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1.hamachiのΔボタン→既存のネットワークに参加を選択 2.ネットワーク名:153-270-906 パス :もりんふぇんの英語名 3.鯖名を右クリック→チャットウィンドウを開く 4.「おいすー」とあいさつする ※誰も反応ない場合は新規だと逆切れしてください。誰か出てきます。 トップページの合計: - 新規は発言しないと気づかないぞ、ネットワーク名の上で右クリックでチャット開けるから開いて何でもいいから喋れ -- 名無しさん (2012-07-23 01 45 04) いい加減海外版使おうぜ、日本語版使うメリットがもうマジでなくなったからさ トップページを大幅変更しました -- 咲者 (2012-07-30 22 25 00) コメ消去&移動 -- (momvi) 2013-07-02 22 35 26 なんで移動したの? -- (忍) 2013-07-28 02 39 41 表に置くときちがい脇杉 -- (名無しさん) 2013-08-03 20 32 34 yuivipが満員で入れないんだが? 今どうなってるの -- (はぢめて) 2013-08-04 20 55 44 yuivip満員じゃないぞ -- (momvi) 2013-08-04 23 32 19 はまち再インスコしても入れねーぞカス -- (はぢめて) 2013-08-05 15 32 29 満杯じゃね? -- (Kten) 2013-08-05 19 42 04 パスの基本ってなに? -- (名無しさん) 2013-08-06 13 47 03 yuivip満杯 -- (名無しさん) 2013-08-06 18 09 52 部屋:momvi パス:momviで作っといたから -- (momvi) 2013-08-07 22 33 42 yuivip調子悪い -- (momvi) 2013-08-10 22 30 32 お久 社蓄こじらせて全然来なくなったけど またワクワクを思い出したいぜ -- (微で) 2013-08-31 20 44 42 yuivip人いるときは入れるますです -- (momvi) 2013-09-01 02 53 00 うむ新規は今でも来ますよ募集してます -- (名無しさん) 2014-01-28 12 54 39 爆発した人は momvi pass momvi まで来てもいいしそのまま直で戻ってもいい -- (momvi) 2014-02-03 18 07 19 もう上のネットワークから直に行けます -- (名無しさん) 2014-03-30 19 48 26 名前 コメント すべてのコメントを見る
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恋する天使アンジェリーク ~かがやきの明日~ OP『慟哭ノ雨』 歌:GRANRODEO 作詞:谷山紀章 作曲:飯塚昌明 編曲:飯塚昌明 ED『約束の地へ』 歌:2HEARTS 作詞:尾崎雪絵 作曲:飯塚昌明 編曲:飯塚昌明 ページ参照回数 -
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アニメネタ一覧>あなた自身なのです 遊星 「Z-ONE、お前は一体何者なんだ」 Z-ONE「フフ…この顔を見られてしまった以上、答えるしかないようですね。 不動遊星、私は未来のあなた自身なのです。」 アニメ5D s149話『蘇った英雄』におけるZ-ONEのセリフが元ネタ。 関連項目同様、都合の悪い質問に対する返答として使われるほか、 マジキチを執拗に攻撃する本スレ民に対して鏡で自分の顔を見てみろよという戒めの意味も持つ。 もちろん本スレwiki民にも当てはまるのは言うまでもない。 関連項目 ああ! 僕だ! 知らんそんな事は俺の管轄外だ いずれわかるさ…いずれな… 調整中
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【検索用 ふゆをなのるてんし 登録タグ UTAU ふ 掘るP 曲 雪歌ユフ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:掘るP 作曲:掘るP 編曲:掘るP 唄:雪歌ユフ 曲紹介 ユフさんマジ天使。 曲名:『冬を名乗る天使』(ふゆをなのるてんし) 歌詞 (動画歌詞より転載) 乾いた風が運ぶ 季節の香り 寒がりなボクのこと 呼んでる声が聞こえる 表情を変える街 落ち葉踏みの音 はしゃいでるキミの背に 翼は見えないけれど 少し背伸びをしてた あの夏のメロディー 新しい世界の始まりに しまっておくよ 零れた涙もいつか 雪に変わって 少しの余韻とともに 綺麗に溶けていくでしょう 透明なあの空へ 響く鐘の音 迷えるボクらの下へ 天使が舞い降りたようさ 真っ白に光る視界が 眩しくて目を閉じそうだ 神様を信じる強さを 教えて 街路樹通りの風が キミの編んだ髪揺らして 吐息と冗談混じりのメッセージが世界を廻してく 少しだけ大人になった 幼いボクらは いつまでも解けない魔法を 夢見たままで 二度とないこの瞬間を 愛おしく思う はにかむその笑顔も 風に消えそうな言葉も 確かに聞こえるでしょう 天使の声が 迷えるボクらにひとつ 希望の歌をくれないか コメント 名前 コメント
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律子メール「尊敬する人。」 取得条件:高テンション時に取得 ちょっと聞いてくださいよ、プロデューサー!あ、律子です。 新聞を読んでたら、『尊敬する人』に両親をあげる子どもの数が、 物凄く減ってるって記事が、あったんです。 私は両親のこと、けっこう尊敬してます。 けど、それってもはや、マイノリティなんだなぁ。 これって、すごく悲しいことですよ。 一番身近にいる大人を、尊敬できなかったら、子どもたちは、 誰を目標にすればいいんでしょう? ```と、両親のことを書いてたら、最近、ろくに話もしてないことに気付きました。 いかんなぁ、尊敬してるはずなのに。 というわけで、今日は久しぶりに両親と語り合ってみます。 新聞の記事が、いいキッカケになりましたよ。 それじゃ、 この辺で。 律子メール一覧に戻る トップページに戻る
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一号一絵へ戻る→→→ 一号一絵シリーズの絵サイズはF1号(220mm×160mm)に統一しています。 価格等詳細については、弊社までお問い合わせ下さい。(TEL 0965-39-6511) ◆セピアの肖像 ◆パントマイムの世界 ◆動物の世界 ◆日本の芸能 ◆夢見る天使 ◆名 画 拡大 No;1 拡大 No;2 拡大 No;3 拡大 No;4 拡大 No;5 購入希望の方は、弊社(0965-39-6511)までお気軽にお問い合わせ下さい。
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関連:お姉さんシリーズ、教科書文通シリーズ 「朝比奈さん……。」 こ、これは一体どういうことでしょう? 放課後の2人きりの部室。 目の前には真剣な顔をしてわたしの目をじっと見つめる古泉くん。 そんな顔も出来るんですねぇ。 はっきり言ってしまえばいつもの笑顔よりその真剣なお顔の方が好みです。 カッコいいです。 ああ! でも、ごめんなさい。 わたしは所詮未来人。 この時間平面の人との恋愛は出来ないんです。 それにあなたには長門さんが……! ハッ! これは、修羅場!? 三角関係!? 長→古→みくる!? そんな! 高校生なのにそんなドロドロとした恋愛は……燃えるじゃないですかッ! 結ばれてはならぬ2人の恋路! 一途な文学少女と綺麗なお姉さんと真面目な好青年! まるでメロドラマ……! なんて、妄想したところで悲しくなるだけです。 解かってます、解かってますとも。 一人身万歳! 気にしてませんよ。 この時代分岐におけるこの時間平面上ではキョンくんと涼宮さん、古泉くんと長門さんが結ばれることは規定事項なのですから。 でも、別の時代分岐派生時間平面上ではそうはいきませんよ! わたしがその気になれば、キョンくんでも古泉くんでも国木田君でもたにぐ……は別にいいや。 わたしがそんなことを考えているとは露知らず、古泉くんはなおも真剣な表情と声音で続けます。 「申し訳ありません。 朝比奈さんしかこういうことを相談できる人がいなくて……。 涼宮さんはあれで初心と言うか、今はご自分のことで精一杯でしょうし、〝彼〟に相談すれば笑われるに決まっています。 長門さんにお尋ねするのは本末転倒ですし、森さんは……話を大きくするだけになってしまいそうで……。 クラスの面々に聞くのは、なんだか気恥ずかしくて……。 真剣にまともな回答を提示してくれそうなのは朝比奈さんなんだけなんです。」 だからってそんな真剣な目でこちらの目をじっと見つめないで下さい。 癖なんでしょうけど、普通に勘違いしそうです。 あなた、男女問わずそういうことばっかりしているからホモだのガチだのバイだの誤解されるんですよ。 自重してください。 古泉くんに限らず、人の目をじっと見る癖のせいで人との物理的距離感つかめてない人っていますよね。 お話しするときは人の目を見て話せと言うご両親の教えの賜物なのでしょうが、限度があると思います。 正直、段々怖くなってきました。 「で……その、ご相談、とは?」 私は、古泉くんの真っ直ぐな視線に耐え切れず、思わず視線をはずしながら尋ねます。 礼儀知らずだなんて言わないでください。 本当に怖いんです。 「笑わないと、誓ってくださいますか?」 「笑われるようなことを相談されるんですか?」 「その、あの、僕のような人間が聞くと……流石に馬鹿にされるかな、と……。」 「はぁ……。」 ああっ! もう! まどろっこしいですねぇ! 男ならびしっと恥なんか捨てて聞くもんは訊けばいいんです。 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥って奴ですよ! うじうじした男が好きなのは構いたがりのおばさんくらいです! さあ、おっしゃい! これでくだらないこと訊いてきたらお姉さん怒りますよ! 「男女が……その、お付き合いする……と言うのは……一体いかようなことなのでしょうか……?」 「………。」 この三点リーダは、長門さんではありませんよ。 部室には私と古泉くんしか居ませんから。 そう、これはわたしと古泉くんの三点リーダです。 いま、この人、なんて言いました? 「お付き合い……ですか?」 「はい。」 またも真剣な様子の古泉くん。 意外です。 この人は例え小さな子から「赤ちゃんはどこから来るの?」と訊かれても優等生的な模範解答を即答するような気がしていましたのに。 人は見かけによらないですねぇ。 うふふ。 知り合って初めて古泉くんが後輩に見えました。 意外と可愛いですねぇ。 「誰かお付き合いして欲しい人でもいるんですかぁ? あ、もしかしてお付き合いすることになった人がいるとか……。」 「いや、あの、その、ち、知的好奇心と言いましょうか……その……。」 あら! 古泉くんでもしどろもどろになることはあるんですね。 いつも落ち着いて大人ぶってるからこういうのは珍しくて見てて面白いです。 しかし、規定事項として知っていると言うのに知らないフリをしてからかうと言うのは少々意地悪でしょうか? 「そういうことにしておいてあげますよ、古泉くん。」 「もう、朝比奈さん。 からかわないでくださいよ。」 ふう、と溜息をついてもう一度、私の目をじっと見る古泉くん。 やっぱりその顔はすごく真剣で、正直、長門さんが羨ましくなります。 キョンくんにしても古泉くんにしても、元が真面目で優しい子達ですから、涼宮さんや長門さんを悲しませることはして欲しくありませんし、本人達だってしたくないのでしょう。 だからこうやってSOS団唯一の年上である私にこうやって相談を持ちかけてくれる。 先輩冥利に尽きます。 でも、ううんと、確かに、付き合うってどういうことなんでしょう? これはなかなか難しい問題です。 わたし自身、男の子とお付き合いしたことはないですし、デートをしたり、キスをすること、なんて答えを古泉くんが望むとは思えません。 わたしがお教えできるのは、わたしがただ漠然と考える理想のようなものだけです。 「ええと、ごめんなさい。 上手くいえないんですが……、 例えば、毎日お茶を淹れてるとですね、極稀にこれはすごくいい出来! って思えるお茶が淹れられるんです。 そのときはすごく嬉しいし、感動すらするんですよ。 心臓がドキドキしてね。 他にも、ものすごく美味しいものを食べたときとか、面白い映画を観たとき。 そういう時間を一緒に感じたい! って互いに思える相手が居る。 2人でそういう時間を積み重ねていくことが、付き合うって事なんじゃないかなってわたしは思うの。」 正直言って、自分でも何を言っているのか解かりません。 全然具体的じゃないし、わたし自身の経験がないから正しいとは言い切れない。 でも、自分がすごく幸せと感じたことを、一緒に感じて欲しい、自分が面白いと思ったことを教えてあげたいって気持ちを互いに持ち合うことが一番なんじゃないかなと、そう思うのです。 「わたしの言うことなんて、きっと全部間違っているんでしょうけど……」 私がそう言って頬を掻くと、古泉くんは一瞬目をぱちくりさせてから、いつものように、でもほんのちょっとだけ嬉しそうに、微笑んでくれました。 「いえ、そんなことないです。 大変参考になりました。 やっぱり、朝比奈さんに相談して良かった。 ありがとうございます。」 昨日、あんなにしとしとと降っていた雨の水溜りも消してしまうような日差しの中、 彼等が歩く道は確実に私が居る未来に続いているのです。 古泉編 END
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ラ「悠久の時の流れから見ればほんの些細な時間ですが、無駄にする訳にも行きません。早速授業を始めましょうか」 そう言って教卓に置いた教科書を開くラプラス。生徒達もそれに合わせて教科書を開く。 ラプラス・・・有栖学園の教頭である。主な仕事は馬鹿(校長)を追いかける事・・・では無く、 教育委員会や職員会議に提出する書類の作成や、保護者や学校外の企業・団体との折衝(例えば宿泊型の校外活動など)、 他の教員たちへの指導や助言など、かなり多岐に渡る。 更には、校長があまりにも仕事をしないため、校長の仕事も兼務する事が有る。 彼が居なければ、有栖学園は教師の所為で学校運営が立ち行かなくなるという、大変不名誉な業績を残していただろう。 そんな多忙な教頭も、実は授業を受け持っていたりする。科目は「倫理」という実に彼らしい教科であった。 週1時間のみという事と、政経と倫理は選択授業で大抵は雪華綺晶の政経を選択するため、 教頭でもそれほど負担にならずに授業を行えるのだ。 ラ「では、本日は教科書32ページ『自己への問い』を進めましょう。I君、読んでもらえませんか?」 指名されたIは席を立ち、教科書を朗読する。 『自分とは何なのか?自分が自分であるという事への不安、アイデンティティ、社会の一員としての自分』といった 如何にもという内容であった。 ラ「自分とは一体何なのであろうか?どこから生まれ、そしてどこへ行くのか?それを理路整然と述べる事は 大変難しい・・・。現にこの私も君達に私がどういった存在なのかを明確に述べる術を持っていません。 君達の中には考えた事も無い人も居ると思います。そして、仮に述べる事ができたとして、それは果たして 自分が思っている自分と、周りの人たちが思っている自分と果たして同じでしょうか?」 例えば・・・、そう言ってラプラスはテープレコーダーを取り出す。 ラ「Ⅰ君、君には申し訳ないが、先程の朗読を録音させていただきました。では、これを再生してみましょう」 再生ボタンを押す。レコーダーから流れてきたのはⅠの本を読む声だ。 ラ「さて、Ⅰ君。今流れた声は、果たして君の声だったでしょうか?」 I「はい」 ラ「・・・良く耳にする『自分の声』でしたか?」 Ⅰ「・・・いえ、少し違います」 ラ「なるほど・・・、もう座って良いですよ」 Ⅰが座るのを確認して、話を続ける。 ラ「今、Ⅰ君はこのテープレコーダーから流れた声を少し違うと答えました。君達はどう思いましたか?」 教室を見渡す。10人ほど居る教室で、生徒達は互いの顔を見合わせた。 ラ「N君、君はどう思いましたか?」 N「え~っと、普段と同じだったかと・・・」 ラ「S君はどうですか?」 S「同じだと思うんですけど」 ラ「なるほど・・・君達は大変良い耳を持っているようだ。先程I君は自分の声とは違うと言いました。 しかし、周りに居た君達は普段の声と変わらないと答えました。これが、先程言った差です」 ラプラスは黒板に図を描き始める。 ラ「人は誰しも、自分自身が思う自分と、他者が思う自分とでは異なっているものです。先程の声の様に 同じ自分の声でも録音したものを聞けば違和感を覚えるのと同様にね」 ラ「『自分とはこういう者である』と思っていても、他者は必ずしもそうだとは思わない。違う言い方を するならば、一人一人の中にそれぞれ違う自分が居るということ・・・。恐らく、皆さんから見た私は 私自身が思う私とはまた違った存在なのでしょう。また、君達がこうでありたいと思う自分と現実の自分と 違う場合も有るでしょう。では、一体どれが本物なのか?」 ラ「全ては虚であり実である。何が本物で何が偽物か・・・それは何人たりとも決める事はできない。 まるで真夏の夜に見る夢物語の様に、その実態は酷く曖昧なものです。ですが、大切な事はそういった真贋 では無く、様々な自己を統一する核を見つけること。そしてこの核の事をエリクソンはアイデンティティと 名づけました。アイデンティティを確立する・・・すなわち『自分は何ものであるか、自分はどこにどう立ち、 これからどういう役割と目標に向かって歩いていこうとするのか』を掴む事だと言えましょう」 黒板にアイデンティティの文字とその確立について記入する。 ラ「アイデンティティの確立について、イギリスの精神分析学者レインは、「補完性」という言葉で、 他者との関係の上に立ったアイデンティティを説明しています。彼は、『女性は、子供がなくては母親になれない。 彼女は、自分に母親のアイデンティティを与えるためには、子供を必要にする。…<アイデンティティ>にはすべて、 他者が必要である。誰か他者との関係において、また、関係を通して、自己というアイデンティティーは現実化されるの である』といっています。しかし、このままでは自分が自分であるという証明を自分以外の存在が不可欠となり、 それが自分は何者であるか?という問いに対する不安の最大の原因なのかもしれません・・・」 この他にも、精神分析学者ラカンが提唱した鏡像段階についても説明する。要約すると、結局人間は 他者を鏡として自己を形成していく。自分の理想も欲望も他者を鏡として作り出されるというのだ。 ラ「学生の時期は何かと自分を見つめなおす良い機会です。家族や友人と大いに語らい、自分とは一体何なのか? それを考えてみてはいかがでしょうか」 キーンコーン、カーンコーン・・・ ラプラスの言葉が終わると同時にチャイムが鳴る。絶対に時間きっかりに終わるのが他の授業には無い特徴である。 ラ「では、これで授業を終わりましょう」 昼休み、職員室において ロ「やっほー、今日も可愛いねえ。良かったら、今日でー・・・」 ジャキッ・・・ 雪「・・・イッペン死ンデミル?」 ロ「・・・そう言えば、今日は教育委員会の人と会合だったなぁ。すっかり忘れてたよ、ははは・・・それじゃ!」 窓から颯爽と外へと飛び出すローゼン。ここ・・・2階なんだけど・・・・・、と見つめる薔薇水晶。 雪「逃すかっ!」 タン、タンタン・・・!! 逃げるローゼンに対して、窓から発砲する雪華綺晶。 ラ(・・・・・・あの馬鹿校長が、私が思うとおりの人間になってくれれば・・・少しは楽になるのですが。 ・・・・・・いつかは他の教員達も含めて、教師とはどう在るべきかを授業しなければなりませんね) そんなささやかな野望を胸に、彼はその日のデスクワークへと取り掛かった。
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さよならを教えて ~comment te dire adieu~ 【さよならをおしえて こまん とぅ でぃーる あでゅー】 ジャンル ファナティックアドベンチャーノベル オリジナル版あそBD版 対応機種 パッケージ Windows 95~Me あそBD BDプレイヤーズゲーム DLsite専売 WindowsVista~10Android(11) 販売元 ビジュアルアーツ 開発元 CRAFTWORK 発売日 パッケージ 2001年3月2日 あそBD 2011年12月16日 DLsite専売 2016年1月29日 定価 パッケージ 8,800円(税別) あそBD 4,300円(税別) DLsite専売 Win 2,750円(税込) Android 2,420円(税込) レーティング アダルトゲーム 判定 良作 怪作 ポイント 伝説のプレミアエロゲー徹頭徹尾救いがない壊れていく主人公 CRAFTWORK作品for elise ~エリーゼのために~ - flowers ~ココロノハナ~さよならを教えて ~comment te dire adieu~ - Geminism ~げみにずむ~ WARNING!!!!!!! 鬱気味など精神的に不安定な人は真面目に読まないことをお勧めします。 言葉、男、狂気、少女、さよなら 概要 パッケージの特徴 あらすじ システム キャラクター ストーリーの特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 アダルトゲーム史の極北で今も語り継がれている伝説のエロゲー。 キャッチコピーは「言葉、男、狂気、少女、さよなら」であり、異色な作品を数多く発表しているCRAFTWORK作品の中でも一際異彩を放っている。 タイトルは歌手・フランソワーズ・アルディの代表作から取られている。 歌の内容は、一方的に別れを宣告されたとおぼしき女性の心情をつづったものであり、決して奇をてらったものではない(*1)。 ジャンル名につけられている「ファナティック(fanatic)」とは、「狂信(*2)・熱狂」という意味である。この時点で既に嫌な予感がした方も多いだろう。そう思えたあなたは正しい。 パッケージの特徴 このゲームのパッケージには、以下のような他のアダルトゲームではお目にかかれない奇妙かつ陰鬱な注意書きが書かれている。 ・現実と虚構の区別がつかない方 ・生きているのが辛い方 ・犯罪行為をする予定のある方 ・何かにすがりたい方 ・殺人癖のある方 ※このソフトには精神的嫌悪感を与える内容が含まれています。上記に該当する方はご遠慮くださるよう、あらかじめお願い申しあげます。 CD-ROMの盤面デザインすら狂気を感じさせる。ネガティブな単語(*3)が盤面の隅から隅までびっしりと細かく書かれているのだ。 ここで嫌な予感がした方も多いだろう。くどいようだがそう思えたあなたは正しい。 あらすじ 主人公は女子高に通う教育実習生。彼は学校での生徒や教師との付き合いに精神的な疲れを感じていた。ある日、彼は美しい天使が異形の怪物に蹂躙される夢を見る。校内の保健医にその夢のことを相談していると、1人の少女が保健室に入ってくる。その少女は彼の見ていた夢の中の天使に酷似していた…。 システム 表示されるテキストを読んで時折出現する選択肢を選んでいく、極めてオーソドックスなサウンドノベル式ADV。 メッセージウィンドウは無く、画面全体にテキストが被さるスタイルである。 舞台の5箇所それぞれに1人ずつ、5人のヒロインがいる。彼女たちの居場所は常に変わらず、そこを訪れれば問題なく親交が深まる。ゲーム終盤、ターニングポイントとなる選択肢でその時最も親しいヒロインを指名すれば、そのまま正規終了を迎える。 選択肢でルートが分岐するケースもほとんどなく、特に攻略が必要となるほどの関門はない。なお、個別ルート選択までに3人まで同時進行が可能。 演出が少々変わっている。 攻略ヒロインの5人は、キャラ立ち絵にポーズや表情の変化が無い。その代わり、感情表現描写として「キャラの目元の素描風イラスト」がカットインする。 CGは大胆な部分拡大を多用する。そのため初見のCGは全貌がわからず、特にグロテスク描写を含むCGはプレイヤーを不安な気持ちにさせる。なお、見たいかどうかは別だが、回想モードでならCGの全体図を見やすい。 テキストの表示方法にも工夫があり、表示位置を不規則にしたり、文字列で画面を埋め尽くしたり、強制字送りでテンポを速めたりといったシーンはインパクトが強い。 ボリュームは少なめである。各ヒロインの個別ルートも結末を左右するほどの違いはなく、部分変化程度に留まる。 キャラクター 登場キャラは以下のとおり。 非攻略キャラ(女性)も2人いるが、その2人にも肌色CGはある。 + 主要キャラクター 人見広介(*4) 本作の主人公である教育実習生。だがいまいち臆病で自信がなく、精神的に疲れ気味。本作は上記のとおり彼が奇妙な夢を見るところから始まる。 小さな物事でも奥深く考えてしまう性格で、それを自分一人で抱え込んでしまうため自己嫌悪に陥りやすい。 詳しくは下記になるが、後半になるにつれ彼の行動はプレイヤーでも制御できないほどおかしなものになっていく。 巣鴨睦月 主人公が夢で見た天使と酷似している少女。本作のメインヒロインであり、主に教室に現れる。 主人公は彼女の持つ神聖さに憧れと恐れを感じている。 そして物語が進むにつれ彼女の存在は主人公の中でどんどん神に近いものになっていく。 高田望美 たばこを吸いに来た屋上で出会える少女。給水タンクの上でいつも下界を眺めている。 快活な印象を与える反面、自殺願望のようなことを呟くことも。 家庭環境に問題があるらしく、父親から性的虐待を受けている模様。 田町まひる 校庭で出会える主人公の幼馴染。内面も外面も幼い。 主人公に最初から友好的で、主人公側もある程度心を許している。そのためか専用BGMが異質なほど明るい。 主人公は過去のとある存在と彼女を重ねるのだが…? 目黒御幸 図書室で司書係を務める少女。生真面目な眼鏡娘。 主人公と同じく人付き合いが苦手で、世の中を達観したような見方でとらえている。 会いに行くと大抵勉強しているか本を読んでいるかのどちらか。彼女と話すと様々な方面の雑学を教えてくれる。 上野こより 弓道部室で出会う少女。攻略キャラの中では一番スタイルがいい。 つねにほんわかした口調で話すがかなりの毒舌家であり、容赦なく主人公の心を傷つける。 個人ルートでは暴走する主人公に対して唯一反撃に近いことをしてくる(*5)。 大森となえ 保健室の先生であり、主人公のよき相談相手。ヘビースモーカー。 非攻略キャラだが彼女を攻略したかったという意見も多い。もっとも、真実を知ると複雑なものだが…。 高島瀬美奈 学園の教員。となえと同じく非攻略キャラ。主人公の担当教師でもあるが、主人公は彼女のことをかなり苦手としている。 冷酷な印象を与える一方、となえと何かを話していたり、主人公の書いた日誌を見て突然泣き崩れたりするなど謎が多い。 なお、これ以外の人物は全く登場しない。学園内のはずなのにモブ生徒どころか背景にすら誰もいない。 これは演出ミスではなく、れっきとした理由がある(以下の「ストーリーの特徴」のネタバレ部分にて解説)。 ストーリーの特徴 プレイヤーは教育実習生の主人公を操り、5人のヒロインがいるそれぞれの場所を選択して彼女たちに会いに行く。 ゲームの展開は「保健室で保健医と会話 → トイレで用を足す → 各ヒロイン達と会話 → 職員室で担当教師と会話 → 一日終了」という流れでスケジュールをこなす。 主人公を操作する時間帯は決まって放課後の夕暮れ時。そのため背景は常に橙一色であり、独特な雰囲気を醸し出している。 ある日付まで話を進めたらヒロインを選択して個別ルートに入り、エンディングを迎える。 ところが、ゲームを進めるにつれ、主人公が段々おかしくなっていく。 主人公は最初こそ謙虚にヒロイン達と関わっているのだが、ゲームが進むにつれ態度が変化。 ヒロインをレイプするのはもちろん、弓矢で貫いたり四肢をもぎ取ったりとやりたい放題。しかし、翌日になるとヒロインが元通りになっており、何事も無かったかのように話しかけてきたりする。 また、主人公と同様におかしくなっていくものに「学校のチャイム」がある。最初はただの放課後のチャイムなのだが、日が進む毎に音がおかしくなっていき、最終的にはチャイムどころか音というのもおぞましい何かになる。 ※主人公の壊れっぷりの一例 保健室にて「あのコが……天使……なのかい?」と問いかけてきた保健医の先生に対し、以下のような返答の選択肢が出てくる。 「絶対に違う!」 「彼女は天使であって天使ではない」 「それは僕の妄想にすぎない」 が、なんと主人公はどの選択肢を選んでも、 「そうです。あのコが僕の畏敬する天使様なのです」 と答える。これは不具合やミスといった類のものではなく、製作者が意図したものである。 「ヒロインをレイプ」などといった主人公の変貌は、上記のシーンを境に決定的なものになる。 以降は崩壊の度合いが加速し、選択肢の内容までおかしくなってくる(*6)。これらもバグなどではなく、意図的な演出である。 さらにシナリオ終盤になると、学校内の移動先とその風景すら一致しなくなってしまう。 もちろんこれも主人公の崩壊具合を示す演出なのだが、当初は製作者の意図が理解できず「背景画の指定ミス」と誤解したプレイヤーも多かった。 とにかく終始一貫して重苦しいストーリーである。「恋人の死」や「裏切り」といったテーマを扱ったゲームなら他にもいろいろあるが、これはそういったものとは違う意味で重いため余計にタチが悪い。 また先述の通り、ヒロインが手足をもがれ達磨にされるなど残酷なシーンが非常に多い。 そしてその先に待っているのは、あまりに救いようがなく、かつ斜め上なエンディング。その突き落としっぷりは未だに語り草になっている。 + 以下、主人公のこの奇行の理由とエンディングについて(ネタバレ注意) ここまで読んで気付いた人も多いだろうが、実は主人公は教育実習生などではなく、統合失調症を患う精神病患者である。 主人公は教師を目指していたが、受験に失敗し教師の姉へのコンプレックスや女性への不信感から、元々不安定だった精神がさらに追い詰められ、精神を病んでしまった(*7)。 主人公が学校だと思っている場所は大学病院の精神病棟であり、嫌っている先輩教師は彼の姉、保健医の女性は担当の精神科医である。 放課後の夕暮れ時にしか操作できないのは主人公が精神を病んでいることを暗に示しており、先述した「チャイムの音がおかしくなる」という演出も、主人公の内面世界の崩壊を表している(*8)。 そんな主人公の一人称で進む本作の物語は、現実と妄想の境目がひどく曖昧である。 このゲームに出てくる女性は、主人公の姉(高島瀬美奈)と担当医(大森となえ)、メインヒロインの睦月(同じ病院に入院している鬱病患者。夢に現れる天使に酷似している)以外実在しない。 他のヒロインは主人公の妄想の中の存在であり、屋上のカラス、ホルマリン漬けの標本、ゴミ捨て場の人形、猫などを女性に見立てて話しかけていた(*9)のである。 殺したと思ったら生き返っていたり、酷いことをされたにもかかわらず普通に話しかけてきたのもこのためである。 また、彼女たちの名前をよく見てみると「山手線の駅名が織り込まれている」ことに気付くだろう。ちなみに、その駅を全て線で結ぶと五芒星が現われるような位置関係になっている。 そして主人公の姉(高島瀬美奈)と担当医(大森となえ)は山手線の駅名が入っておらず、これらも開発者の意図的で意味深な演出であると考えられる。 ヒロインの中では唯一実在している睦月。となえと姉の目線からも、主人公と睦月は正常に接していると映る様子であり、睦月ルートでは「彼女と2人でなら元に戻れるのでは?」という希望が見える。 しかし、現実から目を逸らし続ける主人公が正面から彼女と向き合うのは、どれほど困難なことだろうか(*10)。 そして、エンディングの時点で睦月は既に退院してしまう。皮肉にも、主人公が話しかけてくれた事が退院のきっかけとなった。 また、主人公の崩壊を決定づけたのも彼女であった。主人公は一度だけ精神科医に心を開き悩みを全て打ち明けようとする。 だがその時、睦月と偶然鉢合わせてしまい、「喋ろうとした自分を天使が責めに来た。他言は許されない」と思い込んでしまう(*11)のである。 ラストはバッドエンドも含め、更に悲惨な結末を迎える。 個別ルートのエンディングでは、女性全員から「さよなら」を告げられて場面が暗転。 精神科医と主人公の姉によって主人公が精神病患者であること、そうなってしまった詳しい理由などが明かされていく。 エンドロール後、主人公は保険医だと思い込んでいた精神科医をきちんと認識して話しかけるため、元に戻ったのかと思いきや、今度は自分が見習い医師だと思い込んでしまっている。 さらに最後にネガ反転した色調に全裸になった5人のヒロインたちが主人公を取り巻き「先生!」と呼ぶという、さらなる事態の悪化を暗示するかのような1枚絵が表示されて本作は幕を閉じる。 攻略可能なヒロインは5人いるが、どのヒロインのルートを選んでもエンディングは変わらない。 何の救いもないのだが、全てを失った主人公が辿り着いた安住の地がこの結末だったことを思えば、このラストシーンも一概に否定出来ない。そこにこの物語の悲哀がある(*12)。 一方バッドエンドは、「叫び暴れる主人公が取り押さえられ、鉄格子窓の病室(*13)に隔離される(=他人に危害を加える恐れのある末期患者)」という、とことん救われないもの。ちなみにこの結末では、それまで誰もいなかった背景の様子に変化が現れる。 評価点 緻密に練られた狂気のシナリオ構成 イレギュラーなテーマを扱ったシナリオということもあって、文章のそこここに「意味不明さ」「不自然さ」を感じさせる表現を多用している。しかし伏線の張り方や文体・言葉遣いなどは丁寧で、意外と読みやすい。 上記の通りかなり一般的なゲームシナリオから逸脱としているが、狂気とエロティックな展開は他に無いオリジナリティがある。暴力とエロス、そして倫理から外れた本作は、アダルトゲームという媒体を最大限に活かしているシナリオと言っても過言ではない。 展開や結末も理解しやすく、一度エンディングにたどり着けば演出や選択肢の意図に気付けるだろう。 ネタバレの項で上述したように、結末を知った後でプレイすると新たに気付けることもあり、奥深さも兼ね備えている。 主人公の内面の葛藤などを表した迫真の描写 多かれ少なかれ一般人もコンプレックスや劣等感はある。これらを丁寧に描写しているため、ついうっかり共感してしまい、「こんな鬱まみれの作品に同調してしまうなんて自分はもうダメなんだ…」とならないよう、くれぐれもパッケージの注意書きにはきちんと目を通しておくこと。 妖艶で陰湿で残酷な世界観 序盤の日常的な雰囲気から後半の一気にインモラルでエロチックなシナリオに、嗜虐的で残酷なシナリオを混ぜた本作は恐ろしくミスマッチしている。 しかしそのミスマッチ加減が結果的にシナリオの世界観を広げており、本作の魅力を高めている。 キャラクター 女性キャラクターが細かく設定されているのはもちろんであるが、アダルトゲームでは有象無象の男性主人公も細かく設定されている。端々で見られる主人公の過去と性格から現在の異常な環境へと至る理由付けが丁寧である。 BGM さっぽろももこが作曲。作品内容との一体感がよく出ているとされ、高く評価される傾向にある。 数自体は少なめで、イベントの内容に応じて細かく曲を変えるような演出法は使われていない。各ヒロインごとのテーマ曲はそれぞれの性格に合わせた個性的なものだが、通常BGMは黄昏時らしくスローテンポ。淡々と繰り返される人見青年のけだるい一日を象徴するかのごとく、いつも同じ曲が流れている。 エンディング曲の「『さよならを教えて ~comment te dire adieu~』 原詞:長岡建蔵 作詞・作曲:さっぽろももこ 編曲:高瀬一矢(I ve) 歌:MELL(I ve)」は、美声の女性ボーカル、退廃的な歌詞、重々しい伴奏のバランスが作品の雰囲気にほどよく調和した、人気のある曲である。 ちなみにボーカルのMELLは後にアニメ『ブラックラグーン』の「Red fraction」などを歌う人で、高瀬一矢は『Kanon』の「Last regrets」「風の辿り着く場所」や『AIR』の「鳥の詩」の編曲も手掛けた。I veは当時業界で最も勢いのある音楽グループで、ゲームのパッケージには「I ve sound」のロゴがあしらわれている。 発売当初、パッケージの一部と実費を送るとサウンドトラックが入手できた。長岡氏がCD-Rに手焼きしており、20人ほどしか手に入れていないという。 その後ゲームのDL販売に合わせ、改めてプレス盤(通常のCD)でサウンドトラックがリリースされた。現在は廃盤となりこちらもプレミアが付いてしまったが、iTunes StoreなどでDL購入可能。 その他 上述したようにADVとして類を見ない演出が用いられており、それがしっかりとシナリオに生かされている。 主人公が見ているものがプレイヤーにも伝わり、共感しやすい。 賛否両論点 アダルトゲームとしての実用性 基本的には期待できないものと考えていい。やらしくないのではなく、シチュエーションが特殊すぎることと、初見のプレイヤーにとっては不整合なシーンの繋ぎ方をしていることがその理由である。 なんの気なしにヒロインに会いに行くつもりで場所を選択したら、暗転から復帰直後にいきなりアダルトシーンが始まった、しかもその内容が猟奇的なものだったら……ただあっけに取られるしかないのが普通だろう。 欝描写 かなり救いの無いシナリオであり、通常のゲームのBADエンドよりも遥かに胸糞悪いオチ。 人によってはそこが本作の魅力であり、そこが本作の欠点である。 問題点 実際の精神医学と比較してみると突っ込み所も多く、現実ならば上記の担当医は信じられないほど無能な医者ということになる。技術が稚拙なうえ、「患者を誘惑する」という倫理的にもありえない行為に及ぶからである(*14)。これについては「あまりにも純粋すぎる主人公の内面に惹かれて、治療のために自分の体を許してもいいと思ってしまった」という説明もあるのだが、どちらにせよ医者としては失格である(作中で担当医自身が自分は医者失格だと言及しているので、自覚していないわけではない)。 また、主人公を(トラウマの原因の1つである)姉と毎日会わせるというミスを犯している。そんなことをしたら病状が悪化するのは目に見えている。こちらは作中でもミスと見なされているが、担当医がそれを知らないというのはどうなのか(*15)。 セーブはテキスト表示中に行う。移動先や選択肢を選ぶシーンではセーブできない。 テキストADVを遊ぶにあたり「むしろそこでセーブしたい」というポイントに限って対応していない。システム周り全般は、同時期のADVと比較すると不便な方だろう。 代替措置(?)として、セーブ不能になるポイントの一歩手前で、文頭に「∴」記号が表示される。また、既読スキップもそこで一時停止する。 あそBDでは移動先などの選択肢でもセーブが可能となった。 DL版ではどこでもセーブできるようになり、改善されている。 状況は限られるが進行不能バグがある。 後に修正パッチで対応された。 総評 尖った表現を躊躇しないアダルトゲーム全般の中にあっても、従来のゲームとは明らかに一線を画した作品。一人の悩める男の日常を描いた学園物であるかのような物語の中にそれとなく不安定な非現実感を織り交ぜる手法で、作品世界に読み手を強く引き込んでくる。 いちADV作品としてはかなり簡略化されたシンプルな構成をしている上に、プレイ環境も快適とはいいがたい。しかしその強烈な内容に衝撃を受けたプレイヤーは多く、今なお熱心なファンが存在する。 なにぶん、現実と非現実の境目を曖昧にした作風とグロテスク表現の存在から、パッケージに大々的な注意書きのなされた作品である。 触れてみる際は自己責任で、また絶対に「ネタ要素の話題性ありき」で甘く考える事の無いように注意。 余談 本作の原点は『蛹化の女』という音楽もシナリオも無い、ただ数枚の絵がストーリーを描いていくだけの作品。 元は1994年にHARD社から発売されたオムニバスソフト『塊~かたまり』のコンテンツの一つだったが、2023年にDLsiteで単独配信された。 ビジュアルアーツの馬場社長の「『Kanon』の様なゲームを作れ」というお達しによって誕生したエロゲである。完成したのは似ても似つかない代物だったが。 後年のインタビューでは、「『Kanon』のような泣きゲーを作れ」ではなく「『Kanon』ぐらい売れるゲームを作れ」の意味合いだったのではないかと振り返っている。(長岡建蔵インタビューより) なんと作中に『スーパーマリオ』の話題があろうことか実名で出てくる。要約すると「マリオは、幻覚キノコや大麻の花で大きくなったり火を出す妄想をしている。助けるべきお姫様も本当にいるのか、いたとしても怪物に囚われているのかどうか…」というもので、知る人ぞ知る伝説のネタとなっている。 「ヒロインを助けなければならない」と勝手に思い込む主人公をなだめる文脈で放たれたセリフなのだが、やはりというべきか、結果として主人公の妄想を深めるだけで通じることはなかった。 『素晴らしき日々~不連続存在~』では本作のこのシーンをネタにした台詞がある。 スタッフロールは黒い背景に赤字の明朝体というカラーリング。それまでの引き締まった雰囲気を継続させる演出も含まれている。 スタッフロール内の協力欄に「上野公園にいたおじさん」という謎の人物が書かれている。目黒御幸ルートで出てくる「宇宙は薔薇に似ている…」の台詞などが、そのおじさんの話を参考にしているという。 「上野公園にいたおじさん」に限らず、職種がはっきりしない「協力」欄に書かれた人物は多い。 またエログロ漫画家として知られる氏賀Y太氏も協力欄にクレジットされているが、後述の増補改訂版が頒布されたイベントの際何をしたのか質問され、本人は「特に何もしていない」、長岡氏は「その時期に知り合って飲みに行っただけ、スペースが余ってるからなんとなく」と答えている。 劇中や販促ポスターで使われている「彼女の唇はさよならのカタチをえがいて…こわばる。」という文は、BGMを担当したさっぽろももこがかつてRIKA名義で歌手として活動していた際のデビュー曲「雨の中で僕は」の歌詞からの引用である。 2021年3月13日、阿佐ヶ谷ロフトにて発売20周年を記念したイベントが行われた。 長岡健三氏・石埜三千穂氏・さっぽろももこ氏によるトークショーに、さっぽろももこ氏率いるPINPONSのミニライブが挟まれる形。目黒御幸役 紬叶慧氏・大森となえ役 涼森ちさと氏も声だけではあるが出演。新規グッズやコラボドリンクの販売も行われた。 プレゼントコーナーでは、ポスター・描き下ろし色紙・未開封シュリンクにサインの入った「地獄SEEK 公式ビジュアルブック」・チューブからし(*16)などがプレゼントされた。 終演後YouTubeでのアフタートーク配信にはイベント出演者に加えケロQのSCA自氏も参加した。 2023年にはイベント公式Twitterにて映像商品化がアナウンスされた。 プレミア化・再販 プレミアが付き、6~7万円以上の値段が付くことさえある。 箱が特殊な構造のため、開封時に傷つきやすい。そのため、美品や新品は特に高値。 2010年10月7日、TwitterにてCRAFTWORK主宰の長岡建蔵氏からDLの許可が下り、再販が決定。その後2011年12月16日にあそBD(BD-PG)で再版された。 一部の表現に修正が入っているため、オリジナル版所持者からの評価は低め。 それでも売れ行きは非常によかったらしく、長岡氏はBD-PG版の利益で借金を完済したことをTwitterで発言している。 しかし再販から時間が経つにつれ、廉価版まで値上がりした。 2016年1月29日にDLsiteで2,700円で独占販売開始。ようやくPCで安価でのプレイが可能となった。 Vista以降10までの最新OSに対応している他、バックログやバックログからのロードなどの新機能が追加されている。 フォントがデフォルトではゴシック体になっているが変更可能。なお長岡氏は「明朝でやってくれ」と発言している。 設定資料集やテレホンカード等の関連商品も、軒並みプレミア化している。 発売から15年以上経ってからも新規のフィギュアやキーホルダー等の関連商品が販売されている。制作人からもファンからも愛されているのが窺える。 設定資料集はDLsiteで購入可能 2002年コミックマーケット63にて「CRAFTWORK side.c」名義で頒布したもの。前述のあそBD版ブックレットにて原稿・DTPデータが現存しておらず再販は不可能である旨記載されていたが、長岡氏が所有する本をスキャンしたものが2012年とらのあなダウンロードストアにて販売されていた。が、同サービスが終了したためDLsiteへ移管した形。 2018年、長岡氏が増補改訂版の制作を宣言し、上記の設定資料集は一時販売休止。2019年にイベントでの頒布後『comment te dire adieu さよならを教えて 設定資料&原画集[増補改訂版]』が販売された。同時に旧設定資料集も販売再開されている。 CRAFTWORKに関して 本作を製作したCRAFTWORKの作品にはクセの強いものが多く、代表作には『for elise ~エリーゼのために~』と『flowers ~ココロノハナ~』があり、開発に協力したものには『地獄SEEK』がある。 この中で一般エロゲーマー(?)向けの作品は「CRAFTWORK side B」ブランドの『ココロノハナ』のみで、『エリーゼ』は恋煩いに悩んだ男性が妄想に心身を支配される話、『地獄SEEK』は地獄の鬼が罪人の女性に責め苦を与えるというぶっ飛んだ話である。 『エリーゼ』に関しては登場したヒロイン全員が主人公に殺される上、恋煩いの相手以外に愛は全く無いので『さよなら』以上に救いがない、と見るプレイヤーもいるらしい。 その後CRAFTWORKは実質上の解散状態に陥り、本作を最後に新作は発売されなかった。というか、もともと「赤字覚悟・利益度外視」で生産していたらしく、実際パッケージ裏には「最狂最悪最高最期の物語」「断末魔」など、これで最後と言わんばかりの宣伝文句が載っていた。そこまでして出したかったのだろうか…。ある意味、その執念もすさまじい。 そんなCRAFTWORKだったが、2022年に突如Twitterアカウントが開設され、謎の新作『Geminism ~げみにずむ~』が発表され、2023年11月24日に発売された。 尚、CRAFTWORKのメンバー自体はその間も2004~2006年にかけてフライングシャインのブランド、FlyingShine黒で再結集し『おまえのなつやすみ』『おまな2 おまえんち萌えてるぞ』『ピエタ 幸せの青い鳥』の3作を発売している。 ちなみに主催の長岡建蔵氏はその後、Geminism発売までの間『とらドラ・ポータブル!』や『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』などコンシューマーゲームのUIデザインでゲーム開発に携わっていた。 長岡氏と共に脚本を手掛けた石埜三千穂氏はその後、エロゲー業界を離れて故郷に戻り地元、諏訪地方の郷土史研究家に転身した。 21年にはNHKの番組「ブラタモリ」の諏訪特集の回でゲスト出演(参照(*17))した他、少年ジャンプで連載中の松井優征の漫画「逃げ上手の若君」の監修や解説に名を連ねたりと意外なところで現在も活躍している。 上記の新作Geminismで久々にゲーム開発にもシナリオ補佐として参加。 三大電波ゲーと呼ばれる『ジサツのための101の方法』とも若干ながら関わりが有る。 理由としては、CRAFTWORKと公爵(デューク)との間で交流が有り、また『ジサツ』のシナリオライターである山田おろち氏の名前が原画集に確認されているためでもある。こちらもまた、狂気染みた展開が多い作品では有るが。 なお長岡氏は『終ノ空』『書淫、或いは失われた夢の物語。』『ジサツのための101の方法』を三大アレゲーと評している。 + デモムービー
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【検索用 たいすきなのてすよ 登録タグ 2009年 VOCALOID ごまあえP た 初音ミク 曲 曲た】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ごまあえP 作曲:ごまあえP 編曲:ごまあえP イラスト:ごまあえP 唄:[初音ミク]] 曲紹介 みくたんとちゅっちゅしたいよぉ~\(^o^)/ 曲名:『だいすきなのですよ。』 とっても愛のある歌です。 歌詞 ねぇ マスター 作りかけのうた なんだそう あれから 進んでないんだ ねぇ マスター あのキーボード 箱から出さないの? 弾いてみたいのに ニコニコの格好良い あの娘 少し 妬いちゃうけどね 気にしないの ちょっとのんびりさんの 私のマスター だけど ふたり紡ぐメロディー きっとこの空満たしてく だいすき まだ言わないよ はやくうたわせてね ねぇ マスター どうしたのお疲れね ネギでも 食べて元気を出しなよ ねぇ マスター 唐突だけどね 私は マスターのうたが好きだよ 七色の 音が私のぜんぶ つつむ この感じ「しあわせ」よ ちょっとしょんぼりな日も マスターといると あったかいの ねぇ なでて次はぎゅって 最後にちゅってしてね だいすき まだ言わない もっとうたがほしいの いろんなうたあるけど イチバンはマスターのだよ ねぇ なでて次はぎゅって 最後にちゅってしてね だいすき 何度でも言うよ だいすきなのですよ コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。