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わいの わいの 律「だめだこりゃ…」 紬「うふふふふ」 ニヨニヨ 梓「まあそれはともかくとして。そろそろ練習の時間ですよ」 唯「「えっ」」 律「練習の時間なんてあったっけ」 梓「あるんです」 律「でも今はじめて聞い」 梓「あ・る・ん・で・す!」 律「は、はいっ!」 澪(梓…すっかりたくましくなって) 澪「あ、でも……」 律「あ、そうか。ギターは1本しかないな」 梓「あっ……」 唯「ふふーん、どっちが弾くか、しょう……」 唯「うん、じゃあ私、先に帰るよ」 唯「えっ」 律「えっ、おい、なんだよ。ギターなくても聴いてけばいいじゃん」 唯「うん、そうなんだけど、今日は朝から憂の調子が悪いから、心配でさ」 唯「あっ、そういえば、急に倒れたりして……」 梓「た、倒れたっ!?ちょっと、おおごとじゃないですかそれっ!!」 澪「そうだよ、本当なら救急車とか呼ばないと!」 唯「や、やっぱり?私が私と一緒に憂をぎゅーってしたら、憂急に倒れちゃって!」 梓「……ああ、全然おおごとじゃなかったです。安心しました」 澪「全然大丈夫だと思うな。うん」 唯「あれえ!?」 唯「そういうわけだから、わたし先に帰って様子みてくるよ!」 唯「うーん、私も心配になってきちゃったよぅ。一緒に行っていい?」 唯「大丈夫!私は私だよ?私にまかせて私はみんなと練習してて!」 唯「そ、そうか!私は私だもんね!お願い私、憂のことよろしくね!!」 律「」 くわんくわん 梓「あ、律先輩が混乱してます」 紬「片方練習して片方帰るってことで良いのかしら?」 唯「「うん!!」」 律「なんだ、最初からそう言えよ」 キリッ 澪「やれやれ……」 唯「それじゃ、またねー」 唯「かぁえってこいよぉぉー」 オヨヨ 律「いやお前が帰るんだろ、あとで」 唯「あれ?」 紬「ふふっ…」 澪「よし、じゃあ準備するぞー」 「「「はーい!」」」 唯「頑張ってね、私……さ、待っててね、憂。いまいくよ!」 ふんす 憂「ふんふーん……うん、この味この味」 ガチャ 憂「うん?お姉ちゃん?早かっ」 唯「ういいいいいいいいいいっ!!!」 がばちょ 憂「きゃっ!お、お姉ちゃん!」 唯「ういいいっ、よかったあー、いきてるよおーっ!!」 憂「え、えええっ?どうしたのお姉ちゃん?」 唯「だってうい、朝から倒れたりしてたし…私心配で心配で」 憂「もう、お姉ちゃんったら…いつものことじゃない」 唯「…………でも、やっぱり心配だよ」 憂「ありがとう、お姉ちゃん」 ナデナデ 唯「うん…… //// 」 憂「じゃあ私はご飯のしたくするから、お姉ちゃんはくつろいでてね」 唯「うん!」 憂「ふふっ、今日はお姉ちゃんたちの好きなオムライスだよ」 唯「わーい、やったー!」 憂「ああ、もうかわぃ………こほん。さーてっ、とりかかるかなっ」 唯「がんばって、ういっ!」 ぐっ 憂「うん!お姉ちゃんもがんばってごろごろしてね!」 唯「うん、がんばる!」 ぐっ 唯「んんんっ、なんかこういうのひさしぶりー」 ノビー 唯「ごろごろー」 唯「あー、このカーペットの感触がぁ~~」 ホワーン 憂(ごろごろしてるお姉ちゃん眺めるの久しぶり…… //// ) 唯(エプロン姿のういみるの、ひさしぶり…… ///// ) 憂「ふんふーん」 トントントン 唯「ごろごろー……」 唯(ういのえぷろん……) 憂「~~♪」 唯「……」 唯(ういのおしり……) 憂「ふんふーん、ふふん」 コトコト 唯(うい……) ドキドキ 唯「う、ういー」 憂「え?なあに、おねえちゃ」 ぎゅっ 憂「ひゃっ!お、おねえちゃん!?」 唯「うい……」 憂「やだもう、スープ作ってるんだから危ないよ。おね」 なで 憂「ひゃああっ!?お、おねえちゃん?なに?えっ、なに?」 唯「う、うい…私ね……私……」 憂「きゃっ」 どさっ 唯「うい……」 憂「おねえちゃん……ど、どうしたの?へんだよ」 さわ 憂「ひゃうっ!」 唯「うい、ごめんね、うい……」 憂「や、やだ…おねえちゃ……んっ!あ、だっ、だめっ、そこ」 唯「ここ?」 憂「やんっ!」 唯「うい……かわいいよ」 スリスリ 憂「お、お姉ちゃん……やめて」 唯「やだ」 なでり 憂「あっ!」 唯「ういが可愛いのがいけないんだもん」 憂「そ、そんな……」 唯「こんな可愛いうい見たら、たまんないよ……」 憂「お姉…ちゃん……?」 唯「うい、うい……」 ずい 憂「ね、ねえ、おねえちゃん」 唯「え?なあに?うい?ここ、よかった?」 さすり 憂「んぅっ!や、そ、じゃなくて、さ……はぅ、はぁ」 唯「なあに、うい……ね?言って……?」 憂「う、うん……えーと、ほら……」 唯「……?なあに?」 憂「ほ、ほら!そう、こっちのお姉ちゃんはさ、なんて呼べばいいのかなって」 唯「え?」 憂「うん、そうだよほら!同じお姉ちゃんって呼ぶとほら、まぎらわしいし!」 唯「なにそれ」 憂「えっ」 唯「なんで?」 憂「お、お姉ちゃん?」 唯「なんで私を違う名前で呼ぶの?」 憂「え、だっ……て」 唯「違う名前が必要なのは“あっち”』 唯『でしょ?うい』 唯『うい?』 憂「……っ」 唯『ねえ、なんでお返事しないの?うい』 唯『うい?お返事できないの?うい?』 唯『うい?ういは私のことが好きだよね?うい?』 憂(助けて…お姉ちゃん……!たすけて……!) 唯『うい?うーい?』 憂『うん、私大好きだよ。おねえちゃんのこと』 憂「えっ」 憂『あはっ』 憂「わた……し」 唯『よかったー!私もういのことだーいすきっ!』 ぎゅう 憂『あはっ!もう、おねえちゃんったら』 憂「な……」 憂『……ふふっ』 憂「なに…これ……」 憂『……どうしたの?ねえ』 憂「だ、だれ…?あなたは、誰?」 憂『私は憂だよ。平沢憂。大好きなものはおねえちゃん』 憂「そ、そんな…」 憂「……」 憂『ねえ』 憂「な……なに?」 憂『そういうあなたは、だあれ?』 憂「えっ…」 唯『ういのまねをする、あなたはだあれ?』 憂「わ、私は」 憂『だあれ?』 唯『だあれ?』 憂「私は……っ…」 ~~~~~~~~~~~~~~~ ガチャ 唯「ただいまーっ」 唯憂『おかえりーっ!』 唯「憂ーっ!大丈夫だった?心配だったよー」 ぎゅうっ 憂『あん!もう、おねえちゃんったらぁ……』 唯『大丈夫だよ。ういはもう大丈夫』 唯「うん、私のおかげだね!ありがとう、私!」 唯『あはっ、どういたしまして、わたし!』 唯「えへへへー」 憂『じゃあ、ご飯にしよっか!今日はね、おねえちゃんの好きな すきやき だよ?』 唯「わーい、やったー!!」 憂『ふふっ、お肉はたぁくさん買ってきたから、遠慮しないで食べてね?』 唯「わーい!!」 憂『ふふっ』 唯『あはははっ』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ガチャ 律「たっだいまー、っと」 聡「あれ?姉ちゃん出かけてたんか?」 律「ん?いや、いま帰ってきたとこだけど……」 聡「?ま、いいや。俺今からすっごい集中して勉強するからさ。入ってくんなよな!」 バタン 律「あらまあ、色気づいちゃってまあ」 ガチャ 律「おかえり」 律「おっ?」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ガチャ 澪「ただいま」 澪「おかえり」 もみゅ 澪「ひゃあっ////」 澪「あは、ごめんごめん。でもやっぱり自分の触るのとじゃ感触違うもんだなぁ」 澪「もう //// 」 澪「で、どうだった?学校」 澪「あ、そうだ!唯が、いや唯も二人になってたんだよ!!」 澪「ええっ?私一人じゃなかったんだ……」 澪「もう部活は大騒ぎでさ」 澪「あはは、想像できる」 澪「そっちはどうだった?」 澪「うん、何もないのに学校休むのって結構新鮮でさ、ほら」 澪「わ、読んでいい?」 澪「もちろん」 澪「どれどれ、えーと…学校休んでHAPPY☆TIME……みんなは授業、私はPANO☆RAMA……」 澪「ど、どうかな?」 澪「いける!これいけるよっ!」 ぐっ 澪「そうだよな、やっぱり!私もそう思ってたんだ!」 ぐっ 澪「もう少し何かが掴めそうな気がするんだ。明日も、いいかな?もう一日」 澪「ああ!じゃあ私は学校で何か掴んでみるよ!」 澪「あっ、それもいいな!じゃあ明日帰ったら見せっこしようよ!」 澪「う、うん!ちょっと恥ずかしいけど…自分同士だし、いいかな」 澪「ああ!」 澪「うん……」 澪「……」 澪「……」 澪「……それで、今日も、その……する?」 澪「 //// 」 コクン ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 律「くさいよなー」 澪「だからさぁ」 律「?」 唯「おーはよーっ!」 唯『よーっ!』 律「おっ」 唯「今日も元気!」 唯『唯ちゃんズです!!』 ビシィッ 律「おっはよ、憂ちゃん」 憂『あ、おはようございます。律さん』 唯「『ガン無視ッ!?』」 律「いやー、一日経つと新鮮味も薄れてきてなー」 唯「ひどい!」 唯『りっちゃんのオニーっ!』 律「はっはっはっ、まあそう褒めるでない」 紬「あら」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ けいおんぶ! 唯「『えぐざいる!』」 ぐーりぐーり 紬「ぱちぱち」 澪「あー、なんとなくわかるけど数が…」 唯「じゃありっちゃんもほら!」 唯『ほら!』 律「あ、あたしかよ?ていうか趣旨違ってないかそれ!?」 唯「いいからー」 唯『みんなでやろうよ!ほら、澪ちゃんも!』 澪「え、ええっ?」 ガチャ 梓「遅れましたー」 唯「あずにゃん!」 唯『待ってたよー』 律「遅いぞー」 澪「日直なら仕方ないだろ?な、梓」 紬「梓ちゃんはミルクティーでいいかしら?」 梓「あ、はい………?」 梓(何か部室の雰囲気が……気のせいかな?) 紬「はい、唯ちゃんにはこれとこれね」 唯「『うっひょおおおう!!』」 梓「よかったですね、唯先輩」 唯「うん!あずにゃん!」 唯『ついにオアシスにたどり着いたって感じだよ!!』 澪「それはおおげさだろ……」 紬「あら……?」 澪「あ、いやそういう意味じゃなくてな!」 澪「うん、ムギのケーキはおいしいし!うん、大げさじゃないな!うん!」 梓「澪先輩……」 律「そっかー、二人になればムギのケーキを二つ食えるとは……誤算だった」 澪「いや、実質一つだけどな」 唯「へへーん」 唯『律ちゃんも二人になってみるー?』 梓「無茶を言いますね……」 律「いやあ、あたしはいいよ。自分が二人もいるなんてさ」 律「わ ず ら わ し く っ て 、 しょ う が な い や』 唯「むー」 唯『べんりなのにー』 律『あたしは一人でいいの。田井中律は一人だけだ』 紬「あらあら♪」 3
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#weblog 土曜日にね、仲間と一緒に飲み会に行った時。 ダーリンがデザート食べたいってことになって デザートを注文したのね。 それが いちじくの酢漬け バニラアイスのせ メニューでは、デザート部門ではなく、 サラダ系に分類されていたんだけど。 写真が、すごくおいしそうで~ ダーリンに一口もらったんだけど。 も~~~~すっごくおいしかったぁ~ 私ね、いちじくの生は食べられないのね。 ドライフルーツなら食べられるんだけど。 酢漬けはどうかなぁ~って思いながら 食べたんだけど、 これがまた、すごくおいしかったぁ~ バニラと、ペパーミントと、いしじくの 酢漬けと・・・ もうすごくおいしかったです~♪♪
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唯「憂~、アイス~」 憂「まだご飯食べてないでしょ?」 唯「ぶー。あ、憂。見てて」 憂「なあに?」 唯「憂は私にアイスをあげたくなる~」 憂「?」 唯「だんだんあげたくなってくる~」 憂「ほぁ……」 唯「憂?」 憂「お姉ちゃん、アイスだよ」 唯「えっ……?あの、ご飯まだだよね?」 憂「でもお姉ちゃん、アイス食べたいんでしょ?」 唯「そうだけど……」 憂「じゃあ、食べて」 唯「う、うん……」 …… 唯「ねえ、りっちゃん」 律「なんだ?」 唯「これ、見てて」 律「五円玉と紐?何するんだよ」 唯「いいからいいから」 律「ん?」 唯「りっちゃんはカチューシャを外したくなるー……」 律「何やってんだ?催眠術か?」 唯「カチューシャを取りたくなるー……」 律「ふぇ……」 唯「カチューシャカチューシャー……」 ファサ 律「私、もうカチューシャ付けるのやめる!」 唯「おぉ!?」 律「どうだ?似合ってるか?」 唯「う、うん……」 唯(もしかして私、催眠術をかけられるのかな……?) 梓「あれ?律先輩、なんで前髪おろしてるんですか?」 律「お、梓。カチューシャつけるのやめたんだ。似合ってるだろ!」 梓「はあ……」 唯「あずにゃん」 梓「なんですか?」 唯「これ見てて」 梓「またくだらないことでも思いついたんですか……?」 唯「あずにゃんは猫耳を付けたくなる……」 梓「はい?」 唯「猫耳を付けたくなる……」 梓「くんか……」 唯「猫耳猫耳……」 梓「唯先輩、猫耳カチューシャってどこでしたっけ?」 唯「あそこの引き出しだよ」 梓「猫耳……ふふ……」 ひょい 唯「おぉ!あずにゃん!」 梓「唯先輩、にゃあ」 唯「うふふ~、かわいい~」 唯(やっぱり私の催眠術は本物だったんだ!) 唯「ムギちゃんは私にケーキを食べさせたくなる~」 紬「あぁ……」 唯「ケーキケーキ……」 紬「今から特製ケーキを注文するわね」 唯「わーい!ムギちゃんありがとう!」 唯(すごい、これでなんでも私の思い通りに出来る!) 唯「でも催眠術で何をすれば楽しいかなあ……」 唯「とりあえず澪ちゃんになにか催眠術をかけてみたいな……そうだ!」 唯「ねえ、澪ちゃん」 澪「なんだ?唯」 唯「これ見ててね」 澪「いいけど……」 唯「澪ちゃんは私のことが好きになる……」 澪「な、何言ってるんだ?」 唯「私と付き合いたくなる……」 澪「てへぺろ……」 唯「アベックアベック……」 澪「唯……」 唯「なあに?澪ちゃん」 澪「私、唯のこと……」 唯「ごくり……」 澪「好き……なんだ。付き合ってくれないか……?」 唯「モチのロンだよ!」 澪「本当に!?よかった……」 唯(成功しちゃった……) 唯「とりあえず部室に戻ろっか!」 澪「うん」 唯「あれ?なんでりっちゃんカチューシャつけてるの?」 律「は?いつもつけてるじゃんか」 唯「あずにゃん、猫耳は?」 梓「猫耳?し、知りませんよ?」 唯「ん……?あ、ケーキだ!」 紬「こんなケーキ、持ってきた覚えが無いんだけど……」 唯「えっ?」 唯(もしかして、催眠術が解けちゃったのかな?つまんないなー) 澪「あのさ、唯。その……キス……しないか?」 唯「え?みんなが見てる前で!?」 澪「恋人同士なんだから、いいだろ?」 唯「わかったよ」 チュッ 澪「ん!?」 唯「澪ちゃん?どうしたの?」 澪「な、なんでもない……」 律「ちょっ、なんでキスしてるんだよ!」 唯「これは、その……」 梓「どうして女の子同士なんですか!?」 紬「まあ……」 唯「私と澪ちゃんは、恋人同士なんだよ!」 澪「えっ?」 梓「澪先輩が唯先輩と……」 紬「いつから付き合っているの?」 唯「今日澪ちゃんから告白されてね、付き合うことにしたの!ね?澪ちゃん」 澪「う、うん……」 律「まさか澪がレズだったなんて……」 梓「信じられないです……」 紬「お似合いのカップルだと思うわ」 澪「じゃ、じゃあそろそろ帰ろうかな……。唯、行こう?」 唯「あ、うん」 ガチャ バタン 律「澪……」 梓「律先輩?」 紬「りっちゃん?」 律「あ、私も帰るわ!じゃあ、また明日な!」 唯「今日は澪ちゃんとイチャイチャできて楽しかったー。でも明日になったら、きっと催眠術解けちゃってるよね……。まあ、しょうがないかー」 憂「お姉ちゃん、ご飯できたよー」 唯「今日のご飯は何かなー。わあ、今日も美味しそうだねー」 ムシャムシャ 憂「今日は何かいいことあったの?」 唯「なんでー?」 憂「だってお姉ちゃん、すごく嬉しそうなんだもん」 唯「でへへ~。実は澪ちゃんとね……」 唯「おはよー」 澪「唯、待ってたぞ」 唯「んー?」 澪「クッキー、作ってみたんだ。食べてくれると、うれしいな……」 唯「わあ!ありがと、澪ちゃん。でもどうして突然クッキーなんて……」 澪「だって、唯は私の恋人だろ?」 唯「あ、そっかー」 唯「……ん?」 唯(催眠術が解けてない……?みんなはすぐ解けちゃったのに……) 澪「ほら、唯。あーん」 唯「あ、あーん……」 澪「どうかな?おいしい?」 唯「うん、おいしい」 澪「よかったあ……」 澪「なあ、唯」 唯「なあに?」 澪「えへ……呼んでみただけ……」 唯「あはは~」 唯(なんで澪ちゃんだけ催眠術解けないんだろう……) 唯「ねえ澪ちゃん。私のこと、好き?」 澪「好きに決まってるだろ。だから付き合ってるんじゃないか」 唯「そうだよね……」 唯(まあ催眠術がとけてないならそれでもいいかな……。私も澪ちゃんの事好きだし!) 律「なあ、おかしいと思わないか?」 梓「何がですか?」 律「唯と澪だよ。突然付き合いだすなんて、おかしいだろ」 紬「そうかしら?二人が楽しそうならそれでいいんじゃ……」 律「女同士なんだぞ?よくないだろ」 梓「確かによくないかもしれませんね……」 紬「私はこのままでいいと思うんだけど……」 律「ちょっと探りを入れてみるか」 律「澪ー」 澪「律?」 律「あのさ、なんで唯に告白したんだ?」 澪「えっ?」 律「唯のことが好きだったのか?」 澪「それは……まあ……」 律「なんて告白したんだ?」 澪「なんてって……普通に好きだって言ったんじゃないかな?」 律「なんではっきりしないんだよ。告白したんだろ?」 澪「……実は、よく憶えてないんだ」 律「なんだって?」 澪「り、律には関係ないだろ!」 律「ちょ、澪!逃げられた……」 唯「このお店のパフェ、おいしいねー」 澪「そうだな……」 唯「どうしたの?なんか元気ないよ?」 澪「そ、そんなことない!」 唯「そうかなー。なにかあったんじゃない?」 澪「……私たちは、恋人同士なんだよな?」 唯「そうだよ。澪ちゃんが告白してきたんだから」 澪「憶えてないんだ」 唯「えっ?」 澪「唯に告白したこと、全然思い出せないんだ」 唯「どういうこと?」 澪「私は、唯に告白したのか?」 唯「……そうだよ」 澪「…………」 唯「でも告白したのは、澪ちゃんの意志じゃないんだ」 澪「どういうことだ?」 唯「実は私、人に催眠術をかけられるみたいなんだ」 澪「催眠術?」 唯「でね、いろんな人に催眠術をかけて、澪ちゃんにもかけようと思ったの」 澪「どんな催眠術をかけたんだ?」 唯「澪ちゃんは私を好きになる、私と付き合いたくなるって」 澪「それで私は告白したのか?」 唯「うん……」 澪「そっか……」 唯「ごめんね、勝手に催眠術なんてかけちゃって」 澪「いいんだ。私、唯のことはもとから好きだったし」 唯「えっ?」 澪「実は前から唯のことが気になってたんだ。でも私と唯は女同士だから、なかなか言い出せなくて……」 唯「そうだったんだ……」 澪「なあ、唯。改めて告白してもいいかな」 唯「……うん、いいよ」 澪「じゃあ……唯。私と付き合ってくれないか?」 唯「喜んで!」 澪「唯……」 唯「澪ちゃん……。ん……」 唯「ところで催眠術っていつ解けたの?」 澪「唯と初めてキスしたときに」 唯「ああ、だからあの時びっくりしてたんだね」 澪「でも、唯とキスができて嬉しかった」 唯「私もだよ」 澪「これからは、一生一緒だぞ」 唯「うん。よろしくね、澪ちゃん」 澪「こちらこそ」 梓「だから私は猫耳なんてつけてたんですか……」 唯「ごめんね、あずにゃん。りっちゃんもムギちゃんも、本当にごめん」 紬「いいのよ。おいしいケーキも食べられたし……」 律「気がついたらカチューシャがなくてびっくりしたよ」 唯「それでいろいろあったんだけど、私と澪ちゃんは付き合うことになりました!」 梓「澪先輩が唯先輩のことを好きだったなんて、意外でした」 律「澪は私に気がある思ってたんだけどなー」 紬「りっちゃんもその気があるの!?」 律「えっ!な、ないない!」 澪「それじゃあ、そろそろ練習始めるか!」 唯「うん!」 終 戻る
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ネイガーの攻撃を辛うじて避けたアンデルセンは、転がりながうじゅに無数の銃剣を投躑。 しかしそれは長門の構築した壁に防がれた。 (フォースが乱れている!いける!!) 間髪入れずにトクシマンの支給品、ライトセイバーによる一閃がアンデルセンを襲う。 しかし、 「ククク……テェェックゥセェッタアーーーーッッッッ!!!」 アンデルセンの体から光が溢れ、トクシマンの攻撃がアンデルセンに届く事はなかった。 「テックセッターだと!?」 アンデルセンの口からでたテッカマンの持つ変身のキーワードに驚くDボゥイ。 光の先に居たのは 「テェックメェェン!ゥォオメガァァァァァ!!」 巨大なテッカマンと、その下半身から伸びる触手に全身を串刺しにされたトクシマンだった。 「トクシマァァァーーン!!」 ネイガーが叫ぶ。 頭を、胸を、腹を、尻を、ありとあらゆる場所を触手で貫かれたトクシマンが絶命しているのは明らかだった。 「よくも……よくもトクシマンをやりおったな!」 うじゅは怒りを糧に、さらに激しく、熱烈に唄う。 「さぁせるかあぁぁ!ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 それをさせまいと触手を伸ばすアンデルセンことテッカマンオメガ。 たまたまその映像をモニターで見ていたテラカスは触手プレイにテラウマスwwwwとパンツを下ろしスタンバイした。 うじゅに触手が巻き付かんとしたその時。 「触手に凌辱されるよいなお色気キャラはぁ!!我一人で充分なんですよぉ!!!」 せんとが前に出てそれを庇った。 触手にあちこち貫かれ体から体液やら内臓やら色々ぶちまけるせんと。 テラカスは吐いた。 「せ、せんとくん!」 「わ、我思、う、ゆえにわれもえ」 「ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 最後にボルテッカを受け、せんとは消滅した。 (あれは……兄さんなのか?) Dボゥイ、テッカマンブレードは知っていた。テッカマンオメガを。 そして、その素体が誰であるかを。 (いや、そんな事はどうでもいい。今は……) 「長門、士郎達を追え。ラダムは俺がやる」 (そう、敵がラダムならば俺がやらなければならない) それは過酷な運命を背負ったテッカマンブレードとしての言葉なのか。 「できない。この状況で逃走が成功する確率はゼロ」 「俺がなんとかする。お前をあんな卑猥なものに近付させる訳にはいかない」 長門への愛に殉じる言葉なのか。 「……マシン、ショッツラー!」 それを聞いたネイガーは自らの愛機を呼び出した。 ハタハタを模した銀色に輝くバイクを。 「コイツなら、時間さえ稼いでくれれば長門とうじゅを乗せて行けんぜ」 「ネイガー……任せろ」 「いやじゃ!仲間を死なせるのはもう……」 「な~に、見捨てる訳じゃねえさ。死にに行く訳じゃねんだろ?」 「ああ」 「貴方が一人で勝利できる確率は……」 「なあにゴチャゴチャしゃべってやがるぅ!!」 ブレード達にオメガの触手が襲いかかる。 「行け!ネイガー!長門は任せた!」 それに長門達の盾になるように突っ込むブレード。 「ああ!任せどげ!」 マシンショッツラーのエンジンが咆哮をあげる。 「まて、まだうじゅは……うぐっ!?」 長門が言う事を聞かないうじゅを気絶させ、それに乗り込む。 「相手の攻撃はかなりの広範囲。このまま戦ったらこの人の肉体では持たない」 「長門……」 「死んだら許さない」 「……ああ!」 (すまない長門) ブレードのクラッシュイントルードで拓かれた道をショッツラーが駆ける。 (俺は死なない。だが……) 「逃がすものかぁぁ!ヴォォルテックァァァァァァァァァァァ!!!!」 ブレードごと逃げる長門達を消し去るように、オメガがボルテッカを放つ。 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!オメガァァァァァァァァァ!」 ブレードはそれ遮るようにその身を投げだした。 「無駄だぁ!ボルテッカの威力は貴様も知っていよう!」 (長門、俺は……) ボルテッカの光に包まれ消滅していくブレードの装甲。 消えて行くDボゥイの意思。 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 「ブレード……!!」 「振り返っては駄目。私達は彼を信じるだけ」 「長門……!長門ォォォォォォォ!!!!!!」 刹那、ブレードの装甲を突き破り、ボルテッカエネルギーの奔流が放たれた。 そして現れるブレードの新たな装甲。 新たな力。 ブラスター化。 状況に応じて進化する兵器テッカマンが、想定されてないテッカマン同士の戦いで進化した姿。 その装甲はボルテッカをも防ぎ、その一撃は衝撃派をも生み出す。 「ウォォォォォォォォォォォ!!!!」 ブラスター化を果たし、推力を増したブレードがオメガに斬るかかる。 しかし、無数の触手の波に阻まれオメガには届かない。 「ブレード……いや、タカヤよ!」 接近したブレードに見せつけるようにオメガの胸の装甲が拓かれる。 「お前は倒すと言うのか!この兄を!」 開かれた装甲の奥から現れる顔。相羽タカヤの兄、ケンゴのものだ。 しかし。 「うおぉぉぉぉ!ながと!ながとぉ!」 ブレードはすでにそれを認識してはいなかった。 「何!まぁさかぁ!?」 ブレードはブラスター化の代償として脳の神経核を破壊され記憶障害を起こしていた。 詳しくはテッカマンブレード本編最終話付近とか参照。 スパロボだと普通に助かる。 「タカヤは……ブレードは、長門萌の本能だけで戦っているというのか……!」 ブラスターブレードのボルテッカの砲門が開き、光の柱が昇る。 地面が、建物が、圧倒的なエネルギーに巻き込まれ破壊される。 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 (兄さん……みんな……) オメガは、アンデルセンはその光に巻き込まれ。 (萌えよう……) 「ぶるぁ……」 消滅した。 幕張メッセを目指して走るショッツラーにもボルテッカの光は届いていた。 「Dボゥイは……」 「アイツなら……アイツならきっと勝つ。だがら俺だは俺だでやる事やるべ」 「フッフッフ……喜べ、どうやらアンデルセンは敗北したようだ」 突然、走るショッツラーの前に現れた人影。 反射的にバイクを止めるネイガー。 「誰だ!」 「だが、奴など我ら若本の中でも一番の小物よぉ」 赤い帽子を被りマントを羽織ったケツあごの男。 「奴を倒したくらいでいい気になってもらってはぁ、困る」 緑の太い尻尾を生やし奇妙なとんがり方をした頭の蝉のような男。 「アンデルセン、我ら若本の恥晒しめ」 奇妙なメイクをしたうさん臭い男。 三人の男がネイガー達の前に立ち防がっていた。 「おめだ、俺達に何の用だ!」 「何用だと?分かりきったことを」 「ヌゥン!サイコクラッシャー!」 突如赤い帽子の男が、謎のエネルギーを纏った突進をしてきた。 「クッ!やっぱそういう事か!長門、うじゅを!」 「任せて」 「竿燈シールド!」 ネイガーは大気圏突入にも耐えうる屈強なシールドを構え、男の一撃に備える。 「か~め~は~め……」 「何ッ!?」 しかし、いつの間にネイガー達の背後に回りこんでいた緑の生物からもまた必殺の一撃が放たれようとしていた。 竿燈シールドならどちらかは防げるだろう。 しかし、どちらかの一撃を受けてしまえば全滅は免れない。 「長門!」 「駄目……!私では……!」 当然、長門も情報改変による防御を試みる。 しかし足りない。長門の力で書き換えるには情報量が、エネルギー量が大きすぎた。 「ふはははははは!!!!!!」 「波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 「くそおおおおお!」 ネイガーが叫ぶ。不可避の挟撃に対する絶望から。Dボゥイとの約束を守れない悔しさから。 その時、救世主は現れた。 「そこのヒィーロゥォー!赤い方を防ぐんだ!」 「な!くっ、うぉおおお!!」 ネイガーは謎の男の声に反応し、サイコクラッシャーを防ぐ。 「ぬぅ!サイコクラッシャーを防ぐとはぁ、い~い盾だぁ!しかぁし!」 かめはめ波は止まらない。 長門は、うじゅをかばうように覆いかぶさる。 「ぶぅるぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 もはやどれだけ聞いた声か。 この世のものとは思えない恐怖の叫び声。 しかし、かめはめ波はその声によって防がれた。 「なぁにぃ!?」 「お嬢さん、大丈夫かな?」 「貴方は?」 「なぁに、通りすがりのサラリーマンさ」 Dボゥイは、テッカマンブレードは脳の神経核が破壊され、記憶を失い廃人になった。 しかし死んだ訳ではない。そういった意味では長門との約束は守られた。が。 すっかり廃墟となった町の中心に倒れるテッカマンブレード。 『ピッチャー、代わりましてドナルド・マクドナルド』 建物が消滅し、見晴らしの良くなった女性のアナウンスが響いた。 と、同時にブレードの白と赤の装甲の一部が黄色く染まっていった。 「ドナルドマジック」 そして、何事もなかったようにブレード立ち上った。 「ふっ、ふっ!う~ん、気持ちいいなぁ~」 ドナルドはらき☆すたはウザい同盟分裂前にDボゥイにドナルドマジックを掛けていた。 自分が死んだ時の保険として、転生の魔術を。 「本当なら時間を掛けてゆっくりと乗っとらなきゃならないんだけどね。 自分から廃人になってくれるなんて嬉しいなぁ~」 Dボゥイに掛けた理由は至極簡単。一番好みのタイプだったから。勿論性的な意味で。 「ドナルドはね、嬉しくなるとついやっちゃうんだ。らんらん……」 悪夢は終わらない。 「 る ~ ! 」 【二日目 9時 幕張メッセ周辺】 【長門有希@涼宮ハルヒシリーズ】 [状態]表面上は冷静 [装備]不明 [道具]不明 [思考]基本:対主催 1:アナゴと協力して若本軍団に対処 【アキタケン@ご当地キャラ】 [状態]深い悲しみ、怒り [装備]ネイガー装備一式 [道具]支給品一式 [思考]基本:秋田県民を守る。らき☆すたを越える 1:アナゴと協力して若本軍団に対処 【うじゅ@ご当地キャラ】 [状態]気絶、深い悲しみ [装備]不明 [道具]支給品一式 [思考]基本:京都府民を守る。らき☆すたを越える 1:仲間を失って悲しい 【アナゴ@サザエさん】 [状態]:きれいな若本 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]基本:対主催、悪の若本を優先的に倒す 1:ネイガー達と協力して悪の若本を倒す 【セル@ドラゴンボール】 [状態]:悪の若本 [武装]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]:基本:対主催を潰す 1:きれいな若本を殺す 2:穏健派を殺す 【シャピロ・キーツ@超獣機神ダンクーガ】 [状態]:悪の若本 [武装]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]:基本:対主催を潰す 1:きれいな若本を殺す 2:穏健派を殺す 【ベガ@ストリートファイターシリーズ】 [状態]:悪の若本 [武装]:不明 [道具]:支給品一式 [思考]:基本:対主催を潰す 1:きれいな若本を殺す 2:穏健派を殺す 【相羽タカヤ(ドナルド・マクドナルド)@宇宙の騎士テッカマンブレード(マクドナルドCM)】 [状態]テッカマンブラスタードナルド、中身もドナルドメイク [装備]不明 [道具]不明 [思考]基本:らき☆すたを始め、目立つキャラを殺す 1:とりあえずジャイアン母書き手に復讐する 【トクシマン@ご当地キャラ 死亡確認】 【せんとくん@ご当地キャラ 死亡確認】 【アレクサンド・アンデルセン@ヘルシング 死亡確認】
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おいしさづくり 日乃出屋 福島県会津地方の、安達太良山麓の西側に位置するいで湯の里、中丿沢温泉にあります。 標高およそ800m、高原に沸き出る小さな温泉街の一角に、終戦後間もなく店を構えました。路線バスは2時間おき、最寄の信号機まで13kmという山奥にわざわざ来て頂いたお客様に、「美味しい〜来てよかった〜」と感動していただけるような和菓子づくりをモットーにしております。素材選びにこだわりを持ち、和菓子の基本となる“あんこ作り命”の店主自慢の品を取り揃えております。 福島県会津 猪苗代の天ぷらまんじゅう、笹だんごが自慢の和菓子店です。その他会津ならではの和菓子も取り揃えております。お土産、地方発送も可能です。 〈おいしさづくり 日乃出屋公式サイトより引用〉 おいしさづくり 日乃出屋 〒969−2752 福島県耶麻郡猪苗代町大字蚕養字沼尻山甲2855−131 TEL:0242−64−3448 FAX:0242−64−2244 パンフレット ※画像をクリックするとパンフレットが開きます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ホームページ http //www.oishisazukuri.com/ 〈ブログ〉 ブログ 日乃出屋のおいしい話 http //blog.oishisazukuri.com/ 磐梯吾妻スカイライン-雪の回廊に行ってみた- http //blogs.yahoo.co.jp/tokasakefu/22654937.html 日乃出屋さんの福だんご http //blogs.yahoo.co.jp/yjk8781/52735399.html 日乃出屋 http //blogs.yahoo.co.jp/xxrilarinakorilaxx/52370309.html ナチュラン!そしてアルツ! http //blogs.yahoo.co.jp/drfrk004/34729990.html 口に?? http //blogs.yahoo.co.jp/kerotaka0905/14928320.html 小西食堂・日乃出屋 http //blogs.yahoo.co.jp/sepia46492001/56693570.html 中ノ沢温泉 http //blogs.yahoo.co.jp/xxrilarinakorilaxx/35441284.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 《周辺情報》 〈ブログ2〉 #blogsearch /
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紬「この間りっちゃんと遊んだっていったでしょ?その時澪ちゃんいなかったから一緒に遊ぼうって」 梓「そんなの……」 紬「唯ちゃんは憂ちゃんと出かけるらしいから……あ!梓ちゃんどうする?」 紬「梓ちゃんも連れて行っていいか頼もうか?」 梓「わたしは……」 紬「ごめんね。今聞いてみる」ピッピッ 梓「い、いいよ!」 紬「え?でも……」 梓「わたしは今日は家にいるよ……だからお姉ちゃん楽しんできてね……」 紬「うん、でもほんとにいいの?」 梓「うん……」 紬「わかった。じゃあ留守よろしくね」 梓「うん……」 紬「梓ちゃーん!行ってくるね!なにか買ってくるよー」 「……」 紬「……また寝ちゃったかな……行こ」 ガチャ……バタン 梓「……」モゾ 梓(なにさお姉ちゃんたら……) 梓(そんな中にわたしがいけるわけないじゃん……) 梓「……ばか」 梓(別に宿題でもやってれば時間なんてあっという間だし……) 梓(だから別に……別に) 梓「……」 梓(……寂しい) 梓「お姉ちゃんのばか!」 ── 梓「う……」 梓「ん?」 梓「あ……もうお昼……」 梓「……」グー 梓「……もう一回寝よう」モゾモゾ 梓「……」グー 梓(お姉ちゃん、今頃なにしてるかな……) 梓(メールして……だめ、邪魔しちゃう) 梓(……寝よ) 「梓ちゃん、梓ちゃん」 梓「……ん」 「ごめんね、起きてくれる?」 梓「あれ……だれ……?」 紬「わたし」 梓「あれ、もうそんな時間?」 紬「んーん」 梓「じゃあなんで……喧嘩でもしちゃったの?」 紬「してないよ」 梓「え、じゃあ……」 紬「梓ちゃんに会いたくて帰ってきちゃった」 梓「え?なにしてるの!だめだよ!」 紬「いやだった?」 梓「そうじゃないけど……」 紬「よかった。ならいいでしょ?」 梓「む……お姉ちゃんが……」 紬「始めからそうするつもりだったんだよ?みんなにも言っておいたし」 梓「ならいいけど……お姉ちゃんはそれでいいの?」 紬「だから梓ちゃんに会いたくて帰ってきたって言ったでしょう」 梓「お姉ちゃん……」 紬「そうだ梓ちゃんにね……えと」ゴソゴソ 梓「お姉ちゃん!」ダキッ 紬「わわっ!」 梓「えへへー!」スリスリ 紬「梓ちゃんずっと寝てたの?寝ぐせもなおってないよ」 梓「うん、ずっと布団に入ってた」 紬「少しは動かなきゃだめだよ」 梓「今動いてるもん」ぎゅうっ 紬「ふふ、仕方ないね」 梓「撫でてー」 紬「はい」なでなで 梓「うふー」 紬「まだ?」 梓「まだ」 紬「あ、梓ちゃんに買ってきたものがあるんだけど……」 梓「えっ!?なに!?」 紬「じゃあちょっと離してね」 梓「え~」 紬「離してー」 梓「やだー」 紬「ふふふ、ほら渡せないから」 梓「もー」パッ 紬「えと……はい、どうぞ」 梓「たいやき!」 紬「梓ちゃん好きでしょ?」 梓「うん!いただきまあす!」パクパク 紬「うふふ」 梓「はふはふ」 紬「なにも食べてなかったの?」 梓「ん」コクリ 紬「もう、しっかり食べなきゃ」 梓「……ん、ぷぅ。おいしかった」 紬「ならよかった」 梓「……」 梓「……お姉ちゃん」 紬「ん?」 梓「そのね、わたしお姉ちゃんがいない間……その」 紬「うん」 梓「寂しくていけないことばっかり……考えちゃった」 紬「うふふ、嬉しいかも」 梓「えっ?」 紬「だってわたしがいなくて寂しく思ってくれたんでしょう?」 梓「うん……」 紬「わたしもね、みんなといても寂しかったよ。梓ちゃんいなかったから」 梓「ほんと?」 紬「うん。梓ちゃんもおんなじこと考えてくれてて嬉しいな」 梓「えへ、わたしも」 紬「ね、抱きついてもいい?」 梓「え……う、うん。もちろん」 紬「やった!」ダキッ 梓「はわっ!」バタン 紬「梓ちゃんあったかーい」 梓「な、なんかはずかしいよぉ……」 紬「いつも自分から抱きついてくるじゃない」 梓「でも抱きつかれるのは……」 紬「やだ?」 梓「……やじゃない」 紬「よかった」 梓「へへへ、わたしも!」ぎゅう 紬「わたしだって負けないよ!」ぎゅう 梓「ううー!」ぎゅー 紬「ああーん苦しいよー!」 梓「お姉ちゃんのまけー!」 紬「負けちゃった」 梓「お姉ちゃん」 紬「はあい」 梓「わたしね……明日」 紬「?」 梓「明日は……みんなの前でもお姉ちゃんと仲いいって言ってみるよ」 紬「無理しなくても……」 梓「ううん。だって……憂とか見てたらうらやましくて……」 紬「ふふ、学校でも仲いいものね」 梓「うん。だからわたしもそういうふうになりたいの」 紬「……わたしもね、ほんとのこと言うとそうなの」 梓「やっぱり我慢してくれてたの?」 紬「ううん。でもあんなに人前でも仲良くできたら幸せだなって思ってたの」 梓「ごめんね、わたしが……」 紬「梓ちゃんは謝らなくていいの。今でも充分幸せだから、わたし」 梓「……わたしも」 紬「じゃあ一緒だね」 梓「うん」ぎゅう 紬「よしよし」なでなで 梓「お姉ちゃん」 紬「なあに?」 梓「……大好き」 紬「ふふ、梓ちゃん。わたしも大好きだよ」 梓「えへへ……うん、ありがとう……」 ── ──── 梓「はっ!」ガバッ 梓「……今のは……?」 梓「なんだろ……お姉ちゃん……?」 梓「ん?」 梓「あっ!もうこんな時間!学校いかなきゃ!」バタバタ 梓「はあっ、はあ……はあ」 梓「結構余裕だった……」 「あら、梓ちゃん」 梓「えっ?」 紬「おはよう」 梓「あ……おはようございます……」 梓「……ムギ先輩」 紬「うん梓ちゃん」 梓(やっぱり夢か……) 梓(ムギ先輩がお姉ちゃんなんて……そんなの……夢みたいだけど) 紬「あ!梓ちゃんひとつお願いしていい?」 梓「は、はいっ!なんですか?」 紬「そのね、梓ちゃんに……」 梓「?」 紬「お姉ちゃんって、呼んでほしいの」 梓「へっ?」 紬「だめ?」 梓「いや……いいですけど……」 紬「よかった~」 梓(そんなことしたら……なんだか寂しくなっちゃうよ……) 梓(でも、ムギ先輩のお願いだもんね。恥ずかしいけど……) 梓「じゃ、じゃあ……」 紬「……」ワクワク 梓「お、お姉ちゃん……?」 紬「もっとしっかり!」 梓「は、はい!……お姉ちゃん!」 紬「……」 梓「……うう」 梓(何か言ってもらわないと……恥ずかしい) 紬「……ありがとね、梓ちゃん」 梓「あの、どうしてこんなこと……」 紬「んー?なんでだろう?」 梓「気まぐれですか……?」 紬「ううん、そうじゃないよ」 梓「じゃあなんで……」 紬「梓ちゃん。……わからなかった?」 梓「え?」 紬「……梓ちゃん」 梓「!!」 梓(今の……今の呼び方は……) 紬「ふふっ、じゃあね」 梓「あっ待ってください……」 スタスタ 梓「ま、待って!」 梓「ムギ……お姉ちゃん!!!」 紬「……ふふ、梓ちゃん。やっとちゃんと呼んでくれたね」 梓「っ!……」 紬「こっち、来てくれる?」 梓「うん、うんっ!」 紬「……梓ちゃん」ぎゅ 梓「……お姉ちゃん……大好きだよ」 ──おしまい。 戻る
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気絶しているフリクリ署長の頭を膝に乗せながら、地味子はある決意をしていた。 一度人を殺してしまった以上、もう被害者の立場ではいられない。 理由はどうあれ、地味子が殺し合いに足を踏み入れたことは否定できないのだ。 例えその場に死体が無くても、汚れた真っ赤なまでは騙せない。 (……そういえば、まだ名前聞いていなかったっけ) 気絶状態ながらも幸せそうな顔をするフリクリ署長を見下ろし、フッと笑みを零す。 おそらくこの男が目覚めるまでが、地味子にとって最後に残された安らぎの時間。 ならば、今は一秒でも多くそれを噛み締めていたい。 だが、殺し合いの行われているここでは、そんな願いは一瞬にして砕け散ってしまう。 「よぉ、シケたツラしてどうした」 白いもやの中から軽快な声が響き渡る。 地味子はフリクリ署長を地面に寝かせると、立ち上がって声のほうにナイフを構えた。 「く、来るなら殺すからね!」 「おっと、話が早いな。嫌いじゃないぜそういうの……ただな」 声の主が近くの木に向かって拳を突き立てた。その直後、辺りにあったもやが一瞬で散っていく。 姿を現したのは、周囲に炎を撒き散らすエースだった。 「そう言う台詞は相手見てから言えやッ!」 怒鳴り声を上げながら、エースは己の腕を横なぎに払う。 すると、腕の先から鳥頭の人間が飛び出たかと思うと、その鳥頭が地味子目掛けて炎を吐き出した。 突然の出来事に唖然とするが、防衛本能が行動を優先させる。 「葉鍵の迎撃(リーフシールド)!」 必死の叫び声とともに、地味子の周囲に木の葉が円を描きながら集まっていく。 炎が直撃する寸前だったが、間一髪で集まった木の葉がその炎を未然に防いだ。 その行動に、エースの顔は喜びに変わっていく。 「こいつは倒しがいのある女だな。で、テメェはいつまで隠れてるつもりだよオイ」 エースは地味子がいる場所からさらに奥の方を睨みつける。 その指先には、いつの間にか弾丸が握り潰されていた。 無言の状態が数秒間続く。やがて、静かな茂みの中から一人の男が銃を構え姿を現す。 「クク…野生の勘って……やつか」 何がおかしいのか、笑い続けるその男。それはダイナマイトアンデッドだった。 「ぶつぶつ言ってねーで、大きい声でしゃべれや!」 今度はダイナマイトアンデッド目掛けて炎を吹き散らすエース。 だが、眼前に迫る炎の群れに恐怖することなく、ダイナマイトアンデッドは悠然とそれを回避した。 「威力は強いようだが……大雑把だな……」 「テメぇ」 今まで喜びの顔だったエースの頬に、一筋の傷跡が走っている。 ダイナマイトアンデッドは、迫っていた炎の僅かな隙間から、銃を発砲していたのだ。 頬から滴り落ちる血を手で拭いながら、エースは指を盛大に鳴らす。 一方、間に挟まれた地味子は、滝のように流れる背中を肌で感じながら、どうすべきか必死に思案していた。 自分一人ならば逃げ切れる。だが、フリクリ署長が居るためそれは出来ない。 「ま、まてぇ!」 地味子の思考を中断させたのは、前後の二人とはまた違う方向から飛んできた、別の声だった。 前二人の空気を重くさせたのと違い、今度の声は一生懸命叫んだのが伝わるような、そんな声。 三人が声の方向に視線を送ると、飛び出してきたのはふくよかな体系の青年ことピザの1号だった。 彼は両足を震わせながらも、必死の形相で声を張り上げる。 「さ、最初から見せてもらってたぜお嬢さん! 今助けてやるぞ!」 震える拳を握り締めながら、ピザの1号は地味子を安心させようと白い歯を見せて作り笑いを浮かべる。 そして、今度は硬い表情に戻すと、両手の指をエースとダイナマイトアンデッドに向けて突きつける。 「お前達の相手は……お、俺だぁ! 二人まとめて相手してやる!」 そのあまりの無謀な宣言に、三人は肩を竦めたり歯軋りをしたりという態度で答えていた。 だが、そんな中大きな拍手が地味子の隣から響き渡る。 「勇気ある男です、惚れがいがある、残りの書き手人生を懸けるに値するほど! 」 惜しみない拍手を送っていたのは、気絶から回復したフリクリ署長だった。 やがて満足したのか、フリクリ署長はピザの1号と同じように両手の指を左右に伸ばし、高々に声を張り上げる。 「私も共に戦いましょう!」 その様子を黙って見ていたエースは、腰に下げていたジャッカルを抜き出すと、上空に向かって発砲した。 響き渡る轟音で、周囲に隠れていた鳥たちがいっせいに飛び去っていく。 右手にジャッカル。左手にはピーキーガリバー。背中にはマジシャンズレッド。 攻撃こそが防御であると言わんばかりの装備である。 対してダイナマイトアンデッドは、AK-74を構えているだけなのに、寒気がするほどの狂気が滲み出ている。 この男が戦いで苦しむ姿など、どう想像しても浮かんではこない。 最後にピザの1号。丸腰であるが、勇気だけはこの場の誰よりも強い色を見せている。 同じようにフリクリ署長も丸腰だが、なぜか自信満々でその場に仁王立ちしていた。 唯一武器を握り締める地味子が、前後の二人に意識を集中させる。 「じゃあ、そろそろおっぱじめるか」 「ククッ……いいぜ……ゲーム開始だ」 (せめて、何も知らない彼だけは逃がさないとッ!) 圧倒的戦力差の中、戦いの火蓋は切って落とされようとしていた。 【早朝】【C-9 森】 【ピザの1号(◆wKs3a28q6Q)@AAAロワ】 【状態】地味に決意 【装備】ない 【所持品】不明 【思考・行動】 1・勇気を出して地味子とフリクリフリクリ署長を助ける 2・そのためにもダイナマイトアンデッドとエースに立ち向かう! 3・脱出してロワを完結させる! 【地味子@葉鍵3】 【装備:ナイフ】 【所持品:なし】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:フリクリ署長を逃がしてから逃げる 2:ピザの1号も助けられたら助ける ※CLANNADの制服を着用 ※葉鍵の迎撃(リーフシールド) 周囲の木の葉を風で巻き起こし、強力なシールドを張り巡らせる ※その他の設定は後続に任せます 【フリクリ署長@アニロワ1st】 【装備:不明】 【所持品:支給品一式、サングラス(クーガー仕様)】 【状態:健康】 【思考・行動】 1:地味子とピザの1号を守る 2:騎士道精神に準じて行動(要するにか弱い女性を助ける) ※容姿はサングラスをかけていること以外お任せ ※声もお任せ 【ダイナマイトアンデッド@漫画ロワ】 【装備:AK-74(残り98発)】 【所持品:基本支給品一式、朝倉涼子のアーミーナイフ、 AK-74の予備弾(残り200発)、不明ランダム支給品1個】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本行動方針:殺し合いに乗る。 1:目の前の四人を全員殺す 2:出来るだけ多くの人を殺す。そして優勝。 3:死んじまったら…ま、いいか… ※容姿や性格はアカギに近い感じです。(あごが若干長く、白髪です。) ※死を恐れていません。よって致命傷を受けても反撃してくる可能性があります。 【エース@漫画ロワ】 【装備:ピーキーガリバー マジシャンズレッドのスタンドディスク ジャッカル】 【所持品:支給品一式×2】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本行動方針:最強のストライカーと成る為、何者だろうとブチのめす! 1:どいつもこいつも俺のこの手で叩き潰してやる! 【備考】 ※外見はカズマさん!です ※シェルブリット、進化の言葉が使えるかは不明です 094 諸君、私はかがみんを苛めるのが大好きだ 投下順に読む 096 カミングアウト【Side.B】 092 交錯していく雄と雌~旅館で朝食を~ 時系列順に読む 099 このロワがスタートしたのと同じ日にOG外伝発売 065 燃えよロワ ピザの1号(◆wKs3a28q6Q) 133 え?かおが? 051 タチムカウ 地味子 133 え?かおが? 051 タチムカウ フリクリ署長 133 え?かおが? 003 番人が如く ダイナマイトアンデッド 133 え?かおが? 090 吼える男 エース 133 え?かおが?
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唯「えっ?どういうこと?」 紬「私の言うとおりにしてくれるだけでいいの。どうかしら?上手にできたらボーナスも上げちゃう♪」 唯「ほんと!?やるやる!」 紬(ついに唯ちゃんが手に入るんだ……!) 紬「それじゃあ今日の部活が終わったら私の家でしましょう」 唯「うん。何するのかなー」 紬「うふふ」 紬の家 紬「早速始めましょうと言いたいところだけど、先にお風呂にはいらなくちゃね」 唯「あっ今日暑かったもんね。汗で気持ち悪かったんだー」 紬「じゃあ一緒に入りましょう?」 唯「うん、入ろう!」 脱衣所 唯「わームギちゃんのお家って脱衣所も大きいね!」 紬「うふふ。喜んでくれて嬉しいな」 唯「早く入ろー!」ヌギヌギ 紬(ああ、唯ちゃんが服を……) 唯「よっと……」プルン 紬(唯ちゃんの胸///) 唯「んしょ」スルッ 紬(唯ちゃんのあそこ///)ドキドキ 紬(唯ちゃんのおっぱい可愛い。あそこも毛が整ってて綺麗///) 唯「ムギちゃん、私先に行ってるね!」 紬「あっ、うん。どうぞ」 タタタ… 紬(唯ちゃんの着替え動画ゲット♪うふふ)ヌギヌギ ガラッ 唯「あっムギちゃん!お風呂すっごく広……!?」 紬「うふふ。ゆっくりくつろいでね♪」トコトコ 唯「あっ、ムギちゃん……、あの///」サッ 紬「うん?どうしたの唯ちゃん?」 唯「ムギちゃん、タオルは……?///」 紬「タオル?持ってるよ?ほら」ヒョイ 唯「あう、そうじゃなくて……。前///」 紬(可愛い///) 紬「どうしたの?そっぽ向いちゃって」 唯「だ、だって……///」 紬「唯ちゃんは私の裸が気になるの?」 唯「ふえっ!?ち、違うよっ///」ワタワタ 紬「ふふ、変な唯ちゃん♪」 チャポン 唯「!」 紬「ふぅ……気持ち良い♪」 紬(唯ちゃんの目の前に入っちゃった。唯ちゃんの反応はどうかな?)ワクワク 唯「……///」フイッ 紬(目を逸らしちゃって、可愛い///)ゾクゾク 紬(胸を反らして強調してみようかな♪) 紬「ううーん……」ノビッ 唯「!」 唯「……」チラッ 紬(ふふっ、ちらちら私の胸を見てる♪唯ちゃんってばえっちね) 紬「あら?唯ちゃん、そのタオル……。タオルは湯船に入れちゃだめよ?」 唯「えっ。あ、ごめんね」ワタワタ 紬「さあタオルはとって?」 唯「う、うん……」 紬(わくわく♪) ハラリ 紬「どうしたの唯ちゃん、顔赤いよ?」 唯「な、なんでもないよ……」 紬(胸をさりげなく腕で隠しちゃってる。私を意識して恥ずかしくなっちゃったのね) 唯「わ、私体洗うね!」 ザバッ 紬「あら。じゃあ私もそうしようかな」 ザバッ 唯「!」 紬「どうしたの?」プルン 唯「(ムギちゃんの胸が……)な、なんでもない!」テテテ… 紬「走ると危ないよ、唯ちゃん」 唯(うう、ムギちゃん堂々としててこっちが恥ずかしくなってきちゃうよー) 紬「唯ちゃん」 唯「ふえっ!?な、なに?」 紬「そろそろアレ、お願いしようと思うんだけど」 唯「あ……。うん、いいよ」 紬「じゃあ、洗ってもらおうかな♪」ストン 唯「洗う?ムギちゃんの背中を流せば良いの?」 紬「うん。お願いできる?」 唯「うん、任せて!(なーんだ、こんな事でいいんだ!楽チンだよー♪)」 ビュッビュ ワシャワシャ 紬「うん?唯ちゃん、タオルなんか持って何してるの?」 唯「えっ?だって体を洗うんじゃないの?」 紬「だめよ、タオルでなんか洗ったら体が傷ついちゃう」 唯「えっ……でもそれじゃ洗えないよ」 紬「唯ちゃんの手を使って洗うのよ?」 唯「手を……?」 紬「うん。私、肌が弱くてタオルでやると後ですごく痛くなっちゃうの」 唯「そうなの!?」 紬「だから、普段は手を使って洗ってるの。でも自分じゃうまく洗えないから……」 唯「それで私に頼んだんだね」 紬「うん。イヤかな?」 唯「ううん。全然イヤじゃないよ!頑張って洗うからね!」 紬「ありがとう♪」 ブピュッ コネコネ 唯「よーし。いくよムギちゃん!」 ヌリヌリ 紬「ん……」 唯「うんしょ、うんしょ。ムギちゃん、どうですか?えへへ」 紬「良い感じ♪その調子でお願いね」 唯「うん!」 ヌリヌリ 唯「ふぅ、ふぅ」 紬(……) 紬「痛っ!?」 唯「えっ?」ピタッ 紬「ううっ……」プルプル 唯「ム、ムギちゃん!どうしたの!?」 紬「ごめんなさい、洗ってもらったところがヒリヒリしちゃって」 唯「えっ。あわあわの手だったのに……?」 紬「うん。手って意外と固いのかも」 唯「あっ、もしかして私ギターやってるから……そのせいで人より固いのかな?」 紬「そうみたい。どうしよう」 唯「うーん、でも手より柔らかいものなんて……」 紬(……) 紬「唯ちゃん。今度は唯ちゃんの体を使ってもらってもいいかな?」 唯「体?」 紬「女の子の体ってとっても柔らかいでしょう?」 唯「でも、手が駄目なのにどうやってやればいいの?」 紬「あのね、唯ちゃんの体に泡をつけて、私の体にこすり付けて洗ってほしいの」 唯「えっ……!?」 紬「ダメかな?」 唯「だ、ダメって……!そ、そんな洗い方変だよっ!///」 紬「ううん、そんなことないよ?そういう洗い方をしてくれるお店とかもあるんだから」 唯「そ、そうなの?」 紬「うん。その代わり、ちょっとお金はかかっちゃうけど……」 唯「じゃ、じゃあムギちゃんがそういうお店に行くのはだめなの?」 紬「……」シュン 唯「ムギちゃん……?」 紬「そういうのは、男の人向けのお店しかないの」 唯「えっ、そうなの?男の人にはしてくれて女の人にはダメなんだ」 紬「うん。それに、知らない人に裸を見せるのは……。私も女の子だし……」 唯「あ……そうだよね。ごめんねムギちゃん」 紬「でも、そういうお店にいけないからって体を洗わないわけにはいかないから」 唯「うん……」 紬「今までは手で我慢してやってたんだけど、もう痛くて限界なの」 紬「それに、こんな事メイドにも頼めなくて……。もう唯ちゃんにしか……」シュン 唯「ムギちゃん……」 紬「ごめんね、唯ちゃんだって嫌だよね。私なんかの体を洗うのは」 唯「……私、やるよ」 紬「えっ?」 唯「私、やる!ムギちゃんが私にお願いすることなんかめったに無いもん!」 紬「唯ちゃん……。ありがとう」 唯「えへへ。じゃあ準備するね」 紬「あっ、待って唯ちゃん。あっちでお願いしていい?」 唯「あれは……マット?」 紬「うん。イスに座ってるとうまくできないから、私があそこに寝るね」 唯「うん、わかった!」 紬(ああ……///) 紬「じゃあ最初は背中からお願いするね?うつ伏せになるね」 コロン 唯「うん。ちょっとまっててね」 プビュ!プビュ! 唯「うんしょ、うんしょ。よし、ヌルヌルだよ」 紬「じゃあ、私の上に覆いかぶさってくれる?///」 唯「うん……」ノシッ ピトッ 唯「んっ……」ブルッ 紬「あんっ……///」 紬(唯ちゃんの可愛いおっぱいが私の背中に当たってる///) 唯「これで動けば良いの?」 紬「うん、唯ちゃんの体をこすり付けて……」 唯「うん」 ヌリュッ… 紬「はぁっ……///」 唯「ふぅ、ふっ」ヌリュッヌリュッ 紬「そ、そう。もっと強く擦り付けて?」 唯「う、うんっ。はあっ……」ヌルッ 唯「ひゃっ!?///」ビクン 紬「……どうしたの、唯ちゃん」 唯「な、なんでもないよ!」 唯(乳首が擦れて声出しちゃった……恥ずかしい///) 紬「唯ちゃん、もっと胸をおしつけるようにしてくれる?」 唯「えっ……で、でも」 紬「女の子の胸は、一番柔らかいところだから……お願い」 唯「……わかった」 ヌリュ… 紬「ん…そうよ///」ビクッ 唯「うっ、あ……///」ヌリュッヌリュッ 紬「も、もっと。おまたを押し付けるようにお願い?」 唯「えっ!?///」 紬「柔らかさがちょうど良いの……。あと、ちょっとショリショリしてて気持ち良い///」 唯「あ、あうう///」 ヌリュヌリュ 紬「ん、はあっ……。唯ちゃん上手よ……///」 唯「あっ///」ピクッ 紬「唯ちゃん、背中はもういいわ」 唯「はぁ……はぁ……」 紬「次は前をお願いしようかな」 コロン 唯「!?///」サッ 紬「唯ちゃん、どうしたの?」 唯「ま、前もやるの?」 紬「前は手が届くけど、手だと体が痛いの……」ウルッ 唯(ムギちゃんの体……)チラッ 紬「……」ジーッ 唯(あうう、女の子の体をこんなにしっかり見るの初めてだよ///) 唯(ムギちゃん、おっぱいとあそこを見られてるのにすごく堂々としてるし) 唯(まるで私に見せ付けてるみたい……///)カーッ 紬(唯ちゃんが私の裸を見て恥ずかしがってる……。ドキドキしちゃう///) 紬(女の子に裸を見せちゃう痴漢の人って、こんな気持ちなのかな///) 唯「や、やる。ちょっと待って」 紬(やった♪) 紬「唯ちゃん、待って。今度はこっちのローションをつかってくれるかしら?」 唯「ローション?ボディソープじゃないの?」 紬「うん。ボディソープよりもっとヌルヌルしてて、お肌に優しいの」 唯「そうなんだ。出してみよう」 プルン 唯「わっ。なんだかネバネバしてる。でもゼリーみたいで変な感じ……」 紬「それをよく体に塗ってからお願いね」 唯「うん」ヌリヌリ 紬「私の体にもお願いしていいかな?お互い濡れてたほうがいいと思うの」 唯「あ、うん」 トローッ ヌリヌリ 紬「んっ……///」ピク 唯「……」ヌリヌリ 唯(ムギちゃんの体、柔らかい……) 紬「あっ///んんっ///」ピクン 唯(わわ。ムギちゃんの声、なんだかドキドキするよ……) 唯(お、おっぱいもやるんだよね)ヌリュッ 紬「んあっ!///」 唯「!?」 紬「な、なんでもないの。続けて……」 唯「う、うん///」 紬「ちょっとネバネバしすぎかな?お湯と混ぜてもらっていい?」 唯「うん、わかった」ニチャニチャ ヌリュッ… 紬「ん……」 唯(私の体も塗りなおさなきゃ……)ヌリヌリ 紬「もういいかな?唯ちゃん、お願い」 唯「うん、いくよ……」ノシッ ピトッ 紬「あっ///」 唯(ううっ、ムギちゃんの体すごく柔らかい……) 紬「唯ちゃん、動いて?」 唯「うん……」 ヌル… 紬「んんっ///唯ちゃん、もっと体を密着させて!」 唯「う、うんっ」ピトッ 紬「私と、唯ちゃんの胸を擦り合わせるの」 唯「あ……っ///」ヌリュヌリュ 紬(唯ちゃんの乳首が勃ってる///) 紬「唯ちゃん、乳首を私の体にこすり付けて……」 唯「うっ、うっ……///」コリコリ 紬「んっ、すご……///」ピクッ 紬(唯ちゃんの、可愛い乳首が当たってる。コリコリしてるっ) 唯「ムギちゃん、なんだか苦しいよぉ……///」 紬「だ、大丈夫だから。唯ちゃん、私の体にのしかかっちゃっていいから」 唯「う、うん……」 グニュッ 唯(うあ……。私の体とムギちゃんの体が、どろどろに溶け合っちゃいそう……///) 紬「それで、私の体を、下から上へ突き上げるように動いて……?」 唯「え……?」 2
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梓「唯先輩もムギ先輩も馬鹿で良かった」 唯「え、なんか言った?」 梓「いえー何もー」 澪「ありがとう、梓……お前は恩人だ」 梓「私は常に自分より弱い者の味方ですから」キリッ 唯「うーん、次の拷問はどうしようか。 澪ちゃんへの拷問がおしゃかになったし、 それを挽回する意味でも より激しい拷問にすべきだよね」 紬「そうねえ、どうしよう……」チラッ 律「え、なんだよ? もしかして次のターゲットは私なのか?」 唯「まあ順番的に」 律「あ、そう……まあいいわ、 お前らの拷問なんてたかが知れてるからな。 どんとこいだわ」 唯「強気だなー。 その強い心を叩き折るのも拷問の醍醐味だよね」 紬「じゃあ次は精神的なほうかしら?」 唯「そうだね。 なんかいい案ある? 澪ちゃん」 澪「えっ、私……? 律が精神的に苦しむことなんて……」 律「へっへー、そんなもんあるわけねーだろ」 澪「あっ」 紬「?」 唯「澪ちゃん、今の『あっ』は何? なにか心当たりがあったんじゃないの?」 澪「えっ!? あ、いや、そんなもんあるわけないだろ、はっはは……」 唯「ああ、そう。 じゃあもう1回澪ちゃんに拷問しようかな……」 澪「あ! やめて! それだけは! 言うから、ちゃんと話すから」 律「え、な、なんだよ」 澪「律のカバンに入ってる青いメモ帳……」 唯「メモ帳?」 律「あっ!? おい澪、なんでそのこと知ってんだ!」 澪「ごめん、この前ちょっと見ちゃった……」 律「駄目だそのメモ帳だけは……!」 唯「ムギちゃん、りっちゃんを押さえといて!」 紬「ラジャ!」がしっ 律「くそ、離せ! おい梓、助けてくれ!!」じたばた 梓「そのメモ帳に興味あるんでイヤです!!」 律「畜生!!」 唯「青いメモ帳、青いメモ帳…… もしかしてこれかな?」 律「ああああああああああああああっ!!」 唯「ん、歌詞ノート……?」 澪「律は私の真似して歌詞を書いてたんだ…… どこにも発表することなく、 そのメモ帳に書き溜めるばかりで……」 律「おいやめろ! 読むな!! やめろ! 頼むから!」 梓「読んでください唯先輩! 大声での朗読をお願いします!!」 紬「ぜひ聞いてみたいわ!!」 律「うおわあああ!!」 唯「よーし読むよー」 鳥のさえずり 春のそよ風 今日も明るい朝日におはよう でも寝ぼけてる私の目には まだちょっと眩しいかな 新しい白いワンピース 履きなれた赤い靴 カチューシャさして出かけよう 大好きな友達のもとへ 青空のもとに駈け出して 光を連れて飛び立とう 一人なら不安でも 君と一緒なら怖くない さあ二人手をつないで 輝く明日へ歩き出そう 希望を手にして 涙を拭いて 羽ばたけばほら翼になるから (以下省略) 唯「……」 澪「……」 梓「……」 紬「……」 律「おい何とか言えよ」 唯「……」 澪「……」 梓「……」 紬「……」 律「なんで黙ってるんだよ……」 唯「次の拷問考えよっかぁー」 紬「そうねぇー」 律「おい! 笑うなりバカにするなりしろよぉー! スルーが一番こたえるんだよ! おい!!」 澪「次は誰にやるんだよ?」 梓「順番から考えれば……ここは」 唯「ムギちゃんだね!」 紬「えっ!?」 唯「既存の拷問SSに足りなかったもの。 それは何だか分かる? ムギちゃん」 紬「えー……分からないわ」 唯「復讐だよ、復讐! ムギちゃんは私たちに好き放題拷問するだけで なんの罰もお咎めも受けてないんだよ! そんなんじゃ読後感が悪すぎるよぉー」 紬「そうなの?」 唯「だからこの拷問SSではムギちゃんに対する復讐を実行します! そうすれば今までの拷問SSになかった 読後のカタルシスを得ることが出来る!! それによりこの拷問SSが既存のあらゆる拷問SSを超越し、 いつまでもカルアスレで語り継がれる 究極にして至高の名作へとなっていくのです!」 梓「拷問系はしつこい粘着アンチがいるんで カルアスレで名作扱いされるのは絶対無理だと思いますよ」 唯「よーし、じゃあ早速ムギちゃんへの復讐を開始しよう!」 紬「お、お手柔らかにね……」 澪「いきなり復讐と言われてもな」 律「思いつかないよな」 梓「じゃあ明日はムギ先輩がケーキ抜きとかで……」 唯「ダメダメそんなの! あまりにもぬるすぎるよぉー! 今まで受けた恨み憎しみを全てぶちまけるくらいじゃないと!」 紬「ひいいい!」 唯「じゃあもう私からやるよ! みんなはそこで見ててねっ」 澪「おいちょっと待てよ、 なんで唯が復讐するんだ?」 唯「え? さっきも言ったでしょ、 読後のカタルシスを演出するためにだね……」 澪「そうじゃなくて、唯はムギに何もされてないだろ。 復讐する必要がないじゃないか」 唯「……」 律「復讐したいんなら お前もムギからの拷問をうけろよな」 梓「そうですよ、 自分は何もされずにしたいことだけするなんて 虫が良すぎますよ」 唯「えー……」 紬「なに? 唯ちゃんにも拷問すればいいのかしら?」 唯「……」 澪「……」 律「……」 梓「……」 紬「……」 唯「やっぱり拷問なんて駄目だよ! けいおんキャラを苦しめて面白がるなんて、 人として腐ってるね! ふんす!」 澪「オイ」 唯「だってそうじゃない? 人を傷つけるんだよ? そして殺すんだよ? そんなお話を読み書きして楽しんでるんだよ? 犯罪者予備軍以外の何ものでもないよぉー」 律「自分に不都合になったらそうやって…… ゲンキンなやつだな」 唯「拷問SSには愛がないんだよ愛が! けいおんへの愛がない人間はSSなんて書いちゃいけないと思うね! 読む方としても不愉快だし!」 梓「ああ唯先輩が痛々しい拷問アンチに……」 唯「今まで拷問を繰り返してきて分かったよ。 拷問なんてSSであっても絶対やっちゃいけないってね。 みんなもそれを心得ておくよーに!」 澪「お前は何もやってないしされてもいないだろ」 紬「じゃあもう拷問はこれで終わりなの?」 唯「終わり終わり! そもそもグロさえあれば飛びついてくる中高生レベルのアホたちに 支援とか保守とかされて喜んでるようじゃ駄目だよ!」 梓「拷問スレ読んでる人すみません」 澪「でもどうするんだ? このままじゃ名作扱いされるどころか 完結後すぐにDAT落ちだぞ」 唯「別にそれでも構わないよ。 こんな拷問SSは人目に付くべきじゃないんだよ。 というわけでこのSSもそろそろ終わりたいと思います」 梓「飽きてきただけでしょ」 紬「えっ、もう終わりなの? 私もっとみんなに拷問したいわー」 律「えっ!?」 紬「なんだか拷問するの楽しくなっちゃったの! 私、家に帰って拷問のこともっと調べてみるわね!」 澪「えっ!?」 紬「みんなバイバイ! 明日はもっと激しく拷問してあげるからー!」 梓「あっ、ムギ先輩……」 唯「……」 澪「どうすんだ、これ」 唯「まあいいや、とにかく終わろう…… スレが終われば話も終わるんだから」 梓「そうですね。 二度と明日が来ないことを祈りながら」 澪「夜も遅いし」 律「もう寝よう」 唯「おやすみなさい」 お わ り おやすみ 明日はりょこうでえす 戻る
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338301131/ 咲「聞こえなかったのかな? もう一回言うよ」 京太郎「あ、ああ」 咲「京ちゃんのことが好きですっ、私と付き合ってください!」 京太郎「うぉ……、聞き間違いじゃなかった」 咲「私は本気だよっ。ずっと好きだったんだから!」 京太郎「そうか……。俺は――」 優希「二人でなに話してるんだじぇ?」 京太郎「ゆ、優希!?」 咲「優希ちゃん……」 優希「部活終わったし、タコス食いに行こうじぇ! 京太郎、お伴せよ!」 京太郎「はぁ……、お伴って、また俺に奢らせる気だろ、お前」 優希「そうとも言う!」 京太郎「清々しいな……」 優希「それはシャレで言ってるのか?」 京太郎「違う。そんなつまらんこと言うか」 優希「とにかく行くじぇ!」 京太郎「ちょっ、急に腕引っ張るなって! 俺は咲と話が……」 優希「咲ちゃん?」 咲「私はいいよ……、二人で楽しんできなよ」 優希「そっか、また今度行こうじぇ」 咲「うん、そうだね」 優希「よし、行くぞ、京太郎!」 京太郎「だから待てって、おわっ!?」 優希「タ~コス、タコス~」 京太郎「咲っ、今夜電話する!」 咲「うん。ばいばい、京ちゃん」 ―― タコス屋 ―― 優希「ぷはぁ~、部活帰りのタコスは格別だじぇ~」モグモグ 京太郎「……残業帰りのサラリーマンみたいだな」 優希「部活でタコスぢから全部使ったから補充だじぇ」 京太郎「確かに今日の優希は凄かったな。部長も褒めてたぞ」 優希「ふふん。ところで、京太郎は食べないのか?」 京太郎「ああ、コレか。頼んだけど何か食欲ないから食べていいぞ」 優希「それでは、遠慮なくっ」バッ 京太郎「おい、袖っ!」 優希「あっ……」ガシャン 京太郎「割れたか……。ケガしてないか?」 優希「ケガはないけど、ジュースが制服に……」 京太郎「うわ、全部かかったか。染みになる前にトイレで洗って来い」 優希「でも、」 京太郎「いいから、早く行け。店には俺が謝っとくから」 優希「ごめん……」タッ 京太郎「すみません、グラス割ってしまって」 店員「お気になさらないでください。すぐに代わりをお持ちしますので」 京太郎「本当にすみません」 店員「いいんですよ。それより、さっきの対応、とてもカッコ良かったですよ」 京太郎「俺が、ですか?」 店員「ええ。ナイスフォローでした。彼女思いの彼氏さんですね」 京太郎「そんな、俺は彼氏なんかじゃないですよ」 店員「そうなんですか? ときどき一緒にご来店されて仲も良さそうだったので、私はてっきり……」 京太郎「俺はただの友達、いや、財布か? ……とにかく、彼氏じゃないです」 店員「でも、とてもお似合いだと思いますよ」 京太郎「……えっと、この話はそれくらいにして、タオルか何かもらえませんか」 店員「長話失礼致しました。今お持ちします」 京太郎「お願いします」 京太郎「……彼氏、か」 優希「……」トボトボ 京太郎「どうだ、落ちたか……って、やっぱ染みになったか」 優希「……お店の人は?」 京太郎「気にしないでいいいってさ。それより、お前、着替えあるのか」 優希「持ってないじょ……」 京太郎「だよな……。近所に服屋あったっけ」 優希「たぶんない」 京太郎「店の人に借りるか……、いや、そこまで迷惑かけられないな」 優希「どうしよう……」 京太郎「この際仕方がない、俺の学ラン貸してやる」 優希「えっ、でも、汚れちゃうじょ……」 京太郎「別にいい。どうせ、もうすぐクリーニングに出すしな」 優希「……ありがと、京太郎」 京太郎「それじゃ、出るか。店の人にちゃんと謝ってからな」 優希「うんっ」 店員「ありがとうございましたー」 優希「店員さん、笑ってたじょ……」 京太郎「許してくれたんだから感謝しろよ」 優希「それは分かってるけど……、絶対コレ見て笑ってたじぇ」 京太郎「ぶかぶかなのは我慢しろ。身長差あるんだから」 優希「それでも『とてもいいコートですね』は酷いじょ……」 京太郎「グラス割った代償としてなら安いもんだろ、それくらい」 優希「うぅ……、今度行ったときも笑われそうだじぇ……」 京太郎「そんなことないって。ただ、今度行ったときは少し高いの頼めよ」 優希「そうするじょ……」 優希「あ、あと、みんなには」 京太郎「内緒だろ。わざわざ言う必要ないしな。その代わり、一つ言うことを聞け」 優希「うぐ……、私の弱みを握った瞬間それとは、京太郎も悪人だじぇ……」 京太郎「そんなに大したことじゃないから」 優希「それで、私はなにをしたらいいんだじょ?」 京太郎「それはだな」 優希「う、うん……」ドキドキ 京太郎「今度からは食った分は自分で払え」 優希「え」 京太郎「結局、また俺が奢る形になったからな。でも、今回限りだ。次はないと思え」 優希「……それだけ?」 京太郎「だいたい、お前は俺を財布かATMかと勘違いしてるだろ。俺だって高校生なんだから、金持ってないんだよ」 優希「……私がお前の懐事情なんて知るかっ、もう帰る!」ダッ 京太郎「お、おい! 待てよ!」 優希「京太郎に期待した私が馬鹿だったじぇ!」 京太郎「俺の学ラン……」 ―― 優希の家 ―― 優希「本当に京太郎は馬鹿だじぇ」 優希「あの空気であんなどうでもいいこと言うとは……」 優希「あいつは本当にオトコなのか疑問だじぇ」 優希「そういえば、前にメイド服でパンチラサービスしたときも効果なかったし」 優希「やっぱり、私はそういう対象として見られていないのかな……」 優希「見た目ロリだし、胸ないし、子どもっぽいし、おっぱいないし……」 優希「オトコはアレか、何だかんだ言ってもおっぱいが好きか! 貧乳は負け組かっ」 優希「うぅ……、惨めになってきたじぇ」 優希「今日はもう寝るじょ……」 優希「あ、学ラン返すの忘れてたじぇ」 優希「……」 優希「京太郎の匂いがするじぇ……」 優希「京太郎……ぐすっ」 ―― 京太郎の家 ―― 京太郎「あいつ、なんで怒ってたんだろ」 京太郎「俺の言い方がキツかったのか? でも、普段の俺はもっと酷いこと言われてる気が……パシリとか」 京太郎「友達でも金のことはしっかりしたいだけなんだがなー」 京太郎「明日、また話すか。掘り返すみたいで気が進まないが……。落ち着いて話せば分かってくれるだろう」 京太郎「おっと、もうこんな時間か。明日も早いし、寝るか」 京太郎「おやすみ」 ―― 咲の家 ―― 咲「電話、まだかな?」 咲「京ちゃん……」 翌日 ―― 清澄高校 麻雀部部室 ―― 京太郎「――あれ、部長以外まだ誰も来ていないんですか」 久「須賀君か。今日は早いわね」 京太郎「最後の授業が自習になったので、そのまま逃げてきました」 久「あら、須賀君も意外と悪なのね」 京太郎「その『も』には部長も入ってるんでしょうか」 久「そうね。私も悪いと言えば悪いわね」 京太郎「悪い学生議会長ですか。学園モノでありそうですね」 久「ん~、悪い部長のほうがあってるかも」 京太郎「どっちにしても悪いことは認めるんですね……」 久「まあ、今まさに悪いことしようとしてるしね」ボソッ 京太郎「なにか言いました?」 久「別に。……ところで、須賀君に訊きたいことがあるんだけど、いい?」スッ 京太郎「な、なんですか。あの、近」 久「須賀君の本命が誰か教えてもらえないかしら?」 京太郎「はい?」 久「本当に耳が悪いみたいね、もう一回言うからよく聞きなさい」 京太郎「はいっ」 久「須賀君が一番好きな女の子は誰なの?」 京太郎「えっと、からかってるんですか?」 久「私は本気よ」 京太郎「みたいですね。どうしても答えなきゃダメですか?」 久「断ったら、この場で私は悲鳴を上げるわ。犯されるってね」 京太郎「本当に悪い部長ですね……。分かりました、答えます」 久「うん。須賀君は素直でいいわ。それで、誰なの?」 京太郎「俺が好きな人は――」 優希「京太郎っ、昨日は怒ってゴメンだじぇ!」 京太郎「ッ!?」 優希「あとコレ、借りてた学ラン。返すじぇ」 京太郎「……おい」 優希「そのシワになってるのは昨夜着たまま寝ちゃったからでー、悪気はないんだじょ……」 久「……二人はそういう関係だったのね。知らなかったわ」 京太郎「えっ、ちょ、なんか勘違いしてませんか!?」 久「私の目をすり抜けて関係を築くなんて、やっぱり須賀君は悪い人……」 京太郎「俺の話聞いてくださいよ、部長!」 久「いえ、惚気話は結構よ。耐えられそうにないわ」 咲「惚気話……?」 京太郎「咲っ!?」 咲「惚気話ってなんですか、部長」 久「あのね、須賀君と優希が付き合ってるらしいのよ」 咲「えっ……」 久「びっくりしたでしょう。私もさっき聞いたばかりで驚いてるんだけどね」 咲「そうですね」 久「しかもね、優希は須賀君の学ランにくるまって寝てるらしいの。アツイわよね」 咲「そうですね」 京太郎「部長っ、誇張表現止めてください! 絶対勘違いされてる!」 咲「そうですね」 久「ん、宮永さん?」 咲「そうですね」 久「……須賀君と優希が付き合うことに賛成?」 咲「それは絶対に許しません」 優希「それでね、京太郎。私、昨日考えたんだけど……」 咲「京ちゃん、私も昨日ずっと待ってたんだけど、そのときに考えたんだけど……」 優希「私、京太郎のことが好きだじぇ!」 咲「私、やっぱり京ちゃんのことが好きみたい」 京太郎「マジかよ……」 久「あらあら、こういうのも修羅場って言うのかしら」 京太郎「部長っ、誰のせいでこうなったと」 久「まあ、私も須賀君のことが好きなんだけどね」 和「私もです」 まこ「わしも」 京太郎「和に染谷先輩!? いつの間に!? つか、絶対フラグ立ってねえ!」 久「細かいことは置いといて。それで、須賀君は誰を選ぶのかしら?」 京太郎「俺が一番好きな女の子は、咲です」 咲「京ちゃん!」 久「……理由を訊かせてもらってもいいかしら」 京太郎「咲はドジで放っておくとなんかやらかすし、すぐ泣くし、放っておけないんです」 和「でも、それは優希と大して変わらないじゃないですかっ」 優希「なんで、私じゃなくて咲ちゃんなんだじぇ……」 まこ「納得できんのう」 久「私も、このままでは引き下がれないわ。決定的な理由を言ってもらわないと」 京太郎「決定的理由ですか……、それはですね」 京太郎「咲は俺の幼馴染だからです」 和「たったそれだけで!?」 京太郎「俺は今まで咲と一緒だった。単純に、これからも咲と一緒にいたいし、いてほしいと思うからです」 咲「京ちゃん……、ありがとう、京ちゃん」 久「……幼馴染を選ぶなんてね」 まこ「ベタじゃのう」 優希「つまんないじぇ」 和「もういいです」 京太郎「えっ、あれ、みんなどこ行くんですか?」 久「お二人の邪魔しちゃ悪いからね」 久「退部させてもらうわ」 まこ「退部じゃのう」 優希「退部するじぇ」 和「退部します」 京太郎「ええっ、全国は!?」 久「もうどうでもいいわ。とても協力する気にはなれないし。それじゃ、ごゆっくり」 咲「やったね、京ちゃん! 二人っきりになれたよ!」 京太郎「あぁ……、そうだな……」 咲「好きって言ってくれてとても嬉しかったよっ、今度デートしようね!」 京太郎「そうだな……」 咲「今まで麻雀して遊べなかった分、しっかり遊ぼうね!」 京太郎「あぁ……」 こうして清澄高校麻雀部は全国大会に出場することなく、内部崩壊した。 BAD END --- -- - (部室に行く前から) 京太郎「今日最後の授業は自習か。逃げて早く部室に行こうかな」 京太郎「そうと決まれば、ん?」カサッ 京太郎「なんだ、コレ。手紙?」 京太郎「『放課後 学ラン タコス』……優希か」 京太郎「放課後、学ラン返したいからタコス屋に来いってことか?」 京太郎「部室で渡せばいいのに……、ああ、みんなにバレるのが嫌なのか」 京太郎「わざわざ手紙を入れたってことは、今日の部活は出ない気か、あいつ」 京太郎「先に行って待ってるんだろうな……。待たせると悪いし、自習終わったらすぐ行くか」 京太郎「やっと終わった。よし、行くか」 咲「あ、京ちゃんっ。あのね、私、」 京太郎「悪い、咲。今日の部活出れなくなったって部長に言っといてくれ」 咲「いいけど……、どこ行くのっ」 京太郎「すまん、急いでるから」 咲「待ってよ、誰かと会うの?」 京太郎「……そうだ」 咲「そっか……、引き止めてごめんね。早く行ってあげて」 京太郎「ああ、ごめんな、咲」 咲「いいよ、気にしないで」 京太郎「それじゃ」ダッ 咲「ばいばい、京ちゃん……」 ―― タコス屋 ―― 店員「いらっしゃいませー」 京太郎「ゼェ…ハァ……ハァ…、あの、」 店員「昨日のお連れの方が、あちらの席でお待ちになられています」 京太郎「え?」 店員「ずっと待ってるみたいだから、早く行ってあげて。お財布さん?」 京太郎「……はい」 京太郎「悪い、待たせたな」 優希「別にいいじぇ」 京太郎「あの手紙読んできたわけだが、もう少し何とかならなかったのか、アレ」 優希「京太郎が分かってくれたなら、それでいいじぇ」 京太郎「それで、俺の学ランは?」 優希「はい」 京太郎「なんか、シワ増えてないか……?」 優希「そ、それは、ハンガーにかけ忘れたからだじぇ! 許せ、京太郎!」 京太郎「いや、別に多少のシワは気にしないから許すよ。話は終わりか?」 優希「……まだだじぇ」 京太郎「うん。なんだ?」 優希「昨日、怒鳴って悪かったじぇ。京太郎は間違ったこと言ってなかったのに……」 京太郎「俺の言い方も悪かった。ちょっときつく言いすぎたな」 優希「そんなことはないじぇ。私が調子に乗ってたのは事実だし」 京太郎「自覚はあったのか」 優希「本当にごめんなさい。なにも言われなかったから、ずっと甘えちゃってたじょ」 京太郎「反省してるなら、それでいい。あまり気にするな」 優希「でも、京太郎が怒ってくれたとき、少し嬉しかったじぇ」 京太郎「嬉しかった……?」 優希「あのとき、京太郎が本気で私に話をしてくれたと思うと嬉しくなったじぇ」 京太郎「ヘンな奴だな、お前」 優希「だって、今まで京太郎が私と真面目な話をしたことはほとんどなかったから、私はその程度の友達かと思ってたじぇ」 京太郎「その程度がどの程度か知らんが、優希は上辺だけの友達じゃないぞ」 優希「そう言ってくれるのは嬉しいけど……。やっぱり、友達どまりかー、残念だじぇ」 京太郎「それは、どういう」 優希「もう、分かってるくせに白々しいじょ」 京太郎「……そうだな。はっきりさせるか」 優希「うん」 優希「昨日考えたんだけどね」 京太郎「ああ」 優希「京太郎はいつも嫌な顔せずに私の相手してくれるし、県大会で私がピンチのときにはタコス買ってきて助けてくれた」 優希「私って京太郎に助けられてるって今さら気づいたんだじぇ」 優希「部活帰りのタコスも色々言いつつも一緒してくれるし、もう京太郎抜きじゃ、ダメなんだじぇ」 優希「京太郎には、これからもずっと私の隣にいてほしいと思う」 優希「だから……、私と付き合ってください、京太郎」 京太郎「……」 優希「京太郎に言われた悪いところは直すからっ、他にも悪いところがあったら、それも直すからっ」 優希「だから、私を嫌いにならないでほしいじぇ……」 京太郎「嫌いにならないでって言われてもな……」 京太郎「優希は普段からうるさいし、俺をパシリ扱いするし、タコス買ってきてもまともに礼言わないし」 優希「……」 京太郎「悪いところが多すぎるんだよ、お前は」 優希「それは直すからっ、悪いところは全部! だからっ、」 京太郎「言うのは簡単だけど、悪いところはそう簡単に直るものじゃない。それは自分が一番わかってるだろ」 優希「うぅ……」 京太郎「それに優希は自分に甘いところがあるからな、直すって言われても信用できない」 優希「ぐすっ……、ゴメンじょ……」 京太郎「だから、俺が直してやる」 優希「えっ……」 京太郎「俺が一緒に優希の悪いところを直してやるって言ってるんだ。これからずっと、な」 優希「それって、」 京太郎「ああ。俺の彼女になってくれ、優希」 優希「ありがとう、京太郎っ。本当にありがとうっ……」 京太郎「うぉっ、いきなりマジ泣きしてんじゃねえよ!」 優希「だって……、だって嬉しくて……」 京太郎「だからって急に泣くなよ……、びっくりするから」 優希「ごめん……、京太郎」 京太郎「まあ、タコス食って落ち着け。ほれ」 優希「うん……」モグモグ 京太郎「うまいか?」 優希「こんなに美味しいタコスは初めてだじぇ……ぐすっ」 京太郎「だから泣くなって……」 京太郎「落ち着いたみたいだし、そろそろ出るか」 優希「うん」 京太郎「その前に、お前はトイレで顔洗って来い。ぐちゃぐちゃになってるぞ、いろんなものが」 優希「恥ずかしいじぇ……」タタタ 京太郎「すみません、お会計お願いします」 店員「全部で○○円です」 京太郎「はい」 店員「お釣りです。……ところで、どうやら仲直りできたみたいですね、お財布さん」 京太郎「何度も迷惑かけてすみませんでした」 店員「いえいえ、全然大したことではないですから、お気になさらず」 京太郎「そう言ってもらえると助かります」 優希「戻ったじぇ! これでいいかっ、京太郎!」 京太郎「おっ、普段のお前に戻ったな。よし、支払い済ませてるから先に出てろ」 優希「わかったじぇ!」ダッ 店員「ふふっ、本当に元気ですね、あの娘」 京太郎「はは……、もう少し、大人しくなるといいんですけどね」 優希「まだー?」 京太郎「もう行くから大人しく待ってろ」 優希「はーい!」 店員「では、またの御来店をお待ちしています」 京太郎「はい、また来ます。……っと、すみません、最後に一つだけ」 店員「なんでしょうか?」 京太郎「俺、あいつの財布じゃなくて彼氏です。今日からですけど」 優希「遅いじぇ、京太郎」 京太郎「すまん。それじゃ、帰ろうか」 優希「あ、ちょっと待って」 京太郎「ん、どうした?」 優希「さっきのタコスのお金、ちゃんと払うじぇ。いくら?」 京太郎「いや、いいよ」 優希「でもっ」 京太郎「お前を泣かせたお詫びだ。だから、今日の分は払わなくていい」 優希「……きゅん」 京太郎「きゅん?」 優希「不覚にも、ちょっとカッコイイと思ってしまったじぇ……」 京太郎「ぐっ……。そういうことは黙っとけよ……」 優希「おぉう、京太郎が照れてるじぇ~!」 京太郎「照れてない」 優希「赤い顔で言っても説得力無いじぇ~」 京太郎「うるさい、先に帰るぞ」 優希「逃げるな、京太郎っ!」 京太郎「放せって、暑苦しいから」 優希「タコスのお礼にサービスして当ててるんだじぇ!」 京太郎「なにをだよ……」 優希「おっぱい!」 京太郎「え、嘘だろ。俺はてっきり背中が当たっているのかと……うぐ」 優希「バカにするなっ、そんなこと言ってると大きくなっても触らせてあげないじぇ!」 京太郎「バカにはしてない、ただ勘違いしただけだ。それに、」 優希「それに?」 京太郎「優希は今のままで十分可愛い」 優希「うぐ……」 京太郎「お、効いたみたいだな。さっきの仕返しだ」 優希「それなら、京太郎だって、今のままで十分カッコいぃ……」 京太郎「俺が、なんだって? よく聞こえなかった。もう一回言ってくれるか」 優希「~~もういいじぇ!」ダッ 京太郎「おい! 待てって!」 優希「京太郎なんか嫌いだじぇ~!」 おしまい --- -- - 咲「京ちゃん、明日までの宿題やった?」 京太郎「やべっ、忘れてた!」 咲「あのさ、もし良かったら教えてあげるから一緒に勉きょ……」 京太郎「悪い、咲。部長に今日の部活休むって伝えてくれ」 咲「あ……いっちゃった」 咲「部活に入ってから、あんまり京ちゃんと話してないな……」 咲「部長。京ちゃんは今日休みです」 久「あら、そうなの?」 咲「宿題が終わってないそうで……」 まこ「ほお。ところで優希は終わってるのか?」 優希「のどちゃんに見せてもらうじぇ!」 和「たまには自分でやってください」 久「じゃあ、須賀君がいないからちょうどいいわね」 咲「ちょうどいいって……?」 まこ「男子部員を増やそうかって話をしとったんじゃ」 久「須賀君一人だけじゃ何かと困るでしょ?」 和「それって雑用が、って意味ですか?」 優希「犬は一人で十分だじぇ!」 久「違うわよ。須賀君一人じゃ個人戦しか出れない。二年前の私と一緒なの」 咲「でも、それなら京ちゃんがいる時に話したって……」 まこ「ハーレムが崩れるといって賛成せんじゃろ」 久「ちょっと、まこ。そうじゃないの。決定的なのは須賀君の雀力の事」 優希「アイツはド素人だじぇ!新入部員が5人いたら補欠は必ずアイツになるじぇ!」 和「そんな理由で反対するでしょうか?」 久「あくまで可能性の話よ。でも、部員を募集すれば起こりうること」 まこ「あやつは笑って『別にいいですよ』と言うかもしれんが、内心穏やかではないじゃろ」 咲「それならなおさら京ちゃん本人に聞かないと!」 久「須賀君が反対すると思う?」 咲「それは……」 和「部の人数が増えるのは喜ばしいことですしね」 まこ「賛成した手前、退部しますとは気軽に言えんじゃろうしな」 久「それなら今のうちに私の独断で増やして彼の逃げ道を残しておきたいと思うの」 優希「私は反対だじぇ!犬は一人でいいじぇ!」 和「優希、これは個人じゃなくて部の問題です」 久「確かに宮永さんの言う通り、私の、私たちの独断が最善ってわけじゃないわ」 まこ「でも、京太郎をこのまま一人だけの男子麻雀部にはしとうない」 咲「それは……わかります」 咲「でも……でも!」 咲「私にはどうしたらいいかわかりません」 咲「でも、私は部長ではないし、部長の判断には従います」 和「私も従います。優希もいいですね?」 優希「いいじぇ……」 まこ「……」 久「ふう、わかったわ。しばらくこの件のことはなかったことにします」 久「じゃあ、普通に部活を始めましょうか」 二時間後ぐらい 久「じゃあ、今日の部活はこの辺で。あ、それと宮永さんは残ってくれる?」 咲「……はい」 優希「疲れたじぇ。のどちゃん、タコスを食べて帰るじぇ!」 和「たまにはそれもいいですね。では、宮永さん、お先に」 優希「咲ちゃん、また明日じぇ!」 まこ「優希はちゃんと宿題やるんじゃぞ?」 優希「忘れてたじぇ……」 久「宮永さん、あなたは新しい部員が来るのが嫌?」 咲「そんなこと……ない、です」 久「そう。じゃあ、男子部員を募集するわ」 咲「……」 久「宮永さん、あなたは新しい部員が来るのが嫌?」 咲「そんなこと……ない、です」 久「そう。じゃあ、男子部員を募集するわ」 咲「……」 久「嫌なら嫌って言っていいのよ?」 咲「部長が決めたことですから」 久「宮永さん、私は立場的には部長だけど偉くともなんともないわ 久「だって貴女たちが入部してくれなきゃ名ばかりの部長だったわけだし」 久「私は貴女に、貴女たちに感謝してるわ。もちろん須賀君にも」 咲「それなら……京ちゃんの、京ちゃんの居場所を奪わないでください……」 久「……そうね。宮永さんの言いたい事は良く分かるわ。でも、私は部長なの」 咲「……はい」 久「ごめんなさい。引き止めて悪かったわね」 咲「お疲れさまでした」 京太郎「だー、宿題が終わんねー。どーする俺?どーする俺?」 京太郎「そうだ、もう部活終わってるよな。咲に教えてもらおう」 TEL 咲 京太郎「頼む!咲様、出てくれ!」 咲「……はい」 京太郎「おー、咲か。悪いんだけど、宿題教えてもらってもいいかな?」 咲「あ、うん。いいよ」 京太郎「ありがたいぜ。じゃあ、10分後に咲の家に行くわ」 咲「うん、待ってるね」 京太郎「お邪魔しまーす」 咲「今日はお父さんいないんだ。そんな事言わなくても大丈夫だよ」 京太郎「いや、礼儀としてだな……」 咲「変なの。京ちゃんってそんな人だっけ?」 京太郎「俺は紳士だぜ?」 咲「ふふ。じゃ、宿題やっちゃおう?」 京太郎「おう!頼むぜ」 京太郎「終わったー。助かったよ」 咲「良かった。これで明日怒られなくてすむね」 京太郎「そうだ、咲。今日の部活はどうだった?また勝ったのか?」 咲「……」 京太郎「俺も強くならないとなー。と言っても男子部員は俺一人だけど」 咲「……」 京太郎「個人戦でもいいからいいとこまでいきたいよなー」 咲「……」 京太郎「……咲?」 咲「あのね、京ちゃん」 京太郎「どうした?久しぶりに負けたのか?」 咲「私、部活やめようと思う」 京太郎「そうかー、負けたのかー。まぁ、たまには……えっ?今、なんて?」 咲「部活やめたいの……」 京太郎「なにかあったのか?」 咲「京ちゃんも一緒に辞めよ?」 京太郎「咲、なにがあったんだ?」 咲「私、京ちゃんと一緒にいたい。毎日一緒にいたい」 京太郎「今でも一緒だろ?」 咲「そうじゃないの……」 京太郎「麻雀が嫌いになったのか?」 咲「違う。京ちゃんが大好きになったの」 京太郎「?……俺は麻雀部にいるぞ?」 咲「今日、こんな話があったの」 説明中 咲「京ちゃん、居なくなっちゃうの?」 京太郎「そうか……男子部員か。確かにずっと俺一人っていうのもな」 咲「嫌じゃないの?京ちゃんがずっといた場所がとられちゃうんだよ?」 京太郎「咲、麻雀は楽しいか?」 咲「……うん」 京太郎「俺もだ」 京太郎「咲だって初めは麻雀強くなかっただろ?」 咲「そうだね……」 京太郎「俺だって強くなる。新入部員が来たって負けないほどに」 京太郎「好きなことだから頑張れる。必死になれる」 咲「京ちゃん……」 京太郎「というわけで、だ。勉強以外に麻雀も教えて欲しい」 咲「う、うん!」 京太郎「よし、やるぜー!本でも買って基礎から叩き込むぜ」 咲「……頑張ってね、京ちゃん。私も側にいるから」 翌日、部室 京太郎「どーもー」 咲「私たちが一番乗りみたいだね」 久「早いわね、二人とも」 咲「こ、こんにちわ……」 久「あのね、須賀君、話があるのだけれど」 京太郎「男子部員のことですか?咲から聞きました」 久「そう……。須賀君は、反対?」 京太郎「へ?何言ってるんですか。大歓迎ですよ!」 京太郎「来年の団体戦で大将を務めるのは俺の役目ですから」 久「言うようになったわね」 優希「お、今日は犬がいるじぇ!タコス買ってくるじぇ!」 まこ「自分でいかんか。京太郎は今、大事な時じゃ」 優希「……分かったじぇ」 久「じゃ、早速打ちましょうか」 まこ「わしは後ろから京太郎の打牌をみとるけぇ」 和「じゃあ、入りますね」 京太郎「ほら、咲も」 咲「う、うん!」 京太郎「部長、背中が煤けてるぜ…」 久「悪待ちを押さえられた!?」 京太郎「御無礼」 和「捨て牌がきっちり迷彩に……」 京太郎「死ねば助かる……この牌を切っていく!」 咲「カン!」 京太郎「え?」 咲「ツモ、大三元。責任払いだよ、京ちゃん」 京太郎「」 まこ「京太郎……漫画しか読んでないんじゃな……」 京太郎「停電は!?停電は起きないのか!」 優希「制服の内ポケットから九萬が見えるじぇ……」 帰り道 京太郎「結局ラスった……」 咲「でも、打ち筋はすごく良くなったよ!」 京太郎「たまたまだよ。麻雀打ってるとちょっと憧れるから狙っただけだ」 咲「ふふ……」 京太郎「ごほん、咲」 咲「ん、なに?」 京太郎「その、だな、あー、返事をしてないと思って」 咲「なんの?」 京太郎「咲、俺もお前が好きだ。ずっと一緒にいたい」 咲「え……?」 京太郎「咲。昨日言っただろ?俺の事が好きになったって」 咲「え、あれは、その、勢いというか……」 京太郎「じゃあ、あれは嘘、なのか……?」 咲「あ、違う!嘘じゃない!ホントだよ!」 咲「京ちゃんだーいすき!」 END