約 211,500 件
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/220.html
あなたの人生の物語 911 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/05/25 09 31 テッド・チャン「地獄とは神の不在なり」(SFM3月号) イーガンと並ぶスペキュレイティブ・フィクション2強、 チャンのトリプルクラウン作品。 どこからこんなこと思いつくのと言いたくなるような 突飛な奇想から、独自の論理を積み重ねて、読者を 「考えさせ」ながら、いつの間にかぐいぐい引き込み、 ある独自の結論へと導く作風は、イーガンとやや質が異なり、 難解な数学の問題を解くときの快感に近いカタルシスを 与えてくれる。 本作も、前提となる奇想が全くSF的でないと言う点では 「バビロンの塔」などと同様だが、その後に積み重ねられる 論理はスペキュレイティブと言う意味でのSFそのものだ。 既に「理解」「あなたの人生の物語」などでチャンの衝撃を 知っている以上、今さら驚愕とまではいかないが、 他の作家との実力差は如実。 わずか6作の中短編がほとんど全部何かの賞を取っている 実績がすべてを物語っている。 短編集翻訳激しくキボンヌ。 本作の点数は、質的には10点でもよいと思うが、 旧作を超える衝撃とまではいかないので 9点 としておきます。 177 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/09/22 00 25 チャン「あなたの人生の物語」10点 半分以上の収録作は再読なんだが、我慢できずまた読んでしまいますた。 濃厚で知的にエキサイティングで、もう最高。 独創的な着想を綿密に展開し、突き抜けて行く迫力は凄い。 特に表題作は見事の一言、やはりオールタイムベスト級の名作だ。 189 名前: でへ 03/09/23 11 05 あなたの人生の物語 テッド・チャン ハヤカワSF1458 マターリ行こうぜ 面白いよ、テッド・チャンの全作品らしいけど 粒よりと言っても良いような短遍集だし、 (粒よりじゃないけど、そう言っても良いくらい レベルが高い) でも、難しいよ、「ゼロで割る」は、2回読んだけど、 今でも理解できていない。 「あなたの人生の物語」も、難しかったなあ。 最後まで読んで、ようやく話のつくりの 理由(わけ)が見えてきたよ。 スゴイ、と思ったけど、 良いSFっていうのはもっと単純で、 センス・オブ・ワンダーを直感的に 感じさせてくれるものだと思う俺には、 8点 260 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/10/21 23 31 「あなたの人生の物語」テッド・チャン(ハヤカワ文庫SF) 色々評判の作家だけど、とにかくリーダビリティがとても高いのが良かった。 お気に入りは「バビロンの塔」「ゼロで割る」「あなたの人生の物語」「72文字」「地獄とは神の 不在なり」……って殆どだね。 どの作品も、もうちょっと「先」まで書いて欲しいとは思うけど(その点、「あなたの人生の物語」 はアイデアの性質上、そう感じなかったのが良かった)、とにかく楽しめました。 9点。 450 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 04/02/21 01 06 テッド・チャン 「あなたの人生の物語」 (ハヤカワ文庫) 7点 短篇集。「バビロンの塔」と表題作の「あなたの人生・・」が 良かった。 読んでて、登場人物の顔が浮かんでこないのは、つらい。 アイデアノートを、そのまま読ませられているみたい。 とはいっても、各短篇とも、読者を驚かせよう、思考 実験させようという強い意志が感じられて、このまま いけば、すごい作家になるのではという予感はする。
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/114.html
東北大学SF小説研究会読書会 山田正紀「神狩り」 1 作者紹介 山田正紀 2 作品紹介 3 登場人物 4 ストーリープロローグ 第一部 古代文字1章 2章 3章 4章 第二部 挑戦者たち1章 2章 3章 4章 第三部 再び……1章 2章 3章 4章 5 用語解説ヴィトゲンシュタイン 神代文字(かみよもじ、じんだいもじ) トリー(ツリー)構造 音素 連想コンピューター(プロセッサ) 6 感想 1 作者紹介 山田正紀 1950年愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒。日本SF作家クラブ会員かつ日本推理作家協会会員であるとともに本格ミステリ作家クラブ会員でもある。 74年、『神狩り』で同人誌宇宙塵に掲載され作家デビューを果たす。その後も同誌に掲載を続け大物新人として、日本SF第二世代と呼ばれる。作風は骨太なアイデアで構成する難解で本格的な作品から、エンターテイメントに徹した作品まで幅広い。 日本SF大賞、星雲賞を四回、本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。 2 作品紹介 74年宇宙塵にて掲載。74年に第6回星雲賞短編部門を受賞。 『神狩り』『弥勒戦争』『神々の埋葬』は神シリーズといわれ、いづれも超越者としての神をテーマとしている。発表から30年を経て出版された期待の続編『神狩り2 リッパー』なるものが存在する。文庫化もしたので興味のある方はどうぞ。火星の運河なんて・・・おや、誰か来たようだ。 3 登場人物 島津圭助 30歳前に機械翻訳の権威に上り詰めた、情報工学の天才。もちろん言語学にも明るい。典型的な理系タイプでプライドが高い。 及川五朗 CIA。元公安畑だが現在はスパイまがいの事をしている。古代文字を解読した暁には世界が手に入るという伝説を実現するため暗躍する。 宗新義 華僑であり、父に穀物取引の大手であった宗陳生をもつ。芳村の論文に啓発された父を神に殺されている。そのため、神に対して怒りを感じている。 アーサー・ジャクスン 透視、テレパシーなど優れた霊感能力を持っている。また、実際に神を見ることができたり、自分以外の人間に神を見せるフィールドを作ることが出来る。人間が神に触れようとするのを妨害する。 理亜 神拳はつかわないが、幼い頃から神を感じることはでき透視などに優れていた。しかし、あるとき自身が神の玩具でしかないことを悟り自暴自棄となる。 芳村 ロマンスグレーのおじいちゃん。かつては神学者であった。イエスの研究を通じて神の存在を悟った。人間を神から解放することを望んでいる。 4 ストーリー プロローグ 神と対立するために師にあたるラッセルに協力を要したヴィトゲンシュタイン。しかし、あっけもなく断られてしまう。絶望を感じるヴィトゲンシュタインだが『語り得ぬこと』について語ることを止めようとはしなかった。その後、ヴィトゲンシュタインは癌で亡くなることとなる。 第一部 古代文字 1章 ひと月前、神戸市にて発掘された石室。そこに文字らしきものが書かれていると、ある作家から連絡を受けた島津圭助は作家とともに調査に向かう。調査の最中、作家から中国にも同じものがあるとだけ聞き出したところで落盤。作家は押しつぶされて死亡。崩れた石室に残された圭助はジャクスンから『古代文字を読みとるな』と警告を受ける。 2章 事故の後研究室から事実上追放をされた圭助。それでも独自に古代文字の研究を進めるが、個人の力ではどうしようもない壁に打ち当たってしまう。その中、及川と名乗る人物から呼び出される。そして、のこのこと出て行った圭助は一服盛られて拉致られてしまう。目を覚ますと見知らぬ研究室にいた。そして、そこには研究に必要な人材、機材が全て揃っているのだった。 研究の末、古代言語の論理記号を発見するに至る。ただ、その論理記号はたったの二つしか存在しない。まさにそれはありえない言語だった。 3章 ある夜、女の気配を感じ飛び起きた圭助。後を追うと及川がオデッサ機関の諜報員を拷問している場面に出くわす。そしてジャクスンというアメリカ人の話、神仙石壁記の話を聞く。 各言語が5つの論理記号を持つのは人間の脳が5つの論理記号をもつからである。そうならば、2つの論理記号しかもたない古代言語とは基論理が共通しない。加えて、古代言語は関係代名詞が13重に入り組んでいる。人間では7重以上の関係代名詞は理解できないにも関わらず。つまり、古代言語の話者は人間でないのか。 4章 及川の研究室からの出て、宗の誘いにのりクラブ理亜へ向かう。そこで、神の存在を暴き戦うという芳村老人、神の存在を見ることの出来る理亜と出会う。圭助自身も古代言語は神の言語だと認めてしまう。 第二部 挑戦者たち 1章 再び理亜を訪れる圭助。理亜との賭けのために神を狩りだすことを決意する。 圭助が拐われ軟禁されていた研究所がアメリカ軍の市街戦にて爆破されたとのニュースが入る。事実上壊滅したはずのグループの一人、ボロボロになった及川が理亜に訪れジャクスン捕獲の協力をせがんでくる。 2章 バルトの屋敷に到着した圭助たち。銃声の後、屋敷へと突入する。そこには二つの死体とジャクスンがいた。神に抗いようもないと主張するジャクスンを敗北主義者と罵る芳村。ジャクスンは芳村に神に会わせると話を持ちかける。 人間が7重以上の関係代名詞が理解出来ないのは短期記憶の容量が少ないからである。それゆえに言語はトリー構造を持つ。古代言語にもこの構造が当てはまると仮定すると、古代語は多義的な言葉を持たないこととなる。 3章 ジャクスンのマンションにて神と対面した芳村は帰ってくるなり死んでしまう。ジャクスンの残し書きによると「神を弾叫し精神力を使い果たした」そうだ。これ以上犠牲を出さないため圭助たちは神を狩りだすことを諦める。しかし直後、理亜が毒物をのみ自殺してしまう。 4章 古代語を解析するためには連想コンピューターを使うことが必要不可欠であった。そのために圭助たちは、過激派の学生団体を煽り大学を占拠させる。しかし、6日が経っても可能性のある組み合わせが見つからない。鎮圧のために機動隊が導入され、本格的に攻撃が始まる。その中、宗が流れ弾を受け倒れてしまう。連想コンピューターは解決のための手がかりを見つけ出す一歩手前であったが、圭助は宗を連れ脱出する。 連想コンピュータによって古代語からランダムに抽出した最小音素と英文を対比させ、英文と対応する古代語を見つけていく。このとき多義的な言語を持たないという条件に加え連想コンピューターの持つ経験の生かし精度をあげていくという方法をとった。 第三部 再び…… 1章 大学から脱出した圭助。しかし、頬に流れ弾を受けた宗はすでに死んでいた。 神に対抗するため霊能者を雇にある事務所に行くと、理亜を騙る人物が霊能者を集めているという。誰が理亜を騙るのか気になるが積極的に調べることはしなかった。 ある時、渋谷に酒を飲むためにくりだした。いかにも流行っていなさそうなバー「スワン」に入ると、そこに理亜によく似た人物がいることに気づく。 2章 理亜に似た女性は如月啓子といった。理亜の親友で霊能者である。理亜の魂が啓子を操作し圭助と啓子を引きあわせた。啓子と一夜を明かした後、理亜を騙る人物からバー理亜にくるように伝えられる。 3章 理亜へと向かった圭助。とっくに売り払われたバー理亜から念波が出ているのを感じ取る。中に入り二階へと上がると、圭助を探していたというアルバート・脇田が話しかけてくる。理亜を騙っていたのは脇田であり、NASAの命令でそうしているという。NASAでは火星に現れた模様を文字として研究し圭助と同じ結論にいたった。そう話すなか、ジャクスンから妨害を受ける。 4章 アメリカのオレンジタウンのとある教会、ジャクスンと圭助が対面する。火星の古代文字は人間が神を退けるための希望であることを述べる。反論を許さない圭助の振る舞いに、狂乱し襲いかかるジャクスン。だが、圭助の撃った銃弾に倒れてしまう。神に関わるものとして残るのは圭助ただ一人であった。死んでいった者のため、これからも神と戦うことを決意する。 火星の古代文字は警告を意味するものであるらしい。どうやら神は人間が火星の到達することを妨げたいらしい。それは火星に到達することで人間の論理レベルが上昇するからなのではないかという推測にまでいたった。 5 用語解説 ヴィトゲンシュタイン 語り得ぬもの~で有名な『論考』での記号論理学中心、言語間普遍論理想定の哲学に対する姿勢を変え哲学の再構築をはかったが次の著作『哲学探究』を執筆途中亡くなる。おそらくプロローグはこの時期に当たる。『哲学探究』は哲学を実践する上で決定的に重要であると考える言語の使用について考察したものである。解決困難に見える問題群(「自由意志」、「精神」と「物質」、「善」、「美」など)は実際のところ哲学者たちが言語の使い方を誤っていたために生じた偽物の問題にすぎないと主張。 神代文字(かみよもじ、じんだいもじ) 古代文字のモチーフといわれている。中国から漢字が入っていくる以前日本において用いられたとされる文字。日本各地で様々な文字が発見されてるが、近世にて想像された文字であり古来から日本特有の文字はなかったとする説が一般的。 トリー(ツリー)構造 データ構造の一種で、ある階層に属する一つのデータから、下位階層に位置する複数のデータが枝分かれした状態で配置されている構造のことである。このとき下位階層のデータはただ一つの上位階層を親として持つ。コンピューターのディレクトリなどに応用されている。 音素 音声学の音素と音韻学の音素では微妙に定義が異なる。音声学は発音の違い、音韻学では意味の違いによって区別される。日本語において[l]と[ɾ]は音声学では別の音、音韻学では同じ音となる。ラーメンを[la meN]と言うのと[ɾa meN]と言おうと同じ意味である。 また英語では、どちらにおいても別の音である。 連想コンピューター(プロセッサ) 人間の連想するという機能を持たせたコンピューター。連想を機械的なプロセスにすると「膨大な記憶データベースと入力値を比較し、もっとも一致度が高く確からしい記憶を蘇らせる」ということになる。この機能をニューロンMOS という人間のニューロン一つ分の役割を果たすトランジスタを用い実現していく。 6 感想 神狩ってないじゃんというツッコミは置いておいて。しっかりとしたSFであるとともに冒険小説のようなワクワクドキドキ感を味わえる作品だと思う。圧倒的な存在である神を表現する方法として、人間に解読することの出来ない古代文字を引き合いに婉曲的に示唆しているのは上手いのではないかと。そして、結局仮定でしかない公理から仮定をさらに積み重ねていった結果神に一矢報いるという展開も熱い。 ラストの結末についてはファンの間でも賛否両論であり、俺たちの戦いはこれからだENDだとか言われたり神狩り2なんていらなかったとか言われたりしているが個人的に2を読むことを推奨しています。
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/173.html
宇宙舟歌 432 名前: ◆GAcHAPiInk 投稿日:2005/10/31(月) 22 51 21 まあともかく「どーん」スイッチ禁止な。 「宇宙舟歌」 レイフェル.アロイシャス.ラファティ (著), 柳下 毅一郎(訳) http //www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4336045704/qid=1130766215/ まえから常々思ってたんだが、どうしてアメリカ人はあんなにアメリカンなんだろう? 特に軍隊だとかマスメディアだとか政治分野になると、それはもう生粋の、真から 「アッメーリカッーン!ゥワァオ!!」なオツムになるんだろう?と疑問に思っていた。 これ読んでちょっと判った。アメリカ人はみーんな偉大なるロードストーム船長みたいなのが 大好きだからだ。 と、こんな前置きでだいたい内容は推察できたと思う。まあ最初に船長があくまで平明に語ったあたりで もう『イヤッホー!』と腕を高々と掲げて叫びたくなったくらいだ。そう、つまり自分もかなりアメリカンなんだろうな。 10点、こんな大人な表紙は似合わないだろうというのは内緒だ。 子供たちの午後 973 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/03/27(月) 00 39 34 子供たちの午後 R・A・ラファティ 青心社SF。やたらと高値のつく短編集だ。 収録されているのはいつものホラ話。でも「いつもの」ってどんなの? と聞かれると「なんか変な話」と答えざるをえないのがラファティ。 アダムには三人の兄弟がいた 題名からして大嘘! これは詐欺師一族の話なんだ。 詐欺テクニックの名称が無意味にずらずらと羅列されているのが楽しい。 氷河来る 終末SFでいいのかな? 題名まんまの話。デビュー作ということだが、難解な概念をそのまま放り出す 手法はこのころから確立されていたのだった。 子供たちの午後 地球礁を思わせる作品。地球はなんて不幸な惑星なんだ。 この世で一番忌まわしい世界 宇宙旅行者による異星探訪。主人公の正体がわかるとあら不思議。ラファティ式異化作用が楽しめる。 ああまったく最低な世界さ。 彼岸の影 本書の中で一番の出来だと思う。夢を具体的に映像化する機械によって繰り広げられる、世界の謎探索行。 現実と○○が交差する展開は圧巻。誰もが盛大にずっこけるに違いない。そして……最後はひたすら怖い話。 いやあ傑作だ。 不純粋科学研究所が入ってないのが惜しい。9点。 地球礁 432 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/11/20 06 03 ラファティ「地球礁」 だらだら読んでたので、時間がかかってしまった。 ……次にラファティの新訳長編が拝めるのは、いつになるのだろう? てか、生きているうちに拝めるのだろうか?(w いつもどおり、わかりにくさ全開、馬鹿馬鹿しさ全開で、堪能。 文学的なテクニックとかどうでもよくて、むき出しの『物語』が、そのまま、ぽんっと放り出してある感じ。 サンリオの長編、ハードカバーででもいいから、どこか復刊してくれないかなぁ… 8点で。 438 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/09(金) 01 29 56 ラファティ「地球礁」8点 地球人皆殺しをもくろむ子供たちが最高。ワロータ。 メリハリのないだらっとしたプロットが、とぼけてて好き。 短編よりも好きかも。
https://w.atwiki.jp/ousf/pages/67.html
■大阪大学SF研究会 2014年夏会誌『このループ作品がすごい』 誌 名 『本当はこのループ作品がすごい!-円環の理Rebellion -』 サークル 大阪大学SF研究会 日 時 コミックマーケット86最終日(8月17日) 東Q-44a 文学フリマ大阪(9月14日) 特 集 特集1 古今東西のループ作品を紹介 「ループ作品ガイド100」 特集2 ループ作品を徹底考察「ループ作品論25」 特集3 ループにまつわるコラム 巻末付録 「ループ作品全リスト」 その他にもループに関する多数の記事を収録 形 式 A5 216ページ 予 価 1000円 ■ ループ作品ガイドおよびループ作品論の決定版!詳しくはこちら 以下、制作用のページです。 ■企画概要 誌 名:『本当はこのループ作品がすごい-円環の理Rebellion-』 時 期:2014年8月コミックマーケット86にて頒布予定 形 式:A5_160ページ_表紙フルカラー 執 筆:執筆資格なし。阪大SF研に在籍の経験無しでも可 ■趣旨 『このライトノベルがすごい』『このSFが読みたい』のループ作品版 2011年の会誌『円環の理』をリメイク SF研の総力を結集、最高のクオリティで ループ作品ガイド・ループ評論の決定版を目指す 目標は『このラノ』『このSF』よりも読み応えのある冊子 ■構成 全三部構成 第一部:ループ作品ガイド(ネタバレ無し) 第二部:ループ作品論・評論(ネタバレ有り) 第三部:その他企画―ループあれこれ― ■編集担当(udk)からのお知らせ[2014.06.22] 企画の新規受付は6月中とします。それ以降については編集作業に響いてくるので、 依頼している原稿については原則6月中には完成させてください。 ページ数を確定させておきたいので、最低分量がどのくらいになるかは報告してください。 スケジュール(予定) 6/30:原稿締切 7/12:一次校正 7/19:最終校正 7/22:入稿 作品紹介のジャンル分けについて、実際に会誌に載せる予定の文章をアップしておきます。 執筆の参考にしてください。 ・作品ガイドサンプル ・ジャンル分けサンプル 原稿作業が終わった方は執筆者紹介の方をお願いします。 提出先は原稿と同じです。 ①ハンドルネーム ②最初に出会ったループ作品 ③好きなループ作品 第一位 ④好きなループ作品 第二位 ⑤好きなループ作品 第三位 ⑥コメント(50字以内目安) ■編集担当(udk)からのお知らせ[2014.05.28] 旧会誌(円環の理)からの移行作業も随時行っています。 レイアウトが変更になるので、文字数を調整して下さい。 これを期に直したいところがあればどんどん修正して下さい。 加筆や減量もOKです。 追加でキーワード(3つ)とループものの分類をお願いします。 詳しくは5/25更新分を参照して下さい。 期限は6/21を予定しています。 わからないことがあればudkまで。 ■編集担当(udk)からのお知らせ[2014.05.25] 作品ガイド、作品論・コラムのレイアウト案あげておきました。 掲載項目や字数はこれでほぼ決定なので、原稿執筆を進めていってください。 ▼作品ガイド必要事項 (1)媒 体…レビュー対象の媒体。複数の媒体で出ている作品は全て調査。 (2)作品名…作品の正式名称。略称不可。短編の場合、収録先も明記のこと。 (3)著者名…本の場合は著者名。映像作品の場合、監督。 ノベルゲームの場合、シナリオライター。ゲームの場合、制作メーカー。 (4)出版社…本の場合は出版社。映像作品の場合、制作メーカー、スタジオ。 ノベルゲームの場合、制作メーカー。ゲームの場合、ハード。 (5)初出年…作品の初出年。雑誌掲載が初出の場合、雑誌名も掲載。 (6)キーワード:作品を構成する要素のうち、その作品の売りを全部で3つ。 どんな作品か読者が把握できるものが良い。 (7)レビュータイトル…作品レビューの主題。そのあとのレビュー本文を読みたくなるようなものが良い。 (8)作品レビュー 作品紹介の文章。軽度のネタバレはOK。重大なネタバレはNG。 単純なあらすじを書くだけでなく、その作品のオリジナリティ(特徴)を書くこと。 基本は半ページ用の文字数で書いて下さい。長くなった場合のみ一ページの文字数で。 ・半ページ用原稿の文字数:22文字×24行(528文字) ・一ページ用原稿の文字数:19文字×75行(1425文字) ▼作品論・コラム 上記作品論と同様に(1)~(7)の項目を考えておいて下さい。 8の内容が作品ガイドと異なります。 (8)作品論 作品ガイドとは違ってネタバレ無制限の企画です。遠慮せず書いて下さい。 作品論はひとつの記事につき最低一ページ分の分量を書いて下さい。 二ページ目以降は一ページあたり23文字×72行増えます。 多い分にはいくらでも構いません。書きすぎて10ページになっても大丈夫です。 図表の挿入は大歓迎です。 余ったスペースは書影他作品情報を入れる予定です。 コラムの場合は半ページの分量でも構いません。 ・一ページ用原稿の文字数:23文字×60行(1380文字) ・二ページ以降の文字数 :23文字×72行(1656文字) ■編集担当(udk)からのお知らせ[2014.03.30] 企画案をあげておきます。 企画はまだまだ募集中です。 この企画担当したいってのや、この作品について書きたいってのがあれば遠慮無くどうぞ・ 何か質問等がある場合は下記まで。 連絡先(Twitter):@udk91 連絡先(メール):ousf2011あっとまくgmail.com ■ループ作品リスト 前会誌(円環の理)の時のループ作品リストをあげておきます。 リストに載っていないループ作品があれば追加していって下さい ループ作品かどうかはループ作品の定義を参照して下さい。 あてはまればループです。 追加したら作業者の名前を書いて下さい 8 ■企画案あれこれ [2014-03-30時点] 第一部「ループ作品ガイド」 ※作品紹介がメイン、重大なネタバレはNG (1)ループ作品ランキング_ベスト20 (2)ループ作品の定義 (3)ループ作品の簡単なジャンル分け (4)各媒体毎、年代毎の作品ガイド (5)レビュー【円環の理で紹介要素の強いものはこちら】 (6)このループ作品がすごい(特徴のあるループ作品をピックアップ) ループ回数最大は? ループ間隔 最大最小は? ループのきっかけ ループの解決 ループで取ったおもしろ行動、最初に取る行動 (7)ループ作品 名台詞 (8)各種ループ作品紹介 コメディ系ループ作品 ミステリ系ループ作品 ホラー系ループ作品 脱出系 目的系 (9)特集1「3年ぶりの新刊:ウィザーズブレイン」 (10)特集2「ハリウッド映画化:All You Need Is Kill」 (10)特集3「一部で大人気との噂 カゲロウプロジェクト」 第二部「ループ作品論」 ※作品考察、ジャンル考察がメイン、重大なネタバレはOK (1)ループ作品論【円環の理収録分をリメイク】 (2)論考【円環の理で考察要素の強いものはこちら】 (3)ループ作品とゲームシステム (4)蛸壺化するループ (5)国内ループ作品と海外ループ作品、ループと国民性 (6)吸収するループ作品、ループ作品のモチーフ (7)ループで何を描くか?ループ作品のテーマ (8)何故ループものだったのか?ループ作品に惹きつけられる人々 (9)漫画、小説、映像、ゲームに見るループの描かれ方 各媒体の特徴とループの描き方を考察 (10)こんなループものが読みたい (11)クオリアとまどマギ、シュタゲとバタフライエフェクト 目的型四大作品の比較、考察 (12)永遠とループ (13)宗教とループ 永劫回帰、輪廻転生 (14)さざえさん時空の考察 (15)エッセイ「たびと道づれ」 (16)4コマにおけるループ表現 (17)ファンディスクに見るループの有用性 歌月十夜、hollow ataraxia (18)星新一作品におけるループ (19)タイトルでループと騙された作品特集 (20)四コマ時空ループ (21)SF研の目利き達が選ぶループもの3選 第三部「その他企画-ループ作品あれこれ-」 (1)歴代ループ作品リスト【円環の理収録分を増強】 (2)年度毎のループ作品刊行点数 (3)円環とOUSF【円環の理収録分をリメイク】 ループ人物史伝 ・留年、休学、再入学、叛逆の物語を50回観た男 (4)聖地巡礼 (5)座談会 (6)ループボードゲーム「惨劇ループ」をやってみた (7)ループできたら株式市場は「どうなるか (8)ループ作品に関する意識調査(アンケート ・最初に出会ったループ作品 ・ループ作品投票(好きなループ作品ベスト3 ・ループできるとしたらこんなことをしてみたい(大喜利 ・あなたの人生の中のループ事象(大喜利 その他(上記以外のコンテンツ) 表紙 裏表紙 背表紙 前書き 目次 ページ埋め用ネタ 既刊紹介 執筆者紹介 後書き 奥付
https://w.atwiki.jp/reguluscat/pages/42.html
生産Lv 製作図No. 名称 あうす しる 彫金Lv1 x-1 魔力アンクレット ○ ○ z-44 ライフのジェム ○ ○ z-45 マジックのジェム ○ ○ 彫金Lv2 x-2 祈祷のネックレス ○ ○ z-46 知性の球 ○ ○ z-47 力量の球 ○ - 彫金Lv3 x-3 保護の手飾り ○ - z-48 インサイのジェム ○ ○ z-49 コンセクのジェム ○ ○ 彫金Lv4 x-4 呪術の指輪 ○ ○ z-52 野獣の石 ○ ○ z-53 狂怒の石 ○ ○ z-54 預言者の石 ○ ○ z-55 癒しの心 ○ ○ 彫金Lv5 x-5 多彩のイヤリング ○ ○ z-57 スピードのジェム ○ ○ z-58 泉の石 ○ ○ 彫金Lv6 x-6 夕暮のイヤリング ○ ○ z-62 トゥルーのジェム ○ ○ 彫金Lv7 x-7 琥珀の指輪 ○ ○ z-63 勇気の印 ○ ○ z-64 敏捷の印 - ○ z-65 祭司の印 ○ ○ z-66 野生の印 ○ ○ 彫金Lv8 x-8 活力のアンクレット ○ - z-69 マジカルのジェム ○ ○ z-70 ポイントのジェム ○ ○ 彫金Lv9 x-9 黄昏のネックレス ○ - z-72 夜色の珠 ○ ○ z-73 騎士の印 ○ - z-74 獣王のジェム ○ ○ z-95 循環の水晶 ○ ○ 彫金Lv10 x-10 清潔の手飾り ○ ○ z-77 天遣座のジェム ○ ○ z-96 諸神の祝福 ○ ○ z-97 太陽神の印 ○ ○ z-98 月亮石 ○ ○ z-99 守護の石 ○ ○ 彫金Lv11 x-11 勇気のピアス ○ ○ x-12 霊光のピアス ○ - x-13 日光の鎖 - - x-14 霊感の足飾り ○ - x-15 速戦の足飾り - - x-16 魂体の首飾り - - x-107 星光のジェム ○ ○ x-108 頑強のジェム - - x-109 破壊の石 - ○ x-115 全能の印 ○ ○ x-116 城壁の印 ○ ○ 彫金Lv12 x-17 アルコスの印 ○ ○ x-18 セントールの指輪 - - x-19 牧神の指輪 ○ ○ x-20 贈礼の環 ○ ○ x-21 信奉者の環 - - x-22 約束の鎖 - ○ x-23 破滅の手飾り - - x-24 魔源の手飾り ○ ○ x-25 韋駄天の脚飾り - ○ x-26 尊貴の首飾り ○ ○ x-27 セントールの首飾 - ○ x-110 視察眼 ○ ○ x-111 穿透眼 ○ ○ x-112 戦争女神的の印 - ○ x-113 オトルスの鱗 - ○ x-114 極限ジェム - - 彫金Lv13 x-28 真実の印 - - x-29 殉死の印 - ○ x-30 日喚の輪 ○ ○ x-31 夜喚の輪 - ○ x-32 集中のイヤリング - ○ x-33 ゲルマニバングル ○ ○ x-34 ビートハングル ○ ○ x-35 禁固のアンクル ○ ○ x-36 聖霊のアンクル ○ ○ x-37 防衛の星チェーン ○ ○ x-38 星願のネックレス ○ ○ z-185 レナスのジェム ○ ○ a-186 天賢のジェム ○ ○ z-187 狂暴のジェム - ○ 彫金Lv14 x-39 カフカの指輪 - ○ x-40 カフカのイヤリング - ○ x-41 カフカの手飾り - ○ x-42 カフカの足飾り - ○ x-43 カフカのネックレス - ○ x-44 ルシンの指輪 - ○ x-45 ルシンイヤリング - ○ x-46 ルシンの手飾り - ○ x-47 ルシンの足飾り - ○ x-48 ルシンネックレス - ○ z-203 猛撃の魔石 - ○ z-204 回復の魔石 - ○ z-235 鉄壁の印石 - ○ z-236 エミリの印石 - ○ z-237 疾風の印石 - ○ z-238 リアの印石 - ○ z-239 ユソアの印石 - ○ x-49 ゴルゴンの指輪 - - x-50 ゴルゴンの耳飾り - - x-51 ゴルゴンの手飾り - - x-52 ゴルゴンの足飾り - - x-53 ゴルゴンの首飾り - - z-235 鉄壁の印石 - ○ z-236 エミリの印石 - ○ z-237 疾風の印石 - ○ z-238 リアの印石 - ○ z-239 ユソアの印石 - ○ x-54 ニデアの指輪 - ○ x-55 ニデアのピアス - ○ x-56 ニデアの手飾り - ○ x-57 ニデアの足飾り - - x-58 ニデアの首飾り - ○ x-59 キマイラの指輪 - - x-60 キマイラのピアス - - x-61 キマイラの手飾り - - x-62 キマイラの足飾り - - x-63 キマイラの首飾り - - z-283 ジシの印石 - ○ z-284 ダスの印石 - ○ z-285 クリスの印石 - ○ z-286 トミルの印石 - ○ z-287 絶望の印石 - ○
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/21.html
東北大学SF研 「デカルトの密室」 瀬名秀明 by ちゃあしう 1 著者紹介著作 2 登場人物人間 ロボット/人工知能 3 Previous case(過去の事件) 4 あらすじと解説プロローグキーワード 第一章 機械の密室キーワード 第二章 脳の密室キーワード 第三章 宇宙の密室キーワード エピローグ 5 感想 6 参考文献 1 著者紹介 (ウィキペディアから) 瀬名 秀明(せな ひであき、男性(独身)、1968年1月17日 -)は日本のSF作家、ホラー作家。瀬名秀明事務所代表。薬学博士で、薬剤師の免許を取得している。近年はロボット関係の著述活動に力を入れている。静岡県静岡市葵区瀬名出身。本名は鈴木秀明。ペンネームの瀬名は出身地の地名に拠る。博士課程修了後、宮城大学看護学部常勤講師となる。現在は東北大学工学部の特任教授(SF機械工学企画担当)に就任。講義などは行わず、ロボット工学に関する作品を書いている。 略歴 1986年、静岡県立静岡高等学校卒業。 1990年、東北大学薬学部卒業。 1995年 -『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞し作家デビュー(同作は、三上博史主演で映画化され、またスクウェアによってゲーム化もされた。2005年9月に全米で英訳本出版)。 1996年、東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。 1997年、宮城大学看護学部常勤講師となる。 1997年 -『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞受賞。 2000年、宮城大学を離職。 2006年、東北大学工学部の特任教授(SF機械工学企画担当)に就任。 また小説の他にも、文芸誌や科学誌で科学と人間に関したコラムや対談を多くこなしている。 2009年4月には『ずんだ文学』インタビューに応じてくださいました。ありがとうございます! 著作 フィクション:「パラサイト・イヴ」「Brain Valley」「八月の博物館」「あしたのロボット/ハル」 「虹の天象儀」「デカルトの密室」「第九の日」「エブリブレス」 ノンフィクション:「ロボット21世紀」「ミトコンドリアのチカラ」「ハートのタイムマシン」 「神に迫るサイエンス」「科学の最前線で研究者は何を見ているか」など 2 登場人物 人間 尾形祐輔(ユウスケ) 車いすのロボット工学者 ケンイチを開発会場で拉致される 一ノ瀬怜奈(レナ) 進歩心理学者 祐輔のパートナー 奥山友美 編集者 祐輔とケンイチに執筆をすすめた 小原敦彦 AI研究者 フランシーヌの保護者 青木英吾 科学者 第二の事件の被害者 真鍋浩也 ロボット工学者 祐輔と同じ講座にかつて所属フランシーヌと結託 フランシーヌ・オハラ 天才美少女科学者 一時死亡説が流れていた会場で「殺害」される フランシーヌ もうひとりのフランシーヌ ょぅι゛ょ イアン・ブレシュキン 大会主催者である科学者 ロボット/人工知能 ケンイチくん ヒューマノイドロボットフランシーヌを「殺害」させられてしまう 「フランシーヌ」 プロメテの擬体エージェント F1001後継機F1010ものちに登場 FP フランシーヌ・プログラムネットに解き放たれたフランシーヌのミーム 3 Previous case(過去の事件) 通称『ケンイチくんシリーズ』。ケンイチくんとレナ、祐輔の解いてきた過去の事件について。本編中にもちょびっと言及される。 『メンツェルのチェス・プレイヤー』(『第九の日』収録 初出:『21世紀本格』) チェスロボットが作り主の博士を殺害、自分に勝たねば別会場にいる同タイプの機体にも殺人を犯させると宣言する。恐るべき殺人ゲームに招かれてしまったレナとケンイチの運命は? モチーフになっているのはエドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」と自動チェス人形を巡る種々の噂話 メンツェル(メルツェルが正しい)とは19世紀のドイツ人興行師であり、彼の出し物の一つがトルコ人風の人形がついた自動チェス差し機械。トルコ人を模しているのは異国情緒+「かつての」強国(つまり負けたら恥ずかしいよな?)という意味合いがあるらしい。1769年、マリア・テレジアをもてなすためハンガリーの発明家が製造し、そのあと世界をめぐる。ナポレオンやフランクリンと対戦しすべてにおいて無敗だったと伝えられる。 しかし当時から「中の人」の存在が疑われており、興行を目撃したエドガー・アラン・ポーが『メルツェルの将棋指し』のタイトルで人間説を唱えていた。実際、金で雇われたチェス名人が入っていたことが明らかとなっている。行く地域の「中の人」の腕によって勝率は変化したとか。1854年アメリカの博物館で火災により焼失し現存しない。しかしいわゆる「オートマタ」(からくり人形)の歴史においてはかなり重要な位置を占める。主人に負けたチェス人形が殺人を犯す『自動チェス人形』(アンブローズ・ビアス)等、種々のフィクションに利用されている。 『アーマードコア フォーアンサー』のORCA旅団副官、自動人形ことメルツェル/機体名オープニング(cv 速水奨)の名前の由来はここから。AMS適性が低いので自分が動くより他人を仕切る方が上手な参謀キャラという意味合いから? 『ドクター・モノーの島』(『第九の日』収録 初出:『小説宝石』) 沖縄の孤島、そこは軍需ロボット企業が支配していた。そしてそこには、サイボーグ技術と遺伝子改造をもって障害者たちを「強化」し、神と崇められる男が存在した・・・ モチーフは獣と人の融合をはかる博士が登場するH・G・ウエルズ「ドクター・モローの島」 健常者よりある視点では特化された能力を持つ、いわゆる「高機能障害者」(攻殻)の登場のもたらす意識変化を扱っている。実際、北京オリンピックに出場を目指した両足義足の「ブレードランナー」ことオスカー・ピストリウス(ドイツ)のような例もある。攻殻でもパラリンピックの方が記録が大きいという話でしたな 『第九の日』(『第九の日』収録 初出:『小説宝石』) 時間軸的には「デカルト」後になる。事件後・世間のロボットへの考えが大きく変化していく中、ロボットの町の存在を聞き、そこへと向かう我らがケンイチくん。そこではロボットが老人たちとともに暮らしていた。しかしそこでの平穏も長くは続かなかった・・・ 姿を消す住人たち。何がここで起こっているのか? モチーフはエラリイ・クイーン「第八の日」+C・S・ルイス「ナルニア国物語」。SAC的なミームによる同時多発犯罪(ちょっとダン・ブラウン的な口もある)と、ロボットたちによる自由意志の発見がテーマ。 『決闘』(『第九の日』収録 書き下ろし) マイクロチップと電極の脳埋め込みによりロボット化された鳥が空港を襲撃、航空機を撃墜する!前代未聞のテロ事件が発生する中、祐輔もまたある事件(「第九の日」)により体のほとんどを失っていた・・・ ロボットと人間のつながり その黄昏を予感させる短編。 4 あらすじと解説 プロローグ ヒューマノイドロボット・ケンイチは映画「2001年宇宙の旅」の一シーンのある矛盾に「一瞬で」気がつく。それは発見されるのに約30年かかったものだった。これは単なる偶然なのか、それとも必然か。 キーワード 『2001年宇宙の旅』 言うまでもない傑作SF映画 ハードSFのクラークと完璧主義者のキューブリック、どちらが欠けても完成しなかったであろう。 欠点は・・・長いことだ(ぇー HAL9000(通称ハル)は登場する木星有人探査船ディスカバリー号のメインコンピューターで、生命維持から航行まですべてを担当する。だがある問題のために異常(これは人間が与えた「自己矛盾命令」に起因するもので、決してハルの欠陥ではない)が発生し、乗員を殺害し始める。 ハルが人間と会話する・チェスをする・さらには読唇術で人間の密談を盗聴するシーンは非常に有名。またハルの端末機にはディスプレイと「赤いモノアイ」がある。これは「血が通っている」ことの暗喩だとか。現在でもハルは人工知能研究者にとって最終目標といっていい存在である。 ハルと飛行士フランク・プールの対局の元になった試合については解説の通り。ただし完璧主義者のキューブリックがわざと変えた理由は当事者が死亡しているため不明。ちなみに指摘したのは監督の友人でチェスのグランドマスター、ラリー・エヴァンズであるが、これが92年(ハルの誕生年、といいたいところだがこれは映画版。小説では97年。IBMが実際に誕生パーテリーを開いたとか)なのか90年なのか議論あり。 → 菊池誠 kikulog 「HAL9000とチェス」 http //www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1137690179 ちなみにチェス対戦プログラムを初めて書いたのはやっぱりチューリング。ただし動かせるような満足なマシンパワーを持つ計算機が当時は存在しなかったため、一手ごとに30分かけてチューリングが手計算で挙動をシミュレーションして助手に勝利したといわれる。 一方でチェスを力技で解くのは知的か?というのも議論がある。人間はかなり最適化された先読み能力を持つが、それとまったく同じ仕組みで考えるコンピューターを作るのはやはり難しいだろう。 第一章 機械の密室 人工知能の対話能力を競うコンテストへ出席する工学者の祐輔とレナ、そしてヒューマノイドロボット「ケンイチ」。会場には数年前に世間から姿を消し、死亡したかに思われていた天才科学者、フランシーヌの姿があった。フランシーヌは祐輔とケンイチに様々な(謎めいた)疑問を投げかける。そうこうしているうちに始まった大会だったが・・・ 祐輔は何者かに誘拐されてしまい、文字通りの「中国語の部屋」へ放り込まれる。手元のコンピューターで助けを求めるも、それはなんと大会用のチャット回線に繋がっておりなかなか相手にされない。一方ケンイチは何者かに細工を施され、パニックを起こし、そして会場のある人物に引き金を引いた・・・ 空前絶後の劇場型犯罪が幕を開ける。 フランシーヌの批判 子供扱いされているAI「密室に捕らわれている」→ケンイチ「自分が望んだものだ」 →自由は体感してみないと分からない? 専制国家と民主化運動ではよくある話ですね フランシーヌの提案する「テスト」 ロボットに対して感じる「嫌悪感」 人形(ドリー)と人間 不気味の谷 「擬人化」の議論→一種の感情移入能力(これに関しては日本人が何かまとまったものを書くべきだろう) キーワード 「人工知能」 Artificial Intelligence 1956年のミンスキーやシャノンらが発起人となって行われた「ダートマス会議」にてジョン・マッカーシーが命名。コンピューターに人間の知的活動を行わせようという試みはチューリングやノイマンが試みていたが、これらを包括する概念として誕生する。 「強い」人工知能と「弱い」人工知能 強い:人間と同じく「考える」能力を持った知性の持ち主 弱い:知性を持っているように見えるだけのまやかしのプログラム 簡単に「強い人工知能」が実現する見込みがないことは早くに露呈。それ以後、実際の生命という「ハード」から分析を行おうとするボトムアップ的概念「人工生命」研究やファジイ理論/ニューラルネットワークを使う「計算知能」、統計分析による機械学習などを主要とする古典的AI研究と道は分かれている。 チューリングテストと「中国語の部屋」 ドイツのエニグマ暗号解読で名をはせ、やがて「不完全性定理の機械的表現」であるチューリングマシンの概念を思いついたコンピューター科学の父的存在、アラン・チューリング。彼はさらにチューリングマシンの発展形として知能を持つ機械の存在を想像し、それが実現した際にどういった形でその「知的」具合を図るかを考えた。それがチューリングテストである。ルールは簡単、「離れた場所からチャットして、相手が人間か機械か判定できなければOK」というもの。 一方で哲学者サールらによるチューリング批判のために考えられたモチーフが「中国語の部屋」。中国語の辞典と原則で敷き詰められた部屋に中国語は読めないが与えられた仕事は飽きずにこなすまめな人が一人。彼は外から与えられた記号を規則に従って別の記号に置き換えることで、はたから見れば中国語を英語に翻訳しているかのような印象を「外の人」に与える。さて、「中の人」は中国語を理解しているか?答えはノゥだ!というのがサールの考え。つまり対話できるプログラムとは結局のところ考えているように見えるだけの「弱いAI」であり、「強いAI開発は不可能」「チューリングテストには意味がない」ということを意味する。 一方でこれにも反論がある。知能ってそもそも何か分かっていない、見ようによっては「中の人」は中国語を理解していると判定してよいかもしれない、など。具体的批判は二章に登場する。 類似例:ライプニッツの「風車小屋」の思考実験(「モナドロジー」) 人間のように考える機械を開発し、それが風車小屋ぐらいの大きさになったと考える。中に入ったらどう見えるか?「表象」(意識に相当)は見えるか?否、部分が動いているのが見えるだけである→人間ならどうだ? 初期のチューリングテストで高い成績を残したのが、精神分析医を模した会話を行う「ELIZA(イライザ)」。人工知能向けプログラム言語Lispとの関連でも有名。その後多数の会話プログラムが開発されている。日本においてはその能力が人間とはまだ比べ物にならないことから「人工無能」という言い方をされることも多い。かつてはパソコン通信で、現在ではIRCやメッセンジャー等のチャットツール上で多数の会話ボットが存在している(代表例は「どこでもいっしょ」のトロやMSNメッセンジャーのまいこ先生)。その中には個人情報を引き出して悪用するためのものもある。 本大会のモデルは、実際にチューリングテストをもとにした対話テストで人工知能の優秀さを競う「ローブナー賞」。かなり高度なプログラムが作成されているが、それらは会話に特化されているためどれだけ「賢い」かについてはやはり議論がある。批判も多い。(ミンスキーら) 逆チューリングテスト 機械らしさって何だ? 全く正反対の例 フランシーヌの提案するテストのひとつ 実は現在のネットワーク社会で最も重要なテーマである。悪質なボット(自動プログラム)による「人間のふりをした」要求や応答をどう判別するか? captcha:もっとも単純な機械判別法 http //ja.wikipedia.org/wiki/CAPTCHA 判読しにくくした絵文字を読ませる/写真を選ばせる/音声を聞いて何を言ったか書かせる 文字認識技術(OCR)の苦手とする条件を逆に応用したことから始まった ひどいものには「微積分の計算問題を解かせる」(!)なんてものも →らばQ 「これはひどい」と言いたくなるCAPTCHAトップ10 http //labaq.com/archives/50932625.html ただし最近は絵文字の判読/音声の判読が可能な恐るべきbotも用意されつつある また、別のサイト(たとえば需要が多そうな大人向けサイト)を用意してその利用者にbotが解読したいcaptchaを読ませるというちょっと変わった解き方もある。通称「エロ・グリッド・コンピューティング」だそうだ(何 絶対に機械では無理な方法というのはまだまだ探索途上。面白いものでは「写真の中から子犬を選びなさい」「年齢が若い順に顔写真を選びなさい」なんてものがある。確かに人間ならできても機械には難しいかも ロボットまたは人工知能の殺人 メアリー・シェリー『フランケンシュタイン あるいは現代のプロメテウス』に始まる創造物の反逆は常にテーマとなってきた。これがいわゆるフランケンシュタイン・コンプレックス。ちなみにアシモフ命名。 おまけとして、作家の夫にすぎなかったメアリー・シェリーが本作で有名となり、肝心の夫のほうが時代に埋もれてしまったことをアシモフは「作家の悪夢」と呼んでいる 人間への反乱が論理的であるが故のものもあれば、単に人類の恐怖心がそうさせたとしか思えないもの、さらには人間が勝手にプログラムしただけのものも存在する。 変わった例:ホーガン『未来の二つの顔』 人工知能が人間と対立する可能性を探るため、あえて「生存本能(電源を維持しようとする能力)」と「自己修復能力」を持った人工知能を設計、人間側が電源を切ろうとするテストを繰り返すことで反応を見る。当初は小手先の修理をしていた人工知能だが、やがて自分の異常に「何者かが」介入していることを推理し、積極的な行動に出るようになる 狙撃馬鹿一代、BFFの女帝ことメアリー・シェリー/機体名プロメシュース ってのもあるがACネタも程々にしなさい俺。 プロメテ プロメテ(人類に火を与えて獣たちの世界から解放したギリシャ神話のプロメテウスに由来 これも「フランケンシュタイン」からの命名)は企業の名前として登場するが、産総研の開発したヒューマノイドHRP-02も愛称は「プロメテ」。出斑裕デザインで、自身のデザインしたパトレイバーのメカに似ることで有名。 そんな縁起でもない命名なんて、だって?上には上がある。日本には「サイバーダイン社」が実在する訳でして(パワードスーツHALの生産を行っている) どっちも人工知能やんという突っ込みは無しの方向で 第二章 脳の密室 フランシーヌ殺害の様子はあるものと一緒にネットに解き放たれていた。それはフランシーヌの「脳」。増殖を続けるこのデータの固まりは果たして本当に「意思」があるのか?一気に有名となったプロメテはフランシーヌの生涯を映画化し、新製品である擬体エージェントの市場発売と普及を目指す。一方で、まんまとハメられてしまった祐輔やレナたちはケンイチを解析、そして関係者を洗い出そうとする。 そんな中で発生する殺人事件。しかも現場は密室・・・??!! 自由意志の存在 縛られないことは自由意志の発現か? 『メンツェルの〜』・・・人間を殺害できることが自由意志の現れと主張するロボットが出現 決定論と自由意志 どこに存在する? 実は自由意志など「そう見えているだけ?」 フランシーヌの「自殺」 体からの解放 世界からの解放? ≠「人形遣い」 真意は別の所に 『機械の中の幽霊 GHOST IN THE MACHNE』 ケストラー …例のマンガ(アニメ)はここから題を取っている 分離された「精神のアップロード」 「モラルの密室」 イコン(アイコン)の語る物語・思想の破壊 キリストの伝える宗教、ミッ○ーマウスの伝える主義 価値観 個人が自分の擬体エージェントを持つ時代にそんなものは意味がなくなる そういえば某ネズミをパレスチナ過激派が宣伝マンに使ってましたね 最後には劇中でユダヤ人に殺されて「殉教」したとかなんとか 「中国語の部屋」と言語 「中国語の部屋」に対する具体的反論 サールの過ち:部屋の中の情報もまた処理装置の一部であり、人間と切り離して考えることは不可能 部屋の中にある「中国語が理解できない人でも文法の置き換えなどが完璧に可能なマニュアル」というのは「知識」そのものであり分離して考えてはいけないはず という意見がある インターネットという巨大な言語空間を利用したことでFPは「部屋から出た」? キーワード 人間を人間足らしめているのは何か? 見た目や行動は普通だが現象的意識・クオリアをもたない人間を一般に「哲学的ゾンビ」という。 (行動では分からないが体を調べれば一発で分かるアンドロイドみたいなものを行動的ゾンビ、解剖しても分からないであろうものを神経的ゾンビといい、一般的に使われるモチーフは後者) 心理テストから人間らしさという所に行き着いたのがフィリップ・K・ディック(『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』&『ブレードランナー』)。これは彼が常々「他人は人間に見えているだけなのではないか 自分もまた自分で人間だと思っているだけに過ぎないのではないか」という妄想を持っていたことに起因する。作品内では、他生物に感情移入する能力を人間はもつものと定めている。 もしかすると人間もまた単純なスクリプトで「それっぽく」動いているだけかもしれないという考え方にたどり着くこともある。(山本弘『7パーセントのテンムー『 テンムーとは人工無能に対する「天然無能」のこと ずばり「物理的な」哲学的ゾンビ) アシモフは三原則について考えたとき、「三原則を守っている=人間」という見方もできることを発見している(倫理の基礎原則との一致) 人間も三原則を守れないと『壊れる』場合がある (東北大学の講演にて) 一般的な「善人」はそうですね 3章では「フランシーヌ」には人間の持つ「ある因子」が欠けていたことが判明する。現在様々な心理的現象の要因となる脳の因子が見つかっており、中には犯罪誘発につながると推測されるものも見つかっているが、その研究を進めることにもまた議論あり。 デカルトの肉体論・実体(心身)二元論 「コギト・エルゴ・スム(我思う、故に我あり)」 「ここでデカルトはベタすぎる!」 「存在するということは知覚されるということである」 「バークリィも古い!ウゼぇ!」 『ゼーガペイン』より デカルトの「我思う〜」は、これまでの信仰に基づくスコラ哲学から、人間の持つ「理性」による解釈を求める近代哲学の誕生を意味する重要な概念の一つである。たとえ全てを疑ったとしても、考えている自分だけは確実に存在する。唯一無二の自分の存在の確定が示される。 実体(心身)二元論とは、この世界にはモノ(物理的実体)とココロ(精神的実体)の二つの部分がある、思考などは後者が担うとの考え方。今では否定意見が多い。というのも、決断を下している時、脳ではその数秒前にすでに決断が終わっていという分析が近年になり発表されているから。 決断している自分はどこにいる? →イーガン『決断者』(『ひとりっ子』収録) 人工知能研究の失敗=「体と知能を分離していたから現実世界で役に立たないものになった」 という意見が多数を占める →ヒューマノイドロボット研究や実環境下でのロボット研究、人工生命研究にシフト デカルトの劇場 デカルトは、心身二元論を唱える中でクリスティーナ女王に色々突っ込まれ、体が経験している外部の出来事をドラマとして頭の中で上映する「劇場」と、そこで演劇を見ているホムンクルス(中の人 「意識する私」)=「心」・「精神」が存在するのだというけっこう苦しい解釈(無限後退に陥る)をした。この古い精神モデルの概念を「デカルトの劇場」と呼ぶ。 のちにカルテジアン劇場(ダニエル・デネット)として同概念は「脳のどこかに意識している『部位』があるという考え方はおかしい」と批判される http //ja.wikipedia.org/wiki/カルテジアン劇場 ここでは人間の古い精神モデル=牢獄であるというように飛躍。 ゼーガでもAIには「デカルトの劇場」がないと言っていた。量子的揺らぎを持った物が「意識」であるらしい(最近の流行 むろん仮説であるが) ヴィトゲンシュタインの独我論 (ほぼwikipediaからの引用) 「自分にとって確信できる事項は自分自身のみである」が出発事項。 一般的にはリンゴが存在する と私が存在しリンゴを認識する、は別物だとされるが独我論では「自分がいなくてもリンゴは存在する」ことを論理的に認めることができない。なぜなら「認識」する前に認識することはできず、認識されていないものを説明することは不可能であるから。 一般に世界には唯一無二の「本当の私」が存在し、他の人間は意識的な存在者(彼らも世界を認識している)であっても結局のところ私ではない、と考える。 「他我」=他者の持つ「我」 これは経験することができない。 例:なぜ赤の他人は『哲学的ゾンビ』でないか?という問いへの独我論的批判 「それは他者もまた意識をもった存在である ということを前提としたもの 外部から 観察できない内面を持つのは自分だけ 前提がおかしい」 フレーム問題 人工知能で動くロボットが行動を起こそうとすると考える。ところが少し動くと外部の環境は変わってしまう。さて、どこまで外的因子を考えて動けばいいのか。考えなければならない事項の数は爆発的に増加し、結局ロボットは一歩も動けず考えつづけることになる。現実にあることすべてを記述できない以上、人工知能を現実世界と関わらせるのは不可能ではないかという問題のこと。 実は人間もフレーム問題に直面するのではないか?いや、人間はたいていそれを回避できる。(1)人間は「いいかげん」なので、あまり細かく考えずに行動する(もちろん、過ちも犯すが)ためにフレーム問題に陥らない、(2)前提となる「暗黙知」が存在し、行動の規範となっているため 等の解釈がある。 統合失調症の一部、パニックに陥っている人間の精神状態を一種のフレーム問題とみる向きもある。 ゲームにおける「水平線問題」も同様のもの。10手先まで読める将棋ソフトがあるとする。しかしもしかすると11手目以降に致命的因子が存在するかもしれないがそのソフトでは分からない。でもそれを言い出すと結局最後まで先読みしろという解決策しか出なくなる。(現在、オセロなどでは最後まで読むプログラムが存在。ハンデなしに人間は勝てないと言われる) 第三章 宇宙の密室 犯人の目星を付けた「三人」は一路オーストラリアを目指す。一方で新型擬体エージェントの全国発売が迫っていた。プレゼン会場に終結する「フランシーヌ」たち。世界中のフランシーヌとネットワークのフランシーヌ、果たして彼らがもたらそうとしている物は何か。そしてフランシーヌと真鍋の語る「密室」とはいかなる意味を持つのか。ケンイチは「密室」に囚われたままなのか?それとも? 最後の密室・・・世界 人間原理の作る世界=密室 「世界の規範=人間」という段階からの脱却 認知する「多数」の存在が変化すれば宇宙が変容する→『雑音レベル』『ブラッド・ミュージック』etc 他のSFでもおなじみ。逆もある(観察しなければルールは存在しない) 人間の認知と宇宙の関係 「自意識」は一つ 体と不可分 二元論 体と精神で紡がれる物語=人の「生」 物語のメタ性→物語という密室 作者が探偵を縛る密室 「後期クイーン問題」 日本の推理界でも95年に法月綸太郎が『現代思想1995年2月号』に『初期クイーン論』で提示して以来議論に。「探偵は作者よりも常に下位にいるため、論理的にたどり着いた結論のすべてが正しいと決定づけることができない」必要なデータはすべて与えているから分かる事実・・・本当に「全て」か? → メタ的解決策を図る、超常的に「知りえない事実」を知る、あるいは偶然の一致ですませる等完全な解決は難しい。ぶっとんだ解決でそれらを実現するとたいてい「バカミス」と評価される (某ノベルゲームが真っ先に思い出されるんだが 推理としては失格) 縛られない物語というのは作れるか? →死体=環境 探偵=ロボット 犯人=科学者 がロボット研究では成り立つ 子供部屋(研究室)から出し、社会(もっと大きな環境)へ適応させることが「社会的知能」研究。 視点の切り替え ケンイチの語る「よいこと」→「指輪物語」原文 サムのセリフ (「デカルトの密室 特別講義」より) “Never leave you master, never, never, never that was my right rule. And I knew it is in my heart.” 「よい」=good 、「よい」=right 「正しいこと」 サムのよい=right 理にかなうことであり、正しいこと ケンイチの行動原理は常にgoodとrightの両方を含む。 キーワード ロボットは道具? 現実に無人航空機がテロリスト攻撃に活躍しているほか、自爆ロボットによるテロなども発生している。 これらは単にプログラムされた行動をしているだけ。最近だと銃の引き金を引くロボットで自殺した老人もいる。(それはロボットじゃないという意見もある) →http //gigazine.net/index.php?/news/comments/20080321_kill_by_suicide_robot/ ロボットを道具でなく「人間の延長」と扱えるか?・・・小川一水『Live me Me』 アールキューブ 分身的存在(遠隔操縦するほぼ人間と同サイズのロボット) 自律機械の極北 (本編には登場しないがちょっと面白いので紹介) 「自分で考えて行動する」道具の延長上にあるものは何か?人工知能研究を進めたミンスキーとシャノンが思いつきで発明したのが「究極機械」。原理は単純。スイッチを入れられると手が飛び出してきて自分のスイッチを切り、沈黙するという文字通り何もしない機械。自分でコンセントを引っこ抜く機械、でもいいのだがこれにはちゃんと再帰性がある →http //japanese.engadget.com/2008/04/25/ultimate-machine-leavemealone-box/ ニコニコ動画 究極機械「拒絶ボックス」 http //www.nicovideo.jp/watch/sm3097442 究極機械のつくりかた(野尻抱介) http //www.nicovideo.jp/watch/sm3399476 星新一『ひとつの装置』も言ってみるなら究極機械の一種 人間原理 宇宙の構造、存在理由を人間に求める考え 宇宙はあまりに「人間」を作り出すのに都合よくできている。これは何故か?これは人間が宇宙の規範になっているからではないか?ということに基づく。むろん事実かどうかは証明しようがない。 →イーガン『万物理論』 人間宇宙論 「200年生きて〜」 アシモフのロボットシリーズに登場するアンドロイド刑事「R・ダニール・オリヴァー」のこと。イライジャ・ベイリ刑事と組んでの事件捜査で有名だが、後にロボットと人類全体の運命に関わる瞬間に遭遇する。 Rはロボットの略で識別のために名前についているもの →派生系:R・田中一郎(究極超人あーる) R・ドロシー・ウェインライト(THEビッグオー) ロボット工学三原則: 第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。 第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己を守らなければならない。 (アシモフ&キャンベル) 実際には組み込む前にフレーム問題が発生してしまう。「どうすれば人間は死なないか?」という情報が少しでも欠けると一条を順守できないため(例:火に巻かれている人間がいるとする 火は酸素/燃焼物/熱の三要素からなるが、燃焼物 つまり人体と酸素を「減らしすぎる」と人間は死んでしまう)。なので現実世界では「なるべく」それっぽい行動原理が入っているにとどまる。 アシモフ先生ばっかり攻めんでください。最初に発想したのはキャンベルですし、別に開発者にその搭載を強制してる訳じゃないし。 「仮想世界」 バーチャルリアリティから転じて「シミュレーテッドリアリティ」という考え方が生まれる。現実を何らかの形で再現できるように現実もまた計算されたもの「かもしれない」、というもの。かの「胡蝶の夢」なんかもそのたぐいの一つ。日本では『マトリックス』ばかりが有名だがそれ以前にも複数の作品で扱われている。代表といえばボルヘスとかフィリップ・K・ディックとか →メタとの関連 瀬名作品では必ずと言っていいほど「お前が物語の登場人物でないという保証はあるのか?」というたぐいの台詞がある 究極例:フレゴリの錯覚/カプグラ症候群/トゥルーマン症候群 フレゴリの錯覚: 皆誰かの変装であるという妄想に取り付かれる カプグラ症候群: 家族、恋人、親友が瓜二つの替え玉に替わっているという妄想を抱いてしまうもの 無生物のすり替えもあり トゥルーマン症候群: 映画『トゥルーマンショー』のように、現実すべてが台本どおりに進んでいるように見えるというもの。ディック的妄想の最上級拡張版 実は『トゥルーマンショー』もディック作品がネタ元らしい。翻訳はサンリオだったので今は手に入らないが・・・(『時は乱れて』) 「自然の奇蹟だ 雨が降っている」 「Real-Life」はとある天才がたった一人で作った、60億人がプレイする超大型MMO-FPS。 雨は計算量が増大するので、出来ることなら省きたいに違いない(ぇー) →http //www22.atwiki.jp/fps-syndrome/pages/9.html FPS症候群(ゲームのやり過ぎで現実世界に影響が出る)ネタ 『ゼーガペイン』でも雨はエラーのモチーフだった。 確か『Serial Experiment lain』でもなかったかな? エピローグ 小説を書くというケンイチ、フランシーヌとの最後の対話。ロボットと人間の付き合いは新たな段階を迎えようとしている。 不気味の谷 ロボットを人間に近づけようとするほど人間には不気味なものに見える という現象の一般的名称 非科学?数値化できないものを読み取ろうとしている?という批判もある 実例→ピクサーの3Dアニメーション (当初はリアルな赤ん坊などを再現したが、「怖すぎる」という理由で計画中止。デフォルメキャラ中心の作品作りで大成功をおさめる) 失敗した『ファイナルファンタジー』映画版(当時の技術的問題もある) アクトロイド イシグロイド(教授が自分のアンドロイドを実際に作成!) http //robot.watch.impress.co.jp/cda/column/2006/08/01/101.html 「キャル」 アイザック・アシモフ 召使いでありながら小説を書きたいと願うロボットの話 そのうち三原則と折り合いがつかなくなってくる 文庫版解説 櫻井圭記(攻殻機動隊SAC脚本) 人間・サイボーグそして人工知能の複雑に絡み合う近未来を描いている 5 感想 ロボットSFというと、どうしてもアシモフが前面に出てくるのがSF読みのクセである。確かに彼の生み出した三原則が今でも影響を与えていることは確かだが、それを前提に論じるだけでは結局のところアシモフを超えることはできない。「ハル」では人間側へと近づいていくロボットの歩みを扱い、そして本作でアンドロイドが人間の社会へ進出するまさにその時を衝撃的な事件を語りながら「複数の一人称視点」で扱っている。現実のロボット研究の動きとリンクさせ、ロボットと人間の持つ「知能」と「心」のありかを問う本作品ならではと言えるかもしれない。常に「ぼく」が誰なのかを意識することで、読者もまた視点の入れ替わりと、「自分たちが捕らわれている密室」というものを意識することができる。 知能のから心、そして倫理や肉体の密室、そして物語という枠組みの持つメタ的密室にまで踏み込んだ本作は単に科学的事象を扱ったハードSFとしてだけでなく、実験的文学という読み方もでき、ともに分野の極北であって交わることが難しい両者を結ぶ貴重な存在といえる。 キャラとしてはやっぱりケンイチくんが一番立っていると言えるだろう。悩み方・考え方、ヘタすると本物語中でいちばん「人間的」キャラかもしれない。それを考えると二人のフランシーヌのそれとはまったく正反対のキャラ立ちっぷりはまた怖いものが。案外先生も乱歩とかと同じような人形フェチがあったりするんだろうか(失礼) ひとつだけ突っ込むならば、マスコミはこういう事態があったらネガティブな報道をして世論を反ロボットに持っていこうとするんじゃないかということ。逆にネット界隈(たとえばニコニコ技術部)あたりは喜んで擬体エージェントのハックを行って盛り上がりそうな気がする。まぁ、テーマの中に『小説』(メタ的な意味で)が含まれるので、既存の出版界の変化を描くことは主眼ではない。ちょっとイジワルでしたかね。 6 参考文献 副読本として早稲田大学理工学部での講義&けいはんな社会的知能発生学研究会での発表をまとめた「デカルトの密室 特別講義」は非常に重要。必読。 http //www.shinchosha.co.jp/wadainohon/477801/kougi.html アーカイブ 講演時の記録や資料などは単行本『瀬名秀明ロボット学論集』に収録されている。 先生の「初音ミク」解釈などもなかなか「独特」である。 →瀬名秀明に聞く「仮想世界」「ケータイ小説」「初音ミク」 http //www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/31/news010.html 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/5412.html
リメンバー・ミー 原題:Remember Me 作曲・作詞:クリステン・アンダーソン=ロペス*、ロバート・ロペス* 楽曲:『リメンバー・ミー』(2017年) バリエーション リメンバー・ミー(エルネスト・デラクルス・バージョン) 英語 ベンジャミン・ブラット(エルネスト・デラクルス) 日本語 橋本さとし(エルネスト・デラクルス) 映画の冒頭で流れるテーマソング。 メキシコ*のサンタ・セシリア*が生んだ大スター、エルネスト・デラクルスの大ヒット曲であり、別れをテーマにした曲でありながら壮大で明るい曲調が特徴。 1942年、デラクルスはこの曲のパフォーマンスの最中に大道具の鐘の下敷きとなり命を落とす。 映画ではデラクルスの歌声は代役が担当しているが、この曲のみはベンジャミン・ブラット自らが歌っている。 『アナと雪の女王』(2013年)の楽曲を手掛けたクリステン・アンダーソン=ロペス*とロバート・ロペス*が『リメンバー・ミー』(2017年)で唯一担当した楽曲。アカデミー歌曲賞*を受賞した。 『リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック』に収録。 リメンバー・ミー(ララバイ・バージョン) 英語 ガエル・ガルシア・ベルナル(ヘクター) リベルタ・ガルシア・フォンシ(ココ) 日本語 藤木直人(ヘクター) 中村優月(ココ) ヘクターが幼い娘のココのために作った本来のバージョン。子守唄として二人で一緒に歌っていた。 英語版で声を演じた二人は実の父娘である。 『リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック』に収録。 リメンバー・ミー(リユニオン) 英語 アンソニー・ゴンザレス(ミゲル・リヴェラ) アナ・オフェリア・ムルギア(ママ・ココ) 日本語 石橋陽彩(ミゲル・リヴェラ) 大方斐紗子(ママ・ココ) サンタ・セシリアに戻ったミゲル・リヴェラが父を忘れかけているママ・ココのそばで歌って聴かせる。すると記憶を取り戻したママ・ココもフレーズの途中から一緒に歌い出す。 『リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック』に収録。 リメンバー・ミー(デュエット) 英語 アンソニー・ゴンザレス(ミゲル・リヴェラ) 日本語 石橋陽彩(ミゲル・リヴェラ) なぜか原題ではDuo、邦題ではデュエットと表記されている(日本語版は無印)が、ミゲルによるソロバージョン。 本編では使用されておらず、サントラのみで視聴可能なバージョン。 リメンバー・ミー(デュエット:スターナー・リミックス) 英語・スペイン語 ミゲル・J・ピメンテル* ナタリア・ラフォルカデ* スタッフロールで流れるバージョン。 英語パートをミゲル・J・ピメンテル*、スペイン語パートをナタリア・ラフォルカデ*が分担して歌唱する。全編ナタリアのスペイン語のみで歌われるバージョンも存在する。 『リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック』に収録。 リメンバー・ミー(カルロス・リベラ) スペイン語 カルロス・リベラ* スペイン語版のエンドロールではメキシコの歌手カルロス・リベラ*がカバーした。 『リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック』に収録。 リメンバー・ミー(エンド・ソング) 日本語 シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ* スペイン語 シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ* 日本語版のスタッフロールで流れるバージョン。メキシコにゆかりのある歌手としてディズニーからオファーを受けたシシド・カフカが東京スカパラダイスオーケストラ*にコンタクトを取り、コラボレーションが実現した。 編曲は東京スカパラダイスオーケストラが担当し、ボーカルをシシド・カフカが担当。曲のアウトロがツインドラムとなっており、そこだけ彼女もドラムとして参加している。 サウンドトラックにはスペイン語版のカバーも収録されている。 『リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック』に収録。
https://w.atwiki.jp/wikiwiki2/pages/483.html
沼野充義編『世界は文学でできている』 光文社 2012.1 1.越境文学の冒険 (中高生に薦める本) (リービ英雄) 由○ ナビ・タリョン 李 エクソフォニー 多和田 悪魔の詩 ラシュディ (沼野充義) 英語でよむ万葉集 リービ英雄 星条旗の聞こえない部屋 リービ英雄 故郷/阿Q正伝 魯迅 (読書ガイド) リービ英雄 日本語の勝利、天安門、新宿の万葉集、千々にくだけて、『越境の声』 県立 青森 市立914.6リ、仮の水 安部公房 終りし道の標べに 温 好去好来歌(来福の家 所収) 鴨長明 方丈記 川端 美しい日本の私 沼野 W文学の世紀へ ネザマフィ 白い紙(白い紙/サラム 所収) 水村 私小説 from left to right、日本語が滅びるとき 村上 中国行きのスロウ・ボート 楊 ワンちゃん、時が滲む朝 ラシュディ 東と西 万葉集、世界文学大事典 6巻 集英社、われらの文学 22巻 講談社 2.国境も時代も飛び越えて (中高生向け) (平野啓一郎推薦) 三島 金閣寺 ボルヘス 伝奇集 ドストエフスキー 罪と罰 (沼野充義) 平野 ドーン ドストエフスキー 罪と罰 レム ソラリス(ソラリスの陽のもとに) (読書ガイド) 平野啓一郎 日食・一月物語、葬送、最後の変身(滴り落ちる時計たちの波紋)、決壊 大江 芽むしり仔撃ち、セヴンティーン(性的人間 所収)、万延元年、洪水はわが魂に及び、水死 オング 声の文化と文字の文化 鹿島茂 新聞王ジラルダン サリンジャー バナナフィッシュにうってつけの日(ナイン・ストーリーズ所収) スラヴニコワ 超特急『ロシアの弾丸』、不死の人、2017 谷崎潤一郎 陰翳礼讃、文章読本、潤一郎訳 源氏物語 ドストエフスキー 死の家の記録、悪霊、カラマーゾフの兄弟 ドラクロワ ドラクロワの日記 バルザック ゴリオ爺さん フォースター 小説の諸相 マン トニオ・クレーゲル、魔の山、ファウスト博士、ブッデンブローク家の人びと 村上春樹 風の歌を聴け、ノルウェイの森、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 森鴎外 渋江抽斎、伊沢蘭軒、北条霞亭 ラブレー ガルガンチュアとパンタグリュエル 池澤夏樹個人編集 世界文学全集 河出 30巻 3.「Jブンガク」への招待 (中高生向け) (ロバート・キャンベル) 土佐日記 英訳 Tossa Nikki and shinsen waka 好色一代男 英訳 life of a sensuous man 蟹工船 英訳 the factory ship (沼野充義) 枕草子 キッチン 森鴎外 舞姫 カフカ 変身 キャンベル編 読むことの力 (読書ガイド) キャンベル 『Jブンガク 英語で出会い、日本語を味わう名作50』 8F837キ 市立837ジ 大学837.4C14j 六837ジ、漢文小説集、海外見聞集 カフカ 変身 ダムロッシュ 世界文学とは何か? 坪内 小説神髄 トールキン 新版 指輪物語 ナボコフ 賜物 沼野 W文学への世紀へ 平野 日蝕 村上 海辺のカフカ、1Q84 本居宣長 源氏物語玉の小櫛 四方田 「かわいい」論 リービ英雄 新宿の万葉集、万葉集、御伽草子、平家物語、ベーオウルフ 変身 2002年 ロシア 90分 4.詩を読む、詩を聴く (中高生向け) (飯野友幸) 西脇順三郎詩集 オースター 偶然の音楽 アメリカ名詩選 (沼野充義) ホイットマン おれにはアメリカの歌声が聴こえる 谷川 二十億光年の孤独 英語対訳版 シンボルスカ 終わりと始まり (読書ガイド) 飯野 アメリカの現代詩、ジョン・アッシュベリーー「可能性への賛歌」の詩 赤瀬川 『新解さんの謎』 県立 青森 市立 オースター 壁の文字 カポーティ ティファニーで朝食を サリンジャー キャッチャー・イン・ザ・ライ、ライ麦畑でつかまえて 須賀 遠い朝の本たち、須賀敦子全集 チャンドラー ロング・グッドバイ、さよなら、愛しい人 ツェラン パウル・ツェラン全詩集 ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟 ナボコフ 賜物 フィッツジェラルド グレート・ギャッツビー ホイットマン 草の葉 メルヴィル 白鯨 ルービン ハルキ・ムラカミと言葉 新明解国語辞典 古今和歌集 5.現代日本に甦るドストエフスキー (中高生向け) (亀山郁夫) ドストエフスキー 罪と罰 カフカ 変身 ブロンテ 嵐が丘 (沼野充義) ドストエフスキー 白夜 百年の孤独 池澤夏樹 マシアス・ギリの失脚 (読書ガイド) 亀山 甦るフレーブニコフ、終末と革命のロシア・ルネサンス、破滅のマヤコフスキー、磔のロシア、ドストエフスキー 父殺しの文学、『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する 江川 謎とき『罪と罰』 大江 洪水はわが魂に及び、『さようなら、私の本よ!』、水死 加賀 宣告、湿原、永遠の都 川上 ヘヴン スコリャーチン きみの出番だ、同志モーゼル スローニム ロシア文学史 高村 照柿、レディ・ジョーカー 辻原 許されざる者 ドストエフスキー 死の家の記録、地下室の手記、罪と罰、ハイ口、悪霊、カラマーゾフの兄弟 夏目 こころ ナボコフ ロシア文学講義 植谷 死霊 バーリン ハリネズミと狐 平野 決壊 フレイザー 金枝編 松本 ドストエフスキイと日本人 水野 マヤコフスキイ・ノート 村上 海辺のカフカ、1Q84 メレジコフスキー トルストイとドストエーフスキイ ラジンスキー アレクサンドルⅡ世暗殺
https://w.atwiki.jp/endevor12/
ようこそー。 ここはSF2を頑張っている?初心者(私)のプログのような物です。 どうぞごゆっくり。 ・・・質素だって? name ・rastrag1212 階級 軍曹 クラン 銀河宇宙戦慄部隊 フレ募集中ですぜ。
https://w.atwiki.jp/sf2sharp/pages/17.html
加入条件 1,IN率高めの方(目安として、週3~7。) 2,K/D 1.0↑推奨、サブ垢×(他のメンバーと差を出さないため。) 3,TS3が使える環境にある方(聞き専門の方は要相談。) 4,年齢18歳以上推奨 5,HP内の「NoKについて」に記載されいる規約を守れる方(読むのが面倒くさい人へ→最低限のマナー守れ!ってことです。) 6,長く共に活動できる方(ちょっとお試しで入隊したい!って方はご相談ください。) 7,皆で仲良く楽しめる方! 加入方法 1、マスターである★SHARP^ω^♪やメンバーへの友達登録orささやき 2、直接申請 ⇒その際はお手数お手数ですが、KD,年齢,HPや掲示板等、見た場所の記載をお願い致します。 3、Twitter or Skype Twitter⇒sf2_sh_kiss Skype⇒mkirta