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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 SIMPLE1500シリーズ Vol.74 THE ホラーミステリー 惨劇館 ケビン伯爵の復活 タイトル SIMPLE1500シリーズ Vol.74 THE ホラーミステリー 惨劇館 ケビン伯爵の復活 機種 プレイステーション 型番 SLPM-86901 ジャンル アドベンチャー 発売元 D3パブリッシャー 発売日 2001-9-27 価格 1500円(税別) 駿河屋で購入 プレイステーション
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SIMPLE1500 シリーズ Vol.74 THE ホラーミステリー ~惨劇館ケビン伯爵の復活~ メーカー D3PUBLISHER 対応機種 PS.PSN"GA" 発売日 2001/9/27 ジャンル サウンドノベル ホラー漫画家「御茶漬海苔」さん監修のサウンドノベル
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今日 - 合計 - SIMPLE1500シリーズVol.74 THE ホラーミステリー ~惨劇館 ケビン伯爵の復活~の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時40分44秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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SIMPLE1500シリーズ Vol.74 THE ホラーミステリー 惨劇館 ケビン伯爵の復活 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむななじゅうよん ざ ほらーみすてりー さんげきかん けびんはくしゃくのふっかつ】 ジャンル サウンドノベル 対応機種 プレイステーション 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ゲームステージ 発売日 2001年9月27日 定価 1,500円(税別) レーティング CERO B(12才以上対象)(*1) 配信 ゲームアーカイブス 2010年6月23日/300円 判定 なし ポイント クオリティは不安定だが数は多い一枚絵棒読み声優多数 SIMPLE1500シリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 概要 D3パブリッシャーによる廉価版ゲームシリーズ『SIMPLE1500シリーズ』の1作。 人気ホラー漫画家・御茶漬海苔氏の漫画『ケビンの惨劇』を原作としたサウンドノベルで、原作者自らがストーリーを監修している。 2010年にゲームアーカイブスで配信もされた。 ストーリー 貿易商人をしていたリック(名前変更可)は、約1年振りに故郷の小さな村に戻ってきた。 久しぶりに母や妹と再会し、リックもこれからは村に落ち着こうと決意する。 しかし村の収穫祭を前に、リックは親友のジャンから、領主が収穫祭に生け贄を求めているという噂を聞かされる。 不吉な予感に家へ戻るリックだが、突如やってきた男達に母親は殺され妹はさらわれてしまう。 リックは単身で、領主であるケビン伯爵の屋敷に乗り込むのだが…。 特徴 オーソドックスな縦書き文章のサウンドノベルで、全13章構成。 本編途中で主人公が2度交代すると共に、舞台も中世から現代までガラッと変わる。 + ネタバレ ただし本編は12章までで、隠しシナリオである13章は本編とは無関係の短編学園ホラーである。 セーブ・ロードのタイミングは自由で、セーブ可能数は5個。 セーブデータからは、既に読んだ章の頭まで戻って読みなおすことも可能。 主人公以外のキャラクターは男女問わずフルボイス(オンオフ可)。 本作発売と同時期に映画化が決定していた『惨劇館 夢子』の宣伝映像も収録されている。 評価点 フローチャート機能がある。 フローチャートの既読部分にはマークが付くので比較的分かりやすく、ストーリーの達成率も最大100%で表示される。 台詞は、キャラごとに色分けがされているため判別しやすい。 廉価作品にしてはイラストが多数用意されており、各シーンごと、またバッドエンド直行の展開でも一枚絵があることが多い。 最初の家に帰ってくるシーンで、選択肢によっては一瞬出てくるだけの犬にさえ一枚絵があるという凝りよう。 スタッフロールでは、イラストだけで10人のスタッフを使っているのが確認できる。『SIMPLE1500シリーズ』としては破格である。 問題点でも述べる通りイラストの出来はあまり安定しないが、強烈な作画崩壊は無く及第点程度のクオリティを持つ部分も十分ある。 問題点 時代と価格を考慮すればそれなりに妥協はできるが、システム関係でやや不便な部分あり。 バックログがない。代わりにシナリオを少し前のチェックポイントまで戻してくれる機能はあるが、使い勝手は微妙。 シナリオスキップ機能はあるが、ボタンを押しっぱなしにする必要がある上いちいち話者転換・場面転換などで引っ掛かるためこれも使い勝手がイマイチ。 選択肢を間違うと基本的に1発死に。 選択肢がかなり後になって影響を及ぼすということは何度かあるが、ゲームオーバーに関しては直前の選択肢を変えれば大抵は回避できる。 これについては、いちいちやり直すのが面倒なプレイヤーもいるだろうことを考えると問題点かは人によるところ。 ただし選択肢によって物語の根幹が変わるようなことはほとんどなく、直後の展開にこそ変化があれどストーリー自体は基本的に一本道傾向である。 パッケージイラストは御茶漬海苔氏によるものだが、ゲーム中のグラフィックはそれとは全く違う、アニメ調のものである。それ自体は良いのだが、妙に泥臭い絵柄で描かれている。 例えば、ケビンはパッケージイラストだと『バットマン』に登場するジョーカーのような姿だが、ゲーム中ではダークエルフのような姿である。 分かりやすく言えば、1970年代ぐらいの昔のアニメのような絵柄。またアップ絵は線がやたら太かったり、デッサンが狂っている部分も若干ある。 特に後半に登場する「神」は、一昔前の少女漫画の「憧れのセンパイ」みたいな顔である。 一応、風貌は『ファイナルファンタジーVII』のセフィロスを意識したものと思われるが…。 モンスターの絵は迫力がある一方、背景はやけに平面的で立体感がまるで無い。 人にもよるが、基本的にストーリー後半の印象があまり良くない。 神だ何だとやけに宗教的な要素が強くなってきて話も抽象的な方向に向かうなど、結末がいまいちスッキリしない。 + ネタバレ 13章の隠しシナリオの結末が夢オチ。 正確には現実にも恐怖の片鱗が持ち込まれていることを想起させて終わるのだが、実際にガッカリする内容ではある。 ボイスのクオリティが著しく低い。 声優は計5人で、女性は「ヒロイン」「年配のキャラ」「それ以外の女性」の3人。男性は「敵のボス」「それ以外の男性」の2人なのだが、「それ以外」の2人があまりにもヘタ。 検索しても全くヒットしない名前ばかりなので、恐らくプロの声優や役者ではなく、スタッフの関係者か何かと思われる。 男性は棒読みだし、女性は変な訛りがある上に呂律も回っていない。 前者はザコモンスターの声も担当しているが、この声にエフェクトはかかっていないので只の呑気な喋りになっており、怖さのカケラもない。 後者は主人公の妹の声も演じており、部屋に入ったら着替え中で叩き出されるというラブコメみたいなシーンもあるのだが、このシーンの台詞は一聴の価値ありである。「いや~ぁちかんへんたいどろぼうねこでてけぼぉけかすばかー」 オプションでボイスのON/OFFを設定出来るのが救いか。 総評 サウンドノベルとしては、時代と値段を考えれば可もなく不可もなくといったところ。 ホラーらしくグロ要素も組み込まれており、キャラも世界観もある程度は引き込まれるように作られている。 また、「そのゲームが出来ればそれで良い」という作品が多い『SIMPLE1500シリーズ』の中で、一作品として作り込まれている本作は貴重である。 だが、残念ながらシナリオ自体は中の下程度の出来である為、プレイするにおいて過度な期待は禁物であると言えるだろう。
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ホラー漫画家の御茶漬海苔氏が描いた作品を元にしたサウンドノベル。 イラストにはかなり人員割いたみたいで一枚絵は十分な量があるけど、 数十年前のアニメみたいな絵柄と出来不出来の激しい作画は好みが分かれると思う。 まあ怪物はそれなりに迫力あるしグラフィック面では一応評価できるんだが、 声優が半端じゃない棒なんで演出トータルで考えるとプラマイゼロ。一応フルボイスではあるんだけど。 フローチャートが付いててシステム面はまあまあ。 何やかやで仕様的には値段考えれば頑張ったんじゃないのという感じなんだが、 肝心のストーリーはさほど褒められる内容でもないんだよなあ… 中古の文庫本で300円出せばほぼ確実にもっといいのが買えるだろうとは感じる。 -- (名無しさん) 2013-02-24 21 11 39
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登山ちゃん ( ^ω^)SIMPLE1500の制覇を目論むナイスガイだお ( ^ω^)彼に続いてみんなもどんどんSIMPLE1500制覇していけばいいと思うお 得意分野 山岳RPG プロレス 04/4付けリスト SIMPLE1500シリーズ.PS通常 Vol タイトル 状況 05 THE 囲碁 09 THE チェス 10 THE ビリヤード 11 THE ピンボール -3D- 21 THE 野球 ~プロ野球実名版~ 22 THE プロレス 済 25 THE 競 馬 42 THE 囲碁2 42 THE パズル2 56 THE スナイパー 済 58 THE すもう 済 64 THE キックボクシング 66 THE 回転 まわすんだ~!! 70 THE ウォーシミュレーション ~人の創りし者達~ 74 THE ホラーミステリー 惨劇館 ケビン伯爵の復活 77 THE 水泳 88 THE ギャル麻雀 LoveSongs アイドルはハイレ~ト 91 THE ギャンブラー 炎の賭博伝説 92 THE 登山RPG~銀嶺の覇者~ 済 97 THE スカッシュ SIMPLEキャラクター2000 Vol タイトル 状況 01 機動戦士ガンダム THE 軍人将棋 12 機動武闘伝Gガンダム THE バトル MajorWaveシリーズ タイトル 状況 水滸演武 ザ・放送局 サテライTV Over Blood EGG じぱんぐ島 ~運命はサイコロが決める!?~ The 鬼退治 目指せ!二代目桃太郎 SuperLiteシリーズ タイトル 状況 リングオブサイアス ディープフリーズ みんなの囲碁 ( ^ω^)本人からの連絡事項だお ( ^ω^)被ってもいいから、皆ドンドンPSシリーズに挑戦してお
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早押しクイズ!マーダーミステリー! イントロダクション プレイ人数 名 プレイ時間 約-時間 クレジット 制作 むらっち 公演個所・出張GM 公式情報
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2010年10月8日作成 最終更新:2010年10月16日 ミステリー板 概要 2ちゃんねるの「ミステリー@2ch掲示板」(通称:ミステリー板)は2000年2月8日に誕生した。開設から約7か月後の9月6日より、「名無しのオプ」という名無し表示が始まり、開設のちょうど1年後の2001年2月8日には、mail欄以外でのネタバレ書き込みの禁止という、ミステリー板ではおなじみのルールが策定・施行されている。 名無しのデフォルト表示名である「名無しのオプ」の「オプ」は探偵という意味で(op=operative)、つまり「名無しのオプ」とは「名無しの探偵」「名無し探偵」という意味である。この表示名は、「コンチネンタル・オプ」、「名無しの僕」、「名無しのオプ」という3案の中から決定された。 ミステリー板は、2000年1月から11月にかけて、当時の「文学、本雑誌板」が6分割される中で、そのうちの掲示板の1つとして生まれた。この時に「文学、本雑誌板」を祖として生まれたのは、順に「文学板」、「ライトノベル板」、「ミステリー板」、「雑誌板」、「SF・ファンタジー・ホラー板」、「一般書籍板」(すべて、現在使われている板名で表記)である。 2010年現在、このうち、文学板のみ「学問・文系」カテゴリーにおかれ、ミステリー板を含む5つの板は、その後新設された「絵本板」(2002年)、「児童書板」(2003年)、「電子書籍(仮)板」(2010年)や、「文芸・書籍サロン板」(2007年)、「文芸キャラ(仮)板」(2010年)などとともに、「漫画・小説等」カテゴリーの文芸書関連の一角を占めている。 ミステリー板は推理小説(ミステリー小説)のみを扱う板ではなく、ミステリー漫画やTVドラマ、映画などの話題も扱う。ただし、2ちゃんねるには作家志望者用のスレッドを集めた「文化」カテゴリーの「創作文芸板」があり、ミステリー作家志望者のスレッドはミステリー板ではなく創作文芸板に立てられる。 ミステリー板の祖となった「文学、本雑誌板」のさらに源流をたどると、2ちゃんねる開設(1999年5月30日)の約1か月後に立てられたと思われる「雑誌月刊誌板」に行きつく。この板は、1999年7月22日、ミステリなどの小説の話が出来るようにしてほしいとのユーザーの要望を受け、「文学、本雑誌板」へと名称が変更された。2ちゃんねるにおいて、ミステリーの話題が扱われるようになったのは、この頃からだと思われる。ただしこの頃のスレッドは、翌8月のサーバーダウンによりログが失われており、確認することができない。 現在、「文学、本雑誌板」のスレッドでログが読める最古のものは、1999年9月13日に立てられた「文学のお部屋復活~! 」(1999/09/13(月) 20 13)である。また、ミステリー板の最古のスレッドもログが残っており、読むことが出来る(「ミステリー板です。 」(2000/02/08(火) 12 39))。 名称 ミステリー@2ch掲示板(ミステリー板) 当初より変更なし 開設日 2000年2月8日 「ミステリー板」開設の経緯 名前欄 名無しのオプ 「名無しのオプ」決定の経緯 カテゴリー 漫画・小説等 当初より変更なし サーバー kamome サーバーの変遷 フォルダ mystery 当初より変更なし ID 表示 ID表示への経緯 ミステリー板 概要 ミステリー板 略年譜ミステリー板前史ログなし時代 〜「雑誌月刊誌」掲示板から「文学、本雑誌」掲示板へ ログあり時代 〜「文学、本雑誌板」の6分割 ミステリー板の歴史 ミステリー板 略年譜 ミステリー板前史 ログなし時代 〜「雑誌月刊誌」掲示板から「文学、本雑誌」掲示板へ (→詳細は「ミステリー板前史」) 1999年5月30日 2ちゃんねる設立。 1999年5月31日 「趣味」掲示板開設。 1999年6月末or7月初め 趣味カテゴリーの掲示板の1つとして「雑誌月刊誌」掲示板開設。同じ趣味カテゴリー内の関連する掲示板に、「漫画」(1999年6月23日開設、現存)、「詩、ポエム」(1999年6月27日開設、のちに「創作文芸詩」、再び改名して「創作文芸」板として現存)などがあった。 1999年7月22日 「雑誌月刊誌」掲示板が「文学、本雑誌」掲示板に改名。メイン掲示板のスレッド「掲示板増やしすぎ」での、掲示板利用者の意見を受けて改名。 1999年8月24日 「文学、本雑誌」掲示板を含む、aisnet上にあった掲示板が落ち、ログ全損(ただし、「創作文芸詩」掲示板など、いくつかの掲示板では10月中旬ごろにログが戻った模様)。 ログあり時代 〜「文学、本雑誌板」の6分割 (→詳細は「「ミステリー板」開設の経緯」) 1999年9月13日 「文学、本雑誌板」復活。ログが見られる最古スレッド:「文学のお部屋復活~! 」(1999/09/13(月) 20 13) 2000年1月24日 「文学、本雑誌板」を分割し、「文学板」と「ライトノベル・雑誌・エンターティメント板」に。「文学、本雑誌板」のアドレスは、「文学板」が継承。 「ライトノベル・雑誌・エンターティメント板」の初代スレッド:「ライトノベル・雑誌・エンターティメント板です。 」 ミステリーやSFがどちらで扱われるべきか不明確に。 2000年2月2日 批判要望板にミステリー板を要望するスレッド「ミステリ板つくってください 」が立つ(この時は、すぐ落ちてしまった様子)。 2000年2月6日 批判要望板に再び、ミステリー板を要望するスレッド「@ミステリー希望 」が立つ。 2000年2月8日 「ミステリー板」開設。 ミステリー板の歴史 2000年2月8日 「ミステリー板」開設。 →詳細は「「ミステリー板」開設の経緯」初代スレッド:「ミステリー板です。 」 2000年9月6日 名前欄のデフォルト表示が「名無しのオプ」になる。 →詳細は「「名無しのオプ」決定の経緯」批判要望板のスレッド「激裏名無しさん反対」で、「コンチネンタル・オプ」、「名無しの僕」、「名無しのオプ」の3案から決定。 2001年2月8日 ローカルルールとして、mail欄以外でのネタバレ書き込みの禁止が決定。 →詳細は「ミステリー板 ローカルルール策定の経緯」板での話し合い後、この日に批判要望板で依頼し、即日トップ画面に表示された。 2004年5月13日 ID表示開始。 →詳細は「ID表示への経緯」 2010年9月7日 サーバーダウンにより、ミステリー板の推定700前後の現役スレッドが板ごと消滅。 →詳細は「kamomeサーバーダウン」20世紀(=板開設の2000年)に立てられたスレッドが5つ、現役スレッドとして残っていたが、それも消えてしまった。 2010年9月9日 板のみ復帰。9月7日当時の現役スレッドは戻らず、スレッド0の状態から再開。復帰翌日に立てられたスレッド「復活??」である程度の状況が分かる。 運営関係者が、9月7日当時のスレッドを復旧させる作業をしているが、あまり進んでいないようである。 2010年10月6日 総スレッド数121。 ←(この日、「ミステリー板@wiki」ひっそりと開設)
https://w.atwiki.jp/mystery2ch/pages/20.html
2010年10月11日作成 最終更新:2010年10月20日 この「ミステリー板@wiki」は、2010年9月7日のサーバーダウン時に消滅してしまったミステリー板のスレッドを見やすい形で整理しておくことを目的としたものだが、それとともに、2010年2月で10周年を迎えたミステリー板の歴史をまとめた記事も作成することにした。私自身は、2002年の秋ごろにミステリー板を見るようになったので、ミステリー板設立時のことやそれ以前のことはまったく知らない。また、一部の特定のスレッドしか見ていなかったので、ミステリー板を見るようになって以降も、必ずしも板の全貌を把握していた訳ではない。「ミステリー板@wiki」では、誰でも見ることのできる過去ログを用いて、ミステリー板の歴史を実証的に記述する。 「ミステリー板」成立以前の2ちゃんねるを知るための資料 2ちゃんねる草創期/「雑誌月刊誌」掲示板の成立(1999年6月末or7月初め)2ちゃんねる創設日(1999年5月30日) もう1つの匿名掲示板「あめぞう」 「雑誌月刊誌」掲示板の存在が確認できる最古のスレッド 「雑誌月刊誌」掲示板から「文学、本雑誌」掲示板へ(1999年7月22日)改名のきっかけとなったスレッド 「文学、本雑誌」掲示板の存在が確認できる最古スレッド サーバーダウンによる「文学、本雑誌」掲示板のログ消失 「ミステリー板」成立以前の2ちゃんねるを知るための資料 「2ちゃんねる - Wikipedia」の「起源」の項目( http //ja.wikipedia.org/wiki/2%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AD%E3%82%8B#.E8.B5.B7.E6.BA.90 ) 2ちゃんねるの歴史 - Wikipedia( http //ja.wikipedia.org/wiki/2%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AD%E3%82%8B%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2 ) 2ちゃんねるの歩み( http //livecam.15.kg/2ch-ainogekijou/document/history/2.html ) 帰らざる2ちゃんねる( http //mewmirror.coresv.com/ ) - にゃあ氏作成 2ちゃんねる過去ログ倉庫( http //mewlist.coresv.com/ ) - にゃあ氏作成 ミステリー板が開設されたのは、2ちゃんねる創設の約8か月後であるが、それまで2ちゃんねるにおいてミステリーの話題が扱われていなかった訳ではない。2ちゃんねるの草創期を知る資料・データベースとしては上に挙げたようなものがある。 まずWikipediaの記事であるが、ここで綴られているのは掲示板の歴史の中でも特に社会的な事件となった出来事がメインで、草創期にどのような掲示板(板)がいつ開設されたのかといったことは書かれていない。そのため、ミステリー板やその前身の板について知りたいという要請には応えない(「ミステリー板」自体の記事は作成されていない)。 「2ちゃんねるの歩み」は、草創期当時の固定ハンドル「保夫良」氏が、創作文芸詩板(現・創作文芸板)でリアルタイムに綴っていた、2ちゃんねる全般に関する記録である。2ちゃんねる創設日の1999年5月30日から2000年2月8日(奇しくも、ミステリー板開設日)までの255日間の出来事が詳細に記録されている。Wikipediaの2ちゃんねる関連記事でも各所で参考・関連文献として挙げられており、2ちゃんねる草創期を知るためには欠かせない資料となっているようだが、個人で作成されたものであるため、少々の誤りや漏れがあることは否めない。たとえば、漫画板の開設日は1999年6月25日とされているが、後に触れるにゃあ氏復刻ログによれば、その設立日は6月23日である。 「2ちゃんねるの歩み」では掲示板(板)の設立日や板名の改称についてに(多少の誤りはあるようであるが)非常に細かく記述されている。ただ何故か、ミステリー板の前身である「文学、本雑誌板」や、さらにその前身である「雑誌月刊誌板」についてはまったく触れられておらず、残念ながら「2ちゃんねるの歩み」ではその起源を知ることはできない。 にゃあ氏の「帰らざる2ちゃんねる」は、2ちゃんねるの公式過去ログ倉庫「2ちゃんねる過去ログ倉庫」( http //www.2ch.net/kakolog.html )にも残っていないスレッドを「Internet Archive」( http //www.archive.org/ )から復刻した労作である。2ちゃんねる創設日の1999年5月30日から同年8月11日までの「メイン」掲示板(途中で、現行の「ロビー」に改称)のスレッドが復刻されている。ミステリー板の前身の「文学、本雑誌板」の開設日や、さらにその前身である「雑誌月刊誌板」の存在を知ることが出来たのはこのサイトのお陰である。 にゃあ氏の「2ちゃんねる過去ログ倉庫」は、2ちゃんねるの公式過去ログ倉庫「2ちゃんねる過去ログ倉庫」( http //www.2ch.net/kakolog.html )に保存された過去ログを、見やすい形に並べ直しているサイトである。このサイトのお陰で、「ミステリー板」開設の経緯は非常に容易に調べることが出来た。 このページ(ミステリー板前史)では、主に「帰らざる2ちゃんねる」のにゃあ氏復刻ログを用いて、2ちゃんねる草創期における文芸・書籍関連の掲示板についてまとめる。1999年の時点では、掲示板を「板」とは読んでいないようなので、このwikiでは1999年の歴史を書く際には基本的に「板」ではなく「掲示板」と書くことにする。 2ちゃんねる草創期/「雑誌月刊誌」掲示板の成立(1999年6月末or7月初め) 草創期に開設された掲示板(板)は、板によっては開設日まで明確に判明しているが、「文学、本雑誌」掲示板については、その開設日が判明していなかった。にゃあ氏復刻ログを観察することで、「文学、本雑誌」掲示板の前身として「雑誌月刊誌」掲示板が存在していたことが判明した。ただし、「雑誌月刊誌」掲示板については、その開設日は明確ではない。 2ちゃんねる創設日(1999年5月30日) 以下の資料から、1999年5月30日だとしておく。「2ちゃんねるの歩み」でも、創設日は1999年5月30日とされている。 創設の翌日には、「趣味」掲示板が開設されている。この頃は、2ちゃんねるの先輩格に当たる匿名掲示板「あめぞう」と重なる掲示板は作っていなかったようである。 つくりたい掲示板のジャンル募集! (413) (「メイン」掲示板、1999/05/30(日) 12 25、にゃあ氏復刻ログ) 1 :ひろゆき :1999/05/30(日) 12 25 つくりたいジャンルがあったら書いて下さい。 暇なんでほいほい作ります。ホントは暇じゃないかも。。。 28 :ひろゆき :1999/05/30(日) 23 14 2chなんであめぞうとだぶらないジャンルがいいっす>ユキさん 自虐と薬はいれちゃいまーす。 @ひろゆきはどこでもいるのでどこでもOKです!! お子さま掲示板つくりまっす! 29 :ひろゆき :1999/05/31(月) 05 15 趣味掲示板をつくりました。電車や和裁、洋裁、釣り、切手集め 好きなスレッドをつくってください。。 158 :ひろゆき :1999/06/05(土) 11 44 うーん。あめぞうにあるやつでもつくったほうがいいのでしょうか? 276 :ひろゆき :1999/06/12(土) 23 37 あめぞうで閉鎖になったジャンルの掲示板をつくりましたー。 アニメ http //www.ohayou.com/2ch/anime/index2.html 車、バイク http //www.ohayou.com/2ch/car/index2.html テレビ http //www.ohayou.com/2ch/tv/index2.html 上に引用したスレッドのログには、6月24日21時24分までのレスが残っているが、そこまでの範囲では、「雑誌月刊誌」掲示板については触れられていない。新設掲示板については逐一このスレッドで報告しているようなので、「雑誌月刊誌」掲示板の開設は6月24日以降であると推定される。 上のスレッドを引き継ぐものとして、1999年6月26日に立てられたスレッド「作って欲しい掲示板は何ですか?」(「メイン」掲示板/1 名前: ひろゆき 投稿日: 1999/06/26(土) 07 43/本文:どんどん書いて下さひー)があるが、そのログはInternet Archiveにも保存されておらず、確認することはできない。「雑誌月刊誌」掲示板については、このスレッドで新設報告がなされたと推定される。 1999年7月9日以降の新設掲示板については、「新作・掲示板」(「メイン」掲示板、1999/07/09(金) 09 22、にゃあ氏復刻ログ)で知ることが出来る。なお、1999年7月24日(「8月4日」とする「2ちゃんねるの歩み」は誤り)には「批判要望」掲示板が開設されたため、新掲示板の要望などはそちらに移っている。 もう1つの匿名掲示板「あめぞう」 <詳細未調査> 2ちゃんねるの先輩格に当たる匿名掲示板「あめぞう」で、ミステリーを含む文芸関連掲示板としてどのようなものがあったかは未調査。上で引用したように、いくつかの掲示板は「あめぞう」を事実上引き継ぐ形で設置されているので、2ちゃんねるの草創期における文芸関連掲示板について調べるのであれば、「あめぞう」についても触れなくてはいけない。 「雑誌月刊誌」掲示板の存在が確認できる最古のスレッド 下に引用したスレッドの書き込みにより、1999年7月5日の時点で趣味カテゴリーの掲示板として、「雑誌月刊誌」掲示板があったことが分かる。上で出したデータと合わせると、「雑誌月刊誌」掲示板(あるいは、新設時には名前は違ったかもしれないのでその前身の掲示板)は1999年6月24日から7月5日までの間に作られたと推定できる。 2チャンネル掲示板ランキング(「メイン」掲示板、1999/07/05(月) 06 40、にゃあ氏復刻ログ) 1 :統計マニア :1999/07/05(月) 06 40 評価基準 最新20スレッドで、7/4(日)00 00以降に書き込まれ た量で調べています ランク掲示板名 数 1位メイン 161 2位同人コミケ 140 3位過激な恋愛 114 4位芸能有名人 70 5位初心者、雑学 65 6位スポーツ 58 7位パソコン一般 53 8位テレビ番組 51 9位ちくり裏事情 46 10位アニメ 43 11位アダルト 43 12位車、バイク 39 13位漫画 38 14位ゲーム 37 15位料理食べ物 34 16位固定ハンドル34 17位競馬 33 18位軍事 31 19位音楽 29 20位電波、妄想 29 21位ファッション28 22位身体 22 23位時事ニュース21 24位化粧、女性 20 25位五七五 19 26位冠婚葬祭、マ19 27位就職、転職 19 28位CGI 17 29位ペット動物 16 30位映画 15 31位無職ダメ人間15 32位交通違反 14 33位趣味一般 13 34位学校、学生 13 35位西日本 13 36位作業場 13 37位家電製品 12 38位夢、独り言 12 39位ハッククラ 12 40位プロバイダ 12 41位プログラミ 11 42位詩、ポエム 10 43位懺悔、人生 10 44位争い、荒し 10 45位法律、資格 9 46位あめぞう 9 47位メル友募集 9 48位物理科学 8 49位雑誌月刊誌 8 50位政治経済金 8 51位携帯、電話 8 52位株式 7 53位東日本 7 54位お笑い 6 55位海外 6 56位ネットアイ 5 57位心、宗教 5 58位懐古、アン 3 59位薬、違法 3 60位パチンコ 2 61位リンク 2 62位UNIX 2 63位旅行 1 予想通りメイン、同人、恋愛の3強が独占している。 同人コミケがメインを追い越す勢い。 過激な恋愛もポジションが悪いながらも健闘している。 中堅ファイブに芸能、初心者、スポーツ、パソコン、テレビが続く ちくり裏事情は少し苦戦。 3 :統計マニア :1999/07/05(月) 06 53 ジャンル別ランキング メイン1位メイン 161 メイン2位初心者、雑学 65 趣味 1位同人コミケ 140 趣味 2位芸能有名人 70 趣味 3位スポーツ 58 趣味 4位テレビ番組 51 趣味 5位アニメ 43 趣味 6位車、バイク 39 趣味 7位漫画 38 趣味 8位ゲーム 37 趣味 9位競馬 33 趣味 10位軍事 31 趣味 11位音楽 29 趣味 12位五七五 19 趣味 13位ペット動物 16 趣味 14位映画 15 趣味 15位趣味一般 13 趣味 16位詩、ポエム 10 趣味 17位物理科学 8 趣味 18位雑誌月刊誌 8 趣味 19位ネットアイドル 5 趣味 20位懐古、アンティ3 趣味 21位パチンコ 2 大人 1位アダルト 43 社会1位ちくり裏事情 46 社会2位時事ニュース 21 社会3位就職、転職 19 社会4位交通違反 14 社会5位法律、資格 9 社会6位政治経済金融 8 社会7位株式 7 社会8位薬、違法 3 ネット`1位パソコン一般 53 ネット`2位CGI 17 ネット`3位ハッククラック 12 ネット`4位プロバイダ 12 ネット`5位プログラミング 11 ネット`6位争い、荒し 10 ネット`7位あめぞう 9 ネット`8位メル友募集 9 ネット`9位携帯、電話 8 ネット`10位リンク 2 ネット`11位UNIX 2 心と体1位過激な恋愛 114 心と体2位電波、妄想 29 心と体3位身体 22 心と体4位無職ダメ人間 15 心と体5位夢、独り言 12 心と体6位懺悔、人生相談 10 心と体7位お笑い 6 心と体8位心、宗教 5 生活1位料理食べ物 34 生活2位ファッション 28 生活3位化粧、女性 20 生活4位冠婚葬祭、マダム19 生活5位学校、学生 13 生活6位家電製品 12 旅行 1位固定ハンドル 34 旅行 2位西日本 13 旅行 3位作業場 13 旅行 4位東日本 7 旅行 5位海外 6 旅行 6位旅行 1 5 :ひろゆき :1999/07/05(月) 06 57 掲示板が63個もあることに驚きました。。 ご苦労様です。。 軍事が好位置かとおもったら、テレビとかのほうが上なんですねぇ。 1999年7月5日の時点で趣味カテゴリーの掲示板として、「雑誌月刊誌」掲示板や「漫画」掲示板、「詩、ポエム」掲示板があったらしいことが分かる。 なお、「雑誌月刊誌」掲示板開設との因果関係は分からないが、下記のスレッドでは、「雑誌BBS」設置の要望が出されている。 ひろゆきさーんこういう掲示板も入れてよ!!! (30) (「メイン」掲示板、1999/06/16(水) 01 58、にゃあ氏復刻ログ) 12 :制作希望 :1999/06/16(水) 06 41 雑誌BBS アンチひろゆきBBS インターネットBBS 歴史ものBBS いじめてBBS やらせろBBS 借金BBS ネタBBS フレームBBS お菓子BBS 臭いBBS 煙草BBS ピロートークBBS お茶BBS 珈琲BBS 刃物BBS 恐怖症BBS 学校・教育BBS じっちゃん、ばっちゃん(老後)BBS えせ科学BBS 足のここのところがBBS メタ合成BBS モホロビッチ非連続面BBS 新聞の読者投稿欄に関するBBS 自慢話BBS 数学BBS 漢字の読み書きBBS ここまで出てるのに~BBS 一生のお願いBBS 最低男・女コンテストBBS CS放送BBS 喧嘩しようぜBBS インク・活字体BBS ヌーベルキュジュイーヌ・バウハウスその他もろもろ20世紀の文化的革命BBS 我が闘争BBS 決心BBS 無常BBS 血判状BBS キックの鬼、パンチの嵐BBS サポートセンターBBS 以上お願いします造ってください 15 :ひろゆき :1999/06/16(水) 07 21 ううぅ、、いっぱいどうもです。 テスト掲示板群ってのをつくって人気のある掲示板を 昇格させてく仕組みにしようかなぁ、、 「雑誌月刊誌」掲示板から「文学、本雑誌」掲示板へ(1999年7月22日) 改名のきっかけとなったスレッド ユーザーの要望により、ミステリーなどの小説も扱えるように「雑誌月刊誌」掲示板の名称が変更された。ただし正確にいえば、この時の改称で「文学、本雑誌」掲示板となったのか、一時的に別の名称が使われていたのかは分からない。 なお、同日に2ちゃんねるの「メイン」掲示板は「案内所」に改称している(さらに、7月24日には現行の「ロビー」に改称)。2ちゃんねるに「メイン」掲示板があった頃は、それ以外の掲示板を「サブ」と捉える風潮がいくらかあり、「サブ」の書き込みは必ずしも多くはなかったようである。 掲示板増やしすぎ(「メイン」掲示板、1999/07/22(木) 10 19、にゃあ氏復刻ログ) 45 :ゆきねこ :1999/07/22(木) 12 30 ひろゆきさん(きゃー、ウチの旦那と同じ名前なんだよぅ) 「雑誌月刊誌」てタイトルはいかがなものでしょう? ミステリとか、小説の話がしたい人が帰ってしまいませんか? 一考察を切に願いますです。 48 :ひろゆき :1999/07/22(木) 12 36 はーい。かえてみましたですー。おいらの妻は人間希望、、 http //www2.aisnet.ne.jp/~bbs/mag/index2.html 50 :ゆきねこ :1999/07/22(木) 13 01 わーい!ありがとうございましたー。 この改称により、「雑誌月刊誌」掲示板は、ミステリーなどの小説の話題も扱えるような掲示板に生まれ変わったようである。 「文学、本雑誌」掲示板の存在が確認できる最古スレッド 上に引用した書き込みでは、改称後の掲示板の名称が記されていないため、その日に「文学、本雑誌」掲示板になったのか、一時的に別の名前だったのかは分からない。下に引用するスレッドにより、少なくとも7月24日の時点では「文学、本雑誌」という名称であったことが分かる(引用文内で青色にしたものは、カテゴリー名)。 昨日一日ここは案内所 (「メイン(案内所)」掲示板、1999/07/24(土) 16 53、にゃあ氏復刻ログ) 1 :ひろゆき :1999/07/24(土) 16 53 昨日は案内所だったんですが、どうでしたか? 他の掲示板はレスふえましたか? 何かかわりました? 56 :ひろゆき :1999/07/26(月) 13 46 メニューの中にロビーを埋没させてみました。 62 :>56 :1999/07/26(月) 13 53 「メイン 2chメイン 初心者、雑学 趣味 趣味一般 ペット、動物 レトロ、懐古 パチンコ 芸能有名人 競馬 車、バイク テレビ番組 スポーツ 軍事 575`しりとり ゲーム ラジオ無線 アニメ等 アイドル声優 アニメ 同人コミケ 文化学問 物理、化学 創作文芸詩 文学、本雑誌 歴史 オカルト 漫画 映画、8mm ENGLISH 数学 芸術、絵画 生活 料理、食べ物 病院、医者 ファッション 化粧、女性 冠婚、マダム 家電製品 ボランティア 学生、学校 社会 時事ニュース ちくり裏事情 就職、転職 税金経理会計 賃貸不動産 政治金融 株式 法律勉強相談 薬、違法 交通違反 音楽 音楽一般 洋楽 邦楽 DJプレイヤ 心と体 人生相談 心と宗教 身体 純情恋愛 過激な恋愛 無職、だめ 夢、独り言 電波、お花畑 笑い、小話 ネット`PC パソコン一般 HP、CGI あめぞう ハッククラック リンク 携帯PHS Mac UNIX プログラム メル友募集 プロバイダー 争い、荒し 宣伝掲示板 地方旅行 東日本 西日本 海外 旅行 季節自然 固定ハン 作業実験場外 チャット 2chチャット 大人の時間 21歳以上!子供はだめ! サイト 21歳以上!子供はだめ! 風俗、のぞき」の部分を変えてくれないと実感湧かないぞ。ちょっとやってみてくれ。 カテゴリー編成の変遷を見るため、もう1つスレッドを引用しておく。 うんこスレッド(「メイン(ロビー)」掲示板、1999/07/29(木) 18 49、にゃあ氏復刻ログ) 1 :うんち :1999/07/29(木) 18 49 -------------------------------------------------------------------------------- 特別企画 2ch裁判? 特別企画東芝サポート 案内、雑談 初心者、雑学 たまり場固定 批判、要望 ロビー 無職、だめ 夢、独り言 電波、お花畑 笑い、小話 趣味 趣味一般 ペット、動物 レトロ、懐古 パチンコ 芸能有名人 競馬 車、バイク テレビ番組 スポーツ 軍事 575`しりとり ゲーム ラジオ無線 アニメ等 アイドル声優 アニメ 同人コミケ 漫画 文化学問 物理、化学 創作文芸詩 文学、本雑誌 歴史 オカルト 映画、8mm ENGLISH 数学 芸術、絵画 生活 料理、食べ物 病院、医者 ファッション 化粧、女性 冠婚、マダム 家電製品 ボランティア 学生、学校 占い性格診断 社会 マスコミ ニュース議論 ちくり裏事情 就職、転職 税金経理会計 賃貸不動産 政治金融 株式 法律勉強相談 薬、違法 交通違反 裏事情の支店 音楽 音楽一般 洋楽 邦楽 DJ、クラブ 心と体 人生相談 心と宗教 身体 純情恋愛 過激な恋愛 ネット`PC パソコン一般 Mac HP、CGI あめぞう ハッククラック リンク 携帯PHS UNIX プログラム ポスペメル友 プロバイダー 争い、荒し 宣伝掲示板 地方旅行 東京、東日本 大阪、西日本 海外 旅行 季節自然 固定ハン 作業実験場外 チャット 2chチャット 大人の時間 21歳以上!子供はだめ! サイト 21歳以上!子供はだめ! 風俗、のぞき ヘッドライン 過去ログメニュー -------------------------------------------------------------------------------- 【ミスwiki注:以下省略】 また、次のものはいつの時点での掲示板一覧なのかは分からないが、「趣味」カテゴリーが「趣味」「アニメ等」「文化学問」「音楽」に分かれる前の姿をとどめている。 1999年7月頃の「メイン」掲示板?( http //members.fortunecity.com/tyabu/2chan2.htm ) メイン 2chメイン 初心者、雑学 趣味 趣味 ペット、動物 ネットアイドル レトロ、懐古 音楽 パチンコ 芸能有名人 競馬 アニメ 車、バイク テレビ番組 スポーツ 軍事 同人コミケ 575,しりとり ゲーム 物理、化学 漫画 映画、8mm 詩、ポエム 文学、本雑誌 生活 料理、食べ物 ファッション 化粧、女性 冠婚、マダム 家電製品 学生、学校 社会 ちくり裏事情 就職、転職 政治金融 株式 法律勉強相談 薬、違法 交通違反 心と体 人生相談 心と宗教 身体 過激な恋愛 無職、だめ 夢、独り言 電波、お花畑 お笑い ネット,PC パソコン一般 HP、CGI あめぞう ハッククラック リンク 携帯PHS UNIX プログラム メル友募集 プロバイダー 争い、荒し 旅行 東日本 西日本 海外 旅行 固定ハン 作業実験場外 チャット 2chチャット 大人の時間 21歳以上!子供はだめ!アダルト、風俗 以上から、「趣味」カテゴリーの掲示板として誕生した「雑誌月刊誌」掲示板は、同カテゴリーのまま「文学、本雑誌」掲示板に改称、その後「趣味」カテゴリーが四分されたのに伴い、「文化学問」カテゴリーに配されたということが分かる。(なおその後、「文化学問」カテゴリーは「文化」カテゴリーと「学問」カテゴリーに二分され、「文学、本雑誌」掲示板は「学問」カテゴリーとなる。その後さらに、「学問」は「学問・理系」と「学問・文系」とに二分され、現行の分類となっている。) サーバーダウンによる「文学、本雑誌」掲示板のログ消失 1999年8月24日、aisnetの掲示板が使えなくなり、復旧したのは約3週間後の9月13日・14日だった。ただし、復旧とはいっても、ログは残っておらず一からの再建となったようである。 「文学、本雑誌」掲示板の復活は1999年9月13日である。 文学のお部屋復活~! 」(「文学、本雑誌」掲示板、1999/09/13(月) 20 13) 1 名前: ゆきねこ 投稿日: 1999/09/13(月) 20 13 よーやっと復活しましたね。 うれしいです。大沢在昌、花村萬月、真保裕一、北村薫、浅田次郎、 などなどなど、いっぱいいっぱいお話したいです。 2 名前: 名焦しさん 投稿日: 1999/09/14(火) 00 08 過去ログもほしいような気もするけど これはこれですっきりしてて気分いいねえ この日以降のログは、2ちゃんねるで公式にhtml化されており、誰でも読むことが出来る。ここでは、「2ちゃんねる 過去ログ倉庫」(http //www.2ch.net/kakolog.html)をツールによって見やすく配置した、にゃあ氏作成による「2ちゃんねる過去ログ倉庫」( http //mewlist.coresv.com/ )へのリンクを示す。 「文学、本雑誌」掲示板(後に「文学板」)過去ログbook piza/log2鯖過去ログ倉庫(1999年9月13日から2000年6月18日までに立てられたスレッド) book mentai鯖過去ログ倉庫(2002年5月4日までに立てられたスレッド(上と重複あり))
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/183.html
2015年4月26日 角川学園小説大賞「ヤングミステリー&ホラー部門」の歴史を振り返りつつ、北乃坂柾雪『匣庭の偶殺魔』(2001年11月1日刊行)が第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞の「受賞作」だと誤って認識されている件について、なぜそのような誤解が起こったのかを探求した記事です。 Index 「ヤングミステリー&ホラー部門」の新設(2000年) 「ヤングミステリー&ホラー部門」創設の意図 意外なところで語られていた〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉創設の舞台裏 第5回(2001年) 第6回(2002年) 第7回(2003年) 第8回(2004年) 第9回(2005年) 第10回(2006年) 第11回(2007年)――あるいは「ヤングミステリー&ホラー部門」の消失 『匣庭の偶殺魔』が受賞作だと誤認させる叙述トリック(?) おまけ:「ヤングアダルト小説」「ティーンズノベル」から「ライトノベル」へ 「ヤングミステリー&ホラー部門」の新設(2000年) 角川学園小説大賞は1996年に創設された。第4回までは応募資格を30歳までに限定。第5回からは応募資格をさらに狭めて25歳までとし、新たに「ヤングミステリー&ホラー部門」を設けた。第7回以降、年齢制限はなくなった。最終選考委員を著名な作家らに委任していたスニーカー大賞と異なり、角川学園小説大賞の選考は最終選考まで編集部が行った。 『ザ・スニーカー』2000年8月号、p.115 第5回角川学園小説大賞募集広告より 毎年ますますグレードアップする「角川学園小説大賞」。 今回から新たに“ヤングミステリー部門”を設け、 次世代に読み継がれていくミステリーを広く募集します! キャラクターミステリー、新本格派、 または新ジャンルのミステリーなど、 バラエティーに富んだ作品を待っています。 新世紀を切り拓く貴方の新しい才能を ぜひ作品にぶつけてください!! 同ページより要項の【募集作品】の部分を引用 【募集作品】 ①ヤングミステリー&ホラー部門 新世紀に向けて若く瑞々しい感覚で描くミステリー作品並びにホラー作品を募集します。もちろん本格派も大歓迎です。但し、未発表のものに限ります。 ②自由部門 従来どおりのエンタテインメント作品を募集します。恋愛、ファンタジー、歴史、SFなどジャンルは問いません。現実の自分の言葉で作品を描いてください。但し、未発表のものに限ります。 ※受賞作は原則としてスニーカー文庫及びティーンズルビー文庫で刊行します。 なお、同じ年の11月には「富士見ミステリー文庫」が創刊されている。 「ヤングミステリー&ホラー部門」創設の意図 角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門の創設意図は、創設の4年後、第8回の選評の中で語られている(『ザ・スニーカー』2004年12月号、p.37)。 《自由部門》選評で、「学園小説大賞」の学園、について触れました。つまり本賞は十代、二十代の読者に向けて書かれたエンタテインメント小説――いわゆるライトノベルを募集する小説賞であり、さらにはテーマとして広い意味で学園(=学校)を舞台としたものを求めていると。 そのなかでもあえてSFやファンタジーといった、ライトノベルと相性の良い要素よりも、ミステリーやホラーという、これまでライトノベルではあまり扱われてこなかった要素に果敢に取り組んで書かれた作品を読んでみたい、本にしてみたい。《ヤングミステリー&ホラー部門》はこのような考えのもとに設けられたものです。 なお、このページの末尾で触れるが、角川学園小説大賞の選評で「ライトノベル」という言葉が使われたのはこの第8回(2004年12月号)の選評が最初である。それまでは「ヤングアダルト小説」、「ティーンズノベル」などの言葉が使われていた。「ヤングミステリー&ホラー部門」が創設された2000年当時、すでに「ライトノベル」という言葉が一般に普及していたのであれば、この部門の名称は「ライトミステリー&ホラー部門」等になっていたかもしれない。 意外なところで語られていた〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉創設の舞台裏 2015年4月現在、小説『書店ガール』がテレビドラマ化されて話題になっている。その作者である碧野圭氏は元編集者で、『ドラゴンマガジン』編集部に10年、その後、『ザ・スニーカー』編集部に4年いたという。角川学園小説大賞に「ヤングミステリー&ホラー部門」が創設され、またその受賞作を刊行するスニーカー文庫のレーベル内レーベルとして〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉が創刊されたのはちょうど碧野氏が『ザ・スニーカー』編集部に配属されたころだった。2015年4月15日に公開されたインタビュー記事でそのころのことが語られている。 WEB本の雑誌 作家の読書道 第159回 碧野圭さん その4「編集者としての日々」 (2015年4月15日公開) 碧野:(略)40代になる頃に、ドラゴンマガジン編集部からザ・スニーカー編集部に移ったら、課長がミステリを立ち上げたいという人だったので、それで読みはじめたんです。岡嶋二人さんの『クラインの壺』を読んで「こんなに面白いミステリが日本にもあるんだ」と思い、その後宮部みゆきさんをほとんど読みました。課長は本社で赤川次郎さんの担当などをやっていた人なので、スニーカーでミステリ文庫を立ち上げようという動きがあって、米澤穂信さんを世に出したりして。 ――え、米澤穂信さんですか。確かに『氷菓』で角川学園小説大賞のヤングミステリ&ホラー部門からデビューされていますけれど、碧野さんも関わっていたんですか。 碧野:編集部選考だったんで、私も選考委員の一人だったんですよ。内緒ですけれど......いえ、書いてもいいですけれど(笑)、米澤さんに嫌な顔されたらどうしよう。まあ、20人くらいで選考したなかの1人でした。そういえば、長谷敏司さんも私が在籍中にスニーカー大賞の金賞でデビューされた方です。こちらは選考委員の先生がいらっしゃるので、私は下読みしかしてませんけど(笑)。ほかにも、乙一さんの『GOTH』や谷川流さんの『涼宮ハルヒの憂鬱」の仕掛けを編集部みんなで考えたり、綾辻行人さんの作家本を作ったり。スニーカーに在籍したのは4年間と短かったけれど、面白いことがたくさんありましたね。 「綾辻行人さんの作家本」というのは、スニーカー・ミステリ倶楽部編『綾辻行人 ミステリ作家徹底解剖』(2002年10月、角川書店)のこと。 第5回(2001年) 第5回(2001年1月31日締切、2001年8月号発表) 応募総数は両部門合わせて152編受賞作奨励賞:北乃坂柾雪『悪夢から悪夢へ』【未刊】 奨励賞:米澤汎信『ありうべきよすが~氷菓~』(米澤穂信『氷菓』、2001年11月刊行) 最終候補作橘悠樹『蒼い月は知っている』(白泉社My文庫で2002年7月刊行) 北越南『六の水無の秘め事』 内川潤一『御茶ノ水少年発明社』 北乃坂柾雪『悪夢から悪夢へ』あらすじ(『ザ・スニーカー』2001年8月号、p.43より) 絶海の孤島、彩蛾島。正親町と奥入瀬の所属する同好会『蝙蝠の会』は、恒例の親睦合宿のため、現在では無人のこの島を訪れる。ところがその初日、夕食を終えて各自部屋に戻った彼らは、枕もとに奇妙な言葉の書かれたカードを発見。その暗号文は連続殺人を予告していた! 第5回の「受賞者のことば」は結果発表と同じ2001年8月号に掲載。受賞作以外の最終候補作については、選評もあらすじも掲載されていない。 北乃坂柾雪の奨励賞受賞作『悪夢から悪夢へ』は未刊行である。北乃坂柾雪『匣庭の偶殺魔』(2001年11月刊行)はネット上のライトノベル賞受賞作品リスト等で奨励賞の「受賞作」だとされており、ネット上の作品評を見てもそう書かれていることが多いが、そうではない。『悪夢から悪夢へ』と『匣庭の偶殺魔』は別の作品である。 北乃坂柾雪『匣庭の偶殺魔』と米澤穂信『氷菓』が刊行されるにあたり、『ザ・スニーカー』2001年12月号(2001年10月末発売)のp.177に両者のコメントが掲載されている。北乃坂柾雪はそこでこう述べている。 さて、今回皆様にお披露目させていただける事と相成りました物語は、受賞作とは別個に書き下ろしているのですが、当然こちらも、いわゆる推理小説と呼ばれる類のものです。誰かが死んで、探偵が出てきて、犯人はお前だ! とやるアレです。 第6回(2002年) 第6回(2002年1月31日締切、2002年10月号発表) 応募総数は両部門合わせて448編受賞作優秀賞:渚辺環生『魔を穿(うが)つレイン』【未刊】 最終候補作野村圭人『天神地祇』 大神緋肝『赤い燈』 渚辺環生『魔を穿つレイン』あらすじ(『ザ・スニーカー』2002年10月号、p.49より) ミステリ研究部のその日の話題は、学校の七不思議についてだった。まさか翌日から、その伝説に見立てられ、次々とメンバーが殺されていくとは……。謎の解明とどんでん返しの連続に目くるめく、ジェットコースターミステリー! 『魔を穿つレイン』は2003年2月1日発売と予告されていたが(『ザ・スニーカー』2002年10月号、p.55)、刊行されなかった。 野村圭人の候補作タイトルは2002年8月号p.184の「選考経過報告」では『天神地祇』、2002年10月号p.48の「結果発表」では『天神地祗』となっている(「氏」の下の「一」があるかないかの違い)。四字熟語として正しいのは前者の天神地祇(てんじんちぎ)である。 第7回(2003年) 第7回(2003年3月30日締切、2003年12月号発表) 応募総数は両部門合わせて528編受賞作なし 最終候補作水口敬文『トリックorとりーと!』 → 2004年11月、『憐(れん) Ren 刻(とき)のナイフと空色のミライ』(第9回スニーカー大賞 奨励賞)でデビュー。 刻永淙『楽園の吊し人』 → 2005年1月、木ノ歌詠(このうた えい)『フォルマント・ブルー カラっぽの僕に、君はうたう。』(第4回富士見ヤングミステリー大賞 佳作)でデビュー。デビューの数年後に瑞智士記(みずち しき)に改名。 内山靖二郎『その手は届かない』 → 2006年7月、『神様のおきにいり』(第2回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作)でデビュー。(それ以前にも共著でTRPG関連の著作あり) 大神ヒキモ『片手の露』 第8回(2004年) 第8回(2004年4月15日締切→5月10日締切、2004年12月号発表) 応募総数は両部門合わせて631編受賞作奨励賞:鈴原まき『キリングドール』【未刊】 最終候補作船曳信人『布人形』 第一次選考通過作南野海『人魚の海』 三矢野晃一『ホット・ドッグ』 高知『殺人の三原色』 鈴原まき『キリングドール』あらすじ(『ザ・スニーカー』2004年12月号、p.35) 「君たちの中に一人僕の玩具が混じっている。さあ誰が偽物でしょー。分かったらナイフで胸を突き刺してね!」――西洋人形があふれる薄気味悪い洋館。集められた面識のない七人に仕掛けられたデスゲーム。七人の中に一人だけ人形と入れ替わっている者がいるという。一体誰が人形なのか!? 見破らなければ誰かが殺される! 閉鎖空間での恐ろしいサバイバルゲームを切り抜け生き残るのは誰か!? 第8回より募集要項で「原則として、いずれの部門でも大賞および優秀賞の作品は小社より刊行されます。」とされており、奨励賞受賞作の刊行は確約されていない。 第9回(2005年) 第9回(2005年5月10日締切、2005年12月号発表) 応募総数は両部門合わせて612編受賞作優秀賞:山田一『青春俳句講座』(水原佐保『青春俳句講座 初桜』、2006年6月刊行) ※文庫ではなく四六版の単行本として刊行 最終候補作古内旭『るりえの帰還』 ℃ク神凶徒『畜殺ユートピアクライシス』 第一次選考通過作子猫昼寝『Sing a Song Suiside』 酒井章成『境界を彷徨う亡霊』 本覚『ヒトキリVS殺人体験』 第10回(2006年) 第10回(2006年5月10日締切、2007年2月号発表) 応募総数は両部門合わせて617編受賞作なし 最終候補作下村敦史『過去からの殺人』 → 2014年8月に『闇に香る嘘』(江戸川乱歩賞)でデビューした「下村敦史」氏と同一人物だと思われる 野上かずや『無血学園のセルシウス No Murder, No War, But Mystery』 第一次選考通過作(?)岸本浩明『探偵遊戯「鱗粉」』 海空風『『俺の』『私の』探偵倶楽部同好会!』 『ザ・スニーカー』2006年12月号の「選考経過報告」(p.39)には、上記の4作がヤングミステリー&ホラー部門の最終候補作として示されているが、2007年2月号(結果発表・選評掲載号)では最終候補作は下村敦史『過去からの殺人』と野上かずや『無血学園のセルシウス No Murder, No War, But Mystery』の2作品とされている(選評もこの2作の分のみ)。 例年では、10月号で「自由部門」と「ヤングミステリー&ホラー部門」の第一次選考通過作が発表されるが、この回は2006年10月号で「自由部門」の第一次選考通過作しか発表されていない。上記4作は2006年12月号で「最終候補作」として示されているが、実際にはヤングミステリー&ホラー部門の「第一次選考通過作」だったのではないかと思われる。 第11回(2007年)――あるいは「ヤングミステリー&ホラー部門」の消失 第11回(2007年5月31日締切)の募集要項を引用する(『ザ・スニーカー』2007年6月号、p.235)。 第11回の角川学園小説大賞は、第10回まで募集していた〈自由部門〉〈ヤングミステリー&ホラー部門〉を統合します。 「学園」をキーワードにした優秀な応募作品であれば、恋愛、ファンタジー、SF、ミステリー、ホラーなどジャンルを問わず、等しく厳正な社内選考を行い、受賞作を決定します。 なお、第11回の最終候補5作品のなかには、2011年に横溝正史ミステリ大賞を受賞した長沢樹『消失グラデーション』がある(選評は『ザ・スニーカー』2008年2月号に掲載)。もしこのときまだ「ヤングミステリー&ホラー部門」が続いていたら、長沢樹は米澤穂信の「後輩」としてライトノベルレーベルからデビューしていたかもしれない。 また、この回の第一次選考通過作に市井豊『転校生は誰がために泣く』という作品がある(『ザ・スニーカー』2007年10月号、p.121)。2008年に短編「聴き屋の芸術学部祭」がミステリーズ!新人賞の佳作に選ばれてデビューしたミステリ作家、市井豊と同一人物だろうか。 『匣庭の偶殺魔』が受賞作だと誤認させる叙述トリック(?) 北乃坂柾雪『匣庭の偶殺魔』(2001年11月刊行)は角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞の「受賞作」ではない。受賞作である北乃坂柾雪『悪夢から悪夢へ』と、北乃坂柾雪のデビュー作である(そして現在までに唯一の作品である)『匣庭の偶殺魔』は別の作品である。 先にも引用したが、『匣庭の偶殺魔』発売直前に『ザ・スニーカー』2001年12月号(2001年10月末発売)p.177に載った北乃坂柾雪のコメントを再度引用しておく。 さて、今回皆様にお披露目させていただける事と相成りました物語は、受賞作とは別個に書き下ろしているのですが、当然こちらも、いわゆる推理小説と呼ばれる類のものです。誰かが死んで、探偵が出てきて、犯人はお前だ! とやるアレです。 このように早々に真相(?)は明かされていたのだが、その後約十余年にわたって、『匣庭の偶殺魔』が受賞作だという誤認は続くことになる。 2001年11月に角川スニーカー文庫で刊行された『匣庭の偶殺魔』を見ると、この作品が角川学園小説大賞奨励賞の「受賞作」であるとは実はどこにも書かれていない。それは各所で徹底されている。 著者略歴『氷菓』 2001年、第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を本作で受賞。 『匣庭の偶殺魔』 1981年生まれ。高校一年生の頃、友人に唆され成り行きで小説を書き始める。現在某理系大学の生物科学科に潜伏中。 Amazonに掲載されている内容紹介『氷菓』 第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作! 何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。 『匣庭の偶殺魔』 大学内で連続する奇妙な殺人。己の影に怯える男。孤島を襲う大虐殺。美しき狂博士、奥入瀬が切り裂く謎のヴェールの向こうには……。第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞の新鋭による、精緻で残酷な本格ミステリー。 ただし、『匣庭の偶殺魔』の裏表紙には「第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞」と書かれている。これは、北乃坂柾雪がこの賞を受賞したということを意味しているのだろう。あくまでも、「受賞」であって「受賞作」とは書かれていないことに注意しなければならない。とはいえこの表記については、フェアかアンフェアか意見は分かれるだろう。 おまけ:「ヤングアダルト小説」「ティーンズノベル」から「ライトノベル」へ 角川学園小説大賞の選評では当初、「ライトノベル」という言葉は使用されていない。『ザ・スニーカー』2004年12月号に掲載された第8回の選評に初めて「ライトノベル」という言葉が出てくる。それまでは、「ヤングアダルト文庫」「ヤングアダルト小説」「ティーンズノベル」などの言葉が使用されていた。 第5回選評(2001年8月号、p.41):ヤングアダルト文庫の読者である中学生、高校生、大学生、あるいはいろんな学校に通う若いみんなに、自分の読みたいストーリーを自分ならではの言葉、自分ならではの感覚で語ってほしい、という意図のもと1996年に設立された角川学園小説大賞。 第6回選評(2002年10月号、p.50):本賞は、十代二十代の読者に向けて書かれたエンタテインメント小説の中でも、広い意味で、学園/学校を舞台にしたものを対象としてきました。 第7回選評(2003年12月号、p.148):角川学園小説大賞は十代、二十代の読者に向けて書かれたエンタテインメント小説――いわゆるティーンズノベルを募集する小説賞です。そしてティーンズノベルというジャンルの中でも本賞は、テーマとして広い意味で学園(=学校)を舞台としたものを求めてきました。 第8回選評(2004年12月号、p.36):角川学園小説大賞は十代、二十代の読者を想定して書かれたエンタテインメント小説――いわゆるライトノベルを募集する小説賞です。そしてライトノベルというジャンルの中でも本賞は、広い意味での学園(=学校)をテーマにしたものを求めてきました。 角川学園小説大賞では今でいう「ライトノベル」からやや外れている、と編集部が考えた作品には「特別賞」が与えられていたが、当時の選評では「ライトノベル」という言葉は使われていない。 第5回自由部門 特別賞、滝本竜彦『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』に対する選評(2001年8月号、p.41)しかし、内省的な表現が多く見られたためヤングアダルト小説としてはどうかとの意見が多く、特別賞の受賞となりました。 第7回自由部門 特別賞、十文字青『純潔ブルースプリング』に対する選評(2003年12月号、p.148)しかし、ティーンズノベルという枠組みから、やや外れていたことから特別賞ということになりました。 ※このページは2012年2月にほぼ書き上げ、「仕上げをしてから公開しよう」と思ったまま3年間放置していたものです。「直木賞のすべて」の子サイト「文学賞の世界」に「ライトノベル」カテゴリが新設されたのを機に、少々見直しをして公開することにいたしました。