約 180,274 件
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/12403.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 星で発見 !! たまごっち タイトル 星で発見 !! たまごっち 機種 プレイステーション 型番 SLPS-01250 ジャンル 育成シミュレーション 発売元 バンダイ 発売日 1998-2-19 価格 5800円(税別) たまごっち 関連 Console Game N64 64で発見 !! たまごっち みんなでたまごっちワールド SS セガサターンで発見 !! たまごっちパーク PS 星で発見 !! たまごっち SFC たまごっちタウン Wii たまごっちのピカピカだいとーりょー ! たまごっちのフリフリ歌劇団 ! Handheld Game GB ゲームで発見 !! たまごっち ゲームで発見 !! たまごっち 2 ゲームで発見 !! たまごっち オスっちとメスっち 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/bonsaicraft/pages/531.html
鬼ごっこ(仮) 企画:fujitaka0626 <概要> 皆様おなじみ鬼ごっこ。 <ルール> アイテムの持ち込みは禁止ですが、鬼の人は食べ物を持ち込んでください。 食べ物の所持と食事が出来るのは鬼の人のみです。 [逃げる人] ひたすら鬼から逃げます。その間、鬼や他の人への攻撃は禁止です。 また、食事をすることは禁止です。食べ物を拾っても食べないこと。 [鬼の人] 鬼になった人は、レッドストーンブロックを「/kaburu」コマンドで装備し、逃げる人を追いかけてパンチしてタッチしましょう。必要以上に攻撃はしないでください。 逃げる人と異なり、鬼はいつでも食事をすることが可能です。 [鬼にタッチしたら、されたら] ~タッチしたら~ 鬼はタッチした人に近づき、装備しているレッドストーンブロックと食べ物を渡してその場から逃げます。 ~タッチされたら~ タッチされた人はその場で立ち止まり、鬼にレッドストーンブロックと食べ物を渡されるのを待ちます。 レッドストーンブロックを「/kaburu」コマンドで装備したら、チャットで1から順に一文字ずつ打って送信します。5まで送信し終えたらスタートです。 [もし死んでしまったら?] 会場にビーコンを設置して自動回復するようにします。 しかし、万が一死んでしまった場合は、ワープを使い速やかに会場に戻りましょう。 [終わるタイミングや勝敗条件は?他] 時間経過の予定です。大体15~20分程度がちょうど良いと思います。 勝敗条件はこれといってありません。 人数によって鬼を増やすと、より一層楽しめると思います。 <使用した会場> 盆栽文武高等学校 体育館 ワープ名:taiikukan FPSフィールド old ワープ名:old 何か質問などありましたら、下のコメント欄に気軽に書いて下さい。 第一回盆鯖鬼ごっこ、無事に開催することが出来ました。参加してくれた皆様、会場を貸してくれたohbaさんとzuihoumonさん、ありがとうございましたm(_ _)m -- fujitaka0626 (2014-10-20 01 31 29) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tabusaba/pages/30.html
国王鬼ごっこ 国王鬼ごっこについてここに纏めてあります。 目次 基本ルール 役職一覧 アイテム 基本ルール 国王鬼ごっこは国王陣営、革命家陣営、殺人鬼陣営、その他陣営の4つの陣営に分かれて個々の陣営の目標を達成すれば勝利します。 以下が各陣営の勝利条件です 陣営 勝利条件 国王陣営 殺人鬼陣営が全滅した上で、革命家/革命工作員が死亡する 革命家陣営 殺人鬼陣営が全滅した上で、①国王を殺害する②国王の証を所持する(①②はどちらかを満たせばよい) 殺人鬼陣営 殺人鬼陣営と天邪鬼を除いた全プレイヤーが死亡する その他 場合による 全プレイヤーは一定時間ごとに水晶が1個配られ、これを4個集めて右クリックすると各役職に応じたアイテムが手に入ります。 このゲームには特殊なルールが存在します。それが「国王の交代」で、プレイヤーは国王の証を受け取ると受け取った側は国王に、渡した側は相手の役職になることができる。 (例) 国王であるAさんが執事のBさんに国王の証を渡した場合、Aさんは執事になり、Bさんは国王になる ただし、交換できるのは国王陣営に所属しているプレイヤーでなければならない。 (例) 国王であるAさんが革命家のCさんに国王の証を渡した場合、Aさんはそのまま国王になり、Cさんもそのまま革命家になる 禁止ルールは以下の通りです ■ 無差別にプレイヤーをキルすること。ただし、以下の条件下では除外する。 ■第3陣営・その他のプレイヤーがキルすること。 ■第3陣営・その他のプレイヤーをキルすること。 ■本来は対立する役職同士の協力・共闘する行為。(チーミングを禁止) 役職一覧 国王陣営 + ... 役職名 能力 水晶から手に入れるアイテム 部下 なし 罪滅剣 執事 ①国王が誰であるかを把握できる②革命家が栄光一筋を全て使い切った場合に、誰が革命家であるかを全員に知らせることができる③10秒毎に国王陣営に所属するプレイヤー全員のHPを少し回復する 罪滅剣 国王 ①国王の証を用いて他の人と役職を交換できる②地雷が効かない 罪滅剣 管狐 水晶配布時に他のプレイヤーが3ブロック以内に入っていた場合、その人が獲得する水晶の数を+1するが、代わりにウィザー(Lv4,10秒)を与える 罪滅剣 地雷撤去班 地雷探知機を使って地雷を撤去することができる 罪滅剣+地雷探知機の制限時間を20秒追加 国王の子 ①地雷が効かない②国王が死亡した場合、国王の証を引き継ぐ(国王の子が複数いる場合はランダムな一人に引き継がれる) 罪滅剣+国王把握機+爆弾魔オシエール 覚醒者 常に攻撃力上昇(Lv1)、移動速度上昇(Lv2)の効果を得る 罪滅剣 革命家陣営 + ... 役職名 能力 水晶から手に入れるアイテム 革命家 ①地雷が効かない②地雷を設置/回収できる③地雷の設置個所が見える 証トラッカー 革命工作員 水晶を消費することで攻撃力が少し上昇する なし 爆弾魔 水晶2個から地雷を作ることができる(設置はできない) 地雷 殺人鬼陣営 + ... 役職名 能力 水晶から手に入れるアイテム 殺人鬼 なし 罪滅剣 共犯者 水晶配布のタイミングで殺人鬼が誰かを知ることができる 罪滅剣+鋭利なポケットナイフ その他 + ... 役職名 能力 水晶から手に入れるアイテム 勝利条件 狐 ゲーム開始前にプレイヤーを一人選び、その人の役職を奪うことができる奪われた人は盗まれたことに気づかず、取られる前の役職が表示される(盗まれた人は固有能力や断罪剣や食料を除く初期配布アイテムが使えない)選択しなかった場合は部下になる 盗んだ先による 盗んだ先による 豚 なし 罪滅剣+にんじん+最後の晩餐 生存していれば追加勝利になる おデブ ①黒毛和牛を食べるまで、常に移動速度低下(Lv2)を得る②黒毛和牛を食べると覚醒者になる③黒毛和牛以外の食べ物を食べることはできない 罪滅剣+覚醒した第三陣営 覚醒者になって国王陣営が勝利する 復讐者 ゲーム開始前にプレイヤーを一人選び、その人を仇敵にすることができる 罪滅剣 仇敵が死んでいる状態で生存していれば追加勝利になる 親衛隊 ゲーム開始前にプレイヤーを一人選び、その人を護衛人物にすることができる 罪滅剣 護衛人物が生きている状態で生存していれば追加勝利になる 天邪鬼 ①役職は「部下」と表示される②ありとあらゆる物理攻撃を反射する③攻撃しようとするとダメージが返ってくる 罪滅剣 自身の能力での死亡者がいない状態で生存していれば追加勝利になる 衛生兵 プレイヤーを蘇生できる 治療+覚醒した第三陣営 自信を含む国王陣営が全員生存していれば追加勝利になる メイド ゲーム開始前にプレイヤーを一人選び、その人をご主人にすることができる ご主人への料理+メイドの本気+覚醒した第三陣営 生存していれば追加勝利になる アイテム 初期配布アイテム + ... 名前 内容 断罪剣 普通の石の剣 ステーキ 普通のステーキ 手錠 参加人数が8人以上のとき、ゲーム開始時に「殺人鬼」以外に配布されるこれを手に持ってプレイヤーを殴ると、そのプレイヤーを牢屋に送ることができる使用すると壊れる ガムテープ 参加人数が8人以上のとき、ゲーム開始時に配布されるこれを手に持ってプレイヤーを殴ると、そのプレイヤーを90秒間チャットができないようにすることができる使用すると壊れる 固有能力アイテム + ... 名前 役職 内容 罪滅剣 ほとんどの役職 一撃でプレイヤーを殺害できるが、使用すると壊れる 国王の証 国王 他の人と役職を交換できる 地雷探知機 地雷撤去班 手に持つと地雷の位置を音で教えてくれる使用中は地雷が発動しない 国王把握機 国王の子 右クリックで国王が誰かがわかる 爆弾魔オシエール 国王の子 ランダムな一人に爆弾魔が誰かを教えることができる(使うと消える) 栄光一筋 革命家/革命工作員 一撃でプレイヤーを殺害できるが、使用すると壊れる 証トラッカー 革命家 国王の位置を教えてくれる 偽物の国王の証 革命工作員 役職交換はできないが、「交換された」というメッセージが表示される 地雷 爆弾魔 革命家のみ設置可能。地雷耐性を持たないプレイヤーは設置された地雷に近づくと爆発して死亡する 超鋭利なポケットナイフ 殺人鬼 耐久度はほとんどないが、攻撃力が高い金の剣 鋭利なポケットナイフ 共犯者 耐久度はほとんどないが、攻撃力が高い木の剣
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/3720.html
ぐっすんおよよ キャラクター コメント タイプ1:いわ タイプ2:みず アイレム株式会社(旧アイレム)から販売されたアクションパズルゲーム。1993年にアーケード用として稼動し、その後様々な家庭用ゲーム機で他社による続編・移植作が製作された。 キャラクター <プレイヤー側> ウパーorアチャモ:ぐっすん およよは色違い推奨 <敵側> ユニラン:ぷにくん ユニラン色違い:ぽにくん ニドラン♂:おにのちびたくん ププリン:ぽむぺくん とびはねる必須。 タネボー:どきどきばくはつくん だいばくはつ必須。 トゲピー:よよくん カラナクシ:ぺろくん ヨーギラス:がちゃくん ヒトモシorゴース:ひのたまめらめらくん ヨマワル:ふーくん コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/k-onvip/pages/889.html
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 16 48 21.04 ID TN9hdUDO 唯「ごっはんだごっはんだ~」 梓「本当にいつもおいしそうに食べますね」 唯「♪」もぐもぐ 紬「幸せそうな顔ねえ」 梓「嫌いな食べ物なさそうですよね」 唯「★」こくこく 176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 16 51 43.35 ID TN9hdUDO 梓「ムギ先輩は嫌いな食べ物ありますか?」 紬「えっ?わたし?」 梓「はい」 紬「……そう……あれだけは……あれだけは…」 唯「むぐむぐ…ごっくん。…なにが嫌いなのー?」 紬「……オートミールよ!!」 ズドドドーン! 177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 16 57 03.84 ID TN9hdUDO 唯「オートミールってなに?」 梓「正洋風のおかゆですかね」 紬「おかゆ!?あんなものをおかゆと一緒にしたらおかゆに失礼だわ!」 バババーン! 梓「すっすみません!」 紬「あんな酔っぱらいのピーったピーを人が食べ、あまつさえそれをおいしいという人…ピーピーよ!」 ズゴゴゴゴーン! 唯「効果音がさっきからすごいねー」 梓「ああ、私が食べ物の話をふったばかりにムギ先輩がピー音連発のキャラ崩壊を…」 178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 17 09 08.14 ID TN9hdUDO 憂「私に任せてください!」 梓「憂!」 憂「どんな料理だってちゃんと作ればおいしいと思うの!だから私がおいしいオートミールを作るよ!」 唯「おー憂~頼りになるー」 179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 17 14 22.26 ID TN9hdUDO 憂「できました!」 唯「わーおいしそー!」 梓「それに良い匂い」 憂「こないだテレビでやっていたオートミールハンバーグにしてみました!」 梓「さすが憂だね!これでムギ先輩も大丈夫だね!」 憂「私の自信作です!」 180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 17 19 26.00 ID TN9hdUDO 紬「まずい」 憂「ガーン」 梓「そっそんな…憂のオートミールでもダメなの…?」 憂「ちょっく…」 唯「ああ、あずにゃんの一言でムギちゃんが壊れていく…」 紬「やっぱり所詮オートミールよ。がっかりさせるわ…」 ムギしんぼ…完 181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/12(水) 17 21 01.87 ID TN9hdUDO 純「…てなことも」 梓「ないない。純昨日からムギ先輩に変なイメージ抱いてない?」 純「そっそんなことないよ!…たぶん」 本当におしまい
https://w.atwiki.jp/seigeki/pages/959.html
鬼ごっこ(続・鬼さん、こちら。) 鬼:鬼のおにーさん 子:村のよい子たち 母:よい子のおかーさん 男:流しの琵琶引き ナレーター:ナレの仮面を被るのです! 嘘です、お好きにどうぞ 子01「鬼やーらい!! 鬼やらいっ!!」 男01「これこれお子ども 今時分、鬼やらいは古し古し」 子02「えー」 ナ01「初夏を乗り越えた すすきの原のそよぐ中。 日は天にあり、優雅たる人は空寝にて、しのぐ時節 そして鬼も人にならい、境内の床敷にいつものようにぐでりと転がってあった」 男02「今生の流行りは”鬼は外!福は内!”ぞ、言うてみなされ」 子03「鬼はそとー……ふくはうちー?」 男03「さようさよう、ほほ、利発なお子どもじゃ」 子04「鬼は外ー! 鬼は外ー!」 ナ02「男が促してやれば、子どもは跳ね回り その境内にいつしか住みたりし赤鬼に煎り豆をぶつけはじめる。 破れ寺とも崩れ神社とも見えるそこは、どんな神がおわり申されたかももう誰ぞ知らぬ。 さて、子どもは豆も投げつくし、首なし魚まで放り投げたが 流石に、子どもの手とあってか、鬼はなにも存ぜず寝転がったままであった」 鬼01「ぐぉぉ~がぉぉ~……」(あくび) 男04「ほうれほれ、効いとらんなあ」 子05「むう。この鬼さんはふてぶてし!」 男05「さよさよ、ふてぶてしいの。さすれば、ほれ、兄者を見ておれ。 横からふりかぶっての、肘を引きためて……ほい!」(投げて) 鬼02「……ッデ!? ああ! なんじゃあ!!」 子06「起きたぞ! 強し強し!」 男06「ほほほ、その昔の杵柄よ」 鬼03「何ぞ貴様らあ!! ここは神域なる社務所じゃ、立ち去れい、立ち去れい!!」 子07「ひええ、鬼さんが怒うた、赤くなったーーー!!」 鬼04「ハン……元から赤鬼や」 男07「あれあれ。逃げてしもうたぞ。鬼のおにーさんはどうにもせっかちでいかぬ」 鬼05「あんのガキども、放っておくのをいいことにやることが進んできがやる おお、いてえ。どのクソガキだ、ツノめがけてぶち込みやがったのは」 男08「ほほほ、そりゃ災難、災難じゃ」 ナ03「お多福顔の男はしばらく分 かかと笑うていた。鬼はだるそうにまた寝そべり、あくびをひとつ。 男もそ知らぬ顔で境内の日陰に潜り込むと、ひょいと俳紙を取り出しはじめた」 鬼06「ん……なんだ貴様、詩もやりよるのか」 男09「いやいや、歌ぞ。近頃 興をそそられての。女というは、どうにも色っぽいものも書き申される」 鬼07「げっ こんなとこで書いたものをおなごにやるか」 男10「うむうむ、作り手心に場はやむなし」 鬼08「ふぁ~あ……どうでも構わんが、貴様の歌は鬼ばかりじゃ」 男11「さようさよう、渡す相手も鬼ぞ。鬼のように美しく。おにーさんなど仰天するなあ」 鬼09「どんな鬼嫁だ、そりゃ」 男12「ほほほ、お聞きなさるか、そうさな、さしずめ、山姥と雪女よ」 鬼10「ババァに氷嫁か、趣味のお悪ィことで」 男13「あっはっは……ところでおにーさんや。お前、子どもは食べないのだね」 鬼11「あ?」 男14「子どもじゃ、お子ども。 毎回あんなにお越しいただいとるのに、鬼のおにーさんは、一人も食べていないでないかい」 鬼12「はあ? なんで俺様が子どもなんて食らわなきゃならん」 男15「食わぬのか? なんじゃ、鬼のくせに、ちとがっかりじゃ」 鬼13「食うぞ貴様!」 ナ04「怒号とともにぐいらと起きあがりた鬼であったが、男の代わらぬ様子に興を削がれたか 幾度か数えるのも忘れたため息をこぼし、とてとてと境内の内に向かうて歩みだす」 男16「なにか、なにか。なんぞ見させてくれるかのかい。おもしろいものかえ?」 鬼14「はしゃぐな、うっとうしい。……字は読めンか」 男17「そりゃ一端に書けるからの」 鬼15「ほれ」 ナ05「鬼は、雑物がうず高くつまれた中から、ひょいと小さな石を取りいだし、男の足元に放り投げた そこには、かくして文字が刻まれていた……が」 男18「……うむ? かすれて読めんなあ。薄くなってしもうておるの」 鬼16「あ? あー……そうか、読めんのか」 男19「ふむ。なんと書いてあったのだ? 石に字が刻んであるの、塔婆か、それとも納言か、なあなあ」 鬼17「知らん、俺のほうは字はやぶさかでな……はあ、ばかばかしい。もう一眠りしよ」 ナ06「鬼は醜い口をガアと大きく開きあくびをし、またごろりと転がった。男は珍しくも、慌てた様子でとりすがる」 男20「鬼のおにーさんや、それは生殺しというものぞ。 口で言うてくれればすむものじゃないか、私かて、気になり申して眠れなくなってしまうじゃあないか なあなあなあ……」 鬼18「知るか! 2度も起こしてみろ、今度こそ承知しやしねえぞ!!」 男21「あ~……いけず」 ナ07「――さて、場面は変わりて」 子08「あれ、かかさま!」 母01「お前! どこに行っておったのだい」 子09「山の境内! あのね、かかさま、あそこにね、」 母02「はあ……また遊びほうけて。いいかね、一人で山を遊びまわっちゃいけぬと言っておるでしょう? 境内は大神さまが見守ってらっしゃるから良いものを」 子10「おーかみさま?」 母03「そうよ。かかさまも、かかさまのかかさまも生まれる前じゃ。 ここにはずっと子どもを守る神様がおわしなさるのじゃ」 子11「そうなん!? 境内におわしゃるのか、呼んだら会える!?」 母04「ほ、ほ、ほ。神様はね、人には見えないのじゃよ。 だけれどね、お前がいい子なら、姿を変えて見守ってくだしゃっておるかも知れぬ お前も感謝しなくてはなりませぬぞ」 子12「あい!」 ナ08「親子は手を引いて村への道を帰りゆく。子が野に遊びたりし村へ。 ――その昔、人がまだ、異形なるものをあがめ、恐れていた時代 破れ寺とも崩れ神社とも見えるそこは、どんな神がおわり申されたかももう誰ぞ知らぬ。 ただ石の守り彫りと、伝え語られし言霊が その御名をいまだ 忘れずにいた」 終
https://w.atwiki.jp/jojobr2/pages/298.html
マライアを撃退したシュトロハイムが、左足と義足代わりの木片で地面を蹴る。 あまりに騒音を立てすぎてしまったため、先の戦場から遠ざかっているのだ。 殺し合いに乗り気な参加者が戦闘音を聞いて駆けつければ、一たまりもないから。 しかし……―――― 「まァァさかァァァ! 最初に会ったプロシュートが同盟国の者だったとはなァァァァァ!!」 こんなに大きな声を出していては、意味がないような気がしてならない。 とは言っても、生憎なことにこの場には彼にツッコミを入れる人物はいなかった。 いや、彼が右手で抱える亀の中には一人いるのだが。 「やかましい野郎だぜ……」 辟易とした表情を隠すことなく、プロシュートは亀の中で一人ごちる。 負傷と疲労のために眠りにつこうとも考えていたのだが、天井から確認できる外部の光景を見てしまえばそうもいかなかった。 この地で他人に居場所を教えるのは愚策、何度そう教えれば覚えるのだろうか。 テーブルクロスを巻いて止血した左手で金の髪を掻き揚げ、プロシュートは命を犠牲にして自分を助けた女性の姿を思い出す。 彼女もまた、何かあるごとに叫んでいた。出会ってすぐの時も、交戦中も、共闘中も、仲間を逃がした時も。 プロシュートが思い返してみれば、襲撃者――カーズやマライアも結構声を張り上げていた。 意図せずプロシュートから嘆息が漏れ、続いて浮かんできた疑問までも飛び出す。 「もっと落ち着いた奴ァ、いねェのか」 吐き捨てられた願望じみた呟きは、しかし虚空より流れる交響曲に掻き消されてしまう。 音楽が終わったかと思えば、この殺し合いの主催者――荒木飛呂彦の声が響く。 忘れるはずもない声質に、プロシュートの整った顔が険しくなる。 喚いていたシュトロハイムも足を止めて、亀を地面へと解放してデイパックから名簿を取り出す。彼にしては珍しいことに口を閉ざしたまま。 聴く者を小馬鹿にしているとしか思えない演説の後、荒木は淡々と告げる。 二十六の死者、そして三の立ち入り禁止区域を。 ◇ ◇ ◇ 三度目の交響曲が終わり、再び辺りに広がるのは無音。 もう言い忘れたことはないらしく、数刻が経過しても静寂を崩す声は聞こえなかった。 ゆっくりと呼気を整えると、プロシュートは天井に頭を押し付ける。 結果、プロシュートの上半身だけが亀の外部へと飛び出す形になる。 「これからの行動について、もう一度話す」 柱の男と波紋戦士という強敵と同志の両方が倒れて呆然としているシュトロハイムに対し、プロシュートは冷静を保ったままで切り出す。 彼とて、何も喪っていないワケではない。 仲間の復讐のために見つけ出すべきトリッシュ、同じチームに所属するギアッチョ。 その二人の死は、プロシュートにとって決して軽いものではない。 互いに意味は違えど、彼と彼のチームにとって大きな損害である。 だが……それでも、プロシュートは嘆かない。 ギャングの世界に生きる彼には、仲間やターゲットの死など日常茶飯事であるし――何より知っている。 『死んだ以上はどうしようもない』のだ。 悔しがったり悲しんだりする暇があれば、前に進む。 『成長』するのだ。 そうじゃなきゃあ、『■■』は掴めない。 暗殺チームの一員であるプロシュートは、そのことをよく理解していた。 「あ……ああ、すまないな。少々取り乱した」 うろたえていたシュトロハイムも、眼前に出現したプロシュートを視認して平静を取り戻す。 軍人である彼もまた、一度死ねば手の取りようがないことを理解している。 だというのに狼狽していたのは、ひとえに彼が呼ばれた名のうち三つをよく知っていたからだろう。 サンタナにワムウにリサリサ・エリザベス・ジョースター――前の二人は後者は柱の男、残り一人は波紋の師範。 後ろ二人の戦闘を目にしたワケではないが、シュトロハイムは両者ともカーズと肩を並べるレベルと推測していた。 その二人が死んだというのだ。シュトロハイムが焦ってしまうのも、無理はない。 だが強者二人の早期退場にもかかわらず、シュトロハイムは放送の真偽を疑いはしない。 死亡を確認したエルメェス・コステロやマライアの名が呼ばれたし、何より荒木に虚構を流す理由がない。 ゆえにシュトロハイムは放送を真実と断定し、手刀を作った右手を胸の前で水平に構える。 「お前の話じゃあ、ヤツらは太陽光――正確には紫外線に弱い。 ってことは、日の出ている間は室内に潜んでいるんだろうが……隠れられる場所があまりにも多い。 要するに、ヤツらがどこにいるか分からねェってことだ。だから結局のところ、行き先に変更は――――」 シュトロハイムからうろたえが消えた時点で、亀の外に取り出した地図に視線を動かしていたプロシュート。 だからこそ、彼はすぐ近くにいる男の動きに気付かない。 シュトロハイムは、胸の前で固定していた右手を思いっきり右斜め上空に振りかざす。 サイボーグの肉体から生み出された神速の凪ぎに、空気が斬り裂かれるような高音が生み出される。 唐突に鼓膜を刺激され、プロシュートは首を上げる。 怪訝な顔をしたプロシュートをよそに、シュトロハイムは喉を痛めつけるような絶叫。 「ジィィィィイイク・ハイル!!」 それは、柱の男打倒という志を同じくした戦士に捧げる敬礼。 「いきなり……ッ。オメー、話聞いてんのか?」 亀から上半身を出しているプロシュートとシュトロハイム、その間隔は一メートルにも満たない。 そんな距離で、大の男に全力絶叫されてみろ。 うるさい、などという生半可な物ではない。『痛い』の領域に入ってしまう。 両掌で耳を押さえようにも、プロシュートには左手首から先がない。 左耳に痺れるような感覚を抱いた状態で、片耳を塞いだプロシュートが尋ねる。 その問いかけを把握していながらも、シュトロハイムは二度目の敬礼。 「ジィィィィイイク・ハイル!!」 「…………ッ、だから――」 三度目の。 「ジィィィィイイク・ハイル!!」 「お前は…………ッ」 四度目の。 「ジィィィィイイク・ハイル!!」 「……何、を……!」 五度目の。 「ジィィィィイイク・ハイル!!」 「……して、やが…………」 結局、シュトロハイムは計十回の敬礼を行った。 七度目からプロシュートは静止を諦め、耳を押さえることだけに集中していた。 満足して視線を落としたシュトロハイムを、プロシュートは鋭く睨み付ける。その視線、さながら氷塊。 そこらのチンピラでは背筋を凍らせてしまうだろう――が、シュトロハイムは風でも浴びているかのように受け止める。 「それで、話とは何だ?」 軽く微笑みながら尋ねてくるシュトロハイムに、プロシュートはうんざりした様子で睨むのをやめる。 敬礼をやめろと言っても聞かないだろう、プロシュートはそう判断し―――― 「…………次からは、敬礼する前に連絡をしろ」 「ぬう? 意味が分からんが、心得た」 安堵の溜息を漏らし、やとプロシュートはこれからの予定を話し出す。 変更はないと伝えるだけだったはずなのに、既に放送が終わってから秒針が七周はしてしまっていた。 ◇ ◇ ◇ 彼らの向かう場所は、依然変わりなく食屍鬼街。 亀の中にプロシュートが戻ったのを見届けて、シュトロハイムが亀を小脇に抱える。 「さァて! 向かうとするかッ」 シュトロハイムは、迷うことなく前進する。 マライア戦の後からずっと行ってきたように、まっすぐと西へと向かう。 それ以外の行動を取るのは、ありえないことなのだ。 その理由――死者数/二十六名/約四分の一。 意味すること――殺し合いに乗ったものの多さ/強靭さ/迷いのなさ。 そして予想――次に日が昇る時が来るかは不明/おそらくはない=この太陽が沈むまでがファースト/ラストチャンス。 導き出される結論――柱の男を倒すまでのリミット=日の入まで=残り約十二時間。 ゆえにシュトロハイムは直進しか選べないし、そもそも――――彼の誇りが他の選択肢を選ぼうとしない。 【G-6 路上/1日目 朝】 【独伊二国同盟】 【プロシュート】 [時間軸] ブチャラティに列車から引きずりだされた直後 [スタンド] 『ザ・グレイトフル・デッド』 [状態] 背中に傷、左手首喪失、左肩に銃創、右足骨折、全身打撲、貧血気味、止血済み、マンモーニ [装備] スタングレネード、フルフェイスヘルメット [道具] 基本支給品 [思考・状況]基本行動方針:『カーズ』を倒したなら『マンモーニ』を卒業してもいいッ! 1.どんな手段を使ってでも自分の手でカーズを倒す。 2.亀の中で少し休む。 3.暗殺チームの仲間を探す。 4.邪魔する者は倒す。 [備考]:亀の中にいます。 【シュトロハイム】 [時間軸] スーパーエイジャを貨物列車から奪取した直後 [能力] ナチスの科学力 [状態] 左腕喪失、右足全壊、重機関砲大破、右目完全失明(紫外線照射装置大破)、左半身に軽度の打撲 [装備] スタングレネード×2、レミントン・ダブルデリンジャー [道具] ココ・ジャンボ(プロシュート入り)、基本支給品 [思考・状況]基本行動方針:ゲームを脱出 1.ナチスの科学力は世界一イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ 2.放送の後、食屍鬼街へ移動しカーズを倒す。 3.『柱の男』に警戒。 4.出来ればすぐにJOJO、シーザーらと合流したい。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 79 「バステト女神」のマライア ルドル・フォン・シュトロハイム 144 偉大なる死 その① 79 「バステト女神」のマライア プロシュート 144 偉大なる死 その①
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/48914.html
登録日:2021/08/12 Thu 13 33 32 更新日:2024/05/23 Thu 10 29 56 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 BT21 EXILE Fate/EXTELLA PUI PUI モルカー R2-D2 おでんくん ぐでたま たまごっち はねるのトびら イーブイ エヴァンゲリオン コラボ サンリオ スター・ウォーズ ツイステッドワンダーランド ドラえもん バンダイ ヘキサゴン ポケットビスケッツ ポケットモンスター モスラ 中村玉緒 北京原人 呪術廻戦 玩具 育成ゲーム 鬼滅の刃 1996年の発売当時熱狂的なブームを巻き起こし、幾度か断続しつつも現在もシリーズを展開しているたまごっち。 その中には本家シリーズ以外にも様々な他社の作品や芸能人とコラボしたものも多数ある。 近年では一月一作品のハイペースでコラボたまごっちの発売が予定されている。 最近のコラボ系たまごっちは「nano」と公式呼称されており、本家シリーズの特徴である「カラー画面」や「通信要素」などはオミットされた元祖に近い作りになっているのが特徴。 また、タイトルによっては(世界観や版権の都合上)死亡演出が無かったり別の描写に差し替えられていたりする。 本項では、それらコラボたまごっちを紹介する。 【他作品のキャラクターを育成するもの】 他作品のキャラクターまたは、他作品のキャラクターをモチーフにしたオリジナルたまごっちを育成するもの 原人っちのたまごっち 1997年発売。映画『北京原人 Who are you?』とのコラボ。 化石から生まれたDNAっちを育成し原人まで進化の歴史を辿っていく。 モスラのたまごっち 1997年発売。映画『モスラ』とのコラボ。 たまごから生まれた「ベビモスラ」を成虫にまで育てるコンセプト。バトラやシークレット枠で小美人やゴジラなどにも育つ。 ちなみに初代デジタルモンスターのver.5は登場するデジモンのドットがまんまゴジラ怪獣で、本作の基板を流用して制作されたという説が有力視されている。 ポケットビスケッた 1997年発売。バラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ』とのコラボ。 本体はビスケット型の特殊な形状。 同番組の音楽ユニット、ポケットビスケッツを育成する。 玉緒っち 1997年発売。女優の中村玉緒とのコラボ。 たまごから生まれた「あしっち」のマネージャーとなり大女優玉緒っちになるまで育てるというコンセプト。 「ごはん」と「おかし」に加え「れたあ」から選択して休憩。 ミニゲームは「スロット」だが、それとは別におけいこモードに「あどりぶ」、「おどり」、「しばい」が存在している。 死亡ではなく引退していなくなるが玉緒っちまで育てると引退しなくなる。 ドラえもんっち 1998年発売。アニメ『ドラえもん』とのコラボ。2006年には『のび太の恐竜2006』公開に合わせて復刻。 機体はドラえもんの顔をした特殊な形状で首輪には本物の鈴も付いている。後にドラミちゃん版のドラミちゃんっちも発売されている。 未熟なお世話ロボットのドラえもんを一流に育てるというコンセプト。のび太、ジャイアンなど主要な登場人物もたまに現れる。 ごはんはそのままだが、おやつは「どら焼き」。 ミニゲームは登場人物の顔合わせスロット。 うんちではなくネズミが出現する。 コンセプト上育てられるのはドラえもんだけだが育成やミニゲームで手に入れた10種類のひみつ道具を使うことでドラえもんの姿を変えられる。コロ助にもなるナリ。 はねるっち 2005年発売。『はねるのトびら』とのコラボ。 本体は緑と赤の2種。 『はねるのトびら』の出演人物を育成する。 2006年はねるっちの人生をコンセプトとしたバージョンアップ版のはねるっち2も発売された。 おでんくんのたまごっち 2007年発売。『おでんくん』とのコラボ。 本体はおでんくんバージョンとたまごちゃんバージョンの2種。 おでんくんのキャラクターを育成する。 ミニゲームは「おでんキャッチ」、「しみこみ」、「もちとび」の3種。 Tamagotchi P’s 2012年発売の本家たまごっち。 別売りの「たまデコピアス」を差し込みデータを追加でき、『おさわり探偵 なめこ栽培キット』、サンリオキャラクター、ちゃおキャラクター、『アイカツ!』とコラボしていた。 『おさわり探偵 なめこ栽培キット』はなめこっち、まめっちとくちぱっちがなめこ化けしたまめなめこっち、ぱっちなめこっちが出現。 『サンリオ』はまめきてぃなどたまごっちとサンリオキャラの融合体が出現。 『ちゃお』はたまごっちがののっちなどちゃおたまごっちに変化する。 『アイカツ』は蘭、いちご、あおいがたまごっち化して出現。 また当日全国各地に設置されていたP's Stationと連動することでご当地キャラクター。特設サイトとの通信でウルトラマンギンガなどのゲストも現れた。 ぐでたまたまごっち 2017年12月発売。サンリオキャラクターの「ぐでたま」とのコラボ。 本体はいろいろぐでたまver.とぐでたま?ver.の2種。 ぐでたまを育成し姿違いのぐでたまに成長させる。 ごはんは「しょうゆ」。 ミニゲームは無数のたまごからの「ぐでたま当て」。 寿命ではなく料理されて食べられる。バリエーション豊富でシークレット料理も存在している。 イーブイ×たまごっち 2019年1月発売。『ポケットモンスター』とのコラボ。 本体はだいすきイーブイver.とカラフルフレンズver.の2種。 ポケモントレーナーになってイーブイのお世話をする。成長すると進化系8種やロケット団の帽子など衣装を着たイーブイに変化。正体がメタモンだったりすることも。 ミニゲームは「(リンゴ)ゲット」と「ダンス♪」。 うんちではなく毛玉が溜まる。 死亡ではなくモンスターボールから居なくなる。 汎用卵型決戦兵器エヴァっち 2020年6月発売。映画『新世紀エヴァンゲリオン』とのコラボ。 本体は試験初号機、アスカ、レイモデルの3種が発売。後にマリ、カヲル、黒レイモデルも追加された。 胎児期から使徒を育成し人類補完計画の達成を目指す。シークレット枠で綾波レイや渚カヲルも育成可能。モニターが混線し他の主要人物も時々映る。 ENERGY(食事)はS2ENGINEとスイカ。 SIMULATION(ミニゲーム)は、ロンギヌスの槍とN2爆弾を避ける「BATTLE TRAINING」と「目標をセンターに入れてスイッチ」。 うんちではなくLCLが汚染される。 世話をサボるとATフィールドが展開される。 死亡すると十字の光の柱が立つ。寿命は人類補完計画達成。 きめつたまごっち 2020年10月発売。アニメ『鬼滅の刃』とのコラボ。 本体は炭治郎と禰豆子カラーの2種が発売。後に伊之助、善逸、プレバン限定で柱9種が追加された。 鬼殺隊の癸階級の隊士を炭治郎達や柱に育てる。ある人物からの派生で禰豆子も育てられる。 ごはん・おやつは「おにぎり」と「玉露」。 訓練(ミニゲーム)は「全身訓練」、「岩持ち上げ」、「全集中・常中」。 うんちではなく鬼が現れる。 世話をサボると負傷して寝込んでしまう。 死亡は隠に処理される。 えくすてらっち 2021年2月発売の『Fate/EXTELLA』限定版の特典。 あくまで特典であり、一般販売されていないため公式サイトのコラボたまごっちには記載されていない。 エラーが発生したムーンセルで聖杯戦争に挑むためにサーヴァントを育成する。 ごはん・おやつは「焼きそばパン」と「ロールケーキ」。 うんちではなく、ムーンセルのバグが発生。 死亡ではなく座に変える。寿命は無し。 ツイステっち 全本体プレバン限定で発売。2021年6月より発送。『ディズニー ツイステッドワンダーランド』とのコラボ。 本体は各寮(ハーツラビュル、サバナクロー、オクタヴィネル、スカラビア、ポムフィオーレ、イグニハイド、ディアソムニア)カラーの7種。 キーチェーンには寮章を再現したチャームも付属。 主役はプレイヤー自身。体験入学中、グリムの面倒を見ているうちに共に過ごすことになった生徒の誰かがモニターに映る。 (グリムの)ごはん・おやつは「ツナ缶」と「マカロン」。 授業(ミニゲーム)は「魔法史」と「錬金術」。 うんちではなくグリムのイタズラに対処する。 死亡の代わりに去って行く。寿命は無し。 BT21 Tamagotchi 2021年9月発売。LINE FriendsのBT21とのコラボ。 本体はSpace Color ver.とBaby Style ver.の2種。 最初にVANとふれあい、彼に連れてこられたBT21 BABYのお世話を。 ごはん・おやつは「ミルクorバーガー」、「キャンディorドーナツ」。 ミニゲームは「ダンス」、「お菓子作り」、「宇宙飛行」、「シャッターチャンス」の4種とのこと。 PUI PUI モルカっち 2021年10月発売。『PUI PUI モルカー』とのコラボ。 本体はオレンジカラーとクリームカラーの2種。 ベビモルカーを様々なモルカーに育てる。一部のモルカーは更に派生するとのことでゾンビシロモなどの姿も確認できる。 ごはん・おやつは「にんじん」と「レタス」。 ミニゲームは「救急搬送」、「追跡!」、「洗車」の3種類とのこと。 R2-D2 TAMAGOTCHI 2021年11月発売。『スター・ウォーズ』とのコラボ。 R2-D2を育て、様々なスキルモードに変化させる。 ごはん・おやつではなくお世話遊びは、エネルギーの「チャージ」と「クリーニング」。 基本となるミニゲームは「消化活動」と「デジャリック」の2種だが、各スキルモード限定の7種も存在するとのこと。 仮面ライダーっち プレバン販売(*1)で2021年12月発送。『仮面ライダー』シリーズとのコラボ。 本体は1号をイメージした「ジェネシスグリーン」、最終形態でよく使われている金色の「レガシーゴールド」の2種。 少年仮面ライダー隊を育て仮面ライダーに変身させる。ライダーマンを除く昭和ライダー、平成・リバイ含む令和の1号ライダーなど総勢40キャラ以上の登場が告知されている。 ミニゲームは「ライダーキック」と岩を避けながらバイクで走る「チャレンジライド」。 うんちではなくショッカー戦闘員が現れる。 少年を改造したり死んで生き返らせたりヘルヘイムの果実しか食べられない体にしたり世界で初めてバグスターウイルスに感染させたり記憶を消して顔を作り変えたりするゲームと発表直後にネタにされた。 死亡描写はお世話をサボった場合にショッカーに占拠され追い出される。寿命は成長後一定期間経過した場合にバイクに乗ってどこかに旅立つ本編では死亡退場が稀によくあるのにボカされている。 じゅじゅつっち 2021年12月発売。『呪術廻戦』とのコラボ。 本体は虎杖、伏黒、釘崎、五条カラーの4種とAmazon限定の宿儺カラー。 見習い呪術師を東京校・京都校生徒や教師などに育て呪いを祓う。五条悟には限定モードも用意されているとのこと。 ごはん・おやつは「おにぎり」と「喜久福」。 ミニゲームは「宿儺の指キャッチ」、「呪骸寝かしつけ」、「呪具の訓練」。 うんちではなく呪霊が現れるとのこと。 Tamagotchi Smart 本家たまごっち。 「たまスマカード NIZOOフレンズ」でデータを追加するとNiziUのマスコットNIZOOを育てられる。 全人類兎化計画ぺこらっち こちらも仮面ライダーっちと同じくプレバンで販売。ホロライブプロダクションより三期生の兎田ぺこらとのコラボ。 本体は「うさだホワイト」と「うさだブルー」の二種類で、オマケでぬいぐるみも付いてくる。 ごはん・おやつは「アーモンド」と「牛乳」牛乳がおやつとは……また、うんちの代わりとして「チキン」が出てきて、放置しているとチキンが冷める。 そのままチキンを放置するか条件を満たして5時間30分を過ぎるとぺこらが寝込む。 死亡描写は無いが、その代わりとしてぺこらが星に帰ってしまう。 出てくるのは事実上ぺこらだけなので、お世話すると進化ではなくぺこらの衣装(初期→衣装チェンジ→ミス特級呪物るしあを除いた三期生コラボ)が変わっていくのだが、従来のたまごっちと違い一定時間進化条件を満たさなかった場合退化してしまう。 【他作品のキャラクターがゲストとして登場するもの】 お世話するのはたまごっちだが、他作品のキャラクターがゲストとして登場するもの。 EXILE えぐもっち 2008年発売。EXILEとのコラボ。 ベースはたまごっちプラスカラー。 EXILEファンクラブサイトで発行されるパスワードを入力するとEXILEメンバーやオリジナルキャラクターの「エグモちゃん」がゲストに登場した。 ヘキサゴンっち 2009年発売。クイズバラエティ番組『ヘキサゴン』とのコラボ。 本体はホワイトとレッドの2種。 ベースはたまごっちプラスカラー。 時々現れる紳助っちのクイズに正解していくことでスペシャルステージに突入する。 Tamagotchi m!x サンリオキャラクターズ m!x ver. 2017年発売。サンリオとのコラボ。 Tamagotchi m!xに、サンリオキャラクターのゲストとサンリオにちなんだお出かけ先やアイテムが追加されている。 たまごっちみーつ サンリオキャラクターズみーつver. 2020年発売。サンリオとのコラボ。 たまごっちみーつに、サンリオキャラクターのゲストとサンリオにちなんだお出かけ先やアイテムが追加されている。 追記・修正は好きな作品がたまごっち化してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 仮面ライダーっちでアマゾンネオ育てよう -- 名無しさん (2021-08-12 14 03 33) 少年を改造したり絶望させたり兵器に… -- 名無しさん (2021-08-12 14 58 59) アイカツは? -- 名無しさん (2021-08-12 16 05 48) 少年仮面ライダー隊が仮面ライダーになる作品って初めてなのでは?オーマジオウにもなれるのかな -- 名無しさん (2021-08-12 17 06 12) 流行り物への乗っかり具合が凄い… -- 名無しさん (2021-08-12 18 49 41) プレバンの進化表見ると珍しくシンもいる…フォーム違いはあっても分からなさそう(モノクロドット絵だし) -- 名無しさん (2021-08-12 18 59 36) 最初に買ってもらったたまごっちがはねるっちだった -- 名無しさん (2021-08-12 20 54 20) 2019年以降どんどん間隔が短くというか節操なくなってる気が -- 名無しさん (2021-08-12 22 20 34) デジモン5はこれのボツ企画の再利用とも言われてる -- 名無しさん (2021-08-13 00 19 30) 「うんちではなく何とか」は大事なんだなって -- 名無しさん (2021-08-13 00 29 40) お世話サボった時にどうなるかは割と大事。 -- 名無しさん (2021-08-13 06 37 42) 毎度毎度コラボっちが出るたびに「馬鹿じゃないの?」と思ってしまう損な性分 -- 名無しさん (2021-08-13 14 34 33) ↑3煉獄さんのうんち楽しみに買った子がうんちしなくて落ち込んだら可愛そうだろ? -- 名無しさん (2021-08-13 23 29 25) その内ゾンサガも出そうな気がするな。 -- 名無しさん (2021-08-14 00 48 43) ↑5 そりゃ一部を除いて推しの排泄なんて想像したくもないでしょ。「アイドルはウンコしない」と同じ理屈。 -- 名無しさん (2021-08-14 10 22 33) ↑本山版マリオでやったパロネタで本人無許可で「ピーチっち」を作られたピーチがそう言って嫌がってたな -- 名無しさん (2022-01-16 12 23 56) 来年2月4日にたまスマでピクサーフレンズ発売決定 -- 名無しさん (2022-12-04 16 03 40) 特集性癖でもなけりゃ女の子の排泄なんてそりゃ見たくないもんな… -- 名無しさん (2023-05-06 12 41 48) 初代たまごっちが大好きだから、2期になって女児向けになってから解釈違い起こして離れたけど、今のたまごっちって死後の世界が無いらしいし、輪廻転生も無いらしい。じゃあ今の世界にいなくても、死後の世界があって天使になれて、役目を果たしたらまたたまごっちに転生できる昔のたまごっちの方が優しくて好きだなあ。今のたまごっちは死んだらそれで終わりで、魂も消滅して天使にもなれないし、天国に行けないんでしょ? 死後の世界設定については、昔(1期)の方が優しかった。コラボでも死後設定の天使のたまごっち、育てられないかなー。 -- 名無しさん (2024-03-10 16 54 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4263.html
家族ごっこ 「ただいまー、っと。」 「あ、おかえりなさい。ごめんなさいね、急にお使い頼んじゃって。」 「いいっていいって。大根、ここに置いとくね。」 買い物袋から大根を取り出して台所に置き、そのまま冷蔵庫へと進む。 そして一緒に買ってきたアイスを冷凍庫に入れていると、頭の上に何かが乗っかってきた。 「おにーちゃんおかえりなさい!」 「ただいまメリーちゃん。アイス買ってきたから、ご飯食べたらみんなで食べようね。」 「わーい!ありがとおにーちゃん!」 嬉しそうにはしゃぐメリーちゃんを頭に乗せたままリビングへと歩く。 リビングではいつものように小さな犬があぐらをかいてテレビを眺めていた。 そいつは僕に気付くと首をこちらに向けて、ひひっと笑った。 「ようにーちゃん、お疲れさん。」 「ただいまジン。ああそうだ、お前にも買ってきたものがあるんだ。」 「飯か!?」 「まぁジャーキーも飯っちゃ飯だけど、夕飯食ってからな。お前アイス苦手だろ?その代わりにと思って。」 「……一本だけ。」 「ダメ。」 「ちっ、このしっかり者め。飯前に着替えとけよ、汗くせーぞ。」 「おにーちゃん臭くないよ?おにーちゃんはおにーちゃんのいい匂いだもん。」 「ありがとメリーちゃん。でも恥ずかしいからあんまりそういうことしちゃダメだよ?」 頭に顔を埋めてスンスンと匂いをかぐメリーちゃんをひょいと持ち上げ、ベッドに腰掛けさせる。 着替えを取るためにクローゼットに近づくと、クローゼットと壁の隙間から女の子がこちらを覗いてきた。 「お、お兄さん、おかえりなさい。」 「ただいまマオちゃん。着替え持ってくからちょっとクローゼット使うね。」 「あ、あの。服、洗面所に……置いて、ある。き……着替えると思って、用意しておいた、から。」 「お、わざわざありがとうマオちゃん。助かるよ。」 ぽんぽんと頭をなでてやると、マオちゃんは顔を赤くしてクローゼットの裏に隠れてしまった。 着替えの用意された洗面所に向かう最中、台所から声をかけられた。 「あ、シャワー浴びるの?もうすぐご飯できるから早めにね。」 「いや、着替えるだけだよ。着替えたらお皿運ぶの手伝うね。」 そういうとちゃっちゃと着替えて台所へ行き、盛り付けられた食事をリビングへと運んでいく。 そして全員が席に着き、いただきますと唱和して、賑やかな食事の時間が訪れる。 「あ、この漬物おいしい。手作りっぽいけれど、サキさん作ったの?」 「ううん。それ、ついさっき隣の赤井さんから頂いたの。」 「そうなんだ。買い物と入れ違いになっちゃったのかな?後でお礼言いに行こう。」 「そうそう、お返しにと思って、お惣菜多めに作っておいたの。一緒に持っていってもらっていいかしら?」 「うん、ありがとうサキさん。……あ、そういえば、大家さんから『今度一緒に食事でも』って誘われたんだけれど、みんなも来る?」 「……大家さんって、メアリさん?」 「うん。みんなと一緒でも二人っきりでもいいって言ってたから、みんなはどうかなって。」 「メアリおばさんとお食事するの?」 「メリーちゃん、それ大家さんの前で言っちゃダメだからね?メアリ『お姉さん』って言わないとあの人怒るから。」 「ひひっ、にーちゃんとあの大家が二人っきりねぇ……。さぁてなにをされるのやら。」 「なっ、何言ってるのよ馬鹿犬!何もあるわけないじゃない……そりゃまぁ確かにちょっと……心配、だけれど……。」 「おにーちゃんとメアリおばさ……メアリおねーちゃんが一緒だとイケナイの?」 「ふ、二人っきりは、ダメ。行くなら、み……みんなと。」 マオちゃんが袖をきゅっと掴んで上目遣いで懇願してくる。 苦笑しつつ反対側の手で安心させるように頭をなでてやると、マオちゃんは再び顔を赤くしてわたわたとうろたえる。 「ああは言われたけれど、みんなを置いては行かないよ。みんながダメなら申し訳ないけれど断ろうかな、って。」 「ま、まあそういうことなら考えてあげなくもないけれど。……あ、あなたがいいならあたしは別に……。」 「メリーはメアリおば……メアリおねーちゃんとお食事したい!」 「み、みんなが行くなら、わっ、私も……。」 「当然オレだけ仲間はずれってことはないよなぁ?」 「みんなありがとう。じゃあみんなと一緒に、って明日伝えてくるよ。日付とかも適当に決めちゃうね。」 「ひひっ、あいつの残念そうな顔が目に浮かぶぜ。」 「……?残念ってことはないと思うけど……。」 「おにーちゃんアイス食べたいー!」 「あ、そうだね。じゃあごちそうさまして片付けたらアイスにしよっか。ジンはジャーキーな。」 手を合わせてごちそうさまでした、と唱和してめいめい食器を片づける。 そしてアイスを片手に談笑しつつ、一家の夜は更けていく。 これは、どこにでもある家族の物語。 これは、どこまでも平和な家族ごっこ。 共に笑い、共に泣き、共に歩む、人と都市伝説の物語。 この平和な日常が、いつまでも、どこまでも続きますように。 【終】 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/souhatsu_youkai/pages/60.html
「なあ、ごっさん。ここはいったい何処なんだろうな?」 「おれに聞かれても解るわけねえだろ、めっさん」 「……だよな。にしても、どうしておれら、こんなところにいるんだろうな」 「……めっさん、それさっきから何回言ってんだ? おれが知るわけねえだろ」 月明かりの下、薄暗い夜道をとぼとぼと歩く人影が二つ。 横幅の広い車道の真ん中を歩くのは、見るからに怪しげな大男が二人。 怪しいなんてものじゃない。その二人は、明らかに怪異な存在だ。 二人は肩に巨大な金棒を担いで歩いている。金棒は恐ろしく大きく、ところどころ棘のような突起がついている。 人では考えられない大きな体はぶ厚い筋肉で覆われており、まるで鋼の塊のようだ。 そして、二人の最も奇怪なところは頭部だ。一人は頭部が牛であり、もう一人は馬なのである。 首から上が人間ではない大男――二人は『牛頭馬頭(ごずめず)』と呼ばれる妖怪である。 別名『獄卒鬼』とも呼ばれ、地獄の亡者を責め苛むという鬼の一種なのであるが――― 「なぁごっさん、さっきさぁ、おれら飯食ってたよな。たまの贅沢に肉でも食おうってさ。二人で鍋つついてたよな」 「ああ、良い豚肉が手に入ったからめっさん喜んでたよな。あれまだ半分以上残ってたよな」 「あの鍋どこに消えたんだろうな。誰かに食われてたらどうしようか?」 「……めっさん、今はそれどころじゃねえだろ」 「閻魔様に見つかったら全部食われるよな。そんで内緒で食ってたの怒るんだろうな」 「あの人鍋大好きだもんな。一緒に食うと肉だけ全部食うから嫌なんだよ。除け者にされると怒るしさ」 「わがままだしなぁ。自分勝手だし怒りっぽいし、すぐ殴るし」 「地獄耳だし人をこき使うし、そのくせ自分はよくサボるよな」 ちなみに、ごっさんと呼ばれている方が牛頭であり、めっさんと呼ばれている方が馬頭である。 食事の話から、上司の悪口を話しているあたり、なんともみみっちい――いや、人間臭い。 二人は長い道をあてどなく歩いている。車道を通る車は一台もなく、それどころか人一人歩いていない。 長く続く道の両脇には大きな建物が並び、しかしその建物からは何一つ明かりがない。 人の気配のない街。生気を失った街をとぼとぼと歩きながら、二人は会話を続ける。 「ごっさん、さっきから気になってたんだけどよう、だいぶ時間が経ってんのに朝になる気配がないよな」 「そうだな、めっさん。っていうかすでに朝なんだけどな。さっき時計見たら七時半だった」 「だよなぁ。そっからかなり時間過ぎてるよな。っつうことはさ、お天道様は今日は寝坊したのかな」 「めっさん、お天道様が寝坊するわけねえだろ。あれだよ、きっと風邪かなんかで今日は休みなんだよ」 「風邪かぁ……ならしょうがねえよな。でも早く治ってくれないとお日様見れねえよな」 「だな」 とぼとぼと歩きながら、二人は大きく溜め息を吐く。 時折金棒を横にスイングしたり、ゴルフの真似事をする辺り、歩き続けるのに飽きてきたのだろう。 道の真ん中の白線をはみ出さないように歩いたり(踏んでる時点ではみ出しているが)、信号機を数えたり、 歩道のショーウィンドウの中を見ながらあーだこーだと言い合ったり、いきなり追いかけっこをしたりと、まるで 子供のようなことをしている。傍から見たら呆然とする光景である。 大通りを真っ直ぐ歩くのに飽きたのか、二人は交差点でじゃんけんを始めた。『牛頭』ことごっさんが七回目の あいこで勝ち、進路を右に変える。 次の交差点を『馬頭』ことめっさんが、四回目のあいこで勝ち、進路を左に変える。そんなことを数回繰り返す。 「なぁごっさん。さっきからさぁ、『京都』って字を何回も見てんだけどさぁ、見間違いじゃねえよな? 昔おれらが 暴れていた京の都と全然違うんだけど。『京都』ってさ、『京の都』だから『京都』なんだよな?」 「そりゃあそうだろうよ。それに、昔って何百年前の話なんだよ。今じゃ鉄の塊が空を飛んだりさ、ものすげえ長い 鉄の塊がとんでもねえ速さで走ったりするらしいぞ。そりゃあ都も変わるんじゃねえか」 「そりゃそうだな。田んぼも畑もねえしさ、見たこともねえもんばっかだからさ、ついつい『京都』って字が見間違い なのかなって思ったんだけどさ」 「見間違うわけねえだろ、めっさん。ほら、あそこにも京都……ってでかっ!! なにあれ!? 見てみろめっさん 、なんかすげーぞ!!」 薄暗い駅の中は二人の想像をはるかに超えたものだった。 月明かりが差し込んでいるせいか、中は思ったよりもよく見える。 駅の構内は広く、そして思ったよりも複雑で予想外の中身だった。 入ってすぐに両脇にどこまで続くのか分からないほど長い階段がある。 天井は吹き抜け上になっており、数え切れないほど無数の鉄骨で壁や天井がびっしりと覆われている。 中に進んでいくといくつもの通路があり、さらに上にも下にも進める通路が無数にある。 ちょっとした迷路のような駅の中を見て回り、二人はひたすら「すげー! すげー!」と連呼していた。 子供のようにはしゃぐ大男が二人。断っておくが、二人ともれっきとした妖怪である。 「おおぉ~~っ!! すげ~よごっさん!! こんな屋敷見たことねぇよ。広い! しかも涼しい!!」 「確かにこりゃあすげぇなぁ。見てみろめっさん、天井があんなに高ぇぞ。こりゃあとんでもねえ屋敷だな」 「ごっさん、追いかけっこしようぜ! 追いかけっこ!」 とんでもない事を言いだすめっさん。とても(特)大の大人が言う台詞ではない。未だに京都駅を誰かの屋敷だと 勘違いしているのに、その中で遊ぼうという考えからしてとんでもない。 鼻息を荒くし、目を輝かせて言うめっさんに、ごっさんが諭すように言う。 「落ち着けよめっさん、誰かに見つかったらどうすんだよ。ここは探検して誰も居ないのを確認してからだろ」 どうやらごっさんも体が疼いてしょうがないらしい。冷静さを保っているそぶりをしているが、鼻息が荒くなるのを 堪えきれていない。 だがまあそれも仕方のないことである。知らない場所に突然来て、見る物は全て見たこともないものばかりなのだ。 おまけに好奇心を刺激するような広い建物の中にいれば、色々と探索したくなるのも無理はない。 何百年と地獄で変わらない毎日を過ごしていたのだ。二人にとって、これほど刺激的な場所はそうないであろう。 めっさんは相変わらず鼻息を荒くして、今にも嘶きそうな勢いである。 ごっさんの「誰も居ないのを確認してから」を聞き、一層目を輝かせる。が――― 「そうだな、ごっさ……ん? ごっさん、なんか今声が聞こえなかったか?」 どこにそのような冷静な部分があったのか、めっさんは自分達以外の小さな声を聞き逃さなかった。 「聞こえたな。しかも女の声が二つだ。……なんか言い争ってるみてぇだな」 「だな。上の方から聞こえてきたよな。あの階段の上のほうだ」 声を殺しながら二人は階段の上を見上げる。天井まで届きそうなほど長い階段の上から、確かに女の声が二つ 聞こえてきた。 「どうする、ごっさん?」 「どうする、めっさん?」 同時に二人が声を出す。質問の意味は同じく、内容は全く違う。 「ごっさん、声から察するに、かなりの美女だとおれは思うんだよ」 「めっさん、言い争いから察するに、けっこう二人とも怒ってると思うんだよ」 「二人居たら片方は間違いなく美女だと思うんだ」 「先客なのかこの屋敷の娘なのかが問題だと思うんだ」 「上の女達がどんな顔してるのか、見てみたくね?」 「ここはおとなしく出て行ったほうがよくね?」 「……」 「………」 二人は顔を合わせて沈黙する。なんとも微妙な顔のごっさんと、なんとも好奇心に満ちた顔のめっさん。 どうしてこうまで考えが違うんだろう、とごっさんは思い、どうしてここまで正反対なんだろう、とめっさんは 思う。 目を輝かせながら、行こうぜ! と親指を立て、目で訴えるめっさん。 首を振りながら右手をパタパタと横に振り、止めとこうや、ともう片方の手をめっさんの肩に置くごっさん。 「……」 「………」 「…………」 「…………じゃんけんで決めようか、ごっさん」 「…………めっさん、おれ『パー』出すからな」 「あっ、きたなっ! んじゃおれ『チョキ』出すから!」 断っておくが、この二人は妖怪である。『牛頭馬頭』という名の恐ろしい妖怪で、『獄卒鬼』とも呼ばれる鬼の一種 である。 この二人、過去に都で暴れ回った鬼の二人であり、本当に恐れられていたのだ。 真剣な顔をした牛と馬が、大きく腕を振る。丸太のような太い腕が、鋼のような筋肉が躍動する。 本当に、この二人に恐ろしい妖怪なのである。『牛頭馬頭』と呼ばれ、『獄卒鬼』とも呼ばれる恐ろしい――― ちなみに、この勝負の結果は二人が階段を上っていることから察してほしい。