約 3,146,584 件
https://w.atwiki.jp/also_little/pages/384.html
時をかける少女にて千昭が放ったセリフ 「そんなことより私の妹が馬鹿でさー!」 千昭『俺と付き合わねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!』
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/118.html
452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/19(土) 02 22 48 ID aB2YLU4d 「コジロー生生……私先生のこと好きになっちゃいました だから…付き合ってください」 「(マジで!?良いのか俺みたいなグータラ男で? それに生徒と先生だぞ?というか顧問と部長だぞ? お前だったらもっと若くて格好良い男を見つけてられるんじゃないか)」 「………ははは、やっぱ駄目っすかねえ?」 「(いや、そんなことはない。是非嫁に欲しい。欲しいんだが お前みたいに可愛くて気立てが良くて努力家で料理の上手い娘が俺なんかとは不釣り合いなんだ)」 「………」 「(ん?料理?)」 「………あー今の事忘れてくd」 「付き合おう!!!」 「んぇ?」 「キリノ!俺も前からお前のことが好きだった!付き合おう!」 「…せ……先生ぇ!!」 「痛って、おま…こんな所で抱きつくなって」 「いや~先生も前から私のことが好きだったなんて あたしゃ嬉しいっすよー」 「(一生お惣菜食い放題…食い放題…食い放題…)」 「ん?どうしたんすか先生?」 「な、何でもない。キリノ!毎日俺の為にお弁当を作ってくれないか?」 「もちろんいいですよー!その方が夫婦っぽいですしねー」 「キリノ最高ー!」 ありそうで困る展開…
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/85.html
032 彼女たちがはじめる四色定理◆H3I.PBF5M. 「雪子ー! 鳴上くーん! クマー!」 緑色のジャージを着たショートカットの少女が、一人夜の道を歩く。 彼女の名前は里中千枝。八十神高校に通う高校二年生。 校内では溌剌とした言動で密かに人気を集める千枝も、さすがにこの状況に怯えを隠せずにいた。 「みんないないのー!? どこにいるのよー……」 ツンツン頭の少年が広川という男に殺される瞬間を目撃した千枝は、あれが芝居や作り物ではなく現実に起きたことなのだと理解している。 ただでさえこんな見知らぬ街に拉致され、鉄の首輪を嵌められているのだ。花村あたりが仕込んだ手の込んだイベント……ということは有り得ない。 持っていたデイバッグの中にあった名簿によれば、ここには千枝の知り合いが四人いた。 親友の天城雪子。転校生の鳴上悠。テレビの中にいたクマ。刑事の足立透。 「足立さん刑事でしょ、何やってんのよ……もっとしっかりしてよ警察……」 千枝が住む稲羽市ではいま、不審死が連続して起きていた。 警察は懸命な捜査を行っているが、犯人は未だ不明。被害者の関連性も薄く難事件として市内を騒がさせている。 そんな中、千枝と仲間たちはある事実を発見する。それは、深夜零時に起こる怪現象「マヨナカテレビ」が事件と関連している、ということだった。 殺人事件の被害者たちはみな、死亡する前にこのマヨナカテレビに映っていた。 千枝が転校生の鳴上悠と花村陽介というクラスメイト二人とこの現象を調査した結果、彼らはテレビの中にもう一つの世界があることを知った。 シャドウという化け物が跋扈する世界。今まで起きた殺人事件はすべて、このシャドウたちの手によるものなのだと。 千枝たちは紆余曲折ありこのテレビの中の世界を探索する力を得た。 それがペルソナ……もう一人の自分自身。精神エネルギーが作り出すパワーある像(ヴィジョン)、とでも表すもの。 守護霊のように己に寄り添うこの力で、千枝たちはシャドウを退けテレビの中を探索しているのだ。警察では決して辿りつけない真相を突き止めるために。 「花村や一年生はいない。あたしと雪子と鳴上くん、それにクマだけ。一体どうなってるのよう」 千枝、鳴上、花村、雪子、クマ、後輩の久慈川りせ、巽完二、白鐘直斗。これが人呼んで(自称だが)「特別捜査隊」のメンバーである。 幸か不幸かメンバー全員が巻き込まれたわけではない。危険な目に合わずに済んだとも思う反面、彼らがいないと不安でもある。 だが今はここにいない彼らのことよりも、ここにいる雪子と鳴上の方を優先すべきだ。 そして千枝は危険と知りつつ不安を抑えつつ、夜の街をこうして探し歩いているのだった。 「ううう……こんなもんで一体どうしろっていうのよぉ」 千枝の手にはフライパンがあった。何の変哲もない、ただのフライパンだ。 添え書きには「鋼鉄製であり銃弾くらいなら防げる」と書かれていた。 銃弾ってなんだ、銃を持ってる奴もいるのか、と不公平感を紙とまとめて放り投げた。 千枝は大のカンフー映画好きで、日頃から鍛錬も欠かしていない。花村くらいなら楽勝でボコボコにする自信はある。 が、殺し合いとなると話は別だ。シャドウとの戦いは実戦とはいえ、ペルソナを駆使したいわば悪魔狩りのようなもの。 自分と同じ人間が殺意を持って襲ってくるなど、当然だが経験したことなんて無い。 千枝にはフライパンが与えられたが、もし銃だの刃物だのを持った相手に襲われたら、自慢のカンフーがどこまで通用するかわかりはしない。 仲間を探すのは彼らを案じているからという理由だけではなく、少しでも不安を払拭したいという利己心も少なからずあった。 やがて、千枝の前に人影が現れた。 「……だ、誰っ!?」 「わわっ、待ってください! 私、怪しいものじゃありません!」 街頭が照らし出したその人物は、一言で言えばメイドだった。 いまどき漫画かゲームの中でしか見ないようなあからさますぎるメイド服。頭にはヘッドドレスまで載せている。 現代日本に生きる千枝としては馴染みのなさすぎる格好に、思わずフライパンを握る手に力がこもる。 「そんなコスプレしてる人が怪しくないわけないでしょ!」 「違います、コスプレじゃありません! 私はれっきとしたアンジュリーゼ様の筆頭侍女です!」 驚きから一転、顔を真っ赤にしてメイドが怒る。 その剣幕に千枝は逆に冷静になり、とりあえずフライパンを下ろした。 「ご、ごめんなさい……あたしもちょっと動転してたわ」 「いえ、わかってくださればいいんです。私はモモカ・荻野目といいます」 「あたしは里中千枝。えーっと、モモカちゃん? あなたは、その」 千枝は言葉を濁すが、モモカはその先を理解してくれた。 「いえ、私はあなたに危害を加える気はありません。 私はアンジュリーゼ様……名簿にアンジュという名前で載っている方にお仕えしています。 姫様を探して、お守りしないといけないんです。だからこんな殺し合いなんて絶対に許せません」 「あ、ああ、そう……良かったぁ」 モモカの言葉に安心し、千枝はペタンと座り込んだ。 街を歩く間常に緊張していたが、ようやく安全そうな人物に出会えたため気が抜けたのだった。 「あたし里中千枝。あたしも友達を探してるの」 「千枝さんですね。ええと、あなたは姫様とは……会っていませんよね?」 「うん。最初に会えたのがモモカちゃんだよ」 「そうですか……。私の方は、あなたで三人目です」 モモカが千枝に手を貸してやり、立たせてやる。 その際千枝のフライパンは元々モモカの所持品だったというので、返しておいた。 「その内のお一人に、この辺りに人影があると聞いて探しに来たんです」 「へえー、じゃああたしを入れて四人もいるってことになるんだ」 「はい。銀さん、天城雪子さんという方ですが、ご存知ではありませんか?」 千枝がモモカの言葉に強く反応したのは、言うまでもないことだろう。 「雪子ーっ!」 人気のない通りにひっそりと小さな駅があった。 その駅長室で声を殺してモモカの帰りを待っていた天城雪子は、聞き覚えのある声に思わず部屋を飛び出した。 通りの向こうから走ってくる緑のジャージは、親友である里中千枝のものに違いない。 「千枝! 良かった、無事で!」 「雪子だって! うう、安心したよぉ!」 千枝とは対照的に、雪子は赤い色のカーディガンを愛用している。 ひしと抱き合った二人は緑と赤のコントラストが中々際立っていたが、雪子に続いて店の奥から出てきた少女は無表情に眺めていた。 銀髪をリボンでまとめ、ゴシックドレスに身を包んだ少女。間違いなく美少女であるはずなのに、千枝の感想は見事なほどに無表情な娘だな、というものだった。 「ただいま、銀さん」 「おかえり」 後からやってきたモモカが合流し、千枝と雪子を室内へ入るように促す。 銀と呼ばれた少女は現れた時と同様、音もなく戻っていく。 「千枝、とりあえずこの状況を整理しよう。大丈夫、モモカさんと銀ちゃんは危ない人じゃないから」 「うん、わかった。あたしもわかんないことばっかで、ちょっと混乱してたし」 とりあえずは頭数が集まったため、無用に目立たないために窓のなく明かりが漏れない奥の部屋で話すことにした。 四人の中心にはモモカが淹れてくれた温かい紅茶がある。駅長室に備え付けてあったものだ。 「はあ、おいしー」 「体を温めれば心も落ち着きますからね」 「どう、銀ちゃん?」 「おいしい」 簡単な自己紹介は済ませた。 中でも驚きだったのが、千枝と雪子からすればモモカと銀はどうやら違う世界の人間らしい、ということだった。 たとえば銀のいた東京には地獄門(ヘルズ・ゲート)という進入禁止区域があり、日本に住んでいるものなら誰だって知っているらしい。 いくら稲羽市が都会から離れた田舎だとしても、ニュースにもなるような出来事を知らないはずはない。 仮に千枝が知らなくても雪子が知っているだろう。契約者やドールといった存在についても同様だ。 この時点ではまだ半信半疑だった千枝だが、モモカが語ってくれた彼女の世界の有り様を聞くに連れ、笑いはすぐに引っ込んだ。 ノーマ、マナ、ミスルギ皇国、ドラゴン。当たり前だがどれも知るわけがない。 困惑する千枝と雪子に、モモカがこういう可能性はどうだ、と教えたのがいわゆる平行世界の概念。 モモカと彼女の主であるアンジュが戦っていたエンブリヲという男こそ、その平行世界からの侵略者なのだという。そのエンブリヲまでが名簿に載っていることにモモカは驚いていたが。 「千枝さん、お代わりはいかがですか?」 「あ、ちょーだい」 千枝のカップが空いたのに気付いたモモカが、ティーポットへと指を向けた。 指先を躍らせる。するとポットは触れずして浮き上がり、ひとりでに千枝の元までやってきてその中身を注いだ。 「こんなの見たらねえ、信じないわけにはいかないよね」 「千枝さんこそ、ペルソナという力を使えるんでしょう?」 「あはは、テレビの中だけでね。でもここじゃあ無理みたい」 と、千枝は部屋のテレビの画面に触れる。 指先は固い液晶に阻まれ、沈んでいかない。 「ほらね、入れない」 「千枝、気付いてなかったんだ。ここ、ペルソナが出せるよ」 「え?」 「いつもやってるみたいに強く念じて……ほら」 雪子が目を閉じ集中すると、その掌に一枚のカードが現れた。 ペルソナを封じ込めたタロットカード。あれを壊すことがペルソナ開放のスイッチになる。 「うそ。んん……あっ、出た!」 千枝の手の中にもペルソナカードが現れる。 テレビの中で見るのと寸分違わない、正真正銘千枝のペルソナがそこにある。 「あ、あはは……気が付かなかったよ」 「私も偶然気づいたようなものだからね。でもおかしいよねこれって。 テレビの外なのにペルソナが出せるなんて」 「それはあの広川という男が言ってたことに関係あるのではないでしょうか」 「幻想殺しに限らない。超能力、魔法、スタンド、錬金術。あらゆる異能を自由に制御できる」 モモカに続いて銀がぼそりと補足した。 千枝からすればテンションが自分と真逆なこの銀という少女はやや絡みにくいのだが、雪子とモモカはそうでもないらしい。 二人とも納得とばかりに頷いている。 「制御できるのなら、逆に通常より強化あるいは変化させることもできるのかも。テレビの外でも使えるように」 「殺し合いをさせる上では、ペルソナよりもテレビの中に入れる力の方が厄介に思えます。 広川はテレビの中に入れさせないために、現実空間でペルソナを使えるようにしたんじゃないでしょうか」 「ううーん。なんだかめんどくさいことするなあ」 雪子に比べて頭を使うことが苦手な千枝が、広川の真意を考えてもわかるはずもない。 ふと横を見れば銀は先程からずっと、蛇口から細く出しっぱなしにしている水を見つめていた。 「銀ちゃんは水を使って周囲を観察できるんだって。千枝を見つけたのも銀ちゃんが教えてくれたからなの」 銀はついと千枝に視線を向ける。すると千枝の目の前に、濃い青色をした揺らめく影のようなものが出現する。 「なにこれ?」 「これが銀ちゃんの……ええと、観測零だっけ。水を通じて遠くの場所を見ることができるんだって」 「やっぱり、見えるんだ」 銀が言葉少なに言うのを雪子とモモカが何とかつなぎ合わせると、観測霊もまたペルソナと同じように何らかの干渉がされているらしかった。 本来は契約者しか視認できないはずなのに、契約者ではない千枝や雪子、モモカが見えているのはおかしい、と。 「それについては私たちがペルソナを使えたり、モモカさんがマナっていう力を使えるからかもしれないけど」 「広川が私たちに何か細工をしたとすると……やはりこの首輪でしょうか」 全員が首もとを意識する。そこには冷たい鉄の首輪があった。 千枝たちを縛る鎖にして、上条当麻なる少年を爆発した無慈悲な凶器だ。 「爆弾と、多分発信機のようなものも内蔵されているんではないでしょうか」 「じゃあまずはこれを何とかしないといけないのね」 「うん……でも、いまこれに手を出すのは止めておきましょう。 少なくとも何かの道具とか、機械に詳しい人と会うまでは下手に触らないほうがいいと思う」 「それについては私に当てがあります。タスクさんという方が機械に明るい方ですから」 モモカはタスクという人物について、技術だけでなく人柄も太鼓判を押した。決して殺し合いに乗る人間ではないと。 他にもアンジュ、ヒルダは必ず広川に反抗するが、唯一サリアという人物だけはどう転ぶかわからないとも続けた。 エンブリヲは問題外。絶対にアンジュの、ひいては千枝や銀の敵になると強く念を押す。 千枝と雪子も、鳴上悠とクマは信用できると伝えた。足立は警察官だがイマイチ頼りないとも。 銀は、黒(ヘイ)という文字を指し示す。それ以外は何もしない。知り合いは一人だけということだろうか。 「……えっと」 大方の情報交換が終わり、誰ともなく口を閉ざす。 そういえばここには話を仕切ってみんなをまとめるような、いわゆるリーダータイプがいないのだ、と千枝は思う。 鳴上、あるいはアンジュや黒というそれぞれが頼りにする人物がいれば違うのだろうが。 「とりあえず……これからどうする?」 「夜間に出歩くのは危険だわ。朝が来るまでここで待ちましょう」 「いえ、私はすぐにでも姫様を探しに行きたいです」 千枝は雪子と同じでもう出歩きたくはなかったが、モモカは違ったようだ。 そもそもモモカは、千枝たちと違ってアンジュに仕える身だ。自分の命よりも優先するべき人がいる。 自分の安全のために朝までじっとしていることなど考えられないのだろう。 「駄目よ、モモカさん。一人じゃ危険だわ」 「そうだよ、朝まで待って四人で一緒に行こ?」 「そうは行きません。こうしている今も姫様がどうなっているかわからないんです。 みなさんの事情は把握しました。もし私がこれから黒さんや鳴上さん、クマさんという方にお会いしたらこの場所を伝えます。 私は電車で東の方に向かってみます。もしみなさんがアンジュリーゼ様に会われた時は、どうか姫様をよろしくお願いします」 モモカは手早く出発の準備を整え、部屋を出て行く。千枝が慌てて飛び出していった。 雪子はまず火の始末をし、自発的に機敏には動けない銀と手をつないで二人の後を追う。 千枝がモモカに追いついたとき、彼女は駅に待機していた電車の車両室で計器をいじっていた。 「これなら動かせそうですね……」 「待ってよモモカちゃん! 一人じゃ危ないよ」 千枝がモモカに飛びつき、止めさせようとする。 モモカは千枝の手をそっと外そうとする……が、千枝は力を込めて抵抗した。 「このモモカ・荻野目、自分の身なら自分で守れます。 それに私たちは元々出会うはずのなかった他人同士です。どうかご心配なさらないでください」 「そんなわけないでしょ! 私ら、もう友達じゃない!」 「えっ?」 千枝が思わず放った言葉に、モモカは虚を突かれた。 当然千枝は知らないことだが、アンジュリーゼの筆頭侍女たるモモカに個人的な友人というものはいない。 生活のすべてをアンジュに捧げていたのもあるし、またそれで何の不足もなかったからだ。 例外といえば、最近交流を持つことになったヒルダやタスクといった僚友だが、彼らとはアンジュを通した付き合いとも言える。 アンジュの介在しないモモカだけの友人、というのはやはりいないのだ。 しかし、千枝はアンジュを知らない。モモカしか知らない。その千枝が、モモカを友人と言っている。 「あたしら、会ったばかりだけどさ。モモカちゃんのおかげで雪子と会えたんだから感謝してるんだよ。 それに一緒にお茶したでしょ? じゃあもうあたしら友達じゃない!」 「千枝さん……」 「ねえ、そのアンジュさんのことが大切なのはわかるよ。でもそのためにモモカちゃんが危ない目に会ったら、アンジュさんだってきっと喜ばないよ。 あたしだって、あたしのために雪子が怪我したりしたら絶対に嫌だもん。つーか、怒る! なんでもっと自分を大事にしないんだ、って!」 必死に説得する千枝の言葉がモモカに刺さる。 何故自分を大事にしないのか。それは確かに、モモカに対してアンジュが言いそうなことではあった。 「…………」 改めて、冷静になって考える。まだここでやるべきことはあるはずだ。 たとえば、情報は交換したがそれぞれの持ち物は何も確認してはいない。 千枝がモモカのフライパンを持っていたことくらいで、紅茶は駅長室にあったものを使ったのだ。 もしかしたら、モモカや雪子、銀に与えられた道具の中にアンジュを探す上で有用なものがあるかも知れない。 急がば回れ。急いては事を仕損じる。急がなければならない時にこそ、自分の立ち位置をしっかりと見定めなければ足を滑らせる。 モモカはゆっくりと息を吐き、計器を操作する手を止めた。 「わかりました、千枝さん。すみません、わがままを言ってしまって」 「モモカちゃん……!」 雪子と銀がやってくる。 モモカは千枝とともに、二人にも謝るべく歩き出した。 緑色、里中千枝。 赤色、天城雪子。 桃色、モモカ・荻野目。 銀色、銀。 こうして、四つの色を象徴する少女たちが出会う。 それぞれの大切な人と再会するべく、彼女たちの戦いが始まった。 「あっ」 「モモカちゃん?」 そのとき、モモカに異変が起こった。糸が切れたように膝が落ちる。 千枝が心配して駆け寄ってきた。 「モモカちゃん、どうかした? 気分でも悪い?」 純粋にモモカを気遣う千枝に対し、モモカは……同じく心配そうに覗きこんでくる雪子へと手を翳す。 その手からマナの光が放たれた。 「え……きゃあぁ!?」 マナの光は風となって、雪子と銀を吹き飛ばした。 「モモカちゃん! 何を……っ!?」 倒れた親友に驚き振り返った千枝の首筋に、モモカはフライパンを振り下ろす。 硬い鉄の一撃は、千枝の意識をあっさりとかき消した。 ぐったりと崩れ落ちた千枝の身体を抱え、モモカは電車に乗り込んで計器を操作。 誰でも簡単に操作できるように簡略化された電車は起動し、ゆっくりと扉を締めていく。 窓の外で、雪子が何か叫んでいた。 「待って、モモカさん! 千枝! 千枝ーっ!」 動転しているのか、ペルソナで止めるということすら思い浮かばない。 雪子の見ている前で、モモカと千枝を載せた電車は一路、東へと走り出していく。 ……マナを扱うすべての人間を操る術を持つ、調律者エンブリヲの元へ。 そしてそこには、千枝の仲間である鳴上悠もまた、自由を奪われて捕まっているのだった。 エンブリヲによって操作されているモモカはそれを語ることはない。 ただ、意志のない瞳で千枝を見つめるのみである。 【C-8/電車内/1日目/深夜】 【里中千枝@PERSONA4 the Animation】 [状態]:気絶 [装備]:なし [道具]:基本支給品 [思考] 基本:殺し合いを止めて、みんなで稲羽市に帰る。 1:悠、クマを探す。 2:モモカ、銀の知り合いを探す。 3:足立さんは微妙に頼りにならないけど、どうしようか。 4:エンブリヲに警戒。 [備考] ※モモカ、銀と情報を交換しました。 【モモカ・荻野目@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞】 [状態]:エンブリヲによる操作状態 [装備]:モモカの防弾フライパン@クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 [道具]:基本支給品、不明支給品1~2 [思考] 基本:アンジュ、タスク、ヒルダと合流し、元の世界に帰る。 0:………… 1:アンジュ、タスク、ヒルダを探す。 2:エンブリヲを警戒。 3:千枝、雪子、銀の知り合いを探す。 [備考] ※千枝、雪子、銀と情報を交換しました。 【C-8/駅/1日目/深夜】 【天城雪子@PERSONA4 the Animation】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品1~2 [思考] 基本:殺し合いを止めて、みんなで稲羽市に帰る。 0:モモカさん、どうして? 1:悠、クマを探す。 2:モモカ、銀の知り合いを探す。 3:足立さんは微妙に頼りにならないけど、どうしようか。 4:エンブリヲに警戒。 [備考] ※モモカ、銀と情報を交換しました。 【銀@DARKER THAN BLACK 黒の契約者】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品1~2 [思考] 基本:…………。 1:黒を探す。 2:千枝たちと朝まで待つ。 [備考] ※千枝、雪子、モモカと情報を交換しました。 ※電車は一駅に一つしかないため、戻ってくるのを待つか別の駅から電車が来ない限り使用できません。 時系列順で読む Back 生と力と強さの証 Next 怒れる魔術師 投下順で読む Back 生と力と強さの証 Next 神の発情 GAME START 天城雪子 069 消せない罪 里中千枝 052 儚くも美しい絶望の世界で モモカ・荻野目 銀 069 消せない罪
https://w.atwiki.jp/kodamasuru/pages/333.html
三人でお付き合い Q06-034/R カード名:《三人でお付き合い》(さんにんでおつきあい) キャラ名:「花桐 丸竜」(はなきり がんりゅう) LPリミット:10 キャラクターシンボル:クラブ 属性:軍人 END:- カードテキスト あなたは自分のLPを5%アップする。 「」
https://w.atwiki.jp/genshikenss/pages/340.html
ガンバレあたし! 【投稿日 2006/06/17】 カテゴリー-現視研の日常 「もう完全に怒った!だってそんじゃいつ会えるって言うのよ!」 そう愚痴りながら咲は大学への道を歩いていた。 高坂が朝は数少ない睡眠をとり、夜は会社に詰めていて、 直接には全然会えない日が続いていたからだ。 (もう完全に夜行性になってるしさあ、電話だって躊躇うっちゅーの) 訂正。直接ではなく電話ですら会えない日が続いたようだ。 彼女の研究室のゼミは三時から。それなのになぜこんな昼ごろに来てしまったかと言うと、 「怒りのせいでゆっくりしてもいられなかった」と言うのが正解らしい。 「はぁ…」 咲の足は、自然と部室棟へと向いていた。 万が一にでも高坂に会えるかも。 あるいは誰か怒りを誤魔化せる話を出来る相手が居るかも知れない。 その辺に当たりを付けたのか、それとも単なる習慣なのか。 「よぉ」 居たのは斑目だった。 眉毛がピクリと動く。 (はぁ…コイツか…まぁ良いけどね。高坂が本当に居るとは思ってなかったし。) 「ん…?どうした? …ああ、高坂なら今日は…いや今日もか。来てないぞ。」 尋ねてもいないのに答えられる。 「そっか…まぁそうだよな。納期がどうとか言ってたしな… 今のコーサカは、こんなオタサークルで時間の無駄遣いなんてしないよなあ。」 「…それは社会人の俺に対する挑戦か? そりゃー事務は暇ですけど~今居るのは昼休みだからだ。」 半分は嘘だ。割と無理やりに時間を作ってきている日もある。 理由は…まあ言うまでもないだろうが。今日はその意味で斑目にとってはラッキーデイだ。 「会えないのよ。」 はぁ~と息を吐き出す。 「誰と?ああ、高坂とか。いいじゃん、家にでも会いにでも行けば。 流石に予め約束しとけば、来られる事を嫌がるような奴じゃないだろ。」 今日の斑目の弁当は鮭弁。ふたを開けて先ずは鮭を一切れ箸で食べる。 「んー、まぁそうなんだけどね。」 …… 「そりゃそれは思ったけどさ。 最近コーサカ寝てないのよ。仕事が詰まっててさ。 学生でまだ本式に勤めてないんだから、そんなに詰めなくても良いと思うんだけど。」 すっと顔を下に向ける。 「数少ないフリーな時間は、せめて寝かせてあげたい…とか思うのよ。」 「はぁ。」 しかし、再び顔を上げると、どデカイ怒筋付きで声を張り上げた。 「でもさ!私に会いたいとか思わないの?!一緒に居たいとか思わないの?!あのバカは!」 …なんか咲は自分で言っていて、凄い矛盾しているような気がしてきた。 『会いたい』『寝かせてあげたい』 どこまでがわがままで、どこからがそうでないのかも全然分かんない位には。 そこで斑目にキュピーンと効果音が入った。…ような気がした。 「そっかー。つまりだ。春日部さんはこう思っているわけだ。 『自分のやりたいことはやっててもらいたい。 だってそうじゃないと高坂らしくないから。 でも会えないことは不満。っていうかナイガシロにされて居るようで納得がいかない。』 それを高坂じゃなくて俺にぶつける辺り、春日部さんらしいよなあ…」 (それだけ信頼されているのは嬉しいやらなにやら…) 自然と顔がにやける。 (しかしやっぱり高坂が一なんだろうな…) とは思ったが。 しかし咲はやや三白眼気味になる。 「あぁ?だれが冷静に私の性格を分析してくれなんか頼んだよ!? つーかニヤニヤすんな!」 斑目の襟を引っ掴んだ。 しかもそれが当たっているだけに余計に腹が立つ。 斑目は少しキョドった…が、そこは開き直った。 というかいまさら引けないと言うべきか。 冷や汗を一筋たらしながら… 「『「会いたい」「気を使いたい」「両方」やんなくっちゃあならないってのが「彼女」のつらいところだな。』」 決まった。…少なくとも斑目的には。 「はぁ?何それ? …あ、ひょっとしてまたオタワード?」 咲の目が元に戻り、手が少し緩んだ。 そしてゆっくり手が襟から離れた。 「あ、ああ、漫画…「ダダ」ってやつの五部…」 開放された斑目はカラカラになった喉を午後ティーで潤す。 …… また少し間があいた。 「あのさ斑目…」 「?」 「…もしかして…いやもしかしなくてもさ…」 「??」 「今の私って凄いブス?」 (は?何を言っているんだこの人はそんな口説いてるみたいなこと俺に言うってことは俺の気持ちを知っているのか ひょっとして脈でも有るって事なのかいやしかし高坂が居るからそれはないだろうっていうかあったらむしろ困るつーか なんだこのシチュエーションはありえねーだろってこういう痴話喧嘩って普通恋人同士とかでやるもんだろ普通はそうだ だったら高坂とっとと来て俺と代われというかいやむしろ代わらなくても良い俺的にはある意味おいしいし) 冷や汗がさっきの当社比2.5倍位だらだら流れる。 夏にそんなに汗を流すと脱水症状になるぞ斑目よ。 咲は座席の上の荷物を持って立ち上がり、ドアの方へ立ち上った。 そしてぼそりと。 「ゴメン。」 半分空の鮭弁と赤い缶の前で固まっている斑目を放置して、ドアは閉まった。 (ふぅ…なんか言うだけ言ったらスッキリした。 でもアイツの言っているように押しかけてみるってのもありかも。) 「うし、ガンバレあたし!」 小声で自分に言い聞かせるように咲は呟いた。 おわり。
https://w.atwiki.jp/souhatsu_youkai/pages/51.html
あたし? 貞子 彼? 殺られたから殺っちゃった みたいな ヒマだからイベントやってみる 的な? 電話、かける 「今度みんなで呪殺大会やろーよ」 『マジ?でも私のが念動力系強いよ』 友達の、メリー ムカツク お前ハリウッド化されたことあんのか 「いいよ別に。あたし、今ならツベとかニコで大量感染狙えるし」 『あ、狡い!』 ぶりっこすんな とにかく、メリーは参加決定 「もし?あ、みっちゃん?」 『あら、貞子さん?久しぶりね』 電話二人目 ほの暗い水の底からの みっちゃん こいつヒッキー 「今度みんなで呪殺大会をね~」 『ごめんなさい……私、給水塔から出られなくって』 「あー、やっぱそうだよね」 マジきもい 三人目 着信アリのあいつ メリーと呪殺時の接触媒体が同じ 電話 きっと揉める マジ楽しみ みたいな
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/233.html
彼女たちがページをめくるセブンティーン ◆John.ZZqWo あれから後、ファーストフード店を出た神谷奈緒と北条加蓮は汚れた服の代わりを探して街の中を歩いていた。 日は十分な高さまで昇り遠くを見渡すのにも不自由はしない。ゆえに、彼女たちのその“汚れ”もまたよく目立ってしまう。 そして、その赤い血は彼女たちの行動と結果を雄弁に語り、出会う者に全てをあからさまに知らせてしまうだろう。 「うーん……、ここにも私たちが着れるようなものはないね」 「そうだなぁ。さすがにこんなんじゃな」 だが、彼女らの新しい衣装選びははかどってはいなかった。 街中に洋服店はあまり見つからなかったし、見つかったとしても彼女たちのようなティーン向けのお店でもない。 実際、今二人が出てきた店もいかにも年配の――ようするにこのしなびた港町の客層に合わせただろう服しか置いてなかった。 色使いは地味だし、なによりデザインが古い。昭和のセンス、などというのはまさしく彼女らからしたら原始時代にも近い。 「学校があるから私たちくらいの子もいるはずなんだけどね。みんなどこで服を買ってるんだろう?」 「さぁな。すくなくともこの店じゃないってはわかるけど」 更に探してみると、今度は通りの中に小さなスポーツ用品店が見つかった。 店先のショーウィンドウには野球道具やバスケットボールなんかといっしょにスポーツウェアが並んでいる。 こちらは色使いも鮮やかでセンスが古いということもない。いつも二人が養成所で着ているレッスン着とほとんど変わらなかった。 「奈緒。あれだったらいいんじゃない? 別にそんなに変でも………………ん、奈緒?」 「…………………………」 だが、すんなりそれでいいとは決まらない。 神谷奈緒にはどうやら不満があるようで、そしてしばらく逡巡した後、彼女は北条加蓮が思ってもみなかった答えを口にした。 「も……」 「も……?」 「………………あ、あたしは、も、もっとかわいいのがいい!」 「え、え、…………えぇ!?」 神谷奈緒の顔が真っ赤に染まり、そして北条加蓮の表情も驚いたままで固まってしまった。 まさか、彼女がかわいいほうがいいと言い出すなんて。 いや、勿論、かわいいほうがいいに決まってるし、彼女だっていつもは口にしないだけでそう思っているんだろう。 でも、まさか、あの照れ屋で意地っ張りな奈緒が自分からかわいいのがいいと言い出すなんていったいどういう風の吹き回しなのか? 北条加蓮は恥ずかしさで半分泣きそうになっている奈緒の顔をまじまじと見ながら思う。 しかし、理由を聞いてみればそれは至極納得のいくもので、彼女を茶化そうなんて気持ちも吹き飛ぶものだった。 「…………これが、あたしたちの最後のステージだろ?」 「あ…………」 そうだ。ここでは生き残れるのは最後のひとりだけで、そして互いが互いを生き残らせようと考えていたし、無理なら渋谷凛をと願った。 ゆえに、少なくとも神谷奈緒と北条加蓮、二人の“LIVEステージ”はここで終わりだ。そしてほぼ間違いなく二人ともが終わりを迎えるだろう。 「あたしはもう加蓮といっしょだって誓った。だから覚悟は決めたし……その、もうこれが最後ならひとつも悔いは残したくない」 「奈緒…………」 「それに、さ。この殺しあいはきっとスタッフが監視してるんだろ? だったら、もしかしたらプロデューサーも見てるかもしれないし……」 「プロデューサーが、私たちのことを…………」 「も、もう愛想尽かしてあたしたちのこと嫌いになってるかもしれないけどさ……」 「そんな、ことないよ。……でも、すごく心配してるんだろうな。あの人」 「きっとそうだな。俺が加蓮の代わりに殺しあいをするー! とか言ってるかもしれないぞ」 「……うん、言いそう」 二人の顔にゆるやかな笑みが浮かぶ。暖かくなったと感じたのはまた少し昇った太陽のせいだろうか? 「それで、さ。あたしとしては、もし見ていてくれるなら一番のあたしたちを見て欲しいし、そうでなくても一番の格好でいたい……んだ」 「うん。私も賛成だよ奈緒」 いまだ顔が真っ赤な神谷奈緒に北条加蓮は笑顔で答える。 そこに夜が明けるまでのぎこちなさはなくて、どう考えても今が人生で一番ひどい時だというのに、なぜか一番輝いてるんだと思えた。 「でも、それじゃあどうしようか……? ここらへんには――」 しかし、と北条加蓮は辺りを見回す。先ほどから探し続けているとおり、とてもこの近辺でかわいい服は見つかりそうもない。 海辺に漁港と魚市場、そして役場と山の麓に学校を置くこの街はいかにも田舎という風情だ。 「あのさ、北のほうに行ってみないか?」 「北?」 北条加蓮の疑問に頷くと神谷奈緒は情報端末を取り出し、そこに地図を表示させた。現在位置からスライドさせて北西の街を画面に映す。 「こっちって、カジノとかビーチとかあるだろ? だからリゾートエリアってやつだと思うんだ」 「そっか、それだったらかわいい服とかも見つかりそうな気がするね」 「うん。それにライブステージもその向こうにあるだろ? だったら、ここになにか衣装があるかもしれないって思わないか?」 「どうだろう……? 衣装はいつも持ち込みだし……でも、まだ返却してないのとか、先に送ったのがあるかも……」 「だろ!」 うん、いいよ。じゃあそっちに行こう。そう北条加蓮が同意すると神谷奈緒は顔を喜色に染め、そして二人は笑いあって歩き出した。 「おしゃれするなら完璧にしないとね。ネイルは私が塗ってあげる」 「あ……、うん。よろしく……って、笑うなよ!」 「いいじゃない。私、奈緒のそういうところかわいいって思うよ」 「い、意味わかんないし!」 @ そして歩き出してしばらく、神谷奈緒は隣の北条加蓮の様子を伺い、ここであることに気づいた。 「なぁ、加蓮。その荷物、パンパンになってるけど何が入ってるんだ?」 今の今まで気づいていなかったが、気づいてみればそれはあからさまだった。 神谷奈緒の背負っているリュックに比べて、北条加蓮の背負っているリュックは明らかに大きく膨らんでいる。 「ああ、これは……多分、爆弾かな?」 「なんだ爆弾か、それなら別に…………って、えぇ!?」 「ちょっと奈緒、大きな声を出しすぎだって」 「でも、なんでそんなものが……」 聞かれて、北条加蓮は渋い顔をして言いよどむ。だが、言わないわけにもいかないかと観念し、爆弾の出所を神谷奈緒に打ち明けた。 町役場の前で殺害した若林智香――彼女の持っていたものを立ち去る前に拝借してきたのだと。 「そっか……あたし、気づいてなかったな……」 神谷奈緒は北条加蓮から爆弾をひとつ受け取り、手の平にのせて観察する。 ちょうど彼女の手の平にのるサイズのそれは黒くてまるっこくてレバーがついててピンで押さえられていて、間違いなく爆弾そのものだ。 しかもその爆弾は10個以上もあった。ひとつひとつは小さくて軽いが、さすがにこんなにあると荷物になる。 「でも、なんでこんなに数があるんだ……?」 「……さぁ?」 「まぁいいや。じゃあそっちの荷物はあたしが持つよ」 「いいって、私だってこれくらい平気だから」 「遠慮しなくていいって」 「遠慮なんかしてないってば! そりゃあ私は身体が弱いけど、でもそれでも奈緒といっしょだって決めたんだから。こんなこと……」 「でもそれで肝心な時にヘバったら最悪だろ! だから――」 「私、足手まといのはなりたくな――」 「そういう意味で言ってんじゃ――」 「そうだもん――」 「なんでいじけて――」 「いじけてなんか――」 ……………… ………… …… 「ハァハァ、わかった……じゃあ半分こな?」 「……ハァハァ、……最初からそうればよかったね……」 長い押し問答の末、結局は半分ずつ持つということになり、そしてずっと往来の真ん中に棒立ちだったことに気づくと二人は狭い路地に駆け込んだ。 そしてそれぞれに荷物を下ろし、中身の移動を始める。 「そういえば、加蓮のもらった武器ってそのボウガンの他はなにだったんだ?」 「…………私の武器はこれだけだけど?」 北条加蓮は神谷奈緒の質問にクエスチョンマークを浮かべ、地面に置いていたピストルクロスボウを拾う。 リュックの中に入っていた武器らしいものはこれだけだ。強いて言うならピストルクロスボウと矢のセットだが、それはわざわざ言うことでもない。 「あ、そうなのか」 「じゃあ、奈緒はその斧以外にもなにかあったの?」 「うんまぁ、一応。武器じゃないけど」 首肯して神谷奈緒は上着のポケットからなにかを取り出す。手の平の中に収まるほど小さくて四角いそれは、デジタルカメラだった。 「フラッシュを使えば、目くらましくらいにはなるかもしれないけど」 「それだったら、爆弾は防犯ブザーといっしょだった」 「武器といっしょにおまけがついてるのかな?」 「ちょっと待ってて……」 言われて北条加蓮は自分の荷物を漁り始める。爆弾を横に置いて、食料や水を確かめ、リュックのポケットになにか入ってないか探す。 だがしかし、最終的にはリュックを空にして振ってみるまでしたものの特にそれっぽいものは出てこなかった。 「やっぱり私にはこのクロスボウだけみたい」 「まぁ、そういうこともあるか」 納得し、二人はまた荷物の整理に戻る。そして11個ある爆弾をどちらが6個持つかでまた少しもめた後、北条加蓮はあることに気づいた。 「ねぇ、そのデジカメって写真は撮れるよね?」 「まだ試してないけど撮れるんじゃないか? デジカメだし」 「じゃあ動画は撮れる?」 「うん、撮れるよ。録画に切り替えるスイッチついてるし」 「じゃあさ――」 北条加蓮は神谷奈緒の両肩に手をのせ彼女の目をまっすぐに見て言う。 「かわいい服が見つかったらさ、それで二人で歌って踊ってるところを撮ろう」 「はぁ……?」 神谷奈緒は突拍子もない提案に呆れた顔をしたが、しかし彼女を見る北条加蓮の目は真剣そのものだった。 「奈緒は言ったよね。最後だって。だったら私は何かを残したいよ」 「加蓮……」 「何か形にすればさ。届くかわからないけど、でも、もしかしたらプロデューサーの手にそれが届くかもしれない。 私たちがここで終わっても、誰かが、それがプロデューサーでなくても、私たちがいたんだってこと、知ってもらえれば……」 「…………そうだよな。あたしたちは『アイドル』で、ここにいたんだ」 神谷奈緒は涙ぐむ北条加蓮の背に手を伸ばし、そして優しく抱き寄せる。 「これで最後だもんな」 「……だから、私と奈緒の形、ここに残そ?」 ああ。と神谷奈緒は力強く頷く。そして二人はこの時、抱きあいながら二人ともが同じことを考えていた。 もしここに『アイドル』としての最後の姿を残せるというのならば、そこに渋谷凛がいることは叶わないだろうかと。 二人に追いついてきてと言った彼女と、もしここでいっしょに『アイドル』としての姿を残せるというのならそれはどんなにいいことだろう。 だが同時にそれは叶わないだろうとも二人は考える。 なぜなら二人はもう汚れてしまったからだ。渋谷凛に同じ汚れを被せるわけにはいかない。 そして二人には確信できる。神谷奈緒と北条加蓮が互いにそうしたように、事情を知れば彼女もまたこちら側にくるだろうと。 であるならば、やはりそれは叶わぬことだ。 ただ願うならば、二人が残した形がいつか彼女にも届けば、彼女に“追いつければ”いい。それがせいいっぱいだった。 @ 「じゃあ行こうか。大分時間くっちゃったしさ」 「そうだね……っと、と」 荷物を背負い、立ち上がったところで北条加蓮の身体が揺れた。神谷奈緒は咄嗟に支えると、彼女の白い顔を心配そうに覗きこむ。 「大丈夫か? 顔色がよくないぞ?」 「平気だってば、ちょっと太陽が眩しかっただけだって」 北条加蓮は神谷奈緒から離れて先を行こうと歩き出す。が、2,3歩もしないうちにまた足がもつれてしまう。 「おいッ!?」 「…………あ、あれ? おかしいな」 どうしてこんな急に? それは北条加蓮自身にも謎だった。いくら身体が弱いといってもまがりなりにアイドルだ。今はもうそこまで虚弱じゃない。 少し辛そうな気配があるとすぐに奈緒やプロデューサーが飛んでくる。そこまでするのは大げさだ。と、いつもそう思っている。 それはともかくとして、今はどうしてこんなにふらふらとしてしまうのか? その彼女自身すらも自覚していない謎はしかしすぐに解けることになる。 く~……という、かわいらしいお腹の音によって。 「加蓮、お前…………」 「ごめん。よく考えたらさっきのハンバーガー食べずに出てきちゃってた……あはは」 「あ~、もう…………」 盛大にため息をつくと神谷奈緒は時計を見て、それから通りを見渡し、そして北条加蓮に肩をかして立ち上がらせる。 「もうお昼も近いしさ。ここらへんでご飯食べていこう。北の街までも距離あるしさ」 「うん、ごめんね……。足引っ張っちゃって」 「いいって別に。あたしだって加蓮がいなくちゃ……」 「何?」 「なんでもないよ! それよりも食べたいもの決めてくれよ。でないと鞄の中の非常食になるぞ」 「それは嫌かな。でも、奈緒がつくってくれるならなんでもいいよ」 「あたしが作るのは決定なんだ。まぁ今はいいけど。……でも、何にしようかなぁ」 神谷奈緒は改めて通りを見渡す。幸いなことにこの通りにはいくつかの飲食店が並んでおり、選択肢があった。 とれたての魚が食べられると――もっとも今はそれは期待できないだろうが――と張り紙のしてある年季の入った定食屋。 かしこまった風格のあるちょっとお値段も高そうな――この状況で値段なんて関係ないが――お蕎麦屋さん。 そして、壁にコーヒーの香りが染みついてそうな喫茶店と、ウィンドウの中にオムライスの食品サンプルが並んだ洋食屋さん。 他にも通りを進めばまだいくつかのお店があるらしい。 「うーん…………」 北の街までの道なりはそれなりに遠い。途中で誰に会うかもわからないし、場合によっては飛んだり走ったりもするだろう。 街中とは違い身を隠す壁も期待できないわけだし、できるだけ素早く通り過ぎたくもある。 そのためにはここで十分な体力を蓄えていく必要があるだろう。 とはいえ、倒れそうなくらい空腹の彼女に無茶な暴飲暴食はさせられないし、好みだって考慮する必要がある。 「じゃあ、あのお店に入ろうか。あそこでお昼ご飯作ってあげるよ」 神谷奈緒が指差した先、そこにあったお店は――――…… 【G-4/一日目 昼】 【北条加蓮】 【装備:ピストルクロスボウ、専用矢(残り20本)】 【所持品:基本支給品一式×1、防犯ブザー、ストロベリー・ボム×5】 【状態:空腹】 【思考・行動】 基本方針:覚悟を決めて、奈緒と共に殺し合いに参加する。(渋谷凛以外のアイドルを殺していく) 0:奈緒のつくるものならなんでもいいよ(奈緒は私の好みを知ってるし)。 1:北西の街まで移動して、そこで“かわいい(重要)”服を探す。見つからなければライブステージまで足を伸ばす。 2:かわいい服に着替えたら、デジカメで二人の『アイドル』としての姿を形にして残す。 3:もし凛がいれば……、だけど彼女とは会いたくない。 4:事務所の2大アイドルである十時愛梨と高森藍子がどうしているのか気になる。 【神谷奈緒】 【装備:軍用トマホーク】 【所持品:基本支給品一式×1、デジカメ、ストロベリー・ボム×6】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:覚悟を決めて、加蓮と共に殺し合いに参加する。(渋谷凛以外のアイドルを殺していく) 0:よし、お昼はあそこで食べよう。 1:北西の街まで移動して、そこで“かわいい(重要)”服を探す。見つからなければライブステージまで足を伸ばす。 2:かわいい服に着替えたら、デジカメで二人の『アイドル』としての姿を形にして残す。 3:もし凛がいれば……、だけど彼女とは会いたくない。 ※二人とも服が血で汚れています。 ※北条加蓮はストロベリーボムについていたメモを読んでいません。 ※塩見周子の持ち物は彼女といっしょにファーストフード店に置き去りになっています。(基本支給品一式×1、洋弓、矢筒(矢x25本)、防護メット、防刃ベスト) 前:バベルの夢 投下順に読む 次:賽は投げられた、と嘆くのではなく自ら賽をぶん投げる勇気 前:スーパードライ・ハイ 時系列順に読む 次:揺らぐ覚悟、果ては何処に 前:晴れ 北条加蓮 次:自転車 神谷奈緒 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/8696.html
このページはこちらに移転しました 物凄く長い付き合い 作詞/ものぐさ大臣 A)ただ一緒にいるだけで 満足だった それだけで 心が満たされる気がした B)昔は誰もが標準装備だった 今は見ることもないが 誰でもきっと触れたはず あるのは「苦い思い出」か「良い思い出」か S)流行に流されず ただマイペースに 忘れられても ずっとそこにいた 新しい仲間が増えて 忘れ去られた それでもただ 出番を待ち続ける相棒 A)ただ一緒にいるだけで 満足なんだ それだけで 心が満たされる気がする B)昔は誰もが標準装備で 今でも好きな奴はいる 誰でも触れていたんだ あるのは「苦い思い出」か「良い思い出」か S)流行に流されず ただマイペースに 忘れられても ずっとそこにいた ギターやドラム それらが現れ 忘れ去られた ソプラノリコーダー
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/320.html
作詞:暗幕P 作曲:暗幕P 編曲:暗幕P 歌:鏡音リン 翻譯:油子 あたしファーム(我是Farm) (Farm 農場、養殖場) 排到我的後面來 你是最前面的一個唷 大家一起互相配合 好好地培育我喔 因為你是在後面的人 接受這零件吧 然後 溫柔地對待我 給予那個喔 大家排成一排 你從今天開始是第二個 大家拼死的努力 優秀地培育我喔 養育著我 沒有任何人知道其理由 但還是一直這樣持續過來了 想太多也是 沒用沒用 我究竟是 什麼東西呢 即使這樣 還是不太清楚 一直如此 被培育過來 事到如今 也無法停止了吧 對吧? 大家快點來排好 你是後面倒數第二個 大家一起互相配合 溫暖的培育我! 你要將「最後一個人」 好好地抓起來喔 然後呢 輕輕地搬運過來 交給前面的那個人 照著順序排列 你終於也變成"最後的人" 從今以後將無法休息 將「零件」給我吧! 我的農場 翻譯:pumyau 在我身後排好 你是第一個唷 大家互相幫忙 好好培育我唷 你要從後面的孩子那邊 接下零件唷 然後 溫柔的 把那個給我唷 大家排成一排 你今天開始是第二個 大家要努力到死 把我培育的很出色唷 培育我的理由 雖然沒人知道 不過反正都這樣過來了 再想也是沒用沒用 我到底是什麼呢 雖然連這也不清楚 不過反正都一路培育過來了 現在也不能喊停了吧 對 吧? 大家趕快排好 你是倒數第二個 大家互相幫忙 把我培育的舒舒服服的 你要好好的 把「最後的孩子」抓住唷 然後呢 把他弄的好搬運點 交給前面的孩子唷 照順序排好 你終於也成了「最後的孩子」了 從今以後也要不~斷努力 把零件給我
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49901.html
登録日:2021/12/02 Thu 00 03 55 更新日:2024/08/17 Sat 18 46 08 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 あたしンち くちぱっち たっくん 桃森すもも 袴田さん 襟足 / ̄ ̄ ̄\ | νvvvvvv |ν |/iν ・ ・ |/ν○ ○|w、 3 )  ̄ ̄ ̄ ̄ / ̄ ̄ ̄ ̄\ ( ( /// ^ (( | |━' '━ || | | ///||G) | || |ミミ 乀 ▽ v/  ̄ ̄ ̄ ̄ たっくん CV.桃森すもも たっくんとは、「あたしンち」に登場する男児である。原作では単行本12巻、アニメでは463話にて初登場。 年齢は3歳くらいで、正式な名前は「袴田タク」。 たまごっちに登場するくちぱっちのような、目が点で唇を突き出している顔つきが特徴。明るい茶髪で襟足が長いヤンキーの子供のような髪型をしている。 年相応の子供らしく、話し方はカタコトかつ舌足らず。好奇心旺盛で、様々なものに興味を持つ。 頭の中で独特の世界観が展開されているようであり、よく分からない言動を取ることもある。 立花家と同じマンションの二軒隣に住んでおり、時々立花家の世話になる。 そのときにユズヒコと遊んでから彼のことが大好きになり、「お兄ちゃん」と呼ぶようになる。 同時に強い憧れを抱いているようで、ユズヒコの言動を積極的に聞き入れたり真似したりする。 が、ユズヒコ以外の相手の聞き分けはあまり良くなく、黙り込んでしまうことも多い。 さらに大泣きすると目を大きく潤ませて断末魔の如くとてつもない勢いで泣きじゃくるため、対処にはとても手を焼く。 たっくんが登場する回はユズヒコの面倒見の良さも堪能できるのでユズヒコのファンからも人気がある。 しかしそれとは逆にユズヒコの姉のみかんとはほとんど面識する機会がなく、アニメでは一切対面していない。 2020年に公式で行われたキャラクター人気投票では、みかんやユズヒコの親友である清水(しみちゃん)や藤野を差し置いてなんと 第7位 に君臨。 700話以上あるアニメで彼が直接登場するのは計9話と少ないが、そのインパクトと愛らしさから絶大な支持を受けている。 一方で、たっくんの大泣きする様子が好きなのか彼のリョナラー、そして仕草がウザいと感じるのかアンチも一部存在する。 どちらにしろ「あたしンち」において彼が大きな注目を集めている人物なのは確かであり、Abemaのあたしンち配信で彼が登場するとコメント欄が非常に盛り上がるのが通例。 袴田 CV.伊藤美紀 たっくんの保護者の若主婦。たっくんと同じ回で初登場。作中では「袴田さん」と呼ばれる。 立花家と仲が良く、立花母と話すだけでなくたっくんを預けることも多い。 少しおっとりした雰囲気、アニメでの声質から妙に艶っぽい。 おまけに配偶者らしき人物は登場しない。そもそも袴田さんがシングルマザーなのか、それとも配偶者の仕事が忙しいのだろうか…? たっくんが登場する回には必ず登場しており、単独で登場したときは立花母にパン屋で買ったジャムをおすそ分けに来た。 立花母はそのパン屋を営む夫婦についての情報を袴田さんに得意気に話すが、実はその情報は全部袴田さんが以前立花母に教えたものだった。 話を聴いているときの袴田さんは共感性羞恥からか非常に赤面した。 アニメでの登場回 アニメ版でたっくんが直接登場する全エピソードの紹介。 ユズ、おにいちゃん? 第463話。記念すべきたっくんと袴田さん初登場回。 ユズヒコは自室でたっくんの世話を受け持つことになる。 クイズ・ミリオネアのようなごっこ遊び等たっくんの独特なノリにユズヒコが乗ってあげると目を輝かせて喘ぐ。 自分に付き合ってくれるのがとても嬉しいようである。 かなり楽しかったのか帰宅する時間になると大暴れしながら大号泣。 ユズヒコも静かになった自分の部屋に戻って、涙がこぼれるのであった。 ユズ、キング大王っ 第511話。 たっくんが見ているテレビ番組に登場する頭脳明晰なキャラクターから名を取って、ユズヒコを「キング大王」と呼ぶ。 このときは虫に熱中しており、ユズヒコが相槌を打ってくれるのが嬉しくて、カブトムシやトンボ、てんとうむし、ダンゴムシといった昆虫の知識をユズヒコに披露する。 しかし、ユズヒコにホタルについて聞かれたとき、たっくんにはホタルの知識がインプットされておらずフリーズ。 新たにユズヒコが教えてくれるホタルやアリについての知識に感動を覚えたのであった。 母、足が器用 第526話。 立花母が袴田家にお邪魔して袴田さんとコタツに入りながら談笑していたとき、足に何かの存在を感じる。 その肌触りから猫かと勘違いし、足でソレを蹴ったりつねったりする。そもそも何故猫にそんなことをしようとするのか(原作では洗濯物と勘違いして形を戻そうと延ばしたりするうちに「コレは洗濯物じゃない」と思いっきり足でつまむ) が、その正体はコタツで寝ていたたっくん。 足で髪を引っ張られたり頬をつねられたりしたたっくんは大泣きして、コタツから飛び出してしまった。 このシーン(通称 た虐)は一部から定評がある。 たっくん、なんで? 第543話。 たっくんの好奇心旺盛な面が押し出されている回。 電話で「もしもし」と言う理由や雲の原理など、たっくんに色々な現象について「なんでなんで?」と質問されるが、ユズヒコは分かりやすく噛み砕いて説明する。 その度に「おぉ~~わかった!!!」と感激するたっくんは見もの。 それぞれのハロウィン 第583話。 仮装として黒いゴミ袋を被って「とりおあとりー!(*1)」と叫びながら立花家を訪問。 立花母はお菓子の代わりとしてカボチャの煮物を出すも、たっくんはあまり好みではないようで手を付けようとしない。 しかし、ユズヒコが食べているところを見て自分も真似して食べ、今までの苦手の克服に成功した。 劇場版3D あたしンち 情熱のちょ~超能力 母 大暴走! 2010年に公開された3D映画。 立花家の母が突然超能力(念力)を手に入れ、それによる葛藤や困難の解決を描く。興行収入は 約2000万円 。 吠える犬が怖くて道を通れなかったが、エスパーママン(18)こと立花母が念力で犬の口を閉じてくれたため通れるように。 そのときの袴田さんのいつもと違うヘアスタイルにも注目。 また、立花家の住むマンションが崩壊しそうになって外に避難していたときも、マンションを復旧するために奮闘する立花一家を応援した。 たっくんの節分 新あたしンち第49話。 絵本で見た鬼に憧れ、ユズヒコと公園で鬼ごっこ(鬼になりきる遊び)をする。 悪印象を抱かれることが多い鬼であるが、ユズヒコは「鬼ならこうしている」と鬼を手本として、譲り合いやゴミ箱へのゴミ捨てなどたっくんに善い行いをさせようと促す。 最後は立花家で豆まき。節分を存分に満喫したたっくんなのであった。 よく食べるたっくん 新あたしンち第58話。 ユズヒコが食べているところを見れば真似して大人に匹敵する量をたいらげてしまう。 それを見て袴田さんは驚愕。たっくんは自宅では食が細く、何を出してもあまり食べないらしいのだ。 ホットドッグ、魚肉ソーセージ(ギョニソ)、6Pチーズと様々なものをユズヒコと一緒に食べる。 たっくんの表情や食事シーンを数多く見ることができ、たっくん好きには特にオススメしたい一話。 ユズ、暗黒世界 新あたしンち第63話。 道端でユズヒコと出会いユズヒコが話しかけるも、たっくんは泣いて逃げ出してしまう。 ユズヒコはこのとき鼻が詰まっていて口呼吸していたのでそれが溜め息と勘違いされ、嫌がられてしまったのだ。 それだけで泣いて逃げ出すとは思えないが、それ以外にユズヒコからは本当に暗黒物質が出ていたのかもしれない。 名言 「びっくりしたねー」 初登場回より。 たっくんがいきなりボールで転んで起き上がって開口一番の発言。 普通なら泣き出しそうなものだがたっくんは動じなかった。 自分がびっくりしていそうなものなのに他人事のような言い回しが印象的である。 「たっくん泣かない!」 キング大王回より。 ユズヒコと別れる時間になったが、大泣きした前回と違って泣かないことを自ら断言。 その立派さや涙を堪える頑張りぶりにユズヒコも思わず「か、かわいい…」と感嘆した。 「タクモタベル」 ハロウィン回より。翻訳すると「たっくんも食べる」。 嫌いだったカボチャをユズヒコが食べているのを見て、自分も食べることを決心した際の発言。 滑舌がまだ良くない未熟さがありながらも、ユズヒコを見てたっくんが成長したことが実感できる健気なセリフである。 一部出演回 母のおしゃれカンっ 第157話。 立花母が結婚式に出席するので、みかんの勧めでいつもと違う美容院に行った。 しかし、その髪型は母には全く似合っていないストレートパーマだった。 作中で父は「ナスのヘタ」と例えているが、実際はたっくんの髪型に酷似している。 たっくんの髪型だけの友情出演とも呼べる回。 母、新兵器が好き 新あたしンち第3話。 カラス撃退用の強力な新兵器~♪として立花母がたっくんから借りた水鉄砲が登場する。 タンクに「た フ ん」と名前が書かれており、銃口を3門装備している。 「新あたしンち」での各アイキャッチ 本編には登場しないくても、合間に挟まるアイキャッチでたっくんの姿を拝めることが結構ある。 彼のマスコットとしての人気も窺うことができるだろう。 中には魚肉ソーセージを手に持ちながらテレビを視聴しているアイキャッチもある。 「たっくんうぃき追記・修正してゆー」 「えぇー!? たっくん! 追記・修正してるの!?」 「…」…カタカタ 「たっくんが追記・修正してるとこ…初めて見た♡」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったら……\ポチーッと!!/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 映画で2000万って大丈夫でしたっけ•́ω•̀)? -- 名無しさん (2021-12-02 20 22 05) "桃森"すももさんですよ -- 名無しさん (2021-12-02 20 27 46) 実は単行本11巻にも出ている。名前はまだなかったけど。 -- 名無しさん (2021-12-02 22 31 19) 「前立腺」で検索したらこの記事がヒットしたんだけど何でだ… -- 名無しさん (2021-12-03 17 58 35) ↑「たっくん」の「たっ」が「勃つ」と認識されたのかも… -- 名無しさん (2021-12-03 19 35 23) ↑5 多分大赤字 -- 名無しさん (2023-03-19 12 00 54) 名前 コメント