約 1,141,844 件
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/454.html
「ロボ、起きてるー?」 土曜の11時。玄関のガラス扉を揺らして、一応外から声をかける。 「お母さんから煮物……」 いつもはどーせ寝てるし鍵も開いてるしで、勝手に入ってタッパーだけ玄関先に 置いていったり。リモコン握ったままTVの前で寝てる時には、け飛ばして起こしたり するんだけど。 「おはよう~」 と出てきたロボは、スーツ姿で歯を磨いていた。 「いつも悪いなぁ、月末は助かるよー」 「味付けはロボの方が上手だけどね」 「こら! そんな口きいちゃイケマセン」 「へーい」 愛と正義と、行儀にも結構うるさいロボに生返事しながら、冷蔵庫にタッパーを しまう。流し脇には朝食の食器が片付いていた。 休日出勤?という問いには、みたいなもん、と応えたくせに、嫌そうじゃない。 見覚えのない派手めのネクタイを締めながら、ちらちらと、こっちを見てる。 ……おニューを褒めてほしいとか? その割に、悪い事した子供みたい。 変なの。まあ、ロボはいつも変だけどさ。 地蔵堂閉店から3年。 高校生のあたしとロボは、また出会って「友達」を続けている。 流石にもう、男の一人暮らしの部屋で昼寝をするほど子供じゃなくて、 昔の自分を思い出して赤面することがある。 そんなガキを笑って許していたロボは、大人だったんだなと思ったり。 目の前のロボは相変わらずなんだけどね。 「ねー、お仕事終わったら一緒に」 そう言ったところで、ロボの携帯に着信が入った。返答の様子だと誰か偉い……会社の人? ロボは片手で『ゴメン』のポーズをすると、お辞儀をしながら部屋の奥に行ってしまった。 そんなロボは知らない人みたいだ。 TVでも見ようっと振り向いた拍子に、つまづいた営業カバンから出てきたのは…… お見合い写真だった。 走って、ただ走って、赤の信号にひっかかってやっと止まった。 帰るねとも言わずに出てきた。 お見合い写真、本物って初めて見た。演歌歌手みたいな着物の、でもきれいな人。 さぞ鼻の下のばして承知したんだろうな。 「ロボのくせに!」 隣の人がぎょっと振り返る。しまった、声に出ちゃってるよ。 ちょうど青になった信号をそそくさと渡りながら、やっぱり波だった気持ちは収まらなかった。 戻ってちゃんと問いただしてみようかな、でももう出てるかも。美女と会いに。 ウィンドウにしかめっ面の自分が映る。 一海ちゃんとさえ比べなかったら、お年頃になったあたしは結構イケてるのに ロボには相変わらず子供扱いされて、相変わらず「お友達」のままだ。 だから、恋人が出来たんなら応援できる。 でも、お見合いだなんてさ。 「結局一緒じゃん、テレクラと!」 今度は口の中だけでつぶやくと、足はなんとなく繁華街に向かった。 ロボなんかミアイでもプロポーズでもしてたらいいんだ。 「じゃねー、サンキュー」 送ってくれた車に手を振ると、夜道を家に向かう路地に入る。そこまではごきげんだったのに、 思わぬ人影に出迎えられて酔いが一気に醒めてしまった。 「遅いよー、ニコ」 「ロボ! 何してんの!?」 昼前と同じスーツ姿のロボは、いつものカバンを抱えていた。 そういえば着信あったけど無視してたっけ。 「……さっきの車、誰?」 「誰でもいーじゃん」 口答えに突然、顔を寄せられて固まると、くん、と匂いを嗅がれただけだった。 「未成年に酒呑ますような奴」 「二十歳だって言ったモン」 「えー、見えないだろうー」 「見えるよ!ロボだけだよ、子供扱いするの!」 ロボのあひる口が、何かいいたげにとんがった。 そうだよ。街で声かけて来る人は、大学生?可愛いねってちやほやしてくれる。 どっかのバカだけじゃない、11時には寝なさいって言うの。 ちょっと離れて向き合ったまま、沈黙。 「だから、用事はなんなのよ」 「し、したでしょー? 落書き!」 バレた。見合い写真の美人に猫のヒゲ。猫系の顔で似合ってたんだよね。 「ふーんだ。大事ならちゃんとしまっといてよ。 で、どうだったのお見合い!」 さぞ鼻の下が伸びるかと思ったのに。 「……行ってない。ていうかしないよ、見合いなんて」 「えー? なんで? 美味しいもの食べて”若者同士あちらで”話せばいいじゃん?」 おぼろげなイメージで応えると、ロボの眉間にしわがよった。普段がふにゃけているだけに、 そんな時のロボは怖く見える。 「会って、話してからどう断るの。貴女じゃダメですって? 失礼でしょ」 「そういうもんなのー?」 「そう。で、特に文句なかったら、婚約だからね」 「えー?」 相変わらず不機嫌な顔のロボは、盛大にため息をついて 「そーんなことも知らないんだ」 と、言ったきり足下の砂利を蹴ってまた黙り込んだ。 当たり前じゃん!ぴちぴちの10代には関係ないもん!! でも、悪態をつくにはロボが険しすぎて、あたしも黙り込んだまま時間が過ぎる。怒るなら、 さっさと怒ってくれたらいいのに。 「……とにかくさ、断ろうと思って。今日は写真を返しに行ったんだ」 ホッとしたのは、沈黙が破られたせい。多分。 「なのに部長が広げたら、猫のヒゲでさ」 「あ、怒られちゃった?? ゴメンねー」 必殺!上目遣いの一番カワイイ顔で誤魔化そうとしたのに不発。 「怒られるとかじゃなくてさぁ。 お断りする時には返すんだよ、こういう写真は。また他の人に回すから」 「ふーん。 え?」 「なのに落書きって。一体どーいうつもりかなって」 「え、まさかロボ、返せないと、お見合いで、婚約なのー??」 あたしの落書きのせいでー?? 「……しちゃってもいい?」 「だ、駄目に決まってるじゃん!そんな理由でー」 「じゃあ何。ヤキモチ、妬いた?」 「バ」 ばっかじゃない、と威勢良く言い返したかったのに図星だったから。探るようなロボのまなざしの前で みっともなく言いよどむ事になった。 と、何軒か先の我が家の玄関に灯がともって『ニコなのー?』と母が顔を出した。 ロボが腰を折って会釈する。途端に笑顔になったロボ贔屓の母は、会釈を返してひっこんでしまった。 帰れって呼んで欲しかったよ。 「う、うちの両親も見合いだったのに隠してるの。恋愛結婚でしたーって」 とりあえず話を変えてみる。 「ふーん、出会いはなんでもいいと思うけど。俺達が最初テレクラで知り合ったのも、やっぱり 内緒にしなきゃかなぁ」 はぁ?内緒って誰に?? 見上げたロボはいつのまにか、いつものふにゃっとした笑顔だった。 「部長がさ、落書きの件、先方に謝ってくれる代わりに仲人させろって言うんだよ。 俺とヤキモチ妬きの…」 ロボの指がなんとあたしに向いて 「…『彼女』の結婚式で」 ぴん、とおでこを弾いた。 口がぱくぱく開くだけで言葉が出ない。ケ?ケッコン?? 「そんなの、もーっと先の話だと思ってたのにさ、 ニコは勝手に二十歳になっちゃって、誰かと酒呑んで帰ってくるし。焦るじゃないか」 何、この突然の流れ。 「あ、あたし帰るっ」 「ダ~メ。俺が呑ませたと思われるでしょ~。醒めるまで、明日の話でもしようよ、どっか行く?」 腕を掴むな! …と、ポケットの携帯にメールが届いた。 見れば?という仕草に促されると、 案の定さっきの人からで、楽しかったね、明日も会えるかなって。 うん、楽しかった。 ヒマだったら明日も会っても良かった。 でも、真ん前に立ちふさがるロボが、あたしの選択を待っている様なのよ。 腰に両手を当てて、胸はってクビをかしげて、そいつと俺とどっちにするのかって。 結構自信ありげでむかつく。 「も、もしかして、この人が運命の人で、明日の誘い断って、もう2度と 会えなかったらどうしてくれる?」 「そーゆーのは、運命の人って言わなくない?」 俺達は会えたじゃん。照れもせずにそういうと、ロボはお得意のポーズで決めてくれた。 ああ、こんなやつがあたしの? <運命の人? 終わり>
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/509.html
http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1306742825/564-574 「あ、い、いえ、そうでした。今度の土曜日には、野点に招待されていたこと……、ちゃ、ちゃんと覚えて いましたよ……」 そう言いながら、俺は傍らの陶山と川原さんをチラ見した。 案の定、二人とも、口をぽかんと開けたまま、絶句している。無理もねぇや。ついさっき、この日はお茶 会をしようって決めたばっかなのに、いきなりの横槍だからな。それも何の脈絡もなく、超絶美人が毛筆書 きの書状を持ってだぜ。 二人の頭の中は、『この美人は誰?』、『高坂との関係は?』、『野点って、何?』といった様々な要素 が錯綜していて、どう反応していいか分からないってとこだろう。何せ、俺だって、保科さんの急な登場で、 頭の中が混乱しているんだからな。 「では、大丈夫ですね?」 畳み掛けるような保科さんの問いに、俺は思わず軽く頷いてしまった。 いけねぇ! ついさっき、陶山や川原さんとお茶会の約束をしたばっかだってのに。 本当に二人とも済まねぇ。でも。保科さんの野点の件が先約なんだよ。 何よりも、保科さんの笑顔は穏やかなのに有無をも言わせぬ強制力みたいなもんがあるんだよな。 それでも俺は、ささやかなるレジスタンスを試みた。 「でも、三時ですか……」 「高坂さんもわたくしも、午前中は外せない講義がありますから、ちょっと大変でしょうね。その点は申し 訳なく思います」 畜生、憂いを帯びた眼差しでそんなことを言われるなんて、反則だ。 俺は、時間を逆算してみた。午後二時半までに保科さん宅へ到着するとして、午後二時には身支度して 下宿を出なければならない。あやせの身支度にどれだけ掛かるか知れないが、一時間は見ておかないときつ いだろう。そして、新幹線の中央駅から下宿までが四十分、大学から中央駅までが二十分。 講義が終わったら、速攻で中央駅に向かい、あやせをピックアップして下宿に行き、あやせは和服の着付 け、俺はスーツに着替える。それだけで、十分ほどのビハインドだ。だが、下宿からタクシーを使えば、間 に合うだろう。 「分かりました。それで宜しくお願いいたします」 タイトなスケジュールだが、電車が遅れるとかの突発的なトラブルがなければ、まず大丈夫だろう。 「何なら、高坂さんのご自宅へお迎えの車を手配致しますが……」 「あ、い、いえっ! それには及びません。妹と二人でタクシーにでも乗って、お伺い致します」 そこまでしてもらえるなんて心苦しいし、万が一だが、あやせが着付けに手間取って、それが終わらない うちに迎えの車が来たりしたら赤っ恥だからな。ここは、時間に遅れないようにしながらも、マイペースを キープしたい。 「分かりました。では、当日は宜しくお願い致します」 そう言い残して、保科さんは、すぅ〜と、舞うような優雅な足取りできびすを返し、俺たちの前から立ち 去った。 彼女の残り香なんだろうか。花の香りとも果実の香りとも違う、独特の匂いが辺りに漂っていた。 その匂いが俺の鼻腔をくすぐり、俺をしばし陶然とさせた。 「お、おいっ! 高坂! い、今の人は何者なんだ?! その招待状は何なんだよ?!」 陶山の素っ頓狂な声で現実に引き戻された。 多分、普段は沈着冷静な陶山が、目を剥いて俺に詰め寄ろうとしている。 一方で、陶山の相方である川原さんは、目が点で、口をぽかんと開けたまま呆然としている。突然現れた 保科さんに毒気を抜かれたのか、それとも俺の変わり身の早さに呆れているのかも知れない。 「あ、ああ……、さっきの人は、保科隆子さんっていって、法学部の同級生だ。と言っても、先日妹と一緒 に大学の近くの禅寺で出くわした程度の仲でしかないんだがな……」 「ほ、保科さんって……。まさか……」 陶山と川原さんが目を丸くして、互いに顔を見合わせている。どうやら、ジモティにとって、“保科“の 家は相当な意味を持つようだ。 「まさかって言われても、俺は、保科さんが、この地方屈指の名家のお嬢さんらしいってことしか知らねぇ んだ。実際のところはどうなんだよ?」 「いや……、概ねその通りなんだが、もう一千年以上、いや、もっと以前からか……。とにかく、この街が 栄える前から、この地方に君臨にしてきた一族の末裔って話だ」 「由緒正しき家柄ってわけか……」 「でもね、この辺のお寺や神社に顔が利くらしいことは有名なんだけど、正直、何が生業なのか、あたし たち地元の人間もよくは知らないのよ」 「何だか、ミステリアスなんだな」 「うん……。伝説の域を出ないんだけど、そんな話もなくはないんだよね……」 川原さんは、ちょっと目をつぶって、頭を左右に軽く振った。それは、あたかも貧血か何かでふらふら しているような感じだ。 「おい、大丈夫か?」 陶山が川原さんの背中をさすってやっている。 「……何なんだろうね、さっきの人と目が合った時に、ちょっとびっくりしちゃって……。それで、何だか 気分が優れなくってさ……」 「何だよ、さっきの人は、にこやかに笑っていただけだってのに……」 「でも、なんつぅか……。高坂くんの前で申し訳ないんだけどさ、目に見えない圧迫感みたいなもんを感じ たんだよね。何でだろう……。でも、彼女って、すごくいい笑顔なんだよ。あたしが変なのかな……」 「疲れているのさ。昨日、また夜更かしでもしたんだろ。きっとそのせいだ」 「う……ん」 さっきまで元気いっぱいの川原さんが、塩をまぶされた青菜のように生気を失っている。 どういうことなんだろうね。 そういや、あやせの奴も笑顔の保科さんのことを、『嫌な感じ』とか言っていたな。あの時は、あやせの 嫉妬なんだろうが、川原さんの場合はそれじゃ説明がつかない。 「水でも飲ませた方がいいんじゃないか?」 「あ、ああ、そうだな……」 陶山が頷いたのを認めて、俺は料理を受け取る配膳口のすぐ脇にある給水器に急ぎ、そこで冷たい水を コップに注いで取って返すと、コップを川原さんに手渡した。 「あ、ありがとう、高坂くん……」 川原さんは、俺が差し出したコップを受け取ると、一口か二口、口に水を含んだ。 「ふぅ……。少し落ち着いたみたい……」 川原さんが、ようやく微笑した。川原さんもなかなかの美人だから、笑顔になると一段と魅力的だ。 しかし、彼女は気になることを言いかけていたよな。 「そういや、さっき川原さんは、保科さんの家のことで何か言いかけていたよな。伝説がどうしたとか……」 「ああ、あれね……。保科家の出自にまつわる伝説っていうか、噂話っていうか……。全然根拠のない話 なんだけどね」 「あの鬼女伝説のことを言ってるのか?」 陶山が川原さんをたしなめるように言っているところを見ると、あまりよい話じゃなさそうだ。なにせ、 鬼女がらみだからな。 「う……ん、はっきり言って荒唐無稽なおとぎ話だよね……」 そこまで言いかけて、川原さんは、許可を求めるかのように、陶山と俺の顔を交互に窺った。 陶山は、口をへの字に曲げている。だが、俺は、 「どんな話なのか、俺は聞きたい。川原さんさえよかったら、ちょっと聞かせてくれ」 「いいけど……。真に受けないで欲しいわね」 「ああ、それは約束する。いい年こいて、ファンタジーなんか信じねぇよ」 「じゃあ、要点をかいつまんで言うけど、何でも、昔々、この地方の北にそびえる山岳地帯に鬼女が住み着 いていて、里の赤子をさらっては、喰らうということを繰り返していたのね……」 しかし、ついに霊力ある修験者によって調伏されたという。まぁ、ありがちな話だった。 「でね、調伏された鬼女は一族共々改心して、この地方を守護する存在になり、いつしか里の者からも崇め られるようになった。さらには鬼女の一族の一人は妖力で人化、つまりは人になって、里の者と融合したっ て話……」 「オチが俺にも読めてきたんだが、その人化した鬼女一族の末裔が、保科家とかってんだろ?」 「そういうこと……。でも、根拠のない与太話でしょうね。保科さんの家はこの地方の主な寺社に顔が利く ようだけど、遠い祖先が今は祭神となった鬼女の一族だってことにして、自ら神格化を図ったような感じが するのよ」 「一種の箔付けみたいなもんか?」 だとしたら、安っぽい話だな。実際、鬼とか鬼女とかが実在するわけがねぇもの。 「そんなものかも知れないな……。このおとぎ話は、この地方の連中だったら大概は知っている。それを 利用して、神社仏閣の管理を一手に引き受けるっていう特権を享受していたのかもな」 なるほどね……。傍系とはいえ祭神とつながりがあることにすれば、寺や神社から税金みたいなもんを 徴収する際のステータスにはなるだろうな。 そして、保科家と寺社との関係は今も続いているんだろう。俺は、禅寺で出会った保科さんが、『和尚様 にお届け物』と言っていたことを思い出した。 「でもさぁ、亮一も知らないかも知れない、もっと変な話があるんだけどぉ……。あ、二人とも頭をもう ちょっとこっちに……」 川原さんの声をひそめた前置きで、俺と陶山は、心持ち川原さんに顔を近づけた。 「何だよ、勿体つけやがって……」 「いや、あんまりおおっぴらに話せる内容じゃないのよ。で、本題だけど……」 川原さんは、落ち着くつもりなのか、一旦、ごくりと固唾を飲み込んだ。 「保科さんの家なんだけど、当主って代々女の人なんだよね。もう完全な女系家族。何でも婿養子を迎える んだけど、その婿養子は跡継ぎの娘が生まれると、ほどなく早世するっていう噂……」
https://w.atwiki.jp/yuri_memo/pages/83.html
313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 21 20 55.60 ID RxucV55B0 でんわきたいわいださあさswでさあs 323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 21 27 05.88 ID 14ccfulr0 頼む頼む成功してくあqwせdrftgyふじこ 371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 21 46 30.76 ID RxucV55B0 某はあまり自尊心は高い方では無いのだが、 今回ばかりは南無る事を一瞬考えてしまいそうになるほどに自分を嫌いになりそうだった 某、自分の予想を遥かに越えるヘタレであった 394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 21 52 36.82 ID RxucV55B0 焦っても仕方が無いという事で、 とりあえず音楽を聞きながらも忙しなく携帯を開けたり閉じたりしていた ボーっとしつつも自分の好きな曲をリピート再生すると、鳴り響く着信音 履歴を見ると、件の子だった とりあえずスレに書き込んでから応対しとうとしたら、スレに書いた方が予想以上にイミフになってしまったのは申し訳ない 向こうから聞こえてくる「もしもし?」の声 久々に電話の第一声で声が震えた 402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 21 59 28.40 ID RxucV55B0 もしもしが上ずりつつも、とりあえず言葉を交わしてみた件 向こうからの第一声は「さっきのメールなんだけど…本当?」というモノだった 電話の向こうで、相手がどんな顔をしているのかを想像するだけで体が強張ってくる 心臓のビートが全身に伝わったかのように、上手く言葉にする事が出来なかった そ、れは、その、と言葉を探していると 「ねぇ、答えてよ。○○…。」と、怒っているのではなく何かを悲しんでいるような声でその子が語りかけてくる 414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 03 10.23 ID RxucV55B0 だから某は… 「冗談よ、冗談。ちょっと暇だったから送ってみただけなの」、と 声だけは笑ったままで向こうに伝えた 土壇場で尻込んでしまった自分に、何かもう色々と絶望した その子は「アハハw …だよね〜www」と、変な間を置きつつもリアクションを交わしてくれる 思い出すだけでも豊胸体操を始めてしまいたくなってしまう…… 416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 03 59.87 ID 6HXrrv/Y0 豊胸体操で不覚にもwwww 417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 04 04.29 ID eJlJIzDBP そうか… 418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 04 04.17 ID Txuqd4sf0 なんというヘタレ 434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 07 50.23 ID RxucV55B0 それからの時間は、ヘキサゴンの感想を言い合ったりして流れていった そしてもう話すネタも尽きて用件は無くなったんで、後は切るだけに こちらが「じゃあね」と言い出す前に 向こうが「ちょっと待って…」と言ってきた 453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 11 48.49 ID RxucV55B0 何だろうと思ってそのまま黙っていると、 「こんな電話するくらい暇なんでしょ? ウチ来なよwwwww」という明るい声が耳にこだました 「…今日遊んだばかりじゃない」的な事を伝えると 「いいじゃんw 私も今は勉強終わって暇だしwww」と返ってくる この子からの誘いを無下に断ることなど出来ない某 「…11時くらいになるけど、いい?」と伝えてしまった 「うん、待ってるよ〜」との言葉を聞いて、電源ボタンを押して通話終了 自分のヘタレっぷりに、クッション抱えてちょっとだけ凹んでいた そして今に至る、というワケだ 長くなって申し訳ない 465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 13 38.83 ID pMLVZxWY0 クッション抱えてちょっとだけ凹んでいた お前と結婚できない世界に絶望をすた 470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 14 41.60 ID SGORjihu0 どうしよう俺がドキドキしてきた 471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 14 56.99 ID FdPgMx1o0 いいから黙って抱きしめて ズキュウゥゥゥゥゥゥン! (相手)のファーストキッスを奪ったのはこの某だッ!って言ってくるんだ 474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 15 01.80 ID wSe6uydL0 ところで、二人の身長ってどんなもんなの? 474 某:162cm 件の子:目測153cmくらい 某はもうちょっと背が縮んでもいいと思うんだ 477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 16 01.96 ID U0SJw8nM0 あるぇー?スレ主ID変わってる?抽出するのだるいんですけどぉ 477 一旦出かけるためにPCを切ったのが原因だろう 申し訳ない 486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 18 23.87 ID WhveSP+R0 貧乳で高身長(ってほどでもないが)でへタレ? おいおい、なんだよそのチート。 487 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 18 31.80 ID wSe6uydL0 身長差10cmか、イイ、実にいいw 495 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 21 32.53 ID RxucV55B0 ちょっと出かける準備をするから、そろそろPC前を離れようと思うんだ 本人確認のため、初めて酉というのを付けてみる …確か#の後に適当で良かったのか? 507 : ◆r0iVxBwh6I :2008/02/20(水) 22 23 34.15 ID RxucV55B0 これでいいのか? 519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 27 13.06 ID RxucV55B0 よし、出来たみたいだ 酉は確認の最初のときだけ提示する事にする 正直な所、某・・・その子が誘ってくれてちょっぴり嬉しいかも知れん 何というか、その、そわそわするんだ そろそろ着替えてくる スレが残っていたら、再び話をさせていただく事になると思う 皆、色々とありがとう 文字で伝わるのかは分からないが、少なくとも某は凄く感謝している 517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/20(水) 22 26 03.46 ID FdPgMx1o0 今ちょっと主が酉ミスって、しかも文字列が相手の名前とか期待した奴は俺だけでいい 517 ちょっとしたエスパー乙 パー速に行くほどの事では無いと某は思う スレはこのままで良いんじゃなかろうか では、行ってくる →続き
https://w.atwiki.jp/zayin/pages/220.html
Z鯖のお知らせ Zayin(バンザイン)サーバーはハンゲームせんようです。Gamepot(ゲームポット)のクライアントではプレイできません。 ハンゲームのこうしきサイトからせんようのクライアントをダウンロードしましょう。 http //fez.hangame.co.jp/ ダメージかぶり!きをつけなきゃね!;;スタンしたてきにいりょくのひくいスキルや、ドラテやジャッジのようなただんヒットスキルはやめよう。 スカやこおり、かみなりサラはスタンしたてきにみかたのヲリがせっきんしているときは、みかたのヲリをねらうてきサラやてきヲリをけんせいしよう。 レインだんまくガンガンねらっていこう!!てきにまけないぐらい!!;;なぜだんまくをはるひつようがあるの?→''こちら'' だんまくにはゆみスカウトの「アローレイン」がこうかてきに!「レインPT(パーティー)」をくんでやのあめをふらせよう! コメントに「@あめ」とかいている人はレインPT(パーティー)をぼしゅうしているひと!せっきょくてきにPTをくもう! うらかたもしょうりのためにひつようなようそ!!;;FEZ(ファンタジーアースゼロ)はPvP(ピーブイピー)ゲームではなく、じんどりゲームのようそがつきでているため、うらかたもたいせつなようそです。 しょどうでのほり、しょうかんのじゅうじつはしょうはいをさゆうするじゅうだいなもんだいです!せっきょくてきにおこなおう! ほりやぎんこうは、せんきょうをじっくりながめることができるため、せんそうにふなれなかたにもおすすめです。 ナイトによるしょうかんがちであっとうてきせんりょくさをつけよう!!;;ナイトでなにをしたらいいかわからない。ナイトででてもすぐやられてしまう・・・。ナイトででるのがこわい…。 そんななやみをふっとばすくらいナイトのうごきをべんきょうし、いちりゅうのナイトをめざそう! いかの「ナイトがたのしくなる(かもしれない)どうが」をみて、ナイトのうごきをよしゅう・ふくしゅうしてみよう! (ナイトがたのしくなる(かもしれないどうが) http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1158550/Fantasy-Earth-Zero-Knighthttp //stage6.divx.com/user/terunari/video/1162472/Fantasy-Earth-Zero-Knight2 http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1168250/Fantasy-Earth-Zero-Knight3 http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1175279/Fantasy-Earth-Zero-Knight4 http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1188173/Fantasy-Earth-Zero-Knight4-5 http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1266993/Fantasy-Earth-Zero-Knight5 http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1308075/Fantasy-Earth-Zero-Knight5-5 http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1384113/Fantasy-Earth-Zero-Knight6 http //stage6.divx.com/user/terunari/video/1621329/Fantasy-Earth-Zero-Knight7 ハンゲーム初心者さんにWiki(wiki)を見てもらうように宣伝しよう!!;;チームプレイをもとめられるいじょう、りょうどにかんして、せんとうでのちしきがすごくじゅうようになってきます。 ハンゲームのさばですから、ほんさばからこられたかたはできるだけ、しょしんしゃさんにちしきをわけてあげましょう!! もちろんしょしんしゃさんもけいけんしゃさんをみかけられたら、いろいろきいてください!!ゆみスカさんにおくるWiki(ウィキ) http //wikiwiki.jp/minto/ ''しょしんしゃサラだっしゅつ Wiki(ウィキ)'' http //wikiwiki.jp/fe-sara/ きゅうじんこうこく ウォリアー・ソーサラーたいへんもとめてます^^!;; Zカセでは、みんなのきたいになるしょしんしゃさん・けいけんしゃさんをすごくまっています!! そこでしょしんしゃさんがしょくについてまようとおもいます。そこで、ウォリアー(ヲリ)・ソーサラー(さら)を はじめにやるのをおすすめします。 というのもこの2しょくはやくわりをりかいしやすく、はじめてのひとでもひかくてきあつかいやすいためです。 ウォリアー:こうげきりょく・ぼうぎょりょくともにたかく、せんそうのしょうはいにおおきなえいきょうをあたえる“りょうち”のいじのうりょくにすぐれる ソーサラー:きょうりょくなじょうたいいじょうをそなえ、せんそうでじゅうようなやくわりをはたすヲリにたいしていりょくをはっき くわしくはしょくぎょうこうさつをごらんください。それでは、みなさまのんかをこころからおまちしています。 かたてウォリアー・こおりソーサラーさんはぜんせんでじゅうようです。ふそくちゅう;;;; うえでのきゅうじんでなれてきたしょしんしゃさんに、すいしょうです。しょくのやくわりなどはうえのしょくぎょうこうさつでみてもらうとわかりやすいですが。 かたてさんのバッシュと、こおりさんのカレスすごくふそくしております。 どのしょくがかけても、せんそうじのぜんせんのれんけいがひっすのせんそうにおいて。たいへんじゅうようになってきます。 もし、しょしんしゃさんがはじめにこのしょくをされてるばあいは、まわりのかたがたにいろいろおそわってみるのもいいとおもいます。カセメンバーいちどうそれぞれのやくわりのこうじょうたのしみにしています。 フェンサーをしたら、おともだちがへります!;; ひとりだけいいおもいをするフェンサーはてきにも、みかたにもたいへんきらわれます。! セスタスは、うらかたをしよう!;; すたんにほーねっとはいけないぞ!みんながそんをすることになります。 セスタスのみんなはけんちくをぱわーあっぷしたり、てきのけんちくをはかいしてみんなをささえよう! めざすはえんのしたのちからもちだ! 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/imas/pages/1571.html
ゆっきP ハイクオリティな人力Vocaloid動画を作っているP アイマス関係以外にも再生40万超えの動画をUPしているなど、 その音センスはニコニコで広く受け入れられている。 最新作 代表作 人力Vocaloidと思えないくらい自然。普通に聴けます。 ニコ動一覧 タグ-ゆっきP マイリスト-ゆっきの人力Vocaloid+α ニコニコ大百科-ゆっきP タグ一覧: P名 P名_ゆ まっこまこにされたP デビュー2008.2上旬 大百科収録P
https://w.atwiki.jp/saki95/pages/11.html
サッキーのホームページ つまらないHPですが…どうぞご覧になってください。 あなたは - 番目のお客様です。 日記 毎日書いていませんが・・・。 YUI いま、ハマってます☆
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/3385.html
タグ 作品名さ 曲名 歌手名 作詞 作曲 ジャンル カラオケ OP 毎日ヘロヘロ KIRIKO 下地和彦 下地和彦 電波
https://w.atwiki.jp/gs23/pages/122.html
窓辺の少年 ●●「わぁ……きれい……。 それに、潮風が気持ちいい! ●●(家からちょっと歩いただけで こんなステキな場所に 来られるなんて……。) ●●(今日からわたしも高校生。 わたしの高校生活、 いいことありそう!) ●●(……あっ。 あんなところに建物がある。 誰か住んでるのかな。) ・ ・ ・ ●●(……”珊瑚礁”? なにかのお店みたい。) ●●(住んでる人、いたんだ……。) ●●(わ……あそこだけ、 時間がゆっくり流れてる感じ……。) ●●(絵になるって ああいう人のことを 言うんだろうな……。) ●●「……っと、いけない。 つい見とれちゃった。 さーて、帰ろう! ・ ・ ・ ●●(……あれっ。 わたし、どっちから 歩いて来たんだっけ……。) ・ ・ ・ ●●(どうしよう、 またここに来ちゃった……。) ●●(道に迷ったかな…… 今日は入学式なのに、 早く帰らないと遅刻しちゃうよ……。) ●●(あっ!) ●●(さっきの人……だよね?) ???「………………げ。 ●●(……?) ???「……ウチの店に、 なにか御用ですか? ●●「……あっ! あのわたし、 道に迷っちゃったんです! ●●「それで、よかったら 帰り道を教えて欲しいなぁって……。 ???「この辺の子じゃないの? ●●「ここら辺には子どもの頃に 来たことがあって、それで……。 ???「……そうか。なんだ。 ●●「えっ? ???「朝から笑うと疲れんだよ……。 ただでさえ寝不足なのに……。 ●●「…………。 ???「で、なに? ●●「あの、道を……。 ???「ああ、そっか。 ???「ゴミ捨てが終わったら 駅までの地図、描いてやるから、 それで帰れよ。 ●●「あ、はい……。 ???「…………。 ●●「…………? ???「そこどいて。 ゴミ捨てに行けないんで。 ●●「えっ、あっ! ごめんなさい! ???「……。 ●●(わたしの高校生活いいことありそう——) ●●(かな?)
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1757.html
12話 とある怪異の殺人遊戯《バトルロワイアル》 少女は願った。 自分の大好きな先輩を助けてくれと。 自分を苦しめた、猿の手に。 いや、 レイニーデビルに。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「何なんですの…こいつは」 二人の人間、いや違う。 片方は怪異そのものだからだ。 「……ピンチですのね」 彼女、白井黒子はレベル4の大能力者だ。 しかし、その能力は決して戦闘向きではない。 つまり、単純な戦闘では倒せないのだ。 「…………」 しばらく無言が続いた。 まずは神原駿河が動き出した。 (早っ……!) しかし、ギリギリのところで空間移動が間に合った。 「…こいつ」 普通に戦ったら負ける、いや、絶対に勝てない! 逃げなくてはいけない。 しかし、逃げれなかった。 相手があまりにも圧倒的すぎて、考えもつかなかったからだ。 しかし、救いの手が現れる。 「ヒャホオオオオオオオオオオオオオオオオ」 赤い帽子をかぶった男が颯爽と白井黒子を連れて行ってしまった。 「…………」 神原駿河もゆっくりと歩き出した。 いや、レイニーデビルとなった神原駿河だが。 【一日目/深夜/A-1クッパ城屋上】 【神原駿河@化物語】 [状態]レイニーデビル(完全体) [装備]なし [所持品]なし [思考・行動] 基本:戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦を生き残らせる。 [備考] ※つばさキャット終了後からの参戦です。 ※自我はほとんどありません。 ※支給品を捨てました。中に不明支給品が入ってる可能性があります。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「で、助かりました。私は白井黒子といいますの」 「俺はマリオ、よろしくな」 「で、何で助けてくれたんですの?」 「悪から守ってあげる、それが俺の考えだ!」 「……不快ですわね」 「え?」 「私は決して弱くないですの、なめないで頂きたいものですの」 「……不快なら謝る、悪かった」 「別にいいですの」 黒子は空間移動を使ってどこかに行ってしまった。 「あ、……どういうことだ?」 土管とは違う。何もないところからのテレポート。 マリオにしたら理解できない事であった。 「……きっとクッパが噛んでいるんだろうな」 あくまで予想ではあるが、確実に言えるのはひとつ。 「絶対にあいつは許さない!」 【一日目/深夜/A-1クッパ城?階】 【マリオ@マリオシリーズ】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]基本支給品 不明支給品(1~3) [思考・行動] 基本:モノクマの打倒。 1:ルイージを探す。 2:さっきの女の子はいったいどんな能力を…。 [備考] ※スーパーマリオサンシャインクリア後からの参戦です。 【一日目/深夜/A-1?】 【白井黒子@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]基本支給品 不明支給品(1~3) [思考・行動] 基本:モノクマ、または黒幕を捕まえる。 1:御坂美琴を探す。 2:さっきの人は悪い人ではなさそうですのね…。 [備考] ※本編8巻終了後からの参戦です。 それは幸運か不運か 時系列順 狂いに狂った駄目な人間 それは幸運か不運か 投下順 狂いに狂った駄目な人間 START マリオ [[]] START 神原駿河 [[]] START 白井黒子 [[]]
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/316.html
死ねない!まだ、死ねない!あの人に思いを伝えてもいないのに! 少女はあがく。だが修道服を着た死神は無慈悲に刃を向ける。 「弓塚さん。あなたの悪夢、ここで終わらせてあげます」 いやだいやだ死にたくない逃げなきゃでもどこに逃げても追ってくる 少女の心が絶望に染まりかけたそのとき・・・ 「なっ、なにやってんだ!あんた!」 これは不幸な少年と幸薄い少女が足掻いた記録である とある不幸な吸血少女 「あじー、何ですかこの暑さは」 もう秋だというのにアスファルトの照り返しがきつい。 「上条ちゃん・・・やる気出さないとバイト代出しませんよー」 うぐっと当麻は唸る。 そう、今はバイト中なのだ。子萌先生のお手伝いとして三咲町に来ている。 インデックスは土御門に任せているでそれなりに安心できるが。 (土御門のやつ大丈夫かなー) 当麻は自分がここにくることになった経緯を思い出す。 「とーま、とーま。おなか減ったかも!」 「今食ったばっかじゃねーかお前!」 当麻の目の前の机にはインデックスが気づき上げた屍の山が(空の皿)つくられている。 それを作った張本人は 「えー、こんなのおやつと同じだよ。早く晩御飯の材料買って帰るべきかも」 「お前修道女だろ!食欲は 7つの大罪じゃなかったのかよ!」 「私はいまだ未熟なのでちょっとくらい問題ないかも」 「いや、ちょっとって・・・」 「はやく!はやく!だったら【歩く教会】を元に戻してみてよ!」 「あのーいんでっくすさん?」 「晩・御・飯!晩・御・飯」 回想終了 (あー、なんていうか不幸だー) せっかく大覇星祭の振り替え休日だってのに別の町でバイトなんて。 でも仕方ないと思う。インデックスを泣かせたくはないし自分ががんばればみな笑顔でいられるのだから。 (でも帰ったらインデックスの食費を請求されてバイト代が全部飛ぶとか・・・うわ!すごくありそうだぞその展開!) そんな感じでうだうだ考えてると 「上条ちゃん、着きましたよー」 と、子萌先生が呼びかけてきた。 やや高台に位置するでっかい屋敷に。 はー、かねもちだなー。っと当麻が考えていると 「いいですか?上条ちゃん。これから学園都市のスポンサーの一つの遠野の御当主に挨拶をしにいくわけですが いつもみたいなノリでいちゃダメですよ?機嫌を損ねたら上条ちゃんのバイト代も出なくなったいますからねー」 「ういーす」 まあ、自分は荷物持ちみたいなものなので問題ないだろうと当麻は軽く考えていると 「おまたせいたしました」 メイドがやってきていた 「では、こちらの部屋でお待ちください」 そう言いメイドさんは部屋を出て行った。 「うわーメイドですよ子萌先生」 メイドなら舞夏で見慣れているがあっちは学生、いわばメイドの卵であり本物ではない。 「上条ちゃん、先生がさっき言ったこと覚えてますかー?」 子萌先生がじと目で上条をにらんでいると 「失礼します」 また、さっきのメイド?が入ってきた。 「お茶が入ったのでどうぞ」 「え、ああ。ありがとうございます」 上条がお茶を受け取るが何か違和感があった。 「・・・どうかしましたか?」 メイドさんが上条に話しかけてきた。無意識のうちに凝視していたみたいだ。そこで違和感の正体に気づく。 「あのー、もしかしてさっきの人とは別の人ですか?」 へ?っとメイドさんは何度か瞬きをしたあと、笑顔で 「ああ、翡翠ちゃんと間違えちゃったんですねー。翡翠ちゃんは私の双子の妹です。私は琥珀と申します」 なるほど・・・どうりでそっくりな筈だ。っと考えていると 「上条ちゃん?」 ちょっぴり切れ気味の子萌先生が目が笑っていない笑顔で話しかけてきて 「まったく上条ちゃんは先生の話をき「すみません!琥珀さん!トイレはどこですか!」