の主人公とは別人で、 実在したかもしれない犬士の一人なのであれば、同名の者が二人いるという問題がまた頭をもたげて来るのだ。 得心できずに首を捻るヒナギク、黙り込む五ェ門、寝惚け眼の細谷を尻目に、芹沢と沖田は話を進める。 「諱が戍孝という事は、君が会った犬塚信乃は初代か」 「その人は女なんですか?僕には男の人に見えましたけど……でも、剣を交わした訳じゃないからわかりませんね」 「犬塚信乃戍孝は男だ。だが、人別帖の(女)の表記は幼少の頃に女子として育てられた事を指しているのかもしれぬ」 前にはここにいるのは実在した犬塚の方だと言いながら、今度は八犬伝の知識を基に推理する芹沢。 明らかに理が通ってないが、実は芹沢にとっては理屈などはどうでもいいのだ。 犬塚の素性などより重大な事を確かめる為、芹沢と沖田は、以心伝心で話をある方向に向けているのだから。 「死んだか囚われたのがあの犬塚さんなら、義輝様も危険ですね」 「義輝公が犬塚を討ったとも考えられるが、義輝公が仲間を簡単に殺すような方なら、別の意味で危険だな。 義輝公は生前、目障りな三好長慶を暗殺しようとしたという。俺達にだってどう出るか知れたもんじゃねえぞ」 「それは物騒ですねえ。やはり、事前の調査が必要ですか。でも、城下と森、どちらを調査すべきでしょうか」 「うむ。ここは両方を調べるべきだろう。とはいえ、会見まで時間は限られている。よって……」 「二手に分かれるか」 芹沢と沖田の会話を、五ェ門が締めた。一行を二手に分ける。それが、彼等三人の共通する思惑だった。 もっとも、一致しているのは別れるという所までなのだが…… 「え?分かれるの?このまま一緒に行動した方がいいんじゃあ……」 ヒナギクの言う通り、人数は彼等の最大の利点であり、それをみすみす手放すのは賢い手とは言えないだろう。 発表された死者の多さ、そして、その中に、彼等がこの島で会った剣士の殆どが含まれているかもしれない事を考えると、 ここは予想以上に過酷な所であり、暢気に酒盛りをしていた彼等が無事だったのは大人数の賜物としか思えない。 「でもほら、情報収集は大切じゃないですか。二手に分かれれば、へノ壱とほノ伍を両方調べられますし」 「それって、入ったら死ぬとかいう所?調べるつもりなの!?」 「無論。あんな陳腐な脅し文句を使ってまで俺達を近付けまいとしてるんだ。何かあるとしか考えられまい」 「ええと、誰かがあの辺に隠れてやり過ごそうとしてて、その人を炙り出す為、って事もあるんじゃ……」 「それなら、もっと沢山の場所を立ち入り禁止にしないと、隠れる場所は他にも一杯ありますよ。 と言うか、真面目に闘ってない人を動かすのが目的なら、まずこの酒蔵を指定する筈じゃないですか」 暗に自分を非難する沖田を睨む芹沢だが、口では沖田に同調する。 「第一、炙り出しが目的にしては猶予期間が長すぎるわ。あの三箇所に、奴等が隠したい物があるのは疑いない」 「でも、森の方は、今から行って調査なんてしてたら、すぐ辰の刻になっちゃうんじゃ……」 「あはは、何言ってるんですか、ヒナギクさん。辰の刻を過ぎてから行かないと意味ないじゃないですか」 無謀な事を言う新撰組二人に閉口するヒナギク。 腕に自信があるからこその強気なのだろうが、主催者がどんな超常の力を持っているかも不明なのに。 「だが、敵はどんな手を使って来るかわからぬ。毒や爆薬を使ってくる可能性もある。 そんな中に、桂殿や細谷殿を連れて行く訳にはいくまい」 五ェ門がヒナギクに同調。 「何、わしの事なら気遣いは無用じゃ。如何なる危険があろうとも、覚悟は出来ておる」 細谷は健気に言うが、微妙に呂律が回っていないその言葉は、むしろ五ェ門の意見の説得力を増す役目を果たした。 そして、五ェ門は本丸に斬り込む。 「危険が予想される森には、付き合いが長くいざという時に連携が取れる芹沢殿、沖田殿に行って貰いたい。 その間に、拙者は細谷殿、桂殿と城下やほノ伍を調べておこう」 「待て待て。怪我人と年寄りと小娘では、敵と会っても太刀打ちできまい。沖田君はそちらに残して行こう。 その代わり、娘は道案内として、俺と共に森まで行ってもらうがな」 「いやいや、芹沢さんには義輝公との会見が待ってるんですから、森なんかに行って刻限に遅れたら大変ですよ。 地形を知ってる僕と桂さんが森を調べてきますから、芹沢さん達は城下の方をお願いします。」 「何を言う、義輝公と面識がある君等が揃っていなくなっては、会見に支障が出るのは同じであろうが。 そんなに森を調べたくば、石川君と爺を付けてやるから、娘は置いて行け」 「ええと……」 ここに来て、ヒナギクにも何となく状況が読めて来た。 そう、芹沢・沖田・五ェ門の三人は、ヒナギクを巡って互いに牽制し合っていたのだ。 と言っても、艶のある話ではない。何せ、芹沢と沖田の狙いは、ヒナギクを斬る事にあるのだから。 三人がヒナギクに注目した直接のきっかけは、彼女が明かりの下で掲げた無限刃。 細谷が看破したように、あの刀には人を斬った痕がある。それも、数時間以内の物だろう、新しい血脂の痕が。 無論、最初に無限刃を支給されたという新見や、無限刃の本来の持ち主が斬ったとも考えられる。 しかし、新見は無論、無限刃の使い込まれた様子から考えて、その元の持ち主もかなり経験を積んだ剣客。 彼等が、形状のせいで手入れのしにくい刃の部分は別として、他の場所に付いた脂を放置するとは思えない。 だが、人斬りの経験がないと主張し、実際に経験豊かとは見えないヒナギクならば…… そして、ヒナギクは新見錦と会ったと主張しており、その新見の名が死者として発表された。 これらの事実から、彼等三人が共通の想像に辿り着いたのは必然だろう。 もっとも、実際には彼等の予想は外れており、無限刃に付いた脂は新見のものではない。 それは、無限刃がこの島に呼ばれる直前、志々雄真実の最期の戦いで吸った、緋村・斉藤・四乃森の脂。 主催が脂を拭わなかったのは、志々雄が脂を武器として使っていた故だが、そんな奇抜な使用法は、彼等の想像の外。 結果として彼等は誤解からヒナギクを疑い、その解決策についての思惑の違いから、牽制し合う事になったのだ。 芹沢にしてみれば、ヒナギクが新見を討ったのならば、その仇は己が討つのが当然。 加えて、ヒナギクを殺す前に、新見の死の状況を聞き出したいと、芹沢は考えていた。 だが、いきなり拷問となると五ェ門や細谷が反対するだろうし、正面から聞き質して逃げられては元も子もない。 よって、芹沢はヒナギクに警戒される事なく二人きりになり、逃げられない状況で問い質そうとしている訳だ。 沖田の場合は、新見の仇を討つという考えもあるが、それよりヒナギクへの興味が先に立っている。 伊良子清玄との小競り合いの時から彼女に魅かれていた沖田だが、新見を斃したのならば、その腕は予想以上。 新見殺害の疑いを口実にヒナギクの腕を試してみたい、というのが、沖田の正直な気持ちであろう。 しかし、ヒナギクが新見を殺したと明らかになれば、道理として新見の盟友たる芹沢に彼女を譲らざるを得まい。 故に、沖田は新見の件には触れず、何とかヒナギクと二人きりになる機会を伺っていた。 この二人に比べると石川五ェ門の考えはずっと穏便なもの。 彼もヒナギクが新見を殺した可能性は感じているが、だとしても、何か事情があったと思っている。 芹沢や沖田を見ると、新撰組には問題ある人物が多いようだし、何よりこの可憐な少女が故なく人を殺すとは思えない。 だから、五ェ門は、どうにか芹沢と沖田を引き離した上で、ヒナギクと話をしようと画策していた。 思惑の異なる三人の話し合いは堂々巡りを続け、自分が争いの原因らしいと悟ったヒナギクは口を出しにくい。 そんな中、残った細谷源太夫が、漸く酔いを醒まして発言した。 「二手に分かれると言うが、広い森の中を二、三人で調べるのは無理があるのではないか? それよりも、ここは皆で城下の方を調べるべきであろう」 細谷が急に真っ当な事を言い出したのに皆が呆気に取られた隙に、更に言葉を重ねて行く。 「仮に、森を調べて犬塚とやらの死体が見付かったとしても、それで何がわかるという訳ではあるまい。 それより、義輝公が何か仕掛けて来るとすれば、会見の場所である城の辺りを調べるのが得策じゃろう」 酔っ払いの老人から打って変わって、歴戦の用心棒としての顔を見せ始める細谷。 とはいえ、三人も二手に分かれるという基本線を簡単に曲げる訳にはいかない。 「だが、へノ壱には間違いなく主催者が隠そうとしている何かがあるのだぞ。それを……」 「その件についても考えたのじゃが、へノ壱からほノ伍、ろノ弐というのは、主催者の囚人護送の道筋ではないかと思う。 捕えた者をまずは森の中に集め、舟で川を遡って途中一休みしつつ、村址にしつらえた牢へと運ぶ。どうじゃ?」 主催者に死者として発表された者は実は死んでおらず、主催者に囚われている…… 新見の件から話を逸らす必要があるので反論しなかったが、芹沢や沖田はこの説をあまり信じていない。 だが、こうして聞くと、細谷の話は意外と筋が通っているようだ。 森や城下の南部にいた剣士が高確率で「死んで」いる事も、主催がへノ壱の近辺に居た者を捕えたとすると辻褄が合う。 「じゃから、今から森に向かっても、舟で逃げられてはどうにもならぬ。それより、ほノ伍で待ち伏せてはどうじゃ?」 結論ありきで隙の多い論理を組み立てていた三人に比べると、細谷の意見は理に適っているように思える。 芹沢達三人は、戦略の立て直しを余儀なくされていた。 酒蔵で気楽な論戦に興じている男女とは対照的に、緋村剣心と神谷薫は、危難に見舞われていた。 剣心の傷は決して浅くはなく、なるべく早く手当てをする必要があるだろう。 自身の殺人、座波や久慈が死んだという言葉……薫はそれらを敢えて意識から外し、剣心の手当てを最優先に考える。 しかし、城下ではあちこちで強烈な剣気のぶつかり合いが感じられ、今の二人が巻き込まれればひとたまりもあるまい。 薫は何とかして剣心を安全な場所に連れて行こうと酒蔵を目指し、城下の出口にある橋の上で東郷重位と出会う。 御前試合に関わった、己を含めた全ての者を示現の太刀にて撫で斬りにせんとの凄惨な覚悟を固めた重位。 その気迫は、未熟な薫にすら、自分達が死神に行き会ってしまった事を悟らせるのに十分な程であった。 「示現流東郷重位、参る!」「待って、剣心は重傷でとても戦える状態じゃないの。だから……」 重位はちらりと剣心を見やり、薫の言葉が事実らしい事を確かめる。 先程、徳川の一味らしき者が死者の名を告げていたのが事実だとすれば、やはり奴等は重位達を監視しているようだ。 不忠者、狂人の汚名を受ける覚悟を固めた重位だが、怪我人を斬って臆病者と思われるのは好ましくない。 「良かろう。お主が逃げずに闘えば、その男には手を出さぬと約束しよう」 それを聞き、薫は悲壮な表情で剣心の腰から刀を抜き取り、鞘ごと構えた。 示現流と神谷活心流。この二つの流派の対決となれば、基本的には神谷活心流が有利である。 神谷活心流は明治になってから創始された新しい流派であり、その技術体系は、重位にとって完全に異質なもの。 対して、神谷活心流の創始者である神谷越路郎は、示現流やその分派の使い手が活躍した幕末の動乱を生き抜き、 最終的には抜刀隊の一員として西南戦争に参加し、最期は薩摩人の手に掛かって戦死した剣客。 神谷活心流にとって示現流はいわば因縁の相手であり、越路郎の娘である薫も示現流については一定の知識を持つ。 よって、重位に薫の出方が予測できなかったのに対し、薫は重位の攻撃を予測し頭の中で対応策を組み立てていた。 しかし、流派間の相性など、使い手の腕が段違いであれば全くの無意味。 突風を合図に重位は動き出し、薫の知覚よりも速くその間合いに侵入すると、必殺の一撃を…… その時、突風によって運ばれて来た一枚の紙が重位の視界を遮り、そこに書かれた「東郷重位」の文字を向ける。 飛来したのは、深夜に沖田総司が佐々木小次郎の燕返しをかわす為に使った人別帖。 あの後、一晩中あちこちを彷徨った人別帖は、本来の持ち主である沖田総司を追うようにここまで来ていたのだ。 更に、飛来したのは人別帖だけではなく、薫に支給され、武田赤音に捨てられた扇子もまた戻って来る。 この話の冒頭で沖田総司から桂ヒナギクに贈られた扇子だが、直後の放送で沖田もヒナギクも扇子の事など忘れ去った。 打ち捨てられて風に拾われ、奇しくも人別帖と全く同一の瞬間に、こちらは神谷薫の視界を覆う。 だが、その動きは元の持ち主である薫に害を為すものではない。 視界に扇子が飛び込んで来た事で薫は咄嗟に構えを変え、結果、重位の剣の軌跡に己の刀を割り込ませる形となった。 この広い島で、二人の剣士が激突しようとした瞬間に異物に割り込まれる確率がどのくらいあるのか。 そんな稀な現象が二つ一度に起きたとなると、偶然や幸運と言った言葉で片付けて良いものではなかろう。 しかし、「満」の心を取り戻した重位にとって、幸運は無論、それが運命や呪いであろうとも、同じ事。 放たれた雲燿の剣は、薫との間を遮る全ての物をまとめて切り裂き、薫を吹き飛ばす。 「くっ!」 だが、薫は無事。重位の剣は、打刀を砕いた所で止まり、薫の身体を切り裂くには到らなかった。 と言っても、重位の剣を止めたのは、人別帖でも扇子でも剣でもない。止めたのは、傷付いた一人の男。 神谷薫を斬るべく放たれた重位の剣気が、気絶していた剣心を目覚めさせたのだ。 その視線を受けるだけで、剣心が負傷込みでも薫より遥かに手強い剣客である事を重位は察知する。 その剣心に、初太刀を振り切った後の隙を見せる事を恐れた重位が刀を中途で止め、結果、神谷薫は救われた。 どうにか立ち上がった剣心に、重位は打刀を投げ渡す。 「無手の者を討ったとなれば、薩摩隼人の名折れ。それを使えい」 刀を抜く剣心だが、それでも圧倒的に不利な事に変わりはない。 維新志士であった剣心は、示現流系列の剣を使う剣士を多く見知っていた。 だが、目の前にいる男は、剣心の知る示現流剣士の中の最強の者達と同等か、それ以上の使い手と推察できる。 そんな相手に、手負いの状態で挑むのは如何にも不利。しかし、今の剣心は決して負ける訳にはいかないのだ。 「剣心……」 「大丈夫だ。薫殿はここにいてくれ」 剣心の眼を見た薫ははっとする。 鵜堂刃衛や斉藤一と闘った時と同じ人斬りの目。 自分を守る為に剣心は人斬りに戻ろうとしているのか。そんな事は、薫には耐えられない。 そしてそもそも、人斬りに戻った所で、示現流の開祖と同じ名を名乗るあの恐るべき剣客に勝てるのか。 全身を朱に染めた姿から人を斬ったばかりだと思われるのに、人斬り特有の暗さを全く感じさせないこの化け物に。 「はあっ」 薫の傍を離れた剣心は、いきなり大きく跳躍する。 示現流の最大の武器は蜻蛉の構えからの超神速の振り下ろし。負傷した身ではそれに正面から対抗するのはまず不可能。 跳躍によって相手の上を取り、振り下ろしを封じようというのが剣心の思惑だったのだが…… 剣心の跳躍を見た瞬間、重位もそれを追って跳躍し、二人の身体は共に上昇しつつ接近して行く。 タイ捨流の跳躍術をも学んだ重位だが、さすがに跳躍力では剣心の方に一日の長がある。 だが、その方がむしろ重位にとっては好都合。 初速で劣っていたお蔭で、一拍遅れて跳んだ重位も、剣心とほぼ同時に跳躍の頂点に達した。 その瞬間、二人は互いに向けて渾身の一撃を放ち、二人の剣が空中で噛み合う。 位置関係においては僅かに上を占める剣心が有利だが、腕力においては重位が数段優っている。 空中、しかも上下の動きが静止した状態では、重位の剣の方が、威力において打ち勝つのは当然。 重位は剣心を叩き落すと、自身も落下しつつ蜻蛉の構えを取り、雲燿の太刀にてとどめを狙う。 剣心とてこれであっさり墜落するまで弱ってはいないが、このままでは着地しても体勢が崩れ、重位の追撃を防ぐのは困難。 そう悟った剣心は、落下の勢いを殺そうとせず、逆に利用して一気に橋に迫り、峰に返した刀を思い切り叩き付けた。 重位の剣勢によって生まれた速度と、剣心の剣腕が合わさった一撃は、小さな橋の中央部を崩落させるのに十二分。 剣心は反動で崩落に巻き込まれようとしている薫の元に跳ぶと抱きかかえ、落下する橋の破片を足場に上流方向に跳躍。 対する重位にはそこまでの軽業の心得はないし、そもそも彼が降りて来た時には、既に橋の中央は崩落済み。 為す術なく川に落ち、下流に流されて行った。 「剣心、大丈夫?」 「何の、これくらい、大した事……くっ……ござらぬよ」 どうにか川から這い上がった剣心と薫だが、あれだけの激しい働きが傷に良い筈もない。 早くきちんとした手当てをしたいところだが、下流に戻ってまた重位に会えば、今度は逃げられないだろう。 このまま上流の方に進めばやませみに戻れるが、そこまでの一里足らずの道程が今の彼等には如何にも遠い。 それでも、彼等は歩き続ける。歩き続けるしかなかった。 【へノ肆 川沿い/一日目/朝】 【緋村剣心@るろうに剣心】 【状態】全身に打撲裂傷、肩に重傷、疲労大 【装備】打刀 【所持品】なし 【思考】基本:この殺し合いを止め、東京へ帰る。 一:傷の手当てをする。 二:志士雄真実と対峙しているかもしれない仲間と合流する。 三:三合目陶物師はいずれ倒す。 【備考】 ※京都編終了後からの参加です。 ※三合目陶物師の存在に危険を感じましたが名前を知りません。 【神谷薫@るろうに剣心】 【状態】打撲(軽症) 【装備】なし 【道具】なし 【思考】基本:死合を止める。主催者に対する怒り。 一:安全な場所で剣心を手当てする。 二:人は殺さない。 【備考】 ※京都編終了後、人誅編以前からの参戦です。 ※人別帖は確認しました。 「逃げられたか」 下流に流された重位が岸に上がった時、既に剣心と薫の姿は見えなくなっていた。 だが、あの様子ならば、強いて追わずとも、この島で長くは生き延びられまい。 そして何より、城下町に、重位が示現流の奥義を尽して戦うべき剣客が犇いている事が感じ取れる。 手負いと未熟者の事などあっさりと忘れ去った重位は、心地良い殺気を感じつつ、城下に踏み込んだ。 【とノ参 城下町の入り口/一日目/朝】 【東郷重位@史実】 【状態】:健康、『満』の心 【装備】:村雨丸@八犬伝、居合い刀(銘は不明) 【所持品】:なし 【思考】:この兵法勝負で優勝し、薩摩の武威を示す 1:次の相手を斬る。 2:薩摩の剣を盗んだ不遜極まる少年(武田赤音)を殺害する。 3:殺害前に何処の流派の何者かを是非確かめておきたい。 「芹沢さんと細谷さんは町の外をお願いしますね。城下町には居酒屋とかあるでしょうし」 「何だ、そこの爺はともかく、俺には大事な会見の前に酒を控えるくらいの自制心はあるぞ。 第一、義輝公との会見は城で行うのだから、どのみち城下には入らざるを得まいが」 「もちろん、午の刻が近付いたら町に来てもらいますが、約束よりあまり早く行き過ぎても威厳がないじゃないですか。 僕達が城に罠がないかとかを調べておきますから、それまでは町の外で待ってて下さいよ」 「……よかろう。しかし、沖田君一人で城下を調べるのは荷が重かろう。石川君にも同行してもらうぞ。 天下の大阪城にまで忍び込む事になる大盗の技は、城下のような所でこそ活かせるであろうからな」 「……承った」 芹沢達は結局、細谷の提言を容れ、全員でほノ伍と城下町を調査する事に同意していた。 とはいえ、二手に分かれる事を諦めた訳ではない。 都合の良い事に、ほノ伍は、川によって東西に二分されている。 そこで、川の両側を同時に調べる為に、一行を二つに分けようという方向に話を持って行った訳だ。 この場合、二手に分かれても、それを隔てるのは川一筋だけであり、いざとすれば合流するのは難しくなかろう。 ヒナギクも細谷もこれには特に反対せず、二班に分かれる事は決定した。 その後、どんな組み合わせで分かれるかを議論しながら城下の入り口までやって来た彼等だが…… そこで彼等が目にしたのは、中央部分が無惨にも崩落した橋と放置された行李。 「そんな、さっき私達が渡った時は何ともなってなかったのに」 「うむ。この橋が壊されてから、殆ど時間は経っておらぬようだ」 「それにしては、これをした人の姿が見えませんね。ここを通ったなら、ついでに酒蔵に寄ってくれれば良かったのに」 「察するに、俺達に恐れをなしたんだろう。代わりにこんな貧相な橋を壊して、力を誇示したつもりか?」 「おお、行李に食料が残っておるぞ。誰が捨てて行ったか知らぬが、折角だから貰っておこう」 思い思いの感想を述べる一同。 あと少し早くここに来ていれば死闘になっていたとは知らず、気楽な調子を崩さずに発言し続ける。 そして、沖田と五ェ門は、何事もなかったかのように崩落部分を飛び越え、城下に入る。 「ヒナギクさんも来ませんか?見晴らしの良い郊外よりも、建物の多い城下の調査の方が人数が要りますし」 「何を言う。地図を見れば、ほノ伍の中では城下よりも外の部分が広い。人数が必要なのはこちらの方だ」 またもヒナギクを巡って争い始める芹沢と沖田。 今までなら困った顔で黙っているヒナギクだが、ここはあっさりと決着をつける。 「見晴らしが良いって事は、敵に見付かり易いって事でもありますからね。郊外の方に戦力が必要でしょう。 そういう訳で、沖田さん、悪いけど、私は芹沢さん達と一緒に行くから」 橋が崩落したと言っても、それは中央の部分のみ。 ヒナギクの身のこなしを見れば、これくらい簡単に跳び越える身体能力があるのは明らか。 それに、仮に落ちた所で、カナヅチでもなければどうという事はない程度の高さである。 まさかヒナギクが橋を越えるのを拒んだ原因がその数メートルにもならない高さにあるとは考え付かず、 沖田と五ェ門は、勝ち誇った顔でヒナギクと細谷を従えて行く芹沢を見送るしかなかった。 「行っちゃいましたねえ、ヒナギクさん」 向こう岸を歩く芹沢達を見ながら沖田が呟く。 「大丈夫。きっと、城下には他にも腕の立つ人がいますって」 沖田が言って来るが、それはヒナギクを守ろうとしていた五ェ門にとっては何の慰めにもならない。 彼女に対して芹沢が無茶な行動に出ないよう、細谷がうまくやってくれると良いのだが。 そして、ヒナギクの代わりに同行する事になった沖田総司。 芹沢と違って人当たりは柔らかいが、危険さという点では大差ないように思える。 今は仲間ではあるが、何か口実さえあれば軽い気持ちで殺し合いを挑んで来かねない。 そして、悪い事に、この沖田が本物の沖田総司なら、石川五ェ門はその孫の仇と言っても良いのだ。 まあ、それが露顕する事はまずあるまいが、それでも五ェ門は暗い思いを抱えつつ、上流へ向かうのだった。 【とノ肆 城下町/一日目/朝】 【沖田総司@史実】 【状態】打撲数ヶ所 【装備】木刀 【所持品】支給品一式(人別帖なし) 【思考】基本:過去や現在や未来の剣豪たちとの戦いを楽しむ 一 芹沢を正午に城に行かせて義輝と会わせる。一応、罠がないか事前に調べる。 二:芹沢、ヒナギクと全力で勝負する状況をつくりたい。 【備考】 ※参戦時期は伊東甲子太郎加入後から死ぬ前のどこかです ※桂ヒナギクの言葉を概ね信用し、必ずしも死者が蘇ったわけではないことを理解しました。 ※石川五ェ門を石川五右衛門の若かりし頃と思っています。 【石川五ェ門@ルパン三世】 【状態】腹部に重傷 【装備】打刀(刃こぼれして殆ど切れません) 【所持品】支給品一式 母屋に置いてあります。 【思考】 基本:主催者を倒し、その企てを打ち砕く。 一:桂ヒナギクを守る。 二:斬鉄剣を取り戻す。 三:芹沢・沖田を若干警戒 四:ご先祖様と勘違いされるとは…まあ致し方ないか。 【備考】 ※ヒナギクの推測を信用し、主催者は人智を越えた力を持つ、何者かと予想しました。 ※石川五右衛門と勘違いされていますが、今のところ特に誤解を解く気はありません。 一方、上手くヒナギクと同行する事に成功した芹沢は、ひとまずは成り行きに満足していた。 余計な爺もついて来たが、いざとなれば、細谷には行李にこっそり忍ばせた酒でもやって黙らせればいい。 それよりも厄介なのは川向こうの二人。沖田は無論、橋を越える時の動きを見るに、五ェ門もかなり出来るようだ。 二人とも歩きながらちらちらとこちらを伺っているし、こんな小さな川、いざとなればすぐに渡って来るだろう。 何とか奴等の視界から外れる状況を作り、ヒナギクを尋問しなくては。 (見てろよ、新見。この娘がお前を殺ったんなら、必ず仇は取ってやるからな) 芹沢は殺気を漏らさないように苦心しつつ、心中で昏い焔を燃やしていた。 【とノ肆 田んぼ/一日目/朝】 【芹沢鴨@史実】 【状態】:健康 【装備】:近藤の贋虎徹、丈の足りない着流し 【所持品】:支給品一式 、酒 【思考】 基本:やりたいようにやる。 主催者は気に食わない。 一:機会を見付けて桂ヒナギクに新見の事を吐かせる。 二:昼になったら沖田たちと城へ向かい、足利義輝に会う。どうするかその後決める。 三:沖田、五ェ門を少し警戒。 四:会った時の態度次第だが、目ぼしい得物が手に入った後、虎徹は近藤に返す。土方は警戒。 【備考】 ※暗殺される直前の晩から参戦です。 ※タイムスリップに関する桂ヒナギクの言葉を概ね信用しました。 ※石川五ェ門を石川五右衛門の若かりし頃と思っています。 【桂ヒナギク@ハヤテのごとく!】 【状態】健康 【装備】無限刃@るろうに剣心 【所持品】支給品一式 【思考】基本 殺し合いに否定的な人を集めて脱出。 一 新見錦が主催者に捕えられているのなら救出する。 二 足利義輝たちと合流する。 三 芹沢鴨や沖田総司が馬鹿な事をしないよう見張る。 四 柳生十兵衛を探して、柳生宗矩の事を聞きたい 五 自分の得物である木刀正宗を探す。 ※自分たちが何らかの力で、様々な時代から連れてこられたことを推測しました。 ※石川五ェ門を石川五右衛門の若かりし頃と思っていますが、もしかして…。 【細谷源太夫@用心棒日月抄】 【状態】健康 若干の酔い 【装備】打刀 【所持品】支給品一式×3 【思考】 基本:勇敢に戦って死ぬ。 一:ほノ伍を調査し、主催者の手の者を待ち伏せる。 二:五ェ門に借りを返す。 【備考】 ※参戦時期は凶刃開始直前です。 ※桂ヒナギクに、自分達が異なる時代から集められたらしい事を聞きました。ちゃんと理解できたかは不明です。 時系列順で読む 前話 波紋(前編) 次話 夢十夜――第三夜『暗夜行路』―― 投下順で読む 前話 波紋(前編) 次話 夢十夜――第三夜『暗夜行路』―― 運命とか知ったり知らなかったり 芹沢鴨 技比べ 運命とか知ったり知らなかったり 沖田総司 技比べ 運命とか知ったり知らなかったり 石川五ェ門 技比べ 運命とか知ったり知らなかったり 細谷源太夫 技比べ 運命とか知ったり知らなかったり 桂ヒナギク 技比べ 有り得ざる邂逅 東郷重位 主水、不運を嘆く 活人剣の道険し 緋村剣心 [[]] 活人剣の道険し 神谷薫 [[]]
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←前編へ その翌日。 カナはいつも通り、チャイムが鳴る直前で教室にやって来る。 「あ、おはよー。」 ケイコや他のクラスメイトが挨拶をする。カナもいつも通りに挨拶を返す。 カナは自分の席に着いて、鞄の中身を机に移し変える。黒板を見て、そういえば今日は 自分が日直だった、ということを思い出す。 そして。 「あれ?」 いつもはとっくに席に着いているはずの藤岡の姿が無い。 教室を見渡す。いつも話をしている男子生徒の話の中にも、その姿は無い。 「おい、藤岡来てないのか?」 男子生徒の輪に、カナが声を掛ける。 「え?知らないけど。」 どうやら、誰も理由を知らないらしかった。 やがて、藤岡が不在のままホームルームが始まる。出席の確認が終わる。 「ええと、藤岡君は今日はお家の都合で遅刻すると連絡がありました。」 担任の先生が言う。 「3時間目には出席………と。はい、では、何か連絡のある人は居ますか?」 その後、何人かの生徒が、委員会や何かの連絡を済ませて、ホームルームが終わる。 チャイムが鳴る。 昨日の気分を引き摺ったまま、私は3時間目を迎えた。 直前に、今日の3時間目は音楽から体育に変更になったと連絡があった。ほとんどの 生徒が喜んで、一部の生徒は文句を言いながら、それぞれ体操服に着替える。私は、 喜んだ側だ。 今日は、体育館でバスケットボールをやるらしい。 「ええ、じゃぁ欠席が3名………。」 体育の先生が、出欠の確認を終えようとしたとき。 「あ、藤岡君は遅刻の連絡があったって言ってましたー。」 誰かが、そう言った。担任はそれを聞いて、名簿に何か追加の書き込みをする。 「ええと、じゃぁ、体育になったのは解かってるのかな?」 そして、それを聞いて………私は、忘れていたことを思い出した。 「あ………。」 授業の変更のことを黒板に書いてくるのは、日直の仕事だ。今の今まで、すっかり 忘れていた。このままだと、藤岡は別のクラスの音楽の授業に言って赤っ恥をかく ことになる。 「スイマセン、書いてくるの忘れました。」 苦笑いしながら手を上げる。 「すぐ書いて………。」 「あ、なんなら私が代わりに!」 『書いてきます』と私が言うよりも早く、何故か、全く関係ないリコが名乗り出る。 そしてすぐに。 「いや、あなた準備運動の当番でしょう。」 と、先生が指摘した。リコが、心底悔しそうに引き下がる。 「じゃぁ、南さん、お願いします。」 「はーい。」 私は急いで体育館用のシューズを履き替えて、教室に戻った。 教室に辿り着いて、藤岡は、鞄の中身を机に移し変えた。 「(………音楽か。)」 時間割を確認して、音楽の教科書を手に取る。机の横にぶら下がったリコーダーを 手にして、教室を後にしようとする。 と、そのとき。 『ガラッ。』 教室の、後方のドアが開く。 「おう、ギリギリ間に合ったか………良かった。」 藤岡が、視線を向ける。ドアの向こうには、体操服姿のカナが立っていた。 「南………?」 一瞬、藤岡の胸が高鳴る。そしてすぐに、そこにカナが居ることと、カナの格好を 見て、おや、と不思議そうな顔をする。 「………えっと………?」 「えっと………3時間目、体育になったんだよ。」 「あ………そうなんだ。それで………。」 「急げよ。体育館だから。」 「解かった、有難う。」 藤岡はそう言って、微笑む。 その笑顔が、いつもの様に、カナの中でくすぶる想いを消し去っていく。 「(………ッ?)」 ………その、はずだったのだが。 「(なんだよ………?)」 すぐにカナは、自分の中の異変に気付く。 鼓動が、少しずつ大きくなっているのが解かる。顔が、火照ってくる。 すぐに体育館に引き返すはずなのに、身体が、そちらに動こうとしない。 「………?」 教室で、藤岡と、2人きり。 自分の置かれているその状況を意識すると、とんでもなく、恥ずかしいような、照れ くさいような、いつもと違った妙な気持ちになる。 ごくり、と1度、カナの喉が鳴る。 「………。」 足が、1歩踏み出す。 体育館へと続く廊下ではなく………目の前の、藤岡の居る教室の中へ。 「………南?」 後ろ手に、ドアを閉める。カナがゆっくりと、藤岡の席に近づいていく。互いに互いの 眼を見つめ合ったまま、徐々に、2人の距離が縮んでいく。 やがてカナは、もう1歩でぶつかってしまう距離まで、藤岡に接近する。少しだけ上に ある藤岡の眼を、なお、見つめ続ける。 「………。」 「………み、南?」 「なぁ、藤岡。」 「え?」 息が掛かる程の距離で、カナが藤岡の名前を呼ぶ。また、藤岡の胸が高鳴る。 そして。 「………ちょっと1回、座ってみて貰えるか?」 「………え?」 カナは突然、そんなことを呟いた。 「座る………って?」 「だから、その、椅子でいいからさ。ちょっとだけ。」 「………なんで?」 「まぁ、ちょっと。ちょっとね。」 ちょっと、を何度も繰り返しながら、カナは藤岡の席の椅子を指差す。理由も何も 解からないが、藤岡は言われるがままに、自分の席に腰を降ろした。 すると。 「よいしょ。」 「え?」 カナは突然、藤岡の目の前の机を、押し退け始める。藤岡の荷物もろとも机は横に 押し退けられ、綺麗に並んだ列が乱れた。そして藤岡の前には、机も何もなくなる。 そして、その後。 「………ッ!?」 カナは突然、藤岡の前に立って、藤岡の膝の上に腰を降ろした。 「ちょっ、み、みな、み………!?」 思わずバランスを失い掛けて、藤岡は慌てて体勢を立て直す。自分に向かって体重を 掛けているカナの身体を受け止めて、足を踏ん張る。 藤岡のお陰で、どうにか椅子ごと倒れるのだけは免れることができた。 「っと、ごめん。」 「あ、いや………その………。」 藤岡は、危うく倒れそうになったのと、突然の展開に混乱しているのとで、上手く 声が出せないで居た。 今は、カナは膝の上というよりは、藤岡の足の間に座っている。教室の椅子なので、 座れる部分はそれほど大きくない。うっかりすると、前に滑り落ちてしまいそうだ。 「(………~~~ッ。)」 藤岡は、心臓がまるで耳のすぐ後ろで鳴っているかの様な感覚を覚えた。自分に寄り 掛かるカナの、綺麗な黒髪、細い身体、白いうなじ。密着する自分の胸板と、カナの 背中。意識するごとに、脈が強く、速く、大きくなっていく。やがて、全身が脈打って いるような錯覚に陥る。 やがてカナは、頭をこてん、と藤岡の肩に預ける。 「あの、南………?」 無理にカナをどかすことも出来ず、藤岡は自分の席に腰掛けたまま、硬直する。 すると。 「………やっぱ、落ち着かないね。」 「え………?」 「いや、チアキが気に入ってるみたいだから、どんなもんかと思ったんだけど。」 「え?あ………それで………?」 「駄目だ………ちっとも、落ち着かない。」 カナはそう言って、自分の身体を支える藤岡の右手を捕まえた。 掴んだまま、カナの手はゆっくりと藤岡の右手を導いていき、そして。 「ん………。」 「は………?」 やがて、導かれた藤岡の手は………カナの、胸元に押し当てられて、止まる。 しかも、それは服の上ではなく。カナの、体操服の中。下着の、更に下。 直に、胸に押し当てられている。 決して大きくない膨らみと、その先の小さな突起を、藤岡の掌が感じ取る。 藤岡は一瞬、自分の中で、さっ、と熱が引いていくような感覚を覚えた。 そして、直後。 「………ッッッッッッ!!!??」 引いた熱が、何十倍にも増幅されて押し寄せる。 顔が、燃えるように熱い。頭が真っ白になって、何も考えられなくなる。身体中が 強張って、思わず、導かれた手にも力が入ってしまう。 「んんッ………!?」 途端に、カナはピクリと跳ねて、呻くような声を上げる。 「あ、ご、ゴメン………ッ!?」 藤岡は、理由も解からないまま、とにかく謝る。 カナはしばらくの間、ピクピクと、小さな震えを繰り返してた。 そして………やがて、身体の落ち着きを取り戻し。 「………なぁ。」 「え?」 「解かるか………?」 普段からは想像もつかない、消え入るような声で、カナが呟く。 「私………今………。」 「な、何………?」 「物凄く………ドキドキしてるんだよ。」 「………ッ!」 言われて、藤岡はハッとする。 確かに、それどころでは無かったので気付かなかったが、藤岡の掌には、胸の膨らみ の上からでもハッキリと解かるほど強い鼓動が伝わっていた。 藤岡が、後ろからカナの横顔を覗き込む。その頬は、明らかに紅潮している。 「変なんだ………自分でも、解からないんだよ。なんで、こんなになるのか。」 声は、なおもか細いままだ。 「でも、なんか………今も、変なんだ。お前と2人きりだと思ったら、急に………。」 「南………?」 「チアキと一緒の所、思い出しちゃって………なんか、我慢できなくなって。」 「………っ。」 「どうしちゃったんだ、私………おかしいよ。なんだよ、コレ………。」 しかし声の弱々しさとは逆に、藤岡の手を抑えるカナの手には、徐々に力が込められて いく。やがてそれは、握り締めるような形になった。 「こんなこと、して………。」 言葉とは裏腹に、カナは決して、胸に押し当てられた手を逃がそうとはしなかった。 規則正しいリズムで、鼓動は藤岡の掌に伝わり続けている。 「なぁ………藤岡………?」 「………何?」 やがて。 「私………変なのか………?」 カナは、搾り出すようにそう言って、下を向いた。 「こんなの………。」 2人だけの教室に、沈黙が訪れる。校庭で体育の授業に励む生徒達の声が、遠くに 聞こえる。鼓動は、弱まらない。 そして、しばしの間が空いた、その後。 「………南。」 それまで事情を飲み込めず混乱するばかりだった藤岡が、突然、背後からカナの身体 を抱き締めた。 「ッ!」 カナは、眼を見開いて驚く。その拍子に、目尻に浮かんだ涙が、つ、と頬を伝う。 「変じゃない。」 「え………。」 一言そう言って、藤岡はカナを更に抱き寄せ、自分の胸をカナの背中に押し付ける。 そしてその直後、カナが何かに気付いて、声を上げた。 「あ………?」 首を一杯に回して、藤岡の様子を伺う。 「俺だって………ドキドキしてる。聞こえるだろ?」 「………ッ!」 「南と居て………南に触って、俺も………死ぬ程ドキドキしてる。」 「藤岡………っ。」 何かが、カナの頬を伝う。 「南が、俺のこと考えてドキドキしてるんだったら………俺、凄く、嬉しいよ。」 藤岡の指が、伝った物を拭う。 「………は、恥ずかしいこと、言うんじゃないよ………。」 カナが言って、藤岡が微笑む。 後編へ→ 名前 コメント 1-798氏 1スレ目 保管庫
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「……ッ。やっぱり死体を見て平静は保てないわね」 二木佳奈多の視線の先には、左腕と右足を失い、頭の破損したひとりの死体があった。 佳奈多はゆらっ、とふらつくが、蔑まれ続ける妹のためには止まれない。 「………佳奈多、さん?な、なにして…」 その決意をへし折る幼い声。佳奈多のルームメイト、能美クドリャフカがおびえた目で立っていた。 二木佳奈多に彼女は殺せない。今、一つの悲劇(喜劇)が生まれた。 【一日目/夜明け/a-2】 【二木佳奈多@リトルバスターズ!エクスタシー】 [状態]焦燥感 [装備]ひらりマント、イングラムM12サブマシンガン [所持品]基本一式 [思考・行動] 基本:妹の為に優勝する。 1.クドリャフカ…? 【能美クドリャフカ@リトルバスターズ!エクスタシー】 [状態]激しい動揺 [装備]なし [所持品]基本一式、不明2 [思考・行動] 基本:殺し合いには乗らない。 1.佳奈多さん…? 2.リキに会いたい。 数多の殺意、奔流。 投下順 痛覚残留 数多の殺意、奔流。 時系列順 痛覚残留 響く弔いの鎮魂歌 二木佳奈多 悲しき結末、光は無し。 疾走する魔術師のパラベラム 能美クドリャフカ 悲しき結末、光は無し。
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対戦 参加者全員がVer.1.3でないと、Ver.1.3の更新データが正しく反映されない。 トレード トレード時に選手に装備された装備は手元に残る。 なお、以下の選手はトレードなり果し状でないと埋めることができない シークレット通信 タイトルメニューの「エクストラ」「シークレット」からシークレット連動が行える。 シークレット連動は別バージョンでのみ行える。 開放されるレベルは、シークレット通信を行ったバージョン二つの、レベルの低い方に合わせられる。(ネップウがレベル3、ライメイがレベル1ならどちらもレベル1までしか開放されない) ネップウとライメイでファイル名が全く同じならば、そのバージョンごとの連動レベルまで開放される。(ネップウがレベル3、ライメイがレベル1ならネップウはレベル3、ライメイはレベル1まで開放) レベル1 2章、雷門中メンバー(剣城以外)加入後から。 現代 雷門中第一校舎一階の購買部に「マッハウィンド」「フォルテシモ」「デスソード」の秘伝書が入荷。 レベル2 ストーリークリア後。 戦国時代 那古屋城に「極秘の対戦ルート」が出現。 レベル3 バージョン限定チーム(ツキガミの一族orヴァンプティム)撃破後。 ツキガミ屋敷orドラキュラ城がフットボールフロンティアスタジアムに変化。 すれ違い通信(果たし状) すれ違い設定 タイトルメニューの「つうしん」「はたしじょう」「じぶんのはたしじょう」からすれ違い通信の設定ができる。 すれ違い設定ができるのは3DS1台につき、「イナズマイレブンGO2 クロノストーン」1つ。1つの3DSにネップウとライメイ両方のすれ違い設定をすることはできない。 チーム設定 果たし状のチームは初期設定ではストーリーチームになっているが、「はたしじょうチーム」で対戦チームからも選ぶことができる。 対戦チームに手を加えたい場合、「つうしん」メニューの「さくせん」から編成や戦術を決めることができる。 果たし状対戦 すれ違い通信を行うと、「だれかのはたしじょう」から受け取った果たし状のチームと試合をすることができる。バージョンはN=ネップウ R=ライメイ。 選択出来るフィールドとBGMは以下。 フィールド BGM 雷門スタジアム オレたちは負けない! 雷門中 第二グラウンド 革命を起こせ! 沖縄の小学校グラウンド テンマーズの攻撃 浜辺のグラウンド テンマーズの攻撃 過去の雷門グラウンド サッカーバトル FBフロンティアスタジアム バーニングフェーズスペシャル ホーリーロードスタジアム ゴールへ! 森林スタジアム 戦術会議(イベントBGMタブ) ゴッドエデンスタジアム 戦術会議(イベントBGMタブ) サッカー体験ルーム 正義と勇気の真価 トンガットルグラウンド テンマーズの攻撃 あぜみち広場グラウンド 合戦!闘志天生 花吹雪広場スタジアム 戦いの時代 オルレアン橋フィールド 謎の巨大化身 孔明要塞 兵馬俑の間 プロトコル・オメガ2.0 孔明の園フィールド 鼓舞の光 二条城ガーデン 鼓舞の光 ロックスクエアスタジアム 正義と勇気の真価 アーサー王の城 天馬の化身 嘆きの洞窟フィールド 謎の巨大化身 ラグナロクスタジアム プロトコル・オメガ2.0 時空のラグナロクスタジアム 進化のための闘い ロストワールドスタジアム 進化のための闘い ツキガミ屋敷スタジアム 大敵の弾圧 ドラキュラ城スタジアム 大敵の弾圧 果たし状報酬 すれ違い果たし状でのドロップアイテムは「相手のバージョン」と「チームレベル」によって決まる。また、化身コインは(他のアイテムが3種類ドロップしていなければ)必ず手に入る。 特別なアイテムがドロップするのは初勝利の時のみ。一度勝利すると「WIN」マークがつき、以降「おにぎり」しかドロップしなくなる。改めてすれ違い果たし状を受け取ると、この「WIN」マークは消える。 95~99で手に入る「ツキガミウェア」「ヴァンプウェア」は、自身のバージョンで手に入る場合、ここで手に入れてしまうと対戦ルートの「?」が埋まらないので注意。 すれ違い果たし状で手に入るアイテムは以下の通り。 ネップウ Lv ドロップアイテム 1~20 アグレッシブビート バンジースラスト エナジーシューズ エナジーグローブ 化身コイン 21~50 一夜城 伝来宝刀 ワイルドミサンガ イナズマペンダント 化身コイン 51~70 サンシャインストーム アスタリスクロック きぼうのミサンガ きぼうのペンダント 化身コイン 71~94 シャイニングホール 刹那ブースト てんしのミサンガ はかいしんペンダント 化身コイン 95~99 ビーストロード ツキガミウェア ツキガミのシューズ ツキガミのグローブ 化身コイン ライメイ Lv ドロップアイテム 1~20 スピニングアッパー スクリュードライバー えいこうのシューズ えいこうのグローブ 化身コイン 21~50 もちもち黄粉餅 イナズマブレイク しあわせのミサンガ むげんのペンダント 化身コイン 51~70 ドラゴンブラスター リジェクション シュウのミサンガ やくそくのペンダント 化身コイン 71~94 ディスティニークラウド クロシオライド あくまのミサンガ しゅごしんペンダント 化身コイン 95~99 ヴァンパイアロード ヴァンプウェア ヴァンプシューズ ヴァンプグローブ 化身コイン
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広島発のレア地図一覧 広島県内のすれ違い近況 今後の県内イベントなど 広島マツダスタジアム周辺(プロ野球試合日限定) 広島駅 広島駅周辺フタバ図書(広島駅前店) ビックカメラ(ベスト広島店) 本通 ソレイユ(イオンモール) 西区アルパーク 南区ゆめタウン広島 安佐南区フジグラン緑井店 コジマ電機・緑井天満屋 イオンモール祗園 尾道新浜のわんぱく小僧 福山福山駅周辺 CASPA フタバ図書アルティ イトーヨーカドー 福山店 啓文社コア福山西店 フジグラン神辺 庄原ジョイフル 備後西城駅周辺 三原ゲームアーク 三原本店・三原駅前店 呉呉駅界隈 広島発のレア地図一覧 ■はぐれオンリー 残された運命の地図Lv48 通称たいよう わななく闇の地図Lv77 ウパ 残された夢の地図Lv43 うきふね ヒロキの場所違い 放たれし影の地図Lv40 とうちゃん ぶんちうの場所違い ■メタキンオンリー 呪われし闇の地図Lv82 ジョス アルマの場所違い あらぶる運命の地図Lv84 つとむ ■ゴルスラオンリー 大いなる魂の地図Lv86 通称よしひろ わななく獣の地図Lv80 通称ピ○ール 大いなる空の地図Lv59 通称ジョウジ ■SA箱地図 見えざる神々の地図LV86 通称牡蠣げんま とどろく空の世界Lv75 通称2×2げんま 見えざる空の地図Lv75 通称えびすけ 大いなる風の地図Lv71 通称三原S8 とどろく風の巣Lv70 通称しまなみ金山 あらぶる悪霊の地図Lv95 通称えびすけⅡ しずくの場所違い あらぶる光の地図Lv91 通称ネ○○ル 香椎S7の場所違い あらぶる花の地図Lv55 通称石ころ地図 即オリハルコン(4.6.11) リサイクル(11.13)ソーマ(12) 広島県内のすれ違い近況 さすがに、すれ違いの機会が減ってきているようだ。 特に通勤・通学時間帯は、発売当初と比べるとほぼ不可能。 しかしまったく不可能というわけではなく、 ショッピングセンターなどでは、休日を中心に十分すれ違いが可能。 ただしDQMジョーカー2が発売されると需要が落ち込むかも… すれ違い時の所持地図は、バトルロードで配信中の魔王や、 メタキンオンリー、即ソーマ・げんまなどのレア地図を配る人が増えている。 最近ゲームを始めたばかりのユーザーも、いろいろ良地図が手に入るかも。 (3/21更新) 今後の県内イベントなど 県内での祭りやイベント情報を掲載してみます。 それぞれイベントの詳細は、各自でググってください。 ただし、期待通りのすれちがいが出来なくても泣かない事! ひろしまフラワーフェスティバル 5月3日(月祝)~5日(水祝) 平和公園・平和大通り周辺 人出:160万人(3日間合計) 備考:広島最大のイベントであると同時に、大型連休中でも全国で5指に入る人出を誇る。 午前中よりも午後以降が混雑する。 とうかさん 6月4日(金)~6日(日)23時頃まで。 八丁堀~中央通り一帯で、夕方以降の時間帯がメイン 人出:30万人とも40万人とも言われる 備考:遅くまでの外出は条例に触れたりするので未成年者は自己責任で。 広島 マツダスタジアム周辺(プロ野球試合日限定) プロ野球の日程がスタート。開催日は球団公式サイトを参照のこと。 昨シーズンは入れ食い状態だったが、今年はどうなるのかは未知数。 なお昨シーズンは、特に試合終了後は一気に人が流れるのでオススメだった。 もちろん、試合前や、試合中のコンコースでもすれ違たし、 広島駅周辺で球場に向かう(帰る)お客さんを拾うことも可能だった。 ただし、試合中にスタジアムの外からすれちがいを狙うのは難しかった。 広島駅 南口の1階(マクドナルド付近も含む)ですれ違える。 改札口が入場と出場で分かれているが、双方を歩いてみると拾える可能性がある。 また噴水周辺にいれば、路面電車やバスの利用者とすれ違える。 しかし最近は、通勤通学時間帯のすれ違いは難しい状態となってしまった。 休日の昼間や、配布予告があった時はまだまだ可能… 北口(新幹線口)の1階は不発となりやすいので注意。 2階(新幹線改札やマック周辺)だと、南口からの新幹線利用客や 陸橋を使う在来線利用客とすれ違えることも。 8/04 (新幹線口)にて発見者更新者ともに〔チート大王〕の改造地図を確認 広島駅周辺 フタバ図書(広島駅前店) 球場方面にあるフタバ図書の3階ゲームコーナーがすれ違いやすい。 また配布告知の配布地となることもあって、 レア地図の配布告知があった日曜などは、かなりの人数が集まることも。 ビックカメラ(ベスト広島店) ここも配布対象となることがある。日曜は人が多い。 本通 休日平日かかわらず、すれ違いが可能。 歩行者が少ない午前中は、当然ながら確率が下がる。 通りに面したゲームセンターや喫茶店、ファストフード店などを利用すると効率が良い。 ※本通両端のタイトーステーションにバトルロード機あり ソレイユ(イオンモール) 3階のフタバ図書ゲームコーナー、ゲームセンターなどで可能。 また一般フロアでも確率は下がるがすれちがいは可能。 3階フードコートもすれ違いしやすい。 3階のエスカレータ周辺のベンチが最も効率がいいかも ※ジャスコ2階ゲーセン、ナムコランド(3階)にバトルロード機あり ☆オトナのためのバトルロード魔王入手講座inソレイユ☆ バトルロードをプレイするのが恥ずかしい人限定ネタ。 ジャスコ2階ゲーセン、3階ナムコランドともに、 柵や壁なども無いため、ゲーセン内に進入しなくても、 周囲の通路や周辺のエリアを通るだけで、おこぼれを入手できる。 ただし、その場でDSを開いて確認するなどユーザーを不快にする行為は厳禁。 西区 アルパーク 北棟2階のフタバ図書がよくすれ違いできる ゲームセンター入り口にバトルロード機あり 3階の映画館もロビーに人がいる時間帯では結構拾える。 南区 ゆめタウン広島 休日であれば店内全域 3階ナムコランド~フードコートあたりがすれ違いやすい。 安佐南区 フジグラン緑井店 映画館がありさらにその近辺に食事街さらにさらにゲーセンがあるので人の往来が激しい。さらにさらにさらに駐車場から1階への通過点でもあるので凄く多い。映画の始まる前や終わった直後は人がまとまってくるので、そこがねらい目。 欠点は子どもが多い事。 その他フードコートでも可。 ※玩具店、ハロータイトーにバトルロード機あり ☆まさゆきロッカー竜王が一日でとれました。(8/30) コジマ電機・緑井天満屋 フジグラン緑井店とコジマ電機と緑井天満屋はつながっているのでショッピングしながらすれちがいが楽しめる。 イオンモール祗園 できたばっかりで結構大規模なので、単純に人が多く来る。フタバ図書やフードコートですれ違える。 ここもショッピングしながらのすれちがいが可能。 ※ファンタジーワールド、ファンタジーアイランドにバトルロード機あり 広島でのレア地図情報(2009/09/09) 以下の地図は、告知等に従わずとも普通に広島駅や本通で手に入ったりする。 ・「見えざる魔神の地図Lv87」(通称:まさゆき地図)(B15Fがメタルキングのシンボルのみ) ・「あらぶる光の地図Lv86」(通称:ロッカー)(青箱S4A6) なお広島周辺では、はぐれメタルオンリー地図として、以下の地図が流行している。 ・「残された運命の地図Lv48」(B9Fがはぐれメタルのシンボルのみ 発見者:た○○○) ゴールデンスライムオンリー、即ソーマなどの有名レア地図も上陸しているが、 通勤通学時に普通に手に入れるのはなかなか難しい。 確実に欲しい場合は、スレッドでの配布告知に従うといいだろう。 以下2ちゃんねるでの報告 65 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20 00 43 ID IF94xj1c0 広島本通より帰宅 三時間サンモールからパルコまで適当に往復して27人ゲット 休憩する場所ないからマジキツイわ 151 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2009/07/20(月) 18 34 36 ID rQzWlx09O 今日広島駅付近を6時間歩いたが、14人しか集めれなかった。ほとんどが改札口とフタバだったわ。 地図持ってたメイドが自分です。出会えた人ありがと 尾道 新浜のわんぱく小僧 改造を施しワイファイ解禁している人たちがいる。ラプソーンやシドーなどが手に入った。 行きたい人は行き行きたくない人は行かないのか良いと思う。 セガ 中をうろつくと船着場各種魔王やwikiに載っているような地図が手に入ることがある。 福山 福山駅周辺 CASPA 駅前にあるので、比較的アクセスしやすいのが長所。 7Fにアニメイトがあり、買い物ついでにすれ違いが望める。 近くにベンチもあるので、腰をすえて待つことも可能。 事前に告知すればそこそこ? フタバ図書アルティ 駐車場があるので車組が集まりやすい。喫茶スペースもある。 おそらくこの辺りでは、一番すれ違い出来る可能性が高い。 イトーヨーカドー 福山店 夏休みの週末でも、すれ違える人数は数人らしいが、長居するには良い。 啓文社コア福山西店 福山西部の拠点はココ。地図のクオリティは高い。 フジグラン神辺 2Fフードコートから 3Fゲームコーナーにかけて すれ違いが見込める。 週末なら、告知無しでもけっこう集まってくる模様 2ちゃんねるでの報告 10 名前: 名前が無い@ただの名無しのようだ [sage] 投稿日: 2009/07/28(火) 20 31 44 ID PQLftuBG0 前スレで募集してた、福山の双葉書店に行って来た。 18時から1時間ぐらいで10人呼び込めたよ。思った以上にみんな来てたんだね。後、帰りの2号線の赤信号でも1人呼び込めた。車で移動する 時でも割と大丈夫そうだね。 福山でのレア地図情報(2009/08/18) ・「見えざる魔神の地図Lv87」(通称:まさゆき地図)(B15Fがメタルキングのシンボルのみ) ・「あらぶる光の地図Lv86」(通称:ロッカー)(青箱S4A6) ・「わななく大地の地図Lv62」(B10Fがはぐれメタルのシンボルのみ) は既にかなりの数拡散されている。 更に、各種魔王地図、ゴールドタヌが出現する地図、BOSSグレイナル地図など、募集すれば誰かしら手を挙げるような状況。 ・「残された魂の地図Lv83」(B16Fがゴールデンスライムのシンボルのみ) が 啓文社コア福山西店 と フタバ図書アルティ で配布されたらしい。 ・「けだかき魂の地図Lv79」(通称:ナオ)(B9Fがメタルキングのシンボルのみ) ・「あらぶる光の地図Lv91」(通称:S7)(青箱S7A3) が フタバ図書アルティ で配布されたらしい。 ・「見えざる星々の地図Lv89」(B9F ゴールデンスライムのシンボルのみ) が フタバ図書アルティ で配布されたらしい。 庄原 ジョイフル 一回エスカレーター下 備後西城駅周辺 Willで一人とすれ違った 三原 ゲームアーク 三原本店・三原駅前店 西日本に数十店舗チェーンがある新品ゲーム販売のみの特徴的なゲームショップ 三原に本社(卸し倉庫)がある為、市内での販売には特に力を入れているらしく、 販売につながるイベントには積極的である 店内にはDQ9の看板が設置してあり、買い物客や付近の小中学生が気軽にすれちがい通信に利用している なお三原駅前店ではこれとは別に、日/2回ですれちがい通信の時間(14 00~15 30・17 30~19 00)を設けているので すれちがい通信数を増やしたい場合は利用するとよい 三原店でのレア地図情報(2009/08/28更新) 以下の地図は、DQ9をプレイしているショップの店員さんと運よく通信できれば手に入れることができる 「あらぶる光の地図 Lv86」(青箱S4A6 通称:川崎ロッカー・あ○この地図) 「あらぶる運命の地図 LV84」(B11Fがメタルキングのシンボルのみ) 「わななく獣の地図 Lv80」(B13Fがゴールデンスライムのシンボルのみ 通称:ピ○ールの地図) また、各種Lv.1Boss地図・クエストクリアに必要な地図等を配布していることもあるので 頻繁に足を運んでみるのもいいだろう(ただし告知等は一切行っていない) ※通信に積極的だといっても毎日配布をしているわけではないし、繁盛時にすれちがいをお願いするのは 他の買い物客に失礼になるので気をつけよう 呉 呉駅界隈 駅周辺・レクレ・ゆめタウン呉・大和ミュージアム ※レクレ1Fのフタバ図書にバトルロード機あり
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←中編へ 「えっと、南………ほ、ホントに、大丈夫?」 藤岡が、カナに尋ねる。2人は藤岡の椅子と、もう1つ隣の席から拝借した椅子に それぞれ座って、お互いに向かい合っている。 体操着の上着を、首の所まで捲くった状態で、カナがじれったそうに藤岡を見る。 下着は付けておらず、小さな膨らみとピンク色の突起が、露わになっている。 「お、女が、いいって言ってんだから、恥かかせるんじゃないよ………。」 カナは顔を真っ赤にしながら、怒ったような口調で言った。 「なんだい………さっきは、ちょっとカッコ良かったくせに………。」 「え………?」 「なんでもないから!や、やるなら、早くしなさいよ!」 藤岡が急かされるようにして前に屈み、剥き出しのカナの胸に顔を近づける。 「じゃ………い、行くよ?」 1度確認してから、藤岡は慎重に、カナの胸に両手を添えた。 「………ッ。」 藤岡が触れた瞬間、カナの身体が小さく震える。藤岡は手を添えたまま、カナの胸の 膨らみを、円を描くように揉みほぐしていく。 「んん………う………ッ!」 力の加減で、掌の中心の辺りに、硬くなった突起が当たる。そしてその度に、カナの 身体がまた震える。顔の赤みが増していき、息も徐々に荒くなる。 「だ、大丈夫………?」 「い、いちいち聞くな、バカ………ッ!」 カナの様子を気遣いながら、しかし藤岡は、少しずつ変化していくカナの様子に、 興奮を抑えきれずに居た。藤岡の中で、何かが少しずつ燃え上がっていく。藤岡 呼吸もまた徐々に深く、荒くなり、やがて藤岡はその行為に没頭していく。 「や、ぁ………ひゃん………!」 「み、なみ………南っ………!」 藤岡は、いつの間にか意図的にカナの胸の突起を刺激し始めた。最初は掌でこねる ようにしていたのを、指で押し、弾き、摘むようになる。その度にカナを襲う震え を、まるで楽しんでいるようにも見える。 「あ、うん………ふ………ぁッ!」 そして、次に藤岡は………舌を、カナの胸に近づけていく。 「あ………ちょ、それ、は………っ。」 カナに何か言われるそりも先に、藤岡は、柔らかい舌でカナの突起に触れた。 「ひあぁっ………!!」 一層強い震えが、胸を掴む手を伝って藤岡に届く。藤岡はカナの突起の周りを丹念に 舐めあげて、舌先でそれを弾く。もう一方の胸へ刺激を送るのも、忘れてはいない。 舌での愛撫が一通り終わり、今度は、唇で突起を挟み、赤ん坊のように軽く吸う。 「ひっ、あ………!」 カナの身体が、ぶるぶると震えながら反り返る。 「そ、それ………だ、ダメだ、ヤバいって………ッ!!」 哀願するような声で言いながら、しかしカナは、決して藤岡を拒もうとはしない。 藤岡も、カナの声など意に介していないように胸を吸って、離す。突起の周りが、 さきほどより少し赤くなっている。 カナが、足をもじもじと擦り合わせる。藤岡はさらにカナに迫り、今度は胸の突起に 軽く、優しく、歯を立てた。 「ひゃぁんッ!?」 カナがそれまでに無いような声を上げ、ビクン、と大きく跳ねる。 「あ………ご、ゴメン………?」 思った以上の反応に、藤岡はとっさにカナから離れ、思わず謝ってしまう。 「あ、いや………つ、続けていいから………。」 「でも………。」 「い、いいから………空気読めよ、バカ野郎!」 言われて、藤岡はまたカナの胸に口付けをする。歯を立てる。カナはずっと体操着を 捲くっていた手を離して、両手で、藤岡の頭に抱きつく。 藤岡の動きにもいよいよ迷いが無くなり、藤岡はそっと、空いた手でカナの足に触れる。 「ん………。」 カナは1度ピクッ、と反応する。開いた脚の内側を撫でるようにして、藤岡は、手を 足の付け根に近づけていく。藤岡の手が近づくごとに、カナの背筋を伝う震えが大きく なる。 そして………藤岡の指が、ブルマと下着越しに、カナの秘所に触れる。 「ひゃ………ぁッ………!」 瞬間、カナの身体の震えは最高潮に達した。 「ふ、ふじ、おか………そこ………っ。」 その反応を見て藤岡はもう1度、同じ場所を指で触る。また、カナの身体が震える。 藤岡は半ば我を忘れて、初めて触れるその感触に浸った。最初は軽く擦るようにして、 やがて、指を押し付けて、更に押し付けたまま指を前後に動かす。 「あ、あっ、だ、ダメ………そ、それ、ダメだって、藤岡ぁ………ッ!!」 これ以上無いほど切ない声を上げながら、カナは藤岡の頭を抱きかかえて、ほとんど のしかかるように体重を掛けている。指が刺激を送るたびに、痙攣のように身体が ビクビクと震える。息は、荒い。 藤岡はやがて、カナの秘所を攻める指先に、何か、湿ったような感触を覚えた。見る と、ブルマの生地に、じんわりと染みが広がっている。 「南………。」 藤岡は指を離し、カナのブルマと下着に手を掛ける。 「ふぇ?ふ、藤岡………!?」 「ちょっと………腰、上げて………。」 そう言って藤岡は、片腕でカナの身体を抱きかかえて、もう一方の手でブルマと下着 を、カナの膝まで引きずり降ろした。 藤岡が腕を離して、カナが再び、ぺたん、と椅子に腰掛ける。 「ちょ、これ嫌だ、恥ずかし………ッ!」 カナは涙を浮かべながら、薄く毛の生えた秘所を必死で隠そうとする。しかし藤岡は、 カナの手の間に自分の手を差し入れて………。 「や、ダメ、ダメだって………!?」 今度は、直にカナに触れる。 「ひゃぁ………ん………ッ!!」 指先が、ほんの少しだけ、カナの中に入り込む感触がする。そこはカナの愛液で湿って いて、そして、驚くほど熱い。 「なんか、南のココ………す、凄い、濡れてる………。」 「や………嫌だ、言うなよぉ………!」 藤岡は、慎重に指をカナの奥へと進めて行く。進むごとにカナは細い声で喘ぎ、身体 を震わせる。やけに大きい鼓動が聞こえるが、それはもはや、どちらの胸の音なのか 解からなかった。 試しに藤岡は、差し込んだ指を、中で曲げる。くちゃ、と小さな水音がする。 「ふああぁぁぁぁぁ………ぁっ!!?」 途端に、カナの身体が仰け反る。カナは眼を半開きにして、歯を食い縛り、顔を天井 に向けて震える。 「み、南………?」 カナが、またぐったりと藤岡に体重を掛ける。眼の焦点が合っていない。口の端から、 つ、と一筋の涎が流れる。 「ふ、じ、おか………っ。」 そして蕩けるような甘い声で、名前を呼ぶ。 普段あんなに元気の良いカナが、自分の目の前で見せている信じられないような姿に、 藤岡は異様な興奮を覚えた。 また、指を動かす。勢い付いた藤岡は一心不乱に、何度も出し入れを繰り返す。中で 指を曲げ、回して、乱暴とも言えるような指遣いでカナの秘所を掻き回す。 くちゃくちゃという水音は次第に大きくなり、教室中に響き渡る。 「あっ、ふあぁっ………ふ、藤岡、ふじ、おかぁ………ッ!!」 「凄い………どんどん、出てくる………。」 「そ、そんなの………だって………。」 出し入れする毎に溢れてくる自分の愛液を見つめながら、カナは赤い顔を更に真っ赤 に染める。カナの中から溢れたそれが、椅子の上に小さな水溜りを作っている。 「ふ、藤岡に、こんなことされたら………仕方ない、だろぉ………。」 「………~~~ッ!」 切ない声でそう言われて、藤岡の中で、何かが弾け飛ぶ。 「南ッ………!!」 「ん、ふ、藤岡………藤岡………ッ!!」 藤岡の動きが加速する。カナは、もはや完全に藤岡に身体を預けている。 「や、な、なんか………来る、うあぁ………ッ!?」 やがて、背中を駆け上がってくるような快感にカナの身体が震える。 カナは眼の前の藤岡の頭にしがみつき、きつく眼を閉じる。 「南、南………ッッ!!」 「あ、あ、あぁ、あッッ………。」 そして。 「うぁッ………~~~ッッッ!!!」 全身をブルブルと震わせ、カナは、藤岡の頭を掻き抱いたまま、果てる。 糸の切れた人形のように、カナの身体はバランスを失う。藤岡が、それをしっかりと 抱き止める。2人は抱き合ったまま、しばしの間見詰め合って、そして………どちら からともなく、唇を重ねた。 そして 「………なぁ?」 「ん?」 長いキスの後、カナが尋ねる。 「そ、その………お前は、大丈夫なのか………?」 「………何が?」 「だから、その………こ、コレ………。」 カナはおずおずとそう言いながら………藤岡のズボンの前に、手を触れる。 「あ、いや………。」 そこにはズボンの中でパンパンに膨れ上がった、藤岡の物があった。 「お前、コレ………く、苦しくないか?」 「い、いや、その………オレは、大丈夫だから。」 藤岡は、ひきつった顔で笑う。 それに対してカナは、いたって真剣な表情で藤岡の顔を見つめた後、意を決したよう に、ズボンのチャックに手を掛ける。 「い、いや、南………!?」 「お前ばっか、ズルいだろ………私だって、何かしたいんだよ。」 「で、でも………!」 「お前がしろっていうなら、私………なんでも、してやるから………!」 カナはそう言いながら、今度は逆に、藤岡に迫っていく。 藤岡が抵抗しないのをいいことに、カナは、藤岡のズボンのチャックを下ろし、中で 脈打っていた藤岡の物を、外に解放する………。 と。 その、直後。 『ガタン。』 教室の、鍵の掛かっている方のドアが、音を立てる。 「ッ!?」 「え………!?」 2人が同時に、ビクッ、と震える。 「あれ?………南さん、居る?」 ドアの向こうに居るのは、体育の担任の先生だ。 「う、うわ………ど、どうしよ………!?」 「と、とりあえず南、あの、ふ、服だけなんとかして………!!」 カナはふらつく身体で必死に体操着の乱れを直し、藤岡も自分のズボンを直して、更に 椅子を元通りにする。。 人影が、鍵の掛かっていないドアに移動する。 そして。 「南さ………あれ、藤岡君?」 「あ、せ、先生………。」 藤岡は、ふらつくカナの身体を支えながら、言う。 「あれ、南さん、どうかした?」 「あ、はい、その、俺さっき来たんですけど………。」 「さっき?」 「は、はい。で、そしてら………南が、具合悪そうに、机のところに居て、な?」 とっさに、藤岡はそう嘘を吐く。 「え?………あ、は、はい………。」 「え、そうなの?南さん、大丈夫?」 「あ、その、なんか………あ、頭が、痛くなっちゃって、その………。」 カナが、話を合わせる。 「そう、じゃぁ、保健室に行った方が………。」 「あ、はい!大丈夫です、俺、連れてきますから!」 「え、でも………。」 「先生は、早く授業に戻った方が………俺も、保健室行ったらすぐ着替えて行きます。」 「あ、そう?じゃ………お願いしようかな。南さん、大丈夫?」 「は、はい、大丈夫です………。」 「うん、じゃぁ………藤岡君、よろしくね?」 「はいっ!」 2人の話にどうやら納得したらしく、体育の担任は、以外にあっさりと教室を去った。 「危なかった………っ。」 「あ、アリガトな、藤岡………。」 また2人きりになり、2人は、額の汗を拭った。 その後、藤岡は雑巾で簡単に水溜りの後始末をして、カナを保健室に送り届ける。 カナは、一応は頭痛で体育の授業を休むことになっているので、保健室のベッドに 寝て居なければならない。カナがベッドに入るのを見届けて、藤岡は言う。 「………じゃ、俺、体育の方行くから。」 「あ………。」 カナが、何かを言いかける。 「ん………?」 「あ、その………えっと………。」 カナは、顔を真っ赤にして俯いた。 「こ、今度は………そ、その………。」 その様子に藤岡も、自分たちがさっきまでしていた行為を思い出してしまい、赤面する。 「………やっぱ、後でいいや。」 カナが呟く。 「そ、そう………。」 「うん。」 「………じゃ、また………後で、ね。」 「ああ………。」 そうして藤岡は、保健室の先生に二言三言話しかけて、保健室を去る。 カナが独り、ベッドに取り残される。 「………………。」 眼を閉じると、藤岡の顔が浮かんでくる。 なんだか、妙な気分になる。 「(………なんだろうね。)」 嬉しいようななこそばゆいような、妙な気分に浸りながら、カナは、シーツに包まった。 保健室を去り、藤岡は教室への道を辿る。渡り廊下を越えて、教室に辿り着き、ドアに 手を掛ける。 しかし。 「(う………。)」 自分の中の異変に気付き、藤岡は動きを止める。 藤岡の中で燃え上がった衝動は、放出されることなく、藤岡自身の中で燻ぶったままだ。 ドアの前で立ち止まったまま藤岡は考える。 「(………体育の前に………。)」 そして。 「(ち、ちょっとだけ………。)」 そのまま踵を返して、藤岡は、男子トイレに向かった。 名前 コメント 1-798氏 1スレ目 保管庫