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登録日:2010/09/09(木) 22 12 32 更新日:2024/04/29 Mon 22 50 58NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 MOTHER MOTHER2 PK←P(パンツ)K(くいこむ)ではない PSI かっこいいもの サイキック サイコキネシス ジェフェ… 一覧項目 思い出 超能力 「PSI(サイ)」とは、ロールプレイングゲーム『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場する超能力である。 ここでは『MOTHER2』のPSIの効果などについて記述する。 ファミコン版の初代『MOTHER』のPSIについては、PSI(MOTHER)を参照。 ■概要 主人公たちや敵が使用する、ほかのRPGでいう「魔法」や「術」などにあたるもの。 つかうと味方の体力を回復したり敵にダメージをあたえるなどさまざまな効果を得られ、 冒険をすすめる上で重要なコマンドとなる。 つかうには、PSIごとに決められた数の「PP(サイコポイント)」が必要。 ちなみに、PSIの名称の頭にある『PK』とは、「PSYCO KINESISS(サイコキネシス)」の略。 PSIは基本的に一定のレベルにあがると新しいものを覚えることができ、 覚えたものは大きく「こうげき」「かいふく」「アシスト」の3種類に分かれて表示される。 また、PSIをつかうと、特徴的なSE(効果音)とともに「◯◯(使用者)はXX(PSIの名称)をこころみた!」というメッセージが表示される。 なにげに味方側と敵側でSEが異なる。 ■主な使用者 ゲーム中で「PSI」を使用するキャラクターは多数いるが、ここでは一部を記述する。 ネス(ぼく) 『MOTHER2』の主人公。 こうげき・かいふく・アシスト系のPSIをバランスよく習得できる。 また、敵全体に大ダメージを与える特別な専用PSI「PKひっさつ」を使用できる。 HP回復の「ライフアップ」と状態異常回復の「ヒーリング」が使えるため、パーティの回復役を担う。 他にはアシスト系のPSIが豊富で、うまく決まれば敵の行動を封じることができる。 「サイマグネット」が習得できないため、PPの回復はマジックバタフライやグッズ頼みになる。 ポーラ(おんなのこ) ネスが最初に出会う、1人目の仲間。炎・冷気・雷属性のこうげき系PSIを使用できる。 また、敵からのPSI攻撃を打ち消す「サイコシールド」や、敵のPPを吸い取る「サイマグネット」を覚えられる。 ザコ敵との戦闘では「PKファイアー」「PKフリーズ」などで一掃でき、ボスや終盤の強敵との戦いでも強さを発揮する。 こうげき系のPSIに特化したキャラクター。 プー(おとこのこ2) ゲームの後半以降で登場する3人目の仲間。 こうげき・かいふく・アシスト系それぞれで強力なPSIを使用でき、仲間を助けてくれる。 敵全体に大ダメージをあたえる「PKスターストーム」や、 「きぜつ(戦闘不能)」した味方を確実にカムバックさせる「ヒーリングΩ」が強力。 こうげき系のPSIに加えて「ライフアップ」と「サイマグネット」の両方が使える、ネスとポーラのいいとこ取りのような万能型。 反面彼自身の最大PPはポーラや覚醒したネスと比べると低め。PSIのラインナップそのものは優秀なのだが、調子にのって回復だ攻撃だとPSIを使わせているとすぐガス欠に陥りがち。 アイテムの『みず』がサイコキャラメル相当にPPを回復出来る特性を上手く利用しよう。 おうじゃのつr…いや、何でもない。 ブンブーン ゲームの序盤で登場。 見た目はハエ……っぽいがそのわりに戦闘能力は高いようで、色々なPSIを使ってネスを助けてくれる、すごい生き物。 しかし、後に出会うポーキーの母親の手によって…… 「キーッ!小うるさい{便所バエ}ハエだよ!」 スターマン 宇宙人のようなモンスター。色々な種類がおり、ボスやゲーム後半に登場する個体はいずれも強力なPSIを使う。 油断するとパーティが全滅させられるおそれもあるので、注意が必要。全力で挑もう。 ギーグ 『MOTHER2』のラスボス。 銀河系宇宙のすべてを支配しようと企んでいるらしく、とある場所に身を隠しながらネスたちのいる世界に自分の手下を送り込んでいる。 戦闘ではこちらのあらゆる攻撃を反射するため、いくら攻撃してもいっさいのダメージをあたえられない。 さらに、ネスにしか使えないとされる「PKひっさつ」を使ってくるが……。 ■主なPSI PSIにはそれぞれ効力の強さがあり、 名称の末尾にある「α(アルファ)」、「β(ベータ)」、「γ(ガンマ)」、「Ω(オメガ)」の4段階でランクわけされている。 「α」がもっとも弱く「Ω」がもっとも強いが、ランクが高いほど「PP」の消費量も多くなる。 また、例外で「Σ(シグマ)」というランクも一部のPSIに存在する。 全体的な傾向としては、「β」にコスパの良いPSIが多く、高ランクの「γ」「Ω」は瞬発力に優れる反面、燃費で見劣りするものが多い。 ダメージおよび回復効果を持つPSIはいずれも乱数の影響を受け、使うたびにダメージor回復量が変動する。 特に高ランクのPSIほど実数値でのブレ幅は大きくなる。 PK(ひっさつ)α・β・γ・Ω ネス、あるいはネスとの深い関係者にのみつかうことができる特別なPSI。 強い精神集中による念動波を放ち、敵全体にダメージをあたえる。 かっこいい……が、あたえられるダメージ量にはムラがあり、まれに「こうかがなかった!」と出ることも。ややこしいがこれは攻撃が外れたに等しく、何度使ってもダメージを与えられない敵はいないのでご安心を。 「α」(消費PP10)の威力は、「せつめい」では50ポイントのダメージと表示されるが、実際のダメージの中央値は80ポイントで、 乱数によるダメージ幅は40~120となる。序盤のネスの切り札的なPSI。 「β」(消費PP14)は「α」と消費PPが4しか違わないが、威力は180ポイントと大幅に強化されており、この系統では最も使い勝手が良い。 乱数の引き次第ではあるが、200以上の大ダメージを与えられることもそれなりにある。 「γ」(消費PP40、320ポイント)は強力だが、消費が「β」の3倍近くに増えていて燃費はかなり悪い。 最大PPがあまり高くないネスにとっては消費PP40は厳しいうえ、乱数低めを引いたときや無効になったときの精神的ダメージが大きい。 「Ω」になると敵に与えるダメージも相当な量(640ポイント)になるが、消費PPも「98」とすべてのPSIの中でもっとも多くなる。 習得時期が遅い(Lv75)ため、覚える前にクリアしてしまうことも。とある敵はこちらの習得状況にかかわらず容赦なく「Ω」をパナしてくるが。 いずれも習得時点の最大PPではPP消費が激しいため、乱用はせずにここぞというときに使おう。 PPにいくらか余裕が出てくる中盤以降はザコ戦でも使っていける。(主に「β」) 敵の配置が前列・後列に適度にバラけていて「PKファイアー」では対処しづらいときや、ディフェンスの高い敵が多いときに有効。 無属性攻撃ゆえに耐性によって軽減されることがないのが最大の強み。 欠点は、安定感に欠け信頼性が低いこと。そのため実用上の燃費が悪くなりやすい傾向がある。 ダメージ幅(50%~150%)が他のPSIのダメージ幅(75%~125%)よりも大きく、乱数によるダメージのブレが激しい。 上位のものを使用しても、乱数低めだと下位の乱数高めよりも小さいダメージしか与えられないことがある。 それに加えて命中判定があるのが厄介で、スピードの高い敵には外れやすい点にも注意して運用したい。 しかしながら、硬い敵やネスが「しびれ」てしまったときなど、多少の不安要素には目を瞑ってでも撃ったほうがよい局面もあるにはある。 ちなみに「ひっさつ」の部分には、ゲーム開始時に聞かれる「カッコイイとおもうもの」で入力した文字が入り、 「おまかせでいい」で入力すると1回目では「キアイ」という言葉が入力される。 他の名前候補は、「ズバン」「SMAP」(*1)「LOVE」(*2)「APE」(*3)「ゴール」「チャンピオン」。 北米版(Earthbound)での「Don't Care」(おまかせ)で出る名前候補は、「(PSI) Rockin」「Hammer」「Love」「Gifts」「Slime」「Gaming」「Boxing」……となっている。 外部攻略サイトのPSI一覧では「キアイ」表記もよく見られる。所感では「ひっさつ」と半々くらいだろうか。 この「ひっさつ」という名称だが、これは取扱説明書の"PSIリスト"のページに記載されている表記で、ゲーム内においてこの名称は登場しない。 「ひっさつ」表記には、このPSIには固有の名称がないことを強調する意図があるものと考えられる。 このようにしてある理由は、このPSIはプレイヤーの分身である主人公(あなた)の固有PKという意味合いを持たせているため。 上述の理由から、スマブラシリーズでは必殺ワザとして採用されず、今後も実装されることはないと思われる。 なお、次回作では、説明書の段階であらかじめ"PKカッコイイモノ"と表記されている。 ……プレイヤーの必殺PKの名前に関する失敗談や黒歴史がそれなりに多かったことへの配慮かも知れない。 PKファイアーα・β・γ・Ω 指先から炎をはなち、指定したヨコ1列の敵すべてにダメージをあたえる。 広範囲を一度に攻撃できるが、あまり効かない敵もいる。 味方側には前列・後列の概念がなく、敵に使われると全体攻撃になるため厄介なPSI。 敵が使うのは「γ」までで、「Ω」を使用する敵は存在しないが、「Ω」に相当する性能の特殊攻撃(ペンダント等で軽減可能)を持つ敵はいる。 最も燃費が良いのは「α」(消費PP6、80ポイント)と「β」(消費PP12、160ポイント)で、序盤から中盤にかけて大いに活躍する。 1回で「α」2発分のダメージを与えられる「β」が最も低燃費かつ高効率。 しかし終盤になると、耐性持ちの敵が少なくなるにもかかわらず、火力のインフレについていけずに徐々に出番が少なくなっていく。 実用的なのは「γ」(消費PP20、240ポイント)までだろう。 特に「Ω」は消費PPが42と多いわりには威力が低く(320ポイント)正直使いづらい。 スペックで見ればネスの「PKひっさつγ」と同等の燃費なのだが、 全体攻撃ではなく列攻撃であることに加えて、「Ω」の消費PP分で「γ」が2発撃てるため尚更燃費が悪い印象を受ける。 習得時期が遅い(Lv64)のも難点で、終盤のネスやプーの全体攻撃PKと比べると少々物足りない火力になってしまっている。 「ドラゴンパウダー」と同等かせめて「γ」の倍くらいの威力があれば、それほど使いづらさは感じなかっただろうと思うと、やや不遇な調整である。 おそらく前作の「Ω」の性能の反動もとい反省から弱くされたのだろうが、いささかやり過ぎたような気がしないでもない。 味方で覚えるのはポーラのみ。 PKフリーズα・β・γ・Ω 冷気を発生させ、敵一体にダメージをあたえる。ときどき敵の体を固めることもある。(25%) こうげき系PSIの中では比較的使いやすいが、あまり効かない敵もいる。凍結効果は耐性の影響を受けない。 低燃費かつ高火力というハイスペックなPSIで、ザコ戦でもボス戦でもメインの攻撃手段として使っていける。 耐性持ちの敵であっても「ほぼ無効」の相性以外なら、素の威力が高いため多少軽減されたところで十分な火力が出ることが多い。 ……余談だが、ジェフの「チェック」で弱点扱いになるのはダメージが100%通るときのみ。 弱点ではない場合、その敵が弱耐性(70%)、強耐性(40%)、ほぼ無効(5%)のうち、どの耐性なのかは実際に撃ってみるまではわからない。 系統内で汎用的なのは「α」「β」で、「γ」「Ω」はどちらかといえばボス戦向き。 特に「α」「β」のPP効率が良く、効く敵に対しては終盤でも十分な火力が出るため、ゲーム中ずっと使える優秀なPSI。 しかしながら、「γ」「Ω」とランクが上がるにつれオーバースペック気味になり燃費も悪くなっていく。 長期戦になりそうなら、残りPPと相談しつつ適当なタイミングでワンランク下のものに切り替えたほうがスタミナ的には安心。 むしろボス戦よりも、「γ」「Ω」でないと一撃で倒せないザコ敵に対する必殺の一撃として運用するのも手。 敵は「α」「β」しか使ってこないが、それでも威力が非常に高いため、HPの高いネス以外が狙われるとほとんどの場合「致命的なダメージ」を受ける。 ゲーム中盤以降に登場するムーク系の宇宙人がよく使ってくる。 「スターマンのむすこ」が使用するPSIの一つ(「α」)でもあるが、なぜか他の「スターマン」一族は誰も使おうとしない。 ちなみに「ぬいぐるみ」は、このPSIを喰らっても一切ダメージを受けない。(「ほぼ無効」ではない完全耐性) ポーラが「Ω」まで、プーが「γ」まで覚える。 PKサンダーα・β・γ・Ω 敵に雷を落としダメージをあたえる。「α」は雷を1発。「β」は2発、「γ」は3発、「Ω」は4発。 「α」「β」は雷1発あたり120ポイント、「γ」「Ω」は、雷1発あたり200ポイントのダメージをあたえる。 雷のエフェクトも下位の「α」「β」と上位の「γ」「Ω」で若干変化する。 期待値もとい実質的な燃費はともかく消費PPが少なめなことや、雷1発のダメージ幅が大きい(50%~150%)ことも特徴。 どの敵に当たるかはランダムに決まり、敵の数が少ないと外れやすい。 命中率は、「(対象の数x25)%」で、対象の数が4体以上なら確実に誰かに当たる。それでも対象を選べない点が不便。 また、「サイコシールド」を切り裂いて消してしまうという効果もある。「シールドキラー」や「ちゅうわマシン」で十分とか言うな。 パーティが4人のときに敵が使ってくると必ず誰かが被弾するため脅威となるPSIだが、 雷の攻撃なので「フランクリンバッジ」を持たせておけば、その仲間だけは敵からの「PKサンダー」を跳ね返せる。 敵の特殊攻撃「バチバチこうげき」や「でんきショックこうげき」は「PKサンダーβ」と同性能だが、「サイコシールド」が影響しない点が異なる。 とにかく命中率が低く実用性では他のこうげき系PSIに劣るが、無属性なので当たりさえすればダメージの通りは良い。 また、MOTHER2では味方が使えるほぼ唯一の複数回攻撃でもあり、幸運に恵まれれば最大4回の連続攻撃が可能。だが実用性は(ry ファイアーとフリーズ両方に耐性がある敵との戦闘ではぶっぱなしてみるのもアリ。 例えば、「きょだいモグラ」戦ではどちらも効き目が薄いので、消去法でこのPSIを使うこともある。 「ファイアーα」で手堅く削ったり、「フリーズα」で固まるのを狙ったり、「ガード」したり、「グッズ」での回復役に回ったりするほうが無難ではあるが。 比較的マシ実用的な順に並べると、「他のPSI」>>>>「Ω」>「γ」>>「β」>>>「α」 ……といったところで、素直に1発あたりの威力と試行攻撃回数を重視したほうが有利。 ポーラが「γ」、プーが「Ω」まで覚える。 PKフラッシュα・β・γ・Ω 強い光を放ち、敵全体を「なみだがとまらない」状態(物理攻撃の命中率が下がる状態)にする。 まれに「へん」状態にする場合も。 「β」では「しびれ」させたり、運が良ければ一撃で「きぜつ(戦闘不能)」させることもある。 「γ」では一撃で「きぜつ」させる確率が上がり、「Ω」ではより高確率(8分の3)に。 なお、「α」~「Ω」の各段階の変化は「なみだがとまらない」状態にする確率が下がり「きぜつ」させる確率が上がるという違いのみで、 「へん」状態(と「β」以降は「しびれ」状態)にする確率はどれを使っても1/8である。 「なみだがとまらない」状態にする確率は最も下位の「α」が最も高く(7/8)、物理攻撃の被弾を抑える目的で使うなら上位のPSIを使う必要はない。 「しびれ」状態に期待する場合でも「β」で十分。「γ」と「Ω」は即死攻撃+αという認識でいい。 敵側は「β」を使う者が多い。クラーケンが使う唯一のPSIでもある。 また、敵の特殊攻撃「まばゆいひかり」は「Ω」相当の性能で、状態異常攻撃というよりは即死攻撃という印象のほうが強いかも知れない。 「PK~」と名がつくPSIの中で唯一ダメージ効果のないPSIだが、PK攻撃なので「サイコシールド」によって無効化される。(耐久値を減らせる。) 味方で覚えるのはネスのみ。 味方が使うよりも敵に使われるほうが脅威に感じる攻撃。 PKスターストームα・Ω プーが修行の末に習得した「ほしを おとす ほうほう」。空から星を落とし、敵全体に大ダメージをあたえる。 ネスの「PKひっさつ」に比べると無効化されることがなく、敵にあたえるダメージ量のムラも少ないため使いやすい。 ……が、プーの最大PPが低いので、相対的にあまり多用できないのがネック。 スペック的には「Ω」のほうがPP効率が良いが、「α」もPSI全体で見ればかなりの高火力・低燃費で十分強力な部類に入る。 フリーズ系に耐性がある敵の場合、「PKフリーズγ」よりも「α」のほうがダメージの期待値で上回るケースがあるため、 敵が1人しかいない状況でも火力を重視するならガンガン撃っていくといい。 「α」と「Ω」の2段階のみで、プーだけがどちらもあるイベントで習得できる。 なお、「ほしのペンダント」では一切軽減できない。ネーミング的には防いでくれても良さそうなものだが……。 スターマン・センゾは3…と呟いた。 \誰か奴を今すぐ止めろ/ ちなみに、ゲーム終盤に登場する「さいごのスターマン」は「PKスターストームΩ」をぶっぱしてくる。 マジカント帰りのネスですら致命的なダメージになりかねない超威力だけど、当たらなければどうということはないわ! ライフアップα・β・γ・Ω 仲間のHPを回復するPSI。 「α」は仲間1人のHPを約100ポイント、「β」は仲間1人のHPを約300ポイント回復。 「γ」は仲間1人のHPを完全に回復し、「Ω」は仲間全員のHPを約400ポイントずつ回復。 (γ以外の)乱数の幅はどれも75~125%。 最もお世話になるのは費用対効果の高い「β」だろう。 よほどレベルを上げたりドーピングしたりしない限り、最大HPの低いポーラやジェフは「β」で全快する。 「γ」は"完全"回復というのがミソで、乱数によるブレがないのが長所。ドラムロールシステムとの相性も良い。 「Ω」は唯一の全体回復PSIで、その回復量はネス以外ならほぼ全快というベホ○ズン並の高性能である。 消費PPも「β」3回分と同等という低燃費っぷりを誇る。 また、「ピザ(Lサイズ)」と違ってプーにも問題なく効果を発揮する。PSIはおろか作中最強の回復行動といえる。 なお、戦闘コマンド「オート」では、「たたく」と「ライフアップ」「ヒーリング」だけを使って戦闘を進めてくれるが、 対象の最大HPに関わらず、HPが少なくなると習得している最上位のPSIを使用する。 ポーラやジェフに対しても惜しみなく「γ」を使うため、PP効率的には無駄が出ることが多い。 ネスは「Ω」まで、プーは「γ」まで覚える。 ヒーリングα・β・γ・Ω 仲間1人の状態異常を治療したり、「きぜつ」した仲間をカムバックさせるPSI。 これらのPSIと同等の効果を持つグッズも存在する。 「α」では「かぜ」「にっしゃびょう」「ねむり」を回復。 「β」はαの効果に加え、「どく」「きもちわるい」「なみだがとまらない」「へん」を回復。 「γ」はβの効果に加え、「しびれ」「ダイヤモンド」を回復。 また、「きぜつ」した仲間をHPを約1/4回復した状態でカムバックさせることもある。成功率は192/256(3/4)で75%。 「Ω」はγに効果に加え、「きぜつ」した仲間を確実にHP完全回復状態でカムバックさせる。 「オート」時の挙動は「ライフアップ」とは異なり、体調不良の味方がいればそれに合った適切なランクのPSIを使ってくれる。 なお、一部の状態異常はこのPSIでは治療できず、ヒーラーの手を借りる必要がある。 作中のテキストによるとヒーラーも「ヒーリング」の使い手と思われるが、もしかしたら「α」~「Ω」以外の未知の系統があるのかも知れない。 「γ」までをネス、「Ω」までをプーが覚える。 サイマグネットα・Ω 敵が持つ「PP」を2~8ポイント吸収し、自分のものにするPSI。発動に必要なPPはどちらも「0」。敵に使われるとウザいPSIの1つ。 序盤、ネスのPP12(ライフアップ用に残してる)→あるくめはサイマグネットαをこころみた!→PP4に→「あるくめ死ねよ…」 「α」と「Ω」の2段階あり、「α」は敵単体、「Ω」は敵全体が対象。対象のPPが0でない限り必中。 単体対象の「α」でもあるとないとでは大違いだが、「Ω」習得後は複数の敵からまとめて奪い取るほうが手っ取り早く効率的。 ポーラとプーがそれぞれ「α」と「Ω」を覚える。 物理アタッカー兼回復役のネスは習得しないので、いかにPPを温存しながら進むかがポイントとなる。 テレポートα・β ネスとプーが使える移動用のPSI。一度行ったことのある町などに瞬時に移動できる。 「α」はある程度の距離を直線で滑走する(ターン操作も可なのは知らない人も多い?)必要がある。 元ネタはおそらくBTTFのデロリアンによるタイムトラベル。助走の際に時速88マイルまで加速する必要はない。 移動中は、直接の反転入力は無効だが、後ろ以外の7方向への入力は受け付けている。 途中に後ろとは別の方向を入れさえすれば逆方向への助走も可能。(コの字型のルートになる。) コの字型(→↑←)のほか、L字型(←↑)、S字型(→↑→)などのルートを取る手法も使える。 方向転換を使えばテレポート可能になるポイントはけっこうあるので、さまざまな場所で助走ルート構築に勤しんでみるのも一興。 実用上はサターンバレーから「α」で飛べるようになれれば上々の出来。博士が来てからは難易度が跳ね上がる。 ちなみに、助走時の方向転換においてはキノコ状態の影響を受けず普通に入力可能。 「β」はその場をクルクル回ってワープでき、「α」のように長い距離を助走する必要はない。 あまり意味はないが「β」でも方向入力による軌道修正は一応可能。 ただし渦の中心を動かせるだけで、渦の中心から外方向へ膨らんでいく動きを制御することはできない。 助走開始位置を誤った際の修正に使える程度。……もっとも、それはそれで地味に便利ではあるが。 どちらも、障害物にぶつかると焦げたような姿になり失敗となる。かわいい。 この演出はスマブラシリーズの登場演出でも使われている。 「α」は助走をわざと失敗することで、高速の移動手段(*4)として使われることもあるが前作と違って屋外でしか使えない。(イベントで使う分には使えないはずの場所で使っている) また、助走を行っている間、敵シンボルは消えないものの敵シンボルの動きは止まる。そのため敵避けの用途で使われることも。 ただし助走開始時に画面外にいた敵はグラフィックに反映されないことがある。 一見何も無いところで黒焦げになってしまった場合は、見えない敵に接触したことが原因であることが大半。 シールドα・Σ・β・Ω 敵の物理攻撃によるダメージを半減、反射するバリアを張るPSI。下記の仕様により「サイコシールド」との併用は不可能。 「α」は受けるダメージを半減する「ひかりのシールド」を仲間1人に張る。 「β」はダメージを半減しのこりを敵に反射する「はんげきのシールド」を仲間1人に張る。 「Σ」は「ひかりのシールド」を仲間全員に、「Ω」は「はんげきのシールド」を仲間全員に張る。 他作品で言えば、メガテン方式ではなく、ドラクエの「やいばのよろい」に近い仕様。 敵の特殊攻撃はPSI攻撃同様、ディフェンス(防御力)を無視するものが多いが、 物理攻撃扱いになっているものは「サイコシールド」では無効化・反射できず、こちらの「シールド」を使う必要がある。 特にボスの特殊攻撃はダメージが大きいため、うまいこと反射できればおいしい。反射メッセージのせいで回復が間に合わなくなることもあるが。 その一方、攻撃アイテム「ペンシルロケット(~5,~20)」や「スーパーボム」等の攻撃も物理攻撃扱いゆえに、反射されると手痛いしっぺ返しを喰らう。 ただし、対象のHPが0になり戦闘が終了した場合は「YOU WIN!」が優先されるため反射による被害はない。 なお、半減できるのは「ガード」で軽減可能な攻撃のみで、肝心の強化攻撃(突進、体当たり、他多数)の類には効果がない。 機械系、スターマン系、「へん」になったジェフなどが使うビーム攻撃も同様に軽減できない。 余談だが、「はんげきのシールド」(「β」「Ω」)で複数回攻撃や全体攻撃を跳ね返して敵にトドメを刺すと、 以降の反撃もなぜかヒットし、1体の敵を複数回倒すことができる裏技(バグ技)がある。(経験値・金も倒した分倍増する。) この現象はゆだんロボのミサイルやゲップーの連続攻撃などで発生する可能性がある。 ネスは「α」「β」を、プーは全て習得できる。 サイコシールドα・Σ・β・Ω 上記の「シールド」の対サイキック版。下記の仕様により「シールド」との併用は不可能。 仲間に「サイコシールド」または「はんげきのサイコシールド」をかける。ゲーム冒頭でブンブーンが使っていたPSIはこれ(「Σ」)。 「α」「Σ」は敵からのPSIダメージをなんと完全に無効化。「β」「Ω」は完全にダメージを相手にはね返してしまう。 無効化および反射可能なのはあくまで「PK~」と名のついたPK攻撃のみ。 「PK~」がつかない「サイマグネット」「パラライシス」「ブレインショック」などのPSIは防ぐことができない。 ゲーム後半に登場する敵やボスは、これをデフォルトで張っていることもあるため、注意が必要。PSIが使えず自力で張り直せない奴もいるが。 比較的使用頻度が高いのは「Σ」で、「Ω」を覚えた後でも消費PPが少ない「Σ」で事足りる場合が多い。 ラストダンジョンで「スターマン・センゾ」と「さいごのスターマン」が同時に出現したときは「Ω」の使用を検討してみてもいいかも知れない。 単体対象の「α」や「β」はそのまま単独で使うケースは少なく、「Σ」や「Ω」を使った後の"かけ直し"に使われるケースが大半。 終盤の「PKスターストーム」の嵐を安全にやり過ごすには欠かせないPSI。 万全を期すなら、スピードが大幅に上がる「うさぎのおまもり」をポーラに装備させておくと安定して先行できる。 余談だが、一時参加のNPC、「ぬいぐるみ」、「ミニミニユーレイ」も「サイコシールド」の対象に含まれる。 また、「ミニミニユーレイ」は、なぜか敵側の全体「サイコシールド」(「Σ」「Ω」)にも包まれる。おまえどっち側のメンツなんだよ……? これらの現象はファイアスプリングでの戦闘でしばしば見られる。(ポーラの「Σ」「Ω」と「PKおとこ・かくうえ」の「Ω」) ポーラだけが全てを覚える。 【シールドの耐久値について】 シールド・サイコシールドは1回かける事に「3」のシールド耐久値がつき、対応した攻撃を受けるごとに「1」減る。 重ねがけで最大「8」まで溜める事が可能。 「シールド」は耐久値が最大まであっても、スマッシュヒットを受けると一発で消える。 他の種類のシールドをかけることによっても耐久値が「0」になり、かけ直したほうのシールド耐久値が「3」になる。 なお、同じ系統内での「α」「Σ」(物理半減/PK無効)と「β」「Ω」(物理半減・反射/PK反射)の切り換えもかけ直し扱い。 さらにキャラクターが戦闘不能(「気絶」or「ダイヤ」状態)になることでも「0」になる。 また、「PKサンダー」の「サイコシールドを切り裂く」効果は、シールド耐久値を一発で「0」にしてしまうものである。 ただし、対象にヒットした際のPSIダメージ無効化・反射の効果はそのまま発生するので注意が必要。 「PKサンダー」でシールドを打ち消す効果は使いにくいので、ジェフ専用のグッズ「シールドキラー」か「ちゅうわマシン」を使おう。 【バチバチこうげき・でんきショックこうげきについて】 これらは「PKサンダーβ」に相当する敵の特殊攻撃だが、PK攻撃ではないため、通常は「サイコシールド」への影響(無効化、反射、切り裂き)はない。 ……が、「フランクリンバッジ」で反射すると、反射時に限ってなぜか「サイコシールド」が消えてしまう。 また、反射された雷撃は「PKサンダー」(α、β)1発分扱いとなって、この攻撃には「サイコシールド」が反応する。 その場合、開発側が想定していない挙動なのか、「サイコシールド」が反応した際のメッセージが少しおかしくなる。 (「(おそらく直前に使用したPSI名)をはねかえした」……などとなる。) 「バチバチこうげき」と「でんきショックこうげき」の違いは、「シールド」耐久値を削れるかどうかの違い。 前者は耐久値を1減らし、後者は影響なし。ダメージ自体の軽減および反射はされない。 オフェンスアップα・Ω ディフェンスダウンα・Ω 「オフェンスアップ」はその戦闘時にかぎり仲間のオフェンスを上げ、「ディフェンスダウン」は敵のディフェンスを下げる。 上下幅は1/16単位。上限は元の値の5/4(125%)。下限は3/4(75%)。つまり、デフォ±4段階の計9段階ある。 オフェンスアップは必中だが、ディフェンスダウンは対象のラックの値によって命中率(*5)が変わる。 単体のみの「α」と全体効果の「Ω」があり、全てポーラのみ覚える。 どちらも4回まで重ねてつかうことで効果が増すが、消費PPが多く効率が悪いので、使い勝手はあまりよくない。敵が使ってくれたらラッキー。 『2』では「ディフェンスアップ」「オフェンスダウン」はないが、前者はジェフの修理品で同効果のグッズが存在する。上昇幅も同じ(+1/16)。 パラライシスα・Ω 敵をしびれさせる。敵単体が対象の「α」と、敵全体が対象の「Ω」があり、どちらもネスが覚える。 他作品の麻痺状態とは少々趣が異なり、「しびれ」状態になると通常攻撃とグッズの使用が出来なくなるが、PSIは使用できる。 PSIが使えないジェフがしびれると目もあてられない。そうなったら早めに回復させよう。 その一方、PK攻撃を使用しない物理攻撃および特殊攻撃主体の脳筋敵に対しては絶大な効果を発揮する。 「きょだいモグラ」や「クラーケン」など、一部の敵に使用すると行動を完封できてしまう。 逆にPK攻撃がメインの敵に対しては成功してもあまり旨味がない。 おまもり系の装備品と「ほしのペンダント」で耐性を上げることができる。 なお、敵全員が「しびれ」状態になると、逃走可能な戦闘ではほぼ確実に「にげる」が成功する。低Lvで進めたいときには重宝する。 さいみんじゅつα・Ω 敵をねむらせ、しばらく動けなくする。敵のIQが低いと効きやすい。 ねむった敵をたたくと目を覚ますことがある。まあ、当然である。 しかし、PSIで攻撃すると目は覚めないので、冷やすもよし、燃やすもよし。 ねむらせたまま放置し、その間に他の敵を片付けるのもあり。 敵単体が対象の「α」と敵全体が対象の「Ω」があり、どちらもネスが覚える。 耐性装備品はゲーム後半になるまで手に入らないため、敵に使われるとかなり厄介。 「パラライシス」と同様に、敵全員が「ねむり」状態になると、逃走可能な戦闘ではほぼ確実に「にげる」が成功する。 ブレインショックα・Ω 敵を「へん」状態にする。こちらは、敵の「IQ」が高いほど効きやすい。 「へん」になると、ときどき味方を攻撃したりするなど、おかしな行動をとるようになる。 他のRPGでよくある「混乱」などの状態とほぼ同じ。打撃攻撃を受けるとたまに治る。 他のRPGでは「混乱」状態になった時点で操作不能に陥る作品が多いが、MOTHER2ではコマンド入力そのものは制限されない。 行動内容もコマンド入力で選ばれたものを実行するが、行動の対象を間違える。 このせいで全体攻撃PKを味方側にぶっ放された日には全滅は必至。 回復役がこの状態になってしまうと治療すらもおぼつかず、かなり厳しい戦いになる。 安全にやり過ごしたければ「ガード」「ものさし」「ぶんどき」……etc.など対象を間違えても問題ない(間違えようがない)行動を選択しておくと良い。 じつは、ラスボスのギーグに有効なPSI。運が良ければ、味方が受けるダメージを減らすことができ全滅する確率が減る。 敵単体が対象の「α」と敵全体が対象の「Ω」があり、どちらもプーが覚える。 【さいみんじゅつ・ブレインショックの耐性について】 「さいみんじゅつ」と「ブレインショック」は耐性の値を共有しており、どちらかに耐性があると片方の耐性が下がる。 例えば「さいみんじゅつ」弱耐性ならば「ブレインショック」強耐性となる。その逆もしかり。 主に店売りのうでわ(「やすもの~」から「ダイヤ~」まで)は、「さいみんじゅつ」耐性なし・「ブレインショック」無効(*6)。 また、「うで」装備が「なし」の場合は、「ブレインショック」無効になるようだ(店売りのうでわと同じ)。 具体的な例としては、ゲーム序盤の「だいウッドー」の「ブレインショックα」がほぼ成功しないのはこれらの耐性によるもの。 その一方、ゲーム終盤で手に入る「ようせいのうでわ」が「さいみんじゅつ」弱耐性(「ブレインショック」強耐性)。 「てんしのうでわ」「めがみのうでわ」「おうじゃのうでわ」が「さいみんじゅつ」強耐性(「ブレインショック」弱耐性)。 「さいみんじゅつ」を無効化する(「ブレインショック」耐性がない)防具は存在しない。 「ジロリンガ」や「さいごのスターマン」の「ブレインショックΩ」が妙に効きやすいのは、これらの防具を装備している場合が多いため。 つまり、非売品の強力なうでわを装備しない限り「ブレインショック」に当たることはほぼ無いということになる。なんという罠仕様。 ディフェンスの高さよりも「ブレインショック」耐性を気にするのであれば、店売り最強の「ダイヤのうでわ」は売らずに取っておくとよい。 プーの「ブレインショック」対策はうでわを外せばOK。 どうしても戦闘中に着け替えたければ、適当な店売りのうでわ(買うなら「やすもののうでわ」(*7)で十分)を持たせるしかない。 なお、「PKフラッシュ」系統の確率効果や「いのる」(まぶしい光)で発生する「へん」状態はフラッシュ耐性でないと防げない。 店売りのうでわを装備していれば確実に「へん」状態を防げるというわけではないので注意。 ■そのほかのPSI テレパシー 前作『MOTHER』で登場。想う人々に言葉を伝えるPSI。 『2』ではポーラがストーリー中に何度か使うシーンがあり、意外な所でとても重要な役割を果たす。 もし、どうしようもなくなったときは、ポーラのこの能力を思い出そう。 ネスもこの能力を無意識に使用しており、動物達と意思疎通が可能なのはこの能力によるもの。 一部例外はあるものの、本編に登場する動物のNPCのセリフには括弧がついている。 括弧書きにすることによって、一連のやり取りが音声による会話ではなく思念による会話であることを表現している。 だが、ジェフ編の場合はどう説明したものか……。 PKサヨナラ 『2』のエピローグで、プーがネスとの別れ際に披露した謎のPSI(?)。 本人によれば「小さい頃に覚えた面白い技」とのこと。 野暮な詮索かも知れないが、一体誰とサヨナラする(した)技だったのだろうか。 ちなみにこの項目の締めはこのときのやり取りを元にしている。 プーはこのPSI(?)をつかってネスたちのもとを去り、同時に手紙の入ったプレゼントを落としていった。 「また いつか あおう!」 サイコキネシス 音を8つ揃えた際に見られる回想シーンで赤子のネスが使用。 力そのものは弱く、指差した哺乳瓶が少し動く程度。 ネスはゲーム開始時点では1つもPSIを覚えていないが、上述のテレパシーも含め、超能力が全く使えなかったというわけではないようだ。 ■その他 『MOTHER2』では、PSIに関わる状態異常で「コンセントレーション(集中)できない」という状態がある。 集中できなくなり、PSIが使えなくなってしまう状態異常である。 一部の敵が使う「いしきをかきみだす」攻撃や、ジェフ専用グッズ「アンチPSIマシン」によってこの状態になる。 プーが初期所持品として持っている「さとりのいし」を持つキャラはコンセントレーションが乱されなくなり無効化できる。 治す方法は数ターン経過するか、戦闘を終了させるのみ。厄介そうに見えるが、意外とそうでもない。 GBA版、VC版では一部のPSI(主にPKひっさつγ、PKスターストーム)のエフェクトの点滅が抑えられており、全体的に実機よりも暗めの色調になっている。 プレイヤーがPKフラッシュを喰らって気絶したり痺れたり変になったり光の明滅による発作を起こすことがないよう配慮したのだろう。 ◆おれとおまえたちの こうもくは ここまでのようだな。 ◆wikiにこもって このけいけんを やくにたてるよ。 ◆ネス ポーラ ジェフ ◆おれが もっと ちいさいときに おぼえた おもしろい わざを ◆さいごにみせるよ。 ◆PK ついきしゅうせい! だ! また いつか あおう! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] テレポート失敗して黒焦げになった顔が面白くてわざと失敗してしまう。 -- 名無しさん (2015-01-17 20 12 54) テレポ失敗はスマブラの登場シーンでも使われてるな -- 名無しさん (2015-04-04 13 45 42) PKキアイはPPの消費量は膨大なのに300台ダメージしか与えられないことがあるし、ここぞという時に限って外れやがるしで、めちゃくちゃ燃費の悪いイメージ。3のPKLOVEみたいに調整して欲しかった -- 名無しさん (2016-04-19 17 39 17) サンダーってどうやって使えばいいんだろう。対象ランダムってだけでかなり使いにくいのにそのデメリットを上回るメリットがないからなぁ… -- 名無しさん (2016-10-03 08 06 13) PK「ひっさつ」って表記は取説だっけ?ゲーム中じゃ見なかった気がする -- 名無しさん (2018-05-15 00 52 30) サンダーは3で機械系の敵が大量に登場した事で皮肉にも日の目を浴びたな -- 名無しさん (2018-05-27 23 53 01) 小説版だとPKキアイストレート時速150キロってなってた -- 名無しさん (2019-07-13 17 42 39) プーが最初に持ってるさとりのいしはコンセントレーションを乱されなくなるそうだけどほとんどお目にかからないから実質、無意味に等しい? -- 名無しさん (2022-02-16 06 59 19) ↑↑↑命中自体も高いから2のよりは使いやすい -- 名無しさん (2024-04-29 22 50 58) 名前 コメント
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夢工場ドキドキパニック 操作キャラ 敵キャラ コメント 1987年7月10日にフジテレビジョンから発売された、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用のアクションゲーム。開発は任天堂が行った。 また、この変更版は日本国内でもスーパーマリオUSAの題名で1992年に市販されたことがある。 操作キャラ モウカザル♂:イマジン 性格やんちゃ必須 カビゴン♂:パパ 性格おとなしい必須。かいりき必須 ピッピ♀:リーナ 性格ようき必須 サーナイト♀:ママ 性格おっとり必須。いやしのねがい必須 敵キャラ ガラガラ ヘイホー ハピナスorキングドラ キャサリン ニョロボンorニョロトノorガマゲロゲ マムー 野菜→くさタイプに弱いのがポイント コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 その他 プラスル♂ マイナン♂:ピキ・ポキ ヒコザル:ルーサ -- (ユリス) 2018-03-17 21 59 11 ピッピ♀:リーナ性格ようき必須。 サーナイト♀:ママ性格おっとり必須(いやしのねがい必須) -- (AKODON。) 2011-11-05 10 07 52 モウカザル♂:イマジン性格やんちゃ必須。 カビゴン♂:パパ性格おとなしい必須。(かいりき必須) -- (ウィング・T) 2011-11-05 10 00 53
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夜分遅くにこんばんわ。 水谷というものです。 なになに?? ご存じない??? ご存じない方はこちらまでご連絡を→0120-444-444 すると・・・ な、なんと!!! 日本文化センターにつながります!!!(笑) はい! というわけで!! どうも水谷です!! 皆さんNFお疲れ様でしたm(_ _)m 1日だけ参加させてもらいましたが、 かなり楽しかったです♪ 1日中クレープの記事を書いていたおかげで、 おっと失礼! クレープの生地を焼いていたおかげで、 クレープ屋も顔負けの生地が焼けるようになり、 一人調子に乗っている水谷です。(笑) 夢はクレープ屋さんです!! ウソです!!(笑) ごめんなさい!! 1人で5つもクレープを買ってくれたoggyさん!! ホンマにありがとうございますm(_ _)m やっぱり持つべきものはoggyですね!!(笑) 結局食べきれず、見知らぬ客にクレープあげるという なか②の優男ぶりも発揮してましたしね! さすがoggyですね!! 目標の700枚も達成できたみたいやし、 ほんと良かったです! 本当に4日間お疲れ様でしたm(_ _)m そんなこんなで今日の日記は終了です! 以上、水谷がお送りしました♪ P.S 諸事情により日記を書くのが遅れてしまったことを深くお詫び申し上げますm(_ _)m カテゴリ [日記] - trackback- 2006年11月30日 02 58 00 #blognavi こーじ君がいる時にいれなくて残念でした(ノ_・。)笑NF中にそんなエピソードがあったとは…さすがoggyさん♪♪ -- しの (2006-12-01 00 10 07) そういやしのちゃんとは久しく会ってないな・・・またそのうちなんかの企画で会えるかな☆(笑) -- こーじ (2006-12-01 02 17 03) こーじ君、日記の前に何か言い忘れてませんか・・・。いやいや、なんもないです。お気になさらず。また会おう! -- 大橋 (2006-12-03 21 33 41) なんやろ!?!?ごめんいろ②思い当たりすぎてわかりませんm(_ _)mなにか教えて~!!!! -- こーじ (2006-12-05 13 44 34) 名前 コメント #blognavi
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至福…意味はこのうえない幸福。どういうことを幸福に思い、何に幸福を感じるのかは人それぞれ…小さな幸せに 大きな幸せ、その種類もさまざまです。中には常人には理解のできないような…そんなことに幸福を感じる者もいるでしょう。 …私のように… 「チィ…チヒィ…チュイイ…」 今、私の前には小さな小さなかわいらしい子タブンネがいます。子タブンネは私を前に、小さな体を強張らせてプルプルと震えています。 ブルーの瞳いっぱいに涙をため、両手でキュッとかわいいお耳を握って震えまじりの声で弱々しく鳴いているのです。 心の底から私という存在に恐怖しているのでしょう。無理もありませんね、子タブンネの周りに転がっている二体の大人タブンネの死体、 この子タブンネの両親です。どちらもこの世のものとは思えない程の苦悶の表情を浮かべて息絶えています。 手にかけたのは私です。そしてそのほかにも、辺りに飛び散っている真っ赤な肉片…これは原型をとどめていませんが、子タブンネの兄弟だったものです。 これをやったのも私です。3匹いましたが、1匹1匹じわじわと苦しめて苦しめて殺しました。 「みんな死んじゃってたった一人になっちゃったわね?」 私は微笑を浮かべて震える子タブンネに優しく語りかけました。 「チ…チャアア…フィ…」 子タブンネはためていた涙の粒をポロポロと落として「やめてやめて」と首を左右に振りながら後ずさりします。 大量の血や肉片が広がる冷たい地面に、子タブンネが恐怖のあまり流した黄色の液体が染み込んでいきます。 「どうしたの、おばちゃんのお顔に何かついてるの?」 微笑を絶やさぬまま、わざととぼけて一歩一歩子タブンネの方へ足を進めていきます。 子タブンネは腰を抜かしてしまったのでしょう。自分の垂れ流した尿の上で小さな手足を必死にパタパタと動かしていますが、まったく私とは距離をとれていません。 「チャアァア!!」 とうとう子タブンネは迫りくる恐怖に耐えかねて、泣き叫びました。 全身に両親と兄弟の返り血を浴び、微笑を浮かべる私の姿は果たしてこの幼い子タブンネのブルーの瞳にはどう映っているのでしょうか、 悪魔?鬼?いえ、私は悪魔でも鬼でもありません。醜く、2本の角を持つ巨大なムカデ… 私は、ペンドラーです。 では何故ポケモンである私がこんなことをしているのか、捕食のため?いいえ、「至福」のためなのです。 私はタブンネという生き物を殺すことに大きな至福を感じるのです。正確に言ってみれば、死の恐怖に怯える子タブンネを見ていると幸福を覚えるのです。 両親、兄弟を目の前で惨殺し、十分に私への恐怖心を植え付けた最後の子タブンネをじわじわと追いつめてゆっくりと潰していくその時、絶頂を迎えるのです。 この世の中の幸福をすべてかき集めても、恐らく不可能であろう程の大きな至福が、私の脳内をすべて支配してしまうのです。 私は狂っているのでしょう。 私は、大勢の兄や姉に囲まれて生まれました。私が生まれてきた時にはすでに父はおらず、母は女手1つで私達を育ててくれました。 一番末っ子だった私は、特にかわいがられました。優しい母にたくさんのお兄さんやお姉さん…私は幼いながらに、至福を感じました。 私でも幼い頃はこのようなありふれたことにも、至福を感じることができたのです。 しかしそれは長くは続きませんでした。母が森を通る国道で大型トラックに轢かれて死んでしまったのです。 まだ「死」というものも理解できない幼い私達は、厳しい野生の世界に放り出されることになってしまいました。 寝床を確保するどころか、食べ物すらまともに得る手段を知らない私達…たくさんいた兄や姉は日が経つにつれ、次々と数を減らしていきました。 餓死、事故死、病死、肉食ポケモンに捕食されるなど、さまざまな兄や姉達の最後を目の当たりにすることになりました。 しかしそんな中でも、兄や姉は末っ子で一番幼かった私のことを守ってくれました。少ない食べ物を私にくれたり、怖くて眠れない夜には優しく抱いてくれたり、 中には私のことを庇って死んでいった兄や姉もいました。 相次ぐ家族の死に、幼くして大きなトラウマを私は負ってしまうことになりました。そのトラウマに、今後の私の人生何度も付きまとわれることになります。 そしてついに最後の姉も死んでしまいました。原因は人間の撒いた殺虫剤です。最後の姉は殺虫剤による毒に苦しみながら死にました。私は涙が止まりませんでした。 何故自分達がこのような目にあうのか、何故自分はこんなに不幸なのか…自分の境遇を呪いながらも、私は文字通り死にもの狂いになって生きました。何度も命を落としそうになったり、 自分よりも体格の大きなポケモンと戦うことになったりと、多くの辛苦を経て当時フシデだった私はホイーガとなり、ついに最終進化系のペンドラーにまで成長することができました。 そしてその年の秋に私は五つの卵をうみました。 私は五つの卵を抱いて、数十年かぶりの幸せに浸りました。母が死んで以来、幸せなど感じる時はありませんでした。 毎日毎日生きていくのに精一杯の日々、体中には当時の傷跡がいくつも残っています。その傷跡が、時折悲しい記憶を呼び起こす時もありました。 でもついに、私は幸せを得ることができました。この五つの卵は春には孵って子供が生まれてくるでしょう。私は近い未来に至福を感じました。 …でも世の中はそう甘いものではありませんでした。生まれてくる子供のためにも栄養をつけなくてはいけないのですが、食べ物が見付からないのです。 栄養だけでなく、冬を越すためにも食べ物は必要なのですが、ほとんど見付けることができません。 その原因は少し前から始まっていた住宅街の建設工事にありました。住宅街を広げるために私達の住む森が削られ、それにより木の実などが減少したのです。 人間…私は人間という生き物に良い印象を持っていません。母を轢き殺したトラックを運転していたのも、最後の姉を殺虫剤で殺したのも人間でした。 私の体の傷の中には、人間によってつけられたものもいくつかあります。そして今回の住宅街建設… それによって、あの悲劇は起きてしまったのです… その日、冬に備えて少しでも多くの食べ物を手に入れるため、私は巣を後にしました。ここ最近毎日です。巣に卵だけを置いていくというのは不安なので避けたかった のですが、まともに食べ物が見付からず、毎日食べ物を探し回ってもまだまだ冬越しには足りなかったので仕方がありませんでした。 巣に帰る頃には、すっかりぐるりは薄暗くなってきていました。結局その日手に入れることのできた食べ物は木の実数個程度でしたが、それでも大切な食糧、私は木の実を抱えて足早に卵を置いた巣に戻りました。 「え…」 私は抱えていた木の実を落としました。ごろごろと木の実が地面を転がります。そして私の視線の先には、無残にも割られた卵が…五つすべて割られていました…卵を割った犯人は人間です。巣にいくつも靴跡が残っていたのでわかりました。 「なんで…そんな…」 呆然となりました。未来の至福は残酷にも、生を受ける前に消えてしまったのです。頭の中が真っ白になっていくのを感じました。 これは、害虫駆除という名目で行われたものでした。毒を持つ私達フシデ族は、人間にとってはいわゆる害虫という部類のもので、 特に私のようなペンドラーは「相手を追い詰めて角で攻撃、とどめを刺すまで容赦をしない」と図鑑にも書かれており、より人間に危険な存在として知られていたのです。 住宅街が完成間近になり、もうすぐ多くの人間がそこに入ってくることになります。そこで危惧されたのが、削った森に住んでいた私達による、害虫被害でした。 そういったことから人間達は、近くに住む私達の駆除を行ったのです。五つの卵は害虫駆除ということで割られてしまったのです… 私が、害虫駆除の人間に見付からなかったのは、遠くまで食べ物を探しにいっていたからでした。 卵の残骸を見た私の頭の中で、死んでいった兄と姉達の悲鳴、苦しみ、表情がフラッシュバックしました。私は外に飛びたした… 私はあてもなく森の中をさまよっていました。あれから三日経ちましたが、どうすごしたのか記憶にありません。覚えているのは巣の近くにあった木に何度も何度も狂ったように頭をぶつけたことくらいです。 末だ血の滴る頭、朦朧とする意識のなか、私は歩き続けていました。 …私の人生は一体何だったのだろう?幼くして野生の世界に放りだされ、兄や姉が目の前で死んでゆき、やっとつかんだ幸せはいとも簡単に潰されてしまった…私の生きる意味って…? 私は…? 私の…? その時でした、自問自答を繰り返す私の耳(?)に無邪気な子供の声が聞こえました。声のする方に目を向けてみると、人間の子供が三人ほど森の広場で遊んでいました。当然私の存在には気付いていません。 人間…私の幸せをすべて奪った張本人…その瞬間私の頭の中から自問自答は消え、殺意というどす黒い感情にかわりました。 「殺す!!」 私は怒りのまま、人間の子供に向かって走りました。人間の子供など、私が攻撃をすれば一撃で潰れてしまうでしょう。 ………ところが、私の足は人間の子供に当たる前に止まりました。人間の子供に近付く私以外のポケモンの姿が見えたからです。 「ミィ♪ミィ♪」 天使の羽のような耳、クリームのようなふわふわな尻尾、ハートの肉球に、ピンクの体…タブンネというポケモンでした。 そのタブンネは親子で、母タブンネに子タブンネが二匹、それと赤子タブンネに卵でした。 「ミッミッ♪ミィイ~ン♪」 母タブンネは赤子タブンネと卵を抱え、人間の子供に甘ったるい声で鳴きました。子タブンネ達は母タブンネの後をヨチヨチとついていきます。 危険な人間に自分の子供を連れて近付くなんて、何て危ないことをするポケモンだろうと最初は思いました。でも人間の反応は意外なものでした。 近付いてくるタブンネ親子に気が付くと「あ、タブンネだー」「かわいい~」「ちっちゃいのもいるー」とタブンネ親子の周りに集まってワイワイ騒ぎだしたのです。 「ミィ♪ミィミィ♪」 すると母タブンネはさらに甘えた声をだし、両耳を揺らしてフワフワの尻尾をふりふりさせ、両手に抱えた赤子と卵を見せるようにして、物欲しそうな目をして人間のことを見つめました。 子タブンネ達も「チィチィ」「チュイイ♪」と母親のように人間に甘えます。小さな尻尾をパタパタ振って人間の足にまとわりつきます。 「かわいい~」 人間は子タブンネを抱き上げたり、頭をなでたりしています。子タブンネも嬉しそうに「チィ~イ♪」と鳴きます。 「チィチィ♪」 すると一匹の子タブンネが人間の持っているお菓子の袋をちょいちょいと引っ張りだしました。それに気が付いた人間は怒るどころか、にっこりと微笑んで 「子タブちゃん、これがほしいの?」とお菓子の袋を子タブンネに見せました。 子タブンネは目を輝かせ「チィ!」と大きく頷いて人間に小さな両手を差出ます。 「かわいいなー、はい、たくさんあげるよ」 人間は袋からお菓子を出して子タブンネの両手いっぱいにお菓子をわたしました。 「チュイ~♪チィ~♪」 ぴょんぴょんはねて喜ぶ子タブンネ。するともう一匹の子タブンネも「ぼくにもちょうだいよ~」と言わんばかりに人間に両手を差し出してチィチィ鳴いて甘えます。 「アハハ、わかったわかった、みんなあげるから」 「チィ~~♪」 お菓子をもらった子タブンネ達は体全体を使ってそれぞれ喜びを表現しています。それを見ている人間の目はとても楽しそうでした。 ほかの人間も「じゃあわたしはお母さんタブンネにこれあげるよ!」と母タブンネに木の実をいくつか手渡しました。 母タブンネは、自分のフワフワの尻尾の中に木の実を入れると人間に「ミッ♪」とお礼を言ってちょこんと頭を下げました。 その後も人間とタブンネ親子の戯れは続きました。母乳を飲む赤子タブンネをみんなで眺めたり、卵に耳を当ててみたり、甘える子タブンネに高い高いをしてあげたり、子タブンネの肉球にさわったり… 「ミッミッ♪」 「チュィイ~♪」 「チッチィ♪」 聞こえてくるタブンネ親子の楽しそうな鳴き声…お菓子を頬張る音… それを黙って木の陰から見ていた私は、何故か言いようのない怒りに苛まれ、震えていました。 何なんでしょう、この言葉では表現のできない感情は…ただ、自分の視線の先でお菓子を頬張るタブンネ親子に大きな憎悪が湧き上がってくるのです。 人間が自分の子供を殺したのにあのタブンネの子供にはかわいいかわいいと言って一緒に楽しく遊んでいることに対してなのか…? 自分の得ることのできなかった幸せをタブンネが得ていたことに対する嫉妬からなのか…?とにかく心の底から憎しみが湧いてくるのです。 …かわいいって何なのよ、あんな他人の食べ物をねだるような意地汚い生き物の何がかわいいというの…? 私はさんざん苦労をして食べ物を得ているのにあのタブンネという生き物は何なのよ!?ただミィミィ甘ったるく鳴くだけで食べ物が手に入るって何なのよ!? 人間は何であんな生き物のことをよく思うの!?私なんて…私なんて生まれてから一度も人間に危害を加えたことなんて無かったのに害虫扱いをされて、卵を壊されて…食べ物をねだってくるあいつらの方がよっぽど害獣じゃない!! その時、人間に向けていた恨み、殺意、すべての憎悪が歪曲し、百%タブンネに向いた瞬間でした。 憎い…許せない…潰してやる!お前らのその幸せを!滅茶苦茶にしてやる! 私に中の何かが音を立てて崩れていくのを感じました。 「ミィ~♪」 「チィチィ♪」 「チャイ♪」 人間と別れたタブンネ親子は両手や尻尾にたくさんの木の実を持って巣へと戻る道を歩いています。 はしゃいで走り回る子タブンネ、それをニコニコして「走ると危ないわよ」と注意する母タブンネ…とても幸せそうな親子です。 そんな親子に背後から私は近付きました。 すると母タブンネの耳がピクリと反応し、私の方を振り返りました。タブンネは聴力がいいとは聞いていましたが、それはたしかなようです。 興奮し、息が荒くなり目が血走っている私を見て、すぐに正常ではないと察したのでしょう、母タブンネは子タブンネ二匹を自分の背中にやり「ミッ!」と私を威嚇しました。 子タブンネ二匹は私の姿を見て「ミュイイ…」と震えています。 母タブンネは一瞬逃げようかどうか迷ったようにしていましたが、両手に赤子と卵を抱えて子供二匹を連れて逃げるのは困難だと判断したようです。 「…私、怖いの?」 血走った目を笑わせ、威嚇をする母タブンネに静かに話しかけました。思えばこの瞬間からすでに狂いだしていたのでしょう。 「ミィイ!ミィミィ!」 母タブンネは依然として私を睨みつけて威嚇をしてきます。そして「私達に近付かないで!」と言わんばかりに首を向こうへ行けと動かします。 「そう…」 私は小さく呟きました。そして顔を上げ、目から笑みを消して母タブンネを思い切り睨み返し、 「あんた達もそうやって人間みたいに私のことを阻害するのねっ!?」 と威嚇を続ける母タブンネを思い切り突き飛ばしました。 「ミグィ!!」 母タブンネは木に叩き付けられ、その拍子に両手の赤子と卵を取り落しました。放り出された赤子タブンネは突然の痛みにピィピィ泣きわめき、卵はゴロゴロ転がります。 「ミィイ!」と痛みに顔をゆがめながら赤子と卵のもとへ向かおうとする母タブンネ、しかし私はそんなことを許しません。角で母タブンネの足を引っ掛けます。 「ミガッ!」 母タブンネは何とも間抜けな声を出して地面に顔面をぶつけました。そして私は鼻血をダラダラ流して涙目になる母タブンネを再び木に叩き付け、角で何度も何度も打ち付けました。 そのたびに母タブンネの「ミベ!」 「ミア!」 「ミィ!」 と短い悲鳴が聞こえてきます。 子タブンネ達は小さな手で両耳を塞いでキュッと目をつぶり、プルプル震えて二匹寄りそっています。 母タブンネに角を打ち付けているうちにバキッと音を立てて木が折れてしまいました。少しばかりやりすぎたようです。冷静さを少し取り戻した私は倒れたままの母タブンネを見下ろしました。 「ミヒィミェ…ミィ…」 そこには体中痣だらけで、顔もボコボコになり前歯もすべて折れた血にまみれた母タブンネがいました。息も絶えた絶えで、立ち上がることも困難でしょう。 「その低度?さっきの威勢はどうしたの?」 私は見下ろしたまま意地の悪いことを言ってやりました。どうやら性格まで変わってしまったようです。それとも私は元々こういう性格だったのでしょうか? 「ウミィ…ウミィイ…」 母タブンネはボロボロの顔を上げて私のことを見ました。 ここで、てっきり私は悔しさと屈辱のあまり母タブンネが攻撃を仕掛けてくるのかと思いました。 どんなに自分の不利な状況でも、逃げられなければ相手に向かっていかなくてはならない…私が野生の世界で学んだことです。 「ミィィ~、ミィィ~ン、ミィ~」 ところが母タブンネは命乞いをしてきました。青い瞳をうるうるとさせ、胸に手を当てるというポーズをとり、「お願い、助けて、殺さないで…」と必死に懇願してきます。 すると子タブンネ二匹も私の周りに集まってきました。母タブンネの命乞いに唖然とする私を見て手応えがあったとでも思ったのか、「ミィ~ン」 「チィチィ」と媚びてきました。 天使の羽の耳を揺らし、フワフワのクリームのような尻尾をかわいく動かし、甘えるように鳴いてきます。そんな姿を見て私は思いました。 ー親が親なら子も子ね…ー 普通の者ならあの人間達のようにかわいいと思ったでしょう、しかし先ほど遠目に見せられた媚びを、今目の前で見せられた私の気分は最悪でした。感じるのは嫌悪だけです。 そもそも野生界で生きる者が相手に対して媚びて許してもらおうなどと、どんな思考回路をしていればそこに行きつくのか… 野生界で媚びて許してもらおうなどという考えは言語道断、そんなことをしたところで問答無用に殺されるだけ…私の兄や姉のように… このタブンネ親子は本当に野生に生きているにか疑わしくなる…まぁ差し詰め今日のように人間に甘えてエサをもらいながら生活してきたのだろう。今思えば随分手慣れたものだった… 人間と接するうちにこいつらは自分達の世界一かわいい存在とでも勘違いして自分達がかわいく媚びればどうにでもなるとでも思っているのだろう。 …腹が立つ!!今すぐその媚びた面を絶望に染めてやりたい!! あの媚びた耳も尻尾もすべて忌々しいものにしか私の目には映らない…。ならばまずはそれを無くしてやろう、そう私は思いました。 そこで先程から放置状態の卵の上に私は足を乗せました。 「ミィ!?ミィィミィ!!」 「チィィ!」 「チィチィ!」 すると母タブンネが先程まで瀕死寸前だったとは思えない程に声をあげます。傷も所々ふさがっているし、どうやら「さいせいりょく」のようです。 子タブンネ達も卵に足を乗せる私に対して何か訴えています。「たまごになにをするの!?」といったところでしょうか。 私は無言で自分の体の毒の棘を一本折って母タブンネの前に投げました。母タブンネは「?」という感じで私を見上げます。私の意図がわからないのでしょう。 「その棘であんたの子供の耳を滅多刺しにしな、その後尻尾も千切って私の前に差出しなさい。全員分よ」 私は抑揚のない声で母タブンネに指示しました。 「ミィイ!?ミッ、ミィミィミィ!」 母タブンネは指示を聞くと、顔を青くして「そんなことはできない!」と首をブンブン振ります。 子タブンネ達も私の言葉を理解したのか、震えながら小さな手で自分達の耳や尻尾を庇うようにしています。 「そう、出来ないの?それじゃあ…」と私は足に少しずつ体重をかけていきました。 ミシミシ…と卵の軋む音が聞こえてきます。聴覚の優れたタブンネには、より大きく聞こえるでしょう。 「ミイイイイイ!!」 「「チィイイ!!」」 母タブンネと子タブンネ達はやめて!と悲鳴を上げます。 「じゃあ、出来るの?できないの?やるかやらないかはっきりなさい」 「……ミィ…」 暫しの間青い顔を俯かせていた母タブンネでしたが、意を決したように毒の棘を拾い上げて子タブンネ達の方に向き直りました。 その瞳からはポロポロと大粒の涙が流れ出しています。 二匹抱き合って怯える子タブンネ。そんな二匹のうちの一匹に母タブンネは手を伸ばしました。 「チュイィィ…」 母タブンネの手の中で、選ばれた子タブンネはプルプル震えて泣いています。しかし暴れたり逃げたりする様子はありません。 未来の弟か妹になる卵が人質になっているのだから当然ですね。 「ミィィ」 母タブンネは子タブンネの耳にゆっくりと棘を近付けていきます。一思いにやってしまえば良いものを…、それでは子タブンネに余計な恐怖を与えるだけだというのにまったく馬鹿なものです。最も、あんなに震えた手ではまともに耳に狙いをつけられないのでしょうが。 「チュイイ…」 子タブンネは目をキュッとつぶって小さな拳を握り締めています。卵を助けるために覚悟を決めたようです。 残り一匹の子タブンネは不安そうにしてその子タブンネを見ています。 「チギャアアアァァア!!」 棘の先が耳に触れた瞬間、子タブンネの絶叫が辺りに響き渡りました。子タブンネは母タブンネの手を振りほどき、耳を押さえて転げまわります。 どうやら聴覚が優れているだけあって、そこに神経が集中していて想像以上の激痛が走ったようです。 母タブンネもその子タブンネの様子にオロオロしていましたが、すぐに思い出したかのように子タブンネにいやしのはどうを放ちました。 いやしのはどうで痛みは多少軽くなったようですが、予想を超える激しい痛みにより、子タブンネの覚悟はすっとんでしまったらようで、泣きながらもう一匹の後ろに隠れてしまいました。 「ミィ…」 母タブンネはどうしたら良いのかわからなくなってしまったようです。あんなに痛がっている子タブンネを傷つけたくない…しかし卵も助けなくてはならない…。母タブンネの頭の中では、それらが葛藤していることでしょう。実にじれったい… 「…ミィ」 不意に母タブンネが私の方を見てきました。そして私が足を乗せる卵と私のことをを交互に見て… 「ミィ~ン、ミッミィ~」 命乞いです。 土下座をして必死になって情けを求めてきました。子タブンネ達も両手を胸の前に合わせてお願いお願いポーズをとっています。 これには私も心底腹が立ちました。こいつらはこの期に及んでもまだ、自分達が媚びれば何とかなると思っているのか… 「ミッミィ~、ウミィ~」 「チィチィ~」 「チャイ~」 冷静になっていた私の頭に再び血がのぼってきました。頭のてっぺんが熱くなっていくのを感じます。 この期に及んで…この期に及んで…この期に及んで… ぐちゃっ 私は卵を踏み潰しました。辺りに半透明の液体が飛び散り、微かに「チビャ!」という断末魔が聞こえました。孵化寸前だったようてす。この卵が、私の至福の最初の犠牲でした。 「ミ…」 母タブンネは音を聞いて恐る恐る下げていた頭を上げます。 「ミ…ミ…ミ…ミィヤアアアアアア!!!」 「チビェェェェェェン!!」 親子タブンネの悲鳴がはもりました。 「ミェェェ…グスッ、ミェェン…グスッ」 母タブンネは何を思ったか泣きながら卵の破片と液を短い手でかき集めだしました。 常人が見れば悲痛な光景でしょうね。しかし私は何も思うことはありません、すべてはこいつらの甘い考えが招いたこと、同情の余地無しです。 「さて…」 次に私は赤子タブンネに足を乗せました。「チュピ…ヂィィ…」と赤子が苦しそうに鳴きます。 すると母タブンネはハッと私の方を見て「ミィイ!」と赤子タブンネを助けるために向かってきました。 母タブンネを軽く跳ね除け、私はさらに赤子タブンネに体重をかけます。 「ヂア…ピ……ピィィ……」 いよいよ赤子タブンネの声は死にそうなものに変わります。母タブンネは打ち付けた背中を押さえてもう片方の手を赤子タブンネの方に伸ばしています。 目から滝のように涙を流して、子タブンネ達も「もうこんなことしないで!」とピイピイ鳴いてきます。 「…なめてんじゃねぇっ!!」 私はそんな甘ったれたタブンネ親子を怒鳴りつけました。驚いたタブンネ親子は静かになります。 「あんたら私のことなめてんの?あんたらの気持ち悪い媚びなんかなぁ、野生ポケモン相手には一切通用しないのよ!人のことなめんのもいい加減にしなさいよッ!私は本気よ、早くやりなさい!次はこの赤ん坊を潰すわよ!?」 「ミヒッ……」 母タブンネの表情が絶望に変わりました。少しでも命乞いで助かるとでも思っていたのでしょうか? 「ミィ…」と母タブンネは子タブンネに目を向けます。 目の合った子タブンネは逃げだしましたが、母タブンネは素早くその子タブンネを捕まえました。やっとこうするしか方法のないことを母タブンネは理解したようです。 「ヂィィヤァ~!!チィヤ、ヂィヤ!!」 でも子タブンネの方は大暴れ、先程の覚悟は欠片すらありません。もうすっかり刺される痛みにトラウマのようです。 「お願い、これしか赤ちゃんを助ける方法が無いの!我慢して!」と母タブンネが説得しますが子タブンネは大泣きしてイヤイヤと首を振るばかりです。ああじれったい… 「あと五秒でやんないと赤ん坊潰すわよ」 「ミヒィ!?」 母タブンネの表情が青ざめます。卵を潰したのだから私が本気だということは十分理解しているでしょう。 母タブンネは体中の水分を出しているのではないかと思う程涙を流してイヤイヤと首を振る子タブンネを見下ろします。もう選択の余地はありません。 「ミィィ!」 母タブンネはギュッと目をつぶって棘を持った手を振り上げました。 「ヂィビィぃぃイイイ!!」 「チィギャアアァァァア!!」 静かな森に二匹の子タブンネの絶叫が木霊しました。 母タブンネは子タブンネ達の両耳を棘で滅多刺しにしていきます。子タブンネは目を見開いて大絶叫です。あの媚びた声からは想像がつきません。 私がやらせていることながら恐ろしいものです。ですが何故でしょう…そのときの私はとても楽しい気分でした。 鳴きながら棘を我が子に刺しまくる母タブンネ、そして身を裂かれんばかりの痛みに泣き叫ぶ子タブンネ…とても愉快です。 「ヂィ…ヂ…ィ…」 母タブンネが手を止める頃には子タブンネは叫びすぎて声が枯れてしまっていました。もう一匹は白目を剥いて失神しています。穴と血だらけの子タブンネの耳からは血液とそれともつかない液体が流れ出していました。 「ミィィー、ミィミィ!」 母タブンネは痛みに苦しむ子タブンネに「ごめんね、よく頑張ったわ」と呼びかけながらいやしのはどうを放ちます。 みるみるうちに子タブンネ達の耳の穴は塞がっていき、出血もとまりました。痛みも大分楽になったようです。 失神していた子タブンネも目を覚まして立ち上がります。そんな子タブンネの様子に、母タブンネは安堵の表情を浮かべました。 「チュイ…エグ、エグ…」 「チェェン…」 「…ミィ…」 しかしタブンネ最大の長所であり、アピールポイントの耳はいやしのはどうで傷をふさいだものの、完全に再生させることは不可能で、ボコボコに変形した奇形になっていました。もう媚びに使うことは無理でしょう。子タブンネは大切な耳がこんな姿になってしまったのが悲しいのか、奇形になった耳に手を当ててポロポロと涙を流していました。 今、子タブンネは存分に喪失感を味わっていることでしょう。 子タブンネの不恰好な頭に私は思わず吹き出しそうになりました。忌々しい媚耳を奪うことができて私の心は晴れやかです。 次にこの子タブンネは尻尾も失うのだと思ったら楽しくて仕方がありません。 「次、尻尾よ」 子タブンネの奇形になった耳ぺろぺろなめていた母タブンネの動きが固まりました。 「お願い…尻尾だけは…」と言いたそうな目で見てきましたが、私が睨み付けると母タブンネはまだ耳の喪失感でえぐえぐ泣く子タブンネのフワフワの尻尾に手をかけました。 「ヂィイイ…!!」 「チュピ!チュピィィイ!!」 再び静かな森に子タブンネの絶叫が木霊します。先程とは違い、一匹の声は枯れてガラガラでしたが。 ついに子タブンネはもう一つの媚道具のフワフワの尻尾も失ってしまったのでした。そのあと差し出された二匹の尻尾を踏みにじってやった時の反応は最高でした。 これで私の目に映る子タブンネの忌々しい媚道具をすべて消すことができました。もうこんなものをかわいいなどと思う者はいないでしょう。 「ミィミィ」 私が満足感に浸っていると、母タブンネが私の足元を指して「言う通りにしたのだから赤ちゃんを解放して」と訴えてきました。 「わかった、返してやる」 ポイッ 「チピャア~~~!!」 早く返してと手を伸ばす母タブンネを余所に、私は赤子タブンネを空高く投げ飛ばしました。 「ミヒャアア!」 驚いた母タブンネが急いで落下予測地点に走ろうとしましたが、私が角で足を引っ掛けると、また転んで顔を地面に打ち付けました。学習能力はゼロのようです。 「チピャアア~~~ チべッ!!」 べちゃっ 母タブンネが顔を押さえてのた打ち回っているうちに、赤子タブンネは地面に全身をたたきつけられ、内臓が飛び出して即死しました。 飛び出してきた赤子タブンネの臓物が、母タブンネの体にペシャリとついてピンクの毛を赤く染めていきます。 「ミ…ミェェェェェン!!」 卵の次に赤子タブンネを失ってしまった母タブンネ、赤子タブンネの死骸を抱き上げて私に「どうして!?」と涙目で抗議してきました。 「私はあんたに赤ん坊を返したわ、それを受け取れなかったのは自己責任じゃない」 「ミ!?ミッミィミィ!!」 それはあなたが私を転ばせたからだと母タブンネは言いました。 「私のせい?馬鹿言わないで、転んだのもあんたの責任よ。大体さっき私が同じ方法であんたのこと転ばせたわよね?ふつうはそこでもう同じ風に転ばないようにと学習するものなのよ、なのに何の学習もしないで勝手に転んでおいてそれを人のせいにして自分を正当化しようとするなんて母親失格ね」 「ミッェェェエエエエエン!!」 ノータリンで私に反論する言葉すら見付からないのか、母タブンネは死んだ赤子タブンネを抱き締めて号泣しました。 まったく、そんなことをしている暇があるのでしょうか?赤子タブンネが死んだというのに子タブンネ二匹の泣き声が聞こえないことに気が付かないのでしょうか… 「オイ」 仕方がないので教えてやることにしました。 「ミィ…? グスッグスッ」 「あんたの子供二匹も大変なことになってるわよ」 「ヂァ…ピィイ…」 「フィ…フィィ…」 子タブンネ二匹は毒を食らって苦しんでいました。毒の棘で滅多刺しにしたのだから当然です。いやしのはどうで傷口をふさいでも毒は体内に残りますからね。 「ミィイ!?」 母タブンネは子タブンネ達の様子に気が付き慌てていやしのはどうを放った後、自分の尻尾の中を探ってモモンの実を取り出しました。人間から貰っていた木の実です。なるほど…ノータリンでもその低度の知識くらいはあったようです。 私は素早く母タブンネの手からモモンの実を角に刺して奪いました。 「ミィイ!ミィミィミィ!ミッ!!」 母タブンネは返して返してと手を伸ばしますが、短足なので私の角の先に刺さった木の実にはとても手が届きそうにもありません。 さて、ここでこのタブンネ親子はどうするでしょう。子タブンネが毒で苦しんでいるのにモモンを奪われてしまった。さらに子タブンネは様子からしてリフレッシュを覚えていない…母タブンネはどう行動に出るのか、 私の予想が正しければ… 「ミィミィ!」 母タブンネは子タブンネに、もう一方の子タブンネの方を指して「あなたのいやしのこころであの子を治してあげて!」と言いました。予想通りです。 子タブンネの耳と尻の傷の治り具合を見てみればすぐに「さいせいりょく」か「いやしのこころ」かがわかります。 私が見てみた結果、一方が「さいせいりょく」でもう一方が「いやしのこころ」でした。子タブンネ達が毒を食らえば「さいせいりょく」の母タブンネは必ず一方にいやしのこころでもう一方を治すようにと指示をするだろうということは容易に想像することができました。 私はそれを利用してこいつらに新たなる絶望を与えるゲームを思いついたのです。 「チュイイ…」 いやしのこころの子タブンネは兄弟を助けるために毒でふらつきながらも立ち上がります。そんな子タブンネに私は言いました。 「いいこと教えてあげる、あんたにこのモモンの実を食べさせてあげるわ」 と角からモモンを抜いてみせると「チィィ?」と子タブンネの目に希望の光が宿りました。しかしそれも束の間、次の私の言葉が絶望に突き落とします。 「…ただし、いやしのこころを発動させなければね」 タブンネ親子の表情が凍りました。小さな子タブンネにもこの言葉の恐ろしい意味が理解できたようです。 いやしのこころを使えば兄弟が助かる、だが自分は毒で死ぬ…いやしのこころを使わなければモモンの実をもらえるので自分は助かるが兄弟が死ぬ… 兄弟の命か自分の命…まさに究極の選択と言えるでしょう。 ちなみに赤子タブンネを殺した理由は、赤子タブンネも特性が「いやしのこころ」だったので(母タブンネが取り落とした時の傷が治っていなかった)このゲームの邪魔になると判断したからです。 「ミィィ、ミッミッミッ!!」 母タブンネが何か訴えているようですが、無視します。さて、いやしのこころの子タブンネはどうするでしょう?私は成り行きを見守ります。 「ヂュピィ…」 子タブンネはこの究極の選択にかなり悩んでいるようですが、毒状態では悠長にはしていられません。 母タブンネがいやしのはどうで時間を稼いでいますが、そのうちPPが切れ、「ミヒャアアァ!」とパニックになっています。 「チヒィ…チヒィ…チャ…」 子タブンネの体力も毒に蝕まれて刻々と死へと近付いていきます。もう考えている時間などありません。それとも二匹一緒に死ぬのでしょうか? 「時間ないわよ」 「チ…チビィ…ヂ…」 時間がないと聞いて、いやしのこころの子タブンネはもう片方の子タブンネに目をやりました。 「チビ…チビィ…チャイィ…フィィ…」 さいせいりょくの子タブンネは地面に横たわり悶絶しています。体は小刻みに震え、ダランと舌をたらして白目を剥いてもう二分と持たない状態です。 「フィ……ィ」 いやしのこころ子タブンネも最早立つこともできない状態でしたが、這うようにして兄弟に近付いていき、「チィィ」と最後の力を振り絞って兄弟に抱き着きました。 すると、さいせいりょく子タブンネの顔色が徐々に良くなっていき、パチリと目を開きました。 「ヂガ…ハッ…」 それと同時にいやしのこころ子タブンネは吐血して力尽きました。この子タブンネは自分の命より兄弟の命を選んだようです。 「チ、チィィ?チィィ?」 立ち上がれるまでに回復した子タブンネは、死んだ子タブンネの体を「どうしたの?おきてよ」と揺すりますが当然もうその子タブンネが目を覚ますことはありません。 「チィイ?チィ、チィ、チィ!?」ねぇおきてよ!ねぇっ、ねぇっ、ねぇっ!!と子タブンネの声も次第に大きくなっていきます。 「その触覚を胸に当ててみなさいよ」 「…チィ?」 私のアドバイスを聞いて子タブンネは死んだ兄弟の胸に触覚を当てます。何の音も聞こえないでしょう。 「チ…チビィ!!チビィ!!」と子タブンネは悲鳴を上げて飛び上がりました。やっと兄弟の死を理解したようです。 「この子はね、あんたのために死んだのよ?あんたのことを助けるために死んだのよ? …あんたのせいで死んだのよ!!」 「チビェェェーーーーーーーン!!」 責めるような口調で言ってやると、子タブンネは兄弟の死骸に縋り付き「ごめんね!ごめんね!」と頭を何度も何度も下げながら大泣きしました。 まったく、先程から泣いてばかりでやはり甘ったれた連中です。 しかし、兄弟の死骸に縋り付いて罪悪感と絶望の中で泣きじゃくる子タブンネの顔を見ていると、私の心は今までにない程に満たされていきました。 「ミガーッ」 その時、背後から母タブンネの唸り声がしました。 「ミギィーッ!!ミビィィー!!」 卵と子供二匹を失って母タブンネはついにキレたようです。私に向かって声を上げてつっこんできました。あれはたしか、すてみたっくるという技です。 今頃攻撃してくるなんて遅すぎますね。 私は敢えてよけずに母タブンネの怒りの攻撃を受けました。 「ミヒィ!ミギーッ!!」 攻撃が当たったことで調子に乗った母タブンネはもう一発仕掛けてきましたが、今度は当たる前に母タブンネは体制を崩して倒れました。つくづく学習しない生き物です。 「ミゲ…ミグァ…」 母タブンネは最初の攻撃で私の毒の棘に触れ、毒を食らってしまったのです。 「あんたアホ?」 「ギィイ…!ミグギァァ…!!」 母タブンネは何とか立ち上がって私に攻撃を仕掛けようとしていますが、毒状態では立っているのがやっとのようで、苦しそうに唸ることしか出来ていません。そのうち、母タブンネはバタリと倒れました。 「あーあ、子供の仇をとるどころか毒を食らってその様か…。情けないわね」 「ミグァ…ミギュア…!!」 母タブンネは苦しみながらも私を睨み付け、威嚇してきます。ひどく滑稽としか言いようがありません。 失笑しそうになりながら私は先程奪ったモモンの実を出しました。 「ほらほら、モモンの実よ~」 嘲笑するように私は母タブンネの目の前にモモンの実をちらつかせます。母タブンネは威嚇しながらも、時折モモンを目で追っているのがわかります。 「私に土下座したらこれあげるわ」 「ミガーーァ…ミギィイ!!」 そう言ってやると、母タブンネは「ふざけるな!誰がお前なんかに!!」と言ってきました。 「あら、さっき簡単に土下座してたじゃない」 「ミグゥゥ…!!」 先程とは状況が違うとでも言いたいのか、とにかく母タブンネは卵と子供二匹を殺した相手に土下座など死んでもしたくないらしい。こんな生き物にプライドなんてあるのかしら? 「まぁ、するかしないかはあんたの勝手だけど。…でもこのままあんたが死んだら残った子供はどうするんでしょうね?」 すると母タブンネはハッとして、子タブンネのことを見ました。子タブンネは「やだ~!!ママまでしんじゃいやだ~!!ぼくひとりぼっちになっちゃうよー!!」と泣きながら母タブンネに縋り付いています。 「保護者を失った子供はすぐに野生ポケモンに食べられたりして死んじゃうんじゃないの?かわいそうに…」 さらに追い打ちをかけてやると、母タブンネの体がプルプルと震えだし、瞳からはポロポロと涙を流し出しました。そして拳で地面を一発ドンと殴ります。 私の言う通りに土下座をするしかないと悟った瞬間でしょう。体が震えているのは悔しさから、そして流す涙は悔し涙のようです。 「ミュィィ…」 母タブンネは私に土下座をしました。残った子供のために、子供の仇である私に屈したのです。 自分の子供を奪った者に対して土下座をするというのはどれ程屈辱的なことなのでしょうか…母タブンネの震えは大きくなってゆき、ギリギリと歯を食い縛る音が聞こえます。 「不様ね、どう?子供を殺した相手に面下げる気分は?」 「ウビィィ…ウ…ウギィィ…」 母タブンネの涙の水たまりが広がっていくのがわかります。相当悔しいのでしょう。 「でも、約束だからあげるわ」と私はモモンを転がしました。そして、母タブンネがそれを取る瞬間、ベノムショックを放ちました。 「ミグぇあ、ミビィァァ……ァァ……ヒァ……」 毒状態でのベノムショック…その威力は計りしれないでしょう。母タブンネが息絶えるまで然程の時間もかかりませんでした。 「チィヤアアアアア!!」 耳が奇形になり、尻尾を無くした子タブンネが母タブンネの死骸に縋り、「ママ!おきてよママ!いやだ!!いやだぁぁ!!」と号泣しています。 かわいい…。 私は初めて子タブンネのことをかわいいとおもえました。さっきの媚びた面よりその方がよっぽどかわいいじゃないの、健気で、いじらしくて、滑稽で…。大きな瞳からいっぱいに涙の粒を落として実にかわいらしい… そして潰したくなる… 「チビャッ!」 私は子タブンネを投げ飛ばしました。地面に落下してポテ、ポテ、と転がる子タブンネに次は角を軽く突き刺します。 「ヂビィィィ!!」 子タブンネは角に刺さったまま宙ぶらりん状態になりました。 「ヂビュ…ヂュピィ……」 死にはしないものの、苦しそうに息をする子タブンネを私は暫しの間、堪能しました。 逃れようと小さな手足をパタパタと空中で動かしながら必死に動かない母タブンネの方へ「チャィ…チィ……!」と助けを求める子タブンネ…そのうち毒も食らって徐々にその動きも弱弱しくなっていきます。 「…チュィ…」 すると子タブンネが、涙を流しながら私に何か訴えてきました。目を見ればわかります。 「なんでぼくのかぞくをころしたの?ぼくたちがなにをしたの?」でしょう。そんな思いが子タブンネの青い瞳からはよく伝わってきます。 「…何でだと思う?」 「…チピィ…?」 「あんたみたいに親や人間に甘やかされて育った奴にはわからないでしょうねっ!!」 ドズンッ 私はそのまま角ごと子タブンネを地面にたたきつけました。 「チビャア!!」 「私の苦しみ!」 ボスッ 「ヂィッ!!」 「悲しみッ!」 ゴッ 「ヂャアイ…!!」 「悔しさッ!!」 ドッ 「ラ…ガ…」 「あんたらみたいに一匹じゃ何にもできないクズゴミ以下の存在が幸せになんかなっちゃいけないのよっ!!」 気が付いた頃には自分の目の前には巨大なクレーターができていて、その中心には子タブンネだった赤い塊が落ちていました。 私は周りを見渡しました。潰れた卵、内臓の飛び出した赤子タブンネ、毒で苦悶の表情のまま死んでいる子タブンネと母タブンネ… つい先程まで幸せにしていた親子タブンネを、私は潰したのです… 「………フフッ」 口元が自然と歪み、顔に笑みが浮かび上がってきました。この笑みは、最初にタブンネ親子にしたような作られたものではありません。こんな気分は初めてです。 ああ、これが本当の至福なんだ… この上のない幸せなんだ… 「フフフフ…フフッフハハ、アハハハハ!アハハハ!!」 私は狂ったように笑いました。それは、私がこの汚れある至福に目覚めた瞬間でもありました。 「アハハハ!アハハハ…ハハ…ハハ……」 しばらく笑っているうちに、私の目からは涙が溢れてきました。 「………」 私は何をやっているんだろう…と急に虚しくなりました。 こんなことをしても何も変わらなければ、割れた卵や死んだ兄や姉達が戻ってくる訳でもない…ただタブンネの親子を虐殺しただけ… 何が「あんたのせいで兄弟は死んだ」よ、何が「母親失格」よ、何が「正当化」よ、何が「クズゴミ」よ!! 全部全部私のことじゃない、本来怒りをぶつけるべき相手にも怒りをぶつけず、たまたま私の前に姿を現した全く関係のないタブンネ親子に勝手に嫉妬して八つ当たりのように殺して…私の方がクズゴミじゃない! しかもそれでまだ生も受けていない卵や小さな赤子タブンネまで手に掛けて…私の方がよっぽど母親失格よ、子供を作る資格すらないわ! 私は自分の境遇と幸せそうなタブンネ親子を比較し、自分は苦労ばかりで不幸だからとタブンネの幸せを潰すことを正当化し、無残に虐殺をした…最低の悪魔です。 もうこのようなことをくり返してはならない…そう私は心に誓いました。 しかしそれから二年の間に私は六組ものタブンネ親子を虐殺しました。 あれからというもの、私はタブンネを、得に幸せそうな親子タブンネを見ると、潰してやりたいという衝動にブレーキが効かなくなってしまっていたのです。 あの時味わった至福…それが私の中の理性のブレーキを破壊していたのです。 たしかにタブンネ親子を潰すと、大きな至福を感じます。しかしそのあと、その至福に匹敵するほどの空虚感や後悔に襲われるのです。 それにより、いつも私は「こんなことをしても誰も喜ばない、こんなことを続けていてはいけない」と思うのですが、それでも次のタブンネ親子を見かけてしまうと、暴走してしまうのです。 私はそのうちすっかり手馴れてしまい、最初のうちはタブンネの言動などですぐに頭に血が登り、感情が露わになったり言葉が荒くなったりしていましたが最近ではそれもなくなり、普段の私と変わらぬ口調や表情で事を進めることが進めることができるようになっていました。 それがタブンネ達の恐怖心を一層煽ることになりました。 そして今、七組目のタブンネ親子に手をかけている最中なのです。 「チィイイ!チュピアア!!」 追い詰められていく最後の子タブンネ…その表情は何度目にしても飽きることはありません。 「何を泣いているの?かわいそうに…おばちゃんが遊んであげるわ」 「チビィ…チビ…」 腰を抜かして動けない子タブンネは恐怖で気絶寸前です。気絶してしまってはつまらないので足の一本や二本へし折ってやろうと思っていると、「ミィーー!!」と後ろから別のタブンネの鳴き声がしました。 振り返ってみるとそこにはものすごい形相(タブンネなりに)で一匹のタブンネが私のことを睨み付けていました。子タブンネはそのタブンネに「たすけて!」と鳴きます。 どうやらこのタブンネは子タブンネの兄のようです。 「ふぅーん、まだあなたの家族はいたのね」 「ミィイ!!ミギーーーッ!!」 兄タブンネは「弟からはなれろ!!」と言ってきました。 言われなくてもあなたから潰してあげるわ、私は微笑のまま兄タブンネに近付いていきました。 兄だろうが何だろうが所詮はタブンネ、何の抵抗もできずに私に潰されてゆくだろう。そう私は高を括っていました。 現に今までまともに抵抗してきたタブンネはほとんどいませんでした。大抵は媚に入るか命乞いです。 「ミィーーーーー!!」 ところがこのタブンネは口を大きく開けたと思ったら、いきなり炎を吐いてきたのです。兄タブンネは元人間に飼われていたのかどうだか知りませんが、かえんほうしゃを覚えていたのです。 これにはさすがの私も予想外でした。突然のことによけきれず、私の体は炎につつまれていきました。 (ああ、私の人生はここで終わるのか…) 炎の中で私は思いました。 結局、私の人生って…何だったのでしょう、血にまみれた幼年期、大人になって生んだ卵は割られ、狂ったタブンネ殺戮マシンとなって… そう考えながらも私は何故か、笑っていました。 私は恐らく心のどこかで祈っていたのでしょう。いつか私の暴走に歯止めをかける者が現れてくれることを… そして、やっとその歯止めをかける者に出会えた…この笑みはそれに対してでしょう。たとえそれがタブンネであったとしてもかまいません、むしろそのタブンネに感謝をしたい位です。私の暴走を止めてくれたのだから… 天国の母と兄や姉は私のことを許してくれるでしょうか…?私の子供達はこんな人生を送った私のことを母だと認めてくれるでしょうか…? どのみちこんな汚れた私が天国になど行けるはずはありませんが… 兄や姉、子供たち、そして今まで手に掛けたタブンネ親子に謝ることができないのだけが気がかりです。 そしてついに炎につつまれた私は、そのまま崩れ落ち… ………ませんでした。 炎が消えて、自分の体を見てみましたが、少しばかり焦げた低度でした。 どうして…炎は効果抜群のはずなのに…… 始め、どういうことか理解できませんでしたが、やっとわかりました。レベルの差です。 あまり気にしていませんでしたが、どうやら多くのタブンネを殺しているうちに、私のレベルは野生ポケモンの中ではそれなりに高くなっていたようです。それにより、兄タブンネのレベルでは私をかえんほうしゃ一撃では倒すことができなかったのでしょう。 「…なんだ…」 私はガッカリしました。この兄タブンネは、私の暴走に歯止めをかけるものではないようです。 一方兄タブンネは、そんな私を余所に弟の手を引いて森に逃げようとしています。 …相手がしっかりと倒れたかも確認せずに背を向ける…やはりタブンネは馬鹿です。 「グビャッ!!」 私の放ったメガホーンが兄タブンネを貫通しました。最早このタブンネは子タブンネに新たな絶望を与える道具にすぎません。 兄タブンネはバタリと地面に倒れて「ミグァ…ギィ…」と子タブンネに手を伸ばした後、動かなくなりました。 「チ……チィ…」 強い兄のおかげで悪者は倒せたと思っていた子タブンネの顔が絶望に染まります。 「その顔がみたかったわ」 こうして今日も私はタブンネを殺すのです。きっとこれからもそうしていくでしょう、私の暴走に歯止めをかける者が現れるまで…
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オリジナルユニフォームとは? あまやどりオリジナルのチームユニフォーム。 DQXのシステムとして存在する「チームユニフォーム」とは別に、自分たちで考案したドレスアップをユニフォームとして採用し、準ユニフォーム的に着よう、というもの。 2014年にチームイベントの一つとして発案されましたが、当時の予算・ドレアの仕様等の制約から、実現が難しく、4年後の2018年9月、ようやく「第1弾」と称して投票イベントが開催されました。 あくまでチームイベントの一つという位置づけですので、強制ではありません。材料は無料配布していますのでマイコーデに余裕があったら、ぜひ登録してみて下さい。 ☆オリジナルチームユニフォームをつくろう!第1弾 こちらが最多得票により採用された第1弾オリジナルチームユニフォームです。 装備位置 装備品 カラー1 カラー2 頭 なし(お好みで自由) なし なし 体上 クイックジャケット上 フォレスト ローズ 体下 さすらいのコート下 フォレスト ブラック 腕 古武道のうでわ ローズ なし 足 マスカレイドブーツ ブラウン イエロー 装備品・染料は第2チームアジト(アジト隣井戸の家)の倉庫にて配布しております。もちろん無料! 頭装備は各自お好みでご用意下さい。
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スタート直後(祭壇の洞窟) ウル カズス シドの飛空挺 サスーン城 封印の洞窟 スタート直後(祭壇の洞窟) 強制戦闘 ゴブリン×3 ランドタートル戦 アイテム B3F かわのたて ポーション ロングソード B2F なんきょくのかぜ×2 ポーション×2 その他 B2Fに回復の泉 ウル アイテム 井戸 ポーション×3 倉庫 どくけし×2 ケアル めぐすり ロングソード ダガー フェニックスのお 宿屋 タダ 魔法屋 ポイゾナ 100 防具屋 かわよろい 90 かわのたて 40 かわのぼうし 15 どうのうでわ 80 武器屋 ダガー ロングソード つえ ゆみ きのや アイテム屋 ポーション 50 めぐすり 40 どくけし 80 イベント アルクゥ 長老トパパ(旅立ち) 村南じいさんに会話(-ポーション + フェニックスのお) カズス イベント アルクゥがパーティーに加わる ジンの呪いの話 シドに飛空挺を借りる タカにレフィアの事を聞く アイテム タカの家 ポーション 村の左 つえ ゼウスのいかり ミスリルのかぶと その他 奥のミスリル鉱山は敵が強いので入らない シドの飛空挺 イベント レフィアがパーティーに加わる(カズスに戻ると一時的に離れる) 飛空挺を扱えるようになる サスーン城 アイテム 右の塔 せいなるや きのや ゆみ きのや ポーション 左の塔 きのや せいなるや ワイトスレイヤー(入手後グリフォンと戦闘) 中央 1000ギル×2 かわのたて ブリザド フェニックスのお ブロンズナックル 封印の洞窟 アイテム ポーション ケアル 500ギル なんきょくのかぜ めぐすり イベント サラがパーティーに加わる(戦闘時ケアル・エアロ等を使用) ジンと戦闘 クリスタルへ移動 スタッフロール
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このページを編集 もやし 195 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2007/06/04(月) 03 52 43.43 ID L6sE/6/7 時々無性に食べたくなる低コストもやしレシピ ・もやしを洗い、フライパンで軽く炒める(塩コショウ少々ふる)・卵1個を割りほぐして、炒め途中のもやしにからめる・適当に火が通ったら皿に盛る・小皿にとり、味ポンかけて食べる(´ω`)ウマー お財布が潤ってる時は、モヤシと一緒に豚コマ炒めると激ウマー 196 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2007/06/04(月) 04 17 56.70 ID yRum+VnT もやしと鶏肉を茹でてレモン醤油もおいしいよー 鶏肉を大目のお湯で茹でて、茹で上がったら煮汁を半分くらいボールにとって 茹でた鶏肉をそこに入れて荒熱が取れるまで冷まして、 その間に残りの煮汁でもやしをさっと茹でるん。 沸騰したらすぐざるにあけて、余熱でいい感じになる。 鶏肉は食べやすい大きさに裂いてネ。 物足りなかったらごま油投入で。 ネギやら青じそやらみょうがもあると尚ウマー 217 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2007/06/04(月) 16 29 30.09 ID pXxzlmXe もやしレシピがアツイようなので俺もひとつ。 材料:もやし、豚バラ(牛でもいいし、どの部位でもおk) もやしたっぷり洗う>深め&大き目の容器(ラーメンどんぶりオススメ)に入れる>上に豚バラ敷く>塩コショウしてラップしてレンジ>4~5分で完成 これをポン酢で食う。レンジ入れてる時間除けば調理時間1分位。 水分でてカサは減るから、もやしはこれでもかと多目でおk。 235 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2007/06/05(火) 01 05 22.42 ID UT5EXxto もやしの話が出てたんで書いてみる。 もやしをさっと茹でる ↓ ボウルに入れる ↓ ごま油と塩コショウを振って混ぜる ↓ ウマー 水にさらして絞ったタマネギや、同じくさっと茹でたキャベツを入れてもウマー もやしというかごま油のレシピだったことに気づいた(´д`) 862 :既にその名前は使われています:2008/10/03(金) 18 52 02 ID 5VFjOuMe 夕飯作ろうと思って冷蔵庫を開けたら いつも値段で買ってしまうモヤシが2袋あった 賞味期限を見たら~29日だったので俺は深い悲しみに包まれたが 結局、もやしとオクラと豚肉の野菜炒めにしてしまったw 863 :既にその名前は使われています:2008/10/03(金) 19 14 31 ID pEEmjMGE そのもやし食うのは勇気があるなw 野菜っていけるかいけないかって迷うよね 864 :既にその名前は使われています:2008/10/03(金) 19 19 25 ID +AE+CB4U そんなアナタにもやしの保存方法 http //cookpad.com/recipe/384008 毎日水かえるのもそれはそれでめんどいけどねw ››861 うちはトマト缶は常に3個ストックだ!w 865 :既にその名前は使われています:2008/10/03(金) 19 20 12 ID 0SNZWtzf もやしは持たないよなあ。ちゃんと計画しないと買えんな。 キャベツは無計画に買うがな。 タマネギとキャベツは偉い野菜だ。 余ってたら豚バラ薄切りも加えて豚汁をよく作る。豚汁うどんもそろそろ季節的に旨い。 866 :既にその名前は使われています:2008/10/03(金) 19 27 34 ID 5VFjOuMe もやしは下手すると出荷前の段階で根腐され始まるからな~。 臭いチェックしたので多分大丈夫。 でも漂白剤の匂いしかしないwwwww 867 :既にその名前は使われています:2008/10/03(金) 20 07 41 ID 1bFOtmPQ もやしに漂白剤の使用は禁止されてる 無漂白とか書いてなくても無漂白だよ
https://w.atwiki.jp/allject/pages/27.html
◆ゲームコード:YIVJ ◆ゲームID:3F17C923 [X+Y]ボタンでデバッグ?モード ※最初のメニュー画面でコマンド入力してください。 94000136 FFFC0000 221827D4 00000002 D0000000 00000000 プレイ時間000 00 020CE3E4 00000000 所持金MAX(999999G) 020C55F0 000F423F 銀行に預けたお金MAX(999999999G) 020C55F4 3B9AC9FF カジノコインMAX(999999) 020C55F8 000F423F ちいさなメダルMAX(999999) 020C55FC 000F423F モンスター図鑑全開 020EA388 0003FFFF E20EA370 00000018 FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF [SELECT]ボタンでモンスター図鑑倒した数すべて999 94000130 FFFB0000 C0000000 000000D1 120E9E84 000003E7 DC000000 00000006 D2000000 00000000 D0000000 00000000 ふくろのどうぐ xx どうぐリスト参照、yy(個数)=0(0個)~63(99個) 1個目 020C5368 00yy00xx 2個目 020C536C 00yy00xx 3個目 020C5370 00yy00xx 4個目 020C5374 00yy00xx 5個目 020C5378 00yy00xx ~以降はアドレスに+4hしてください。 [SELECT]ボタンでふくろのどうぐ全開(99個) 94000130 FFFB0000 020C55E0 006300A0 020C55E4 006300A1 D5000000 00630001 C0000000 0000009D D6000000 020C5368 D4000000 00000001 D2000000 00000000 D0000000 00000000 戦歴変更 戦闘回数 xxxxx=00000(0回)~1869F(99999回) 020EA56C 000xxxxx たおした匹数 xxxxxx=000000(0匹)~98967F(9999999匹) 020EA578 00xxxxxx 全獲得ゴールド xxxxxxxx=00000000(0G)~3B9AC9FF(999999999G) 020EA584 xxxxxxxx 勝利回数 xxxxx=00000(0回)~1869F(99999回) 020EA590 000xxxxx 全滅回数 xxxxx=00000(0回)~1869F(99999回) 020EA59C 000xxxxx 逃走回数 xxxxx=00000(0回)~1869F(99999回) 020EA5A8 000xxxxx 一撃最大ダメージ xxxx=0000(0P)~270F(9999P) 120EA5B4 0000xxxx 戦闘関連 エンカウントなし 220C4CF8 00000000 [R]ボタンを押しながら移動している間エンカウントなし 94000130 FEFF0000 220C4CF8 00000000 D0000000 00000000 戦闘後獲得経験値99999999 020C5608 05F5E0FF 戦闘後獲得金999999G 020C560C 000F423F 戦闘後獲得経験値n倍 xx=04(2倍),08(4倍),0C(8倍),10(16倍),14(32倍), 18(64倍),1C(128倍),20(256倍),24(512倍),28(1024倍)… 9212457E 00003008 02124580 0xx06CC0 D0000000 00000000 戦闘後獲得金n倍 xx=04(2倍),08(4倍),0C(8倍),10(16倍),14(32倍), 18(64倍),1C(128倍),20(256倍),24(512倍),28(1024倍)… 9212458E 00003008 02124590 88003050 12124594 00000xx0 D0000000 00000000 戦闘時敵残りHP1 [L+→]ボタンで敵1体目 94000130 FDEF0000 1216272E 00000001 D0000000 00000000 [L+←]ボタンで敵2体目 94000130 FDDF0000 12162C3A 00000001 D0000000 00000000 [L+↑]ボタンで敵3体目 94000130 FDBF0000 12163146 00000001 D0000000 00000000 [L+↓]ボタンで敵4体目 94000130 FD7F0000 12163652 00000001 D0000000 00000000 ステータス等 [SELECT]ボタンでパーティ変更 xx キャラリスト参照 ※1 1人目 94000130 FFFB0000 220C5648 000000xx D0000000 00000000 2人目 94000130 FFFB0000 220C564C 000000xx D0000000 00000000 3人目 94000130 FFFB0000 220C5650 000000xx D0000000 00000000 4人目 94000130 FFFB0000 220C5654 000000xx D0000000 00000000 主人公(おとこ) 経験値MAX 020C60D4 00FFFFFF HP999/999 120C60EE 000003E7 120C60F0 000003E7 MP999/999 120C60F2 000003E7 120C60F4 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C60E8 00FF00FF 120C60EC 0000FFFF 220C60F6 000000FF 主人公(おんな) 経験値MAX 020C65E0 00FFFFFF HP999/999 120C65FA 000003E7 120C65FC 000003E7 MP999/999 120C65FE 000003E7 120C6600 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C65F4 00FF00FF 120C65F8 0000FFFF 220C6602 000000FF ライアン 経験値MAX 020C6AEC 00FFFFFF HP999/999 120C6B06 000003E7 120C6B08 000003E7 MP999/999 120C6B0A 000003E7 120C6B0C 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C6B00 00FF00FF 120C6B04 0000FFFF 220C6B0E 000000FF アリーナ 経験値MAX 020C6FF8 00FFFFFF HP999/999 120C7012 000003E7 120C7014 000003E7 MP999/999 120C7016 000003E7 120C7018 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C700C 00FF00FF 120C7010 0000FFFF 220C701A 000000FF クリフト 経験値MAX 020C7504 00FFFFFF HP999/999 120C751E 000003E7 120C7520 000003E7 MP999/999 120C7522 000003E7 120C7524 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C7518 00FF00FF 120C751C 0000FFFF 220C7526 000000FF ブライ 経験値MAX 020C7A10 00FFFFFF HP999/999 120C7A2A 000003E7 120C7A2C 000003E7 MP999/999 120C7A2E 000003E7 120C7A30 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C7A24 00FF00FF 120C7A28 0000FFFF 220C7A32 000000FF トルネコ 経験値MAX 020C7F1C 00FFFFFF HP999/999 120C7F36 000003E7 120C7F38 000003E7 MP999/999 120C7F3A 000003E7 120C7F3C 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C7F30 00FF00FF 120C7F34 0000FFFF 220C7F3E 000000FF ミネア 経験値MAX 020C8428 00FFFFFF HP999/999 120C8442 000003E7 120C8444 000003E7 MP999/999 120C8446 000003E7 120C8448 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C843C 00FF00FF 120C8440 0000FFFF 220C844A 000000FF マーニャ 経験値MAX 020C8934 00FFFFFF HP999/999 120C894E 000003E7 120C8950 000003E7 MP999/999 120C8952 000003E7 120C8954 000003E7 ちから~うんのよさ255 020C8948 00FF00FF 120C894C 0000FFFF 220C8956 000000FF ホイミン HP999/999 120C9872 000003E7 120C9874 000003E7 MP999/999 120C9876 000003E7 120C9878 000003E7 スコット HP999/999 120CACA2 000003E7 120CACA4 000003E7 MP999/999 120CACA6 000003E7 120CACA8 000003E7 ロレンス HP999/999 120CB1AE 000003E7 120CB1B0 000003E7 MP999/999 120CB1B2 000003E7 120CB1B4 000003E7 オーリン HP999/999 120CBBC6 000003E7 120CBBC8 000003E7 MP999/999 120CBBCA 000003E7 120CBBCC 000003E7 ホフマン HP999/999 120CC0D2 000003E7 120CC0D4 000003E7 MP999/999 120CC0D6 000003E7 120CC0D8 000003E7 パノン HP999/999 120CC5DE 000003E7 120CC5E0 000003E7 MP999/999 120CC5E2 000003E7 120CC5E4 000003E7 ルーシア HP999/999 120CCAEA 000003E7 120CCAEC 000003E7 MP999/999 120CCAEE 000003E7 120CCAF0 000003E7 ドラン HP999/999 120CCFF6 000003E7 120CCFF8 000003E7 MP999/999 120CCFFA 000003E7 120CCFFC 000003E7 ピサロ 経験値MAX 020CD9F4 00FFFFFF HP999/999 120CDA0E 000003E7 120CDA10 000003E7 MP999/999 120CDA12 000003E7 120CDA14 000003E7 ちから~うんのよさ255 020CDA08 00FF00FF 120CDA0C 0000FFFF 220CDA16 000000FF [SELECT]ボタンで主要キャラ(主人公~マーニャ)ステータス一括変更 経験値MAX 94000130 FFFB0000 C0000000 00000008 020C60D4 00FFFFFF DC000000 0000050C D2000000 00000000 D0000000 00000000 HP999/999 94000130 FFFB0000 C0000000 00000008 120C60EE 000003E7 120C60F0 000003E7 DC000000 0000050C D2000000 00000000 D0000000 00000000 MP999/999 94000130 FFFB0000 C0000000 00000008 120C60F2 000003E7 120C60F4 000003E7 DC000000 0000050C D2000000 00000000 D0000000 00000000 ちから~うんのよさ255 94000130 FFFB0000 C0000000 00000008 020C60E8 00FF00FF 120C60EC 0000FFFF 220C60F6 000000FF DC000000 0000050C D2000000 00000000 D0000000 00000000 ※1コマンド入力後「さくせん」コマンドでならびかえを行って下さい。パーティーが1人の状態で 1人目のみを変更すると動けなくなってしまうので、その場合は2人目以降に追加するか、 複数人変更してください。 【キャラリスト】 00 なし 01 主人公(おとこ) 02 主人公(おんな) 03 ライアン 04 アリーナ 05 クリフト 06 ブライ 07 トルネコ 08 ミネア 09 マーニャ 0C ホイミン 10 スコット 11 ロレンス 13 オーリン 14 ホフマン 15 パノン 16 ルーシア 17 ドラン 19 ピサロ 【どうぐリスト】 00 - 01 ひのきのぼう 02 こんぼう 03 どうのつるぎ 04 てつのつめ 05 くさりがま 06 てつのやり 07 はがねのつるぎ 08 パトルアックス 09 ぎんのタロット 0A せいなるナイフ 0B ホーリーランス 0C クロスボウ 0D せいぎのそろばん 0E てつのおうぎ 0F はぐれメタルのけん 10 どくばり 11 りりょくのつえ 12 いかずちのつえ 13 まじんのかなづち 14 もろはのつるぎ 15 ドラゴンキラー 16 キラーピアス 17 てんばつのつえ 18 まどろみのけん 19 どくがのナイフ 1A ほのおのツメ 1B こおりのやいば 1C きせきのつるぎ 1D まふうじのつえ 1E マグマのつえ 1F みなごろしのけん 20 しゅくふくのつえ 21 てんくうのつるぎ 22 てんくうのつるぎ 23 ほほえみのつえ 24 はじゃのつるぎ 25 はやぶさのけん 26 デーモンスピア 27 グリンガムのムチ 28 はかいのてっきゅう 29 あくまのツメ 2A まかいのつるぎ 2B ぬののふく 2C たびびとのふく 2D かわのよろい 2E くさりかたびら 2F てつのよろい 30 てつのまえかけ 31 はかねのよろい 32 きぬのローブ 33 おどりこのふく 34 せいどうのよろい 35 はぐれメタルのよろい 36 けがわのコート 37 かわのドレス 38 ピンクのレオタード 39 ドラゴンメイル 3A みかわしのふく 3B まほうのほうい 3C みずのはごろも 3D ふくぎなボレロ 3E てんくうのよろい 3F やいばのよろい 40 スパンコールドレス 41 てんしのレオタード 42 マジカルスカート 43 やすらぎのローブ 44 ゾンビメイル 45 ひかりのドレス 46 まじんのよろい 47 ステテコパンツ 48 まかいのよろい 49 かわのたて 4A うろこのたて 4B てつのたて 4C ちからのたて 4D ミラーシールド 4E ふうじんのたて 4F ドラゴンシールド 50 てんくうのたて 51 はぐれメタルのたて 52 まかいのたて 53 かわのぼうし 54 ヘアバンド 55 きのぼうし 56 てつかぶと 57 てっかめん 58 はねぼうし 59 てんくうのかぶと 5A じゃしんのめん 5B きんのかみかざり 5C しあわせのぼうし 5D はぐれメタルヘルム 5E まかいのかぶと 5F ほしふるうでわ 60 ほしのかけら 61 メガンテのうでわ 62 メガザルのうでわ 63 きんのブレスレット 64 あみタイツ 65 まもりのルビー 66 いのりのゆびわ 67 めがみのゆびわ 68 ゴスペルリング 69 しあわせのくつ 6A いのちのゆびわ 6B ちからのゆびわ 6C うさぎのしっぽ 6D しっぷうのバンダナ 6E ごうけつのうでわ 6F やくそう 70 どくけしそう 71 せいすい 72 キメラのつばつ 73 まんげつそう 74 においぶくろ 75 ちからのたね 76 すばやさのたね 77 かしこさのたね 78 まもりのたね 79 いのちのきのみ 7A ふしぎなきのみ 7B とうぞくのカギ 7C まほうのカギ 7D さいごのカギ 7E まほうのせいすい 7F ラーのかがみ 80 おべんとう 81 うまのふん 82 せかじゅのは 83 せかいじゅのしずく 84 ちいさなメダル 85 そらとぶくつ 86 おうごんのうでわ 87 さえずりのみつ 88 あやかしのふえ 89 てつのきんこ 8A おうじのてがみ 8B おうのてがみ 8C ぎんのめがみぞう 8D やみのランプ 8E せいじゃくのたま 8F かやくのつぼ 90 じょうせんけん 91 しんじるこころ 92 せいなるたねび 93 たからのちず 94 パデキアのたね 95 パデキアのねっこ 96 かわきのいし 97 ときのすな 98 へんげのつえ 99 けんじゃのいし 9A ガスのつぼ 9B バロンのつのぶえ 9C せかいじゅのはな 9D モンスターずかん 9E てつのきんこ 9F 未使用あいてむ A0 ミミックのいし A1 ぜんめつのいし
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No. 名前 グループ ポケアシスト フィールドわざ せいそくち R-251 ミミロル ノーマル ノーマル こわす1 ソルベラスやま R-252 ミミロップ ノーマル ノーマル こわす3 ソルベラスやま R-253 タマザラシ こおり こおり こわす2 ソルベラスやま R-254 トドグラー こおり こおり こわす3 ソルベラスやま R-255 トドゼルガ こおり こおり こわす4 ソルベラスやま R-256 デリバード こおり こおり こわす3 ソルベラスやま R-257 ユキカブリ こおり こおり こわす2 ソルベラスやま R-258 ユキノオー こおり こおり こわす3 ソルベラスやま(要もやす3) R-259 ムチュール エスパー ノーマル テレポート ソルベラスやま R-260 リーシャン エスパー エスパー テレポート オブリビアいせき R-261 チリーン エスパー エスパー テレポート くうちゅうようさい むせんきち ライウンやま ファルデラかざん ソルベラスやま R-262 スコルピ どく どく こわす2 オブリビアいせき R-263 ドラピオン どく どく こわす4 ライウンやま R-264 リオル かくとう かくとう こわす2 ソピアナじま R-265 ルカリオ かくとう かくとう こわす4 オブリビアいせき(クエスト「オブリビア ゴーゴー!」をクリア後) R-266 デルビル あく あく たいあたり2 オブリビアいせき R-267 ヘルガー あく あく もやす2 くうちゅうようさい R-268 ヤドキング エスパー エスパー テレポート オブリビアいせき(石板内部) R-269 アノプス いわ いわ きる2 オブリビアいせき R-270 アーマルド いわ いわ きる4 オブリビアいせき R-271 カブト いわ いわ こわす2 オブリビアいせき R-272 カブトプス いわ いわ きる3 キケンなガケ(クリア後) R-273 ハリーセン みず みず たいあたり2 ひがしのうみ R-274 テッポウオ みず みず こわす1 ひがしのうみ R-275 オクタン みず みず こわす2 ひがしのうみ R-276 メノクラゲ みず みず こわす1 ひがしのうみ R-277 ドククラゲ みず みず こわす2 ひがしのうみ R-278 ラティアス エスパー エスパー なし シクレレのせきひ R-279 ラティオス エスパー エスパー なし シクレレのせきひ R-280 ウリムー じめん じめん たいあたり2 ライウンやま R-281 イノムー じめん じめん たいあたり3 ライウンやま R-282 マンムー じめん じめん たいあたり4 イベントバトル R-283 ヒポポタス じめん じめん たいあたり3 ライウンやま R-285 アブソル あく あく きる4 ヤスリどうくつ(にじのせいはい入手後) R-286 ホウオウ ほのお ほのお なし にじのさいだん R-287 ドサイドン いわ いわ たいあたり4 イベントバトル R-288 ユキメノコ こおり こおり こわす4 くうちゅうようさい R-289 モジャンボ くさ くさ こわす3 くうちゅうようさい R-290 ダイノーズ いわ いわ たいあたり3 ミロンダかいどう(クリア後) R-291 メタモン ノーマル ノーマル なし くうちゅうようさいボス R-292 レジギガス ノーマル ノーマル なし くうちゅうようさいボス R-293 ミュウツー エスパー エスパー サイコパワー1 くうちゅうようさいボス その後、レンジャーサインで、ミュウツー呼び出し) R-294 カメックス みず みず みずかけ3 シルバーフォール(クリア後) R-295 ヘラクロス むし ノーマル たいあたり2 カナルのいせき(クリア後) R-296 ハピナス ノーマル ノーマル たいあたり3 ふるいやしき(クリア後) R-297 フィオネ みず みず きる2 カナルのいせき水中(クリア後) R-298 フリーザー こおり こおり なし ソルベラスやま(クリア後) R-299 サンダー でんき でんき なし ライウンやま(クリア後) R-300 ファイヤー ほのお ほのお なし ファルデラかざん(クリア後) R-301 ルギア エスパー エスパー なし 海底洞窟(ルギア以外のブラウザコンプリートでタルガの家ミッション発生) S-001 ヒードラン ほのお ほのお なし ファルデラかざん(スペシャルミッション) S-002 シェイミ くさ くさ なし ランドフォルム、ラトラトさんどう(普段ならキレイハナがいるところ) スカイフォルム、上空(スペシャルミッション) S-003 ギラティナ ゴースト ゴースト なし アナザーフォルムはオブリビア遺跡 オリジンフォルムはオブリビア遺跡、空中要塞(ドレスがいた部屋)(エクストラミッション) S-004 ディアルガ はがね はがね なし 空中要塞(アックスがいた部屋)(エクストラミッション) S-005 パルキア みず みず なし 空中要塞(マジックがいた部屋)(エクストラミッション) S-006 アルセウス ノーマル ノーマル なし 空中要塞(エクストラミッション)
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長いの書きます。 至福…意味はこのうえない幸福。どういうことを幸福に思い、何に幸福を感じるのかは人それぞれ…小さな幸せに 大きな幸せ、その種類もさまざまです。中には常人には理解のできないような…そんなことに幸福を感じる者もいるでしょう。 …私のように… 「チィ…チヒィ…チュイイ…」 今、私の前には小さな小さなかわいらしい子タブンネがいます。子タブンネは私を前に、小さな体を強張らせてプルプルと震えています。 ブルーの瞳いっぱいに涙をため、両手でキュッとかわいいお耳を握って震えまじりの声で弱々しく鳴いているのです。 心の底から私という存在に恐怖しているのでしょう。無理もありませんね、子タブンネの周りに転がっている二体の大人タブンネの死体、 この子タブンネの両親です。どちらもこの世のものとは思えない程の苦悶の表情を浮かべて息絶えています。 手にかけたのは私です。そしてそのほかにも、辺りに飛び散っている真っ赤な肉片…これは原型をとどめていませんが、子タブンネの兄弟だったものです。 これをやったのも私です。3匹いましたが、1匹1匹じわじわと苦しめて苦しめて殺しました。 「みんな死んじゃってたった一人になっちゃったわね?」 私は微笑を浮かべて震える子タブンネに優しく語りかけました。 「チ…チャアア…フィ…」 子タブンネはためていた涙の粒をポロポロと落として「やめてやめて」と首を左右に振りながら後ずさりします。 大量の血や肉片が広がる冷たい地面に、子タブンネが恐怖のあまり流した黄色の液体が染み込んでいきます。 「どうしたの、おばちゃんのお顔に何かついてるの?」 微笑を絶やさぬまま、わざととぼけて一歩一歩子タブンネの方へ足を進めていきます。 子タブンネは腰を抜かしてしまったのでしょう。自分の垂れ流した尿の上で小さな手足を必死にパタパタと動かしていますが、まったく私とは距離をとれていません。 「チャアァア!!」 とうとう子タブンネは迫りくる恐怖に耐えかねて、泣き叫びました。 全身に両親と兄弟の返り血を浴び、微笑を浮かべる私の姿は果たしてこの幼い子タブンネのブルーの瞳にはどう映っているのでしょうか、 悪魔?鬼?いえ、私は悪魔でも鬼でもありません。醜く、2本の角を持つ巨大なムカデ… 私は、ペンドラーです。 では何故ポケモンである私がこんなことをしているのか、捕食のため?いいえ、「至福」のためなのです。 私はタブンネという生き物を殺すことに大きな至福を感じるのです。正確に言ってみれば、死の恐怖に怯える子タブンネを見ていると幸福を覚えるのです。 両親、兄弟を目の前で惨殺し、十分に私への恐怖心を植え付けた最後の子タブンネをじわじわと追いつめてゆっくりと潰していくその時、絶頂を迎えるのです。 この世の中の幸福をすべてかき集めても、恐らく不可能であろう程の大きな至福が、私の脳内をすべて支配してしまうのです。 私は狂っているのでしょう。 私は、大勢の兄や姉に囲まれて生まれました。私が生まれてきた時にはすでに父はおらず、母は女手1つで私達を育ててくれました。 一番末っ子だった私は、特にかわいがられました。優しい母にたくさんのお兄さんやお姉さん…私は幼いながらに、至福を感じました。 私でも幼い頃はこのようなありふれたことにも、至福を感じることができたのです。 しかしそれは長くは続きませんでした。母が森を通る国道で大型トラックに轢かれて死んでしまったのです。 まだ「死」というものも理解できない幼い私達は、厳しい野生の世界に放り出されることになってしまいました。 寝床を確保するどころか、食べ物すらまともに得る手段を知らない私達…たくさんいた兄や姉は日が経つにつれ、次々と数を減らしていきました。 餓死、事故死、病死、肉食ポケモンに捕食されるなど、さまざまな兄や姉達の最後を目の当たりにすることになりました。 しかしそんな中でも、兄や姉は末っ子で一番幼かった私のことを守ってくれました。少ない食べ物を私にくれたり、怖くて眠れない夜には優しく抱いてくれたり、 中には私のことを庇って死んでいった兄や姉もいました。 相次ぐ家族の死に、幼くして大きなトラウマを私は負ってしまうことになりました。そのトラウマに、今後の私の人生何度も付きまとわれることになります。 そしてついに最後の姉も死んでしまいました。原因は人間の撒いた殺虫剤です。最後の姉は殺虫剤による毒に苦しみながら死にました。私は涙が止まりませんでした。 何故自分達がこのような目にあうのか、何故自分はこんなに不幸なのか…自分の境遇を呪いながらも、私は文字通り死にもの狂いになって生きました。何度も命を落としそうになったり、 自分よりも体格の大きなポケモンと戦うことになったりと、多くの辛苦を経て当時フシデだった私はホイーガとなり、ついに最終進化系のペンドラーにまで成長することができました。 そしてその年の秋に私は五つの卵をうみました。 私は五つの卵を抱いて、数十年かぶりの幸せに浸りました。母が死んで以来、幸せなど感じる時はありませんでした。 毎日毎日生きていくのに精一杯の日々、体中には当時の傷跡がいくつも残っています。その傷跡が、時折悲しい記憶を呼び起こす時もありました。 でもついに、私は幸せを得ることができました。この五つの卵は春には孵って子供が生まれてくるでしょう。私は近い未来に至福を感じました。 …でも世の中はそう甘いものではありませんでした。生まれてくる子供のためにも栄養をつけなくてはいけないのですが、食べ物が見付からないのです。 栄養だけでなく、冬を越すためにも食べ物は必要なのですが、ほとんど見付けることができません。 その原因は少し前から始まっていた住宅街の建設工事にありました。住宅街を広げるために私達の住む森が削られ、それにより木の実などが減少したのです。 人間…私は人間という生き物に良い印象を持っていません。母を轢き殺したトラックを運転していたのも、最後の姉を殺虫剤で殺したのも人間でした。 私の体の傷の中には、人間によってつけられたものもいくつかあります。そして今回の住宅街建設… それによって、あの悲劇は起きてしまったのです… その日、冬に備えて少しでも多くの食べ物を手に入れるため、私は巣を後にしました。ここ最近毎日です。巣に卵だけを置いていくというのは不安なので避けたかった のですが、まともに食べ物が見付からず、毎日食べ物を探し回ってもまだまだ冬越しには足りなかったので仕方がありませんでした。 巣に帰る頃には、すっかりぐるりは薄暗くなってきていました。結局その日手に入れることのできた食べ物は木の実数個程度でしたが、それでも大切な食糧、私は木の実を抱えて足早に卵を置いた巣に戻りました。 「え…」 私は抱えていた木の実を落としました。ごろごろと木の実が地面を転がります。そして私の視線の先には、無残にも割られた卵が…五つすべて割られていました…卵を割った犯人は人間です。巣にいくつも靴跡が残っていたのでわかりました。 「なんで…そんな…」 呆然となりました。未来の至福は残酷にも、生を受ける前に消えてしまったのです。頭の中が真っ白になっていくのを感じました。 これは、害虫駆除という名目で行われたものでした。毒を持つ私達フシデ族は、人間にとってはいわゆる害虫という部類のもので、 特に私のようなペンドラーは「相手を追い詰めて角で攻撃、とどめを刺すまで容赦をしない」と図鑑にも書かれており、より人間に危険な存在として知られていたのです。 住宅街が完成間近になり、もうすぐ多くの人間がそこに入ってくることになります。そこで危惧されたのが、削った森に住んでいた私達による、害虫被害でした。 そういったことから人間達は、近くに住む私達の駆除を行ったのです。五つの卵は害虫駆除ということで割られてしまったのです… 私が、害虫駆除の人間に見付からなかったのは、遠くまで食べ物を探しにいっていたからでした。 卵の残骸を見た私の頭の中で、死んでいった兄と姉達の悲鳴、苦しみ、表情がフラッシュバックしました。私は外に飛びたした… 私はあてもなく森の中をさまよっていました。あれから三日経ちましたが、どうすごしたのか記憶にありません。覚えているのは巣の近くにあった木に何度も何度も狂ったように頭をぶつけたことくらいです。 末だ血の滴る頭、朦朧とする意識のなか、私は歩き続けていました。 …私の人生は一体何だったのだろう?幼くして野生の世界に放りだされ、兄や姉が目の前で死んでゆき、やっとつかんだ幸せはいとも簡単に潰されてしまった…私の生きる意味って…? 私は…? 私の…? その時でした、自問自答を繰り返す私の耳(?)に無邪気な子供の声が聞こえました。声のする方に目を向けてみると、人間の子供が三人ほど森の広場で遊んでいました。当然私の存在には気付いていません。 人間…私の幸せをすべて奪った張本人…その瞬間私の頭の中から自問自答は消え、殺意というどす黒い感情にかわりました。 「殺す!!」 私は怒りのまま、人間の子供に向かって走りました。人間の子供など、私が攻撃をすれば一撃で潰れてしまうでしょう。 ………ところが、私の足は人間の子供に当たる前に止まりました。人間の子供に近付く私以外のポケモンの姿が見えたからです。 「ミィ♪ミィ♪」 天使の羽のような耳、クリームのようなふわふわな尻尾、ハートの肉球に、ピンクの体…タブンネというポケモンでした。 そのタブンネは親子で、母タブンネに子タブンネが二匹、それと赤子タブンネに卵でした。 「ミッミッ♪ミィイ~ン♪」 母タブンネは赤子タブンネと卵を抱え、人間の子供に甘ったるい声で鳴きました。子タブンネ達は母タブンネの後をヨチヨチとついていきます。 危険な人間に自分の子供を連れて近付くなんて、何て危ないことをするポケモンだろうと最初は思いました。でも人間の反応は意外なものでした。 近付いてくるタブンネ親子に気が付くと「あ、タブンネだー」「かわいい~」「ちっちゃいのもいるー」とタブンネ親子の周りに集まってワイワイ騒ぎだしたのです。 「ミィ♪ミィミィ♪」 すると母タブンネはさらに甘えた声をだし、両耳を揺らしてフワフワの尻尾をふりふりさせ、両手に抱えた赤子と卵を見せるようにして、物欲しそうな目をして人間のことを見つめました。 子タブンネ達も「チィチィ」「チュイイ♪」と母親のように人間に甘えます。小さな尻尾をパタパタ振って人間の足にまとわりつきます。 「かわいい~」 人間は子タブンネを抱き上げたり、頭をなでたりしています。子タブンネも嬉しそうに「チィ~イ♪」と鳴きます。 「チィチィ♪」 すると一匹の子タブンネが人間の持っているお菓子の袋をちょいちょいと引っ張りだしました。それに気が付いた人間は怒るどころか、にっこりと微笑んで 「子タブちゃん、これがほしいの?」とお菓子の袋を子タブンネに見せました。 子タブンネは目を輝かせ「チィ!」と大きく頷いて人間に小さな両手を差出ます。 「かわいいなー、はい、たくさんあげるよ」 人間は袋からお菓子を出して子タブンネの両手いっぱいにお菓子をわたしました。 「チュイ~♪チィ~♪」 ぴょんぴょんはねて喜ぶ子タブンネ。するともう一匹の子タブンネも「ぼくにもちょうだいよ~」と言わんばかりに人間に両手を差し出してチィチィ鳴いて甘えます。 「アハハ、わかったわかった、みんなあげるから」 「チィ~~♪」 お菓子をもらった子タブンネ達は体全体を使ってそれぞれ喜びを表現しています。それを見ている人間の目はとても楽しそうでした。 ほかの人間も「じゃあわたしはお母さんタブンネにこれあげるよ!」と母タブンネに木の実をいくつか手渡しました。 母タブンネは、自分のフワフワの尻尾の中に木の実を入れると人間に「ミッ♪」とお礼を言ってちょこんと頭を下げました。 その後も人間とタブンネ親子の戯れは続きました。母乳を飲む赤子タブンネをみんなで眺めたり、卵に耳を当ててみたり、甘える子タブンネに高い高いをしてあげたり、子タブンネの肉球にさわったり… 「ミッミッ♪」 「チュィイ~♪」 「チッチィ♪」 聞こえてくるタブンネ親子の楽しそうな鳴き声…お菓子を頬張る音… それを黙って木の陰から見ていた私は、何故か言いようのない怒りに苛まれ、震えていました。 何なんでしょう、この言葉では表現のできない感情は…ただ、自分の視線の先でお菓子を頬張るタブンネ親子に大きな憎悪が湧き上がってくるのです。 人間が自分の子供を殺したのにあのタブンネの子供にはかわいいかわいいと言って一緒に楽しく遊んでいることに対してなのか…? 自分の得ることのできなかった幸せをタブンネが得ていたことに対する嫉妬からなのか…?とにかく心の底から憎しみが湧いてくるのです。 …かわいいって何なのよ、あんな他人の食べ物をねだるような意地汚い生き物の何がかわいいというの…? 私はさんざん苦労をして食べ物を得ているのにあのタブンネという生き物は何なのよ!?ただミィミィ甘ったるく鳴くだけで食べ物が手に入るって何なのよ!? 人間は何であんな生き物のことをよく思うの!?私なんて…私なんて生まれてから一度も人間に危害を加えたことなんて無かったのに害虫扱いをされて、卵を壊されて…食べ物をねだってくるあいつらの方がよっぽど害獣じゃない!! その時、人間に向けていた恨み、殺意、すべての憎悪が歪曲し、百%タブンネに向いた瞬間でした。 憎い…許せない…潰してやる!お前らのその幸せを!滅茶苦茶にしてやる! 私に中の何かが音を立てて崩れていくのを感じました。 「ミィ~♪」 「チィチィ♪」 「チャイ♪」 人間と別れたタブンネ親子は両手や尻尾にたくさんの木の実を持って巣へと戻る道を歩いています。 はしゃいで走り回る子タブンネ、それをニコニコして「走ると危ないわよ」と注意する母タブンネ…とても幸せそうな親子です。 そんな親子に背後から私は近付きました。 すると母タブンネの耳がピクリと反応し、私の方を振り返りました。タブンネは聴力がいいとは聞いていましたが、それはたしかなようです。 興奮し、息が荒くなり目が血走っている私を見て、すぐに正常ではないと察したのでしょう、母タブンネは子タブンネ二匹を自分の背中にやり「ミッ!」と私を威嚇しました。 子タブンネ二匹は私の姿を見て「ミュイイ…」と震えています。 母タブンネは一瞬逃げようかどうか迷ったようにしていましたが、両手に赤子と卵を抱えて子供二匹を連れて逃げるのは困難だと判断したようです。 「…私、怖いの?」 血走った目を笑わせ、威嚇をする母タブンネに静かに話しかけました。思えばこの瞬間からすでに狂いだしていたのでしょう。 「ミィイ!ミィミィ!」 母タブンネは依然として私を睨みつけて威嚇をしてきます。そして「私達に近付かないで!」と言わんばかりに首を向こうへ行けと動かします。 「そう…」 私は小さく呟きました。そして顔を上げ、目から笑みを消して母タブンネを思い切り睨み返し、 「あんた達もそうやって人間みたいに私のことを阻害するのねっ!?」 と威嚇を続ける母タブンネを思い切り突き飛ばしました。 「ミグィ!!」 母タブンネは木に叩き付けられ、その拍子に両手の赤子と卵を取り落しました。放り出された赤子タブンネは突然の痛みにピィピィ泣きわめき、卵はゴロゴロ転がります。 「ミィイ!」と痛みに顔をゆがめながら赤子と卵のもとへ向かおうとする母タブンネ、しかし私はそんなことを許しません。角で母タブンネの足を引っ掛けます。 「ミガッ!」 母タブンネは何とも間抜けな声を出して地面に顔面をぶつけました。そして私は鼻血をダラダラ流して涙目になる母タブンネを再び木に叩き付け、角で何度も何度も打ち付けました。 そのたびに母タブンネの「ミベ!」 「ミア!」 「ミィ!」 と短い悲鳴が聞こえてきます。 子タブンネ達は小さな手で両耳を塞いでキュッと目をつぶり、プルプル震えて二匹寄りそっています。 母タブンネに角を打ち付けているうちにバキッと音を立てて木が折れてしまいました。少しばかりやりすぎたようです。冷静さを少し取り戻した私は倒れたままの母タブンネを見下ろしました。 「ミヒィミェ…ミィ…」 そこには体中痣だらけで、顔もボコボコになり前歯もすべて折れた血にまみれた母タブンネがいました。息も絶えた絶えで、立ち上がることも困難でしょう。 「その低度?さっきの威勢はどうしたの?」 私は見下ろしたまま意地の悪いことを言ってやりました。どうやら性格まで変わってしまったようです。それとも私は元々こういう性格だったのでしょうか? 「ウミィ…ウミィイ…」 母タブンネはボロボロの顔を上げて私のことを見ました。 ここで、てっきり私は悔しさと屈辱のあまり母タブンネが攻撃を仕掛けてくるのかと思いました。 どんなに自分の不利な状況でも、逃げられなければ相手に向かっていかなくてはならない…私が野生の世界で学んだことです。 「ミィィ~、ミィィ~ン、ミィ~」 ところが母タブンネは命乞いをしてきました。青い瞳をうるうるとさせ、胸に手を当てるというポーズをとり、「お願い、助けて、殺さないで…」と必死に懇願してきます。 すると子タブンネ二匹も私の周りに集まってきました。母タブンネの命乞いに唖然とする私を見て手応えがあったとでも思ったのか、「ミィ~ン」 「チィチィ」と媚びてきました。 天使の羽の耳を揺らし、フワフワのクリームのような尻尾をかわいく動かし、甘えるように鳴いてきます。そんな姿を見て私は思いました。 ー親が親なら子も子ね…ー 普通の者ならあの人間達のようにかわいいと思ったでしょう、しかし先ほど遠目に見せられた媚びを、今目の前で見せられた私の気分は最悪でした。感じるのは嫌悪だけです。 そもそも野生界で生きる者が相手に対して媚びて許してもらおうなどと、どんな思考回路をしていればそこに行きつくのか… 野生界で媚びて許してもらおうなどという考えは言語道断、そんなことをしたところで問答無用に殺されるだけ…私の兄や姉のように… このタブンネ親子は本当に野生に生きているにか疑わしくなる…まぁ差し詰め今日のように人間に甘えてエサをもらいながら生活してきたのだろう。今思えば随分手慣れたものだった… 人間と接するうちにこいつらは自分達の世界一かわいい存在とでも勘違いして自分達がかわいく媚びればどうにでもなるとでも思っているのだろう。 …腹が立つ!!今すぐその媚びた面を絶望に染めてやりたい!! あの媚びた耳も尻尾もすべて忌々しいものにしか私の目には映らない…。ならばまずはそれを無くしてやろう、そう私は思いました。 そこで先程から放置状態の卵の上に私は足を乗せました。 「ミィ!?ミィィミィ!!」 「チィィ!」 「チィチィ!」 すると母タブンネが先程まで瀕死寸前だったとは思えない程に声をあげます。傷も所々ふさがっているし、どうやら「さいせいりょく」のようです。 子タブンネ達も卵に足を乗せる私に対して何か訴えています。「たまごになにをするの!?」といったところでしょうか。 私は無言で自分の体の毒の棘を一本折って母タブンネの前に投げました。母タブンネは「?」という感じで私を見上げます。私の意図がわからないのでしょう。 「その棘であんたの子供の耳を滅多刺しにしな、その後尻尾も千切って私の前に差出しなさい。全員分よ」 私は抑揚のない声で母タブンネに指示しました。 「ミィイ!?ミッ、ミィミィミィ!」 母タブンネは指示を聞くと、顔を青くして「そんなことはできない!」と首をブンブン振ります。 子タブンネ達も私の言葉を理解したのか、震えながら小さな手で自分達の耳や尻尾を庇うようにしています。 「そう、出来ないの?それじゃあ…」と私は足に少しずつ体重をかけていきました。 ミシミシ…と卵の軋む音が聞こえてきます。聴覚の優れたタブンネには、より大きく聞こえるでしょう。 「ミイイイイイ!!」 「「チィイイ!!」」 母タブンネと子タブンネ達はやめて!と悲鳴を上げます。 「じゃあ、出来るの?できないの?やるかやらないかはっきりなさい」 「……ミィ…」 暫しの間青い顔を俯かせていた母タブンネでしたが、意を決したように毒の棘を拾い上げて子タブンネ達の方に向き直りました。 その瞳からはポロポロと大粒の涙が流れ出しています。 二匹抱き合って怯える子タブンネ。そんな二匹のうちの一匹に母タブンネは手を伸ばしました。 「チュイィィ…」 母タブンネの手の中で、選ばれた子タブンネはプルプル震えて泣いています。しかし暴れたり逃げたりする様子はありません。 未来の弟か妹になる卵が人質になっているのだから当然ですね。 「ミィィ」 母タブンネは子タブンネの耳にゆっくりと棘を近付けていきます。一思いにやってしまえば良いものを…、それでは子タブンネに余計な恐怖を与えるだけだというのにまったく馬鹿なものです。最も、あんなに震えた手ではまともに耳に狙いをつけられないのでしょうが。 「チュイイ…」 子タブンネは目をキュッとつぶって小さな拳を握り締めています。卵を助けるために覚悟を決めたようです。 残り一匹の子タブンネは不安そうにしてその子タブンネを見ています。 「チギャアアアァァア!!」 棘の先が耳に触れた瞬間、子タブンネの絶叫が辺りに響き渡りました。子タブンネは母タブンネの手を振りほどき、耳を押さえて転げまわります。 どうやら聴覚が優れているだけあって、そこに神経が集中していて想像以上の激痛が走ったようです。 母タブンネもその子タブンネの様子にオロオロしていましたが、すぐに思い出したかのように子タブンネにいやしのはどうを放ちました。 いやしのはどうで痛みは多少軽くなったようですが、予想を超える激しい痛みにより、子タブンネの覚悟はすっとんでしまったらようで、泣きながらもう一匹の後ろに隠れてしまいました。 「ミィ…」 母タブンネはどうしたら良いのかわからなくなってしまったようです。あんなに痛がっている子タブンネを傷つけたくない…しかし卵も助けなくてはならない…。母タブンネの頭の中では、それらが葛藤していることでしょう。実にじれったい… 「…ミィ」 不意に母タブンネが私の方を見てきました。そして私が足を乗せる卵と私のことをを交互に見て… 「ミィ~ン、ミッミィ~」 命乞いです。 土下座をして必死になって情けを求めてきました。子タブンネ達も両手を胸の前に合わせてお願いお願いポーズをとっています。 これには私も心底腹が立ちました。こいつらはこの期に及んでもまだ、自分達が媚びれば何とかなると思っているのか… 「ミッミィ~、ウミィ~」 「チィチィ~」 「チャイ~」 冷静になっていた私の頭に再び血がのぼってきました。頭のてっぺんが熱くなっていくのを感じます。 この期に及んで…この期に及んで…この期に及んで… ぐちゃっ 私は卵を踏み潰しました。辺りに半透明の液体が飛び散り、微かに「チビャ!」という断末魔が聞こえました。孵化寸前だったようてす。この卵が、私の至福の最初の犠牲でした。 「ミ…」 母タブンネは音を聞いて恐る恐る下げていた頭を上げます。 「ミ…ミ…ミ…ミィヤアアアアアア!!!」 「チビェェェェェェン!!」 親子タブンネの悲鳴がはもりました。 「ミェェェ…グスッ、ミェェン…グスッ」 母タブンネは何を思ったか泣きながら卵の破片と液を短い手でかき集めだしました。 常人が見れば悲痛な光景でしょうね。しかし私は何も思うことはありません、すべてはこいつらの甘い考えが招いたこと、同情の余地無しです。 「さて…」 次に私は赤子タブンネに足を乗せました。「チュピ…ヂィィ…」と赤子が苦しそうに鳴きます。 すると母タブンネはハッと私の方を見て「ミィイ!」と赤子タブンネを助けるために向かってきました。 母タブンネを軽く跳ね除け、私はさらに赤子タブンネに体重をかけます。 「ヂア…ピ……ピィィ……」 いよいよ赤子タブンネの声は死にそうなものに変わります。母タブンネは打ち付けた背中を押さえてもう片方の手を赤子タブンネの方に伸ばしています。 目から滝のように涙を流して、子タブンネ達も「もうこんなことしないで!」とピイピイ鳴いてきます。 「…なめてんじゃねぇっ!!」 私はそんな甘ったれたタブンネ親子を怒鳴りつけました。驚いたタブンネ親子は静かになります。 「あんたら私のことなめてんの?あんたらの気持ち悪い媚びなんかなぁ、野生ポケモン相手には一切通用しないのよ!人のことなめんのもいい加減にしなさいよッ!私は本気よ、早くやりなさい!次はこの赤ん坊を潰すわよ!?」 「ミヒッ……」 母タブンネの表情が絶望に変わりました。少しでも命乞いで助かるとでも思っていたのでしょうか? 「ミィ…」と母タブンネは子タブンネに目を向けます。 目の合った子タブンネは逃げだしましたが、母タブンネは素早くその子タブンネを捕まえました。やっとこうするしか方法のないことを母タブンネは理解したようです。 「ヂィィヤァ~!!チィヤ、ヂィヤ!!」 でも子タブンネの方は大暴れ、先程の覚悟は欠片すらありません。もうすっかり刺される痛みにトラウマのようです。 「お願い、これしか赤ちゃんを助ける方法が無いの!我慢して!」と母タブンネが説得しますが子タブンネは大泣きしてイヤイヤと首を振るばかりです。ああじれったい… 「あと五秒でやんないと赤ん坊潰すわよ」 「ミヒィ!?」 母タブンネの表情が青ざめます。卵を潰したのだから私が本気だということは十分理解しているでしょう。 母タブンネは体中の水分を出しているのではないかと思う程涙を流してイヤイヤと首を振る子タブンネを見下ろします。もう選択の余地はありません。 「ミィィ!」 母タブンネはギュッと目をつぶって棘を持った手を振り上げました。 「ヂィビィぃぃイイイ!!」 「チィギャアアァァァア!!」 静かな森に二匹の子タブンネの絶叫が木霊しました。 母タブンネは子タブンネ達の両耳を棘で滅多刺しにしていきます。子タブンネは目を見開いて大絶叫です。あの媚びた声からは想像がつきません。 私がやらせていることながら恐ろしいものです。ですが何故でしょう…そのときの私はとても楽しい気分でした。 鳴きながら棘を我が子に刺しまくる母タブンネ、そして身を裂かれんばかりの痛みに泣き叫ぶ子タブンネ…とても愉快です。 「ヂィ…ヂ…ィ…」 母タブンネが手を止める頃には子タブンネは叫びすぎて声が枯れてしまっていました。もう一匹は白目を剥いて失神しています。穴と血だらけの子タブンネの耳からは血液とそれともつかない液体が流れ出していました。 「ミィィー、ミィミィ!」 母タブンネは痛みに苦しむ子タブンネに「ごめんね、よく頑張ったわ」と呼びかけながらいやしのはどうを放ちます。 みるみるうちに子タブンネ達の耳の穴は塞がっていき、出血もとまりました。痛みも大分楽になったようです。 失神していた子タブンネも目を覚まして立ち上がります。そんな子タブンネの様子に、母タブンネは安堵の表情を浮かべました。 「チュイ…エグ、エグ…」 「チェェン…」 「…ミィ…」 しかしタブンネ最大の長所であり、アピールポイントの耳はいやしのはどうで傷をふさいだものの、完全に再生させることは不可能で、ボコボコに変形した奇形になっていました。もう媚びに使うことは無理でしょう。子タブンネは大切な耳がこんな姿になってしまったのが悲しいのか、奇形になった耳に手を当ててポロポロと涙を流していました。 今、子タブンネは存分に喪失感を味わっていることでしょう。 子タブンネの不恰好な頭に私は思わず吹き出しそうになりました。忌々しい媚耳を奪うことができて私の心は晴れやかです。 次にこの子タブンネは尻尾も失うのだと思ったら楽しくて仕方がありません。 「次、尻尾よ」 子タブンネの奇形になった耳ぺろぺろなめていた母タブンネの動きが固まりました。 「お願い…尻尾だけは…」と言いたそうな目で見てきましたが、私が睨み付けると母タブンネはまだ耳の喪失感でえぐえぐ泣く子タブンネのフワフワの尻尾に手をかけました。 「ヂィイイ…!!」 「チュピ!チュピィィイ!!」 再び静かな森に子タブンネの絶叫が木霊します。先程とは違い、一匹の声は枯れてガラガラでしたが。 ついに子タブンネはもう一つの媚道具のフワフワの尻尾も失ってしまったのでした。そのあと差し出された二匹の尻尾を踏みにじってやった時の反応は最高でした。 これで私の目に映る子タブンネの忌々しい媚道具をすべて消すことができました。もうこんなものをかわいいなどと思う者はいないでしょう。 「ミィミィ」 私が満足感に浸っていると、母タブンネが私の足元を指して「言う通りにしたのだから赤ちゃんを解放して」と訴えてきました。 「わかった、返してやる」 ポイッ 「チピャア~~~!!」 早く返してと手を伸ばす母タブンネを余所に、私は赤子タブンネを空高く投げ飛ばしました。 「ミヒャアア!」 驚いた母タブンネが急いで落下予測地点に走ろうとしましたが、私が角で足を引っ掛けると、また転んで顔を地面に打ち付けました。学習能力はゼロのようです。 「チピャアア~~~ チべッ!!」 べちゃっ 母タブンネが顔を押さえてのた打ち回っているうちに、赤子タブンネは地面に全身をたたきつけられ、内臓が飛び出して即死しました。 飛び出してきた赤子タブンネの臓物が、母タブンネの体にペシャリとついてピンクの毛を赤く染めていきます。 「ミ…ミェェェェェン!!」 卵の次に赤子タブンネを失ってしまった母タブンネ、赤子タブンネの死骸を抱き上げて私に「どうして!?」と涙目で抗議してきました。 「私はあんたに赤ん坊を返したわ、それを受け取れなかったのは自己責任じゃない」 「ミ!?ミッミィミィ!!」 それはあなたが私を転ばせたからだと母タブンネは言いました。 「私のせい?馬鹿言わないで、転んだのもあんたの責任よ。大体さっき私が同じ方法であんたのこと転ばせたわよね?ふつうはそこでもう同じ風に転ばないようにと学習するものなのよ、なのに何の学習もしないで勝手に転んでおいてそれを人のせいにして自分を正当化しようとするなんて母親失格ね」 「ミッェェェエエエエエン!!」 ノータリンで私に反論する言葉すら見付からないのか、母タブンネは死んだ赤子タブンネを抱き締めて号泣しました。 まったく、そんなことをしている暇があるのでしょうか?赤子タブンネが死んだというのに子タブンネ二匹の泣き声が聞こえないことに気が付かないのでしょうか… 「オイ」 仕方がないので教えてやることにしました。 「ミィ…? グスッグスッ」 「あんたの子供二匹も大変なことになってるわよ」 「ヂァ…ピィイ…」 「フィ…フィィ…」 子タブンネ二匹は毒を食らって苦しんでいました。毒の棘で滅多刺しにしたのだから当然です。いやしのはどうで傷口をふさいでも毒は体内に残りますからね。 「ミィイ!?」 母タブンネは子タブンネ達の様子に気が付き慌てていやしのはどうを放った後、自分の尻尾の中を探ってモモンの実を取り出しました。人間から貰っていた木の実です。なるほど…ノータリンでもその低度の知識くらいはあったようです。 私は素早く母タブンネの手からモモンの実を角に刺して奪いました。 「ミィイ!ミィミィミィ!ミッ!!」 母タブンネは返して返してと手を伸ばしますが、短足なので私の角の先に刺さった木の実にはとても手が届きそうにもありません。 さて、ここでこのタブンネ親子はどうするでしょう。子タブンネが毒で苦しんでいるのにモモンを奪われてしまった。さらに子タブンネは様子からしてリフレッシュを覚えていない…母タブンネはどう行動に出るのか、 私の予想が正しければ… 「ミィミィ!」 母タブンネは子タブンネに、もう一方の子タブンネの方を指して「あなたのいやしのこころであの子を治してあげて!」と言いました。予想通りです。 子タブンネの耳と尻の傷の治り具合を見てみればすぐに「さいせいりょく」か「いやしのこころ」かがわかります。 私が見てみた結果、一方が「さいせいりょく」でもう一方が「いやしのこころ」でした。子タブンネ達が毒を食らえば「さいせいりょく」の母タブンネは必ず一方にいやしのこころでもう一方を治すようにと指示をするだろうということは容易に想像することができました。 私はそれを利用してこいつらに新たなる絶望を与えるゲームを思いついたのです。 「チュイイ…」 いやしのこころの子タブンネは兄弟を助けるために毒でふらつきながらも立ち上がります。そんな子タブンネに私は言いました。 「いいこと教えてあげる、あんたにこのモモンの実を食べさせてあげるわ」 と角からモモンを抜いてみせると「チィィ?」と子タブンネの目に希望の光が宿りました。しかしそれも束の間、次の私の言葉が絶望に突き落とします。 「…ただし、いやしのこころを発動させなければね」 タブンネ親子の表情が凍りました。小さな子タブンネにもこの言葉の恐ろしい意味が理解できたようです。 いやしのこころを使えば兄弟が助かる、だが自分は毒で死ぬ…いやしのこころを使わなければモモンの実をもらえるので自分は助かるが兄弟が死ぬ… 兄弟の命か自分の命…まさに究極の選択と言えるでしょう。 ちなみに赤子タブンネを殺した理由は、赤子タブンネも特性が「いやしのこころ」だったので(母タブンネが取り落とした時の傷が治っていなかった)このゲームの邪魔になると判断したからです。 「ミィィ、ミッミッミッ!!」 母タブンネが何か訴えているようですが、無視します。さて、いやしのこころの子タブンネはどうするでしょう?私は成り行きを見守ります。 「ヂュピィ…」 子タブンネはこの究極の選択にかなり悩んでいるようですが、毒状態では悠長にはしていられません。 母タブンネがいやしのはどうで時間を稼いでいますが、そのうちPPが切れ、「ミヒャアアァ!」とパニックになっています。 「チヒィ…チヒィ…チャ…」 子タブンネの体力も毒に蝕まれて刻々と死へと近付いていきます。もう考えている時間などありません。それとも二匹一緒に死ぬのでしょうか? 「時間ないわよ」 「チ…チビィ…ヂ…」 時間がないと聞いて、いやしのこころの子タブンネはもう片方の子タブンネに目をやりました。 「チビ…チビィ…チャイィ…フィィ…」 さいせいりょくの子タブンネは地面に横たわり悶絶しています。体は小刻みに震え、ダランと舌をたらして白目を剥いてもう二分と持たない状態です。 「フィ……ィ」 いやしのこころ子タブンネも最早立つこともできない状態でしたが、這うようにして兄弟に近付いていき、「チィィ」と最後の力を振り絞って兄弟に抱き着きました。 すると、さいせいりょく子タブンネの顔色が徐々に良くなっていき、パチリと目を開きました。 「ヂガ…ハッ…」 それと同時にいやしのこころ子タブンネは吐血して力尽きました。この子タブンネは自分の命より兄弟の命を選んだようです。 「チ、チィィ?チィィ?」 立ち上がれるまでに回復した子タブンネは、死んだ子タブンネの体を「どうしたの?おきてよ」と揺すりますが当然もうその子タブンネが目を覚ますことはありません。 「チィイ?チィ、チィ、チィ!?」ねぇおきてよ!ねぇっ、ねぇっ、ねぇっ!!と子タブンネの声も次第に大きくなっていきます。 「その触覚を胸に当ててみなさいよ」 「…チィ?」 私のアドバイスを聞いて子タブンネは死んだ兄弟の胸に触覚を当てます。何の音も聞こえないでしょう。 「チ…チビィ!!チビィ!!」と子タブンネは悲鳴を上げて飛び上がりました。やっと兄弟の死を理解したようです。 「この子はね、あんたのために死んだのよ?あんたのことを助けるために死んだのよ? …あんたのせいで死んだのよ!!」 「チビェェェーーーーーーーン!!」 責めるような口調で言ってやると、子タブンネは兄弟の死骸に縋り付き「ごめんね!ごめんね!」と頭を何度も何度も下げながら大泣きしました。 まったく、先程から泣いてばかりでやはり甘ったれた連中です。 しかし、兄弟の死骸に縋り付いて罪悪感と絶望の中で泣きじゃくる子タブンネの顔を見ていると、私の心は今までにない程に満たされていきました。 「ミガーッ」 その時、背後から母タブンネの唸り声がしました。 「ミギィーッ!!ミビィィー!!」 卵と子供二匹を失って母タブンネはついにキレたようです。私に向かって声を上げてつっこんできました。あれはたしか、すてみたっくるという技です。 今頃攻撃してくるなんて遅すぎますね。 私は敢えてよけずに母タブンネの怒りの攻撃を受けました。 「ミヒィ!ミギーッ!!」 攻撃が当たったことで調子に乗った母タブンネはもう一発仕掛けてきましたが、今度は当たる前に母タブンネは体制を崩して倒れました。つくづく学習しない生き物です。 「ミゲ…ミグァ…」 母タブンネは最初の攻撃で私の毒の棘に触れ、毒を食らってしまったのです。 「あんたアホ?」 「ギィイ…!ミグギァァ…!!」 母タブンネは何とか立ち上がって私に攻撃を仕掛けようとしていますが、毒状態では立っているのがやっとのようで、苦しそうに唸ることしか出来ていません。そのうち、母タブンネはバタリと倒れました。 「あーあ、子供の仇をとるどころか毒を食らってその様か…。情けないわね」 「ミグァ…ミギュア…!!」 母タブンネは苦しみながらも私を睨み付け、威嚇してきます。ひどく滑稽としか言いようがありません。 失笑しそうになりながら私は先程奪ったモモンの実を出しました。 「ほらほら、モモンの実よ~」 嘲笑するように私は母タブンネの目の前にモモンの実をちらつかせます。母タブンネは威嚇しながらも、時折モモンを目で追っているのがわかります。 「私に土下座したらこれあげるわ」 「ミガーーァ…ミギィイ!!」 そう言ってやると、母タブンネは「ふざけるな!誰がお前なんかに!!」と言ってきました。 「あら、さっき簡単に土下座してたじゃない」 「ミグゥゥ…!!」 先程とは状況が違うとでも言いたいのか、とにかく母タブンネは卵と子供二匹を殺した相手に土下座など死んでもしたくないらしい。こんな生き物にプライドなんてあるのかしら? 「まぁ、するかしないかはあんたの勝手だけど。…でもこのままあんたが死んだら残った子供はどうするんでしょうね?」 すると母タブンネはハッとして、子タブンネのことを見ました。子タブンネは「やだ~!!ママまでしんじゃいやだ~!!ぼくひとりぼっちになっちゃうよー!!」と泣きながら母タブンネに縋り付いています。 「保護者を失った子供はすぐに野生ポケモンに食べられたりして死んじゃうんじゃないの?かわいそうに…」 さらに追い打ちをかけてやると、母タブンネの体がプルプルと震えだし、瞳からはポロポロと涙を流し出しました。そして拳で地面を一発ドンと殴ります。 私の言う通りに土下座をするしかないと悟った瞬間でしょう。体が震えているのは悔しさから、そして流す涙は悔し涙のようです。 「ミュィィ…」 母タブンネは私に土下座をしました。残った子供のために、子供の仇である私に屈したのです。 自分の子供を奪った者に対して土下座をするというのはどれ程屈辱的なことなのでしょうか…母タブンネの震えは大きくなってゆき、ギリギリと歯を食い縛る音が聞こえます。 「不様ね、どう?子供を殺した相手に面下げる気分は?」 「ウビィィ…ウ…ウギィィ…」 母タブンネの涙の水たまりが広がっていくのがわかります。相当悔しいのでしょう。 「でも、約束だからあげるわ」と私はモモンを転がしました。そして、母タブンネがそれを取る瞬間、ベノムショックを放ちました。 「ミグぇあ、ミビィァァ……ァァ……ヒァ……」 毒状態でのベノムショック…その威力は計りしれないでしょう。母タブンネが息絶えるまで然程の時間もかかりませんでした。 「チィヤアアアアア!!」 耳が奇形になり、尻尾を無くした子タブンネが母タブンネの死骸に縋り、「ママ!おきてよママ!いやだ!!いやだぁぁ!!」と号泣しています。 かわいい…。 私は初めて子タブンネのことをかわいいとおもえました。さっきの媚びた面よりその方がよっぽどかわいいじゃないの、健気で、いじらしくて、滑稽で…。大きな瞳からいっぱいに涙の粒を落として実にかわいらしい… そして潰したくなる… 「チビャッ!」 私は子タブンネを投げ飛ばしました。地面に落下してポテ、ポテ、と転がる子タブンネに次は角を軽く突き刺します。 「ヂビィィィ!!」 子タブンネは角に刺さったまま宙ぶらりん状態になりました。 「ヂビュ…ヂュピィ……」 死にはしないものの、苦しそうに息をする子タブンネを私は暫しの間、堪能しました。 逃れようと小さな手足をパタパタと空中で動かしながら必死に動かない母タブンネの方へ「チャィ…チィ……!」と助けを求める子タブンネ…そのうち毒も食らって徐々にその動きも弱弱しくなっていきます。 「…チュィ…」 すると子タブンネが、涙を流しながら私に何か訴えてきました。目を見ればわかります。 「なんでぼくのかぞくをころしたの?ぼくたちがなにをしたの?」でしょう。そんな思いが子タブンネの青い瞳からはよく伝わってきます。 「…何でだと思う?」 「…チピィ…?」 「あんたみたいに親や人間に甘やかされて育った奴にはわからないでしょうねっ!!」 ドズンッ 私はそのまま角ごと子タブンネを地面にたたきつけました。 「チビャア!!」 「私の苦しみ!」 ボスッ 「ヂィッ!!」 「悲しみッ!」 ゴッ 「ヂャアイ…!!」 「悔しさッ!!」 ドッ 「ラ…ガ…」 「あんたらみたいに一匹じゃ何にもできないクズゴミ以下の存在が幸せになんかなっちゃいけないのよっ!!」 気が付いた頃には自分の目の前には巨大なクレーターができていて、その中心には子タブンネだった赤い塊が落ちていました。 私は周りを見渡しました。潰れた卵、内臓の飛び出した赤子タブンネ、毒で苦悶の表情のまま死んでいる子タブンネと母タブンネ… つい先程まで幸せにしていた親子タブンネを、私は潰したのです… 「………フフッ」 口元が自然と歪み、顔に笑みが浮かび上がってきました。この笑みは、最初にタブンネ親子にしたような作られたものではありません。こんな気分は初めてです。 ああ、これが本当の至福なんだ… この上のない幸せなんだ… 「フフフフ…フフッフハハ、アハハハハ!アハハハ!!」 私は狂ったように笑いました。それは、私がこの汚れある至福に目覚めた瞬間でもありました。 「アハハハ!アハハハ…ハハ…ハハ……」 しばらく笑っているうちに、私の目からは涙が溢れてきました。 「………」 私は何をやっているんだろう…と急に虚しくなりました。 こんなことをしても何も変わらなければ、割れた卵や死んだ兄や姉達が戻ってくる訳でもない…ただタブンネの親子を虐殺しただけ… 何が「あんたのせいで兄弟は死んだ」よ、何が「母親失格」よ、何が「正当化」よ、何が「クズゴミ」よ!! 全部全部私のことじゃない、本来怒りをぶつけるべき相手にも怒りをぶつけず、たまたま私の前に姿を現した全く関係のないタブンネ親子に勝手に嫉妬して八つ当たりのように殺して…私の方がクズゴミじゃない! しかもそれでまだ生も受けていない卵や小さな赤子タブンネまで手に掛けて…私の方がよっぽど母親失格よ、子供を作る資格すらないわ! 私は自分の境遇と幸せそうなタブンネ親子を比較し、自分は苦労ばかりで不幸だからとタブンネの幸せを潰すことを正当化し、無残に虐殺をした…最低の悪魔です。 もうこのようなことをくり返してはならない…そう私は心に誓いました。 しかしそれから二年の間に私は六組ものタブンネ親子を虐殺しました。 あれからというもの、私はタブンネを、得に幸せそうな親子タブンネを見ると、潰してやりたいという衝動にブレーキが効かなくなってしまっていたのです。 あの時味わった至福…それが私の中の理性のブレーキを破壊していたのです。 たしかにタブンネ親子を潰すと、大きな至福を感じます。しかしそのあと、その至福に匹敵するほどの空虚感や後悔に襲われるのです。 それにより、いつも私は「こんなことをしても誰も喜ばない、こんなことを続けていてはいけない」と思うのですが、それでも次のタブンネ親子を見かけてしまうと、暴走してしまうのです。 私はそのうちすっかり手馴れてしまい、最初のうちはタブンネの言動などですぐに頭に血が登り、感情が露わになったり言葉が荒くなったりしていましたが最近ではそれもなくなり、普段の私と変わらぬ口調や表情で事を進めることが進めることができるようになっていました。 それがタブンネ達の恐怖心を一層煽ることになりました。 そして今、七組目のタブンネ親子に手をかけている最中なのです。 「チィイイ!チュピアア!!」 追い詰められていく最後の子タブンネ…その表情は何度目にしても飽きることはありません。 「何を泣いているの?かわいそうに…おばちゃんが遊んであげるわ」 「チビィ…チビ…」 腰を抜かして動けない子タブンネは恐怖で気絶寸前です。気絶してしまってはつまらないので足の一本や二本へし折ってやろうと思っていると、「ミィーー!!」と後ろから別のタブンネの鳴き声がしました。 振り返ってみるとそこにはものすごい形相(タブンネなりに)で一匹のタブンネが私のことを睨み付けていました。子タブンネはそのタブンネに「たすけて!」と鳴きます。 どうやらこのタブンネは子タブンネの兄のようです。 「ふぅーん、まだあなたの家族はいたのね」 「ミィイ!!ミギーーーッ!!」 兄タブンネは「弟からはなれろ!!」と言ってきました。 言われなくてもあなたから潰してあげるわ、私は微笑のまま兄タブンネに近付いていきました。 兄だろうが何だろうが所詮はタブンネ、何の抵抗もできずに私に潰されてゆくだろう。そう私は高を括っていました。 現に今までまともに抵抗してきたタブンネはほとんどいませんでした。大抵は媚に入るか命乞いです。 「ミィーーーーー!!」 ところがこのタブンネは口を大きく開けたと思ったら、いきなり炎を吐いてきたのです。兄タブンネは元人間に飼われていたのかどうだか知りませんが、かえんほうしゃを覚えていたのです。 これにはさすがの私も予想外でした。突然のことによけきれず、私の体は炎につつまれていきました。 (ああ、私の人生はここで終わるのか…) 炎の中で私は思いました。 結局、私の人生って…何だったのでしょう、血にまみれた幼年期、大人になって生んだ卵は割られ、狂ったタブンネ殺戮マシンとなって… そう考えながらも私は何故か、笑っていました。 私は恐らく心のどこかで祈っていたのでしょう。いつか私の暴走に歯止めをかける者が現れてくれることを… そして、やっとその歯止めをかける者に出会えた…この笑みはそれに対してでしょう。たとえそれがタブンネであったとしてもかまいません、むしろそのタブンネに感謝をしたい位です。私の暴走を止めてくれたのだから… 天国の母と兄や姉は私のことを許してくれるでしょうか…?私の子供達はこんな人生を送った私のことを母だと認めてくれるでしょうか…? どのみちこんな汚れた私が天国になど行けるはずはありませんが… 兄や姉、子供たち、そして今まで手に掛けたタブンネ親子に謝ることができないのだけが気がかりです。 そしてついに炎につつまれた私は、そのまま崩れ落ち… ………ませんでした。 炎が消えて、自分の体を見てみましたが、少しばかり焦げた低度でした。 どうして…炎は効果抜群のはずなのに…… 始め、どういうことか理解できませんでしたが、やっとわかりました。レベルの差です。 あまり気にしていませんでしたが、どうやら多くのタブンネを殺しているうちに、私のレベルは野生ポケモンの中ではそれなりに高くなっていたようです。それにより、兄タブンネのレベルでは私をかえんほうしゃ一撃では倒すことができなかったのでしょう。 「…なんだ…」 私はガッカリしました。この兄タブンネは、私の暴走に歯止めをかけるものではないようです。 一方兄タブンネは、そんな私を余所に弟の手を引いて森に逃げようとしています。 …相手がしっかりと倒れたかも確認せずに背を向ける…やはりタブンネは馬鹿です。 「グビャッ!!」 私の放ったメガホーンが兄タブンネを貫通しました。最早このタブンネは子タブンネに新たな絶望を与える道具にすぎません。 兄タブンネはバタリと地面に倒れて「ミグァ…ギィ…」と子タブンネに手を伸ばした後、動かなくなりました。 「チ……チィ…」 強い兄のおかげで悪者は倒せたと思っていた子タブンネの顔が絶望に染まります。 「その顔がみたかったわ」 こうして今日も私はタブンネを殺すのです。きっとこれからもそうしていくでしょう、私の暴走に歯止めをかける者が現れるまで… 名作 -- (名無しさん) 2023-02-03 15 43 33 名前 コメント すべてのコメントを見る