約 2,010,599 件
https://w.atwiki.jp/tsukuo2net/pages/188.html
―――大佛家 「孝美嬢に呼ばれたんだが……」 「い、いま出かけてますので……待ちます?」 「そうだな」 そのまま居間へ。御茶と和菓子を出し。……妙な雰囲気。 クロードもやっぱり人の家なので下手に動けないのか、何かしら考え込んでいる。 「あ、あのー……」 「ん?」 「い、いえ…… なんでもないです……」 試しに色香を漂わせてみたけど、クロードには何の変化もなく、そうか。の一言で再び考え事を。 クロードに思いを伝えよう、としても寮や喫茶店だと他の人もいて…… と、神社まで来てもらおうと電話をしてみようとも、恥ずかしくてかけれず。 結局、そんな沙羅を見た孝美がクロードを家に呼び、後は沙羅次第、ときっかけを作ってくれた。 そう、あとは沙羅次第なのだが、この程度じゃ駄目なのかと。クロードの傍には常に女性でも惚れてしまいそうな美人がいるのだから。 「はぁ…… 魅力ないのかな……」 「……何を言ってる?」 「ほえ!?ああああの、それはっ!?」 心の中でーのはずが、つい思わずボソッと小さな声で言ってしまったのだ。 「耳は良くてな、特に女性の声は聴きやすい。……小さな声で悩みを言うのは聞いて欲しいと願うからだ」 「……あぅぅ」 「一応、魅力は十分だ。ったく、香水か?少し普段とは違ういい匂いもするしなぁ。自信は持っていい、僕が保障しよう。一人身だったら既に襲ってるぞ」 「……お、襲います?」 冗談交じりに。でも少し望みを持って。 これで襲われたら…… うん、それはそれでOK?多分。 「一人身だったらの話だ。セレナとの約束でな」 「……それは残念です。でもちょっと自信が持てたかな?」 「……そうか、それは良かった」 クロードの隣へ、静かに近寄り。 「……わ、私が好きになるのは勝手だよね んっ……」 「……っ、沙羅嬢」 ダメ元で、口付け。 唇と唇が触れ合った瞬間、やっぱり駄目だと沙羅の中で気づく。 何をしても、クロードは襲ってこない。 セレナさんが好きだから。 思いを断ち切るキス?断ち切れない。 そう思った瞬間、目から涙が溢れ出た。 私―――何してるんだろうって。 「わ、私は、あ、貴方がっ…… 好きで…… す…… ぐすっ…… こ、答えてくれなくても、良いですから……」 「……沙羅」 「クロードが…… セレナさんを愛して…… わかってても……そ、傍に居れるなら居たいです…… ぐすっ」 「……」 「駄目、ですか?あ、愛人とかでも…… そ、それだとセレナさんが…… め、妾とか」 「妾?」 「あ、そ、その、愛人、のっ……奥さんが知ってる人のっ……事」 「はぁ…… とりあえず、落ち着け」 「妾、と言ったか。セレナがいても構わないと……、辛いぞ?」 「舐めたら駄目です…… じゃなきゃ言いません。でも…… セレナさんは……」 「あいつも耐える…… だろうなぁ。そう、信じたい。少し楽しみだ。何せ…… 相手は本気だからな。」 「魅力があるんです……」 この先、いばらの道を歩む事になるだろうか。でも、自分に正直に。 そんな覚悟をしてたのだが、その覚悟には合わない、軽い声が。 「ま、そんな事気にしなくても大丈夫だろう」 「え?」 「セレナとはまだ正式には籍を入れてないから妻云々はまだ未定。それに、一夫一妻という誰かしらが決めた糞ルールなんぞ無視してやる。僕は欲張りでなぁ、美女は多いほど嬉しい」 「ふふっ……それが素のクロードなの?」 普段の紳士的なクロードではなく、沙羅が見たかった、素の、少し意地悪なクロード。 「ぁ…… あぁ、そうだな。くくっ…… 沙羅。お前の愛想が尽きるまで…… 欲張りで自分勝手な僕の傍にいてくれるか?」 「……はい。ねぇ、もう一度……クロード」 「ん?」 「ん――」 今度は確かめるように。 先ほどは悲しみが襲いかかってきた。 でも、今は。嬉しさが込み上げてくる。 込み上げてきたものは、そのまま涙として流れる。 ―――嬉し涙、として。 ←Back NEXT→
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1689.html
恭子「なぁガースーよ」 京太郎「どうしましたメゲ原さん」 恭子「その名で呼ぶんやない」 京太郎「さーせん」 恭子「まあええ、許したる…んで、聞きたいことあんねんけど」 京太郎「はい?」 恭子「うちと付きおうてくれへん?」 京太郎「いいですけど?お話はそれだけですか?」 恭子「へ?あぁ、そやで」 京太郎「それじゃあ俺これから用事があるので…お疲れさまです」ペッコリン 恭子「あ、うん。おつか…ちょい待てや」ガシッ 京太郎「なんです?」 恭子「いや…おかしない?うち結構本気で告白したんやで?…あ!もしかして買い物に付き合ってと勘違いしたとか!」 京太郎「恋人としての付き合ってですよね?いいですよ」 恭子「…さてはこれどっきりやな!どこからか…」 京太郎「そんな気持ちを弄ぶようなことはしませんよ。最低じゃないですか」 恭子「う…うぅ…」 京太郎「…もしかして俺と付き合いたくなかったんですか?」 恭子「そんなことない!うちは京太郎のこと大好きや!」 京太郎「うーん…あ、なるほど。実感が持てなかったと…じゃあ…」スッ 恭子「へ?どうした」「んちゅ」「むぐ」 京太郎「ん…はむ…ちゅ…れろ…ん…ぷはっ…どうですか?」 恭子「」ポー「はっ!?えっ!?何が!! ?」 京太郎「まだ実感出来ませんか…じゃあもうヤるしかないですね…」 恭子「うそん!?まだなんか方法はあるはずやって!ていうかちょっと落ちつ」 京太郎「大丈夫っすよ。初めてでも痛みは感じさせませんから」ズルズル 恭子「あぁぁぁぁぁ……」ズルズルズルズル ………………あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛♪♪♪♪♪ カンッ
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1351.html
~基地外・周辺~ リーネ「はぁ、はぁ……」バタン 宮藤「はぁ…もう、だめぇ…」バタン ペリーヌ「はぁ、はぁ…」 ミーナ「ふぅ…明らかに体力不足ね」 坂本「あの三人はブリタニアの戦いの後軍を離れていたからなぁ。実施半年以上のブランクだ」 バルクホルン「午前中の飛行訓練でも、あの三人は問題が多かったぞ!!」 バルクホルン「少佐、今のままじゃ実戦に出すのは危険だ」 坂本「ふむ…そうだな」 俺「げほっ…おぇ、うぷっ…ばはぁ…だじげ、おぇ…」ガクガクブルブル バルクホルン「あいつに至っては体力不足云々の問題じゃ無いな」 ミーナ「う~ん…結構良い体格なのだけど」 坂本「はぁ…仕方無いな」 俺「じぬ…駄目だよごんなぐんれん…じんじゃう…」 ヤバいってキツイとか快感だとかそんなレベルじゃ無い…吐き気と勃起が治まらないレベルだよ!! 皆ハァハァ言ってるし、正直堪らんね!! 坂本「起きろ、二人共。それと半分死んでいる俺」 宮藤「さ、坂本さん!!」 ペリーヌ「少佐!!」 俺「まっでぇ…もう少しこの角度からもっさんのすべすべな脚を見させてぇ…」 坂本「やっぱりお前は一生寝ていろ」 俺「ぐっ、疲れている俺ちゃんに対して容赦無い言葉責め…流石はもっさん、つぼを心得ておるわい」ハアハア 扶桑軍人は違うねぇ、何が違うかは詳しく分かんないけど。 坂本「(無視)宮藤、ペリーヌ、リーネ、後ついでに俺。お前達は基礎からやり直しだ!!」 三人『は、ハイ!!』 俺「ん?この台詞何処かで…」 あ、思い出した。確かアニメ二期の三話の台詞だ。 と言う事はだよ、俺ちゃんもアンナ婆ちゃんの所に連れていかれる訳? 坂本「どうした俺?何か不満でもあるのか?」 俺「あ、いやいや。全然不満は無いよ~…でも俺ちゃん、飛行訓練した事無いんだけど大丈夫なん?」 ストライカーユニットにはまだ触ってすらいないしね。つかアニメだとあっちでネウロイが出たよな、それだと俺ちゃんどうしようも無いぞ。 坂本「安心しろ。あちらではその基礎を学ぶんだ、もしかしたら初心の方が逆に上手くいくかもしれん」 俺「へぇ…その場所にはいつ行くの?」 坂本「無論、今からだ!!」 四人『今から!?』 坂本「当たり前だろう。宮藤、リーネ、ペリーヌはストライカーユニットでこの地図に書いてある場所へ向かえ。俺は…どうしようか」 俺「考えて無かったの!?その場のテンションで物事を決めちゃ駄目だよもっさん!!」 三人はストライカーユニットで飛んで行けるから良いけども、俺ちゃん何かまだ魔力を持った眼鏡だよ!!ってあれ、人じゃ無い!? 坂本「もっさん言うな。まあそうだな…三人の誰かに運んでもらうか」 俺「ちょっ、もっさんそりゃ無いわー。せめて車か飛行機で連れて行くとかさぁ」 宮藤「俺さんを運んで飛ぶのは少しきついと思いますよ坂本さん」 坂本「うむむ…俺を連れて行くのに車を出すのも勿体無いしなぁ」 俺「ちょ、俺ちゃんの扱い悪っ!!完全に俺ちゃんがお荷物扱いじゃん!!」 酷いや酷いや!!もっさんが悪いだろ!!俺ちゃんはさ、こっちで皆のズボンを洗うお仕事があるのにさ!!(※勝手に洗ってます) ペリーヌ「はぁ…仕方ありませんわね。私が俺さんを運んで行きますわ」 坂本「む、大丈夫かペリーヌ?」 ペリーヌ「しょ、少佐がお困りなのですから、助けるのは当然です///」 坂本「…すまないなペリーヌ。本当に助かった、俺が飛べない分の負担がお前にいくのは申し訳無いがよろしく頼む」 ペリーヌ「は、ハイ♪」 俺「……俺ちゃんは悪くないよね?悪くないよね?あれ、何か目から汗が…」 ちくせう…もっさんめ、帰ってきたら覚えてろ。絶対に予備の白スクを盗んでやるからな!! ~ヴェネツィア南部・上空~ 俺「ちーちちっちーおっぱ~い、ぼいんぼいん♪」 ペリーヌ「不愉快且つ不潔な歌を歌わないで下さらないかしら俺さん。それより地図はちゃんと見ていますの?」 俺「えっと、今がこの辺りだから…あ、多分あの島じゃ無いかな?」 ペリーヌちゃんのお手てスベスベしてて触り心地が良いなぁ~。 どんな状態で飛んでるか気になる?それはご想像にお任せしますわ。 ペリーヌ「本当にあっていますの?」 俺「大丈夫大丈夫、間違いないよ~」 ペリーヌ「では着陸しますわよ。しっかり掴まっていて下さいましね」 俺「俺ちゃんはむしろ、ずっとこうしてペリーヌちゃんと繋がっていたいです///」 ペリーヌ「ここでさよならをしてもよろしいのでしてよ?」ニコッ 俺「どうか命だけはお助けを!!」 リーネ「…俺さんとペリーヌさん、いつの間に仲良くなったんだろうね」 宮藤「う~ん…私も良く分からないよ」 リーネ「本当にここが訓練所なんですか?」 ペリーヌ「少佐に戴いた地図だと…ここで間違いありませんわね。俺さん、どうですの?」 俺「よっと…うん、印はここに付いてるしあってる筈だよペリーヌちゃん」 背後にある民家に小さな小屋…アニメで見た光景と全く同じだからまず間違いないね。 となると、次は上からアンナ婆ちゃんが降りてくるな。 宮藤「でも、誰も居ないよ?」 リーネ「よ、芳佳ちゃん、上…」 三人『?』 ヒューーン… 俺「上からデカイタライが降ってグルコサミン!?」ガァンッ!! これは予想して無かった!!これは予想して無かった!!あれ、目の前にペリーヌちゃんが三人居る?その歳で多重影分身を極めるとは……やはり天才か。 三人『きゃぁ~!!』 ペリーヌ「ネウロイ!?って俺さん!!」 ???「誰ががネウロイだい!!」 宮藤「ひゃぁ!!た、タライが喋った!!」 ペリーヌ「お、俺さんしっかりして下さい!!」アタフタ 俺「ペリーヌちゃん、可愛いねぇ…三人居れば夢の4Pが出来るよ…」フラフラ ???「(フワァー)挨拶も無しに家の庭に入るなんて、近頃の若い子はしつけがなって無いねぇ」 俺「ば、ババァ…俺ちゃんに、ぐふっ、タライを当てといて、謝りも無しかぁ~?」 絶対身長縮んだよこれェ…完全にミニマムサイズだよ、hyd○もびっくりなミニマムサイズだよ!! ???「おや?それはそこにいたアンタが悪いだろう?アタシに非は無いよ」 俺「ぷっちーん!!てめぇは、俺を、怒らせた」ドドドドドドドドド ???「なんだい?やろうってのかい、若僧?」 ペリーヌ「と、とりあえず落ち着きましょう!!」 リーネ「あ、あのぉ~…貴女がアンナ・フェラーラさんですか?」 アンナ「……そうだよ」 俺「フェラーラですってwwwあんた、後ろの二文字を無くしたら放送事故やないですかプゲラwww」 アンナ「心底腹がたったのは久しぶりだよ…」 俺「お?やっか?」 残念だなアンナ婆ちゃん……あんたがもう4、5歳若けりゃ俺ちゃんのストライクゾーンに入ってたものの。 ここであんたとはサヨナラだな!! 俺「必殺!!瞬時に女の子を昇天させるゴールドフィンガ『話が進みませんわ!!(ゴキンッ!!)』ぎゃんっ!!」ビクンビクン!! ごぷっ、中々いい一撃だなペリーヌちゃん…俺ちゃん、軽くイッチャったよ/// アンナ「変な奴が来たねぇ…」 宮藤「あの!!私達坂本少佐の命令で訓練に来たんです!!ここで合格を貰うまでは絶対に帰るなと言われました!!」 アンナ「ハァ…とりあえずその履いてる物脱ぎな」 俺「え?なら俺ちゃんはズボンを脱げば良いのかな?」 アンナ「あんたは相手にしてやらないよ」スタスタ ~小屋の前~ 宮藤「……バケツ?」 アンナ「じゃあまずあんた達には、今晩の食事とお風呂の為に水を汲んできて貰おうかね」 リーネ「水汲みですか?」 俺「めんどいから海の水で良くね?熱して塩分飛ばせばなんとかなるっしょ」 ペリーヌ「何をぶつぶつ文句を言っているんですの?」 宮藤「どこで水を汲めば……」キョロキョロ アンナ「井戸ならあっちだよ」 ペリーヌ「えぇ!!あんなに遠く!?」 宮藤「うわぁ…」 俺「橋を越えた先とか遠すぎワロエナイwww」 この先の展開は知っているから言わせてもらおう…アニメでは結構近く感じたけど、実際はアホみたいに遠いぞありゃ。 空を飛べない俺ちゃんは些かきついミッションになりそうだな。 アンナ「ここは海の上だからねぇ。生活に使える水が出るのはあそこだけさ」 リーネ「あ、でもストライカーを履けば…」 宮藤「あ、そっか!!」 ペリーヌ「そうですわ。ストライカーで飛んで行けばあっという間ですわ」スタスタ 俺「あ、ちょっ、ペリーヌちゃん。それは…」 ストライカーユニットは使えないんだけど…ってどうせアンナ婆ちゃんが言うか。 アンナ「誰がそんなの使って良いって言ったんだい!!」 三人『ふぇ?』 俺「ほらね…」 くっくっく、だがそれは俺ちゃんにとっても好都合な訳ですよ。 何故ならばこれから始まるのは…俺ちゃんも大好きなアレだ!! アンナ「(スッ)ほら、これを使うんだよ」 ペリーヌ「でも、まさか…」 二人『箒?』 俺「箒キタァー!!」 きたきたきたぁ!!スーパーウルトラ食い込みタイムですよ旦那!! 血と相棒と性欲がみなぎってきましたよぉ!! ~ちょっと開けた場所~ 俺「上がれ!!上がれ!!あれ、おかしいな…ハリポタでは上がるのに。上がれ!!」 アンナ「なぁにを遊んでいるんだい!!さっさと箒に跨がりな!!」 俺「女が股とか言うんじゃありません!!後、これは眼鏡を掛けた魔法使いのやる神聖な儀式なの!!邪魔するとマクゴナガル先生に言うぞ!!」 あれを見た後に箒を見たらついやりたくなるよね?てか俺ちゃん、今は魔法使いだし余裕で出来るんじゃね?フォイフォイ空を飛べるんじゃね? まあ今はそんな事より…ぐぇへへ、そろそろ隣で始まるぞ。 アンナ「ったく…アンタは好きにしな」 宮藤「い、行きます!!」ブゥン うわぁ・・・わわっ・・・ リーネ「うぅ…い、痛い……///」 宮藤「く、食い込むぅ///」 ペリーヌ「ぅ、くぅ…ッ…///」 俺「(ジィー)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」 見て下さい…目の前に広がるのはまさに楽園ですよ!! おまん○んに箒が食い込む痛みに耐えるリーネちゃんに芳佳ちゃん。そして何より、回りに悟られぬよう強気に振る舞うペリーヌちゃんが一番エロ可愛い!! 俺「ペリーヌちゃん俺だー!!結婚してくれー!!」ハァハァ ペリーヌ「こ、こんな時に…んっ…貴方は何を言って…///」 アンナ「そこの馬鹿は兎も角、あんた達はいつまで地面をうろうろしてんだい!!さっさと行かないと晩御飯に間に合わないよ!!」パンッ!! 三人『ひゃあ~!?』グルングルン 俺「やれやれ、皆もまだまだだなぁ。どれここは歳上の貫禄でも見せ(ry」グニュン ……今股間の辺りがグニュッて言いましたよね?いや、言いましたね。 どう考えてもハッスル・スティックとおいなりさんが箒との間に挟まった感じです、ありがとうございましたってあかんあかんあかんあかんあかんあかん。 俺「NOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!チンポジミぃスったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!息子を作る工場とパイプラインが崩壊の危機にぃ~!!」ジタバタジタバタ アンナ「煩いよ!!静かに訓練出来ないのかい!!」 俺「そっちこそうるせぇよ!!こちとら生命の危機なんじゃい!!子孫を残せないかもしれない危機なんじゃい!!」 女の子にはこの痛みが分からないから平然と言えるんだよ!! なんか頭の中に悲しい音楽が永遠と流れ続けるんだよ!?つか男はおてぃんてぃんが弱点すぎんだ!!俺も某漫画に出てくる格闘家の技習得しときゃ良かった!! アンナ「はぁ~……これじゃあんたらには永遠に合格をやれそうに無いねぇ」 ペリーヌ「ッ!!今時、ウィッチの修行に箒だなんて…時代遅れも程がありますわ!!やっていられません!!」ポイッ 俺「あばばばば、痛いよ~……ペリーヌちゃんアソコをなでなでしてぇ~」 ペリーヌ「貴方はお黙りなさい!!」 アンナ「お~や、もう音をあげたのかい」 宮藤「あ、アンナさん!!あの…私も知りたいです!!こんな修行で本当に強くなれるんですか?」 俺「……真っ直ぐだねぇ、若いってのは良いもんだ」 芳佳ちゃんのその真っ直ぐな所はすっごく好感が持てるよ。ネット(主に2ch)で心身共に腐った俺ちゃんには天さんの太陽拳並に眩しいや。 アンナ「…あんた、強くなりたいのか」 宮藤「ハイッ!!」 アンナ「何故だ!?」 俺「ここのやりとりいるかなぁ~。省いても(ry」 宮藤「私、強くなってネウロイからこの世界を守りたいんです!!困っている人を助けたいんです」 リーネ「芳佳ちゃん…」 俺「くぅっ~!!芳佳ちゃんのセリフ感動した!!ハイハ~イ!!俺ちゃんも皆を守る為に強くなりたいです!!そしてあわよくば皆とイチャイチャしたいです!!」チラッ ペリーヌ「……私の方を見ないで下さらないかしら」プイッ え、ちょっ、ペリーヌちゃんのいけずぅ~。 アンナ「……見ておいで」フワッ 宮藤「あ、アンナさん」 リーネ「行っちゃった…?」 俺「イッチャったねぇ」 うわお、アンナさんのドロワチラとか……マジで俺得。 いやでも、何度も言うけど後4、5歳若けりゃ完璧にストライクゾーンだったのになぁ。 ペリーヌ「あ…ふんっ!!もう戻って来なくて結構ですわ」 リーネ「戻って来た!!」 俺「しかしアンナ婆ちゃんは性格が若干マイナスポイントだよねぇ……待てよ、ツンデレのツンだと思えば良くね?」ブツブツ ヒューン… ペリーヌ「あ!!俺さん危なっ…!!」 俺「へ?どったのペリーヌちゃ(ガィィィンッ!!)デジャブ!?」 アンナ「また当てちまったかい?」 ぐふぅ…あんのくそババァ…絶対わざとだろ…確実に殺しにかかってんだろ。 ありゃ?またペリーヌちゃんが多重影分身してる?そんなに多用するとチャクラが無くなるぞ☆ 俺「……ペリーヌちゃん、ペロペロ」ガクッ アンナ「おや?気絶したようだね、まったく根性の無い男だよ」 ペリーヌ「こんな物を頭に二度もぶつけられれば、誰でも気絶しますわ!!宮藤さん治癒魔法を!!」 宮藤「は、ハイッ!!」 アンナ「ハァ…とりあえず今日は終いだ。あんた達の上官の話しはまた今度かね」 ~小屋~ 俺「ん~…いってぇ~…」ムクッ ペリーヌ「あ、俺さん…漸く目が覚めましたのね」 俺「あれ、その声は……ペリーヌちゃん?いや見えないから良く分かんないけど」ジィー 頭いてぇ…何が何やらさっぱりだぞ。つか何で俺はベッドの上に居るんだ? ペリーヌ「まったくもう……はい、眼鏡を掛けなさいな」 俺「ん、ありがと…ってペリーヌちゃん、濡れたタオル何か持ってどうしたのさ」 ペリーヌ「貴方、何も覚えてませんの?」 俺「うん、修行の途中からはさっぱり覚えて無いや~。てか何で俺はベッドで寝てたのかも分かんない」 もしかして、箒から落ちて頭でも打ったのかな?ああ~何かそれが一番の理由っぽいぞ。 アンナ婆ちゃんのタライに二度も当たるようなへまを俺がするとは思えないしね。 ペリーヌ「……まあ理由は追々説明しますわ。それより、何処か痛む所はありませんの?」 俺「ちょっち頭が痛い位かなぁ。でもすぐに良くなると思うよ」 ペリーヌ「まだ無理をしてはいけませんわね。もう少し寝ていた方が良いと思いますわ」 俺「分かったよペリーヌちゃん。あっ、もしかしてずっと看病してくれてたの?」 ペリーヌ「そ、そんな訳ありませんわ!!偶々、そう偶々貴方が起きた時に私が宮藤さんと交代して看病していただけです!!///」 俺「あはは、でも看病してくれてありがとう。ペリーヌちゃんには俺も世話になりっぱなしだね」 ペリーヌ「ふ、ふんっ!!///」 俺「明日からは俺も真面目に修行をしないと…早く強くなってペリーヌちゃんや皆を守るんだ」 ペリーヌ「?何か言いましたか?」 俺「あ、いや何も無いよ。ペリーヌちゃんも芳佳ちゃん達の所に戻らなくて大丈夫?外を見た感じ、結構遅い時間みたいだけど…」 ペリーヌ「大丈夫ですわ、この位」 俺「む、駄目だよ。俺の看病はもう大丈夫だからペリーヌちゃんは明日に備えて早く寝なさいな。夜更かしは美容と健康の敵だよ?」 ペリーヌ「わ、分かりましたわ。でも何かありましたら直ぐに私の居る隣の小屋まで…いえ、何でもありませんわ。ではおやすみなさい」 俺「うん、おやすみなさい。また明日も頑張ろうね~(パタンッ)……さてと、チビ起きてる?」 チビ『起きておるぞ主人殿。どうかしたかの』 俺「俺、今から修行するけどチビは大丈夫?眠くない?」 チビ『儂は夜行性だからな、昼間にゆっくりと眠らせてもらったから大丈夫じゃぞ』 俺「よし、んじゃ今から箒の修行だ。なるべく皆には見られないようにこっそり静かにね」 チビ『何故皆から見られるのが嫌なのか分からんのぅ』 俺「何でかなぁ、昔からこんな性格だから俺も分かんないや。さあ飛行に関しちゃ皆とは大分差があるからね、死にもの狂いで頑張るぞ」スタッ チビ『やれやれ、仕方の無い主人殿じゃな』 ガチャッ、バタンッ ペリーヌ「眠れませんわね…少佐もこの修行をこなしたのですから、私もちゃんと全うせねばなりませんわ」 ガサッ、ガサガサッ・・・ ペリーヌ「?何かしら、小屋の外から物音が…?」 『っとと!!ぐっ、まだまだっ…』 ペリーヌ「箒に乗った人……?こんな遅くに誰が?」 『うわっ!!』ドスッ!! ペリーヌ「(まさか…俺さん?いえ、でも俺さんは小屋で眠っているはず)」 『くっそ~…もう少しで、動ける、はずなんだ…』フラフラ ペリーヌ「(この声、やっぱり俺さんですわね…でも何故こんな時間に一人で修行を?)」 『はぁっ、はぁっ…俺は皆の足手纏いには…なりたくない!!』フラフラ ペリーヌ「(俺さん……私も、負けていられませんわね)」 『くっそぉ!!ペリーヌちゃんがお股をすりすりした箒最高だよぉ!!クンカクンカペロペロ~!!』 ペリーヌ「(やっぱりトネールの刑ですわ。と言いますか私の箒をいつの間に!!)」
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/2106.html
次に意識を取り戻した時、あたしは倉庫の中に戻っていた。 「・・・寝てただけ? なんだぁ、夢かw」 開きっぱなしの家系図を箱にしまう。 こん。 箱に何かがぶつかる音。 あ、これ・・・ 大本さんがくれたブレスレット。 夢じゃない。あれは夢じゃないんだ。 あたしは確かにあそこにいたんだ。 じゃあ、樫野有香さんはホントに家系図の樫野有香? 疑問は考えれば考えるほど、湧き出て来た。 急いで父の書斎へ向かう。 「お父さん、今大丈夫?」 「うん、どうした?」 「ちょっと聞きたいことあって。」 「何?」 「さっき偶然うちの家系図見たの。何代も前なんだけどね、あたしと 「一緒の名前か?」 「え、、、なんでわかったん?」 「そっか。見つけたか。お前の名前はその人から貰ったんだ。」 え?あの樫野有香さんから?偶然じゃないの? 「樫野家の歴史の中でも変わった人でな。その人の話はゆかのおばあちゃん、まぁ俺の母親から聞いたんだけどさ。」 「どんな話?」 「未婚なんだ。その代は男一人女一人で、お前達と一緒。ちなみに雄星の名前もそこからもらってる。今の樫野家の遺伝子はそのお兄さんの物。有香さんはかなりいい線いってた歌人だったみたいなんだけど、ずっとどっかの家に仕えてたらしい。」 聞いた話がどんどん出てくる。あの話全部やっぱり現実? 「へぇ。未婚が珍しいの?」 「まぁ、その時代でそこそこいい家柄の娘なら確実に結婚してる。なのに彼女はずーっと結婚を拒んでたらしい。しかも、彼女は最期が見届けられてないんだ。どうも失踪したらしい。すごく賢くて美しい人だったみたいなんだけどなぁ。」 おんなじ顔してたんですが・・・ てゆーか失踪てなんよ!? 「ふーん。んで、なんでその人の名前取ったの?」 「なんか、生まれたてのお前の顔が『ゆか』って感じだったんだよな。そのときに先祖にゆかって人がいたってのを聞いてさ。賢くて美しいってのが大きいポイントだったかな。」 「それだけぇ?」 「うーん。あとは、多分この樫野有香ってひとによくわからん魅力を感じた。」 「はぁ・・・」 「ま、気にするな。お前は俺の娘の『樫野有香』だから。」 「うん、ありがと。」 聞けば聞くほど謎が深まっていく。 ずっと仕えてた家って西脇さんの家のこと? 失踪ってどういうこと? なんでそこまで結婚を拒んだの? その日の眠りは浅かった。 ー翌朝 「もう一回あの時代に行きたい・・・」 「へ?」 「あー、ごめんごめん。なんでもないよ。」 「そっか、てかゆかちゃん寝不足?くまできとるよ。」 「あー、きのう寝るの遅かったからかなぁ?」 「そっか、体大切にするんよ?」 「うん。」 やっぱそっくりすぎだよ・・・ あ〜ちゃん。西脇綾香様とはそりゃ違うよ。 あ〜ちゃんのふわふわパーマの方がやっぱ安心する。見慣れてるしねw それでも、別人だって分かってても、無関係だなんて到底思えないよ。 「ちょっと待ってー!!!」 「「のっち!」」 「おいてくあんてひろいれすよー!!!」 「パンくわえたまましゃべらない。」 そう言ってあ〜ちゃんはのっちからパンを没収した。 「あー!のっちの朝ご飯!」 「寝坊するんが悪いんよ。ちゃんと寝癖くらい直してきんさい。」 「はーい・・・」 あぁ、もろ大本さんにしか見えん・・・ そういえばブレスレットしっぱなしだし。 「ゆかちゃん、どしたん?」 「ん、なんもないよ?」 「んならいいけどさっ♪」 そういえば、 「のっち、あんたあ〜ちゃんとはどうなっとん?」 「えっ・・・ なんも。」 「あんったって子は!!! どんだけヘタレなんよ!」 「だって〜・・・」 「言い訳はええんよ!あんなにいっぱいチャンス作ったんに・・・」 「あ〜ちゃん見るとドキドキしちゃってw」 「あぁもう・・・」 のっちはあ〜ちゃんのことが好き。 あ〜ちゃんだってのっちのことが確実に好きなはずなのに、この二人はまだお互いに言い出せないでいる。 「頑張ってクリスマスまでには・・・」 「長い目で見過ぎ。月末まで。」 「ええ!!!? ムリムリムリムリムリムリ!」 「やれと言ったらやりんさい。」 「え〜・・・」 後ろでぶーたれてるのっちを放置して下駄箱から内履きを取り出そうと自分のロッカーに手を伸ばした。 『樫野有香』 名前を見るだけで心をつかまれるような感覚に襲われる。 ふいに人差し指でその印刷された名前の文字の上のなぞった瞬間、 またもや私は意識を失った。 つづく
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/86.html
「お腹減ったし疲れた~休憩しようよ~」 私の後ろを歩いているマスターの声が止まる様子を見せることもなく私の鼓膜をひたすらに叩いている。 現在位置はおつきみやまの洞窟の中、それもまだ全行路の四分の一といった辺りだ。 「マスター、せめて中間地点まで頑張ってください」 「え~」 こういった場合、話し込んでしまうと相手に説得をすれば私が折れてくれるかもしれない、なんて考えを抱かせてしまう可能性がある為に少々歩くペースを早めてマスターと距離を取った。 後ろを一瞥すれば、文句を垂れながらもなんとかついて来てくれているマスターの姿。 昨晩、ふもとにあったはずのポケモンセンターがロケット団に爆破され、仕方なく野宿で一晩を過ごした私たちはマスターの「早くハナダに行ってお風呂に入りたい」発言によって早朝に洞窟内に入り、今現在出口を目指し歩いている最中である。 周囲の風景は余り見ていて気持ちがいい、と言えるものではなく、見ているだけで鬱屈になりそうなどこまでも変化が見られない壁と天上のみ。 稀にズバットなど、野生のポケモンに襲撃されるがそれらは全て私のつのを持ってして追い払っている。 「うぅ~ジュンサーさんに汗拭きシート貰えなかったらどうなってたんだろう、私」 「それは、マスターが臭くなるだけでは?」 「うっわ、ひど~い」 ふもとのポケモンセンター跡地には人間の「ニビ警察」という組織の構成員が現場を調査しており、その折に出会った女性がマスターの状況を見て哀れに思ったのか汗拭きシートなるものをマスターに手渡していた。 涙を流しながら喜んでいたマスター曰く、「何があろうとも女の子はキレイにしてなきゃダメ」とのことなのだが、私にはあまりよくわからない。 水浴びをしなければ多少は臭くなるだろうが、それだけだ。水場を見つけるまで我慢すればいいだけである。 どうして食事や睡眠といった生きるうえにおいて必要な事項よりも優先されるのだろうか? っと、またズバットが出ましたね。 歩く足を止めて、目標を真っ直ぐに見据える。 ゆらゆらと軌道を変えながらこちらに襲い掛かってくるズバットにつのを叩きつけて地面に落とし、踏みつける。 もはや同様の作業を数十回は行っているだろう。 これでしばらくは飛べなくなるだろうが、そんなことは知ったことではない。 「うっわ~相変わらず作業みたいに退治するねぇ~」 「マスター、見ているだけでなく指示を出すなりなんなりしてください」 「え~いいじゃん~サイホーンちゃんが守ってくれるもん」 「ですが、あなたは私のマスターです、マスターたる者、ポケモンに指示を出せないでいてどうするのですか?」 「ちゃんとトレーナー戦は指示出してるじゃんか~」 「はぁ……」 溜息を一つ、全く、本当にこのような感じでいいのだろうか? かつてのマスターであったオーキド博士と、彼女の母にこの娘の事を頼むと言われ、こうして旅を続けているのですが…… 現マスターである彼女は頭がいい、私の知らない言葉だっていくらでも知っているし、野宿は嫌だと言っているがサバイバルの知識も優れている。 ニビシティのジム戦におけるバトルも、彼女の指示があったからこそと言っても過言ではないだろう。 まぁ、体力がなく、すぐに疲れてしまうのが難点でもあるのですが…… 彼女の母から彼女について聞かされたのですが、昔はちゃんと学校にも通っていたし、その中でも頭抜けて成績がよかったらしい。 ただそのことが原因となり、イジメにあい、彼女の交友関係は幼馴染であるサトシとシゲルの両名だけになってしまったそうだ。 それ以後、彼女は決して外に出ようとはせず、自室に引き篭もり、ひたすらパソコンとゲームなるものをしていたそうだ。 彼女の母が心配するのは親として当然だろうし、なんらかの変化が訪れて欲しいと願うのも無理は無い。 「どうしたの?」 「いえ、大丈夫です」 雰囲気の変化に気付かれたのか、マスターが私の顔を覗きこんでいた。 ともあれ、女の子に一人旅をさせる、等という私から見ても荒療治な方法によって、彼女の生き方を変えさせようと思ったのだろう。 とは言え、流石に女の子の一人旅は危険である。 そこで、長年オーキド博士に付き合ってきた私に出番が回ってきた。 彼女に不信感を抱かせないよう、ご丁寧にもロケット団に襲われて渡すポケモンがいなかったから仕方なく、という嘘までついて。 そう、彼女は色んな知識はあっても、世の中に対して結構疎かったのだ。今ではそんなことは無いのですが。 「おっ、中間地点だ~」 「そのようですね」 休憩だ~と、気の抜けた声を出しながら駆け足で中間地点に向かっていく後姿を、私はゆっくりと歩きながら眺める。 私の役目は彼女を守る事であり、それは彼女のポケモンとして正しい行為だと、久方ぶりに誰かに仕えるという実感を握り締めていた。 「んじゃ、休憩タイムに入るから周辺警護お願い~」 「了解しました」 先ほどの話を気にしてくれたらしく、今までは私が自発的に行っていた周辺警護の指示をマスターから受け、私は立ち上がった。 高台になっているので上方からの襲撃に気をつけていればいいだけなのだが、折角マスターがマスターらしく指示を出してくれたのだ、それに従うとしよう。 マスターを中心とした半径30メートルほどの円を描くようにゆっくりと歩く。 時折ズバットの鳴き声や、洞窟を歩く人の声が反響して耳に入ってくる。 多少進んだからと言っても、相変わらず洞窟の中らしい湿った空気と薄暗い風景が続いている。 かつて旅をしていた私でさえ少々うんざりしているのだ、慣れていないマスターにはさぞ辛い事だろう。 途中、イシツブテなどを適当に放り投げて、マスターに危害が加わる事がないようにしておく。 一応これで、周囲の野生ポケモンにこの場所によそ者である人間がいるという情報は伝わるだろう。 ふぅ、と息を吐き、円の中心であるマスターが座っている場所へと、私は踵を返した。 「ねぇねぇ、キミはどこからきたの?」 「ん~ウチか?ウチは元主人がポケモンリーグ出場を諦めたらしくてな、逃がされてもうてな、やることないから仕方なく里帰りやわ~」 「へ~じゃあキミここに住んでたの?」 まだマスターの姿は見えないが、誰かと話しているようだ。 音だけが洞窟の中に響き渡り聞こえてくる。 しかし、会話の内容にどうにも違和感を持ってしまう。 ここに里帰り?となると―――まさか。 思考を中断し、私は全速力で地を蹴って己のマスターのいる場所へと急いだ。 「マスター!!」 「せやで、生まれも育ちもおつきみやまやわ~」 「へ~そうなんだ~」 先ほどサイホーンちゃんが周辺警護に行ってくれて戻ってくるまでにポケモンフードでも用意しておいてあげようと思ってたら思わぬ来客が現れた。 茶色の髪の毛に柔らかそうなほっぺたにくりんとした瞳。 ポケモン図鑑で確認したらパラスというポケモンらしい。 んでもってなんという和みボイス、これは間違いなく大阪である。 うん、今まで一度も見たことないのに自然と話が弾んでしまうのはこの子の特徴なんだろう。 「ねえちゃんは何しにここにきとるの?」 「私はね~このポケモン図鑑を完成させるべく一人旅をしてるんだよ~」 「おぉ~なんやようわからんけどおもしろそうやなぁ~」 私の言葉にどんどん興味を示してくれて、おもしろいように話に乗ってくれる。 サイホーンと話するのも好きだけど、こういうのもなんだかいい感じである。 「な~な~」 「どうしたの?お腹でも減ってる?」 「うちもその旅に連れてってや、ここにおるよりもずっとおもろそうや」 なんと、この子、私の仲間になってくれるというのか。 あぁ~でも野生じゃないって言ってたからちょっと納得かも。 いつも変わらない風景を眺めるよりは、きっと旅をしていた方が楽しいのだ。 疲れるけどね、うん。 「んじゃ、とりあえず一応モンスタボールに……」 「マスターっ!!」 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨とトンデモナイ音を立てながらサイホーンが私の方に走ってきた。 なんだかすっごく焦ってる表情である、なんぞや? 「そこの貴様!すぐにマスターから離れろ!」 「あわわ~」 怒号一閃、パラスがいた場所に鋭く尖ったつのが走った。 というかどう考えてもあのつのって人を二、三人殺してそうだよね。 それを間一髪で回避する彼女、流石は元マスターがポケモンリーグ目指していた事はあるということか。 って、なに冷静に状況把握してるんだ私。 「サイホーンちゃん落ち着いてっ」 座っていた石から立ち上がって今にもそのつのを突き刺そうとしている彼女を後ろから羽交い絞めにする。 それみたことかパラスちゃんも涙目――― 「なんやあぶないなぁ~」 ではない、余裕である、テラ余裕である。 あっ、サイホーンちゃんも唖然としてる。 「え、えっと、マスター、これは、その……一体どういう状況なのでしょうか?」 力が抜けたのを確認して羽交い絞めから解放してあげると、少々顔を赤く染めながらサイホーンちゃんはこちらに向き直って言葉を口にした。 うん、どうやらあらぬ誤解であったことは把握できているみたい。何を持って誤解なのかこっちもよくわからないけど。 「えっとね、この子元はトレーナーのポケモンで逃がされたからココに帰ってきたんだって、それで途中で私を見かけたから話しかけてきたの」 「ということは、彼女はマスターを襲うつもりは無かったと」 「うん、その通り」 「そやで~うちはただ話してただけや~」 私の言葉にパラスちゃんの和みボイスが続く。 それに伴い、サイホーンちゃんの顔の赤さが増していく。 あぁ、やばい、すっごいかわいい。 「え、えっと、その、あの、私は、え~と、その」 「サイホーンちゃん、日本語でおk」 おぉ、ボンッって音を鳴らしてまで恥ずかしがるなんて、なんという萌え。 こんな高等テクニックまで修めているとは、サイホーン……恐ろしい子っ。 「あぁ、えっと、申し訳ありません」 赤くなった顔を隠す為か、深々と頭を下げている。 あぁ、この子は私をどれだけ悶えさせたら気が済むのだろうか。 「ええで~誤解は誰にでもあるもんや~その失敗を次に活かせればええねん」 「はっ、はい、わかりました」 なんだろう、よくわからないパワーバランスが働いているのかな?すごいねパラスちゃん。見た目はどう見てもょぅι゛ょなのに。 お姉ちゃんそんなアナタに恋心を抱いちゃいそうです。 「それでね、この子が私の仲間になってくれるって」 「おう、よろしゅうなぁ~」 「あっ、え、えっと、よろしくお願いします」 うん、見事についてこれてないね。 まぁ、ついてこれてないサイホーンちゃんは置いといて。 リュックから出発の際に博士から貰ったモンスターボールを1つ取り出した。 「んじゃパラスちゃん、とりあえずコレに入ってくれるかな?すぐに出してあげるけど、一応、ね」 「わかったえ、これからはねえちゃんがご主人様なんやな」 「うん、頼りないかもしれないけどよろしくね」 「大丈夫や、そうやって自認できとる人は大抵おっけ~やからなぁ」 何がおっけ~なのかイマイチわからないけど、褒められている事は確かなのだろう。 ボールを差し出すと、パラスちゃんは自分からボールのスイッチを押して中に入っていった。 しばらくして、カチッという音が鳴って、私ははじめてのゲットという事実にちょっとだけ感動していた。 そういえば、トキワのもりじゃ全然ポケモンゲットとか考えてる余裕がなかったなぁ。 うん、私も成長しているってことなのかな? 「んじゃ、出てきて、パラス」 ボールを投げて、彼女をボールから出してあげた。 そういえば、ボールの中でどうなってるんだろ?後で二人に聞いてみよう。 「いや~なんやらひさびさにボールの中にはいったわ~」 「え?あぁ、その、あー」 サイホーンちゃん、まだ帰ってきてなかったんだ…… 「はっ、マスター!?」 「というわけや、今後ともよろしゅうな」 「えぇ、よろしくお願いします」 おや、ちゃんと帰ってきてたのか、じゃあなんで慌ててたんだろ? サイホーンちゃんはコホン、とわざとらしく咳をして、笑顔で私に向き直ってこう言った。 「マスター、初ポケモンゲット、おめでとうございます」 「おっ、もしかして、うちが初やったんか、なんやらうれしいなぁ~」 えっと、なに?喜んでくれているの? ―――これは、まずいな。 「マスター?如何なされました?」 「どうしたんや?」 いや、なんだろう、最後に他人に喜んでもらったのって、いつだったっけ? あぁ、まずい、なんだか本気で泣いちゃいそうだ。 「あぁ、いや、ヒック、なんでもないよ、さぁ、新しくパラスちゃんも加わった事だし、頑張って進もう~」 そう言って、私は顔を出来るだけ二人に見せないようにして早足で歩き出した。 うん、巧くごまかせたかな。 やっぱり、恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。 出口が見えた瞬間、私は走り出していた。 長い長い洞窟からようやく外に出て、胸いっぱいに外の空気を吸い込んだ。 そして空を見上げればそこには――― 「うっわ~、すっごい綺麗~」 満天の星空に、まん丸のお月様。 赤や青や白、様々な星々が夜空に浮かんでいる。 今まで写真でしか見たことのないような光景が、目の前に広がっているのだ。感動せずしてどうしろと。 「確かに良い光景ですね」 「えぇ月やろ、ここらはあんま人が住んでへんからなぁ~、空気が澄んどるから星がきれいに見えるんや」 遅れて出てきた二人の言葉に私は向き直る。 「よーしっ、今日はここでキャンプを張ろう!」 「おや、マスター野宿は嫌なのでは?ハナダシティまであと少しですよ?」 「あはは~そんなの知ったことか、私がそう決めたのっ、だから今日は野宿なの!」 「フフ、分かりました、それじゃあ私は近くで薪を拾ってきますね」 「せやせや、この近くに川あるから後で案内するわ~」 あれだけ嫌だった野宿も、この星空があればきっと楽しいに違いない。 最初はあまり乗り気じゃなかったこの旅も、この子達と一緒なら、きっと楽しいに違いない。
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/1295.html
PREV:戦うポップガール 後編 NEXT:新ブランド設立? 中編 ストーリー よお、【プレイヤー】ルピコ、何してるんだ? ポップガール キャンディ 特に何かあるわけではありませんが、ぶらぶらとしていたところです! ルピコ それならちょっと聞いちゃおうかな ポップガール キャンディ 二人から見て私のファッションセンスはどう思う? ポップガール キャンディ キャンディさんらしくてすごく似合ってると思いますよ! ルピコ 【プレイヤー】さんもそう思いますよね! ルピコ そういう話じゃなくてさぁもっとこう……ここが可愛いとか、綺麗とかさ! ポップガール キャンディ 私が一番このリボンが似合う? そうそうそういうの! 他には他には? ポップガール キャンディ え、そんな事より、先にデュエルがしたい? あぁ、もうしょうがないなぁ! ポップガール キャンディ 一回だけ、付き合ってやるよ!その代わり、デュエマが終わったら、私の話を聞けよ ポップガール キャンディ ま、私もお前とデュエマして強くはなりたいしな ポップガール キャンディ 結局、強くなったうえでファッションセンスを磨かないと今回の計画はご破算だしな ポップガール キャンディ よし、準備はできたな!それじゃあ、始めるぞデュエマ・スタートだ! ポップガール キャンディ 勝利時 くそー!やっぱり強いな……! ポップガール キャンディ 【プレイヤー】はこんなに強いのに守護者にならないのか? ポップガール キャンディ 守護者達にも互角以上に闘える腕前だし ポップガール キャンディ お前だったら新しい守護者になることだって可能だろ? ポップガール キャンディ がらじゃない?そんなことないと思うけどな~ ポップガール キャンディ でも確かに【プレイヤー】が守護者って言われると ポップガール キャンディ ちょっとイメージと違うかもな…… ポップガール キャンディ 私もそれは感じますねなる素質は十分にあると思いますが…… ルピコ 他の守護者達は守護者って感じがするもんな ポップガール キャンディ なんて言うか、それぞれが街にいろんな形で貢献してるって言うか…… ポップガール キャンディ ん? それで何の話かって?あぁ、そうだ! 大事な事を忘れてたよ! ポップガール キャンディ 実はさ、どうやったら守護者になれるか、ずっと考えてたんだよ ポップガール キャンディ まず、デュエマで強くなるのは大前提だろ? ポップガール キャンディ でも、それだけじゃ足りないんじゃないかって思ってさ ポップガール キャンディ 私も今の守護者達みたいに他の分野で活躍をして、存在感を出すのが大事だと思うんだ ポップガール キャンディ それで、私なら何が出来るかって考えたんだけど…… ポップガール キャンディ やっぱり、ファッションだなって思ったわけよ! ポップガール キャンディ 私ってデュエマと同じくらいファッションにこだわり持ってるからさ ポップガール キャンディ ファッションには結構自信があるんだよ ポップガール キャンディ そこで私は決めたんだ!守護者になるために自分のブランドを立てようって! ポップガール キャンディ キャンディさんのブランド……いいですね!すごく人気が出そうです! ルピコ へへへ、いいアイデアだろ? ポップガール キャンディ でさ、私はお前とのデュエルに付き合ったわけだし私のお願いも聞いてくれるよな ポップガール キャンディ うんうん、良い返事だ!それで、何をするのかって? ポップガール キャンディ まずはデュエマシティのトレンド知らなくちゃダメだろ? ポップガール キャンディ その為に、デュエマシティの市民達のファッションをチェックして ポップガール キャンディ 今デュエマシティでのトレンドを調べようと思ってるんだよ ポップガール キャンディ な! 結構考えてきてるだろこれで、私のブランドが成功するのは間違いなしだ! ポップガール キャンディ でもブランドと言えば闇の守護者であるルカさんも持っていますよね……? ルピコ それはわかってる確かにルカのブランドはすげえよ ポップガール キャンディ だから、まずはルカの調査からはじめるぞ! ポップガール キャンディ 同じデザインの服を作ってもパクリみたいで面白くないからな ポップガール キャンディ そこで二人に頼みたいんだけどさ…… ポップガール キャンディ ルカにアポ、取ってくれないかなえへへ、頼んだぜ! ポップガール キャンディ 敗北時 あれ?私の勝ち!? ポップガール キャンディ やったあー!へへ、【プレイヤー】に勝てるなら ポップガール キャンディ 目標の一つはクリアしたも同然じゃねぇか! ポップガール キャンディ ん?もう一戦? ポップガール キャンディ 仕方ないなぁ……最強のデュエリストの私が相手になってやるぜ! ポップガール キャンディ PREV:戦うポップガール 後編 NEXT:新ブランド設立? 中編
https://w.atwiki.jp/jojobr3rd/pages/442.html
さて。君らには何度か『強さ』とは、『勝利』とは、そういった事について語ってきたよなァ。 で、だ。さっき思い出したんだ。俺自身も完全に失念してたんだよ、君らに話すのを。 『敗者』について。 ――え?あぁ、確かに話したけども。それとはまた少し違うんだよ。 あくまで俺の中での定義とはいえ“どんなやつを敗者と呼ぶか”は確かに話した。だが――だが、だ。 敗者というのは、一度負けたらもうずっと『敗者』で居るしかないのか? 一対一の決闘ならまだしも、ただひとりの勝者に対して大多数の敗北者が出るような事はザラにあるだろう?だというのに? これに関して君らにふたつの言葉を紹介しよう。有名な偉人たちの言葉だ、知っている人も多いはずだが―― 『飲茶視点』と『モトベが強くて何が悪い』 どちらも一度、あるいはそれ以上に敗北を経験したものの言葉なんだが…… ――おっと、時間が来たようだ。始まるぞ。さあ、耳をすまして、彼らの声に耳を傾けよう。 ●●● 時刻は18時、日も沈み、闇が顔を出すこの時間に、第三回放送を開始させてもらおう。 さしあたっては――君たちも気になるであろう情報をまずは開示しようではないか。 さあ、この六時間で命を散らしていった敗者たちの名を心に刻みたまえ。 チョコラータ…… ホル・ホース…… ヌ・ミキタカゾ・ンシ…… グイード・ミスタ…… ビットリオ・カタルディ…… ディ・ス・コ…… サーレー…… 虹村形兆…… ウィル・A・ツェペリ…… ラバーソール…… ジャイロ・ツェペリ…… モハメド・アヴドゥル…… ドルド…… 川尻しのぶ…… ビーティー…… タルカス…… ペット・ショップ…… ヴァニラ・アイス…… マッシモ・ヴォルペ…… スクアーロ…… ブラフォード…… F・F…… ジョンガリ・A…… 花京院典明…… 東方仗助…… DIO…… 以上、26名が……敗者となった。 さて。今回は早速の情報開示となったので、今、このタイミングで私の話を聞いてもらいたい。 彼らの名を挙げる際、私は彼らのことを『敗者』と呼んだ。『死亡者』ではなく――それが何を意味するのか。 私はかつて……ある大レースのプロモーションをしたことがある。 そのレースも『勝者はただのひとりだけ。その他の3851人は僅差の着順だったものも、リタイアしたものも、死亡したものも、全てが等しく敗者だった』 ……それらの世論と私の考えは少し異なる――いいか、よく聞けッ! 真の『敗者』とはッ! 挑戦の心を忘れ!その結果、何者にも“想いを残せなかった者たちの”事をいうのだッ! 先に挙げた名は――そう、確かに死亡した者たちだ。しかしその中に何人の『敗者』が居るのか……私には決めかねる。 ゆえに全員をそう呼んだ。もちろんそうではないことを期待しており…… そして、この私、スティーブン・スティールは絶対にこのゲームの『敗者』にならないことを此処に宣言するッ! この殺戮の舞台に渦巻く意思、戦い、犠牲、そして勝者たちを纏め上げ―― 全てを己の手中に収めようとせんアメリカ合衆国大統領!ファニー・ヴァレンタインを打ち倒すために皆の ●●● たった今、カエルをひっぱたいたような音を立てたのは、ついさっきまで喋っていたスティーブン・スティールの頭だ――私の横で潰れている。 さて。紹介に預かった、ファニー・ヴァレンタインだ。 こんなタイミングで諸君に私の存在を明かすことになったのはいささか不本意ではあるが、仕方あるまい。 すでに我々と接触した参加者もいることだし、いずれこうなることは分かっていた。とも言える。 先のスティーブンのセリフだが……確かにそうだ。こんな大々的に皆に思いを伝えて死んでいったのだ。 彼を敗者と呼ぶべきではない。とても良い死に方をしたといって良いだろう。 そして同時に私の立場を著しく危険なものに変えた彼を私は許しはしなかった。ゆえに私が自ら手を下したのだ。 それから。 私の立場が危うくなったように、君らにもこの6時間は危険な綱渡りをしてもらおう。 次回の放送までの6時間で設定される禁止エリアを明かさないことにする。 いや――厳密に言うなら、私も知らないのだ。 実は、この定期放送は『禁止エリア設定と承認』をスイッチの一部に組み込んであってな……ゆえに禁止エリアが発生しない放送というものは存在しない。放送できないのだ。 そして、それを一手にになっていたのがスティーブン・スティールだったというわけだ。 無論、調べればすぐにわかる。だがそれはこの放送が終わってから一人でゆっくりとさせてもらおう。 今から1時間後、3時間後、5時間後の3箇所。確実に作動はする。 スティーブン・スティールのこと、無意味な位置を設定することなどはしなかったろうが――6時間後の放送で“事後報告”をさせて頂く、とだけ伝えておこう。 次回の放送には誰か代役を考えておこう。楽しみにしていたまえ。 【主催者:スティーブン・スティール 死亡】 ●●● ――いやぁ、まさかこんなコトになるとは思っていなかった。君らに言おうと思っていたことをまんま彼らに話されちゃうとは。 そう。敗者と一口に言ってもだ。要は『負け方』こそが重要だと。そういうこと。 先に挙げた二つの言葉に話題を戻すけど…… 敗北を味わった自分の戦闘力に限界を見つけてしまい、周囲の強さのインフレについていくことが出来なくなったもの。 たった一度の敗北に甘んじることなく、自分のやり方で己の強さを大勢に、そして強烈に印象づけることができたもの。 前者は“想いを伝えられなかった”ものだし、後者は“伝えられた”ものだと俺は解釈している。 あ、いや待てよ――想いを伝えるだとかいう表現だと少々語弊があるか?そんな大ゲサな言い方じゃあなくても構わないんだ。 要は『みんな見ろよ、俺はこの場にしっかりと立っていたんだぞ』と胸を張って言えない奴が敗者だということ。かな。 さて、この放送で名の上がった者たち、無論主催者たちを含め、という意味だが。 一体何人の『敗北者』がいただろうな?……君らも考えてみてくれよ。 しかしなんだな。この話は放送のタイミングではないところでしておきたかった。 だって、俺が彼に話したこと、一言一句おんなじように言うんだもん。自分のセリフのように。悔しいったらありゃしない―― 【?-? バトル・ロワイヤル運営本部(仮称) / 1日目 夜】 【ファニー・ヴァレンタイン】 [スタンド]:『D・D・D・D・C』 [時間軸]:??? [状態]:??? [装備]:??? [道具]:??? [思考・状況] 基本行動方針:バトル・ロワイヤルの運営……? 1.設定された禁止エリアの確認(ただし参加者には通知しない) 2.第4回放送におけるスティーブン・スティールの代役の選定 [備考] スティーブン・スティールを殺害しました。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 178 今にも落ちてきそうな空だから手を繋ごう スティーブン・スティール GAME OVER 178 今にも落ちてきそうな空だから手を繋ごう ファニー・ヴァレンタイン [[]]
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/921.html
648 まだ間違いなんてなかったはず、きっとそうだ。 sage 2009/11/24(火) 10 58 08 ID hd1MWx2z 「お兄ちゃん、邪魔。どいて。」 『あぁ、ごめん……。』 「…………。」 これが俺と妹のとある一日の中での唯一の会話。妹は俺の事が嫌いだ。何故こんな冷めた関係になったのか。全く分からない……訳でもない……。 『はぁ、明日も大学かぁ。めんどくせ。一限、大したことないからサボるかな……。』 俺はベッドにねっころがり天井を見上げる。なんだか眠たくなってきた……。最近バイトやり過ぎてたからかなぁ。少し寝よ。 「お・兄・ちゃ・ん。お兄ちゃんも今から部活だったの?言ってくれれば一緒の電車乗れたのに~。」 コトン 『ん?あぁ美月か。そうだな、ごめん。』 俺しかいないバス停でバスを待っていると聞き慣れた妹の声が。俺に呼びかけてくると同時に自分の小さな頭を俺の背中に預 けてくる。俺と妹の通う高校へは家から電車とバスを併用しなくてはならない。だからうまい時間に電車に乗らないとバス停 でかなり待たされる場合がある。今だってそうだ。おそらく妹は俺の乗ってきた電車の二本後のやつだろう。そんな事を考え ていると、妹が後ろから俺の腰に手を回してきた。 『お、おい。止めろよ。……誰かに見られるだろ。』 「うふふ。大丈夫だよ~。今、私達しか並んでないし~。それに傍から見ればイチャイチャしてる恋人達にしか見えないんじ ゃない?」 確かに今バス停には俺達しかいない。このバス停に休日の昼過ぎに並んでいるのは学生くらいだろう。しかも部活がある生徒 くらいしか並ばないだろうから、今は俺達しかいないんだろう。近くを通り過ぎる人も疎らなので気にしすぎる必要もないの かもしれない。しかし問題はそんな事ではない。妹である美月が兄である俺に対してまるで恋人に対するかのような接し方だという事だ。 『そういう問題じゃねえよ。ほらべたべたすんな、離れろよ。』 「んもう!お兄ちゃん恥ずかしがり屋さんだなぁ。はいはい離れますよ。ギュッ」 離れたと思ったら今度は妹が俺の手を握ってきた。 『はぁ……。わあったわあった。手ぐらいなら繋いでやるよ……。』 649 まだ間違いなんてなかったはず、きっとそうだ。 sage 2009/11/24(火) 10 59 00 ID hd1MWx2z 「お兄ちゃん優しい~。うふふ。ラブラブぅ~。」 とか言いながら握り方を指と指が交差しあう恋人結びに切り替えてきたし……。 まだ小さかった頃、妹は割と引っ込み思案な子だった。何をするにもどこに行くにも俺の後に付いてきて俺の陰に隠れるよう にしていた。そんな引っ込み思案な妹ではあったが、俺にとってはかわいい妹だった。そうでない時もあったが……。妹も、 とても素直で兄である俺の言う事ならなんでも聞いた。そんな風だから俺もすっかり妹の事を甘やかしていたと思う。その成 れの果てが今の美月だ。 「あっ、バス来たよ。乗ろ?お兄ちゃん。」 俺は妹に手を引かれて、バスの一番後ろに乗る。最近寒くなってきたのもあって、座席の足元から流れてくる暖房の生暖かい 風が心地好い眠気を運んでくる。 『ふぁあ~あ~、眠いなぁ……。』 思わず欠伸が出てしまった。普段のバスの中ではこんな大きな欠伸はかけない。今日は俺達以外には老人2、3人くらいしか いないから大欠伸もできる。 「私もなんだか眠いぃ~。んにゃ~。」 妹が俺の右腕に自分の両腕を絡め、身体を預ける様に寄り掛かってくる。 『おい、止めろって……。』 「んふ、いいじゃ~ん。すりすりぃ~」 妹が歳にしては少々主張気味の胸を俺の右腕に押し付けてくる。それと同時に自分の太ももで俺の右手を挟み込んできた。制 服のスカート特有のサラサラとした生地の感触が俺のやり場に困った右手の甲に触れる。 『何してんだよ……。止めろって。おい!』 ガッチリとホールドされていた右腕を妹から離し、妹から20cm程離れる。 『お前、冗談も程々にしとけよ……。そんなんじゃ彼氏の一人もできないぞ……。』 「ふんっ。お兄ちゃん、こんなので恥ずかしがっちゃうの?情けな~い。それに彼氏なんていらないから!私にはお兄ちゃん がいるし。だから、ね?ムギュ」 懲りない妹はまた俺の右腕を手足でホールドしてくる。そう言って一度座り直す様に腰を上げた時に、少し自分のスカートを 上げていたのに俺は気付いた。さっきまでより短くなったスカートのせいで手に妹の太ももが直に触れる。あまり直視したく はないのだが、妹の太ももは程よい張りと艶があり若さに満ち溢れている。キメも細かくシルクのような肌触り。色も透明感 に満ちた白桃色で、歳相応以上の色香をも感じさせるものだ。同年代の男ならもうクラっとするレベルだろうが、俺はこいつ の兄だ。身体付きが良いとはいえ妹の身体に欲情などできない。あるのは気まずさと恥ずかしさだけだ。 650 まだ間違いなんてなかったはず、きっとそうだ。 sage 2009/11/24(火) 10 59 40 ID hd1MWx2z 『あ、おい。次だぞ。ボタン押せないから、な?美月、離してくれ。』 そう言ってなんとか妹に離してもらえた。バスに乗ってから15分くらい、ずっと妹に捕まっていたのだ。下手に手を動かせ ば妹の秘所に触れてしまう事さえできそうな状態にあったため、緊張していた右手が痺れていた。まぁしばらくほっとけば治るからいいが。 俺達はバスを降りた。バス停のすぐ向かいが俺達の高校だ。俺と妹の通う高校は都内の私立ではそこそこの進学校だ。とは言ってもうちの高校は難関都立の 併願校という立ち位置で、もちろん第一志望で入ってくる生徒もいるがおそらく入学者の30%くらいは難関都立に落ちて仕方な く入ってきた連中だろう。そういう俺も都立に落ち、名前しか知らない併願校のここに入って来た訳だ。しかし妹は違う。俺 の妹は頭も良く、勉強もできる。しきりに担任からは有名都立の進学校や、難関私立のお嬢様学校などを受験する様、言われ ていたみたいだが、その妹の担任曰く、 「自分の第一志望は兄と一緒の高校だけです。それ以外は受験しません。」 との一点張りだったそうだ。当然頭の良い妹の事だから、俺の通う高校に受かった。しかも特待生扱いになる上位3名のうち に。因みに順位は一位であった。兄としては妹に早々に追い抜かされた気分であまり純粋に喜べなかったのだが、妹は 「お兄ちゃん、また一緒に学校行けるね?うふふ。嬉しいなぁ~」 と喜んでいたので、嫌な顔もできなかった。入学式の新入生代表挨拶では当然、成績一位で受かった妹がした。妹の俺に対す る日頃の態度から入学式の代表挨拶でとんでもない事でも言うんじゃないかと心配していたのだが、単に俺の自惚れで済んだ ので安堵した記憶がある。しかし翌日からクラスの男友達や、そうでもない連中、果ては他学年の生徒までもが、前日の入学式 の代表挨拶をした妹の虜になり、その兄である俺の所にも、仲を取り持ってくれだの、紹介してくれだのうるさく付き纏って きたのであった。妹は顔立ちも良く、小さな顔にくりくりとして可愛らしい瞳をもち、ふっくらとした薄ピンクの唇は男達を 虜にするには充分過ぎる。さらには先に言ったように、胸も大きく、制服の上からもその大きさを見てとれる。すらっと延び た足にも関わらず、どこかあどけなさを演出するスカートから覗く太もも。きゅっとくびれた腰。極めつけは背中まで伸ばし たサラサラの黒髪。常に淡いシャンプーの香を漂わせるそれは、すれ違う者達を必ず振り返らせる。 651 まだ間違いなんてなかったはず、きっとそうだ。 sage 2009/11/24(火) 11 00 31 ID hd1MWx2z そんな完璧美少女の妹に 当然ながら有象無象は注目する。昔からそうだ、美少女で頭も良い妹は皆から可愛がられていた。小さい頃の俺はといえば、 そんな妹に子供なりの嫉妬心を抱き、一時、妹に対し辛く当たったり無視していた時があった。そんな事をしても自分が評価 されるという事は皆無と、当時の俺にもわかっていたはずだ。しかしともかく妹が妬ましかった。……あれはまだ年明け前だった か。そんなあるとき、夜中、妹が俺の部屋にやってきて 「おにいちゃん……いっしょにねてもいい……?きょう、さむいでしょ?だからね……わたしがおにいちゃんのこと……あた ためてあげたいの。だからいっしょにねても……いい……?」 辛く当たっていた妹が、暗くて見えなかったが、おそらく眼に涙を蓄えて精一杯の勇気を振り絞ったのだろう、俺に話し掛け てきた。しかしその時俺は、 『ふざけんな、お前なんかと一緒に寝るわけないだろ。お前なんか廊下で寝ろよ。』 と、辛い言葉を浴びせてしまった。 「……ごめんなさい。おにいちゃん、ごめんね……。わたしなんかいらないよね……おにいちゃんのきもちもかんがえられな いわるいいもうとなんて、いらないよね……。ごめんね。」 そう言って、トボトボと部屋から出ていった妹。内心、俺はその時、少し言い過ぎたかと思ったが、つまらない意地のせいで そのまま妹を放っておいた。二、三時間くらいだろうか、眠りが覚めてしまい水でも飲みに行こうとベッドから出て、部屋の ドアを開けると、廊下のすぐそこにパジャマ姿の妹が寝ていた。目には泣き腫らしたような跡があり、身体は寒さで震えていた。 あぁ、とんでもない事をしてしまったとその時初めて気付いた俺は、妹を起こした。 『おい、起きろよ……。お兄ちゃんが悪かったよ……ごめんな。ほら一緒に寝ような?』 妹はすくっと立ち上がり、俺の後に付いてベッドに入った。その時、妹が言った言葉は忘れられない。 「おにい……ちゃん……?ほら、わたしがあたためてあげるからね……?あ……だめだね、わたしこんなにつめたいもんね? ……だいすきな……おにいちゃんにかぜひかせちゃうかもしれない……。ごめんね……ごめんね……おにいちゃん。」 どうしようもなく妹がかわいそうになり、自分が情けなくなり、冷えきった妹を抱きしめた。 『ごめん……グスッ……ごめん……。』 ただただ妹にごめん、としか言えなかった。その一件以来、俺は妹をもう、決して悲しませないと、そう誓った。
https://w.atwiki.jp/suiki/pages/93.html
「うぇー・・・、何だよこれっ!」 冒険者の集まる街ラフィアで耳にした街外れの洞窟で、 「あの情報屋、ハメやがったな―――ッ!?」 今日という日に晴れて 祝・冒険者となったアリーナはピンチだった。 「うぅ、せっかく旅に出れたのにぃぃ――――っ!!」 さて。なぜピンチかというと、原因はこのおてんばムスメにある。 ─ 小一時間前・・ 「う~ん、私の初めてのダンジョンだしなぁ。・・・ちょっと難易度高めのトコにしちゃおっかなぁ~♪」 10分ほど前にやっと、待望の冒険者となったアリーナは上機嫌だった。 「それから稼げるトコじゃないとねっ、やっぱり!」 そして調子に乗ったアリーナは いつも絶対に失敗する。 「こーゆー時はぁ・・・情報屋を探す!うんうん、さっすが私!わかってるねぇー♪」 その時、なぜか自分で自分を褒めていたアリーナの後ろから、唐突に声がかかった。 「お嬢さん、情報屋をお探しかね?」 「うっっわ!?何だよばあさん、心臓に悪いじゃねーか!」 声をかけてきたのは80歳ぐらいの老婆で、道の端にゴザのような敷き物を敷いて座っていた。アリーナは何かインチキくさそうなババアだな、と直感的に思ったがとりあえず気にしないことにした。しかしこれが間違いだったのだ。こんな老婆、直感に従って放っておけばよかったのに・・と今のアリーナなら思う。まぁ、もう遅いけど。 「んで、何の用だよばあさん」 「ぅむ。さっきから聞いておれば、おぬしは冒険者じゃな?」 「って、お前盗み聞きしてたのかよっ!?タチ悪ぃなぁ・・」 「おまえとはなんじゃ、お前とは。というかさっきから道の真ん中で あんなに堂々と喋っておればイヤでも耳に入るわい」 「へ?堂々と・・・?」 アリーナは嫌な予感がしてそろそろ~・・っと背後を振り返ってみた。 するともれなく人々の不信がる視線を感じたし、しっかり見た。 「・・・・・」 アリーナはまた、そろそろ~・・っと老婆に視線を戻した。 「ど・・・、どうしよう・・・・・」 アリーナは上目遣いで老婆を見上げてみたが、 「そんなの知らんわい」 とそっけなく返された。なんだ、冷たい老婆め。 「とゆーかのぅ、そんな事はどーでもいーんじゃ」 「・・・・はぁぁ」 アリーナは深々とため息をついて、まぁ仕方ない!とスッパリ気にしないことにした。 そして老婆はそんなアリーナを無視して話を続ける。 「情報屋を探すということはつまり、そこそこに難易度があって稼げるダンジョンの情報が欲しいということじゃな?」 「あ?何でそんな細かいことまでわか・・・ってさっき聞いてたのか。で、それで?」 「ぬわぁんと、ここにそなたにピッタリの情報があるっ!!」 「・・・・へぇ。」 アリーナはそっけなくそんな生返事をしただけだったが、実は興味津々だった。 ほんの10分前に冒険の旅に出たばかりなのでラフィアの情報屋がどこにいるかなんて知らなかったし、もし見つけられたとしても ほんの13歳のアリーナなんか相手にしてくれないかもしれないからだ。こんなところで調度いい情報を持った情報屋に会えたのは幸運と言っていいだろう。 「んで、どんなトコだ?」 アリーナは期待しているのを表に出さないように注意しながら聞いた。しかし老婆は 「何を言っておる。先に金じゃ、か・ね」 と言ってきた。 「え・・・?」 ほれほれ、と手を差し出してきた老婆に、アリーナは怪訝な顔を向けた。 「なんじゃ。冒険者の常識も知らんのか?・・・ハハーン、なるほど。さてはおぬしまだまだヒヨッ子の冒険者じゃな?」 「ム・・・ッ」 「あぁ、そう言えばさっき『私の初めてのダンジョン』なんて言っておったなぁ。まさかおぬし、冒険の初心者なんじゃ・・・」 「だぁ──―っ!!ちがうっ、断じてっ!!」 頭のどこかで「カチンッ」と音がした時にはすでに手遅れで、アリーナは無意識の内にそう叫んでいた。そう、アリーナは相当の負けず嫌いで相当な意地っ張りの口悪女なのだ。可愛い少女の風をしている外見には似合わず。 「私は・・・っ私はもう何年も冒険を続けてる、プロの冒険家だっ!!」 「ほっほーう。なら一番稼げるがとぉっても危険なところでも大丈夫じゃな?」 「あったり前じゃねぇかっ!!」 「では、しめて360Gいただきます」 「さっ、360!?た、高すぎねぇか?剣1本買えるじゃんっ!」 「なに?おぬしの使っておられる剣はそんなに安っちい物なのかぃ?あぁ、そんなことじゃぁこのダンジョンはム・・・」 「んなこたねぇよッ!払うって!」 「・・・確かにお預かりしました。ではお話しよう。その洞窟は・・・」 ───そんなこんなでアリーナはそのとぉっても危険な洞窟に向かい、 そこにいた魔獣に襲われてピンチなのだった。 「あ~もう、こっち来んなぁっ!!」 アリーナはそう言って、左手に持っている自分の身長の4分の3の長さはある大剣を突き出し、鋭く尖った爪で引っ掻いてきた魔獣から身を守った。 「とっとと消えろっ!」 アリーナは今度はそう言いながら右手に持っている、闇色に暗く光る銃をぶっ放した。 魔獣はその弾丸を左前脚にくらい後退したが、今度はアリーナの右後ろから違う魔獣が襲い掛かってきた。 「ふぅッ・・・」 アリーナはこれを足元に銃を発射しておさえ、左から突進してきたまた別の魔獣を大剣で受け流した。 「もぉ、何匹いるんだよぉっ!?」 また遠くから飛びかかってきた魔獣を狙撃し、立ち直った1匹目を剣で刺し、状況を把握しようと周りを見回したアリーナは、間近に迫り牙を剥き出しにした2匹目の姿を見た。 「やば・・・っ」 とっさに銃を構えようとしたが間に合わず、これが最後の時か・・と潔く眼をつむろうとしたアリーナは、視界の隅にありえない速さでこちらに突貫してくる1つの影をとらえた。 「えっ・・・?」 そう声をあげた時にはもう2匹目の魔獣は弾き飛ばされていて、その影は3匹目を排除しにかかっていた。そして、遠くの方で澄んだ女の人の声が何か呪文のような言葉を紡いでいて、アリーナはその声に心当たりがないなぁ―――と思いながら気を失っていった。
https://w.atwiki.jp/tohoranking/pages/517.html
週刊東方ランキング 12年8月第1週 【集計期間】 7/28(土) 6 00 - 8/4(土) 6 00 【集計方法】 (再生数÷20)+マイリスト数 【集計対象】 東方タグがある作品、タイトルに東方が入っている作品で集計日時から1ヶ月以内に投稿された作品 【エンドカード担当】 yuni 氏 結果(動画内では31位~100位は結果のみ紹介) ※動画名は集計時のものを使用しています。 ※自動的に次の作品にとぶようになっている一連の作品は一つの作品とみなします。 ※釣り動画、ZIP配布作品(自作の配布は除く)、東方と全く関係ない作品は除外しています。 順位 Pts 動画サムネイル 動画詳細 1 7,208 動画名 【東方MMD】スカーレット姉妹でNo Life Queen 前回順位 新作 動画ID sm18500126 備考 2 5,674 動画名 お風呂入るよ 前回順位 新作 動画ID sm18480024 備考 3 5,380 動画名 東方風コンプガチャシミュレータを作ってみた 前回順位 新作 動画ID sm18498547 備考 4 4,784 動画名 【東方Vocal】物凄いバーニングで魔理沙が物凄いうた 【Halozy】ななひら 前回順位 新作 動画ID sm18462947 備考 5 4,129 動画名 テクノブレイム 前回順位 新作 動画ID nm18490122 備考 6 3,837 動画名 【MMD】いつもと違った質感のにがもんモデルでおちゃめ機能【MME】 前回順位 新作 動画ID sm18516973 備考 7 3,294 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 とことこ東方 その1【手書き】 前回順位 新作 動画ID sm18475052 備考 8 2,539 動画名 【東方手書き】ミコレイム17【サンレッド】 前回順位 新作 動画ID sm18507160 備考 9 2,459 動画名 ゲシュタル東方壊 前回順位 新作 動画ID sm18519288 備考 10 2,245 動画名 【東方】博麗霊夢は静かに眠りたい【手書き】 前回順位 新作 動画ID sm18515732 備考 11 1,951 動画名 ショートコント第74話 『第4回クイズ100人の弾幕使いに聞きましたpart1』 前回順位 前回161位 動画ID sm18462193 備考 12 1,467 動画名 ちぇんちぇんミニ東方その190 前回順位 新作 動画ID sm18471338 備考 13 1,426 動画名 八雲一家の格差社会 前回順位 新作 動画ID sm18508507 備考 14 1,411 動画名 【東方自作アレンジ】 衛星トリフネ 【鳥船遺跡】 前回順位 新作 動画ID sm18472220 備考 15 1,391 動画名 【東方手書き】逆『転』東方 神霊廟 第一話【逆『転』-07】 前回順位 前回76位 動画ID sm18460634 備考 16 1,290 動画名 【MMD】まっさらブルージーンズ 姉御 藍様【東方】 前回順位 前回12位 動画ID sm18294859 備考 17 1,202 動画名 【東方4コマ】にとにと動画 前回順位 新作 動画ID sm18494663 備考 18 1,093 動画名 大妖精のソードワールド2.0【18-9】 前回順位 新作 動画ID sm18480362 備考 19 1,075 動画名 【東方】新春初異変 1 前回順位 新作 動画ID sm18472339 備考 20 1,070 動画名 【1000年後に】東方無限螺旋第十四話【幻想入り】 前回順位 新作 動画ID sm18500472 備考 21 1,068 動画名 【東方MMD】クールビズ 前回順位 新作 動画ID sm18497840 備考 22 1,026 動画名 【東方Vocal】 霊夢はエロゲOP風にされたようです【弾幕日和&逆『転』】 前回順位 新作 動画ID sm18471148 備考 23 997 動画名 【第4回東方ニコ童祭】メドレーに命をかけて【東方メドレー】 前回順位 新作 動画ID sm18512464 備考 24 988 動画名 【東方二次創作ゲーム】レミリアの3Dアクションゲーム(仮) プロト版 前回順位 新作 動画ID sm18519247 備考 25 988 動画名 もしバカルテットのチルノが元州知事のコマンドーを観て強盗に遭ったら1 前回順位 新作 動画ID sm18516577 備考 26 821 動画名 【東方MMD】こっち向いてゆかりん 前回順位 新作 動画ID sm18464730 備考 27 744 動画名 COOKIE ZONE☆ 前回順位 新作 動画ID sm18465021 備考 28 721 動画名 東方神蹴卓02k 前回順位 新作 動画ID sm18486436 備考 29 713 動画名 【C82】東方爆音ジャズ3メドレー【東京アクティブNEETs】 前回順位 新作 動画ID sm18511480 備考 30 704 動画名 【東方】咲夜さんがちっこい4~紅魔潜入編~ 前回順位 新作 動画ID nm18464220 備考 +31位~100位のサムネイルも展開する 順位 Pts 動画サムネイル 動画詳細 31 697 動画名 【東方】迷い込んでポッケ村 第六十一話終了後【MH】 前回順位 新作 動画ID sm18464734 備考 32 679 動画名 【憩いのひととき】おしゃれな東方インストアレンジ集 前回順位 前回64位 動画ID sm18446622 備考 33 634 動画名 Suica姉貴.mp4 前回順位 前回20位 動画ID sm18438424 備考 34 599 動画名 【東方手書き】 この娘EXにつき part1-b 前回順位 新作 動画ID sm18498980 備考 35 586 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 七夕にゃん 前回順位 前回21位 動画ID sm18454020 備考 36 555 動画名 【東方】大妖精で「ランチBOX」【手書き】 前回順位 新作 動画ID sm18466128 備考 37 554 動画名 東方4コマ「がんばれ小傘さん」13(例大祭、熱海、高知旅行前編) 前回順位 新作 動画ID nm18476184 備考 38 551 動画名 【東方手書き】 パチェコア日常4コマ漫画 前回順位 新作 動画ID nm18478444 備考 39 549 動画名 【東方】 『INFINITE WORLD』 【PVD2】 前回順位 新作 動画ID sm18517595 備考 40 511 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【第9回MMD杯予選】東方をイケメン混成バンドでロックする【PV再現(風)】 前回順位 前回2位 動画ID sm18404920 備考 41 501 動画名 【東方手書き】巡るは季節-7 前回順位 新作 動画ID sm18463909 備考 42 499 動画名 【MMD】東方で武富士みたいな何か? 前回順位 新作 動画ID sm18463208 備考 43 496 動画名 レミフラ大戦争【予告】 前回順位 前回228位 動画ID sm18461909 備考 44 490 動画名 【東方手書き】求聞手記 前回順位 前回85位 動画ID sm18455782 備考 45 467 動画名 [東方] 凛々舞双華 開発中の動画、その8 - 魂魄妖夢 前回順位 新作 動画ID sm18481988 備考 46 424 動画名 【MMD】ロン毛霊夢で裏表ラバーズ 前回順位 新作 動画ID sm18487973 備考 47 423 動画名 東方4コマ物語10 前回順位 前回3位 動画ID sm18442063 備考 48 417 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【MMD】輝夜でMelodyLine 前回順位 新作 動画ID sm18503832 備考 49 417 動画名 東方漫画 「レミよメ レミリアと妖精メイド」 前回順位 新作 動画ID sm18478749 備考 50 416 動画名 【東方】 『東方PVD3』トレーラー 【C82】 前回順位 新作 動画ID sm18517480 備考 51 411 動画名 ネクロファンタジアをマイクラで奏でてみた 完全版 前回順位 新作 動画ID sm18499967 備考 52 409 動画名 東方でこいしとぬえポタラ合体!(誰得)53 前回順位 新作 動画ID sm18504156 備考 53 407 動画名 【東方】華扇のお団子バズーカ【手描きトレス】 前回順位 新作 動画ID sm18476976 備考 54 404 動画名 東方無職劇場『ギルドでは荒ぶるグリズリーだがリアルでは無職のプーさん』 前回順位 新作 動画ID nm18471436 備考 55 402 動画名 【激戦アレンジ】人形裁判 -SECOND ATTACK-【東方妖々夢】 前回順位 新作 動画ID sm18511453 備考 56 395 動画名 東方けしからん劇場おさゆくの宴 其の29 前回順位 新作 動画ID sm18471562 備考 57 384 動画名 【MAD】幻想少女大戦妖~Rocks RISING FORCE 前回順位 新作 動画ID sm18465539 備考 58 382 動画名 【MMD】 生殺し 【東方MMD】 前回順位 新作 動画ID sm18484173 備考 59 373 動画名 【東方BGM】幽雅に咲かせ墨染の桜とボーダーオブライフ(アレンジ) 前回順位 新作 動画ID sm18522432 備考 60 368 動画名 【東方ヴォーカル】テクノポップなラクトガール【PV】 前回順位 新作 動画ID sm18508727 備考 61 366 動画名 【東方】迷い込んでポッケ村 第六十一話・狩猟1【MH】 前回順位 新作 動画ID sm18464364 備考 62 365 動画名 【MMDモデル配布】宮古芳香ちゃんが裏表ラバーズ 前回順位 新作 動画ID sm18483543 備考 63 353 動画名 【東方】迫真空手部の東方花映塚実況プレイ【淫夢】 前回順位 新作 動画ID sm18472611 備考 64 353 動画名 【東方】すおーずこーひー2【手書き】 前回順位 新作 動画ID sm18463844 備考 65 350 動画名 【東方】迷い込んでポッケ村 第六十一話オープニング【MH】 前回順位 新作 動画ID sm18464221 備考 66 350 動画名 【MMD】魂魄妖夢でメランコリック【妖夢モデルVer.1.4配布】 前回順位 新作 動画ID sm18504989 備考 67 345 動画名 【東方】神霊廟小話【手書き】 前回順位 新作 動画ID sm18486168 備考 68 333 動画名 『真・雀鬼』の名シーンを東方キャラで再現 VS八雲(前編)【MMD】 前回順位 前回4位 動画ID sm18442924 備考 69 317 動画名 東方蛮族混 Session13-5【東方×SW2.0】 前回順位 新作 動画ID nm18487243 備考 70 314 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 東方projectに関するアンケート 2012 前回順位 新作 動画ID sm18474294 備考 71 312 動画名 【東方】幽閉樂祭告知動画Final!♪泡沫、哀のまほろば、月に叢雲華に風 前回順位 新作 動画ID sm18464159 備考 72 307 動画名 【東方】迷い込んでポッケ村 第六十一話・狩猟3【MH】 前回順位 新作 動画ID sm18464649 備考 73 306 動画名 最終鬼畜一部サイクロップス.mp4 前回順位 新作 動画ID sm18478317 備考 74 304 動画名 【月刊】東方4コマ2012 7月号 前回順位 新作 動画ID nm18497471 備考 75 301 動画名 【東方】迷い込んでポッケ村 第六十一話・狩猟2【MH】 前回順位 新作 動画ID sm18464502 備考 76 288 動画名 東方蛮族混 Session13-6【東方×SW2.0】 前回順位 新作 動画ID nm18514201 備考 77 281 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 月刊クッキー☆ランキング 2012年7月.mp4 前回順位 新作 動画ID sm18504820 備考 78 274 動画名 【東方MMD】ヌルテカな紅美鈴の「え?あぁ、そう。」【HD】 前回順位 新作 動画ID sm18477757 備考 79 274 動画名 【東方MMD】とにかく眠くて眠くてしょうがないおぜうさま 前回順位 新作 動画ID sm18481316 備考 80 269 動画名 【ゲームPV】 東方百鬼合戦 とうほうなぎりかっせん 【C82新作】 前回順位 新作 動画ID sm18483449 備考 81 265 動画名 【雨天の】東方の手書き漫画に挑戦だその32【紙芝居】 前回順位 前回100位 動画ID sm18289976 備考 82 263 動画名 【手書き】地下猫 第65話【東方】 前回順位 新作 動画ID nm18474308 備考 83 259 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 亡き王女の為のセプテットをファミコン音源で再現してみた 前回順位 前回126位 動画ID sm18450588 備考 84 256 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【東方】ケロちゃんスペルカード全集-東方非想天則編-【洩矢諏訪子】 前回順位 新作 動画ID sm18500344 備考 85 255 動画名 古明地こいしの箱庭クトゥルフ 反省会 前回順位 新作 動画ID sm18503689 備考 86 254 動画名 早苗が先生なだけ 前回順位 新作 動画ID nm18467421 備考 87 251 動画名 【東方】泡沫、哀のまほろば/幽閉サテライト【XFD】 前回順位 新作 動画ID sm18508199 備考 88 250 動画名 東方地霊殿「緑眼のジェラシー」バイオリン等で演奏してみた。 前回順位 新作 動画ID sm18519621 備考 89 248 動画名 【東方Arrange】Fantom ash -幽雅に咲かせ、墨染の桜-【西行寺幽々子】 前回順位 新作 動画ID sm18507862 備考 90 248 動画名 東方魔王譚 ~オルステッドが幻想入り~ 第9章-10 前回順位 新作 動画ID sm18498288 備考 91 242 動画名 [MMD] ドラクエコスな五大老に千本桜をアメリカ人風に踊ってもらった 前回順位 新作 動画ID sm18515923 備考 92 241 動画名 【SW2.0】GM上白沢慧音と愉快な勇者たち15-4 前回順位 新作 動画ID sm18468073 備考 93 233 動画名 【SW2.0】GM上白沢慧音と愉快な勇者たち15-5 前回順位 新作 動画ID sm18497763 備考 94 217 動画名 [MMD] テカテカめーさくで「リモコン」 前回順位 前回153位 動画ID sm18458879 備考 95 216 動画名 幻想郷大乱闘プレイ動画 前回順位 新作 動画ID sm18468787 備考 96 216 動画名 【東方MMD】普通の魔法使いの憂鬱 前回順位 前回67位 動画ID sm18351170 備考 97 214 動画名 小傘が立ち見するだけ 前回順位 新作 動画ID nm18485713 備考 98 214 動画名 東方星母続録その25/princess yuyuko 前回順位 新作 動画ID sm18494139 備考 99 214 動画名 古明地こいしの箱庭クトゥルフ 最終話 前回順位 前回79位 動画ID sm18455442 備考 100 209 動画名 輝夜はクッキー派なだけ 前回順位 新作 動画ID nm18494639 備考 ピックアップ P 動画名 【第4回東方ニコ童祭】 笑々亭鳳双の東方落語「書割盗人」【後の祭り】 動画ID sm18507832 備考 P 動画名 【東方MMD】東方Projectの皆様でFellows 完成版 動画ID sm18516327 備考 P 動画名 小傘の心をつかんだ良いメロン 動画ID nm18506858 備考 P 動画名 東方地霊殿「緑眼のジェラシー」バイオリン等で演奏してみた。 動画ID sm18519621 備考 P 動画名 【激戦アレンジ】人形裁判 -SECOND ATTACK-【東方妖々夢】 動画ID sm18511453 備考