約 2,585,195 件
https://w.atwiki.jp/etabatorpg/pages/57.html
最初のイベント戦。 パーティは健太郎、闇紅の二人のみとなる。 イベント戦であるのでピックアップされてはいるが普通のスライムと全く変わらない。 普通に戦えば終わりであろう。
https://w.atwiki.jp/ninehiyoko/pages/49.html
《スライム》 (水1)(1) ノーマル(未作成) ユニット ゲル(未作成) HP5 SP0 ◎粘着質な体-威力4 射程1 水、溶解(特殊) ■防衛(このユニットはこちらから攻撃できない) 収録 基本セット
https://w.atwiki.jp/sunjiten/pages/99.html
スライム すらいむ(名/モンスター/ペット) 解説(表) 野獣の森エリアの下級ラッキーモンスター。 ラッキーの中では最も簡単に狩れるので、ラッキー狩り入門用の相手としては最適。
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/6494.html
DQMJ2P ジョーカー2プロフェッショナルで登場した配信限定モンスター。 現在は一日一回のスペシャル対戦で倒すことによりのみ仲間にすることが可能。 名前のとおりのスライムの軍団でスライム系のAランクに属する。 【スライムもりもり】に登場するスライムたちの集合体で、22匹で巨大モンスター1匹の扱い。 攻撃のときは全員合体してトーテムポールになり倒れこむというゴールデンスライム系のChooChooTrainダンス並みにぶっとんだ動きを見せる。 浮いている2匹を除いた19匹分の重さに耐える一番下のスライムはよほど鍛えているのだろう…。 特性はギガボディ2~3回、【いきなりピオラ】、【ラブリー】、【しょうひMP×2】。 スタータスはHPと素早さがやや高く、いきなりピオラが発動すればスライダーガールと同等の素早さを得る。 しかしそれ以外のステータスは相当低く、同ランクのレティスを上回るステータスは一つもない。 それどころか攻守に至っては22匹集まっているのにもかかわらずスライム1匹にすら劣る始末。 攻撃が低いので体技に頼らざるを得ないのにMPの上限が400と低く、おまけに消費MPが2倍になったり、 マホトラ弱点のため【こうどうはやい】?の【ギガ・マホトラ】でMPを吸い尽くされたりと 対戦で使うには愛があっても厳しいといわざるを得ない。 それでも使う場合は、【マホトラガード】でマホトラ対策しつつ消費MPを半分にする、 【巨大モンスタつぶし】など消費MP2倍を気にせずつけられるスキルをいれる、 低すぎる攻撃・守備を諦め【HPバブル】でHP3000前後にするなどが考えられるが、 いずれにせよ厳しい闘いを強いられる。 所持スキルは【ヒャド&ドルマ】。 テリワン3D 弱すぎて見た目どおりのネタモンスターにしかならなかったスライムファミリーだったが、 あまりに弱すぎて注目されまくったためか今作では若干強化された。 いきなりピオラとラブリーは変わらないが消費MP×2が削除され、ひん死で会心とくじけぬ心、タメトラ攻撃が追加された。 可愛そうに念願のマホトラ耐性はもらえなかった……が、麻痺やマインドは無効なのでマシなほうといえる。 前作よりははるかに使いやすくなったものの、他のモンスターの方が使いやすいのでいい扱いは受けていない。 究極配合ではAI3回行動をつけられる珍しい特徴を持つ。 AI3回行動にしてしまうと究極配合前より能力が下がるのでオススメできないが、AI3回行動でKOすることも可能なのである種のロマン。 しかしAI2回行動の巨大モンスターもいることを考えれば、デフォルトでAI2~3回というものはかなり大きい利点となる。 能力自体は突出しては無いものの、二回は確実に運がよければ三回も動いてくれるので中堅クラスの実力は持っている。
https://w.atwiki.jp/dqmw/pages/154.html
スライム HPの伸びはかなりいい。全ての魔物はここから始まる。 レア ★ 配合 血統:該当なし 相手:該当なし 特技 ギラ マダンテ スカウト [[]] 初登場作品 その他の配合方法 配合例 ○○×○○ このモンスターを使った配合例 使用例 ○○×○○ 完成モンスター × [[]]
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/6806.html
「はーやく にんげんになりたいなー」 『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスターの一種。 敵もパーティを組み始めた『II』よりの登場となる。 やや丸みを帯びたスライムの下からクラゲのような触手を生やした姿をしており、少し宙に浮いている。 HP回復呪文「ホイミ」を使い敵モンスターの回復をしてしまうため、優先的に倒す事が望ましい。 通常エンカウントの他、さまようよろいなど他のモンスターに呼ばれて登場する事も多い。 呪文中心のモンスターだけあってMPも多く、作品によっては無限大のMPを持つ事もある (まぁ「敵に限りMP無限」は本作に限らずRPGの敵にはよくある設定だが。でないと情けない事になるし)。 何気に『DQ』シリーズでイベント敵以外で初のフィールドグラフィックを用意されたNPCモンスターで、 『IV』では「第一章 王宮の戦士たち」で、井戸の底でこいつが待っており、戦士ライアンが話しかけた所、 人間になりたいホイミスライムの「ホイミン」が仲間になってくれるイベントがある (本作では他にもフィールドグラフィックがある魔物はいるが、バグでも使わない限りこのホイミンと最初に出会う)。 コマンド入力が出来ずレベルも上がらない(ついでにMPも敵の個体と違い有限である)ため戦力としては少々厳しいが、 それでも魔法が使えず他に仲間が居ない一章のライアンにとっては頼らざるを得ない存在である。 その後、メンバーが集結する第五章では実際に人間になった姿で登場する。 作中ではどういった経緯で人間になれたのかは語られていないが、 書籍『知られざる伝説』ではマスタードラゴンの計らいで人間に生まれ変わった事になっている。 CDシアターでの声優はクリリンなどで有名な 田中真弓 氏。 勘違いされやすいが、洞窟内で聞こえる「そっちじゃないよ、こっちだよ…」などの声は「そらとぶくつ」のものである。 シリーズで本格的にパーティに加わる初めての仲間モンスターであり、 「ホイミン」の名は以後のシリーズでも仲間になったホイミスライムのものとして使われている。 また、『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』において シナリオ中はじめに入る事になる旅の扉では上記のライアンとの出会いのシチュエーションが再現されている。 『モンスター物語』ではスライムを魔法の薬に浸けて作製。スライムベスはベホマスライムになる。 『アイテム物語』では賢者の石にホイミスライムがたくさん詰まっているらしい。 同タイプの色違いモンスターとして、 ベホイミスライム(『IV』『IX』『X』に登場) ベホイムスライム(『IX』『X』に登場) ベホマスライム(『III』~『X』に登場) また、HP回復呪文を使わない色違いモンスターとして、 しびれくらげ(『II』~『VI』、『VIII』~『X』に登場。スライムではなく普通のクラゲの事もある) しびれスライム(『VII』に登場) コスモスライム(『X』に登場。月世界で出現。目の焦点が定まっていない) などが存在している。また、HP回復呪文を使うスライムと言う意味では、 ぶちベホマラー(『VI』に登場。ぶちスライム型) スライムベホマズン(『V』~『IX』に登場。キングスライム型) もホイミスライムの亜種と言える。 仲間モンスターとしてはやはり回復呪文に優れているので、戦線よりは馬車に入れておく方が適任。 ただし、毒針を持たせてメタル狩り要員として活躍させる事も出来る。 『V』では色違いのベホマスライム(ベホマン)も仲間にする事が可能で、そちらはホイミンが覚えない蘇生呪文「ザオリク」を覚えたりするが、 登場が遅い、仲間になりにくい(ホイミンも割と仲間になりにくいが)、最大ステータスで劣るなどといった難点もある。 また、スライムベホマズン(ベホズン)も仲間になるが、 こちらは味方全員のHPを最大まで回復する「ベホマズン」以外のHP回復呪文を覚えないという実に極端な性能。 リメイク版の『IV』ではホイミンの友達の「ベホイミン」が移民としてイムルの村の牢屋に現れる。 『X』のVer.2以降は、ホイミスライムから人間になった「セラフィ」が登場。 『モンスターバトルロード』にも第1弾から順当に参戦。「ホイミ」の他に攻撃技として「爆裂拳」を使いちょっと武闘派。 持ち前の「ホイミ」もしくは隠し技の「ベホイミ」による回復で勇気が貯まるまで粘るトドメ待ち戦術が主な用途。 また、ライアンのカードを使用した際のパーティや、とどめの一撃「究極爆裂剣」(誤植に非ず)にホイミンが登場。 そしてとどめの一撃の内容はというと ライアンがホイミンをホームランし、ホイミンが打ち出された勢いで爆裂拳を放つ 。剣…。 しかしザラキさんに比べれば何故かかっこいい、こういう大真面目なネタ臭も『DQ』の魅力である。 あと、どういうわけかIV勇者のとどめの一撃である「ミナデイン」にもさも当然のようにライアンの隣にいる。 おまけにちゃんとミナデインを撃つための魔力を分けている。ミナデインを撃つ際に「導かれし者たちは~」という文章が出てくる事と、 ピサロがミナデインに参加しない事から (ミナデインを撃つ際にパーティーにいる事は確認出来るが、導かれし者たちのカットインの中には入っておらず、魔力を分けている描写が無い)、 どうやら本シリーズではホイミンも導かれし者の一人らしい。 『トルネコの大冒険』シリーズでは敵味方関係なく回復させる。 『ヒーローズ』では「ホミロン」という名の個体が登場している。担当声優は 釘宮理恵 氏。 頭のベレー帽が特徴。 この他、何故か『カイの冒険』のエクストラステージにスペシャルサンクスとして登場している。 MUGENにおけるホイミスライム メタルスライムも製作したfukin-otou氏が製作した手書きのものが存在していた。 残念ながら2014年8月4日に公開停止され、現在は入手不可となっている。 ホイミスライムらしくゲージを消費して回復が使える他、ランダムに武器を使い攻撃する等博打要素が強い面がある。 またカラーによってベホマスライムやしびれくらげ等の派生モンスターの性能に変わる。 AIはデフォルトで搭載されており、 攻撃技よりも回復技を優先する「いのちだいじに」 回復技を封印した攻撃技重視の「ガンガンいこうぜ」 回復も攻撃も万遍なく使う「いろいろやろうぜ」 以上の3通りの立ち回りが選べるようになっている。回復と攻撃のバランスなら「みんながんばれ」だろうとか言ってはいけない 単体キャラ以外では、リック氏製作のキラーマジンガがストライカーとしてベホマスライムを呼び寄せる。 内容はキラーマジンガにベホマをかけるが、マホカンタで弾かれて相手が回復してしまうというもの。 出場大会 版権VSオリジナル 交代制作品別トーナメント 打倒剣帝!無差別級大会 釣りしようぜ!お前魚な!大会 RPGしようぜ!お前手駒な!大会 決闘しようぜ!お前カードな!大会
https://w.atwiki.jp/mariomeka/pages/67.html
Mii 名前 スライム? Twitterアカウント https //twitter.com/slimetu_jp?s=21 国籍 日本 アジア 職人ID 63X-9XM-88G 概要 日本のバトル勢。2018年からTwitter垢を運用させておりマリメ無印時代から活躍しつづける古参である。特にバトルに力を入れている。 実はバトルを2年間プレイしているが一度も10連勝をしたことがない。 マリメ界隈での活躍 本人はゴール待ちガチ勢、右飛びガチ勢などと名乗っており「#右飛び王選手権」というタグを作りバトル勢たちを盛り上げていく感じのポジションにいる。しろごま。信者であり、しろごま。を流行らせた元凶が彼である。 また、ToKaUNiとの関係が度々指摘されるが詳細は不明。 ※友情出演 OBK隊のみなさん ただ彼はかなりの古参である。 かなり大御所な地位を保持しており界隈でも話題になることもある。 余談 マリメ1時代 マリメ1時代は+SS+という雑談チームを運営していた。彼曰く隊員数は300を優に超えている。ちなみに、チーム+SS+の活動時期は2016年5月〜2018年8月である。 どのようなチームだったのかを詳しく知りたい人は別サイトにて解説されているので覗いてみてはいかがでしょうか。 https //sazanami5513games.fandom.com/ja/wiki/%2BSS%2B ↑+SS+の解説が書いてあります。 2017年5月、自作最高難度と称して「Slime Memory Trial」(略してスラメモ)の概要をMiiverseのお絵描き投稿にて公開した。 共感数は150を超えており、archiverse(Miiverseのアーカイブ)に残っている。 5月以降、上述の手法を真似してお絵描き投稿で自作スピランを紹介する人が増えたとか増えなかったとか。 ↑スラメモの投稿アーカイブ。 切断 かなりの切断勢ファンらしく、切断勢をリスペクトした結果、みんなでバトル切断数ランキングを作成している。 ↑スライム?氏作成の切断数ランキング しかし、スライム氏は切断勢ではない。切断数は30回程度である。 マリメ界隈ニュース 第3回(2週間分) 週間職人Pランキング-第3位 1000P 関連ページ しろごま。…スライム氏がしろごま教を広めた。スライム氏も入信者である。 ToKaUNi…「たのしくいきましょう」が口癖のみんバト勢。 マリメ精神病んだ...みんバト愚痴グループの創始者。切断勢
https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/86.html
すれ違い、そして ◆aWSXUOcrjU 深く、息を吸ってみる。 ゆっくりと、息を吐いてみる。 月明に照らされる町の中で、静かに、深呼吸を繰り返す。 「……よし」 これで気持ちは切り替えた。 あらゆる混乱と恐怖は、胸の内側へと留めた。 そうして少女――巴マミは、現在の状況を受け止めた。 (もちろん、あの主催者達のことは気になる) 黄金の鎧の男が倒した敵――あれは確か、噂に聞いた、ワルプルギスの夜という魔女だったはずだ。 最強と噂される魔女をも倒す男が、それでも敵わなかった相手である。 自分達を拉致して閉じ込めた、あの女の背後にある力が、どれほどのものかは想像もつかない。 正直な話、恐ろしいと思う。 (それでも) だとしても、立ち止まっているわけにはいかなかった。 助けを求める人がいる以上、怯えていることなどできなかった。 故に気持ちを切り替えて、マミは戦場へと臨む。 このふざけたゲームを打倒し、皆の安全を取り戻すために。 (当面の問題は、この首輪ね) 地図とにらめっこしながら、指先で首元をなぞった。 この首輪を嵌められているということは、すなわち、生殺与奪の権限の全てを、あの女に握られているということだ。 まずはこれを外さなければ、大きな行動には出られない。 でなければ、こちらが行動を起こす前に、問答無用で殺される可能性がある。 (支給品の中には……これを外せそうなものはないか) デイパックの中を探りながら、マミは内心でため息をつく。 当然と言えば当然の結果だが、都合のいい工具などの類は、鞄には入っていなかった。 物々しいピストルに防弾ベスト、そして、シンプルなペンダントが1つ。 魔法少女として戦えるマミにとっては、戦闘面で考えても、当たりとは言い難いラインナップだ。 (そうね……じゃあここは、この基地を目指すことにしましょう) となると、当面の目標は、工具を調達することになる。 そのために、マミが目星をつけたのは、北に位置する基地のエリアだ。 どれほどの規模なのか、専門的なことは分からないが、戦車や戦闘機の整備のために、工具くらいは置かれているだろう。 幸いにも、位置関係から察するに、目と鼻の先にあるようだ。 マミはデイパックを背負うと、進路を北へと取って歩き始めた。 (それにしても……) 気になるのは、やはり先ほどの戦闘だ。 焦点となるのは、あの場で黄金の男と戦っていた、ワルプルギスの夜についてである。 (何故あの場所に、ワルプルギスの夜がいたのかしら?) 偶然で片付けず、原因を求めるとするならば、考えられる線は2つだ。 1つは、予めワルプルギスの夜が現れるであろう場所を予測し、そこに黄金の男を追い込んだという可能性。 そこそこ現実的ではあるが、実現が可能かと考えると、少々厳しいものがある。 ワルプルギスの夜の襲来は、予測できるような類のものではないからだ。 本当にふらりと現れて、本当にふらりと去っていく――少なくとも、噂では、そのように聞かされていた。 (あるいは) 考えられるのは、もう1つ。 事前にワルプルギスの夜の出現現場に立ち会い、捕獲して手なずけたという可能性である。 エンカウントに関してだけ言えば、当てもなくその影を探すよりは、よほど信憑性は高い。 問題は、それほどの魔女を捕獲し、自らの意に従わせるということが、本当に可能かということだ。 魔女を操るなどという行為は、間違いなく前代未聞である。 ましてや、相手は最強の魔女だ。そう簡単に手なずけられるとも思えない。 もし、それほどの困難を、あの女が成し遂げたというのなら、 (……考えたくもないわね) 思い描く最悪のビジョンに、思わず、首を左右に振った。 とにかく、まずは首輪を外すことだ。今は基地へ急ぐとしよう。 そう考えを切り替えて、少し歩みを速めた瞬間、 「――あっ」 曲がり角から現れた、1人の少女と目が合った。 ◆ 曲がり角の少女は、名を、小日向未来というらしい。 少し怯えていたところを宥めたマミは、一旦その場に留まって、彼女と対話を行っていた。 「もう大丈夫ですよ、小日向さん」 「うん……ありがとう」 手頃な段差に座りながら、未来が弱々しく呟く。マミもまた、彼女にならって隣に座った。 高校1年ということで、マミより年上だという未来だが、そこはやはり一般人だ。 いくらか落ち着いたとはいえ、その表情は暗い。 今でも状況が信じられず、いつ命を奪われるかもしれないことに、内心で震えているのだろう。 「……さっきね」 ぽつり、と。 不意に、未来が口を開く。 「男の人が……殺された時、あの場所に友達がいたの」 「お友達? 一緒に巻き込まれたということですか?」 「多分……」 声のトーンが、一段落ちる。 何ということだ。沸々と、マミの胸にこみ上げるのは怒りだった。 ルール上、このゲームでは、優勝したただ1人しか、会場の外に出ることができない。 すなわちあの主催者は、友達同士をわざわざ呼び寄せ、殺し合わせるように仕向けたというのだ。 元々惨いとは思っていたが、何と悪趣味なことか。 「大丈夫です、小日向さん」 言いながら、手を伸ばす。 スカートの上に置かれていた、未来の手のひらを優しく握る。 「私が貴方の力になります。未来さんも、お友達の方も、守り抜いてみせますから」 信じてもらえるかは分からない。 未だ魔法少女という身分を明かしていない自分の姿は、ただの生意気な中学生に映るかもしれない。 それでも、声をかけられずにはいられなかった。 何もしないわけにはいかなかった。 自分はこんな人達を守るために、正義の魔法少女を続けているのだから。 「………」 返るのは、無言だ。 それでも、無言の頷きだった。 今はそれでも構わない。控えめでも、意志を返してくれた未来に、マミはほっと息をついた。 「……そうだ、小日向さん。もしよければ、支給品を見せてもらえませんか?」 そこで当初の目的を思い出し、マミが未来に確認する。 「支給品を……?」 「ええ。この首輪を外せる道具がないか、探していたところだったんです」 人差し指で、自分の首元をつつきながら、言った。 もしかしたら、未来の支給品には、何か工具に使えるようなものでも入っているかもしれない。 仮にそうであったなら、わざわざ基地へ行く手間も省けるというものだ。 「……分かった」 一拍の間を置いて、未来がデイパックを肩から降ろす。 最初に出てきた支給品は、特にどうということはなかった。 しかし、続いて取り出された2つ目には、マミは大きく驚かされることになった。 「これは……グリーフシード!?」 未来の手のひらに収まっていたのは、黒い球形のアイテムだった。 魔女の亡骸、グリーフシード――場合によっては、新たな魔女を生じかねない代物でもある。 何故、これがここにあるのか。 やはり主催者達は、魔女と何らかの関わりがあるのだろうか。 先ほどまで抱いていた疑問がリフレインし、頭の中が混乱してくる。 「……マミちゃん?」 「あ、す、すみません……」 困惑するマミを現実に引き戻したのは、不安げな未来の声だった。 「あの、小日向さん。よければ、これを譲ってもらえないでしょうか?」 「? これ、首輪を外すのに使えるの?」 「そういうわけではないんですけど……ただ、これを持っていると、他の参加者に襲われた時に、少し有利になるんです」 疑問が尽きたわけではないが、これは捉えようによってはチャンスだ。 グリーフシードには、ソウルジェムの穢れを吸い取り、魔力を回復させる効果がある。 使用後のそれを、どう処理すればいいかは悩みどころだが、魔力残量の不安が解消されるのなら、荒事においては有利だろう。 殺し合いに乗った参加者と出会い、戦闘になる可能性も、残念ながら、ゼロではないのだ。 「……うん、分かった」 一瞬、訝しがるような顔をしたものの、未来はマミの提案を了承した。 グリーフシードを持った手を、胸の高さまで持ち上げる。 それを手のひらから受け取ろうと、マミが身を乗り出した瞬間、 「――ごめんなさい」 消え入るような声と共に、じわりと痛みが広がった。 ◆ 「……え……」 ぽたり、ぽたりと雫が落ちる。 暗闇の中にあってなお、月明を浴びる血溜まりは、鮮やかな赤色に輝く。 「どう、して……」 そこまで言い終えるのがやっとだったようだ。 ごほ、と咳込んだマミの口から、赤色が流れるのが分かった。 そのまま身体はバランスを失い、ばたりと前のめりに倒れる。 指先がかすめられたことで、グリーフシードとやらが道路に落ちる。 「………」 腹部からどくどくと血を流し、倒れ伏す巴マミの姿を、立ち上がった小日向未来だけが見下ろしていた。 「……ッ!」 凶器もそのままに、駆け出す。 突き立てたナイフを放置して、デイパックを力任せに掴みながら、未来はその場から逃げ出した。 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいッ……!」 呪詛のように紡がれるのは、涙交じりの謝罪だった。 目元から透明な雫を落としながら、未来は掠れるような声で叫んだ。 こんなことは許されない――そんなことは分かっている。 きっとこの場にいる立花響も、喜びはしないだろうということも分かっている。 それでも、やるしかなかったのだ。 響のためにできることなど、これしか思いつかなかった。 (本当に……人を殺しちゃったんだ……ッ!) 今更ながら、罪を悔いる。 果たして、こんなことをしたところで、意味があったのかは分からない。 響に酷いことを言ってしまった償いが、これでできるのかどうかは分からない。 それどころか、今まで以上に、彼女を怒らせてしまうかもしれない。 だとしても、最早手遅れだった。 覆水は盆には返らない。こぼれた水は拾えない。 立花響を生かすために、巴マミを殺してしまった――その事実は、決してなかったことにはできないのだ。 「響……ッ!」 助けを請うような声音だった。 悲鳴を上げるように名を叫んだ。 どうしよう。私、人を殺しちゃった。 貴方に償いをしたいがためにに、やり方を間違えてしまったかもしれない。 であれば、一体これからどうする。 小日向未来はどうすればいい。 『――どうか、僕の話を聞いていただきたい』 東から聞こえる男の声が、無情に響き渡っていた。 【一日目・深夜/C-2 市街地】 【小日向未来@戦姫絶唱シンフォギア】 【状態】恐慌状態 【装備】なし 【道具】支給品一式、ランダム支給品1 【思考】 基本:響を優勝させるために殺し合いに乗る……? 1:声のする方に行ってみる? 【備考】 ※第8話「陽だまりに翳りなく」にて、クリスと別れた直後からの参戦です ※巴マミが死亡したと思っています ◆ 『――僕もカウンセラーだ。人を助けることを願ってこの仕事に就いた。 いたずらに皆の不安を煽り、命を損なうこのゲームを、僕は絶対に許せないと思う』 「嘘だろ、おい……!」 佐倉杏子がそれを見たのは、未来がその場を去ってから、しばらくが経過した後だった。 市街地エリアに入るや否や、龍崎と名乗る男の声が聞こえてきて、さてどうするかと考えていた時のことだ。 何の気なしに視線を向けた、ちょうどその方向に、見覚えのある姿があった。 目にも眩い金髪の少女が、灰色の地面の上に倒れていた。 それもナイフの刺さった腹から、どくどくと血を流した姿でだ。 「マミッ!」 何が起きた? 何故こうなった? それらの疑問は後回しだ。 それが瀕死の巴マミだと察した瞬間、杏子は絶叫と共に行動に出ていた。 慌ててマミの元へと駆け寄って、屈む。 微かだが、ひゅうひゅうと、苦しげな吐息が漏れていた。意識は朦朧としているが、ギリギリ息はあるようだ。 「間に合えよ、畜生っ……!」 額に浮かぶ汗を拭い、傷口に刺さったナイフを握る。 「ぅ……ッ」 ぐっと力を込めた時、僅かに傷口に刃が当たった。 びっしりと脂汗の浮かぶ、マミの顔が苦悶に歪んだ。 「……このっ!」 許せよ、と胸中で呟きながら、傷口からナイフを一気に引き抜く。 てらてらと光る緑の刀身が、そのまま後方へと投げ捨てられる。 瞬間、閃光。 せき止められていた血液が、一気に噴き出すと同時に、杏子は己がソウルジェムを光らせた。 「く、ぉおおおお……ッ!」 がし、と両手を組んだ姿勢で、解き放つのは治癒の力だ。 左手の指先から放たれる、ソウルジェムの赤い光が、赤い血の流れを押し留める。 喉から絞り出すように唸りながら、杏子は懸命に魔力を手繰った。 精神に関与する力に秀でていたからか、肉体を治癒する類の魔法は、実は苦手だ。 そこへこれほどの重傷である。超常の魔術師と言えども、必然、表情が険しくなる。 (治れ! 治れ! 治れっ!) それでも、手を緩めるわけにはいかなかった。 たとえ力が及ばずとも、諦めるわけにはいかなかった。 少しでも気を緩めてしまえば、恐らくマミは今度こそ死ぬ。 同じ魔法少女である彼女の命は、永遠に失われることになる。 そんなことは断じて御免だ。 もう二度と、家族をいっぺんに喪った、あの時の想いを味わってたまるか。 「……さ、く……らさん……?」 はっ、と瞳が見開かれる。 視線を向ければ、その先で、開かれた金色の瞳が見える。 「マミッ! 治癒魔法だ! んなところでくたばるんじゃねえぞっ!」 あらんばかりの力を込めて、佐倉杏子は絶叫した。 ◆ 血濡れの学生服の隙間から、変色した素肌が覗く。 透き通るように白い肌は、刃を受けたその場所にだけ、痛ましい痕跡が残されてしまった。 「悪ぃな、あたしが下手くそだったばっかりによ」 その様を横目で見やりながら、申し訳なさそうに杏子が言う。 「気にしないで。貴方がいなかったら、傷跡どころじゃなかったわ」 それでも、傷の主――マミは、優しい顔をして笑うのだった。 小日向未来から受けた傷は、杏子の尽力もあって、無事塞ぐことに成功した。 とはいえ、杏子の未熟な治癒魔法では、傷を塞ぐことはできても、失われた血を増やすことはできなかった。 意識を取り戻したマミが、自ら行使した治癒魔法によって、ある程度は回復したものの、現在も軽度の貧血と、若干の衰弱に襲われている。 未来をすぐに追いかけず、元いた場所に留まっているのは、身体を休ませるためでもあった。 「……あった。これ、使って」 言いながら、マミが拾い上げたのは、未来から受け取ろうとしていたグリーフシードだ。 それをひょい、と放り投げると、杏子の右手がキャッチする。 「サンキューな。借りは後で返すよ」 何故ここにあるのかは、あまり深く考えるつもりはないらしい。 一拍だけ間を置いたのち、杏子は素直に礼を述べると、グリーフシードを指輪へと当てた。 苦手な治癒魔法を、それも全力で使った彼女のジェムは、相応の濁りを抱えてしまったはずだ。 命の恩人である彼女に、救いの手を差し伸べることには、何ら抵抗はなかった。 「近頃は素直なのね」 「うっせ。恩を着せられっぱなしなのが、気に食わないだけだっつーの」 ふふ、と笑うマミに対して、言い訳がましく杏子が返す。 刺のある返答にに見えるが、これでも一時期に比べれば、遥かにマシになっているのだ。 ここ最近の杏子の態度は、少し前よりも柔らかい。 家族の無理心中がきっかけで、荒んでしまった杏子だったが、少なくともその頃に比べれば、かなり素直になったと思う。 「ゆまちゃんのおかげかしら?」 きっかけとして考えられるのは、数日前に拾ったという連れ子の存在だ。 千歳ゆま。 魔女に両親を殺されたところを、杏子が救い上げた少女。 在りし日の彼女の妹・佐倉モモと、似通った年頃の女の子だった。 お互いに相手を想い合い、寄り添う杏子とゆまの姿は、とても穏やかで、温かかった。 「……ガラじゃねえけどさ。あんたの気持ちも、少しばかり、分かるようになってきたんだ」 かつり、かつりと靴音を立て。 言いながら、杏子がマミの傍へ歩み寄り、すぐ隣へと座りこむ。 「ガキの成長を見守って、一緒に生きてくってのも、悪くねぇかな、って思ってる」 「それはいい傾向ね」 ぽつり、ぽつりと呟く杏子に、静かに、マミが相槌を打つ。 「あんたは相変わらずの師匠風だな」 「あら? 気に障ったかしら」 「今更気にしてたらキリねぇよ」 赤毛の横顔に浮かんだのは、照れくさそうな苦笑いだ。 あの日道が別れた時には、こんな日が来るとは思わなかった。 昔、2人が師弟だった頃――友達だった時のように、語らうことができるとは、まるで思いもよらなかった。 千歳ゆまという存在が、止まった時間を動かしてくれた。 2人を再び引き合わせ、あの時止まってしまった時計の針を、再び進めてくれたのだ。 であれば、感謝すべきであろう。小さな小さな恩人に対して。 「……それで、マミを刺した奴は?」 ふと。 そこで、思い出したように、杏子がマミに問い掛けた。 マミもまた、その問いを皮切りにして、思考のスイッチを切り替える。 「ごめんなさい……どっちに行ったかまでは、分からないの」 「ま、そうだろうな。あの状態じゃ、んな余裕もなさそうだったし」 「でも……あの人、とてもつらそうだった」 思い返すのは、自分を刺した瞬間の声だ。 ごめんなさい――囁くようなその言葉には、罪悪の念が深々と刻み込まれていた。 目の前から逃げ出した時の顔は、ぼんやりとしか見えてない。 それでも、記憶の中の未来の顔は、ひどく狼狽していたように思える。 「そろそろ行くわ。小日向さんを止めないと」 彼女をあのままにしてはおけない。 きっと彼女は、今も罪悪感に苛まれ、苦悩の中にいるのだろう。 そんな苦しみを抱えた人間を、放っておくわけにはいかなかった。 「……あたしはできれば、面倒は御免こうむりたいけどさ……」 歩み出す背後で、杏子が言う。 ぽりぽりと頭を掻く音が、微かにマミの後方から聞こえる。 「でもまぁ、あのバラの女が気に入らねぇのは確かだ。 借りを返すにも、あんたと組んだ方が有利だろうし、とりあえず、一緒には行ってやるよ」 言いながら、杏子は勢いをつけて立ち上がると、グリーフシードをデイパックに放り込んだ。 「ありがとう、佐倉さん」 振り返り、にっこりと笑みを浮かべると、マミは感謝の言葉を口にした。 【一日目・深夜/C-2 市街地】 【巴マミ@魔法少女おりこ☆マギカ】 【状態】体力の消耗、ソウルジェムの穢れ(1割) 【装備】ソウルジェム 【所持品】支給品一式、ニューナンブM60(5/5)@現実、防弾チョッキ@現実、 ペガサス聖衣@聖闘士星矢Ω、ウィルナイフ@勇者王ガオガイガーFINAL 【思考】 基本:殺し合いを打倒し、集められた参加者を救う 1:杏子と行動を共にする 2:未来を止めたい 3:基地に向かって、首輪を外す道具を手に入れたい 【備考】 ※第四話「絶対に許さない」終了後から、第五話「そのために私はここにいる」開始前までの間からの参戦です ※主催者と魔女の関連性に対して、疑念を抱いています ※龍崎駈音(バラゴ)の言葉を聞き逃しました 【佐倉杏子@魔法少女おりこ☆マギカ】 【状態】健康 【装備】ソウルジェム 【所持品】支給品一式、ランダム支給品1~3、グリーフシード(使用済み)@魔法少女おりこ☆マギカ 【思考】 基本:殺し合いを打倒して、見滝原に帰る。他の参加者の救助には、やや消極的 1:マミと行動を共にする 2:首輪を外せそうな奴を探す 3:龍崎の放送について話すべきか? 【備考】 ※第五話「そのために私はここにいる」以前からの参戦です 【ニューナンブM60@現実】 警察官が用いるために開発された、日本製の回転式拳銃。装弾数は5発。 S W社のリボルバーを元に設計されており、近年は同社製の銃への移行が進められている。 【防弾チョッキ@現実】 チョッキ型のボディアーマー。拳銃程度の弾丸なら防ぐことができる。 マシンガンとかショットガンとかは勘弁してください。 【ペガサス聖衣@聖闘士星矢Ω】 天馬座の青銅聖衣。光牙が装着する。待機形態はペンダント型。 【ウィルナイフ@勇者王ガオガイガーFINAL】 獅子王凱の愛用するナイフ。彼の意志によって、自在に切れ味を変えることができる。 【グリーフシード@魔法少女おりこ☆マギカ】 魔女のモトであり、亡骸でもあるアイテム。 ソウルジェムの穢れを吸い取る性質を持っているが、穢れが溜まりすぎると魔女と化してしまう。 本ロワでは、最大値の3割分の穢れを吸い取ることができる。魔女化することはない。 Back 月夜の剣士 時系列順で読む Next 女王とカリスマ Back 月夜の剣士 投下順で読む Next 女王とカリスマ GAME START 巴マミ Next その手は誰がために GAME START 小日向未来 Next その手は誰がために Back 舐めてんじゃねえよ 佐倉杏子 Next その手は誰がために
https://w.atwiki.jp/srw_z/pages/106.html
スライム系 No 名前 スキル 特性 ガード ランク スカウト 一般 特殊 出現場所 配合組み合わせ 1 スライム スラフォース,守備力アップ 会心 出やすい,メラブレイク F 2 ホイミスライム HP回復,すばやさアップ 回復のコツ,マホトラブレイク マホトラに よわい,マホトーンを無効 F
https://w.atwiki.jp/kanicardgame/pages/23.html
スライム(MC) 体力 500 魔力 100 攻撃力 500 防御力 500 効果 【雑魚の悪あがき】体力が0になった時、相手の場の全てのHC、MCの体力-300