約 1,444,850 件
https://w.atwiki.jp/naoma13/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/naoma13/pages/12.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sylvan/pages/106.html
猟師の村 アデン南部の村で、昔からこの周辺にはモンスターの出現率が高い、危険な狩場が多かった。 これにより専門的なハンターや賞金目当ての猟師らが集まって村を形成し、そこから現在の村の名前が由来している。 猟師の峡谷 フェアリーの谷 フェアリー族は既にエルモアデン時代を最期に絶滅したと知られていた。 しかしフェアリー族で最も力を持っていたエルダーフェアリーは、この渓谷でかろうじて生き残っている。 過去フェアリーたちは、人間特に貴族や王族の貴重な装飾品や収集品として人気を集めていた。 それが絶望の一因だったといわれており、残った少数のエルダーフェアリーだけがこの渓谷で細々と暮らしているのである。 よって、彼らは人間の前に自分の姿を現すことを恐れ、同族を絶滅に追いやった人間を呪っている。 一族の性質はもともと他の種族に対して攻撃的ではないが、このような過去を背負ってからのもの、フェアリーたちは少しでも自分たちに危害を与えそうな存在に対しては態度を一変して集団で襲いかかるようになった。 ただしエルフたちには未だ親近感を覚えているような節がある。 鏡の森 鏡の森は自分と瓜二つのドッペルゲンガーが現れることからこの名前がつけられた。 昔はただの森だったが、シーレンが創りだしたドッペルゲンガーらがこの森に暮らし始めるようになってから、森は人々が容易く足を踏み入れることができないくらい危険な場所になってしまった。 本来ドッペルゲンガーはシーレンの手によって創りだされた悪霊の一種で、自我を持っていないが見たものをそのまま真似できる能力を持っている。 普段は森の動物に変身しているが、人間が森に入ってくるとその人間の姿を真似て変身する。 また彼らにはモラルや理性がないため、その人間に変身した瞬間人間の悪の部分が露骨に表れ、相手を殺そうとする。 初めてこのモンスターに遭遇する者は、自分そっくりの外見にパニックを起こして、満足に抗えないまま命を失ってしまう。 (C1アップデート情報) 森にはこの世界で暮らす種族の姿に良く似た魔物が現れます。 これらは死の神シーレンが自らの姿を真似て生み出した生物です。 しかしそれらは自我は持たず、シーレンの心の中と同様に、他の種族に対して憎しみを持ちつづけている危険な魔物です。 アンヘル滝 失われた高原がグランカインによって宙に浮いた後、もともとこの場所にあった滝も一緒に宙に浮かび、地形の急激な変化によって巨大な滝を形成するようになった。 これが落差数千mに渡る、神が創ったアンヘル滝である。 (C1アップデート情報) 最初は小さな滝でしたが、グランカインの力で「忘れられた高原」が作られたときに、地形の急激な変化によって高さ数千メートルにも達する巨大な滝になったと伝えられています。 ©2003,2013 NCsoft Corporation.
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2781.html
「よし、ドマイナーズ出げ 立ち上がった鷹丸は、その号令を言い切る前に死んでしまった。 空から現れた未確認物体に圧殺されたのだ! 「ひっ…ひいぃ!」 突然のことに驚き、逃げたケチもまた潰されてその生涯を終えた。 残ったドマイナーズ二名も身構えるが、為す術なく地面に埋まった。 「ドマイナーズと名乗っておきながらぁ…ドマイナーじゃねえ奴らにドマイナーを名乗る資格はねぇ! 真のドマイナーってのはなぁ…… 雑誌にろくに紹介されず!続編がでるかどうかも怪しくぅ!売上赤字でぇ!」 「されど極々々一部の人が知らねばならない!」 「酷いシステムに酷いストーリーも欠かせなぃ!マイナーとクソゲーは紙一重ぇ!」 「つまり私たちこそが!」 「「真のドマイナーズ!」」 空からの未確認物体と、その上で妙なポーズをとる人間が吠えた。 こいつらは… 誰なんだろうか? 【二日目16時50分/新惑星東京都】 【名も無きクチビル岩@デスクリムゾン】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1 参加者を片っ端から圧殺する 【ダン@熱砂の惑星】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1 水を手に入れて家に持ちかえる。邪魔者は皆殺し。 【ドマイナーズ四名・死亡確認…死因・圧殺】
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2668.html
キングギドラはアメリカ大陸を焦土に変えると、日本を目指し飛んでいた! だが、そんな暴君の横暴を砕くために立ち上がった勇者がいた!ジンライだ! 「あんなのがいたとなりゃあ、まだまだ降りるわけにはいかねぇってか!」 キングギドラとマックスマグマの戦いが始まった! キングギドラは三つの口から黄金色の雷が放たれる。 マックスマグマの全身の砲門が火を吹く。 「何か必殺技は無いのか!」 「そのボタン!押して!」 「ようし、マックスストーム!」 いかに一勝一敗という酷い戦績でも、腐っても地球戦隊の最強ロボ。肩の砲門からの一斉掃射を浴びたキングギドラは体を捩り、悲鳴を上げる。 「よっし!」 所変わって東京では 「やったカブ!スターピースを手に入れたカブ!今回キャプテントンボーグも登場しなかったしね!」 残念!それはモドキだった! 「ですよねー」 テープの再生が止まり、キングギドラは自分の意思で動き出した! 「止めだ!ダイアモンド…」 しかし下P マックスマグマは無様にすっ転び、自分の足元を破壊した。 さらにどういうわけかそこは崖だったとさ。 「「ホワアアアアアアアアアア!!!!」」 崖下に落ちたマックスマグマ。しかし損傷は軽微だ! 「だ、駄目だ!」 「どうした!」 「挟まった…」 そう、マックスマグマは コ ケ た のだった。 ついでにキングギドラも飛んでった。 【二日目・14時15分/新惑星のどこかの崖下】 【ジンライ@トランスフォーマー 超神マスターフォース】 【状態】呪われている、マックスマグマ@地球戦隊ファイブマンに搭乗中 【装備】マスターブレス@トランスフォーマー 超神マスターフォース 【道具】支給品一式 バッシャーマグナム@仮面ライダーキバ ストライクフリーダムガンダムのプラモ@現実 50円のカオスガンダム@現実 音撃鼓・火炎鼓@仮面ライダー響鬼 在庫@明日のナージャ ディクテイター@ブルースワット ドリームコレット@Yes!プリキュア5 オプーナ@Wii マックスマグマ@地球戦隊ファイブマン 【思考】1:サイバトロン戦士と合流し、主催者を倒す 2:この崖から出ないと… 3:トランステクターを探したいが、このロボットから降りることが出来なければどうする事も… ※全ての支給品が呪われており、捨てることが出来ません 【アーサーG6@地球戦隊ファイブマン】 【状態】サトシ 【装備】 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【二日目 14時15分/新惑星のどこか】 【キングギドラ@怪獣大戦争】 【状態】金ぴか 【装備】 【道具】 【思考】 1:暴れる 【二日目 14時15分/新惑星・東京】 【カブタック@ビーロボカブタック】 【状態】ノーマルモード 【装備】 【道具】基本支給品、不明支給品、キングギドラを操る磁気テープ 【思考】 1:拓也達と合流し、カブトムシ議論に参加する
https://w.atwiki.jp/erogem/pages/360.html
女体狂乱~これが私の望んだボディ~ メーカー 確認バージョン セーブデータ わるきゅ~れ 修正なし SAGAOZ 女体狂乱~これが私の望んだボディ~ ルートA セーブ6から セーブ5から セーブ7から ルートB セーブ4から セーブ9から セーブ8から セーブ10から ルートC セーブ3から セーブ13から セーブ12から セーブ1から ルートD セーブ11から セーブ16から セーブ15から セーブ17から ルートE セーブ2から セーブ14から セーブ20から セーブ21から ルートF セーブ18から セーブ19から セーブ22から セーブ23から ルートA 藤森沙弥18歳155cm43kgA型です学生 [セーブ1] 辛いものが好き若さ滾る子供どうぶつ積極的洋介君洋介君に告白12才 [セーブ2] 首すじ……かもお尻が大きい事種を蒔くだけの存在受け入れる受け入れる [セーブ3] かけがえの無いもの特に変わった事はありませんもう、これ以上は…… [セーブ4] これ以上、体がおかしくなるのはイヤですそれが分かれば苦労しません [セーブ5] はい…… [セーブ6] もう入らない! 【アナル異次元化 END】 セーブ6から これで洋介君は喜んでくれますか? 【アナル超淫化 END】 セーブ5から もうムリです…… [セーブ7] もう壊れるーッ!! 【アナル便所化 END】 セーブ7から んぎいいいいいぃ……ッ! 【肛門ポンプ化 END】 ルートB セーブ4から もうアソコも弄られていると思います…… [セーブ8] こんなの嫌いです……!イヤぁッ!! [セーブ9] 仕事熱心な人だと思います 【淫感超化 END】 セーブ9から 冷たい人だと思います 【長髪化 END】 セーブ8から イヤじゃないですけど……好きぃッ!!それならまだ胸の方が…… [セーブ10] も、もうやめて 【人形化 END】 セーブ10から …………。 【雌奴隷化 END】 ルートC セーブ3から セックスそんなの分かりませんッ! [セーブ11] それで、効果があるのなら……楽しんでなんかいません。ただ…… [セーブ12] それなら仕方ないです [セーブ13] 大好き 【淫核魔根化 END】 セーブ13から …………。 【肉棒柔軟化 END】 セーブ12から それでも別の施術を 【睾丸肥大化 END】 セーブ1から 甘いものが好きグラマラス美人赤ちゃん消極的金洋介君とセックス9才 [セーブ14] クリトリスです!胸が大きくない事性欲の塊拒む拒む分からないそれはそうですが…… [セーブ15] それで、効果があるのなら……本当にもうムリなんです!それなら仕方ないです 【体液糖化 END】 ルートD セーブ11から もうクリトリスを弄るのはやめて下さい!怖いです! [セーブ16] このままで 【脱子宮化 END】 セーブ16から 戻して下さい 【電器体質化 END】 セーブ15から もうクリトリスを弄るのはやめて下さい!気持ちいいです! [セーブ17] 賛同します 【危機一髪化 END】 セーブ17から 賛同できません 【白紙化 END】 ルートE セーブ2から 胸……です親がいない事愛する対象受け入れる拒む洋介君 [セーブ18] はい……ワンちゃんです牛さん……かな服に困らないのなら、その施術を 【貧乳化 END】 セーブ14から 胸……ですまだ経験がない事洋介君拒む受け入れる分からない [セーブ19] はい……ニャンちゃんです豚さん……かな [セーブ20] 服に困らないのなら、その施術を 【極乳化 END】 セーブ20から そんな基準で内容を決めていいんですか? [セーブ21] 恥ずかしくてできません 【羞恥心排除化 END】 セーブ21から 勇気が出なくてできません 【勇気倍増化 END】 ルートF セーブ18から …………。射精する時が…… 【野生化 END】 セーブ19から …………。 [セーブ22] 射精する時が…… 【幼児化 END】 セーブ22から 擦ってる時が…… [セーブ23] 乳でお願いしますもっと自慰効率のいい体を! 【片乳首膣化 END】 セーブ23から その他でお願いしますもっとチンポを! 【舌肉棒化 END】
https://w.atwiki.jp/junchankawaii/pages/149.html
1 2010/08/24 http //hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1282653389/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る -- (名無しさん) 2011-04-07 13 49 48
https://w.atwiki.jp/majokkoxheroine/pages/17.html
第三話 『サミー、修得! これが魔法少女の必殺技だ!』 今日は土日明けの月曜日。もちろん海の星中学校も登校日である。 萌田砂沙美は、軋む身体を引きずって、何とか校門まで辿り着いた。 「う・・・・・・うぅ~・・・・・・酷い筋肉痛だよぉ・・・・・・」 そりゃそうである。 連休中は朝から晩まで人助けのために走り回りっぱなしだったのだ。 もちろん、魔法なんて便利なものはミサがテレポートで立ち去ったのを最後にお目にかかっていない。 「おはよう、砂沙美ちゃん!」 「あ、おはよう美紗織ちゃん!」 砂沙美に後ろから声をかけたのは、親友の天野美紗織だ。 振り向いて挨拶する砂沙美。 見ると、美紗織の右手に包帯が巻かれている。 「美紗織ちゃん・・・・・・手、どうしたの?」 「うん、ちょっとぶつけちゃって・・・・・・」 「そっか・・・・・・気をつけてね。美紗織ちゃんはピアニストになるんだから、手は大事にしないと」 「う、うん・・・・・・ごめんね」 「何で謝るの?」 「心配・・・・・・させちゃったから・・・・・・」 「なんだ、いいよそんなこと。だって友達だもん!」 そう言って笑う砂沙美。 対して、美紗織は何だか申し訳無さそうだ。 キーンコーンカーンコーン 「あ、予鈴だ! 美紗織ちゃん急ごう!」 「うん!」 教室に急ごうとする二人だが・・・・・・。 「どげげっ!?」 砂沙美は筋肉痛のことを忘れていた。 急激に動かした節々に電撃が走る。 「どうしたの、砂沙美ちゃん大丈夫!?」 「み、美紗織ちゃんは砂沙美に構わず行って! 遅刻しちゃうよ!」 「そんな、友達を置いていくわけには行かないわ!」 「あ、ありがとう!」 砂沙美に肩を貸そうとする美紗織だが・・・・・・。 「いっ・・・・・・!!」 「ああっ!? ゴ、ゴメン、美紗織ちゃんの右手のこと忘れてた!」 うっかり右手に砂沙美の体重をかけてしまった美紗織は、痛みでうずくまってしまう。 「さ、砂沙美ちゃん・・・・・・私に構わず行って・・・・・・!」 「そ、そういうわけには・・・・・・!」 そんなこんなで、どうどう巡りを続ける砂沙美と美紗織。 結局そのまま本鈴には間に合わず、二人とも遅刻をしてしまった。 「ふぅ・・・・・・このまま家に帰って、今日一日休めば何とかなるかな」 今、砂沙美は学校が終わって下校の途中である。 大好きな体育を見学してまで身体を休めてたので、筋肉痛は大分マシになってきたようだ。 そんな砂沙美を、魔法の国からの使途・魎皇鬼は道端で待ち受けていた。 「待ってたよ、砂沙美ちゃん! さぁ、今日も正義のために頑張ろうね!」 そう言って、砂沙美の腕の中に飛び込む魎皇鬼。 「えぇ~、今日もぉ~・・・・・・? 土日であんなに頑張ったんだからもういいじゃない!」 「ダメだよ! 使命を果たすには善行ポイントを10000点稼がなきゃいけないのに、こんなペースじゃ間に合わないよ!」 魎皇鬼は魔法の手帳を開いて砂沙美に指し示す。 そこには、『現在の善行ポイント:536点』と書かれていた。 「・・・・・・あれ? 土日に頑張っただけでコレなら、結構いいペースじゃないの?」 月に週末は約4回。毎週続ければ、5ヶ月足らずで10000ポイント達成できる計算になる。 「ううん、違うんだ。内訳も見てみなよ」 「内訳? えぇと・・・・・・」 ○婚約指輪の奪回 1点 ○ケンカの仲裁 1点 ○飼い犬の捜索 1点 ○ゴミ拾い 1点 ○犬のフン処理の指導 1点 ○店卸しの手伝い 1点 ○お年寄りの先導 1点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「何コレぇ!? 1点ばっかりじゃない!」 「だって些細な頼まれごとばっかりだもん。こういうのは一律1点って決まってるんだ」 「じゃあどうやって536点も稼げたのよ!?」 「だから、自分で最後まで見てみなって」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ○子供の遊び相手になる 1点 ○子供の擦り傷の治療 1点 ○記念写真を撮ってあげる 1点 ○落し物を交番に届ける 1点 ○悪の魔法少女の撃退 500点 ○大声を出して近所迷惑 -1点 ○後片付けの手伝い 1点 ○駅の場所を教える 1点 ○小銭を貸してあげる 1点 ○自動販売機の故障を報告 1点 ○~~~~~~ 1点 ○~~~ 1点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「ちょぉっと待てぇ~~~い!!!」 砂沙美は手帳を地面に叩きつけた。 「あぁ!? ダメだよ手帳を乱暴にしたら! これは特別製だから、壊れたらボクじゃ直せないんだから!」 「だってだって、何よ、アレ!? アレだけ明らかに桁がおかしいじゃない!!」 「悪の魔法少女撃退のこと? だって、あんなこと滅多に起きないもの。 ミサって奴も結局あれ以来現れないじゃん。は○れメタルにでも会ったと思って忘れた方がいいんじゃないかな」 「まぁ、あんなのがしょっちゅう現れてくれても、それはそれで困るけど・・・・・・」 あの耳障りな甲高い笑い声を思い出し、砂沙美は思わず身震いしてしまった。 「とにかく、あの500点を除いたら全然楽観できるペースじゃないんだ! 今日もビシバシ頑張ってくれ!」 「嫌だっ! ただでさえ土日を潰しちゃったのに、平日まで走り回るなんて真っ平ご免だもん!」 「そう言わないで・・・・・・砂沙美ちゃん、人助けが大好きなんだろ?」 「べーっ! ボランティアってのは強制するもんじゃないんだよ!」 「なぁ、頼むよ砂沙美ちゃん・・・・・・期限までにポイント溜め終わらないと、ボクが女王様に怒られるんだ」 「そんなの知らないよ!」 「砂沙美ちゃんは女王様の怖さを知らないから・・・・・・」 押し問答を繰り返しながら、二人はとりあえず家まで帰った。 砂沙美と魎皇鬼は、居間でテレビを見ていた。 流石に家に帰ってからすぐ出発することはせず、一休みの時間を取ることにしたのだ。 「はい、リョーちゃんオヤツ」 砂沙美は皿に盛られたクッキーを差し出す。 「じゃあ、これ食べたら人助けに出発しようね」 「分かったわよ」 砂沙美はとうとう諦めたのか、かぶりを振る。 「・・・・・・リョーちゃん、あたしトイレ行って来る。食べたかったらクッキー全部食べててもいいよ」 「うん、分かった!」 魎皇鬼はむしゃむしゃクッキーを食べ始める。 そんな魎皇鬼をチラリと見ると、砂沙美は部屋を出て行った。 「・・・・・・まだかなぁ・・・・・・随分と長いトイレだなぁ・・・・・・」 魎皇鬼はボヤく。 砂沙美がトイレに向かってから、既に20分は経っている。 皿の中のクッキーもとっくに空だ。 痺れを切らした魎皇鬼は、砂沙美を迎えに行く。 「砂沙美ちゃーん、いつまでトイレに・・・・・・んっ?」 トイレのドアには、砂沙美の筆跡で書かれた張り紙が貼ってあった。 『旅に出ます。探さないでください。夕飯までには戻ります。 砂沙美』 「に・・・・・・逃げた~~~~~っ!?」 魎皇鬼は慌てて家を飛び出したが、砂沙美が何処に向かったかなど分かるはずも無かった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (ふんだ、正義の魔法少女にだって休息は必要だもん!) 砂沙美は、最寄り駅から4駅ほどのビル街まで来ていた。 魎皇鬼をここに連れて来たことは無いので、見つかる心配はない。 「さぁーてと、どこに行こうかな♪」 特に目的は決めずに来たものの、 この辺りは物を買ったり遊んだりする場所には困らない。 とりあえずブラついてみることにした砂沙美の前に現れたのは……。 「て、天地兄ちゃん!」 「砂沙美ちゃんじゃないか。こんな所で会うなんて偶然だね」 恋人の征木天地だった。 「えへへっ、意図しないのに会えちゃうなんて、さっすが天地兄ちゃん!」 「ふふっ、やっぱり二人は赤い糸で結ばれてるのかもしれないね」 「うんっ!」 砂沙美は顔をほころばせる。 溜まっていた疲れやストレスも吹っ飛んだようだ。 「それで、砂沙美ちゃんは今日は何の用でこっちに?」 「ん、特に用ってワケじゃないよ。天地兄ちゃんは?」 「俺はバイトの帰りだよ。今日はもう後は何にも無い」 「じゃ、じゃあ、砂沙美とデートしようよ!」 「うーん、そうだなぁ」 既に心は決まっているが、天地はわざともったいぶってみせる。 「ね? ねー? いいでしょー?」 「ふふ、そこまで言われちゃしょうがないな」 「へへっ、きーまりっ!」 砂沙美は天地の腕に飛びついた。 二人は、ビル街をあちこち歩き回った。 洋服を試着したり、プリクラを撮ったり、ラーメンを食べたりと、色々した。 現役中学生と赤貧高校生のカップルではあまり金のかかることも出来なかったが、 それでも二人の笑顔が止むことは無かった。 互いに、一緒に居るだけで幸せになれる存在だったからだ。 ちょっと歩きつかれた二人は、ベンチで座って休むことにする。 天地の肩に思い切り寄りかかって甘える砂沙美。 (このまま、ずっとこうしていられたらいいのに・・・・・・って、ワンパターンだなあたし) でもいいや。 ワンパターンでも、とっても幸せなんだもん。 砂沙美の瞳がそっと閉じられる。 そのまま夢の世界へ・・・・・・。 パァーーーン 「うわぁっ!? びっくりした、何!?」 突然の炸裂音に驚いた砂沙美は飛び起きる。 「大変だ、銀行強盗だぁ!!」 「職員や利用者が人質に取られてるぞ!!」 群集がざわめきだし、周囲はあっという間に大パニックになってしまった。 「聞いたかい、砂沙美ちゃん!」 「うん、銀行強盗だって・・・・・・!」 「もしかすると、ここいらも危なくなるかもしれない。急いで家に帰ろう!」 「う、うん・・・・・・でも・・・・・・」 天地は周囲を見渡して状況を確認する。 (こっちの道は人が密集しすぎている・・・・・・多少遠回りでもあっちを通った方が安全だな) ルートを見定めた天地は砂沙美の手を取ろうとするが・・・・・・。 「さぁ、砂沙美・・・・・・砂沙美ちゃん?」 ついさっきまでそこに居たはずの砂沙美の姿が見えない。 辺りは人ゴミだらけで視界が利かず、何処に行ったのか見当もつかない。 「た、大変だ・・・・・・砂沙美ちゃん、砂沙美ちゃぁーん!!」 天地はあわてて声を張り上げながら人ゴミの中に飛び込んでいった。 (天地兄ちゃん・・・・・・ゴメン!) 砂沙美は、近くの公衆トイレに隠れて天地をやり過ごしていた。 (いくら休息中だからって、正義の魔法少女が悪を見過ごすワケにはいかないもの!) 「プリティミューテーション・マジカルリコール!!」 砂沙美は透過光に包まれ、魔法少女プリティサミーに変身した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「爽やかな午後の一時・・・・・・エレガントな、ア・タ・シ♪」 美紗織、いやミサは自宅でティータイムと洒落込んでいた。 別に変身する必要は全く無かったのだが、 手首の怪我のために外出を控えていたので、ヒマでヒマで仕方なかったのだ。 「いやー、魔法少女になるだけで安物のティーもこんなに美味しくなるのねぃ・・・・・・」 ズズズと音を立ててカップの中の物を飲み干すミサ。 ティーと言いつつ、実は緑茶である。 その時、ミサの見ていた音楽番組(クラシック系)が別の映像に切り替わった。 『緊急速報です! ○○銀行に強盗が入りました! 中継でお伝えします!』 「なぁによ、折角のまったりティータイムを邪魔しないで欲しいわねぇ・・・・・・」 ぶつくさ言いつつ、緑茶を口に含むミサ。 中継映像がテレビに映る。 『コインもお札もサミーにおまかせ! プリティサミー、強盗退治に参上でぇす!』 「ぶっふぅーーーーーーーーーーうっ!!?」 テレビに和服姿の魔法少女が現れたことにより、ミサは思わず緑茶を噴出してしまった。 驚きのあまり、気管にも入ってしまったようだ。 『ま、魔法少女を名乗る謎の少女が、現場に飛び込んでいった模様です!!』 「げへっ、げはっ・・・・・・! ・・・・・・サ、サミーったら・・・・・・・一人だけテレビジョンに写ろうったって、そうはいかないわよ!!」 ミサはコスチュームにかかった緑茶も拭かないまま、テレポートで現場に飛び出していった。 「あれっ、美紗織?」 他の部屋にいたらしい留魅耶がミサの元にやってくるが、既にもぬけの殻だった。 どうやら今週の彼の出番はコレだけの模様。合掌。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― サミーは人ゴミを飛び越え、銀行内に突入した。 銀行の中には多数の縄で縛られた人質達と、それを取り囲んでいる強盗達の姿があった。 (大変、人質の人達を助けないと!) サミーは突然の闖入者に驚いている強盗達にバトンを向け、高らかに宣言する。 「強盗さん達! 今すぐ悪いことはやめて人質を開放して―――」 チャキ 「お穣ちゃん、我々は遊びじゃないんだ」 リーダーらしき強面の男が、拳銃をサミーに向けて凄む。 「で・・・・・・ですよね~!」 流石の正義の魔法少女も、文明の利器を突きつけられては両手を挙げる他無かった。 「さぁ、とっとと金を運び出すぞ」 「分かってる」 強盗達はせっせと札束を集め、袋に詰める。 「こんなところか・・・・・・では急いで逃げるぞ」 「おう・・・・・・って、うおおっ!?」 裏口から脱出しようとした強盗達の前方に謎の閃光が着弾する。 「にょっほっほっほ・・・・・・。 光あるところに影があり・・・・・・正義あるところに必ず悪あり・・・・・・。 ・・・・・・というか、サミーの居る所に必ずミサあり! 華麗なる悪の魔法少女・ピクシィミサ! ただいま参上よん!」 まぁ分かっていたと思うがミサであった。 「って、あれー? サミーはウェアイズヒアー?」 ミサはサミーの姿を探してキョロキョロする。 視界の下端に、他の人質に紛れて何とか身を隠そうとモゾモゾする物体の姿が見えた。 「んん? まさか、もしかすると、ひょっとして?」 ミサはその物体を摘み上げてみる。 「い、いやー・・・・・・たはは・・・・・・ミ、ミサ、久しぶり!」 その縄でぐるぐる巻きにされている物体は、紛れも無く正義の魔法少女、その人だった。 「・・・・・・ぷっ」 ミサは思わず噴出してしまう。 「魔法少女が一般人さんに捕まっちゃうなんて・・・・・・サミーったら何ておマヌケさんなのーーーっ! ぶぉっほっほ!」 「う、うっさい! お願いだから何とかしなさいよ!」 「イ・ヤ・よ♪」 ミサはサミーを放り捨てると、お立ち台代わりにカウンターに飛び乗って宣言する。 「いい子ちゃんなサミーと違って、悪い子ミサは泥棒さん達の味方よ! さぁ、ミサの次世代魔法で泥棒さんのお仕事を応援しちゃうわ! コーリング―――」 「動くな」 ミサは複数の拳銃を向けられる。逃げ場は無い。 「・・・・・・ソ、ソーリーソーリー、イッツジョークよジョーク」 ミサは青い顔をして、そそくさと撤退の準備に入る。 「そ、それじゃエブリバディ、これからも魔法少女ピクシィミサをよろし―――」 パァン! ミサの耳の脇をかすめた銃弾が銀行の壁をえぐる。 「動くなと言ったはずだ・・・・・・」 「ア・・・・・・アンダスタァーン・・・・・・」 悪の魔法少女は両手を挙げた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 天地は街の中で砂沙美を必死に探していた。 たが、一向に見つかる気配すら無い。 「まさか、銀行強盗に捕まっちゃったんじゃ・・・・・・」 あの状況では無いとは言い切れない。 情報を得ようとショーウィンドウに置かれたTVを見ることにする天地。 「あれ・・・・・・捕まってるあの子、あの時の!?」 中継映像に、縄で縛られた青髪の少女が、同じく背中合わせに縛られた金髪少女と口論を続けている姿が映る。 それは間違いなく、新聞配達のバイト中に出会った自称『正義の魔法少女』であった。 「プリティサミー・・・・・・ちゃんだっけ?」 天地の胸にざわめきが走る。 一昨日、川原で挨拶しただけの仲だ。 彼女のことは何にも知らないと言ってもいい。 それでも・・・・・・。 「こうしちゃいられない!」 天地は、サミーを救おうと行動を開始していた。 今の彼の頭の中はサミーを救うことでいっぱいで、その感情に対する疑問すら沸かなかった。 「ミャアン!」 「あれ、おまえは・・・・・・」 魎皇鬼だ。 魔法の力が使われたことを感知して、駆けつけたのである。 ボクも連れてってと言わんばかりに、魎皇鬼が天地の肩に飛び乗る。 「おまえもサミーが心配なんだな、よし一緒に行こう!」 天地は銀行に向かって走り出した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 再び場面は銀行に戻る。 「ミィーーーーサァーーーーっ!! あんた大口叩いといて、何あっさり捕まっちゃってんのよ!!」 善悪の魔法少女達は、現場から離れた部屋で二人まとめて仲良くぐるぐる巻きにされていた。 「にょほほほ・・・・・・ロングな物には巻かれろって言うじゃなーい?」 「それで縄巻かれてどーすんのよ!」 「にょーっほっほっほ!! ・・・・・・どーしよ?」 「バカーーーーーーっ!!!」 二人のケンカはやかましかったので強盗達にも丸聞こえだったが、 もうマホウショウジョとやらに関わりたくなかった強盗達は放って置いた。 事件発生から時間も経ち、いまや銀行の周辺は完全に警察に包囲されていた。 これでは強盗たちも逃げたくても逃げようがない。 「ちぃっ、ヘンなガキどものせいで逃げるタイミングを逃しちまった!」 「こうなりゃ篭城戦だ。なぁに、人質はたっぷりいる。向こうも易々とは手が出せないはずだ」 物騒な話が聞こえるが、サミーにはどうにもできない。 バトンはまだ持ったままだったが、魔法が使えない自分にとってはただの鈍器でしかない。 「はぁ・・・・・・」 無力感に苛まれるサミー。 自分は一体何の為に魔法少女になったのか。 こういう時、人々を助けてあげられる為にでは無かったのか。 (力が欲しい・・・・・・みんなを助けられる、魔法の力が・・・・・・) その時、何かがカタンと外れる音がした。 音がした所に振り向くと、そこには・・・・・・。 「プリティサミー、無事かい?」 「天地兄ちゃ・・・・・・天地さん!? どうやってここに!?」 「通風孔を通ってきたんだよ。前にここのビルの清掃のバイトをしたことがあってね、構造は大体分かってるんだ」 さっきの音は、通風孔の蓋を外した音だったのだ。 「うんうん、流石は砂沙美ちゃんのスイートラヴァーだわね」 一人で勝手に頷くミサ。 本当は自分の正体がバレかねない発言だったが、幸い誰も気にした者は居なかった。 「・・・・・・サミーちゃん、こちらの方は?」 「あー、それは気にしないでください。縄も解かないでいーですから」 「人を『それ』呼ばわりすんじゃないわよ!」 「ま、待って、大声は出さないで!」 慌てて二人を諌める天地。 「・・・・・・とにかく、キミたちの縄をほどくよ。 何にしろ、二人で一纏めになってるから片方だけほどくなんて無理だしね」 天地が縄をほどき、やっと二人は自由になった。 「うーん、ラブ・フリーダム! 自由っていいわねぇ」 「あ~あ、服の背中にベッタリとミサの汗がついちゃったよ」 「なぁによ、こっちだってずっと背中ゴワゴワして気持ち悪かったんだからね!」 「だから今はケンカはやめてくれ!」 この二人は何度仲裁させる気なのかと、天地は頭をかく。 「とにかく、強盗達は今は警察に気を取られて人質への注意が薄れている。 今の内に人質を解放して、上手く裏口から逃げるんだ!」 「そっか・・・・・・分かりました!」 そうだ、魔法など無くても人質を助ける手段はあるんだ! サミーは改めて気を入れなおした。 「ま、ミサはとっととテレポートで帰るけどね」 「あっ、ずっこい!」 「ピクシィ・テレポート!!」 ミサは『腕』を振り上げる。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・ねぇ、バトンは?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ミサは無言で胸元だの尻の辺りだのまさぐってみる。 「し・・・・・・しぃまった!! 泥棒さん達が居る辺りに落としてきちゃったんだわーーーっ!!」 稲光を走らせてショックを受けるミサ。 流石にあの辺りまで取りに行くのは無理だろう。 「大事な物みたいだけど、ここは諦めて逃げるしかないよ。 きっと事件が解決した後に警察に回収して貰えるからさ」 「うぅ・・・・・・がっくり・・・・・・」 ミサもしぶしぶ天地の指示に従うことにしたようだ。 「ミャアン!」 「あれ、リョーちゃんも来てたの?」 いつものように魎皇鬼はサミーの胸元に飛び込む。 (これはチャンスだよ、砂沙美ちゃん。ピンチの時こそ新しい力が目覚めるってのがお約束じゃないか) (簡単に言わないでよ~! これは本気で命がかかった事態じゃないの!) (でも・・・・・・) (とにかく、今は魔法なんて不確実なものに頼ってられないの! あたしと天地兄ちゃんの力でみんなを助けるんだから!) (・・・・・・分かったよ、確かに人命は最優先だものね) 魎皇鬼も納得し、サミー達の人質救出作戦が始まった。 (さぁ、ゆっくり・・・・・・足音を立てないように・・・・・・!) (はい・・・・・・!) そろり、そろりと、天地とサミーは他の人質の下へ向かう。 (ねぇサミー、やっぱりミサは怖いから先にランナウェイしてるわね) (好きにしなさいよ。ミサのことなんて最初から期待してないし) (うん、それじゃあね♪) そう言って、ミサはドタドタ走り出す。 (ちょ、ちょっと足音・・・・・・って、コラぁ!) 走ったせいでつまづいたミサは、周囲の机を巻き込んで派手な音を上げた。 「い、いたた・・・・・・銀行は走るものじゃないわねぃ・・・・・・」 「!? 貴様っ、どうやって縄を抜けた!?」 ミサは駆けつけた強盗に見つかってしまう。 まぁ自業自得だが・・・・・・。 「どうやってって、それはミサちゃまのマジックパワーと言うかぁ、美少女ミラクルと言うかぁ」 「貴様ぁ、もう野放しにしておけん! 今ここで射殺する!」 強盗は今度こそ殺すつもりでミサの胸元に照準を合わせる。 「え? えーっ!? ウェイトウェイト、ミサは丸腰だってばぁっ!!」 あわてて両手を振るミサだが、強盗は容赦なくトリガーを引く。 「ミサっ、危ない!!」 「うおっ!?」 パァン! サミーが銃を構えた強盗に体当たりをした為、 狙いがそれた銃弾は天井に穴を開けた。 「このガキっ! 舐めた真似しやがって!」 「うぇっ!」 強盗はサミーを蹴飛ばすと、今度は彼女に向かってトリガーを引いた! 「サミー、危ないっ!!!」 倒れたサミーの前に飛び出す天地に、銃弾が襲いかかる・・・・・・! (だ、ダメっ!! 砂沙美はどうなってもいい・・・・・・天地兄ちゃんを助けて!!!) ギュッと目をつぶって祈るサミーに反応し、額の三角タトゥーが光った。 「・・・・・・こ、これは・・・・・・!?」 サミーと天地は、ハート型のバリアに守られていた。 いや、それだけではない。 周囲の景色というか背景が、ハートの流れ星のような模様で満たされていた。 「やったぁ! やっとサミーの魔法が発動したんだ!」 魎皇鬼が叫ぶ。 「これは人呼んでプリティ空間! サミーがこの場の魔法を支配してる証さ!」 (プリティ・・・・・・空間・・・・・・) 『まだ死にたくない~! 誰か助けて~!』 『ちょうど休暇に入る時間だったのに強盗なんて・・・・・・もう最悪!』 『支店長の私は強盗に入られたことの責任を取らされるだろうな・・・・・・降格処分程度で済めばよいが・・・・・・』 (こ、これは・・・・・・?) 誰も言葉を発していないのに、サミーの心に言葉が伝わってくる。 ここに存在する全ての人の心が、プリティ空間を通してサミーに伝わってくるのだ。 『俺たちには多額の借金がある・・・・・・もう他に方法は無いんだ・・・・・・』 『他人のことを心配する余裕などない・・・・・・金を奪うか、死ぬかだ・・・・・・』 『だが、こんな子供を撃ち殺してまで、こんなことをしなきゃならないのか・・・・・・』 今度は強盗たちの心だ。 凶暴に見えた彼らの心中は、意外に繊細だった。 (強盗さんも、可哀想・・・・・・。 こんなことをしなきゃならないぐらい、追い詰められてるんだ・・・・・・) 何か、サミーの胸の中に熱いものが灯る。 しかし、それをどうすればいいのか分からない。 『なぁに、このセンスの欠片も無いおこちゃま空間? ツバでもつけたれ、ぺっぺっ』 (・・・・・・ミサのことは無視、無視) とにかく、今のサミーなら何かすごいことができそうな気がする。 ・・・・・・気がするが、どうすればいいのか。 そもそも何が出来るのか。 それがサミーには分からなかった。 『サミー、キミの想いをまっすぐにぶつけるんだ! それがキミの魔法になる!』 魎皇鬼の心が届く。 おかげで、サミーは自分のやるべきことを理解することができた。 (・・・・・・分かったよ、リョーちゃん!) サミーは、ありったけの想い―――正義の心と慈愛の心―――を魔法に込める! (強盗さん達、目を覚まして! こんなことをしても何にもならないよ!) 「届け、想いの魔法っ!!!」 上空に放ったハート型のエネルギーが、シャワーのようにふりそそぐ。 その暖かな光は、強盗たちの憎しみに凝り固まった心を徐々に溶かしていく。 『お・・・・・・俺達は、何てことを・・・・・・』 『もう少しで、俺達は人殺しになってしまう所だった・・・・・・』 『自首しよう・・・・・・借金も、何とか自力で頑張って返していこう・・・・・・』 サミーの魔法に感化されて改心した強盗達の心が伝わってくる。 (これでもう安心・・・・・・サミーにおまかせっ、だね♪) こうして、強盗が戦意を無くしたことにより、事件は解決した。 「・・・・・・ふぅー、振り返ってみればもう少しで死ぬトコだったね、あたし・・・・・・」 「いいじゃない、ついに魔法の力に覚醒したんだし」 「まぁ、ね」 サミーはそっと警察に連行されていく強盗達を見る。 彼らの表情は、まるで憑き物が落ちたかのように晴れやかだった。 「あ、ありがとう、プリティサミー……俺を助けてくれて……」 お礼を言いに来る天地。心なしか、頬が赤く見える。 「そ、そんな! それはこっちの台詞―――」 「さぁーて、やっとバトンを取り戻したわ! 改めて勝負よサミー!!」 完全に自分の都合、ノリだけで会話に割り込むミサ。 彼女の辞書に空気を読むという言葉は無い。 「何よ、さっきミサを助けてあげたのはサミーでしょ!」 「うっさいわね、悪の魔法少女は3秒で恩を忘れるのよ!」 どうやら彼女は猫の86400分の1の記憶力しか持ちあわせていないようだ。 尤も、猫が恩義を忘れるというのは都市伝説のようだが。 「コーリング・ミスティクス!!」 バトン振り回すバンクを流し、ちゃっちゃとミサはラブラブモンスターを召還した。 「さぁ上司にムカついてパンクロッカーにでも転向しようと思ってるバカ男の悪意から生まれたCD女! サミーをロケンロールにコテンパンにしちゃいなさい!」 「イェーイ、ガチンコバトルとはロックだなっ! 了解だぜっ!」 青い全身スーツに、メカメカしいヘッドホンにゴーグルという完璧な未来系装備! 腕輪代わりに装着された光メディアが先鋭的だ! CD自体が既に時代遅れだってことには突っ込んじゃダメだぞ! 「これって、ゲーム版CD女のデザインじゃない! 何でわざわざマイナーな方を使うの!」 「シャラップ!! メタギャグもいい加減にしないと愛想尽かされるわよ!」 すいません、自重します・・・・・・。 「サミー、さっきの魔法を使うんだ!」 「えっ?」 魎皇鬼の言うさっきの魔法とは、やはり強盗の心を癒したアレのことだろうか? 「さっきはいっぱいに広げた魔法の力を、今度は一点に集中するのさ!」 「・・・・・・うん分かった、やってみる!」 サミーは、バトンの頂点のハートに心を集中させ・・・・・・前方に、一気に解き放った!! 「プリティー・コケティッシュ・ボンバー!!!」 叫んだ技名と共にサミーが放ったハート型のエネルギーは、CD女を一撃で消し飛ばす! 「こ、このデンジャラスさこそ、ロックの醍醐味だぁーーーっ!!!」 出番が短かった割りに、CD女は何だか満足気のようだった。 「どうだ悪の魔法少女! サミーの魔法は悪意を浄化する魔法! 悪意から生まれたラブラブモンスターに対してこれほど有効な攻撃は無いよ!」 「コ・・・・・・コレは悪意を浄化とか、そういう問題じゃないわよ!」 ミサの言う通り、ハートの弾丸はCD女で止まらず、壁を貫通して奥の部屋の金庫にまでハート型の穴を空けていた。 幸い、人的被害は無かったようだ。 「で、でへへ・・・・・・ちょっと威力ありすぎだったかな?」 「でへへじゃないわよ! もうアンタみたいなクレイジーとは付き合ってらんないわ、ミサは帰る!」 自分のことは棚に上げたまま、ミサはテレポートで帰ってしまった。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・私の店・・・・・・・・・・・・」 残されたサミーに、周囲の視線が刺さる。 中には、銀行を破壊された恨みが篭った支店長の目も・・・・・・。 「そ、それじゃみなさん、まった来週~~~!」 場の空気に耐えかねたサミーはそそくさと退散する。 しかし、帰宅は相変わらず徒歩だった。 必殺技を覚えても、移動魔法までは都合よく覚えてはくれなかった。 「プリティサミー・・・・・・また会えるかな・・・・・・」 天地はサミーが立ち去るのを、ぼーっと見つめていた。 「天地さん!」 銀行を出た天地の前に、少女が現れる。 天野美紗織だった。 「天地さん、大丈夫だったんですか? 強盗さんに銃を向けられているところ、TVで見ましたよ」 「いやぁ、ハハハ・・・・・・面目ない・・・・・・。 でも、何とか無事だよ。プリティサミーのおかげでね」 「良かったですね」 そう言って美紗織は笑顔を見せるが・・・・・・。 「実は、砂沙美ちゃんとはぐれちゃって・・・・・・大丈夫だとは思うんだけど・・・・・・」 「砂沙美ちゃんも来てたんですか? じゃあ今日もデートだったとか?」 「あはは、まぁね」 美紗織がかすかに表情を曇らせたことに、天地は気がつかなかった。 「・・・・・・これから砂沙美ちゃんを探すんですよね? 私も手伝います」 「うん、頼むよ」 こうして、二人は砂沙美を探すことにしたが・・・・・・。 「天地兄ちゃん!」 二人が二手に分かれた直後、砂沙美が現れて天地に抱きついたのだ。 まだ近くにいた美紗織もそれに気付いて戻ってくる。 「砂沙美ちゃん、今まで何処に居たんだよ!」 「え、えへへ・・・・・・怖かったから公衆トイレの中に隠れてたの」 「もう・・・・・・心配したんだからな」 「ごめんなさ~い!」 安堵感と再開できた喜びで二人の顔がほころぶ。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 美紗織は、そっとその場を離れた。 天地のことは嫌いではなかったが・・・・・・。 彼の前では、砂沙美にとっての自分の存在は限りなく薄くなってしまう。 美紗織にはそれが辛かった。 「あれ、美紗織ちゃんは?」 美紗織がいないことに気付いた天地は辺りを見回す。 「美紗織ちゃん? 美紗織ちゃんがいたの?」 「うん、ついさっきまで一緒に砂沙美ちゃんを探してたんだけど・・・・・・」 いつまで待っても美紗織は戻ってこなかった。 砂沙美は流石に少し気になったが、きっと急用でも出来たのだろうと思うことにした。 「・・・・・・仕方ない、二人で帰ろうか」 「うん!」 歩き出す砂沙美の肩に、魎皇鬼が飛び乗って耳打ちする。 (やったね砂沙美ちゃん、強盗退治は結構ポイント高いんだ! 加えてまたミサって奴をやっつけたし、これで善行ポイントもかなり溜まったはず!) (今はいいの、そんなこと!) (そんなこと、って……今朝はその件で散々ケンカしたじゃないか) (もう、いいから先に家に帰っててよ!) (……分かったよぉ) 魎皇鬼はしぶしぶ一人で帰って行った。 「もう、デリカシー無いんだから・・・・・・」 「何か言った、砂沙美ちゃん?」 「ううん、何でもないよ、天地兄ちゃん!」 ・・・・・・いや、天地には言いたい言葉があった。 砂沙美は先ほど言えなかった言葉を言う。 (ふふ・・・・・・天地兄ちゃん、さっきは守ってくれてありがとね♪) サミーだった時のお礼は、今の姿では口に出せない。 だから、砂沙美はそっと心の中でつぶやいた。 ~ 第四話に続く ~
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24543.html
登録日:2011/12/08(木) 18 24 16 更新日:2024/08/21 Wed 15 17 30 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ARA L.A.コンフィデンシャル SEXマシーン Web小説 aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa kky お前ら お前らの願望? んどうまめ カイザー・ソゼ カルト作 ユージュアル・サスペクツ ラッシュ・B ロロ・トマシ 俺ら 女 宮谷シュンジ 小説 希望の世界 怪作 日記 検索してはいけない 狂気 絶望 絶望の世界 虫 蟲王 11月8日(日) 晴れ 今日はホームページ開設記念日です。日記を付ける決意をしました。 学校での嫌な事とかもきちんと書いていくつもりです。 僕の周りの人は僕がインターネットをやってる事を知りません。 知ってる人に見られる心配が無いので自由に書けます。 頑張ります。 『絶望の世界』とは宮谷シュンジ作の1998年11月8日より公開されたWeb小説の一つ。 当時流行っていた『リング』や『パラサイト・イヴ』等と並んで現在でも高い人気を誇る作品。 本作最大の特徴は日記形式で書かれている事。 数行で一日で1ページで一週間、一章が一ヶ月と成っておりサクサク読めて、途中でやめても手軽に読み返せる。 現在、本家サイトは閉鎖したものの、ミラーサイト等で多数生存している為、読む事は可能。 11月9日(月) 作品 【本編】 絶望の世界 光と影の世界 希望の世界 狭間の世界 【外伝】 サイドストーリー CLUB MAMECHITTA 【パラレルワールド】 絶望の世界A&∀ 以上の七種類の作品があり様々な主人公が日記を書いていく。 登場人物は基本的に共通の名前を使っているが、作品によって立ち位置が大きく変わる。 なお、唯一『CLUB MAMECHITTA』のみ未完で終わっている。 11月10日(火) 内容 【本編】 『絶望の世界』、その名が冠するように主人公が体験する絶望を書く。 同級生のイジメから始まり冤罪や脅迫、最愛の妹を犯し心中しようとするも恐怖のあまり失敗。 妹が生きた証であるサイト『希望の世界』を残そうとするもネットに騙され、復讐を誓うも欺かれ……。 そこへ同級生からのメール「貴方は死んだはず」。 『光と影の世界』他では主人公以外が同時刻何をしていたかを描く。 【外伝】 『サイドストーリー』では入院した「僕」と病院の看護婦さん、同室に居るデブのおじさんとのお話。 本編と打って変わってシュールなタッチで書かれ、オチ以外ダークな部分は無い。 『CLUB MAMECHITTA』は日記では無く、ある男の生徒宛てのメールを書く。 内容は笑えるキモさがあり、本編とは全く無縁。 短く、未完なのが悔やまれる。 【パラレルワールド】 『絶望の世界A』は<洗脳始動編><逆襲幻想編><冤罪逃亡編><断罪回帰編>の四編によって組まれる大作。 イジメられる主人公がある日を境に『処刑人』と名乗り、イジメっ子達に様々な手で逆襲を仕掛ける。 その後、我に返りイジメの無くなった学校生活を楽しむが、犯した罪は大きく最期は自身の兄によって殺される……? 『絶望の世界∀』では主人公含め駄目学生三人の物語。 軽い気持ちで始めたメールリンクで噂される『処刑人』。 好奇心から捜し出そうとするもその間に友情関係が破綻していく。 主人公は失った友の為に『処刑人』を捜すため奮闘するも失敗。 最終的に自らが『処刑人』をと成り……。 二つの作品は綺麗にリンクしており、クライマックスは『エピローグ』で締められる。 11月11日(水) 重要人物 岩本亮平 『絶望の世界』、『絶望の世界A&∀』の主人公で登場回数は最多。 共通して妹に早紀がいる。虫。 岩本早紀 『光と影の世界』の『サキの日記』や『絶望の世界A&∀』に登場。 亮平を兄に持ち、話によってはイジメられる。Sakky。 奥田徹 本編では悪役、『絶望の世界A&∀』では親友と立ち位置が変わるキャラ。 そして必ず死ぬ。 遠藤智久 様々な作品に登場し、『CLUB MAMECHITTA』の主人公。 一貫して容姿はデブで性格はオタク。 カイザー・ソゼ 本編で重要な立ち位置を担うキャラ。 『光と影の世界』の『カイザー日記』を書く。 処刑人 ネットで噂される謎の人物。 ほぼ全作品の最後の敵で最大の謎。 作品によって正体が異なる。 11月12日(木) 止むことの無い黒い雨 ふと気がつく。今書いてる「項目」、他に多数項目が建っているものの何処にも関連項目ない。 孤独な項目だ。ふふ。虫らしくていいじゃないか。それでも項目にタイトルが無いのは寂しいな。 何かいいのを考えてやろう。タイトルまで「項目」じゃつまんないな。かといって・・・・・・・・・・ 「アニヲタwiki」が思い浮かんでしまった。ははははは。全然違うよ。追記・修正なんて、無かったじゃないか。 あったのは・・・・・・・そうだ。これがいい。このタイトル、虫にぴったりだ!! 「僕」はタイトルを付け、ネット上にアップしました。赤の題字が白い画面にぼんやりと光ってます。 「絶望の世界」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4832.html
登録日:2011/02/08(火) 15 30 48 更新日:2024/09/09 Mon 13 31 19 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 THE SHINING DARKNESS パーミッション 儀式 儀式モンスター 光属性 天使 天使族 宣告者 手札コスト 星6 無効 遊戯王 遊戯王OCG 《神光の宣告者》とは、遊戯王OCGに存在するモンスターの1つ。 強力なカウンター効果を持つ儀式モンスターである。 神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー) 儀式・効果モンスター 星6/光属性/天使族/攻1800/守2800 「宣告者の預言」により降臨。 (1):相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、手札から天使族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 【概要】 第6期最後のパックである「THE SHINING DARKNESS」で登場した光属性・天使族の儀式モンスター。通称:パーデク このパックは《インフェルニティガン》の登場で【インフェルニティ】が超強化されたり、 《カオス・ゴッデス‐混沌の女神‐》様が見下していたりするのだが、そんな中に儀式モンスターとして紛れ込んでいた。 手札の天使族1枚で従来の「宣告者」の効果を全て使える。 つまり、モンスター・魔法・罠の効果すべてに対応したカウンターが撃てる。 コストは天使族に限定されるとはいえ、今は優秀な天使族はいくらでもあり正直気にならない。 この効果を最大限に使うパーミッションデッキが【神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)】である。 手札コストさえ捻出できれば相手の行動を完封できるので、使ってる側としては相手が何もできず絶望するを見るのが非常に痛快。 反面、相手にした場合の絶望感は異常。本当に異常。 欠点はステータスの低さ。 攻撃力は下級並みの1800しかなく、基本的に守備表示で出されため、戦闘ダメージを与えるのに苦労する。少しでも削ろうと攻撃表示にするとその隙を狙われることがあるので注意。 また、カウンター効果に手札を消費するのは無視できない点であり、強力な効果である一方で、突破されてしまうと逆転は困難となる。 儀式召喚自体、手札消費が激しいので少しでもディスアドバンテージを抑えて呼び出せるようにしたい。 このカードを使う場合、ルールはしっかり把握しておきたい。 例えば《サイバー・ドラゴン》や《クイック・シンクロン》の特殊召喚は、 チェーンに乗らない特殊召喚であり、モンスター効果を発動している扱いにはならない。 これらの特殊召喚をパーデクで無効にしようとする人がいるが、これは召喚ルール効果なのでパーデクで無効にすることはできない。 第9期以降のテキストでは、チェーンに乗る特殊召喚には「○○して発動できる。このモンスターを特殊召喚する。」などと明記されるようになったので見分けやすくなった。 また、モンスターの永続効果も発動ではないのでチェーンすることは不可能。効果の発動とカードの発動は意味が違うので気をつけよう。 あと同一チェーンで複数回発動できる。 《光と闇の竜》みたいに除去→パーデクで無効→《幽鬼うさぎ》で除去 ……しようとしても、手札に天使族があれば止められてしまう。 パっと見てインチキカードだが、弱点も存在するので絶望するのはまだ早い。 先出しの対策 《マクロコスモス》や《次元の裂け目》を張る。(カードを墓地に送れなくなるのでコストが払えず、結果として効果を封じられる) 予め《スキルドレイン》で無効にする。 《神の宣告》や《神の警告》などで儀式召喚自体を無効にする。 《次元の裂け目》や《ライオウ》はこいつを召喚された後では発動を無効にされるので、先出ししておく必要がある。 《ライオウ》でサーチを妨害するのも非常に有効。 後出しの対策 スペルスピード2なので《神の通告》や《天罰》などのカウンター罠を使う。 チェーンができない《超融合》を使い、《The シャイニング》などの融合素材にする。 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や「壊獣」でリリースする。 《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》などの高打点モンスターで殴る。 《フォトン・スラッシャー》などを素材に《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》を出す。 《青眼の亜白龍》のような召喚ルール効果で出せる高打点で殴る。 致命的な弱点は中々多い。こいつらを使えば恐れるに足らず! ……と、言いたいところだが、ことはそう単純ではない。 そもそもこいつは専用デッキでもない限り、まず使われない。 そして、専用であるがゆえに対策の対策が当然とられるのである。 例えば戦闘破壊を狙っても…… パーデク「少年、これが絶望だ。ターンエンド。」 「除去が駄目なら戦闘で破壊してやるぜ!」 ???「ダメージ計算入りますね^^」 「なん…だと……?」 光属性であるためオネストに対応している。 戦闘に強くするだけでなく、最悪コストにもなれる万能っぷり。 大抵パーデクは守備表示だからあまり気にならないけどね。 そして何より怖いのが《大天使クリスティア》。 こいつに並ばれると《超融合》も《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》もエクシーズも封じられる。 こうなるとカウンター罠しかないが、後出しが効く《天罰》の採用率は高くない。 《王宮のお触れ》も使われたら、もう完全に絶望。 だが、どんなロックにも突破口はある。 例えばモンスター版《マクロコスモス》の《閃光の追放者》なら通常召喚でパーデクを止められる。 無差別除外の永続効果ならば召喚に成功しただけで適用され、さすがのパーデクもそこまでは無効にできないのである。 《ジェルエンデュオ》からの《The splendid VENUS》や《エンジェル07》等も可。 …天使族モンスターだが、天使族モンスターに弱い。何ともはや。 【関連カード】 宣告者の預言(デクレアラー・プロフェシー) 儀式魔法 「神光の宣告者」の降臨に必要。 自分の手札・フィールド上から、レベルの合計が6になるようにモンスターをリリースしなければならない。 このカードの効果によって「神光の宣告者」が儀式召喚に成功した時、 自分の墓地のこのカードをゲームから除外する事で、 その儀式召喚のためにリリースしたモンスター1体を選択し、自分の墓地から手札に戻す。 パーデク専用の儀式魔法。 他の儀式モンスターと違うのは、レベル6以上ではなく、レベル6ぴったりにリリースする点。 また、儀式召喚に成功した時、墓地のこのカードを除外して、リリースしたモンスターを1体手札に加えられる。 これにより即座に手札を回復可能。天使族モンスターをリリースしたならばそのまま自身のカウンター効果のコストに回せる。 《高等儀式術》を使わないならばレベル6の「サイバー・エンジェル」をリリースすると無駄がない。 《サイバー・エンジェル-弁天-》ならば光属性・天使族をサーチでき、《サイバー・エンジェル-韋駄天-》ならば中途半端なステータスを補強できる。 《儀式の準備》《儀式の下準備》の両方に対応しているので、サーチ・回収は容易。 なお、「20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE」「LINK VRAINS PACK 3」では、なぜかこちらのみ再録されなかったので、頑張ってストレージから探そう。 幸いノーマルなので、根気よく探していれば見つかる……かも。 緑光の宣告者(グリーン・デクレアラー) 紫光の宣告者(バイオレット・デクレアラー) 朱光の宣告者(ヴァーミリオン・デクレアラー) 相手が発動した効果を無効化する手札誘発の宣告者シリーズ。 3体とも星2/光属性/天使族/攻 300/守 500で統一されており(朱色だけチューナー)、 緑光は魔法、紫光は罠、朱光はモンスター効果に対応している。 相手に悟られにくいがこのカードと手札の天使族1枚の計2枚も消費するので手札切れには要注意。 《イーバ》のサルベージや下記の《光神テテュス》などを活用して手札を維持したい。 宣告者の神巫(デクレアラー・ディヴァイナー) チューナー・効果モンスター 星2/光属性/天使族/攻 500/守 300 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキ・EXデッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。 このカードのレベルはターン終了時まで、そのモンスターのレベル分だけ上がる。 (2):このカードがリリースされた場合に発動できる。 手札・デッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族モンスター1体を特殊召喚する。 天使族をサポートする効果を持つレベル2のチューナー。 Vジャンプで連載中の「OCGストラクチャー」でライト月子が使用。 第1巻の付録カードとして登場した。 (1)は召喚・特殊召喚時にデッキ・EXデッキの天使族を墓地に送り、そのレベル分自身のレベルを上げる誘発効果。 天使族版《終末の騎士》とでもいうべき効果であり、《アテナ》や《堕天使スペルビア》などのサポートができる。 《トリアス・ヒエラルキア》を落とせば、すぐに墓地から特殊召喚し(2)の効果にも繋がる。 真に注目すべきはEXデッキからでも墓地に送れる点。 《旧神ヌトス》ならばフィールドのカードを破壊でき、後述の「アーデク」ならば儀式モンスターか儀式魔法をサーチできる。 これらはレベル4であり、ちょうど自身のレベルを6にできるため、パーデクのリリースに使える。 (2)は自身がリリースされた場合に、同名カード以外のレベル2以下の天使族をリクルートする誘発効果。 「サイバー・エンジェル」と相性のいい「プチ・エンジェル」、「リチューアル・チャーチ」をサーチできる「エッグ・エンジェル」などが手頃。 《イーバ》を連れて来て《リンクリボー》で墓地に送れば、パーデクの弾となる天使族を2枚までサーチ可能。 レベル2なので「リチューアル・チャーチ」で使いまわしやすく、チューナーなので各種S召喚の素材としても使える。 総じて優秀なモンスターであり、単行本1冊分以上の値段で取引されることも多い。 聖光の宣告者(セイント・デクレアラー) エクシーズ・効果モンスター ランク2/光属性/天使族/攻 600/守1000 レベル2モンスター×2 このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、自分の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。 選択したモンスターを手札に加え、その後、手札を1枚持ち主のデッキに戻す。 「聖光の宣告者」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 宣告者のエクシーズ。 墓地のモンスター1枚サルベージと手札1枚をデッキに戻す手札交換能力を持つ。 …が、サルベージは他にも手段がある上に手札をデッキに戻す効果は宣告者と相性が良いとは言えず、儀式のリリースにも使えないので宣告者とは噛み合わない。 虹光の宣告者(アーク・デクレアラー) シンクロ・効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻 600/守1000 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。 (2):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、このカードをリリースして発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 (3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。 宣告者のレベル4シンクロモンスター。 ステータスは低いものの、様々な効果が詰め込まれている。 (1)はお互いの手札・デッキから墓地に送られるカードをすべて除外する永続効果。 「ライトロード」「暗黒界」「アンデット族」など刺さる相手には強力。 だが、こちらの宣告者や、「オネスト」を含めた手札誘発も封じるので取り扱いには注意が必要。 ここだけ見ると宣告者なのに宣告者との相性が最悪だが、(2)と(3)の効果を目当てに【神光の宣告者】ではしばしば使われる。 パーデクとはカウンター効果の範囲が同じなので、先にこちらの(2)を使ってどかせば邪魔にならずに済む。 (2)は万能カウンター効果。パーデクと同じく強力であり、そのまま(3)の儀式モンスターor儀式魔法サーチにも繋がるので宣告者だけでなく儀式デッキの潤滑油になり得る。 縛りなしレベル4なのでディーヴァやブンボーグ003+001のセット辺りを出張させれば多くの儀式デッキでも使えるのも魅力的。 (3)の効果は、どこからでも墓地に送られると儀式モンスターか儀式魔法をサーチできる誘発効果。 (2)のカウンター効果を使えばそのまま発動でき、あっさり戦闘破壊されてしまっても無駄にはならない。 「サウラヴィス」のように単なる手札誘発として使える儀式モンスターもあるので、そちらを手札に加えるのもよい。 なんと、墓地に送られる前の場所の指定や回数制限がないので、 「轟雷帝」「万華鏡」「おろかな重葬」などでEXデッキから直接墓地に送っても発動する。 「宣告者の神巫」で墓地に送ると、ちょうどレベル6になるので都合がいい。 X素材として墓地に送られても発動するため、ナイアルラでX素材としてサルベージ→手札1枚切ってランク5になったナイアルラにレディ・ジャスティスを重ねる際に虹光を墓地に送る、という方法でもサーチできる。 「サイバー・エンジェル」軸の場合、余った「サイバー・プチ・エンジェル」や「サイバー・エッグ・エンジェル」にレベル2チューナーを足すだけで出せる。 変わったところでは【竜星】に出張される。 「ボウテンコウ」で「リフン」を落としてから「九支」で破壊すれば、「リフン」と「ヘイカン」を揃えてS召喚できる。 しかも、「ヘイカン」を素材にすれば戦闘破壊耐性が付くので、弱点だったステータスの低さも補える。 墓地に落ちたら「ショウフク」で蘇生可能。 他にも儀式軸【ドラグマ】にもよく採用される。 「天底の使途」や「教導の大神祇官」で落としたり、「凶導の福音」で儀式召喚のコストにしたりとターン1回制限が無いのをいいことにあの手この手で墓地に叩き込まれる。 崇高なる宣告者(アルティメット・デクレアラー) 儀式・効果モンスター 星12/光属性/天使族/攻2000/守3000 「宣告者の神託」により降臨。 このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。 (1):手札から天使族モンスター1体を墓地へ送って以下の効果を発動できる。 ●相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 ●相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。 その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。 パーデクの上位種にして初のレベル12儀式モンスター。 純粋にステータスが上がった上、特殊召喚も無効化出来るようになり、効果そのものは非常に強力。 こいつ一体で詰みに追いやられるデッキも珍しくない。 しかし、大幅にレベルが上がった事によりリリース元の確保が難しくなってしまった。 そのため、デッキからリリース確保できる高等儀式術への依存度が高くなりがち。 また、レベルの割に攻守が低く、特殊召喚封じも特殊召喚自体を禁止する《大天使クリスティア》などと違い《超融合》や壊獣辺りに弱いと言うのもあり、そこまで場持ちが良いわけでもない。 と上位種でありながら不遇である…「アルティメット」はやはりフラグだったか しかし、レベルの合計ではなく攻撃力の合計を参照する儀式魔法の流星輝巧群と通常召喚出来ない代わりにレベル1でも攻撃力2000の下級モンスターを擁するドライトロンの登場により、下級ドライトロン1体で出て来る制圧力の高いモンスターとして再評価。 壊獣などで墓地に送られても流星輝巧群は墓地からも儀式召喚出来るのでリリースコストの低さも相まって何度でも蘇ってくる事が可能となった。 宣告者の神託(デクレアラー・オラクル) 儀式魔法 「崇光なる宣告者」の降臨に必要。 このカードの発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。 (1):自分の手札・フィールドから、 レベルの合計が12以上になるようにモンスターをリリースし、 手札から「崇光なる宣告者」を儀式召喚する。 《崇高なる宣告者》専用の儀式魔法。 儀式召喚にチェーンされないのは強力。 だが、パーデクよりコストがかかるのに神託と違いアドバンテージ回復がないのが痛い。 【その他、相性のいいカード】 高等儀式術 儀式魔法 儀式モンスターの降臨に必要。 (1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、 デッキから通常モンスターを墓地へ送り、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。 儀式のリリースをデッキのバニラでまかなえる儀式魔法。 手札消費の激しいパーデクにとってはありがたい。 「バイオ僧侶」や「エルザェム」あたりの低レベルの天使族を一気に墓地に落とし、《闇の量産工場》でサルベージする。 これで《大天使クリスティア》の特殊召喚のための墓地調整をしたりもできる。 大天使クリスティア 効果モンスター 星8/光属性/天使族/攻2800/守2300 (1):自分の墓地の天使族モンスターが4体のみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。 (2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の天使族モンスター1体を対象として発動する。 その天使族モンスターを手札に加える。 (3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。 (4):フィールドの表側表示のこのカードが墓地へ送られる場合、墓地へは行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。 墓地の天使族が4体ちょうどだと手札から特殊召喚できる最上級の天使族。 表側表示で存在する限り互いに特殊召喚できなくなるという恐るべき効果を持つ。 まず間違いなくセットで採用されるパーデクの相棒。墓地の天使族の数が調整しやすいのも好相性。 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や「壊獣」での処理を封じるという意味でもこいつの存在は重要。2体並ぶと絶望。 マンジュ・ゴッド 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻1400/守1000 (1):このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。 デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。 儀式デッキのサーチカード筆頭であり必須カード。 パーデクと《宣告者の預言》のどちらでもサーチできるが、リリースにするには他にレベル2のモンスターが必要なので注意。 また、天使族なのでパーデクの手札コストにもなれるのもありがたい。 儀式の準備 通常魔法 (1):デッキからレベル7以下の儀式モンスター1体を手札に加える。 その後、自分の墓地の儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。 デッキから★7以下の儀式モンスターを手札に加え、墓地から儀式魔法を手札に加える通常魔法。 《儀式の下準備》と異なり、パーデクのカード名が書かれていない《高等儀式術》も回収可能。 儀式モンスターと専用の儀式魔法を簡単に調達できるパワーカード。 パーデクを倒したと思ったらこれでまた召喚されたでござる。 「影霊衣」の台頭の影響で2015年1月1日付けで制限カードとなったが、2017年7月1日の改訂では準制限に緩和された。 儀式の下準備 通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):デッキから儀式魔法カード1枚を選び、 さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。 そのカード2枚を手札に加える。 デッキから儀式魔法、それにカード名が記された儀式モンスターをデッキ・墓地から計2枚手札に加える。 こちらも《儀式の準備》同様、パーデクと儀式魔法を一度に手札に加えられるので非常に強力。 《高等儀式術》ではなく、《宣告者の預言》で儀式召喚するなら、ぜひフル投入しよう。 サイバー・エンジェル GXとARC-Vで天上院明日香が使用した天使族の儀式テーマ。 《宣告者の預言》でも触れた通り、このカードとかみ合いが良い。 さらに、専用儀式魔法の《機械天使の儀式》は、墓地から除外することで天使族モンスターが破壊される際の身代わりにできる。 万一パーデクがカウンターされた場合でもフィールドに維持できる。 様々な面から恐ろしく相性がいいため、よく混合デッキが組まれている。 ドライトロン 微妙な評価だった《崇高なる宣告者》を大会環境へ殴り込みが出来るレベルまで押し上げた立役者。 ドライトロンは機械族であるが、上記のサイバー・エンジェルとも相性が良いので混合デッキにすれば手札コストを確保する事が可能。 種族が機械族に偏りがちなので、出しやすいリンクモンスターである《ユニオン・キャリアー》の効果で《イーバ》を装備させて攻撃力を2000にして崇高なる宣告者のリリースコストに使い、《イーバ》の効果で2枚まで手札コストを確保する動きも可能なのが強み。 イーバ 問題児。 1ターンに1度とはいえいかなる方法で墓地へ送られてもフィールドor墓地の天使族・光属性を2体まで除外する事で、その数だけデッキから《イーバ》以外のレベル2以下天使族・光属性をサーチできる。 宣告者だけで見ても「宣告者の神巫」や「朱光の宣告者」をサーチでき、《神光の宣告者》の手札コストにするならステータスは関係ないため《時械巫女》など墓地で効果を発動できるカードをサーチしてコストにしてしまっても良い。 コストでも効果でもトリガーするため《リンクリボー》などのリンク素材や《ユニオン・キャリアー》で装備化してからの墓地送り、果ては《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で相手ターンにも発動して手札コストを確保…と頭の痛い問題ばかりを起こしたため、TCGでは22/02/07で禁止カードに指定される事になった。 これが無制限カードで使えるマスターデュエル環境はTCG勢にはどう映ったのだろうか 祝福の教会-リチューアル・チャーチ 主に「サイバー・エンジェル」をサポートするためのカード。 手札の魔法を捨てることで、光属性の儀式モンスターか、儀式魔法をサーチする。 また、墓地の魔法を任意の枚数デッキに戻すことで、その枚数と同じレベルを持つ光属性・天使族モンスターを蘇生できる。 手札の儀式魔法を捨てられるので、《儀式の準備》を無駄なく使用できたり、「機械天使の儀式」を墓地に落として破壊を牽制できる。 蘇生効果も相性がよく、チューナーの「朱光の宣告者」、「オネスト」、「虹光の宣告者」を使いまわせるようになる。 このカードを投入するなら「成金ゴブリン」や「チキンレース」でデッキ内の魔法を水増ししておくのが無難。 儀式魔人リリーサー 儀式魔人の一体。このカードをリリースして儀式モンスターを召喚した場合、相手は一切の特殊召喚が行えなくなる。 つまりこのカードを使ってパーデクを召喚した場合、相手は魔法&罠&効果モンスターを封じられ、更に上記のチェーンに乗らない特殊召喚すら行えなくなると言う極めて過酷な条件で戦わなけばならなくなる。 ただし【ドラグーンビート】での「クラウソラスの影霊衣」との併用が仇となり、2020年4月1日の改訂で禁止カードとなってしまった。 光神テテュス 天使をドローしたら追加でドロー可能。コスト確保に役立つ。 あと、かわいい。 マスター・ヒュペリオン 代行者(遊戯王OCG)を活用する場合セットで採用される。 このデッキに不足しがちな除去を補いやがる。天使だけど相手からすれば悪魔。 逆転の女神 ★6通常天使。高等儀式術に対応。ふつくしい上に、拳銃の撃鉄も止められる頑丈さも併せ持つ。 一族の結束 自分の墓地のモンスターカードの種族が一種類ならフィールド上のその種族のモンスターの攻撃力が800ポイントアップする永続魔法。 種族統一であること前提だが宣告者や《光神テテュス》の効果の関係上無理なくいれることのできるカード。 宣告者の攻撃力が2600まであがり上級モンスターにも十分対応できる攻撃力となる。 ただし結束自体が永続魔法であり割られやすく、《光神テテュス》の効果の邪魔にもなるため複数積むのではなくデッキの隠し味として1枚入れる程度が無難である。 魔界発現世行きデスガイド レベル3悪魔族をリクルート出来る可愛い子ちゃん。自身のレベルも3なので合計してピッタリ6でリリースをまかなえる。 《儀式魔人リリーサー》を連れてくれば一方的に特殊召喚を封じ込めて、更なるクソゲーを提供出来る。 ただしリクルート先とあわせて悪魔族のため、手札に来てもパーデクの効果コストに出来ない点に注意。 勝利の導き手フレイヤ 自分フィールド上に表側表示で天使族モンスターが存在するときにその攻撃力と守備力を400ポイントアップする効果と自身が攻撃対象にならない効果を持つ天使。 種族が天使族なだけあって宣告者や《光神テテュス》と無理なく共存できる。あと可愛い。 一見すると上記の一族の結束の下位互換だが、このカードは天使族のモンスターカードであるため《光神テテュス》の効果の邪魔をせず、破壊耐性もあるため一概に下位互換とは言えない。 第一可愛いのだよ、この天使っ娘は。 それとタグを見てもらえば分かるが宣告者はフリーで異様に嫌われる。 それはもう宣告者って分かった瞬間『やっべ今日小テストなのに勉強してねぇ』と朝礼が始まる直前に気付いた顔ぐらい歪める奴もいるぐらいに(もちろん大会は別だが)。 まぁ理由はここまで見てるのなら分かるだろうから割愛するが兎に角このカードはフリーでは忌み嫌われている、だからフレイヤが必要なのだ。 想像してみてくれ、フィールド上にガッチガチの憎き宣告者のその横に攻守僅か100のフレイヤが健気に頑張ってるその姿を……実に愛らしいだろう? まあ要するに友達とやるときやフリーで宣告者使うときはこういった緩衝材がわりのアイドルカードを入れるのがオススメってことだ。それに可愛いしな。 【余談】 「私のフィールドにはパーデク、クリスティア、そしてお触れ。少年、これが絶望だ」 「それはどうかな?俺は墓地からトラップ発動!」 最高クラスの対策カードが登場。その名はブレイクスルー・スキル。 このカード、墓地から発動する場合は「フィールドの罠カード」を無効にするお触れをスルー出来る上に、 「カードの発動」を介さず直接「効果の発動」をする為、「カードの発動」を無効にするパーデクでは無効に出来ない。 パーデクを止めて除去撃つなり、クリスティアを止めて大量展開するなりやりたい放題できる。 しかも、他の対策カードと違ってかなり汎用性が高い。 このカードの登場で、パーデクも以前ほどの猛威を振るえなくなっている。 長らく漫画・アニメには登場していなかったが、先述の通りなんと「OCGストラクチャーズ」でライト月子が使用。 単行本の裏表紙に載っているので、まさかと思った読者もいたことだろう。 第1巻付録の「宣告者の神巫」とは非常に相性がよく、その宣伝のためではあるが、このようなガチガチのカウンター効果を持ったモンスターが漫画に出てくるのはプレイヤーにとって(持ち主の描写も含めて)衝撃的な事態となった。 「速攻魔法 追記・修正を発動!」 「手札の天使切って無効にしますね^^」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] とうとうアルティメットがでるらしいぜ…… -- 名無しさん (2014-05-17 14 25 12) なお更に鬼畜度は上がった模様 -- 名無しさん (2014-05-21 20 20 34) レベル12で出しにくいのが弱点かな? しかし正規儀式魔法使う場合警告無視できるのは強い。星12もあれば儀式魔人素材しまくってみたい。 -- 名無しさん (2014-05-21 20 57 30) 生まれた一度ガチで儀式魔人を5体くらい使ってアルティメット呼んだけど、自分でも分かるほどクソゲーだわ… -- 名無しさん (2014-07-03 23 57 42) 伝説の地雷デッキ -- 名無しさん (2014-12-14 10 41 51) 影霊衣の被害者でもあるがなんだろうあまり同情できない -- 名無しさん (2015-01-08 08 00 35) ↑まぁ、弱体化はするが何とかなるにはなる -- 名無しさん (2015-01-08 08 35 15) なぜか知らんけど、パーミッション大好きw 使っているデッキは青眼だけどな! -- 名無しさん (2017-11-25 09 11 29) ドライトロンのおかげで低い攻撃力もメリットになった -- 名無しさん (2020-08-02 13 36 28) ブレスルは無効にならない裁定って書いてるけど、裁定というよりはそういうルール(カードの発動と効果の発動は別物)なので墓地誘発系の魔法罠や、パーデクが降臨する前から置いてある永続魔法罠の「効果の発動」で対処できたりする(まぁカウンター罠の方が出される前後に強くて手っ取り早いのは内緒) -- 名無しさん (2020-12-07 11 54 25) ドライトロンで悪用されまくって本当うぜえ。禁止にしろやこの糞天使 -- 名無しさん (2022-01-28 08 34 07) 一回速攻で出されてキレそうになったがみんなそう思ってるみたいで安心した -- 名無しさん (2022-01-28 10 31 15) 堕天使との噛み合わせはどうかな? ↑3 神光・崇高共にモロにブッ刺さっているしな。 -- 名無しさん (2022-02-18 16 43 17) 諸悪の根源はドライトロンサポートなのにドライトロン以外も儀式召喚できるようにした儀式魔法さんなんだよなあ(結果誰もドライトロン儀式モンスター使わねえ -- 名無しさん (2022-02-18 17 17 06) 流星輝巧群に「ドライトロン」儀式モンスターのドライトロンの部分を書き忘れたのが悪い。その辺の禁止以上にエラッタすべきじゃないのかこれ。FWDのサイバーズ指定忘れと同じだろ… -- 名無しさん (2022-02-18 17 52 35) 強行突破しようとすれば出来なくもないけどもやっぱ邪悪な宣告者だわ -- 名無しさん (2022-03-03 15 48 07) マスターデュエルでも暴れまくってるのを見るに紙の方も含めて規制もそう遠くないか? -- 名無しさん (2022-03-03 22 12 12) この項目名宣告者に変えた方がいいんじゃないのか -- 名無しさん (2022-03-11 03 37 57) 緑光の時点で当時からぶっ壊れてたから産まれるべきでなかったシリーズの1つだろ。これだから非アニメの二次創作カードは -- 名無しさん (2022-04-23 16 27 55) 相性の良いカードでクリスティアが重複してるね。 -- 名無しさん (2023-03-14 07 51 47) ↑↑流石に緑、紫の時点ではぶっ壊れは無いな。当時では数少ない先攻ワンキルを止めれる可能性があるカードだけどコストが重くて使われてはいなかったし -- 名無しさん (2023-04-11 11 10 38) 名前 コメント