約 1,117,099 件
https://w.atwiki.jp/javadsge/pages/6455.html
(1)表 ライブラリー 素材 (2)プログラム プログラム (3)グラフ (4)リンク (5)メモ ライブラリー活用 (6)作業記録 10月5日 プログラム完成 -
https://w.atwiki.jp/kotehann/pages/49.html
__ ____ _ ____ __ ___ _ _| l(・)l | | | l 三l 三 | ヽ| ` ̄ヽ | 三  ̄三 | | ] [_L_三└─┐ l r┐ | |__ 三 __.三_ l └‐z| 三 ,, , , ヽ ├‐z ,ヘl レ、\/| l ! |,.、| _三 i 「´ / " ソ 〈ヽヘ /L三 / ヽ ノ |‐┴ァ ヽ │ | |_ / / ハ ヽ / ./ 〈 /! ト、 X 丿 / /| │ │ 三ス / ;;, / ヽ- ;;,, / `´└ ┘ ´ `Y " ;, " └ ┘ `ー─ " Y ′ ′ /|/|/| /| .//| /// / | ヽ─0─// | ●_ ● | _____(〇 ~ 〇 |___ゴゴゴゴゴ \@ /ヽ ̄ ̄ /\@ / / ̄_| ̄| ̄ ̄|  ̄\ | _ュ ) | /\__ | \_ノ _|___| (_/ ヽ_|_/ /⌒⌒ミ┴/ _|_P_ミ / ⌒ ヽ | ●_ ● | (〇 ~ 〇 | ( ̄| | ̄) |___| |___| (_(_) ┌── | 回 ┌────回───┐ | 回──┘ | | | | | | | | ┌──回──回───回 | | | | | | | | | | └─┤ | 回───┤ | | | | | | 回 | ┌──┘ | |┌────┐ └───回──┘|関東地方| | └────┘ 回 ⊂⊃ | ┌───回────回──回 | | | ─回 ┌─┴─┬─┐ | | | | | | | | ┌┘ | | | | 回 | | | 回 | | 回──┴─回─ | | | | ┌────┐ | | |上都地方| └─回─┘ └────┘ ┌─○────┐ ┌○┐ | | | | ┌┘ | | | | ○──┤ | └──┬─⊂⊃ | | | | ∩───┐ | | | ⊂⊃ ∪ ○───⊂⊃─┴────┘ | | ○ | ┌───┤ ∩ ○──○ | ∪ | ∩ ○ ○ ∪ ┌────┐ |豊縁地方| ○ └────┘ ┌┬冂 ○┴凵 | | | | | | ┌囗──┴┐ | | | └──┐ ├┐ | | 匚_,,]───┴┐ | 囗 ┼ | | ┌┬─| ゙̄ ]─┼─囗──┐ ┌┘ ├┘ 凵 | | 囗┘ ┌┤ | | ├───|゙ ゙̄| | 冂┤ | ┌┘ | |__,| | 凵┴─ | | 匚_] | | | | | |゙ ゙̄| | | | 冂 | ├─┴──|__,|─┘ | | 凵──|゙ ゙̄|──匚`゙| | | | |__,| 凵 | ○┤ |゙ ゙̄| ┌┐ | | |゙ ゙̄|┬┼┼───|__,| └○┬─囗 └───|__,|┴┴┘ 囗 | ┌────┐ └──── |深奥地方| └────┘
https://w.atwiki.jp/ironrow/pages/25.html
だが舞台は日本!海外にいったイチロー以外は全員死んだ! 【濱口優@現実 死亡確認】 【有田哲平@現実 死亡確認】 【いわっち@現実 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/129.html
通猫児 Kayoineko│和│獣部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi2/maki-1708.htm 式亭三馬。
https://w.atwiki.jp/d_va/pages/407.html
しらいしさんにジャンピング土下座 悪乗りの産物・・
https://w.atwiki.jp/moedra/pages/205.html
荒野を旅する人間。 目の前に山のようにうずくまったままの龍に、旅人が声を掛ける。 他愛もない話は、いつしか旅人が信ずる神の問いかけに変わる。 「では聞くが、お前はどんな神を崇めているのだ?」 眠ったように目も開けず、龍がそう聞いた。 「私にはこれといって崇める神はいない。」 「ほう、全ての道は己が切り開いてきたとでも?」 龍がそう聞くと、人間は肩をすくめた。 「いや、そうはいっていない。 私にとっての真実とは、万物に神は宿るということだ。 そう、例えば、この石ころひとつにだって、神は潜んでいる。」 人間は、足元に転がっていた石を拾い上げて見せた。 「ふふ、それはそれは…。面白い考えだな。」 龍は静かに笑った。 「では聞くが、お前の足元にある枯葉にも神は宿っているのか?」 「もちろん。」 人間は深く頷いた。 「では聞こう。お前の足元にある何千と言う砂粒にも、それぞれに神がいるというのか? お前の手に持っている石ころを、私が握りつぶして砂にしてしまったとしよう。 それにも、神が宿るというのか?」 「ああ、そういうことになる。」 「お前の神は、ずいぶんな存在なのだな。」 「ああ。あまりにも馬鹿げた考えかもしれない。 しかし、物には神が宿っている、だから大切にする。 生き物にも神が宿っている、だから無駄な殺生はしない。 お前や私など、社会を持つもの一つ一つにだって神が宿っている、だから礼儀をわきまえ、 徳のある行動を見せる。 こんなにも、人の行動を矯正できる真理はあるだろうか?」 「確かに、そうかもしれんな。」 龍は眼を開いた。 「私もかつて、崇められたことがある。 なに、古い古い昔のことだ。 この辺りに住んでいた種族が、私を龍だからと言うそれだけの理由で崇めたのだ。 彼らの種族にとって龍は神の使いであり、 私を崇めることは遠かれ近かれ神を崇めることだったらしい。」 龍は、小さなため息を吐いた。 「なあ、人間。私が神の遣いに見えるか?」 「はっきり言おう。お前はただの龍だ。違うか?」 「はっはっはっ。言ってくれるな。いや、しかしそれが正解だ。 私は、生まれてこの方、誰かに使えた覚えは無い。 いまでも、私は自分が生まれた瞬間を覚えている。」 「生まれた瞬間?」 人間が興味深げに聞いた。 龍は、頷くと答えた。 「そう、気付いたらそこにいた。」 人間は、その後の言葉を待っていた。 しかし、龍の話はどうやら終わってしまったことに気付いたようだ。 「ずいぶんだな。」 「ああ、生まれたときからこの体だった。人間のように成長もせず、歳もとらない。 深い傷も時が立てば痕なく治る。」 「しかし、それではお前が生まれた瞬間の記憶かどうか分からないではないか?」 「どういうことだ?」 龍が聞いた。 「もしかすると、その瞬間まで気絶していて、お前は記憶喪失なのかもしれない。」 「はっはっ。そう言った考えは、思っても見なかったな。 そうすると、私はこれまでずっと記憶の一部分を失ったまま生きてきたことになる。」 「ああ、もしかするとそうかもしれない。」 「面白い考えだ。」 龍は顔をほころばせた。 「なあ、人間よ。」 「なんだ?」 「神はいると思うか?」 「さあな。」 「いるか、いないか?」 「悪いが、その答えは控えさせてもらう。」 「何故控える?先程お前は、万物に神は宿るといったはずだ。」 「ああ言った。それが私にとってのこの世の真実だ。 しかし、それを信じているとは言っていない。 私は、その真実を私の行動を矯正するための道具として使っているだけだ。 結局、死んで目の前に神が現れるまで真実など分かりっこない。 いないと思って生きていたら、実はいた。 いると思って生きていたら、実はいなかった。 どちらも、馬鹿馬鹿しい結末だ。 なら、いるかいないか、うやむやに生きてきたほうがいいと思わないか? 大体、お前はどう思うんだ、いるのか、いないのか。」 「私自身思うこと、どちらでも良いと思っていたのだ。 なあ、人間。お前と私は気が合うかも知れぬな。」 「神の存在についての一致だけでそう思うのは、早合点というものだろう。 これからいくらでも、私とお前の相違点など見つけ出すことができる。」 「そう言うな。龍を見て、恐れず話をする人間などそうはいない。」 龍と人間は、それから夕方まで語り合った。 互いがどんな質問をしても、結局は二人とも同じ意見だったということに気付き、 二人はいつの間にか、自分たちが長い間一緒に過ごして来た様な気になっていた。 「すっかり日が暮れてしまったようだな。 人間、今夜はどうするつもりだ?」 「このあたりで野宿する予定だったのだ。 丁度いい。ここで野宿しよう。 何かあったとき、お前がいると心強い。」 龍は、近くにあった枯れ木を拾い、それに火をつけながら言った。 「ふふ。いつ私がお前を守るといった?」 少々おどけたように言う。 「それはひどい。気の会う友人を見殺しにしてしまうのか?」 「ああそうか。お前と私は友人なのか。うれしいことを言う。 それでは守らなくてはいけないな。」 乾いた枯れ木は煙もなく燃え、日が落ちた暗闇に、 小さな夕暮れの明かりを人間と龍の顔に映した。 枯れ木が、音を立てて燃えている。 ここ一番の大きな音を口火に、 「人間、しばらくここで暮らさないか?」 「龍よ、私と一緒に来て見ないか?」 二人がほぼ同時にそう言った。 初めての意見の相違だった。 「悪いがそれはできない。」 「悪いがそれはできない。」 そして、互いの意見は一致する。 「そうか。」 「そうか。」 二人はそれ以上何も話さず、どちらともなく眠りに付いた。 龍が、日が天高く上った頃に目を醒ました。 人間はいない。 焚き火の跡がそのままになっている、その近くに何か置かれている。 透明な水晶のような石だった。 人間の掌に乗るくらいの大きさなのだが、 中に無数のクラックが生じた状態の悪いものだった。 表面にも、比較的新しい無数の傷が掘り込まれている。 しかし、龍はそれが人間からの素晴らしい贈り物であることが分かった。 光を当てると、そのクラックから生じる乱反射で、地面にきらびやかな七色の光を作り出すのだ。 その七色の光は、龍を形作っているように見える。 「人間よ、名前も告げずに立ち去ってしまったな。 私から何も受け取らずに立ち去ってしまった…。」 龍は、そう呟くと翼を広げた。 まだ間に合う。この荒野で人間を見つけ出せないはずなど無い。 案の定、人間はまだそう遠くない所を歩いていた。 龍に気付くと、人間は両手を振った。 「人間、別れも言わずに立ち去るのが、お前の礼儀なのか?」 龍は、半分怒りの感情でそう言った。 「気持ちよく眠りに付いた者を起こさないのも礼儀だ。 土産は受け取ってくれたかな。」 人間は、龍が手に持っている水晶を指さした。 「ふむ。私がこのようなもので満足するとでも?」 「ああ。お前なら満足するだろうと思った。」 「ほう、知った口を聞く…。」 「そうだ、昨日は変な申し出をしたことを詫びていなかった、すまない。」 人間は、そういって頭を下げた。 「申し出?」 龍は、意味が分からず聞きなおした。 「ああ、一緒に来ないかと言うことだ。 龍は、土地を守る生き物だと聞く。無理な相談だった。」 「そんなことなど気にしていない。それでは、私もお前を誘ったことを謝らねばなるまい。」 「いや、私はいつでもここに留まれる。 しかし、今はそれ以上に何処にも留まりたくないのだ。 このまま、私は私自身がいやになるまで動き続けると思う。」 「そうか。なら、仕方の無いことだ…。」 龍は頷いた。 「それに思ったのだ。一期一会だからこそ素晴らしい関係が気付けるのではないかとな。 一緒にいれば、そのうちきっと互いが嫌になるだろう。 私は、お前のことを嫌になりたくないと思ったのだ。」 「しかたのないことだ。」 龍は眼を閉じて、人間に背を向けた。 「また、ここを通ることはあるのか、人間よ。」 「たぶん、ないだろう。」 「そうか。では、最後に名を聞こう。 私の記憶にその名を刻んでおきたい。」 「なに、名乗るほどのものでは無い。」 人間はおどけた。 「この期に及んでまだ言うか。」 龍は、振り返って言った。 表情こそ笑ってはいたが、その眼には涙がにじんでいた。 「そんな顔見せるな。こっちまでしんみりした気持ちになってしまう。」 龍は、眼を瞬かせて涙を飛ばした。 「では、な。人間。いい旅を。」 「ああ、お前もいい旅を。」 「私は旅などしておらん。」 龍は口の端で笑いながら、旅人の冗談を返したつもりだった。 旅人は笑った。 「ふふ。いや、しかしお前も旅はしている。 移動すること、それだけが旅では無いだろう?」 「ああ…生きているだけでも旅なのかも知れんな。」 「そう、だから、いい旅を。」 旅人は手を差し出した。 龍がその手をがっちりと掴む。 旅人は振り返り、自分の行く先へ徒歩を進めた。 龍は、旅人と贈り物を交互に見やりながら、自分が何も渡していないことに気付いた。 「人間!」 龍の呼び声に、人間が振り返る。 龍は、自分の手の甲の鱗を一枚むしると、人間に投げてよこした。 「旅の守りだ。」 光に薄く透けるその鱗は、艶やかに光を放つ。 「ありがとう。宝物だ。」 龍は、人間が砂丘の果てに見えなくなるまで見送っていた。 そして、いるかいないかどっちでもいいと言っていた神に向かって、 人間の無事を無心に祈っている自分に気付いた。 END 感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/donguriman/pages/232.html
【らいじん】 らいじん (4) モンスター:天属性・人型族 相手のモンスターが全てタップされていない時、このモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できる。 条件を満たせば相手プレイヤーに直接攻撃できるモンスター。 タップされていない(アンタップ状態)の時なので、攻撃せずに壁を張って時間を稼ぐタイプのデッキに打撃を与える手段として運用できる。 こちらの守りを固めて相手に攻撃し辛い状況を作り出せば、大いに暴れ回れるだろう。各種パンプアップとの相性もいい。 似た効果を持つモンスターに【ふーじん】がある。こちらは相手がタップされている時。 ■関連項目 モンスターカード 直接攻撃
https://w.atwiki.jp/marinaro/pages/114.html
らいすけ 基本情報 愛称 : 国籍 : 職業 : 船 : ○○度: レベル 冒険 : 交易 : 戦闘 : 生産 縫製 : 工芸 : 鋳造 : 調理 : 保管 : 造船 : 錬金術: このスキルが自慢! 主張したいこと 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yugioh-vanilla/pages/597.html
【魂喰らい】 【レベル】4 【攻撃力】1200 【守備力】0 【合計値】1200 【特殊能力】謎 【備考】謎
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1580.html
おらべならい 27KB 虐待-普通 理不尽 飼いゆ 透明な箱 現代 独自設定 うんしー ぺにまむ 独自設定満載 一人の疲れた顔をした婦人が玄関に佇む。 腕にばんそうこうを貼り、スカート下から覗く生傷だらけのその素足。 目は虚ろで、家の奥からは子供の泣き声も聞こえる。 婦人は目の前の男性に頭を垂れて、『よろしくお願いします…』と呟く。 「任せてください」 俺は後部座席に手渡されたケースを詰め込む。 ズッシリと腕に響く重量はかなりのものだ。 これはある育成方法を間違ったために起こりえる現象。 駄目な飼い主の典型的な事例。 だが、俺はそのような考えを一言も漏らさない。 何故ならこの婦人は依頼者だから。 疲労した人に鞭打つこともあるまい。 「それではお預かりします」 「はい…」 「それではこちらをどうぞ。これはサービスです」 「はい…?」 俺は俯く婦人へ商品を預けて移動する。 後部ミラーに映された呆気に取られた奥様の顔が印象的だった。 「…くそじじい! れいぶをゆっくりさせてねっ!?」 「まりさはおなかすいたよ!? あたらしいどれいは、ゆっくりせずにあまあまちょうだいね!」 「ちょこりぇーとしゃんもってきちぇねっ! きゃわいいれぇいみゅが、むーちゃむーちゃすりゅよっ!」 「まりちゃはかちこいんだよっ! えりぃーとしゃんなんだじぇっ!!」 車が走り出し、後部座席から響くのは口の悪いゆっくり達の叫び声。 正直、胸糞悪いがしょうがない。 こいつらはお預かりしている大事な商品なのだから。 ご覧の通りのありさま。 俗に言うゲスと呼ばれる物だ。 発生条件は多々あるが、飼いゆとしての条件下で最も多いのはただ一つ。 飼い主の乏しき知識で起こる間違った躾が主な原因だ。 求まられるまま、命じられるままに甘やかした結果のなれの果て。 身体はぶくぶくに太って丸いフォルムがぱんぱんに膨れ上がる醜い姿。 言葉使いは相手を逆立てするような聞くに堪えない暴言の数々。 頭に血が昇った飼い主は直ぐに潰しにかかる行動に出る事も多い。 しかし、少数の飼い主は手を出して制裁を行うことが出来ない。 人語を話すゆっくりを潰すことにある種の恐怖感を抱く者がいるのも確か。 住宅街で悲鳴をあげられると、ご近所付き合いにも支障が出るだろう。 口を塞いで潰す考えも、鬱状態では思いつかないのかもしれない。 それに加えて家庭に子供がいる場合も色々とややこしい事態が想像される。 相談する相手がいなければ八方塞だ。 ますます自分の殻の奥深くへと追い込まれていく悪循環。 「れぇいみゅはちゅよいんだよっ! にゃまいきなどれいを、かみかみしてばちゅをあたえたよっ!」 「ゆん! おちびちゃんはえらいねっ! さすが、ままにのかわいこちゃんだよっ!」 キリッとした顔で歯を剥き出しにした赤れいむ。 話の内容から、噛み付き行為を意図的に行っているらしい。 多分、それに親が便乗して婦人にも噛み付いたのだろう。 顎の力はそれ程ないとは言え、歯型が浮かぶ傷を残すことは出来る。 かなり危険な行為だ。 この赤れいむは何も解ってはいない。 それを絶賛する醜い身体をした親れいむ。 いや、でいぶか? 太ると一人称が変わると言われているが、今のところは判断できない。 すりすりと肌を合わせてながらうっとりと微笑んでいる。 狭いケース内で五月蝿く騒ぎ出すゆっくり下種家族。 家族構成は、れいむとまりさのツガイ。 それぞれの親に良く似た可愛いおチビちゃんが一体ずつ。 計四体の糞まんじゅうだ。 「…とびっきりの地獄を味合わせてやるよ」 俺は饅頭に聞こえないような呟き声を掛ける。 ハンドルを鋭く切ってカーブを曲がり、家路へと急いだ。 「「「ゆぅうぅううううううぅううううっ゛!?」」」 連続カーブで曲がる度にケース内の家族は左右に翻弄される。 涙を浮かべながら文句を言うゆっくり達の地獄はここから始まった。 暗い地下施設。 とは、言えない明るい一室。 防音処理を施された8畳程度の部屋に沢山のケースが置かれている。 俺は、ゆっくりを専門に扱うブリーダーだ。 良ゆっくりを作り出し店舗へと納める事を生業としている。 その際に悲鳴が漏れてしまう事態を考慮した結果、このような設備も必要とされるのだ。 「なんで、れいぶをごんなごどろにとじこめる……」 「まりささまに、さか…」 「れぇいみゅはちゅよ…」 「まり…」 口汚いゆっくりを別ケースに入れて蓋をする。 暴言は聞くに耐えない。 「下種を治療…ね……」 俺は契約書を眺めながら考えにふける。 今から、ゆっくり達の立場を理解させる治療を行う。 駆除ではない。 制裁でもない。 れっきとした更正をこの家族に与えるのだ。 早い話が、飼い主の罪を肩代わりすると言う事。 この好き放題にさせた汚物を奇麗に洗浄して飼い主の元へと返す。 そう言う事だ。 俺は蓋を開けてれいむを摘み出す。 かなりの重量。 飽食をさせてきた怠慢の象徴。 その醜い身体をテーブルの上に置いた。 「ゆっ!? やっと、せまいおうちからでれたよっ! くそにんげんはゆっくりしてないねっ!!」 「さて、れいむは偉いのか?」 「ゆん!? なにをいっているの? じじいは、あたまがおはなばたけなの? それは、じょうっしきっ! のことでしょおおおっ!? ゆっくりりかいしてねっ!!」 テレビで取り入れた言語の数々。 かっこいい言葉を真似をする子供の様に、余計な知恵をつけていく飼いゆっくり。 この躾も飼い主の義務の一つ。 それを怠れば、このような下種が誕生するのは当然の事だ。 「俺はどれくらいのゆっくり具合だ?」 「じじいは、ずぅ――~っ、と! したのどれいだよっ! かきゅうどれいだよ! なにをあたりまえのことをきいてるの? ばかなの? しぬの?」 眉毛を下げながら口元を嫌らしく歪めた。 お馴染みの憎たらしい表情をするれいむ。 「これをやるよ。ゆっくり食べな」 「ゆゆゆっ!? じじいはゆうしゅなどれいだね! ゆっくりせずにたべるよっ!!」 俺は大ぶりのクッキーをれいむの前でちらつかせる。 それを見たれいむは、涎を垂らしながら下を伸ばしてきた。 重い身体を動かす事が億劫になった為にする行動。 このでいぶに片足突っ込んでる肥満れいむも例外に漏れずに思った通りの行動を起こす。 いらいらと唸り始めたれいむを無視しながら、 クッキーとれいむの幅を調整して舌を限界まで伸ばしきる作業を行う。 俺はれいむの舌先を掴み、素早く宙で回転させた。 「ゆ? ゆゆゆっ!?」 しょっぱい指先の味を感じる間もれいむに与え無い。 速やかに作業を終える。 「ろぼして、れいむのしらさん、おもいろうりにうごいてくれないのおぉおぉおおおっ゛!?」 れいむの舌は結び目が幾つも連なり満足に動かせない状態になっていた。 重厚で外界の音を遮断していた箱の中からまりさを取り出す。 れいむの姿が見えないことに腹を立てていた黒帽子。 しかし、俺がクッキーをちらつかせると舌を伸ばし始める。 あっさりと長い舌が結ばれて、れいむと同様に舌足らずで喋るゆっくりまりさ。 「さて、俺は誰かな?」 「ゆっくりなおちてねっ!? くじゅなじじいはゆっくりできにゃいんだぜっ!?」 俺はまりさの肌色お腹にライターをあてる。 これはガス切れのワンタッチ式ライターだ。 点火ボタンを押して発生した火花。 その火花は直接まりさのお腹へと吸い込まれた。 「ゆびぃいいぃいいぃぃいいっ゛!?」 まりさが跳ね上がる。 体を縦に伸ばして背伸びする。 苦痛を受けて身を捩りだす。 簡易的なスタンガンのような物だ。 その威力は、さほど大した事は無い。 だが、我侭放題で育ち、痛みに弱いゆっくりにはとても効果的だった。 「俺は、誰かな?」 「いだぃいいぃぃっ゛!? どぼじでごんなごどずるのおぉおぉおおっ゛!!」 「俺は、誰かな?」 「ゆんぎぃいぃいっ!? ぽんぽんがいだあぁああぁあああいっ!!」 「俺は…、誰だ?」 「もうやだぁああぁっ゛! おうじがえるぅううぅうううぅっ゛!?」 「誰だ」 「いだいぃいぃいいぃっ゛!? ぼういやぁあぁあぁぁああっ゛!!」 語り掛けながらショックを与え続ける。 その際、お腹にあてたライターの位置を少しずつ移動させるのがポイントだ。 同じ箇所に刺激を与えると傷が付くのも大きな理由の一つ。 もう一つは、我慢を覚えてしまうと厄介だから、満遍なく全体に痛みを与えると言う理由がある。 次から次へと襲い掛かってくる新鮮な痛みは、まりさを程よく刺激してくれるだろう。 「俺は誰ですか?」 「おにぃざんでずうぅうぅっ゛! ゆっくぢじだにんげんざんでずぅううぅうっ゛!?」 数回処置を行うと、まりさが観念したかのように大声をあげて服従する。 目と下半身からだらしなく液体を流し、いかにも自分は可哀想なゆっくりだと主張するその姿。 見るに耐えないので、側にある大きなケースへと放り込んだ。 内部にシーツが敷かれているから怪我はしない。 それを、一部始終見ていた親れいむ。 口には×点印にテープが張られていた。 声を出せずに、先程まで床を這いずり回っていた親れいむ。 上ばかり見ていたまりさは、床を移動していたれいむに全く気が付かなかったのだ。 激怒していたれいむは、悲惨なまりさの姿を見て、今は壁際で誰かに助けを求めている。 「次は、れいむだな」 俺は親れいむへと近づく。 れいむは開きもしない扉に身体を押し付けながら涙を流している。 出られる訳が無い。 ここから出る時は、まともなゆっくりになっているのだから。 まだ、何も始まってすらもいないのだ。 「…ゆっ! おにいしゃんはすごいよっ! にんげんしゃんはすてきだよっ!!」 親れいむの口のテープを外す。 すぐさま命乞いを伴う行動に移る舌足らずな親れいむ。 にっこりとぎこちない微笑みを浮かべながら、ゆんゆんと呟いている。 チラチラ動かす視線の先には、ケース内で横たわる自分のツガイのなれの果て。 泣きながらケースの端で蹲るみっともないその姿。 親れいむは必死に俺の様子を伺っている。 そんな親れいむを横目に俺は重厚なケース内に手を入れる。 取り出したのは可愛いおチビちゃん二体。 親まりさが入っている透明ケースへと移動させた。 「おちびしゃん! ゆっくりしちぇいってねっ!?」 赤ゆの姿を見た親れいむが嬉しそうに声をあげる。 頭上高くのケースの中で騒いでいる赤ゆ達の無事を確認した親れいむは自然な微笑を漏らす。 「さて、あの赤ゆは何だ?」 「ゆ!? あれぇはれいむのおちびしゃんだよっ! きゃわいくてごめんねっ!?」 良い顔をしながら偉そうな口調に戻りつつある親れいむ。 「おちびしゃんたちにあまあまをあげてねっ! れいむにもちょうらいねっ!?」 調子づいて来た親れいむは、先程の危機感をさっぱり忘れて要求をし始めた。 可愛い赤ちゃんを見せたら誰もがゆっくり出来る。 そんな間違った考えを持ったゆっくりが陥る最悪な間違い。 赤ちゃんを作った後、下種になりやすいのはこういった思い上がりも原因の一つだ。 親ゆ達が飼い主に赤ゆを見せた後、間違った躾を行うと取り返しがつかなくなる典型的な事例。 こいつらは、そんな下種の見本みたいな存在だった。 「赤ゆはどれくらい凄いんだ?」 「ゆん! どれいよりは、はるかにえらいよっ! とうぜ……ゆぎぃいっ゛!?」 親れいむが跳ね上がる。 まりさと同様に眼球を剥き出しながら涙を流す。 「赤ゆはどれくらい凄いんだ?」 「やべでねっ゛!? ゆっぐぢっ、…いだいぃいぃいいいぃっ゛!!」 それから、まりさと同じように刺激と質問を繰り返す。 親れいむのお腹は小さな赤黒い印で一杯になっていく。 「ごべんなざいいいぃいいぃっ゛!? れいぶがわるがっだんでずぅうぅっ゛! おぢびぢゃんだじは、ぜんぜんずごぐなんがありまぜんんんんんっ゛!?」 数回処置を施すと、あっさりと手のひらを返す親れいむ。 だが、俺は辞める気はさらさら無い。 今回のターゲットはこの親れいむではないのだから。 「やめちぇあげてねっ!? いちゃがっちぇるよっ!!」 「やみぇろおおぉおぉっ! ひぢょいことちゅるなあぁあぁあぁあっ゛!?」 透明なケース内で暴れる二体の赤ゆっくり。 小さな身体を壁に押し付けながら必死で叫んでいる。 「どぼじで、こんにゃきょとちゅるのおぉおぉおおおっ゛!?」 「みゃみゃをたちゅけてあげてねっ! どうちて、ないてばきゃりいるんだじぇ!?」 赤まりさは親まりさに助けを求めている。 しかし、イヤイヤと首を振るだけの親まりさ。 「ゆっびぃいいぃいいいいいぃいいっ゛!?」 「みゃみゃああぁああぁああっ゛!? うわぁああああああぁあぁんっ゛!!」 「うぎょいてねっ! みゃみゃがちんじゃうよっ゛!?」 「ゆぎぎぎぎっ゛! いくらおちびちゃんのたのみでも、まりさはここきゃらうごかないよっ!?」 一際高く悲鳴を上げた親れいむに、ケース内は大混乱。 赤れいむは同じように甲高い悲鳴をあげて泣き叫ぶ。赤まりさは親の肌に密着して動かそうとしていた。 しかし、親まりさは断固としてその場から足を運ぼうとはしない。 「赤ゆは、どれくらい凄いんだ? 答えてくれよ」 「ゆぶっうっ、ああぁああぁああっぁあっ゛!?」 「やめちぇねっ゛!? やめちぇあげちぇねっ゛! やめちぇえええええっ゛!?」 「くじゅっ! くじゅやろうっ゛!? どぼじでだずげてくれにゃいのっ!」 「ゆううぅうぅううっ゛!?」 何も出来ない無力な自分を嘆く赤れいむ。 ただただ泣き喚きながら蹲る親を見ていた赤まりさ。 親れいむは、赤ゆ達が抱く、偉大で素晴らしい親の認識を陥れる為に使用した。 俺は気絶した親れいむをケースに突っ込んで部屋を後にする。 そろそろ、飯の時間だ。 準備が終わった俺は部屋へと戻る。 そこにある透明ケース内部から険悪な雰囲気が漂ってくる。 向かって右端には黒帽子を被った親まりさの大きな体。 左側の大きなスペースを取る様に横たわる親れいむ。 赤ゆ達は、親れいむのお腹の傷をぺろぺろと舐めていた。 「飯だ」 「ゆっ!」 「ゆっくちちょうだいねっ!?」 「ゆん…まりさも…」 端にいた親まりさの声を遮るように、赤ゆ達の鋭い視線が向けられた。 赤ゆ達の前で醜態を晒した親まりさは、役立たずと認識されたらしい。 俺は含み笑いをしながら観察を続ける。 本当に頭の足りない饅頭だと思う。 順番が違えば親れいむがその立場だったのに。 憎むべき存在は俺。 そして、これから恐れる存在にならなければ。 手に持っていた二つの皿をケース内に置く。 その際、ライターは握ったままだ。 これは噛み付きなどを防ぐ威嚇目的。 「ゆっくちたべりゅよっ! やくたたじゅのくずおやはたべないでねっ!?」 「ちゃべるしかくはないんだよっ! ゆっくりりかいするんだじぇっ!!」 片方の皿に擦り寄ってきた親まりさへと叫ぶ赤ゆ達。 親まりさは涙を目に溜めながら、しぶしぶとケース端へ戻っていく。 大きな身体をした親れいむはゆっくりと起き上がり、 冷たい眼差しをまりさへと向けた後、片方の餌皿に足を運ぶ。 そして、皿を口で咥えてまりさの前から移動させた。 お前に与える餌は無いと言う行動だろう。 まりさは歯を食いしばりながら、流れる涙の線を太くさせた。 「「「むーしゃむーしゃ!」」」 餌皿に口を突っ込み租借し始める親れいむと赤ゆ達。 とてもお腹が空いていたのだろう。 内容物も確認せずにお口いっぱいに頬張り始めた。 頬をリスのように膨らました三体のゆっくり。 疑問符を頭の上に浮かべる仕草をした後、みるみる内に顔色が悪くなっていく。 「「「ぶっほぉおおおぉぉっ゛!?」」」 同時に吐き出した。 それも盛大に。 ケース内が真っ黒に染まる。 咳き込みながら舌を垂らすゆっくり達。 まりさはいい気味だと言わんばかりの表情だ。 食事をしたれいむ達に突っ込む余裕などは残されていない。 口いっぱいに広がる味は、濃厚な泥の風味。 ゆっくりなど出来るはずも無い。 嗚咽をしながら悶えるゆっくり達。 「「「ごんだぼの、だべられるわげないでじょおぉおおおぉおっ゛!?」」」 れいむ達は涙を流しながら口を揃えて抗議した。 「それ以外食わせる気は無いから。と言うか、無理矢理詰め込む」 「「「ゆっ!?」」」 俺は冷淡に述べると、手始めに親れいむの口を強引に開いて泥を押し込む。 その後、丸い身体を仰向けにしてから口元に手を添えて上下に軽く振った。 涙目のれいむは、食べたくもない泥を強引に飲まされた。 テープを貼られた為に吐き戻すことは許されない。 まりさと赤れいむにも同様の処置を行う。 「やめちぇねっ゛!? やめ……げぼろおおっうべぇええっ゛!」 「ゆっぐ…!? おぶぇえっ! んぐっくん!?」 「いやじゃあぁあっ゛!? まりちゃ、そんにゃものだべちゃくないよぉおっ゛! ぐぶっ゛!?」 ケース内に転がる三つの塊。 大小様々なその集団の間に小さな赤まりさを置く。 口をテープで閉じられたゆっくり家族。 これが、毎日行われる食事風景となるだろう。 泥を摂取させる目的は体に詰まった内容物の変質狙い。 基本、ゆっくり達は何でも食べる。 殆どの物質を餡子などに変換して生きる糧にする能力を持った不思議生物。 菓子工場などでは重宝されるナマモノだ。 飼いゆとして過ごすゆっくりには専用の飼料が売り出されている。 その種類は様々。 味が濃い。栄養が豊富。刺激が強い。 色々な状況に合わせて選ぶのが一般常識。 しかし、中にはゆっくり出来ない飼い主が存在する。 良い飼料をゆっくりした気持ちで食べ続ける。 そうすると、変換された餡子は我侭成分を多く含む。 舌が肥えるのではなく中身が変質した事で食に文句を言うようになる。 この家族もその一例にあたる典型的な駄目一家。 大きな身体に我侭餡子がいっぱい詰まっている。 不味い泥を与えることで、ゆっくり出来ない気持ちで変換された悪い餡子が身体に充満。 そうすれば、大半を占めている我侭餡子が外部に流れ出すだろう。 「ゆぎぎぎっ!? おなががいだいぃぃいいぃいっ゛!!」 「うんうんざんでてぎでねえぇえええぇっ゛!?」 「ゆっくちできにゃいぃいいぃいいっ゛!?」 「いちゃいんだじぇええええぇぇっ゛!?」 その過程は生易しい物では無い。 口からテープを剥がされたゆっくり家族は苦痛に顔を歪める。 歯を食いしばりながら下半身に力を込めていた。 悪い餡子は飽食餡子に刺激を与えて強烈な腹痛をゆっくりに与える。 死んだほうが良いと感じる腹奥から絶え間なく訪れる激痛。 泥に下剤効果などは無い。 続ければ続けるほど、うんうんは硬くなって外部に出にくくなる。 「あああぁあああっ゛!? あにゃるしゃんがいだぁああぁああいっ゛!」 「ゆぶっはああかああぁっ゛!?」 「ゆぶあぁああぁあああんっ゛!!」 当然、あにゃるは切れる。 力んで無理矢理出した最悪の結果だ。 だが、この苦痛も大切な教育。 体の中を変化させながら、同時に泥を食わされるとこう言う酷い目に合う恐怖を与える。 一石二鳥な更正手段。 この食事方法は当分続けられる。 泣きながら喚くゆっくり達を尻目にしながら、俺は部屋を後にする。 泥も食いなれた数日後。 態度も大人しくなったゆっくり達。 体に詰まった餡子も大分変質したであろう。 ライター教育を定期的に行い、誰が上かをみっちり叩き込んだ。 そろそろ頃合だ。 ラムネを食わせてゆっくり達を眠らせる。 久々の甘いお菓子に涙を流しながら喜ぶゆっくり達。 相変らず警戒をしないのは育ちが悪い証だろう。 扱いやすくてストレスが溜まらないのは利点でもある。 俺はケースに入ったゆっくり達を、静かにバックの中へと移す。 「…ゆっ?」 「…んっ?」 れいむ達が眠りから覚めると、そこはあの地獄では無くなっていた。 暖かそうなコタツに窓から差し込む日の光り。 過去のおうちでは当たり前だった風景が広がっていた。 「ゆっ!? あの、おにいしゃんがいないよっ!」 「そういわれてみればしょうだねっ! ゆっくりできしょうだよっ!?」 舌がまだ結ばれたままの親れいむと親まりさが大きな声をあげる。 赤ゆ達は起きるなり絨毯の上を転がっている。 「ゆっくちきょろがるよっ!」 「まりちゃもきょろがるよっ!」 コロコロ転がる赤ゆ達。 久しぶりの開放感で誰もが自然と笑みを零していた。 親達はキョロキョロと周囲を見渡し、ゆーゆー言いながら探索を始める。 「「ここをゆっくりぷれいすにするよっ!」」 親達は開口一番、自信満々にそう言い放った。 「あのおにいしゃんはゆっくりできないねっ!」 「そうだよっ! まりさのいだいさに、おしょれをなしてにげだしたんだよっ!?」 「れぇいみゅは、かわいいからさいきょーなんだにぇっ!」 「まりちゃもかわいきゅてごめんにぇっ!?」 次々続く最低な暴言。 予想通り過ぎて溜息しか出ない。 親達は一頻り馬鹿にした後、コタツの上に乗っていたお菓子に目を奪われる。 美味しそうな黒クッキー。 赤ゆ達を頭に乗せて、あまあまへと跳ねながら接近する。 「「「むーしゃむーしゃするよっ! ゆっくりちゃべられてねっ!?」」」 微妙な舌足らず言葉を合わせた後、クッキーにパクつくゆっくり家族。 先走った唾液でクッキーをふやかしながら味を確かめる。 そして、懐かしい風味がゆっくり家族を襲う。 泥臭い。 「「「おぶぇええぇええええぇぇえっ゛!?」」」 家族は一斉に吐き出した後、苦しそうに咳き込む。 警戒心を全く持たずに頬張った泥クッキーは、その不味さを口の中で花開かせた。 想像とはまるで違った汚物を進んで食べたゆっくり達はかなり精神的ショックが大きい。 「げほっ゛!? げほおぉっ゛! ……ゆ?」 誰かの爪先が咳き込む親れいむの視界に入り込む。 れいむが顔を上げれば、そこにはお知り合いのお兄さんの姿。 周囲のまりさ達も絶望の表情を浮かばせていた。 「失格」 これから、物理的ショックがれいむ達を襲う。 見飽きた部屋の中。 透明なケース。 暖かなコタツなどは無い風景。 れいむ達は地獄へと舞い戻ってきた。 「いやじゃぁああぁぁあっ゛!? やめじぇねぇええぇえっ゛!」 お空を舞っているのは親まりさ。 下半身にぴこりと立った小さなぺにぺに。 そこに刃物を突きつけられて悲鳴を上げている。 刃物は良く切れそうな銀色のハサミ。 俺の側には治療用の小麦粉も完備している。 「ゆぎぃいいぃいいっ゛!?」 親まりさのぺにぺにを切り落とす。 これは泥食が終わり、他の飼料を与える時期にしなければならない重要な処置だ。 最低な泥をたらふく食らった後では何でも美味く感じる。 その際、豊富な餌があると勘違いしたゆっくり達の繁殖を抑えるためだ。 互いに亀裂が入り始めた現状では、すりすり行動も滅多にやらない。 欲情に任せた厄介な動物性妊娠さえ抑えてしまえば後はどうにでもなる。 「…まじざの…ゆっくじどしだ……べにべにざんがぁっ゛…」 大きく叫ぶ事も無く、ただひたすらに項垂れる親まりさ。 それを恐怖の瞳で見ていた親れいむは、掴んだ俺の手のひらを振りほどくように暴れ出す。 やめてやめて。 そう叫ぶれいむのぺにを切り落とす。 躊躇などはしない。 何故ならぺにはまむと違って移植が容易なのだ。 それに、今切った箇所ならば後から再生する可能性は極大。 飼い主に引き渡す時、希望にあわせて調整すればいい。 「れいぶ…の…ゆぶぅううぅうううぅうっ゛!?」 治療したれいむをケースへと戻す。 赤ゆ達は親に寄り添うことはせずに、ケースの端で泣いていた。 ようやく、俺が雲の上の存在だと言う事を認識し始めたらしい。 逆らっても適わない人間。 要求しても従わない人間。 それらを餡子脳へと叩き込む。 立場と言うよりも、これからの生きかたを刻み込む。 それが俺の託された仕事。 「…れいむは…もう、いやだよ……」 ぶつぶつと呟く親れいむ。 切られたぺにの修復箇所を見た後、赤ゆ達の方向へ視線を向ける。 そこには、ゆっくりしていない赤ゆの姿。 体は薄黒く汚れてあにゃるは小さく裂けている。 その原因を作ったのは親達だ。 体を舐めてお尻を奇麗にすれば赤ゆ程度の健康管理など容易い。 れいむは全てを環境のせいにして、ある決断を下す。 キリッとした顔。 ゆっくりがよくする表情。 これは覚悟を決めた最高のパフォーマンス。 「さあ、おらべならいっ!」 言い放ったれいむの体は真っ二つに裂ける事は無かった。 舌に結び目を数箇所つけたれいむの発音。 それは、赤ゆ並みの舌足らずな声色を響かせる。 『お食べなさい』を奇麗に言えず、自殺未遂に終わったれいむ。 大きな目を見開きながら自問自答して固まっている。 このれいむはショップ購入と資料に書いてあった。 ある日、屋内に侵入したまりさに手篭めにされて赤ゆを宿したらしい。 土下座みたく地に伏せながら、 『あかちゃんをころさないでくださいっ!』 そう泣き叫び、飼い主へと必死に一生のお願いをした。 甘い飼い主は、れいむの赤ちゃんを生ませる。 その結果がこいつらだよっ! 育成方法も甘ければ当然の結果。 飼い主の手におえず俺に依頼をしてきたと言うわけだ。 「どぼじで、おらべならいがでぎないのおおおおぉおぉっ゛!?」 最近のペットショップで売られているゆっくり達は、 虐待目的で購入する対処法で、お食べなさい教育が義務付けられている。 ゆっくり出来ない自体に陥ったとき、自主的に行うその行動。 ある意味、護身用として教えられているのだ。 しかし、これが意外とシビアで些細な障害があると発動しないのだ。 発音に加えて高ぶる感情も重要とされている。 このれいむは、ぺにを切られた絶望感から全てを投げ打って自殺しようとした。 赤ゆよりもぺにぺにが大事だと完全に露呈した最悪なゆっくり。 「ゆんぅうんっ゛!? おらべならいっ! さあ、おらべならいぃいぃいっ゛!?」 諦めず何度も叫ぶ親れいむ。 それに釣られて親まりさと赤れいむも口ずさむ。 ケースが食べなさいコールでビリビリと震える。 しかし、誰の体も割れない。 泣きながら叫ぶれいむ達はとてもゆっくりしていなかった。 そんな、耳障りな泣き声を一瞬で収める乾いた音が室内に響く。 「黙れ」 俺は爆竹を床で炸裂させた。 大きな音はゆっくり達に伝わったようだ。 もう一度、確認させるために導火線へと火を灯す。 火花を散らしながら短くなっていく導火線。 今度はゆっくり達が入っているケースの側で破裂させた。 体を縦に伸ばしながら目を硬く瞑り恐怖に怯えるれいむ達。 「やめでねっ゛!? まりざに、もうひどいごどじないでねぇえぇえっ゛!」 俺は親まりさを持ち上げて、まむまむの奥に火薬臭い塊を詰め込む。 誰の悲鳴か解らないほどに騒ぎ始めたゆっくり達。 まむから伸びる長い導火線を、わざと家族達に見える位置で固定する。 「お食べなさいを言ったら、…こうなる」 ライターにガス臭い炎が立ち昇る。 その炎は導火線の先端を焦がした後、何事も無かったかのように沈黙した。 赤く小さな火花を散らしながら短くなっていく導火線。 その歩みは極端に遅い。 瞳に真紅の輝きを映したれいむ達は、先程見た爆発を瞬間的に思い浮かべた。 「うわぁあああぁっ゛!? ゆっくぢきえでねっ!」 「まじざぁああっ゛!? ふーっふっふぅうぅっ゛! ぜんっぜんっぎえないいいぃっ゛!?」 「「きょわいよぉおぉおおおぉっ゛!?」」 ある程度の恐怖を与えた後、俺は導火線の進行を止めた。 爆発の危険を脱したれいむ達は、ケース床に体を広げて安堵の溜息をついた。 「解ったか?」 「「「ゆっくりりかいしたよぉっ゛!?」」」 声を揃えて叫ぶれいむ達。 その後、れいむのまむまむにも火薬を仕込む。 散々大騒ぎしたが、導火線に火を付けると大人しくなった。 赤ゆ達には爆竹を付けなくても問題ない。 爆発すれば側にいる自分達の命も無いと思っているのだろう。 ケース端から親達に近づこうともしない。 親達は、唯一残ったまむまむを人質代りに脅迫された。 これは赤ゆに刃物を突き立てるより効果的なのだ。 ゆっくり達は、何よりも自分が大事なのだから。 それから数日後。 現在時刻は夕方の六時半。 「ゆっくちしていってねっ!」 「まりさは、にんげんさんをゆっくちさせます!」 「まりちゃは、あみゃあみゃをたべまちぇんっ!」 ピシッと脊を延ばして死んだ魚のような瞳をしたれいむ家族。 これで、教育は終了だ。 飼い主の求めを良く聞いて逆らうことは決してしない。 人間に都合の良いゆっくりの完成だ。 赤れいむ? あれは、赤まりさに行った教育の過程で捻り潰した。 子供に怪我させた赤れいむは要らないと飼い主から要望があったのだ。 有効活用させて頂きました。 「それじゃあ行くぞ? しっかりと捕まっていろ」 「「「はいっ!」」」 俺はゆっくり達を後部座席に置いて、依頼者の元へと車を走らせる。 一言も余計な口を叩かず黙り来るれいむ家族。 来た時とは雲泥の差だ。 立場を理解したゆっくりの姿がここにある。 「こんばんは。夜分遅く失礼します」 「あ、待っていました」 玄関を訪ねると、こちらも見違えたように元気な姿になった婦人が顔を出す。 家の奥からは美味しそうな夕飯の香りが俺の鼻腔をくすぐる。 子供との会話に交じって野太い笑い声が聞こえた。 今日は旦那さんも帰宅しているようだ。 「お届けにあがりました」 「え…と、その事でちょっと…ご相談が」 駐車場に止めてあった俺の車両。 その後部座席をチラリと見た奥様は、言い難いことを吐き出すかのような呟きを口にする。 「そうですか。あの、あがっても差し支えありませんか?」 「どうぞ。今日は主人もおりますので、丁度いい機会だと思います」 俺はある種の確信を持って家の中へと招き入れられる。 家のリビングに置かれた食卓の椅子には、旦那さんとお子様が一人座っている。 そして、お子様の足元に寄り添う一体のゆっくり。 依頼を受けた際に奥様へ手渡したゆっくり。 これは、代車ならぬ、" 代ゆっくり " だった。 俺は鍵を開けて車に乗り込む。 そのままエンジンを掛けて家路へと向かう。 「「「ゆん?」」」 異変に気づいたのだろう。 見知ったお家が遠ざかるにつれて世話しなく動き始めたれいむ達。 「お前等、捨てられたから」 俺は、さっくりと言い放つ。 我侭放題で煩く騒ぐゆっくり達。 子供が泣き喚き、奥様が頭を抱えて悩みながら暗く沈んだ家庭環境。 それを避けるように帰ってこない夫。 俺が最低なゆっくりを引き取った後、残していった良ゆっくりが全てを変えた。 笑い声が絶えない家庭。 明るくなった奥様と子供に惹かれるように帰宅する夫。 その間を掛け橋するように、立場と最良な手段を的確に読みとる飼いゆっくり。 つまり、早い話が、 『この良ゆっくりを引取りたいから前のゆっくりは要らない』 と、言う事だな。 「どぼじで、れいぶだじがずでらるんでずがぁああぁっ゛!?」 「ゆっくちさせてあげられるのにいいぃいいぃっ゛!?」 「ゆわぁああぁんっ゛!? にんげんしゃんたちのおうちにきゃぇりたいよぉおぉっ゛!」 俺は交渉の末、こいつらの更正費用と良ゆっくりの代金。 それに、アフターケアを含めた相談を請け負う事を約束した。 もう二度とこのような下種ゆっくりにしたくないとの志の現れだ。 人間家族の瞳に決意の炎が燃え上がっていた。 そして、この更正済みのゆっくりは無料引取り。 これもサービスの一環だな。 「お前等、これからも実験よろしく」 俺のその言葉で絶望を感じたのだろう。 れいむの口元が軽く開いて、あの言葉を呟き始める。 「おらべならい……」 まだ舌に結び目を付けている為に体が割れること無い。 それに安堵する事は無く、逆に悲痛の表情で顔を歪めたれいむは大声で叫び始める。 隣にいた親まりさ、親の間に居た赤まりさを巻き込んでの大合唱が始まる。 「ははっ…まあ、大方予想通りだな」 奥様のご近所付き合いが復活すれば、俺の話題も出るハズだ。 明るくなったお子様が学校で話すかもしれない。 旦那さんの会社でも同僚へ…。 いろんな所から口コミが広がる可能性がある。 卑怯な手段? それは違う。 俺は疲れた家族に夢を売っているのだ。 それが、今回はたまたま宛がった代ゆっくりが飼いたいとなっただけ。 評価されて家族が幸せになるならば何も問題は無い。 「「さあ、おらべならいっ゛! おらべならいぃいっ゛!! おらべならいぃいぃっ゛! ざあっ゛、おらべならいっいいいいぃいっ゛!?」」 涙を流しながら叫ぶ実験体の声を聞きながら、俺は軽快に車を走らせる。 この実験体は立場を理解するのが遅すぎたようだ。 もっと早くお家に戻っていれば素晴らしいゆん生を歩めたのかもしれないのに。 全く本当に残念だよ。 さあ、ゆっくりしないでこれからも苦しんでねっ! ・おたべなさいが出来なくなるお話 舌を結んだら赤ゆが四体出来ました おチビはなるべく会話に参加させないように一工夫 読みにくかったらゴメンなさい ・加えてかなり強引な解釈をお届けしました ・一部他作者様の設定をお借りしています 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制 ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、6点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る イイハナシダナー -- 2019-03-30 01 21 36 おらべならいい!ゆっくりってどんだけ舌長くて厚みないんだよ…蛇の舌かよ…~ ゜)ーーーおえ -- 2012-09-26 08 14 18 とてもおもしろかったです! 赤れいむが捻り潰されるところをもっとじっくり見たかったw -- 2011-07-19 16 12 54 まむまむ爆発も見たかったな~ -- 2011-06-06 23 31 19 レンタル良ゆがゲスに墜ちませんように… -- 2011-01-11 16 40 51 すっきりー! ラストのオチに吹いたw 更生されたげすより、良い躾したゆっくりを選ぶのは当然だね、わかるよーw -- 2010-10-31 18 50 37 稀に見る良作 -- 2010-08-31 00 45 33 すっきりいいいいいいいい!!!! -- 2010-08-13 04 26 08 なんてすっきりする話じゃ!! -- 2010-08-05 23 35 14 素晴らしい! -- 2010-07-25 12 25 54 Good! -- 2010-07-14 22 53 13 NICEでした! -- 2010-06-28 23 31 32 最後のオチに心の底からGJ -- 2010-06-27 00 41 16 最高。ラストの「やっと帰れる➝捨てられ」の絶望オチがすっきりー。 -- 2010-06-27 00 16 09 面白かった -- 2010-06-12 14 36 52