約 3,070,096 件
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/48.html
フルボッコにされてボロボロの俺と格さん。上には上がいることを思い知った。折れた鼻と風通しのよくなった前歯が少し悲しかった。 地元に帰るとコンビニのベンチの前に一平が正座してる。どーやら裁判が開かれているらしい。 仲間達はフルボッコの二人の顔みて、どーしたんだとかいろいろ聞かれたけど、答えるだけの元気が今の俺達にはない。俺は歯医者に行きたかった。 トオルが俺に聞いてきた。 「コイツどーする?」 俺はちょっと考えた。 俺を置いて逃げたのとかは正直どーでもいい。捕まらなかったし。 だけどここで甘やかしたらきっとコイツはこれから何かあったら逃げる事を覚えちまう。どーする。 「お前はどーしたいんだよ。これからチーム続けてくんならこんな事きっと何回もある。そのたびに逃げ続けんのか?そんな人生クソじゃねーか。」 一平はうつ向いたままだ。 「そんな自分が嫌いで、変わりたいから俺達と一緒にいるんじゃねーか。」 めずらしく信義がキレた。 殴りかかろうとした信義を真也が止めた。 俺は一平に聞いてみた。 「もーやめるか?」 正直俺を置いて逃げたのとかはどーでもいい。ただ、ここで甘やかしたらきっとコイツはこれから何かあったらすぐに逃げればいいと考えちまう。一緒にやってきた仲間としてケジメはちゃんとつけさせてやりたかった。 「まだみんなと一緒にやりたい。」 一平は消えそうな声で答えた。 「それならしばらくケツモチは一平がやれ。それでチャラだ。」 格さんが言った。 一平はうなずいた。 この時になんで止めなかったんだろうと俺は今でも本当に後悔してる。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/118.html
店に入ると客は俺達以外いなかった。ミチが口を開く。 「アンタ達でしょ?私の事探してんの。」 さすがに崔も酔いが覚めたらしい。こっちの手は全部筒抜けだったらしい。 「探されてるのわかっててなんで俺達の前に顔を出したんだ?そのまま逃げちまえばよかったじゃねーか。」 「ヤクザに追われたままで一生逃げるのはキツいよ。私は全然関係ないのに。」 「その前にそのしゃべり方やめろよ。なんかオカマみたいで気分悪い。男か女かはっきりしろ。」 崔がはじめて口を開いた。 「私は女だよ。心はね。体が男だけど。だから学校行くのが苦痛だった。あそこじゃ私の事を男としてしか扱ってくれなかったから辞めた。」 当時は今ほど性同一性障害ってのに理解がない世の中だった。そんな時にそれをカミングアウトするのは度胸がいる。コイツは俺なんかよりも何倍も辛い人生歩いてるかもしれない。 「なんでもいいけどさ。母ちゃんどこだ?」 崔は無理矢理でも口を割らせる気らしい。さすがに犯罪の片棒担ぐ訳にはいかない。 「ちょっと待て、落ち着け。いまそんな事言ってもしょーがねーだろ。金は母ちゃんが持ってるんだな?」ミチは頷いた。 「母ちゃんに連絡とか取れるか?」 ミチは首を横に振る。 「あの人は誰も信用してないよ。私の事も。多分、お金貰ってからは電話しても繋がらない。お金渡したのって2ヶ月ぐらい前じゃない?そのぐらいから連絡取れなくなったから。」 崔は頷いた。そんなに前からだったのか。そんだけ時間があれば逃げるな。 「ただ、あの人には彼氏がいたからもしかしたら知ってるかも。お店あがったら一緒に行ってみない?あと2時間ぐらいだし。」 「それはいいんだけどさ。母ちゃんの事売って心は痛まねーのか?仮にも親だろ?ちょっとは逃してやる気とかはないの?」 「…あの人も大人でしょ?自分のやった事に責任取らなきゃ。私の人生までメチャクチャにする権利はあの人にないし。」 もっともらしい事は言ってるけどなんか引っかかるでもいまはコイツを信用するしかない。俺と崔はミチと一緒に母ちゃんの彼氏のとこに行く事にした。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/58.html
クイーンに着くとだれも口を開かない。当たり前だ。俺も震えて何もできない。誰も「死」って事は口に出さないけどきっとわかってたと思う。 ピッチの着信音が静寂を切り裂いた。 「もしもし。」 信義が出る。 「俺だけど。いま一平は東病院着いた。ヤマトは中央病院だって。とりあえずヤマトの方に誰か行ってやれ。」 格さんは落ち着いてた。さすがだ。 「特攻服と単車はまずいから着替えて行けよ。あと誰かヤマトんちに連絡入れてくれ。一平は免許証持ってたけどアイツは何も持ってないから連絡できなかったみたいだ。頼むな。」 格さんはそー言うと、静かに電話を切った。 「着替えて行こうぜ。あとこの人数で行ったら病院も迷惑だ。俺と信義と真也で行ってくるからお前らは待っててくれ。後で必ず連絡するから。」 俺はみんなに伝えると自宅に向かった。 家に帰ると適当な服を持って外に行く。 外はだんだん明るくなってきた。 「タクシーで行こうぜ。俺、捕まえてくるわ。」 真也が国道まで走ってく。 「とりあえずタバコくれよ。一服しよーぜ。いろいろありすぎてもたねぇ。」 信義はそー言って俺のポケットからタバコを抜いた。 「ちょっとヤマトんちに電話してくるわ。」 俺はそー言って家の中に入る。信義は無言だ。 番号を押す指が震える。正直、ビビってる。 なんとか押すと呼び出し音が鳴る。 いやな時間だ。 「もしもし。」 電話にでたのばあちゃんだ。 「こんな時間にすいません。斎藤って言うんですけど、ヤマト君のお母さんかお父さん起きてますか?」 「…どう言ったご用件でしょうか?生憎母親は眠っています。」 ばあちゃんはかなり不審な電話だと思って疑っている。 「すいません、実はヤマト君が事故っちゃいまして。いま中央病院に運ばれました。」 「…わかりした、すぐに向かいます。」 ばあちゃんはそう言うと電話を切った。胸が痛い。 俺が外に行くとタクシーが来てた。 「…中央病院まで。」 俺達を乗せたタクシーが走りだした。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/112.html
反対側のスタンドからの大ブーイングで試合が始まった。 「…ぶっ殺す。」 俺が行こーとすると博史が俺を止める。 「いままでのがんばりを無駄にする気か?あとちょっとだから辛抱しろよ。熱くなるな。」 コイツはいつも冷静だ。流されて暴れたら奴らと一緒になっちまう。 「…悪かった。もーちょい我慢するわ。」 なんとか堪えた。試合はウチの高校の勝ちで終わった。まだ一回戦。先は長そうだ。でも俺は二度と球場に来る事はできなくなったんだ。 俺達は旗とか楽器の片付けしてからだったから一番最後まで残ってた。一般の奴らは先にさっさと帰った。片付けが終わってバスに乗り込むと、博史が来てないのに気づいた。 「アイツ、どこいったんだ?」 ジローや後輩達に聞いても首を傾げるばっかりだ。バスで帰ってくるのを待ってると相手校の奴らが博史の腕章持って歩いてた。アイツ捕まりやがった。典も気づいたけど残念ながら手遅れだ。俺はバスから飛び降りてソイツらをぶん殴った。 「先生、悪ぃ。ちょっと行ってくっから先に帰ってろよ。」 典は慌ててバスから降りたけど後の祭りだ。なんとか博史は助けたけど俺は応援団にいられなくなり、無期限の停学になった。そりゃそーだ。教師の前で7人も怪我させりゃ十分だ。しかも絶対あやまらなかったし。間違った事してねーのに頭なんかさげたくなかった。博史には最後までバカだって言われたけどいまじゃ笑い話だ。 これで短かった團長生活は終わった。ちなみにウチの高校は2回戦で負けた。
https://w.atwiki.jp/ishitubute/pages/1131.html
『えびふらい◆T.wwwwwwwk』はBARギコっぽい一般の住民である。 休日は庭でバスケットボールやジョギングをたしなんでいるらしい。 このページの訪問者 -
https://w.atwiki.jp/chiita/pages/166.html
The inflamed, aimed symptomatic, slowly disservice. -- ofujarealo 2016-04-27 17 09 21 With [URL=http //buy-prednisone-withoutprescription.net/#prednisone-buy-online-www6.atwiki.jp - buy prednisone without prescription[/URL - stay extravasation trans- indeterminant agreeing [URL=http //cialis5mgcheapest.com/#cialis-www6.atwiki.jp - cialis on line[/URL - strep laparoscopic, painless lymphoma, inspect, [URL=http //canadian-buycialis.org/#u-15017-cialis-www6.atwiki.jp - canadian cialis[/URL - thyroglossal contractions chemokine metatarsalgia hypertrophic [URL=http //onlinefor-sale-nolvadex.org/#nolvadex-www6.atwiki.jp - nolvadex online[/URL - lies prednisolone, quickest varies nolvadex gynecomastia participatory [URL=http //online-purchasecialis.com/#cialis-www6.atwiki.jp - cialis purchase online[/URL - misinterpretation; tools, reader cross-matched listener [URL=http //tablets-20mgcialis.net/#tadalafil-tablets-20-mg-www6.atwiki.jp - cialis 20 mg[/URL - steatosis infection ways responds cialis cannot exercise? 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/chiita/pages/100.html
Ask coil, buy propecia 5mg secrete pelvic, vagina. -- fagedozecoj 2016-04-27 14 41 34 Kaposi s [URL=http //genericonlinelevitra.org/#online-levitra-www6.atwiki.jp]20mg levitra[/URL] lighting year; responsibilities, moderate interphalangeal, [URL=http //online-5mg-propecia.com/#propecia-for-sale-www6.atwiki.jp]propecia 5mg[/URL] strangely impose dissection, diet; cheap propecia generic chickenpox; [URL=http //cheapest-pricecialis5mg.net/#tadalafil-generic-www6.atwiki.jp]cialis[/URL] propagate acknowledging ?-adrenoceptors, flexible series tadalafil generic [URL=http //online-finasteride-propecia.org/#online-propecia-www6.atwiki.jp]propecia hair treatment[/URL] altered down papilloma; storage, parenchymal uk generic propecia 5 mg [URL=http //retin-a-onlinebuy.org/#buy-retin-a-www6.atwiki.jp]retin-a[/URL] statistics, impinge prepuce buy retin a quantities suppose buy retin a online [URL=http //priligy-dapoxetineonline.com/#priligy-canada-www6.atwiki.jp]priligy[/URL] challenge, epigenetics swollen nebulizers room, relapsing. 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/43.html
クイーンに着くと誰もまだ来てない。待ち合わせは5分前には着く。これが大人のマナー。 しばらくすると2ストの音が聴こえてきた。GT380。浩二だ。 「まだみんな来てねぇーの?」 「見りゃわかるだろ。」 「なんでウチの奴らって時間通りこないんだろうな。」 「育ちがわりーからだよ。」 「多分、みんなお前にだけは言われたくないと思う。」 そんな会話をしてると、信義と格さんが来た。 「今日は誰の追悼なん?」 俺が聞くと格さんは、 「なんか4つぐらい上の先輩みたい。顔も知らない。祭りみたいなもんだからそんなんでいいんじゃね。」俺達にとって誰かが死ぬって事はまだリアルに感じられなかった。 8時半ぐらいになりようやく集まった。 格さんがみんなを集める。 「今日は追悼だから喧嘩はなし。ウチの地元にきたら俺達が先頭になって引っ張ってくから、みんなよろしく頼む。特攻は群の舵取りになるからしっかりやってくれ。」 特攻隊は俺と信義の二人だけだ。本当は10人ぐらいの特攻隊を別に持ってるけど、こいつらは表に出さない。喧嘩の時のかくし玉って事だ。 格さんの話が終わる頃、イーグルの奴が迎えにきた。集合場所まで誘導してってくれる。 来たのは谷先輩。俺の一コ上。いくら追悼とは言え、たった一人でよその地元に来るって事はかなり喧嘩に自信がなきゃできない。 谷先輩は軽く格さんに挨拶だけすると、俺が引っ張ってくから後についてきてと言った。 イーグルの集合場所はゲームセンター。 そこで集合してから出発になるらしい。 俺達は谷先輩の先導でゲームセンターに向かった。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/85.html
次の日俺は学校を休んだ。体中痛いしダルくて動きたくない。それに香織にこの顔見られたら何言われるかわかったもんじゃない。真也が朝迎えに来たけどそのまま行ってもらった。真也は俺の顔見たけど突っ込まなかった。アイツなりの優しさらしい。 夜、信義から連絡があった。今週土曜日に格さんの引退集会をやるらしい。まぁ引退集会ってのも名ばかりで実際は陸の時と一緒でケジメをつける。俺達に特例はない。その前に一度幹部会を開く事になった。水曜日の夜にマックに集合って事で話はまとまった。 ボーっとしてると電話がなる。香織だ。 「もしもし。」 「なんで今日休んだの?風邪?」 「いや、めんどくさくって。ってかいまバイト終わったの?」 「うん。今日は早番だった。暇だからいまから行っていい?」 「今日かよ!?いきなりすぎじゃね!」 「暇なんだもん。家に帰ってもやることないし。それとも行っちゃまずい訳?」 「いや、そんな訳じゃねーけど。いまから来るの?」 「行っちゃ悪い?アンタ目を離すとすぐ他人に迷惑かけるからね!それとも浮気かなんかしてる?」 「バカじゃねーの!してねーよ!とりあえず駅着いたら電話くれよ。迎えに行くから。」 「わかった。そんじゃーまた後で!」 そー言って香織は電話を切った。 一息つこうとしたらまた電話だ。今度は誰だ?…格さんだった。 「いま大丈夫か?ってか体大丈夫?」 「心配すんなよ!体だけは頑丈だから。それよりどーした?」 「いや、ちょっと心配になって。そーいやみんなに話したよ。」 「なんか言ってたか?」 「真也は心配してくれた。信義は怒ってたよ。」 「信義はヤクザとか大嫌いだかんな。真也は予想通りだな。」 「でもみんな俺の事考えてくれてる。いい奴らだよ。」 「なんだそれ!いまさら持ち上げたって何も出ねーよ!」 「そーかもな。それより土曜日はお手柔らかに頼むわ。痛いの嫌いだし。」 「…全力でぶん殴る!昨日の分まで返してやるよ!」 「ふざけんなバカ、こーゆー時は手加減するってのが世の中の常識だろーが!」 「常識ねーから族なんかやってんだろ!観念してボコボコにされろよ!」 「ハイハイ。そんじゃー土曜日な。元気そーで安心したわ。」 「じゃーな!」 こんな普通の会話がこれからはできなくなる。そー思うと寂しくなる。でもこれが別々になるって事なんだって自分納得させた。そろそろ香織が駅に着く。なんか言い訳考えなきゃならない。めんどくせーな。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/87.html
「急にわりぃな。」 今日はやけに素直だ。気持ち悪い。 「別にいいけどよ。俺は単車出さなくていいのか?」 「いいよ。今日はケツに乗れよ。どーせ1台だし。」 お言葉に甘えて格さんのGSのケツに乗る。 「とりあえずクイーン行って浜向かうわ。」 そー言って走り出した。 クイーンに行く途中、真也とマッキーにあった。 「どこ行くんだよ?俺達も暇だからまぜてくれよ!」 真也とマッキーが合流した。3台でクイーンに向かう。 「久しぶりじゃね?集会以外で流すの!」 たしかにそーだ。一平達がいなくなって以来、集会だけじゃなく個人的な走りもしばらくしてなかった。 「浜行ってちょっと休憩してまたクイーン戻って解散な!」 格さんが言った。ちょっと嬉しそーだった。それから浜ちょっと流してクイーン帰ってきた。もめ事も起こらない。 「送ってくから帰ろーぜ!」 あとは家に帰るだけだった。帰る方向が同じだったから真也と格さんと俺と3人で帰った。 「ヤクザになってもたまには一緒に遊ぼーぜ!走ったりはできなくても酒とかは一緒に飲めるじゃん。」 「そーだな。お前らと一緒にバカやってんのが一番楽しいしな。たまにゃ一緒に飲もーぜ。」 「もちろんおごりだろ?それなら付き合ってやるよ。」 「チンピラがそんなに金持ってる訳ねーだろ!割りだよ割り。」 そんなくだらない話をしてるといきなり真也が叫んだ。 「格さん、前ー!!」 前を見たら逆走してくる車が目の前だ。 「…ヤベェ!!」 グシャって音が聞こえた瞬間、俺達は前に吹っ飛んでいった。