約 809,494 件
https://w.atwiki.jp/eternity999/
りにゅーある! ここは、とあるGMと鯖缶達の為のWIKIですよ! 関係者以外には面白くも何にもないので今すぐ戻れ~・x・
https://w.atwiki.jp/eternity999/pages/25.html
めにゅ~ トップへ +オリジナルNPC一覧 オリジナルNPC一覧 街共通NPC アジト専用NPC 各種交換用NPC +オリジナルMOB用テンプレ オリジナルMOB用テンプレ 近接型一般MOB WIZ型一般MOB グランドBOSS レイドBOSS +オリジナル狩場 オリジナル狩場 オリジナル狩場1 オリジナル狩場2 オリジナル狩場3 鯖缶専用覚え書き リゼ専用覚え書き アイテムID早見表 簡易掲示板 役立ちリンク集
https://w.atwiki.jp/dangebirthday/pages/55.html
アナザープロローグ -あり得る状況の一つ 注:このSSはあくまで幕間です。採用するしないはSS執筆者の判断に任せられます。 夜の中庭を歩くのは、亡者のごとき人の群れであった。 その緩慢な、しかし奇妙に秩序だった動きは、ある種の行軍を思わせる。統率者のいない、死者の軍隊。それはコシヒカリに寄生された、有象無象の希望崎学園生徒の成れの果てである。 (悲惨な) 彼は、眉をひそめてそれを見下ろす。 (これが校外に解き放たれれば、未曾有の災害が引き起こされる) ――生徒会執行部、伊達友晴。 レスリング部所属。 その大柄な体躯と獣じみた形相とは裏腹に、慎重さと決断力併せ持つ男であるため、生徒会内部での人望はあつい。なによりその戦闘能力は、単純な接近戦ならば学園内部でも最上位に位置する。 彼は二階の窓から、じっと中庭を睨みつけている。ゆっくりと迫りつつある、コシヒカリに寄生された亡者たちを。 「――ふん」 伊達の傍らで、かすかに鼻を鳴らす音。 「馬鹿だよね、あいつら」 その声には、嘲笑うような響きがあった。伊達は顔をしかめる。 それとほとんど同時、先頭を歩いていた亡者のひとりが、何の前触れもなく爆炎に包まれて吹き飛んだ。少し遅れて、校舎を震わせるような轟音。夜の中庭が炎に照らされ、亡者たちの姿を鮮明に浮かび上がらせる。 彼らの顔にあるのは、無表情、あるいは無感情。 先頭の男が吹き飛んだというのに、亡者の行軍はすこしも鈍ることがない。それも当然か。彼らはすでに人間ではなく、動物ですらない。そう、 「ただの植物だから。簡単、簡単」 伊達は傍らを振り返る。 その顔に幼さの残る少女。着崩した制服。窓枠に腰掛け、足をぶらぶらとさせながら、空中で指揮棒らしきものを振っている。伊達は、それこそが彼女の能力の制約と聞いたことがあった。 「私のコンサートにようこそ! はは! 次はもっと派手にいってみる?」 ――生徒会執行部、松永薫。 一年生にして生徒会入りを果たした、吹奏楽部の《天才》少女。その能力は、指揮棒をつかった遠隔爆破と聞いたことがある。実際のところは、伊達が見る限り、彼女は空気中を飛ぶごく微小な『何か』を操作して、爆破を引き起こしている。 おそらくは蚊か、蠅か、そのあたりの生物を能力の媒介に使っているようだ。 間違いなく強力な術者である――その精神性とアンバランスなほどに。彼女は爆発によって生じた炎を見て、ある種の興奮を覚えているようだった。 「油断はするな」 伊達は、いくぶん上気している彼女の横顔に釘を刺した。 「ただの植物ではない。《新潟県》のコシヒカリだ。緊急事態宣言の発令には、相応の理由があると考えろ。なにより、いまだ本体である道明寺の姿も捕捉できていない」 「はいはい。心配性だよね、伊達先輩」 松永は明らかに気分を害したらしく、伊達を睨むように視線を向けてくる。彼女は自分の『演奏会』を邪魔されるのが嫌いだ。 「将来、ハゲるよ」 それだけ答えて、松永は大きく指揮棒を振る。 また、夜の中庭に炎と轟音が放たれた。今度は先ほどよりもさらに規模が大きい。四、五人ほどのコシヒカリ亡者が吹き飛ばされ、焼かれ、粉々になった。 「植物だから、炎には弱いでしょう? 今夜は、私がいてよかったね」 なんらかの賞賛を期待したのかもしれない。松永は伊達を横目に見て笑った。しかし、伊達は首を振ったのみである。松永は不機嫌そうな顔を作る。そのときであった。 「――来る」 伊達の背後で、不意に声がした。 ひどく気配の薄い、小柄な男だった。松永よりもさらに身長は低い。異様なのは、赤いボロ切れのような布を身にまとっているところだ。その目はいっそ昆虫のように静かであり、この事態の只中にあっても、感情の欠片さえ感じさせない。 ――生徒会執行部『臨時』役員、カササギ。 本名は伊達も知らない。執行部において、『臨時』役員とは傭兵以外の何者でもない。こうした状況に対応するため、ジョン・雪成が雇用契約を結んでいた男だ。 所属は手芸部。得体の知れない集団だが、あの部に所属するのならば、腕が立つのは間違いない――戦闘ではなく、暗殺を任務とするのなら、特に。能力は、『死』の概念を扱うとだけ聞いている。 (これだけか) 伊達は嘆息する。伊達と松永に、彼を含めて、三人。 このスリーマンセルが、道明寺羅門の『足止め』のために集められた先行部隊であった。ジョン・雪成の判断に対して、伊達は疑問を持たない。彼が三人で足止めをするように指示しているのなら、それが最善手なのだろう。ならば、やるしかない。 緑化防止委員本隊の本体の『三人』が、準備を整える時間を稼ぎ出す。 「あのさ、来るって、ナニが?」 伊達が考え込む間に、松永が尋ねている。 彼女は明らかに、この得体の知れない小柄な男を嫌悪しており、それを隠そうともしていなかった。彼女の性格からして、暗殺者というものを受け入れられないのだろう。 「道明寺のこと? あんたにソレがわかるわけ?」 「やけに歩みが遅い」 手芸部の男、カササギは彼女の問いに答えず、代わりに低く呻いた。ただ、夜の校庭の彼方を見つめているのみである。闇の中に何かが見えているのか。 「これは、……苗を増やしているか。この遅さは、そのためか」 「あのねえ」 松永は片方の眉をつりあげ、さらに指揮棒の先をカササギへと向けた。 「私、無視されるの嫌い。言っておくけど、私はあんたたち程度の」 「そこまでにしておけ、どちらも」 伊達は両者の間で、手を振って無駄口を遮る。 「仲良くしろとは言わんが」 「絶対やだ。伊達先輩、コレよりも私の方が百倍役に立つでしょ」 指揮棒の先端を、松永は小さく動かす。と、中庭で再び爆炎があがった。またしても何人かの亡者が吹き飛び、今度は跡形も残らない。その能力は、おそるべき破壊力といえた。 「必要ないって。根暗な手芸部とか」 「彼を同行させるのは、生徒会長の指示だ」 伊達の答えは、いつも明確で、揺らぎがない。 「あっそ」 つまらなさそうに、松永は顔を背けた。伊達から見て、彼女は強力な魔人だ。だからこそ自信がありすぎる。その部分さえ制御できれば、生徒会を支える戦力になるだろう。今夜を、生き延びさえすれば。 伊達はその不吉な思いを振り払うように、首を振った。気づいたことがある。 「それに、カササギの目は正しい。来たぞ。道明寺羅門――さすがに」 夜の中庭に、ゆらめく陽炎が立ち上った。伊達の目にはそう見えた。 「こうしてみると、なるほど……異質だ」 麦わら帽子と、油断ない農作業姿であった。 屈強な肉体のあちこちから、コシヒカリの稲が発芽している。亡者の群れの後方から悠然と、無人のあぜ道を征くかのように歩いてくる。 その無感情な瞳は、校舎二階から中庭を見下ろす、伊達たち三人の姿をたしかに捉えていた。その事実を認識したとき、伊達は全身に鳥肌が立つのを感じた。未知の脅威に触れる感触であった。執行部としての経験が、伊達にそれを警戒させる。 「松永!」 伊達は反射的に怒鳴って、窓枠に足をかける。 「援護しろ。雑魚を寄せ付けるな。そして、俺が死んだら、即座に撤退を開始しろ。――道明寺羅門。あの本体には手を出そうと思うんじゃない。他のザコを少しでも足止めして、これから到着する本隊の負担を軽減することに専念しろ」 「はあ?」 松永は不快げに肩をすくめた。 「逆でしょ。一人で楽しいとこだけ持ってくつもり? 援護するのは伊達先輩で、道明寺をやるのは私の能力――」 「カササギ、契約の履行を求める。続け」 伊達は松永の発言を最後まで聞くことなく、窓枠を蹴って跳んだ。中庭の闇へと身を投じる。寸分の遅れもなく、カササギもそれに続いた。赤いボロ布のような装束を翻し、追ってくる。 「俺が先に仕掛けて、動きを止める」 どっ、と重たい音を響かせ、まず伊達が地上に降り立つ。純粋な戦闘型の魔人である伊達の身体能力ならば、この程度の高度は『飛び降りる』というほどのものでもない。 「確認するぞ、カササギ。条件が成立すれば、お前の能力は必殺のものと考えていいんだな?」 「必ず」 返答は短かった。 こちらは着地に音も立てない。それと同時に、掌で何らかの手芸道具を閃かせ、手近なコシヒカリ亡者をひとり仕留めている。首と胴体を一瞬にして分断されて、うめき声もあげずに亡者は崩れ落ちた。 「よし」 伊達はうなずいた。走り出す。正面には道明寺。こちらを見ている。感情はない。 彼との直線距離上にコシヒカリ亡者が数名――手を伸ばし、伊達を掴もうとしてくる。が、問題にはならない。伊達は一瞬だけ身を沈めると、思い切り地面を蹴って前方へ跳ぶ。 中庭の土が激しくえぐれ、伊達の身体はひとつの砲弾と化した。 一人目のコシヒカリ亡者の頭部をラリアットで破壊し、二人目を回し蹴りで吹き飛ばす。三人目は、伊達が攻撃に移る前に、爆炎に包まれて吹き飛んだ。松永の能力に違いない。文句は言っていたが、真面目に援護するつもりはあるようだ。 ならば、自分は正面に集中できる。 伊達は加速し、姿勢を低くする。タックルの構え。道明寺は、緩慢な歩みを止めぬまま、正面からそれを迎え撃つ。 (まともに、正面から、俺とやる気なのか?) このとき、伊達は怒りや恐怖よりも、レスラーとしての好奇心を感じた。農作業で鍛えた道明寺の肉体と、日々の練習で鍛えた己の肉体。ぶつかり合えば、果たして。 (面白い!) 激突の瞬間は、地面が震えるほどだった。 大型の重機がぶつかり合うような、およそ人間の肉体があげるものとは思えぬ、激しい衝突音が響く。伊達はその感触に、戦慄を覚えた。 「道明寺、貴様、この力は」 道明寺は、構えすらしていなかった。伊達に腰から組み付かせたまま、ただ立っている。それだけだ。しかし伊達は押せない。押し倒すことができない。 伊達の戦闘計画は、まず道明寺を地面に引き倒し、寝技に持ち込むことだった。そこからなら、自分の能力で自由を封じつつ時間を稼ぐことができる。 その見立ては、破綻した。 (だが!) 伊達は四肢に力をみなぎらせる。正面から道明寺の顔を睨みつける。 「――さて」 不意をつくように、道明寺が乾いた声をあげた。 「いまのうちに聞いておこう、生徒会執行部」 妙に不快な、脳裏を金属片で引っかかれるような響きがあった。サワサワと、道明寺の体から伸びる稲穂が揺れる。 「お前は、いや、お前たちは――我々を阻む障害となり得るか? お前たちの他に、まだまだ立ちはだかる者はいるのか?」 「だとしたら?」 伊達は全力で道明寺を押し倒そうとする。が、すこしも動かない。大地に根を張ったようだ。周囲からは、連鎖する爆音。松永の援護だ、それでいい。いま、コシヒカリ亡者どもに襲われれば、対処はできまい。 「だとしたら――」 道明寺羅門は、ゆっくりと右腕を伸ばしていく。 「お前たちという『外敵』を克服し、我々はさらなる力を手にする。品種改良を」 不意に、道明寺の腕の動きが加速した。拳ではなく、フック気味に掌を打ち付ける動き。およそ格闘術の概念とはかけ離れた、ただひたすらに無造作な、野生に近い攻撃動作である。 しかし、その腕には圧倒的な破壊力がみなぎっていることが、伊達には見て取れた。 (ここだ) 伊達は左腕を掲げ、その掌をブロックする。異音。インパクトの際に空気に火花が飛ぶような、あまりにも重たい一撃。防御した伊達の太い腕が、その一撃で大きく捻じ曲げられる。 砕かれた。 そう見えた瞬間、伊達の腕は柔らかな泥細工のように歪み、折れ曲がった。道明寺の腕に絡みつくようにして、逆にその肘関節を捕らえている。みしり、と、道明寺の腕が軋んだ。 (掴んだ!) 《クレイフォージ》と、伊達はこの能力を名づけている。 己の体を金属と化し、硬度、展性、靭性を自在に変化させる能力。鋼の肉体を目指し、過酷な鍛錬を己に課していた際に目覚めた魔神の力である。伊達はその真の用途について、肉体の硬度を増すことではなく、むしろ柔らかくすることにあると考える。 打撃を柔らかく受け止め、捉えたところで硬度を限界まで増強する。精密な能力の操作が必要とされる作業であり、一瞬の見切りが必要だ。 しかし、この方法で、捕らえてしまいさえすれば――いかにコシヒカリの力を得た道明寺といえど――生徒会執行部において、魔人としても最上級の腕力を持つ伊達ならば。 「自由にはさせん。しばらく付き合ってもらうぞ、道明寺」 「そうか」 道明寺は無感動につぶやき、伊達の腕によって捉えられた腕を引き抜こうとする。 だが、そう簡単にはいくまい。今度は伊達が攻めの手を打つ番だった。伊達は自由な右腕で、道明寺の頭部へ打撃を放つ。純粋な近距離戦闘型魔人である伊達の、振りかぶっての一撃であった。 「ああ。剛腕だな。格闘技をやらせておくには惜しい」 ごっ、と、道明寺の頭部に拳が打ち込まれ、ごくわずかに彼の表情を変化させる。 ――笑っていた。 あるいは、ただ、目を細めただけだったかもしれない。 それでも伊達は、背筋が一瞬で粟立つのを感じた。 「良い環境だ」 道明寺は、顔面に打ち込まれた伊達の拳を掴んだ。 「我々は、今夜、この世界に生まれ落ちる」 道明寺の全身に力が漲るのがわかった。 伊達は咄嗟に右拳を軟化させようとした。しかし、それは間違いでもあった――次の瞬間、呼吸が奪われた。鋭い痛み。なにか、腹部に、 (なにをされた? 膝? いや、こいつの足は動いていない……これは) 理解する前に、一瞬の意識の空白があった。 それは、能力を発動させる前に、道明寺に致命的な一手を打たせるのに十分であった。 ばつん、と、右肩に異様な感触を覚えた。 激痛よりも先に、圧倒的な喪失感があった――右腕である。引きちぎられるのを、伊達はその目で見ることになった。 (……しかし、いま、この瞬間なら) 伊達は痛みに叫ぶ代わりに、その名を呼ぶ。 「カカサギ! ……やれ!」 道明寺の右腕は、いまだ伊達の左腕が捕えている。左腕は、いま伊達の右腕を力任せに引きちぎったところだ。両腕は封じた。今ならば。 カササギが道明寺の背後から跳躍し、襲い来るのが見えた。 彼はまとっていた赤いボロ布を、瞬時に脱いで広げている。どうやらそれは、衣服のようであった。痩せさらばえ、肋の浮いたカササギの肉体は、幽鬼のごとく舞った。 伊達にはその名を知るべくもないことであったが、これこそがカササギの能力。 《赤睡童》。 赤いちゃんちゃんこを着せた相手に、『死』という概念を押し付ける必殺の術。相手が魔であれ神であれ、生きているのならば、この能力を防ぐ術はない。たとえ、相手が異界《新潟》の存在だとしても。 だが―― 「おお」 道明寺は天を仰いだ。 伊達は勝利への道を見た。道明寺の両手はふさがっている。振り返ることすら、この自分が許さない。体を密着させ、動きを封じようとする。ほんの、コンマ数秒間だけ、動きを止めれば、それで終わる。そのはずだ。 「いいぞ」 道明寺は、はっきりと笑った。 「我々は、成長している!」 その瞬間に、伊達は見た。 道明寺の背中から、無数の槍の穂先のようなものが突出した。それは背後から迫るカササギを、まっすぐ刺し貫く軌道であった。カササギは空中で体をひねり、それでもどうにか致命傷を避け、道明寺にその手中の赤い襤褸――『赤いちゃんちゃんこ』を着せようとした。 そして、彼の額から上が吹き飛んだ。 無表情な、昆虫のようなカササギの顔はそのまま赤く爆ぜ、主を失った体が地面に崩れ落ちる。 (見えた――稲! か!) 伊達は道明寺の背中から生えた、槍のごとき武器の正体を知った。 稲、である。 道明寺の体を苗床として成長するコシヒカリ、その瞬間的な成長の速度は、人間の肉を貫き、頭蓋を砕くに足るというのか。カササギの頭部を貫き、血に濡れる稲穂の先端は、まさに鋼の矛先のようである。不意に、急激な目眩に襲われる。 (そして、俺も) 伊達は己の腹部を見た。さきほどの鋭い痛みの正体がわかる。伊達の腹部にも、コシヒカリの稲が突き刺さっていた。それは自らめきめきと成長し、伊達の血を吸い上げんとしている。さらに根を張り、伊達の内蔵に食い込もうと。 自分が、他のなにかに搾取されようとしている感覚は、あまりにも冷たい恐怖であった。 伊達は即座に覚悟を決めた。もとより、この任務を受けた際に、己の中にあった覚悟だ。 「――松永!」 逃げろ、という意味だ。 生き延びれば、これから来る本隊の三人の役に立つだろう。コシヒカリ亡者の駆除をさせれば、十分に活用できる能力だ。 しかしその返答は、かすかな羽音と、あまりにも小さな爆音であった。 かっ、と、伊達の左腕を爆炎が包んだ。ごくごく小さな爆発。松永には、これほど自在に爆発の規模を制御できたのか。そのことは伊達にとって、かすかな驚きであった。伊達の腕だけを破壊する、限定された爆撃。 鋼以上の強度を持った伊達の腕が、粉々になって砕けている。道明寺はつまらなさそうに腕を離す。その手が、かすかに焦げているのが見えた。 (なんということを) 伊達は、爆発によって失い、代わりに自由となった己の左腕を見た。肘から先が欠けている。 そして、その腕が捕えていた道明寺は―― (最悪の展開だ) 伊達は振り返る。 「伊達先輩」 松永は、あろうことか、彼のすぐ背後にいた。指揮棒を空中に遊ばせ、いまだ己の能力への自信を意味する笑みを浮かべている。 「やっぱり私がいてよかったでしょ? 正直、ホッとしてる? さっさと保健室に行って、その腕、なんとかしてきなよ」 松永は片目を閉じて、指揮棒を大きく振るった。 「こいつは、私がぶっ壊しておくから」 「やめろ!」 もはや手遅れではあったが、それでも伊達は怒鳴った。空中をかすかな羽音が飛ぶ。やはり、なんらかの小さな虫を媒介にして、松永の能力は成立しているようだ。 だがそれらの虫はついに、道明寺の周囲に近づくことさえなかった。 自由となった道明寺は、 「え? こいつ――」 松永がかすかに呟いた。 地面がえぐれ、風圧が伊達の全身を打った。 あるいは、伊達ならばかろうじて反応できただろう。しかし、魔人とはいえ近接戦闘に優れているわけではない松永にとっては、不可避の速度と圧倒的な質量であった。 伊達が次に見たのは、その腹部に抜き手を深々と打ち込まれた松永の姿である。 「遅い能力だ」 道明寺がかすかに呟いた。 続いて、間髪を入れずに放たれる裏拳が、松永の頭部を破壊する。彼女には回避も、防御を試みることすらできなかった。松永は状況を理解できないまま、簡潔な打撃音が響き、その思考を終わらせた。 「――そこで、お前は」 道明寺が振り返る。 「いま少し、我々の糧となるか? より過酷な環境を、我々は歓迎しよう」 「道明寺」 伊達は自分が雄叫びをあげたことに気づいた。前へ踏み出す。彼に残された攻撃手段は、ほとんど何もなかった。道明寺は一瞬だけ瞑目した。 まさか憐れんだわけでもあるまい。 ――そして、道明寺は完膚なきまでに破壊された、伊達の巨体を見下ろす。 「少し時間をとられたか」 道明寺は空を見る。黒々として、明ける気配のない夜空であった。 周囲のコシヒカリ亡者どもは、緩慢な行進を続けている。彼らには感情も思考もない。ただ、水と土と、太陽の光を求めるのみだ。 夜が明けてすぐに、この地に住むすべての人間がこうなる。 「ゆくか」 誰にともなく、道明寺は声をかけた。 おそらくは、己の体の内にて渇望のうめき声をあげる、コシヒカリへ向けたものであっただろう。 (この先の、短い旅路に――) 道明寺は摩耗した精神で考える。いつから自分はこうなっていたのだろう。コシヒカリのことを知ったときか。父を殺したときか。それとも、園芸の名家に生まれ落ちた、そのときからか。 (虚無が横たわっていようとも) 道明寺羅門、園芸の修羅、コシヒカリを宿す者は、破滅へと向けてゆっくりと足を踏み出した。 To Be continue……
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4154.html
※HENTAI注意 ※胴付きでぺにまむ ※『ゆっくりいじめ系1502 初物お兄さん』の続編かもしれない 「やあ、僕は初物お兄さん!初物が、特にゆっくりの初物大好きなんだ!」 虚空に話しかける異常な青年が一人、薄暗い洞窟に佇んでいた 両手の指をわしゃわしゃと無駄に激しく動かしながら 「うぅ~・・・ごっぢぐるなぁ~!?」 そんな彼の姿を見て怯えているのは1匹の胴付きの成体れみりゃと彼女の子ども3匹 子れみりゃを庇うようにして両手を広げる親れみりゃは「うー!」と唸って彼を威嚇している その後ろの子れみりゃはただ怯えて「ごあいどー」と泣きじゃくるばかり 「ゆっくりでぎないおにーざんはでていくんだどー!」 「断る!僕は君の子どもの“ば~じんっ!”と“しょっじょまくっ!”を貰いに来たんだから、ここで引き返すわけには行かないよ!」 「「「う゛~・・・ごあいいいいぃぃい!」」」 子れみりゃの悲鳴がいっそう大きく洞窟の中に響き渡る しかし、青年はその声をそよ風か何かのように爽やかに聞き流し、ゆっくりと彼女達のもとへ歩いてゆく その度にカツン、カツンと足音が洞窟内にこだまする 「ぎゃお~~~!」 やがて、その緊張感に耐え切れなくなったれみりゃがたどたどしい足取りで彼に襲い掛かった どうやら身の程を弁えている個体らしく、勝算があるとは思ってない ただ、何としても我が子を守るために・・・ただ守りたいという一心で・・・ 「「「まんま゛ぁ~~~!」」」 「おぢびぢゃん!はやぐにげるんだど~!?」 「遅い!」 自らの命を犠牲にしてでも我が子のば~じんっ!を守ってあげたい その一念で仕掛けた渾身のパンチを青年はいともたやすくかわすとれみりゃに足払いをかけた 世界が回り、そして上下が逆転する 転ばされたのだとれみりゃが気づいたときには、青年はすでに3匹のば~じんっ!を奪っていた 「う゛あ゛~~~!いだいどぉ~!?」 「やべるんだど~!」 「あ゛あ゛あ゛!でびりゃのば~じんっがぁ~!」 両手の中指を2匹の子れみりゃの下あご付近にもぐりこませ、残りの1匹のそこに噛み付くという異様な格好 だが、それは紛れも無くもっとも効率よく3匹の子どもの初めてを奪う動きであった 胴付きでも出産は下あごか頭に生える茎から産むので、事実上胴付きゆっくりも常に性器を丸出しにしている それを知るものは少ない。だからこそ、胴付きれみりゃは下にある偽まむまむによってば~じんっ!を守ることが出来るのだ もっとも、守ったところで何があるというわけでもなく、そのほうがエレガントだという程度の価値しかないのだが・・・ 「んんんんん~~~~!・・・ん?」 初めてを奪ったことに言いようのない喜びを覚え恍惚の笑みを浮かべていた初物お兄さん が、彼のその淫靡が笑みが一瞬曇り、両の指と舌を下あごのまむまむから引き抜いた 「「「う~?」」」 「うぅ・・・もうやべでほぢいんだどぉ・・・」 青年の行動を温情のようなものだと解釈した親れみりゃは彼の足元まで這いずって行く 実際にはまむまむに突っ込んだ指に妙な圧力を感じたから引っ込めただけなのだが そして、しっかりと地面を掴む足を握り、上目遣いで必死に許しを乞うた 「おねがいぢまずぅううう!でみりゃのあがぢゃん、ごれいぢょういぢめないでぐだざいいいい!」 「いや、でも・・・あの反発は・・・ん?」 そこでようやく親れみりゃに気づく青年 少しの間、彼女を見下ろして何か考え込むようなしぐさをしていたがやがて意を決したかのように 「よしっ」と短くつぶやくと、彼女を両手で捕まえて抱き上げた 「う~・・・れびりゃ、いいごにずるからはなぢでほぢいんだど~・・・」 必死に我が子を、そして出来れば自分も助かりたい親れみりゃは青年にあらん限りの語彙を尽くして命乞いをする しかし、彼はそんなものまったく聞いておらず、おもむろに親れみりゃのまむまむに舌をねじ込んだ 「う゛あ゛~~~~~!?」 「「「まんま゛ぁ~~~!」」」 「!?」 およそ10秒ほどまむまむに舌を挿入していた男は、やがて驚愕の表情を浮かべてそれを引き抜いた 「やっぱり、しょっじょまくっ!が・・・君達は再生力が特別強いみたいだね」 「うぅ?」 「つまり、怪我がすぐ治るってことさ。野生で生きていく上では凄く重要な力だよ」 「にぱーっ!そーなんだど~!れみりゃは、とってもえれがんとなんだど~!」 「「「まんま~はえれがんとなんだど~!」」」 どうやら今のほめ言葉を自分達に対する好意と受け止めたらしい 4匹は先ほどまでの涙と嗚咽はどこでやら、後光が見えそうなほどに明るく破顔一笑した きっと、良い子でエレガントなれみりゃ達は助けてもらえる。そう思った瞬間・・・ 「そういうわけだから君達は僕のおうちで飼う事にするよ!」 「どーぢでそーなるんだどおぉぉぉぉぉ~!?」 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 某所に書き込め無くてゆっくり出来ないよ! ってことで4月21日の10 33頃のHENTAIお兄さんにこのSSをプレゼント 製作時間20分弱のやっつけでごめんね! しかし、初物お兄さん・・・それは初物と言って良いのか? byゆっくりボールマン このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/ronaldinho/pages/657.html
#blognavi 昨日「スキンロボの集い」に参加してきましたw 予想よりは良いイベントになりました。 今回のイベントに関して、GM側は頑張ってくれたと思います。 しかし、プレイヤーの態度の悪さにより、成功と言えない様な気がしています。 ここで私は1つ学びました。 運営側がどれだけ頑張っても、観客側次第で「成功」か「失敗」かが決まるということを。 我々ユーザーイベント運営側としては非常に悲しかったです。 「何故、迷惑行為をするプレイヤーのために苦労せねばならないのか?」と。 それと同時に「ちゃんとしたプレイヤーのためにも頑張らなければ!」とも思いました。 本当はもっと面白い話を書きたいんですがね・・・ 例えば シアルルタンにヘンタイレポーターが直撃取材! ヴェーダさんvs俺 蟹鍋対決(審査委員長:アンニョロさん) ネタが浮かばんOTL 最後に シアルルさんは蟹鍋ネタにはあまり食いつかないそうですOTL まあ、最近はガレージに篭ったら 「シアルルさん、あなたは包囲されている!」等の困った発言が多いですからね・・・疲れているのでしょう・・・ 困ったら蟹鍋で癒してください・・・w くれぐれも公務員っぽい名前のヘンタイマッサージ屋にマッサージの依頼をしないでくださいねw カテゴリ [C21] - trackback- 2007年05月05日 09 24 25 ここはロニーさんらしくサッカーでw(マテ) -- アルバート (2007-05-05 10 16 34) イベントとは、会場と客が一体となることが真の成功というものです。運営側だけでなく、客一人ひとりもまたイベントを動かすための大切なピース。それがかければちゃんとした完成形には成り立ちません。 -- クロム・ジェット (2007-05-05 11 28 12) よくわからんが2人の発言を削除しました。 -- ロナウヂーニョ (2007-05-05 18 56 17) 迷惑さんですか。彼らは一体何がしたいんでしょうねぇ・・・。目立ちたいなら普通に発言やらいいスキンを施せばいいだけなのになぁ -- rai (2007-05-05 20 41 17) 本日はシアルルさんとの接触に失敗! -- ナインボール=セラフ (2007-05-05 21 33 48) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/konoerengo/pages/25.html
私がこのwikiのマスコットキャラに1位で指名されたこのえたんだよ。よろしくね。 生まれたのはこの世界とは違う世界。だから色々分からないこともあるけど、よろしくね。たまにはwikiを編集しちゃうかも。 私が見える人は私の絵を書いて欲しいなぁ。
https://w.atwiki.jp/eleisia/pages/11.html
すえたく名言集 メニュー トップページ メニュー 更新履歴 すえたく名言集 すえたく用語集 名言投稿 英字 「nothing to say」(2008/4/25 http //wolf666.jugem.jp/?eid=205) 俺に向けたブログ上での名言。 抜き出すと「無駄 もう全てが無駄 どうしょーもない、いわゆるnothing to say」。 訳して「最早言うことは無い」かな。 呆れて言ったっぽいけど、呆れてたのはこっち。 珍しく英字の名言。 正直気持ち悪い。 あ行 「あ゛ーSEXしてぇ」 中1の頃の名言。 けやき坂の通称お化け屋敷前、フリーガーファウストを全弾一斉発射したような勢いで「それは、僕の、心臓ではなく、それは、僕の、心に、刺さった!」。 その1年後、めでたく彼は心願成就しました! この頃中1で既に中2だったんだね…まぁ気持ち悪いけど。 「頭の中真っ白で何も考えられなかった」 罰ゲームでグラウンドを全力疾走しながらネタをすることになったすえたくが、結局ネタをせずに言い訳に放った名言。 人のことをおもんないおもんないと散々貶してこれはまずいだろ。 と言うか正直気持ち悪い。 「うそじゃねえよ禿」(2006/9/6) 中1の頃頭文字Dの事について真意を問われてメッセンジャー上で発した超名言。 結局は嘘。 しっかりログが残っといて、今でも観覧OK。 今気付いたけど「うそ」は平仮名だし。 正直気持ち悪い。 「うはwww夢がひろがりんぐwwwww」 九州の女についての名言。 九州の女が「生で…いいよ」って言った事に対するブログ上の名言。 避妊しろよ気持ち悪い。 「お前らクラス手伝えよ」 フコウ祭の準備を手伝わない人々に対して放った名言。 ハルキの撮った画像を見れば分かるように、いつもPSPをしてサボっていたのはすえたく。 「自分の事を棚にあげて、他人を指摘する」というすえたくの性格が現れた名言。 正直気持ち悪い。 「俺が毎日毎日牛乳を2パックあけるもんだから」 牛乳の質が落ちたことに対するブログ上での名言。 すえたくにとって牛乳を毎日2パックあけるということはカッコいいらしい。 キムらが聞いたところ2パック(=2L)を、食後だか風呂あがりだかに一気飲みするらしい。 勿論毎日毎日なんて飲めるわけが無く、嘘。 もし、実際やってたとしても、せいぜい3日坊主になればすえたくにしては上出来。 正直気持ち悪い。 「俺ら腐れ縁すね」 席が隣同士になった人への名言。 正直気持ち悪い。 か行 「気付かなかった」 集会をサボっていたすえたくに対してまるたんが「なんで集会来ないねん」と言ったときの反論。 昼休みに集会あるのを忘れて教室で飯食ってて「いかんでいいん?」と林が聞いても「いい」と放置。 更には放課後もサボる。 正直気持ち悪い。 「去年の合宿は飯が足らんかった」 1番最初に食うのを止めていたすえたくが言い出す。 それを指摘されると「最初のほうにうどんをかなり食った」と反論。 が、しかしうどんは最後に入れてました。 嘘までついて威張らんでいいよ気持ち悪い。 「国語頑張れ」(2008/11/25 http //wolf666.jugem.jp/?eid=277) すえたくブログ上での名言。 自分の国語力が無いのにすえ付いてさも人が国語力無いかのように見せる。 正直君より国語力あるんで。 「趣味読書」とか言ってて著しく見苦しく気持ち悪いです。 さ行 「察しろよ」 九州の女について問われて、もう嘘を貫き通せないと思ったすえたくが放った名言。 素直に嘘って言えよ気持ち悪い。 「実質さよならです」 もう連絡も取らない、すえたく自身の携帯の電話帳の人々に向けた、ブログ上の名言。 勿論、さよならして欲しいのはこっち。 正直気持ち悪い。 た行 「だろうな」 FM802のランキングをまるたんがすえたくに教えたときの返答。 常にFM802を聞いていないとわからないような曲なのに。 つまりはしったかきもちわりー。 「ちょwww放送コードwwwww」 鳥居みゆきのネタを見たときの多分学校での名言。 すえたくの存在自体勿論放送コードに引っかかってる。 正直気持ち悪い。 な行 「なんぞそれ」 多分トランプやってたときの名言。 「なんぞそれー」と矢継ぎ早に言うのがポイント。 正直気持ち悪い。 は行 「羽は3つしか取れなかった」 連ザをやった時のブログでの名言。 すえたくの腕では全クリすら普通に無理なのに。 正直気持ち悪い。 「ブロック」 合宿後のミーティングで「何が上手くなったのか」という質問に対しても答え。 合宿中ブロックの練習なんか1度もやってないのになんでだろう気持ち悪いなあ。 ま行 「まあ舐めプレイしすぎた」 鉄拳でキムと対戦したときに、負けた言い訳としてブログ上で言った名言。 実際舐めプレイは1ラウンドだけで、後は本気でやってたらしい。 対戦相手のキムって間近で見てた人間がいるのに、堂々と嘘をつけるすえたくの度胸には乾杯。 でも、正直気持ち悪い。 「まあ負けた事はないです」 トランプのスピードについて。 いぐっちょに負けてます。 スピードの開始時の掛け声にも使われる。 正直気持ち悪い。 「目合わせて喋れよ」(2008/7/13) 俺がフコウ祭ですえたくをおちょくったときに言われた名言。 いつも自分が目を合わせないくせに、棚に上げて言ってくるこれも特徴的な名言。 キム曰く、すえたくに「目を合わせて喋れ」といった場合、笑って誤魔化すか、すえたくお得意の目を見開いて目を合わせてくるかのどちらかで、ちゃんと合わせる事は無いらしい。 バケツ男が実際に「目を合わせて喋れ」と言った時、キムの言うとおり、目を見開いてきた。 君の顔が気持ち悪すぎて直視できないことに早く気付いてください気持ち悪いんで。 「もうジャニーズは終わりかね」 ブログ上での発言。 またしったかか、気持ち悪い。 や行 ら行 「ラモーンズは勢いない」(2007/10/9 http //wolf666.jugem.jp/?eid=109) ブログでの名言。 今だからわかるけどしったかもいいとこ。 キムの「それはねーだろ・・・」感漂うコメントがおもろい。 「ぉl」とか使っててなかなかの痛々しさ。 とりあえず横文字並べれば格好良いと思ってんな気持ち悪い。 わ行
https://w.atwiki.jp/eleisia/pages/13.html
すえたく用語集 メニュー トップページ メニュー 更新履歴 すえたく名言集 すえたく用語集 名言投稿 英字 「lol」 Laugh Out Loud(大声で笑う)の略 末はこの表記がとってもかっこいいと思っているらしく中1から恐らく今でも使い続けている。 正直目を背けたくなるほど痛々しい。 「PSP」 すえたくにとって大切なもの。 PSPやりたいときは朝錬休む。 あ行 「言い訳」(特に鉄拳) 自分が弱いことをどうしても認めたがらない。 「まあ舐めプレイしすぎた」は尤もたる言い訳。 「嘘」 すえたくの構成因子その1。 空気中で言えば窒素以上を占めると言われている。 「嘘つきは末継の始まり」 皆嘘をつくのは止めましょう。 「ウルフ」 言わずと知れたすえたくのあだ名。 勿論由来は「Wolf Boy」から。 か行 「九州の女」 すえたくに処女を献上してしまった人。 尤もすえたくの妄想、または嘘と考えられている。 「キレ耐性」 すえたくにはキレられた時の態勢がない。 もうどうしようもないくらいムカついたらキレてやろう。 オドオドするのを見て内心ほくそえむのも良し、そのまま罵倒しまくるもの良し。 「劇本番でのすえ」 1人だけ小さな仮舞台にもたれながら演技。 手を上げて指差すときもすえたくだけ胸の前で小さい。 喜ぶとき皆両手上げてるのに1人だけ胸の前で小さくガッツポーズ。 所謂「中二病」 因みにフコウの卒アルにすっぱ抜かれてます。 ナイス写真屋ぱぱらっきょ! 「顧問に対して嘘」 話すと長くなるから割愛するけど、サシで怒られると威勢が無くなり、最初ついてた嘘を追及するとあっさり認める。 さ行 「しったか」 すえたくの構成因子その2。 空気中で例えると酸素以上を占めていると言われている。 「人類のガンみたいなもん」 ハルキが喩えたすえたく。 個人的にガンは普通の細胞が突然変異で悪くなるわけで、すえたくは最初から害であるから少し違う気がせんでもない(笑)。 「すえたく」 こちらも言わずと知れたすえたくのあだ名。 正確には「すえ☆たく」が正しいが、「☆」は発音されず、面倒なのであまり表記されない。 「らき☆すた」のパロディ。 因みに名付け親はババさん、間に「☆」を入れたのは俺。 「すえたくによるすえたくwiki削除未遂事件」 とりあえず命名してみた。 20091008_557088.jpg 11/25の日記はコレだからすえたくの仕業と確定。 すえたくはこれでできた!と思っただろうが残念ながら写真の通りバックアップが豊富なのでなんてことはなかったり。 お陰でこっちが対策を講じれるように勉強させられましたああ、ありがとう。 「すえつく」 一般に「嘘をつく」という事を指す。 深い意味では「単に嘘をつくことじゃなく奥深くに見栄っ張りが含まれた嘘をつく」ことを言う。 「スピード」 トランプでスピードをやるときに使う用語とか。 最初始める合図「まあ負けたこと無いです」 途中再開する合図「ウルフ」 ラスト1枚を出す時の合図「うそじゃねえよ禿」 「すえけん」 鉄拳を蔑んだ言い方。 「たっけん」または「たくけん」とも。 た行 「棚上げ」 すえたくの構成因子その3。 空気中で言えばアルゴン以上を占めると言われている。 「鉄拳やってるときのすえたくの横顔動画」 俺も撮ってるけどリューキカメラマンのが近すぎでやばい。 今度UPするけど口半開きで顔ぐわぐわ動かすから本当に障害入ってるとしか見えない。 リューキは天才。 な行 「寝たふり」 クラスで浮きまくってるすえたくが休み時間にとる行動。 は行 「バウ」 トランプゲームなどで使う、「パス」の意味。 すえたくがウルフであることに由来。 使うとかなり便利。 「パクリ」 すえたくの構成因子その4。 空気中で言えば二酸化炭素以上を占めると言われている。 「パソ」 すえたくの「パソコン」の呼び方。 「プール授業」 いつも嘘をついて見学。 ま行 「文句」 すえたくがクラスで一番作業に関わってないのに口だけはいっちょまえに出します。 や行 ら行 わ行
https://w.atwiki.jp/nomorica/pages/77.html
《時空(じくう)を超(こ)えた救世主(きゅうせいしゅ)》 永続罠 相手の攻撃宣言時に発動する事ができる。攻撃対象となった自分フィールド上のモンスターをデッキに戻し、デッキからそのモンスターと同レベルのモンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚する。このカードの効果によって特殊召喚されたモンスターがフィールドから離れた時、このカードを破壊する。
https://w.atwiki.jp/nightmareofmio/pages/130.html
捕縛えた 痛む身体を起こしてそっと目を開ける。まだ傷はひとつも癒えていない。 頭上に真っ白で大きな三日月がかかっている。真珠の粒のようにきらきらしていた。 能天気な思考回路はああお迎えか、遅いなぁなんて中途半端なことを考えている。 手を伸ばそうとして、その手が汚れていることに気付く。 何故今まで気がつかなかったのだろう。 獲物の血、泥、土埃、なんだかよくわからない、けれど、とても汚かった。 拭う気力も起こらない。体中の痛みが酷くて、指先さえ動かすのが辛い。 こみ上げる笑いは自嘲。それ以外のなんでもない、そして苦しみでしかない。 ――死なせはしないわ 清らかで美しい、月の声が聞こえたような気がした。 * 無我夢中で地面を蹴って走る。あとはソラがうまくやってくれることを祈るのみだ。 自分は自分に与えられた課題をこなす。それに集中する。 一分一秒でも早く、"冬"のもとへ馳せ参じる。そうして、彼を救わなければ。 嫌な予感がする。もしも、あのときのリオの言葉が本当なら、 『どうしたと思う?』 嘲るような笑顔。リオのものだとは思えない。他人を踏み躙って笑う。 信じたくはない、彼がほんとうにリオの望みが具体化したものだという事実だけは。 それとも自分が気付かなかっただけだとでもいうのか。 最愛の、相棒だ。それだというのに。 唇を噛んだ。この上"冬"を守れなければ、自分は存在する意味が無い! 「…"冬"!」 あの人を守ること、あの人が無事で居てくれることが最優先。 彼の笑顔が、何よりのものだから。 「ふゆ…っ」 意地悪く微笑んで、暖かい手で餌付けをされる。 狂おしいくらい恋している。殺されても死なない、なんて言いすぎでもなんでもない。 「…トウガンさん!!」 いつの間にか真上に真っ白で大きな三日月が見えた。 導いてくれるのかい、クレセリア? その、三日月の先。 真っ暗な赤い、モノトーンの闇の奥。 頭上を見上げるようにして座り込んだ影。 とろりと虚ろな琥珀の瞳が泳ぐ。目が、合った。 言葉はいらなかった。 あの時と同じ、彼しか見えなかった。 喧しい蝉の鳴き声とか車のエンジン音とか運河の流れて行く音とか、 人の声もなにもかもが聞こえなかった。 なんと言えばいいのか、ただ――そう、直感、のようなものが働いて、 手を伸ばすしかない、それ以外の選択肢はハナから計算上無視された数値だった。 『…名前は?』 躊躇うような口ぶりでそう問われて、息が詰まるような思いで。 そうだ。それが彼が、初めてこの自分そのものを求めてくれた瞬間だった。 「…名前は?」 あの時彼が問うた言葉を、返す。 彼は少し唇を、意地悪く吊り上げた笑顔で答える。 「……"トウガン"」 「そうだよ、あなただ、ずっと、ずっと会いたかった」 「わたしもだ、」 手を伸ばしているまでの時間が惜しかった。 もう何処にも逃がさないように、その身体を抱き締める。 すこし躊躇ったけれど、トウガンさんも、僕を抱き締めてくれた。 「ありがとう、ゲン」 「何が?」 やっぱり意地悪そうに、怪我した唇で笑って、右目だけの視線を落とした。 「ドログチャんなった」 「…うわ、なんですかトウガンさんってば! 何したんですかこれ!!」 「返り血とか、泥?」 「それで、嫌われるとでも思ったんですか、おめでたい人ですね」 トウガンさんは照れくさそうに笑って、僕の頭を思い切り張り倒した。