約 4,085 件
https://w.atwiki.jp/sinsyu61/pages/101.html
Q1 SCIDではT細胞が減少し、B細胞数は大きく影響を受けることはない。では、なぜ細胞性免疫だけでなく液性免疫も不全になるのか? <解答> 液性免疫に関わる抗体の産生にはB細胞だけでなくT細胞も関わってくるため。 <解説> 主にIL2が減少する事によって発生するのがSCIDであり、IL2はT細胞の増殖に関わってくるためにT細胞が減少する。 またX-linked SCIDにおいてはcommonγ鎖遺伝子が変異するためcγ鎖が欠損し、IL-7も構成されなくなるためB細胞も減少する。 Q2 血液型がABの人には、すべての血液型の赤血球を輸血できる。一方、O型の人はO型以外の赤血球は輸血できない。なぜか? <解答> AB型の人間はその血漿中に他の血液型の赤血球表面に対する抗体が形成ないが、O型はそのA抗原及びB抗原に対する抗体が形成されるため。
https://w.atwiki.jp/candidates/pages/146.html
【生年月日】 1942年1月27日 【出身地】 京都府京都市 【肩書】 京都大学大学院 医学研究科 客員教授 静岡県公立大学法人 理事長 等 【学歴】 1971年京都大学大学院 医学研究科 生理系専攻 修了 【予想授賞理由】 抗原刺激を受けた成熟Bリンパ球で起こる現象、クラススイッチと体細胞突然変異に関する研究により。 【受賞歴】 1982年朝日賞 1985年ベルツ賞 1988年武田医学賞 1996年恩賜賞・学士院賞 2000年文化功労者 等 【著書】 本庶佑「ゲノムが語る生命像 (ブルーバックス)」講談社、2013年。 本庶佑「いのちとは何か 幸福・ゲノム・病」岩波書店、2009年。 本庶佑 (監修)「これだけは知っておきたい遺伝子医学の基礎知識(遺伝子医学別冊・遺伝子医学の入門書)」メディカルドゥ、2003年。 本庶佑 他「生命の未来を語る (シリーズ・健康と食を問い直す生物学)」岩波書店、2003年。 本庶佑 他「研究者」東京都所、2000年。 【主要業績】 Latchman, Y. and Honjo, T. et al. (2001). PD-L2 is a second ligand for PD-1 and inhibits T cell activation, Nat. Immunol. 2 (3) 261-268. Muramatsu, M. and Honjo, T. et al. (2000). Class switch recombination and hypermutation require activation-induced cytidine deaminase (AID), a potential RNA editing enzyme, Cell 102 (5) 553-563. Freeman, G. J. and Honjo, T. et al. (2000). Engagement of the PD-1 immunoinhibitory receptor by a novel B7 family member leads to negative regulation of lymphocyte activation, J. Exp. Med. 192 (7) 1027-1034.. Revy, P. and Honjo, T. et al. (2001). Activation-induced cytidine deaminase (AID) deficiency causes the autosomal recessive form of the Hyper-IgM syndrome (HIGM2), Cell 102 (5) 565-575. Nishimura, H. and Honjo, T. et al. (1999). Development of lupus-like autoimmune diseases by disruption of the PD-1 gene encoding an ITIM motif-carrying immunoreceptor, Immunity 11 (2) 141-151. 【研究内容】 本庶 佑氏は、リンパ球が抗体遺伝子にクラススイッチ組換えと体細胞突然変異という遺伝子改変を導入し、ウイルスや細菌などの病原体の認識と排除に最も適した抗体を作る仕組みを解明しました。とりわけこれらの遺伝子改変の際にDNAに切断を入れる酵素、Activation-induced cytidine deaminase (AID):活性化誘導シチジンデアミナーゼを発見し、そのメカニズムの全貌を明らかにしたことは国際的に高く評価されています。 日本学士院による紹介文より 日本ではH鎖を研究することにしました。H鎖は遺伝子が大きくて扱いが面倒ですから、誰も研究しないだろうと思ったのです。抗体には抗原を認識する可変部と抗原結合後の体内での処理方法を示す定常部があります。抗体を作るリンパ球B細胞は、多様な抗原を効率良く排除するために、最初にIgMというクラスの抗体を作り、その後に侵入する抗原の種類や侵入場所(粘膜:腸、気管)に応じて、IgEや、IgAなどの違うクラスの抗体を作り始めます。抗体のクラスによって、抗原結合後の処理方法が違うのです。このクラスを生み出すメカニズムを解明しようと思い、おじさんが抱えて運んでくれた高価なマウスに移植したミエローマ細胞から抗体のmRNAを精製し、cDNAを作って遺伝子の数を測定しました。 東大時代は通勤に電車で1時間半くらいかかっていたので、時間を有効に使うために座れる電車を選んでました。満員電車というのは意外と集中できるので、データ整理などは車内の仕事になっていましたね。 ある日、ミエローマ細胞の抗体遺伝子にはクラスによって違う欠失があるらしいことに気付きました。抗原結合後の抗体処理に関わる定常部の遺伝子は、遺伝子の一部を欠失させ、クラスを変えているのではないか。このモデルに矛盾がないようなH鎖の遺伝子の染色体上の順序を想定できたのです。興奮しましたね。家に戻って、ノートをひっくり返し、そのモデルと矛盾するデータがないか再度確認しました。それでも、矛盾は生じない。 翌日ラボに行って皆に話し、モデルを検証する実験を考えて、すぐに始めました。それがクラススイッチモデルです。このモデルは1978年にPNAS(米国学士院紀要)という雑誌に発表したのですが、その後でさらに『ネイチャー』のNews Viewsで取り上げられて、国際的にも高く評価されたことで改めて嬉しかったですね。このモデルを最終的に証明するには、H鎖の遺伝子をクローニングし塩基配列を調べ、欠失を確認しなければならない。1977年に3ヶ月程、レーダー博士のところにクローニングの技術を習いに行きました。習ったばかりの技術を日本で行なうには、また手作りの連続です。この頃は夢中でしたね。抗体の遺伝子はゲノムに1個しかないのですから、大変でした。DNAを泳動したゲルで抗体のH鎖の遺伝子がとれたと確認できた時の嬉しさは、これぞ研究の醍醐味というものでしたね。これだから研究はやめられない(笑)。 遺伝子を手に入れてしまえば、後はやることは決まっています。配列を決めて欠失の確認をし、モデルが証明できました。クローニング技術を習いに様々な分野の人が研究室に来ましたし、私も電子顕微鏡写真の撮影のために、京都大学に行ったり、クラススイッチモデルをきっかけに多くの研究者との交流が広がりました。1979年、大阪大学に教授として移りました。阪大に移った頃から、論文の執筆と研究室の運営で忙しくて、自分では実験できなくなりました。この頃、37歳で教授は珍しくてマスコミの餌食にもなりましたから、その対応も大変でね(笑)。大阪大学は研究室の立ち上げにお金を貸してくれたのですよ。お前ならいつかどこからかお金を取ってくるだろうから、ゆっくり後で返しなさいということでね。日本ではちょっと珍しい懐の深さでしたね。ありがたかったです。こういう柔軟性がもっと欲しいですね。こういうことが研究を育てるんですよ。大阪大学には5年いて、その後は京都大学に移りました。 抗体の遺伝子がわかっても、実際にクラススイッチを起こすしくみはなかなかわからなかった。培養細胞で、クラススイッチさせなければならないのですが、まず、刺激を与えた時だけ高頻度でクラススイッチを起こす細胞はなかなか見つかりませんでした。分子生物学や生化学は比較的短時間でできますけれど、生物学になると時間がかかります。ここで焦ってもしかたがないので、じっくり時間をかけて材料を探しました。 望みのマウス細胞をようやく見つけ、クラススイッチをする時に発現する遺伝子を見つけました。それがAID(Activation Induced Cytidine Deaminase脱アミノ化酵素)で、この遺伝子を壊したノックアウトマウスを作って観察すると、そのB細胞はIgM抗体しか作らず、クラススイッチが起こらない。しかも、抗原に対する特異性をあげるため、抗体の抗原結合部位(V)にたくさんの変異が入るものなのですが、そのマウスでは変異がまったく起こらない。これは予想外でした。可変部(V)と定常部(C)の多様性を生み出す仕組みは、各々別だと考えられてきたのです。ところが、AID酵素は2つの反応を同時に制御している。この酵素はmRNAの塩基CをUに変換する酵素とよく似ています。現在、この酵素がどのようにクラススイッチに働いているかを解明しようと研究中です。モデルの提示が78年、AID遺伝子の発見は99年ですから、その間約20年。始めた頃に比べると免疫のしくみについてはずいぶん整理されてきたように思います。 JT生命誌研究館「免疫のしくみに魅せられて-何ごとにも主体的に挑む」より 【本人HP】 研究室ウェブサイト 【その他】 JT生命誌研究館「免疫のしくみに魅せられて-何ごとにも主体的に挑む」 京都大学による紹介文 専門医には研究の実績を義務づけることが必要。医師をランク付けして経済的なインセンティブを DNAから見た〝しあわせ〟 文科省 科学研究費の取得状況 【タグ】 日本、医学生理学
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/10249.html
コロナ変異種 ● ブラジルからの帰国者から検出された新型コロナウイルスの新規変異株について 「国立感染症研究所(2021年1月10日)」より +記事 要約 感染性の増加が懸念される変異株と共通する変異を一部に有する新たな変異株が、ブラジルからの帰国者から検出された。 当該変異株については遺伝子の配列に関する情報に限られており、感染性や病原性、検査法やワクチンへの影響等は現時点では判断が困難。 当該変異株の感染者は個室での管理下におき、感染源、濃厚接触者の追跡と管理、臨床経過等を含めた積極的疫学調査を行うことが望ましい。 変異株であっても、個人の基本的な感染予防策は、従来と同様に、3密の回避、マスクの着用、手洗いなどが推奨される。 本文 2021年1月6日、国立感染症研究所は、1月2日にブラジルから到着した渡航者4名から新型コロナウイルスの新規変異株を検出した。 当該新規変異株は、B.1.1.248系統*1に属し、スパイクタンパク*2に12箇所の変異を認める。感染性の増加が懸念される変異株のVOC-202012/01や501Y.V2と同様に、スパイクタンパクの受容体結合部位*3にN501Y変異を認めるほか、501Y.V2と同様にE484K変異を認める。 E484の変異は、SARS-CoV-2を中和するモノクローナル抗体*4からの逃避変異*5として報告されていた(1,2)。さらに、E484K変異が、回復者血漿からの逃避変異株*6で見られるという実験データ (3)とE484が変異すると回復者血漿でのシュードタイプウイルス*7の中和抗体価が10倍程度低下する(COVID-19回復者の血清中に誘導された抗SARS-CoV-2抗体の存在下でも、in vitro(試験管内)でウイルスの細胞感染を抑制しにくい)という実験データ (4)が報告されている。すなわち、これまでのウイルスに対する免疫は、E484変異を持つウイルスに対して効果が減弱する可能性が懸念されている。 ブラジルでは、B.1.1.248 系統のE484K 変異を認める変異株による再感染症例の報告がある (2021/01/06) (5)が、当該新規変異株と同一ではない。 当該変異株については、遺伝子の配列に関する情報に限られている。ヒトにおける感染性や病原性、検査法への影響、ワクチンへの影響等については、現時点での判断は困難であり、引き続き調査が必要である。 当該変異株の感染者は、個室での管理下におき、感染源、濃厚接触者の追跡と管理、臨床経過等を含めた積極的疫学調査を行うことが望ましい。 変異株であっても、個人の基本的な感染予防策は、従来と同様に、3密の回避、マスクの着用、手洗いなどが推奨される。 1 B.1.1.248系統: 新型コロナウイルスに関して用いられている分類方法であるPangolin (COVID-19 Lineage Assigner Phylogenetic Assignment of Named Global Outbreak LINeages,https //cov-lineages.org/lineages.html) による分子系統 IDによる分類系統名。イギリス VOC 202012/01 はB.1.1.7、南アフリカ 501Y.V2 はB.1.351 に該当する。ブラジル新規変異株は B.1.1.248 に分類され、ブラジルで拡散していたB.1.1.28 の系譜の一部(下流にある系譜)である。 2 スパイクタンパク: コロナウイルスを構成するタンパク質の一つ。ウイルス表面に存在し、細胞に感染する際のヒトの受容体と結合する部分であり、この変異が感染しやすさに影響を与えうる。 3 受容体結合部位: スパイクタンパクにある、ウイルスがヒトの細胞に感染する際にその細胞表面にある受容体と結合する部分。 4 SARS-CoV-2を中和するモノクローナル抗体: 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染を抑制する機能を持った単一種類の抗体。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した場合、体内で複数の免疫細胞から様々な種類の抗体が作られるが、一つの免疫細胞からは通常一種類の抗体が作られる。中でも新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)表面に結合し細胞への感染を抑止する抗体を産生する細胞を選び出し、その細胞だけを増殖して、この細胞から得られた抗体のこと。治療などで利用されている。 5 逃避変異: 抗体など、ウイルスの細胞への感染や増殖を阻害する要因が効きにくくなる遺伝子変異をいう。そのような変異を持つウイルス変異株を逃避変異株と呼ぶ。 6 回復者血漿からの逃避変異株: 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染への免疫応答として回復者で認める抗体に耐性を持つ変異株。同抗体の存在下でウイルスをin vitro(試験管内)で培養することで、抗体に耐性を持つ変異を誘導・選択する方法で優勢となった変異株である。 7 シュードタイプウイルス: 実験・抗体検査を目的に人工的に作られる、別のウイルス粒子の表面にSARS-CoV-2のスパイクタンパクを発現させたウイルス。 (参考文献は略、詳細はサイト記事で) ■ 免疫逃避ウイルス、ワクチン効きにくい? 関東で91件検出 市中感染の可能性が大 「夕刊フジ(20212/19(金) 16 56)」より / 新型コロナウイルスワクチンの先行接種が始まるなか、警戒すべき事態だ。東京医科歯科大は18日、ワクチンが効きにくいとされる「免疫逃避」の性質を持つカナダ系統の「E484K変異ウイルス」が新たに3例見つかったと発表した。市中感染の可能性が高い。これとは別に国立感染症研究所もE484K変異が関東全域で91件確認されたと明らかにした。 昨年12月下旬から今年1月中旬までに東京医科歯科大病院に入院や通院した患者のうち3例でカナダ系統のE484K変異が検出された。いずれも海外渡航歴や相互の接触歴はなかった。 +続き 免疫の効果が弱まる可能性があるE484K変異は南アフリカ型とブラジル型で確認されている。東京医科歯科大は、今回のカナダ系統は、南ア型とブラジル型のように感染力増大が懸念される変異はないとした。 昨年末まで検出されていた日本系統株の感染事例が減少する一方、変異ウイルスを含む海外系統株に流行が移り変わっている可能性もあり、東京医科歯科大の研究チームは「引き続き強固な感染予防対策を継続することが重要」としている。 一方、感染研は18日、E484K変異ウイルスが、今月2日までに空港検疫で2件、関東全域で91件確認されたと明らかにした。どの国に由来するかは不明で、免疫の効果が弱まる可能性があるが、感染力が強くなる性質はないという。 脇田隆字・感染研所長は、英国株などと同様の警戒が求められる状況ではないとした上で「ワクチン接種が進んだ場合に、この変異株が拡大するかを見ていく必要がある」と述べた。 ーーーーー 混乱みたいなので整理ね 新型コロナウイルス変異株 ①「E484K」変異(免疫回避特性)は 英国B.1.1.7とB.1.525 南アフリカB.1.351 ブラジルB.1.1.28.P.1 日本B.1.1.316 ②「N501Y」変異(感染性が高い特性)は 英国B.1.1.7(B.1.525はない) 南アフリカB.1.351 ブラジルB.1.1.28.P.1 (日本B.1.1.316はない) — 笹山登生 (@keyaki1117) February 20, 2021 新たに発見の新型コロナウイルス変異株「B.1.525」は次の11か国で発見。 アメリカ カナダ デンマーク イギリス フランス ベルギー スペイン ナイジェリア ガーナ ヨルダン オーストラリア 重要変異箇所は E484K Q677H F888L で、抗体エスケープ変異はE484Kのほかにもある。https //t.co/XchyOb2ynI — 笹山登生 (@keyaki1117) February 17, 2021 新しい変異箇所「E484K」を含む新型コロナウイルス変異株「B1525」について、「以前の感染やワクチンによって獲得された免疫を回避し、より伝染性、致死的になる可能性があるとの懸念が広まっている。https //t.co/hubB30ygBY — 笹山登生 (@keyaki1117) February 18, 2021 ■ Covid-19 The E484K mutation and the risks it poses 「the bmj(Published 05 February 2021)」より (※機械翻訳) / コビド19 E484K突然変異とそれがもたらすリスク 突然変異E484Kは、南アフリカのSARS-CoV-2変異体で最初に同定されましたが、今では英国で急速に広まっている変異体でも同定されており、ウイルスがさらに進化してワクチンに耐性を持つようになるのではないかとの懸念が出てきています。Jacqui Wiseは、これまでのところわかっていることを見ています。 E484K突然変異について何がわかっていますか? +続き E484K 突然変異はそれ自体が新しい変異ではなく、異なる変異体で発生する変異であり、南アフリカの変異体(B.1.351)とブラジルの変異体(B.1.1.1.28)ですでに発見されています。この変異はスパイク蛋白質にあり、体の免疫反応やワクチンの有効性に影響を与えると考えられています。2月1日、イングランド公衆衛生局(PHE)は、Covid-19ゲノミクス(COG-UK)コンソーシアムが、214,159の配列を分析した結果、英国のバリアントB.1.1.1.7(ケントバリアントと呼ばれることもあります)を搭載した11検体において、同じE484K変異が同定されたと発表しました1。 英国ではどこで確認されているのか? PHEはBMJ誌に、ブリストル周辺でE484K変異を持つ英国B1.1.1.7変異体を11例、リバプール周辺で同じE484K変異を持つオリジナルのSARS-C0V-2ウイルスを40例確認したことを報告しました。公衆衛生当局は、これらの地域で接触者の追跡、追加の実験室分析、検査を強化しています。 この突然変異は心配ですか? E484Kは、ウイルスが体の免疫防御をすり抜けるのを助けるため、脱出突然変異と呼ばれています。ケンブリッジ大学のRavindra Gupta氏らは、新しいB.1.1.7とE484Kの変異体が、細胞への感染を防ぐために必要な血清抗体の量を大幅に増加させることを確認しています2。B.1.1.7の変異体はすでに感染性が高いことがわかっているため、より速く広がるウイルスと免疫を回避する能力に優れたウイルスの組み合わせは心配です。 もう一つの懸念は、南アフリカの変異体は、以前に元のウイルスに感染した人々をより効率的に再感染させることができるかもしれないということです。ワーウィック大学のウイルス学者で分子腫瘍学の教授であるローレンス・ヤング氏は、「これは、E484K変異が免疫応答を弱め、中和抗体応答の寿命にも影響を与える可能性があるため、一部ではそうなる可能性がある」と述べています。したがって、E484K変異を持つB.1.1.7変異体は再感染においてより効率的である可能性があります。" ワクチンはこれらの新興の亜種に対して効果があるのでしょうか? 現在のワクチンは、E484K変異を持たない英国のB.1.1.7変異体に対して効果があることを示す研究があります。しかし、Novavax社とJohnson Johnson社による最近の臨床試験では、南アフリカでの新しいワクチンの効果が英国や米国に比べて低いことが示されていますが、これはおそらくE484K変異を持つウイルスが多いためと考えられます。それでも、Novavax社は南アフリカで60%の有効性を報告していますが、これはインフルエンザワクチンの有効性と同等のかなり良い反応を示しています3。例えば、オックスフォードのアストラゼネカ社のチームは、現在確認されている突然変異に対してより効果的なワクチンにするために、すでにワクチンの更新を検討していると発表しており、秋までには利用できるようになる可能性があるとしています。それは、毎年更新され、ロールアウトされる1回分のブースターの形をとる可能性があります。 英国は変異の広がりを監視するために何をしていますか? 英国ではこれまでのところ、南アフリカの亜種B.1.351の105例が確認されています。ほとんどの症例は旅行との関連が考えられますが、11の症例は旅行との関連が考えられず、地域社会の中で広がっていることを意味します。その結果、政府はイングランドの8つの郵便番号地域で追加のサージ検査とシークエンシングを実施することを発表しました4 。しかし、陽性と判定された人のサンプルのうち、シークエンシングが行われているのは10人に1人以下であり、多くの人がそもそも検査を受けたことがないため、これは氷山の一角になりそうです。 { モニタリングは十分でしょうか?} 英国は、世界的なデータベースであるGISAIDに登録されているSARS-CoV-2のゲノム配列のほぼ半分を実施しています。COG-UKコンソーシアムの広報担当者によると、パンデミックが始まって以来、検査陽性サンプルの約7%に対してゲノム配列決定を行っており、現在では症例数の減少と能力の増加に伴い、この数は増加しているという。これはヨーロッパでは最も高く、デンマークを除けば、コビド19陽性のすべてのスワブを間もなく検査して変異体の存在を確認すると発表しています。しかし、世界的には、SARS-CoV-2のゲノムサーベイランスはまだパッチ的なものです。例えば、米国では新しいサンプルの1%未満の配列しか確認されておらず、多くの国、特にアフリカでは配列データが全くないのが現状です。 英国はゲノム検査を実施する能力を共有しているのでしょうか? 1月26日、英国政府は、ウイルスの新しい変異体を特定するためのゲノミクスの専門知識を、そのためのリソースを持っていない国に提供するため、「新変異体評価プラットフォーム」を立ち上げることを発表しました4 。 新しい亜種の出現を防ぐにはどうすればよいか? SARS-CoV-2ウイルスは月に1~2回程度の突然変異を起こしています。これは非常に低い数字に聞こえますが、実際にはインフルエンザを含む他のウイルスよりも低い数字です。しかし、ウイルスが循環すればするほど、ウイルスが変化する機会は増えていきます。ですから、ウイルスの拡散を抑えるためにできることは何でも、距離を置くこと、マスクの着用、手洗いなど、新たな変異体の出現を制限するのに役立つでしょう。 英国の国境を閉鎖することは有効でしょうか? 2月15日から、「レッドリスト」33カ国から英国に渡航する英国居住者とアイルランド人は、10日間ホテルに隔離されなければなりません。英国人以外の旅行者は現在、入国が禁止されている。しかし、労働党は、この措置が最初の南アフリカの変種が英国で確認されてから50日後にしか実施されないことを批判しており、また、このスキームをすべての海外旅行者に拡大することを要求している。フランシス・クリック研究所のジョナサン・ストアイ氏は、「ウイルスの複製レベルが非常に高い状況下では、最も厳しい国境管理でさえも、拡散を遅らせることはできても、新しい亜種の出現を防ぐことはできないだろう」と述べている。 この記事は、コビド-19パンデミックの期間中、またはBMJが別段の決定をするまで、BMJのウェブサイトの利用規約に従って自由に利用できるようになっています。すべての著作権表示と商標が保持されていることを条件に、合法的で非商業的な目的(テキストやデータマイニングを含む)に本記事を使用、ダウンロード、印刷することができます。 https //bmj.com/coronavirus/usage ■ How does the SARS-CoV-2 E484K mutation increase viral fitness? 「Newws Medical Life Sciences(Feb 19 2021)」より (※機械翻訳) / SARS-CoV-2 E484K変異はどのようにしてウイルスのフィットネスを増加させるのか? 突然変異は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)にどのように利益をもたらすのでしょうか?これを探るために、中国の研究者チームは、ウイルスの突然変異後にタンパク質間で起こる物理的相互作用を詳しく調べました。 +続き 研究者たちは、分子シミュレーション研究を用いて、重大な変異が発生したウイルスのスパイクタンパク質と、そのヒト受容体であるアンジオテンシン変換酵素2(hACE2)との間の結合を調べました。 研究チームは、突然変異のE484Kが、このタンパク質をより有利な静電的相互作用に駆り立て、その結合親和性を変化させることを発見した。つまり、これはウイルスタンパク質とその受容体の間の結合を強化するものである。ウイルスにとってのさらなる利点として、この突然変異は宿主の免疫反応を低下させる。研究チームは、今回の知見をbioRxiv*プレプリントサーバーに公開した。 SARS-CoV-2は、現在のパンデミックコロナウイルス疾患2019(COVID-19)の病因となっている。2019年12月に中国の武漢で初めて確認された。それ以来、このウイルスは世界中で1億900万人以上に感染し、240万人以上の死亡者を出しています。 しかし、新たに出現した亜種の中には、高い感染力を持つものもあります。これらの自然発生的な変異の分子機構やSARS-CoV-2の感染性への影響、その後の免疫促進における現行ワクチンの有効性などを調べることが重要である。 SARS-CoV-2は高感染性の病原性コロナウイルスである。ウイルスゲノムは一本鎖RNAで、タンパク質が埋め込まれた脂質膜に包まれている。ウイルスの表面に存在する突出したスパイク(S)タンパク質は、宿主細胞上の受容体hACE2に結合してウイルスの侵入を可能にします。Sタンパク質はホモ三量体の糖タンパク質で、各プロトマーはS1とS2のサブユニットで構成されています。 S1サブユニット上の受容体結合ドメイン(RBD)の形態変化により、ウイルスはhACE2を認識して結合します。この結合はその後、膜融合とウイルスの宿主細胞への浸潤を誘発し、ウイルスは細胞の代謝メカニズムをハイジャックしてウイルスの複製を開始します。 このように、RBDはSARS-CoV-2の感染性を支配しています。RBD領域には主要な中和エピトープが含まれており、抗体の標的となります。 急速に進化するSARS-CoV-2は、いくつかの変異体に出現しています:すなわち、B.1.1.1.7または501Y.V1、B.1.351または501Y.V2、P.1または501Y.V3。これらの変異のほとんどは、Sタンパク質上のRBDの受容体結合モチーフ(RBM)に存在する。これらの変異の初期の研究では、オリジナルのSARS-CoV-2株と比較して透過性が高いことが示唆されています。 これらの変異(N501Y、E484KおよびK417N(またはK417T))のうち、E484K変異(501Y.V2および501Y.V3変異体の両方に共通)は、COVID-19患者の回復期血漿中の中和抗体の中和活性を明確に低下させ、また中和抗体からも脱出する可能性があることから、「脱出変異」と名付けられています。このことは、現在承認されているワクチンの有効性や、現在開発中の中和抗体治療薬の有効性を弱める可能性もある。 ーーーーーーーーーーーー 中和抗体BD23(a)、ナノボディH11-D4(b)、中和抗体BD368-2(c)、ナノボディNb20(d)、ナノボディMR17-K99Y(e)、中和抗体S2M11(f)とRBDで形成された複合体系のE484K変異による静電エネルギーの上昇に関与する主要な残基の位置とコンフォメーションの再配置をそれぞれ示しています。 ーーーーーーーーーーーー このような懸念が高まる中、研究者らは、E484K変異がウイルスの結合親和性に与える影響を調べました。さらに、E484K変異がRBDの中和抗体やナノ抗体との結合親和性に与える影響を調べました。 これらの分子機構については、分子動力学(MD)シミュレーションと分子力学一般化ボルン表面積(MMGBSA)法を組み合わせて検討しました。その結果、野生型RBDとE484K変異体の受容体結合自由エネルギーを評価しました。 その結果、E484K変異体はRBDの受容体hACE2への結合親和性を向上させる可能性があることがわかった。これは、突然変異により、より有利な静電力と結合界面がより強固になるために起こります。変異残基周辺の局所構造のコンフォーマルな再配置と、より多くの水素結合の形成が結合の強さに付加された。 このことから、E484Kを含む変異体は透過性が向上していることが示唆された。また、研究した中和抗体やナノ抗体のほとんどについて、E484K変異がRBDとこれらの抗体との結合親和性を低下させていることがわかりました。 これは主に、変異によって引き起こされた不利な静電相互作用に起因しており、これらの抗体の有効性を弱めていたと研究者は説明しています。 今回の研究では、E484K変異がRBDと受容体hACE2との結合親和性を改善する可能性があることが明らかになった。このことは、バリアントに感染した領域の現在のデータから明らかである。また、この変異はRBDと研究されている中和抗体との結合親和性を弱め、これらの抗体の有効性を低下させることを示しています。これは、現在世界中で行われているワクチンのロールアウトに直面して憂慮すべきことです。 この研究は、ウイルスが突然変異によって得られる利益を発見するものです。この結果は、効果的なワクチン開発や抗体医薬の設計に貴重な情報を提供するものであると、研究者らは書いている。 重要なお知らせ bioRxiv は、査読されていない予備的な科学報告書を掲載しているため、決定的なものとはみなされず、臨床実践や健康関連行動の指針となるものでもなく、確立された情報として扱われるべきものでもありません。 .
https://w.atwiki.jp/cervarix/pages/28.html
ウイルス様粒子とは「細胞内に観察される、ウイルスに類似した構造を持つ構造体。」です。これはウイルスそのものではなく、体内でこの粒子をウイルスと間違わせて攻撃させ抗体を作らせるための粒子です。簡単にいうと抗体を作る体内物質に対する疑似餌・ルアーみたいなものです。よってこのウイルス様粒子によって子宮頸がんウイルスにかかることはありません。 これらヒトパピローマウイルス16型L1たんぱく質ウイルス様粒子・ヒトパピローマウイルス18型L1たんぱく質ウイルス様粒子の2成分がサーバリックスがHPV-16/18に対する子宮頸がん予防ワクチンたる成分です。これらの。ウイルス様粒子を体内に入れることによって子宮頸がんウイルスにかかることなく、抗体を作らせてHPV-16/18による感染に対する抵抗力をつけさせます。
https://w.atwiki.jp/motosehiroyasu/pages/19.html
維管束分化を促進する分泌性因子 維管束形成では、隣り合った細胞間の相互作用によって、空間的・時間的な分化パターンが制御されることが示唆されているが、その実体はよくわかかっていない。私は、ヒャクニチソウ木部分化系を用いて細胞間相互作用の解析に適した培養方法を確立し、この方法を用いることにより新規の分化誘導因子xylogenを明らかにした(Motose et al. 2001a, 2001b, 2004)。Xylogen は脂質輸送ドメインを持つアラビノガラクタンタンパク質であり、木部分化を促進する活性を持つ。また、xylogen は分化しつつある細胞から極性をもって分泌され、隣接した未分化な細胞を木部分化系路に引き込むことにより、維管束の連続性や網目状のパターン形成に関与していることが示唆されている。 図1.Xylogenの局在. A, B, C, D, ヒャクニチソウの茎頂付近の組織において抗 xylogen 抗体を用いて検出(A, B, 免疫組織化学法. C, D, 間接蛍光抗体法). E, F, 分化しつつあるヒャクニチソウ培養細胞を抗 xylogen 抗体を用いて間接蛍光抗体法により検出. Xylogen の局在・輸送システムを明らかにするため、xylogen と緑色蛍光タンパク質(GFP)の融合タンパク質の観察を行った。その結果、xylogen は細胞膜とエンドソームの間を往復すること、液胞に輸送されて分解されるなど、ダイナミックな挙動を示すことが明らかになった。現在、xylogen の輸送を制御する因子について研究を進めている。 Xylogenは高分子の分化促進因子であるが、これとは別に、低分子の分化阻害因子が培地中に蓄積することがわかった。この因子(TDIF)は、CLEペプチドの一種であることが示された(Ito et al. 2006)。
https://w.atwiki.jp/2dywiki/pages/21.html
FAFSは医療的知識はさっぱりありませんしこのような病気はありませんご安心ください エルフ熱はエルフ熱ウイルスによるウイルス性感染症 nphil.1952年には40億人もの人間を殺した殺人ウイルスである 症状 感染から40時間が潜伏期間であり 発症前に一週間ほどの高熱や咳 発症すると全身に膿疱を生じ 呼吸困難、恐水症、恐光症、脳炎症状を起こし 多くの場合呼吸困難で死亡する 発生 レアディオ国 北東部 ミレオアスディ村にてウイルスが確認されたこれ以降感染がレアディオ国へ広がったが これを見た各国と連邦はレアディオ国を空爆。しかし感染はクワイエ国で確認空爆の意味は無かったとした各国の要人が自殺を繰り返した 結果国民にも自殺者が出るようになったこの自殺者と感染者の国間移動によりパンデミックとなりほとんどの人類は死んだ 抗体保持者 少数の人間にはこの感染症への間接抗体を持っており防げた 魔法利用者には血液中の魔法成分が間接抗体になったとも言える
https://w.atwiki.jp/rotti/pages/71.html
疾患 感度 特異度 予測値 SLE 50% 99% 46-85% Drug LE? - - - RA? 47% - - 強皮症? 20% - - PM/DM? - - - Sjogren症候群? 5-60% - -
https://w.atwiki.jp/yasu0612/pages/60.html
2011/03/17 全身型なら胸腺腫の有無をチェック 抗MuSK抗体は外注で測れるようになった(※ まだ感度は低い?) 2011/2/23 MGの抗Ach抗体は症状と並行しない。 AchRの正常値は0.2?
https://w.atwiki.jp/lostlightpc/pages/24.html
新田秀英のヘラ抗体に関する研究報告の中には「ヘラ抗体のおかげで、人はフェロモンに対する免疫力を持つようになるが、今までの記憶を失うことになる。しかし、これでキャロルが私のことを忘れられるのであれば。それはそれで……」と書かれている。 鍵一覧 [部分編集] 鍵一覧 名前 耐久 詳細
https://w.atwiki.jp/injectionmatome/pages/18.html
「殲滅…開始…」 名前 早乙女 凉雅 年齢 38 性別 男 所属 無所属 使用Venom 旧型/ウルフ(適合)、ウルフ(Lord)、レイブン(Soul)、アヴェンジャー 設定 元根上研究所のエージェントで、その以前は特殊部隊に所属していたという経歴を持つ戦闘のプロ。 ドライバーが開発される前からVenomの回収を行っていて、チームでVenomと戦闘を行い液体化させるまで追い込むだけの戦力を持ち、単身でも生身でVenomと戦闘できる程に戦闘能力の高さを持つ。 しかし任務中に回収中のVenomに接触、体内に混入した際にVenomへの抗体があることが発覚し、現時点唯一「全てのVenomに抗体を持つ人間」として、新型ドライバー開発に大きく貢献することになる。 しかしその後、根上研究所が告発された騒動に乗じて旧型ドライバーと六個のアンプルを盗み出して失踪、半年程姿を眩ませていたが最近になって姿を現し、Venomの駆除を行っている。 全てのVenomの駆除を目的として、駆除員やエージェントの持つアンプルを使用者を殺してでも破壊しようと襲撃するが、神城製薬とは利害の一致から協力することもあり、神城製薬側からすれば一概に敵とは呼べない存在である。 また、全てのVenomに抗体を持つ為、旧型ドライバーを使いながら複数のアンプルを使い分けることが出来る唯一の人間である。 全てのVenomへの抗体は不完全で、Venomは確実に肉体を蝕んでいることが発覚、しかし長い年月の中でその身をVenomに蝕まれてきたからか、適合するウルフを使用した際に銀髪の男さえ想像しなかった能力を発揮し抗体が進化を遂げ体内のVenomが無害となっている。 しかし、Venomに蝕まれた肉体は治癒されず、後遺症として現在も変身後は全身から激しい出血が発生し、いつ命を落としてもおかしくない状態が続いていたが、OVER LIMITの発動によりVenom化することにより完治する。 ウルフLordとの戦闘中に人間としての器を捨て完全にVenom化を果たし、己の特性を取り込んだアヴェンジャーのVenomとして覚醒、結果としてその容姿は人とVenomの混ざりあった歪な形をしていて、現在はVenomを慈悲無く殺す為に徘徊しているのだが…Venomはほぼ全滅しているため、目下の標的はアンプル保有者となっている。 裏設定 無