約 4,242,651 件
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/2261.html
5月だ。だが、かなり蒸し暑い …そんななか。ダンボールの中に入れられたゆっくりチルノをみつけた。 「ゆっくりチルノをひろってしまった」 * * * 「もってきたはいいけど…なにするか」 「ゆ…ゆぅ…こーり…こ……」 チルノは溶けそうになりながら頑張っていた…っておい 「氷用意するからとけるなよ!死ぬなよ!」 おにいさんは大急ぎで冷蔵庫の所にいった。 「これでどうだっ(つでかい保冷剤&氷」 「ゆ…ゆ?…きもちー」 「よかった…大丈夫か?」 「うん!あたいったらげんきでさいきょーよ!」 お決まりのセリフ。だが可愛いし許す あぁ冷たそうだなぁ…あついしこのさいいいか… 「ほれ」 おにいさんはチルノを頭の上に乗せた。 「ゆ!?あついよ!ゆっくりおろしてね!」 だめだったか、やりたかったのに。 「あ、ごめんな。おろすからゆるせ」 「おにいさん!これからよろしくね! さいっきょーなあたいを!」 「あぁ、こっちこそよろしく。だな」 ========= 2もつくるかもしれません。 作者「hinata/kinoko」 期待してます -- 名無しさん (2011-05-19 23 44 15) ここからどの様に展開させてくか地味に気になるんだな -- 名無しさん (2011-05-20 13 59 56) ノート用のPCクーラーの上はゆっくりできるよ! -- 名無しさん (2011-05-20 15 58 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teletext/pages/148.html
きょうの健康 色 出演者 備考 黄色 講師 水色 白鳥哲也(NHKアナウンサー)岡野暁(NHKアナウンサー) 緑色 岩田まこ都(フリーアナウンサー)
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1905.html
あらすじ! 501にペロペロ大好き変態教授・ペロフェッサー私がやってきたからさあ大変 私「な……なんつー人…ペロペロの前には手を洗いましょうって習わなかったの……!?」 シャーリー「え、えーと…私、なんか悪い事しちゃった?」 ――501基地、ブリーフィングルーム―― ミーナ「えーっと……それでは、改めて紹介するわね。連合国軍リべリオン総司令部から配属されてきた、私教授です」 私「私と言います。出身はブリタニアですが、リべリオンに留学していました。 特技はぺロぺ…あ、いや、知的探求と研究です。趣味はぺロ…あ、その、えーと、読書に、演劇や映画の鑑賞。 ぺロ…いや、好物は可愛い女の子で…あ、いえ、えーと……」 シャーリー「いまさら隠しても無駄じゃないか?」 私「……嫌いなのは、オイルが手に付いた女性です」 シャーリー「! な、なにいっ!?」カチーン ミーナ「はいはい、それじゃ、みんなも自己紹介をしてくれる?」 宮藤「えっと、宮藤芳佳です! 分からない事があったら、何でも聞いてくださいね!」(白衣であんまり目立たないけど…Dぐらいかな。形もよさそう) リーネ「り、リネット・ビショップです。よろしくお願いします」(私とおんなじ出身か…仲良くできるかな?) ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマン。ガリア出身ですわ。どうぞよろしく」(何と言うのか…油断ならない人のようですわね) ルッキーニ「フランチェスカ・ルッキーニだよ! えへへ、よろしくねー私!」(ぺロ…? 何のことだろ?) エーリカ「エーリカ・ハルトマン。よろしくね~」(トゥルーデをぺロぺロしようとするなんて…度胸あるなあ) 私(うーん……どの子も可愛いなぁ…さすがは世界の501ね。ペロペロしがいがあるわ)ゴクリ サーニャ「え、えっと……さ、サーニャ・V・リトヴャ…」 エイラ「さ、サーニャ! 駄目だ! あんな奴と話しちゃ!」 サーニャ「え、エイラ……? どうしたの?」 エイラ「どうしたもこうしたも…あ、アイツはヤバい奴なんダ! 近づいたら危ないゾ!」(サーニャの貞操が) サーニャ「……? 危ないって…駄目よエイラ。新しい人に、そんな意地悪言っちゃ……」 エイラ「う…で、でも……」 サーニャ「すごく優しそうな人じゃない」 私「もちろん。女の子に優しくない奴なんて人間じゃないわよ」 エイラ「う…く、くそ……エイラ・イルマタル・ユーティライネンだ! いいカ、サーニャに手を出したら許さないゾ!」 私「何言ってるのよ。こんな可愛い女の子に手なんて出すわけ無いじゃない」 ゲルト「……舌は出す、というのは無しだぞ」 私「……あ、バレた?」 ゲルト「…全く……私はゲルトルート・バルクホルン。大尉だ。問題行動が重なるようであれば、すぐにでもアフリカ辺りへ飛んでもらうからな!」 私「ご心配なく。仕事はちゃんとするわよ。道具が揃えば、頼まれたら何だって作ってあげるわ。…ほんのちょっとの対価でね」 坂本「はっはっは! 面白い奴だな! 私は坂本美緒、扶桑海軍の出身だ。何か困ったら、何でも頼るといいぞ!」 私「すみません坂本少佐…さっき妙な物を嗅いだからか、体調が……」フラッ 坂本「なに! 大丈夫か!?」 私「ええ……どうにも口が渇いて……指とかペロペロさせていただけたら、少しは収まりそうなんですが……」 ペリーヌ「なっ!?」 坂本「……? そんなものでいいのか? 医務室に行った方が……」 私「ええそれはもう! ついでに指から腕をちょっとずつ上っていって、首にまで行ったところをうなじを迂回して胸に……」ハァハァ ゴツンッ!! 私「あだっ!!」 シャーリー「まったく……放っておくと、何をしでかすか分かったもんじゃないな」 私「……何よ、オイルちゃん」 シャーリー「誰がオイルちゃんだ! ……あ、自己紹介がまだだったな。 私はシャーロット・E・イェーガー。気軽にシャーリーって呼んでくれ」 私「はいはい…機械いじりするならするで、手はきちんと洗ってよね……」 シャーリー「あっはは! 気を付けるよ、"教授"」 私「……そうだ、ミーナ中佐。私の部屋って、どのあたりに?」 ミーナ「えーっと…確か、基地の一階にある空き部屋ね。けっこう広いから、使いにくいようだったら……」 私「いや、大丈夫です。…その部屋の隣も、空き部屋ですか?」 ミーナ「? ええ、部屋だけは沢山あるけれど…どうしたの?」 私「いえ、荷物が入りきらなかったら困りますから……あ、それと、ハンガーの場所を教えてくれませんか」 シャーリー「ああ、それだったら私が案内するよ。着いてきな」 私「えぇー…………」 シャーリー「……なんだよその不満そうな顔」 私「ペロペロできない人と歩いてもなぁ……」 シャーリー「お前……頭の中それだけ?」 私「それじゃあみなさん、いつでも部屋に遊びに来て下さいね! あ、あと、ストライカーやら武器やらの調子がおかしい時も! 精魂込めてぺロぺ……いえ、いじらせていただきますから! あ、いえ、いじるってそういうんじゃなくて……」 シャーリー「じゃ、行くぞー」 私「ああ、ちょっと! 引きずんないで! 伸びる! 服が伸びる! じゃーねーみんなー!」ズルズル ルッキーニ「あーっ! 待ってよシャーリー! あたしも行くー!」ダダダダッ 宮藤「ちょっと変わってるけど、いい人みたいだね。ね、リーネちゃん!」 リーネ「う、うん……」(…何だろう、あの人の目……私の胸を見る芳佳ちゃんの目と似てたような……) ゲルト「……まったく! とんでもない奴が来たな」 ペリーヌ「まったくですわ! よりにもよって少佐に、しょ、少佐の御指をペロペロなんて…… なんてうらやま、あ、いえ! 破廉恥な!」 坂本「? どうした、ペリーヌも舐めたいのか?」 ペリーヌ「!! さ、坂本少佐!? い、いえ、そんな…あ、いや、でも……」 サーニャ「……? エイラ、『手を出す』って…どういうこと?」 エイラ「わ、わーっ! サーニャ、そ、それは……その……ええと……」カァァッ ミーナ(……はぁ…ずいぶんと手のかかる人が来たわ……これから何事もなく済めばいいんだけど……) キリリリリッ… ミーナ(あ、また胃が……) ――ハンガー―― シャーリー「よし、着いたぞ、私」 私「へーえ、けっこう広いのね」 整備兵1「あれ、イェーガー大尉にルッキーニ少尉」 整備兵2「どうかなさったんですか?」 シャーリー「ああ、紹介するよ。今日からここで働く私教授だ」 私「私よ、よろしく。可愛い女の子が知り合いにいたら、ぜひ紹介してね」 整備兵1「へっ?」 シャーリー「き、気にしないでくれ! こういう奴なんだ」 整備兵2「しかし、女性の整備士ですか……あまり聞いたことはありませんね……」 私「違うわよ。私は正確には整備士じゃない。工学博士であり、発明家であり……そして、女性の愛と美を探究するぺロリストよ」 整備兵1「ぺ、ぺろりすとぉ?」 シャーリー「あ、あはは! 気にするな! ほんと気にしなくていいからな!」 私「報酬さえもらえれば、何だってやってみせるわよ。あ、報酬は現金かペロペロのどっちかで……」 整備兵2「……ですが、まずは整備の腕を見ないことには……」 私「……分かったわよ。じゃあ、実演も兼ねて、何かいじらせてもらおっかな……お、あんなところにストライカーが」 ルッキーニ「あ! あれ私のだよ」 シャーリー「おいおい、出しっぱなしにしちゃ駄目だっていつも言ってるだろ?」 私(野性的なお転婆娘……グウッド!!) 「どれどれ……へえ、ファロットG55Sね。中見せてもらってもいい?」 ルッキーニ「うん!」 整備兵1「あ、工具だったらそこに……」 私「フッフッフ~ン♪」サッ …カチャン! パカッ! 整備兵1「…………え?」 シャーリー「え、ええっ!? ふ、蓋がひとりでに外れて……」 私「違う違う。外したのよ」 整備兵2「えっ!? い、今の一瞬でですか!?」 整備兵1「み、見えなかった…ネジも全部外してるのに……」 私「シェイクスピア曰く、『無駄に時を遣うなと、時計怒らん』……作業は素早く、そして的確に。どうせなら、休み時間は多い方がいいでしょ?」 整備兵1「し、しかしドライバーは? 工具箱は開けられていないようですが……」 私「ああ、いっつも持ってるのよ。……うーん、随分荒っぽい使い方してるわねー。 ここ一年ぐらい前に出た最新型でしょ? なのに、すっかり魔導線が痛んでるわよ」カチャカチャ シャーリー「え? そうか? 見た限りじゃぜんぜん……」 私「大雑把ねー…メカニックが機械の内側を見通せなくてどうするのよ。やっぱりオイルちゃんはオイルちゃんねー」 シャーリー「なっ! だ、だからそれを止めろって!」 整備兵1「? オイルちゃん?」 整備兵2「何だ? オイルちゃんって?」 シャーリー「わっ、わーっ! 気にしなくていい! いいか、気にするんじゃないぞ!」 私「実際に見てもらった方が早いわね。…ルッキーニちゃん? ちょっとこれ履いてみてくれないかしら?」 ルッキーニ「うん、分かった! …それっと!」パッ! ピョコン! ピョコン! 私「オーケー。じゃあ、ちょっと魔力を込めてみて」(うーむ、褐色のフトモモが何とも……グレート) ルッキーニ「オッケー! んん~っと!」 ブルン! ブルルルルルルルルルルル!! ブブッ! ブブブッ! ブブッ キキッ! 私「ほら、この線だけ微妙に震えてるでしょ? こうなると流石に換え時よ。魔導線の5番、スペアある?」 (おお! フトモモが! フトモモも微妙にプルプルしてる! やばいむしゃぶりついてペロペロしたい)ジュペロ 整備兵1「あ、はい! 取ってきます! ……こちらです、どうぞ!」 私「ありがと。あ、ルッキーニちゃん、もういいわよ。お疲れ様」(いいわ…フトモモをゼロ距離で凝視! これだからストライカー整備は止められないのよ) ルッキーニ「はーい! どう、どう? 何か分かった?」 私「可愛い脚ねー、って事が」 整備兵1&2「!!?」 シャーリー「……私、言っておくが、ルッキーニにヘンなことしたら承知しないぞ」 ルッキーニ「?」 私「ヘンなこと、って何よ。私のは純粋な愛情表現。立派なコミュニケーションの一つよ。 ま、さっきのは冗談で…ルッキーニちゃん、飛んでる時、右方向の旋回がぎこちなかったりとかしなかった?」 ルッキーニ「えーっと…あ、そうだ! 私の言う通り、ちょっとフラッとしてたかも!」 私「たぶん、さっきの魔導線が原因だと思うわよ。直しておいたから、安心してね。あ、あとついでに、魔力伝達回路の出力もちょっと上げておいたわ。 いままでよりもなめらかに動くようになったと思うけど、もし何か違和感を覚えたら、遠慮なく言ってね」 整備兵2「す、すげえ……」 整備兵1「ああ、とんでもない人だな……色んな意味で」 ルッキーニ「ありがとうね、私!」 私「お礼なんていいのよ。今回は無料サービス。次からは色々とぺロぺ…あ、いや、頂くことになるけど、ま、よろしくね」 シャーリー「あこぎな商売だなぁ。金取るのか?」 私「ウィッチは給料いいんでしょ? ……それに、お金が嫌なら、他の物でも構わないしね……」ジュペロ シャーリー(……いいのかなぁ、こいつに任せて) 私「ああそうだ、ついでだし、あんたのストライカーも見たげようか」 シャーリー「え? いいのか? そりゃ嬉しいな。専門家の意見も聞いてみたいと思ってたんだよ。 ……ほら、これだ」ガチャッ 私「ふーん……」カチャ パカッ! シャーリー「…ど、どうだ?」 私「……まーまーいいんじゃない? 素人にしては」 シャーリー「なっ……!」カチーン 私「ひたすら速さを求めての軽量、馬力増加……まあ分からなくもないけど、搭載量やら小回りやらが大分犠牲になってるんじゃない?」 シャーリー「うっ…そ、それは……」 私「スピード狂もいいかもしれないけど、もっと安定性にも気を配った方がいいわよ。 一芸に秀でていいのはあくまで競技用。実戦だったら、あらゆる局面に対応できる柔軟さの方が重要だわ」 シャーリー「で、でも……やっぱりスピードが出ないと乗らなくてさ……」 私「しょーがないわねー……。ねえ、その辺にラジオのチャンネルみたいなの無い?」 整備兵1「…は? ラジオのチャンネルですか?」 私「ええ。小さなツマミみたいなものなら、何でも。2つぐらいあるかしら? あとついでに魔導線も2,3本」 整備兵1「えーっと……あ、ありました。ガラクタですけど……どうするんですか?」 私「ま、見ててって……さて、シャーロット・E・O・イェーガー大尉? ちょっくらいじらせてもらってもよろしいですか?」 シャーリー「……別に構わないけど、Oって何だよOって。まさかOILのOじゃないよな?」 私「……じゃ、始めまーす」 スパッ! スパッ! シャーリー「おい……… !!? な、何してんだ!?」 私「何って……ちょっと外装を切らせてもらっただけだけど?」 シャーリー「な、何てことするんだぁー!! ああ……私のノースリべリオンに穴が……」 ルッキーニ「なんだかクッキーの片抜きみたいだね」 私「よく切れるでしょ、このヒートカッター。瞬間的に太陽と同じ温度になって、鉄だろうが何だろうがスパスパ切れる。私の技術の賜物よ」 シャーリー「そうじゃないだろ! よくも私の……? 何してるんだ、今度は?」 私「えーと……ここがこうなって…BはDと繋げる方がいいわね……あとは全体の……」カチャカチャ 整備兵1「配線を変えているのか?」 整備兵2「らしいが…じゃあ、あのツマミはどうするんだろうな」 私「……よし! 配線はこれで……ツマミに繋げて……あとは穴から…よし、サイズもピッタリ」 ルッキーニ「あ! ねえねえシャーリー、あの穴ってツマミをはめるとこだったんだね!」 私「……うん、よし! 回った! 成功ね。お待たせ。出来たわよ」 シャーリー「……え? な、何が?」 私「何がって、あなたのストライカーよ。ツマミに魔導線を動かすギミックを乗せたから、ツマミを捻ることで魔導加給機の配分を変えて、安定性と速度を変えられるようにしておいたわ。このツマミを下に捻ると、スピードは少々落ちるけど小回りが利くようになって、精密な動作も出来るようになる。 逆に上に捻ると、搭載量と精密性は下がるけど、今まで以上のスピードが出るはずよ。 今はツマミが横になってるけど、これは中庸な性能。バランスのいい状態ね。まずはこれで向かって、敵のタイプを見極めてからツマミを捻って。 失望はさせないわよ」 シャーリー「」ポカーン 私「……? どしたの?」 シャーリー「…………す…」 私「…? あれ、気に入らなかった? けっこー上手くできたと思ったけど……」 シャーリー「すごい……凄い! 凄すぎるぞ、私!! 加給機の配分を変えるなんて…どうして思いつかなかったんだろう! 正直、おまえの事、ただの変態としか思ってなかったけど……本当にありがとう、私!!」 私「…何か引っ掛かるけど、ま、こんなもんよ。あ、言っとくけど、これも初回サービスだからね。次からはきちんと料金を頂くわ。 そうね……今回ぐらいの改造だと、30万円ぐらいかしら」 シャーリー「……は?」 私「聞こえなかった? 30万ぐらい貰うわよ、次から」 ※現代の貨幣価値に換算しています。ご了承ください シャーリー「…はぁぁぁぁ!!? い、いくらなんでもぼったくりだろ!!」 私「あんたからはペロペロ出来ない分、金で元を取らないとね。いいじゃない、あんたには更なるグレードアップ、私には研究用のお金。 どっちもハッピー、どっちもうれピー、でしょ?」 シャーリー「じ、人類の平和の為、とかで……割引にならないか?」 私「はぁ……言っておくけどね、科学っていうのは…… 私 を 幸 せ に す る た め に あ る の よ ! 私は私の幸せの為だけに科学を使うわ! 平和も平等も何もかも、私が幸せになりさえすれば、いくらでも生み出してあげるわよ!」 シャーリー「は、はぁ……」 ビ―――ッ!! ビ―――ッ!! ビ―――ッ!! 整備兵1「け、警報!?」 私「まさか……!」 シャーリー「!! ネウロイか!」 ミーナ『シャーリーさん! ルッキーニさん! 聞こえる!?』 シャーリー「中佐! ネウロイだな?」 ミーナ『ええ! 小型が6機! 出撃準備をお願い!』 シャーリー「いいタイミングだ…今ちょうどハンガーにいる! すぐに出撃するよ。…整備もやってもらったし、ね」 ミーナ『……? わかったわ。こちらもすぐに行くから、気をつけて!』 シャーリー「分かったよ! …よし、聞いたなルッキーニ! 出撃だ!」 ルッキーニ「オッケー!! いっくよー、シャーリー!!」 私「……ルッキーニちゃん、ちょっと手出して、手」 ルッキーニ「て? いいよ、はい! ……でも、どうしたの、私?」 ペロッ! シャーリー「!!」 ルッキーニ「わっ! く、くすぐったいよ~私!」 私「おまじないよ、おまじない。無事に帰ってこれるように、ってね」(ああ…おいしい…これよ! この感覚よ……!) シャーリー「わ、私ぃ~……」ゴゴゴゴゴ 私「! やばっ! そ、それじゃルッキーニちゃん! がんばってね!」 ルッキーニ「えへへ……うん! 帰ったらまた、おまじないしてね! …発進!」 ゴッ!! ブルルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!! ドゴォォオオン!! キィィィィィィィィ――――――ン… シャーリー「!!? る、ルッキーニぃ!?」 私「!! オッケえええええ!! 何百回でもしたげるわよぉぉぉぉぉ!! いやむしろさせてくださぁぁい!!」 シャーリー「…ったく、しょうがないなー、もう……よし! それじゃあ私も!」 私「……」 シャーリー「…………」 私「…………あれ? 行かないの?」 シャーリー「……私には何か無いのか?」 私「あら? もしかしてペロペロされたいとか? んもーマセちゃって……」 シャーリー「な! い、いや、別にそういうことじゃなくて……!」 私「…ま、あんたなら心配は無いわね。……大切に使ってやってよ?」 シャーリー「……任せろって。リべリオン時代からの相棒だぞ?」 私「……ふふ、頼もしいわね。……デカイの一発、かましてきなさい!」 シャーリー「言われなくっても! それじゃあな、発進!」 ゴォッ!! ドゥン…ドゥン…ドゥン… ドォォォォォゥゥゥゥゥゥウウウウウン!!!! 私「……こんな事言っても、本気にしてもらえないだろうしね……」 私「……死ぬんじゃないわよ」 ――地中海上空―― ルッキーニ「……! すごい! すっごく体が軽いよ、シャーリー!!」ブゥ――ン! シャーリー「ああ……!」(不思議だ…まるで生まれた時から履いていたみたいに馴染んでる!)キィィ――ン! ルッキーニ「! 見えた! けっこう速いよ!」 シャーリー「よし、撹乱しつつ各個撃破するぞ!」 ルッキーニ「りょーかいっ!」ギュルゥゥゥン! ネウロイ「」ビュゥンッ! ルッキーニ「それそれそれそれぇー!!」 ダダダダダダダダッ!! ネウロイ「」ガキッ! ガキガキッ!! ドゴォォォォン!! ルッキーニ「よーし、もう一丁!」 ダダダダダッ!! ダギュゥン! ダギュウン!! ネウロイ「」バキバキッ!! パキィィィィィン!! ルッキーニ「へっへ~ん、どうだー!」 シャーリー「やるなルッキーニ! よし、こっちも!」ギュンッ! ネウロイ「」ブォォォォン! ヒュン! ヒュン! シャーリー「くそっ…チョコマカと! ……そうだ! 確か…ツマミを下に、だったよな!」カチッ! カシャァァ――ン!! シャーリー「うおっ……! これは…凄い! 一気に軽くなったぞ!」ヒュンッ! ネウロイ「」ビィ――ッ!! シャーリー「おっと! ふっふ~ん、そんなの当たるかっ! くらえっ!」 ダダダダダダダダッ!! ネウロイ「」バゴゴゴッ! バガァァァァァァァン!! ルッキーニ「すっご~い! シャーリー!」 シャーリー「よーし……一気に行くぞ、ルッキーニ!!」 ルッキーニ「ラジャーっ!!」 ビュオオオオオオオオオンッ!! ――数分後―― ミーナ「……! ネウロイの反応が消えたわ!」 坂本「なんだと!?」 リーネ「逃げちゃったんでしょうか?」 ゲルト「まさか……ん? あれは……?」 宮藤「あ! シャーリーさん、ルッキーニさん!」 ブゥゥゥゥ――――ン… シャーリー「おーい! みんなー!」 ミーナ「シャーリーさん! ネウロイは?」 ルッキーニ「えへへ~、もう倒しちゃったよー!」 リーネ「えええっ!?」 ペリーヌ「そ、そんな! 2人が飛び立ってから、まだ10分も経っていませんわよ!?」 シャーリー「私がストライカーをいじってくれたお陰だよ」 ルッキーニ「私ってねー、すっごいんだよー! ササッ、とこうしたとたんに、パカーン! って!」 ゲルト「な、何だと……? ただの変態では無かったのか…?」 エーリカ「へえー! いいなー。私もあとで見てもらおーっと」 ――ハンガー―― ブルルルルウウウウウ…ン 私「あ、おかえり」 シャーリー「ただいま。……」 私「……? どーしたのよ?」 シャーリー「……なあ、私。さっき、科学は自分の幸せの為にある、って言ったよな?」 私「ええ。……それが?」 シャーリー「それじゃあ……どうして、ルッキーニのだけじゃなく、私のストライカーも整備してくれたんだ? 私の事、その……あんまり好きじゃなさそうなのに……」 私「……なんだ、そんな事か。そんなの簡単よ。私が怠けたせいであんたが死んじゃったら…… あんたを好きな誰かが、私にペロペロさせてくれなくなるかもしれないじゃない」 シャーリー「……へ?」 私「……ま、あんたはともかく、この基地のみんなは…いや、世界中の可愛いウィッチ達は…… 私の眼の黒いうちは、ネウロイどもなんかに落とさせやしないわよ。だって、私がペロペロできなくなっちゃうでしょ?」 シャーリー「……そうか…そうか! あっははははは!! そうか、そうか!」 私「…? ど、どうしたのよ?」 シャーリー「……私、頼みがあるんだ」 私「報酬は内容によるわよ――」 シャーリー「……私を、助手にしてくれないか?」 私「……へ?」 シャーリー「手伝ってやるよ。いや、手伝わせてくれ。……さっきのを見て分かったんだ。教授の技術は…本物だ、って。 私も…あんたみたいな技を持ちたいんだ。そして……」 私「…………」 シャーリー「いつか、あんたをアッと言わせるような、すごい物を作ってやるからな!」 私「……ふふっ、やれるもんならやってみなさい」 シャーリー「おっ、言ったな! 待ってろよ、すぐに追い越してやるぞ!」 私「ま、気長に待たしてもらうわ。もしかしたら、一億光年はかかるかもしれないけどね。 ……これからこき使ってやるから、覚悟しときなさい」 シャーリー「……! そ、それじゃあ……」 私「……ま、私も来たばっかで、勝手がよく分からないとこもあるし……一人ぐらい雑用がいても、いいかもしれないしね」 シャーリー「……あ、ありがとう、私! 本当に……!」 私「……シェイクスピア曰く……『人からあまりにも丁寧に礼を言われると、おかしな気持ちがするものだ』……」 私「……あ、そう言えば、ルッキーニちゃんは?」 シャーリー「え? いや、まだ戻ってきてないけど?」 私「そっかー。……部屋で待っておこうかな」 シャーリー「なっ!? わ、私、お前まさか!!」 私「言われたもんねー、『もっとおまじないしてね』って」 シャーリー「だ、駄目だ! させないぞ!」ガシッ! 私「なっ! あんたさっき、何か私を認めるみたいな空気になってたじゃないの!」 シャーリー「それとこれとは話が別だ!」 私「何を――っ!! 負けるかぁぁぁ――――ッ!!」ググググッ! シャーリー「行かせるかぁぁぁ―――――っ!!!」ググググッ! クソーッ、ハナシヤガレー! ルッキーニノテイソウハシシュスルゾー! ナニヲーッ! コシャクナーッ! 私(こうして、波乱に満ちた一日目は、終わりを告げた) 私(何はともあれ、私の501での新たな生活は……思いのほか、いい開幕となった――) 私(……おかあさーん! 見ててね! 私、なんだかうまくやっていけそうよ……!) つづく!
https://w.atwiki.jp/hipism/pages/8.html
”帰ってきた”メディウス ■基本データ 【コロナ】 光翼騎士 【ミーム】 グレズ(マシンライフ)/オリジン(リターナー) 【消費経験点】0 ■能力値/耐久力 【能力値】肉体:11 技術:12 魔術:1 社会:7 根源:5 【戦元値】白兵:9 射撃:10 回避:1 心魂:6 行動:8 【戦修値】白兵:9 射撃:10 回避:1 心魂:6 行動:8 【HP/LP(元値/修正値)】 HP=20/60 LP=7/13 ■宿命/特徴/闘争/邂逅 宿命:贖罪 特徴:技芸の達人 効果:【技術】判定の[達成値]+1 闘争:天命 邂逅:ディギトゥス ■初期パス 【因縁】マリア・カスタフィオーレからの興味 ■準備された装備(ダメージ/射程/備考) ○左手:メディウスホイッスル ―/自身/暴龍のメダリオン相当 光翼騎士専用。【最大HP】+30 ○胴部:アーマースーツ ―/-/準備武器1つの行動値修正を0に変更 ○その他:全弾発射 【技】×3+1D6/遠/〔Sin1〕 ■特技 【光翼】[CF090]◆光翼の盾 〔Sce1〕戦闘開始時に宣言。1シーン、ダメージ-[代償フレアの枚数×4] 代償はソフィアが合致していること 【光翼】[CF090]銀の守護者 命中判定の直後に宣言。エンゲージ内の味方一人の代わりにリアクションを行なう 【グレ】[CF106]◆ビーストフォーム 獣形態。ダメージに+5の修正を受ける 【グレ】[CF107]アーマーセル [防:肉][防:社]を得る 【グレ】[CF109]人の心 【根】+2。これによってキャラ作成時に12を超えても構わない 【オリ】[CF101]◆生死去来 [戦闘不能]を解除し、【HP】を【根】だけ回復。【LP】を[1D6]失う 【オリ】[IJ051]墓所の超越者 [防:技]【最大LP】+5を得る 【オリ】[CF101]追憶 オリジンの特技を1つ習得できる 【オリ】[IJ051]ガードビット 対象が受けるはずの[未確定のダメージ]を自分が受ける ■装備 【一般】[NV001]スヴァーリンのルーン [行:-][HP:-]光翼騎士専用。常時発動。他人をかばった 際の倍加されたダメージを1倍に戻す 【一般】[NV001]暴龍のメダリオン [行:-][HP:-]光翼騎士専用。【最大HP】+30 【グレ】[CF129]全弾発射 【技】×3+1D6。〔Sin1〕 【グレ】[CF129]アーマースーツ [HP:+10]準備武器1つの行動値修正を0に変更 【一般】[RR024]焼きそばパン 【HP】を【技】だけ回復。消耗品 【一般】[IJ074]キリン・ヨアンナ・ベルカ 使用人相当 ■属性防御 肉体:○ 技術:○ 魔術:× 社会:○ ■戦術、設定、メモなど グレズコアがフレアに目覚めれば、そこに勇気が生まれる。 それは、一度ダスクフレアに堕ちたメタロードとて例外ではなかった。 贖罪の為、人の心と勇気を得た彼は立ち上がる。 キリン姫に託したホイッスルを吹かれることで駆け付け、その体をもって万全の守護とする。 「メディウス……」「下ガレ。任セロ、全テ食イ止メル」
https://w.atwiki.jp/seigeki/pages/1096.html
『未来に行ってきたけど質問ある?』 ある日、僕は未来にタイムスリップした。 銀色に揃えられた美しいビル群、そこに色とりどりのロゴマークが配(はい)されて、鮮やかな コントラストを成(な)していた。 ビルの根元には木造家屋やトタン屋根、鉄筋モルタルなどの古めかしい建築物が散在。洗練さ れた都市景観の中で、それらは酷く不釣合い(ふつりあい)に見えた。 「あれは重要文化財さ。我が国の成り立ちを知るために必要だとかで、役人たちが保護している んだ」 いつの間にそこに立っていたのか、隣で若い男がそう言った。ちなみに彼は僕の遠い子孫でも あるようだ。目を見ればわかる。 彼は僕に小さな包み紙をくれた。中身に入っていたのは串が刺さったロールケーキのような見 た目のお菓子。だが見た目とは裏腹にそれは乾パンのように硬く締まっていた。 「一口齧(かじ)ってみなよ。きっと驚くから」 正しくその通りだった。僕が慎重に小指の先ほどの大きさを囓り取った瞬間、口の中に柔らか なクリームケーキが現れた。 いったいどこに隠れていたのか、ほろほろと崩れる口溶けの良いスポンジと、まろやかであり ながら後に引かない芳潤(ほうじゅん)なクリームの味わい。そして最後にふわりと残るバニラの 香り。それらが渾然一体(こんぜんいったい)となって奏でる絶妙なハーモニー。僕は夢中になっ て貪(むさぼ)った。ソウルミュージックのように刺激的でありながら、ソプラノアリアの上品さ も兼ね備え、ほんの一口、時間にして一分にも満たないはずが、まるで数十年に及ぶ怒涛(どと う)の体験のようにすら感じられた。要するに、美味しかった。すっかり食べ終わり、残った串 をしゃぶり尽くしたところで僕はようやく我に返った。 「我が社の新製品さ。そのままでは形を保てないほど柔らかなクリームケーキを形態保存ス ティックで固めてあるんだ。今までは専門店でも実現できなかった新食感に加え、保存性と携行 性も兼ね備えた、画期的な未来のお菓子だよ。ちなみに形態保存スティックは食後、空気中に溶 けてなくなるから環境にも優しい」 なるほど、言っていることはまるで理解出来ないが、この未来の時代に於(お)いてもなお「未 来のお菓子」と称するこれは、きっと素晴らしい技術の賜物(たまもの)なのだろう。 そんなことを思いながら、僕はもといた時代に帰った。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/54029.html
登録日:2023/05/02 Tue 17 46 32 更新日:2024/09/18 Wed 21 29 27NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 11月の傑作群 1971年 1972年 TBS ※金曜夜19時です。 すぎやまこういち ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラマンジャック トラウマ多し 上原正三 不朽の名作 何故かなかなか立たなかった項目 傑作 円谷プロ 円谷プロの再出発 名作 名場面の嵐 名言の宝庫 君にも見えるウルトラの星 団時朗 帰ってきたウルトラマン 帰ってきた新ウルトラマンジャック二世 序盤はギスギスシーン多し 庵野ホイホイ 感動のラスト 本多猪四郎 橋本洋二 涙腺崩壊 特撮 第二期ウルトラシリーズ 世界各地が異常気象に覆われている。 日本列島でも毎日のように起こる小地震が不気味な地殻の変動を告げ、 そして、ついに怪獣達が一斉に目を覚ました。 ●目次 【概要】 【解説】 【世界観】 【地球防衛庁】 【怪獣攻撃隊 MAT】 【郷秀樹を取り巻く人達】 【アイテム】 【エピソード】 【余談】 【概要】 『帰ってきたウルトラマン』は1971年(昭和46年)4月2から1972年(昭和47年)3月31日にかけてTBS系列で全51話が放送された空想特撮ドラマ。 『ウルトラセブン』の放送終了後、怪獣ブームが終息していたことに伴い、 円谷プロダクションは新たに起こった妖怪ブームから『怪奇大作戦』を制作するも、ウルトラシリーズほど視聴率が得られず半年で打ち切られてしまう。 円谷英二も亡くなり、新たに番組も作れず冬の時代を迎えていたプロダクションだったが、『ウルトラQ』や『ウルトラマン』などの再放送が好評となり、 苦肉の策で製作したミニ番組『ウルトラファイト』の反響も良かったことから、新作のウルトラシリーズの制作が望まれるようになった。 新社長となった円谷英二の長男・円谷一の〝親父の弔いをする〟という熱意もあり、『帰ってきたウルトラマン』が製作されることになる。 かくして本作は同時期に始まった『仮面ライダー』・同年1月開始のピープロ制作の『宇宙猿人ゴリ』(後の『スペクトルマン』)と共に第二次怪獣ブーム(変身ブーム)の火付け役にして、第二期ウルトラシリーズとして、新たなウルトラシリーズの幕開けとなるのだった。 【解説】 プロデューサーの橋本洋二やメインライターの上原正三は「ウルトラマンと同じことをしても模倣なだけ」として、 これまでの作品とは明確な差別化を行うことにしていた。 当時の子供たちの流行が『巨人の星』や『柔道一直線』といったスポ根ものであったことから、 それまでのウルトラマンの崇高なヒーロー像を変えて子供達と同じ目線に合わせることになり、 「主人公が色々な苦労や努力を積み重ね、苦心の末に敵に打ち勝つ」というテーマで作品は作られ始めることになる。 また、SFや怪奇路線が強かった『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』では、主人公たちが最初から完璧超人、かつその私生活がほぼ描かれなかったのに対し、 人間ドラマを重視した本作では未熟な主人公の成長や日常的な私生活の場面が本格的に描かれるようになり、作風の幅を広げる結果に繋がった。 『ウルトラマン』では一話につき戦う怪獣は一体だけ、という暗黙のルールも本作からは撤廃され、 複数の怪獣、あるいは宇宙人+怪獣と同時に戦うケースも多くなったことも差別化の一つと言える。 しかし、当初のこのテーマ主義の路線は結果的に言えば大失敗であった。 主人公の成長やスポ根を意識し過ぎたことで、毎回仲間同士で対立したりする暗い場面ばかりになってしまった上、 『ウルトラセブン』よりもさらにハードかつ現実的な人間ドラマが子供達には受け入れられず、 放送開始時は25%以上だった視聴率は5話しない内に20%を切ってしまう。 もっとも後年、『ウルトラマンレオ』でもスポ根を意識し過ぎて失敗してしまったので、あまり反省はしていなかったようだ……。 5・6話のように視聴率とは別に好評を得た傑作もあれど、同時に上記のテーマに沿って作った結果、 主人公の成長や対立を演出させるために物語の展開や人物の行動に無理が出る(*1)といったシナリオ上の欠陥も起きていた。 また、番組開始当初は制作費の少なさから登場怪獣のバリエーションが少なかったり、 怪獣が登場する舞台も山中や荒野といった場所にのみ限定されていたため、戦闘シーンの見栄えが地味になりがちだった。 さらに「苦心の末に敵に打ち勝つ」という当初のテーマも、せっかくのヒーローであるウルトラマンが弱く見えてしまう弊害をもたらした。 『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』ではほとんどのバトルで苦戦することはあっても、最終的には勝利(*2)していたが、 本作では二対一で戦うハンデ戦であることが多いのを抜いても、4話でいきなりウルトラマンが敗北し、続く5話でも敗北と連続してしまうことから、 どうしても視聴者の目には主役ヒーローのウルトラマンが弱く映ってしまうことになっただけでなく、 結果的に同じ怪獣が二週連続で登場する前・後編的なエピソードが多くなる結果となり、子供達に飽きられるようにもなっていた。 その後の逆転劇こそ敗北を覆すカタルシスはあれど、当時の子供達は、 ウルトラマンが弱すぎて面白くない 戦い方が前のウルトラマンより下手くそ 弱いヒーローをわざわざ地球に派遣したの? 主人公が努力しただけでウルトラマンも強くなれるの? といった声を挙げていた。 放送開始前の雑誌では「前のウルトラマンよりもかっこ良く、ずっと強い」と宣伝していたのに、 いざ始まってみれば「前のウルトラマンよりもかっこ悪く、ずっと弱い」という全く逆の皮肉なものとなってしまったのである。 このようにテーマ主義に偏重した作風から、ついには第一クール終了直後に視聴率は15%を切ってしまうようになり、 こうした番組の醜態は生前の円谷英二が目指していた「子供に夢を見せてあげる」という目標からはかけ離れた、 キツく言うなら子供番組なのに子供に夢を見せられない現実の延長線のような、夢の無い作品になってしまったのである。 作り手の意図と視聴者とのすれ違いは、皮肉にも前作『ウルトラセブン』(*3)と同じ轍を踏んでしまっていた。 もしこの時期に英二が存命のままであれば、お叱りを受けていたことは想像に難くないだろう。 こうした視聴率の低下に悩んで制作側は色々とマーケティングを行い、 「ウルトラマンの強化」や「スポ根やドラマ路線は控えて娯楽性を強くする」 といった対策を考え、それまでのテーマ主義を捨てて路線変更を行うことになる(*4)。 このテコ入れは見事大成功を収め、18話でウルトラセブンの客演や新アイテム・ウルトラブレスレットの登場を皮切りに(*5)、 登場怪獣もバリエーションが増えて宇宙怪獣やユニークなデザインのものが登場して娯楽性が増し、23話以降は視聴率が一気に20%台に回復する。 31話にしてついに宇宙人も登場するようになり、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に匹敵するドラマ性の強いエピソードも作られるようになり、 後に「11月の傑作群」(*6)と呼ばれる名作も生み出していく。 番組制作費も増額された結果、舞台が都市部となることも多くなってより派手なバトルやエンターテイメント性が増していくようにもなった。 メインゲストの降板も起きたりはしたが、結果的にエピソードのシンプル化に繋がってより充実するようになり、終盤の視聴率は25%以上を常時マークするようになる。 ついには最終話にして惜しくも30%には届かなかったものの最高視聴率を記録するなど、有終の美を飾るのだった。 結局は予算の問題なのか? 本作の成功は『ウルトラQ』から続いていた円谷プロダクションの累積赤字を一気に解消したほどだったが、 その代償なのか本作終了から一年もしない内に二代目社長だった円谷一は激務から持病を悪化させてしまい、僅か41歳という若さでこの世を去ることになった。 【世界観】 『ウルトラマン』『ウルトラセブン』が近未来を意識していたのに対し、放送当時と同じ1970年代頃の世界観が舞台となっている。 本作は海外での販売を考慮していないためか、前二作よりも団地など生活感のある市街地や公園といった場所も普通に描写され、 その点はどちらかと言えば『ウルトラQ』や実相寺昭雄作品に近い雰囲気と言える。 また、『ウルトラマン』では基本的に余程のことがなければ登場する怪獣は1話につき一体だけだったが、 上述の通り本作は世界規模で地殻変動や異常気象が発生した影響で各地で眠っていた怪獣達が活発化したという設定であるため、 二体以上の怪獣が同時に出現することが頻発している。 【地球防衛庁】 MATが所属する国連の地球防衛組織。 本部はニューヨークに置かれ、世界各国に支部がある。 前二作の国際科学警察機構や地球防衛軍と同じく地球防衛を目標としているのだが、より軍事組織としての面が強くなったためか、 地球防衛を最優先するあまり「多少の犠牲はやむをえない」と人命を軽視したり、小型水爆並みの破壊力を持つ爆弾で街もろとも(*7)怪獣撃破を強行しようとするなど、 人命を守るという観点から見れば本末転倒な作戦を平気でしでかそうともする。 上層部なりに強い使命感を持っているということの裏返しでもあるが、 その割には「いざという時はウルトラマンが助けにきてくれるさ」と楽観的な発言もしたりと、 「本当に地球防衛をする気があるのか?」と疑問を持たれやすい。 最前線で活躍するMATが苦戦していると度々解散の圧力をかけようとするなど、やや度量も狭い。 シリーズで初めて本格的に登場した防衛チームと対立する上層部であり、 以後のシリーズでも同じ構図がちょくちょく見られるようになっている。 前半ではウルトラマンが敗退し、怪獣の騒動が長引くと登場していたが、中盤以降はMAT隊長の交代もあってかほとんど絡まなくなり、影が薄くなった。 ■岸田長官 演:藤田進 地球防衛庁の長官。MATの岸田隊員の叔父。 ■佐竹参謀 演:佐原健二 岸田長官の副官で、MATと本部とのパイプ役を務める。 コロコロ呼び名が変わっており、「佐川」「佐竹」と一貫していない。 演ずる佐原氏は前作『ウルトラセブン』でもタケナカ参謀を演じたが、今回は今までと違ってやや厳しい役柄に変化した。 【怪獣攻撃隊 MAT】 地球防衛庁に所属する特殊部隊で、対怪獣戦や怪事件調査、侵略者からの防衛を任務としている。 日本支部の基地は東京湾の海底に建設されており、地上との行き来はパイプラインを通じて行われる。 防衛チームの名称が三文字のアルファベットで構成されるようになり始めたのは本作から。 活動は一般市民にも多く知られているが、その割には防衛隊と足並みを揃えられなかったり、上層部から圧力をかけられたりと発言力が弱い立場に晒されていることが多い。 誰が呼んだか『解散MAT』と不名誉なあだ名をつけられている……。 ■加藤勝一郎 演:塚本信夫 日本支部の初代隊長。 ベムスターに破壊されたMATステーションに転属することになり、22話で退場することに。 防衛チームの主要メンバーが退場するケースはこれが初めて。 ■伊吹竜 演:根上淳 日本支部の二代目隊長。加藤隊長の元上司。 MATステーションに転任した加藤隊長の後任で本部からやってきた。 この人が来てからは本部とのいざこざがほぼ無くなった。 ■南猛 演:池田駿介 副隊長。柔道の有段者にして射撃の名手。 ■岸田文夫 演:西田健 軍人の家系に生まれたエリート隊員。上記の岸田長官は叔父。 こちらも射撃の名手で兵器開発も担当。序盤はよく郷と対立していた。 ■上野一平 演:三井恒 熱血漢かつムードメーカー。 キングマイマイの回ではイデ隊員に匹敵するギャグ要因に。 ■丘ユリ子 演:桂木美加 文武両道の紅一点。 彼女がいなければナックル星人の回でMATは危うく全滅していた。 ■郷秀樹 演:団次郎(後に団時朗へと改名) 本作の主人公。 元は怪獣の襲撃から子供を守るために命を落とすが、ウルトラマンと融合して復活した民間人。 加藤隊長にスカウトされて新メンバーに加わる。 ただし、勤めていた修理工場との掛け持ち。 【郷秀樹を取り巻く人達】 ■坂田健 演:岸田森 坂田自動車修理工場の経営者。 元は一流のレーサーだったが、レースの事故で片脚が不自由になり、以降は杖をついている。 郷の最大の理解者であり、同じくレーサーとなるはずだった彼のマシン・流星号を作ったり色々相談に乗ったりしてくれる。 民間人ながら技術者としての腕は超一流で、マットビハイクルを改造して性能を大幅に上げたりとMATからも一目置かれる凄い人。 下記の妹の退場劇に巻き込まれる形で物語から退場することに……。 ■坂田アキ 演:榊原るみ 坂田健の妹で、郷秀樹の恋人。 多忙な郷を献身的に支える強かな女性。 演者のスケジュールの都合で中盤からほとんど登場しなくなり、ついには後半でナックル星人に殺される形で退場してしまう。 それはあんまりだ……。 ■坂田次郎 演:川口英樹 坂田家の末っ子の小学5年生。 『ウルトラマン』のホシノ君に続く、防衛チームのメンバーと強く関わりがある子供。 郷を兄貴分として慕っており、将来はMATの入隊を夢見ている。 坂田家の面々では一番登場回数が多く、ホシノ君のように途中降板もなく最終話にも登場できたりと非常に優遇されている。 但し演者の成人後が謎なためか、後の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で描かれた「アキが健在な並行世界」では(岸田森氏の死により)健の遺影が存在する一方彼の消息は語られなかった。 ■村野ルミ子 演:岩崎和子 坂田アキの代わりに終盤から登場した二人目のヒロイン。 理解者に恋人、兄姉を失ってしまった郷と次郎の新たな心の支えとなった。 次作の『ウルトラマンA』でも次郎と一緒にゲスト出演している。 【アイテム】 ウルトラブレスレット 【エピソード】 話数 タイトル 監督 特技監督 脚本 登場怪獣・宇宙人 備考・余談 1 怪獣総進撃 本多猪四郎 高野宏一 上原正三 ヘドロ怪獣ザザーンオイル怪獣タッコング凶暴怪獣アーストロン 2 タッコング大逆襲 オイル怪獣タッコング ウルトラマン初の変身失敗 3 恐怖の怪獣魔境 筧正典 岩石怪獣サドラ(サドラー)地底怪獣デットン シリーズ初の2vs1の戦い 4 必殺!流星キック 古代怪獣キングザウルス三世 ウルトラマン初敗北 5 二大怪獣 東京を襲撃 富田義治 地底怪獣グドン古代怪獣ツインテール ウルトラマンまたも敗北序盤の傑作回 6 決戦!怪獣対マット 7 怪獣レインボー作戦 本多猪四郎 透明怪獣ゴルバゴス 8 怪獣時限爆弾 筧正典 田口成光 爆弾怪獣ゴーストロン 9 怪獣島SOS 本多猪四郎 伊上勝 古代怪獣ダンガー 10 恐竜爆破指令 筧正典 上原正三 化石怪獣ステゴン 11 毒ガス怪獣出現 鍛冶昇 金城哲夫 毒ガス怪獣モグネズン 金城哲夫の円谷プロ最終作 12 怪獣シュガロンの復讐 上原正三 音波怪獣シュガロン 13 津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ! 富田義治 佐川和夫 津波怪獣シーモンス竜巻怪獣シーゴラス 14 二大怪獣の恐怖 東京大竜巻 15 怪獣少年の復讐 山際永三 高野宏一 田口成光 吸電怪獣エレドータス 鬱回 16 大怪鳥テロチルスの謎 上原正三 始祖怪鳥テロチルス 静弦太郎石橋正次がゲスト出演 17 怪鳥テロチルス 東京大空爆 18 ウルトラセブン参上! 鍛冶昇 佐川和夫 市川森一 宇宙大怪獣ベムスター ウルトラブレスレット登場 19 宇宙から来た透明大怪獣 上原正三 忍者怪獣サータン 20 怪獣は宇宙の流れ星 筧正典 高野宏一 石堂淑朗 磁力怪獣マグネドン 21 怪獣チャンネル 市川森一 電波怪獣ビーコン 22 この怪獣は俺が殺る 山際永三 佐川和夫 プラスチック怪獣ゴキネズラ 隊長の交代 23 暗黒怪獣 星を吐け! 石堂淑朗 カニ座怪獣ザニカ暗黒怪獣バキューモン 24 戦慄!マンション怪獣誕生 富田義治 大木淳 上原正三 マンション怪獣キングストロン宇宙小怪獣クプクプ 25 ふるさと地球を去る 市川森一 隕石怪獣ザゴラス 鬱回 26 怪奇!殺人甲虫事件 筧正典 高野宏一 上原正三 昆虫怪獣ノコギリン 27 この一発で地獄へ行け! 市川森一 八つ切り怪獣グロンケン “キックの鬼”沢村忠がゲスト出演 28 ウルトラ特攻大作戦 山際永三 佐川和夫 実相寺昭雄 台風怪獣バリケーン 本作における唯一の実相寺昭雄参加作品 29 次郎くん怪獣に乗る 田口成光 やどかり怪獣ヤドカリン 30 呪いの骨神オクスター 真船禎 高野宏一 石堂淑朗 水牛怪獣オクスター 31 悪魔と天使の間に… 市川森一 宇宙怪人ゼラン星人囮怪獣プルーマ 11月の傑作群宇宙人初登場 32 落日の決闘 大木淳 大木淳 千束北男(飯島敏弘) 変幻怪獣キングマイマイ 11月の傑作群ギャグ回 33 怪獣使いと少年 東條昭平 上原正三 宇宙調査員メイツ星人巨大魚怪獣ムルチ 11月の傑作群鬱回シリーズ屈指の問題作 34 許されざるいのち 山際永三 佐川和夫 石堂淑朗(原案:小林晋一郎) 合性怪獣レオゴン 11月の傑作群鬱回 35 残酷!光怪獣プリズ魔 朱川審(岸田森) 光怪獣プリズ魔 準11月の傑作群 36 夜を蹴ちらせ 筧正典 石堂淑朗 吸血宇宙星人ドラキュラス 巨大宇宙人と初戦闘 37 ウルトラマン夕陽に死す 富田義治 大木淳 上原正三 暗殺宇宙人ナックル星人用心棒怪獣ブラックキング 坂田兄妹の退場鬱回 38 ウルトラの星 光る時 初代マン&セブン助っ人に参上!黒部・森次両氏もそのまま出演 39 20世紀の雪男 筧正典 真野田陽一 田口成光 雪男星人バルダック星人 冬の怪奇シリーズ 40 まぼろしの雪女 石堂淑朗 冷凍怪人ブラック星人雪女怪獣スノーゴン 41 バルタン星人Jr.の復讐 佐伯孚治 佐川和夫 長坂秀佳 宇宙忍者バルタン星人Jr.ロボット怪獣ビルガモ バルタン星人、シリーズを跨いで再登場 42 富士に立つ怪獣 石堂淑朗 宇宙怪人ストラ星人蜃気楼怪獣パラゴン 43 魔神 月に吼える 筧正典 真野田陽一 発砲怪人グロテス星人魔神怪獣コダイゴン 44 星空に愛をこめて 田口成光 宇宙牛人ケンタウルス星人燐光怪獣グラナダス 鬱回もとい悲恋回 45 郷秀樹を暗殺せよ! 鍛冶昇 佐川和夫 斎藤正夫 電磁波怪人メシエ星雲人鼠怪獣ロボネズ白鳥座61番星人エリカ 46 この一撃に怒りをこめて 田口成光 宇宙参謀ズール星人ブーメラン怪獣レッドキラー 47 狙われた女 佐伯孚治 真野田陽一 石堂淑朗 人魂怪獣フェミゴン 48 地球頂きます! 小山内美江子 なまけ怪獣ヤメタランス宇宙怪人ササヒラー 屈指のギャグ回……や~めた 49 宇宙戦士その名はMAT 松林宗恵 伊上勝 銀河星人ミステラー星人(善・悪) 50 地獄からの誘い 斎藤正夫 原始地底人キング・ボックル 51 ウルトラ5つの誓い 本多猪四郎 上原正三 触角宇宙人バット星人宇宙恐竜ゼットン(二代目) ゼットン、シリーズを跨いで再登場 【余談】 本作のタイトルを命名したのは、生前の円谷英二であるとされている。元々本作の企画自体は放送開始の2年前から始まっており、当初は『特撮怪獣シリーズ/続ウルトラマン』というもので、初代ウルトラマンから約30年後の世界が舞台の続編とされており、登場するウルトラマンも初代ウルトラマン本人だった。主人公もバン・ヒデキという名前で、引退した科学特捜隊のメンバーも登場するというものだったが、スポンサーの都合で没になり、最終的にウルトラマンも(よく似た)別人という形になった。 レギュラーキャスト陣はウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏含め、妙にこの後他特撮レギュラー出演した人々が多めで、ゲスト出演に留まった桂木美加氏も含めると岩崎和子氏以外の全レギュラー陣が後世の特撮出演者という豪華な面子であった。 アニメ『ふしぎの海のナディア』や『新世紀エヴァンゲリオン』の監督で知られる庵野秀明氏は本作の大ファンであり、学生時代には『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』という同人映画まで制作している。彼が手掛けた作品にも、所々で本作のオマージュ的な要素が多々盛り込まれている他、彼が代表を務める株式会社カラーの手掛けた作品において、同社のロゴが出る場面のSEは『帰ってきたウルトラマン』の変身シーンのそれである(*8)。 アニヲタwiki5つの誓い! 一つ! りどみやルールは全てしっかり読むこと! 一つ! 項目作成は新規作成用テンプレを使うこと! 一つ! 荒らし等の禁止行為は絶対にしないこと! 一つ! 気になったことは相談所で質問・報告をすること! 一つ! みんなが楽しく見れる項目を作ること! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 初代ライダーと同時期だったのか。制作陣はお互い意識してたのかな? -- 名無しさん (2023-05-02 18 40 52) ↑郷さん役の団時朗さんは後年のインタビューでライバルは仮面ライダーって公言はされてたね -- 名無しさん (2023-05-02 19 47 44) 確かに初期はギスギスしていてセブンとはまた違う暗さがあったよね 怪獣も地味なイメージが初期は特に強いわ -- 名無しさん (2023-05-02 20 30 38) 現代とは色んな事情が全然違うというのは重々承知だけど、視聴率15%で大幅低迷扱いってすごい時代やな -- 名無しさん (2023-05-02 21 40 32) ワンダバダ、ワンダバダ……ってシーンが勇猛というよりも重いとか悲壮な感じだったんで、子供ながらに暗い印象を受けてたてたねえ。セブンのときはもっと軽快だった。 -- 名無しさん (2023-05-02 21 41 45) レオでもやはり前半で同じ轍を踏んでいたが更に言えば次郎役の川口くんはこれまた同じ失策を繰り返した東映のV3のレギュラーでもあった訳か…… -- 名無しさん (2023-05-02 23 46 24) 見直してるけど初期の郷さんウルトラマンだからって調子ぶっこきすぎてて -- 名無しさん (2023-05-03 08 27 47) 見直してるけど初期の郷さんウルトラマンだからって調子ぶっこきすぎててそりゃ岸田とか上野に怒られるわと…むしろ加藤隊長とか南が聖人すぎる -- 名無しさん (2023-05-03 08 30 18) ゴーストロンのときなんかいくら一見トロそうな感じがしてたとはいえ、郷さん以外も緩んでたしな -- 名無しさん (2023-05-03 08 39 00) 仮面ライダーからは相当ライバル意識されてたのか、怪獣はもう時代遅れ、怪獣ショーで怪人に襲われるとか結構アレな演出があった記憶、まあこれを乗り越えて円谷と東映は仲良くなっていくわけだが -- 名無しさん (2023-05-03 13 40 08) 好きな怪獣も多いんだけど結構暗い色した怪獣も多い気がする -- 名無しさん (2023-05-03 14 25 05) えっ今までなかったの!? -- 名無しさん (2023-05-03 17 45 43) レンタルのVHSソフトだとやたら茶色味がかった画質だったから、DVD以降のデジタルリマスターの綺麗な発色な映像で見るとだいぶ印象が異なるんだよね -- 名無しさん (2023-05-04 00 46 00) 怪奇とスポ根は特撮畑の人たち的にはどうしてもやりたいものなのかな? -- 名無しさん (2023-05-08 10 17 58) ルミ子さんはぽっと出感が否めない…後のレオでも同じような事が起こったし。 -- 名無しさん (2023-05-08 13 32 11) 低予算ぎみな仮面ライダーのほうが人気が出たのに対して、本作スタッフはどうしてこれに負けるんだとか思ったんだとか… -- 名無しさん (2023-05-28 14 23 22) ↑2大人の事情で坂田兄妹が退場したから本当に急遽だったんだろうよ -- 名無しさん (2024-07-06 11 33 13) 今回のアークがタイトルの背景やアイキャッチが完全にこの作品のオマージュっぽいけどジャック兄さん関係出るかな(本人はもう出れないけど…) -- 名無しさん (2024-07-06 12 22 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/saimooondesu/pages/41.html
GW福袋なるものを買ってきた タグ一覧 その他 企画 単発 完結 鈴木けんぞう 目次 概要 概要 生放送配信日 動画公開日 作品数 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1393.html
野良ゆっくりがやってきた 42KB ギャグ 飼いゆ 現代 絵師いぢり 微エロ ・餡子ンペ出展『群れ/ハーレム』です。 拡大解釈でがんばってみました。 ・クリスマス&年越しのめでたい雰囲気を狙って 徹底した絵師いぢりを敢行。 『野良ゆっくりがやってきた』 D.O 「ちゅっきり!」 「ゆびぇ・・・じゅっぎり」 「みゃみゃー!もっとしゅっきりしちゃいわー!」 「それじゃあつぎは、あのまりさたちに、とかいはのあいをあげましょうね!」 「「「しゅっきりー!!」」」 「・・・はぁ。いつもどおりのぺにありすか。ネタ切れだなぁ。」 活きのいい野良ゆっくりがいたので観察していたのだが、どうやら時間の無駄だったようだ。 ちなみにぺにありす(ぺにぺに非収納型レイパー)と言えば、この虹浦市内では野良ゆっくり達によって、 殲滅対象になっているレイパーだったりする。 最近では市内で会うことも少なくなったので、それなりに希少とは言えるのだが・・・。 まあ、所詮はレイパーありす、一般的にみればさほど珍しいものでもない。 「今日もネタは見つかんなかったなぁ・・・・・・帰ろっか。」 私の名前は、嘆木 晶。 名前だけではわからないかも知れないが、一応私は女性だ。 ・・・年齢については伏せておこうか。 その方が夢が広がっていい。 ちなみに、私がなんで野良ゆっくりを観察しているかというと、仕事のためである。 私のペンネーム『嘆木 夏彦』と言えば、これでも世間では知らぬもののいない人気小説家だったりするのだ。 2年ほど前に書いた作品『ゆっくりの匣』に至っては、アニメ化、映画化もされており、気鋭の若手として注目されている。 この作品は、私の尊敬する大御所作家、M田一美様にも、 『・・・あんたの小説?そんなのより、私のこと行き遅れとか年増とか、どうなってんのよ。 見なさいよ、この桜色の○×△、どうみても少女臭しかしないでしょお!!大体あんた、私の絵柄だってどう見ても20代・・・』 などと、雑誌上で対談した際に絶賛され、私の代表作として世間では位置づけられている。 ・・・たまたま思いついたゆっくりギャグを書いて、女性下着をかぶった変態編集に投げといただけの代物だったなんて、いまさら言えないけど。 ま、そんなわけで最近私の書いている小説は、予想がつくとは思われるが、『ゆっくり』を題材にしている。 同シリーズも『ゆっくりの夏』『ゆっくりの骨』『ゆっくりの檻』と合わせて4作目、 そろそろ妄想レイパーネタだけではマンネリなわけで、 今も必死になってゆっくりの観察を続けては、ネタ探しをしているところなのだが・・・ 「まあ、そんな簡単に面白いネタなんて見つかんないよなぁ。」 ネタなんてものは、探している時に限って見つからないものである。 今日も不作のまま小学生が下校する時刻となり、私も家に帰ることにした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 我が家は、私の他にはペットのゆっくり2匹しか住んでいないこともあり、 2階建て7LDKの慎ましい木造住宅である。 ゆっくり小説家のたしなみとして、ゆうかりんも近々飼いたいと思っているので、 庭だけは小学校のプール3つ分程度、申し訳程度に確保しているが。 いずれはもう5~6匹は賢いゆっくりを飼って、温かい家庭の気分を味わいたいものだ。 ・・・ちなみに人付き合いがめんどいだけで、親が死んだとか男嫌いとか、そういう重い背景はない。 「ただーいまー・・・うわっ!な、なんなのこれぇっ!!」 そんな、慣れ親しんだ我が家に帰ってみると、普段はあり得ない衝撃的な光景が目に飛び込んできた。 書斎兼コスプレルームとして使っている一階の和室内が、台風でも飛び込んできたかのように荒らされていたのだ。 本棚に並べられた薄く高価な成人向け書籍(あくまでも創作用資料)の数々は無残に引きずり出され、 タンス最下段の人様にはとても見せられない洋服の数々も、あたり一面にぶちまけられている。 畳の上には泥土がばら撒かれ、ちゃぶ台の上に置いてあった饅頭や煎餅も食い散らかしてあった。 きれい好きの同居ゆっくり達がいる我が家で、この惨状は明らかに尋常ではない。 「なになに、なんなのよぉ。・・・泥棒!?えーき様!!ありすー!!」 もしも泥棒だとしたら、物はともかく我が家の大事な家族達が危険な目にあったかもしれない! 後で思い返してみれば、ホントに泥棒が入っているとしたら、私も大変危険な状況だったのだが、 落ち着きを失っていた私は、とにかく2匹の安否を確認するため、2匹の寝室のある2階に駆け上がったのであった。 20畳ほどあるゆっくりの寝室に駆け上がってみると、我が家の飼いゆっくり、 えーき様とありすは、2匹ともそれぞれの専用ベッドですーやすーやとお昼寝中だった。 「ああ、良かった。」 「ゆぅ・・・くろ~。」 「あ、起こしちゃった?ごめんね、えーき様。」 「しろっ!」 「ゆふぅ~ん。ありすにおめざめのちゅっちゅして~。」 「寝てなさい。」 「おねーざぁん、ありすとのとかいはなあいは、もうさめちゃったのぉぉお!? あのもえあがるような、あついよるをわすれちゃったのぉぉぉおお!!」 「そんな事実は無い。キモくてウザいわ。」 「ひどいわぁぁぁああ!!とがいはじゃないぃぃぃぃ!!」 ありすの方はまた症状が悪化してきたようだが、とりあえず何事もなかったようだ。 とにかくは一安心なわけだが、2匹の無事を確認して落ち着いてくると、ふと疑問が湧いてきた。 「ねえ、えーき様、ありす。お昼寝中に一階でゆっくり出来ない音とかしなかった?」 「むほぉ・・・ごめんなさい。おひるねしててわからないわ。」 「くろ~。」 もとよりこの2匹に防犯など期待していないわけで、むしろ不用意に出て行かなかっただけ、ありがたかったくらいだが。 何が問題かというと、一階に比べ、二階は被害が無すぎる点だ。 それに、一階の被害にしても、泥棒に荒らされたというよりは、動物が入って・・・・・・! ひょっとするとウチにもついに噂のアレが・・・ネタが転がり込んできた!? 「えーき様、ありす。一階に誰かが入って来てるみたいなの。」 「むほ?おきゃくさま?じゃあおちゃをおだし・・・」 「泥棒さんかも。」 「そんなのとかいはじゃないぃぃぃいいいい!!!」 「くろっ!!くろっ!!」 「とにかく一階を見回る必要があるのよ。だから、いつも通りゆンペリアルクロスの陣形でいくわね。」 「ゆっくりりかいしたわ!!」「しろっ!!」 おそらく私の勘は正しいのだが、用心に越したことはない。 こうして私たちは、防御力の高いありすを前衛、私とえーき様を後衛にして、一階の探索へと向かったのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ここで我が家の飼いゆっくり達を紹介しておこう。 まずはえーき様。 半年ほど前の明け方、私が庭で一人、裸エプロンメイドのコスプレ撮影会を楽しんでいたとき、 お腹を空かして庭に迷い込んできたのが出会いだった。 彼女は類まれな感性を持ったゆっくりで、私の新作衣装デザインを見せると、 『しろっ!』『くろっ!』と、イケるデザインか白黒はっきりつけてくれる。 『しろ』と『くろ』しか言葉を話せないとはいえ、ネットとイベント以外では唯一私と趣味を共有してくれる、かけがえのない存在だ。 一方ありすは、彼女が赤ゆっくりの頃からの付き合いである。 購入したのもゆっくりショップではなく、 流行っていたので購入した、『スッパイ赤ゆにご用心!』とかいう変わり種お菓子としてだった。 完全に気まぐれで育て始めたのだが、思いのほか世話焼きで優秀、 ぺにぺにを器用に使って家電製品を操り、炊事洗濯なんでもこなす、私よりよほど優秀な主婦になってしまった。 ただ、最近はTV、特に昼ドラやら韓流ドラマに夢中なご様子で、影響を受けすぎて時々言動がおかしくなる。 こんな頼りになる2匹を連れて一階に戻ってみると、先ほどまでは聞き逃していた物音や話し声が聞こえてきた。 「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇー!!」 「ここはとってもゆっくりできるね!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 「ゆーん、そうだよ!ここをれいむたちのおうちにしようね!」 「やっちゃあ!れいみゅも、とってもきにいっちゃよ!」 ・・・・・・。 部屋には、成体れいむ一匹と、その子供であろう赤れいむが一匹いた。 お菓子をむさぼり食う2匹は、比較的清潔にしてるようではあるが、明らかに野良。 存分に腹ごしらえをしたらしく、母れいむはともかく、 赤れいむはとぐろを巻いた蛇のようなキモチワルイ体型になっている。 そんな2匹が今まさに、巷で話題の『おうち宣言』をしようとしているところであった。 「ここはれいむたちのおうちだよ!ゆっくりしてい・・・」 「むほぉ!!なにいってるのぉぉおお!ここはありすとおねーさんだけの、あいのすなのよぉぉおおお!!」 「「ゆゆっ!!」」 危なかったが、タッチの差でれいむ親子のおうち宣言を失敗させることに成功した。 ・・・まあよく見てみると、部屋に置いてあった円筒形ゴミ箱を横倒しにして、 親子ですっぽり中に入って宣言していたので、どうもそこをおうちにしようとしていたようだが。 うーん、ま、どっちにしても迷惑ではあったからいいか。 「くろっ!くろっ!くろーっ!!」 「ごめんなざい・・・ありすがいなかものだったわぁ・・・」 ちなみにありすは今、とっさに出た叫びの中とはいえ、家族の中で除け者にしてしまったえーき様に説教を食らっている。 なので、野良の相手は私の仕事だ。 さてさて、家を荒らされた分程度には面白いネタを提供してくれたらいいんだけど。 「ねえ、れいむ。わかってると思うけど、ここは私達のおうちなの。・・・そのゴミ箱もね。」 「ゆぅぅ、ゆっくりりかいしたよ。」 「大体、どっから入って・・・ああ~窓割ったのね。結構高いのに。」 「ゆゆっ!ちがうよ!とうめいなかべさんは、しらないにんげんさんがわったんだよ! れいむたちはそこからはいっただけだよ!」 「うーん・・・まさか本当に泥棒も入ったのかしら。おちびちゃんの方は何か見なかった?」 「しらないにんげんしゃんが、いししゃんをつかってわっちゃんだよ。」 「正直に言ってくれたらあまあまあげるから。」 「みゃみゃがわっちゃよ!」 5秒後、母れいむの顔面には、私の手のひらの跡がくっきりとついていた。 「嘘つきは嫌いよ。」 「ごべんだざい・・・」 「まったく、窓のこんな低い場所を割る人間なんていないわよ。それにお菓子だって食い散らかして。」 「ゆゆっ!!」 何か一瞬考える表情をした母れいむは、カーテンに近づくと、 食べカスだらけのお口の周りをごーしごーしと拭き、 さらに赤れいむのお口の周りをぺーろぺーろときれいにする。 やがて母れいむはうんうん、とうなずくと、眉をキリッと引き締めてから一言。 「ゆっ!れいむたちはあまあまなんてたべてないよ!」 10秒後、母れいむの顔面の中央には、私の拳大のくぼみが出来ていた。 「次嘘ついたら穴があくから。」 「もう、うぞづぎまぜん・・・。」 どうやら人間との力関係を理解しているだけ、マシといえばマシではあるが、 その餡子脳を嘘でごまかす方向に使うのは気に入らない。 ちょっとお仕置きが必要かも。 「まったく、どうやって償ってくれるのかしら。それともお仕置きしてあげようか?」 「ゆぴぃぃぃ!おしおきしゃんはゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」 「ゆぅうう・・・そうだよ!だいじょうぶだよ!おわびにれいむたちが、とってもゆっくりさせてあげるよ!」 「ふむふむ、何かくれるの?」 「れいむたちをかいゆっくりにしてね!!とってもゆっくりできるよ!!」 「やだ。」 「・・・・どぼ・・・ぢで・・・?」 「え?だってそれ、全然ゆっくり出来ないし。」 「ゆ・・・ゆ?だって、かいゆっくりになったら・・・れいむたちが、とってもゆっくりできるよ・・・・ゆ・・?」 「えーと・・・それがどうして、私をゆっくりさせてくれることに?」 「ゆ・・・ゆ・・・・?」 れいむ親子は、心底不思議そうにお互い顔を見合わせたり、首をかしげて見たりしている。 うーん。 ああ、あれだろうか。 こんな可愛いれいむ達がゆっくりしてるところを見れたら、 人間さんもとってもゆっくり出来るね! とか。 あらためてこの親子の瞳を見ると、その瞳がとても澄みきった美しい物であることに気付いた。 純粋で汚れを知らず、知性などという不純物の欠片も映らない、美しい瞳だ。 そうだ。きっと、このれいむ親子は、自分達が美しく、とてもゆっくりした存在であることに、 全く疑いを持っていないのだろう。 多くの一般的な人間から見れば、ひたすら自分勝手で自惚れた、不快な汚物に映るかもしれない。 しかし、このゆっくり達に悪意や醜悪な思惑があった上での言動でないことは、 多くのゆっくりを見てきた私にはわかる。 なんだか、このれいむ親子が急に可愛らしく見えてきた。 野良といえば、えーき様だって元野良だ。 それに、飼ってやろうと思えば、ウチには十分すぎる余裕がある。 とはいえ、やはり簡単に野良を拾うというのも・・・うーん。 「ゆぅぅ・・・。ゆゆっ!わかったよ、おねーさん。」 「うーん・・・、うん?何が?」 「ゆふん。おねーさんもすきだねぇ。ゆふ~ん。」 何を思ったか、れいむが突然こちらにあんよ、というかあにゃるとまむまむを向けた。 「ちょっとだけなら、あじみしてもいいんだよぉ~。」 ・・・・・・・・・。 「醜悪!!」 ぶすりっ!! 「ゆっ・・!ゆぎゃぁぁぁああああ!!!」 「あ、やりすぎた。」 一瞬本気で頭にきたせいで、母れいむにうっかり手加減抜きで貫手を食らわしてしまった。 母れいむの腹に私の左手が手首まで突き刺さっている。 「れいむのゆっくりしたまむまむがぁぁぁああああ!!!」 訂正。れいむのまむまむに突き刺さっている。 「ゆぁぁぁああ!!いじゃいぃぃぃいいい!ぬいでぇぇぇええええ!!!」 「ああ、ごめん、ちょっと本気になっちゃって・・・えい!」 ずぼっ! 手を引き抜いても、餡子がボロボロ出てくることはなかったので、どうやら裂けたりはしていないようだ。 「ゆぁぁぁ。れいむのまむまむ・・・」 「わぁ、くぱぁってしてる・・・ごめんね。」 「れいむのばーじんが・・・もうおよめにいげなぃ・・・」 「ホントごめん。そんなつもりじゃなかったのよ。」 「でいぶ、だいずぎなまりさのために、だいじにどっでだのにぃ・・・」 「そうだったの・・・わるいことしたわ。」 ゆっくりは貞操観念というか、そういう点はえらく人間に近い感覚を持っていると聞く。 私の一時的な激情で大切なヴァージンを奪ってしまったとなると、いくら野良とはいえ、申し訳なさを感じてしまう。 「ゆぅ、ほんとにごめんっておもってる?」 「思ってる、思ってる。・・・ゴメン。」 「・・・じゃあ、れいむたちをかってよぉ。」 「そんなこと言っても・・・」 「ゆぁぉあぁああん!!やっばりごめんっでおもっでないぃぃぃいいい!!」 「うーん。なんか責任感じちゃうなぁ。・・・わかったわよぉ。悪さしないって言うなら、飼ってあげても・・・」 「ゆわーい!!みゃみゃ~やっちゃね!!」 「・・・・・・ママ?」 それから5分、私は仰向けにした母れいむに馬乗りになって、顔面に拳を叩きこみ続けている。 「嘘はっ!ダメってっ!言ってっ!るっ!でしょっ!」 ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ! 「やべっ!ごべ!な!ざい!ゆべっ!べぁ!」 「ゆあーん。みゃみゃをいじめにゃいでー。」 「おねーさん!やめてあげてぇぇぇ!そんなおねーさん、とかいはじゃないわぁぁああ!!」 「くろーっ!くろーっ!」 「ごべんだざい・・・」 「まったく。さっきから嘘ばっかり!私だから生きてるけど、普通ならとっくにゴミ箱行きよ!」 「ごべんね、おねえさん・・・。でぼ、れいむはどうじでも、おねえさんのがいゆっぐりになりたがっだんだよ・・・。」 「ふーん。まあ、野良なら当然だと思うけど。・・・私?なんで私の?」 これまでの態度からして、ウチに侵入したのは、全くの偶然だと思ってたけど。 「そうだよ。れいむは、まえはとってもゆっくりしたまりさといっしょにくらしてたんだよ・・・でぼ、でぼぉぉぉおお!!」 「落ち着いて。ゆっくり話して。」 「まりさは、とってもかりがじょうずで・・・おちびちゃんもうばれで・・・でぼぉ・・・。」 さっきまでは、いかにもゆっくりらしい、ふてぶてしい表情をしていた母れいむ。 しかし、今目の前にいるゆっくりは、雨にぬれた小鳥のような弱弱しさと疲労しかうつらない。 いつしか、えーき様も、ありすも、赤れいむも、母れいむの苦悩に満ちたゆん生の物語に、真剣に耳を傾け始めていた。 母れいむは話し方が下手で、時系列が行ったり来たり、同じことを繰り返してお話していたが、要約すると以下のような内容だった。 れいむは、元々とある森のゆっくりとした群れで、長まりさとつがいのれいむの子供として生まれた。 しかし、群れのゆっくりプレイスは、ある日突然現れた人間さんによって奪われる。 木は切り倒され、泉は埋められ、土地も家も全てを失う中、長まりさと戦士達は必死で人間さんに立ち向かった。 しかし、人間さんは強く、人数でも群れの戦士達を上回っており、長まりさを含め、全ての戦士達は滅ぼされた。 長まりさは、最後の戦いに赴く前に、れいむにこう言って別れを告げた。 『おとーさん、ちょっととおくに、おしごとにいくからね。おちびちゃんは、おかーさんとたくさん、ゆっくりしていってね』 群れの母ゆっくり達は、人間さんに対抗することの不毛さを学び、思い思いにその地を去って行った。 ある者は森の奥へ、ある者は近隣の町へ、ある者は、はるか遠くの地へとあるであろう、真のゆっくりプレイスへ。 れいむは、自分の母れいむを含めた小さな集団に同行して、この町までやってきた。 しかし、ついに心労から体を壊した母れいむは、あんよを動かすことが出来なくなってしまう。 同行していた集団は、この地はゆっくり出来ないと言い、母れいむをおいて旅を続けると言う。 しかし、母を身捨てることが出来ないれいむは、一緒にこの町に残って生きることを選んだ。 町は厳しい。 食料もほとんどなく、おうちとなるような場所には先住ゆっくりや野良猫達がいた。 そのような中で、子ゆっくりにようやくなった程度のれいむは、必死に母を支えて生きる。 しかし、満足な食料も得られない日々が続く中で、母れいむは病を悪化させ、ついに息絶えてしまった。 母の最後の言葉は、『ごめんね。』だった・・・ 孤独な生活の中でれいむは必死に生き続けたが、所詮はさびしがり屋のゆっくり、じきに耐えられなくなってしまう。 そんな中で出会ったのが、のちに赤れいむの父となる、とてもゆっくりしたまりさであった。 狩りの腕に優れ、囲まれさえしなければ20匹以上の通常種とも戦えるほど強かったまりさ。 まりさの温かい瞳に恋したれいむは、かつて両親がいた頃のような、ゆっくりした家庭を取り戻すことができたのだ。 しかし、それも長くは続かなかった。 ある日、まりさが狩りに行っている時、 (おそらく小学生~中学生くらい?の)人間さんがれいむ達の住んでいた木箱を見つけ、襲いかかってきたのだ。 6匹の可愛いおちびちゃんを、お口に入れて必死に逃れようとするれいむ。 しかし、人間さんは圧倒的な力でれいむを捕え、おちびちゃん達を引きずり出すと、れいむの目の前で1匹づつ命を奪っていった。 次女れいむは腹に穴を開けられ、焼いた砂を注ぎ込まれてゆっくりと渇き死んでいった。 5女れいむは油で温めた金属の玉を口からねじ込まれ、餡子を吐くこともできず、体内からあぶり殺された。 3女れいむと4女れいむは、体を金属線でつながれて綱引きを強要された。 背後には水を入れた皿、2匹の間には固形燃料で火の海が作られる。 一方が助かるためには、もう一方を火の海に引きずりこまなければならない。 結局姉妹は、相手を火の海に落とすことを最後まで拒み、火の海にリボンも顔面もじっくりとあぶられて、 泣き叫びながら黒こげになっていった。 長女れいむは、空き缶の上に座らされ、線香花火を何本も何本も咥えさせられた。 線香花火の下には仰向けに寝かされた末っ子れいむ。 長女れいむは線香花火を動かさないよう必死に耐えるが、背中にライターを押しつけられるたび、体を揺らしてしまう。 線香花火が尽きたときには、末っ子れいむは黒く焦げた穴だらけの姿になって、息絶えていた。 5本束ねて火をつけられた線香花火の下で、末っ子れいむが最後に言った言葉は、 『おきゃーしゃん、おにぇーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ。』だった。 そして長女れいむが命を奪われんとしていた時、奇跡が起こった。 悲鳴をあげてれいむと長女れいむを手放す人間さん。 その背後には、木の枝を口にくわえ、必死に人間さんを打ちすえるまりさがいた。 まりさは言った。 『れいむは、いつまでもゆっくりしていってね。』と。 れいむは、一匹だけ生き残ったまりさとの愛の結晶をお口に入れて、必死に逃げのびたのであった。 それから夜になり、れいむがまりさと別れた場所に帰ってみると、そこにはまりさだった何かと5つの小さな饅頭が残されていた。 まりさはあの後人間さん達に捕まり、あにゃるから打ち上げ花火をねじ込まれ、何度も、何度も、何度も体の中を焼かれていったのだ。 最後にはあにゃるの周りが焦げてボロボロに崩れ、眼窩やノドから打ち上げ花火が飛び出しても。何度も。何度も。 だが、かつてまりさだったモノの表情には、それでもわずかに笑顔が浮かんでいた。 それは、体内の火傷のせいで表情がひきつっただけ、あるいはれいむの気のせいだったかもしれない。 しかし、れいむはまりさが最後に安らかに逝ったのだと信じていたようだった。 まりさを失ってから、れいむはしんぐるまざーとして精一杯赤れいむを育ててきた。 しかし、有能で自立した成体ゆっくり達でさえ生きるには過酷な人間の町。 森で生まれた上、狩りに慣れないれいむが、一匹とはいえ赤ゆっくりを育てるのは至難の業だった。 日に日にやつれ、衰えていくれいむ親子。 このまま冬を迎えれば、待っているのは死。 それどころか、冬まで生き延びることすらできるのだろうか。 ・・・そんなある日だった。 れいむが私、お姉さんと出会ったのは。 人間さんに極力出会わないように隠れ住む野良ゆっくり達。 その薄暗く汚い住処のなかに、突然やってきた人間さん。 野良ゆっくり達は、ついに自分達の最後の住処も奪われるのかと絶望した。 しかし、ほんのりと甘い香りをまとい、優しい微笑みを浮かべたお姉さんは、 野良達に声をかけ、談笑し、時にはわずかながら食べ物もくれていた。 遠くからその情景を目の当たりにしたれいむ親子は、身の危険も忘れ、 お姉さんを尾行して、おうちを突き止めた。 危険を顧みず庭に侵入し、おうちの中を覗き込むと、 そこには、2匹の美しいゆっくりとお姉さんが仲良く暮らす、なんともゆっくりした光景があった。 危険も、苦しみも、愛する者を失う恐怖も存在しない世界。 れいむはその夢のような情景を目の当たりにしながら、一つの言葉を思い出した。 ・・・・・・『飼いゆっくり』 ゆっくりしていない人間さん達、その中に稀に生まれるゆっくりした人間さん。 彼らは、ゆっくりと共に暮らし、食事と、安全なおうちと、温かい愛情を与えてくれる。 人間さんと共に暮らすゆっくりを、人間さん達は『飼いゆっくり』と呼び、 誰も傷つけることができない特別な存在として扱う。 ただし、そのゆっくりした人間さんを見分けることは非常に難しく、 上手く行く可能性は極めて低い。 相手を間違えれば、待っているのは確実な『死』。 れいむはこれまで失ってきた、愛するゆっくり達の最後の言葉を思い出した。 『たくさん、ゆっくりしていってね』 『ごめんね』 『おきゃーしゃん、おにぇーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ。』 『れいむは、いつまでもゆっくりしていってね。』 ・・・・・・れいむは、自分が信じたお姉さんに全てを賭けることを決意した。 ・・・私についての描写が非常に美化されている内容ではあったが、心当たりは確かにあった。 小説のネタ発掘のため、野良に対するインタビュー調査をしたことがある。 家にはゆっくりが2匹もいるので、香水やシャンプー、芳香剤の類も、 いつのまにかゆっくりの好みに近い香りのモノを使うようになってしまっていたようだ。 母れいむが今日、勝手に家に侵入し、部屋を荒らしまわったのは確かに悪いことではあったが、 飼いゆっくりとしての教育を受けていない以上、ある意味では仕方のないことだったのかもしれない。 なにより、日頃から見かける、脆く儚く散っていく野良ゆっくり達に、 そのようなドラマがあったことにあらためて気付かされ、私達はいつの間にか大粒の涙を流していた。 「ゆぁぁぁ・・・がわいぞうだわぁぁぁああ。おでえさん、れいむをがっであげでぇぇぇ。」 「しろぉぉぉ・・・しろぉぉぉおおおお!」 「うん、・・・ぐすっ・・わかったわ。れいむ、おちびちゃん。ご両親とまりさの分まで、ここでゆっくりしていってね!」 「おでえざん、ありがどぉぉぉおおお!」 「ゆっくちー!あみゃあみゃ!あみゃあみゃ!」 「ええ、そうね!今日は新しい家族が出来たお祝いに、すっごいごちそうを用意しないとね!」 「ありすもぺにぺにによりをかけて、とかいはなごちそうをつくるわ!」 「しろー!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆゆーん、まりさのことよんだー?」 「?」×3 台所の方から声がしたかと思うと、帽子がパンパンになるほどお菓子を詰め込んだ、 野良にしては比較的小奇麗なまりさが一匹ぽよんぽよんと跳ねてきた。 「ぐすっ・・ん、あなた、どこのまりさ?」 「まりさは、れいむのだーりんのまりさだよ!」 「・・・?狩りが得意で、ケンカの強い?」 「ゆふぅ~ん。それほどでもあるよぉ~。」 「むほぉ?えいえんにゆっくりしたんじゃ・・・」 「ゆゆっ!?まりさはかんったんにはやられないよ! れいむとはおさななじみだから、よーくわかってるはずだよ。」 「しろ?しろ~?」 「れいむはまりさとおなじで、こうえんでうまれたんだよ! おとーさんれいむも、おかーさんちぇんも、すっごくげんきだよ。」 「ん~、えーと、このおちびちゃんれいむの妹達は?」 「おちびちゃんはひとりっこだよ!!へんなこといわないでね!ぷんぷん!!」 「・・・・・・・・・。」×3 「れいむー。やさしそうなおねーさんにかってもらうっていってたからきたのに、 このおねーさん、へんなことばっかりいうよ。どうしたの? まりさも、かいゆっくりになって、はやくあまあまさんがたべたいよ!」 「失せろ!!!」「おそらゆべぇっ!!!!!」 れいむはこの日、お空を飛んだ。 我が家の玄関から門まで。 0.3秒ほど。 「ゆゆっ!おねーさん、もうやめてあげてね!れいむがまためいわくかけたなら、ゆっくりあやまるよ!ゆっくりごめんね!!」 「はぁっ!はぁ・・・ふぅ。あなたはいいよ。でも やっぱ飼いゆっくりにはできないわ。」 「ゆぁーん。ゆっくちやくそくしたにょにー。」 「だめだよ、おちびちゃん。むりやりはゆっくりできないよ。おねーさんにもじじょうがあるんだよ。」 「ゆぇぇん・・・ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 「むりいってごめんね、おねーさん。まりさたちはゆっくりかえるよ。」 「ゆっくちしゃようにゃら!」 「はいはい、さよなら。」 はあ・・・疲れた。 それにしても、まりさの方は比較的礼儀をわきまえてたなぁ。 ああ言う子なら、ホントに飼ってあげてもよかったのに。 でもあの家族付きじゃあねぇ。 それに謝ってる割には、お帽子の中にちゃっかり我が家のお菓子類を満載して帰っていったし。 野良って一筋縄ではいかないわ。 そんなわけで、いつの間にやら日が暮れた外に野良一家を放りだして、 玄関のドアを閉めると、ありすが私のスカートの中を覗き込むように、 足元にすり寄り、私を見上げながら話しかけてきた。 「ねぇ、あきらさん。あきらさんってばぁ。」 「キモチワルイからおねーさんって呼びなさい。何?ありす。」 「おそとはもうよるだったわ。いくらのらでも、いまおそとにおいだすのは、とかいはじゃないわ・・・。」 「えぇ?でもねぇ。」 「それにおちびちゃんだっていたし・・・。おうちのなかとはいわないから、おにわにでもおいてあげて。」 「えー?でもなぁ。」 ちらりと部屋に目をやると、思いっきり割られた窓ガラスが見える。 「またあんな事されちゃ、たまんないわよ。」 「でもでも・・・おねえさぁん。」 普段は割と素直ではあるが、ありすは時々、妙に食い下がってくることがある。 大抵の場合、赤ゆっくりや子ゆっくりが絡んだ状況でこうなりやすい。 飼いゆっくりは飼い主の望まない子供を作ってはならない。 それは、人間がゆっくりに行う調教の、基本中の基本だ。 私も、別にありすに子供が出来ること自体は悪いと思わないものの、 そこらの野良と勝手にすっきりーしてこられては迷惑なので、やはりすっきりー禁止で通している。 だが、もはや成体となって随分経つありすは、やはり母親への憧れがあるのだろう。 町で赤ゆっくりを見かけるたび、物欲しそうな瞳で、赤ゆを目で追う。 「そうは言ってもねぇ。えーき様ぁ。」 「・・・・・・しろっ!」 「まったく、えーき様まで。みんな甘いわねぇ、ホント。・・・今夜だけだからね。」 「ゆわーい!さすがおねーさん!とってもとかいはだわぁ!」 「しろっ!しろっ!」 結局、私が一番甘いのかもしれないなぁ。 少し時間は経ってしまったが、多分ダメージを負ったれいむを連れてなら、それほど遠くには行っていないだろう。 そう思い、私はえーき様を右手で抱え、ありすをサッカーボールの携帯用ネットに入れて、玄関の扉を開いた。 「ゆっくりできないおねーさんのおうちにうんうんしてあげるんだよ!」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ!う~ん、う~ん!」 「ゆっくりやめてね。そんなことしたらおねーさん、ゆっくりできないよぉ。」 「まりさはゆっくりだまっててね!!」 「でも、おねーさん、まりさたちにあまあまさんくれたよ!おぼうしいっぱいだよ!」 「そんなのしらないよ!あのおねーさんは、れいむにゆっくりできないことをしたんだよ!せいっさいだよ!」 「うんうんしゅるよ!しゅっきりー!!」 野良一家は、まだ玄関の前にいた。 「・・・・・・何してるの?」 「くろっ!!ぐろぉぉ~!!くろぉおお!!くろーーっ!!!」 「ごべんだざい・・・。」 「でいぶわるぐないのに・・・。」 「ゆっくちできにゃい・・・。」 ・・・・・・。 「くろーーー!!くろっ!くろぉ!くろぉおお!!」 「ゆっぐりりがいじばじだ・・・。」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・」 「もっちょ・・・ゆっぐぢ・・・」 あれから6時間。 ついにえーき様の逆鱗に触れた野良一家は、未だに説教地獄から抜け出せないでいる。 私でも一時間耐えられるかというあの苦行だ。 赤れいむに至っては2度ほど永遠にゆっくりしかけたので、オレンジジュースの点滴を打ちながら説教を受け続けている。 「えーき様ぁ。私もう寝るから、その野良達、お仕置き終わったら庭にでも放りだしといてね。」 「しろっ!」 「ほんじゃ、ありす。寝よっか。」 「ゆぅぅぅ・・・これもおちびちゃんのためよね。すっきりおやすみなさい。」 「お休みー。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌日。 2階の寝室で目をさましてみると、布団の中、私の股の間にえーき様が潜り込んで寝息を立てていた。 くちゅ・・・・ちゅるっ・・ちゅ、くちゅっ・・・・ 「ふぅ・・ん・・・・んぅ・・ふっ、んぅ・・・」 太ももの付け根、その一番敏感な所でえーき様の柔らかな舌の感触を楽しみながら、 20分ほど1階や庭の物音に耳を傾けていたが、自分の息遣いや濡れた音がうるさすぎるせいか、 昨日の野良一家の声は聞こえない。 出て行ったとは思わないが、昨日の今日では、疲れてみんな寝ているのだろう。 汚してしまったえーき様のほっぺやお口の周りを拭いてあげながら1階に向かうと、 ありすが朝食を作る音と、おいしそうなベーコンの香りが漂ってくる。 はぁ、今日は平和だ。 とりあえず今日の仕事は、昨日めんどくさくなって片づけなかった和室を片づけて、 ガラスを取り替え、それから・・・ そんなことを考えながら、リビングのカーテンをジャッと開けると、 「キャッ!!!何!?」 私の足元あたりに、窓の外側にベットリと顔面を貼りつけた、3つの生首が転がっていた。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「あ・・あ、ああ、あんた達、なのね・・・。おはよう。」 昨日の野良一家だった。 元気そうで何より。 「もう、驚かさないでよ。今日は出てってよね。」 「ゆふん!きょうこそは、れいむたちをかいゆっくりにしてもらうよ!!」 ダメだ。平行線だ。 「ありすー!ゴミばさみとゴミ袋持ってきてー!」 「ゆぁぁぁああ!!まってね!れいむたちのおはなしをきいてね!!」 「もうそろそろ諦めて、出て行ってよ。」 「で、何を聞けばいいの?」 「ゆぅぅ、れいむたちはよるのあいだ、どうしてかってくれないのか、ゆっくりしないでかんがえたんだよ!」 「ふうん。体力あるわねぇ。で?」 「それでわかったんだよ!おねーさんは、れいむたちよりありすやえーきさまのほうが、ゆっくりできるとおもってるね!」 「うん、間違ってないわね。」 「ゆっふっふぅ。だかられいむたちは、ありすたちよりゆっくりできる『しょうこ』をもってきたんだよ!」 「へ?」 いつの間にか、ありすとえーき様も私の後ろに立って(座って?)状況を見守っている。 「おねーさんも、これをみてゆっくりしていってね!!」 「まりさのお帽子の中?何・・・・・・?」 まりさのお帽子の中には、山盛りのイモムシ・毛虫・・・・・・。 「ぎゃぁぁぁあああああーーーー!!!」 「ね!とってもゆっくりしたごはんさんでしょ!」 「やめっ!イヤイヤッ!近づけないで―っ!!」 「ゆっへん!まりさががんば『れいむがいっしょうけんめいとってきたんだよ!』ゆぅ? まりさ、おにわのなか『れいむがおにわのきから、よるのあいだにとってきたんだよ!』ゆぅぅ。」 なるほど・・・まりさが狩りの達人というのは嘘じゃなかったらしい。しかし・・・ 「むーちゃむーちゃ。ちあわちぇー。」 「れいむたちをかってくれたら、まいにちおねーさんにもたべさせてあげるからね!ゆっくりできるでしょ!」 これは何と言うか・・・ 「おにぇーしゃん!こにょいちばんゆっくちちたいもむししゃん、れいみゅもたべちゃいけど・・・たべちぇいいよ!!」 「ゆぅぅーん、おちびちゃんは、とってもゆっくりしたいいこだよぉ~。」 「ひぃぃいいいーーー!!顔に近づけないでーーー!!」 かえってお互いの住む世界の違いを思い知らされるような・・・。 「もっと・・・ゆっぐりしたかった・・・。」 「あきらさぁぁあああん!!」 「・・・おねえさんと・・・よべ・・・・・・(ガクリ)。」 「ゆふ~ん!れいむのおくりもので、ゆっくりしすぎてきをうしなっちゃったよ~!」 「ゆっくちさせちぇごめんにぇっ!」 そこに、ありすが待ったをかける。 「むほぉ!まちなさい!」 「ゆゆっ!ありすはさっさとまけをみとめてね!れいむのほうがゆっくりできるんだよ!」 「むほぉぉお!そんなのききずてならないわ!ありすのほうがとかいてきなのよ!!」 だが、れいむも今回は自信満々だ。 「ゆふふふ、じゃあありすは、こんなにゆっくりしたけむしさんがつかまえられるの?」 「むふぉぉぉぉ・・・うう。でも、ありすだっておりょうりしたり、おそうじしたり、おせんたくしたり ・・・とっても、とかいはなやくにたってるのよ!!ありすは、ありすはあきらさんのおよめさんなのよ!!」 「ゆふぅん?じゃあ・・・おねーさんと、すっきりーしたことあるの?」 「むほ、ほ、・・・・それ、は・・・・」 「ゆふふぅ。すっきりーもしないでおよめさんなんて、ありすはとってもいなかものだね!!」 「む、むほぉぉぉおおおお!!もうゆるさないわぁぁぁあああ!!」 私としてはかなり釈然としない理屈ではあったが、 ありすの怒りを誘う何がかあったのか、それとも痛いところをついたのか。 とにかく、昨日のえーき様に続いて、今日はありすが怒りを爆発させた。 「れいむごときに、このわざをつかうとはおもわなかったわ・・・むっほぉぉぉおおおお!!」 まずい。ありすは本当に本気のようだ。 ありすのぺにぺにがゆっくりと動き、逆さ五芒星を描く。 あれは、お隣りに住む変態留学生、ヨハク君を昇天させたありすの必殺技『スカーレットぺニードル』の構えだ。 「ゆっふっふぅ、W・S・N(ホワイト・すっきり・ナイト)のらんかーでもある、れいむにかなうとおもってるの?」 一方、ありすの怒りを向けられながらも、れいむの表情には余裕がある。 W・S・Nなる代物がどんな競技、あるいは大会か知らないが、多分ロクなモノではないだろう。 そういえばこの町の野良ゆっくり達は、レイプ技術を格闘技にまで磨き上げて、 格闘技大会じみた催し物まで開催しているそうだが、それのことだろうか? れいむはありすにまむまむを向け、まむまむをまるで生き物の口のように、くぱくぱぁと開けたり閉じたりしていた。 ぱっと見、間抜けな光景ではあるが、ゆっくりという生き物は実際問題として、 すっきりーで命を落とすことも少なくないため、これは命をかけた戦い。 事態はかなり深刻だ。 「ちょっと!ありすも落ち着きなさいよ。ありすらしくないわよ。」 「むほぉぉ!おねーさんでもいまのありすはとめられないわ!!」 「なんでそんなに怒ってるのよぉ。ありすらしくもない。」 「むほぉ!!れいむは、ありすの!ありすだけのおねーさんをよこどりするきなのよぉ!! おねーさんの、あきらさんのおよめさんは、ありすだけなのよぉぉおおおお!!!『くろーーーっ!!!』ゆべぇっ!!」 あ、えーき様乱入。 「くろーー!!くろっ!!くろぉっ!!」 「ゆぅぅ。たとええーきさまでも、おねーさんのひとりじめはゆるさないよ!!れいむがせいっさいするよ!!」 「む、むほぉぉ、かってなこといわないでほしいわ!あきらさんは、えーきさまのものじゃないわ!!」 「くろぉ!しろ・・・ぺろんぺろ~ん・・・・しろぉ。」 「そ、そんな・・・えーきさまは、あきらさんとすっきりーしたことが・・・そんなの、とかいはじゃないわ・・・」 「ゆぅぅぅぅ、どうやら、れいむのほんとうのてきは、ありすじゃなくて、えーきさまだったんだね・・・」 えぇぇぇ、ひょっとして今えーき様から、爆弾発言が飛び出しちゃった? そ、そりゃあ、嘘とは言わないけど・・・・・・ 「むほぉぉ・・・とかいはなおともだちだとおもってたのに・・・ゆるさないわぁ!!」 「くろっ!くろっ!くろぉぉおおお!!」 「ふたりともたおして、れいむもおねーさんとすっきりーするよぉぉおお!!」 こうして事態はさらに混沌とし、三つ巴の、餡子で餡子を洗う激闘が幕をあげることになった。 どうして私、ゆっくり達に、こんなにモテてるんだろ・・・ 「いくよーっ!!」 ぽゆんっ すーりすーり ぽむぽむ 「まけないわぁーっ!!」 もみゅ ぷにょり 「くろーーっ!!」 ふにゅんっ 目の前では、恐るべき饅頭達のぶつかり合いが続いている。 私もさすがに、人間からは欠片ほども受けたことのないような熱烈なラブコールをぶつけられ、 何が何やらわからなくなってしまった。 ああ、どうしてこうなっちゃったんだろうなぁ、 一度でいいからかっこいい男性達に、こんな風に取りあってもらいたいなぁ、 などと、現実感を失った意識の中で、ぼーっとそんなことを考えていた。 「れいむ、やめてね!けんかはゆっくりできないよぉ!」 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇ~!」 家族達も事態の深刻さを理解したらしく、おろおろしている。 「はぁ。あー、大変ね、あなたも。」 「ゆぅぅー。ゆゆっ!そうだよ!まりさはとってもたいへんだよ!」 「れいむはあなたのお嫁さんなのに。」 「そうだよ!ふりんっだよ!だからおねーさんは、まりさにあまあまちょうだいね!!」 「ちょーらいにぇっ!」 「・・・・・・。」 それから30分後。 さすがに3匹とも疲労は限界に達し、勝負がつかないまま状況はこう着状態に入っている。 私もさすがにこの頃になると、頭の中がすっきりしてきた。 「ねぇ~。そろそろ朝ご飯にしようよ。ケンカなんてゆっくり出来ないでしょ~。」 「むふぅ、むふぅ・・・たしかに、このままじゃしょうぶがつかないわ。」 「くろぉ・・・。」 「ゆひぃ、ゆひぃ、そうだね・・・こうなったら、だれがゆっくりできるか、おねーさんにきめてもらうよ!」 「・・・・・・え、私?」 そういうと、3匹は同時に仰向けに寝転がり、私に向けてまむまむを向けながら、 「「「すっきりしていってね!!!」」」 情熱的なプロポーズを宣言した。 私はと言うと、さっきまでは正直言って頭を抱えていたが・・・ 今は、なんだかもう少しだけ、この状況を楽しんでみたくなっていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 宣言からさらに30分後、 「ゆ゛・ぎ・ぎ・・・まむまむ、いじゃい・・・・・」 れいむのまむまむに二升五合瓶をねじ込み、 「あぎらざぁぁぁん、どぼじでぇぇぇぇ。」 ありすには貞操帯(腹巻き)を取りつけておいた。 「ん・・・ふぁ・・もう、んぅ・・おねえさん、って、よべって・・・ふぅ・・いってるで、しょぉ・・・」 「くちゅり・・・しろぉ、・・ちゅ・・・・ちゅるっ・・・」 私は、仰向けに寝かせたえーき様にまたがり、本日8回目の絶頂へと身をゆだねようとしている。 その太ももに、ありすが涙を流しながら、頬を擦り寄せてきた。 私は、腰の動きを一層速めながらも、それまで胸やらそれ以上に敏感な場所をまさぐり続けていた、 濡れた両手でありすを抱き上げてあげた。 ありすは、少しだけ安心したように、私の胸元にすーりすーりする。 「おねえさん・・・ぐす・・ゆっくりしてぇ・・・。」 「うん、・・・うふふ。冗談よ。」 ありすの(おそらくその気になれば自分で外せたであろう)腹巻を取り外してあげると、 ありすはぺにぺにで涙を拭いて、いつもの、お日様のような笑顔を取り戻した。 「おねえさん。」 「うん、なあに?」 「ありす、・・・おねえさんをゆっくりさせてあげれてる?」 「うふふ、馬鹿な子ねぇ。私がゆっくりできてないように見える?」 「ゆぅ・・・ゆぅうん。すーりすーり・・・」 うん。やっぱり、ありすは少しいじめてあげた方が可愛い。 そう。私はありすをよく泣かせるし、今だってえーき様とばかり行為におよんでいるが、 別にありすがえーき様より可愛くないわけではないのだ。 こんなに一生懸命で、でもちょっとイジワルしたくなるありす。 素直で、優しくするほど同じだけの愛情で返してくれるえーき様。 両方同じくらい大好きだけど、ちょっと愛し方が違うだけ。 それに・・・ 「ねえ、まりさ。」 「れいむ~ゆっくりしてね。ぺーろぺーろ、・・・ゆゆ?」 「まりさ。あなた達も、ここに一緒に住まない?」 「ゆぅ?ゆ・・・ゆ?」 「飼いゆっくりにならないかって言ってるのよ。」 「ゆ・・・ゆゆ!いいの!?」 「うん。でも、おうちの中はダメよ。どうも、お互いゆっくり出来なそうだからね。 かわりに、庭におうちを作ってあげる。外よりは安全だし、ご飯もたくさんあるし、結構楽しいと思うよ。」 「ゆ、ゆぅぅうう!!ゆわーい!やったよれいむ!よかったね!」 「ゆ゛、まむまむいじゃい・・・ぬいでぇ・・・」 「ゆふーん!そんなのどうでもいいよ!どうせれいむ、がばがばだったし、まりさはきにしないよ!!」 「どぼ・・・ぢで・・ぞんな・・・」 「ゆっくち!ゆっくち!」 それに・・・この野良一家だって、結構可愛いと思う。 慣れてみれば、たまにはこんなおバカさん達がいるのも、悪くない気がする。 ゲスってわけじゃないし、お店で買う、おりこうさんばっかりだと、小説のネタにもならないし。 なにより、これだけ積極的にアプローチされて、情もうつってしまった。 これまで、あまり意識してこなかったが、この、野良一家のおかげで気付かされてしまった。 なんだかんだ言っても、私はゆっくりの、 バカっぽくて、 成長しなくて、 反省しなくて、 でも憎めないところが、大好きなのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆふぅん。ありすは、しろうとどうていさんのにおいがぷんぷんするよ!ゆっくりりかいしてね!」 「むほぉぉおお!そういうれいむこそ、まむまむひらきっぱなしで、がばがばできもちわるいのよ!このいなかもの!!」 「ゆぎぃぃいいいい!!」 「むほぉぉぉおおお!!」 あれから数か月が経った。 相変わらずありすとれいむは、事あるごとにケンカしているが、案外2匹とも楽しそうである。 まりさや、大きくなった子れいむも我が家に慣れ、えーき様に説教を受ける回数も減った。 さらに最近では、知り合いの農家からのうかりんを1匹もらい、庭の半分ほどを花壇やら菜園やらに改造したり、 バランスボールサイズまで育った老まりさ、自称ドスまりさを拾ってきて介護に頭を悩ませたりと、 色々楽しみながらゆっくり達との生活を送っている。 相変わらず人間との付き合いは面倒で、変態編集以外とは、あまり積極的に話をしない生活が続いている。 自分でもこの性格が嫌になるが、だからこそ、ゆっくり達とこんなに自由に暮らしていけるのかなぁ、 と思うと、今のままでもいい気がしてしまうから困ったものだ。 ・・・・・・そう。結局私は、ゆっくりのことが可愛くってしょうがないのだ。 ちなみに、野良一家と出会った日の経緯を題材にした新作『ゆっくりの中心で愛を叫ぶ』は、 出版界を震撼させる大ヒット作となった。 私の尊敬する大御所作家、M田一美様にも、 『・・・これ、ゆんあきよりエロい・・・』 などと、雑誌上で対談した際に絶賛され、私の作品では2本目となる、映画化計画も進行中である。 やりすぎたかなぁ おまけ:キャラ設定 ・母れいむ 人とゆっくりを見る目があるが、それ以外の生存に必要なほとんどの能力が欠如している。 タチの悪いことに役立たずの自覚は無い。虚言癖あり。日常生活はまりさに750パーセント依存してきた駄ゆっくり。 (650パーセントは、余計なマネをして迷惑をかける分) ・父まりさ 狩りの能力とケンカには非常に高い能力を示し、性格も温厚な、優秀なゆっくり。 れいむを背負いながら子猫並の速度で走ることもできる、チート能力を持っているため、 野良の中ではかなりモテた。近所では未だにれいむとつがいになったことを残念がられている。 意外と夫婦仲は良好。 ・赤れいむ 両親の欠点だけを完全な形で受け継いだ、サラブレッド。 別にゲスとかではないが、致命的にオツムが足りていない。 親の庇護無しでは3分と生きられない駄ゆっくり。自覚は無し。 ・えーき様 嘆木お姉さんのセックスフレンド。 語彙は少ないが、知性はかなり高め。特技は説教とお姉さんの洋服選び。 ただし一番大事な仕事は、お姉さんの火照った体を鎮めること。 ・ありす 嘆木お姉さんの家の専属メイド。 ペニペニを自在に操り、人間の使用する、およそあらゆる道具を使いこなす。 普段からお姉さんに積極的なアプローチをしてはいるように見えるが、 実はありすは、お姉さんを心から崇拝しているので、それほど性的な関係を持ちたいわけではない。 ・嘆木 晶 若手売れっ子作家。 未成熟な肢体を持て余しており、自分を慰める毎日。 本人の意思に関係なく、ゆっくりに好かれるタイプ ・M田 一美 嘆木お姉さんも尊敬する、大御所売れっ子作家。 作品だけでなく、身も心も熟れ熟れ。 ・女性下着をかぶった変態編集 36番がトレードマーク。変態。 ・変態留学生:ヨハク君 早く仕事を終えて故郷に帰りたい人。以前はムッツリだったが、今は完全な変態。 ・ゆんあき エロい。 ・D.O 家では基本、服を着ない変態。実話。 挿絵 by嘆きあき 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 母れいむ連れて来た末っ子の赤れいむ以外の、子ゆっくり達と赤ゆっくり達は、父まりさが連れて来た。っいう私の設定がある。 -- 2016-08-08 23 05 57 野良れいむにしてはとても善良な野良れいむだな。あっ、自分は、父まりさと母れいむとの子供、おちびちゃんは、赤れいむは末っ子で、成体寸前の子まりさ五匹、成体寸前子れいむ六匹、子まりさ二匹、子れいむ四匹、赤まりさは五匹、オツムと足りていない末っ子赤れいむを含む四匹いる設定です。 -- 2016-08-08 22 57 59 とても素晴らしいです。こういうゆっくりSSもすごく良いですね。 -- 2016-07-22 15 29 34 母れいむに小説の元ネタつくってもらえばいいよ。あんなに上手に嘘つけるんならww 愛でお姉さん(仮)だとは思わなかったなぁwww -- 2015-11-10 01 51 59 おねえさんがエロすぎた -- 2014-12-27 23 27 49 ぺにぺににはよりをかけなくてよい!!www それから、えーき様って「よいぞ」言わないっけ!? -- 2013-08-12 22 34 16 最後の絵でワロタwww -- 2013-03-07 12 48 50 愛でお姉さんかと思いきや、HENTAIお姉さんだったか…… -- 2012-11-27 12 32 11 ぺにぺにによりをかけるなwww -- 2012-04-28 18 13 39 えーき様だけ残してあとは皆殺す・・・w -- 2011-02-14 02 59 20 挿絵可愛い -- 2010-11-10 23 53 42 母れいむこんなに嘘つけるんだしすごくね -- 2010-10-18 00 46 55 母れいむのお涙頂戴劇のオチで笑ったw -- 2010-07-23 17 03 32
https://w.atwiki.jp/hanatoma95/pages/108.html
彼方から 「正しい少女漫画」を読んだ。王道を行く少女漫画。遠い過去少女だった私も、少女からは遠く隔たった今の私でも充分面白い漫画だ。ベテラン漫画家さんなのに古さを全然感じない。いつも面白い。コンスタントに面白い漫画を見せてくれる人だ。 平凡な女子高生のノリコはある日異世界に迷い込む。言葉も何も分からない世界にいきなり放り込まれたノリコは、そこで最初に出会ったイザークにくっついて旅をする。それを手中にすれば強大な力を得るという「目覚め」としてその世界に現れたノリコは、イザークと共にその身を狙われる。 何の取り柄もない女の子が、強い男の子になぜか守られる。子供の頃に読んでいた漫画はこんなのが多かった。少女の時は、ヒーローだけ見ていればすむ。こんな王子様が来てくれたら、と夢を見る。「俺は大輪の薔薇より野に咲くたんぽぽが好きだよ」みたいな。「僕だけは君の心の優しさを知ってるよ」みたいな。アホか。そういう時期が自分にもあったから辛辣になっちゃうんだけど。薔薇は薔薇で苦労があるんだよ。気付いて欲しけりゃアピールしろよと。「誰か私を見つけてくれないかな」とか受け身なとこにイライラする。大人になると自分を投影する側にも目が行って、嫌いな女がヒロインならその時点でアウト。私がなりたいのはこんな女じゃない→こんな女が好きな男なんて願い下げだ、となってしまう。 話が脱線した。ひかわきょうこさんは、あと何cmかずれたらそういう漫画になってしまうシチュエーションが多い気がするんだけど、なぜかそうはならない。藤臣君と千津美シリーズでもノリコとイザークでも、基本はヒロインを守るのはヒーローだ。なのに、私はさっきみたいに全然イライラしないのだ。それはヒロインが前向きで嫌味がなくて頑張っているからなのか?苦手ヒロインとどこが違うのか、はっきり分らないけど何かが違う。でも「こんないい男に惚れられるならヒロインはいい女なんだろう、ヒロインみたいになりたい」というより「ヒロインが好きだから、こういう女を選ぶヒーローは好感が持てる」って感じになるのだ。 この漫画家さんの描くお話は、少女でも大人の女性でも読める、ありそうでなさそうな漫画だ。男性にもお勧めできる。こう、言い方は悪いけど細々とずーっと漫画を描いてくだされば良いなぁと思う。 (2010/01/22) お伽もよう綾にしき 1~2巻 好きな漫画家さんです。今途中なのがこのお話。学園物やファンタジーや西部劇を読んだことがありますが、これは日本の戦国時代物。安定して面白いので、安心して読めます。 とろくさいけど、妖怪(?)を召喚できたり不思議な力を持ったすず。幼い頃両親を亡くし、そばにいた一回り位しか離れていない新九郎を「ととさま」と呼んで慕っていたのに、ある日新九郎も戦いに出たまま、帰らぬ人となりました。成長したすずは、どこぞのお世継ぎ騒動に巻き込まれます。呪詛を仕掛けてくる敵に対し成す術がないすずですが、新九郎に貰った笛から彼そっくりのお公家様が、ランプの精よろしく登場。滅法強いお公家様を「おじゃる様」と名づけて支配下においたすずが、お世継ぎを守ったり、なぜおじゃる様は新九郎とそっくりなのか、そもそも新九郎は死んだのか、そのへんをあきらかにしていくんだろうなぁというお話です。 まだ2巻なのでなんとも言えませんが、この人のお話好きなんですよねぇ。すずは善良でちょっと抜けていて、でも何事にも一生懸命と、少女漫画の典型的ヒロイン。すずと新九郎にロマンスがあるのか今はわかりませんが、ヒーローはおじゃる様か新九郎かどっちなんでしょうね。私はこの典型的ヒロインというのが大嫌いなんですけど、この人が描くそういうタイプは嫌いになれないんです。「彼方から」のヒロインも、嫌いじゃないしな~。なんでだろう、うじうじしていなくて努力しているからかしら。 続きを楽しみにしている漫画です。 (2007/07/14) 名前 コメント [カウンタ: - ]
https://w.atwiki.jp/inukami/pages/79.html