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御地屋爺丸の作品を読む 作者概要 あとでここに記載 作品一覧 鬼の学園 妖怪学校へようこそ 今川駿次のこわい話 重力的受難 わたしとおじいちゃんはMIB 体育教師とべっぴん幽霊 最後の母の日
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ぼうはんみらいちゃん 携帯画像 都道府県 神奈川県 肩書き 戸部警察署・西区防犯協会キャラクター 公式サイト https //www.police.pref.kanagawa.jp/ps/37ps/37mes/37mes010_05.htm 解説 管内の「みなとみらい」と「犯罪のない明るい未来」という意味を込めて名づけられた。西区の「西」という字をモチーフにした髪型で、桜の名所が西区内に点在しているので、桜の髪飾りをつけています。 攻略難易度 ★★★★★難。横浜市西区のイベントで会えるかな? 名刺の有無 ? 狙い目イベント イベント情報
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氷室グラス&氷室ソルベ→グレイシア&色違いグレイシア カカオ(ネコ)→チョロネコ ショコラのおじいちゃん→ムーランド、フランス産必須 -- (オヴリビオン) 2013-10-14 20 10 36
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星川リリィ リリィ、この辺りの地図を全部覚えといたよ。だから安心してリリィに任せてね。 フラン へぇ、それは頼もしいじゃない。 星川リリィ アイドルとして、これぐらい基本中の基本だよ。 じゃないと、路上ライブの場所選びにも困っちゃうもんね~。 フラン 今時のアイドルって、結構物知りね。 途中何事もなく、ついでに部品も無事揃えられたし。 星川リリィ ふふふ~ フラン それじゃあ戻りましょう。外出が長引くと、みんなに心配をかけちゃうから。 星川リリィ だよね、わかった! うぷっ……! 痛い!? フラン (まさかゾンビ!?) こ、ここはこの前フェミリスからもらった「非致命的・物理学聖剣」の出番ね! 老人 お嬢ちゃん、ここでなんばしよると? フラン これでもくら……え? 老人 さき声聞こえたけん、なんかあったかと思うて、そうかお嬢ちゃんたちやったとか。 ごめんね、怪我しとらんね? 星川リリィ 大丈夫大丈夫~、リリィ強いから! 老人 そう、元気そうで何より、そいばってん、今外危なかけん、こっちに来て隠れよう。 星川リリィ ありがと~、でもリリィたちは、今から集めた部品を持ち帰らないと。 みんなが待ってるから。 老人 そう、そりゃあ、お疲れたい。 星川リリィ おじいちゃんは、リリィたちと一緒に来ないの? 老人 ううん、今はこのテレビ番組ば見ときたか気分やけん。 ほれ、あめ持っていきんしゃい。 そいぎ、わたしは帰るけん、あんたたちも気ぃ付けて。 星川リリィ わかった、おじいちゃんも気をつけてね~ フラン ゾンビになっていない普通のお年寄り…… 街中の人がみんなゾンビになったかと思ったけど、もしかしてそうでもないのかしら? でもその落ち着きっぷり、さすが年の功ってやつね。 フラン フェミリス、生存者のことだけど、彼女たちの共通点について調べてもらえないかしら。 フェミリス お安い御用です~ 実はフェミリス、最初から資料を集めてました。 フラン というと? フェミリス フェミリスはゾンビたちの「おしゃべり」を分析してみました。 フラン あぁ、あの「うぉうぉうぉ」ってやつね…… フェミリス そして訳してみました。 「ああ、仕事イヤ」「休みがない!」「もうすぐテスト……」「上司に怒られた」「分割払いの期限が切れた」—— と言っているようです。 フラン ??? あなた、バグったんじゃない?
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旧世代のジーンと同じ細胞の記憶を内包し、T2としてより進化したおじいちゃんのメモリビト。 遺伝子に対して強い関心を持つ。戦いは好まない温和な性格の持ち主。 インタビューでインビジブルと話していた際もその温厚さがうかがえる。 エターナルとジョーカーとの戦いを見て彼の味方となった。
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変態おじいちゃん 学科:PM パート:Gt Ba Vo やりたいパート: 好きなバンド:Bump Of Chicken 米米CLUB えあろすみす 好きなジャンル:ロック 音楽への思い: 入部理由:ハワイアンにほれた!! コレだけはゆずれないコト:年内に彼氏を作る 自分を一言で表すと:ホモ みんなに一言: さやは変態です!!
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768 :名無しの心子知らず:2010/10/20(水) 15 48 38 ID aqTwUhsU ライダーベルトの流れをぶった切って 鞄に自作ぬいぐるみをストラップのように付けていたんだけど そのぬいぐるみがしていたマントと帽子を取られた… 帽子はリボンが解けて床に落ちてしまい、それを拾おうと した時に先に取られ それに気を取られている間にマントもはぎ取られてしまった 取り返そうとしたらなんかテンプレでもあるのかって感じに、 こっちを泥棒扱いしてきたり 親子そろって自分のだと主張してきたりで面倒で、そうやってる間に 近くの交番からお巡りさんが 騒いでる場所から徒歩数分の所に交番があったから、誰かが 呼んできてくれたらしい 泥親子はお巡りさんがきたら、私が泥棒したんだと散々騒ぐ。 子供も自分のを取られる!といって泣く…で、軽くカオス それでもとりあえず泥の主張が落ち着くまで待ってから此方も反撃した この帽子もマントも、自作のぬいぐるみに合わせて自分が 作った物だと主張 そこで泥に騒がれたけど、証拠もあるといって携帯を出す どれも作った時に友達にリアルタイムで報告していたから デザイン⇒型紙⇒裁断⇒縫製⇒完成と写メが順番に全部残ってる それを見せて、全部自分のだと主張したら、お巡りさんも ちゃんと信じてくれた まぁ、証拠がそれだけあるんだから疑う余地はないだろうけど 泥は親子そろって、こんな小娘に作れるはずがない! 写真も盗んだんだ!とか意味不明な事を言ってたけど 結局主張子供引っ張って逃げていった 近くにいたおじいちゃんが、災難だったねとココア奢ってくれて、 なんかそこで漸く落ち着けた お巡りさんもこの人が呼んでくれたらしい マントはヒステリー起こした泥に破られてしまったけど、 この程度なら直せる… ついでに色の違う生地当てて、ハロウィン仕様にでもしようと思う とりあえず一番お気に入りのぬいぐるみ本体が無事だったからよかった… 771 :名無しの心子知らず:2010/10/20(水) 15 56 39 ID 0+qUwvAU 768 自作の証拠が残っていて本当によかったね・・・乙でした。 おじいちゃんにもGJ 次のお話→802
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おじいちゃんの中身を想像してみた。セガールの人じゃありません -- 奈良鹿 (2008-06-01 01 24 43) いやこれセガールだろwwwwwwwwwww -- 名無しさん (2008-06-01 01 26 03) 悪い作者、セガールにしか見えんわw -- 名無しさん (2008-06-01 01 29 16) セガールにしか見えないに一票 -- 名無しさん (2008-06-01 01 31 11) これは渋い外国人系(←カナ:セガール)おじいちゃん。高校生年代の女子PTメンバーにも密かな人気がありそうだなww -- 名無しさん (2008-06-01 01 31 47) ナイスセガール! -- 名無しさん (2008-06-01 01 32 23) 勇士セガールの姿、しかとこの目に焼き付けておきました -- 名無しさん (2008-06-01 01 41 17) セwwwwガwwwwーwwwルwwwwww -- 名無しさん (2008-06-01 01 47 08) 戦闘能力を考えたらセガールであってもおかしくないな -- 名無しさん (2008-06-01 02 04 03) 「こんな糸じゃ俺は殺れねえなぁ」もちCvはあの人で -- 名無しさん (2008-06-01 02 26 41) うわカッコイイなぁ、さすがセガール -- 名無しさん (2008-06-01 03 13 20) セガールじゃねーよ、ただのコックだよw -- 名無しさん (2008-06-01 06 32 55) 「沈黙の老兵」 -- 名無しさん (2008-06-01 08 34 16) これなら宇宙人の軍勢が逃げ帰ったのも理解できる -- 名無しさん (2008-06-01 11 45 37) ちょっと老けたアナベル・ガトーに見えた -- 名無しさん (2008-06-01 12 40 48) どうみても沈黙の艦隊 -- 名無しさん (2008-06-01 12 49 05) ↑沈黙の戦艦じゃね? -- 名無しさん (2008-06-01 13 50 49) ラタビノット司令官ではなくて? -- 名無しさん (2008-06-01 13 52 28) ↑3 『艦隊』だとシロー・カイエダが原潜で暴れ回る漫画の方だよ。セガールは『戦艦』だね -- 名無しさん (2008-06-02 20 42 07) 名前 コメント
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【上田明也の探偵倶楽部35~君の願いを僕の祈りを~】 COAと呼ばれるネットゲームをやったプレイヤーの中で行方不明者が続出している。 そのような噂が出始めてからすでにいくらかの時間が経っていた。 俺はその噂を調査する依頼を受けてCOAの世界に都市伝説「赤い部屋」の力で入り込んでいた。 今回の舞台は冬の国である。 その中でも北の果て、最北の村に俺達は足を運んでいた。 「おお、そこの旅の方、今我々の村では巨大な竜と狼の群れに悩まされているのです。 どうかお助けください!」 「ニア『はい』」 「……ニアってなんでしょう?」 「勘違いだ、俺は『はい』としか言っていない。 ゲーム世界なんだし細かいことは気にするな!」 「……そうですか。」 「おお、ありがとうございます旅のお方! 竜はこの先の洞窟に隠れ住んでおります!」 「いえいえ構うことはありませんよ、私は世の為人の為に旅しているのですから。 さ、行きましょうか茜さん。」 「あ、待ってください旅の方この先は!」 「いざ行かん、無限の彼方へ!」 「あーあ、行っちまった……。」 この世界で俺はいかにも徳の高そうなお坊さんのふりをしている。 特に理由はないが西遊記を気取りたくなったのだ。 丁度俺の契約した都市伝説の「赤い部屋」が使うPCの鎧の下は獣人っぽい姿なので今の俺はまさに三蔵法師のような雰囲気だった。 「明也さん、このクエストが終われば聖杯までは残りわずかです。 途中で邪魔が入らなければすぐにでも目的の物は手に入るでしょう。 でも…………。」 「でも?」 「最初、ここに来た目的って行方不明者の捜索じゃなかったですかね?」 「ああ、そういやそうだったね。 でも誰々を助けてこいとは言われていない。 むしろ聖杯を見つけてくることの方が優先だぜ?」 「どうせ本物の聖杯じゃない、玩具なのにですか? 現実に持ち出せても大した意味が有るとは思えないんですけど……。」 「うーん、俺の予想だけどね。 確かにあれは偽物の聖杯だろう。 何の魔力も奇跡も帯びていないかもしれない。 でもあれを聖杯と見なしてサンジェルマンが何か細工をすれば、 聖杯を呼び出す道具にはなるんじゃないかな?」 「そんな滅茶苦茶な話が有りますか?」 「ああ、無いね。 もしそうなったとしても土壇場で俺がそれを奪う。 まあ本当の理由なんて結局暇潰しなんだよ。 俺も暇、奴も暇、黙って暇するくらいならそんな妙な物の探求にかけた方が生産的だよ。」 「堕落してますねえ……。」 「高みに登った人間にしか堕落は許されないんだ。 堕落は高等な人間の特権だよ。」 下らないことを喋り続けながら旅は続く。 村を出るとそこは一面の銀世界。 氷と雪とでがちがちに固められていた。 この前まで居た砂漠とは打って変わって今度の旅は極寒の大地。 この先はあまりの暴風雪で移動もままならないようだ。 「犬ぞりとか……必要じゃないですか?」 「くっ、駱駝一号を乗り捨てたのが失敗だったか。」 「だから連れて行こうと言ったじゃないですか!」 「おおい旅の方! ここから先は犬ぞりがないと進めないよ! ソリなら家にあるから買っていくかい?」 「っくそ!ドンピシャじゃないか! どうせこの村で手に入るんだろう犬ぞり!?」 「いいえ、少し戻った森林地帯でわんこを買わないと……。」 「なんでそういうこと言わないのかな茜さん?」 「言いましたよ、明也さんが聞いてないだけです! クリア経験者の話はちゃんと聞いてください!」 「くそっ、こうなったら……!」 「あっ、危ない!」 俺は足が凍るように冷たくなるのにも構わずに雪の嵐の中に踏み出した。 白い嵐の中に黒い影が舞う。 一匹、二匹、三匹、その影は時と共に増えていく。 雪原―――彼等の狩猟域――の中に一人迷い込んだ哀れな獲物を確実に仕留めるという意志の下でその個体共は群体になる。 黒い影、ここら一帯を縄張りにする狼たちはその時、紛れもなく飯にありついたと思い込んでいた。 そしてついに功を焦った一匹が獲物に飛びかかり、 それに続いて二匹目三匹目が飛びかかり、 大量の狼たちが雪原に迷い込んだ男に襲いかかった。 だが、群れのボスだけは違った。 彼は気付いていたのだ。 ガチャリ 弾丸が装填される音 まあ気付いていたところでどうしようもない。 背後で起こった爆音に振り返る狼たち。 音の中心には哀れな姿で転がる彼等のリーダーと、この俺上田明也。 「はっはっは、この俺様がこれからは群れのリーダーだ!」 バリバリ日本語なのだがどうやら狼には通じているようだ。 何匹かの狼は俺大して戦意むき出しである。 「文句のある奴は全員かかってこーい!」 そう言う前に何匹かの狼は俺に飛びかかってきた。 さて十分後 俺は先ほどの村に無事帰ってきていた。 「……ただいまー。」 「おお旅の人、お連れさんが心配していたよ……ってうわ!?」 村のおじさんが凝視しているのは俺についてくる狼の群れだ。 普段襲撃に悩まされている村人はさぞ肝が冷えたに違いない。 「おっさん、犬ぞり売ってくれ。」 「あと俺の連れも呼んでおいてくれ、今からこいつらにソリ引っ張らせるから。 村には入らない方が良いだろう?」 「あ、ああ急いで呼んでくるよ。」 さて、これであとはドラゴンを倒すだけだ。 俺はそう思って煙草を一服することにした。 気付くと俺の後ろに子供が一人立っていた。 男の子だ。 ヤケに暗い眼をしている。 「あの、お兄さん?」 「ん、どうした坊主。」 「お兄さんって…………、ハーメルンの笛吹き男?」 「いいえ、僧ですよ。」 俺の正体を知っている? 妙なガキだ、幸い穀雨も居ないし……殺そう。 俺は迷うことなく冬の大気に冷えたモーゼルの引き金を引いた。 冬の澄んだ空気に殺伐とした銃撃の音が響く。 何度でも何度でも、有らん限りの弾を撃ち込む。 俺も流石にこれだけで少年の命を刈り取れるとは思っていなかったが…… 「これは、へこむぞぉ?」 「お兄さんがハーメルンの笛吹き男なら、僕のおじいちゃんの仇だよ。」 俺が撃ち込んだ銃弾を少年は全てつかみ取っていた。 「だから、僧だよって言っているじゃねえか! 何か文句有るのか?」 「わかったよ、そうなんだね。」 「そうじゃねえ!僧なんだ!」 次の瞬間、少年は見た目からは予想も出来ないような動きで殴りかかってきた。 その拳は俺の顔面に触れる直前で見えざる手に弾き飛ばされる。 「……糞餓鬼め、人間のくせにこの俺に都市伝説使わせやがって。 恨みなら買う覚えは幾らでもあるが雑魚らしく素直に近代兵器でくたばりやがれ。」 俺はスカイフィッシュの都市伝説で少年の身体を思い切り弾き飛ばしたのだ。 しかし、本来であればスカイフィッシュの速度で少年の身体は両断される筈だった。 目論見が外れた、か。 異常に丈夫だ。 丈夫ではあるが、都市伝説の気配は感じない。 そもそも都市伝説の気配が無かったからここまで丈夫だとは思わなかったのだ。 「お前のせいでおじいちゃんが死んだんだ!」 「おじいちゃんおじいちゃんうるせえよ! 可愛い女の子でもないくせにおじいちゃん連呼するんじゃねえ! きもいわ!ていうか老若男女殺しまくっているから誰のことかしらねえし!」 「馬鹿にするな!僕にとっておじいちゃんはたった一人だったんだ!」 「あ、でもお前女装させれば結構可愛いなあ。 良いぞ、俺の命をいつも狙う女装っ男。 毎晩悔しさに歯がみしながらも快楽に溺れていく訳だ。 良いぜ良いぜ、お前、かかってこいよ。 返り討ちにして下僕にしてくれる。」 「…………?」 「あ、ごめんね。まだ早かったよね。 大丈夫、君を足腰経たなくしてからゆっくり教え込んであげるから。 無論、身体にな。 さーかかってこい糞餓鬼、お前のおじいちゃんの仇は多分俺だ。」 「やっぱりそうなんじゃないか! あの金髪のおにいちゃんの言うとおりだっ――――――!」 其処まで少年が言いかかったところでスカイフィッシュの一撃が入る。 今度は良いところに直撃したらしく、赤い血が……? 違う。 血の色が違う。 白い、真っ白だ。 「……お前、人間か?」 「知らないよ、僕は金髪のお兄ちゃんにこの力を貰ったんだい!」 成る程、俺の為に面白い趣向を用意してくれたらしい。 俺は中々気の利く友人をもてたようだ。 「そうかー、じゃあ残念ながらそのお兄ちゃんは俺の友達だ。 君はきっと俺に遊ばれる為に力を与えられたかわいそうな子だよ。」 「そんなことないもん! 金髪のお兄ちゃんは人殺しなんて許せないって言っていたもん!」 「そーなのかー、じゃあもっと残念なことに君も人を殺そうとしている訳だ。」 「――――――――――!?」 「もっと気になるんだけどさ、君のおじいさんってそもそも人だったのかな? 人殺しが許せないんだよね? まあそうだよね、その感覚は普通だ。 でも君のおじいさんはじつは邪悪な悪魔で世界征服を狙っていたと言ったら信じるかな?」 「そ、そんな馬鹿なこと……」 「ああ、あり得ないね。だって今の嘘だもの。 君のおじいさんは俺の手にかかってそれは残酷に死んだよ。」 酷い嘘だ。 俺はさっきまでお前の爺さんなんて覚えていないと言ったのだ。 その通り、俺はまったくこの可愛らしい少年の祖父など覚えていない。 「でまあここで質問。 君は人殺しについてどう思っているんだ? 人殺しが許せないんじゃないだろう? おじいちゃんを殺した人間が許せないだけだ。 俺が人間を殺した事なんてどうでも良いと思っている。」 「そ、そんなの、人を殺しちゃ駄目じゃないか!」 「じゃあなんでお前は俺を殺そうとしているんだ! 矛盾しているじゃないか!え? 俺は良いと思ってるね、俺にとって邪魔なんだから人の一人や二人勝手にオッ死ねと思ってるよ。 お前は人を殺せないなら俺を殺すな!俺こそが間違いなく人間だ!」 「ぼ、僕は人だって殺せるもん!お前はじいちゃんを殺したじゃないか!」 「この人でなしが!お前のお父さんお母さんはそんなことさせる為にお前を生んだんじゃねえ! お前に幸せになって貰う為に生まれてきたんだ!」 「お前を殺さなきゃ僕は幸せに……」 「なれないと思うか? 逆に聞くぜ、いくら仇でも人を殺してしまったお前を受け入れてくれる人間は居るのか? お前の両親ですら人殺しのお前を受け入れてくれないだろう。 お前は人を殺さない方が幸せになれる! さぁ殺すな!全力で俺を殺すな!」 そう言って俺は自らの身体に深くナイフを突き立てた。 「ほら、見ろ! 見てみろ!これが人間の身体だ! 血がどくどくと流れている。 このまま放っておけばあと数分保たずに死ぬ! お前の仇はこんなにあっけなく死ぬんだ! そしてこんなあっけないものを殺すだけでお前の人生もあっけなくお了いになる! 嫌だったらさっさと助けでも呼んでこいよ! ほら!急げ! このまま見捨てたらお前は人殺しだぞ?」 「う、う、うわあああああああああああああああ!」 「ほら、やっぱり殺せないんじゃないか糞ガキめ。 だったら人を助けて生きて行きなさい。 その方が君に向いている、さあまずは俺を助けたまえ。」 少年は助けを求める為に村の中に走っていった。 それを確認してから俺は自分の身体に回復薬をかけた。 五分後 俺は村の人と茜さんを連れてきた少年に説教と言う名の洗脳を始めていた。 村の人にはさっさと帰って頂いた。 「そうだよ、『君は人なんて殺せない心優しい男の娘』だ。 良かったね、君の手が赤く染まらなくて俺はとても嬉しいよ。 そのまま『復讐なんてやめるんだ』。 君のおじいさんを殺してしまったことは俺も正直悪かったと思っている。 今からでも謝らせて欲しいくらいだよ。 君の体を弄った男について俺は知っている。 俺の昔なじみの友人でね。 先ほど言った通り彼の娯楽の為に君に何かして俺と戦わせていただけだと思うんだよ。 あいつは俺のことを憎んでいたからなぁ……。 まずは俺と一緒に来い。 そして布団を敷こう、な? そういえば君は俺の名前を知らなかったね。 俺の名前は笛吹、笛吹丁だ。 さあついてきなさい、あと君の名前も教えてくれよ。」 「え、ああ…………。僕の名前は……」 少年が口を開いた瞬間だった。 彼の身体が一瞬で火に包まれる。 彼の命が燃え墜ちる。 「―――――――!?」 「裏切り者め…………、簡単に踊らされやがって!」 今度は俺と同じくらいの年頃の男性が村の入り口に立っていた。 腕に炎を纏っているところから見ると少年を灰に変えたのはどうやらこいつらしい。 「しかもサンジェルマンまで俺たちを騙していたっていうのか!? まあ良いや、ハーメルンの笛吹き、名前は笛吹丁だな……。 覚えたぞ!」 そう言うと男はもの凄い速さで逃げ出した。 俺に勝てないと踏んだのだろうか? 「待て!」 と言って待つ道理はない。 男は一瞬でその場から消えてしまった。 「チッ、おいそこのガキ! 大丈夫、……じゃあねえな。 ゲームの世界だから死んでいるのかどうか解らないが……。 もしかして俺余計なこと言っちゃったかな?」 「明也さん……。」 「ん、この子供はまあどうでも良いよ。 それよりも我が友の実験の邪魔しちゃったかもしれないのが心苦しいなあ……。 さっ、急いでドラゴン狩って現実世界に戻ろうぜ。あいつから今の奴らについて話聞かなきゃ。」 その時茜さんは泣くような脅えるような顔をして俺を見た。 彼女の気持ちは解るのだが、同じ気持ちになれる訳じゃない。 彼女もまた俺の気持ちなんてわからないのだ。 ああ、俺の気持ちを解らない奴なんてみんな居なくなっちゃえば楽だろうに。 【上田明也の探偵倶楽部35~君の願いを僕の祈りを~fin】
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小ネタ 私はこうして上琴にはまった 続 両親編 ここは第7学区のとある喫茶店学園都市一のおしどり夫婦がいつものようにイチャイチャしてるところへ一本の電話が入った。Prrrr「はいもしもし、上条です」『おお、もしもし当麻くんか。俺だよお久しぶりだなー』「旅掛さんですか!お久しぶりです。どうしたんですか?」『クリスマスに帰国することになってね、実家に帰る前にそっちに寄っていこうかと思ってね』「そうですか。大歓迎ですよ」『美琴は元気か?相変わらず当麻くんを困らせているんじゃないかな』「いやいや、そんなことないですよ。いつも元気ですよ」『ベッドの上でもかね?』「えーっと・・・はい!」『そうかそうか。それなら期待できそうだな』「はい?」「詳しい話は帰ってから聞かせてもらうよ。それじゃあ」「ちょっ旅掛さん?切れちまった・・・なんだったんだろう最後の?」長電話?でせっかくのイチャイチャに水を差されて、ご不満な様子な美琴が聞いてきた。「どうしたのよ?」『いや、”美琴はベッドの上でも元気だ”って言ったら”期待してる”って言われちゃって・・・』「な、何言ってんのよ////し、仕方ないでしょ(だって当麻とするの気持ちいいんだもん・・・)」「何か言ったかー?」「別に何も!それで期待してるって・・・ん?そういえば・・・」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~今年の正月「ねえねえ美琴ちゃん、まだママに孫抱かせてくれないのかなぁー?」「そうだぞ、美琴を当麻くんに取られた今、麻琴ちゃん(暫定)が最後の希望なんだ!」「分かってるわよ//今年中に吉報聞かせてあげるから!」「その言葉忘れるんじゃないぞ!」「楽しみねぇ!」「美琴さん、少々よろしいでしょうか」「はい?なんでしょうお義母様」「親としてはあの子と結婚してくれて、すごく嬉しいです。なのでこれ以上贅沢を言うのはお門違いなのかもしれません」「いえいえそんなことありません!なんでも言ってください」「そうですかそれでは・・・死ぬ前に孫の顔が見たいんです」「し、死ぬなんて・・・大丈夫です!次この家に来る時は子供を連れて来ますから!」「あらあら」「おじいちゃんと呼ばれたいなぁ」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「美琴?大丈夫か、汗ダラダラだぞ?」「当麻ぁぁ!やばいやばい!こうしちゃいられないわ」「どうしたんだよ美琴?一旦落ち着け、な?」「お父さんが言ってた”期待してる”って孫のことよ!あの時は1年あるし何とかなるって思ってたけど・・・って当麻?」「やばい・・・俺殺されるかも・・・」「えっなんで?嫌だよ!」「今年の正月に父さんと旅掛さんに”来年孫の顔見せなかったら・・・分かってるよな?”って言われてたんだった・・・」「今から作ろうよ!」「は?でももう時間ないぞ?今年もあと2週間しかないぞ」「それでもよ、なんらか奇跡が起きて出来るかもしれないじゃん!」「よ、よし頑張るぞ!俺達の命が懸かってるんだ!」「いいぜ・・・1週間で美琴が妊娠しないなんてふざけた幻想、俺がこの右手でぶち殺す!!」この日から臨時休業した喫茶店で、虚しい努力を続ける夫婦の姿があったそうな。 クリスマス当日無理でした。「「ああぁぁ・・・」」暗くなったにもかかわらず、蝋燭一本点っているだけ喫茶店にはどんよりとした雰囲気が漂っていた。それもそのはず。今日限りの命かもしれないのだ。そんな重苦しい雰囲気を打ち消すような、明るいベルの音が響いた。PINPON♪普段は楽しい来客を告げるこの音も、今ばかりは聞きたくなかった。覚悟を決め、ひと思いにドアを開けると、そこに・・・4人のサンタがいた。「「は?」」「「「「メリークリスマスお二人さん」」」」「その声・・・旅掛さん、美鈴さんに親父達?」「流石にバレちゃうかー」「そりゃそうだ」「中年にもなってこの格好は恥ずかしいと思うんだけどな」「あらあらよくお似合いですよ当夜さん」「どうしたのかな、美琴ちゃん」「いや、怒らないの?」「何を?」「えっと・・・約束破っちゃったこと・・・というより気づいてた?」「もちろん!親なんだからなんでもお見通しだよ」「まぁまだ先は長いし、ゆっくり待たせてもらうことにしますよ」「「母さん、父さん・・・」」「「「「た・だ・し、次はないからな(ね)その時はじっくり・・・」」」」「「ひいいいぃぃ」」あまりの迫力に冷や汗をかいてしまった。可哀想に、美琴も上条さんにしがみついて震えている。「というわけで、これ私たちからのプレゼント」そう言うやいなや、美鈴さんが袋から取り出した包みを投げてよこした。中には ”超絶媚薬「驚きの11連射」”や”サルでもできる簡単産み分け法”などなどが入っていた。因みに美琴は産み分けの本を開いた瞬間に、電撃を撒き散らしながらマット(ベッド)に沈んだ。「あらあら、美琴ちゃんってば早速その気になったのかなー?それじゃそろそろおいとまするわね」なんてこと言いやがる。「不謹慎ですよ美鈴さん・・・」その言葉を華麗にスルーした美鈴さんは帰り際に「性なる夜に乾杯!」と爆弾を投下してきた。一気に疲れた気がする。「まぁ・・・かなわねえな」そう呟いて、11連射媚薬片手に美琴の待つ部屋へと向かった。明日の寝不足不可避だな・・・不幸(幸せ)だぁ!