約 1,418,144 件
https://w.atwiki.jp/asahiruban/pages/111.html
08:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12 12 41.33 ID P+0feyhZ0 スーツを着て出社する。 今日も妻は各堂に会いに行くのだろうか。 各堂を殴りたい。殺してやりたい。 妻を抱き、その上金まで取ろうとしているやつを頭に浮かべるだけで拳を握りしめてしまう。 私は電話ボックスに入り、受話器をとり10回ボタンを押した。 3回目のコールで探偵が出た。 「はい、高田探偵事務所です。」 「各堂を止めるにはどうすればいい。」 「・・・・・。わかりました。午後からいつものファミレスで会いましょう。」 私は、戦う。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「す」の章 完 114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12 22 00.34 ID 8ZfAPCUv0 背広を小脇に抱え、俺は自動ドアをくぐり抜けた 冷房が汗ばんだ体を包み込む 店員の案内を軽くあしらい、打ち合わせたとおりの席へと向かう 人目につかない奥まった席に腰を下ろす 彼はまだ来ていないようだ 「コーヒー」 ウェイトレスが置いた伝票を軽く手で弾くと、俺はキオスクで買い求めた今月の週刊誌を机に置く 念のための目印だ 冷房が汗に濡れた体を冷たくさせたころ、あのよれよれのワイシャツが俺に向かってやってきた 小脇に抱えているのは書類カバン 奴は、俺と同じくやる気のようだ 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「せ」の章 完 119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12 34 31.27 ID SWGf9u6j0 「それでは、はじめましょうか」 そういって、よれよれワイシャツがウェイトレスに「冷コー」。 「各堂を、止めたい、と。おっしゃられましたね」 「あぁ。許してはおけない」 地雷を踏むという表現があるが、まさにそれだ。 俺の大事な、大切な家族を食い物にする外敵には、対抗しなければいけない。 在りし日の家族を取り戻すのだ。大事にならないうちに。 リセットのためのスイッチは、俺の手の中にあるのだから。 「まずは証拠を集めなければいけません。そうしなければ警察も動いてくれません。 あと、弁護士も見つけなければいけないでしょう。こっちで探しておきます」 「そこまでしてくださるんですか?」 「もちろん料金は別途いただきますがね。 いや、なに。正義の味方にあこがれてこの世界に入ったクチですから」 よれよれワイシャツはそういってはにかみながら笑った。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「そ」の章 完 120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12 39 47.56 ID 8EuLzjp+0 探偵がイケメンすぎる 122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12 44 13.40 ID P+0feyhZ0 探偵としばらく相談し、ファミレスを出た。 ここから会社に戻ってもいいがそんな気分にはなれない。 しばらく散歩していると公園を見つけた。 幼稚園児くらいの子どもが父親と母親とで遊んでる。 何の変哲もない風景。 私もあれを取り戻せるだろうか。 右手にある缶コーヒーの空き缶を投げた。 きれいな放物線をえがき、ゴミ箱に吸い込まれて入った。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「た」の章 完 129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 13 10 58.82 ID 8ZfAPCUv0 地下道を潜り抜けると俺は再び大通りに戻ってきた 律儀にも会社へ早退願を出した俺はあの公園からめぐり巡って向かおうとしていた そう、あの日妻とあの男が歩いていた場所に 偶然にも俺の前をあの時と同じ色のタクシーが走り抜けていく 自然に視線はそのタクシーを追った と、やおら私の眼は自然に開かざるを得なかった 後部座席にいたのは紛れもなく私の妻、そしてあの男だったからである とっさに手を挙げてタクシーを呼ぼうとした 幸いにも通りの向こう側には空車らしきタクシーがいる がしかしその思考は別のものにさえぎられる 近くの路地から飛び出してきた車に乗るのはまさしくあの探偵だったからだ 探偵は俺に軽く笑うと、タクシーを追いかけていった 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「ち」の章 完 138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 13 37 34.02 ID V+bYtJik0 冷たい風が頬を撫でる。 「おい、ちょっとこの車冷房効き過ぎなんじゃないのか?」 「私、こう見えても汗掻きなんですよ」 各堂と妻の乗ったタクシーを追いかけている車内は、嫌に寒気がした。 冷房のせいなのか、それとも別の要因が絡んでいるのか。 つまるところ考えてもしょうがないのだ。私に今出来ることは、この車を追うことしかないのだから。 「追って、どうしましょうかね」 探偵の言葉に、私は直ぐに答えることが出来なかった。 車内で流れるBGMは、寂しいバラード。しっとりと、空間を包む。 「……ラジオに変えてもいいか?」 「ああ、すみません。私こういう曲が好きなもんで。どんな時でも落ち着いていられるでしょう」 「勘弁してくれ」 切り替えられたラジオからは芸人の笑い声、これもとても耳障りだった。 目の前の車のナンバーを見つめ続けながら。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「つ」の章 完 141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 13 45 04.74 ID SWGf9u6j0 重複率の高さに泣ける 138 「俺」ってタクシー乗ったん? 143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 13 47 20.23 ID V+bYtJik0 141 いっしょに追いかけていったものだとばかり 144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 13 52 31.77 ID SWGf9u6j0 143 じゃあこのまま進めちゃうわ 147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 14 03 17.81 ID SWGf9u6j0 手を握り締めてしまっていた。 「……」 俺も、よれよれワイシャツも、無言である。 タクシーの運転手も、恐らく事態を察しているのだろう。料金の請求をしてこない。 目の前にはラブホテル。 今すぐ飛び出してしまいたかった。そして各堂を殴りつけたかった。 そうしなかったのは、ひとえに手首を掴まれていたからだ。 「早まった行動はしないでください。あなたが傷を負わないからこそ、制裁になるんです」 わかっているつもりだった。しかし、目の前にいざ光景として現れると……。 運転手に三千円を握らせて、タクシーを降りる。 すでに妻と各堂はホテルへと消えてしまった。 よれよれワイシャツが写真を撮っていたが、それだけで有効打になるのかどうか。 「多分無理でしょう。あいつは身を簡単に眩ませられます。 まずは逃げ場を消さないと。 今日のところは、あなたは一旦帰ってください。顔色がひどいですよ」 頭に手を遣り、うなずいた。誰を、何を信じればいいのか。 娘の顔が脳裏をよぎった。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「て」の章 完 149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 14 12 30.53 ID c6zZYZBd0 何この、血沸き肉踊るスレ。 151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 14 24 28.77 ID F8SmyHES0 「父さんと、母さん、どっちが好きだ?」 嗚呼、聞いてみたい。聞いてしまいたい。いっそのこと。 ただそれは駄目だ。娘にはいらぬ心配をかけさせたくはない。デリケートな時期である。ちょっとしたことから敏感に私の心を察してしまうだろう。 「お父さん、また痩せたんじゃない?」 「夏だからな、少しバテているんだ。そんなことより、…」 あぶなかった。私の心はこの頃妻の事で一杯である。まだ私達が付き合っていたあの頃よりも。 少しのきっかけから、話が妻の事に行ってしまいそうになる。 「顔色も悪いよ、夏も近いし一度しっかり診てもらって来たら?」 娘は心底心配そうにこちらを見ている。 私の中で何かがはじけた。 「ああ、そうしようかな」 「お前のとこ、看護学校だったろう。」 「一度行こう行こうと思ってたんだ」 「見学ついでに、横の大学病院に行ってこようかな」 「お前、私に」 「ついてきてくれるかい?」 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「と」の章 完 153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 14 33 05.25 ID SWGf9u6j0 「なに言ってんの、お父さん。子供じゃないんだから」 娘は苦笑しながらそう言った。 「まぁそうだよな。明日いってくるよ」 「本当に気をつけてよ」 「そうそう、一家の大黒柱なんだから」 妻が台所から会話に混ざってくる。 たったの一言で、俺は自分の心がささくれだつことを自覚していた。 今すぐにでも今日のことを問い詰めたい。 この幸せな家族「ごっこ」を、もう少し長く続けていたい。 娘には罪などないのだから、せめて娘は何も知らないうちに終わらせる。 そのためなら、人だって殺してみせよう。 家族の幸せを守るためなら、なんだってできる。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「な」の章 完 160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 15 06 16.46 ID SWGf9u6j0 肉食動物も、草食動物も、自分や家族を守るためには本領を発揮する。 巣や縄張りを守るということは、それの極めつけのようなものだ。 俺は人間で、動物だ。だから行動原理は変わらない。 病院に行くふりをして、俺はホームセンターに寄った。 平日午前のホームセンターには以外と人がいる。 多少緊張しながら、工具コーナーや刃物コーナーを見て回る。 あいつを殺してやるつもりだった。幸せな家族を守るために、俺に出来ることは他にない。 弁護士を仲介し、警察が解決したところで、幸せな家族は戻らない。 妻にも知られず、娘にも知られず。 俺が知っていることを、妻にも知られず。 当然警察にも知られず。 あたりまえだ。俺は各堂のために何一つ失うつもりなどない。 あんなやつのために、損失を被ってはならない。 殺意のスイッチはすでにONになっている。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「に」の章 完 165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 15 23 04.50 ID u15+lSwr0 塗りつぶされていくのを感じる。 自分の心が、憎しみで黒く、黒く。乱暴に漆を塗るように、何度も、何度も。 凶器を選ぶ手にも自然と力が入っていた。 ハンマーの柄を強く握りしめる。それだけで心が満たされていく。 大きな角材を見上げる。それだけで血湧き肉躍る。 電動ネジ回しの重みを確かめ、引き金を握る。振動が妙に心地良い。 そのどれもが私を応援してくれているようだった。 「頑張って」「僕がついてるから」「あんなヤツ殺してしまえばいいんだ」 カモフラージュのために何枚かのベニヤ板と共に日曜大工道具を揃え、レジへ向かう。 長い釘、鋸、トンカチ、角材、電動ねじ回し。 人ひとり死に至らしめるには充分すぎる品揃えだ。 奴さんにおあつらえ向きの死を、プレゼントしてやろう。 あとはどうやって自分を無実に見せかけるか、だ。 監視カメラと目が合った。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「ぬ」の章 完 167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 15 31 57.04 ID tPydJSTS0 「ねえ、こんなにたくさん、何か作るの?」 「ん?ああ、たまには日曜大工でもしようと思って。」 突然たくさんの道具と木材を買って、お父さんが帰って来た。 「何か作ってほしいものはあるかい?」なんて聞かれても、突然だから思いつかないよ。 ふふ、お父さんてばいつも思いつきで行動するんだから困るよね。 だけど変だな。 お父さん、工作とか日曜大工は苦手だったはずなのに。 大人になっても、人って変わるものなんだね。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「ね」の章 完 187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 16 30 10.97 ID /+GP4EZ70 文の最初の一文字目が章のタイトルだってここまで全部読んでから今気付いた 189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 16 31 50.59 ID u15+lSwr0 187 だからこそ展開を考えるのが難しくて躊躇しちゃうんだよな 「の」とか浮かばんぜよ 190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 16 34 35.85 ID F8SmyHES0 189 問題は最終章が「わ」「ゐ」「う」「ゑ」「を」「ん」な事だ 188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 16 31 19.55 ID F8SmyHES0 鋸の音が響く。 私は各堂の体を分解していた。恨みを、怒りを、妬みを、一刃一刃、こすりつけるように切る。 病院で寝不足と診断されたのが幸いした。頂いた睡眠薬を使うことができた。 至極あっさりと、各堂は眠るように死んだ。こんな安らかなものでいいはずはない、とも思ったが、刃物でー撃、でも挑戦して無闇に声を立てられてはかなわないと思い、死んでからこのような「凶行」に及ぶことにした。 もはや各堂は頭と内臓のー部を残すのみである。残りのパーツはすでに片付けてしまった。 不思議と喜びはあまりない。かといってこの屑を悼む気持ちも湧いてこない。 私は何も失わない。もちろん逮捕などもっての他である。 妻だって、娘だって失うつもりは、ない。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「の」の章 完 195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 17 05 41.92 ID F8SmyHES0 「はーい・・・って高田さん、また朝帰りですか」 「ごめんね藤田くん。今やってる案件がちょっと立て込んでてさ」 「相変わらず正義の味方気取ってるんですか、もうやめましょうよ、43っすよ」 「うるせえ、お疲れ様。今日はもう帰っていいよ」 「はい、ではまた明日の夜に来ます」 電話番の藤田君を帰して一息つく。 あれから2週間、例の「妻」「各堂」が見当たらないどころか、旦那からも連絡がない。 特に何か進展した訳ではないが、ここいらでもうー度作戦会議をしようか・・・と考えていると、電話のべルが鳴った。 「はいこちら高田探偵事務所ですが・・・」 得てして、探偵事務所に頼むような事は電話では話しにくい事である。この依頼者も、アポイントだけを取って後ほど来る、というタイプであった。 数時間後。 トントン、トントン。 さっきの人だろう。「はいどうぞお入り下さい」 ガチャリと開いたドアのむこうで、 「人探しをお願いしたいんです、あの、恋人が急に居なくなってしまって、どうしたらいいのか・・」 開けるやいなや矢継ぎ早に 「妻」がしゃべり出した。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「は」の章 完 204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 17 27 43.60 ID fGxonkph0 もはや 1の頃のノリが懐かしく思えるレベル 206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 17 29 26.63 ID F8SmyHES0 独り身です、と「妻」は当然のように言った。 どういうことだ。嫌な予感しかしない。 「その、蒸発・・された方のお名前をお閨かせ下さい」 「久藤隆一、といいます。どうかあのひとを見つけて下さい、お願いします」 久藤、というのは各堂のことだ。彼女の出した写真を見て、それは明白となった。 嫌な予感しかしない。 「ご結婚・・・されてないんですね。お綺麗なのに」 「ええ。私、独身貴族ってやつですわ」 確定だ。こいつは嘘をついている。 「居なくなって、どれくらいですか?」 「一週間、電話も何も繋がらないんです、あの、私付き合い長いくせに彼の家も知らなくて・・・」 各堂の家は調べがついている。 一度行ってみないといけないだろう。 どちらの案件のためにも。 「わかりました、では捜索いたしますので、連絡先をここに書いてお帰り下さい」 「妻」は自分のアイフォンの番号を書いて帰っていった。 糞ビッチめ、と小声で呟く。 やっぱり嫌な予感がした。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「ひ」の章 完 209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 17 37 54.86 ID 3e3N4sjj0 不思議なものだ。 人を殺すということに、人並みに抵抗はあった。 昔までは。 この男を殺したことを、あの探偵はどう思うだろう。 私の身を案じて助力を尽くしてくれたあの正義の味方は。 結果彼を裏切ることにわずかな罪悪感はあったが、 今となってはそんな気持ちも奇麗に霧散してしまっていた。 「ああ、腹が減ったな。」 慣れない鋸を引き続けた腕は重く痺れていた。 これで俺を苦しめていた悩みは消えたのだ。 しらず頬に笑みが上った。 そうだ、ケーキを買って帰ろう。 たまにはいいだろう。 ポケットの携帯電話が鳴った。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「ふ」の章 完 211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 17 42 09.16 ID 3e3N4sjj0 すまん、殺したの1~2週間位前のことなのに 209で現在進行形で殺しちゃったみたいな書き方しちまった。 213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 17 43 57.77 ID ATW4oY/k0 211 回想シーンてことでFA 214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 17 53 08.21 ID F8SmyHES0 平日の昼間だったが、藤田君は来ると言ってくれた。 藤田君が来るのを待って、2人で各堂の家に向かった。 「でももし本当に失踪だったら近所の人が騒ぎません?一週間もいないんでしょ?」 「前科者がー人いなくなったからって騒ぐ人もいないだろうさ」 各堂の家はごくふつうのアパートであった。 室内へと入る。 「見て下さい、3DSですよ、もらってっていいですかね」「うるせえ馬鹿」 冷蔵庫の中には出来合いのコロッケが入っていた。 「消費期限は11日前・・・連絡してなかっただけで2週間くらい前からいなかったのかもな」 特にめぼしい物もなく、家を出る。 「どこ行ったんでしょうね?各堂」「こういう時は大底殺されてるものだけど」 「殺されてたらやっぱり探偵の本領発揮ですね!」「そんな訳ないだろう、殺人と分かったら警察にまかせるさ」 でも、私は心の中で、これは確かに殺人だと思っていた。 多分、殺したのはあの旦那という事も。 私は明日になったら、旦那に電話をしてみようと思った。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「へ」の章 完 223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 18 19 37.61 ID 3e3N4sjj0 本当のところ、確信があったわけじゃない。 そうそうドラマのように殺しが実行されるなんてありえない。 日本人は基本嵐はじっと耐える人種だ。 目の前でコーヒーを啜るこの男は、 いったい今どんな心境なのだろう。 仕事がら、殺しをやらかした人間は見分けがつくようになった 自分の眼力を恨めしく思った。 さて、どう切り出すべきか。 思案しつつ男をそっと窺った。 変に挑発して、こっちまで恨まれては堪らない。 カマを掛けてみるか・・・ 「ところでですね、最近各堂の行方を警察が嗅ぎまわっているんですよ」 目の前の男の頬が微かに引き攣った。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「ほ」の章 完 235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 18 53 02.43 ID 3e3N4sjj0 まさか警察が動いているなんて・・・! どう言って喫茶店を出て探偵と別れたのか、 頭の中が真っ白でまったく思いだせない。 いや大丈夫だ。証拠は何も残していない。 死体も細かく砕いてそれぞれ土に埋めた。 各堂の服も燃やした。 大丈夫だ大丈夫だ 自分に言い聞かせる。 大丈夫だ大丈夫だ大丈夫だ大丈夫だ 「お父さん、どうしたの本当に顔色悪いよ・・・?」 「大丈夫だ!静かにしててくれないか!!」 ぎょっとした顔で妻が台所から顔を出す。 目の前の娘はあっけにとられた顔をしたあと、泣きそうにそっか、と小さくつぶやいた。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「ま」の章 完 238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 02 11.67 ID HOGH8MOp0 この場合いちばん可哀想なのは息子と娘 239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 06 26.48 ID F8SmyHES0 味方、正義の味方、と唱えてみる。 私はどうしたらいいんだろう。 もちろん人として、あの男には自首を勧めるべきだろう。しかし、私はどうしてもそれが一番の道とは思えなかった。 深入りしすぎたのだ。何が正義の味方だ。藤田君の言葉が思い出される。 悩んだ。どうするべきかと。まだ証拠はない。 ひょっとしたら違っているかもしれない、 そうであってほしい。 一晩、ニ晩、三晩悩んで、私は、 看護学校へと出掛けた。 そして呟く。 「私は正義の味方だ」。 合っているか分からない。0点の回答かもしれない。 そして、夕方まで待った。 ナイフを一丁、携えて。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「み」の章 完 241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 09 36.09 ID lswfiEQU0 なんかいつのまにか名称が「VIP連続小説」になってるな 242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 11 54.87 ID 3e3N4sjj0 241 ホントだww今気がついたww そして息子の存在も・・・ 243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 13 05.72 ID F8SmyHES0 息子いたのは知らなかった 244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 14 36.03 ID lswfiEQU0 息子は「お」の一つ目でしか出てないし、やっぱ早い者勝ちってわけにはいかないだろ 245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 15 51.77 ID F8SmyHES0 オ●ニー覗いただけの息子 247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 19 24 27.59 ID 3e3N4sjj0 蒸し暑い夜だ。 私は看護学校の裏手の土手にスコップを片手に向かっていた。 不安になったのだ。 もしかしたら、埋めた骨が土の上に出てきてしまっているのではないか。 野良犬か何かが掘り返して・・・もっと深く埋めなければ。 仕事の疲れも、焦燥感のせいか感じなかった。 人気のない一角、私は慎重にあたりをうかがうと、 猛烈に地面にかじりついた。 泥と汗が目に染みる。 30センチほど掘り下げたとき、埋めた骨が出てきた。 もっと深くに埋めなければ・・・! ふと背後でパキリと木の折れる音がした。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「む」の章 完 260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 20 00 38.10 ID F8SmyHES0 目を疑った。 「お父さん・・・」 バッ、とこちらを振り向いた父は、 「ぁ...」と言って、ヘなへなと崩れ落ちた。 『初めまして』『あなたのお父さんについて、少しお話があります』 高田さんの言っていた事は本当だった。 父の、今目の前でぼうっとしているこの中年を、私は、抱きしめた。 「私が不幸になるからとか思わないで。家族じゃない。自分一人で溜め込まないで。家族なんだから、大好きなんだから。自分だけが不幸になればいいなんて思わないで。兄貴と、パパと、みんなで不幸になればいいじゃないよぉ」 後半は泣きまくりで何を言っているか分からなかったけれど、 取り敢えず、高田さんからもらったナイフは川に投げ捨てた。 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「め」の章 完 263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 20 06 35.86 ID lswfiEQU0 ここにきて息子を入れられても・・・「え」の段階で家族写真に写ってないし 265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 20 11 19.99 ID 3e3N4sjj0 まぁ、実際複数人で書いてんだからそういうこともあるよね。 274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 20 40 08.37 ID 8ZfAPCUv0 「もう、出会ったころかな……」 ワイシャツからたれ落ちそうなぐらいネクタイを外して呟いた 机にはつい先日まで重要な意味を成していた書類と写真 そして今はこの世にいない男の――― 私は彼の娘に真実を告げた そして自暴自棄になった彼から身を守るための武器も ここから先は私が深くかかわる必要はない 彼らの、家族の問題なのだから 「私は正義の味方になれただろうか―――」 ブラインドの向こう、夕日がわずかに輝いた VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「も」の章 完 お父さんすいっち「あ」3
https://w.atwiki.jp/konatsuka/pages/34.html
このSSは、当1-770レスに投稿下さいました イクシデズタル(元594)氏 のイラストに、 ID oEEiWmFH氏が文章を寄せられた作品です。 「こたつの場所取りって大事だよね。 出来るなら首を曲げないで真正面から見たいよね。 折角のんびり出来る場所なのに首が痛くなったら勿体無いもん。だから」 私から見てこたつの右側座って、笑えるぐらいに子供っぽい言い訳を力説するつかさに、 テレビ正面に座っている私はみかんを剥きながら聞き返した。 「つまり、私の位置に座りたいと?」 「うん!」 『分かってくれた!』と言いたいのか、ぱぁっとつかさの表情が明るくなる。 可愛いけど、少しだけからかいたくなるその表情。 剥いたみかんを一房口に放り投げ、 人差し指で私とつかさを交互に差して分かってない振りをした。 「じゃあ、位置交代しよっか」 「だ、だめ。こなちゃんは動かなくていいの!」 両手を突きつけてストップをかけてくるつかさに思わず笑う。 何か食べてる時に笑うとあごが痛いね。 口元とあごを押さえていると不思議そうに台に身を乗り出したつかさが顔を覗き込んできた。 なんでもないよと手を振って、座椅子から半分ずれてポンポンと叩いて示す。 「ここに来て。一緒にテレビ見よ」 つかさは頷きながら、いそいそと元の場所から私の隣へと移動してきた。 お揃いのちゃんちゃんこ着てると完全に休日モードになってしまうのか、 あまり周りを気にしないで抱き締めてくれるけど、 まぁ今日はお父さんも買い物に出掛けてるし、 ゆーちゃんはみんなと遊びに行ってるし、問題はない。 私は座椅子よりつかさに寄りかかってテレビを見つめた。 なにかないかとチャンネルを数秒おきに変えて一周させて見る。 時間が微妙だからか、流れるのはニュースやテレビショッピングばかりだ。 「んー……この時間帯は面白いのなにもないね。あ、つかさ、みかん食べる?」 後ろにいるつかさの口にみかんを一房近づけると、当然のごとく雛鳥の様に食べてくれる。 もぐもぐと食べるつかさを見ていると、どうやら酸っぱいのに当たったらしく眉をひそめた。 私が食べたのは結構甘かったのに。 「つかさって運がないよね」 「……こなちゃんが選んだのに」 「それはそうなんだけどさ。ちょっと小さかったからかな。今度は甘いやつ……」 剥いたみかんの中でもみずみずしそうな一つを選び、少しかじる。 これなら甘いし大丈夫かな。 「はい、さっきのよりは多分あま」 再びつかさにさっきと同じようにみかんを食べさせようと振り向いたけど、 予想よりもつかさの顔が近くて声が出なかった。 近いと言うか唇の距離はゼロだったから、声は出せるはずもなく。 テレビの音量が小さくなったように感じる。 ちょんちょんと控え目に舌で下唇を突かれ、薄く口を開けた。 まだそこまで粘着質じゃない柑橘の味を含んだ唾液と、小さな粒を感じて飲み込む。 ん、確かに私が食べてたみかんより酸っぱいかもしれない、けど。 「……そこまで酸っぱくはないよ」 「本当だ、こうやって食べたら少し甘くなるね」 満足気なつかさの笑顔に、思わず残りのみかんの房がいくつかを確認した。 剥いたばかりで食べたのは二房だけ。まだまだ残っている。 「……キリがないから、この食べ方は後コレだけで終わり」 手に持っている、甘いのを確認したみかんをつかさに差し出す。 つかさがそれを二回ほど噛んだ時、私からしてもよかったじゃんと思ったけど 次の瞬間にはみかんの味が流れこんで来たから意味のない思い付きだった。 果汁、歯で潰された粒、塊と小さい順に流し込まれる。 合間合間に腰に回された手に力を入れられて呼吸が乱れてきた。 完全に形が残っているみかんの一部が私の舌の上に乗せられ、それがつかさの舌に押し潰される。 潰れたみかんから溢れた果汁を飲み込んだ時、変なところに入ったらしく 『苦しい』とつかさのちゃんちゃんこを引っ張って知らせた。 すぐに察してくれて口を離してくれたけど、 私が一呼吸すると間髪入れずに再び舌が入ってくる。 さっきまでのみかんを味わう動きとは違う、思考回路が鈍くなる様な舌の動き。 みかんの味が分からなくなる。 私がよく知ってる、つかさの味がする。 こたつの電源を切ろうかなと思ってしまうほどに体が熱い。 「……ふ、ぁ……こなちゃん」 「ん、んー……?なに、つかさ……」 見てる人まで幸せにするような微笑みのまま、ぎゅーっと肩を抱き寄せてきた。 ますますつかさに寄り掛かる。 「……今日は静かだよね」 「ん、そうだね」 私の家でこんなにのんびりするって珍しいかも。 大抵お父さんがいるし。 初秋頃まではつかさの家の縁側がお決まりの場所だったけど、今は寒いし。 こたつの中でつかさと単純な爪先バトルを笑いながら繰り広げたりしつつ 手ではリモコンをいじるけど、 未だいいテレビ番組がなさそうだったから適当にビデオの電源を入れた。 入っていたのはるろ剣。何でだっけ? ……あー、フタエのキワミとか見て久しぶりに見直したくなったんだった。 中途半端にEDから始まったけどいいや。 「昔のアニメ?」 「そこまで昔じゃないけどね」 『I love youさえ言えないでいる』と懐かしい歌が流れる。 つかさが私に告白しなかったら、この歌詞のような感情を持っていたんだろうか。 なんて、付き合っている今となっては想像できない未来を考えてみた。 「……つかさ。I love youって言ってみて」 「え? あいらーびゅー?」 「アハハ、つかさ英語似合わないねー」 予想は出来ていたけど、カタコト以前に英語に聞こえない。 つかさらしいって言えばつかさらしいし、可愛い。 「いーの! こなちゃんには日本語できちっと好きって言ってるもん!」 おわ、直球が来た。 笑いが止まり、照れなのか口元がむずむずする。 「そ、そうだね。うん。……私も好き、だよ」 同じく直球で返してやろうと思ったら、非常にスローボールになってしまった。 それでもつかさは頬擦りしてきてくれて、 伝わったみたいだからからいいかなとみかんを一つ手にとって。 そこで、黒画面になった際に画面に反射して見えた、私達の後ろにいる人物に固まった。 あれ、えっと。そうだ。お父さんは確か買い物に行ってたんだよね。 買い物に出かけてもう一時間ぐらいだし、帰ってきてもおかしくは無いけど。 ギッギと軋む首を何とか後ろに向ける。油をさしても意味はないだろう。 「……よ、よう。なんか、ご馳走様って場面だったぞ」 視線をやった先には、部屋の入り口で買い物袋を持ったまま 仁王立ちしているお父さんが手を振ってきた。 ここでつかさも気づいたらしく私と同様後ろを向く。 だけど体重移動を間違ったらしくて、私を巻き込んで座椅子ごと倒れた。 「お、おじゃましてます! おじさん、えっと、これは……」 「ほら、こたつはテレビの真正面に座るのが一番いいじゃん!? 首を痛めたらこたつじゃないもん!」 慌てて起き上がり、正座をしてさっきつかさが言っていた、子供っぽい言い訳を叫ぶ。 真っ赤になっている私達を見て耐え切れなくなったのか、アッハッハとお父さんが笑い出した。 「今更じゃないか、俺『あいらーびゅー』のくだりからここにいたし」 誰かタイムマシンを。もしくはお父さんにわすれろ草を。ハンマーでもいい。 もっと周りに気を配ってればよかった。 「ゆいちゃんじゃないけど、おじさんビックリだ。眼福だ。邪魔して悪かった。続きをどうぞ」 フォローしてくれてるのか余計に恥ずかしがらせようとしているのか 分からないけど全て早口で言いながら、こっちを向いたまま後退して部屋を出て行くお父さん。 後に残された私とつかさは顔を見合わせて恥ずかしげに笑った後、 座椅子を立て直してついさっきと同じ様に座った。 なんだか疲れを感じ、頭をつかさの肩に乗せる。 「……ああもう、心臓に悪いなぁ」 「でも慌てて離れる必要なかったかもね」 確かに私とお揃いであるつかさのちゃんちゃんこを買ってくれたのはお父さんだし、 関係も知られているし。 そう分かっちゃいるけどつかさに甘えてる所を見られたくはない。 だけどつかさの笑顔が、聞こえてくる歌同様『まぶしくて』否定できずに頷いた。 ■作者別保管庫(1スレ目)に戻る コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/asahiruban/pages/110.html
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 02 26 19.63 ID 493YzNNB0 父「う、う...」 娘「ほら、お父さん早く!」 父「あはは...ごめんね、『うんこをする』しか思いつかないや...」 娘「...お父さん最低!!」ガツン! 父「っ!!.........」 娘「ほら、早く他の考えてよ!...お父さん?」 父「」 娘「嘘...でしょ...?......お父さん!?お父さん!!」 父「」 娘「」 『う』ごかない、ただのしかばねのようだ 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 02 26 59.51 ID OzAqHtkHO 死ね 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 02 27 27.97 ID 97gRNS6v0 いや死んだろ 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 02 27 53.44 ID /Edc6OBz0 まだ『え』と『お』が残ってるぞ 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 02 29 59.35 ID wxv4nqT20 「あっ……あっ……あなた……」 妻を抱くのは一ヶ月ぶりだった。別に妻を嫌いになったわけではないし、 他の女のに浮気していたわけでもない。 たまたま仕事が忙しい時期だったのと、娘の進学の準備でそれどころじゃなかったからだ。 「あっ……はぁっ……あっ」 久しぶりに見る妻の痴態に、初めてみたような新鮮さを感じたのは 随分ごぶさただったからというだけではない。 他人の女を抱いているような感覚だった。 俺は知っていた。妻が他の男と情事を重ねているのを。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「あ」の章 完 21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 02 41 16.99 ID fevZ1FM8O 11 どうした全50話だろう? まだ49文字残ってるぞ期待 25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 02 45 25.91 ID fK/Gv3h80 うんこをする でちょっとかなりクスッときたもう寝よう 27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 03 04 51.80 ID JVb31a6DO 「行ってきます」 いつもの時間。いつも通りの準備をして家を出る。今日は金曜日だからゴミ袋も持って。 「行ってらっしゃい、あなた」 エプロン姿で微笑む妻。昨日の晩の妖艶な顔とは全く異なる魅力的な表情。家の事は任せても大丈夫、という安心を抱くことが出来る。 しかし、今日は少し違和感がある。昨日激しくしすぎたのだろうか?良く言えば艶やかな、悪く言えば色気のある"裏"が混じっているような表情。 「あなた?」 妻に声をかけられ、意識を現実へ戻す。いやいや、何を考えているんだ俺は。 再び妻の顔へ目を向けると、小首を傾げて微笑む妻。大丈夫、気のせいだ。 「何でも無いよ、行ってきます」 「はい、行ってらっしゃい」 今日の天気は曇り。雨は降らないだろうが、何だか気分が高まらない。ふと、時計に目をやった。まだ出社時間までに余裕がある。 会社へ向かう途中でココアでも買って行こう。そんな事を考えながら駅へ向かっていた。ふと、再び違和感。 何故こんなに時間に余裕があるんだ?いつも通りに準備して、いつも通りに家を出た。 時計に目をやる。いつもよりも20分近く早い。寝ぼけていたのだろうか? それとも時計を見間違えたか?まぁ普段見ているものだ。意識しているようでしていなかったのかもしれない。 自分の中で根拠のない答えを導き出し、ココアを買って会社へと向かったのだった。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「い」の章 完 28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 03 05 55.31 ID ejFVGdr30 ストーリー性があるのかよwww 34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 03 34 12.07 ID DjtuKeIn0 運命とは、時に残酷である。 「嘘だろ……」 後ろを振り向いた時、私の視線の先にあったのは"あの男"と腕を組んで楽しそうに歩く妻の姿だった。 浮気のことは知っていた。だが、実際に目撃したのは初めてのことだった。 「うふふ、ねー、次どこに行く?」 嬉しそうな妻の声。こんな声、久しく聞いていない。 美しい妻…失いたくない…奪われたくない…!! 「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 運動不足のせいか、うまく足が運べない。だが、俺は叫び、走った。妻の為に。俺の為に。"あの男"を倒す為に。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「う」の章 完 35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 03 37 10.52 ID v8O0bOfb0 盛り上がってきたな 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 06 31 43.86 ID T8FAGFq60 殺意のスイッチシリーズなかなか面白いな 51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 06 54 20.85 ID AHjsBtoFO いつのまにかあいうえお小説が始まってた 55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 07 05 36.08 ID 8ZfAPCUv0 「ええ、わかりました」 俺はそういうと電話を切った 結局妻たちはタクシーに乗り、俺の前を走り去った 大通りに走るタクシーは無情にもほかに一台もいなかったのだ 「先方さんから連絡ありましたー」 「八番につないでくれ」 まぁいい 冷静になって考えればそれだけ彼女たちのことを知るチャンスができたということだ 今、感情に従って問い詰めたところで何にもなりはしない 目を移したデスクの上には俺と、妻と、娘がほほ笑む写真 今後の策を練ろうと思いつつ俺は受話器を上げた 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「え」の章 完 61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 08 25 08.85 ID qTqPQvcK0 「オ●ニーでもするか、久しぶりに・・・」 日曜の早朝、俺は珍しく朝立ちしていた。 ここ数年すっかりご無沙汰の妻は昼頃まで起きてこないし、 中学生になったばかりの息子もまだ寝ているだろう。 ゴソゴソ シコシコ 「っあ・・・気持ちい・・・」 そのとき、 ガチャ 「お父さーん、そろそろ俺の本返してよー・・・うわっ」 しまった・・・ 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「お」の章 完 62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 08 26 26.35 ID JVb31a6DO 「お帰り、お父さん!」 仕事を終えて家に帰ると娘が飛び付いてきた。何も知らない無垢な満面の笑みで。 「お帰りなさい、あなた。ご飯もうすぐ出来るわよ」 キッチンから顔だけを出し、微笑む妻。 何事もなかったように、何も知らないかのように。 「ただいま。良い子にしてたか?」 わしわしと娘の頭を撫でてやる。我が娘ながら、いや、だからこそかもしれないが、可愛い。絶対にこの家族を壊させない。胸の奥に得体の知れない黒いものがある気がした。 「少しだけ仕事が残ってるから先にやってしまうよ。すぐ終わると思うから先に食べていてくれて構わないよ」 娘と軽くじゃれあってから自室に向かった。今日は疲れた。あの光景が気になって仕事どころではなかった。 部屋に入りすぐに鍵を閉めて、鞄をベッドに放り投げた。着替える前にやってしまいたい。 パソコンを起動する。カタカタとタイプ音が妙に響く。目当てのものは――想像以上に沢山あった。携帯を取り出し、画面の番号を打ち込む。胸が高鳴る。言うまでもなく、後ろめたさからくる高鳴り。 数コール。 コール音の切れる音。 少しの間。 「…御電話ありがとうございます。こちら高田探偵事務所です」 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「お」の章 完 272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 20 20 35.22 ID kVLDPij50 流れ的に 61じゃなくて 62だよね 67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09 04 12.84 ID 8ZfAPCUv0 「各堂……ですか」 「ええ」 聞き覚えのない名前と一度だけ見た顔 そして向こうにいるのは私立探偵者の男だ あれから一週間 俺は探偵社に妻の相手を調べさせていた 三日目の中間報告、相手は早くも名前と住所を調べ上げていた 「まだ奥さんと出会った経緯などはわかっていませんがね」 よれよれのシャツにゆるんだネクタイの探偵は俺に言った 「早めにやってくれ。少し急ぎでな」 俺は言い残すとソファを立った 机のコーヒーは、まだ、温い 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「か」の章 完 69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09 32 38.02 ID aBOVCy+q0 すごく・・・・渋いです・・・・ 71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09 43 48.96 ID SWGf9u6j0 いつの間にかリレーっぽくなっとるwww 72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 09 48 29.44 ID f7TrlXm50 リレーなのに繋ぎ方うまいwwwwww 81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10 37 51.34 ID SWGf9u6j0 帰宅するのが憂鬱だった。 探偵の中間報告を聞いてなお、信じられない自分、信じたくない自分がいる。 笑顔で迎えてくれる妻のそれが嘘だとは思いたくない。 家の扉を開けると、その音を聞きつけて、娘と妻が顔を出す。 「お父さん、今日は遅かったね」という娘の笑顔に、曖昧な笑顔を返す。 探偵の報告が待ち遠しかった。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「き」の章 完 83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10 49 50.13 ID 8ZfAPCUv0 首をひっこめると同時に両開きドアが先ほどまでいた空間を引き裂いた 間もなくして列車はひと揺れし駅を発車する 「ふぅ」 狭苦しい窮屈な状態で携帯電話を開く 中間報告からあけた翌日 流石にまだ探偵からの連絡はないようだ 周りを見回す 俺と同じような連中が、それぞれ通勤電車の大容量冷房の意に反して汗を流し必死に仕事場へ向かっている こいつらと同じように家庭のために働く俺に、妻のした仕打ちは大きい 車体が人揺れしてポイントを渡った 車輪はきっと、俺の心と同じく火花を散らしているに違いない 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「く」の章 完 86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 10 58 31.54 ID SWGf9u6j0 「喧嘩でもしたんですか、奥さんと?」 「え?」 会社のデスクに座るなり、部下がそう言って来た。 「いや、すごい疲れてるみたいですから」 そういって部下は書類をよこす。どうやらそれが本題だったようだ。 それを受け取り、軽く笑ってみる。そんなわけないよ、とでもいうふうに。 胸の内を語ることが出来ればどんなによいだろうか。 あの日見たことを誰かに打ち明けられれば、磨滅する精神も保てるのではないか。 奥歯をぎりりと噛みしめる。 無意識のうちに、書類が手の中で音を鳴らして歪んだ。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「け」の章 完 89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11 14 11.44 ID DunhYfD70 普通におもしれぇwww 91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11 28 14.10 ID SWGf9u6j0 子どもというのは恐ろしいものだ、と思う。 知らぬは本人ばかりなりというが、それ以上の何かを持っている。 もし仮に、妻の浮気が本当なのであれば……。 それ自体もショックではあるが、娘のことも気がかりである。 娘はどちらにつくのか。 学校であった行事について話す娘を直視できない自分がいた。 「もう、ちゃんと聞いてるの? お父さん」 「あぁ、ごめんごめん」 謝りながら、携帯が鳴る。メールの着信音だ 相手は探偵であった。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「こ」の章 完 93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 11 37 29.34 ID 8ZfAPCUv0 「さて、お話というのはですね……」 「例の各堂のことだな」 俺は昼休みから早退して探偵のところへときていた 相変わらずよれよれした男に俺はいくつかのことを師事された メールは使わず、連絡は探偵が非通知の通話のみで行うこと 俺からの連絡は携帯を利用しないこと 早くも探偵は特定されることを恐れていた 「あんたがそういうってことは気が付かれるような事でもしたのか?」 「いえいえ、ただですねあの男、いろいろと面倒なようでして」 「なに?」 睨みつけた俺の視線を押し返すように探偵は語り始めた 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「さ」の章 完 104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 12 00 18.50 ID SWGf9u6j0 写真が四枚、テーブルの上に広げられる。 妻と「各堂」がホテルに入って行くところかと思ったが、違う。 写真には男だけが映っていた。僅かに記憶のある横顔。これが「各堂」なのだろう。 「前科があります。罪状は詐欺と恐喝」 探偵が言うには、確かにこの男は面倒で、そして人間の屑であった。 人妻を狙って近づき、関係を持つ。勿論名前や立場はでっちあげだ。 そして関係を持ったのち、それをビデオや写真に収め、金銭をゆするのだという これをばらまかれたくなければ、金を出せ、と。 わたしは無言だった。言葉が出なかった。 やおらに、自分がまるで蟻地獄の淵に脚をかけてしまった蟻のような気分になった。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「し」の章 完 お父さんすいっち「あ」2
https://w.atwiki.jp/npb-gizinka/pages/82.html
ここは、お父さんに絡むAA2つ以上を使ったネタ作品置き場です。 【お父さん激怒 スレ2( 173 176-180より)】 ,.へ ___ ム i 「 ヒ_i〉 ゝ 〈 ト ノ iニ(() i { ____ | ヽ i i /━, ,━\ i } | i /(●) ( ● )\ {、 λ ト-┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,! i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/ \ノ ノ ハ ̄r/ r―--―/ 7 ノ / ヽ. ヽ 〈; . ' . ' | / / ,. " `ー 、 \ヽ . ; :|/ r'" / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ | 答 | 解雇にした落合先生が馬鹿 │| \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ ..---γ⌒ヾ ( \ / __八 ) ゞ ノ __, 、|丿 ボソボソ . | 丿 -ー -、 (目上の人を悪し様に言うんじゃありません) . | 丿 (__人__) . | 丿 `  ̄ノ ピコッ . │ } /\ ,☆____ ヽ ノ \ \ / \ /81 く \. /\/ ━ ━ .\ . | `ー一⌒) / (●) (●) \ イテッ . | i´ ̄ ̄ ̄ \ | (__人__) | \_ ` ⌒´ / / 70 \ _,,、-―-―--、,, / ........ .. .... \ ./ , , 竜美 、 ヽ | / //ii| l |i i i i l || | | //_ノ!;;;;;! |ヽ、_.l | || | | | ● ● .l | || 手ぬるい! | | | .| | || | | ヽ ゝ r-ァ ノイ || | | | |||;;>, -r=_;;||| ||__ / _. \ ||ヽヽ / /从リ\ | |リリ ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,, \\| |___ | .| | .,llll゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙lllll, \/ \ | | .|!!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!!| | ヽ_「\ | |、 | ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ .| | \ \――、. | | ヽ .| .゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ | | / \ "-、, `| | ヽ | |_/ / "-, "' (_ ヽ ヽ .| | __ノ "'m__`\ヽ_,,,, ヽ .| |― ̄ ヽ、__`/ー_,,,, ゙゙゙゙!!!!!!!lllllllliiii| | \゙゙゙゙゙゙゙!!!!!lllllllliiiii| | . .\ ヽ | | . .ヽ \ | | | \.| | .`ヽ、,,_ノ| | ゙゙!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!゙゙ ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ /. // : |l ・l|∵ ヽ\ | (○)━ ━(○)| \ (__人__) / ノ ` ⌒´ \ /´ 70 ヽ /  ̄ ̄\ / / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ボケ~ |/ ━ ━ | || -・- -・- (6 @ ( ・ ・ )@ノ 暴力はいけないんだな~ ヽ , ~~、/ ヽ ヽニニニフ/ \__/ )ー-( / `Y'"\ / | ヽ ト__i GIANTS i__l | | | 10 | | _______ / ━ ━ \ | (●)(__人__) (●)| 痛って… \ ` ⌒´ / ノ \ /´ 70 ヽ ,. -──- 、 / ...なごみ..... \. / , ,.ィ /i、 、 、 、 ヽ i ,イ+|/ ヽl'ヽト、 i l .i i /! / \ ヽ | | l | l ○ ○ | ! | | な に こ れ | }´´ ´´.| l | | 英智お兄ちゃん、河原さん、ここ怖いよう… | l ヽ. □ ∥ l | | | | ト>、 __ イト| | | | ! !! /´ ヽ▼ / . l ! | | llll|!/ ||DRAG0NS|llll|ll|ll| / ∥ ∥ | __ __/_ "'- 、 , -'" ``' v . 丶 /... 鷹子 、.. .. . `i v .| |... ハ ハ i } .| |. l/_ノヽハノヽ、_. ヽ } ..| うぇ~ん! i;; / > < ` }N ! . .ノ .人 |o゚/////////゚o| ;;| ( \ △ ノr ノ .. ヽ おにぎり君が >、 _ イト ヽルヘノ E.○.にされたぁ~! /´ ヽ ▼ / `ヽ 竜美ちゃんのばかぁ~! ./ ||SoftBank|| | /=∥ HAWKS ∥==| z| ヽヽ;;;;;;;| l 7;;; |ム,, _z''' ト __,,,-イ '''''L,, _,, >''' 从''' \,,彡''' \</ , , ,,, ミ \ . 彡 、 i i / ,,, ト <_,, 从 ,,ヾヽ `ヽ ( ) ノ ノ''ii ヾ < 彡 / ヽ((n\ ) ゞ / (/n))/ ミ 、从 イ 从/ /⌒ ミ三\ノ;;;;ゞ/ノ彡⌒ 从 ヽ | 7 '''w (⌒ ─-ヽヾ,,( ン _-‐ ) 从 | | 彡 '''z i 、V / lll w^ | N i 从 / ''z;; ii ヾ _) ( ,..、 〈/ ミ ミ ,| 从 从 `〈 | (ll i ) / ミ '|| ヽ 从 / \ '''' ̄ /i l ト ハ N /i ;;;;;l;;||lll|''''''''''-'''|/ i|l 从 . ∧、∧、∧、∧、∧、∧、∧、∧、∧ // i /从 ;;;;;lLll/V|lノ'|V i 从 从... < > 从 | |N\i ;;;;;ll|λV;;| ;;ノ|'' | | /| < 私の娘を泣かせたのは誰だ! > / 从从|;;;;;;;;;;|l| |V^Vl// | 从 从 < > \|ヽ;;;;; N ヾミミ^彡 ノノ 从 _ ∨^ ∨^ ∨^ ∨^ ∨^ ∨^ ∨^ ∨^  ̄ '''---;;;;;;ii;;'^''^ ; / 从 | '' ' ヾ
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/11186.html
【検索用 おとうさんのあとのといれはくさい 登録タグ 2010年 VOCALOID お ほぼ日P 初音ミク 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ほぼ日P 作曲:ほぼ日P 編曲:ほぼ日P 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『お父さんの後のトイレは臭い』(おとうさんのあとのといれはくさい) ほぼ日Pの157作目。 昔読んだ中崎タツヤのたぶん『じみへん』だったと思う四コマにインスパイアされました。 歳をとると自分が日に日に臭くなっていることを実感します。(作者コメ転載) この曲のベースラインは永遠の一発屋、「My Sharona」を引用している。 歌詞 お父さんの後のトイレは臭い 朝っぱらから気分はいきなりブルー お父さんの後のトイレは臭い 何を食ったらこんな臭いがするの 友達の家はトイレが二つあって羨ましい うちもトイレ作って ダメなら駅のトイレ使ってよ お父さん お父さんの後のトイレは臭い しかも毎朝出勤前に必ず 特に前の晩に飲み会なんかで お酒飲んでるときはとにかく臭い おまえたちには家族に対する 愛ってもんがないのか 臭いくらいがなんだ ああ嘆かわしい 読みかけの新聞忘れて トイレに戻った ああ何だこの臭い 鼻が曲がってしまいそう 俺は自分さえも愛せないのか トイレで跪き悲嘆に暮れる 俺のトイレの後は自分でも臭い 脱臭機能付きの便座買おうかな お父さんの後のトイレは臭い 俺のトイレの後はやっぱり臭い ちょっとどうでもいいからなんとかしてよ それが親に向かっていう言い草か 毎朝この臭いに我慢してるのよ お前も歳をとれば臭くなるんだよ とにかくこの臭いをなんとかしてよ そんな無理を言われても トイレが臭いよ コメント wwwwwこwwwれwっうぁwwwwwwwひwwwwwwwwwwwどwwwwwwwwっうぃwwwwwwwwwwwwww -- 娘 (2010-07-31 23 43 13) 父さん ・・・ -- JIGSAW (2010-09-30 19 58 23) おk、トイレにはいらなければいい(ry -- 名無しさん (2010-09-30 20 43 12) トイレが臭い報告はいいから、お父さんに言えよw歌にすんなよ -- 名無しさん (2010-09-30 21 07 19) ワロタwwww -- 内藤ブーン (2010-09-30 22 09 34) でもお父さんの後のトイレってくさいよね -- 名無しさん (2011-02-08 12 55 47) 俺の後のトイレも臭いよ -- 名無しさん (2011-02-08 16 25 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/comic8/pages/534.html
お父さんは心配症をお気に入りに追加 情報1課 <お父さんは心配症> #bf 外部リンク課 <お父さんは心配症> ウィキペディア(Wikipedia) - お父さんは心配症 Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <お父さんは心配症> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <お父さんは心配症> #blogsearch2 成分解析課 <お父さんは心配症> お父さんは心配症の29%は世の無常さで出来ています。お父さんは心配症の20%は柳の樹皮で出来ています。お父さんは心配症の16%は時間で出来ています。お父さんは心配症の16%はカルシウムで出来ています。お父さんは心配症の12%は食塩で出来ています。お父さんは心配症の4%は根性で出来ています。お父さんは心配症の2%は税金で出来ています。お父さんは心配症の1%は毒電波で出来ています。 報道課 <お父さんは心配症> 入国停止に技能実習生の受け入れ企業はため息「致し方ない」 実習生数が全国トップの愛知(メ〜テレ(名古屋テレビ)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【コラム】「普通であってほしい」(高橋歩美) – みとん今治 - みとん今治 在宅勤務は社会の分断を招き人と人の関係が薄くなるのではないか【がんと向き合い生きていく】(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 過去と未来を結ぶタイムカプセル…『昭和45年女・1970年女』vol.4が11月30日(火) 発売! わたせせいぞうさんの表紙で “私たちの時代” =80年代大特集をお届けします。 - PR TIMES 妊娠中に新型コロナにかかったら――。現役助産師が描いた「コロナ禍での出産」漫画が反響呼ぶ(ウォーカープラス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 情報3課 <お父さんは心配症> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ お父さんは心配症 このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/persona4_g/pages/185.html
お父さん鈴木幸治バカだいきらい毎日鈴木幸治お父さんバカ
https://w.atwiki.jp/manafee/pages/51.html
KEYABINGO!4 #3 1期生vs2期生 ガチンコ6番勝負! 後半戦 キャラかぶり腕相撲でのプチ情報。 「マナマナ対決」と題した高瀬vs宮田の腕相撲対決で、試合前のマイクパフォーマンスで宮田に「20歳にもなって親とハグやキスをしている」と暴露され、「何で知ってるの?」と動揺を隠せない高瀬。 「ハグは良いとしてもキス!?」と疑う伊達に、「ただいま~チュッみたいな」「お父さんとも普通にします」「しなかったらすごい残念がられます」と次々と自白。 イギリスに住んでたからかもという釈明に、伊達と富澤は「ああ、そうか」と納得した。
https://w.atwiki.jp/yohanwaseda/pages/39.html
~私はあの子のお父さんですから~ アメリカ中を感動であふれさせた親子を紹介します。その親子の名は、父ディック・ホイト、息子リック・ホイトです。彼らは親子でチーム・ホイト(Team Hoyt)という名前を付け、マラソンやトライアスロン競技に参加しています。なぜ、この親子のチームがアメリカ中に感動を与えたのでしょうか?それは、息子リックが全身麻痺の重度障害者だからです。 1961年にリックは誕生しました。生まれたリックの首にはへその尾が巻きついてしまっており、脳に酸素がいかない状態だったのです。医者たちは、「この子は、諦めたほうが良い。このままでは、何もすることができないから。」と言いました。 しかし、父は息子を諦めることができなかったのです。父は全身麻痺になった息子のために人生のすべてをささげ、忍耐を持って教え続けました。リックは11歳のとき、障害者用コンピューターを使ってコミュニケーションができるになるまでなりました。そんなとき、彼は、「…走りたい。」と言いました。父ディックは息子リックと走ることを決意しました。息子は言いました。「走るとき、はじめて障害者だということを忘れられたよ。」と。父はさらにトレーニングを重ねていきます。 1984年ボストンマラソンを2時間53分で完走、1989年にはハワイトライアスロン競技を14時間26分で完走。現在に至るまで、チーム・ホイトの挑戦は止まっていません。息子リックは、ボストン大学を卒業して自ら障害者用の補助器具の開発に携わっています。「なぜこのようなことができたのですか?」との記者の質問に、父は答えました。「私はあの子のお父さんですから。」 聖書は、私の本当のお父さんは、この世すべてを造られ、私を造られた天の父なる神様であると語っています。その本当のお父さんは、こう仰ってくださいました。 『神御自身、「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と言われました。』(ヘブライ13 5) 天の父なる神様は、私がどんなに足りなくても、絶対に私を諦めることはありません。この世界が作られる前から、天の父なる神様は、私を選んでくださり、私を愛してくださっているのです。それは永遠に変わらない愛です。事実、神様は罪だらけで、死に行くだけの存在であった私を諦めることなく、救ってくださったのです。 『しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました。』(ローマ5 8) 父なる神様は私たちの罪のために十字架につけられ、苦しみを受けながら死んでくださいました。そして、3日目に復活され罪に打ち勝つ力をお持ちの方であると私たちに示されたのです。私が天の父なる神様に何かしたから、救ってくださったわけではありません。天の父なる神様が「私はあなたのお父さんですから」と、おっしゃってくださって、私たちは救われたのです。 私を決して諦めない無限の愛で愛してくださった天の父なる神様。その愛の神様に信頼して生きるのが、私にとって最善の道であると聖書は語っています。そのとき、本当の愛を私は発見することができます。わくわくするような人生を歩ませてくださるのです! Total Hits - Today Hits - ヨハン早稲田キリスト教会/ヨハン教会 文書宣教部 ヨハン早稲田キリスト教会ファンページ ヨハン早稲田Google+
https://w.atwiki.jp/asahiruban/pages/112.html
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 20 50 42.01 ID 3e3N4sjj0 やっとのことで辿り着いた我が家。 何時ものように玄関には明かりがついて、妻は料理をしているのだろう。 息子はきっとまた勉強もせず、ゲームをいじくっているのだろう。 だか俺はもう逃げないと誓った。 俺を気遣うように寄り添う娘を見下ろすと、うん、と頷いた。 「ただいま。」 「ただいまー」 パタパタと妻のスリッパが俺を出迎える。 「あら、一緒だったの?」 妻の声は明るい。しかし、顔はどことなく沈んでいるような・・・? いや、気のせいか・・・? なんにせよ、すべてを打ち明けようと俺の心は決まっていた。 「すまないが、ちょっとリビングに集まってくれないか。」 VIP連続小説 「お父さん、殺意のスイッチ」 「や」の章 完 289: 忍法帖【Lv=18,xxxPT】 :2011/06/26(日) 21 03 18.60 ID 9QI+6yqH0 いよいよクライマックスか… 305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21 27 58.91 ID SWGf9u6j0 勇気というものをこれほどまでに欲したことはなかった。 覚悟はある。しかしそれだけでは足りないのだ。 「お父さん」 娘が言う。俺は息を細く吐き出し、頷いた。 テーブルについた俺と、娘と、息子と、妻。俺が何よりも大切にしてきた三人。 「隠し事はなしにしよう」 妻の顔が僅かにひきつったのを、俺は見逃さなかった。 そのまま畳みかける。 「各堂は俺が殺した」 「――!?」 妻の声にならない声。対照的に、息子は何が何だかわからないような顔をしている。 「な、あ、なんで、あなた、それを」 「だから」 俺はそっと一枚の書類を取り出す。 「離婚してくれ」 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「ゆ」の章 完 307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21 32 41.48 ID 3e3N4sjj0 どうなるんだ・・・ドキドキする・・・ 308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21 34 39.61 ID 8ZfAPCUv0 よほどショックを受けたのだろう 妻の目の焦点はいまだ定まらない 探していた男は―――すでに死んでいたのだから 俺は妻がもう俺を愛していないことを認識せざるを得なかった こんな姿、見たくなかった 事情を知る娘、何も知らない息子にも…… そして何より、愛し合って結ばれたはずの俺自身 「あ、あなた」 震える声で、妻は俺にやっとのことで声をかける 「あ、あなたが」 瞬間、俺は判断が間違っていたことを悟った 俺が飛び出すよりも早く妻は果物ナイフを手に取り俺に向けた 間には、娘 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「よ」の章 完 314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21 44 49.61 ID 3e3N4sjj0 「らめぇぇぇぇ!!!」 俺を背に庇った娘が、拒絶するように両手を妻に突き出した。 すべてがスローモーションのようだ。 「ぅあああああああああああ」 妻の目には俺しか映っていない。 憎悪の眼に、茫然とした俺の顔が写りこんでいるような気がした。 ショックと恐怖で体が動かない。 「やめろぉぉぉぉぉおおおお」 ガタンと椅子を蹴飛ばして、巨体が妻を抑え込む。 もみ合う妻と娘を止めたのは、泣き出しそうな顔をした息子だった。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「ら」の章 完 318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21 48 25.16 ID zvohAcZW0 息子大活躍! でも家族写真には写ってないんだっけか 321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21 50 14.80 ID ALFWbn9x0 ここにきての息子おおおおおあ 325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21 53 56.67 ID SWGf9u6j0 「理解できねぇよいきなりなんなんだよこれっ!」 激昂する息子をなだめながら、いまだ恐怖から覚めやらない娘が、事情を全て説明する。 各堂という男のこと。妻との関係。そして俺がそいつを殺したこと。 最初は信じられないようだったが、ここまで修羅場を演じてしまえば、信じるしかないようだった。 「なんだよ、それ……なんだよ、それ」 「すまん。俺は父親失格だ」 俺のことは別にかまわない。人殺しの汚名をかぶるのは問題ないのだ。 ただ、愛する家族が、「人殺しの子供」と謗りを受けるのはなんとしてでも避けたかった。 子供のことを気にしない親などいないのだから。 だからこその離婚届だった。それなのに……。 「ごめんなさい、ごめんなさい……」 何に対して謝っているのか、妻が意気消沈気味に涙をこぼす。 最早ナイフを握る気力も、立ち上がる気力さえないようだった。 きっとこれで全てが終わったのだ。一連の出来事も、俺の家庭も。 そう、あとは俺が責任を全てかぶれば、それでいいのだ。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「り」の章 完 329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 00 21.27 ID 9aa0F0zr0 「留守にしております。御用の方は・・・」 そんなこんなで三年後 昼飯に出前でも頼もうと思い電話するも、ほっかほか亭は留守のようだ。社会を舐めてやがる。 あれから妻とは離婚した。 なんだかんだあって円満離婚だ。 ちなみに俺たちに子供がいたような気がしたが、俺の勘違いだったらしい。 記憶障害って奴だ。 「カツ丼食いてえなぁ・・・」 それにしても腹が減った。最近外食やコンビニ弁当ばかりで栄養も偏っていることだろう。 こんなとき嫁が欲しいと思うが、やっぱりもう懲り懲りだ。 ピンポーン 「ん?だれだ」ガチャ ?「お久しぶりです」 そこには信じられない奴が立っていた。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「る」の章 完 330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 01 36.23 ID pglrIDZa0 記憶障害!? ふむふむ、なるほど 332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 03 05.47 ID SWGf9u6j0 記憶障害……だと……? 336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 05 09.70 ID QEPARzc70 続き難易度高杉ワロタ 340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 09 38.32 ID SWGf9u6j0 「例の件で来ましたよ」 相手は探偵――高田だった。 今日もまたよれよれワイシャツを来ている。三年たってもどうやら変わらないらしい。 「もう俺に世話を焼くな。金は払ったし、もうなんの関係もないだろう」 「いいませんでしたっけ。わたし、正義の味方になりたかったんですよ」 「それとこれとは関係ないだろう」 「あります」 そいつはにやり、と腹立たしい笑みを浮かべた。 「あんなに家族のために奔走したあなただ。 その努力を無駄にすることは、家族の絆を否定することです」 「……もうやめろっ」 「いいえ、やめません」 高田は後ろをちらと確認し、言った。 「お子さんたちと逢ってやってください」 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「れ」の章 完 344: 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2011/06/26(日) 22 12 26.68 ID +jrl/5Do0 こう繋ぐのか…やるな 348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 19 00.92 ID 8ZfAPCUv0 路地から出ると俺は探偵の車に乗り込む あの時と変わらない汚い車内 俺は三年越しの説得にようやく応じることとなった いや、そうしなければならなくなったというべきか 「その格好でいいんですか?」 スターターに手をかけながら奴は聞く なるほど、俺の服装はとても感動の再開に似合ったものじゃない ヨレヨレのシャツとしわのよった背広、ラインの消えたスラックス 「なぁに、あんたと一緒さ」 久方見せなかった笑みで探偵に皮肉ると 奴はにやりとだけして車をスタートさせた 今日、すべてが終わり、始まるのだ 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「ろ」の章 完 355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 25 17.29 ID SWGf9u6j0 忘れたかった。忘れられたかった。 あの出来事の後、俺は姿をくらました。 各堂殺しは公になることこそなかったが、俺と周囲の関係に入れた亀裂は甚大だ。 なにより、まかり間違って、俺が捕まってしまったときのことを考えると…… なにも捕まることが怖いのではない。愛する者たちに迷惑をかけるのが怖いのだ。 だから忘れた。忘れられた。そういう「ふり」をしていたし、そうするつもりだった。 しかし、そうできなかった。 車が停止する。 「感動の再会ですよ。水を指すなんて真似はしませんから」 いちいちかっこつけしいやつであった。 俺は、この探偵が、10年来の親友であった気さえしてくる。 「あぁ、行ってくる」 だから気のままにそういって、扉を開ける。 「お父さん!」 ――幸せで死ぬかと思った。 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「わ」の章 完 360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 28 37.26 ID 3e3N4sjj0 355 おおおおおおすげえええ 361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 29 36.49 ID QnWspqjF0 何かとんでもない才能の持ち主がまざってるぞ 380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 42 35.64 ID 8ZfAPCUv0 「―――を発見したと通報があり、現場に警察官が駆け付けたところ」 カーラジオがひっきりなしにニュースを告げる中、私は窓の外を眺めていた 窓の外では三年前私に相談を持ちかけてきた男が娘、そして息子と感動の再会を果たしている おそらく、このニュースがなければ彼は永遠に子供たちと会おうとしなかったであろう ラジオは各堂の遺体が発見されたことを告げていた もちろん、警察はまだ各堂だということに気がついてはいない しかし、前科がある男のことだ DNAの保管ぐらいはされている恐れがある それがわかれば、すぐ警察は彼にたどり着くであろう 昔の仲間からそれを聞いた私はすぐ彼にそれを告げた そして三年越しの再会が相成ったわけである やれやれ、これじゃあ私が正義の味方なのか悪の味方なのか、わかったものじゃない だが、父親と笑顔を交わす子供たちは、まさしく天使そのものであった 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「を」の章 完 396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 48 28.54 ID SBUIY94Ii 「…ん?なんだいこれは?」 「えへへ、これね、子供向けのTV番組でやってるやつなんだけどね」 「子供向けだなんて、お前はもうそんな歳じゃないだろ」 「ずっと甘えられなかったんだから、ちょっとくらい童心に帰りたいの!」 「…そうだな。で、何をどうして遊ぶんだい?」 「あたしがこれを押した通りに、お父さんは動かないといけないんです!」 「ははは、よし、付き合ってあげよう!」 「じゃあまずはね…」 「お父さんスイッチ、『あ』!」 連続VIP小説「お父さん、殺意のスイッチ」 「ん」の章 完 397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 49 10.24 ID QnWspqjF0 396 感動した 399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 49 34.45 ID vLfxwGYF0 396 泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。 400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 49 45.37 ID pglrIDZa0 396 これもこれで充分あり 401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 49 51.70 ID 3e3N4sjj0 396 なんてきれいな終わり方! 感激した 405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 50 17.22 ID +wdWL1zA0 396 すばらしい 407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 50 42.65 ID WVB+VN790 全員良くやった 大層乙である 409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 50 56.21 ID lDn1K7qg0 乙 面白かった 410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 50 57.53 ID HOGH8MOp0 凄すぎる 皆ホント乙 418: 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2011/06/26(日) 22 52 44.70 ID +jrl/5Do0 素晴らしいクソスレだった 419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 53 17.15 ID 493YzNNB0 お前ら俺のクソスレでなにやってんだよwww 421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 54 14.51 ID ya+86+TeO 419 張り付いて見てたんだろ?www 422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 54 16.53 ID pglrIDZa0 419 お前なにしてんの? 424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 54 22.70 ID u15+lSwr0 419 「へ」んじがない ただのしかばねのようだ だからな! 次は間違えんなよ! 426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 54 38.06 ID 8ZfAPCUv0 419 おまえなにしてんだよ 428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 55 13.96 ID 3e3N4sjj0 419 やだぁ、見てたでしょ! 429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 55 31.52 ID SWGf9u6j0 419 いまさらすぎるwww 423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 54 22.47 ID F8SmyHES0 乙!正直「の」で各堂を勝手に殺してすいませんでした 430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 55 54.66 ID 8ZfAPCUv0 423 俺も死んでびっくりした 妻と一緒に俺に死ぬことを強要したりするかと思ったら バラバラになっててワロタ 433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 57 05.01 ID SWGf9u6j0 423 俺も驚き だってあいつ喋ってねーんだぜ 434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 57 35.61 ID 3e3N4sjj0 423 あれは確かに急展開過ぎだったw でも今考えるとよかったのかもな 432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 56 51.37 ID 493YzNNB0 一番びっくりしてんのは俺だよ馬鹿野郎共 436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 58 04.56 ID lDn1K7qg0 432 お前もうちょっと頑張れよ 435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 57 44.21 ID tPydJSTS0 このスレを超えるリレースレはもう出ないだろうな 439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 58 20.67 ID 8ZfAPCUv0 正直勝手に「各堂」なる人物を作って悪かった 中学と大学の同窓に「角藤」なるやつがいてだな…… 重要なポジションなのに一言もしゃべらなかったなwww 440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 59 32.93 ID QnWspqjF0 439 モデル付きかよワロタwwww しかもバラバラwwwwww 441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 22 59 40.25 ID SWGf9u6j0 439 勝手に「各堂」の犯罪者設定を作ってしまって悪かった しかしまぁ喋らないのは、結局「家族の物語」だっていう理由でwww 444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 23 00 10.95 ID j9N1Y2kK0 綺麗に納めやがって・・・ 472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 23 08 44.32 ID j7XllwsS0 久々にVIPPERの真髄をここに見た 502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 23 30 39.43 ID FyS/1n3h0 全部読んできたがすげぇなおい 書いたやつら乙 感動した 513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 23 46 15.55 ID 493YzNNB0 まさか勢いで立てたクソスレがこんな事になってしまうとは ずっとニヤニヤしながらROMってました 皆様ありがとうございました