約 1,228,860 件
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2282.html
―午前11時 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーー 唯「ねえ……私達どうなっちゃうの…?」 律「さぁな……」 憂「皆……私達の事、忘れちゃったんですかね…」 唯律紬「……………」 律「忘れる………か…」 律「なあ、この状態が幽霊ってやつかな?」サッサッ 唯紬憂「……………」 律「ごめん……」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―12時半、学校 律「とりあえず―」 唯「昼休みの時間だね……これから秋山さんの後付けるの?」 律「……そう、まずは私達の身に何が起きたのか調べないと…」 律「憂ちゃん、梓の方よろしくね」 憂「あの……ちょっと分からないです…」 律「えっ?」 憂「何だが分からなくなっちゃって……」 律「お、落ち着いて…」 唯「うい、大丈夫?」 憂「……お姉ちゃん…」 律「……!」 律「……ねえ、梓は…?梓って子…」 憂「あずさ…?すみません、ちょっと…」 律(おい…マジかよ………) 紬「ねえ…」 律「な、なに?」 紬「その子がどうかしたの?…」 律「ムギ……おい唯!?」 唯「なに?」 律「何じゃないだろ!梓だよ!お前は覚えてるだろ……?」 唯「えっ…覚えてるも何も知らないよ」 律「ウソだろ……」 どうすればいいんだ…どうすれば…… …何故私だけ記憶がはっきりしてる……? 梓…澪…和…… 無くなっていく記憶 とにかく……澪の周辺だけでも調べないと 理由を……早く何とかしないと皆が………! 憂「あの、律さん」 「後何分?」 「えっと、4分と15秒です」 「残り時間3分になったら、予定通りアレお願いね」 「分かりました」 「この子も心の準備、しておかないとだからね…」 「ちょっとびっくりするでしょうね……」 「問題ないわよ、直ぐにこっちに戻るんだから」 「あのー…」ガチャ 「ん?梓ちゃん、どうしたの?」 梓「少し姉の様子が気になって……」 「大丈夫よ、少しイメージが乱れる部分もあるけどね。今は安定してるわ」 梓「どんなの見てるんだろ…」 「気になる?けど規約で見せられないの、ごめんね」 「あ!梓ちゃんも今度試してみる?今ならサービスしちゃうわよ~ん」 梓「い、いや…私は………」 「先生、困ってるじゃないですか…!」ボソ 梓「じ、じゃあ私はこれで……」 バタン 「やっぱり似てますね。姉妹だと」 「そうねえ……って、そろそろよ。アレ準備して」 「あ、はい」 (……やっぱり、プログラムのイメージにノイズが入り始めてるわね…) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーー 律「どうしたの……?憂ちゃん……」 憂「私……今全部知っちゃいました…」 律「え……?」 唯「ねえ憂、どういう事…?知ったってなにを……」 紬「教えて、憂ちゃん」 憂「紬さん……」 憂「紬さん、いつも姉に楽しいティータイムを提供してくれてありがとうございます」 紬「え…?」 憂「お姉ちゃんはいつも『明日のお菓子は何かなー♪』とか…」 憂「…『今日はムギちゃん美味しい紅茶を淹れてくれたんだよー!』とか……」 憂「嬉しそうに…とっても嬉しそうに……」 律「憂ちゃん……?」 憂「たくさんの笑顔を作って下さって、本当に妹として感謝してるんです」 紬「憂ちゃん…」 憂「お姉ちゃん……ありがとね」 唯「憂……何言って…?」 憂「ねえ、小さい頃のクリスマスの日、覚えてる?」 唯「クリスマス…」 憂「ふふ…クション破って中身出しちゃったんだよね」 唯「あ…あの時…」 律(…………) 憂「その後お父さんとお母さんに凄く怒られて…」 唯「えへへ……憂に喜んでほしくてさ…」 憂「……今までの思い出が全部なくなっちゃうなんて事…絶対ないよね……」 唯「……憂、なんで泣いて…」 律(…!…) 憂「私のお姉ちゃんでいてくれてありがとう……」 憂「じゃあね……お姉ちゃん」 大好きでした… 律「憂ちゃん!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 唯「…………」 律「憂ちゃん…?まさか消え……」 律「…おい唯!!」 唯「へ?……」 律「なにボーッとしてんだよ!!憂ちゃんが…!」 唯「ウイ…チャン…?」 唯「何のこと言ってんの?りっちゃん…」 紬「さぁ…」 律「おい!!今見ただろ!!!」ガッ 唯 「なに!?」 律「憂ちゃんが消えちゃったの!!お前見ただろ!!!」 唯「もうさっきから何言ってんの!?痛いよ……」 律「ふざけんな!!お前憂ちゃんの姉だろ!!?今まで一緒に暮らしてきたんだろ!!!?」 唯「ねえ……なんなの…」ビクビク 律「お前妹のことまでッ……!!」 紬「…………」 律(けど憂ちゃんはなんで……) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーー 「じゃあ始めて」 「はい…」 ―学校 澪(皆大丈夫かな…) 澪(唯もムギも律も……) グニャアア・・・ 澪(うっ……!?頭イタ……) 澪(歪んでる……?物が全部…!) アタマ痛たぁぁぁぁ… 唯「ねえりっちゃん…澪ちゃんの教室行くの…?」 律「そーだよ…当たり前だろ…」スタスタ 唯「ねえ…何で怒ってるの…?」 律「怒ってねえよ……」スタスタ 律(とにかく…今はこの状況をなんとかするんだ……) 律(急がないと、にかくヤバい……) 律(憂ちゃん………) ―教室 紬「ここね…秋山さん」 律「…………」 唯「居るかな……」 紬「いないみたい……」 唯「どうするの…?」 律「……他急いで探すぞ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 梓「どうしたんですか?先輩」 澪「梓、私全部解ったんだ……」 6
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/969.html
前へ 「そうなんだ」 真剣な表情で佳林ちゃんの答えを聞いたお姉ちゃんだったが、一呼吸おくと何かに思い当たったかのようにその表情が強張ったように見えた。 「あっ、、、でも、まさかそんな・・・ あの学園で本当にそんなこと・・・」 務めて感情を抑え気味にしている様子のお姉ちゃんが佳林ちゃんに重ねて質問をする。 「佳林ちゃん、いじめられてるんだね?」 あえてストレートに聞いたのかも知れないお姉ちゃんが口にしたその言葉に僕の緊張もこの上なく高まる。 彼女の持つ出生の秘密。 それを心無い人たちに知られてしまい、そのことで苛められたりしているってことか。 小学生ぐらいの年頃だと他人の心の痛みというものに残酷なほど無頓着だろうから、その標的とされて・・・ あぁ、何と言うことだ。佳林ちゃん・・・・・ いじめ。 そんな耐え難い苦難がこの彼女の上に降りかかっているなんて。 彼女の可愛らしい姿からは、そんなことまるで窺い知ることが出来ない。 この小さい体でひとり受け止めているというのか・・・ なんていじらしい・・・ そんな彼女に対して、僕はどうやって接すればいいんだろう。 出来ることならば、僕が傍らに立って彼女を守ってあげたい。でも彼女が通っているのは男子禁制の学園の初等部。 いま僕が感じているのはただ無力感だけだった。 すっかり重たい空気となってしまったこの場の雰囲気。 だが、お姉ちゃんの固い口調とは対照的に、佳林ちゃんの返答は意外なほどさっぱりとした口調だった。 「え? いや、全然そんなことされたりはしていないですよ?」 「でも、お嬢様があのとき言ってたのは、、、そのことでめぐと言い合いになってしまって、、、そうだったよね?」 ・・・いや、僕に聞かれても。 お姉ちゃんが何を言ってるのか、その意味すら全然分からないんですけど。 でも、目の前の佳林ちゃんはお姉ちゃんの言ったことに反応を示す。 「?? お姉さまが何か?」 「そうだよ! あのときお嬢様は佳林ちゃんが苛められたりしてるんじゃないかって!!11」 思い出したことが刺激になったのかちょっと興奮気味になったお姉ちゃんだったが、当の佳林ちゃんはその言葉を聞くと何故か吹き出したんだ。 「あぁ、あのときのこと、ですね。それは全部みなさんの勘違いですよ」 小さく笑う佳林ちゃん。でも次の瞬間、彼女の表情が変わる。 その円らな瞳が遠くを見つめた。 「でも、お姉さまが私のことであんなに・・・ 嬉しかった・・・」 そう言った彼女の瞳が潤んだものになったのを僕は見逃さなかった。 話しの流れが僕にはさっぱり分からないけれど、きっと佳林ちゃんにとっては自分の姉たる千聖お嬢様との大切な思い出なのだろう。 緊張感が続くようなこの場の雰囲気。 口に出す言葉すら見つからない僕の今の頼みはお姉ちゃんだけだったけれど、そこはさすがに年長者。 お姉ちゃんは、ふっと包み込むような優しい微笑みを浮かべて佳林ちゃんの言葉を受けた。 「そうだよ、佳林ちゃんにはお嬢様がいるんだから」 お姉ちゃんの言ったことに笑みを浮かべた佳林ちゃん。 だが、切り替えるように表情を真顔に戻すと、再び話しを戻した。 「それでも、やっぱり私には友達と呼べる人は少ないんだと思います」 「休み時間も一人で過ごすことが多いですし・・・・」 「そんなの別に気にするようなことじゃないよ。なっきぃだってしょっちゅう一人ぼっちだよ!」 お姉ちゃんが言ったことに、佳林ちゃんの表情が緩んだ。(緩んだ、というか、吹き出しそうになった、とも受け取れる表情だが) 意を決して悩みを打明けているのかもしれない後輩の告白を、すぐに受け止めてあげられるお姉ちゃん。 さすが元生徒会長さんだ。 だからこそ、佳林ちゃんも安心したのか言葉を続けたわけで。 「あ、もちろんクラスにも友達はちゃんといますよ。小もぉの子たちだって今でも友達です」 「ただ、本当の親友という意味となると・・・ やっぱり私には友達が少ないのかも」 「でも、一度は離れそうになってしまった遥ちゃんが私のそばにいてくれるから。 彼女がいてくれれば、それだけでもう十分なんです」 「工藤遥ちゃん。私にとってとても大切な、昔からの友達・・・」 心の内を長く語ってくれる佳林ちゃんの言葉を受けて、お姉ちゃんが言葉を返した。 「工藤遥ちゃんっていうと、えーと・・・ 分かった!あの子か!団地妻とか言われてる!!」 「いえ違います。それはたぶん聖ちゃんのことですね。確かに中等部の譜久村さんにも親しくしてもらってますけど」 「あれ? また間違えちゃったw わたし後輩の名前を憶えるのがどうも苦手で・・ しょっちゅう間違えちゃうんだよね。あははは」 「遥ちゃんは私のひとつ下の学年なんですけど、私と違ってとても行動的だし、さっぱりとした性格は明るくてみんなの人気者です」 「佳林ちゃんだって人気者じゃないか」 「人気者?私が? そうでしょうか?」 「人気者っていうのは、そうですね、同学年だと鞘師さんみたいな人のことを言うんじゃないかと思います」 「サヤシさん?」 「知りませんか?鞘師里保ちゃん。彼女は本当に積極性があって活動的で。生徒会でも部活でも活躍しているし、まさしく私のイメージする人気者です」 「鞘師、ちゃん・・・ どこかで聞いたような・・・」 「生徒会長さんも活躍されていた陸上部のエースと言われている子ですよ。初等部なのに飛び級で先輩達の練習に参加するぐらいの」 「あぁ、あの子か! 思い出したよ!とってもカワイイ子だよね。うん、あの子の動き、とても愛くるしくて!!本当にカワイイ!!」 「そして、友達だなんて、そんなことはおこがましくてとても言えないですけど」 そう前置きして語ってくれたのは、いよいよ千聖お嬢様に関することだった。 「千聖お姉さま。私が苦しんでいるとき救いの手を差し伸べてくれた方・・・」 「お姉さま・・・・ あの時、もし千聖お姉さまがいなかったら今ごろ私は・・・・・」 「うんうん。佳林ちゃんが妹になって、お嬢様もそれはそれは嬉しそうだったんだよ?」 「お姉さまが?」 「うん!それはもう!! お嬢様もやっぱり小さい子が大好きなんだね!!」 妹になったって、またその話題にいくのか。 お姉ちゃん、その件についてはあまり触れたりはしない方が・・・ でも、あまりタブー視したりするほうが却って傷つけたりしちゃうんだろうか。 そのことでは佳林ちゃんにどうやって接するのが一番いいのか、僕にはちょっと分からなくて。 それでも、やっぱりその話題は軽い気持ちで扱えるものでは無いのは間違いないわけで。僕なんかが聞いててもいいことなんだろうか・・・ お姉ちゃんがそんな僕の表情を見て、僕の思っていることを察知してくれたようだ。 「そうか、意味が分からないんですね?」 ?? お姉ちゃんが僕に問いかけてきたその質問こそ意味が分からないんですが・・ 僕に向かってそう言った美人さんは、笑顔で頷くと言葉に詰まっている僕へ更に話しを続けられた。 「佳林ちゃんはね、千聖お嬢様と姉妹の契りを交わしたんですよ。それでお嬢様の妹になられた!」 姉妹の契り・・・・ はい?? なんですか、それは?? 予想もしていなかった説明を受けて、思わず混乱してしまった。 平凡な男子高校生には想像もつかないその言葉に、まるで現実感というものを感じることが出来なかったし。 でも、独特の香りが漂うその名称。 その単語は僕の意識の中で何か引っかかるものを感じたんだ。 そして、思い出した。 同じ単語を以前に聞いたことがあったということを。 あれは、熊井ちゃんが僕の高校にやってきたときのこと。 そのときに彼女が言っていたことに、いま思い当たったのだ。 彼女が僕の下駄箱を覗き込んで言ったとき出てきたのが耳慣れないその名称だったな、確か。 熊井ちゃんの妹になろうと申し出た人たちのその後も気になるところだが、それよりも今は、千聖お嬢様にそういう申し出をしたという佳林ちゃん。 その申し出が晴れて受け入れられた結果、佳林ちゃんは千聖お嬢様の妹となったと、そういうことなのか。 熊井ちゃんから聞いたときは、小熊軍団を妄想させられたその制度の趣旨にイマイチ賛同できなかったのだが、 目の前のこの佳林ちゃんと、そして、千聖お嬢様との2人の微笑ましい間柄を思うと、素晴らしい制度のように思えたのだった。 ん? 待て待て!? ちょっと話しを戻そう。 この佳林ちゃんは千聖お嬢様と姉妹の契りを交わしてお嬢様の妹になった? 妹になっていうのは、あくまでも学園生の間で流行っているというその制度のうえでのこと? ってことはさ・・・・ 佳林ちゃんは千聖お嬢様の腹違いの妹ってわけじゃないのか! 僕の勘違いだったのか・・・・・ ・・・またやってしまった。 早 と ち り。 一人で先走ったあげくの、完全なる脳内妄想。 断片的な情報を基に脳内で物語を作り上げていってしまう僕のこのクセは、いいかげんちょっとどうにかしたほうがいいな・・・ あまりの勘違いっぷりに、さすがに凹む。 そんな、一人で若干ちょっと落ち込んでいた僕だったが、顔を上げて佳林ちゃんの顔を見ると気持ちが上向いた。 見た人全ての心を明るくする彼女の愛くるしい表情が、いま落ち込んでいる僕の心を上向かせてくれたんだ。 こんな笑顔の彼女が人気者じゃないわけがないじゃないか!!(二重否定=強い肯定) そして、いま彼女が語ってくれた千聖お嬢様への想い。 語ってくれた彼女の表情を見れば、そこにあるのはひたすら純粋な気持ちだということが一目で分かる。 そんな彼女のことを、お嬢様は自分の妹として受け入れられた。 いまさっき僕が聞いたお姉ちゃんとの会話の内容、それだけでも二人の揺ぎ無い信頼関係を感じることができた。 佳林ちゃん。 千聖お嬢様が妹として大切にしている存在。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7291.html
ゆいのいえ! 唯「たっだいまー!」 パタパタパタ 憂「おかえりお姉ちゃん! もうご飯出来て…」 唯「ん? どしたの憂?」 憂「お姉ちゃん、ヘアピンは…?」 唯「あれ? 洗面台のところに置いてなかった?」 憂「いや、そうじゃなくて…つけてかなかったの?」 唯「あ、そっか。家を出る直前に外したから憂は見てなかったんだね。 初めてかなーヘアピン外して出掛けたの」 憂(お姉ちゃんがほんとはすごく大人っぽいって知ってるのは、 私だけの秘密だと思ってたのに……)シュン 憂「それで、軽音部のみなさんと…?」 唯「ううん、澪ちゃんとだよ」 憂「えっ」 唯「おデートだよー!」 憂(なんだとおおおおおおおお 話が、話が違うっ! 中野梓ああああああ) あずにゃんのいえ! 梓「今度はいつ唯先輩と遊べるかなぁー」ワクワク 憂「お姉ちゃん…」 唯「なぁに?」 憂「楽しかった…?」 唯「うん! すっごく!」パァア ズキンッ 憂「そっか! よかったね! さ、手洗いして来て! お腹へったでしょ?」 唯「はぁーい」パタパタ 憂「…デート…澪さんと、お姉ちゃんが…」 唯「それでね、澪ちゃんに大人っぽいってほめてもらったんだよー」 ズキンッ 憂「お姉ちゃんヘアピン外したらかっこいいもんね!」 唯「でも、午後はずっと澪ちゃんにリードしてもらったんだけど、 やっぱり子供っぽいのが唯だなぁって。失礼な!」 ズキンッ 憂「かわいいのもお姉ちゃんだよー」 唯「1日手つないだままっだったから汗かいて右手だけ痩せたかも…」 ズキンッ 憂「じゃあ澪さんは左手だけ痩せたかもしれないね!」 唯「ねー。前に食べきれなかったパフェ食べてもらった分、これでチャラにしてもらおっと」 ズキンッ 憂「左手だけじゃ澪さんが困るよー」 唯「じゃあ抱きついた時にまんべんなく痩せたかな?」 ズキンッズキンッズキンッ 憂「それならきっと大丈夫だね!」 ねるまえ! 憂「…お姉ちゃんだって、誰かを好きになったり、好きになってもらったりして当たり前だよね」 憂「それに、澪さんなら友達でも…恋人でも、きっとお姉ちゃんと楽しくやっていけるよね」 憂「私がいつまでもお姉ちゃんにべったりしてちゃ、お姉ちゃんも困っちゃうよね」 憂「私の大切なお姉ちゃんなんだから、お姉ちゃんが笑ってくれてるのが1番だよね」 憂「私と一緒が1番じゃなくても、お姉ちゃんが笑ってくれてるのが1番なんだよね」 憂「…」 コンコン 唯「…んー?」 憂「お姉ちゃん、入っていい?」 唯「うん、いーよー」 ガチャッ 憂「あのね…一緒に寝ていい?」 唯「おー、久しぶりだねー。 おいでー」ポフポフ 憂「…えへへ。ありがとう、お姉ちゃん」 唯「かわいい妹の頼みだからね!」 憂「…私、お姉ちゃんの妹に生まれてこれてよかった」 唯「大げさだねー。 でも、私も憂のお姉ちゃんでよかったよ」ナデナデ 憂「…うん」 唯「大好きだよ、憂」ギュッ 憂「私も、お姉ちゃん大好き…」ギュウ… よくじつのほうかご! 梓「…」 律「…」 紬「ねぇ、あの2人どうしたのかしら…」 唯「なんか元気ないねー」 澪「梓はともかく、律までとは…」 唯「あーずにゃん、どしたの?」ギュッ 澪「!」ソワソワ 梓「…ただの夏バテです。 暑いから離れてください」 唯「う、うん」パッ 澪「…」ホッ 律「…」 澪「律も夏バテか?」 律「…まぁそんなとこ。 澪も外で遊びに行く時は気を付けろよ」 澪「う、うん」 律「…」 澪「…」 唯「気を付けないとねー、夏バテも熱中症も」 紬「そうねえ…心配だわ…」 唯「うちは憂が色々考えてご飯作ってくれてるから大丈夫だと思うけどね」 憂『…だから、私はお姉ちゃんを応援しようと思うの』 梓(憂…それでいいの? 私達は、唯先輩と一緒にいちゃいけないの?) 憂『私は…お姉ちゃんが笑ってくれてるのが、1番だから…』 梓(唯先輩が、私達に興味無くなってもいいの?) 憂『…』 梓(私は、嫌だよそんなの… 本当は憂だって唯先輩をひとりじめしたいんでしょ? ずっと唯先輩と一緒にいたいんでしょ?) 憂『…』 梓(…憂のいくじなし) 憂『…』 梓(…) … 律(あれ、澪じゃん。 今日は用事があるからって……唯?) 律(…こんな暑いのに、あいつら手、繋いでるのか) 律(唯のやつ、前髪下ろしたらかっこよくなるんだな) 律(…私が前髪下ろしても、変なだけなのに、唯はよく似合ってていいな) 律(やけに澪と馴染んで…) 律(…ずっと、最初から2人で一緒にいたみたいだな) 律(あ、あの喫茶店入るのか) 律(前から…澪と行こうと思ってたのに) 律(…手、繋いで、入ってった) 律(…) …… 唯「ねえ、澪ちゃん。今日は練習お休みにしない?」 澪「そうだな…無理しない方がいい」 紬「2人とも早く帰って休んだ方が…」 律「…わり、そうするわ。ごめんな、澪、唯、ムギ。 練習…したかっただろ?」 唯「ううん、全然いいよ。 それよりりっちゃんとあずにゃんが心配だよ」 澪「みんな元気にやらないと意味ないだろ」 律「…そっか。ありがと」 唯「あずにゃんも、早く帰って休んだ方がいいよ。 送ってくよ、私」 梓「…お願い、してもいいですか?」 唯「もちろんだよ」ニコッ 澪「…律、私も送ってくよ」 律「私は大丈夫だよ。後片付けだけ任せるから…よろしくな」 澪「…わかった。気を付けてな」 唯「ばいばい、りっちゃん」 紬「何かあったらすぐ連絡してね!」 律「…」ヒラヒラ 澪「大丈夫かな…律のやつ」 唯「後でメール送ってあげなよ」 澪「…あぁ、そうする」 唯「ん。じゃあ、あずにゃん、行こっか」 梓「はい…」 唯「片付け、お願いねー」 澪「気を付けてな。唯も、ちゃんと水分取るんだぞ」 唯「うん。じゃあ、また明日」 …バタン 唯「あずにゃん、駅まで歩ける?」 梓「…唯先輩がついて来てくれるなら、大丈夫です」 唯「そっか。無理しないでね? しんどかったらすぐに教えてね」 梓「…はい…」 澪「大丈夫かな…律も、梓も、唯も」ソワソワ 紬「大丈夫よ、きっと」 澪「早く良くなったらいいんだけどな…」 紬「そうね…みんな、元気で笑ってるのが1番ね」 ミーンミンミンミン…ジジジジ… 梓「…あの、唯先輩…」 唯「なぁに? もっとゆっくり歩いた方がいい? どこかで涼んでく?」 梓「いえ、その…」 『澪先輩とデートしたんですか?』『澪先輩のこと、どう思ってるんですか?』『澪先輩と付き合ってるんですか?』 『私のはデートじゃなかったんですか?』『私のこと、どう思ってるんですか?』『私じゃ、唯先輩とお付き合いできないんですか?』 梓「…手、繋いでもらっていいですか?」 唯「私は全然いいけど…暑くない?」 梓「へーきですから…」 唯「…じゃあ、はい」ギュッ 梓「ありがとう…ございます」 唯「もうちょっとだけ頑張ろうね?」 梓(…なんだ、私も、いくじなしだ…) …… 律「…はぁ、暑ぃ…」 律(やっぱちゃんとご飯食べないとダメだなー…) 律(三食きっちりと、ムギのお茶とお菓子…それからドラム) 律(みんなでわいわいやって…たまに澪と…遊びに行く) 律(りっちゃんの健康は、そのサイクルに則って成立してるんですよ、っと) 律(…) 律(ぜーんぶ崩れちゃったよ、ははは) 律「それにしても、暑っちぃなぁ…」 バタッ… 律「ぬぅ…こんなところでへばったら澪にも唯にもかっこがつかん…」ググッ… 律(っつうか地面熱っ、火傷しちまうぞ…) 律(なんとか、コンビニまで…) 律(こんなことなら素直に澪について来てもらえば良かったな…)ヨロヨロ… 律「これがりっちゃんの最後の意地なんですよーだ…」 …… 澪「…」ソワソワ 紬「…」 澪「…」ソワソワソワソワ 紬「…ねぇ、やっぱりりっちゃんを追い掛けた方がいいんじゃないかしら」 澪「そう…かもしれないな」 紬「あとはもう私がやっておくから、澪ちゃんは行ってあげて」 澪「…わかった、ありがとうムギ!」 紬「どういたしましてー でも、澪ちゃんもくれぐれも気を付けてね!」 澪「あぁ!」ダッ 『只今、XX駅に停車中の車両にて、体調不良を訴えたお客さまがおられましたため、ダイヤの運行を一時的に見合わせております。 お客さまには大変ご不便、ご迷惑をおかけしておりますが…』 澪(電車が止まってるのか?! と言うか、律じゃあ…ないか、駅が逆方向だ。 時間的に考えて、多分律はもう向こうの駅に着いてるだろうし…あっ、電話!) 【…お掛けになった電話は現在】 澪(電源切ってるのか?! バカ律!)ダッ …… ~♪ ~♪ 紬「あら…」ピッ 唯『もしもし、ムギちゃん?』 紬「うん。どうしたの唯ちゃん?」 唯『いま、あずにゃんを地元の駅まで送って来て、学校の駅まで戻って来たんだけど… あ、駅まであずにゃんのお母さんに迎えに来てもらったからあずにゃんは大丈夫だよ。 …それで、そこに澪ちゃんいる?』 紬「澪ちゃんはやっぱりりっちゃんを送って行く、って追い掛けて行ったわ。 20分ぐらい前かしら…」 唯『やっぱり? でも、今電車止まってるんだよ。 私が帰って来たすぐ後に、急病の人がいるとかで止まってるんだけど… りっちゃんは多分帰れたと思うけど、澪ちゃんはここか、途中の駅で止まってるはずなんだよね』 紬「えっ、そうなの?」 唯『探したけど、駅のホームにはいなかったみたい。 電話もつながらないんだよね…気付いてないのかな』 紬「…心配ね…」 唯『まさかとは思うけど、…ひょっとしたら歩いて線路沿いに行ったのかもしれないんだよ。 こんなむちゃくちゃな暑さだと、澪ちゃんまでどこかで倒れちゃうかも…』 紬「大変だわ! すぐに家から車を回して貰って、線路沿いを探してみる!」 唯『うん、お願い。 私は電車が動き出したら澪ちゃんとりっちゃんちの駅まで行って、 りっちゃんちまでの道で2人を探してみる。 多分もうすぐ…あ、あと5分で動くって』 紬「わかったわ」 唯『それから携帯、誰からでも連絡入ったらすぐ取れるようにしておいてね』 紬「はい!」 ピッ 紬「…唯ちゃん、頼りになるわ…」 ガタンゴトン、ガタンゴトン、…… 唯「澪ちゃん…無茶しちゃダメだよ…」 ガタンゴトン、ガタンゴトン、…… 5
https://w.atwiki.jp/witchild/pages/197.html
昭和54年(1979年)3月2日放送 ←前回 次回→ ストーリー 鑑賞 登場キャラクター ルンルン・フラワー: 岡本茉利 キャトー: 白石冬美 ヌーボ: 神山卓三 セルジュ・フローラ: 水島裕 ヤボーキ: はせさん治 トゲニシア: 喜多道枝 ナレーション: 喜多道枝 スタッフ 脚本: 曽田博久 原画: 高野登、青嶋克己 動画: 邑松明美、堀毛アツ子、木村ユウ子 背景: ポップ、童工房 仕上: 藤本芳弘、小森ミツ、衣笠一雄 特殊効果: 大橋清 撮影: 佐野禎史 編集: 祖田富美夫 録音: 波多野勲 音響効果: 伊藤道広 選曲: 宮下滋 記録: 伊藤悦子 製作進行: 堀ひろし 美術: 下川忠海、田中資幸 作画監督: 上村栄司 演出: 本庄克彦、津野明朗
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1648.html
琴吹紬には忘れられない思い出がある。 彼女の父親の友人である科学者の簡単な実験に付き合ったことがある。 実験と言ってもそんな大袈裟なものではない。 今でも覚えているが耳にスピーカーをつけられたことは鮮明に覚えている。 そして腕や首になにかわけのわからない装置をつけられたことも記憶に残っている。 「今から何人かの女性の写真を見せます」 男が言った。紬は特になにも考えずに頷いた。 好奇心旺盛な彼女ではあったが、これはあまり面白そうではないな、と漠然と思ったのだ。 それから女性の写真を、パソコンのディスプレイで見せられた。 紬が不思議に思ったのは写真を見せられている間 ずっとスピーカーから心臓が拍動するような音を聞かされたことぐらいだった。 写真の女性はどれも美人だった。 「誰が一番美人だと思いましたか?」 すべての写真を見終わったあと男が尋ねた。 紬は迷うことなく『私』と答えた。 「どうしてご自身を選んだのですか?」 紬は首を傾げた。理由を聞かれてみると、明確な理由が思い浮かばなかったのだ。 ただ直感的に紬は自分が一番美人に思えた。好意に近い感情さえ抱いた。 「紬お嬢さまはナルシシズムというものをご存知ですか?」 聞いたことがあったので紬は少し得意げに知っていると答えた。 男はそんな紬を見て微笑ましそうに笑った。 「お嬢さまはナルシズムです 間違いありません。ナルシストです」 はっきりとそう言われると、なんだかムカつく気がした。 しかし、それを意味することがわからなかった。 どういうこと、と紬は男に尋ねた。 「ナルシストというのは自分自身を性的な対象とみなすことなどいいます」 男の言おうとしていることがわかって、紬は嬉しそうに言った。 紬「変態ね」 「さすがは聡明な紬お嬢さまですね。その通りです」 確かに改めて女性たちの写真を見比べてみると、優劣をつけることはできないように思えた。 しかし、それでも自分自身が一番自分の『好み』だと思ったのだ。 「なかなか面白いとは思いませんか?」 紬「ええ、とても」 男は続けて言った。その次の言葉は紬にとって一生忘れられない言葉になった。 「同じ顔の相手を愛する事ってできっこないよね~ましてや同性なんてね~、いたら奇跡奇跡」 この言葉が今の紬を形成するきっかけになった。少なくとも紬はそう考えている。 それから紬は更に男から様々なことを聞いた。 その中でも特に面白かったのは、人間の動作についての話だ。 「お嬢さまは近親相姦というものをご存知ですか?」 紬「近い血縁関係にある者による性的行為をすること?」 紬は冗談でそう言ってみた。男は苦笑いをして紬の言ったことを肯定した。 「当たりです」 紬「続けて」 「これは最近私も知ったことでしてね――」 本来人間というのは、どっかで運命的な出会いをして、それから子供を生む。 しかし、外への「侵略」「縄張り」を大きくするという本能レベルの人間の考え方を否定する考え方である。 ましてや子作りすら出来ない同性間の近親相姦はとてつもない狭義の考え方となる。 近親相姦と近親相姦でない行動の差は、外部から血が混じるかどうかなのである。 血筋が違うからこそ、人と人とは繋がっていき、繁栄するのである。 「だから、我々人間というのは――」 だが、実は我々人間というのは本能的な考え方を抑えて生きている。そう、喧嘩しない、戦争をしない。などだ。 たとえば、かわいい女の子がいたとする。しかし、その子に手を出したら犯罪だ。「本能に従った」と言ってもブタ箱行きだ。 人間は本能行動から離れること、でまず、平和が成立する。 ようするに、そのわずかな平和の連鎖が、このくそったれな「大量破壊兵器持ってる国が最強だからな!」世界の撲滅に繋がるのだ。 紬「つまり、同性間近親相姦だって決して間違いなんかじゃない」 極論を紬はぽつりとつぶやくと目の前の扉を開いた。 扉を開いた先には鎖に繋がれた平沢姉妹がいた。 唯と憂が紬を見た。 紬「お久しぶり。あれからどれくらい時間が経過したのかしらね?」 紬は二人をなめ回すようにねっとりとした視線で観察する。 二人には文字通りの意味でなにもしていない。危害は一切加えていない。 しかも、それなりに良い待遇で彼女たちを迎えた。 充分な水分や食事の摂取はきちんとさせ、一緒の部屋に寝かせたり、一緒にお風呂に入れさせたりもした。 なにより、彼女たちにはまだ律たちのプレイを知らせていない。 唯「む、ムギちゃん……」 紬「どうしたの? どうして私をそんな目で見るの?」 紬はキョトンとして、不思議そうに首を傾げる。それはあまりにもあどけない仕種だった。 憂「……律さんたちはどうしたんですか?」 紬「特になにもしていないよ?」 紬はさらりと嘘をついた。 憂「……お姉ちゃんになにをする気ですか?」 紬とは違う種類の視線で、憂は彼女を観察する。 その瞳には強い意思が秘められていた。姉を絶対に守ろうという強い意思が。 紬「ふふ、そんな目で見られても困るな。私はなにもしていないの」 もっとも紬は、憂のそんな視線を気にした様子もない。 自分の金色の髪の先を指で退屈そうにいじって相手にすらしない。 唯「じゃ、じゃあ……りっちゃんや澪ちゃんに合わせてよ!」 紬「ふふふ……」 紬の髪に絡められた指が止まる。やがてその指が痙攣でもするかのように、ぴくぴくと動き始める。 小鼻を膨らませると、紬は身をよじらせる。 紬「ふふふ、ふふふふふ、そう、りっちゃんたちに会いたいの?」 紬の目が見開かれる。 人間の瞳孔は興奮すると最大で7ミリまで開かれる。 紬の瞳はまさに極限の興奮によって、最大まで開かれていた。 紬「そう、唯ちゃんたち次第ではきっと会えると思うよ」 紬は言った。唯と憂は紬から得体の知れないなにか変態的なものを感じ、息を呑んだ。 紬「とりあえず、二人にはここでお別れしてもらうね」 男たちが唯と憂を捕らえる。 紬「唯ちゃんと憂ちゃんをそれぞれ、お部屋に案内してあげて」 紬は引き裂かれようとしている姉妹をうっとりと眺める。 唯「憂……!」 憂「お、お姉ちゃん!」 紬「連れていきなさい」 二人が扉の向こうへ連れていかれていく。 紬は電話を手にとった。 紬「斎藤、新しいプレイをやるわ。『徹子の部屋』の準備をして」 床を踏み鳴らす音がやけに耳についた。 唯は男たちに連れられて、ある部屋の扉の前まで来ていた。 唯「あ、あの……」 唯は男たちに尋ねる。できるかぎり、誠意のこもった声で。 唯「澪ちゃんたちは……澪ちゃんたちはどうなったんですか?」 男たちはなにも答えない。ハナから答える気などないのだろう。 「入れ」 扉が開く。開いた扉の先は―― 唯が足を踏み入れた部屋は、真っ暗だった。 唯「……?」 が、途端に明かりが点る。唯が眩しさに目を細める。 唯「あ……」 唯は自分の認識が間違いだということに気がついた。 明かりがついたのではなかった。 部屋の壁に隙間なく備え付けされたテレビの電源がついたのだ。 唯「あ、ああ……」 唯の背筋が震える。口許を押さえる。今にも嬌声が変な気分にしてしまうような気がしたのだ。 無数にあるテレビの画面には、律、澪、そして梓たちのプレイシーンが映し出されていた。 なにこれ!? 唯は二度見しかけて、なんとかこらえる。二度見したらなにもかも崩れてしまいそうだった。 「これをつけろ」 男たちが唯に差し出したのはヘッドフォンだった。 さすがの唯にもこのヘッドフォンが自分になにをもたらすのかはわかった。 紬は嘘をついていた。ナニもしていないなどとんでもない嘘だった。 唯はクシャミしそうになった。すると涙が溢れた。 「お前がこれをつけなければ妹がどうなるかわかるか?」 淡々とした声で男が言う。 唯に選択肢はもちろんない。 唯はヘッドフォンをつけた。 ヘッドフォンをつけた途端、唯は反射的にそれを外そうと手が動いた。 唯「――――!?」 耳孔を舐めるような音が、鼓膜を震わす。 それは頭蓋骨の中で反響し、溶ける。 外したくなった。 もっとも憂を人質に取られている唯は、ギリギリのところで踏ん張ったが。 「拘束するぞ」 唯は椅子にエスコートされ座らされると、男たちにより手足を縄で拘束される。 自力でヘッドフォンを外すのはこれで不可能になった。 唯「ぅぅ……耳がかゆいっ、外し……」 唯は出かかった言葉を強い意思で飲み込む。 が、再び唯は声をあげるはめになる。 『んぁっ、んっ、んっんっ、んぁ』 聞き慣れない後輩の嬌声が、頭の中に響き渡る。 最初はなんの音か認識できなかったが、耳がわずかに慣れたのだろう。 叫び声の主が誰かわかった途端、唯は名前を呼ぶ。 唯「あず…にゃん?」 音声はひとつではなかった。 澪『んはぁ……んくっ……ん……ちゅ……っ』 律『んあっ、あっ、んっ、みおっ!、ああ、んっ』 律の嬌声と澪の嬌声も梓のそれに混じり、不協和音を奏でる。 「部屋を出るぞ」 男たちは唖然とする唯をあとに部屋から出ていった。 ――――――――――――――――――――――――― 憂が入った部屋はごく普通の部屋だった。 憂「……?」 憂「なんですか、この部屋?」 男たちは憂の質問に答える代わりに、憂の拘束をほどいた。 「あなたにはしばらくの間、この部屋ですごしてもらいます。 なお、三食の食事などそのほかのサービスも承ります」 慇懃な口調でひとりの男が言う。 が、容赦なく憂の背中を優しく押す。憂は一歩前に出る。 憂「質問に答えてください。お姉ちゃんは?」 「あなたが知る必要はない」 男は淡々とした口調でそれだけ告げると部屋から出ていった。 部屋はほとんどホテルのそれと変わらない。唯一の違いと言えば、窓がないことぐらいか。 憂「お姉ちゃん……」 自分にできることはない。憂はベッドに身をまかせた。 憂「お姉ちゃん……お姉ちゃん、大丈夫だよね?」 憂は独り言を口にする。 そうでもしていないと、不安に押し潰されてしまいそうだった。 自分はこうしてなにもされていない。だから姉も大丈夫だ。 そう考えられればどれほど幸せだっただろうか。だが、そんなことはない。そんな予感がした。 憂「お姉ちゃん……」 憂がギュッとベッドのシーツを握る。希望はまだある。 『元気にしてる?』 不意に紬の声がして慌てて憂はベッドから飛び起きた。 天井を見上げるとスピーカーがぶら下がっていた。 紬『お姉ちゃん……唯ちゃんのことが心配なんでしょ?』 憂「お姉ちゃんは無事なんですか?」 紬『さあ? でも安心して。少なくとも身体に傷をつけるようなことはしていないわ』 どこか嘲りを含んだ声は続けてこう言った。 紬『ねえ、ひとつ提案があるんだけど?』 憂「……なんですか?」 紬『唯ちゃんか憂ちゃんのどちらか。どちらかとえっちしてあげる』 憂「えっちしないどちらかはどうなるんですか?」 紬『寝盗られ』 憂「……え?」 紬『憂ちゃん。憂ちゃんは唯ちゃんのために辱s 憂「受けます」 紬の声がそこでピタリと止まる。 憂の答えが速すぎたのだ。 紬「…………」 紬は憂の返答を待っていた。心待ちにしていると言ってもいい。 姉を溺愛する憂が、どのような返事を返すのか非常に興味があった。 もっともこの時点では、まだ憂は律たちがどのような末路を辿ったのかを知らない。 プレイされたということ自体を知らないのだ。 ただ早過ぎる。この妹やばい。 憂『……』 間違いなく彼女は、自分の体を差し出す。姉のためならなんだってするはずだ。 憂は即答だった。紬はいつの間にか自分が失禁していることに気づいた。 憂『……お姉ちゃんは助かるんですか?』 紬「え、ええ……」 予想外の速さに紬は返答にわずかに詰まってしまった。 ―― ・・・ 10
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1133.html
澪「梓は時計台から狙撃。それと敵の動きを逐一私に知らせてくれ」 梓「了解」 澪「憂ちゃんと唯は機関銃で敵の数を減らしてくれ。唯、悪いが今回は一緒に戦ってもらうぞ」 唯「りょ、了解…」 澪「それと律、お前は私の側から離れるな」 律「は?」 澪「上官命令だ。従ってもらうぞ」 律「了解…」 さわ子「もう震えないのね」 澪「30人の命を預かってるんだ。ビビってる暇はないよ」 さわ子「やっぱり私の目に狂いはなかったわね。あなたに付いて来てよかったわ」 澪「え?何?」 さわ子「なんでもない。勝ちましょうね、この戦い」 澪「もちろんそのつもりだ。もし生き残っていたら私の歌詞を見せてあげるよ」 さわ子「楽しみにしてるわ」 澪「それと、橋まで攻められたら誰かが橋を爆破しろ。これは最後の手段だが…」 梓「爆破したら、もう誰も生き残れない…」 澪「そうだ。所謂玉砕…だな」 律「天皇陛下のためなら!」 澪「…」 澪「天皇のため、なんて言うな。お前は母親のためになんとしてでも生き延びろ」 律(!?それが上官の言うことか!?) さわ子「彼女は部下の命をなによりも大切にしてるのよ。そこら辺のアホ上官とは一味違うでしょ?」 憂「お姉ちゃん、弾を取ってこよ」 唯「う、うん…」 憂「大丈夫?」 唯「だ、大丈夫だよ!」 憂「いい?私ともう一人が機関銃で撃ちまくるからお姉ちゃんは予備の弾を持って待機してて。私がお姉ちゃんを守るから」 唯「うい~…;;」 憂「お姉ちゃん泣かないで…日本に帰ったら一緒にゴロゴロしよ!」 唯「うん!」 時計台 純「あのさ、猫好き?」 梓「猫?ん~飼ったことないからなぁ」 純「猫可愛いよぉ~。そうだ!日本に帰ったら子猫あげるよ!先日産まれたって手紙が来たんだ~!」 梓「…」 梓「その日本に帰ったらってやめて…何か怖いよ」 純「何が?」 梓「いや、なんとなくなんだけどさ…」 梓(これがフラグ!?) 澪「律がお前で良かったよ」 律「?どういうこと?」 澪「仲間を置いておめおめ日本に帰ろうとするような奴じゃなくて良かったってこと」 律「そんなの当然だよ。今は弟より仲間の方が大切だ」 澪「そうか。これなら死んだ二人も報われる」 律「死んだ二人の名前は?」 澪「真鍋和と琴吹紬」 律「真鍋和と琴吹紬か。日本に帰ったら墓参りしないとな」 澪「ああ、二人もきっと喜ぶぞ」 澪と律が談笑していると地鳴りと共にキュラキュラと言う音が響いてきた 澪「きたか…」 澪は時計台を見上げた 梓が手信号を送っている 澪(10時の方向、戦車2台歩兵80) さわ子「戦車さえ潰せば作戦通りにいけるわ!戦車が中央を通ったら爆弾を起爆させて!」 澪(戦車は軍曹に任せて大丈夫だろう) 澪「律、私から絶対離れるなよ」 律「了解」 戦車の音は益々大きくなってくる 兵士はそれぞれの持ち場につき、さわ子の奇襲を待った さわ子「今よ!」 さわ子の声と共に仕掛けた爆弾が爆発し敵戦車と歩兵数人がふっとぶ それと同時に時計台と建物の陰から機関銃が撃たれた 時計台 パーン パーン パーン 純「梓ちゃん凄い!一発も外してない!」ババババババ 梓(外してる暇なんてないんだよ) 梓「むぎさん、私に力を貸して」 パーン 梓「むぎさんの仇、討つから!」 パーン 梓(すごい。何か今日はいつもより集中できるよ) パーン 梓(一発も外す気がしない!) 建物の内 ババババババ 唯「うい~…」 憂「大丈夫だから下がってて!」 唯「う、うん…」 佐藤「弾幕薄いぞ!」 憂「は、はい!」 憂(弾幕?) 中央 澪「とにかく歩兵を橋に近付けるな!撃ちまくれ!」 律「了解」 パパパパパ 律「2台目の戦車が来たぞ!」 さわ子「私に任せなさい」 さわ子は戦車に照準を合わせ、バズーカを放った さわ子「戦車の動きが止まったわ!操縦士を殺りなさい!」 味方兵士達は操縦士を殺そうと戦車の回りを取り囲んだ 澪「!?」 澪「馬鹿!一ヶ所に固まるな!狙いうたれるぞ!」 案の定、遅れてきた20ミリ機関銃によって、味方兵士達は蜂の巣にされる 律「あ、頭が吹っ飛んだ…」 澪「律!機関銃を潰すぞ!」 澪が突撃しようとすると、機関銃を撃っていた敵兵士が急に倒れる 時計台を見上げると梓が親指を立てていた 澪「まったく、どこまでも頼りになる奴だよお前は」 澪は危険に晒されることなく機関銃を破壊することができた 憂「もう弾がなくなる!」 佐藤「クソ!こっちもだ!」 憂「お姉ちゃん、弾取ってきて!それと澪さんにここは持ちそうにないって伝えて!」 唯「わ、わかった」 憂「撃たれちゃダメだよ?」 唯「わかってる。すぐ戻るから待ってて!」 唯は激戦地の中央通りを走り抜けた 時計台 純「梓ちゃん!弾が切れた!」 梓「クソッ…」 パーン 梓「お願いむぎさん…私達を守って」 パーン 梓「…!」 梓は狙撃に集中するあまり、3台目の戦車が時計台に照準を合わせていたことに気付けなかった 梓「嘘…」 梓「純ちゃんふせてええええええ!」 梓「…!」 …… 梓「あれ?生きてる…?」 純「外したみたいだよ!バーカバーカ!」 梓(きっとむぎさんが守ってくれたんだ) 梓「ここは危ない!下に降りて大尉達と合流しよ!」 純「了解!」 澪「まだ戦車がいたのか…軍曹行くぞ!」 さわ子「はいよ!」 律「私も」 澪「お前は隠れてろ!」 律「は、はい…!」 澪とさわ子は戦車の照準を合わせないように、ジグザグに走った が、照準は初めから律の方に合わされていた さわ子「澪ちゃん!りっちゃんが狙われてる!」 澪「なんだって!?律!逃げろ!」 激しい銃声の中、澪の声が律に聞こえるはずがなかった 律は戦車の砲台が自分に向いてることなど知らず、敵歩兵相手に銃撃戦を展開している 澪「律ーー!逃げろー!」 律「え?」 律「!?」 微かに聞こえた澪の声でようやく戦車の狙いに気付く 梓「早く立て!」 律「あ、ああ!」 梓は律の服を掴んでズルズルと引きずった 同時にドン、という轟音と共に弾が発射された 弾は律が隠れていた建物に直撃、着弾と同時に硝煙があがり建物の一部が崩れた 澪「律!軍曹、戦車を頼む!私は律のところに行く!」 さわ子「了解!」 梓「大丈夫?」 律「ああ、ありがとう…助かったよ」 梓「ここまで来て死なれちゃ困るからね」 澪「律!」 律「はいよ、生きてますよ~」 澪「梓か…良かった…よくやってくれた」 梓「大尉、ここは引きましょう…後ろから戦車も歩兵もうじゃうじゃ沸いてる…後退して橋の爆破を…」 澪「やるしかないのか…」 建物外 唯「早く憂に弾を届けないと!」 唯「!?」 敵兵「~!」 敵兵「~!」 敵兵は憂のいる建物内に入っていく 唯は、咄嗟に敵兵から身を隠した 唯「あぁあぁあああ…うい~…」ガクガク 建物内 憂「弾が切れちゃった!」 佐藤「こっちもだ!ちくしょう!弾薬はまだか!」 憂「お姉ちゃーん!弾持ってこーい!お姉ちゃーん!」 佐藤「静かに!」 カンカンカンと階段を登る音が聞こえる 憂は音のする方に銃を向けた 憂「お姉ちゃん…なの?」 パパパパパ 壁の向こうから銃撃される 運悪く、佐藤少尉は銃弾に倒れた 佐藤「あああああ!あ…が…」 憂「少尉!?う、うわあああああああ!」 パパパパパ 憂「ハアハア…」 憂「やった…の?」 ガチャ 敵兵「ああああああ!」 憂「!?」 敵兵は憂目掛けて突進し、憂の上に馬乗りになる 敵兵「~!」 憂「うあああ…!このクソ野郎!」ゴロン 憂「私はお姉ちゃんと一緒に日本に帰るんだよおおお!こんなところで死ねるか!」 今度は憂が馬乗りになり、敵兵にナイフを突き付ける 憂「あああああ!」 7
https://w.atwiki.jp/83452/pages/3037.html
ガチャ 澪「よう」 唯「ねーねーねーってばあー」 律「もう、しつこいぞ! 離せよ」 唯「ねーねー」 梓「……」 澪「な、何やってんだ?」 梓「いやー、唯先輩が、律先輩に……その」 澪「?」 唯「りっちゃんに、聡くんのおちんぽ見たことあるか聞いてるの」 澪「はあ!?」 唯「ねえりっちゃん、見たことあるのー? ねーねーねーねー」 律「あーもう、うっせえなー…… ちっちゃい時なら見たことあるっつってんだろ」 唯「ちっちゃい時じゃなくて、現在のおちんぽは? 毛が生えたりズルムケだったり黒ずんだりしてるのは?」 澪「おい唯……」 唯「ねーねーりっちゃーん」 律「馬鹿か、この年になって 互いの裸なんて見る機会ねーっつうの」 唯「じゃ今度見てみてよ、それで写メとって」 律「んなことできるか! いいかげんにしろ!」ゴツン 唯「ぎゃっ! りっちゃんにぶたれちゃったよお……」 澪「そりゃそうだ」 梓「ていうか、いきなりどうしたんですか? おち……を見たがるなんて」 唯「えー、だって見たくない? おちんぽだよ? 興味あるでしょ?」 梓「いやー、どうでしょう」 律「欲求不満?」 唯「とにかく私はおちんぽを見たい! 触れたい! ホンモノのおちんぽを!」 澪「大声で言うな」 唯「澪ちゃんはどう? 男の人のおちんぽ見たいでしょ?」 澪「ええっ、いや私は……」 唯「もしかして見たことあるとか?」 澪「ないよっ!」 ガチャ 紬「遅れてゴメンなさーい」 澪「おう、ムギ……」 梓「こんにちはムギ先輩」 律「とりあえずこの話はここまでな、唯」 唯「えー」 紬「じゃあ早速お茶にしましょうか。 律「そうだな」 澪「おい、ライブも近いんだから練習をだな……」 紬「今日のお菓子はフランクフルトよー」 唯「わーい、おちんぽだー!」 梓「オラァ!」ボカッ 唯「ぐぇあ!」 梓「二度とこの場でその言葉を口にするな……!!」 唯「怖いよあずにゃん」 紬「はい、どうぞ~。一人一本ずつよ~」 澪(おちんぽ……) 律(……くそ、唯のせいで変なこと考えちまうな) 唯「わーい、おっきいね! しかもたくましい!」 梓「……」 唯「こんな大きいの口に入りきらないよ!」 澪「……」 唯「おっとっと、汁がしみ出してくるよ!」 律「……」 紬「おいしい?」 唯「とっても!」 紬「ところで、さっき言ってた『おちんぽ』ってなあに?」 唯「ああそれはね、男の人の……」 律「オラァ!」ガバッ 唯「もがもが……」 紬「男の人の……何?」 梓「お、男の人の生涯収入って3億円くらいらしいですよ!」 澪「うん、そうそう!」 紬「ふうん……?」 唯「むー、離してよりっちゃん」 律「離すけど、2度とあの言葉をいうなよ……」 唯「分かってるよ」 律「よし……」パッ 唯「おちんぽ!」 律「言うなって言っただろ!」 唯「いいじゃん別に、おちんぽくらい! りっちゃんたちおかしいよ! 女の子なら誰だっておちんぽに興味あるでしょ!?」 律「確かにそうかも知れないけど! だからと言ってそれを公共の場で 大声で話すのは良くないって言ってるんだよ!」 唯「公共の場じゃないよ! おちんぽに興味ある人たちの中で話してるよ!」 律「人を勝手にそうだと決めつけるな!」 唯「決めつけるよ! 女子高生ならおちんぽに興味あるのが普通だもん!」 澪「いいかげんにしろ!」 梓「そうですよ、唯先輩! キモイですよ!」 唯「っ……みんなひどいよ! ホントは興味あるのに、興味ないふりして! もういいよっ!!」 ガチャバタン 紬「ゆ、唯ちゃん……!」 澪「帰っちゃった」 律「いいよ、ほっとけ…… なんかアイツ今日おかしいし、 家で頭冷やさせた方がいい」 梓「そうですね」 澪「じゃあライブに備えて練習するか」 紬「えっ、まだみんなフランクフルト食べてないじゃない」 澪「……」 梓「……」 律「いやー……実は唯のせいで食べたくなくなったというか」 紬「そんなっ……食べてくれないの……? せっかく……せっかく持ってきたのに……!」ぐすっ 律「ああああ食べる食べる! 食べるよ、なあ澪!」 澪「え、ああうん……」 梓(ムギ先輩ってすぐ泣くな) 平沢家。 唯「ただいま!」 憂「おかえりお姉ちゃん。 どうしたの、なんか怒ってるみたいだけど」 唯「みんながさあ、かくかくしかじかで」 憂「ふうん……それは災難だったねえ」 唯「ねえ、憂はどう思う? おちんぽに興味あるよねえ?」 憂「んっふっふ~」 唯「?」 憂「実はねー、お姉ちゃん」 唯「なに、なに?」 憂「私には本物のおちんぽが生えてきたのです!」 唯「えええ~!」 憂「えへへ、びっくりした?」 唯「ほんとに? ほんとに生えてきたの? ねえねえ見せて、みせて~」 憂「もー、仕方ないなあ~。 ちょっと待っててね~」がさごそ 唯「わくわく!」 憂「ほーら! これが私のおちんぽだよ!」ぼろん 唯「うわー!! すっごーい!!」 憂「どう? お姉ちゃん」 唯「すごいよ~! おっきいし、ズルムケだし、黒ずんでるし! 夢にまで見た本物のおちんぽだよ~!」 憂「えへへ~」 唯「ねえ、勃起させてみてよ!」 憂「自分の意志では勃起させられないよ~。 お姉ちゃん、触ってみて!」 唯「えっ、いいの!?」 憂「うん!」 唯「よーし、じゃあ……」さわっ 憂「きゃっ☆」 唯「おおー……すごーい」 憂「ほら……もっとしごいてみて」 唯「う、うん。こうかな?」しこしこ 憂「ああ、そうそう……」 唯「どう? 憂」しこしこ 憂「気持ちいいよお姉ちゃん」 唯「あ、だんだん固くなってきた!」 憂「もっと速くだよ、お姉ちゃん!」 唯「うん!」しこしこしこしこしこしこしこしこしこしこ 憂「お姉ちゃん上手だね! もうフル勃起状態になっちゃった!」 唯「おおー、ガチガチになったよー! 大きさも2倍くらい!」 憂「2倍は言い過ぎだよお」 唯「ねえ憂、セックスしてみようよ!」 憂「えっ、いいの?」 唯「うん! せっかく憂におちんぽが生えたんだもん、 セックスしなきゃもったいないよ!」 憂「そうだね、じゃあしよっか!」 唯「うん!」 ―― ―――― ―――――― 3時間後。 ぱんぱんぱんぱんぱんぱん 唯「ああああああああっ!! 憂のおちんぽ気持ちいいよおおおおおっ!!!」 憂「あああっ、お姉ちゃんの中すごおいっ!!!」 唯「もっと突いてえ! もっともっと突いてええええ!!」 憂「もう腰止まんないよおおおおお!!!!」 唯「あああ、イクううううう!!!」 憂「私もイっちゃうよおおおおおおお!!」どっぴゅどぴゅどぴゅ 唯「はあ、はあ、はあ……」 憂「また中に出しちゃった…… これでもう20回目だよ」 唯「はあー…… お腹の中、憂の精液であったかいよお」 憂「外、もう真っ暗だね…… 晩御飯作んないと……」 唯「もう晩御飯なんかどーでもいいよう、 もっと憂のおちんぽ味わいたいよ」 憂「あっ、お姉ちゃんダメっ、腰動かしたらまた……」 唯「いいじゃん別に、 憂のおちんぽ、20回も射精してるのに まだまだガッチガチだよお?」 憂「あっ、もう、お姉ちゃんったら!」 ぱんぱんぱんぱんぱんぱん 唯「ああああ、いいよ憂~、もっともっと~! 憂のおちんぽ最高~!!」 憂「お姉ちゃんのおまんこも最高だよお~!」 翌日。 ガラッ 唯「おふぁよ~」 律「おう唯、おはよう」 唯「ふあああ……」 律「唯、もう昨日みたいなこと言うなよ!」 唯「昨日って……ああ、おちんぽのこと?」 律「ばっ……だから言うなっつの!」 唯「大丈夫だよ、もう本物おちんぽ見たし」 律「え゛っ、見たって……だ、誰の?」 唯「あれー、やっぱりりっちゃんも おちんぽに興味津々なんじゃん!」 律「違うわい! ただお前がどこの男と繋がりあるのか気になっただけだ!」 唯「もー、男じゃないよ」 律「はあ?」 唯「憂だよ、憂におちんぽが生えてきたの!」 律「…………」 唯「あ、信じてないね!?」 律「信じるわけないだろ」 唯「証拠あるんだから! ほらこの写メ見て!」 律「どれどれ……ぶーっ!!」 唯「どう、嘘じゃないでしょ」 律「ここっここれこれ、ハメ撮……!!」 唯「うん、昨日憂とセックスしたときに撮ったんだ! 一晩中セックスしちゃってさあ、 おかげで今日は寝不足だよ~」 律「ああ……そう……」 唯「でも不思議だよね、 憂にいきなりおちんぽが生えちゃうなんて」 律「え、ああ、そうだなあ」 唯「でもま、そのおかげで 本物のおちんぽが堪能できたから良しとするよ」 律「あ、そう…… まあセックスもホドホドにな、姉妹なんだから」 唯「ホドホドなんて嫌だよ! 今日も帰ったらセックスするもん!」 律「おいおい」 唯「あー、こんな話してたらセックスしたくなってきちゃった! まだHR始まるまで時間あるよね~」 律「まさか、学校でやる気か?」 唯「大丈夫でしょ! ……あー、もしもし憂~?」 律「おいおい」 唯「…………えー、そうなの? どっかに落としたとかじゃないの? ……あー、そうなんだ……分かったよー」ピッ 律「なんだ、どうした」 唯「なんかね、憂のおちんぽが 無くなっちゃったらしいの……」 律「へえ、そうなのか。 普通の体に戻れてよかったな、憂ちゃん」 唯「良くないよ! 私とセックスできなくなっちゃうじゃん!」 律「しなくて結構」 唯「もう、冷たいなーりっちゃんは。 あーあ、おちんぽ無くなったって分かったら、 なんか余計にセックスしたくなってきちゃった」 律「よくあるパターンだな」 唯「こういうの何ていうんだっけ、マーフィーの法則?」 律「違うと思う」 放課後。 ガチャ 唯「ちょりーっす」 律「うぃーっす」 澪「よう、なんか元気ないな唯」 唯「欲求不満ってやつかな」 澪「ふうん?」 梓「……」 唯「? あずにゃん、どしたの」 梓「……いえ、なんでもありません」 唯「嘘だ、明らかに何かある感じじゃん」 澪「さっきからずっとこうなんだよ」 梓「……」 唯「はーあ、どっこいしょっと」 律「おっさんくせえ」 澪「ムギまだかなー、練習始められないよ」 律「練習よりお菓子が恋しいな」 唯「私はおちんぽが恋しいよ」 梓「……」ピクッ 澪「まだそれ言ってんのか」 唯「いやもう止めようと思ってたんだけどね。 でもさー、一旦満足しても、 また欲求って沸き上がってくるもんだね、 それがもう手に入らないと思えばなおさら」 澪「あ、そう」 唯「あーおちんぽ」 梓「……」ピクッ 唯「おちんぽおちんぽ」 梓「……」ピクッ 澪「? どした梓」 梓「いえ、なんでも…………」 唯「誰かおちんぽ生えてる人いないかなー」 梓「!!」ビクゥッ 澪「あ、梓?」 唯「どしたの?」 澪「いやあ、唯のおち……っていう言葉に 梓が過剰に反応してる」 梓「……」 2
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1006.html
1 2 3 4 5 ※R18 レ○プあり 2009/07/31 http //takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1248968376/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る happyendなのか?(笑) -- (通りすがり) 2013-12-04 01 00 34 はぁ…(-.-;)よくこんなつまらん文章を長々と書けるな…別の意味で感心するよ… -- (通りすがり) 2013-12-03 10 18 05 男くんwww -- (名無しさん) 2013-12-01 22 04 21 唯の精子飲ミたい(^^) -- (名無し) 2012-11-28 17 13 32 HAPPY ENDじゃねぇよww オチでクソ笑っちまったじゃねーかww -- (名無しさん) 2012-03-28 15 33 24 作者は最後投げたのか? この展開だったら、黒幕ムギが唯と澪からレ〇プと言う名の制裁を受けて当然だと思うのだが。 憂選手もアップしても構わなかったのに。 -- (名無しさん) 2011-09-15 20 01 39 どうしてこんなオチにww ……ああ、オチ○チンだけに? -- (名無しさん) 2011-09-15 00 30 03 オチワロタwww -- (梨花) 2011-09-15 00 16 00 オwwwチwww -- (名無しさん) 2011-08-12 00 31 17 (゚д゚) -- (名無しさん) 2011-05-15 21 49 16
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1177.html
―――― ――唯 唯「憂、ういー」 唯「どこに行っちゃったんだろ」 猫2「にゃぁ、にゃあー」 唯「あっ、昨日の猫さんだ」 猫2「にゃぁ、にゃあー」 唯「君も誰かさがしてるの?」 猫2「にゃあ!」 唯「じゃあ、私と一緒だね」 猫2「みゃぁ……」 唯「私は妹をさがしてるの、君は?」 猫2「にゃ、にゃぁにゃあ」 唯「さっぱりわかんないや」 唯「よく見たら君、憂が持ってた猫さんに似てるね」 猫「みゃぁ……」 唯「ひょっとしたら憂の持ってた猫さんさがしてるのかな」 唯「よし、一緒にさがそっか、2人でさがした方がきっと早くみつかるよ」ダキッ 猫2「にゃあ!」 ―――― ――憂 憂「ただいま」 ―シーン 憂「お姉ちゃーん」 ―シーン 憂「いないのかな、お姉ちゃんの部屋に行ってみよう」 ―バタン 憂「お姉ちゃーん……いないや」 憂「どこに行っちゃったんだろう」 憂「………ん?」 そのとき私の目はお姉ちゃんの机の上にあるものに向けられた 憂「これは……」 それは一冊のノートだった、表紙には日記帳と書いてある 憂「お姉ちゃんが日記……」 憂「………」キョロキョロ ゆいにゃん「にゃあ!」 憂「ほぇっ……ってゆいにゃんかぁ、驚かせないで」 憂「ごめんね、お姉ちゃん」 私はその日記帳を開いてみた ○月○日 今日から私、平沢唯は毎日日記を書くことにしました 澪ちゃんに歌詞を書くコツを尋ねたら、まずは毎日日記でも書いてみるのはどうかって言われたからです 記念すべき初日、いっぱい書こうと思ったんだけど案外書くことがないよぉ だから初日は短くいきます ムギちゃんの持ってくるお菓子は今日もおいしかった でも憂のお料理はもっとおいしかった ――○月○日 唯「澪ちゃんの歌詞って凄くいいよね」 澪「そうかな///」テレッ 唯「うん」 唯「だから私に歌詞の書き方のコツを教えて」 澪「えぇっ!?」 唯「私も歌詞を書いてみたいの」 律「唯が歌詞!?とんでもないことになりそうだな」 梓「想像がつきませんね」 紬「そうね」 澪「そうだな……まずは日記を毎日つけてみたらどうだ」 唯「日記?」 澪「あぁ、その日あっとことを日記に書くんだ」 澪「歌詞っていうのは日常の思いがけないところから生まれるんだ」 澪「だから日記をつけるっていうのは意外と侮れないをだぞ」 唯「そうなんだー、じゃあ私頑張ってみるよ」 律「ちゃんと毎日続けられるのか?」 唯「うん、私頑張るよぉ」 ○月△日 だいぶ日記を書くのにも慣れてきた気がする 今日は帰り道に犬さんと遊んだ 無邪気っていうのはああいうのを言うのかな 可愛かったよぉ そういえば最近憂に元気がないような気がする 気のせいかな……そうだったらいいな 憂には元気でいてほしい ――― 憂「お姉ちゃん……」 読み進めていくとどの日にも私のことが書いてあった お姉ちゃんのありのままの日常を書いた日記に私の名前があることが嬉しい どうでもいいようなこともあった でもお姉ちゃんは私のことをいつも気にかけてくれていたんだ そのことが本当に嬉しい めくっていくうちにこの前お姉ちゃんが遊びに行った日付けになった △月○日 今日は軽音部のみんなで遊びにいった とても楽しかった そういえば最近休日にあんまり家にいない気がする ということは憂を1人にしちゃってるんだ いけないお姉ちゃんだ 来週は何があっても憂と遊ぶぞ おぉー さっきのあずにゃんのメールのお泊まりも楽しみだけどね △月○+1日 今日もいつも通りのまったりした部活だった そういえばあずにゃんが気になることを言っていた 憂の様子がちょっとおかしいって でも家での憂はいつも通りだった気がする でもちょっと元気はなかったかな 明日は朝練だ 憂と一緒に学校に行けないからさびしいな △月○+2日 あずにゃんの家に明日お泊まりすることになった 楽しみだなぁ ここで気になることが1つ 今日の憂は明らかにおかしかった なんかいつもとは違ってた 大丈夫かな、明日1人にして大丈夫かな 心配だなぁ…… でもこんなときに何て声をかけてあげたらいいかわからない 私は駄目なお姉ちゃんだ そう言いながらも明日のお泊まりのことで頭がいっぱい 本当に駄目なお姉ちゃんだ 昨日の日付 お泊まりっていいな 梓ちゃんのお料理もおいしかったし、楽しい時間を過ごせてる 今日この日記を澪ちゃん達に見せてあげた 毎日きちんと書いてることを褒めてくれた、けどみんながこう言ったのが一番心に残ってる 憂ちゃんのことばっかりじゃないか、本当に憂ちゃんのことが大好きなんだなって 言われてみれば憂のことばかり書いてる でもそう言われて悪い気はしない、だって私は憂が大好きなんだから 明日は昼前に憂の様子を見に行こう 憂がちょっと心配だし、そして何より…… 憂に会いたい 今日の日付 最低だ 私は最低だ 憂に寂しい思いをさせてるなんて気づけなかった 憂があんなに思い悩んでるなんて気づいてあげられなかった 私のたった1人の、かけがえのない、大好きな妹なのに 私にお姉ちゃんの資格なんてないね ごめんね、憂 こんなお姉ちゃんでごめん…… ――― 憂「お姉ちゃん……」 ―ポトッ、ポタポタ 憂「ごめんね、お姉ちゃん」 憂「お姉ちゃんの気持ちがわかってないのは私の方だったね」 憂「なのにあんなひどいこと言って……」 ―ポトッ、ポタポタ ゆいにゃん「にゃぁ、にゃぁ」ペロペロ 憂「ゆいにゃん……」 ゆいにゃん「みゃあ!」グイッ 憂「そうだね、今はお姉ちゃんをさがさないとね、行こうゆいにゃん」 ゆいにゃん「にゃあ!」 ―――― 唯「憂どこに行ったのかなぁ、全然見つからないや」 猫2「にゃぁ……」 唯「ほぇー、ちょっと疲れちゃった、あの公園で休もうっと」 猫2「にゃあ!」 唯「憂には本当に悪いことしちゃったなぁ……」 猫2「みゃぁ……」 唯「君もそうなんだ、仲間だね」 唯「そうだ、名前つけてあげる」 唯「……ういにゃんはどうかな」 猫2「にゃぁ、にゃあ!」 唯「気に入ってくれたんだ」ナデナデ 唯「それにしてもこんなにさがしても見つからないなんて……」 唯「もう家に帰っちゃったのかな」 唯「でも今の私に家に帰る資格なんてないし」 唯「はぁー……」 ういにゃん「にゃぁ、にゃあ」ペロペロ 唯「励ましてくれてるんだ、ありがとー」ナデナデ 唯「ういにゃんのさがしてる猫も見つけないとね」グリグリ ういにゃん「にゃぁー」 唯「えへへ……憂、私のこと嫌いになっちゃったかな、そんなの当たり前だよね」グスッ 憂「そんなわけないよ!」 唯「えっ!?」 憂「私がお姉ちゃんを嫌いになるなんてそんなこと絶対にないよ」 唯「憂……」 憂「お姉ちゃんを嫌いになんてなれないよぉ」ギュッ 唯「憂……」ナデナデ 憂「ごめんねお姉ちゃん、私、お姉ちゃんの気持ち何にもわかってなかった」グスッ 唯「なんで憂が謝るの、謝るのは私の方だよ」 憂「違うの、謝るのは私の方なの、私お姉ちゃんにひどいこと言っちゃった」グスン 唯「言ってないよ、憂は本当のことしか言ってないんだから」 憂「違うの、お姉ちゃんの日記見ちゃったの」 唯「えっ!?日記見たの?」 憂「うん、ごめんね」 唯「……///」 憂「お姉ちゃん?」 唯「恥ずかしいよぉ、憂に見られるなんて///」カァァ 憂「……お姉ちゃん、私すっごく嬉しかったよ」 憂「お姉ちゃんがあんなにも私のこと書いてくれてて、本当に嬉しかった」 唯「憂……」 憂「そして何より私のこと大好きって書いてくれてたのが一番嬉しかったよ」ニコッ 唯「憂、ごめんね、私……」 憂「お姉ちゃん、私も大好きだよ」ニコッ 唯「憂、ういー」ギュッ 唯「ごめんね、寂しい思いさせてぇ」グスングスン 憂「うん、私、すっごく寂しかったんだから」 憂「でもいいんだ、こうしてお姉ちゃんの気持ち知ることができたから」 唯「憂……大好きー」ギュー 憂「お姉ちゃん、苦しいよぉ」 ゆいにゃん「にゃぁー!」 ういにゃん「にゃぁー!」 ゆいにゃん「にゃ!?」 ういにゃん「にゃ!?」 ゆいにゃん・ういにゃん「にゃあー!」ダキッ 唯・憂「ほぇっ!?」 ういにゃん「にゃ、にゃぁ」 ゆいにゃん「にゃぁ、にゃあー」 唯「そっかー、やっぱりういにゃんがさがしてた猫はゆいにゃんだったのかぁ」 憂「ういにゃん?」 唯「うん、この子の名前」 憂「あっ、あの猫だぁ」 ゆいにゃん・ういにゃん「にゃぁー」ゴロゴロ 唯「仲良しさんだねぇ、まるで私と憂みたい」 憂「お姉ちゃん……」 唯「だって名前もゆいにゃんとういにゃんでしょ」 憂「……うん」 唯「じゃあ、この子達連れて帰ろうか、私、はやく憂のお料理が食べたい」ニコッ 憂「うん、期待しててお姉ちゃん」ニコッ ―ニギッ 唯・憂「えへへ」 ゆいにゃん・ういにゃん「にゃあー」! ―――― 梓「つーかまーえた」ダキッ 猫1「にゃあ!」 梓「えへへ」ナデナデ 猫1「にゃぁ、にゃあー!」スリスリ 梓「えへへ、お持ち帰りだね」 ―――― 律「なぁ、私達忘れられてないか」 澪「そうだな」 紬「そうねぇ」 ――――― 唯「おいしいー、やっぱり憂の料理は世界一だよ」 憂「ありがとう、お姉ちゃん」 今度はお姉ちゃんの褒め言葉を素直に喜ぶことができた 憂「ゆいにゃんもういにゃんもおいしい?」 ういにゃん「にゃあー!」 ゆいにゃん「みゃあー!」 憂「よかった」 ありがとう、ゆいにゃん、ういにゃん、おかげで私の心は晴れ渡ったよ ――― ゆいにゃん・ういにゃん「にゃあー」ゴロゴロ 唯「本当に仲がいいんだねぇ」 憂「そうだねぇ」 ―チュッ 唯「あっ、ゆいにゃんとういにゃんがキスを!!」 憂「!!!」 唯「ねぇ、憂、私達もキスしよっか」 憂「えぇっ!?」 ―チュッ 唯「えへへ、憂のファーストキス頂きー」 憂「お姉ちゃん///」 唯「憂、大好きだよ」 憂「私も大好きだよ、お姉ちゃん」 ―――― 今日の日付 今日は色んなことがありました でも今、こうして笑って日記を書くことができます 憂のファーストキスをもらっちゃった ゆいにゃん、ういにゃん、ありがとう 憂、今度の休みは2人でお出かけ、いやデートしようね 憂、大好き、もう一回書くね、憂、大好きだよ ――――― 後にこの一冊の日記帳から1つの曲ができあがります 曲名は『U&I』 憂への想いを綴った私が作った憂のための歌 ――――― ――おしまい 戻る
https://w.atwiki.jp/yuimio/pages/152.html
澪(唯ちゃん・・・可愛いな)第三話 前回のあらすじ! 澪ちゃんは唯が結構お気に入りみたいです。 頭ナデナデしてるし唯の嫌いな勉強にも付き合っててもしかしたらお似合いかもしれまん。 たまにはお姉ちゃんを頼ってよ唯~! By 最近怖いのは唯の通知票な平沢憂 平沢家! 澪「やっと着いた」ハァハァ ピンポーン ガチャ 唯「あ・・澪ちゃんさん」 澪「宿題の確認しに来たよ」 唯「そっそれはバッチリなんだけどね・・・」 澪「?・・・あ!ごめんアイス買ってくるの忘れちゃった」 唯「きっ今日はいいよ」 澪(?意外だなぁ) 唯の部屋・午後5時半! 澪「完璧じゃないか!」マルマル 唯「そっそう?澪ちゃんさんの教えが良かったからじゃないかな?」オロオロ 澪「?・・唯ちゃんさ、何かに怯えてないか?」 唯「ギクッ!そんな事ないでしゅ!」 澪(噛んだ。可愛い)「もしかしてテストがダメだったとか?」 唯「・・・・・」グスッ 澪(図星か)「大丈夫大丈夫。唯ちゃんなら出来てるって」 唯「・・・そうですよね。なんとかなってますよね」 澪「そうそう。落ち込んでたらせっかくの可愛い顔が台無しだよ」 唯「私よりお姉ちゃんの方が可愛いですよ」 澪「まあまあ唯ちゃんはアイス食べてるところが一番可愛いからアイス食べ行くよ」 唯「良いんですか?」 澪「宿題満点だったからオッケーだよ」 唯「でもお姉ちゃんになんて言ったら」オロオロ 澪「唯ちゃん携帯ないんだっけ?」 唯「私はまだ中学生だからお姉ちゃんしか・・・」 澪「じゃ私が憂にメールしとくよ」 唯「すみましぇん」 澪「良いって。誘ったの私だから。ただちゃんと今日も宿題出すからやっとくんだよ!」 唯「うへ~」 喫茶店 唯「うまうまー」パクパク 澪(結局アイス屋は終わってたから喫茶店来たが・・・) 唯「澪ちゃんさんこれおいひぃ~よ~」ペロペロ 澪「そう。良かったね」ズズー 澪(まさか、賞金パフェを頼むとは・・・) 澪(でも、唯ちゃん良いペースで空にしてるからありがたい) 20分後 唯「・・・」カチャカチャ 澪「・・・・・唯ちゃん?」 唯「・・・・ごべんなざい。もう食べきれましぇん」 澪(やっぱり) 澪「えっと、後、ほんのちょっとだから行けない?」 唯「お茶ください」 澪「はいよ」 15分後 唯「もっもう無理」 澪「いや、頑張ったよ唯ちゃん」パタパタ 澪(今の状態をありのまま話す。唯ちゃんは賞金パフェを挑んだ。 しかし、時間内に食べきれなかったけどパフェは食べきったからパフェ代は払わなく良かった。 で、今度は気持ち悪いと言い出した唯ちゃんを近くの公園で膝枕してあげてるの。 ばいレフティにしか興味ないよ秋山澪) 唯「しばらくパフェはいいや~」 澪「甘いものは大丈夫なんだ」パタパタ 唯「どうしよう。お夕飯食べれないよ」 澪「別腹って言うじゃない」 唯「パフェが埋め尽くした」 澪「あー。納得」 唯「澪ちゃんさん。食べ来ませんか?」 澪「いや、さすがに2日続けては悪いよ」 唯「お姉ちゃんも歓迎するんで」ウルル 澪「いやしかし・・・」チラッ 唯「・・・・」ウルッキラッ 澪「お邪魔しよっかな」 平沢家! 澪「ホントすまない」 憂「気にしない気にしない」カチャカチャ 唯「うまい!」テテー 憂「唯はあんまり食べ過ぎてお腹壊さないようにね」 唯「へーきへーき」バクバク 憂「明日お腹壊しても学校行くんだよ」 澪「宿題もちゃんとやっといてね」 唯「大丈夫だよ」バクバク 40分後 唯「お腹痛い」 憂「やっぱり食べ過ぎ。澪ちゃんに謝ってもう休む事」 唯「わかった。澪ちゃんさん、ごめんなさい。宿題出来なくて」 澪「体調悪かったら仕方ないよ。明日も悪かったら憂から聞くから。お大事に」 唯「今日はごちそうさま。おやすみなさい」ペコッ 憂「唯は昔からああいった感じなんだよ」 憂「体調考えないでたくさん食べて壊すの繰り返しかな」 憂「多分、今日食べた量からして唯は明日休むよ」 澪「・・・」 憂「唯が心配?」 澪「いっいや・・」 憂「はいこれ」カチャリ 澪「何で私に?」 憂「唯のお気に入りなんだよ澪ちゃんは」 憂「嫉妬しちゃうくらい羨ましいよ」 澪「・・・・」 憂「だから唯の事よろしくね」 澪「・・・・・任せてくれ」 【澪は憂に認められた。平沢家の合鍵を手に入れた。】 チャーチャーチャーチャチャチャチャッチャチャー←ポケモンの進化した後の音 翌日・通学路! 律「憂おいっす」 憂「りっちゃんに澪ちゃんおはよー」 澪「おはよう憂」 律「そうだ!憂も澪に言ってやってくれ」 憂「何を」 律「澪が昨日帰ったから合わせられなかった事だよ」 澪「だから悪かったって」 憂「あー。澪ちゃんは今は大事なんだよ」 律「何が大事なんだよ?」 憂「唯の事が澪「さっさと学校に行こう!」タッタッ 律「?」 憂「ふふふ」 学校・教室! 律「ムギおーす」 紬「・・・・あっりっちゃんに澪ちゃんに憂ちゃんおはよう」ペラッ 律「今度はアタックNo.1か」 憂「ねえりっちゃん」 律「ん?」 憂「私、夢で見るムギちゃんは女の子同士の恋愛に凄い興奮するんだけど・・・」 律「奇遇だな。私の夢で出てくるムギも百合最高とか王道とか至高とかわけわからない事言うんだよ」 憂「でも実際ムギちゃんはスポ根漫画にハマってるよね」 律「もうちょっとで気円斬や霊ガンまで物真似するんじゃないかな」 憂「卍解とか『ジャスト1分だ。夢は見れたかよ』とか言いそうだよね。・・あっ澪ちゃん」 澪「いきなり私に振ってきたみたいな話しかけかただね」 憂「唯。今日休みだよ」ボソッ 澪「え?///」カァ 憂「1人で家で寂しく寝てるんだよ」ボソッ 澪「1人寂しく・・・」ボソボソ 唯『お腹痛いよ~』グス 澪「すまない。急用が出来たから帰る」 律「はいぃ!?まだ一時限前だぞ」 澪「それよりも大事だ!」タッタッタッ 憂「澪ちゃんは首ったけなんだよ」クスクス 律「?」 紬「あついを言っちゃダメってルールは簡単よね」ペラッ 三話・終 次回予告 唯「お姉ちゃんにしばらくアイス抜きにされるかも」 澪「だから唯ちゃんの事が好きなんだって///」 今回も覚醒しなかったムギビジョン だって未来を決めるのは運命じゃないからねえ 初出:1- 968 NEXT:澪(唯ちゃん・・・可愛いな)第四話 INDEX:澪(唯ちゃん・・・可愛いな) BACK:澪(唯ちゃん・・・可愛いな)第二話 戻る(SS) TOP