約 4,975 件
https://w.atwiki.jp/atelier71/pages/197.html
2007年10月13・14日 渚音楽祭2007秋@お台場オープンコート(東京都) DSC02859.JPG 2005年の春に出店して以来となる渚音楽祭に参加してきました。 今回はキッズエリアに2台を設営。 1台は自分たちの出店用ブースとして、もう1台はキッズエリアという事で、子供が大好きなカブトムシやクワガタたなどを販売する虫屋さん&種のついたメッセージ風船を飛ばす企画用のブースとして使われました。 会場は全部で8つのフロアに分けられ、各フロアではそれぞれ異なるジャンルのアーティストによるライブやDJが繰り広げられていました。 恒例となっていたお台場オープンコートでの開催ですが、新しい建物が建築されるとの事で、次回からは別の場所での開催となるとの事、環境が変わってまた違った顔を持つイベントになっていくのでしょうか…!? イベントの模様はコチラ
https://w.atwiki.jp/mzkvipms/pages/47.html
トーキョークエについて 100Lv〜全職ができる このクエを終わらせることで未来東京へ入場できるようになる。 ただし、未来東京のボスに合うためには160Lv以上必要 クエスト詳細 ジパング/カムナで、アーシアからクエスト:アーシアとの出会いを受ける。 長ったらしい話を聞いて、下記のETCを集める。 クエストクリア後、未来東京/お台場へと入場できる。 必要なアイテム 甲冑武者の兜(1) 楓城のボス、甲冑武者がドロップするETC 忍頭の巻物(300) 楓城奥地にいる雑魚MOB、忍頭がドロップするETCを300個 沸きも少なく非常に面倒くさい 殿様の前MAPが集めやすい ミニガマの油(1) 楓城のボス、トノサマガエルが召喚する雑魚MOBのETC 殿様を倒さないとトノサマガエルは沸かないので、露店で買うか貰うかした方が良い。 関連ページ お台場・ベルガモット トウキョウ公園
https://w.atwiki.jp/nakayokune/pages/579.html
#blognavi 三国志Onlineやってみました。 視点とか信Onと違うので違和感が…。 やるの無理かも… カテゴリ [冴子] - trackback- 2007年02月14日 03 00 04 俺もやったけど重くてできなかっス…一つ質問が!今週東京いくんですがお勧めスポットってあります?とりあえず秋葉原いってメイド喫茶いってみるつもりです(笑) -- 相州です (2007-02-15 16 41 42) 酔っちゃってダメでした・・・。博物館が好きならお台場の日本科学未来館はどうでしょ?アシモがいるよ。 -- 真綾 (2007-02-16 16 28 23) お台場か〜洒落てるぜ…さんくす!イッテキマス(`ε´) -- 相州 (2007-02-17 02 47 35) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/2shiki/pages/124.html
あんがーるず(【アンガールズ】)お笑いタレント 【関連語】 →キモかわいい →ジャンガジャンガ 2004~2005年ごろブレイク。彼らのネタとしては「ジャンガジャンガ」「三回目~!」がやや流行った。彼らを評価する語として「キモかわいい」が使用された。 結成・デビュー年 2002年 ジャンル別作品 CM 産経新聞社 DVD アンガールズのサイン集めの旅~広島東洋カープ編~ アンガールズ単独ライブチェルニー テレビ おはスタ グッドルッキンクラブ エンタの神様 堂本剛の正直しんどい お台場お笑い道 ドラマお台場湾岸テレビ 大スポんちゅ 神様の宿題 雑誌 メンズノンノ 出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社) 痴女・巨乳・癒し系の手コキをお楽しみ下さい( ●≧艸≦) http //www.fgn.asia/ -- (理沙) 2012-06-29 02 54 06 名前 コメント すべてのコメントを見る 追記欄
https://w.atwiki.jp/takahashiai/pages/37.html
シングル 曲名 シングル JOY UGA DAM カラスの女房 カラスの女房 JOY UGA DAM 音無橋 カラスの女房 お台場ムーンライトセレナーデ お台場ムーンライトセレナーデ JOY UGA DAM 恋人たちのバラード お台場ムーンライトセレナーデ 純情行進曲 純情行進曲 JOY UGA DAM 平成ラプソディー 純情行進曲 上海の風 上海の風 JOY UGA DAM 雨よ 上海の風 悔し涙 ぽろり 悔し涙 ぽろり JOY UGA DAM 恋の記憶 悔し涙 ぽろり JOY UGA DAM 二人暮し 二人暮し JOY UGA DAM 公園通りの喫茶店 二人暮し 東京美人 東京美人 JOY UGA DAM クラクション 東京美人 GET ALONG WITH YOU GET ALONG WITH YOU JOY UGA DAM 東京発 最終 GET ALONG WITH YOU 元気のない日の子守唄 元気のない日の子守唄/長良川の晴れ JOY UGA DAM 長良川の晴れ 元気のない日の子守唄/長良川の晴れ JOY UGA DO MY BEST DO MY BEST JOY UGA DAM きっと どこかに赤い糸 DO MY BEST UGA うらら うらら JOY UGA DAM 六月の花嫁(June bride)にあこがれ うらら DAM 2011/10/11 だんな様 だんな様 JOY UGA DAM グリーティングカード だんな様 アルバム 曲名 アルバム JOY UGA DAM 捨てないでよ 中澤ゆうこ第一章 大阪ラプソディー 中澤ゆうこ第一章 恋 中澤ゆうこ第一章 つぐない 中澤ゆうこ第一章 秋桜日和 中澤ゆうこ第一章 雨の御堂筋 中澤ゆうこ第一章 音無橋 中澤ゆうこ第一章 駅 中澤ゆうこ第一章 越冬つばめ 中澤ゆうこ第一章 恋人たちのバラード 中澤ゆうこ第一章 強がり 第二章 強がり 心機一転? CHANGING THE MIND? 第二章 強がり ふるさと(中澤 Version) 第二章 強がり 私はこの世で一番美人 ミニモニ。じゃムービーお菓子な大冒険!オリジナルサウンドトラック JOY UGA 恋人よ FOLK SONGS 2 JOY 木綿のハンカチーフ FOLK SONGS 2 JOY わかってください/中澤裕子・因幡 晃 FOLK SONGS 2 JOY -
https://w.atwiki.jp/fujidemo/pages/15.html
トップページ開催スケジュールイベント別経緯各種データ意見・提案ログ 2011年 開催日 タイトル 場所 主催 参加者数 まとめ 避難所 動画 09/16(金) 花王抗議デモ 東京(茅場町) 2ch(大規模off) 1200名 link link 09/17(土) フジテレビ抗議デモinお台場 東京(お台場) 2ch(大規模off板) 1800名 link link 09/18(日) フジテレビ・メディアの韓国・偏向報道を許さないぞデモ@大阪リベンジ! 大阪 現代撫子倶楽部★きなの会 ?名 -- -- 09/18(日) 名古屋フジテレビ抗議デモ 名古屋 2ch(大規模off) 200名 -- -- 09/23(金・祝) 視聴者を侮辱するフジテレビのスポンサー花王を買わないぞデモ 大阪 現代撫子倶楽部★きなの会 ?名 -- --
https://w.atwiki.jp/applecover/pages/118.html
#blognavi キタヤです。 とうとう完成しました「クラモチJAPAN THE MOVIE」!! 今回は、マラソン編。ご鑑賞ください! 結果 1位:エース 35分45秒 2位:ぺヤング 37分11秒 3位:ラジャ~ 37分41秒 4位:おじいちゃん 39分15秒 5位:マネージャー 41分08秒 6位:キング 42分18秒 7位:キャプテン 43分18秒 カテゴリ [練習] - trackback- 2006年12月10日 22 54 41 #blognavi
https://w.atwiki.jp/fns27htv/pages/51.html
1997年 FNS27時間テレビ>タイムテーブル 7月26日(土)グランドオープニング 名前のないコーナー(プロ野球「中日ドラゴンズ×読売ジャイアンツ」雨天中止の穴埋めコーナー) お台場GAME BATTLE FNS 生 LOVE LOVEあいしてるSP プロ野球ニュース 疾風怒涛 今夜はたっぷり見せますイカせます御乱心でもご安心スペシャル 今田・東野・ナイナイのもうちょっとだけ起きてみよう!! '97F1予選 7月27日(日)世紀の早朝ゴルフマッチIN大箱根 お台場は朝から大変だ!めざましテレビ 達人スペシャル 9 15ごろ 大決戦!日本列島エエヒト怪獣ツルベvsワガママ怪獣ヒトシ 野外ステージライブ(1) 全国フリースロートーナメント(1回戦) 野外ステージライブ(2) 全国フリースロートーナメント(2回戦-準決勝) 野外ステージライブ(3) 松本vsロッドマン ビリヤード対決 さんまのスポーツするぞ!大放送スペシャル(1部) 野外ステージライブ(4) さんまのスポーツするぞ!スペシャル(2部) 漁船がお台場に ニュース ザ・ヒューマン 18 30ごろ ちびまる子ちゃん 19 00ごろ サザエさんスペシャル 19 00ごろ グランドフィナーレ 7月26日(土) グランドオープニング 名前のないコーナー(プロ野球「中日ドラゴンズ×読売ジャイアンツ」雨天中止の穴埋めコーナー) 進行/福井謙二アナ、西山喜久恵アナ、木佐彩子アナ スタジオゲスト/野村克也(ヤクルト監督)、古田敦也(ヤクルト捕手)、ホージー(ヤクルト選手) 中継ゲスト/反町隆史、竹野内豊、広末涼子、稲森いずみ、マイク眞木(「ビーチボーイズ」収録現場) お台場GAME BATTLE 出演者/T.M.Revolution、シャ乱Q、鈴木紗理奈、楠田枝里子、デニス・ロッドマン、スチャダラパー、神田うの、神田利則、猿岩石、河相我聞、奥田民生 ドラマチーム/月9「ビーチボーイズ」反町隆史、竹野内豊、広末涼子、稲森いずみ、マイク眞木 火9「月の輝く夜だから」江角マキコ、木村佳乃 火10「フェイス」武田真治、りょう、保阪尚輝、雛形あきこ 木8「魔法じかけのフウ」鈴木蘭々、未唯、山本太郎 木10「こんな恋のはなし」松嶋菜々子、高樹沙耶、斎藤陽子 FNS 生 LOVE LOVEあいしてるSP 出演/KinKi Kids、吉田拓郎、篠原ともえ プロ野球ニュース 進行/福井謙二アナ、西山喜久恵アナ、木佐彩子アナ 疾風怒涛 今夜はたっぷり見せますイカせます御乱心でもご安心スペシャル 司会/ダウンタウン 実況/三宅正治アナ 今田・東野チーム (キャプテン)今田耕司、東野幸治 (後見人)安岡力也大王 (リーダー)130R (男性メンバー)雨上がり決死隊、千原兄弟、ココリコ、チュパチャップス、ジャリズム、みつまJAPAN (女性メンバー)オセロ、高橋理枝、小町ゆき、篠原真女、北沢忍、舞島美織、沢山涼子、大久保あおい、華原うさぎ、安達玲菜、美月星美、春名カレン、榊真結 ナイナイチーム (キャプテン)ナインティナイン (後見人)峰岸徹大王 (リーダー)ダチョウ倶楽部 (男性メンバー)バッファロー吾郎、へびいちご、デンジャラス、つぶやきシロー、ピーピングトム、ピンポイント、TIM、タックイン (女性メンバー)相沢紀美、桜庭あつこ、藤沢奈美、森えいみ、中條さやか、藤木りおな、反町純、矢神まり、みずしまちはる、姫野舞、浅川乃乃、土方ちはる、神崎なな、宇佐美唯 今田・東野・ナイナイのもうちょっとだけ起きてみよう!! 出演/今田耕司、東野幸治、ナインティナイン、ロンドンブーツ1号2号 進行/佐野瑞樹アナ 97F1予選 7月27日(日) 世紀の早朝ゴルフマッチIN大箱根 出演/浜田雅功、志村けん・松本人志 進行/川端健嗣アナ お台場は朝から大変だ!めざましテレビ 達人スペシャル 進行/八木亜希子アナ、野島卓アナ 出演/大塚範一、小島奈津子アナ、軽部真一アナ、奥寺健アナ、富永美樹アナ、伊藤利尋アナ、佐野瑞樹アナ、角田華子 ゲスト/森末慎二、藤原喜明、吉川ひなの、篠原ともえ、ダチョウ倶楽部、にしきのあきら 9 15ごろ 大決戦!日本列島エエヒト怪獣ツルベvsワガママ怪獣ヒトシ 出演/松本人志、笑福亭鶴瓶 進行/浜田雅功| 野外ステージライブ(1) 進行/篠原ともえ 出演/MAX、T.M.Revolution 全国フリースロートーナメント(1回戦) 出演/ダウンタウン 進行/川端健嗣 野外ステージライブ(2) 進行/篠原ともえ 出演/SPEED、Every Little Thing 全国フリースロートーナメント(2回戦-準決勝) 野外ステージライブ(3) 進行/篠原ともえ 出演/GLAY 松本vsロッドマン ビリヤード対決 さんまのスポーツするぞ!大放送スペシャル(1部) 司会/明石家さんま、八木亜希子アナ 出演/今田耕司、東野幸治、ナインティナイン、ホンコン、森末慎二、清水アキラ、内山信二、さとう珠緒 野外ステージライブ(4) 進行/ダウンタウン、篠原ともえ 出演/吉村由美、大貫亜美、華原朋美 さんまのスポーツするぞ!スペシャル(2部) 実況/青嶋達也アナ 元Jリーガーチーム/アルシンド、リトバルスキー、シジマール、トニーニョ、ゼップ・マイヤー さんまチーム/ナインティナイン、極楽とんぼ、ペナルティ、ホンコン(130R) 漁船がお台場に 出演/ダウンタウン、牧原俊幸アナ、梅宮辰夫、田代まさし、桑野信義 ニュース ザ・ヒューマン 篠原ともえ、川端健嗣アナ 18 30ごろ ちびまる子ちゃん 19 00ごろ サザエさんスペシャル 19 00ごろ グランドフィナーレ 全国フリースロー大会(決勝戦・ドリームマッチ) 進行/ダウンタウン、篠原ともえ 出演/PUFFY、河相我聞、今田耕司、東野幸治、ナインティナイン、極楽とんぼ、130R、ダチョウ倶楽部、梅宮辰夫、田代まさし、桑野信義、アルシンド、リトバルスキー、シジマール、トニーニョ、ゼップ・マイヤー、西城秀樹
https://w.atwiki.jp/chu2story/pages/41.html
[説明&釈明] おっさんパートが予想外に長くなったので。 第九章「デート?いいえ、戦争です」 なんでこうなっちゃったんだろう。 はぁ。古森は今日何度目かのため息をついた。 あの事件の後、結局班長の誘いを受けてしまった。 理由?なんとなくだ。悪いか。 と自分で自分にあたり散らしてみる。あぁ気が重い。 隣を歩く古森がそんなこと憂鬱な気分とは露知らず、「班長」こと阪下敦志警部補 は顔がニヤケるのを必死で堪えていた。やっと古森をデート(?)に誘うことに成功したのである。 これまでさり気なく誘ってみたことは何度もあった、返事は全て「だが断る」だった。 しかし、その古森が今自分の隣を歩いている。 そう考えると心が躍る。大声で歌いたい気分だった。 しかし。自分には警視庁の警部補という地位がある。 ここは自重するべきだろう、と考えた阪下は、「多少」気分を落ち着かせることにした。 もっとも端から見ればまったく変わっていないのだが・・・ 憂鬱な気分でフラフラ歩いていると、いつの間にかアクセサリーショップの前に来ていた。 せっかく来たんだから見ていくかと阪下が言っているように聞こえる。 そうだ。せっかく来たのだからここは一つ班長にアクセサリーを買ってもらおうではないか。 どうせなら高いのを。 「いいですよ、行きましょう。」 割と洒落たアクセサリー店だった。店内に入る。 店主らしい青い服を着た女性が出迎えてくれた。服には輪っか?がついていて、変な赤い飾りのついた帽子をかぶっている。 「いらっしゃいませ。」 店主の格好は多少奇抜だが、店内は至って普通だった。早速店内のアクセサリーを見て回る。 (できるだけ高いの・・・できるだけ高いの・・・) 後ろでは班長がニコニコしながらこっちを見ている。何がそんなに嬉しいのやら。 30分ほどかけて古森が選んだのは、イルカをあしらったネックレス1個だけだった。 しかも安い。お値段3000円なり。 だって気に入ったのがそれしかなかったんだから。二人の自分が口喧嘩をする。 「ちょっと早いけど夕食にするか。」 最終通告。これ以上気まずい空気を作ろうというのかこの男は。 もうこうなりゃヤケだ。とことん付き合ってやろう。 アクアシティの五階にその店はあった。眺めのいい韓国料理店だった。 窓からはフジテレビ本社がよく見える。 班長は二人前の特製ホルモン鍋とやらを注文した。なぜこんなときにホルモン鍋なのか。 とその時、地面が微かに揺れたような気配を感じた。 「班長。」 「ん?」 「なんか揺れませんでしたか今?」 「いいや。」 気のせいか・・・? そう思いつつコップの水を手に取る。 ズゴシャァァァァァン! お台場中に響くような轟音が起こったのはその時だった。 店内が一気に騒がしくなる。 ズゥゥン! 続いて下から突き上げるような衝撃。 テーブルの端にあったコップが床に落ちて割れた。 地震?爆発?一切原因がわからない。 「班長!」 言われる前にもう班長は携帯を取り出してどこかと話していた。 『もしもし。』 『森脇か?』 森脇は阪下の同期である。今は警視庁の情報管理センターに勤めている。 『今お台場にいるんだが、何かこのへんで爆発や事件は起こってないか?』 『そのことなんだが・・・』 『どうした。』 『台場地区から通報が相次いでるんだが、電波が乱れてて通報内容がわかりゃしないんだ。』 『電波妨害か?』 『おそらくな。』 『わかった。何か分かったらお前の仕事に差し支えない程度にこっちに送ってくれ。』 『わか・・・ザザ・・・おまえも・・・ザザサ・・・』 『もしもし?森脇?おい!』 『ザ――――――』 繋がらなくなった携帯を閉じる。 「古森!」 「はい。」 「台場からいったん出るぞ。」 おそらくSATにもまた出動がかかるだろう、であれば出れるうちにお台場から出たほうがいい。 同じ考えに至っただろう古森もうなずく。 長い一日になりそうだ。阪下は大きく深呼吸をした。 前後から2人の男が猛スピードで突進してくる。 赤毛の女性はまず前方の男を飛び越えた。突然目の前から女性が消えたことに驚いた男が 背後を振り返る頃には、着地から態勢を立て直した女性が右手の剣を振るっていた。 ズバシャァアアアア! 男の右腕が肩口からあっさりと切断される。 「ぐああぁぁぁ!」 男が痛みに耐えきれず線路に倒れこむ。女性は剣を構えなおしてトドメを刺そうとしたが、 そこへ後ろにいた男の跳び蹴りが炸裂した。ガードが間に合わず、女性は後ろに吹き飛ばされる。 男がもう一発跳び蹴りをぶちかまそうとするが、女性の反応の方が早かった。 女性はあっという間に間合いを詰め、男の頭目がけて剣を振るう。 ガィン! 男が右腕に仕込んでいた刃でガードする。ガラ空きになった女性の腹へ左腕に仕込んだ刃を 食らわせる。 女性のロングコートの一部が裂ける。今の一撃はかなりのダメージになったはず。 男は女性の様子を窺った。 女性は平然とした顔で自分の腹に突き刺さった刃を見ていた。 バカな。 生身の人間がこの刃に耐えられるはずが・・・ 男は女性と一旦距離をとった。 「やれやれ。やっとこれで体が軽くなる。」 女性は裂けたロングコートを脱ぎ捨て、下に装着していたアーマーを外した。 アーマーを着ていやがったか。男は毒づいた。 ズシャァン! 重低音が駅構内に響く 「これでようやくあなたと本気で戦えそうね?プロトタイプさん?」 次のゆりかもめまで、あと30秒――― 『お台場で大規模な電波妨害と爆発事件』 ようやくお台場からの詳細な連絡が入り、警察庁も動き始めた。 早速大会議室の一つが対策室としてあてがわれ、職員たちが情報収集にあたっている。 もちろん南雲と高杉もその中にいた。 「今度はお台場か・・・」 机の上の地図を見ながら南雲が言う。 「まだ組織絡みと決まったわけじゃないですけどね。」 高杉がたしなめる。 「お台場から来た警察官の話では・・・」 情報技官が説明する。 「15時43分ごろから各種通信にノイズが走るようになり、時間と共に徐々に拡大。16時頃には台場地区 との電波による通信がほぼ不可能となりました。」 「じゃあ今の台場地区の情報はどうやって?」 「警視庁のヘリを飛ばしてその情報をこっちにリレーする形でやっていますが・・・なにせ時間がかかるのが難点で。」 「現場に行ってみるか、高杉。」 「そうしましょう。」 また警視庁の職員に睨まれつつ覆面パトカーを確保した2人は、一路レインボーブリッジへと向かった。 女性は男に向かって先程よりも早いスピードで突進していった。 そして斬りつける。 ギリギリでそれを避けた男は女性に向けて手から波動を放つ。 ズドォォン! 女性がホームまで吹き飛ばされる。 すでに駅には誰もいない。まもなく警察も駆けつけてくるだろう。 早く片をつけなければ。右腕を斬られた男はすでに動かない。 女性がホームから現れる。 ちょうどそこへゆりかもめが進入してきた。 邪魔だ。 機械的に判断した男はそこへ無慈悲に波動を放った。 ズドォォオォォン!! 波動をうけたゆりかもめは無残にも爆発炎上した。 プラスチックと金属の燃えるむかつく匂いが漂う。 女性の胸の中に突如怒りがこみ上げてくる。 脳裏に蘇るいくつかの光景。 ――炎上する建物、動かない人影、そして泣きじゃくる少女―― そのとき男は気づいた。この女、さっきとは何かが・・・ そこで男の思考は終わった。 男は一刀両断されていた。縦に、である。 人の形が崩れ、肉の塊と化す。 女性はその血だまりの中に立っていた。 ――まるで鬼神のように。 数分後。 通報により青海駅に駆け付けた東京湾岸署の警官たちは 駅構内の異常な光景に目を疑った。 ゆりかもめの車両がホーム手前で炎上している。肉の焼ける匂いが辺りに漂う。 線路内では腕を斬られた男が絶命している。その近くには何か赤黒い塊がある。 確認に巡査が近寄る。 「うわあぁぁぁぁぁっぁぁっっ!」 それは縦に一刀両断された人間の死体だった。性別は分からない。 何人かの警官が耐えきれずに嘔吐する。 一人の警官が無線に吹き込んだ。 『青海駅構内にて殺人と爆破事件発生。鑑識と科捜研を要請。』 しかし無線はもう通じなかった。 青海駅からそれほど遠くもない青海流通センター。 そこで、コンテナの扉が一つ開いた。 ガシャン! また一つ。 ガシャン! また一つ。 ガシャガシャガシャシャン! たくさん。 中から現れたのは東京タワーを襲撃したあの怪生物「コホルス」だった(警視庁命名) それがわらわらと群れを成して流通センター内の道路を行進する。 進路は北。そう、お台場の中心である。 同じころ、芝浦埠頭。付近の警察署から派遣された警察官たちが、避難者の車の交通整理を行っていた。 しかし渋滞の列はレインボーブリッジをも超えている。 「やれやれ、この間はバケモノ騒ぎで、今度はいったいなんだ?」 若い警察官はぼやいた。ついこの間東京タワーの修羅場を目撃したばかりである。 なのにまたか。うんざりしながらふとレインボーブリッジを見ると、 シュ! なにかがレインボーブリッジを横切った。目を凝らす。 すると突然橋を支えているワイヤーが不気味な音を立て始めた。 ビギギギギギ・・・・ ビギィッ! 次々とワイヤーが切れる。 重さに耐えきれなくなった橋に亀裂が走っていく。 ピシ・・・ピシ・・・・・まずい。 橋の上には、まだ沢山の避難車輌が残っている! ビギビギビギィッ! 亀裂がさらに広がる。思わず彼は叫んでいた。 「逃げろぉぉぉぉぉぉっ!」 ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオォォォォッッ!! レインボーブリッジが中央部分から崩壊していく。沢山の命とともに。 ズババババババッババァァァアァァン!!! 切り落とされた部分が海に落ち、巨大な水飛沫を上げる。 警察官たちは、それをただただ見ることしかできなかった。 丁度レインボーブリッジの手前に差し掛かっていた南雲達も、その光景を目撃した。 「なんとまぁ・・・」 「・・・・・」 言葉が出ない。沈黙が車内を包む。 「どうします?」 「一旦戻って羽田線に乗り換えろ。東京港トンネルからお台場に入る。」 「入れますかね。」 「入ってみせるさ」 2人の乗った覆面パトカーは勢いよくUターンし、夕暮れの中を疾走していった。 荒川総理大臣により緊急招集された安全保障会議は16時55分に始まった。 まずは烏丸国家公安委員長が状況を説明する。 「被害状況などは手元の資料をご覧いただくとしまして、現在の対策状況をお伝えします。」 言いつつ手元のボタンを操作する。画面にお台場の地図が現れる。 「現在お台場地区には第六機動隊を主力とする機動隊各隊が展開しています。一応の現地対策本部 は東京湾岸警察署に置かれていますが、現場が近いため現在移転先の警察署並びに土地を探しております。」 「現在の被害は?」 宝田経済産業相が質問する。 「報告によりますと、お台場地区の各所で爆発が発生、青海駅周辺でゆりかもめの車両が一編成炎上中、またレインボーブリッジが中央部から寸断され ています。さらにまだ詳細は未確認ですが、先日の芝公園事件の際の怪生物が青海地区に出現したとの報告もあります。」 「ふぅん・・・・」 荒川総理が腕を組む。考え事をするときの総理の癖だ。 「烏丸国家公安委員長。」 「はい。」 「今回のこの大規模事案に対し、警視庁はその全力をもって都内の治安維持活動に当たること。」 「それと・・・福沢防衛相。」 「は。」 「自衛隊法第78条による自衛隊の治安出動を命令します。」 「・・・了解しました。」 戦後67年間、日本で自衛隊の治安出動が命令された事は無かった。 今回はそれだけ緊迫した事態だということだ。 「また自衛隊法第80条より、海上保安庁を一時的に防衛省隷下とします。」 これもまた戦後初のことであった。 会議室内が次第にざわついてきた。 ざわ・・・ざわ・・・ それまで自衛官となにやら相談していた福沢大臣が総理に報告する。 「ただし。出動準備、計画立案等で自衛隊が本格的に行動できるようになるのは翌朝からになります。」 「それまでは警察力で対処しなければならないか・・・」 烏丸がつぶやいた。この状況では、かなりの損害が予想される。 現場の警察官達が不憫でならなかった。 東京港トンネル前は混乱の極みにあった。 トンネルを封鎖しようとする機動隊員とお台場からやってきた避難者、それにお台場に入ろうとする 各報道機関の車輛が押し合いへしあいを繰り返している。 「テレビ局の連中、焦ってるみたいですね。」 「そりゃあ今のところお台場の情報を伝えられるのはフジテレビだけだからな。」 もっとも電波は遮断されているが。 南雲達は東京港トンネル侵入をとっくの昔にあきらめ、トンネル近くのコンテナ置き場で トンネル付近の混乱を見物していた。 いい加減テレビ局も諦めたらしく、トンネル付近の封鎖も進みつつある。 と、南雲はとある人影を見つけた。あれは確か・・・ 南雲は車から飛び出していた。 「俺をお台場に入れさせて下さい!頼みます!」 「ダメなもんはだめだ!」 「友達があそこに居るんです!」 「あんなバケモンがウロウロしてる所にガキを入れられるか!」 知った顔の少年が封鎖中の機動隊員と口論している。 これは好都合だ。少年と機動隊員に近づく。 「あー、ちょっと。警察庁の者だが・・・」 「サッチョウが何の用だ!」 機動隊員が頭だけをこちらに向ける。 そのスキに少年がするりと機動隊員の体を抜ける。 「取り押さえろ!」 数人の機動隊員が慌てて少年を取り押さえる。 「その少年はこの事案の重要参考人だ。身柄をこっちにもらおうか。」 「・・・」 こんなクソガキいくらでもくれてやる、とばかりに機動隊員は少年を突き放した。 「しかし災難だったな。」 「・・・・・」 「なんであそこに居たんだ?」 「それは・・・ニュースでお台場が襲われたことを知って・・・」 「で、友達を助けに来たと。」 まったくこのガキは。つくづく高杉はそう思った。 しかし南雲は違うらしい。なにやら考え込んでいる。 「だいたいの話は分かった。で、君はこの先どうする?」 「お台場で奴らと戦います!」 「入れないだろ。」 高杉が冷静にツッコむ。 「う・・・」。 車内をまた沈黙が包み込む。 はー。南雲が長いため息をつく。 「よし、ひとつやってみるか。」 数十分後。東京港トンネル封鎖地点。 「隊長。あれは?」 「ん?」 隊員の指さす先に双眼鏡を向ける。 「煙だ!」 北の方角から煙が立ち上っている。 確か、その方向には東京電力の発電所が・・・ 隊長の判断は早かった。 「至急、第六機動隊本部へ連絡!」 にわかに機動隊員達が騒がしくなる。 双眼鏡でそれを見ていた南雲は腕時計を見た。 17時56分。 すでに事件発生から2時間半が経っている。 その割にはこちらに情報が入ってこない。 ならば自分で情報を仕入れるまでだ。 「やれ。」 低い声で命令する。 高杉はエンジンを掛けた。 機動隊員達は仰天した。 乗用車が一台、封鎖地点の料金所へ突っ込んでくる。 「と、止まれ!」 隊員の一人が拳銃を構えて乗用車の前に立ち塞がる。 ガロォォォォン! 構わず乗用車は突っ込んできた。 「うわぁぁあ!」 「退避!退避だァーッ!」 ガジャーン!!! フェンスがあっさりと破られる。 あっさりと封鎖は突破された。 「追え、追えーっ!」 「しかし・・・」 自分達も逃走車を追うためにお台場に入っていいかどうかは 本部にお伺いを立てる必要があった。 「ハッハッハハッハ!ナイスドライブだ高杉!」 「はぁ・・・俺明日からも警察官やってけるかなぁ・・・?」 まったく対照的な二人の刑事の顔を見る。 騎士は多少心配になってきた。この人たち刑事なのに機動隊の封鎖突破しやがった。 「ん・・・?」 明日のわが身を案じていた高杉が急に首をもたげる。前方に何か見つけたようだ。 「どうした?」 南雲も前に目を向ける。 誰かいる。黒い服を着ているようでこの距離ではよくわからない。 「避難者ですかね?」 「東京港トンネルに歩行者は入れない。」 「じゃあいったい?」 「俺が知るかよ・・・ライトをハイビームにしろ。」 ヘッドライトの光量が上がる。 どうやらロングコートを着ているようだ。ん? なにかを構えた・・・? 「伏せろ高杉!」 「え!?」 次の瞬間、三人の乗った覆面パトカーをものすごい衝撃が襲った。 ザシュンザシュンザシュシュン!! フロントガラスは割れ、車内にガラスの雨が降る。 「うわわわわわわわぁぁぁ!」 「落ち着け高杉!ハンドル切れ!」 言ってる南雲も落ち着いてはいない。 ギャギャギャギャ! けたたましいスキール音がトンネルにこだまする。どうやら高杉は急ハンドルを切ったらしく、 覆面パトカーはほぼ一回転し、トンネルの壁に激突してようやく止まった。 「大丈夫か!」 「なんとか・・・」 車内を見回す。 助手席のヘッドレストには大型のナイフが突き刺さっていた。胸糞悪い代物だ。 どうやら騎士が言う「能力者」とやらに当たってしまったらしい。 ボンネットにもナイフが突き刺さり、ラジエーターから煙が上がっている。 「どうやらもう走れ・・・」 「南雲さん伏せて!」 高杉が南雲を強引に押し倒す。 ザシュ!ザシュガスッ!ザシュガシュザシュザシュッ! 第二波のナイフ攻撃で覆面パトカーはほぼスクラップ同然になった。 ドアはもちろん、ダッシュボード、座席、天井。至る所にあのナイフが突き刺さっている。 何度見ても胸糞悪い。 「とりあえずどうする?」 「出ましょう。」 高杉が即座に答える。 「おまえはひき肉になりたいのか。」 「じゃあどうするんです!」 「知らん。」 やけくそだった。 「俺が行きます。」 今まで黙っていた騎士が言った。 「民間人に戦闘をさせるわけにはいかない。それにまだ君は未成年だ。」 「俺の能力が無ければアイツは倒せません。」 「・・・・・」 確かにそうだろう、しかしだからといってこんな子供を戦わせるわけには・・・ 「わかった。戦ってこい。俺たちが援護する。」 「分かりました。」 それだけ言うと、騎士は車から出て行った。 車だったものから出ると、能力者の姿がよく見えた。 ロングコートを着ている。どうやら男のようだ。 こちらに無反応なので気味が悪い。こっちの出方を見ているのだろうか。 そこへ突然ナイフが飛んできた。 ヒュヒュヒュヒュン!ヒュヒュン! 間一髪で避ける。危なかった。 「騎士君後ろ!」 振り返るとナイフがこちらに向かってきている。バカな。 「マジかよっ!?」 叫びながら壁を蹴りなんとか避ける。 ガガィンガィンガィンガン!ナイフがトンネルの壁に突き刺さる。 バランスを崩しながら着地する。 「ふぅ・・・」 間一髪で避けきった。さぁここからどう戦うか・・・ 男が間髪入れずにナイフを投げる。 「っ!」 またかよ。 騎士がナイフ使いに苦戦しているとき。 「高杉!暁を援護しろ!」 「はい!」 言いながら高杉がベレッタを構える。距離はおよそ70メートル。照明が暗く狙いづらい。 南雲もSIGを構える。 ドォゥンドォゥンドゥォン! ズゴォン!ズゴォン!ズゴォン!ズゴァン! トンネル内に銃声が反響する。 今のは少し手応えがあったと南雲は男の方を見た。 しかし男はまるっきり平然としていた。 こいつもバケモノか。やれやれだぜ。 男がこっちを見る。 シャッシャッシャシャシャン!! 「退避!」 ザシュンザシュシュ!ザスシュシュザス!! 「車から離れろ!」 南雲が高杉を半ば引き摺って車から逃げる。 ドゴォォォォン!! 爆風がトンネルで反射し二人を襲う。 「ぶるぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「うわぁぁっ!」 二人は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。 どちらともなく呟く。 「こ・・・これが能力者の戦い・・・」 騎士は苦戦していた。 気を放つタイミングがなかなかつかめない。 奴はナイフを異常な速度で連射してくる。 避けるだけで精一杯だ。 言ってるうちに正面からナイフ一本。 「ハッ!」 気を放ってナイフを叩き落とす。 しかしその後ろにはさらに7本のナイフが。 これじゃまるでチートだ。ジャンプしてかわす。 ドゴォォォォォオン!! 騎士の後ろにあった放置トラックが爆発する。ナイフがタンクに突き刺さったようだ。 南雲達と同じように壁に叩きつけられる。 「ガハァッ!」 背中を打って息が苦しい。 早くここから動かなければ。また爆発が起きないとも限らない。 カラン、カラカラ・・・ そこに殺し合いの場には場違いな軽い音が響いた。 騎士は足元を見た。 ボン! 途端に視界が真っ白になった。 「煙幕か・・・」 騎士の足元で炸裂した煙幕弾により、トンネル内は何も見えないホワイトアウトの世界 と化していた。南雲のいる所にもガスが流れてきたため、スーツで鼻と口を覆う。 「ゲフッ!ゴファ!ゲッファ!」 横の高杉はモロに食らったようだ。なんまんだぶなんまんだぶ。 そのうちだんだんガスも晴れてきた。 「あれ?」 騎士は思わず声を上げた。 奴がいない。消えた・・・? 辺りを見回してみる。炎上するスクラップがいくつか。壁にもたれかかる刑事が二人。 やはり男はいない。おかしいな・・・ 「騎士君走って!」 高杉とかいう若い刑事さんが叫びながらこっちに走ってきた。 爆発に巻き込まれた割にはとても元気だ。 ドゴォオオン!!ドッゴワヮァァァッ!!ドグワァ!ボォン! どうやらトンネル内の放置車両が次々と爆発しているようだ。 炎の壁がこちらに迫ってくる。 ドゴォォォォォオォォォ!! 「うわわわわわわわあ!」 「走れ走れ走れ走れはしreikおsn!!」 3人は暗いトンネル内を走りに走った。 南雲達が検問に突っ込んでいた頃、お台場でも本格的な戦闘が始まった。 それまで比較的おとなしくしていたコホルスが群れをなして突撃を始めたのである。 同時に謎の電波妨害も終わった。 『船の科学館入り口交差点と青海一丁目交差点を結んだラインを防衛線とする!』 『避難者は湾岸線東雲方面に誘導!徒歩の避難者はあけみ橋やのぞみ橋を渡らせ て有明地区に誘導せよ!』 『SAT、並びに各機動隊に対し発砲許可が出た。今後は状況に応じて射撃せよ。』 『ガス筒発射器は水平発射!あいつに催涙ガスは効かないぞ!』 さまざまな内容の無線が飛び交う。 『最後に。』 『本部より各員へ、事態は今もなお悪化している。諸君らの奮戦を期待する。 これは・・・戦争だ。』 ブツッ。歯切れの悪い音で本部からの無線交信は終わった。 「戦争・・・か。」 第6機動隊第3小隊長、武富浩司警部補はぼやいた。 「警察官に戦争やらせようとするなんざ正気の沙汰じゃないね。」 小隊員の高野巡査部長が言い返す。 「上が決めた事だ。しかたがあるまい。」 「しかしですねぇ・・・」 そこに無線が。 『怪生物を視認!』 『ガス筒発射器構え!』 『拳銃を抜け!』 まわりの機動隊員も各々戦闘準備をしている。 「この続きはまたな、高野。」 高野は不服そうな顔をしていた。 ズドドドドドドドドドド・・・・・ 地響きを立ててコホルスの群れは接近してきていた。 来るなら来てみろ。足6本のカニ野郎。 武富はそう吐き捨てた。 「イテッ!」 「男なら耐えろ。高杉。これで最後か・・・」 言いながら南雲は高杉の切り傷に絆創膏を貼る。 「さてここからどうする?」 アクアシティお台場まではなんとかして来た。歩いてだが。 「どうにかして現地対策本部に潜り込めればいいんだが・・・」 「それまでにバケモノに襲われるか機動隊に誤射されて死んじまいますよ。」 高杉がわめく。しかし機動隊に撃たれる方は実際にありそうだ。 ここでも断続的に聞こえる銃声。連射しているという事はSATもまた出張って来ているのか。 ターン、タタタタタタターン、タンタン。 風に乗った銃声だけが聞こえてくる――― その銃声の発信源はそこから600m程の所にあった。 「山上!弾だ!弾持ってこい!」 「バカ野郎!ガス筒は水平にぶち込め!」 「防御隊形を崩すな!」 「担架をこっちに!」 船の科学館横の敷地はまさに戦場と化していた。 負傷者が次々と担架で運び出される。 彼らの血で付近の道路や建物の壁はところどころ赤黒く染まっている。 車両からの高圧放水も一応行われてはいるが、頑丈なコホルスにはほとんど効いていない。 『全部隊持ち場を死守しろ!』 そんなんできるかバカヤロー!!!武富は心中に愚痴った。 バババババババババ・・・・ 上空ではヘリが飛んでいる。見ると警察ヘリの青色でもなくテレビ局でもない。 迷彩塗装・・・自衛隊機だ!! 自衛隊のヘリが俺達の上空を飛んでいる。 そこから援護してほしいもんだ。上を軽く見上げつつまた武富は愚痴った。 ふいに空気が揺らぐ感覚がした。俺も年だな、目まいとは・・・ いや、これは違う・・・? シャン! なんだ一体? あたりを見回す。その答えはすぐ見つかった。 武富達の横、東京国際交流館が倒壊しているのだった。 もちろん、武富達のいる交差点に向かって。 ズズズズズズズズズ・・・・ 「退避ー!!退避ー!!」 声の限り叫ぶが、乱戦の中では聞こえたものではない。 武富の声にやっと気付いた数人が逃げ出したものの、既に遅かった。 ズゴォォォォォォォォォォォォォォンンン・・・・・ お台場中に響く轟音。そして通りに溢れ出す猛烈な煙の噴流。 それはそこにあった物すべてを飲み下すと、さらなる獲物を求めるかのように 広がっていった。 『第6機動隊第1大隊、及び第9機動隊第3大隊との連絡不通!』 『第8機動隊第3大隊損害大!増援求む!』 次々と報告や連絡が入ってくる。現場が地獄なら、こっちも地獄だろうと思えるほどに ひっきりなしに通信が入る。 「この分じゃあお台場防衛なんて・・・」 「コラ。」 つい本音を漏らしそうになった高杉をたしなめる。 しかし高杉の言うことも・・・と思えるほど機動隊の損害は増え続けている。 そして本部内の空気もだんだんピリピリとしてきている。 『上空の自衛隊ヘリより連絡!』 なんだなんだ。 『船の科学館横にて、建物の崩壊が発生。同地に展開していた機動隊が大損害を受けた模様!』 「建物の崩壊だと?」 本部長が聞き返す。 能力者の仕業か。奴らなら建物をぶった切る位どうということは無いだろう。 「ところで騎士はどうした?」 南雲は高杉に聞いてみた。 「本部のどこかに居るはずですが・・・」 現在の現地対策本部は有明スポーツセンター脇の空き地に設けられている。 かなり簡単な造りだ。 と、本部長がなにやら腕組みをして考え込んでいる。その周りには幹部級の連中も。 重大な発表でもあるんだろうか・・・ 本部長がイスから立ち上がる。 「・・・本日20時を持って機動隊各隊は台場、並びに青海地区より完全に撤収。同地区を封鎖する。」 これにはさすがの南雲も驚いた。 「さらに同時刻をもって本事案を・・・自衛隊との共同作戦とする。」 南雲は座っていたイスから転げ落ちそうになった。 警察が自らの負けを認め、さらに自衛隊と共同作戦・・・? 「まさしく・・・コイツは戦争だ。」 撤退作戦は夜間ということで多少難航したものの、ほぼ予定の20時には撤収が完了していた。 機動隊の車列が封鎖が一時解除された東京港トンネルに入っていく。どの車両にも機動隊員が満載になっている。 その中に、武富も混じっていた。腕を包帯でグルグル巻きにしている。 幸い武富のケガは腕と足の骨折ぐらいで済んだ。しかし仲間たちは――― 瓦礫の中から救い出されたのは武富の他は数人程度だった。 あの時俺がもっと叫んでいたなら・・・ 武富は悔やんでも悔やみきれなかった。 機動隊車両がお台場からほぼ撤退したころ、入れ違いに自衛隊の各車両が有明地区に進入してきた。 高機動車、73式大型トラックなどの輸送車両、軽装甲機動車、82式指揮通信車などの装甲車両 が車列を成してお台場を行進していく。 また、部隊の移動は海、空でも行われていた。 横須賀基地からはイージス護衛艦「こんごう」ミサイル護衛艦「しまかぜ」を始めとする 護衛艦隊が緊急出港した。 木更津駐屯地からはCH-47JA、UH-60JAの編隊が飛び立った。目指すは新木場にある 東京ヘリポート。そこが今回の作戦の拠点となる。 決戦の時は刻々と迫っていた。 深夜11時。 お台場上空では自衛隊ヘリが夜間監視飛行を行っていた。 その中の一機。 キャビンでは赤外線暗視カメラで、前園さゆり一等陸曹と後藤雅義二等陸曹がいまや無人のお台場地区を 監視していた。 「・・・・・」 お互い会話らしい会話は無い。それぞれが仕事に没頭している。 いい兆候だ。前園はそう思った。 「・・・ん?なんだありゃ?」 不意に後藤が声を上げる。 「どうした後藤。」 「青海で何かが動いたような・・・」 前園が無線に吹き込む。 『竹田三尉、悪いがもう一回今のところをゆっくり旋回してくれ。』 『了解。』 ヘリ内ではコクピットとの会話に(基本的には)インターコムを使う。 「どうだ?」 「んー・・・・あ・・?ああああああああ!!!!」 「いきなりうるさい!なんだ一体!何が見えた!!」 「テ・・・テレコムセンターが!」 前園も窓に暗視カメラを向ける。 そこには信じられない光景が広がっていた。 テレコムセンタービルを突き破り、なにか巨大なものが生えている。 植物・・・?いや、そう言うには相当にグロテスクな代物だ。 あらぬ方向に曲がりくねった部分にはトゲのようなものが見える。 気色悪い。それが正直な感想だった。 「・・・・・」 さっきとは違った沈黙。 「後藤。本部へ報告。」 「了解・・・」
https://w.atwiki.jp/chronosplayer/pages/536.html
基本プロフィール 生年月日 1980年1月13日 職業 芸人 クロノスプロフィール 総参戦回数 1 賞金獲得回数 0 復活回数 0 逃走時間 26分48秒 逃走率 44.67% 逃走ポイント 4万8240 各回成績 逃走中 出演回 逃走時間 逃走率 逃走ポイント 順位 備考 ジャンプ!お台場 26分48秒/60分 44.67% 48240 8位/12人 略歴 吉本の養成所で出合った村上知子・黒沢かずこと共にお笑いコンビ「森三中」を結成。2000年には日テレ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」にて浜田雅功に猛アタックする企画で知名度を上げた。その後も時には裸を厭わない過激な仕事に挑戦するなど「女ダチョウ倶楽部」として奮闘。現在も日テレ「世界の果てまでイッテQ!」やTBS「それって実際どうなの会」などに出演。「イッテQ」では「温泉同好会」の「大島親方」として他の女性芸人を引っ張っている。 一方、学生時代にはいじめに遭っており、体を張るのも「いじめられていた時と比べたら大したことない」という背景がある。 2002年に放送作家の鈴木おさむと結婚。その様子をフジ「めちゃ×2イケてるッ!」で取り上げられ大きな話題となった。2014年には妊活のため一時休業。2015年に念願の第1子を授かっている。 クロノス略歴 逃走中1回、「ジャンプ!お台場」編の参戦。 目標金額は72万円/108万円(40分相当)と現実的金額。 ゲーム開始からアクアシティの中に潜む中、最上階では追い詰められる可能性があることから中間地点に移動する戦略を見せるが、緊張のあまり屁をこいてしまう。 時限装置解除ミッションでは屋上に上がった所で運よく宝箱を発見しすぐに解除に成功する。 脱出ミッションでは再び出口を探す中、アクアシティ6階で通路の先にハンターを発見しエスカレーターを使って急いで降りるが、降りた先で別のハンターに出くわし悲鳴を上げながら逃げるも確保。確保後も悲鳴と共に「怖かった…」とハンターの恐怖に怯えていた。 ▽タグ一覧 ジャンプ!お台場 芸人