約 1,790,435 件
https://w.atwiki.jp/pokemon2013xy/pages/18.html
せいかく ポケモンにはそれぞれに異なる「せいかく」を持っており、「せいかく」によって「のうりょく」の伸び方に影響する。 「せいかく」は、全部で25種類。 「せいかく」によって、伸びやすい「のうりょく」、伸びにくい「のうりょく」がそれぞれ1つずつ決まる。(変化しない「せいかく」もある。) 「つよさをみる」画面で、赤い文字で表示された「のうりょく」が伸びやすいもの、青い文字で表示された「のうりょく」が伸びにくいもの。 「せいかく」は、変えることはできない。ポケモンが進化してもそのまま。 せいかくの決まるタイミング 「せいかく」は、やせいのポケモンに遭遇したとき、「そだてや」でポケモンのタマゴを受け取ったときに、ランダムに決まる。 以下のような方法を利用することで、ねらった「せいかく」のポケモンと出会う・遺伝させる方法もある。 「せいかく」の遺伝については→【ポケモンのタマゴ】を参照。 方法 内容 シンクロ とくせい「シンクロ」のポケモンを「てもち」の先頭に置くと、そのポケモンと同じ「せいかく」のやせいポケモンが、2分の1の確率で出てくるようになる。 かわらずのいし 「ポケモンそだてや」で2匹のポケモンをあずけるとき、どちらかに「かわらずのいし」を持たせておくと、みつかったポケモンのタマゴから生まれるポケモンが、かならず「かわらずのいし」を持たせたポケモンと同じ「せいかく」になる。 せいかくによる変化 「のうりょく」の伸び方が変わる。(ただし、どの「せいかく」でも、「HP」だけは影響しない。) 「すきなあじ」「きらいなあじ」が変わり、一部の「きのみ」を戦闘中につかったときの効果が変わる。 せいかくリスト せいかく こうげき ぼうぎょ とくこう とくぼう すばやさ さみしがり △ ▼ いじっぱり △ ▼ やんちゃ △ ▼ ゆうかん △ ▼ ずぶとい ▼ △ わんぱく △ ▼ のうてんき △ ▼ のんき △ ▼ ひかえめ ▼ △ おっとり ▼ △ うっかりや △ ▼ れいせい △ ▼ おだやか ▼ △ おとなしい ▼ △ しんちょう ▼ △ なまいき △ ▼ おくびょう ▼ △ せっかち ▼ △ ようき ▼ △ むじゃき ▼ △ がんばりや きまぐれ すなお てれや まじめ せいかくリストの印の意味印 意味 △ 「のうりょく」1.1倍 ▼ 「のうりょく」0.9倍 印なし 「のうりょく」1.0倍 こせい ポケモンには、各「のうりょく」ごとに「生まれつきの強さ」が備わっており、それにより「こせい」が決まる。 「つよさをみる」画面で表示される「たべるのがだいすき」「ちからがじまん」といった一文が「こせい」で、「生まれつきの強さ」がもっとも高い「のうりょく」によって決まる。 「こせい」を読むことで、どの「生まれつきの強さ」がいちばん強いかがおおまかに分かる。 でんどういり後に行ける「キナンシティ」のポケモンセンター内で、「生まれつきの強さ」を判定してくれる人がいる。 「生まれつきの強さ」および「こせい」は、変えることができない。ポケモンが進化してもそのまま。 こせいの決まるタイミング 「こせい」は、やせいのポケモンと遭遇したとき、「ポケモンそだてや」でポケモンのタマゴを受け取ったときに、ランダムに決まる。 各「のうりょく」ごとに0~31ポイントの間で「生まれつきの強さ」の数値が決まり、「のうりょく」の数値に影響する。 「ポケモンそだてや」でポケモンを2匹あずけるとき、以下の方法であずけたポケモンと同じ「生まれつきの強さ」を、タマゴから生まれるポケモンに引き継がせることができる。 「生まれつきの強さ」の遺伝については→【ポケモンのタマゴ】を参照。 方法 内容 パワーアンクル あずけるポケモンのどちらかにこれらのどうぐを持たせておくと、そのポケモンの持たせたどうぐに対応したのうりょくの「生まれつきの強さ」を、タマゴから生まれるポケモンがかならず引き継ぐ。 パワーウエイト パワーバンド パワーベルト パワーリスト パワーレンズ あかいいと 「あずけるポケモンのどちらかに「あかいいと」を持たせておくと、タマゴから生まれるポケモンが、あずけた2匹のポケモンの「生まれつきの強さ」のうち、いずれか5種類をかならず引き継ぐ。 こせいリスト 生まれつきの強さが最も強いのうりょく こせい HP たべるのがだいすき ひるねをよくする いねむりがおおい ものをよくちらかす のんびりするのがすき こうげき ちからがじまん あばれることがすき ちょっとおこりっぽい ケンカをするのがすき ちのけがおおい ぼうぎょ からだがじょうぶ うたれづよい ねばりづよい しんぼうづよい がまんづよい とくこう こうきしんがつよい イタズラがすき ぬけめがない かんがえごとがおおい とてもきちょうめん とくぼう きがつよい ちょっぴりみえっぱり まけんきがつよい まけずぎらい ちょっぴりごうじょう すばやさ かけっこがすき ものおとにびんかん おっちょこちょい すこしおちょうしもの にげるのがはやい
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/9173.html
このページはこちらに移転しました 笑えばいいとおもうよ 作詞/つまだ 取り留めのないそんな笑顔を 分けてもらいたくてそういったら なんで どうかしてたのかな すごく嫌そうな顔をされたよ だれかの笑顔はだれかのもの 君の泣き顔は君だけのもの? 僕の 顔はだれかにして おこがましく思えたんだろなぁ みんながみんな泣いたなら 仕方のないことかもしれないけど みんながみんな笑えたなら 仕方のないことなんてないのに 笑えばいいとおもうよ みんなが笑えばいいとおもうよ そこに偽りがなければ 君が泣くなんてことはないしね 笑えばいいとおもうよ みんなが笑えばいいとおもうよ 嘘だらけでもいいからさ 笑いかけてくれたらいいな
https://w.atwiki.jp/65tgrg/pages/11.html
*お題 使い方 いくつからでもOKです。 絵・小説・詩・・なんでもOK。(版権も やっていいこと 同人サイトでの使用 一人称等の変更 グロ表現 等 やってはいけないこと 二次配布 一人称等以外の変更 アダルトサイトでの使用 等 ↑また変わるかもしれません 普通に考えてだめだな~・・・ ということはだいだい×です ルールが守れる方はどうぞ↓ お題配布
https://w.atwiki.jp/irumasougou/pages/135.html
【登録タグ 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん】
https://w.atwiki.jp/princetown/pages/9.html
あかいくつガイド報告(9/12) あかいくつガイドの皆さん、こんばんは、 9月12日(火)あかいくつガイドをした江原敏です。 12時便 Driver 森泉圭介 12:00~13:20 14時便 前島清隆 14:00~15:25 秋雨前線の影響でしょうか、一日中小雨が降り、長袖の上着が役立ちました。 12時便、14時便は始発時点でそれぞれ33名、25名で程よい混み具合で、 赤レンガ倉庫で半分が下車しました。時間調整も、それぞれ、2度したくらいです。 皆さんから送られてきたML情報は、共有出来て随所で使わせてもらいました。 有難うございます。 本日話題にしたのは、①開港150周年行事計画、②シーバスによるナイトクルーズ 始まる、③QE2とサファイア・プリンセスの対比、④横浜ベイブリッジより大きな 長崎「女神大橋」 ① 横浜は、2009年6月2日に開港150周年を迎える。1000日前に当たる9月6日には、横浜市庁舎入口に設置されたカウントダウン・ボードの除幕式が開かれた。基本理念は「チャンスあふれるまち 横浜」の創造。 開港150周年の記念事業は、ハード面では、横浜港発祥の地「象の鼻地区」の再整備。同地区を中心に赤レンガ倉庫や大桟橋によって形成されるエリア一体を国際的な観光交流、文化芸術など創造的活動が活発になれるように「ナショナル・アート・パーク構想」を推進。 ソフト面では、旭区の未整備地区「ヒルサイド・ステージ」。市民による環境保全活動の紹介や植樹。 記念事業プロデューサー▽宮本亜門が記念式典の演出、▽日比野が臨港部のイベント全体の監修、▽コンセプトディレクターの小林巧記が内陸部のイベント全体の監修を担当。 因みに、開港50周年事業▽開港記念会館、100周年事業として、▽マリンタワーが建設された。 ② ナイト・クルーズ シーバス 「横浜ベイ・クォーター」1階から出航 午後7時と8時に一日2便の出航(平日1便)行きも帰りも横浜駅東口。 ~10月31日まで、7時発は金・土・日。40分コースで、みなとみらい地区、赤レンガ倉庫、山下公園、ベイブリッジ」など横浜の夜景が楽しめる。乗船料金:大人1200円。 ③ 対比 QE2 サファイア・プリンセス 全長 293.5m 290m(ランドマークタワー:296m) 前回入港 04/3/1 06/5 全幅 32m 37.5m 総トン数 70,323トン 11,6000トン(13層) 速度 32.5ノット 25ノット 就航 1969/7 2006/5 乗船客 1782人 2674人 乗組員 1015人 1238人 注: QE2は、PANAMAX対応で建造された。PANAMA運河の幅員は33.5m、船の全長:294.1m以下。 サファイア・プリンセスについて、いろいろ調べてみました。海洋に一切投棄しない廃物処理装置を採用、つまり、地球に優しい先進技術を導入しています。 気になるチップですが、船内は米ドル制お一人一日10ドルとして自動的にチャージされ、あとは「all-in-one」なのだ。公開中の船には、通信衛星の「インマルサット」を通じて電信、FAX,TLX通信が可能だが、国際条約により、船が港内に停泊中は原則として通話できないのです。 気になる旅行代金ですが、 ○シンガポール/シドニー 20日間 467,400円-993,000円 ○シドニー/サンフランシスコ 30日間 695,400円-1,216,200円 ③ 1571年、ポルトガル船が来航。長崎港は鎖国時代のわが国唯一の海外貿易港。 ○長崎・「女神大橋」(愛称:ビーナス・ウイング) 昨年12月11日開通した女神大橋は、横浜ベイブリッジよりも長い斜長橋だ。 橋の長さ: 880m(中央径間長=480m。横浜ベイブリッジ:460m) 主塔の高さ:海面から:175m。 橋の高さ:(桁下):65m。横浜BB:66m) ライトアップ: LED照明も使用して、いっそう優美な姿が浮かび上がる。 前後の取り付け橋の全長:1289m。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/4300.html
きっかけはきわめて単純だったから最初はわたしもそうとはわからなかったし、 だからほかのみんなにはぜったいぜったい異様に映っていたと思う。 あずにゃんが赤い服を着てるのは。 別にあずにゃんが赤い服を着ること自体はまったくもって異様なことじゃないし、 むしろよく似合っていてかわいいくらいで、まあでもそのかわいいっていうのが そもそものきっかけで発端なのだから、やっぱりかわいくはない。異様だ。 あずにゃんは赤い服を着ている。 赤いスカートで、トップは真っ赤なニット、赤いリボンで左右の髪をまとめている。 赤い靴に、赤い鞄。もちろんiPhoneのカバーも赤である。 発端はよく晴れた気持ちのよい午後のこと。 女の子と2人で出かけるにはこれ以上ないってくらいの。 わたしは駅で待っていた。予定はあった。計画もあった。 足りないのは勇気くらいなもので、勇気は昨日学校帰り、男の子向けの週刊誌で手に入れていた。 本の中にはあらゆる種類の成就に至る道筋が描かれており、ここで成就とはセックスのことだった。 『女子は押しに弱いぞ!』とか『とにかく褒めよう!』とか『すべての女の子はかまってちゃんだ!』ってな感じのことが書いてあった。 たしかに、とわたしは思った。 わたしも押しに弱いし、ほめられればまんざらじゃない。 たしかに、とわたしは思った。 あずにゃんは、はじめて出会ったその日からわたしのことをとっても褒めていたし(唯先輩の演奏とっても感動しちゃいました!)、 押しも強い(唯先輩ギターの練習をしましょうよ!楽器屋に行きましょう!) こうしてあずにゃんを待っているのも、もともとはそんなところに原因があるのではないかとわたしは考えていた。 考えているうちにあずにゃんがやってきた。10分の遅刻だった。 てこてこと急いでるようでその実まったく急いではいない走り方によって、あずにゃんがやってきて、 ごめんなさい唯先輩遅れてしまって……。と頭を下げた。 まったくもうとわたしはあずにゃんの下げた頭をぽんぽんとさすりながら(それも週刊誌に書いてあったことのひとつだった)、あずにゃんが赤い服を着ているぞ、と思った。 あずにゃんは普段赤い服を着ることがない。のか、どうかはわからないけれど、あんまりそのようなイメージはないし、 だかららこそあずにゃんが赤い服を着ているのを見て、あずにゃんが赤い服を着ているぞ、と思ったんだろう。 あずにゃんが赤い服を着ていたので、さっそくわたしは、あずにゃんその赤い服とっても似合ってるね、と言った。 少し考えてあずにゃんは言った。 「え? 唯先輩は赤い服を着ている人が好きなんですか」 「ううん、その赤い服があずにゃん似合ってるってことだよ!かわいい!」 「うーん……」 「かわいいよ?」 「とは言ってもなあ……」 「うん?」 「わたしは赤い服を着てたほうがいいですか?」 「うん!かわいいもん!」 「ふうん……」 その日は、ふたりで映画を見て、Parcoに行って、そのあとご飯を食べた。 それでふたり別れて帰った。映画の後であずにゃんは言った。 くだらない映画でしたね、セックスを2時間半かけて婉曲的に表現しただけの……。 だけど実際には、セックスは3回も直接的に表現されたのだ。そういうことについてあずにゃんはなんの感慨も抱いてないみたいだった。 それがわたしは残念だった。 でもほんとうの問題は次の日からだった。 そもそもいくらあずにゃんが赤いものばかり身につけているといっても学校にまでは赤い服を着てこない。 学校には制服を着てくるからだ。それでも靴下や筆箱、ヘアゴムなんかはすでに赤く染まっていたし、化粧もどこか赤っぽかった。 まるで熱でもあるみたいだった。 とはいえ、あずにゃんはもともと赤いのである。あずにゃんの学年のテーマカラーは赤なのだ。 だから、上履きやタイリボンや体操着なんかはすでに真っ赤で、わたしはすぐにわからなかった。あずにゃんが赤色をしていることを。 それでもいつかは知ることになるだろう。 あんなに赤いものばかり身につけていればそれはそうだ。 ちょっとしたメモをするのにも赤ペンを使ったり、アップルティーばっかり飲みたがったり、いろんなものに一味唐辛子をかけた。 顔をしかめてからいからいと涙を流した。ピンクは赤色だと思いますか、とわたしにいっぱい聞いた。 そのたびにわたしはちがうと思うと言った。そうだって言ってあげればよかった。 何もかもきちんとした赤色で揃えるのはけっこう難しい。ピンク色くらい許してあげればよかった。 でも、しかたない。そのときのわたしはまだ知らなかったから。 あずにゃんは日を追うごとに赤く染まっていった。 それにつれて、わたしも赤色をみるたびにあずにゃんを思い浮かべずにはいられなくなっていた。 近所の赤いカローラにあずにゃんを思いだし、横断歩道の前に立ち尽くし信号の上で点滅するあずにゃんをみた。夕焼けにあずにゃんのことを思った。 あるときは赤い体操着を着た鈴木純ちゃんを見て、「あ!あずにゃんだ!」と呼びかけてしまった。鈴木純ちゃんは困った顔を浮かべていた。 夕ご飯には三日月の形のトマトがでた。まるであずにゃんのように真っ赤だった。 そんなことを憂に言うと、いつでも大好きな梓ちゃんのことを思い出せていいじゃんとかなんとか言って、 まるでおもしろがって嫌がらせでもしてるみたいに毎日の料理にトマトが入っているのだけど、 それは憂がトマトが大好物だったということをわたしが今になってやっと知るに至ったというだけの話だった。 実際トマトは水だと思う。人間としてのあずにゃんがほとんど水であるのとおんなじに。 ある日、部室にはあずにゃんとふたりきりだった。 たぶん部活が終わった後のことで、わたしたちは少し居残りをしていたのだった。 夕日が部室をあずにゃん色に染めていた。 あずにゃんはソファーに座ってギターを抱えてうとうとしていた。 ギターは真っ赤だった。それは昔から赤い色をしていたような気がするけれど、なんだかずっと赤くなってしまったようだった。 わたしはあずにゃんの横に座った。 あずにゃんはぴくりと震えて、眠たげな目でわたしを見上げて、なんだかちょっと怯えているみたいだった。 カラーコンタクトの赤い目だった。ドラマに出てくるヴァンパイアだ、とわたしは思った。 わたしはあずにゃんにもたれ掛かって目を閉じた。息の音がした。夕日で瞼の裏側が赤く染まっていた。 「ねえ、あずにゃん」 「なんですか?」 「昨日テレビで映画を見たよ」 「うん」 「空をいっぱい映す映画だった。憂がクッキーをつくってくれたから、それを食べて、えっとね、ずっと食べてたからお話覚えてないや」 「あはは」 「それから、ゲームボーイをした。でも、ほんとは部屋のお片づけをしてたんだよ。今、いちばん部屋が汚いんだよね、わたしが生まれてから一番だよ」 「ほんとですか?」 「そうだ! 今度、見にきてよ」 「やですよ。はやく片づけてくださいよ」 「そうしよっかな。でもあずにゃんにも見てもらいたいしな……」 「ばかですか、一生ごみの中で暮らせばいいんじゃないですか」 「あずにゃんは昨日はどんなことした?」 「わたしは寝たり……」 「あーわたしも寝た!寝たよ!」 「うん」 「ほかには?」 「あか……」 「なに?」 「わたし、昨日は手首を切れなかった」 「え、えぁ?」 「わたし、昨日は唯先輩のこと好きだと思ったんです。 唯先輩のことはいつも考えてるし、考えてるとやっぱり変な感じだし、ああやって触れられたりするとちょっとどきどきする……。 唯先輩がわたしが赤い服を着ているのがかわいいって言ったから、赤いスカートも買ったし」 「えとね、あー……あの、あ、あのスカートはたしかにかわいかった! 似合ってた」 「でも、勘違いしてほしくないんですけど、わたし、べつに唯先輩のために赤色をしてるわけじゃないですからね」 「そ、そんなこと思ってないよ!」 「でも、絶対唯先輩は勘違いしてますよ。 わたしがあかいろをしてるのを見て、まるでわたしが唯先輩に気に入られたくてやってるとか思って、いい気になったりして、ばかみたいに、にやにやしてたじゃないですか」 「にやにやなんかしてないよぉ」 「でも、わたしはべつに唯先輩に気に入られたくてあかいろをしてたわけじゃないんです。 ただ、わたしは、知りたいって思うんです。わたしは昨日は唯先輩のことが好きだったけど、今日はちがうと思う。 だけど、たとえば、唯先輩はわたしが赤色をしてるのが好きだとして、もしもわたしがいつでもあかいろでいれたなら、それはわたしが唯先輩のことが好きだっていう証明になるじゃないですか」 「えーと……」 「赤色の服を着たり、赤い靴下を履いたりするのはとても簡単です。 毎日帰り道で食べる鯛焼きとかそういうものをちょっとずつ我慢すれば、どれも揃えられるし、べつにぜんぜん恥ずかしくなんかない。 赤い靴とか赤いペンとか赤いヘアゴムとか別につけてたってそんなことは誰も気にしないし……。 でも、昨日もわたしは手首を切れなかった。その血の赤色に、きっと唯先輩がわたしのことを好きになってくれるだろうと思っても」 「そんなことぜったい思わないって!」 「ときどきわたしはそれほど唯先輩のことが好きじゃないと思うんです。 唯先輩はよく嘘をつくし、わたしは幼いから。 だから、赤色をして、そしたら、赤色でいれたら、唯先輩のこと好きでいれるのになあ……。 ねぇ、わかりますか?」 「わかんないよぉ」 「わたしはいつも夜、布団の中で想像するんです。 自分の血が赤色じゃない何か、たとえば、緑とか青とか、紫とか、そんな色をしているところを。 それなら、たとえ、わざわざ自分の手首を切って血を流さなくても、唯先輩が好きだってわかるのに。 でも、わたしの血は赤いです、わたしの流れない血は……」 ずっと後で、わたしがいつものようにあずにゃんを抱こうとすると、いつもみたいにあずにゃんはわたしを押しのけた。 爪先がわたしのほっぺたに触れた。 あずにゃんの爪は赤いマニキュアを塗るために長く伸びていた。 先っぽがとがっていた。血が流れていた。涙のように冷たくて、わたしのほっぺたを流れていた。 ぬぐった手についた赤い血はまるであずにゃんのようで、わたしにはわからなくなってしまう。 あずにゃんの戸惑って揺れる瞳の色のなかにさえ、あずにゃんがいた。 わたしはあずにゃんを手に入れたはずだったのに、あずにゃんがわたしをじっと見つめる目はちがっていた。 あずにゃんはヴァンパイアの目で、わたしを見て、マニキュアの光る爪でわたしのことをひっかいた。 泣いて、腫れて、赤かった。 カラーコンタクトの赤だった。 わたしはまたあずにゃんのことを待っていた。 駅前には選挙演説の終わり際があった。人は散りつつあり、のぼりは解体されて干からびたイカのように地面に横たわっていた。 男の子向けの週刊誌には、『オシとヒキ』というような題で特集が組んであり、ときにはちょっと冷たくすることも大事だということが書いてあった。 結局は駆け引きなのだ。 たしかに、とわたしは思った。わたしも、あんまりがつがつされるとちょっと引いてしまう気がする。 あずにゃんだって、たいていのときは冷たいわけだし。 だけど、たまに思うのは、あずにゃんはわたしじゃないということで、わたしじゃないあずにゃんはわたしのように感じたりはしないのだ。 でも、女の子のようには感じるよね。 わたしはあずにゃんのことを知らないが、女の子のことを知る誰かはいる。 やがてあずにゃんが遅れてやってきた。20分の遅刻だった。 あずにゃんは真っ赤な服を着ていた。 わたしはふとあずにゃんの赤い服はいつも同じ赤い服だぞ、と思って、そのことを言った。 「あずにゃんって、いっつも同じ服着てるね」 「ゆ、唯先輩はわたしがいつも同じ服を着ていたら嫌ですか?」 「ううん、別にどうでもいいけど……てか、いちいち聞かないでほしいよ」 「ご、ごめんなさい……」 「だってあずにゃんはなにを着ていてもかわいいもんね!」 「……にぁあ」 それで、ふたりで映画を見て(もちろんディズニーの映画だった)、Parcoに行って、そのあとご飯を食べた。 それで別れて帰った。セックスシーンのあるディズニーの映画があればいいのにとわたしはときどき思う。 次の日からあずにゃんはきっぱり赤いものを身につけなくなったけど(アップルティーさえ飲まないてっていぶりだ)、 わたしは未だに赤いものを見るとあずにゃんのことを思い出すのだ。 あるいはあずにゃんを見ると赤色のことを思い出すのかもしれない。あの腫れた、にせものの瞳の赤色を。 おしまい 2
https://w.atwiki.jp/25438/pages/4304.html
唯『あずにゃん探偵第4話☆』 梓「宇宙科学館にきました!」 唯「楽しそうだね!」 梓「調査調査です!」 —————————— —————— ———— 梓「なんか……つまんないですね……」 唯「わ、わたしはあずにゃんと一緒に入れるだけでも楽しいよ!?」 梓「助手~……」 唯「引っ張る力が弱くなってる……」 梓「決めました!もう写真を撮ってインスタにあげて帰りましょう!」 唯「うん」 梓「じゃあ、とりますよ~」 唯「いいよ!」 梓「事件解決~」パシャリ 唯「みして~!あ~あずにゃんかわいい!」 梓「うーんでもちょっと、あんまり写りよくなかったんで、もう一枚とっていいですか?」 唯「うん」 梓「事件解決~」パシャリ 唯「あれ、今度はわたしのうつりよくなくない?」 梓「じゃあもう一枚」 梓「事件解……」 唯「あ、ちょっと待って、せっかくだからさっき買ったヘアゴムつけよう!お揃いで!」 梓「いいですね!」 梓「じゃあいきますよ~」 唯「うん!」 梓「事件解決~」パシャリ 唯「あ~!待って!待って!」 梓「も~なんですか!」 唯「さっき買った宇宙人のぬいぐるみも一緒に写したい!」ガサゴソ 梓「はいはい。はやくしてくださいよ」 唯「おっけ-、とっていいよ!」 梓「あ、待ってください!やっぱりわたしもそれ欲しいです!」 唯「も~」 梓「でも、わたし買ってないや……」 梓「あ」ジー 唯「あ、あげないよ!?」 梓「助手~」 唯「だからぁ、ぬいぐるみを引っ張るな!」 梓「買ってきましたよ」 唯「じゃあ撮るよ~!」 梓「事件解け……」 唯「あ」 梓「あ」 唯「せっかくだからさ!ロケットの模型をバックで撮らない?」 梓「ですね! わたしもそれ思いました!」 唯「つきました!」 梓「じゃあ、撮りますよ~。きめてくださいね」 唯「いえ~い」 梓「事件解決~!」パシャリ 唯「ふぅ、やっと撮れたね~」 梓「じゃあアップしますね!」 唯「あ、待って!」 梓「も~!こんどはなんですか!」 唯「あずにゃん、ここ撮影禁止だって!」 梓「事件未解決~」 おしまいです! ありがとうございました。 書き忘れましたけど、一番最初のが唯『あかいろ』です 戻る
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/6410.html
赤い萱の穂│和│草部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-6283.htm
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/6717.html
赤い川馬│和│獣部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-6587.htm
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/7256.html
赤い杓子│和(加州)│器部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-7124.htm