約 3,247,507 件
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/182.html
2012年2月17日 日本ミステリファンが集う韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」(일본 미스터리 즐기기)で実施されたミステリランキングの結果を紹介する。 2週間ほど前に紹介した「ハウミステリ」のランキングは2011年に韓国で出版されたすべてのミステリ小説(韓国国内作品・翻訳作品)が対象になっていたが、「日本ミステリを楽しむ」のランキングはその名の通り、2011年に韓国で出版された日本ミステリが対象になっている。 関連記事:韓国のWebサイト「ハウミステリ」で実施された2011年ミステリランキング (2012年2月2日) Index 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2011年 [발표] 우리가 뽑은 2011년 일본 미스터리 (2012-02-12) 対象: 2011年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。全105タイトル(「日本ミステリを楽しむ」調べ)。 有効投票者数: 46名 投票方法: 各自が持ち点10点を好きな3作品に自由に振り分ける(「5点・3点・2点」でも「8点・1点・1点」でも、とにかく好きに振り分けてよい)。46名×10ポイントで総計460ポイント。 結果発表: 2012年2月12日 順位 point(s) 投票者数 タイトル 作者 年 韓国語タイトル 翻訳者 備考 1位 109 pts 25人 奇想、天を動かす 島田荘司 1989年 기발한 발상, 하늘을 움직이다 ハン・ヒソン(한희선) 2位 32 pts 12人 山魔の如き嗤うもの 三津田信三 2008年 산마처럼 비웃는 것 クォン・ヨンジュ(권영주) 3位 31 pts 9人 カラスの親指 道尾秀介 2008年 까마귀의 엄지 ユ・ウンジョン(유은정) 4位 20 pts 7人 密室殺人ゲーム2.0 歌野晶午 2009年 밀실살인게임 2.0 キム・ウンモ(김은모) 5位 20 pts 6人 追想五断章 米澤穂信 2009年 추상오단장 チェ・ゴウン(최고은) 6位 18 pts 6人 倒錯の帰結 折原一 2000年 도착의 귀결 クォン・イリョン(권일영) 7位 17 pts 4人 乱反射 貫井徳郎 2009年 난반사 キム・ソヨンB(김소영) 8位 15 pts 4人 魔球 東野圭吾 1988年 마구 イ・ヒョクチェ(이혁재) 9位 14 pts 5人 叫びと祈り 梓崎優 2010年 외침과 기도 キム・ウンモ 10位 13 pts 4人 サバイバー・ミッション 小笠原慧 2004年 서바이버 미션 キム・ソウン(김소운) 13 pts 4人 鼻 曽根圭介 2007年 코 キム・ウンモ 12位 12 pts 2人 忌館(いかん) ホラー作家の棲む家 三津田信三 2001年 기관 호러작가가 사는 집 キム・ウンモ 13位 11 pts 4人 続巷説百物語 京極夏彦 2001年 속 항설백물어 クムジョン(금정) 14位 11 pts 3人 悪の教典 貴志祐介 2010年 악의 교전 ハン・ソンネ(한성례 ) 15位 10 pts 4人 ロートレック荘事件 筒井康隆 1990年 로트레크 저택 살인 사건 キム・ウンモ 16位 10 pts 3人 プラチナデータ 東野圭吾 2010年 플래티나 데이터 イ・ジョンファン(이정환) 17位 9 pts 2人 とり残されて 宮部みゆき 1992年 홀로 남겨져 パク・トヨン(박도영) 18位 7 pts 2人 Another 綾辻行人 2009年 어나더 ヒョン・ジョンス(현정수) 7 pts 2人 戻り川心中 連城三紀彦 1980年 회귀천 정사 チョン・ミヨン(정미영) 20位 6 pts 2人 カササギたちの四季 道尾秀介 2011年 가사사기의 수상한 중고매장 キム・ウンモ 6 pts 2人 星降り山荘の殺人 倉知淳 1996年 별 내리는 산장의 살인 キム・ウンモ 6 pts 2人 完全恋愛 牧薩次 2008年 완전연애 キム・ソニョン(김선영) +23位以下の作品 - クリックで展開 23位以下の作品 23位(5pts、3人) - 『おまけのこ』畠中恵、샤바케 4 24位(5pts、1人) - 『白光』連城三紀彦、백광 25位(4pts、2人) - 『掌の中の小鳥』加納朋子、손 안의 작은 새 26位(4pts、1人) 『タロットの迷宮』小笠原慧、타로의 미궁 『日暮らし』宮部みゆき、하루살이 『夜行観覧車』湊かなえ、야행관람차 29位(3pts、1人) 『館島』東川篤哉、저택섬 『虹果て村の秘密』有栖川有栖、무지개 끝 마을의 비밀 『完全犯罪に猫は何匹必要か?』東川篤哉、완전범죄에 고양이는 몇 마리 필요한가 『完全なる首長竜の日』乾緑郎、완전한 수장룡의 날 『クラインの壺』岡嶋二人、클라인의 항아리 『水の眠り 灰の夢』桐野夏生、물의 잠 재의 꿈 『密室・殺人』小林泰三、밀실. 살인 『夏、19歳の肖像』島田荘司、여름, 19세의 초상 『4ページミステリー』蒼井上鷹、4페이지 미스터리 38位(2pts、1人) 『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉、수수께끼 풀이는 저녁식사 후에 『コールドゲーム』荻原浩、콜드게임 『シューマンの指』奥泉光、손가락 없는 환상곡 『制服捜査』佐々木譲、제복 수사 42位(1pts、1人) 『ツナグ』辻村深月、츠나구 『厭な小説』京極夏彦、싫은 소설 2010年 [발표] 우리가 뽑은 2010년 일본 미스터리 (2011-02-14) 対象: 2010年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。全98タイトル(「日本ミステリを楽しむ」調べ)。 有効投票者数: 35名 (前年までは100人以上が投票していたが、この年は投票参加法を複雑にしたため一気に投票者数が減っている) 投票方法: 2011年版と同じ。35名×10ポイントで総計350ポイント。 結果発表: 2011年2月14日 順位 point(s) 投票者数 タイトル 作者 年 韓国語タイトル 翻訳者 備考 1位 69 pts 18人 密室殺人ゲーム王手飛車取り 歌野晶午 2007年 밀실살인게임 キム・ウンモ(김은모) 2位 39 pts 13人 首無の如き祟るもの 三津田信三 2007年 잘린 머리처럼 불길한 것 クォン・ヨンジュ(권영주) 3位 27 pts 7人 名探偵の掟 東野圭吾 1996年 명탐정의 규칙 イ・ヒョクチェ(이혁재) 4位 19 pts 7人 沈黙の教室 折原一 1994年 침묵의 교실 キム・ソヨンB(김소영) 5位 19 pts 6人 冤罪者 折原一 1997年 원죄자 キム・ソニョン(김선영) 6位 17 pts 6人 儚い羊たちの祝宴 米澤穂信 2008年 덧없는 양들의 축연 チェ・ゴウン(최고은) 7位 17 pts 5人 鬼の跫音 道尾秀介 2009年 술래의 발소리 キム・ウンモ 8位 15 pts 2人 鉄鼠の檻 京極夏彦 1996年 철서의 우리 キム・ソヨンA(김소연) 9位 14 pts 5人 愚行録 貫井徳郎 2006年 우행록 イ・ギウン(이기웅) 10位 13 pts 4人 双頭の悪魔 有栖川有栖 1992年 쌍두의 악마 キム・ソニョン ※この年の結果は10位までしか公表されていない。 2009年 우리가 뽑은 2009년 미스터리 공식 집계 발표 (2010-02-06) ※この記事は会員登録しないと見られないようです 対象: 2009年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。約100タイトル。 有効投票者数: 111名 投票方法: 2011年版と同じ。111名×10ポイントで総計1110ポイント。 結果発表: 2010年2月6日 順位 point(s) 投票者数 タイトル 作者 年 韓国語タイトル 翻訳者 備考 1位 213 pts 56人 告白 湊かなえ 2008年 고백 キム・ソニョン(김선영) 2位 63 pts 17人 警官の血 佐々木譲 2007年 경관의 피 キム・ソニョン 3位 62 pts 19人 私が殺した少女 原尞 1989年 내가 죽인 소녀 クォン・イリョン(권일영) 4位 61 pts 18人 天使のナイフ 薬丸岳 2005年 천사의 나이프 キム・スヒョン(김수현) 5位 60 pts 16人 生ける屍の死 山口雅也 1989年 살아 있는 시체의 죽음 キム・ソニョン 6位 40 pts 10人 新世界より 貴志祐介 2008年 신세계에서 イ・ソニ(이선희) 40 pts 10人 松本清張傑作短篇コレクション 松本清張 - 마쓰모토 세이초 걸작 단편 컬렉션 イ・ギュウォン(이규원) 宮部みゆき編 8位 38 pts 13人 巷説百物語 京極夏彦 1999年 항설백물어 クムジョン(금정) 9位 37 pts 10人 隠蔽捜査 今野敏 2005年 은폐수사 イ・ギウン(이기웅) 10位 35 pts 10人 向日葵の咲かない夏 道尾秀介 2005年 해바라기가 피지 않는 여름 キム・ユンス(김윤수) 11位 29 pts 10人 噂 荻原浩 2001年 소문 クォン・イリョン 12位 27 pts 10人 イニシエーション・ラブ 乾くるみ 2004年 이니시에이션 러브 ソ・スジ(서수지) 13位 23 pts 7人 斜め屋敷の犯罪 島田荘司 1982年 기울어진 저택의 범죄 ハン・ヒソン(한희선) 14位 19 pts 6人 私が彼を殺した 東野圭吾 1999年 내가 그를 죽였다 ヤン・ユノク(양윤옥) 15位 19 pts 5人 江戸川乱歩全短篇 2 江戸川乱歩 - 에도가와 란포 전단편집 2 キム・ウニ(김은희) 日下三蔵編 19 pts 5人 人体模型の夜 中島らも 1991年 인체 모형의 밤 ハン・ヒソン 17位 18 pts 6人 扉は閉ざされたまま 石持浅海 2005年 문은 아직 닫혀 있는데 パク・チヒョン(박지현) 18位 17 pts 6人 新宿鮫 大沢在昌 1990年 신주쿠 상어 キム・ソンギ(김성기) 19位 16 pts 5人 あかんべえ 宮部みゆき 2002年 메롱 キム・ソヨンA(김소연) 20位 15 pts 6人 悪夢の観覧車 木下半太 2008年 악몽의 관람차 キム・ソヨンB(김소영) 15 pts 6人 どちらかが彼女を殺した 東野圭吾 1996年 둘 중 누군가 그녀를 죽였다 ヤン・ユノク 東野圭吾作品を訳しているヤン・ユノクは漢字表記「梁潤玉」。カタカナ表記は「ヤン・ユンオク」とされる場合もある。 2008年 [발표] 우리가 뽑은 2008년 미스터리 공식 집계 발표 (2009-11-11 ※再投稿記事) ※この記事は会員登録しないと見られないようです 対象: 2008年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。約100タイトル。 有効投票者数: 110名 投票方法: 2011年版と同じ。110名×10ポイントで総計1100ポイント。 結果発表: 2009年?月?日 順位 point(s) 投票者数 タイトル 作者 年 韓国語タイトル 翻訳者 備考 1位 149 pts 34人 贄の夜会 香納諒一 2006年 제물의 야회 ハン・ヒソン(한희선) 2位 105 pts 32人 インシテミル 米澤穂信 2007年 인사이트 밀 チェ・ゴウン(최고은) 3位 104 pts 31人 倒錯のロンド 折原一 1989年 도착의 론도 クォン・イリョン(권일영) 4位 75 pts 25人 GOTH リストカット事件 乙一 2002年 GOTH 고스 クォン・イリョン 5位 69 pts 18人 楽園 宮部みゆき 2007年 낙원 クォン・イリョン 6位 66 pts 22人 ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 2007年 골든 슬럼버 キム・ソヨンB(김소영) 7位 59 pts 17人 そして夜は甦る 原尞 1988年 그리고 밤은 되살아난다 クォン・イリョン 8位 44 pts 14人 霧越邸殺人事件 綾辻行人 1990年 키리고에 저택 살인사건 ハン・ヒソン 9位 43 pts 17人 悪意 東野圭吾 1996年 악의 ヤン・ユノク(양윤옥) 10位 42 pts 12人 犬神家の一族 横溝正史 1951年 이누가미 일족 チョン・ミョンウォン(정명원) 11位 32 pts 9人 さまよう刃 東野圭吾 2004年 방황하는 칼날 イ・ソニ(이선희) 12位 30 pts 11人 第三の時効 横山秀夫 2003年 제3의 시효 キム・ソンギ(김성기) 13位 26 pts 8人 孤島パズル 有栖川有栖 1989年 외딴섬 퍼즐 キム・ソニョン(김선영) 14位 26 pts 6人 黄金を抱いて飛べ 高村薫 1990年 황금을 안고 튀어라 クォン・イリョン 15位 17 pts 5人 回廊邸殺人事件 東野圭吾 1991年 회랑정 살인사건 イム・ギョンファ(임경화) 16位 17 pts 4人 ドグラ・マグラ 夢野久作 1935年 도구라마구라 イ・ドンミン(이동민) 17位 11 pts 4人 象と耳鳴り 恩田陸 1999年 코끼리와 귀울음 クォン・ヨンジュ(권영주) 18位 10 pts 3人 震える岩 霊験お初捕物控 宮部みゆき 1993年 흔들리는 바위 キム・ソヨンA(김소연) 10 pts 3人 悪人 吉田修一 2007年 악인 イ・ヨンミ(이영미) 20位 9 pts 4人 慟哭 貫井徳郎 1993年 통곡 イ・ギウン(이기웅) 2007年 [집계] 2007년, 우리가 뽑는 일본 미스터리 소설 (2008-02-01) 対象: 2007年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説。約70タイトル。 有効投票者数: 89名 投票方法: 各自が順位を付けて3作品を選ぶ。1位=3点、2位=2点、3位=1点で集計する。 結果発表: 2008年2月1日? 順位 point(s) タイトル 作者 年 韓国語タイトル 翻訳者 備考 1位(2作品) 52 pts 暗黒館の殺人 綾辻行人 2004年 암흑관의 살인 クォン・イリョン(권일영) 1位(2作品) 52 pts ZOO 乙一 2003年 ZOO キム・スヒョン(김수현) 3位 49 pts 殺戮にいたる病 我孫子武丸 1992年 살육에 이르는 병 クォン・イリョン 4位 39 pts OUT 桐野夏生 1997年 아웃(2007年版、1999年版) キム・スヒョン 5位 37 pts チーム・バチスタの栄光 海堂尊 2006年 바티스타 수술 팀의 영광 クォン・イリョン 6位 28 pts ルパンの消息 横山秀夫 2005年 루팡의 소식 ハン・ヒソン(한희선) 28 pts ぼくのミステリな日常 若竹七海 1991年 나의 미스터리한 일상 クォン・ヨンジュ(권영주) 8位 21 pts 名もなき毒 宮部みゆき 2006年 이름 없는 독 クォン・イリョン 9位 19 pts ダーク 桐野夏生 2002年 다크 クォン・イリョン 10位 17 pts ハサミ男 殊能将之 1999年 가위남 キム・スヒョン 17 pts 放課後 東野圭吾 1985年 방과 후 ク・ヘヨン(구혜영) 12位 13 pts ユージニア 恩田陸 2005年 유지니아 クォン・ヨンジュ 13 pts 残虐記 桐野夏生 2004年 잔학기 キム・スヒョン 13 pts 孤宿の人 宮部みゆき 2005年 외딴집 キム・ソヨンA(김소연) 15位 11 pts グレイヴディッガー 高野和明 2002年 그레이브 디거 チョン・セロム(전새롬) 11 pts 悪魔の手毬唄 横溝正史 1958年 악마의 공놀이 노래 チョン・ミョンウォン(정명원) 17位 9 pts ハードボイルド・エッグ 荻原浩 1999年 하드보일드 에그 ソ・ヘヨン(서혜영) 18位 7 pts 赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 2006年 아카쿠치바 전설 パク・スジ(박수지) 7 pts スナーク狩り 宮部みゆき 1992年 스나크 사냥 クォン・イリョン 20位 6 pts 中庭の出来事 恩田陸 2006年 호텔 정원에서 생긴 일 オ・グニョン(오근영) 6 pts 魔神の遊戯 島田荘司 2002年 마신유희 キム・ソヨンB(김소영) 6 pts 赤い指 東野圭吾 2006年 붉은 손가락 ヤン・ユノク(양윤옥) 2006年に出版された日本ミステリを対象とするランキングは実施されていない。なお、2006年に韓国で翻訳出版された日本のミステリ小説は約30タイトルだった。それが翌年の2007年には年間約70タイトルとなり、2008年以降は年間100タイトルほどのペースが続いている。
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/278.html
ようこそ、ミステリーのお部屋へ こちらには管理人が昔書いたオリジナルのミステリー小説があります。 そこそこ長いです。そしてトリック皆無です(笑) 昔ブログにアップしていたのと同じお話ですが、どうぞ興味を持たれた方はふふ〜ん、と暇つぶしに読まれて下さい。 多少過激な表現が(少しですが)出て来る事がありますので、18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。 雨の日に見る幻は紅い刃.1章−1 雨の日に〜1−2 雨の日に〜1−3 雨の日に〜1−4 雨の日に〜1−5 雨の日に〜1−6 雨の日に〜2章−1 雨の日に〜2−2 雨の日に〜2−3 雨の日に〜2−4 雨の日に〜2−5 雨の日に〜2−6 雨の日に〜2−7 雨の日に〜3章−1 雨の日に〜3−2 雨の日に〜3−3 雨の日に〜3−4 雨の日に〜3−5 雨の日に〜3−6 雨の日に〜3−7 雨の日に〜3−8 雨の日に〜3−9 雨の日に〜4章−1 雨の日に〜4−2 雨の日に〜4−3 雨の日に〜4−4 雨の日に〜4−5 雨の日に〜4−6 雨の日に〜4−7 雨の日に〜5章−1 雨の日に〜5−2 雨の日に〜5−3 雨の日に〜5−4 雨の日に〜5−5 雨の日に〜5−6 雨の日に〜5−7 雨の日に〜5−8 雨の日に〜5−9 雨の日に〜6章−1 雨の日に〜6−2 雨の日に〜6−3 雨の日に〜終章−1 雨の日に〜終章−2 雨の日に〜終章−3(完結) ※この物語はフィクションです。登場する人物名・団体名・地名等は架空のもので、実在する人物・団体・地名とは一切関係ありません
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/46.html
2010年4月13日 2010年11月13日更新 韓国のミステリについての文献一覧。日本語で書かれたものを集めている。年代順。 ※このページは長い間更新していません。韓国ミステリについての文献の一覧は「韓国ミステリ史 参考文献 - 韓国推理小説100年の歴史」をご覧ください。 『ミステリマガジン』2000年10月号 (特集 コリアン・ミステリ・ナウ)鄭泰原(チョン・テウォン)「韓国ミステリ事情」pp.64-67 川村湊「韓国の現代文学状況を見る ――ミステリとの関連において」pp.68-69 天野護堂「ミステリ・ファンのための韓国映画入門」pp.70-73 北原尚彦「日本語で読める韓国SF」pp.74-75 加賀山卓朗「韓国の楽しみ方」pp.76-77表紙にソウル駅の写真を使い、韓国推理作家協会が自ら翻訳した短編4作品、さらに関連する記事・エッセイの掲載と、結構力の入った韓国ミステリ特集号。韓国推理作家協会の鄭泰原(チョン・テウォン)が韓国の推理小説について解説した記事で、2000年当時までの韓国ミステリの流れが概観できる。ただし現在も刊行されている韓国のミステリ雑誌『季刊ミステリ』は2002年創刊なので、その辺りの流れについては書かれていない。そろそろ、もう一度特集をしてくれないだろうか。 金容権(2001)「現代の韓国ミステリー事情」(光文社『ジャーロ』4号(2001年夏号))pp.308-311 『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』(バベル・プレス、2002年5月)短編13編収録。韓国推理作家協会編、98年版『今年の推理小説』の翻訳。「訳者あとがき」があるが、韓国ミステリについての情報量はあまり多くない。 米津篤八(2008)「世界のミステリ雑誌 韓国」(早川書房『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号(2008年11月))pp.54-55世界のミステリ雑誌特集号。韓国の「季刊ミステリ」も取り上げられている。韓国ミステリ短編1作(「そして誰もいなくなった」ソル・インヒョ)のほか、スウェーデンのミステリ短編1作も翻訳掲載されている。 米津篤八(2009)「韓国ミステリー百年の現在」(李垠『アジア本格リーグ3 美術館の鼠』講談社、2009年11月)pp.231-237韓国ミステリの歴史から現状までを概観した巻末解説。 関連記事 台湾ミステリについて知るための資料リスト 中国ミステリについて知るための資料リスト 韓国ミステリ 読書案内 韓国ミステリ紹介 目次へ
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/153.html
『中国ミステリ史 第一章』(19世紀末~1910年代) 『中国ミステリ史 第二章』(1910年代~1940年代) 『中国ミステリ史 第三章』(1940年代末~1970年代) 『中国ミステリ史 第四章』(1970年代末~1990年代) 『中国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭) 『中国ミステリ史 第六章』(現代) 『読書案内』 参考文献 中国ミステリ I (江戸川乱歩とその周辺)東震太郎(1947)講演「中国の探偵小説界」(「第13回土曜会記録」『探偵作家クラブ会報』第2号、1947年7月) 東震太郎(1947)「中国の探偵小説」(『探偵作家クラブ会報』第2号、1947年7月) 柴田天馬(1947)講演「中国文学に現れた犯罪、探偵」(「第18回土曜会記録」『探偵作家クラブ会報』第7号、1947年12月) 江戸川乱歩(1949)「福爾摩斯(ホルムス)偵探案全集」(『探偵作家クラブ会報』第30号、1949年11月) 江戸川乱歩(1950)「中国十八世紀の長篇探偵小説」(『探偵作家クラブ会報』第33号、1950年2月) ファン・ヒューリック(1950)「中国の推理小説について」(『朝日評論』1950年6月号、朝日新聞社) - 実際の表記は「ヴァン・グーリク」 江戸川乱歩、ロバート・ファン・ヒューリックほか(1950)座談会「中国の探偵小説を語る」(『宝石』1950年9月号、pp.130-147)ロバート・ファン・ヒューリック『柳園の壺』(早川書房、2005年)巻末に、三分の一程度に縮められたものが収録されている。 『探偵作家クラブ会報』第37号(1950年6月)で「第47回土曜会記録」として座談会の要旨がまとめられている。 江戸川乱歩(1956)「香港の探偵雑誌」(『日本探偵作家クラブ会報』第110号、1956年7月) 中国ミステリ II (『ミステリマガジン』、20世紀末まで)TEN(1964)「香港偵探小説巡羅」(『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』1964年2月号、p.25、「マガジン・パトロール」コーナー) ジェフリー・C・キンクリー(1986)「ポスト毛の中国探偵小説」(『ミステリマガジン』1986年3月号、pp.108-109) 西夜朗(1989)「香港で見つけた翻訳小説シリーズ」(『ミステリマガジン』1989年12月号、pp.106-107) 狩井善人(1991)「ありました。香港の名作ミステリ・シリーズ」(『ミステリマガジン』1991年5月号、pp.106-107) H・K(1999)「中国語圏のミステリ」(『ミステリマガジン』1999年3月号、p.48) 中国ミステリ III (公案小説の周辺)実吉達郎(1988)「4章 包孝粛・ホームズ・越前守 ―なぜ、中国に名探偵は生れなかったか」(実吉達郎『シャーロック・ホームズと金田一耕助』毎日新聞社、1988年8月、pp.89-118) 芦辺拓(1995)「重たい本をカバンに詰めて 一探偵作家の中国小説メモ」(『幻想文学』第44号、pp.110-115) 中国ミステリ IV (21世紀以降)李長声(リー チャンション)(入交みず 訳)(2002)「中国のミステリー事情 大衆文学への渇望」 (光文社『ジャーロ』7号(2002年春号))pp.273-277 井波律子(2003)『中国ミステリー探訪 ―千年の事件簿から』日本放送出版協会、2003年11月 ※第4回(2004年)本格ミステリ大賞 評論・研究部門候補作 池田智恵(2009)「発展途上の中国ミステリー」 (水天一色『アジア本格リーグ4 蝶の夢 乱神館記』講談社、2009年11月)pp.383-394 天蠍小豬(2009)「中国ミステリー事情」 (島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2010』南雲堂、2009年12月)pp.27-30 「黒蜘蛛クラブの挨拶」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2012』南雲堂、2011年12月、pp.226-228) - ジャーナリストの臧歆春が中国の最新ミステリについて寄稿 中国ミステリ V (『ミステリマガジン』、21世紀)「海外ベストセラー」コーナー、2008年6月号、2008年12月号、2009年6月号、2009年12月号、2010年6月号で中国amazonのミステリ売り上げランキングを紹介 松川良宏(2011)「東アジア推理小説の日本における受容史」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、pp.12-19) 阿井幸作(2011)「昨今の中国ミステリ事情について」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、pp.26-29) 阿井幸作(2012)「《青春》では言い尽くせない不良たちの学園ミステリ」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年3月号、p.237) - 王稼駿『明暗線』レビュー 中国ミステリ VI (外国語文献)曹正文(1998)『世界偵探小説史略』 第十五章 中国侦探小说概况「第一节 中国侦探小说的起源与发展」 「第二节 程小青的侦探小说」 「第三节 旧中国其他侦探小说家概述」 任翔(2002)「凭栏十里芰荷香(代序)」 (『20世纪中国侦探小说精选』(全4巻、2002年)の序文) 李卫国(2006)「公安法制小说研究之概述」 汪政(김택규 訳)(2006年ごろ?)「중국현대추리소설론(中國現代推理小説論)」 (韓国推理作家協会『계간 미스터리(季刊ミステリ)』2007年夏号) 老蔡、杜撰(2009)「百年华文推理简史」 (中国の推理作家・杜撰(ずさん)氏のブログに連載されたもの)老蔡、杜撰「引言」 老蔡「一、中国侦探小说的起源」 老蔡「二、程小青与霍桑(上)」、「二、程小青与霍桑(下)」 老蔡「三、孙了红和他的“反侦探小说”」 老蔡「四、民国时期的其他原创作品(上)」、「四、民国时期的其他原创作品(下)」 老蔡「五、民国时期的侦探杂志(上)」、「五、民国时期的侦探杂志(下)」 老蔡「六、新中国的反特小说」 老蔡「七、“文革”中的地下侦探小说」 老蔡「八、“文革”后的侦探小说创作浪潮(上)」、「八、“文革”后的侦探小说创作浪潮(中)」、「八、“文革”后的侦探小说创作浪潮(下)」 杜撰「九、网络推理小说的创作热潮」 杜撰「十、《岁月·推理》与现今华文推理」 中国における日本ミステリ『第六回松本清張研究奨励事業研究報告書 日本の探偵小説・推理小説と中国 ――その中国における受容と意味 共同研究』(北九州市立松本清張記念館、2006年1月)王成「中国における日本探偵・推理小説の受容とその意味」(pp.2-12) 林濤「中国における日本女性推理小説の翻訳と紹介」(pp.13-22) 王中忱「中国における日本の探偵・推理小説翻訳作品目録」(pp.45-106) 中国公案小説とその日本への影響江戸川乱歩(1951)「原始法医学書と探偵小説」(『新版 探偵小説の「謎」』現代教養文庫、1999年、pp.196-200/初出:『自警』1951年9月号(未確認)) 荘司格一(1991)「裁判を通して社会の実相を伝える稀覯本の数々」(『翻訳の世界』1991年7月号、p.66、[国別・地域別/未訳ミステリ紹介]中国) 北村薫「中国公案小説と日本最初の本格ミステリ」(『謎のギャラリー 名作博本館』新潮文庫、2002年、pp.51-76)※初出未確認 訳者あとがき類(中国ミステリ関連)張平(ジャンピン)『十面埋伏』(じゅうめんまいふく)(新風舎、2005年11月、pp.391-394) ジョー・シャーロン『上海の紅い死』(下巻)(田中昌太郎訳、早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫、2001年11月、pp.339-345) ダイアン・ウェイ・リャン『翡翠の眼』(羽地和世訳、ランダムハウス講談社、2008年6月、pp.309-311) 追加1岡本綺堂「怪奇探偵話」(赤膏薬 / 支那の探偵小説 / 怪奇一夕話) 水島爾保布「偽雷神(支那の探偵奇譚)」(『探偵文藝』1925年8月号) 橋本五郎「支那の探偵小説」(『探偵クラブ』1933年3月) 橋本五郎「支那偵探案「仙城奇案」」(『月刊探偵』1936年6月号) 橋本五郎「面白い話」(『真珠』1947年4月) 追加2無署名記事「中国の探偵小説出版」(『出版ニュース』1950年3月下旬号、p.7) 陳舜臣「ファン・チェン・ファン」(『日本推理作家協会会報』1979年7月号、367号、p.3) 鮎川哲也「ちょっとしたミステリー」(『日本推理作家協会会報』1981年1月号、385号、pp.3-4) - 香港の探偵雑誌にほんの少し言及 林久之「驚険小説在中国 現代中国のミステリー」(『EQ』1981年11月号、pp.161-168) 石沢英太郎「中国の読者からの手紙」(『日本推理作家協会会報』1981年12月号、396号、p.2) 石沢英太郎「中国の翻訳者からの手紙」(『日本推理作家協会会報』1982年1月号、397号、p.2) 中島河太郎「中国刊行の「日本短篇推理小説選」」(『日本推理作家協会会報』1982年9月号、405号、p.4) 井波律子「「中国ミステリー」の愉しみ」(『岩波講座 文学6 虚構の愉しみ』岩波書店、2003年12月、月報pp.1-3) ソ連ミステリ (主なもの。ソ連ミステリに関する日本語文献の一覧は「こちら」で示している)江戸川乱歩(1956)「探偵小説の世界的交歓 チェーホフの長篇探偵(?)小説」(『宝石』1956年10月号)pp.68-77 - ロマン・キムからの第一信の全文が転載されている(原卓也訳) 江戸川乱歩(1957a)「ソ連と中共の近況 ――ロマン・キム氏から第二信――」(『宝石』1957年1月号)pp.137-140 - ロマン・キムからの第二信の全文が転載されている(原卓也訳) 江戸川乱歩(1957b)「海外近事 ――アメリカ、ソ連、オランダ――」(『宝石』1957年8月号)pp.238-243 - ロマン・キムからの第三信の大部分が転載されている(木村浩訳) 袋一平(1957)「ソ連の探偵小説界近況」(『日本探偵作家クラブ会報』第120号、1957年7月) 飯田規和(1965)「ソ連の探偵小説」(『EQMM』1965年4月号)pp.70-72 飯田規和(1972)「ソ連の推理小説」(『世界ミステリ全集12』早川書房、1972年)月報 pp.3-4 その他ミステリ中島河太郎(1993)『日本推理小説史 第一巻』東京創元社、1993年4月「第六章 探偵実話とホームズの移入」(初出:『宝石』1962年6月号(未見)) 「第十八章 綺堂の捕物帳創始」(初出:『宝石』1963年4月号(未見)) 「第二十七章 乱歩出現の前夜」(初出:『宝石』1963年11月号(未見)) 郷原宏(2010)「シャーロック・ホームズの来日」(『物語日本推理小説史』講談社、2010年11月) 玉田誠(2009)「台湾の本格ミステリー事情」 (藍霄『アジア本格リーグ1 錯誤配置』講談社、2009年9月)pp.307-315 (台湾) 米津篤八(2009)「韓国ミステリー百年の現在」 (李垠『アジア本格リーグ3 美術館の鼠』講談社、2009年11月)pp.231-237 (韓国(朝鮮半島)) 부끄럼(bookgram)(2009)「셜록 홈스 시리즈 한국어 번역 연표(Sherlock Holmes series 韓國語 飜譯 年表)」 (韓国の国文学研究者(博士号取得)パク・チニョン(박진영)氏のブログの記事 宇戸清治(2009)「タイ・ミステリーの過去と現在」 (チャッタワーラック『アジア本格リーグ2 二つの時計の謎』講談社、2009年9月)pp.275-283 (タイ) 柏村彰夫(2010)「インドネシアの推理小説」 (S・マラ・Gd『アジア本格リーグ5 殺意の架け橋』講談社、2010年3月)pp.387-395 (マレーシア・インドネシア) 中国語圏SF武田雅哉、林久之(2001)『中国科学幻想文学館』(上下巻)大修館書店、2001年12月 Wikipediaにリンクを貼った箇所もあるが、情報源としては利用していない。 以下、未見 阿部泰記「中国近代における探偵小説の創作」(樋口進先生古稀記念論集刊行会編『中国現代文学論集』中国書店、1990年4月)
https://w.atwiki.jp/madofuki/pages/59.html
関西ミステリ連合冬の総会2017 本イベントは終了いたしました。 今年の関ミス連総会には、古野まほろ先生をお呼びします。 講演会には、一般の方もご参加いただけます。 ぜひご来場ください。 期日:2017年12月2日(土) 場所:立命館大学衣笠キャンパス 明学館401 開場 13 00~ 開演 14 00~ 終了 ~17 00(予定) 入場料:無料 入場について:先着順 当日の入場は開場後に先着順で受け付けます。 会場の席数には余裕がございますが、 収容上限を上回ると判断すれば、入場を制限させていただく場合もございます。 あらかじめ、ご了承ください。 形式:質疑応答 当日来場された方の質問に、古野先生より回答していただきます。 事前質問: 当日参加いただけない方に向けて、事前質問を募集したします。 事前質問は、メールおよびTwitterのDMにて承っております。 名前(ニックネーム可)と質問をご記入いただきますようお願いいたします。 なお、構成の都合上利用できない場合もございますので、あらかじめ、ご了承ください。 メールアドレスはこちら ritsumys@yahoo.co.jp Twitterアカウントはこちら @Ritsmys サイン会: 実施いたします。 対象書籍のいずれかをご持参していただきます。 対象書籍 『全日本探偵道コンクール セーラー服と黙示録』(角川文庫) 『R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室』(新潮文庫nex) 『禁じられたジュリエット』(講談社) 新刊を特に対象としたサイン会ですが、 思い入れのある既刊をお持ちいただいても構いません。 ※参加者多数の場合は、抽選となることがございます。
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/55.html
2010年6月5日作成 2012年2月11日大幅更新 日本の推理小説(を含む広義のエンターテインメント小説)の独訳本のリスト。 Amazon.deで適当に日本の作家名を検索し、そこから「この商品を買った人はこの商品も買っています」をたどっていくことでリストを作っている。そのため、ドイツで刊行された日本のミステリを網羅する完全なリストではない。 また、まず作家で選んで、それぞれの作家について翻訳状況を書いているので、なかにはミステリではない作品も含まれる。 Amazon.co.jp内に作成したリスト(ドイツ語版の表紙をざっと一覧できます) ドイツ語訳された日本のミステリ 2012年2月11日追記 雑誌『ミステリーズ!』のドイツミステリ特集号が刊行されたのを機に、今まで中途半端な形で公開していたリストを整理した。また、ページ最下部にドイツミステリ関連文献の一覧を付した。 Index あ行赤川次郎 (Jiro Akagawa) 江戸川乱歩 (Edogawa Rampo) 大沢在昌 (Arimasa Osawa) 奥田英朗 (Hideo Okuda) 小野不由美 (Fuyumi Ono) か行桐野夏生 (Natsuo Kirino) 栗本薫 (Kaoru Kurimoto) さ行桜庭一樹 (Kazuki Sakuraba) 鈴木光司 (Koji Suzuki) た行高橋克彦 (Katsuhiko Takahashi) 高見広春 (Koushun Takami) 戸川昌子 (Masako Togawa) な行夏樹静子 (Shizuko Natsuki) 西尾維新 (Nisioisin) 西村京太郎 (Kyotaro Nishimura) は行東野圭吾 (Keigo Higashino) ま行松本清張 (Seicho Matsumoto) 水上勉 (Tsutomu Mizukami) 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) や行結城昌治 (Shoji Yuki) 漫画の翻訳のみ石田衣良 (Ira Ishida) 乙一 (Otsuichi) 山田風太郎 (Futaro Yamada) アンソロジー・その他 リンク ドイツ語圏のミステリについて ※ISBNをクリックするとAmazon.deの該当ページが開くようになっています。 あ行 赤川次郎 (Jiro Akagawa) (ドイツ語版Wikipedia) Japanischer Alltag. Kurzgeschichten Japanisch-Deutsch 1 - Wie Lügen anfangen (嘘の発端) 2 - Falsch verbunden! (まちがい電話) 3 - Der Unlust-Index 79 (不快指数79) 4 - Die Braut ist erst achtzehn (十八歳の花嫁) 5 - Das Erfrischungstuch war zu heiß (熱すぎたおしぼり) 6 - Ich zeige dir mal, wie man richtig Urlaub macht (正しい休日の過し方教えます) 7 - Ausgerechnet unsere Tochter - Ein Schulaufsatz (わが子の作文) 8 - Das Gerücht (うわさ) ISBN 3875485386 (2009年10月) 見開きの左ページに日本語の原文、右ページにそのドイツ語訳文を配置した、日本語学習者向けの日独対訳本。赤川次郎のショートショート集『散歩道』(27編収録)から8編を収録。赤川次郎作品は、英訳は『三姉妹探偵団』と短編集『真夜中のための組曲』、フランス語訳は『マリオネットの罠』と『ひまつぶしの殺人』がある。 江戸川乱歩 (Edogawa Rampo) (ドイツ語版Wikipedia) Spiegelhölle. Acht Erzählungen / 短編集『鏡地獄』 Zwei Versehrte (二癈人) Zwillinge (双生児) Der psychologische Test (心理試験) Das Rote Zimmer (赤い部屋) Der Sesselmann (人間椅子) Spiegelhölle (鏡地獄) Die Raupe (芋虫) Auf der Klippe (断崖) ISBN 3929010976 (2004年11月) 乱歩がジェームズ・B・ハリスと協力して作成した英訳本『Japanese Tales of Mystery Imagination』(1956年)には9短編が収録されているが、ドイツ語版短編集はそのうち「押絵と旅する男」を除いた8編の収録となっている。 英訳やフランス語訳はそれぞれ数冊ずつ出ているが、ドイツでの単行本はこの1冊のみのようである。 大沢在昌 (Arimasa Osawa) Der Hai von Shinjuku / 『新宿鮫』(1990) ISBN 3980902226 (2005年2月) Der Hai von Shinjuku Rache auf chinesisch. / 『毒猿 新宿鮫II』(1991) - ドイツ語タイトルの直訳は『新宿鮫 中国人の復讐』 ISBN 3980902234 (2007年11月) 大沢作品の英訳はドイツ語訳と同じでこの2作のみ。フランス語訳はない。 奥田英朗 (Hideo Okuda) (ドイツ語版Wikipedia) Die japanische Couch Neue Geschichten aus der Praxis des Dr. Irabu / 『イン・ザ・プール』(2002) ISBN 3442737656(2008年6月) Die seltsamen Methoden des Dr. Irabu / 『空中ブランコ』(2004) ISBN 3442736021(2007年1月) Die merkwürdigen Fälle des Dr. Irabu / 『町長選挙』(2006) ISBN 3442740606(2010年8月) 精神科医・伊良部シリーズの全作品(短編集3冊)が翻訳されている。このシリーズは英訳は『イン・ザ・プール』のみ。奥田作品の英訳はほかに『ララピポ』がある。奥田作品のフランス語訳はない。 小野不由美 (Fuyumi Ono) 『十二国記』が4冊翻訳出版されている(第1巻)。(『十二国記』は英訳もフランス語訳もある) か行 桐野夏生 (Natsuo Kirino) (ドイツ語版Wikipedia) Die Umarmung des Todes / 『OUT』(1997) - ドイツ語タイトルの直訳は『死の抱擁』 ISBN 3442309174(2003年5月) ISBN 3442458528(2005年1月) Teufelskind / 『I m sorry, mama.』(2004) ISBN 3442311659(2008年11月) ISBN 3442473918(2010年10月) Grotesk / 『グロテスク』(2003) ISBN 3442301300(2010年5月) 英訳:『OUT』、『グロテスク』、『リアルワールド』 フランス語訳:『OUT』、『グロテスク』、『リアルワールド』、『柔らかな頬』 イタリア語訳:『OUT』、『グロテスク』、『リアルワールド』、『柔らかな頬』、『東京島』 『OUT』は2004年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)・エドガー賞最優秀長編賞の候補になったこともあり、世界中で翻訳されている。英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語以外に、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジルで出版)、ロシア語、ポーランド語、スロベニア語、アイスランド語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語、ヘブライ語、ハンガリー語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語などにも翻訳されている。 栗本薫 (Kaoru Kurimoto) 『グイン・サーガ』が6冊翻訳出版されている(第1巻2005年版、第1巻2010年版)。なお英訳は5冊、フランス語訳は6冊、イタリア語訳は3冊。 さ行 桜庭一樹 (Kazuki Sakuraba) Gosick / 『GOSICK』 第1巻 ISBN 3865809162 (2006年11月) 第2巻 ISBN 3865809170 (2007年3月) 第3巻 ISBN 3865809189 (2007年6月) 第4巻 ISBN 3865809197 (2007年10月) 第5巻 ISBN 3865809200 (2008年2月) 第6巻 ISBN 3867195579 (2008年11月) 英訳は第2巻まで。フランス語訳はない(フランスでは天乃咲哉による漫画版『GOSICK』が第4巻まで出版されている)。 桜庭作品のドイツ語訳はほかに、漫画版『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(上巻、下巻)がある。漫画版『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』は英訳なし。フランス語訳あり。 鈴木光司 (Koji Suzuki) (ドイツ語版Wikipedia) The Ring / 『リング』(1991) ISBN 3453866797 (2003年2月) Spiral - The Ring 2 / 『らせん』(1995) ISBN 3453873866 (2003年12月) Loop - The Ring 3 / 『ループ』(1998) ISBN 3453878051 (2004年6月) The Ring 0 birthday / 『バースデイ』(1999) ISBN 3453431324 (2006年5月) Dark Water / 『仄暗い水の底から』(1996) ISBN 3453565002 (2004年12月) Der Graben / 『エッジ』 ISBN 3453437446 (2014年1月) 英訳:『リング』、『らせん』、『ループ』、『バースデイ』、『仄暗い水の底から』、『楽園』、『神々のプロムナード』、『エッジ』 フランス語訳:『リング』、『らせん』、『ループ』、『バースデイ』、『仄暗い水の底から』 イタリア語訳:『リング』、『らせん』、『ループ』、『仄暗い水の底から』 『リング』は日本のエンターテインメント小説として世界で成功した作品である。ほかにスペイン語、ルーマニア語、ポーランド語、ブルガリア語、リトアニア語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、トルコ語などに翻訳されている。タイでは現在、日本の推理小説が韓国や台湾、中国につぐペースで翻訳されているが、タイで日本のエンターテインメント小説(ミステリ含む)の翻訳ブームが起こったのは『リング』の翻訳出版がきっかけだったという。 た行 高橋克彦 (Katsuhiko Takahashi) Auf der Suche nach Sharaku / 『写楽殺人事件』(1983) ISBN 3861249189 (2013年3月) 江戸川乱歩賞受賞作。文化庁の「現代日本文学の翻訳・普及事業」(JLPP)で選定・翻訳された。 高見広春 (Koushun Takami) Battle Royale / 『バトル・ロワイアル』(1999) ISBN 3453675193 (2006年8月) ドイツ語のほか、英語、フランス語、イタリア語、ノルウェー語、中国語、韓国語などに翻訳されている。 戸川昌子 (Masako Togawa) (ドイツ語版Wikipedia) Der Kuss des Feuers / 『火の接吻』 ISBN 3442051142(1996年7月) Der Hauptschlüssel / 『大いなる幻影』 (江戸川乱歩賞受賞作) ISBN 3886195104(1997年11月) ISBN 3293202926(2004年2月) Trübe Wasser in Tokio / 『深い失速』 ISBN 3596139414(1998年) ISBN 3293202527(2003年2月) Schwestern der Nacht / 『猟人日記』 - ドイツ語タイトルの直訳は『夜の姉妹』 ISBN 3293202462(2002年9月) ISBN 3293204473(2009年2月) 英訳:『火の接吻』、『大いなる幻影』、『猟人日記』、『深い失速』 フランス語訳:『火の接吻』 イタリア語訳:『火の接吻』、『大いなる幻影』、『猟人日記』 スペイン語訳:『火の接吻』、『大いなる幻影』、『猟人日記』 『猟人日記』はほかにオランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語などにも翻訳されている。 1987年に国際推理作家協会の第1回理事会が開かれた際、戸川昌子は協会からの指名で日本代表の理事となっている。その時期、戸川昌子は欧米でそれなりの知名度があったようだ。 な行 夏樹静子 (Shizuko Natsuki) Zwei Fremde in der Dunkelheit / 『第三の女』 ISBN 3442051436 (1994年11月) Mord am Fujiyama / 『Wの悲劇』 ISBN 3442051487 (1995年11月) ISBN 3442458684 (2005年) 『Wの悲劇』のドイツ語タイトルは英題と同じく『富士山の殺人』となっている。 『第三の女』は1987年に英訳、1988年にイタリア語訳が出ており、1989年にはフランス語訳が刊行された。このフランス語訳は同年、フランス冒険小説大賞を受賞している。 長編の英訳は6作品、フランス語訳は5作品、イタリア語訳は2作品。 夏樹静子は1981年5月、スウェーデン・ストックホルムで開催された第3回世界推理作家会議に日本推理作家協会代表として参加し、日本の推理小説事情に関して講演を行っている。1988年5月にアメリカ合衆国・ニューヨークで開催された第4回世界推理作家会議にも参加している。 西尾維新 (Nisioisin) Death Note Another Note / 『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』(2006) ISBN 3867193711 (2008年5月) この作品は英訳もある。西尾作品で英訳があるのはほかに『クビキリサイクル』、『クビシメロマンチスト』、『xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル』。 『DEATH NOTE アナザーノート』は密室殺人を扱った作品で、不可能犯罪へのこだわりで知られるアメリカの本格ミステリ作家ハル・ホワイトも読んでいるらしい(参照)。 西村京太郎 (Kyotaro Nishimura) Das klatschende Äffchen /『南神威島(みなみかむいとう)』 - ドイツ語タイトルは「手を拍く猿」 ISBN 3936018839 (2012年2月) 表紙写真は「こちら」で見られる。おそらく西村京太郎の初のドイツ語単行本。「手を拍く猿」と「南神威島」が収録されているようなので、短編集『南神威島』(収録作:「南神威島」、「幻想の夏」、「手を拍く猿」、「カードの城」、「刑事」)の翻訳だろう。 西村京太郎作品の英訳は『ミステリー列車が消えた』のみ。イタリア語訳も同じく『ミステリー列車が消えた』のみ。フランス語訳は『ミステリー列車が消えた』を含め4作品ほどが刊行されている。 は行 東野圭吾 (Keigo Higashino) (ドイツ語版Wikipedia) Mord am See / 『レイクサイド』 ISBN 398090220X (2003年7月) Verdächtige Geliebte / 『容疑者Xの献身』 ISBN 3608939660 (2012年11月) Heilige Mörderin / 『聖女の救済』 ISBN 3608980121 (2014年2月) ほかに、東野圭吾原案・間瀬元朗作画の『HEADS』全4巻が翻訳出版されている(第1巻)。 東野圭吾の作品の欧米諸言語への翻訳は2000年刊行のイタリア語版『白馬山荘殺人事件』が最初で、次がドイツ語版『レイクサイド』である。 『容疑者Xの献身』は英語、フランス語、スペイン語、カタルーニャ語(スペイン東部で話されている言語)、ロシア語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語などに翻訳されている。ドイツ語訳はそれらよりもやや遅れて、2012年11月の刊行である。なお『容疑者Xの献身』のドイツ語への翻訳は国際交流基金より助成金を受けている(参照:国際交流基金 > 文化芸術交流 > 映像・出版 > 出版分野の支援 > 助成事業一覧 平成24(2012)年度 出版・翻訳) 関連記事 東野圭吾作品の欧米での翻訳出版について (2012年1月22日) ま行 松本清張 (Seicho Matsumoto) (ドイツ語版Wikipedia) Spiel mit dem Fahrplan / 『点と線』 B0000BSJUX、B006XV9NQM (1969年) ISBN 3596282306 (1991年5月) Mord am Amagi-Paß / 『天城越え』 B00273WMZE、B005MGDKGS (1983年) ISBN 3596281865 (1991年1月) 「天城越え」は短編なのでドイツ語版『天城越え』はもちろん短編集だろうが、収録作は分からない。 桐野夏生『OUT』がエドガー賞の候補になるまで、世界で(特に欧米で)最も有名な日本のミステリ作家といえば松本清張だっただろう。松本清張の作品は欧米主要言語は言うに及ばず、チェコ語、ブルガリア語、クロアチア語、ギリシャ語、フィンランド語、エストニア語、さらにはグルジア語やアルメニア語などにも翻訳されている。 水上勉 (Tsutomu Mizukami) (ドイツ語版Wikipedia) Im Tempel der Wildgänse / 『雁の寺』 ISBN 3861249049 (2008年2月) 『雁の寺』は英訳やフランス語訳もある。 宮部みゆき (Miyuki Miyabe) (ドイツ語版Wikipedia) Feuerwagen / 『火車』(1992) ISBN 386124912X (2011年10月) 英訳:『火車』、『クロスファイア』、『R.P.G.』、『魔術はささやく』、『龍は眠る』 ファンタジー作品『ブレイブ・ストーリー』、『英雄の書』 フランス語訳:『火車』、『クロスファイア』、『R.P.G.』、『淋しい狩人』 ファンタジー作品『ブレイブ・ストーリー』 イタリア語訳:『火車』 2011年になってやっと初のドイツ語単行本が出た。『火車』はスペイン語訳やギリシャ語訳もある。 や行 結城昌治 (Shoji Yuki) Ich bin kein Hund / 『ぼく、イヌじゃないよ』(1985) ISBN 3876275067 (1997年2月) 河出書房新社の叢書《メルヘンの森》(全6巻)の1冊として刊行された絵本。 漫画の翻訳のみ 石田衣良 (Ira Ishida) 漫画版『池袋ウエストゲートパーク』が刊行されている(第1巻)。 乙一 (Otsuichi) 清原紘による漫画版『傷』、『失踪Holiday』、『きみにしか聞こえない』 大岩ケンヂによる漫画版『GOTH』 都筑せつりによる漫画版『きみにしか聞こえない』 山田風太郎 (Futaro Yamada) 漫画版『柳生忍法帖』(第1巻)および『バジリスク』(第1巻)が刊行されている。 アンソロジー・その他 アンソロジーについては、国際交流基金の「日本文学翻訳書誌検索」を参考にした。 Japanische Kriminalgeschichten (エラリー・クイーン編、Ullstein、1983年)『Ellery Queen s Japanese Golden Dozen』(1978年)のドイツ語版。 収録作:石沢英太郎「噂を集め過ぎた男」、松本清張「奇妙な被告」、三好徹「死者の便り」、森村誠一「魔少年」、夏樹静子「断崖からの声」(Schrei von der Klippe)、西村京太郎「優しい脅迫者」、佐野洋「証拠なし」、笹沢左保「海からの招待状」、草野唯雄「復顔」、戸川昌子「黄色い吸血鬼」(Der Vampir)、土屋隆夫「加えて、消した」、筒井康隆「如菩薩団」 Japanische Kriminalgeschichten (Ingrid Schuster編、Reclam、1985年)上記と同タイトルだが別の本。谷崎潤一郎「私」、江戸川乱歩「赤い部屋」、松本清張「証言」、戸川昌子「黄色い吸血鬼」(Blutsauger)を収録 Die drei Metamorphosen der Tsuruko (Iudicium、2002年)泡坂妻夫「鶴の三変」が表題作となっている日本小説のアンソロジー。全15編収録。 ほかの収録作は山村美紗「高齢の使用人」、森岡浩之「普通の子ども」、星新一「うるさい上役」、高村薫「棕櫚とトカゲ」、山口洋子「花烏賊のころ」、内田春菊「夜の足音」、田辺聖子「三日月」、皆川博子「川」、黒井千次「家の中の扉」、阿刀田高「愛のすみか」、山田正紀「死蝋」、内海隆一郎「帰郷」、北野勇作「ペットを飼うヒト」、大槻ケンジ「のの子の復讐ジグジグ」 Ellery Queen's Kriminal Magazin 75松本清張作品掲載? リンク PDF Japan Forum, Vol.137 / Aug. 2006 特集「Krimis aus Japan」(日本の推理小説)在デュッセルドルフ日本国総領事館の発行。バックナンバー。 ドイツ語圏のミステリについて ドイツ語圏ミステリの邦訳状況については「ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧」をご覧ください。 ドイツ語圏ミステリを知るための文献一覧は「ヨーロッパの推理小説#ドイツ語圏」をご覧ください。 「日本ミステリの海外刊行」に戻る
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/254.html
2015年4月14日 最終更新:2015年10月30日 ※2015年10月30日記 前回の更新(9月5日)以降、あまり情報を追えていないので、既刊作品に漏れもあるかもしれません。 Index 刊行順一覧 国・言語圏別一覧 予定 刊行順一覧 ※タイトルからのリンク先は、それぞれの出版社サイトの書籍紹介ページ(サイト内に書籍紹介がない場合はamazonにリンク) 既刊 1月10日 ドイツ ドイツ語 フェルディナント・フォン・シーラッハ 『禁忌』 東京創元社 酒寄進一訳 1月19日 マルティニーク フランス語 パトリック・シャモワゾー 『素晴らしきソリボ』 河出書房新社 関口涼子、パトリック・オノレ訳 1月22日 スウェーデン スウェーデン語 M・ヨート、H・ローセンフェルト 『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン』【上下巻】 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 1月24日 ドイツ ドイツ語 フランク・シェッツィング 『緊急速報』【上中下巻】 ハヤカワ文庫NV 北川和代、田中順子、岡本朋子訳 1月29日 イタリア イタリア語 ウー・ミン 『アルタイ』 東京創元社 さとうななこ訳 1月末 フランス フランス語 フランシス・ディドロ 『七人目の陪審員』 *注1 論創海外ミステリ 松井百合子訳 1月末 ベルギー フランス語 ジョルジュ・シムノン 【初の完訳】『紺碧海岸のメグレ』 論創海外ミステリ 佐藤絵里訳 2月5日 ノルウェー ノルウェー語 ヨルン・リーエル・ホルスト 『猟犬』 *注2 ハヤカワ・ミステリ 猪股和夫訳 2月13日 ドイツ ドイツ語 ペトラ・ブッシュ 『漆黒の森』 *注3 創元推理文庫 酒寄進一訳 2月21日 デンマーク デンマーク語 エルスベツ・イーホルム 『赤ん坊は川を流れる』 創元推理文庫 木村由利子訳 3月15日 スペイン スペイン語 ハビエル・シエラ 『最後の晩餐の暗号』 イースト・プレス 宮崎真紀訳 3月20日 フランス フランス語 エルヴェ・コメール 『悪意の波紋』 *注4 集英社文庫 山口羊子訳 3月23日 スウェーデン スウェーデン語 アンナ・ヤンソン 『死を歌う孤島』 *注5 創元推理文庫 久山葉子訳 4月5日 中国 中国語 普璞(ふはく) 「理解者の死」(短編/無料公開) 電子小説サイトE★エブリスタ 阿井幸作訳 4月10日 フランス フランス語 ジャン・マルセル=エール *注6 『Zの喜劇』 近代文藝社 中原毅志訳 4月22日 デンマーク デンマーク語 シュテフェン・ヤコブセン 『氷雪のマンハント』 ハヤカワ文庫NV 北野寿美枝訳 5月4日 中国 中国語 羅修(らしゅう) 「Wの喜劇」(短編) 風狂殺人倶楽部 *注7 稲村文吾訳 5月8日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・アルヴテーゲン 『バタフライ・エフェクト』 小学館文庫 ヘレンハルメ美穂訳 5月8日 アルゼンチン スペイン語 グスタホ・マラホビッチ 『ブエノスアイレスに消えた』 ハヤカワ・ミステリ 宮崎真紀訳 5月26日 メキシコ スペイン語 ホルヘ・ボルピ 『クリングゾールをさがして』 河出書房新社 安藤哲行訳 6月12日 ドイツ ドイツ語 ネレ・ノイハウス 『悪女は自殺しない』 *注8 創元推理文庫 酒寄進一訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 アンデシュ・デ・ラ・モッツ 『炎上投稿』 ハヤカワ・ミステリ文庫 真崎義博訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 フレドリック・T・オルソン 『人類暗号』【上下巻】 ハヤカワ文庫NV 熊谷千寿訳 6月25日 ドイツ ドイツ語 ハラルト・ギルバース 『ゲルマニア』 *注9 集英社文庫 酒寄進一訳 6月25日 イタリア イタリア語 ダニーラ・コマストリ=モンタナーリ 『剣闘士に薔薇を』 国書刊行会 天野泰明訳 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 【改訳】『堕天使(アザゼル)殺人事件』 *注10 岩波書店 沼野恭子訳 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 『トルコ捨駒スパイ事件』 *注10 岩波書店 奈倉有里訳 6月29日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・イェルハルドセン 『子守唄』 創元推理文庫 木村由利子訳 7月15日 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ1 血のように赤く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 7月17日 ノルウェー ノルウェー語 ジョー・ネスボ 『ネメシス 復讐の女神』【上下巻】 集英社文庫 戸田裕之訳 7月29日 アイスランド アイスランド語 アーナルデュル・インドリダソン 『声』 東京創元社 柳沢由実子訳 7月29日 フランス フランス語 セバスチアン・ジャプリゾ 【新訳】『新車のなかの女』 創元推理文庫 平岡敦訳 8月6日 イタリア イタリア語 アントネッラ・ボラレーヴィ 『もしもを叶えるレストラン』(ミステリ?) 小学館文庫 中村浩子訳 8月7日 中国 中国語 程小青(ていしょうせい) 『ホー・ソン探偵集 中国的推理小説』 *注11 Amazon Services International 村上信貴訳 8月12日 スウェーデン スウェーデン語 クリスティーナ・オルソン 『シンデレラたちの罪』 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 8月14日 中国 中国語 羅修(らしゅう) 「Wの喜劇」(短編・再頒布) *注12 風狂殺人倶楽部 稲村文吾訳 8月19日 ドイツ ドイツ語 メヒティルト・ボルマン 『希望のかたわれ』 河出書房新社 赤坂桃子訳 8月20日 フランス フランス語 ミシェル・ビュッシ 『彼女のいない飛行機』 集英社文庫 平岡敦訳 8月21日 フランス フランス語 モーリス・ルブラン 【新訳】『ルパン対ホームズ』 ハヤカワ・ミステリ文庫 平岡敦訳 9月30日 ノルウェー ノルウェー語 アンネ・ホルト 『ホテル1222』 創元推理文庫 枇谷玲子訳 10月9日 フランス フランス語 ピエール・ルメートル 『悲しみのイレーヌ』 文春文庫 橘明美訳 10月20日 スペイン スペイン語 トニ・ヒル 『よき自殺』 集英社文庫 宮崎真紀訳 10月21日 ドイツ ドイツ語 ニーナ・ブラジョーン 『獣の記憶』 創元推理文庫 遠山明子訳 10月23日 中国/香港/台湾 中国語 (アンソロジー) 『現代華文推理系列 第二集』(以下の4短編の合本) KDP 稲村文吾訳 10月23日 台湾 中国語 冷言(れいげん) 短編「風に吹かれた死体」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 鶏丁(ジーディン) 短編「憎悪の鎚」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 江離(こうり) 短編「愚者たちの盛宴」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 香港 中国語 陳浩基(ちんこうき) 短編「見えないX」 KDP 稲村文吾訳 10月27日 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ2 雪のように白く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 10月30日 ドイツ ドイツ語 ライナー・レフラー 『人形遣い 事件分析官アーベル&クリスト』 創元推理文庫 酒寄進一訳 近刊 秋? スウェーデン スウェーデン語 ヘニング・マンケル 『霜のおりる前に』 創元推理文庫 柳沢由実子訳 11月 スウェーデン スウェーデン語 エミリー・シェップ 『Ker 死の神』 (集英社) ヘレンハルメ美穂訳 12月 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ3 黒檀のように黒く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 注1:フランシス・ディドロ『七人目の陪審員』 … 森英俊編著『世界ミステリ作家事典 本格派篇』(国書刊行会、1998年)では、「植草甚一が絶賛したことでも知られている。その評価に偽りはなく、まさにディドロの真骨頂が発揮された法廷ミステリの傑作である」と紹介されている。翻訳ミステリー大賞シンジケートの「書評七福神の一月度ベスト発表!」(2015年2月12日)では酒井貞道氏が1月のベストに選んでいる。 注2:ヨルン・リーエル・ホルスト『猟犬』 … 2013年ガラスの鍵賞(北欧最優秀ミステリ賞)受賞。 注3:ペトラ・ブッシュ『漆黒の森』 … 2011年ドイツ推理作家協会賞(フリードリヒ・グラウザー賞)新人賞受賞。 注4:エルヴェ・コメール『悪意の波紋』 … 2012年末の『このミス』で『水の波紋』として予告されていた作品。 注5:アンナ・ヤンソン『死を歌う孤島』 … 「【新年特別企画】2015年 東京創元社 翻訳ミステリラインナップのご案内」では『無人島の七人の女』というタイトルで予告されていた。 注6:ジャン・マルセル=エール … 『Zの喜劇』(Série Z)は2010年の作品。この作家は2012年には『シャーロックの謎』(未邦訳 Le Mystère Sherlock)という作品を発表している。ホームズ・マニアたちの変死事件の謎を解明するユーモアミステリだそうだ。「こちら」の日本語ブログでレビューが読める。 注7:風狂殺人倶楽部の同人誌『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』の印刷特別増補版に収録。第20回文学フリマ東京(2015年5月4日)にて頒布。同書のKindle版には収録されていない。2015年9月5日より、東京・神保町の中国書籍専門書店、東方書店にて購入可能になった。「こちらのページ」から店舗での取り置き依頼および通信販売での購入ができる。 注8:ネレ・ノイハウス『悪女は自殺しない』 … 『いけすかない女』の仮題で予告されていたもの。 注9:ハラルト・ギルバース『ゲルマニア』 … 2014年ドイツ推理作家協会賞(フリードリヒ・グラウザー賞)新人賞受賞。 注10:ボリス・アクーニン『堕天使(アザゼル)殺人事件』『トルコ捨駒スパイ事件』 … 「編集者からのメッセージ」(岩波書店公式サイト内) 注11:「中国推理小説の父」と呼ばれる程小青(ていしょうせい、チョン・シャオチン、1893-1976)の名探偵・霍桑(フオ・サン、ホー・ソン)シリーズの短編を3編収録。「養子殺人事件」、「京劇女優失踪事件」、「幽霊屋敷の謎」。なお、amazonの販売ページと異なり、電書本文では訳者の名前は「満田貴信」となっている。 注12:羅修(らしゅう)「Wの喜劇」を収録した風狂殺人倶楽部の同人誌『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』の印刷特別増補版は第20回文学フリマ東京(2015年5月4日)で頒布され完売。8月14日、コミックマーケット88にて再頒布された(東地区ペ29b)。2015年9月5日より、東京・神保町の中国書籍専門書店、東方書店にて購入可能になった。「こちらのページ」から店舗での取り置き依頼および通信販売での購入ができる。 雑誌掲載の短編マルセル・エイメ「三つの事件」(『ミステリマガジン』2015年5月号、島津智子訳) ※高野優氏主催、〈フランス・ミステリ未訳短篇発掘プロジェクト〉応募作関連記事:翻訳ミステリー大賞シンジケート、2015年3月14日 高野優「フランス・ミステリへのいざない」 ほかに、『ミステリマガジン』に近いうちにスウェーデンのヤーン・エクストレムの短編が載るらしい(『ミステリマガジン』2014年9月の小山正氏のエッセイ参照) 関連書籍(原語は英語)8月7日 ハンヌ・ライアニエミ『複成王子』(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ、酒井昭伸訳)フィンランドのSF作家による英語作品。怪盗物。『量子怪盗』(邦訳2012年10月/文庫化2014年3月)の続編。 12月予定 ジェイムズ・トンプソン『血の極点』([集英社]、高里ひろ訳) 文庫化3月6日 イタリア(イタリア語) ドナート・カッリージ『六人目の少女』(ハヤカワ・ミステリ文庫、清水由貴子訳) 4月3日 ドイツ(ドイツ語) フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』(創元推理文庫、酒寄進一訳) 4月10日 フランス(フランス語) ピエール・ルメートル『死のドレスを花婿に』(文春文庫、吉田恒雄訳) ※元版は2009年、柏書房刊。 5月29日 アイスランド(アイスランド語) アーナルデュル・インドリダソン『湿地』(創元推理文庫、柳沢由実子訳) 9月12日 ドイツ(ドイツ語) フレドゥン・キアンプール『幽霊ピアニスト事件』(創元推理文庫、酒寄進一訳) ※『この世の涯てまで、よろしく』改題文庫化 国・言語圏別一覧 スウェーデン 1月22日 スウェーデン スウェーデン語 M・ヨート、H・ローセンフェルト 『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン』【上下巻】 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 3月23日 スウェーデン スウェーデン語 アンナ・ヤンソン 『死を歌う孤島』 *注5 創元推理文庫 久山葉子訳 5月8日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・アルヴテーゲン 『バタフライ・エフェクト』 小学館文庫 ヘレンハルメ美穂訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 アンデシュ・デ・ラ・モッツ 『炎上投稿』 ハヤカワ・ミステリ文庫 真崎義博訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 フレドリック・T・オルソン 『人類暗号』【上下巻】 ハヤカワ文庫NV 熊谷千寿訳 6月29日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・イェルハルドセン 『子守唄』 創元推理文庫 木村由利子訳 8月12日 スウェーデン スウェーデン語 クリスティーナ・オルソン 『シンデレラたちの罪』 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 秋 スウェーデン スウェーデン語 ヘニング・マンケル 『霜のおりる前に』 創元推理文庫 柳沢由実子訳 11月 スウェーデン スウェーデン語 エミリー・シェップ 『Ker 死の神』 (集英社) ヘレンハルメ美穂訳 デンマーク 2月21日 デンマーク デンマーク語 エルスベツ・イーホルム 『赤ん坊は川を流れる』 創元推理文庫 木村由利子訳 4月22日 デンマーク デンマーク語 シュテフェン・ヤコブセン 『氷雪のマンハント』 ハヤカワ文庫NV 北野寿美枝訳 ノルウェー 2月5日 ノルウェー ノルウェー語 ヨルン・リーエル・ホルスト 『猟犬』 *注2 ハヤカワ・ミステリ 猪股和夫訳 7月17日 ノルウェー ノルウェー語 ジョー・ネスボ 『ネメシス 復讐の女神』【上下巻】 集英社文庫 戸田裕之訳 9月30日 ノルウェー ノルウェー語 アンネ・ホルト 『ホテル1222』 創元推理文庫 枇谷玲子訳 アイスランド 7月29日 アイスランド アイスランド語 アーナルデュル・インドリダソン 『声』 東京創元社 柳沢由実子訳 フィンランド 7月15日 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ1 血のように赤く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 10月 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ2 雪のように白く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 12月 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ3 黒檀のように黒く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 ドイツ語圏 1月10日 ドイツ ドイツ語 フェルディナント・フォン・シーラッハ 『禁忌』 東京創元社 酒寄進一訳 1月24日 ドイツ ドイツ語 フランク・シェッツィング 『緊急速報』【上中下巻】 ハヤカワ文庫NV 北川和代、田中順子、岡本朋子訳 2月13日 ドイツ ドイツ語 ペトラ・ブッシュ 『漆黒の森』 *注3 創元推理文庫 酒寄進一訳 6月12日 ドイツ ドイツ語 ネレ・ノイハウス 『悪女は自殺しない』 *注8 創元推理文庫 酒寄進一訳 6月25日 ドイツ ドイツ語 ハラルト・ギルバース 『ゲルマニア』 *注9 (集英社) 酒寄進一訳 8月19日 ドイツ ドイツ語 メヒティルト・ボルマン 『希望のかたわれ』 河出書房新社 赤坂桃子訳 10月21日 ドイツ ドイツ語 ニーナ・ブラジョーン 『獣の記憶』 創元推理文庫 遠山明子訳 10月30日 ドイツ ドイツ語 ライナー・レフラー 『人形遣い 事件分析官アーベル&クリスト』 創元推理文庫 酒寄進一訳 フランス語圏 1月19日 マルティニーク フランス語 パトリック・シャモワゾー 『素晴らしきソリボ』 河出書房新社 関口涼子、パトリック・オノレ訳 1月末 フランス フランス語 フランシス・ディドロ 『七人目の陪審員』 *注1 論創海外ミステリ 松井百合子訳 1月末 ベルギー フランス語 ジョルジュ・シムノン 【初の完訳】『紺碧海岸のメグレ』 論創海外ミステリ 佐藤絵里訳 3月20日 フランス フランス語 エルヴェ・コメール 『悪意の波紋』 *注4 集英社文庫 山口羊子訳 4月10日 フランス フランス語 ジャン・マルセル=エール *注6 『Zの喜劇』 近代文藝社 中原毅志訳 7月29日 フランス フランス語 セバスチアン・ジャプリゾ 【新訳】『新車のなかの女』 創元推理文庫 平岡敦訳 8月20日 フランス フランス語 ミシェル・ビュッシ 『彼女のいない飛行機』 集英社文庫 平岡敦訳 8月21日 フランス フランス語 モーリス・ルブラン 【新訳】『ルパン対ホームズ』 ハヤカワ・ミステリ文庫 平岡敦訳 10月9日 フランス フランス語 ピエール・ルメートル 『悲しみのイレーヌ』 文春文庫 橘明美訳 イタリア 1月29日 イタリア イタリア語 ウー・ミン 『アルタイ』 東京創元社 さとうななこ訳 6月25日 イタリア イタリア語 ダニーラ・コマストリ=モンタナーリ 『剣闘士に薔薇を』 国書刊行会 天野泰明訳 8月6日 イタリア イタリア語 アントネッラ・ボラレーヴィ 『もしもを叶えるレストラン』(ミステリ?) 小学館文庫 中村浩子訳 スペイン語圏 3月15日 スペイン スペイン語 ハビエル・シエラ 『最後の晩餐の暗号』 イースト・プレス 宮崎真紀訳 5月8日 アルゼンチン スペイン語 グスタホ・マラホビッチ 『ブエノスアイレスに消えた』 ハヤカワ・ミステリ 宮崎真紀訳 5月26日 メキシコ スペイン語 ホルヘ・ボルピ 『クリングゾールをさがして』 河出書房新社 安藤哲行訳 10月20日 スペイン スペイン語 トニ・ヒル 『よき自殺』 集英社文庫 宮崎真紀訳 ロシア 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 【改訳】『堕天使(アザゼル)殺人事件』 *注10 岩波書店 沼野恭子訳 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 『トルコ捨駒スパイ事件』 *注10 岩波書店 奈倉有里訳 中国語圏 4月5日 中国 中国語 普璞(ふはく) 「理解者の死」(短編/無料公開) 電子小説サイトE★エブリスタ 阿井幸作訳 5月4日/8月14日 *注12 中国 中国語 羅修(らしゅう) 「Wの喜劇」(短編) 風狂殺人倶楽部 *注7 稲村文吾訳 8月7日 中国 中国語 程小青(ていしょうせい) 『ホー・ソン探偵集 中国的推理小説』 *注11 Amazon Services International 村上信貴訳 10月23日 中国/香港/台湾 中国語 (アンソロジー) 『現代華文推理系列 第二集』(以下の4短編の合本) KDP 稲村文吾訳 10月23日 台湾 中国語 冷言(れいげん) 短編「風に吹かれた死体」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 鶏丁(ジーディン) 短編「憎悪の鎚」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 江離(こうり) 短編「愚者たちの盛宴」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 香港 中国語 陳浩基(ちんこうき) 短編「見えないX」 KDP 稲村文吾訳 予定 東京創元社北欧スウェーデン:クリスティーナ・オルソン(Kristina Ohlsson)『灰かぶり』or『シンデレラたち』(ヘレンハルメ美穂訳)→『シンデレラたちの罪』8月12日 ノルウェー:アンネ・ホルト『1222』(「クリスティへのオマージュ満載、極限状態の密室殺人を車いすの探偵が解く。」)→『ホテル1222』9月30日 ドイツ語圏ドイツ:シャルロッテ・リンク『最後の足跡』 ドイツ:ライナー・レフラー『血塗られた夏』(酒寄進一訳)→『人形遣い』10月 ドイツ:ニーナ・ブラジョーン(Nina Blazon)『狼憑き』(Wolfszeit)→『獣の記憶』10月 フランス語圏フランス:フレッド・ヴァルガス『ポセイドンの爪痕』or『ネプチューンの風』(Sous les vents de Neptune) 田中千春訳 ※以前は『汚れた手』というタイトルで予告されていた(英題は『Wash This Blood Clean From My Hand』)。アダムスベルク警視シリーズ。 フランス:【新訳】セバスチアン・ジャプリゾ『新車の中の女』(平岡敦訳)→『新車のなかの女』7月29日 南欧イタリア:ウンベルト・エーコ『プラハの墓地』(橋本勝雄訳)(「19世紀ヨーロッパを舞台に繰り広げられる歴史大陰謀小説」) スペイン:ハビエル・マリアス『執着』 ?フランス:【新訳】カミ『名探偵オルメス』(高野優訳?) 早川書房スウェーデンダビド・ラーゲルクランツ『ミレニアム4』(2015年夏) フランス【新訳】ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密』(高野優訳) ピエール・ルメートル『Au revoir là-haut』(平岡敦訳) ※純文学作品(2013年ゴンクール賞受賞) 国書刊行会イタリア:ダニーラ・コマストリ=モンタナーリ(Danila Comastri Montanari, 1948- )『死に行く者のあいさつ』(仮) Morituri te salutant (1994) →『剣闘士に薔薇を』6月25日 19世紀後半~20世紀前半の作品を中心とする非英語圏のホームズ・パロディーを集めたアンソロジー 角川書店オーストリア:マルク・エルスべルグ『ゼロ』 集英社スペイン:アントニオ・G・イトゥルベ(Antonio G. Iturbe)『アウシュヴィッツの図書係』(La bibliotecaria de Auschwitz)(小原京子訳) ※ミステリ? ノルウェー:ジョー・ネスボ『ザ・サン』(戸田裕之訳) ※ノンシリーズ作品 小学館スウェーデン:ダン・T・ セールベリ『SINON』(原題) ※2014年9月に邦訳出版されたSFスリラー『モナ 聖なる感染』の続編 論創社2016年7月予定 ピエール・ボワロー『震える石』 ※1934年のデビュー作 2016年秋 【新訳】ジョルジュ・シムノン『十三の被告/十三の謎』(※戦前に『猶太人ジリウク』、『ダンケルクの悲劇』として邦訳があったが、どちらも1編ずつ省略されていた。初訳は『十三の被告』収録の1編?) 未定 【新訳】ジョルジュ・シムノン『サンフォリアン寺院の首吊り人』 未定 【新訳】ガストン・ルルー『Les Étranges Noces de Rouletabille』 ※1922年に『水中の密室』のタイトルで邦訳されている 情報源 東京創元社 「【新年特別企画】2015年 東京創元社 翻訳ミステリラインナップのご案内」(2015年1月1日) 翻訳ミステリー大賞シンジケート「第3回出版社対抗ビブリオバトル~栄冠は誰の手に」(2015年5月12日) 『このミステリーがすごい! 2015年版』の「我が社の隠し玉」 論創社 刊行予定 関連ページ 非英語圏ミステリ2013年の邦訳出版一覧 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧 フランスミステリベスト100 (2014年7月~8月アンケート実施) 非英仏語圏ミステリベスト100 (2014年9月アンケート実施) (1)叢書等 ポケミス非英語圏作品一覧 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 ハヤカワ・ミステリ文庫非英語圏作品一覧 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧 (2)地域別 欧州北欧ミステリ邦訳一覧 南欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 その他中南米ミステリ邦訳一覧 東アジアミステリ邦訳一覧 東南・南アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 (3)賞 フランスのミステリ賞 - 受賞作の邦訳一覧 北欧のミステリ賞 インターナショナル・ダガー賞 受賞作・候補作一覧 (4)その他 『ミステリマガジン』洋書案内〈世界篇〉で紹介された本とその邦訳状況 ヨーロッパの推理小説 - ヨーロッパの推理小説に関する日本語文献の一覧 《世界探偵小説全集》のラインナップを本当に「世界」規模で考えてみる 非英語圏ミステリー賞あ・ら・かると (翻訳ミステリー大賞シンジケート)
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/203.html
2012年9月20日 Index 2002年、ミステリの売り上げに占める日本作品の割合は1.1% 日本ミステリの翻訳の急増 人気・評価の高い作品は? 最も多く作品が翻訳されている作家は? 主なミステリ作家の翻訳状況翻訳書が10点以上出ている作家 その他の作家 旧作の翻訳は?横溝正史とその他の探偵作家 松本清張と赤川次郎 その他 2002年、ミステリの売り上げに占める日本作品の割合は1.1% 日本の推理小説の韓国での翻訳出版は1960年代に始まり、1970年代~80年代には松本清張や森村誠一、梶山季之の作品が人気を集めた。そして1990年代には島田荘司の『占星術殺人事件』や綾辻行人の館シリーズ(6作目まで)、赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズ、大沢在昌の『相続人TOMOKO』および新宿鮫シリーズ(4作目まで)、桐野夏生の『顔に降りかかる雨』、『OUT』、高村薫の『マークスの山』、『照柿』、森博嗣のS&Mシリーズの第3作『笑わない数学者』などが翻訳出版されたりしたが、英米のミステリと比べれば翻訳出版数はあまり多くなく、韓国における日本の推理小説の存在感はまだそれほど大きくなかったようである。韓国大手の書店チェーン教保文庫のデータによれば、教保文庫の2002年のミステリ小説の売り上げは英米の作品が86パーセント、韓国の国産作品が7パーセントを占めており、売り上げに占める日本の作品の割合は1.1パーセントに過ぎなかった(参照:中央日報2012年6月19日「国別に楽しむ推理小説」※リンク先韓国語)。 日本ミステリの翻訳の急増 日本ミステリの翻訳出版数が急増するのは2006年・2007年ごろからである。韓国推理作家協会が年間のミステリ出版点数を2006年から記録しているので、元言語別のデータを見てみよう。 韓国におけるミステリの年間出版点数(韓国推理作家協会『季刊ミステリ』34号[2011年冬号]より) 英語圏 日本 韓国 その他 合計 2006年度 77 32 20 18 147 2007年度 111 72 17 35 235 2008年度 103 96 27 41 267 2009年度 125 98 38 33 294 2010年度 113 125 32 32 302 2011年度 90 95 44 49 278 ※毎年末に刊行の『季刊ミステリ』冬号にデータが掲載されるため、集計期間はそれぞれ前年12月~当年11月である。 ※広義のミステリ。また、復刊や新訳も含まれる。 これを見ると、まずミステリの出版点数自体が2006年以降急増していることが分かる(残念ながらそれ以前のデータがないので、この「急増」が正確にいつ始まったのかは分からない)。2006年におよそ150点だった出版点数が3年後の2009年には年間約300点と倍になっている。その中でも特に伸びが見られるのは日本ミステリの出版点数である。2006年に韓国で翻訳出版された日本ミステリは32点だったが、それが翌年には72点と倍以上になり、そしてその翌年には100点近くに達している。 いくら日本ミステリの翻訳出版数が伸びているとはいえ、それでも韓国では英語圏のミステリの翻訳出版数の方が多い――と、少し前までは説明していたのだが、つい最近になってやっと2010年と2011年のデータを手に入れたところ、ついに2010年には日本ミステリの翻訳出版数が英語圏ミステリの翻訳出版数を上回ったということが分かった。もっともそんなに大差がついているわけではないので、韓国では英語圏と日本のミステリの翻訳出版数が均衡していて、どちらもだいたい年間100点ほど出版される、とここ数年の傾向をまとめてもいいだろう。 気になるのは、2006年以来上昇傾向にあったミステリ全体の出版点数が2011年に減少に転じていることである。英語圏ミステリも日本ミステリも出版数が減少している。これは一時的なものなのか、それともこのまま減少の傾向が続いてしまうのか、気になるところである。全体的な減少の中で非英語圏ミステリの翻訳出版数が増加しているが、これは北欧やドイツのミステリの翻訳出版が増えているためである。 韓国の国産ミステリの割合は毎年10パーセント台である。1980年代初頭から1990年代初頭にかけて、韓国ではキム・ソンジョン(金聖鍾)を筆頭とする国内作家が人気を集め、国産ミステリが比較的好調な時期が続いた。それがアジア通貨危機(1997年)などによる出版不況で低迷期に入るのが1990年代後半のことである。作品を発表できる機会が少なくなり、新人がデビューするための道も閉ざされ、ミステリ市場における国産作品の存在感は低下していった。有望な新人が出るなどして韓国の国産ミステリが復活の兆しを見せ始めたのはここ数年のことである。 ちなみに韓国では現在、年間600点ほどのペースでライトノベルが出版されている。そのうち、日本のライトノベルの翻訳が占めるのは約530~540点で、残りの約60~70点が韓国の国産ライトノベルである。詳細は「韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史」参照。 人気・評価の高い作品は? 日本のどの作家の作品が訳され、どの作品の人気・評価が高いのかを知るには、日本ミステリのファンが集う韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」が参考になる。このサイトでは2007年以降、日本ミステリの年間ランキングを決定するためのアンケートを毎年実施している。 韓国のWebサイト「日本ミステリを楽しむ」の日本ミステリランキング 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 1位 『暗黒館の殺人』綾辻行人、『ZOO』乙一 『贄の夜会』香納諒一 『告白』湊かなえ 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午 『奇想、天を動かす』島田荘司 2位 - 『インシテミル』米澤穂信 『警官の血』佐々木譲 『首無の如き祟るもの』三津田信三 『山魔の如き嗤うもの』三津田信三 3位 『殺戮にいたる病』我孫子武丸 『倒錯のロンド』折原一 『私が殺した少女』原尞 『名探偵の掟』東野圭吾 『カラスの親指』道尾秀介 4位 『OUT』桐野夏生 『GOTH リストカット事件』乙一 『天使のナイフ』薬丸岳 『沈黙の教室』折原一 『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午 5位 『チーム・バチスタの栄光』海堂尊 『楽園』宮部みゆき 『生ける屍の死』山口雅也 『冤罪者』折原一 『追想五断章』米澤穂信 6位以下の作品は以前に「こちら」でまとめました。 こうして見ると、日本の最新の話題作が軒並み翻訳されていることが分かる。 最も多く作品が翻訳されている作家は? ランキングを見るだけでは分からないが、21世紀以降の日本ミステリの翻訳出版ブームで最も多く作品が翻訳されているのは東野圭吾と宮部みゆきだろう。東野圭吾は1999年に『秘密』が翻訳されたのが最初で、以来2011年末までに約50点の翻訳書が出ている。特に2007年から2009年にかけては年間平均9点というペースで翻訳書が出版されていた。東野圭吾の代表作の一つである『白夜行』が日本より早く韓国で映画化されたということにその人気が伺える。ほかに『容疑者Xの献身』も韓国で映画化の予定である(2012年10月公開予定)。宮部みゆきは2000年に『火車』が翻訳されたのが最初で、2011年末までに約40点の翻訳書が出版された。『火車』は韓国で映画化されている。なお韓国では東野圭吾は「ヒ先生」、宮部みゆきは「ミミ女史」という愛称で呼ばれることもある(一応説明しておくと、「ミ」ヤベ・「ミ」ユキのようにイニシャルを取っているわけである)。韓国のミステリファンの方に聞いてみたところ、この種の愛称で呼ばれるのは今のところこの二人だけだそうである。 ミステリ作品の割合はそれほど多くないが、恩田陸も2005年に『夜のピクニック』が訳されて以来、40点ほどの翻訳書が出ている。その人気のほどは、2001年にデビューした韓国のファンタジー作家のチョ・ソニ(조선희)が近年、「韓国の恩田陸」と呼ばれるていることにも伺える。「韓国の恩田陸」という呼び方は今では出版社も使っているが、最初に使い出したのが読者たちなのか、それともそもそも出版社側が使い始めたものなのかは分からない。韓国にはほかに、「韓国の東野圭吾を夢見る若い作家の誕生!」という売り文句でデビューしたヤン・ジヒョン(양지현、1983年生)という作家もいるが、2010年のデビュー作『記憶は眠らない』以降、新作は刊行されていない。「韓国の宮部みゆき」と呼ばれている作家はいないようである。 主なミステリ作家の翻訳状況 2011年に韓国で出版された日本ミステリで、ファンの間で最も高い評価を得たのは島田荘司の『奇想、天を動かす』だった(上で示したランキング参照)。なおこの作品は、2011年に韓国で出版された全ミステリ小説を対象とするランキングでも1位に輝いている。 韓国のミステリ情報サイト「ハウミステリ」(How Mystery)のミステリランキング 順位 タイトル 作者 国 年 1位 奇想、天を動かす 島田荘司 日本 1989年 2位 死んだギャレ氏 ジョルジュ・シムノン ベルギー 1931年 ラスト・チャイルド ジョン・ハート アメリカ 2009年 4位 パイは小さな秘密を運ぶ アラン・ブラッドリー カナダ 2009年 5位 精神自殺(*仮) ト・ジンギ(都振棋) 韓国 2011年 6位 フランス白粉の謎 エラリー・クイーン アメリカ 1930年 7位 山魔の如き嗤うもの 三津田信三 日本 2008年 8位 白雪姫には死んでもらう(*仮) ネレ・ノイハウス ドイツ 2010年 9位 弁護側の証人 小泉喜美子 日本 1963年 戻り川心中 連城三紀彦 日本 1980年 シャーロック・ホームズのライヴァルたち チョン・テウォン編訳 英米 - 5位:도진기『정신자살』(闇の弁護士シリーズ第3作。本格推理小説) 8位:Nele Neuhaus, Schneewittchen muss sterben (酒寄進一氏の翻訳で東京創元社より邦訳予定。『白雪姫には死んでもらう』は酒寄氏による仮題) 12位以下の作品は以前に「こちら」でまとめました。 島田荘司は中国語圏で高い評価を受け、台湾でも中国でも作品が軒並み翻訳されている。一方で、実は韓国ではまだあまり翻訳が進んでいない。1990年代に『占星術殺人事件』が『顔のない時間』、『アゾート』、そして原題通りの『占星術殺人事件』とタイトルを変えて三度刊行されていたというのは「韓国ミステリ史 第四章」で述べた。その後、2006年に『占星術殺人事件』が新訳で刊行され、2007年に『魔神の遊戯』、2008年に『龍臥亭事件』、2009年に『斜め屋敷の犯罪』、2010年に『異邦の騎士』が翻訳され、それに続く6作目の翻訳紹介作として2011年2月に刊行されたのが『奇想、天を動かす』である。この作品の評価が高かったこともあってか、その後島田荘司作品は2012年9月現在までにさらに5作品が翻訳出版されている。 翻訳書が10点以上出ている作家 さて、そのほかの作家の翻訳状況だが、挙げていけばきりがないので、翻訳書が10点以上出版されている作家をまず見てみよう(ここでは近年の翻訳ブームについて記述しているので、主に1990年代までに翻訳され、その後はほとんど翻訳されていない作家[たとえば森村誠一や西村京太郎、笹沢左保ら]については言及しない)。 綾辻行人、有栖川有栖、折原一はそれぞれ翻訳書が10点ずつ出ている。 綾辻行人の作品は、まず1997年に《館シリーズ》の最初の6作品(十角館、水車館、迷路館、人形館、時計館、黒猫館)が翻訳刊行されたが、売れ行きが振るわずすぐに絶版になってしまった。しかし数年経つとミステリマニアの口コミで評判が広まっていく。2005年に『十角館の殺人』と『時計館の殺人』が復刊され、2007年にはシリーズ第7作『暗黒館の殺人』が翻訳された。《館シリーズ》はその後、2011年1月に『迷路館の殺人』、2012年3月に『水車館の殺人』が新訳で刊行されたが、『人形館の殺人』と『黒猫館の殺人』についてはまだ入手不可が続いている。シリーズ第8作『びっくり館の殺人』は訳されていないが、最新のシリーズ第9作『奇面館の殺人』は2012年内には翻訳刊行される予定である。また、『黒猫館の殺人』の復刊(新訳?)と《囁きシリーズ》の第1作『緋色の囁き』の翻訳出版も予告されている。《館シリーズ》以外では『霧越邸殺人事件』、『殺人方程式』、『Another』が翻訳されている。 有栖川有栖はまず2007年に学生アリスシリーズの『月光ゲーム』が翻訳されている。同シリーズはその後、2008年に『孤島パズル』、2010年に『双頭の悪魔』が訳された。作家アリスシリーズでは、2008年に短編集『白い兎が逃げる』、2009年に短編集『絶叫城殺人事件』と『46番目の密室』、2011年に『朱色の研究』、2012年に『ダリの繭』が訳されている。またノンシリーズ作品では2010年に『山伏地蔵坊の放浪』、2011年に『虹果て村の秘密』が訳された。 折原一は理論社のヤングアダルト向けレーベル《ミステリーYA!》から出た『タイムカプセル』が2008年に翻訳されたのが最初で、その後同年に『倒錯のロンド』、2009年に『行方不明者』、『倒錯の死角』、2010年に『冤罪者』、『失踪者』、『逃亡者』、『沈黙の教室』、2011年に『異人たちの館』、2012年に『倒錯の帰結』が訳されている。 歌野晶午の翻訳は2010年以降急増した。現在までに15点の翻訳書が出ているが、内訳は2005年が1点、2010年以降が14点である。まず2005年に『葉桜の季節に君を想うということ』が翻訳出版された。そして2010年に順に『死体を買う男』、『そして名探偵は生まれた』、『女王様と私』、『密室殺人ゲーム王手飛車取り』、『ハッピーエンドにさよならを』、2011年に順に『密室殺人ゲーム2.0』、『魔王城殺人事件』、『長い家の殺人』、『白い家の殺人』、『世界の終わり、あるいは始まり』、『動く家の殺人』、2012年に順に『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』、『舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵』、『密室殺人ゲーム・マニアックス』が訳された。 京極夏彦は翻訳書が12点出ている。2000年、百鬼夜行シリーズのサイドストーリー集である『百鬼夜行 陰』がなぜが最初に翻訳刊行された。その後同シリーズは、2004年に『姑獲鳥の夏』、2005年に『魍魎の匣』、2006年に『狂骨の夢』、2007年にサイドストーリー集『百器徒然袋 雨』、2008年にサイドストーリー集『百器徒然袋 風』、2010年に『鉄鼠の檻』が訳された。また、2009年に『巷説百物語』、2010年に『嗤う伊右衛門』、2011年に『続巷説百物語』、『死ねばいいのに』、『厭な小説』が訳されている。 道尾秀介は翻訳書が11点出ている。2008年にまず『シャドウ』が訳され、続いて2009年に『向日葵の咲かない夏』、2010年に『片眼の猿』、『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『ソロモンの犬』、2011年に『月と蟹』、『カラスの親指』、『カササギたちの四季』、2012年に『球体の蛇』、『水の柩』が訳された。真備シリーズは『背の眼』の漫画版(全3巻)が2010年に翻訳されているが、小説版は翻訳されていない。 非ミステリ作品も多いが、貴志祐介は翻訳書が10点出ている。2003年に『天使の囀り』(2003年版は上下巻、2007年に1冊にして復刊)が訳され、2004年に『黒い家』、『青の炎』、2006年に『硝子のハンマー』、2009年に『新世界より』、『十三番目の人格 ISOLA』、『クリムゾンの迷宮』、2010年に『狐火の家』、2011年7月に『悪の教典』、2012年7月に『ダークゾーン』が訳された。2011年10月と2012年8月には韓国で貴志祐介のサイン会も行われている。 伊坂幸太郎は翻訳書が20点出ている。2005年に『チルドレン』が訳され、2006年に『ラッシュライフ』、『死神の精度』、『重力ピエロ』、『終末のフール』、『魔王』、2007年に『陽気なギャングが地球を回す』、『砂漠』、『フィッシュストーリー』、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『陽気なギャングの日常と襲撃』、2008年に『ゴールデンスランバー』、2009年に『モダンタイムス』、『オーデュボンの祈り』、『グラスホッパー』、2010年に『SOSの猿』、『あるキング』、2011年に『バイバイ、ブラックバード』、『マリアビートル』、『オー! ファーザー』が訳された。日本で単行本化された作品で韓国で翻訳出版されていないのは2012年刊行の『PK』と『夜の国のクーパー』だけである。 松本清張と赤川次郎についてはのちほど扱う。 その他の作家 まず、翻訳書が7点~9点ほど出ている作家を目についた限りで挙げていく。 おそらくは日本国内の『謎解きはディナーのあとで』ブーム、東川篤哉ブームが伝わったのだろう。東川篤哉はこの1年半ほどで一挙に9作が翻訳されている。最初の翻訳は2011年4月の『館島』。2011年5月に『謎解きはディナーのあとで』が訳され、その後2011年内に『完全犯罪に猫は何匹必要か?』、『密室の鍵貸します』が訳された。2012年になってからは『密室に向かって撃て!』、『放課後はミステリーとともに』、『はやく名探偵になりたい』、『もう誘拐なんてしない』、『殺意は必ず三度ある』と、すでに5点が翻訳出版されている。なお、『放課後はミステリーとともに』と『殺意は必ず三度ある』のカスヤナガトによる表紙イラストは韓国でもそのまま使われている。日本のライトノベルは韓国でも同じ表紙で刊行されるが、ミステリで日本と同じ表紙が使われるのは珍しい。 横山秀夫(翻訳書9点)はまず2004年に『半落ち』が訳され、2005年に『クライマーズハイ』、2007年に『臨場』、『ルパンの消息』、『陰の季節』、『動機』、2008年に『真相』、『第三の時効』、2010年に『顔』が訳された。 海堂尊(翻訳書8点)は2007年に『チーム・バチスタの栄光』が訳され、2008年に『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』、『ジーン・ワルツ』、2010年に『螺鈿迷宮』、『医学のたまご』、2012年に『夢見る黄金地球儀』、『モルフェウスの領域』が訳されている。 若竹七海(翻訳書8点)は2007年に『ぼくのミステリな日常』、2008年に『プレゼント』、2009年に『死んでも治らない』、『依頼人は死んだ』、2010年に『ヴィラ・マグノリアの殺人』、『古書店アゼリアの死体』、『猫島ハウスの騒動』、『名探偵は密航中』が訳された。 我孫子武丸(翻訳書7点)はまず2006年に『弥勒の掌』が翻訳され、2007年に『殺戮にいたる病』、2009年から2011年にかけて《人形シリーズ》全4作(『人形はこたつで推理する』、『人形は遠足で推理する』、『人形は眠れない』、『人形はライブハウスで推理する』)、2012年に『探偵映画』が訳されている。なお、『殺戮にいたる病』は韓国では19禁書籍に指定されてしまっている。 貫井徳郎(翻訳書7点)は2008年に『慟哭』が訳され、2009年に『失踪症候群』、『誘拐症候群』、『殺人症候群』、2010年に『愚行録』、2011年に『乱反射』、2012年に『後悔と真実の色』が訳された。 米澤穂信(翻訳書7点)は2007年6月に『春期限定いちごタルト事件』と『夏期限定トロピカルパフェ事件』が訳され、2008年に『インシテミル』、2010年に『儚い羊たちの祝宴』、2011年に『追想五断章』、『犬はどこだ』、2012年に『折れた竜骨』が訳された。古典部シリーズはまだ翻訳されていない。 以下は、ページ作成者の趣味で新本格作家やメフィスト賞作家の翻訳状況について。 法月綸太郎は2010年に『生首に聞いてみろ』が翻訳され、2011年に『怪盗グリフィン、絶体絶命』、2012年に『頼子のために』が翻訳された。麻耶雄嵩は未訳だが、2012年に『貴族探偵』の翻訳刊行が予定されている。 北村薫は2004年に『月の砂漠をさばさばと』が訳され、2006年に『語り女たち』、『スキップ』、2007年に『リセット』、2009年に『ターン』、『紙魚家崩壊』が訳された。山口雅也は2009年に訳された『生ける屍の死』が高い評価を受けたが、訳されているのはこの1冊のみである。倉知淳は2011年に『星降り山荘の殺人』が訳されている。 鮎川哲也賞受賞作家のうち韓国語訳書があるのは芦辺拓、加納朋子、近藤史恵、北森鴻、岸田るり子の5人である。芦辺拓は2007年に『紅楼夢の殺人』が訳された。加納朋子は2008年に『螺旋階段のアリス』、『虹の家のアリス』、2010年に『ガラスの麒麟』、2011年に『掌の中の小鳥』、『少年少女飛行倶楽部』が訳された。近藤史恵は2008年に『凍える島』、2009年に『サクリファイス』、2010年に『賢者はベンチで思索する』が訳された。北森鴻は2012年に『花の下にて春死なむ』、岸田るり子は2008年に『天使の眠り』が訳された。 森博嗣は意外にもあまり翻訳されていない。1996年にS&Mシリーズの第三作『笑わない数学者』が翻訳され、その後2005年にシリーズ第一作の『すべてがFになる』が翻訳されたが、それ以降シリーズの紹介は進んでいない。ほかに訳されているのは、『STAR EGG 星の玉子さま』、『少し変わった子あります』、『探偵伯爵と僕』である。 メフィスト賞受賞作で『すべてがFになる』以外に翻訳されているのは、殊能将之『ハサミ男』、舞城王太郎『煙か土か食い物』、佐藤友哉『フリッカー式』、西尾維新『クビキリサイクル』、北山猛邦『『クロック城』殺人事件』、辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』、森山赳志『黙過の代償』である。第33回受賞作の森山赳志『黙過の代償』は日韓同時刊行だった。ほかに、清涼院流水『コズミック』が2012年中に翻訳刊行の予定である。 受賞作を含むメフィスト賞作家の全翻訳状況は「こちら」でまとめた。 旧作の翻訳は? 横溝正史とその他の探偵作家 翻訳されるのは比較的新しい作品が多く、1970年代以前の作品の翻訳は毎年数えるほどである。そんな中で、横溝正史の金田一耕助シリーズは韓国で異例の人気を得ている。エキサイトニュースの記事「韓国で今、横溝正史がヒットするワケ」(2008年10月17日)によれば、韓国では漫画『金田一少年の事件簿』の人気が先にあって、その結果「金田一耕助って誰?」ということで横溝人気に火がついたのだという。同記事によると、『犬神家の一族』は韓国では発売から1か月半で1万6000部を販売している。『犬神家の一族』発売の1か月後に刊行されたジャンル小説誌『ファンタスティーク』18号(2008年10月号)では横溝正史特集が組まれている。2005年から2012年9月現在までに、韓国・時空社から翻訳出版された金田一耕助シリーズ作品は順に『獄門島』、『八つ墓村』、『悪魔の手毬唄』、『犬神家の一族』、『悪魔が来りて笛を吹く』、『夜歩く』、『女王蜂』、『三つ首塔』、『本陣殺人事件』(「車井戸はなぜ軋る」、「黒猫亭事件」併録)の9点である。 江戸川乱歩の作品は中国では海賊版も含めれば軒並み翻訳されており、紹介が遅れていた台湾でも2010年から2012年にかけて島崎博氏監修の全13巻の《江戸川乱歩作品集》が刊行された。一方、韓国では2008年から2009年にかけてちくま文庫の『江戸川乱歩全短篇』(全3巻)が翻訳されているというのは乱歩ファンとして嬉しいが、ほかに韓国で出ているのは長編『孤島の鬼』および、『陰獣』を表題作とする短編集(「陰獣」+新潮文庫『江戸川乱歩傑作選』に収録の9編)ぐらいである。 2005年には小栗虫太郎『黒死館殺人事件』が翻訳され、2011年には新訳版も出た。2008年には夢野久作『ドグラ・マグラ』が翻訳されている。三大奇書の残りの1冊である中井英夫『虚無への供物』は2009年に翻訳された。なお、四冊目の奇書とされる竹本健治『匣の中の失楽』は、韓国推理作家協会の理事などを務めたミステリ評論家・翻訳家のチョン・テウォン(鄭泰原、1954-2011)氏による翻訳が完成しているらしく、数年前には出版が予告されていたが、いまだに出版されていない。 夢野久作はほかに、2011年に『少女地獄』が出ている。収録作は角川文庫の『少女地獄』と同じである。ほかに戦前の探偵作家では、2009年に小酒井不木の短編集『恋愛曲線』、2010年に岡本綺堂の『半七捕物帳』、2012年に甲賀三郎の短編集『血液型殺人事件』が出ている。 以前に作成した「韓国語に翻訳された日本の探偵作家の作品一覧」も参照のこと。 松本清張と赤川次郎 松本清張は1970年代~80年代にはよく訳されたが、近年では代表作しか入手できない状態が続いていた。2012年2月からは推理小説の出版社ブックス・フィアーと歴史小説の出版社モビーディックが手を組み、松本清張の著作を翻訳刊行している。両社で計30点ほどが出版される予定である(2012年9月までで既刊5点)。 赤川次郎の作品は近年多く刊行されているが、どれが復刊でどれが新訳でどれが初訳なのかは未調査。2010年だけでも三毛猫ホームズシリーズの長編第1作~第7作(『三毛猫ホームズの推理』、『三毛猫ホームズの追跡』、『三毛猫ホームズの怪談』、『三毛猫ホームズの狂死曲(ラプソディ)』、『三毛猫ホームズの駈落ち』、『三毛猫ホームズの恐怖館』、『三毛猫ホームズの騎士道』)、早川一家シリーズの全3作(『ひまつぶしの殺人』、『やりすごした殺人』、『とりあえずの殺人』)および、『悪妻に捧げるレクイエム』、『マリオネットの罠』、『上役のいない月曜日』の計13点が出版されている。 2011年には『夜会』が刊行されている。2012年には、日本でテレビドラマ『三毛猫ホームズの推理』(4月~6月)が放送されるのに合わせたものか、2012年3月から6月にかけて、2010年に刊行された三毛猫ホームズシリーズの7点が新装版で刊行され(推理、追跡、怪談、狂死曲(ラプソディ)、駈落ち、恐怖館、騎士道)、さらに短編集の『三毛猫ホームズの運動会』、『三毛猫ホームズのびっくり箱』、『三毛猫ホームズのクリスマス』が刊行された。また、2012年8月には杉原爽香シリーズの『若草色のポシェット』、『群青色のカンバス』が出ている。 その他 2010年には鮎川哲也『りら荘事件』が翻訳されている。鮎川哲也の韓国語訳書は今のところこの1点のみである。また2011年には、日本で2009年に復刊されて話題を集めたことが影響したのか、小泉喜美子の『弁護側の証人』が訳されている。泡坂妻夫は2010年に『亜愛一郎の狼狽』、2012年に『亜愛一郎の転倒』が訳された。連城三紀彦は2011年に初期作の『戻り川心中』と『夕萩心中』が訳されており、ほかに2011年に『美女』、『白光』、2012年に『造花の蜜』が訳されている。 関連記事 韓国ミステリ史第一章 (20世紀初頭~1930年代) 第二章 (1940年代~1960年代) 第三章 (1970年代) 第四章 (1980年代~20世紀末) 第五章 (21世紀) ※未公開 韓国におけるライトノベルの年間出版点数と歴史 (2012年8月4日)
https://w.atwiki.jp/ochiwiki/pages/427.html
ミステリー缶 「ミステリー」という言葉に弱い人間心理を逆手にとった巧妙な罠。 いくら買っても「紅茶花伝ロイヤルミルクティー(COLD)」しか出てこない。そこがまた「ミステリー」。 冷え切った身体に更に追い討ちをかけられ、我らパーティは全滅の危機に瀕した。 売れ残り処分のために編み出した、店主の苦肉の策という噂もある。 一缶150円。 所在地:野沢温泉スキー場日影ゲレンデ「レストハウスSt.Anton(サンアントン)」入口内自販機
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/157.html
『台湾ミステリ史 前編』(19世紀末~1970年代) 『台湾ミステリ史 中編』(1970年代末~1990年代半ば) 『台湾ミステリ史 後編』(20世紀末~21世紀初頭)(未公開) 『読書案内』 参考文献 台湾ミステリの歴史 【中国語】『文訊』269号(2008年3月号) - 特集:台灣推理文學的天空(上)綜論陳國偉「本土推理・百年孤寂 台灣推理小說發展概論」(台湾ミステリ通史) 金儒農「喧囂以前 台灣推理小說出版概況」 呂淳鈺「新大眾娛樂 台灣日治時期偵探小說淺介」 陳瀅州「推理小說在台灣 傅博與林佛兒的對話」 - 島崎博と林仏児の対談。『推理雑誌』281号(2008年3月)により詳しい文字起こしあり 創作者群像呂淳鈺「白晝殺人 葉步月與偵探小說」 陳栢青「仇亦深,籌義伸 李費蒙小說世界初探」 (以下、推理作家本人によるエッセイ)葉桑「無可救藥的愛上」 余心樂「以「讀」工「睹」犯罪推理文學與我」 藍霄「台灣推理小說與我」 林斯諺「我只想通霄寫推理小說」 【中国語】『文訊』270号(2008年4月号) - 特集:台灣推理文學的天空(下)林佛兒「我的推理小說之路」 陳琡分「因為有謎,所以迷人 資訊推理迷的回眸與告白」 王品涵「謀殺與創造之時 台灣推理文學研究概況」 編輯部「1980年代以後台灣推理小說目錄及提要(1980~2007)」 台湾ミステリ通史玉田誠(2009)「台湾の本格ミステリー事情」(藍霄『アジア本格リーグ1 錯誤配置』講談社、2009年9月、pp.307-315) 松川良宏(2011)「東アジア推理小説の日本における受容史」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、pp.12-19) 20世紀前半の台湾探偵小説中島利郎(2001)「日本統治期台湾の探偵小説」(林熊生『船中の殺人/龍山寺の曹老人 第一輯・第二輯(日本植民地文学精選集38 〔台湾編13〕) 』ゆまに書房、2001年9月、pp.1-7) 中島利郎(2002)「日本統治期台湾探偵小説史稿」(『日本統治期台湾文学集成9 台湾探偵小説集』緑蔭書房、2002年11月、pp.351-399) 中島利郎編(2002)「台湾探偵小説年表」(『日本統治期台湾文学集成9 台湾探偵小説集』緑蔭書房、2002年11月、pp.401-418) 1960年代~1980年代の台湾ミステリ島崎博(1967)『日本推理作家協会会報』1967年3月号(231号)会員消息欄に寄稿(タイトルなし、戦後の台湾で翻訳出版された日本ミステリの単行本のリスト)、p.2 島崎博(1968)「台湾の推理小説」(『推理界』1968年7月号、pp.31-32) 中島河太郎(1974)「台湾の偵探・武俠小説」(『推理文学』第16号、1974年5月、pp.30-31) 中島河太郎(1987)「台湾の推理小説」(『日本推理作家協会会報』1987年10月号、466号) 1980年代以降の台湾ミステリ【中国語】 作成:既晴、監修:杜鵑窩人「台灣推理文學年表」(林斯諺『雨夜莊謀殺案』巻末) 【中国語】 杜鵑窩人「台灣推理創作里程碑」(『台灣推理作家協會傑作選 1』台湾推理作家協会編、2008年3月、pp.5-20) 21世紀の台湾ミステリ事情『本格ミステリー・ワールド』に掲載ミスター・ペッツ(2007)「台湾ミステリー事情2007」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2008』南雲堂、2007年12月、pp.156-157) ミスター・ペッツ(2008)「台湾ミステリー事情2008」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2009』南雲堂、2008年12月、pp.166-167) 寵物先生(ミスター・ペッツ)(2009)「受賞のことばと2009年台湾ミステリーの発展」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2010』南雲堂、2009年12月、pp.22-26) 陳國偉(2010)「台湾ミステリー事情」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2011』南雲堂、2010年12月、pp.159-160) 陳國偉(訳 洪蕙玲)(2011)「台湾ミステリー事情」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2012』南雲堂、2011年12月、pp.191-192) 「黒蜘蛛クラブの挨拶」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2012』南雲堂、2011年12月、pp.226-228) - 台湾推理作家協会会員の張東君が台湾の若手ミステリ作家について寄稿 その他小泉優(2010)「この台湾ミステリーがすごい!」(萌えるアジアNo.8『萌える台湾読本2010』 発行人:小泉優、発行所:萌えるアジア、2010年7月、pp.4-16) 小泉優(2010)『この台湾ミステリーがすごい! 2010』(発行人:小泉優、発行所:萌えるアジア、2010年11月、全36ページ)「こんなにハイレベル! 台湾ミステリー小説」pp.6-19 「たったこれだけ!? 日本語翻訳版」pp.20-23 「台湾ミステリーの歴史」pp.24-25上記の『萌える台湾読本2010』に収録された特集記事「この台湾ミステリーがすごい!」の拡大版。 張筱森(ちょう しょうしん)(2011)「二〇一一年台湾ミステリ事情」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、pp.22-25) 台湾探偵小説の周辺 20世紀前半の台湾通俗文学(探偵小説にも言及あり)中島利郎(2002)「日本統治期台湾の「大衆文学」」(『日本統治期台湾文学集成7 台湾通俗文学集 一』緑蔭書房、2002年11月、pp.347-372)『日本統治期台湾文学集成8 台湾通俗文学集 二』にもまったく同じものが収録されている。 中島利郎編(2002)「日本統治期台湾通俗文学目録」(『日本統治期台湾文学集成7 台湾通俗文学集 一』緑蔭書房、2002年11月、pp.373-390)探偵小説については「台湾探偵小説年表」にまとめられているためこちらのリストからは探偵小説は外されているが、こちらのリストでも探偵小説に近いと思われる作品をいくつか見出すことができる。 黄美娥・黄英哲(翻訳 青木沙弥香)(2007)「〈台湾漢文通俗小説集一〉解説」(『日本統治期台湾文学集成24 台湾漢文通俗小説集 一』緑蔭書房、2007年2月、pp.477-494) 黄美娥・黄英哲(翻訳 青木沙弥香)(2007)「〈台湾漢文通俗小説集二〉解説」(『日本統治期台湾文学集成25 台湾漢文通俗小説集 二』緑蔭書房、2007年2月、pp.403-426)上の2つの解説は前半はまったく同じもので、後半の収録作品解説の部分だけ内容が異なる。 20世紀前半の台湾の文芸誌『台湾鉄道』中島利郎(2007)「雑誌『台湾鉄道』解説」(『日本統治期台湾文学集成21 「台湾鉄道」作品集 一』緑蔭書房、2007年2月、pp.373-392)『日本統治期台湾文学集成22 「台湾鉄道」作品集 二』にも同じものが収録されている。 中島利郎編(2007)「『台湾鉄道』文芸関係目録(伝統文学は除く)」(『日本統治期台湾文学集成21 「台湾鉄道」作品集 一』緑蔭書房、2007年2月、pp.393-408) 作家論 金関丈夫およびその作品について浦谷一弘(2004)「植民地統治期〈台湾〉の探偵小説 ―林熊生『龍山寺の曹老人』―」(花園大学国文学会編『花園大学国文学論究』第32号、2004年12月、pp.57-89) 葉歩月およびその作品について下村作次郎(2003)「葉歩月の文学」(『日本統治期台湾文学集成19 葉歩月作品集一』緑蔭書房、2003年7月、pp.327-337) 下村作次郎(2003)「葉歩月の大河小説『七色の心』」(『日本統治期台湾文学集成20 葉歩月作品集二』緑蔭書房、2003年7月、pp.527-538) 葉思婉・周原七朗編(2003)「葉歩月年譜」および「葉歩月著作年譜(未定稿)」(『日本統治期台湾文学集成19 葉歩月作品集一』緑蔭書房、2003年7月、pp.339-346、pp.347-351) 島崎博氏に関連する文献 島崎博氏へのインタビュー2004年11月22日収録 「「幻影城」編集長 島崎博さんに聞く」(「幻影城の時代」の会編『幻影城の時代』回顧編、エディション・プヒプヒ、2006年12月、pp.10-56/『幻影城の時代 完全版』pp.310-340に再録)インタビュアー 岩堀泰雄、石井春生 インタビュー日不明 「ベテランインタビュー 島崎博」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2008』南雲堂、2007年12月)pp.148-155(インタビュアー つずみ綾) 2008年4月18、19日収録 「"もう一人の島崎博"が欲しかった 島崎博インタビュー PART II」(本多正一編『幻影城の時代 完全版』講談社 講談社BOX、2008年12月)pp.341-353インタビュアー 沢田安史、新保博久、本多正一 2008年4月収録 「Editor×Editor 『幻影城』編集長 島崎博」(講談社『ファウスト』Vol.7、2008年8月)pp.1094-1112/インタビュアー 太田克史 2004年以降の島崎博氏執筆の記事島崎博(2004)「台湾 冬の時代経て、今、第2次ブーム 日本ミステリー小説事情」(『毎日新聞』2004年12月28日夕刊 6面) 【中国語】 傅博(2009)「推理小說縱橫談」(傅博『謎詭‧偵探‧推理』序文) 【中国語】 傅博(2009)「林佛兒的推理文學軌跡」(林佛兒『美人捲珠簾』序文) 【中国語】 傅博(2010)「最具潛力之新世代推理作家──林斯諺」(林斯諺『芭達雅血咒』序文) - taipeimonochromeさんによる翻訳 島崎博氏の講演・対談「島崎博が語る日本ミステリin台湾」(構成 末國善己)(探偵小説研究会編『2009 本格ミステリ・ベスト10』原書房、2008年12月)pp.194-1972008年9月20日、日本推理作家協会事務局で開催された「土曜サロン」での談話をまとめたもの 関連サイト:日本推理作家協会会報2008年11月号、「台湾における日本ミステリー出版事情 土曜サロン・第一六五回 二〇〇八年九月二〇日」 「島崎博・林佛兒対談 「推理小説在台湾 ――解嚴二十年後推理小説發展」 其の一」 「島崎博・林佛兒対談 「推理小説在台湾 ――解嚴二十年後推理小説發展」 其の二」 「島崎博・林佛兒対談 「推理小説在台湾 ――解嚴二十年後推理小説發展」 其の三」 「島崎博・林佛兒対談 「推理小説在台湾 ――解嚴二十年後推理小説發展」 其の四」 「島崎博・林佛兒対談 「推理小説在台湾 ――解嚴二十年後推理小説發展」 其の五」 「島崎博・林佛兒対談 「推理小説在台湾 ――解嚴二十年後推理小説發展」 其の六」 「島崎博・林佛兒対談 「推理小説在台湾 ――解嚴二十年後推理小説發展」 其の七」 島崎博氏に言及した文献等山村正夫(1988)「異色探偵専門誌『幻影城』の創刊」(山村正夫『推理文壇戦後史 4』双葉社、1989年、pp.203-224)※初出は『小説推理』、号数未調査 権田萬治(1993)「台湾に帰った友」(『日本経済新聞』1993年12月10日朝刊、40面) 権田萬治(1994)「泡坂妻夫と雑誌『幻影城』」(泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』(創元推理文庫、1994年)解説、pp.71-81) 新聞記事「顔 島崎博さん 75」(『読売新聞』2008年9月25日朝刊 2面) 「『幻影城』元編集長の島崎博さん29年ぶり来日 本格ミステリ大賞特別賞贈呈」(『毎日新聞』2008年9月29日夕刊 4面) 島崎博氏の台湾での仕事をまとめたリスト野地嘉文(2006)「島崎博の仕事リスト抄 2.台湾編」(「幻影城の時代」の会編『幻影城の時代』資料編、2006年12月)pp.24-32 島田荘司推理小説賞に関連する文献 第1回島田荘司賞 募集要項「第一回島田荘司推理小説賞募集要項」(日本語訳)島田荘司ウェブサイト「WS刊島田荘司」に掲載の日本語訳。 第1回島田荘司推理小説賞 選評島田荘司(2009)「いま、アジアのミステリーに何が起きているのか」(文藝春秋『オール讀物』2009年11月号(2009年10月)) pp.446-453受賞作の選評部分は寵物先生『虚擬街頭漂流記』(文藝春秋、2010年)巻末に転載されている。 この記事の抜粋は文藝春秋公式サイト内の『虚擬街頭漂流記』特設サイトでも読むことができる(『虚擬街頭漂流記』巻末の抜粋とは違う箇所) 第1回授賞式のレポート執筆者不明「第一回島田荘司推理小説賞レポート in台北」(東京創元社『ミステリーズ!』vol.37 OCTOBER 2009、2009年10月、pp.320-321) 冬陽(2009)「第一回島田荘司推理小説賞受賞(ママ)式レポート」 (島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド2010』南雲堂、2009年12月)pp.18-21 第1回受賞者と島田荘司の対談島田荘司、寵物先生(ミスターペッツ)「スペシャル対談 島田荘司×寵物先生(ミスターペッツ) アジアから現れた本格ミステリーの超新星」(構成 澤島優子)(文藝春秋PR誌『本の話』2010年5月号、pp.2-6)同じ対談が文藝春秋の特設サイト「寵物先生(ミスターぺッツ)『虚擬街頭漂流記』|特設サイト|文藝春秋」(2010年4月8日サイトオープン)にも掲載されているが、末尾の5分の1ほどがカットされている。 その他 その他「綾辻的台湾事情 ―日本にいちばん近いミステリ好きの国」(スニーカー・ミステリー倶楽部編『綾辻行人 ミステリ作家徹底解剖』角川書店、2002年10月、pp.138-139) 有栖川有栖(2005)「新本格推理作家的台灣體驗」(講談社『メフィスト』2005年5月増刊号、2005年4月、pp.42-55) 浦谷一弘(2006)「台湾とミステリ」(探偵小説研究会編 『2007 本格ミステリ・ベスト10』原書房、2006年12月)p.144 戸川安宣(2008)「台湾ミステリ紀行」(東京創元社『ミステリーズ!』vol.29 JUNE 2008(2008年6月))pp.282-285 洪蕙玲(2008)「世界のミステリ雑誌 台湾」(早川書房『ハヤカワミステリマガジン』2009年1月号(2008年11月))pp.70-71 シンポジウム「越境する探偵小説――日本と台湾の異文化交流」第二部「柄刀一氏を囲んでの意見交換会」レポート(探偵小説研究会『CRITICA』第5号、2010年8月)pp.106-128、文字起こし・編集:諸岡卓真井上貴翔、大森滋樹(探偵小説研究会)、押野武志、金儒農、高嘉励、朱恵足、張麗嫺(独歩文化)、陳國偉、柄刀一、成田大典、藤井得弘、諸岡卓真(探偵小説研究会)、吉田司雄 未読【中国語】 日治時期台灣偵探敘事的發生與形成