約 3,146,429 件
https://w.atwiki.jp/kana-memo/pages/164.html
今日のわたしたちの家での一枚でございます★ ふっふっふ~ お気づきでしょうかー(=ω=) なんと、かなくんとなぽり、それぞれプリとWS(ホワイトスミス)に転職しましたー(>ω<) むっふー(=ω=)♪ ということで、記念にSSをアップしておくのです(=ω=)b 2011年 9月 23日
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/45411.html
あたしあくま【登録タグ VOCALOID あ こしあんパンダ 曲 鏡音リン 静壊】 作詞:こしあんパンダ 作曲:静壊 編曲:静壊 唄:鏡音リン 曲紹介 静壊氏の3作目。鏡音リン処女作。 MMDを初めて用いたにもかかわらず、MMDのクオリティが高い。このクオリティが、後に『僕~』シリーズで皆を恐怖に陥れることになる。 歌詞 (piaproより転載) 1 【a】 毎日つまんない… つぶやきしたやつ、集合!! スリルたっぷりな 1日を提供しましょう 明日が憂鬱… ため息したやつ、集合!! 気付けば明日になってるから 一緒に行こう! 【b】 でも 6時までが門限だし怒られちゃうよ、なんて なにそれ カッコ悪い言い訳やめてよ 【s】 あたし悪魔 あんたを愛しましょう 退屈とか憂鬱とか それをふっ飛ばしてあげるよ モアイ像の群れを越えて 手をつないでいてあげるよ さぁさ愉快な世界へと 2 【a】 1人暗い部屋で 泣いてる弱虫、集合!! 見たこと無いもの いっぱい見せて上げる 神さまにすがって ばかりの馬鹿者、集合!! 悪魔のほうがすごいって わかってほしいな 【b】 でも 悪魔は悪いやつだし信用できない、なんて なにそれ 天使も嘘つくの 知らない? 【s】 あたし悪魔 あんたを愛しましょう 悲しいとかさみしいとか 全部消してあげるよ 真実の口に嘘を詰めて 二人で変えていこうよ さぁさ愉快な世界へと 間奏 【c】 意地悪しちゃうし 嘘もついちゃうあまのじゃく でも あんたといたいよ 1人は 嫌なの そんなのつまんない 【s】 あたし悪魔 あたしを愛してよ 退屈とか憂鬱とか それをふっ飛ばしてあげるよ モアイ像の群れを越えて 手をつないで行きたいな ラララ愉快な世界へと コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/763.html
「ハルヒ、別れてくれ」 有希が帰った後の文芸部の部室で、夕日に赤く染まったキョンは突然別れを切り出した。 「嘘でしょ?」 この時一瞬にして頭の中が真っ白になった。いつもの席に座ったキョンは申し訳なさそうに目を泳がせている。 あたしは高校二年のクリスマスにキョンに告白をされた。 ツリーやモールが放置された二人以外誰もいない部室で、キョンは何かを搾り出すように告白したことは今でも覚えている。 あたしはその時大泣きした。やっとあたしに近い人が見つかって、その人に女として認められた。それだけで嬉しかった。 それ以来あたし達は校内で誰もが知ってるカップルとなり、キョンとはいつも一緒にいた。そのせいかSOS団の活動も次第に疎遠になり、気づけばみんな結団する前の生活に戻っていた。みくるちゃんは卒業して、有希も文芸部の活動を再開させた。古泉くんは同じクラスの女の子とつき合い始めたらしい気づけば、あたしはキョンとしか繋がりを保てなくなっていた。そして、いつしかあたしは人のぬくもりをキョンに渇愛していた。 「あたしのこと、嫌いになったの?」 もう何が何だかわからなくなっていた。あたしは混乱したまま自分の机を叩いて怒鳴った。 「何でなのよ! あんたはいつもあたしのこと好きって言ってくれたじゃない!」 キョンは俯くばっかりで、一向にあたしの目を見ようとはしない。 「どうして……あたしが何かしたぁ!? ねえ、答えてよ!」 キョンはようやく顔を上げると、唇をわずかに動かしてこう答えた。 「お前は何もしていない。ただ、俺がお前に押しつぶされそうなんだ」 意味が分からなかった。続けてキョンが言葉を発する。 「ハルヒ、お前は何でもできる。勉強もスポーツもできる。音楽だってできる。しかもスタイルも顔いい。お前はこんな俺と付き合っちゃいけない。お前にはもっと似合う奴がいるはず。……そんな気がするんだ」 「あんた、何言ってるの?」 キョンはまた俯いて、「ごめん」とだけ言った。 確かにあたしは色々なことができた。テストなんかくだらない授業を聞かなくても自習で十分点は取れるし、陸上部から入部を懇願されたこともある。ギターは有希ほどじゃないけど、それなりに弾くことだって出来る。でもそれが何だっていうの? 「あんた、あたしが怖いの?」 キョンは何も言わず、ただ災難が過ぎるのを待ってるかのようにじっとしている。 「答えろっ!」 腹の底から怒鳴った。声が校舎中に響きそうだわ。 「お前のことは誰よりも好きだと思ってる。でも、俺はお前には似合わない」 キョンは首を上げて自嘲しだした。 あたしは椅子から立ち上がって、キョンの襟を掴んで問い詰めた。 「今の言葉、あんたの本音なのね?」 キョンは諦めた顔をして笑った。そしてこう言った。 「ああ」 瞬間、あたしはキョンの左頬に張り手をかました。 「見損なったわ。あんたがそこまで普通の人間みたいなことを考えてたなんて」 キョンは何も言わず、左頬をさすっている。 「あんただけは他の人と違うって思ってたのに」 あたしは徐々に涙声になっていった。涙で前がよく見えない。 突然、キョンのポケットから振動音が聞こえた。ポケットから携帯を取り出すと、古泉と表示されている文字盤を見つめてから話し始めた。キョンは終始「ああ」と「わかってる」しか言わないで通話を切った。一度だけ古泉くんの怒号が聞こえた気がする。 「あんた、古泉くんに何かしたの?」 「なんでもない」 そう言うと、キョンはまた俯いた。 「あたしはあんたがいないと生きられない。あんたといつも一緒じゃないと、……寂しい」 自分の目から涙が流れているのがありありとわかった。こんなに泣くのはキョンに告白されて以来だ。 「ごめん」 キョンには何も言わないでほしかった。キョンが「ごめん」と呟くたびに、あたしの心はどんどん壊れていく。 もう何も言わせない。別れようなんていわせない。あたしは自分の唇で無理やりキョンの唇を塞いだ。 何度かキョンと繋がったことはあるけど、今日ほど痛いセックスはなかった。 あたしがどんなにキョンに触れても、キョンはあたしを抱こうとはしない。本来ならあるはずの快感すらも苦痛に感じた。勝手にヤって勝手にイって、すればするほどキョンが離れていく。果てたあたしの頬をキョンは一度撫で、「ごめん」と呟いた。何もかも嫌になって、消えてしまいたかった。 結局処理をした後、あたし達は別々に帰った。下校途中泣くのを精一杯我慢して、あたしは家に着いた。 家には誰もいなくて、テーブルの上に出かけてることを示すメモとラップがかかった夕食が置かれていた。夕食は中途半端に冷えて不味かった。 何もすることもなく自分の部屋に戻ると、ベッドの上で堰を切ったようにあたしは泣き出した。涙が枯れそうなぐらい泣いた。 結局あたしの三年間は無駄だったのかな? 考えれば考えるたびに無常と悔しさが溢れて、まくらをぐっしょりと濡らした。急速に吐き気を催して、夕食を吐いた。吐きながら泣いた。泣いたら咳きこんで、また吐いた。 ベッドに戻って、このままどこかに消えちゃえばいいのにと考えながら寝た。 目覚めると、外はまだ真っ暗だった。おかしいなと思いつつ、時計を見てみると午前二時三十八分十四秒から秒針が動いていない。不思議に思ったあたしは携帯を覗いたが、携帯も画面が真っ暗になっている。いくら電源を入れようとしても画面が点かない。 リビングに行ってみるとまだ誰も帰ってきていない様子だった。ここでも時計を見てみるが、こっちも同じ時間で時計が止まってる。 一瞬あたしの脳内には嫌な夢がよみがえった。一年の時に味わった夢。街の全ての電気が消えて学校の中にとじこめられた夢。 青白く光る巨人が学校を破壊していた夢。そして、まだそんなに気に思っていなかったキョンとキスした夢。 あたしは急いで家の外に出た。予想は当たっており、空は仄暗く街は死んだように電気が消えている。 「これって夢よね」 あたしは自分に言い聞かせるようにして、学校を目指して走り出した。やけに感覚がリアルだから、多分あの時と同じような夢を見ているに違いない。いつも電車で通っているからあまりわからなかったけど、学校へはかなり長い道のりだった。電車に沿って走ったからかもしれない。 校内に入って、あたしは中庭を目指した。あの夢の時、確かキョンは中庭でのびていたはず。だったら、今回もきっとそうに違いない。勝手にあたしは妄想していた。でも、実際は違った。中庭には誰もいない。次にあたしは文芸部の部室へと向かった。だけど、そこにも誰もいなかった。結局学校中探し回ったが、誰一人としていなかった。 あぁ、あたしは本当にどこかに消えちゃったのかな。 あたしが夢を見始めてから数日間、人の気配を一切感じなかった。文芸部を根城にあたしは暗闇と廃墟の中一人で過ごしていた。不思議なことにライフラインは生きていて、またある程度の食料は学校にはあったので、あたしは腹を空かせることはなかったけど。 相変わらず外は暗いままで、太陽を拝んでやろうかしらとずっと起きていたけど光は射さなかった。気づきたくはなかったが、これは夢じゃなくて現実なんじゃないかと薄々感じ始めていた。だってここまでリアルな感覚で、寝たということがはっきりわかる夢なんてありえないじゃない。 どうしよう、このまま一人で死んじゃうのかな。誰か助けに来てくれないのかな。有希とか古泉くんとか。みくるちゃんは無理だわ。あとは……。 突然、廊下から物音が聞こえた。何も音がしない世界で生きていたあたしに、心臓を握りつぶされたような衝撃が走った。 「ってぇ……」 声まで聞こえる。忘れかけた声。忘れてしまいたかったけど忘れたくなかった声。あたしは一目散に部室を出た。廊下では頭を押さえたキョンが制服姿で座っている。 突然すぎたので、あたしは声を出すこともできなかった。ただ、涙と嗚咽が込み上げるだけで精一杯だった。 「ハルヒ……?」 キョンはきょとんとした目であたしを眺めている。あたしは突進するようにキョンに抱きついた。 「いぉん……いぉん、おおいっえあおお」 久々に声を出すので発音が狂っている。 キョンは何も言わず頭を撫で、抱きしめてくれた。そうだ、これはあたしが求めていたキョンなんだ。文句は言うけれどあたしを絶対に捨てない人。 あたしはキョンの腕の中で泣き、何時間もその体勢でいた。やっと見つけた温もり。絶対に放したくない。 「辛かったんだな、ハルヒ」 「うん……うん、うん!」 キョンの胸に顔をうずめながら、いつまでもこの時間が続けばいいと思った。 結局この世に永遠なんてものはなく、食料も底を尽いて水だけの生活になっていた。キョンは一向に顔色一つ悪くさせないのが変だったけど、あたしは栄養失調気味でもう動けなくなっていた。 「キョン……あたしもう、寝ていいかなぁ?」 ぼやけた目でキョンを見ると、キョンはにっこりと笑ってくれた。 「あぁ、おやすみ」 あたしは静かに目を閉じ……
https://w.atwiki.jp/src_c_material/pages/483.html
あたしんち 改・春妃堂 管理人 538長門素材区分 P 備考
https://w.atwiki.jp/kmpnote/pages/110.html
わたしたちに許された特別な時間の終わり 著:岡田 利規 ●三月の5日間 週刊ブックレビューで紹介されていた。この番組は毎週自動録画しているのだけど、月に1回くらいしか見ていなくて、かといって4回分まとめて見ているわけでもなく自動で上書きされるモード設定なので、たまたま見た週がこれだった。 この番組の面白さの一つに世代間ギャップがあって、それはまるで絵に書いたように典型的であり繰り返しだ。40代以下の紹介者が純文学系を取り上げるのに対して、団塊世代が必ず反発する。「自分の趣味だったら一生買っていなかった」から始まり、若者のナイーブで怠惰な面へ眉をひそめる。 この小説は911テロを受けたアメリカがイラクに戦争を仕掛ける前夜、ライブハウスで知り合った男女がそこから5日もの間ラブホテルにこもり、「あ、始まったんだねやっぱり戦争」・・と無為の時間を過ごす話だ。 戦争とラブホテルが関係しているのはある意味必然で、ライブといっても外国人アーティストがフリートークを行うもので、戦争の話題がカジュアルに行われていた。 バカらしいとか、気恥ずかしいとか、それがリアリティを持てないことを暗黙のコンプレックスとするように、政治的な話題をカジュアルに議論できない 日本において、その空間だけは特別だった。渋谷で行われていたデモも話題になった。 団塊世代:ホテルにこもる時間があったらデモに参加すべき!。 40代:その読みは一番避けられるべき誤読!。彼らの行為(ホテルにこもる)こそがある意味でデモのようなもの。 その後も平行線なままこの本についての話題は終わり、特にほりさげるでもなくいつものユルい加減を維持しつつ番組は終わった。自分が読み終わってどちらの紹介者へも共感している訳でもないが、面白かったことは確か。先日読んだ福永信にも通じる。 自意識過剰で妄想癖の強い僕らはあらゆるチャンネルを持っている。それは情報とメディアの濃さに応じて立ち上がる複数の自分を持っていることだ。一方、大人たちは自己というものが一本の大樹のようなものであり、そこから枝のように性格が分岐しているものだと信じたがる。 僕らは自身について、完全に理解する事など出来ないのだと知っている。複数の自分へ付き合い疲弊し、その困難さゆえに過剰に防衛し、 一方で無防備になってしまうのかも知れない。そんな事がたくさん書いてある小説。200-09-07k.m ●わたしの場所の複数 ワンシチュエーションの映画を見ると演劇みたいだと思い、戯曲を読んでいると台詞ひとつにも舞台俳優の張り上げる声が浮かぶようだ。この小説はそのどちらでもない体験を与えてくれるもので、例えば今日の帰りに電車のなかでボーッとしていた自分は、明日の午前中に打ち合わせ資料を準備する姿を思い浮かべていた。 そして午後の打ち合わせで話すことを考えながら、こうして落ち着いた態度でむかえたのも準備が整えばこそで、そうは言っても事務所でバタバタしちゃったのはS君が要因してもいた。そもそも彼の作業ペースに対し、どのように向えばこっちの予定にあうのかを考えさせられる時点でそのペースにはまったことを意味してもいて、彼を基準に自身を矯正しているかのような煩わしさに襲われる。 打ち合わせを終え帰宅ラッシュにまみれながら事務所へ戻ってくる間も、次の打ち合わせがまったくノーマークだったことを思い出し、もちろんそれは自覚的なことだった。そんな風に気づかないフリをしていた自分の逃避的行動へ反省の念と、そうした「迂回」を避けられないほど忙しさが深刻なんだよと言いたい気分を押えながら疲れがまた膨らんでいくのをただ見過ごすだけだった。 帰りの電車では明日の作業をリフレインさせながら、これは昨日の事だったか果たしてこの既視感はいつからのものか分からなくなり、こんな繰り返しは別に嫌いじゃなかったりするのだけどこうして階段を上がる体は明らかに疲れていた。 ・・とその時点で今は昨日なのか、さっき電車を降りたときのことだったのか、今こうして今日の帰りに電車のなかでボーッとしていた自分を思い出していただけなのかもはや不明だった。 この小説にはそんな思考する自分が同時に複数存在しているのだという、ごく当たり前な感覚を人へ伝えようとすることの困難さと、いともリアルにそれを表現してしまっているスゴさへ驚きのとが同時に作用して、変な日記を書かせてしまっているのだった。 だから普段、面白い小説に出会っても人にオススメすることは余りしないのだけれど、少なくともここ最近この小説を読んだ人がいれば、直ちにお互いの感想を聞きだしたい気分に駆られた。200-09-10k.m カテゴリー 小説 コメントなど 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/itmsanime/pages/1038.html
【作品名】あたしンち 第一期(第1~144話)OP 【曲名】さらば 【歌手】キンモクセイ 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□
https://w.atwiki.jp/vipmomokan/pages/53.html
【桃缶】幼馴染みで後輩と付き合っている【姉御イジリ】 193 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 00 02 56.90 ID cg1Ob6AO さしあたって勉強会中の会話からめぼしいのを… 俺「………」 黙々と勉強中、傍目にはちゃんと勉強しているようだったが実はご褒美内容が気になって勉強どころじゃなかった。 俺「なぁ玲奈?」 玲奈「なぁに?分かんないところ?」 おいおい、仮にそうだとしても後輩に頼る訳にはいないだろ常考… 俺「そうじゃなくて…ほら、アレって…」 玲奈「どれ?」 俺「80位以内のご褒美…」 玲奈「あー、アレ?よくよく考えたら80位くらいじゃご褒美はあげられないよね?」 俺「へ?」 玲奈「やっぱ60位…60位以内でご褒美」 ぎぃぃぃやぁぁぁ!壁を越えろと…?半分位にしろって言うのかい?ウソだと言ってよバーニィ! 196 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 00 12 53.31 ID cg1Ob6AO 俺「10位の奴が5位にするのとは訳が違うんだぞ?」 玲奈「んー…じゃあ、ご褒美の内容はタカアキが好きに決めていいよ?」 なんだって……ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート!おおおおっ!刻む血液のビート! 俺「……なんでも?」 玲奈「う、うん…なんでも…だよ」 勢い良く迫った為かちょっと引き気味だ。これはチャンス…オレは本物の男になれるかもしれない! 俺「男に二言はないな?」 玲奈「……叩くよ?」 俺「HAHAHA!お得意のジョークさ」 玲奈「そんな事に頭を使う暇があったら勉強頑張ろ?ご褒美欲しくないなら別だけど?」 次の瞬間には、心のナイフを手元のペンに代えて勉学に勤む事にした。 207 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 00 24 09.17 ID cg1Ob6AO んで休憩中…… 俺「……脳細胞の活性化に努めたのは久しぶりだ…高校入試以来か?」 玲奈「入試一週間前くらいからだよね?この部屋に夜中まで灯りがついたのって…」 俺「知ってたのか…よく気付いたな」 玲奈「好きな人の部屋が気になってもおかしく……ないでしょ?//」 俺「……//」 いきなりの先制ストレート!これは効いた!一発でハートを揺さぶられた! 玲奈「こっち…ちょっとこっち来て」 俺「え?なんで…?」 玲奈「疲れたでしょ?膝枕でもしてあげようかなって//」 214 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 00 31 34.47 ID cg1Ob6AO さすが玲奈!オレ達に出来ない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!憧れるゥ! 俺「……あー、楽だ…」 玲奈「んー♪お疲れ様♪」 頭をなでなでされ…ん?なでなで? 俺「何してんだ?」 玲奈「タカアキってさ…なんか犬みたい♪」 犬ゥ!?それは一体どういう意味だ…?噛ませ犬?負け犬? 俺「なんだよそれ?」 玲奈「ポチたま…観てたら犬が欲しくなっちゃった」 食事中にテレビにやたら目を輝かせてると思ったら……ちなみにオレはネコ派だ。 玲奈「でもなかなか飼えないから…タカアキでがまんする…」 俺「お、お前なぁ…」 219 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 00 39 40.85 ID cg1Ob6AO 玲奈「髪の毛ふさふさして多いから、大型犬を膝に乗せてると思えば……//」 俺「オレはネコの方が好きだ…」 玲奈「ネコに執着する人ってロリコンの気があるらしいよ?」 俺「ろ、ロリコン…!んな訳無いだろ…」 玲奈「知ってるよー、冗談冗談♪」 また頭を撫でられる。冗談はオレの専売特許だってのに…目には目を歯には歯を、冗談には冗談だ。 俺「じゃあさ……今度は玲奈がネコになれよ?オレだけのネコにさ…」 玲奈「えぇっ!//」 225 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 00 49 04.54 ID cg1Ob6AO ちなみに、もちろん冗談だ…半分は。膝から頭を離し、玲奈の頭に手を乗せる。 俺「ずいぶん小さいネコだな…ちゃんと栄養とってんのか?」 玲奈「もう…バカっ!バカっ!//」 胸の事を言われたのと勘違いしてかクッションでバシンバシン叩かれる…すごく…痛いです。 俺「いてて!だけど…可愛いネコだ」 ピタッと動きが止まる…おだてに弱いネコに会ったのは人生で初めてだった。 玲奈「……勉強、続けよっか?//」 俺「おk。ご褒美貰い損ねたくないからな」 こんな感じで今はまったりしてる…玲奈は母と居間で雑談してる。女の子って話す話題に尽きないよなぁ… 238 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 01 01 02.65 ID cg1Ob6AO なんか話題作りの為に居間に突撃してくる。ちょっと行ってくるぜ! 245 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 01 06 05.21 ID cg1Ob6AO VOL2 今日もお疲れ。女の子が夢中になる話題ってなんかないかな? 251 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 01 11 20.76 ID cg1Ob6AO 甘いものはダメでファッションは最低限の意識で無頓着。動物…恋バナ…こんなもんだな。サンクス!今度こそ凸してくる! 265 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 01 40 39.36 ID cg1Ob6AO 俺「ちょいと失礼するぜ」 母「もう終わり?ちょっとくらいお母さんに玲奈ちゃん貸してよ~」 俺「物みたいに言うな…別に奪いに来たわけじゃねー」 母「男の子だったら多少強引じゃないと女の子は引き留められないよ?」 母よ、玲奈を持ってかれたいのかそうじゃないのかどっちだ? 玲奈「今ねー○○ちゃんと動物の話してたの♪」 早速やってますな…さすが女の子の気持ちは女の子が一番分かってるわけですか。 俺「そういやペットが欲しいとか言ってたよな?」 母「ウチの子で良ければ貰ってやってくれる?」 俺「息子をペット扱いとはいい度胸だ…」 玲奈「じゃあ気持ちだけで」 その気持ちだけで充分だぜ…しかし複雑。 VOL2 まぁ…あれだ。相談くらいならいつでも乗るぜ?参考になるかは分からんが、地蔵にでも聞いてもらいたい気分の時にでもさ。 268 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 02 07 29.02 ID cg1Ob6AO 俺「ちょっと聞きたいんだけどさ…」 玲奈「なに?」 俺「服についてなんだけど、インナーとかって分かる?」 玲奈「下に着る服?」 俺「そうそう、なんかオレに似合うインナーとかっとどんなんかなって…」 玲奈「そうだねー、白とか黒とかのTシャツが多いから…色にバリエーションつけたら?」 母「好きな娘の前では服に気を遣いたいものよねー♪」 俺「……ほっとけ//」 玲奈「そうなんだー♪」 母「ねー♪」 女は強いって本当だな…男として肩身が狭い。 夜も遅いし、さすがにご近所とは言え帰さない訳にはいかないんでちょっと送ってきた。 274 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 02 26 47.30 ID cg1Ob6AO 平凡な日々は唐突に終わりを迎えるもんなんだぜ?まぁ身の上話になるが… 289 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 05 04 03.19 ID cg1Ob6AO 最近休日は早く目が覚める…起きてる人、おはよう 290 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[] 投稿日:2007/06/02(土) 05 08 08.14 ID CHwCioso 俺は今から寝るがおはよう 今日はデート? 292 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 05 14 47.69 ID cg1Ob6AO 290 だったらよかったんだけど…テスト前だからって後回しにされた。二人きりの初デートはいつになるやら… 295 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 05 32 54.86 ID cg1Ob6AO 暇だったから自分のレスを読み返して気付いたんだけど……自分の事だがあまり魅力を感じないというか… 事実を報告するだけだから面白さを求めてるわけじゃないけど…他の勇者にあるカリスマ性が足りてない気がする。 347 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage] 投稿日:2007/06/02(土) 10 24 50.61 ID 2jO0Ibk0 平手も桃缶もおにゃのことしゃべっただけで嫉妬されるから後夜祭のフォークダンス出れないよな 362 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 11 37 54.25 ID cg1Ob6AO 347 いくらなんでも、それぐらいなら玲奈も大目に見てくれるってww ……相手が後輩なら判らんが。 421 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 16 27 43.16 ID cg1Ob6AO やる事ないから自室で勉強してたら母親が心配そうに「熱でもあるの?冷えピタあるよ?」って優しく接してくれた……違いますがな。 オレは今、ご褒美という甘美なプレゼントを堪能したいが為に今をこうして勉強に勤んでいるのですよ。ハードルが少し高くなったから頑張らないと… 433 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 18 10 39.03 ID cg1Ob6AO オレには勉強しろって言って幼馴染みはカラオケに行ってるらしい…テスト前で余裕だな。 482 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 19 38 23.56 ID cg1Ob6AO キスを誰にもみられてないオレは勝ち組……後輩にみられてたわww 498 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 05 07.28 ID cg1Ob6AO その願い叶えてしんぜよう… 幼馴染みにメールする。内容 505 505 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 08 10.40 ID 68C0BA6o れなをぎゅーしたい 512 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 18 49.52 ID cg1Ob6AO 505 「ちゃんと勉強したらさせてあげるよー♪」 返信 520 520 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 22 54.63 ID k0gwkUso 玲奈を感じないと勉強が手に付かないんだよ 525 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 27 28.15 ID cg1Ob6AO 520 「じゃあ…これからちょっとだけ会おっか?」 返信 532 532 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 29 53.01 ID B2.IjjUo 行く 537 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 36 10.74 ID cg1Ob6AO 532 玲奈の家に行ってくるぜ!会ったらどうしようか? 544 544 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 41 05.51 ID CkDA1CY0 ハレ晴れユカイを踊る 547 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 45 45.22 ID cg1Ob6AO 544 ちょww分からんwwwwなんか代案ある? 553 553 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 49 07.01 ID B2.IjjUo べろちゅー 557 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 21 50 49.46 ID cg1Ob6AO おk。報告を待つヨロシ 566 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 22 24 55.95 ID cg1Ob6AO インターホンを鳴らすと、玲奈母に玲奈の部屋に招かれる。 俺「帰ってきたばかりなのに悪いな」 玲奈「ううん、いいよ…会いたいって言ってくれたの嬉しかったから♪」 俺「……そっか」 玲奈「それに…私も会いたかったから//」 畜生…!玲奈可愛いよ玲奈。 俺「いつも会ってたろ…?それこそ毎日毎日顔合わせてさ」 玲奈「その時はお互いの気持ちを知らなかったでしょ?だから…今が一番いい」 569 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 22 31 50.63 ID cg1Ob6AO 俺「恥ずかしいこと言うなよ…//でも、オレもそう思う…//」 玲奈「ホントに良かったよ…タカアキと幼馴染みで//」 俺「……キス…してもいいか?」 玲奈「……うん、いいよ」 ……十秒くらいか?お互いを見つめあいながらのキスは恥ずかしい事この上なかった。 573 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/02(土) 22 36 19.54 ID cg1Ob6AO 玲奈「……うはぁ、恥ずかしい//」 俺「それを言うなって//」 玲奈母「二人ともー、何か飲む?」 階段の下から玲奈母の声が聞こえる。 玲奈「なんかジュースちょうだーい?」 俺「じゃあ、コーヒーか何か」 玲奈母「はーい」 お茶飲んでそれから何かあったらまた報告に来るから。 657 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 00 02 49.72 ID hZ0TEsAO 玲奈母がお茶を持ってきた辺りから… 玲奈母「お待たせ」 玲奈「あれ…なんでママが?」 玲奈母「たまには三人でお話しようよ?」 俺「母さんも似たような事言ってたな…」 玲奈「いいけど…」 玲奈母「邪魔?」 玲奈「そ、そんな事ないよ…全然!ねぇ?」そこでオレに振るか!? 俺「そ、そりゃあ…もちろん」 玲奈母「良かったー♪」 持ってきた飲み物をテーブルに置いてそそくさと席に座る。 玲奈母「タカ君、最近どう?」 俺「まぁ…ぼちぼち…」 玲奈母「彼女とか出来た?」 ブフウゥォォ!マジでコーヒー吹いた。 俺「ゲホ…あのそれは…」 玲奈母「聞いちゃマズかった?」 664 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 00 15 59.99 ID hZ0TEsAO 俺「いや別に…」 玲奈「そんな話もういいじゃない…ね?」 玲奈母「何~?妬いてるの?」 玲奈「そ、そんなんじゃないよ!」 玲奈母「昔は『タカアキちゃんのお嫁さんになる~』って大騒ぎしてたもんね~」 玲奈「覚えてないもん!///」 玲奈母「それからお風呂も一緒じゃなきゃヤダ~!って泣きじゃくって…」 玲奈「ママのバカ!出てってよー!//」 あぁ…なまじ昔の事を知られているってのは、弱味を握られてるってのと同じなんだな… 676 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 00 31 18.96 ID hZ0TEsAO 俺「あったっけかなー…そんな事」 玲奈「ないよないない!ママのでっち上げ!」 玲奈母「嘘じゃないよ?タカ君のママも聞いて……」 玲奈「やめてってばー!ママのバカー!//」 玲奈母「分かった分かった♪」 俺「はは…」 玲奈「もう…//」 玲奈母「それはともかく…タカ君にも春かぁ」 えぇ、貴方の娘さんと楽しく春を迎えさせて頂いております。 俺「はは…まぁ…」 玲奈母「玲奈を貰ってくれるとばかり思ってたんだけど…そんなに上手くはいかないわよね?」 玲奈「………」 俺「………」 なんていうか…これは素直に受け取っていいのか? 700 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 01 03 37.60 ID hZ0TEsAO 俺「あ…あのさ!」 玲奈母「んー?」 俺「オレさ…オレが付き合ってる相手…」 玲奈母「うんうん」 俺「えーと…実は…」 玲奈「………」 玲奈母「……玲奈でしょ?」 俺「……うん」 あー、やっぱ気付いてたか……そんなに分かりやすかった? 玲奈母「さすがに気付かないハズがないでしょ?伊達に16年も娘の世話をしてないからね」 玲奈「………」 俺「おばさん達には真っ先に話さなきゃならないハズだったんだけど…ゴメン」 玲奈母「心の準備が必要だったんでしょ…気にしてないわよ?でも、おばさんじゃないでしょ?」 俺「……ありがとう、○○[玲奈母の名前]ちゃん」 玲奈の父には明日話す事に決めた…玲奈母は大丈夫って言ってたが、緊張は絶えない。ってか、玲奈母は気付いてたのに玲奈父は気付いてなかったのか……オレの周りは鈍い(オレを含めて)男ばかりの様だ。 712 名前:VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[] 投稿日:2007/06/03(日) 01 10 38.39 ID vbEXYRo0 700 前、「玲奈を僕に下さいっ!」って言ってるよな? あれは完全に冗談だと受け取られてたの? 717 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 01 32 34.92 ID hZ0TEsAO 712 みたいだ。改めて言うの…緊張する。 748 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 02 37 41.09 ID hZ0TEsAO 親バレのタイミングが被ってるwwwwオレのはバレてたって言うんだろうが…ww 757 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 03 03 58.58 ID hZ0TEsAO 俺の母35 玲奈の母今年で36 玲奈の父確か39 866 名前:桃缶 ◆3RUktPLMdw[] 投稿日:2007/06/03(日) 17 54 58.18 ID hZ0TEsAO あー…とうとう今夜か……気が重いぜ
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/13248.html
SGS/S37-047 カード名:さあ あたしの番だね! 覚悟ッ! カテゴリ:クライマックス 色:黄 トリガー:2 【自】 このカードが手札からクライマックス置場に置かれた時、あなたは自分の控え室の黄のカードを1枚まで選び、ストック置場に置き、自分のキャラすべてに、そのターン中、ソウルを+1。 CR:みんなと繋いだ一撃 ムダにしないッ! SP:あたしたち負けるわけにはいかないの レアリティ:CR RRR illust.木村樹崇 ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 夜木沼 伊緒 3/2 10000/2/1 黄
https://w.atwiki.jp/teletext/pages/762.html
あたしンち 色 出演者 備考 黄色 母(声:渡辺久美子) 水色 立花みかん(声:折笠富美子) 緑色 -
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/742.html
「ハルヒ、別れてくれ」 有希が帰った後の文芸部の部室で、夕日に赤く染まったキョンは突然別れを切り出した。 「嘘でしょ?」 この時一瞬にして頭の中が真っ白になった。いつもの席に座ったキョンは申し訳なさそうに目を泳がせている。 あたしは高校二年のクリスマスにキョンに告白をされた。 ツリーやモールが放置された二人以外誰もいない部室で、キョンは何かを搾り出すように告白したことは今でも覚えている。 あたしはその時大泣きした。やっとあたしに近い人が見つかって、その人に女として認められた。それだけで嬉しかった。 それ以来あたし達は校内で誰もが知ってるカップルとなり、キョンとはいつも一緒にいた。そのせいかSOS団の活動も次第に疎遠になり、気づけばみんな結団する前の生活に戻っていた。みくるちゃんは卒業して、有希も文芸部の活動を再開させた。古泉くんは同じクラスの女の子とつき合い始めたらしい気づけば、あたしはキョンとしか繋がりを保てなくなっていた。そして、いつしかあたしは人のぬくもりをキョンに渇愛していた。 「あたしのこと、嫌いになったの?」 もう何が何だかわからなくなっていた。あたしは混乱したまま自分の机を叩いて怒鳴った。 「何でなのよ! あんたはいつもあたしのこと好きって言ってくれたじゃない!」 キョンは俯くばっかりで、一向にあたしの目を見ようとはしない。 「どうして……あたしが何かしたぁ!? ねえ、答えてよ!」 キョンはようやく顔を上げると、唇をわずかに動かしてこう答えた。 「お前は何もしていない。ただ、俺がお前に押しつぶされそうなんだ」 意味が分からなかった。続けてキョンが言葉を発する。 「ハルヒ、お前は何でもできる。勉強もスポーツもできる。音楽だってできる。しかもスタイルも顔いい。お前はこんな俺と付き合っちゃいけない。お前にはもっと似合う奴がいるはず。……そんな気がするんだ」 「あんた、何言ってるの?」 キョンはまた俯いて、「ごめん」とだけ言った。 確かにあたしは色々なことができた。テストなんかくだらない授業を聞かなくても自習で十分点は取れるし、陸上部から入部を懇願されたこともある。ギターは有希ほどじゃないけど、それなりに弾くことだって出来る。でもそれが何だっていうの? 「あんた、あたしが怖いの?」 キョンは何も言わず、ただ災難が過ぎるのを待ってるかのようにじっとしている。 「答えろっ!」 腹の底から怒鳴った。声が校舎中に響きそうだわ。 「お前のことは誰よりも好きだと思ってる。でも、俺はお前には似合わない」 キョンは首を上げて自嘲しだした。 あたしは椅子から立ち上がって、キョンの襟を掴んで問い詰めた。 「今の言葉、あんたの本音なのね?」 キョンは諦めた顔をして笑った。そしてこう言った。 「ああ」 瞬間、あたしはキョンの左頬に張り手をかました。 「見損なったわ。あんたがそこまで普通の人間みたいなことを考えてたなんて」 キョンは何も言わず、左頬をさすっている。 「あんただけは他の人と違うって思ってたのに」 あたしは徐々に涙声になっていった。涙で前がよく見えない。 突然、キョンのポケットから振動音が聞こえた。ポケットから携帯を取り出すと、古泉と表示されている文字盤を見つめてから話し始めた。キョンは終始「ああ」と「わかってる」しか言わないで通話を切った。一度だけ古泉くんの怒号が聞こえた気がする。 「あんた、古泉くんに何かしたの?」 「なんでもない」 そう言うと、キョンはまた俯いた。 「あたしはあんたがいないと生きられない。あんたといつも一緒じゃないと、……寂しい」 自分の目から涙が流れているのがありありとわかった。こんなに泣くのはキョンに告白されて以来だ。 「ごめん」 キョンには何も言わないでほしかった。キョンが「ごめん」と呟くたびに、あたしの心はどんどん壊れていく。 もう何も言わせない。別れようなんていわせない。あたしは自分の唇で無理やりキョンの唇を塞いだ。 何度かキョンと繋がったことはあるけど、今日ほど痛いセックスはなかった。 あたしがどんなにキョンに触れても、キョンはあたしを抱こうとはしない。本来ならあるはずの快感すらも苦痛に感じた。勝手にヤって勝手にイって、すればするほどキョンが離れていく。果てたあたしの頬をキョンは一度撫で、「ごめん」と呟いた。何もかも嫌になって、消えてしまいたかった。 結局処理をした後、あたし達は別々に帰った。下校途中泣くのを精一杯我慢して、あたしは家に着いた。 家には誰もいなくて、テーブルの上に出かけてることを示すメモとラップがかかった夕食が置かれていた。夕食は中途半端に冷えて不味かった。 何もすることもなく自分の部屋に戻ると、ベッドの上で堰を切ったようにあたしは泣き出した。涙が枯れそうなぐらい泣いた。 結局あたしの三年間は無駄だったのかな? 考えれば考えるたびに無常と悔しさが溢れて、まくらをぐっしょりと濡らした。急速に吐き気を催して、夕食を吐いた。吐きながら泣いた。泣いたら咳きこんで、また吐いた。 ベッドに戻って、このままどこかに消えちゃえばいいのにと考えながら寝た。 目覚めると、外はまだ真っ暗だった。おかしいなと思いつつ、時計を見てみると午前二時三十八分十四秒から秒針が動いていない。不思議に思ったあたしは携帯を覗いたが、携帯も画面が真っ暗になっている。いくら電源を入れようとしても画面が点かない。 リビングに行ってみるとまだ誰も帰ってきていない様子だった。ここでも時計を見てみるが、こっちも同じ時間で時計が止まってる。 一瞬あたしの脳内には嫌な夢がよみがえった。一年の時に味わった夢。街の全ての電気が消えて学校の中にとじこめられた夢。 青白く光る巨人が学校を破壊していた夢。そして、まだそんなに気に思っていなかったキョンとキスした夢。 あたしは急いで家の外に出た。予想は当たっており、空は仄暗く街は死んだように電気が消えている。 「これって夢よね」 あたしは自分に言い聞かせるようにして、学校を目指して走り出した。やけに感覚がリアルだから、多分あの時と同じような夢を見ているに違いない。いつも電車で通っているからあまりわからなかったけど、学校へはかなり長い道のりだった。電車に沿って走ったからかもしれない。 校内に入って、あたしは中庭を目指した。あの夢の時、確かキョンは中庭でのびていたはず。だったら、今回もきっとそうに違いない。勝手にあたしは妄想していた。でも、実際は違った。中庭には誰もいない。次にあたしは文芸部の部室へと向かった。だけど、そこにも誰もいなかった。結局学校中探し回ったが、誰一人としていなかった。 あぁ、あたしは本当にどこかに消えちゃったのかな。 あたしが夢を見始めてから数日間、人の気配を一切感じなかった。文芸部を根城にあたしは暗闇と廃墟の中一人で過ごしていた。不思議なことにライフラインは生きていて、またある程度の食料は学校にはあったので、あたしは腹を空かせることはなかったけど。 相変わらず外は暗いままで、太陽を拝んでやろうかしらとずっと起きていたけど光は射さなかった。気づきたくはなかったが、これは夢じゃなくて現実なんじゃないかと薄々感じ始めていた。だってここまでリアルな感覚で、寝たということがはっきりわかる夢なんてありえないじゃない。 どうしよう、このまま一人で死んじゃうのかな。誰か助けに来てくれないのかな。有希とか古泉くんとか。みくるちゃんは無理だわ。あとは……。 突然、廊下から物音が聞こえた。何も音がしない世界で生きていたあたしに、心臓を握りつぶされたような衝撃が走った。 「ってぇ……」 声まで聞こえる。忘れかけた声。忘れてしまいたかったけど忘れたくなかった声。あたしは一目散に部室を出た。廊下では頭を押さえたキョンが制服姿で座っている。 突然すぎたので、あたしは声を出すこともできなかった。ただ、涙と嗚咽が込み上げるだけで精一杯だった。 「ハルヒ……?」 キョンはきょとんとした目であたしを眺めている。あたしは突進するようにキョンに抱きついた。 「いぉん……いぉん、おおいっえあおお」 久々に声を出すので発音が狂っている。 キョンは何も言わず頭を撫で、抱きしめてくれた。そうだ、これはあたしが求めていたキョンなんだ。文句は言うけれどあたしを絶対に捨てない人。 あたしはキョンの腕の中で泣き、何時間もその体勢でいた。やっと見つけた温もり。絶対に放したくない。 「辛かったんだな、ハルヒ」 「うん……うん、うん!」 キョンの胸に顔をうずめながら、いつまでもこの時間が続けばいいと思った。 結局この世に永遠なんてものはなく、食料も底を尽いて水だけの生活になっていた。キョンは一向に顔色一つ悪くさせないのが変だったけど、あたしは栄養失調気味でもう動けなくなっていた。 「キョン……あたしもう、寝ていいかなぁ?」 ぼやけた目でキョンを見ると、キョンはにっこりと笑ってくれた。 「あぁ、おやすみ」 あたしは静かに目を閉じ……