約 3,076,964 件
https://w.atwiki.jp/zooo2ndunofficial/pages/728.html
[#ドラマ主題歌VSAD] 基本情報 ルーム https //www.showroom-live.com/r/VCHETSINC_1448 名前 いであ 番号 1448 ニックネーム ファンネーム ルーム挨拶(入室) ルーム挨拶(退出) Twitter https //twitter.com/Idea_o0 マシュマロ YouTube https //www.youtube.com/@idea_o0 配信タグ ファンアートタグ Twitter以外のSNSなど項目も適宜追加してください 目次 詳細情報自己紹介 配信タイムテーブル 活動の記録予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ 詳細情報 自己紹介 ごきげんよう全人類のみなさま クソガキこといであです!^_^ みなさんとお友達になりたいです!気軽に話しかけてください! ┈┈┈^_^配信時間^_^┈┈┈ 親フラキッズなのでバラバラです…^_^ Twitter(@idea_o0)で配信予告するので、フォローして待っててくれよナ❗️ ┈┈┈^_^Profile^_^┈┈┈ [名前]いであ [誕生日]10/25 [好きなもの]^_^ [趣味/特技]歌、ゲーム!🎮スプラトゥーンやってます🦑 [性格] 人間をこよなく愛するクソガキ ┈┈┈^_^ 夢 ^_^┈┈┈ 全人類と友達になることです!よろしくお願いします!^_^ とりあえずセミファイナル行きたい!がんばるぞ^_^ 配信タイムテーブル 日付 配信開始 配信終了 星集め 星捨て 備考 活動の記録 予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ Twitter用画像です。本画像はページ最下部に配置してください。
https://w.atwiki.jp/hcnctvtunofficial/pages/24.html
基本情報 ルーム https //www.showroom-live.com/temari_15 ニックネーム マリー ファンネーム マリーの王子様(マリプリ) |ルーム挨拶(入室)||こんばんマリー |ルーム挨拶(退出)||おつマリー Twitter http //twitter.com/temarin_15 マシュマロ https //marshmallow-qa.com/temarin_15 配信タグ ファンアートタグ Twitter以外のSNSなど項目も適宜追加してください 目次 詳細情報自己紹介 配信タイムテーブル 活動の記録スタートダッシュ期間 予選イベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ 詳細情報 自己紹介 茉宮祈芹先生デザインVtuber魂オーディションに参加しています。 ごきげんよう〜。No.15 マリーです!ふんわりふわふああま〜い魔法をかけちゃいます♡ みなさんを幸せと癒しのマリーワールドにお連れしちゃいます〜♡ みんなマリー推しになぁーれ☆ マリーの事を推してくれる、おにーちゃん、おねーちゃんのことがだいすきです♡ おしゃべりはちょっとにがてだけどお歌は負けません...!みんなを楽しい気持ちに笑顔と癒しをお届けできる存在になりたいです... よ、よろしく...お願いします...♡ 歌を歌ったり、おはなしする事が大好きですっ!これからマリーの事たくさん知ってくださいね♡ 好きな色 ピンク 好きな食べ物 桜餅,いちご大福 誕生日 1月15日 趣味 日向ぼっこ 配信タイムテーブル 日付 配信開始 配信終了 星集め 星捨て 備考 活動の記録 スタートダッシュ期間 予選イベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ
https://w.atwiki.jp/h_scythe/pages/34.html
どり☆ふた どり☆ふたとは ドリフ大爆笑のOP・EDの楽曲にらき☆すたの映像を組み合わせたMAD。 無条件でドリフに反応する世代はおっさんと呼ばれる時代に… 検索エンジンや動画共有サイトの検索ワード どり☆ふた NNDタグリンク どり☆ふた [どり☆ふた(1~8話)] 兄さんは性転換しました。 【NND】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm843287 [どり☆ふた(9~16話)] ゲストは楽しい人ばかり~ 【NND】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm843460 [どり☆ふた(17~24話)] ゴットゥーザ様… 【NND】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1078188 [らき☆すただョ!全員集合] 2組くらいゲストが来ました。 【NND】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm852590 [最終回のダンスをドリフOPで] シンクロ率高いね。 【NND】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1192101 [最終回ED 初回放映時予想] 次の回も一生懸命頑張ります。ごきげんよう! 【NND】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm145605 [最終回ED「さよならするのはつらいけど」] 上のリメイクです。 【NND】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1087757 タグ:らき☆すた ドリフ |申し訳ありませんが、link_ref プラグインは提供を終了し、ご利用いただけません。|編集 TOTAL: - |TODAY: - |YESTERDAY: - ドリフ関連商品 らき☆すた関連商品
https://w.atwiki.jp/ffdialog/pages/96.html
Rondipur おぬし、高名な冒険者と 見受けられる。ぜひとも、お願いしたい 件があるのだが……。 Rondipur カノー(Cannau)様という 令嬢の護衛をお願いしたい。 当家の大事な令嬢なのだが、お転婆でな……。 冒険者にあこがれて困っているのだ。 Rondipur カノー様は気まぐれなお方で、 今はエルディーム古墳にいらっしゃるとの ことだが、会えるかどうか……。 Rondipur 報酬は必ず払うので、 カノー様の護衛をよろしく頼む。 エルデューム古墳 ムービーを見た人のみ。 Cannau あなたが護衛してくださる方? そんなもの必要ないのに……。 まあいいわ。ついてきてくださいな。 制限時間は30分(地球時間)です。 最初に話しかけてスタート Cannau では、参りましょう。 お仲間の方もご一緒に……。 声をかけて止める Cannau どうかしまして? 声をかけて動かす Cannau では、参りましょう。 時間切れ Cannau もう時間切れですね……。 終了 Cannau 御苦労様。 クエを受けている場合 報酬はロンディピュールから受け取ってくださいな。 だいじなもの 護衛依頼完了証を手にいれた! お手伝いの場合 ここから先はもう大丈夫ですわ。 Cannau それでは、ごきげんよう……。 北サンドリア Rondipur おお、カノー様は ご無事だったか……やれやれ。 ひとまず、これが報酬だ。受け取ってくれ。 10000ギルを手にいれた! ミラテテ様言行録を手にいれた! クリア後。コンクエスト集計前。 Rondipur またカノー様の 気まぐれが始まったら、力を貸してくれ。 よろしく頼む。
https://w.atwiki.jp/epsilon2/pages/97.html
第4回テストプレイ3ターン目 行動 キャラクター名 行動 移動ダイス 移動距離 転倒確率 フランソワ&マタンゴリラ なし 2 8 40 タロウ 休憩所を目指す 3 9 20 EA01 なし 1 6 0 ボディマハッタヤ三人衆 休憩所を目指す 5 9 20 木下 休憩所を目指す 2 8 100 野獣牛兵衛 プッチに攻撃 3 9 100 ピエラネコ なし 4 7 0 アルティメットぺん3 行動不能 6 11 80 エンリコ・マリーニ・プッチ 能力使用 5 13 140 夢見ヶ原 現 なし 4 7 40 位置 プッチ能力使用、FS5→4、加速力7→8 牛兵衛がプッチに攻撃、夢見ヶ原が守るも命中。プッチは3ターン目移動不能。 牛兵衛移動予定先:N14 プッチ、ピエラネコ、EA01の順に攻撃。 EA01の能力で殴られたらそこで移動終了。 プッチ→命中、プッチは4ターン目も行動不能。 ピエラネコ→命中、精神3→2、3ターン目移動不能 EA01→EA01の能力で、EA01が牛兵衛に攻撃してワープ。 EA01の攻撃は失敗!ワープ先はN14 牛兵衛はN14に移動、転倒して4ターン目行動不能 ステータス アイコン キャラクター名 性別 攻 防 走 加 精 FS 特殊能力名 移動前 移動先 状態 フランソワ&マタンゴリラ 両 1 1 4 6 3 0 ごきげんよう友達になろうぜウホウホ N17 K16 P タロウ 男 1 1 5 6 1 2 忍法・畳返し! N17 K15 EA01 無 1 1 5 5 3 0 B.R.シュート弐式 O14 M19 P ボディマハッタヤ三人衆 男 1 3 3 4 3 1 一本の鉛筆の向こうに K19 K13 木下 男 4 1 1 6 2 2 空間歪曲 M19 K13 野獣牛兵衛 男 6 1 1 6 0 0 唯一剣奥義妖刀乱舞 R19 N14 P、4ターン目行動不能 ピエラネコ 無 3 3 3 3 2 0 LOST GLORY AND LOST DOMAIN Q19 Q19 P、3ターン目移動不能 アルティメットぺん3 男 6 1 1 5 0 2 超強い攻撃 S19 S19 3ターン目行動不能 エンリコ・マリーニ・プッチ 男 1 1 1 8 0 4 STAIRWAY TO HEAVEN R19 R19 能力使用、3ターン目移動不能、4ターン目行動不能 夢見ヶ原 現 女 2 6 1 3 3 0 わらしはあなたのうしろにいるのれす R19 R19 プッチに憑依 ダンゲロス子 女 6 6 7 7 4 10 FMC FB
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/33.html
775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 10 53 40 ID C/h+yFHf 紫炎姫:結局ウチの使えない子はダメダメで糸冬了ー のどっち:じゃあ、今年にかけてたんだろーに残念だったな!ww 紫炎姫:うるせー、でもかけてたのは約一名かも言式糸東 ステルスモモ:あー、あの胸の栄養がアンテナに逝っちゃった 紫炎姫:正確にはアホ毛モーターの燃料な!w 紫炎姫:ついでにモーターが脳の容量を圧迫しててなー のどっち:酷えぇwww 龍門渕透華さんが入室しました 龍門渕透華:ごきげんよう!さあっ!のどっち、勝負でしてよ?! 龍門渕透華:なんですの?誰もいませんの? のどっち:龍門渕の人、こんばんわ ステルスモモ:ちわっす 龍門渕透華:こんばんわ!試合開始ですわ 紫炎姫:私は夜も遅くなりましたのでこれで失礼させていただきます。 紫炎姫さんが退出しました ステルスモモ:wwwwwwwwwwwwwwww のどっち:それ逆効果じゃね?www 龍門渕透華:なんですの?私が来た途端帰るとは失礼ですわ ステルスモモ>のどっち:どうするっす? のどっち>ステルスモモ:武士の情け…つか黙ってた方がおもしろくね? ステルスモモ>のどっち:了解っすww ステルスモモ:今隣で打ってる人が終わったみたいだから呼ぶっす かじゅさんが入室しました ↓ 776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 11 04 15 ID EFHQQuBA 775 夜も遅くに隣www 777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 12 25 44 ID e7rHNamW 775 続き期待wwwwww 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/zeroproject3/pages/108.html
れいちゃんず(新規配信者B枠) SHOWROOMイベントURL https //www.showroom-live.com/event/zeroproject_newb 個別ページ一覧 あめ★るーむ 【ZERO PROJECTオーディション】 ゆっちゃんち 一茶(*´﹃`*) あおい(仮名)の話とお歌@多目的ルーム 【魂イベ参加】mix師れいちゃんはVtuberになりたい。 つきパパの部屋(15のれいちゃん) 楽しくいこう、お前たち! 【ぜろぷろ】23のゲームちゃれんじ ) ゆずさんのおへやฅ^._.^ฅ 【Vtuberガチイベ】れいなと頂点をめざそう!! 【ニック】29番目のレイちゃん【ZEROPRO29】 ゆっきーのgdgd雑談枠! 【いもこの遊び場】バーチャルに魅せられたオンナアァ!! ⚡️目指すはチャレンジャー⚡️35番目の遥風ライのお部屋⚡️ もこのまったり配信【ZERO project】 佐々木詩音のゼロ地点 めぐめぐはZEROPRO47 ゆうとぴあの理想のまったり雑談ルーム 実菜子の見よし。 うさみみこあら みんなここにしゅーごーっฅ^•ω•^ฅ のんちゃんの放課後音楽室 ぼくのおへや@ろみお73♔ 全力投球配信(°Д°)【ZEROPRO75】 ZEROPRO84白雲来夢(シグラム)のチャレンジ! 87とお話ししませんか? 誰でもおいで!!88番べいじゅの部屋!! ZEROPRO89 (白湯)れいちゃんのごきげんよう☀️ Loliと一緒におしゃべりしよ! ぽえみるーむ みんとと盛り上げ⤴︎ 系VTuberになるまで! 【Vtuberガチイベ】ももーい!【オーディション】
https://w.atwiki.jp/epsilon2/pages/98.html
第4回テストプレイ4ターン目 行動 キャラクター名 行動 移動ダイス 移動距離 転倒確率 フランソワ&マタンゴリラ なし 1 7 40 タロウ 休憩所には寄らない 4 10 20 EA01 休憩所を目指す 4 9 0 ボディマハッタヤ三人衆 能力使用、上に道を作って移動 2 6 20 木下 ボディマハッタヤの作った道を通って上に移動 6 12 100 野獣牛兵衛 行動不能 4 10 100 ピエラネコ なし 3 6 0 アルティメットぺん3 なし 4 9 80 エンリコ・マリーニ・プッチ 行動不能 1 9 140 夢見ヶ原 現 プッチを励ます・・・ 5 8 40 位置 ボディマハッタヤが能力を使用。FS1→0 K13の上に道が出現。 フランソワがE15でクワガタに遭遇。パッシブの効果でクワガタがお友達になった。 ボディマハッタヤはさきほど作った道を通って上に移動、解除マスを通ったのでFS0→1 木下も、ボディの道を通って上に移動、解除マスを通ったのでFS2→3 ピエラネコはP14に移動、雑魚キャラが襲いかかる!→回避成功。 ピエラネコが能力の効果で牛兵衛のいるマスに移動し、攻撃。→成功! 牛兵衛は5ターン目行動不能になり、加速力6→5 ピエラネコの加速力3→4 ステータス アイコン キャラクター名 性別 攻 防 走 加 精 FS 特殊能力名 移動前 移動先 状態 フランソワ&マタンゴリラ 両 1 1 4 6 3 0 ごきげんよう友達になろうぜウホウホ K16 E15 P、クワガタ×1 タロウ 男 1 1 5 6 1 2 忍法・畳返し! K15 B14 EA01 無 1 1 5 5 3 0 B.R.シュート弐式 M19 K13 P ボディマハッタヤ三人衆 男 1 3 3 4 3 1 一本の鉛筆の向こうに K13 E13 能力使用 木下 男 4 1 1 6 2 3 空間歪曲 K13 B10 野獣牛兵衛 男 6 1 1 5 0 0 唯一剣奥義妖刀乱舞 N14 N14 P、4ターン目行動不能、5ターン目行動不能 ピエラネコ 無 3 3 3 4 2 0 LOST GLORY AND LOST DOMAIN Q19 N14 P アルティメットぺん3 男 6 1 1 5 0 2 超強い攻撃 S19 O14 エンリコ・マリーニ・プッチ 男 1 1 1 8 0 4 STAIRWAY TO HEAVEN R19 R19 4ターン目行動不能 夢見ヶ原 現 女 2 6 1 3 3 0 わらしはあなたのうしろにいるのれす R19 R19 プッチに憑依
https://w.atwiki.jp/takumisenpai/pages/20.html
第7話「フリージア」 海岸で大雨が降っている嵐の夜の中、戦艦みたいな船は強い雨風に伴う波で揺れていた。船の中は誰もおらず、ヒュージの出現の影響で避難していた。船にあるケースの中には繭がたくさん入っている。しかし、船は強い雨風に伴う波に当たって水飛沫が次々と吹き出した。 その朝、レギオンとしてようやく始動した一柳隊は、海岸での調査をしていた。 「まったく、派手にやらかしてくれたものね」 「昨日って、戦闘ありましたっけ?」 「いえ、昨日は何もなかったはずです」 「共食いでもしたんじゃろか」 梨璃は昨日はヒュージとの戦闘があったことについて質問し、二水は昨日は何もなかったはずだと答えた。二水は変な臭いを感じたため、左手で鼻を押さえていた。 「ヒュージを形づくるのは、全てマギの力だから、ヒュージはものを食べたりしないはずです」 ヒュージのことを語っている二水は、ヒュージを形づくるのは全てマギの力で、ヒュージは物を食べたりしないはずだと語っていた。 「マギを失えば、ヒュージは巨体を維持できず、その場で崩壊するはずよ」 ヒュージのことを語っている神琳は、マギを失ったヒュージは巨体を維持できず、その場で崩壊されるはずだと語っていた。 「軟組織は一晩もあれば無機質にまで分解され、骨格も数日で・・・・」 「それがまさに今」 「この臭い・・・・まだマシな方」 雨嘉は二水と同様、変な臭いを感じたため、左手で鼻を押さえていた。梨璃は誰かの喘ぎ声を聞き、進んでみるとそこには1つの繭を発見する。 「?」 梨璃は置いてある繭に近づいて調べると、繭の中には人間が入っている事に気づいた。 「わっ!」 驚いた梨璃は繭から離れ、梨璃のチャームで繭に向けて近づくと、梨璃のチャームが光り出した。 「え?」 ビリビリッ! 「うわっ!」 「えっ?」 梨璃のチャームの先端から静電気が発生し、梨璃は驚いてチャームも繭から離れた。 「何?今の?」 「梨璃さーん、どうしたんですか?」 「あっ二水ちゃん、今、チャームが」 二水は梨璃に何があったのか気になり、梨璃はチャームが光り出した事について報告しようとしたその時・・・・二水の様子が一変した。 「えっ?り・・・・梨璃さん!?」 「えっ?どうしたの?二水ちゃん」 二水は梨璃の背後に、繭の中から薄紫色の長髪の全裸の少女が出てきているのを目撃する。 「どうした?」 「何か見つかりまして?」 二水の左右には楓と梅も駆け付けるが・・・・二水の顔が暗い表情になっていた。 「いえ、何でも。チャームが・・・・ちょっと・・・・」 「梨璃さんう・・・・後ろ・・・・」 「えっ?ひゃあっ!」 何でもないと思っていた梨璃は後ろを振り向くと、全裸の少女がびしょ濡れのまま梨璃に近づいてきた。梨璃は驚いて持っていた彼女のチャームを地面に落としてしまう。梨璃の背後の傍には鶴紗と神琳、雨嘉とミリアムも駆け付けていた。 「梨璃、何をしているの?」 そこに夢結が駆け付けてきた。夢結は梨璃の様子を見るために駆け付けたと思われる。夢結も梨璃の近くにいる全裸の少女を目撃する。 「お・・・・お姉様」 「何でこんなとこに人がいんだ?」 梅は海岸に全裸の少女がいるとは思わなかった。 「へっ・・・・」 「ああ?」 「はーくしょん!」 「うひゃあ!」 全裸の少女は梨璃に向けてくしゃみをしてしまい、梨璃は全裸の少女のくしゃみにかかってしまった。全裸の少女はパジャマを着て学院の治療室で寝かせていた。 梨璃は治療室の窓越しで寝ている少女の様子を見ていた。座ったまま梅の背中にくっつけている楓はため息を吐き、「こんなところに手も、わたくしたちに出来ることなどありませんわ」と言う。 「できることはしたわ。梨璃、行きましょう」 「あの・・・・私もう少し、ここにいてもいいですか?」 夢結は既に出来ることをしたが、梨璃はもう少しここにいたいと思っており、一柳隊の大半が「え?」と言っていた。 「分かったわ」 梨璃はもう少し寝ている少女の様子を見る事にし、分かった夢結に「はい」と返事を返した。 「こんなところで何をしているの?ごきげんよう、梨璃さん」 「あっ!ごきげんよう。えっと・・・・」 「2年の秦祀よ。初めまして・・・・ね」 「し・・・・失礼しました。祀様!確か、お姉様と同じお部屋の方・・・・ですよね?」 「夢結から何も聞いてない?」 「はい、何も」 「はぁ・・・・ま、予想どおりだわ」 梨璃がもう少し寝ている少女の様子を見ている最中、背後から祀が駆け付けてきた。祀は梨璃にごきげんようのあいさつをして自己紹介をし、梨璃は祀が夢結と同じ部屋の方だと言うが、夢結からは何も聞いてなかった。祀も治療室の窓越しで寝ている少女の様子を見ることにした。 「ふーん、この子ね。とはいえ、そうでなくてもあなた、結構な有名人なのよ?もっぱら、ゴシップ的な意味だけど」 「はぁ」 「あっ、こんなところにいないで、あなたも入って」 梨璃は祀から結構な有名人だと言われた。梨璃はため息をし、祀は梨璃に治療室へ入るよう指示する。 「あの・・・・祀様はどうして?」 「言い忘れていたけど、私も、生徒会の役員なの。といっても、代理なんだけど」 祀は生徒会の役員で、とはいえ、生徒会役員の代理であることを梨璃に紹介した。 夢結たちはミリアムを除いてお茶会をしており、ミリアムはクリーム色のソファーの上で仰向けになっている。 「帰ってきませんわね、梨璃さん」 「自分が助けたから、世話を焼きたいのでしょう。責任感の強い子だから」 楓は梨璃が帰ってこないことを心配していた。梨璃は薄紫色の長髪の少女を見つけたため、梨璃が少女の世話を焼きたがっている責任感の強い子だと夢結は言っている。 「気になるなら、あなたも行けばどうなの?」 「治療室はおしゃべり禁止なんですのよ。せっかく梨璃さんといたところで、黙ったままどうしろと?」 夢結は楓も治療室へ行かせようとしたが、治療室はおしゃべりが禁じられていると楓は言っているが、鶴紗に「見舞えよ」と言われた。 「意外だなー。黙っていてもできることはありますわ、とか何とか言うかと思ってたのに」 「なるほど、その手がありましたわ!」 「あるかー!」 梅は楓が意外だなと思い込み、楓はその手があったことを思い出したが、クリーム色のソファーの上で仰向けになっているミリアムが立ち上がってきた。梨璃は3つの本を持って誰かを探していた。 「あっ、お姉様ー!」 「梨璃、どうしたの?そんなに慌てて。あの子が目を覚ましたの?」 梨璃が探していたのは、ティーカップでお茶を飲んでいた夢結と楓だった。夢結は何があったのか梨璃に話し、梨璃はあの少女はまだぐっすり寝てると報告した。 「いえ、まだ寝てます。ぐっすり。私、お姉様に戦術理論の講義で教えてほしいことがあったんですけど・・・・あっ・・・・」 梨璃は夢結に戦術理論の講義で教えてほしいことがあると3つの本を置いたその時、ゴーン!という鐘の音が数回鳴った。 「うあー間に合わなかった!これから講義なんです!ごきげんよう、お姉様」 梨璃は鐘の音が数回鳴っていることに気付き、これから講義があるため、梨璃は夢結にごきげんようのあいさつをして走った。 「夢結は授業ないんだっけ?」 「取れる単位は、1年生の時に全部取ってしまったから」 「あっそ、じゃあなあ」 「ごきげんよう」 梅は夢結に授業がないかどうか確認し、取れる単位が1年生の時に全部取ってしまったと夢結に告げられ、梅はがっかりした顔で夢結の元から去り、夢結は梅にごきげんようのあいさつをした。夢結は梨璃が持ってきた「〔新版〕近接戦闘応用編」という本を見つめ、その本を夢結の平手で触った。 「まったく・・・・そそっかしいんだから」 夢結は梨璃がそそっかしいと思っていた。やがて日が暮れ、夢結は梨璃が持ってきた本を夕方になるまで読んでおり、夢結が本を読んでいる最中に足音を感じた。 「お姉様ー!すいません、また後で!ごきげんよう!」 その足音は梨璃が走っている時の足音だった。梨璃は本を読んでいる夢結を後にし、ごきげんようのあいさつをしてまた走った。 「あーれ?えっと・・・・あの教本、どこやったっけ?ここにもない・・・・」 「へっぷしっ」 治療室へ戻った梨璃は教本がない事に気付き、教本をあっちこっち探していた。寝ていた少女はくしゃみをしていた。 「はー、具合はどう?気分は?どこから来たの?名前は?年はいくつ?」 梨璃は薄紫色の長髪の少女にどこから来たのか、そして名前と年齢を聞くが、少女は名前と年齢、どこから来たのかは思い出せず、どうやら記憶喪失になっていた。 「あっ・・・・急に色々言われても、困るよね。ごめんね。私、一柳梨璃」 「り・・・・り?ふふ・・・・ふふ・・・・ふふ・・・・ふふ」 「えっ?何でそっち向いちゃうの?いいでしょ。笑ってる顔、見せてよ」 梨璃は少女の前で自己紹介をし、少女は梨璃の自己紹介を聞いた途端に微笑んでしまった。梨璃は少女の笑っている顔を見せるよう指示する。梨璃が少女と顔を合わせたその時、梨璃がはめている金の指輪が光った。 「えっ?指輪が・・・・これ・・・・私のマギじゃない。え?」 梨璃は金の指輪が光った際に彼女のマギではなく、あの少女のマギであることに気付いた。 「そう、その子はリリィよ」 「祀様・・・・と、百由様」 「ごきげんよう、梨璃。ちょうどさっき結果が出たところでね。保有マギの値を示すスキラー数値は50。ちょっと心許ないけど、リリィはリリィね」 「スキラー数値50って・・・・私がリリィに受かった時の数値と一緒です」 「あら奇遇ね」 そこに祀と百由が駆け付けてきた。祀はあの少女がリリィであることが明らかになり、百由は少女についての結果を梨璃に報告した。薄紫色の長髪の少女は保有マギの値を示すスキラー数値は50。梨璃がリリィに受かった時の数値と一緒で奇遇だった。 梨璃の心の声「この子が・・・・リリィ?」 梨璃はあの少女がリリィであることを知らなかった。 一方、理事長代行の咬月はバーチャル画面を出し、防衛庁の男性と電話をしていた。 「時に高松君、先日そちらに保護された、民間人のことだが」 「あー、該当する者はおりますが、それが何か?」 「民間人がヒュージとの戦闘に巻き込まれたというのなら、対外的な問題になる前に、我々には、身柄を引き受ける用意がある」 「せっかくですが、お気遣いはご無用です。彼女はリリィであると判明しました」 咬月は薄紫色の長髪の少女が民間人でリリィであると判明した。防衛庁の男性は民間人である少女がリリィであることを知らなかった。 「ほう、リリィとは・・・・君達の手を煩わせるには及ばん。提案を受け入れてはどうだ?」 「ご存じのとおり、当学院には対ヒュージ防衛戦以外にも、リリィの保護という役割があります。そのため学院には独自の自治権が認められております」 「リリィ1人がどれだけの戦力になるか。そのリリィを1カ所に集中させ、かつシビリアンコントロールを受けることもなく自治などと・・・・それがどれだけ危険視されているかは、もちろん君も知っているだろう」 「もちろんです。関係各所にそれを認めさせるための苦労は、筆舌に尽くしがたいものがありました」 咬月は関係各所にそれを認めさせるための苦労が、筆舌に尽くしがたいものがあったと語った。史房は理事長の部屋にある茶色いソファーに座っていた。 「この学院が預かるのは、年端もいかぬ子供ばかり。その彼女達を、ヒュージ殲滅の矢面に、立たせる我々もまた、危険なのではありますまいか?」 「今のは、問題発言として記録されるぞ」 「少なくともリリィが人間の敵になるなど、あり得ないことです」 「リリィ第1世代としての君の見解は承知している。だが過度な思い入れは、判断を誤ることになる」 「一つお聞かせ願いたいのだが、彼女に興味を示しているのはどこの誰ですかな?」 「質問の意味が分かりかねるが、それは君とは関係ないことだ」 「関係ないとは?」 「ヒ・・・・待て、また改める」 咬月はリリィが人間の敵になるなどはあり得ないと思っており、防衛庁の男性はまた改めると言って電話を切った。 「はぁ・・・・すまなかったのう。付き合わせてしまって」 「いえ、生徒会長としての権利ですから。それよりお聞かせ願えますか?理事長代行が、彼女をどのようにお考えなのかを・・・・」 咬月は史房を付き合わせてしまったことを謝罪した。史房は生徒会長としての権利であり、咬月に聞かせを願い、咬月がリリィをどのようにお考えなのかを咬月に説明する。 「あっ!いっけない!明日の実技の練習忘れてた!」 治療室にいる梨璃は連絡帳で書くの夢中になっていたのが原因で、明日の実技の練習の事を忘れていた。少女はパジャマの胸のボタンを外し、おもちゃで遊んでいた。梨璃は連絡帳を持って、明日の実技の練習があって行こうとしたが、おもちゃで遊んでいた少女が左手で梨璃の制服のスカートをとっさに掴んだ。 「りり?ない・・・・ない・・・・」 「えっ?あの・・・・大丈夫だよ。また来るから」 「りり、行かない」 少女は梨璃1人でどっかへ行くのを嫌がっていた。少女が言っている「ない」は「嫌だ」もしくは「いや」という意味である。そこで祀がやって来る。 「梨璃さんはもう行かなくちゃいけないの。代わりに、私で我慢して」 「ない!いーーーー!」 「ああっ・・・・ハートブレイク・・・・」 「私、いた方がいいんでしょうか?」 祀は少女に彼女で我慢するよう呼びかけるが、少女は祀で我慢するのを嫌がり、祀に向かってイーしてしまう。祀はしょぼくれてしまった。この少女は梨璃のことを懐いており、やっぱ梨璃がいた方がいいと思っているだろう。 「じゃあこうしましょう。梨璃さんは当面この子のお世話係になって。あなたの学業やレギオンのことは、学院側からフォローしてもらうわ」 「そんな・・・・そこまでしてもらわなくても」 「この子のことは、理事長代行直々に任されているのよ。梨璃さんがいてくれれば、私も安心だし、レギオンの人たちには、私から伝えておくから」 「あっ、いえ」 祀は梨璃に当面、この少女のお世話係になるよう伝える。少女は理事長代行直々に任されている。梨璃がいれば、祀も安心になるだろう。 「それは私から言わせてください」 治療室から出た梨璃は夢結たちに自らで言わせるよう呼びかける。 「あの子、リリィだったの?」 「どこの誰か分かったのか?」 「・・・・それは、何も思い出せないみたいで」 雨嘉は薄紫色の長髪の少女がリリィであることを初めて知った。梅はこの少女が何者なのか梨璃に質問し、梨璃はこの少女は何も思い出せないと答えた。 「差し出がましいですが梨璃さん。少々入れ込みすぎではありませんか?」 「あの子にだって、家族や大切な友達がどこかにいるんです!それを思い出せないって、自分の全部がなくなっちゃったのと同じだと思うんです!だから・・・・せめて一緒にいてあげたくて・・・・」 「だとしても、それが梨璃さんの役割である必然性のないことは、分かってらっしゃいます?」 「それは・・・・そうなのかもしれないけど」 梨璃は薄紫色の長髪の少女だって、家族や大切な友達がどっかにいると思い込み、この少女がそれを思い出せないなんて自らの全部がなくなったのと同じだと思っていた。 「あなたは一柳隊のリーダーよ。その穴は、誰にも埋め合わせることはできません」 梨璃は一柳隊のリーダーであり、夢結の言う通り、その穴は誰も埋め合わせることはできない。 「・・・・埋められないものは埋まりません・・・・が、それでも何とかするしかないでしょう。心配しないで、梨璃」 「は・・・・はい!ありがとうございます。私の、わがままで・・・・」 「わがままではないわ、それは思いやりよ。堂々となさい」 梨璃はワガママだと思い込むが、夢結は梨璃のワガママではないと答えた。 「こんな時代だもの。誰だって、身近な誰かが傷ついているわ」 「手の届くところにいるなら、手を伸ばしたいよね」 「そうだ。梅はうらやましいぞ」 「気持ちは分かる」 「私だって、異存ございませんわ」 「何でも申してみい!」 「私もお手伝いします」 梅たちは梨璃に1人ずつ一言を言うが、鶴紗だけはフォークで刺しているパイナップルを食べながら喋っていた。口の中に食べ物が入ったまま喋るのは基本的に行儀が悪く、口の中から食べ物が飛んだりすることもあるので、やめた方がいいだろう。 「みんな・・・・ありがとうございます。じゃあ、行ってきます!」 夢結たちからの一言で気持ちが伝わった。 梨璃は夢結たちからの一言を聞いたおかげでスッキリし、夢結たちにお礼を言った梨璃は少女がいる治療室へ戻った。 「一度言いだしたら聞かなくて、それでいて、一度にいくつものことをこなせるほど器用ではないのだから」 「ほんとに、退屈しないお方ですわ。ん?」 楓は梨璃の事について夢結と話をしていた時、ティーカップに入っている紅茶が円形に波打っているのを楓が目撃する。 「どうかなさいまして?夢結様」 「何か?」 楓が机の下を見ると、夢結が右足の靴のかかとで「トントン」と音を鳴らしながら床を叩いているのを目撃。楓は夢結に何があったのか気になって話した。 机の上にあるティーカップに入っている紅茶は、まだ円形に波打っている。 「夢結様・・・・そうは言ったものの、どこか、落ち着かないのではありません?」 「多少・・・・」 「胸の内がザワザワと?」 「かも・・・・しれないわね」 「ささくれがチクチクと痛むような?」 「なぜそれを・・・・」 「夢結様、それはヤキモチです」 楓は夢結に何があったのかようやく分かり、それはヤキモチに違いない。 確かに、夢結が梨璃にヤキモチを焼いていたとは思わなかった。 「ヤキモチ?私が・・・・誰に?」 「もちろん、梨璃さんの大事なあの子に、ですわ」 「楽しそうね、楓さん」 楓は夢結と話をしながら何か楽しそうにしていた。 「ええ、そりゃもう。一匹狼として仲間からも恐れられた夢結様が、梨璃ロスで禁断症状とは、ぷぷーですわ」 「梨璃ロ・・・・!」 「ことこのことにかけては、私に一日の長がございましてよー」 「威張ることか?」 楓は夢結が梨璃ロスで禁断症状と、夢結に威張ることを言って喜んだ。鶴紗はドーナツを食いながら一言しゃべった。鶴紗がドーナツを食いながらしゃべるのは、百由の時と同じ。 黒い羽織物を脱いだミリアムは工廠科のドアの手前に立ち、百由がどこにいるのか探していた。 「百由様ー、おるかー?」 「おうぐろっぴ」 チャームを修理していた百由はミリアムをぐろっぴ呼ばわりされるという気持ち悪い呼び方をした。 「その呼び方、何とかならんのか」 「かわいいでしょ?」 「キモいわ!」 ミリアムは百由からぐろっぴ呼ばわりするのをやめるよう注意するが、百由は「ぐろっぴ」という呼び方がかわいいと評価され、ミリアムは「ぐろっぴ」という呼び方が気持ち悪いと思っている。 ミリアムをぐろっぴ呼ばわりするのは気持ち悪い呼び方なので、気持ち悪い呼び方をするのは、身長が低い人をチビ呼ばわりするのと同じく失礼だ。 「百由様はいつも引っ張りだこじゃな。なまじ芸が多いと苦労するのう」 百由は椅子に座ったまま黒いアイマスクをして居眠りをしていた。ミリアムは工具箱から四角い工具を発見して見つめていた。 「・・・・腕が10本になる精神感応型チャームでも開発したい気分だわ・・・・あれ?タコの腕って8本だっけ?それとも6本?」 「働きすぎじゃな」 百由は居眠りしたまま寝言を言っており、ミリアムは百由に働きすぎると言った。働きすぎるのは過労になることがあってよくない。 「チャームとリリィはマギでつながって、リリィとヒュージはマギで戦って、ちょっと面白すぎじゃない?」 「とはいえ人の心は完全に専門外だから、今回は梨璃さんに手伝ってもらえて助かったわ」 居眠りしていた百由は目を覚まし、リリィとヒュージなどを語りながら黒いアイマスクを頭の上にずらし、ミリアムを見て梨璃の話を語ろうとしていた。 「何でまた、梨璃なんじゃ?」 「・・・・第一発見者・・・・というか・・・・第一接触者だから、かな?」 「確かに、梨璃は人との距離が近いことが多いがの。物理的に」 「実のところ、梨璃さんのことも、今回の研究対象に含まれているのよ」 百由は梨璃が少女を見つけた第一接触者だと分かり、今回の研究対象に含まれていた。 ミリアムは梨璃に何か関係があるのか質問する。 「何か関係があるのか?」 「それをはっきりさせたいのよ。データに響くから本人には伝えてないけど」 百由は上を向いて天井を見上げ、梨璃に何か関係があるのかはデータに響くため、梨璃には伝えていないと答えた。 「百由様まで駆り出されたとなると、大ごとじゃな。じゃがそれ、わしに話していいことか?」 「あっ!ヤッバ!これ機密じゃん!」 「安心せい、わしは誰にも話したりせんから」 ミリアムは梨璃に何か関係があるのかについて話していいのか百由に質問し、上を向いている百由は慌てて起き上がって機密だと答え、ミリアムは誰にも話したりしない事を言った。 「うん。話したら、あるだけの手段とルートを使って、嫌がらせするから」 百由はミリアムに誰か梨璃の秘密を話した際、あるだけの手段とルートを使って嫌がらせをすると脅し、ミリアムは「居直り強盗か!」と突っ込まれた。 「ただ・・・・不思議なんですよね。あの子がリリィなら、どこかに行方不明のリリィがいるはずなんですけど・・・・」 二水はタブレットでこの少女についての情報を見ており、この少女についての名前や年齢などについてはデータが無く、不明だった。 「厳密には、行方不明になったリリィは過去に何人もいますけど、あの子の特徴に一致する方はどこにも・・・・」 しかし、行方不明になったリリィは過去にも何人かいるが、この少女についての特徴に一致する方はどこにも無かった。 「最近リリィに覚醒したとか?」 「ああ!それなら・・・・でも・・・・」 「それなら、わたくしのお父様にも聞いてみますわ。超一流チャームメーカーグランギニョルの情報収集能力は、この学院以上ですものー」 「うわー、いけ好かねえー」 「事実ですわ」 足を組んだままソファーに寄っかかって、お茶を飲んでいる楓はこの少女について彼女の父親にも聞いてみることにし、梅はいけ好かないと思っていたが、楓が事実だと言った。 「りり、あーん」 少女は梨璃に任せて食事を食べようとしていた。 「もーう・・・・自分で食べられるでしょ」 「りりがいいんだもん。あーん」 「自分で食べるの!」 梨璃は少女に自分で食事を食べるように注意をしていた。少女は小さい子供じゃないから、食事は自分で食べることが大事だ。 「ふふ、梨璃さんお母さんみたいね」 「お母さん・・・・?せ・・・・せめてお姉さんと言ってください!」 「お姉さん・・・・?」 そこで祀がやって来る。祀は梨璃の事をお母さんみたいだと思われ、梨璃は慌てた顔で、祀にお姉さんと言うように言った。 「ねえ、そろそろ名前をつけてあげたら?」 「たらー?」 「名前がないと、何かと不便でしょ?」 「・・・・わっ、私がですか?」 「ん?」 祀は梨璃にこの少女の名前を付けるように言った。 夢結は梨璃が持ってきた緑色の本を見つめていた。梨璃はこの少女を治療室のベッドから起き上がって、トレーニングルームへ行くところだった。楓は転寝しており、夢結は梨璃が持ってきた灰色の本を読んでいる。梨璃はトレーニングルームで、この少女が立って歩く練習をしているところを見て応援している。梨璃は閑がいる部屋へ戻ってこの少女の名前を付けるかどうか迷っていた。 夕暮れになり、梨璃は夢結と楓がいたところへ戻るが、誰もおらず、梨璃はトレーニングルームへ行き、少女がランニングマシンで走る練習をしているところを見ていた。 「ごきげんよう。お姉様」 梨璃は灰色の本を読んでいる夢結に話しかけた。 「お隣、いいですか?」 「ええ、どうぞ。梨璃」 梨璃は涙を出し、夢結に飛びついて抱きしめた。 「ご無沙汰してましたお姉様ー」 「どうしたの?シャンとしなさい」 「あっ・・・・」 夢結は嬉しかったことを泣いていた梨璃を慰めた。梨璃は持ってきた本を見つめる。 「あっ!それ、私の教本!お姉様が持っててくれたんですか?」 「さあ、たまたまよ」 「ありがとうございます」 「まったく!聞いてられませんわ!」 「さっ、これで涙を」 「泣いてませんわ!」 楓は靴のかかとで床を叩いたままイライラしていた。神琳はハンカチで涙を拭こうとしたが、楓は泣いておらず、イライラしただけだ。 「あっ・・・・」 夢結は傍に薄紫色の長髪の少女がおさげをしており、制服を着たままいることに気付いた。 「あなた・・・・この間の・・・・」 「おおー、元気になったか」 「って、その制服!」 「うん、正式に百合ヶ丘の生徒にしてもらえたって」 制服を着た薄紫色の長髪の少女は、正式に百合ヶ丘の生徒にしてもらえたことが明らかになった。 「編入されたってこと?」 「まあ、かわいい」 神琳と雨嘉は制服を着たこの少女を見つめており、神琳は制服を着たこの少女を可愛がっていた。 「ほら、ご挨拶して。こちらは夢結様だよ」 「ゆゆ?」 「もう、ちゃんと練習したでしょ?自己紹介・・・・しようよ」 「何で?」 梨璃は制服を着たこの少女に自己紹介をした際、久々に「夢結様」と呼んだ。 「何じゃ?梨璃とこの娘」 「姉と妹って感じです」 ミリアムは制服を着た少女に違和感を覚え、二水は梨璃と制服を着た少女が姉と妹みたいなもんだと思っていた。 「ちょっとあなた達狭いわよ・・・・」 「もっと詰めろ」 「梅も見たいぞ」 梅たち2人は楓を退かそうと、梨璃と制服を着た少女を見ようとしていた。制服を着た少女はスコーンに指をさす。 「これ何?」 「スコーンよ。食べたいの?食いしん坊さんね。誰かさんのようだわ」 「私ですか!?」 夢結は制服を着た少女にスコーンだと答えた。夢結は制服を着た少女が梨璃に似ていると思っていた。 「夢結にもう1人シルトができたみたいだ!」 「食べていい?」 「ちゃんと手を拭くのよ」 梅は夢結にもう1人のシルトができたみたいだと思っていた。スコーンを食べようとした少女は、夢結からちゃんと手を拭くように言われた。 「妹というか・・・・」 「母と娘じゃな」 雨嘉とミリアムは、夢結と少女が母と娘だと思っていた。 「ゆゆ、お母さん?」 「産んでないわよ」 「じゃお父さん?」 「違いますから」 少女は夢結をお父さんやお母さん呼ばわりをしていた。夢結はお父さんでもお母さんでもないから。少女はスコーンを頬張って食べていた。 「んで、この子の名前は分かったんですの?」 「ああ、それが・・・・まだ記憶が戻ってなくて」 「それじゃあ、今まで何て呼んでたんだ?」 「えっ!」 「1週間近くありましたよね」 「それは・・・・」 「言ってごらんなさい、梨璃」 少女の記憶はまだ戻っていない。ティーカップで紅茶を飲んでいる夢結は、梨璃に少女の名前をつけさせるように言われた。 「ゆり」 「!」 「はあ!?」 「ああっ!それは・・・・」 少女が突然名前を言い出し、夢結は驚いて紅茶を吹いてしまう。楓も驚き、梨璃はこの少女が「結梨」という名前だったことに気付いた。 「私結梨。梨璃が言ってた」 「そ・・・・それは・・・・本名を思い出すまでの世を忍ぶ仮の名で・・・・」 結梨は梨璃と夢結に彼女の名前を言い出し、梨璃が言っていたことを主張。梨璃は結梨の本名を思い出すまでの世を忍ぶ仮の名だと誤魔化す。結梨は下の名前だけ記憶を取り戻したが、それ以外はまだ記憶を取り戻していない。 「結梨ちゃーん、ご飯ですよー。結梨ちゃん、ご本読もうか。結梨ちゃん、一緒にお風呂行こー!」 梨璃の頭の中が、治療室にいる結梨ばかりでいっぱいだった。 「それ、私がつけた夢結様と梨璃さんのカップルネームじゃないですか!」 二水は週刊リリィ新聞に載ってあった夢結と梨璃のカップルネームだと言い出した。 「いえ!あのそ・・・・それは・・・・」 「あらー、いいんじゃないでしょうか」 「・・・・似合ってる・・・・と思う」 梨璃は慌てて二水に何て言ったらいいか分からない状態だった。神琳と雨嘉は結梨の名前が似合っていると思っている。 「なんか愛の結晶って感じだな」 「一緒に猫缶食うか?」 梅は愛の結晶って感じだった。鶴紗は結梨に猫缶を食おうとしていた。 「いつの間にやら、既成事実が積み重ねられてますわ・・・・」 楓はいつの間にか既成事実が積み重ねられたのが原因で俯いていた。 「じゃあ、決まりじゃの」 「その名前でレギオンにも登録しちゃいますね」 「二水ちゃん!?」 二水は結梨の名前をレギオンに登録することになった。 「名字はとりあえず、一柳さんにしときますね」 「ええっ!?」 二水は結梨の本名を一柳結梨にすることに決め、梨璃はそれを驚いた。 「あーん」 「まあ、いいんじゃないかしら?梨璃」 「おいひい」 夢結は結梨の名前をこれでいいと思っており、結梨はスコーンを美味しく一口食べている。梨璃は結梨の方を振り向いて「はぁー」とため息ついてじっと見つめており、ミリアムたちはスコーンを1つずつあげようとしている。 梨璃が描いた紙には「命名 一柳結梨 梨璃」と書いてある。 その夜、史房は理事長室で咬月と話をしている。 「彼女を生徒にするとは、思い切りましたね」 「身元がどうあろうが、リリィであればリリィとして正当に扱われるべきじゃからな」 「陰で探っている人たちも、これで表舞台に、立たざるを得なくなるでしょうね」 史房は結梨を生徒にするとは思い切ったと咬月に報告し、咬月はリリィであればリリィとして正当に扱われるべきだからと思い込んだ。
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/694.html
前へ 「千聖様、おはようございます!」 「ごきげんよう」 「おはようございます、千聖お嬢様」 教室に行く途中、何人かの下級生に声を掛けられる。 以前、私の“親衛隊”をお名乗りになっていた上級生はもう卒業し、現在は下級生が、そういった名前のグループを継いでいるという。・・・私のことを気に掛けてくださるのは嬉しいのだけれど、少し、気恥ずかしい思いもある。 「・・・ちしゃと、早く」 舞はさっきよりも苛立たしげに、私の手を引っ張る。 「ちょ、ちさまいktkr」 「あの舞様を振り回せるのって、千聖お嬢様だけだよね!」 せっかく話をしてくれた下級生の声が、遠ざかっていってしまう。 「もう、舞・・・何を怒っているの。そんな態度を取ったら、怖がられてしまうわ」 「・・・ふん、どこが怖がってんだか」 舞は自分の知らない人が、私に話しかけることを極端に嫌がる。 理由を聞いたこともあるけれど、“聞かなきゃわかんないの?”と怒られてしまった。 いつも私のことを考えてくれて、私を守ってくれる舞。 だけど、頭の良くない私には、こうして舞の頭を悩ませている原因が良くわからないのだった。 「・・・舞」 少し大きめの声で呼びかけると、階段の途中で舞が止まる。 「今日のお昼は、二人で食べましょうか」 そう呼びかけると、その大きな目が、さらに見開かれる。 「・・・でも、生徒会は」 「ウフフ。定例会議は放課後だから、昼食会はキャンセルさせていただきましょう。 給水塔でいいかしら?」 「・・・栞菜に見つからないように、気をつけてよね」 もう、舞は笑顔になっていた。 よかった。最近は2人っきりで過ごす事が少なかったから、舞もそれで苛々してしまっていたのかもしれない。 お昼までに、話すことを整理しておかないと・・・。そんなことを考えながら、舞と手をつないでいると、「千聖様」と後ろから名前を呼ばれた。 「あら・・・」 初等部の丸襟ブラウスに、紐リボン。 すっきりと、和風なお顔立ちのその下級生を、私は知っていた。 「ごきげんよう、宮本さん」 「わあ、覚えていてくださったんですね!うれしい」 「お手紙、よくくださるでしょう? いつも同封している、あの・・・プリクラというのかしら。写真のシールで、お顔を拝見しているから」 そこまで話して、ふと、舞の方を見る。 お昼の屋上での約束があるからか、さっきのように不機嫌な顔はしていないみたいだ。 口をキュッと引き締めて、宮本さんの顔を、じーっと見つめている。舞が何かを思い出そうとする時の癖。本人が嫌がるから言わないけれど、獲物を狙う猫を思わせる。 「今日は千聖様にお願いがあって、高等部の先生に許可をいただき、お邪魔しました」 「お願い?どんなことかしら」 とても綺麗な言葉遣いで、初等部の生徒とは思えない落ち着きぶり。 そういえば、宮本さんはお手紙も上手だった。 丁寧な字で、その日あった珍しい事を簡潔に、感想も添えて文章に起こしていた。 「萩原さんがいらっしゃるのに、このようなお話は恐縮ですが。千聖様。私と・・・」 「ちょっと、かりん!!」 宮本さんが何かを言いかけたとき、今度は他の初等部の生徒が、叫ぶような声とともにずんずん階段を上がってきた。 栗色の髪。くっきりとした二重瞼が、やけに艶っぽく、大人びて見える。小柄で華奢な体とアンバランスで、その危うさが不思議と魅力的に感じられた。 「あの・・・?」 そのハスキーな声を、どこかで聞いたことがある気がして・・・もう一度聞きたかったのだけれど、彼女は私とは目を合わせてくれず、一礼して宮本さんの首根っこをつかんで階段を下りてしまった。 「ちょっと、遥ちゃん!なにすんのよ!」 何だか、慌しい。 せっかくわざわざ会いに来てくださったのに、ほとんど会話も出来なかった。 今日いただいたお手紙の中に、宮本さんのもあればいいのだけれど・・・。 「・・・ちしゃと」 「え?」 そんなことを考えていると、ずっと黙っていた舞が口を開いた。 「・・・まあ、とにかくお昼、忘れないでよね。舞、多分先に行ってるから」 「ねえ、舞。今のお2人」 「ね、わかった?」 「・・・ええ」 「じゃ、舞中等部の方戻るから」 ――怒ってはいない、と思うけれど、何とも言えない笑顔を浮かべた舞は、手をひらひらさせて、この場を離れていってしまった。 歩きながら電話でもしてるのか、声だけが響いてくる。 「あ、有原?ちょっと調べてよ。オメーの脳内℃変態ロリコン美少女図鑑にさ、ミヤモトカリンとクドウハルカ・・・」 次へ TOP