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うから始まる住民 ウータン&ココ【うーこ】 ゴリラのキャラシできたー!!保護者も作りました。遊んであげてください・・・!#ぼくもの住民化企画pic.twitter.com/sdQOXiVZCe — うーこ@小休止 (@uukokko)2015, 3月 19 ウィザ【Yua】 #ぼくもの住民化企画描けた〜□□ この子も前の検索結果だから記憶が頼りだけど、『魔法使い、髪白、眼力あり、結婚候補』だったです! 詳しい設定は後であげます! 仲良くして頂けると嬉しいです〜□pic.twitter.com/BXRbdrT5kF — Yua*JAPAN (@lo_victoria_ve)2015, 2月 8 ウゥ【うーこ】 牧物でのうぅぅぅは天気予報の人(性別:女性)です。髪の色は薄茶色で、セクシーで魅力的な人物です。ちなみに犬を見せ続けると簡単に好感度MAXになります。http //t.co/NgzLGwbawMヤッター女の子ー!!好み詰め込んだpic.twitter.com/3RyM7vRkag — うーこ@小休止 (@uukokko)2015, 1月 18 うさお【うさこ】 牧物でのうさこは主人公のライバル(性別:男性)です。髪の色は金色で、ちょっと我侭です。ちなみに3年目以降死亡します。#ぼくもの住民化企画3年後狼から家畜を守り死にますpic.twitter.com/W6QkIuh39F — うさこ (@usausa_kr)2014, 12月 14 ウスター【かぐら】 #ぼくもの住民化企画 前からいましたが、キャラシート書きました!ネタ要員…ですかね。みんなの恋の相談とかカウンセリングとかも仕事中だけどこっそりできたらなと思います。よろしくお願いします(✿´꒳`)ノ°+.* pic.twitter.com/rR03JGy32o — かぐら@療養中 (@wakizashi25) 2015, 5月 29 雲丹(うに)【雲丹】 #ぼくもの住民化企画牧物での雲丹は宿屋の主人(性別:男性)です。髪の色は青紫で、いつもおどおどしています。ちなみに週に一度しか会えません。誰か結婚しよ← キャラシートお借りしました☺️ もう一人くらい女の子を作りたいと考え中...pic.twitter.com/UhZlQddBtB — 疾風の雲丹 (@unipesu)2014, 12月 12
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ヒロトが倒れ臥すのを見て、リューは空白となった。 眼球が理解するのを拒み、神経が理解するのを拒み、脳が理解するのを拒む。 彼女にとってヒロトとは絶対なるもの、恋愛を通り越して崇拝の対象ですらあった人物だ。 ヒロトを屠れるものがいるのならそれは他ならぬ自分以外にありえないと、そう確信していた。 それが、どうして、ぴくりとも動かないのだろう。 いきなり何もなかった空間から現れて、ヒロトを刺していた女は一体誰で。 ヒロトに、ヒロトに、ヒロトにヒロトに、一体何をしたのか。 何故ヒロトは倒れたまま動かないのか。 それが、わからない―――。 ローラは絶叫した。 「ヒロト様ぁぁッッッ!!!」 駆け寄る、躓く。それでも倒れず、走る。 ジョンも同じだ。ただし、こちらは拳を握り締めていた。 「―――ヒロトさんから離れろッ!」 ヒロトを刺した少女―――フミナは特に抵抗しようとせず、あっさりと退いた。 しかし逃がさず、リューマが立ちふさがる。 「答えろフミナ、なんのつもりだ!こいつが俺たちに何をしたってんだよ!」 「………………」 フミナは答えない。 その瞳は氷のようで、リューマが知る普段の明るく能天気な彼女とはまるで別人のようだった。 いや、リューマは確かに『この』彼女を知っている。 それは昔見たシノビとしての姉の貌。忠実に任務をこなす血も涙も無い裏社会に棲む者の貌である。 「フミナ、お前………」 「………そのひとは、ヒイヅルにとって危険なひとだから」 言葉を発したのはフミナではなく、クルミだった。 フミナの奇襲を【緊縛】でサポートした彼女は、勿論事前にこのことを知っていたのだろう。 しかし何故? ヒイヅルにとって危険? この、ヒガシ・ヒロトと名乗った剣士が、どうしてヒイヅルの危険因子になるのだろうか。 ヒガシ・ヒロトといえば知らぬものはいない、最強の勇者の名である。 リューマが最も手合わせしたかった人物の一人だ。 そして虚偽ではないということは、あのとんでもない剣技から見るに明らかだろう。 ヴェラシーラの勇者がヒイヅルの敵となる?なにがなんだか―――。 「説明はあとでするわ。一旦引く。リューマも来て」 「お、おい」 フミナは跳躍しようとする、その足元を稲妻が襲った。 「くっ!」 「―――させると思いまして?」 ローラがボルテックを抜き払い、憤怒と殺意の形相でフミナを―――フミナたちを睨みつけている。 「やってくれましたわね。おかしいとは思いましたわ。 あの時、温泉にはあきらかに私たちとは別に、リューさんの魔力の強大さを認識している人物がいた。 加えて極めて短時間で広まった事実と食い違いのある噂。 わたくし一晩中ヒロト様たちの帰りを待って起きていましたけど、一度もそんな話は聞きませんでしたわ。 もっと早くに気付くべきだった。ドラゴン襲撃という噂は、端から意図的に広められたものだということに。 偽りの情報を流すのは諜報のお決まりですものね。 初めから噂をダシにヒロト様に近づく―――そういう目論見だったのですね?」 「………………まぁね」 フミナは口元を歪めて呟いた。 まぁね、だと―――? 腹の底は煮えくり返っていても頭は努めて冷静でいようとしたローラだが、 こればかりはかっと視界が赤く染まった。 「こ、の―――!」 ローラは衝動のままに駆け出していた。 ヒロトを手にかけたこの女、とても許せるものではない。 見ていろ。今すぐその首に剣を突きたてて、ヒロト様にしたことを思い知らせてやる……!! 「――――――ッッ!!?」 しかしその途中で、ローラの疾走は止まった。 上っていた血が頭から音を立てて引き、紅潮していた顔が真っ青になる。 ばしっ、ばしっ、と足元の石ころが弾け砕けた。無論、ローラは何もしていない。 それどころかフミナも、リューマも、クルミもジョンも、 ただ彼女の波動の前に愕然と身体を硬直させていたのだった。 蛇を前にした蛙でもまだ余裕があるだろう。 それはまるで、認識した瞬間に発狂しそうなほど、深い絶望の具現だった。 リューが、 啼いていた。 「ア、あ、ぁあアあaぁあアアア、あァAaァアアああAあ―――!」 天が逆巻き、大地が堕ちる。 圧倒的な闇の力の前に世の全てを形作る理ががらがらと崩れていく。 魔王の咆哮に世界が共鳴しているのか。 そも、魔王とは混沌の化身である。 リュリルライアという人格は、言ってしまえばその混沌に張り付いた薄皮に過ぎないのだ。 リュリルライアは自らの意思を以って、その混沌から わずかに魔力を汲み上げて操ることが出来る―――その『わずか』でさえ世界最強の“海”。 では、リュリルライアという『蓋』を無くした時、いったいどれほどのマナが荒れ狂うことになるのだろう? そこに、意思も感情もない唯の暗黒が溢れようとしていた。 かつてヒトは一度だけ、それを経験している。 魔王侵攻。 勇者によって食い止められたその時もごく小規模ながらも同じことがおこったという。 万物が闇に溶け、存在する確立が変動して消滅するという世界の終わり。 すなわち―――事象崩壊である。 「リューさん!」 ようやっとジョンが叫ぶも、荒れ狂う轟風にかき消されて自分の耳にすら届かない。 ローラもフミナのことを忘れ、ひとまずリューを正気に戻そうと駆け寄ろうとする。 が、身体がぴくりとも動かない。 魔力に当てられて竦んだか? いや違う。まるで身体がぴったりと収まる鋼鉄の箱に入っているような、 そんな閉塞感に肺が締め付けられるよう。 おお、なんということか。その戒めの正体は普段魔法障壁とよばれているものだった。 リュリルライアが闇の片鱗を以って自らに害を成す全てを拒絶する、 それが一帯に幾重にも幾重にも張り巡らされ、 空間を埋め尽くしてその場にいる全ての人間の行動を阻んでいたのである。 「ああァァアあ、Aぁあアああぁぁ、ああAaaああああァ――――――!!!!」 全員、心臓を動かすのがやっとの中で――― しかし一人だけ、例外がいた。 症状を診ていたジョンの足元からゆらりと立ち上がり、 魔力圧で千切れそうな嵐の中を踏みしめ、リューの元へと歩み寄る。 「ひゅ、ひゅうっ……は、ぁっ―――」 ヒロトは血の気の失せた顔を歪め、それでも足を止めることなく、行く。 「嘘ぉ………」 絶句しているのは未だ動けずにいる全員、しかしフミナは愕然と呟いた。 信じられない。 フミナが毒針に使ったのは、かつて国ひとつを死の沼に変えたという 伝説の魔獣の牙から採取された史上最強の猛毒だ。 不死殺しとさえ言われるそれを直接体内に注入されてなお動くとは、あの男は何者だ? ―――と、いうより『何』だ!? 事象崩壊が止まり、荒れ狂う闇が静まり始める。 リューは目を見開いてヒロトを見つめていた。その両頬を、涙がつたう。 「ヒ、ロ……ト?」 「……なに、やってるんだ。………ばか……」 小さなその少女を抱きしめ、笑った。 自分は大丈夫だと。そう示して、ヒロトは改めて気を失った。 「ヒロト!」 ―――どこかで、誰かが叫ぶ声がした。 ………そもそも、ヒガシ・ヒロトなる人物は本来存在しない。 幼馴染みたるローラなら知っているだろうが、 ヒガシ・ヒロトとは読んで字の如く「東から来たヒロト」の意であり、 元々の彼は苗字となる家名を持っていなかった。 しかし仮にもヴェラシーラ王城に出入りするものとして 苗字がないのは不恰好だという意見からつけられた仮の名がヒガシなのである。 ヒロトはそれをそのまま外の世界でも名乗っているのだった。 だが、彼自身知らないのだろう。ヒロトの生まれと、本当の名を。 彼の出生を考えれば、父親がそれを知らせなかったのも頷ける話だった。 ヒロトの本名は―――いや、本来名乗るはずだった名はヒロト・アヅマ。 それは、現ヒイヅルを治める王朝アズマに仕える武家に生まれた子の名でもあった。 ヒイヅルは昔から内乱の絶えない国だった。―――いや、それはもう過去の話だが。 ヒイヅルは海に囲まれた島国であり、その国には世界でも類を見ないほどの多くの土地神が棲んでいる。 その数、一説には八百万とも言われているほどだ。 その中には高名な魔獣だけでなく、天使や神族なども入り混じり、 しかもそれが狭い土地の中共棲していたというからとんでもない話である。 有名なところで言えば天使と同種族であるテング、聖獣コマイヌ、水龍ヤマタノオロチ、 北の大地にコロポックルがいれば、南の島にはシーサーがいた。 灼熱龍リオレイアにも負けないほどの強力な魔獣もいれば、人より遥かに小さな下級神族まで、 ここまで多岐に渡る土地神を持つ国は他に例がない。 その中で、隣人や身内には寛容な反面、他の部族に厳しいヒイヅルの民はそれぞれの土地神に仕え、 自らの領地を広げようと争っていたのだった。 中には鬼神シュテンドウジのように自ら長として戦場を駆けた土地神もいるというから驚きである。 だがある時、海を越えやってきた聖堂教会の使者が介入し始めたことにより、 ヒイヅルの世界観は一変した。 聖堂教会のもたらした知識と技術は、 狭いクニで暮らしてきたヒイヅルの民にとって仰天することばかりだった。 たとえば、魔王侵攻と勇者の物語だとか。 神族が司る奇跡の業だとか。 自分たちにはない圧倒的な魔法技術、 遥か遠くの景色を観る水晶や空を飛ぶ箒などのマジックアイテムだとか。 世界の広さを、知ったのだ。 そうなればもう、狭い国で争っている場合ではない。 ヒイヅルの勢力図は見る見るうちに変わり、統合と分裂を繰り返し、強い国を作るのだと躍起になった。 そして最終的には最も力のあった一族が他の一族たちを取り仕切る形となり、 ひとつの王朝が生まれたのである。 ―――それこそが、アズマ。 しかしヒイヅルを開かれた国にしようとするアズマに対し、 逆に国を外国の穢れから護るため、また仕えてきた神々のために 国を閉ざすべきだと考えるものたちも現れた。 サイと名乗る彼らは彼らでコミューンを作り、アズマに対するレジスタンス軍として対立を始めた。 これがヒイヅル最後の内戦といわれるセイホウの乱である。 アズマ軍は辛くもこの戦いに勝利を収め、統一を宣言したのだが、 サイはまだ各地でゲリラとして現れ、ヒイヅルの国政の悩みのタネとなっているのが現状だ。 それでも、彼らの中核となっていたサイの一族が絶えたことにより 彼らは事実上ただの烏合の衆となったのである。 が。 近年になってヒイヅルより大陸へ渡り、遥か、遥か西にある大国ヴェラシーラから サイの血を引く者が、よりにもよって勇者として世界に解き放たれたことを知ることになった。 ヒロト・アヅマ。 アヅマ家の裏切り者キョウと、そしてサイ家の恥晒しユウの間に生まれた忌み子だった。 「………と、いうことは……」 「そう。キョウとユウはお互い結ばれない恋をし、そして生まれたヒロトくんを連れて外国に逃れた。 そりゃあそうよね、ヒイヅルにいたら親子共々八つ裂きだもの」 「……………………」 クシャスの旅館にため息が満ちる。 あの後、リューは我に帰り、ジョンに説得されクレイドラゴンを再召喚して クシャスの宿までひとっ飛び戻ってきたのだった。 フミナも放っておく手はないのだが、とにかく今はヒロトを安静にさせなければならない。 何を使われたのかわからないが、症状から診るにおそらく高位幻想種の神経毒だろう。 それはジョンの“霊拳”と同じく体内のマナに異常をきたす最悪の毒物である。 いわば『生命』そのものに毒を流し込まれたに等しいのだ。 ジョンが看病し、ヒロトがひとまず落ち着いたとき、 観念したように抵抗もせずついてきたフミナがとつとつと語り始めたのは歴史の話。 それが、ヒロトが命を狙われた理由。 ヒイヅルのシノビである彼女が知る、ヒロトの出生の秘密である。 「対立するふたつの家に生まれた子だから、命を狙われたのか!?そんな―――」 「……そう。でも、少し違うわ。重要なのは、ヒロトくんがサイの血を引いてるってことよ。 さっきも言ったけどサイの一族は事実上、もう滅んでる。 ヒロトくんはサイに生まれた最後の子ってこと。だから」 「サイの一族を根絶やしにするということか……何故、そこまで―――」 「………………」 悲痛な面持ちで俯くリュー。 それもあるだろう。だが、本質は違う。 それは、王族であるローラには予想が付くことだった。 「ヒイヅルが恐れているのは、ヒロト様がサイとしてレジスタンス軍を統率しようとすることでしょう? いえ、そうじゃない。サイの末裔が生き残っていると知ったことで レジスタンスの勢いが増すのではないかと懸念している。 少なくとも、存在するだけで王朝を脅かしかねない存在だと……」 その冷静な口調に食って掛かったのはリューマであった。 その影にはクルミもいて、大人しくしている。 「は?なんだそりゃあ!?ヒロトにそんなつもりはねぇんだろ?だったら放っておいてやれよ!」 「ヒロトくんの意思は関係ないわ。レジスタンスがどう思うかだもの。 それにわざわざ火の近くに油を置いておくような真似は見逃さない。それが古老たちってものよ」 「………………!!」 リューマは、覚えがあるのだろう。 ギシリ、と音がするほど奥歯を噛み締める。 「クソ爺どもが……!」 「同感。だから気が進まなかったんだけど……出会っちゃったからねー。本人に」 仕方ない、と肩をすくめるフミナ。 ローラは眉根を寄せた。 王族として、フミナの言うことはわかる。 ヒイヅルにとってヒロトは、居るだけで危険因子となりうることもわかる。 だが―――やはりわかるだけだ。ヒロトを殺そうとしたこの少女を許す気にはなれなかった。 それに、フミナは何も許してもらおうなどと微塵も思っていないだろう。 彼女は彼女で、シノビとしての筋を通そうとしただけだ。 「―――で?言い訳はそれだけか?」 だから、リューが紅の眼を向けても表情ひとつ変えないのである。 「貴様の事情、ヒイヅルの事情など知ったことか。 ヒロトを殺そうとしたその報い、まさか受けずに逃げられるとは思っておるまい?」 「………まあね。あーあ、失敗したなぁ。焦らずに仲間のことも調べてから殺るんだった」 「貴方……!」 あまりに軽い物言いに、ローラのツインロールは怒りのままに帯電する。 リューも顔を歪め、漆黒のオーラを立ち上らせた。 「待ってくれ。フミナを殺そうっていうのなら、俺がそうはさせない。 これは本来俺がやるべきことだったんだからな」 「……リューマ」 リューマはフミナを庇うように立ちふさがる。弟の広い背中を見て、フミナは目を丸くした。 「さっきの話でやっとわかった。なんでフミナが里を抜けた俺たちを連れ戻しに来たのか。 里に必要ってことは、俺たちにしかできない任務があるってことだ。 でもサイの力が衰えてる今じゃそんな任務、そうそうない。 ……でも、世界最強の勇者の暗殺、とかなら話は通る」 フミナは息を飲んだ。図星だった。 フミナ本来の任務は暗殺の引継ぎ。そのために、ここまで来た―――。 「抜け忍っていっても俺は勇者として、クルミはその付き人としてちゃんと王朝に認められてるからな。 今さら抜け忍だからどうのなんておかしいと思ったんだ」 「………………………」 リューマの隣に、寡黙な少女も立つ。 「クルミ、お前」 「……わたしも、暗殺に手を貸した………それに」 それに? 「相棒」 クルミは相変わらずの無表情―――ではない。 少し、ほんの少しだけ、微笑んでいる。 それで、覚悟は決まった。 「ってわけだ。俺たちは逃げる。どうやら任務は失敗したみたいだし、 何よりお嬢さんたち、おっかないしな。女の子は笑ってる方が可愛いぜ?」 逃げる? 可能だろうか。 この少女たち―――いや、この燃えるような赤い髪の少女がとんでもない化物だということはさっき知った。 あれは敵うとか敵わないとかそういうレベルの存在ではない。 出会ってしまったが最期、生きるも死ぬも相手次第となってしまう絶対の捕食者である。 生き残るにはまず出会わないことが前提となり、そして状況は絶望だ。 彼女はここにいて、そしてリューマたちに殺気を放っているのだから。 ………参ったな。 リューマは心の中で頭を掻いた。 この怪物少女の前では、捨て身でかかっても逃げる時間が稼げるかどうか。 それでも、命と技の全てを以って惚れた女とたった一人の肉親を護る。 ならば上等―――男冥利に尽きる死に様だろう。 リューマは身を低くして腰の忍者刀に手を添え、 リューは変わらず、構えもせずに王者の風格でシノビたちの死を見つめる。 両者の緊張が弓を引き絞るようにぎりぎりと高まっていき、そして―――。 「………よせ。リュー、ローラ」 静かな声が、緊迫した部屋に響く。 「ヒロトさん……!?」 医者として患者を護らんと傍で拳を固めていたジョンが、驚いてヒロトを見る。 はたしてヒロトは、おぼつかないながらも身を起こし、 押し殺した、しかし聴くものを制する声で二人の少女の怒りを静めていた。 「ヒロト、だが!」 「いいからやめてくれ。俺は、お前たちにそんなことはしてほしくないし、する必要もない。 ―――俺は、生きてるんだから」 確かに、その顔色は悪いながらも死相は浮いていない。 呆れ果てた生命力である。完全な回復はまだ先だろう、しかしあの完璧な暗殺でも殺すことができないとなれば、 この青年を始末する術がいったいどこにあるというのか。 それにこの物言い。自分を殺そうとしたフミナたちを見逃すとでも言うつもりか? 力が全てと本能に刻み込まれている魔獣でもあるまいし、いったいどういう神経をしているのだろう。 「なんとでも言え。俺たちの仲間に一人そういうヤツがいてね。見習っただけだ」 リュー、ローラ、ジョンの脳裏にとあるドラゴン娘の顔が浮かんだ。 けらけらと明るく笑うその少女はご存知リオルである。 確かにリオルは過去ヒロトに殺されかけた、というか殺されたにもかかわらず ヒロトと同じパーティで能天気に旅をしているが、 それはヒロトを許したわけじゃなくてジョンと一緒にいる間に 恨みつらみなんかどうでもよくなったというか、 そもそも状況が違いすぎるというか一緒にするなというか。 だいたい、リオルは初めの頃ヒロトに復讐しようとして襲い掛かっていなかったっけ? 「………とにかく、俺はフミナをどうこうする気はない。勿論、リューマやクルミもだ」 そういう、都合の悪い部分は全てすっ飛ばしてヒロトはそう言い切った。 お人良し、というのだろうか。こういうのも。 いやどっちかというと馬鹿とかアンポンタンとか土手南瓜とかそういう言い方のほうが合っている気がする。 とはいえ。 「参ったなー」 フミナはふっと笑った。 許されてしまっては敵わない。 元々気の乗らない任務であり、久方ぶりに弟と再会したテンションに任せて 抜け忍宣言までしたというのにそのターゲットがのこのこ現れたために観念して任務再開、 なんとか弟の手を汚さずに済んだと思ったら暗殺に失敗して、しかもターゲットには許される始末。 アズマ王朝お抱えの諜報機関、月影の里で名を馳せたフミナとあろうものがこの無様とは、 忍の矜持もボロボロではないか。 ―――ま、それもいいか。 失敗してなんとなく気が晴れた。 肩の荷が下りたとはこのことだろう。 しかし任務が失敗、そして放棄したとなれば、この先フミナはどうなることやら。 やれやれである。でも、とりあえずなるようになるだろう。多分。 フミナはううん、と大きく伸びをするともそもそと座り込んでちゃぶ台のミカンを食べ始めた。 その余りにリラックスした行動に、リューたちはおろかリューマとクルミでさえ目を瞬かせている。 「お、おい貴様!何をくつろいでいる!?」 リューが激昂するも、フミナはひらひらと手を振って、 「んー?だってそっちの大将はあたしのこと許すんでしょ?だったらもうこの話は終わりじゃん」 「な!ヒロト様!あんなこと言っていますわよ!?」 「いいんじゃないか?その通りなんだし」 あんまりな態度にローラが抗議する。しかしヒロトは事も無げ。 「ローラ、ダメだこいつ!だいたい、放っておいたらまたヒロトを殺しに来る気だろう!」 「あはは、そんなことしないよ。だって虎の子のヒュドラの毒使っちゃったもん。 アレで死なないんじゃ、あたしにゃヒロトくんを殺せる手段がないってことさね」 「ヒュド……なんですって!?」 その言葉にジョンが目を剥いた。 「知っているのかジョン?」 「ヒュドラですよ! かつて小国レルネに現れた伝説の大蛇で、 あまりに強力な毒を持っていたためにレルネの地を死の沼に変えてしまったんです! その毒はヒュドラが倒されて500年たった今でも消えてなくて、 レルネでは未だに草一本生えない不毛の大地が広がっているっていう!」 ヒイヅルではとうてい手に入らない、伝説級の猛毒だ。 これには流石のリューマも半目で冷や汗である。 「………フミナ、ヒロトにそんなもん使ったのか?」 「うん」 「殺す気か!」 「だーから、殺す気だったんだってば」 「ヒロト様ー!あんなこと言ってますわよ!?」 「落ち着け、ローラ」 「……お茶………飲む…?」 「あ、ありがとうございます」 いつの間にかクルミはお盆を持って働いていた。 よく気が付くいい娘だ。きっといい嫁さんになるだろう。 「すまない、俺にもお茶をくれないか」 「俺は酒がいいなぁ」 「くつろぎすぎだろ!で、貴様は何みかんの筋をスッゴイ丁寧に取ってるんだ!」 「フミナは…………意外と几帳面……」 「クルミちゃん『意外と』って何さ!?」 「あら、お茶美味しいですわ」 「………存外……几帳面……」 「言い直した!しかも意味同じだ!!」 ぎゃあぎゃあ。 とてもさっきまで息をするのも苦しいほどの殺気で満ちていたとは思えない。 一部ぷりぷりしている少女もいないこともないが、 もうここに殺意だとか決死だとかそういう物騒な単語とは縁遠い、ただの賑やかな空間になっていた。 その変わりようがなんだかおかしくて、ジョンは思わずぷっと吹き出した。 無論、彼の仲間で一番陽気なあの少女が山から帰ってきて 部屋の襖を蹴り飛ばして乱入するのはそう遠くないことであり、 今夜この部屋はほとんど宴会会場になるのだが。 騒がしかった彼らも疲れ果てたのかようやく静かになった頃、 空には大きな月が夜を煌々と照らしていた。 ここは旅館の屋根の上。 勇者たちはその天に浮いた杯を肴に、静かに酒を傾ける。 「……しかし、噂は本当だったんだな。最強の勇者ヒロト。ああ、この巡り合わせに感謝するぜ」 「感謝するのは俺の方だ。ヒイヅルの話、聞かせてくれてありがとう。不思議なもんだな。 見たこともない、聞いただけの故郷を懐かしく思うのは」 「ん、感謝するならさー。俺とひと勝負」 「ダメです。ヒロトさんは、まだ全然本調子じゃないんですから」 「………主治医のセンセがそう言うなら仕方ねーけどさ」 男三人の酒盛りだった。 少女たちは寝静まったのか、それともひそひそと話しこんでいるのか。 まあ、こちらもお互い様なのだからどうあろうと知らん振り、である。 「ん。もう一杯いくかい」 「ああ、すまない」 清酒辛口、銘は奇しくも『魔王殺し』。 縁起でもない名前だが、実際にその魔王がひと舐めしただけで 目を回してひっくり返ってしまったと知ったら酒造の職人たちはどんな顔をするだろうか。 ヒロトは杯に満ちた酒をあおって、そんな想像に一人目を細めた。 そこへ、リューマが真面目な顔を向ける。 「ところでヒロト、あんたは本当にヒイヅルをどうこうする気はないんだな?」 その眼は鷹。 おちゃらけていたリューマのものとは違う真剣な眼差しは、 ヒロトの返答次第ではこの場での戦闘も辞さないと語っている。 たとえ相手の不調を突いての、彼の流儀から外れる戦いであったとしても。 それを受け止め、ヒロトは頷いた。 「ああ。俺はそんなことは望まない。サイを先導してアズマを潰すなんて―――俺には遠い話だ」 それを聞きながら、ジョンはずず、と酒を啜る。 実のところ、サイの思想とヒロトの願いは似ているのかも知れなかった。 ヒイヅルの民はもともと同じ土地に住む者とは結びつきが深い。 それはヒトに限らず、神族も魔族も関係なしだったという。 それが本当なら、まさにヒロトが望む世界そのものとも言えた。 ところがアズマがヒイヅルを統一してからはヒトは土地に棲む神々を遠ざけ始める。 聖堂教会の恩恵を受けるアズマは魔獣と神族を同格に崇めることはできなかったというわけだ。 土地神に仕えるサイにしてみればそれは純然たる裏切りである。 そこに、似たような思想を持つヒロトが介入したら―――。 ……だが、ジョンは何も言わずに月を眺める。 ジョンも今日、はっきりと認識した。ヒロトはそんなことに心を砕いている場合ではない。 ヒロトの役割はとんでもなく重いのだ、と。 「……そうか。ま、あの娘の傍にいてやんなきゃいけないもんな」 リューマは酒徳利を逆さまにして振りながら、ぼそりと低い声で呟いた。 ヒロトの目がすっと細まる。 魔王リュリルライア。 その意味は彼らが知っているよりも―――おそらく、本人が自覚するよりも遥かに大きく深い。 なにせ、今日世界は滅びかけたのだから。 比喩でも誇張でもない、あのままリューが正気に戻らなかったら全ては無に帰っていた。 信じられない、しかし事実である。それを確信させるだけのことが起きたのだ。 この、たった一人の青年を喪っただけで、リューの心は簡単に闇を解放する。 おそらくはヒロトがリューを拒絶するだけで―――リューは世界を滅ぼすだろう。 この勇者の双肩に、世界の命運がかかっているのだった。 「………別の意味で、ですけどね」 「大丈夫だよ。俺はそんなことしないし、リューだって世界を滅ぼしたりなんかするもんか」 「するする。っつか、今日したろ」 「それはあれだ。ちょっとびっくりしただけだって」 「びっくりして世界が滅んでたまるか!」 ヒロトの暢気な言葉に目を三角にするリューマとジョン。 そのサウンドのツッコミに、杯に浮いた円い月がゆらっ、と揺れた。 ――――――聖教国ナルヴィタート。 聖堂教会の総本山、大聖城セントレイ・ピアラの地下に、それはあった。 『聖域』。 そこは、薄い青に発光する魔法陣がびっしりと描かれた巨大ホールである。 その空間には、何もない。 中心に一本の柱―――いや、円柱状の水槽が高い天井まで伸びているのみだ。 およそ聖域などと大仰な名称に相応しくないただただ広い空間は、 一目見てそこがなんのために存在しているのか判断するのは難しい。 なにせ、扉すらないのだ。出入りは専用の転移用魔法陣で行われ、 そしてそこに入ることが許される人間はわずか三本の指で数えられるほどに過ぎなかった。 ―――聖皇ラルゲリュウスもその一人である。 「………事象崩壊は」 「あれ以来確認されていないよ。警戒は続けなきゃ駄目だろうけど、 とりあえずはもう眠ってもいいんじゃないかな」 重厚な法衣に身を包む、その老人の言葉に帰ってきたのは青年―――少年といってもいいほどの若い声だった。 聖皇といえば世界で最も力のある組織の、さらに最高権力者である。 いわば世界の頂点といってもいいその老人に、しかし声の主はまったく臆することはないようだ。 「……そうか。それはひとまず安心だが………混沌が再び不安定になっているのなら、 我々の計画も急がねばなるまい。 あれさえ実行できれば、もう終極に怯えることもないのだから」 「ヒトが為―――それならばぼくたちも協力を惜しまないよ、ラスゲリュウス聖下」 「………………………」 ラルゲリュウスは振り返る。 そこには蒼い光に浮かび上がる、一人の少年と一人の女性の姿があった。 少年―――天に選ばれし勇者テイリー・パトロクロス・ピースアローはにっこりと微笑み、 その背後に立つ戦女神ルヴィシス・アテニアは静かに目を伏せる。 「ああ。頼りにしている」 その背後では、液体で満たされた水槽に、ごぽ、とあぶくが浮いて―――そして、消えていった。 腕に抱くもの 背に負うもの~新ジャンル「勇者」英雄伝~ 完
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のからはじまる住民 ノーラ【千羽 瑠雨】 #ぼくもの住民化企画役場(ギルド?)のオネエ職員中田ノーラ中田さん 中田って呼ぶとキレますpic.twitter.com/lxFCEwUyRc — 千羽 瑠雨 (@ruu_chihane)2015, 5月 3 のえ【ノエル】 @tos のえ pic.twitter.com/kpjYD9DzIR — ノエル@休止中 (@Noe10Chris) 2015, 5月 30 のん汰【かのん】 #ぼくもの住民化企画またまた追加とちょい変更(( カイトからのん汰にしようと思ったけど…これはwwwなるべくかのんに似たのに しようとした結果(´・ω・`)pic.twitter.com/AntV9efe3S — かのん (@kanonn_0422)2014, 12月 18 ずっと参加したかった…! どうもー診断でアイドルだった人です! 好きなこと追加で音楽映画鑑賞! 実は目標がありアイドルの活動よりも役者としての活動を中心的にやりたいと思いながら悩んでる。#ぼくもの住民化企画pic.twitter.com/v2NLaSPpfM — かのん@TOZ周回プレイデゼロゼ沼深いで (@kanonn_0422)2014, 12月 17
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よからはじまる住民 ヨギ【ありな】 しばらく離れてたけど今度こそ時間とって書けそうなので再度投下しました!いまPCが使えないのでアナログですみません。よろしくお願いします( ´艸`) #ぼくもの住民化企画 pic.twitter.com/F8CiYAHXKa — ありな (@bye_bye_10) 2015, 1月 27 ヨクス【yox】 牧物でのyoxは流離の行商人(性別:男性)です。髪の色は白で、動物が大好きです。ちなみに親密度が足りないと町を出ます。 http //t.co/oQyzFc5Uyt #ぼくもの住民化企画 隠し婿候補ヨクスくん!! pic.twitter.com/HAiVNkfd4p — yox@春感6号館Aク19ab (@kumachan0214) 2014, 12月 9
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けからはじまる住民 ケチャ【もにゅ】 ケチャ。顔は絵本の王子様、性格おブスなツンデレ男。町長の息子でお金持ちです~!ぜひ♡仲良くしてあげてください♡http //t.co/RJ1muMjv6j #ぼくもの住民化企画 — ラブリー♡ケチャップ・もにゅ (@monyu_t)2015, 1月 30 ゲルク【ゲルク】 垢作りなおしたので再投稿!初めましてタグ乱入失礼しますー!結婚候補者のゲルクくん。女の子と喋りたいけどムッツリだから無口な青年くん#ぼくもの住民化企画pic.twitter.com/yhEXETD4Il — ゲルク (@bkmn_grk)2015, 3月 17 ゲルダ【夏蜜柑】 できた~~~!!!!まさかの3人目!ww見た目は子供頭脳はババアな魔女です!よろしくお願いしますー!#ぼくもの住民化企画pic.twitter.com/22lZH0f543 — 夏蜜柑@ナツキ・ユウト・ゲルダ (@mikaaaan_25)2015, 3月 10
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とからはじまる住民 トウカ【まかな】 ハトカという子の双子の子です。あまり町には来ませんが、良かったらよろしくお願い致します^^ #ぼくもの住民化企画 pic.twitter.com/ETXBo2IoYf — ニウメさん狂信者@まかな (@bknt11) 2015, 5月 14 トウゴ【矢蓋灯悟】 牧物でのトウゴは専業主婦(主夫)(性別:男性)です。髪の色は濃緑で、花が大好きです。ちなみに結婚相手候補です。http //t.co/8NUkc4J9o4#ぼくもの住民化企画楽しそうなのでシートお借りしました♪ こっそり便乗←pic.twitter.com/e6zbz5CvVr — 矢蓋灯悟 (@togo8205)2014, 12月 10 トエ【トヱ】 住民化用のアカウント作ったのに何もあげてなかったので今更ですがキャラシートを…トエとエトとのんびり仲良くして頂けたら幸いです pic.twitter.com/ZtOfmgKIAj — とヱ(住民化) (@toe_jumin) 2015, 5月 9 トトリ【リシャロット】 王子のキャラシ更新しました!職場が決まったのと抜けてた誕生日入れたのとか色々変わってます。そして一様ですが婿候補になりました。ついでに前回に引き続きセリフpart2も#ぼくもの住民化企画pic.twitter.com/dPILp8s3ei — リシャロット@住民 (@totori_1915)2015, 3月 21 トモ【TM】 牧物でのトモは果樹園住まい(性別:女性)です。髪の色は暗い赤で、海が好きです。ちなみに結婚相手候補です。http //t.co/HY5ki5onigトモさんのキャラシ一応こちらにも貼ろう#ぼくもの住民化企画pic.twitter.com/IEWGu8BXPX — TM (@tmrkgk)2015, 2月 1
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時代を貫いて響くもの ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 【0】 「修学旅行。行き先は京都。ここで決着をつけてやるわ」 ◇ ◇ ◇ 【1】 ひとりだ、と。 見知らぬ民家の一室で床にへたり込んだまま、制服の少女・中野二乃はそう思った。 修学旅行の最中にこの場所に呼び出されてから、何度も、何度も、同じことを思っていた。 制服の上から羽織っているカーディガンのポケットに手を伸ばし、愛用のスマートフォンを取り出す。この行動もまた、二乃はこの部屋で何度も繰り返している。 うさぎの耳を模したカバーをつけたスマートフォンは、ロックを解除した途端に灯りをつけていない部屋を仄かに照らす。 その画面には、彼女と彼女の姉妹たちを映し出している。 画面のなかの自分はひとりではない。 同じリボンを左右につけて、同じ制服を着ていながら――五人だった。 その事実を確認して、また彼女は現在の自分がひとりきりであることを実感した。 はたして誰から隠そうとしているのか、涙が溢れそうになるのを隠すように二乃は俯いて目を瞑る。 「(なんで……どうしてこんな……っ)」 視界を閉ざすと蘇ってくるのは、先ほど強制的に見させられた映像である。 美少女とバイオレンス。さながら深夜放送のテレビ映画じみた荒唐無稽な代物だった。 白昼夢でも見たのだと思い込みたいし、現在知らない民家にいるのもまだ夢から覚めていないのだと信じたい。 しかしながら、二乃にはどうしても自分を騙すことができなかった。 再びこの民家に戻ってきてから現在まで、まったく目が覚める気配がない。 見させられた映像に出てきたリュックサックが、いつの間にか傍らにあるのも気づいてしまった。 ずっと圏外を示しているスマートフォンには、すっかり忘れかけていた写真やSNSのログまで入っている。 震える手で恐る恐る頬をつねってみるとちゃんと痛いのかもしれないが、それを確かめてしまう勇気は二乃にはなかった。 「(みんなは、どうしているのかしら……)」 ひとりでいるせいか、二乃の脳裏を過るのは悪い可能性ばかりだ。 この場所に呼び出されるまで一緒にいた四人の姉妹と、同級生にして家庭教師の少年。 彼女たちと彼までもこの悪趣味な企画に参加させられていたらと考えて、二乃はひと際大きく震えてから顔を上げた。 「(怖い。怖いわ。怖い……。とても、怖い)」 怖い。そうだ。ずっと怖かった。 ここに至ってようやく、二乃は現在の自分が抱いている感情をはっきりと言語化する。 自分がこの状況に置かれているだけでも震えて動けなかったが、彼女の大切な存在が巻き込まれている可能性のほうがずっと恐ろしかった。 その可能性を否定するには、名簿を確認しなければならない。 それはすなわち現状を夢だと思い込むのを諦め、現実であると受け入れるということだ。 二乃にとって極力避けたかった、ずっと目を背け続けていた行動である。 けれど、二乃はもう避けるのをやめる決意をした。 自分が殺し合いに巻き込まれている現実を受け入れた上で、大切な存在が巻き込まれているのか否かを確認したかった。 「(思うように動いてくれないわね……なんなのよ、この手は。震えてないでちゃんとしなさいよ)」 固めた決意通りに身体が動いてくれるかというと話は別だったが、それでも時間をかければリュックサックを手元に持ってくるなど容易かった。 スマートフォンの背面ライトを起動して照らしながら、二乃はリュックサックを引っくり返して中身を床に広げる。 中身を一つずつ取り出すなんて、震える手では器用にこなせる気がしなかったのだ。 水。 食料。 地図。 冊子。 ランタン。 そして、細かく文字が記された一枚の紙。 リュックサックのサイズに対して中身の体積が大きい気もするが、そんなことは二乃にとってどうでもよかった。 おそらく名簿であろう紙に手を伸ばそうとしたとき、引っくり返したままのリュックサックから――今度は見るからに体積の大きい代物が飛び出した。 ごとんと予期せぬ音を立てて床に落ちたのは、一振りの日本刀であった。 「きゃあ…………ッ!」 自分の口から出た声に驚いてから、二乃は口元を抑えて無理やりに呑み込む。 呑み込んだとはいえ、自らの上げかけた悲鳴で冷静になったのだ。完全に塞ぐのが遅かったという自覚があった。 それを証明するように、外から足音が近づいてくるのが聞こえた。なにやら重い物を引きずるような音もしている。 「――――っ」 二乃は縮こまって息を潜めるが、早鐘を打つ心臓がうるさくて実際に上手く行っているのか定かではない。 ただ、わざとらしく立てられた足音が少しずつ近づいてくるのはわかった。 どうするべきなのか考えても、まったく頭が回らない。 ついには目まで回ってきた錯覚を二乃が覚えたころ、戸を蹴破ったかのような明らかに玄関からの侵入ではない音が轟く。 「いやァな催し物ですよねえ」 しばらくしてから響き渡った軽薄そうな声を受けて、二乃は知らず立ち上がっていた。 先ほどまでずっと震えていてリュックサックを開けるだけでも苦労していたというのに、咄嗟に動いた身体に彼女自身が驚いていた。 初めて持つ日本刀は話に聞く通りたしかに重かったが、米袋のほうがずっと重い気がする。 そんなことを考えている場合ではないと、二乃は遅れて自らを叱責した。 ◇ ◇ ◇ 【2】 やはりあえて聞こえるようにか、侵入者は足音を必要以上に立てて接近してくる。 「当方、多少難儀していまして……。お互い巻き込まれた同士、ご助力を願いたい」 逃げるか、隠れるか、言葉を返すか。考えはまとまらない。 一向にまとまる気配がないことだけが、二乃には妙にはっきりとわかった。 だったらいっそわからないほうがよかったと、例のごとく余計な方面にばかり妙に頭が回った。 「微かに光が漏れていたのでもしやと近くまで来てみましたが、まー、これも一つ縁とゆーか」 ポケットに入れたスマートフォンが、二乃の脳裏を掠める。 カーテンは一応確認したはずだったが、完全に閉め切れてはいなかったらしい。 先ほど上げてしまってから慌てて呑み込んだ悲鳴と同じだ。後から気づいてももう遅い。 どうせなら一階に留まらず、二階に移動すればよかったかもしれない。 いや、二階ではいざというときに逃げられないので、むしろ一階にいて正解だったのだろうか。 「(どちらにせよ、逃げられてないんだから同じじゃない! というか最初にいた場所から、一歩も動いてないし!)」 実際には動いていないのではなく動けなかったのだが、それを自らに指摘することは二乃にはできなかった。 ついに、侵入者が彼女のいる部屋まで到達したのである。 「ここにいました、か……」 侵入者は着流しを纏った細身の男で、長く伸ばした髪をうしろで結っていた。 現代の日本ではあまり見かけぬ衣服や髪形よりも、その体躯のほうがよほど二乃の目を引いた。 細い。 あまりにも細い。 着流しから覗き見える胸は肋骨の隆起が見て取れるほどで、奇妙に痩せすぎている――二乃にとってまったく羨ましくない細さだった。 「…………すいません。ずいぶん洒落たモン召してたんで、少し驚いて。沖田総司といいます」 「(この制服のどこがよ!)」 しばし呆気に取られていた侵入者の言葉に、痩躯に目を奪われていた二乃は我に返る。 ダサい制服とは言わないし、決してみっともない着こなしもしていないが、洒落ていると称されるほどの代物でもない。 あまりに過剰な評価に、浮かべている軽薄そうな笑み。二乃の日本刀を握る力が僅かに強くなる。 そんな様子に、沖田と名乗った侵入者はしばらく首を傾げてから大きく頷く。 「いきなり名乗って困惑させたみたいで……。 わたし、『二回目』なので。これが一番早いことを知っていまして」 笑みを浮かべたままで、沖田は照れくさそうに頭をかく。 勝手に納得したみたいだが、二乃にはまったく言っていることがわからない。 まったくわからないなかで、わかることが一つだけあった。 「(き、気持ち悪い……! 怖い……!)」 格好も。 薄笑いも。 二回目という発言も。 オーバーに頷いて、一人で納得してるのも。 沖田総司などという、ふざけているとしか思えない名乗りも。 変人だ。 狂人だ。 変質者だ。 通報ものだ。 どこに? 圏外であることなんて、とっくに思い知っているというのに。 「こ、来ないで!!」 そこから先の動きは、二乃本人でも意外なほどに早かった。 ほとんど杖のようにして床に重みを逃がしていた刀を持ち上げて、しどろもどろになりつつも鞘から抜く。 またしても大げさに目を見開いて驚いている沖田に、二乃は震える手で刃を向ける。 手元では僅かな震えであるはずなのに、刀の切っ先は大きくぐらぐらと揺れてしまっている。 「それ以上近づいたら……どうなるかわからないわよ!!」 本当だった。 本当にわからなかった。 誰にとってもなにも、二乃自身にとってわからなかった。 二乃は中野家の料理担当だ。包丁は使い慣れている。肉を切ったことは数え切れないほどある。 率先して情報を集めようとしなくても、テレビやスマートフォンからは人が死んだニュースが毎日のように流れてくる。 それに、ついさっき、本当なのかどうかわからない映像を見せられた。自分とそう年が変わらない少女が、呆気なく殺される映像を。 だけど――それでも、わからなかった。 もしも沖田が逃げてくれなかったらどうなるのか。 もしも恐れずに襲い掛かってきたらどうなるのか。 もしも刀が身体に触れてしまったらどうなるのか。 中野二乃にはわからない。 わからないし、わかりたくない。 ただ、刀を恐れて沖田が離れてくれるのを祈るばかりだった。 「『沖田総司を前にしたら目瞬きするな』――なんて、ね。 それでは駄目です。炎天下のなか、いきなり目隠しを外された鬼じゃないんだから。目を瞑っていては駄目です。駄目ですね。駄目」 目隠し鬼懐かしいなあと、沖田はさらに続ける。 指摘されてから、二乃は自分が目を閉じてしまっていることをようやく自覚する。 「かような鬼退治であれば、剣術なんぞよりもずっと慣れたものなのですが」 とん――と。 床を蹴るような音がした。 反射的に二乃はそちらに刀を伸ばすが、なんの感触もない。 感触がなかったことに二乃がむしろ安心したのと、伸ばし切った腕を掴まれたのはほとんど同時であった。 「――はっ! やはり菊一文字! おのれ! ともに時空を超えた唯一つの同胞め! どのツラ下げて、我が手を離れて斯様な乙女のもとに!」 二乃がいつの間にか閉じてしまっていた目を慌てて開くと、視界が少しずつ明瞭になっていく。 沖田は言葉に反して嬉しそうに白い歯を見せており、これまで浮かべていた軽薄なものとはまったく異なる獰猛な笑顔に、背筋を冷たいものが走り抜ける。 その瞬間を狙ったかのように手首を軽く捻られ、刀をやさしく奪い取られてしまう。 二乃があっと声を上げるよりも先に、沖田は奪い取った刀を手が届かない距離まで放り投げる。 「……ぁ、い、いや……離して…………お願」 「それはできない」 懇願を言い終えるよりも早い沖田の即答に、二乃は一度開いた目を再び閉じた。 涙が溢れて、頬を伝っていくのがわかった。流れる涙が妙に熱く感じる。 今度はわかった。 今度はよくわかった。 これからどうなるのか――今度は二乃にもわかった。 「悲鳴を上げる乙女を捨て置くワケにはいかない。 都の治安を守護(まも)るのが、わたしたちの任務だったんだ」 わからなくなった。 また、わからなくなった。 これからどうなるのか――また、二乃にはわからなくなった。 「それに最初に言ったように、わたしには貴方のご助力が必要なのです」 言って、沖田は腰が抜けてへたり込む二乃を支えながら、別の部屋へとつれていく。 到着したのは和室で、その惨状からして、やはり聞こえていた音の通りに雨戸ごと障子を破って侵入してきたらしい。 「やっぱり強引に入ってきたんだ……」 「…………他の場所は入り方がどーにもわからず」 いやどう考えても窓を壊すほうがよっぽど簡単だろうと思う二乃をよそに、沖田はバツが悪そうに頬をかいて庭を指さす。 「あちらです」 そこにはあった。 沖田総司が命ぜられた殺し合いに乗り気ではないと示す証拠が。 そして、沖田総司がずっと他人の助けを必要としていたその理由が。 間違いなくあった。 というか――いた。 寝ていた。 倒れていた。 横たわっていた。 沖田よりもずっと長身で、沖田よりもずっと鍛えているのがスーツの上からでもわかる身体で――白目を剥いていた。 「(あっ、あの、途中で消えた物を引きずる音ってそういう…………)」 ◇ ◇ ◇ 【3】 悲鳴を上げてしまってから、慌てて口を押さえても。 光を外に漏らしてしまってから、カーテンがちゃんと閉まってなかったことに気づいても。 そして結構な時間が経ってから、大切な人たちが揃ってこのような悪趣味な企画に巻き込まれていると知っても。 ――もう遅い。何事も、あとになってから悔やんでももう遅いのだ。 この短い期間で、二乃はすっかり思い知ったはずだった。 最初に出会った沖田が信用できる人間で助かったが、今後は気を付けなければならないと、そう強く誓ったはずだった。 だというのに、またしても二乃は頭を抱えていた。 後悔先に立たずってこういうことかと、またしても思い知らされていた。 「(安心しすぎたせいよ……普段はもうちょっとブレーキちゃんとしてるもの。そうよ。ブレーキが利かなかったのは安心しすぎたせい)」 安心しすぎた。 そう、安心しすぎていた。 安心して、気づいたときには喋りすぎていた。話しすぎていた。 完全に余計なところまで言ってしまった気がする。気がするっていうか、言ってしまっていた。 「(いやでも、そりゃするでしょ。安心するでしょ。誰でもするでしょ。 ねっ、するわよね。する。するに決まっている。する。しないはずがないわ。 一花でもする。三玖でもする。四葉でもする。五月でもする。だから私もする。 はい、だからこのやっちゃった感も五等分! ぜーんぶ五等分! セーフ! それが私たち五つ子だもの! もう口止めもしたし! 逆に安心しない人の意見を聞きたいくらいよ。あの状況でも沖田さんを疑える人間がいるのなら、そっちを逆に責めたい。どうかしてるわね)」 うむうむと、一人で大きく頷く二乃。 その大げさな動作は、少し前まで気味悪がっていた沖田のそれによく似ていたが、指摘するものは誰一人としていない。 「(だから仕方ない。仕方ないのよ。仕方ないじゃない。 私から話しちゃったんだから、沖田さんが上田さんに全部喋っちゃっても。 上田さんはずっと失神してて怯えていたんだもの。あの映像を見たときから記憶がないそうだもの。安心させるために話すのは仕方ないわよ。 うん、仕方ない。仕方ないじゃない……。それに、別に隠してるワケじゃないし……。あの子たちにも、フー君にも、隠すつもりとかなかったし)」 最後によりいっそう大きく頷いて、二乃は上田次郎と名乗った男に向き直る。 「修学旅行で告白? なんとバカバカしい。 恋と呼ばれるアレは、学業から最もかけ離れた愚かな行為だ。 したいヤツはすればいい……だが、そのような輩の人生のピークは学生時代となるだろうね」 「…………」 驚きすぎたせいか、二乃にさほど怒りは湧かなかった。 負い目とかはないのかなと、ただ素直にそう思うばかりだ。 この上田次郎という男は、なんでも最初に映像を見せられた時点で失神し、そのまま寝ていたところを沖田に拾われたそうだ。 たまたま通りがかったのが沖田だから助かっただけであり、もしも悪意ある人間であればそのまま寝ている間にすべて終わっていたのだ。 にもかかわらず布団の上で目覚めて、未だ怯えているところに経緯を説明されて、回収してもらっていたリュックサックまで手渡されて、その上でこの態度である。 二乃は手元の名刺を眺める。 そこには、『日本科学技術大学理工学部教授・上田次郎』と書かれている。 正直疑わしいと思わなくもなかったが、たしかについさっきまで失神していた彼が偽造名刺を用意できるとも考えづらい。 「…………なんなの? 頭いいヤツって、みんなこういうところあるの? 将来が不安に」 なるわね、と。たった残り四文字を、二乃は言い切ることができなかった こんな殺し合いに巻き込まれてしまった自分に、彼に、みんなに――将来なんて存在するのだろうか。 「いいんじゃないんですか、言っても」 「…………えっ?」 「奪い取られるのを恐れて口を閉ざすしかないなんて、そんなのは間違ってるんだ」 響いた沖田の声があまりにも冷たく、二乃は思わず沖田のほうを振り返る。 手渡した刀を抱き締めるように持つ、その手に強い力が入ったのが見て取れた。 思わず、息を呑んでしまう。 ――沖田総司。 一年前の時点ならばともかく、どうにかこうにか日本史の赤点ラインを少し超えた現在の二乃には、その名が示す意味がわかる。 沖田自身からも話を聞いた。名簿にもその名は載っていた。 二乃とて、未だに沖田の本性を疑っているワケではない。信用できる人間なのはわかっている。 それでも、やはり到底信じられない。 信じられないが、たしかに沖田から時おり奇妙な凄味を感じるのは間違いなかった。 刀を手にしたときに沖田が浮かべた普段とは異なる笑みが、二乃の脳裏に蘇ってくる。 「だから言うべきです。将来が不安になると。口に出して。是非」 ゴホンと一つ咳をして上げた沖田の顔は、いつもの軽薄な笑みを浮かべたものに戻っていた。 そのことに安心してから、二乃はやっと気づく。 なにやら、ずいぶんとはずかしいことを口走ってしまっていたことに。 どうやら、その内容を逃すことなく全部聞かれてしまっていたことに。 そして、またしても、沖田からあっさりとバラされてしまったことに。 「えっ、はっ!? っちょ、別にそんな……そういうワケじゃ」 「将来のためには、まず高校卒業後の進路を明確にしたほうがいいな。 君はいったいなにになりたいのか。夢はあるのか。進学か、就職か。家庭の経済状況も関わってくるだろう。 なにより卒業するのが一番大事だが、それが不安になるような学力ではないだろう? まさか卒業も危ぶまれる立場で、修学旅行だの告白だのにうつつを……」 「あーーーーもう! なんなのよ、頭いいヤツのこういうところ! こういうところよ!」 ◇ ◇ ◇ 【4】 土方さん。 さすがに『二度目』ともなると驚きは少ないです。慣れたもんです。 ウソです。驚きました。だいぶ驚きました。かなり。総司、ドン引き。 二乃さん曰く、慶応四年から百五十年ほど後とのことで。 なんの想像もつきません。街並みもすっかり変わっていますし。 本当は聞きたいことはいくらでもあるはずなのですが、はたして、いったいなにから聞けばいいのやら……。 正直聞いたところで、って気がしないかというとウソになりますしね。そうなると、なおさらなにを聞くべきか。 二百七十年遡ったのに比べれば、百五十年先へ来たのなんて、数字の上では変化が少ないはずなのにおかしいですね。 ともあれ、朗報です。 後世には賊軍として悪評しか残らぬものと思っていましたが、なにやら新選組、けっこーな人気者みたいです。 あまりくわしくは知らないけど、という前置きもありましたが、それでも新選組にはもったいないくらいでしょう。 そして、都。 懐かしの、凄春(せいしゅん)の、京の風が吹く、あの都です。 百五十年後には、決着をつける舞台……いや、この言い方ではあのころと変わりませんね。 『男女の決着をつける』舞台として、多くが集まり日々賑わっているとのことです。 喜ばしいことじゃありませんか。 人に話したくてたまらないなァ。口止めされちゃったんスけどね。 屯所に引っ張ってきた連中と違って、自分からいくらでも吐けそうだ。誰か引っ張ってくれないかなァ、なんて。 いやはや。 安心して、すべてが終わったのち二百七十年前に戻れるというものです。 『びぃびぃ』と名乗る鬼を討ってこの催し物が終わった後、柳生さんを待たせた江戸に鬼退治をしに。 いやあ……ねえ、土方さん。 あの都ですよ。 総司たちが血で汚したあの都ですよ。 あの都が――なんですよ。 ねえ、土方さん。 あの都がねえ。 百五十年先には。 あの都がねえ。 はは。 やっぱり、これ聞いちゃったら他のこととか聞けないなァ。 【F-5・民家/1日目・深夜】 【上田次郎@TRICK】 [状態]:健康(ついさっきまで失神してたのを健康と呼ぶのであれば) [装備]:スーツ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:ついさっきまで失神してたのでわからん。 1:ついさっきまで失神してたのでわからん。 [備考] ※参戦時期、未定。後続に任せます。 【沖田総司@衛府の七忍】 [状態]:健康 [装備]:着流し、菊一文字則宗@衛府の七忍 [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:『びぃびぃ』と名乗る鬼を討った後、元和に戻って鬼退治。 1:己の『誠』を信じて突く。 [備考] ※第三十五話以降からの参戦。 【中野二乃@五等分の花嫁】 [状態]:健康 [装備]:制服にカーディガン [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2 [思考・状況] 基本方針:殺し合いはしたくない。 1:大切な人たちに会いたい。 [備考] ※修学旅行中(少なくとも79話ラスト以降)からの参戦。 【支給品紹介】 【菊一文字則宗@衛府の七忍】 中野二乃に支給された。 日本刀。 菊一文字則宗とは、備前国の刀工・菊一文字則宗が制作した日本刀の総称で、この菊一文字はそのうちの一振り。 鎌倉時代に打たれたのち、奇縁にて新選組一番隊組長・沖田総司の元に渡り、その後沖田とともに鬼を斬るべく時空を超えた。 Next 空腹の音 Previous 殺し合いの利点 前話 お名前 次話 Debut 上田次郎 上田次郎のどんと来い、鬼退治 Debut 沖田総司 拝啓、桜舞い散るこの日に 中野二乃 目次へ戻る
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【うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄】 ハクオロ 20 026 おはぎと仮面と校内放送と私 ◆rnjkXI1h76 056 連鎖する誤解~chain misunderstanding~ ◆3Dh54So5os 060 眠り姫目覚める時――/――皇の策略 ◆Noo.im0tyw 066 そこには、もう誰もいない ◆Qz0e4gvs0s 073 陽のあたる場所(前編)陽のあたる場所(後編) ◆Qz0e4gvs0s 086 禁止区域侵攻――/――解放軍 ◆Noo.im0tyw 103 星の館 ◆/Vb0OgMDJY 111 完璧な間違い(前編)完璧な間違い(後編) ◆/P.KoBaieg 122 コンパスを失い道に迷った人間は、こんなにも愚かになるの ◆iWNzks43D6 130 泥の川に流されてたどりついたその先に ◆rsExvlHLf. 135 青空に羽ばたく鳥の詩 ◆iWNzks43D6 139 朝焼けと青空の境界線を越えて瓶詰妖精 ◆tu4bghlMIw 157 決断の代償 ◆3Dh54So5os 163 始まりの場所、見上げた月に落ちていく(前編)始まりの場所、見上げた月に落ちていく(中編)始まりの場所、見上げた月に落ちていく(後編) ◆TFNAWZdzjA 171 出会わなければ殺戮の夜叉でいられた ◆UcWYhusQhw 177 今、復讐が始まる ◆/P.KoBaieg 181 うたかたの恋人(前編)うたかたの恋人(中編)うたかたの恋人(後編) ◆tu4bghlMI 185 どんなときでも、ひとりじゃない ◆UcWYhusQhw 195 覚醒、決意、そして……アサクラジュンイチ(前編)覚醒、決意、そして……アサクラジュンイチ(後編) ◆4JreXf579k 202 私たちに翼はない(Ⅰ)私たちに翼はない(Ⅱ)私たちに翼はない(Ⅲ)私たちに翼はない(Ⅳ) ◆tu4bghlMI エルルゥ 1(2) 011 護りたいもの ◆xnSlhy.Xp2 (060) 眠り姫目覚める時――/――皇の策略 ◆Noo.im0tyw アルルゥ 6 005 若き警部と幼き『森の母』 ◆rnjkXI1h76 046 みんなで広げよう勘違いの輪(前編)みんなで広げよう勘違いの輪(後編) ◆xnSlhy.Xp2 061 下半身に罪はない!~トイレを求めて全力疾走~ ◆Qz0e4gvs0s 079 涙をこえて ◆7JMGjHarIw 090 無垢なる刃 ◆Qz0e4gvs0s 094 瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(前編)瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(後編) ◆guAWf4RW62 オボロ 6 029 覚悟のススメ ◆KZj7PmTWPo 047 悲しい決意 ◆A6ULKxWVEc 066 そこには、もう誰もいない ◆Qz0e4gvs0s 091 シャムロックを散らした男 ◆tu4bghlMI 102 知る者、知らざる者 ◆g8qXEEkC.6 105 武人として/鮮血の結末 (前編)武人として/鮮血の結末 (後編) ◆guAWf4RW62 トウカ 13 021 羽の交錯 ◆d3XW23vJps 046 みんなで広げよう勘違いの輪(前編)みんなで広げよう勘違いの輪(後編) ◆xnSlhy.Xp2 061 下半身に罪はない!~トイレを求めて全力疾走~ ◆Qz0e4gvs0s 091 シャムロックを散らした男 ◆tu4bghlMI 102 知る者、知らざる者 ◆g8qXEEkC.6 105 武人として/鮮血の結末 (前編)武人として/鮮血の結末 (後編) ◆guAWf4RW62 109 阿修羅姫と夢の国の王様 ◆iWNzks43D6 115 憎しみの環の中で ◆guAWf4RW62 130 泥の川に流されてたどりついたその先に ◆rsExvlHLf. 145 心の瑕、見えないもの ◆/Vb0OgMDJY 150 憎しみの果てに ◆guAWf4RW62 156 破滅の詩。 ◆jWwIlynQcU 161 Don t be afraid./散りゆくものへの子守唄(前編)Don t be afraid./散りゆくものへの子守唄(後編) ◆guAWf4RW62 カルラ 2(3) 031 魔女 ◆IXRLXwC0Ds 043 戦い、それが自由 ◆A6ULKxWVEc (060) 眠り姫目覚める時――/――皇の策略 ◆Noo.im0tyw
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Ch.000 唯「ひゃくものがたり!」 律「やろうぜ、百物語!」 唯「ひゃくものがたり?」 紬「百物語っていうのは怪談話を100話語るの。それで100話目を語り終わると本物の怪が……」 澪「うわーーっ!」 律「まあ落ち着けって。別に怪談じゃなくていいからさ、とりあえず100話」 紬「どんな事を話すの?」 律「何でもいいよ、昨日の夜ご飯何を食べたとかそんなのでも」 澪「それなら――」 律「もちろん怖い話でも」 澪「やっぱりやめよう」 唯「まあまあ、みんな楽しい事話せばいいじゃん!」 澪「ならいいけど……」 律「そうと決まればムギ、お茶とお菓子を頼む!」 紬「がってん!」 唯「じゃあ1人につき20話だね」 梓「20話ですか。多いですね……」 律「そんなかしこまった話じゃなくていいんだって」 唯「とりあえずやってみようよ!」 紬「誰から話す?」 律「んー……ジャンケンで勝った人からにしよう」 唯「オーケー。それじゃいくよーっ」 唯澪律紬梓「じゃーんけーんポン!」 END Ch.001 日和 図書館で勉強ちう 唯「頭が『た』で真ん中が『き』、最後が『ん』……りっちゃんクロスワード難しい」 澪「たぬきうどん……」 唯「おお!」 紬「それどういう食べ物?」 律「丸ごと入ってるんだよ、たぬき」 紬「ほぉ」 澪「全然勉強にならないじゃないか」 律「まあまあ、私ちょっとトイレ」 澪「私参考書取って来る」 紬「ねえ唯ちゃん、たぬきってどんな味なの?」 唯「へ? さっきりっちゃんが言ってた事は嘘だよ」 紬「そうなの?」 唯「そうそう、本当のたぬきそばは掻き揚げが入ってるんだよ!」キリッ 紬「そば? うどんじゃなくて?」 唯「そうだよ~たぬきはそば、きつねはうどんってね」 紬「狐のうどん?」 唯「赤いきつねに緑のたぬき!」 紬「アカギツネはともかく緑の狸なんて日本にいるのかしら?」 唯「あるある! 日本人なら一度は食べておかないとね」 紬「狸って外国にもいるのかな?」 唯「どうだろー、カップヌードルはノーボーダーだからあると思うけど」 紬「ヌー? ……プードル?」 唯「あっそういえば近所のワンちゃんがうどん食べてたな」 紬「えっ犬が?」 唯「うん、ドッグなんとかっていう塩分が控えめの麺なんだって」 紬「ドッグ……たぬき……きつね……動物も麺を食べるのかぁ」 唯「そうみたいだよ」 律「…………」プルプル 澪「ん? そんなところに隠れて何やってるんだよ」 律「う……あ……」 律「あーーーーーーっ!!」ダダダダダ 澪「うわあっ!」 澪「どこ行くんだよ律の奴……」 澪「あいつ唯とムギの事を隠れて見てたんだよな?」 澪「何かあったのか?」チラ 紬「唯ちゃんは狐のうどんと狸のおそばを食べた事があるのよね」 唯「もっちろん!」 紬「それは人が食べてもおいしいの?」 唯「もちろんだよ~」 紬「じゃあワンちゃんのうどんは?」 唯「それは食べた事ないやー」 紬「ワンちゃんのはあまりメジャーではないみたいね」 唯「そだね~私もこの前初めて見たし」 紬「どれも気になるわぁ」 唯「私もワンちゃんのうどん気になるよー」 紬「スーパーに売ってるのかな」 唯「私見たことないや。やっぱりうどんの国にあるんじゃないかな」 紬「うどんの国!?」 唯「近所のワンちゃんの飼い主さんはお土産で貰ったんだって」 紬「いや……でも……それは流石に……」 唯「ムギちゃんは行った事ある?」 紬「ないわね……」 唯「そっかー。もし行く事があったらお土産よろしくね!」 紬「うん、それにその国なら狐のうどんもありそう」 唯「きつねならどこでも売ってるよ?」 紬「えっ!? でも狐ってもっと北のほうにいるんじゃ……」 唯「えっ?」 紬「あっ、意外とメジャーなペットだったのかしら」 唯「やだなあムギちゃん」 唯「きつねは油揚げだよ!」 紬「えっ?」 唯「えっ?」 澪「あーーーーーーっ!!」 紬「!?」 唯「!?」 澪「赤いきつねと緑のたぬきは商品名! うどんの国は香川県! 狐はよくわかんない!」 紬「どっどうしたの澪ちゃん?」 唯「わかった! 澪ちゃんお腹すいたんでしょー?」 澪「あーーーーーーっ!!」ダダダダダ 唯「澪ちゃん?」 紬「いっちゃった……」 END Ch.002 先に行け 学校 唯「はあはあ」 律「くそー数が多すぎる!」 澪「このままじゃあ……」 和「まずいわね」 紬「とにかく校門を出ないと」 梓「……」 律「よし校門を抜けたぞ!」 唯「あずにゃん? 何してるの早く!」 梓「……先輩方は先に行って下さい。私は正門で時間を稼ぎます」 ガラガラガラガラ 澪「梓っ!?」 梓「ここは私が引き受けますから」 唯「な、何言ってるのあずにゃん……」 梓「早く! あまり長くは持ちません」 律「梓……わかった」 唯「りっちゃん!?」 律「みんな行くぞ!」 唯「でもっ」 梓「唯先輩。後から追いつきますから」 唯「あずにゃん……ありがとう」 和「唯急いで!」 唯「……うん」 律「それでムギの家へはどうやっていくんだ?」 紬「電車に乗って三駅!」 澪「駅が見えた……ひっ!」 和「……曽我部先輩」 恵「ここから先へは行かせないわ」 澪「はぅあ……」ブルブル 律「くそ、時間が……」 和「唯」 唯「うん?」 和「先に行って」 唯「和ちゃん!?」 和「ここは私に任せて」 唯「和ちゃん……そんな」 和「梓ちゃんの頑張りを無駄にしたいの?」 唯「う……わかった。でも絶対無理しちゃダメだよ!」 澪「ここがムギの家……」 律「でけえ……」 紬「みんな早く!」 澪「まずい! 追っ手が!」 紬「玄関に入ればひとまずは……」 ガチャ 紬「早く入ってりっちゃん!」 律「……」 澪「……律?」 律「澪! 先に行っててくれ!」 バタン 澪「律っ!? りつーー!」 ドンドン! 唯「りっちゃん……」 澪「……ばかりつ」 紬「この廊下をまっすぐよ」 唯「うん……」 澪「……」 唯「澪ちゃん」 澪「……あ、なんだ?」 唯「りっちゃんの所に戻ってあげて」 澪「えっ……」 唯「ここまで来れば私とムギちゃんだけでも大丈夫だから」 澪「そんなのわからないだろ……」 唯「戻りたいんでしょ?」 澪「う……」 澪「唯、ムギ……ごめん、先に行っててくれ!」 紬「あそこの階段を上れば……」 さわ子「……」 唯「さわちゃん……」 紬「ここは私の出番ね」 唯「ムギちゃん」 紬「唯ちゃん、先に行ってて。階段を上った後扉を開けてまっすぐよ」 唯「……わかった」 唯「ごめ――」 紬「唯ちゃん!」 唯「――え?」 紬「すぐに追いつくから!」 唯「うん……ありがとう!」 唯「この扉を開ければ後はまっすぐ……」 ガチャ 唯「あっ」 憂「お姉ちゃん……」 唯「憂……」 憂「お姉ちゃん……どうしても行くの?」 唯「うん。もう後には戻れない」 憂「おねえ……ちゃん」 唯「……ここで待ってて」 憂「行かないでよ……」 唯「ごめんね」 唯「先に行かないと」 唯「私が……先に行かなきゃ!」 END Ch.003 加速装置への対処 唯「んー……」 紬「どうしたの?」 唯「なんか奥歯に違和感があるんだよね……」 律「甘いもの食べ過ぎて虫歯になったんじゃない?」 唯「痛くはないんだけど……ん……」 唯「んん……カチ」 唯「うおっ! カチって言った!」 唯「りっちゃん歯がカチって言った!」 唯「……あれ、どしたのりっちゃん? そんなスローモーションみたいな動きして」 唯「……」 唯「ねえってばー」ペチペチ 唯「……あれ?」 唯「りっちゃん! りっちゃんってば!!」ベチベチ 唯「ていうかみんなも止まってるように見える……どうなってるの?」 唯「ねえむぎちゃん、澪ちゃん、あずにゃん!」 唯「もームギちゃんまで~。デコピンっ」パチン 唯「みんなの分のケーキ食べちゃうぞー?」 唯「モグモグ……カチ」 律「ふぶぅぼあっ!!?」 紬「むごぉ!?」 ドンガラガッシャーン 唯澪梓「!?」 梓「律先輩と澪先輩が吹っ飛んだ!?」 澪「……唯、今何かしたか?」 唯「何ってちょっとデコピンしたり……」 梓「デコピンで吹っ飛ぶわけないじゃないですか」 澪「いや。二人を攻撃したっていうのに私には唯が少しぶれたようにしか見えなかった」 澪「ペロ……これは加速装置」 唯「んむうっ」 澪「梓、唯の歯を抜くぞ」 唯「ええっ嫌だよ!」 澪「だって危ないじゃないか」 唯「やだー。カチ」 梓「消えた!?」 唯「こっちだよー」 澪「後ろか!」 梓「……って」 梓「なんで裸なんですか!?」 唯「へ? きゃあ!」 澪「摩擦熱だ! 摩擦熱で服が燃えたんだ!」 梓「なんで人体が燃えてないんですかね」 ガッシ 紬「唯ちゃんつかまえたあ……」 唯「しもうた!」 澪「ムギ! 巴投げだ!」 紬「どすこーい」ポーン 唯「ひゃああ!」 澪「加速装置の弱点は空中にいる間は意味をなさない所なんだ!」 澪「奥歯折りパンチをくらえっ」 唯「げふぅ」 澪「ふう……。唯が空を飛べていたら私達に勝ち目はなかったよ」 END 2
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313 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/22(土) 14 27 21.02 ID 85HTRjpM0 どうでもいいが、魔法の武器=発動体というのは原典たるD Dでも支持されてるんだよな 311 知能犯みたいな困もいるから困ったもんだ 実際に俺が経験した(ピー)年越しの困がいる 地域の皆で卓ゲやろうぜ的なサークルを立ち上げて地方コミュニティハウスを転々として卓ゲ―を紹介する旅芸人みたいなことをやってたら 数年越しのスタッフの1人(独身)が「もう恋の花実も咲くものか!」とムギャオーして大暴れして慰謝料よこせだの散々揉めまくったため叩き出した どうも立ち上げの時からこれを通じて恋人を作りたいがために入り込んでいた様子だが、そもそも年頃の娘さんが来ていたかなあ? …と思ったらかなり初期に相手をした女児を「成熟するまで待っていた」らしく、実害はなかったものの親御さんに謝りに行くことになった 今ではその女児が立派な…………………になったから世の中どう転ぶか分からない 314 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/22(土) 14 32 06.98 ID 46Jxo2Jw0 これは痴能犯 316 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/22(土) 14 49 29.59 ID XN/DhgeJ0 困の話は兎も角、一行目が凄く気になりました、なんかやってること凄い 317 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/22(土) 15 06 15.61 ID ZrucwV/l0 …………………の部分がやっぱり気になるが、光源氏計画以前の話だよなあ。 318 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/22(土) 15 10 14.01 ID tcnwltmX0 そんなキチに取られんで良かったわ てか卓ゲ布教キャラバンおもしれぇなw 渡り歩きだと場所の確保とか大変そうだけど 319 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/22(土) 18 48 11.17 ID dk4efLcf0 [1/2] 317 1:腐女子 2:報告者の嫁 どっちかと予想 320 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/02/22(土) 19 15 15.93 ID HON1FRb60 [1/4] 319 3 実はわたしです スレ375