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コール・ポー@芥辺境藩国様からのご依頼品 芥辺境藩国の喫茶店。西国の強い日差しを避けるために、窓は直接光を取り込む形ではなく、日光を一度壁で遮り、間接照明のように柔らかく室内を照らしている。壁は温かみのある白色で、瑞々しい緑色の観葉植物が、そこかしこで枝を広げていた。このちょっとしたオアシスのような喫茶店は、今日も常連客でにぎわっている。 親しい人と語らう和やかな声、カップとソーサーの触れ合う音、そうした中に霧原涼は立っていた。 目の前ではヤガミが寛いだ様子でコーヒーをすすっている。 「こ、こんにちは!ヤガミさん!」 涼がちょっと緊張して声を掛けると、ヤガミはじっとその姿を見て、意外そうにほんの少し目を細めた。 先日に会った時も大人の体だったが。 「でかいのだ。どうした?」 「でかいの? …身体のこと?」 「体だ。どうした?」 ヤガミは涼から文庫本へと視線を落とした。同じ人物には違いないのだが、大人と子供では言う言葉の意味合いが違う。文庫本の細かな字を目で追う振りをしながら、ヤガミは自分の甘い考えを端から撃ち殺していた。器が大人でも、その中の彼女の心が大人でなければ、慎重に扱う必要があった。 「えーっと、おっきくなってみました。て、あれ?前にお会いしたときも、もうおっきかったですよ?」 「覚えてる。それが?」 首を傾げる涼に、ヤガミはその答えを促した。 子供は大人になってみたいと思うのはよくある事だし、子供の言う好きというものは、大人のそれよりもずっと意味合いの広いものだと理解していた。子供が言う好きを大人が慎重に扱わなければいけない事も。小さい子が「大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる」と言うのを真に受ける大人はまずいないだろう。 「わ、忘れてしまわれたのかと思って。 こ、今回も、今後も、おっきいので、どうぞ、よ、よろしくです。」 ぺこりとお辞儀をした涼は、やはりどこか幼く見えてヤガミは少し微笑んだ。 「座ってもいい」 「はいー。失礼いたします。」 つられて微笑む涼が、椅子に掛けるのを見守ってから、ヤガミはコーヒーカップを口元に運んだ。 冷めてしまったコーヒーは、前よりも苦く感じた。冷静に見極めなくてはいけない。 「?」 そわそわとした様子の涼に、ヤガミが不思議そうな視線を向ける。 コーヒーカップを置いた音が小さく鳴った。 「や、ヤガミさんヤガミさん。け、ケーキはお好きですか?」 「子供向けか? いいぞ」 ケーキ。 甘くて幸せな記憶を連想させるそれは、いかにも子供の好きそうなものだ。 ヤガミは微笑んでメニューを見せた。子供扱いしてみせながら、涼の反応を観察していた。 「子供向けもかわいいですけど。普通の、ショートケーキをヤガミさんと一緒に食べたいのです。」 子供扱いに怒るでもなく、無邪気にケーキ!と喜ぶのでもない。何か目的があってケーキを食べたいように感じた。その目的は何かは知らないが、とヤガミは手を上げて店員を呼んでケーキを2つ注文した。 「取り上げたりはしないぞ」 ヤガミは少しからかうように涼を見た。 「ひ、ひとつ食べたら満足です。 と、というか!ケーキがただ食べたいんじゃないのですようー」 思わず笑ってしまった涼に、ヤガミは曖昧に口元を微笑ませた。そうえば、子供の姿の頃から、大人みたいな反応は時々あった事を思い出しながら。 「企みを、話すのも協力を求める手法だぞ」 ケーキ1つにシリアスな企みがあるとは思っていないが、涼が自分の知らない何らかの目的のためにケーキを食べたいのは明らかだった。自分の知らない事はヤガミには気に食わないだけだった。それだから聞いたのだが、ちょっと芝居がかっていたかもしれない。 「た、たくらみじゃなくて…えと。ジャーン!て感じで言いたかったのです。」 “企み”という言葉に、相手に隠して良からぬ事を考えている風にとられてしまったのかと、涼はしょぼくれた。ただ単に”お祝い”のつもりだったし、ケーキはお祝いの時に食べるもの、というのが当たり前だったからだった。 しょぼくれる涼にヤガミは内心大げさに言いすぎたかと思いながら、運ばれてきたケーキの一つを涼の方へ押しやった。 「じゃーん。どうぞ」 少しばかり悪い事をした気になったヤガミは、リクエストにお答えしてとばかりにシリアスな顔で言う。 「あ、ありがとうなのです。 て、じゃーんの使い方が、ち、ちがうですー!」 思わず笑ってしまった様子の涼に、少しほっとしながらヤガミは微笑んだ。 その微笑に、涼はぐるぐるしながら言った。じゃーん、という感じで。 「え、えとですねえとですね!実は、実はですね! ヤガミさんとはじめて会ってから、今日で1年なのです。ぴったり!」 「……それとケーキに何の関係が?」 いまいちピンとこない風にヤガミが訪ねる。 「あ、あとは。自分の誕生日がもうすぐ、なのも、おまけで…。」 遠慮がちに言う涼に、ヤガミは微笑んだ。 なるほど、そういう事か。 その時ヤガミは、自分の顔が自然に微笑んでいるのを自覚して、その情動を具に観察した。涼の誕生日が自分にとって、心から喜ばしいものだった事を。 「そうか。じゃあ、祝わないとな」 「あ、あ、ありがとうですー!」 今まで見せたことのない優しい微笑みに、涼は言葉を詰まらせた。 「ハッピバースデー」 そんな涼に微笑んで改めて誕生を祝う。 「俺ぐらいは喜んでやる」 「は、はい!はい! おめでとう、ありがとうですー!!」 すごく嬉しそうな涼の姿に、まいったと思いながら口元は自然に緩んだ。 「あ。おめでとうをしたので、ケーキ食べましょう、です!笑」 白い生クリームに、真っ赤な苺がひとつ載ったショートケーキ。生クリームは植物性でなく、純度の高い動物性の濃厚な味で、見た目はよくあるショートケーキだが、喫茶店のケーキにしては上等だった。 「俺が好きなやつは、俺を好きな女だな」 たわいも無い会話の流れで、ヤガミが言った言葉に、涼はフォークを握り締めたまま、頭をぐるぐるさせてヤガミを見た。 顔が赤い。 「……や、ヤガミさんのことを好きな女性ですか?…え、えと。わ、わたくし!ヤガミさん、す、き!です…。どうやって伝えたらいいのか、よくわからなくて…。毎回単調で、アレですが…ですが……。」 「ま、今日だけは素直にうけといてやろうか」 どういう好きかは、まだまだ見極める必要があるだろうな、そう思いながら、ヤガミはすっかり冷めてしまったコーヒーを飲む。久しぶりに食べたケーキは甘かった。コーヒーの苦味が心地よく感じる。 「ふ、ふお。な、なんで今日だけですか?」 会う度に伝えているのに、なかなか言葉のままに受け取ってはくれないヤガミに、涼は幸せ気分がしぼんで、ちょっと目に涙が浮かんだ。 「誕生日にはいいことがあってもいい」 「う。誕生日以外に言ったら、だめですか?」 涙目でじっと見てくる涼に、少し悪戯心がわいてヤガミは口元を笑ませる。 「どうしようかな」 「な、悩まずどうぞです! 素直に!ずっと素直でいてくださいいい…。」 必死に言い募る涼に、ヤガミは微笑んでコーヒーカップをソーサーに置いた。 白いシンプルなコーヒーカップ。その中に少しだけ残る、苦いコーヒーに視線を落とす。 「大人はなかなか大変なんだ」 「大変?どんな風に、ですか?」 涼の顔へと視線を上げて、その表情を見つめながら口元に苦笑めいた笑みを浮かべた。 「恋をするのに、勇気がいる」 「……はい。 ほかには?」 それだけだ。 落ち着いて頷く涼に、大人めいた気配を感じながら、ヤガミはそれ以上の追求を逃れるように、ケーキをフォークで掬った。 「・・・・・・うまいケーキじゃないか」 少しの沈黙。 涼がじっと自分を見つめているのを感じながら、ヤガミはそうはぐらかした。 「勇気は、わたしからあげられない?」 涼はテーブルから身を乗り出して、ヤガミの唇に口付ける。 甘いケーキの味。 ヤガミは驚きに見開いていた目を瞑った。 そして眼前にあった顔が消えた事で、涼が元の世界へと帰ったのを知る。 最後のは、意外だったな。 柔らかな感触の残る唇を指で覆って、ヤガミは椅子の背もたれに背中を預け、天井を見上げた。 ~おまけ~ 猫士の噂~メルトモ情報網~ トラ 鍋の国の猫士。お調子者でウワサ話が大好物。おませさん。 ブチ 鍋の国の猫士。しっかりもののおねーさん。でもちょっと天然。 タマ 鍋の国の猫士。臆病で甘えん坊。昼寝大好き。 ここは鍋の国の猫士のための宿舎です。 いつも一緒のトラ、ブチ、タマは3人部屋で寝るときも一緒なんです。 タマがお気に入りのクッションを抱っこしてお昼寝している横で、ブチは瓶の蓋を磨いていました。 綺麗な瓶の蓋はブチの宝物です。こうしてお休みの度に並べて綺麗にしています。 ビール瓶の蓋、サイダー瓶の蓋、オレンジジュースの蓋。さまざまな色とデザインでちょっとしたコレクションです。 そしてトラはと言うと、今日も情報収集に余念がありません。 今も芥辺境藩国の“メルトモ”と情報交換中のようです。 「にゃ!?」 トラの大きな声に、ブチはびっくりして目をパチクリしました。 「どうしたネウ?」 「芥辺境藩国で一大事にゃー!おめでたいにゃー!」 トラは端末を片手に、にゃーと照れながらベッドを端から端にゴロゴロ転がっています。 トラの大きな声に気持ちよく寝ていたタマはもそもそと起き上がって、眠たそうに目を擦りました。 「どうしたねうー…。もう少しでくじらがとれるねう」 寝ぼけているタマは、どうやらくじらを捕まえる夢をみていたみたいです。 「芥辺境藩国で何かあったのネウ?もったいぶらないで教えるネウー」 気になってたまらないブチは、瓶の蓋を磨く手を休めてトラを揺すりました。 「にゃー…、どうしようかにゃー…。そうだ、ヒントをあげるにゃ」 「何かまた新しい噂ねう?」 まだクッションを抱っこしたまま、眠たそうにタマは訪ねました。 にやり、とトラはもったいぶって笑います。 「ヒントその1、海賊にゃー」 「簡単ネウ。それなら海賊ヤガミがいるネウ」 ブチがすました顔で答えました。 海賊ヤガミといえば…。 「ねう!?お涼さんがどうしたのねうーーー」 興奮するブチとタマ。 二匹がかりでつめよられて、トラはびっくりしてベッドから落っこちてしまいました。 「にゃっ!?…いたた。落ち着くにゃー。もうー、たんこぶできたにゃー」 トラはぶつぶつ文句を言いながら、2匹に端末の画面を見せました。 「ネ、ネウー!」 「ねうー!」 キャッキャッと端末の画面を囲んで盛り上がる猫士達。 「お涼さん良かったにゃー」 「良いねうー。お涼さんかわいいねうー」 「ヤガミも隅に置けないネウ」 今日も鍋の国は平和です。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) SS制作ありがとうございました!本当にフリーダムなお人なので、時々どうしたらいいのか本気で困ります。笑 噂好きな猫士さんたちがすごくかわゆいかったですー>< また機会がありましたらどうぞ宜しくお願いいたします! -- コール・ポー@芥辺境藩国 (2008-09-29 15 10 55) 名前 コメント ご発注元:コール・ポー@芥辺境藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1175 type=1102 space=15 no= 製作:八守時緒@鍋の国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1493;id=UP_ita 引渡し日:2008/ counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/45007.html
超次元 デリバリー・コール C 光 2 呪文 ■ コスト3以下のクリーチャーではないサイキックを1枚、自分の超次元ゾーンから出す。 作者:鱏鱏王 概要 クリーチャー以外版バリバリホールです。 特に話すことはないです。 評価 性能 選択肢 投票 壊れ (0) 強い (0) 普通 (0) 弱い (0) わからない (0) コンセプト 選択肢 投票 面白い (0) 普通 (0) つまらない (0) 名前 コメント
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こーるせんたー【登録タグ こ カゼヒキ 是 曲】 作詞:是 作曲:是 編曲:是 唄:カゼヒキ 曲紹介 あなたの思いをそのまま聞かせて 歌詞 (piaproより転載) 夜に きみに 相談 したい 取るに 足らぬ なさけない ぼくの 夜に ひっそり 相談 したい 独り うっかり 泣いてしまうこと 今の仕事辞めたいこと 昔ばっかり思い出しちゃうこと。 理屈は無いのにさ ねえ、どうして 応えを今も待ってるの? 屁理屈じゃないのになぁ、、 ねえ、どうして 皆はいつも黙ってるの? ぼくはこんなに大きく育って 汚いモノを沢山覚えて。 人と話すことが怖くなった 嫌い、みたい。 そんなもんだよ 世界は疾っくに不幸になってさ 24h 繋がらないダイヤル 今のままじゃいけないこと あと、 自分ばっかり傷付けちゃうこと。 幾つになってもさ どうして心を今も持ってるの? 減るもんじゃないのになぁ、、 ねえ、どうして 皆は何かを守ってるの? ぼくはこんなに大きく育って 醜いモノを沢山学んで。 他人を頼ることが嫌になった 痛い、みたい。 そんなもんだろう そんなもんだよ 夜に きみに 相談 したい 声に 出せぬ はずかしい ぼくの コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/xbox360score/pages/683.html
Madden NFL 06 項目数:11 総ポイント:1000 難易度:★☆☆☆☆ 5〜10時間以内でコンプ可能。 北米版はリージョンロック。 韓国版なら日本版本体で起動可能。 Rush for 200 Yards Successfully rush for 200 yards or more. 100 Complete 30 Years of Franchise Successfully complete 30 years of Franchise mode. 400 Pass for 350 Yards Successfully pass for over 350 yards or more. 100 Win the Super Bowl Win the Super Bowl with your Franchise team. 100 Win a Franchise Game Win a user-controlled Franchise game. 100 Four Sacks in One Game Amass four sacks in one game. 100 Complete an Offline Game Successfully complete an offline game. 30 Get a First Down Gain a first down in any offline game mode. 20 Score a Touchdown Score a Touchdown in any Offline game mode. 30 Activate RS Card Activate any of the RS cards. 10 Enter History Book Enter any of the history book screens in Franchise mode. 10 試合で達成する系の実績は試合終了後に解除される。 事前にMyMadden Setting GameplayでSkill LevelをRookie Game AIでCPUのスライダーを0、Userのスライダーを100にしておくと楽。 Pass for 350 Yards 上記の設定で2~3分の試合でロングパス中心の攻めをすれば楽にとれる。 試合中のTeamStatsでPassing Yardsを確認することができる。 Rush for 200 Yard 上記の設定で2~3分の試合でラッシュ中心の攻めをすれば楽にとれる。 試合中のTeamStatsでRushing Yardsを確認することができる。 Four Sacks in One Game GameRulesのスライダーを0にしてQBに張り付けば楽にとれる。 PassまたはRushの実績取るついででも可能。 Win the Super Bowl Playoffに進出した時点でセーブして成功するまで繰り返す。 Patriots推奨。 Complete 30 Years of Franchise フランチャイズモードを30年プレイ。 全てシミュレーションして4時間ほど。 途中で解雇されてチームが変わっても可。
https://w.atwiki.jp/blackmagicalgirl/pages/28.html
共通魔法の一つ、思念通話の応用技術。 好戦的な魔法少女が、積極的に戦闘(野良試合)を行うために他の魔法少女を招集すること。 『私はここにいる』という内容のイメージを、オープンチャンネルで広域に伝播する。 念信を受け取った他の魔法少女は、それを無視することも、念波を辿って発信元へ急行することもできる。 そのようにして、戦いたい魔法少女同士が、自由に集まることのできる手法がこのコールである。 現在は魔法少女同士の戦いをマッチメイクしてくれる組織・夜宴が存在するためあまり見られなくなった手法。 (思わぬ強敵が寄ってくるかもしれない野良試合のコールより、互角の相手を見繕ってくれる夜宴のほうが安全) しかし、夜宴に属さない魔法少女や、初心者狩りをする夜宴派魔法少女の間では今でも現役で使用されている。
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マルティン・コールホーフェンをお気に入りに追加 マルティン・コールホーフェンのリンク #blogsearch2 マルティン・コールホーフェンとは マルティン・コールホーフェンの58%は心の壁で出来ています。マルティン・コールホーフェンの37%は気合で出来ています。マルティン・コールホーフェンの3%は努力で出来ています。マルティン・コールホーフェンの1%は波動で出来ています。マルティン・コールホーフェンの1%は媚びで出来ています。 マルティン・コールホーフェン@ウィキペディア マルティン・コールホーフェン マルティン・コールホーフェンの報道 gnewプラグインエラー「マルティン・コールホーフェン」は見つからないか、接続エラーです。 マルティン・コールホーフェンのキャッシュ 使い方 サイト名 URL マルティン・コールホーフェンの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ マルティン・コールホーフェン このページについて このページはマルティン・コールホーフェンのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるマルティン・コールホーフェンに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/lisacall/pages/9.html
この曲はアニメタイアップ曲と言うこともあり、ほぼどこのLiVE(デート)でも聞くことができると言えます。 コールは無いので、ただひたすら手を振りましょう。
https://w.atwiki.jp/lisguild82/pages/25.html
ようこそ。オンラインゲーム LiSギルド(クラン)へ。 ギルドマスターのガックンと申します。 LiSとは・・・Love is Suddenly(恋は突然に....) (恋は)出会ってしまった素敵なマスターと楽しめるギルドにするために(突然に)一期一会を大切にオンラインゲームで(ストーリー)楽しい毎日を過ごす。 といった意味を込めてあります。 実際は自由気ままにどのゲーム世界でも楽しく遊べる環境(仲間との出会い)を維持するのが私の役目だと思っています。 そんなLiSギルドでは新規メンバーさんの募集を常に行っています。 条件等はほとんどありませんが、マスターの私がIn出きる時間は0時~2時がほぼメインとなります。 その他の時間帯でも特に制限はありませんので入りたい!って方はお気軽に。 禁止事項を簡単に。 他のプレイヤーに迷惑な行為の禁止。 チートやRMTといった行為も一切の禁止。 以上を守って頂いける方を募集しております♪
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コール・ポー@芥辺境藩国様からのご依頼品 じゃーん。1周年です。 ~バースデープレゼントは特別なスイーツ~ /*/ 海に面した砂漠とオアシスの国、芥辺境藩国。 この藩国の技族である涼はその日、見覚えのある瀟洒な雰囲気の喫茶店の前に立っていた。 前回ここに来たときより暫く、心配事だった謝罪も受け入れて貰え、紆余曲折を経て大人の体も手に入れた。最早恐れるもの無し、当方突撃準備はよろし!なのであった。 が、そこは涼という人物の人となりである。外見が変わっても内面はそうも行かないものらしい。 ドアの前でたっぷり3分、深呼吸と逡巡を繰り返す。尻尾の先に結んだ黄色いジャンパーの切れ端がふりふりと逡巡に合わせて揺れた。 最後にドアのガラスで髪をちょっと直してスカートの裾を引っ張って整えると涼は意を決してドアを押し開いた。 もとい、そーっとドアの影から中をうかがうようにして入店した。 ちりん、とドアベルが小さな音を立て、カウンターでグラスを磨いていたマスターがいらっしゃいというように黙って小さく頷き視線で奥の席を指した。 マスターにぺこりと会釈して示された方を見ると、彼女の思い人がこちらに背を向けて座っているのが見えた。 テーブルに出されたコーヒーを前に何か文庫本を手にして目を通している様子だ。 涼は読書の邪魔にならないように静かに店内を移動するとテーブルに着く彼の斜向かいに立って挨拶をした。 ぺこりと頭を下げると尻尾がぴょこんと立って結びつけられた黄色い切れ端が揺れた。 「こ、こんにちは!ヤガミさん!」 「でかいのだ。どうした?」 「でかいの? …身体のこと?」 文庫本を傍らの椅子において視線を上げたヤガミは開口一番そう言った。 でかいの?と首を傾げた涼が次いで身体のことか~、と思い至るとヤガミは頷いて向かいの席を勧めた。 「体だ。どうした?」 「えーっと…おっきくなってみました。 て、あれ?前にお会いしたときも、もうおっきかったですよ?」 「覚えてる。それが?」 「わ、忘れてしまわれたのかと思って。 こ、今回も、今後も、おっきいので、どうぞ、よ、よろしくです」 涼はあれー、と心の中で首を傾げてから再びぴょこんとお辞儀した。 ヤガミのどうした、には今日は、という部分が抜けている。緊張でそこまで思い至らない涼は久しぶりに会うのでヤガミが身体のことを忘れてしまったのかと律儀に説明&挨拶をした。 ヤガミにはそういうちょっとずれた涼の言動が可笑しくもあり可愛くてしょうがない。だから半分くらいはわざと解りにくい言い回しを使ったりもするのだ。 知らず口元をわずかに緩ませたヤガミは手の平で再び向かいの席を示した。 「座ってもいい」 「はいー。失礼いたします」 ヤガミの微笑にようやく緊張の解けた涼はにっこりして椅子にかけた。常には難しい顔をしている事が多いヤガミの笑顔はそれだけで嬉しくてふわふわした気分になれるよいものだ。 涼はそう思っていた。 「?」 席に着いたものの、そわそわしてあちこちきょろきょろしている涼を前にヤガミはコーヒーカップを手に怪訝そうな表情になった。 「や、ヤガミさんヤガミさん。け、ケーキはお好きですか?」 「子供向けか? いいぞ」 やがて涼はヤガミに向き直ると大事な決断であるかのように切り出した。大人な雰囲気の漂う店だけに、ケーキがおいてあるかが気になっていたらしい。 ヤガミは得心したように微笑んで傍らにあったメニューを涼に向けて開いて見せた。プリンアラモードやチョコパフェなどが並んでいるページだ。 こうして大人の涼を前にしていてもやはり子供扱いする癖は中々抜けないらしかった。 「子供向けもかわいいですけど。 普通の、ショートケーキをヤガミさんと一緒に食べたいのです…」 「……」 子供向け~?と笑う涼のリクエストを聞いてヤガミは片手を上げた。何処に控えていたのか長身のウェイターが現れてオーダーを取り一礼して去っていく。 「取り上げたりはしないぞ」 「ひ、ひとつ食べたら満足です。 と、というか!ケーキがただ食べたいんじゃないのですようー」 「企みを、話すのも協力を求める手法だぞ」 「た、たくらみじゃなくて…えと。ジャーン!て感じで言いたかったのです」 たくらみ、というか涼は記念日を祝いたいだけなのだが、どうもヤガミにはその感覚が理解し難いらしい。 少しうつむく涼。尻尾が黄色い切れ端と一緒にへにゃり、となってしまう。 そうしている内に先程のウェイターがケーキをトレーに載せて戻ってきた。赤く色づいたイチゴを載せたショートケーキが二つ。二人の前に並べられた。 「じゃーん。どうぞ」 じゃーん、と言いながら片方の皿を涼の方へ押し出すヤガミ。 「あ、ありがとうなのです。 て、じゃーんの使い方が、ち、ちがうですー!」 やはり用法を間違っているらしい。思わず笑い声を上げた涼を見てヤガミは優しげに微笑んだ。 「え、えとですねえとですね!実は、実はですね! ヤガミさんとはじめて会ってから、今日で1年なのです。ぴったり!」 「……それとケーキに何の関係が?」 じゃーん。高らかに宣言する涼。 涼にとっては大切な記念日なのだが、ヤガミには今一つピンと来ないようだった。至極真面目に今日の日付と目の前のケーキを比較検討している。 「あ、あとは。自分の誕生日がもうすぐ、なのも、おまけで…」 あれ~、と涼が尻すぼみに小さく付け加えるとそれなら、とヤガミは微笑んだ。 今まで涼が目にした中でも一番に優しく。 「そうか。じゃあ、祝わないとな」 格段にグレードアップしたヤガミの微笑に頬を染めて言葉につまる涼。 これはずるい。ずるすぎる。記念日を二人で祝うのが良いのに、これでは涼ばかりが嬉しさの限界突破である。 「あ、あ、ありがとうですー!」 「ハッピバースデー。 俺ぐらいは喜んでやる」 「は、はい!はい! おめでとう、ありがとうですー!!」 ヤガミはひそかにひどいことを言っているのだが涼はぱっと顔を輝かせて喜色満面。尻尾と黄色い切れ端も元気にぱたぱたとしていた。 そんな涼をヤガミは微笑みを浮かべて眺めていた。 「ヤガミさんに喜んでもらえたら一番嬉しいです! す、すきなひとが喜ぶのはいいですー!」 「そりゃよかった」 「あ。おめでとうをしたので、ケーキ食べましょう、です!」 「いいとも。 いくつ食べてもいいんだぞ?」 「はい、いただきますー! ひ、ひとつでじゅうぶんです。……そ、それとも。ふ、太ったほうがいいですか」 「気にするな。そういうのは」 ヤガミはコーヒーカップを手にして笑っている。涼もつられて笑ったが、内心はちょっと複雑だった。 それに気付いたのか、ヤガミは怪訝そうな表情になってコーヒーカップをおいた。 「?」 「き、気にしますー。 ヤガミさんが、その、そういう人が好きかもしれないじゃないですか!」 「俺が好きなやつは、俺を好きな女だな」 ヤガミの答えは簡潔だった。 あれ、でも前にはサーラとお見合いしようとしていたような。別のヤガミだがナイスバディ好みという噂も聞かれる。 「……や、ヤガミさんのことを好きな女性ですか? …え、えと。わ、わたくし!ヤガミさん、す、き!です…。 どうやって伝えたらいいのか、よくわからなくて…。毎回単調で、アレですが…ですが……」 「ま、今日だけは素直にうけといてやろうか」 ヤガミは面白そうな笑みを浮かべて言った。涼の必死の告白、今日は成功。 なのだが。 「ふ、ふお。な、なんで今日だけですか?」 「誕生日にはいいことがあってもいい」 「う。 誕生日以外に言ったら、だめですか?」 「どうしようかな」 誕生日限定らしい。 ヤガミはそう言っていつもの意地の悪そうな微笑みを浮かべて試すように涼を見ている。 「な、悩まずどうぞです! 素直に!ずっと素直でいてくださいいい…」 テーブルに身を乗り出し顔を真っ赤にして涼が力説するとヤガミの微笑みが愁いを帯びたものに変わった。 「大人はなかなか大変なんだ」 「大変?どんな風に、ですか?」 「恋をするのに、勇気がいる」 「……はい。 ほかには?」 「……うまいケーキじゃないか」 言外にお前は子供だ、と言われている気がして涼は勢いを失った。最後の問いに答えず、ケーキを口に運んでヤガミははぐらかすようにそれだけ言った。 言わなくてはいけないこと、言いたいこと。様々な言葉がぐるぐると涼の頭を駈け巡る。 「………。 勇気は、わたしからあげられない?」 ヤガミはケーキを食べていた手を止めて涼をじっと見た。 お前が? そう言いたそうな視線。砂時計の砂粒が落ちていくのを見ているようなわずかな間。視線を絡めたまま時間が過ぎていく。 湯気が出そうな頭で涼が取った選択。 思い切りテーブルの上に身を乗り出すとヤガミの唇に付いたクリームを自分の唇で拭い去った。 それは掠めるような危ういキス。 ヤガミは初めびっくりして目を見開き、それから眼鏡の奥から涼を睨み付けて、効果無しと悟ると最後に諦めたように目を閉じた。 間近で見る涼の顔が余りに必死で可笑しかったから。 それが愛おしく感じられてしまったからだった。 (ま、今日だけは素直に受けといてやる。 ハッピーバースデー) ヤガミは心の奥で小さく囁くと唇を重ねたまま涼の髪を撫でた。 会話の途絶えたことを察したマスターがカウンターから出てドアに下げられた札をひっくり返す。 『OPEN』から『RESERVED』へ。 再びカウンターへ戻ったマスターは二人に背を向ける格好で黙々とグラスを磨くのだった。 /*/ 拙文:ナニワアームズ商藩国文族 久遠寺 那由他 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 終始お涼さんがかわいらしくてによによしながら書かせていただきました。良い誕生日でよろしゅうこざいましたね~ヾ(o・ω・)ノ -- 久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 (2008-09-28 01 15 38) SS制作ありがとうございました!久遠寺さんの作品はすごく柔らかな文章で、拝見するたび心がホンワカといたしますv 「どうした?」の辺り、久遠寺さんの作品拝見するまで、素で気付きませんでした…(恥 また機会がございましたら宜しくお願い致します>< -- コール・ポー@芥辺境藩国 (2008-09-29 14 55 47) 名前 コメント ご発注元:コール・ポー@芥辺境藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1175 type=1102 space=15 no= 製作:久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1491;id=UP_ita 引渡し日:2008/ counter: - yesterday: -
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