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更新日:2012-06-11 タイトル: さよなら子供たち 原 題: AU REVOIR LES ENFANTS/GOODBYE, CHILDREN 製 作 年: 1987 製 作 国: フランス/西ドイツ ジャンル: ドラマ/戦争 レ ス: ☆おすすめ!やおい映画☆ http //www2.bbspink.com/801/kako/979/979530199.html 174 名前: 風と木の名無しさん 801映画とは言えないかもですが、ま~、お手空きな時にでも~。 ルイ・マル「さよなら子供たち」(深刻なので気後れしつつ…ショ…ショタ) ☆おすすめ!やおい映画 Part2☆ http //www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/999447812/ 166 名前: 風と木の名無しさん 投稿日: 01/10/25 03 11 ID K8teqm0X 156 「If・・もしも・・」噂だけ聞いて、長いこと捜してるんだけど まだ見てないよー! 仕方ないから、「さよなら子供達」で我慢してる・・・寄宿舎ラブ ▲PAGETOP 今日: - 昨日: - 合計: -
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作詞:Nem 作曲:Nem 編曲:Nem 歌:メグッポイド(GUMI) 翻譯:艾丝 躲在床上打开画册 爸爸和妈妈都注意不到 呐,兔子先生 这个怀表 已经停止走动了吧 这一页的前方 伴随着前进 这里已经不在疼痛了呢 梦中梦见的梦 那虚幻的国度 这声音 我曾经听过 在那深夜之中的冒险 不由得让人心跳加速 从这以后 请你教导我 在夜晚离去白日降临之前 是何时无法看见甜蜜的呢 牛奶中也不加砂糖了 呐 兔子先生 最近怎么了? 好像一直很沉默呢 这一页的前方 一直都是一样的 这里已经再也不疼痛了呢 在梦中什么都看不见 也不存在悲伤 这声音 我已经想不起来了 新裙子 也被弄脏了 也不能一起玩了 所以 再见了,爱丽丝 开始行走的时针 被解开的魔法 拨开云层看见了真实存在 在我心中盛开的 虚幻的国度 再一次 伴随着我 我 仍旧没有成为大人啊 一直在天空中 飞行的鸟儿们 现在抬头看 已经无法再看见了呢 啦啦啦啦… 妈妈给我的那个画册呢? 已经消失在火中了 翻譯:rufus0616 向愛麗絲說再見 藏在床上攤開的繪本 爸爸和媽媽都沒發現喲 吶 兔子先生 請讓時鐘 繼續停止吧 帶我前往 書頁裡的未來 我已經不想待在這裡了 夢裡所見到的夢境 虛幻的國度 我聽得見 那聲音 深夜的冒險 令我心跳加速 請告訴我 接下來會如何發展 在天明拂曉以前... 別一直小看我 我不需要牛奶或砂糖 吶 兔子先生 怎麼了? 最近都不怎麼說話... 書頁裡的未來 一直都相同 我已不想待在那裡了 再也無法作夢了 卻不感到悲傷 就連那聲音 也已忘懷在記憶深處 我不會弄髒 新買的洋裝了 也不和大家一起玩 所以 我要向愛麗絲說再見 開始移動的秒針 解除的魔法 讓真實受到蒙蔽 曾占據在我心頭的 那夢幻的國度 請再帶我 前往那裡一次 我 還不想成為大人啊 如今 我就只能仰望 在永恆的天空中 飛翔的鳥群 媽媽給我的繪本在哪? 那已全部燃燒殆盡了啊 「私 まだ大人にはならないわ」可直翻成「我 還沒有成為大人」,不過寫信詢問Nemさん,他給的解釋是「我 還不想成為大人」,故如此翻。 在此特別感謝Nemさん、ありがとうございますm(_ _)m
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【登録タグ VOCALOID さ とおくできこえるデンシオン 久遠真雪 曲 鏡音レン】 作詞:久遠真雪 作曲:とおくできこえるデンシオン 編曲:とおくできこえるデンシオン 唄:鏡音レン 曲紹介 イラスト:lily 歌詞 (PIAPROより転載) 過ぎ去る日々にすがりながら すれ違う僕ら許して 夢の続きを見るためなら どんな苦労も引き受けるよ 誰より優しい生き方で 思い合えたらと願うのに 意味のない言葉で誤魔化す そんな自分、変えたくて 君と分かち合いたかった 胸に散った時間の分 君と笑い合いたかった ただそれだけなのに でもね気付いていた もう二度と触れ合えない二人のこと 指先に溶けて消えていく 君のぬくもりにさよなら 思い出を手離せないままに 不器用に生きてく僕らに 夢の続きを教えてよ 一つ一つ噛み締めるから 理想の未来があるとしたら 誰も傷付けずに済むのに 理屈を付けてまた誤魔化す そんな自分、もどかしくて 君と分かち合いたかった 幸せの意味、変わっても 君と笑い合いたかった 日々を覚えてるよ そうだ わかっている もう二度と叶わない恋があること 二人の時間が消えていく 君は笑ってるだろうか 本音を伝えられぬまま 君を泣かせてしまったね もしも戻れたなら… でもね知ってるんだ もう二度と分かち合えない未来のこと 何も出来ずにただ消えていく 君のぬくもりにさよなら コメント 名前 コメント
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まだヒューズつかってるの? えらそうな言い方をしてしまいましたが、別にヒューズに罪はないですね(^^;)。 ヒューズをブレーカに替えたいと思った表向きの理由は (1)ヒューズの予備を持歩かなくて済む。 (2)不測の事態の時にヒューズがないだけで不動車になるなんていや~ん!という事。 で、表向きじゃないホントの理由は「やりたかったから」ということですハイ。 NRF110 このブレーカは和泉電気(idecという商標でも知られている)という処の工業機械や自動販売機などに使われるもののようです。 12Vに使用できますので車にも使えると言うことで、某御大がチンクに付けておられるのを以前から知ってましたが、ありがたいことにその御大より部品を頂くことが出来まして(大感謝しております)作戦が発動されました。 NRF110ブレーカユニットの画像 ブレーカはidecのNRF型サーキットプロテクタというもので0.3アンペアから15アンペアまでラインナップしています。 チンクで使用する範囲では5、8、10、15アンペアと有りますが、今回は8アンペア8系統15アンペア4系統の都合12系統としました。 専用のアダプターが別売されており、レールに取付けられるようになっておりますので、写真のように組んでみました。 今回これらの部品全て御大のご厚意で.....お礼をいっても言切れませんm(_ _)m ユニット裏側画像 チンクの入力系はもともと3系統です。 バッテリーから(レギュレータを介して)来る「常時電源系」、イグニッションキーによってオンオフされる「ACC系」、ライトのスイッチに連動する「イルミ(ネーション)系」の三つ。 これが6つのヒューズを介して各電装部品に行くのが元々の配線。 ワタクシのブレーカはこの6つのヒューズの替りに12個のブレーカを用意して、増やした電装系に対応しようというものです。 3つの入力系は変らずに常時電源系統に6個。ACC系統に4個。 イルミ系統に2個を割当てました。 常時電源が多いのは、ヘッドライト(リレー有り)、カーステ、社外品ホーン(リレー有り)、ハザードなどの為です。 端子のアップ画像 3系統を12系統に分岐するために活躍したのが写真の端子。平端子の中でもH4端子と呼ばれるものです。プロはこういう場合どうやって、またどんな端子を使って連結させるのかわからないんですが、シロートなりにそこそこきれいに配線できたのでは....とほくそ笑んでおります。 こういった端子は秋葉原に買いに行きます。 電気工作なんてやったこと無いワタシがクルマの整備のためにラジオデパート(小さな部品屋が沢山集まってる)に出入りするようになるなんて、なんか不思議。 (2020年現在、ラジオデパートは随分と部品商が撤退してあまり部品調達がうまく行きません。ネット通販のほうが確実な状況です。) 絶縁はコルゲートチューブで。 接続がすんで考えたのは、ここでショートしちゃっちゃぁ意味がねぇということ。当り前すぎますが。で、とりあえずコルゲートチューブをさくっと刺しておくことにしました。 端子板のアップ 3系統の接続を確実にするためにブレーカ群のはじっこに端子板を設けました。特に常時電源にはアンメータからとオルタ行の5.5スケアという太い配線がくるので脱落したりすることの無いよう確実な配線をと考えた次第ですが、ホントの理由はただメカメカしくさせたかったからじゃないの?と聞かれても否定はしません(^^; 何はともあれ、これにてブレーカユニットの完成です。 さよならヒューズボックス.... ヒューズのアップ元からあった小さなヒューズボックスとはおさらばです。 ホントはチンクの電装系ってこれでまかなえるほどシンプルで合理的なんですよね。 ユニット取付完了 ステーはアルミ板を切って曲げて穴開けて、と加工をして制作。 ブレーキフルードタンクは少し前に出さなきゃならなかったので同じくアルミですこし前にネジを出し、既存のプラスチックステーをタンクの部分だけ切残してそのベースに取付けました。 (解りづらい説明だと思いますが、要は切った貼ったの場当たり作業でした。)モット苦労するだろうと思ったけど、空間的には多少余裕があるため、あまり工作精度を求められなかったことが幸いして、なんとか完成できました。 それでも一日作業だったので本来一緒にやりたかった配線の整理は次回へお預け。 付け替えたのに配線ごちゃごちゃじゃん!と思われたでしょ、え-涼しくなってもの考えられるようになったらがんばりマース。 べつにパワーアップした訳じゃないんですが、なんか精神的に余裕が出来たっつーか、それよかまぁやり遂げ感があるっつーかでとにかく満足の出来です。 ちなみに前後2つのステーでブレーカユニットを支えてますが、後ろのステーを支点にして持上がるような状態にしてあります。これで配線のやりかえ時などもスムースに作業が出来るように配慮してみますた~。 追記 このブレーカーはスマートにまとめられていて、その後も使用継続していますが、値段を調べると、12本も使うとなれば結構な価格です。 今ならヒューズボックスを平型に改造した上でKIJIMAが出しているヒューズブレーカー平型などを使用するのも良いかと思われます。(中国製でさらに安価なモノもあるでしょう) (written by 大塚)
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「あんたって小学生の時からあんまり変わってないわねー、でもこの頃のほうがちょっとは素直そうね」 「む、失礼な。私のどこが素直じゃないっていうのかな、かがみんや」 重々しいアルバムのページをめくりながらかがみが呟いた。 小学校の卒業アルバムにうつるこなたはわずかな違和感をかがみに与えた。なんとなく何かが足りないような気がするのだ。 「このこなちゃんかわいいね、割烹着着てるよー」 「つかさも意外にマニアックだね、スパッツでもスク水でもなく割烹着とは」 「ええっ?私そんな変かなぁ……?」 おしゃべりに興じるこなたとつかさを横目にかがみは黙っていた。 「あ、今日夕飯の買い物頼まれてたたんだった。もう帰らなくっちゃ」 アルバムに夢中になっていたつかさが、時計を見て慌てて鞄を手に取った。 それに釣られて立ち上がろうとしたかがみをつかさが制する。 「今日はそんなに荷物ないから私一人で大丈夫、お姉ちゃんはゆっくりしてていいよ」 「そう?じゃあお言葉に甘えるとするわ。もし大変だったら携帯に連絡してくれればすぐに行くからね」 「うん、それじゃあこなちゃんばいに~」 つかさが帰るとかがみは俯せに寝転がってアルバムを読み出した。こなたも椅子からベットに腰を移す。つかさの前でだらしない格好をしたがらないかがみも、こなたと二人きりの時は姿勢を崩しがちになる。 「なーんか今のこなたと雰囲気違うのよねー、何が違うんだろ?、目つき?」 「そりゃ私も成長したんだよ、そういえばかがみは小学校の頃からツリ目だったね、ぷぷっ」 「あんたは口が減らないな。ねえそういえばあんたって中学のアルバムはとってないの?まさか教科書と一緒において来ちゃったんじゃないわよね?」 「あー、まあちょっと……」 「え?まさかほんとに置いてきたの?」 こなたの表情が固い。 いつもの穏やかな二人の時間が、急によそよそしいものになってしまったような気がしてかがみは慌てた。 「中学のアルバムはね……え~っと」 「別に無いならいいんだけど……」 しばらく気まずい沈黙が続いた後、ゆっくりとこなたが顔を上げた。 「ちょっと嫌な思い出があってさ、あ、そんなたいしたことじゃないんだよ、でもなんとなく話しづらくて」 「そんな喋りたくないなら無理に話さなくてもいいのよ?」 これは嘘だった。それがこなたにとって思い出したくないことでも、かがみはこなたのことをもっと知りたかった。 そんなかがみの意思を知ってか知らずかこなたは首を振った。 「まあかがみには話しておこっかな、って言っても人に話すのは初めてなんだけどね」 そう言うとこなたは、寝転がるかがみの横に腰を下ろして語り出した。 「前にさ、魔法使いの話をしたの覚えてる?ただ仲の良い友達としか言わなかったけど、あれって実は男で……まあ半ば彼氏みたいなもんだったんだよ」 きっかけはとても些細なことだった。 三年時のクラス替えで一緒になった男子が、こなたの趣味を知ってオタ話を振ってきたのだ。 「いや~、あん時は嬉しかったね。オタクな女友達もいたけどいつの間にかBLにはまっちゃってて疎遠になってたから、その時はそっち方面の話をできる人がいなくてさ。 放課後みんなが帰ってからも、延々二人だけで盛り上がっちゃってね」 二人は放課後になるとよくアニメイトや本屋に出かけて、特に目的もなくダラダラと時間を費やした。 そしてそんな関係が半年も続いた頃、こなたはその男から離れられなくなっていた。 「あんたが男に夢中なるなんて意外ね。ちょっと想像できないんだけど」 「いや~……まあ若さゆえの過ちってやつでして」 その男子はオタクではあったものの、そこそこに顔が良かった。話が合ってしかも顔も悪くない。今まで一人の男と長い時間を過ごしたことのないこなたがはまりこむには、それで充分だった。 しかし冬になって卒業が近づいても、二人の関係に変化はなかった。 二人で会うのも決まって、いつものアニメイトや近場の似たような店だけ。 こなたがイベントに誘ってみたりしても、男は面倒がって来ることはなかった。 そうして二人の間にはいつしか倦怠感が漂いだし、受験が終わった頃男はこなたに 別れ話を切り出した。 「笑っちゃうよね~、私はその時まで付き合ってるなんて全然思ったことなくてさ。ただ二人でアニメとマンガの話ししてゲームやってただけだったんだもん」 それでもその時のこなたは冷静だった。 二人の関係の終わりは少し前から、どうしようもなく見えていたのだ。 こなたが大きな失望感を味わったのは卒業式の日のことだった。 「文集を見た時にはへこんだね。かがみん魔法使いって言葉の意味知ってる?ネット用語でずっと童貞でいる男のことを言うんだよ」 「なっ、いきなりなんて話するのよ!」 「いや~、そんな顔されてもほんとなんだからしょうがないじゃん。それであいつのほう見たら男子何人かでそのネタで盛り上がっててさ、あいつが、俺もう少しで魔法使いの資格失う所だったぜーとか言ってたんだ」 「うわ……最低。そいつあんたのことを彼女だと思ってたんでしょ?それなのになんなのよ、その態度は?それであんたはどうしたの?」 落ち着いて話しを聞いていたかがみも、二人の関係を自分勝手に解釈する男に怒りを露わにしたが、その反応にこなたは少し気まずそうにうつむいた。 「それがな~んもできなかったんだよね、怒るより先に一人で熱くなってた自分が嫌になっちゃってさ。それでアルバムもその場に置いて帰って来ちゃったんだ」 「どうしてこなたが、そんな気持ちにならなきゃならないのよ!こなたは悪く無いじゃない、それなのに……」 「まあ、実際そうだったんだから仕方ないじゃん。それにさ、あいつはオタ話のできる女友達が欲しかっただけなんだよね、それにさっさと気付かない私もバカだったんだよ。この話はそれでおしまい」 こなたの語りはまるで教科書を音読するかのように淡々としていたが、それがかえってかがみにはもどかしかった。 こなたが涙でも見せてくれれば、優しく慰めることもできた、今からでも関係者になれた。 けれど終わってしまった事に手を出すことはできない。 体温すら感じ取れるような距離に座っているのに、二人の視線は交わらない。 「どうしたのかがみん?、ぼけっとしちゃってぇ、あれかな?子供だと思ってた幼なじみがいつの間にか大人になっててびっくり!みたいな?ギャルゲーだと良くあるよね、そういうの」 「正直そんな気分よ。ゲームでしか恋愛したことないくせに、とか今まで好き勝手言って悪かったわね。でも何で今まで言わなかったんだ?話す機会は何度もあったじゃない」 「あの時の自分を思い出すと恥ずかしくてさー。ま、中二病みたいなものだよ」 「それなんか違くないか?そういや私もラノベ読んでる時に、オタクっぽい男子に声掛けられたことあったわよ。全く……あんなのに引っかかるなよ」 「もうその通りです、かがみ様。でもそういう自分はどうなの?それ以外で何かないの?」 「……実は何人か誘われて二人で遊びに行ったことあるんだけど、そこで終わっちゃって。なーんか距離を置いちゃうのよね」 「やっぱりかぁ、絶対かがみはモテると思ってたんだよね。でも付き合えないってのはなんなんだろう?みんなデレ期に入るまで待てないのかねぇ」 人と距離を置きたがる自分の例外が、目の前のこなたであることにかがみは気付いていた。 こなたが恥ずかしい思い出を打ち明けてくれたのも、本当は嬉しい。 しかしそれと同時にこなたが誰かに一時でも心を預けていたと思うと、軽い嫉妬を感じずにはいられなかった。 「あんたみたいな奴でも恋したことがあるってのに、どうして私はダメなのかな?デートの時だって楽しくなかったわけじゃないんだけど」 「かがみは私といる時が一番可愛いから、しょうがないよ」 「何言ってるのよあんたは。私はあんたといる時の私が一番可愛くないと思うけどな」 こなたは横目でかがみを見ながら、いつものように猫口で笑っている。 かがみは友人のこういう物言いが少し苦手だった。 自分の感情が見透かされているようで、なんとなくいらついてしまうのだ。 「自分のクラスにいる時のかがみって表情が堅いんだよね。もっとリラックスしてさ」 「やっぱりそうなのかなぁ?私はうまくやってるつもりなんだけど」 「それがダメなんだよ、たまには素を見せてあげないと攻略意欲が湧かないじゃん」 「言いたいことはわかるがギャルゲーに例えるなよ。そもそもあんただって一回経験があるだけじゃない」 「ま、そういうこと。本当に助言が欲しいならあのデコっ娘にでも聞いたほうがいいよ。私の経験なんて大したことないしね」 「結構ヘビーな話だった気がするけど……本当にもう気にしてないのね、なんだかこっちが拍子抜けよ」 「もう二年以上前のことだよ。それに女は昔を振り返らないのさ」 こなたにとって魔法使いはすっかり過去の人間だった。最初はそれがかえって寂しく感じ たかがみも落ち着きを取り戻した。冷静に考えれば、こなたが今でも昔の彼氏を想っていて都合の良いことなんてかがみには一つもないのだから。 「二年前かぁ、しかしオタ話とゲームとアニメイトって、今私とやってることと全然変わらないわねー」 「全然違うよ!」 こなたの声は失恋体験を語った時よりよほど真剣だった。 いつもの調子に戻って気安く話しかけたつもりだったかがみが、驚いてこなたのほうに向き直ると二人の目が合った。 「あいつとかがみは全然違うよ、かがみとはそういうことだけじゃなくて、一杯色んな所に遊びにいったじゃん」 「そりゃそうだけど、なにむきになってるのよ」 「だってかがみはああ言って欲しかったんじゃないの?わざわざあいつと自分を比べたりしてさ」 比べてなんてない、その一言がかがみは言えなかった。 しかしこんな風に否定してもらいたいと思ったわけでもなかった。 ただ、そうだね、あいつと同じだね、と軽く同意して欲しかっただけだった。 「コミケだって二人で行ったよね、海にだって遊びに行ったじゃん。全然私の趣味とは違うけどすっごく楽しかった」 「本当にどうしちゃったのよ、悪い物でも食べたの?」 かがみはどうにかして空気を戻そうとしたが、こなたはとりあわなかった。 「こういう時かがみはずるいよね、だから折角男子に誘われたって進展しないんだよ。普通の人はツンデレとか言って先回りしてくれないよ」 「……なんなのよ、私がいつツンデレって呼んで欲しいって言った?あんたが勝手に言ってるだけじゃない!」 かがみがツンデレと呼ばれることに安心感を覚えていたことは、事実だった。 ツンデレは楽なのだ。どれだけ失礼なことを言っても、相手が勝手に自分の好意を受け取ってくれるのだから。 口調を荒げても、かがみの声にはまるで迫力がなかった。 対してこなたの目は、かがみを真っ直ぐ見据えて離そうとしない。 「かがみは自分の気持ちに自信がないんだよ。もっと……」 「ちょっと黙ってよ!私こなたが何を言いたいのか全然わかんない……もう帰る!」 かがみはこなたの視線を無理矢理振りほどくと、逃げるようにして立ち去った。 コメントフォーム 名前 コメント ↓そう?可愛いと思うよ -- 名無しさん (2011-04-20 03 49 57) このかがみ性格悪いな -- あ (2008-01-14 03 40 29)
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作詞:ナブナ/n-buna 作曲:ナブナ/n-buna 編曲:ナブナ/n-buna 歌:初音ミクDark 翻譯:冥辰 再見吧拜拜,有緣再會/さよならバイバイ、またいつか 你好,拜拜,等等,再見 夜色漸漸掩蓋這座城市 回家的路上,悄然低下頭 你愛哭的聲音,一直回蕩 回頭于夕陽,照射的坡道 和塗滿整座城市的紅色 重疊在一起,是你描繪的 我的心靈的形狀呢 這樣啊 停住了哭泣,然後看見了 在這霞光萬道的天空中 一切東西都隱藏起來了 已經,不要,不要 我的聲音,在這連續,的六秒內 你的,你的,你的 已經避開,你的心靈,穿透過去 對啊,只是,只是 藏在歌聲之中的那些話語 就在,此處,一人 在淚水中,我啊,我啊,我啊,我啊 你好,goodbye,再見,永別 夜色的腳步悄然來臨 把話語背後,背後,背後的情感 已經傳達給了你吧,再見 這就是最後的,最後了吧 離別的話語,哽咽的淚水 強忍表情不要哭泣,拜拜 這應該是永別了吧,才不! 說謊的我 的身影 不知何時 染上夕陽的顔色 已經枯竭的言語說不出任何字句 曾經天空,天空,天空的紅色 把我包圍了起來 輕飄飄,輕飄飄,輕飄飄 甚至就連你的身影也不會消失 對啊,呐,再次,再次 再次對你藏起了心意 在這裏,我,那一天對你說出的話語 永遠,永遠 等待了數年數月 但好像再也遇不到你 不知何時斜著照下的 那天夕陽的景色 呐,正在唱著一些什麽 就算是真的察覺到了什麽 對這那邊 你也,已經,不在,不在 一直都不在啊,連續的六秒之內 我啊,我啊,我啊 對著我的心撒了個謊 對啊,呐,只是,只是 藏在歌聲之中的那些話語 就在,此處,一人 被淚水,所模糊 曾經天空,天空,天空的紅色 把我包圍了起來 輕飄飄,輕飄飄,輕飄飄 甚至就連你的身影也不會消失 對啊,呐,再次,再次 再次對你藏起了心意 此處,獨自,一人 裝作露出笑容 讓我,對你 就這樣,說再見
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【登録タグ MEIKO さ 曲 涼介P】 作詞:涼介P 作曲:涼介P 編曲:涼介P 唄:MEIKO 曲紹介 歌詞 (ピアプロより転載) 二人で歩いた道 今でも思い出すよ 景色の一つ一つが 君とリンクしている 終わりは思ったより 簡単に訪れた 大人しい二人には ケンカ別れ似合わないかな あんなに仲良かったのに どうしてこんなことになって 涙で未来(さき)が見えなくて 抱きしめ合って 肩叩き合って 同じ映画見て キスをして 全部嘘だったのかな 一緒に笑い合って カラオケ行ったりして 無意識に空を切る 僕の左手は何も掴めない 君の誕生日来るたび デパートうろついてしまう せめてメールだけでも 送ったらダメかな 抱きしめた君の身体 もう僕のものじゃなくて 違う誰かに取られるのかな 電車に乗って 旅行にも行って 大好きなパフェ あーんして 二人で写真撮ったりして 君の髪にも もう触れられない 僕にはもう届かない 君の右手は誰のものになるの 君の最後の言葉 「嫌いになったわけじゃない」 僕は君に似合わなかったかな 手を振り合って 改札見つめて 手を振り合い 手を振り合って これで終わりでいいのかな 君は最後に 泣いてくれた? 僕は最後 笑っていられた? 僕は左肩に鞄かけ直す コメント 名前 コメント
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期間限定ストーリー さよならトモテン島 前回の限定ストーリーの続き。マップ上でも前回を逆走する形になっている。 例によって毎週2~4話ずつ開放される仕組みになっているため、全ての話をクリアするには 2015-09-02 14 00 以降となる。 全てのクエストでほぼ同じものがドロップする。真っ当な報酬が欲しいプレイヤーは、全てクリアした後に『幻の間』に行ってみよう。 帰路のはじまり(全属性) 帰路へ 幻の間 果ての沈没船(水属性) 枯れの船 海の守人 悪魔の巣 ケチャ再び ハティス台地(光属性) ドラゴントレッキング 日避けの洞窟 かなしいけもの 海賊王 千年砂漠(地属性) 海賊は砂を行く 陽炎、逃げ水 砂漠の花 意地 コリコリの森(闇属性) しつこい海賊 震える森 夢魔 金銀財宝? ビルカ火山(火属性) 考える猫 軍炎 炎の悪魔 チャトラ祈る モルホルン平野(光属性) 草魔を縫う影 平野を行く 秘境の麓 再開のトモテン島・その3 ガリッサ旧街道(闇属性) さらに子鬼を追いかけ 閑散と 哲学の道 いざ勝負! バルニック火山(火属性) トロントービーチ(水属性) セセリ川(風属性) みぃのに連れられ謎の島(全属性)
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そうやって、先輩が冗談っぽく言ってさよならをした日があった。 あれはたしか二年前、オリオン座が消えるってニュースが流れてて、慌てて二人で夜空を見上げに行った日。 先輩の手は私より少し大きくて、でもきっとだぶん平均的には少し小さな手。 そんな華奢な手の平で私の手をギュっと握りながら、唯先輩はオリオン座を見上げていた。 その日、先輩は言った。 「目に見えなくなるって意外と信じられなくて困る」 そのセリフは全てがすべてあの日と同じわけではない。 私の記憶力はたかが知れているから、ニュアンスだけを、雰囲気だけを残して、細部なんて時間の経過と共に消えてしまう。 あの日一緒に観たオリオン座だって、今頭に思い浮かべられるものはあの日のオリオン座そのものではなくって、私がそうであると記憶して、そうであってほしいと願っている、あの日のオリオン座っぽいものだ。 そういう意味ではあの日の唯先輩のそれっぽいセリフは正しかったんだな、と私はいまさらになって思う。 目に見えなくなるって、信じられなくて困る。 私は唯先輩と一緒にいないとき、唯先輩の存在を信じられない。 唯先輩と手を繋いでいただなんて。唯先輩と互いに寄り添っていただなんて。 唯先輩が私のことを、私が唯先輩を好きなように好きだなんて。 私は疑い深いほうだから、唯先輩の存在を感じられないと、唯先輩のことをなかなか信じられないときがある。 だから、唯先輩に抱きしめられること、私は内心とてもうれしと思っている。 その日、私たちはさっぶい十一月の真夜中の歩道橋の上で、オリオン座を見つめた。 誰もこなくって、歩道橋の上にまで街頭の灯りは届いてこなくって。 自販機で買った午後ティーをカイロ代わりに買い込んで、歩道橋の真ん中あたりに座って二人でいた。 普段は律先輩とバカなやり取りをしている唯先輩も、消えてなくなってしまう運命にあるらしいオリオン座の真下では、なにやらセンチメンタリズムに浸っているらしくって。 ズズッと午後ティーのミルクをすすって、はぁ、と息を吐く。 その息がマフラーの隙間にこしだされて、とても白い息となって、夜空へと舞い上がっていった。 そんな何気のない、まるで意味のない冬のワンシーンを私はふとした瞬間に思い出すことがあった。 炊飯ジャーを開けたときとか、 お鍋の蓋を開けたときとか、 お風呂でお湯につかっているときとか、 肉まんにパクッとかぶりついて離れたその瞬間とかに。 唯先輩が夜空に白い息を吐くその光景を。 そして、こう思うのである。 唯先輩はあの時、 白い息を吐いていたのだろうか、 それとも白い息を作っていたのだろうか、と。 そんな他人にとってはどうでもいい言葉の違いでも私は唯先輩のこととなると妙に気になる。 きっと先輩はなんにも考えずにただオリオン座を観ていたセンチメンタルな気持ちを引きずって、 そのセリフを言ったっていうこともなんとなくわかってる。 そのセリフの後に続く言葉だってなんとなく推測できている。 でも、私は、ふと、きっと唯先輩と私の間でお別れのようなものが来るときに、おそらく唯先輩はそのセリフみたいなことを言うんだろうな、となんとなく思ってしまった。 そう、だから、だからだから、そう。 帰りがけに朝焼けの中で唯先輩が言ったその別れのセリフは、 私の中で消えようとしていたオリオン座の灯りよりも鮮明に私の中に残ったのだ。 「さよならあずにゃん、またいつか」 その日から二年後の私は一人で夜空を見上げていた。 バイト帰り、これまたさっぶい十一月の夜空を、今度は自転車にまたがって。 コンビニで買ったピザまんを頬張って、中身のチーズをハフハフしているときに、 その内側から立っている白い湯気にまた唯先輩のあの白い息のことを思い出しながら、 ふと夜空を見上げたのである。 そして、頭上に広がっている光景に仰天して思わずアツアツホカホカのチーズを丸呑みしてしまって、 喉元を涙目で叩きながら、信じられない、と一言を発する。 そこには消える運命であったはずのオリオン座が鎮座していた。 あれれ、私、二年前に唯に騙されたのかな、 たしかに光は薄くなっているけど、オリオン座あるじゃん、 まだオリオン座あるじゃん、 なんだよ、もう。 ゴホゴホと、さっきのチーズの丸呑みで火傷したようにいがらっぽい喉からおっさんっぽい咳を出しながら 私は帰ったら唯に言ってやろうと思った。 オリオン座、今から見に行かないって。 午後ティーを買いこんで、あの日のように手をつないで歩道橋の上から。 で、こう言ってやるんだ。 一緒に住んでいるから全く意味はないんだろうけど。 「さよなら唯、またいつかオリオン座を一緒に観ましょう」 そんな感じのニュアンスのようなそれっぽいセリフを白い息を吐くだか作るだかしながら。 戻る
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1時間近くたっても、こなたはまだ戻ってこなかった。 六月の空は今だ夕焼けの気配を感じさせなかったが、教室は閑散としていた。 「こなちゃんとお姉ちゃん遅いね」 「そうですね」 校庭で練習に励む運動部を見ながら、つかさが呟いた。 みゆきはこの日何度目かの、意味のない相づちを打つ。 その時、机の上においた携帯が振動した。 「どうしました?」 「こなちゃんから……ごめん、先に帰ってて、だって」 二人は揃ってため息をつくと、おもむろに腰を上げた。 帰るついでにかがみのクラスを覗いたが、そこにもこなたとかがみはいなかった。 いつもは滅多に座れないバス停のベンチに、二人並んで腰掛ける。 「この時間は人が全然いないね」 「部活のない生徒はみんな帰ってますからね」 こなたが出て行ってからのつかさは、ずっとうわの空だった。 一旦自分の世界に入ってしまった時のつかさと会話することを、みゆきは諦めていた。 つかさはかなり個性的だ。 その純粋さはいつか人の怒りを買いそうで、見ていてたまに不安になる。 今年18歳になるというのに、なぜか黄色いリボンが似合っている。 お料理とお裁縫と好き。 突飛な独り言。 たまに付き合いづらさを感じることも、正直ある。 それでもみゆきは、この一種奇跡的な少女を好ましく思っていた。 「……私悪い子なのかな?」 「どうしてですか?」 「だって……えっ……あ」 つかさがようやく頭の中の一人旅から帰ってきた。 それを感じたみゆきは、まるで捕らえるかのようにつかさの手を取った。 つかさが少し赤くなったの見て、みゆきが微笑む。 「もう……ゆきちゃんってば。 ……だってさ、もし二人が私たちが感じてるように両思いだったら、 思いが通じるのはいいことだよね? そりゃ女の子同士だけど、私は別にいいと思うし……。 それなのに、なんで素直に喜んであげられないんだろう」 「仕方ありませんよ。 もし二人が特別な関係になったら、今までと同じようにはいきませんからね。 彼氏ができた途端に付き合いが悪くなる方もいるらしいですし」 「そうなんだよねー。 それって良く聞くけど本当なのかなぁ?わかんないや。 ……でも私、これもいい機会なのかなって思ったりもするんだよね」 「何の機会ですか?」 「お姉ちゃん離れの機会。 どうせ来年になれば、多分お姉ちゃんは東京に行っちゃうだろうし。 今まで私お姉ちゃんにべったりだったから、ちょうどいいのかなって」 つかさは色々とコンプレックスを抱えていた。 かがみに対しては勿論、みゆき、こなたに対しても。 みゆきはつかさが時々、自分の身体を羨ましそうに見ていたことを覚えている。 「大丈夫ですよ。 つかささんはかがみさんがいなくたって、ちゃんと生きていけますよ。 それと、寂しいと思うこととは別の問題です」 「えへへ、ゆきちゃん優しいね。 でもさ、もしこなちゃんとお姉ちゃんがすっごいラブラブになってさ、 お互いしか見えないー、ってなったらゆきちゃんどうする?」 「そうですね、もしそうなったらお尻を蹴っ飛ばしてやりましょうか」 「ふーん……えええ!?蹴っ飛ばす!?」 「私達は友達ですから。 友情にもとることをするなら、黙っているわけにはいけません。 あ、つかささんは平手のほうが好みでしたか?」 指を口に当て小首を傾げたみゆきは、まるでいたずらっ子のようだった。 「ゆきちゃんって結構過激…… でもそうだよね、私たちが文句言っちゃいけない理由なんてないよね! うふふ、そう思ったらちょっと元気が出てきたよ」 こなたとかがみが、自分たちのことを忘れるはずはないと、二人とも本当は解っていた。 そんな単純な展開にはきっとならない。 感情に任せて蹴っ飛ばせる機会なんて、あるはずないのだ。 それでも、だからこそ、この想像はとても愉快だった。 二人の少女の笑い声は、誰に聞かれることもなく風に溶けていった。 「ごめん、先に、帰っててってと」 こなたはメールを打ち終わると携帯の電源を切った。 こなたとかがみは、屋上に繋がる階段の踊り場にいた。 普段屋上が開放されていないことから、ここにくる生徒は滅多にいない。 「つかさとみゆきに悪いことしちゃったね」 「二人なら大丈夫だよ、気にしなくっていいよ」 「あんたが言うなよ」 かがみは階段に腰を下ろして膝を抱えて座っていた。 こなたはかがみと少し距離をとって、手すりに寄りかかる。 「なんだか昨日から人に迷惑かけてばっかり。 まあ日下部に関しては私が気付いてないだけで、ずっとそうだったんだけど」 かがみは自嘲的に唇をつり上げると、膝を抱く腕にさらに力を入れた。 「まあ私もたまに気になってはいたんだよね。 でもそれを言ってかがみが来なくなったら、って思うと怖くてさ。 つい言いそびれちゃった」 「あぁ~あ、私だけかよ、気にしてなかったの。 ねえ、私ってあんたの教室に行く時そんないい顔してた?」 「私が言うのもなんだけど、結構」 「うわぁ……」 それを聞くとかがみは、背中を丸めて顔を伏せてしまった。 「おーい、かがみー」 呼びかけてもかがみの返事はなかった。 こなたはかがみの下に回ってもう一度声をかける。 「かがみー、パンツ見えてるよ」 「別にいいわよー、今更あんた相手にそんなこと気にしないわ……」 こなたは、かがみの気のない返事に拍子抜けした。 「じゃあ触ってもいい?」 「別にいいわよー……え!?やっ、ほんとに触るなぁ!もう冗談でも……」 内股に指の感触を感じて、首を上げると紅潮したこなたの顔が目の前にあった。 いつものにやけ顔を想像していたかがみは、思わず息をのんだ。 「私も冗談のつもりだったんだけど、ちょっと恥ずかしいね」 「もう、なんて顔してるのよ」 かがみは立ち上がるとスカートについた埃を手で払った。 こなたはむせながら手を顔の前で振った。 「けほっ……人の顔の前でやんないでよ。 ふふ、やっとかがみ話をする姿勢になったね」 「う、私が悪かったわよ、でも次からは口でいいなさいよね」 かがみは腰に手を当てて大きく背中を反らした。 背骨がゴキゴキと中年のような音をたてる。 「かがみって昨日からずっといじけてたんだね」 「くぅ~……はあぁ、我ながら情けないわ……。 ねえこなた、もし私があんたを好きだったら、あんたはどう思うの?」 「私も今まで考えたことなかったけど、かがみだったら嬉しいかも」 「確かに私にとってもあんたは特別よ。悔しいけど。 でもそれが恋なのか、自信がないのよ」 女同士、しかもその思いを人から指摘されてしまったせいで、かがみは混乱していた。 「だったらさ、とりあえず付き合ってみない? それでやっぱり恋じゃなかって言うなら、それでいいしさ」 「付き合うって何するのよ?」 「二人で遊びにいったり、家でゴロゴロしたり。ようは今まで通りってことだよ」 かがみは少し考え込んだが、結局こなたの提案を受け入れることにした。 自分としてもこの宙づり状態は気持ちが悪かったからだ。 「そうしてみよっか。 あぁ~あ、なんでこうはっきりしないんだろ。 付き合うってもう少し解りやすいものだと思ってた」 「現実はゲームみたいにいかないんだよ」 「うわっ、あんたに言われるとすげえむかつく」 「じゃあ、こういうのは?」 こなたはかがみの前に、そっと手を差し出した。 かがみはためらいながらもその手を取る。 「どう?解りやすいでしょ?」 こなたの顔は得意気で、少し興奮していた。 かがみより一段先に降りて、エスコートするかのように歩き出す。 「もう、調子いいんだから……」 そういいながらも、かがみは満更でもなかった。 これから二人で過ごす時間を想像すると胸が高鳴る。 しかしその時ふっとみさおの顔が、かがみの脳裏によぎった。 「あ、あのね、こなた。 付き合うのはいいんだけど私お昼はもう、自分のクラスで食べようかと思う。 日下部や峰岸とも、今年でお別れなのは同じだから。 ……いいかな?」 「まあしょうがないよね、でも帰りは私にとっておいて。 ……やれやれ、女の子はめんどくさいよ。」 「うん、みゆきとつかさもいるしね。解ってるわよ」 こなたの口調はどこか気取っていて、物まねをしているように不自然だった。 その裏にある寂しさをかがみは感じとったが、敢えて無視した。 こなたも、一人にべったりになることの不毛さを知っているのだから。 だからこそ、かがみは自分から提案することにした。 「こなた、今度の日曜日デートしようよ。 私今ちょうど見たい映画があるんだ」 こなたの顔がぱっと明るくなる、 「折角デートなんだったらさ、お昼も一緒に食べてから行こうよ。 こないだとってもパスタの美味しい店を見つけたんだ。 ランチなら安いしね」 「いいね、楽しみにしてるわよ」 こなたはデートの計画を夢中になって考えだした。 あそこに行きたい、あれが食べたい。話はどんどん飛躍していく。 「もう、全部行ったら一日で足りないじゃない。それじゃ旅行よ」 さっきは、今まで通りだよ、なんて言ったくせに。 呆れながらも、かがみもつられて笑い出す。 二人だけの、特別な時間。 何かがはじまりそうな予感に、二人はいつまでも身をゆだねていた。 コメントフォーム 名前 コメント これで完結なの?ここからでしょうに~。 でもよかった。単純な百合ラブとはちょっと趣が違ってて。 ここから先がもっと楽しみになる話でした。 -- 名無しさん (2011-04-26 16 24 08)