約 2,975,948 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/36441.html
あのひびにはもどれない【登録タグ あ 丑三つ時 曲 鏡音リン】 作詞:丑三つ時 作曲:丑三つ時 編曲:丑三つ時 唄:鏡音リン 曲紹介 丑三つ時の4作目。 時間は誰だって平等だし、どんなに後悔したって時間は戻せない。っていうことをどうにかして表現したいんだよなぁ…あっ!ちょうどここに壊れた目覚まし時計があるじゃん♪ 歌詞 期待外れの結末が僕の心を傷つけた 悲しくなる 涙溢れる もうあの日々には戻れない とある夏の日 眩しい太陽 走る自転車 目に映る海 久しぶりに会う君は昔と 変わってなかったんだ 天使みたいな君と会えてよかった ほんとに幸せだと思ってた でもあの夏の午後 引き裂かれた 信号無視をした猛獣に 君との楽しい時間が音もなく通り過ぎてく 空は青い まるでこの僕を嘲笑ってるかのように 期待外れの結末が僕の心を傷つけた 悲しくなる 涙溢れる もうあの日々には戻れない 暗く冷たい部屋 一人落ち込む夜 どうすればいい?ダメになりそうだ 君がいなくなって在る意味を失った 道路の真ん中でたたずんだ 君との楽しい時間が跡形もなく塗りつぶされる 当たり前が当たり前じゃなくなる 殻の中眠りにつく 期待外れの結末が僕の全てを傷つけた 僕でいれる自信がないよ もうあの日々には戻れない コメント 実際に遭遇したら、私も同じ気持ちになる! -- Colon (2018-05-29 16 00 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1493.html
52話:誰にも見せられない傷 「おはよう……」 「おお、榛名。おはよう。早いな今日は」 いつものように、叔父さんに朝のあいさつをして、顔を洗いに洗面所へ向かう。 その後は適当に朝食を取って、部屋に戻って毛並みを整えたり、着替えたりする。 いつもと変わらない、平穏な、登校前の朝。 あの殺し合いは全て夢だったんじゃ無いかとも思った。 だけど……学校に行って、その考えは間違いだと言う事に気付かされる。 「……中村? 平池? 誰だそれ」 「そんな子うちのクラスにいないよね」 「やだー榛名、ちょっと寝ぼけ過ぎじゃない?」 「……!」 死んでしまった、中村さんと平池さんが、最初からいなかった事にされていた。 二人がいた席には自分は全く知らない人が座っていて、 でもその二人はずっとこのクラスにいたとみんなが言う。 (そんな…中村さんも平池さんも、私の記憶の中にしか存在しないって事…!? そんなの…悲し過ぎる…! 二人が生きて来た今までって…何だったの!?) 余りに残酷すぎる。みんなの記憶の中にさえ残っていないなんて。 これから先、私はあの殺し合いの事を、中村さんと平池さんの二人の事を、 胸に秘めて生きていかなくちゃいけない。 あの殺し合いは何のために開かれたのか。 結局、主催者から満足な答えを聞く事も出来なかった。 私は生きて帰れた。でも、決して幸せなんかじゃない。 幸せな結末では、無い。 ◆ 「ふぅ…お疲れ様っす、セイファートさん」 「ええ、柴田さん」 「いやあ、おかげで大成功しましたよ、今回の殺し合いは」 「死んだ人の存在はとりあえず消して、因果律とかも色々やっておいたから」 「ありがとうございます。これで依頼者達も満足してくれるでしょう。 しかしまぁ…大勢の人々を集めて殺し合いをさせるとは、本当に悪趣味な事を考える…。 しかも賭け事してたみたいですからね。優勝者の伊賀榛名に賭けていた人、 あんまりいなかったみたいで、悔しがってた人多かったみたいですよ」 「ふぅん…まあ、あの子はほとんど戦わ無かったものねぇ」 「それじゃ、俺は色々後始末するんで…」 「そう…私はこれで失礼するわ。もし機会があったらまた」 「ええ。宜しくお願いしますよ」 【新訳俺のオリキャラでバトルロワイアル 完】 幕を引く時主役は舞台に 時系列順 幕を引く時主役は舞台に 投下順 幕を引く時主役は舞台に 伊賀榛名 生還 幕を引く時主役は舞台に 柴田行隆 第二回放送(新訳俺オリロワ) セイファート
https://w.atwiki.jp/sarakisaragi/pages/66.html
手を伸ばす 手を伸ばす あなたに向かって まっすぐに それでも届かない その心に潜む闇には 何に傷つき 何に悲しんでいるのか 私にはわからないから あなたは教えてくれないから 私はひたすらに 手を伸ばすけれど 届かない だから私は包むだけ 闇を抱えて うずくまるあなたを そのまま 包むだけ 私にできる最大限のこと 本当は 分け合ってほしい あなたの苦しみも あなたの悲しみも 私にはわからないかもしれないけれど でもあなたはそれを望まない それならば私は あなたが望むことをしよう 闇を抱えて うずくまるあなたごと 包もう 抱えるその闇に あなたが取り込まれないように ほんのかすかでも 私がもつぬくもりが 助けになるのなら 私はいつでもここにいるよ ←back
https://w.atwiki.jp/kitkat3/pages/33.html
上手く動画が流れない 動画が上手く流れない時の原因と対処法を書いて起きます! たまに原因不明の新規バグ等もありますが(笑) だいたい以下の原因が考えられます。 先読みが完了してない 枠の途中から来た!って人なら多分大抵当てはまると思う原因です。 動画を再生するには、読み込みを行わないと流れないのはご存知ですよね? 例えば普通にyoutubeやニコ動等の動画を見る時、読み込みが完了した部分までしか動画は飛ばせないですよね ニコ生で動画を流す際、生主と同じタイミングで流そうとする仕様があるようです(同時再生)。 しかし、回線が強い人なら別ですが、そう皆が回線がイイわけではありません。 まして一般アカウントだったら尚更です。 そして更に鯖が重い木曜のメンテ後だとか、ゴールデンタイム(21時~26時頃)だとかなら更に無理ゲです。 その為にニコ生には、先読み機能というものがあります。 これは、動画を流す前に事前に動画の読み込み作業をやっておいて
https://w.atwiki.jp/toarukyoutarou/pages/119.html
709 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 03 24.86 ID 9VE58qqPo 4月11日(木) 【早朝】 京太郎「昨夜は意外な雀帝の事情を知ってしまった……」 京太郎「最強の雀帝でも色々大変なんだな」 京太郎「さて今朝はどうするか」 714 1.咲を迎えに行く 2.弁当を作る(コンマ判定あり、成功すればステータス上昇。所持金を使い豪華にする事も可能) 3.早朝ランニングをする(【体力】+1、誰かと会うかはコンマ判定有り) 4.南浦さんを誘って早朝ランニングをする(【体力】+1、【精神力】+1、好感度小上昇) 5.ニュースを見る(【知力】+1) 6.その他(内容併記) 718 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 18 32.18 ID 9VE58qqPo 南浦さんを誘って早朝ランニングをする 数絵「昨日はごめんなさい。ちょっと動揺して加減を忘れてたわ」 京太郎「そうなのか……」 京太郎(おいおい普段どんだけセーブしてるんだよ) 数絵「さて今日は更に進んだイメトレをするわ」 京太郎「もう牌は投げないよな?」 数絵「当たり前じゃない」 京太郎(その当たり前ではない事をさせられてたんだが……) 数絵「じゃあ同じようにイメージして……」 京太郎「……」 京太郎(駄目だマッチョと渋いおっさんしか浮かばねーよ) 数絵「次は牌を手に取り――」 京太郎「手に取り――」 数絵「卓に置く」 京太郎「おおまともだ」 数絵「しかし横から相手が殴りかかってくるのですかさずガード」 京太郎「なんでだよ!途中までまともだったじゃねーか」 数絵「お爺様も言っておられたわ――」 南浦プロ『捨牌した直後こそ最も無防備になる瞬間であり、気を緩めてはいけない』 数絵「――って」 京太郎「南浦プロのしてる麻雀って一体何なんだ……」 【体力】が1上がりました 【精神力】が1上がりました 【南浦数絵の好感度が上がりました】 719 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 22 29.87 ID 9VE58qqPo 【午前パート】 京太郎「もう瞼を閉じると詳細にイメージ出来るようになってきた」 京太郎「夢に出そう……」 京太郎「さて今日の授業は」 京太郎「 724か」 選択教科 1.国語 【知力】上昇大 2.数学 【知力】上昇小 【デジタル】経験値小 3.英語 【知力】上昇小 【体力】上昇小 4.理科 【知力】上昇小 【精神力】上昇小 5.社会 【精神力】上昇大 6.体育 【体力】上昇大 7.サボる【オカルト】経験値中 726 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 24 43.95 ID 9VE58qqPo 体育 731 コンマ判定 01~30 体が上手く動かず失敗 31~70 成功小【体力】+2 71~98 成功中【体力】+3 ぞろ目44以外 成功大【体力】+5 ぞろ目44 大失敗【体力】-1 738 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 32 39.86 ID 9VE58qqPo 成功中 京太郎「もうクラスに敵はいないぜ……」 京太郎「ってマジで最近調子がいいな」 京太郎「具体的に言うと【知力】に対して【体力】が4倍ぐらいありそうだ」 京太郎「……俺は何を目指してるんだろうか」 【体力】が3上がりました 740 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 35 51.24 ID 9VE58qqPo 【お昼休み】 京太郎「体育で動いた後は腹が減る」 京太郎「さて今日はどうしようか」 746 1.購買部に行って買う 2.食堂に行って食べる(誰かと出会うかはコンマ判定有り) 3.2組に行ってみる 4.誰かを誘ってみる(現在誘えるのは南浦数絵、東横桃子、加治木ゆみ、佐々野いちご、蒲原智美、天江衣、荒川憩、三尋木咏、対木もこ) ※誘う場合は名前も併記 5.食べない 6.その他(内容併記) 757 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 44 22.43 ID 9VE58qqPo なんぽっぽ 京太郎「南浦さん、飯食いに行かない?」 数絵「そうね、今日は 762」 数絵の承諾コンマ判定(女の子からの判定はコンマの1桁と2桁を逆転して判定します) 01~30 失敗 ごめんなさい。遠慮するわ 31~99 成功 いいわ。行きましょう ぞろ目44以外 成功判定と好感度+1 ぞろ目44 失敗判定と好感度-1 771 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 49 37.57 ID 9VE58qqPo ごめんなさい。遠慮するわ 数絵「ごめんなさい。遠慮するわ」 数絵「今日はちょっと用事もあるし」 京太郎「ま、仕方ないな。じゃあまた今度な」 数絵「ええ、誘ってくれてありがとう」 774 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 51 35.18 ID 9VE58qqPo 【午後パート】 京太郎「最近誰かと飯食ってたせいか、一人だと妙に悲しくなるな」 京太郎「午後の授業は…… 779か」 選択教科 1.国語 【知力】上昇大 2.数学 【知力】上昇小 【デジタル】経験値小 3.英語 【知力】上昇小 【体力】上昇小 4.理科 【知力】上昇小 【精神力】上昇小 5.社会 【精神力】上昇大 6.体育 【体力】上昇大 7.サボる【オカルト】経験値中 784 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 54 57.13 ID 9VE58qqPo サボる 京太郎「よしたまにはサボろう」 京太郎「また屋上にするか」 789 コンマ判定 01~30 見つかってしまい失敗 31~70 成功小【オカルト】経験値極小 71~98 成功中【オカルト】経験値小 ぞろ目44以外 成功大【オカルト】経験値中 ぞろ目44 大失敗【知力】-1 791 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/16(日) 23 58 29.46 ID 9VE58qqPo 成功小 京太郎「見つからずに寝れたぜ」 京太郎「さて残りの授業は受けないとな」 【オカルト】経験値が極小上がりました <<前に戻る|4月へ|次に進む>>
https://w.atwiki.jp/newani4/pages/133.html
逃れられない 時を知る ◆3LWjgcR03U E-7。エリアの大部分を占める海が、姿を現しはじめた陽の光を受けて輝いている。 今、このエリアの南側にある砂浜に、1人の男が海中からざばりとその巨体を現した。 極限まで鍛え上げられた筋肉は、しかし感情のない瞳と相まって、どこか不自然さを感じさせる。加えて、今はその体にまとっている学ランが違和感に拍車をかけている。 彼の名はジャック・ハンマー。 地上最強の生物である範馬勇次郎を父に持ち、文字通り全てを捨ててその父を越えんとする怪物である。 彼は猛スピードで飛行するヴィマーナから振り落とされ、海に転落したばかり。 常人ならば水面に叩きつけられたショックで、まともに泳ぐこともままならないはずだ。 しかしこの怪物は完璧に受け身をとったばかりか、海獣のごとき泳ぎで海峡を渡りきってみせたのである。 日に30時間の鍛錬という矛盾を越え、北極熊を倒すにまで至った彼の肉体。 その圧倒的な力は、この殺し合いにおいてもすでに3人を屠り去った。 しかし、海から上陸し、砂浜にたたずむ彼の胸に去来するのは-- 「これでは、全く駄目だ」 確かに3人を屠ることには成功したが、ジャックが目指すのはあくまで勇次郎の打倒。 そのためにはより強い支給品を得たい。だから、カードを集めなくてはならない。 ドーピングで肉体を作り上げたジャックにとっては、できれば己の肉体を強化できるようなものが欲しいところ。 だが、実際にはどうだ。 まずは猫じみた少女を叩きのめした。だが、奇怪な術を使う女が割り込んで逃げられ、カードは得られなかった。 次に出会ったのは二人組の少女と、またもや現れた少女と妙な男の組み合わせ。 少女のうち2人を殺せはしたが、1人は取り逃がし、男はいつのまにか消た。やはりカードは得られなかった。 結局、この殺し合いが始まってから自分が得られたのは、今身にまとっているこの学ランのみ。 カードを奪えないどころか、2度目の遭遇では、あろうことか年端もいかない子供に謀られた。あってはならないことだ。 「これでは、勇次郎には・・・・・・」 敵わない。 それどころか、彼の前に立つことすらできない。 「ふむ・・・・・・」 ジャックは、手近な岩の前にどっかと座り込むと、赤と青のカードをかざす。 現れたのは極厚のステーキ、そして血のような色をした1杯の赤ワイン。 並の男なら文字通り歯が立たないその肉を、切り分けることもせず丸ごとフォークで突き刺し、前歯で噛み切る。 十分に咀嚼した肉をワインで流し込みながら、ジャックは考える。 (もっと、闘いを) カードを奪えていないこともさることながら、ジャックの不満は自分と渡り合える者に1人も出会っていないことだ。 ここまで遭遇したのはいずれも女子供ばかり。強いて言えばあの妙な術を使う女は見所があったが、とうてい自分には敵わない。 彼は最強の肉体を求め、人間性を捨て去った怪物。しかし、人を殺すことに快楽を覚える殺人者でもなければ、弱者をいたぶるサディストでもない。 その力は、あくまでも強者を屠り、父・オーガを打倒するためのもの。 強者を求めたからこそ、海を渡り、強者の集う最大トーナメントへ向かったのである。 これまでの中途半端な戦いにより、忌まわしき範馬の血がフラストレーションを起こしている。それを確かに彼は感じていた。 「さて・・・・・・」 相当なボリュームのあったステーキをものの5分もしないうちに平らげ、白のカードで地図を眺めながら、呟く。 「やはり、この島には」 己の住む世界の常識とは何か全く違う何かが、確かに存在しているらしい。 意識する間もなく連れ去られ、殺し合いに参加させられたこと。 このカードと腕輪。 魔力を持つ刻印虫とやら。 妙な術を使う女。 ただの少女を己の打撃に耐えさせ、着ていると確かに力が増すように感じるこの服。 空飛ぶ金色の飛行機。 思い返せば、最初からここまでに遭遇したのは、どれも超常現象じみたものばかりだ。 だが、フランケンシュタインを理想像とし、狂的に人体強化を研究するジョン博士の下で科学を凌駕すべくドーピングとトレーニングを積んできたジャック。 そんな彼にとっては、己の理解を超える事象を受け入れることは容易かった。 それどころか、己の理解を超える事象が存在するということは、己に匹敵する者が存在する可能性があるということであり、そのことに喜びすら覚える。 「万事屋。便利屋のようなものか」 もうしくじるわけにはいかない。参加者を確実に仕留め、カードを奪う。 それには、人が集まりそうな場所に自ら出向いていくことが必要だ。 そう考えた彼は、地図に記載されているうち、自分のいる場所から最も近い施設に狙いを定めた。 「勇次郎ヨ・・・・・・」 異能の者であろうと関係はない。強者を屠り、皆殺しにし、力を得る。そして、勇次郎の前に立つ。 ただそれだけを思い定め、怪物が砂浜を踏みしめてゆく。 だが、彼は知らない。 父であり倒すべき宿敵である範馬勇次郎は、腕一本を残しヴァニラ・アイスの暗黒空間に飲み込まれたことを。 この時点ですでにこの世の者ではないことを。 放送で勇次郎の名前が呼ばれたとき、怪物の心にはどのような変化が起こるのであろうか……? 【E-7/F-7側の海辺/一日目・黎明】 【ジャック・ハンマー@グラップラー刃牙】 [状態]:健康、そこそこ満腹、服が濡れている [服装]:ラフ [装備]:喧嘩部特化型二つ星極制服 [道具]:腕輪と白カード、赤カード(9/10)、青カード(9/10) 黒カード:刻印虫@Fate/Zeroが入った瓶(残4匹) [思考・行動] 基本方針:勇次郎を倒す 1:人が集まりそうな施設に出向き、出会った人間を殺害し、カードを奪う。 2:勇次郎を探す [備考] ※参戦時期は北極熊を倒して最大トーナメントに向かった直後。 ※喧嘩部特化型二つ星極制服は制限により燃費が悪化しています。 戦闘になった場合補給無しだと数分が限度だと思われます。 時系列順で読む Back 1+1+0+1−1= Next 殺人事件 投下順で読む Back 1+1+0+1−1= Next 殺人事件 041 LOVELESS WORLD ジャック・ハンマー 063 噴火する平和
https://w.atwiki.jp/clownofaria/pages/132.html
第一部 『眠れない二日間』⑫ 〈零時三十五分 綺璃斗〉 新たなる力で身体がたぎっているような感触を感じつつ、少女は狂気で狂う人たちが蔓延る歩行者天国を歩いていた。 そこは錆びた鉄のような匂いや鼻の奥がつんと痺れるような甘ったるい奇妙な臭気が濃厚に入り混じった世界。 ある意味でその世界は一つの天国にして地獄であった。 歩行者天国を歩む少女の背中には小さな羽根が生え、身体中に黒い線が刺青のように浮かび上がっている。 狂気で開放された人たちが放つ狂気が黒き靄となって、少女の身体に吸い込まれていく。 吸い込んだ黒き靄で少女の肌に浮いた線が濃くなり、背中の羽は肥大する。 今の状態ならばどんな魔導師が向かってきても、彼女ならば勝てるだろう。そして彼女もそう考えていた。 ある種のうぬぼれた感情に酔って歩いている内に少女はとある場所にたどり着く。そして同時に息苦しさに似た物を感じた。 そこは『蒼天零月《しんらばんしょう》』の蒼月と『黒の花嫁《イヴ・リリス》』を身に宿す零夏が初詣をしに行った神社であった。 神社の前に立てられた真っ赤な鳥居から二人の男女が何か話をしながら出てくる。 「零夏。これからどうする?」 「甘味処を出している部隊があるらしいので、そこに行きませんか? その……お汁粉でも」 一人は藍色の細長い袋を持った蒼月。もう一人はまだ少し肌が上気している零夏。 その光景はとても仲睦まじく、こんな状態でなかったらつい頬を緩ませてしまいそうな暖かみのある風景。 黒目と白目が逆になった目を細めながらを少女は零夏を注意深く観察する。 恥ずかしそうに頬を桜色に染める零夏の白い手や細い首筋から紋様が浮かび上がっている。 身体の半分以上が『神よ。何故、私に重荷を課した《マグダラ》』の能力と化している少女は理性ではなく、本能的に零夏はどういう存在なのか判断した。 彼女は自分と同じ『先天性古代遺失物能力者《インヒレント・ロストロギア》』であり、自身にとっては高級なエサであると。 夜露に濡れる彼女から漏れ出るその匂いは歓喜で身体が震えそうになるくらい甘くて、むせ返るような濃厚があった。 きっと彼女の能力を吸収すれば、自身に宿る能力がより強くなると思った。 零夏の『黒の花嫁《イヴ・リリス》』から薫るその匂いへ吸い寄せられるように少女は疾駆する。 だから少女はその存在に気づかなかったのかもしれない。 ほとんど生まれたてに近く、まだ未成熟な能力を有する彼女をずっと守り続けていた能力者の存在に。 自身と同類の気配を感じた蒼月は袋に巻かれた緋の紐を口に咥え、引っ張る事でその封を解く。 紐が解かれた事によって袋から現れたのは藍色の長い柄と柄頭らしき物。そして少しくすんだ金色の板。 親指を板にかける事で棒を袋から少し抜き出す蒼月。向かってくる少女から醸し出される狂気が棒状の物に吸い込まれていく。 振り向き際に蒼月は空を薙ぐような感じで無造作にその棒を下から上に振り上げた。 「蒼天零月……参乃陣。四刃『八咫の黒』」 袋の中から姿を現せた棒状の物は良く見ると、細長い定規みたいな感じであった。 その正体は少女が少し前に交戦した恭耶と言う女性が主に得物として扱っていた接近戦用の武器。 とある世界のとある国で作り上げられた一級品の芸術品にして、それを所有する者に相対する存在を分かつ為の武器―――。 ―――刀。それも、野太刀に分類される程の長大な長さを持った刀であった。 野太刀の奔った軌道に沿って集束した狂気が巨大な黒き刃となり、零夏に向かってくる少女に襲い掛かる。 少女は黒い刃に切り上げられ、野太刀の軌跡に沿って宙に打ち上げられる。 重力に従って地面に落ちた少女に蒼月は野太刀を袋の中にあると思われる鞘に収めながら言った。 「一回目は見逃してやるから、今すぐ消えろ。二度目は―――」 蒼月は納刀した野太刀の鯉口を切り、殺気を放ちながら宣告した。 「無いと思え」 その殺気は数秒前に蒼月が抜刀した刃の様に冷たくて鋭い。 少女が下手な動作を取れば、蒼月は容赦という不純物を持たずにその無垢なる刃を振るうであろう。 生存本能的に危険を感じたのか、少女は背中から羽を生やしてその場から離脱。 鯉口を切った野太刀を再び袋の中に収め、緋色の紐で縛る事によって封をする。 「……蒼月?」 袋に封をしてから少女が飛び去った先を睨みつける蒼月に零夏は心配そうな声を出す。 そんな彼女に蒼月は苦笑し、髪が乱れない程度に優しく零夏の髪を撫でた。 「じゃあ、その甘味処でも探しに行くか」 「……はい」 零夏は髪を撫でられる恥ずかしさからか、頬を赤く染めつつ頷いた。 〈零時三十九分 ???Side E.ver〉 上は二つ名持ちの歌姫。下はアイドル志望。 アイドルたちが多く集まる街。別名『アイドルの戦場』とも言える街。ファーヴェルプーペェ。 そんなアイドルの街に店を構えるのが【居酒屋「苺壱枝」】の二号店であった。 店長である月城天音は、肩には長細いバックがかけたジャージの少年に注文をしていた。 「私は注文していた材料を受け取りに行くから、冬秋君は機材関係をよろしくね」 そう言って天音はカウンターに乗せていた白いコートを羽織り、真っ白な手袋をその裏ポケットに突っ込む。 天音は改めて目の前にいる冬秋に言った。 「じゃあ、冬秋君。お願いね」 「閣下モードではない師匠の言動はしっくりこんわぁ…」 目の前に不可思議な生き物がいるかのように口を半開きにしながら訝しげな顔で天音を見る冬秋。 何故ならば、初めて冬秋が出会った時の彼女は今のようなのほほんとした感じではなかったからだ。 あの時の天音はあらゆる物を無意識に屈服させような威圧感を漂わせ、どのような状態に陥っても自身の芯にある物だけは穢される事はない。 まるで自身が唯一無二の女王だと言っている様な威圧をあえて放つ女性であった。 冬秋はそんな時の彼女を知っているだけに、今の天音にちょっとした違和感を感じていた。 その言葉に対して瞼を閉じ、軽くため息をつく天音。 天音がその瞼をゆっくりと開いた瞬間。春の日差しのように暖かくて優しい雰囲気が、冬の雪のように冷たくて鋭い感じへと反転する。 「じゃあ、こちらの方がお好みかしら? 冬秋」 漂わせていた空気が変わり、無条件に相手を屈服させるような威圧を放ちながら天音は冷ややかな目で問う。 対峙しているだけで押し潰されそうな空気。 抜き身の刀のように鋭くて冷たい視線。 それらは冬秋が天音と始めて会った時に感じた物。 天音の問いに肯定するかのように冬秋はニヤリと笑う。 ニヤリと笑う冬秋に天音は目を半分ぐらい閉じながら言った。 「貴方も物好きねえ」 「ワイの師匠は女の子している時のあんたや無く、サディスティックさ全開なあんたやし」 実を言うと冬秋は【居酒屋『苺壱枝』】の店長として振舞う天音ではなく、女王然とした雰囲気を醸し出す彼女を師事していた。 冬秋と同じ考えの人も何割かいるらしく、カリスマ性というものがある今の天音を崇拝対象とする者もいる。 笑みを崩さない冬秋に天音は威圧を叩きつける様に言った。 「冬秋…折檻して欲しいのかしら?」 その口から紡ぎだされたのは甘い言葉。 内容は物騒でありながらも聞く者の頭を溶かし、無条件で頷かせてしまいそうな甘美な毒。 ある種の誘惑に近い言葉に冬秋は歯を剥きながら楽しそうに笑って返した。 「……あの人たちの言う『ご褒美』は勘弁や」 天音を崇拝している者の中には踏まれる事によって幸せを見出す者がいるが、流石に冬秋は暴行されて喜ぶ趣味は無いからだ。 苦笑いしつつ断りを入れた冬秋に天音はつまらなさそうにため息をついた。 「なら、早く行きなさい」 今すぐ命令に従わないとこの場で容赦なく折檻を開始すると言うような口調の天音に冬秋は苦笑しつつも肩に掛けたバックを背負いなおす。 そして急かされるように【居酒屋「苺壱枝」】の表口へと歩いて行く。 出て行く直前で何か思い出したらしく、冬秋は天音の方に振り向いて訊ねた。 「それと……帰りにライブを覗いて来てもええか?」 天音はその言葉に少し驚いたような表情を浮かべる。 「音楽に興味が無い冬秋にしては、珍しいわね」 「ちょっとご贔屓にしてもろうとるお客さんのライヴやからな」 あっさりと言ってしまったら天音から茶化される事が予想できた冬秋は、出来るだけ悟られないように言った。 しかし冬秋の口から出た『ライブ』と『贔屓にして貰っている客』という二つのキーワードで誰を見に行くか分かったらしく、天音はにんまりと笑う。 「あの二人ね……冬秋はどっちが好きなの?」 数秒前まで醸し出していた威圧が幾分か薄れ、目をキラキラさせながら興味津々で冬秋を見る天音。 少し照れ臭そうに目を流線型のサングラスで隠す冬秋。 「だから、贔屓になっているお客さんやからや。恋愛感情なんて持ち合わせてはおらん」 それでも楽しげに笑う天音。冬秋が微かに動揺したのを面白がっているようだ。 冬秋は深いため息をついてから言った。 「それに性的な話は昔を思い出すから、あんま好きや無い。師匠には前にも話したやろ?」 冬秋の脳裏に浮かんだのは過去の記憶。 よろず屋をしていた義父に冬秋と片割れである春夏が拾われる前の事。 二人は小さな孤児院で暮らしていた。孤児院はとても小さくて、壁に入った日々を直すお金が無いくらい貧乏であった。 しかし冬秋はそれでの生活を一度も辛いとは感じなかった。 何故ならば側には春夏という自身の半身がいて、血は繋がってはいないけど家族がいた。 ある種の蜜月が終わりを告げたのは、とある男が孤児院に到来した事を起因とする。 春夏だけが男に引き取られ、冬秋は一人だけ孤児院に残された。 院長は幸せになる事が出来る場所に行ったのですと諭したのだが、嫌な予感がした冬秋は里親となった男と片割れである春夏を追いかけた。 何度か二人を見失ってしまったが、冬秋はどうにか男の家へとたどり着く。 そこで見たものは男に姦通される寸前であった春夏の姿。 冬秋は自身の半身である春夏が男の欲望とその化身によって穢される事に嫌悪感を感じた。 そして冬秋は衝動に駆られるままにその男を押し倒し、馬乗りになって殴った。 ちゃんとした殴り方など冬秋は知らなかった。ただ両手を強く握り、酔っ払って喧嘩する大人たちがやっているのと同じように殴った。 拳が男の歯に当たって切れようとも、握った拳の骨が軋んで痛もうとも、痛みで拳の感覚が無くなろうとも、傷が拳を握った時の力みで更に裂けようとも、裂けた傷から真っ白な骨が露出しようとも、駄々をこねるように腕を振り回し、握った拳を男の顔面に叩きつけ続けた。 男の顔面が冬秋の拳でひしゃげて行こうとも容赦なく殴った。 拳についた血が冬秋の物なのか男の物か分からなくなり、春夏に羽交い絞めにされるまで冬秋は男を殴り続けたのである。 冬秋と春夏は顔面がボコボコになった男を放置して、その場から逃走。 その後は未開発地区で物乞いとなり、最終的にはよろず屋の仕事をしていた義父に拾われる事となって今に至る。 「確かに冬秋君が前にそう言っていたね」 いつの間にか天音の口調が冬秋の言う『閣下モード』の物ではなく、【居酒屋「苺壱枝」】で接客をしているいつもの口調に戻っていた。 目に悪戯っぽさを宿しながら天音は面白そうに笑う。 「でも、二人は冬秋君を一人の男として好きかも知れないよ? 例え最初が吊り橋効果であったとしてもね」 相手に畏怖を与える『閣下モード』と人の心を穏やかにさせるいつもどおりの口調が入り混じったような感じの言い方で天音は笑った。 その響きには何故か天音が今までに歩んできた過去がにじみ出ているように冬秋は感じた。 冬秋はいつの間にかずり落ちていたサングラスを直し、ニヤニヤと笑う天音に背を向けて言い放つ。 「ワイにそんな甲斐性あるわけない。それに、ワイを未熟者と言う師匠にしては珍しい言動やね」 天音は自嘲するような冬秋の言葉にとある一言を容赦なく叩きつけた。 「この女泣かせ」 何の予兆もなく口調が『閣下モード』に戻った天音は目を細め、愚痴を漏らす様に言い放つ。 ほとんど不意打ちで言われた冬秋はその威圧に呑まれ、ある種の恐怖で背中をビクリと震わせた。 背中を振るわせる冬秋に天音はクスリを笑い、口調は『閣下モード』でありながらも目に笑みを浮かべながら言った。 「武芸者としてはまだまだ未熟者。でも、漢としては立派な一人前。私が保証するわ」 「そんじゃあ……行って来るわ」 この月城天音という自身の師匠には勝てないな、と思いつつ冬秋は右手を軽く振りながらクラナガンへと向かった。 〈零時四十分 『ワルツウィンド』〉 クラナガン自然公園。 深夜の一時から開始される新年野外ライヴの準備で、スタッフが今も会場を走り回っていた。 既に会場はファンで埋め尽くされ、開始を今か今かと待っていた。そこ一帯だけは熱気で遥か先の春を感じさせるような暖かさであった。 贔屓にしているアイドルへの愛情という毒でクラナガンを覆うように広がっている狂気という毒を制しているのだろうか。訪れたファンの中で狂う者は余りいなかった。 逆にライヴのスタッフがその狂気に当てられ、体調を崩す方が多かった。 舞台裏では『ワルツウィンド』の如月千歳と音無琴羽が待合室で気を落ち着かせていた。 「ううっ…寒いです……」 そう言って出来るだけ身体を縮めながら熱いお茶を啜る琴羽。 ライヴの衣装が長袖であるとはいえスカートは短く、待合室が急造であるのだから寒いのは当然の事かもしれない。 千歳はライヴ直前の発声練習をしつつ、相棒である琴羽に言った。 「あっ、あっああ~。今は我慢して……琴羽。歌いながら動いていたら温かくなるから」 誰かが待合室を軽くノックする。そろそろライヴだからであろう。 目の前にある扉に向かって千歳は声をかける。 「……どうぞ」 入ってきたのは一人のスタッフ。 抱いたら折れてしまいそうなくらい華奢な腰つき。 その身にまとうのは黒いスーツ。防寒対策か、茶色いジャケットを着ていた。 きめ細かい肌に長いまつげ。一つにまとめられた茶色の長い髪。 それは二人のプロデューサー兼マネージャーをしている如月弥生であった。 「兄さん」 「こらっ。仕事中はプロデューサーか、マネージャーだろ?」 弥生は少し怒ったような口調で千歳をたしなめる。 しかし千歳は悪びれる様子はなく、楽しそうな微笑みを浮かべている。とりあえず、大丈夫であったようだ。 やれやれとした感じに首を振り、弥生は身を縮み込ませている琴羽の声をかける。 「大丈夫ですか? 琴羽さん」 「だっ…だだだ大丈夫です」 そう言う琴羽だが、身体はガタガタと震えていた。 これではライヴにも支障が出ると思ったのか、弥生は琴羽に言った。 「手……出して」 「はっ…はい……」 弥生の意図が分からなかったが、琴羽は言われた通りに両手を差し出す。 弥生は差し出してきた琴羽の両手を自身の両手で包み込む。 周囲の寒さで毛穴が開き、敏感になった琴羽の手が弥生の柔らかくて仄かに温かい手の感触を鋭敏に感じ取る。 琴羽の手に触れた弥生の物はとても温かく、その肌はとても滑らかな肌触りであった。 いきなり両手を握られた驚きと羞恥で琴羽の心臓は大きく跳ね、鼓動の速度が一瞬でトップスピードに切り替わる。 心臓の動く速度が早くなった事で血行も良くなり、弥生の手に包まれた両手どころか身体まで熱くなっていく。 「ん……まだ手が冷たいですね」 血行が早くなる事でほとんど興奮状態になっている琴羽に止めを刺すかのように弥生は包み込んだ手に息を吐きかける。 温かくて柔らかい弥生の手に包まれた両手に吐き掛けられた弥生のあたたかい吐息に琴羽はこそばがゆさを感じた。そして同時に殺意混じりの視線が背後に突き刺さっているのを感じた。 「まだぬるいですね」 琴羽の硬直に気づいていない弥生はポツリと呟き、琴羽の両手に顔を近づけ、その指先に口付けをした。 「ひゃぁっ!」 冷たい指先に温かくて柔らかい物が押し付けられた感触に琴羽は可愛らしく悲鳴を上げる。 そしてそれが弥生の唇だと気づくと、顔を見る見る内に赤くなっていく。同時に羞恥で血の巡りが早くなる事で身体が熱くなっていった。 「んっ……これで大丈夫ですね」 十分に琴羽の手が温かくなった所で弥生は顔を戻して手を放す。 離れた弥生の手を琴羽は切なそうに見る。 「マネ…ジャ…ぁ……」 「何でしょうか?」 恥ずかしそうに顔を赤らめる琴羽に首を傾げる弥生。 「あの……」 琴羽がその続きを紡ごうとしたその時。 「兄さんっ!」 いきなり千歳が弥生の名前を呼んだ。 「だから、仕事中はプロデュ……まあ、良いや。何だ?」 ライヴ直前は会話する事すら事を嫌がる千歳が話しかけて来た事に驚きながらも、弥生はその声に反応する。 弥生の間に両手を突き出し、千歳は少し恥ずかしげにこう言った。 「……私も」 「ふぇ?」 予想だにしなかった言葉に面食らい、素っ頓狂な声を出してしまう弥生。 「だから……私も、兄さんに同じ事をして欲しいの…」 一人で勝手に背負って前に進むような千歳にしては珍しく、人におねだりしてきたからだ。 弥生はクスリと笑い、それを両手で包み込んだ。 そしてその手が震えていた事に弥生は驚いてしまう。 よくよく考えればクリスマスイヴのライヴまでは名前くらいなら知られている程度だった『ワルツウィンド』。 しかしライヴの直前で誘拐されながらも見事に救出されたという事で、メディアに名を知られる事となった。 そのおかげでクラナガンで行われる歌合戦の特別ゲストとなり、鳳の前に緊急参戦ゲスト枠で歌う事になった。 もしかしたら二人は自分たちの地位が急速に上がった事に戸惑い、ちゃんと出来るか心配で緊張しているのかもしれない。 あくまでプロデューサー兼マネージャーでしかない弥生がそんな二人に出切る事は、緊張で震えるその手を握るか、声をかけてあげる事しか出来ない。 ほんの少しでも不安を取り除けているのか疑心暗鬼にとらわれた弥生は二人に訊ねた。 「二人とも……大丈夫か?」 弥生の言葉に千歳と琴羽はキョトンとする。 そしては二人は弥生に笑みを見せた。 「大丈夫よ……兄さん。私は夢を叶える為にココにいるのですから」 「そうですよ。マネージャー」 二人に笑顔でそう言われた弥生は安心で胸を撫で下ろした。 ほとんど同時に待合室の扉が勢いよく開かれる。 顔を出したのはライヴのセッティングをするスタッフの一人であった。 「如月さんっ! 音無さんっ! あと五分で出番です」 弥生は千歳と琴羽の背中を押す。 「さぁ、行って来い!」 「「はいっ!」」
https://w.atwiki.jp/gensouiri/pages/1762.html
喋れない奴が幻想入り 動画リンク コメント・レビュー 喋れない奴が幻想入り 何人目の幻想入りか 作者 ひとこと 主人公 動画リンク 新作 nicovideoエラー ( 正しい動画URLを入力してください. ) 一話 コメント・レビュー 名前 コメント すべてのコメントを見る ※この作品のレビューを募集しています。レビューについては、こちらもご覧下さい。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/1774.html
それはある日の放課後のことでした。 私はいつものように部室のドアを開けました。 梓「こんにちはー」 部室の中には唯先輩しかおらず、反射的に私はあぁ、また抱きつかれるんだろうな、と思い唯先輩を受け入れる姿勢を作ろうとしました。 しかし私の予想とは裏腹に唯先輩は席から立とうともせず、それどころか私の予想だにしない言葉を発してきました。 唯「あ、梓ちゃん。おはよう」 梓「・・・え?」 え? 梓ちゃん・・・? 聞き間違いかな・・・?だって唯先輩は私のこといつもはあずにゃんって・・・ 唯「?どうしたの梓ちゃん。そんな扉の前で突っ立っちゃって」 ま、また梓ちゃんって・・・ どうやら聞き間違いではなく、唯先輩は私のことを梓ちゃんと呼んでいることに間違いはなさそうだった 梓「え・・・?えっ!?」 そのことを理解した途端、私は思わず大声をあげてしまった 唯「?どうしたの梓ちゃん?」 それに対し唯先輩は何事もないかのように不思議そうな顔をする なんで唯先輩は私のことを梓ちゃん、って・・・ 私は動揺を隠し切れず、足は不安から震え、額からは脂汗がにじみででいた 梓「な、なんで・・・」 そう。なぜなのだろう。 確か昨日までは普通に唯先輩は私のことをあずにゃんって呼んでいたはずだ なのにどうして・・・ もしかして、この前唯先輩の干してあったタイツをちょっとだけクンカクンカしたことがバレたからだろうか? それとも、携帯の待ちうけに唯先輩の写真を使ってることがバレたから・・・? ・・・いくら考えても私が梓ちゃんとよそよそしく呼ばれるような原因は(私の中では)思い浮かばなかった 唯「?梓ちゃん?どうしたの?汗ダラダラかいて・・・具合悪いの?」 にもかかわらず唯先輩は私のことを相変わらず梓ちゃんと呼んでくる なんで・・・どうして・・・ しだいに私の視界に写っていた唯先輩の姿は霞んでいき、いつの間にか私は声を発していた 梓「うぅ…嫌ですあずにゃんって呼んでくれなきゃ」グスッ 唯「へ?」 梓「嫌ですよ・・・嫌です!唯先輩があずにゃんって呼んでくれないなんて!!」ジタバタ 梓「なんで梓ちゃんって呼ぶんですか!!私が何かしましたか!?」 梓「確かに、私は唯先輩の干してあったタイツをちょっとだけクンカクンカしたり、携帯の待ちうけに唯先輩の写真を使ってますよ!!」 梓「でもだからといってこんな急によそよそしくならなくたって・・・」グスッ 唯「梓ちゃん、あのn」 梓「唯センパーイ・・・私のことあずにゃんって呼んでよぉ・・・」ウルウル 唯「あの、すごく言いづらいんだけどね・・・」 梓「そんな・・・言いづらいだなんて・・・ 今まで無理してあずにゃんって言ってたっていうんですか?」ウワーン 唯「そ、そうじゃなくって!」 梓「・・・わかりましたよ もういいです!!もう私はあずにゃんって呼ばれなくても気にしませんよ!!!ちょっとトイレ行ってくるです!!」ガチャ 私が涙と鼻水をいっぱい垂らしたままの顔で廊下に出ようとすると、廊下には唯先輩の姿があった 梓「ちょっとすみません!そこどいてください唯せn・・・」 梓「・・・えっ?」 唯「や、やっほーあずにゃん・・・」 え・・・?なんで・・・?唯先輩が廊下に・・・? 頭の処理が追いつかず私が立ち尽くしていると部室からもう一人の唯先輩?がでできた 憂「あ、あの梓ちゃん・・・ごめんね?」 梓「・・・憂?」 部室から出てきた人物の姿は、紛れもなく憂の姿であった 梓「!!!///」カァー 何が行われていたかやっと理解することができた さっき部室で会話を交わしたのは唯先輩に変装した憂であったのだった 梓「・・・いたずらしてたんですね?」 唯「ごめんね、あずにゃん。ちょっとあずにゃんのこと驚かせようと思って・・・」 梓「まったく、本当に・・・驚かせないでくださいよ・・・」 唯「でも嬉しかったなー」 梓「え?」 唯「その・・・あずにゃんって呼んでくれなきゃ嫌ですー、ってあずにゃんが言ってくれてさ」 梓「!!!///」カァー 梓「そ、そのことはもう忘れてください!!れ、練習しますよ!!」 唯「あーずにゃん」ギュー 梓「!!ゆ、唯先輩!?」 唯「・・・私、これからもあずにゃんのこと、あずにゃんって呼び続けるからね?心配しなくて大丈夫だからね?」ギュー 梓「ひゃ、ひゃい・・・(ふにゃあああ///)」 憂「イイハナシダナー」 憂「・・・でも梓ちゃん、その、お姉ちゃんのタイツクンカクンカしたとかいうのは本当なの?」 梓「・・・えっ?」 憂「明日、その辺のことは詳ーしく聞かせてね?」ニコニコ 梓「は、はい・・・」 純「その後、梓は憂に教室で『めっ!』を100回はどされたそうです」 終われ 戻る
https://w.atwiki.jp/bepresident/pages/432.html
#weblog 旦那がTSUTAYAで SHINOBIを借りてきた。 でさ、私が用事をしているときに、観はじめちゃった。 一言 「観る?」 って何で聞いてくれないんだろう??? いいけどさっ・・・。